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448:名前:名無しの心子知らず:2009/03/28(土) 22 17 53 0 私のことを、下僕かと思っている、ウトメ 中距離に偽実家があるため、週4日は掃除、夕食を作りに来いと呼び出される。 行けば、テンプレどうりの嫁イビリをかましてくれる。 夫は何度も〆てくれるが、スルー。 これが1年半続いて、ついに我慢の限界に達したので、夫にこの計画を相談。 GOサインを貰えたので、ウトメが買い物に行ってる間に、決行。 意外と、電球を取り外すのって、腕が疲れるんだね… さっきからずっと電話が、鳴りっぱなしだけど腕がだるいので、取れません。 仕方ないかな? 凸されても、腕が(ry 来週、引越し予定で良かった。 449:名前:名無しさん@HOME:2009/03/28(土) 22 21 40 0 腕がだるいんだから受話器なんて持てないよねww 次のお話→464
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「お歌」 「水滴」につづく2作目です 今回もただの虐待です ネタ被ってたらごめんなさい 文章が稚拙です 多少の独自設定有 多少セリフが多い 休日、近くの公園の前を通りかかると黒髪赤りぼんの饅頭がなにやら「ゆーゆー」と呻っていた。 「ゆぅ~♪ゆぅゆぅ~♪」 どう考えても雑音です。 「それ歌か?」 私が一応そう尋ねると 「ゆっ?なにいってるのおにいさん?れいむのゆっくりしたおうたをりかいできないなんてかわいそうなおにいさんだね」 やはり歌だったらしい。まあ所詮饅頭と人間だ。価値観の相違があってもしかたない。とはいえここでこんな雑音を垂れ流しにしていては近隣住民の方および公園で遊んでいる子供たちに大変迷惑だ。ここは私の実益もかねて一肌抜くしかない。 「実はお兄さんは君より歌の上手な饅、、、ゆっくりを知ってるんだ。そのゆっくりの美声ときたらもう、、、」 適当に嘘づいておく 「ゆゆっ?れいむよりおうたのじょうずなゆっくりがいるの?」 「ああ、そのゆっくりは実はお兄さんの家で歌の特訓をしたんだ。今では道で歌を歌っては沢山のあまあまをもらってるよ」 「ゆ~!れいむもあまあまほしいよ!」 歌の特訓じゃなくてあまあまに喰いついてきた。まあいい 「どうだろう?お兄さんの家で歌の特訓をしてみないかい?」 「ゆん!れいむもおうたのれんしゅうしてあまあまたくさんもらうよ!」 「じゃあお兄さんの家へ行こう」 「ゆゆ~ん!ゆっくりりかいしたよ」 とりあえずご本人同意の上で我が家へ拉致することができた。 帰宅、、、 家についた饅頭は初めて見る人間の家に興味津々といった感じだ。そこらをきょろきょろと見渡している。時間ももったいないのでさっさとはじめよう。 「さっそく歌の練習をしよう。さあ、このステージに乗ってくれないか?」 私はそう言うとリビングの真ん中に鎮座する小さなダンボールを指差した。 「ゆゆ~ん!とってもゆっくりしたすてーじさんだね。れいむにふさわしいよ」 どこがどうゆっくりしてるのか聞きたいとこだが、どうせ答えは出ないのでスルー。ちなみにこのステージの上面には強力な工業用両面テープが張ってある。よって一度乗ると二度と剥がれない。要は「Gホイホイ」みたいなものだ。饅頭はそんなことにも気づかずステージの上に乗る。 「ゆゆ~ん、、、ゆっ?あしさんがうごかないよ?なんだかゆっくりしてないよ」 「あぁ、、、気にしなくても大丈夫だ。歌の練習が終われば自然に動くようになるよ。じゃあこのヘッドホンを付けるから聞こえてくる歌にあわせて歌ってね」 「ゆっ!ゆっくりりかいしたよ!」 何をどう理解したのかは謎だがとりあえずヘッドホンを取り付けて下準備は完了した。それではいってみよう。 ちなみに饅頭に耳があるのかどうかは知らないがとりあえず人間の耳に当たるもみあげの後ろの当たりに付けてみた。ここが耳だ。そうに決まってる。そういうことにしておこう。 とりあえず事前に収録した饅頭の歌を流す。 「ゆぅゆゆ~ん♪ゆ~♪ゆ~♪」 体をくねくねとさせながら流れてくる歌に合わせて歌っているようだ。気持ち悪い。とりあえずそのまま10分ほど放置した。慣れてきたころを見計らって歌を切り替える。バラード調の静かな曲、ここからは人間の曲だ。 「ゆっ!おうたがかわったよ、、、ゆ~ん。とってもゆっくりしたおうただよ!ゆんゆゆ~ん♪」 どうやらお気に入りのようだ。より気持ち悪さが増す。今すぐ潰したい衝動を抑えながら次の曲へ切り替える。 「ゆゆ?なんだかゆっくりしてないよ、、、」 ゆっくりしてないとは何事か、このクソ饅頭。この曲は我が青春を飾った某有名メロコアバンドの名曲だというのに、、、だがやはりこういう激しいアップテンポの曲はゆっくりできないらしい。むかついたのでゆっくりとボリュームを上げていく。 「ゆ、、、ゆぎぃぃいいいいい!うるさいぃぃぃいいいい!」 とりあえずボリュームマックスです。そりゃうるさいだろう。密封式ヘッドホンにもかかわらず音が漏れてる。しかも漏れる音から曲が判別できるくらいだ。 「やめてぇっぇええええ!!ゆっくりできないぃぃぃいいい!!」 私はこの曲でゆっくり、、、は出来ないけど激しくジャンピング&ヘドバンしたくなるんだけどなぁ、、、やはり饅頭と人間の価値観の相違は大きいらしい。それにしてもこの饅頭。うるささから逃れるために激しく体をくねくねさせてる様子がまるでヘドバンしてるようではないか。ライブの最前列のようだ。 「ゆ、、、ゆひぃ、、、ゆひぃ、、、」 どうやら曲が終わったようだ。では次の曲いってみよう。次は爆音系のバンド。ドラムとベースの重低音が超快感です。 「ゆ、、、ゆががががぁぁぁぁあああ!!ゆがぁ!ゆがぁ!」 ドラムとベースの重低音が響いてるのか饅頭の表面が波打ってる。何これ?気持ち悪い、、、いや、もはやグロ系じゃないか。動画アップするさいはモザイク必須だな。 「ゆ!ゆ!ゆげ!ゆご!ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!」 お、ドラムソロ部分に入ったようだ。ドラムのビートに合わせて呻くのですぐわかります。あいかわらず体の表面は波打ってます。これではまるでスピーカーのようではないか。新しい饅頭の使い方を発見してしまった。などと思ってるうちに曲が終了して次の曲へ。続きましてはブレイクビーツ系のクラブ音楽。同じ調子で永遠と繰り返される激しいリズム&爆音に軽くトランスしちゃいます。 「ゆ、、、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、、、」 舌をだらしなく出して目があらん方向を見つめてる、、、饅頭でも飛んじゃうらしい。なぜかむかついた。そのまましばらく放置。この曲長いからなぁ、、、 20分後、、、 「ゆふぅ~、ゆふぅ~、ゆふぅ~、、、」 え?何これ?この饅頭ぺにぺにおっ起ててるんですけど?トランスが極まっちゃって興奮状態ってこと?それに全身から砂糖水の汁も出てるし、目は白目だし、クラブでこんなのいたら一発退場ですね♪あまりの気持ち悪さに曲中断。とりあずオレンジジュースをふり掛ける。 「ゆぅ、、、ゆっ!?あ、あまあまさんは?れいむのあまあまさんはどこいったの?」 いやだこの饅頭。完全にあっちに逝ってたらしい。これ以上続けると見た目の気持ち悪さが私の精神衛生上よろしくないので究極の一曲でトドメをさすことにした。某青い猫型ロボットが出てくるアニメの某いじめっ子のあの歌で。これを聞いて無事でいられるはずはない。ロボットでさえ嫌悪するという悪魔の一曲なのだから。とりあえず普通の音量で流してみる。 「ゆっ?、、、ゆぅ~ん!とってもゆっくりしたおうただよ!」 えっ?、、、これはいいんだ、、、さすが饅頭。頭にきたので眉間にドライバーを突き刺した 「ゆっ、、、」 一言呻いて動かなくなる饅頭。あいかわらず私の虐待には躍動感がない。
