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討鬼伝 討鬼伝 極 機種:PSV,PSP,PS4 作曲者:坂本英城 編曲者:坂本英城、いとうけいすけ 開発元:コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売元:コーエーテクモゲームス 発売年:2013 概要 コーエーテクモゲームスが送り出した完全新作のハンティングアクション 狩りゲーにありそうでなかった和風の世界観で彩られた本作 BGMも全編"和"をイメージしたものとなっている すべてのBGMの作曲と一部の編曲をノイジークロークの坂本英城氏が、大型鬼との戦闘曲の編曲を同じくノイジークロークのいとうけいすけ氏が担当している。 2014年に追加要素を加えた改良版『討鬼伝 極』が発売。 収録曲 曲名 作曲者 編曲者 補足 順位 Disc1 鬼出ヅル刻 坂本英城 坂本英城いとうけいすけ オープニングデモムービー 中ツ国ノ旋律 坂本英城 坂本英城 データ選択画面 中ツ国ノ旋律・改 坂本英城 坂本英城 キャラクター制作 モノノフ 坂本英城 坂本英城 オープニング ウタカタ 坂本英城 坂本英城 拠点(第7章まで) モノノフ本部 坂本英城 坂本英城 モノノフ本部(お役目所)※『討鬼伝』ではオフラインの統合本部でもかかる 襲撃 坂本英城 坂本英城 雅ノ領域 坂本英城 坂本英城 雅の領域・侵域 ミフチ -深淵- 坂本英城 いとうけいすけ ミフチ・マフチ戦 任務成功 坂本英城 坂本英城 任務達成 任務失敗 坂本英城 坂本英城 任務失敗 御魂 坂本英城 坂本英城 幕間デモイベント 橘花 坂本英城 坂本英城 天狐 坂本英城 坂本英城 天狐派遣先等選択 武ノ領域 坂本英城 坂本英城 武の領域・侵域 カゼキリ -風切- 坂本英城 いとうけいすけ カゼキリ・アマキリ戦 2013年151位 暗躍 坂本英城 坂本英城 戦ノ領域 坂本英城 坂本英城 戦の領域・侵域 クエヤマ -崩山- 坂本英城 いとうけいすけ クエヤマ・ワダツミ戦 絶体絶命 坂本英城 坂本英城 安ノ領域 坂本英城 坂本英城 安の領域・侵域 ヒノマガトリ -火凶鳥- 坂本英城 いとうけいすけ ヒノマガトリ・アメノカガトリ戦 神出鬼没 坂本英城 坂本英城 コガネムジナ戦・他 悪戯 坂本英城 坂本英城 ギャグ寄りのイベント Disc2 モノノフ本部・衆 坂本英城 坂本英城 インフラ・アドホックプレイ時統合本部※『討鬼伝 極』ではオフラインの統合本部でもかかる 乱ノ領域 坂本英城 坂本英城 乱の領域・侵域 ツチカヅキ -土潜- 坂本英城 いとうけいすけ ツチカヅキ・ホムラカヅキ戦 安堵 坂本英城 坂本英城 英雄ノ進撃 坂本英城 坂本英城 ケルベロス戦・他 タケイクサ -建軍- 坂本英城 いとうけいすけ タケイクサ・マガツイクサ戦 喪失 坂本英城 坂本英城 古ノ領域 坂本英城 坂本英城 古の領域・侵域 ミズチメ -水蛇女- 坂本英城 いとうけいすけ ミズチメ・カガチメ・ネクチメ戦 追憶 坂本英城 坂本英城 ダイマエン -大魔縁- 坂本英城 いとうけいすけ ダイマエン・インカルラ戦 号令 坂本英城 坂本英城 ゴウエンマ -業焔魔- 坂本英城 いとうけいすけ ゴウエンマ・ダイテンマ戦 重要任務 坂本英城 坂本英城 クナトサエ -岐塞- 坂本英城 いとうけいすけ クナトサエ・ヨミトサエ戦 仲間 坂本英城 坂本英城 ヤトノヌシ -夜刀主- 坂本英城 いとうけいすけ ヤトノヌシ・オカミヌシ戦 決死 坂本英城 坂本英城 逢魔ガ刻 坂本英城 いとうけいすけ ストーリー任務「オオマガドキ」・マガツミカド戦 トコヨノオウ -常夜王- 坂本英城 いとうけいすけ トコヨノオウ・トコヨノオオキミ・トコヨノメノキミ戦 ムスヒ 坂本英城 坂本英城 ストーリー任務「オオマガドキ」初回達成後ムービー 鬼討ツモノ 坂本英城 坂本英城 『討鬼伝』スタッフロール※『討鬼伝 極』では自宅の机の横にある伝記からしか見られない 2013年350位 討鬼伝 極 オリジナルサウンドトラック収録曲 鬼討ツモノ再ビ 坂本英城 坂本英城 『討鬼伝 極』オープニング 何処ヨリノ使者 坂本英城 坂本英城 第8章導入ムービー 百鬼隊 坂本英城 坂本英城 百鬼隊のテーマ、第10章・序盤モノノフ本部内BGM カゼヌイ -風縫- 坂本英城 坂本英城 カゼヌイ・アマモ戦 ウタカタ・秋艶 坂本英城 坂本英城 拠点(第8章以降) ウロカバネ -虚屍- 坂本英城 坂本英城 ウロカバネ戦 オンジュボウ -怨樹坊- 坂本英城 坂本英城 オンジュボウ・ショウケツジュ戦 オラビ -叫- 坂本英城 坂本英城 オラビ・オメキ戦 昔歳抄 坂本英城 坂本英城 オノゴロ -自凝- 坂本英城 坂本英城 オノゴロ・アヤナシ戦 災禍侵攻 坂本英城 坂本英城 里周辺 ヤチギリ -八千切- 坂本英城 坂本英城 ヤチギリ戦 イテナミ -凍波- 坂本英城 坂本英城 イテナミ・ヨモツイラツメ戦 ゴズコンゴウ -牛頭金剛- 坂本英城 坂本英城 ゴズコンゴウ・メズコンゴウ戦 イミハヤヒ -忌速火- 坂本英城 坂本英城 イミハヤヒ・タケハヤミ戦 蒼狼推参 坂本英城 坂本英城 シラヌイのモノノフ部隊のテーマ、第10章・ストーリー任務「共同戦線」発生時本部BGM アンクウバッコ -闇空跋扈- 坂本英城 坂本英城 アンクウバッコ・テンキュウバッコ戦 因果崩壊 坂本英城 坂本英城 第9章拠点BGM、第12章・因果崩壊発生時拠点BGM ムスヒノ君 坂本英城 坂本英城 イヅチカナタ -何地彼方- 坂本英城 坂本英城 イヅチカナタ・カガヨウモノ戦 決意 坂本英城 坂本英城 ストーリー任務「何地彼方」初回達成後ムービー 千年ヲ駆ケシモノ 坂本英城 坂本英城 『討鬼伝 極』スタッフロール 2014年404位 鬼討ツモノ (Hideki Sakamoto Trio Ver.) 坂本英城 坂本英城 ボーナストラック サウンドトラック 討鬼伝 オリジナル・サウンドトラック 討鬼伝 極 オリジナルサウンドトラック
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討鬼伝 簡易紹介 古より、異形の存在“鬼”と戦う「モノノフ」(鬼ノ府)と呼ばれる者達がいた。 千年の長きに渡り、「モノノフ」は歴史の中で人の世を守り続けている。 そしていまだ終わらぬ“鬼”との戦いの最前線に、新たな戦士が派遣される。 人の世を滅びから守るため、モノノフたちよ、“鬼”を討て! データ 公式サイト あり 発売元、開発元 コーエーテクモゲームス ジャンル アクション 対応機種 PSP、PSVita 発売日 2013年6月27日 価格(税込) PSP 通常版5080円、DL版4500円 PSVita 通常版6090円 DL版5400円 廉価版 キャラクターデザイン 左 シナリオライター 音声量 有り 主人公 主人公選択可能カスタマイズ型 恋愛要素 無し 備考 CERO:C 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その22 914 名無しって呼んでいいか? [sage] 2013/06/28(金) 15 44 20.30 ID RSP+9TiV 討鬼伝自分はまだ途中なんだけど この板的にはちょっと微妙なところかもなーと個人的には思った なんというか乙女要素以前にトラウマ持ちとカウンセリングが多くて 誰も彼もあんまり信頼のおける仲間という気がしないw 戦力面だけじゃなくて精神面でも支え合いたいです… キャラメイクゲーだと難しいんだろうけど あとちょっとネタバレ 主人公のグラがちょっと女にしてはガタイよすぎないかと思ってたけど 禊場ですごい筋肉ですね!尊敬します!と言われたので やっぱりちょっとごついんだなあ 917 名無しって呼んでいいか? [sage] 2013/06/28(金) 18 33 40.79 ID fT8dOQ+m 討鬼伝、一応女扱いだけど申し訳程度かなあ 木綿についての手紙以外で、女同士でこの選択肢と会話は引くわ~みたいなのがあるね 主人公が男なら違和感ないけど 922 名無しって呼んでいいか? [sage] 2013/06/29(土) 17 22 55.27 ID I40ShE+P 916 914です レスついてるの気付かなくてごめん 仲間の抱えている心の問題やらモヤモヤを解決したり立ち直る後押しをする →絆が深まって仲間の力を分け与えてもらえる! みたいな流れかな だから男女問わず大体そんな感じ いまのところ異性関係のそれは既に名前が挙がってる人だけのもよう あと友好度が上がると戦場でかけられる台詞が仲良し仕様に変わるよ 尊敬されたり感謝されることは多々あれど意識されることはないっぽい 禊場使わなかったらGEとそんなに変わらないくらいかなあ 969 名無しって呼んでいいか? [sage] 2013/07/06(土) 16 26 39.34 ID qwyI/aoJ 967 まあそもそもそういうゲームじゃないしねw>乙女要素 PCのデータを男女で一つずつ作って並行してやってるけど 男PCでも特に女NPCといちゃつけるわけじゃないしこんなもんかなと ただ橘花関連は女PCの時はもうちょっと気を遣ってほしかったな わかりやすい男女差としての恋愛要素がなくても きちんと女主人公として描き切れていれば個人的には満足できるけど これはちょいちょい詰めの甘さがあるんだよな pspo2ほどじゃないけど主人公の立ち位置的に似たものを感じた (略) 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その23 146 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2013/08/01(木) 19 41 06.13 ID ZUz7rxL5 討鬼伝だっけ 女主人公を選びましたが心配していた男キャラとの絡みも禊場程度だったので我慢出来ましたってユーザーレビュー 男性ユーザーにしてみれば女主の恋愛なんて求めてないし必要ないんだろうけどさ 男絡みの過去は一切なしだった女キャラに対して、男キャラの過去には女ががっつり絡んでてああ…ってなったわ 続編出るなら恋愛要素もつけ足してほしいけど多分無理なんだろうな… 165 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 02 06 00.37 ID kT6oQLYI 〈略〉 話変わるけどファミ通の討鬼伝スタッフインタで 速鳥と息吹の人気に差がついた原因として 「息吹は過去の恋人のことを引きずってるので女性受けがあまり良くないかもしれない(笑)」 言われててちょっとワロタ そういう心理を分かってるならさ!最初からやるなよ!
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討鬼伝 part73-316-322 316討鬼伝 sage▼2021/10/19(火) 19 52 00.32ID lmEmy6fi0[1回目] ●討鬼伝 無印は2013年PSPとPSVで発売のアクションゲーム。当時は和風モンスターハンターと呼ばれてた。 プレイしながら書いてたら千行越えたので、書き直しつつ箇条書きで行きます。 ●用語 モノノフ:千年ほど前の古来より、影にあって鬼などを退治していた者達。鬼を倒し払う技術を持つ。 国中に鬼が溢れ、あらゆる時代が破壊され、現在はモノノフが表立って鬼と戦っている。 鬼:鬼門から突然あらわれ、あらゆる時代を破壊した怪物。人々を襲い魂を喰らい体内に保管する。 ミタマとして仲間になる鬼の酒呑童子とは全く別物、意思疎通できない。たくさん人の魂を食った鬼ほど強い。 異界:鬼が支配する瘴気に満ちた空間。時間が狂っており流動している。平安や戦国、幕末などを思わせる様々な背景がある。空間が毒で、人間は長時間は滞在できない。 ミタマ:卑弥呼や織田信長や坂本龍馬とか日本の英雄の魂、神に属する者もいる。モノノフはミタマを宿す事で、その力を引きずり出す。 主人公は例外でいくつも宿せる。また仲良くなった仲間から、分霊という形でミタマを共に宿せる。 世界観:日ノ本の中つ国以外は異界に飲まれていると思われている。モノノフの総本山で安全地帯の霊山。主人公が務める事になる最前線のウタカタの里。 霊山に見捨てられた北の地の者達が集まり、霊山と関係を切ったシラヌイの里が登場。他にも滅んだ里を含めて、モノノフの里はある。 オオマガドキ:八年前、北の地の北端で鬼門が開き、大量の鬼が溢れた現象。モノノフは激戦を繰り広げ、大量の使者を出しながらもなんとか頭と思しき者を倒した。 神垣ノ巫女:鬼が入れぬ結界を張ったり、物の記憶を見る千里眼などが出来る。この能力を持つ者は鬼からの圧力により寿命を削っており短命。 死なれると困るので基本的には閉じ込められたりする。 陰陽方:モノノフの中でも異端の研究者たち。流れ着いた者を研究し、世界を解き明かそうとする。 上の者は長老達と呼ばれ、人の世の為に研究する者もいれば、人も世の中も犠牲にする外道な者もいる。 ●登場人物 主人公:滅びた東の地の生き残りのモノノフ。元はモノノフとは違う外様。鬼から回収したミタマをいくつも宿せる。 大和:ウタカタの里のお頭。左目を失った隻眼。昔はモノノフとして戦った。 桜花(おうか):武器は太刀。真面目な女性。妹の橘花を誰より心配している。 息吹(いぶき):武器は槍。飄々としたイケメンの男。八年前のオオマガドキでモノノフの恋人を失くしており、落ち込んでてはダメだと優男を演じている。 那木(なぎ):武器は弓矢。優しい女性。元々、医者だったが友人を手術ミスで失っており、トラウマで医療行為が出来なくなった。頭がいいが話が長い。 初穂(はつほ):武器は鎖鎌。高下駄を履いた少女。やたら先輩、姉の様に振舞う。四十年前に神隠しにあい気付けば現在にいた。大和はかつて弟分だった。 富嶽(ふがく):武器は手甲。筋骨隆々の男。粗野な性格、ホオズキの里のモノノフだったが鬼に攻められた際に一人だけ生き残り、その仇の鬼を探している。 速鳥(はやとり):武器は双剣。黒いマスクと頭巾をつけた元忍び。子供を殺す任務を受け入れられず他の忍びを殺して逃げた。その後、大和に拾われモノノフになる。 天狐が大好きで皆が集まっている中、一人だけ天狐を見ていたりする。 橘花(きっか):ウタカタの里の結界を担当する神垣ノ巫女。桜花の妹。霊山では閉じ込められていたが、大和の計らいで自由にさせてもらっている。 自分の生く末を受け入れているようで、その裏では死にたくないと思っている。姉の事を大事におもっている。 木綿(ゆう):大和の娘。任務の受付嬢をしている。どんなに辛くともせめて笑顔であろうと決めている。 秋水(しゅうすい):ウタカタの里の情報を司る者。北の地の生き残り。裏の顔として陰陽方であり、過去に戻る手段を研究している。 樒(しきみ):ミタマを強化したりする巫女。口数が少ない、最後まで謎が多いが味方ではある。 たたら:頑固な鍛冶屋のじいさん。 天狐:模様などがついたキツネ。キュイキュイ鳴く。最初は橘花に、次に主人公に懐き家に住み着き道具を集めてくれる。 里に何匹かおり、神代より存在する生物な為、鬼に抵抗力がある。 神木:ウタカタの里に生えている大樹。主人公に語り掛け、鬼から貰えるお金のような物のハクを渡すと道具を貰える。 317討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 54 17.22ID lmEmy6fi0[2回目] ●ストーリー ・主人公が夢の中で大鬼と戦い続ける。それをたくさんのミタマ達が見届け、主人公を認める。 ・主人公は修行を追え、霊山より最前線のウタカタの里に派遣された新人モノノフ。 ・里長の大和に挨拶、桜花の案内で里を見て回る。他のモノノフは鬼を退治する任務に行っている。 途中で鬼の到来を知らせる警鐘が鳴り、桜花と共に退治した。 ・これが里の日常、八年前のオオマガドキより異形の鬼が溢れ、モノノフが戦い倒す。鬼は人の魂を喰らい時の因果を壊し、大地を異界に作り替える。 地に溢れた瘴気に人は長時間は耐えられない鬼の住処。中つ国以外は滅んだと思われている。 ・倒した餓鬼から源頼光のミタマを入手し、主人公が宿す。モノノフとはミタマを宿す者、最初の任務でミタマを宿すのは運がいいと桜花が言う。 ・情報管理の秋水から話を聞く。かつてはこの国の影だったモノノフ。祖は金眼四ツ目、モノノフは鬼を討つ鬼と呼ばれていた。 だが現在は唯一の政府機関。この地でなんとか鬼の侵攻を凌いでいる。オオマガドキは八年前に北の地で起きた鬼の大量発生、当時は七日七晩に及ぶ激戦であった。 ・霊山から送られたのは新人が一人だけ。戦力を温存したいのだろうと大和が答え、滅びたホオズキの里と同じく見捨てられたと言う桜花。大和は主人公は化けると考えていた。 318討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 56 15.96ID lmEmy6fi0[3回目] ・その後、他のモノノフの紹介などがあり主人公は一緒に戦う。ここから時系列を無視して一人ずつ説明。ストーリーを進めて行くと、それぞれが宿すミタマの分霊を貰える。 ・初穂は一番子供に見えるが、やたら先輩である事を主張する。半人前扱いで大鬼退治をした事ないので、半人前の新人の主人公と一緒に大鬼のミフチを倒し大和に認めさせる。実は初穂は四十年前に神隠しに会い、現在にタイムワープした少女。大和をかつては弟扱いしていたが、子持ちのおじさんになっていた。後にミズチメという大鬼が里に流行らせた寝て起きなくなる現象の夢患いにかかる。ミズチメを倒し里の者達を起こすが初穂は過去の夢から起きない。主人公は神木の力を借り、初穂の夢の中に干渉し起こした。大和が両親からの伝言を伝える「お帰り、そしていってらっしゃい」。初穂は両親にお礼と謝罪をし友達が出来たと言い、ただいま、行ってきますと告げた。 ・那木は元々、医者であったが医療ミスで友人を亡くしてトラウマになっていた。しかし橘花が倒れると医者として、薬であるキツネ草を主人公と共に探す。後に主人公達と大鬼を倒した後、死んだふりをしていた大鬼が那木へと攻撃をし、主人公が庇って重症になる。那木はトラウマを克服し、主人公を手術し助けた。 ・息吹は優男のような性格。八年前のオオマガドキで同じくモノノフだった恋人のカナデを失い、いつまでも落ち込んでいたらカナデに悪いと思い、今の性格を演じるようになった。後に物見隊が鬼に襲われ、恋人がいると言う女性に助けを求められ必ず助けると約束する。だが辿り着いた時には物見隊は全滅、鬼を退治したが待っていた女性に助けられなかった事を責められる。後に夢煩いが里に流行るが、死んだ彼女に会いたいはずなのに息吹はかからない。演じ続けた結果、自分も騙せるようになったのかと自嘲する息吹は酒に溺れるようになる。その後、大鬼退治にモノノフ達が集まるが息吹が来ない。主人公が迎えに行くが、かつて恋人を失い今も誰も守れない自分に意味はあるのかと諦めていた。そこに富嶽が来て、俺は仇を討つお前はそこで這いつくばってろと罵り去った。主人公も去り一人になった息吹の下に、物見隊の彼女の人が来る、そして助けに行った事のお礼を言った。その後、息吹は誰かをきっと守れると奮起し、主人公と共に大鬼を討った。 ・富嶽はかつてホオズキの里のモノノフだった。神垣ノ巫女はまだ十歳の子供でありモノノフの富嶽に懐いていた。そして大鬼にホオズキの里が襲われ、巫女や里の人が死に富嶽が生き残った。巫女は最後まで守ってくれた事にお礼を言って死んだ、富嶽はその仇を探していた。途中で主人公に少女の声で富嶽を助けてと聞こえる。その後、富嶽は仇の鬼を見つけ単独で向かう、主人公が追いつき共に大鬼のダイマエンを倒し、ホオズキの里の人々の魂を解放した。里に戻った富嶽は主人公にお礼を言い、これからはその恩返しの為に戦うと言う。家に戻った主人公の頭に「富嶽を助けてくれてありがとう」と少女の声が聞こえた。 ・速鳥は元忍びのモノノフ。その実力は大和も信頼しており、単独で鬼の調査などをしたりする。鬼達が瓦礫を集めて塔を作っているのを発見、だが速鳥に気付かれ結界を張られる。瓦礫の塔について報告後、自分のミスを速鳥は責める。かつて子供を殺せという命に歯向かい仲間を殺して抜け忍になった速鳥。仲間を殺した自分に仲間を持つ資格が無いと一人で任務をこなしてきた。後に仲間と自分自身を信じる為に鬼の捜索の任務を果たし仲間達と大鬼を倒し、迷いが晴れたと主人公に伝えた。 319討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 59 59.63ID lmEmy6fi0[4回目] ・橘花はこの里の巫女。白髪の優しい女性であり、ウタカタの里の結界を担当しており、また鬼の行動が統率されている事に大和が気付き、鬼の指揮官を探す為に鬼の体の一部から千里眼を用いて探す能力もある。 初めてあった時に遊んでいた天狐を主人公に託した。桜花は姉であり、妹を大事に思い命を捨てられる覚悟があった。巫女は命を燃やして結界を維持する、負担を減らしたければ里に鬼を近づけるなと富嶽が言う。 また途中、秋水が全員に結界の強化の提案をしたが、橘花の負担がかかると桜花が怒る。その時は保留となったが後に結界の強化を独断で行った、どうして?と詰める桜花に私はこの里の巫女だからと橘花は答えた。 橘花は実は自分の能力を呪っていた、結界を張るのに寿命を削る死ぬを恐れていた。本当は周りの人に希望を与え、己で道を切り開くモノノフになりたかったと言う。後にモノノフも巫女も変わらない、自分で宿命を切り開かねばならないと理解する。 千里眼を多用する事になり、裏で一人で苦しむ橘花、そこに秋水が近づき逃げだしたらどうかと告げられ橘花は怒った。結界を張った大鬼がモノノフでも入れない瘴気の濃い場所にいる、鬼を押しとどめる為に苦しみ続ける橘花。 それを知った桜花が主人公に話をした後、死ぬのを覚悟で大鬼の場所に突入した。一時的に瘴気を抑える神木の実を食べる事で無事にすみ、大鬼を倒した一同。諦めない主人公の存在と、橘花に死なないで一緒に生きてほしいと願われ、忘れていた妹と共に生きたいという思いの為に戦うと桜花も決めたのだった。 320討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 20 02 49.88ID lmEmy6fi0[5回目] ・秋水は情報管理を仕事にしており、主人公に色々と話をする。実は鬼の力を用いて過去に戻ろうとする陰陽方の間諜であり、裏で橘花に負担をかける行為を強いて、結界を張るのを諦めさせようとしていた。 かつて霊山から見捨てられた北の地の生き残りであり、仲間が死ぬ中で生き残った経験から誰かを犠牲にする世界は間違っていると考えている。 だが最後まで諦めず逃げなかった橘花、不自由だと思わないのかと言う秋水に人は誰も自由では無いが道を選ぶ自由はあると橘花は答え、その時は秋水は負けを認めた。 速鳥が見つけた瓦礫の塔について説明する。あれは依り代であり、終末の鬼を呼び出しオオマガドキを起こす為の物で、今度オオマガドキが起これば人類は滅ぶ。 結界を張る大鬼を倒し、主人公達が瓦礫の塔へと行く前に秋水は全員に提案をする。陰陽方の目的は時の因果を壊すオオマガドキを研究し、鬼が現れる以前の過去へと戻る事。 愛する人や仲間、死んだ人たちを取り戻す為に協力しないかと言う秋水の言葉に、何人かが傾きかける。 だが初穂がここで生活し皆と会った事が無かった事になるのは嫌、ここも自分の居場所だと言った。仲間達も賛同し、死んだ者達にも会いたいがここも大事な場所、自分の生きて来た道は自分で引き受けると言う。 秋水は今回は諦め、邪魔をしないと約束した。あくまで今回はであり、死んだ友を助ける事を諦めないと言った。 ・本来はモノノフ一人一つのミタマを、主人公は複数を宿せる。「あずまの果てよりムスヒの君来りて八百万のミタマを結び、鬼という鬼を祓えり」という言い伝えがあり、それは主人公の事かも知れないと橘花は言う。 主人公は鬼と戦い鬼達から英雄たちのミタマを回収し、さらに仲間達との関係を深め分霊を繋いでいった。仲間達と共に、オオマガドキを起こそうとした大鬼トコヨノオウを倒す。 だが間に合わず空に開いた穴が大きくなろうとした。主人公と仲間達のミタマが青白く光り、「ムスビはなれり」と穴が閉じて行く。主人公こそがムスビの君だと言われる。 とりあえずの勝利を皆で祝う。ミタマ達も喜ぶが、また鬼は来る、その時は力を貸してやると告げた。 321ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 01 20 40.48ID MGiYO8zX0[1回目] すみません、討鬼伝極の方はまた後日にします。短くしてたらわからなくなってしまって 322ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 11 57 01.03ID eSiTK61X0[1回目] ヤク中になって死にそうな主人公だなw
