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トップ ボツ編 MonsterX-i / 2012年01月28日 (土) 05時41分39秒 MonsterX-iは生産を終了しています。現在は、 Monster X3(リンク先 Amazon)が発売されています。2012.5.15 目次 注意 総説 動作環境・製品仕様 MonsterX-iの取り付け ソフトウェアのインストールドライバ キャプチャーソフト ゲーム機との接続 ゲーム機の出力設定ゲーム機の出力設定を変更する意義 キャプチャーソフトによる解像度検出 キャプチャーソフトの使い方保存先の設定 表示映像の設定 キャプチャーの詳細設定MPEG-2 その他 プレビューウィンドウの操作 録画 ラグの対処法 ゲーム音とマイク音の同時録音 配信の場合の注意点 Tips 関連ページ 注意 現在、MonsterX-iはすでに生産を終了しています。後継モデルとしてMonster X2があります。同製品の使い方についてはMonster X2をご覧ください。 総説 MonsterX-iは、D端子を搭載したHDキャプチャーボードです。PS3やX-box 360といったHD対応ゲーム機と接続することにより、HD(ハイビジョン)画質で映像を取り込むことが可能です。高画質・高精細な映像を録画できるので、画質にこだわりたい場合に適した製品です。 MonsterX-iは、現段階でもっとも手軽なHDキャプチャーボードのひとつといえるでしょう。MPEG-2形式またはAVI形式で録画でき、価格的にも導入しやすい製品だからです。高画質な実況プレイ動画を作成する用途に向いています。ただし、ニコニコ生放送のためだけなら、MonsterX-iを使用する必要はありません(*1)。 MonsterX-iにはさまざまなゲーム機を接続してゲーム映像をPCに表示することができますが、HD画質でプレイ・録画できるゲーム機はPS3とXbox 360です。HD画質でなくSD(標準)画質でよいなら、WiiやPS2、さらにはPSP-3000とも接続して映像を表示することが可能です(PSPにつきPSP実況参照)。 ゲーム機 MonX-iとの接続・表示 HD画質での取込み PS3 ○ ○ PS2 ○ × Xbox 360 ○ ○ Wii ○ × PSP-3000 ○ × PSP-2000 ○ × ▲画面の上へ 動作環境・製品仕様 MonsterX-iの動作環境および仕様は以下のとおりです。意味がわからない用語については、キャプチャーボードおよびキャプチャーボードの選び方をご覧ください。PCI Expressスロットに接続するので、ノートPC用ではなくデスクトップPC用の製品です。 製品名 MonsterX-i 接続方式 PCI Express x1 エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ビデオ入力端子 D端子 対応OS Windows Vista / 7(32 / 64bit)、Windows XP(SP2以降) CPU Core 2 Duo 2.0GHz以上 公式サイト SKNET 備考 RCAオーディオ端子ほか光デジタル端子(角型)も装備 対応しているOSはWindows XPおよびWindows Vistaですが、32bit版Windows 7でも使用可能です(公式サイト参照)。また、2010年6月18日に64bit版対応ドライバが発表されました。同ドライバを導入することにより、64bit版Windows Vista / 7でもMonsterX-iを使用できるようになります。導入手順は公式サイトに書いてあるとおりです。 CPUがCore 2 Duo 2.0GHz以上というのは、たとえばPentium 4などのシングルコアでは正常に動作しないということです。自分のPCのCPUの種類・性能は確認しておきましょう。 ▲画面の上へ MonsterX-iの取り付け ここからは順にMonsterX-iの使い方を見ていきましょう。まずは製品をPCに取り付ける作業から行います。以下のようにしてPCI ExpressスロットにMonsterX-iを取り付けます。簡単にできます。詳細は、PCI Express接続をご覧ください。 PCの電源をOFFにする。 PCの電源ケーブルをコンセントから抜く。 PCのカバーを取り外す。 PCI Expressスロットのカバー(ダミーブラケット)を、ネジを緩めて取り外す。 MonsterX-iをスロットの奥まで挿入する。 先ほど外したネジを締めてMonsterX-iを固定する。 PCのカバーを元に戻す。 ▲PCの中身を側面から見たところ(左)と、MonsterX-iを取り付け後に後面から見たところ(右)。 ▲画面の上へ ソフトウェアのインストール ドライバ MonsterX-iの取り付けが完了したら、つぎはドライバ(デバイスドライバ)をインストールしましょう。PC起動後、インストールウィザードが表示されます。付属のCD-ROMをセットし、画面を順に進めていきます。詳細は取扱説明書(7~12頁)に書いてあるとおりです。すぐにできます。 ドライバを正常にインストールできた場合、デバイスマネージャに「MonsterX, BDA and Analog Capture Dvice」と表示されます。デバイスマネージャは、「スタート」→「コンピュータ」を右クリック→「プロパティ」→「デバイス マネージャ」で開けます。 キャプチャーソフト ドライバのつぎは、キャプチャーソフト(アプリケーション)のインストールです。CD-ROM内にある「MonsterX.exe」をダブルクリックして、画面を進めていきましょう(取扱説明書13~15頁)。最後にPCを再起動します。 キャプチャーソフトのインストールが完了すると、デスクトップ画面に「Monster-X」というショートカットアイコンが作成されます。キャプチャーソフトを起動するとWindows Aeroが無効になり(Windows Vista / 7)、以下のような画面が表示されます。 ▲キャプチャーソフトは、プレビューウィンドウとコントロールパネルから構成されています。プレビューウィンドウに映像が表示され、コントロールパネルで各種設定・操作を行います。 ▲画面の上へ ゲーム機との接続 ゲーム機とMonsterX-iとはゲーム機用のD端子ケーブルで接続します。D端子ケーブルはゲーム機に付属されていないので、別に用意する必要があります。そして、ゲーム機用のD端子ケーブルはゲーム機ごとに用意しなくてはいけません。つまり、PS3ならPS3用のD端子ケーブルが、Xbox 360ならばXbox 360用のD端子ケーブルが必要です(*2)。 音声ケーブル(白・赤)については、ゲーム機用のD端子ケーブルとセットになっています。したがって、音声ケーブルを単体で購入する必要はありません。ただ、MonsterX-iには光デジタル端子(角型)も搭載されています。同端子を使用してゲーム機(PS3・Xbox 360)とMonsterX-iを 光デジタルケーブル(角型)で接続することで、より高品質なキャプチャーが可能となります(*3)。 ▲画面の上へ ゲーム機の出力設定 ゲーム機の出力設定を変更する意義 ここでゲーム機の出力設定を変更しましょう。これをしないと、たとえばゲーム映像が表示されない、ゲーム映像は表示されるのだけれども低画質という症状、あるいは音声が聞こえないといったことが起こる場合があります。詳細は、ゲーム機の出力設定をご覧ください。 ▲PS3の映像出力設定 キャプチャーソフトによる解像度検出 付属のキャプチャーソフトを起動している場合、以上の設定を完了した時点で映像が映し出されているはずです。そして、検出された映像信号の解像度がコントロールパネルに表示されます。たとえば、PS3の映像出力を720pにした場合は、コントロールパネルに「720p」と表示されます。 このように、映像信号を検出して適切な解像度を設定する機能を自動解像度検出機能といいます。かりに映像信号の検出に失敗した場合は、コントロールパネルに「映像信号が検出されません」と表示されて映像が表示されません。しかし映像信号の検出に成功すると、「映像信号が検出されました。適切な解像度を設定中。。。」と表示され、しばらくして映像が映し出されます。 ▲画面の上へ キャプチャーソフトの使い方 コントロールパネルにあるをクリックして設定を行っていきます。特に難しい設定はありません。 ▲RCAオーディオ端子ケーブルを接続している場合は、が選択された状態であることを確認しておきましょう。光デジタルケーブルを接続してMonsterX-iとゲーム機を接続している場合は、をクリックします。この設定が適切でないと音声をプレビュー・録音できません。 保存先の設定 左メニューから「保存場所」をクリックしてください。「録画」の「...」ボタンをクリックすると、録画ファイルの保存先を設定できます。同じようにして「静止画キャプチャ」の「...」ボタンをクリックすると、スクリーンショットの保存先を設定できます。わかりやすい場所に設定しておきましょう。 表示映像の設定 引き続き、左メニューから「一般」をクリックします。「映像設定」で明るさとコントラストを変更できます(*4)。必要に応じて変更してください。「ビデオレンダリング」と「オーディオレンダリング」では、「プレビュー」がそれぞれ「Overlay」および「あり」になっていることを確認しておきます(*5)。 「常に前面に表示する」にチェックを入れておくと、デスクトップの最前面に常時ウィンドウを表示するようにします。 