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Mod名 Senna s Mod 前提Mod MinecraftForge Minecraft バージョン 1.7.10 Modバージョン 1.0.1 ダウンロード Senna Lab 概要 更新情報 モンスター アイテム 防具 食料 概要 自由気ままに作っているMODです。 Sennaをモチーフとした武器、防具、食料、モンスターなどを追加します。 モンスターはバニラより少し強力。 不具合などの報告はTwitterにお願いします! Wikiの記述ミスなどもTwitterへ! 更新情報 2016/9/10 - ver1.0.1 公開 BlackSennaSwordのレシピを変更。 2016/8/26 - ver1.0.0 公開 モンスター Senna Zombie 体力:200 攻撃力:12 ドロップアイテム:腐った肉Raw Senna Meat Black Senna Zombie 体力:300 攻撃力:20 ドロップアイテム:腐った肉Raw Senna Meat Senna Creeper 体力:30 攻撃力:通常時:24.5 帯電時:48.5 ドロップアイテム:Senna Powder Black Senna Creeper 体力:50 攻撃力:通常時:24.5 帯電時:48.5 ドロップアイテム:Senna Powder アイテム Senna Powder SennaCreeper, BlackSennaCreeperからドロップ Senna Block 必要素材:Fragment Sennanium:4 セナニウムのかけらを数個ドロップ鉄以上のツルハシが必要 Sennanium 必要素材:Fragment Sennanium:9 クラフトに使用する Senna Sword 必要素材:Sennanium:2Stick:1 攻撃力:20 Black Senna Sword 必要素材:Sennanium:2Stick:1Diamond:2Fragment Sennanium:2 攻撃力:30 防具 Senna Helmet 必要素材:Fragment Sennanium:5 防御力:5 Senna ChestPlate 必要素材:Fragment Sennanium:8 防御力:9 Senna Leggings 必要素材:Fragment Sennanium:7 防御力:5 Senna Boots 必要素材:Fragment Sennanium:4 防御力:3 Black Senna Helmet 必要素材:Sennanium:5 防御力:5 Black Senna ChestPlate 必要素材:Sennanium:8 防御力:10 Black Senna Leggings 必要素材:Sennanium:7 防御力:6 Black Senna Boots 必要素材:Sennanium:4 防御力:4 食料 Raw Senna Meat SennaZombie, BlackSennaZombieからドロップ Cooked Senna Meat 必要素材:Raw Senna Meat 満腹度20回復。移動速度上昇Ⅱ、即時回復Ⅱ、再生能力Ⅱが付与される Dry Senna Meat 必要素材:Cooked Senna Meat 満腹度10回復。いつでも食べられる。付与エフェクトはCooked Senna Meatと同じ
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298名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 00 14 27.22 ID TsN1DEfyO 弓道場には誰も居なかった。 そりゃそうだ、あと2日後に、地球は終わるんだから。 弓道場の鍵を締めて、鍵を職員室に戻しに行く。 「早坂」 「どうしました?先生」 「もう、2日しかないんだよな…お前は最後の日、どうするか決めたか?」 「いえ、まだ…」 「早く決めとけよ、悔いのないようにな」 「悔いのないように、か」 帰り道、私は立ち止まって目を閉じる。 「父さんも母さんも死に、一人になった私が…何を悔いるというんだろう」 父と母の顔の次には、弓道部員の顔が頭に浮かぶ。 「弓道部もしっかり引っ張れたし…」 と、その時、一人の少年の姿が頭に浮かんだ。 495 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 08 35 59.40 ID TsN1DEfyO 298の続き 「木元…」 彼、木元一也は弓道部員だった。私が風邪を引いて休むまでは。 私が休んでいた間に、彼は退部届けを出したらしい。 …恐らく、理由はイジメだろう。 一ヵ月前に相談を受けた。 私しか中立的な人間がいなかったかららしい。 それから私は、部室ではいつもさりげなく彼の傍にいた。さすがに部長の私が見ている前ではイジメが起きることはなかった。 私が風邪で倒れたときに、いやな予感はあったが… 彼が退部した日の夜に、電話をかけた。 「木元、私だ。早坂だ」 「先輩…」 「退部したって、本当なのか?」 「…」 「何で、私に何も言ってくれなかった?」 「…もう、いいんです」 そのまま、電話は切れた。 503 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 08 54 36.24 ID TsN1DEfyO あの日から、私は彼の姿を見ていない。もっとも、探そうともしていなかったわけだが。 私は憂鬱だった。彼に、最後まで信じてもらえなかったことに。何も、話してくれなかったことに… そして、私は忘れることにした。 忘れた、はずだった。 「…」 忘れた、はずなのに。 「木元…」 急に、頭のなかに彼の姿が蘇る。 ぱっとしない、地味だけど中の上くらいの顔をしていた彼。 その彼が、深夜、一人でベッドに座っている。 そして突然、閃光とともにその姿は蒸発し… 「…っ!」 周りを見渡すと、いつもの帰り道。 しばらくしてあれはただの妄想にすぎないと理解できたが、私の額を伝う冷や汗はとまらなかった。 彼の最期は、恐らく妄想の通りになるのだろう。 私が守り切れなかったから?彼が信じてくれなかったから? 「…違う」 …私も、彼を差別していたから。 511 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 09 04 37.05 ID TsN1DEfyO 私がすべき事は、彼をイジメから守ることじゃなくて、彼の友達を増やすこと…彼が幸せな学校生活を送る、その手助けをすることだったのではないか。 彼が私を信じなくなったのは、私が彼を守ることしか考えずに彼の気持ちをわかってあげられなかったからじゃないのか。 彼へのイジメが止まらなかったのは、止めるチャンスすら私の干渉で消し去ったからではないのか… 日は沈もうとしていた。 今日を含めてあと二回しか見られない夕日は、そんなこと知らんがなといわんばかりにいつものように輝いていた。 「もしも、そうなら…」 言葉がこぼれ、私の目は南を向いた。 「私は、行かなきゃいけない」 たとえ、門前払いにあっても構わない。 でも、行かなきゃいけない。 彼に、償いをするために。 515 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 09 12 49.27 ID TsN1DEfyO もう太陽はてっぺんしか見えないくらいまで沈んでいる。 