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by yukikazeさま 夢幻会が豊臣政権に転生したら(関ヶ原後ver)new2016.02.15 夢幻会が豊臣政権に転生したら(MMJver)new2016.02.15 夢幻会が豊臣政権に転生したら3『ある日の駿府城』 夢幻会が豊臣政権に転生したら4『新生』 夢幻会が豊臣政権に転生したら5『宴の後』 夢幻会が豊臣政権に転生したら6『破局』 夢幻会が豊臣政権に転生したら7『開戦』 夢幻会が豊臣政権に転生したら8『決戦1』 夢幻会が豊臣政権に転生したら9『決戦2』 夢幻会が豊臣政権に転生したら10『課題』 夢幻会が豊臣政権に転生したら 豊臣家の官位事情 夢幻会が豊臣政権に転生したら 幕末編 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)1『密談』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)2『現状』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)3『龍馬』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)4『騒乱前夜』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)5『禁門の変』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)6『長州征伐』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)7『大政奉還』 夢幻会が豊臣政権に転生したら(幕末編)8『維新成る』 豊臣夢幻会世界 日露戦争のセリフ集 豊臣夢幻会世界 日露戦争後の半島をめぐるセリフ集 豊臣夢幻会世界 『ある提督の憂鬱』 豊臣夢幻会世界 象徴論争 豊臣夢幻会世界 ワシントン海軍軍縮条約 ワシントン条約体制下での英米戦艦群ラインナップ 豊臣夢幻会世界 ロンドン海軍軍縮条約 豊臣夢幻会世界 第二次欧州戦争における日本海軍の戦備計画とその破綻について 豊臣夢幻会世界の日本の航空機メーカー 豊臣夢幻会世界 ロシア共和国建国史 豊臣夢幻会世界 扶桑型戦艦 豊臣夢幻会世界 37式中戦車 豊臣夢幻会世界 FV103ウォーリア装甲兵員輸送車 豊臣夢幻会世界 赤いオーケストラ事件 豊臣夢幻会世界 山城型戦艦 豊臣夢幻会世界 翔鶴型航空母艦 豊臣夢幻会世界 『虎眼流』 豊臣夢幻会世界 妙高型重巡洋艦 豊臣夢幻会世界 球磨型軽巡洋艦 豊臣夢幻会世界 冷戦終了後の陸海空軍の状況 豊臣夢幻会世界 リバタビア級戦艦 豊臣夢幻会世界 長門型戦艦 豊臣夢幻会世界 ノルマンディー級装甲艦 豊臣夢幻会世界 レキシントン級装甲巡洋艦 豊臣夢幻会世界 天城型装甲巡洋艦 豊臣夢幻会世界 大和型戦艦 豊臣夢幻会世界 最上型軽巡洋艦 豊臣夢幻会世界 白根型重巡洋艦に関する考察 豊臣夢幻会世界 ロード・ネルソン級戦艦 豊臣夢幻会世界 沖縄型護衛艦 豊臣夢幻会世界 亜1号型原子力潜水艦 豊臣夢幻会世界 第二次欧州大戦の年表 暫定版 架空戦記系ネタ118_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 フリードリッヒ・デァ・グローセ級戦艦 架空戦記系ネタ118_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 妙高型重巡洋艦 架空戦記系ネタ119_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 カウンティ級装甲艦 架空戦記系ネタ119_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 実験用航空母艦『鳳翔』 架空戦記系ネタ120_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 越後型戦艦 架空戦記系ネタ120_yukikazeさま_豊臣夢幻会世界 Hoi4カイザーライヒver世界 越後型戦艦(大改装ver) タタール再び――地果て海尽きるまで 仮称韃靼帝国ネタ 日米同盟 補完ネタ 架空戦記系ネタ128_yukikazeさま_日本連邦世界 アイオワ級戦艦(大改装時) 架空戦記系ネタ128_yukikazeさま_日本連邦世界 オハイオ級戦艦 架空戦記系ネタ132_yukikazeさま_日本連邦世界 ビスマルク級戦艦
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リーオ・ラインローツ搭乗機 両手、両肩にMGを搭載、バックパックは予備弾のみ。 大量の弾薬をバラ撒き相手に反撃の暇も与えず破壊することを目的とした 非常識極まりないセットアップである。 しかしながら対空戦闘にも使えたりと意外に汎用性があるようだ 機体名は日本語で書くと「雪風」 旧日本海軍の陽炎級駆逐艦の艦名に由来する。 現在のセットアップ状況 Body 炎陽3号 L.Arm 炎陽3号 R.Arm 炎陽3号 Leg 炎陽3号 BP アイテムターボ パーツスキル他:炎熱属性防御 武装 L.Arm 日西30 103式機関銃 R.Arm 日西30 103式機関銃 スキル スイッチⅠ 射撃デュエル ブロックDMG30 リベンジミラー
