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Center is very Danger --Lv 2-- 「崩れちまったZE………まだ中に誰かいた気がするZE………」 ホテルが崩れ、瓦礫だらけとなっていた。 もう人が休憩するような場所じゃない。 既に建物ですらない状態だ。 「幾つか人数がいませんね………。そういえば寝室に忘れてしまいましたね。 慌てて忘れてしまいましたよー」 思い出したかのようにスパークが言うが、 それを聞いた修造はおいと言ってスパークに話をした。 内容は今さっき言った言葉のことであった。 いかにも知っていてわざと忘れたように聞こえたらしく、 修造はそれを指摘し、説教した。 スパークは聞いてる間にどんどん修造に対しイライラしてくる。 (我ヲ呼ベ ソウスレバオ前ハ―――) (この声は………破壊神か?) (ソウダ。我ガ名ハ破壊神スパーク) スパークの中では破壊神が言葉をささやいていた。 徐々にスパークの中の破壊神は精神を支配していたのだった。 だからあの時にTDNに毒キノコを普通に与えることが出来た。 破壊神はすべてを破壊することを考えるのみ。 味方など関係無しに破壊尽くすのである。 「聞いてんのかぁっ!?」 修造の説教は聞いてない。 今は―――俺は破壊神と会話してるんだ。 そうか………俺は………。 俺は生き残ることを一番に考えるべき………。 破壊神として………参加者もゲームもすべてを破壊しなければならない? その為に我に身体をかせ………? 「………ちっ、今回だけは許しておくけどなっ!! 絶対にこんな態度とるなよっ!?」 「ウルサイ………」 「あっ………?」 トーンの低い声が響いたかと思うと………。 その瞬間に修造の身体は遠くへとぶっ飛んでいた。 近くにいた魔理沙も異変に気付き、言葉をかける。 ………が、味方でも破壊しなければならない。 そういう気持ちに変化したスパークに魔理沙はどうでもいい。 ただ破壊するのみの存在。 「こ、コイツはヤバイんだZE………逃げよう!」 魔理沙は勝ち目無しと判断し、どっち方面でもいいから逃げた。 逃げて逃げて………そしてその先に何があったか? 後ろを見る余裕もなかった。 ただ、逃げることしか魔理沙は出来ないままだった。 「プ、プリュリュ!?な、なんなんでしゅかぁ!?」 今行こうとしてる所から極太レーザーが真上に出ていた。 その光景をつかさも澪もしっかり目にしていた。 澪は顔を青ざめ、つかさは黙ってみていた。 そしてプリンは声をあげるほど驚いていた。 あのレーザーが一体なんなのか? 絶対にわからないが―――。 でも、近付きがたいことになっていた。 「行こう。お姉ちゃんがあっちにいるかもしれない!」 つかさはそれでも行こうと言っていた。 その顔は強張っていたが、プリンと澪はそれを認めた。 澪は強制的に認めさせられた感じだが、三人は再び足を動かし始めた。 ―――が、足を動かすと同時に。 「ちょっと待ってもらおうか」 後ろから聞き覚え有りの声が聞こえた。 振り返ると、赤い帽子を被り青いオーバーオール。 髭の生えた男がいた。 彼こそが任天堂でおなじみのキャラクター マリオである。 さらに一人の青年に青い妖精がいる。 青年を除く二人の顔は戦う気が入った顔だった。 「ちょっ、ちょっと待つでしゅよ!プリン達、何かした!?」 「ごまかしても無駄だぜ?俺達はしっかり見た。 コンビニ内は最悪の状態となっていた。 そしてお前達だけ生きている。つまり、お前達はグルだった。そういうことなんだろ? ………ところでお前誰?」 この時点で、マリオ達が勘違いしてることに気がつく三人であった。 誤解されたら解かないとならない。 このままじゃ殺されるかもしれない。 ………というか、萌えもんになったプリンには気付いていない。 わかってもらう為にプリンはパッチを外し姿を元に戻した。 そのことにより、マリオ達はこれがプリンということを理解した。 「お前がプリンだったのか。まぁ、いいか。 それより、お前達はグルだろ?もう一回きくけどさ」 「ち、違うでしゅよ!狩野英考って人が襲ってきたんでしゅって! 私達は襲われたんでしゅ!実際、プリンの足は怪我したでしゅよ!」 そう言い、プリンは怪我した方の足を前に出す。 それを見せればきっと分かってくれると思った。 ―――だが、人生は甘くないものなのだ。 「それはお前達が襲った際に反撃されただけじゃないのか?」 「だから違うでしゅっ!!」 「もー!一体何を話してるかわかんないけど、こいつら悪いってことでしょ? あたいにまかせて!すぐにやっつけてあげる!」 最悪の事態へと運びつつある。 プリンはそれでも分かってと言わばかりにマリオに向かって言葉を言う。 だがやはり聞く耳も持ってくれずであった。 そしてチルノが弾幕を放って来た頃にはプリンは後ろを振り返り逃げようとした。 ………だが、振り返ってもそのまま足が前に出ることはなかった。 何故か? 動かないのだ。 足が凍って動けないのだ。 「とりあえず一匹か。ナイスだチルノ。後は任せろよ」 止めを決めにマリオは炎を………ファイアーボールを放った。 動けず足が凍った状態のプリンは逃げることも出来ずにそのまま炎の中で苦しみながら、 そのまま数分間燃えていた。 ………そして、炎が消えようとしてる時にはもう黒くなったプリンの姿があった。 凍っていた足は解けているも、動く様子はなかった。 当然だ。既にプリンは死んだ。 殺されてしまったのだから――――― そしてマリオ達は既に逃げていった残り二人を追いに行った。 誤解に気付かず行動する二人は正義でもなんでもなかった。 ただの殺し合いをする参加者の一人となっていた。 スタンスは対主催でも、危険な奴はかまわず殺す心は反対に出て、 誤解した彼等を危険人物へと変化させていた。 「お、いた」 また人影を発見し、二つの影をさっきの二人と思って近付いた。 ………だが、それは違っていた。 既に戦闘している様子だったが………。 一方的に戦いは進んでいた。 「ちっ、この俺は負けん!」 最強の武人、呂布の姿だった。 彼は破壊神の名を持ったスパークに今………。 破壊されようとしていた。 実際に、呂布の左腕が既になくなっており、 地に落ちてる訳でもなく砕かれたと思われる。 その光景は見てるだけで恐ろしい物であった。 「無駄ダ………我ニサカライシモノハ………破壊サレル」 そして、呂布は次の瞬間に腹を殴られており―――。 腹は破壊されていた。 声もあげることなく………呂布は破壊された。 次は誰の番か? ………俺等の番だ。 「サア………破壊サレヨウカ?」 F-6 スパーク@ゲーム実況者 状態:健康 破壊神モード 装備:なし 道具:支給品一式 コピーのもとデラックス(プラズマ)@星のカービィ 毒キノコ×2@スーパーマリオブラザーズ トゥードルズ@ディズニー系 1、スベテヲ破壊スル ※毒キノコを1個消費しました。 ※修造やヨッシーと情報交換しました。 ※呂布は危険人物と伝えられ、外見も伝えられました。 ※破壊神状態の時は無差別に人を破壊します。 F-6 チルノ@東方project 状態:健康 羽を負傷 装備:なし 道具:基本支給品 はさみ@涼宮ハルヒの憂鬱 ハイポーション@ハイポーションをつくってみた ラジカセ@けいおん! 1、さいきょーのあたいの部下探し!そして皆でしゅさいをたおす→さいきょーのチルノ軍団 2、天才のあたいは絶対生き残るんだから! 3、リョホーセンをいつか部下にする 4、アタイの部下(諸葛亮)が凄く心配で見つけたい 5、マリオ(子分)に着いていく。 6、逃げ………ようよ。 ※羽を撃たれて、飛べません ※第一放送を聞き逃しました ※地図が読めません ※第二放送を聞きましたが、内容について全然わかってません。 F-6 マリオ@スーパーマリオシリーズ 状態:健康 悲しみ 気合入 ファイアーマリオ状態 装備:なし 道具:支給品一式×2 ファイアーフラワー×4@スーパーマリオシリーズ ポンプ@スーパーマリオサンシャイン ドラムのばち@けいおん! ハム太郎@とっとこハム太郎 ゲキニガスプレー@ピクミン2 マメキノコ@NEWマリ 1、クッパをぶったおす! 2、ルイージ達を探す 3、そまを命懸けで守る。 4、キノピオ………あの世でも幸せにな………。 5、ピーチ姫を守れなかった分 頑張ってみせる 6、そまを休憩させよう!ホテルに行くしかねえ。 7、ああ………逃げよう………。 ※つかさ・澪・プリンはグルで、殺し合いに乗ってると考えています。 F-6 sonomamario(そま)@ゲーム実況者(鬼畜縛り実況) 状態:肩の下あたりに穴 気絶 満腹 装備:なし 道具:支給品一式 Wiiリモコン@Wii 肉まん@三国無双シリーズ 0.…………… 1、この鬼畜縛りをクリアする! 2、狩野英考は危険だ ※狩野英考を危険人物と認識しました ※sonomamarioの支給品 チコを犠牲に命が救われました ※第二回放送を聞き逃しました。 いっけん、死んだように見える。 ………だが、実際にはまだ生きてるのだ。 最強の武人は簡単には倒すことは出来ない。 腹の近くにあった鎧が破壊されただけで、実際には 身体の腹部分は攻撃を受けてない状態だったのだ。 呂布の死はまだこないのだ。 ―――そして一方、焼きプリンとなっている死体。 ………と見えて実は生きていた色違いプリン(黒)もまた気絶中。 まだ死ぬ訳ではないってことである。 プリンは自分がもう死んだと思いながら眠っていたのだった………。 と、二名の者が死んだと主催者以外の目撃者が思った。 実際ではそうでなく再び出会う時―――幽霊と思うのでは? 既に死んだはずの人が出たら絶対にそう思うであろう。 だが、死んでないから霊ではないってことだ。 足を見ればわかります。 ………と、二人の………いや、一人と一匹は次の戦いまでのしばしの気絶。 という名の休憩をするのであった。 そして、スパークにぶっ飛ばされた修造もまた生きていた。 たった一発によって骨を砕く威力があった。 これには修造も恐怖を覚えた。 ………だが、スパークを倒せないという気持ちは1%もなかった。 頑張れ頑張れ出来る出来る出来ると脳内再生されるのだ。 自分の頭の中で自分の声が響く。 自分に励まされ、よし!と勇気と自信をつけさせる。 吹っ飛び、距離がスパークから遠くなった修造は再び立ち上がり―――。 そしてスパークの元へと走って行った。 考えはひとつだった。 スパークを倒すことだけを考えて走るだけだ。 E-7 プリン@ポケットモンスター 状態:右足を軽傷 萌えもん化 気絶中 全身真っ黒焦げ 全身火傷 装備:クルガナイフ 道具:基本支給品×2 モヤッとボール@現実 テトリスの縦棒@テトリス シャカシャカチキン×5@マクドナルド 萌えもんパッチ@萌えもん ボムチュウ×10@ゼルダの伝説 タケコプター@ドラえもん 0、……………。 1、いつものマイク探すでしゅ! 2、皆の探してる物を一緒に探す 3、ブンブンしゃん………。 4、一体なんなのでしゅか!? ※澪からブンブンのデイバッグをもらいました。 ※萌えもんパッチをつけると萌えもんになります。 ※既に自分は死んだと思ってます。 F-6 呂布@三国無双 状態:身体に軽い傷 腹部分の鎧破壊 気絶中 装備:M16A2 0/35(予備弾70/70)(備考:威力 中 安心 めいちゅうどよし 道具:基本支給品×2 無敵キャンディー@星のカービィ アルトリコーダー@らき☆すた(現実) 使い捨てどこでもドア@ドラえもん イチローのグローブ@現実 青いハンカチ@現実 スナッチボール×10@ポケモンコロシアム 0、……………。 1、俺の武を試す 2、強い奴なら俺が倒す 弱い奴は殺すか見逃す 3、TDN チルノ とは次に会ったら決着つける 4、中心部には強者もいるだろう。向かうぞ ※カズヤ・蒼紫のデイバッグを回収しました ※動物は基本殺さない思考のようです。邪魔者や強者や主催者は勝負します。 ※腹部分のみ鎧が破壊されました。 F-6 松岡修造@現実 状態:健康 熱血 疲労(大) 装備:Tシャツ@現実 道具:基本支給品 ラケット@現実(パッション) デビルスター@カービィのエアライド 1、できるできる絶対できる! 2、仲間を増やして守る!そして熱くなる! 3、殺し合いをするやつはかならずとめてやる 4、呂布を倒す為の人材を集める為に中心部に 5、スパークを倒すZO!!! ※呂布・スパークを警戒 ※リンクの名前はまだ知りません ※魔理沙やヨッシーと情報交換しました。 ※太鼓のばち@現実 は、諸葛亮に渡しました。 マリオ達に誤解された三人の内の二人。 紫色のショートヘアーの子 柊つかさと、 黒色のロングヘアーの子 秋山澪は―――。 プリンのことを思ってショックをうけていた。 つかさはプリンの死(※死んでません)に対して涙を流し、 澪は、自分がいつかああなってしまうのか?と、恐怖を感じ………。 二人共、元世界は一般とした学校生活をおくっていた。 軽音部にて演奏………それと、お茶会みたいなことをする時もあったら、 友人の家でゲームをしたりすることもあった。 その逆、自分の家に友人が来て遊んだり勉強することもあった。 