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OSKに関する動画のページ。 公式 ニコニコ動画 OSK日本歌劇団公式チャンネル Youtube OSK日本歌劇団公式チャンネル テレビ番組 NHK大阪『わが心の大阪メロディー』より 劇団が民事再生手続きの渦中にあり、 また50余年ぶり南座公演を控えた、 苦難の時期の生放送。 若木さんはその南座公演で退団されているので 大変貴重な桜花&若木コンビの組み合わせ。 アクシデントさえも振り付けに見える安定ぶりです。 『131人の母 長谷川恵子』 退団後、劇団のスタッフとして奮闘する長谷川さんのドキュメンタリー。平成6年(1994年)春頃の取材で、 67期生の波輝一夢さんや七瀬輝さんが、初舞台にむけ長谷川さんの助言を受けています。 非常に貴重な楽屋風景やさくら寮が映っています。 イベント 平成6年(1994年)夏、生駒山上遊園地 ヤングOSKショー『ミラクルドリーム』 昭和62年から平成13年まで、日本歌劇学校研究科生による公演が行われていた。 平成21年(2009年)9月21日、丹南産業フェア2009 出演:恋羽みう・虹架路万・妃那マリカ・瞳梨音・八洲承 平成19年か、大阪城にて「真田幸村 夢燃ゆる」 http //www.youtube.com/watch?v=KUfQ31kk05s 平成21年(2009年)10月、「第13回商店街の日」にぎわい広場イベントステージ 出演:折原有佐・ 桂稀けいと・虹架路万・香月蓮・柑奈めい (+挨拶:桜花昇ぼる) 映像は、全部で8つあります。上記アドレスからどうぞ。 CM 昭和61年(1986年)頃、関西の居酒屋「たよし」のCM。 前半CMの合唱がOSKらしい。後半CMではラインダンスも披露。 関連:OSKラインダンスCMのみ OG関連 平成21年(2009年)10月3日、サッカーのセレッソ大阪の応援歌を歌う、若木志帆。 公募で選ばれたとのこと。 平成21年4月、桂林寺の開山忌コンサートにて歌う、松平夏奈(芸名:晴嶺真歩) 関連:Web みなと舞鶴 記事
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劇団員全員が掲載された、公式プロフィール本。近鉄傘下を離れて以降、しばらく発行がなかったが近年復活した。 表紙はトップスターのこともあれば、若手娘役、あやめ池公演主演級の若手ホープのこともあり、法則性は見受けられません。近鉄傘下時代は、デザインの一貫性もありません。 OSK FACEの前身は『OSKレビュー ごあんない』で、昭和55年(1980年)頃から発行されています。 年度 タイトル 表紙モデル 備考 昭和57 ザ・OSKレビュー ごあんない 舞台写真 58 ザ・OSKレビュー ごあんない 舞台写真 59 ザ・OSKレビュー ごあんない 舞台写真 60 FACE 85' OSK 舞台写真(男役) 61 FACE 86' OSK ? 62 FACE 87' OSK なし(シューズ) 63 OSK FACE 88' 須美さくら 平成元 OSK FACE 89' 橘サラ 2 OSK FACE 90' 美影ひとみ 3 OSK FACE 91' 千爽貴世 4 OSK FACE 92' 創立70周年記念号 湖上芽映 5 OSK FACE 93' 若木志帆 6 OSK FACE 94' 那月峻 7 OSK FACE 95' 瑞木彩乃 8 OSK FACE 96' 煌みちる 9 OSK FACE 97' 初瀬みき 10 OSK FACE 98' 夏城夕希 11 OSK FACE 99' 桜花昇 大阪市立図書館に収蔵 12 OSK FACE 2000 那月峻、洋あおい 13 OSK FACE 2001 波輝一夢 14 OSK FACE 2002 80th anniversary special なし 大阪府立図書館に収蔵 14年間発行なし 29 FACE 2017 All Stars Profile 高世麻央 30 FACE 2018 All Stars Profile なし 31 FACE 2019 All Stars Profile なし 令和2 FACE 2020 All Stars Profile なし 令和3年3月「新橋演舞場『レビュー春のおどり』限定版」は、主要スター11名表紙掲載 3 FACE 2021 All Stars Profile 楊琳 4 FACE 2022 All Stars Profile なし 5 FACE 2023 All Stars Profile なし ※劇団関係者の方へ※ 90年史やFaceのような歴史的資料になり得る刊行物は、ぜひ国会図書館に納本してOSKレビューの歴史を後世に残していただきたく存じます。
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姉妹や母娘等、OSK劇団員の親族関係をまとめてみました。特記ない期別は、日本歌劇学校→研修所(※楽劇部時代は調査中)。 注:書籍、公式サイト、本人•関係者ブログ等、公表されている情報のみ OSK劇団員同士 尊卑(母-娘、祖母-孫娘) 尊属 卑属 千里 千富海(31期、祖母) 蘭 ちさと(93期、孫娘) 千原 輝子(66期、母) 有絢 まこ(94期、娘) 姉妹 姉 妹 優奈 澪(94期) 叶望 鈴(94期) その他 宝塚歌劇団、松竹歌劇団員 尊卑(母-娘、祖母-孫娘) 尊属 卑属 北小路 みほ(宝塚57期、母) 北小路 まな(90期未入団、娘) 荻代 彩乃(宝塚71期、母※仲本智代) 羽那 舞(92期、娘) 桐 さと実(宝塚61期、母) 奏叶 はる(99期、娘) 星野 瞳(宝塚76期、母) 桜乃 ひとみ(99期、娘) 姉妹 姉 妹 八汐 ゆう美(宝塚88期) 柑奈 めい(84期) その他 白城あやか(宝塚74期)の母について、夫の中山秀征がOSK出身とTVで発言(平成19年放送『おもいッきりテレビ』にて)。芸名の特定までは至らず。 その他(芸能関係者、著名人) OSK劇団員 親族等(劇団員からの続柄) 千早 晶子 衣笠 貞之助(夫、俳優•映画監督)、衣笠 十四三(義弟、映画監督) 高津 慶子 河津 清三郎(夫、俳優) 鐘 一子(※井上雪子) 斎藤 達雄(夫、俳優•映画監督) 国友 和歌子 松本 常保(夫、映画監督・プロデューサー) 九重 京子 2代目渋谷天外(夫、俳優)、3代目渋谷天外(次男、俳優)、滝 由女路(嫁、女優) 駒 ひかる 桂 米朝(夫、落語家)、桂米團治(長男、落語家) 安西 郷子 三橋 達也(夫、俳優)、三橋 忠央(次男、映像作家) 芝 のり子 神威 杏次(息子、俳優•プロデューサー) 【芸名不明】 伊皿子 りり子(娘、書籍編集者) 【芸名不明】 桐山 ひとみ(嫁、元新体操日本代表・政治家) 橘 サラ(59期) 河島 英五(兄、歌手) 緒花 朋(60期) 佐藤 弘明(父、元サッカー日本代表) 可愛 アンリ(60期) 山本 航大(息子、元子役・舞台俳優) 瀬戸 カトリーヌ(68期) 安田 密子(母、吉本新喜劇) 虹架 路万(82期) 魏 涼子(従姉妹、女優・声優) 愛奈 かれん(85期) 片岡 當吉郎(夫、歌舞伎俳優) 遥花 ここ(87期) 佐藤 友美子(母、生活文化論学者) 南星 杜有(97期) 伊藤 栄次(おじ、声優) 桜乃 ひとみ(99期) 奥田 萌々(妹、女優・モデル)
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OSK日本歌劇団研修所とは、OSK日本歌劇団付属の、劇団員の養成機関のこと。研修生は松竹座・南座等の大規模公演およびイベント等に出演する場合がある。 沿革・歴史 1922年(大正11年)に「松竹楽劇部生徒養成所」設立以来、「劇団付属機関で学び」「入団試験に合格する」ことが、OSKの一貫した養成システムである。昭和初期に「松竹音楽学校」として改組。 1956年(昭和31年)4月、養成所が奈良県のあやめ池に移転。1960年代に劇団名改称に伴い「日本歌劇学校」に改称(パンフレット等では便宜上OSKを冠することもある)。 近鉄OSK時代末期の1999年(平成11年)、(振り返れば)近い将来の劇団解散を予定し、日本歌劇学校がその年の入学生(74期生)を最後に募集を停止し、2001年(平成13年)に74期生の卒業をもって休校(事実上の廃校)になった。そのため、存続活動において、若手団員の確保・育成は最大の課題の一つであった。 近鉄OSKの解散直後の2003年(平成15年)秋、「OSK日本歌劇団研修所」が設立された。初年度のみ1年制、翌年から2年制になっている。期数は劇団の期数となっており、入所時の劇団創立年数と期数が一致する。(2007年→劇団創立85年=85期生) 2017年(平成29年)、研修所出身者として初めて、83期の恋羽みうが、娘役序列最上位となる。 2021年(令和3年)、研修所出身者として初めて、83期の楊琳がトップスターに就任した。なお同年から娘役トップスターの地位も明確化され、同じく研修所出身者である、86期の舞美りら(注:2018年から娘役序列最上位)と89期の千咲えみが初代として就任した。 概要 校歌、制度は日本歌劇学校を踏襲。 本科・研究科の二年制(最近は1年次・2年次、の呼称も用いられ、令和5年現在の着到板でもこの呼称)。 1日3コマ(1コマ2時間)週5日(※)で、洋舞(バレエ・ジャズ等)・日舞・演劇・声楽などを学ぶ。朝は担当場所ごとに掃除が丁寧に行われる。制服はワンピースにボレロ、黒パンプス。本科生は青リボン・研究科生は赤リボンをシャツにつける(参考:大阪日日新聞記事より入学式>2011年度、2012年度)。また、正装はピンクの色紋付に深緑の袴で、卒業式等で着用する。 放課後は、各自が自主レッスン等に励む。また89期OGすばる未来さんは、受験時に申告した上で、本科生時、定時制高校と両立させたことをSNSで公表している(参考)。 ※日本歌劇学校を踏襲も、令和5年現在で一日あたり100分×4コマに変化した。 82-87期生まではグレーのスーツ・黒ハイソックス(平成21年現在でネクタイとの目撃情報あり)。 寮設備が無いため、関西近辺の出身者が多い。設立以来、毎年10名前後が入所→入団している。定員は30名となっていた(日本歌劇学校と同じ)が、88期生募集より20名に変更となり、96期から10名に変更された。 設立初期は、団員数が底を打っており、研修所生も即戦力としての活動が期待された。研究科生のうち成績上位者は松竹系劇場公演に研修生(舞台実習)として出演する場合があった(86期が最後だが、90・100周年記念イベントには研修生も出演あり)。また公演などにスタッフとして参加することもある。卒業公演は、82-84期生は行われたが、85期生以降は行われていない。その代わりに、87期生以降は研修生全員で舞台に立てる場(舞台実習)が用意されるようになった。94期生以降、「研修所発表会」として再び公演が行われるようになった。 入所中の舞台実習(※出演出来ない研修生もいる)に当たり、各自で芸名を決め、以後はその名で活動する。本名を芸名にすることも可能。ただし、入団試験の成績により、研修所卒業生が必ずしも歌劇団に入団できるわけではない。実際のところ毎年成績下位の方が、入団できなかったり、入団後すぐ退団している(序列による舞台出演の機会の差が大きいことも理由か)。 入団試験の結果だけでなく、劇団の経営が厳しい時期や、ご本人側の事情(怪我等)で中退・入団辞退される方もおり、当サイト調べでは、全員卒業かつ全員入団を果たしたのは94期、99期、100期のみ。 ※2007年(平成19年)1月、朝日新聞大阪版「大阪力!Part2」コーナーで83期生を中心に当時の研修所の様子が紹介されています(web版はリンク切れ)。書籍化もされています。劇団から発行されている『90周年史 桜咲く国で』でも研修所ページが有り、89期生が紹介されており、千咲えみさん(書籍中では本名)がインタビューに応え、入所試験、研修所生活や研修内容について話されています。100年誌では生徒監の長谷川寿さん(折原有佐)が、指導者の側から、研修所について説明されています。 募集要項 ※必ず、毎年劇団で公式発表されるものを確認して下さい 定員:10名(87期までは30名、95期までは20名) 15〜23歳未満の独身女性 ※95期まで身長158cm以上(81-82期は153cm以上)の条件があったが、96期から撤廃された。ただし身長制限があっても、84期の柑奈めいのように、身長152cm(http //www.act-jp.co.jp/artist_kanna.html)でも活躍した例があり、有名無実化していた。 入学試験 声楽・ダンス・朗読・面接の四種の試験が行われる。黒・紺・茶のレオタード、ピンク・ベージュのタイツ等服装指定があるので要注意。無論、染髪・濃い化粧などは不可。 90年誌によれば、試験の「踊る長さも本当に長い」とのこと。 初年度は、13人全員合格。以後も大幅に定員割れしており、倍率は決して高くないと思われる(※)が、寮が無い・学校法人ではない等恵まれない条件だけに、歌劇に熱意ある有望な新人が多く集まっている。 同じ少女歌劇の劇団である宝塚歌劇団を志す者で、OSKを併願する者も少なからずおり、宝塚やミュージカルに特化したスクールの出身者も多い(→出身スクール一覧)。また年齢の上限が23歳未満であるため、舞台活動経験のある者も入所している。 例年、20-30名の一次募集の後、宝塚音楽学校の入試終了後に、若干名の二次募集(追加募集)がかかる。96期からは、当初から8月・12月・2月・4月の年4回募集に変更になった。入学は4~5月頃。 ※令和4年(2022年)現在、スクール指導者のブログによると、 定員割れしていても「仕上がっている」者しか採用しないという。 研修生一覧 原則として卒業時、または入団以前で判明している成績。なお、令和3年以降は、劇団全体も序列を非公表(実質的な廃止)とし、50音順にしている。 芸名なしの未入団者は特筆すべき経歴がある場合のみ記述。これらは入団後の序列と異なる場合がある。なお芸名・種別は入団時のもの(82期:虹架と97期:碧が、入団後に男役転向)。 卒業後入団していない場合は「未入団」、途中で退所していると推測される場合は「中退」としています。ただし、81期生は「第1回春のおどり」の出演実績があることから「卒業後退団」としています。 また中退・未入団者のうち、人前に立つ仕事をされていない方はイニシャルで記載。退団後、OSKOGであることや在団時の芸名を非公表にされている方は、動静を未記載。 種別 入団年 芸名 ふりがな 退団年度 2004年 81期(2003年9月 9名入所→8名卒業・5名正式入団) 男役 2004年 81期 蒼音 淳 あおと じゅん 2013年 男役 2004年 81期 神楽 陽向 かぐら ひなた 卒業後退団 男役 2004年 81期 流名 ひかる るな ひかる 卒業後退団 娘役 2004年 81期 琴野 まいり ことの まいり 2007年 娘役 2004年 81期 鈴峯 ゆい すずみね ゆい 2011年退団後、有名歌手公演アンサンブル等 娘役 藍菜 りお あいな りお 中退 娘役 2004年 81期 麻妃 きら あさひ きら 卒業後退団 娘役 2004年 81期 文月 聖樹 あやづき せいじゅ 2009年※「文月彩可」に改名 娘役 2004年 81期 音純 華色 おとずみ けしき 2010年 2006年 82期(2004年4月 13名入所→10名卒業 10名入団) 「STEP」〜飛翔'06〜世界館:2/24-26 男役 2006年 82期 真麻 里都 まあさ りと 2018年※退団後「まあさりと」、振付家・研修所タップダンス講師 娘役 2006年 82期 白藤 麗華 しらふじ れいか 男役 2006年 82期 空輝 つばさ そらき つばさ 2006年※退団後「逢月礼矢」 娘役 2006年 82期 虹架 路万 にじかけ ろまん 2022年※2007年に男役転向 娘役 2006年 82期 京極 遥 きょうごく はるか 2008年※退団後「京極はる花」、劇団夢伽藍「花愛舞桜」 娘役 2006年 82期 一条 祐里 いちじょう ゆり 2007年※退団後「畑乃よう子」 娘役 2006年 82期 紅 いずみ べに いずみ 2008年※岡山にて劇団夢伽藍として活動 娘役 2006年 82期 彩音 ひより あやね ひより 2010年 娘役 2006年 82期 晴嶺 真歩 はるね まほ 2007年※退団後「松平夏奈」、第32代クイーンまいづる 男役 2006年 82期 香月 蓮 こうづき れん 2018年 2007年 83期(2005年4月 9名入所→5名卒業 5名入団) ミュージカルShow「VOYAGE!」