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討鬼伝 part73-316-322 316討鬼伝 sage▼2021/10/19(火) 19 52 00.32ID lmEmy6fi0[1回目] ●討鬼伝 無印は2013年PSPとPSVで発売のアクションゲーム。当時は和風モンスターハンターと呼ばれてた。 プレイしながら書いてたら千行越えたので、書き直しつつ箇条書きで行きます。 ●用語 モノノフ:千年ほど前の古来より、影にあって鬼などを退治していた者達。鬼を倒し払う技術を持つ。 国中に鬼が溢れ、あらゆる時代が破壊され、現在はモノノフが表立って鬼と戦っている。 鬼:鬼門から突然あらわれ、あらゆる時代を破壊した怪物。人々を襲い魂を喰らい体内に保管する。 ミタマとして仲間になる鬼の酒呑童子とは全く別物、意思疎通できない。たくさん人の魂を食った鬼ほど強い。 異界:鬼が支配する瘴気に満ちた空間。時間が狂っており流動している。平安や戦国、幕末などを思わせる様々な背景がある。空間が毒で、人間は長時間は滞在できない。 ミタマ:卑弥呼や織田信長や坂本龍馬とか日本の英雄の魂、神に属する者もいる。モノノフはミタマを宿す事で、その力を引きずり出す。 主人公は例外でいくつも宿せる。また仲良くなった仲間から、分霊という形でミタマを共に宿せる。 世界観:日ノ本の中つ国以外は異界に飲まれていると思われている。モノノフの総本山で安全地帯の霊山。主人公が務める事になる最前線のウタカタの里。 霊山に見捨てられた北の地の者達が集まり、霊山と関係を切ったシラヌイの里が登場。他にも滅んだ里を含めて、モノノフの里はある。 オオマガドキ:八年前、北の地の北端で鬼門が開き、大量の鬼が溢れた現象。モノノフは激戦を繰り広げ、大量の使者を出しながらもなんとか頭と思しき者を倒した。 神垣ノ巫女:鬼が入れぬ結界を張ったり、物の記憶を見る千里眼などが出来る。この能力を持つ者は鬼からの圧力により寿命を削っており短命。 死なれると困るので基本的には閉じ込められたりする。 陰陽方:モノノフの中でも異端の研究者たち。流れ着いた者を研究し、世界を解き明かそうとする。 上の者は長老達と呼ばれ、人の世の為に研究する者もいれば、人も世の中も犠牲にする外道な者もいる。 ●登場人物 主人公:滅びた東の地の生き残りのモノノフ。元はモノノフとは違う外様。鬼から回収したミタマをいくつも宿せる。 大和:ウタカタの里のお頭。左目を失った隻眼。昔はモノノフとして戦った。 桜花(おうか):武器は太刀。真面目な女性。妹の橘花を誰より心配している。 息吹(いぶき):武器は槍。飄々としたイケメンの男。八年前のオオマガドキでモノノフの恋人を失くしており、落ち込んでてはダメだと優男を演じている。 那木(なぎ):武器は弓矢。優しい女性。元々、医者だったが友人を手術ミスで失っており、トラウマで医療行為が出来なくなった。頭がいいが話が長い。 初穂(はつほ):武器は鎖鎌。高下駄を履いた少女。やたら先輩、姉の様に振舞う。四十年前に神隠しにあい気付けば現在にいた。大和はかつて弟分だった。 富嶽(ふがく):武器は手甲。筋骨隆々の男。粗野な性格、ホオズキの里のモノノフだったが鬼に攻められた際に一人だけ生き残り、その仇の鬼を探している。 速鳥(はやとり):武器は双剣。黒いマスクと頭巾をつけた元忍び。子供を殺す任務を受け入れられず他の忍びを殺して逃げた。その後、大和に拾われモノノフになる。 天狐が大好きで皆が集まっている中、一人だけ天狐を見ていたりする。 橘花(きっか):ウタカタの里の結界を担当する神垣ノ巫女。桜花の妹。霊山では閉じ込められていたが、大和の計らいで自由にさせてもらっている。 自分の生く末を受け入れているようで、その裏では死にたくないと思っている。姉の事を大事におもっている。 木綿(ゆう):大和の娘。任務の受付嬢をしている。どんなに辛くともせめて笑顔であろうと決めている。 秋水(しゅうすい):ウタカタの里の情報を司る者。北の地の生き残り。裏の顔として陰陽方であり、過去に戻る手段を研究している。 樒(しきみ):ミタマを強化したりする巫女。口数が少ない、最後まで謎が多いが味方ではある。 たたら:頑固な鍛冶屋のじいさん。 天狐:模様などがついたキツネ。キュイキュイ鳴く。最初は橘花に、次に主人公に懐き家に住み着き道具を集めてくれる。 里に何匹かおり、神代より存在する生物な為、鬼に抵抗力がある。 神木:ウタカタの里に生えている大樹。主人公に語り掛け、鬼から貰えるお金のような物のハクを渡すと道具を貰える。 317討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 54 17.22ID lmEmy6fi0[2回目] ●ストーリー ・主人公が夢の中で大鬼と戦い続ける。それをたくさんのミタマ達が見届け、主人公を認める。 ・主人公は修行を追え、霊山より最前線のウタカタの里に派遣された新人モノノフ。 ・里長の大和に挨拶、桜花の案内で里を見て回る。他のモノノフは鬼を退治する任務に行っている。 途中で鬼の到来を知らせる警鐘が鳴り、桜花と共に退治した。 ・これが里の日常、八年前のオオマガドキより異形の鬼が溢れ、モノノフが戦い倒す。鬼は人の魂を喰らい時の因果を壊し、大地を異界に作り替える。 地に溢れた瘴気に人は長時間は耐えられない鬼の住処。中つ国以外は滅んだと思われている。 ・倒した餓鬼から源頼光のミタマを入手し、主人公が宿す。モノノフとはミタマを宿す者、最初の任務でミタマを宿すのは運がいいと桜花が言う。 ・情報管理の秋水から話を聞く。かつてはこの国の影だったモノノフ。祖は金眼四ツ目、モノノフは鬼を討つ鬼と呼ばれていた。 だが現在は唯一の政府機関。この地でなんとか鬼の侵攻を凌いでいる。オオマガドキは八年前に北の地で起きた鬼の大量発生、当時は七日七晩に及ぶ激戦であった。 ・霊山から送られたのは新人が一人だけ。戦力を温存したいのだろうと大和が答え、滅びたホオズキの里と同じく見捨てられたと言う桜花。大和は主人公は化けると考えていた。 318討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 56 15.96ID lmEmy6fi0[3回目] ・その後、他のモノノフの紹介などがあり主人公は一緒に戦う。ここから時系列を無視して一人ずつ説明。ストーリーを進めて行くと、それぞれが宿すミタマの分霊を貰える。 ・初穂は一番子供に見えるが、やたら先輩である事を主張する。半人前扱いで大鬼退治をした事ないので、半人前の新人の主人公と一緒に大鬼のミフチを倒し大和に認めさせる。実は初穂は四十年前に神隠しに会い、現在にタイムワープした少女。大和をかつては弟扱いしていたが、子持ちのおじさんになっていた。後にミズチメという大鬼が里に流行らせた寝て起きなくなる現象の夢患いにかかる。ミズチメを倒し里の者達を起こすが初穂は過去の夢から起きない。主人公は神木の力を借り、初穂の夢の中に干渉し起こした。大和が両親からの伝言を伝える「お帰り、そしていってらっしゃい」。初穂は両親にお礼と謝罪をし友達が出来たと言い、ただいま、行ってきますと告げた。 ・那木は元々、医者であったが医療ミスで友人を亡くしてトラウマになっていた。しかし橘花が倒れると医者として、薬であるキツネ草を主人公と共に探す。後に主人公達と大鬼を倒した後、死んだふりをしていた大鬼が那木へと攻撃をし、主人公が庇って重症になる。那木はトラウマを克服し、主人公を手術し助けた。 ・息吹は優男のような性格。八年前のオオマガドキで同じくモノノフだった恋人のカナデを失い、いつまでも落ち込んでいたらカナデに悪いと思い、今の性格を演じるようになった。後に物見隊が鬼に襲われ、恋人がいると言う女性に助けを求められ必ず助けると約束する。だが辿り着いた時には物見隊は全滅、鬼を退治したが待っていた女性に助けられなかった事を責められる。後に夢煩いが里に流行るが、死んだ彼女に会いたいはずなのに息吹はかからない。演じ続けた結果、自分も騙せるようになったのかと自嘲する息吹は酒に溺れるようになる。その後、大鬼退治にモノノフ達が集まるが息吹が来ない。主人公が迎えに行くが、かつて恋人を失い今も誰も守れない自分に意味はあるのかと諦めていた。そこに富嶽が来て、俺は仇を討つお前はそこで這いつくばってろと罵り去った。主人公も去り一人になった息吹の下に、物見隊の彼女の人が来る、そして助けに行った事のお礼を言った。その後、息吹は誰かをきっと守れると奮起し、主人公と共に大鬼を討った。 ・富嶽はかつてホオズキの里のモノノフだった。神垣ノ巫女はまだ十歳の子供でありモノノフの富嶽に懐いていた。そして大鬼にホオズキの里が襲われ、巫女や里の人が死に富嶽が生き残った。巫女は最後まで守ってくれた事にお礼を言って死んだ、富嶽はその仇を探していた。途中で主人公に少女の声で富嶽を助けてと聞こえる。その後、富嶽は仇の鬼を見つけ単独で向かう、主人公が追いつき共に大鬼のダイマエンを倒し、ホオズキの里の人々の魂を解放した。里に戻った富嶽は主人公にお礼を言い、これからはその恩返しの為に戦うと言う。家に戻った主人公の頭に「富嶽を助けてくれてありがとう」と少女の声が聞こえた。 ・速鳥は元忍びのモノノフ。その実力は大和も信頼しており、単独で鬼の調査などをしたりする。鬼達が瓦礫を集めて塔を作っているのを発見、だが速鳥に気付かれ結界を張られる。瓦礫の塔について報告後、自分のミスを速鳥は責める。かつて子供を殺せという命に歯向かい仲間を殺して抜け忍になった速鳥。仲間を殺した自分に仲間を持つ資格が無いと一人で任務をこなしてきた。後に仲間と自分自身を信じる為に鬼の捜索の任務を果たし仲間達と大鬼を倒し、迷いが晴れたと主人公に伝えた。 319討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 59 59.63ID lmEmy6fi0[4回目] ・橘花はこの里の巫女。白髪の優しい女性であり、ウタカタの里の結界を担当しており、また鬼の行動が統率されている事に大和が気付き、鬼の指揮官を探す為に鬼の体の一部から千里眼を用いて探す能力もある。 初めてあった時に遊んでいた天狐を主人公に託した。桜花は姉であり、妹を大事に思い命を捨てられる覚悟があった。巫女は命を燃やして結界を維持する、負担を減らしたければ里に鬼を近づけるなと富嶽が言う。 また途中、秋水が全員に結界の強化の提案をしたが、橘花の負担がかかると桜花が怒る。その時は保留となったが後に結界の強化を独断で行った、どうして?と詰める桜花に私はこの里の巫女だからと橘花は答えた。 橘花は実は自分の能力を呪っていた、結界を張るのに寿命を削る死ぬを恐れていた。本当は周りの人に希望を与え、己で道を切り開くモノノフになりたかったと言う。後にモノノフも巫女も変わらない、自分で宿命を切り開かねばならないと理解する。 千里眼を多用する事になり、裏で一人で苦しむ橘花、そこに秋水が近づき逃げだしたらどうかと告げられ橘花は怒った。結界を張った大鬼がモノノフでも入れない瘴気の濃い場所にいる、鬼を押しとどめる為に苦しみ続ける橘花。 それを知った桜花が主人公に話をした後、死ぬのを覚悟で大鬼の場所に突入した。一時的に瘴気を抑える神木の実を食べる事で無事にすみ、大鬼を倒した一同。諦めない主人公の存在と、橘花に死なないで一緒に生きてほしいと願われ、忘れていた妹と共に生きたいという思いの為に戦うと桜花も決めたのだった。 320討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 20 02 49.88ID lmEmy6fi0[5回目] ・秋水は情報管理を仕事にしており、主人公に色々と話をする。実は鬼の力を用いて過去に戻ろうとする陰陽方の間諜であり、裏で橘花に負担をかける行為を強いて、結界を張るのを諦めさせようとしていた。 かつて霊山から見捨てられた北の地の生き残りであり、仲間が死ぬ中で生き残った経験から誰かを犠牲にする世界は間違っていると考えている。 だが最後まで諦めず逃げなかった橘花、不自由だと思わないのかと言う秋水に人は誰も自由では無いが道を選ぶ自由はあると橘花は答え、その時は秋水は負けを認めた。 速鳥が見つけた瓦礫の塔について説明する。あれは依り代であり、終末の鬼を呼び出しオオマガドキを起こす為の物で、今度オオマガドキが起これば人類は滅ぶ。 結界を張る大鬼を倒し、主人公達が瓦礫の塔へと行く前に秋水は全員に提案をする。陰陽方の目的は時の因果を壊すオオマガドキを研究し、鬼が現れる以前の過去へと戻る事。 愛する人や仲間、死んだ人たちを取り戻す為に協力しないかと言う秋水の言葉に、何人かが傾きかける。 だが初穂がここで生活し皆と会った事が無かった事になるのは嫌、ここも自分の居場所だと言った。仲間達も賛同し、死んだ者達にも会いたいがここも大事な場所、自分の生きて来た道は自分で引き受けると言う。 秋水は今回は諦め、邪魔をしないと約束した。あくまで今回はであり、死んだ友を助ける事を諦めないと言った。 ・本来はモノノフ一人一つのミタマを、主人公は複数を宿せる。「あずまの果てよりムスヒの君来りて八百万のミタマを結び、鬼という鬼を祓えり」という言い伝えがあり、それは主人公の事かも知れないと橘花は言う。 主人公は鬼と戦い鬼達から英雄たちのミタマを回収し、さらに仲間達との関係を深め分霊を繋いでいった。仲間達と共に、オオマガドキを起こそうとした大鬼トコヨノオウを倒す。 だが間に合わず空に開いた穴が大きくなろうとした。主人公と仲間達のミタマが青白く光り、「ムスビはなれり」と穴が閉じて行く。主人公こそがムスビの君だと言われる。 とりあえずの勝利を皆で祝う。ミタマ達も喜ぶが、また鬼は来る、その時は力を貸してやると告げた。 321ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 01 20 40.48ID MGiYO8zX0[1回目] すみません、討鬼伝極の方はまた後日にします。短くしてたらわからなくなってしまって 322ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 11 57 01.03ID eSiTK61X0[1回目] ヤク中になって死にそうな主人公だなw
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討鬼伝2 機種:PS4,PS3,PSV 作曲者:坂本英城 開発元:コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売元:コーエーテクモゲームス 発売年:2016 概要 コーエーテクモゲームスによる和の世界観に彩られたハンティングアクションゲーム、『討鬼伝 極』の続編となる作品。 ただし、時間的には2年後の話となっているが、ゲームプレイ上でプレイ前提となるような繋がりは無く、舞台もこれまでのウタカタの里からマホロバの里へと変わっている。 本作はこれまでのエリア毎に区切られたマップから、各領域を含めて広大なひとつの地続きのマップとなっており、 メーカーサイドはオープンワールドとしてアピールしているが、実際の所は移動出来る場所などに制約が多い、所謂なんちゃってオープンワールドである。 音楽面でもこのマップの仕様を受けてか、広大な世界や空間を感じられる曲を意識して作曲したと作曲担当・坂本英城はコメントしている。 ベーシストのKenKen氏をゲストミュージシャンとして招いており、「鬼ノ手」や「烈火」にてベースを演奏している。 また、本作ではグウェン役として出演している中川翔子によるシリーズを象徴する曲「鬼討ツモノ」を元に歌唱曲として編曲された、 「十六夜の月に舞え」がテーマソングとして据えられ、エンディングBGMとして使用されている。 こちらは下記のトレジャーボックス同梱のサウンドトラックに収録されていないが、各種音楽配信サイトで販売されている。 収録曲(サウンドトラック収録順) 曲名 作曲者 編曲者 補足 順位 Disc1 鬼ノ手 坂本英城 坂本英城 オープニング 西風 タイトル画面 我、鬼ト相克セリ マホロバ -栄- 拠点・昼 カラクリ 博士の家 モノノフハ征ク マホロバ丘陵地 安ノ領域・弐 安の領域 オヌホウコ -隠這蠱- オヌホウコ・フシミヅハ戦 武ノ領域・弐 武の領域 ダイバタチ -大刃断- ダイバタチ戦 謀者ノ足音 哀惜律 アマツミツツカ -天津光束- アマツミツツカ・ナルハヤテ戦 2016年295位 結 戦ノ領域・弐 戦の領域 センザンオウ -千山王- センザンオウ戦 滑稽 Disc2 モノノフ本部・弐 坂本英城 坂本英城 (オンライン・オフライン共通)統合本部内 マホロバ -静- 拠点・夜 乱ノ領域・弐 乱の領域 ウシヲキナ -潮大魚- ウシヲキナ・アケハワニ戦 雅ノ領域・弐 雅の領域 英霊花伝 領域内のミタマからの依頼 カシリ -呪詛- カシリ・トコイ戦 2016年316位 神代ノ遺物 ハクメンソウズ -白面僧都- ハクメンソウズ戦 憂節録 ビャクエン -白炎- ビャクエン・コクロウ戦 威風纏イテ シンラゴウ -森羅睺- シンラゴウ・バンケイト戦 古ノ領域・弐 古の領域 烈火 トキワノオロチ -時輪大蛇- トキワノオロチ・テンリンカイジャ戦 2016年218位 桎梏解カレシ時 宿命ニ挑ムモノ サウンドトラック未収録曲 十六夜の月に舞え 後藤康二(ck510)坂本英城 浅田靖 Vo 中川翔子「鬼討ツモノ」のアレンジ ※サウンドトラックには収録されていないが、『討鬼伝 極』までの曲も使用されている。 サウンドトラック 討鬼伝2トレジャーボックス ※トレジャーボックス内に本作新規曲をまとめたサウンドトラックが同梱。 十六夜の月に舞え
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討鬼伝 小型鬼 大型鬼ミフチ/深淵 その他 コメント コーエーテクモゲームスより2013年6月27日にPlayStation Vita(PS Vita)及びPlayStation Portable(PSP)の2機種で発売されたゲームソフト。 小型鬼 ザングース:ガキ/餓鬼 常に群れで行動する=群れバトルで出現することがあるので イトマル:サザガニ/細蟹 ヘドロばくだん(猛毒を吐く)必須 ヤドンorヌオー:ノヅチ/野槌 性格のんき推奨。後者は性格から ゴース:オニビ/鬼火 オンバーン:オンモラキ/陰摩羅鬼 ドリュウズ:ドリュウ/土竜 名前ネタ ハヤシガメ:モノイワ/物岩 ウインディ:ヌエ/鵺 メガガブリアス:ワイラ かえんほうしゃ必須 ガマゲロゲorゲコガシラ:ナキサワ/鳴沢 どくどく(猛毒の霧)必須。前者は特性どくしゅ推奨。後者はしたでなめるを覚えさせること エルフーン:マフウ/魔風 つむじ風と共に現れるので 大型鬼 ミフチ/深淵 アリアドス 技:すてみタックルorメガホーン(突進)/シザークロスorつじぎり(鉤爪で切り裂く)/クモのすorエレキネット(モノノフの動きを封じる) その他 キリキザンorドンカラス:ゴウエンマ/業焔魔 指揮官の存在から ダイケンキ:カゼキリ/風切 四足歩行+エアスラッシュが覚えられるので ファイアーorファイアロー:ヒノマガトリ/火凶鳥 鳥+ほのお・ひこうタイプなので。かえんほうしゃ必須 サンダー:アメノカガトリ/天輝鳥 グランブル:クエヤマ/崩山 イメージ的に。とっしん、だましうち等 カブトプス:ツチカヅキ/土潜 甲羅のような装着をしている+両手が鎌のようなサイズから。あなをほる必須 ダークライorヌメイル:ミズチメ/水蛇女 前者は特性ナイトメア(夢患い)から。さいみんじゅつorダークホール(相手を眠らせる)必須 ルチャブル:ダイマエン/大魔縁 そらをとぶ必須 ドダイトス:クナトサエ/岐塞 夢特性シェルアーマー推奨。のしかかり必須 カイリキー:ヤトノヌシ/夜刀主 腕4本なので。じしん、のしかかり等 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 プレイヤーキャラクター ジュカインorフタチマル:主人公/モノノフ モノノフとその関係者 チェリム:桜花 ジュナイパー:那木 弓を構えているので マッシブーン:富嶽 クチート:初穂 ニダンギル:速鳥 キングドラ:息吹 某ジムリーダーの名前から ウタカタの住人 サマヨール:大和 フーディン:秋水 ラティアス:橘花 プリン:木綿 使い手のオイチに似ているので ローブシン:たたら 鍛冶屋なので デスカーン:樒 某四天王の名前から その他 ロコン(アローラのすがた):天狐 -- (ユリス) 2017-06-21 15 38 40