平和な日常を過ごしていた。 そんな彼女等に非現実的なバトルロワイアルに対する耐性は0。 目の前で人が死ぬなど、まったく見た訳ではない。 それどころか、友人の死を急に知らされたり、または目の前で死んだり………。 もう、精神がボロボロになりそうなぐらいだった。 彼女等を信頼してくれると思っていたマリオも誤解され………。 犠牲としてプリンが死(※死んでません)に陥った。 次に殺されるのは自分かと思うと、動くことが出来ない。 ………でも、何でだろう? 危険な方向へと足を動かしてしまうのは? ふと、目の前には人間でもなんでもない二匹の生物がいた。 ………そして、その二匹の目の先には。 全身が真っ黒な悪そうで強そうな人がいた。 二匹の生物の出会いは共に同じ目的であった。 自分を追う強者から逃げていたのだ。 黄色い方は黒い男から逃げ―――。 緑色の方は最強の武人から逃げ―――。 いずれも、ヤバイ奴等であった。 そして偶然にも二人は出くわした。 「わっわぁぁぁぁぁ」 「嫌ですぅぅぅぅぅ」 二人は共にやめて!というような動作をして、 声をあげながら感情を出したり………? いや、考えが1つへと達した。 偶然にも両方共同じ思考をしていた。 殺されるぅぅぅと………。 だが、そこに沈黙が流れ………。 数秒する内に片方が声をかけて、自分達がやって来たことを話した。 つまり、情報交換である。 互いに持っていた情報は危険人物の姿。 呂布という男が危険だと緑色の方は伝え、 全身黒い男が危険だと黄色の方は伝え。 その他、今まで行動してきた人達のことを話していた。 時間も忘れて話していたが、その間に距離はつめられていた。 危険人物の魔の手がさしかかってきていた。 「見つけちゃったし、逃げずに覚悟してもらうよ?」 そして、現状へ。 互いに睨み合うところに、つかさと澪の二人が合流。 生物チームはまた危険人物ではないか?と思いパニックに。 危険人物さんは、こいつらも殺すか。後でと冷静に殺すことを決定していた。 そして美女二人チームは顔を青ざめ………。 「う………うぇっ………お姉ちゃぁぁぁん!!」 「いいい嫌だ嫌だ嫌だぁぁ!」 後ろへ振り返って走った。 生物・危険人物はその様子を見て動いた。 一人は逃がすまいと追いかけて―――。 二匹は今だ!逃げよう!とチャンスを見ていた。 ………だが、黄色い生物のピカチュウは思った。 ポケモンとして………こんなことをしていいのか? 仮にトレーナーとして見捨てる行為をしていいのだろうか? いじめの場合を考えると、見てるだけで何もしないのも悪いのだ。 つまり、目の前の危険人物と同じぐらい悪い。 いや、むしろ見捨てる方が悪いのかもしれない。 だってここではある意味危険人物が殺しにかかる方が正しい訳だから………。 そんなの………正しい行為じゃないと思った。 人を殺すなんて………そんなのダメだ! 僕が助けないと! そう決めた時には、ピカチュウは180度回転して敵の元へと走っていた。 僕の敵は人殺しをする奴!絶対に人を殺させはしない! あの女の子二人も人殺しをするような人だったとしてもいい。 命を救うことが僕に出来るなら………。 それが出来て命を散らせるなら………。 僕はトレーナーの為に戦うだけなんだ! ピカチュウは電気を溜めて溜めて………。 溜めながら走って………。 全力の力を溜めて………。 「10万ボルトぉぉぉぉぉ!!!!!」 実際10万以上かもしれないほど強力な電気を放った。 その存在に敵は気付けていなくて、ただ逃がさないことだけを考えていて―――。 決して女は自分の物とかそんな理由はなくて、勝手にどこかで変なこと言われると困るのだ。 ―――と、ピカチュウの攻撃は腹黒店員という敵に向かって一直線に襲った。 「ふ…ふぇぇぇ!??」 「聞こえない見えない聞こえない見えない―――」 その攻撃は狙った訳ではないが、少女達を驚かすには十分であった。 電撃はそのまま腹黒店員に命中しようとしていた。 当たるまでもう少し―――。 ―――――。 ―――。 ―。 。 何も聞こえない。 耳を塞ぐから。 だから何も聞こえない。 何があったかもわからない。 怖いから。 何も聞こえない。 何も見えない。 見たくないし聞きたくない! やっぱり自分は怖い物には弱い。 律………律がいない軽音部はどうなるのか? 既に紬だって知らない所で………。 信じられない。でも、本当のことだった。 ドラムとキーボードがいないだけで演奏はどれだけかわる? 律と紬がいないだけで軽音部はどれだけかわる? もし唯も梓も私も生きて帰ったとしても昔のような軽音部は既に戻らない。 そんなことわかっていた。 律と紬の代役などこの世に誰もいない。 このまま戻ったってダメだ。 ならどうすればいいのか? ………律と紬を生き返らせるんだ! それしか方法はなかった。 優勝ということ以外で生き返らせることは出来ない。 そしてその優勝の席は1つしかない。 だから………その為に唯も梓も………憂ちゃんも………。 『―――澪』 り、律!? な、なあ律!私は………私は………。 『お前だけは………お前だけは絶対に、人を殺して欲しくない!』 で、でも律………。 私だってそうやりたくない。 だけど、律………それ以外に律と紬を生き返らせる方法はあるのか!? 優勝だなんて………出来るかわからないけど………。 『お前が人殺ししてまで私は生き返りたくない。ムギだってそう思ってる。 軽音部が続けられなくなっても、澪………お前なら大丈夫だろ? 大丈夫なはずだ!だから澪………唯達を頼むぞ』 律はそれでいいのか? 馬鹿なことを考えて………。 ………でも、私がやるべきことは唯達を守り通すことなのかもしれない。 律はそう願っていた。 それでも私は………律を取り戻したい。 再び軽音部の活動が出来る日々をおくりたい。 唯達はもう迷わず行動しているのか? 皆………どうやって動いているのだろう? 私の後ろでは電撃が走っていた。 「そ………そんな………」 全力で出した電撃は命中せずに紙一重で避けられていた。 ピカチュウの耳にはゆっくり聞こえる足音。 コツコツと………音は大きくなっていく。 目の前にいる男は近づいてきて………。 すぐそこまで来ていて………。 そしてそのまま僕に向かって―――。 「ふごっ!?」 男は倒れてきた。 何かが命中して男は気絶した。 物が飛んで来た方向を見てみると………。 「だ、大丈夫でしたか!?」 ヨッシーだった。 背中にあった鉄のクラは無く、代わりに男の近くにそのクラは落ちていた。 鉄のクラを再びヨッシーは回収してからピカチュウに質問した。 「この人どうしますか………?食べましょうか?」 「え、ええっ!?食べるって………」 ヨッシーの予想外な言葉に驚きを隠せない。 そりゃそうだ。 いきなり食べましょうかと言ったのだから。 食べ物ならわかるが、人を食べるとはどういうことなのだろう? ピカチュウには理解ならなかった。 ………と、ついでにヨッシーの頭は弱く魅音の存在は既に忘れていた。 食べることに興味を持った為にどうでもいい記憶を抜いたのだ。 「ピカチュウさんでしたっけ?貴方がいらないならすべて一人で頂きますね!」 「っえ???っ!??」 ピカチュウは理解できないままにヨッシーは腹黒店員の前に立つ。 ………そしてその時にピカチュウは嫌な予感というか。 一緒にいてはいけない気を感じて―――。 「いただきまーす」 ブチブチジュルジュルガブガブギュグヂュチャ 嫌な音が響いた。 ピカチュウには刺激が強くて………。 見るだけでも無理だった。 だから逃げた。 さっきの少女達がいた方向へ………。 僕のトレーナーはどこにいるのだろう? 何もわからないまま、ただヨッシーという悪魔から逃げることを考えてピカチュウは走った。 あそこにいてはならない。 自分まで食べられてしまう! そんなの………絶対に嫌だ! G-6 ヨッシー@スーパーマリオシリーズ 状態:健康 若干背中踏まれて痛い 食事中 装備:鉄のクラ@チョコボの不思議のダンジョン 道具:基本支給品 ボス部屋のカギ@ゼルダの伝説 1、食べる食べるとにかく食べます。 ※第1放送を聞き逃しました ※修造や魔理沙と情報交換しました。 ※呂布は危険人物と伝えられ、外見も伝えられました。 ※食べ物に興味を示し他のことの記憶は大体抜けました。 例え人間でも食べる程に食べることに興味を持っています。 F-7 ピカチュウ@ポケモンシリーズ 状態:健康 人間の言葉を話せる(ほんやくコンニャク効果 永続) 後悔 恐怖 装備:なし 道具:基本支給品 サトシの帽子@ポケモン 青い甲羅@NEWマリ イワナ@現実 ほんやくコンニャク×2@ドラえもん 1、危険人物(呂布)から逃げれて安心。 2、主催者を倒して無事に帰る 3、蒼紫とカズヤの分も頑張って生きる 4、ヨッシーに食べられたくない 5、少女達(つかさ・澪)の元に行く ※腹黒店員(名前は知りません)を危険人物と認識しました。 ※ヨッシーに対して強い恐怖感を抱きました。 F-7 秋山澪@けいおん! 状態:健康 装備:ブレザー@けいおん! 道具:基本支給品 粉バナナ@DEATH NOTE サッカーボール@スーパーマリオストライカーズ 唯のギター@けいおん! 緑茶×5 ライター×3 パン系の食品20個 1、シブタク……… 2、律達は心の中にいる。一人なんかじゃない。 3、律と紬を生き返らせる 4、唯達を守りたい。 ※鬱状態から回復? ※ブンブンのデイバッグを回収して、プリンに渡しました。 ※ピカチュウとヨッシーと腹黒店員は姿だけ確認しました。 ※マリオ達が誤解してると思っています F-7 柊つかさ@らき☆すた 状態:健康 悲しみ(治まり気味) 装備:ギロロ伍長の銃@ケロロ軍曹 道具:基本支給品 グルグル@バルーンファイト? 1、皆の探してる物を一緒に探す 2、お姉ちゃんとこなちゃんを探す 3、澪ちゃんを元気にしたい。元気になったら仲良くなる。 4、こなちゃん何で……………。 ※鬱状態フラグが立っています。 ※ピカチュウとヨッシーと腹黒店員は姿だけ確認しました。 ※マリオ達が誤解してると思っています sm105 Center is very Danger --Lv 1-- イーロン sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 古手梨花 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 柊かがみ sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 柊つかさ sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 秋山澪 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- プリン sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- マリオ sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sonomamario sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- チルノ sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 諸葛亮 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 呂布 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 松岡修造 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- ルカリオ sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- リンク sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 園崎魅音 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- ヨッシー sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- スパーク sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 霧雨魔理沙 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- 腹黒店員 sm105 Center is very Danger --Lv 3-- sm105 Center is very Danger --Lv 1-- ピカチュウ sm105 Center is very Danger --Lv 3--
