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INTERVAL(データ型) ・日付データを操作するためのデータ型 ・きめ細かなデータを用いた日付データの加算、減算が可能。 使い方 ・年と月による間隔を表す。 INTERVAL 2-6 YEAR TO MONTH → 2年6ヶ月 INTERVAL 12 MONTH → 12ヶ月 ・日と時間、分、秒による間隔を表す。 INTERVAL 5 10 20 4.2345 DAY TO SECOND → 5日10時間20分4.2345秒 INTERVAL 10 5 DAY TO HOUR → 10日5時間 INTERVAL 7 3 30 DAY TO MINUTE → 7日3時間30分 INTERVAL 6 15 30.234 HOUR TO SECOND → 6時間15分30.234秒 ・加算のサンプル START_DATE = 2005/12/12 12 30 05.34500 SELECT start_date + INTERVAL 10 10 HOUR TO MINUTE time FROM ・・・ → time = 2005/12/12 22 40 05.345000000
https://w.atwiki.jp/marchetype/pages/40.html
interval (時間の)間隔, 隔たり, 合い間, 休止期間 an interval of two years 2年という隔たり sunny [bright] intervals 晴れ間 after a long [a short] interval 久しぶりに[ほどなく] at weekly [10 minute, half-hourly] intervals 1週間[10分, 半時間]ごとに at regular intervals ひんぱんに;等間隔に Trains come at frequent intervals. 列車はひんぱんに来る.
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「うし、そろそろ行こうぜ」 学校の門の前に四人の人間がいた。 人吉善吉は朝焼けの空を見上げて。紅葉知弦は髪を掻き上げて何時も通りの顔で薄く笑い。 十六夜咲夜は手に持つミセリコルデをくるくると回し。睦月透真は咲夜の手遊びを危ないからやめろとぶつぶつと呟き。 「ええそうね。いつまでもここに留まっている訳にはいかないもの」 後ろにある学校に別れを告げる。誰もがこの島にいる友達、仲間、家族を捜す為に。 この学校に閉じこもり、安全という殻に逃げることもできた。籠城していれば生存確率も上がる。 最も、禁止エリアに指定された場合は移動する他ないのだがそれでも安全という面から見ても十分なメリットとなる。 だが、全員それを拒否した。安全の殻の外への脱却を選んだのだ。 情報の交換と軽い食事を済ませてから四人は学校を立つことに決めた。 なぜか情報交換がスムーズに行われたことに誰も気づきはしなかったのではあるが。 「……本当に一人で行くのか」 「まあね、私は単独行動の方が性に合うし。それに一人探したい人もいるし」 「だったら全員で固まって行動して捜せばいいだろ」 「それは効率的じゃないわ。別れて捜した方が誰かと会う確率も跳ね上がる」 そして四人の中でただ一人咲夜は単独行動をすることを望んだ。 表向きは捜したい人がいると説明されたが、透真は何となくではあるけれどその理由に何処か違和感を感じていた。 はっきりとしたものではなく薄ぼんやりとした半ば勘のようなものであった為に言及こそはしなかったが。 「そんな心配そうな顔をしなくても大丈夫よ、私はそれなりに強いから」 最後に軽く笑って咲夜は透真達とは反対の方向へ歩を進め始めた。手をひらひらと適当に振って咲夜は朝焼けの街へと消えていった。 「大丈夫だろうか……」 「きっとまた会えますって、みんな無事でね」 「心配なら付いて行ってあげたら? 別に無理して別れなくてもいいでしょうに」 「いや、いいさ。人吉の言う通りきっとまた生きて会える。俺達はこんな所で死んでられないしな。早く知り合いとも会いたいし」 「そうね。アカちゃん……今頃泣いてないといいんだけど。