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Stray Server Stray Server http //strayserver.quu.cc/ 通称:野良鯖 特徴:高倍率、ステリミットUp、LvリミットUp、オリジナル装備、オリジナルクエスト等
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Stray ストレイ 機種:PS5,PS4,PC 作曲者:Yann van der Cruyssen 開発元:BlueTwelve Studio 発売元:Annapurna Interactive 発売年:2022年 概要 家族たちとはぐれてしまった迷い猫を操作して、衰退したサイバーシティを冒険するアクションアドベンチャーゲーム。 公式ではcyberpunk cat game(サイバーパンク猫アドベンチャー)と紹介されている。 クリエイターよりも猫の数が多い会社で作られた作品であり、細部まで拘った猫の描写が特徴。 犬もいるようで、スタッフロールには人間のほかに猫と犬の名前も載っている。 BGMは世界への没入感を高めてくれるアンビエントが中心。 サントラは英語表記だが、スラムの楽譜で聴ける曲のみ作中のテキストから日本語タイトルが判明している。 なお、サントラではエリア・イベントごとに複数の曲がメドレー形式でまとめられているパターンが多いため、下記では曲名の後にナンバーをつけることで区別する。 収録曲 曲名 補足 順位 Disc1 Inside the Wall 1 インサイドウォール:前半 Inside the Wall 2 インサイドウォール:後半 Dead City 1 デッドシティ:道中 Dead City 2 デッドシティ:壊れたロボットとの邂逅 Dead City 3 デッドシティ:ZURKからの逃走 Follow the Light 1 アパートへの道中 Follow the Light 2 アパートの隠し部屋 Intruder 1 スラムへの道中 2022年438位 Intruder 2 スラムへ侵入 Intruder 3 スラム:ロボットと遭遇 Guardian スラム:Guardianと会話 The Notebooks 1 スラム:ノート捜索 The Notebooks 2 スラム:すべてのノートを発見 Slums 1 スラム Slums 2 スラム:Seamusとの会話 Slums 3 スラム:シークレットラボ発見後 Slums 4 スラム:屋上のマットレスで寝る Rooftops 1 ルーフトップ:道中 Rooftops 2 ルーフトップ:塔 Town Square 1 ルーフトップ:塔の屋上 Town Square 2 ルーフトップから帰還 Town Square 3 デッドエンドから帰還 Communication スラム:Momoの通信 Secret Lab スラム:シークレットラボ Dead End 1 Dead End 2 デッドエンド:ZURKの巣 Raft 1 Raft 2 デッドエンド:Docの研究所前 Fuse 1 デッドエンド:Docの研究所 Fuse 2 デッドエンド:ジェネレータ起動 Roberto is Out 1 デッドエンド:後半1 Roberto is Out 2 デッドエンド:後半2 Sewers 下水道突入 Hatching 1 下水道:道中 Hatching 2 下水道:ZURKからの逃走1 Hatching 3 下水道:ZURKからの逃走2 Hatching 4 下水道:ZURKからの逃走3 Ant Village 1 アントビレッジ:村の中 Ant Village 2 アントビレッジ:Zbaltazarとの会話 2022年147位 Ant Village 3 アントビレッジ:ブランコ横のクッションで寝る Midtown 1 ミッドタウン:地下鉄 Midtown 2 ミッドタウン:街中 Midtown 3 ミッドタウン:居住エリア(NECOコーポレーション脱出後) Outlaws 1 ミッドタウン:地下鉄のロビー Outlaws 2 Trash Zone NECOコーポレーション:潜入~道中 Rikonium NECOコーポレーション:深部 Cells ジェイル:前半 Stealth 1 ジェイル:B-12発見 Stealth 2 ジェイル:B-12救出 Courtyard ジェイル:後半 Last Night 1 ジェイル脱出、地下鉄へ Last Night 2 地下鉄復旧 Clean City コントロールルーム:ロビー Control Room 1 コントロールルーム:コンピューター起動 Control Room 2 コントロールルーム:セキュリティ解除 Daybreak 1 外の光 