全力で走ったのは、何日ぶりだろうか。 平凡な一軒家の前に着くと、私は呼び鈴をならした。 …… ……いないのだろうか、それとも、居留守をしているのだろうか…そう思ったときだった。 「島崎くんはいるかの曲芸?」 彼の、声。 「木元…私だ。早坂だ」 「先輩?…何の用です」 「お前に、謝りたいんだ…死ぬ前に」 「…」 「お願いだ、会わせてくれないか…」 「…合い言葉を」 「わんぱくふりっぱあ」 519 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 09 22 48.29 ID TsN1DEfyO 彼と冗談半分で決めていた合い言葉を言うと、玄関からカチャリと音がした。 「鍵を開けました…どうぞ」 扉を開けると、やつれた木元の顔が出迎える。 「こんばんは」 「ああ…お邪魔する」 「もう家には誰もいませんから…そんなこと言わなくていいですよ」 木元は感情のない声で受け答えをした。 彼の部屋に連れていかれると、茶を入れてくると言って木元が居間に向かっていった。一人残された私は、とりあえず彼の部屋を見渡す。 タンスと、ベッドと、勉強机。これ以上ないほど質素な部屋は、冷たい空気を孕んでいる。 彼の孤独な日々があまりにもストレートに反映されているのだ。 「先輩、お茶です」 気付くと、木元は茶を持ってきてくれていた。 冷たい木の床に座り、向かい合う。 521 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 09 35 57.88 ID TsN1DEfyO 「木元…すまない」 「…」 「私はお前を守ることしか考えていなかった。だから、お前を余計にみんなから引き離してしまったんだよな…本当にすまない」 「先輩…」 「もっと、わかってやるべきだったのにな…」 「いえ、そもそも僕がダメな男だったから…」 「そんな事はない!私が悪いんだ…」 木元は何も言わずうつむいている。恐らく木元は、私の罪を認めたくなかったのだろう。 「で…なんだが」 「なんですか」 「隕石が落ちるのは、明日の24時なんだよな」 「はい」 「……私は、お前に償いをしたいんだ」 「…」 「私の残りの人生を、お前の手のひらに委ねたい」 「…え?」 驚く彼を見て、私は宣言した。 「明日の夜まで、私を好きにしていいということだ」 530 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 09 06.95 ID TsN1DEfyO 「腹減った」 「わかったわかった、もう少しでカレーができるから待っててくれ」 エプロンを付けた私が、食卓で座っている木元と話している。 … 「何言ってるんですか!」 「…私じゃ不満か?確かに胸は小さいが…処女だぞ?」 「そういうことじゃなくて…」 「女には興味がないのか?」 「そうでもないです!…でも…その…」 「どうした?」 「先輩と、一緒に暮らしたいっていう気持ちはあります」 「そうか」 「…一緒に暮らすだけですよ」 「ああ、わかったよ」 …あの時の彼の顔は可愛かったな…とか思う。 結局、木元だってちゃんとした男の子なわけだ。 「ほら、食え」 カレーを盛り付けて食卓に置く。 「いただきます…」 スプーンで食べ始める木元を見ると、急に顔がほころぶ。 「おいしいかな?」 「はい…あ、先輩…」 「ん?」 木元が恥ずかしそうに呟く。 「先輩のそんな笑顔、初めて見ましたよ」 537 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 22 35.71 ID TsN1DEfyO 「湯加減はどうだー」 「いいですよー」 すりガラスの向こうから木元の気持ち良さそうな声がする。 「なぁ、木元ー」 「なんすかー」 「入っていいかー?」 「だめっすよー」 「即答か(´・ω・`)」 しばらくして彼が風呂から出たので、私も風呂に入ることにした。 「見るなよー」 「みませんよー」 脱衣室の向こうから聞こえる声は、心なしか興奮しているようにも聞こえる。 セーラー服を脱いで、髪を束ねていた紐を解くと、長い黒髪がふわりと広がる。 さらに下着と靴下を脱いで一糸纏わぬ姿になると、ひとつため息。 「相変わらず小さいな」 胸はほんの僅か膨らんでいるだけ。 「やっぱり大きいほうが良いのだろうか」 風呂に肩まで浸かって、またため息。 540 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 31 07.27 ID TsN1DEfyO 風呂を出ると、二人はベッドに横になった。 勿論、互いに服を着ているわけだが。 「なぁ、木元」 天井をみながら呟く。 「なんすか?」 「明日の夜に、死ぬんだよな」 木元の言葉が止まる。 確かに、信じたくない。 だって、前兆らしき事も何も起きていないし、むしろ平和じゃないか。 「恐いか?」 「さぁ…」 「…」 「でも、先輩だって恐いんでしょう?」 「!」 図星だった。 私は何も答えられずに彼の手を握った。 「こうしてて、いいか?」 「これくらいなら…いいですよ」 542 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 36 19.53 ID TsN1DEfyO 暖かい、彼の手。 イジメを受けている人間だから、こんなに優しいのだろうか。 …だとしたら、とんだ皮肉だな。 私は一人、笑った。 そしてそのまま、眠りに落ちたのだった… 547 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 53 50.72 ID TsN1DEfyO 翌朝。 目を覚ますと、木元は隣にいなかった。 居間の方で音がするからたぶん朝ご飯でも… 「…あれ?」 部屋の時計を見ると、時計の針は… 11時を指している。 「な、なんと!」 私は勢い良く飛び起きた。大寝坊じゃないか。しかも最期の日に。 「木元ー!」 着替えが弓道袴しかなかったのでそれに着替え、駆け足で台所に向かう。 「おはよーございます、先輩」 木元はフレンチトーストを皿に盛り付けていた。 「最期の日なんだから起こしてくれよ」 「だって先輩、すごく幸せそうに寝てたんですから、仕方ないじゃないですか」 「う」 顔が熱くなる。たぶん赤面してるんだろう。こんな事言われたら怒れないじゃないか… 「…まぁいい!私にもトーストを作ってくれないか?」 「ちゃんと用意してありますよ」 549 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 10 59 51.92 ID TsN1DEfyO 昼を過ぎると、二人揃ってテレビを見ていた。 死後の世界についての番組や、ひたすら性行為の場面を放送する番組など、もはやヤケクソな感じが否めないものばかりだった。 しかし私たちは見ていたのだ。そうして時間をつぶすしかなかったから。 夜9時を回った頃、木元は突然呟いた。 「先輩」 「どうした?」 「先輩がお風呂から出たら…」 「?」 「抱いて、良いですか?」 572 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 12 48 07.81 ID TsN1DEfyO 549の続き お湯に浸かると、ただでさえ熱い身体がさらに熱を持っているような感じがする。 身体を丹念に洗う。