キャプチャーの詳細設定 MPEG-2 最後に左メニューから「キャプチャー」をクリックします。ここでは録画ファイルの画質・音質を決定します。「MPEG2」が選択されていることを確認しましょう。 「480i」「480p」「720p」「1080i」とあるので、ゲーム機が出力している映像信号(上述)に合わせて設定していきます。たとえば、ゲーム機が出力している映像信号が720pであるなら「720p」を設定します。ゲーム機が出力している映像信号が720pであるときに「1080i」の設定をしても意味がありません。 「ビデオ」と「オーディオ」に表示されている数値は、ビットレートを表しています。高画質を狙うならできるだけ大きな数値を選択しておきましょう(*6)。ただし、ビットレートが大きいほどファイルサイズも増えます。ニコニコ動画に動画を投稿する場合、録画後(実況プレイ動画完成後)にファイルサイズを小さくします(詳細は動画の容量を小さくする方法参照)。 「品質」についても数値が高いほうが高画質となりますが、CPU負荷が上昇するため、場合によっては映像がカクカクするかもしれません。実際に録画して品質を設定してください。 その他 MPEG-2の画質に満足できない場合は、PCにインストールされているコーデックを使用することもできます。たとえば、可逆圧縮コーデックであるHuffyuvを使用するのであれば、「その他」を選択したうえで「ビデオ」を「Huffyuv v2.1.1」、「オーディオ」を「PCM」、「ミキサー」を「AVI Mux」、「録画ファイル形式」を「AVI」にしましょう(*7)。 なお、Huffyuvを使用すると高画質なままキャプチャーできますが、ファイルサイズが大きくなるので注意してください。HDDの速度が重要になってきますし、再エンコード必須です。AVIファイルの容量制限についても覚えておきましょう。 プレビューウィンドウの操作 プレビューウィンドウの四隅をドラッグすると画面の大きさを変更できます。また、プレビューウィンドウをダブルクリックすると全画面表示となります。再度ダブルクリックすれば元に戻ります。をクリックすることで50%表示、をクリックすることで100%表示となります。 コントロールパネルを非表示にしたい場合は、コントロールパネル左端にあるをクリックしましょう。元に戻すにはキーボードの「Esc」キーを押します。 録画 録画を開始するには、コントロールパネルのをクリックします。録画中はコントロールパネルに経過時間が表示され、「録画中」の文字が点滅します。をクリックすると録画を停止します。 録画ファイルを再生して動画の品質が適切かどうか、不具合がないかなどを確認してください。録画ファイルは、をクリックして視聴したいファイルをダブルクリックすることで確認できます。この場合、付属のキャプチャーソフト上で動画が再生されます(*8)。 ▲画面の上へ ラグの対処法 MonsterX-iでラグが気になることはあまりないかもしれませんが、プレイするゲームによっては違和感があるという人もいるでしょう。この場合、D端子入力を備えたTV(*9)とD端子出力を2系統以上備えたAVセレクター(分配器)を使用することによって対策可能です。ゲーム機の映像・音声を、TVとMonsterX-iの双方に分配出力するという方法です。 ▲通常、ゲーム機は出力した映像・音声をMonsterX-iにのみ出力します。しかし、ゲーム機の映像・音声をMonsterX-iだけではなくTVにも同時に出力すれば、TVを見ながらゲームをプレイできるようになります。そうすると、プレイするうえでMonsterX-iのラグの影響を受けません。 用意する物としては、ほかにD端子ケーブルを2本用意する必要があります。すなわち、MonsterX-iとゲーム機を接続するさいに用意したゲーム機専用のD端子ケーブルのほかに、ゲーム機専用ではない通常のD端子ケーブルが2本必要となります。2本のD端子ケーブルのうち1本は、AVセレクターとTVを接続するために使います。そしてもう1本は、AVセレクターとMonsterX-iを接続するために使います。 この方法は、費用がかなりかさむのが欠点といえるでしょう。しかし、映像・音声を分配可能なAVセレクターを使用する以外にMonsterX-iのラグを回避する方法はありません。したがって、AVセレクターを使用せずにプレイしてラグを我慢するか、それともAVセレクターを使用してラグを回避するかという選択になります。ただ、MonsterX-iのラグは妥協できる範囲ともいえるので、最初は前者をお薦めしておきます。 ラグ対策についてよくある勘違いとしては、たとえば「PS3とMonsterX-iとをD端子ケーブルで接続し、かつPS3とTVとをHDMIケーブルで接続すれば、AVセレクターは不要ではないか」というのがあります。