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登録日:2022/1/17(月) 22:21:00 更新日:2022/01/18 Tue 22 21 26 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 3D CG RWBY Rooster Teeth Production アニメ エネミー モンスター モンティ・オウム 海外アニメ 「グリム」とは、アメリカの3DCGアニメ『RWBY』に登場するモンスターの総称。 人類の脅威となる存在で、ルビーたちハンターが作中に主に戦っているエネミーである。 概要 漆黒の体色と、赤いラインの走った白い仮面、棘や骨を思わせるような白い外殻が共通の特徴。 しかしそれ以外の点では、動物に酷似した姿のグリムも居れば人間に近い形態の種も居り、その姿は様々である。 動物型のグリムには現実に存在する生き物だけでなく、ドラゴン等空想上の生物を象ったケースも。 作中世界であるレムナントの全域に生息しており、森や荒野や海、炭鉱から廃墟まであらゆる所に現れる。 グリム全体の生態や習性として、基本的に以下の特徴が挙げられる。 血液や臓器等は存在せず、斬られたり銃撃された場合は黒い靄のように霧散して消滅する。 食餌や生殖といった生存活動をしている描写が無い。 人間の抱く負の感情(悲しみ、嫉妬、孤独、憎悪等)を察知し、引き寄せられる 人間を敵視しており、積極的に襲い掛かる。 ある場所に存在する黒い湖から這い出るように発生する。 "銀の瞳の戦士”はグリムに対抗する力を生まれつき宿しており、瞳から放つ眩い光を浴びたグリムは消滅したり、動きを封じられたりする。 ただし、上記はあくまで基本的にという枕が付く通り、例外も存在する。 2022年1月現在、本作は日本語吹き替え版がシーズン8にあたるVol.8まで発売されているが、シーズンが進むにつれてどんどん新種形態のグリムが登場しており、規格外の性質を見せるグリムも増えてきている。 レムナントにおいては当たり前のように生息している脅威であるが、アカデミーの教授や軍関係者の生態調査・研究でも、なおそのルーツは謎めいていると言える……。 + 以下、Vol.6以降の展開のネタバレ注意 グリムのルーツは、レムナントを創造した2柱神のうちの一方、闇の神にまで遡る。 原始の世界では、光を司る兄が昼に世界を生命で満たし、闇を司る弟が夜に兄の創造物を破壊するという無為の闘争を続けていた。 やがてそれに疲れた兄弟神は力を合わせ、創造と破壊両方の力を持った生物“人間”を創り出し、世界には直接関与せず見守るスタンスへと変わったという。 前置きが長くなったが、この闇の神が光の創造物を破壊する目的で生み出したのがグリムである。 話がややこしくなるのは、セイラムの謀略の報いによって当時の人類が絶滅させられた事案の後。 詳細はここでは語らないが、2神はレムナントを去り、セイラムは犯した罪の罰として不死の肉体を与えられた。(*1) 絶望したセイラムは闇の神の力であれば自分を破壊してくれるのではないかと一縷の望みをかけて、レムナントに残された闇の領域を訪れ、漆黒の湖へと身を投げた。 だが湖に満ちる凄まじい破壊の力に晒されてなお、セイラムは死ぬことはなく、闇の力と神々への憎悪に心身とも染まった魔女となってしまったのである。 闇の神の力を宿したセイラムは、闇の創造物であるグリムを支配する能力も宿しており、再び人類がレムナントに繁栄するようになった本編の世界になってからも憎き神々の創造物たる人類を滅ぼすべく暗躍するようになった。 グリムが前述のような人類の天敵のような特性をしているのも、人類を憎むセイラムが支配しているためである。 一方“銀の瞳の戦士”の力は光の神に由来するものであり、グリムに対して特効を発揮する。 作中に登場したグリム 一部、劇中での呼称と円盤ブックレット等での和名にズレがある者も居るので、括弧書きで併記している。 ★ベオウルフ 本編で最初に登場したグリム。 人狼のような姿をしており、普段は前傾姿勢や四つん這いで行動するが、後ろ足で二足歩行も可能。 大きさは人間サイズで、敏捷性と鋭い鉤爪を持つが、ぶっちゃけ沢山出て来て薙ぎ払われる雑魚枠。 というか監督のモンティ・オウム氏がトークで「ドラクエのスライムみたいな存在」って語ってる。 通常種よりも大きく、甲殻がより刺々しくなったアルファ・ベオウルフも存在する……が、アイアンウッド将軍に容易く捻り潰される等やっぱりこちらもかませっぽい。 名前の由来は叙事詩『ベーオウルフ』。 ちなみに本編配信前にWeb公開されたショートムービー「"Red" Trailer」には、この種のプロトタイプと思しきモンスターが登場する。 そちらはより人狼のイメージに近いシルエットで白いパーツが一切ない漆黒の体毛、切断面が赤く血煙か赤い花びらのようなエフェクトが発生する等の違いがある。 ★アーサ 熊型の屈強なグリム。見た目通りのパワーを持つため一撃が重い。 ベオウルフ同様あまり活躍の機会は無いが、Vol.2までに2度に渡ってジョーンの前に立ちはだかる事で彼の成長を見せるかませになる等、序盤はそこそこ見せ場があるクマエネミーと言える。 一般的な個体は「アーサ・マイナー」、より体格が大きい個体は「アーサ・メジャー」と呼ばれる。 名前の由来はラテン語の「ursa(熊)」。 ★キング・タイチートゥ(キング・タイジツ) 尻尾が無く両方が頭となっている双頭の大蛇。 体の半分が白蛇で、もう半分が黒蛇となっている。 頭部だけでも人間ほどの大きさがあり、また口には複数の牙が生えている。(*2) ピュラによるオーラの説明台詞をバックに、レンによって頭を吹っ飛ばされるシーンが印象に残っている視聴者は多い。 「タイジツ」とは「太極図」を意味する言葉で、当グリムが白と黒なのも“陰陽”をモチーフにしていると考えられる。 ちなみに「キング」は「コモンキングヘビ」という実在の蛇から取ったとのこと。 ★デス・ストーカー サソリの形態をした大型のグリム。 ベオウルフやアーサよりも格段に大きく、個体によってはちょっとした小型戦車位のサイズはある。 白く頑丈な甲殻と、尻尾に付いている黄金色の毒針が特徴で、チーム分け野外訓練の際に中ボス的な存在としてルビー達の前に立ちはだかった。 現実の毒サソリである「オブトサソリ」の英名が正に“デスストーカー”であり、そちらは全身がクリアイエローと鮮やかだが、気性が激しく猛毒を持つため日本への輸入が禁止されている。 ★ネヴァーモア カラスとコンドルの中間のような鳥系グリム。 翼の上部に鉤爪が付いているのが特徴。 デス・ストーカー共々、チーム分け訓練時に中ボスとして襲い掛かって来た大型グリム(*3)で、翼を矢のように飛ばしたり急降下突進する等、空中から自在に攻撃してくる。 名前の由来はエドガー・アラン・ポーの詩作『大鴉』。 詩の中で大鴉が度々“Nevermore”という英語を口にする。 なお、Vol.1における上記2種との一連の戦闘シーンは、ハイスピードな連携アクションと疾走感溢れる挿入歌が相まって非常に人気が高い。 ★ボーバタスク 鋭く反り返った二本の牙を持つ、イノシシ型のグリム。 見た目通り勢いを付けて突進したり、回転しながら高速移動する等の豪快かつスピード自慢な攻撃方法が特徴。 直接の出番自体は序盤の授業における模擬戦闘以外に目立ったものはないが、ワイスが召喚獣として氷の実体を使役する場面が何度かあるため、むしろそちらの印象の方が強いかもしれない。 ★ゴライアス 大きな耳と長い鼻、湾曲した2本の牙を持った、アフリカゾウやマンモスに近い形態の大型グリム。 既に廃墟となった都市マウンテン・グレン周辺の荒野に群れで生息しており、グリムにしては珍しく人間を積極的に襲わない。 ウーブレック教授曰く、長年の経験から人類と戦えば自分たちも無事では済まないことを学んだため、攻撃されない限りは自分からも人類に近づかない知恵を習得したとのこと。 ただし「負の感情に引き寄せられる」というグリムの習性自体は消失していないようで、Vol.3でビーコンが襲撃を受けた後にはその周辺を闊歩するまでに生息圏が近くなっている。 名前の由来はダビデによって討伐された巨人ゴリアテ。 ★クリープ 恐竜かトカゲのような顔つきをした小型のグリム。 尻尾はあるものの前脚は無く後ろ脚のみの2足歩行で、ダチョウのように脚が“く”の字型に曲がっているのが特徴。 サイズは小さいが登場する時は大量に出てくる。 スタッフ曰く、特定の実在生物のみをモチーフにはしておらず、爬虫類と鳥類両方から要素を合わせて考えたグリムらしい。 ★グリフォン 伝説上の生物グリフォンのような姿をした中型グリム。 鳥の頭部や翼に哺乳動物の胴体や尻尾という特徴も概ね元ネタ通りだが、グリム特有の白い仮面に覆われた頭部に赤い瞳が4つある。 高い機動力と獰猛さを兼ね備えており、その形態故に空中でも陸上でも猛威を振るう。 また、作中で初めて生きた人間を丸呑みにする描写のあったグリムである。(*4) ★ワイバーン いわゆる飛竜のような姿をした大型の飛行グリム。 マウンテン・グレン近郊の山中で眠りについていたが、シンダー一派とホワイトファングによる襲撃で大量のグリムがビーコンへ押し寄せた際に目覚め、ビーコン・タワーへ飛来した。 翼から滴るタールのような液体は地面に付着すると水溜まりのように広がり、そこからクリープやアーサといった別種のグリムが生み出されるという奇怪な能力を持つ。 Vol.3の終盤で登場し、シンダーの操る章ボス的なエネミーとして猛威を振るう……のかと思いきや、ルビーが初めて覚醒させた"銀の瞳の力”によって凍結されたため、戦闘力は不明。 ただし消滅したわけではなく、その凍結体はなおもタワーに残りグリムたちを引き寄せているため、予断は許さない存在と言える。 コンセプトアートやスタッフのコメンタリーでは「グリム・ドラゴン・ワイバーン」等とも呼ばれている。 ★ビートル 手のひらサイズの超小型グリム。 見た目はテントウムシ等に近く、作中で登場した中ではダントツでスモールサイズ。 野生のグリムというよりは、魔女セイラムによって明確な目的のために作り出された特異グリムと思われ、蜘蛛糸のような黒い物質を介して"四季の女神”の力を奪い取るというピンポイントな能力を持つ。 Vol.8時点までの出番は、シンダーが女神フォールの力を奪取するために、セイラムの紋章が刻まれた手袋からこのグリムを召喚している回想シーンのみ。 ★ベリンゲル ゴリラのような体格をした見た目通りのパワーファイター。 Vol.4のショートムービーで初登場し、ルビーと激しい戦いを繰り広げた屈強なグリムで、手近なグリムを掴み上げて投げつけるというどこぞの雪男のような豪快な攻撃が印象的。 また、セイラムによって翼を授けられた個体も存在する。 名前の由来は恐らくヒガシゴリラの英名“Gorilla beringei”と思われる。 ★ガイスト 下半身が途中で消失している人型に近い形態のグリム。 いわゆるゴースト系のエネミーだが別に実体が無いとかではなく、普通に物理攻撃で討伐できる。 ただしこいつは岩やダスト鉱物といった物体に憑依し、強固なボディとして身に纏う厄介な習性があるため、撃破するにはまず外身を破壊した上で、逃走するガイストにトドメを刺さなければならない。 シーズンをまたいで何度か中ボス的に別個体が登場している、本作では珍しいポジションのグリムと言える。 ちなみに本編登場はVol.4からだが、実は本編前のショートムービー「"White" Trailer」に登場したワイスと対峙する巨大な鎧もこいつが憑依したものである。(*5) ★シー・フェイロン 海に出現する初の水棲グリム。 移送船に匹敵するサイズの海竜で、蛇のように長い体躯に腕が生えており、口からは電撃ブレスを吐き出す。 また、普段は隠れているが蝙蝠のような翼も生えており、飛行することも可能。 漆黒の神龍に翼が付いているようなビジュアルである。 海中でも空中でも巨体に似合わぬ素早さを誇り、皮膚の硬度も並の武器では有効打を与えられない強力なグリム。 なお、フェイロンは飛竜を意味する。 ★ナックラヴィー Vol.4に登場した章ボス的なポジションの特異グリム。 漆黒の馬の背に人型の上半身がくっついたような異様なシルエットをしており、地面まで届くほど長い両腕をだらりと引き摺って移動する。 人型とは言ってもその頭部は悪鬼のような悍ましい形相の仮面で覆われており、反り返る2本角も合わせて完全に妖怪や鬼のような印象を受ける。 