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討鬼伝 【とうきでん】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション・ヴィータプレイステーション・ポータブル 発売元 コーエーテクモゲームス 開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 2013年6月27日 定価 【PSV】5,800円【PSP】4,800円 備考 【PSV】PlayStation Vita TV対応アップデートのバージョン1.07を適用することでPS4版『討鬼伝 極』にネットワーク経由で引継可 判定 良作 ポイント 部位破壊がウリの和風ハンティングアクション 討鬼伝シリーズ討鬼伝 / 討鬼伝 極 / 討鬼伝2 概要 機種による違い 物語 特徴・及び評価点 部位破壊ハンティングアクション 武器・防具、組み合わせスキル キャラクター グラフィック UIの快適さ 問題点 鬼 ストーリー NPC関連 その他 総評 概要 2013年にコーエーテクモゲームスから発売された、「和」の世界観を軸に作られたハンティングアクション。 PSPとのマルチで展開したが、本項では主にPSV版について述べる。 機種による違い PSV版はアドホックモードに加え、ネットを介して全国のプレイヤーと協力して任務をプレイすることが出来る。 アップデートで接続先の設定が出来るようになり、デフォルトは「日本語版」になっているが、これを「共通」にすることで同様に接続先を共通に設定している海外版のプレイヤーともマルチプレイが出来る。 ただし、海外版のプレイヤーは一律で名前が「★モノノフ」表記となる。 初期型(PSP-1000)を除いて、PSP版ではアドホック通信によるPSP版/PSV版とのマルチプレイに対応しており、PS3のアドホック・パーティーを利用することで離れたPSP版プレイヤー同士で協力プレイすることも出来る。 物語 古より、“鬼”と呼ばれる異形の存在と戦う者たちがいた。彼らを称して「モノノフ」(鬼ノ府)という。千年の長きに渡り「モノノフ」は歴史の影で人の世を守り続けてきた…。しかし、太平の時代の末、突如、大いなる災厄が訪れる。時が歪み、天地が裂け、各地に異界が出現…。かつてない大量の“鬼”があふれ出したのである。多くの土地が“鬼”に飲み込まれる中、「モノノフ」は生き残った人々を里に迎え入れ、“鬼”に立ち向かった。七日七晩……短くも熾烈な戦いの後、かろうじて人間の勢力圏を守り通した。後に“オオマガドキ”と呼ばれるこの災厄を経て、「モノノフ」は人の世を守り、治める組織として、歴史の表舞台に立つこととなった。それから八年――。いまだ終わらぬ“鬼”との戦いの最前線に、新たな戦士が派遣される。人の世を滅びから守るため、モノノフたちよ、“鬼”を討て! (公式サイトより) 特徴・及び評価点 部位破壊ハンティングアクション 本作のウリ。これまでの狩りゲーの多くが「敵を倒す」事を目的とし、戦況を有利に運ぶ要素の一部分でしかなかった部位破壊だが、本作ではこの「部位破壊をする事」自体が、鬼を倒す主な手段となる。 大型の鬼は、頭部・腕・脚・尾などの各部位にダメージが蓄積される。勿論一定ダメージを超えれば、その部位が派手に吹き飛ぶ。 破壊された部位は鬼の特定アクションで再生する(大抵は長めの一定時間を要する)。この際鬼によっては見た目・性能が強化される。 「鬼祓い」によって破壊した部位を封印・回収することで、破損部位の復活を永久的に防ぐことができる。ただし、一部の鬼は後述の「タマハミ」状態に移行する際、それまで破壊して鬼祓いを完了していた部位も含めて強化したうえで再生させる(*1)。 部位破壊、または表層破壊(鬼本体へのダメージ蓄積)が成功する度に鬼が「マガツヒ」状態となり、生命力が表面化する。この時に初めて鬼の体力を削る事が出来るようになる。 尚、鬼の破壊された部位はほとんどが半透明表示になっていて(常時マガツヒ状態として表面化しており)、そこに攻撃を続ける事で通常状態でも体力を削れる。 鬼の種別によって決まった条件を満たすと、行動パターンや外見が著しく変化して凶暴化したタマハミ状態に移行する。いわゆる「怒り状態」や「発狂パターン」に類する状態なので、対処を誤れば致命傷は避けられない。ただし、タマハミ状態はマガツヒ状態の性質も併せ持っているためカウンターで体力を削れる。 「部位破壊」に拘ったアクションスタイルであり、エフェクトも派手。豪快なSEと共に、プレイヤー程の大きさがある鬼の体の一部が吹き飛ぶ様は痛快の一言。 敵からのアイテム獲得は殆ど全て前述の鬼祓いで済ませられる為、テンポも良い。 フレンドリーファイアが存在しない この手の狩りゲーは攻撃が味方に当たってしまうため、故意か否かは関係無しに大振りの攻撃をする武器や射撃系の武器などが嫌われる傾向も見られたが、本作では味方に攻撃を当てても当たった味方の攻撃を潰してしまったり、怯ませてしまったり…といった悪影響を与えることはない(*2)。 それどころか、癒スタイルのようにむしろ味方を攻撃することを推奨する(*3)スタイルも存在している。 これにより、「この武器を使いたいけど、味方を巻き込むなり誤射などして迷惑をかけそうで使えない…」と言う問題が起こらず、プレイヤーがそれぞれ使いたい武器を使って遊ぶことが出来るようになっている。 余談になるが、後に発売された書籍『討鬼伝 キャラクターFILE』の中で、ウタカタのモノノフたちそれぞれのボイス集の記載がある。その中には「味方から攻撃を受けた時のボイス」の項目があり、いずれのキャラクターも未使用ボイスとされている。当初は既存の狩りゲータイトル同様にフレンドリーファイアをシステムに組み込んでいたものと思われる。 アクション + 各種アクション。クリックで開閉 鬼千切(おにちぎり) 武器ゲージを溜める事で発動可能。部位の蓄積ダメージに関係無く、大型鬼の部位を破壊する事が出来る。雑魚の小型鬼であれば一撃で葬り去る事が出来る。 鬼ノ目 SELECTボタンor自キャラタッチで、気力を消費しつつ使用可能。 大型鬼の表層部位ゲージ・体力・各部位のダメージ蓄積率を確認出来る他、小型鬼の体力の確認、鬼ノ目を使わなければ見付ける事の出来ないアイテムや特殊な小型鬼などの発見が可能となる。 鬼祓い 鬼の死体・破壊部位を封印する他、体力が尽きて倒れた仲間を一定時間内であれば復活させる事が出来る(*4)。 例によって慣れない内は高頻度で死ぬ傾向が強まっていくため(後述)、頻繁に御世話になるシステムである。 ミタマ 恐らく本作の最も特徴的なシステム。 神話時代~幕末の日本史上に名を残す人物達を「ミタマ」として従え、鬼祓い中に○×△□ボタンのいずれかで「タマフリ」と呼ばれるそれぞれの特殊能力を発動出来る。 織田信長や卑弥呼などの有名どころから刀自古郎女(*5)、雷電爲右エ門(*6)などのマイナーどころまで幅が広い。中には浦島太郎や一寸法師など、御伽噺の主人公達もいる。全員わかる人は間違いなく日本史マニアである。 全員に史実上のプロフィールが用意されており、「誰この人?」と思ったときに調べられるようになっている。 服装や髪型は現代風にアレンジされている。ツインテールの清少納言など、女性キャラにその傾向が強い。 石田三成のイラストはなんと『采配のゆくえ』のもの(しかも描きおろし)で、ファンを驚かせた。 ミタマは「攻」「防」「癒」「隠」「迅」「魂」「空」「賭」の8種類の戦闘スタイルに分かれており、それぞれ特徴がある。 ○ボタンはいずれも強力なタマフリが揃う(例えば「癒」のそれは戦闘不能状態の仲間を含めた同じエリア内にいるパーティー全員の体力・気力を全回復させ、状態異常も回復させる)がその分使用可能回数も少なく、使用した後のクールダウン時間も非常に長いので使い所を間違えると厳しい(*7)。 回復(治癒)系に関しては×ボタンで全て固定。 また、ミタマはハク(ゲーム内通貨みたいなもの。鬼祓いで獲得出来る)を得る事で経験値が溜まり、レベルアップさせる事でスキルを習得出来る。通常の戦闘でも入手できるほか、祈祷所でハクを与えてレベルを上げることもできる。 1レベル毎に1スキル修得出来るが、1つのミタマで所有出来るスキルは3つまで。新しくスキルを習得した場合は4つの中から1つ忘れさせる必要がある。ちなみに「鎮魂(初期化)によってレベルを1に戻し、また最初から覚え直させる」という事も出来る。 特定のミタマを指定された武器と「合成」する事で高威力・高性能の武器を作成出来る。但しミタマのレベルは最大(10)に、武器も最大まで強化しておく必要がある。合成に使ったミタマは消滅するが、そのミタマの再取得は可能。 このミタマが、公式曰く200以上。やり込み要素の一つにもなっている。 武器・防具、組み合わせスキル 武器は太刀、手甲、鎖鎌、弓、双刀、槍の六種。それぞれ特殊技があり、いずれも個性的。 太刀と槍はオメガフォースらしく手堅い性能(どちらかと言うと太刀は攻撃的・槍は防御的な技の傾向)。手甲は最も攻撃力が高いと同時に、唯一その場ガードが可能。猛烈な連打を繰り出すロマンある技も。鎖鎌の特殊技は独特で、近~中距離の攻撃が可能。また双刀と鎖鎌はスタミナを消費し続ける事で空中での連続攻撃が可能となり、立体機動で敵の高所を攻撃できる。 武器にはミタマ用のスロットが最大3つあり、3つの組み合わせ次第で「組み合わせスキル」が発動する。 組み合わせスキルは基本的にミタマの戦闘スタイルや所属時代を全て統一することで発動するが、その範疇にない特定の組み合わせにも固有の組み合わせスキルが隠されている。この組み合わせを探ってみたり試したりするのもプレイヤーの楽しみと言えるが、日本史を知っていればより多くの組み合わせが出来る事だろう(例:織田信長と豊臣秀吉で「主従の絆」、一寸法師と坂田金時(幼名は金太郎)と桃太郎で「御伽草子」など)。 防具にはそれぞれ属性があり、天、風、火、水、地の5つ。 防具自体にスキルは無いが、頭部、胴、腕、脚の4種類を同一系統の防具で装備しても組み合わせスキルが発動する。 強化方法は、武具・防具共に「馴染み度」で決まる。装備したうえで任務をこなす事で馴染み、馴染み度が最大になると+1ずつ強化可能。レベルは全て+9まで上がる。 武器防具共にそれぞれ馴染み度が上がりやすくなるスキルも用意されており、武器は「熟練の武器捌き」、防具は「着こなし名人」のスキルがあれば馴染み度が上がりやすくなる。 キャラクター ウタカタの里を拠点とするモノノフをNPCとして、最大3人まで連れて行ける。候補は全部で6人おり、それぞれが自分のミタマと戦闘スタイルを持っている為、任務に合わせて連れを選ぶ必要がある。 ただし一部任務1周目はキャラ固定で、NPCを連れて行けない任務(単独任務)もある。 仲間 妹思いの桜花、軽薄な仮面の下に熱い意志を隠す息吹、失った過去を抱えながらも明るく振る舞う初穂、友の思い出と生きる那木、言動が粗暴だが面倒見の良い一面を持つ富嶽など、連れていけるNPCモノノフは誰もが魅力的。ウタカタの里にも主人公をサポートしてくれるキャラが居る。 NPCのAIは優秀。戦局や状況に応じてミタマの戦闘スタイルに準じた適切な行動をしてくれるので、慣れない序盤は非常にありがたい。 例えば「癒」スタイルの那木はプレイヤーの体力がピンチになるとタマフリで回復エリアを作ってくれる。 巨乳を揺らしながら走って回復に来てくれる彼女の姿に興奮したプレイヤーも多い。 『アーシャのアトリエ』等を手掛けた、イラストレーターの左氏によるキャラクターデザインも評価が高い。なお、3Dデザインはいつもの『無双』である。 主要な敵である大型鬼はどの鬼も特徴的で、グラフィックの美麗さも相まって迫力もあり、非常にレベルが高い。 それぞれに専用BGMも用意されている。 デザインも和の世界観に則しており、完成度も高い。特にパッケージデザインにも起用されているゴウエンマは外見に違わぬ猛威を振るった。 ちなみに鬼の名前はカタカナで表記されているが、ほぼ全て漢字由来の読みである。一例として、前述のゴウエンマの漢字表記は「業焔魔」となる。 例外として、大型鬼の「マガツイクサ(禍ツ軍)」が一部分がカタカナで表記されていたり、小型鬼になるが「ワイラ(わいら)」のようにひらがなが正式な表記の鬼も存在している。 グラフィック 間違い無く携帯機の中ではトップクラス。キャラのモデリングやマップ、背景の細部までこだわりが感じられる。 タマフリや鬼ノ目、攻撃などのエフェクト時にジャギが目立つものの、光と影の描き方がとても自然に見えるのでゲームに没入出来る。 各ミッションの舞台となるステージも美しく、日本の各時代をイメージしつつ、鬼に喰い荒らされたためかどこか歪んだ不気味なものを感じさせる。 また、全てのステージで霊峰・富士山が背景になっているエリアが存在する。 拠点となるウタカタの里でよくNPCキャラを観察すると、その作り込みが緻密である事が分かる。PSP版とVita版の比較画像がネット上に出回った時は、そのあまりの差に驚愕したプレイヤーも多いのではないだろうか。 ムービーの出来も良い。狩りゲーでは顔や髪型のキャラメイクが行われる都合でリアルレンダリングムービーが使われる事が多いが、本作のムービーは殆どプレイヤーの主観で再生されるプリレンダムービーとなっている。 UIの快適さ グラフィックに目を奪われがちであるが、部位破壊アクションと同等か、それ以上に力を入れているとも取れるインターフェイスの快適さはかなりのものである。 煩わしいアイテム管理は一切無い。入手アイテムは武具・防具の作成と、任務とは別に村人やNPC達からの「依頼」に使う程度のものである。 戦闘に持ち込める道具もミタマのみであり、一々任務出撃前にあれこれと準備をする必要が殆ど無い。 なお「依頼」はアイテムが必要になるものの他に、「○○を何体討伐して欲しい」という依頼もある。報酬はハクか、別のアイテム。 驚異のローディング速度 謎の技術と呼ばれる程にローディングが早い。ゲームの起動からプレイまでの時間も圧倒的で、任務出撃時・終了時に、フィールドやウタカタの里を読み込むのに10秒前後必要とするが、それ以外のローディングは非常に短く、ストレスを感じる事は殆ど無い。 任務失敗のデメリットも無い為、気軽にサックリと何度でもリトライ可能。 任務 変異種に例外はあるものの、初見の大型鬼との戦闘は概ね拠点・鬼域(*8)の2つのみ。パッと行ってすぐに戦いを始められる。 エリア移動の際のローディングに於いては、殆ど無いに等しいレベルである。 里の施設 ゲームを進める内に禊場が使えるようになる。体を清める事で任務一回分のスキルを一つ得る事が出来る。モンスターハンターシリーズでいうところのアイルーキッチンに近いもので、使用には禊場使用許可証というアイテムが必要となる。 男女の使用時間が決められているが、たとえ異性の時間に使用した所で咎められる事は無い。一人で禊ぎをする場合もあるが、アップデートによって現在はほぼ必ず誰かと一緒に禊ぎが出来るようになった。禊ぎをする時は当然全員白装束姿だが、男も女も濡れて透けている。 相手が異性の場合、最初の内は拒絶される。しかし信頼度を高めていく内に、なんだかんだ言いながら一緒に禊ぎをする(*9)。 一緒に禊ぎをした相手の所持武器や特徴に合わせてスキルを獲得出来る。ただし対象スキルの持ち主は固定であるため(太刀使いの桜花ならば太刀関係の、手甲使いの富嶽ならば手甲関係のスキルといった具合。)、プレイヤーがためらいなく異性の使用時間に禊場を利用するのは決してやましい理由があるからではない。 その他、任務を請け負うモノノフ本部内に指南所、研究員秋水による情報閲覧、ハクを捧げる事でスキルを得られる賽銭箱、ミタマ関連を扱う祭祀堂などがある。 問題点 PSVにおけるオメガフォースの狩りゲー新規タイトルという事もあり、少々荒削りな部分が多くある。 鬼 多くの不満がここに集中している。 大型鬼の体力 部位破壊を目玉要素として盛り込んだ所為か、戦闘のテンポに問題が生じている。 前述した様に、部位破壊か表層破壊をして大型鬼をタマハミ・マガツヒ状態にする以外に鬼の体力を削る方法は無い。しかし当の鬼がやたら頑丈な上、中々怯まない。更に全部位破壊を推している関係で大型鬼の体力上限はとても高く設定されており、NPC3人を連れて行っても結構時間が掛かる。 大型鬼の攻撃に関して これで攻撃やミタマ使用のタイミングなど駆け引きの面白さがあれば素材集めやプレイの励みにもなるが、戦闘バランスも偏りがある。 怯みにくさに加え、殆どの鬼が全体攻撃を放ってくる上に威力が高い。後半に登場する大型鬼が顕著。 更にはどいつもこいつもフィールド上をあちこち動き回る。特にラスボス鬼の尋常でない動き回り(迂闊に接触すれば大ダメージで吹っ飛ばされる長時間の突進・更にはタマハミ形態で羽を生やしプレイヤーの能力では絶対攻撃が届かない高さまで飛行し時には高空で陣取り雨のような降り注ぎ攻撃をする(羽を破壊すれば飛べなくなるが)等)に関しては多くのユーザーが不満を述べている。この為、初見プレイでは何度も力尽きて仲間の救援が必要になることだろう。シングルプレイでのNPC同行が生命線になるのはこの為である。 大型鬼との戦闘が鬼域内に限定されている場合、一度力尽きてリスポーンしない限りエリア外で戦闘を立て直す事が出来ない。一度戦闘状態に突入した場合は鬼も絶対にエリア移動をしない為、鬼からかなり距離を置かないと体勢を整えられない。その必要を無くす為のタマフリシステムではあるのだが…… その他、攻撃の多段ヒット、隙の無さ、攻撃角度など、相手によっては理不尽なレベルでバランスが悪い。特にその隙の無さから戦略性が薄くなりがちで、「取り敢えずタコ殴り」というゴリ押し、若しくは作業的になりやすい。 また、たとえ鬼祓いをしても、「露出した生命力が欠落部を補完」してしまう為、脚を破壊されたから動きが鈍くなるといったことはほとんど無い。 とは言え、対応した部位の攻撃が弱体化したり、ジャンプやダッシュの後に隙が生まれたり、飛行などを封じたりする事は出来る。再びダメージを蓄積させれば何度でも部位破壊は可能なので、怯みやダウンも何度も発生する。 余談になるが、部位破壊でマガツヒ状態に出来るのはその部位の初回破壊時のみであり、それ以降、生命力によって補完された部位を破壊してもダウンを奪うことは出来るが、マガツヒ状態には移行しない。 破壊報酬に関して 全部位を破壊して討伐することで全部位破壊報酬が得られるのだが、これを得られる条件が「討伐時に」全部位を破壊している事が条件となる。全部位を破壊しきる前に討伐してしまった場合は仕方ないとしても、破壊したはいいが復活させてしまったまま討伐してしまい報酬を入手できない事が多々ある。特に富嶽と因縁のあるダイマエンは破壊部位がやたら多い上に破壊した部位を復活させてくるので、全部位破壊報酬の獲得は至難の業である。 一部の大型鬼のタマハミ状態移行前の破壊済み部位に関して 一部の大型鬼は前述したようにタマハミ状態に移行する時にそれまで破壊して鬼祓いも完了していた部位も含めて、鬼祓いが必要となる部位全てを強化した状態で再生させる。 この際、タマハミ状態になる前に破壊した部位が残っている状態で、その鬼がタマハミ状態に移行する条件が揃ってしまうと、鬼祓いが完了していない部位が強制的に回収されてしまう。更に、タマハミ状態になる前に追加で部位破壊をすると、破壊したそばから部位が回収されてしまう。 このタイプの鬼の素材が欲しい時は、鬼ノ目を使って鬼の体力によく気を配る必要がある。状況次第では、タマハミ状態になる前に強化再生した後の部位の破壊すら間に合わないほどに体力を削ってしまったり、そもそもタマハミ状態に移行させる事無く体力を削りきってしまう事もあり得る。 また、当然ながらタマハミ状態に移行する時の再生の後で再生部位の全てを破壊する前にその鬼を倒してしまえば、たとえタマハミ状態に移行する前に全部位を破壊していても全部位破壊とは認められない。 種類 大型鬼は変異種としてそれぞれ2種類が存在するが、殆どが色と属性、ステータスの数値を変えただけで水増し感が強い。 挙動は一切変わらないので新鮮見が薄く、しかも一部を除いて色違いが出るのは本編クリア後の上級任務。これをやり込み要素と呼ぶかどうかはプレイヤーの自由だが、色違いの鬼の属性は何故か風属性の攻撃をする鬼が多い。炎や氷を飛ばす他属性の攻撃を風で表現変更し易かったからだろうか。いずれにせよ属性だだ被りで素材から作る武器や防具の属性も風ばかりになりがちで戦力強化的にも困る。 小型鬼に関して 状態異常攻撃の頻度の多さ、のけぞり耐性の強さ、攻撃頻度などが問題視された。 現在アップデートで殆ど改善はされたが、エリア内を駆け回るなどのストレスの溜まる挙動はそれを行う頻度の低下、もしくはその挙動を繰り返す時間が減少する程度の修正に留まっている。 ストーリー 登場人物の多くがその過去に暗い過去を抱え、物語を進めるにつれて苦難を乗り越えていく。モノノフとして成長する主人公と絆を深めていく描写もちゃんとあるのだが…。 全体を通して見ると、物語そのものは気にならない、と言われても仕方が無いレベル。「狩りゲーならこんなもの」と割り切ってしまえばそれまでだが。 秋水について(ネタバレにつき格納) + ... 再び引き起こされようとしているオオマガドキを阻止する為に戦う、というのが本作の大筋であるが、研究員・秋水が曲者。 序盤から怪しい雰囲気は漂わせているが、いざ目的が明かされるとその内容が「ある目的を果たすために再びオオマガドキを引き起こす必要があり、その障害となるウタカタの里を滅ぼす」というもので、鬼ノ府とは別の組織から送り込まれたスパイである。 詳しい内容やその理由は後半で本人の口により隠さずちゃんと説明されるものの、主人公達モノノフ勢からしてみれば敵以外の何者でもない。 物語終盤では結局所属組織を裏切り仲間として協力をするも、煮え切らない。しかし他の狩りゲーと同じく本編クリア後もキャラは資料説明役として在籍している為、「こいつ信用して前線基地に置くの?」という疑問は残る。 ムービーなどが挿入される本編は五章で終わりだが、その後上級任務として六章・七章が続く。しかしこれ以後は一切ムービーは存在しない。もうちょっと何とか練り込めなかったのだろうか。 本編クリア後にも一応ムービーが1つあり、扱い上は第六章となっているが、実際は第五章に分類されたある種おまけとも言うべき任務(*10)の初回プレイ時に見られるものとなっており、その内容もその任務の討伐目標となっている巨大鬼の登場シーン(*11)で、ストーリーとは関連性がない。 NPC関連 全体的に優秀であるが、敵を前にして何もせずにただ立っている、自分が鬼祓いをしている横で手助けをせずにひたすら攻撃をしているなどの調整の甘さも見受けられる。 吹っ飛ばし攻撃を受けた時に×ボタンをタイミング良く入力すれば受け身を取ってすぐに体勢を整えられるが、NPCは誰一人受け身を取らずに吹っ飛ばされる。 NPCはそれぞれ異なる戦闘スタイルと使用武器が設定されているのだが、その中でも「迅」スタイルで鎖鎌を操る初穂はその両方がAIには荷が勝ちすぎているようで、双方の強みを完全に殺す立ち回りになってしまっている。 これにより、「性能などキャラ愛があればカバー出来る」というような猛者でもない限りは同行させるのは厳しいと言われてしまっている。 ちなみに、続編の『討鬼伝 極』では本作の目も当てられない立ち回りが嘘のような、むしろNPCの中ではトップクラスの強さと言われるほどにそれぞれの強みを活かした動きを見せるようになっている。 その他 任務内でハクを獲得する方法は鬼祓いのみだが、その量が後半になるにつれ不足しがちになり、ミタマも中々レベルが上がらなくなる。 