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871 :yukikaze:2012/03/14(水) 00 03 17 ちょいと気分転換とリハビリに。 支援SS 覇者交代 ジョン・リーチ海軍大将にとって,今回の任務は苦痛であった。 例えそれが,戴冠したばかりの若き女王陛下の護衛部隊の総指揮官であっても、 そしてその座乗艦が,今なお美しさと力強さを保っているフッドであったとしてもである。 何しろ彼らはいく先々で,祖国の凋落を突きつけられたからであった。 「提督。もう間もなく邂逅地点です」 「そうか。女王陛下は」 「御休みになっておられます。長旅でお疲れのようでしたから」 参謀長は,半ば憐れむような声音で答えた。 「不甲斐ないな・・・我らは。いかに女王陛下とはいえ,一人の女性に どれだけの重みを負わせるのだ」 やるせない気分でそう吐き捨てるリーチに,誰もが異論をはさまなかった。 瓦解寸前の連邦王国の結束を固めるために計画された,女王の連邦各国の訪問。 だが,国内では「そんなものにかける費用があったら,国内に使え」という声は根強く, 更に不倶戴天の敵と化しているフランスは「一歩でも領海に入れば,戦艦の主砲を以て 歓迎する」と,地中海にいたルパンシュ級戦艦(元はQE級)を,わざわざ回航して 英護衛艦隊に並行させて航海させるという嫌味をしている。 だが,この程度はまだ序の口ではあった。 南アフリカでは歓待されたものの,ドイツの影響力が無視できない中東においては, 女王の来訪を拒絶したり,受け入れても最小限にしている国が多く,最重要地域と 見なしていたインドにおいては,マウントバッテン総督が画策したインドの分離独立が 日本の反対によって頓挫し,逆に反英感情を煽り立てることになってしまい,安全上の 問題から,当初計画のすべてがキャンセルされる羽目になっていた。 失意と屈辱にまみれた彼らに追い打ちをかけるように,マラヤ連邦では独立派による シュプレヒコールが出迎えのあいさつとなり,独立に手を貸した華南連邦も,厄介な客人が 来たという態度であった。(ちなみに大韓帝国が来訪を打診してきていたのだが,英国から黙殺されていた) 大の男でも屈辱に感じるのである。ましてや若き女王が受けた屈辱とショックはいかばかりの物であろう。 「日本で御心安らかになってくれればいいのだが・・・」 そう呟きながらも,リーチはそれが難しい事も知っていた。 日本人は誇り高い民族である。そして彼らは,未だに裏切った自分達を 全くと言っていいほど許してはいない。 外交儀礼上来訪は認めたものの,それが心からの歓待ではないことは, 誰もが理解していることであった。 (我らは良い。どれだけ批判されても仕方がない事をした。だが,せめて 若き女王に対しては,批判の目を向けないでほしいものだ) 872 :yukikaze:2012/03/14(水) 00 16 37 そう嘆息するリーチの気分を察したか,参謀長は話題を変える。 「しかし日本海軍はどの艦を寄越しますかね」 「儀礼上,長門か陸奥だろうが・・・」 恐らく,来援する艦でも,彼らの抱いている感情がわかるであろう。 ビックセブンの長門級ならば,彼らは内心はどうあれ,礼儀を尽くすことは 間違いないだろうが,軽巡レベルだったら,最低限の礼儀しか行わない 結果になりかねなかった。 「もしかすると・・・あれが出るかもしれませんよ」 「噂のミステリアスシップか」 「ええ」 呉と横須賀で建造されている日本海軍の戦艦。 非常に厳しい防諜体制がとられ,公表されている(あいまいな)情報を 勘案すると,その排水量は5万トンを超え,主砲も16インチ砲を9門 備えているのではと予想されていた。 「しかし・・・空母の有用性を理解している日本が今更戦艦ですか」 「空母の護衛としてはまだまだ有効だからな。指揮艦として欲したのかもしれん」 そう議論をする二人の耳に,突如見張りからの報告が上がる。 「日本艦隊を視認。長門級1隻。そして・・・・・・」 「どうした。報告は正確にせんか」 言葉を詰まらせる見張り員に,航海参謀が叱咤の声を上げると,それに 硬直が解けたかのように,見張り員が絶叫する。 「報告。長門級1隻。そして超巨大戦艦1隻。馬鹿な、長門が巡洋艦に見える大きさだと!!」 最後はまさしく懲罰物の私語なのだが,艦橋にいた誰もが叱責をすることはなかった。 何故なら,誰もが見張り員と同様に絶句していたからだ。 873 :yukikaze:2012/03/14(水) 00 26 49 それは・・・まさに誰もが圧倒観を覚えるような艦であった。 堂々とした動きで波を切り開き,突き進むその姿は, 海の女王としての風格をいやがうえにも見せつけていた。 かつて世界で賞賛されていたフッドですら,この威風堂々とした 姿の前には,色あせるものであったろう。 (何と言う船だ・・・。あれは5万トンどころか10万トンに匹敵する 艦だ。そしてあの主砲。18インチ・・・いや,20インチかもしれん。 日本海軍め。あんな化け物を産み出していたというのか・・・) 声一つしない艦橋。 それはそうだろう。かつて弟子と見なしていた国は,自分達がどう努力しても 作ることが不可能な巨大戦艦を就役させていたのだ。 彼らはこの時ほど打ちのめされた気分になることはなかった。 「提督。巨大戦艦より信号です」 「読め」 「はっ。『本艦の最初の任務が,女王陛下の護衛であることに誉を感じると共に 女王陛下にあらせましては,どうか御心安らかに航海を楽しまれることを希望します』と」 「返電。『貴艦の好意に感謝す』。それと,『貴艦の名を知りたし』」 ややあって,戦艦から来た回答を,リーチは一生忘れなかった。 『我が名は大和。全ての戦艦の女王なり』 後に歴史家は,「この日こそ,海上の覇者が誰の目にも明らかになった 象徴的な日となった」と記載すると共に,栄光に彩られた大和を示す エピソードであると記している。