かなり長く生きているため非常に賢く、ルビーたちの隊形に合わせて攻撃方法を変えたり、過去に葬ってきたハンターたちの武器を戦利品(*6)として根城に持ち帰ったりと、並のグリムからは逸脱した行動を取るのが特徴。 元は単独の種ではなく、馬のグリムと人型のグリムが何らかの要因で融合した個体らしい。 元ネタはスコットランドの伝承に登場する同名の妖怪。 当Wikiだと個別項目は無いが、こちらの項目に少し概要が記述されている。 ★シアー 空中浮遊するクラゲのようなグリム。 水晶玉のような頭部から長い触手が生えており、触手の先端は鏃のように鋭い。 2体のシアーを介して遠隔会話が可能であり、主にセイラムが手下や協力者と連絡を取るのに使用する。 とはいえ戦闘力が皆無と言う訳ではなく、触手で対象を締め上げたり尖った先端で物理的に攻撃することも可能。 「シアー(seer)」とは観察者、予見者、占い師等を意味する単語。 また見た目はキロネックスに比較的近い。 ★シャドウ・ハンド 黒い腕だけの特異グリム。 ルビーとの戦いで左腕を失ったシンダーは、セイラムによってこのグリムを移植された。 基本的には義手のようにシンダーの意思で動かせるが、時折彼女の制御に反して独自に動くことがある。 ビートル同様、"女神の力”を奪い取る能力を持つ他、単純に鋭い爪を活かした武器としても使える上に斬り落とされても自己再生する厄介な存在。(*7) セイラムは他にも無数のシャドウ・ハンドを魔法陣から出現させて使役することもあり、前述のナックラヴィーのような長い腕のシャドウ・ハンドで対象を拘束する場面もある。 なお、魔法陣から召喚される個体は基本的に陣の表面から出現するため、手首だけで這うように動いたりはしない。 ★ランサー 成人男性と同等かそれ以上のサイズをした蜂型のグリム。 尾の毒針に加え、ノコギリのような牙と足先の鋭い鉤爪が目立つ、全身殺意の塊みたいなエネミーである。 毒針は尾から射出可能な上に、針と本体はワイヤー状の組織で繋がっているため、逃走する飛行船等に針を突き刺しそのまま船体まで張り付く厄介な習性を持つ。 通常個体よりさらにデカいクイーン・ランサーと呼ばれる大型グリムも存在し、Vol.5でワイスを苦しめた。 なお、ワイスにとってはアーマー・ガイガスと並んでイメージしやすいグリムのようで、召喚獣として度々呼び出しては空中戦で活躍させている。 ★マンティコア 同名の伝承生物をモチーフにした中型グリム。 哺乳類の胴体とサソリの尻尾を持ち、ワシの翼を生やしたキメラ系のグリムだが、伝承と異なり頭部は人間でなく反り返った2本角の獣っぽい造形となっている。 首回りから生えた白い外殻はライオンのたてがみのようにも見える。 群れで行動することが多く、空から飛来して標的に組み付き、地上戦ではその膂力で圧倒する。 また接近戦以外にも炎を吐き出して攻撃してくるため、下手に距離を取るのも危険な相手と言える。 ★スフィンクス こちらも同名の伝承生物がモチーフ。 大まかな造形はマンティコアと似ているがこちらは尻尾が蛇となっている。 サイズもほぼ同じだがマンティコアに指示を出しているような描写があるため、群れの中ではボス格のグリムかもしれない。 動き自体は緩慢だがパワーは侮れず、群れを率いて襲い掛かってくるためスピードの割に戦いづらいエネミー。 マンティコア同様、火のブレスを放つことも可能。 ★アパシー 主に群れで行動する人型グリム。 黒い胴体に肋骨のような白い外殻と髑髏のような仮面をしているため、遠目には赤い眼光の光る白骨死体のようにも見える。 動きは非常に緩慢だし積極的に攻撃を仕掛けても来ないのだが、こいつが叫び声を発すると付近の人間は意思や気力を減衰させられる。 この影響は文章以上に凶悪で、アパシーの群れが蠢く地下道の真上に立地した集落で生活しているだけで、徐々にやる気は失われ、感情は死に、やがてベッドから起き上がる気力すら無くなって衰弱死してしまう。 直接叫び声を聴いた場合には途端に全身が鉛のように重くなってその場にうずくまり、目を開けていることすら困難になるほど。 おまけにアパシー自体の耐久力も見た目とは裏腹に高いため、いざ遭遇しても並の武器では満足にダメージを与えられないまま叫び声によって戦闘不能に陥る危険性が非常に高い。 仮にアパシーを討伐する場合、気付かれる前に超火力で一撃必殺を行う必要があり、もし気付かれた場合には叫び声を聴く前に死に物狂いで撤退しなければならないという、かなり面倒くさいグリムと言えるだろう。(*8) 名前のアパシーとは「無感情」を意味するワード。 ちなみに特徴的な叫び声の能力と不気味な動きは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する敵キャラクター・リーデッドが元ネタとのこと。 ★リヴァイアサン イルカのような頭部と爬虫類のような手、尻尾を軸に二足歩行で立ち上がる姿が特徴的な超大型グリム。 怪獣映画に出てくるモンスターのような存在で、例えるなら大海獣の体表から緑色の苔を除去して、体色を黒くし白い外殻で覆ったような感じである。 見た目通り水棲グリムだが陸上でも活動できると思われるため、海洋から近づき沿岸都市へ出現されると大変な脅威となる。 その圧倒的な巨体と禍々しい見た目故に、見る者を恐怖させパニックを誘発することから、必然的に他のグリムも集まってくるためである。 溜めに時間はかかるが強力な火炎ブレスを吐くことも可能。 軍事国家アトラスの航空艦隊によるミサイル爆撃ですら致命傷には至らない耐久力から、迎撃には通常の兵器だけでは到底足りず、大型の決戦兵器が必要になる。 名前の由来はユダヤ・キリスト教伝承に登場する海の巨獣「レヴィアタン」の英語読み。 FFに慣れた人なら巨大な海竜や海蛇を想像するだろうが、元ネタ的には「強大な海の野獣」または「巨大な魚」等として扱われており、ドラゴン系である描写はない。 ★セイバー サーベルタイガーのような鋭い牙が目立つグリム。 サイズはベオウルフ等と大差ないが、基本的に複数体で行動し襲い掛かってくる。 完全四足歩行のためベオウルフやアーサ程には攻撃パターンが多くない一方、敏捷性に優れ勢いよく獲物を押し倒して牙の餌食にする動きが得意。 ★メゴライアス ゴライアス同様、象に近い形態をした大型グリム。 あちらに比べ顔付近の白い外殻がより刺々しい代わりに、大きな耳は無くなっている。 湾曲した牙はこちらも健在で、その鋭さと硬度は脅威。 また人里から離れた地域に生息するゴライアスと違って、メゴライアスは市街地の付近にも生息し負の感情によって積極的に引き寄せられるため、危険度は高い。 ★センチネル ムカデのような姿をした気持ち悪いグリム。 洞窟や荒野等に棲息し、突然地面や土壁を突き破って出現するため心臓に悪い。 垂直な壁や天井等にもへばりついて這い回ることができるため、陸上型のグリムにしては行動範囲が広く、思わぬ所まで襲撃をしかけてくることも。 口からは酸性の液を吐きかけてくる。 「センチネル」とは「歩哨、番人、見張り」等を意味する単語だが、その形状から「センチピード」(英語で「ムカデ」)も掛けていると思われる。 ★テリクス プテラノドンのような姿をした飛行型グリム。 ネヴァーモアやクイーン・ランサーと比べてやや小柄だが、その分小回りが利くため市街地に侵入されるとたちまち厄介なエネミーと化す。 腕は翼と一体化しているため、尖った口と脚の鉤爪で獲物を狙ってくる。 名前の由来は始祖鳥の英名「アーケオプテリクス」と思われる。 ★セントール ドクロ風の仮面外殻が付いた頭部とカマキリのような鋭利な両腕を持ち、胴体から下半身にかけてはぶっといイモムシのような形状をしたメチャクチャ気持ち悪い中型グリム。 地中から不意打ち気味に出現したり口から酸性液を吐出する等、センチネルに似た性質を持つ。 腕のブレードは硬度も高く、生半可な武器攻撃ならば防いでしまえる。 セントールとは「ケンタウロス」の別読みだが、見た目的には全く別物である。 一応、上半身はそこそこ人型に近く下半身が異形という点では類似点がある……と言えなくもない? ★モンストラ 飛行するクジラのような姿をした超・超大型グリム。 どれくらい大きいかと言うと、前述のリヴァイアサンがオモチャに思えるくらいべらぼうにデカい。 ちょっとした都市や城塞レベルの大きさであり、実際その体内は無数の通路や部屋が存在する拠点となっている、いわゆる体内ダンジョンである。 その大きな口から溢れ出す黒い液体からは大量のグリムが生成されるため、モンストラの侵入を許した都市はこいつ本体を撃破しない限り、無限湧きする多種多様なグリムの群れに蹂躙される。(*9) おまけにその巨体相応の耐久性も備えているため、最早いちハンターチームや自警団で対処できるような脅威ではなく、国家レベルの最高戦力を投入しなければ前線を維持することすらままならない。 まさに決戦兵器とも言える超巨大移動要塞である。 元ネタは『ピノキオ』に登場する大クジラ。 KHシリーズでも体内ダンジョンとして登場しているので、ゲーマー系オタクにとっても馴染み深い。 ★テンペスト(ストーム・フィッシュ) モンストラの周囲を浮遊するクラゲ型のグリム。 名前の通り凄まじい嵐を巻き起こし、移動中のモンストラを乱雲で覆い隠してしまう他、アトラス軍の航空艦隊等を妨害する役割も果たす。 ……が、いかんせん超巨大なモンストラの近くに居る上に嵐のせいで視界が悪くなりがちなため、本編中でしっかり姿を視認できる場面がほぼ無いというレアエネミーである。 DCとのコラボ作品である『ジャスティス・リーグ×RWBY』のPart2ではアメリカの市街地に出現したためハッキリ姿が映っており、雷雲を呼び起こしてヒーローたちの足止めをしていた。 ★サルファー・フィッシュ(サーファー・フィッシュ) ヴァキュオ王国の砂漠地帯に棲息する小型グリム。 甲虫のような体から3本の針のような尾が生えており、大量の個体が高速で這いながら迫ってくる姿はおぞましい。 ★ラヴェジャー コウモリのような姿をした飛行型グリム。 サーファー・フィッシュ同様砂漠地帯に出現し、空から集団で襲い掛かる。 名前は「破壊者、略奪者」等の意味。 ★ハウンド Vol.8で登場した極めつけの特異グリム。 一見ベオウルフ等に近い犬型の姿で、セイラムの傍にお座りしている様子は可愛い忠犬控えている様は忠臣のよう。 だが戦闘中にナックラヴィ―のように腕を伸ばしたり、飛行種のような翼を生やす等、明らかに進化している様子が窺える。 更には捕らえた人間を盾のようにして他のハンターの攻撃を牽制するという、他のグリムには見られない知能の高さを持ってさえいる。 ついにはたどたどしいながら人間の言葉を話すようにも…… + セイラム曰く「実験体」とのことだが……(Vol.8のネタバレ注意!) その正体は、銀の瞳の戦士を母体として創り出されたグリム。 オオカミのような頭部の仮面が外れると、精悍な成人男性の顔が出現する。 だがその銀の瞳は既に正気を失っているかのように胡乱で、発する言葉もうわ言のようにセイラムの指令を繰り返すだけ。 また、グリムは死亡すると肉体が霧散するが、コイツの場合は死亡した後に黒ずんだ人骨が残るのも特徴。 ハウンドの存在はルビーを大きな衝撃を与え、動揺から「ママも同じことされたのかも……」と塞ぎ込むほどであった。 これは銀の瞳の戦士マリーアが若かりし頃にセイラムから命を狙われたのに対して、ルビーは殺害ではなく捕縛対象とされていたこと(*10)から、セイラムが何かしらの利用価値を銀の瞳の戦士に見出したのではないかと推測していたが故の発想。 ハウンドのように捕獲した戦士を利用するという計画をセイラムがどの時点で思いついたのか考えた際に、それまでわずかばかり言葉を交わした中でセイラムがルビーの母サマー・ローズを認知している風に語ったこともあって、最悪の予想をしてしまったと思われる。 なお、Vol.8時点ではサマー・ローズについての詳細は未だ不明な為、ルビーの想像が的中しているのかも不明である。 ハウンドとは犬種のひとつで主に狩猟犬に適した種である。 銀の瞳の戦士という、本来グリムを狩る優れた猟犬たりうる筈の人間が、セイラムの意のままに動く知能ある忠犬に成り果てたと思うと、中々に悪趣味なネーミングと言える。 余談 「グリム」という名称は恐らくグリム童話が由来と思われる。 またドイツ語で「Grimm」には「憤怒、憤激」といった意味を持つ。 作中の登場する亜人種・ファウナスの中の過激派テロ組織「ホワイトファング」は、グリムを模した獣の仮面を装着している。 これは「人間がファウナスを忌避すべき獣、怪物と蔑んだが故に、あえて我らは真に怪物となりお前たちを脅かそう」という意思表示のため。 モンストラやリヴァイアサンといった超大型グリムや、アパシー等の凶悪な能力を持つグリムを総動員すれば、レムナントなんてアッサリ落とせてしまえそうに思える。 だが作中でセイラムは機が熟するまで辛抱強く暗躍を続けており、特に人間側の戦力を分断するための内部工作に徹している辺り、これだけ多種多様なグリムを使役しても圧勝とはいかない様子である。 実際、アトラス王国がヴァキュオ王国と共同戦線を張りでもすれば、一気にこちら側が窮地に追い込まれかねないといった趣旨の発言をティリアンがしている。 前述の『ジャスティス・リーグ×RWBY』では本編中で活躍の少なかったワイバーンがやや小型のリヴァイアサンと共に猛威を奮ったり、改造されジャスティス・リーグの面々のメタになる能力を与えられた特殊グリムが登場したりと、お祭り作品だけあってグリムの出番も多い。 追記・修正は銀の瞳の力を使いこなせる方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] RWBYのこんなマニアックな項目ができるとは。良い仕事だ。 -- 名無しさん (2022-01-17 23 28 42) どれかの個体が視聴者の考案したのを採用したと言う噂を聞いたんだけど、本当? -- 名無しさん (2022-01-18 07 55 26) 名前の由来はグリムリーパー(=死神)かもしれんなあ -- 名無しさん (2022-01-18 12 49 39) 名前 コメント
