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『ゆうかの花壇(完)』 6KB 虐待 制裁 現代 独自設定 エピローグ的なものです anko3622 ゆうかの花壇(後)の続き、というかエピローグです。 後編なのに続いてしまって不快な気分にさせてしまって本当に申し訳ないです。 『ゆうかの花壇(完)』 「あいつらの様子はどうだったかしら?」 「それなんだけどな、あいつらはもう限界みたいだ」 「そう・・・」 手にゆっくりショップの袋をぶら下げたとしあきが、あの部屋から出てくる。 今日来てもらったのは、あのゆっくり達の健康状態を調べてもらう為だ。 あれから約半年間、あの装置に固定した状態で数々の虐待を行い続け、傷付けば砂糖水で回復させ、非ゆっくり症になれば気つけ薬を打ち続けた。 その結果、いくらゆっくり達に砂糖水をかけても栄養剤を打っても回復しなくなってしまったのだ。 「お前の腕の問題じゃぁない。こればかりは仕方ないさ。ゆっくりは脆いからな、いつか壊れる」 「そうね・・・」 「そんな落ち込むなよ。それにしてもすげぇな。ちょっと味見してみたけど、市場でも中々出回らない高級品クラスの味だったぞ。お前ならこっちの世界で食っていけるかもしれないぞ?」 「いえ、えんりょしておくわ。あいつら以外のゆっくりを虐待する理由もないしね」 あの野良ゆっくり達に限界が来た今、私にもうゆっくりを虐待する理由は無い。 いや、理由を作るのが怖いのだ。 元から私は「ゆうかの仇討ち」のためではなく、憂さ晴らしや自己満足であいつらを虐待したのだ。 それが生活の一部になるにつれて、今では終わったその生活が充実していたものにすら思えてしまっていた。 苦悶、絶望の表情。懇願、諦め、自暴自棄。そしてあの悲鳴。 全てが私の嗜虐心をくすぐって仕方が無かった。 「あ、あぁ。後ね、あのれみりゃ、もう要らないからあなたにあげるわ」 「え?でもこの広い家に一人暮らしは寂しいだろ?あいつは有能だし、置いていても・・・」 「いいからいいから、私、あんまりれみりゃ好きじゃないし。道具もありがとうね、返すわ」 家においておくと、何か些細な粗相であの道具達を使ってしまいそうだから。 「で、その袋は何?」 話を無理やり終わらせて、としあきの持っている袋に話を移す。 ゆっくりショップの袋は大きく膨らんでいて、袋の持ち手の部分が重力に引っ張られて伸びている。 「ん?あぁ、ゆっくりショップで面白いものを見つけたから買ってきた。新商品らしい」 そういって袋を鳴らしながら中から球体状のものを数個取り出す。 ビー玉程の大きさの、何かの種のようだ。 「・・・何の花?」 「ゆっくりの花。加工所の新商品さ。ゆっくりの体に埋め込んで成長させるらしい」 一体どんな品種改良を施せばそんな薄気味悪い花ができあがるのか甚だ疑問だ。 「で、埋められてるゆっくりを養分に、苦痛の量に比例して花を咲かすんだ。生前の苦痛もプラスされるらしいから、あいつらで試してみたらどうだ?」 あいつらを使ってそんな薄気味の悪い花をこの家の敷地内に咲かすのは猛反対だ。 だが、一つ気がかりな事があった。 「ねぇ、それ、普通に育てても咲くの?」 「咲くよ、根を張っていくと母体を完全に支配して土からも養分を吸うようになるらしいんだ」 としあきが悪戯っぽい笑みを浮かべて球根を袋に戻す。 なるほど、としあきの考えが分かった。 あの野良達にはまだまだ利用価値がある、虐待ができると言うわけだ。 「ただいま」 服を着替えた後、縁側から庭に出て花壇に向かう。 今までちゃんと手入れはしていたはずだったが、随分と雑草が伸びてしまっている気がした。 一本一本、根っこから引き抜いてゴミ袋に入れていく。 一本抜く毎に、軍手ごしに命を奪う感触が伝わってくる。 (ざっそうさん、ごめんなさいね) そういえば、ゆうかは雑草や害虫でも処理するときは申し訳そうに声を出していたっけ。 そんな事を思い出しながら、じょうろに汲んだ水で花壇の土を万遍無く濡らして、栄養剤を土に突き刺す。 (おはなさん!ゆっくりおおきくなってちょうだい!) ゆうかは良く、忍び込む野良ゆっくりを仕留めては肥料にしていた。 ゆうかが勇敢に戦ったこの庭は、ゆっくりの死臭がするらしく、未だに忍び込んでくるゆっくりは滅多にいない。 もしかしたらゆうかが守ってくれているのかもしれない。 そう思うと嬉しさと共に、死んだ後もゆうかに頑張らせてしまっているのかと、少し胸が痛んだ。 (おねーさん、このめさんはね、すこしだけせいちょうがおそいの。だからゆっくりできるようにゆうかがそだててあげるのよ!) ゆうかが一際大事に育てていた、小さな弱々しい芽は、あの時野良ゆっくり達に潰されてしまっていた。 なんとか回復しないかと、ゆうかを埋めたすぐ上に植えてみたのだが、結局無駄だった。 水と肥料をあげすぎないように注意しながら、固定したりしてみたが、残念ながら枯れてしまった。 花も咲かせることが出来ずに、ひっそりと花壇の中心で枯れていた。 (ゆわあああん!おはなさんしんじゃったあああ!ごめんなさいいいい!) 好きこそ物の上手なれとは言うが、ゆうか種にも個体差があるらしい。 あのゆうかは結構馬鹿な所があり、花が散った時は花が枯れたと思い込んでしまって良く泣いていた。 (おねーさんありがとう!これはゆうかのたからものにしてだいじにするわ!) ゆうかは、祖母との思い出が詰まったこの家 花壇 祖母から受け取った簪 私に貰った麦藁帽子 祖母 私 を宝物だと言ってくれた。 ゆうかの宝物である、この花壇を守れなかった無力感が今も私の胸に残っている。 せめて、私がここに居られるうちは、ゆうかが守ろうとした花壇を守っていきたいと思っている。 決意新たに花壇の手入れを終えて、縁側で靴を脱いで家に上がる。 すると玄関から騒がしい声が聞こえてきた。 私は玄関先に出て、塀の脇にある花を見る。 あのゆっくり達をあの種を使って出来た花だ。 案の定、私の虐待によって多くの苦痛を受けていたゆっくり達は、すぐに大きな花をいくつも咲かせてくれた。 見た目は悪くないどころかむしろ綺麗な方だ。 そして、少し面白い発見があった。 「ゆ?このゆっくりはなんだかゆっくりしてないね!」 「ゆぷぷ!ゆっくりしてないゆっくりはまりささまがせいっさいっするのぜ!」 近くを通ったゆっくり達は、この花を見ると決まってゆっくりしてないと言うのだ。 どうやらゆっくり達にはこの花が、お飾りの無い変な形のゆっくりに見えるらしい。 通りすがりのゆっくり達は花に向かって罵声を浴びせて、鉢に体当たりを繰り返した後、満足気に去っていった。 私はその一連の流れを見守った後、野良ゆっくりの花に手を伸ばす。 葉っぱを音を立てて勢い良く千切ってやると、植木鉢の土が少し動いた。 完全に支配されたゆっくりはどうやらまだ生きているようだ。 花の根が少しずつ伸び、栄養を吸収するたびに母体のゆっくり達がどんな苦痛を受けるのかは分からないが。 身動きが取れず、視界は真っ暗で、体を通じて何かが通過していくのはさぞ不思議で恐ろしい感覚だろう。 としあきの話だと、このゆっくり達の耐久力は限界に達しているらしいが、寿命はもう少し先らしい。 この花が枯れるまでは、中のゆっくり達が生きている証拠だそうだ。 花が枯れた時に、このゆっくり達の命が終わる。 今はまだその時ではないが、その時が来たら、私の胸に何故か残る靄は晴れるのだろうか。 それとも増幅して広がっていくのだろうか。 もしそれで晴れたなら、もう一度ゆうかを飼ってみよう。 あのゆうかの代わりにはなれないだろうが、気休め程度にはなるだろう。 そしてもし晴れなければ、その時はまた・・・。 私は軽い自己嫌悪を感じつつ、家の中に戻った。 完 今まで書いたもの anko2360 『馬鹿一家と賢いぱちゅりー』 anko2376 『ゆっくりショップの事情』 anko2654 『ゴキゆ』 anko3317 『さくらさんはゆっくりできる』 anko3348 『もコンロ』 anko3532 『工作ゆ虐』 anko3540 『砂場さんはゆっくりできる?』 anko3557 『非ゆっくり症』 anko3571 『ゆうかの花壇(前)』 anko3622 『ゆうかの花壇(後)』
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『ゆっくりいーたー』 23KB パロディ 自業自得 変態 戦闘 野良ゆ ゲス 独自設定 うんしー ずっと前から書きたかったネタ。今さら感あるけど3DSで発売記念ということで ぐうぅぅぅぅ~~~~~………… 「腹が……へった……」 むかーしむかし……といってもせいぜい50年と少しくらい前の昔。 世間では冷戦と呼ばれていたそんな時代。 ソ連領内のとある森で、あるアメリカ人の兵隊さんが餓えて倒れていました。 彼はソ連軍の極秘兵器の破壊と要人救出、そして敵要人の暗殺という特殊任務を遂行する為に ひとりで敵地に単独潜入した工作員です。 現地で支援してくれる部隊はなし。たったひとりの力でソ連の兵隊さんに見つからないように隠れつつ進み 極力戦わないで任務を遂行しなければならないのです。 すごいですね。まるで日本のニンジャみたいです。 さて……そんな工作員で兵隊ののお兄さんもさすがに空腹には勝てないのか、さっきから元気がありません。 彼は蛇でも兎でもカエルでも平気で生で食べてしまう見境いのない人なのですが、 そんな彼の目から見てもこのあたりの森にはどうにも食料となりえるモノがないようです。 「こんなことなら……ちゃんと動植物をキャプチャーしておけばよかったな。先を急いだばかりに……クソッ!」 重大な任務を果さなければならないというのに、ここで餓死でリタイアじゃ泣くに泣けないでしょう。 しかし天は兵隊さんを見捨ててはいなかったようです。 耳を澄ますといかにも不快で能天気な声がすぐ近くから聞こえてくるじゃありませんか。 見ると黒い帽子と赤いリボンをつけた饅頭みたいなのが、ぽよんぽよんと飛び跳ねていました。 「ゆーん!きょうはたいっりょうっなのぜ!おいしいくささんやいもむしさんがたくさんとれたのぜ!」 「すごいよまりさ~♪さすがれいむのまりさだね!れいむもはながたかいよ!」 (……?なんだ……あれは……?) 「…ゆ?れいむみるのぜ!あそこにじめんさんにはいつくばってる、ゆっくりしていないにんげんがいるのぜ?」 「ゆ~?なんなのあのくそじじいは?顔にどろさんをぬっててゆっくりできないよ!」 顔の泥とはどうやらフェイスペイントのことを言ってるようですね。 「わかったのぜ!あのじじいははいつくばってまりささまたちにどげざしているのぜ!」 「ようやく、くそにんげんがみのほどをしったんだね!ゆっくりしていないかとうせいぶつにしてはじょうできだよ!」 「じゃあじじいはさっさとあまあまをもってくるのぜ!」 「もってきたられいむのうんうんをたべさせてあげてもいいよ!どれいにもしてあげるよ!」 「「げらげらげらげらっ!」」 (ま、まずいっ……!) 兵隊さんはバカ笑いを始めた饅頭どもにさっと近づくと、まず黒帽子饅頭の脳天にグサっとナイフを一突き! 黒帽子は「ゆっ…?」と小さくうめくとそのまま静かになりました 「……ゆっ?ゆううううううっ!?どぼじてばりざが」 「静かにしろっ……!」 さらに騒ぎ立てようとした赤リボンの大きな口の中にすかさずナイフをグサっと刺しました。 赤リボンは目をぐるんぐるんさせましたが、すかさず二度三度とナイフを刺すと絶命したのかこれまた静かになります。 やれやれ危ないところでした。どこに敵兵がいて目を光らせているのか分からないというのに。 不思議生物どもが大声で騒ぎ立てたらせっかく隠れているというのに見つかってしまいます。 (それにしても……こいつらはなんだ?生き物なのか……?というより…………これは喰えるのか?) 生き物に詳しくない兵隊さんには不思議生物のことなど何もわかりません。 なら知っている人に聞くのが一番です。 兵隊さんは無線機のスイッチを押しました。彼には無線で後方からサポートしてくれる専門家たちがいるのです。 生物と医療に詳しい彼女ならなにか知っているかも…… 「ゆっくりをキャプチャーしたみたいね」 「ゆっ………くり?」 「ゆっくりは主に日本に生息している饅頭生物よ。ゆっくれいしていってね!と挨拶する所から そう名づけられたらしいわ。皮は小麦粉で中身は餡子……でも一口にゆっくりと言っても種類は豊富なの。 中身がカスタードのありす種とか生クリームのぱちゅりー種、チョコレートのちぇん種とか色々いるらしいわ。 ある程度の知能もあって日本語を話すことができるの。人間と意思疎通ができる唯一の生物よ」 「……」 「赤リボンがれいむ種、黒帽子はまりさ種というの。この2種はありふれたゆっくりでよく番になるらしいわ」 無線に出た医者の女性は別に驚いた様子もなく、饅頭……ゆっくりについて兵隊さんに説明しました。 「饅頭なのに……生き物なのか?」 「そうよゆねーく。面白いでしょ?」 「面白いか……?にしてもゆっくりとやらは主に日本に生息しているんだろう?なんでソ連に?」 「研究用として日本から連れてこられたのが逃げ出して野生化したんじゃないかしら? ゆっくりは食用、ペットなどの愛玩用、そして虐待用と幅広い利用用途があるから」 「……虐待?」 