Daybreak 2 アウトサイドへ Daybreak 3 スタッフロール Disc2 Cool Down アパートのラジカセ The Way you Compute Tonight ジュークボックス Step on my Shard Tomorrows Sterilize Safe Mode Velocity Regression Docking Ring The Kindness of Strangers Refresh Eliza Critical Systems Petite Valse (busker version) 楽譜曲1「小さなダンス」 Ballad of the Lonely Robot (busker version) 楽譜曲2「ロンリーロボットのバラード」 untitled (busker version) 楽譜曲3「無題」 The Way you Compute Tonight (busker version) 楽譜曲4「今宵の君の計算方法」 Tomorrows (busker version) 楽譜曲5「明日は何度でも」 Cool Down (busker version) 楽譜曲6「落ち着いて」 Mildly Important Information (busker version) 楽譜曲7「普通に重要な情報」 (unreadable music) (busker version) 楽譜曲8「読めない楽譜」 A Sphere of Blue Light on a Marble Floor with Waves Coming from Every Direction. Uwazumosurikae Bushido Calculus Ominous Music Loud Music Radio Edit (radio edit) Computational Song Error-22 Pressure Suit Suitcase Sound of Something Falling? Placeholder World I am a Satellite Static Sleep Loop Binary Sunset L DF%OF* Baby Download Self-Destruct Sequence Initiated Default Club Sound Ugly Megamix Dummy Code Segment (see below) サウンドトラック Stray - Original Soundtrack Steamで配信中。 別窓開きます 動画 STRAY | Teaser Trailer STRAY | Release Date Trailer
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作詞:けーだっしゅ 作曲:けーだっしゅ 編曲:けーだっしゅ 歌:初音ミク 翻譯:kyroslee (取用翻譯前請注意首頁的翻譯使用禮節, 並不要拿掉譯者的名字) stray 因誤會而開始的每天 要用文字去解釋,就大概是這樣吧。 盡數抱有的違和感 就是這彆扭世界的幻燈片 若能察覺到答案,其本身是如此簡單 若去思考就會深陷無底的數式 若然沉溺就會化成背德的人偶 所謂官能就是人類 何以如此呢 拋棄了小貓的你笑着 那孩子此刻如此純真地 呼喚着我 尋找着你 嘬着手指叫喊着呢 若然活着,未來終會到來 互相說道再見,然而 若會被救的話,若能去拯救的話 數億份的雨水落下 渾身濕透的小貓只顧哭泣 令人憔悴的天空逐漸變藍 拜託了 請聽聽啊 稍稍睡了一覺 回過神來經已彼此說了再見 消去的違和感 漸化成曖昧 彷如 想像 哈- 悽慘的每天 不斷重複的旋渦好比連鎖 回過神來已被壓在瓦礫之下 彷如空氣的內心 這觸手可及的距離 想再次擁有這瞬間啊 雖說擦身而過的話就完了啊 但尋找着小指的拇指腳行蹤不明 今天,明天,若能有些改變的話 但願你的眼淚不再悲傷 疑問就是 愈想愈複雜 並無去習慣 受傷的必要呢 若然明天悲痛得令人哭泣的話 那麼你愈是悲傷我就愈是會去逗你笑的 逗着貓的我那樣想 人們總是如此冷酷無情地 高呼着「愛」,將那稱之為「愛」 純潔的內心正逐漸崩壞呢 若然活着,未來終會到來 互相說道再見,然而 若會被救的話,若能去拯救的話 數億份的雨水落下 渾身濕透的小貓只顧哭泣 令人憔悴的天空逐漸變藍 拜託了 請聽聽啊 稍稍睡了一覺 回過神來經已彼此說了再見 消去的違和感 漸化成曖昧 彷如 想像 哈- 悽慘的每天 不斷重複的旋渦好比連鎖 回過神來已被壓在瓦礫之下 彷如空氣的內心 這觸手可及的距離 想再次擁有這瞬間啊
