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M134 いたぞ、いたぞおおおおおおおおおおへああああああああああああ
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M134 総体力:54 攻撃力:33 防御力:100 破壊力:96 瞬発力:46 攻回数:2 特能力:機関銃(攻撃時、攻撃力が二倍になる) 特能力:貫通弾(攻撃時、相手の防御力をゼロにしてダメージ計算を行う)※一度のみ マシンガン中最高の攻撃力と防御力を持つ。しかし総体力が低く。撃破されやすい。
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M134 Christmas Edition (^ω^)⊃ 真っ赤なお鼻の~ミニガンさんは~ (⊃ ) / ヽ いつもみんなの~笑いもの~ ⊂( ^ω^)⊃ ( ) でも その年の クリスマスの日~ / ヽ ( ^ω^) (⊃⊂ ) ジョンスミおじさん~ 言いました~ / ヽ . . . . . . . . . . / ̄ ̄ ̄ ̄\ /;; ;ヽ |;; ィ●ァ ィ●ァ ;;| |;; ;;| トナカイにインスピレーションを得ました |;; c{ っ ;;| |;; __ ;;;| ヽ;; ー ;;/ \;; ;;/ |;; ;;| |;; ;;| / ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\ |;; ;;| |;; ;;| そんなこんなで誕生したM134。ソリがついてるけど滑れない。クリスマス帽子をかぶったジェラードでエステイトの子供部屋で待機している人質を撃ち殺すとブラックサンタになれる
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M134 Predator これならエイリアンマザー(フォボス)も倒せそうな感じ。右クリックでいつでも発射できるようにできる。精度も格段と上昇。これでもう いたぞおおおおお する事もなくなる。
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M134ミニガン 表示名 M134 Minigun 分類 固定機関銃 ダメージ 8 弾速 4 爆発 無し 焼夷効果 無し 発射間隔 0 リロード速度 80 装弾数 100 集弾率 4 搭載機 AH-6 キラーエッグ AH-6X 特徴 非常に高レートな機関銃。 AH-6 キラーエッグ等に二門搭載されている。 二門から攻撃しているので二倍の攻撃力になると思われがちがだが、実際は左右交互に撃っているため攻撃力は一門と変わらない。拡張パックトピック3ページ目のEMB4氏の発言(PostNo.155222)より 今のところ、同時に複数箇所から発射することができません。 ですので、AH-6のM134などは、高速で左右順番に撃っています。 この武装には派生系があり、M134LやM134Dなどがある。
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M134ミニガン 【種類】 重機関銃 【スペック】 口径:7.62mmx51 装弾数:ベルト給弾 重量:18.0kg 全長:900mm MEDIAGUN DATABASEより抜粋 ゼネラル・エレクトリック社がヘリコプターや固定翼機の搭載機銃として開発したM61を、1960年代に小型簡略軽量化したガトリング銃。元となったM61の小型版であることから『ミニガン』と呼ばれる。 M134はアメリカ陸軍での呼称で、空軍ではGAU-2B/A、海軍ではGAU-17/Aと呼ばれ、主にヘリコプターの搭載機銃として使用されている。 24Vないし28Vの電源によって駆動し、6連の束ねられた銃身は回転する間に装填・発射・排莢を繰り返し、実に最大で100発/秒と云う発射速度を誇る。通称「無痛ガン」(当たった時、痛みを感じる前に死んでいるため)。 また、よく映画やゲームで1人で運搬して使用しているのを見かけるが、M134本体の重量18kgに加えて、ベルト給弾式なので弾薬(基本的に1 セット4000発)の重量も加える(仮に7.62mm×51弾の重量を10gとして)と50kg以上にもなり、個人での運搬は現実的には不可能である(『ターミネーター2』などのミニガンは外部に電源を用意するなど、撮影用に加工されている)。 