「ええ。ゆねーくもアレを見ていてムカっときたでしょ?」 「まあ……少しは」 「ゆっくりは生物として底辺に近い強さしかもたないのに、なにかと人間を見下したり不快にさせる言動行動をとるの。 それに腹をたてた人がゆっくりを虐待するようになったらしいわ。意外と癖になるらしいとか」 「……」 次々とその生態が明らかにされる饅頭生物……ゆっくり。それにしても彼女は博識ですね。 もしかしたら彼女もゆっくりの虐待が趣味の虐待お姉さんなのかもしれません。 「で、そのゆっくりとやらはウマいのか?」 「聞くと思った……」 「それが一番重要だろう!で、味の方はどうなんだ?」 「お饅頭だからね。一応はおいしいらしいわ」 「そうか!」 「でもゆねーくがキャプチャーしたそれは成体のようね。成体は中身がパサパサしていて味はいまいちって話よ」 「君はさっきウマいと言ったじゃないか!?」 「そのままじゃ不味いけど成体でも苦しめてから食べると美味しくなるらしいの。 でもそれじゃ手間がかかりすぎるわね。同じゆっくりでもどちらかというと子ゆや赤ゆの方が美味しいらしいわ」 「こゆ?あかゆ?」 「ゆっくりの子供に赤ちゃんのこと。子ゆっくりと赤ゆっくり。特に生まれたてが一番美味いらしいわよ ゆっくりの巣を見つけるようなことがあれば探してみたら?」 「そうしてみよう」 「じゃあね」 ゆねーくは無線機を切り、任務に戻ることにしました。 とりあえず必要な情報は仕入れられたのでよしとします。 話によるとゆっくりは一応食べられるようなので……ゆねーくは思い切ってまりさを食べてみました。 「んぐっんぐっんぐっ………ふむ……それなりー…」 案の定あまり美味しくはなかったようです。 それでも二匹食べて半分くらいは腹を満たしたし、ここは贅沢はいってられないでしょう。 少し元気になったゆねーくは再びずーりずーりと周囲を警戒しながら地面を這って移動を開始しました。 しばらく進むと……どこからかまたしても不快な大声がします。 ゆねーくはその声のほうへ向かいました。思わぬ拾い物ができるかもしれません。 ……声は木の根元の横穴から聞こえてきました。 「ゆーゆーゆー、ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪すっきりーのひ~~♪」 「ゆっくちのひ~♪」 「きょうはとっちぇもとかいはなひ~~♪」 「ゆゆーん♪ありすのおちびちゃんたち、おうたがとってもじょうずね!みんなりっぱなとかいはだわ!」 「さすがさいっきょうっのまりさのおちびなのぜ!みんなゆっくりしているのぜ!」 どうやらまりさ種とありす種の夫婦が木の根元に巣を構えているようです。 それに加えて子ゆが……3匹、赤ゆが2匹といった家族構成でしょうか。 ゆねーくはしばらく巣の中を観察していましたが……おもむろに巣に腕をつっこむと赤ゆを1匹摘み上げました。 「ありしゅはちゅばしゃをてにいれちゃわ!」 「ほう……これが赤ゆという奴か。小さいな……」 「ゆっ?ゆうううううう!?どぼじてありずのおちびちゃんがいなぐなっでるのぉぉぉぉぉっ!?」 「ゆんやぁぁぁ!まりちゃのいもうちょがきえちゃっちゃよぉぉぉ!?」 「ありしゅはみたわ!おうちのなかになにかがはいってきて、おそとにいもうちょをもっちぇっちゃったのよ!」 「おうちのちょと……?ゆんやああああ!ゆっくちできにゃいくちょにんげんがいりゅわぁぁぁぁっ!?」 「ぐ、ぐぞにんげんのしわざなのかぜ!?おいくぞじじい!さっさとばりざのかわいいおちびをかえすんだぜ! かえしたらそくざにしねっ!」 「ありすのとかいばなおちびちゃんをかえしなさい!このぐず!」 「かえちゃないと、さいっきょうっのまりちゃがきょわいきょわいぷくーをちゅるんだじぇ!」 「いにゃかにょの!ゆっくちちね!いにゃかにょの!ゆっくちちねっ!」 「とりあえず食べてみるか……ぱくっもぐもぐもぐ………」 「おしょらとんでりゅ…ゆぎゃ!?」 「どぼじておちびちゃんをたべちゃうのぉぉぉぉぉっ!!?」 「ゆんやぁぁぁぁ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃ!」 「……ウマいじゃないか!もっと喰わせろっっっっ!!」 赤ありすは大変な美味だったようです。 自然界じゃ甘味はめったに手に入らないから余計に美味しく感じられるのかもしれませんね。 ゆねーくは他の赤ゆ子ゆにも手を伸ばし夢中で喰らいました。 「やめちぇええええ!まりちゃはおいちくな……ゆべっ!?」 「きょんにゃのときゃいはじゃにゃいわぁぁぁぁ!ゆぎゅぎゅぅぅぅぅっ!!」 「うめっ!これはめっちゃうめぇ!まじぱねぇなっ!」 「や、やべろぉぉぉぉ!ありずのとかいばなおちびじゃんをたべるなぁぁぁぁ!」 「いいかげんにやめないとまりさ、ぷくーするのぜ!ぷくぅぅぅぅ!どうだぜ?こわいのぜ? こわいこわいでおそろしーしーをちびったらさっさと…」 「赤ゆもいいが子ゆも美味い!また食べたいなっ」 「どぼじてごっじみないのぉぉぉぉ!?」 「なにやっでるのよこのぐぞばりざぁぁぁ!ざっざとぐぞじじいをぜいっざいっじろぉぉぉぉ!!」 「ふう……満腹だ。残りはお持ち帰りするか」 「ゆぴぃっ!?」 「ゆっ!すーやすーやするわっ!?」 とりあえず赤ゆ全部と子ゆ2匹まで食べて満足したゆねーく、残りを麻酔銃で眠らせてキャプチャーしました。 麻酔弾にはなぜかラムネ成分も混合されていたので野性のゆっくりはすぐに眠ってしまいます。 用意周到ですね。初期装備を用意したスタッフはこうなることを予測していたのでしょうか。 ゆねーくは眠らせたゆっくり親子をバックパックに収めると、またずーりずーりと移動を開始しました。 「ぬう……」 ゆねーくは森の中で動くに動けませんでした。 何故なら多数の敵兵がパトロールをしていて、かつその警戒網を突破できそうな隙がないのです。 強行突破もやむなしか……とゆねーくが拳銃とナイフを構えたその時。 バックパックからなにやら不愉快極まりない寝言が聞こえてくるじゃありませんか。 「ゆぴーゆぴー……ゆうぅぅぅん……まりさはさいっきょうっ……なのぜぇ……ゆぴぴー……」 「……」 ゆねーくはこの重大な局面でのん気に居眠りこいているまりさに思わずピキィ!となりました。 バックパックからまりさを取り出し、せえい!とばかりに投げ捨てます。 まりさは放物線を描いて空中を飛んでいき……敵兵の近くで地面と熱いちゅっちゅをしました。 「ゆべっ!?」 「ん?誰だ……!」 「い、いたいぃぃぃぃっ!おもにおかおがいたいぃぃぃ!どぼじてばりざがごんなめにぃぃぃぃっ!?」 「なんだ……ゆっくりか。驚かせやがって」 「おいぐぞじじぃぃぃっ!はやくがわいぞうなばりざざまにあばあばをもっでごぃぃぃぃっ!もっでぎたら ゆっくりしないでそくざにしねぇぇぇっ!」 「……」 「ぎいでいるのがぁぁぁごのくずぅぅぅっ!つかいすてのこまのぐせにこうきなばりざざまをむしずるなぁぁぁっ!!」 「ッ!うるせえぇっ!!」 「ゆぎゃっ!?」 おおっと、野性のまりさの暴言に我慢強いソ連の兵隊さんもさすがにブチ切れたようですね? 泣き叫ぶまりさを思いっきり蹴りまくっています。 「ゆげっ!ゆぎょぉぉ!や、やべろおおお!ぐぞじじいごときがばりざざまになにしやがるんだぁぁぁっ!!」 「やかましぃぃぃっ!黙って聞いてりゃ好き放題いいやがってっ!誰が使い捨ての駒だこの糞饅頭がぁぁぁっ!」 「ゆごげっ!?ず、ずびばぜんでじだ!ばりざがわるかっだでず!だからゆるし……ゆがぁ!?」 「死ね!死ね!糞饅頭がっ!死ねぇぇぇっ!!」 「ゆんっ!?ゆっゆっゆっゆっ………」 「おいお前!配置を離れて何をしているッ!」 「あっ!?す、すいません!野性の糞饅頭の悪口についカッとなってしまいまして……!」 「……ああ虫の息のこいつのことか。まあ気持ちは分かるがな……俺もたまに潰したくなるし。 だが程々にしておけよ。いつここに例の侵入者が来るかわからないんだからな」 「はっ!」 「パトロールを続けるぞ」 しかしパトロールを再開した時にはもう、ゆねーくは警戒網を突破して先へと進んでいました。 それもこれも偶然とはいえ囮となって敵兵の注意を引きつけてくれた野性まりさのおかげです。 まったく敵兵に蹴られて餡子吐き出して死んでくれたまりさは英雄ですね!傍目にはただの犬死ですけど。 しかしゆねーくの役にたったのは事実です。 (……ふむ、あのやかましさは使えるかもしれん。ただの食料で終わらせるのではなく色々と試してみるか……) そう思いながらゆねーくは先を急ぐのでした。 「……これでよし。随分マシな食料が手に入ったな」 敵の中継基地の食料倉庫に侵入したゆねーく。携帯できる食料の補給に成功しました。 あれから行く先々で野性のゆっくりをキャプチャーしていますが、餡子ばかりだと栄養が偏ってしまいます。 たまには食いでのある蛇の肉やカロリーメイトも欲しいところ。 とりあえず倉庫から盗れるものだけ盗って…… (あとは敵兵の注意をひきつけ、かつ弱体化させる為にこの食糧倉庫を爆破し……) ……ようとしてTNT爆弾を取り出そうとしたゆねーく。しかしその手が止まります。 しばらく考えたのち……爆弾をしまい、代わりにバックパックから捕獲したゆっくりを取り出して 5~6匹食糧倉庫に放り投げてから倉庫のドアを閉めて出て行きました。 そして一時間後……二名の兵士がその倉庫のドアを再び開けようとしています。 「やれやれ腹がへったな」 「さっさと倉庫から食料もって戻ろうぜ。他の連中もきっと腹をすかせて……」 「むーしゃむーしゃ!じあわぜぇぇぇぇっ!」 「これうめぇ!まじぱねぇ!」 「こんなにたくさんのごはんさんがあればあんしんよね!ゆっくりしたおちびちゃんをたくさんつくりましょぉぉぉっ!」 「ずっきりぃぃぃぃ!」 「けんっじゃなうんうんをするわ!むっきゅりー!」 「げーぷ!くっちゃくっちゃなのじぇ!まりしゃはすーやすーやちゅるのじぇ!」 「う、うばれるぅぅぅぅっ!!」 「ゆっくちちたれいみゅがうみゃれるよ!せかいじゅうのみんなでしゅくふくしちぇにぇ!」 「ゆゆっ!ここはでいぶたちのゆっくりぷれいすだよ!ゆっくりしていないくそじじいはさっさとでていってね!」 「でていきぇ!くーじゅ!」 「ぷくぅぅぅぅっ!!」 なんということでしょう。食料倉庫中にゆっくりが所狭しと蔓延しているじゃありませんか! 食料は食い荒らされ、うんうんがまき散らされ、腹がいっぱいになったことで次は性欲を満たそうとしたのか、 醜いすっきりー!の乱交パーティー。そして世にも醜悪な出産と、地獄絵図が倉庫内の至る所で行われていました。 「な、な、な……なんだこれはぁぁぁっ!?」 「でていけといってるのぜくそにんげん!まりささまがせいっさいっするのぜ!」 「むきゅ!ゆっくりしていないくそじじいをこらしめてやりなさいまりさ!」 「れいむのまりさのさいっきょうっのたいあたりをくらってさっさとしんでね!すぐでいいよ!」 「え、HQ!HQ!応答してくれっ!」 「こちらHQ!」 「こちらパトロール!食料倉庫にゆっくりどもが侵入した!備蓄していた食料は全滅だ!」 「な、なんだとぉぉぉ!?増援部隊をそちらに送る!そいつらを殺せ!いいか楽には殺すなよ! 死んだ方がマシというくらいに徹底的に苦しめてから殺すんだッッッ!」 「了解ィィッ!」 「ゆあ~~ん?このくそにんげんは、いったいだれとおはなしているのかしらぁ~~?」 「きっとまりささまのたいあたりさんをくらって、あたまがおかしくなったのぜ!」 「ゆぷぷ!ゆっくりしていないくそにんげんはあたまがかわいそうなんだね!でいぶがどれいに……ゆべぇ!?」 「オラァ!糞饅頭ども覚悟しろやぁぁぁぁっ!!」 「食いモンの恨みは万国共通で恐ろしいってことを思い知らせてやんよぉぉぉぉっ!!」 ただちにソ連の兵隊さんたちはゆっくりの駆除を始めました。 死なない程度に蹴り飛ばし、お飾りを破壊し、髪の毛をむしって、赤ゆはせめて食料の代わりにと食べて餓えをしのぎ。 殺さないように、生かさないように、最大限の苦痛を報いとしてゆっくりどもに与えるのでした。 「「「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁ!ゆっくりできないぃぃぃぃぃっ!!」」」」」 「……うまくいったようだな」 食料倉庫から少し離れた場所で……ゆねーくは会心の笑みを浮かべていました。 あの時ゆねーくは「爆弾がもったいない」と思ったのです。 爆発音で逆に警戒が厳しくなってヤブヘビになるかもしれないとも考えていました。 キャプチャーしながらゆっくりの生態や考え方がだんだん理解できるようになったゆねーくは、 「ゆっくりを食料倉庫に放り込めば爆破するのと同じ効果があるのではないか?」と思いつき実験してみたのです。 効果はてきめんでした。 敵兵は腹をすかせて注意力が低下、戦闘力もガタ落ちです。 こうなればしめたもんです。餓えている敵兵の前に捕獲したゆっくりを放れば…… 「でいぶはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!くそにんげんはでいぶにあまあまをちょうだいね!」 「しょ……食料だァァ!」 「ゆっ?な、なにするきなの?やべてね!でいぶにちかづく……ゆぎゃああああああっ!?」 「うめえ!まじぱねぇ!ありがてえ!