お清めの儀式みたいだなぁと思いながら。 「いよいよか…」 ついに男に処女を捧げるときが来るのか。 恐いわけではない。それよりも、こんなに緊張するのかと驚く気持ちのほうが大きい。 風呂を出ても、身体の熱は未だそのまま。私は下着を身につけずに弓道袴だけを着て寝室に向かった。 「木元…来たぞ…」 部屋に入って、彼のいるベッドに向かう。と、 「…!」 彼は寝ていた。 「そんな…(´・ω・`)」 起こそうとして肩に触れると、その時初めて彼が裸だということに気付く。 「木元…」 頬を撫でて、軽く、キスする。唇の先に、熱くて柔らかいものが触れた。 「何で寝てるんだよ…起きて…起きてくれよ」 揺するものの、起きる気配はない。 時計は11時半になろうとしていた。 579 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 13 19 39.57 ID TsN1DEfyO 「こいつ…確か童貞だったよな」 木元の頬を撫でながら呟く。 「女の味を知らずに…死ぬのか」 …このまま、彼の上に乗って挿入させれば、彼は起きてくれるのだろうか。 …それとも、彼は寝たまま初セックスするはめになるのだろうか。 「…お前は、汚れないほうがいいのか?」 11時52分。 終わりまで、あと8分。 「何で…こうなるんだろう」 私は天井を見ながら呟く。 最初は、確かに抱かれることに抵抗はあった。それは事実だ。 しかし今は、償いとかじゃなくて、素直に彼に抱かれたいという気持ちがある。 だから、私は今泣いているのだろう。 581 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 13 30 36.03 ID TsN1DEfyO 抱かれたいという思いが叶わない。 つまり女として死ねない。 それが、私への罰なんだと、そう思った時だった。 「…先輩」 その声に驚いて右を見ると、木元が悲しそうな顔でこっちを見ていた。 「ごめんなさい…寝たふり…してました」 「木元…」 「先輩、やっぱり僕に抱かれるの、嫌なんじゃないかなって思って…もっと上手い人のほうが良いんじゃないかって思って…」 「いや…いいんだ、木元」 そっと、背中に腕を回す。 「きっと、これでいいんだ…これで…」 そう言った瞬間、日付が変わるのを伝える私の携帯のアラームが、静かに響き渡った。 「……!」 583 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 13 46 31.83 ID TsN1DEfyO ああ、今死ぬんだ。 互いを抱き締める力が強くなっていく。 外からは人々の声。 ここにまで響くのなら、相当の大声だろう。おおかた、断末魔とでも言ったところか… 「やったぜえぇぇ!」 「いやっほおおおぉうぅ!」 …違う? 「先輩…」 「ああ、なんか変だな…」私はベッドから降りて、窓の外を見た。 夜空にはいつものように、星がきらめいていた。 「あのー、隕石はどうなったんですかー?」 外で乱舞している男に問い掛けると、驚くべき答えが返ってくる。 「隕石はそれたそうだお!地球は助かったんだお!」 「聞いたか?木元」 「は…はい!」 「よかったー!!」 私は木元と抱き合って喜んだ。初めて、嬉し泣きというものを経験した。 しばらくして、はしゃぎ疲れたので二人はぼーっとしている。 「ところで木元…」 「はい…?」 「もう…約束の時間は終わってしまった」 「あ…はい…」 585 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 13 54 24.25 ID TsN1DEfyO 木元は少ししょんぼりした顔をしている。 「こら、まだ話は終わってないぞ」 「え?」 「私は、お前が好きになった」 「え!?」 「だから…今度こそは私を抱いてくれ」 袴の帯を解き、木元を抱き締める。 「先輩…わかりました」 彼に導かれて、私はベッドに横になる。 私の服を脱がせる彼の手は、やはり震えていた。 「大丈夫…お互い、初めてなんだから」 そっとその手を握る。 彼の首から背中に手を回して、私はそっと呟いた。 「もうお前は一人じゃない…私が、ずっと一緒にいる」
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697名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 21 55 56.63 ID TsN1DEfyO 「Antartica Rules」 その名を知らない若者は、日本にはおそらくいないだろう。 全員17歳の男女5人組で構成された大人気バンドである。 隕石衝突の6日前、彼らは最後の日に無料ライブを行なうことを発表した… 709名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 22 14 19.67 ID TsN1DEfyO 「…んで、曲目を決めるわけだが…おい、裕也!聞いてんのか?おい!」 俺たちがライブまでの間寝泊りしているスタジオ。静かなその空間に、ベース担当の荒谷廣の大声が響く。 「聞いてるよ、どうせ俺はどの曲だってそらで弾けるんだ、聞かなくても別にいいぐらいだろ?」 俺、八坂裕也はだるそうに返事をした。 「いや、それがだな…唯や修一とも決めたんだが、次のライブは全曲お前ヴォーカルで行きたいんだ」 「は?」 その一言に、俺は不意打ちを受けたような感覚を覚えた。 「どしたの裕也、嬉しくないの?」 横から本来のヴォーカル担当である間宮唯が掛ける声すら、理解できないほどに俺は驚いていた。 715名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 22 22 25.34 ID TsN1DEfyO このバンドが駆け出しだった時代、ヴォーカルは俺が担当していた。今の唯との立場がまったく逆になっていて、当時は彼女がギターを弾いていた。 転機が訪れたのは、徐々に人気が高まり、レコード会社に売り込みにいこうとしていた時のことだった。 「私も歌ってみたい」 唯の突然の一言。 まぁ一回やってみたら良いんじゃないかと、俺たちは彼女用の曲を作った。 それが、すべての始まりだった。 719名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 22 36 07.07 ID TsN1DEfyO 彼女には歌の才能があったのだろう、その曲は人気を博し、俺たちはレコード会社にスカウトされた。 その時の契約条件は簡単だった。 「ヴォーカル担当は唯にする」 こうして、俺はギター担当になった。皮肉にも俺のギターテクニックは絶賛され、カリスマギタリストと呼ばれるようになった。 「…ちょっと、裕也、聞いてる?」 唯の声ではっと我に返る。 「裕也、引き受けてくれないだろうか」 ドラムスの高坂修一が初めて口を開いた。 「俺たちはみんな、お前の歌が最高だと思ってる」 「だから、最後はあなたに思い切り歌ってほしいの」 そう言う唯のショートヘアが微かに揺れた。 「お願いよ…歌って」 「でもよ、ファンはお前の歌しか知らないんだぜ?」 「大丈夫、私たちが説明するから…きっと、みんな分かってくれるよ」 俺は納得し、練習を始めた。 742 名前: ◆SPJ5GSENNs [ちょっと続き] 投稿日: 2006/04/21(金) 23 11 21.74 ID TsN1DEfyO ライブ当日、午後六時。 