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美しく舗装し、建造された街並みが『砂糖』に変わり果てて行く。 誰かが一度か二度は使っていただろうベンチも、背景の異物程度にしか扱われない外灯も。 奇天烈な恰好の女性狂戦士が、舞うように砂糖を作り、たまに口へ放りこんで味を楽しむ姿は。 子供が試食を手当たり次第に巡っているかの如くだ。 幻想かつ異常たる光景を、優木沙々と環いろはの二人の魔法少女がこの地帯では数少ないビルの屋上より傍観していた。 ビル、と言っても。 都心で無数に点在する高層レベルとは比較にならない程度。 しかしながら、いろはのバーサーカー・シュガーの暴走を見守るには十分な位置と高さである。 いろはが、自分自身の中で引っ掛かりを覚えていた。 一方の沙々は飄々とした様子で、どこか楽しげに振舞っている。 聖杯戦争と呼ぶ過酷な状況を少しでも明るくしようと努力を尽くしているかもしれない。 「いろはさん! 向こうには私のアサシンが、バーサーカーの魂を回収する為に待機してますよ」 「え……回収? どういうこと……沙々ちゃん」 やれやれと沙々は、呆れた態度でいろはを見下しているようだった。 「もう、いろはさんのバーサーカーはコントロールする事が出来ないんです。 だからこそ、他サーヴァントを巻き込んで自滅して貰うんです」 「シュガーさんを!? それは―――」 「いろはさん」 厳しい口調で沙々が呼ぶと、いろはも大人しく引き下がった。 「うん。私……沙々ちゃんを信じる。沙々ちゃんは、誰よりも皆の事を考えてくれているから」 沙々は思わず溜息つく。 環いろは。彼女は非常に『善良』な人間だった。 善良過ぎたので、沙々が洗脳下に置いても、度々似たような歯止めをかけるハメになっている。 まあ、洗脳状態が継続しているのは変わり無いのだ。 すると。 漸く……沙々の願ったりな展開が訪れる。 いろはの様子が段々と苦しいものとなっていく。それは決して魔力消費の疲労じゃあない。 彼女も急激な体調の変化に、原因を突き止めようと考えた。 いろはが思い出す。似たような息苦しさを前にも…… 「ふわぁぁ!? いろはさんっ、しっかりして下さい!!」 沙々が素っ頓狂な声を上げて心配する。(これは演技で心配したフリである) いろはは、沙々を心配させないように息苦しい声色を抑えながら返事をするのだった。 「ごめんね……色々あって疲れちゃったみたい………少し休もうかな」 「違います!! ソウルジェムの方を見て下さいっ、と、とんでもない色になって――」 「……え?」 いろはが自分のソウルジェムを確認すると、本来の色彩とはほど遠い。 気色悪いサイケリックな色合いを敷き詰めた宝石に変わり果てて、まるで呪いを帯びているようだった。 次に、いろはの肉体に痛みが走る。 体、ではなく全神経。痛覚のみに衝撃を与え続けられているような。 「おかしい。これ前にもあった……でも――あ、くっ――……!」 「いろはさん!?」 あの時。 自分の中から不気味な異形が突如這いあがって来て……元に戻った時には、何故か何ともなくなって。 ソウルジェムの穢れも消えて。 だけど……違う。彼女自身が感覚を理解していた。自分自身に異変が起きている。 沙々も慌てた様子で伝える。 「ど……どうすれば! わ、私っ、グリーフシードを持っていなくてッ!!」 グリーフシード。 おぼろげに、いろはも思い出す。だってここには『魔女』がいない。ソウルジェムが浄化する術はなかった。 だけど――別に慢心している訳じゃあない。 この状況下で、頼れる可能性は一つだけ。もう一度……あの現象が発動してくれることを願う。 「嫌です、いろはさん。私っ、私どうすればいいんですかっ! このままじゃ―――いろはさんが『魔女』になっちゃいます!」 ……………………え? いろはの疑問を差し置いて、沙々は取り乱している。 ヒステリックな叫びを撒き散らして、弱者で無力な発言ばかりで。いろはが声をかけても無視してしまいそうな有様だ。 魔女になる。 私は魔女になりたくない。 あんな物になりたくない。 ソウルジェムが穢れ切ったら、皆、魔女になってしまう。 怖い。 嫌だ。 『誰か助けて』――と彼女は嘆く。 ポツンと残されたいろはは、不思議にもぼんやりと沙々の様子を眺めていた。 衝撃的な事実なのに。 普通だったら、沙々と同じように混乱したっていいのに。 魔法少女が……魔女になる。 私が、魔女に? 違う……私は、私は魔女にならなかった。ソウルジェムが穢れても、それを……沙々に伝えなくては。 だけど。 (あれ? 私――おかしい。動けない。体が、声も出ない) 漸く、いろはが気付く。自らの異変に。 否――もう気付いた時には遅い。グルグルと脳内が渦巻いて、いろはが見たのは以前、自分の中から現れた異形。 嗚呼。もしかして……そんな……… これは『魔女』の断片だったのだ。 ソウルジェムが穢れ切った時。自動的に浄化されて、何事もありませんでした。……都合の良い話なんてない。 ハッピーエンドなおとぎ話は存在しなかった。 いろはを『魔女』と称して攻撃した魔法少女の主張が正しかったなんて、残酷過ぎる。 彼女を庇ったやちよ達が間違っていたなんて、信じたくない。 嘘だ。夢なんだ。何も聞きたくない。 少女は――――『沈黙』する。 何も語らず。そして何も聞かないように、耳を塞ぐ。 ああ……沙々が『嫌な事』を、いろはにとって『都合の悪い事』をいくら喋ろうと。 無駄に終わる。意味はない。 これで、これでいいんだ………… そんな彼女に対し、誰かが手を差し伸べた。 誰? 相手は何も語らず、何も声や呼びかけや、いろはに言葉を求める素振りをせずに。 ただ無言で手を差し伸べてくれる。 (私を―――) 助けてくれる? 確証も信用する理由すら皆無。 しかし、いろはにとって言葉を必要とせずに、助けを求める声を聞かずとも手を差し伸べてくれる。 そんな相手を信用してもいい――本当に自分を救うつもりなんだ、そう感じた。 故に、手を取ってしまった。 悪の救世主がいろはの手を握りしめていた。 ★ 世界はある程度、規則正しく成立している。 例えるなら、時計の歯車がカッチリと噛み合わさってグルグルと回転できるように。 どんな物にも『弱点』『欠点』があった。 圧倒的な強者、化物を前に成す術はない理不尽がないように神ないし、世界の法則で定められているのかもしれない。 吸血鬼が良い例だ。 途方もない身体能力と暴力的な性能を持ち合わせながら、太陽が弱点だったり、心臓を貫かれれば終わりだったり。 世界次第じゃ、心臓を刺しても、炎天下に出てもへっちゃらな吸血鬼もいるだろうが。 どんな化物でも『弱点』の一つや二つはある。攻略法が絶対に用意されている奇妙さだ。 冷水をぶっかけられたように落ち着きを取り戻したディオ・ブランドーという人間の少年は、 改めて、どうして未来の自分は吸血鬼に成るしかなかったんだ? 人間を越えても、不自由が多すぎるじゃあないかと鼻先で笑う。 実際。 聖杯戦争の状況下、ディオのサーヴァント・レミリアは日中、霊体化しなければ外出できない上。 外を出たって、太陽に照らされ続ければ、実体化してディオの身を守るのが困難だ。 正直、現時刻――日が沈んだ頃合いでしか、レミリアは存分に活躍できない。 そして、皮肉だが未来のディオ―――セイヴァーも同じだ。 力を求めた結果。行動時間まで制限されて、太陽にびびって昼間は大人しくしている。 ざまあない、とディオは内心馬鹿にしていた。未来の自分相手に、だ。 いや、未来の自分だからこそか。 「あら、ディオ。気をつけなさいよ、それ。サーヴァントが『作った』異物だけど、食べたら駄目なものだから」 だってのに。 どういう訳かレミリアは、威厳を醸しながら悠長にディオへ忠告した。 よく分からない。吸血鬼になると精神的な余裕とか冷静さを保つ事が出来るのか? ディオは変に苛立って、周囲に点在している『砂糖』を横目にやる。 砂糖。 似ているから便宜上の呼称は『砂糖』なのだが、実体は醜悪で悪意ある薬物だとディオにも察せた。 「フン」と、ディオは少女の姿をした化物を睨む。 「誰が食べるか。犬だって食わないぞ、こんなもの」 大体、何で食うと思われているんだ。やっぱり馬鹿にしているのか、このサーヴァント。 再びディオの中で憤りの炎が滾り始めた。 如何せん、こうして血が昇って冷静さを欠けてしまう。 吸血鬼でいう『太陽』に近い、ディオにとっての『欠点』だ。 セイヴァーは冷静を維持するべく、精神の高みを求めて吸血鬼になったのだろうか? 「……コレを作ったサーヴァントが近くにいるな」 ふと、全身を駆け廻る感覚にディオは動作を止めた。 刺激的で、初めての感覚だった為、どう表現すればいいのか分からず。感覚の正体すら知らなかった。 それは――所謂『直感』である。 彼は人間の少年でしかなく、吸血鬼でもないが……英霊となる前よりも、生前から勘に優れていたのかもしれない。 (誰かいるのか!? サーヴァント……) 砂糖を作ったサーヴァントかと思ったが、周辺の洒落たモニュメントが全て砂糖に成り果て、視界が開けているにも関わらず。 いつの間にか、ディオ達の前に銃を構えた男が現れていた。 シルクハットを被った全身黒ずくめの癖の激しい髪を持つサーヴァント。 殺意を醸しだす雰囲気は一丁前に感じられる。 『アサシン』というクラスがディオに分かったサーヴァントが、躊躇なく引き金を手にかけ。 発砲。 甲高い銃声が閑静な街に響き渡る。 この瞬間。 ディオ少年は不思議にも落ち着いていた。銃を向けられた時点で普通の人間は取り乱して当然なのだが。 自分の死を微塵も感じずに、むしろ自らの死の『不安』は一切無い。 何故なら―――…… レミリアが銃弾をものともせず『指でつまみ上げていた』。 地面に落ちていた小石をつまむように、銃弾の動きを全て見切り、吸血鬼の動体視力で脅威な所業を為して見せる。 だのに、彼女は酷く退屈だった。 敵が攻撃したというのに、脳ミソが少なめの三下が相手だったせいか。 「とんだ肩透かしだな。単純に、どこにでもある銃弾と拳銃、魔力や細工が施してあるとも期待したが」 レミリアは銃弾を握りつぶす。 押しつぶされた残骸は地面に投げ捨てられ、それきりだ。 成程。確かに何も起きない。ディオは納得する。 まだ超人的な――吸血鬼のスピードを凌駕した神父の方が『面白み』のあった方だ。 一方で、攻撃をしかけたサーヴァントは 舐め腐った、貧民街に群れてそうな典型的なクズのように言った。 「お前よォ~~~~『Dio』かぁ? いや『Dio』だろうなぁ!!」 「………」 危機感がまるで込み上げない。 この男(アサシン)本当に英霊なのかと疑わしいほど『取るに足らない』存在感だった。 先ほどの神父や、少女の姿ながらカリスマ性を放つレミリアのような。 英霊らしさ、神秘性がほとんど無い。サーヴァントとして召喚されたのが『事故』じゃないかと疑うほどだ。 加えて、どうやら神父と同じく。恐らく――未来のディオと関与した経緯あるらしい。 沈黙するディオに対し、アサシンは激情した。 「『その眼』で俺の事を見下しやがって! 最初から俺を『利用』するつもりだったんだなぁぁ―――!」 立て続けに銃を連射する技量は、格別優れているとも言い難い。 銃を『扱い慣れている人間』にとっては普通の手法。 とは言え、しっかりと照準を定めていた。レミリアではなくディオ相手に。 「この俺をナメてんじゃあねぇ―――ッ!」 アサシンの銃弾はあしらわれる。レミリアの紅に輝く弾幕によって。 スペルカードと呼ばれる弾幕ごっこに過ぎない技法であれ、生死に関わる戦闘に応用すれば脅威となる。 レミリアが発動させたのは、名称も無い通常の弾幕。 ナイフ状に形取った弾幕が銃弾を相殺し、アサシンに向かい高スピードで飛ばされた。 尋常でないスピードを発揮させた神父が登場した以上、あれよりも遅いのだが。 場慣れの経験を積まなければ、回避も困難だろう速度なのは確か。 だが、アサシンは回避しなかった。逆に、しゃがむ姿勢を取る。 彼の体に、背後より出現した『像』が纏わりつくとナイフ弾幕の直撃を喰らってもダメージを受けずにいた。 無傷。ではない。 攻撃のエネルギーが、しゃがんだアサシンの体を伝い、地表へと分散されていく。 どうやら受け流されているらしい。 「なんだこれは」 眼を鋭く細め、他愛なくレミリアは三流にも劣るアサシンを見下す。 神父のライダーに対しての驚きでない。小癪で煩わしく忌々しいと一蹴するかのような退屈さ。 ディオも、レミリアと同じ感情を胸に舌打つ。 