つまり、PS3の映像・音声をMonsterX-iとTVに同時出力できるという誤解です。しかし、PS3は解像度の異なる映像信号を同時出力できないのです。注意しましょう。 なお、キャプチャーボードのラグを回避する方法(方法4)も参考にしてください。 ▲画面の上へ ゲーム音とマイク音の同時録音 勘違いする人が多いのですが、動画共有サイトに投稿する実況プレイ動画を作成するさい、PCにマイクを接続して付属のキャプチャーソフトで録画すると、ゲーム映像とゲーム音声からなる動画ファイルができあがります。マイク音声は入りません。 これは付属のキャプチャーソフトが、音声に関してMonsterX-iに接続されている機器の音だけを録音しているためです。つまり、付属のキャプチャーソフトはどのような音声を録音するのかというと、ゲーム機の音声だけを録音するわけです。マイク音声については付属のキャプチャーソフトで録音してくれません。 では、どのようにしてマイク音声を録音するのかということになりますが、これについてはニコニコでゲーム実況 / 実況音声の録音(TVゲーム)を併せてご覧ください。一般的には、マイク音声を録音ソフトで別に録音して、録画した動画ファイルとあとで合成するという手法が使われています。 ▲画面の上へ 配信の場合の注意点 さきほど表示映像の設定で、「ビデオレンダリング」の「プレビュー」を「Overlay」にしました。ゲームを録画する場合はこのままでよいのですが、実況配信する場合は注意が必要です。なぜなら、「Ovelay」のままだとゲーム画面だけが真っ黒に塗りつぶされた状態の映像を配信することになってしまうからです。 対処法としては、「プレビュー」を「VMR7」または「VMR9」にするという方法があります(*10)。ただ、この設定では付属のキャプチャーソフトだとプレビュー映像がカクカクするはずです。そこで、実況配信の場合は別のキャプチャーソフトを使用するとよいでしょう。 キャプチャーソフトの例としては、アマレコTVやMonXTesterなどがあげられます。アマレコTVの場合は、同ソフトウェアの「高度な設定」タブの「ビデオレンダラー」で「自動」を選択します。MonXTesterの場合は、メニューバーにある「設定」で「VMR7」または「VMR9」を選択してください(*11)。 録画目的でMonsterX用のMxCaptureというキャプチャーソフトもよく使用されています。しかし、同ソフトウェアで「Overlay」以外の描画方法にすると、付属のキャプチャーソフトと同様の症状が発生します。 ▲画面の上へ Tips MonsterX用キャプチャーソフトであるMxCaptureを使用し、ビデオコーデックにHuffyuv、マルチプレクサにAVI Muxではなくhunuaa AVI Mux、という組み合わせでキャプチャーする人もいます。PCのスペックに余裕があるかぎり高画質でコマ落ちのないキャプチャーが可能です。hunuaa AVI Muxは、ふぬああというキャプチャーソフトをインストールすることで使用できるようになります(*12)。詳細はげーむもんをご覧ください。 PS2をMonsterX-iに接続してPS2上でPS1のゲームをプレイすると、MonsterX-iでは映像が表示されません。しかし、PS3をMonsterX-iに接続してPS3上でPS1のゲームをプレイすれば、映像が表示されます。 付属のキャプチャーソフトでは音量調整することはできません。 ▲画面の上へ 関連ページ このページと関連性の強いページは以下のとおりです。 ページ名 内容 重要度 キャプチャーボード キャプチャーボードの意義、役割 A キャプチャーボードの選び方 キャプチャー機器を選択するさいのポイント A キャプチャーボードのラグを回避する方法 TVゲームキャプチャー時の遅延対策 B+ HDキャプチャーボード HD画質でのキャプチャーについて B キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは 映像・音声が出ないときの対処法 B ▲画面の上へ トップ ボツ編 MonsterX-i / 2012年01月28日 (土) 05時41分39秒 名前 コメント 録画のさいに画面が少し薄い紫色になるのですがどうすればいいのですか? -- 西郷 (2012-01-28 05 41 39) ビエラのモニター出力はD端子に対応してないのでは。 なので無理です。 -- 名無しさん (2011-05-18 18 31 48) ラグ対策の1つとしてビエラのモニタ出力を使ってもいいのでしょうか? -- ブラビア人 (2011-05-18 17 45 08)