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168スレ目 168_122_まこうじん ◆XA32.sk8m. 168_122_まこうじん ◆XA32.sk8m._いじった 168_127_まこうじん ◆XA32.sk8m. 168_127_まこうじん ◆XA32.sk8m._いじった 168_175_まこうじん ◆XA32.sk8m._1 168_175_まこうじん ◆XA32.sk8m._2 168_175_まこうじん ◆XA32.sk8m._7_1_いじった 168_175_まこうじん ◆XA32.sk8m._7_2_いじった
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03-127 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 35 ID G4SL/cyi ◆リセット◆ 竜の塔を目指して、ひたすら砂漠を進む日々。 慣れた手つきで魔物を蹴散らしながら三人は進んでいく。 「しかし、あっちぃな……」 照りつける日差しは容赦なく体力を奪う。 「さすがにな。それでも……」 アスリアは砂を掬う。いくらか掻き分けるとそこには小さな芽。 「命はこの過酷な地でも生きようとする。我が国も同じようにありたいものだ」 ハーゴン軍の襲撃で壊滅したムーンブルク唯一の血統を持つ青年は小さく笑った。 この数日、寒暖の差の激しい砂漠での野営を強いられながらの行軍。 途中に湧いた魔物は容赦なく切りつけてきた。 「レイ、怪我してるよ」 「ああこんなん舐めときゃなお……舐めてくれんのか?」 後ろから、がつん!と打ち付けてくる宝玉つきの杖。 「ど~~れ、お兄ちゃんが舐めてやろっか?あぁ?」 「やめろっ!!傷口から腐るっ!!」 言い争いもじゃれあいのようなこの日常に、リトルは仕方ないと笑う。 アスリアがパーティに加わったことによって戦闘は随分と楽になった。 攻撃魔法と回復魔法を使いこなし、魔道についても精通している。 誰も居ないところで魔法書を読みながら、新しい術を習得しようとするところもある努力家。 そしてそれを出さないのは彼なりの美学だった。 対するレイも大振りの剣を手に、引くことなく魔物と対峙する。 天性の才の持ち主はあるとあらゆる引きを扱うことが出来きるのだ。 同じように、真夜中に一人きりで剣を手に鍛錬を重ねる姿。 男二人はそれぞれの生き方を選んでいるのだ。 (結局、僕だけが半端なんだよ……もっとがんばらなきゃなぁ……) ため息はまるで綿菓子のように溶けて、どこかしら寂しくなってしまう。 03-128 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 36 ID G4SL/cyi 「このオカマがっ!!」 「童貞君に何を言われても痛くも痒くもないですねぇ~」 悪態を吐きあっても、戦闘となれば一時的な結束は結ぶ。 それがこの二人の面白いところだった。 「この塔に登るのかい?」 門番はのんきに煙草を燻らせて穏やかに問う。 「ああ。どっちにしてもこの先の街にはここを越えなきゃいけないんだろ?」 向かい合わせの双子の塔は、竜の角の異名を持つ。 目の前に見えるのに、激しい大渦のために船すら通れない箇所だ。 「ああ、この塔に登って高く飛べば向かいの塔にいけるさね」 老兵は穏やかに笑った。 「この中に入ってルプガナまで着いたのは……何年か前におったかねぇ。 気をつけて行きなされ」 見送られながら半分朽ち掛けた塔へと入り込む。 「うわ……埃くせぇ」 吸い込む息すらどこか灰色めいているようで口元を押さえてしまう。 螺旋階段は遥か上まで続き、吹き抜けのように中央が開いている造り。 一歩一歩足を進めながら、三人は最上階を目指していく。 03-129 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 37 ID G4SL/cyi 途中に居る魔物は順調に切り倒しひたすら長い螺旋階段をぐるぐると登るのだ。 「あれ?あそこ……」 「踊場か……なんかあるよな」 ぽきぽきとレイは指を鳴らす。今までが順調すぎるほどに寛容に来れたのだということ。 「何も無い方が……おかしいよな?」 紫の髪を結いなおし、アスリアも宝杖を構える。 一歩一歩確かめながら三人は前へと進んだ。 「げっ!?何だありゃ!?」 「……汚らわしい魔物だな……酒飲んだ後にはあいたくねぇ……」 「…………気持ち悪くなってきた……」 夥しい触手を持つ魔物。巨大な目玉を基盤としてその回りを守るように生える触手。 厄介なのはそれが複数存在するということだった。 メドゥーサボール。ハーゴンの作り出した忌々しい亜流の魔物だ。 「……お仲間、わんさかきたぜぇ?」 アスリアの唇が少しだけ上がる。 三人をぐるりと取り囲むのはリビングデッドと泥人形の群れ。 それぞれの武器を構えて三人は魔物群れに飛び込んでいった。 炸裂する呪文の風をマントで塞ぎながらレイはメドゥーサボールを切り裂いていく。 (……なんつー生きモンだ……とんでもねぇ匂いだぜ……) 飛び散る緑色の体液を拭いながらわさわさと絡んでくる目玉をひたすらに斬りまくる。 ちらりと横を見れば紫の髪を靡かせて、アスリアのバギの呪文がリビングデッドを吹き飛ばし、 リトルのギラが泥人形の首を跳ね飛ばしていた。 03-130 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 37 ID G4SL/cyi (次から次に湧きやがって……木偶人形がっ!!) 忌々しいと視線を投げては呪文を唱える。 (いくら焼いても……終わらない……っ……) 仲間の体液の匂いに呼び寄せられるのか次から次に魔物は湧いていくのだ。 まるで溢れる水の如く。 (さすがに……疲れてきたぜ……) 鋼の剣を構えなおしてレイは再度目玉の群れに突入していく。 残りの二人の体力も限界に近かった。 「げっ!!!」 ばらばらと降ってきたのは泥人形の群れ。一瞬の隙を突かれてアスリアはその中に飲み込まれていった。 「アスリアっ!!!大丈夫かっ!?」 剣を止めることなくレイが叫ぶ。 「うわぁぁぁっ!!」 「リトルっ!?」 数本の触手が絡みつき、細い身体を締め上げる。 もがけばもがくほどそれはきつくなり、リトルの手から槍を取り上げた。 「だいじょぶ……まだ呪文の詠唱はでき……!?」 小さな口腔に触手が入り込む。これで彼女の攻撃は一切断たれた。 「ん~~~~っっ!!??」 苦しげに頭を振るものの、レイは進むことも出来ない状態。 アスリアは泥人形の中で格闘しているといった有様だ。 しゅるしゅると細い繊毛のようなものが触手の先端から生まれ、みかわしの服の上を滑り出す。 「!!」 上着の隙間からそれはするりと這い込んで、形の良い乳房に絡まっていく。 