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578 :yukikaze:2010/10/24(日) 01 27 30 絶対言われそうだ。「疲れているのよ・・・yukikaze」と 諸君 私は戦艦が好きだ 諸君 私は戦艦が好きだ 諸君 私は戦艦が大好きだ 大和型が好きだ 長門型が好きだ 扶桑型が好きだ 伊勢型が好きだ 金剛型が好きだ 天城型が好きだ 加賀型が好きだ 紀伊型が好きだ 十三号型が好きだ 日本で アメリカで イギリスで ドイツで イタリアで フランスで ロシアで スペインで オランダで オーストリアで この地上で建造された ありとあらゆる戦艦が大好きだ 戦列をならべた扶桑型の一斉発射が、轟音と共に敵戦艦を吹き飛ばすのが好きだ。 空中高く放り上げられた砲身が、海面に激突してばらばらになった時など心がおどる。 古参兵の操る金剛の14インチが敵巡洋艦を撃破するのが好きだ。 悲鳴を上げて燃えさかる敵艦の中から飛び出してきた敵兵が誘爆でなぎ倒された時は胸がすくような気持ちだった。 槍衾のように並べた副砲群の弾幕が、敵の駆逐艦を蹂躙するのが好きだ。 恐慌状態の新兵が、既に撃沈寸前の敵艦に、何度も何度も砲弾を撃っている様など感動すら覚える。 敗北して逃亡中の空母を主砲で吹き飛ばしていく様などはもうたまらない。 泣き叫ぶ電文を放つ空母を、私の振り下ろした掌と共に、轟音を上げる主砲に ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ。 哀れな陸軍が、雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを、 大和のの46センチ砲弾が、陣地ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える。 水雷戦隊に滅茶苦茶にされるのが好きだ 必死に建造した戦艦が蹂躙され 魚雷によって沈められていく様はとてもとても悲しいものだ。 航空機の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ。 対艦攻撃機に追いまわされ、害虫の様に海上を逃げ回るのは屈辱の極みだ。 諸君 私は戦艦を誰よりもを望んでいる 諸君 私に付き従う砲戦派の戦友諸君 君達は一体、何を望んでいる? 更なる戦艦を望むか? 予算に情け容赦のない技術暴走上等の戦艦を望むか? 人智の限りを尽くし、ありとあらゆる戦艦を潰す、最強の戦艦を望むか? 「戦艦!! 戦艦!! 戦艦!!」 579 :yukikaze:2010/10/24(日) 01 35 37 よろしい ならば戦艦だ 我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。 だが航空派や水雷派、そして潜水艦派からの嘲笑に堪え続けてきた我々に、ただの戦艦ではもはや足りない!! 大戦艦を!! 一心不乱に巨大戦艦を!! 我らはわずかに一個中隊 百人に満たぬ兵にすぎない。 だが諸君は万夫不当の古強者だと私は信仰している。 ならば我らは、諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる。 我々を忘却の彼方へと追いやり、眠りこけている連中を叩き起こそう。 髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ思い出させよう。 連中に恐怖の味を思い出させてやる。 連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる。 天と地のはざまには、奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる。 百人の戦艦スキーの戦闘団で海軍省を燃やし尽くしてやる。 「研究会指揮官より全構成員へ」 巨大戦艦建造作戦。状況を開始せよ。 征くぞ諸君。 589 :yukikaze:2010/10/24(日) 21 21 16 ちなみに原作よりも更にキレているOVA版準拠だとこうなります。 天と地のはざまには、奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる。 「大戦艦だ。大戦艦の模型だ」 百人の戦艦スキーの戦闘団で海軍省を燃やし尽くしてやる。 そうだ。これが我々が待ちに望んだ大戦艦の姿だ。 私は諸君等に約束通り提示したぞ。 あの懐かしの大戦艦を。あの麗しの大戦艦を。 「大将殿 大将 代表 代表殿 研究会指揮官殿」 「大将殿 大将 代表 代表殿 研究会指揮官殿」 そして・・・「大和」は遂に計画案から建造へと姿を変える。 研究会各員に伝達。指揮官命令である。 さあ諸君。「大和」を造るぞ。 OVA版 ttp //www.youtube.com/watch?v=QUX0SXbiW34
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336. yukikaze 2011/06/11(土) 22 03 38 名無し三流様に敬意を表して 提督たちの憂鬱 支援SS 〜魔王の贄〜 朝鮮半島とソ連の国境付近に設けられたアジトにおいて、反日組織の領袖達は 憂鬱の色を隠そうともしなかった。 それも無理はなかった。日本とアメリカの開戦以降、彼らの組織は、裏切りがばれたことに 恐怖を覚えた韓国政府が、生き残りをかけて情け容赦なく弾圧を加えたことと、満州に侵攻した 日本陸軍の攻勢によって、半島の内外に構築していた拠点が悉く潰されていたからであった。 彼らの目の前におかれている地図の上に、無数の×印が加えられているのを見ると、憂鬱になるな というのが不可能であった。 「満州の拠点は諦めた方が良いだろう。中華民国の豚共め。保身の為に売ったとしか思えん」 忌々しげに吐き捨てる男に対し、隣に座っていた眼鏡をかけた男が血相を変える。 「馬鹿を言うな。