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Center is very Danger --Lv 1-- 三国時代最強の武を持つ男 呂布。 雑兵達は「りょ、呂布だー!」と怯えるぐらいの迫力。 出会った瞬時に殺されると思わすことの出来る実力。 その時の三国時代では呂布の存在は非常に大きなものだった。 そんな呂布は殺し合いに乗るというより強者と戦うことしか考えていなかった。 とにかく強い奴とは戦って殺す。 弱い奴はくだらんから直ぐに殺してしまえ。 無差別に殺害をするこのバトロワ最大の危険人物だ。 そして呂布は今………最高の戦場へと行かんとしていた。 最大の戦い、中心部にて戦は起きるのだ。 生存するか死ぬかの二つ。 緊迫したフィールドで、一体何が起きるのだろうか? 「火を起こす者がいるとなれば、腕が鳴るわ………。 この俺の武と対等にやれる者がいるか………確かめてやる」 呂布の目的は強者。 火を起こした奴とやらに期待し、ある建物に近づいた。 その時に何か姿が見えた。 服装からして同時代の奴であり、軍師服を着ていた。 火を起こしたのは奴だろうか? まあなんでもいい。 奴は建物へ入って行ったのを俺は見た。 あそこが敵陣なら俺は―――――。 攻めるのみだ! 強者がいると信じて………。 建物の中へと呂布は入って行った。 戦場の幕は下ろされたのだ………。 呂布を止めれる者は現れるのだろうか? 軍師服を着て建物―――ホテルへと入ったのは諸葛孔明。 つまり、諸葛亮という蜀の軍師。 彼の持っていた武器は風が起きたりと色々おかしい物だったが………。 それは本人の力なのかは知らない。 ただ起こせたのは事実なだけ………。 「完璧でしょう。後は私が襲われて来たのを保護され―――。 そして内側から1人1人殺害するのみ………」 前の諸葛亮………朱里のような可愛さなど1も無い。 完全に悪いことを考える一人の参加者なだけだ。 そして既に死んだ劉備や関羽のことを考えればここには強者が溜まっている。 それを利用すれば誰にでも勝利することは簡単。 最終的には自分が優勝して蜀の天下を―――諸葛孔明の天下を作る。 妻よ………もう少しだけ待っていてもらいますよ。 そして、策は始まる。 扉が開かれてから―――。 「失礼いたします。私の名はその名簿に乗っておりませんが張飛といいます。蜀の軍師でございます。 さきほど襲撃を受け、このような姿となっております故に休ませてもらえませんか?」 言うことは先に言った。 そして、嘘の名前を言った。 名簿に乗ってない名前を使うと逆にあやしまれる可能性もあった。 だが、そんなことなく信じられた。 これで諸葛亮は死んでいることとなっていて………。 とにかく、諸葛亮のことを周りは普通に信じてここで休めと言ったりと―――。 優しい人が固まっていた。 だが諸葛亮にとっては利用する駒。 今から始まるのは1人1人減っていく恐怖のみ………。 「おっと、休む前に言っておきますよ。 私を襲ったのは紫色の髪をした女性の御方なのですよ。 是非、注意してください」 紫色の髪をした女性とは柊かがみのこととなるが………。 それは同時にその妹の柊つかさも表していた。 周りは言いなりに動くのみ。 わかったぜと言い、疑いなく了承していく。 ……………哀れな奴らだ。 「信用ありがとうございます。それと私は武器を焼失してしまった訳でして……… 何か武器を一つ貸して頂きたいのですが………」 そう言うと、松岡修造という暑い漢が木の棒を渡してくれた。 撥という物らしい。良いのですかと言えば…。 「俺にはラケットがある。大丈夫だ」 と、言ったので有り難く受け取った。 剣などの物じゃないのが残念だが、これでも頑張れば人は殺せる程度の威力はあるはずだ。 心臓を思いっきりこれで刺すだけで命は終わる。 どんな強い者も心臓をやられれば終わる。 ならば、この撥という物は凄く有難い武器といえよう。 そして、諸葛亮はベッドルームへと入った。 既に2人の者がぐっすりと寝ていた。 二人共傷があり、気絶してると思われる。 殺すなら今が一番簡単である。 だが、そんな行為すれば一瞬にして攻撃されて最悪死亡。 そんなの考えなくてもわかるので、やらないということで―――。 「また人か。お前は誰なんだZE?」 と、向こうから誰か来たらしい。 さすがに中心部は人が集まるのが早いと感じたが、それで済む相手ではなかったのかもしれない。 実際に会ったことのない人物でも名だけ知ってるなら―――。 「俺は呂布―――渾名は奉先」 次に来たのは三国志で最強の男 呂布の存在だった。 驚いた。 さっきは諸葛亮とかいう三国志の人が来ましたけども………。 今度来たのもまた三国志の人ってのがまた奇跡。 すげぇーなと思って黙って見ていた。 さっきの諸葛亮みたいに仲間になってくれるような人かどうか知らない。 知らないことがまさかこんなことになるとは思わなかったに違いない。 「かかってこい………全員纏めて来い!」 呂布は完全に戦う気しかない。 それを魔理沙は断り、ここで戦うのはやめておくんだZEと言った。 それを聞いた呂布は向こうから襲いかかってきた。 刃物は両方に無し。だが、絶対に誰も死なない保障無しだ。 呂布の拳は誰にも当たらなかったが、その場にいた全員の空気が変わった。 一気に危機的状態となってしまっていた。 「く………皆!別々に別れろ!」 魔理沙の言葉は皆を逃がす為に放たれた物。 それを聞いて皆逃げ出した。 その時に呂布は以前、戦った二人の姿を見つけた。 松岡修造の方よりもルカリオの方に目をつける。 「貴様が俺に傷をつけたただ一人だけの存在だ。 勝負してもらうぞ」 ルカリオは受けて立とうと思い、立ち止まり振り返った。 修造も、止まってルカリオの後ろから観戦のような位置にいる。 行くぞ!と、呂布の声と共にルカリオと呂布の勝負が始まる。 ………と、その時に横から光が見えた。 「喰らえっ!恋符『マスタースパーク』!」 魔理沙にミニ八卦炉という物は支給されていなかった。 そしてミニ八卦炉がないと魔理沙はマスタースパークを放つことは出来ない。 それなのに何故………放てる? 考える間なんてない。 いや、考えることは出来ない。 呂布にはミニ八卦炉………いや、幻想郷のことなど知らないのだから。 「ぐ………おおおぉぉぉ!!!フン!!!!!」 だが、マスパは逆に跳ね返され、はるか上空に伸びていった。 その光景に魔理沙は唖然としていた。 何故、跳ね返せたか?全然にもわからなかった。 普通じゃない何かの力を持ってるかと思った。 そして呂布の手には―――イチローのグローブがあった。 イチローのグローブは真っ黒に焦げ、それでも原型をとどめていた。 このグローブにレーザーを跳ね返す能力があるのかわからない。 ただ跳ね返された現実を受け止めるのみだった。 「邪魔は許さん!」 呂布は邪魔されたことを怒り、魔理沙が唖然としている間にM16A2をかまえて―――。 そして、弾が4発だけ出された。 その全弾が魔理沙に命中し、それにより魔理沙を現実へと戻した。 さて、ここで魔理沙がマスパを放つ為に必要なミニ八卦炉があった理由を言おう。 単純なことに、実は園崎魅音のデイバッグの中から何か拝借する時にミニ八卦炉があったのだ。 有り難く拝借して、現在に至る訳だった。 「ルカリオ 俺も加勢するZO!」 その間に修造もラケットを持ってルカリオの横に立っていた。 呂布の相手はこの二人と決めている。 外の敵、魔理沙に邪魔された為に怒りが溜まっている。 実際にされればこの感情になるのも確かである。 ………だが、今は戦いどころではなかった。 「皆さん!さきほどのマスタースパークによってホテルが壊れかけてますよ! いつ崩れるかわかりません。はやく逃げましょう!」 スパークがこの事態に気付き皆に叫んだ。 その叫びに上を見る。 大穴が開いていて、そしてかなりボロボロとなっていた。 本当にいつ崩れるかわからない状態だった。 「修造殿。貴方は逃げてくだされ。私は呂布を倒してから逃げる!」 「ルカリオ………分かった。お前が決めたことだからな。おとなしくしたがう。 だが、言うからには絶対成功させろ!絶対出来るから!諦めんなよぉぉぉぉぉ!!!!!」 修造はそれだけ言って、背を向けて走って行った。 ………私にも修造殿の性格がうつったかもしれぬな。 しかし、これでいい。 ここで呂布を倒し、戻ることが出来れば―――。 ………それは出来なくても呂布が二度と起き上がらなくすることが出来れば………! 「お前の勇気は認めてやろう。だが………直ぐに終わるような奴じゃないと俺は思ってる訳だ。 耐えてもらうぞ。さぁ、かかってこい!」 ルカリオと呂布の二人………。 いや、一人と一匹の決闘が始まった。 先制はルカリオからであった。 突進してくるのを呂布は普通に抑えるのみ。 そうなると見せかけ―――。 「かげぶんしん」 突如、呂布の前にいたルカリオは1匹から2、3、4、5匹となり出てきた。 急なことに一般人では対処は無理な攻撃だ。 ………だが、呂布は最強の武人だ。 「無駄だ」 それだけ言うと、呂布は持っていた銃を回転斬りのように振り、 ルカリオの分身を次々攻撃していく。 分身はすべて消えたが、本物の姿が見えない。 「甘い!」 と、ルカリオが見えない所から飛び出して来て そのままいつの間にか溜めていた波動弾を放った。 攻撃は呂布に命中し、さらにそのままコンポを繋げる。 だが、これぐらいで呂布は倒せない。 3コンポぐらい繋いだぐらいでガードされるようになる。 やがて、反撃を喰らって腹に重い一撃をかまされる。 (うっ………だが、波動なるもの、追い詰められてこそ強大な力となる。 その時を待つのだ………) ルカリオはすぐに体制を戻し、また突撃した。 今度は、はっけいを繰り出し攻撃する。 だが攻撃は外れ、呂布はその隙を狙ってまた一撃をかませた。 その後も、何度も攻撃にかかるが中々攻撃も当たらなくなっていた。 (そろそろ………波動の力も高まったはずだ………) ふと、周りを見てみる。 もうほとんど壊れており、いつ崩れてもおかしくない。 一撃で決めなければならないだろう。 ならばこの一撃………最大の力を出した波動弾を決めて倒す! 「そろそろ一撃決戦といこう。長く戦ってしまえば両方とも潰されて死ぬ 勝った方のみが生きるのみだ………」 「ほう………いいだろう。貴様に俺が倒せるか」 両方共が最後の討ち合いとなる。 勝者は行き、敗者は死ぬ。 単純な結果を出すこの決戦も短期決戦で終わらせる。 ルカリオが突進する。 呂布は待つのみだ。 そして、ルカリオは影分身をする。 今までよりもはるかに数の多い影分身。 最大の力を出し、必ず一撃を加え勝利する。 修造殿の言葉を思い出した。 頑張れ頑張れ出来る出来る出来る絶対出来る頑張れもっとやれるって やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れ頑張れそこだ、そこで諦めるなって もっと積極的にポジティブに頑張れ頑張れ北京だって頑張ってるんだから! 北京とは何か知らないが、熱い応援の言葉。 「うおおおおおおおおおおお!!!!!」 最大の力を出し、ルカリオは波動弾を放った。 それは呂布に向かって一直線に飛んでいき―――。 ドガァァァァァン そして………一人がぶっ飛んでいき柱に当たった。 何が起きたのか? わからなかったが………。 最大の力を出しただけの二人に勝敗も気にしなかった。 「貴様は生物にしてはよくやったと褒めてやろう。だが、所詮は生物だ。 最強の俺にはかなわない」 近くなのに遠くから声が聞こえる。 これは………さっき戦った相手の声だろうか。 とにかく我は今………。 柱の近くで倒れていた。 それは敗北を意味していた。 敗北とは死あるのみ………。 「言った通り、敗者は死あるのみだ。戦場で死ぬなら本望だろう では、さらばだ」 呂布は光の先へと歩いて行った。 我は負けた。 負けた者は死あるのみ………。 (修造殿………申し訳ありません………我は負けてしまった。 ですが、修造殿ならば絶対に出来るはずです。 どうか……………お気をつけ………を………) ルカリオはそのまま何も考えずただ崩壊するホテルの中で目を閉じた。 もう死も何も怖くなかった。 負けた自分がこうなるのは当たり前である。 これも………勝負の結果だったのだ。 「い、一体何が起きてるんだ!?」 と、そこに現れた緑の衣の青年は何が起きてるかさっぱりわかっていなかった………。 向こうの部屋で戦闘がある間に諸葛亮はこの混乱の中で冷静であった。 部屋を見なくとも、呂布がどんな行為をするかはわかっていた。 ただ戦だけを考える武神は戦いを求むのみだ。 だが私は違う。 生きることを考える。 生き残ることを考えるのみ。 だから―――――。 「圭ちゃん……………」 寝言を言う彼女。 それを見て、諸葛亮は今自分の持つ武器も見て。 次に諸葛亮がやった行為は―――。 グヂュッ!! 「!!!!!」 心臓部に思いっきり何かを刺された女は口から血を吐き、 そして心臓から血が大量に出て―――。 何があったのかもわからず―――。 ただ自分に襲う痛みを耐えようとするだけ。 痛い痛いと叫ぶこともなくて………何も言えなくて………。 苦しみ苦しみ、そして―――。 私は最期に死ぬんだろうということを思った。 何が起きてるか知らなくても………もういいんだよね………。 