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Promised Land imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Promised Land.png) 概要 Promised Landは壁や床、天井のほぼ全てがピンクのネオンで構成されたビルのような空間です。 階層ごとに用途が分かれており、キッチンやベッド、図書室などがあります。またここでは無限にalmond waterを入手することができます。 Items アイテム 入手方法Almond water ・自販機から入手・冷蔵庫から入手・店員から入手石炭ブロック かまどから入手ジャガイモ 冷蔵庫から入手ラッキーミルク 生鮭 生のタラ 生の兎肉 生の鶏肉 生の豚肉 生の羊肉 Medkit チェストから入手回復のポーション ベイクド ポテト 店員から入手パン 調理した牛肉 Entities [[]] 施設 共有チェスト 入口 Level !-!で階段を登ってドアに入るとPromised Landに辿り着きます 出口 床へ外れ落ちるとThe Frontroomに辿り着きます
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このページはこちらに移転しました Promised Land 作詞/293スレ222 オレンジの大地どこまでも続く 雲低く垂れて大空を覆う どこまでが内でどこからが外なのか すべてが溶けて混ざり合った場所 解き放たれた心は矢になり天を目指す 解き放たれた体は骨になり地に還る 高らかに歌えよ喜びの歌を いつか辿り着けると 朗らかに踊れよ嘆かずただ踊れよ 天地(あめつち)がひらかれ光降り注ぐ 約束の地を示す 高らかに名を呼べ嘆かずただ名を呼べ
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4話:Promised land 唐橋圭輔には幼馴染の少女がいる。 名を深谷春那、虎獣人であり、巨乳でスタイルも良い美人。しかし、いつもふわふわとしており、 一般的常識も欠ける所があり、いわゆる「アホの子」体質である。 圭輔はサディスティックな性格の持ち主だった。 幼馴染の春那を自分好みの従順な性奴隷に調教してしまったのである。 しかし、それでも、かなり歪んではいたが――――彼は春那を心から愛していた。 彼の春那に対する鬼畜とも取れる仕打ちは愛情の裏返しなのかもしれない。 現に、殺し合いに巻き込まれた今、唐橋圭輔は深谷春那の身を案じていた。 「……誰かいるのか、そこに」 草原地帯、茂みの方に圭輔は声を掛ける。 「……今から出る」 茂みの中から返事が返る。 そして、黒い毛皮を持った雄の人狼が出てきた。 圭輔は回転式拳銃、コルトパイソン.357マグナムを人狼に突き付けながら歩み寄る。 「俺は唐橋圭輔、あんたは?」 「バイロン、だ」 「俺の前に誰かに会ったか? 人を捜しているんだ、深谷春那って言う虎の少女なんだけど」 「いや、お前が初めてだ、会ったのは」 「そうか……で? あんたは殺し合いに乗っているのか?」 「……乗っちゃあいないが、襲われたら容赦しないつもりだ」 「……まあ俺も、乗ってはいない、悪かったな驚かせて、じゃあ」 圭輔が黒人狼に背を向け立ち去ろうとする。 「おい、待て」 「何だ?」 しかし、黒人狼バイロンが圭輔を呼び止めた。 「お互い殺し合う気が無いなら一緒に行動しないか?」 「……ああ?」 「仲間は多い方が良いと思うんだが」 「……まあ、良いか。良いよ、仲間になっても」 (結構身体強そうだし、いざって時は肉の盾になって貰おうか) そんな邪な事を考えつつ、圭輔はバイロンの提案を受け入れた。 「……バイロンだったか? 何を支給されたんだ? 俺はこのコルトパイソン一丁と予備弾だった」 「俺は……ウェルロッドとか言う銃と、鉄の杖だな」 「バイロンはこの殺し合いに誰か、知り合い呼ばれてるのか?」 「あー、まあそんな親しい訳じゃねぇけど、三人いるな。コーディ、アドレイド、クローイって奴だ」 「そうか、春那のついでに捜してやるよ」 「まあ無理して捜さなくてもいいけどな……一応宜しく頼む」 一通り情報を交わした後、二人は歩き始めた。 (……春那が無事かどうか、いささか気になるな……) どこかにいるはずの自分の幼馴染の事を思いながら、圭輔は黒人狼と共に歩く。 【早朝/D-2草原地帯】 【唐橋圭輔】 [状態]健康 [装備]コルトパイソン(6/6) [持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(12) [思考・行動] 0:殺し合いをする気は無いが自分の身を守るためなら武力行使は厭わない。 1:春那を捜す。バイロンと行動。 [備考] ※バイロンの知人についての情報を得ました。 