でもそれはそれで興奮するわね……ふふっ」 「……はは、とにかく行こう。立ち止まっている暇はない」 最後に透真は力強く言い捨てて、咲夜とは反対の方高へと足をすすめる。 願わくは知り合った人々がみんな後腐れなく帰れる未来を。 それぞれがこの先を絶対に生き残ってみせると誓って。 こうして三人は学校に別れを告げた。 ◆ ◆ ◆ 学校の別れから数分後、咲夜は思考の海に身を沈めていた。 (さて、と。一人になれたことだし落ち着いて考えましょうか。 今、私が置かれている状況について。私、十六夜咲夜は殺し合い――バトル・ロワイアルとかいうゲーム……まあ異変ね。 それに巻き込まれている。巻き込まれたのは私、美鈴、香霖堂の店主というおかしな人選、これはミスじゃないのってぐらいおかしいわね) そう、この場には重要な人物がいない。異変を解決する役割を持つ博麗の巫女、博麗霊夢がいない。 加えて、それに追従するかのように異変に対してよく首を突っ込む霧雨魔理沙もこの島には呼ばれていないのだ。 これはなぜか。その代わりというのだろうか、森近霖之助がこの島にいることには特段に違和感を覚える。 彼は元々弾幕勝負も異変解決もしないしがない道具屋の店主であるはずだ。それが何故ここにいるのか。 (これについてはあの郷田って奴の趣味ってところかしらね、まあこれは考えたってわかることではないから保留。 次にこの四次元デイバック。こんな芸当ができる奴には心当たりがありすぎる) 咲夜が持つデイバッグは幾らでも入る。学校の探索時に使えそうなものをひょいひょいと入れる作業を何度も繰り返したがまるで重さは変わらない。 最初に持った時と変わらない重さを維持し、形も変容しない。こんなものを作ることが出来る人物は一人しかいない。 (八雲、紫) 「境界を操る程度の能力」を持つ幻想郷の支配者とも言える存在。紫がこの異変に関わっているならば全員を連れてくることだってあっという間に出来る。 四次元デイバックも彼女が操るスキマの応用ということで決着はつくし、自分の時を止める程度の能力がかかりにくい理由も博麗大結界を応用して制限されたのだとしたら納得がいく。 彼女が関わっていると疑う理由には十分すぎるぐらいにピースが揃っている。 (ああ本当に厄介……彼女が関わっているとなるとこの島からの脱出も容易じゃない。脱出できたとしてもスキマでまた落とされるのがオチね。 八方塞がりってやつか、もうどうして私が呼ばれたのかしら……) 呼ばれる理由は、あるかもしれない。それでも理不尽だと咲夜は思う。元々殺人なんて好いてはいないし、そこまで狂人に落ちた覚えもない。 だとしたら胸によぎる感情はやはり不満。意味もなく異変に参加させられているという屈辱。 (この首輪についてもあまり好ましくないわね。私、機械に強くないし。これについては誰か詳しい人でも捜すしかない。 香霖堂の店主辺りが詳しければ助かるのだけれど) 咲夜は一旦思考を打ち切り、肩を回す。身体全体にのしかかる疲労感が動きを鈍くする。 未だに戦闘こそしていないが常に緊迫したこの島では心を落ち着かせることはできない、そう認識していた。 「こんなにも綺麗な空なのに……憂鬱だわ」 青とオレンジが入り交じった朝焼けの空を見上げる。 空は思わずため息をつくぐらいに綺麗で、残酷だった。 「そういえば、あの時計塔の地下にあった大きな門は……何だったのかしら。人吉は時計塔は知ってるけど門は知らないって言うし。 あの数字入力の板に関してもまあ、今はどうでもいいか。入力しても何も変化はなかったから考えても無駄でしょう」 門の向こうに待っている未知の世界はまだ開かれない。 あるのは手がかりか、それとも罠か。この時の四人は何もわからなかった。 まだ全員が運命に操られている“駒”の分際にすぎない。 それでも、この先に未知があるのだとしたら。きっと世界は変えられる。 ――――だけど、それも“既知”なんだよ。残念なことにね。 【I-7高校/一日目・早朝】 【睦月透真@操り世界のエトランジェ】 【状態】健康 【装備】 【持ち物】 支給品一式(食料、水をいくらか消費)、不明支給品1~3、学校の治療用具 【思考】 基本:殺し合いには乗らない。 1.冥、蒼蓮との合流。山田は……あまり気は進まないけど。 