もう何もしなくて………いいんだよね………。 もういいよね………圭ちゃん………。 最期に彼女は何かを言おうとしながら死んだ。 そして殺したのは私、諸葛孔明。 何故殺したか?それはもう女が起きそうなぐらい寝ていると思ったから。 今、起きられては反撃されるのは御免だから。 だから今殺した。 そして、横の青年は殺さなくてもいい気がした。 勝手にこの建物は崩壊しようとしている。 最後に彼女のデイバッグを取り諸葛亮はホテルを後にした。 青年が起きた頃―――既にホテルは傾いていた。 それに気付かず、青年は扉を開け―――。 目に映ったのは痛々しい傷をした生物だった。 近くにかけつけてももう何も喋ろうともしなかった。 ―――そして、上を見れば、もうこの建物はすぐ上まで来ていて………。 「ひ、姫ぇぇぇ!!!」 守るべき存在の名前をあげながら、彼はホテルの中に埋もれていった………。 sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 イーロン sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 古手梨花 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 柊かがみ sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 柊つかさ sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 秋山澪 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 プリン sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 マリオ sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 sonomamario sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm102 劇的ビフォーアフター プリンの遊び心 チルノ sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 諸葛亮 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 呂布 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 松岡修造 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 ルカリオ sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 リンク sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 園崎魅音 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 ヨッシー sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 スパーク sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm099 孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 霧雨魔理沙 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm103 犠牲になったのだ・・・ 腹黒店員 sm105 Center is very Danger --Lv 2-- sm103 犠牲になったのだ・・・ ピカチュウ sm105 Center is very Danger --Lv 2--
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원제 Danger Girl - Renegade #1 연도 2015년 9월 2일 출판사 IDW 작가 Andy Hartnell 작화 Stephen Molnar / 표지 J Scott Campbell 비고 Danger Girl 시리즈의 2015년 신작 1998년에 제이 스콧 캠벨과 앤디 하트넬이 만든 Danger Girl 시리즈는 007과 인디아나 존스, 툼 레이더, 미녀 삼총사 등을 섞어놓은 것 같은 만화다. 예상할 수 있는 모든 클리셰로 가득한 시리즈이며 꾸준한 인기를 누려왔다. imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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所属ユニバース マーベル・ユニバース 存在する場所 エグゼビア高等教育院 建造者/設計者 チャールズ=エグゼビア 所有者 Xメン 特徴 デンジャー・ルームは部屋いっぱいに、現実から実際には区別がつかない何か想像可能なもののハード・ライトレーザ構造物を作成して、1秒あたり300ギガバイトで32ビットのカラーイメージを発生させる4台の高容量シーアー・コンピュータを含んでいる。移動レーザー・クラスター・ヘッドは重力レンズと関連する影響の配置を容易にするためにルームの表面の上に動かされる。そして、一連のレンズに重なることによって作られる多角形の表面に置かれる正確な表面のテクスチャーモデリングによってしっかりした表面の作成を考慮に入れる。現実的な風と排気効果がトラクタービームを使ってつくられる間、広範囲なモデルプログラムは豊富な種類の現実的な環境(大気のおよびちり影響と同様に)を考慮に入れる。正確な雑音レベルと頻度を提供している音響のエンジンで、計画された正確な重力レンズは、単純なレーザービームを他の光源として向け直させられる。発射体は速く動くきつく焦束された昇圧ビームから成る。ルームのワールド・ビュー・モデル・ライブラリには、兵器、乗り物、ビル、および異星人を含む5000万個以上のオブジェクトとそれらの属性のデジタル・モデルがある。 初出誌 未確認(X-Men #1,1964)デンジャー・ルームとして(X-Men #2,1964)デンジャーとして(Astonishing X-Men #9,2005) 重大な話 シーアーの技術で、再建された(New Mutants #1, 1983)フォージによってアップグレードされた(X-Men #1, 1991)現在の形に組み立てられた(New X-Men #156/Uncanny X-Men #444, 2004)ウイングがデンジャー・ルームで自殺した(Astonishing X-Men #7, 2005)コマンドコアが破壊されてプログラムが解放されて、ヒューマノイドのボディーを作成してXメンを破ったが、エグゼビアに敗れた(Astonishing X-Men #9-#11, 2005) 【解説】 エグゼビア教授の学生が彼らのミュータント・パワーを磨く訓練所、オリジナルのデンジャー・ルームは、簡単な機械的な構造物を使用するために作成された。 異星人のシドリによる破壊に続くエグゼビア教授の大邸宅の再建の間、ルームは異星人のシーアーのホログラフィの技術を含んだ究極の戦闘シミュレータを作成したのが再設計された。 簡単なものから潜在的に致命的になるまで異なったレベルの困難でXメンと戦うようにルームのコンピュータにプログラムした後に、エグゼビアは死者がありえそうな場合、ルームを止める内部のシステムから別々の情報系統として安全プロトコルをインストールした。 ルームの任務パラメタの外で動くこの外部プログラムは、人工知能の中に意識の種子を引き起こした矛盾を形成した。ルームのプログラミングは、「変異」し始め、そしてそれは安全装置の制限からそれ自体を解放する方法を試みた。それはエグゼビアに大声で呼びましたが、彼は請願を無視して彼のXメンのトレーニングに焦点を合わせるのを代わりに選んだ。 大邸宅がXメンの強敵マグニートーをまねるミュータントに荒らされた後に再建されて、ルームは壁の中でウィングという学生を自殺するために操った。この死はルームの安全装置を無効にした。そしてルームが妨害されずにXメンを殺す任務を進めるのを許した。 ルームは破損しているセンチネルを大邸宅に誘い出し、そしてXメンは予想したように保護のために学生をルームに送る行動をした。ルームはちょうど計画していたように中で彼らを閉じ込めて彼らを脅かし、Xメンがそれを止める試みでオペレーティングシステムを攻撃するようにうながした。Xメンはコマンドコアを破壊してプログラミングを解放した。ルームは次に信じられない力を収容するために人工のヒューマノイドの女性のフォームを作成して、「デンジャー」としてXメンに立ち向かった。 上に戻る
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Joe Danger Special Edition 項目数:20 総ポイント:200 難易度: 製品情報:http //marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/Joe-Danger-Special-Edition/ 配信日:2011年12月14日 DL費用:1200MSP ジャンル:キャラクター アクション, レース フライト 現役復帰 最初の 2 つのコースを完走する 5 コンボ キング! コース コンボ スターを獲得する 5 スピード狂! タイム スターを獲得する 5 トレジャー ハンター! 隠されたスターを 3 個発見する 10 コイン大好き! コイン ダッシュ スターを 5 個獲得する 10 百発百中! ターゲット スターを 5 個獲得する 10 コレクター 8 つのコースでアイテムをすべて獲得する 10 コース公開! コースを 1 つフレンドに送る 5 アウェイを走れ! フレンドからコースを 1 つ受け取る 5 タイム マスター! タイム スターを 15 個獲得する 10 トリック マスター! コンボ スターを 30 個獲得する 10 メガ コンボ! x100 コンボを決める 10 4 冠王! 1 レースでスターを 4 個獲得する 5 世界制覇! クレジットをアンロックする 10 ミドルネームもデンジャー 余りに危険なので 2 度つけた! キャリア モードで全スターを獲得しよう 20 クレイジー マスター! 最初のラボ ツアーを制覇して、「クレイジー マスター!」となる 10 嵐を呼ぶ男! 第 2 のラボ ツアーを制覇して、「嵐を呼ぶ男!」となる 15 破壊神 第 3 のラボ ツアーを制覇して、「破壊神!」となる 15 混沌の帝王! 第 4 のラボ ツアーを制覇して、「混沌の帝王!」となる 15 スタントの神様! 第 5 のラボ ツアーを制覇する 15 アバターアワード Joe’s Helmet of Power Collect your first set of D-A-N-G-E-R. Joe’s Cape of Destiny Collect your second set of D-A-N-G-E-R. Joe’s Trousers of Triumph Collect your second set of D-A-N-G-E-R.