【バイロン】 [状態]健康 [装備]ISRBウェルロッドMk.I(5/5) [持物]基本支給品一式、鉄の杖 [思考・行動] 0:殺し合いをする気は無いが襲い掛かる奴には容赦しない。 1:圭輔と行動。圭輔の知人を捜索。自分の知人は特に親しい訳でも無いので後回し。 [備考] ※知人はコーディ、アドレイド、クローイの三人です。 ≪キャラ紹介≫ 【唐橋圭輔】 からはし・けいすけ 16歳の高校生の少年。端正な顔立ち。非常に腹黒くサディスティックな性格で周囲から畏怖されている。 幼馴染の深谷春那に対し歪んだ愛情を持ち、肉体的に性的に虐め、性奴隷に調教してしまった。 勉強も運動も優秀で喧嘩もかなり強い。 【バイロン】 黒い毛皮の雄人狼。30歳。とある塔のエンカウントモンスター。額に十字の傷がある。 殺害してきた冒険者は数十人にも上る凶暴な魔物、だが、仲間と認識した者には友好的に接する。 引き締まった身体付きで顔立ちも毛並みも良いので雌雄問わず人気がある。 ≪支給品紹介≫ 【コルトパイソン】 唐橋圭輔に支給。予備の.357マグナム弾12発とセット。 1955年に登場したコルト社製の.357マグナムリボルバー。 「リボルバーのロールスロイス」と呼ばれ人気が高い。 【ISRBウェルロッドMk.I】 バイロンに支給。 第2次世界大戦中にイギリスで開発された特殊作戦用の消音拳銃。 作動方式はボルトアクションで、ボディ後端にボルト操作用の握りを備えている。 単純ゆえに頑丈かつ静かであり、理論上は撃針が雷管を打つ音と発砲音しか発されない。 【鉄の杖】 バイロンに支給。 鉄製の杖。鈍器に使用出来る。 前:ロスト・チルドレン 次:拒む私の考えがおかしいと思った… ゲーム開始 唐橋圭輔 次:未完成過ぎる奴ら ゲーム開始 バイロン 次:未完成過ぎる奴ら
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作詞:CANDY 作曲:ぴょんも 歌:CANDY 『IZUMO』メインテーマ 異世界(ネノクニ)で繰り広げられる作品のストーリーにマッチした歌詞と アップテンポな曲調で構成されているのが特徴。 暗い描写も少なくない本作ではあるが、そんな感じにさせない 明るい感じに仕上がっている。 『Promised Land』 の邦訳はそのまま『約束の地』。 作品で言うと現世界(アシハラノクニ)の事だろうか? ロングバージョンは曲の始まりがショートバージョンと異なっている。 収録媒体 IZUMO(CD版 及び DVD版)同梱 音楽CD トラック1:Promised Land (Short Ver.) トラック2:Promised Land (Long Ver.) ※CD版とDVD版の音楽CDはピクチャーレーベルの柄が違う IZUMO12オリジナルサントラ Disc1 トラック1:Promised Land Studio e.go! Vocal Collection Vol.2 (イベント流通) トラック5:Promised Land Studio e.go! Vocal Collection Vol.1 (一般流通) トラック11:Promised Land IZUMO3特別版同梱 音楽CD トラック1:Promised Land (Dance Beat Ver.) 歌:永村かおる
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作詞:CANDY 作曲:ぴょんも 歌:CANDY 『IZUMO』メインテーマ 異世界(ネノクニ)で繰り広げられる作品のストーリーにマッチした歌詞と アップテンポな曲調で構成されているのが特徴。 暗い描写も少なくない本作ではあるが、そんな感じにさせない 明るい感じに仕上がっている。 『Promised Land』 の邦訳はそのまま『約束の地』。 作品で言うと現世界(アシハラノクニ)の事だろうか? ロングバージョンは曲の始まりがショートバージョンと異なっている。 収録媒体 IZUMO(CD版 及び DVD版)同梱 音楽CD トラック1:Promised Land (Short Ver.) トラック2:Promised Land (Long Ver.) ※CD版とDVD版の音楽CDはピクチャーレーベルの柄が違う IZUMO12オリジナルサントラ Disc1 トラック1:Promised Land Studio e.go! Vocal Collection Vol.2 (イベント流通) トラック5:Promised Land Studio e.go! Vocal Collection Vol.1 (一般流通) トラック11:Promised Land IZUMO3特別版同梱 音楽CD トラック1:Promised Land (Dance Beat Ver.) 歌:永村かおる