〜ドレーク船長の夢〜世界館:3/3-4 キャプテンドレークが残した一冊の航海日誌。それを見つけた5人の海賊たちが描く夢と友情のミュージカルShow 娘役 2007年 83期 恋羽 みう こはね みう 2017年 男役 2007年 83期 楊 琳 ヤン リン 2024年 娘役 2007年 83期 瀬乃 明日華 せの あすか 2012年 娘役 2007年 83期 和紗 くるみ かずさ くるみ 2017年 男役 2007年 83期 天馬 立 てんま りつ 2007年 男役 夢希 れい ゆめき れい 中退 中村 李弥 なかむら りーや 舞台俳優(海南市民劇団KCM)、演出家→参考 2008年 84期(2006年4月 8名入所→7名卒業 7名入団) Show Musical「虹色の風」〜記憶の森の神話〜世界館:3/1-2 娘役 2008年 84期 柑奈 めい かんな めい 2011年※入団前:雪月花歌劇団、姉は宝塚88期:八汐ゆう美 男役 2008年 84期 悠浦 あやと ゆうら あやと 2019年 男役 2008年 84期 愛瀬 光 まなせ ひかる 2022年 男役 2008年 84期 篁 汐音 たかむら しおん 2009年※第27代かぐや姫クイーン(富士市) 娘役 2008年 84期 妃那 マリカ きさな まりか 2012年※退団後、女優•歌手•モデル、アサスマレポーター(サンテレビ)、KAHO名義もあり 娘役 2008年 84期 花澪 あさひ はなみお あさひ 2009年 娘役 2008年 84期 奈々海 そら ななみ そら 2008年※退団後、雪月花歌劇団 2009年 85期(2007年4月 8名入所→7名入団) 卒業公演なし。ただし7月のいかるが公演に全員出演。口上・合唱あり 娘役 2009年 85期 愛奈 かれん あいな かれん 2011年片岡當吉郎夫人 男役 2009年 85期 華月 奏 はなづき そう 娘役 2009年 85期 城月 れい きづき れい 娘役 2009年 85期 実桜 くらら みおう くらら 2010年 娘役 2009年 85期 瞳 梨音 ひとみ りおん 2010年 男役 2009年 85期 八洲 承 やしま しょう 2011年※退団後「八洲承子」、2021聖火ランナー(奈良県斑鳩町) 男役 2009年 85期 鈴華 ゆう すずか ゆう 2011年 2010年 86期(2008年4月 6名入所→5名卒業 3名入団) 卒業公演なし。ただし、紺野、舞美、匠は南座公演に実習生として出演あり。 娘役 2010年 86期 紺乃 あい こんの あい 2010年※退団後「渡辺愛那」 娘役 2010年 86期 舞美 りら まいみ りら 2024年 男役 匠 りょう たくみ りょう 未入団※第29代準女王卑弥呼(大和郡山市) 男役 2010年 86期 百美 星良 はくみ せいら 2010年※退団後、エステティシャン 娘役 花野 ありす はなの ありす 未入団 2011年 87期(2009年4月 11名入所→7名入団) 卒業公演なし。ただし、2010年8月の世界館公演「infinity」に全員出演。 娘役 2011年 87期 遥花 ここ はるか ここ 2022年 娘役 2011年 87期 星南 ゆり せいな ゆり 2016年※雪月花歌劇団 娘役 2011年 87期 麗羅 リコ れいら りこ 2021年 娘役 2011年 87期 由萌 ななほ ゆめ ななほ 2021年※退団後、劇団衣装スタッフ 男役 2011年 87期 風海 旬 かざみ しゅん 2012年 娘役 2011年 87期 かなめ 樹里 かなめ じゅり 2017年※退団後、雪月花歌劇団、天神祭うちわ娘第10期生(テレビ大阪) 娘役 2011年 87期 陽花 灯歌 ひばな とうか 2011年※退団後「陽花灯里」 娘役 美咲 蘭 みさき らん 未入団 岩浦 さち 中退※宮崎県観光大使(2010みやざき花の女王)、舞台俳優、エンターテイメントユニット自由の翼主宰 2012年 88期(2010年4月 6名入所→6名卒業 5名入団) 卒業公演なし。ただし、2011年の世界館公演「Fresh Soda Ballon」および2012年の太鼓歌劇「BLIND」に全員出演。 娘役 2012年 88期 榊 紫之 さかき しの 2015年 娘役 2012年 88期 実花 もも みはな もも 2023年 娘役 2012年 88期 美月 あんじゅ みつき あんじゅ 2016年 男役 2012年 88期 栞 さな しおり さな 2021年 男役 壮城 いづる そうじょう いづる 未入団 娘役 2012年 88期 桃葉 ひらり ももは ひらり 2019年 2013年 89期(2011年4月 9名入所→8名卒業 7名入団) 卒業公演なし。ただし、2012年の太鼓歌劇「BLIND」および「レディレインの肖像〜フランツその愛〜」に全員出演。 娘役 2013年 89期 千咲 えみ ちさき えみ 男役 2013年 89期 翼 和希 つばさ かずき 娘役 2013年 89期 穂香 めぐみ ほのか めぐみ 2022年 娘役 2013年 89期 彩名 ひめか あやな ひめか 2013年 男役 2013年 89期 すばる 未来 すばる みらい 2018年 娘役 2013年 89期 可純 小春 かすみ こはる 2013年※退団後「岡野さくら」、日本舞踊家「尾上桜子」 男役 2013年 89期 颯星 るい はやせ るい 2013年※ハウステンボス歌劇団「颯海るい」、雪月花歌劇団・レプラカン歌劇団 娘役 夕輝 アリア ゆき ありあ 未入団※ハウステンボス歌劇団、雪月花歌劇団「美羽アリア」 2014年 90期(2012年4月 10名入所→7名入団) 卒業公演なし。ただし、2014年の大丸心斎橋公演「カルディアの鷹」に全員出演。 娘役 2014年 90期 陽毬 かれん ひまり かれん 2015年※退団後「陽毬」のち「陽葵」 娘役 北小路 まな きたこうじ まな 未入団、舞台俳優※母は宝塚57期:北小路みほ 男役 2014年 90期 りつき 杏都 りつき あんと 2023年 男役 2014年 90期 登堂 結斗 とうどう ゆいと 娘役 2014年 90期 結菜 ほのり ゆいな ほのり 男役 2014年 90期 天輝 レオ あまき れお 娘役 2014年 90期 芳乃 あやめ よしの あやめ 2015年※ハウステンボス歌劇団「彩帆真白」 男役 2014年 90期 成瀬 未斗 なるせ みと 2017年 T.B レディ・ユニバース・ジャパン2020 TOP3ASP日本大会 TIMELESS BEAUTYアンバサダーASP世界大会 ミスミセス部門準優勝 2015年 91期(2013年4月 5名入所→3名入団) 先斗町・三越・大丸「桜NIPPON踊るOSK」に舞台実習生として参加。 男役 2015年 91期 朔矢 しゅう さくや しゅう 2023年 男役 2015年 91期 壱弥 ゆう いちや ゆう 娘役 2015年 91期 藍莉 かのん あいり かのん 2017年 2016年 92期(2014年4月 9名入所→8名入団) 娘役 2016年 92期 柚咲 ふう ゆずさき ふう 2023年 男役 2016年 92期 椿 りょう つばき りょう 娘役 2016年 92期 唯城 ありす ゆしろ ありす 男役 2016年 92期 雅 晴日 みやび はるひ 2021年※ハウステンボス歌劇団「大雅晴陽」 娘役 2016年 92期 羽那 舞 はねな まい ※母は宝塚71期:荻代彩乃(仲本智代) 娘役 2016年 92期 彩 ひとみ あや ひとみ 2017年 男役 2016年 92期 湊 侑李 みなと ゆうり 2019年 娘役 2016年 92期 雪妃 詩 ゆきひ うた 2017年 93期(2015年4月 10名入所→7名入団) 娘役 2017年 93期 凜華 あい りんか あい 2022年 娘役 2017年 93期 琴海 沙羅 ことみ さら 娘役 2017年 93期 紫咲 心那 むらさき ここな 娘役 2017年 93期 蘭 ちさと らん ちさと ※祖母はOSK31期:千里千富海 娘役 2017年 93期 渚 美怜 なぎさ みれい 2022年 娘役 2017年 93期 朝風 まりあ あさかぜ まりあ 2021年 男役 2017年 93期 京我 りく きょうが りく 天使 羅舞 中退、舞台俳優 2018年 94期(2016年4月 10名入所→10名入団) 2017年「OSK日本歌劇団 研修所発表会」第1部 教科発表第2部 レビューショー「Shining stars」近鉄アート館:12/22-23 娘役 2018年 94期 叶望 鈴 かなみ すず 2020年※双子の姉は優奈澪 男役 2018年 94期 依吹 圭夏 いぶき けいな 娘役 2018年 94期 純果 こころ すみか こころ 娘役 2018年 94期 有絢 まこ ありあ まこ ※母はOSK66期:千原輝子 娘役 2018年 94期 水葉 紗衣 みずは さえ 男役 2018年 94期 瀧登 有真 たきと ゆうま 2023年 娘役 2018年 94期 優奈 澪 ゆうな みお 2020年※双子の妹は叶望鈴、退団後「瀬ノ内優菜」 娘役 2018年 94期 涼乃 あゆ すずの あゆ 2022年 男役 2018年 94期 せいら 純翔 せいら じゅんと 男役 2018年 94期 知颯 かなで ちはや かなで 2019年 95期(2017年4月 9名入所→8名入団) 2019年「OSK日本歌劇団 研修所発表会」第1部 教科発表第2部 自主発表「Fantastic World」大丸心斎橋劇場:3/2-3 娘役 2019年 95期 真織 ひな まおり ひな 娘役 2019年 95期 花 うらら はな うらら 2024年 娘役 2019年 95期 紗彩 もえ さあや もえ 2019年 娘役 2019年 95期 舞音 ことは まのん ことは 男役 2019年 95期 翔馬 かいと しょうま かいと 2023年 男役 2019年 95期 空良 玲澄 そら れいと 娘役 2019年 95期 璃音 あかり りおん あかり 娘役 2019年 95期 茉礼 彩花 まれい あやか 2020年 2020年 96期(2018年4月 7名入所→6名卒業、4名入団) 2020年「OSK日本歌劇団 研修所発表会」阿倍野区民センター:2/23 男役 2020年 96期 夏目 せな なつめ せな 男役 2020年 96期 明日香 いおり あすか いおり 2021年 娘役 2020年 96期 星姫 るる ほしひめ るる 2020年 娘役 2020年 96期 梅名 希歩 うめな きほ 溝渕 智都 みぞぶち ちづ 参考、呼華歌劇団 2021年 97期(2019年4月 6名入所→5名卒業、5名入団) 2021年「OSK日本歌劇団 研修所発表会」ブルックリンパーラー:3/9-11 娘役 2021年 97期 碧 輝来 あおい きら ※2023年に男役転向 娘役 2021年 97期 華蓮 いろは かれん いろは 娘役 2021年 97期 柊 湖春 ひいらぎ こはる 娘役 2021年 97期 美丘 さくら みおか さくら 男役 2021年 97期 南星 杜有 みなほし とあ 2022年 98期(2020年6月 5名入所→4名卒業、3名入団) 2021年(令和3年度)「OSK日本歌劇団 研修所発表会」近鉄アート館:12/10-11 男役 2022年 98期 凰寿 旭 おうじゅ あさひ 娘役 2022年 98期 ひより 芽依 ひより めい 男役 2022年 98期 鼓珀 響 こはく ひびき 2023年 99期(2021年4月 7名入所→7名入団) 2022年(令和4年度)「OSK日本歌劇団 研修所発表会」ブルックリンパーラー:11/19-27 2月の『春のおどり』公演に実習生として出演。 男役 2023年 99期 奏叶 はる かなと はる ※母は宝塚61期:桐さと実 娘役 2023年 99期 妃 乃愛 きさき のあ 娘役 2023年 99期 桜乃 ひとみ さくらの ひとみ ※母は宝塚76期:星野瞳 娘役 2023年 99期 珠凜 かのん じゅり かのん 娘役 2023年 99期 初音 くらら はつね くらら 娘役 2023年 99期 香幸 信帆 こゆき しほ 娘役 2023年 99期 ことせ 祈鞠 ことせ いまり 2024年 100期(2022年4月 3名入所→3名入団) 2023年(令和5年度)「OSK日本歌劇団 研修所発表会」ブルックリンパーラー:11/17-23 娘役 2024年 100期 華妃 ダリア はなひ ダリア 娘役 2024年 100期 桃白 透衣 ももしろ すい 男役 2024年 100期 陽向 だいち ひなた だいち 2025年 101期(2023年4月 7名入所→?名入団) 2026年 102期(2024年4月 6名入所→?名入団) #archive
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同じ「女性歌劇」の劇団である、宝塚歌劇団との違いを、相違点と類似点(または共通点)としてまとめてみます。 大前提として、OSKも宝塚もそれぞれ「一興業形態に過ぎない」ということです。派生劇団も含め、どれが「正しい歌劇」ということはありません。 「宝塚とOSKの違いが分からない」「やっていることが同じ」等と言われることもしばしばありますが、両劇団には多くの違いと魅力があります。ぜひ、たくさん見比べていただきたいと思いますし、両劇団は刺激し合って、歌劇文化をより高めて欲しいと思います。 ※『ブギウギ』放送開始後、このページのアクセス数(だけ)が激増しています。OSKの最新情報はトップページに集約しています。是非ご覧下さい。 歴史 共通点 軍楽隊ブーム→少年少女音楽隊ブーム→少女歌劇ブームという明治末期から大正時代の一連のブームの中で、客寄せの出し物として誕生。 相違点 (※正確には、その当時の劇団名とするべきですが、分かりやすさを優先し、宝塚・OSKという呼称を用いています) 宝塚歌劇団が、一貫して阪急電鉄を親会社に、兵庫県宝塚市を本拠地としているのに対し、OSKは何度も親会社及び本拠地が変わっている。 宝塚は、三越少年音楽隊や白木屋少女音楽隊の成功を受けて、温泉地の客寄せのアトラクションとして1914年(大正3年)に誕生しました。 宝塚の成功を含む少女歌劇ブームの中、「在来の楽劇」を超え「新しい楽劇を創造」し「日本の楽劇」を興そうという壮大な理念の元、松竹が新たな事業として楽劇≒歌劇に取り組むこととなりました。宝塚のスタッフを招聘して1922年(大正11年)に誕生した「松竹楽劇部」こと、現在のOSKの方が、宝塚より8年後発なのは歴史的事実です。 しかし、OSK(正確には松竹楽劇部)の成功があって、1928年(昭和3年)に東京版の東京松竹楽劇部が生まれました。その東京松竹楽劇部(後のSKD)から、水の江瀧子という大スターが、1931年(昭和6年)に歌劇史上初の「ショートカットの男役」となるや一世を風靡し、今日まで続く男役スタイルが誕生しました。無論、宝塚(門田芦子ら)やOSK(アーサー美鈴ら)も追随します。 したがって、三越少年音楽隊・白木屋少女音楽隊の成功→宝塚の誕生・成功→松竹楽劇部(のちOSK)の誕生・成功→東京松竹楽劇部(のちSKD)の誕生→断髪の男役・男装の麗人の誕生・大ヒット→(現在へ)と、互いに影響しあって、今日まで続いているのもまた、歴史的事実であります。 女性だけの芸能なのも、短髪の男役がいるのも、今は無き少女音楽隊やSKDが発祥です。安易に「○○は宝塚/OSKのパクり」と言うのは、歌劇の歴史を踏まえれば、非常に乱暴な言い方です。 さらに後述するように、現在でもスタッフが一部共通しているのですから、「似ている部分があって当たり前」なのです。 OSKは親会社や本拠地が変わるごと、破壊と再生を繰り返しながら、力強く「新しい楽劇を創造」し続けています。 ※捕足 最初期のOSKが、先行する宝塚のスタッフを招聘したのは事実ですが、「宝塚を目指して創設」は明確な誤りです。 ※朝ドラ『ブギウギ』を踏まえた補足: ドラマ内の架空の劇団USKでは、1922年(大正11年)入団の1期生が、すでに1927年(昭和2年)時点で「短髪の男役」ですが、これはドラマ内の創作・フィクションです。 養成制度 類似点 ともに付属機関を有し、(現在は)二年制、厳しい上下関係・清掃・序列制度がある。 OSK「OSK日本歌劇団研修所」旧「松竹楽劇部生徒養成所」→「松竹音楽学校」→「日本歌劇学校」 宝塚「宝塚音楽学校」 (参考) SKD「松竹音楽舞踊学校」 相違点 そもそもの位置付けとして、OSK日本歌劇団研修所(日本歌劇学校を踏襲)は、「本科・研究科」の二年制で、劇団員はプロです。一方、宝塚音楽学校は劇団と一体であった歴史的背景から「予科・本科」の二年制で、劇団員は「研究科」であり、生徒と呼ばれます。一定の年数を経て、タレント契約となります。 時間割はOSKが2時間×3コマ(週5日)、宝塚が1時間30分×4~5コマ(週6日)です。 一年生の髪型にも厳格なルールがあるのは類似していますが、思考過程が異なります。OSK研修所の本科生は「早変わりの練習」という意味もあり、ハーフアップで通学し、おだんごに直し、さらにハーフアップに戻して帰宅します。一方、宝塚音楽学校の予科生は、「崩れない髪型の練習」という意味で、『海老天』と通称される硬い三つ編みです。 一年生が清掃担当なのも同様ですが、OSKは毎年の入所生数が一定では無いため、少ない期の場合、上級生も清掃をフォローしています。 厳しい規則や躾は、単なる礼儀に留まらず、狭い楽屋や舞台裏での安全や効率のための必要性(規律ある動き、整理整頓等)から設けられた点も共通です。100年誌によれば、OSKでは本科修了時に意見を聴取して見直しを図っていますが、1年間で研修生も必要性を理解し、本当に見直しをするものは少ないとのこと。 宝塚音楽学校は、原則、卒業生全員が宝塚歌劇団に入団しています。一方、OSK研修所(とかつてのSKD)は募集要項にある通り、入団試験の結果次第で可否が決まります。 ※OSKの学年表記について補足: 近年(100年誌等)では、「1年次・2年次」の記載が併用されています。 ※宝塚音楽学校の三つ編みについて補足 昭和後期の写真では、太く肩下まで垂れた三つ編みです。令和2年(2020年)に、海老天の三つ編みも廃止と報道されており、時代に応じた指導がなされています。 スターシステム 共通点 男役の「トップスター」がいる。 →OSK日本歌劇団歴代トップスター 相違点 OSKでは長らく、いわゆる「トップ娘役」「二番手男役」は固定されていませんでした。 例えば2012年度劇団員名簿では、序列最上位の娘役は朝香さんですが、同年夏の南座公演でヒロイン:カトリーヌ役を演じたのは序列2位の牧名さんでした。前年には、朝香さんがヒロイン:浮舟役を演じています。 同様に2019年度劇団員名簿の序列最上位の娘役は舞美さんですが、同年夏の南座公演のヒロインは5位の城月さんでした。舞美さんは、なんと外部の出演者を迎え、夜の部の座長をされていました。 このように、演目や公演形態に応じ、柔軟に配役することができ、「トップコンビ」という概念は希薄なものとなっていました。 令和3年(2021年)より、「娘役トップスター」の地位が明確化され、初代として舞美りらさん・千咲えみさんの二人が就任されました。 他方、宝塚は、本公演ではトップスターが絶対に主演(※轟理事の出演時を除く)で、トップ娘役が原則として相手役(恋人や妻等)、二番手男役がストーリー上重要な役というパターンが固定されています。梅田芸術劇場やバウホール等、他の公演ではもう少し柔軟ですが、上位の「番手」が覆ることはあまりありません。また、路線スターの前後の期にライバルを作らない「一人っ子政策」も度々あります。 OSKの豊富なアレンジも、宝塚の安定的なパターンもそれぞれの良さがありますね。 OSKでは、宝塚でいうところの「路線」の要件も曖昧です。具体的に、○○で主演・東上、○○を実施などの、いわゆる「カードを揃える」如き要件はなく、年一回更新される名簿の序列が上がっていくこと、様々な主演機会が増えること等が、スター候補生の特徴と言える程度です。 かつての序列は、成績や実績が反映され、トップスター以外は、上位でも変動することが起こり得ました。したがって、「番手」と「序列」は必ずしも一致しません。(※現在、公表される名簿は期別順) また宝塚と異なり、OSKは(現在は)組制度がなく、単独のカンパニーです。つまり、トップスター及びそれに次ぐトップ候補を一人ずつしか作れません。そこで、トップ候補ではない別格スターが小規模公演の主演をする他、『春のおどり』等メイン公演でも、単独又は複数名で場面の中心になっており、宝塚より遥かに別格スターの活躍の余地が大きいことも特徴です。メイン公演のポスターでも、トップ候補の中堅~上位スターだけでなく、上級生の別格スターが掲載されることが多いです。 このようにOSKと宝塚では、スターシステムの構造・運用が異なります。 公演システム等 類似点 (現在は)特になし。 相違点 ※松竹系大劇場公演記録も参照されたい。 宝塚は各組が、宝塚大劇場・東京宝塚劇場という専属劇場での「本公演」をメインに、本公演と本公演の間に、宝塚バウホール、大阪・東京・神奈川の主要劇場や全国ツアーを組んでいます。 OSKは、現在は、春の松竹座「春のおどり」公演と10月頃の「たけふ菊人形」公演以外は、固定されたパターンがありません。 1967年(昭和42年)に大阪劇場の興業打ち切り以降、1987年(昭和62年)に近鉄劇場での公演を再開するまでの間、大都市中心部での公演がありませんでした。年に1度の近鉄劇場公演と、年2~4回程度のあやめ池公演、そして全国各地の旅館・温泉などでのショーや外部出演が複雑に組み合わさっていました。 一時解散後、2004年(平成16年)に松竹座「春のおどり」公演復活後は、「大阪のレビュー劇団」としてのアイデンティティを意識してか、大阪中心部での公演が多くなっています。 松竹座以外で、大阪中心部において複数回公演を行っているのは「近鉄アート館」「大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)」「ABCホール」「大丸心斎橋劇場」があります。 また、京都「南座」、東京「新橋演舞場」「三越劇場」「博品館劇場」での公演があります。過去には東京の「日本青年館」「日生劇場」でも公演実績があります。 コロナ禍の2020年(令和2年)夏、「OSK Revue Cafè in Brooklyn Parlor」が開場し、いち早く配信体制を作り、その後も常打ち専用劇場として運営しています。 宝塚の大劇場・東宝劇場の2000人規模ではなく、松竹座や南座でも1000人台のキャパシティですので、客席との距離感や花道の位置も異なります。したがってレビューの構成や制作者側の着意も全く異なるものになります。 規模 類似点 (現在は)特になし。 相違点 宝塚は、一組あたり約80名で、全員が本公演に出演する。ただし「その他大勢」の方は、出演場面が著しく少なく、上級生でも台詞が数個ということもある。さらに下級生では、技量や肥満等が原因で、本公演以外の作品への出演機会が無い方もいる。 OSKは松竹系列劇場での公演で約40名、たけふ菊人形で約20名弱、その他の劇場公演で約10名強、角座・Brooklyn Parlorやイベントでは約3~5名です。 したがって、「その他大勢」になることはできず、ステージの規模と役目に応じた技量が、常に求められます。入団早々から役が付くチャンスや、小規模公演の座長・主演として中堅~別格スターの活躍の場が開かれている一方、残念ながら、出演機会が著しく少ない方もいらっしゃいます。 また、宝塚のような人海戦術は取れないため、早変わりが活用されています。平成19年(2007年)に結成されたチェリーガールズは、「機動性の高いユニット」として、見事な早変わりを得意としていました。 大勢の中で頭角を現さねばならない宝塚、常に観客の視線を受けるOSK、それぞれの厳しさ・やり甲斐があります。 娘役の扱い 類似点 特になし。 相違点 宝塚では、娘役は「男役スターの相手役」であり、引き立て役として「かすみ草」に例えられることも多いです。スターシステム確立以降は、娘役が(ヒロインではなく)主演となることは、ほぼありません。退団前に人気のあるトップ娘役等が、バウ主演をする位で、本公演での娘役主演は長く途絶えています。女性が主役の作品でも、『エリザベート』のように改作されたり、『風と共に去りぬ(スカーレット編)』のように男役が主演になったりします。 OSKでは、娘役のみの場面もあります。娘役が群舞のセンターとなり、男役を率いることもあります。序列(令和3年以降非公表)が男役娘役混合であるため、娘役が座長≒主演になることも珍しくありません。 メイン公演でのポスターの扱いを見ても、(男役の)トップスターを中心に男役と娘役が対になる配置が多くなっています。また、いわゆる「トップコンビ」としての配置もほとんどありません。 しかし、宝塚との最大の違いは、娘役の「旬の時期」「活躍期間の長さ」です。 宝塚では、トップ娘役の候補者は早期に抜擢され、入団3~7年程度でトップ就任、入団5~10年程度で退団となってしまう。例えば入団10年で退団した南風まいさん(元星組)のように、『戦争と平和』で大劇場で実質的な主演をするのが退団の餞になってしまう。また3~7年程度でトップ就任できなければ、上級生での就任はまずあり得ないため、活躍の場が減るよりは、潔く退団する方も多い。 OSKでは、平成2年に入団した湖上芽映さんのように多くの先輩娘役スターを飛び越して近鉄劇場ヒロインを務め、入団8年で退団するような例は稀です。 過去も今も上位の娘役たちは、入団10年前後の方が多いです。 かつて『シンデレラの階段』というドキュメンタリーで、密着取材を受けた初々しい本科生が若木志帆さん、生駒山の野外公演や入団試験に向き合う美貌の研究科生が北原沙織さんでした。…取材から16年後の一時解散時、娘役序列2位(全体3位)の若木さんと4位(同6位)の北原さん、お二人がOSK存続の会に残留し、再出発したOSKを牽引し、ともに在団約18年で退団されたことを思うと、感動的なものがあります。 OSKの娘役は活躍期間が長く、男役を引き立てるだけでなく、力強くしなやかに、少女から成熟した大人の女性まで、芸の力で自在に表現できるのが魅力です。 令和3年より、「娘役トップスター」(※男役の相手役に過ぎない「トップ娘役」ではない)の地位が明確化され、さらなる活躍に期待大です。 ラインダンスの扱い 共通点 ショーの演目で、必ず実施する定番演目。 相違点 宝塚歌劇団では、有望なスター候補生(いわゆる路線)は、早々に出演しなくなります。 一方、OSKではスター候補生の登竜門であり、センターで誰よりも脚を上げて踊ることが求められています。若手男役が「ロケットボーイ」を務めることも珍しくありません。OSKはこのラインダンスにおける脚あげ速度・回数を誇りにしています。 一時解散から復活した平成16年(2004年)『第1回 春のおどり』では、研修生含め30名強しかいない事情もあり、若手だけでなくスター級の団員やベテランも総出でラインダンスを披露しました。 チェリーガールズ初代リーダーの春咲さん曰く「脚上げてナンボ」。そして100年誌では「OSKのすべての基本であり、アイデンティティであり、誇りでもある」と記述されています。 OSKOG妃那マリカさんによると、OSKのラインダンスはつま先を上げた状態(ルルベ)で足を上げており、宝塚では着地し踵が下がった時に足を上げる(バットマン)という、振付に留まらないステップの違いもあるとのこと。 →https //youtu.be/YBf3_dy8V-o?si=V2DQKUuCTnRpiRFA 上記動画の14 00あたりから 90年誌によれば、OSKラインダンスの「パターン」は、近鉄時代の制作スタッフである野尻憲司(一時解散後も研修所職員、2004年逝去)が確立させ、それぞれの振付家がそのパターンを守りつつ振付を創りあげているとのこと。体格差がある中、あらかじめ角度等を決めるのでは無く、全員が全力で踊ることで揃えるため、体力的に2分半~3分未満が限界とされています。 日本物の扱い 共通点 『春のおどり』『秋のおどり』(※宝塚は、『をどり/踊り』表記が混在)を中心に、日舞を西洋音楽で踊るショーを上演する、女性歌劇独特の演目。 両劇団とも減少傾向にある一方、和化粧や日舞要素が少ない「和風ミュージカル」は増加傾向。 相違点 宝塚の、特に日舞レビューの減少傾向は顕著だが、OSKは、旧近鉄劇場や松竹系大劇場でのメイン公演でも多く上演している。 以下に、OSKは松竹系列の1000人規模での劇場又は近鉄劇場、宝塚は本公演を対象とし、ショー(レビュー)と芝居(ミュージカル)に区分して比較します。 ご覧の通り、『春のおどり』復活以降、OSKはほぼ毎年、日本物レビューを上演しており、宝塚歌劇団とは明確な違いが生じています。 OSKは平成29年(2017年)12月から、道頓堀角座→心斎橋角座にて、外国人向けノンバーバルショー『REVUE JAPAN』の常打ち公演を実施し(※日本人も観劇可能)、コロナ禍での中断を経て、2023年(令和5年)に再開しています。小規模かつ劇場の条件上制約も多い中、本格的な日本物レビューとなっています。この他に、中小劇場で、郷土史を題材とした和風ミュージカルにも、多く取り組んでいます。 かつて松竹を親会社としていた時期に、歌舞伎と合同公演を行ったことがあります。 また、OSKは歴史上、必ずしも格式ある劇場での公演だけでなく、旅館や(80年代にブームだった)地方博覧会等のショー、そして有名歌手公演の応援出演を引き受けてきました。また、たけふ菊人形公演では、長年、菊人形の主題(大河ドラマ、地域史)に沿った「和」の演目を披露してきました。こうした場所で好まれる「日本らしいもの」に加え、劇団員がOSKの誇りを持って「芸の品格」を、ともに真摯に受け継いできた結果、今日、ステージの大小・格式を問わずOSKは日本物に強みがあるのだと言えましょう。 なお、宝塚は、平成15年(2003年)月組『花の宝塚風土記』のサブタイトルを最後に『春の踊り』の、平成22年(2010年)星組『花の宝塚絵巻』のサブタイトルを最後に『秋の踊り』の、それぞれ名称自体を使用していません。 年度 OSK 宝塚 昭和62 夢見桜ラプソディ 雪組:宝塚をどり讃歌 星組:紫子 63 花組:宝塚をどり讃歌88' 花組:春ふたたび、雪組:たまゆらの記、月組:恋と汽笛と銀時計 平成元 相生橋夢物語 星組:春の踊り 月組:新源氏物語 2 雪組:天守に花匂いたつ、月組:川霧の橋 3 大津皇子 雪組:花幻抄 4 雪組:この恋は雲の涯まで、雪組:忠臣蔵 5 星組:宝寿頌、月組:花扇抄 6 天上の虹 星組:若き日の唄は忘れじ、雪組:雪之丞変化 7 雪組:あかねさす紫の花 8 花組:花は花なり 9 星組:誠の群像、雪組:春櫻賦 10 雪組:浅茅が宿 11 12 花組:源氏物語 あさきゆめみし 13 月組:いますみれ花咲く 星組:花の業平 14 15 春のおどり 夢燦々 月組:花の宝塚風土記 花組:野風の笛 16 春:桜咲く国、秋:なにわ祭りファンタジー 花組:飛翔無限 雪組:スサノオ、月組:飛鳥夕映え 17 春:平安☆レジェンド 星組:長崎しぐれ坂 18 春:義経桜絵巻、秋:なにわ祭り抄 踊る道頓堀 宙組:維新回天・龍馬伝! 19 春:桜・舞・橋、レ:源氏千年夢絵巻 ~ロマンス~(南座) 星組:さくら 20 春:お祝い道中、レ:源氏千年夢絵巻 ~輪舞曲~(南座) 月組:夢の浮橋 21 レ:桜颱風 真夏の京も桜満開(南座) 雪組:風の錦絵 22 レ:みやこ浪漫 RYOMA(南座) 星組:花の宝塚絵巻 23 春:さくら桜サクラ、虹:安土ロマネスク(南座) 24 春:桜舞う九重に 雪組:JIN 25 春:桜絵草子(日生+松竹座) 星組:宝塚ジャポニズム 26 春:桜花抄(+夏:新橋) 月組:宝塚をどり 雪組:一夢庵風流記 前田慶次 27 春:浪花今昔門出賑 雪組:星逢一夜、花組:新源氏物語 28 春:花の夢 恋は満開(+夏:新橋) 花組:雪華抄 29 春:桜鏡 ~夢幻義経譚~(+夏:新橋) 雪組:幕末太陽傳 30 春:桜ごよみ 夢草子(+夏:新橋) 宙組:白鷺の城 星組:ANOTHER WORLD 31 春:春爛漫桐生祝祭(+新橋) 月組:夢現無双、雪組:壬生義士伝 令和2 春:ツクヨミ(+新橋)、サ:陰陽師(南座) 月組:WELCOME TO TAKARAZUKA 月組:桜嵐記 3 春:ツクヨミ(+新橋) 月組:桜嵐記、星組:柳生忍法帖 4 春:光(+新橋)、レ:陰陽師(南座) 雪組:夢介千両みやげ 5 月組:応天の門、花組:鴛鴦歌合戦 6 春:春楊桜錦絵(+新橋) 宙組:宝塚110年恋のうた 【凡例】 春・夏・秋・虹:春のおどり、夏のおどり、秋のおどり、虹のおどり レ:レビュー in KYOTO サ:OSK SUMMER SPECIAL 新橋:新橋演舞場 日生:日生劇場 +:松竹座公演以降の続演。 