後半になると武器が中々馴染まない。序盤が比較的スムーズにレベルが上がってしまう為、尚更時間がかかるように感じられる。 素材・武器・防具にはそれぞれ1~9のランクが設定されている(数字が大きい方が高ランク)が、特に武器に関しては最大強化した状態で比較しても、少しだけ低ランクの武器の方が単純に高性能という事例が少なくない。 当然ながら高ランク武器の方が作るまでのハードルも高く、いざ作ったら作ったで馴染みにくいというのに、苦労の対価に見合わないとする不満意見もある。特にミタマと合成して作る武器は素材となる武器を作るのも難儀なものが多く、要するハクも異常に高額、物によっては再取得しにくいミタマも必要。 但し上記は「最大強化」時の比較であって、作成直後、あるいは強化度合いが低い状態であればランク通りの性能差であるものが多い。つまり、一部の武器の強化による能力上昇幅が大きすぎるとも言える(初期状態の値をランク設定の基準としたのかも知れない)。 中でも双刀はこの傾向が顕著。ランク6の「隠剣・千鳥(*12)(以下「千鳥」)」は、武器に属性が無いのでどの鬼にも安定して使っていけ、かつ、攻撃力も双刀の中では高く、会心(クリティカルヒット)も出やすいという高性能な武器(*13)。 そして、ランク7以上の双刀武器はそのすべてが最大まで強化しても千鳥に及ばないか、ほぼ互角であり、双刀メインのプレイヤー間では「千鳥以外は産廃(=作る意味がない)」の認識でほぼ一致してしまっている。一応、ミタマ合成武器の「二天一刀」(ランク9)ならばいくらか千鳥を上回ると言えなくもない(*14)が、作成の手間を考えると割に合うとは言いがたい。しかもアップデートで調整が入ってこれであり、それ以前はまさしく「(トロフィー目当てでなければ)作るだけ無駄」な有様であった。 上で属性の概念を書いたように、鬼にはそれぞれ弱点となる属性が設定されているのだが、双刀自体が元々「攻撃力が低く、手数でトータルのダメージを稼ぐ」こと前提の武器である煽りなのか、双刀は属性の効果も他の武器に比べてかなり抑えられてしまっている。そのため、千鳥以外の武器を理由を問わず敢えて採用するのは一種の舐めプレイのようなものになってしまった。 防具は武器ほど極端な例は見られないが、『ソウル・サクリファイス』とのコラボレーションとして無料配信されている「王道の法衣」一式(ランク3)がやはり強力。 強化による防御性能の上昇幅が異常に大きく、下手なランク4~5あたりの防具一式よりも最終的に強力になるため、発売から少々時期が経ってからこの作品を購入、DLCを適用したプレイヤーの中にはメインストーリーの最初から最後までずっと「王道の法衣」しか使わなかったという者もいる。 トロフィーまで用意した防具の収集要素が、少なくとも序盤から中盤に掛けては形骸化してしまうので、防具の収集を楽しみたければあえて導入しないという選択をするのもアリかも知れない。 しかし、メインストーリークリア後(第六章以降、マルチの場合は進行度六以降相当)は徐々に防御性能が足りなくなっていき、その辺りからは王道の法衣よりも強力な防具も徐々に作成出来るようになるので、ある意味では本作のプレイを始めた直後のプレイヤーに対するサポート要素とも言え、上記の双刀のように他が産廃扱いされるほどの悲惨な状態にはなっていない。 鍛冶屋で武器・防具の製造および強化のラインナップに新しく追加させるには、それぞれに設定されたキーとなる素材を最低1個入手する必要がある。未入手だとリスト上では「???」表示となり、どんな武器や防具が作れるのか、そしてそれを作るのに何が必要なのかがまるでわからない。 本作の場合、素材名の多くは「○○(鬼の漢字表記)の××(部位など)」(例えばカゼキリから「風切の爪」)となってはいるが、討伐後の本体や全部位破壊報酬で得られるレア素材などは軒並みそれから外れている(*15)ため、キー素材を手に入れなければ何が必要かわからない。ようやく判明しても、どの鬼が落とすのかわからないのも少なくないため、「あの鬼を倒して武器(防具)を作ろう」といった目標が立てづらく、プレイのモチベーションを保ちにくい。 また、NPCの愛用している武器を作るにしても、何故か条件を満たした上でNPCがくれる特殊な素材では作成のラインナップに追加されず、小型鬼の素材がキー素材になっていたりするなど、キーに設定するアイテムがおかしいといった不満も。 頭装備をすると例外無くその装備専用の髪型へと強制的に変化してしまう為、髪型・髪色のエディットが殆ど意味を成さなくなる。しかし防御力や組み合わせスキルの問題もあり、頭装備をつけないのは考え物。 現在はアップデートにより、頭装備の表示/非表示を選択出来るようになった。 DLCとして配信されている限定の防具やミタマが多いが、このゲームに触れるのが遅かった、あるいは雑誌を入手できなかったなどの理由で入手し損ねてしまうと取り返しがつかなくなってしまう。 他のゲーム作品によってはある程度期間がたってから、雑誌付録扱いのDLCも含めて有料で販売するケースもあるが、本作ではそのようなフォローが一切なされなかった。 体験版や最初期の関連コンテンツでのみ入手可能な防具やミタマなどは体験版や関連コンテンツをリアルタイムでプレイしていない場合、その時点で入手手段が失われてしまう。 雑誌付録扱いのコンテンツは後日、別号で再配信などのフォローもあったが、コーエーテクモの側で時限で配信されていたものはそれすらもない。 せめて有料という形でも雑誌付録扱いのコンテンツも含めて販売するなどの形で後からプレイを始めたプレイヤーにもフォローがあるべきだったのではないだろうか。 その他小さな不具合は多いが、度重なるアップデートで徐々に改善されている。現段階では、ステータス的にはほぼ別ゲームと言えるレベルでの改善がなされている。 総評 多少荒削りな部分はあるものの、ゲーム自体の完成度は非常に高く、それまで無かった「和風テイストの狩りゲー」としてユーザーから高い評価を得た。 目に見える不具合は大型鬼絡みといった程度で、普通にプレイしている分には目立ったバグにも遭遇しない。 狩りゲーそのものに対する好みは別として、UIの快適さや狩りゲーとしてのやり込み要素は充分満たしている。何よりも迫力ある部位破壊により強い爽快感が得られるアクションゲームである。 ただ、本作は体験版および発売直後の段階での評価はすこぶる悪いと言わざるを得ないもの(*16)であった。が、ω-Forceのスタッフがユーザーの声を真摯に受け止め、それを内容に反映させる形で高水準のゲーム内容に出来たという事も注目したい(*17)。 DLCもボリュームと価格が適切(*18)であり、概ね好意的に受け止められている。無料のものも複数配信している他、オリジナルコミックも無料で配信している。 タイアップも盛んに行っており、『ソウル・サクリファイス』の衣装や魔物をアップデートで配信、ニコニコ静画によるミタマイラストコンテスト受賞作を無料配信するなど、積極的な販促も効果を上げている。『どこでもいっしょ』のトロのミタマも配信されている。 改善された体験版も配信中なので、まずは手にとって試してみては如何だろうか。
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討鬼伝 極 part73-323-335 323討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 04 20.09ID decydpei0[1回目] 2014年にストーリー追加で発売された討鬼伝のアッパーバージョン。 PS4やsteamでも後に発売。 すみません、短くしようと思いましたが諦めました。 あと前回の討鬼伝で抜けてましたが、途中で主人公はウタカタの里の隊長をやっています。 ※前作のストーリーは、wikiの「討鬼伝」の項目からご確認ください。 討鬼伝 極 ここから討鬼伝 極の追加ストーリー。確か討鬼伝から三か月ぐらいの秋の話。 ●登場人物 ・ホロウ:武器は銃。青い瞳、青い髪の銃を持った女性。記憶喪失になっており、記憶を取り戻す為にモノノフとして戦う。口調は機械的で丁寧だが、食事に執着したり空気が読めなかったりする。実はこことは違う高度な技術を持った世界で生まれたサイボーグであり、鬼を倒す為に作られ鬼の倒し方を教えたモノノフの創始者。 ・相馬:武器は金棒。霊山の精鋭である百鬼隊の参番隊隊長の男性。性格や見た目は若いがわりと年を取っている。かつて大和と共にオオマガドキを戦い、鬼の頭を倒し英雄と呼ばれる。その際に死にかけたが木綿の看護のお陰で助かり、木綿の事を大事に思っている。 ・暦(れき):武器は薙刀。シラヌイの里のモノノフ。率直で真面目な性格で主人公の事を先輩と呼ぶ。外様のモノノフであり、元は別世界で学校に通う女子であり、モノノフと鬼が戦うこの世界を物語のようだと少し馴染めていない。 ・九葉(くよう):霊山の軍師。大和と同期、悪人顔。オオマガドキが起きた際に、いち早く北の地の主力のモノノフと巫女を騙して霊山に集め中つ国を守った。 ・凛音(りんね):シラヌイの里の長。北の女狼と呼ばれる強気な女性。それしか人類が残る手段は無いと分かっていても、北の地を見捨てた霊山を許さず、シラヌイの里は霊山との関係を絶っている。 ・虚海(きょかい):顔の左半分、左半身が鬼と化した女性。動物と話し操る能力を持つ。主人公には千と名乗る、本来の名前は千歳。 ・オビト:主人公の夢の中に現れる謎の男子。何故、暗闇の中にいるのかわからない。モノノフの創始者のひとりでムスビの君。 324討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 07 27.10ID decydpei0[2回目] ●ストーリー ムービーで青い髪と青い瞳の女性が鬼達と戦っていたが、負けて崖から落とされる。 主人公が寝ているとオビトと名乗るモノノフの少年が現れた。なぜ暗闇の中にいるのかわからないので、調査を頼まれる。 その後、ストーリーを進めて行くと手に入れたミタマと主人公と話し、己が何なのか情報を集めて行く。 里を回っていると青い髪青い瞳で銃を持った女性と会う。ホロウと名乗るが崖から落ちたショックで記憶喪失になっていた。 モノノフではないかと言う事で、共に鬼と戦う。記憶はないが体はモノノフの戦い方を覚えていた。 ウタカタの里の周りに、急速に異界化を進める、見た事の無い鬼が現れるようになる。 霊山の精鋭である百鬼隊がウタカタの里に到着。隊長の相馬は大和とオオマガドキで共に戦った英雄と呼ばれている。 百鬼隊の他、霊山の軍師の九葉、シラヌイの里の暦が自己紹介する。そして百鬼隊が訪れた説明をする。 未知の鬼が北から攻めてきた。まずシラヌイの里で戦い鬼は逃亡。次に霊山に来たがこれも撃退。 現在は居場所は分かっていないが、ウタカタの里方面に移動した事は分かっている。 蝕鬼と呼ばれたこの鬼は、自己増殖を行う能力を持ち、早く退治しないとならないと九葉は説明する。 その後、暦が主人公達と話をし、同じ外様なのに隊長となった主人公を尊敬し、先輩と呼ぶようになった。 暦は何故か主人公の家を家探ししたり、里の情報を嗅ぎまわったりする。 戦力を出し渋る霊山。なんとか百鬼隊の参番隊だけ動かす事が出来たと言う九葉。 その後、九葉の命令で鬼を退治して回る。不満があるモノノフ達だが、大和は認めていた。 あと美麻と美柚という二人の少女のコンビが、霊山新聞ウタカタ支部を発行する事になった。 夜になるとオビトがミタマ達と話し、自分の情報を集めていた。そして主人公にモノノフについて話す。 モノノフとは異能の集団、死者と語れる者、結界を張れる者、動物と話せる者など。 そういった世の中の異端の人々が集まり、人から隠れて住み、鬼を退治するモノノフという集団を作ったと聞ける。 暦が大和に頼み、しばらく主人公と共に戦いたいと望む。主人公が良いなら構わないと認められた。 こうして共に鬼退治の任務に就く二人。そんなおり富嶽が暦に、なぜシラヌイの里が力を貸すのかと尋ねた。 同じモノノフとして当然と言う暦に、近くのホオズキの里は見捨てたのにかと富嶽は怒り去った。 主人公が富嶽と話すと、ホオズキの里が滅びたのは自分達が弱かったからだと、責めるのお門違いと反省していた。 暦は落ち込んでいた。実はホオズキの里から救援要請が来ており、当初は助けに行く予定だった。 だが霊山への反旗を表明していたシラヌイの里に丁度、霊山から部隊が送られにらみ合っていた。 結局、ホオズキの里への援護は出来ず。霊山が北の地を見捨てたように、自分達もホオズキの里を見捨てたと言った。 その後、仲直りの為にも一緒に何かをしようと那木が提案。ホロウの記憶を取り戻そうと動いたが、結局できなかった。 途中でホロウが天狐と喋れることが分かり、天狐が好きな速鳥がホロウを師匠と呼ぶようになった。 鬼が複数現れ、主人公達が別々に鬼を退治していく。暦が鬼の攻撃を受けて崖に落ちかけ主人公が助けるが崖下に落ちた。 主人公が目を覚ますと、雪山の洞窟の中。 洞窟は結界石によって鬼の異界の中にありながら空気が澄んでおり、瘴気が無い。また誰かが住んでいた痕跡があった。 外にはまだ鬼の声がするので、しばらくここを拠点に二人で鬼を倒して回る。だが暦が熱を出して倒れてしまう。 洞窟内を探すと、顔の半分が鬼になった女性と会う。千と彼女は名乗った。 自分を恐れない人間は珍しいと千は笑う。そして千との協力で解熱剤を手に入れて暦を助けた。 暦が眠った後、千と話す。ここはモノノフ達がかつて鬼と戦っていた拠点だと聞ける。 暇だから遊ぶかと、しりとりをした。何故か里の人間の名前も千は知っていた。遊ぶなんて何十年ぶりだろうと千は言う。 鬼を倒して戻ると、千はそろそろ行くと言い、食料を置いて出て行った。 目を覚ました暦は、主人公に話をする。両親は鬼に殺され故郷は無くなり、生きるのが辛かったと吐露する。 モノノフになれば生きる意味が分かるのではと頑張り、主人公も騙していたと話す。 325討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 18 39.95ID decydpei0[3回目] ↑抜けてました。千は洞窟の奥にいたため、暦は千と会ってません。 ウタカタの里では、主人公と暦の捜索隊が出されていた。 だが三日が経ち、行動限界時間も過ぎており、これ以上は意味が無いと九葉は中止を宣言。仲間達は声を荒げ非難した。 争いになりそうな空気の中、秋水が止める。主人公と暦がいると思われる地下洞窟の地図を用意していた。 そんなものどこでと問う九葉に、自分達が北の地から逃げる際に使用したと秋水が答える。 動けるようになった暦と主人公、そこにホロウが訪れた。この洞窟は崖下に落ちたホロウがいた場所であった。 外の大鬼を倒し狼煙を上げる。さらに大鬼が現れるが仲間達が救援に来て、主人公達は無事に里へと帰ったのだった。 帰った暦は主人公に本当の事を話す。シラヌイの里の長から与えられた密命、陰陽方の間諜を探す事だった。 夢の中オビトはミタマと話し、こうして話せる以上は自分は死んでミタマになったと理解する。 ミタマになれるのは英雄のみ、だがオビトは自分が何者かわからない。オビトの伝承について主人公は調べる事となった。 しかしオビトについて里の者達に聞いて回るが、誰も知らなかった。 休みとなった主人公の家に、仲間達が集まり暦が話をする。 シラヌイの里に死にかけの者が現れた、その男は陰陽方の人間であり、陰陽方が北の鬼を呼び寄せたと告げる。 そしてウタカタの里に陰陽方の間諜がいると言って、男は死んだと言う。 陰陽方と言えば秋水だが、シラヌイの里の長の凛音は秋水は違うと暦に言っていた。里の長と知り合いらしい。 最近、来た者が怪しいと主人公を調べたが違った。次に暦が怪しんだのは度々いなくなる相馬。暦は主人公に調査を求めた。 その頃、洞窟内で秋水が千と話していた。千は虚海と秋水に呼ばれていた。 同じ陰陽方だが、勝手に動く虚海に他の長老達が怒っており、行動の中止を秋水が求めた。 だが虚海は止まる気が無い。秋水は手に余るので、他の者を利用すると言った。 相馬に会い、しばらく百鬼隊で戦いたいと主人公は頼んだ。相馬は断る理由が無いと認めた。 三番隊には隊側があり、任務に出る前に復唱するのが決まりだと言う。 一つ、鬼はぶっ殺せ! 一つ、ミタマは使い倒せ! 一つ、仲間は守れ! 一つ、死ぬな! 一つ、死んでも生きて帰れ! 三番隊は元々、阿呆の集まりだった。オオマガドキでほとんど死んだが、隊則だけが残った。形見の様な物だと言った。 ともに任務をこなしていく相馬と主人公。相馬から色々と話を聞く。 オオマガドキで鬼の頭を倒し鬼門を閉じた。相馬は死にかけ、大和は左目を失った。 その後、相馬は英雄と呼ばれた。参番隊はその後、生き残りを探して異界を渡り歩いた。 誰も助けられなかったが、東の地から生きて帰った者がいた、それが主人公だったと話を聞く。 夜に夢の中でオビトから暇だから遊ぼうと、モノノフに関係するしりとりをした。 探し物があると、結界石の洞窟を訪ねた主人公と相馬。休むために寝て起きると、相馬がいない。 探すと代わりに千がいた。千は主人公に忠告する。この地はもうすぐ鬼の手によって異界に沈む。だから逃げろと言った。 自分はモノノフだから戦うと答えると、せめて生き残れと言い立ち去った。その後、相馬が見回りから帰ってくる。 里に帰った後に秋水に陰陽方について聞く。元々、異界に流れ着いた物を調査するのが陰陽方。 陰陽方の目的は時間移動。あらゆるものがこの世界に流れ着くならば、こちらからも行けるのかもしれない。 陰陽方は何人かの長老が頂点におり、それぞれが独立しており、横のつながりが薄い。 構成員は研究にとり憑かれた狂人、物好きな奇人、別の世界から流れ着いた者など、逸れ物の集まり。 間諜は自分も誰かわからないから、気を付ける様にと告げた。 326討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 22 25.68ID decydpei0[4回目] 任務を終えた後、相馬と酒を飲む主人公。色々と身の上を話した後、オオマガドキの話をする。 たくさんの鬼と戦い皆バラバラになった。目の前の鬼に捨て身の一撃をした。その鬼が頭だったらしく、鬼門が閉じた。 相馬が気が付くと暗闇の中、仲間達が何も言わず光に向かって歩いていく。 自分も共に行こうとしたが、小さな子供が自分の手を握って仲間を追いかける事が出来ない。 目を覚ませば布団の中で、木綿が自分の手を握っていた。木綿が掴んでいなければ、自分もあの世に行っていたのであろう。 命の恩人である木綿に恩を返すと、相馬は決めたのだった。 蝕鬼の発見を伝えられる。北の鬼は周囲を異界化し、鬼を増やしていると言う すぐに討伐に向かおうとする相馬と主人公。それを仲間達と暦が止めた。 何度も姿を消す理由を聞く暦、主人公が一緒に戦っていたのもそれが理由かと相馬。そして理由を話し始めた。 参番隊はオオマガドキの決戦に挑む前、全員である約束をした。それぞれが願いを言い、生き残った奴がそれを叶える。 参番隊で生き残ったのは相馬だけ、だから相馬が十六人全員の願いを叶える事にした。すでに十五人を叶えた。 仲間の一人、左近の願いは家族の下に帰る事だった。だからずっと骸を探していた。 だが異界は流動し切り替わる、そのため鬼の異界があるたびに探していたのだった。 そして次の任務の際に、ようやく左近の骸を回収できた。これで八年の戦いは終わったと相馬。 これからは鬼を一匹残らず消す戦いだと相馬は言った。仲間達や木綿にも礼を言う。 暦がまた誤解したと謝罪、気にしていないが主人公は百鬼隊から除名だと告げる。お前にはお前の戦う場所があると相馬。 そこに九葉が現れ、勝手に戦っては困ると言う。簡単に許すのねと初穂。無益でも士気を高められるなら構わないと九葉。 鬼の七割は削った、もう一息だという九葉。私はまた失敗したと暦が落ち込んでいた。 夜、主人公は新しいミタマとオビトと話す。一応、人に聞いたがオビトについて心当たりは誰も無いと伝えた。 私は英霊のミタマではないのかと喜ぶが、浮かれている場合ではないなとオビトは落ち込んだ。 千年前、。触れる者すべてを鬼に変化させる常闇の鬼、とオビトは仲間達と共に戦った。 大地を埋め尽くすほどの鬼の群れを生み出し、それにオビトたちは戦った。 仲間達は次々と倒れて行く、だがオビトは諦めず倒していった。そして常闇の鬼の前まで迫った。 もう一人のモノノフと共に。なのにそれが誰なのか、どうなったかを思い出せないと言った。 落ち込む暦。見当違いを起こした事もそうだが、この里のモノノフや相馬を見て、自分には信念が無いと言う。 所詮、自分は外様、命令が無ければ何もできないと暦。そこに鬼襲来の鐘が鳴った。 主人公達が見に行くと、そこには大量の大鬼がいた。その数は百を超える。蝕鬼がここまで増やしたかと九葉。 一同が集まり話をする。まだこの場所に迫るのには時間がある。戦うか守るか引くかと九葉。 何か策があるのかと尋ねる大和に、無いと九葉は答える。手段は一つ、ウタカタを捨て霊山に戦力を終結させると言う。 たくさんの人がいる、全てを避難させるのは不可能だと聞くと、ならば見捨てるしかないと九葉は答えた。 人類を守るにはそれしか手が無い、かつて北の地を見捨てたように。 すると暦が、私がシラヌイに行き援軍を頼むと言った。 果たして来てくれるかわからない。霊山に属するウタカタを助けてくれるかわからない。 でも任務だとかではなく、そうしたいから行きたいと言う暦。私を信じて待ってくれるかと暦は主人公に言い、頷いた。 援軍が来るかはわからないが九葉は良い策だと認める。それを聞いて大和は皆に命令。 シラヌイの援軍が来るまでの防衛、一匹でも多くの鬼を倒し援軍を待つ。 桜花に一人でも生かす為の避難の準備を命じ、そして主人公に戦闘の指揮を命じたのだった。鬼を倒す任務を繰り返した。 しばらく戦い続けたがシラヌイの援軍は来ない。ここまでだと九葉は告げる。 相馬に百鬼隊の霊山への撤退を告げる。まだ判断が早いと言う相馬に、犠牲が出ない今こそだと答えた。 さらに大和にも霊山へ撤退するように言う。霊山に去れば、さらに蝕鬼は増える。 ますます鬼の撃破が遠のくのではと言う大和に、その通りだと九葉。 現在、人類の存亡の危機がかかっており、ここにいても勝ち目は無い。霊山には様々な備えがある。 まだ勝ちの目は霊山にあると九葉は言い、撤退の準備を始めた。 327討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 30 02.82ID decydpei0[5回目] 残ったウタカタのモノノフ達。撤退しないよねと聞く初穂に、大和は霊山に向かうと告げた。 むざむざ死ぬわけにはいかない。里の民全員の避難の準備を進めている。全員に撤退を命令するが、初穂が声を上げる。 ここは四十年前、ずっと前それ以上にたくさんの人の想いがつまっている。ここを守ると言ってと初穂。 だが大和の決断は変わらない。ウタカタを捨て、全員に撤退の準備を里長として命じた。 木綿が泣いている、人々が生き残る為には仕方ない、それでもこの場所の想い出があると言う。 それを見ていた相馬は、自分は木綿に何を返せるのかと呟いた。 