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0175:Lie!Lie!Lie! ◆SD0DoPVSTQ 「あーもう、ほんと何匹害虫がいるのかな。応援が無いから防衛策として発砲してるけど、これじゃ帰ったら先輩と一緒で始末書モノだ」 警察官中川は何度も叫び、既に乾いた声で小さく笑う。 まだ日も昇り始めた街だが、そこは人の気配で溢れていた――いや、人の殺気で溢れていた。 「これからは先輩を笑えないな……」 そう呟きつつ突如現れた変な二人組に片手で照準を合わせる。 この銃が地面に置いても狙撃出来るタイプで助かった。 持って使用するタイプの狙撃銃なら怪我をした左肩が持たないうえに照準が狂う。 「うん、こんなもんかな?」 スコープを覗いた先では、顔に化粧をした男が此方を向いて笑顔で手を振っていたが、外す心配が無かったので気にしないでおこう。 しかしトリガーに指を添えたとき、ふと後ろの方で誰かの足音を感じた。 廃ビルに誰かの足音が木霊する。 一定のリズムで次第に音は大きくなってくる。 確実に此方に向かってくる、いやもう直ぐ其処にまで来ているのだろう。 慌ててトリガーから指を外すとバックの中に手を突っ込む。 次の瞬間足音が消えた。 あれだけ響いていた音が、耳障りだった音が…… ――あぁそうか、誰かもうこの扉の向こうに立っているんだ。 消えた足音に合点がいったと時を同じくして閉めていた扉が開く。 「貴様があの音の……」 「やぁお早う。だけど公務執行妨害はいけないね……お兄さんは今忙しいんだよ」 扉を相手が開けた瞬間にベアークローを装着させた右ストレートを相手にお見舞いする。 「刑法第九十五条に抵触、君は三年以下の懲役又は禁錮――だが、まぁ情状酌量の余地が無いとは言えない」 そのまま後ろに倒れた相手に馬乗りになって額に刺さったベアークローを更に力で押しこむ。 始めは1cm程度しか刺さってなかった熊の爪がずぶりずぶりと奧へ進んでいく。 「だから裁判官に代わって君に判決を下そう」 完全にベアークローが根本まで埋まる。 恐らく脳はもうぐちゃぐちゃで生きてはいないだろう。 「――死刑だ」 危機が去った中川は名も知らぬ少年の額に刺さったベアークローを抜こうとする。 しかし硬くて片手ではびくともしない。 少年の顔を踏みつけ、力を込めて抜こうとするがそれでも動かない。 色々試している間に鈍い音がする。 中川が足元をよく見ると、少年の顔が変な方向を向いていた。 「まぁいいさ……僕にはこんな野蛮な得物は似合わないからね」 肩で息を切らしながら悔し紛れにそう言い捨てる。 「それよりも、問題は銃の照準だ。またやり直さないといけないよ」 邪魔者がいなくなった中川は再びスナイパーライフルの前に戻った。 「どれどれ先程の金髪みたいに害虫が隠れてなければいいのだけど」 再びスコープを覗くと律儀に待っていたのか顔に化粧をした男が、今度は此方に投げキッスをしているのが見えた。 「お休みのキスって訳かい?――いいよ、そのまま寝させてあげるよ」 多少のズレを修正しながらトリガーに再び指をかける。 「Good night」 スナイパーライフルから発射された弾はそのまま突き進み、笑ったヒソカの顔のど真ん中を貫通する。 予想外の速度だったのか、制限下で思った速度で回避できなかったのか、それとも銃弾を受けることがヒソカの愛情表現だったのかは解らない。 だが確実な事がただ一つ。 銃弾を顔面に受け、一人の男が倒れていくという事。 「へぇ……やるねぇ」 しかしその傍らに付いていた男は驚くどころか感嘆の息を洩らす。 「だけどね、彼はまだ殺して欲しくなかったな」 ヒソカが死んでしまってはこれから当分一人の行動になる。 唯でさえ少ない量のニアデスハピネスなのだ。 此処で怒りに任せて消費するわけにもいかず、ビルの屋上を飛び跳ねて銃弾が飛んできたビルへと向かう。 「ヒソカが先程の餓鬼共の方を気にかけていたからこの場は見過ごすつもりだったが……標的を貴様に変更させてもらう」 狙うは首輪、対象の生死は問わない。 多いに超したことは無いのだが、二つもあれば十分だろうとヒソカと話していた。 復讐というのも柄ではないし、ヒソカに対しそんな感情は抱いていないのだが、これから自分に被さってくる苦労を考えたら腹立たしくなってきた。 「日本は本当に甘いなぁ。あの恰好ですら公然猥褻罪に問えないんだから……」 パピヨンこと蝶野攻爵に次の照準を合わせる。 ビルの屋上を跳びつつ此方に向かってくるパピヨンに、片腕で照準を合わせるのは骨の折れる作業だ。 此方にひらり、あちらにひらりと跳び回る様子はさながら蝶の様だ。 「まぁいいさ、社会のゴミを片付ける為に敢えてこの僕が厳しく判断しよう」 中川が構えるスナイパーライフルの動きがピタリと止まる。 「――刑法第一七四条、公然猥褻罪に抵触して六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」 短い音と共に幾度目かにもなる凶弾が放たれる。 狙いはこのビルに来る為には着地しなくてはいけないビルの狭い屋上。 狙いさえ一ヶ所に絞れていれば、向こうからやって来る蝶一匹を撃ち落とす位なんて事はなかった。 着地する際に足を撃ち抜かれたパピヨンはその場で失速しバランスを崩す。 「だけどどうせお金持ってないでしょ。だから君も――死刑」 動きを止めたパピヨンの胸に更に銃弾が襲いかかる。 銃弾が当たったパピヨンがその場で倒れ動かなくなった事を中川は確認する。 「警察官は大変だ。こんな時でも仕事をしなくちゃいけないからね……そう言えば金髪の子供達がまだいたっけ?彼らにも指導してあげないと」 早く外に行かなければ何処かに逃げられてしまうに違いない。 次の刑は何にしようかと悩みながら中川はスナイパーライフルを片付け始めた。 粗方片付け終わり、もしかしたらと少年が壊したビルから現れてないかどうかもう一度外を確認する。 「あれ、おかしいなぁ……」 外にはビルを破壊し隠れた少年二人の代わりに、先程死刑を執行した筈の二人が立っていた。 「やぁ驚いたかい?」 顔面に銃弾を撃ち込んだ筈の男が何事もなかったの様に親しく声をかけてくる。 その男は顔に付いていた銃弾の跡をぺろっと剥がした。 薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)――紙のような薄いものに自分のオーラを乗せ、あらゆる質感を再現する技。 「キミの撃った弾は こ こ」 ヒソカが出した舌の上にスナイパーライフルの弾が乗っていた。 放たれた銃弾を歯で受け止め、そのまま薄っぺらな嘘で貫通したかのように見せていたのだった。 「お前も人が悪いな。俺はお陰で痛い思いをしたんだぞ」 そう言って衣装に付いた埃を払うもう一人の変態。 此方の方には確かに銃弾が当たっていた。 破けた衣装から覗く痣がそれを物語っている。 「な……」 慌ててバックからスナイパーライフルを取り出そうとする中川。 「じゅ、銃が効かないなんてそんな馬鹿な……」 しかし焦れば焦るほどバッグの食料の中に紛れ込んだカプセルを探すのには時間がかかった。 「に、日本には化け物に対する刑罰はないのか!!」 やっとこさ探し当てたカプセルを投げ、スナイパーライフルを構える。 「糞っ、動くな!其処を動くなよ!!」 相手が近いが為、置いて狙撃する方法では銃口が相手に向けられない。 仕方なく構えて撃とうとするのだが、左肩の怪我の所為で銃口がぶれてしまう。 一歩一歩ゆっくりと近づいてくる変人二人を前に、中川は腰を抜かしながら後退する。 しかし後退していると、背中に壁以外の物がぶつかって後ろに進めなくなる。 「ひぃぃぃ」 恐る恐る振り向くと、其処には最初に殺した少年の死体が横たわっていた。 