野外会場は雲一つなく、絶好のライブ日和だ。 俺たちのライブに集まったのは、約七十万人らしい。 「よし!行くか!」 俺が声をかけると、他の三人はみんな頷いて、俺と一緒にステージにあがる。 爆雷の、歓声、歓声、歓声。 その中でスタンバイを初め、しばらくすると、普段と違うポジションに観客がざわめき始める。 それを感じ取った唯が、マイクを取った。 「みなさん!ライブへようこそ!」 歓声が上がる。 「みなさんに、一つお知らせです」 また歓声。 「今日のライブは、私たちの原点回帰をテーマに計画しました。だから、初めにヴォーカルを担当していた裕也が、ヴォーカルを務めます」 突然、歓声が止んだ。 かと思うと、 「ゥゥウウウウウウ…」 会場全体から、ブーイングが始まった。 748名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 23 18 58.32 ID TsN1DEfyO 「裕也は下がれ!唯ちゃんに歌わせろ!」 「俺たちは唯ちゃんの歌を聞きにきたんだ!」 俺の心に次々と突き刺さっていく怒号。さらに音量を増すブーイング。 今、俺は全てに敵視されていた。 「裕也…」 泣きそうな顔で、唯がこっちを見る。 「やっぱり、ヴォーカルはお前なんだな」 俺は唯にマイクを渡すと、一人ステージの奥に下がっていった。 急に響く歓声を背に。 756名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 23 27 36.15 ID TsN1DEfyO それからはよく覚えていない。気付いたのは午後十時、三人がライブを終えて引き揚げてきた時だった。 「裕也…すまねえ」 廣が申し訳なさそうに呟く。 「別に良いさ」 そう答えた時、横から唯の声がした。 「裕也…これ飲んで」 手渡されたのは俺の好きなブラックコーヒー。彼女なりのお詫びのつもりなのだろうか。 「ああ、ありがとよ」 蓋の開いていた缶コーヒーを一気に飲み干す。 「あぁ、やっぱりコーヒーはいいな…」 そう言いかけて、俺の意識は急に途切れた。 16名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/22(土) 06 37 01.26 ID HJ1QTkFHO 「ごめんね…」 私の口から、無意識にそんな言葉が漏れた。 「裕也、どうした!」 そう言って駆け寄ろうとする廣の喉元を、右手に忍ばせた剃刀で優しく撫でると、一瞬の猶予の後に辺りに血が飛び散る。 「あ…」 何か言おうとしたのか、口を開き掛けたまま廣は倒れ、そのまま動かなくなった。 「唯、お前…」 驚きの声を上げた修一を一瞥すると、私は剃刀をその喉目がけて投げた。 20名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/22(土) 06 57 05.97 ID HJ1QTkFHO しばらくして、静寂に包まれた楽屋。 私は、彼をベッドに寝かせ、その寝顔を見ていた。 幸せそうな寝顔。私を抱いた夜にすら、そんな表情を見せなかったのに。 「…これでいいんだよね…」 数ヵ月前に学会に発表された学説、「夢を見ている時、我々の魂は別世界にある」 それによれば、夢から覚めるのは魂が離れすぎると肉体に負担がかかるからで、夢を見ている間に肉体がなくなれば、永遠に夢を見続けられるということらしい。 その学説が正しいかは分からない。でも、それを信じるしかない。 「…私は夢を見たことがないから…わかんないけど」 眠っている裕也の頬を撫でる。 「人殺しは地獄に行くっていうし、夢を見てようと天国にいこうと、私とは会わないですむから…」 …あなたのバンドマン人生を狂わせた私とは、もう会わないですむから。 そう言って床に落ちていた睡眠薬入りコーヒーの缶を拾うと、私はステージに上がっていった。 11時、57分。 22名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/22(土) 07 04 49.62 ID HJ1QTkFHO 外は静寂に包まれていた。 これが嵐の前の静けさというのだろう。 徐々に空が明るくなる。予定時刻の15秒前。 もう誰も何も言わない。皆静かに、終末を迎え入れようとしている。 このステージで、彼の歌を聞きたかった…私の未練なんてそれ位しかないのだろう。 「…さよなら」 両手を広げ、罰を受け入れる。 音の無い衝撃を、感じたような気がした。 26名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/22(土) 07 14 27.57 ID HJ1QTkFHO 拍手、歓声。 それは、音楽人にとってこの上ない喜び。 気付くと俺は、その中に立っていた。 辺りを見回せば、ステージの向こうには数えきれないほどの観客が見える。 「裕也、何ぼーっとしてるんだよ」 廣が横から声をかける。 「始めるぞ…」 修一の声。そしてドラムのカウントが始まると、俺は自分がヴォーカルマイクの前にいることに気付いた。 歌える。俺の歌が。 俺はギターを弾きながら、腹の底から声を出して歌いだした… そう、一人、ギター担当の少女が足りないことに、誰も気付かないまま。
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702名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/24(月) 23 21 36.52 ID Xhmq3mMmO 「やぁ(´・ω・`)ようこそ、バーボンまみれの書斎へ」 「はぁ…あの…旦那さま、ご主人さまが呼んでますので手短に…」 「…このタルトはサービスだと言おうと思ったんだがな」 「あ…それは…」 「ふふ…まぁいい。そこにかけてくれ」 ここは三笠家のお屋敷にある書斎。向かい合っているのは家主の三笠暁弘と、メイドの石津早希。 …で、それを見てるのは私、早希と同じくメイドの遠山明日香。 早希が緊張しながらソファに座る。それを見て旦那様も笑いながら座る。 …まさか、早希と旦那様がやっちゃうのかしら…(・∀・)ニヤニヤ 708名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/24(月) 23 38 09.55 ID Xhmq3mMmO しかし何だろう、鍵穴から部屋の中を見るなんてアニメみたいだなぁとか思うのは私だけだろうか。 「さて…その話というのはだね」 おっと、集中集中… 「自衛隊の知り合いから聞いたんだが、5月の25日に隕石が降るそうだ」 「…え?」 「え?」 そりゃいつも冷静な早希だって驚くだろう。隕石って…どっかの漫画じゃないんだから… でも、ほんとなのかな… 812 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/25(火) 09 13 12.02 ID rfgiFSjYO 「それでは、失礼いたします」 一礼して部屋を出る。と… 「さーきっ」 ぴょん、と私の前に明日香が飛び出してくる。 「わっ!…お、驚かせないでよ…」 「まあまあ、緊張をほぐしてあげただけよ」 …いつもの事だし、まぁいいか。 二人で使用人室に戻り、紅茶を入れようとすると突然明日香が呟いた。 「ねぇ、さっきのことなんだけどさ」 「…聞いてたのね」 「うん……」 816 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/25(火) 09 35 48.65 ID rfgiFSjYO …さっきの記憶がよみがえる。 