家に戻った主人公に、起きているのにオビトが頭の中で話しかけてきた。あの時と全く同じ状況だと言う。 鬼の増殖は爆発的であり、ここで退けばこの世は鬼で埋め尽くされる。今ここで倒すのが唯一の勝機であると言った。 相馬と話す。百鬼隊は相馬の私物ではない、死地に送る事は出来ない、だが己は戦いたい。 オオマガドキの時、地獄の光景だった。だが木綿は一人、笑っていた。皆を元気付ける為に無理に笑顔をしていた。 おかげで戦う前に、笑って仲間と語りあえた。俺は英雄相馬、人の願いを叶えるのが俺の仕事だと相馬は答えた。 そして相馬は戦の準備をする。退くも地獄、進むも地獄、どこへ行こうと地獄地獄。なら守る為に戦うまで。 シラヌイの里から援軍が来る可能性に賭け戦う。命を救われた恩を今こそ木綿に返す。そしてモノノフ達も集まった。 九葉は一人、考えていた。退いた所で策は無い、どうするかと。 そこに秋水が現れ九葉に言う。また北の地を見捨てた時と同じように、過ちを繰り返すのかと言った。 すると九葉は大笑いする。あれは私にしては完璧な策だった、おかげで中つ国は生きながらえた。 言い返したい所だが、今は未来の話をしたいと秋水。ウタカタの里を捨てない手を打つべきだと言う。 シラヌイの里の援軍を待つ、ウタカタの里の全戦力を投じればあと数日は持つ、それに賭けるべきと秋水は言う。 だが九葉は判断は正確だと言い返す。現有戦力の事を考えれば、今が引くべきであると断る。 そこで九葉は言葉を止め、そして秋水に何を言ったのかともう一度聞く。全戦力を投じればとと秋水。 現有戦力では不可能、だが全戦力ならばどうだと九葉は言った。 三組に別れ、主人公と桜花と相馬が大鬼のラッシュと戦う。次々と来る大鬼に疲労から桜花の動きが鈍る。 そこに鬼の炎が放たれが、橘花が駆け寄り結界を張って桜花を守った。 里の結界を解いてきた橘花。攻撃を防ぎ、大鬼はさらに攻撃を放とうとした。さらに大和が走り寄り鬼の腕を斬り落とした。 九葉が現れ、相馬の命令違反を言う。大和と巫女を連れて来たのは彼だった。 現有戦力では無理だが、全戦力を投じれば鬼の攻撃を防げるだろうと九葉。戦略を越えた英雄の力を見せろと言う。 こうして大鬼を倒し、鬼の攻撃を一時退けた。大和が里に戻り、木綿は抱き着いて笑顔で良かったと言う。 その横を通り去ろうとする相馬に木綿はお礼を言った。命を救われた恩を返しただけですと、相馬は言った。 橘花に無茶をするなと言う桜花。自分も共にいたいと言う橘花に、なら一緒にいようと答えた。 相馬は十六人の願いを叶えたと言う、だが自信の願い木綿の笑顔に何かを返すと言う願いがあった。 相馬の分霊が主人公に宿った。その時、里に鐘がなった。鬼は退けたはずだと本部に急ぐ二人。 一同が集まる中、暦が扉を開けて戻っていた。遅くなりましたと暦が言う。 北の女狼、凛音が率いるシラヌイの部隊がそこにいた。大和と凛音がそれぞれ言葉を交わしたのだった。 全戦力を持って左右に別れ、鬼の群れを討った主人公達。それぞれ撃破して戻る。 鬼の撃破を喜ぶ一同。全員がそれぞれ、喜びの台詞を口にする。だがまだ安心はできない、残党の処理をしないとと大和。 凛音に感謝する大和。ウタカタが潰れれば、次はシラヌイ、それに説得した暦こそが最も褒められるべきだと凛音は言った。 暦と二人で話す。皆と会えて良かった、間に合ってよかったと泣く暦。自分はまた大切な人を失うかと思った。 自分はずっと無意味な存在だと思った、でも今回の事で自分にも意味があったと言う。 この世界が好きだと暦。自分の道は自分で決めると両親に告げる。そして暦の分霊が主人公に着いた。 オビトが鬼の群れを倒した主人公を誉める。さすがわが友と言った。 千年前と同じ状況だと聞いてひやひやしていたが、常闇の鬼はいなかったかとオビトは言う。 気を付けると良い。今回の事は先ぶれ、常闇の鬼は必ず現れる。人の世の存亡がかかっている。しっかりなと激励した。 328討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 36 03.23ID decydpei0[6回目] 凛音はしばらく鬼の残党狩りを手伝うと言う。また鬼に増えられても困る。 九葉は考えたい事があると、指揮を大和に任せて立ち去っていた。 凛音は霊山の為に戦う気はない、自分たち自身の為だと言う。わかっていると大和と相馬。 その頃、虚海の所に九葉が現れた。虚海は九葉に働いてもらわなければならなくなったと告げる。 今世のムスヒの君を討たねばならぬと言う。やり方はそちらに任せる、逆らえば娘がどうなるかと虚海は九葉を脅した。 ホロウが記憶の回復の努力をしている。本来の己を知らないのは辛い。様々な異界の建物に関する記憶があった。 二十代前後と思われるホロウが、数百年に渡る歴史の記憶があるのがおかしい。自分の戦う理由を知りたい言うホロウ。 その夜、主人公は夢の中でオビトに戦う理由について聞く。 オビトは友達を守る為に戦っていた。主人公も友達だから、この常闇から出たら戦ってやると言った。 後日、物見隊がホロウが一人で鬼と戦っていると報告。主人公は仲間達と共に助けに行く。 鬼を倒した後、帰還し謝罪するホロウ。記憶を求めて異界をさ迷っていたと言う。存在理由を探していたと答えた。 他の皆や主人公になぜ戦うのかを問う。主人公はこの里か仲間が好きだからと答えた。 納得するホロウ。桜花は橘花、那木は星々、速鳥は天狐が好き。好きな物を守る為に戦う。 私は好きを守る為に戦っていた、記憶の欠片を拾った気がすると言う。 九葉がそろそろ頃合いかと呟く。主人公が家に帰ると天狐がいない、散歩に行ったのかと寝た。 夜にオビトが自分のいる暗闇に一筋の光が差した。なぜかは分からないと言う。 君を宿す人間の心が晴れたからではないかと別のミタマが言う。 自分はミタマかどうかわからない、宿しているモノノフがいるのかもと考えた。 その後、常闇の鬼について話す。脅威の存在だったが、どんな能力だったか靄がかかったかのように思い出せないらしい。 次の朝、天狐が帰ってこない。九葉から北の鬼の元凶を探すと指令が出た。 オオマガドキから八年、いま蝕鬼が出たのに理由があるはずだと言う。 何かが物質なのか現象なのか鬼なのかはわからない。霊山はずっとオオマガドキの元凶を探していた。 そしてそれが北にあると通達があった。最高の巫女である霊山君の言葉であり、信頼に値する。 北の脅威を取り除かねば終わらない。相馬は元々そのために来た、大和も考えた末にその案に乗った。 凛音は霊山の話である事で乗り気ではないが、しかし終わらすためには仕方ないと合意した。 探索の前に天狐に関して聞いていくが誰も知らない。また速鳥が言うには、動物達が主人公を監視していると言う。 その後、秋水と話すと消音効果のあるお香の中で他言無用の話をされる。 主人公は命を狙われていた。陰陽方の長老の一人、虚海からである。 虚海の一派が三か月前に陰陽方から姿を消した。おそらく蝕鬼の作成方法を入手した。 ウタカタの里、ひいてはその要である主人公が邪魔であり排除してようとしている。 警戒しなければならないのは虚海のもつ異能の能力。鳥やネズミを使役する能力でこの里を監視している。 そしてこの里にいるだろう間者が、何かを仕掛けてくるはず。 秋水は戦う力は無いが、主人公の敵ではない。あらゆる手段で敵を阻止する、だから生き延びてほしいと言った。 凛音と秋水が二人で話す。三年ぶりだと秋水は言う。死んだかと思ってたと凛音が言う。 主人公がそこに現れる、聞けば二人は戦友、北の生き残りだと答えた。 一通の命令書。オオマガドキで最初の敵は北の地の北端に出現した。鬼がその地に鬼門を開いた。 そこから続々と鬼が現れ、付近の人里は異界に飲まれて行った。 そんな時、北の各里に一通の命令書が届いた。北の頭は巫女を連れて霊山に集結せよという内容だった。 鬼が迫っていたら承服はしない命令、だがまだ状況に気付いている里は少なかった。理解もせず北の主力は霊山に行った。 そして主力のいない北の地は、抵抗する間もなく鬼に食い破られた。その命令書を出したのが九葉だった。 329討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 00 40 55.46ID decydpei0[7回目] どうやってかはわからないが、九葉は敵の戦力を正確に把握していた。 そして北の地を放棄して防衛線を下げなければ、万が一にも勝機は無いと九葉は判断した。 秋水は北の地に取り残された。そこからは楽しい話ではない、ただ結界石の洞窟を通って脱出した。 逆に凛音たちは北の地を救おうと北進し、シラヌイの里近くに陣を張った。途中で暦と秋水を拾った。 主人公は九葉にオオマガドキでの情報をどうやって集めたかを聞く。 自分には優秀な諜報部隊がいた、あらゆる情報を集めてくれる。 だがもうすでにほとんど死に、今は一人だけ、そいつだけが自分の切り札。 主人公にいずれ世界はお前に大きな選択を迫る、その時は振り返らずに己を信じて進めと九葉は言った。 鬼を退治する任務をこなし七日が経過。手がかりは何も見つからない。 そもそも広大な異界を少人数のモノノフで探すのが無理だと息吹が言う。わかっていると九葉。 もっと人数をかけると、部隊の編成をし直す。手薄になる里には主人公に任せると言った。 凛音がまだ戻っていないが、九葉は命令を聞かないので好都合だと言う。 そして全員に命令書を配った。内容はこまめな部隊の動きが書かれている。 命令書通りに動けと九葉、下手な動きは命取りだと告げた。仲間は主人公に里を頼み任務に出かける。 橘花と二人になった主人公。橘花では蝕鬼に千里眼をしても全く分からないと答えた。蝕鬼の気配は散ってしまうらしい。 橘花は主人公にお礼を言う。この里は以前より笑顔が増え、人々が結束したのは主人公のお陰だと言う。 秋水は九葉を呼び出す。そして消音の効果のお香の中で、即刻、今の作戦を中止してほしいと宣告。 部隊を分散させ、主人公を単独にし陰陽方と組んで抹殺するつもりだと言う秋水。 何の話か分からないと答える九葉。それ以上を言えば秋水を百鬼隊に捕縛させると告げる。 人質がいるならば自分が助けようと秋水は提案する。シラヌイにも協力させると言った。 そこまでして何の益があると九葉。主人公が助かると秋水。それを聞いて笑う九葉、なぜそこまで味方をすると問う。 秋水が言う。陰陽方の目的は時間を旅する事。秋水も過去に戻り北の地を救う方法を探していた。 もし時間を移動できるならば、モノノフの部隊を鬼門に送る事になる。その場合は主人公は隊長をする。 九葉にとっても悪くない話、北を見捨てた鬼と呼ばれる汚名をそそげる。それを聞いて九葉は大笑いした。 戯言を、本気で言っているわけでは無い、私を止める為の方便も度が過ぎれば虚言だぞと九葉は言う。 しばらく沈黙し、自分は大まじめだと言う秋水。お前も私も鬼に魅入られた狂人だと九葉。 妄執の中で死ぬか現実を生きるか。お前の好きにしろ、だがそこまで言うなら見届けてみろ。お前の言う英雄を。 悪い様にはしない、作戦は必ず成功させる。九葉はそう言って去った。 主人公が九葉に話しかけると、天狐が近くの領域で百鬼隊が見かけたと伝えられる。 他のモノノフは出払っている、だが近場ならば一人でも行けるだろう。連れ帰ってくるが良い。 そして沈黙し、九葉の読みでは主人公の生存は五分。お前の未来はお前自身の手で切り開けと言った。 鬼の領域で、千が天狐を抱えていた。主人公がムスヒの君だったかと言う。 皮肉なものだ、せっかく友達が出来たと思ったのに。だがもう後には引けぬ。そう言って千が手の中の小さな箱を見せる。 それは蝕鬼の核が封じられている。そしてその箱を天狐に食わせ、地面に投げ捨てた。天狐は巨大化、大鬼となった。 戦う主人公に千は語る、天狐は神代の生き物。蝕鬼に完全に侵食される事は無い。倒せば元に戻せる。 主人公と友達になりたかったのは本当だ、だがもはやどうにもならない、私には時間が無いと言った。 そこにホロウが支援が必要かと加勢に入る。ホロウの登場に千は戸惑う。本当に来たと、千はホロウの名を呼ぶ。 だがホロウは記憶喪失だと言い、今は敵として排除すると千と鬼に銃を向ける。 九葉の命令により加勢に来たホロウ。千はホロウを見て大笑いし、会えたことを喜ぶ、待っていたと言う。 富嶽と速鳥が加勢に入る。九葉め裏切ったかと言い、ホロウにまた会いに来ると言い千は逃げて行く。 倒せば天狐が帰ってくる。無事でよかったとホロウは言い、一同は千を追いかける。 330討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 07 01.69ID decydpei0[8回目] 結界石の洞窟に逃げ込んだ千。そこで千こと虚海を九葉が待っていた。 私を裏切る気かと言う虚海に、大笑いする九葉。騙されたていた事に気付かぬか、最初からお前の敵だと九葉は言う。 虚海が蝕鬼を生み出していたのは最初から分かっていた、だがその手段が分からない。しかし今回のことで理解した。 娘がどうなってもいいのかと言う虚海に、あれは娘ではなくその振りをしていた部下だと九葉は答える。 部下を失うのは痛手だが、代わりに大物がかかった。陰陽方の長老 蝕鬼を使う虚海。 仲間を見捨てるのかと言う虚海に、北の地を捨てた私が行くのは血塗られた外道の道だと九葉は言う。 さらなる血を流してでも、流した血に報いて見せる。それが唯一、北の地の犠牲を無駄にしない方法。 警戒を解いてくれて助かった、こんな場所に隠しておくのは感心せぬなと、蝕鬼の核は全て見つけたと言う九葉。 もはやお前に用はないと九葉は言い、そしてモノノフ達がこの場所に集結し取り囲んだ。 逮捕しますと言う暦に、こうなっては仕方ない捕まえてみろと言う虚海が手に蝕鬼の核を持つ。 だが何かをする前にホロウが走り寄り、虚海を地面に押し倒し、蝕鬼の核を奪った。 おんしが邪魔をするのかホロウと言う虚海。私を知っているのですかと問うホロウ。 虚海はホロウお姉ちゃんと呼んだ。そしてホロウは自分を姉と呼ぶ者がいた過去を思い出した。 ちとせと呟くホロウ。その名で呼ばれるのは何十年ぶりだろうと、安心した顔をする虚海だった。 本部に戻った一同。虚海は牢屋にいれられた。 虚海を捕獲する作戦は最初から言ってほしいと九葉に言う凛音。誰が敵なのか分からなかったゆえに、作戦を隠していた。 ホロウに、記憶が戻ったのなら説明しろと九葉が尋ねる。ホロウは千歳と古い友達だと答えた。 そして全員に告げる。火急的に速やかに戦の準備をするようにと。 もうすぐこの地にイヅチカナタが現れる。何地彼方より来りて、何地彼方へ去りし者。 因果を喰らう常闇の鬼。蝕鬼はその先ぶれに過ぎない。ホロウはその鬼を追って、千年の間戦い続けてきた。 ホロウは、ムスヒの君と共にモノノフを創設した者であった。 ホロウは鬼を退治する使命を帯びてこの地に来た。千年前、ムスヒの君と千歳と共にモノノフを創設した。 千年間、戦ってきたわけでは無い。初穂が神隠しに会い四十年の時を超えたように、時を何度も越えて戦った。 千年前、ホロウとムスヒの君はイヅチカナタと戦った。しかし時間の彼方へと逃亡を許した。 ホロウはそれを追って千年、時代を越えつつ歴史の因果で戦い続けた。その時代の人々を集めて鬼と戦った。 豊臣と徳川を連れて関ヶ原で鬼と戦った事もあると聞き、関ヶ原の戦いは豊臣と徳川の戦いのはずだと初穂。 それが正しい歴史と答える。イヅチカナタは結びを喰らう鬼。人や事物の結びつきを喰らう事で歴史の因果を解く鬼。 ホロウが得たすべての結びは、イヅチカナタにくわれた。だから誰もホロウを覚えていない。 歴史から消えた存在ホロウ。モノノフの創始者にして、誰も知らない歴史の証人。 イヅチカナタがこの地に迫っている、放置すれば中つ国の全ての因果が解ける。因果と歴史を失い人は滅びる。 それが正しいと証明する手段は無いと言うホロウに、なら千歳を連れてきて話を聞けばいいと凛音が言った。 331討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 07 58.70ID decydpei0[9回目] ホロウはずっと遠い別世界から来た人間。 そこはとても技術の発達した世界。天高く建物がそびえ、誰もが千里の先を見通せ、船が空を飛び、夜は星が町に灯った。 だが鬼が現れ世界が滅びた、ホロウはそこで生まれ希望を託され送り込まれた。 ここより千年前の中つ国に、人々に鬼を戦うすべを伝える為に。いざとなれば魂を喰らう鬼となって敵を討つために。 どんな手段を使ってでも鬼を討つ、最優先指令を遂行する事が戦う理由。だから共に戦う仲間を作る為モノノフを作った。 本部に虚海こと千歳が呼ばれる。凛音がイヅチカナタについて聞く。 笑い、もうすぐイヅチカナタが来るのかと言う千歳。千年前に戦った鬼の名だと言う。 ホロウの話が真実だと知る。千歳はイヅチカナタと戦っている最中に鬼門に落ちた。そしてこの地に流れた。 半人半鬼の姿になった。目覚めればそこは異郷。水面に写る己の半身の姿に戦いた。 故郷に帰る方法を探して、物の怪と恐れられ鬼だと石を投げられながら、隠れるように過ごした。 記録を辿る為、陰陽方についた。陰陽方には膨大な古文書があり、その記録の中に不可思議な人物がいた。 歴史の変わり目に現れる、翠瞳の乙女。その存在は記録されていた、そしてある時に忽然と姿を消す。 鬼と戦い鬼と退け、人々の記憶からは消え去ったが、ホロウの存在は文書には残っていた。 だから千歳は蝕鬼を使って世界を危機に陥れようとした。ホロウを呼ぶために。 世界が大きく変わるほどの危機になればホロウが現れる、時を超えるホロウならば自分を千年前に返せるはずだと千歳。 謝罪するホロウ、人の時をさかのぼらせる手段は無いと千歳に答えた。 それに笑う千歳。この狂った世界に生きるのも疲れた、好きにすればいい。主人公に対し、さらばだ最後の友達よと言う。 千歳に対し感傷に浸る主人公達。九葉は千年前の事などどうでもいい、それよりイヅチカナタの対策が必要と言った。 霊山君が見た雷鳴の地、そこに現れるはず、そして完全に力を得る前に倒す、それが唯一の勝機。 九葉はモノノフ達に、霊山君が見た場所を探す様にと命令する。自分達は滅びの淵に立っている、必ず生き抜くぞと大和。 夜になってミタマと話す。するとオビトが落ち込んでいた。全て思い出したと言うオビト。 モノノフのオビト、最初のモノノフ。ホロウと共にモノノフを作り、イヅチカナタと戦い命を失った者。ムスヒの君。 自分は死人であった、そしてホロウのミタマだった。ホロウの記憶が戻るとともに封じられていた景色の全てが戻った。 周囲との結びによってかろうじて存在している。その結びが立たれればこの世から滑り落ちる。 ホロウがオビトの記憶を失っていた為に、オビトは不完全な状態になっていた。 イヅチカナタとの戦いで死亡し、魂を食われる前にホロウの中に魂を移した。ホロウはオビトの存在に気付いていない。 オビトは魂結びという異能の力を持つ。ホロウの中には魂を捕らえる期間がある。そこに無理矢理押し込んだ。 主人公と同じ能力。死者と語り数多のミタマを宿す異能の地から、万物と魂を結ぶ「魂結び」。それこそがムスヒの君。 気を付けろ、この世の全ての結びを喰らう、常闇の鬼が来る。イヅチカナタが。 私の友達の千歳をあんな姿に変えた鬼が。千歳を助けてやってくれ。 そしてホロウにあの力を使わせてはならん。ホロウを止めろ、魂をホロウに奪わせるな。 332討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 11 35.39ID decydpei0[10回目] 次の日、九葉と話す。主人公が生き延びたおかげで作戦は成功した。 娘の振りをさせた部下は今頃、陰陽方に殺されているだろう。これで本当に私は一人だが、蝕鬼の謎は解けた。 血を流してでも流した血に報いる、それが自分が出来る事だと言う。 そこに秋水と凛音が現れる。そして人質は無事だと言った。 秋水は独自に動いてシラヌイの里を動かし、陰陽方の拠点を一つ潰した。 虚海は陰陽方を除名されて、その後始末をしろと指示があった。その拠点の場所を凛音に密告して一網打尽にしてもらった。 秋水こそが陰陽方の間諜だった。だから虚海がこの里について詳しかった。 凛音は秋水が情報を流してくれるから、好きにさせてやっていた。 北の地を見捨てた男の仲間を何故助けたと言う九葉に、あなたと犠牲を是とするこの世界を否定するためだと秋水。 こんなことで考え方が変わると思うかと九葉。我々は決してお前のやり方を認めない、今までもこれからもと凛音。 私は北の地を見捨てた男、未来永劫、この業を背負い続けこの道を行く。だからお前はお前の道を行けと九葉は秋水に言う。 秋水は主人公に言う。誰も犠牲にしない世界、過去に戻って仲間達を救う。 この理想が可能なのかわからない、ですが追い続けようと思う。簡単に諦めてはならないそれを主人公に教わった。 全てを救う英雄の姿を見せてくれた。イヅチカナタに勝ってください、その宿命に。汝に英雄の導き荒れ。 千歳の隠し事を、主人公とホロウには言ってくれるかもしれないと凛音に聞き出す様に頼まれる。 主人公の家に千歳が訪れる。ホロウと共に話を聞く。聞かれて困る事では無いと言う千歳。 話す前に、外で聞き耳をしていたモノノフ達を招き入れた。 真の目的、千歳は実験だと答えた。この世界が滅んだら、どこに行くのかと言う実験。 この世界には時を越えて数多の遺物、人、物、ミタマが流れてくる。過去、未来、異世界から。 その流れを知れば、あるべき場所に返せるかもしれない。あるべき世界へと、全てのほつれた糸を戻せるかもしれない。 故郷に帰れるかもしれない。その時、初めて私達は真に鬼に勝つことができる。 だから決めた、この世界を虚無にし時間の流れを操る。 私は半人半鬼の身、鬼が住まう虚無でも生きていられる。時の流れを辿り、その内奥を知るためだと千歳は答えた。。 この狂った世界の全てを元に戻すのだ。それで死ぬ奴はと問う富嶽に、それごと元に戻せば良いと答えた。 こりゃ逝かれてると言う富嶽に、そうかもなと千歳。その過程でホロウに会えればと思っていた。その望みも無駄だった。 千歳はホロウに問う。どこから来た? 鬼とは何だ? 我々は何処へ行く? 私はなぜ流された? この世界は何だ? しかしホロウは分からないと答えた。故郷が滅びた時、鬼と戦うすべを持ったまま暗い穴に落ちた。気付けば中つ国にいた。 知っているのは鬼との戦い方と、時を前に進む手段だけ。ですが一つ言えることがある。 時間は二度と元には戻せない。前に進む事はできても、戻る事は不可能。起きた全てを受け止めて前に進むしかない。 ホロウは千歳に一緒に戦ってほしいと言う。だが千歳は、生きるも滅ぶも好きにするが良いと言い牢に戻った。 残された一同。相馬は世界を滅ぼすのは勘弁してほしいが、鬼の真実は探る必要はあると言う。 全てはあるようにしてある、それだけじゃないかと言う初穂。またお礼を言い忘れたと暦。 凛音に報告、馬鹿ねと言う凛音。虚海の処遇は置いといて、鬼が増えたので退治に向かう。 333討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 19 23.89ID decydpei0[11回目] 北の鬼の居場所を探し回ってもどこにも、見当たらない。