あれを構築するのにどれだけの時間と金をかけたと思っているんだ」 「金をかけたのは張学良と在満米軍だろ。お前はその尻馬に乗っただけではないか」 対面に座っていた小太りの男が、侮蔑を込めた返答をすると、眼鏡の男は怒りのあまり身を乗り出し 掴みかかろうとする。 「やめんか。仲間内で争ってどうする」 数多ある反日組織の中でも古参の部類に入る初老の男から叱責が入り、眼鏡の男は 不承不承席に着くが、その視線はかなりの憎悪に彩られている。 (困ったことだ。劣勢の時こそ結束を固めなければならないのに、その逆のことをやっている。 これではどうしようもない) 心中溜息をつきながら、初老の男は自分たちはどこで何を間違えたのか問い直していた。 337. yukikaze 2011/06/11(土) 22 16 49 朝鮮における反日武装組織にとって、1942年は輝かしい年になる筈であった。 彼らにとって不倶戴天の敵である日本は、中国とアメリカとの関係が徐々に悪化し 追い詰められていっていた。 そしてアメリカや中華民国は、戦争が勃発した際、朝鮮半島内における撹乱を行うことによって、 関東軍への援軍阻止と、反日武装団体の保護を名目にしての半島侵攻を果たす為に、彼らに対して 軍事教練や軍需物資の融通を図るようになった。(最も二線級兵器であった) 滑稽だったのが韓国政府で、彼らは自らが攻め込まれると言う予想を全くせずに、反日武装団体に 協力することで、アメリカや中華民国への得点にするつもりであったことだ。 無論、反日武装団体は、心中、韓国政府の馬鹿さ加減を大笑いしつつ、彼らの申し出をありがたく受け取っていた。 もっとも、反日武装団体は知らないことであったが、既にアメリカと中華民国の間で、韓国は中華民国の好きなようにしてよい という確定がなされていた。そして張学良にとっては、韓国侵攻の名目が立った時点で、彼らの存在理由は全くなかった。 そんなことを知らない彼らは、口々に半島制圧後の構想について話し合っていた。 まあ「構想」と言っても、それは韓国政府の上層部の財産の分け前の比率を決めるものであったり あるいは日本から未来永劫収奪を図るというようなものであり、まかり間違っても「韓国を如何に発展させ、 民衆の生活を底上げするか」と言ったようなことは口にも上らなかった。 どうかんがえてもそれは、国家の指導者と言うよりも、夜盗の類の話であった。 338. yukikaze 2011/06/11(土) 22 35 08 そんな彼らの甘い未来が木っ端微塵に吹き飛んだのが、日米開戦であった。 当初、開戦に大喜びした彼らであったが、その直後に起きた大津波によって米国は壊滅。 そしてその気に乗じて行われた日本軍の大攻勢によって、彼らが頼りにしていた在満米軍や 中華民国軍は、それこそ鎧袖一触とばかりに蹴散らされてしまった。 彼らは日本の悪運の強さと、アメリカや中華民国の不甲斐なさに口汚く罵っていたのだが、 一月もたつとそういった事を楽しむ余裕は既に尽きていた。 罵詈雑言を言うより先に、彼らはまず日本や韓国(場合によっては、彼らを突き出すことで 生き残りを図ろうとする中華民国軍)から逃げなければならなかったからだ。 「祖国にいる同志達はどうなっている?」 初老の男の問いに、誰もが無言となる。 政府の有無を言わさぬ弾圧によって、主だった組織は壊滅状態になっていた。 無論、生き残りもいるだろうが、彼らは生き残りを図る為に深く地下に潜らざるを得なかった。 「アメリカや中華民国にいた同志達は?」 その問いもまた無言であった。 ワシントンで正統政府代表を名乗っていた李承晩も、上海に作られていた政府組織も ともに音信不通であった。伝え聞くところによると、上海の組織は、日本軍に囲まれた時に 半分が国民党政府によって殺され、もう半分は中国人と間違えられ、アメリカ軍に殺されたと言われている。 「国内も国外も壊滅状態か。補給も既に途絶え、生き残った同志達も全てを合わせても4千人程度。 これでは強大な日帝には太刀打ちは不可能だろうな」 一瞬、部屋はざわめくが、誰もが無言になる。半年以上の逃避行は、彼らに楽観的な 判断をするのが自殺行為であることを嫌になるほど叩き込んでいた。 「では・・・どうすればよいと?」 その問いに、初老の男はこう答える。 「ソ連邦のメクレルという男から手紙が来た。ソ連に亡命してはどうかと?」 339. yukikaze 2011/06/11(土) 22 59 26 その発言は、部屋の中の男達を驚かせるのに充分であった。 「ソ連がですか?」 「一体何のために?」 「確かに一時期はソ連との関係を深めたことがありましたが、中華民国と 結び付きを深める為に手を切りました。彼らはそのことを忘れてはいないはずです」 口々に質問を浴びせる領袖たちに、初老の男は落ち着いた声で返答する。 「同志達のの懸念は尤もだ。私も彼らに対して同じ質問をしている。 そして彼らの回答はこうだった。「半島をソ連の影響下に置くためには貴方方が必要だ」とな」 それを聞いて男たちは鼻じろむ。彼らが言っているのは「お前たちは俺たちの傀儡になれ」であった。 なるほど確かに彼らは本音で語っていた。全然感銘は受けなかったが。 「もう一つの理由としては、シベリアに少しでも兵力が欲しいという事であろうな。 ソ連にとっての悪夢は、ドイツと日本が挟撃することだ。そしてそのための保険として、 日ソ国境には1人でも兵隊が欲しいのだろう」 「明らかに我等は駒扱いではありませんか。無礼にも程があります」 眼鏡の男が激昂した声を出すと、それに賛同する声が湧き起こる。 「同志の怒りは尤もだ。しかし私はこれを受け入れようと思う」 「なっ」 初老の男の声に、眼鏡の男は絶句し、何か言おうとするが、それにかぶせるように 初老の男は言葉を続ける。 「我らにはもう選択肢がないのだ。このままでは確実にジリ貧のまま消滅する。だが、 ソ連に行けば、生き延びる可能性がある。