「隕石が衝突するかどうかは五分五分らしいが、世界は混乱するだろう」 「…はい」 「そこで、だ。この一ヵ月は息子を休学させる」 「え?」 「その一ヵ月は息子の好きなようにさせてやりたい。お前と明日香にはそのサポートや護衛を頼む」 「…かしこまりました。あの…なぜ…」 「明日香を呼ばなかったか、か?…実はもう一つ、頼み事がある」 …あの時旦那さまは苦い顔をして…絞りだすように呟いた。 「息子を…男にしてやってほしい」 「え…」 「あいつももう17、童貞のまま死なせたくはないんだ…無理を承知で、お願いできないだろうか…」 旦那さまが私に頭を下げる。そこまで、ご主人さまを思っているなんて… 「…かしこまりました」 「…すまない」 「…で、ご主人さまとするの?」 「うん…私も、ご主人さまのことは…好きだし」 そういうと、明日香は不満そうな顔をした。 「…やだ」 「…?」 「私だって、ご主人さまのこと好きなのに…よし!」 一人で納得して、明日香は私に人差し指を向ける。 「私と早希、どっちとしたいか、ご主人さまに決めてもらいましょう」 174 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/26(水) 08 46 33.76 ID GoSBgucUO 「ご主人さま~♪」 ツインテールを揺らしてご主人さまの部屋に向かう明日香を見ながら私はため息をつく。 「あのさ、明日香…」 「ん?」 「ご主人さま、迷惑じゃないかな…」 メイドにいきなり「やりたい」と言われれば誰だって驚くだろうし。 「大丈夫大丈夫!そもそも女から誘われて嫌がる男なんていないわよ」 「そうかな…」 不安な私の気持ちなんかまったく知らないかのように、明日香は私の前を歩いていく。気が付くと、もうご主人さまの部屋の前に着いていた。 「ご主人さま、入りますよ~」 明日香が軽くドアを叩き、返事が来るとすぐにノブを回した。すると… 『SEXY DINAMITE!』 『ドイツ!ドイツ!ドイツドイツ!ジャーマン!』 『兄貴!兄貴!兄貴!兄貴!』 181 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/26(水) 09 05 28.13 ID GoSBgucUO 「…」 「…」 二人は絶句してしまった。 目の前でご主人さまが何食わぬ顔でゲームをしているわけだが… 画面内では、パンツ一丁のマッチョな男が動き回っている。攻撃にあわせて変な声がする。 「…ひどい」 明日香がぼそっと呟いたかと思うと、彼女はすごいスピードで走り去ってしまった。 「ん?早希か、どうした?」 ゲームにポーズをかけてご主人さま…三笠弘樹さまがこっちを見た。 188 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/26(水) 09 26 52.43 ID GoSBgucUO 「え、あ、あの…その…」 こんな状況ではあんな質問はできない。そもそも明日香がいないのだから無理だろう。何か、別の話題を… 「あの…ご主人さまのお部屋から変な声が聞こえましたので」 「ああ、これね」 ご主人さまは立ち上がり、ゲーム機を指差して言った。 「これはPCエンジンの超兄貴ってソフトだ」 「超兄貴…」 いかにもやばそうな名前である。 「これがサムソンで、これがアドン。マッチョだろ?」 「は…はぁ…」 何か不安になる。私は3年前から、明日香は10年くらい前からずっとご主人さまに仕えているのに…そんな趣味はないって、わかっているのに。 「あの…ご主人さま…失礼いたします…」 「え…」 私はつい、ご主人さまを抱き締めてしまった。彼の華奢な体が、熱をもっている。 「ちょ…早希、何…」 ご主人さまが顔を赤らめて抵抗したので、すぐに手を離す。 「も、申し訳ありません…でも…不安で…」 192 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/26(水) 09 59 40.09 ID GoSBgucUO 「不安って?」 私はご主人さまの方を見ることも出来ず、ただ顔を赤らめて俯いて一言一言絞りだすように呟いた。 「その…ご主人さまは、男の人の方に興味があるのかな、って…」 「んなこたーない」 ご主人さまはいつもの声で否定する。 「俺が超兄貴をやってるのは葉山宏治のサンプリングが良いからだし、それに…」 「それに?」 私が返事をするとご主人さまは恥ずかしそうに頭を掻いて、 「もう何年もお前や明日香を見てるのに、まだドキドキするし」 「…ご主人さま…」 何だ、杞憂だったんだ。 私は清々しい気持ちでご主人さまに挨拶し、部屋を出た。 …あ。そういえば。 「明日香~?どこにいるの?」 明日香を探して誤解を解かなきゃ…私は少し駆け足で、お屋敷の中を捜し回るのでした。 504 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/27(木) 09 11 21.66 ID s/zE5HqzO …ひどい。ひどいや。 私は一人、使用人室のベッドに転がっていた。 「ご主人さまって…ホモだったんだ…」 私よりもあのマッチョの方が好きなんだ… 「明日香?」 突然、扉が開いて早希が入ってくる。 「あ…早希…」 「ここにいたのね…あのね、ご主人さまのことなんだけど」 早希が言いおわる前に、私の口から言葉が出ていた。 「大丈夫だよ」 「明日香…?」 「趣味なんて、人それぞれだから…」 「え…」 早希は何か言おうとしていたが、私は気にせずに厨房に向かっていった。 155名前: まこと ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/30(日) 11 21 19.34 ID K+C2TgD2O 翌朝。 「早希」 旦那さまが突然私を呼んだ。 「どうなさいましたか?」 「何か知らんが大臣から呼ばれたから行ってくる」 「かしこまりました。付き添いは明日香で…」 そう言い掛けた私の言葉を遮り、旦那さまは言った。 「いや、お前に頼む」 その顔は、何かを予感しているようだった。 「…かしこまりました」 私は頭を下げ、出掛ける旨をご主人さまと明日香に伝えて、外出用の服装に着替えて車に乗り込む。その時、 「早希、これを持て」 ご主人さまから、黒い塊を手渡される。ひんやりとした感触にそれを見て、私は絶句した。 「…!これは…」 「使い方は分かるだろう…いざというときに使え」 「…はい」 私は、手渡された鉄の塊…拳銃をスーツの内ポケットに隠し、エンジンをかけた。 158名前: まこと ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/30(日) 11 53 13.20 ID K+C2TgD2O 「で、何で私が残らなきゃいけないわけ?」 少し苛立ちながら昼食の用意をする。 「今日の食事当番は早希なのに…」 ぶーぶー言いながら一平ちゃんのカップ焼そばにお湯を注ぐ。 「ごちそうさまでした」 食事が終わり、片付けを済ませるとご主人さまの部屋に向かう。外出予定を聞くからだ。 「ご主人さま、今日は外出の予定はおありでしょうか?」 「とくになす」 だるそうに返事がきた。さらに 「暇なら入ってこい」 と言われた。相当暇らしい。 「それでは失礼します」 ドアを開けると、ご主人さまは本当にだるそうにベッドの上で転がっていた。 