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タグ かっこいい 曲名P JOYにて配信中 歌 遊女 作詞 mi cs 作曲 mi cs 作品 StarTRainED スターティレイン オリジナルサウンドトラック
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PROMISEDLAND(4) 「よけろ!また衝撃波が来るぞ!」 誰よりも前に出て戦っていたフォルカが、後ろにいたシロッコたち二人に声をかける。 直後、ヴァルク・バアルの全身より生み出された魔方陣から、オメガウェーブが全方位に放たれた。 「くっ――!」 衝撃波の渦にグラビトン・ランチャーを叩き込む。 するとその場所だけは衝撃波がねじ曲がり、すっぽりジ・Oとブラックサレナが通れるくらいの穴をあけた。 急いでそこにもぐりこみ、けん制でビームライフルを放つ。 結晶が砕けるが、即座に再構築し、増殖、強化……いや進化していく。 もうほとんどヴァルク・バアルとしての原型は残っていない。 その姿は……知る人がいればこう言い表しただろう、『ズフィルード』と。 【うああああああああああっっ!!】 リョウトの叫び声が、ゲート内部を震わせる。 叫びと共に突き出される右腕が、何かをつかむように広げられた瞬間、ヴァルク・バアルが発光する。 その光は、天使の姿に酷似していた。 「く、まだ落ちんか!?」 理解できない出来事だらけの中、ようやくつかんだシロッコの真理。 何をするかは不明だが、明らかにそのまま行動を許してはまずいことになる。 それに素直に従って、ビームライフルを標準し、叩きつける。 しかし、体に当たったビームライフルは相手の結晶をそぎ落としただけ。 手に向けて放たれた一撃は、不可視の力に阻まれて歪曲する。 「散れ!固まるのは危ういぞ!」 シロッコは、相手を止めることを半ばあきらめ、回避することを前提に指示を出す。 フォルカたちも返事をするのも惜しいと急いで拡散する。 直後、来た。 「……!?なんだ!何故だ、なぜ動かんジ・O!」 完全に固定され、まるで動かないジ・O……いや自分。 機体だけでなくコクピット内にいる自分まで、指一つ動かせないのだ。 どうにか、眼球だけを動かしてヴァルク・バアルの手の中を凝視する。 ―――あれは……ジ・Oだと!? そう口にしたかったのは山々だが、それすら満足にできなくなっていた。 相手の手の中には、小さなジ・Oが映っていた。しかも、武器や道具を持つ手まで再現して。 指に力を入れる様子で、手の中の空間を狭めるヴァルク・バアル。 その様子にシンクロし、自分のいる周囲の空間がたわみ、歪んでいく。 ――空間ごと再現し拘束、圧縮している!?信じられん! シロッコに知る由もないが、これは『偶像の原理』を利用したズフィルードの力だ。 『偶像の原理』とは、オリジナルの姿を真似し、その力や源質を封入すること。 ……例えばガンエデンの力を光として重ねることでズフィルードがこの力を行使するように。 だが、これは逆も言える。 つまりミニチュアの世界――この場合ズフィルードの手の中のジ・O――を再現する。 そして再現した世界で起こる事象を現実に移行させるのだ。 高位アインストも使用するこの力の名は――『ジーベンゲバウト』。 たった1機で、全長10km以上の大きさを誇る巨人艦隊数万機をたたき落とすズフィルードの神罰。 「シロッコさん、だいじょぶ!?」 動けなくなった様子を見て何となく危険な気配を感じたのだろう。 ブラックサレナがズフィルードの行為を阻むため突撃する。 しかし、 「ちょっ……――」 当たり前の話だが、手は2つあるのだ。 反対側の手の中にブラックサレナの姿が映し出された途端、ブラックサレナまでもが完全に停止する。 半端にミオの言葉も途切れたままだ。 手を本格的に閉じ始めたのを見て、焦る2人を背に、白い矢がヴァルク・バアルに突き刺さる! 「うおおおおおおお!!」 ヴァルク・バアルの動きを止めるべく、拳を一心不乱に打ち込むフォルカ。 しかし、再生、再結晶化を行うヴァルク・バアルはそれでもなお姿勢を崩さず、拳を握ろうとする。 ――頼むぞ、これが最後の希望だ…… やはり口に出せずとも、食い入るように両機を見つめる。 フォルカの拳が、相手を破壊するのが先か、はたまたヴァルク・バアルが自分を握りつぶすのが先か。 もう、すべてはここにかかっている。 そして――― 【うああああああ、あああああ、ああ!?】 ついに、もだえ苦しむヴァルク・バアル。 フォルカの拳がヴァルク・バアルを貫いたのは……次の瞬間だった。 その途端、硬直が溶けて体が自由になる。 「終わったか……」 フォルカの拳が、ヴァルク・バアルを粉々にするのを見て、シロッコは息をつく。 しゃべれることのありがたみを感じ、なんとなく喉をさすってしまった。 「まったく、慣れたつもりだったがそれでも驚かされる」 「本当に……これで終わったの……」 ジ・Oの側にいるブラックサレナの中から、ぐったりした声が漏れる。 