特記なければ松竹座公演を指す。 ※鬘や衣装、メイク、設定等が伝統的な日本物様式ではない作品は除外しています。近年増加傾向にある「和風ミュージカル」として、OSK『魔剣士』『闇の貴公子』『新・闇の貴公子』『桜彦翔る!』『海神別荘』、宝塚『MAHOROBA』『るろうに剣心』『NOBUNAGA』『桜華に舞え』『邪馬台国の風』『MESSIAH』『元禄バロックロック』など。 衣装について 類似点 着回しも見所のひとつで、過去の公演で○○さんが着ていた衣装、リフォーム等を探して楽しむ。 数十年近く着回されることも珍しくない。 相違点 宝塚は、宝塚衣装部こと「(株)宝塚舞台 衣装課」が担当している。トップスター・トップ娘役は新調が多い。特に、任田幾英や有村淳がデザイナーとして著名であり、近年では加藤真美のデザインも注目されている。特に21世紀以降、流行の色彩や、凝った素材・デザインを取り入れ、衣装だけの展示会が成立したり、また宝塚ホテル(阪急系列)では常設スペースもあるほどです。 OSKは、近鉄傘下時代に衣装(と音源)を保有していた「(株)近鉄レジャーサービス」より引き継いでいます。 また、松竹系列劇場での公演では「(株)松竹衣装」が担当しています(参考:松竹衣装 過去のお芝居の公演情報)。松竹衣装は、日本物の着付けやセンスが抜群です。 この他、大阪市TOP MODE JAPAN(村山明子)による製作→納入や、「(株)東京衣装」からのレンタルがあります。TOP MODE JAPANは、100周年を機に新調された桜パラソルのデザイン・制作も担当しています(参考)。 ポスター等を見比べる限り、トップスターも含めて、衣装の着回しの頻度は、宝塚とは比べ物にならない位多いのが現実です。しかし、OSKは同じ衣装でも、演出や振付により、似た場面にならないところが、素晴らしいです。 OSKは着回しの多さに対応すべく、シンプルなデザインが多く、OSKの魅力であるダンスを際立たせています。 身長について 共通点 男役の方が背が高く、娘役の方が背が低い。 研修所又は音楽学校で、本人の希望に加え、概ね身長によって男役・娘役の別が決まる(実際には、極端に標準的な身長からかけ離れて希望をしても、役柄や相手役が限られることになるため、身長はやはり無視できない要素である)。 どちらの劇団も、身長はあくまで「夢の舞台上の数値」であることに留意が必要。また、同性同士の芸能である特性上、ペア・コンビを組む相手とのバランスが重要なのも、同様である。 相違点 宝塚では『宝塚おとめ』に、公称身長が掲載されている。 1980年代頃:男役165cm~、娘役154cm~ 2000年代頃:男役167cm~、娘役156cm~164cm 日本人女性の平均身長の上昇もあって、宝塚の公称身長の下限(娘役は上限も)、上昇傾向にあった。ただし、サバを読む方も少なくなく、例えば紫城るいさんは、男役時代は167cm、娘役転向後は165cmに変わった。仙堂花歩さんも在団中は158cmだったが、退団後は154cmになった。他方、愛希れいかさんは、男役から娘役転向後も変わらず167cmだった(トップ娘役としては歴代最高値)。 なお宝塚では、入団後に男役→娘役転向する例は枚挙に暇が無いが、その逆はない。 OSKでは復活後の『OSK FACE』に身長の記載は無い。宝塚と異なり、娘役→男役への転向も容認されるため、小柄な男役スターもいる。また、研修所には以前は「身長158cm以上」の出願要件があったが、実際にはそれに満たない方も入所・入団し、娘役としてソロ場面など大活躍していた。 このようにOSKでは実質的に身長の概念が無く、宝塚以上にそれぞれの適性が重視されている。身長・体格差は、各々が全力で踊ることで克服される(ラインダンスの節を参照)。 ただし、長身が魅力の男役スターの場合、報道などで「身長17Xcmの恵まれたスタイル」等と記載されることもある。 フィナーレ(パレード) 共通点 出演者が全員登場し、最後がトップスター。余韻を残しつつ、華やかに幕が下りる。OSK、宝塚双方に、それぞれ100年余りかけて築いたスタイルがある。 相違点 OSKでは、概ね番手・序列順に登場し、一旦幕が下りた後、アンコールで『桜咲く国』の合唱・傘回しが行われます。 ただし、本来、春公演のテーマ曲だった『桜咲く国』がOSKで恒例化したのは、近鉄傘下を離れて以降です。一時解散に伴い、「存続の会」及び「NewOSK日本歌劇団」が、旧OSKの正統な後継者であることを内外に示す意義がありました。 近鉄時代まではOSKの各種テーマ曲が、公演テーマ曲と区別されて歌われることもありました。 宝塚では、幕開けのエトワールの歌唱の後、番手順にスターが登場し(ポスター、プログラム、おとめ掲載順と異なる)て大階段を歌いながら降りて、客席に一礼します。この順番や、特に二番手の羽のサイズは『路線』を可視化したものとして、重要な意味を持ちます。 そして、暗転の中トップスターは円形の大羽根(ナイアガラ付)を背負って登場し、独唱、客席に一礼した後、銀橋を渡ってさらに客席に挨拶。出演者同士で挨拶を交わし、舞台に戻って幕。 羽の大きさは1970年代以降巨大化し、2000年代以降は現在のサイズと格が定着しました。かつては一本物の芝居(ミュージカル)では、トップスター含め、役柄又はそれをイメージした衣装(羽無し)での登場が一般的でしたが、2010年代以降は、トップスター・トップ娘役・2番手男役のみフィナーレ衣装(大羽根あり)も珍しくなくなりました。 宝塚ではアンコールは特殊な場合(初日、千秋楽、イベント時)しかありません。また、全員がシャンシャンと呼ばれる公演テーマをイメージした小道具を保持しています。 さて、OSKでは、宝塚におけるエトワールも、大階段も、大羽根も、シャンシャンも、有ったり無かったりします。100周年記念『春のおどり』では階段のない平場で、かつ羽根のないシンプルな衣装であり、100周年の節目に、さらに新しい歌劇文化を創る意欲を感じさせる、素晴らしいフィナーレでした(もちろん『桜咲く国』あり)。さらに2024年(令和6年)『春のおどり』は、花道を活かした演出で、これまでに無い斬新なスタイルでした。 階段や羽根そのものは、欧米のレビュー文化の影響ですが、それを巨大化させたのは宝塚歌劇団の文化です。なので、いくらスタッフが共通しているとは言え、OSKで「露骨に宝塚っぽい」演出だと、がっかりしてしまいます。 OSKの自由度の高さ、宝塚の様式美、どちらもそれぞれの劇団の文化として、大切にして欲しいと思います。 劇団員の呼称 類似点 特になし。 OSK「劇団員」「技芸員」 宝塚「(研究科)生徒」「タカラジェンヌ」「(○組の)組子」 (参考) ハウステンボス歌劇団「劇団生」 相違点 宝塚歌劇団は、劇団と音楽学校が一体であった名残から劇団員のことを「生徒」と呼びます。かつて真琴つばささん退団写真集のタイトルの意図として、「(宝塚は)プロでもアマチュアでも無い」とおっしゃっていたように、宝塚の良くも悪くもセミプロな面を象徴しています(だからこそ巧いスターが際立ち、若手を応援したくなるのが魅力でもありますね)。 そして創設者小林一三の発案によるパリジェンヌを捩った造語「タカラジェンヌ」、さらに略して「ジェンヌ」は、宝塚歌劇団員の愛称でありお洒落な令嬢イメージとして、社会で広く認知されています。 一方OSKでは、かつての劇団員の正式名称「技芸員」があります。近鉄時代まで用いられた呼称で、「技芸員補」として入団した後昇進することができました(SKDでも類似の幹部制度がありました)。今日では、あまり用いられていません。 OSK劇団員のことを「生徒」と呼ぶのは、明確な誤りです。 象徴する花、歌 類似点 両劇団とも、団歌以外に劇団を象徴する歌があり、それに由来した花がシンボル。 OSK日本歌劇団『桜咲く国』→桜 宝塚歌劇団『すみれの花咲く頃』→すみれ 相違点 『桜咲く国』は、もともと「第5回春のおどり」のテーマソングで 昭和5年(1930年)3月に発表された、オリジナル曲です。 OSKだけでなく、SKDでも歌われ、松竹系女性歌劇を象徴する歌です。 (OSKとSKDで僅かに音、歌詞が異なります) 『男はつらいよ わが道を行く』では、浅草の国際劇場でSKDを観た主人公:寅さんが帰路、楽しそうに口ずさむ場面があります。 また近鉄バファローズ応援歌(出塁時のテーマ)としても長年親しまれてきました。 最近だと『舞妓さんちのまかない』で、舞妓さんが口ずさむシーンがあります(OSKは南座公演や、舞妓・芸妓さんとの共演があります)。 アスファルトやシャンデリア、と外来語が用いられ、当時のモダンで煌びやかな大阪の雰囲気に加え、桜舞う春の幻想的な情景の中、淡い恋や青春を讃える、素晴らしい歌です。なお、現在のアレンジは近鉄時代後期のものです。 一方、昭和5年(1930年)8月、宝塚の『パリゼット』劇中で『すみれの花咲く頃』が登場。 昭和3年(1928年)にドイツのレビューで発表され、欧州で広くカバーされたヒット曲をいち早く、欧州遊学中の白井鋳造が翻訳して輸入したものです。 原題は『再び白いライラックが咲いたら』で、白井が影響を受けたのはフランス語版『リラの花咲く頃』。過ぎ去った恋を歌う、少し切ない、でも清々しくロマンチックな歌です。 阪急グループを象徴する歌として、阪急百貨店でも用いられています。 正装 共通点 正装として袴姿がある。 OSK:色紋付(紫ぼかし、ピンク※)又は黒紋付(※)に緑の袴 宝塚:黒紋付(家紋はそれぞれ、舞台衣装としては竪琴マーク)に緑の袴 ※黒紋付(五つ紋)。家紋ではなく、丸に桜マーク。 ※紫ぼかし:色留袖(五つ紋)。袖の下部は、流水に桜模様。家紋ではなく、丸に桜マーク。 ※ピンク:色無地(一つ紋)。 (参考) SKD:赤紋付に紺袴 ハウステンボス歌劇団:薄紫紋付(薔薇マーク五つ紋)に紺袴(刺繍デザイン) 相違点 歴史の長さ、導入経緯が異なります。 大正~昭和前期までの草創期には、洋装の方がモダンで洗練されたイメージであり、OSKやSKDはこの系統でした。 逆に宝塚は、第1期生が着用した様子が質素で「生徒」らしく、創設者小林一三の目に留まって、1920年代には正式な服装とされました。宝塚の創設理念の一つは、(水商売と異なり)女性に芸事や教養の教育を施すことであり、袴姿の持つ教師・学生の純朴で貞淑かつ健全なイメージが重要でした。 日中戦争~WW2が激化し、ナショナリズムが高揚する中、1930年代後半からOSKやSKDも和服着用が増え始めます。『50年のあゆみ』では、華美を禁ずる国策・世相の中、1939年(昭和14年)10月にOSSK(当時)は、三つ紋の黒紋付と緑袴を「日本物の制服とした」とされます。 さらに、和装が日常着の地位を喪失した昭和中期以降、宝塚の古風なクラシカルスタイルが新鮮に受け止められるようになりました。1950年代に至り、OSK、SKDとも袴姿を制服の一つに採用するようになります。 宝塚では今日、宝塚音楽学校でのすみれ売り、音楽学校卒業式→宝塚歌劇団入団の口上や退団挨拶といった節目、毎年の拝賀式、(トップスターによる)新年の口上や鏡開き、毎年更新の『宝塚おとめ』のプロフィール写真に、『歌劇』の新年や退団ポートレート、さらには周年記念の集合写真等、草創期からの「劇団の象徴」として着用の機会や露出が非常に多いです。黒紋付の正装だけでなく、小紋~振袖の柄物を着用することも多いです。 一方、OSKでは研修所卒業式では着用するものの、他は固定の機会は宝塚ほど多くありません。製作発表で袴姿で勢揃いしたり、OSK FACEでも袴姿の写真の掲載があります。一時解散前後に、劇団員が袴姿で署名活動に奔走していた姿も、忘れ難い記憶です。 宝塚では黒紋付が全員の正装である一方、OSKでは序列により着用する色が異なります。 黒紋付:トップスター、ベテラン 紫ぼかし:トップスター、上位スター、ベテラン ピンク:全員着用可能 厳密な区分ではなく、あくまで多数名が集合する場合に、スターが際立つように色で区別されています。トップスターがピンクを着ることもあります。家紋ではなく、現在の桜マークに統一されたのは1980年代後半頃です。なお、柄物を着用することは、ほとんどありません。 退団イベント 共通点 公式には両劇団とも「退団」を用いるが、花嫁学校の名残から「卒業」とも呼称され、白を基調とした衣装や花を身に着ける。また、退団公演では、花を持たせる場面が用意される。 様々な事情で、公演時以外の時期(OSKは月末、宝塚は公演の稽古集合日が多い)に退団することもあり、この場合は、観客への挨拶の機会は無い。 参考:衣装デザインTOP MODE ブログ記事より、OSK退団者の楽屋用品の詳細 https //ameblo.jp/coslove-love/entry-12387284560.html?frm=theme 相違点 OSKの場合、近鉄傘下を離れて以降、現在では公演パターンが固定できていないため、特定のパターンや様式はありません。 また退団公演後でも、余韻に浸る暇なく、退団付日までは公演以外の活動(感謝の集い、桜まつり、表敬訪問等)に参加することもあります。 主演~別格スタークラスでは、松竹系大劇場公演後に「さよならショー」「ラストソング」の機会や、別途これに相当する公演(リサイタル、コンサートなどの場合あり)が行われます。また、大阪中心部の常設スペース開設以降、「フェアウェル・パーティー」として、中核スター以外でもその退団者をメインとした小公演が催されるようになりました。平成22年(2010年)頃の公式ブログ開設以降は、退団に際し、思い思いのメッセージを掲載することができます。 OSKの伝統的な別れの歌曲も存在します(歌い出し:またそのうちに、お目にかかりましょう)が、来歴は不詳となっています。 なお、歴史的経緯から袴姿は宝塚ほど重視されておらず、最後の挨拶や写真も、思い思いの衣装(黒紋付、色紋付、黒燕尾、白系のドレス等)です。 宝塚の場合、入団5年目(研5)以上だと本公演終演後に袴姿で大階段の中央を降り、挨拶する資格があります。ただし有償だとされており、トップスター退団時の同時退団が多いのは、この費用の多く(又は全て)をトップスター側が負担するからとも言われます(トップスターの場合、退団DVD・生中継等で劇団にも収益が入ります)。私設ファンクラブでは、退団に備えた積立やカンパが行われることもあります。 この大階段での挨拶では、トップスターのみが唯一、袴姿以外の衣装を着用することができ、その先駆けが大地真央さんです(1985年退団)。以来、黒燕尾、白燕尾、はたまた思い出の衣装で退団したトップスターは枚挙に暇がありません。 退団公演の稽古最終日には、退団者に花が贈られます。千秋楽には、本人の楽屋入りの衣服、楽屋の化粧前が白を基調として飾られます。舞台では、退団者はショーで生花(ブートニア)をあしらい、スターで無くとも目立つパートが与えられます。スターが退団者(や観劇している婚約者)をアドリブでイジり、祝意を込めて盛り上げることも。一旦幕が下りた後、組長が退団者を紹介(近年は映像投影もあり)した後、退団者が現れます。スターでは無い、大多数のジェンヌにとって、大階段の中央を独りで降り、スポットライトを中央で浴びるのは最初で最後になります。「同期」と「組」から「退団ブーケ」と呼ばれる二分割された特殊な花束を受け取り、挨拶をします。最後にトップスター始め全員で「すみれの花咲く頃」「フォーエバー・タカラヅカ」「さよならタカラヅカ」等を歌唱して幕となります。 退団者は袴姿のまま楽屋を出、揃いの白い服を着た家族や友人、そしてファンの出迎えを受けます。