ありがてええええ!」 「いだいぃぃぃっ!?や、やべろおおおお!でいぶをたべるなあああっ!ゆぼぉぉぉ!?お、おねがでずたべないでくだ」 お腹をすかせたソ連の兵隊さんは身がたっぷりのでいぶを食べるのに夢中のようです。 その横をダンボール箱がのそのそと歩いていることも気付かずに…… ゆっくりはもはやゆねーくにとって単なる食料にあらず。立派な兵器として戦闘にも使われるようになりました。 敵の精鋭部隊であるゴリラ部隊の兵士との戦闘でも…… 「どこに隠れたゆねーく!出てきて俺と戦えッ!」 隠れたゆねーくを探すゴリラ部隊兵士。そのとき!敵兵士の視界の片隅に迷彩服を着たゆねーくの姿がッ! 敵兵士はそれを見て余裕で迎撃体勢を整えます。 「そんなカムフラージュで俺の目を欺けると思ったか!死ねっゆねー………ぐッ!?…………ぬううッ!」 ターンッ! パンッ! まったく同時に2つの銃声が鳴り響きました。 銃声のひとつは相手の頭部を。もうひとつの銃声は相手の心臓の位置をしっかりと撃ち抜いています。 「ぐぅッ……!」 「……ッ!」 「……お前の敗因は2つ。ひとつは予備の迷彩服を着せた囮を俺だと一瞬誤認したこと。ふたつめは……」 「も、もっと……ゆっくりしたかった…………にゃん…」 「ふたつめは囮が胴つきゆうかにゃんだと認識した時、お前は撃つのを一瞬ためらったことだ」 「さ、さすがは……ザ・ドスの教え子……ぐはっ!」 ゴリラ部隊の兵士はゆねーくの迷彩服を着せられた胴つきゆうかにゃんの頭を 二瞬の躊躇のあとに正確に撃ち抜きました。 しかし同時に後ろに回りこんでいたゆねーくはゴリラ部隊兵士の心臓を正確に撃ちぬいていたのです。 胴つき希少種の価値をも考慮に入れた恐るべき戦略と言えるでしょう。 こんな調子でゆねーくはゴリラ部隊のベテラン兵士たちを次々と撃破していきました。 もはやダンボールとともにゆっくりはゆねーくにとってなくてはならないアイテムになりました。 なにしろ敵兵の前に捕獲したゆっくりを放り投げれば、たちまち敵の目を引いてくれるのだから便利なものです。 「ゆっくりしていってねー。ちぇんはちぇんだよー!」 「お、善良ぽいなお前。飴なめるか?」 「あめさん!?あめさんはゆっくりできるんだねー!そいつをさっさとよこしてねー!わかれよくずー!」 「なんだよゲスじゃねえか!(ぐしゃっ!)」 「ゆっへっへ!このようさいさんはゆっくりできるんだぜ!ここをまりさのゆっくりぷれいすにす」 「グロズニィグラードでおうち宣言すんな!(ぐしゃっ!)」 「あたい、おようふくなくしちゃった!さむいよどうしよう!」 「ど、胴付きちるのちゃん?お兄さんとあそこの暗い隅っこでHENTAI行為をしようね!ハアハア……」 「でいぶはしんぐる」 「ヒャッハー!虐待だぁぁぁぁっ!!」 「ゆんやあああ!ぎゃくたいそびえとじんさんはゆっくじでぎないぃぃぃぃっ!?」 とまあ、中にはHENTAIお兄さんや虐待鬼意惨もいるようですが。 とりあえずそれぞれゆっくりに夢中になって、こちらの警戒をおろそかにしてくれるのでやりやすいったらありません。 そんなこんなでゆねーくは大要塞グロズニィグラードへの単独潜入に成功。 要人救出には失敗するものの、極秘兵器の爆破には成功した……ように見えました。 「ゆねぇぇぇぇくっ!まだだぁぁぁぁっ!!」 「失敗した!?核搭載型高速戦車シャゴホッドで追いかけてくるぞっ!」 「鉄橋へ向かいましょう!あそこにはC3爆薬が仕掛けてあるから……」 「狙撃して鉄橋ごと落とすというのかッいいだろうッ!とばせ!追いつかれたら終わりだ!」 「しっかり捕まってて!ゆねーく!」 「まァァァァてぇぇぇぇぇっ!!逃がすものかァァァァァっ!!」 ゆねーくにさっきボコられた大佐が破壊をまぬがれた戦車シャゴホッドで、 現地でゆねーくに協力している諜報員のお姉さんが運転するサイドカー付きバイクを追いかけていきました。 当然サイドカーにはゆねーくが乗っています。 「お、おい……大佐が要塞の外にいっちゃったぞ?俺たちはどうするんだ?」 「バカ!俺たちも追いかけるんだよ!奴らを取り逃がしたら俺たちの命はないんだぞっ!」 「あるだけのバイクを出せ!フライングプラットフォームもだ!全員で追いかけてなんとしても始末するんだッッ!」 「はっ!!」 こうしてソ連の兵隊さんたちは全員ゆねーくを追いかけて要塞を出発しました。 大佐がシャゴホッドで暴れたせいで要塞内はあちこちボロボロで壊れまくり廃墟になりかかっています…… しーんと静まり返るグロズニィグラード……と、その要塞内に小さな影がひとつ、ふたつ…… ひょこひょこと姿を現しました。 「ゆっ?」 「ゆゆっ?」 「……くそにんげんはみんないなくなったのぜ?」 「いなくなったようだねー!ほんとうにゆっくりしていないかとうせいぶつどもだったよー!」 「げらげら!くそにんげんはせいぜいにんげんどうしでころしあえばいいんだみょん!」 「おおっおろかおろか!」 「にんげんはまったくゆっくりしてないね!せんそうばかりしているにんげんはゆっくりしているでいぶをみならってね!」 「それじゃあここをありすたちの、とかいはなゆっくりぷれいすにしましょう!」 「みんなでおうちせんげんをしようね!」 「むきゅ!いいわ!せーの……」 「「「「「「ぐろずにぃぐらーどさんを、ここにいるゆっくりぜんゆんのゆっくりぷれいすにするよっっ!!」」」」」」 「ゆ~ん♪かんっぺきっにおうちせんげんがきまったよ~~♪」 「きょうからこのようさいさんはまりささまたちのおうちなのぜ!」 「さっそくごはんさんがおいてあるおうちをさがしましょう♪」 「へいきしょうはちぇんのおうちにするんだねー!わかってねー!」 シュゥゥゥ…… 「おうちのひとりじめはゆっくりできないよ!ちぇんはばかなの?しぬの?」 「そうだぜ!そもそもぐろずにぃぐらーどさんはぜんぶまりささまのおうちなのぜ!」 「はあああ?ふざけるなよまりさー!ゆっくりしねよー!!」 「けんかをするなんてとかいはじゃないわ!やめなさいあなたたち!」 シュゥゥゥゥゥゥ……! 「みょーん♪ごはんさんをみつけたみょん!そくせきらーめんさんだみょん!ゆっくりたべるみょん!」 「ゆがあああ!でいぶのごはんさんをよこどりするげすはしねぇぇぇっ!」 「みょんっ!?」 「うみぇえ!らーめんしゃんめっちゃうみぇえ!ぱねぇぇぇ!」 「うんうんちゅるよ!ゆっくちー!」 「どぼじでみょんがみつけたごはんざんをたべるんだみょぉぉぉん!?はくろーけんをくらえだみょん!」 「ゆびゃあ!?も、もっちょゆっくじ…」 「おちびじゃぁぁぁぁんっ!?でいぶをしんぐるまざーでなくしたみょんはじねぇぇぇっ!」 「おばえがじねみょぉぉぉぉんっ!!」 シュゥゥゥゥゥゥッ!!! 「て、さっきからしゅーしゅーうるさいよ!」 「なんなんだぜ!しゅーってすごいおとさんがだんだんおおきくなって、ゆっくりできないのぜ!」 「……むきゅ?あれなにかしら……おそらさんからこちらになんかがとんで」 「ゆ…」 ドゴオオオオオオオオオンッッッッ!! その時。グロズニィグラードにきのこ雲があがり要塞は跡形もなく吹き飛びました。 小型核砲弾による攻撃です。当然ゆっくりたちも要塞と共に永遠にゆっくりしたのでした…… そしてちょうどその頃。要塞から離れたところにある花畑で…… ひとりの中年女性が小型核砲弾を発射し終わった無反動砲を地面に落とすとポツリと言いました。 「綺麗でしょ?命の終わりは……切ないほどに。命は最後に残り香を放つ……餡子臭い残り香をね」 「ザ・ドス!」 さてこの任務を終えたあと……ゆねーくはビックドスという称号で呼ばれる偉大な兵士となりました。 後年、彼がアメリカ特殊部隊の司令官になったとき、決まって新兵にこう話したといいます。 「単独潜入任務で重要なことは現地で手に入れた物資をいかに有効に活用するか、だ。 特にダンボールとゆっくり、この2つを制する者が任務を達成できる!そもそもダンボールというのは……」 と、少々ダンボールについて熱く語りすぎるのがうっとおしがられたようですけどね。 めでたしめでたし…… ……むきゅ。ざ・どすはみごとににんむをまっとうしたようね! まったくにんげんのくそばばあのくせに、ここはあぶないからひなんしろとうるさいやつだったわ! ……ぐろずにぃぐらーどはひつようなぎせいだったわ。 むきゅきゅきゅ!それにしてもこれで……ええ。 このあたりいったいのむれがきょうどうでごはんさんをびちくしているそうこ…… 「けんじゃのいさん」はぶじ…………ぱちゅのものに。 ええ、そうよれいむ。この「いさん」があれば「けんじゃ」をさいかいできるわ! にしのおやまのどすも、ひがしのおやまのくいーんありすもきづいてないようね! ぱちゅがこのあたりのむれぜんぶに、ようさいさんへひっこしをすすめたすぱいさんであることに! じゃまなほかのむれのゆっくりはぜんゆん、ばくはつさんでえいえんにゆっくりしたわ! あとは「けんじゃのいさん」をつかってむれをおおきくして、 しゅういのむれをすべてせいふくする「けんじゃけいかく」をすたーとするわ! ほうふなごはんさん、おおきなゆっくりぷれいす、あっとうてきなちから…… それらはもりのけんじゃであるぱちゅにこそふさわしいの! ……ゆ?どうにもかぜさんがつよいようね。 ゆゆっ?ぐろずにぃぐらーどさんのほうがくからゆっくりできないとっぷうさんがふいてるわ!? むきゅううううう!?や、やべてね!とっぷうさんはふくのをやべ……おそらをとんでいるみたい! ……ゆべっ!も、もっとゆっくじじたが……… ちなみにゆねーく達には預かり知らぬことですが。 水面下でグロズニィグラード周辺のゆっくりの群れ同士で戦争が行われてたようです。 策略に策略を重ねて最後に笑うはずだったのはとある群れの長ぱちゅりーでしたが…… 小型核砲弾爆発の際の突風でそのへんの木に叩きつけられて生クリーム吐いて死にました。 その群れのゆっくりも全ゆん死にましたとさ。まったくザ・ドスの忠告を聞かないから…… まあこれは歴史の闇に葬り去られるというより もともと誰も知らないので気付かれもしなかったという本当にどうでもいい事でした。 今度こそ本当にめでたしめでたし♪ でっでっでっで――――――んっ! 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ anko3440ぷくー!をしてみた anko3486胴つきさんはゆっくりできない anko3501胴つきさんはゆっくりできるね! anko3503じゃまもの
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『謝罪』 14KB 制裁 野良ゆ ゲス 結構ひどい間違えをみつけたので書き直して再投稿 テンプレ展開です。 ≪謝罪≫ 「やい!そこのくそにんげん!まりささまにそのあまあまをよこすんだぜ!!さっさとしないとこのさいっきょうのまりささまがおまえをせいっさいしてやるのぜ!!!」 「さっさとよこしてね!!れいむぐずはきらいだよ!!」 「しゃっしゃとするのじぇ、くしょにんげん!!」 缶ジュース片手に公園のベンチくつろいでいると、突然野良ゆっくりが絡んできた。 成体のまりとれいむ一匹ずつに赤まりさが一匹と、さほど珍しくもない家族構成だ。 「誰がてめぇらみたいな糞饅頭に恵んでやるかよ。」 俺は三匹にそう言い放ち、手にもっていた缶ジュースの中身を一気に飲み干した。まぁ、元々あまり入っていなかったわけなんだが。 「ゆがあああああああああ!!!!!なにやってるんだくぞにんげんんんんんんんん!!!!」 「どぼじでれいむのあまあまぜんぶのんじゃうのおおおおおおおおおおお?????!!!!!!」 「ゆびゃあああああああああああああん!!!まりしゃのあみゃあみゃぎゃああああああああああああ!!!!!」 俺がジュースを飲み干したことに対して怒りを露にする三匹。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎ・・・ゆるさないのぜくそにんげんんんんんん・・・・。 こうなったらまりささまがじきじきにせいっさいしてやるのぜぇ。いまさらないてあやまってもおそいのぜ!! まりささまはちゃんとせいっさいするとちゅうこくしておいてやったのぜ!!そんなこともわすれるようなおろかなくそにんげんはいためつけてやるのがいちばんいいのぜ!!」 「ゆふふふふ、いまさらあやまってもおそいんだからねくそにんげん!!れいむのまりさはさいっきょうなんだからね!れいむのあまあまをかってにのんだことをこうかいしてね!!!! そしたらこんどこそあまあまをたくさんもってきてね!!!」 「やっちぇやるのじぇおちょうしゃん!!!!きょんなきゅしょにんげんになしゃけなんちぇいりゃにゃいのじぇ!!!」 俺を制裁すると言って怒鳴り込んでくる糞ども。そんな三匹に対して俺は頭をボリボリと掻きながらボーっとしていた。 そんな俺の態度が癪に障ったのか、三匹の怒りはますますヒートアップしていった。歯軋りをしながら、これでもかと言わんばかりに目を見開いて俺を睨みつけてくる。 「ゆがあああああああ!!!!ぼうおごっだのぜええええええええええ!!!!ぐぞにんげんははんごろしじゃものだりないのぜ!!!ころじでやるのぜえええええええええ!!!!!」 