「進化再生する、空間ごと握りつぶす……どんな技術で再現しているのか途方もつかんよ。 木星から戻り、世界のすべてを俯瞰したつもりになっていたが私も甘いようだ」 「ってそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?あの二人はどこに消えたのか探さないと……」 「……無理だろうな。我々には、次元を超える力などもたん」 フォルカも、ヤルダバオトを走らせ、二機の側に近付いてくる。 そして、二人に話を切り出すが……あっさりシロッコはそれを蹴散らす。 「俺の力なら、超えられるかもしれん、やってみる価値は――」 「……使った後は、戦えんのだろう。これ以上戦力が減っては行けはしても勝てんよ。 それに、どこか適当な世界に飛ぶのでは意味がない。二人がどこに行ったか見当がつくのかね?」 どうしようもないほどの正論を受けて、フォルカが沈黙する。 そこそこ以上に頭は切れるようだが、やはり見通しが甘いというか……まだまだだな、とシロッコは嘆息する。 「我々がとるべき選択は2つ。 クォヴレーを待ち、ここで待機する。……しかし、危険も多い。ユーゼスの口ぶりではどうなるかもわからん。 もう一つは、フォルカの力でどこかに転移することだ。……もっとも、元の世界に戻るのは絶望的だが」 この状況を打破する第3の選択肢を考えているのか、諦めて絶望しているのか黙り込む2人。 シロッコは、二人を急かすべく口を開く。 なにしろ、ここのことが詳しくわからない以上、次の瞬間崩壊する可能性だってあるかもしれないのだ。 「私としては後者を選びたいところだがね。奴の言うように、こんなところで魂だけになるつもりもない」 「だが、それではユーゼスが……」 「フォルカ・アルバーグ。我々は万能の神ではないのだよ。できることとできないことがある。 言われたもの、託されたものが必ず果たせるとは限らない」 やれやれ、どこまでもユーゼスを救う気のようだ。 それはいたって結構なわけなのだが、少し気負いすぎるところがあるのが難点だ。 これが若さか、と頭を押さえる。 後者の選択を選ぶには、フォルカの助力が必須なのだ。 彼を説き伏せねば話にもならない。 短いが、事情が事情だ。これで考えるのは切り上げてもらうべく口を開こうとしたとき、 『そこまでは……わたしが案内しよう』 「誰だ!?」 反射的にビームライフルを声がするほうに突き付ける。 すると、そこにいたのは……… 「ゾフィー!?」 赤と銀の流星模様と、胸の中心に輝く太陽。機動兵器に匹敵する大きさの巨人が立っている。 これが、ユーゼスの目指した……『ウルトラマン』!? しかし、その姿は不安定だ。質の悪いビデオのノイズのように、時々ぶれている。 胸の星も、光を放つというより、今にも消えそうに点滅を繰り返していた。 「あの世界から出られたのか?」 『いや、違う。どうにか、力を振り絞って、世界の狭間に出るのが……今の私では限界だった』 ゾフィーの右腕が、風に飛ばされる砂のように散っていく。 『ユーゼスは……今ユートピア・ワールドにいる。私が……いたあの世界に』 「……そして、お前はそこに飛ばしてくれると?」 『……君たちにも事情がある。押し付けはしない。だから、一人一人選択してほしい。 三度なら、私のすべてを振り絞れば可能なはずだ……』 「選択?」 ゾフィーが静かに首肯した。 『君たちがいた世界、君たちのいた時間に帰るか……ユーゼスの世界に行くか』 三人が、息をのむ。 三人の最後の決断は――― 【ミオ・サスガ搭乗機体:ブラックサレナ(劇場版機動戦艦ナデシコ) パイロット状況:強い決意。首輪なし。 機体状況:EN中消費。装甲が少し破損。中のエステバリスカスタムのモーターが磨り減っているため、なにか影響があるかも 現在位置:次元の挟間 第一行動方針:??? 最終行動方針:ユーゼスの打倒。最後まで諦めず、皆のことを決して忘れず生きていく。 備考:ディス・アストラナガンの意思(らしきもの?)を、ある程度知覚できます イングラムが知覚したことを、ミオもある程度知覚できる(霊魂特有の感覚など) フォルカと情報を交換しました。 マサキの危険性を認識、また生存を確認】 【フォルカ・アルバーク搭乗機体:神化ヤルダバオト(バンプレストオリジナル) パイロット状況:首輪なし 機体状況:EN小消費 現在位置:次元の挟間 第一行動方針:??? 最終行動方針:殺し合いを止める。 備考1:フォルカは念動力を会得しました。 備考2:ソウルゲインはヤルダバオトの形に神化しました。 備考3:ミオ・シロッコと情報を交換しました】 【パプテマス・シロッコ搭乗機体:ジ・O(機動戦士Zガンダム) パイロット状況:軽度の打ち身(行動に支障はなし)、首輪なし 機体状況:右脚部消失。右隠し腕消失。ビームライフルをいくつか所持。 T-LINKセンサー装備。 グラビトンランチャー所持。ブライソード所持。