「痛ぇじゃねぇか、中川」 聞き慣れた声がその死体から聞こえたかと思うと、顔にベアクローを刺したまま死体が起きあがる。 「ったく……どうしてくれるんだ、これ」 その死体の姿は既に此処にやって来た少年の姿ではなかった。 其奴は短い足でのっそり歩きながら、腰に着けたホルスターからニューナンブを取り出した。 「中川、銃ってのはこうやって撃つもんなんだよ」 「ひぃぃぃぃぃ先輩!」 両津の姿をしたそれは指で拳銃を回しながら中川の額に銃口を押しやった。 「おぉっといけね。安全ゴムを外すの忘れてた」 空いた手で頭を掻きながらトリガーの後ろに挟まった安全ゴムを取り外す。 その隙に反対方向に逃げようとする中川だったが、少し進んだだけでまた何かにぶつかった。 「逃げちゃ駄目じゃないか」 「貴様にも俺と同じ痛みを味わってもらわないとな」 狂気に満ちた目で笑いかける二人組。 「せ、先輩!冗談キツイですよ!」 既に逃げ場がない中川は目の前の両津に賛同を求める。 「後輩への指導だ。有り難く思えよ」 訴えるような目で見つめる中川の顎を片手で押さえて、無理矢理こじ開けた口にニューナンブの銃口をねじ込んだ。 「ふぇんふぁい!!ひょうふふぇんふぁい!!」 口に銃口を突っ込まれながら情けない声で喘ぐ。 六つの瞳が見守る中、廃ビルの中に短い音が鳴り響いた。 「――鳳凰幻魔拳。どうだ、地獄を見た感想は?」 床に倒れながら先輩、と喘ぎ続ける中川を一別する。 「フッ、聞いてもムダか」 床に倒れたままひたすら呟くだけの中川を見て苦笑する。 扉を開けた瞬間、邪悪な小宇宙の主に向かって鳳凰幻魔拳を繰り出していたのだ。 中川が一輝に突き刺したと思っていたベアークローは、一輝の後ろの壁に突き刺さっていた。 これでひとまずは銃撃の心配が無くなったという事だ――が…… 「大きな小宇宙が二つ……ナルト達とはまた別の小宇宙の持ち主か」 一輝は呟きながら窓の外を眺める。 「どうやらこれで一段落とはいかないようだな」 「さて、どうしよっか」 立ち塞がった二体の影分身を難なく倒したヒソカはパピヨンに意見を求めた。 「そうだな、向こうは手負いが二人だ。二人で行っても仕方ないだろう。逃げられていても困るし、俺はお前が選ばなかった方で良いぞ」 そう言って足元に空いた穴と銃弾が跳んできたビルを交互に指さした。 第一の目的は首輪の確保である。 二人で追いかけて逃げられました、ではとんだ無駄骨だ。 首輪を多く確保する分には問題無いので少々の間二手に別れることを提案した。 「ん~ボクとしては、断然こっちかな」 銃と奇術、どちらが面白いかなんて比べる迄もない。 ヒソカは親指を下に向けてナルト達が逃げた穴を指し示す。 「で、条件は?」 パピヨンとしても恐らく面白い方を追いかけたいに違わないだろうし、一応その裏を確認する。 「察しがいいな。なに、もしも知り合いに出会ったらその時は順番を回してくれってだけだ」 パピヨンが今までに無い笑みを浮かべつつ答える。 その目が見つめる物はこれから赴くビルでもなく、目の前の話相手、ヒソカでもない。 「OK、ボクも遊びたい知り合いがいるからね。その時は譲り合おう」 「交渉成立。さて急ごうか」 二人は目と目で頷き合い、二手に別れた。 パピヨンはビルの屋上を舞い、ヒソカは穴に飛び降りる。 狙いは首輪、対象の生死は問わず。 二人のハンターが地を、そして空を翔る。 「さて、何処に隠れているのかな?」 ビルの中へと降り立ったヒソカは自分の体を中心にオーラを広げ、辺りの気配を探り出した。 纏と練の応用技である円。 纏で纏ったオーラを練にて一気に広げ、その間合いに入った人物を察知する。 だが勿論便利な反面欠点もある。 それは制限の所為か数m迄しか円を広げられない上に、広げた分大量にオーラを消費するのだ。 つまり近くに相手が隠れていると確信している時以外で使うのは自滅に等しいという事だ。 上下左右に張り巡らせたオーラを纏い、穴が出来ないように丁寧に捜して歩く。 壁や床に穴は空いていない。 なら逃げるとしても扉を通ってしか逃げるルートは無い筈。 一通り瓦礫で覆われた部屋の中を探索し終えると、ヒソカは扉を通り次の部屋へと向かう。 走って逃げれば円を使うまでもなく気配で直ぐ察知が出来る。 しかしその気配が無い以上はこの辺りに隠れているという事なのだ。 「ん~何処かな~?」 次の部屋へと入ったときヒソカの足が止まる。 「み~つけた」 暗闇の部屋の中にヒソカの楽しげな声が響き渡った。 通常ならば見逃して当然の気配。 ヒソカ達念能力者に言わせればオーラを完全に絶って気配を消す――絶。 それと似た様に気配その物を消して隠れているナルトを発見した。 部屋に木霊したヒソカの声に観念してかナルトが飛び出した。 円を消し、即座に凝に切り替えるヒソカ。 ナルトの左ストレートを左手で反らしつつ、右手で腹部にオーラを乗せたアッパーの一撃を加える。 その一撃でナルトは部屋の隅まで飛ばされ、崩れ落ちる。 「もう一人は何処に隠れているのかな?」 余裕からかナルトを気にせず、此処に逃げ込んだもう一人の少年を捜す。 ナルトと同様このビルから逃げているという事は無い筈だ。 ならば少し離れたところへ隠れさせていると考えるのが妥当だろう。 「って事はそう長く遊んでもいられないって事か……」 戦闘中に逃げられては流石に気付いたとしても追いかけることは無理だろう。 「残念だけど、もう終わりにしてしまうよ」 そう言ってナルトの近くまで歩み寄り、ヒソカはナルトの首に手を伸ばす。 「へへ……甘いってばよ!!」 そう叫びながら無防備なヒソカに大勢のナルトが一斉に飛びかかる。 「うずまきナルト乱打!!」 だがヒソカはそれらを一瞥すると、たった一発だけパンチを繰り出した。 その一発で今まで大勢いたナルトと、ヒソカの前に倒れていたナルトが全員消滅する。 「な、なんで……わかったんだってばよ……」 腹を抱えつつ、今度こそ本物のナルトが倒れた。 腹を強打されチャクラのコントロールが乱れた影分身は維持出来なくなり消滅してしまったのだ。 ビルの中が暗い事が幸いした。 目に映る物だけに頼らず凝によって見分けることが出来たのだ。 影分身の術とは言えども所詮チャクラで偽の肉体を増やすだけの術。 本物とチャクラの固まりのコピーとではオーラが全然違う。 つまり先程まで目の前で倒れていた者のオーラと一人違うオーラを選んで攻撃すれば良いだけなのだ。 偽物を殺しても無意味で消滅するだけなのは先程の屋上で経験済み。 本物に攻撃を加えれば偽物が消えるかどうかは一種の賭けであったが、屋上にて本人が仕掛けて来なかった以上その可能性は高かった。 「ん~今度こそ終わりの様だね」 再び倒れたナルトに手を伸ばすヒソカ。 だが再び背に誰かの気配を感じる。 「さっきの少年かい?」 そう思い振り返った先にいた者は、自分の思っていた者とは違った。 宙を翔けてくる4人のナルト。 「――何人倒せば終わるのかな?」 次第に苛立ちが募り始めたヒソカは直線に翔けてくるナルト全員を一瞬で叩き落とす。 しかし全く手応えがない。 拳に当たった瞬間それは幻であったかの様に霧散する。 屋上で闘ったときとは全く違う手応えにヒソカは少々驚いた。 そうしている間にナルトの第弐グループがまたも翔けてくる。 それを再び迎撃したヒソカが、霧散したナルトの中から出てきた物体に気が付いた。 其れは石。 何処にでも落ちているような唯の石ころである。 どうやら相手は石にオーラを周で纏わせ、自分の技、薄っぺらな嘘の如く虚像を見せているらしかった。 自分と同じ系統の技のお陰でその技の正体を難なく見破ることが出来た。 「誰だい邪魔するのは?」 先程の少年でも目の前の少年とも違う技を使う存在が直ぐ其処にいる。 