「早くしろ」 「まぁ待て」 レミリアの宝具で、ひょっとすればソレでトドメを刺せるかもしれない。 が。 思わぬ事だが、アサシンのスキルが発動したのだ。この場合『発動してしまった』と言うべきか。 ここまで見ていただければ分かるが、レミリアもディオもアサシン自体に興味も警戒もしていない。 それは『下衆の輩』と呼ばれるアサシンのスキルの影響だった。 下っ端のクズで脳ミソが少なめの三下の存在など、強者たるレミリアとディオの意識の範疇外だ。 だからこそ。 レミリアは『マスター』の方にターゲットを変更した。 相手が無敵を脅威とするなら、素直にマスターを狙うのは正しい。 思考を回した瞬間。レミリアの意識は、アサシンのマスターへと向けられ、自然と周囲の魔力感知に意識を集中する。 「ん? この気配――サーヴァントがいるわ。あそこ」 「………ハッ!?」 ディオがレミリアが指差した方角に息を飲んだ。 自らの直感に反応したのは紛れもない! アサシン相手じゃあないッ!! ビル屋上。誰かがいる。距離が遠過ぎて普通の人間なら『誰かが居る』だけしか分からないのを。 ディオの場合は、直感で理解した! 「いた――――あそこに居るぞ! 殺せ、ランサー!! アレはッ、あそこに居るのはッ! 『未来のぼく』だぁぁ――!!!」 ★ 誰かが『助け』を求めた。 今回の場合は――優木沙々が演技の一つで咄嗟に「誰か助けて」と呟いた。 本気じゃないし、何も救世主を望んで口走った訳でもないが、それでも『悪』たる沙々が言ったのだから。 『悪』が助けを乞うたからこそ、救世主は現れざるおえないのだ。 「……こんなものか」 彼がいろはのソウルジェムから指を離せば、艶やかな色彩の宝石だけが残る。 セイヴァー。クラス名からでも分かる。 討伐令にかけられ、写真も配布されたサーヴァントが、いつの間にか魔法少女達の前に立っていた。 魔法少女もサーヴァントほどではないが、日ごろ魔女や使い魔と戦闘するだけあって、魔力感知は行っている。 にも関わらずだ。 気配も、魔力も、本当に突然眼前に登場したと表現せざるおえない。 そして――いろは自身、何がどうなったのかサッパリだ。まさか――セイヴァーの瞳と視線が交わると。 ゾッと悪寒が彼女を襲う。 気品よく石像のような美しい顔立ちで笑ったとしても、彼は心から笑ってはいない。 そして、助けた筈のいろはにも関心がない。 三下かクズを見下す『眼』と同じ。恐らく『よほど』の存在じゃなければ、彼は興味を抱かないし。 いろはを『助けた』のも、ほんの出来心でしかなく。親切で善良な救世主じゃあない。 ウワサ通り――――『悪の救世主』だった。 「あ……あの…………」 いろはの言葉は続かない。どれから話せばいいのだろう。 少なくとも、彼女は無性に彼を感謝しようとはせずに堪えていた。 この人に心を許せば、自分が自分でなくなってしまう。いろはは畏怖を秘めている。 すると―――躊躇するいろはを押しのけ、優木沙々が興奮気味にセイヴァーへ話しかけた。 「す、凄い! 思った通り!! セイヴァーさん、お願いします! 私の、私のソウルジェムも浄化して下さい!」 「さっ……沙々ちゃん?」 環いろはは洗脳状況にある。 沙々に付き従うよう、令呪も使用してしまったし、シュガーを暴走状態にさせても罪悪感ない人形だ。 だけど、完全に支配されてはおらず。 所謂、様子のおかしい沙々の異変に疑念を覚える事は叶ったのである。 優木沙々は狂っている風な異常さ。 討伐令での写真から受けた『悪の救世主』の魅了に堕ちているのだ。 洗脳者が洗脳に堕ちるとは随分な皮肉である。 そして、親友で尊敬し信頼する沙々の異変に困惑するいろはが、セイヴァーの表情を見てハッとする。 セイヴァーは……沙々を見向きもしていなかった。 彼女のようなクズこそ悪の救世主が救うべき悪なのに。 これほど沙々が救いを求めているのに。 セイヴァーの視線は、沙々やいろはでもない。全く別方向の、シュガーが『砂糖』まみれにしている地帯へ向けられていた。 が、彼はちっとも面白みもなく。興味なく狂気の惨状を見降ろしている。 シュガーの宝具を蔑むとは違った。 光景や現状、沙々がサーヴァントをおびき寄せる為に起こした悪意の罠に退屈している。 沙々の発想力。優木沙々の価値を見定めた結果――『くだらない』と判断したのだ。 いろはは、セイヴァーの思考を読み切った訳じゃあない。 ただ、危険だと本能が察知し、沙々に呼びかけた。 「沙々ちゃん! だ、駄目。その人は、沙々ちゃんを……」 「あぁクソ! 黙ってろ! 先にソウルジェムを浄化されたからって良い気になりやがって!!」 「きゃあっ!?」 豹変した沙々の杖に殴られ、いろはの体は体勢を崩し、硬い屋上の面に転倒してしまう。 やっぱりおかしい! いつもの沙々ちゃんとは違う……優しくて、楽しくて、明るい。私の友達だった沙々ちゃんじゃあない……! どうして? まさかセイヴァーが……!? 善良ないろはの洗脳は、沙々を良くも悪くも『助ける』意志へ変換されている。 友達と認識している彼女が、こんな事をする訳ないのだと。 でも。一見、セイヴァーは何もしていない。存在し、いろはのソウルジェムを浄化?しただけ。 次の瞬間、更なる異常がいろはの前で起きたのである。 「さ……沙々ちゃん? 変身が解けてる」 「あぁ? ……あ………アレ?」 今度ばかりは沙々も驚きを隠せない。 本当にいつの間にか。沙々は魔法少女の変身状態を解除していたのだ。彼女自身すら認知してないなど――あり得ない。 いろはが「まさか」とセイヴァーに視線を向けると。 彼の掌で沙々のソウルジェムが弄ばれていた。 沙々よりソウルジェムが離れたせいで、変身は解除されてしまったのである。 セイヴァーは深みある溜息をつき、ソウルジェムの濁りを観察した。 「私のマスターも、君たちと同じ魔法少女でね。ソウルジェムの穢れ果てた末路を知っているとも」 いろはと沙々は双方反応する。 討伐令にかけられていた暁美ほむらも――魔法少女――…… だからこそ、セイヴァーはソウルジェムの重要さを理解している訳なのか。 故に――漸くだった。 やっとのことで、セイヴァーは凍てついた顔に不敵な笑みを浮かべた。 沙々のソウルジェムに視線を向けながら。 「思い出した、確か……君は『優木沙々』だね」 「は、はいっ! セイヴァーさん、是非私に貴方様の協力させて下さい!! 私の魔法は必ずやお役に立てる筈です」 「魔法か」 「私の魔法は『洗脳』ですぅ! どんなに優れた奴でも、絶対に従わせられるんですよぉ~!!」 下劣な笑みを浮かべ饒舌にベラベラ語る沙々が『悪』でなければ、なんだというのか。 一方で。 セイヴァーの笑みが段々と、穏やかなものに変化していくのをいろはは眺めていた。 何と言うか――程度の低い自慢話をわざわざ聞いてやっている強者の態度だ。 多分、セイヴァーは明日には沙々の話を忘却するだろうのが想像できる。 口調と声色も、不気味なほど落ち着いたものでセイヴァーは答えた。 「残念だが――もう間に合っている」 それより。 「私は話に聞くだけで『魔女』なるものを見た事がなくてね」 「………え」 間抜けな声を漏らす沙々を傍らに、セイヴァーの掌に呪い色の『悪』が湧きあがってくる。 暁美ほむらの穢れと、環いろはの穢れ。 既に半分ほどは穢れに満たされた沙々のソウルジェムへ注がれると、今度は沙々が苦しみ出す。 ビキビキと、ソウルジェムから嫌な効果音が。 卵から何かが産まれるように、ソウルジェムの形状も歪に変化していく。 決死の思いで沙々は喚き叫んだ。 「ど、どうしてっ!? やめ、やめてッ、魔女になりたくない! お願いです! 何でもしますから!! 貴方を利用したり、馬鹿にしたり、二度としません! 申し訳ありません、許してッ! 許してくれますよねっ!?」 「駄目だな」 絶望の一声に、クズの魔法少女の悲痛な絶叫が鳴り響く。 いろはが、いち早く行動を起こす。魔法少女の武器・光のクロスボウを一筋引いた。 魔力を込めた一撃が、セイヴァーに放たれる。 例え、彼に助けられたとしても『友達』である沙々を助ける事を、いろはが優先したに過ぎなかった。 いろはの矢は命中するどころか、セイヴァーの指一本で弾き飛ばされてしまう。 圧倒的な力の差を、一瞬にして見せつけられたいろは。 刹那、紅の弾幕が急スピードでセイヴァーに接近したのだった。 ★ ――――紅符「スカーレットシュート」―――― 躊躇は無い。 レミリアはセイヴァーと共に居る少女達を認知せずとも、スペルカードを放っていただろう。 大中小の光弾は真っ直ぐ屋上の吸血鬼に連続で放たれた。 しかし、レミリアは吸血鬼の視力で避けられたのを確認する。 時を止めた訳じゃあない。相手も成った原理はともかく『吸血鬼』なのだ。 『スカーレットシュート』が自機(対象)狙いの技だと見抜いている。しかし――弾幕は分散する。 光弾が直ぐに消滅する事はなく、空中を浮遊し漂う。単純に避けるだけでは、いづれ弾幕の密度に押しつぶされる。 密度の高さで圧をかけるのも『時止め』対策の一つ。 時を止めるなら、時を止めても避けれないほどの密度で身動きを封じ込めればよい。 最も、生半可の『結界』程度では彼の足止めすら至らないだろう。 遠距離からの実感に欠けるスペルカードの攻撃に、マスターのディオが苛立った。 「ちまちま攻撃をしてる場合かッ! 宝具を使え!!」 「分かってないわね。宝具なんてバカスカ使いまくれないのよ、だって貴方は魔法使いじゃあないんだから」 致命的なのは――魔力の差だ。 サーヴァントが些か不便な点と格差を生じてしまうのは、マスターの魔力量である。 いづれ吸血鬼になりうるディオでも、魔力はない。普通の人間なのだから。 宝具を発動すれば、その分をマスターのディオが負担する部分が生じてしまうのだ。 一方で、セイヴァーはマスターに魔法少女の暁美ほむらがいる。 魔力面でも相性の良い、最高のコンディションで挑めるのだから余裕で当然に違いない。 ただ。 セイヴァーが、不敵に笑うのを遠目より確認するレミリア。 しかし、レミリアも悪魔めいた笑みを描いた。 (次の一手が分かるぞ? 『セイヴァー』。逃げるな、貴様――逃走経路は見抜いている) レミリアが魔力で蝙蝠を精製した『サーバントフライヤー』が、彼女の手から離れ、彼が立つビルへと飛来していく。 セイヴァーは、スタンドの像を背後に出現させ、像の拳で足元を破壊する。 真っ向勝負で『弾幕ごっこ』は受け付けない。 セイヴァーの態度は明白な『悪』に満ちており。そして、レミリアも彼の邪悪を理解していた。 否。 皮肉な話だったが、ディオというマスターを理解していたからこそ、セイヴァーの動きも見抜けた訳だ。 飛翔した『サーバントフライヤー』がセイヴァーの逃走先である下の階層で待ち受けている。 「―――?」 レミリアは即座に異常を気付いた。 送り込んだ筈の魔力の塊が、瞬時に消失している。攻撃が無力化された…? 考察するが、彼女の視力でも 建物内部、死角で発生している事象を見抜く事は叶わない。 そして彼女は、肝心な事に見落としていた。 アサシン――マジェント・マジェントの存在を。彼はスタンドをこっそり解除し、拳銃を再びディオへ向けている。 強者に無視される『下衆の輩』で、見下す奴に一死報いる。 すっかり、レミリアとディオは互いにセイヴァーへ意識を集中させていた。 (まずは足を狙ってやる! 跪かせてから手足をもぎ取ってやるッ、このクソ野郎共~~~!!) だが! 予想外にもレミリアは攻撃を中断し、顔を上げた。 これはマジェントの殺意に反応したのではなく――全く別の敵意を察知したから。 咄嗟の事。されど、彼女は即座に小悪魔めいた翼を広げた矢先、主であるディオへ突撃する勢いで抱きかかえて見せた。 唐突な光景にディオもマジェントも、唖然とするが。 決して、レミリアの行動はマジェントの攻撃を回避する為のものではないと、次の瞬間。誰もが理解する。 「きゃはは」 狂った笑いが遠くで響く。 レミリア達より離れた位置だが『砂糖』を喰らっているバーサーカーが、悪たらしく傍観しながら。 魔力を発動させた。 この地帯に造形物の如く点在する砂糖にバーサーカーの魔力が込められていくと。 砂糖が消失する代わりに次々と効力が発動してゆく。 少なくとも――レミリア達の居た場所では、『砂糖』が爆発したかのような広範囲攻撃が発動したのだった。 ☆ mind as judgment(後編)