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登録日:2022/01/02 (日) 11 14 24 更新日:2024/04/13 Sat 22 53 22NEW! 所要時間:約 39 分で読めます ▽タグ一覧 22年夏アニメ 3D CG RWBY Rooster Teeth Production アニメ シリアス バトル マルチウェポン モンスター モンティ・オウム ルビー ロマン 所要時間30分以上の項目 海外アニメ 美少女 能力バトル 豪華声優陣 青春 鬱展開多し←主にVol.3以降 魔法 【光の世界】の守り人たちよ 英雄に彩られし世界を讃える守り人たちよ 心しておきなさい 力のみを信じる者に勝利はないと 『RWBY』(ルビー)とは、2013年にアメリカのCGプロダクションスタジオ「Rooster Teeth Production」がWEB配信ベースで公開した3DCGアニメ。 日本国内では2015年に吹き替え版が全国の一部劇場で公開され、DVD・BDやCD等のグッズ販売も始動した。 概要 Rooster Teethは様々なゲームやアニメ、実写映像などを手掛けてきたCGプロダクションだが、そこにWEB上で作品を制作・配信していたアニメーター・Monty Oum(モンティ・オウム)(*1)を迎えて制作されたのが『RWBY』である。 “グリム”と呼ばれるモンスターが跋扈する世界で、人々を脅威から守るべく戦う“ハンター”を目指す少女たちを描いた作品。 ファンタジー風の世界観だが、登場する武器は変形機構を持ったハイテク鎌から乗り込み式の巨大アーマーロボまで多種多様。 ハンター養成学校での学園生活や他校との交流試合等、少年漫画風な描写も多い。 主人公の少女・ルビーを筆頭に、日本のアニメやゲームを意識したと思われるポップなデザインをしているのが特徴。 身の丈ほどもある変形式の鎌を巧みに操り敵を薙ぎ倒すスタイリッシュなアクションと、個性豊かなキャラクターたちが織り成す人間ドラマが話題を呼び、日本でも人気を博した。 制作陣も日本のアニメやゲームといったサブカルチャーが大好きで、アクションシーンは『ブラック★ロックシューター』、ストーリーは『天元突破グレンラガン』の影響を受けている(*2)と、スタッフの一人がインタビューで語っているほど。 2015年2月(本国では第2シーズンまで公開済)に監督のオウム氏が急逝。 一時は制作中止も危ぶまれたが、制作スタッフは後を引き継いで同年中に第3シーズンを公開。 以後もシリーズを制作していき、2021年3月にはVol.8が本国で公開された。 日本でも2015年にワーナーブラザーズ・ジャパン配給で日本語吹き替え版が公開。 また、2017年では集英社『ウルトラジャンプ』で三輪士郎作画による前日談漫画が連載。小学館でも『ガガガ文庫』でノベライズ「the Seasons」(著:伊崎喬助、イラスト:ヤスダスズヒト)が発売。Vol.1とVol.2のミッシングリンク的ストーリーが展開された。 しかし、同年Vol.4の吹き替え版が劇場公開&円盤発売されて以降、パタリと吹き替え版の制作情報が途絶えた時期があった。 もはやVol.5以降のシーズンを吹き替えで視聴するのは絶望的かと嘆いていたファンも多かったが、2021年に念願の続報が発表。 同年8月から10月にかけてVol.5、6、7の円盤を連続販売し、12月には遂にVol.8も発売された。 そして2022年、新作アニメ「RWBY 氷雪帝国(ICE QUEENDOM)」が制作決定。 ストーリー原案は虚淵玄、シリーズ構成・脚本は冲方丁、キャラ原案はhuke、アニメ制作はシャフト。 2022年7月3日(日)から、TOKYO MXにて放送開始。 Amazon Prime Video、Abemaプレミアム、dアニメストアその他配信サイトでも配信中。 また、原作者のMonty、ひいてはRT社自体が二次創作で有名になった会社(*3)であることもあってか、原作サイドとファンコミュニティとの交流が盛んなのも特徴。 ファンが考えたコンビ名が公式の合体技名として採用されたり、ファンが主催した日本の即売会イベントに公式の人が来たり、オリジナルキャラ創作のルールを原作者のMonty自身が出していたり、ファンとして活動していた人がスカウトされて作品に関わることになったり、 果ては脚本家のMilesやKerry及び元監督のGrayが来日した際にはその場にいたワーナーの人も混じえて日比谷公園で突発ファンミーティングが行われたりとかなりフリーダム。 アメリカではRT社が主催するRT社コンテンツのイベント「RTX」が毎年開催されており、そこでもファンと公式サイドとの交流が盛んに行われている。 ストーリー グリムや悪党から人々を守る職業・ハンターを目指す少女ルビー。 彼女は姉のヤンと共にハンター養成学校ビーコンアカデミーに入学し、そこで出会った大企業の令嬢ワイスや、寡黙でクールな少女ブレイクとチームを結成。 学友や他校の生徒とも交友を深めながら、様々な任務を経験し成長していく。 やがて、この世界に潜む邪悪な存在が動き出し、世界中を巻き込む巨大な陰謀に巻き込まれていくルビーたち。 多くの挫折や別れを繰り返しながらも、彼女たちは力を合わせて、強大な闇の勢力に立ち向かう── 世界観・用語 本作には独自の用語が多く最初は面食らうかもしれないが、視聴していくにつれて何となくどういうものか分かって行ったり、作中で説明があったりするので、とっつきにくいということはない。 ここでは本作における重要な事項と思しきものについて簡単に触れていく。 レムナント 『RWBY』の作中世界を指す名称。 大きく4つの王国によって成り立ち、ルビーたちが住むヴェイル、卓越した科学力と強大な軍事力を持つアトラス、砂漠に囲まれたバキュオ、美しい自然と天然資源に恵まれたミストラルが作中において大国に位置する。 グリムと呼ばれるモンスターや、精製し武器に組み込むことで炎や水などの様々な効果を発現させるエネルギー物質“ダスト”等が存在する。 ダスト レムナントにおいて様々な形で利用されるエネルギー資源。 鉱山にて採掘され、精製することで燃料や電力源等あらゆるリソースに利用できる他、ハンターや軍隊が使う武器にも活用される。 その汎用性の高さから犯罪者やテロ組織の活動資源として悪用されることもある重要なアイテム。 他作品を例に挙げるとマテリアとかエネルゴンみたいなもんと思っておけば大体合ってる。 グリム レムナントに存在する醜悪なモンスターたち。 黒い体色に、骨や仮面を思わせるような白い甲殻が部分的に付いている異形の存在で、恐怖や怒りといった人間の負の感情に引き寄せられる性質を持つ。 その姿は狼や猪のような獣に似たタイプから、人型をした形態のタイプまで多種多様。 強さや能力も種類・個体によって千差万別である。 ルビーたちハンターは主にグリムから人々を守るのが仕事となる。 RPGにおけるモンスター的なポジションで、ワラワラ湧いてくる雑魚っぽい奴からレイドボスみたいな強大な奴まで、シーズンを経るごとにどんどん種類が増えていっている。 ハンター グリムや犯罪者から人々を守ることを仕事とする職業。 ライセンス形式となっており、基本的には試験に合格することでハンターとして認められる。 武器の携行や任務に応じた捜査権もある程度許されており、警察機構や軍隊の依頼で仕事に携わることもあれば、個人から契約を受諾することもある。 かつては個人で鍛錬を積んでハンターになるケースも多かったが、現在では主に養成アカデミー等を経てハンターに就職する者が多い。 ハンターごとに多種多様な武器を扱っているのがこの作品の目玉の一つ。 剣や弓、ハンマーといった一般的な物から、一見武器には見えない物まで、様々な使い手が登場する。 また、変形機構を持ったものや銃器の機能も兼ね備えた近接武器も多く、ロマンを感じさせること請け合い。 オーラとセンブランス オーラは生物が生来的に宿すエネルギー。魂の顕現と表現されることもある。ジョーン「つまりフォースみたいなものってことか!」 ハンターはオーラを鍛えて自発的に活用できるようにするのが基礎技術であり、攻撃や防御の際にオーラを高めて纏うことで戦闘に役立てる。 オーラを活性化させることで傷の治りを早くする等、色々な形で応用できるが、心身の疲弊等でも減少するため常に自身のコンディションを把握しておく必要あり。 センブランスはオーラをより実体化させたもので、ハンターたち固有の特殊能力とも言える。 一部の例外を除いて、センブランスはひとりひとり独自の物であり、類似する能力はあっても全く同じ能力というものはない。(*4) オーラはMP、センブランスは固有コマンドみたいなものと捉えておけばひとまず問題ない。 なお、グリムは“魂が無い存在”だとされるため、オーラを宿していない。 ファウナス 獣の身体的特徴を持った人間型の種族。 身体性能が高く、夜目が効く等の特徴からハンターになる者も多い。 長らく人間種からは下位の種族と見なされ、迫害や差別を受けたり奴隷のような扱いをされてきた。 現代のレムナントではファウナスと人は平等であるとされており、そうした意識も浸透してきてはいるものの、ファウナス差別の風潮は未だ完全には払拭し切れていない。 ファウナスの中には抗議活動と称して過激なテロ行為を行う「ホワイトファング」なる犯罪組織もあり、ルビーたちとも度々作中で衝突している。 四季の女神 四季の女神とは、レムナントに伝わる御伽噺のひとつ。 童話内では魔法使いから四季にまつわる魔法を授けられた4姉妹として描かれていたが、実は四季の女神の力を宿す人間は作り話ではなく実在している。 それぞれ女神スプリング、サマー、フォール、ウィンターと呼称され、死の間際に最も強く思い浮かべていた人物へとその力を継承して、今日までその超常的な能力を世に残してきた。(*5) 女神の力を継承された当世の女性たちは“四季の乙女”等とも呼ばれる。 女神の力は闇の勢力に対抗する切り札と認識されており、各王国アカデミーの学長やその協力者たちは躍起になって当代の“乙女”を保護しようとしている。 無論、敵も女神の力を巡って暗躍しており、王国側が確保している“乙女”を奪い取ろうとしたり、所在のつかめていない“乙女”の居所を先んじて突き止めようと活動している。 Vol.8時点では3人の行方までが判明しており、女神サマーのみ詳細が不明となっている。 レリック 古の神々によって創造されたという“遺物”。 知識のランプ、破壊の剣、選択の王冠、創造の杖の4つを指し、それぞれ4大王国のアカデミーが秘密裏に管理している。 女神の力と同様に戦局を左右する存在と見なされており、これの入手も敵陣営の目的の一つとなっている。 基本的にレリックの安置されている場所は、それぞれ対応する“乙女”によってしか開放できないため、“乙女”を厳重に保護している限りはレリックの守りもまた鉄壁と言える。 Vol.8時点で作中において効果の詳細が判明しているのは2つだが、いずれも制約や条件こそあれど凄まじい性能を秘めていた。