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トップ キャプボカテゴリ概要 各キャプチャーボードの詳しい使い方 MonsterX U3.0R / 2018年12月24日 (月) 20時52分30秒 キャプチャーボードの基本的な知識については、キャプチャーボードをご覧ください。 キャプチャーボードの選び方については、キャプチャーボードの選び方をご覧ください。 定番!文句なしの人気HDMIビデオキャプチャー MonsterX U3.0Rは、HDMI端子を搭載したHDビデオキャプチャーです。MonsterX U3.0Rの特長は以下のとおりです。 ▲ USB 3.0接続のMonsterX U3.0R(リンク先 Amazon) 1080p/60fps対応 フルHD画質の1080p/60fpsに対応しており、高画質・高精細な映像を表示して録画できます。一般的なHDキャプチャーボードを越える画質となります。 大画面TVでゲームをプレイしながら録画・配信できる TVに映像・音声を出力する機能(パススルー出力)に対応しています。大画面TVでゲームプレイしつつ、PCのほうでゲームを録画・配信する、といったことが容易にできます。 目次 動作環境・製品仕様USB 3.0について 付属品 接続可能なゲーム機の例 他製品との比較MonsterXX2 GC550 Game Capture HD60 S ソフトをインストールするドライバ キャプチャーソフト ゲーム機を接続するPS4、Switch、Wii Uなどの場合 PS3の場合 iOSデバイスの場合 ゲーム画面を映して録画する方法 アマレコTVの使い方 ライブ配信のやり方 パススルー出力 HDCPの対策まとめ特定のHDMI分配器をかませる方法 初期ドライバを使う方法 アマレコTV→付属キャプチャーソフトの順に起動し、アマレコTVで録画する方法 ほかのアプリで画面を録画する方法 こんなときはキャプチャーソフトにゲーム画面が表示されない パススルー先のTVにゲーム画面が映らない 映像が途切れる、フリーズする、ブルースクリーンになる 製品が認識されない 筆者がMonsterX U3.0Rを使用した感想よい点 悪い点 関連ページ 動作環境・製品仕様 MonsterX U3.0R(Amazonで価格を見る) MonsterX U3.0R 接続方式 USB3.0 エンコードタイプ ソフトウェアエンコード ビデオ入力端子 HDMI端子 対応OS Windows 10/8.1/7(32/64bit) USB 3.0について MonsterX U3.0Rを使用するうえで、もっとも注意したいのがUSB 3.0接続についてです。MonsterX U3.0RはUSB 3.0専用であり、USB 2.0では動作しません。まずはPCにUSB 3.0が搭載されていることを確認しましょう。 ▲USB 3.0は青い端子なので、PCを見ればUSB 3.0対応かどうか、すぐにわかります。 公式サイトでは、Intel製またはルネサス製のUSB 3.0が推奨されています。ASMedia製、Etron製、FrescoLogic製、VIA製のUSB 3.0は、PCが不安定になる可能性があります。Intel製またはルネサス製のUSB 3.0がPCに搭載されているかどうか、デバイスマネージャーで確認しておいてください(*1)。 ▲デバイスマネージャーで、「Intel USB 3.0 eXtensible Host Controller」または「Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller」などと表示されていることを確認します。 付属品 MonsterX U3.0Rの付属品は以下のとおりです。USBケーブルは付属されていますが、HDMIケーブルは付属されていません。 ▲画面の上へ 接続可能なゲーム機の例 MonsterX U3.0Rが対応しているゲーム機は、HDMI端子を搭載しているゲーム機です(例 PS4、Switch)。MonsterX U3.0RはHDCP非対応であるため、PS3などと接続してもゲーム画面を録画できません。対処法は後述します。 HDMI端子による接続 備考 PS4 ○ PS4側の設定でHDCPをHDCPをOFFにしておく PS3 × ただしHDMI分配器を使えば対処可能(後述) PS2 × Switch ○ 問題なし Switch Lite × Wii U ○ 問題なし Wii × Xbox 360 ○ 問題なし Xbox One ○ 問題なし PSP-3000/2000 × PS Vita TV × ただしHDMI分配器を使えば対処可能 iOSデバイス × ただしHDMI分配器を使えば対処可能(後述) 細かいことをいえば、MonsterX U3.0R付属のキャプチャーソフトを使用した場合にかぎり、PS3などHDCPがかかった映像を表示することはできます。ただし、その場合でも録画やスクリーンショット撮影はできません。 ▲画面の上へ 他製品との比較 MonsterX U3.0Rと似た製品について、簡単に比較しておきます。 MonsterXX2 MonsterXX2は、デスクトップPC用の製品です。大きな特徴があるわけではないので、あえて購入候補にする必要はないでしょう。パススルー出力も搭載されていません。ただ、実売価格はMonsterX U3.0Rよりも安くなっています。1080p/60fps対応であるにもかかわらず、1万円前後の実売価格で購入できます。 MonsterXX2の使い方 GC550 GC550は、USB 3.0接続、1080p/60fps対応、パススルー出力対応という点でMonsterX U3.0Rと共通しています。HDMI端子に加えてコンポーネント端子を搭載している点、および付属のキャプチャーソフトが多機能・高機能である点で、とても使いやすい製品です。GC550はゲーム実況に特化した作りであり、ひとつの完成形といえるかもしれません。 GC550の使い方 ただ、そのぶん価格が高めです。実売価格が2万円を越えるGC550と、2万円を切るMonsterX U3.0R、どちらを購入すべきかは悩ましいところでしょう。GC550の多機能さに魅力を感じるかどうか、PS2やWiiなどのゲーム機を接続したいかどうか、といった点が重要です。 Game Capture HD60 S Elgato Game Capture HD60 Sも、やはりゲーム実況用に開発された製品で、海外で強い人気を誇ります。機能的には、上述のGC550と多くの点で共通しているといってよいでしょう。MonsterX U3.0Rとの違いについては、けっきょくのところ機能をとるか、価格をとるか、という点に帰着します。つまり、便利さをとるならGame Capture HD60 S、少しでも安く購入したいならMonsterX U3.0Rです。 Elgato Game Capture HD60 Sの使い方 ▲画面の上へ ソフトをインストールする ドライバ、およびキャプチャーソフトをインストールします。今回は、公式サイトからソフトを入手してインストールする方法をご紹介します。もちろん、製品付属のCD-ROMからインストールしてもかまいません。 ドライバ ドライバは、MonsterX U3.0RをPC上で動作させるために必要です。必ずインストールしましょう。 MonsterX U3.0RをPCのUSB 3.0ポートに接続する。 公式サイトにアクセスする。 「MonsterX U3.0R」のところにある「ドライバ」のVer.2.0.15317.0をダウンロードする。 ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックする。 画面を順に進めていく。 ドライバのインストールが完了する。 キャプチャーソフト キャプチャーソフトは、ゲーム画面をPCに映したり、録画するために使用します。 公式サイトにアクセスする。 「MonsterX U3.0R」のところにある「アプリケーション」のVer.1.0.17217.1をダウンロードする。 ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックする。 画面を順に進めていく。 キャプチャーソフトのインストールが完了する。 PCを再起動する。 ▲画面の上へ ゲーム機を接続する MonsterX U3.0Rとゲーム機は、HDMI端子で接続します。HDMIに対応していないゲーム機は接続できません。 PS4、Switch、Wii Uなどの場合 別途用意したHDMIケーブルを使って、ゲーム機のHDMI端子とMonsterX U3.0RのHDMI端子を接続します。「IN」と表記されている部分(HDMI入力)にゲーム機を接続しましょう。 PS3の場合 PS3の場合はHDCP対策が必要です。たとえば、 「AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力」(リンク先 Amazon)を用意し、下図のように接続します。 iOSデバイスの場合 iPhoneなどのiOSデバイスをHDMI接続する場合は、 Lightning - Digital AVアダプタ(リンク先 Amazon)が別途必要です。また、HDCP対策も必要になります。ほかのキャプチャーボード(例 GC550、Elgato Game Capture HD60 S)であればHDCPは問題ないのですが、MonsterX U3.0Rの場合は異なります。 キャプチャーボードを使ってiPhoneの画面をPCに映す方法を参照 ▲画面の上へ ゲーム画面を映して録画する方法 ゲーム機を接続できたら、ゲーム画面を付属のキャプチャーソフトに映してみましょう。 ゲーム機の電源を入れる。 