未だ隠れている少年ではこんな技は使えない筈だ。 そしてこの技は物を投げる事で成り立っており、つまりは目の前で倒れている少年ではなく、入り口の向こうにこそ石を投げている存在がいるという事だ。 現れたのはまたしてもナルト。 だがそれは本物でも虚像でもなく、全く別の存在であるとヒソカは瞬時に気が付いた。 「少年よ、何を寝ている。貴様は俺と同じ高貴なる存在――妖狐なのであろう」 感づかれたのを悟ってか偽ナルト――玉藻京介は自分にかけていた幻視の術を解いた。 首さすまたを探し彷徨っていたのだが、鵺野鳴介と会話をしている間に完全に見失ってしまっていた。 その後色々廻り、いつの間にか九州に辿り着いていたのだが、ナルトの九尾のチャクラを嗅ぎ付けこのビルにやって来たのだった。 「私も貴様と同じ種族。さぁ変化を解いて本当の力を見せつけるのだ」 玉藻はそう言うと変化を解き、妖狐本来の姿に戻った。 ヒソカは目の前に現れた狐顔の男に目を細くする。 「うん、さっきの姿よりそっちの姿の方が良いよ」 そう言って茶々を入れるヒソカだが先程とは目つきが違った。 更なる強敵の出現と自分が遊ばれていた事への怒り。 その二つの相反する感情がヒソカに恍惚の感情を浮かばせていた。 鵺野鳴介から教わった、人を思う、思いの強さ。 先程の放送で流れた名前に聞き覚えのある名前があった。 稲葉郷子――鵺野鳴介の教え子の名前だ。 その放送を聞いた時、少なからず迷いが生じたのは確かだ。 このままゲームに流されるか、それとも終生のライバル鵺野鳴介の様に人を護りつつ抗うか。 恐らく鵺野鳴介の事だ、稲葉郷子の死を嘆きつつも何処かで人を護って闘っているに違いなかった。 嘗ての自分ならばその稲葉郷子を殺したのも人間だと皮肉っていただろう。 だがその迷いを乗り越えた所に鵺野鳴介はいた。 そう思った瞬間に首さすまたより此方に足が向いていた。 同族――妖狐の気配。 ナルトが屋上で使った影分身のお陰で九尾のチャクラを感じる事が出来た。 「――鵺野先生だけ強くなるのは許しませんよ」 人を思う心を理解した妖怪玉藻はそう呟いて同族の元に走り出していた。 同族を護りたいと思う心とは裏腹に、なにかと理由を付けて本心を隠した呟き。 如何にも自分らしい呟きに玉藻は唇の端を少し上げた。 「思い出せ!誇り高き姿を!そして気高きプライドを!」 同族に向かって玉藻が思いの限りを叫ぶ。 「――ボクね、無視されるの嫌いなんだけど」 蹲っているナルトを無視して乱入者玉藻に襲いかかろうとする。 だがその足をがっしりと掴まれ停止を余儀なくされる。 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……」 ヒソカの足元に倒れていたナルトがヒソカの足首を握っていた。 ヒソカが凝で見たモノは、爆発的なまでに増殖されたオーラが纏によって周りに固定されたその姿。 人は其れを化け物と呼び忌み嫌う。 「思い出せ!高尚なる知性を!」 だが、玉藻が護りたかった存在――目覚めさせたかった存在は化け物へとなり目を覚ました。 獣の雄叫びと共に鈍い骨の外れる音がする。 踵の関節を外し、僅かに出来た隙間を利用してナルトの手からすり抜ける。 間合いを取ったヒソカは自分で外した関節を痛みを感じながら無理矢理元に戻した。 「そろそろ、ボクでも苛立ってきたよ」 ヒソカも自分の周りにオーラを纏う。 入り口を玉藻に塞がれている以上、この獣の檻から逃げ出すことは出来ない。 「いくよん」 その言葉とどちらが早かったであろうか、ヒソカが全力で疾走する。 狙いは乱入者の玉藻ではない、暴走状態で理性が保てていないナルト。 ナルトも其れを迎え撃つが為に咄嗟に作り出した螺旋丸を構える。 ビルを破壊した時の其れとは大きく異なるその魔力の渦がヒソカを捉える。 「じゃぁねん、また会おう」 ヒソカが笑うと共にナルトがあり得ない速度で加速する。 伸縮自在の愛(バンジーガム)を腹部に貼り付けられていたナルトは、伸縮するヒソカのオーラでタイミングを狂わされた。 元の速さから更に伸縮の速度を加えられたナルトはヒソカの脇を通り過ぎ、向かいの壁に激突する。 「いけない!!」 だが玉藻が気が付くよりも早く、ヒソカは螺旋丸にて空けられた大穴より脱出する。 最後に玉藻とナルトに投げキッスを残して。 【福岡県(市街地)/朝】 【跡部景吾@テニスの王子様】 【状態】右肩が痺れている、襲われたらやり返す覚悟を決めた 【装備】衝撃貝(インパクトダイアル)の仕込まれた篭手@ONE PIECE 【道具】荷物一式(少量の水を消費済み)、アバンのしるし@ダイの大冒険 フォーク5本、ソーイングセット、ノートとペン、ロープ、半透明ゴミ袋10枚入り1パック 【思考】1、ヒソカに見つからないように隠れる 2、乾と越前を捜す 【うずまきナルト@NARUTO】 【状態】右上腕に弾丸貫通(応急処置はしたがまだ出血中)、空腹、九尾のチャクラ暴走中 【装備】無し 【道具】支給品一式(1日分の食料と水を消費済み) ゴールドフェザー&シルバーフェザー(各5本ずつ)@ダイの大冒険 フォーク5本、ソーイングセット、ロープ、半透明ゴミ袋10枚入り1パック 【思考】1、暴走中 2、サクラ、シカマルを探す 3、主催者をやっつける 【中川圭一@こち亀】 [状態]:左肩を負傷、精神完全破壊 [装備]: [道具]:荷物一式 [思考]:1.先輩怖い、先輩怖い、先輩怖い 【玉藻京介@地獄先生ぬ~べ~】 [状態]:服はボロボロ、多少の切り傷擦り傷、行動にはほぼ支障無し [装備]:なし [道具]:荷物一式、石ころ数個 [思考]:1、暴走状態のナルトを何とかする 2、伊達から首さすまたを取り戻す 【パピヨン@武装錬金】 [状態]:健康、背中に極軽度の打撲(再生能力のため、直ぐに回復します) [装備]:核鉄LXX@武装錬金(ニアデスハピネス少量消費) [道具]:荷物一式(食糧二食分消費) [思考]:1、狙撃手から首輪を手に入れる 2、知り合いとの合流、ヒソカと行動 【ヒソカ@HUNTER×HUNTER】 [状態]:健康、全身に軽い打撲、裂傷(処置済み)、中程度の疲労 [装備]:無し [道具]:荷物一式(食糧一食分消費) [思考]:1、玉藻、ナルト達から逃げる 2、剣八、ナルト、玉藻を含む強者と戦いたい 3、知り合いとの合流、パピヨンと行動 【一輝@聖闘士星矢】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:荷物一式 [思考]:1、ナルト達以外の大きな小宇宙を持つ者達への対処 2、ハーデスを倒す 【ベアークロー(片方)とスナイパーライフル(残弾13発)は廃ビルの一室に放置されています】 時系列順で読む Back 魁!一護100%~戦う壮年~ Next 生き残るために 投下順で読む Back 焔に焦がす眼 Next 歓喜する飢狼 155 変相・変奏 跡部景吾 183 チャクラ爆発!妖孤忍法帖!!の巻 155 変相・変奏 うずまきナルト 183 チャクラ爆発!妖孤忍法帖!!の巻 155 変相・変奏 中川圭一 179 歯車は常に絡み合い… 056 妖狐のプライド 玉藻 183 チャクラ爆発!妖孤忍法帖!!の巻 155 変相・変奏 パピヨン 179 歯車は常に絡み合い… 155 変相・変奏 ヒソカ 179 歯車は常に絡み合い… 147 15少年の受難 一輝 179 歯車は常に絡み合い…