「くそ、昨日シャンプーと間違えてボディーソープで頭洗っちまったから髪の毛ガチガチだ。これどうっすっかなぁ・・・。」 「ぞんなだいどがどっていられるのもいまのうぢなのぜえええええええええええええええええええええええ!!!!!ばりざざまのずーぱーあだっぐをぐらえええええええええ!!」 そう怒鳴りながらまりさは「ぽよんっぽよんっ」と音を立て俺に対して体当たりを仕掛けてくる。無論、遅い。 後ろの二匹はそんなまりさをうっとりとした表情で見つめていた。おそらくやつらの脳内では俺を倒すまりさの姿が浮かんでいるのだろう。 だが、現実はそう甘くない。俺はまりさの体当たりのタイミングに合せ、まりさを軽く蹴り付けてやる。 『ゆごぁ!!』という呻き声と共に「パキッパキッ」っという音が聞こえてくる。恐らく歯が折れたのだろう。 俺に蹴られたまりさはゴロゴロと二匹の元まで転がっていき、大声で泣き始めた。 「ゆぎゃあああああああああああああああ!!!!いちゃいいいいいいいいいいいいい!!!いちゃいよおおおおおおおおおお!!!」 「ば・・・ばりざあああああああああ!!!なんでええええ???!!どぼじでええええええええ?!!! なんでさいっきょうのばりざがくそにんげんなんがにまげでるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお??!!!!」 「ゆびゃああああああ!!おちょうしゃあああああああん!!!ゆっくちしちぇにぇ?!!きゃわいいまりしゃをみちぇゆっきゅちしちぇにぇ?!!」 まりさは俺に蹴られた痛みから揉み上げを振り回し、赤ゆっくりのように泣きわめいている。 れいむはそんなまりさを見て泣きわめき、赤まりさに至っては体をグネグネさせゆっくり特有の可愛さアピールのポーズをとっている。 俺はそんな三匹の元に近づき、再びまりさを蹴り付ける。 「いぢゃいいいいい!!!」 「ゆがあああああああああ!!!ばりざあああああああああ!!!!やべろくそにんげんんんんん!!!」 「おちょうしゃんににゃにしゅりゅんだじぇえええええええええ!!ぷきゅううううううううううううううううう!!!」 「何って、これからこのまりさ殺すんだけど文句あんの?」 「「「ゆ?」」」 俺の発言に対して三匹は呆然とする。そして数秒後、お馴染みのセリフを三匹同時に吐く。 「「「どぼじでぞんなごとするのおおおおおおおおおおおおおおおおお??!!!!!!」」」 「どおしてって、こいつは俺を殺そうとしたんだぜ?だから俺はやりかえすだけ。」 「ふ・・・ふざけるんじゃないのぜえええええええ!!!」 「ふざけてなんかいねぇよ。」 そう言って俺はまりさを再度蹴り付ける。 「ゆがあああああ・・・・いだいいいいいいいいいい・・・・。ごべんなざいいいいいいい・・・、にんげんざんになまいきなくぢぎいいでごべんんざいいいい・・・。 ゆっぐりばんぜいじばじだ、だがらゆるじでぐだざいいい・・・・。」 「ほ、ほら!まりさもあやまってるよ!!だからくそにんげんはとっととまりさをはなしてね!!そしたらあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!!!」 「おちょうしゃんがあやまってりゅんだきゃらくしょにんげんはとっととゆるずのじぇ!!!!!」 俺が本気で殺そうとしていると気づいたまりさは、俺に謝罪をして許してもらおうとする。 そして、謝ったんだから早く許せとゆっくり特有のアホらしい考えをわめき散らすれいむと赤まりさ。俺はそんな三匹を鼻で笑ってやる。 「はっ、謝ったんだから許せ?冗談じゃない。殺そうとしてきた奴を謝られたくらいで許すかよ。お前らは自分を殺しにかかってきた奴がいて、そいつが謝ったら許すのかよ?」 「と、とうぜんでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!あやまったらぜっっったいにゆるしてあげなきゃいけないんだよおおおおおおおお!!!」 「しょんなきょちょもわきゃらにゃいの?!ばきゃにゃの?しにゅの?」 「あぁ、そうなの。じゃあいいや。許してやるよ、お前らのこと。」 「ゆ・・・。ゆふ、くそにんげんはようやくまりささまのいだいさをおもいしったのかぜ!!!こんかいはとくべつにみのがしてやるから、はやくあまあまをけんっじょうするんだぜ!!!」 「そうだよ!れいむたちにめいわくをかけたんだから、たっぷりとあまあまをけんっじょうしてね!たくさんでいいよ!!!」 「ゆぴゅぴゅぴゅ!くしょにんげんははやくまりしゃしゃまにあまあまをもっちぇくるのじぇ!!!」 俺が『許してやる』と言った途端、強気な態度に打って出る三匹。 「なにやってるの!!とっととあまあまをもってきてね!!れいむぐずはきら『うるせぇ。』いぢゃいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 再びドヤ顔で俺に甘味を要求してきたれいむを蹴りつけてやる。 「お・・・おきゃしゃあああああああああああん??!!!」 「れ、れいむううううううううううう!!!くそにんげんんん!!これはいったいどういうことなのぜええええええええ!!!!」 「あぁ、ごめんよ。れいむのこと蹴っちゃったね。でも謝ったから許してね。」 「ふざけるなああああああああ!!!ゆるすわけ『許してくれるよね?』ゆぎゃああああああああ!!!!」 次は俺に対して文句を言ってきたまりさを蹴りつけてやる。 「おちょうしゃああああ『お前もだよ。』ゆぴゃあああああああああああああ!!!」 最後に赤まりさを蹴り付ける。 「いぢゃいのぜえええええええええ!!!!!どぼじでえええええええええ?!!!ばりざはゆるざれたんでしょおおおおおおお??!!!」 「ゆびゃああああああ!!!!どぼじでまりしゃしゃぎゃこんにゃめにいいいいいいいいい!!!!!」 「ぐぞにんげんんん・・・。よぐぼでいぶのがわいいおぢびじゃんをぉ・・・。」 「あぁ、ゴメンね、蹴っちゃった。でも謝ったから許してくれるよね?だってさっき自分たちでそう言ってたじゃないか。 『例え相手が殺そうとしてきても謝られたら許す』って。だから俺がお前らをどんなに痛めつけても謝ったら許してくれるんだよね。」 俺はそう三匹に告げる。俺の言葉を聞いた三匹は「「「ゆゆゆ?」」」と言い固まってしまった。 こいつらはゲスだが、頭の方はゆっくりの平均レベルくらいはあるようだ。 れいむは俺に何か言い返そうと口を開くが、言い返す言葉が見つからないのか口を開いたままオロオロしている。 俺はそんなれいむの口に靴を突っ込んでやる。れいむの歯が折れる感触が靴越しに伝わってきて何だか楽しい。 口の中に靴を入れられたれいむは揉み上げで靴を叩き、体をグネグネさせて何とか吐き出そうとしている。 そんなれいむの動きが気持ち悪かったので、俺は足を一気に踏み下ろした。 『グジュリッ』というれいむの下顎が潰れるいい音がした。 「あぁ、ゴメンねれいむ。君の下顎潰しちゃって。」 「れ・・れいむううううううううううううううううう!!!!」 「おきゃしゃあああああああん!!!ゆっくちしちぇえええええ!!ゆっくちいいいいいいいいいい!!!!」 「・・・!・・・!!」 下顎を潰されたれいむは余りの痛みに目を白黒させ、揉み上げをぶんぶんと振り回す。だが、下顎がないため声は出ない。 その姿がシュールで面白かったため、俺はつい笑ってしまった。 「なにぎゃおきゃしいんじゃくしょにんぎぇんんんんんんんん!!!!!!!ぷきゅうううううううううううううう!!!!」 俺が痛がるれいむの姿を見て笑ったことが気に食わないのか、赤まりさは俺に対して(ゆっくりにとっては)威嚇行動である「ぷくー」をしてくる。 俺はそんな赤まりさの頭の上に足を置き、徐々に力を加えていく。上からの圧迫に耐えられなくなった赤まりさの口からは「ぷしゅーーー」と言う音と共に空気が抜けていく。 「ゆべぇぇ・・・・やべちぇぇ・・・・・。まりしゃしゃまがちゅぶれちゃうのじぇえええ・・・・。」 「お、おちびじゃああああああああああああん!!!ぐぞにんげんんんん!!!!ごんなごどがゆるざれるどおぼっでるのがああああああああ!!!!」 「あぁ許されるね。だってさっき自分たちで言ってただろ?『謝ったら絶対に許さないといけない』って。 だから俺は謝りさえすればどんなことだって許されるんでしょ。例え、この赤まりさをこのまま踏み潰したとしても。」 「ゆびぇぇぇ・・・・。いやじゃぁ・・・・。まりしゃしにちゃくにゃいじょじぇぇぇ・・・・・・。」 「あ、あやまればゆるされるっていってもげんどがあるでしょおおおおおおおおおおお!!!!」 「おいおい、何言ってんだよ。俺はお前らが俺を殺そうとしたことを許してやったんだぜ。だから俺がお前らを殺そうとしても謝ったら許すってのが筋ってもんだろ。 じゃあな赤まりさ。踏み潰しちゃってごめんねー。」 俺は笑顔で「ごめんねー」と言いながら赤まりさを踏み潰す。そして、そのまま靴の裏を地面に擦りつけ、原型がなくなるまでグチャグチャにする。 「お・・・おぢびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!どぼじえええええええええええ???!!!! どぼぢであんなにゆっぐりじでたおぢびがごろされなきゃいげないのぜえええええええええええええ??!!!!!」 「・・・・・!!!・・・・・・!!!!!!」 口を潰され喋れないれいむでも現状は理解できてるようで、赤まりさの死を嘆き悲しんでいた。 俺は今度はそんなれいむの上に足を乗せ、赤まりさの時と同様徐々に力を入れていく。 力を加えていくたびにれいむの下顎があった部分からドボドボと餡子が排出されていく。 「でいぶううううううううううううう!!!!!やべろおおおおおおお!!!もうやべるんだぐぞにんげんんんんんんん!!!!!!!」 「大丈夫だよ。殺した後にはちゃんと謝るから。」 「ふざげるなあああああああああああああああああああ!!!!!ゆるざないいいいいいいいいいいい!!!!でいぶをごろじだらぜったいにゆるざないぞおおおおお!!!」 「何言ってんだよ、許してくれるんだろ?謝れば、例え相手が殺そうとしてきても、謝れば許すのが普通なんだろ。」 「ふざげるなああああああああああ!!!!!ゆるざない!!!ないであやばっでもぜっだいにゆるざないがらなあああああああああ!!!!!」 「どうしても?」 「どうじでもだああああああああああああああああああああああ!!!」 まりさは荒い呼吸をし、目を血走らせながら俺を睨んでくる。おそらく、このれいむには相当の思い入れがあるのだろう。 普通のまりさ種ならここで番を見捨てて逃げ出している。種としての本能に逆らうほどこのまりさのれいむに対する愛情は深いのだろう。 「あぁ、どうしても許さないって言うんだ。じゃあいいよ。俺もお前が殺そうとしてきた事を許さないから。」 「だからなんだっていうんだあああああああああ!!!!いいがらでいぶがらぞのぎだないあじをどげろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「俺はお前が殺そうとした事を許さない。許さないから、その仕返しとしてこのれいむは踏み潰しちゃおう。」 「ふ・・・ふざげるなああああああああああああ!!!なにいっでんだぐぞにんげんんんんんんんんん!!!!!!!!! ばりざはぼうゆるざれだんだぞおおおおおおおおおお!!!いまざらぞんなごどがつうじるとおぼっでるのがあああああああああ!!!!!」 「俺はお前らが『謝られたら絶対に許す』って言ったから許してやったんだ。 でもお前は俺がこのれいむを殺しても謝るって言ってるのに許さないって言ってるんだ。どう考えてもおかしいのそっちだろ。だから俺はお前を許すのをやめたんだ。」 「ふ、ふざげるな!!ばりざはあやまったんだ!だからあのごどはゆるざれたんだ!!」 「謝ったら許すって言うんなら、俺がこのれいむを殺しても許してくれるんだよな?許さないって言うんなら俺もお前を許さないからコイツを殺すよ。」 「ぞ、ぞんな・・・ぞんなのっでぇ・・・。」 先程までの剣幕はどこへ言ったのやら。まりさは泣きながら「ゆぐっゆぐっ」っと嗚咽を繰り返している。 先程の説明でどう転んでもれいむは俺に殺されるしかないと分かってしまったようだ。 実力行使で俺を止めようにも、先ほど俺にボコボコにされたばかりなのでそんな事はできないと分かりきっている。 先程あんなに俺を強く睨んでいたにも関わらず、まりさの目は完全に俺に対して救いを求めていた。 俺はれいむから足をどかしてやった。 「ゆ・・・・?・・・ゆ、ゆっふっふっふっふ。ようやくやめるきになったのかぜくそにんげん。まったく、あたまのわるいくそにんげんはこれだからこまるのぜ。 しかたないからこんかいはあまあまなしでみのがしてやるのぜ!まりささまのかんっだいなこころにかんしゃしてね!」 俺がれいむから足をどかしたのを見たまりさは、何が起きたのか分からず一瞬呆然としていた。 だが、直ぐにうざったらしいドヤ顔に戻りつい数秒前の態度が嘘のように開き直っている。 言いたい事を言い終えたまりさは、素早くれいむの元に駆けていった。 「とっとおうちにかえるよれいむ!!はやくおきて!!れいむ!!れいむ?!・・・れいむ?・・・れ・・い・・・む?」 