もしかしたら他にもガメてるかも。 現在位置:次元の挟間 第一行動方針:??? 第二行動方針:マサキを排除 最終行動方針:主催者の持つ力を得る。(ゼストの力に興味を持っている?) 補足行動方針:これが終わったら最高級紅茶を試す (ミオと、まあフォルカとクォヴレーにも賞味させてやらなくもないな) 備考:マサキを危険視。 フォルカと情報を交換しました。 ユウキ・ジェグナン厳選最高級紅茶葉(1回分)を所持】 【残り 4人】 前回 第259話「PROMISED LAND 」 次回 第258話「覇龍 煌めく 刻」 投下順 第260話「時を越えて」 第258話「覇龍 煌めく 刻」 時系列順 第260話「時を越えて」 前回 登場人物追跡 次回 第258話「覇龍 煌めく 刻」 ユーゼス・ゴッツォ 最終話「ファイナルバトルロワイアル」 第258話「覇龍 煌めく 刻」 クォヴレー・ゴードン - 第258話「覇龍 煌めく 刻」 ミオ・サスガ 第260話「時を越えて」 第258話「覇龍 煌めく 刻」 フォルカ・アルバーグ 第260話「時を越えて」 第258話「覇龍 煌めく 刻」 パプテマス・シロッコ 第260話「時を越えて」 第258話「覇龍 煌めく 刻」 木原マサキ 第260話「時を越えて」
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タグ 明るい 曲名P 歌 CANDY 作詞 CANDY 作曲 ぴょんも 作品 IZUMO OP
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【登録タグ ROY T 曲 神威がくぽ 神楽美咲 藤代叶】 作詞:神楽美咲 作曲:ROY 編曲:ROY 唄:V3がくっぽいど 曲紹介 がくっぽいど誕生祭2015で発表された作品。 自身の歌唱をぼかりすを使って変換しV3がくっぽいどPOWERとWHISPERに歌わせてみました。 歌詞を神楽美咲氏、イラスト・動画を藤代叶氏が担当。 歌詞 (動画より書き起こし) 蒼く澄んだ空に -Into the blue sky- 白い雲が遊んで -Looking the little cloud- 遠い日の記憶 君の笑顔 その声は今も 色褪せないまま… 懐かしい香りが -With your memories- 風に乗せては運ぶ -The breeze tells miracles.- 流れる奇跡に 置き忘れた 約束は今も 輝いているから… I wish to meet again また君に出逢うための奇跡 I wish to find your heart もう一度約束の場所で 同じ時代(とき)の中 同じ空を 見上げていた二人 この想いはきっと… The stars shine in the sky. We will be able to keep the promise again. The star lights are in my eyes 変わらぬ夢を抱きしめながら I wish to meet again また君に出逢うための奇跡 I wish to find your heart もう一度約束の場所で コメント 名前 コメント
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PROMISED LAND(1) 世界が終わった。 コワレ逝く世界は、数多の亡骸とともに塵へと帰る。 神降ろしの儀式のため生まれた、そのための理想郷――プレーン・ワールド。 役目を果たしたモノはただ去るのみ。 新たな世界の産声を聞くのに、古き世界は必要ない。 嗚呼、美しき新世界よ。我が声を聴け。新たな世界に光と祝福を。 嗚呼、素晴らしき新世界よ。我が祝詞を受けよ。新たな世界に平穏と安息を。 ――例え、血と肉と呪詛と憤怒の上に成り立つ世界としても。 ……どこでもない場所で、6つの光が右へ左へと舞い踊る。 異様な場所だった。 『其処は何処か?』 ――敢えて言語化し、共通点をあげるとするならば『宇宙』。 上もない。下もない。右も左もない。重力のような力の指向性もない。 だが、宇宙ともまた別個たるもの。 なぜならば、ここには星がない。銀河がない。命がない。 ただ、広がる闇の中、光の線が前から後ろへと駆け抜けていく。 ここが、どれほどの広さかですら理解することはできない 距離感をはじき出すために必要な比較対象物すら乏しく、ただただ不変に変わらぬ空間。 ここは世界にあらず。 広がり、縮み、寄り添うように人間が持つ時間という概念そのもの。 空間という概念すら本来存在しない空間という矛盾。 言葉とは、人間がお互いの認識を分け合うための道具。 ならば、どんな世界の人間も認識できぬはずのモノを言語化し、表現することはできない。 ここはどこでもあってどこでもない場所。次元にひしめく無数の世界の、狭間の狭間。 ――故に、すべてに繋がる可能性を持つ。 