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NMavenを試食する 最近、仕事で.NETに関わるようになりました。.NETの世界でもMavenを使えないものかと思っていたある日、何気なくApacheのサイトを覗いてみると、Apache Incubatorプロジェクトに、NMavenという文字が見えるではないですか! ドキドキしながらクリックしてみると・・・まさしく.NET用Mavenの登場でした。 まだ生まれたばかりのツールで情報も少なく、少し触ってみてのファースト・インプレッション程度の内容ではありますが、NMavenを紹介したいと思います。 私自身、.NETについては初心者程度のレベルですので、とんちんかんなコメントもあるかとは思いますが、そこは優しく間違いを指摘してくださいな。 NMavenは.NETアプリケーションをビルドするためのMaven2用プラグイン集になります。NMavenと聞くと.NETによる別の実装のように思っていたのですが、NAntのようにJavaで書かれたプログラムを.NET(C#)で書き直したものではありません。したがってその実行にはJavaと、Maven2本体が必要です。(アンチJava派の方には残念でした?!) サポートする.NETプラットフォームとしては、本家Microsoft以外に、MonoプロジェクトやDotGNUまで対応しているようです。バージョンは1.1から2.0、3.0まで、そして使用できる言語としては、現在C#とVBの名前があがっています。 そのほか、以下の機能が用意されています。 NUnitのサポート リソースの生成と組み込み 言語とPOMの内容に基づくAssemblyInfo.*の自動生成 WEBアプリケーションのパッケージングとデプロイ XSDとWSDの生成 新たに別のコンパイラやツールをプラガブルに組み込む仕組み なにはともあれ、さっそく使ってみましょう。 なお、動作確認はWindows上で行いました。Linux上でも、Monoを使って環境を構築できるようですが、今回は試していません。 環境の構成は以下の通りです。 WindowsXP sp2 Microsoft .NET Framework 2 Sun Java 1.5 Maven 2.0.4 NUnit 2.2.8 NMavenにはまだバイナリ形式のディストリビューションは用意されていません。Subversionのリポジトリからソースコードをチェックアウトして、自分でビルドする必要があります。(正式リリースされれば、他のMaven2プラグインと同様に、リモートリポジトリからビルド時に自動的にインストールされるようになるでしょう。) NMavenのソースは以下のURLよりチェックアウトします。 http //svn.apache.org/repos/asf/incubator/nmaven/trunk チェックアウトしたルートディレクトリにある、bootstrap-build.batを実行します。 bootstrap-build.batの中を見ると、Mavenを実行してビルドしているのがわかります。 ビルドは特に問題なく終わると思います。 ビルドされたプラグインはMaven2のローカルリポジトリにインストールされます。 %HOMEPATH%\.m2\repository\org\apache\maven\dotnet さて、ここで.NET初心者である私はこまりました。 何か簡単なサンプルでも作ってビルドすればいいのでしょうが、どのようにすればいいのかわかりません。またNMavenのサイトの情報も次に進むには十分とはいえません。 チェックアウトしたソースを見ると、integration-tests\testsというフォルダがあります。 ここには、C#やVBの小さなプロジェクトフォルダがたくさん用意されています。NUnitを使った単体テストを走らせるプロジェクトもあります。 非常に小さいプロジェクトばかりですが、ここにあるPOMを読むのが手っ取り早い入門になると思います。 it.batを実行すると、これらのプロジェクトをビルドする(=NMavenを走らせる)ことができます。 なお、it.batをうまく実行するには、C#コンパイラ(csc.exe)、VBコンパイラ(vbc.exe)、リソースジェネレータ(resgen.exe)など、.NET Frameworkのツールへのパスが通っている以外に、NUnitへのパスが設定されている必要があります。 また私の環境では、プロジェクトit0012の実行で以下のエラーがでました。 Embedded error NMAVEN-104-001 One of more of the parameters is null Vendor = DotGNU, Vendor Version = null, Framework Version = 2.0.50727 pom.xmlの以下の記述に問題があるようです。 plugin groupId org.apache.maven.dotnet.plugins /groupId artifactId maven-compile-plugin /artifactId extensions true /extensions configuration vendor DotGNU /vendor /configuration /plugin 正しくビルドできているプロジェクトを見ると"vendor"タグの内容がMONOになっています。プロジェクトit0012のpom.xmlを修正して実行するとうまく動作しました。 plugin groupId org.apache.maven.dotnet.plugins /groupId artifactId maven-compile-plugin /artifactId extensions true /extensions configuration vendor MONO /vendor /configuration /plugin このときのログを見ると、先ほどのエラー箇所は以下のように表示されます。 [INFO] NMAVEN-066-012 Found Vendor = Vendor = MICROSOFT, Vendor Version = 2.0.50727, Framework Version = 2.0.50727, Executable Vendorのところが、MONOを指定したにも関わらず、MICROSOFTになっています。私の環境にはMonoはインストールされていないので、当然といえば当然なのですが。試しに"vendor"タグをMicrosoftにしてビルドしてもうまく動作しました。 あと、NUnitを使った単体テストを行うプロジェクトがあるのですが、これはまだうまく動かせていません。 .NETプラットフォームを使った開発では、VisualStudioが開発環境のデファクト・スタンダードとなっています。VisualStudioは、個人のデスクトップにおいては、とても快適な環境を提供してくれます。 一方で、多くの開発者の参加する大規模プロジェクトにおいて、その巨大な開発成果物を統合管理するには、とても高価なツールを購入したり、人手で管理する必要があったのではないでしょうか。 NMavenの出現は、こういった.NETプラットフォームにおける大きな穴を埋める有効なツールとなるのではないかと、今から大きな期待を持っています。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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MOD/Fall from Heaven II/ORBIS/021/ユニット/信奉 ver.0.21 MOD/Fall from Heaven II/ORBIS/021/ユニット/信奉 [#t9921d1e] 信奉者 [#s1d1a6b3] 司祭 [#ybccc6f4] 司祭長 [#f3a5a139] 僧兵 [#ab7e7eeb] 文明固有 [#w7df2ddc] 召喚・その他 [#pdbeff58] 信奉者 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 秩序の侍者Acolyte生産不可 蛮族 信奉 3 1 60 天界からの指令(技術)秩序の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。天界の秩序(都市) 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)天界の秩序を都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ 秩序の聴罪司祭十字軍 至天の聖職者Ecclesiastic生産不可 蛮族 信奉 3 1 60 名誉(技術)至天の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。至高なる天空(都市) 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)至高なる天空を都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ 至天の代行者 キルモフの従士Thane of Kilmorph生産不可 蛮族 信奉 3 1 60 母なる大地への道(技術)キルモフの神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン(都市) 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)キルモフのルーンを都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ キルモフの宝石番パラマンダー 緑葉の信奉者Disciple of Leaves生産不可 蛮族 信奉 3 1 60 深き森への道(技術)緑葉の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞(都市) 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)緑葉の同胞を都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ 緑葉の司祭レンジャー 深海の盲信者Zealot生産不可 蛮族 信奉 3 1 60 深淵からの神託(技術)深海の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。深海の旧支配者(都市) 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)深海の旧支配者を都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ 深海の狂信者黄泉の番人 ヴェールの狂学者Savant生産不可 蛮族生産不可 マサトル 信奉 3 1 60 魂の堕落(技術)ヴェールの神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。蒼褪めたヴェール(都市) テクノロジーを研究(+15#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。)蒼褪めたヴェールを都市に布教初期昇進:衛生兵Ⅰ ヴェールの儀式官メイジ 司祭 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 秩序の聴罪司祭Confessor 信奉 4 (神聖)+1 1 120 聖職(技術)秩序の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。天界の秩序#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。天界の秩序(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術,聖霊の導き使用可能:秩序の神殿を建立 秩序の修道院長聖騎士 至天の代行者Vicar 信奉 4 (神聖)+1 1 120 聖職(技術)至天の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。