付属のキャプチャーソフトを起動する。 ゲーム画面が映る。 ゲーム画面が映ったあとは録画もできます。ただし、録画中、自分の声を動画に入れる機能はありません。対処法は、後述するアマレコTVを使うことです。声を別録りで入れる方法もあります。 録画ボタンをクリックする。 録画を停止したい場合は、停止ボタンをクリックする。 再生ボタンをクリックして動画を確認する(*2)。 動画は、AviUtlなどの編集ソフトで編集できる。 録画を開始した直後にゲーム画面がカクカク動く場合は、HDDの転送速度が間に合っていない可能性があります。対処法として、スパナのアイコンから「キャプチャー」を選択し、「ビデオ」で適当なコーデックを選んで録画する方法があります(「非圧縮」以外を選ぶ)。コーデックの意味がよくわからない場合は、後述のアマレコTVを使用して録画しましょう。 ▲画面の上へ アマレコTVの使い方 MonsterX U3.0Rは、付属のキャプチャーソフトの代わりにアマレコTVを使うことができます。多くの点でアマレコTVのほうが優秀なので、基本的にはこちらを使いましょう。自分の声を入れることもできます。ただ、初回時にいろいろと手間がかかります。ダウンロードすれば使えるというものではありません。その点は理解しておいてください。 アマレコTVを参照 ▲「グラフ1 (デバイス)」タブでの設定例。ドライバのバージョンが古い場合は、「MonsterX U3.0R Capture 0」ではなく「Othello Capture 0」と表示されます。 ▲画面の上へ ライブ配信のやり方 一般的に、ゲーム配信では配信ソフトを用いることになります。配信ソフトというのは、文字どおりライブ配信するために使うアプリです。具体的には、これを使ってゲーム画面やゲーム音、マイク音をリアルタイムで配信するわけです。定番の配信ソフトとして、OBS Studio、またはXSplitを覚えておきましょう。 ゲーム配信の基本的なやり方については、下記ページをご覧ください。配信サイトごとに、配信ソフトの設定方法を解説しています。 解説記事 備考 ニコニコ生放送 こちら ツイキャス こちら Twitch こちら お薦め YouTube Live・YouTube Gaming こちら お薦め OPENREC こちら Mixer(旧Beam) こちら OBS Studioにゲーム画面を映す方法を知りたい場合は、下記ページをご覧ください。MonsterX U3.0Rの設定例についても解説しています。ただし、読むのは後回しでかまいません。中・上級者用です。 OBS Studioの映像キャプチャーデバイスの設定方法を参照 ▲画面の上へ パススルー出力 MonsterX U3.0Rにはパススルー出力機能が搭載されています。この機能によって、PCのほうでゲームを録画・配信しつつ、TVでゲームプレイすることができるようになります。用意するものは、HDMI入力を搭載したTVとHDMIケーブルです。 パススルー出力機能の使い方を参照 ▲パススルー出力して、TV画面でゲームをプレイする場合の接続方法 ただ、わざわざTVを用意するのは避けたいという人もいるでしょう。MonsterX U3.0Rの場合、パススルー出力機能は必ずしも使用しなくてもかまいません。遅延は小さいため、PCの画面を見ながらゲームをプレイし、録画・配信してもよいのです。したがって、TVが必須というわけではありません。パススルー出力するかどうかは、各自で判断してください。 ▲PCの画面でゲームをプレイする場合の接続方法 なお、パススルー出力するためには、PCが起動した状態でないといけません。PCをシャットダウンまたはスリープ状態にすると、パススルー出力は中止されます。 ▲画面の上へ HDCPの対策まとめ すでに述べたとおり、MonsterX U3.0Rでは、PS3、PS Vita TV、iOSデバイスをMonsterX U3.0Rに接続しても、通常の方法では録画できません。対処法は4種類あります。 特定のHDMI分配器をかませる方法 特定のHDMI分配器を使用してHDCPを回避する方法です。上述したとおりです。 初期ドライバを使う方法 ドライバのバージョンが1.3.13196.0(初期ドライバ)である場合は、アマレコTVでPS3などの映像を表示・録画できます。このバージョン以外のドライバではできません。バージョン1.3.13196.0の場合に限り可能な方法です。 なお、配信ソフトのOBS Studioを使用する場合、初期ドライバでは「+」→「映像キャプチャデバイス」で画面が映りません。 アマレコTV→付属キャプチャーソフトの順に起動し、アマレコTVで録画する方法 初期ドライバでない場合は、以下のような方法でPS3などの映像を録画できます。アマレコTV→付属キャプチャーソフトの順に起動し、アマレコTVで録画する方法です。