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戦績 2013/06/29 試合①結果 詳細 時間:10 00~12 00 場所:大田区緑地2号面 相手:TeamYama打 結果 Y| 101 200 0 | 4 F| 215 040 X |12 勝:ゆだ(1勝0敗) 投手:ゆだ→しげ 個人成績(自己申告制) 打順 ポジ 名 打数 安打 本塁打 打点 三振 四死球 盗塁 打率 出塁率 1 遊 ゆーた 4 3 0 2 0 0 2 .571 .571 2 二 ゆーすけ 4 1 0 1 0 0 0 .333 .333 3 中投 しげ 4 2 0 2 0 0 1 .400 .455 4 捕 じゅん 3 0 0 0 0 1 0 .000 .250 5 一 よっしー 2 0 0 1 0 2 1 .000 .571 6 三DH タテ 4 0 0 1 0 0 1 .333 .333 7 右 ひろ 3 1 0 0 1 1 0 .286 .500 8 投中 ゆだ 3 2 0 2 1 1 2 .429 .600 9 左 モリ 3 1 0 1 0 1 0 .200 .333 10 DH三 ふち 3 0 0 1 1 0 1 .222 .300 試合 33 10 0 11 2 7 7 .303 .425 メンバのみ 26 9 0 9 2 6 7 .346 .469 名前 防御率 回数 失点 奪三振 四球 死球 勝負 ゆだ 17.06 5 4 2 2 1 勝 しげ 14.00 2 0 4 1 0 - 試合 4.00 7 4 6 3 1 勝 片仮名=準メンバ メンバ個人成績- ふぁんぶる@草オン 概要 初回いきなり先制されるも、打って走って取り返す。 流れをもらってビッグイニングを作って大量得点!! 守備も安定して、エラーはするものの良くカバーができていた。 投げては先発ゆだが最少失点で粘りの投球。 最後はしげが完璧に抑えて、今期初勝利をもぎ取った。 MVP:ゆだ 試合詳細の結果はこちら→ふぁんぶる@IKZ 総評 今回はテーマとしていた足を使った攻撃が良くできていた。 結果、大量得点に結び付き、チーム初の2桁得点。 投手も前回の反省を生かし、与四死球を4個で纏めたのが大量失点を防いだものと思われる。 挟殺プレーについて。 以前、守備側については連絡したが、今回攻撃側で発生。 攻撃時の挟殺プレーは下記を意識してプレーしてください。 一番前のランナーが挟まれた場合は、他のランナーは進めるところまで進んじゃってください。 挟まれたランナーは他のランナーが進むまで粘ってください。 他のランナーがベースまで来たら、あとは先の塁を狙ってそのまま突き進んでください。 生き残るというよりは、他のランナーを進めるという意識でお願いします。 前にランナーがいる状態で挟まれた場合は、前のランナーは守備側が挟殺プレーに意識が向いている隙に 次の塁を狙ってください。 ただし、守備側はその動きを警戒している可能性は100%に近いです。 それでも、意識を前のランナーに向かせることによって、挟まれたランナーが助かります。 つまり、生き残るようにプレーします。 その他の意識としては、挟まれたランナーは前の塁の付近ではなく次の塁の付近で戦うようにすると良いです。 そうすると、守備側に焦りが生じプレーが乱れる可能性が上がります。 写真
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『日曜の朝の訪問者』その① 日曜日ーーAM8 00ーー 窓に多量の水滴がついている。窓の外は雨だ。 今日は朝から雨が降っている。小雨だが太陽のないどんよりとした天気を作り出している。 コト 空条承太郎はルームサービスのコーヒーをテーブルの上においた。あまり美味いコーヒーではなかったが寝覚めには十分なものだった。 承太郎はテーブルの上の写真立てに目をやる。 そこにはDIOとの決戦前に取った5『人』の仲間達との写真が納められている。……もっともこの中で生きている仲間は自分を含めて3人。 そして、その内の1人もここ数年連絡がとれない。元気にしているとよいのだが…… 承太郎は感慨深く写真を手に取り見るとまたテーブルの上においた。 「やれやれ………『吸血鬼』か……」 『吸血鬼』…古代の石仮面が作り出す恐るべき怪物。身体能力は人間を遥かに凌駕するが、代わりに太陽の下にはでてこられない。また、特異な呼吸法が作り出すエネルギー『波紋』も弱点としている。 承太郎はこの『波紋』をもたないが代わりに、精神の力が生み出す生命力溢れる像のある『スタンド』をもつ。『スタンド』は様々な特種能力を持ち、 承太郎の『スタンド』……『星の白銀』は時を数秒止めるという史上最強の能力をもつ。 そして、かつて戦った『吸血鬼』DIOも同じ能力の『スタンド』を持っていた さて、なぜ承太郎ほどの男がこの麻帆良学園にいるのか?………ずばり『吸血鬼』の為である。 かつてのDIOとの戦いの後、承太郎はつまらない用事で行ったある地方都市で『スタンド』の関わった事件に遭い、『弓と矢』というものが『スタンドの発現』にかかわっているということを知った。 この『弓と矢』に射抜かれた生物の発現する『スタンド』の中にDIOをも超えるスタンド使いがいるかもしれない……そう考えた承太郎は世界各地を飛び回ってありとあらゆる『弓と矢』の情報を調べた。 その情報の中に何故かこの麻帆良学園で起こった『吸血鬼騒動』が含まれていた。 そして、それを発見した承太郎は噂の真意を確かめるべく単身麻帆良学園へと飛んだのだ。 「やれやれ………いやな雨だぜ……」 雨の時はあまりよいことがない。水のスタンドに追い詰められたこともあるし、殺人鬼と戦ったこともある、そして何より……『吸血鬼』の弱点である太陽が姿を隠してしまうからだ。 とは言っても何もしない訳にはいかない…… 承太郎は傘を持ってホテルの一室を後にした。 ←『日曜の朝の訪問者』その②へ
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【第①団】 1 隊構成 先発隊 26HR 27HR 後発隊 22HR 2 事前準備 機内預け入れ荷物前日運送 (1)日 時 平成24年11月24日(土) 午後1時~1時30分 (2)場 所 三島北高校事務室前ロータリ 3 期 間 平成24年11月25日(日)~11月29日(木) 5日間 4 集 合 (1)場 所 JR三島駅北口 (2)時 間 先発隊(26HR 27HR) 午前6時 後発隊(22HR) 午前6時30分 5 行 程 (1)11月25日(日) 先発隊 三島駅発6 26 → 成田空港着8 58 成田空港発11 05 → パリ着15 50 後発隊 三島駅発7 06 → 成田空港着9 28 成田空港発11 50 → パリ着16 25 (2)11月26日(月) 8 00~11 00 パリ市内半日観光 11 00~ パリ市内班別研修 19 00 ホテル着 (3)11月27日(火) 8 00~19 00 パリ市内班別研修 (4)11月28日(水) 先発隊 8 00~14 00 パリ市内班別研修 (専用車で移動) 空港発18 05 後発隊 8 00~15 00 パリ市内班別研修 (専用車で移動) 空港発19 30 (5)11月29日(木) 先発隊 成田空港着14 05 (専用車で移動) 三島北高着19 00 後発隊 成田空港着15 25 (専用車で移動) 三島北高着20 00 三島北高以外にJR裾野駅前、裾野市役所、JR三島駅北口、JR沼津駅北口に停車します。
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第04回トーナメント:決勝① No.4492 【スタンド名】 ドッグ・マン・スター 【本体】 脚蛮 醤(ギャバン ジャン) 【能力】 マーキングしたもの同士を同期させる オリスタ図鑑 No.4492 No.4861 【スタンド名】 フリーズ・フレイム 【本体】 サー・ヘクター・ギボンズ 【能力】 殴ったものの時間を「凍結」させる オリスタ図鑑 No.4861 ドッグ・マン・スター vs フリーズ・フレイム 【STAGE:酒場】◆QA0awCg7UM ギボンズ「フム……また『酒場』か」 舞台である寂れた酒場の入口の前で、『フリーズ・フレイム』の使い手、ヘクター・ギボンズは呟いた。 聞くところによるとどうやら今回は舞台が被る事が多いらしい。 ギボンズ「…と、言う事は相手の脚蛮 醤も酒場で戦っていたかもしれないな」 対戦対手の脚蛮 醤については決勝までの期間が空いたため、色々と調べてある程度の情報は揃えている。 しかし…彼のスタンドとトーナメントの顛末については一切の情報が掴む事は出来なかった。 ギボンズ「流石はトーナメント運営委員と言ったところか。どちらにせよ用心に越したことはない」 そう言いながらギボンズは酒場の中に入った。カランカラン、という戸の音に釣られ視線がギボンズへ集まる。 告げられた開始時刻から数時間前に訪れた為、人払いもしていない様だ。まぁ、いつも通りの事ではあるが。 ヘクター・ギボンズは前回も、そのまた前の戦闘もそうだった。事前に会場を調べ尽くし、策を練り、そして__『細工』をする。 彼からしてみれば至極当然の事だ。むしろ直前に来てその場に必死に順応しようとする奴らが理解できない。 彼を卑怯だと罵る奴もいる。しかしそうではないのだ。 そう彼を罵った奴は既に一人としてこの世にいない。卑怯だと罵り、そしてそのまま死亡した。 彼らはもうギボンズを糾弾する事は出来ない。 死人に口なし、死者に権利なしだ。 しょせん敗者の戯言に過ぎない。