その後、レストランやホテルの式場で、「フェアウェルパーティー」が行われます。 このように宝塚では様式化された大規模なセレモニーイベントであり、「歌舞伎は襲名披露で、宝塚は退団公演で稼ぐ」と言われる程です。退団ブーケ等の専門生花店として、らんすいえん(宝塚市)が著名です。 バウ公演や別箱・地方公演で、大きな役を貰った際や、地方公演で故郷に錦を飾った際に辞める方もいます。この際も生花を付けたり、千秋楽のみ別演出、ひと言挨拶等の配慮を受けることもありますが、確約されたものではありません。集合日付退団の場合も、白い衣装でファンの出迎えを受けた方もいます。 スターは機関誌に特集記事が組まれます。スター以外も、ベテランは『歌劇』に黒紋付袴のポートレートが掲載され、また同誌には退団挨拶が入団年数を問わず掲載されます。 かつては、宝塚は「結婚(=婚約者あり)」「結婚準備(=婚約者なし、予定なし)」の二種類の退団理由しかなく、少なくとも2000年代までは結婚を想起させる「お幸せに」と言うメッセージも、ファンから贈られていました。 なお、両劇団とも複雑な事情を想起させる、不自然な退団(挨拶なし)の方もいます。いかなるご事情にせよ、青春を捧げた劇団での最後の瞬間が、幸せなものであることを願っています。 同窓会 共通点 それぞれ同窓会を有し、OG同士の交流や、現役団員の支援をしている。 OSK日本歌劇団『忘れな草会』『OG桜の会』 宝塚歌劇団『宝友会』(一般社団法人 宝塚歌劇団卒業生の会 宝友会) 相違点 規模が違います。 創設以来の宝塚歌劇団員の総数が数千名を数えるのに比し、OSKは元々小規模かつ、近鉄時代以降はOSK日本歌劇団研修所にもまとめた通り、毎年の入団者が一桁の年がほとんどです。 しかしながら、劇団公式HPでは時折、OGの出資で都内の駅に『春のおどり』ポスター掲出や、OGから差し入れを頂いたことが、公表されています。 劇団創設90周年時には、多数のOGが集めたイベントが開催され、現役生とともに記念撮影をなさっています。 私設ファンクラブ等による応援 類似点 私設ファンクラブ(いわゆる会)があり、トークイベント(いわゆるお茶会)や観劇会(いわゆる総見)を実施している。 相違点 宝塚の私設ファンクラブは、劇団非公認で、ファンリーダーが勝手にやってるもの(という建前)ですが、OSKは楊さんのファンクラブHPがあるところからも、ある程度公認されているようです。 宝塚に比し、ファンクラブの活動規模も小さく、退団公演でもない限り、大規模な入り出待ちもなく、観劇時に目立つようなことはありません。OSKは、宝塚が花の受け入れを辞退して以降も、公演時に贈られた花を劇場ロビー等に飾っており、その中にはファンクラブの方から贈られたものもありました。 2019年現在、劇団員を通じて購入したチケットは売り上げの最大10%を劇団員が受け取れると公表されています。また、キャスティングについても、チケット売り上げを受け観客動員を考慮していることも明らかになっています。(関西テレビ2019年6月25日放送:Webアーカイブhttps //www.ktv.jp/runner/backnumber/20190625.html ) 宝塚歌劇団では、(ポストカード・ブロマイド等の公式個人グッズ売り上げ、手紙の数、入出待ち人数等が人気の指標になると信じられているものの)、給与システムも含めてこのような明確な事情が公表されたことはありません。宝塚が「街やシステムも含めた全てが夢の国」なら、OSKは「現実世界にある夢の舞台」と言えましょう。 宝塚の私設FCの、揃いの服を着て整列して楽屋待ち、集団での拍手等の「観劇のお作法」は独特ですが、ファン仲間との交流が楽しいのだと思います。そうした活動がゆるい(あるいは無い)OSKも、また純粋に舞台だけを楽しめるので、それぞれの良さがあります。 公式ファンクラブ、後援会 共通点 公式ファンクラブ「宝塚友の会」「桜の会」を有する。 相違点 宝塚は、もともと(1950年代以前)は、バレエ等の経験者を1年制で音楽学校に入学させていました。高度成長期前ですから、バレエや日舞等の芸事をできるのは、かなり裕福な家庭の令嬢に限定されます。こうした人脈もあって、社会的に地位のある男性ファンによる「愛宝会」があります。愛宝会は劇団員への表彰を行っており、劇団公認の存在です。長らく、政治家の櫻内義雄氏(衆議院議長ほか)が会長を務め、現在の会長は倉林公夫氏(株式会社FS総合研究所 代表取締役 社長)です。 こうした劇団外でのバックアップ体制・ネットワークが、1974年のベルばらブームを機に、1980年代~90年代にかけて東京通年公演体制の確立(東京宝塚劇場の専用化、代替公演用地の確保)、放送チャンネルの開局など、日本全国及び海外への発信力を高めていく足掛かりとなったのは疑いの余地はありません。 他、阪急電鉄グループ内の宝塚後援会として「阪急すみれ会」もあり、表彰を行っています。 一方のOSKは、芸に邁進するストイックさから、戦後のレビュー黄金時代にも部外のスポンサー(パトロン)と積極的にかかわってきませんでした。このことは90年史p.133でも触れらています。 遅まきながら、「大阪商工会議」や公益財団法人「関西大阪21世紀協会」等から後援を受けるようになりました。 劇団創設90周年の2012年(平成24年)には「OSK日本歌劇団支援委員会」が設立され、在阪経済人が参画されています。同年から始まった学生への「訪問ダンス授業」のスポンサーは「象印マホービン」(本社:大阪府大阪市)ですし、公演スポンサーに「ユーハ味覚糖」や「牛乳石鹸共進社」(いずれも本社:大阪府大阪市)がついたこともあります。 着実に、在阪企業から支援・支持を受け、大阪の劇団としての地位を盤石にしつつあります。 なお、2017年(平成25年)には「岡山OSK日本歌劇団後援会」も立ち上げられています。 派生劇団等 共通点 特になし。 相違点 OSKの前身である、松竹楽劇部の東京版が、東京松竹楽劇部で、のちの松竹歌劇団(SKD)です。SKDは多数の有名女優を輩出しました。 1960年代~1996年まで存在した、那須ロイヤルダンシングチームのショーにも、振付の大谷盛雄・奥山賀津子ら、音楽の中川昌ら、OSKおなじみの先生方が多数参加されています。資料が少ないのですが、写真を見る限り、当時のOSKによく似ています。 その後、親会社であった近畿日本鉄道(近鉄)の支援打ちきり後、劇団員は複数の団体に分かれました。うち、最終的にOGの1/3が参加した『存続の会』が、結果的に劇団の正統な後継団体として合意し、今日のOSKとして存続しています。 和倉温泉加賀屋専属の『雪月花歌劇団』は、この一時解散時にOGがかなり移籍し、その後は公演ごとにオーディションをしているようですが、こちらも15年余りにわたって継続しています。OSKでお馴染みの、演出家北林佐和子らが参加されています。残念ながらコロナ禍で活動を長期休止中です。 元トップ那月峻主宰の『歌劇ビジュー』は兵庫県を中心にスター級のOGが出演し、敬天(あつたか:恋香うつる)が脚本や演出を手掛けていました。平成26年(2014年)に敬天氏が逝去し、平成28年(2016年)1月の公演を最後に、舞台公演が途絶えています。 そして、『ハウステンボス歌劇団』に、『雪月花歌劇団』から複数のOSK OGが移籍し、活躍されています。なにより、発足当初は、OSKの楽曲が多数使われていました。ただし、劇団員やスタッフの経歴にOSK出身と明記しないなど、OSKファン視点では、もやもやするものがあります。 このように、OSKからは歴史上、派生劇団・影響を与えたプロ劇団がいくつもあります。商業劇団ではありませんが、ダンスやミュージカル教室を主宰し、公演を行う方も複数いらっしゃいます。「女性歌劇」という文化を広く根付かせたことは、OGの奮闘も含めて、誇るべき歴史です。 一方の宝塚には、最初期のOSK等、影響を与えた劇団やアマチュアの「もどき劇団」は多数あるものの、公式に派生・協力した劇団はありません。宝塚OGが、ハウステンボス歌劇団やアマチュアの歌劇団立ち上げに劇団員・スタッフとして参画する等、個人・グループ単位での活動に留まります。 セカンドキャリア(退団後) 共通点 少女歌劇には「花嫁学校」としての側面がある。 退団後、芸能活動を続ける方や、ダンス・声楽・ヨガ等の講師が多い。他の職業に就かれる方、結婚して家庭に入られる方もいる。 相違点 OSKの宝塚との大きな違いな一つが、入団年齢の上限です。 近鉄傘下時代には、上限が20歳(専門・短大卒、大学中退)まで、 それ以降は23歳未満(大卒)までとなっています。 旧歌劇学校休校後の数年にわたる募集停止や一時解散による劇団員数の激減から、年齢上限を上げざるを得なかったものの、結果的には、多様な生き方を尊重する現代の価値観に合うことになりました。 OSKでは、入団前に取得した資格や経験を活かし、舞あかりさんのように保母資格(保育士資格)を有したダンス講師として専門技能を生かした活動をされる方や、京極遥さんのように看護師として働きながら、レビュー普及活動を続ける方もいらっしゃいます。 宝塚に比べて全国的な知名度が劣り「元OSK」の肩書だけでは通用しないのもまた現実で、その分、セカンドキャリアが多様性に富んでいます。 近鉄時代にOSKがショーを行っていた経緯から、和倉の加賀屋:雪月花歌劇団に出演する方や、ハウステンボス歌劇団に経験者採用で入団する方もいます(他歌劇団のトップスターも参照)。 一方、宝塚音楽学校で、高卒資格が取得できるようになったのはごく近年のことで、退団後、一般社会からのブランクがかなり開いた状態で進学や再就職をしなければなりません。OGの華陽子さん(元花組娘役スター、池田銀行イメガ)は退団直後”バスの乗り方が分からなかった”と話されています。 退団後に進学してキャリアアップし、再就職・起業や家業継承で活躍なさる方もいます。特に、美園さくらさんが、トップ娘役になる努力と、通信制大学卒業を両立されたのは、本当に素晴らしいことです。 このように市井の社会人、あるいは芸能人として、きちんとセカンドキャリアを送る方も多数いらっしゃいますが、劇団の知名度があるがゆえに、露出の多さに比し活動実態が乏しく「元宝塚歌劇団」しか肩書の無いOG、「宝塚の暴露話」や「一般社会とズレている話」を披露するしかないOGの姿には残念な気持ちになります。 女性の社会進出が進み、華やかな舞台の次は、結婚しておしまい、 ではなくなったのですから、各方面での両OGの活動・活躍に期待します。 劇団員のスタッフへの転身 類似点 両劇団とも、OGの劇団スタッフ(演出、振付、声楽・ダンス指導、養成所講師、衣装など)が少なからず存在する。 相違点 OSKの場合 、新人が作品を手掛ける機会が少なくない。 はやみ甲さんは、1982年(昭和57年)入団ですが、その初舞台公演『花と光の舞踏会』で、なんとトップスター嵯峨みさ緒さんの振付に携わったとのこと(参考:大人の文化村)。退団後もOSK公演や、自身の主宰するユニット夢組での演出・振付で活躍なさっています。 近鉄傘下後だと、研修所83期の中村李弥(演出家としてはRi-ya)さんは、研修所こそ中退されましたが、同期である83期の卒業公演を手掛け、翌年84期の卒業公演も担当。その後、郷里の市民劇団で活動を続けて経験を積み、『SILVER ROSE』や『プリメール王国物語』で再びOSK公演に参画しています。 宝塚の場合、専科の超ベテランを除けば、在団のままスタッフを務めることは稀です。在団中に演出を手掛けた春日野八千代さんがいらっしゃいます(『ローサフラメンカ』『光明皇后』等)。 プロ野球 ※下記の経緯から、現在の活動についてはOSK日本歌劇団とプロ野球を参照 共通点 かつては、親会社が歌劇団と球団を保有。 相違点 阪急では、小林一三の遺訓であり歌劇団と球団を手放してはならないとされてきました。 しかし、阪急の「二大お荷物」として、昭和63年(1988年)をもって球団をオリエンタルリース(現オリックス)へ売却。 同時期から歌劇団の東京進出を本格化させ、遊園地も手放しながらも 歌劇団の知名度、ブランド力(高級・令嬢イメージ)を向上させて「孝行娘」にし、今日の隆盛を築き上げました。 近鉄は長年にわたり散漫経営が続きました。 リーグ優勝を何度も果たしてきましたが、選手の待遇は劣悪だったとされます (詳しい話は、OBの金村義明氏が「貧乏球団」の思い出をよく披露なさっています)。 Jリーグ発足の危機感から1990年代前半に各球団がマスコットやダンスパフォーマンスを充実させていますが、 これをOSK団員が「バファローズギャル」「OSKチアリーディングチーム」として担当していました。 OSKはいわば「本業」以外の近鉄傘下の旅館等のショーを手掛け、これらの収入が重要でした。 近鉄時代末期のあやめ池遊園地は、OSK観劇料が安く、それでもガラガラであり、 心配したファンからは値上げするよう声があった程です。 宝塚がブランドイメージを作り上げたのと対照的に、マーケティング戦略を誤ったとしか言えません。 2000年代に入り、いよいよ近鉄本社・近鉄レジャーサービスの経営が厳しくなると、 平成15年に近鉄の支援打ち切りでOSKが一時解散の憂き目にあい(そこからの奇跡の復活は、語るまでもないでしょう)、 翌平成16年には近鉄・オリックス合併を端緒に、球界再編騒動が巻き起こりました。 そう、現在の『オリックス•バファローズ』は、両歌劇団の親会社2社をルーツとしています。 歌劇史の面からも、大変興味深い結びつきだと思います。 関係者 OSK日本歌劇団 演出家 横澤英雄(横沢秀雄) 父横沢三郎が、『東京セネタース』『阪急ブレーブス』選手 宝塚歌劇団 野球と少女歌劇が大正~昭和初期に勃興したのを反映し、 黎明期から婚姻による結びつきがあることに驚嘆します。 横澤英雄 演出家 OSKに同じ。 春日花子 5期生 明治大学、大阪毎日野球団の投手を経て『毎日オリオンズ』監督の湯浅禎夫と結婚。 花野春子 12期生 横沢三郎と結婚。 尾上さくら 20期生 横沢三郎の妹、横澤英雄の妹。 代々木ゆかり 26期生 『読売ジャイアンツ』選手のち監督の川上哲治と結婚。 草間淑江 29期生 『南海ホークス』選手のち監督の鶴岡一人と結婚。 歌園いすゞ 42期生 『大阪タイガース』他選手:河津憲一と結婚。 瀬戸みちる 44期生 『中日ドラゴンズ』『ロッテ•オリオンズ』選手:江藤慎一と結婚。 多麻可津美 54期生 『大洋ホエールズ』『南海ホークス』選手:伊藤勲と結婚 白川亜樹 65期生 在団中に『阪急ブレーブス』投手:山沖之彦と婚約し大きなニュースとなり寿退団。 秋月志保 70期生 『広島東洋カープ』選手のち監督:野村謙二郎の姉。 松波美鶴 73期生 『阪急ブレーブス』選手:高井保弘と結婚。 はやせ翔馬 74期生 江藤慎一夫妻の娘。 鈴奈美央•沙也 76期生 双子姉妹。河津憲一夫妻の娘。 琴まりえ 83期生 『広島東洋カープ』投手:今井啓介と結婚。 芹香斗亜 93期生 宙組に在団中。山沖之彦夫妻の娘。 麻央侑希 94期生 『読売ジャイアンツ』選手、『ヤクルトスワローズ』『西武ライオンズ』監督の広岡達郎の孫娘。 暁千星 98期生 星組に在団中。『南海ホークス』投手:山内和宏の娘。 姫歌ひな乃 99期生 笘篠誠治夫妻の娘。元子役、退団後は「笘篠ひとみ」。 妃純凛 100期生 月組に在団中。『近鉄バファローズ』他投手:太田幸司の娘。 草薙稀月 101期生 『中日ドラゴンズ』選手:松永幸男の娘。 大路りせ 105期生 宙組に在団中。『阪急ブレーブス』他選手:風岡尚幸の娘。 (参考)松竹歌劇団 小倉みね子 1期生 『大阪タイガース』他選手の小島利男と結婚。 瞳はるか 『西武ライオンズ』選手:笘篠誠治と結婚。 オリンピック 共通点 両劇団とも、オリンピックに直接・間接的に関与している 相違点 令和3年(2021年)の東京オリンピック開会式に宝塚OGの真矢みきさんが出演され、さらに閉会式で現役スターが国歌を斉唱したことは記憶に新しいと思います。「兵庫県の劇団」がどうして「東京」オリンピックに?というツッコミは、宝塚が昭和9年(1934年)から中断を挟みながらも90年弱公演を続けてきたので、東京に縁がある存在であることによると理解しています。 