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Stray Cats Stray Cat Strut Gene Eddie Sexy 17 Rock This Town 邦題 ロックタウンは恋の街 Runaway Boys おまけ Rock This Town- Live! カッケー! 関連 The Brian Setzer Orchestra artist-S
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stray cats メインCP A/侑住苑×天海真雪 B/烏丸迅×杜北深艶 the plot of a story 『蒼鳥』と『紅霞』、二大組織が対立する治安の悪い街。 ある日『蒼鳥』に属する殺し屋である苑は、怪我をし記憶を失った真雪を保護した。 真雪と関わりのある深艶はそれを知り、顔見知りの情報屋である迅の助力を得ながら、真雪の身に起こったことを調べ始め始めた。 ―Aはほのぼの、Bはシリアス風味で裏社会ものをテーマにバイオレンス含みながらなお話。 character setting Main 侑住 苑 天海 真雪 杜北 深艶 烏丸 迅 Other 【setting】 準備中。 log 準備中。
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STRAY DOG 荒川氏デビュー作。 1999年 第9回エニックス21世紀マンガ大賞受賞を同作品で受賞し、デビューした。
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【登録タグ CD CDS ToreroCD】 前作 本作 次作 Greedy Stray Sheep Our Time is Now Torero 発売:2017年10月29日 価格:¥500(税込) 流通:即売 CD紹介 Torero氏の6thシングル。 M3-2017秋で頒布。 曲目 Stray Sheep Ash C.H.O.I.C.E Volcano Burning Bluz Geb (Anubis Remix) コメント 名前 コメント
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STRAY CAT 作詞/21スレ116 君は気高き STRAY CAT 誇りを忘れぬ甘えん坊 少し疲れたなら僕のところにおいで 怯えないで 信じて欲しい 温もりを思い出して さぁ 抱えた痛みは癒せないけど 僕らはきっと解りあえる 冬に終わりがあるように やまない雨はないように そばで眠る君に そっと触れる 君のくちづけは淡く不器用な旋律 「あーこの仔 オスだね」 アッーーーーーー!!! 君は気ままに RUN AWAY 気のあるフリで惑わせる 僕はいつでも君の手の平DANCING 君は何処に かくれんぼ あてどもなく探すよ 二人 抱えた未来はまだ遠く 霞んで今は見えないけれど 虹の橋を探すように 蜃気楼を目指すように 僕らはきっと 辿り着く 君が伝えた痛みを指先が思い出す 「あ~いたいた、テレビの裏だな」 にゃーーーー!!!
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http //www.straycats.com/ member Brian Setzer vocal, guitar Slim Jim Phantom drums Lee Rocker bass Can't Help Fallin' In Love Original Cool Can t Help Fallin In Love 1993年8月18日 1. Can t Help Fallin In Love ( 好きにならずにいられない ) [ cover of Elvis Presley ] / 2. Can t Help Fallin In Love [ karaoke ver. ] / 3. I Fought The Law [ cover of CRICKETS ] / 4. I Fought The Law [ karaoke ver. ] / 5. Lonesome Tears [ cover of Buddy Holly ] produced by STRAY CATS and Jeffrey Skunk Baxter Original Cool 1993年 Somethin Else Oh Boy 20 Flight Rock I Fought The Law Lonesome Tears Your True Love Be-Bop-A-Lula Blue Jean Bop Can t Help Falling In Love Flying Saucers Rock N Roll Train Kept A Rollin Stood Up Let It Rock Trying To Get To You Chet Ditty ( Hidden Charms )
