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登録日:2014/10/01 (水) 18 52 00 更新日:2022/06/28 Tue 10 52 10NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 MiG-15 みっぐみぐにしてあげる みっぐみぐにしてあげる←ただし朝鮮戦争に限る ソ連 兵器 初陣以降は幸薄 名機 後退翼 戦闘機 朝鮮戦争 航空機 赤いアニヲタwiki 軍事 迎撃機 MiG-15は、ソビエト連邦軍が運用した実用型第一世代ジェット戦闘機である。設計・開発は型番の通りミグ設計局。 NATOコードは「ファゴット」。 性能諸元(Mig-15bis) 機体重量(自重/全備):3,680kg/6,050kg 最大速度:1,076km/h(海面高度) 実用上昇限度:15,500m 航続距離:1,200km エンジン:クリモフ設計局 VK-1ターボジェット1基 推力:2,700kg 武装:37mm機関砲1門、23mm機関砲2門、翼下に爆装最大500kg 乗員数/機体初飛行:1名(単座)、2名(複座)/1947年 開発経緯 本機より先に開発されたソ連初の実用型ジェット戦闘機であるところのMiG-9は、ドイツからの接収技術のろくな解析や練り込みが進まない中開発されたためにあまり性能がよろしくなく、 より高推力のエンジンを搭載した高速戦闘機の開発は急務とされた。 そもそも、ドイツのジェットエンジンはカタログスペックだけならぶっちぎりで当時最高だったのだが、それだけにソ連からすればあまりにも技術レベルが高すぎ、 そのくせ末期の物は品質が死亡認定(末期の日本よかだいぶマシではあったか?)のため、該当分野最後発のソ連からすれば参考にしづらかったのだ。 そんなこんなで、技術力・工業力ともに仮想敵国である英米に劣るソ連では、独力で強力なエンジンを作るといっても限界があった。 雛形、パクり元、オリジナル。言い方は何でもいいが、とにかくベースモデルがないことには研究も進まないのでは、ということになってしまう。 そこでソ連がどんな手を使ったかというと……メシの山で英国紳士をぶん殴った。 政権与党が比較的ソ連に好意的な労働党とはいえ、技術流出を懸念しなかなか首を縦に振らないイギリスだったが、ソ連の提示した食料輸出にくやビク状態で了承。 ソ連はまんまとロールス・ロイスの開発した当時最高クラスのジェットエンジン「ニーン」と「ダーウェント」の入手に成功、 早速両方ともにドイツ人技術者の主導でリバースエンジニアリング 国情に沿った発展改良が行われる。 無論イギリスとて絶対に餌釣りに負けない!しつつエンジンの技術全てを渡したわけではなく、肝心要の金属材料は明かさなかったためモンキーモデルでとどまる筈だった。 が、ロールス・ロイスの工場を見学時、“特別製”の靴で床の金属屑を回収するなどの一部セコい涙ぐましい努力の果て、 ついに指導部の待ち望んだ高推力エンジンが誕生した。ソ連を世界最強の空軍国家の一角にしてしまった大戦犯イギリス誕生の瞬間である 新型機開発計画においてミグ設計局が選択したのは、ニーンの複製型のRD-45(後に量産向けに改良されVK-1)。 計画当初から性能で勝る(と想定された)英米の戦闘機を邀撃するためだけに絞り込んだ設計のもと、機体は出来る限り徹底的に軽量化され、高い機動力と運動性を発揮せしめることに成功する。 飛行テストで優れた性能を示したためにそのまま生産が決定され、1949年には主力戦闘機の生産を本機に一本化するという指示が下された。 特徴 第二次大戦のエンジンがだめだめだった頃の「機体の軽量化、洗練化でエンジン性能の低さを補う」手法を生かした設計になっている。 もちろんドイツから接収した先進技術を惜しげもなく注ぎ込んでおり、後退翼による優れた空力特性と高推力エンジンによる高い機動性が自慢。 形状的な特徴としては、あまり例を見ないT字尾翼を採用している。 