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このページはこちらに移転しました Lie to 作詞/305スレ73 木の葉が枯れる頃に 君は不安定な波の様だよ 君の悩みを誰も気付かないかもしれないし、それでも明日は今日になるけど なぁそんなにがんばらなくてもいいんだよ、明日になれば風向きもかわるさ 嘘をつかないでよ、苦しそうな笑顔は辛くなるだけだよ コーラス 不幸な歌を唄おうよ そうしたら後は明日を変えるだけ 嘘をつく必要なんてないんだよ 今日はちょった外しちまっただけ 後は君の好きな様にしてみろよ 嘘をつく必要なんてないんだよ 僕を少しだけ信じてみなよ 世界は変えれないけどさ 1ドルと25セントのコーヒーなら奢れるよ 他人のことなんかかまっちゃいられないし、それでも明日は今日になるけど なぁそんなにがんばらなくてもいいんだよ、今日の曇り空も明日は晴れるさ 作り笑いをしないで、苦しそうな嘘は辛くなるだけだよ コーラス みんな他人のことなんてかまっちゃいないのさ それでも今日は昨日だし、僕は君を知ってたんだ コーラス
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LIEじんさま LIEじんさま モンスター C3/A2/P0 雷水 このモンスターが攻撃する時、このモンスターのH▽1してよい。そうした時、このモンスターのA+2する。/このモンスターが攻撃した時、このモンスターは次の自身のターンの終わりまで攻撃できない。
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Lie!Lie!Lie! ◆qwglOGQwIk 『警告します。禁止区域に抵触しています。 あと30秒以内に爆破します』 無機質な声が響き渡る、それと平行して放送の声が聞こえる。 「圭一君!」 「レナ、逃げるぞ!」 『――えられた!、 これもひと・・・』 そういうが早く、俺はレナの手を掴み、正反対の方向に向かって一気に走り出す。 その首輪を見ると、首輪のランプが赤緑に点滅している。 放送は今なお続くが、そんな話に耳を傾けている暇は無い。 チクショウ、警告だけしてそのまま爆殺ってか!ありえない、ありえないんだ絶対にッ! あの屑野郎がこんなことで自分の楽しみを放棄したりはしない、だから絶対に助かるッ! 信じろ、信じるんだ圭一!自分を信じろッ! 『――7時より A-4・・・』 程なくして自分の首の点滅が消え、俺はその場にへたり込む。 助かった・・・。いや、今はそれ所じゃない!一番重要な点を聞き逃しちゃ絶対にマズイッ! 隣のレナをチラッと見る。レナは俺に引きずられる形で一緒に地面に座り込むことになっていた。 レナの首輪だけが光ったりといったようなおかしいことにはなってはいなかった。 いや、今はまず放送に耳を傾けるべき・・・・・・ 『・・・ワハハハ――』 その不快な声とともに、あの仮面の男の立体映像は消え去った。 よかった、みんな無事だ。そうさそうだ、そうだよな。 俺たち部活メンバーが、こんなことで脱落するわけが無い! あの策士である魅音の奴はこんなことではうろたえる訳がねえ。 沙都子は自慢のトラップワークで飄々と生き延び、梨花ちゃんはにぱー☆と笑いながら他の誰かをファンクラブにしている。 そんな光景が、不謹慎ではあるが浮かんだ。不意にレナから声がかかる。 「圭一君、みんな・・・みんな無事だったね。」 「ああそうさ、俺たち部活メンバーはこんなことでやられたりはしないからな。」 俺はレナの手を引いて立ち上がり、ズボンについた土を払う。 レナが不意に口を漏らす。 「でも、19人も死んでいる・・・。」 「四分の一か・・・くそっ・・・。」 まだ俺たちはこの殺し合いに巻き込まれてから誰にもあっていない。 だから19人の人間が死んだかと言われて、俺はそれを実感として感じることが出来なかった。 最初の広間には様々な人間が居たことからも、実は俺たち二人以外に誰も居ない。それは無いだろう。 たまたま隣の人間が信頼の出来る仲間だったからこそ、放送を信じないという選択肢が与えられている。 そんな幸運、いや、奇跡に感謝しなくてはいけないのだ。 奇跡、そう、奇跡なんだ。俺たちは出会いも奇跡なら、経過も奇跡だった。 奇跡は間違いなく起きている。それは証明されたんだ。 「なあ、レナ」 「何?圭一君」 「やっぱり、俺たちはツイてる。いや、奇跡はちゃんと起きてたんだ。」 「ただの小学生や中学生の集まりに過ぎないはずの私たち部活メンバーが・・・」 「誰一人欠けることなく残っている。だから俺たち部活メンバーは、絶対にこの悪魔の脚本を打ち破る。」 「圭一君・・・・・・」 レナが相槌を打つ形になる。俺はそのまま話を続ける。 「だから、仲間を探そう、みんなだけじゃない。この馬鹿げた殺し合いを止めさせたいと願う人はきっと居る。 俺たち部活メンバー、そして他の誰かを信じあおう。仲間と一緒にこの惨劇を絶対に止めよう」 「うん、圭一君。レナも、レナも圭一君と一緒に頑張るから・・・」 「さあ、仲間を探そう。信頼しあえる、仲間を探しに行こう。」 レナの手を取り、俺は歩き出す。 ん・・・ちょっと待て圭一、何か忘れてないか・・・・・・ ああっ!放送をメモするのを忘れた! 俺は数歩歩き出した足を止め、レナの方向に情けない顔で向き直る。 レナが疑問符を浮かべたような表情で声をかけてくる。 「圭一君、どうしたの?」 「すまんレナ、放送の内容をすっかり忘れてしまった。教えてくれないだろうか」 レナの表情が変わる。あの表情はまさか・・・ 「放送を忘れちゃったうっかりやの圭一君かぁいいーーーー、おっ持ち帰りぃぃぃぃぃ」 「だあああああ、レナ待て!、今はそれ所じゃないだろうがああああ」 レナが緩みきった表情で思いっきりじゃれてくる。というか首が絞まってるって、ギブギブギブだから! ・・・レナに散々弄り倒されながらも、俺はなんとかレナを落ち着かせるという任務を成功させる。 抜け目の無いレナは俺がくだらない妄想をしている最中にきちんと放送をメモしてたらしい。 おかげで禁止エリアに突入して、またドカンの危機を受けることは無いのだ。 そう、俺の横には信頼できる仲間が居るし、これから向かう先には人が居て、信頼しあえる仲間になる。 そんな根拠の無い妄想なら、俺は信じることが出来た。奇跡の存在を確かめることが出来たからこそだ。 窓の外にあの変態仮面の顔が映る。とともに放送が始まった。 やかましい声が耳をつんざき、ようやく禁止エリア情報を伝えはじめる。 俺は取り出しておいた地図に情報をメモする。 苛立ちすら覚えるその声とともに、死亡者の名をメモするべく名簿を取り出す。 ――俺は開いた口が塞がらなかった。タチの悪い冗談だろ? タバコは咥えていないはずなのに、ポロっと落ちた気がした。 銭型のとっつあんに、五ェ衛門。あの殺しても死ななそうな二人が死んだって・・・・・・? 放送が嘘であることはあの変態仮面の性格からしてありえないだろう。 だが、ありえないはずの二人の死、これは一体どういうことだ・・・・・・。 不覚にもありえない二人の死から、そんな都合のいい考えをしてしまった自分が情けない。 涙は出ない、流さない、流せない。 それが次元大介という男だから、悲しむ暇なんて許されないのだ。 俺は帽子を深く被り直し、しばしの間黙祷を捧げる。 ――とっつぁん、まさかあんたが死ぬとは思わなかったぜ。化けて出てきたりするなよ。 ――五ェ衛門、毎度毎度女に騙されてたけど、また騙されて殺されたなんて言うなよ。 ――悪いなおまえら、俺にはまだまだやることがあってな・・・・・・、後でゆっくり頼むぜ。 ・・・それから少しして、隣の男に話しかける。 「なあ、ソロモン」 「なんでしょうか?次元」 「予定変更だ、探し人が増えた。」 「どうしたんですか急に?・・・・・・ああ。」 「ま、そういうことだ。手の掛かる相棒が気になっちまってよ」 隣の男は変わることなく微笑を浮かべ、無表情な人形を抱っこし続けている。 