例えそれが僅かばかりなものであってもだ」 そこには、既に自分の運命を受け入れた男の姿があった。それを見て 項垂れる者や、泣き崩れる者が続出した。彼らも理解したのだ。自分たちがもうどうしようもない 状況なのだという事に。 「生き延びよう。泥をすすっても生き延びよう。いつか祖国に胸を張って帰る日のために」 初老の男の声に、男たちは皆、涙を流しながら誓い合った。生き延びよう。絶対に生きて祖国に帰ろうと。 そして・・・彼らは祖国に帰ることはなかった。 スターリンにとって彼らの存在を政治的に活用するのは、日本のソ連参戦の口実になりかねず とてもではないが出来る相談ではなかった。 スターリンが彼らに求めたのは、『使い捨ての労働者』としての役割だけであった。 そしてその扱いは過酷を極め、1人また1人と倒れていった。 彼らの悲惨な運命が明らかになったのは、ソ連が崩壊して情報が公開されて後、1人の 日本人研究者がKGBの資料ファイルから発見されて以降だったのだが、彼らが反日団体であったことから 韓国は冷淡な反応しか示さず、彼らの遺骨は未だ祖国には戻ってきていない。
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642. yukikaze 2011/11/26(土) 22 02 28 以前、艦魂SSが流行っていたなぁということで、こういうのを。 支援SS 看取る存在 この日,ハワイの空から飛行機のエンジン音と砲音が途絶えた。 その理由が何であるかを老嬢は既に知っていたのだが、フレッチャー提督が 正午のラジオで「ハワイ司令部は日本軍に降伏しました」という正式な声明を出したときは、 やはりショックは大きかった。もっとも、彼女はそういったそぶりを見せることなく、 周囲でわんわん泣き叫ぶ少女達を、他の老嬢達とともに慰めていたのだが。 まだ幼い子供の背を優しくさすりながら、彼女はふとこれまでのことを思い返していた。 彼女が生まれたのは、大艦巨砲主義が絶対的真理として信奉され始めた時であった。 祖国は彼女を「国の盾」として期待をし、彼女もまたその期待を当然のものとして受け止めていた。 それは、大艦巨砲主義の影響により、彼女の後輩達が恐竜的な進化を遂げ、最前線から後方へと 下げられてもなお、その思いは揺らぐことはなかった。 そして時は過ぎ、彼女は第二の人生を歩まざるを得なくなった。 彼女自身はまだ第一線で戦えると考えていたが、祖国はそう判断しなかった。 一時は自暴自棄になってもいたが、姉達の説得もあり最終的には受け入れることにした。 もっとも、祖国の敗北という現実を直視する羽目になったことを考えれば、 姉達と命運をともにしていた方が幸せだったかとも思うが。 第二の人生もそれはそれで悪くはないものであった。 航空機から標的にされ、必死になって舞踏をしたときは、流石に屈辱 を感じたりもしたのだが、まだ若い士官や水兵達を鍛え上げるのはやりがい のある仕事であると思った。 時には海兵隊を乗せて上陸演習なんてのも行ったりもしたが、 輸送船代わりに使われるのは性にはあっていなかったことを覚えている。 後輩達は、時には生意気なことを言うものもいたが、大多数の後輩は 彼女に対して敬意を払っていた。「貴女がいてくれるからこそ私たちは技量を 上げることができるのです」と。 この日常がずっと続くものだと思っていた時代だった。 643. yukikaze 2011/11/26(土) 22 05 02 だが、時代は彼女の夢をあざ笑うかのように悪化していった。 祖国はこの星の覇権を握るべく、積極的な行動をとるようになった。 かつて彼女も繰り出したカリブ海のみならず、極東にも進出し、 そしてそうした行動を成功させるために、海軍力の強化にも乗り出した。 新しい後輩達が真珠湾へと来るのと同時に、これまでの古なじみが、 ある者はフィリピンに派遣され、ある者は中国に第二の人生を歩むために 旅だったときは、流石に物悲しさを覚えていた。 長い者とは20年近くも一緒にいたのだから。 そして運命の1942年8月15日。 東郷の末裔達は、遂に祖国に対して剣を抜いた。 その報を知ったとき、誰もが沸き立つものを押さえられなかった。 彼女も後輩達も、あの極東のサムライ達と雌雄を決することこそが使命であるというのが常識だったからだ。 だが、そんな高揚感も、本土から発せられた断末魔の電文によって断ち切られた。 未曾有の規模の津波が祖国を襲い、祖国は一撃の下に崩壊したのだ。 誰もが茫然自失とした。これからどうなるのだ? 自分たちはどうすればいいのか? 不安にさいなまれる毎日であった。そしてそれは、時間がたつごとに明らかになる 祖国の現状を知ることでますます深くなっていった。 陸地に横たわっていた彼女のすぐ下の後輩の姿を見たときは、神を呪いたくなったものであった。 そんな彼女達の悲嘆をさらに増やしたのが、極東のサムライ達であった。 開戦初日に中華民国海軍を鎧袖一触で蹴散らすと、戦艦4隻そろえたアジア艦隊も 赤子の手をひねるがごとく叩きつぶしてしまった。 何より「航空機によって戦艦が沈む」という事実は、全員の顔色を蒼白にしてのけた。 「自分達は無敵の存在である」という自負が幻想でしかないと突きつけられたからだ。 更に憂色を深めることになったのが、サムライ達の潜水艦部隊であった。 彼女たちはそれこそ自分達よりも隠密行動がうまく、その攻撃手段も全く見えないという反則的な技量を持っていた。 輸送船の船魂達は「忍術」と呼んでいたが、まさしくそうとしかいえない程の技量であった。 あまりの被害に、輸送船達はハワイに来ることを嫌がり、後輩達が洋上に出るのを制限されるほどであった。 (無論、貴重な燃料を減らしたくないという要因もあったのだが) 644. yukikaze 2011/11/26(土) 22 11 30 そして年が明け、いよいよ戦火がハワイへと近づいていた。 