【人吉善吉@めだかボックス】 【状態】肉体疲労(小)、右肩に刺突痕右肩上に切り傷(両方治療済み)、決意 【装備】左手用リボルバーナックル@魔法少女リリカルなのは 【持ち物】 支給品一式×3(一つは食料、水をいくらか消費)、スタンガン、アーマライト AR18(使用不能)、予備マガジン×3(アーマライト AR18)、 クロスボウ、竹内理緒の不明支給品1~2(銃に立ち向かえる武器はない) 【思考】 基本:堂々とめだかちゃんに会うために殺し合いには乗らない 1.黒神めだかと無事に合流したい。 【紅葉知弦@生徒会シリーズ】 【状態】健康 【装備】 【持ち物】基本支給品(食料、水をいくらか消費)、不明支給品1~3 【思考】 基本:殺し合いは乗らない、生徒会のメンバーが死んだら? 1.生徒会メンバーの捜索、合流。 2.アカちゃんが心配。でもアカちゃんの泣いているとこならちょっと見たいかも。 【十六夜咲夜@東方Project】 【状態】健康 【装備】ミセリコルデ 【持ち物】 支給品一式(食料、水をいくらか消費)、不明支給品0~2、高校探索で手に入ったもの(後の人に任せます) 【思考】 基本:今は乗らない。 1.香霖堂の店主、美鈴との合流。 2.この異変に八雲紫が関わっている? 3.学校の地下にあった門についての疑問。 Back たったひとつの冴えないやり方 時系列順で読む Next [[]] Back たったひとつの冴えないやり方 投下順で読む Next [[]] Back 狂語‐クルイガタリ‐ 睦月透真 Next Interval Back 狂語‐クルイガタリ‐ 十六夜咲夜 Next Interval Back 狂語‐クルイガタリ‐ 人吉善吉 Next Interval Back 狂語‐クルイガタリ‐ 紅葉知弦 Next Interval
https://w.atwiki.jp/bemanimusicwiki/pages/1635.html
曲名 The Fourth Interval ザ フォース インターヴァル アーティスト名 浅田 靖 BPM 110 初出 GITADORA Tri-Boost Re EVOLVE 収録作品 GFDM Tri-Boost Re EVOLVE~ 音源収録 オリジナル GITADORA Tri-Boost Re EVOLVE Original Soundtrack 難易度の変遷・総ノート数 GITADORA GuitarFreaks DrumMania作品 DRUM GUITAR BASS BSC ADV EXT MAS BSC ADV EXT MAS BSC ADV EXT MAS Re EVOLVE 2.95 4.40 5.55 8.00 1.75 3.90 5.75 7.80 1.60 3.60 5.50 7.90 Matixx 3.05 4.60 5.85 8.20 2.05 4.10 6.20 8.60 2.10 3.85 6.05 7.80 EXCHAIN 3.35 4.95 6.30 8.50 2.15 3.80 6.15 8.80 2.60 3.75 6.10 7.95 ノート数 279 579 770 1098 193 301 448 523 182 306 495 501
https://w.atwiki.jp/2ch_aa_rpg/pages/113.html
【作品名】True interval 【作者】青ジエン◆ykcsctyydk 【配布先】 第4回紅白モナーRPG合戦 http //space.geocities.jp/monarpg_kouhaku4/ 【使用ツール】 RPGツクール2000 ■作品解説 ■ストーリー ■主要キャラクター <ツェルディス> 主人公。武器はアサルトライフル。 シーリィ、モラネクト、ギルアースもツェルディス隊のメンバーのはず。 -- 名無しさん (2021-02-02 14 26 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/43265.html