本当に食えない男だが、少なくとも背中から刺されるといった事態にはならなそうだった。 「本当は信頼できない奴とは行動したくない、と言いたいところだが・・・・・」 「あなたのお友達が死んでしまったから、・・・ですかね。」 「そういうことだ。ま、慣れない武器だとどうなるか分からなくなったからな。」 と言って、俺は手元のカスタムオートを見せる。 「ちょっと俺には手の余る代物でな。」 「これはこれは、先ほどもお目にかかりましたが本当に常識外れなサイズですね」 「人間じゃないお前さんなら、問題ないんじゃないか?」 「さあ、僕はよくわかりませんね」 「ま、そういうわけでよろしく頼むぜ。」 「改めてよろしくお願いします。」 先ほどのやり取りから、成り行きでお互い情報交換は済ませていた。 ソロモンが手を伸ばしてきたからしょうがなく握手してやったが(その後は蒼星石という人形ともすることになった。) 完璧な信頼は置けないとはいえ、これからは一緒に協力する。だからこそこっちから手を伸ばすことにしてみた。 「さて、じゃあ行きましょうか次元」 「おう」 この古びた高校の探索は既に済ませており、ここには誰も居ないことは確かめた。 探索の途中にソロモンが拡声器を拾っていったほかに、役に立ちそうなものはなかった。 拡声器もこの殺し合いで何に役立つのか疑問だが、ソロモンの奴があるに越したことは無い。 とかなんとかで持っていくことになったっけな・・・・・・。 そんな調子でギシギシと床の鳴るこの高校の階段を下りていると、不意にソロモンの奴が声を出す。 「おや、あそこに誰か人影が見えますね。」 「どれどれ・・・」 仕事柄目には自信がある俺だが、あの樹々が生い茂る山を見て人を発見できるほどじゃない。 ソロモンは自分からペラペラと喋ってくれた身の上話は、どうやら嘘って訳じゃなさそうだな。 「彼らは残念ながら小夜のようではありませんでしたが、何か知っているかもしれませんからね。」 「じゃあ、そいつらとうまく接触できるように動くとするか」 「ええ、そうしましょう。」 ソロモンはやはりというか小夜に入れ込んでいるらしく、ちょいとつついてやったら熱く反論してたっけな。 女の話は相棒の件からして面白くないものだが、ソロモンにとって音無小夜は相棒以上にお熱な女らしい。 ま、言って聞かないなら忠告してやる義理は無いなんて考えつつ、そういうわけで行動開始することにした。 私は圭一君と談笑しながら、目の前にそびえる古びた高校へと歩いている。 圭一君はまず人のいそうな施設に向かってみようと言い、私はそれに従うことにした。 人と接触することで情報を得るのは大事なことだ。今のところ私たちは今まで誰とも会っていない。 だからこそ情報を得る必要がある。そうでなければこの殺し合いでうまく立ち回ることは出来ない。 だが、もう一つ私は、先ほどはかぁいいモードで誤魔化した圭一君の言葉を反芻し続けていた。 「信頼しあえる、仲間」 そう、私にとっては隣の圭一君であり、魅ぃちゃん、沙都子ちゃん、梨花ちゃんのことである。 あのゴミ山で仲間と誓い合い、圭一君が私を引っ張り上げてくれた手は今でもかぁっと熱くなるときがある。 それはあの出会いからであり、先ほども放送のときも熱くなるのを感じていた。 でも、それじゃあいけないと私は分かっている。私は幸せを蝕む敵を倒さなくてはいけない。 信頼しあえる仲間なんて、私たち以外に誰が居る?19人も人が死んだのに・・・・・・ そんな状況下で信頼しあうほど私はお人よしではない。敵になる可能性があるならば速やかに排除するべきだ。 そんな仲間は何も出来ずに敵にやられた19人の中には居るに違いないかも知れない。違いない。違いない。 でも、圭一君は信頼しようと言った。私が一番信頼している圭一君はそう言っている。 だから自分の思考に忠実になれない。迷っている。迷うのはいけないことだって知っているのに こんな考えはきっと相談できない。だから今なおその言葉について考えをめぐらせていた。 そうこうしているうちに目の前の高校の正面にたどり着く。 圭一君があまりにも無警戒だから人が居るかどうか見たほうがいいと忠告するが、分かってる分かってると流す。 私と圭一君が校門の死角から様子を見る。・・・人の気配はしない。そういう結論を出したので、進入することにした。 校内に入ろうと思った矢先に、私の前に金髪の優男と帽子を被った髭男が出てきた。 優男は小さな人と手を繋いでいる。髭の男は銃に手をかけている。 相手は銃を持っているッ!この状況はヤバイッ!!! 銃を避けるために移動し、戦闘態勢に入るはずだった。 だが、私達が行動に移った段階で相手は沈黙し、圭一君はこの状況下でただ鉈を構えているだけだった。 戦意が無い?と思ったが早く、圭一君が大声で叫んだ。 「聞いてくれ!俺はこの糞ッ垂れな殺し合いには乗ってねえ、信じてくれ!」 すると二人と一つの人影がこちらに向かってくる。 だが髭男が銃から手を離していないところから見て、警戒はまだ解いていないらしい。 だからこそ私もいつでも踏み込んでナイフを差し込めるように警戒を解かない。 ああ、リーチが足りない。圭一君の鉈なら・・・・・・ このコンバットナイフは鉈よりはずっと扱いやすくていい武器だが、リーチで劣るのが痛い。 この状況下ではリーチの差が少なくない優劣を生み出す。圭一君は鉈を下ろして相手を見据えている。 もうこの状況下で焦ってもどうしようもないと判断し、相手の警戒を緩めるためにこちらの警戒を少し緩めることにした。 「僕はソロモン・ゴールドスミスと申します。あなたと同じようにゲームには乗っていません。」 「ソロモンさん、俺は前原圭一って言うんだ。よろしくな」 圭一君が金髪の男と握手を交わす。圭一君は何も考えずに笑って握手をしている。 ソロモンという男は微笑を浮かべたまま、表情を殆ど変えずに握手を交わした。 程なくして髭男も挨拶をする。 「自分は次元大介ってんだ。ま、よろしくな」 「・・・・・・竜宮レナです。」 次元という男は手を出さない。私を警戒しているのかもしれない。 まあ、それは私の行動に少し問題があったことで、次元さんを責める訳にはいかない。 圭一君と握手をしたソロモンという男は私にも手を伸ばす。 「よろしくお願いしますね、レナ」 「よろしくお願いします。」 私と握手するときは表情は微笑からよりにこやかな笑いに変化する。 それにつられる形で私は笑顔を浮かべ、握手することにした。 別に面白くもなんとも無い私を見て表情が変わるとは、一体どういうことなんだろう? ソロモン・ゴールドスミス・・・・・・か。 握手を終えたソロモンさんがさらに口を開く。 「この子は蒼星石です。私の優秀なパートナーでして、魔法の力で動いている人形なんですよ。」 蒼星石という男の子みたいな人形はぎこちなく歩き、圭一君と私の前で握手を交わす。 ・・・魔法なんて嘘みたいだ。嘘みたいか・・・・・・、何かがおかしいような・・・。 私はこのやりとりに違和感を感じつつも、彼らと情報交換を交わす。 ソロモンさんの言う小夜という探し人。そして自分自身のこと 次元さんが言う青い狸とあの仮面の男のこと、次元さんの仲間のこと あのルパンの三代目だとか、翼手の存在、青い狸といった漫画にしかありえないような話が次々と飛び出る。 圭一君はそれに殆ど疑問なんて持たない様子で、ペラペラと私たちのことを喋っている。 圭一君はこの状況下で手持ちの情報が持つ価値についてまったく理解をしていないようで、あの地図の外のことまで話してしまった。 ソロモンさんが、蒼星石という人形について話し始めた。 「この子は私の支給品なんですが、これが蒼星石との契約の指輪です。」 そう言って指輪を見せる。やっぱり何かおかしい。