03-131 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 38 ID G4SL/cyi (うわぁぁぁ!!ヤダ!!ヤダッッ!!!) もがけばその分だけ触手は中へと入り込む。 「!」 つん……と細めのそれが乳首に絡む。そのまま小突くように何度も。 それを合図に一斉にリトルの体にそれらは手を伸ばした。 耳の後ろを、首筋を。ぬるぬると粘液をこぼしながら這い回る。 「待ってろ!今助けるっ!!」 最後のリビングデッドの首を跳ね飛ばしてレイは一気に駆け寄った。 (やだ……っ……こんなのっ……) 今更ながらに非力な自分に歯軋りする。いくら男だと豪語してもこの体は女なのだ。 腰の辺りを這い回っていた触手は、ゆっくりと下着の中へと入り込む。 (やだ!!こんなのやられるくらいなら……っ!!) それの先が割れて数本の繊毛が彼女の入口をやんわりと上下する。 それでも、まだ内部に入ろうとはせずに。 慣らす様にやんわりと肉芽を突いてはこぼれてくる体液を楽しむように絡め取るのだ。 「ん~~~っ!!ぅ……ん!!」 声はふさがれたまま、自分の中で起こる変化に必死で抵抗するように首を振る。 それでも、触れられればそれにたいして得てしまう快感。 飲み込まれそうな意識をどうにか繋ぎ止めるのがやっとだった。 ちゅく、ちゅる…入れ替わり立ち代り触手はリトルのそこを攻め立てていく。 「だ~~~~~っっ!!邪魔だってつってんだろこのクソ目玉っ!!!」 「俺様に被さって良いのはリトルだけだって言ってんだろこの木偶人形がっっ!!」 爆風と共に吹き飛ばれる泥人形たち。 満身創痍ながらも宝杖を手にアスリアは前を見た。 03-132 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 39 ID G4SL/cyi 「まさか……産卵期?」 メドゥーサボールの母体は悪魔の目玉。 それには年に数回の産卵期があった。人間でも魔物でも自分たち以外の種族に卵を植え付け、 母体を苗床とするのだ。 一度植えつけられた卵は数時間で孵化し、内部で育ち始める。 それを止めることは現在の魔法技術では不可能に近かった。 「レイ!!早く殺れ!!そいつはリトルに卵を産み付けるつもりだ!!」 ぎりぎりまで目玉をひきつけてアスリアは渾身の季からで眼球を宝杖で突き刺す。 「分かった!!」 足元に転がるリトルの槍を拾い上げて、狙いを定めて投げつける。 「何!?」 鉾先はリトルの鼻先を掠めて口腔を蹂躙していた触手を切り落とした。 「あっ!!やぁ……ッ!!」 きゅん、と乳房を揉むようにそれが絡まり、見せ付けるように下穿きを剥ぎ取る。 下着の端に先端がかかり、剥ぎ取るように引き裂いた。 細い腰を持ち上げて、足首に絡んでいた触手が左右に動く。 無理やりに開かされた状態で、狙いを定めるかのように赤黒く太いそれが顔を出した。 腰を浮かせて、入りやすいように身体の向きを変えられる。 その間にも胸に、濡れた入口に愛撫の手は休まらない。 とろとろとこぼれだしたそれは乾いた床を濡らして淫靡に輝く。 魔物と王家の血の融合を歓迎するかのように。 「やだっ!!止めてっ!!」 悲鳴も懇願も魔物には通じない。 03-133 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 39 ID G4SL/cyi 「どけバカガキっ!!」 宝杖を床に突きたててアスリアは天を仰ぐ。 「偉大なる精霊ルビスよ。我に力を!!!頼んだぜ!!べっぴんさん!!」 手の中で生まれ始める膨大な熱。 「俺が連中ひきつける。お前はリトルを狙え!!」 それは次第に大きさを増して壁を揺らし始めた。 「イオナズン!!!」 爆風で吹き飛ぶ魔物をかわしながらレイは愛用の剣で目玉を突き刺した。 「そいつの処女は……俺のもんだァっ!!!」 ぎり…と引き裂けば耳障りな悲鳴を上げながら目玉はどさりと崩れ落ちた。 「…ふ……ぇ……っ…!!」 ぺたり、と座り込んで半泣きの少女を抱きしめて宥めるようにキスをする。 「あんな目玉にリトルの処女がやれるかっての。俺が貰うって決まってんだからよ」 「……か……勝手なこと言うなぁっ!!」 ずるずると壁に崩れる身体。力の入らない手が石を投げつける。 「バーカ。リトルのバージンは俺が貰うんだっつーの……」 よほど疲れたのか荒い息と汗の匂いが空間を支配する。 「ま……偶然でも、イオナズンだせた……儲けモンだ」 取り出した煙草に火をつけて、彼は小さく笑った。 散らばった衣類を集めて、なんとか着込む。 どれだけ自分は男だと声高に叫んでも、現実は過酷だ。 (でも……僕はサマルトリアの第一王子だ。今も、これからも) 何気に着いた掌に掠める小さな箱。 魔物の屍骸に埋もれて気付かなかったが、拾い上げればそれは何かの封印がしてある宝箱だった。 「なんだ、これ?」 03-135 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 41 ID G4SL/cyi 触れればそれだけで崩れそうなくらいに風化した破邪の札。 書き記された文字は古の勇者ロト、その人のものだった。 「女の……文字だな」 「わかんのかよ、お前」 「ご先祖様は愉快な女性だったらしいぞ。世界中を飛び回ってさ」 勇者ロトは気さくな女だと古の文献には記されていた。 それ故に、魔法を基とする者は女のほうが優れてしまう。それは血の成せる業。 「ねぇ、開けてみようよ」 その声にアスリアはリトルに宝箱を渡す。 「女の封印は、女が解く方が良い。男にゃ危険だ」 「……うん……」 意を決して封を外す。中には蒼と虹を織り込んだような煌びやかなマント。 「うわぁ……」 「これが噂の……風のマントか……」 「大した趣味だぜ、ご先祖様も」 虹を封じ込めたマントを靡かせて、剣を降りながら魔物を牽制する姿。 想像するに大層面白い女だったのだということは分かった。 旅は楽しく、道は続く限り何処までも。 仲間たちと果て無き道を歩いていったのだ。 「さて、誰が着ける?やっぱリトルか?」 身に纏ってみるものの、どうも覚束ない。 言うなればマントがどこか彼女を拒絶しているのだ。 03-136 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 41 ID G4SL/cyi 「じゃあ俺?」 レイが纏えば今度は風を生み出してしまう始末。 「…………やっぱし、俺かぁ?」 頭をかきながらアスリアは風のマントを纏う。 ロトの血は同じ性を好むのか、女であったアスリアを選んだ。 (そっか……ご先祖様には僕が男だって分かるんだ……) 知らず知らずにほっとしたのか小さなため息。 (そうだよね。ちゃんと見てる人には……分かるんだ。頑張ろう。この旅が終る頃には何か見えるかもしれないし) 右にレイ、左にリトルを抱いてアスリアは下を覗き込む。 雲の切れ間から覗く大地。失敗すれば即死だ。 「んじゃあ行くぜ?準備はいいか?」 床を蹴って一気に宙を舞う。 「うわ……すげぇ」 「本当だ……僕たち空を飛んでる……」 まるで翼でも生えたかのように、向かいの塔を目指して三人の体は風に乗る。 髪をかき上げる風の心地よさ。 さっきまでの魔物との一戦など忘れてしまいそう。 (ご先祖様、この旅が終ったら……僕は……) 真っ直ぐに進む道を示唆するように風は三人を運ぶ。 (僕は、僕に戻れますか?それとも、進むべき道が見えますか?) 知るのは天上の人ロトばかり。 