勝った者にどうあがいたところでその勝敗を覆す事は出来ない。 あがくとすれば勝利の為に、であろう。これまでギボンズはそうやって生きてきた。そしてこれからも。 ギボンズ(まずは…人払いからか) ギボンズ「ちょっといいかい?」 オヤジ「…あ?なんだオメェは?こんなトコにスーツを着込んでお出ましとは」 ギボンズ「いやね、これからちょっとした用事があるんだ。だからすまないが オヤジ「ヘッ!お高く留まりやがってよッ!オレはそういうヤツが一番気にくわねぇんだ!!」 ギボンズ「…そうか」 言わせてもらえば、ギボンズもこのオヤジが嫌いだった。礼儀に欠けた人間はこうも醜いものか。 それを表情に出す事もなく、ギボンズは手を懐に入れた。それを見て銃でも取り出すと思ったのか、オヤジはいきなり立ちあがった。 オヤジ「な、なんだ!やるってぇのか!?」 ギボンズ「違うよ、そうじゃない。 あなたには『これ』を受け取って欲しいんだ」 ギボンズが取り出したのは銃でも凶器でもなく__札束だった。厚みがわかる程の、札束。 オヤジ「!?」 ギボンズ「これを受け取ってこの酒場を出て欲しい。 他の酒場で飲み仲間にでも奢ってやってくれ。 どのくらい必要かな?一枚…二枚…三枚…」 オヤジ「いや、全部だ!全部くれ!!」 ギボンズ「……わかった。 ホラ、どうぞ」 オヤジ「ヘヘッ 気にくわねぇ奴だけどしょうがねぇ、貰ってやるよ」 そのままギボンズは札束を差し出した。もうオヤジは札束にしか眼がいってない。 醜い格好でフラフラとギボンズの方へ近づいてくる…一歩、二歩、三歩。 そこへ__ ギボンズ「……『フリーズ・フレイム』」 ドゴォ! 間抜けに近づいて来たオヤジへ、スタンドの一撃を加えた。 フリーズ・フレイム__能力は、『凍結』。殴られたオヤジも倒れる事なく、すぐさま凍結した。 ギボンズ「おいおい…大丈夫か? ホラ、札束は目の前にあるのに…ひょっとしていらないのかい?」 わざとらしく、凍結したオヤジに話しかける。もちろん返事が返ってくるはずもない。 そしてオヤジの首根っこをフリーズ・フレイムに掴ませた。 ギボンズ「そうか、いらないのか……なら、もう『出ていって』くれるかな?」 フリーズ・フレイムは ブンッ! とオヤジを店の外へと放り投げた。 そして凍結したオヤジは柔らかい地面へと突き刺さり__店を『出ていった』。 他の客を見回してみると、突然の出来事に皆呆然としている。 ギボンズ「__他にこの札束が欲しい人はいるかい? そこまで持ち合わせがないから、複数は勘弁してもらいたいのだが…」 客「…!? ヒィッ!」 言い終わる前に、他の客は逃げるように店を出ていった。これで人払いが済んだ。 カウンターに座り、一人残ったマスターに話しかける。 ギボンズ「事前に連絡が入っているとは思うが…ここを『舞台』として使わせてもらうよ」 マスター「は、はいぃ…」 ギボンズ「大丈夫さ、あなたに何かするつもりはない。 ただ店が壊れてしまうかもしれないから、これを修理代にでも使うと良い」 そう言って、ギボンズは先程の札束をカウンターに置いた。しかしマスターはそれを恐れる様に見つめ、絶対に手を付けようとはしなかった。 ギボンズ「…そうだ。対戦相手が来たら、『コレ』を飲ませてやってほしいんだが。店に置いてくれないか?」 そう言いながらウィスキーのボトルを札束の隣に置いた。蓋が既に空いたウィスキー。彼が持ちだすととても『危険』な物に見える。 ギボンズ「生憎私は酒に弱くてね。私は遠慮しておくが」 マスター「わ、分かりました…というか……その…」 ギボンズ「何だ?」 ???「そいつは悪いね、残念ながら『俺も』アルコールに弱いんだ」 ギボンズ「……?まだ客が残っていたのか?」 マスター「イ、イエ…」 カウンターから振り向き、テーブル席を見渡すと奥に一人、ベストを着た青年が座っていた。 席を立ちそこに向かおうとすると対戦相手__脚蛮 醤がこちらを振り向き、目が合った。 ギボンズ「君か。驚いたな、こんな時間にもう着いているなんて」 ジャン「それはこちらのセリフでもあるな。…俺はここを出て行かなくて良かったのかい?」 ギボンズ「いいや、ここにいて大丈夫さ」 ジャン「そうか、それは安心した。 __失礼、名前を伺いたい」 ギボンズ「…ヘクター・ギボンズだ、よろしく、脚蛮 醤君」 ジャン「へぇ、こっちの名前は先に知ってたのか。読みを説明する手間が省けて助かった。 よろしく、ヘンリーさん。 アンタもコーヒー、飲むかい?」 ギボンズ「いいや、コーヒーも遠慮しておくよ」 ジャン「毒なんか盛ったりしてないから、安心してくれていいぜ?」 ギボンズ「……今は、いいよ。単に喉が渇いてないだけだ」 ジャン「そう?」 皮肉を込めて言ったつもりだったが、ギボンズは特に反応しなかった。_そして、一言。 ギボンズ「君に勝ってから、マスターに美味しいヤツを淹れてもらうとしよう」 ジャン「………ふーん」 ……ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! その一言で、雰囲気が一変した。 ジャンは席を立ち、ギボンズの前、酒場の中央にて対峙する。 ジャン「まだ時間があるが…どうする? 待つのも退屈だし」 ギボンズ「そうだね…いい『暇潰し』があるといいんだが」 ギボンズはそう言って酒場の全体を見渡した。 何か有効活用できる物がないか探す為に。 ヒビが入った壁、埃が枠に積もった窓、木で組まれた床。 __変哲もない、寂れた酒場だ。相手が先に来て細工した形跡も特に見当たらない。 そして最後に、ジャンを見た。胸ポケットにある黒地のハンカチに目が行く。 ギボンズ「…その、ハンカチ」 ジャン「…? これか?」 ギボンズ「そうだ。 そのハンカチを使って、『暇潰し』をしないか?」 ジャン「気になるな、どういった方法で?」 ギボンズ「…『ルーザールース』という物だ」 ジャン「……」 ギボンズ「お互いがハンカチの両端を指で摘み、 殴り合う。 そしてルールは至って単純。 離したら敗け だ。 文字通りルーザー(敗者)が名誉をルーズ(失う)する、という『暇潰し』さ」 ジャン「…いいね。面白そう、じゃないか」 ギボンズ「普通と違うとすれば、私達がスタンド使いだという事かな? もちろん掴むのは私達だ。スタンドは自由にしていい。」 ジャン「オーケー、解った。 …その前に一つ」 ギボンズ「…何だい?」 ジャン「ここは店内、だぜ? その帽子、脱いだらどうだ…?」 ギボンズ「コレかい?」 ジャン「あぁ」 ギボンズ「……もし君が来ていなかったら待つ必要があったし、脱いだろう。 だが実際は予定より早くココを出る事になったんだ、一旦脱ぐ方が面倒なんじゃあないかな?」 ジャン「わかったよ。脱ぐ気はないって事か。 …じゃあ、やろうか?」 そう言いながらジャンは端を掴みハンカチをギボンズへ向けた。 ジャン(紳士的に見えてなかなか傲慢だな…自分に相当の自信があるんだろう) それに答えギボンズは近付き、ハンカチの反対側の端を掴んだ。 ギボンズ(少々生意気な小僧だな。 身の程をわきまえてない…) ジャン「…ところで」 ギボンズ「……何だ?」 ジャン「開始の合図みたいな物はあるのか?」 ギボンズ「さぁ? 強いて言えば私が掴んだ時点で『開始』なんだと思うのだが」 ジャン「…ッ!? 『ドッグ・マン・スター』!!」 ズオォッ!! 慌ててジャンは自身のスタンドを出し相手に突撃させる。2m程しかない超至近距離。混戦は必須であろう。 が、しかしそれに対してギボンズは冷静に、スタンドを出す訳でもなく__ハンカチを引っ張った。 ジャン「うぉっ!?」 手からすり抜けようとしたハンカチを慌てて追い、姿勢を崩してしまった。 そのスキを逃がさんとばかりにギボンズが攻める。 ギボンズ「『フリーズ・フレイム』…!!」 ジャン「ッ! ガード!!」 ボグゥ! 攻めに入っていたドッグ・マン・スターでフリーズ・フレイムの攻撃を無理に受け、ジャンは後ずさる。 ジャン側の攻撃は掠めた程度の不発に終わってしまった。開けられる距離をたっぷり開けた後、ギボンズは言う。 ギボンズ「フゥー…酷いじゃないか、醤君。 まさか不意打ちされるとは思ってもみなかったよ」 ジャン「…どっちがだ ……ッ!?」 ギボンズ「あぁ、早速私のスタンドの能力が効いて来たようだね」 ジャン(肩が……思うように動かねぇ…!) 先程フリーズ・フレイムの攻撃をガードしたのはドッグ・マン・スターの右肩。それに合わせてジャンの右肩が凍結し出してきた。 ジャン(部分的だがさっきオヤジにしてみせたのと同じ症状か…てことはデカいダメージを受けるとヤバいな…) ギボンズ「そういえば君は、私の能力を先程盗み見たんだっけか… 酷いねぇ。卑怯なヤツだ。思わず殺してあげたくなるよ」 ジャン「…くっ!」 ズビュン!! フリーズ・フレイムの拳が、ジャンに向かって何度も振りかざされる。 ゴッ! ドガガッ!! それを全てドッグ・マン・スターの肩で受けきるが、鈍いダメージが体に浸透してきてしまう。 浸透したダメージは凍結へと繋がり、上腕部まで凍結が達してしまった。 ビキビキッ! ジャン(マズい…このまま右腕がイッちまうと、ハンカチを掴み続ける事が…… 何より主導権を握られてしまったのがマズい!こちらから切り出せるタイミングを探さないと) ギボンズ「安心したまえ。右腕が全て凍結してしまえばハンカチを離す事も無くなるのだから。 私は君の死体からハンカチをむしり取る事に…するよッ!」 フリーズ・フレイムの連打を浴びせていたギボンズだが、今度はいきなりハンカチを横に引っ張った。 それに釣られて引き延ばされ、がら空きになった右腕へと直接フリーズ・フレイムのチョップを喰らわせようとするが… ジャン(ここだッ!!) ジャン「うおおぉぉぉ!!」 ギボンズ「なにッ!!」 ダダッ!! 