至高なる天空#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。至高なる天空(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術使用可能:至天の神殿を建立 至天の光輝者聖騎士ドルイド キルモフの宝石番Stonewarden 信奉 5 1 120 聖職(技術)キルモフの神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術,大地Ⅰ,大地Ⅱ使用可能:キルモフの神殿を建立 ルーンキーパー聖騎士ドルイド 緑葉の司祭Priest of Leaves 信奉 5 1 120 聖職(技術)緑葉の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術,自然Ⅰ使用可能:緑葉の神殿を建立 緑葉の司祭長聖騎士ドルイド幻霊 深海の狂信者Cultist 信奉 5 1 120 聖職(技術)深海の神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。深海の旧支配者#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。深海の旧支配者(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術,水上歩行使用可能:深海の神殿を建立 深海の託宣者幻霊ドルイド ヴェールの儀式官Ritualist 信奉 4 (不浄)+1 1 120 聖職(技術)ヴェールの神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。蒼褪めたヴェール#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。蒼褪めたヴェール(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術,不浄の聖痕,死Ⅰ使用可能:ヴェールの神殿を建立 ヴェールの破戒僧幻霊 司祭長 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 秩序の修道院長Prior 信奉 6 (神聖)+2 1 (240) 神学(技術)香料(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。天界の秩序#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。天界の秩序(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,聖霊の導き,衛生兵Ⅰ - 至天の光輝者Luridus 信奉 6 (火炎)+1 (神聖)+1 1 (240) 神学(技術)香料(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。至高なる天空#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。至高なる天空(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,衛生兵Ⅰ - ルーンキーパーRunekeeper 信奉 7 (神聖)+1 1 (240) 神学(技術)宝石(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,衛生兵Ⅰ,大地Ⅰ,大地Ⅱ使用可能:ルーンの盾 - 緑葉の司祭長High Priest of Leaves 信奉 8 1 (240) 神学(技術)香料(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,自然Ⅲ,衛生兵Ⅰ,自然Ⅰ - 深海の託宣者Speaker 信奉 7 (不浄)+1 1 (240) 神学(技術)香料(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。深海の旧支配者#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。深海の旧支配者(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,衛生兵Ⅰ,水上歩行,肉体Ⅲ - ヴェールの破戒僧Profane 信奉 6 (不浄)+2 1 (240) 神学(技術)香料(資源)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。蒼褪めたヴェール#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。蒼褪めたヴェール(都市)変更されると文明を去るLv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)+1 無償の昇進都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅱ,神術,神術 II,衛生兵Ⅰ,不浄の聖痕,死Ⅰ - 僧兵 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 パラマンダーParamander 信奉 7 [武器] +i 1 120 狂信(技術)銅(資源)キルモフの神殿(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン(都市) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,デーモン退治 聖騎士不死者スパルティアトイ 聖騎士Paladin生産不可 グリゴリ生産不可 蛮族 信奉 10 (神聖)+3 [武器] +m 1 240 高潔の証(技術)鉄 or ミスリル(資源)善良(属性) 国家ユニット(同時に4体まで)初期昇進:勇気,病気無効,デーモン退治,衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ - 病院兵Hospitalier代替 エロヒム 信奉 10 (神聖)+2 [武器] +m 1 240 高潔の証(技術)鉄 or ミスリル(資源) 善良(属性) 国家ユニット(同時に4体まで)初期昇進:勇気,病気無効,デーモン退治,衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ, 衛生兵Ⅲ - ドルイドDruid 信奉 8 自然 +1n 2 240 自然との共生(技術)鎮守の杜(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞(都市) 国家ユニット(同時に4体まで)貨物容量 1 (鳥)通行できない地形を踏破可能部族集落から良い結果を得る対動物ユニット+50%都市攻撃-20%初期昇進:衛生兵Ⅰ,ドルイド,神術,動物調教,自然Ⅰ使用可能:絡め取り,竜巻 - ドワーフドルイドDwarven Druid代替 ルシュイアープ代替 カザード 信奉 ドワーフ 8 自然 +1n 大地 +1n 2 240 自然との共生(技術)鎮守の杜(建造物)#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。キルモフのルーン(都市) 国家ユニット(同時に4体まで)貨物容量 1 (鳥)通行できない地形を踏破可能部族集落から良い結果を得る対動物ユニット+50%都市攻撃-20%初期昇進:衛生兵Ⅰ,ドルイド,神術,動物調教, 大地Ⅰ , 自然Ⅰ 使用可能: 絡め取り , 竜巻 , 粉砕 , 腐食 - 修正者Redactor代替 パトリアの後継者 信奉 8 自然 +1n 死 +1n 2 240 自然との共生(技術) 鎮守の杜(建造物) #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。緑葉の同胞(都市) 国家ユニット(同時に4体まで)貨物容量 1 (蔦) 通行できない地形を踏破可能部族集落から良い結果を得る対動物ユニット+50%都市攻撃-20%初期昇進:衛生兵Ⅰ, 精神集中Ⅱ , 精神集中Ⅲ , 死Ⅰ , ドルイド , 神術 , 動物調教 , 自然Ⅰ 使用可能: 絡め取り , 竜巻 , 荒廃 - 幻霊Eidolon 信奉デーモン 10 (不浄)+4 [武器] +m 1 240 悪意の企み(技術)鉄 or ミスリル(資源)邪悪(属性) 国家ユニット(同時に4体まで)+1 アルマゲドンカウンタ初期昇進:行軍 - 文明固有 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 灯火の信徒Lightbringer固有 マラキム 信奉 2 1 60 - 部族集落から良い結果を得る初期昇進:歩哨Ⅰ 緑葉の信奉者深海の盲信者キルモフの従士ヴェールの狂学者秩序の侍者至天の聖職者 終末予言者Doomsayer代替 パトリアの後継者 信奉 3 1 60 法律(技術) 生体ユニットを倒すと再誕者を生む (15%) 部族集落から良い結果を得る 偉大な作品(+20#ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。) 初期昇進: 衛生兵Ⅰ , 歩哨Ⅰ グリゴリ衛生兵 緑葉の信奉者 深海の盲信者 キルモフの従士 ヴェールの狂学者 秩序の侍者 至天の聖職者 グリゴリ衛生兵Grigori Medic固有 グリゴリ 信奉 4 1 180 医術(技術) ライバル領土を探索可能初期昇進:神術,衛生兵Ⅱ,衛生兵Ⅰ ドルイドルオンノタル 精製術師Adeptus代替 メカノス 信奉 4 [武器] +m 1 180 神秘主義(技術) ライバル領土を探索可能 労働効率:200 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,神術 ドルイドルオンノタル 鳥占官Augur代替 パトリアの後継者 信奉 5 1 145 聖職(技術) ギフトの寺院(建造物) 生体ユニットを倒すと再誕者を生む (20%) ライバル領土を探索可能建造可能 ギフトの寺院 香料により生産力+20% 初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ, 精神集中Ⅱ ,神術 ドルイドルオンノタル 幻霊 格闘僧Monk固有 エロヒム 信奉 6 2 120 修道院制度(技術) 初期昇進:衛生兵Ⅰ,デーモン退治 聖騎士秩序の修道院長至天の光輝者ルーンキーパー緑葉の司祭長 亜翼龍の衛兵Wyvern Guardian代替 マサトル 信奉 6 2 160 修道院制度(技術) オモールの礼拝所(建造物) 初期昇進:衛生兵Ⅰ, 鉄壁 , 監視者の証 , デーモン退治 聖騎士秩序の修道院長至天の光輝者ルーンキーパー緑葉の司祭長 冬の司祭Priest of Winter固有 イリアン 信奉 5 (冷気)+2 1 120 聖職(技術)御手の神殿(建造物)白き御手(大儀式) 国家ユニット(同時に3体まで)初期昇進:寒冷種,衛生兵Ⅰ,冷気無効,氷Ⅰ,氷Ⅱ,神術,衛生兵Ⅱ 冬の司祭長 冬の司祭長High Priest of Winter固有 イリアン 信奉 6 (冷気)+3 1 (240) 神学(技術)Lv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に3体まで)都市で生産できない初期昇進:寒冷種,衛生兵Ⅰ,冷気無効,氷Ⅰ,氷Ⅱ,氷Ⅲ,神術 II,神術,衛生兵Ⅱ - ルオンノタルLuonnotar固有 グリゴリ 信奉 10 1 (240) 意志の力(技術)Lv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで)対信奉ユニット +50%都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅰ,魔法無効,異端審問,衛生兵Ⅱ,衛生兵Ⅲ,精神集中Ⅰ,精神集中Ⅱ,精神集中Ⅲ,神術 - 神祇官Pontifex代替 パトリアの後継者 信奉 7 (死)+1 1 (240) 神学(技術) ギフトの寺院(建造物) Lv.6以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで) 生体ユニットを倒すと再誕者を生む (25%) 対信奉ユニット +50% 戦闘に勝利すると攻撃した都市の人口-1 都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ, 歩哨Ⅰ ,神術, 神術 II , 魔法無効 , 異端審問 , 衛生兵Ⅲ , 精神集中Ⅰ , 精神集中Ⅱ , 精神集中Ⅲ - テックプリーストTechpriest代替 メカノス 信奉 7 [武器] +m 1 ( 180 ) 教育(技術) Lv.4以上のユニットから昇格 国家ユニット(同時に4体まで) +1 無償の昇進 対信奉ユニット +50% 労働効率:300 都市で生産できない初期昇進:衛生兵Ⅰ,衛生兵Ⅱ,衛生兵Ⅲ,神術, 神術 II , 魔法無効 , 異端審問 , 精神集中Ⅰ , 精神集中Ⅱ , 精神集中Ⅲ 使用可能: 肥沃化 - 召喚・その他 ユニット 種別種族 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 前提条件 能力 昇格 タールデーモンTar Demon 信奉デーモン 2/7 (不浄)+1 1 - 次元界の門(ヴェールの神殿) 移動コストが常に一定戦闘に敗北すると分裂 - エインヘルヤルの軍勢Host of the Einherjar 信奉天使 3 (神聖)+2 1 - エインヘルヤルの軍勢の召喚(法Ⅱ)によって召喚 ユニットを倒すと1ターン召喚期限延長 -