03-137 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 42 ID G4SL/cyi 港町ルプガナは商業の盛んな場所。 元々はアスリアの母国ムーンブルクの領土である。 「今夜はここに泊まるしかないな」 宿屋で少し早めの夕飯を取り、それぞれの部屋の鍵を受け取る。 どっちがリトルと同じ部屋に泊まるかで男二人はいがみ合ったのだが、仲良くビンタを一発ずつ 喰らって諦めも付いたらしい。 久々のベッドと、なによりも暖かい風呂に浸かれることが余程嬉しいのかリトルは早々に部屋に消えてしまった。 仕方が無いと男二人もそれぞれの部屋で時間を潰す。 「レイ?今ちょっと良い?」 風呂上りの湯気を絡ませて、部屋に入り込んでくる少女。 「あ、ああ。どうかしたのか?」 「これなんだけどね」 リトルは袋からざらざらと宝石をシーツの上に広げた。ざっと換算するに一万ゴールドはある。 「魔物の中には素が宝石なのもあるみたい。ちょこちょこ拾ってきたんだけども」 「大したもんだな……お前って」 「それに、レイの剣だってもうぼろぼろだよ。そろそろ新しいのにしなきゃ」 男であって男ではなく、女であって女ではない。 どちらにも属さずにどちらにも属する。 アスリアも同じなのだろうが、リトルはまた違うような気がした。 「僕も、もっと強くなるよ。ここは港町だから良いものがあるかもしれない」 揺れる柔らかい栗色の髪。 指に感じる仄かな甘さは、紛れもなく女のそれのはず。 03-138 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 43 ID G4SL/cyi 「なぁ、聞いても良いか?」 「何を?」 「もし、もしもさ……男に戻れるとしたら……戻るか?」 「………………………」 少しだけ困った表情。小さな唇がゆっくりと開く。 「そうだね。どうしてこんなことになったのかは父上に聞いてみなければ分からないけど…… でも、もしも意味があるのならばそれを見定めてから決めようと思う」 自分たちが悪戯にちょっかいを出しても、彼女の目線はもっと先を見ていた。 この旅の先。世界の行く末を。 「正直に言えばわかんない。まずはハーゴンを倒してから考えるよ」 あはは。と笑って宝石を袋に戻す。 白い指先に、早くなる鼓動。 「リ、リトルッ!!」 ぎゅっと抱きしめれば、驚いたように竦む肩。 「この旅が終って、お前の気持ちが……女のままでも良いって思うんなら……」 「…………………」 「俺と一緒に、ローレシアで暮らさないか?」 じっと見詰めれば、困惑した色の瞳。 頬に手を当てて、その鼻先にちゅ…と接吻する。 「……僕、これでも男だよ……」 「今は、女だ」 「僕だって、サマルトリアの第一王子だ。お願いだからそれを否定しないで……」 時折忘れてしまいそうなほど、自分が女になりかけているのは分かっている。 それでも、この流れる血だけが自分が王子であることを証明してくれるのだ。 03-139 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 44 ID G4SL/cyi 「ウルァ!!こんのマセガキが。俺様のリトルに何晒してんだ?」 ドアを蹴り上げてレイの首根っこを掴む腕。 「うわ!酒臭ぇ!!」 視点の定まらない瞳。濃い酒気の匂いは部屋に充満するほど。 それでも飲み足りないのか片手には年代もののワインのボトルが握られていた。 玻璃にも注がずにそのまま口をつける姿を見れば、ムーンブルク王は卒倒したであろう。 「っとま、冗談はここまでにしといてさ。取引を決めてきた」 酒場は自分のテリトリーとばかりにアスリアは姿を消していた。 酒場に集まる世界中の人間から集める数多の情報。 それを全て頭に入れて彼はより良いものを選び出す。 「ここ最近この街で悪さする小悪魔ちゃんが居るんだって。それも毎週末に可愛い女の子ばっか 狙って連れ去るんだってよ。許せますか?レイさんよぉ」 余程気分良く酔ったのかいつもよりも饒舌だ。 「そんでさ、たまたま飲んでた親父がここの町長でよ。そいつ等退治したら船くれるって言うんだ。 だから良いぜっていってきた。ついでに酒のおごってもらったしな」 けらけらと笑いながら髪を縛る組紐を解く。 飾りに付いているのは不死鳥を模ったロトのそれ。 「お前、王家の人間の自覚ねぇだろ」 「まさか。あるから引き受けたんだ。無駄な犠牲は出したくないだろ?ここは……ムーンブルク(うち) の領土だ。ここで起きてることは俺が何とかしなきゃいけないってことさ」 親指で唇を拭って、自信たっぷりに笑う瞳。 赤い瞳は皮肉めいた笑いと憂いを同時に抱く。 03-140 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 45 ID G4SL/cyi 「まずは週末までここでゆっくりしようぜ…………」 欠伸を噛み殺して、アスリアはころんとリトルの膝に頭を乗せた。 程無くして聞こえてくる寝息。 「疲れてたんだね。からからになるまで魔法力使ったんだもの……」 未契約のはず高等呪文は、術者の体に膨大な負担を掛ける。 それでもその呪文を使いこなすのはそれだけの器があったからだ。 血だけではなく、彼の努力の結果だった。 「だからって俺の部屋で寝るなよ……オカマが……」 「レイ」 おいでおいで。とと小さな手が招く。 「レイもここで寝る?レムもよく僕の膝の上で寝てたよ」 レイの手を取って、自分の膝に乗せる。 「それに、ここに傷出来てるよ」 額と頬に出来た刀傷をなぞる指先。 ほんのりとそれは暖かさを帯びて優しい光を降らせていく。 リトルもアスリアも、どちらも回復呪文の使い手だ。 それでも同じ呪文ならばリトルのほうに頼みたいと思うのは女だからだけではないはず。 もっと、違った感情が動いてしまうのだから。 「あったけ……気持ちいいし……」 「レイ。ありがと」 「何が?」 「助けてくれて。アスリアにもお礼言わなきゃ……」 「馬鹿。仲間だろ?それに……」 少し照れるのかレイは顔を背けた。 「未来の嫁だ。俺が守んなくてどうすんだよ」 二人の頭を抱きながらリトルは苦笑した。 03-141 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 46 ID G4SL/cyi 「マセガキ。リトルは俺の嫁さん」 「……オカマ、寝たんじゃねぇのかよ」 「野郎の野太い声で目覚めるなんざ……最悪だ」 自分の膝の上で言い合う声に、こぼれるのはため息ばかり。 「いいかげんに……しろっ!!馬鹿二人っっ!!」 ごちん。と二人の頭をぶつける。 ルプガナ最初の夜は、騒がしく更けていった。 翌日は武器屋で買い付けに走り回る。 連日の戦闘でレイの剣先は欠け、リトルの槍に至ってはひびが入っていた。 アスリアの宝杖も肝心のロッドが欠け、三人同様に満身創痍だった。 魔道士の杖に身かわしの服。鋼の鎧と盾。 そして、三人で揃えた銀の鈴。 「お姫様にはついでにこれ」 小さな指輪に鎖を通した簡単なペンダント。指輪の中央には小さいがきららと輝くエメラルド。 リトルの瞳よりも、少しだけ薄い翠の宝玉。 「あ、ありがと……」 レイを横目で牽制しながら、アスリアはそれをリトルの首に。 「俺からは、これ」 真新しいヘッドゴーグル。戦闘で同じようにぼろぼろになっていたのをレイも気に掛けていたのだ。 「あ……これ……」 受け取ってそれを装着する。