祖国は、ハワイでの決戦による勝利を以て戦争を終わらせようと 考えたのだが、彼女達も全く同感であった。 陸軍の航空隊と合同であるというのだけが癪ではあったが、 それも祖国の現状を考えればどうでもよいことであった。 決戦前夜。真珠湾にいるすべての艦魂達が集まってパーティーを開いた。 司令長官としての責務からか、いつもは生真面目な態度を崩さなかった サウスダコタの艦魂が、一番の酒豪であったレキシントンの艦魂と飲み比べをしたときは、 驚きと喝采に包まれたし、ビック5の面々が、コーラスを歌った時は皆がうっとりとした 表情で聞き惚れたものだった。 そして楽しい時は終わりをつげ、サウスダコタを先頭に、決死の表情で艦へと乗り込んでいった。 残った者たちは心の底から勝利を祈り続けた。 悲劇的な結末なんてものは彼女の好みではなかったが、現実はいやおうにも 彼女に悲劇的な結末を突きつけていた。 勇躍飛び立っていった陸軍の航空隊が、帰還時刻になっても全く帰ってこなかった ことに不安を覚えていたが、何名かの士官が「全滅だと!!」「一方的にたたかれているようだ」 ということをひそひそ声で話しているのを聞くと、なお一層不安が募っていった。 楽な戦ではないことは理解していたが、自分の想像をはるかに上回るほどの苦闘を後輩たちは 行っているようだ。一隻でも多く帰ってきてほしい。切実に願った彼女であったが、 帰ってきたのはごくわずかであった。 大怪我を負ったエンタープライズの艦魂が、先輩や後輩達がなすすべもなく サムライ達によって打ち取られ、断末魔の叫びをあげながら深き海へと沈んでいったこと を泣きじゃくりながら説明するのを聞きながら、彼女は呪わずにはいられなかった。 「死ぬのは年の順だろ。何故自分ではなくあの娘達なのだ」と。 この日、真珠湾で泣き声がやむことはなかった。 645. yukikaze 2011/11/26(土) 22 15 29 そして終焉の日。 彼女と、同じくらい老齢の平行板型の老嬢数隻。 そして駆潜艇10隻は、第一種礼装を着込んで、仇敵である日本海軍の来援を迎えた。 「せめてグッドルーサーとして終わろう」 彼女の言葉に、残った者も頷いた。せめてもの意地であった。 外洋から真珠湾へと入港してきたのは、日本海軍の新鋭駆逐艦であるカゲロウ級。 そしてその後方からは、モガミ級が2隻と、「ビックセブン」の一角であるナガトが 威風堂々と進んできた。 おさげ髪で眼鏡をかけていたカゲロウ級の艦魂(アキヅキという名前らしい)が、 こちらの代表はだれかと尋ねたので、彼女がゆっくりと進み出、名を告げた。 アキヅキは一瞬怪訝そうな顔をしたが、彼女の礼装に将官の飾りがあったのを見て、 慌てて一礼すると、ナガトの方に向かった。 しばらくして、日本海軍の礼装に身を継んだナガトの艦魂と、甲冑に身を固めた モガミ級2人の艦魂が現れた。 「アメリカ合衆国海軍退役中将。ユタであります」 「大日本帝国連合艦隊司令長官。ナガトであります」 互いに答礼をし終わった後、自分は正式に降伏を告げた。 ナガトはその言葉におごることはなく、周りの娘たちに 「決してアメリカの艦魂を辱めるような行動や言動はしないこと。 した場合は自分が切り捨てる」と命令を下した。 ツシマ海戦での大英雄である三笠がその命令を発して以来、日本海軍の艦魂にとっては、 何よりも守らねばならない誓約だという事だ。 ナガトは「何か不自由があれば出来うる限りのことはする」と約束をしてくれた。 立ち去ろうとするナガトに、彼女は無礼を承知で問いかけた。 「あの娘たちの戦いぶりはどうだったのか?」と。 ナガトは少しの間眼を閉じ、厳かに答えた。 「見事な敵だった。勇敢で満身創痍になりながらも一歩も引くことはなかった。 できれば敵としてではなく友として会いたかった」 こうして会談は終わった。 合衆国海軍で最も長く生き延びた彼女は、合衆国海軍を看取った後、 解体されるまでの間同胞に対して祈り続け、そして静かに眠りについたという。
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137 :yukikaze:2012/02/11(土) 23 22 34 第三帝国氏に敬意を表し、自分も名言集を。 舞台は、一回だけ考察した一年戦争を。 全く面倒なことだ。我が国はのんびりと昼寝をしたいだけなのだが。 もっとも・・・安眠を邪魔された代償は支払ってもらうがね。 ――――嶋田元帥、帝国との交渉決裂の報を聞いて 貴方は彼を『戦争の天才』と評したが、どうも貴方と私とでは戦争に対する 考え方に相当の差があるように思える。 私の考える戦争は『戦後の統治』までも考えるのだがね。 ――――近衛首相、ヤン・ウェンリーのラインハルト評に対して(※1) 『百年兵を養うは一朝有事の為』 かの皇帝はこの言葉をどこまで理解しているのか? ――――辻大蔵大臣、ラインハルトの好戦性に呆れて 宇宙艦隊の現有艦隊の半分は失われるだろうな。 もっとも、終戦時には、この3倍には膨れているだろうが。(※2) ――――古賀宇宙艦隊司令長官、戦争の見通しを聞かされて 開戦の号砲としてはそれなりか。 ――――高須東部方面軍司令官、イゼルローンを一日で破壊したことに 焦土作戦? 何を考えているのかしらあの方々は? 目先の勝利がそれほど大切なのかしら?(※3) ――――月詠宮皐月内親王、新帝国軍が焦土戦術をしたことを聞いての批評 「大敗を喫したことお詫びの仕様もございません。この上は死を以て」 「無用。これで我らの勝利は決定的になった」(※4) ――――ボーデン星域会戦で、焦土戦術による補給不足で大敗を喫した高須に対する、嶋田の返答 あれが向こうで最強と言われた黒色槍騎兵艦隊か。 ようこそ『殺しの間』へ。