れいむの元に駆け寄り早く帰ろうと催促したまりさは、れいむの異変に気が付いた。 ちゃんと見てみればわかる事だ。俺がれいむの上から足をどけたのは『踏み潰すのをやめたから』ではなく『踏み潰す必要が無くなったから』なのだと。 そう、れいむはすでに死んでいた。俺が力を加えていく度に餡子を排出し続けたれいむはとっくに出餡多量で死んでいた。 「れいむを殺しちゃってごめんねー。」 「あ・・・あぁ・・・あああ・・・ああああああああああああ!!!でいぶ!でいぶ!!でいぶうううううううううううううううう!!!! ぞんな!なんで!?なんで、なんで、なんでえええええええええ??!!!!!!!」 れいむが死んでいる事に気がついたまりさは狂ったように泣きわめく。「なんで?どうして?」と大声で叫び続ける。 俺はそんなまりさを踏み付ける。 「ゆひいいいいいいいい!!!やべでええええ!!!ごろざないで!おでがいじばず、ごろざないでぐだざいいいいいいいいいいいい!!! にんげんざばにざがらっでごべんなざい!!!ゆっぎりばんぜいじばじだ!!ゆぐりばんぜいじばじだあああああ!!!!! だがらゆるじでぐだざい!!おでがいじばず!!ゆるじで!!ゆるじえでえええええええ!!!」 「うん、だから許すよ。だから、まりさも俺がお前を殺すのも許してくれるよね。」 「ぞんなりふじんだよおおおおおおおおおお!!!」 「どこが。最初に言い出したのはお前らだろ。諦めて死ねよ。」 「いやだぁぁ・・・。だずげで・・・だずげでぇ・・・。」 「やだ。じゃあねまりさ、潰しちゃってゴメンね~。」 俺はそのまま、まりさを踏み潰し、空き缶をゴミ箱に捨ててその公園を後にした。 終わり あとがき おかしいな、もうちょっと長い話になるはずだったのに・・・。 ゲス虐待が多いんで次回あたりは善良なゆっくりの物語でも書いてみたいです。 今までに書いたもの anko3588 受け入れられない anko3595 横暴 anko3600 踏みにじる anko3608 餡子の雨 anko3628 約束 anko3657 消えたまりさ anko3660 犠牲
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『はるですよ』 5KB 観察 小ネタ 小ネタ ここはとある地方のとある山。 キンと冴え渡る空気も、太陽の光で和み、麗らかな陽気に変わる。 雪の多いこの地域にも、ついに春が訪れた。 するとどこからともなく、数匹の白い帽子を被ったゆっくりが数匹現れて、 楽しげにじゃれあいながら、踊るように空を飛び始める。 『はるですよ~』 春ですよ、そう繰り返しながらそのゆっくり達は山を飛び回る。 彼女達の名前は『ゆっくりりりー』春を告げるといわれるゆっくりだ。 彼女達は春が訪れるとどこからともなく現れ、声を上げながら飛び回るという習性を持っている。 しかしそれ以外の生態は謎に包まれていて、春が終わり日差しが強くなり始めるころにはと突如姿を消し、 夏、秋、冬と過ぎ、再び春が訪れるまで決して人の目に付かないという、まだまだ謎に包まれたゆっくりである。 『はるですよ~』 その声を聞いて、枯れ木や草で覆われている土の穴から、冬眠中のゆっくり達が顔をだしはじめる。 「ゆゆ~~~っ!ひさしぶりのそとなのぜー」 「ぽかぽかだねー、ゆふふ、おちびちゃんたち、おそとはあったかいよ」 「おしょちょー!」 「ぽーきゃぽーきゃ!」 「とってもとかいはなおてんきだわ」 「むきゅ…あたたかいわ…」 少しずつその数は増えていき、ゆっくり達は久しぶりに再会する山の群の仲間達と共に春の訪れを喜んだ。 しかしその日は運の悪いことに、昼を過ぎたころから徐々に曇り始め、気温がぐんと下がっていってしまった。 するとゆっくり達は大変で、折角陽気に誘われて外に出たというのに、寒さで凍えてしまう個体がどんどん増えていった。 あるれいむが、怒りに身を任せて叫ぶ。 「ゆがあああ!!!これはりりーのせいだよ!りりーがうそをついたんだよ!りりー!ゆっくりしないででてこいいいい!!!」 そのれいむは、いつまでもぎゃあぎゃあと大きな声を上げてりりーを呼び続けた。 その呼びかけに答えて、山のあちこちから春を告げるために散っていたりりー達が集まってくる。 ついでにあまりの声量に、野次馬のゆっくり達もずいぶんと増え、りりーと対峙するれいむを見守った。 「おまえたちのせいでれいむのかわいいおちびちゃんがさむさでえいえんにゆっくりしちゃったでしょおおおおお!!!ぜんぜんはるじゃないぃいぃ!!!」 『はるですよー』 「うそだああああああ!!!!こんなにざぶいのに!!!はるなわげないいいいい!!!」 『はるですよ~?』 「ゆがあああああ!!!うぞづぐなああああ!!!」 『はるですよぅ…』 その後も同じような罵倒を何度も繰り返すれいむ。 始めは黙ってみていた野次馬達も、あまりの寒さに次第にれいむの味方になっていって、りりーはうそつき!と 殆どのゆっくり達が参加して大罵倒大会になってしまう。 するとりりーたちはだんだんと笑顔が崩れて悲しい顔になっていき、 ついに泣き出してしまうものまで現れ、かたまって空のかなたにふよふよと飛んでいってしまった。 『にげるなああああ!!!!このざぶざをどうにがじろおおおお!!!!ゆっぐりでぎないいいいいいいい!!!!!』 ゆっくり達はりりー達が視界から完全に消えるまで、いつまでも空を見上げて叫びちらし続けた。 やがて夜がきて本格的な寒さが再びやってくる。 いったん冷え切ってしまった空気はなかなか元には戻らず、その山のゆっくり達は多くの犠牲を出したが、 生き残ったものたちは再び巣穴に戻って越冬体制に戻った。 さてりりー達だが、この事件のせいですっかり自信をなくしてしまい、 誰にも知られていない住処にこもり、その年はもう二度と外に出てくることは無かった。 りりー達が出てこなくても春は勝手にやってくる、というよりも、たまたまその日運悪く天気が崩れてしまっただけで、 彼女達の言うように、確かに春はやってきていた。 しかしほとんどのゆっくり達は、もうその次の日には外がぽかぽか陽気になったことも知らず、 りりー達が反省して本当のタイミングで春を知らせてくれるのを、ただじっと巣穴の中で待ち続けた。 「ゆぅぅ…お、おかしいのぜ、はるはまだなのぜ…?」 「まりさみてきてよ!おちびちゃんたちがおなかをすかせてるんだよ!」 「や、やなのぜ!またさむかったらまりさがこごえちゃうのぜ、はるまでまつのぜ!そんなにしんぱいなられいむがいくのぜ」 「どぼぢでぞんなごどいうのぉ!?れいむはかよわいんだよ!まりさがいくべきでしょぉぉお!!」 「ゆんやああ!けんかしにゃいじぇーーー!」 「どっちでもいいからしゃっしゃちょいけ!このくじゅおや!」 「はるはまだかしら、いつまでもくらいすのなかはとかいはじゃないわ…」 「むきゅ…ごほっ…そろそろごはんさんが…ごほっ…」 それから数ヶ月、本当のことに気付いたほんの一握りの生き残り達が巣から顔を出すまで、 ゆっくり達はじわりじわりと数を減らしながら巣穴の中でいつまでももたもたとゆっくりしていた。 おしまい。 -------------------------------------------- ところでうちの周りの春はまだですか…? ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 anko3107 ゆかりん anko3114 命の価値 anko3125 ちるの時々まりさ 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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『anko3000をお知らせします』 1KB 小ネタ とにかく3000番を奪いたかったんだぜ 『anko3000をお知らせします』 D.O 私は今、一匹の赤れいむを手のひらに乗せ、 頭を優しく撫でてあげている。 「ゆぅ~ん。ゆっくち~」 とても幸せそうだ。 私も思わず微笑んでしまう。 思えばこれまで、この赤れいむが乗る手のひらは、 幾千、いや、幾十万のゆっくりの命を奪ってきたのだ。 ある時はあんよを焼き ある時は冷蔵庫内に放置し ある時は瞳をくり抜き ある時は群れごと叩き潰し尽くし… anko3000…それは、星の数に匹敵するほど無数に生まれ散っていった 羽毛よりも軽い命を持つ存在達の、輝きに満ちた歴史。 私はその中のほんの一部を生み出したに過ぎないが それとて奪った生命の数は1000の位に収まる程度では無い。 その餡子に染められた両手が今 世の中の悪意も知らず、自分の一点の染みも無い輝ける未来を信じる 一匹の赤れいむを優しく包みこんでいるのだ。 偽善…あるいはそうかもしれない。 だが、この記念すべき節目である今日この時だけは 私もゆっくり達の友人でありたいと願う。 そう、せめてこの赤れいむが、 私の目の前に置かれた家庭用ジューサーに放り込まれるまでは。 やっぱ赤れいむは美味いわ。
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『いっしょに』 19KB 虐待 実験 思いつき子ネタです 薄暗い部屋の中、一人の男が佇んでいた。 その足下には4匹のゆっくりが、お互いの体を寄せ合っていた。 「ゆ?ここはどこ?」 最初に口を開いたのは母親れいむ、なにが起こっているのかを確認しようとあたりを見回している。 「なんだかここはゆっくりできそうなのぜ、みんなでゆっくりするのぜ~」 自分達の置かれた状況を把握しようともせず暢気な声を出すのは父親まりさ。 体を少しふるわせて周りに家族が居ることだけを確認すると、薄く目を閉じて身体を弛緩させてゆっくりしはじめてしまう。 「ゆっくり~・・・れいむおなかへったよ!」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 ぴーぴーと泣きながら餌をせがむのが子れいむ、涎を垂らしながら寝息をたてているのが子れいむよりも一回り小さな子まりさ。 4匹はいわゆる典型的なゆっくり一家だった。 彼らは野生として生活していたところを男に捕らえられつれてこられていたのだ。 と言っても逃げまどうところを無理矢理捕獲されたわけではない、一家そろってねぐらで眠っているところを運ばれたので一匹も状況を把握している者はいなかった。 「やあ」 『ゆゆっ!?』 突如男が声を出し、起きていた三匹が一斉に頭上を見上げる。 「こんにちわ」 男はさわやかな笑顔でゆっくり達を見下ろしていた。 「にんげんさん・・・?」 「そうだよ、人間さんだよ」 「ゆゆ?どうしてにんげんさんがいるんだぜ?まりさのゆっくりをじゃましないでほしいのぜ」 母れいむはわずかに怯え、父まりさは面倒くさそうに眉をひそめる。 一方子れいむは初めて見る巨大な生き物にショックを受け、声も出せずしーしーを漏らしてしまっていた。 「おやおや、驚かせてしまったね、ごめんね」 男は笑顔のままで側にあったティッシュを数枚とりだしてしゃがみ込み、子れいむを持ち上げて濡れてしまったあんよ周りと床のしーしーを綺麗にふき取る。 その様子を見て、まりさはにやにやとした笑みを浮かべた。 「ゆへへ、にんげんさんなかなかわかってるのぜ、まりさたちのどれいにしてやってもいいのぜ?」 「ふふ、それは結構だよ」 男はまりさの調子に乗った発言にも表情を崩さず、子れいむを母親の側に返してやる。 すると子れいむは言葉を発することもできず母れいむと父まりさの頬と床の隙間に身体を潜り込ませ、ぶるぶるとふるえだしてしまう。 「おちび、べつにこわいことないのぜ、このにんげんさんはいいやつなのぜ」 父まりさはすっかりと安心し、おさげを使って寝返りですこし離れてしまった子まりさを引き寄せ子供達に頬ずりをした。 「に・・・にんげんさん、にんげんさんはれいむたちをゆっくりさせてくれるの?」 母れいむは警戒を解いておらず、まりさに軽く身体を寄せながら怯えた表情で男を見上げる。 「ああ、もちろん君たちをゆっくりさせてあげるよ」 男は笑顔で母れいむ達を安心させるように努めて優しい声を出して言った。 「けれどそれは僕の思う方法で、だけどね」 そういった瞬間男の顔からは今まで張り付いていた笑顔が外れ、本当の表情が浮かび上がってしまう。 それは好奇心に魂を売った者の浮かべる狂気に満ちた笑顔だった。 「ゆひぃっ!!」 その危険な香りをいち早く察知した母れいむが恐怖の絶頂に達し、身体をがくがくとふるわせてしまう。 しーしー穴からは押さえきれなかった恐ろしーしーが勢いよくあふれ、床にたたきつけられて飛沫をとばした。 「れいむ、いったいどうしたのぜ?」 鈍感なまりさは男の発する危機感を感じ取れずに、豹変したれいむをおろおろと見つめている。 「だめじゃないか、大人なのにおもらしなんかしたら」 男は先ほど子れいむにしたようにティッシュを取り出し、母れいむをひょいと持ち上げた。 れいむがどかされたことにより父まりさの頬の弾力で床にころがされた子れいむが、あわてて父まりさの身体に駆け寄り不安そうに母れいむを見上げる。 「ゆんやあ!!ゆんやああ!!!」 ばたばたと暴れるれいむの濡れた身体をふき、床に飛び散ったしーしーを丁寧にふき取る。 