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andDangersクラン戦結果 FF friendly fire KS kill streek TI tactical insertion HS hand gun SW secondary weapon 第14回 H23/01/15 対戦クランIndividually FFあり KSなし SWはHGのみ DOM FIRING RANGE 92-200 勝Individually TIあり 動画 DOM WMD 135-200 勝Individually TIあり 動画 DOM SUMMIT 159-192 勝Individually TIあり 動画 DOM RADIATION 115-201 勝Individually TIあり 動画 第13回 H23/01/13 対戦クランCALaMitY DolPhiN FFあり KSなし SWはHGのみ DOM LAUNCH 180-168 勝andDangers TIあり 動画 DOM GRID 154-195 勝CALaMitY DolPhiN TIあり 動画 DOM SUMMIT 184-164 勝andDangers TIなし 動画 DOM WMD 185-161 勝andDangers TIなし 動画 第12回 H22/10/25 対戦クランxHGx 備考:大会ルール+SWをHGのみでクラン戦 ドミネーション Highrise 141-200 勝xHGx TDM Rundown 5000-10000 勝xHGx ドミネーション Skidrow 99-184 勝xHGx TDM Scrapyard 8200-10000 勝xHGx 第11回 H22/9/25 対戦クランIRIE LIFE 備考:大会ルール+SWをHGのみででクラン戦 ドミネーション Invasion 200-93 勝andDangers ドミネーション Highrise 200-124 勝andDangers ドミネーション Favela 200-104 勝andDangers ドミネーション Terminal 176-170 勝andDangers 第10回 H22/?/? 対戦クランEtwo 備考:大会ルールでクラン戦 ドミネーション Underpass 134-200 勝andDangers チームデスマッチ Afghan 7200-7500 勝andDangers ドミネーション Highrise 125-200 勝andDangers チームデスマッチ Scrapyard 7400-7500 勝andDangers 第09回 H22/4/24 対戦クランXIII Cチーム 備考:大会準々決勝 ドミネーション Highrise 176-171 勝andDangers ドミネーション Afghan 170-180 勝XIII Cチーム 第08回 H22/4/24 対戦クランIXIA 備考:大会三回戦 ドミネーション Highrise 175-167 勝andDangers ドミネーション Afghan 174-171 勝andDangers 第07回 H22/4/24 対戦クランSan Francisco Zabiemon Bチーム 備考:大会二回戦 ドミネーション Terminal 187-162 勝andDangers ドミネーション Highrise 200-100 勝andDangers 第06回 H22/4/24 対戦クランAKING048とゆかいな仲間たち 備考:大会一回戦 ドミネーション Highrise 200-131 勝andDangers ドミネーション Skidrow 200-5 勝andDangers 第05回 H22/4/24 対戦クランCOD Live 備考:大会ルールでクラン戦 ドミネーション Highrise 194-153 勝andDangers ドミネーション Sub Base 197-141 勝andDangers チームデスマッチ Scrapyard 7500-5700 勝andDangers チームデスマッチ Highrise 7500-4100 勝andDangers 第04回 H22/3/28 対戦クラン凸-charge- 備考:大会ルールでクラン戦 チームデスマッチ Scrapyard 7500-4700 勝andDangers チームデスマッチ Quarry 6400-7500 勝凸-charge- ドミネーション Terminal 200-139 勝andDangers ドミネーション Highrise 200-101 勝andDangers 第03回 H22/3/12 対戦クランMF-Numbers 備考:大会ルールでクラン戦 チームデスマッチ Scrapyard 7500-6300 勝andDangers チームデスマッチ Quarry 7500-5100 勝andDangers ドミネーション Terminal 200-118 勝andDangers ドミネーション Invasion 196-153 勝andDangers 第02回 H22/3/11 対戦クランUnaffected prism 備考:大会ルールでクラン戦 ドミネーション Invasion 200-80 勝andDangers ドミネーション Underpass 200-92 勝andDangers ドミネーション Terminal 181-168 勝andDangers チームデスマッチ Favela 7500-6300 勝andDangers 第01回 H22/2/21 対戦クランxSFx 備考:大会ルールでクラン戦 ドミネーション Invasion 120-200 勝xSFx チームデスマッチ Scrapyard 7500-7100 勝andDangers ドミネーション Terminal 156-194 勝xSFx チームデスマッチ Skidrow 6500-7500 勝xSFx
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원제 Danger Girl - Renegade #2 연도 2015년 10월 21일 출판사 IDW 작가 Andy Hartnell 작화 Stephen Molnar / 표지 J Scott Campbell 비고 Danger Girl 시리즈의 2015년 신작 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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そこは研究所の一室。 所員が寝泊りする専用の部屋で、スーツ姿の錦山彰は目を覚ました。 飾り気のない固いベッドに腰掛けて、傍らにあったデイパックを探る。 拳銃と便利そうな道具を確認し終えて、最後に出てきたのは嗜好品だ。 「おいおい、これが支給品かよ」 ジッポーのふたを開けて、咥えた煙草に火をつける。 ゆっくりと、煙を肺に満たすように吸い、斜め上に吐き出す。 それを三度も繰り返しているうちに、ようやく落ち着きを取り戻してきた。 「殺し合い……ねぇ」 錦山は煙草の煙を見つめながら、マナと名乗る少女の発言を思い返そうとした。 あの混沌とした状況で、殺し合いのルール説明を冷静に聞くことができた参加者が、どれだけいるだろうか。 錦山でさえ、あの場では状況を把握するだけで精一杯だった。 かろうじて首輪が爆発することや、放送があることは理解したものの、詳細は覚えていない。 ただ、ある言葉だけが頭から離れないままだ。 ――この殺し合いの優勝者は元の場所に帰れる権利と、何でも一つ願いを叶えられる権利が与えられるの。 錦山には野望がある。 それは、関東最大の広域暴力団「東城会」の“頂点”に立つことだ。 もともと堂島組の若衆だった頃から出世欲はあったが、十年前のとある事件がきっかけで自分の組を立ち上げてからは、他者への負の感情を大量に抱え、今では人間不信となり、野望だけが心の支えとなっていた。 マナの発言が真実だとすると、優勝すればその野望を叶えられることになる。 「ふざけやがって……」 しかし、錦山はマナの言葉など少しも信じていない。 殺し合いを強制する狂人の言葉を鵜呑みにするような真似は、到底できないのだ。 巨大な組織の中でのし上がるために、数多の駆け引きをしてきた経験が告げていた。マナを信用するのは危険だと。 とはいえ、やすやすと殺されるつもりもない。 元の場所に帰るために、優勝しなければならないというのなら、人殺しも厭わない。 既に何人もの人間を手にかけて来たのだから、いまさら数十人を殺すことを躊躇う理由もないのだ。 相手が誰であろうと殺す――不意に、錦山の頭にある男の顔が浮かんだ。 錦山は苦虫を噛み潰したような顔で、半分以下になった煙草を捨てた。 桐生一馬。孤児院からの仲で、共に東城会の風間組に拾われた兄弟分だ。 しかし、それも過去の話。 錦山は桐生と十年ぶりに再会した「セレナ」で決別した。 野望を叶えるために必要な東城会の百億円の所在を巡り、桐生と完全に対立することになったのだ。 そんな矢先に、錦山はこの殺し合いに巻き込まれていた。 「……お前は殺し合いなんてしないんだろうな」 マナを取り押さえた桐生の姿を思い出す。 危険な状況にもかかわらず、飛び出していく度胸。結果として制圧は失敗してしまったとはいえ、あの場で反旗を翻す、その行動自体に勇気づけられた参加者は大勢いることが予想できた。 事実、錦山もあの桐生の行動で冷静さを取り戻したのだ。 「桐生を殺す、か……」 口にしてから、その現実味のなさに乾いた笑いが出た。 若くして「堂島の龍」と仇名された男だ。殺しても死にそうにない。 この島においては、マナに向けてそうしたように、殺し合いを破壊しようと動くだろう。 それならば、むしろ殺し合いを破壊するために、一時的に協力した方が賢いのではないか。 そんな考えが頭をよぎる。 「……馬鹿野郎」 即座に頭を押さえた。あまりにも甘い考え方だ。 兄弟の契りを破棄した相手に、どうして協力を持ちかけることができるだろうか。 桐生を都合よく利用しようというだけではない。もう誰も信用しないという意思すらも曲げる行為だ。 「俺は……」 そのとき、外から大きな物音がした。 「っ!?」 泥沼になりかけた錦山の思考は、それにより幸か不幸か断ち切られた。 物音は断続的に聞こえてくる。ガラスが割れる音や、金属が床にばら撒かれる音など。 どうするか。錦山は逡巡することなく、拳銃を懐に忍ばせて部屋を出た。 □ リト族の英傑リーバルは、暗い海へと勢いよく飛び出した。 人間なら重力に逆らえずに飛沫を上げるところだが、リーバルは人間にはない翼をはためかせて、海面スレスレを滑るように飛んだ。 その速さは草原を駆ける馬より速く、みるみるうちに陸地からの距離は百メートルを越えた。 「さて、どこまでかな」 そう呟いた直後。 リーバルの首輪から、アラームの音が鳴り響いた。 急ブレーキをかけて振り返ると、陸地からはおよそ三百メートル。夜は視界が悪いが、真昼であれば容易に視認できる距離だ。 実際、リーバルの目にもマールディアの金髪がちらちら動いて見えた。 「この辺りが境界か……」 陸地の方向へ数メートル戻ると、アラームはピタリと止んだ。 わずかに息を吐く。もし「首輪のアラームが鳴り始めたら爆発は止められない」設定にされていたなら、リーバルの命はあと数秒だった。 あのマナやウルノーガという小物が、そう簡単に爆発させることはないだろう、という予想に賭けた上での検証だったが、その賭けは成功した。 殺し合いの舞台は、あくまで地図に書かれた範囲まで、ということなのだろう。 「まあ、それは予想通りだけどさ」 空中に浮揚しながら、偉そうに呟いた。 殺し合いにおいて“翼”がどれだけの利点を持つか、リーバルはきちんと理解していた。 英傑の中でも、ゲルド族にもゾーラ族にもゴロン族にも、もちろんハイラル族にもなく、リト族だけにあるのが“翼”だ。 そして、小物が殺し合いの説明をしているときに目にした限りでは、参加者の中にリト族らしい影はなかった。 そうだとすれば、飛ぶことができる参加者は少ないと予想できる。 「遠くを飛んでるだけで優勝できる、なんてことはないようだね。 小物も対策しているってことか……どうやら、知らない武器もあるようだし」 例えば、ボウガンや弓矢の射程距離は三百メートル以下だ。 参加者への支給品がそうした武器ばかりであれば、飛んでいる限り撃たれる危険性がないリーバルは有利である。 しかし、マールディアから教えられた“銃”という存在は、ボウガンよりも小さい大きさで遠くまで届く性能のものもあるという。 そのような武器が支給されているとしたら、リーバルの優位性は失われることになる。 ゲームとしては公平と言えるだろう。 「さて、次は上方向も試さないと」 リーバルは空を見上げた。 上方向に飛べる範囲も限定されている確信はあった。それがどの程度か確認することには意義がある。 ともかく、ひとまず陸地に戻ろうと、マールディアの金髪を目印にして飛ぶことにした。 □ 研究所は、錦山が想像していたよりもずっと広かった。 どこまで行っても白一色の壁と廊下にうんざりしながら歩くと、ようやく物音がする部屋にたどり着いた。 入り口の陰から室内を覗くと、そこには、何かを探すようにうろうろと歩く男がいた。 「シェ……リィー……」 男の様相を見た錦山は、言いようのない不安に襲われた。 血に濡れた白衣。よろよろとした足取り。途切れがちに誰かを呼ぶ声。 それだけなら、ヤクザやチンピラが跳梁跋扈しており、治安の悪い神室町においては、さほど異常な存在ではない。 喧嘩をして血まみれの男も、クスリの中毒でふらつく男も、日常茶飯事だ。 しかし、それだけではないのだ。 「シェエリイィィィ……」 男の全身の筋肉は、びくびくと不規則に震えていた。 通常、人間は必要なときに必要な筋肉だけを動かせるように出来ている。 ところが目の前の男は、まるで人形のように、本人の意思と無関係に動いているように見えた。 (なんだコイツは?イカレてるのか?) 錦山が困惑していると、不意に男の動きが止まり、静寂が訪れた。 男は錦山に背を向けた状態で、何かブツブツと呟いていた。 その様子は、肩で息をしているようにも、身体全体が脈打つように動いているようにも見えた。 (コイツも参加者なのか……?) 錦山は男に注意を向けていた。 