真新しい皮の匂いと魔法の掛かった硝子。 「二人とも、ありがと」 「いえいえ未来のローレシア王妃のためなら」 「ムーンブルクの歴史に共に名を残せるのだから」 手を取って睨みあう視線を断ち切るのも彼女ならば、原因となるのもまた彼女。 (これって、何が何でも男に戻らなきゃ戦争起きちゃうよ) 03-142 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 47 ID G4SL/cyi 週末を明日に控え、街は何時も通りざわめきながら夜を迎える。 明日のことを考えて今夜は早めに休むという意見には誰も依存は無かった。 喧騒を離れてのんびりと湯船に浸かる。 (そういえば……そんなに意識したこと無かったなぁ……) 王宮では王子として育てられ、自分のことをじっくりと考えたことなど無かった。 今よりもずっと時間はあったはずなのに。 伸びた脚、ほんのりとふくらんだ乳房。円と丸が構成する身体。 筋肉もあるがそれよりも柔らかいもので作られる肢体。 (そっか……女のこの身体って柔らかいんだ……) それが普通で当たり前だと思っていた。 指先で体の線をなぞってみる。柔らかい乳房に触れて。 「……んっ……」 あの時に触れられた感覚が、ありありと蘇ってくる。 女の体は誰かを受け入れられるように造られて、誰かを待っているのだから。 (やだ……こんなこと……) それでも、火の点いてしまった身体は止められなくて指先は下がっていく。 躊躇いがちにそっと入口に指を這わせる。 (僕……僕……女の子じゃない……) 03-143 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 47 ID G4SL/cyi まるで他人の体に触れるような感覚。 濡れた指先がつん…と肉芽に触れて、びくんと肩が竦む。 「…ぁ……っ…」 ダメだと思っても、歯止めの聞かなくなった本能は指を止めることが出来ない。 そこに触れたことなどなかったが、どうすれば良いのかは体が知っていた。 疼きを押さえるために。 「……っは……あ!……」 膝を立てて、まるで誰かを受け入れるように少しだけ開く脚。 踊るように指は動き、彼女の意識を少しずつ侵蝕していく。 きゅん!と摘み上げればそれだけで熱くなり、蕩けそうな神経。 もっと奥に、もっと違うものを……。 体が、本能が、欲しがる。 「あんっ!!あ……ぅん…」 両手でそこを捏ね繰り回して、生まれる疼きを懸命に押さえようとする。 押さえられずに、もう一つの道を選ぶ。 けれどもそれは――――自分が男であることを失うこと。 「ア!アあんッ!!!」 ぐ…と押し上げたはずみに訪れた絶頂。はぁはぁと荒い息だけが浴室に響く。 (けど……僕は……) この柔らかく脆く、忌まわしい身体。 03-144 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 49 ID G4SL/cyi (僕は……男だよ……こんなことしてても……) 体とは裏腹に自覚してしまった『憂鬱』は羽根を開いてひらひらと舞い落ちる。 誰にも言えない悩みを抱えて、眠る夜ほど長いものは無くて。 こんな時に見る夢は決まって昔の何もかもが当たり前であった日々のことばかり。 繰り返し見る夢をリセットできるのはいつの日になるのか。 それは三者三様で見る夢でも、古の勇者ロトでも分からなかった。 グレムリン切り倒し、報酬の船はあと数日後に入港するらしい。 船乗り無しで動けるように、魔法石を基盤とした最新型の船だ。 術者が方向を念じて触れればその方向に進む。 魔法国家ムーンブルクの秀作と言っても良い一品だ。 「まぁ、俺の国だからこんくらいあたりまえだけどな」 そう言いながらも嬉しげに笑う青年。 「あの……もしかしてムーンブルクのアスリア皇太子さまでは……」 駆け寄ってきたのは一人の少女。 緩く波打つ髪に少しだけそばかすの散った頬が愛らしい。 03-145 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 50 ID G4SL/cyi 「ああ、そうだけども……」 「あの……これを……」 小さな宝箱を少女はアスリアに差し出した。封は確かにムーンブルクの紋章。 「これは?」 「お父様が……お父様はムーンブルクのお城の兵隊だったんです。でも、死んじゃって……」 少し涙ぐみ瞳。 「夢の中でお父様が言いました。アスリアさまが来たらこれを渡すようにって」 「……すまない。わたしのために君の父上を……」 少女は首を横に振る。 「アスリアさまがここに来てくれなかったらお友達がまた攫われて食べられるところでした。 それに……私もムーンブルクの国民です。アスリアさまがまた……ムーンブルクを直してくれって 信じてます。お父様も夢の中で言いました。後悔は無いと……」 「ありがとう。必ず、国は復興させる。みんなのために。幸せなれるように」 小箱を受け取って封を解く。 「これか……親父の言ってたやまびこの笛は。どうりでどこ探しても無いわけだ」 それを首から下げてアスリアはにっと笑った。 「俺も頑張る。だから……一緒に頑張ろう」 「はい!」 走り去る後姿を見送りながら、リトルは自分の胸に手を当てた。 (可愛いって思った……ってことは僕、ちゃんとまだ男だってことだよね) 一条の光でも見つけたかのように生まれる笑顔。 03-146 :KINO@修行中 ◆Nq.KINOKeY :04/05/09 01 50 ID G4SL/cyi 「どうかしたのか?」 「早く船が来ないかな~って思って」 「一本釣りで美味いの釣ってみせるから。任せとけ」 「あはは。期待しちゃおうかな」 煙草に火をつけて、アスリアはレイの頭を押さえ込む。 「んじゃ俺はリトルを一本釣りさせてもらいますんで」 「ふざけんなよ!オカマが!!誰が渡すか!!」 ぎゃあぎゃあと言い合う声に耳を塞ぐ。 (ご先祖様、どうしてもっとまともな人選をしてくれなかったんですか?) 前途多難な三人組。 今度は未知の大陸目指して大海原へと飛び出していく。
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お前らが荒らされても俺は無傷だからw 痛くもなんともないからw 俺だけは荒らされないからw http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/941.html http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/3008.html http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/2714.html http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/3074.html http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/1413.html