横に引っ張られた勢いのまま、その方向へとジャンは倒れる様に進んだ。 予想外の動作にギボンズは必死でハンカチを掴む。…が、ジャンよりも体勢が不利なのは明白だ。 ジャン「ッオラァ!!」 ドシュゥ!! ギボンズ「ぐゥッ!!」 ドッグ・マン・スターの蹴りをまともに喰らったギボンズは後ろに吹っ飛びそうになる。 しかしハンカチで繋がっている為、ジャンを巻き込み、ハンカチが極限に張る形で二人を支えた。 ビィィィィィィイン…!! ジャン「盗み見る形でアンタのスタンド能力を見ちまって悪かったよ」 ギボンズ「……」 ジャン「だから今教えてやる。 俺の能力は 『同期』 だ。 だからこんな風にマークを付けた物を壊せばよォー…」 ドッグ・マン・スターは近くにあったテーブルに★マークを付け、そのまま勢いよくテーブルを叩き割った。 バキィ! そしてテーブルが崩れ落ちると同時、ギボンズの目の前を『何か』が通り過ぎ、落下した。 ……ハタリ。 ギボンズ「ッな…なにィィッ!?」 ジャン「やっぱりよォ~……室内じゃ帽子、脱ぐべきなんじゃねぇのかな? それが最低限の『礼儀』ってモンだ」 落ちたのは、テーブルと同じように真っ二つになった帽子だった。 丁度分かれ目のところに、★マークの亀裂が入っている。おそらく、先程のドッグ・マン・スターの攻撃が頭に掠ったせいで付いたのであろう。 ギボンズ「………こ…」 ジャン「でもそんなに『後退』してちゃ隠したくなるのも分からないでもない。…なぁ、ヘクターさん?」 ギボンズ「この小僧がァ!!!舐めやがってェェェ!!!!」 その一言に、ギボンズは爆発した。この道に入ってからここまで馬鹿にされた事はなかった。 今すぐ目の前のジャンをこの世から消さないと、どうやっても気が済まなかった。 ギボンズ「ぁぁぁああああブッ殺す!!ブッ殺してやるぞこのガキがああああああああああああああああああ!!!!!!」 ジャン(…来るッ) ギボンズ「『フリーズ・フレイム』ッ!!」 フリーズ・フレイム『ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』 ジャン「『ドッグ・マン・スター』ッ!」 ドゴドゴドゴドゴッ! 激昂したギボンズをそのまま映したかの様に、フリーズ・フレイムの拳が弾幕の様に飛んでくる。 しかし冷静さを欠いたその攻撃は一直線で、酷く単調な物だった。 ジャン(これならどうにかッ…!) ヒュッ!ヒュンッ!! そのいくつかをかわし、いくつかをいなしながら弾幕を掻い潜り、穴を見つけようとする。 そして… ジャン「そこだァ!!」 __ドゴッ!! ドッグ・マン・スターのまだ正常に動く左拳が、フリーズ・フレイムの脇を捕えた。 だが一発入ったところで、ギボンズの激怒は止まる事がなかった。 ガシィッ! 逆にその腕をホールドされてしまい、ドッグ・マン・スターは身動きが取れなくなってしまった。 ジャン「クッ…」 ギボンズ「これしきの攻撃ィッ!まったく気にならんッ!! それではこっちの腕も……頂くぞッ!!」 ボグゥ!! フリーズ・フレイムの拳が、ホールドしたドッグ・マン・スターの左肩に突き刺さった。 今度は防御の体制もなっていなかったので、深く凍結が進行してしまった。 ビキビキビキビキ…… ジャン(ヤベェ…両腕が満足に動かな…) ギボンズ「フー………これで安心して君を殺す事が出来る…」 ドッグ・マン・スターをフリーズ・フレイムにホールドさせたまま、ギボンズはジャンの前に立った。 途中で落ちた帽子を一度拾ったが、その破れ様を見て投げ捨ててしまう。 ギボンズ「…さて、どうしようか?ひと思いに殺してしまうのも面白味に欠ける。 君からも何か面白い死に方の提案はないのか?」 ジャン(何か…何かこの状況を打開できる物はないのか。 ……!) ギボンズ「どうした?何か喋りたまえ。 口まで凍結が進行した訳でもあるまい」 ジャン(『コレ』なら…!) ギボンズ「…つまらん。実につまらん。 君は自分の死に方に興味がないというのか? もういい、この銃で頭を撃ち抜いてしまおうか…」ゴソ… ジャン「!」 そう言いながらギボンズは懐に手を入れ、銃を取り出そうとする。 ジャンはその隙を逃さず、後ろに大きく距離を取った。 ギボンズ「ッ!」 ガシャン! さっきまで二人の間でたわんでいたハンカチがいきなり引っ張られ、その拍子に銃を落としてしまう。 ギボンズ「小癪な…コレがある限り、逃げる事は出来んと言うのに!!」 ジャン「そうだ……『コレ』がある限り、な!」 ギボンズはハンカチを引き、ジャンを引き寄せようとする。 それにジャンは抵抗し、ハンカチは今にも破れそうな程引き延ばされた。 一方でホールドされていたドッグ・マン・スターだったが、下半身は全くのフリー。 一度床に足を付けると、もう一度その位置を思い切り踏み込んだ。 その勢いで『床』に穴が空き…… ピシッ! ビリビリビリィ!! 同時に『ハンカチ』に突然小さい穴が空き、それが切っ掛けとなり二人の力に耐える事が出来ずついに破れてしまった。 ギボンズ「!?」 ジャン「ッらああああ!」 いきなり支えを失ったせいでバランスを崩してしまったギボンズだが、対するジャンはそれが分かっていたかのように体勢を素早く立て直した。 そしてジャンは身動きが取れない自身のスタンドをよそにギボンズの方に駆け寄り、思い切り頭突きをかました。 ゴッ! ジャンの頭突きはギボンズの鼻をへし折り、勢いに耐えかねて二人は床に倒れかかった。 ギボンズ「ガァッ!!」 ギボンズ(こいつ…!まさか同期でハンカチに穴を空けたのか!? だが、何時の間に… そして腕が動かないからといって頭突きをしてくるとは!) フリーズ・フレイムはドッグ・マン・スターを離し、ジャンの首根っこを掴んでギボンズから引き剥がした。 腕が上がらず、抵抗も出来ずにどう考えても状況は絶望的だというのに、笑みを浮かべてギボンズを見ている。 ジャン「へっ、鼻血が出て大層な男前になったじゃねぇかよ、ヘクターさんよ…?」ニヤニヤ ギボンズ「黙れ」 ジャン「もちろんさっきのは俺の『同期』だぜ? 俺のドッグ・マン・スターは足でマーキングを付ける事も出来る」 ギボンズ「黙れ…」 ジャン「それがハンカチと同期して、床に空いた穴と同じ位置に穴ができたって訳だ」 ギボンズ「黙れ!もうお前の声など聞きたくない!!」 ジャン「…いつ、俺がハンカチにマーキングしたかわかってるかい?それは… __ドゴォ!!! ジャンが言い終る前にフリーズ・フレイムの拳がそれらの全てを吹き飛ばした。そして殴った勢いで壁に打ち付けられた。 全身が凍結したジャンは、その姿勢に固められたまま動く事はなかった。皮肉にも、凍結のお陰で絶命は免れたのだが。 しかしギボンズは落ちていた銃を拾い、ゆっくりとジャンの方へと近づいていく… ギボンズ(もう『暇潰し』などどうでもよい! 今すぐ凍結を解除して、コイツの頭を撃ち抜いてやるッ!!) そう思い銃口をジャンへと向けるが、ジャンがもたれかかっている壁、その上にある埃で汚れた窓ガラスを見て、思わず硬直してしまった。 そこに映っているのは自身の醜い顔だった。鼻が折れ、無様に血を流しているからではなく__殺意に満ち歪んでいるのがギボンズを硬直させた。 これではまるで、『あの男』と変わらないではないか。 殺意に満ち、自信に溺れた愚直な『あの男』に。 『あの男』の下につきながら誰よりも『あの男』を憎み、失脚につけこみ全てを我が物にしてやったというのに。 『あの男』から__そんな『くだらない』ものまで受け継いでしまったというのか。 ギボンズ「いかん、私らしくもない…こんなもの、所詮『暇潰し』ではないか……そう、暇…つぶ……!?」 正気に戻ったギボンズは、自分の手に千切れたハンカチがない事に気付いた。 先程倒れた場所を振り向くが、何もない。辺りを見渡すがそれらしきものは見つからない。 そして最後に、ジャンへ目がいった…… ジャンの左手が、中指を立てたまま凍結し、そして『何か』を掴んでいた。 取り上げてみると…それはやはり千切れたハンカチであった。右手には彼が元々掴んでいたハンカチがちゃんと残っている。 ギボンズ「いつの…間に…… まさかあの頭突きは近付いてコレを奪う為のフェイクだというのか!?」 ジャンの顔は、笑みを保ったまま凍結している。__勝利を確信した、笑み。 ギボンズ「そうか……私はまんまとしてやられたという訳か。」 もう一度ハンカチを見ると、黒い生地にうっすらと★のマークが見えた。 おそらく、彼はこれを『同期のトリガー』として最初から持っていたのであろう。それが逆に活躍した訳だ。 __完敗だ。怒りに目が眩んで勝負を忘れかけていた事も、相手の『仕掛け』に気が付かなかった事も。 ここで彼を殺してしまったら、ますます愚かな道化になり下がってしまうであろう。 ギボンズは銃を懐にしまい、鼻の位置を無理矢理戻して整え、顔をきれいに拭いた後、隅でうずくまっているマスターへ声をかけた。 ギボンズ「スマナイ、結局テーブルと床が壊れてしまったね。弁償はそれでしてくれ。 …あと、彼が目覚めたらここで一番高い酒を奢ってやってくれないか? 釣りは全部、貰ってくれていい」 返事を待たずに、ギボンズは店を後にした。これからの事を、考えながら。 ギボンズ(これでおそらく私も幹部失格だろう。 …だが、それでいい。 もう一度、イヤ、何度でも自分の力だけで這い上がってやろうじゃないか…!) 【スタンド名】 フリーズ・フレイム 【本体】 サー・ヘクター・ギボンズ 酒場に姿を現さず失格負け ★★★ 勝者 ★★★ No.4492 【スタンド名】 ドッグ・マン・スター 【本体】 脚蛮 醤(ギャバン ジャン) 【能力】 マーキングしたもの同士を同期させる オリスタ図鑑 No.4492 < 第04回:決勝② > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]