実は過去に一度、携帯運搬を目的とした5.56mm×45弾仕様のXM214、通称『ミニミニガン(もしくはマイクロガン)』が試作されたことがある。これは二人以上での運搬を前提にしており、電子制御で発射サイクルが自動で調整されるようになっている。また、外部電源に頼らずバッテリーで駆動することができ、一回15分の充電で3000発が発射可能。 しかし、それでも弾薬込みで30kg以上と重く、発射サイクルを落としても反動は強く、撒き散らされる薬莢の問題などもあって量産には至らなかった。これを以って、回転式多銃身機関銃の個人での運搬は不可能とされている。 無茶苦茶な性能の機関銃。 毎分6000発も発射する連射性能は到底生身の人間では太刀打ちできない。 真正面から撃たれたら間違いなく即死する。 幸いにして持ち運びは不可能なようである。 活躍とか +開示する
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M134L ミニガン 表示名 M134 Minigun 分類 固定機関銃 ダメージ 9 弾速 3 爆発 0 焼夷効果 無し 発射間隔 1 リロード速度 100 装弾数 50 集弾率 4 搭載機 Bell47GF 特徴 特徴についてはM134 ミニガンの項目を参照。
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M134L ミニガン 表示名 M134 Minigun 分類 固定機関銃 ダメージ 9 弾速 3 爆発 0 焼夷効果 無し 発射間隔 1 リロード速度 100 装弾数 50 集弾率 4
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あああああああああああああ
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M134(ムイミなシ) ◆Sick/MS5Jw それは、ひと抱えほどもある鉄の塊である。 錆止めの深緑に塗装された、無骨な直方体。 コンテナに近い、函であった。 金属製のバンドで厳重に施錠されたそれは、どこか棺桶にも似た禍々しさを放っている。 ひょう、と吹き抜けた風が、ひとひらの花弁を函の上に残していく。 遥かに見下ろせばそこには色とりどりの花が咲き乱れ、訪れる者の目を我が身に惹きつけんとするように 艶を競っている。 だが今、花々の美しさに眼を向ける者はいない。 いるのはただ、互いの挙動と、その間に置かれた鉄の函だけを注視する、二人の女である。 女たちは、動かない。 動かないまま息を詰めて、函を手にする機会を窺っている。 再び吹いた風が、今度は花弁を空へと舞い上げた。 女たちは動かない。 ただ互いの間合いと、函に刻まれた封印の銘を、張り詰めた空気の中で推し量っている。 女たちの心を魅入る、その封印の名は―――『M134』。 「……この辺に、しましょうか」 女の一人がそう言って、薄く笑った。 ◆◆◆ その瀟洒な洋館は町外れ、小高い丘の上に立っていた。 周囲を見回して無人を確認すると、久寿川ささらは膝に手をついて乱れた呼吸を整える。 この島に放り出されてから約一時間以上。 張り詰めた精神で歩くには長すぎる時間だった。 「ようやく、着いた……」 呟いて見上げれば、目の前には金属製の重々しい柵と年季の入った門柱。 柵の向こうには花の咲き乱れる美しい庭が見える。 その奥には、家というよりは邸宅、屋敷と呼ぶ方が相応しい、壮大で豪奢な洋館が聳えていた。 かつては地元の名士の住まいででもあったものだろうか。 振り返ればどこまでもなだらかに続く坂道とその先に広がる街並みまで視界を遮るものもなく、 南側に視線を向ければ、穏やかな海と海岸線の景観が一望できた。 誰はばかることのない、一等地である。 「……」 身を起こしたささらが、ひとつ大きく深呼吸して、小さく頷く。 たおやかな指で緑青の浮いた門の引き手を握って思いきり引くと、ささらの背丈の倍はありそうな門は、 意外にもあっさりと、音もなく開いた。 それがまるで、肉食獣が舌なめずりして顎を開くようだと感じて、ささらはほんの一瞬、躊躇う。 しかしすぐに首を振ると、門の向こうへ踏み出した。 