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『Surprise Rose』 詞:Dahiz 聞き飽きた騒がしい胸を打つ音が、トクトク 指先までずぅっと広がっていく やがて止まる音を繋げようと血を結んで Surprìse, surpríse(呆れた話だと思うけれど) 何もかもが嘘を吐いていたのよ Surprìse, surpríse(どう?驚いたでしょう?) この時は決して消えない! 咲いた花はきっと僕の軀で 飛び出した棘はきっと僕の骨だろう きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は永遠を手にした 赤い花はきっと僕の心で 突き刺さる棘はきっと僕の想いさ きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は空に飛び込んだ 繰り返す退屈な胸を打つ音が 暗闇まですぅっと溶け込んでいく 重なっていく 咲いた花はきっと僕の軀で 飛び出した棘はきっと僕の骨だろう きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は永遠を手にした 赤い花はきっと僕の心で 突き刺さる棘はきっと僕の想いさ きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は空に飛び込んだ 絶え間なく吸い込んで吐くだけのその一瞬 始まればすぅっと幕が降りる すぐに止まる音を繋げようと血を結んで Surprìse, surpríse(呆れた話だと思うけれど) 誰も彼もが嘘を吐いていたのよ Surprìse, surpríse(どう?驚いたでしょう?) この僕は決して消えない! 咲いた花はきっと僕の軀で 飛び出した棘はきっと僕の骨だろう きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は永遠を手にした 赤い花はきっと僕の心で 突き刺さる棘はきっと僕の想いさ きっと忘れない ずっと忘れない あの日僕は空に飛び込んだ
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EV127 ガイドクエスト 概要 イベント報酬 余談 概要 開催期間 2021/3/31 17 00 ~ なし 初心者向けに作られたイベントクエスト。ガイドミッションの対象クエストの一つで、提示されるミッションをクリアしながら、どういった風にプレイしていけばいいのかを理解していくためのクエスト。そのため開催期間が無制限。 しかしこのガイドミッションは通常のミッションと異なり、たとえミッション内容が表示されていたとしても上から順番にひとつずつクリアしていかなければクリアしたことにならないという面倒臭い仕様になっている。手間ではあるが、クリアしたら一度確認に戻ろう。なおその際ミッションクリア報酬を受け取る必要はないが、次の級に進むためにはすべて受け取っていなければならない。 ドロップアイテムのドロップ数はどのステージを挑戦しても同じ。 報酬のうち星1シンフォギアカード強化素材が無限回集可能。これは報酬を全交換した場合、ガイドミッションがクリアできなくなるための措置である。 上記のように開催期間は無制限だが、そもそもこのアプリでは何かしらのイベントクエストが途切れなく開催しているし、獲得できる極ポイントや経験値も普通なので、稼ぎたいのなら他のイベントクエストを挑戦した方が効率的。すべてのステージがWAVE3まであるというのも稼ぎに向かない。基本的にガイドミッションを全クリしたら忘れてしまって構わない。 イベント報酬 イベント限定シンフォギアカード 星5 立花響/我流・弾突砲雷(ガチャ産) イベント限定メモリアカード なし 余談 イベントクエスト ガイドクエスト ガイドミッション
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2012/11/27の冒険 使用システム アサルトエンジン 参加メンバー タゴサク サジタリア/サジタリア http //charasheet.vampire-blood.net/25672.html 年齢 [16] 性別 [男] 身長 [170cm] 体重 [65kg] 髪色 [黒] 瞳色 [黒] 肌色 [] 出自 [村人] 運命 [勝利者] シャオ アンビュラス/プロミネンス http //charasheet.vampire-blood.net/25687.html 年齢 [13] 性別 [女] 身長 [140cm] 体重 [40kg] 髪色 [] 瞳色 [] 肌色 [] 出自 [旅人] 運命 [] アル グラディウス/エクスプロイヤー http //charasheet.vampire-blood.net/25703.html 年齢 [13] 性別 [男] 身長 [155cm] 体重 [45kg] 髪色 [濃紺] 瞳色 [藍] 肌色 [肌色] 出自 [傭兵] 運命 [闘争] アンジェ グラディウス/エクスプロイヤー http //charasheet.vampire-blood.net/25707.html 年齢 [14] 性別 [女] 身長 [155cm] 体重 [kg] 髪色 [プラチナ] 瞳色 [青] 肌色 [色白] 出自 [] 運命 [] アイオン アンビュラス/クロスバイツ http //charasheet.vampire-blood.net/25704.html 年齢 [ししゅんき] 性別 [♂] 身長 [高い] 体重 [普通] 髪色 [紺] 瞳色 [朱] 肌色 [普通] 出自 [] 運命 [] あらすじ 君たちはアサルトエンジンのハイランダーだ 君たちはアサルトエンジンに来てから余りに日が経っては居ないが既にチームを組んでいる そんな君達が実技の単位を貰うべくクエストを探しているところから今回の物語は始まる ログファイル 2012/11/27htmlログ
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『再会は烈風の彼方で』-1 作者・凱聖クールギン 127 コロンビア・マグダレーナ川流域*** 南米・コロンビアの熱帯雨林地帯。 鬱蒼と茂るジャングルを切り開いた平地に、 アメリカ合衆国のオイルメジャーが所有する巨大な油田が横たわっている。 地球連邦政府・安全保障理事会の筆頭常任理事国でもあるアメリカは、 貧困にあえぐ中南米の国々をカナダとの共同主権下に次々と併合し、 今では「大西洋連邦(Atlantic Ocean federation)」や 「ニューコンチネント合衆国(United States of the New Continent)」との 名称でも呼ばれる一大覇権国家となっていた。 アメリカの大企業は石油やレアメタル等、中南米の未開発資源を手にしようと競って進出し、 そこから莫大な利益を収めているが、 それを経済的侵略と受け止める現地の不満が、テロリストやマフィア、 そして更に大きな闇の組織らの活動を支える土壌ともなっていたのである。 デデモス「第4ポイント、設置完了!」 ゴブリット「第5ポイント、設置完了。…ようし、退避するぞ」 油田の各所に小型爆弾を取り付けて、二体の人型ロボットが素早くその場を去る。 長いライフル銃を持った銀と黒の体躯の一つ目――ゴブリットと、 拳銃を手にした青鬼か悪魔のような顔の二本角――デデモス。 ネロス帝国・戦闘ロボット軍団の軽闘士達である。 彼らはゴッドネロスの命令で現地の反政府組織らと結託し、 アメリカ系の企業や組織を標的とした破壊工作をこのコロンビアで遂行していた。 