また、外伝短編集の『RWBY FAIRYTALES』では3つ目と思われるレリックについてのおとぎ話が公開されている。 Vol.3以降は女神の力とレリックを巡る戦いと言っても過言ではない様相に物語が展開している。 銀の瞳の戦士 一般には知られていない、太古の伝承の一つ。 銀の瞳を宿す戦士は潜在的に特別な力を宿すと言われ、ハンターという制度が生まれる前は人々をグリムから守る戦いに身を投じていたとされている。 その力は正にグリム特効とも言えるもので、瞳から放つまばゆい光に晒されたグリムは一掃されたり凍結されたりする等の影響を受ける。 当然ながら楽に使いこなせる能力ではなく、夥しい数のグリムや超巨大なグリムを前にしても恐怖や怒りに飲まれず、救いたい・守りたい人々のことを強く想いながら精神を集中させる必要がある。 それだけの卓越した精神力を習得するためには、実戦を交えた長い鍛錬が必須と言える。 エバー・アフター 現実世界とは一風変わった光景が広がる異世界。Vol9の舞台であり、何故だかレムナントの童話「世界から落ちた少女」に描かれているそのままの光景が拡がっている。 その中心には大樹が聳え立っており、周囲には環境の全く違ういくつものエリアが配置され、それぞれのエリア内で様々な種族が暮らしている。 この世界に暮らす人々はチェスの駒や喋るネズミ、紙人間など多種多様であり、一貫性のない環境も相まって全体的に幻想的かつ混沌とした印象を受ける世界となっている。 登場人物 今作には敵味方問わず実に多くのキャラクターが登場する。 ちょっとした出番のキャラでも個性豊かで語れる内容があったりするのだが、流石に全てをここに記述するには多すぎるため、ひとまず当項目作成者がメインキャラやそれに準ずると判断した人物のみ簡単に紹介していく。 (「このキャラも紹介した方がよいかも」といったことがあれば是非追記してほしい) なお、本作のメインキャラたちの設定や造形には、我々の世界における童話や神話、あるいは史実上の人物等をモチーフにしたと語られている。 また、言語版では制作スタッフがそのままボイスを当てているキャラが多数居る。 一方で、吹き替え版を担当するキャストは若手からベテランまで豪華声優揃いである。 キャラクターの名前はすべて色の名前や色を意味する単語から名付けられており、その 命名ルールは原作者であるMontyによって公開されている。(外部リンク) (*6) 大雑把に言えば「名前と苗字のどちらかあるいは両方が色の名前、色の意味を持った人名、聴きようによっては色のように聞こえる名前になっていること」がルールになっており、名前の由来を調べてみるのも楽しいかもしれない。 主人公と仲間たち ☆ルビー・ローズ 武器:銃の機能を持った変形式の大鎌「クレセント・ローズ」 センブランス:超高速移動「ペタル・バースト」 モチーフ:『赤ずきん』 CV:Lindsay Jones/早見沙織 本作の主人公。赤みがかった黒のショートヘアに、赤と黒を基調としたフード付きマントとスカートを身に着けた少女。 Vol.1本編時点で15歳。 基本的に明るく前向きで、どんな逆境でも諦めずに進んでいく強い心を持っている。 一方で、親しい人間以外にはあまり積極的に関わろうとしない内向的な気質も初期にはあり、2年飛び級(*7)でビーコンアカデミーに入学することになった際も新しい友人関係を築くことに消極的だった。 しかしビーコンでの生活を経てその傾向は改善されていき、チームメイトのみならず様々な人物と交流するようになっていく。 また、物語が進むにつれて、心が折れそうになったり思い悩む描写も徐々に描かれていっており、どんなに戦闘が出来てもあくまで本質的には感受性豊かなティーンエイジャーと言えよう。 チームメイトを始め、保護者ポジションのクロウ叔父さんやかつての名ハンター・マリーアといったベテランのハンターたちからも、彼女の明るさと強い心は一目置かれており、年少ながらも確かなリーダーシップを宿す少女。 身の丈ほどもある変形鎌「クレセント・ローズ」を使った戦闘能力は目を見張るものがあり、センブランスの機動力も相まって並のグリムや悪党を軽々いなす実力を持つ。 反面、素手での戦闘はかなり苦手であり、武器が手元にない状態だと途端に戦闘力が落ちる為、シーズン後半からはこの弱点を克服する鍛錬も行っている。 ちなみに、最新技術の結晶から職人技が光る飾り気の無い剣まで、新旧問わず武器には目が無い武器オタク。 当代における“銀の瞳の戦士”の一人だが、まだ能力を完全に制御し切れてはおらず、これについても修行中の身。 ☆ワイス・シュニー 武器:ダストを装填することで多彩な属性攻撃を繰り出すレイピア「ミルテンアスター」 センブランス:自身や味方をサポートしたり、氷精の実体を召喚できる魔法陣「グリフ」 モチーフ:『白雪姫』 CV:Kara Eberle/日笠陽子 ポニーテールにした美しい白髪と、雪の様に透き通る肌、白と青を基調としたデザインのドレススカートを纏った少女。 ダスト資源を扱ったビジネスで世界的に有名な大企業「シュニー・ダスト・カンパニー(SDC)」の令嬢で、初期は典型的な高飛車お嬢様らしい言動も見られた。 だが根は心優しく正義感が強い少女で、ビーコンでの生活を経て様々なことを学びながら真の意味でノブレス・オブリージュの精神(*8)を培っていく。 ルビーとは初底面の頃こそお互いに最悪の関係性だったが、後に親友と呼べる程の信頼関係を築くようになった。 「ミルテンアスター」はダストを装填することで氷や炎などの属性攻撃を使うことのできるレイピア。 またセンブランスとして魔法陣を操ることができ、足元や空中に設置した魔法陣を踏むことで加速や空中移動を行う、落下中に魔法陣を何重にも介すことで衝撃を軽減する等、様々な形で戦闘に応用が利く。 加えて魔法陣から巨大な氷の騎士や、過去に戦って記憶しているグリムを実体化させ、使役することもできる。 ☆ブレイク・ベラドンナ 武器:内部に別の小型剣を収納し、それが鎖で本体と連結されていることで鎖鎌としても扱える剣「ガムボール・シュラウド」 センブランス:短時間だけ持続する実体を持った分身を呼び出す「シャドウ」 モチーフ:『美女と野獣』のヒロイン・ベル CV:Arryn Zech/嶋村侑 漆のような美しい黒髪のウェーブヘアーと、頭頂部に結んだ黒いリボンが特徴の少女。 読書が好きで口数が少なく、クールな雰囲気も醸し出しているが、本質的には誠実で友達想いな人物。 また、授業で模擬戦闘を行うワイスを急に取り出したちっちゃい旗を握って応援したり、魚の丸ごと乗った大盛りラーメンを前に目を輝かせる等、様子のおかしいお茶目な描写も結構多い。 実は彼女もファウナスであり、リボンの下にはネコミミが隠されている。ルビー「可愛いよね!」 好奇や差別の目で見られるのを恐れてそのことを隠していたが、現在は自身のアイデンティティーとして隠すのを止めている。 過激派組織「ホワイトファング」のメンバーであるアダムとは浅からぬ因縁がある。 二刀流や鎖鎌、銃器の機能まで兼ね備えた小回りの利く武器「ガムボール・シュラウド」と、分身を呼び出すセンブランス、そしてファウナス特有の高い敏捷性を活かして敵を撹乱するような戦闘スタイルを好む。 分身は攻撃を受ける瞬間に呼び出して変わり身にしたり、ダストを併用することで炎や氷といった属性の分身を出現させることも可能。 ☆ヤン・シャオロン 武器:弾倉と小型銃器を内蔵したガントレット「エンバー・セリカ」 センブランス:受けたダメージに応じて瞬間的にパワーや肉体強度を増強させ、爆発的に強くなる「バーン」 モチーフ:『3びきのくま』の少女・ゴルディロックス CV:Barbara Dunkleman/小清水亜美 金髪ブロンドにナイスバディなイケイケガール。 妹のルビーとは異母姉妹(*9)だがとても仲が良く、妹が2年飛び級して自分と一緒にビーコンへ入学することになった時には全力で喜んでいた。 入学当初の内向的だった妹の事は心配しながらもあえて距離を置いてみたり、初の野外訓練で率先して皆をまとめている姿を見た時は嬉しそうに見守る様子も見受けられた。 グイグイ距離を詰めていくタイプで、パーティーやイベント事等も大好きないわゆる陽キャ気質。 それでいて無神経という訳ではなく、相手の気持ちを尊重して思いやれる心の持ち主。 一方で怒りのコントロールについてはやや不慣れな側面もあり、自慢である金髪ブロンドを戦闘の余波で切られたり抜かれたりするとブチ切れる。 また、仲間が目の前で傷付けられたり貶められたりした場合にも我を忘れて殴りかかっていく傾向にあるため、挑発や精神的な揺さぶりをかけてくるタイプの敵には翻弄されがちという欠点も。 センブランス「バーン」についても当初は怒り時にしか発動できなかったが、後に感情の起伏をコントロールし、怒りとは関係なく任意に発動するための修練も行っていく。 以上のルビー(Ruby)、ワイス(Weiss)、ブレイク(Blake)、ヤン(Yang)の4人は、その頭文字を取って「チームRWBY」と呼ばれている。 ☆ジョーン・アーク 武器:携行時は小型に縮小できる盾と、先祖から引き継いだ片手剣「クロケア・モルス」 センブランス:自身や他の人間のオーラを増幅させる「オーラ・アンプ」 モチーフ:百年戦争のフランス女性軍人「ジャンヌ・ダルク」 CV:Miles Luna/下野紘 短い金髪の少年。 ルックスは割とイケメン寄りだが、どことなく抜けていたり庶民的な雰囲気が滲み出ているためか、近寄りがたさのようなものは微塵もない。 基本的に気さくで良い奴だが、初期は劣等感から来る自信の無さやそれを誤魔化そう張る虚勢、何よりハンターとして基礎的な水準に達していない戦闘技能とすぐビビるヘタレっぷりのせいで、卑屈な言動もしばしば見られた。 しかしチーム分け試験で大型グリムに襲撃された時には初顔合わせの同期達と即席ながら連携を組み、直感的だが的確な指示を出したり自身の盾を足場として周りのサポートを行う等、ハンターとして光る物は備えていた。 チームメイトとなったピュラとの個人レッスンや幾多の任務経験によって、Vol.2以降はビーコンの学生として恥じぬハンター見習いになっていく。 愛剣「クロケア・モルス」自体はひいひいおじいさんのお下がりというだけで、本作には珍しく特殊ギミックの類は一切ない普通の片手剣。 盾の方も非戦闘時は小型化して持ち運びが便利になる程度しか特徴のない代物(*10)。 それ故に彼の戦闘は他のメンバーのように派手派手しいアクションには欠けるものの、逆に言えば堅実な立ち回りによって戦闘を乗り切っているとも言える。 センブランスは序盤に片鱗を見せて以来長らく覚醒させられていなかったがVol.5で遂に習得。 仲間のオーラを増強して自己回復力を高めたり、センブランスの能力をパワーアップさせたりと、チームのバッファーとして大活躍するようになった。 ☆ノーラ・ヴァルキリー 武器:グレネードランチャーに変形できるハンマー「マンヒルド」 センブランス:体外から受けた電気を自らのエネルギーに変えて自己強化し、相手に放出する「ハイ・ボルテージ」 モチーフ:北欧神話の戦神「トール」 CV:Samantha Ireland/洲崎綾 オレンジ髪で外ハネっぽい髪形の元気娘。 ハイテンションかつ突飛でもない言動が多く、急に一人で早口にまくし立てたりしては周りを置いてけぼりにする変わった少女。 だが意外にも男女の関係や恋愛感情の機微にはかなり敏く、ジョーンとピュラの事もフォローしたり気を利かせたりする描写が多い。 当人も幼馴染であるレンのことを少なからず意識している様子だが、レンの方は朴念仁その気持ちに気付いておらず、ヤキモキする事もしばしば。 「マンヒルド」は近接武器としても遠距離武器としても随一の破壊力を秘めたハンマー。 一方センブランスは電気を吸収してパワーアップというもので、発動すれば強力なものの条件が限定的なため、自発的に発動させるのが難しいのが玉に瑕。 またノーラ本人の身体強度にも限界があるので、大量の電気を浴びすぎると後でダウンしてしまう。 ☆ピュラ・ニコス 武器:槍と剣とライフルに変形する「ミロ」と投擲武器にもなる盾「アクオ」 センブランス:磁力操作「ポラリティ」 モチーフ:ギリシャ神話の英雄「アキレウス」 CV:Jen Brown/豊口めぐみ(Vol.3のみ代役で伊藤静) 腰まである赤いロングヘアーをポニーテールにしている少女。 赤や茶系統の服に金色の脛当てや腕甲を装備している。 ビーコンに入学する前はミストラル王国のサンクタム・アカデミーを首席で卒業している他、地区大会で連続優勝を果たしている超エリート。 