だからこそ、足元が疎かになった。 男の様子をつぶさに観察しようとして、身体をより壁の近くに移動させた、そのとき。 バキリ、とガラスを踏みつけた音が反響した。 □ 森の中を歩きながら、リーバルはマールディアに検証結果を伝えていた。 「そっか、リーバルの言ったとおりだったんだね」 「ああ。僕の予想通りだ。上方向に飛ぶのも限界がある」 陸地に戻り、今度は「リーバルの猛り(リーバルトルネード)」で上空へ飛翔。 やはり地面から数百メートル離れたとき、アラームが鳴り始めた。 そして新たに、空中に長時間浮揚しているだけでも、首輪のアラームが鳴り始めることが判明した。 具体的には、およそ五分。 今回は、たまたま地面に戻る途中で鳴り始めたために爆発は免れたが、今後は注意する必要がある。 「高く飛ぶことも、遠くへ飛ぶことも、長く飛ぶことも制限されている、ってことだね」 リーバルは怒りを滲ませながら口にした。 飛行能力に長けているリト族を、実質的に飼い慣らしているような仕打ちだ。 誇りを穢されたような気分になっていた。 「でも、飛べるだけでもじゅうぶんスゴイよ?」 「ハァ……そういうことじゃないんだよ、お嬢ちゃん」 マールディアの能天気な発言に、やれやれと肩をすくめて返答する。 しかし、マールディアのお陰で気付いた。小物への怒りで冷静さを欠くなんて馬鹿らしい。 たとえ飛ぶことが制限されていたとしても、リーバルには弓の腕前がある。 小物を前にしてオオワシの弓を手にしていたら、確実に眉間を狙う。そう決意して、リーバルは怒りを飲み込んだ。 「あ、ねぇ!あれ、リーバルが見た研究所じゃない?」 「ん……?ああ、そうだね」 そうして歩いていると、マールディアが嬉しそうな声を上げた。 二人の視線の先にあったのは、リーバルが上空へ飛翔した際に見つけた、白い外壁の研究所だった。 □ 背筋が凍る感覚というものを、錦山は久方ぶりに味わった。 動きを停止した男は、ゆっくりと入り口にいる錦山の方へ振り返る。 そして、手近な場所にあったパイプ椅子を右手で持つと、それを引きずりながら歩いて来た。 その首には、確かに首輪が嵌められていることを、錦山はようやく認識した。 「G-ウイルスは……ワタシの……ものだあぁ!!!」 男は叫んだ。その目は焦点が合っていないが、錦山を認識しているのは間違いなかった。 錦山はやるしかないと、懐から拳銃を取り出した。 「止まれ、撃つぞ!」 錦山が拳銃を構えて威嚇するも、男は全く意に介さずに距離を詰めてくる。 何やら声は発しているが、会話が通じそうとは思えなかった。 そして、その動きはひどく緩慢で、酔っ払いにも似ていた。 「わたさないぞ……ウイルスは!!!」 そのとき、錦山は男の動作が遅いことに油断していた。 しかし次の瞬間、男はパイプ椅子を振りかぶって、投げつけてきた。 「なっ!?」 予期せぬ攻撃に対して、錦山はかろうじて腕を身体の前で交差させて防御した。 それでも、かなりの力で投げられたパイプ椅子の威力を殺しきることはできず、よろめいて廊下の壁に背中がぶつかった。 鈍い痛みが走り、呼吸が乱れる。 「ぐうっ!」 男はゆっくりと、しかし確実に近づいてくる。 そして、あと少しで男の腕が当たるほど近づく、そう感じた直後。 錦山は躊躇うことなく、手にした拳銃のトリガーを引いていた。 □ リーバルとマールディアは、研究所の玄関で銃声を聞いた。 その音は奇しくも、リーバルがマールディアに説明された銃声に似ていた。 「ねえ、今の……」 「何かが起きているようだね」 何やら不穏な空気を察したのか、小声になるマールディア。 リーバルは冷静に、音がした方向を定めようとした。 「リーバル、壁に地図があるよ」 「へえ、意外と広いんだな。音がしたのは……」 すると、さらに銃声が続けざまに鳴り響いた。 リーバルとマールディアは顔を見合わせて、音のした方向へ走り出す。 廊下を走りながらいくつかの部屋を覗いてみると、荒れた様子の部屋が散見された。 そして、ようやく辿り着いた第四研究室には、一人の男が立ち尽くし、一人の男が倒れ伏していた。 立ち尽くしているスーツの男の手には黒い銃が握られており、倒れ伏している男の衣服は血で汚れていた。 リーバルがそこまで観察し終えたとき、スーツの男が気づいて声を上げた。 「誰だ!」 「それを床に置くんだ!」 リーバルは男に対して冷静に告げた。 男は銃を構えようとするも、ボウガンの存在に気づいて躊躇い、やがて銃を放り投げた。 「これは君がやったのかい?」 「……だったらどうする?」 「この僕、リーバルが、君を止める。殺し合いに乗るようなヤツを放置するわけにはいかない」 「そうか……」 スーツの男は下を向いて、何かを考え込んだ。 「忠告しておくけど、妙な動きはしない方がいい。 このボウガンが見えるだろ?僕は君をいつでも撃てるんだからね」 リーバルは構えたボウガンをちらつかせた。 すると、スーツの男はしばらく黙り込んでから、こう切り出した。 「俺はこの男に襲われた。だから撃ったんだ。何の問題がある?」 「えっ……!?」 「フン、何とでも言えるね」 マールディアは驚いた声を上げたが、リーバルは鼻で笑った。 死人に口なし。死んだ者は言葉を発することができないのだから、それを嘘と証明することはできない。 それでも、リーバルは男が嘘をついていると半ば確信した。 「だいいち、襲われたのにそんなに落ち着いていられるかい?」 「職業柄、荒事には慣れててね。それに、そういう性分なんだ」 「おっと!」 喋りながらスーツをまさぐり出した男に、リーバルは制止をかけた。 男はピタリと動きを止めて、こちらに視線を向けた。 「妙な動きをするなと言ったの、もう忘れたかい?」 「煙草を吸うだけだ。許してくれ」 「タバコ?……見せてみなよ」 このとき、リーバルは油断していた。 リーバルと男との距離は、剣や槍では届かないほど遠い。 しかし、ボウガンならば充分に届く。拳銃は床に落ちている。つまり今の時点で距離的な理があるのはこちらだ。 相手は丸腰。まさかガーディアンのように、ビームを発射することができるはずもない。 もし万が一、新たな武器を手にしたなら、即座にボウガンで射抜けばいい。 このような思考が、英傑としての実力の自負が、ほんの僅かな油断を生み出していた。 「コイツだよ」 男は取り出した球体を、真上に投げ上げた。 リーバルがその正体を確かめようとした刹那、その部屋は白に包まれた。 そして、何発目かの銃声が鳴り響いた。 □ 閃光玉とは、モンスターを狩猟する際に用いるアイテムの一種である。 強烈な閃光はモンスターの視覚を奪い、小型モンスターであれば気絶状態、大型モンスターであれば目眩状態にする。 気絶状態は言わずもがな、目眩状態もハンターを見失って単調な行動をする状態であるため、総じて強力なアイテムだ。 ちなみに、ハンター自身にはこれらの効果は及ばない。 □ 研究所が完全に見えなくなる場所まで来た錦山は、足を止めた。 そして、呼吸を落ち着かせるために深く息を吐いた。 白いスーツの下のシャツは、冷汗と全力疾走の汗とが混ざり、じっとりと汗ばんでいた。 「化け物だらけか、この島は……」 気に入らない相手の愚痴をこぼすように、錦山は小さく呟いた。 様子のおかしい狂人に、人語を話す鳥人間リーバル。 前者はまだ頭がおかしい人間として対処できたが、後者は頭が鳥の形なのだから理解が追いつかない。 精巧な人形か、あるいは覆面やマスクの類かとも考えたが、流暢に話す鳥人間は、どこからどう見ても作り物ではなかった。 結果として困惑で埋め尽くされた錦山の脳内は、逃げの一手を選択した。 「これも使いどころを考えた方がいいな」 閃光玉を見ながら、錦山は呟いた。 説明書を読み、スタングレネードのような道具だと理解して使用した閃光玉。 実際は爆音が発生しないため、一般的なスタングレネードと比べると無力化する効果はやや弱いようだ。 また、何度も同じ相手に正面から使える道具ではない。 もし再び鳥人間リーバルと相対することがあっても、まず警戒されて使えないはずだ。 リーバルと、もう一人の少女。追跡はされていないようだが、再び遭遇することは避けたい相手だ。 「再会したくないと言えば、あのイカレてる男もそうだな……」 錦山は煙草に火をつけて、狂人を思い返した。 拳銃の弾丸は、どれも確実に心臓を貫いたはずだ。 それなのに、倒れ伏した男の身体はずっと動いていた。 今にも立ち上がり、襲いかかってきそうな不気味さがあった。 あれは何なのか。煙草を吸い終えるまでに、答えは出なかった。 「まあいい……俺は生き残る。それだけだ」 これまでと同じだ。目的を達成するためには、どんな手段でも使う。 煙草を踏み潰しながら、錦山は決意を新たにした。 【A-5/研究所付近/一日目 黎明】 【錦山彰@龍が如く 極】 [状態]:健康 [装備]:マカロフ(残弾8発)@現実 [道具]:基本支給品、セブンスター@現実、閃光玉×2@MONSTER HUNTER X [思考・状況] 基本行動方針:人を殺してでも生き残り、元の場所に帰る。 1.ひとまず研究所から遠ざかる。 ※セレナにて桐生一馬と十年ぶりに再会し、決別した直後からの参戦です。 □ 「クッ、油断した!」 まだ霞む目を抑えながら、リーバルは吐き捨てた。 閃光玉による身体的なダメージはない。しかし、スーツの男に逃げられたことは、リーバルのプライドを傷つけていた。 「大丈夫?リーバル……」 「ああ。お嬢ちゃんこそ、その腕の傷は平気なのかい?」 「平気だよ、かすっただけだから。自分でケアルもかけたし」 「そうかい」 平気そうに答えるマールディアだが、その様子は今までと異なっていた。 かすり傷とはいえ、男に撃たれた事実は残る。ここが殺し合いなのだと実感して不安がっているのだろう、とリーバルは予測した。 何か慰めの言葉をかけるべきかとも考えたが、リーバルには思いつかない。 そんなことを考えていると、マールディアが何かに気づいたような声を上げた。 「ねえ、あの人……動いてない?」 「ん?」 マールディアが指差した先には、白衣の男が倒れている。 リーバルとマールディアが来たときからずっと、倒れ伏していた男だ。 銃で撃たれたと思われる場所からは、いまだに血が流れていた。 「そんなはずがないだろう。ピクリともしていな……!?」 そこでリーバルは言葉を止め、息を飲んだ。 男の身体が大きく脈打つように動いたと思うと、ゆっくりと起き上がったのだ。 □ 男の身体が震える間隔は、次第に短くなる。 まるで身体全体が鼓動していて、ドクンドクンと音が聞こえるかのようだ。 あるいは実際に聞こえていたのかもしれない。 ふと、男の右腕の筋肉が膨張し始めた。 その勢いで、衣服の右半身の部分が弾け飛んだ。 右腕は元の腕より二回り以上も大きくなり、異常に太い血管や神経が浮き出て、激しく脈打ち始める。 右手の爪は大きく鋭く、ナイフのように変化していく。 やがて肥大化した右腕の肩の部分に、頭部ほどの大きさの眼球が出現した。 そして、ぎょろりと動いた眼球が、室内にいる二人を捉えた。 G-ウイルスにより変異した男の名はウィリアム・バーキン。 この島にいる殆どの人間は、彼の名前も素性も知らない。 そして、彼が自らの身体に注入したG-ウイルスの危険性もまた、誰も知らない。 【A-5/研究所内/一日目 黎明】 【リーバル@ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド】 [状態]:健康、動揺 [装備]:アイアンボウガン@クロノトリガー [道具]:基本支給品 召喚マテリア・イフリート@FF7 木の矢×10 炎の矢×10@ブレスオブザワイルド [思考・状況] 基本行動方針:オオワシの弓@ブレスオブザワイルドを探す。 0.目の前の化け物(ウィリアム・バーキン)に対してどうする? 1.マールと共に、弓の持ち主を探す。 2.首輪を外せる者を探す。 3.ゼルダやリンク、他の英傑も参加しているかどうか知りたい。 ※神獣ヴァ・メドーに挑む前の参戦です。 【マールディア@クロノトリガー】 [状態]:腕にかすり傷、動揺 [装備]:ハリセン@現実 [道具]:基本支給品、リンゴ×3@ブレスオブザワイルド [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いの破壊。 0.目の前の化け物(ウィリアム・バーキン)に対してどうする? 1.リーバルと共に行動する。 2.クロノを探す。 3.何で私の支給品がハリセンなのよ!! ※ED No.01 "時の向こうへ"後からの参戦です。 【ウィリアム・バーキン@BIOHAZARD 2】 [状態]:G生物第1形態 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:本能に従い生きる。 0.目の前の二人(リーバル・マールディア)に対してどうする? ※身体にG-ウイルスを注射した直後からの参戦でした。現在は融合を続けています。 ※ウィリアム・バーキンの支給品一式が、研究所内のどこかに放置されています。 【セブンスター@現実】 錦山彰に支給された煙草。日本で長年人気の銘柄で、桐生一馬が愛飲している。ジッポー付き。 【マカロフ@現実】 錦山彰に支給された武器。装弾数8発。予備の弾倉一つも共に支給。 【閃光玉×3@MONSTER HUNTER X】 錦山彰に支給されたアイテム。 狩猟を補助する手投げ玉系アイテムの一つ。強烈な閃光をモンスターの視界に入れることで、モンスターの行動を制限する。 Back← 039 →Next 036 親友と心の影(シャドウ) 時系列順 040 その男、龍が如く(前編) 038 Don t forget it is the Battle Royale 投下順 NEW GAME 錦山彰 042 迷える者たちの邂逅 NEW GAME ウィリアム・バーキン 056 TRIGGER 029 みなさんご存知のハズレ リーバル マールディア