ゴブリット「この油田を爆破すれば、アメリカのオイルメジャーにも大打撃だ」 デデモス「ヘッヘッヘ、南米の石油が足りなくなれば、 桐原コンツェルンの持つ株価も天井知らずだぜ」 南米にテロによる石油危機が起きれば国際社会は混乱し、 中近東に油田を所有している桐原コンツェルン=ネロス帝国にとっても 石油価格の暴騰が大きな利益を生み出す。 桐原剛造=ゴッドネロスはこのようにして、世界の経済を闇の中から意のままに操る男なのだ。 ゴブリット「ようし、爆破しろ」 デデモス「了解っ…。ムンッ!!」 ???「ケケィーーッ!!」 デデモスが手元の爆破スイッチを押そうとした瞬間、 森の茂みの中から何者かが飛び出し、甲高い奇声を上げながらその起爆装置を掠め取った。 人か、獣か――。デデモスとゴブリットは驚愕しつつ、 その影が着地した大岩の方を振り向く。 ゴブリット「何者だ!?」 アマゾン「ケィーーッ! 仮面ライダー・アマゾン!!」 大トカゲのような形状の頭に、同じく爬虫類を連想させる手足や背のヒレ。 両腕に古代インカの秘宝・ギギとガガの腕輪を付けた 大自然の戦士・アマゾンライダーが、 まるで四足獣が立ち上がったかのような前屈みの姿勢で敢然とこちらを見据えていた。 128 デデモス「か、仮面ライダーだとぉ!?」 アマゾン「この国のテロリストを影で操っていたのはお前達か。 Gショッカー、絶対に逃がさんぞ!」 ゴブリット「ええーい小癪な! 撃ち殺してやる」 アマゾン「行くぞ! ケケーィッ!」 デデモスとゴブリットはアマゾンに向けて銃を乱射するが、 敏捷性に優れるアマゾンは森林の中を激しく飛び回り、弾丸の雨をかわして行く。 強力な熱エネルギーを帯びた光弾が木に当たり、煙を噴き上げながら次々と倒れさせる。 やがて両足で大木を力強く蹴ったアマゾンが、 目にも止まらぬスピードで二体のロボットの眼前に飛び込んだ。 アマゾン「キェェェッ!!」 デデモス「ぐわぁッ!?」 勢い良くデデモスに飛びかかり、そのまま組み伏せてチョップの連打を見舞うアマゾン。 そこへ背後から銃を撃ち込もうとしたゴブリットだったが、 察知したアマゾンは驚異的に高いバック転で発射前に回避、 そのままゴブリットの背後へ着地して首を締め付けた。 アマゾン「言え! Gショッカーのアジトはどこにある!? 地元のマフィアが隠している麻薬の在り処も、お前達は知っているはずだ」 ゴブリット「く、苦しい…。腕を緩めてくれぇ」 ライフル銃を取り落とし、戦意を失ったように喘ぐゴブリットに対し、 アマゾンは少しだけ首締めの力を弱める。 散々殴り付けられたデデモスの方も伸びていて、もはや仲間を助ける気力もなさそうだ。 アマゾン「さあ言うんだ。お前達のアジトは――うわァッ!?」 突如、茂みから放たれた二発の赤い光弾がアマゾンの背中に炸裂。 爆発と共に凄まじいダメージを受けて、アマゾンは弾け飛んだ。 クロスランダー「フハハハハ! 油断したな仮面ライダーアマゾン。 貴様が妨害に来る事など俺は最初からお見通しだ。 囮の二人に引っかかって、まんまと罠に嵌まるとはな」 スマートな真紅のボディに、顔と胸を覆う銀色のプロテクター。 正義のヒーローとも見紛うスタイリッシュな外見に反して、 赤い電光眼にだけは暗殺者の卑劣で陰湿な魂が宿っている。 二丁拳銃の名手、ネロス帝国一のガンマンロボット――。 戦闘ロボット軍団暴魂・クロスランダーが、 高笑いと共に茂みの奥からゆっくりと歩み出て来た。 ゴブリット「――クロスランダー様!」 クロスランダー「フン、お前達、囮の役目ご苦労だったな」 デデモス「ははっ!(ま、また囮… ○| ̄|_)」 クロスランダーの元にデデモスとゴブリットが駆け寄り、 合流した三体のガンマンロボットがそれぞれの銃をアマゾンへ向ける。 アマゾン「くっ…、不意打ちとは卑怯だぞ!」 クロスランダー「うるさい! ガンマンはどんな手を使おうが、勝てばいいのだ!」 二丁拳銃の片方、帝王ゴッドネロスから授けられた右手の必殺銃を構え、 倒れているアマゾンの顔面に狙いを定めるクロスランダー。 デデモスとゴブリットもその一歩後ろから、銃の照準をアマゾンに合わせる。 背中の銃創から白煙を上げながら、アマゾンは立ち上がろうとするが傷が痛い。 クロスランダー「仮面ライダーを討ち取れば俺の名はネロス帝国で永遠の物となる。 今度こそ豪将を飛び越えて凱聖の座も夢じゃない。 そして世紀王候補としてのバトルファイトへの参戦もな…。――死ね!!」 クロスランダーの指がトリガーを引こうとしたその瞬間、 どこからか飛来した一本のロープが彼の手を鞭のように叩き、 拳銃を手元から滑り落とさせた。 クロスランダー「くっ、誰だ!?」 129 森の木の葉の隙間から射し込む陽光が、銀色のマスクを眩しく輝かせる。 胸にはX字をした赤いプロテクター。手には長く伸びたライドロープ。 その姿を見て、アマゾンは思わず傷の激痛も忘れて立ち上がった。 アマゾン「X…!」 X「ライドルホイップ! ――Xライダー!!」 ライドルのロープを縮めてホイップ状に変形させ、X字に交差させて空を斬りながら、 深海開発用改造人間 “カイゾーグ”・仮面ライダーXは颯爽と名乗った。 クロスランダー「おのれ邪魔者…。殺れ!」 X「行くぞGショッカー。トゥッ!」 クロスランダーの命令で、デデモスとゴブリットがXに向けて発砲。 大ジャンプでそれをかわし、敵中へ舞い降りたXは、 ゴブリットの銃撃を至近距離から避けるとライドルホイップを振り下ろす。 咄嗟に受け止めたゴブリットのライフル銃と切り結び、そのまま押し合うと、 横から襲いかかるデデモスにも回し蹴りを浴びせて吹っ飛ばした。 アマゾン「ケェーイ!」 クロスランダー「くっ、貴様も死ね!」 Xに落とされた拳銃を拾い直してクロスランダーが激昂する。 咆哮と共に立ち上がったアマゾンの全身に、 ギギとガガの腕輪の力――古代インカの魔力が漲った。 クロスランダーの二丁拳銃の連射を側転でかわし、 大きく上へ跳躍したアマゾンは大木の頂で身構えると、そこから獲物を狩る豹のように降下。 絶叫と共に、こちらへ銃を向けるクロスランダーに渾身の手刀を叩き込んだ。 アマゾン「キェェェッ!!」 クロスランダー「グォァァッ!」 大切断! アマゾンの必殺技が炸裂し、鋭利な腕のヒレが刃となってクロスランダーの右腕を斬断する。 握っていた拳銃ごと、クロスランダーの右腕が胴体を離れて宙を舞った。 クロスランダー「ウ……ォォォォッ! き、貴様…、俺の、俺様の自慢の右腕を…ッ!」 肘から下を失った右腕のメカから激しく火花を散らしつつ、クロスランダーが呻く。 Xとの格闘で叩きのめされたデデモスとゴブリットも、 ショートしたボディの数ヶ所から煙を噴き上げながらよろよろと走り寄って来た。 デデモス「ち、畜生ッ! クロスランダー様、これは形勢不利です!」 ゴブリット「ここは一旦、撤退を!」 クロスランダー「ええい、馬鹿を言うな貴様ら!」 怒りに燃えるクロスランダーは尚も左腕一本で銃を構え戦おうとするが、 二人の部下に制止されて悔しそうに地団太を踏む。 X「ネロスの戦闘ロボット軍団、お前達はこれで終わりだ!」 クロスランダー「黙れ仮面ライダーども…! これで終わりなのは貴様らの方だ。 間もなく日本でネロス帝国は、いやGショッカーは大攻勢を開始する。 その時こそが貴様らの最期よ。――喰らえっ!」 Xに向けていた銃口を突如、油田の方へ逸らして発砲するクロスランダー。 片腕を破損したとは言え、ネロス帝国が誇る高性能のガンマンロボットである。 