だがそれを鼻にかける素振りは微塵もなく、常に誰かのことを案じ率先して行動する強い正義感の持ち主である。 有名人であるが故に打算から近付いてくる人間が多く辟易していたが、それ故に彼女の名声や評判に捉われず接してくれたジョーン(*11)のことを得難い友だと感じている。 ジョーンにとってもピュラとの出会いや訓練は非常に大きなウェイトを占めており、彼が現在まで戦い続けていられる根底の理由の一つとなっている。 素の戦闘技能からして同期のハンター見習いたちとは一線を画す他、プロのハンターと比べても遜色ない実力を持っている女戦士。 センブランスによって盾をブーメランのような投擲武器としても扱ったり、戦況に応じて武器を剣と槍に変形させて巧みに使い分けることで、どんな相手にも柔軟に対処できる。 その実力と高潔な精神性を買われ、女神フォールの後継者たる“秋の乙女”に抜擢されたが…… ☆ライ・レン 武器:2丁のマシンガン付き風火輪「ストーム・フラワー」 センブランス:負の感情を抑制しグリムから気配を遮断する「トゥランクイリティー」 モチーフ:中国の歌謡文芸『木蘭(ムーラン)』の主人公「ムーラン」 CV:モンティ・オウム(Vol.2まで)、Neath Oum(Vol.3以降)/斉藤壮馬 肩まである黒髪を編み込んでいる少年。 緑を基調とした中華風の服装を着ている。 常に冷静かつ物静かな性格で、幼馴染のノーラのぶっ飛んだ言動にも落ち着いて対応している。 ただ、彼自身もやや天然寄りな言動をすることがしばしばある。 パンケーキ作り等、料理が得意。 当初はノーラに対してはっきりとした恋愛感情を自覚している様子がなく、あくまで「昔から一緒に居る家族みたいな存在」止まりに思っていたため、シーズン後半からはノーラとギクシャクしたり気持ちがすれ違う場面も多い。 加えて生来の真面目で思い詰めやすい性格故に、作戦が上手くいかず被害が出る展開が続くと自己嫌悪から来る自暴自棄に陥る繊細な一面もある。 オーラの扱いに長け、武器での戦闘以外にも素手にオーラを溜めてグリムに流し込むことで内側から撃破する等の戦い方が可能。 センブランスは自身や仲間をグリムに感知させなくする隠密行動向けの能力だが、ジョーンのバックアップを受けることで車両全体の乗客や避難する街の住民といった多人数まで効果範囲を拡張できるため、市街戦等で民衆を逃がす際には非常に重要な役割を持つ。 以上のジョーン(Jaune)、ノーラ(Nora)、ピュラ(Pyrrha)、レン(Ren)の4人は「チームJNPR(ジュニパー)」として活動する。 ☆サン・ウーコン 武器:ライフル銃とヌンチャクに変形できる棍「ルィ・バン&ジング・バン」 センブランス:集中力を高めて光る分身を複数体呼び出す「ヴァイア・サン」 モチーフ:『西遊記』の主人公「孫悟空」 CV:Michael Jones/前野智昭 金髪のツンツンヘアーに日焼けした肌が特徴のファウナス。 猿のような尻尾が生えており、木にひっかけてぶら下がったりと行動もどことなく猿っぽい少年。 当初は密航者としてヴェイル王国を訪れたためルビーたちの心象が悪かったが、そこでブレイクと共に悪党であるローマンの陰謀を阻止したことで和解した。 出身はヴァキュオ王国だが所属はミストラル王国のヘイブン・アカデミー。 常識にとらわれない行動や能天気にも思える発言から、一見チャラ男軽薄な印象を受けるが、仲間の為に率先して飛び出したり気持ちを慮る等、友達想いな良い奴である。 ブレイクのことを気に入っており、彼女がビーコンを離れて帰郷した時にも付いて行った。 彼の好意は時にブレイクからはお節介や無神経として拒絶されることもあったが、それでもめげずにあくまでブレイクやチームRWBYの心配をし続け、徐々に彼女からの信頼も勝ち得ていく。 高い身体能力と変幻自在の武器を駆使した近接戦闘が得意。 センブランスはブレイクのものと似ているが、即時に分身を呼び出しダストで属性も操作できるあちらと異なり、サンは分身を出すのに精神統一のため動きを止める必要がある。 そのかわり複数体の分身を同時に一定時間使役することができるので、多人数で敵と戦えるという点で差別化されている。 サン(Sun)とスカーレット(Scarlet)、セージ(Sage)、ネプチューン(Neptune)による「チームSNNN(サン)」のリーダーを務めている。 公式スピンオフ小説『Before the Dawn(日本未発売・未翻訳)』では、チームRWBYの先輩にあたる「チームCFVY(カフィー)」と共に主人公に抜擢されており、Volume6以降の彼らの動向が描かれている。 ☆ペニー・ポレンディーナ 武器:バックパックに収納された遠隔操作可能な複数の短剣「フローティング・アレイ」 センブランス:なし モチーフ:『ピノキオ』 CV:Taylor Pelto/潘めぐみ カールしたオレンジ髪とアホ毛が特徴的な少女。 快活で人懐っこい性格だが、何処か常人とはズレた言動も目立つ不思議ちゃん。 Vol.1で初登場した時にはRWBYのメンバーからも引き気味に対応されていたが、唯一率先して話しかけてくれたルビーに凄く懐いており「お友達さん」と呼ぶようになった。 その正体はアトラスの天才科学者ピエトロ・ポレンディーナが開発した人造人間。 外見は完全に人間の少女だが内部構造は機械であり、外装の肌塗装が剥がれると金属の素体が見える。 ルビーがその事実を知ったのはVol.2で、非常に驚きはしたもののその後も友達として接し続けてくれたことから、いっそうルビーへの親愛を深めた。 ぶっちゃけ視聴者の大多数はVol.1の戦闘描写と言動の時点で「この娘サイボーグか何かだろ」って気付いたろうが。 人工物故にセンブランスは持たず、オーラも創造主であるピエトロ博士のものを移植されて活動しているが、それを補って余りある戦闘力を持つ。 背中のバックパックから飛び出す無数の短剣はワイヤーでペニーと繋がっており自由自在に空中で操作することが可能。 さらには短剣を前方に円形で構えてエネルギーを収束させることで極太のビーム砲を放つこともできる規格外の戦闘少女である。 ☆オスカー・パイン 武器:短く収縮可能なロッド(杖)「ロング・メモリー」 センブランス:不明 モチーフ:『オズの魔法使い』の魔法使いオズ(作中のオズは偽名で本名はオスカーである) CV:Aaron Dismuke/釘宮理恵 黒寄りの短い茶髪とそばかす混じりの頬をした小柄な少年。 薄緑を基調としたコートジャケットを身に着けている。 元々は単なる農場の息子として農作業に明け暮れる平凡な日々を過ごしていたが、ひょんなことからレムナントの存亡に関わる戦いの当事者として物語に絡んでいくこととなった。 基本的に穏やかな性格で、他者への気遣いもできる優しい少年である。 ルビーたちと出会ってからもその誠実な人柄もあってすぐにメンバーに馴染み、現在では大切な仲間として皆に受け入れられている。 素の戦闘力はまだまだ修行中と言ったところだが、鍛錬の甲斐あって並みのグリム相手ならば立ち回れる位には成長してきている。 彼固有のセンブランスもまだ覚醒していないため、今後の活躍が期待されるキャラクター。 ☆マリーア・カラヴェラ 武器:2本一組の鎌「ライフ・アンド・デス」 センブランス:物事を直感的に予測して他者より早く反応できる予見反射「プレフレクセス」 モチーフ:不明 CV:Melissa Sternenberg/田中真弓 視覚補助ゴーグルを装着した老齢の女性。 腰が曲がっており、歩く時は杖を突く。 Vol.6で列車がグリムに襲撃された事件の際にルビー一行と共に投げ出され、そのまま行動を共にすることとなった老婆である。 やや頑固で気が強く、時に説教臭い事を言うどこにでも居るお年寄り……と見せかけて、若かりし頃は「グリム・リーパー」の異名を持つ伝説的なハンター。 老いたりとはいえ豊富な知識と経験を基に、ルビーたち若人の力になろうとしてくれる頼もしい女傑である。 全盛期は2本の鎌を手足のように駆使して大型グリムを単独狩りしていたが、現在は鎌の1本を失っている。 一方でセンブランスは未だ現役で、何か物事が起こる時に先んじて危険を察知する能力を持つ。 加えてその予知に反応できるだけの身体能力も備えており、高齢から来るスタミナ切れを除けば現在でも通じる古強者と言えよう。 ルビーとヤン姉妹の関係者 ☆クロウ・ブランウェン 武器:大鎌や銃器に変形する大剣「ハービンジャー」 センブランス:敵味方を問わず周囲の人間の運気を下げる「ミス・フォーチュン」 モチーフ:『オズの魔法使い』のカカシ/北欧神話のワタリガラス「フギン」 CV:Vic Mignogna(Vol.6まで)、Jason Liebrecht(Vol.7以降)/平田広明 黒くとがった髪と無精ひげ、尾の長いドレスシャツが特徴の男性。 常に酒瓶を常備し昼間でも隙あらば飲んだくれるダメンズ困った大人だが、真面目な話の時には一転してシリアスな態度に変わるプロのハンター。 戦闘時は髪形を後ろに撫でつけてオールバックにする癖がある。 ヤンの母親であるレイヴンの双子の弟で、ルビーたち姉妹にとっては叔父にあたる。 姉妹からとても慕われており、一緒にゲームに興じたりと気さくな親戚のおじさん。 ビーコン入学前に通っていたシグナル・アカデミーで教官も務め、ルビーに戦闘訓練や大鎌の扱いを伝授したのもこの人である。 ルビー同様大鎌を難なく操る凄腕の戦士で、姪と違ってステゴロも強い。なお、武器については前述のグリム・リーパーに憧れて自ら作成した物。 だがセンブランスが制御できずオート発動するパッシブタイプの為、味方に迷惑をかけないよう基本的には単独任務に就くことが多かった。 ☆タイヤン・シャオロン 武器:不明 センブランス:不明 モチーフ:不明 CV: Burnie Burns/堀内賢雄 短い金髪の男性。 ルビーとヤンの父親で、クロウとはかつてのチームメイトである。 ビーコンの教師陣とも交流があり、自宅で談笑する場面もあった。 やや心配性だが、基本的には娘たちの意思や決定を尊重し、踏み出しかねている時には背中を押してくれる良き父。 特にヤンとは気質が近いのか、傍から見ると冷や冷やするような口喧嘩をすることもあるが、お互いに相手のツボや勘どころを弁えているためか最後には丸く収まる親子関係を築けている。 戦闘描写はあまりないが、怪我をして心身の療養をしていた時期のヤンにリハビリがてら訓練を施す場面では中々のキレを見せていた。 ●レイヴン・ブランウェン 武器:ハンドルに装着することで様々な属性の効果を発揮するダスト製の居合刀「オーメン」 センブランス:強い縁を持った相手との間にワープゲートを出現させる「キンドレッド・リンク」 モチーフ:北欧神話のワタリガラス「ムニン」 CV:Anna Hullum/林原めぐみ ウェーブがかった黒のロングヘア―と雪のように白い肌、赤と黒を基調とした服装が特徴の女性。 ヤンの実母であり、クロウとは双子の姉という関係にある。 本編開始前、ヤンがまだ幼い時分に家族の元から失踪しており、ヤンにとっては母親との思い出はほぼ無いに等しい存在。 性格は頑迷かつ冷淡で、力の無い者が淘汰され勝ち残る強さの有る者が生存するという信念を抱く。 現在は盗賊団を率い、無辜の人々を傷つけてでも生き延びるという生活を送っている。 一方でヤンの窮地に一度だけ助けに訪れたり、再会後もヤンに無謀な戦いから身を引くようかなり一方的な論調で忠告したりと、完全に家族への情を捨て去っている訳ではない様子。 武器はワイスの物と似ているが、あちらとは違い刀身そのものがダストで作られているため、より直接的に特殊効果を発揮できる一方耐久性に難がある。 しかしそもそも素の戦闘力が圧倒的に高く、刀身は壊れても無数のストックと差し替えれば済むため、相当の手練れでもなければ彼女と渡り合うのは困難を極める。 センブランスによってワープゲートを接続できる先は、判明している限りではタイヤン、クロウ、ヤンの3人。 ちなみにゲート自体は開かれている間はレイヴン以外の人間も通行可能である。 女神スプリングの後継者たる“春の乙女”の居所を知っているとされ、クロウからも闇の勢力からも行方を捜索されている重要人物。 ☆サマー・ローズ 武器:不明 センブランス:不明 モチーフ:不明 CV Morgan Laure/花澤香菜 肩までの赤みがかった黒髪の女性。 ルビーの実母であり、レイヴンの失踪後にタイヤンが再婚した後妻。 本編開始時点で既に故人となっているようで、ルビーが墓標の前で母に語り掛ける場面や、クロウが写真を見ながら懐かしそうに語る場面が描かれている。 