【検索用 Intervalofclouds 登録タグ 2005年 I MIRIAM VOCALOID kaya shu-tP 曲 曲英】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:kaya 作曲:kaya 編曲:kaya・shu-tP 唄:MIRIAM 曲紹介 曲名:『Interval of clouds』(いんたーばる おぶ くらうず) 希少なMIRIAM使用楽曲。 2005年4月に制作した当時の音源そのままとのこと(投稿者コメントより)。 歌詞 (動画より聞きおこし) ★Interval of clouds... Interval of clouds... (★Repeat) コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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True intervalに関することはこちら Q.そもそもTrue intervalってどんなゲーム? A.トゥルーインターバルズの精鋭部隊であるスペシャルズの話です。 全角を喋るツー種の主人公の戦いを描いた物語でもあります。 はたして彼らは平和を取り戻すことができるのか。 Q.クロオバにはどう関わってんの? A.トゥルーインターバルズとその面々がある島で敵との戦いを繰り広げます。 また、ツェルディスは欠片も手に入ります。 Q.長さや難易度はどんな感じ? A.そこそこの長さのある短編です。 ボスが硬かったり回復ポイントが若干不足したりと難易度はやや高め。 雑魚敵は倒したほうがいいかもしれません。 Q.おもしろいの? A.文章がノーウェイト一括表示でストレスレスだったり演出をがんばってるところが好印象な作品です。 反面突っ込みどころは多く文章が時々意味不明になるのが難点ですが。 そういったところに目をつぶれるかが勝負の鍵です。 Q.ツェルディスは最終的にどうなったの? A.不明ですので想像するしかありません。 クロオバ内も然りですがそれは後の走者次第とも言えます。 その他質問があればページ編集するか↓へ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ver 曲名 アーティスト BPM V5 FORCE Interval Build 96 132 難度・パート GUITAR BASS NOVICE 2.80 2.90 REGULAR 6.40 6.60 EXPERT 8.80 7.80 MASTER 9.40 8.90 攻略・コメント 譜面指定については【EXP-G】など文頭に指定をお願いします。推奨オプションに関しては理由付けもお願いします。 【MAS-G】2連主体だったEXP-Gとは違い、曲のアクセントに合わせて押す-離す -- 名無しさん (2011-10-16 07 26 04) •【MAS-G】2連主体だったEXP-Gとは違い、曲のアクセントに合わせて押す-離すを繰り返す譜面となっている。また、単色と2色が混ざっているのも難易度を上げている原因。中盤発狂の出口の2連をダウン→アップで取るとOP地帯の拍の頭とダウンピッキングがズレてしまうので、あらかじめアップピッキングからオルタに入り2連をアップ→ダウンと通常とは逆で処理するとその後の拍の頭がキッチリ合う。曲をしっかり聞き込んで覚えてしまうのもいいかもしれない。 -- 名無しさん (2011-10-16 07 30 44) 2つ↑を途中で間違えて投稿してしまいました。申し訳ありません。管理者様気付いたら削除をお願いします。 -- 名無しさん (2011-10-16 07 32 16) 名前 コメント
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interval ◆ysja5Nyqn6 01/ 不可視の戸惑い キャスター――シアン・シンジョーネが学園に侵入したころ、間桐桜はある場所を調べていた。 桜が山小屋から移動した、という訳ではない。彼女はキャスターから蟲を数匹借り受け、使い魔のようにして視覚を飛ばしたのだ。 そして桜が蟲たちを使って調べている場所は、三ヶ所。その内の一つ目は、裁定者のいる教会だった。 桜が教会を調べようと思った理由は単純だ。 本来の冬木市においてその場所は、街を管理するセカンドオーナー――遠坂の魔術師が居を構えていた場所だからだ。 冬木市にはもともと、新都側に教会がある。