後ろ手に閉めた門が、がしゃりと硬い音を立てたのに眉をしかめて、しかし振り返らずに進む。 門から玄関までは石畳が続いている。 その左右に広がる花壇には、赤や白や黄色や紫や、無数の花々が気ままに咲き誇っている。 色にも品種にも、花の高さや広がりにも統一感のないその花壇は、長い間、剪定もされずに 放置されているようだった。 風に吹かれてざわざわと手招きするように揺れる花々の間を歩いて、玄関の前に立つ。 見上げるような木製の両開きの扉には、シンプルでありながらしっかりと自己を主張するように装飾が施されている。 その前に立って、ささらは真鍮の引き手に手をかけるでもなく、スカートのポケットの中から何かを取りだした。 一枚の紙片だった。 折り畳まれているのを広げれば、新聞紙の一面ほどの大判。 ぱたぱたと端が風に揺れるそこに記されているのは、小さな囲みの地図と、びっしりと紙面を埋めるような 文字の群れだった。 「地図は、ここで間違いない……」 口にしたささらが、ポケットの中に残る硬い感触を確かめるように、そっと手をやる。 小さな一本の鍵が、そこにはあった。 紙片と鍵。 正にそれこそが、久寿川ささらに与えられた、専用の道具である。 そこに記された情報に縋るようにして、ささらはこの洋館にたどり着いていた。 緊張で汗ばむ片手に紙片を握りながら、もう片方の手で引き手を掴む。 そっと回して引くと、今度はぎぃ、と重い音を立てて、扉が薄く開いた。 屋内から微かに流れだした空気が、ささらの足元をくすぐる。 そこに何か、闇の奥に棲んでけたけたと笑う蟲のようなものが混じっているように感じられて、 ささらが僅かに後ずさり、しかし扉にかけた手を、離すことはなかった。 紙片に記された文字へもう一度目をやって、一瞬だけ瞼を閉じ、息を吐いて目を開くと、 ささらは扉の向こうへと踏み込む。 「……」 闇は、なかった。 そこには光が灯っていた。 淡く黄色がかった、上品な間接照明の色。 広い、吹き抜けのホールだった。 木製を基調にした、調和の取れた空間。 それが、ささらの第一印象である。 しんと静まり返ったホールの左右には飾り棚や小さな調度品が並んでいる。 正面には、二階へと続く大階段が二本。 左右に分かれて弧を描き、合わせてちょうど円になるように配置されていた。 出迎えに来る使用人の姿がないのが不思議なくらいの、この殺戮の只中には不似合いな空間に ささらはひどく胸がざわつくのを感じる。 大きく息を吸えば、ほんの微かに焚き染められた香の薫りが鼻腔を柔らかく包んだ。 首を振って、ささらは手にした紙に目を通す。 「情報通りなら、右の階段……」 呟いて、歩き出す。 紙片に記された無数の情報には、この館に入ってからの行動も指定されていた。 曰く、『決して左の階段を登ってはならない』。 曰く、『手摺りに触れてはならない』。 曰く、『飾り棚に近寄ってはならない』。 逆らえばどうなるのか、試してみるほどささらは愚かではなかった。 かつり、かつりと音を立てて大階段を登りながら、ささらは考える。 この馬鹿馬鹿しくも壮大な企画の主催者は、どこまで本気なのだろう。 どこまでが悪質な嫌がらせで、どこまでが悪辣な冗談なのだろう。 幾つもの禁止事項を遵守して歩きながら、ささらはその先にあるはずの物を思う。 本当に、あんなものがあるのだろうか。 ここまでお膳立てをしておいて、辿り着いてみれば『はずれ』と書いた紙一枚が待っているのではないか。 落胆する自分をどこかから眺めて笑うための、無意味な仕掛けではないだろうか。 いや、そんなことはない。記されている通りの代物は、実際にあるのだろう。 何故ならそれこそが、そんなものを与えられることこそが、何よりも悪質な嫌がらせに他ならないのだから。 だが自分は明確にそれを欲していると、ささらは自覚している。 何よりも恐ろしく、何よりもおぞましくそれは存在していて、そうしてそれを、おぞましい自分は必要としている。 自問するまでもない、それは紙片に記された情報に目を通した瞬間に得た、ただ一つの回答であった。 「……左に曲がって三番目。他の扉を開けてはいけない」 口に出して文字を読みながら、ささらはその扉の前で立ち止まる。 ひとつ隣の扉にはいかにも仰々しい、パスワードナンバーを入力するためのプレートがついている。 ささらの前の小さな扉には何もない。鍵穴すら、なかった。 隣のプレートの脇にはカードスロットまで用意されているのを横目で見ながら、 ささらは納戸のような無地の扉を開く。 