違和感じゃない。 「この指輪を通じて私と蒼星石は心が通じ合っているんです。 そして、蒼星石は彼女の姉妹である人形を探したいといっています。」 クールになれ、レナ。どこからおかしい、どこがおかしい?よく考えろ・・・・・・ 「この子のほかにも、同じような人形の姉妹が居て僕達はその・・・」 「嘘だッ!!!!!!」 私は気がついた。絶対に間違いなんかじゃない。だから言ってやった。 ソロモンは少し驚いたものの、動揺している様子は無い。 しかし人形のほうはそうでない。誤魔化しきれない。動揺している・・・・・・。 だから私が気がついたことは間違っていない、それを裏付ける動きをその人形はしていた。 次元のほうはというと、疑問を浮かべた様子で私を見ていた。 「嘘だなんて酷いですね。レ・・・」 「いいや、嘘だよ。私の目は絶対に誤魔化せないッ・・・」 言ってやる、私は相手に主導権を与えないように続ける。 「どうして嘘をついてないなんて嘘をつくのかな?かな?」 「だから嘘では・・・」 「嘘を付くんじゃないッ!!!!」 相手に弁解の余地を与えない、そのまま続ける。 「レナはちゃーんと知ってるんだよ。名簿あったよね、名前が・・・」 「蒼星石、ってね!!!!」 私があの放送の内容をメモしているとき、名簿の中でひときわ難しい漢字が並んでいるくだりが確かに存在した。 ちょっと読むのに苦労したが、あの中には蒼星石という名前が存在したはず。いや、存在している。 あの動揺こそが証拠である。 私は明確な証拠であるはずの、ここに居るならかならずあるはずのアレを確認する。 リボンを引っ張るとすぐ取れた。私の考えの通りにリボンの下から、首輪が現れた。 「これは何なのかな?かな?」 「・・・・・・おいソロモン、こいつぁどういうことだ?説明してもらおうか。」 証拠を見せ付ける、次元は少なくない動揺をしているようだ。圭一君はまだ間抜け面を浮かべている。 ソロモンのほうはというと、蒼星石とともに謝罪をし、これまでの経緯を説明し始めた。 次元大介との接触時のほか、他の参加者とうまく交渉をするためであり、信頼できるものには説明する予定だった。 そして、そうでない参加者を場合によっては・・・殺す。たしかに筋は通っている。 だが、それは私たちも交渉の余地が無いなら殺す。そういうことを意味している。 私は今殺し合いに乗ってないからよかったものの、ソロモンと蒼星石は私の『敵』になるかもしれなかったのだ。 「こんなことをしている人は、レナ信用できないかな?かな?」 「ごめんなさい・・・。ソロモンさんをそんなに責めないで、協力した僕のほうこそ悪いんだ。」 「そういう話じゃないかな?かな?ソロモンと蒼星石はレナ達を騙して殺そうとしてたかもしれないんだよ。」 そう言うが私はコンバットナイフを構えて戦闘態勢を取る。そして目の前のソロモン達も・・・ 「みんな、やめろ!やめてくれ・・・ なんでこんなことするんだよ!俺達は殺し合いをするんじゃねえ!惨劇を止めるために居るんだろうが!」 さっきまで馬鹿みたいに呆けてた圭一君が私達の前で盾になる。ああ・・・邪魔だ邪魔だ。 圭一君が私のほうに向き直る。 「レナ、俺は言った!信頼できる仲間を探そうって レナはソロモンさんを信用できないかもしれない。でも俺はちゃんと謝罪して説明してくれたソロモンさんは信用できるッ! この人は殺し合いなんてしない!俺がそれを保証するッ!!! だからレナは、俺のことだけでいいから信じてくれ!こんなことはもう止めてくれ! 誰かを疑うのはもう沢山なんだよおおおおおおおッ!!!!!!!」 勝手なことを言うだけ言って、圭一君は続ける。 「聞いてくれソロモンさん、次元さん、蒼星石。レナはただ嘘が許せないだけなんだ。 決してあんた達と敵対したくてこんなことを言った訳じゃない、信じてくれ・・・。 もしこれであんた達が怒ったなら俺はいくらでも謝る。 だから、だからそれで気が済むなら許してくれッ!頼むッ!!!!」 沈黙は一瞬、私は・・・・・・大好きな圭一君に従うことにした。 「ごめんなさい、ソロモンさん、次元さん、蒼星石ちゃん。」 私が戦闘態勢を解くと同じく、ソロモン達も戦闘態勢を解いた。 それから私達は許しあい、疑わない、嘘は付かないということ誓うことにした。 とんだ茶番だ。 でも圭一君の真剣な表情の手前、無碍には出来ない。だから私は圭一君の望みに従う。 次元さんはそういうのが嫌いらしく、後ろのほうで苦笑を浮かべてぶつくさすまんね、とか言っていた。 次元さんは正しい。圭一君がどれだけ弁解しようとこの男、ソロモン・ゴールドスミスのことは信頼なんか出来ない。 協力した蒼星石は嘘は付いてる様子は無いが、この男との協力関係から信頼できる要素は薄い。 そういう意味では次元さんだって信頼できない。しかし信頼できないことは信頼できる。それだけは確かだ。 その後、信頼の証として支給品を含めた手の内を全て見せあうことにする。圭一君が支給品の食料を取り出す。 そういえばお腹がすかないかという圭一君の発言から、みんなで朝食を取ろうということになった。 そして私達は落ち着いて食事が出来る教室に移動し、談笑しながら食事を取る。 圭一君はまるで雛身沢に帰ってきたみたいに面白おかしく場を盛り上げて楽しく食事をしていた。 何も気が付いてない圭一君だけが。 それから私達は今後のことについて話し合い、人が集まりそうな市街地に向かうことに決めた。 この辺りには人が居ないのは私たち自身の情報交換から明らかであり、私達5人の知り合いが向かいそうな施設。 ここから近い病院、図書館、映画館を探索することに決めた。 「それじゃあ、早速行こうぜ。善は急げだ!」 圭一君はやはり屈託の無い笑いでみなを引っ張るように我先にと歩き出す。 本当に圭一君は分かってない。ああもう・・・・・・イライラするなぁ・・・。 「待って、圭一君。提案があるの」 「ん?レナ、なんだ?」 私は圭一君に鉈とナイフを交換してくれと頼んだ。 かぁいいものがあったらぜひ自分の手で掘り出したい。そんな風に誤魔化して交換した。 信頼できるものが少ない今の状況下では、せめて武器ぐらいは信頼の置ける鉈にしたい。 圭一君はナイフを片手に、意気揚々と進み、遅れて蒼星石が歩き出す。 それ意外は、・・・・・・動かない。 「どうしました?レナさん」 「ソロモンさん、私は後ろから圭一君のことを見ていたいから、先に行ってくれませんか?」 「・・・一つ言っておきたいことがあります。」 「何なのかな?かな?」 「僕のことを疑うのは構いません。しかし小夜に何かするつもりなら、容赦はしませんよ。」 「それなら私だって同じ、圭一君や私に何かするなら容赦しない。」 真剣な表情を見せたソロモンはやり取りを終え、ヤレヤレと言った様子で歩き出す。 他にも言いたいことはあったが圭一君との約束の手前、あまり不振なやり取りは出来ない。 最後に残った次元さんにも声をかける。 「悪いな嬢ちゃん、自分も前を歩きたい気分じゃないんでな。」 「信頼できない、って言ってもいいんですよ。」 「そう言われると弱いなぁ・・・」 やり取りが終わり、私と次元さんは最後尾から互いの距離を開けて歩き出す。 これがお互いの距離、信頼できないもの同士のね。 状況を確認しろ、レナ。 信用できるのは私と圭一君だけだ。 圭一君はさっきからイライラすることばかりやってるけど、私を騙そうなんて気は微塵も感じられない。 だからこそ圭一君に先頭という目を頼み、私は後方から監視する。 信頼できないのはこの三人、特にソロモン・ゴールドスミス、そして蒼星石。 特にこの二人は要注意であると頭に叩き込む、手は割れたとはいえいつでも裏切ることは出来る。 先ほどのやり取りから、ソロモンが何を考えているのかよーく分かった。 