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第16回トーナメント:予選① No.6297 【スタンド名】 ネクスト・アルカディア 【本体】 ネプティス・アヌヴィッシュ 【能力】 対峙したものの能力に合わせて「定向進化」する オリスタ図鑑 No.6297 No.430 【スタンド名】 M・E 【本体】 メルビス・リート 【能力】 対象の排除or状況の打破に必要なモノを本体に与える オリスタ図鑑 No.430 ネクスト・アルカディア vs M・E 【STAGE:コンサートホール】◆gQH3H.T5K2 ‥‥‥私は負け続けた女― 彼女の名は「ネプティス・アヌヴィッシュ」。 「ネクスト・アルカディア」という名のスタンドを持つ、スタンド使いである。 ‥‥‥どうして俺、こんな目に遭わなきゃいけないんだ― 男の名は「メルビス・リート」。 彼もスタンド使いである。その名は「M・E」。 ** 「ここ‥どこだ‥?」 夕方。メルビスは家に帰るところであるが、途中で道に迷ってしまった。 あまり行かない場所へ行くことになった為、地図を使って目的地まで行くことは出来ても、 帰りの途中でそれを無くしてしまい、帰り道が分からなくなってしまった。 「えーと、俺の家は‥。」 やはり何処へ行けばいいのかわからない‥。 「‥こんなときは」 メルビスは『M・E』に頼むと、『M・E』は地図を出した。 『M・E』。メルビスのスタンドである。 ‥なのだが、メルビスは自分がスタンド使いであることを知らない。 その為、スタンドが見えるにも関わらずスタンドのことも知らず、『M・E』は人だと思っている。 「あなた、スタンド使いですね?」 「‥‥‥へ?」 メルビスは振り向くと、一人の男がいた。 「え、えっと‥‥どちら様でしょ?」 「私は『オリスタトーナメント』の者です。」 「オ、オリスタ‥トーナメント?は、はぁ‥」 その男は改まって言った。 「貴方はそのトーナメントに参加する資格があります。」 「さ、参加する‥資格?」 メルビスは急に『参加』の勧誘をされてあたふたしてしまう。 「そうです。」 「急にそんな事いわれても‥‥そもそも――」 「ルールは簡単。『スタンド使い同士を戦わせて、倒したほうが勝ち』という単純なものです。」 「ス、スタンドって何だよ。」 「貴方はスタンド使いではないのですか?」 「ち、違う‥。」 メルビスは『スタンド』というモノを知らない。 「あるじゃないですか、さっき出してたでしょう?」 「え‥‥‥。」 「さっきの『人間ではない、人型の何か』を。」 それが『スタンド』である。 「えっとその‥‥『M・E』のことを言ってるの?」 「『M・E』‥それが貴方のスタンドの名前ですね。」 「スタンド‥てか、『個性的な姿の人』‥です‥。」 「ほう‥個性的な‥。」 男は言う。 「この、貴方が言う『個性的な姿の人』があれば、参加が出来ます。」 「いや参加しないって!」 メルビスは逃げようとする。何をされるか分からない予感がした。 「ふむ‥ここにいるスタンド使いはあなたと『もう一人』しかいませんがね。」 「じゃあそいつにやれよ!」 「ふっ‥もうその人は決定しています。」 「‥‥‥。」 「あなたはそのスタンド使いと戦わせていただきます。」 「い、嫌だ!」 「なら仕方がありませんね。」 ドスッ! 「ウッ‥‥‥!」 メルビスは腹を殴られて気絶してしまう。 「負けてもいいですよ、貴方が真面目に戦えば。戦いに勝者がいれば敗者もいる。 敗者は勝者の糧となり、勝者は次の戦いへ挑みます。 ‥平たく言えば、貴方も、貴方の相手も、言わば物語の登場人物に過ぎないでしょう。」 ** ここは喫茶店。ネプティスの常連の店である。 彼女はいつものコーヒーを飲んでいる。 「‥ところで、ネプさん」 喫茶店の店長から声をかけられ、ネプティスは店長の方に顔を向ける。 「あんた、確かスタンド使いって奴だよね?」 「‥そうだけど?」 店長はズボンのポケットから一枚の紙を出し、それをネプティスに差し出した。 「今朝さ、何か変なお客さんが来て、これをネプさんに渡せって頼まれたんだ。」 紙に書いてあるのは、「オリスタトーナメント」という名の大会についての事だ。 「‥オリスタトーナメント?」 「そのお客さん曰く、スタンド使いの大会だそうな。優勝すれば何が貰えるかは分からないけど。」 「‥‥‥‥‥。」 ネプティスは言う。 「このトーナメントは、何処でやるの?」 「え、書いてないの?」 「書いてない。」 ネプティスはその紙を店長に見せる。開始時間と開催場所は書かれていなかった。 「‥‥そうか‥‥‥。」 急にトーナメントの紙を渡されても、開催場所などの基本的なことが書かれてなかったら意味が無い。 「貴女が、オリスタトーナメントの参加者ですか?」 ネプティスが振り向くと、一人の男がいた。 「‥何?」 「申し遅れました。私はオリスタトーナメントの運営の一人です。 貴女が持ってるのは、トーナメントの参加の招待状ですね?」 「コレの事?」 ネプティスはその男に、持っている紙を向けた。 「そうですそうです。コレが招待状となっています。 ‥で、貴女は参加しますか?」 「‥‥‥。」 「あのー、お客さん。」 店長が言う。 「参加といっても、場所が‥あと、時間も書いてないんですけど。」 「開始時間は今夜。場所は‥‥そうですね。」 男は一瞬考えた後に言った。 「場所はコンサートホールです。」 「コンサートホール?」 「そこって確か、店の近くの‥。」 「そうです。そこが開催場所であると同時に、貴女の対戦場所となります。」 「対戦‥場所‥?」 男は店長に向かい、お金を出した。 「ごちそうさまでした。」 「ん、あ、ああ。」 男は金を支払い、店を出ようとした。 「待って。」 ネプティスは男を呼び止めた。 「貴方、一体何者なの?」 「いずれ分かりますよ。優勝すれば‥ね。」 男は店を後にした。 「‥ネプさん、どう思います?」 「どうって‥。」 「僕はスタンド使いじゃないから何も言えないけど、何かありそうな気がするんだよね‥。」 「‥‥‥‥‥。」 ネプティスはもう一度、その紙を見る。 「オリスタ‥トーナメント‥。」 ネプティスはグラスに残ったコーヒーを飲み干した。 「ごちそうさま。」 ネプティスは金を支払った。 「ああ。えーと、お釣りお釣り‥‥‥‥‥‥‥‥ネプさん。」 店長が言う。 「ホントに行くの?」 「‥‥‥。」 「まあ、無理に行かなくてもいいんじゃないかな。何か意味深的なこと言ってたけど、 どうせ別に大したモノじゃないし。」 ネプティスは店長からお釣りを貰った後、店を出た。 「‥オリスタトーナメント‥‥‥。」 ネプティスはオリスタトーナメントの紙を見ながら歩き、帰る‥のではなく、何気なくその場所へ向かう。 あの運営が言う場所、近くの「コンサートホール」。 「ここか‥。」 しかし、正面の自動ドアは開かない。他の所から入るのだろうか。 ネプティスはホールの裏側へ向かう。 「まさか、対戦相手が先に‥って感じかしら。」 ドアが開いていた。 ** (ここに、いるのね‥‥‥。) ネプティスがいるのは無人のコンサートホール。何故ここにいるのかは訳がある。 彼女は、自分のズボンのポケットから小さく折りたたんだ紙を広げる。「オリスタトーナメント」の紙だ。 その内容を要約すると、『トーナメントに優勝して一番のスタンド使いになろう!』というものであり、彼女はそれに参加するためにここへ来ている。 カフェで会った、トーナメントの関係者らしき人物から聞いた話によると、対戦場所はこのホールらしい。 「‥‥‥‥‥。」 彼女が聞こえるのは、「自分の呼吸」と「自分の足音」だけ。 (‥‥‥お前‥‥‥‥弱いな) 「!」 ネプティスは不意に目を瞑る。 「‥‥‥。」 急に聞こえた、自分の心に突き刺さる言葉。 スタンドを得た今は、「その事」は無いと思っている。 「私は‥弱くなんかない。」 ** 「‥ん‥‥。」 メルビスは目を覚ます。 気が付くと、何処かで見慣れたような場所にいた。 あるのはいくつかの椅子に観葉植物。男はその椅子の上で寝ていた。 「俺‥何でこんな所にいるんだ?」 思い出してみる。ここに来た経路を。 「確か俺、誰かさんに話しかけられて‥それで、なんとかに誘われて‥それから‥‥。」 記憶があやふやで思い出せない。 「‥‥‥ダメだ、何も思い出せない。」 メルビスは頭を抱える。 「不幸だ‥。」 メルビスは不幸な人間だ。 買って食べようとした豆腐で大怪我、シャーペンの芯が手のひらを貫通、 角を曲がろうとして人にぶつかり頭を打つ‥‥‥。 「あ、『M・E』‥。」 『M・E』。彼を支えてくれる、「個性的な姿の人」である。 困った時はいつも助けてくれた。 『M・E』はメルビスのズボンのポケットに手を入れる。 「‥?」 ポケットに何か入っていて、それを取り出して男に渡した。 一枚の紙である。その紙に書いてあるのは‥‥‥ 「オリスタ‥トーナメント‥‥‥はっ」 メルビスは思い出した。 「そうか‥確か俺、そのオリスタトーナメントっていうやつに誘われて‥ んで断ったんだが、いきなり、えーと‥‥‥いてて。」 何で眠らされたかはわからない。しかし、腹に少し痛みがある。殴られたように。 「そんなことはどうでもいい。とにかくここを出ないと‥‥。」 メルビスは扉を開けた。 ** ネプティスは振り返る。 一人の男が立っていた。 「‥あんたは‥?」 「対戦相手でしょ?貴方。」 「な‥。」 メルビスは驚く。 「何を‥‥‥。」 「貴方、名前は?」 「‥‥‥。」 「私はネプティス。」 「‥メルビス・リート。」 ネプティスが言う。 「貴方が私の対戦相手のスタンド使いね。」 