それも、聖堂教会から派遣された監督役の住まう教会だ。普通に考えれば、裁定者たちの拠点としては相応だろう。 ……だが裁定者たちは、態々遠坂邸の在った場所に割り込むように新たな教会を立て、拠点としている。 ――――その理由は何なのか。 自分たちが聖杯戦争の管理者であると印象付けるためか。新都の教会と同じ霊地であり、また聖杯戦争の舞台である冬木の街の中央に近いからか。それとも他に何か理由があるのか…………。 その思考を、桜はすぐに放棄した。自身の役割はあくまで情報を集めることで、集めた情報を扱うのはキャスターだと判断しているからだ。 ……だからたとえ、得た情報に自分と深い因縁があったとしても、自分とは何の関係もないのだ。 桜はそう自身に言い聞かせ、蟲たちの感覚を共有しながら、慎重に教会を調査していた。 ――――そうして特に何かを得ることもなく、教会の調査は終わった。 蟲の感覚は鈍い。共有しているためか、比較的マシな視覚を含めてみても、それほど異常な点は見当たらなかった。 ただ、魔に属する蟲たちが、聖に属する教会に対して感じているのだろう“嫌な感覚”が伝わってくるだけだ。 内部に侵入すればもう少し詳しく調べられるだろうが、さすがにそこまでする理由はない。 桜は蟲たちの内の一匹を監視用に配置し、そうそうに次の場所へ向かうことに決めた。 その時だった。 街の方角から二つの人影が現れ、教会へと入っていった。 自分と同じ高校生ぐらいと思われる緑髪の少女と、少女よりは年上に見える精悍な青年。 マスターとそのサーヴァントだろう、と予想を付ける。 少女が高校生だとしたら、今の時間はまだ授業中のはずだし、青年からは強い魔力……サーヴァントの気配を感じられたからだ。 ただ、サーヴァントのクラスは判らなかった。キャスターの補助を得るか、直接視認すれば判別できたかもしれないが、蟲の眼だけからでは難しい。 少しして、少女たちは教会から出てきた。 何の目的で裁定者を訪ねたのかはわからないが、その様子からしてあまり芳しくはなかったようだ。 彼女たちは少し会話をすると、早々に教会を離れていった。 会話の内容はよく聞こえなかったが、特に興味は惹かれなかった。今必要なのは、彼女たちが教会を訪れたという事実だけだ。 また彼女たちを蟲に追跡させることもしなかった。調べるところは他にもあるし、そもそもキャスターの蟲は長距離の追跡には向いていない。 半日かけて工房に集められた魔力で、制御可能な範囲も多少は広がったが、それもこの教会までが精々だ。自分の意識が離れれば、すぐに制御が効かなくなるだろう。 なので今は、二つ目の場所の調査を優先する。 ――――そうして蟲を飛ばした二つ目の調査地点には、“何もなかった”。 「――――――――」 桜は自分の心が、重く冷え固まっていくのを実感した。 キャスターの事も、聖杯戦争の事も、自分自身の事さえも、何もかもがどうでもよくなってくる。 それをどうにか堪え、“その場所”を調査する。 一見では、誰も住んでいない、古びた廃屋。 そして実際に、ここは何の魔術的価値もない、ただの武家屋敷だった。 自身の記憶との齟齬に、僅かな目眩と吐き気を覚える。 間桐桜にとってここは、温かく開かれた、自分みたい人間でも迎え入れてくれる、日だまりの様な場所だった。 だがここには何もない―――誰もいない。ただ寂しげな、空しい隙間風が吹き抜けるだけだ。 この場所は【A-3】に位置する、本来の冬木市では衛宮邸があった場所だ。 この場所を調査しようと思った時点で覚悟はしていた。 そもそも自分が予選を突破できた理由が、その欠落故だったのだから。 それは予選の時。いつものように予選の日常を演じて(ロールして)いた最中に、ふと思い至ってしまったのだ。 ―――最近、先輩の家に行っていないなぁ、と。 それどころか、ここしばらく彼と顔を合わせた記憶すらなかった。 間桐桜にとっての光の不明。その空白こそが、自分が予選の違和感に気付くきっかけだった。 だからきっと、衛宮士郎はこの聖杯戦争には参加していない。 その事に安堵こそしたが、その不在を実際に目の当たりにすると、胸が張り裂けそうに痛んだ。 ……だから、早く帰らなきゃ。 桜はそう、より強く想った。 たとえそこが地獄であろうと、衛宮士郎がいるというただそれだけで、ここよりも何倍もマシに思えるのだから。 ――――たとえそれが、些細なきっかけで、あっけなく崩れるものだったとしても。 そうして最後に、三つ目の調査地点へと蟲を飛ばす。 その場所はキャスターの制御可能範囲から離れており、自分の意識が乱れれば蟲たちはすぐに制御を失うだろう。 実際こうしている今も、蟲たちからはキャスターの元に戻ろうとする本能のようなものが感じられた。 この状態では、教会の時以上に詳しい調査はできないだろうと桜は判断していた。 だがそこは、教会の建つ場所に本来あるべきものを知るのであれば、必ず調べるべき場所だ。 何しろこの街のセカンドオーナー――遠坂の魔術師が住む家なのだから。 蟲たちが【B-4】にある遠坂邸へと辿り着いた時には、時刻はもう夕暮れへと差し掛かっていた。 キャスターもそろそろ、学園のマスターと接触している頃だろう。となると、そう遅くない時間で戻ってくるはずだ。手早く調査を進めるとしよう。 遠坂の家には、やはりと言うべきか魔術的な守りが敷かれていた。 つまり、ここにマスターがいる、ということになる。……おそらくは、間桐桜の実の■である“彼女”が。 外部から様子を見る限りでは、屋敷の内部に人の気配は感じられない。とは言っても、蟲の感覚では信用しきれないのだが。 試しに蟲を一匹飛ばしてみたが、屋敷の内部に侵入する前に弾かれてしまった。内部の調査は不可能だろう。 その事だけを確認して、蟲たちを帰還させようとした、その時だった。 強大な魔力の波長とともに、巨大な人影が姿を現したのだ。 夕闇の中に現れたそれは、まず間違いなくサーヴァント。それも宝具のような何かだろう。 少し迷ってから、その巨大な人影に蟲たちを向かわせる。 少しでも情報を、と考えたのだ。 そうして蟲たちが辿り着いた先で見えた光景は、 「――――――――え?」 赤黒い衣装に身を包んだ、おそらくは自らのサーヴァントに殺された、幼い遠坂凛の姿だった。 理解が追い付かなかった。 なぜ、遠坂凛が幼い姿をしているのか。 なぜ、自らからのサーヴァントに殺されているのか。 そしてなぜ、自分はこんなにも―――その事に衝撃を受けているのか。 その、一瞬の意識の空白の間に、蟲たちの制御は離れ、間桐桜の意識は【C-1】の山小屋にある自分の身体へと弾き戻された。 唐突な変化に眩んだ視界に映るのは、古びた木造の屋内だ。もうあの場所の光景は見えない。 だが桜の意識はその事を捉えておらず、あの一瞬の光景を脳裏に移したまま、ただ放心していた。 「桜」 「へ? キャスター、さん……?」 そこに投げかけられた声に、ふと我に返る。 気が付けばキャスターが、目の前で座っていた。 「戻ってきていたんですか。……学園の方はどうでしたか?」 「ああ。首尾はそれなりに上々だ」 そう口にして、キャスターは侵入の結果を報告してくる。 それとこれまでの情報を纏めると、こうなる。 判明した学園内のマスター――暁美ほむら、シオン・エルトナム・アトラシア、ミカサ・アッカーマン、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、以上四名。 同じく学園内のサーヴァント――アーチャー(?)、ランサー、不明、セイバー、キャスター、以上五騎。 それらの内、ミカサ・アッカーマンとランサーとは同盟を結んだ。 暁美ほむらとそのサーヴァントであるアーチャーらしき少女は、ミカサたちが倒したため数から外す。 ケイネスはセイバーかキャスターどちらかのマスターだと思われるが、違う可能性も十分にある。 つまり最低でもあと一人、多くて二人以上、計四人以上のマスターが学園にいる事になる。 キャスターの予想通り、学園には多くのマスターがいたわけだ。 そしてそれらの内、最も警戒すべきはセイバーだとキャスターは言った。 何故ならあの黄金のセイバーは、キャスターの正体を一目で見抜いたからだ。真名までには至っていないようだが、十分警戒に値する。 最悪の場合、こちらの位置を感知され、拠点を攻められることもあり得るだろう。 『待ち』を主体としている自分たちからすれば、それは避けるべき事態だ。 「あのセイバーとの接触は可能な限り避けるべきだろう。少なくとも、浮遊城が完成するまでは敵対するべきではない」 「そう、ですか……」 桜からすれば、実際にそのサーヴァントを見たわけではないため、キャスターが警戒する理由は実感できない。 