音無小夜、ソロモンの最愛の人。ソロモンの表情からも容易に存在の重要性が分かる。 ソロモンが私達を騙そうとしたことの理由が、ようやく推理可能になる。 音無小夜を生かす為に邪魔な存在を騙し討ちで排除し、優勝する。自然な考えだ。 しかしこの考えでは、蒼星石の存在がキーとなっている。 ソロモンが蒼星石を騙しているのか?それとも蒼星石とは互いに守るべきものの為に協力している? 蒼星石との情報交換から考えるに後者の可能性が高い、 だが、いずれにしろ決定的なキーを得る機会は無い。今この状況下でこちらから動くことは難しいだろう。 圭一君を裏切れば、それこそ私がみんなから責められてもおかしくない。それでは駄目なのだ。 私がこれからすべきことは裏切りの証拠を押さえ、速やかに敵となった存在を排除する。 本当は次元さんも信頼が置けないのだが、次元さんも胸中は実のところ一緒のようである。 ソロモン達が信用できない。そういう意味で私達の利害は一致している。この線だけは部分的に信頼できるといっていいだろう。 本当は次元さんの後ろを歩きたかったが、この状況下でこれ以上の贅沢は望めない。 しばらくは、相手の出方を見続けるしかないだろう。私が気を抜いてはいけないのだ。 クールになれ、クールになるんだ竜宮レナ。もう二度と"いやなこと"は起こさせない。 状況の確認、行動方針の確認を私は終えた。 やはり、圭一君は甘い。この状況下がどれだけ危機的か分かっていない。 情報交換をして分かったことから、私達のような普通の中学生では漫画の世界に出てくるようなやつらには敵わない。 圭一君がべらべら喋ってしまったから、もうハッタリなんて使えるわけが無い。 ソロモンが嘘を付いているかもしれないが、他に違和感は無かった。 完全に信頼できるわけじゃないが、あの青狸の存在からして、普通では及ばないような存在が居ることは間違いない。 それを考慮に入れれば、ソロモンは強力な力を持ち、もしかしたら私達が束になっても敵わないかもしれない。 ああ、危機的だ危機的だ。考えること、やることはまだまだ沢山ある。 巨大な力を持つソロモン、蒼星石達ローゼンメイデン どうやって尻尾を掴む・・・敵はどこだ、敵はどこだ、敵はどこだ・・・・・・。 ああ疲れる、圭一君は本当に何も考えてなくて本当に気楽そうだ。 そんな私のことを気遣ってくれない圭一君の様子が、私のイライラに拍車をかけていた。 鉈を掴む手に力が篭もる。見てろ・・・私は絶対にお前達なんかに屈しない。 圭一君に手を出してみろ・・・・・・。おまえたちがどんなバケモノだろうと、一撃で叩き割ってやる。 一撃で駄目なら、*ぬまでバラバラにしてやる・・・・・・。 圭一君が教えてくれたオヤシロ様の奇跡は、私が絶対に守るんだから。 【B-2周辺・一日目 午前】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 正常 [装備] コンバットナイフ [道具] 支給品一式(水食料一食分消費) [思考・状況] 1 仲間と一緒に市街地へ向かう 2 マーダーと出会ったらレナを守る。殺すことに躊躇はあるがやる時はやる覚悟。 3 レナが心配。 基本:5人で行動し、知り合いを探しながらゲームの脱出方法を探す。 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 疑心暗偽による不信、祟りへの恐怖、苛立ち、発症? [装備] 鉈@ひぐらしのなく頃に [道具] 支給品一式(水食料一食分消費) [思考・状況] 1 魅音、沙都子、梨花との合流、ゲームの脱出。雛見沢に戻って、オヤシロ様に謝る。 2 『敵』は速やかに殲滅する。『敵』の存在を警戒する。 3 出会う人が仲間になるか見極める。自分の判断でダメだと思ったら、可能な限り殺す。 4 もしも脱出が不可能なら……? 基本:圭一に従い5人で行動する。ソロモンと蒼星石を特に警戒し、真意を探る。 【ソロモン・ゴールドスミス@BLOOD+】 [状態]:健康、竜宮レナを強く警戒 [装備]:レイピア [道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、白衣、ハリセン、望遠鏡、ボロボロの拡声器(運用に問題なし) [思考・状況] 1:音無小夜と合流し、護る 2:他4人の知り合いを探す 基本:5人で行動する。 【蒼星石@ローゼンメイデンシリーズ】 [状態]:健康、竜宮レナを警戒 [装備]:朝倉涼子のコンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱 [道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、リボン、ナイフを背負う紐、双眼鏡(蒼星石用) [思考・状況] 1:翠星石と合流し、護る 2:他4人の知り合いを探す 基本:5人で行動する。 【次元大介@ルパン三世】 [状態]:健康、竜宮レナを特に警戒する他、3人も警戒。 [装備]:.454カスール カスタムオート(弾:7/7)@HELLSING ズボンとシャツの間に挟んであります [道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、13mm爆裂鉄鋼弾(35発)@HELLSING [思考・状況] 1:とりあえずソロモン達についていく 2:ルパンを探す 3:殺された少女(静香)の友達と青い狸を探す 4:ギガゾンビを殺し、ゲームから脱出する 基本:こちらから戦闘する気はないが、向かってくる相手には容赦しない。 時系列順で読む Back 嘘も矛盾も Next たとえ道が見えなくとも 投下順で読む Back 親友を失った悲しみと、愛する人を失った悲しみ Next D-3ブリッヂの死闘 94:井の中のふたり 前原圭一 144 Birth&death 94:井の中のふたり 竜宮レナ 144 Birth&death 115:Pernicious Deed! ソロモン・ゴールドスミス 144 Birth&death 115:Pernicious Deed! 蒼星石 144 Birth&death 115:Pernicious Deed! 次元大介 144 Birth&death
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【登録タグ Osanzi S VOCALOID 初音ミク 曲】 作詞:Osanzi 作曲:Osanzi 編曲:Osanzi 唄:初音ミク 曲紹介 Osanzi氏の44作目。 イラスト・動画等も全て本人が手掛ける。 歌詞 (YouTube動画概要欄より転載) 私たちの秘密 そう曖昧だけど歪 嘘と本当の比率 ねぇ 君もシテるでしょ?事実 残渣を濾した甘い嘘 疾しさすら薄れもう謙虚 恋慕 愛を 越えたシフト 狡猾なキスでそう挨拶 私と君との関係 慢性に残命し酸性で安定 白い嘘は実り晩成 軟性で達成し実際は短命 そそり芝居 作家の印税 尊栄に前傾で冷静に会計 芯の崩れたこの一貫性 造言の判定で惜しくも陽性 まだ気づいてはダメよ 優しい嘘で 包み周到なキスの口留 だから目を瞑っていてよ 誰にも言わないで 得意でしょ 強がって Secret Lie 雲の細くたなびきたる史実 虚像で収差しズレた視軸 問うのは野暮とボカした本質 唇 重ね伸ばす期日 ロールプレイで空嘘 そういう関係君的アウト? 確保 逮捕 錯誤 尺度 図ってあげるわ 曖昧にぼやけたこの問題 実際 寛大な見解で塩梅 幼稚な愉悦でそう振る舞い 嘘が演題で愛が顕在 矛盾した2つの狷介 心外に点在しもう難題 目を逸らすなんてもう論外 君もそうなんでしょ ねぇ大体 まだ気づいてはダメよ 悲しい顔で慰めなんて妄想は不躾 だから目を瞑っていてよ 誰にも言わないで 得意でしょ 強がって Secret Lie コメント 名前 コメント