「ス、スタンド?え‥」 「あんたが私の対戦相手じゃないの?」 メルビスがスタンドのヴィジョンを出す。 「あるじゃない。」 「‥個性的な姿の人だ。」 「個性的な?‥ふーん。」 ネプティスも、自分のスタンドを出した。 「ひっ!あ、あんた‥‥!」 「これが私のスタンド『ネクスト・アルカディア』よ。」 メルビスは状況をある程度把握した。 彼女にも「個性的な姿の人」と同じものを持っていることを。 「‥‥‥‥‥。」 メルビスは構える。 「戦闘開始よ!」 ネプティスの一言と同時に走り出し、『ネクスト・アルカディア』がメルビスを襲う。 「うわっ!!」 メルビスは間一髪でスタンドのパンチをかわした。 「た、助けて!M・E!!」 『M・E』の手から工具が出現する。 「な、何?スパナ‥?」 「これで戦えと‥?」 メルビスは『M・E』が持つ工具を自分で持ち、ネプティスに向ける。 「卑怯よ!スタンドで戦わずそれで!」 「これがM・Eなんだよ!」 ネプティスが舌打ちする。 (相手は工具を‥‥でも‥‥‥!) ネプティスはメルビスに向かって歩き、『ネクスト・アルカディア』で攻撃する。 『M・E』が『ネクスト・アルカディア』の拳を受け止め、メルビスがネプティスにそれで殴りつける。 「‥!」 工具がネプティスの腕を掠る。彼女の腕に擦り傷を負う。 「‥やってくれるわね。」 「‥‥‥‥‥。」 「ここからが本番よ!」 『ネクスト・アルカディア』の手からカッターナイフを3本出す。 「な、何だって‥!?」 「これが私の能力。あなたのを使わせてもらうわ。」 『ネクスト・アルカディア』が、持っているカッターナイフをメルビスに投げる。 「!!!」 メルビスの腕が切れて出血し、くすんでしまう。 「覚悟しなさい!!」 ネプティスの『ネクスト・アルカディア』がメルビスを襲う。 が、『M・E』が『ネクスト・アルカディア』を殴り、彼女を観客席へふっ飛ばした。 「あああっ!!」 「あ、『M・E』!よかった‥。」 『M・E』が持ってるのは包帯。 メルビスはすぐにそれを取り、腕に巻く。 「くっ‥!」 ネプティスが『ネクスト・アルカディア』で自身を受け止め、下ろした。 「こんな所で‥‥‥‥!!」 (‥‥‥‥‥‥無様だなあ、お前) 「!!」 ネプティスは急に何かを思い出す。嫌な思い出を。 自分の頭を何回か叩く。 (わ、私は負けない‥っ!!) ネプティスは呼吸を整える。 突然聞こえた声を聞かなかった事にしたい。そう思った。 ネプティスはメルビスを睨み付けた。 奴さえ倒せばいい。それ以外のことは考えてはならない。 何かを考えてしまうと絶対に負ける。 (ここは逃げるか‥。) メルビスは上手のほうへ逃げ、さっきここに入った扉を空けようとした。 「‥!?」 扉が開かない。さっきまで開いてたのに。 「な、待ちなさい!」 ネプティスはメルビスを追う。 「く、くそ‥!」 メルビスは上手へ逃げる。そこへの扉は開いていた。 ** 舞台裏の上手。かなり暗いが、なんらかの標識やら椅子やらがある。 「くっ‥ここで死ねるか‥!」 メルビスのスタンド『M・E』は「消火器」を持っている。メルビス自身はまだ包帯を巻いていた。 「そんなもの持ってどうする気?私に吹きかけるか殴るの?」 『M・E』は、その消火器をネプティスに放り投げ、それを殴った。 プシャアアアァァァァ!! 衝撃で消火器が割れ、煙が勢いよく出る。 「うっ!」 煙を撒き散らされ、視界が真っ白になる。 (今だ‥!) 辺りの視界が余計に悪くなり、その隙にメルビスがネプティスの後ろを取ろうとする。 「あっ!‥」 ドサッ メルビスが躓いて転倒してしまう。 「!そこね!ネクスト・アルカディアッ!!」 『ネクスト・アルカディア』のパンチがメルビスを襲う。 「‥‥‥!!」 メルビスは攻撃を転がって間一髪でかわし、自分も『M・E』で応戦する。 『M・E』はネプティスを殴ろうとするが、それを『ネクスト・アルカディア』で防がれる。 「くっ‥!」 『M・E』の方がパワーを上回っており、スタンド受け止めても仰け反る。 「まだよ‥ッ!」 ネプティスは、一旦スタンドを引っ込める。 「なっ‥!?」 そして、『M・E』のパンチをギリギリでかわし、勢いあまってよろけたメルビスを頭突きで顔を殴った。 「っうふぐえへあぁ!」 メルビスは後ろへ倒れる。 「ぐっ‥‥。」 ぎりぎり頭を打たなかったが、背中をぶつけた衝撃で頭に振動がくる。 「くそっ‥‥‥。」 メルビスは、そのまま煙の中へ逃げた。 「また逃げた‥!」 ネプティスは目を擦る。しかし、メルビスの姿が見えない。 「‥何処へ隠れたの!?」 ** (こ、殺される‥!) メルビスは頭を抱え姿勢を低くして、束ねた椅子の影に隠れている。 恐怖している。戦わなければ、殺されるだけだと。 (どうすれば‥。) メルビスは『M・E』を見た。 持ってるのは消火器。 (‥‥‥やってみるか‥。) メルビスは『M・E』からそれを手に取る。 目に映るのは、煙の中にいる人影。煙は段々薄くなってきている。 (何とかして、ここを出ないと‥でも、まずは‥。) メルビスはその人影を見て、近づくチャンスを窺う。 (今だ!) メルビスは消火器を手に、ネプティスに向かって走る。 「!!」 ネプティスはこちらへ向かっていくメルビスの方を向いた。 「なっ‥っ!」 「いけ!くらえっ!」 ネプティスは『ネクスト・アルカディア』を出して迎撃しようとする。 ブシャアアァァァ!! メルビスは消火器のホースをネプティスに向け、煙を噴射した。 「う‥‥‥っ!!」 ネプティスは顔に煙がモロに受けて怯む。 メルビスは『M・E』で、ネプティスを殴った。 ドカッ!!! 「うぐっ!!‥‥‥」 ネプティスはパンチを自分の腕で防ぐが、スタンドのパワーによるパンチに耐えれるはずが無く、 片方の腕を骨折してしまう。 「ぐうぅっ!!!く、くそ‥‥‥っ!」 ネプティスは殴り飛ばされ、舞台上に出た。 「まだ‥‥戦える‥‥‥ッ!!」 ネプティスは起き上がり、『ネクスト・アルカディア』を出す。 自分の片腕が怪我している為、同時にスタンドも片手しか使えない。 メルビスも、上手から舞台上へ出た。 「いい気にならないで!私は負けないから!!」 『ネクスト・アルカディア』は手からレンチとギプスを出し、ギプスをネプティスに渡した。 (まさかあいつ‥『M・E』の「能力」をコピーしてるんじゃ‥‥‥。) メルビスはそう思ったが、それは間違いである。 『ネクスト・アルカディア』の能力は、「対峙したものの能力に合わせて「定向進化」する能力」。 『M・E』の能力「本体を困らせた対象の排除と状況の打破に必要なモノを本体に与える能力」を、そのスタンドによって 「本体を困らせ本体が敵対している対象の排除に必要なモノを出現させる能力」となっていた。 「これで終わらせるッ!いけーっ!!」 『ネクスト・アルカディア』はレンチをメルビスに思いっきり投げつけた。 「!!!!!」 ガキイィンッ!!! メルビスには間一髪ギリギリ当たらなかったものの、当たりかけたショックで倒れて戦意喪失してしまい、ダウンする。 「い、嫌だ‥死にたくない‥だ、誰か‥助けて‥‥‥。」 その後、メルビスは気を失い、『M・E』も消えた。 「‥‥‥勝ったの‥?」 ネプティスは倒れているメルビスを見る。 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」 これで良かったのだろうか? 相手は確かに対戦相手。しかし、相手は本気で自分と戦おうとはしていない。 というより、相手は自分を対戦相手とは見てなかった。が、自分は一方的に攻めて‥‥‥。 まるで、自分が「悪」、「悪い奴」であるように思えた。 「わ、私は‥‥‥。」 もう一度、メルビスを見る。 彼は、何処かで見たような人物に似ていた。 ** カタッ パンパンパン‥‥‥ 扉が開き、拍手の音が聞こえる。 「お見事お見事。ネプさん‥じゃなくて、ネプティスさん。」 その男は、カフェで会った運営の男だ。 「‥‥‥‥。」 ネプティスは無言で男を見る。 「貴女はオリスタトーナメント予選を勝ち抜きました。」 男は倒れているメルビスに近づく。 「‥‥何する気?」 ネプティスは言う。 「おっと失礼しました。まだバトルの途中でした。」 「途中?」 ネプティスはメルビスを見る。 「メルビス・リート、まだ生きてますが?」 「それがどうしたの?」 「トドメを刺さないんですか?」 「トドメですって?」 メルビスは気絶しているだけでまだ息はある。 「‥‥‥。」 「そうですか。でしたら。」 男はメルビスを抱える。 「な、何するの‥‥!?」 ネプティスは彼を止めようとする。 が、男は入ってきた扉へいく。 「彼の事は、私が『処理』しましょう。」 「なっ‥‥‥!!?」 『処理』。恐らく、メルビスは『殺される』のであると思った。 「しょ、処理って、あんた‥‥‥‥‥!?」 ネプティスは戸惑いを隠せなかった。 「ネプティスさん。あなたの勝ちです。」 「か、勝ちって‥。」 男は服のポケットから紙を出し、それを地面に放り投げた。 「次の対戦場所と予定時間。この紙に書いてますので。それでは、これで失礼します。」 「ま、待ちなさい!!」 男は出て行き、扉を閉めた。 「ちょっと!ねえ!!」 ネプティスは扉を叩く。ノブを回しても、鍵を掛けられて開かなくなっている。 「くっ‥‥‥!」 ネプティスは項垂れる。 ** この女うぜぇ‥弱っちぃ癖に生意気言いやがって ビッチすぎだなおい、レイプしても価値ないぜ ネプティスちゃんよぉ‥‥あんま調子に乗るなよ 「う‥‥‥うう‥‥‥‥‥」 泣いている。 「私が‥あの人を‥‥。」 メルビスが誰かに似ていること。 過去の自分だった。 「私が‥あの人を‥助けてあげられなかった‥‥‥。」 ネプティスは、悲惨な過去を歩み続けた自分と同一のようなメルビスを、助けることが出来なかった。 助ければ、彼を仲間として受け入れたのに。 その罪悪感から、泣き崩れてしまった。 「う‥うう‥‥‥‥‥‥‥‥うわあああああぁぁぁ‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」 ネプティスは目を擦って涙を拭き、男が落とした紙を見る。 今度は対戦場所と時間が書いてあった。 が、ネプティスは疑問に思う。 何故、自分が、いや、自分とメルビスは、こんな目に遭わなければならないのか。 ただスタンド同士と戦い、殺し合い、次へ進む。 それでいいのだろうか?その果てに何があるのだろうか? ★★★ 勝者 ★★★ No.6297 【スタンド名】 ネクスト・アルカディア 【本体】 ネプティス・アヌヴィッシュ 【能力】 対峙したものの能力に合わせて「定向進化」する オリスタ図鑑 No.6297 < 第16回:予選② > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]