すべての、始まりにすら繋がっている。 「おおおおッッ!!」 修羅王は獅子神の如く髪を振り乱し、まっすぐにゼストへと拳を繰り出す。 電光よりも速い踏み込み。 大地という概念無き場所を踏み抜き、生み出される加速は、視ることすら難しい。 ヤルダバオトの猛拳を、ゼストの右の拳がボールでも受け取るように掴む。 「砕けろ!」 グランゾンの胸より紫電が何度となく弾け、音という概念無き場所に轟音を鳴り響かせる。 稲妻が収束し、虚無色の光が閃くと、全てを吸い込む空洞を形成する。 集団〈クラスター〉の名が示す通り、重力球の中に重力球を内包する――ブラックホールクラスター。 それが、ゼストの体内に直接転移する。 ゼストは左手を軽く振って、空間転移のために必要な粒子跳躍の経路を断つ。 転移途中の一撃は、ゼストの間近で出現するが、ゼストの動きを鈍らせることはなかった。 「こぉんのおー!」 「落ちてもらおうか」 ブラックサレナのグラビティ・フィールドを利用した突撃。 ジ・Oのグラビトンランチャーの重力衝撃砲。 どちらも、届く前にゼストの体を守るように伸びた黒翼が弾き飛ばした。 「行け……ガンスレイヴ!」 だが、その隙をついて、複雑怪奇な軌跡を描きながら、ガンスレイヴがゼストの全身に牙を突き立てる。 あるものは、鋭角的に肩へ。あるものは、弧を描くように背後へ。あるものは、弾丸のようにまっすぐ胸へ。 だが、末路は同じ。全て、ゼストの放つ衝撃波で、欠片すら満足に残らず破壊される。 「空輪脚!」 交差する神と修羅。 ヤルダバオトの繰り出す、刈り取るような回し蹴りは、ゼストの頬へと叩きこまれた。 ゼストに変わりない。蹴りが直前で当たっていない。顔の前に展開された黒い障壁が、完全に食い止めている。 先ほどまで、こんなものはなかった。 その場しのぎで適当に張られた黒いフォトンシールドが、蹴りの威力を上回っているのだ。 「ほう……『ガイア』を基にしているだけあって、フォトンの発生は速いようだな」 自分でも驚いていると言わんばかりのユーゼスの声。 「クズが!」 ヤルダバオトごとゼストを切り裂こうと、グランゾンが大剣を横薙ぎに振るう。 ワームスマッシャーのシステムを利用した、空間ごと相手を断つ、必断の剣。 フォルカが拳をひねって外すと、上方へ飛ぶ。直後、襲い来る空間の断絶。 しかし、あっさりとゼストは切り裂かれた空間ごとグランワームソードをつまみあげた。 グランゾンは、どこかへ空間転移して、即座に距離をとる。 「来いっ! 双覇龍!」 直後、ゼストの右斜め前方から、巨大な光波の双龍がうねりながら激進する。 顎〈アギト〉を広げ、ゼストの何倍もの全長の巨龍が食い掛かろうとした。 本来なら、獲物を飲み込み空へと舞い上げる龍たちが、ゼストの前で停止。 黒い壁が、龍が顎を閉じることも動くことも許さない。 指を一度ゼストが弾く。それだけで、黒い奔流が、一頭の龍の上顎と下顎を分断した。 さらに、残った竜の両顎を手でつかむ。そして力任せに引きちぎった。 生命力そのものである光を、黒い闇が蹂躙する。 引き裂いた直後、ジ・Oの火器を使った連射の爆炎がゼストを包み込む。 二機による光の尾を引き放たれるレール・ショットガンと、32mmハンドガンの援護付きだ。 事実上、手持ちの火器による武器による一斉発射。 ゼストの放つ黒い疾風が煙を晴らす。当然、無傷。 ブラックサレナが、フィールドをまとって突撃する。 さらにグランゾンが空間跳躍を利用したエネルギー波を放つ。 ヤルダバオトの両拳が唸りをあげ、相手に打ち込もうと振われる。 ディス・アストラナガンのZ・Oサイズが銀光を輝かせ、両断しようとする。 ジ・Oが足止めするべく、足を失っても宙間をスラスターで駆け巡り、けん制する。 打つ、撃つ、放つ、振るう、繰り出す、歪める、刺す、断つ。 届かない。 「これほどとは……どうやら、想像以上に力の差がつきすぎていたようだ」 ユーゼスが嘯く。 全員が、そのユーゼスの嘲りを無言で受け止めた。受け止めるしか、なかった。 どれだけ果敢に攻撃しても―― どれだけ重ねるように攻撃しても―― どれだけ繰り返し、繰り返し攻撃しても―― 一撃たりともゼストには届かない。 グランゾンのマイクロブラックホールと空間断裂が。 ブラックサレナのフィールドアタックとハンドガンが。 ヤルダバオトの双覇龍と機神拳が。 ジ・Oのビームライフルとブライソードが。 ディス・アストラナガンのZ・Oサイズとガンスレイヴが。 まったく、届かない。 圧倒的な反射速度と身体能力で、点の攻撃は受け止められる。 圧倒的な光波量と収束度のフォトンシールドで、面の攻撃は受け止められる。 遠距離も、近距離もない。 圧倒的な絶望。 ゼストは、まだ反撃もしていないというのに、だ。 「どうした、あえて私は手を出していないのだぞ?何を絶望している。もう終わりか?」 「舐めるなっ! 神気取りのクズ風情が!」 唯一、グランゾンだけが動いた。 剣を振り上げ、ゼストに切りかかる。 