だが彼女がここまで言うということは、おそらく自分たちにとって天敵になり得るという事なのだろう。 まあもっとも、学園に行くつもりがない以上、桜がそのセイバーに接触することはそうそうないと思われるのだが。 「次に、並行して進めていた命蓮寺の偵察だが、地下に通じる洞窟らしきものを発見した。魔力の流れからすると、おそらくそちらが霊脈の大本だろう」 「……他のマスターの工房でしょうか」 「いや、現状そのようには見えないが、詳しくはこれから調査しだいだろう。場合によっては、その洞窟で浮遊城を作成することもあり得る。 魔力を集めるだけならこの山小屋でも十分だが、浮遊城を作成するのであれば、ちゃんとした霊地の方が効率的だからな。 もっとも、その場合は浮上の際に、地上の命蓮寺も崩壊することになるだろうが」 「……………………」 キャスターのその言葉に、桜は沈黙で答える。 命蓮寺――本来の柳洞寺には、衛宮士郎の友人である柳洞一成ほか多くの住職たちが住んでいた。 こちらの命蓮寺ではどうかは知らないが、柳洞一成が穂群原学園と同様に生徒会長を務めている以上、同じである可能性は高い。 それが崩壊するとなると、当然彼等にも危険が及ぶことになり得るだろう。 桜はその事を少し考え――やはりすぐに放棄した。 間桐桜にとって大切なのは、あくまでも衛宮士郎や藤村大河など、自分と関わりのある人間だ。 そして衛宮士郎がこの聖杯戦争に関わっていない以上、たとえ彼の友人であっても、自分とはあまり関わりのない人間への関心は薄い。 柳洞一成が本人であれNPCであれ、生き残れるのが一人だけならなおさらだ。 「わかりました。ならその時まで、私は情報収集を続けますね」 「……いいのか?」 「ええ、かまいません」 「そうか……。では桜、そちらの首尾を報告してくれ」 「…………。はい」 僅かに考えを巡らせ、桜は蟲たちを使って得た情報を報告する。 教会に訪れたマスターがいたこと。現実で監視していた魔術師の家は廃屋だったこと。セカンドオーナーである遠坂の家に結界が張られていたこと。……そのセカンドオーナーが、既に敗退したこと。 加えてあの場に他にもマスター達がいたことは思い出せたが、遠坂凛の事に気を取られていたため、その姿や人数は覚えていなかった。 なので強い魔力の影響で蟲から意識が弾かれたため、把握できなかったと話した。 対して監視していた魔術師である衛宮士郎と遠坂凛の、自分との関係。そして遠坂凛が自分の記憶にあるよりもが幼かった事は話さなかった。 そう。落ち着いて考えてみれば、学園の名簿で初等部に記載されていた時点で、彼女が幼いことは予想できたのだ。 既に高校生である自分がここにいるのに、小学生の頃の遠坂凛が聖杯戦争に参加していたのかはわからない。 しかし彼女はすでに死んで、そして消えた。ならこれ以上、遠坂凛の事を考える必要はないだろう。 桜はそう自分に言い聞かせ、その事を頭の隅へと追いやった。――――胸の内に残る違和感から、目を背けたまま。 「……なるほどな。つまりこれで、さらに二組の敵が脱落してくれたわけだな」 「二組、ですか?」 「ああ。桜の言った巨大な人影だが、それほどの大きさならここからでも確認できるはずだが、今はもう何も見えん。 場所が裁定者から通達のあった【B-4】であることを考えれば、おそらく既に倒されたのだろう。 このままの調子で、もっと数を減らしてくれると助かるのだがな」 そんな桜の様子に気付いているのかいないのか。キャスターは事務的に、しかしどこか気安くそう口にする。 生存能力ならばともかく、戦闘能力の低い自分たちからすれば、他のサーヴァントたちが勝手に殺し合ってくれるのは助かるからだ。 「協会に訪れたマスター達については、現状放置でいいだろう。教会にも監視用の蟲が付いたことだしな。 それに黄金のセイバーの事もある。今夜十二時まで、このまま休息を取ろう」 「はい、わかりました」 キャスターの言葉に従い、桜は再び眠るように目を閉じた。 全てをキャスターに任せている以上、彼女がそうしようといったのであれば、そうするべきだからだ。 ただその際、今はもういない、幼い姿だった実の姉の事が、再び脳裏を過ぎっていた――――。 