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着用アイドレス一覧表(ターン6①) 参謀府 愛鳴藩国戦力リスト 名前 根源力 着用アイドレス 特殊 参加表明 体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 パイロット コパイロット P/CP くぎゃ~と鳴く犬 70100 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 不参加 1 6 4 -2 0 -3 2 -1 2 ○ たまき 17300 はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード+護民官 感覚+2 常時参加 0 1 0 3 0 -2 6 -2 2 ○ ○ ○ グググ子 59600 高位はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード+吏族 常時参加 -1 2 0 3 0 -2 4 -2 5 ○ ○ ○ イチカ 7000 はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード 未確認 0 1 0 3 0 -3 4 -3 2 ○ ○ ○ カイエ 25100 高位はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード+吏族 幸運+1・外見+1 常時参加 -1 2 0 4 0 -2 4 -2 6 ○ ○ ○ ミリ 34700 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 感覚+2 常時参加 1 6 4 -2 0 -3 4 -1 2 ○ 秋川 志保 55000 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 6 4 -2 0 -3 2 -1 2 ○ 赤星 緑 64100 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士+吏族 感覚+2 常時参加 0 5 4 -2 0 -2 4 0 2 ○ エル=ロン 56500 高位はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード 常時参加 0 3 0 3 0 -3 4 -3 5 ○ ○ ○ ハルキ 34600 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士+参謀 常時参加 1 5 3 -2 0 -2 2 2 2 ○ ライム 51000 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 6 4 -2 0 -3 2 -1 2 ○ リョウ 22700 はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 4 4 -2 0 -3 2 -1 -1 ○ 九頭竜川 81100 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 6 4 -2 0 -3 2 -1 2 ○ 三祭 ノア 27100 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士+法官 常時参加 0 5 4 -2 0 -2 2 2 2 ○ 伴 新 21000 はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 4 4 -2 0 -3 2 -1 -1 ○ SVL 34100 高位はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 6 4 -2 0 -3 2 -1 2 ○ キラ=カンナ 23500 はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード 常時参加 0 1 0 3 0 -3 4 -3 2 ○ ○ ○ 荒風 ヒオ 14000 はてない国人+学生+犬妖精+バトルメード 常時参加 0 1 0 3 0 -3 4 -3 2 ○ ○ ○ 脚立 0 はてない国人+剣士+パイロット+騎士 常時参加 1 4 4 -2 0 -3 2 -1 -1 ○ ※「国民番号20009 クロ」は脱藩のため抹消 ※プレイヤー・アイドレス(職業4)ですが、混乱を避けたいので現状*で記載します。(三祭) ○着用履歴 暫定ターン5時点 ターン5時点 【4/22】(三祭ノア) 新規作成。更新点は「犬士」⇒「犬妖精」と「吏族」⇒「パイロット」 【4/22】(三祭ノア) 小笠原リザルト追加 【4/28】(九頭竜川) 小笠原リザルト「荒風ヒオ」分10000追加。新規国民「脚立」追加 【5/3】(九頭竜川) ターン6用新ページ移行。交付新国民番号の反映 【5/5】(九頭竜川) 後ほねっこ男爵領戦リザルト、参謀俸禄(T5)の反映 【5/10】(九頭竜川) 工部省フォーマット、参謀府戦力リストフォーマットの反映 【2007/5/23】(九頭竜川) イベント70リザルト改定を受け「赤星 緑」の根源力を改定
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第13回トーナメント:予選① No.6579 【スタンド名】 アルファベティカル26 【本体】 八重神 宝(ヤエガミ ホウ) 【能力】 アルファベットが繋がって『単語』になったものに変化する オリスタ図鑑 No.6579 No.3198 【スタンド名】 ストーン・エイジ 【本体】 モーニカ・ウォールドマン 【能力】 ボディの外見を様々な姿に変化させる オリスタ図鑑 No.3198 アルファベティカル26 vs ストーン・エイジ 【STAGE:吊り橋】◆UbkAjk7MJU 「この吊り橋の向こう側は『ツバメ島』言うての、上から見るとツバメが飛んでるような形をしておるんじゃよ」 老人が杖を指した先には黒い岩肌で覆われた小さな島があった。 岩肌は真上から降り注ぐ太陽の光によって熱をおび、島越しに見える景色を歪めさせていた。 「あそこで戦う、ますか?」 老人の後をついてきた少女が、つたない日本語で問いかけた。 潮風に揺られる白い髪が、透き通るような肌に伝う汗が、キラキラと輝いて見える。 彼女、モーニカ・ウォールドマンは日本が大好きだ。 きっかけは、ひとつの日本の漫画である。 リーゼント頭の少年が不思議な力を使って、闇に潜む悪の手から小さな町を救う物語。 これに強く心を打たれたモーニカは日本の漫画やアニメを愛好するようになり、やがてその世界に浸かっていった。 トーナメント関係者が空港にモーニカを迎えにいくと、彼女はちょうど眼帯をつけ直しているところだったらしい。 目を患っているという情報は受けていなかったため、このトーナメントに関わるものとしては、それをデータとして聴取する必要があった。 聞くと、モーニカは、よくぞ触れてくれました!と言わんばかりの笑顔で「ジャパニーズ・チューニビョー」と答えたという。 彼女はすっかり染まってしまったようだった。 「いんや、今日お前さんたちに戦ってもらう場所は……およ?もう一人のお譲ちゃんが見当たらんが」 振り返った老人は、モーニカの対戦相手がいないことに気づいた。 ここまで三人並んで歩いてきたはずなのだが、いつの間にかはぐれてしまったようだ。 すると少し遅れてから、乱暴に草を掻き分ける音と共に、倒れこむようにして女性が姿を現した。 「も、もう無理です!もう歩けません!足パンパンですぅ」 「なんじゃあ、だらしない。今から戦うんじゃぞ」 「だって私インドア派ですもん。太陽浴びると死んじゃうんですもん……」 「大丈夫、です?」 戦う前から疲れ果てた様子の彼女、八重神 宝(やえがみ ほう)はれっきとした日本人だ。 黒褐色の肌、奇抜な髪色、そして英字タイトルの小説を小脇に抱えた外見は日本人からはかけ離れたものだが、南米出身の父親を持つハーフである。 一方で趣味は習字、特技は百人一首、休日はもっぱら家で読書という、その見た目とのギャップは初対面の人間に毎度衝撃を与えていた。 当然のようにモーニカからはまず英語で話しかけられたが、宝は慣れっこといった様子で日本人であると告げていた。 「今日戦ってもらう場所は、あのツバメ島に向かって架かっておる『吊り橋』の上じゃ。 