69名前: まこと ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/05/04(木) 21 55 09 O ご主人さまの部屋にはいろんなモノが壁に掛けられている。 「2323」「イバタはいいバッター」などと書かれた掛け軸、新作ゲームの発売日表など、私には到底縁の無いものではあるが、私はなぜか心が落ち着いていくのを感じた。 「おまえ暇か?」 「はい…」 んじゃあ…とご主人さまが押し入れを漁る。 大人のおもちゃでも出てくるのだろうか。私を縛ったり叩いたり…そんな危ない妄想は、直後の一言で宇宙の彼方に葬り去られた。 「パワプロ、やらないか?」 70名前: まこと ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/05/04(木) 22 09 13 O その頃、私と旦那さまは… 駐車場に車を止め、とあるビルに入った私たちが最初に見たのは、金色長髪の女性だった。 「三笠暁弘様ですね」 流暢な日本語。そして返事を待つこともなく、 「どうぞ、こちらへ」 と、私たちをエレベーターへ導いた。 すぐにエレベーターは目的階に到着し、ドアが開く。すると目の前には「会議室」と書かれた札と扉が現れる。 「それではどうぞ、こちらへ」 女性が旦那さまに一礼する。私もついていこうとすると、背中に硬い金属の感触がした。 「付き添いの方は、こちらへ」 耳元で突然囁く男の声に、私は両手を上げた。 「早希っ!」 「暁弘様」 鬼のような形相になった旦那さまを、女性はさっきと変わらない抑揚の無い声で制した。 「暁弘様はこちらへどうぞ。…彼女の命は保障しますので」 232 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/05/11(木) 10 57 31 O 暁弘は連れられた部屋に入ると驚愕した。 「な…」 政財界の大物と呼ばれるような人物や巨大893の組長など、日本の重要人物が集まっている。 「驚いたかね?三笠君」 中央の椅子に座る日本国総理大臣、太泉濁二郎がにやりと笑った。 233 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/05/11(木) 11 07 11 O 「先程は失礼した。君のお気に入りのメイドに銃を突き付けたりして」 「…何の…つもりです」 「まぁそう怒るな。君にとって悪い話ではない」 怒りに震えながら手を強く握る暁弘を、太泉は気にしないかのように続ける。 「こないだ話したが、地球は終わる」 「まだ決まったわけではないだろう!」 「残念だが…先程の再計算で衝突が確定した」 口元から笑みを絶やさぬ太泉の言葉に、一拍遅れて衝撃を受ける。 「ふ…ふざけ…」 「そこで、だ」 暁弘の発言は割り込まれ、太泉は満面の笑みで続ける。 「我々は宇宙へ脱出しようかと思っている」 244名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/05/12(金) 08 58 25 O 「こちらでお待ちください」 男はそう告げて、ロビーから立ち去った。背中から拳銃を離されて一息つく。と、 「貴方は…確か三笠さんの…」 聞いたことのある声に振り向くと、一人の老婦人が座っていた。 「…高原さま!」 それは高原真澄、かの高原光伸防衛庁長官の妻であった。 「久しぶりですね」 「お久しぶりです…しかし、高原さまは何故ここに?」 「私も、夫と共にここに来たのです…」 そう言う彼女の目は、哀しげな光を放っていた。 「おそらく私も貴方も、私の夫の部下に銃を突き付けられたのでしょうね」 246 名前: ◆SPJ5GSENNs [hage] 投稿日: 2006/05/12(金) 09 09 00 O 「…!」 私は、その言葉に衝撃を覚えた。 高原夫妻と言えば、日本でも有名なおしどり夫婦である。実際、私もこの目でその場面を何度も見ている。 その高原夫人が、最愛の夫の部下に銃を向けられたのだ。それがどれほど辛いことか。彼女は間接的に、自分の夫に銃を向けられたのと同じことをされたのである。 「…今日、私たち以外は皆一人で来られたみたいだわ。本当に、ごめんなさい」 そういうと彼女は突然頭を下げる。私は慌てて止めた。 「そんなこと、なさらないでください…」 しばらく彼女をなだめていると、ご主人さまが戻ってきた。
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803 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/25(火) 08 52 24.73 ID rfgiFSjYO 暇なので設定書いとく。 三笠家は実業家一族である。けっこう国内での地位は高い。 三笠暁弘(みかさあきひろ)…実業家。駄洒落や冗談が好きな自称ナイスミドル。 石津早希(いしづさき)…三笠家に仕えるメイド。長身に黒く長い髪が美しい。 常に冷静でやさしい人。本人は気付いていないようだが、結構胸が大きい。メイド長を務めている。19歳。 遠山明日香(とおやまあすか)…三笠家に仕えるメイド。早希とは違い、8歳の頃に親に捨てられ、暁弘に拾われてやってきた。その過去を忘れるかのように明るく努めている。 背は低いし胸も小さい。かなりコンプレックスらしい。性知識は豊富だが経験は皆無。18歳。(生まれが10月のため、早希とは同年代にあたる) 805 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/25(火) 08 55 36.70 ID rfgiFSjYO 早希と明日香は暁弘ではなく、その息子に仕えているために暁弘を「旦那さま」と呼ぶ。 あ、明日香の髪型は茶髪のツインテールでよろ
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鬼ごっこ特設ページ 第二回の二戦目は7月21日 21時00分から開催します! 全体の流れ 0.時間でホワイトリストが解除され、ログインできるようになります。 1.初めに鬼、逃走者がランダムで決まります。鬼は1名。 2.逃走者はフィールドにテレポートされるので、逃走を開始してください。 3.約60秒後、鬼が解放されます。 4.逃走者が鬼に捕まる(キルされる)と、逃走者は鬼になります。 5.看板の指示に従って鬼に交代してください。 6.最後に生き残った人が勝利! 最後に記念写真の撮影があります。 鬼ごっこは数回行う予定です。 動画撮影、投稿、生放送などは大歓迎です! ルール ※守らない場合はBANします※ 使用可能MOD (MOD導入は必須ではありません。バニラで参加できます。) 前提MOD 軽量化MOD 影MOD 日本語化MOD 使用不可MOD (絶対に使ってはいけません。使用した場合BANします。) Zan s Minimap Xray SmartMoving zombiemod CJB S mods その他のMODもできるだけ使わないようにしてください。 ゲーム、プラグインなどのバグを使ったプレイも禁止します。 街の中にエメラルドが隠されています。ショップの村人で、エメラルドとアイテムの交換ができます。 街の中にディスペンサーがあります。ボタンを押してアイテムを入手できます。(ハズレアリ!?) 街の中にあるケーキは食べてOK! 街の中には、罠が仕掛けられているところがあります。 