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MOD/Fall from Heaven II/BtS/各種解説/宗教解説 version0.34h MOD/Fall from Heaven II/BtS/各種解説/宗教解説 [#p74f012b] The Order-天界の秩序 [#gaccf931] Empyrean-至高なる天空 [#k0497934] Runes of Kilmorph-キルモフのルーン [#qb34c1bd] Fellowship of Leaves-緑葉の同胞 [#w3c28838] Council of Esus-エススの枢密院 [#qfeacf82] Octopus Overlords-深海の旧支配者 [#addd9628] Ashen Veil-蒼褪めたヴェール [#uab84d08] The Order-天界の秩序 法と秩序による絶対的な善の宗教。 自都市で布教すると再度伝道者が出現することがあり、出現率も高いので他の宗教よりも素早く布教できる。 最大の特徴として、本家君主制度にプラスアルファした固有社会制度の秩序社会が挙げられる。Ffh2において不足しがちな幸福に全く困らなくなるので、より都市を発展させられる。 固有英雄はヴェイリン・ファヌエルとスフェンエル。 蒼褪めたヴェールの堕落せしロジェとマーデロとほぼ同じ性能だが、こちらの方が初期昇進の面で若干勝っている。ヴェイリンはロジェと同様解禁が早いのでなかなかの活躍を期待できるだろう。 唯一のUUは十字軍。デーモン退治用の僧兵。 都市占領時を含めた、自国に展開の秩序が広まった時に前提技術を持っていると出現するため、九人衆ギルドを取りこぼしたときはありがたい。 秩序の神殿はユニット生産に+10% icon hammer;ボーナスが付くので生産都市に是非立てておきたい。また大指揮官やドナル・ルーによる徴募兵の数を倍加する力を持つ。 また、UBのバシリカは追加で建設できる裁判所。維持費を殆ど帳消しに出来る。また、秩序社会を採用していれば裁判所と共に追加の icon happy;を拠出してくれる。 神術は神術Ⅱの祝別が+1 icon strength;してくれるので非常に便利。軍全体の強化に繋がる上、アデプトのような icon strength;の低いユニットでも戦闘によってより経験値を得やすくなるのは大きな利点。 神術Ⅲの揺るぎ無い指令は人間グローブ座。即座に占領都市の抵抗を鎮圧する効果も持つ。本家のように徴兵にも使えるが、人口1で戦士、2で勇士、4で狂戦士という徴兵バランスをどう見るかは各人次第か。(対応建造物を都市に建造しておくこと)。また、特にやることが無い時にも維持費削減目的でとりあえず使う、という手もあり。 また、秩序の信奉ユニットは祈伏Ⅳの昇進が可能である。これにより、ユニット捕獲率は70%となる。 ステファノス装備の折伏の王冠と組み合わせればユニット捕獲率は100%となり、敵スタックを丸ごと奪い取る凶悪なユニットになる。 祭殿のユーニルの法典では法のマナが手に入る。法Ⅲの武勇持ちの大魔道を作っておくと経験値取得の底上げになる。 戦争向きの宗教とされているが、至高やヴェールと異なり直接ダメージを与える呪文を使えない。従って、戦闘に向いたUUや英雄を持つ文明とは相性が良いが、そうでない文明だと決定力に欠けることもある。幸い幸福や厭戦面で困らないため、幸福対策の建造物分の icon hammer;を軍に回せるのが強み。よってルーンと同様、内政を充実させた上で、文明戦力の底力を上げるという観点で捉えるべきだろう。 天界の秩序といえばバンノール、というイメージではあるが、実はカラビムとの相性が極めて良い。その一方でマラキムやエロヒムだと今ひとつ使いにくいところがある。 改宗した場合必ず善文明になる唯一の宗教。自分が創始した場合積極的に広めて相手を改宗させることで属性と宗教両面での外交ボーナスを得やすくなるが、創始する頃まで若干時間がかかるので創始した頃には大抵ルーンや緑葉が広まっている。 Empyrean-至高なる天空 エススの枢密院と対を成す言わば光の宗教。 他の宗教に比べて固有ユニットや固有社会制度が少ないため一見華やかさに欠ける印象だが、固有英雄ハリッド・アストラケインの存在がそれを補って余りある性能を誇る。寧ろハリッドのためだけに創始してもいい位である。 ハリッドの固有呪文燃え立つ火柱は射程2、一度で約50%のダメージと破格の性能。これは敵軍がもっとも多いタイルを狙い撃ちにするため誤爆の心配も無い。それに飽き足らず、神術Ⅲの輝ける王冠を最初から所持、法Ⅲを簡単に取得できるため武勇を覚えさせて軍全体の経験値獲得の底上げと至れり尽くせりである。太陽の親和力+2nは祭殿から得ればよい。 欠点は多少 icon hammer;が重いことと解禁テクノロジーが宗教法と多少遠めなので寄り道になってしまう位である。即座に生産してその力を他国に見せ付けるべし。 UUは輝ける衛士、ラタ。 それぞれ太陽Ⅱを持つユニットだが、太陽Ⅱはどちらかと言えば防衛向きなので機動力を持つラタをいくつか作っておくといい。その点で言えば輝ける衛士は使い勝手に欠ける。 至天の神殿は+10% icon research;の効果を持つ。多くの研究都市に優先的に建設しよう。 神術は、神術Ⅱの発覚は交戦国の国教がエススの枢密院かシダー、スヴァルトアールヴ相手以外には使い道が少ないのが欠点。 神術Ⅲの輝ける王冠は友好国を巻き込まず一度で約40%と威力も強力だが、同時に輝きの王冠の昇進を得る事も特筆すべき点であろう。 輝きの王冠とは毎ターン75%の確率で持続し、ターン開始時に自動で輝ける王冠を発動させるというもの。 この昇進により発動する輝ける王冠は、輝ける王冠以外の詠唱を妨げないので、輝ける王冠を発動させつつ発覚や治癒の呪文を使用するといったことが可能になる。 これは移動後に輝ける王冠を使えない状態ということでもあるのだが、この性能の前では些細な問題であろう。 当然ハリッドであれば武勇や燃え立つ火柱との同時使用も可能である。 燃え立つ火柱と併用時の威力は一見の価値有りだ。 祭殿はディエス=ディエイ。やたらと付加価値が多いが効果はそれほどでもない。もし他国が至高なる天空一色になったら天上評議会に入るのもいいが、外交勝利が存在しないので本家の教皇庁や国連ほどの拘束力は無い。 とにかく英雄と司祭長が強いので、これらを軸に戦争で優位に立ち回ろう。 Runes of Kilmorph-キルモフのルーン 主にドワーフが信仰する大地の宗教。 信仰されている都市から+1 icon wealth;、キルモフの神殿からは+2 icon wealth;を生み出す。ルーンを創始できれば聖都から+2 icon wealth;&祭殿による御布施付きというありえない金銭ボーナスを得られることができる。 この祭殿は偉大な技師ポイントを生む数少ない遺産の一つでもある。 とにかく金銭を生むので、研究の促進や維持費の捻出、ユニットの昇格や傭兵の大量雇用には事欠かない。宗教自身からは文化を生み出さないため、記念碑やミニ文化ボムを使わないと都市圏を拡大できない点には注意。 他に一番乗りを目指す宗教が無ければ、まずこれを目指すのが便利である。別に国教としなくてもキルモフの恩恵の大部分にはあやかれるのだから。 ルーンを国教とすることで研究できる卓越はゲリラIIの昇進とガル=デュールの鉱山を解禁する。 卓越は鉄道が無く icon hammer;増幅施設の少ないFfh2において、鉱山の出力を上げてくれるので大変ありがたい。 ゲリラIIは防戦時のみながら丘陵で+60% icon strength;する効果があり、ゲリラⅠと組み合わせるとたった2回の昇進で+100% icon strength;、丘陵都市の長弓兵につければそれだけで鉄壁の要塞となる。 ガル=デュールの鉱山は不衛生と引き換えに鉄を3つ供給する世界遺産。鉄器のテクノロジーなしに鉄の武器が装備できるほか、文化圏に鉄が見つからないときの救済策にもなる。輸出先においてもテクノロジーなしで鉄の武器が出来てしまうので鉄の輸出は計画的に。 固有英雄はボンブールとアルゼンデイン、ミスリルゴーレム。 ボンブールは icon strength;こそ低いものの、最初から呪符Iの呪文が使えるので、変質を取得して呪付のマナノードを展開するより早く白兵軍団を強化したり、ゴーレムや攻城兵器の回復を促進できる強みを持つ。 アルゼンデインは衛生兵IIとアンデッド退治持ちの弓兵。解禁が医術と寄り道な上、衛生兵IIはキルモフの宝石番でも代用できるので使い道は少ない。 ミスリルゴーレムは記憶から抹消すべし。 UUではキルモフの兵士が非常に役に立ち、これだけのために国教とする価値がある。自らを消費して+45 icon hammer;という高効率変換が出来るのだ。生産コストは90 icon hammer;だが、英雄叙事詩のある都市で作ると生産効率が2倍になるため、実質的に45 icon hammer;を他の都市にそのまま移すことができる。さらに、国民国家や軍事国家、秩序の神殿などと併用すると建物を直接建造するよりもキルモフの兵士を生産したほうが効率が良い。軍事力評価は斧兵と同じ8000なので、溜め込むだけでも抑止力になる。特に残り火一族は繁殖地のある都市でキルモフの兵士を生産し続けるだけで、より効率的に内政を行える。 なお、キルモフの戦士は緊急生産すべきでない。 icon wealth;による緊急生産は英雄叙事詩などの生産ボーナスを受けないため、遺産建造に使うと実質1 icon hammer;につき6 icon wealth;かかってしまう。遺産の緊急生産は1 icon hammer;につき4.5 icon wealth;必要なため、直接緊急生産するほうが安上がりだからだ。奴隷制ならば生産ボーナスを得られるものの、卓越制とは両立できず、弱肉強食も選べないため相性が悪い。 icon wealth;を稼ぎやすいキルモフならば、建物・遺産は icon wealth;を使って直接緊急生産するか、普段からキルモフの戦士をため込んでおく、ないし順次生産して建造時間を短縮するほうがよいだろう。 残り火一族は例外である。繁殖地で2体作られることは変わらないので、結果として遺産を1 icon hammer;につき3 icon wealth;と、普通の建物と同じコストで緊急生産できる。 icon research;と異なり icon wealth;はペナルティは受けないので、英雄叙事詩を建てていない都市で緊急生産をガンガンおこなおう。 上位UUのパラマンダーは僧兵としてデーモン退治には役立つ程度でしかなく、アップグレードする価値はないだろう。 