下の海に落ちたり、もう戦えんとわしが判断したら負けじゃな」 「えーっと、あの吊り橋の上だけですか?」 「そうやの。吊り橋の外の陸側に足を着いたら棄権と判断、それも負けじゃ」 吊り橋は長さ30m、幅1m程のもので、足場は横向きに木の板が並べられた少し頼りない印象を持つものだった。 走ったり、ジャンプしたり、ましてやスタンドバトルなんてしようものなら簡単に壊れてしまうのではないかと思える。 その下の海は比較的穏やかで、綺麗なブルーが夏の暑さを忘れさせてくれるほどに涼しげに見えた。 しかし海までの高さは結構なもので、高所が苦手な人間にとっては景色を差し引いても恐怖でおつりが返ってくる。 「死なん限りはわしがすぐに助けるからの、お譲ちゃんらも手加減せっと本気でやってな」 「お爺さん、かこいい!」 「頼りがいがありますねぇ」 「ほっほ、口説いたってわしにゃバーさんがいるからの」 老人は満更でもない感じで笑っていたが、橋の前に着くとその表情は一人の立会人としての顔つきへと変わった。 「では、お互い橋の両端に着いたら開始とする」 そうして、戦いの火蓋が落とされた。 「『アルファベティカル26』!」 宝の傍らに現れたのは、額に「C・A・T」と書かれた猫だった。 同じように背中側からもう一匹、「D・O・G」と書かれた犬が現れる。 「それ行っけぇー!」 宝が合図をすると二匹は前方へ駆け出した。 爪や牙をむき出しにして、あっという間にモーニカの眼前まで差し迫る。 アルファベティカル26はAからZまでのアルファベットの形をした総勢26体の群体型である。 その能力はアルファベット同士が連結して一つの単語になることで、「そのもの」に変形できるという一見万能なもの。 しかし同じ文字が存在しないという制限と、文字それぞれには殆ど戦う力がないという弱点があるため、 それを悟られないよう単語になっていない余った文字たちは、背中側に隠して戦っていた。 「『ストーン・エイジ』ッ!」 すんでのところで出現させたモーニカのスタンドは、橋の横幅にぴったり収まる幅約1m、高さ2m程の鉄板だった。 宝の猫と犬は突然現れた黒い壁に激突し、回り込むこともできず立ち往生してしまった。 (大きな鉄板……あれが彼女のスタンドだね。さすがにあの子達じゃキツそうかな) 冷静に状況を把握しつつ次の攻撃手段を考える宝。 一方のモーニカはストーン・エイジを自身の前方に発現させたまま前進し、宝を橋の出口まで押し出そうと考えていた。 ストーン・エイジは板状という枠内で外見を変化させたり、強度を自由に調節することができるスタンドである。 今は見た目どおりの鉄板状で、鉄同様の強度を持っているため、そうそうこれを破壊することはできない。 このまま一気に畳み込もうと、モーニカは力強く走り出した。 目の前の黒い壁が迫ってきたのを見て、宝の猫と犬は一目散に逃げ出した。 二人の距離はどんどん詰まって行き、あと10mも進めば宝を橋の外に追いやることが出来る。 しかし、それからすぐにストーン・エイジは何かにつっかえて進むことができなくなった。 「ぐるるるるるううぅぅ……」 鉄板の向こう側から、先ほどの猫や犬とはおよそ似つかない獣の声が聞こえた。 モーニカの表情が強張る。ストーン・エイジの欠点を突かれてしまった。 声の主は額に「B・E・A・R」と書かれていた。熊である。 「なるほどぉ、その鉄板自体の力は並ってところなんだね」 少し意地悪そうな顔をして、宝は言った。 宝の認識どおり、ストーン・エイジは防御面こそ鉄壁そのものであるが、攻撃面においては力もスピードも胸を張れるものではなかった。 形勢は逆転し、今度は熊の力によってモーニカが押され始める。もはや力では叶わない。 (このまま、よくないです。最後の手段、します……!) モーニカの手に力が入り、何かを覚悟したかのような顔つきに変わった。 そしてモーニカは、後方に残された5m程のスペースを目一杯後ろまで引き下がった。 この行動に、宝は一瞬モーニカが負けを認めたのかと思ったが、スタンド同士がいまだに押し相撲を止めないところを見て油断はしなかった。 (まだ何かある……?でももう遅い、させる前に一気に押し切る!) 「ぐるるるるおおおおおおおぉぉ!!!」 宝のスタンドである熊が決着をつけんとばかりに力を込めた瞬間だった。 今度はモーニカがストーン・エイジに向かって走り出し、その勢いのまま自身のスタンドに飛び乗った。 と同時に、ストーン・エイジは抵抗を止め、スッ、と急上昇をした。 それによって力の行き場を失くした熊はバランスを崩し、前方に大きく倒れてしまう。 「飛べるの!?やばい、直接こっちに!」 宝から見てモーニカは、太陽を背にするようにして飛んでいたため気づくことはできなかったが、 この時ストーン・エイジの底辺部分は刃物のように鋭利になっていた。 「『ストーン・エイジ』ィィイイッ!!」 そして、モーニカは力いっぱいを込めてその刃を…… 真下に向かって突き刺した。 横たわっていた熊は真っ二つに両断され、形を維持できなくなったアルファベティカル26の「B・E・A・R」は、それぞれ元の姿に戻る。 自分のもとへ向かってくるものだと思っていた宝はその行動に戸惑ったが、次の瞬間にはその行動の意味を理解させられた。 まるでギロチンのようなストーン・エイジは、熊を斬っただけでその勢いは収まらず、さらには吊り橋までも両断した。 「っ……!」 あまりに唐突な出来事に、宝は悲鳴もまともに上がらなかった。 今まで橋の外に押し出すことのみを考えていたが、海に落ちても敗北が決定する。 高速で海が近づいてくる中、宝はとにかく飛ぶことを考えた。 自分のスタンドにならそれができると信じて。 そして生み出したのは、「T・S・U・B・A・M・E」だった。 「きゃあああああぁあぁあぁぁぁ!!!!」 今度は大きく悲鳴が上がった。 動転した中で導き出された答えは、目の前のツバメ島から連想される、ただのツバメであった。 当然のように小さなツバメの体にしがみつこうとも、自分の体を持ち上げるだけの力はない。 モーニカはストーン・エイジに乗ったまま、宝が海に落ちて行く様子を静かに眺めていた。 「……ふむ、長生きはするもんじゃな。これはなかなか珍しいもんが見れた」 立会人の老人が感嘆の声を上げた光景。 それは第二ラウンド「空中戦」が始まろうとする二人の姿だった。 「はぁ、はぁ、ギリギリだったぁ」 宝は海に落ちる直前で「W・I・N・G」を生み出し、水面を蹴るような勢いで羽ばたいていた。 宝のその姿を見てモーニカは、またもや予想外の反応を見せる。 「か、かこいい!です!」 「え?」 「天使です!」 モーニカのキラキラとした視線に少し恥ずかしさを覚える宝。 しかし、偶然にもモーニカの気が逸れている今、これをチャンスとして攻撃を仕掛けようと考えた。 (今は真剣勝負の最中、卑怯だなんて言わせないからねっ!) モーニカまでの距離は20mといったところ。 この距離で効果的な攻撃としてまず銃撃が思い浮かんだが、それではストーン・エイジの鉄壁に弾かれてしまう。 出来るだけ押し切る力があるもの、鉄壁を無視して効果を与えられるものを考えた。 (よし、決めた。ロケットで向こう側へ押し切る!) 「『アルファベティカル26』ッ!『R・O・C・K・E・T』に変身して!」 …………………… ……………………。 しかし、反応はなかった。 単語の中で同じ英語は使っていない。 「W・I・N・G」の中にも重複する英語はない。 それなのに何故。 「わかった。宝のちから」 モーニカは笑顔でそう言った。 しかし、先ほどまでキラキラしていた笑顔とは違って、今は不敵な笑みといった印象を受ける。 「この箱の中、何か入ってる、わかる?」 モーニカの頭上に黒い箱がぷかぷかと浮かんでいた。 同時にモーニカが乗っているストーン・エイジは少し前よりもだいぶ小さくなっていた。 ストーン・エイジはその体を9枚まで分裂させることが出来る。 本来は板以外の形状に変形することは出来ないが、分裂した上で形を作れば箱型になることも可能だった。 「箱の中に何か……はっ!」 いろいろと考えを巡らせていた宝の頭の中に一つの答えが導き出され、さっきまでの疑問と結び付けられた。 「『T・S・U・B・A・M・E』がいない」 「せいかい、です!」 そう言って黒い箱を少しだけ揺らしてみせると、中から微かに鳥の声が聞こえた。 「宝のちから、作る力です。アルファベット、使って。さっき落ちるとき、見えました。26個」 宝は反省した。 日本語のつたなさ、見た目や行動から伺える幼さ……そのつもりはなかったが、無意識に油断していたのかもしれない。 (当然だ……これは真剣勝負。彼女だって勝ちを狙ってる。本気で戦ってるんだ) 「W・I・N・G」と「T・S・U・B・A・M・E」を除く15個のアルファベットで作れる有効手段を必死で考える。 しかし、思った以上にツバメを捕らえられてしまったハンデが大きかった。 考えれば考えるほど焦りは募っていき、焦れば焦るほど頭の中は真っ白になっていった。 「ごめんなさい。もう一回、宝、落とします!」 何も出来なくなってしまった宝を、モーニカはただ見守っているわけもなく、追撃を開始した。 まずモーニカが乗っているストーン・エイジが、さらに二つに分裂する。 片方は、そのままモーニカの足場となって浮遊を続けた。 そしてもう片方は四辺を刃状に変形させ、徐々に回転を始める。 「覚悟、ください。宝!」 (来るっ……!) 回転していたストーン・エイジの刃が、宝に向かって一直線に飛んできた。 スピードこそ速いものではないが、宝にとって慣れない翼を扱う空中では、それでも十分な速度だった。 (くっ、避けるだけで精一杯だ。早く何か考えないと。この状況を切り抜ける何かを……) 避けても避けても襲ってくる刃に、翼をばたつかせて何とか逃げる宝。 