外と違って薄暗い、狭苦しい部屋の中には家具の一つもない。 代わりに申し訳程度の照明と、奇妙に勾配の急な階段だけが据え付けられていた。 階段の先を見やれば、そこにはやはり装飾もない、小さな扉。 人ひとりがどうにか潜れるほどの扉を、ささらはじっと見つめる。 その向こうが、目的地のはずだった。 そこにあるもの。あるはずのもの。 ―――ゼネラル・エレクトリック、M134ミニガン。 有効射程は実に一キロメートル。 毎分二千発以上、一秒に五十発もの銃弾の雨を降らせる、地上最悪の牙。 人間など一瞬で文字通り跡形もなく消し飛ばす、Painless―――無痛の死を運ぶもの。 壁一枚向こうにあるはずのそれを、迷いなく死と殺戮をもたらす他に使い道のないそれを得るために、 ささらは扉を押す。 一瞬、目がくらんだ。 薄暗い部屋の外には、燦々と陽光が照りつけていた。 バルコニー、否、それはテラスである。 豪奢な洋館の屋根の上に据え付けられた、コンクリート敷のちょっとした広場。 扉の外に広がるのは、そんな空間であった。 その中心に、何かが置いてある。 だんだんと光に慣れてきたささらの目が捉えたそれは、深緑色に塗られた鉄の函。 それこそが、求めるもののはずだった。 思わず駆け寄ろうとしたささらが、 「―――遅かったわね」 びくりと硬直する。 横合いからかけられた声。 目線だけを動かせば、そこには確かに、何かがいた。 人間。 女。 「待ちくたびれちゃったわよ……って、あら、その制服……?」 コンクリートの床に据え付けられた、鉄の三脚。 そこに寄りかかる、女。 片方の指先に、小さな鍵を弄び。 もう片方の手には、ひらひらと風に揺れる紙片が握られていた。 まるで、ささらとまったく同じものを、与えられたかのように。 ◆◆◆ そう言うと、女――柚原春夏は、力を抜いたように笑った。 唐突な変化に一層表情を硬くするささらに、春夏が肩をすくめてみせる。 「そんな怖い顔しても、だーめ。タカくんの友達と命のやりとり、する気ないわよ」 「……」 それでも緊張を緩めないささらの様子に、仕方ないわねえと笑って春夏が続ける。 「状況を整理しましょうか」 「……」 「あなたは大切な知り合い……タカくんや、その友達の他はみんな死ねばいいと思ってる。 ううん、殺さなきゃいけないと、思ってる」 「……」 「私も……まあ、ご同様」 ぺろりと悪戯っぽく舌を出した春夏の告げる言葉の意味は、しかし声の調子とは裏腹に、重い。 軽い世間話のようなそれは、明確な殺人意思の肯定である。 「このみ……もしかしたら知ってるかしら、私の娘」 「……」 「このみやタカくん、まあタマちゃんたちもね、それだけが生き残れば、私はそれでいいの。 他は、うん、私がやる。そうするしかないみたいだからね」 「……」 「その後のことは……私たちだけが生き残ってから、考えればいいわ」 小さく息をついた春夏が、天を仰いだ。 「だけど残念。春夏さん、やる気はあっても武器がない」 「……」 「私がやるって言っても、そうね、お肉を捌くみたいには、ちょっとねえ」 「……だけどあなたには、これがある」 それまで黙って春夏の話を聞いていたささらが、初めて口を開いた。 ほんの一瞬だけ春夏から視線を外して見やったその先には、鉄の函。 「そうね、鍵かかってるけどね」 苦笑した春夏が、指先で鍵をくるくると回す。 鉄の函を指させば、そこに開いた鍵穴は二つ。 「どうなのかしらね、これ」 「……」 「こんな、誰が信用できるかもわからない殺し合いの真っ只中で、仲良く協力しろってことかしら。 あるいはやっぱりこの場で殺し合って、勝った方の総取り? ね、あなたはどう思う?」 そこで言葉を切った春夏の表情は、軽い。 茶菓子をつまむような調子で突きつける問いの意味を、しかしささらは理解している。 分水嶺だった。 この問いに対する答えに、やり直しはない。 これは自分や目の前の女や、河野貴明や悪戯好きな先輩や、その他の多くの人間の運命を左右する、問いだ。 「……」 「……あなたにも」 迷いは、なかった。 選ぶべき道は、一つだった。 ほんの刹那の間だけを置いて、ささらは口を開く。 「あなたにも、私と同じものが与えられているなら……読んだはずです」 「……?」 首を傾げた春夏が、ささらの視線の向きで理解する。 「ああ、これ?」 ひらひらと振るのは、紙片だった。 「……私、説明書とか苦手なのよね」 「……」 一瞬、ささらが絶句する。 