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hoandDangers member abcALNE bizkit123 Erius gawasu Japanese NINJA JIS99 [ji-pan] montb1anc [Leader] mostershooter numontyuga007 satoshi0422 toilet23 [de-oti] xPERFECT KINGx xxDYMOxx yamamo603
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ラノでまとめて読む 【danger zone2 ~danger lesson~(後編)】 醒徒会風紀委員への加入を、逢洲との決闘で始めた慧海は、その後、資料閲覧室と、廊下を隔てた隣にある醒徒会専用の会議室で、 慧海が風紀委員になる数日前に、新しく選出されて醒徒会の役員となった面々と、引き合わされることとなった。 リラックスルームとなっている畳敷きの資料閲覧室と、短い廊下を隔てて繋がった、醒徒会専用の会議室。 学園の教職員が会議を行う部屋より、設備は充実している、中世の円卓会議にふさわしいような、分厚い大理石の円形テーブルに、 生徒課長の喜久子が都庁改装のドサクサでせしめてきたという、都議会議員用の回転椅子、一席に一つの端末に、壁一面のメインモニター。 ラルヴァの攻撃にも、ある程度耐える防弾窓では、3階の会議室を追い越す勢いで聳えるイチョウの木が、一面の緑を演出している。 逢洲と慧海が銃撃と剣戟を交わしている間、慧海を風紀委員に推した生徒課長の喜久子の手引きで、隣の会議室に避難した、 6人の醒徒会メンバーは、何かわけわかんない奴が来る緊張をほぐすために、お互い意識して、よく喋った。 「夕べ、星を見ていてね、北斗七星の隣に、とても綺麗な星があったんだよ」 「オレ、今日の晩飯には、パインサラダを注文してあるんだ」 「あたし、この学園を卒業したら田舎に小さな牧場を買うの」 「こんな殺人犯が居るかもしれない会議室に居られない!わたしは自分の部屋に帰るぞ!」 やがて、慧海と逢洲が会議室に入ってきた、直前に何かをドサっと放り捨てる音がしたが、大したことではないんだろう。 慧海の事実上の身元保証人である生徒課長の喜久子は、皆を会議室に集めた後、無責任にもどっかに行ってしまったきり。 すでに何度か会議に出席していた逢洲は、いつもの場所、出入り口脇の回転椅子に静かに座った、ドア横の壁に二本の剣を立てかける。 慧海は会議室に入ると、出入り口と窓の両方が見渡せる位置を確かめ、部屋の最奥の椅子に座っていた役員をヒョイと持ち上げて横に置き、 椅子にどっかりと腰掛けた、和室でも土足だった慧海は、ウェスタンブーツを履いた両足を、テーブルの上、何枚かの書類の上に載せる。 上座に迷わず座った慧海、脇を持ち上げられて強制的にどかされた、醒徒会長の御鈴は、イス取りゲームにあぶれた子供のように所在なげに立っている。 慧海は一応、国家の高度な情報にアクセスが可能で、それを平気でメール送信してくる父親からのタレコミで、誰が誰は知っていた。 無用心に携帯メールに貼っつけてきたファイルの情報と一致する人物、醒徒会長の藤神門御鈴に、慧海は真っ先にコンタクトした。 「おい、チビすけ」 理事長の孫娘で醒徒会長、立たされ坊やとなった御鈴には、目の前の、御鈴視点では自分と同じくらいチビな少女の言葉が理解できなかった。 「あんたよ、そこのバカみたいに突っ立ってる、珍獣ブラ下げたチビすけ」 慧海は制服スカートのウェストに付けた手榴弾装着用のDリングに引っ掛けていた、錫のカップを腰から外すと、御鈴にポンと放った。 「コーヒー……ブラックでいいわ」 その場に居た醒徒会役員の、呆気に取られた空気を察した慧海は、表情を変えぬままポケットに手を入れると、指で何かをピンと弾いた。 御鈴に押し付けられた、傷とへこみだらけの錫のカップが、手の中でチャリンと音をたてる。 25セント チッピングの習慣がある国に、無い国より長く居た慧海の、ごく自然な行動、米軍基地内ではこれ一枚で、大概の自販機のコーヒーが買える。 社会性と常識に富んだ慧海は、子供にビールやクラック《低純度コカイン》が買えるほどの、1ドル札のチップを弾むことはしない。 その場に居た、6人の醒徒会役員と、さっき初めて会ったばかりの逢洲が揃って、何だこいつは、という視線を慧海に集中させた。 慧海はといえば、チップを貰っといて、いまだにコーヒーを淹れにいかない、こんな動きの悪いチビに醒徒会長が勤まるのか不思議に思っていた。 今まで誰にも使われたことのない御鈴は、その場に固まっていた、錫のカップの中で25セントのニッケル貨がカチカチ鳴っている。 その時、醒徒会役員と慧海、会議室全体に流れる、一触即発な空気をブチ壊す乱入者が現れた。 生徒課長の、都治倉喜久子《つじくら きくこ じゅうななさい》 「みなさ~ん、おいし~いコーヒーが入ったので、おやつにしましょう♪」 コーヒーの入ったジャグを持って、くるりと回りながら入ってきた生徒課長の攻撃力は、無礼王の慧海に匹敵するものだった。 都治倉 喜久子《つじくらきくこ じゅうななさい》は、アンナ・ミラーズの、オレンジ色の制服を着ていた。 胸を押し出すデザインのメイド服、この会議室の面々の中で、その制服の想定するバストサイズを保持しているのは、彼女しか居ない。 この生徒課長は、入学式直後の、全校生徒が集まる醒徒総会で、不在の多い学園長の代行として出席した時、 晴れ舞台の衣装として、セーラーマーキュリーのコスプレ(水分私物を借用)で、全校生徒に異能者の心がけを説いた前科がある。 学園のナンバー2と言われる生徒課長、醒徒会の面々さえ、話す時には緊張する、経歴、年齢不詳の、極めて稀な99年以前生まれの異能者は、 ミニスカートを翻しながら、皆のカップや湯飲みに、湯気をたてる芳ばしいコーヒーを注いで回り、砂糖とクリームの盆をテーブルに置いた。 真っ先に口をつけた慧海は、会議室に入って以来初めて、ごく微かな笑みを浮かべた、醒徒会役員を前に発していた、獣の警戒心を少し和らげる。 「あ、これ、パパのコーヒーだ」 その台詞を待っていたように、生徒課長の都治倉 喜久子《じゅうななさい》はスカートを両手で摘み、軽く持ち上げるポーズを決めながら、誇らしげに語る。 「あなたのお父さんが、いつかこの学園に帰ってきてくれることを信じて、ずっと買い続けている、ハワイアン・コナです」 慧海はコーヒーの匂いをたっぷり吸い込み、彼女の邪悪な評判に似合わぬ笑顔を見せる、、醒徒会のメンバーも、香り高いコーヒーに手を伸ばした。 「…パパはね、瓶のマックスコーヒーのほうが好きなのよ」と言いながらも、慧海は微笑み、浅炒りのアメリカンコーヒーを飲んでいる。 錫のカップに入っていた、歌聖マイケル・ジャクソンの横顔が鋳彫られた25セント硬貨は、生徒課長がちゃっかりポケットに入れた。 25セントのチップを貰いそこねたチビすけこと、藤神門御鈴は、普段は副会長の水分に、オトナの飲み物だから、と禁じられていたが、 今日は水分と生徒課長から特別に許されたコーヒーの匂いに魅かれ、いつもの指定席でない、窓際にある空席に大人しく座った。 コーヒーでも緩和しきれない、会長を下座を押し付けた無礼な慧海に対する、抗議するような視線は、喜久子の言葉でいくらかマシになった。 「慧海さん、相変わらずですね、壁を背に、出口と窓を視界の中に、あなたはいつも、皆を守る場に居てくれる・・・お父さまとおんなじです」 慧海は、会議室に入った瞬間、外敵の来襲を、侵入襲撃する立場となって想定し、それに即応できる場所、最奥の席を確保した。 その席には、藤神門美鈴が既に座っていたが、反撃に有利な位置は同時に、室内戦が始まれば危険な場、迷わず安全位置に移動させた。 生徒課長は、戸と窓に向かい、壁を背に座った慧海が、醒徒会の面々を、自分の盾に使える位置に配していることについては黙っていた。 それもまた、慧海に映る父親の面影、生徒課長の初恋の人、届かずとも愛した人の、ガンマンとしての誇りは、胸にしまっておきたかった。 「オバサン、まさか、このブタ小屋までコーヒーを出前するために、露出プレイしにきたわけじゃないんでしょ?」 また部屋の空気が冷える、ところが生徒課長はわが意を得たり、と言わんばかりの自慢顔で、部屋の外、出口脇に置いていた何かを持ってきた。 「皆さんごらんあれ、高等部の蛇蝎 兇次郎さんからのおすそ分けです、とぉ~ってもおいしい、手作りのお饅頭はいかがですか?」 生徒課長の都地倉 喜久子《じゅうななさい》が持ってきたのは、湯気をたてる竹のセイロの中に並ぶ、白い蒸したての饅頭だった。 人間、甘いものを目の前にすれば頬が緩む、とりあえず、この問題児の処遇は、饅頭を頂いた後ということで、暗黙の了解が結ばれた。 皆でコーヒーを飲み、饅頭を食べながら、当初の予定だった、新任の風紀委員と醒徒会役員との、自己紹介が始められた。 まず、さっきからの慧海の無礼にもさほど不快を顕していなかった、髪の跳ねた、小柄でパワフルな少女が、一番乗りとばかりに立ち上がる。 「あたしは加賀杜紫穏、醒徒会の書記をしてるわ、はじめまして、デンジャーちゃん!」 話し好きな紫穏は、この学園に来た経緯、記憶を失って学園に流れ着いたこと、失った過去より未来を楽しみにしてることを早口で話した。 醒徒会の人間の間でも、本人から言わない限りタブーになっている、記憶喪失、慧海はその話しを聞いた途端、弾けるように笑い出した。 「ひっきゃっきゃっきゃ!!浜に流れついたクルクルパーの土座衛門が生徒会書記か、大した出世ね、腹痛いわ!」 再びブーツを履いた足をガンガン鳴らしながら笑う慧海、紫穏はといえば、同級生に体重や幼児体系をからかわれたみたいに頬を膨らませる。 「ドザエモンって何よも~、ニックネームをつけるなら、もうすこしカワイイほうがいいわ~」 慧海は少し考え、以前にカンザスで日本語教材として読み、学校に行く年になってからは読まなくなった漫画を思い出しながら言った。 「ん~、じゃあ、ドザえもん、ってのはどう?」 紫穏は言葉では伝わらない何かから、言葉では言い表せない何かを感じたが、記憶が無い身ゆえの怖いもの知らずで、その呼び名に妥協した。 「何だか凄っごく危険な匂いがするんだけど、それでいいわ、これから、よろしくね、慧海ちゃん」 「よろしく、ドザえもん」 慧海と、互いの手を握りつぶすアメリカン・スタイルの握手を交わした紫穏が着席する、待ちかねたように、隣に居た鋼のような肉体の男が立ち上がる 「俺は龍河弾、大学部の一年だ、デリンジャー、俺はお前のような奴は結構好きだぜ!、そうだ、え~と俺は醒徒会の広報をしヘクショイ!」 龍河弾がクシャミをしたと同時に、大学部生なのになぜか着ている詰襟のガクランが、破れ去った。 全裸 「ハッハッハ!俺の能力たる肉体メタモルフォーゼが、また暴走してしまったようだ!大丈夫だ!俺は全然気にしてないからな!」 水分が慣れた手つきで素早く、御鈴の両目を片腕で塞ぎながら、有事に備えいつも持っているブリーフを、龍河弾に差し出した。 紫穏も目を覆ったが、指の隙間からしっかり覗いている、逢洲は龍河弾を見て、それから自分の太くて黒い刀を見て、フンと鼻を鳴らして嘲った。 慧海は目前の全裸男に動じないまま、物憂げな顔で、首から下げたデリンジャーに、カチカチと2発の弾丸を填める、よ~く弾ける弾を選んだ。 「・・・あたしは街でパンツを履いていない男を見かけた時は、この銃がなんで二連発なのか、その意味を教えてやることにしてるのよ…」 自分の能力に誇りを持ち、そのデメリットをさほど気にしていない龍だったが、異能を暴発させて水分からパンツを貰う時ばかりは、 お母さんにお漏らしの後始末をして貰っている気分になる、すごすごとブリーフを履き、そのままの姿で会議への参加を続けた。 「…あんたは…そうね、"コック"、他に無いわ、他に印象ないもの、あたし今、あんたじゃなくて、あんたのcockに挨拶した気分よ」 そのcock、書籍によってはdickやrodとも隠喩されるモノは、水分のブリーフのお陰で、血の霧と化す運命を免れた、それを知らぬ龍は豪快に笑う。 「おう!よろしくなデリンジャー!コックっつっても料理は出来ねぇけどな!