(※5) ――――東条西部方面軍司令官、ジャムシード星域会戦で スターライトブレイカーに撃ち抜けぬものなし(※6) ――――パランティア星域会戦で、機動鎮守府級戦艦の一斉射撃により、ミュラー提督を戦死させた 富永中将のセリフ 一つ尋ねよう。貴官らは今まで何をしていたのかね? ――――栗田中将、支援に遅れたことに抗議するオリベイラ教授に対して 貴公の主はルドルフが嫌いだそうだが、自分の欲求を満たすために戦争を起こすなど、ルドルフよりも悪質だ。 ――――シャーヘン星域会戦で、ミッターマイヤー元帥に、山口中将が放ったセリフ 戦術的には完敗。だが、所詮はピュロスの勝利。(※7) ――――第二次ランテマリオ星域会戦で、ラインハルトに敗れ去った小沢大将の述懐 死にたければ一人で死ね。 ――――ラインハルトが残存艦隊を率いて最後の決戦に赴いたことを聞いた古賀宇宙艦隊司令長官の評価 138 :yukikaze:2012/02/11(土) 23 23 17 新銀河帝国 また戦争か。 喜んでいるのはカイザーと軍人だけだ。 ――――開戦の報を聞いたブラッケ民政尚書の第一声 大日本帝国軍との開戦か。 よろしい。反徒どもの雑多なゲリラに付き合うのにはうんざりしていたんだ。 ――――開戦の報を聞いたビッテンフェルト黒色槍騎兵艦隊司令官の第一声 大日本帝国の軍勢など恐れるに足らず。 我らは常に勝利し続けてきた存在ぞ。 ――――皇帝ラインハルト、全軍を鼓舞する演説の一節 謀略も何もなく、ルッツが指揮して尚、一日も持たないとはな・・・ ――――ロイエンタール元帥、イゼルローン要塞が破壊された事を聞いて 確かに戦術的には我らは勝った。 だが・・・我らはあまりにも大きなものを失ったのだぞ。(※8) ――――ケスラー軍務尚書、ボーデン星域会戦での勝利に浮かないことを尋ねられて 皇帝は、二個艦隊よりもご自分の姉上の方が大事なのか!!(※9) ――――ワーレン提督、ハーン星域で援軍を求めるも、オーディン防衛の為に拒絶された事への反応。 俺はよくよく運のない男だ。 これまで多くの無能な上官や盟主の下で働かされ、今度は違うと思っていたが、どうやら同じだったらしい。 全く・・・目も当てられぬ。 ――――ファーレンハイト提督、ハーン星域会戦で戦死した際の今際の言葉 チェックメイト ――――沈黙提督アイゼナッハ上級大将が、ジャムシード星域会戦で帝国軍の重火力に絡め取られたのを見て ヤン・ウェンリーの偉大さがよくわかる。 俺には皇帝やロイエンタール、それにメックリンガーがいてくれるが、奴には誰もいなかったのだからな ――――ミッターマイヤー元帥、戦況の不利に対して 黄金獅子旗最後の煌めきか ――――第二次ランテマリオ星域会戦でのロイエンタール元帥の述懐 宇宙はかくも大きかったか ――――皇帝ラインハルトが、自死した際に述べたとされる 139 :yukikaze:2012/02/11(土) 23 24 30 (※1)ヤン・ウェンリーは、この近衛首相の言葉に恥じ、自らを歴史家失格であると断じたとされる (※2)当時宇宙艦隊は、正規艦隊20個艦隊40万隻の規模であり、終戦時には120万隻近い規模を誇った (※3)イゼルローン陥落後、帝国領に侵攻する大日本帝国軍に対し、グリルパルツァー大将がアムリッツァ 会戦の先例として焦土戦術を敢行。「戦術的勝利、政略的大敗北」と見なされる (※4)実際、同盟領のみならず、帝国辺境でも大規模な反乱が立て続けに勃発し、帝国軍は機動的運用 のみならず兵員補給の点で多大な障害を受けることになる (※5)大火力による濃密なクロスファイヤーにより、ビッテンフェルト、クナップシュタイン両提督戦死。 アイゼナッハ艦隊も8割近い損耗を受ける (※6)ちなみに、艦首砲の正式名称は「波動砲」なのだが、富永中将が言ったのは非公式名称である (※7)帝国軍3個艦隊。大日本帝国軍7個艦隊での大会戦。ラインハルトの戦術的才能をこれでもかと示した 会戦であり、大日本帝国軍は4個艦隊を失うが、帝国軍も全軍の3割を失い、補充戦力に限界のある 帝国にとっては、最後の勝利となった (※8)なお、ケスラーのこのセリフを帝国軍全体が共有するのは一ヶ月かかった (※9)増援を得て、フェザーンー帝国ルートを遮断しようとする東部方面軍に、新帝国軍はハーンで 食い止めようとするが一部部隊が陽動でオーディンに進撃したのを受けて、ラインハルトが 予備兵力をオーディンに送ったこと。 焦土戦術と絡んで、ラインハルトの評価が地に落ちることになった。 取りあえず今回はここまで。
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850 :yukikaze:2013/11/06(水) 00 39 33 アメリカ赤化ネタねえ・・・ じゃあ気分転換にやっつけで。 資本主義の第一人者であるアメリカ合衆国が赤化した理由は何故か? マルクス主義者たちの自己顕示欲にあふれた雑音を無視するならば、その最大の要因は恐慌と敗戦によるものであった。 1929年より始まった世界恐慌は、逸早くその兆候を察知して防衛態勢に入った日本経済圏を除いて各国に大打撃を与えることになった。 特に欧州や中国大陸での過剰な投資でマネーゲームをやらかしていたアメリカ合衆国は、見かけの発展を一気に吹き飛ばすほどの大打撃を蒙ることになった。工場は閉鎖し、失業者は街にあふれ、正に暗黒の時代と言ってよかった。 同時期に、「日本大陸改造計画」と、空前の規模のインフラ整備計画による公共事業と、英国と組んでのブロック経済圏を構築することで、順調に経済成長を遂げている日本とはまさに明暗を分けることになった。 こうした事態に、大統領となったルーズベルトはいら立ちを隠せず、日本に対し市場開放を迫ると共に大陸の権益を獲得しようと露骨に動くことになった。 