ホロウに何か心当たりはないかと聞く。 千歳はどこで蝕鬼の核を手に入れたのか、それが気になるホロウ。 蝕鬼はイヅチカナタの先ぶれ。蝕鬼が最初に現れた場所は、イヅチカナタが現れる場所の可能性が高い。 千歳を呼んで話を聞くが、死骸から手に入れた物で知らない、知っていても教えると思うかと答える。 ホロウは貴方もモノノフだったはず、何が貴方を変えたのかと聞く。 千歳は逆に聞く、誰も自分を知らない、世界から抹消された痛み、それを感じなかったのかと。 鬼とののしられ、人の世に生きられなかった痛み。それだけならばここまでしなかった。 千歳は半鬼になった事で老いない体になった。千歳はそう思っていた、だがそうではなかった。 千歳以外にも半人半鬼の者がいた、陰陽方の長老が一人がそうだった。そいつは砂となって朽ちた。 そして千歳はもはや時間が無く、もうすぐ砂となると告げる。この世界に抗い、心中する覚悟で過去に戻る手段を探した。 だがおんしらに、いやこの狂った世界に負けた。だから静かに最後の時を待ちたい。ホロウに会えて良かったと言った。 ホロウと話すと真の存在理由を教えてくれた。 ホロウの体内には魂を捕らえる機関が存在する。そこに人々の魂を取り込みその力を以って鬼を殺す、それが任務。 鬼が人の魂を喰らって力をつけるなら、こちらも同じ手段で倒す。 だがそれを実行できなかった、いえしたくなかった。その結果、鬼は倒せず千歳は鬼門に落ちた。 ムスヒの君は討たれ、数多の魂がイヅチカナタに奪われた。私は間違っていたのかもしれないとホロウ。 千年間ずっと人の魂を奪わず戦い続けた事。それが私の犯した過ち。 この力を使わずにイヅチカナタを倒せれば、それでいい。イヅチカナタが現れる場所で待ち、因果崩壊が行われる前に討つ。 ホロウは覚悟を決めていた、必要ならば今度は魂喰(たまはみ)機関を使用する、同じ過ちは繰り返さない。 私は魂を喰らう者、その使命を全うするのが存在理由。どんな方法を使っても決着をつける。それが人々への、千歳への贖罪。 過去の話。オビトは魂と語る異端の者として、都の人々に屋敷に閉じ込められていた。 そこにホロウが尋ねてくる、驚くオビト。ホロウはオビトの力がひつようだと誘いに来たのであった。 鬼を退治する手助けをしてほしいと、鬼を祓う一族であるオビトをホロウが誘う。 守衛たちを気絶させ、オビトを連れて行く。退屈だから出て行くのは賛成だが、友達になってくれとオビトは言った。 これからは友ですと言い、お互いに初めての友となった。 家から出ると異形の霧が里を包んでいた。外に出ると里の人々の様子がおかしい。 初穂は大和のせいで両親に叱られると言い、那木は友と星について語らい、速鳥は主人公を上忍と呼ぶ。 富嶽はホオズキの巫女の言葉で見回り。息吹は恋人のカナデと話す、暦は学校に行く途中だと言う。 相馬は部下達と隊則について話す。九葉は北の地を見捨てた罪で殺せと言う。 秋水は北の地から友と逃げている途中、橘花はすぐそばにいる姉を探していた。桜花も橘花を探していた。 大和は木綿と旅行だと言う。凛音はシラヌイの里を救いに行くと言う。木綿は子供のような言葉で親とお出かけと言う。 そしてほとんどの人が、大切なことを忘れているようなと言った。 樒に話しかけると集中して対応しているとの事。因果の結びが解けそうらしい。魂をこの場所につなぎとめて時間を稼ぐ。 樒が必死に祈っている間に、ホロウとなんとかしてくれと言われた。 ホロウと会い無事だったのかと驚かれる。数多のミタマが主人公を繋ぎとめたのだろうと言った。 334討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 23 57.32ID decydpei0[12回目] 里の者は記憶の消失、人格が崩壊をし始めている。イヅチカナタがもうすぐこの地に現れようとしていた。 この世界との結びを食われ、皆さんの魂が徐々に消失しつつある。このままだと全員の魂はあちら側に行く。 ホロウは魂を喰らい力に変えて鬼を討つと言う。それが皆を殺す事になっても、鬼に奪われる前に倒すと宣言。 千年前、ホロウは同じ状況に追い込まれた。記憶を失っていく仲間達、世界から消える数多の魂。 それでも可能性に賭け、魂を奪わなかった。結果イヅチカナタに仲間の魂を食われ、敵はより強くなってしまった。 そして千歳は鬼門に落ちた。選択を間違えた、魂を奪って戦うべきだったホロウ。 魂を鬼に奪われる前に、ウタカタの里の人々の魂を使って鬼を倒す。鬼の様に魂を喰らい鬼を倒すとホロウは言う。 協力してほしいと言うホロウ。その時、主人公のゲーム画面にノイズが走る。そして画面が消えた。主人公の因果も食われた。 残念です、皆さんの事が好きだった。魂を喰らう者ホロウ、鬼を討つのが最優先指令。魂喰機関を起動すると宣言する。 オビトが主人公に必死に呼びかける。この暗闇から連れ出してくれるのではなかったのかと言う。 お前が何者なのか、大切な友達の事を思い出せと言うが、主人公は動かない。どうすれば良いとオビトは落ち込む。 ホロウに光が集まり、主人公の魂を奪おうとした。だがそれ以上は動けない。 自分自身に言い聞かせるホロウだが、しかし実行できない。ホロウの目から涙があふれて動けなかった。 機関を停止し、動かぬ主人公に言う。自分はイヅチカナタに戦いを挑む。倒せは出来なくとも時空の彼方に追い返す。 そうすれば因果は戻る。ホロウは次の時代もその次の時代も退け続けると言う。 例え誰も覚えてなくとも、自分が裂けるまで永遠に戦い続けるとホロウは言った。 魂を大切に生きてください。私はホロウ、鬼を討つ鬼。あなたの友達です。 その瞬間、分霊オビトがホロウから主人公に移る。オビトとホロウが驚く、闇から出られたと喜ぶオビト。 主人公の魂を取り返してくると言って、オビトが主人公の闇の中へと入る。 主人公に呼びかけ、思い出せてやると言って過去の記憶を見せて行く。 大和が最初に迎え入れた所から、次々と仲間達と会った時の会話をしていく。 記憶を魂をこの地を結び直す。我らはムスヒの君なのだから。そして友達になってくれてありがとうホロウに伝えてくれ。 主人公が意識を取り戻す。ホロウが尋ねてくるので、名前もモノノフも里も覚えていると言った。 主人公とオビトの結びの力が合わさり、イヅチカナタの力を上回った。 私はこの為に千年戦ってきたのかとホロウは言う。 死んだ仲間も消えた歴史も無駄では無かった、オビトとあなたを会わす為にここまでこれた、無意味では無かった。 仲間達の魂を取り返しに行く。皆の魂はこなたとかなたのはざまにあり消えつつある。 だが主人公とオビトの力を合わせれば、再びこの世界に結び直せる。イヅチカナタの因果崩壊を無効化できる。 オビトが友達になってありがとうと言っていたを伝える。ホロウもずっと私の中にいたのですか、ありがとうと言う。 そして主人公にも照らしてくれてありがとうと言った。これより魂奪還作戦を開始すると二人は行く。 335討鬼伝 極sage▼New!2021/10/21(木) 01 39 32.93ID decydpei0[13回目] 里の人々の魂の声が聞こえる中、大鬼と戦う主人公とホロウ。空に開く大穴こそが鬼門、人が入ってはいけない場所。 大鬼を倒すと大和と木綿とたたらが里に戻った。主人公の声が聞こえたと礼を言われる。 これなら皆を取り戻せるとホロウ。その後も大鬼を倒す任務に出るたびに、仲間達を解放していく。 途中で橘花を助けて結界を張り直し、イヅチカナタの霧を祓った。 また戦っている最中に北の地の者達を見捨てた事を後悔し謝罪していた九葉。戻った後、忘れろと主人公に言った。 そうやって全員助けた後、ホロウは千歳も救いたいと言い、千歳の体を持ってくる。 この世界を滅ぼそうとしていた、しかしホロウは助けたいから手伝ってほしいと主人公に頼んだ。 初穂が千歳が自分と同じ、故郷に帰りたいだけ。暦も助けられた事の礼を言いたいと言う。 大鬼との戦いの中、千歳の過去の話が聞こえる。かつて千年前、ホロウとオビトは友達を集めた。 世の中の異能と呼ばれる者、オビトは死者と語らう能力、千歳は動物と話せる能力。そういった者を集めモノノフを作った。 鬼と戦う鬼、集団にモノノフと名付けたのは千歳。困った人を助ける正義の味方だと千歳は称した。 鬼門に落ち、半身が鬼となった、人々から石を投げられた、かつての仲間達を求めてさまよった。 あれから千年がたった事を知る、生きていれば会えると思っていたが生きているのも疲れた。 ホロウが歴史に幾度と現れる事を知り、最後の手段と思った。主人公達は大鬼を倒す。千歳は意識を取り戻した。 殺そうとした自分を、心まで鬼となり果てた自分を何故助けたかと問う千歳に、助けられたからだと主人公。 モノノフは困った人がいたら助けてあげる。そう呟いた千歳は、イヅチカナタの探し方を教えた。 巫女は鬼の一部から千里眼で探す事が出来る。千歳の体の半分の鬼は、イヅチカナタの一部。千里眼を使えば追える。 これで親玉と戦える、明日の黎明イヅチカナタを討つと命令が入った。 若き主人公に、未来を託した。後に大和の分霊に託す。 皆と最後の戦いの前の会話をする。そしてオビトと話す。歴史が、百万の軍勢がお前の味方だとオビトは言う。 頭も隊長も無い。ただのモノノフとして死力を尽くすだけ。千年の戦いに決着をつける、これより進撃を開始する! 大きな一つ目、背中から二本の大きな触手の人型。イヅチカナタ。 戦いの末に撃破。すると荒れ果てた大地に草花が生え、緑の大地に変化していく。 イヅチカナタに食われてきたすべてがこの地に帰ってきた。植物が、木々が生えた。 すると千歳は思い出の湖畔だと歩み寄る、その湖には鬼ではない千歳の顔が映っていた。 千歳は笑い、生きろと言うのかこの世界でと泣き出した。泣く千歳に、ホロウは近寄る。生きてください、私と共にと言う。 千年の時を今に結ぶために。いまさら人の生き方などわからぬと言う千歳。 それでも生きろと言うならば、まだ私にその資格があると言うのならば、もう一度だけやってみよう。 ホロウと千歳二人は手をつなぐ。ホロウは、ありがとうオビト。ありがとう皆さんと言った。
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討鬼伝2 概要 ストーリー 追加点・変更点 オープンワールド化 鬼ノ手 武器・ミタマ(*1) 里の設備・その他 評価点 ゲームデザインの変更に伴う進化 戦闘・鬼ノ手に関して 物語・登場人物 ミタマ グラフィック 快適さ その他 賛否両論点 オープンワールド化に関して 難易度 グウェンと盾剣 前作『討鬼伝 極』と比較して 問題点 不完全な実装 調整不足に関して ストーリーに関して バグ関連 システム DLC その他 総評 余談 討鬼伝2 【とうきでん つー】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3プレイステーション・ヴィータWindows(Steam) 発売元 コーエーテクモゲームス 開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 【PS4/PS3/PSV】2016年7月28日【Win】2017年3月22日 定価 【PS4/PS3/Win】7,800円【PSV】6,800円 レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 大幅に改善されたプレイアビリティ前作までの長所を残しつつ正統進化デバッグが不充分のバグ地獄でリリース 討鬼伝シリーズ討鬼伝 / 討鬼伝 極 / 討鬼伝2 概要 PSVで展開を続けていた和風ハンティングアクション『討鬼伝』のナンバリング第2作。 初めて据置機を主軸として作られた作品で、既存の狩りゲーには無かったオープンワールド化を大きく宣伝していた。 一方で制作発表時期がPS4の性能に物を言わせオープンワールドに手を出すメーカーが増えた時期だったため、出来に関しては不安視する声もあった。 しかし、総合的に見ればゲームシステムを上手く組み合わせた続編に仕上がっていた。 本項ではPS4版を中心としてまとめていく。 ストーリー 時は明治―― 世界を滅ぼしたオオマガドキの災厄。 連綿と続いてきた「表の歴史」が滅び、 魑魅魍魎が闊歩する「裏の歴史」が世界を飲み込み始める。 遥か北の地に大量の“鬼”が出現し、人里を蹂躙しながら南下を始めた。 それを迎え撃つために横浜に展開した“鬼”を討つ戦士モノノフたちは、 “鬼”と激闘を繰り広げながら横浜の市街を防衛していく。 その最中、巨大な“鬼”が上空に現れ、 一人のモノノフが“鬼”が開いた鬼門に飲み込まれる。 そして十年後―― 西の果てにある「マホロバの里」に、 一人の記憶喪失のモノノフが流れ着く。(公式サイトより) 基本的なシステムは、『討鬼伝』を参照。 追加点・変更点 オープンワールド化 『モンスターハンター』シリーズで火が付いたハンティングアクションというジャンルでは同作に倣い、拠点で準備 → ギルド等の本部で任務を受注 → 指定されたフィールドへ向かう → エリアを移動しながら目標達成、という流れが当然のものとして存在した。 本シリーズの無印編や極編でもこの流れは変わらなかったが、オープンワールドが導入された事で、それまでのこの一連の流れはサブミッションの様な存在に変化した。 この任務請負による討伐は、初めから鬼域で限定された場所のみでの討伐任務がほとんどのため、素材集め・ハク稼ぎなどはこちらを利用することがメインとなる(*1)。 メインストーリーを追う場合、シナリオが進む毎に順次目標が設定され、それに従い拠点から領域へ移動、目標を達成する。マホロバの里周辺から各領域へと一切のロード無しに移動できる。 しかしどちらかというと本作のそれはオープンワールドではなく、各マップをシームレス形式で移動できるように繋いだものである。 各領域へは特定のルートを通らなければ侵入できず、ファストトラベルが解放されるまでは、決まったルートの内から侵入しなければならない。 前作までと比べてフィールド面積が圧倒的に広くなり、鬼やオブジェクト、ギミックのあるポイントの配置も増えた。 調べると小型鬼が大量に湧く瘴気の湧く場所、ハク(*2)溜まり、しるべ、歴史を紐解くための碑文、オンライン経由で武具・防具を交換できるつづらなど、その他後述の鬼ノ手で掴むことができる木々や崖も多数ある。 フィールド上には中型鬼(*3)・大型鬼の沸きポイントが存在し、付近を通過すると鬼域(行動範囲を制限する領域)が発生してこの中で戦うこととなる。 しかし、ストーリー上の討伐目標、又は受注任務でなければ、数秒程度鬼域にぶつかり続けていれば脱出可能。ストーリー上のイベント鬼以外はこの方法でスルーしてしまうことも可能である。 ちなみに、任務受注の失敗条件は「リスポーン3回」と従来通りであるが(*4)、オープンワールド行動時は一度力尽きた場合、前回セーブしたポイントからになるので少々シビア(*5)。 各領域は瘴気に汚染されているために行動限界があるが、特定ポイントを解放する事で瘴気の影響を受けない結界・及び里へ戻ることができる一方通行のファストトラベルポイントが使用可能。 また前作まで地祇石の内、「体力全回復」の石が「瘴気完全浄化(活動限界時間を最大にまで戻す)」効果に変更された。また、ストーリー進行によって各領域に1つだけ「拠点」が解放され、他のファストトラベルポイントと相互に行き来ができるようになる他、武具・防具とミタマの変更が可能となる。 他にも、フィールドを散策している途中でNPCが討伐任務を進行している時がある。協力して任務を終わらせることでNPCがその場から同行可能になる他、天狐(*6)が懐いて里に来るようになったり、鍛冶屋や大工の製造・修理が1回無料になったり、よろず屋の加入品目が増えたりする。 戦闘中のNPCは、時にネット上の他プレイヤーデータが反映されたNPCの場合もある。この場合、そのNPCの人別札(*7)を受け取れる。 フィールドが広くなった分、通常ダッシュではスタミナを消費しなくなった。代わりにもう一段階移動速度が上がる「鬼疾風」を使うことで気力を消費するようになる。 また、拠点となるマホロバの里も広くなり、「人里」感がグッと増した。 この仕様変更に伴い、恒例であった村人からの「依頼」受注の方法も変化。本部受付で受注するスタイルから、里やフィールドに居るNPCに話しかけることで受注・進行が開始されるようになる。 鬼ノ手 今作の目玉要素。構えから射出し、様々な物を掴むことで効果を得られる。 鬼絡(おにがらみ) 鬼ノ手で鬼や木や崖などの対象を掴み、その場所へ素早く移動出来る。空中で連続して仕様可能。飛びかかり中、空中に浮いた状態で攻撃ボタンを押した場合、特定モーションでターゲットした鬼を攻撃する。 これにより全武器種において空中での攻撃が可能となった。これに伴い、一部武具のモーションが追加・変更されている。 鬼喰(おにぐらい) 五大属性の元素が集まる「地脈」に干渉し、自然の力を取り込む。取り込んだ力は前方に射出できる他、装備武器に付与して一定時間属性武器としての効果を得られる。 鬼潰(おにつぶし) 道を閉ざす巨大なクモの巣や氷柱などを掴み、消滅させる事が可能。 鬼返(おにがえし) 突進など特定行動中に鬼が闘気を纏うが、その時に鬼ノ手で鬼を掴むと、地面に引き倒すことができる。 鬼葬(おにはぶり) 前作極編における「鬼千切・極」に使用した共闘ゲージが、鬼葬ゲージに変更。パーティーの貢献行動でゲージが溜まり、満タンになると発動。 「鬼千切・極」では複数部位を一気に破壊することが可能だったが、パーティーが近距離に居なければ発動できず、ゲージもパーティー内で共通だった。 今作では、個々のメンバーに固有のゲージとして存在する(*8)。破壊部位は一部位だけにダウングレードしたが、狙った部位をピンポイントで破壊することが可能に。 また一定条件を満たすか、あるいは満たさずとも最初から鬼がタマハミになった状態で鬼ノ手を構えると、足や尻尾など一部分が白く光る。 この部位を鬼葬すると、露出した鬼の生命力もろとも完全に消滅させる。PS4/PS3の場合は、R2ボタンを軽くタップするだけで点滅部位を優先的に自動で攻撃し、鬼葬を行う。 前作までは、破壊した部位を鬼祓いしても、生命力は祓った部位の形を留めていたが、この完全部位破壊をすることでそれがなくなる。 武器・ミタマ(*9) 追加された戦闘スタイルは「繰」で、追加武器は「盾剣」と「仕込鞭」である。仕込鞭は鎖鎌と似通っている部分もあるが、差別化はしっかり図られている。 ミタマの数は『討鬼伝』と同様の200種類+DLC。 削除されたものや新規で追加されたもの、戦闘スタイルが変わっているものもあるが、イラストとボイスは一新されている。 新規で追加されたミタマの中には、僅かだが、世界史、世界の神話や伝説に登場する人物も含まれている。 前作までは、武器に3つのミタマを装備し、メインとなるミタマ1つで戦闘スタイル、それプラス他ミタマ2つの組み合わせでスキルを付加したり組み合わせたりしたが、今回は武具・防具・鬼ノ手に1つずつ装備して組み合わせるようになった。 この影響で本作ではストーリーを進めないとミタマを3つセット出来なくなっている。また、防具や鬼ノ手にセットしたミタマのスキル効果も前作同様に得ることができる。 そのためミタマのスキルだけでは無く、アラタマフリやニギタマフリの効果も戦闘スタイルごとに異なるので、装備する枠ごとの戦闘スタイルも気を配る必要がある。 武器ミタマ 武器に装備。メインとなる戦闘スタイルに直接影響し、アビリティ(*10)や使用出来るタマフリに影響する。 本作から表記が「戦闘スタイル」から「武器ミタマ」という表記になった(*11)。また、タマフリにはそれぞれ設定されたクールダウン時間があり、加えて使用回数もタマフリごとに制限がある。 防具ミタマ 防具に装備。スタイルごとに異なる防御的な効果を得る「ニギタマフリ」が使用可能になる。 ただし、ニギタマフリはプレイヤーが能動的に発動させることはできず(*12)、条件を満たした時に自動発動する。 効果が切れた後はニギタマフリごとに設定されたクールダウン時間(*13)が経過するまでは再発動はしないが、使用可能回数自体は無制限。 鬼ノ手ミタマ 鬼ノ手に装備。スタイルごとに異なる強力な攻撃的な効果を得られる代わりに、効果中は何らかの代償が必要になる「アラタマフリ」が使用可能になる。 代償は基本的には使用したプレイヤーのみが受けるが、一部に他のプレイヤーにも代償の悪影響が及ぶものが存在している。 アラタマフリは使用可能状態であれば任意で使用する事が出来、効果が切れた後はアラタマフリごとに設定されたクールダウン時間の経過を待つ必要があるが、使用可能回数はニギタマフリ同様無制限。 里の設備・その他 鍛冶屋 武具・防具共に熟練度が一定値に達することで鍛錬出来た従来の使用から、素材を使った鍛錬に変更。素材さえあれば時間をかけなくても一気に性能を引き上げることができるようになった。 前作の魂鋼に代わる「万能石」で、必要素材が不足していても個数範囲内であれば鍛錬可能に。 ただし、万能石はランク1~3の装備品(つまり下級装備)の作成時にのみ代用として使用が可能であり、上級に関してはこれに相当する素材が無いので、結局上級では必要素材をきっちり集める必要がある。 大工 カラクリ人形を整備・強化して、領域へ派遣できる。能力や装備した思考回路に応じて時間経過で素材を拾ってくる、前回までの天狐システムに近い。 天狐 おやつをあげてごきげん度を最大に上げると、オープンワールドのフィールドへ連れていくことができる。素材を回収したり、鬼祓いをしてくれたりする。その他、親密度を上げる事でミタマを分霊できる。 久音 前作の樒(しきみ)同様、祭祀堂の巫女で、玉串を消費して60分間、ミタマを取得しやすくしたり成長させやすくしたり出来る。 また、振る舞う料理を食べることで同じく60分間スキルを得られる、前作で言う賽銭箱に近い役割も担う。 ついでに言うと、オープンワールドへの同行者決定は彼女に話しかけなければならない。 素材合成 ハクと素材を合成し、鍛錬素材を作ることができる。合成する素材と数によって、成功率が上下する。 カラクリ石1つで素材を1つ、100パーセントの確率で生成可能。 禊 NPCの装備武器や特徴からスキルを使用できるようになった前作までと変わり、任務達成時の素材獲得の数や種類が増える仕組みに変わった。 また、瘴気に汚染されたエリアでの活動限界時間が僅かに延長されるようになる。 評価点 ゲームデザインの変更に伴う進化 オープンワールド化という大幅な仕様変更により、マンネリ化を防いだことの功績は大きい。 元々同じ作業の繰り返しとなりがちな狩りゲーというジャンルで、目新しい感覚を得られるゲームスタイルは評価されている。 拠点から異界を散策している途中で突如中型・大型の鬼と遭遇したり、共同任務で思わぬ強敵と戦ったり、里の外に居るNPCに話しかけて依頼を請け負ったりという発見が、「狩りに出かける」というスタイルと上手くマッチしている。 特に、里周辺での連続討伐・乱戦討伐任務は、他領域と異なり(後述)大きく開けた高低差や段差の多いエリアでの討伐になるので、地形を或る程度生かした戦術や立ち回りが求められるので、臨場感とやりごたえが増している。 