その弾丸は恐るべき長距離を飛んでデデモス達が仕掛けていた爆弾の一つに正確に命中し、 爆発させて油田の一部を炎に包んだ。 アマゾン「しまった…!」 クロスランダー「フハハハハ! 次に会う時は貴様らがこうなるのだ! 覚悟していろ」 高笑いを森に響かせながら、クロスランダー達は密林の奥へと退散する。 アマゾンは追おうとしたが、Xに肩を掴まれ制止された。 X「待てアマゾン。あの傷じゃ奴らはしばらく動けはしない。 それより……あの赤い戦闘ロボット、気になる事を言っていたな」 アマゾン「ああ…。Gショッカーは間もなく日本で大攻勢を開始する…!」 X「日本ではV3やライダーマン、スカイライダーが既にネロスと戦っている。 RXからの報告ではクライシス帝国の奴らも動き出しているそうだ。 ここは一旦、俺達も日本へ戻る必要がありそうだな」 アマゾン「そうかも知れない。 一体、日本で何が起きようとしているんだ…」 130 新宿・桐原コンツェルン本社*** 『コロンビア 油田で爆破テロ発生』 油田の爆破炎上事件を報じる新聞を手に取って眺めながら、 桐原コンツェルン総帥・桐原剛造は冷たい薄ら笑いを浮かべていた。 火災の原因は何者かが仕掛けた爆弾によるもので、 他にも複数の爆弾が未作動のまま発見されたため警察はテロと断定したと言う。 美人秘書K「南米のテロ危機が顕在化した影響で、石油価格が上昇しています。 動乱の煽りを受けて物価が高騰、アメリカの金融市場にも混乱が現れ始めました」 美人秘書S「ニューヨーク市場の混乱は世界中に波及しています。 ダウ平均株価が再び4000ドルに迫りました。如何なさいますか?」 桐原「…買い占めろ。今回も、強気一本で行く」 スーツを纏った二人の女性秘書に、桐原は手にした煙草を燻らせながら言う。 秘書K「剣桃太郎首相は麻薬・覚醒剤の規制に引き続き、 兵器の密輸取り締まりも強化しようとしています。 民自党は明日にも、関連法案を国会に提出し審議に移る方針のようです」 桐原「剣……か。 あの内閣総理大臣、我々の活動も陰で睨んでいるのかも知れん。 …引き続き、南米のテロ組織とは友好的なコネクションを維持しろ。 いかに男塾出身の傑物と言えども、我が帝国の動きを封じる事など出来はせん」 不敵に笑う桐原は新聞をデスクに置き、二人の秘書に命じた。 桐原「――私を夜の闇に包め」 秘書KとSが無言のまま頷き、社長室を暗転させる。 闇の中、若い桐原の顔は徐々に不気味な白髪の老人へと変貌し、 どこからか稲妻が走ると、その姿は帝王ゴッドネロスとなっていた。 ネロス帝国基地・ゴーストバンク*** ゴッドネロス「余は神……全宇宙の神…。その名をゴッドネロス。 余の帝国と軍団に、永遠の栄えあれ…!」 ゴーストバンクに集結したネロス帝国の軍団員達に、 ゴッドネロスは狂気を帯びた言葉で語りかける。 軍団員達は右手を突き上げ、ネロスの名を連呼して自らの帝王を賛美した。 ゴッドネロス「クールギンよ…。やはり、メタルダーは復活したのか」 クールギン「はっ。あのジャースを大破させたレーザーアームの力…。 この目でしかと見ましたが、奴は間違いなく以前の、いやそれ以上の力を手にした模様」 ゴッドネロス「奴は今、どこにおる」 クールギン「元国連勤務のロボット工学者・三枝かおるという女の施設に身を寄せています。 他にも数体の戦闘ロボットが共にいるらしく、容易に手が出せませぬ」 バルスキー「帝王、メタルダー復活の阻止に失敗した我が部下の不始末、 真に面目御座いません。 願わくば、どうか回収されたジャースには、 帝王の寛大なる御慈悲をもって何とぞ再生修理のお許しを」 ゲルドリング「フン、大口叩いといてあのザマじゃ世話も焼けるっちゅうもんやなぁ」 決闘に負けて部下の出撃を阻止される形になっていたゲルドリングは悪態を吐くが、 ゴッドネロスはゆるりと首を縦に振った。 ゴッドネロス「本来ならば廃棄処分、だが…。あれもこれからの戦いには欠かせぬ奴よ。 より強力なパワーを与え、二度と不覚を取る事のなきようにせよ」 バルスキー「ははっ、ありがたきお言葉…!」 ゴッドネロス「戦闘ロボット軍団には南米の油田を爆破せしめた功もある…。 不埒者の妨害のために完全な破壊には至らなかったが、 コロンビアの事件は世界の石油資本に大きな混乱を与え成功を収めた」 ゴッドネロスが指先からの光線で空間に立体映像を現出させる。 そこに映るのは火災に包まれる油田、そして騒然を極めるニューヨークの株式市場…。 クールギン「その妨害に現れた仮面ライダーXとアマゾンですが、 仲間のライダーどもと合流するため、既に日本へ向かいつつある模様」 ゲルドリング「鬱陶しい虫ケラどもが仰山集まりよるのう。 全員揃ってまう前に、一匹ずつ順番に潰して行ったらどないや」 ゴッドネロス「良かろう…。 ではモンスター軍団に、来日するXとアマゾンの抹殺を命ずる。 仲間の仮面ライダーどもと合流する前に討ち果たせ」 ゲルドリング「ハハァーッ! 帝王、クロスランダーの腰抜けどもとは違うワシらモンスター軍団の実力、 しっかとお見せ致しますでぇ」 バルスキー「……くっ! 我が部下への侮辱は許さんぞ!」 ゴッドネロス「バルスキー…。 クロスランダーも修理が終わり次第、 すぐに帰国させジャースと共に戦列に加えよ。 機甲軍団も引き続き、メタルダーから監視の目を離すな」 ドランガー「ははっ! 承知致しました」 131 ○仮面ライダーX&アマゾン→南米コロンビアでクロスランダーらと交戦し撃退。日本へ向かう。 ●クロスランダー&デデモス&ゴブリット →南米コロンビアで仮面ライダーX・アマゾンと交戦し敗退。 クロスランダーは大切断で右腕を破壊される。 ●ゴッドネロス→モンスター軍団に仮面ライダーX・アマゾンの抹殺を指令。 【今回の新規登場】 ○神敬介=仮面ライダーX(仮面ライダーX) 父・神啓太郎博士の手で深海開発用改造人間・カイゾーグとなった5人目の仮面ライダー。 元は沖縄の水産大学に通う学生で、空手や剣道の有段者でもある。 後にV3によってマーキュリー回路を内蔵され更なるパワーアップを果たした。 ○山本大介=仮面ライダーアマゾン(仮面ライダーアマゾン) 長老バゴーの手でインカ帝国の秘術を用い改造された6人目の仮面ライダー。 幼少時に飛行機事故で遭難し、南米アマゾンの密林で育った野生児でその動きは俊敏。 両腕に嵌めたギギとガガの腕輪から超古代文明のパワーを得て戦う。 ●暴魂クロスランダー(超人機メタルダー) ネロス帝国・戦闘ロボット軍団暴魂。 元は爆闘士だったが南米での戦功が認められ暴魂に昇格を果たした。 二丁拳銃を使う射撃の名手で、勝利のためにはどんな卑劣な手段も厭わない。 ●軽闘士ゴブリット(超人機メタルダー) ネロス帝国・戦闘ロボット軍団軽闘士。 元は強闘士だったが南米での任務失敗のため軽闘士に降格させられた。 クロスランダーの部下で、ライフル銃を持つ単眼のガンマンロボット。 ●軽闘士デデモス(超人機メタルダー) ネロス帝国・戦闘ロボット軍団軽闘士。 元は強闘士だったが南米での任務失敗のため軽闘士に降格させられた。 クロスランダーの部下で、右手に拳銃を持ち左手にアタッチメントを装備。 ●美人秘書K(超人機メタルダー) 帝王ゴッドネロスに仕える女性秘書。 桐原コンツェルンの事務の他、ネロス帝国でも諜報活動や軍団員の懲罰を行う。 ●美人秘書S(超人機メタルダー) 帝王ゴッドネロスに仕える女性秘書。 桐原コンツェルンの事務の他、ネロス帝国でも諜報活動や軍団員の懲罰を行う。