よくここまで辿り着けましたね、と言いたくなるのを堪えて、続けた。 「……要点だけを述べるなら、この火器は、一人で扱うには限界がある……ということです」 「えーと……二人じゃないと使いものにならない、ってこと?」 「はい」 頷いたささらが、紙片に記載されていた火器の運用方法と、幾つかの注意点を春夏に伝える。 二、三の質疑応答を経て、鉄の函と据付の三脚とを見た春夏が、両手を広げてささらの方を向いた。 「じゃ、私はガンナー。あなたは給弾手兼観測手。それでオーケー?」 「……」 あまりにも軽い調子に、ささらがしばし沈黙する。 「……本当に、いいんですか」 「何言ってんの。お互いこんな条件のいい相棒、スカウトしようったって見つかんないわよ?」 「……」 「それとも、募集してみる? あなたの知らない誰かのために皆を殺して回りませんか、って」 「……皮肉、好きなんですか」 やあねえ、と手を振った春夏が、鉄の函に歩み寄る。 「ね、あなたも」 「……」 「鍵、二ついるんだってば」 「……」 「決まり、でしょ」 言って屈託なく笑う春夏に、ささらが大きく溜息をついて、ポケットの鍵を取り出した。 「じゃ、いーい? せーので行くわよ」 「……」 並んで座り込んだ二人が、それぞれの鍵を鍵穴に差し込む。 「いきなり爆発したりして」 「……早くしましょう」 「もう、せっかちなんだから……」 「……」 答えないささらに小さく肩をすくめて、春夏が指先に力を入れる。 「せー、のっ!」 「……!」 同時に鍵を回す。 ちゃり、と小さな音がして、金属製のバンドが、函から外れた。 「爆発、しなかったわね」 「……」 「ところでこの蓋、とっても重いんだけど……手伝ってくれない?」 「……はい」 二人がかりで持ち上げると、ぎぃと軋んだ函がようやくその中身を晒していく。 最初に目に入ったのは、銃身である。 長い鉄の管を束ねたような、独特のフォルム。 秒間数十発の弾を吐き出す管の数は合わせて六本。 その尻に屋外用の発電機を思わせる機構が続き、最後にハンドルレバー状のトリガーがついている。 「迫力あるわねえ……」 「……」 「どうかした?」 しげしげと銃を眺めていた春夏が声をかけると、ささらが眉根を寄せたまま答える。 「弾が……ありません」 「あら」 「説明書きによれば、この銃は大量の弾を消費するはずです。 そもそもこの中に入るような量では、ありません」 淡々と告げるささらに、春夏が首を捻る。 「そうねえ。もしかして、私たち一杯食わされ……あら、これ何かしら」 「……?」 何かに気付いたように春夏が指さしたのは、函の隅である。 名刺大の、白いカードが一枚。 つまみ上げれば、ひらりと何かが落ちた。 「―――『弾薬庫の鍵。決してナンバーキーに触れてはならない』……」 落ちた紙片に書かれた文字を読み上げて、ささらが春夏と顔を見合わせる。 「それ、下にあったドアのこと……?」 「たぶん。カードスロットも、ついていたように思います」 「……ほんと、この仕掛け作った連中ってパラノイアよねえ」 はあ、と溜息をついた春夏が凝りをほぐすように腕を回して、ささらの肩をポンと叩く。 「じゃ、まずはこの子をあの三脚に取り付けて……その後は張り切って弾を運びましょうか」 「肉体労働ですね」 「楽して人殺しなんて、できないわよ」 言って、皮肉げに笑う。 「……そうですね」 その顔に微笑み返して立ち上がると、ささらはスカートの埃を払いながら辺りを見回す。 花咲き乱れる前庭の向こうには、なだらかな丘。 その先を臨めば街並みから続く海岸沿いの開けた道。 高台は三百六十度、遮蔽物もない絶好のロケーションだった。 晴れ渡った空には、いずれ銃弾の雨が降る。 その光景を想像して、ささらの心にはしかし、曇りはない。 選んだ道に、後悔はなかった。 かくして万魔殿は、二人の女主人を迎えたのである。 【時間:1日目午後2時ごろ】 【場所:H-6 洋館内】 久寿川ささら 【持ち物:M134ミニガン&大量の弾薬、水・食料一日分】 【状況:健康】 柚原春夏 【持ち物:M134ミニガン&大量の弾薬、水・食料一日分】 【状況:健康】 ※M134は固定式です。携帯してダンジョン探索はできません! 047 Come with Me!! 時系列順 056 ぼうけんのはじまり 047 Come with Me!! 投下順 049 枯れ尾花、正体見えねば幽霊か GAME START 久寿川ささら 084 隣人は静かに笑う 柚原春夏