ただし、その最期は謎に包まれている様子。 ルビー同様、“銀の瞳の戦士”であり、ハンターとしての腕は高かったとのこと。 サマー(Summer)、タイヤン(Taiyang)、レイヴン(Raven)、クロウ(Qrow)の4人は、かつて「チームSTRQ(スターク)」を結成していたハンター仲間。 各地の王国やアカデミーの主要人物 ●オズピン 武器:短く収縮可能なロッド(杖)「ロング・メモリー」 センブランス:不明 モチーフ:『オズの魔法使い』の魔法使いオズ CV:Shannon McCormick/井上和彦 天パ気味の銀髪と眼鏡が特徴の男性。 ヴェイル王国ビーコン・アカデミーの学長であり、ルビーの実力を見出し飛び級で入学させた本人。 見た目年齢は中年に差し掛かった程度と言ったところだが、杖を持って歩いたりしょっちゅうココアの入ったマグカップを持っていたりとどこか年寄臭い雰囲気もある。 初期は「マグカップが武器に違いない」「むしろマグカップが本体では?」等とファンからネタにされていた。 先入観や既成の概念に囚われない発想の持ち主で、RWBYのルール違反等も割と大目に見てくれるどころか積極的に促している節もある理解ある学長。 闇の勢力と長きにわたり水面下で鎬を削っており、各地のアカデミー指導者と連携して“四季の乙女”やレリックが敵の手に渡らぬよう策を張り巡らせている。 ただし仲間にも多くを語らず秘密裏に作戦を練る傾向もあるようで、一部の協力者からはその采配や判断を疑問視する声も挙がっている様子。 詳細な能力は不明ながら、残像が残るほどの高速で苛烈な攻撃を仕掛けたり、自身を中心にバリアを展開して攻撃を防ぐなど、攻防両面に渡って並外れた戦闘力を兼ね備えている。 ●ジェームズ・アイアンウッド 武器:殴打武器としても使用可能な小型拳銃「デュー・プロセス」 センブランス:己の決意を強固にし、必ず任務を遂行するよう精神力を固持する「メトル」 モチーフ:『オズの魔法使い』のブリキの人形 CV: Jason Rose/てらそままさき 上位階級の軍服に身を包んだ厳つい雰囲気の男性。 アトラス軍将軍にしてアトラス・アカデミー学長、おまけにアトラス議会議員としての議席を特例で2議席分所有している、名実ともにアトラスの指導者と言える地位に居る。 オズピンやクロウと共に水面下で闇の勢力と戦ってきた人物で、この戦いに勝利するためとなれば時に一部を切り捨てるような厳しい決断も選び得る苛烈な人物。 だが本質的には冷酷な性格という訳ではなく、自身の政策によって王国の下層に暮らす人々が苦しむ事に苦悩したり、遠路を越えてアトラスに合流したルビー一行を心から歓迎し、惜しみなく支援を授ける等、善性を持った人物であった。(*12) しかしながらスパイを恐れるあまり過剰に秘密主義に走ったり、後手に回らざるを得ない展開が続く中で、徐々に心身が疲弊し、心が凍り付いていく様子も見受けられる。 将軍としての指揮能力だけでなく、本人の戦闘力も非常に高いため、グリムやハッキングされたアトラス機械兵士を単騎で易々と始末する実力を見せた。 ちなみに名前が長いため日本のファンからは「鉄木さん」と呼ばれることが多い。 ●ウィンター・シュニー 武器:名称不明の剣 センブランス:自身や味方をサポートしたり、氷精の実体を召喚できる魔法陣「グリフ」 モチーフ:不明 CV:Elizabeth Maxwel/川澄綾子 美しい白髪を高い位置でお団子ヘアにしている長身の女性。 ワイスの姉であり、アトラス軍所属の軍人としてアイアンウッドの右腕的地位に就いている。 凛々しい表情をしていることが多く一見近寄りがたい雰囲気だし実際怖い時も多いのだが、職務を離れた時間では妹を労わり、励ます優しい一面も備えている。 一方職務については忠実で、例え意に反する命令でも冷徹に私情を抑え込んで粛々と任務にあたる理想的軍人と言える。 軍所属ではないフリーのハンターかつ、だらしない言動の多いクロウとは反りが合わず、対面すると口論どころか物理的な衝突に発展することもある。 ワイスとは違って武器そのものには特異な機構があまり見られないが、純粋な剣技の完成度が高く、シュニー家伝統のセンブランスを組み合わせることで十分な強さを発揮する。 召喚術を使いこなせていない時期のワイスにアドバイスをし、彼女が成長するきっかけを作った頼れる姉。 ●レオナルド・ライオンハート 武器:ダストをセットすることで属性攻撃を放つことのできる盾「ストールワート」 センブランス:不明 モチーフ:『オズの魔法使い』の臆病なライオン CV: Daman Mills/石住昭彦 豊かな髪の毛と髭がライオンのたてがみの様なシルエットになっている男性。 ミストラルのヘイブン・アカデミーを運営する学長で、オズピンやクロウ、アイアンウッドとは闇の勢力と戦う同志である。 ヘイブンの創立自体にオズピンの助力があったらしく、彼からの信頼は非常に厚い。 オズピンから贈られたティーセットは今でも愛用の品。 ●クローバー・エビ 武器:棍としても使用可能な釣り竿「キング・フィッシャー」 センブランス:敵味方問わず周囲の人間の運気を上げる「グッド・フォーチュン」 モチーフ:イソップ童話『A Fisherman’s Good Luck』 CV:Christopher Wehkamp/置鮎龍太郎 刈り上げられたショートヘアと精悍な身体つきの男性。 アトラス最強のアイアンウッド直属ハンター部隊『エース・オペレーティブス』のリーダー。 確かな実力とカリスマ性、そして度量の広さを持った好青年である。 クロウの持つセンブランスと正反対の能力を持っており、その力に思い悩むクロウに助言を行い、次第に友と呼べる関係となっていく。 その一方で任務とそれ以外を秤にかけなければならない場面では任務を躊躇なく選択できる厳格な軍人でもあり、上司であるアイアンウッドに対しては命を懸けられるほどの忠誠を誓っている。 アトラスにおける最高のチームのリーダーを務めているだけあって、その戦闘能力は高い。 特に対象を捕縛・無力化する技術に長けており、戦闘中はチームメンバーのアシストに回ることが多い。 彼の率いるチームにはクローバー以外にマロウ(Marrow)、ハリエット(Harriet)、エルム(Elm)、ヴァイン(Vine)の4名が在籍しており、その誰もが腕利きのハンターである。(*13) ●ロビン・ヒル 武器:盾に変形するクロスボウ(名称不明) センブランス:握手した相手の言動の真偽を判別する「ライ・ディテクション」 モチーフ:ロビン・フッド CV:Cristina Vee/小林沙苗 アトラス王国の下層に位置するかつての首都『マントル』を拠点に活動する女性ハンターチーム『ハッピー・ハントレス』のリーダーにして『マントルの英雄』と称される人物。 自信家で少々感情的な面もあるが、マントルの住民を愛し、彼らの為に奮闘する献身的な性格であり、民衆の信頼は厚い。 優秀なハンターであると同時に政治家でもあり、アトラス王国における議員選挙の最有力候補である。 センブランスは握手をした相手の発言を嘘か本当か判別するというもの。 戦闘においてはボウガンを用いた近接戦闘を行うことが多いが、接近戦においても近接戦闘の名手ふたりを同時に相手取りその猛攻を捌き切るなど、プロにふさわしい戦闘能力を持っている。 彼女の率いるハッピーハントレスには、ロビン以外にフィオナ(Fiona)、ジョアンナ(Joanna)、メイ(May)の三名が在籍している。彼女らの戦闘描写は未知数だが、みなアトラスアカデミーを好成績で卒業しており、その評価は高い。 ●セオドア 外伝小説「Before the dawn」にて初登場したヴァキュオのシェイドアカデミーの学長。現状は文章のみでの登場となる。 理知的な基質を備えたほかの学長達とは異なり豪快で目立ちたがり屋な性格で、時に独断で大胆な判断を下すこともある。 そのカリスマに溢れた気質と生徒想いの性格から生徒からの人気は非常に高いようだ。 他校の学長たちの選択を「無謀」と評している他、有事の際には生徒の安全を第一に考え、生徒を守る選択をするなど熱さだけではなく冷静さも兼ね備えたナイスガイである。 ●キュリオス・キャット モチーフ チェシャ猫 CV Robby Daymond/佐藤せつじ 異世界「エバー・アフター」に住まう人語をしゃべる猫。 その名の通り好奇心旺盛な性格で、異世界に迷い込んだルビーたちに興味を抱き、その案内役を務めることとなる。 退屈や刺激のない日常を酷く嫌っており、新しい体験に興味を示すことが多い。そのため外の世界から来たルビーたちには好意的だが、時に利己的な側面を覗かせることもある。 レムナント人では無いためオーラやセンブランスを扱うことは不可能だが、姿を消したり転移したりと様々な特殊能力を扱うことが出来る 闇の勢力 ★セイラム CV:Jen Taylor/井上喜久子 人間離れした青白い体色や白目の部分が漆黒に染まった眼、顔から腕にかけて脈打つ赤紫色の模様といった、魔女のような容貌の女性。 レムナントの表舞台から身を潜めつつ、数多のしもべや協力者を支配してオズピンたちと戦いを続けてきた邪悪の化身。 他者を傷つけることを厭わない残酷無比な人物だが、功績を挙げた手下には労いの言葉をかけ、また失敗を繰り返す者でも忠誠を誓う限りは無為の粛清をしない等、指導者としてのカリスマは備えている。 人心掌握に長けており、相手の性質に応じて恐怖や甘言、あるいは単なる利益の一致と言った風に切る手札を使い分けて味方に引き入れる。 グリムを操り、生み出すことのできる人外の能力を持っており、作中でもシーズンが進むごとにより凶悪な新種グリムをけしかけている悪の化身。 オズピンに並々ならぬ憎悪を抱いており、その命を狙っている。 同時に世界そのものを破壊、混沌に叩き落とすことも目的としているため、各地に保護されている“四季の女神”やレリックを手中に収めようと画策している。 ★シンダー・フォール 武器:合体させることで弓へと変わる2丁の短剣「ミッドナイト」 センブランス:物体を極度に熱して変形させる「スコーチング・カレス」 モチーフ:『シンデレラ』 CV:Jessica Nigri/甲斐田裕子 アッシュブラックのロングヘアと、肩や背の空いた大胆なドレスが特徴の美しい女性。 Vol.1の冒頭から正体不明のまま登場し、物語前半の間ルビーたちにとって大ボス的なポジションに君臨していた強敵。 悪名高い犯罪者のローマンやテロ組織ホワイトファングから巧みに協力を取り付け、ビーコン襲撃の準備を着々と進めていた。 常に余裕を崩さず不敵な笑みと共に暗躍するしたたかな女性で、“四季の乙女”たちを手にかけることで女神の力を奪い取ろうと画策する。(*14) 上述の通り、非常に冷徹で狡猾な人物であるが、力に対する我を忘れるほどの渇望を抱えていることが示唆されており、強大な力を眼前に捉えた局面では冷静さを失い、普段のしたたかさが嘘のように激昂してしまうこともある。 ルビーのことは当初は単なる障害の一つ程度にしか思っていなかったが、戦いを経る内に排除すべき宿敵と見なすようになり、時にセイラムの命令よりもルビーを始末を優先しようとする事もあった。 敵の足元を高熱で爆発させたり、戦闘で巻き起こる粉塵を高熱でガラス片に変えて投擲する等の攻撃が得意。 武器の「ミッドナイト」は弓としても使用できるため、一度に矢を3本同時に精密射撃する等、卓越した戦闘技術を持つ。 ★ローマン・トーチウィック 武器:銃が仕込まれているロングステッキ「メロディック・カジェル」 センブランス:なし モチーフ:『ピノキオ』に登場する怠け者の少年ロメオ・キャンドルウィック CV:Gray G. Haddock/三木眞一郎 オレンジ色の髪で片目が隠れた、オシャレな帽子とスーツのナイスガイ。 よく葉巻を吸っている。 ヴェイルでは有名な指名手配犯で、ダストショップの強盗やアトラスの試作兵器奪取といった犯罪に手を染めている。 飄々とした態度とシニカルな発言が目立つトリックスター的な敵だが、一方で相手の力量を見誤ったり油断しがちな詰めの甘い部分もある。 シンダーと協力関係を結び、ルビーたちの前に度々立ちはだかった。 意外にもローマン自身の戦闘力も高く、ブレイクやサンと互角に立ち回ったり遠距離に立つルビーを精密に狙撃したりといった腕を披露している。 愛用のステッキは先端に銃が仕込まれているだけでなく、持ち手の部分はワイヤー付きフックとして逃走する敵を拘束するのに役立つ。 ちなみにセンブランスは習得していない(習得できなかった?)ことが公式Q&Aで明かされている。