けれど母れいむは子れいむのように床におろされることはなかった。 「悪い子にはお仕置きが必要だね、でも安心していいよ、僕はとっても優しいから、君を一番最初に”ゆっくり”させてあげよう」 男はれいむを抱えたままでまりさ達からくるりと背を向ける。 「ゆぎっ・・・!」 れいむの口から一瞬悲鳴にもにた声が漏れでる、しかしそれはすぐに収まり、まりさから見える男の背中からは、れいむが暴れているような様子も伺えなかった。 「な・・・なにしてるんだぜにんげんさん、はやくれいむをかえしてほしいのぜ」 ようやっと自分達の身に何かよくないことが起ころうとしているかもしれないという不安を感じ始めたまりさが、そわそわとしながら男に声をかける。 「ごめんごめん、すぐに返してあげるよ」 ごそごそと手を動かして、そばにある腰の辺りの高さの台の上で何事かをした後、男はまりさにむきなおってしゃがみ込み、丁寧にれいむをまりさの隣においた。 れいむはぼんやりとした表情を浮かべて黙っている。 「ゆゆ~ん、れいむおかえりなのぜ、ゆっくりできてるみたいでよかったのぜ」 まりさは下をのばしてれいむの頬をぺーろぺーろと舐め再会を喜んだ。 子れいむも母親にすり寄る、しかし子供ならではの敏感さが何かを察知したのか、子れいむはすぐに怪訝そうな表情を浮かべた。 男はそれを見てふふっと含み笑いをする。 「どうしたんだい、大好きなお母さんだよ」 男が優しげな口調で声をかけても、子れいむは不安げな顔を明るくすることはなかった。 「ふふふ、子供は敏感だね…やっぱりお母さんの声が聞きたいよね」 そういいながら立ち上がり、男は台の上に乗っている2つの箱のようなものに手を伸ばす。 片方は布で覆われており、もう片方にはスイッチやダイヤルが複数取り付けられ、その二つの箱の間を何本もの線がつながっていた。 男は片方の箱についたダイヤルを操作する、すると箱から何かザーザーとノイズのようなものが走り、やがてそれは認識することの出来る音に変化していった。 「…だよ…ゆ…ゆ?まっくだらよ?…ここは…どこなの?」 「のぜ?」「ゆ…」 父まりさと子れいむは箱から聞こえてきた声に顔を上げる。 「おちびちゃん、まりさ、どこにいったの?」 「れいむ?なんでれいむのこえがうえからきこえるのぜ?まりさはここだぜ!」 「おかーしゃん!」 二匹は首をかしげながらも、目の前の母れいむと声のするテーブルの上を交互に見つめ、母れいむの視界を遮るようにして体を揺らす。 けれど二匹の目の前にいる母れいむの目、その他身体一切は先ほどからぴくりとも動いていない。 「ゆ…?みんなどこにいっちゃったの…でもここはあったかいよ…ゆっくりできるよ…ゆっくり~」 困惑する二匹をよそに、箱から聞こえるれいむは夢見心地な声を出す。 その様子を男は口の端をニヤリとゆがめながらただ傍観していた。 「もう、れいむったらなんなのぜ、ひとりでゆっくりするなんてずるいぜ!」 ついに父まりさは自分の理解の及ばない状況に痺れを切らし、母れいむの身体にぽすんと軽く体当たりをした。 すると母れいむの身体はまるで人形を小突いたように抵抗なくごろりと転がってしまう。 「お、おかーしゃん!?」「れいむどうしたのぜ!?」 母れいむの予期せぬ動作に慌てふためく二匹、それを見て男はすっと片足を上げた。 「あはは、そのれいむはれいむだけどれいむじゃないよ、ほら」 男はそういって母れいむをあげた足で小突く、すると母れいむの身体はごろごろと奥へと転がっていってしまった。 「な、なにするのぜ!このぉ!!」 父まりさは憤慨して男の足に力いっぱい体当たりをした、けれどゆっくりの身体がいくら当たったところで男が怯むことはない。 「ふふっ、可愛いねほんと、でも大丈夫だって言っただろう」 父まりさの体当たりを受けていた足がすっと持ち上がる。 力の行き場を失った父まりさの身体は奥へと転がっていく、次の瞬間父まりさの背後でぐちゃりと湿った音がした。 「それ、それ、それ」 ぐちゃり、ぐちゃり、何度も男の足元から音が響く。 男は足を振り上げ、下ろす、ただその単純な動作を何度も繰り返した。 「ゆあ…あ…」 父まりさは言葉を失いただただ男の足元で黒いペーストになっていく母れいむを見つめていた。 「おきゃああああ!!!!」 子れいむが半狂乱になって叫ぶ、転がるようにして母に駆け寄るも、すでにそれは物言わぬ餡の塊だった。 男は父まりさと子れいむの様子にも眉ひとつ動かさず、手を伸ばして布の被った箱をわずかに揺らす。 「ゆゆ?」 するとダイヤルのついた箱から先ほどまでど変わらない母れいむの声が響く、その声に二匹は驚きの表情を浮かべる。 「い、いったいどういうことなのぜ?」 「おきゃあ…しゃん?」 声の聞こえる頭上を見上げる二匹、自然と男と目があった。 「種明かしをしよう」 男は片手で無造作に父まりさの頭をつかみ、もう片手で子れいむとそばで寝息を立てている子まりさを同時に持ち上げた。 三匹を机の上に乗せると、箱のほうに向き直らせ、男は机の向かい側に周り三匹に対面する形をとる。 間には男が先ほどから何度か触れている二つの箱が並べてある、男は箱にかぶせてある布を指でつまみ、三匹を見据えた。 「さあ、感動の再会だ」 男が箱にかけてあった布を取り去る、布で覆われた向こうは透明なガラスに囲われた水槽だった。 その中は透明な液体で満たされ、中心付近に黒い塊が僅かに揺れながら浮いている。 箱の底面からは何本ものコードが延び、隣にあるダイヤルのついた箱につながっていた。 「いったいなんなのぜ…?」 男は依然眠っている子まりさは無視し、口を開いたまま固まっている父まりさと子れいむにわかりやすいようにと ゆっくりとした動作で手を振り、水槽の角を小突いた。 男の手から与えられた衝撃で液面が揺らぐ、するとダイヤルの箱から声が響く。 「ゆゆ?れいむがゆっくりしてるのにじゃまするのはだれ?」 「れいむ!?」 「おきゃーしゃん!?」 こつりこつりと男が何度も水槽を小突くとそれにあわせて、ゆっゆっと母れいむの声が響いた。 「どうだい、わかったかい?」 「なんなのぜ…ぜんぜんわかんないのぜ」 父まりさは男の質問に茫然としながら答える、その視線は男の顔、水槽の中、音のする箱と右往左往し定まらない。 「まいったね、もう少し理解力があると思ったんだけどな、じゃあいっそ”直接”れいむに会ってみるかい」 男があきれたような口調で言うと、父まりさは馬鹿にされているのも気づかずに少し前に出て目を輝かせ始める。 「ゆへへ、はやくれいむにあいたいのぜ、まりさはれいむとゆっくりしたいのぜ~!あ、もちろんおちびたちもいっしょだぜ?」 そう言って後ろにいた子れいむに振り返ったとき、父まりさの帽子ごと男の手が父まりさをむんずと掴んだ。 「おとーしゃん!?」 「ゆゆっ?にんげんさんなにするのぜ、まりさのおぼうしにさわらないでほし…ゆっ?おそらをとんでるみたい!」 男の腕が持ち上がると父まりさのあんよがテーブルから離れ、浮遊感からの条件反射で父まりさが身を引き締めて鳴き声を出す。 しかしすぐに我にかえり、おさげを振り身体をよじって抵抗を始めるも、男は両手で父まりさの身体を拘束してしまう。 「なにするのぜ!なにするのぜ!なにすっゆげっ!!」 父まりさの一瞬の隙をついて男が素早くメスを父まりさの頭に突き立てた。 「あ、ごめんごめん麻酔してなかったね、ま、すぐ済むから」 「い”っ!あががっ!!ぎいぃぃい!!!」 子れいむの前でみっともない悲鳴を上げながら、父まりさは身体に走る鋭い痛みに白目をむいて身体を痙攣させる。 子れいむはそれをただ涙と恐ろしーしーを垂れ流しながら見ていることしかできなかった。 男は慣れた手つきで父まりさの頭に裂け目をつけ、そこに手を入れて素早く引き戻す。 父まりさの体内から引き抜かれたその手に握られていたのは、小さな黒い塊だった。 それをそのまま水槽の中に落とし、男は小さく笑みを浮かべてダイヤルの箱に耳をそばだてる。 「さ、会えたかな?」 「ゆゆ?なに?なんなの?なんかへんだよ?」 水槽に塊が投入された瞬間、母れいむの不安そうな声が箱から響く。 それから少しすると再びノイズのようなものが走り、次に聞こえてきたのは父まりさの声だった。 「ゆ?ここはどこなのぜ?まっくらなのぜ!」 「まりさ?まりさなの!?」 「れいむなのぜ?どこにいるのぜ?」 「へえ、お互い声は聞こえてるのか、声なのかな…?それはまだ分からないなぁ…ふむふむ…」 男は箱を見つめながら顎に手を当てて独り言を漏らす。 「おとーしゃん…おかーしゃん…」 男が注意をそらしている間に、父まりさの身体にすり寄っていた子れいむは父が母と同じ状態になっていることを知ると、 両親の声が聞こえる箱をじっと見つめて声を震わせた。 「あぁ、忘れてた、ま、せっかくだし説明してあげよう」 男は子れいむの頭をひょいとつまむと、その場で手首をひねって子れいむの視線を水槽に向ける。 「これ、キミのお母さん」 男はそのまま水槽の真ん中付近に最初から浮かんでいた黒い塊を指さしてそういった。 「ゆ?」 「これ、キミのお父さん、今入れたやつ」 次に男は先ほど父まりさから取り出した黒い塊を指さして言う。 「ゆゆ~ん、まりさまりさ、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!れいむにあえてうれしいのぜ、でもここはどこなのぜ?おちびたちはどこなのぜ?」 「今呑気な声が聞こえてきたこれが、二人の声を出力してるスピーカー、声って言っても聞こえるもんじゃなくて 水槽に流れる電気信号や振動みたいなのを音声に出力してるんだ、これが結構調整難しいんだ」 男が説明している間に、二匹の声は混ざり合いながらノイズになってしまう。 「あ、ズレたかな、どれどれ」 それに反応して男が箱についたダイヤルをいじると、再び箱からゆんゆんと楽しげな声が聞こえてくる。 「お分かりいただけましたでしょうか」 「おとーしゃんとおかーしゃんは…いきてりゅの?ゆっくりしてりゅ?」 「んー、まあ生きてるっちゃ生きてるかな、身体は死んじゃったけどね、この黒いのがいわゆる中枢餡子ってよばれてるやつで 人間さんの脳みそみたいなものなのにあたるんだよね、あ、脳みそってのは人間さんの頭の中に詰まってるとっても大事な器官だよ、キミたちと一緒だね これがなくなると人間さんの身体は死んじゃいます、キミたちゆっくりも中枢餡がなくなると死んじゃいます、基本的にはね じゃあ中枢餡だけになったらどーなるの!?っていうのをやってみたわけなんだね、いやぁ実に面白い、こんなんでもゆっくりはゆっくりしてるんだね、すごいよ」 男は説明をしながら自分の世界に入り半ば独り言のように饒舌に言葉を並べていく。 ゆっくりの、それも子供のれいむにそれが理解できるわけもなく、子れいむは男の勢いに圧されて口を閉ざしてじっとしてしまう。 そうこうしているうちに、音の箱から聞こえてくる音声が変化していた。 「ゆゆ!まりさあんまりこっちにこないでね!ここはれいむがゆっくりしてるところだよ!くっつきすぎだよ!」 「れいむこそほっぺがあたっていたいのぜ!ちょっとまりさにもゆずるのぜ!」 男はそれを聞いて目を輝かせ、再び子れいむのことを忘れて水槽にかじりつく。 「おおお?何々、何が起きてるんだ?う~ん………んっ、これでどうだ」 何か思いついたのか、男はおもむろに水槽に入っている液体に指を入れた。 「れいむのあんよをさわってるのはだれ?」 「いたいっ!まりさのあたまをつつくんじゃないのぜ!」 「へえ…ここはれいむのあんよでまりさの頭なのか…へぇ…」 男は少年のように目を輝かせて指を抜いては違う場所に突き立てる。 それに合わせて、指を突き入れるたびに父まりさと母れいむの二匹の声がシンクロして抗議の声をあげた。 「ゆんやああ!!ゆっくりできないよ!」 「やめるのぜ!まりさおこったぜ!ぷくーするのぜ!?」 いつの間にか二匹の中枢餡はゆったりとした水流に導かれてかはたまたそれぞれの意思からか、すぐそばに寄り添うように漂っていた。 「ゆゆゆゆゆゆゆ…まりさこっちにこないでねこっちにこないでねここはれいむのばしょだよれいむのれいむの」 「なにいってるのぜここはまりさのぜれいむのじゃないのぜここはまりさのぜのぜのぜ」 中枢餡の距離が近づくにつれて二匹の声が混乱したように意味不明の内容になっていき、ついに音の箱からは頻繁にノイズが恥じるようになってしまう。 「おっといけない、さて、どうしよっかな…」 男はいったん音の箱のスイッチを切り、器具を使って水槽に入っている二匹の中枢餡の距離を離す。 再びスイッチを入れると、音声がクリアに聞こえたが、二匹の会話の内容は険悪なままだった。 「もうやだよまりさあっちにいってね!」 「れいむこそあっちにいくのぜ!」 「ハハハ、夫婦喧嘩は犬も食わないよね」 男は音の箱の音量を落とすと、テーブルの上で固まっている子れいむに視線を落とす。 「さ、じゃあ折角だからキミも入ってみようか、親子一緒にいたいだろう?」 「ゆ…」 先ほどのやり取りを見て子れいむもやっと目の前の状況がどういうことなのかをぼんやりと理解したらしく、 視線は水槽の中の二つの塊を追っていた。 「れい…みゅ…も?」 「そ、キミもお父さんとお母さんの所へ」 笑みを浮かべた男の手が伸びる、ふと子れいむは視線をそらして明後日の方向を向く。 