基本的に一度その領域に入ってしまえばストーリーの進行速度を無視して先まで進むこともできるが、明らかに今の力量に見合っていない鬼と遭遇する場合も。 ストーリー進行や依頼請負、共同任務で突発的に沸いた鬼と元々居る沸きポイントの鬼とで高難度の乱戦になったりといったハプニング要素も、この仕様に噛み合っている。 また、マップがただ広いだけの印象があった前作までと異なり、樹木や崖に鬼ノ手を使って瞬間的に移動したり、鬼疾風を使うことで、移動も思っている程ダレない。 マッピングに関しても、非常に高低差のある崖や密集した木々などもあり、鬼ノ手が有効に活用出来るような工夫がなされている。 戦闘・鬼ノ手に関して これまでの本シリーズに共通する問題点として、鬼の挙動が時に理不尽な程素早い・堅い、というのがあった。 しかしこれは、シリーズが豪快に鬼の部位を破壊するダイナミックさと爽快感、スピーディーでスタイリッシュなアクションを売りにしている。 そのため、それに合わせて鬼の行動も素早くしたり行動範囲・攻撃範囲を広げるなどしなければならないことに起因しており、鬼の行動パターンを劣化させてしまうとゲーム性を壊してしまう。 だが、本作では鬼ノ手の仕組みを盛り込むことでこのジレンマを完全に解決した。鬼ノ手の射程は鎖鎌や仕込鞭の射程よりもずっと長く、鬼を掴んでしまえば一瞬にして飛びかかることができる。 本来のスピーディーなアクションの魅力を削がず、同時に鬼も弱体化させずに、「エリアを縦横無尽に駆け回る鬼を追い掛け回さなければならない」「空を飛んだままの鬼相手に飛び道具以外では手が出せない」といった状況をほぼ皆無にして、大幅にストレスを軽減した。 また、これまでは鎖鎌などの一部武器でしか出来なかった空中での立体的な戦闘が、全武器で可能となったので(*14)、見栄えもいい。これに併せて、新規鬼も高低差のある巨大な鬼や飛行型の鬼が増えている。 他にも、これまでの鬼は部位破壊・鬼祓いを成功させても、鬼の生命力が消失部位をかたどって消失前とほぼ変わらない行動を取り、タマハミ・マガツヒ状態でなくとも攻撃が通る、突進後にダウンする、一部攻撃が発動しなくなるという程度の恩恵しかなかった。 しかし鬼ノ手の完全部位破壊により、足をもがれた鬼は終始這いつくばるようにしか動けなくなったり、両翼をもがれたらその場で跳ねるだけで飛び回れなくなったりと、行動面が大きく変化。戦局を動かす大きな要素となった。 過去作で問題となっていたプレイアビリティとアクション性の両方を改善・向上させたこの一点だけでも、「(出るとしたら)次回作以降の目玉要素として、鬼ノ手以上のアイデアが思いつかない」とユーザーに言わしめる程。 前作までは処理落ちが頻発したり、他のプレイヤーに悪影響を及ぼす程の過剰エフェクト(*15)が大きく問題視され、修正を希望するプレイヤーも少なくなかったにもかかわらず完全に無視されてしまっていた。 しかし、本作ではこの問題も大きく改善を見せ、基本的なエフェクトも自己主張しすぎるようなものではなくなり、さらに他のキャラクターの諸々のエフェクトも何をやっているかが解る程度の最低限の簡易表示になったことで、エフェクトが原因で他のプレイヤーが被害を被ることはなくなった。 物語・登場人物 異なる時代を行き来する鬼やミタマの謎を解明した前作から更に一歩進み、発見されたカラクリ技術や、鬼が生まれた謎に迫るストーリーに。 シリーズ恒例の、キャラの過去を掘り下げつつ少年漫画の様な王道を行く、悪く言えばありがちなシナリオは健在。声優に坂本真綾氏・山寺宏一氏・大塚芳忠氏などの実力派も参加。 前作までに登場したキャラも一部登場、ウタカタの里のキャラクターも一部名前だけ登場することもある。 また同行NPCの組み合わせによって、今まであった独り言の他、道中の掛け合いの会話が生まれるので、その組み合わせを探してみるのも楽しい。 ミタマ 戦闘スタイルが増えたこと以外に、武具・防具・鬼ノ手のどれにミタマを装備するかによってアビリティが変わってくるので、単純に組み合わせを探す楽しみが増えた。 レベルも、入手したハクの量に応じて経験値が溜まるのではなく、巫女に頼まなくても使い込むことによって自動的に上がる仕様になった。 レベルが上がっていくにつれ、ミタマのスキルが順次解放。最大3つまで好きなスキルを選択できる。 アップデート前はミタマを1つずつ選択しなければスキル一覧を確認出来ず非常に手間だったが、アップデート後には表示ウィンドウを切り替えるだけで一覧が参照可能になった。 グラフィック シリーズのオリジナル版であるPSVから比べものにならない程レベルは上がった。極編のPS4版と比較しても細部のディテールに磨きがかかっている。処理落ちも無く、フレームレートも安定している。 ただし、これらはPS4に限った話でPSV/PS3版ではカクツキも目立ち、グラフィックも前作のPSV版よりも落ちている。 映像の強化に伴い、本シリーズの特徴である部位破壊アクションの爽快感も上がった。 キャラクターメイキングもかなり進化しており、エディット可能な項目が非常に多く、実に多彩なキャラを作れる。公式で顔エディットコンテストも開催された。 あまりに作り込めるため納得が行くまでゲームを始める事が出来ない人が続出した。 快適さ 後述の通り、作り込みの甘さ・調整不足によるストレスはあるが、アクション面に関しては問題の無いレベルに調整されている。 先述した通り、大型鬼の動きに対処する鬼ノ手のシステムがとても上手く噛み合っている。そしてシリーズ共通である部位破壊の爽快感は健在。 流石にローディングの読み込み速度は遅くなったが、前作までの速度が驚異的だっただけであり、充分快適と言える程度の長さ。 そのローディングも、ゲーム開始時や戦闘開始・終了時、ファストトラベル使用時にストレスにならない程度の長さがあるのみ。 インターフェイスも従来通り、使いやすさ・遊びやすさを重視して考えられている。 地味ながらも大きな改善点として、すべてのタマフリやスキル・素材・装備品などに読み仮名が付与されるようになったことや素材の入手条件が確認出来るようになったことがある。 『討鬼伝 極』までは素材や装備名が読めないような難解なものであったり、いかようにも読めるようなものが多かったのだが、ミタマの列伝における名前を除いて読み仮名が振られていなかった。 そのため、50音順のソートで並べ替えた後で数を確認したい目的の素材がどこに行ったのか見失ってしまったり、ボイスチャット中に協力を依頼しようにも目的の素材名がピンポイントで伝えられず、結局は鬼と上級などの難易度を伝えて…となりがちだったが、これが解消されている。 入手方法に関しても、これまで装備を作れるようになった際に名前だけ出されてもどの鬼からどうやって入手するのかが見当が付かないものが多く、結局インターネットなりで調べる必要に迫られていた。 しかし、これも本作では入手方法を確認できるようになり、いわゆるマラソン行為もやりやすくなった。もちろん、上級/下級任務である必要があるものはちゃんとその旨も記載されている。 その他 禊 仲間同士で入ることもでき、仲間の友好度上げるとセリフが変わり、友好度を上げる良い物差しとなっている。 また、異性の時間にも入ることができる。友好度が低い内は追い出されるが、高いと一緒に禊をしてもらえる。 ギャルゲーや乙女ゲーとも言えるセリフを言ってくれることも。 賛否両論点 オープンワールド化に関して 先述した様に、正確に言えばシームレス形式でマップやエリアを繋げただけであり、『GTA』の様な海外のビッグタイトルが掲げるオープンワールドを想像すると余りにもレベルが違う。 領域でNPCがランダムに動いているわけでもなく、依頼を達成してしまえば里やその周辺域以外で人と出会うことは、共同任務を除いて無い。 申し訳程度に足したしるべや碑文、ミタマなどの収集要素も、それが終わってしまえばやることも無くなってしまい、素材集めに関しても従来の任務受注による討伐の方が効率がいい。 そのため、最終的にはランダムに発生する共同作戦を消化するかミタマ集めに奔走する以外にオープンワールドのフィールドに行く意味が無くなってしまう。 また、瘴気に覆われた異界が里と閉ざされているという設定を上手く活用してはいるが、それでも特定ルートからしか行けないエリアばかりで移動に制限が掛かっているのは残念。 そもそも領域内ですら一本道のルートでエリアが区切られているに等しい。特に「雅」の領域の、一本道が多いにもかかわらず無駄に複雑なマップは評価が低い。 崩れた塀など、それこそ鬼ノ手があれば難なく超えて移動できそうに見えてしまう分、余計にそう感じる。 鬼の沸きポイントは、実は出現する鬼はポイントによって完全固定。 特に良く通る道はすぐに鬼の種類を覚えてしまうので、出会うということの驚きや喜びは薄くなってしまう唯一共同任務だけが出現鬼がランダムとなっているが、実際に行かなければ何と戦わなければならないか分からない(*16)。 『GTA』のようなビッグタイトルのオープンワールドを想像していたユーザーからの評判は悪いが、概要にも書いた通り過度に期待をしていなかった層からは、充分面白いという声が多い。マップ自体も、作りが雑だという印象は無い。 ただしミニマップに関してはロードマーカーが無いので、イベントマークの通り行くと行き止まりということがしばじば起こる。 だが、オープンワールドがオフラインのみというのは寂しい感があるが、逆にこれでオンラインの任務…となると今度は収拾がつかなくなるのは容易に想像がつくので難しい所か。 難易度 物語本編だけに限って言えば、大型鬼は過去作に比べて大幅に脆く弱くなっており、難易度は下がっている。このため、元々シリーズを通して同行NPCのAIが優秀なこともあって、「ゴリ押しゲー」「ボタン連打」の傾向がやや強くなってしまった。 中でも、序盤に登場する本作初登場のオヌホウコはかなりヌルい。鬼千切や鬼葬で破壊出来る部位が多く、タマハミによる形状変化はあるが行動パターンに大きな変化無し、予備動作も隙が多い…と初心者モノノフでも上手く行けばノーダメージで倒せる。 結果として付いた渾名が、「サンドバッグ」「攻撃力チェッカー(*17)」である。 だが、不思議とこれを批難する声は少なく、その恐ろしい見た目とは裏腹な初心者にも優しい鬼という位置付けから、プレイヤーからは親しみを込めて「オヌホウコさん」と呼ばれている。癒し枠である。 しかし、難易度の問題はあくまで「物語本編」に限っての話であり、本編クリア後の上級任務からは難易度がグッと上がる。 オンラインの進行度12の任務では、装備や属性、ミタマスキルを考えた組み合わせで臨まなければすぐやられてしまう事もあり、歯応えはある。そういう意味では本作の間口は広い。 実際、『討鬼伝 極』では発売初期のとち狂っているとしか言いようのない難易度調整で猛反発を受けた事もあり、調整の方向性自体はちゃんと反省を活かしているものだと言えるだろう。 ただし、上に上げた進行度12の任務など、『討鬼伝 極』の極級任務よりも3体同時討伐をさせられる任務(*18)があったりで凶悪になっているものもあるのだが…。 また、進行度11のキー任務になっている「伏魔殿」はアヤナシ、メズコンゴウ、シンラゴウの3体討伐任務で、こちらは3体同時ではないものの、このうちの2体を討伐するまでは常に2体同時になってしまう。 さらに、フィールドが広いわけではない所に来て討伐する鬼が巨躯の鬼3体とあって、難易度も高いだけでなく非常に混沌とした戦闘になってしまう。 グウェンと盾剣 オオマガドキは世界規模で起きた災厄であるらしく、西洋にも影響があった。 新規キャラであるグウェンはそんなイギリスから来たモノノフなのだが、装備武器である盾剣やミタマ(*19)、彼女と因縁のある鬼(*20)など、和風アクションを基調とした世界からは若干浮いている。 しかしキャラクター自体が嫌われているわけではなく、あくまで目立っているという範囲の話である事に注意したい。 前作『討鬼伝 極』と比較して 武具の鍛錬に素材(前作では不要)、カラクリ人形の頭脳回路作成に素材、前作で言う賽銭箱に当たる料理を食べるのに素材、強化素材を錬成するために素材と、今作の拠点となるマホロバの里で施設を利用する時は、ほぼ必ず何かの素材が必要となる。 禊場での発動スキルの方向性が任務達成時に得られる素材に関係するスキル効果に変わったのもこれに起因すると思われるが、利便性が上がった部分がある一方で手間が増える場合もあり、里の施設に関して言えば全体的に前作から劣化してしまった印象を受ける。 共闘版 10月のアップデートに伴い、「共闘版」というオンラインモードのみプレイ可能・スタミナによる1日のプレイ回数制限ありな、課金スタイルの基本無料版が配信開始。 ストーリー部分は一章途中までしかプレイできないという販促程度の差別化は勿論あるので、一概にこの製作決定を悪とは言えないが、やはり本編製品版購入者にとってはモヤっとする点もある。 一応配信開始からオンラインに立つ部屋の数が一気に増えたので、一定の効果はあったと思われる。 しかし、無料故に仕方ないことだが課金要素が割と強烈になっている。加えて、本作はハードを問わず値崩れが強烈だったので、むしろDLC云々を考慮におかずとも快適にプレイしたいなら「共闘版に課金するより、中古を買った方がマシだ」と当たり前のように言われる有様だった。 問題点 不完全な実装 シリーズの方向転換を図る意味でも大きく変更点を加えた本作だが、実装された仕様が充分機能しているわけではない。 里とその周辺には昼夜の概念があり、夜は鬼が強力になるのだが、領域に入ってしまうと昼夜など関係なくなってしまうため、全体のボリュームを見ると設定倒れに等しくなってしまっている(*21)。 調整不足に関して 椿 物語の途中から、同行NPCの1人である椿が本部での任務受注の受付を兼任する事になるのだが、物語の進行状況によっては彼女が受付におらず、任務を受けられない時がある(*22)。 清麿 久音からの依頼で存在が判明する鍛冶屋であるが、ファストトラベルポイントを頻繁に移動するキャラであるため、滅多に出会えない。 会話することで武具・防具がそれまでの限界を超えて鍛錬出来るようになったり、彼に話しかけないと作れない武具があるのだが、とにかく会えない。 アップデートにより出会える頻度は上がったものの、必要な時に居ないことが多いため、ストレスなことに変わりはない。かと思えば里の鍛冶屋の前で待っている。偉そうに腕組みしやがっt 他、キャラクター関連 一度同行者を選んで散策に出ると、道中で鬼を倒したりしていくだけで友好度がガンガン上がる。特に序盤で顕著。 友好度が上がってしまうと散策中のキャラ同士の掛け合いや独り言で、キャラによってはネタバレ発言が生じてしまう。 その他にも、シリーズ恒例の禊場での反応の変化は友好度によって変化するのだが、あっという間に友好度が上がってしまうためその変化を楽しむことができずに終わってしまうパターンも出てしまっている。 物語の進行毎に上限を設けるか、もっと上がりにくくしても良かったとする声もある。しかし後者の場合、かぐやと九葉の友好度を上げる作業が一層面倒に…(*23)。 カラクリ人形 探索・戦闘能力の強化や思考回路作成に必要な専用素材が、各領域で拾う以外の収集方法が無かった。 非常に集まりにくい素材であること、カラクリ人形自体も強度が高くないこと、挙句は強化して危険度の高い領域に派遣しても、能力強化に必要な素材を集める頃にはプレイヤーも一通りアイテムを集め終わっていることから、完全に空気だった。 現在はアップデートで調整済み。共同任務にて補給隊を救助することで専用素材を購入できるようになった他、収得素材もそこそこ有用なものになった。 錬金釜 いらない鬼の素材を鍛錬素材に変換するという機能。鬼の素材にそれぞれ評価値が定められており、複数の素材を入れて値が100に達する毎に1個の鍛錬素材が作成できる。 これについてよく言われるのはあまりにもレートが釣り合っていないこと。大体選べる素材の中で一番値の大きい物を5個入れて1個といった具合だが、膨大な量を要求される鍛錬素材をこれで賄おうとすると逆に非効率である。カラクリ石1個で鍛錬素材1個に変換できるが、入手手段が非常に限られている。 狩りゲーとしては当然という声も極々僅かながらあるが、もはやトロフィー目的以外で使う意味が無いほどの産廃としてしまうのは流石に完全なる調整ミスと言わざるを得ず、「トロフィー取ったらもう使わない」「何のために追加した要素なのかまるで分からない」といった意見が多い。 鍛錬 賛否両論の項でも触れたが、今作では前作と違い鍛錬に熟練度を溜める必要が無い代わりに鍛錬用の素材が必要になる。何が使われるのか、いくつ使うのかはある程度統一されてるのだが、要求数が多い。 最初は1個や3個など妥当な範囲だが、+8辺りになると一度に5個や7個などを要求され、あっという間に素材が枯渇する。 一応、任務に赴けば3個や5個を纏めてもらうこともできるが、複数の武器、防具を鍛錬しようとすると多大な労力と時間を必要とされる。最高鍛錬を目指すと前述の清麿の仕様も重なって手間はかなりのもの。 武具・ミタマ 「銃」がまたも不遇な扱い。こちらは前作で初めて採用された武器だが、その当初も他武器と比して火力が低かった。更に本作では完全部位破壊との相性が最悪で、完全部位破壊を決めてしまうと鬼によってはよりダメージを与えることが出来る鬼の弱点とされる「霊脈」がなくなってしまう。 アップデートにより調整されたが、完全破壊で霊脈が無くなってしまうことは改善されていない。 ミタマのスキルも、頭一つ抜けて有用なタマフリスキルが存在する。新システムのアラタマフリ・ニギタマフリもスタイル毎に性能の格差が激しい(特にアラタマフリ)。 特に繰スタイルはアラタマフリ「五霊明神(ごれいみょうじん)(*24)」が、攻と迅スタイルはアラタマフリ(*25)・ニギタマフリ(*26)が共に強力で、一時期オンラインでもこのスタイルのプレイヤーが多く、バランスが大きく崩れた部分もある。 また、献スタイルのニギタマフリ「魂呼(たまよばい)」も強力。戦闘不能になると発動し、戦闘不能を回復し、再度倒れない限り一定時間体力と気力が徐々に回復していく。 防御的運用のニギタマフリはまだしも、アラタマフリまでクールダウンこそ設定されているが使用回数が無制限なため、余計にバランス崩壊に拍車をかけてしまっている。 なお、逆に使い勝手が悪い、何らかの形で他のプレイヤーにまで悪影響が及びかねないので使うべきでないとされるアラタマフリは特に癒の「生刀生弓(いくたちいくゆみ)(*27)」や魂の「照魔ノ法(しょうまのほう)(*28)」が特に指摘される。 生刀生弓は代償となる体力消費量の大きさの割に効果が明らかに釣り合っておらず、失う体力は時間経過で回復可能な赤ゲージ表示となるが、赤ゲージは攻撃を受けると消失するうえ、そもそもの体力消費によって事故死の要因ともなる。 照魔ノ法は特定部位以外全て(=それ以外の鬼の、通常状態の全部位・本体)が対象となり、ほかのプレイヤーもこの代償の影響を受けてしまうので、うまく使えれば効果的なダメージを見込めるのだが、デメリットが他プレイヤーにも影響する点が忌避されてしまっている。 実際はダメージの増幅率に対して鬼の防御上昇はスズメの涙程度であり、また本作の仕様上、鬼が通常状態でいる時間が短くなっているの。 そのため、デメリットは「ほぼ0」と言って差し支えないのだが、ゲーム内で数値として示されていないため、「他プレイヤーへの影響」という点が強調されて受け取られてしまったのが実情である。 性質上言及されにくいが、アラタマフリの性能格差が強烈なため、賭スタイルの「天運天恵(てんうんてんけい)(*29)」も、破軍星光などを引き当てられればいいが、生刀生弓や照魔ノ法を引き当ててしまえば目も当てられないことになりかねない。 照魔ノ法は実際はユーザーが不利になる可能性は限りなく0だが、勘違いは根強く、余計な波風を立たせかねない。 これらの問題により、持っているスキルは優秀でも、そのミタマの戦闘スタイルの問題でアラタマフリの使用を実質縛らざるを得ない等の問題が発生してしまうので、ビルドに組み込むのを断念するといったケースも少なくない。 多様過ぎるスキルに対して少な過ぎる選択肢 前作と比べタマフリやアビリティなどが大幅に増加しているが、セット可能なスキルは1ミタマにつき3つと変わっていない(*30)。 強化スキルだけであっても持続時間延長・待ち時間減少・効果量増加などなどあまりに多いため必然的に目標を立てて吟味するしかない状態なのだが、「とあるスキルを持ったミタマが1人か2人しか居ない」という極端な割り振りがかなり多く、結果として「この戦法を選ぶとこのミタマを選ぶしかない」という状況が頻発する。 特に溜め攻撃がメインの武器全般でこの問題が顕著である。素の溜め時間が非常に長いため、普段の吟味に加えて溜め時間を短縮するスキルを1~3個積むことが必要になる。 ミタマの数が少ない内はその限りではないが、高い実用性を求めれば最終的には選べる選択肢と言えば「どの武器を使ってどんな戦法で戦うか」程度であり、それだけでほぼ組み合わせは固定されてしまう。 そもそものミタマ総数が減少している(*31)にもかかわらず、システムの方で武器種や戦闘スタイル、さらにはアラタマフリやニギタマフリを追加してしまえばどうやっても強化スキルを複数のミタマに持たせることなど出来る訳がない。 このほか、刷新された新録の一部ミタマボイスがイラストイメージと合っていないという指摘が多い。 特に桃太郎の声は軒並み低評価で、宮本武蔵は剣豪というイメージと掛け離れたイラストが物議を醸した。 領域 オープンワールド部分は当初、下級レベルのフィールドしか用意されていないため、上級素材が必要・上級鬼と戦う場合は任務を受注する以外に無かった。 この点はアップデートで改善され、里や拠点でフィールドレベルを上級と下級に切り替えることができるようになったが、大型鬼や共同作戦などは上級や下級の差は全く考慮されずに配置されてしまう。 そのため、組み合わせ次第では領域を徘徊している大型鬼と共同作戦で討伐対象となっている大型鬼の出現位置が被って有無も言わさず2体や酷いと3体同時討伐に持ち込まれてしまうこともある(*32)。 特に古の領域で出てくる大型鬼は非常に強力なものが多く、領域自体に狭い場所が多いために戦いづらい所に来て、共同作戦との合わせ技で狭い戦闘エリア内で上級のショウケツジュとゴウエンマを同時に相手させられて絶望した…なんてプレイヤーも少なくないだろう。 共同作戦は必須事項ではなく、フィールド鬼の鬼域も走り抜けるだけでスルー可能なため、嫌なら逃げてしまうのは簡単なのが救い。 鬼葬 目玉の1つとしてアピールされていた「鬼葬」だが、「完全部位破壊をしたらかえって厄介な強敵になってしまった」「完全部位破壊後の挙動のせいで戦いにくくなってしまい、戦闘がグダグダになった」と言うケースが目立つ。 確かに、ミフチ系・ゴウエンマ骨格系などのように完全部位破壊を決めればむごいレベルで弱体化する鬼(*33)もいる。 