(*15) 公式スピンオフ小説『Roman's holiday(日本未発売・未翻訳)』ではニオポリタン共々主人公を務めている。 ★エメラルド・サストライ 武器:2丁拳銃と鎖鎌の機能を持つ「シーフズ・レスピット」 センブランス:対象の相手に幻覚を見せる「ハルシネーション」 モチーフ:不明 CV:Katie Newville/井上麻里奈 薄緑色のおかっぱヘアーに褐色の肌を持つ少女。 シンダーに心酔しており、常に彼女の役に立とうと行動する。 相方のマーキュリーを始め他人には刺々しい物言いや傲慢な態度を取りがちだが、性根は不安に囚われ易い気弱な気質の持ち主。 目の前の物体や周囲の状況まで、あらゆる要素をエメラルドの意のままに捻じ曲げた幻覚を相手に見せる事ができる。 ただし基本的に1人にしか使用できない。2人以上に使用すると著しく消耗する他、発動に集中力を要するため戦闘中にノーモーションで使用することも不可等、制約は多い。 かつてはこのセンブランスで盗み等を繰り返し生き延びており、シンダーに拾われたのもこの能力を買われて。 ★マーキュリー・ブラック 武器:弾丸の射出機能を持ったブーツ「タラリア」 センブランス:不明 モチーフ:不明 CV:J.J. Castillo(Vol.2)、Yuri Lowenthal (Vol.3以降)/緑川光 短い銀髪にグレーのジャケットを身に着けた少年。 エメラルドと共にシンダーの部下として活動するが、相方程シンダーへ妄信的な忠誠は誓っていない。 普段は飄々とした雰囲気だが時折挑発的な言動も混ざる、掴み所のない印象を受ける。 エメラルドとの仲はよろしくは無く、しばしば意見が対立したり容赦ない言い方をするが、一方でのっぴきならない状況では彼女を見捨てず説得しようとする等、全面的に嫌っている訳ではない様子。 ヤンの手甲と同様、攻撃時に何かしらのトリガーを発動して銃撃を行うこともできる特殊なブーツが武器。 その為マーキュリーの戦闘スタイルは足技メインでアクロバティックだが、センブランスも使わずにルビーたちを渡り合うだけの実力を備えている。 センブランスは不明。能力に目覚めてはいるようだが、能力を奪うセンブランスを持っていた父マーカスにセンブランスを取り上げられており、そのままマーカスが借りパクして死んでしまったためセンブランスを使う事が出来なくなっている。 ★ニオポリタン (*16) 武器:銃弾を弾く強度と仕込み杖の機能を両立させたパラソル「ハッシュ」 センブランス:周囲の人間に幻影を見せる「オーバーアクティブ・イマジネーション」 モチーフ ギリシャ神話における死の女神『ヘカテー』。ローマ神話においては『トリビア』とも呼ばれる CV:Casey Lee Williams/藤村鼓乃美(*17) ピンクと茶色で半々に分かれた髪の毛と、これまたピンクと茶色のオッドアイが特徴的な女性。 小洒落たパラソルを片手に、軽やかな印象を与える立ち居振る舞いをする。 ローマンの相棒とも呼べるポジションで、お互いに強い信頼関係を築いている模様。 一切言葉を発しないが、これが発声機能の障害によるものなのか単なる拘りなのかは本編中では明らかになっていない。 ステップを踏むような優雅な動作で相手の攻撃をいなし、愛用のパラソル「ハッシュ」を巧みに操ってカウンターする手練れ。 センブランスはエメラルドのものと似ているが、あちらと違って複数人に対して同時に幻影を見せることができる。 ただし視覚にしか作用しないため、あちらと異なり聴覚等は誤魔化せない。(*18) 公式スピンオフ小説『Roman's holiday(日本未発売・未翻訳)』ではローマン共々主人公を務めており、「ニオポリタン」と名乗る以前、まだ「トリヴィア」という名前だった頃のニオの姿が描かれている。 ニオの幼少期を描いた序章は日本からでも試し読みが出来るため、そこだけでも読んでみると何となく彼女の境遇が察せられる……かもしれない。 ちなみに身長147㎝(ヒール込み)と登場人物の中でもかなり小柄な方であるため視聴者からは子供だと思われがちだが、実はルビーたちよりも年上であり初登場時で21~23歳。ローマンとは10歳差。 ★アダム・トーラス 武器:銃機能を持った鞘と、それに納まる居合刀「ウィルト・アンド・ブラッシュ」 センブランス:攻撃を武器で受けることで無効化しつつ、そのエネルギーを溜め込んで自己強化したり敵に反射する「ムーンスライス」 モチーフ:『美女と野獣』の野獣 CV:Garrett Hunter/中村悠一 白い仮面で目元を覆った、赤い短髪の青年ファウナス。 現行のホワイトファングにおける象徴的な人物で、ファウナスの権利回復を御旗に過激なテロ行為や暗殺等を繰り返す危険人物。 かつての相棒であるブレイクに並々ならぬ執着を抱いており、あらゆる手を尽くして彼女を自分の元へ取り戻そうと考えている。 また、「ファウナスこそが人間を支配するべき」というホワイトファングのそれを超える過激な思想を抱いているようだ。 居合の達人で銃弾を造作もなく剣で受ける力量を持つ上、センブランスによってその攻撃エネルギーを利用することができる。 ただでさえ強いのに、戦闘が長引いて鍔迫り合いが激しくなるほどスピードやパワーが増していく、非常に凶悪な敵と言える。 ★アーサー・ワッツ 武器:シールドを発生させる指輪と、ダストの銃弾を装填したリボルバー(正式名称不明) センブランス:なし モチーフ:『シャーロック・ホームズ』シリーズのワトソン CV:Christopher Sabat/大川透 浅黒い肌に黒い口髭、グレーのオーバーコートが特徴の男性。 パッと見は紳士風のおじさまだが実際は慇懃無礼かつ悪辣な性格。 シンダーとは折り合いが悪く、しばしば嫌味を言ったり正論の刃で抉ったりする様子が見受けられる。 セイラムやティリアンからは「ドクター」と呼ばれており、科学者・技術者・医者としての能力等を兼ね備えているインテリポジション。 アトラス軍のセキュリティシステムに強く、ハッキングやコンピューターウイルスと言った妨害工作が得意。 加えて戦闘技術もそこそこ高く、バリアシールドを発生させる指輪で守りつつダスト銃で迎撃する堅実な戦い方をする。 前述の妨害工作を絡めて、最大限有利な状況を用意した上で実戦に臨むしたたかな人物。 本編では語られていないが、ワッツはセンブランスに興味がないため修行を一切行っておらず、センブランスを習得していない。 ★ヘイゼル・レイナート 武器:無し(素手) センブランス:痛覚遮断 モチーフ:『ヘンゼルとグレーテル』の兄ヘンゼル CV:William Orendorff/大塚明夫 筋肉質で寡黙な大男。 冷徹で残忍な性格の多いセイラムの配下にあって、無用な殺生を嫌ったり仲間の身を案じたりといった良心を保っている稀有な人物。 特に若い世代に対しては甘く、ぶっきらぼうながらも旅の後押しをしたり、自ら失敗の責任を被って庇おうとする等の漢気を見せる。 だが唯一オズピンに関する事となると態度が豹変、激しい憎悪と共に荒々しく暴れる程の激情を秘めている。 センブランスによって痛覚を遮断し、自分の肉体に直接ダスト塊を突き刺して自己強化を図るという前代未聞の戦法を取る。 ダスト抜きでも拳で機械を凹ませる程度の膂力を備えている上、体力も耐久力も並外れているため、その巨体全身が攻防一体の武器といった有様。 ★ティリアン・キャロウズ 武器:両サイドからクワガタのハサミにように刃が突き出た手甲「クイーンズ・サーバンツ」 センブランス:手で触れた相手のオーラを一時的に破壊する「オーラ・ディスラプション」 モチーフ:「サソリとカエルの寓話」のサソリ CV:Josh Grelle/塩屋翼 後頭部で編んだ黒髪と、背中から生えているサソリの尻尾が特徴の男性ファウナス。 狂気じみた言動と嗜虐的な精神、そしてセイラムへの信仰とも呼べる程の絶対的な忠誠を持ったバーサーカー。 レムナント最大の大陸・アニマにおいて、大陸全土に渡り指名手配されている連続殺人犯でもある。 放たれた矢を口で咥えて受け止める等、桁外れの動体視力と反射神経を持った戦士。 かすっただけで致命傷になる毒液を分泌する尻尾も強力な武器で、戦闘に歓喜する狂暴性とは裏腹に戦闘中は冷静かつ的確な判断を下す。 センブランスは手で触れた部位のオーラを一時的に剥がすというもの。相手のオーラを削り切ることなく致命傷を与えることが出来るため、前述の毒も相まって非常に高い殺傷能力を持つ。 オッケー! チームRWBY、これから記事を追記して、アニヲタの人たちを修正から守る任務を開始しまーす! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ルビチビの新作まだですか? -- 名無しさん (2022-01-02 16 25 00) どういうわけかブレイブルー -- 名無しさん (2022-01-02 17 30 39) 途中送信すまねぇ、どういうわけかブレイブルーにゲスト参戦した作品でもある -- 名無しさん (2022-01-02 17 31 05) 大分前に放送されたの(シーズン2まで?)思い出した。ローマンがあっけなく死んで驚いたわ。 -- 名無しさん (2022-01-02 20 42 48) RWBYの項目ができたか! -- 名無しさん (2022-01-02 20 52 42) 学園ものから早々に出て行って、毎シーズン2歩進んで3歩戻るような終わり方 -- 名無しさん (2022-01-02 21 14 45) RWBY死ぬ時はマジで容赦なく死んでいくからな、しかしシーズン8は辛かった…。 -- 名無しさん (2022-01-02 21 17 39) オウム氏他界後の物は別物と見て良いので注意が必要。演出周りは明らかにクオリティが下がったし、取り戻せているかと言われろ微妙と言わざるを得ない -- 名無しさん (2022-01-02 22 12 32) BBTAGにJNPRのメンツも参戦してほしいなぁと思う -- 名無しさん (2022-01-02 22 18 24) シーズン8は怒涛の展開の連続だけど、たった数日の出来事って言うね -- 名無しさん (2022-01-03 00 04 43) BD特典のコメンタリーは一見の価値あり。スタッフがグミとか食いながら裏側を語ってくれます -- 名無しさん (2022-01-03 01 13 23) 2歩進んで3歩戻る 悪い意味で典型的なアメリカンシーズンドラマの引き延ばしパターンで、演出、アクション力の低下以上にこの辺がキツい。正直、もう追うの無理だわ -- 名無しさん (2022-01-03 09 42 44) 秀逸なバトルアニメとして楽しめるのはシーズン2まで。ローマンVSブレイク・サンとヤンVSニオは特にクオリティがいい。個人的にシーズン4からはアクションがガタ落ちして何よりキャラが尽くバタ臭くなってダメになってしまった印象 -- 名無しさん (2022-01-03 10 07 40) 少数派かもだけど個人的にはシーズン6~7のアクションが一番好き シンダーvsニオとか -- 名無しさん (2022-01-03 11 26 34) 色々あるけど↑のシンダーvsニオとかヤンとブレイクvsアダムとか光る戦闘はあるよね。それと音楽はずっと良き -- 名無しさん (2022-01-03 14 18 19) このアニメのお蔭で色に関する名前に詳しくなれた -- 名無しさん (2022-01-03 18 07 09) 四姉妹以外は魔法を発動できないから『魔法攻撃ができる』という部分を修正して欲しい -- 名無しさん (2022-01-03 19 29 51) シーズン2までは本当に神がかっていた。本編始動前のRWBY4人お披露目トレーラーは当時かなり興奮したね -- 名無しさん (2022-01-04 02 36 57) ティリアンみたいなヒャッハーポジションの幹部が長生きなの意外だ -- 名無しさん (2022-01-04 23 07 04) 「何故かなかなか立たなかった項目」ってタグがない辺り、やっぱり知る人ぞ知るな知名度なんだなあ。面白いけど -- 名無しさん (2022-01-05 10 59 14) 今だにモンティがいた頃にしがみついてあーだこーだ批判するのは老害の域にたっしてるぞ。自覚ある? -- 名無しさん (2022-01-17 23 29 42) ニオポリタンのモチーフって不明とあるけど、ナポリタンアイスクリームだと思ってるけど違うの?外伝で明かされた「トリヴィア・ヴァニール」って本名もバニラアイスのもじりっぽいし -- 名無しさん (2022-01-23 18 02 41) ↑小説版発売時のQ&A見直したら作者さんがモチーフ答えてた。ギリシャ神話のヘカテー(ローマ神話ではトリビアって名前)だとか -- 名無しさん (2022-02-03 17 55 43) 氷雪帝国の先行上映で所々の端折りは気になるけど、それを抜きにしても面白かった -- 名無しさん (2022-06-24 21 28 01) アクションはどうしても本家に比べると劣るが1話ごとに決めるとこきっちり決めてくれてるので満足。あとみんな可愛い。 -- 名無しさん (2022-07-04 14 47 04) アクション任せてた一人が夭逝してそこがガタ落ちしテイストが変わったねってだけの事実だろ。老害云々じゃなく現実を見なさい -- 名無しさん (2023-03-21 14 59 00) シーズン3見たけどダメだ、ムカムカする -- 名無しさん (2023-10-24 22 24 31) スタジオ閉鎖…どうか打ち切りにはならないでくれ -- 名無しさん (2024-04-03 17 57 17) ジャスティスリーグの映画は面白かったんだがなぁ -- 名無しさん (2024-04-03 18 42 20) ニコニコのネガキャン率は素晴らしい、お前らRwbyが好きなんじゃなくてモンティの信者なんだって事がはっきり分かる -- 名無しさん (2024-04-13 22 53 22) 名前 コメント