遡ること令和2年(2020年)には、花組『ダンス・オリンピア』や、星組『Ray』中の五輪を想起させる場面、そして月組『Welcome to Takarazuka』の訪日客をターゲットにした日舞レビューなど、劇団全体でオリンピックの機運を盛り上げようとしていた姿がうかがえます。 一方のOSKは、OGの石崎共美(55期、在団時の芸名:津田馨)氏がアーティスティック・スイミング(旧シンクロナイズド・スイミング)の振付家をしています。また、令和3年の東京五輪では、OGの八洲承子さんが、奈良県斑鳩町で聖火ランナーを務めています。 連続テレビ小説(朝ドラ) 共通点 朝の連続テレビドラマは、若手俳優(主に女性)が起用され、生活習慣として広く視聴されている。この朝ドラの主要キャストに現役団員が出演し、全国的な知名度や人気を高めた。 また劇団そのものが題材(モデル)又は舞台となったこともある。 相違点 宝塚歌劇団は、朝ドラヒロインを複数名輩出しています。また題材となったことも複数回あります。 OSKは、NHK令和5年後期『ブギウギ』でOG笠置シヅ子さんがモデル(内容はフィクション)となり、主要キャストに翼和希さんが出演することになりました。 この他『おちょやん』でのOSK現役団員のエキストラ出演が確認されています。 OSK日本歌劇団 年度 題名 区分 登場概要 令和5 NHK『ブギウギ』 モデル、現役団員出演 ヒロインのモデルが笠置シヅ子。梅丸少女歌劇団(USK)に入団し、歌手として活躍する歴史ドラマ。 長期の夜ドラマシリーズ『チコちゃん日記』に小柳弥栄が出演した例があり、短期の夜ドラマシリーズである銀河テレビ小説『我が歌ブギウギ』で笠置シヅ子さんが題材になり、現役団員(英みち、有希晃)が出演している。 この他、夜の民放ドラマのレギュラー出演に若木志帆の例がある。 宝塚歌劇団 年度 題名 区分 登場概要 昭和50 TBS『加奈子』 現役団員主演 遥くららが主演。現代ドラマ。 55 NHK『虹を織る』 題材、現役団員出演 ヒロインが宝塚少女歌劇団に入団する歴史ドラマ。 平成5 NHK『ぴあの』 現役団員主演 純名里沙が主演。童話作家を目指す女性の現代ドラマ。 15 NHK『てるてる家族』 題材、現役団員出演 ヒロインが宝塚音楽学校に入学(入団せず)する歴史ドラマ。 『加奈子』主演後、遥くららさんは多数のドラマで活躍。この他、夜のドラマの主演に鮎ゆうき、レギュラー出演に星蘭ひとみの例がある。 宝塚歌劇団やOGを題材にしたドラマに『越路吹雪物語』(瀧本美織&大地真央W主演、伝記ドラマ)や『愛と青春の宝塚』(藤原紀香主演、フィクションドラマ)がある。 「宝塚落ち」について 今日、宝塚歌劇団の付属機関である宝塚音楽学校は20倍前後の高い倍率があり、言い換えれば不合格になる方も非常に多いです。出身スクールにまとめましたが、OSK劇団員には宝塚受験スクールに在籍していた方も少なくありません。 一方、元々ミュージカル女優やダンサー、教員(幼稚園、小学校)志望の方が転向されたケースもあります。専門学校や、大学•短大時代に歌劇を志した方は「宝塚落ち」になりようがありません。宝塚に関心はありつつ、受験しなかった方もいらっしゃいます。 当然のことながら、OSKが大好きで、あるいは一日も早くプロになるべく、中卒•高校中退(=宝塚への受験機会がまだある状態)で、OSKに入所(入学)する方もいらっしゃいます。 また体格に関して、宝塚歌劇団では、娘役なら公称160cm、男役なら公称170cm前後の痩身な団員が多く「粒ぞろい」な印象です(良く言えば統制美、悪く言えば画一的)。他方、OSKは宝塚基準では「規格外」の体格ながら、機敏で魅力的な方が多い印象です。 「宝塚落ち」が、舞台人として劣っていると言うことは全く無く、それぞれの劇団の雰囲気や規格に合うか合わないか、なのです。 そして「宝塚落ち」と言う挫折を経験した方は、それでもなお「歌劇が好き」「舞台が好き」と言う気持ちと向き合い、OSKに根を張り、『雑草魂』と呼ばれる力強く熱い舞台姿を魅せてくれます。 (67期OGの方のブログ記事を、ぜひご覧下さい→https //ameblo.jp/tomo461127/entry-12775786756.html) 出身スクール一覧を見れば、スクール生同士では「宝塚受験」としては明暗が分かれたことでしょう。しかし、楊さんのように奮起してOSKトップスターに上り詰め歌劇史や松竹カレンダーに名を残したり、翼さんのようにNHKドラマ『ブギウギ』に重要な役で出演する方もいるのです。 それぞれの教室で少女時代に同じ志を持って一緒に努力した仲間同士の友情は続き、OSKや宝塚公演相互に団員の目撃情報もあります。優劣や勝敗を煽るのではなく、それぞれの所属劇団で努力なさっていることに敬意を表すべきでしょう。 なお、宝塚音楽学校受験の有無とは別に、同校附属の別科やコドモアテネ出身者もいます。 (参考) 全盛期(昭和30年代)のSKD付属「松竹音楽舞踊学校」は、宝塚と年齢制限が同じ一方、試験日・授業開始日を宝塚の合格発表より前に設定していたため、「宝塚落ち」は入学・入団不可能だった。 「宝塚落ち」を公表しているスター 笠置シヅ子 洋あおい 楊琳 翼和希 共通するスタッフ ※加筆予定 宝塚所属・出身の方をOSKは多く受け入れていますが、その逆はほぼ無い傾向にあります。 演出家 横澤英雄(宝塚所属→出身、OSKでは横沢秀雄名義も) 植田紳爾(宝塚所属) 中村一徳(宝塚所属) 荻田浩一(宝塚出身) 振付家 日舞 山村友五郎(旧芸名:山村若※六世宗家)(宝塚音楽学校講師、植田紳爾の長男) 藤間豊宏(宝塚音楽学校講師) 花柳寿楽 飛鳥峯王(長男は市川右團次) 藤間瑛乾 尾上菊之丞 西川箕乃助 洋舞 山田卓 大谷盛雄 名倉加代子 中川久美 内田喜隆 小沢周三 関根玲子 羽山紀代美(宝塚出身) 麻咲梨乃(宝塚出身) 藍エリナ(宝塚出身) 尚すみれ(宝塚出身) 伊賀裕子(宝塚出身、芸名:江真千晶) 芹まちか(宝塚出身) 仲本智代(宝塚出身、芸名:荻代彩乃、宝塚音楽学校講師、OSK92期:羽那舞の母) れい美花(宝塚出身、芸名:麗美花) 上島雪夫 ※OSKでは演出も 桜木涼介 平澤智 ※OSKでは演出も 鳥居かほり 港ゆりか 音楽 斉藤恒芳 木川田新
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osk /// / 晴れ 2 \ 15 seren klel esk \ [ ova ] \ osk ok esp 晴れ時々曇り、晴れときどき曇り、はれときどきくもり \
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現在 かつて近鉄傘下であった縁から、 オリックス•バファローズ(旧近鉄球団の後継(傍系)) 東北楽天ゴールデンイーグルス(旧近鉄球団から選手が多数分配) の試合時に、国歌斉唱や始球式ピッチャーを務めたことがある。 年 月日 主催vs対戦 イベント名 参加者 平成23 8/12 オvs西 LEGEND OF Bs2011~蘇る黄金の70’s~ 桜花昇ぼる、朝香櫻子、牧名ことり 平成28 8/18 楽vsロ (特になし) 登堂結斗(始球式のみ) 平成29 8/20 楽vsソ 象印熱中応援団 BLACK EAGLES DAY 高世麻央、翼和希(始球式も)、千咲えみ、登堂結斗 近鉄傘下時代 同じく近鉄傘下であった、大阪近鉄バファローズの試合時に 「バファローズギャル」「OSKチアリーディングチーム」として、 応援パフォーマンスを披露していた。 日本歌劇学校でも、チアリーディングの授業があった。 私設応援団による出塁時テーマとして『桜咲く国』が用いられ、楽天応援団に継承されたが、2019年頃から使用されなくなった。 動画等
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令和2年(2020年)以前は、「トップ娘役」の定義が不明瞭のため、トップスターが出演する松竹座・南座・新橋演舞場・近鉄劇場クラスの公演またはたけふ菊人形公演・あやめ池公演でヒロイン格を務めた方を、主な相手役として記載。 近鉄時代末期の洋と那月はダブルトップ体制。令和3年(2021年)以降は、「男役トップスター」に加え「娘役トップスター」の地位が明確化。 ※加筆予定 期間 芸名(出身地) 主な相手役 飛鳥 明子 ※1 (松組)柏 ハルエ ※1 (竹組)アーサー 美鈴 ※1,2,3,4 秋月 恵美子 ※1,2,3,4 芦原 千津子 ※3,4 勝浦 千浪 京 マチ子 ※4 (松組)香住 豊 歌園 佐智子 (竹組)米花 真砂子 大淀 しぐれ ~昭和50 牧 香織 小月 恵美子、小町 瑠美子 ~昭和61 嵯峨 みさ緒 麻里 美由起、水穂 ゆう紀、雅 都貴、八坂みどり 昭和61~平成8 東雲 あきら(三重県) 友美 愛、千爽 貴世 平成8~12 煌 みちる(大阪府) 湖上 芽映 平成12~14 洋 あおい(大阪府)、那月 峻(兵庫県) 千爽 貴世、若木 志帆 平成14~15 那月 峻(兵庫県) 千爽 貴世、若木 志帆、沙月 梨乃 平成15~19 大貴 誠(神奈川県) 若木 志帆、北原 沙織、朝香 櫻子 平成19~26 桜花 昇ぼる(奈良県) 朝香 櫻子、牧名 ことり 平成26~30 高世 麻央(神奈川県) 牧名 ことり、折原 有佐 平成30~令和2 桐生 麻耶(栃木県) 舞美 りら、城月 れい 期間 芸名 令和3.4~6.8 男役:楊 琳(神奈川県) 令和3.4~6.8※5 娘役:舞美 りら(京都府) 令和3.4~ 娘役:千咲 えみ(東京都) ※1 特定の劇団員をクローズアップする「トップスター」の概念は確立されていないものの、ポスターやプログラムにメインのスターとして掲載されていた。 ※2 秋月(主に男役)と芦原(女役)は、1930年代から約40年に渡って第一線で活躍。二人のコンビも多数。 ※3 秋月、芦原、勝浦は、松竹時代の劇団員序列最上位の「幹部」から、1952年(昭和27年)からは、さらに別格の「特別出演」の位置づけとなった。 ※4 秋月、芦原、勝浦、香住は、1954年(昭和29年)の序列名簿で、最上位の「大幹部」となった。 ※5 舞美が新設された「娘役トップスター」に就任したのは2021年(令和3年)4月だが、2018年(平成30年)時点で娘役序列最上位。 戦時下の慰問について 本拠地の大阪劇場閉鎖に伴い、1944年(昭和19年)、以下のリーダーごと4班に分かれ、移動演劇隊として軍及び軍需工場で慰問公演を行った(『50年のあゆみ』より)。 第1班:秋月 恵美子 第2班:芦原 千津子 第3班:勝浦 千浪 第4班:京 マチ子 組制度の変遷 1943年(昭和18年)~:「松組」「竹組」 1946年(昭和21年)~:「松組」「竹組」「梅組」 1952年(昭和27年)~:「松組」「竹組」+特別出演(秋月、芦原、勝浦) 1957年(昭和32年)~:「専科」「松組」「竹組」+特別出演 1967年(昭和42年)~:「富士組」「桜組」+特別出演(秋月、芦原、勝浦) (時期不明:組制度消滅) 2014年(平成26年)~:「特別専科」※組制度なし 「トップ○○」について 宝塚歌劇団では1980年代にスターシステム(主演男役/娘役コンビと2番手男役の体制、そこに至る序列・育成)が確立されたので、「主演男役(トップスター)」「主演娘役(トップ娘役)」は役職名でもあります。ただしトップ娘役は不在の場合もあり(1984年雪組、1994年雪組、2009年月組、2017年宙組)、あくまでトップスターの相手役に過ぎず、娘役の筆頭というニュアンスです。 一方OSK日本歌劇団では、もともと娘役や別格スターの地位が高いことに加え、劇団員の序列とトップスター候補の境目が曖昧です。男役の「トップスター」はただ一人ですが、その相手役の娘役は複数存在し得ます。2・3番手スターより、別格スターの方が序列が高い場合があり、「序列」と「番手」も同一ではありません。報道やOGの方の経歴で「トップ○○」とある場合、「トップスターの相手役」の他に「序列最上位」「主演/ヒロイン」という意味があります。令和2年以前においては、どの用法も虚偽ではありません。
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5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)演劇・舞台役者板の、過去のスレッド一覧。 →2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 2000/09/07〜現在 近鉄時代 OSK日本歌劇団 http //salad.2ch.net/drama/kako/968/968285833.html ★☆OSK日本歌劇団・第2幕 http //salad.2ch.net/drama/kako/995/995733009.html ★★☆OSK日本歌劇団・第3幕☆★★ http //salad.2ch.net/drama/kako/1007/10076/1007633546.html ★★★☆OSK日本歌劇団・第4幕☆★★★ http //caramel.2ch.net/test/read.cgi/drama/1021959197/ →http //2se.dyndns.org/test/readc.cgi/caramel.2ch.net_drama_1021959197/ ★★★☆OSK日本歌劇団・第5幕☆★★★ http //caramel.2ch.net/test/read.cgi/drama/1025518769/ →http //2se.dyndns.org/test/readc.cgi/caramel.2ch.net_drama_1025518769/ ★★★☆OSK日本歌劇団・第6幕☆★★★ http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/drama/1031297485/ →http //mimizun.com/log/2ch/drama/1031297485/ ★★★☆OSK日本歌劇団・第7幕☆★★★ http //hobby2.2ch.net/drama/kako/1036/10367/1036758385.html ★★★☆OSK日本歌劇団・第8幕☆★★★ http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/drama/1046552402/ →http //mimizun.com/log/2ch/drama/1046552402/ 新OSK時代 【祝】新体制OSK日本歌劇団【市民劇団】 http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/drama/1054567974/ 【桜再び】OSK日本歌劇団【市民劇団】 Part2 http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/drama/1057312741/ 【立ち上げ】OSK日本歌劇団【成功】 Part3 http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/drama/1062033262/ 【前途】OSK日本歌劇団【洋々?】 Part4 http //hobby3.2ch.net/test/read.cgi/drama/1073298734/ 【春爛漫?】OSK日本歌劇団Part5【桜満開?】 http //hobby5.2ch.net/test/read.cgi/drama/1079942464/ 【祝秋の踊り?】OSK日本歌劇団【スピード全壊?】 