だが、逆にオノゴロ系・クエヤマ系・センザンオウ・イテナミ系は、完全部位破壊を決めてしまうとむしろ「待ってました」と言わんばかりに大暴れするようになったり、回避が困難な技を連発するようになったりする傾向が目立つ。 また、オンジュボウやショウケツジュは両腕が完全破壊可能だが、片腕だけ完全破壊してしまうとタマハミ時に生やす球体(種子)を使って周囲広範囲に大爆発を巻き起こす攻撃をしてくる(*34)。 だが、両腕がある時は見てから距離を取るのに充分な時間の予備動作があるので回避ができるが、片腕だけ残っている時はこの予備動作がとんでもない速さになるため、見てからの回避はほぼ無理(*35)という罠もあったりする(*36)。 一般的な感覚や印象との乖離(*37)や、「鬼千切・極」と異なりNPCも鬼葬が出来てしまうので鬼葬をして欲しくない鬼との戦闘時はNPCを援護指示にして無理矢理鬼葬を使用しないようにするしか無い(*38)。 しかし、そうすると今度は鬼祓いの必要が無い状況でも、部位破壊をする度にがん首揃えて鬼祓いをしに行ってしまい攻撃の手が緩んでしまうデメリットもある。 前作と異なり、本作では同行者の武器ゲージの溜まり具合は確認できるが、共闘ゲージの溜まり具合は確認できない(*39)ため、共闘ゲージが満タンの時だけ援護指示にしてそれ以外のときは攻撃指示などに切り替えるというような運用も難しい。 ちなみに、開発へのインタビューの中で「完全部位破壊後に鬼が一方的に攻撃を受けるだけになるのは避けたかった」と発言しており、根本的に開発者が何か考え違いを起こしていること、そしてユーザー視点の考え方が欠落していたことが明らかになっている。 鬼返 タマハミ状態になっているオノゴロ・アヤナシが繰り出す前転攻撃に対して鬼返が出来るのだが、その際、転がっていた方と逆の方向に転がっていく。 それだけならば演出として悪くは無かったのだが、発売初期はなんとこの鬼返による被弾モーションにも攻撃判定が設定されており、触れてしまうと大ダメージを受け、さらに気絶してしまう。 流石に現行バージョンでは鬼返被弾後にダウンするまでは接触判定自体が削除されているために問題無くなっているが、そもそも鬼葬共々プレイヤーの立ち回りを有利にするためのアクションにいちいち罠を仕込む必要性も無いことから批判意見が噴出していた。 加えて、この鬼返による転がりはかなりの距離を転がってくるため、立ち位置によっては他プレイヤーが轢かれてしまうなどの形で迷惑がかかってしまっていた。 鬼返が可能なタイミングは鬼の体から赤い気が放たれている状態の時になるが、一部の攻撃は余りにもタイミングが短すぎ、あるいはタイミング外になる判定がシビアすぎるものもあり、鬼返をするつもりが鬼葬の暴発という最悪のケースになることもある。 一応、PS4/PS3版であればR2で鬼ノ手構えの状態で□ボタンで射出することで鬼を掴んでも鬼葬ではなく鬼絡ができるようにはなっている。 加えて、鬼絡よりも鬼返が優先される仕様があるため、これで射出すれば鬼返に失敗しても最悪鬼絡になるが、とっさのタイミングで鬼返をしようとなった時にこの操作が出来るかと言えば少々無茶な所がある。 そのため、通常操作で鬼絡、□ボタンで射出した時に鬼葬を試みる形にして欲しいという意見もあったりする。もちろん、現行の仕様だからこそ、PS4/PS3版のR2ボタンのタップ操作で完全破壊可能部位に優先的に掴み掛かる仕様が成立する部分がある。 だが、そのメリットを考慮してもそもそもの鬼葬で逆に難易度が上がってしまう、戦いにくくなるというケースが目立つというデメリット含めて不利益に感じるプレイヤーが多いと言うことでもある。 NPC 里のモノノフはともかくとしても、人別札のモノノフを同行させるときちんと行動しないことがある。 癒スタイルの人別札モノノフを連れて行けば体力が減っても回復をしてくれない、そもそも治癒で自身の回復すらしなくなるなどのように明らかに異常な挙動(*40)を見せることも少なくない。 そのため、元々本作では里のモノノフも十分に戦力になる(*41)こともあって、人別札のモノノフを使う事が敬遠されることがある。 それ以外にもこれは里のモノノフも同様だが、体力が減ってくると例え攻撃重視の指示を出していて、かつ鬼が広範囲の攻撃をしていないような、回避や走り回って逃げる必要も無いのになぜか治癒すら使わずに体力ゲージの赤い部分の自然回復を待ってひたすら逃げ回る、酷いと赤い部分がなくてどれだけ経とうが回復しない状況でもそんな挙動を見せたりと「基本的には」他の狩りゲーに比べれば優秀だが、一部分とは言え前作まで以上に「バカ」と言わざるを得ない挙動も目立つ(*42)。 こちらに関しては集合指示を出せば良いと思われるだろうが、集合指示を出しても無視して逃げ回ることが多々あるため、解決手段になり得ない。 そもそも、治癒を使えば良いだけの話なのにそれをしない(*43)こと自体がおかしいのである。 遺跡 前作「極」で言うところの無限討伐・特殊任務にあたる「遺跡」がアップデートで追加された。遺跡は登場する中型・大型鬼を討伐する毎に次の階層に移動するという流れを遺跡探索なら地下10階到達まで、無限探索なら帰還するまで繰り返すのだが、移動がその階層の鬼の亡骸を祓ってから3秒で勝手に移動してしまう。 そのため、自分勝手なプレイヤーがマルチプレイに混ざってしまうと、地祇石でタマフリを回復させたい…と思っていたプレイヤーが回復し損ねる事態が発生してしまう。 一応、フリーチャットが使えるようになり、定型文も弄れるので前もってその旨を知らせる定型文を仕込んでおけば討伐後に地祇石を使いたい旨は通達できるが、それでも結局、終わるのを待って貰えなければどうしようもない。 戦闘中でも使えるのでそうしろと言うことなのだが、戦闘後に補給を行うというのはこういったゲームで珍しいことではない自然な考えのため、次の階層に行くまでの移動時間をせめて『討鬼伝 極』の無限討伐・特殊調査任務の時のように地祇石を使うに充分なくらいは取るべきでは無かっただろうか。 遺跡探索限定で「ヤトノヌシ」と「オカミヌシ」の2体が復活しているが、遺跡探索では大型鬼の部位や亡骸を祓ったり全部位破壊報酬で貰えるアイテムがかなりの確率で換金素材や汎用素材に化ける。 これ以外の鬼は登場する任務をこなせば、その報酬でほとんどの部位の素材をひとつずつくらい獲得できるので、それ由来の装備が作りやすい(*44)が、この2体はそれが無いため、この2体由来の装備が非常に作りにくくなってしまっている(*45)。 加えて、万能石を大量に投じて無理矢理作成することができる下級装備に関してはまだしも、その手段も使えない上級装備でもこの2体由来の装備は必ずレア素材の「破滅の蛇(ヤトノヌシ)」「氷炎竜(オカミヌシ)」が要求されるが、最低でも全部位破壊ができなければ入手の可能性はゼロと言っても過言ではない程に入手が困難であり、当然のように全部位破壊しても出て来ないことがザラである。 しかも、前作まではタマハミ状態になる時の部位再生が無かったこの2体が何故か本作ではタマハミ状態になる時に4本ある腕の内の武器を持っていない2本が形状変化して強化された上で再生してしまう(*46)ため、全部位破壊の難易度も上がっている(*47)。 前作のコガネムジナ同様にまず安定して出現させる術が無く、出現した所で素材が高確率で化けるので素材が集まらず、さらに遺跡探索の報酬では大型鬼の部位素材は手に入らないので、いくら遺跡探索を繰り返そうが入手できないときはとことん入手できない。 コガネムジナの時もこの仕組みでかなりの猛反発を受けて、アップデートで換金素材や汎用素材に化けなくしたというのに、同じことをまたやらかしていることから、やはりかなりの反発意見が出ている。加えて、今回のこの2体に関しては未だ救済措置が無いという状況である。 無限探索では5階層ごとに帰還するか否かを選べるのだが、こちらは逆に猶予時間が30秒と長すぎると指摘される。 これ自体は『討鬼伝 極』の無限討伐でも同様の仕様だったため、好みの問題の部分はあるが、平時の移動が前述の通り3秒と短すぎるため、余計に印象が悪くなっている物と思われる。 また、無限討伐の時は広いマップで行われていたため、位置によってはそれでも帰還エリアに到達するのがギリギリになることもあったが、遺跡の場合はそんな広くないマップであることも大きい。 さらに、無限探索では帰還すると問答無用でサーバーから切断されてしまうため、無限探索を特定の階層まで行って戻るのを特定メンバーで(例えばフレンドなど)繰り返すといったプレイが困難になっている。 前作のコガネムジナの素材(*48)で苦しめられたプレイヤーからの不満の声があまりにも多かったからか、コガネムジナがやたらと遺跡で出現するようになっている(*49)。 本作では集団任務で上級のコガネムジナが確定出現する任務がある(*50)上、アップデートでマップを上級に切り替えられるようになり、確実に沸くポイントもあるため、むしろコガネムジナの素材で苦しめられることはほとんど無くなっている。 むしろ、これのせいで今度はヤトノヌシやオカミヌシの出る可能性を食い潰されてしまうことになり、前作では出現が切望されたコガネムジナが本作ではむしろ疎んじられる事態に。 さらにDLC任務「巡回ノ任、再び」の各領域の内容を紹介する際もやたらとコガネムジナの出現をアピールしていたが、ユーザーが望むものと完全にズレており、「(コガネムジナはどうでも良いから)ヤトノヌシやオカミヌシを出してくれ」と当然のように批判されることに。 天狐 任務同行ができるのは前作と同じだが、体力という概念がなかった前作と違い、今作の天狐には体力があり、大型の鬼の攻撃一発当たっただけで撤退してしまう。 アップデートで倒れにくくなったが、それでも数発で撤退するのであまり意味がない。 戦闘面 本作から登場した大型鬼のウシヲキナとその変異種のアケハワニはタマハミ後に非常に細長い体つきになるのだが、そのせいでロックオンを使用するとあらぬ位置にロックオンがされてしまうため、非常に動きを追いかけにくくなっている。 実際は鬼ノ手や弓などの照準を合わせる際にロックオン操作をすればその照準の位置にロックオンができるが、それをやっても全体像が長すぎてかなりカメラが振られるため、ロックオンを使って戦うのが基本になっているプレイヤーからは不満意見が挙がっている。 また、上で過剰エフェクトが改善された点を評価点に上げたが、それ自体は確かに評価されるべきなのだが、「虚空ノ顎(こくうのあぎと)」のシンボルがとても小さいものとなったことで確かに処理落ちなどの問題は解消された。 しかし、なんと当たり判定までシンボルの小ささに合わせて弱体化させられてしまい、「部位破壊などでダウンを奪った鬼相手の追撃に使ってもヒットしない」と言う調整を受けたことで、前作とは違った意味で産廃と化してしまった。 しかし、ユーザー側が攻撃判定は弱まっていても虚空ノ顎に付与される鬼の吸引効果が弱まっていないことを利用してミタマの熟練度稼ぎのテクニックが生み出されたが、現在はアップデートで諸々のバグ諸共攻撃判定の強化という形で消滅している(*51)。 また、マシンスペックの関係かPSV版はエフェクトのさらなる簡略化または消去が行われているのだが、その結果敵のエフェクト付き攻撃がほとんど詐欺判定同然の状態になってしまい、中にはほぼ視認不可能なもの(*52)まで生まれてしまった。 過去作の鬼は基本的にその当時のタイトルから流用されているのだが、その過去作で問題視されていた仕様や挙動までそのままである。 機動力の大幅強化等で間接的に改善された要素もあるが、状態異常関連や「極」で登場した大型鬼が持つ異常なヘイト管理仕様など、明確に改善されるべき要素までそのままなのは再利用を通り越して最早手抜きと言わざるを得ない。 「引き継いではじめから」の削除 前作『極』では、アイテムや所持金等を引き継ぎつつ、ゲーム開始のキャラメイク時点からやりなおす、いわゆる「強くてニューゲーム」に当たる「引き継いではじめから」というものが存在したのだが、本作ではそれがなくなってしまっている。そのため、ストーリーをもう一度楽しむためには1からプレイしなおさなければならない(*53)。 前作においては、この「引き継いではじめから」のみが、キャラメイクをやりなおす唯一の手段であったため、そういった面でもこの機能の削除を残念がる声は多い。なにより、前作まで存在したシステムを削除する必要があったのかどうかについては疑問が残る。 キャラメイキング周りの不便さ 非常に多彩なキャラを作ることができる反面、一度キャラメイクを決定してプレイをはじめると髪型周りやメガネなどの装飾品などを除いてそのデータでは以後一切修正することができない。 また、膨大なバリエーションのある各キャラエディット項目の内、どの部分をどう調整したかについて、あらかじめ保存しておく機能や、ゲーム内で再確認する手段がない。 そのため、一度作ったキャラクターが気に入らずに微調整したい際や、1からプレイをやりなおす際に同じ容姿のキャラクターを用意したい場合は、あらかじめ自分でキャラクターエディット画面をスクショするなどして、パラメータを確認できるようにしておく必要がある。 本作もクロスセーブ・クロスプレイが可能になっているが、PS4版で作成した時は納得の出来だったキャラクターが、PSV版では画質の劣化、描写の簡略化などの影響を受けてPS4版のそれと異なるキャラクターになってしまったという不満意見もある。 こちらは最早ハードスペックなどの問題でどうしようもないので、メインでプレイするハードの側で満足行く出来になったところで良しとする他無い。 その上、特に調整を要するであろうキャラクターの顔については、数分の長さではあるがチュートリアルバトルとイベントを終えなければ確認することができない。 この点自体は開発の不手際とは言いがたいが、結果的に、真に納得のいくキャラメイクをするためにはそれなりの手間と根気を要する仕様になってしまっている。 上の項目でも述べたが、前作のように「引き継いではじめから」を使ってのキャラメイクやりなおしも、今作では不可能となっている。 ストーリーに関して ストーリーを大枠で括ってしまえば、博士と鬼ノ手(とカラクリ)があればどうにでもなると言う内容になってしまっている。 何かあれば鬼ノ手なり博士によって解決してしまうと言う内容になってしまっており、ネット上のネタを使って「もう全部あいつ(博士)1人でいいんじゃないかな(*54)」と言われたり、あまりの博士の万能ぶり(*55)から「博士えもん(*56)」と揶揄するものも少なくない。 捻くれた見方という部分も否定出来ないが、実際問題博士と鬼ノ手(とカラクリ)でほとんど作中の事態を解決してしまっていることなど、ストーリーに魅力を感じられないとして「シリーズで一番陳腐なストーリー」という批判もある。 もちろん博士と鬼ノ手だけでは成し得ず、主人公たちがいたからこそ成せたこともあるのだが、博士や鬼ノ手がほとんどの下地を作っていて、主人公を含めた他の面々がしたことはそれの後押しだったり駄目押しだったりばかりになってしまっているのは否めない(*57)。 何より、半ばオムニバス形式で各キャラの話になるストーリーで毎回展開が被るのはあまり良い事とは言えないだろう。 また、前作のメイン進行が、小規模な里が明然たる外憂に立ち向かう勧善懲悪・復讐劇テイストの「鬼退治」を基本志向したのに対し、本作では人間集団同士のいがみあい・不調和・軽挙妄動といった内患も骨子を成す。 上述の博士の大活躍も、裏を返せば重職を背負った道化キャラ達が踊ってくれているからこそだし、ゲーム内の主人公のともすれば無責任な行動もその道化ぶりに少なからず寄与している。 動機の明快さの薄濁化に加え、プレイヤー共々「踊らされていた」印象を随所に残すのも、前作より多少社会性を深めるシナリオを試みたが故にフォローしきれなかった問題点と言える。 バグ関連 発売当初は、仕様とバグの区別が付かないとまで言われてしまう程不具合が多かった。 進行不能バグ、ミタマに関わるバランス崩壊バグ、解放した筈のファストトラベル先が表示されない、ストーリーのADVパートでキャラクターのグラフィックが消失したままシナリオが進む、などなど。 特にアクション面に関するバグは、通称破天バグを代表とするとんでもなものもあった。 引き継ぎ体験版と製品版のバージョン1.01まではで特定の指南を受けてしまうと一部のNPCキャラクターがプレイヤーが侵入できない場所に移動してしまうことでストーリーが進行出来なくなるバグがある これを修正するバージョン1.02を適用すると今度は「すべての任務を達成すると獲得出来るはずのトロフィー「金眼四ツ目の守り人」が取得できない」バグに見舞われる。 この件を除いてもアップデートを適用する度に何かしら別のバグを産み出しているような状態が続いた。 大型アップデートの際には、遺跡探索限定で復活を遂げたヤトノヌシやオカミヌシに鬼葬でトドメを刺すか、鬼葬を当てた後のダウン中にトドメを刺してしまうと、なぜか亡骸が鬼祓い出来なくなることで進行不能になるバグも実装されてしまった。 当然のようにこの2体が出現しうる領域の遺跡探索を目的としたマルチプレイの部屋には「(ヤトノヌシとオカミヌシの)ヌシ系に鬼葬厳禁」の旨が伝達に書かれるようになってしまった。 進行不能バグを含む多くのバグはアップデートで修正済み。 システム 会話面の不備 ○ボタンが会話の続きの選択とスキップが同じなので間違えてスキップしてしまう。おまけにオート再生がないので上記のようなことがしばしば起こる。 前作から改善されることなく、音声付きのシーンでは主人公の名前は他のキャラクターは呼んでくれず、主人公の名前だけ飛ばされて会話が進んでしまうため会話に不自然さを感じる。 さらに前作では吹雪で聞こえ難い演出やムービーの暗転時など違和感無くプレイヤー名を呼ばせるシーンもあったため余計に強く感じる人も居るだろう。 この手のゲームによくある、「お前」などの二人称を使用するなどの形をとっても良かったのではないだろうか。 本作はこれまで以上に主人公の名前を呼ばれるケースが多いので余計に気になってきてしまう。 DLC 過去作までは非常に好評だったDLCだが、本作では盛り上がりに欠ける結果となった。 前作までは配信から一定の無料期間が設けられ「戦闘開始時からタマハミ状態」「速攻任務(*58)」「本編になかった組み合わせの鬼で高難度の乱戦・或いは連続討伐」など、工夫が見て取れたことで高評価で、これなら有料でもいい、という声もあった(*59)。 が、本作のDLCの任務集は、過去作からリストラされていた大型鬼の配信メインとなり、無料期間も無い。 本編で登場しなかった敵を配信する事自体は問題ではない。しかしここで問題なのは、1つの任務集で追加鬼が1種類だけであり、属性と色が違うその変異種の鬼さえも別のDLCとして小分けに配信されたこと。 そして1つの任務集の中身が、単体だけの「下級任務」「上級任務」「本作既存鬼との乱戦」の3種をワンセットとして、第伍集まで捻りの無い任務を毎回ワンパターンに配信した事であった。特に工夫も加えられずにリストラした鬼を切り売りする方針には批判が強い。 また、本編にて武器作製ツリーで「???」の表示になっていてユーザーに期待を持たせた武器も、DLCで解放される前作武器だった事が判明。 第八集から、ようやく凶暴化した条件での鬼の討伐任務・及び新防具が配信されたが、手遅れ感が否めない。 広いマップに複数人で行ける「巡回ノ任、再び」も配布されたが、一部領域だけ抜けていたりもしている。 さらに問題なのは、これまで同様にマルチプレイでDLC任務をプレイする場合は統合本部に入室しているプレイヤー全員がそのDLCを購入・適用している必要がある点である。 『討鬼伝 極』までは無料配信期間があったことで、オンラインマルチプレイでもDLC任務をプレイしやすい環境で、ほかのプレイヤーの手を借りやすかった。 だが、本作では上記諸々の事情で導入したプレイヤーの数が少なかったのだろうか、DLC任務がマルチでプレイしにくい状態であった。 制作費の回収のため、無料期間の有無に関してはまだ理解できるが、せめて内容についてはもう少し購入するプレイヤーのことを考えて作れなかったのだろうか。 任務内容もそうだが、報酬で作れる装備もかなり性能が低いかピーキーすぎて扱いづらいかのどちらかで、切り売りのリストラ鬼やちょっと特殊なシチュエーションで戦える任務に価値を見出せないなら、購買意欲は湧きにくい(*60)。 加えて、前述したDLC任務の仕様により、実質オフラインプレイ前提で購入しなければならないのもキツいものがある。 もちろん『討鬼伝 極』の「抜忍の装束」のような性能的に他の装備の選択肢を一蹴するような性能にしてしまうのも問題ではあるが、だからといって積極的に選択肢に入れていけないようなものばかりで良いわけもない。せめて、性能や見た目共に実用的なものであればまだ印象も違ったのだろうが…。 その他 エンディング曲 過去作の和風オーケストラな楽曲ではなく、グウェン役の中川翔子氏の歌う和風ロックが採用されているが、作風に合ってないという声が多く、評価は低い。 総評 これまでの狩りゲーというジャンルにオープンワールドのシステムを導入し、過去作の持ち味を十二分に活かしつつ、続編として上手く進化させた印象を抱かせる。 そこに新要素を取り入れたことで評価された部分も多いが、同様に調整不足な部分も多い。 しかし、「前作までは、先行の狩りゲーに追いつくためのゲーム」「新しいものを作るには、モーションや敵を追加しただけじゃ駄目」「他ゲームの先を行くためにも、IPを殺す覚悟で新しい事に挑戦しなければならなかった」と開発が語った通り、手抜きから生まれた粗さという印象は薄く、シリーズ経験者も新規プレイヤーも概ね満足出来うる仕上がりとなっている(参照)。 惜しむらくはDLCによる盛り上がりが過去作と比べて極端に低く、その他調整不足な点が目立つことだろう。 実際の作品を見る限り、完全版ありきと取られる仕様が多すぎることや、いくらアップデートで改善したとは言えてんこ盛りだったバグなど、作りが雑すぎる部分はある。 だが、アクション面での快適さは他の同ジャンルのゲームとは段違いに高く、組み合わせや収集の楽しみも増えた。 狩りゲー特有の単調さに抵抗が無いのであれば、是非一度プレイしてみてはどうだろうか。 余談 本作以降『討鬼伝』シリーズは発売されていないが、2022年9月にはオメガフォースとエレクトロニック・アーツが共同で開発する完全新作の和風ハンティングアクション『WILD HEARTS』が発表されている。 なお、公式によれば開発スタッフが『討鬼伝』シリーズとは異なるとのことである。対応機種はPS5/XSX/Winで、2023年2月17日に発売された。 この作品はそこそこの評価は得たようだが、発売元であるエレクトロニック・アーツの期待していた売上には程遠かった模様。 その後、発売して1年経たずで各種修正込みのアップデート、追加コンテンツの配信やサポートを打ち切ることになった(*61)という報道がなされる。 そして、実際に2023年9月のアップデートを最後に完全に動きがなくなってしまった。もはや『モンハン』に勝てる狩りゲーは無いのか…。