街中にあるチェストは開けません! かくれんぼではないので、建物の中にこもらないこと。 赤羊毛の壁の外に出ないでください。 仲間同士(鬼は鬼、逃走者は逃走者)でキルしないこと。(チームキル) 鬼は倒せないけどね~ 鬼は増え鬼形式です。逃走者を捕まえても逃走者に交代することはできません。 落下ダメージなどでの死亡も鬼に交代します。 ダイヤモンド防具に見えるスキンの使用は禁止。 視界距離などのハンデがありますのであしからず。 ゲーム時間は、最後の逃走者が捕まるまでです。 一回参加したら、連続で参加しないようにしてください。 参加者がそろったらホワイトリストを設定します。 途中でサーバーから切断すると、鬼ごっこが終わるまで接続できなくなります。 鬼ごっこを数回行うので、連続参加は禁止します。 2回以上参加するときは、1戦空けてから参加してください。 鬼ルール 鬼はダイヤモンド防具一式装着しています。Tabリストは赤色です。 配布されるアイテムで逃走者を捕まえる(キルする)。 配布される防具はすべて着用してください。 鬼は待ち伏せしないでください。 逃走者ルール 逃走者は防具などはつけていません。Tabリストは緑色です。 鬼から逃げる! 建物の中にこもったり、同じ場所に長時間隠れるのはやめてください。 鬼になった場合は鬼のルールが適用されます。 鬼ごっこを有利に進めるために スニーク(しゃがむ)すると壁越しのネームプレートが見えなくなります。鬼から隠れるときに使おう! 街のどこかに隠しショップがあります。有効なアイテムが売っているので探しても損はない!? 空中に宝船があります。何があるかは見つけてからのお楽しみ。 建物の屋根をつかって移動する手もアリ! サーバー情報 サーバーアドレス senna.jpn.ph 25555 Hamachi 不要 非正規クライアント ログイン不可 クライアントバージョン PC正規版 1.7.2 or 1.7.4 最大ログイン人数 20人 クリックで拡大できます。 保存して構いません。 コメント 参加してみたいのですが、「2回連続参加禁止」ということは -- わっち (2014-06-29 12 43 56) 撮影して編集してYouTubeやniconicoに動画投稿っていうのはOKでしょうか? -- 鳩サブレ (2014-06-29 12 46 16) わっちさん 鬼ごっこを数回行うので、連続参加はしないで下さいということです。訂正しておきます。 -- [管理人]senna (2014-06-29 16 02 07) 鳩サブレさん 動画投稿、生放送などは大歓迎です! -- [管理人]senna (2014-06-29 16 04 48) 時間帯はいつでしょうか? 連コメすみません・・・ -- 鳩サブレ (2014-06-30 18 44 04) やらたい(´・ω・`) -- 水龍の銀鎌(マーキュリーペンデュラム) (2014-07-02 20 35 38) 人がもう満杯かな? -- 水龍の銀鎌(マーキュリーペンデュラム) (2014-07-02 20 36 26) 日本語modだめか -- のぶゆき (2014-07-02 20 47 29) 影MODとかの入れ方がわかりません(forge)とかは分かるんですけど・・・ -- さいよう (2014-07-02 21 52 13) さいようさん 「使用可能MOD」は「導入必須」ではありません。こじんのけいかんをかえるものなので無理して入れる必要はありません。 -- 名無しさん (2014-07-02 23 17 32) village info って良いのかな?村人の場所場合によっては推測できるけど… -- eigo_syougo (2014-07-02 23 19 57) 写真撮影は鬼ごっこが終わるたびにやるんですか? -- 剛竜 (2014-07-03 08 14 04) eigo_syougo ショップ自体が村人なのでできれば抜いてほしいですかね あくまでできれば程度の範疇だとは思いますが。 -- 名無しさん (2014-07-04 16 10 01) sennaさん僕もやります。他の人もおねがいします。 -- yusei0209 (2014-07-04 18 31 31) yusei0209 動画の方に「Wikiを読んだ方は参加して大丈夫」との記述があるので。別に許可制ではないですよ。 -- 名無しさん (2014-07-04 21 51 50) 仲間と集まって一緒に逃げるのってありなんでしょうか? -- GUREN (2014-07-05 00 07 28) これってminecraft forgeって使うんですか?誰でもいいから教えてください。 -- yusei0209 (2014-07-05 07 15 53) yusei0209 さん MOD導入は必須ではありません。 -- [管理者]senna (2014-07-05 09 02 56) GUREN さん 協力するのもアリです -- [管理者]senna (2014-07-05 09 05 12) 何時までですか?できれば11時までにしてください -- にっしー (2014-07-05 15 07 27) ありがとうございます。楽しみです。 -- yusei0209 (2014-07-05 15 15 52) ルール多いから暗記しないと!MOD入れたことないから楽しみだな~ーー -- yusei0209 (2014-07-05 15 19 54) めっちゃ楽しみ!! -- 名無しさん (2014-07-05 20 39 20) 楽しませてもらいました!あの、写真ってどこにあるんでしょうか? -- tsukuda (2014-07-05 20 56 52) また、いつか、やりますか? -- 春姫 (2014-07-08 22 20 24) 盲目付きますか? -- 名無しさん (2014-07-09 15 41 49) どんなbanなんですか? -- ハヤシライス (2014-07-10 16 28 50) こんなBAN -- 名無しさん (2014-07-20 18 00 16) 動画配信はしないんですか? -- にっしー (2014-07-21 16 44 06) 参加させていただきたいです。キャスで放送します。 -- ズマ (2014-07-21 17 10 06) 参加したいです -- taiking84 (2014-07-21 17 44 51) 前回入れなかったので参加させていただきます。 -- yusei0209 (2014-07-21 18 26 08) 2回目は今日の21時から開催します!ぜひご参加ください! -- [管理人]senna (2014-07-21 18 34 13) くそー見るのが遅すぎて2回目前半無理だったーwww -- モンドラ (2014-07-21 18 54 03) 今四人入ってるけどもう入れるの? -- 名無しさん (2014-07-21 20 58 00) 入れぬ -- 名無しさん (2014-07-21 21 08 21) 人数多い -- 名無しさん (2014-07-21 21 08 40) 入ってすらないのに連続参加禁止の文字が出るのだが・・・ -- GUREN (2014-07-21 21 30 39) さっき権限与えますって言われたのに連続参加禁止? しかも1回目やってないのに -- 名無しさん (2014-07-21 21 43 32) あっ入れた -- 名無しさん (2014-07-21 21 44 23) すご!! -- yhjk (2014-10-21 19 23 38) 面白い -- yhjk (2014-10-21 19 24 34) 24時間開いてますか? -- kenchan0831 (2015-08-15 09 35 29) 名前 コメント