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塵から生まれた存在である人類は、その誕生からまもなくして「Grimm」という存在に脅かされていた。 彼らは人類とその創造物を破壊し、それによって人類は滅亡の危機へと追いやられる。 しかし、人類は元来持っているその強さと賢さによって「Dust」という力を発見する。 「Dust」によって「Grimm」を退けることに成功した人類は、人間とファウナス(獣人)が共存する 平和な時間を謳歌していたが、それもつかの間、今度は「Dust」を強奪し世界の支配を企む組織が裏で動き始めていた・・・。 主人公である15歳の少女Ruby Roseは「Grimm」を退治する存在であるハンターに憧れ、 ハンター養成学校であるBeacon Academyへの入学を果たす。 『RWBY』は、TeamRWBYのリーダーとなった彼女が、仲間たちと共に様々な苦難に立ち向かい、 仲間たちと乗り越えていきながら成長していく物語である。 ―RWBY Volume1 Official Japanese Fan Bookより
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Steamで販売中のRWBY Grimm Eclipseにて入手可能。 http //store.steampowered.com/app/418340/?l=japanese
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Ruby Rose(ルビー・ローズ) 年齢 15歳 性別 女性 種族 人間 武器 クレセント・ローズ 所属 ビーコン・アカデミー チーム RWBY パートナー ワイス 本作の主人公の一人。 ハンターを志してビーコン・アカデミーに入学し、チームRWBYのリーダーとなった。 初登場はトレーラー「"Red"Ruby」である。 外見 服装や髪など、赤と黒を基調としたキャラクターになっている。また瞳の色は銀である。 登場人物の中で今のところは最年少である。 最も特徴的なフード付きのマントは彼女のモチーフとなる赤ずきんを想像させる。 性格 製作者の一人であるモンティーは彼女のことを「純粋」「妹」と評している。 彼女の性格はおおよそ無邪気と表すことができるだろう。しかし、無鉄砲で感情的な彼女は、いざという時真面目で頼れるリーダーになることができる。 重度の武器マニアだと自覚しており非常に詳しい。彼女の武器のクレセント・ムーンは彼女が以前シグナル・アカデミーにいた頃に自作したものである。新しい武器を見て「新しい友達に出会うのと一緒。まあこっち(武器)の方がいいけど」と言ったこともある。 また自身の正義に絶対的な自信を持っている。これは彼女の両親や、義姉であるヤンの読むヒーローと怪物の話を聞きながら育ったからである。 目立つことを嫌っているにも関わらず、場の中心人物になってしまうことを気にしている。 社交的でないわけではないが、マナーが悪かったり、考えなしに何でも口に出してしまったりと、初対面の人間には理解されづらい。しかしそれもまた彼女の個性を強める一つである。 トレーラーにおけるルビー トレーラー内では銀の十字架をベルトにつけていたが、本編ではそれがバラの花に変わっている。 Volume1におけるルビー Volume2におけるルビー
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Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ) 年齢 17歳 性別 女性 種族 ファウヌス 武器 ガムボール・シュラウド 所属 ビーコン・アカデミー チーム RWBY パートナー ヤン 本作の主人公の一人。 外見 性格 トレーラーにおけるワイス Volume1におけるワイス Volume2におけるワイス
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Yang Xiao Long 種別 人間 性別 女 年齢 17 身長 5 7"(172.7cm) 使用武器 Ember Celica(エンバー・セリカ) センブランス Draws Strength from Hits(倍返し) チーム RWBY イメージ 三匹のくま(Goldilocks and the Three Bears) "Oh, I can t believe my baby sister is going to Beacon with me! This is the best day ever!" 「ああ、信じらんないわ、愛しの妹と一緒にビーコンへ行けるなんて!今日は最ッ高の日よ!」 作中 メインキャラクターの1人。チームRWBY所属。燃えるような波打つ金髪を持ち、ジャケットにスカートと、活動的な服装でまとめている。 ルビーの異母姉に当たる。ルビーからはお姉ちゃん(sis, sister)と呼ばれており、彼女だけでなく、誰に対しても姉のように面倒見が良い。消極的なルビーを見守り、成長を窺わせるようになると得意げに笑むなど、彼女の事を気にかけつつも溺愛している。また明るい性格の上交友関係も広いようで、初めて訪れたはずのビーコン・アカデミーに到着した途端に友人とどこかに消えるほど。 戦闘となると嬉々として戦うなど、かなり好戦的である。普段は余裕ぶった戦い方をするが、気分が高揚してくると髪の毛が一瞬逆立ち、燃えるような影が見えるようになり、紫である瞳の色が赤色に変わる描写がある。また自身の髪に強い思い入れがあるようで、一本でも切られようものなら激昂し、攻撃の威力が増すようになる。 小ネタ モチーフとなった童話は三匹のくま(原題:Goldilocks and the Three Bears)。くまの親子が住む家に迷い込んだ少女が、自分に一番合った食事、椅子、寝床を探す上で、結果的にくまの家を滅茶苦茶にしてしまい、最後にはくまに見つかり慌てて家を飛び出す、という物語である。余談だが、童話に出てくる少女はゴルディロックスといい、その名はGold(金の)+locks(髪)という造語からきている。 漢字だと“陽小龍”(簡体字だと“阳小龙”)。陽(Yang)は太陽、日の光を意味し、小龍(Xiao Long)はそのまま、小さな龍を意味する。
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Ruby Rose 種別 人間 性別 女 年齢 15 身長 5 2 (157.4cm) 使用武器 Crescent Rose(クレセントローズ) センブランス Speed(スピード) チーム RWBY(リーダー) イメージ 赤ずきん(原題:Little Red Riding Hood) "Huntsmen and Huntresses are just so much more romantic and exciting and cool and... You know?!" 「ハンターやハントレスはたまらなくロマンチックでわくわくでカッコ良くて、その…わかるでしょ!?」 ―シーズン1第1話、取調べ中にて 作中 メインキャラクターの1人であり、RWBYチームのリーダー。 外見は年齢に見合い幼く、特徴的な銀の瞳を持つ。黒色の戦闘用ドレスに赤いマントを羽織っており、全体的に赤と黒の基調でデザインされている。またマントはフードのように頭からかぶることができ、彼女のイメージ元に近い姿となることもある。 作中最年少の15歳……の割には話しかけてきた強盗に大胆不敵に微笑み、店外へ吹っ飛ばすなどの無鉄砲ともいえる行動もとっており、この強盗事件の事後処理でビーコン・アカデミー教師陣のグリンダ・グッドウィッチ、オズピン教授(校長)らに事情聴取を受けた際に上記の台詞を空気を読まず一息で熱弁し、自らを売り込むお喋りを始める。……その結果、ビーコン・アカデミーに飛び級入学することになる。 ハンター(ハントレス)になりたいという夢を持つものの、一方で自分をかなり過小評価している面もある。また人付き合いは苦手らしく、入学初日で友人が大量に出来た姉ヤンに対して「私はヤンが居ればいいし」と開き直ったり、武器と相対している方が気楽で良いと愚痴ることも。しかし一度仲良くなれば明るく饒舌となるところを見ると、根は陽気な性格であることがわかる。 戦闘技術は作中内でも高く描かれており、“Red”trailerでもあるように一対多数、あるいは強大な敵を高火力で倒す戦闘に長けている。また、状況判断能力にも長けており、ネヴァーモア戦において作戦行動を短時間で思いつくなどの描写が見られる。 しかし無鉄砲であり、かつ衝動的に行動するところがあるせいか、彼女一人では危機的状況に陥ることもしばしば。そのためチーム結成後もワイスからはリーダーとしての素質が足りないと反発されていた。 小ネタ モチーフとなった童話は赤ずきん(英題:Little Red Riding Hood)。おばあさんの家までおつかいを頼まれた少女、赤ずきんは森の中のおばあさんの家へと向かうが、道中出会った狼に唆され、道草をしてしまう。その間におばあさんの家に向かった狼は、おばあさんを丸呑みにしてしまう。おばあさんに化けた狼は赤ずきんを騙して赤ずきんをも食べてしまうが、通りがかった猟師が狼を退治し、腹の中に納まっていたおばあさんと赤ずきんを助け出す、というお話である。童話によって猟師に助け出される結末と、食べられて終わる結末がある。赤ずきんは世界中で愛されている物語であり、その派生作品は少なくない。日本では『赤ずきんチャチャ』や、『おとぎ銃士 赤ずきん』など、いわゆる魔法少女モノのモチーフとしてよく取り上げられている。また、対戦型格闘ゲームである『ヴァンパイア』シリーズに登場する、赤ずきんのような格好をした少女バレッタは、体中に武器(主に銃器)を隠し持った凄腕魔物ハンターという設定である。 名前のルビー(Ruby)は紅玉とも言われる宝石であり、その語源はラテン語で赤を意味するルベウス(Rubeus)である。石言葉は情熱、勇気。名字のローズ(Rose)は英語で薔薇を意味し、ルビー自身のシンボルマークも薔薇である。余談だが、ルビーレッド(Ruby Red)という名の薔薇の品種は実在する。 ミルティアデス・マラカイトの容姿はルビーの初期稿の流用であることが明かされている。 利き手は左だが、右手でクレセントローズを扱っている描写がある。気にしたら負け……ではなく。監督曰く「戦闘中に両手で武器扱って戦った方がスゲーってなるじゃん?」とのこと。なので右手でクレセントローズぶん回してても演出ミスではない。たぶん。
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Weiss Schnee(ワイス・シュニー) 年齢 17歳 性別 女性 種族 人間 武器 ミルテンアスター 所属 ビーコン・アカデミー チーム RWBY パートナー ルビー 本作の主人公の一人。 外見 性格 トレーラーにおけるワイス Volume1におけるワイス Volume2におけるワイス