ワームスマッシャーを並行起動し、全方位からの攻撃に加えての空間断裂。 届かない。 ゼストを覆う、殻のような黒い障壁は欠片も揺るがない。 「木原マサキ……所詮造物主を超える人形は存在しないのだ」 ゼストの腕に漆黒のフォトンが絡み付く。 手に沿うように伸びる黒光は、肘から指先までの倍ほどの大きさの剣に変わった。 瞬間、一閃。 空間ごと断つグランワームソードが、ゼストの手刀で剣ごと断ち切られた。 いや、それに留まらず、グランゾンの両腕を粉々に粉砕し、吹き飛ばす。 「ぐ……あああああッッ!?」 見えない壁にぶつかり、蹲るグランゾン。 度重なる損傷に加え、ついに両肘から先を失ったその姿は、酷くくすんでいた。 幾多の世界で、最悪の紫蒼の魔神として存在していた影は……ない。 「……理解したか?あれだけの戦闘力を持つグランゾンも、ゼストの前では塵にすぎん」 「ふざける……なよ……」 グランゾンの胸部装甲が開かれ、コントロール・コアが前方に展開される。 胸からあふれる何十という重力波が、360°オールレンジでゼストへ降りかかる。 しかし、黒いフォトンシールドはあっさりとグラビトロン・カノンを遮断した。 「……お前にもう用はない。次元の隙間で永遠に漂うがいい。コード・アポロン」 小さく、ゼストが胸の前で十字を切る。 黒いフォトンはグランゾンを包み込むと、急激に収縮し――跡形もなく消え去った。 「次元移動と空間転移ができようと……グランゾンでは抜け出ることはできん」 グランゾンから視線を切り、4人にユーゼスが語りかける。 「……何故、私の邪魔をする?貴様らは私が何を望んでいるか知っているのだろう」 「並行世界を支配し、自分の望む世界に作り替える。 ……それがお前の目的だ。俺は、決してそんなことを許さない」 とりつく間もない突き放すクォヴレーの言葉に、ユーゼスが失笑を漏らした。 「ヴィンデル・マウザーが言っていたが……世界征服とは手段だ。あくまで目的ではない。 手段の善悪と目的の善悪は別だ。それに聞かせてもらおうか、並行世界の番人。 では、お前は今世界全てを支配している存在が、正義とでも言うのか?」 深く、深く深くユーゼスが息を吸う。 「自分勝手な神の理論で、世界を滅ぼすような存在が正義か!? 確固たる意志もなく、その場しのぎで人を救いはしても、全体を考えぬ存在が正義か!? 宇宙すべての命を自分の勝手な判断で奪う……命の意味すら知らない存在が正義か!? 答えてみろ! 並行世界の番人、『アカシックレコード』の番犬!」 一度吐き出した言葉は、もう止まらない。 「お前は次元移動を禁忌とし、世界を乱すならば、と排撃する! ならば、世界を乱すとはなんだ!?そこにいる修羅王も知っているだろう! 滅びに瀕した世界は、例えその先に戦乱が待つとしても生きるためには世界の壁を越えなければならない! お前はそんな世界に生まれてきた運が悪かった、だからおとなしく死ねとでも言うのか!?」 ユーゼスは、断言する。 ユーゼスはそのために無限螺旋を歩む決意をしたのだから。 ユーゼスが、ユーゼスであるために必要なモノ。 「私は、絶対の調停者として宇宙に君臨する!」 負の思念が、ゼストの核。 ゼストは『アカシックレコード』に理不尽に踏みにじられた人々の絶望。 ゼストは『アカシックレコード』に理不尽に未来を奪われた人々の慟哭。 ゼストは『アカシックレコード』に信じた正義を悪と断ぜられ滅ぼされた人々の憤怒。 闇に生き、闇の力を使い、偽善を切り裂く。 正しき怒りを胸に、憎悪の空より来たる使者―――ゼスト。 「争いや破壊のすべてを悪とは言わん、戦争は時に発展に寄与する。破壊あってこその創造だ。 平和や友好をすべて悪とも言わん、平和があってこそ安心、平穏がある。 ……だが、塵も残さず宇宙を破壊するのも、無理やりすべての思念を統合し平和にするのも間違っている」 「お前は……文字通り神になるつもりか? たかが人の身で」 「たかが」という部分にたっぷりと皮肉を込め、シロッコはユーゼスに問いかけた。 「……私は人間の持つ『弱さ』を知ったうえで、『弱さ』を捨てて超越する。 故に、争いが起こることに絶望しない。私が手を出すのは、一人の愚行で、世界を穢したときだけだ。 争いなら当事者同士でやればいい。ただ、環境を崩し、平穏に生きる人間に干渉したときだけは容赦しない」 「つまり……スペースノイドとアースノイドのような戦いには干渉しないというわけか?」 シロッコの言葉に、ユーゼスは即答する。 「地球を破壊しない限りは……だ。 どうだ? 修羅王、お前たちのように世界が崩壊することもなくなる。 大きな価値観がぶつかり合えば、人間は必ず戦いが起こる。まして、世界の壁を超えるとなればなおさらだ。 だが、その必要もない。世界は決して終わることなく続いていく。 大きな戦乱は起きず、いつの日か、世界の壁を超えるのは平和の交流として禁忌ではなくなる」 大きく、ユーゼスが――ゼストが目を伏せ大きくうなずく。 