対するモーニカも、箱の形成や足場に気を使いながら刃の操作に集中していた。 照りつける太陽が余計に暑く感じてきて、お互いの体力ももはや限界に近い。 その時 <バツンッ!!> 朦朧としはじめていた意識の中に、突然衝撃が走った。 「えっ」 その音は、宝の翼がえぐられた音だった。 かろうじて分断はされなかったが、完全にバランスを崩して思うように飛ぶことが出来なくなる。 「な、なんで!避けていたはずなのに!」 予想外の出来事に思わず声を上げてしまう。 宝はギリギリながらも、確実にストーン・エイジの刃の動きを見切って避け続けていた。 それなのに攻撃を受けてしまった。 その理由は、辺りを見回すとすぐにわかった。 「『ストーン・エイジ』は、全部で9枚。あるです」 今まで逃げ続けていた回転するストーン・エイジのすぐ近くに、もう一つ、回転する羽毛の塊が見えた。 その塊は次第に遠心力によって羽毛が引き剥がされていき、やがてそこには何もなくなってしまった。 「なるほどぉ……それ、透明になれちゃうんだ。」 箱型の6枚、足場の1枚、そして回転していた刃は1枚ではなく2枚あった。ひとつは透明になって。 宝の体が大きく傾き、そこへとどめを刺すがごとく、翼に向かって刃が突き刺さる。 翼の左端、「G」の文字を分断された「W・I・N・G」は単語の形を保つことが出来なくなり、分散してそれぞれのアルファベットに戻った。 (負けちゃったぁ) 翼を失った宝は重力に体を預けた。 刃を避け続けて行くうちに、いつの間にかモーニカよりも遥か上空まで上昇していたようで、海までも結構な高さがあった。 宝の視界には、ツバメ島の全貌が映った。それは確かに空を自由に飛んでいるツバメの姿をしていた。 (皮肉だなぁ、私のツバメは飛ぶことも出来ないのに) モーニカの頭上にぷかぷか浮かぶ小さな黒い箱の中には、まだあの時のツバメが閉じ込められている。 (あーあ、せめてツバメさえいれば……) …………………… …………………… …………………… ……………………。 違う。 「『ツバメだけ』いればいいんだ」 何かに気づいた宝は落下を続けながらも、体勢を立て直した。 (まだなにか、するですか) 宝の動きにモーニカも気づいた。 まもなく宝が自分の位置まで落ちてくる。何か仕掛けてくるとすればそのタイミングだろう。 そう考えてモーニカは、じっと宝を見据えて警戒していた。 しかしモーニカの視線は一瞬にして遮られる。 突然現れた巨大な影に飲み込まれて。 その影はツバメを閉じ込めていた、ストーン・エイジの箱の中から現れた。 あまりにも大きなそれは小さな鉄の箱をいとも簡単に吹き飛ばして、その巨躯をモーニカに振りかざす。 「笑っちゃうくらい簡単じゃんか!ツバメは仲間はずれじゃなかったんだ!」 宝が見つけた答えは、「T・S・U・B・A・M・E」の中に存在した。 「 B・U・S だぁぁぁぁッ! 」 水をたたきつける轟音が、辺りに響き渡る。 吊り橋まで届くほどの大きな水柱。 そして、その周辺に飛び散った肉片が、戦いの幕引きを告げていた。 「このお肉、なんです?」 「あはは、『T・S・U・B・A・M・E』から『B・U・S』を取ったら『M・E・A・T』が余っちゃって、つい」 「おなか、すいたです!」 「そうだねぇ、久しぶりに運動したもん」 戦いを終えた二人は近くの浜辺に寝転がって談笑していた。 あの後、ストーン・エイジでバスの重量を支えようとしていたモーニカだったが、必死な抵抗もむなしくそのまま海に着水。 ……寸前のところで、立会人判断により勝敗を決し、老人は不思議な力で二人を抱えて浜辺へ放り投げた。 「試合終了じゃな。勝ったのは黒いほうのお譲ちゃんじゃ」 「ちょっと!私『八重神 宝』って立派な名前があるんだけど!」 「ほほ、すまんの。もう歳じゃてすぐ忘れよる」 「宝、名前、かこいい!」 「やっ、ストレートに言われるとちょっと恥ずかしいなぁ」 「ほれほれ、白いほうのお譲ちゃんも、あんまり日に当たってっと黒くなっちまうぞ」 老人がいつもより少し饒舌になっていたのは、二人の白熱した戦いを見られて気持ちが高ぶっていたからかもしれない。 「でも翼を撃ち抜かれたときにはもう駄目だと思ったぁ」 「そうか?わしにゃあの時、『W・I・N・G』の『G』が切り離された瞬間……お前さんの『勝利』が確実なものになったと思ったがの」 「へ?」 「それが偶然か必然かはさておき、な」 「……よぐわがんない」 若い少女たちに可能性を見て、老人はこの仕事のやりがいを改めて感じていた。 「ほれ、日がくれる前に帰らんと」 「え、まさかまた歩くんですか」 「宝、たった二時間、我慢」 「もう無理……」 「家に帰るまでがトーナメント戦じゃ」 ★★★ 勝者 ★★★ No.6579 【スタンド名】 アルファベティカル26 【本体】 八重神 宝(ヤエガミ ホウ) 【能力】 アルファベットが繋がって『単語』になったものに変化する オリスタ図鑑 No.6579 < 第13回:予選② > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]
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さきにいっておくけど「とりかごそう」です。ウーロンとかじゃないです。 まわりの評価は高いですね。自分はそんなにおもしろいとはおもえませんでしたが、キャラの強力でした。もっとゆったりしたもんだともってたらわりかし、とかおもったりおもわなかったり。 作品内容は「“ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称“鳥籠荘”には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人、そして響き続ける正体不明の金切り声。そんな“鳥籠荘”の住人の一人・衛藤キズナが、5階に住むひきこもり美大生・浅井有生と知りあったのは16歳の冬。そして、誘われたバイトは、絵のヌードモデル。やってみることにしたキズナは、油絵具の匂いがこもる雑然としたアトリエで浅井と一緒に過ごすうち、その時間が自分にとって次第に大切な日常の一部になっていくのを感じて…。“鳥籠荘”のちょっとおかしな住人たちの、ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常をつづる物語」とのこと。 <無題Ⅰ> まぁ意味深なかんじでことがすすみます。全館そろえるとつながりそうな雰囲気をかもしだすためのところ。<無題Ⅱ>もおなじかんじ。 第一話『さようなら、泣き虫ポストマン』 このはなしは題名道理なかんじ。泣き虫で物覚えが悪いポストマンのジョナサンのはなし。はなしの目線は表紙の中心にいる赤毛の女の子、キズナからです。 そうですね、感想としてはジョナサンが普通にかわいそうにみえてしまいましたね。というよりこのはなしをなぜ一番最初にもってきたのか、とかおもってしまったり。おもしろいおもしろくないを決めていいのかはわからないですけど、、、 第二話『ストリート・ブレイブ・ガール』 キズナちゃんがヌードモデルをするきっかけのはなし。このはなしから全てがはじまったかんじ、といったところ。キズナの自問自答みたいなのとか、けこうひきこまれたるひきこまれなかったり。 由起のところをけっこうびっくりしてしまったのは自分が鈍感なだけ? 第三話『パパはわたしだけのHERO』 イラストだけながめてると「なんだこいつ」とおもえるキャラがこの話にて登場。でっかいやつ。 着ぐるみのパパを持つ家庭的な小学三年生の華乃子のはなし。猫の着ぐるみ をきてるやつがパパ。 こういったはなしですとだいたいがパパが人前にでてしうようなことになるのですが、まぁみごとにそのとうり。華乃子が学年クラス発表会でやる劇のヒロインになってしまって、、、、というはなし。 普通にパパが可愛くって、かっこよかったです。 第四話『籠の中の羽のない鳥』 <無題Ⅱ> Ⅰとおなじかんじ。つーかここはかくことない。 この本をおもしろい、と感じた人はけっこうはまってるみたいですね。落差が激しい、というよりものめりこんだ人の力が強いといいますか、、、 うーむ、なんかうまくかけなかったな、、、、。感想のはなしです。 紹介した本 烏龍荘の今日も眠たい住人たち①
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図形が出来上がりましたね。 ここからは テスクチャに関する作業です。 テスクチャ収集は 1ネットで画像を入手する 2外で撮ってくる 3パソコンで作る などの方法があります。 1・2について これらはかなり楽です。 テスクチャの対象となる画像は #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (01.png) (例として 無発光の窓) このように余計なものが入ってなく、 ちょうど真正面から撮ったものが一番良いです。 これをペイントなどで pngに変換します。 3について 図形のこの部分はとりあえず 一面灰色のコンクリということにしておきましょうか。(手抜きww ①ペイントソフトを起動させてちゃちゃっと作ってしまいます。 一面全て同じ色なら大きさは自由です。 ②画像を保存します。 このとき ファイル名を指定しますが、「全角・スペース・記号」は 打ち込んではいけません。 かならず半角英字のみにして下さい。 ファイル形式は.pngが吉。 次のページへ 前のページへ 総合図書館に戻る
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