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DEAD OR LIE DEAD OR LIE アーティスト 黒崎真音 発売日 2016年8月17日 レーベル NBC デイリー最高順位 7位(2016年8月18日) 週間最高順位 9位(2016年8月23日) 月間最高順位 33位(2016年8月) 年間最高順位 251位(2016年) 初動売上 4465 累計売上 6640 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 DEAD OR LIE ダンガンロンパ3 ED 2 Brand new,Standing wings ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 8/23 9 新 4465 4465 2 8/30 ↓ 1163 5628 3 9/6 520 6148 2016年8月 33 新 6148 6148 4 9/13 267 6415 5 9/27 225 6640 ダンガンロンパ OP 前作絶望編 希望編 次作 カミイロアワセbinaria DEAD OR LIE 関連CD Recall THE END Gravitation
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【登録タグ 2013年 CD CDT MEIKO MineK MineKCD T VOCALOID 全国配信 曲】 + 目次 目次 曲紹介 音楽配信曲目 歌詞 コメント 作詞:MineK 作曲:MineK 編曲:MineK 唄:MEIKO 曲紹介 MEIKO生誕祭2013で発表された作品。 好きになるほど疑ってしまう…そんな気持ちを書いた曲です。 イラストはかの氏が担当。 KARENTレーベルよりダウンロード販売が行われている。MEIKO9周年記念企画で配信された作品の1つ。 音楽配信 前作 今作 次作 Let s play the Music! Truth and Lie Power of the Beat 流通:配信 発売:2013年11月5日 価格:¥150 レーベル:KARENT ジャケットイラスト:かの iTunes Storeで購入 曲目 Truth and Lie (feat. MEIKO) 歌詞 (Truth and Lie)キミの本当の心はどこにあるの? (Truth and Lie)その無邪気な笑顔はボクだけのものなの? (Truth and Lie)キミを見ているだけでふと 笑顔になれるから (Truth and Lie)疑うなんてできない それはTruth and Lie? 恋愛なんていつでも気分次第 大切なのはその場の雰囲気と少しばかりのトキメキ 「I love you.」言葉にしなきゃ何にも解らない プライドよりももっと大切な感情があるんじゃないの? (Truth and Lie)キミの本当の心はどこにあるの? (Truth and Lie)その無邪気な笑顔はボクだけのものなの? (Truth and Lie)キミを見ているだけでふと 笑顔になれるから (Truth and Lie)疑うなんてできない それはTruth and Lie? 恋愛はチャンスだと思ってるの? 大切なのは自分自身の意思で選んで決める事 「I think of you.」いつでも愛されたいと思う気持ちと 嫉妬心をコントロールする事が必要かもね (Truth and Lie)ボクの本当の心はどこにあるの? (Truth and Lie)その真っ直ぐな瞳を信用してもいいの? (Truth and Lie)キミと話してるだけでふと 笑顔になれるから (Truth and Lie)疑うなんてできない それはTruth and Lie? (Truth and Lie)キミの本当の心はどこにあるの? (Truth and Lie)その無邪気な笑顔はボクだけのものなの? (Truth and Lie)キミを見ているだけでふと 笑顔になれるから (Truth and Lie)疑うなんてできない それはTruth and Lie? コメント 名前 コメント
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作詞:MineK 作曲:MineK 編曲:MineK 歌:MEIKO 翻譯:yanao 基於相互尊重,請取用翻譯者不要改動我的翻譯,感謝 Truth and Lie (Truth and Lie)你的真心到底是在何處呢? (Truth and Lie)那無邪的笑容是只屬於我的嗎? (Truth and Lie)只是看著你 就會馬上破顏而笑 (Truth and Lie)無法去懷疑你 那就是Truth and Lie? 戀愛什麼的總是依照當下心情 最重要的就是現場的氣氛和一點點的悸動 「I love you.」不化作言語就什麼也不了解 不是有比自尊更加重要的感情嗎? (Truth and Lie)你的真心到底是在何處呢? (Truth and Lie)那無邪的笑容是只屬於我的嗎? (Truth and Lie)只是看著你 就會馬上破顏而笑 (Truth and Lie)無法去懷疑你 那就是Truth and Lie? 你覺得戀愛是種機會嗎? 最重要的其實是靠自身意志選擇和決定啊 「I think of you.」去控制無論何時都想要被愛的心情 和忌妒心或許可說是必要的吧 (Truth and Lie)你的真心到底是在何處呢? (Truth and Lie)可以去相信那直率的眼神嗎? (Truth and Lie)只是和你說話 就會馬上破顏而笑 (Truth and Lie)無法去懷疑你 那就是Truth and Lie? (Truth and Lie)你的真心到底是在何處呢? (Truth and Lie)那無邪的笑容是只屬於我的嗎? (Truth and Lie)只是看著你 就會馬上破顏而笑 (Truth and Lie)無法去懷疑你 那就是Truth and Lie?
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にほんハムライターズ【日本ハムLIEターズ】[名詞] 「日本ハム」社がスポンサーをしているもうひとつの球団を超えるほどの球団。 特に、多彩な変化球「偽装」で、消費者を惑わすことを得意としたピッチャーが多数在籍する、強力チーム。 ただ、あまりに知略の得意なチームメイトたちが揃い過ぎて、監督にチーム内の実状が伝わらないことがあり、そこが最大の弱点。
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Big Lie Game Big Lie Game(以下BLG)とはシャイン氏主催のゲームである。 『大嘘ゲーム』というタイトルからもわかるが、このゲームは裏切りを信頼がテーマとなっている。 うごメモ版ライアーゲーム史上最高参加人数で行われた。 管理人としては裏切りと絆の重要性を見せつけられた 詳細 2011年8月6日 開幕 2011年12月15日 閉幕 参加資格:特になし 参加人数:515名(歴代1位) 優勝者:★けんや★ ゲームについて BLG第1回戦 BLG第2回戦 BLG第3回戦 BLG敗者復活戦 BLG第4回戦 BLG第5回戦 BLG第6回戦 BLG敗者復活戦2 BLG準決勝 BLG決勝