神術は「信仰の盾(ランクII)」が補助呪文として非常に優秀。「地震(ランクIII)」は相手の防御を崩せるが、改善や建物を破壊してしまうのでよく考えて使おう。 祭殿から手に入るのは大地のマナ。鉱山からの資源発見の確率を高める。数を揃えれば鉱山から金、宝石や戦略資源がガンガン発見される非常に強力なマナとなるが、大地の魔法自体が微妙なのが難点。精霊の塔建設の一助とするか聖都としての金銭収入の手段と割り切るべし。 他の宗教よりも直接的で強力な攻撃手段を持たないのが痛手ではあるが、 icon hammer;と icon wealth;に困ることは無いので、内政を充実させ、かつ文明戦力自体の強化を促進する宗教とも言える。 カザードと残り火一族とっては必須の宗教だろう。 「神秘主義」も「採鉱」もどんな文明でも序盤からほぼ必須のテクノロジーである為、創始する為に回り道をする必要が無い。創始して周囲に広めることで、世界中をあっという間にキルモフ一色に染めることも可能。プレイヤーが宗教勝利を狙う場合、緑葉と並んでやりやすい宗教である。 Fellowship of Leaves-緑葉の同胞 エルフのエルフによるエルフのための自然の宗教。新緑の同胞に改宗すれば、森林が古代森林+1 icon food;と+1 icon hammer;という優れた地形に自然に発展する。 そのため伐採することなくタイル整備を建てられるエルフ文明との相性は抜群。 更に秘密の抜け道のテクノロジーを開発して固有社会制度の大自然の守護者を採用することで都市1つに最高で5+10 icon health;、+20 icon happy;得られるチートぶりである…。 ゆえにAIエルフ文明の優先度合いもハンパではなく、相当な早期にどこかで創始されて「あ、今回はエルフ文明がいるな」と分かるってなものである。 固有英雄はキスラ・キャリエルとイヴァン。キスラはヴェイリン・ファヌエルや堕落せしロジェと似たような性能。解禁テクノロジーが野生の触れ合いと遠目なのが他2種と比べて少々劣るが、代わりに10%撤退率が高く、そして先制+1と先制無効を持つ。特に先制無効は昇進を積めば積むほどその価値が発揮される。 イヴァンは古代樹林地帯にこもれば異常な icon strength;でまず死なないだろう。また自然IIIを取ることで内政ユニットとしても活躍出来る。 UUはフォーンとその上位版のサテュロス。 フォーンは建造物は不要なのが取り柄…という程のユニット。サテュロスは防御が弱いが、レベル4で昇進、動物の馴致で解禁の9 icon strength;と中々の強さを誇る。凶刃と国籍秘匿、特別奇襲の能力を一気に付与出来るスヴァルトアールヴが使えば相当の凶悪ユニットになり得るだろう。 神術Ⅱは虎の召喚は檻で幸福を上げられる。攻撃面としてはそこそこ。芽吹きはタイル整備の上に森林を生やせる優秀な内政魔法。神術Ⅲのトレントは icon movement;、召喚酔いの面から防御向きである。 祭殿の豊穣の賛歌で手に入るマナは自然のマナ。エルフ文明は既に持っているため余りいらない。肥沃化までの足しにしたりするぐらいか。 殆どがエルフ専用の解説となっているが、他の文明でも神殿から+1 icon health;を得たり、虎で幸福を増やしたりとある程度の恩恵は得られる。が、やはり最初から他の宗教を選ぶか途中で乗り換えるかした方が無難である。また最もAIに宗教勝利されやすい(特に指導者がアレンデルの場合)宗教なので細心の注意を払おう。 なお、神殿を建てることで都市圏内の古代樹木に敵が踏み込んだ時にトレントが登場する確率が3倍になる。また、トレントが戦闘で死んだ場合、その場に若い森林が出来ることも覚えておいても良いかもしれない。 Council of Esus-エススの枢密院 裏世界を牛耳る影の宗教。 他の宗教のような神殿・信奉者・聖職者を持たず、信者であればどんなユニットでも(鷹でさえも!)25 icon wealth;によりユニットを消費することなく布教を行う。 エススに帰依する偵察ユニットは「仮面」の能力によりいつでも国籍秘匿を得ることができる。帰依するかどうかは運次第だが、後述するUUの夜警隊を暗殺者にアップグレードすることで、確実に「仮面」を使えるようになる。シダーUUの亡霊は「潜伏」も使えるため、劣化版シャドウとして活用できる。 国教として採用してあれば、更に敵ユニットや敵都市から80%の確率で装備品(「アハリエンの宝冠」「シリヴェンの完璧なる竪琴」も含む)を盗み出す「窃盗」を使用できる。失敗すると戦争確定なので注意すべし。 祭殿のノクス=ノクティスは領土内の都市駐留ユニット以外を全て他国から不可視にするという能力を持つ。 戦争中でも労働者によるタイル整備を安全に行えたり、反撃に気を使わず領土内の敵を倒せたり、偉人を暗殺者から隠したりと非常に便利。 ただし、要塞などに駐留した軍隊も不可視となる。姿を見せる必要があるユニットは、「出現」を使っておこう。 エススは布教が容易なため信仰都市からの収入も大いに見込める。国教にするつもりが無くても、可能ならば是非とも建てておきたい。 エススは国教に設定しても他国からは無宗教にしか見えないため、異教崇拝による好感度ペナルティを受けない。 また、エススを国教として制定することで、自国のユニットは他国に宣戦した際その領土から追い出されなくなる。 UUは夜警隊、シャドウライダー、シャドウ(ドワーヴンシャドウ、娼婦)。このうちシャドウはエススが国教でなくても作成可能。 狙撃と不可視と高い icon strength;を持つシャドウは非常に便利。 固有英雄はギボン・ゴエディア。 ランク3秘術を使えるユニットとしては圧倒的に解禁が早いのが特徴の一つ。 更に特殊能力として「なりすまし」を持ち、何と10ターン前後、相手の文明全体をコントロール出来るというバランス崩壊級の強さを誇る。なお、以下の制約がある。 ギボン・ゴエディアは失われる一国を滅ぼせる力だけあって、一度きりである。しかしそれだけの価値がある。また、エススの枢密院は正式国教にしてもあまりメリットもないので、他国に取られるよりはさっさと消費したほうがよいだろう。どうしてもランク3魔法使いがほしい(カザードなど)、文明の位置が悪く「なりすまし」を活かせないという場合は、普通にランク3のアークメイジとして使い続けるのがよいだろう。+外交画面を開くことはできない通常の宣戦布告・講和は不可能。宣戦布告するには画面右下の文明国一覧の名前をAlt+クリックする。また相互通行条約を結んでいない国にユニットを侵入させたり、国境外の他国のユニットを呪文で攻撃することでも宣戦布告できる。+ユニットの削除、タイル整備の略奪はできない。いきなり全軍壊滅にはできないが、都市をがら空きにしたり、赤炎竜アケロンのエサにすることはできる。+効果が続く間、自文明はAIに操作される。英雄や魔術師達に希望しない昇進をとられてしまうかもしれない。もし近くに赤炎竜アケロンがいた場合、今まで育て来たユニットをアケロンのエサにされてしまう恐れがある。しかも他国から宣戦されるなどして文明が滅んだ場合、当然ゲームオーバーである。+効果が続く間に操作している文明が滅びるとゲームオーバー戦争でわざと負けすぎると、こうなる危険性がある。最後の一都市はなんとしてでも死守しよう。 自軍を国境に集結させ、国境を接する文明を操作して自文明に宣戦布告し、全軍を都市から引き剥がして自文明に占領させれば自文明は強化され、また自文明を操作するAIも勝手な行動を取りにくくなる、相手文明を属国にしても自文明に対して恨みを持たなくなるなどと一石三鳥である。AI操作時に他国に宣戦布告されて都市を奪われても救いにはなるだろう。MAPによってはなかなか思い通りにならないこともあるが、そこはいろいろ工夫しよう。 至高なる天空の天上評議会と対称的な地下評議会に参加できるようになる。天空と比べると非常に使い勝手がよいので、是非入っておこう。 他の宗教ほどの派手さはあまり持たない上、国教として制定しなくてもかなりのメリットは残るため別の宗教を国教としつつサブとしてエススを持つのが主なプレイスタイルとなるのではないだろうか。 この宗教に改宗するのは主にギボンの「なりすまし」や、宣戦時に国外退去されないことが目当てと、一時的な場合が多いだろう。 例外として、シダーやヒッパスとは相性がよい。またカザード、バルセラフにとってもギボン目当てに国教にする価値があるだろう。 Octopus Overlords-深海の旧支配者 ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん 狂人と人外大集合の邪教。他の宗教と比べ文化出力で優遇されている。 国教に制定することにより、固有テクノロジーの精神操作が研究できるようになる。これによって、狂人とその前提施設である精神病院、世界遺産の愉悦の塔、英雄のセーヴァラスが解禁される。 狂人はSANチェックに失敗すると狂乱する困ったユニット。 精神病院は+1 icon unhappy;の代わりに、+1 icon greatperson;(偉大な預言者)、+15% icon research;、-25% icon unhappy;厭戦、賢者枠+1を得る強力な施設、研究都市にはぜひ建てたい。10%の確率で生産した軍事ユニットに「熱狂」と「発狂」が付くので、生産都市には建てるべからず。 愉悦の塔はFfH2におけるグローブ座で、食料の多い都市に建てよう。OCCやカーディスで普通に建てる他、広大なスラム街などと組み合わせられると便利。一旦旧支配者に寄り道して愉悦を建て、本命の宗教に改宗する手もあり。 英雄のセーヴァラスは序盤の白兵ユニットとしてはかなりの高性能。精神操作の研究が終わったら作っておいて損は無い。ただし非生体ユニットなので、快速などの呪文が効かない点には注意。 もう一人の英雄は秘術ユニットのヘマーハ。秘術の知識で解禁され、大魔道としての能力に加え都市砲撃能力を持つ攻撃的なユニットである。特殊能力のハスターの剃刀は、ダメージがある程度分散均一化されるため、傷ついたスタックに使えば全員が全回復するのが早くなる。攻撃にも使えなくはないが、それなら竜巻か火球を使った方がいい。 UUは深きものどもと黄泉の番人。 深きものども(90 icon hammer;、軍事力評価 6000)は斧兵(60 icon hammer;、軍事力評価 8000)と同程度の強さで水上歩行を持ち、海上から攻撃することで反撃の心配をすることなく攻めることが出来る。 斧兵よりコストパフォーマンスが低いが、戦士に「溺死の儀」を使うと戦士から深きものどもへの昇格費が60 icon wealth;で済む。これは戦士から斧兵への昇格費75 icon wealth;に比べて軍事力評価を補えるほど安価であり、蛮族対策に大量生産した戦士を順次溺死させる価値はあるだろう。 上位UUの黄泉の番人は、勇士と同程度の強さに水上歩行と行軍の昇進を持つ強力なユニットだが、白兵ユニットに対しては白兵+25%を持つ勇士に劣る。しかしラヌーン(勇士のUUが使いにくい)、シェアイム(勇士を作れない)といった文明には重宝される。 深きものどもから65 icon wealth;(戦士からだと合計125 icon wealth;)で黄泉の番人に昇格できる。戦士から勇士への昇格費195 icon wealth;や傭兵の雇用費180 icon wealth;と比較すると割がよい。 使える神術 IIの津波は、水タイルとその沿岸限定ながら、範囲の広い強力な攻撃呪文。中立文明を巻き込むと宣戦布告なので注意。 深海の狂信者が3体もいれば、沿岸の敵ユニットをほぼ壊滅状態にできる。逆にいえば、それだけ作れば十分ともいえる。 神術 IIIで召喚できるクラーケンは対抗ユニットがほぼ存在しない強力な海上ユニットで、敵船を素早く撃沈できる。中立国の船がいる時など、津波が使えないときに特に重宝する。 祭殿のネクロノミコンから供給されるのは水のマナ。湧き水用に余裕があれば建てておこう。 偉人ポイントが預言者なので祭壇勝利を目指すときにプールを汚染しない。 軍事面では強力な海軍と連携できるラヌーンと相性がよい。斬り込み隊の力不足も補える。金融志向のハンナならば、黄泉の番人を効率よく揃えられるだろう。 内政面ではクリオテイテと相性がよい。