http //hobby5.2ch.net/test/read.cgi/drama/1085337210/ 【秋のおどり】OSK日本歌劇団【New】 Part7 http //hobby5.2ch.net/test/read.cgi/drama/1092549479/ 【世界館】NewOSK日本歌劇団【弁天町】 Part8 http //hobby8.2ch.net/test/read.cgi/drama/1106867166/ 【今年の秋は】NewOSK日本歌劇団【武生なの】 http //hobby8.2ch.net/test/read.cgi/drama/1120832072/ 【大貴イズム】NewOSK日本歌劇団【82・83期キモオタ】 http //hobby8.2ch.net/test/read.cgi/drama/1155959373/ 【みんな】NewOSK日本歌劇団 Part11【輝け!】 http //hobby8.2ch.net/test/read.cgi/drama/1162863560/ 【新たな】NewOSK日本歌劇団 Part12【旅立ちへ】 http //hobby9.2ch.net/test/read.cgi/drama/1168040100/ 【輝く】NewOSK日本歌劇団 Part13【未来へ】 http //hobby9.2ch.net/test/read.cgi/drama/1173432570/ 【萌える闘魂】NewOSK日本歌劇団 Part14【桜咲く】 http 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//gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1221399266/ 【春は】OSK日本歌劇団Part27【松竹座】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1229750932/ OSKはいったいどうなるの?(実質28) http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1233068679/ 【桜花の如く】OSK【煌めいて】(実質29) http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1237963488/ 【夏は】OSK日本歌劇団part30【京都南座】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1243511025/ 【夏の京都に】OSK日本歌劇団Part31【桜颱風】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1246622369/ 【夢は】OSK日本歌劇団part32【叶う】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1249116383/ 【秋祭り】OSK日本歌劇団part33【花火】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1251350066/ 【YUKIMURA】OSK日本歌劇団 Part34【絵巻】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1255330968/ 【ブリーゼ】OSK日本歌劇団 Part35【歴女】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1259222010/ 【万博】O S K 日 本 歌 劇 団 Part35【海外】(実質36) http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/drama/1262001550/ OSK日本歌劇団【part36】(実質37) http //toki.2ch.net/test/read.cgi/drama/1286618321/ 【桜×3】O S K日本歌劇団 Part37【ダンス×3】(実質38) http //toki.2ch.net/test/read.cgi/drama/1294204833/ 【急上昇】O S K 日 本 歌 劇 団Part39【急降下】 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/drama/1305624358/ 【九十】OSK日本歌劇団 Part40【周年】 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1333367733/ 【東西】OSK日本歌劇団 Part41【桜】 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1355064714 【目指せ】OSK日本歌劇団 Part42【百周年】 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1385799793/ 【卒業】OSK日本歌劇団 Part43【お披露目】 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1399967663 【桜nippon】OSK日本歌劇団 Part44【愛の翼】 http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1409415501 【新体制】OSK日本歌劇団 Part44【出発】(実質45) http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1409464160 【春のおどり】OSK日本歌劇団 Part45【6月】 [転載禁止]©2ch.net (実質46) http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1421416048 【初挑戦】OSK日本歌劇団 Part47【ニコミュ】 [転載禁止]©2ch.net http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1441973954 ▽▲▽OSK日本歌劇団 Part48▼△▼ [無断転載禁止]©2ch.net http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1449740443 ○●○OSK日本歌劇団 Part49●○● [無断転載禁止]©2ch.net http //yomogi.2ch.net/test/read.cgi/drama/1456152794 □■□OSK日本歌劇団 Part50■□■ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1462721409 ☆★☆OSK日本歌劇団 Part51★☆★ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1468902330 ☆★☆OSK日本歌劇団 Part52★☆★ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1474462112 △OSK日本歌劇団 Part53△ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1478506398/ ○OSK日本歌劇団 Part54○ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1484650305/ ★OSK日本歌劇団 Part55★ [無断転載禁止]©2ch.net http //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1490003774/ ★OSK日本歌劇団 Part56★ [無断転載禁止]©2ch.net https //mint.2ch.net/test/read.cgi/drama/1493649664/ ☆OSK日本歌劇団 Part56☆ [無断転載禁止]©2ch.net(実質part57) https //mint.5ch.net/test/read.cgi/drama/1497434693/ ★OSK日本歌劇団 Part58★ http //itest.2ch.net/lavender/test/read.cgi/drama/1500206698 ★OSK日本歌劇団 Part59★ http //lavender.2ch.net/test/read.cgi/drama/1502024866/ ★☆★OSK日本歌劇団Part60★☆★祝95周年★☆ [無断転載禁止]©2ch.net https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1504670001/ ★☆★OSK日本歌劇団Part61★☆★祝95周年 [無断転載禁止]©2ch.net https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1505985501/ ★☆★OSK日本歌劇団Part62★☆★祝95周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1507508933/ ★☆★OSK日本歌劇団Part63★☆★祝95周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1509334359/ ★☆★OSK日本歌劇団Part64★☆★祝95周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1511199166/ ★☆★OSK日本歌劇団Part65★☆★祝95周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1513085100/ ★☆★OSK日本歌劇団Part66★☆★祝95周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1516451820/ ★☆★OSK日本歌劇団Part67★☆★祝95周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1520175237/ ★☆★OSK日本歌劇団Part68★☆★祝95周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1524269817/ ★☆★OSK日本歌劇団Part69★☆★祝96周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1528130003/ ★☆★OSK日本歌劇団Part69★☆★祝96周年(実質Part70) http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1531438626/ ★☆★OSK日本歌劇団Part71★☆★祝96周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1533900612/ ★☆★OSK日本歌劇団Part72★☆★祝96周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1536026836/ ★☆★OSK日本歌劇団Part73★☆★祝96周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1538986270/ ★☆★OSK日本歌劇団Part74★☆★祝96周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1542219348/ ★☆★OSK日本歌劇団Part75★☆★祝96周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1546159122/ ★☆★OSK日本歌劇団Part76★☆★祝97周年 http //itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/drama/1549293325/ ★☆★OSK日本歌劇団Part77★☆★祝97周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1553819098/ ★☆★OSK日本歌劇団Part78★☆★祝97周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1557241710/ ★☆★OSK日本歌劇団Part79★☆★祝97周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1561236253/ ★☆★OSK日本歌劇団Part80★☆★祝96周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1565929694/ ★☆★OSK日本歌劇団Part81★☆★祝96周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1569251457/ ★☆★OSK日本歌劇団Part82★☆★祝96周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1571875381/ ★☆★OSK日本歌劇団Part83★☆★祝96周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1575117621/ ★☆★OSK日本歌劇団Part84★☆★祝97周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1579791170/ ★☆★OSK日本歌劇団Part85★☆★祝97周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1582885622/ ★☆★OSK日本歌劇団Part86★☆★祝97周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1586146306/ ★☆★OSK日本歌劇団Part87★☆★祝98周年 http //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1589489344/ ★☆★OSK日本歌劇団Part88★☆★祝98周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1595249588/ ★☆★OSK日本歌劇団Part89★☆★祝98周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1598534978/ ★☆★OSK日本歌劇団Part90★☆★祝98周年 http //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1602145387/ ★☆★OSK日本歌劇団Part91★☆★祝98周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1606865650/ ★☆★OSK日本歌劇団Part92★☆★祝98周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1611453958/ ★☆★OSK日本歌劇団Part93★☆★祝99周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1616835391/ ★☆★OSK日本歌劇団Part94★☆★祝99周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1624102981/ ★☆★OSK日本歌劇団Part95★☆★祝99周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1633643136/ ★☆★OSK日本歌劇団Part96★☆★祝100周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1640747156/ ★☆★OSK日本歌劇団Part97★☆★祝100周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1648605081/ ★☆★OSK日本歌劇団Part98★☆★祝100周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1661307745/ ★☆★OSK日本歌劇団Part99★☆★祝100周年 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/drama/1671262427/ ★☆★OSK日本歌劇団Part100★☆★祝100周年 https //itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/drama/1681597953/ ★☆★OSK日本歌劇団Part101★☆★ https //itest.5ch.net/test/read.cgi/drama/1700184387/