【C-1 山小屋/1日目 夜間】 【間桐桜@Fate/stay night】 [状態]:健康 [令呪]:残り三角 [装備]:学生服 [道具]:懐中電灯、筆記用具、メモ用紙など各種小物、緊急災害用グッズ(食料、水、ラジオ、ライト、ろうそく、マッチなど) [所持金]:持ち出せる範囲内での全財産(現金、カード問わず) [思考・状況] 基本行動方針:生き残る。 0. ――――――――。 1. キャスターに任せる。NPCの魂食いに抵抗はない。 2. 直接的な戦いでないのならばキャスターを手伝う。 3. キャスターの誠意には、ある程度答えたいと思っている。 4. 遠坂凛の事は、もう関係ない――――。 [備考] ※間桐家の財産が彼女の所持金として再現されているかは不明です。 ※キャスターから強い聖杯への執着と、目的のために手段を選ばない覚悟を感じています。そして、その為に桜に誠意を尽くそうとしていることも理解しました。 その上で、大切な人について、キャスターにどの程度話すか、もしくは話さないかを検討中です。子細は次の書き手に任せます。 ※学校を休んでいますが、一応学校へ連絡しています。 ※命蓮寺が霊脈にあること、その地下に洞窟があることを聞きました。 ※キャスター(シアン)の蟲を、許可があれば使い魔のようにすることが出来ます。ただし、キャスターの制御可能範囲から離れるほど制御が難しくなります。 ※遠坂凛の死に対し、違和感のようなものを覚えていますが、その事を考えないようにしています。 【キャスター(シアン・シンジョーネ)@パワプロクンポケット12】 [状態]:健康、残り総数:約261万匹(山小屋:260万匹、学園:1万匹) [装備]:橙衣 [道具]:学生服 [思考・状況] 基本行動方針:マナラインの掌握及び宝具の完成。 1. 学園を中心に暗躍する。 2. 桜に対して誠意ある行動を取り、優勝の妨げにならないよう信頼関係を築く。 3. 今夜十二時にもう一度学園の校舎裏に行く。 4. 黄金のセイバー(オルステッド)を警戒。 5. 発見した洞窟の状態次第では、浮遊城の作成は洞窟内部の霊脈で行う。 [備考] ※工房をC-1に作成しました。用途は魔力を集めるだけです。 ※工房にある程度魔力が溜まったため、蟲の制御可能範囲が広がりました。 ※『方舟』の『行き止まり』を確認しました。 ※命蓮寺に偵察用の蟲を放ちました。現在は発見した洞窟を調査中です。 ※命蓮寺周辺の山中に、地下へと通じる洞窟を発見しました。 ※学園のマスターとして、ほむら、ミカサ、シオン、ケイネスの情報を得ました。 また関係するサーヴァントとして、アーチャー?(悪魔ほむら)、ランサー(セルベリア)、シオンのサーヴァント(ジョセフ)、セイバー(オルステッド)、キャスター(ヴォルデモート)を確認しました。 ※ミカサとランサー(セルベリア)と同盟を結びました。 ※ランサー(セルべリア)の戦いを監視していました。 ※シャア・アズナブルがマスターである可能性を聞きました。 ※間桐桜から、教会に訪れたマスター達の事を聞きました。 ※学園の蟲の一匹に、シオンのエーテライトが刺さっています。その事にシアンは気付いていません。 ※【D-5】教会に監視用の蟲が配置されました。 ※C-1の山小屋にいる約二百六十万の蟲に、現在は意識を置いています。 ※C-3の学園に潜伏していた十万の蟲の内、九万匹は焼かれ、残りの一万匹は学園から一先ず撤退しています。 BACK NEXT 123 現実なのに夢のよう 投下順 125 ほんの少しの休息 123 現実なのに夢のよう 時系列順 125 ほんの少しの休息 BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 114a days/bugs disillusion キャスター(シアン・シンジョーネ) 134 Gのレコンギスタ 094 蟲のキャスターは餌を撒く 間桐桜 ▲上へ
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ver 曲名 アーティスト BPM V5 FORCE Interval Build 96 132 難易度 LEVEL NOVICE 4.00 REGULAR 5.70 EXPERT 7.20 MASTER 8.90 攻略・コメント 譜面指定については【紫】など文頭に指定をお願いします。 名前 コメント