「理想とは思わんか?」 「……なるほど、確かに理想かもしれない」 「ならば、そこをどいてもらおうか。神の力で弱き人間を蹂躙するのはいささか気が引けるのでな」 「だが、それはお前が本当に信頼できるなら、だ!」 振り払うように、腕で空を右から左にヤルダバオトが切る。 「お前は、力を手にした時、確かに『もはやどうでもいい』と言った。 今でこそ、奥に潜んでいるが……ユーゼス、お前も人間! 弱さを捨てて神になどなれない!」 ジ・Oが、ビームライフルを再度構える。 「まったく同感だ。自分の弱さを捨て、人の上に立てるというのがすでにエゴにすぎんよ。 仮に今そうだったとしても、永遠に権力欲を捨てて生きられるような賢人にも見えんな」 ディス・アストラナガンが、煌々と赤い悪魔の瞳を輝かせる。 「お前が思ったことは、イングラムを通じて知っている。言っていることは昔と同じだ。 だが、あの時と違うのは……時間で、お前は歪んでいるということだ」 三者三様の、ユーゼスの拒絶。 ユーゼスを認めるようならば、最初から誰もここにいない。 最後に、ミオが、3人とはまた違う言葉を言い放つ。 「たしかにユーゼス、あんたの言ってること、正しいかもしれない。 けどさ、ならこんなことやっちゃいけないんだよ。守るために、壊すなんて間違ってる。 何回も違う世界で人生繰り返せるんなら、他人を奪わない方法でそれを教えればよかったんだよ、きっと」 ミオが告げられた言葉に、ゼストの動きがピタリと停止する。 一瞬で、ゼストから表情が消え……きれていない。僅かに苦虫を噛むような顔を横にそらした。 ユーゼスは一旦間を置き、次々と言葉を並び連ねる。 目を閉じ、酷く感情の起伏を抑えた声でありながら、染み出すように心が漏れていた。 「……そうか。それは、いささか残念だ。私の真実を知りえるものは数少ない。 故に、それを知って共に歩むものを探すのも悪くないと気まぐれに思ってみたが……無駄だったようだ」 ゼストが、翼を広げ、胸の発光球の前で手を合わせた。 見開かれる瞳の色は、ユーゼスのアイカラーであるライトグレーではない。 くすみなく輝く金――完全に覚醒したラーゼフォンの「真理の眼」が解放される。 「来いッ! ヴァルク・バアル!」 ゼストが、天へ腕を掲げる。 空へ突き出された腕に一瞬でフォトンを収束させ、フォトンの奔流が激しい風を起こす。 一瞬で時空間に穴があき、その中から紫色に結晶化した機動兵器が出現する。 全身にこびりついた結晶の隙間からは、地肌の黄色と黒の塗装が見えていた。 「ネシャーマか!?」 「これが私に残された最後の機動兵器。乗っているのは……リョウト・ヒカワ」 この会場に来て、誰よりも絶望と狂気に彩られた青年の魂。 向こうでは、剣鉄也がいた故に使えなかった。2人を同一の戦場に放り出せば、同士討ちは必至だったからだ。 ユーゼスの手持ちの中では最高のバルマー技術で作られており、ズフィルードクリスタルと最も相性がいい。 故に、時間がかかっても出撃を劣らせ、ズフィルードの結晶に浸食し、とっておいたのだ。 DG細胞とも混ざり合ったズフィルードは、見る間にヴァルク・バアルを浸食し、生まれ変わらせた。 今のヴァルク・バアルは……言うならばヴァルク・ズフィルードとでも呼べる代物だ。 「クォヴレー・ゴートン以外は好きにしろ。お前の恨んだリュウセイとレビの魂も……お前の、目の前にある」 【う……ああああああああああ!! リュウセェェェェ!!】 ディス・レヴを持たない3人にもはっきり聞こえるような錯覚を起こすほどの、リョウトの怨讐。 まっすぐ……フォルカに向かって突撃してくる! 「まずい……!」 その怨嗟の量を感じ、前に出ていたクォヴレーが対応しようと銃を抜く。 しかしそれよりも速く、ゼストはディス・アストラナガンの正面に回り込み、銃身を掴み上へと向けさせた。 顔が触れ合うほどに……いやディス・アストラナガンとゼストが額をぶつけた状態で、ユーゼスがささやく。 「……決着をつけよう。我々にふさわしい場所で」 それは……お互いだけの戦いを望むユーゼスの意思。 あまりにも長すぎたユーゼスの道程の果てにあるものが、自分であることをクォヴレーも理解する。 クォヴレーは、もう一人のイングラム。 イングラムは、もう一人のユーゼス。 ならば、クォヴレーもまた、もう一人のユーゼス。 ユーゼスが、全ての点で対極に位置する自分自身。 イングラムと同じユーゼスの顔は、何よりもイングラムとのつながりを感じさせる。 クォヴレーの真っ青な髪が、クォヴレーとイングラムを結ぶ縁〈よすが〉であるように。 「いいだろう、これで……すべてを終わらせるぞ、ユーゼス」 ひとりでに滑り出す言葉。 まるで、自分が喋っているというより、誰かが自分を通じて話しているかのようだ。 だが、これは、誰かの意思であるのと同時にクォヴレー自身の意思。 ゼストと、ディス・アストラナガンが虚空へ溶けて消えさる。 PROMISED LAND(2)へ