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平成19年(2007)、京都南座で劇団創立85周年記念として、1955年以来52年ぶりにレビューが上演された。以後、夏~秋頃に公演が行われている。 平成23年(2011年)に『虹のおどり』に改称と発表があったが、結局、翌年から元の名称に戻るとともに連番が無くなった。新装開場後の令和元年(2019年)及び翌年も別名称が使われたが、新型コロナ感染拡大による中止を挟み、結局、この名称に落ち着いた。 松竹座『春のおどり』からの続演が多いが、第1・2部どちらか一方または完全新作の年もある。公演スケジュールにより、毎年恒例とはなっていない。日本有数の歴史を誇る劇場であり、OSKの公演の中で、とりわけ格やクオリティの高さが期待される公演となっている。 多くの作品がDVD化されていません。松竹へ要望を出してみましょう。 →松竹 DVD化ご希望作品メールフォーム (2007年)レビュー in KYOTO 若木志帆の退団公演。今回、特別出演した「上原まり」さんは、ご存知宝塚の元トップ娘役。入団以前から琵琶をやっていらして、退団後は琵琶奏者として活動。 ※この公演の直前、民事再生法適用の自体となった。しかし、南座公演は予定通り実施され、また公演中に翌春の『春のおどり』実施も発表された。 関連ニュース 産経ENAK>New OSK日本歌劇団が成功祈願 朝日新聞>新生OSK、52年ぶりに京で舞う 10日から南座で 第1部「源氏千年夢絵巻 〜ロマンス〜」水口 一夫 作/山村 若 演出・振付 光源氏 - 桜花 昇 藤壷 - 若木 志帆 六条御息所 - 北原 沙織 頭の中将 - 高世 麻央 夕顔 - 朝香 櫻子 桐壷帝/惟光 - 桐生 麻耶 葵の上 - 春咲 巴香 若紫 - 牧名 ことり 紫式部 - 上原 まり(特別出演) 第2部「シャイニングOSK ベストセレクション」横澤 英雄 構成・演出 (2008年)レビュー in KYOTO II 第1部「源氏千年夢絵巻 〜輪舞曲〜薫と浮舟」水口 一夫 作/花柳 錦之輔 演出・振付 薫 - 桜花 昇ぼる 匂宮 - 高世 麻央 浮舟 - 朝香 櫻子 死神 - 桐生 麻耶 中君 - 牧名 ことり 大君 - 折原 有佐 紫式部 - 上原 まり(特別出演) 昨秋上演しました『源氏千年夢絵巻』は、大変なご好評を頂戴しました。今年は第2弾としまして「宇治十帖」を題材に、光源氏の子・薫と浮舟の恋模様を、OSKならではの夢あふれる芝居とレビューでご覧いただきます。 どうぞお楽しみ下さい。 第2部「ミレニアム・ドリーム」山村 若 作・演出 本年は「源氏物語」が誕生して1000年となる「源氏物語千年紀」イヤー。その記念年に相応しい、華やかでゴージャスなダンスレビューをご披露いたします。 "ダンスのOSK"の真骨頂をお見逃しなく。 (2009年)レビュー in KYOTO III 関連ニュース おけぴ管理人の稽古場レポ>OSK日本歌劇団 第1部「さくら颱風」真夏の京も桜満開桃井 文 作/西川箕乃助 演出・振付 江戸時代から現在まで、日本各地に受け継がれている、昔懐かしい夏の風景を、OSKが時に美しく、時にコミカルに、多彩な魅力を皆様にお届けする、さくら颱風(さくらたいふーん)。絢爛豪華に咲き誇る桜の花びらが今、真夏の京に美しい嵐となって舞い踊ります! 第2部「DREAMS COME TRUE!」吉峯 暁子 作・演出 レビュー『DREAMS COME TRUE!』…“夢”をテーマに、OSKならではのパワフルで幻想的なステージが繰り広げられます。プロローグからフィナーレまでのひととき、素敵な夢をご覧ください。 (2009年)レビュー in KYOTO IV ttp //www.shochiku.co.jp/play/minamiza/100710/index.html 6/10 <おけぴ>OSK日本歌劇団 レビュー in KYOTO IV稽古場レポ <デイリースポーツオンライン>OSK桜花昇ぼる、念願の龍馬に挑戦 6/22 <スポーツ報知>桜花昇ぼる、南座公演PR「龍馬役に魂燃やす」…OSK日本歌劇団 <デイリースポーツオンライン>桜花昇ぼる「龍馬伝」特別展で役作り 6/29 <産經新聞>OSKで時代動かすぜよ!龍馬ブームに沸く京都 第1部 みやこ浪漫「RYOMA」飛鳥峯王 作・演出 坂本龍馬 - 桜花 昇ぼる 桂小五郎 - 高世 麻央 千葉佐那子 - 朝香 櫻子 勝海舟 - 桐生 麻耶 おりょう - 牧名 ことり お田鶴 - 折原有佐 激動の幕末を生き抜いた男・坂本龍馬。志しに輝く、その命の鼓動を、OSKがドラマティックに描く『みやこ浪漫~Ryoma~』。土佐から江戸、そして京都へ。龍馬の軌跡を、華やかなレビューの世界でご覧いただきます。どうぞご期待ください。 第2部「ダンシング・ラプソディ」吉峯暁子 作・演出 夏を彩る夢の世界ーー。OSKのエネルギッシュなダンスでご覧いただく幻想的なステージは、古都の暑さを祓う清新なレビュー。ゴージャスなひとときをお楽しみください。 (2011年:5回目)虹のおどり (2012年:6回目)創立90周年記念公演 レビュー in KYOTO ttp //www.shochiku.co.jp/play/minamiza/schedule/2012/7/osk_in_kyoto.php 第1部 OSKミュージカル「ラブ・メルヘン シンデレラ♥パリ」 昭和52年に初演され、平成2年に再演されたこのミュージカルは、シンデレラの物語を下敷きに架空の国エメラードの皇太子と貧しい下町娘との恋を歌とダンスで綴った明るく楽しいラブ・メルヘンです。皇太子を狙うテロ団、玉の輿を狙うマダムと娘たち、皇太子の元学友、侍従など様々な人々がパリの街を軽やかに駆け抜けて行きます。果たして、皇太子の恋の行方は?OSKならではの躍動感あふれるミュージカルにどうぞご期待下さい! リカルド皇太子 - 桜花昇ぼる カトリーヌ - 牧名ことり アンジェロ - 高世麻央 侍従ポポロ - 桐生麻耶 妖精ルル - 恋羽みう マダム・セブリーヌ - 美砂まり エレーヌ(長女) - 朝香櫻子 ミシェリーヌ(次女) - 折原有佐 レモンの月(ボス) - 真麻里都 第2部 「グラン・ジュテ」-今、私たちは跳ぶ-北林佐和子 作・演出 グラン・ジュテとはバレエの専門用語で「大きく跳躍する」の意。 ()brバレエのロマンチシズムやエスプリを生かしながら、創立90周年を迎えたOSKのさらなる「挑戦」「飛躍」を、ジャズ、ラテン、ロック、クラシックなど多様な音楽と、現代感覚あふれる構成で織り成す、華麗で希望に満ちたレビュー作品。〈迫力〉〈ドラマティック〉〈スタイリッシュ〉〈情熱的〉…さまざまな表情を持つOSKの群舞力で、生きる喜びをお届けします。 (2013年:7回目)レビュー in KYOTO ttp //www.shochiku.co.jp/play/minamiza/schedule/2013/8/osk_in_kyoto_1.php 第一部:OSKミュージカル「Love Traveler~幻の蝶を追って~」 (津山啓二 原作「虹色のハネムーン」より・吉峯暁子 潤色・演出) エディ - 桜花昇ぼる エレン - 朝香櫻子 ジェニファー - 牧名ことり クリス - 高世麻央 カルロ - 桐生麻耶 南の島のカーニバルで出会った島の若者エディとニューヨークから来た女性エレン。 エディはエレンに‘幻の蝶’を見てニューヨークへ追って行く。再会した二人はひょんなことから偽りのハネムーンへ出発するが、素直になれずケンカばかり。エレンの兄のトラベル・ライター、クリスと別れた恋人のジェニファーも、過去を修復できるのか・・・レビューの定番“お国巡り”のスタイルで様々な国のダンスと歌で綴るミュージカルが、真夏の京都に弾けます! 第二部:レビューアドベンチャー「ネクステージ~夢を叶えるSong&Dance~」 (北林佐和子 作・演出) ネクステージ(nextage)は、次の舞台(next+stage)、次の時代(next+age)を意味する造語。91年目を迎えるOSKが次世代に、世界に向け発信する意欲的な試みのレビュー。ヒップホップ、ゴスペルなど新たな要素と、スタンダードなレビューの魅力を融合させながら、生きる喜び、愛への祈り、夢への憧れを描きます。 (2014年)なし 夏季に、初となる新橋演舞場公演『夏のおどり』を実施。 (2015年:8回目)レビュー in KYOTO 牧名ことり退団公演。松竹座『春のおどり』の続演だが、一部京都バージョンに変更。 第1部 浪花今昔門出賑(なにわこんじゃくかどでのにぎわい) (山村友五郎 構成・演出・振付) 第2部 Stormy Weather (荻田浩一 作・演出) (2016年~2018年) 改修工事による休場のため、OSK公演を含め公演なし。 (2019年:9回目)OSK SAKURA REVUE ttps //www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/minamiza1907_02/ 第1部 歌劇 海神別荘 原作:泉鏡花、作・構成:広井王子、演出・振付:麻咲梨乃、楽曲協力:サクラ大戦より 海の公子 - 桐生麻耶 僧都 - 楊琳 博士 - 虹架路万 黒潮騎士団・団長 - 愛瀬光 女房 - 白藤麗華 陸の美女 - 城月れい あの“サクラ大戦歌謡ショウ”で上演された「海神別荘」が、広井王子の作・構成により「歌劇」として今再び花開きます!海の公子と陸の美女の恋を描いた、泉鏡花原作の幻想的な物語。かつてファンを魅了した数々の名曲がOSKの歌とダンスで蘇ります。新たな魅力に心打たれる、ファンタジックな舞台をお楽しみください! 第2部 STORM of APPLAUSE 作・構成・演出:平澤智 『APPLAUSE(喝采)』をテーマに、桐生麻耶の新トップスターお披露目と、新たなOSKの門出を祝う豪華絢爛なレビューショー。“ダンスのOSK”の伝統を受け継ぐ、躍動感あふれるパワフルなステージが繰り広げられます。「STORM(嵐)」のような喝采を受け、100周年へと向かうOSKにご期待ください! (2020年:10回目)OSK SUMMER SPECIAL 2020 ※公演中止 ttps //www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/minamiza2007/ 桐生麻耶 トップスターファイナル公演 グランドフィナーレ‼ 2020年7月の本公演を以て特別専科へ移籍する〝唯一無二の男役〟桐生麻耶が掉尾を飾り、次期トップスターの楊琳をはじめとする劇団員と共に、エネルギッシュなステージを繰り広げます。 第1部『陰陽師』は夢枕獏著「陰陽師」シリーズを原作とし、北林佐和子作・演出により『闇の貴公子』(2001)、『新・闇の貴公子』(2003)と二度上演されたOSKのヒット作品です。OSKとして17年ぶりに挑む今回は、構想も新たに贈る桐生版「陰陽師」となります。どうぞご期待ください。 第2部は宝塚歌劇団出身で、多くの歌劇・ミュージカル・コンサートの脚本・演出を手掛ける荻田浩一によるレビュー『Victoria!』。夏の京都の暑さを吹き飛ばす色鮮やかな幕開き、桐生が率いる大人香るデュエットダンスから、フレッシュなラインダンス、そしてダンスのOSKが挑むボリウッド風の群舞など多彩な魅力満載の必見の舞台です。 OSK日本歌劇団が総力を挙げて挑む桐生麻耶トップスターファイナル公演をお見逃しなく! ※公演中止となり「桐生版『陰陽師』」は実現できなかった。 (2021年)なし 新橋演舞場公演『夏のおどり』あり。 (2022年:10回目)OSK日本歌劇団創立100周年記念公演 レビュー in KYOTO ttps //www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/revueinkyoto/ 1922年に松竹楽劇部として誕生したOSK日本歌劇団は、2022年に記念すべき100周年を迎えます!大正、昭和、平成、令和という激動の時代にありながらも、OSKレビューの伝統を守りぬき、いつの時代も不屈の精神で咲き誇り輝きを増していくOSK日本歌劇団。100年のその先の未来へと感動を紡ぐ、渾身のレビューをお楽しみください! 『レビュー in Kyoto』開幕、創立100周年のOSK日本歌劇団が3年ぶりに登場した京都の南座公演を写真たっぷりにレポート <京都新聞>京都・南座で上演「陰陽師」、等身大で描いた安倍晴明 OSKらしい表現も ※有料記事 第一部『ミュージカルロマン 陰陽師 闇の貴公子☆安倍晴明』 原作 夢枕獏「陰陽師」シリーズ(文藝春秋刊)より、作・演出 北林佐和子 安倍晴明 - 楊琳 茨木童子 - 舞美りら/千咲えみ(Wキャスト) 源博雅 - 翼和希 酒呑童子 - 椿りょう 蘆屋道満 - 登堂結斗 維摩 - 虹架路万 藤原道長 - 愛瀬光 倫子 - 遥花ここ 松の式神 常盤 - 城月れい 藤の式神 密虫 - 実花もも/唯城ありす(Wキャスト) 雫 - 朝香櫻子 <第一部『陰陽師 闇の貴公子⛤安倍晴明』> 千年の昔。人と妖が隣り合わせに存在する時代。稀代の陰陽師・安倍晴明とその晴明が唯一、心を許す男・源博雅はともに都の怪異に挑んでいきます。揺れる恋と友情の狭間で、敵の野望を阻止し、都の危機を救えるのか―—夢枕獏原作、OSK史上名作として語り継がれる『闇の貴公子』を装いも新たに上演します。北林佐和子作・演出によるスペクタクル・ミュージカルにご期待ください! ※参考:近鉄時代末期の傑作和風ミュージカル『闇の貴公子』と、原作・演出家ともに同じ。 第二部『INFINITY』 作・演出 荻田浩一 <第二部『INFINITY』> OSKが100年の歴史の中で受け継いできた数々の名曲たち、そして次の未来への想いをのせて、〝INFINITY(無限)〟に広がるきらびやかなレビューの世界をお楽しみいただきます。歌劇を知り尽くし、ミュージカルなど幅広く活躍する荻田浩一の演出により、大阪松竹座、新橋演舞場を経て、研ぎ澄まされた生命力みなぎるショーを、さらに一部変更し「レビュー in Kyoto」Ver.でご覧いただきます。 ※松竹座・新橋演舞場『春のおどり』からの続演 (2023年:11回目)レビュー in KYOTO ttps //www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/revueinkyoto2023/ ※NHK朝の連続テレビ『ブギウギ』放送時期であり、一幕制70分としチケット価格を下げた。 <ステージナタリー>“朝ドラの世界から100年後”のOSK日本歌劇団が届ける「レビュー in Kyoto」開幕 <朝日新聞11/13>「ブギウギ」旋風、京都に OSKレビュー未来へ向かってあでやかに※有料記事 Go to the future~京都(みやこ)から未来へ!~ 作・演出・振付:上島雪夫 (2024年:12回目)レビュー in KYOTO ttps //www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202407minamiza/ その他 『舞妓さんちのまかないさん』によれば、京都の花街にもファンが多いとのこと。下記の他、松竹カレンダーらしき絵も背景に登場する(19巻など)。