集落の文化も上げやすい上、内陸に都市を建てた場合でも、飛空艇抜きで深きものどもなどで海洋探索などを行えるからだ。 またカザード、バルセラフにとってはヘマーハ目当てに国教にする価値があるだろう。 その他の文明でも愉悦の塔、早期からの海洋探索、沿岸では無敵の深海の狂信者など、他宗教でも有用な遺産・ユニットが多いため、一時的にでも改宗する価値がある。 しかし国教としてのメリットは、黄泉の番人という勇士相当の上陸戦ユニットを(安価に)量産できるぐらいである。 群島マップなら真価を発揮できるが、それ以外では他の宗教へ変更したほうがよいかもしれない。 Ashen Veil-蒼褪めたヴェール 天空の秩序と対を成す研究重視の邪教。 建造物や英雄にアルマゲドンカウンタ上昇効果が付いている他、布教するだけでもアルマゲドンカウンタが上昇する。 注目すべきは地獄全書。本家オラクルよりも icon hammer;は重いが取りやすさでは遥かに上。ミスリルの加工、意思の力といった重いテクノロジーを取って他国との差を一気に広げたい。ランダムでバロールが襲ってくることもあるので注意。なお、装備品としての価値は無い。 固有英雄は堕落せしロジェ、マーデロ、魔都のメシャベル。 ロジェは天空の秩序のヴェイリン・フェヌエルと対を成す存在。能力的には大したことはないが、 icon hammer;も軽く解禁時期の早さからかなり活躍してくれるだろう。 マーデロはこれまた天界の秩序のスフェンエルと対を成す存在。しかし目立った能力はエントロピーの呪文だけと使い勝手はイマイチ。 魔都のメシャベルに関しては忘れていい。 UUは腐った死体、国家ユニットのアガレスの魔獣。 腐った死体は病気を直してしまえば勇士と同等の強さを持ち、コストが安い上、資源や建造物が必要ないのでラッシュ要員に使える。敵スタックに病気を蔓延させるため、何体かは治療しないでおこう。アケロン相手でも効果を発揮する。 アガレスの魔獣は16 icon strength;で120 icon hammer;と一見すると安価だが、4ターンの反乱と人口が4減少する(240 icon hammer;相当)のは大きな痛手である。他の宗教の信仰者(60 icon hammer;)を用意していれば反乱を即時に抑えられてデメリットは減るが、実質420 icon hammer;となってしまい、狂戦士や幻霊(240 icon hammer;)などと比べると極めて割高である。人口は4以下だと1にとどまるので、作るとするなら人口の少ない各都市で時間をかける、 icon wealth;や奴隷による緊急生産を連発するなどして4体揃える方が安全だろう。 神術は神術Ⅱの炎の輪が即戦力として大いに使える。一回当たりのダメージの低さもヴェールの儀式官が2体いれば問題ない。神術Ⅲのバロールの召喚は巻き添えダメージこそ無いものの、単純に icon strength;が高いので召喚系魔法の中でもかなり使い勝手が良い部類に入る。なお、ヴェールの狂学者にミニ文化ボムとしての能力が無い点に注意。 祭殿は宿命の烙印。正直+1 icon research;と+1 icon wealth;では重みが…。供給されるマナもエントロピーのマナと、使い勝手は他の祭殿に比べて悪い。だが、他の文明に押し付けて周りの好感度を押し下げる戦略は有効ではある。 固有社会制度の弱肉強食は人口増加の手段としてではなく、荒廃による人口減少の緩和手段として利用すべし。吸血鬼文明は人口をガンガン増やしてガンガン血を吸い取ってしまおう。 攻撃面は宗教の中でも極めて優秀である。アルマゲドンカウンタによる恩恵を持ち、白兵ユニットに難があるシェアイムとは相性がよい。 その一方で地獄の地形の侵食、アルマゲドンカウンタ上昇による荒廃、マーキュリアン&同盟国との死ぬまで終わらない戦いを覚悟しなければならない。 なお、ヴェールは秩序または天空と同じ都市に布教している場合、ランダムで対立イベントが発生する。 複数ターンの反乱が発生する可能性があるため、注意しよう。
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――世界は、常に何かが欠けた形で存在する―― それは人と人の繋がりでもいい それはある種の絶滅でもいい 我々が住むこの星は、失って補って今まで続いてきた 【】 初めて与えられた玩具は、ジグソーパズルだった 「ねぇ、アンジェロ。こんなものの何処が面白いのさ 完成した時の姿が既に分かってるなんて、ちっとも面白くないよ」 「いいから、完成させてみなさい」 簡単だと思っていた だけど、そのパズルを完成させることは出来ず、俺は音を上げた 「あッれェー……何で?作るべき形は見えているのに…」 「ハハッ、中々上手くは行かないものだろう? これは『未来』と似ている。『ああしよう、こうしよう』と計画を立てていても、必ずしもそれは上手くは行かない 至るべき『解』があるにも関わらず、それに辿り着けない」 「そら、貸してみなさい」 アンジェロは、見事な手際で欠けた部分にピースを嵌め込んでいく 「……?アンジェロ、まだ欠けた部分があるよ?」 「これでいいんだ、少しぐらい欠けている方が、バランスがいい」 「この世界の様に……バランスがいいのだ」 場面が切り替わった 目に映ったのは、長方形のテーブルに、椅子が三つ その椅子の内の一つは、他と比べて少し小さい バッジョ「子供用……?」 景色が揺れた、視界に三つの影が映る 優しそうな女性と、厳格そうな表情の奥に強い光を宿した男性、そして バッジョ「あれは…『俺』か…?」 子供用の小さな椅子に座る、自分の子供時代と瓜二つな、その少年 バッジョ「これは…夢なのか…?或いは、幻覚か…」 一家団欒、と言ったところだろうか 三人はバッジョを全く気にかけず、食事を取っていた バッジョ「(もし、俺が普通に人生を生きていたとしたら)」 家族とは、こんな感じなのだろうか これが虚でも構わない 俺はこの暖かさに溺れてしまっても良いのではないだろうか? バッジョ「だが」 バッジョの脚がテーブルを蹴り上げた 食器が揺れ、中身が盛大にぶちまけられる それでも、三人は顔色一つ変えずバッジョの方すら振り向かない バッジョ「こいつはまやかしだ。暖かくても、冷たい」 バッジョ「気分は最高で、最悪だ。まるで『天国の端』にいるように」 バッジョ「後一歩で、楽園に辿り着ける」 バッジョ「でも、そこに至る事は無い」 幻影の自分が、消えていく 記憶の残骸から引き出された『幸せ』が、音を立てて崩れていく バッジョ「失ったものは取り戻せない。だけど、『まだ失ってないもの』を護り通すことなら出来る」 バッジョ「父さん、母さん。俺は行くよ」 バッジョ「仲間を護りに、俺は行く」 視線の先に、扉があった それは独りでに開いて、その先に光が見えた ???「『世界』ノ『ピース』ヲ…アナタニ預ケヨウ」 扉の傍らに立っていた その人影は、自分だった 【杜王町 学校跡地】 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... 「わ、訳のワカラネーことをごちゃごちゃと!」 「慌テル事ハ無イ…モウジキ、主人(ますたー)ハ目ヲ覚マス…」 薄っすらと、眼を開ける 先程までギーロは誰かと話していたようだが、今は自分とギーロ以外は誰も居ない ただ、幻覚から覚めて一つハッキリと分かったことがある バッジョ「そうか…」 ギーロ「ッ!?ま、まさか…能力を打ち破ったのか…!」 バッジョ「『三人』……失った。元々は、死ぬ必要もなかった」 バッジョ「もう…誰も失わない」 バッジョ「『ピース』は…俺が管理する」 ズォア....と、バッジョの背中から『ワム!』が現れる ガスマスクをしたその『スタンド』の姿は何処か黒く、所々が罅割れている ギーロ「(な、なんだあの『スタンド』はッ!ヤツの『スタンド』はあんなヴィジョンではなかった筈だ)」 ギーロは身体が動かなかった 指先を動かそうとすると、身体がそれを拒否するのだ 恐怖の鎖と言っても差し支えは無い それは正しく『蛇に睨まれた蛙』の気持ち 即ち『被食者』の気持ちであった 全ての動きがスローモーションになる バッジョが近づいてきても一歩も動く事が出来ず バッジョが『地図』を自分の手から持って行っても、それを止められず 一言考えるのが永遠の長さに感じられる中で、ギーロは思った 「(俺、『組織』辞めよう…)」と 【スタンド名 ザ・ミラクル】 【本体名 ギーロ】 戦意喪失により再起不能 【杜王町 住宅地】 先生の死体は、一先ず腐敗しないようエネルギーを抜き出し、そのままにしておいた 浦上「本当はキチンと弔ってやりてー…だが、今はそんな暇がねェ」 「「「先生……」」」 三人の少女達は、長い時間手を合わせ、やがて動き出した その時、空から飛来した物体が地面を抉り、吹き飛ばし その余波で、少女達は吹き飛ばされ、壁に叩き付けられる 浦上「なッ、なんだコイツは!」 アンジェロ「『失楽園』…」 浦上「なに?」 アンジェロ「主は怖かったのだ…人類が己を超越してしまうことが」 アンジェロ「知恵(ちから)を得たものが、自らに反逆することが」 アンジェロ「今日、人類の『罪』は洗浄される。『地図』によって、神は失脚し、人類がその席に納まる」 浦上「『地図』…ッ!テメェーが『ボス』かッ!」 アンジェロ「私は今気分が悪い。君達のお仲間が大分梃子摺らせてくれたからね」 浦上「テメェ…まさかッ!」 アンジェロ「あの二人には『新しい世界』を創る為の犠牲となってもらった 計画を邪魔するものは例え両親であろうと容赦はしない」 浦上「うおおォォォォォッ!『トンガリ・コーン』ッ!」 アンジェロ「貴様のような三下に構っている時間は無いッ!」 アンジェロが猛烈な速さで『トンガリ・コーン』を躱し、浦上に肉薄する 浦上「は、速いッ!」 ドガァァァァァァアンッ!! アンジェロのタックルを受け、浦上の身体は紙屑の様に吹き飛んでいく アンジェロ「ちっぽけな人間が、安っぽい感情で動いているんじゃあない!」 アンジェロ「やはり『地図』を持っているのはロベルトか。フン、無駄な時間を」 爆発にも似た衝撃が、アンジェロの足元で起きた アンジェロ「ヌゥッ…!」 静香「アナタの『未来』にあるのは…」 智恵「『敗北』…」 明美「そう、惨めな『敗北』だけよ…」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... アンジェロ「小娘が…『零』が集まったところで『壱』にはならんッ! 私は『無限に進化する』。つまり貴様らに勝利する手は幾らでも存在するッ!」 『マテリアル・ガール』と智恵が動く アンジェロが圧倒的なスピードでそれに対応し、智恵の背後に回る アンジェロ「『音速で活動する生物』に、ただの人間が勝てるかァーーッ! 背後をとった、終わりだッ、死ねィ!」 だがそこに、絶妙なタイミングで『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』が割り込んできた T・O・M「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」 アンジェロ「チィ…『シンギング・イン・ザ・レイン』ッ!」 ズガガガガガガガガガ! 二つの『スタンド』のラッシュがぶつかり合い、互いに弾き飛ばされる 先程アンジェロが着地した時に砕けたコンクリートの欠片が、その姿を変えていく アンジェロ「コンクリートを進化させ――生物に変える!」 石で出来たピラニアのような生物が、無数に発生し、空を泳いで三人へ迫り行く 明美「『サークル・オブ・ロック』ッ!」 だが、そのピラニアも円盤のような明美の『スタンド』に触れた途端、ヒトデに変わってしまった 明美「『生物』であるなら…『転生』させられるッ!」 再び智恵と静香が間合いを詰め、双方からラッシュをかける アンジェロ「分からんかッ!人類は『蛹』なのだッ! 『神』へと『羽化』する為の『蛹』だッ!それが…惨めな羽も持たぬ『芋虫』のままで言い訳がないッ!」 明美「一体その『地図』にどれだけの価値があるって言うのよ!人一人の命よりも重いって言うワケッ!?」 静香「(そうだわ、まだ『地図』には隠された力がある…)」 アンジェロ「…フン、冥土の土産に教えてやろう」 アンジェロ「『UMA』…という生物のことを聞いたことはあるだろう? 『Unidentified Mysterious Animal』…所謂『未確認動物』というヤツだ」 智恵「それが一体、何の関係…」 アンジェロ「アレらの『創造主』はこの私だ」 「「「な……ッ!?」」」 