するとそこには男が解体した父まりさの物言わぬ身体が転がっていた。 「!!!」 男の手が自らを掴みかけたところで、子れいむははじかれたように後ろに跳び男の手をかわした。 「やだ!やだやだしんじゃう!れいみゅしにたくにゃい!」 「死ぬなんて人聞きが悪いな、あの中で生きてるんだって」 「やだやだやだあ!」 子れいむは男に背を向けて駆け出し、未だに寝息を立て続けている妹のもとへ向かう。 「まりしゃおきて!ころされちゃうよぉ!」 「んぅ…あとちょっと…なの…じぇ…」 子れいむが必至で声をかけ体を押し付けて揺さぶるも、子まりさは一向に起きる気配を見せなかった。 そうこうしている間に子れいむのすぐ後ろに男の手が伸びる。 男は無造作に子れいむの髪の毛のひと房をつまみ、ひょいと持ち上げた。 「ゆんやああ!!いちゃいい!かみさんとれちゃうう!れいむのかみしゃああ!」 「うるさいなあもう、悪い子は麻酔無しアーンド荒っぽくしちゃうぞ」 「どうしてこんにゃひどいことするのぉ!?れいみゅたちはただゆっくりしてただけなのおお!」 子れいむは今日何度目かわからない大量の涙をほとばしらせながらもみあげをぴこりぴこりと揺らして悲痛な叫びをあげる。 しかし男は涼しい風でも受けるようにそれを聞き流して、微笑すら浮かべながら言い放った。 「気になるから、そして楽しいから、かな」 ずぶりと、男の人差し指が小さな子れいむの身体に沈み込む。 「ゆぎいぃぃぃぃいいいいい!!!!!」 鋭利な刃物で切られたわけでは無いじっとりとした生々しい痛みに子れいむは全身を痙攣させる。 そのままずぶずぶと奥へ奥へとはいっていく指に意味のある言葉も喋れず、 ただただ口から壊れたスピーカーのように叫び声を絞り出し続け、やがて糸が切れたようにぷつりと全身を弛緩させた。 「んゆ…ゆふぁ~…ゆっくりしていってね!」 「ハローおちびちゃん、おはよう、ちゃんと挨拶できるなんていい子だね」 小さな子まりさがぷるぷると体を震わせて起床するのを男は優しく見守り、声をかける。 「ゆへへ、ほめられちゃのじぇ!ゆゆ?ここはどこぉ?」 子まりさは男の言葉にはにかみ、きょろきょろとあたりを見渡した。 「おとーしゃん!おかーしゃん!おねーちゃん!」 子まりさが声を上げても、それにこたえるものはいない。 「大丈夫だよまりさ、みんな向こうでゆっくりしてるんだよ、まりさもみんなのとこにいきたいよね」 「もちろんだじぇ!ところでおにーしゃんだあれ…ゆ?」 男は子まりさの問には答えずにメスを子まりさの額に突き刺し縦に裂き、素早く中枢餡を取り出した。 子まりさは声をあげる間も無く身体と中枢餡を分離させられてしまう。 それを水槽に入れ、男は慎重に音の箱のダイヤルを操作した。 『----------------------!!!!!!!!!!!!!!!!!!』 ノイズが止みピタリと噛み合った瞬間、絶叫悲鳴怒号などありとあらゆる何かの混じり合った声が音の箱を震わせた。 水槽の中では長時間液体にさらされた一部の中枢餡が溶け出しその輪郭を失おうとしている。 男は唇の端をにやりと吊り上げ、テーブルのそばにあるイスに腰をおろした。 「さ、レポートレポート♪」 広げた紙に男は軽快にペンを走らせていく。 男は音の箱から響く声をBGMに終始上機嫌で作業を続けた。 終わり。 -------------------------------------------- 思いつき小ネタでした、いつか書こうと思って埃がかぶっていたネタを発掘してみたのですが、 楽しんでいただけたでしょうか。 実はこの作品でankoナンバーで数えて50作品目に達したようです。 続きものが滞っていたり、終わりと見せかけて続編を書こうと思っていたりと、 まだまだネタは色々あるのですが、あとは書く時間さえあれば!というところであります。 ここまでやってこれたのは 読んでくれ、感想をいただいたりゆっくりボタンを押していただいたり挿絵をいただいたりした皆々様のおかげでございます。 これからも細々とではありますが活動を続けていくつもりですのでどうぞこれからもよろしくお願いいたします。 あとがき文が過去作も載せているせいで縦にずいぶん長くなってしまっていますので、 次回からは削るかお勧めの作品のみの表記で済ませようと思います。 それではまた次回作でお会いしましょう。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 anko3107 ゆかりん anko3114 命の価値 anko3125 ちるの時々まりさ anko3129 はるですよ anko3452 れいむが愛したれいむ anko3529 てのりれいむと愉快?な仲間達 anko3625 陽射しの中の… anko3635 バトル 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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『共存の形』 5KB 小ネタ 都会 独自設定 俺設定SUGEE、な駄文 ※小ネタです。 ※俺設定SUGEEE! です。 「共存の形」 必殺引篭り人 誰も振り向かない。 「にんげんさぁぁぁぁん!!れいむのおはなしきいてねぇぇぇ!!」 誰も耳を貸さない。 「まりささまをかいゆっくりにするんだぜぇぇぇ!!さっさとつれてかえるんだぜぇぇぇ!!」 誰も目を向けようとはしない。 「ゆんやぁぁぁぁ!!ありしゅをゆっくちしゃしぇちぇぇぇぇ!!!」 「とかいはっ!!おちびちゃんはとってもとかいはでしょぉぉぉ!?どおしてみてくれないのぉぉぉ!?」 為されることは一つ。 「どぼじでれいむのおりぼんざんどっちゃうのぉぉぉ!?」 「ゆんやぁぁぁぁ!?!?まりざざまのおぼうじざんがぁぁぁ!!」 「やめぢぇぇぇぇ!!ありしゅのときゃいはにゃかちゅーしゃしゃんー!!!」 「ごのいながぼのぉぉぉ!!ありずとおぢびぢゃんのがじゅーじゃじゃんをがえぢなざいぃぃぃ!!!」 会社員と思われるスーツ姿の男、セーラー服の女子生徒、塾に行く途中の小学生。 それぞれがれいむ、まりさ、ありす親子のお飾りを取り上げる。 手にしたお飾りを、彼らは無表情のまま、粉々にした。 「「「「ゆ゛ん゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!」」」」 ちぎられたお飾りをばら撒く3人。4匹のゆっくりはいそいで自分のお飾りを集めようとするがすでに手遅れである。 バラバラになったお飾りはもう戻らない。号泣しながら4匹は必死になってお飾りをなめる。 そんなことで直るはずもないことは理解しているだろうに、それでも必死になめる。 人間たちはそれを見ない。ゆっくりたちに処罰を下した3人も、彼らを見ない。興味がない。 これが現在のゆっくりと人間の共存の形。 ゆっくりが人間社会に登場してからというもの、野良ゆっくりの駆除についてさまざまな試みがなされた。 単純な一斉駆除、薬の散布、野良の群れに長となる指導者を据える等々。 しかしどれも一時的にしか効果がない。はじめは抑えられても、必ず失敗する。 原因は簡単だ。ゆっくりがバカだから。記憶力が悪いから。自分に都合のいいことしか覚えないから。 嫌な事をすぐに忘れるゆっくりには、駆除も薬殺も指導もすぐに忘れられて長期の効果がない。 全滅を目指すことも検討されたが、相当な困難が予想された。 だから人間は考え方を変えた。 ゆっくりと共存する。彼らを受け入れる。人間社会に、街に存在することを許容する。 その代わりに、彼らに示し続ける。人間の強さを。彼らの立場の低さを。 その位置から上を目指す愚かさを教え続ける。 彼らの命に匹敵する、お飾りを壊すことでそれを示し続ける。 人間は自分たちの甘さを反省した。もう無知は許されない。 徹底的な教育がなされた。テレビの番組で、新聞で、折込チラシで、町内会の回覧板で。 ゆっくりのエサになるようなゴミの捨て方を徹底的に改めた。 そして彼らのお飾りを壊すことを奨励した。 街に住む野良ゆっくりはあっという間に窮地に追い込まれた。 エサは取れない。お飾りは破壊される。 お飾りがないゆっくりは迫害される。それ以上に、自身が持てなくなる。怯える。卑屈になる。 ゆっくりできなくなる。 ゆっくりしたくてもできない。お飾りがなければどんなあまあまを食べてもゆっくりできない。 赤ゆっくりを作ることもできない。生まれた赤ゆっくりから蔑まれるからだ。親と認めてもらえないからだ。 捨てられた紙袋やアイスカップを頭にかぶるゆっくりもいた。 だがそれは自分の惨めさをより一層引き立てるだけだった。無くした分身を一層思い起こさせるだけだった。 お飾りを無くしたゆっくりは赤ゆっくりを作れない。お飾りを破壊されるようなバカは子孫を残せない。 子孫を残せるような(比較的)頭のよいゆっくりは、人間に決して近づかなくなった。 お飾りを破壊されるゆっくりの急増を見て学んだのだ。 学んだゆっくりに、人間は寛容だった。寛容と言うか無視だった。 しかし無視されれば生きることができる。少しでもゆっくりできる。 バカなゆっくりは相変わらず生まれた。決して0にはならなかった。 ただ、お飾りを破壊され、人間の優位を示す生きた証拠となった。 これが今の、人間とゆっくりとの関係。 人間は許容する。ゆっくりが街にいることを認める。 排除しない。殺すこともしない。生きることを、住み着くことを受け入れる。 しかし容赦はしない。彼らから希望を奪うことを躊躇しない。 お飾りをバラバラにすることをためらわない。 そして彼らを見ない。ゆっくりを見ない。まるで存在しないかのように。 無視する。三猿を決め込む。 生きることのみでは満足できないゆっくりにとって、それは地獄。 認めてもらえないことはゆっくりできない。 美味しいものがないのはゆっくりできない。 お飾りが取り上げられてしまうこともゆっくりできない。 ゆっくりできないことから逃げ出したい。でも逃げられない。逃げる場所がない。 どこへ行ってもゆっくりできない。ゆっくり出来る場所がない。 そもそもお飾りがなければゆっくりプレイスにたどり着いても意味が無い。 すべてを諦めて、今日もゆっくりは地べたを這いずりまわる。 生きながら地獄に落とされても、なお生きることにしがみつきながら。 人間は受け入れる。バカが子孫を作らなくなり大幅に繁殖力が削がれたゆっくりを許容する。 高望みをしない。実現しないことを望まず、身の丈にあった結果で満足する。 これが、2つの種族が衝突の果てに見出した妥協点。 人間は奪わない。ゆっくりの命を奪わない。彼らが「尊い」と称する命を踏みにじらない。 そんな、優しくも無情で冷酷な地獄を作った人間を、ゆっくりは涙を流しながら今日も見上げている。 感想はこちらまで。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853162/ 過去作品 anko3326 聞いてどうするの? anko2968 屁理屈 anko2655 駆除なんて簡単だ 実践編 anko2012 加熱 anko1870 駆除なんて簡単だ anko1597 きっかけは小さな事 anko1526 初心者お兄さんのコンポスト anko926 鬼威惨の、目指せ金バッジ! anko755 れいぱー対策 anko711 不良品の証 anko670 エコを目指す加工所 anko658 真実を知るということ anko650 モチモチを生かして anko611 おかされいむ anko565 ゆ身売買 anko478 れいむはよげんしゃ anko334 ゆっくりできない理由 anko301 子まりさの反乱 anko265 どすすぱーくをうつよ! anko260 人間の畑だと説得してみよう anko227 陰口 anko181 効率化の道