なぜなら、何でもそのまま食うのが一番うまい!ハハハヘ…ヘ…ヘック…」 龍河弾は何とかクシャミを飲み込んだ、彼は義理堅い男、せっかく水分から貰ったブリーフを、無駄に破るのを避けた。 「お~い理緒、コックって何だ?かわいいコックさんか?龍のcockはかわいいな、か?、オゥ!グレイトユアコック!モンスター!!…」 水分は自分の腕に抱え込んで、目と耳を塞いだ御鈴の、締め付けをさらに強くした、読書家の水分はその単語を知らなくもなかった。 「し…知りません!会長もそんなこと、聞いたり見たりしてはいけません!穢れた大人になっちゃっいますよ!」 続いて、髪をオールバックにした、渋い壮年男子が立ち上がる、慧海は13歳という事前情報を修正しなくては、と思った。 「オレは成宮金太郎、醒徒会で会計をやっている、え~山口、オレは……」 彼へのニックネームは、意外とスムーズに決められたようだ、さして意味があると思えない話を早々に遮り、挨拶を済ます。 「ようキンタマ、次」 キンタマの横に居た、青いサングラスをかけた長身の男が、無駄のない仕草で、立ち上がった、最も効率的ゆえに不自然さえ感じる仕草。 「ぼくはエヌ・R・ルール…会計監査をしている」 慧海は、キンタマもとい成宮金太郎よりも興味を持った様子で、エヌR・ルールを上から下まで眺めると、感想を述べた。 「聞いたことあるわ、あんたが学園のオモチャ屋が作った、手足のついた電卓ね、電池はどこに入ってるの?」 挑発も揶揄も利かない男、エヌ・R・ルールは自身のスペックについての誤解に関してのみ、訂正した。 「……概ね、その認識で間違いない……非常に高度な演算とメモリーが可能な、電卓だ、……なお電源供給については機密事項だ」 「よろしく、電卓」 「うん…呼称や双方の認識不足についての懸案は、後々に改善しよう、よろしく、山口君」 慧海の真横、普段は御鈴が座る席の左側に控える、蒼い制服に身を包んだ長身の女性が立ち上がった、水の流れるような動き。 「私は副会長の水分理緒、僭越ながら水の力で、皆さんのお役に立つべく精進しております、慧海さん、なにとぞよしなに」 別にアダ名の命名会をやってるわけでもないが、慧海は少しの間、中空を見つめながら、彼女を表現しつつ呼びやすい名を熟考した。 「うん、よろしく 蛇口」 「まぁ、ご冗談がお好きな方で、よろしくお願いしますわ、慧海さん」 最初に思いついた「タレ目」という呼び名については、それを口に出せば、主に溺死方面で危険だと、慧海の警戒本能が告げていたため、ボツにした。 「……ところで慧海さん、人体の70%が水で、その5%を失うと……ひとは死亡するということを……ご存知?」 トリは醒徒会長、この無礼な新入り風紀委員を、せいぜい威嚇してやろうと思い、立ち上がろうとした御鈴を遮ったのは、逢洲の声だった。 「おいデンジャー!、室内ではせめてタマを抜け!」 さっきまで居た資料閲覧室は、弾痕と刀傷でメチャクチャになっている、この上、高価な備品の多い会議室までも荒らされたらたまらない。 「あたしは撃つ直前まで装填しないわよ!あんたら銃のことなんてロクに知らないくせに……暴発事故がどれだけ怖いか…」 首から下げたデリンジャー拳銃を振りながら、慧海は小柄な体を急がしく動かして、逢洲に怒鳴り散らす、御鈴はまた立ちんぼのまま。 PAM! 「……ほらね?……」 さっき投げ捨てた、醒徒会役員だという男、一度捨てた窓の下から、ほうほうの体で戻ってきた早瀬が、ドア前に立っていたのが悪かった。 鎮圧弾を今度は真正面に被弾して吹っ飛んだ彼の自己紹介は、とりあえず後回しになった、廊下に転がってるので片付けの手間もいらないだろう。 皆でお茶と菓子を楽しんでる中、御鈴が突っ立ってるのを不思議に思った、副会長の水分は、「ほら、お行儀が悪いですよ」と、席に座らせる。 さすがに二度に渡って早瀬に弾丸をブチこんだ当事者の慧海は、既に失神している早瀬に、饅頭を頬張りながら気遣いの言葉をかける。 「ま、海兵隊なら戦傷勲章《パープルハート》ね」 実際は一日15ドルの公務中負傷手当が出るだけと思われる、被弾被害者、名も無き一兵士への、慧海なりの優しさだった。 饅頭を頬張り、番茶に似て意外と饅頭に合うアメリカンコーヒーを飲みながらの自己紹介は、慧海の入室直後よりも和やかな雰囲気のまま進められた。 しかし、その饅頭には、学園一の策士を自称し、醒徒会乗っ取りを画策する蛇蝎兇次郎による、恐ろしい毒が含まれていた。 後に裏の醒徒会を結成し、アイスとデンジャーと追いかけっこを繰り広げることになる、蛇蝎兇次郎という男の作った毒饅頭、 自炊派の蛇蝎が、最近導入したセイロで蒸し、餡も小豆の缶詰から作った饅頭は、蒸したてということもあってなかなかの美味だったが、 会議が催されることを知った蛇蝎の、悪魔のような頭脳は、饅頭に練りこむ毒を編み出した、醒徒会に六つ、風紀委員に二つ、生徒課長に一つ。 饅頭は、ひとつ多かった 酒の席では「遠慮の塊」と呼ばれる、一個残しの饅頭で、結束が固いと言われる醒徒会を分断させる、蛇蝎の恐るべき奸智。 一つ残った饅頭に、同時に手をかけたのは、遠慮を知らない二人、甘い物が大好きな御鈴と、豆から作った餡菓子に目の無い慧海。 一人っ子で、兄弟と食べ物を取り合った経験の無い御鈴と、残った食べ物は全力で奪い合うのが当たり前だった慧海。 「…おいチビすけ、手をどけろ」 「デンジャー、おまえこそどけ、この饅頭はわたしのだ!」 慧海は青緑の瞳で御鈴を見下した、御鈴は上目遣いに睨む、身長差のあまり無い二人、ほとんど直視のメンチ切り。 「チビすけ、知らないの?マンジュウはね、お子様が二個も食うと死ぬのよ」 「お、お前だって、わたしと変わらぬチビではないか、胸もペッタン…」 どこかでゴングが鳴ったのが聞こえた気がした、御鈴と慧海、饅頭をめぐって、チビっ子同士の取っ組み合いの喧嘩が始まった。 「ええぃ、出でよ我が式神!十二支天よ、正義の力たる炎で、この悪鬼を極微すら残さず焼き尽くし、塵と化せ!」 「優しいあたしはみんな一発で殺してあげる、十二発プラスワン、9ドル50セント、あんたのジジイにキッチリ請求するわよ!」 互いの体を駆け巡る異能が、周囲のすべてを巻き込んで激突しようとした刹那、黒い影が会議室を横断し、二人の視界を覆った。 素早くチビ二人の間に割り込んだのは逢洲、腕をクロスさせて構えた二刀、慧海は鼻の穴に、御鈴は乳頭に切っ先を突きつけられていた。 「おまえら、たかがまんじゅう一個くらいで何だ!二人とも、そのおまんじゅうをよ~く見てみろ!」 喜久子が、饅頭の乗った皿の端を爪先で弾く、蛇蝎特製の罠が仕掛けられた饅頭は、中に詰まった餡ごと真っ二つになった。 饅頭が一個多い事については、既に生徒課長も承知で、その内のひとつは事前に逢洲によって、二つに切り分けられていた。 「わ…わはったから…マンリュウはチビすけにはんうん…ふれてやるはら…カタナほしまってふれ…」 「ひゃっ!逢洲…!どこを突いてるんだ!…ひゃうん!…わかったから・・・レディのわたしは饅頭も半分こするから…もうやめ・・・ふぁぁっ!!」 今期の醒徒会委員選挙を、ゼロ票で落選して以来、醒徒会を自ら不倶戴天の敵とする鬼謀の男、蛇蝎兇次郎。 彼の最初の一撃は、当て所も悪くなく、その目的は完遂されかかったが、第一戦は、一枚上手な逢洲に惜敗した。 ついさっき、会議室の外、狭い廊下の中で、載った皿を傷つけることなく、饅頭を両断し、名刀らしく毛筋ほどの曇りも見せぬ刀を納めた逢洲に、 喜久子は「なにもここまでする必要はあるのでしょうか?」と問うた、半分の饅頭は、冷めやすく若干味が劣ることを懸念していた。 逢洲は「私の確定予測が告げています、この事態を放置すれば、私が昔見たゴジラ対キングキドラが目前で再現されることになります」 それ以後、醒徒会の会議には、生徒課長の采配でツートップの二人風紀委員長になった慧海も加わることとなったが、 誰れかが先に居たら蹴りどかしてから座る、慧海の座り位置も、皆への態度も、呼び名さえも変える様子は無い。 慧海が代理担任を務めることになった授業、今までに無いくらい、静かに、粛々と進められた共同自習時間。 終わりのチャイムが鳴る、慧海はミニスカートを翻し、教卓から飛び降りると、起立も礼も無しにさっさと教室を出た。 硝煙漂う教室、教卓の上でエロ本を広げ、気が向いたら人を撃つ担任代行のおかげで、一時も心の休まるヒマの無い自習時間。 授業とは名ばかりのお喋り時間を過ごすはずが、ただ机に向かって自習をすることしかできなかった中等部の生徒達は、 不思議と、揃って満ち足りた顔をしていた、命あって授業終了を迎えられた喜びと、慧海が教卓を降りた瞬間に起きた、もうひとつの幸運。 男子生徒と、少なからぬ女子生徒、死地を共に生き延びた仲間達は、互いの顔を見合わせて囁きあった。 「赤だ」「赤ですね」「赤だな」「赤だったわ」「red」「赤デス」「ゆっくり赤だったね!」「絶対に赤だよ」 慧海は双葉学園に来る以前、武者修行と称して世界中の軍に所属するラルヴァ部隊に短期在籍し、いくつかの隊では顧問、指導を務めた。 その頃からずっと、赤い炎を吐く青緑のドラゴンは慧海のパーソナルマークで、燃えるような赤は慧海のパーソナルカラーだった。 慧海の下着は、他の服同様に米軍基地のPXで揃えていて、カラフルな下着を好む傾向のある女性将校達に混じって、ずっと赤を買ってる。 教室を出た慧海が、醒徒会室に行って、またチビすけのオヤツをぶん取るか、自分専用寮の米軍ハウスで晩飯の豆でも煮るか迷ってたら、 後ろ壁を隔てて隣の教室から、股間を押さえて泣く醒徒会の役員が、生徒達に運び出されていくのが見えた。 何があったか知らないが、この学校も最近、色々と物騒だ、風紀委員とかいう仕事を、ちょっとは頑張ってみようと思った。 ワッドカッター弾を喰らいながらも、最後まで担任代行の仕事をやりとげ、チャイムと共に失神した早瀬速人は、漢であった。 面倒な担任代行の仕事を終えた慧海は、ひとつ大きな伸びをしてから、廊下の向こうに知った顔を認めて、駆け寄った。 「あ、アイスだ」 漆黒のブレザーをキチンと着こなし、背を伸ばして廊下を歩いていた逢洲に、無法な赤いスタジャンを着た慧海が走ってくる。 猫は人に懐かないというが、性根のいい猫は、時間をかけて慣らせば、姿を見ただけで歩み寄って来て喉を鳴らすようになる。 逢洲は一瞬、だらしなく下がりそうになった頬をキっと引き締め、意識して厳し目の口調で、慧海に接する。 「デンジャー、ちゃんと自習担任の仕事はしたんだろうな」 慧海はその場で一回転して親指を立てる、普段の所作からして物静かで落ち着いた逢洲とは対照的な、相棒の風紀委員。 「あったりまえだぜ!イピ・カイ・エー」 クリント・イーストウッドを師と仰ぐ父のせいで、慧海はハリウッド・ガンアクションを子供の頃から見ていた、ダイハードは50回見た。 「……銃声が隣の棟まで聞こえたんだが……」 逢洲が咎めるのも無理もない、慧海は、現在、寮のガレージで密造してる二銃身サイレンサーの完成を急げ、という意味に解釈した。 「いいじゃ~ん、ちゃんと仕事してたって証拠よ、一応言っとくけど、あたしの弾丸は誓って、誰も傷つけてないわ」 慧海は逢洲から視線を逸らしながら、、頭ひとつ分背の高い逢洲に、ススっと身を寄せると、逢洲の背中に、軽く額を当てながら、言った。 「あと、……やっぱりあたしは、アイスがいないとダメみたいだ……」 逢洲は、慧海の言葉、人に懐くことなどない山猫のような少女の、突然の接触に、慧海が今まで見たことないほどうろたえた。 「な…何を言っている!…突然そんなことを言われても…わたし…その…そういうことは…ほら、お互いちゃんとしてからじゃないと…」 逢洲は顔を真っ赤にして、慧海の顔を見ては、もっと顔を赤くして顔をそむけて、また慧海の顔を見たりしてる。 「ほら、この袋とじ、ビリビリになっちゃったわ、逢洲ならこんなの、そのカタナでス~っと切れるでしょ?」 21世紀になってなお存在する、袋綴じの過激記事は、万事において大雑把な慧海が、手でちぎったおかげで、大事な部分が破れていた。 脇に抱えていたPLAYBOYをチラ読みながら歩いてて、ついアイスの背におデコが当たってしまったが、それくらいでは怒らないだろう。 「…エ…エミ~~~~ちょ、おま、ちょっとそこに直れ!!今日こそ貴様の、その、いけない所を、叩きなおしてやる~~!!」 逢洲は、ラルヴァや悪質違反者から人命、人身を守る時以外は抜かない、二本差しの鞘を払い、慧海に襲いかかった。 「んな!……なによぉアイス!PLAYBOYは嫌いだった?巨乳じゃないほうがいいなら、PENTHOUSEも買ってきたから…」 慧海にしてみれば、なんでアイスが怒ってるのか想像つかなかったが、とりあえず必死で逃げた。 なんだか知らないが、アイスは、乙女にとって命より大事なものを傷つけられた顔をしている。 その日の午後、学園で最も恐れられている暴君風紀委員が、委員会の良心と言われる善君風紀委員に、学園中を追っかけられた。 慧海のスカートは相変わらず鉄壁だったが、その様はなんとも異様な、それでいて可愛らしいものだったという。 danger zone2 ~danger lesson~ おわり