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stray ◆TPKO6O3QOM サッカー場のウォームアップスペースで、イギーは気だるそうに伸びをした。コンクリートで覆われた空間は薄暗く、低い天井には息苦しさのようなものさえ感じられる。グラウンドから射してくる光の帯の中で微細な芥塵がきらきらと舞っていた。 イギーはくああと声をもらしながら、大きく欠伸をする。 ピカチュウたちと別れてから、彼はまどろみと束の間の覚醒を繰り返していた。身を休める場所をここに定めたのは、自身の臭いを辿られた場合を考えてのことだ。この空間はグラウンドからは見えづらいが、こちらからはグラウンドの様子がはっきりと確認できる。 それに、参加者の訪れは風が報せてくれる。また、外部からウォームアップスペースに来るには薄暗く狭い通路を抜けてこなくてはならない。しかも、忍ぶには向かないコンクリートの床がずっと続いているのだ。 やたらと存在の痕跡を残すピカチュウたちのように能天気な輩ばかりではないだろうが、存在そのものは絶対に消すことはできない。消そうとしても、どこかに綻びは生じてしまうものだ。 そして何より、それを逃すような鼻と耳は持っていない。 そうはいっても、これらは相手がスタンド能力等を所持していないことが前提ではあるのだが――。 しかし、それを心配した所で対応策がないのであれば、考えることは無意味だ。分からないことをうだうだと悩んで歩みを止める愚か者は人間だけで充分である。 それにドアの一部を壊して逃げ道も作ってある。相手がどちらから来ても、対応は可能だ。 イギーの背後に覗いている穴は、彼がやっと通り抜けられる程度の大きさであった。その穴に向かってひんやりとした空気が流れて行く。 (……あいつらぁ、ホテルに辿りつけたかね) まだ重たい瞼をうっすらと開けながら、イギーは胸中で呟いた。 まどろんでいる内に空の様相は一変していた。分厚い雲が空一面に垂れさがり、大きな生き物の如く蠢いている。 その足元に広がる人工芝は、陽光の薄絹を失ったことで更に生命力のないくすんだ色に変わっている。 雨が来るのか、空気は面倒くさそうに毛皮へ纏わりつき、少し気温も下がったようだ。 (ま、あの妙な板っきれもあるしな。どうとでもなるか。また余計なトラブルに鼻先突っ込んでるかもしれねーが) イギーは前足を組み直して、その上に顎を乗せた。嵌めた腕時計が顎に当たり、不機嫌そうに足を少しずらす。 チョッパーに辛辣な言葉を送り、ピカチュウとは喧嘩別れのような形になったが、イギー自身は然程彼らに腹が立ったわけではない。 いや、腹が立つほど関心を持っていないと言った方が適当か。 他者に必要以上の関心を持たない。それが獣だ。 いつ何時何処で誰が死のうと、己の生には関係のないことだ。 子が死ねば、新たに孕ませればいい。 女が死ねば、新たに相手を見つければいい。 群が減れば、新たに別のものを引き入れればいい。 失ったそのときは何か――怒りや喪失感などを覚えるかもしれないが、長々と引きずりはしない。 憶えてはいても、それを理由に行動を変えたりしない――己の命に関わらない限りは。 だから、あのチョッパーが何処で誰を殺そうが知ったことではなかった。彼が無駄なことを思い悩んでいる様は滑稽でこそあったが、殺しそのものに忌避感はない。殺された奴も、その知り合いも、どうだってよいことだ。 気に障ったのは――彼らの会話が人間のようだったからだ。 彼らは獣だ。ここで出会ったのは、野性をどこかに置いてきてしまったような輩ばかりであるが、それでも獣のはずだ。 その獣が過去をいつまでも悔み、無関係の獣がそのことを言葉によって励まし、慰めようとした。あまつさえ、あのチョッパーは赦しを請おうとさえしていたのだ。 人間ならば似合いの光景だとイギーは思う。彼らは倫理とやらや法とやらを勝手に作っては世界を狭め、そして勝手に苦しみ嘆いている。そんな有様で、万物の霊長を気取っているのだからお笑い草だ。 そんな枠組みが無くとも、生命は続いていく。弱きものは強きものの糧となり、強きものは土へと還っていく。幾星霜と繰り返されてきたことだ。大地の理から抜け出したと思い込んでいる人間も例外ではない。 人間たちがどれほど地球上で荒らし回ろうと、空と大地は変わらない。ただ人間が棲み難くなるだけだ。 自分の手で首を絞めて、その息苦しさに喘ぎ続ける――それが人間だ。手を放せば楽になることに気付かず、仮令そのことに気付いた所で手を放すことが出来ないと思い込んでいる。舞台が終わったことに気付かない哀れな道化師のようなものだ。 しかしながら、それが人間の生き方なのだ。途方もなく無意味で愚かな生き方しか人間は出来ない。その生き様を嘲笑いはするが、文句はない。 問題は、人間と同じ生き方を獣がしようとすることだ。 