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『ゆかりん』 10KB 愛で 小ネタ 独自設定 思いつき 「う、う~~~~ん…いたた…」 全身の穴という穴に泥を塗りたくられたような、なんとも気持ち悪い感覚で目覚める。 頭は痛い、胃はきもちわるい、口の中もカラカラなようなネバネバなようななんとも言えない不快な感触がする。 吐く息がアルコール臭い、完全な二日酔いだ。 昨日ついつい仲間内で飲みすぎてしまった、どうやって帰宅したのかは全く覚えてない。 しかし幸いにも今日は休日、だからこそ思い切り飲んだのだが、だからといって休日を棒に振ってしまうのは少々もったいなきがする。 と、思いつつもやはり身体が動く気がしない、しかたなく布団にもぐりこみ、このムカつきが去るのを待つことにした。 ところが。 がたんっ、がたがたっ。 「な、なんだ?」 酔いはともかく突然の物音に眠気が一瞬で醒める。 音を探ると、どうやら押入れの中から物音がしたようが。 そこには普段使わない来客用の布団と、衣替え用の衣服しか入っていないはずだ。 なのにずいぶん大きな物音がした、居るはずの無いものが居るのかもしれない、サッと血の気が引く。 しかしなおもがたんがたんと揺れるふすまを、俺は勇気を振り絞って横にスライドさせた。 「ゆぅ~~~~」 「はい?」 するとそこには、ふりふりの長いスカートに包まれた小ぶりなお尻が一つあった。 その上半身は布団の隙間に挟まっているらしい。 「なんだこれ?」 思わず指でつついてしまうと、ビクンと震えてから、足をじたばたとさせてそれが布団の間から這い出てきた。 「しょーじょのおしりをつつくなんてしつれいね!」 布団の隙間から出てきた、その軽いウェーブのかかった金色に輝く長い髪の毛の少女は、まん丸の頬を膨らませて俺に抗議する。 「えっと…キミは…」 正直こんな知り合いは居ない、ところでこれって少女誘拐になるんだろうか、 と鈍った頭の隅でぼんやり思っていると、少女はぷりぷりとしたまま自己紹介をしてくれた。 「ゆかりんはゆかりんだよ!どうつきのすごいゆっくりなんだよ!」 「え、ああキミ胴つきゆっくりなの?」 「そうよ!もう、おにいさんがきのうのよる、すてきなすきまをしょーかいしてくれるっていうからついてきたのに! おにいさんったらわたしのことなんてほっといてねちゃうんだもの!ゆっかりできないわ! しかたないからそこのすきまをゆかりのすきまぷれいすにすることにしたからゆっかりさせてね!」 「はぁ…」 女の子…もといゆかりんは、勝手にそうまくし立てると、再び押入れの中に折りたたんである布団の隙間に顔をつっこんで、ゆっくりとし始めた。 「ゆ~ゆ~ゆ~」 どう見ても苦しそうなのだが、本人はご満悦らしい、お尻をふりふりと揺らしながら、楽しそうな声をだしている。 「…寝よう」 酔いが残る俺はなんだかどうでもよくなってしまって、そのまま自分の布団にもぐりこんで、目を閉じた。 ゆさゆさと身体が揺さぶられる感覚で目を覚ます。 「あ…?」 部屋全体が暗い、どうやら寝ているうちに太陽は落ちてしまったらしい。 暗がりにぼんやりとうかんだ、俺を見下ろすゆかりんと目が合った。 「ねーねーおにいさん、ゆかりんおなかへったわ、なにかたべさせて」 「あー、うん」 軽く頭を振ると、もうアルコールは殆ど残ってはいないようだった。 「っていっても何にもないけどなぁ…チャーハンでいい?」 「なんでもいいわ!」 床にぺたりと座りこむゆかりんを置いて、俺はのそのそと立ち上がってキッチンにたった。 二人分のチャーハンを作って皿によそって食卓に置くと、ゆかりんはまってましたと俺の向かい側に座り、スプーンをとって勢いよくかきこんだ。 「はふっはふっ!おいしいわ!」 「そう、ゆっくりたべなよ」 「うん!」 俺もゆかりんに続いてもそもそと米粒を噛んでいると、脳みそが徐々に起きてきて、冷静な疑問が浮かんでくる。 「え、そういえばキミ飼い主とかは?」 「いないわよ?」 「そうなの?」 「ゆかりんはすてられちゃったの、くさいんだって、しつれいよね!」 「臭い…?どれ」 俺はゆかりんに顔を近づけてくんくんと匂いをかぐ。 捨てられてから日にちがたっていたのか、どこか埃臭い匂いがしたが、それ以外は特別きにならなかった。 「でもおにいさんがひろってくれたんでしょ?」 「えっ、いやぁ…」 ゆかりんの真っ直ぐな視線につい目をそらしてしまう。 正直昨日のことは全く覚えていないのだが、酔った勢いとはいえ捨てゆっくりを家まで上げて、覚えてないという理由でまた外に放り出すのは無責任だと思う。 それにきっと昨日出会ったときは、恐らく本気で女の子に声をかけられたとでも思ったのだろう、 どうやら間違いは犯していないようだが、見ず知らずの娘を部屋に連れ込んだりして、それはそれであきれた話だ。 目線をちらと戻すと、ゆかりんはだまって俺の顔をじっと見つめていた。 頬が丸いという程度で、ぱっと見るとゆかりんは美少女に見えないことは無い。 普通のゆっくりなら考えてしまうところだが、胴つきともなるとある程度こちらの言うことは聞いてくれそうだし、 なにより俺が仕事に出て、部屋に一人にしてもそれほど問題はないだろう。 それにこんなに可愛い子を邪険に扱うのも気が引ける、もしも俺の手に余るようなら、飼い手を捜してやればきっとすぐに見つかるだろう。 「まぁ、俺のとこでいいなら、べつに居てもいいよ」 意を決してぶっきらぼうに言うと、ゆかりんはぱっと笑顔になった。 そして再びチャーハンをもりもりと口に運ぶ、ほっぺにご飯粒が付いていようがお構いなしだ。 なんだか小さい妹が出来たような、微笑ましい気分になってしまった。 そうと決まれば早速…とペットのためのあれこれを考えてみたが、ゆかりんに聞いてみても人間の生活に必要なものと殆ど変わらなかった。 強いて言えばあまりしょっぱいものや辛いものはニガテらしい。 服も洗濯して、風呂で身体を洗うように言って、出てきたら俺の服を貸してやった。 小さな身体では俺の服はサイズが合わず、だぼだぼで不釣り合いだったが、我慢してもらうしかない。 折角のペットだ、遊んでやろう!とも思ったけど道具が無い、なにか一緒に楽しめるものはと探しているうちに、 ゆかりんは勝手に押入れを空けて布団の隙間に身体を滑り込ませてしまった。 折り重なった布団の間に頭からつっこんで、下半身が出ているというすごい絵面だが、本人はこれが気に入っているらしい。 手がかからなすぎて正直肩透かしを食らった気分だが、まあ楽といえば楽なので気にしないようにしよう。 その状態でも、俺が話しかけるとちゃんと答えてくれるので、話し相手にはなってくれるようだった。 寂しい一人暮らしには、これが結構ありがたい。 他愛の無いおしゃべりを続けてふと時計をみると、時計の短針が頂点に達しようとしていた。 「いけね、明日も仕事か、あーあ、一日棒にふっちゃったなぁ」 二日酔いにやられて殆どを布団の中で過ごしてしまった、若干の後悔をしつつ、 俺は寝巻きから着替えてもいなかったのを思い出し、電気を消してそのまま布団にもぐりこんだ。 「おやすみゆかりん」 「おやすみなさい!」 短い挨拶を交わして目を閉じると、しばらくしてゆかりんのいる押入れのほうからもぞもぞと物音がした。 眠気に誘われながらそちらに意識を向けていると、俺の布団の足元がそっとめくられて、何かが進入してくる。 目を開けると、俺の首元の布団の隙間から、ゆかりんがひょいと顔を出した。 「こっちのすきまのほうが、あったかいわ」 ゆかりんはクスクスと笑って、そのまま目を閉じてしまう。 「お、おいおい」 「ゆっかりできるわ…」 狭い布団の中で、ゆかりんは俺に身体をすりよせるようにして寝息を立てはじめてしまった。 俺の服に包まれた、やわらかい身体が密着して、なんだか不思議な気分になってしまう。 これが女の子のやわらかさなのかな…などという考えが頭を過ぎってしまい、俺は頭をふってそれを吹き飛ばした。 「まったくゆかりんはあまえんぼだな」 そうさ、ゆかりんはゆっくりなんだ、このぷにぷにもゆっくりのもち肌さ。 そう自分に言い聞かせて、俺はゆかりんを抱き枕代わりにして眠ってしまうことにした。 翌朝、カーテンからもれる朝日が瞼に落ちて意識が覚醒する。 すると俺は自分の鼻にふと違和感を感じて、ぱっと目を開けた。 「な、なんだなんだ異臭騒ぎか!?」 あわてて布団に入ったままあたりを見渡すと、特に何も起こっていないようで、外もいたって静かだった。 俺の目の前には、俺に抱きついたまま大口を開けて眠っているゆかりんがいるだけだ。 ふと、その口の中から、鼻を突く臭いが漂ってきた。 「え、なにこれくっさ」 確かめるためにもう一度ゆかりんの口に鼻を近づけると、確かにゆかりんの口の中から漂ってくる臭いだった。 「あー、くさ、なにこれ、えっと、これは…」 においというものは案外記憶に残りやすい、俺はくんくんと嗅ぎながら記憶をたどっていくと、 その臭いは納豆に近いものだということが分かった、強いて言えばその臭いはスーパーで売っている納豆なんかよりはるかに強い。 初めは突然のことに臭いと思ってしまったが、納豆かと思うとそれほど気になるというものでもなかった。 ちょいとしょうゆをたらしてかき回し、白飯の上にとろっとかけて勢いよくかきこみたい、などというイメージが浮かんできて腹の虫が鳴く。 その音でゆかりんも目を覚ました。 「んぅ~…ふわ…ゆっかりおはよう」 「あ、あぁおはよう」 あくびに乗って再び臭いが俺の鼻を突いたが、そのことは言わないでおいてあげた。 前の飼い主に捨てられた理由がどうやらそれらしいので、可愛そうかなと思ってしまったのだ。 ゆかりんは布団の中で俺に抱きつきながら、朝ご飯をせがむ。 他の飼い主を探したとしても、これではもしかしたら再び捨てられてしまうかもしれないなと、ふと思う。 仕方ないので可能な限り俺が最後まで面倒を見てやるしかないようだ。 外見は可愛い少女なのに、においが臭いなんて、なんて不憫なんだろうと思うと、ふと心の汗が頬をつたってしまう。 ゆかりんはそれに気付かず、隙間はゆっかりできるわとか、ご飯はまだかしらとか、愛嬌のある声で独り言をいっていた。 口を開くたびに、ぷわんぷわんとその顔に似合わない臭いが再び俺の周りを漂い始めた。 大丈夫だよ、安心してくれゆかりん、俺は納豆とか気にしないタイプだからさ… おしまい。 ---------------------------------------- ふとスレを覗くとゆかりんが弄られていたのでノッてみました。 自分も納豆でご飯三杯イケる派だから大丈夫だよゆかりん!(キリッ あとふと餡サイクロペディアを眺めていたところ、自分の名前が載っていることに気付きました。 紹介文を書いてくれた方には、この場を借りてお礼をさせていただきます、ありがとうございます。 それではまた次回作で。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。
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旦那 あぐたん【住人】 HO-KANKO3(ホカンコサン)は旧名。現在の名称は……名無し子だったか? >要補足あぐたんのみ~子で統一できなかったらしいので、~子なのは確実である。 あぐたんが保管庫さんへの愛と技術と血と汗と欲望と煩悩と努力によって作ったアンドロイド。 そのプロジェクトは「保管庫さん補完計画」と名付けられた。 しかし、保管庫さんの褐色肌を摸すために塗った塗料が温泉に入ることで流れてしまい、計画は破綻する。 水性塗料を用いたのが原因であったようだ。 その他画像 名前 コメント
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『小ネタ二本』 2KB 小ネタ お昼休みは ウキウキ ウォッチング 「某演説風」 私はゆうかが好きだ 土で汚れた深緑色の髪を振るいながら花を折ってしまわないように跳ねるその健気な姿には何度も元気付けられた 水を口一杯に含み膨らませた頬を見る度になんと可愛げのある生ものなのだろうと感じ入った 花畑を守るためなら己の命を捨てることさえ厭わないその勇姿に何度奮起させられたことか 生きることもゆっくりすることも捨て全てを花に捧げるゆうかになりたいと思えてしまう 私はゆうかが好きだ。だから、私はこれからゆうかのお花畑を壊しに行く 彼女が精魂こめて作り上げた花畑を絶対的な力で蹂躙する楽しさ 逆らおうとしてもまともに触れることさえできない無力さを嘆くゆうかの怒り 死ぬことを前提とした決死の攻撃すら意味が無いとわかった時のゆうかの絶望感 最後の一本を守ろうと必死に嘆願してくるゆうかの情けない表情 全てが私を満足させてくれるに違いない 期待に胸を膨らませ、私は軽い足取りでゆうかの花畑に向かったのだった 「○○○の夢」 大小さまざまな花が咲き乱れるお花畑の真ん中に、彼女たちは座っていた。 主と従者はその関係を忘れたかのように飛び跳ねじゃれ合い、門番と主の妹は家族のように饅頭肌を重ねあい目を閉じていた。 その横では紫と赤の饅頭が、興味深げに一冊の本を読んでいる。 主が「うー」と鳴けば、従者は「しょうしゃー」と返す。 主の妹が門番に体を預ければ、門番はお下げでしっかりと抱き寄せる。 紫が本の一節にくすりと笑えば、赤もにこやかな笑みを返す。 いつからこの光景を渇望し、夢に見てきたのだろうか。 生まれたときから?それともお姉様に閉じ込められた時から? わからない。 そんな微笑ましい光景を遠くから眺める影が一つ。 形こそはっきりしないものの、それが自分の写し身であることはすぐにわかった。 羨望の眼差しを向けるもう一人の自分。 近づけばきっとあの幸せは壊れてしまうだろう。 もう一人の自分が、おずおずと彼女たちに近づいて行く。 止めなければならない。そう思い、羽に力を込めそれの目の前に飛び出そうとしたものの、 夢の主であるにもかかわらず自分の体は一寸たりとも動いてくれなかった。 能力も、もう一人の自分もコントロールできない自分が嫌になってくる。 もう一人の自分が近づけば近づくほど彼女達の輪郭が曖昧になり、花畑も石造りの地下室の壁へと変わっていく。 彼女たちが薄い靄のようになってしまっても、それが止まることはない。 彼女たちが完全に消え去ってしまった後も、もう一人の自分だけは当てもなく地下室の中をうろうろと歩き回っている。 もう私には何もできない。 そう悟り、私は目を閉じた。 ステキあき anko3211 日記 anko3205 春 anko3174 さとりん可愛いよさとりん anko3116 美味しいピザ饅 anko3069 死んで花実が咲くものか anko2931 ゲスって何?