アンジェロ「『スカンク・エイプ』…『チュパカブラ』…『スカイフィッシュ』 全ては我が『シンギング・イン・ザ・レイン』と『地図』の力によるものだ」 アンジェロ「『地図』は、自らの『スタンド能力』の射程を世界中に広げる他に 『過去を塗り替える』力を持つ」 アンジェロ「つまり…今この場に『新たな生物』を創るとしよう その事実は『過去に反映』され、今を生きるものの記憶に『昔からあったよう』に刻み込まれる」 アンジェロ「まだ『地図』は解明しきれていない力が多数隠されている筈だ… 最も、事実を塗り替え全人類を神に進化させるのは難しいことではない」 静香「そんな…馬鹿げたこと…ッ!」 アンジェロ「もう話すことはない。新しい世界の礎となるがいい」 アンジェロが動く 圧倒的な速さで繰り出されるアンジェロの攻撃も、静香には当たらない アンジェロ「フン、ならば順々に始末してやるまでだ!」 アンジェロ「(『マテリアル・ガール』はマズイ…下手に触れると『進化のエネルギー』すら抜き出されかねん)」 アンジェロ「そうなれば貴様からだッ!『生物を転生させるスタンド』を持った娘ッ!」 アンジェロ「『強靭な腕力を持った生物に進化する』ッ!」 アンジェロの手刀が、明美の首筋を狙う だが、それは明美の首を切断することはなかった アンジェロ「な……何故」 明美「………」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... アンジェロ「何故手が動かないッ!その首筋に居る生き物は……ッ!」 明美「……思ったんだ」 明美の首筋に居る生物 それは『ゴキブリ』だった 明美「アンタは『無限に進化する』…でもそれって、結局『終わりが無い』じゃあない…?」 明美「『無限に進化する』から、『完成が無い』」 明美「それって、『完成した生物』には遥かに劣るってことよね…」 アンジェロ「(ば、馬鹿なッ!?『畏怖』していると言うのかッ! このアンジェロが、ちっぽけな虫けら如きにッ!)」 明美「『ゴキブリ』って、ずぅっと昔から殆ど姿形を変えてないんだって アンタは…『変わり続ける』ことしか出来ないでしょう…?」 明美「この子みたいに、『既に完成された生物』には、手も足も出せないでしょう…?」 アンジェロ「(クソッ……!)」 アンジェロが跳躍しようと身を屈めた時 『マテリアル・ガール』を従えた智恵が目の前に現れる M・G「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」 アンジェロ「グォォォォォッ!?」 アンジェロ「(しまった……『進化のエネルギー』を抜き出されるッ!)」 両腕をクロスしてラッシュを防ぐ だが、『マテリアル・ガール』の拳に触れたことで、大半の力は抜き出されてしまった アンジェロ「『強靭な翼を持った生物に進化する』ッ!」 巨大な翼を背中から生やしたアンジェロは、勢いよく飛翔する アンジェロ「(撤退は決して『逃げ』ではないッ!より良い勝利に繋げる為の策だッ!)」 ――ヒュン アンジェロ「………?」 ――ゴォ! アンジェロ「ぐべァッ!?」 真下からロケットのように現れた人物が、アンジェロを地面に向かって殴り飛ばした 静香「分かっていたもの、アナタが空へ逃げる事…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ....... アンジェロ「(あの跳躍力は人間のものではない…ま、まさか…)」 静香「『脚力』『腕力』…これだけあればアナタを止めて『未来』を変えるなんて造作もないわ」 アンジェロ「(私から抜き出した『進化』を利用したと言うのか――ッ!!)」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』と静香のタンデム攻撃が、アンジェロの全身を打ち据えた アンジェロ「グオアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」 心の片隅で思っていた 自分のやり方では駄目なのかもしれないと それでも、私には待っていることは出来なかった 『希望』を信じて待つよりも、自ら動き、『希望』を配り歩けるようになればいいではないか いっそ全人類が全知全能の神になってしまえば、苦しむ必要もなくなるではないか 一体、何処で『間違えた』――? 壮絶なラッシュを受けて、アンジェロは全身の骨を砕かれ、最早満足に思考することすら出来なかった アンジェロ「(だが――『救い』は必要なのだ。何があっても、絶対に)」 アンジェロ「(『絶望』の後には、必ず『希望』がある)」 アンジェロ「わ、たし…は――」 アンジェロが動く ダメージ量で言えば、もう『スタンド』すら発動させることは困難な筈なのに 立ち上がった上に、アンジェロは『シンギング・イン・ザ・レイン』を傍らに従えていた アンジェロ「『補う者』にならねばならないのだ…!人は不完全な生き物だ… だから苦しむ、だから悩む。あらゆる苦しみから人間を解放しなければならないのだ…」 智恵「なんて精神力なの……ッ!あれだけのラッシュを受けてまだ動けるなんて…」 アンジェロ「何も理解できないちっぽけな小娘に、膝を折る訳にはいかんのだッ!!!」 『地図』が入ったクリアケースを、『シンギング・イン・ザ・レイン』が叩き割る アンジェロがそれに手を伸ばし―― アンジェロ「一枚しかないが…だがそれでもッ!貴様らを始末するには十分すぎるぞッ!」 静香「(な…『何が起こるのかわからない』ッ!?)」 静香「『地図』を取り上げなければッ!」 明美「『サークル・オブ・ロック』ッ!」 智恵「『マテリアル・ガール』ッ!」 静香「『ティアーズ・オブ・マグダレーナ』ッ!」 ――掴む! アンジェロ「『究極の生物に――ハッ?!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 「心臓のリズムと、時の感じ方には関係性があると言う」 アンジェロの傍らに、音も無くアンジェロから『地図』を取り上げた人物が立っていた バッジョ「お前はどう感じた…?『一分』か?それとも『一時間』か」 アンジェロ「(ば、馬鹿な……。何一つ、ロベルトの接近に対して何一つ『感じ取れなかった』ッ!)」 驚いたのはアンジェロばかりではない 静香達もまた、アンジェロと同じくバッジョの登場に驚愕していた 静香「(わ、分からなかった……一体何時、ジョジョさんは私達に近づいていたと言うの?)」 バッジョが少女達に向き直り、ただ一言告げる バッジョ「もう心配しなくていい。お前達は『日常』に戻れる」 バッジョ「欠けてしまった『ピース』も、戻ってくる」 アンジェロ「馬鹿な……馬鹿なッ!!」 ┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛┝゛..... バッジョの背後から、四人の男が現れた 「一度『バッヂ』が付いちまったらさァ~……地獄の底までだって追いかけるんだぜ」 「『人類が天上へ上がる計画』だと?そそられる話ではあるがね、全くナンセンスだよ」 「私は『天国』の存在を否定するわけではないが、少なくとも私の『スタンド』から見る限りでは『天国』は存在しないな」 「速ェよなァ~……だが、次はこうはいかねェーぜ」 『消滅』した筈の重松、ワイアット 死んだはずの米沢 そしてアンジェロの強烈なタックルを喰らって吹き飛ばされた浦上が、其処に立っていた 「「「ッ!?」」」 アンジェロ「ありえん……何故だ!お前達二人は私が確実に『消滅』させたのだ! こんなことがあっていい筈がない、ありえる筈がない!」 バッジョ「『人間は殺されることはあっても、負けることはない』」 アンジェロ「なに……?」 バッジョ「人ってのはさ、アンジェロ。幾百と同じ過ちを繰り返してきたんだ」 バッジョ「だが…その度に力強く立ち上がり、『滅亡』か『存続』を迫られながら それでも、最後の最後で道を誤ることはなかったんだよ」 アンジェロ「なにが…言いたい、ロベルト」 バッジョ「つまり、お前がこれ以上頑張る必要は、何処にもないってことだ」 アンジェロ「ふざけるなァーーーーーッ!!私がしてきたことが…無駄だったと言いたいのか!」 アンジェロ「『シンギング・イン・ザ・レイン』ッ!」 どんな『進化』をしたのかは分からないが、傷が一瞬で癒えたアンジェロが、『スタンド』と共にバッジョに攻勢をかける バッジョ「――『ワム!』」 ズォア!と、バッジョの身体から『ワム!』が飛び出す 黒い『ワム!』が拳を握り バッジョ「少しだけ、休んでくれ。アンジェロ」 アンジェロ「ロベルトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」 放つ! バッジョ「フラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラ フラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラフラ!!」 アンジェロ「(こ、拳が…全く見え…な…い…)」 バッジョ「フラゴーレッ!!」 今度こそ、アンジェロは完膚なきまでに叩きのめされた 全身を強烈な痛みが駆け抜け、意識がブラックアウトしていく 【スタンド名 シンギング・イン・ザ・レイン】 【本体名 アンジェロ】 敗北、再起不能....? 静香「終わった…んですか?」 バッジョ「いいや、まだ終わっていない」 バッジョ「『黒幕』は、アンジェロではない。『組織』のボスは、アンジェロではない」 重松「だが…ヤツ自身が『自分がボスだ』と言っていたぞ?」 バッジョ「この『地図』は、偽物だ」 ワイアット「何ッ!?」 浦上「『地図』は兎も角よォ~、死んだ筈の米沢さん達が元気に歩き回っているのはどういうこったい?」 明美「いいじゃん!生きてんならそれでいいんだって」 智恵「でも確かに…あの時先生は完全に死んでいたのに…」 米沢「気が付いたら蘇っていた、という感じだからな」 バッジョ「………」 バッジョ「(俺の中で何かが変わっている…『地図』を取り込んだ影響か…?)」 重松「それにしても、黒幕は他に居る…か。どうするね、当てはあるのか?」 バッジョ「本物の『地図』であれば、その接近を感じ取れる」 バッジョ「どうやら、此方から捜しに行く必要もないようだが」 「「「「うおッ!?」」」」 「「「きャッ!?」」」 バッジョを除く全員の身体が、突然地面に倒れこんだ 静香「こ、これは……ッ!?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...... ???「しかしまぁ、全滅とはな。些か人選を誤ったと言ったところか」 バッジョと対峙するようにその男は立っていた 片手に『地図』を持ち、傍らに『スタンド』を従えた男が バッジョ「……『黒幕』。貴様を倒して『この物語』はハッピーエンドと言う訳だ」 ???「逸るなよ、脚を踏み外すぞ?」 ???「はじめまして…と言うべきかな?私はビエーコ、君達の倒すべき…『ボス』だ」 バッジョ「――『ワム!』ッ!」 ビエーコ「逸るなと言っただろう、お前は自分が“何処に居るのか”理解しているのか?」 バッジョ「ハッ!?」 気が付くと、バッジョは『一人で学校跡地に立っていた』 バッジョ「(『移動』…しているッ!いや『させられた』のか?)」 その時、横から聞こえた声にバッジョは顔を顰めた ???「マダ…アナタハ完全ニ『地図』ヲ取リ込ンデハイナイ ソシテ、『びえーこ』ノ持ツ最後ノ一枚ヲ奪取シナケレバナラナイ」 バッジョ「お前、『ワム!』か……?」 変わりつつある自分の『スタンド』が、頷いた To Be Continued.......the final round < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES TOTAL値 判定 平均密度 最大瞬間密度 ★★3 50-200 3430 840 easy 21.30Notes/s 50Notes/s 傾向 譜面URL http //www.ribbit.xyz/bms/score/view?md5=fe655986dbb6c75105d768782d00bc0a&p=1 コメント 名前 コメント
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