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for NICKELMAN × SENNA ・ANALOG [WORKS] 2013 BABALUMA EP/NICKELMAN
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ESHENNとは anagram/blogram/wiki/ちゃっとで構成されるウェブサイト群の総称。 ESHENN〜anagram〜概要 変人による変人の為のSNS。 ただし、旧へんねすでは規制されていなかったアダルトな部分がさくらインターネットの利用約款に合わせられ、 写真のアップロードやそういった話題が事実上不可能。 利用規約により、比較的明確に違反行為が定義されており、 処分内容も定義されている。 2011.10.31日までに、更にESHENNの利用規約はさくらインターネットの利用約款に準拠するものに変えられた。 著作権・肖像権・プライバシー権の保護に関しても別規定が新たに制定された。 2011.7.13 昼過ぎにへんねす(変人SNS)が停止状態に。 もろへーやんによってGREE上にて毛ちゃっ!(もちゃっ!)への集合が呼びかけられる。 毛沢山を含めた七名によって色々話をし、毛沢山は蒼氏ともSkypeで話す。 毛沢山が代替地設立を決断。 命名の天才もろへーやんに代替地の命名を依頼し命名される。 ESHENNという名前について へんねす(hennes)のアナグラムである。 命名者:もろへーやん 管理体制 総合管理:毛沢山 機能開発担当:XYZ 副管理:N/A 広報担当:N/A リンク 変人SNS(へんねす) ESHENN (有料サーバー)
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590 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 14 17 54.53 ID TsN1DEfyO んじゃあここからおまけ(´・ω・`)あんまり期待しないでね 「先輩…胸…触っていいですか?」 「いいに決まってるだろ…優しく…してくれよ」 私の小さな膨らみの上を、木元の指がゆっくりと這う。 最初はただ撫でられているだけな感じだったが、指が乳首に触れたとたん、私の身体は敏感になる。 「っ…!」 無意識に身体がビクッとふるえ、くすぐったいのを強くしたような感じがする。 「先輩…痛いんですか?」 「いや、すごくくすぐったい感じがするんだ…続けてもいいぞ」 目を閉じ、触覚の快感に身を任せると、 「ん…んんっ……」 と、上ずったような声が出る。 しばらく胸を揉まれているうちに、私は下腹部が熱いことに気付いた。 「あ…れ?」 体を起こしてみると、秘所の下のシーツに、ほんの僅かだが愛液が染みているのが分かる。 594 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 14 34 12.66 ID TsN1DEfyO 「ああ…濡れてるな…」 「え…先輩の…」 木元が私のそれを見ている…そう理解したとたんに顔が熱くなる。 「触っても、いいですか?」 「当たり前だ!…何度も聞くな…ぁあっ!」 入り口に指が触れ、強い刺激が来る。 「ぁ…あんまり、中に入れるなよ…膜が…あるから…」 「は、はい…」 木元が慎重に入り口周辺だけをかき回すと、私は何度も声をあげた。 ほどなくくちゃくちゃと、十分に濡れたのを示す音がする。 「木元…濡れるのは…入れていいサインらしい」 「先輩…」 「来てくれ…私の処女は…お前のものだ」 「はい…」 私の上から木元が見下ろす格好になり、彼はすでにいきり立った逸物を右手で支えて秘所にあてがう。 「それが…木元のか」 「…は、はい」 「大きいな…さぁ…」 「先輩、入れますよ…」 595 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 14 46 37.73 ID TsN1DEfyO 木元が、ん、と声を漏らすと、さきっぽが入ってくるのが分かる。 「何か…熱いです。強く締まってて…いい…」 「ん…そうか…奥まで強く入れていいぞ…」 「はい…っ」 と、突き入れられた衝撃を感じた瞬間。 「あ……!」 突然、強い痛みを感じた。 「先輩!?」 「だ…大丈夫…続けてくれ」 木元は初めてながら丁寧に奥までそれを押し込んでいった。 「ぅ…あ…あぁ」 確かに、気持ちいい。しかし、痛みにかなうほどではなかった。 「先輩…血、出てますよ…痛いんでしょ?やめますか?」 「大丈夫だ…木元、もっとわがままになれ…お前が気持ち良くなるようにすればいい…」 「はい…」 597 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 15 03 32.47 ID TsN1DEfyO 「あっ…あ、あぁ…っ」 しばらくすると木元も慣れたのか、奥までいれて、手前に引いてをスムーズに繰り返すようになる。 「先輩の…すごく熱くて気持ちいいです!」 「あぁ…私も…っ!…あつくて…気持ち良いぞ…ふあぁっ!…」 痛みとせめぎあう快感に、私の身体は飲み込まれていく。 結合部からは、ぴちゃぴちゃといやらしい音が響く。 そして木元の動きは、だんだんその早さを増していく… 「あぁ…先輩!ダメです!もう我慢できません!出ますっ!」 「どこに…出したいっ…」 「中がいいです!」 「じゃあ…っ…責任は取れよ…」 「はい!先輩と、ずっと一緒にいますから!先輩…先輩…っ!!」 激しく打ち付けられた直後に、私の中を熱いものが駆け巡る。 彼にしがみついて、その余韻を感じる。 「ん…あ………あっ…あ……あ……」 射精の波は幾度か起き、そのたびに無意識に声が出る。 「先輩…出しちゃいましたね…」 「責任取るなら…別に良いさ…」 599 名前: ◆SPJ5GSENNs 投稿日: 2006/04/21(金) 15 19 33.36 ID TsN1DEfyO 木元はかなり疲れているようだ。射精というのは男性にとってのエクスタシーなのだから仕方ないのだろう。 しかし残念ながら、私は絶頂に達することはできなかった。聞いていた通り、初体験で達することは難しいらしい。 「先輩、抜きますよ」 「あぁ」 木元が逸物を引き抜くと、ごぽっ、という音がして薄いピンク色の液…おそらく、精液と愛液と…血が混ざったものが私の膣からとろりと流れる。 「先輩、体拭きますね」 自分で拭く、と言おうとしたが、疲れているのか動けず、そのまま拭いてもらった。 「ごめんな…シーツ、汚しちゃって」 「いえ…せ、先輩」 「ん?」 「ありがとうございました」 「いや…かまわんよ。…シャワー浴びに行くか?」 「あ…はい」 木元がゆっくりと私を起こしてくれる。 まだ入れられたところが変な感じがするけど、数日すれば大丈夫だろう。 とにかく、私はこれから木元の彼女になるのだ。いい彼女になれるように頑張らないとな… 「あ…」 立とうとした瞬間、二人はまたベッドに倒れこんだ。 「どうした?木も…」 ああ、木元が疲れて寝てしまったのか… ふと、私にも強い眠気が襲ってきた。私も疲れたようだ。 「ずっと…一緒、か…」 おやすみなさい。