生き物には、その形に依った生き方がある。翼のあるモノは空を舞い、四肢をもつモノは大地を駆け、鰭のあるものは水を掻き――人間は必要以上に無駄なことをする。 そう在るために、今の姿を持った。ただ在るように在る――それが摂理である。 その摂理を曲げることは、不自然なことだ。不自然なものは、世界に長くは存在できない。蘇る死者や過ぎた力を得た者と同じだ。 蘇った死者は結局墓地へと還り、不相応の力をもった者はその力故に身を滅ぼす。 そして――摂理を超えて人間に近づいた獣には不幸な結末が訪れる。 人間になどなろうとしなければもっと楽に生きられるのだ。それなのに、ピカチュウたちはわざわざあんなものに成ろうとする。人間に近づこうとする。 その姿が無性に癇に障った。 無関係な獣が、勝手に人間に近づこうとしているだけなのに。 知ったことではなかったはずだ。彼自身、なぜあそこまで腹が立ったのか、あそこまで噛みついたのか判然としていなかった。 いや――違う。 薄々理由は勘付いているが、気付いていないふりをしている。 おそらく、彼らの姿がイギーに、自身の持つ人間に近い一面を思い起こさせたのだ。 無頼を気取り、人間を嘲っているが、イギー自身にも人間らしさが存在している。 タヌ太郎の遺言に拘っている様は、まさしく人間ではないか。死者の残した言葉を獣が気にするだろうか。 そもそも、ここに来る前に人間の子供を助けたことだって、純粋な獣ならやらないことだろう。あの子供が死んだところで、損などなかった。理由を付けているが、あれは人間でいう義侠心のようなものだった。獣が持ち合わせてはいないものだ。 ただ、それを認めたくはなかった。愚鈍と嘲る対象と同じものが己の身に宿っているなど、屈辱でしかない。 しかし、傍から見れば死者の言葉に拘るイギーも、過去を悔むチョッパーも、それを慰めるピカチュウも同じものに見えることには間違いない。 あの二匹の姿は、イギー自身の姿だったのだ。見下す対象に成り下がった自分が、そこにいた。 だから――チョッパーへの言葉はやつあたりのようなものだ。 第一、イギーは一度たりとて野生に身を置いたことはない。ニューヨークの町で野良犬の帝王だったとはいえ、食べ物に困ったことはない。人間の町は、人間が作り出した食べ物に溢れている。 ボストン・テリア自体、人間によって作られた生き物だ。人間に必要とされたが故に生まれ、人間によって守られ養われた。 イギーは野に逞しく生きる獣ではなく、これから野に出て行こうとも思っていない。 ずっと人間が作り出した世界の中でのみ生きて来たのだ。 それが“獣”か。 イギーには誰にも負けぬと自負するスタンドがある。仮令野に出たとしても、搾取される側になることはないだろう。 しかし、スタンドが使えた所で、寒暖の変化にも対応できない。短い体毛は暑さにも寒さにも耐えられず、突出した眼球は容易に傷ついてしまう。野で生きようにも、真っ当には生きることは叶わない。 果たして、それが“獣”か。 遠い祖先はオオカミだとしても、犬は人間から離れることはできない。人に寄り添ってでしか真っ当に生きることはできない。 それが犬の形であり、その形に依った生き方だ。 ならば、それに背を向けようとする自身もまた不自然な生き方なのではないか。 (……だから、どうだってんだ。おれは獣でも人間でもねえ。おれはイギーだ。そんだけのことじゃねえかよ) 胸中で吐き捨て、イギーは後ろ足で耳の後ろを掻いた。顔を戻した拍子にタヌ太郎に付けた貰った腕時計が目に入り、小さく舌打ちをして目をそらす。 イギーは耳と鼻を蠢かして誰も来ていないことを再確認すると、またゆっくりと瞼を下ろした。 【E-4 /サッカー場/1日目/正午】 【イギー@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】:全身打撲(小・治療済)、疲労(中)、精神的疲労(中)、睡眠中 【装備】:腕時計 【道具】:支給品一式(食糧:ドライフード)、犬笛 【思考】 基本:面倒なので殺し合いには乗らない。 1:サッカー場でしばらく休んでいく。 2:マンマルとツネジローを探し、タヌタローのことを伝える…… 【備考】 ※イギーの参戦時期はペット・ショップとの戦闘で、下水道に逃げ込む前後です。 ※スタンドの制限に気づきました。 ※タヌ太郎に少し心を許しました。 ※コロマル、アライグマの父と情報交換をしました。 ※ピカチュウたちと情報交換しました。異世界という情報を得ています。 ※オーボウ、グレッグル、ミュウツーへの伝言を預かりました。 ※ウォームアップスペースの扉の隅に穴が開いています。 時系列順で読む Back Crossfire Next 今日も明日も変わるけれど―― 投下順で読む Back Crossfire Next 慌てない慌てない、一休み一休み 072 赦されざる者 イギー 092 驟り雨