環境によっては、動作が不安定になることがあるかもしれません。 アマレコTVの設定をすませておく。 アマレコTVを起動する。 アマレコTVを起動したまま付属キャプチャーソフトを起動する(*3)。 アマレコTVにPS3の映像が表示される。 アマレコTVで録画を開始する。 この方法の場合、必ずアマレコTV→付属キャプチャーソフトの順に起動しましょう。順番が逆だと成功しません。また、アマレコTVに映像を表示したあと、付属のキャプチャーソフトは終了してはいけません。終了させてしまうと、アマレコTVで表示している映像が固まります。 ほかのアプリで画面を録画する方法 付属のキャプチャーソフトにPS3などの映像を表示し、この画面をほかのソフトで録画する方法です。 付属のキャプチャーソフトでPS3の映像・音声を視聴できる状態にする。 PCの画面を録画できるソフト(例 Bandicam、ロイロ ゲーム レコーダー)で、付属のキャプチャーソフトに表示されているゲーム画面を録画する。 ▲画面の上へ こんなときは キャプチャーソフトにゲーム画面が表示されない キャプチャーソフトにゲーム画面が表示されない場合、とくに以下のような対処法があります。まずは問題の切り分けのため、付属のキャプチャーソフトにゲーム画面が表示される状態をめざします。より詳しい方法や、ほかの対処法についてはリンク先のページをご覧ください。 MonsterX U3.0RのHDMI端子の「IN」と「OUT」をまちがえていないか確認する。 HDMIケーブルをいったん抜いたあと、しっかりと接続する。 HDCPが原因になっている可能性を疑う(上述)。 ゲーム機の出力解像度を720pにする。 別のUSB 3.0端子に接続する(USBハブは使わず直接接続)。 MonsterX U3.0RのHDMI端子の「OUT」とTVのHDMI端子を接続する(パススルー出力することで映る場合がある)。 MonsterX U3.0Rのドライバを再インストールする。 キャプチャーボードの映像・音声が出ないときはを参照 パススルー先のTVにゲーム画面が映らない パススルー出力時、TVのほうにゲーム画面が表示されない場合は、TV側の仕様・設定が原因になっていることもあります。対処法については以下のページをご覧ください。 パススルー出力機能の使い方を参照 映像が途切れる、フリーズする、ブルースクリーンになる PCの動作が不安定である場合は、USB 3.0接続が原因になっている可能性があります。とくに、USB 3.0ホストコントローラーのメーカーが重要です。Intel製 、またはルネサス製でなくてはいけません。USB 3.0ドライバの再インストールも念のため行っておきましょう。ほかにも、省電力機能をOFFにする、ゲーム機の出力解像度を720pにする、ストレージを変更するといった対処法も基本です。 キャプチャーボードが不安定な場合の対処法を参照 製品が認識されない 製品がPCに認識されない場合は、以下のページをご覧ください。まずは、MonsterX U3.0RとPCとの接続を見直します。 キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法を参照 ▲画面の上へ 筆者がMonsterX U3.0Rを使用した感想 SKNET USB3.0接続 HDMIビデオキャプチャーユニット MonsterX U3.0R SK-MVXU3R posted with カエレバ エスケイネット 2013-07-30 Amazon 楽天市場 よい点 HDMIおよび1080p/60fpsに対応しているので、ゲームを完璧にキャプチャー可能。 パススルー出力が便利。同機能を使わないでも、PCの画面を見ながらゲームはプレイできる。そのときの気分で選べる。 PS3の画面を表示するための方法がある点はうれしい。HDCPでガチガチというわけではない。 悪い点 USB 3.0専用の製品という点で人を選ぶ製品ではある。PC環境によっては、ブルースクリーンや、映像・音声が途切れる原因になる場合も。 付属のキャプチャーソフトは、機能がシンプルすぎてものたりない。 ▲画面の上へ 関連ページ コメント質問など ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフトお薦めは3本!AviUtl、PowerDirector、Vegas Proで決まり ゲーム配信で必要になるものあらゆる配信サイトに対応!ゲーム配信で必要なものを準備しよう Skypeの通話音声を動画に入れる方法動画にSkypeの通話音声を入れるやり方、3パターンを解説 実況用PCマイク/こんなときはPC用マイクについてのFAQ ▲画面の上へ
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