条約破りをすることで列強から拒否感を抱かれていた蒋介石を大々的にバックアップし、彼の北伐に呼応して全世界の批判を無視してアメリカ陸軍を派兵するなど、当時の国際体制に思いっきりケンカを売るようなことをしでかしている。 当然のことながら、日本の対米感情は硬化することになるのだが、ルーズベルトはそれすら利用し、遂には青島沖で輸送船が爆沈した事件(実際には輸送した弾薬の取り扱い不備での事故)を理由に、強引に戦争へと突き進んでいった。 後世「ルーズベルトのクレイジーウォー」と呼ばれる太平洋事変の始まりである。 853 :yukikaze:2013/11/06(水) 00 55 57 彼がこれほどまでに戦争を望んだのは、アメリカ経済が危機的状況に追い込まれていた(アメリカ経済を回復させるには、ニューディール政策は短期的であり、予算も限定的であった)のもあるが、ダニエルズプランの戦艦群に過剰に期待していたのもあった。 日本の八八艦隊(憂鬱版長門型4隻、天城型4隻(yukikaze案)紀伊型8隻(yukikaze案))に生まれたこの戦艦群は、コロラド級4隻、レキシントン級4隻、サウスダコダ級4隻、ヴァージニア級4隻(改サウスダコダ。18インチ砲8門搭載)の威容を誇っており、確かに八八艦隊を除けば、世界最強の艦隊と言っても言い過ぎではなかった。 ルーズベルトにしてみれば、この彼にとっての誇りである艦隊が、ジャップの艦隊を叩き潰しエンペラーの宮殿に星条旗を掲げるという未来は決して夢想ではなかったのである。 だが・・・現実は非情であった。 1934年5月に行われたマーシャル沖海戦において、ルーズベルト自慢の艦隊は、第二のロジェストヴェンスキー艦隊として歴史に名を残すことになった。 日本海軍の芸術的と言ってもいい縦深陣に絡みとられた艦隊は、各個撃破された挙句、最後は旧式戦艦群の洋上降伏という屈辱を味わうことになった。 ダニエルズプランの戦艦は一隻残らず海底へと送り込まれたのに対し、日本海軍は大破した艦は続出したものの、自らの領域内であった事から戦艦で撃沈された艦はなく、一番大きな被害は霧島と磐城(天城型4番艦)の大破着底でしかなかった。 誰の目から見ても日本海軍の圧勝であり、アメリカ海軍そしてルーズベルトの威信は地に落ちた。 なおも継戦を叫ぶルーズベルトであったが、それもハワイが占領され、西海岸沖に連合艦隊が我が物顔に遊弋するようになった時には、演説するたびに怒号と物が投げ込まれる始末であった。 当然議会も彼を見離し、彼は史上最初の弾劾された大統領としてホワイトハウスを叩き出された。
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351. yukikaze 2010/01/24(日) 14 38 11 お待ちかね。長門ネタです 提督の憂鬱 支援SS 諸君。私は戦艦が大好きだ。 海軍の艦政本部には、一人の名物男がいた。 金田秀太郎。史実において、50万トン戦艦を提唱した人物である。 ご多分にもれず、彼もまた逆行者であり、そして筋金入りの戦艦好きであった。 何しろ金田に付けられたあだ名が「天下無双の戦艦狂い」であり、当人もそれを否定するどころか 「最高の褒め言葉」と、わざわざ名詞にまで印刷するほどであったのだから、推して測るべしである。 その為、艦政本部出仕が決定した時は、躍り上がって喜び、周りの同僚が「医者呼ぶか?」 と、囁いたほどであった。 そんな彼が、最初に(色々な意味で)名を轟かせたのは、扶桑建造の時であった。 史実と違い、1年早く艦政本部出仕になった事で(幸か不幸か)扶桑設計に用兵側の立場で 関わる事になった彼は、未来知識を駆使して、様々な提言を積極的に行っている。(湾曲煙突や七脚楼も彼の提言) 最初は金田のその提言を「素人が口出しして」と白眼視していた技術者も、その理論が理にかなっていることから 「金田という人は突飛なことを言い出す。最初は空想的なと思うのだが、結果的には大いに参考になる」 と、彼のことを評価している。(新型装甲板のMNCの早期導入に尽力した事も、彼を好意的に見る要素となった) もっとも、大蔵省や海軍の予算折衝担当は「あの馬鹿・・・少しは予算の事も考えろ」と、恨み節ではあったのだが。 さて、そんな彼にとって、長門建造は一大ビックイベントであった。 何しろ、長門級以降、日本海軍の戦艦建造は長期間にわたってストップしてしまうのである。 戦艦スキーな彼にとっては、正に無念断腸ではあるのだが、さすがの彼も国家を傾けてまで戦艦を作るべきであると言う考え には組しなかった。(曰く「国家破産したら戦艦作れなくなるじゃないか」) 故に、彼は自分が現役である間に作られる最後の戦艦(になるであろう)長門級を、自らの理想と言うべき戦艦に仕立てるという まさに戦艦スキーにとって、最大にして至高の野望を果たそうとしていた。 そんな彼が心血と精魂込めて作り上げたプランは、正に未来知識を総動員した代物であった。 何しろ、このプランを見た辻正信(彼は本プランの予算担当官であった)は「なにこの「ぼくのかんがえたさいきょうせんかん」」 と、(彼にとっては珍しい事に)絶句するほどであった。 勿論、辻はその設計プランの優秀さを理解しながらも、金額がとんでもないことになっていたので、コスト削減を 命じようとしたのだが、最早色々な意味で危ない表情になっている金田大佐から肩をつかまれ、小部屋に監禁され、 3時間に渡り「諸君。私は戦艦が大好きだ」と、大演説を受け、見事にダウンしてしまう結果になった。 余談だが、これ以降、辻正信は、金田が来ると聞いた瞬間、全力で逃げ出したのだが、大蔵省では誰もそれを批判する事はなかったという。 何故なら、大蔵省の役人全員が同じことをしたからであった。 かくして、金田大佐の理想を注ぎ込んだ長門と陸奥は、無事に1920年3月にそろって就役をすることになる。 彼は後々までそのことを自慢し、彼の居間には長門型の写真と、精密な模型が飾られていたと言う。