機体軽量化のために武装は極力絞り込まれており、対戦闘機用の23mm機関砲2門と対大型機用の37mm機関砲1門のみ。 それも合計して200発しか搭載しておらず、速力を活かした一撃離脱タイプの機体といえるだろう。 また、当時の実用型ジェット機の大半は直線翼であり、空力特性で絶対的に優越な本機に勝る機体は西側には存在しなかった。 まぁ、さすがに防御性能や総合火力で勝る機体はあったが、航空機の要といえること機動性に関しては本機が当時最強だったのは疑いないだろう。 ただ黎明期故に、高速機動や高高度飛行中に突如スピン状態に陥るという、ガチでシャレにならない欠陥を内包しているが、速度計とエアブレーキの連動でマッハ0.92を超えられないようにして対処している。 それ以外にも大小様々な欠点を抱え込んでいたが、何だかんだでこれを上回る機体の早期開発は不可能であろうということ、 また英米の主力戦闘機にも十分対抗可能であろうという点が評価され、本国のみで約11,000機が生産されている。 その欠陥も改良で徐々に潰されており、最多量産タイプのMiG-15bisともなると、当時の大抵のジェット戦闘機を凌駕する性能を発揮できるほどになった。 大量生産され、なおかつ性能面でも程良かったことから、衛星国や友好国に多数が供与されており、練習機としてではあるが2004年まで運用していた国すらある。 ライセンス生産品も加えた生産数は17,412機にもなり、言うまでもないだろうがジェット戦闘機としての生産数世界最多である。 ちなみに、世界初の音速超過飛行を経験したチャック・イェーガー曰く、「F-86とMiG-15が殴りあったら?そんなのパイロット次第だよ」とのこと。 実際、彼は模擬戦において鹵獲された本機でF-86をぶちのめし、機体を交換してF-86で本機をぶちのめしている。 とはいえ、これは総合性能で互角のF-86だからこそ。レシプロ機で相手しようとしても速度差で蹂躙されて終了である。 でもコルセアでこいつ落としちゃう人外が出てくるのから、人類はやはり侮れない。 戦歴 朝鮮戦争において、中国義勇軍に供与された機体が実戦投入されたのが公式的な初陣といえる。 国連軍が北朝鮮軍を蹂躙している間は、旧式機しか持たない北朝鮮側に対し絶対制空権を維持していた国連軍が圧倒的に優位にあった。 しかし、50年10月。中国義勇軍の参戦に伴いMiG-15が鴨緑江を越え、国連軍の航空部隊を襲い出したことで状況は一変する。 例えば、俺らのトラウマB-29といえば、冗談のような防御火力と高高度性能を併せ持った戦略爆撃機であるが、本機参戦までは昼間低高度爆撃で都市から軍から余さず消し飛ばしていた。 しかし、絶対的速度差のある本機に対しては自慢のFCSも通用せず、護衛ごと追い回されては叩き落とされ、何とか帰投できても修復不能で廃棄処分と、 それまでの神通力がまったく通じないところまで追い込まれ、年を越した頃には昼間任務から除外されてしまった。 護衛として北朝鮮空軍の数少ない旧式戦闘機をフルボッコしていた直線翼型ジェット機群も、本機の圧倒的な機動性能には抗しえず、逆に蹂躙される始末。 慌ててアメリカは実戦配備されだしたばかりのF-86を増加・投入、巻き返しを図る。 その後もお互い改良型を繰り出しては殴りあい、制空権は南北へめまぐるしく移動しまくった。 実戦投入時期や開発時期の類似性からよく比較される両者だが、総合的な性能はほぼ互角と言っていい。 火力面では邀撃に特化した本機の方が単発火力で勝るが、F-86は第二次大戦期からの伝統である12.7mm機銃の多銃型であり、面投射能力と命中精度で勝る。 最大速度はF-86がほんの少し上だが、全備重量で1.5倍近く差があるため上昇力と運動性能では圧倒的に本機に分があった。 装甲防御は言うまでもないが、本機も高い運動性で「当たらなければry」が可能なため、実質的には大した差はない。だいたい、どっちも当たれば墜ちる。 にも関わらず、キルレシオ(米軍調べ)では4:1で本機が圧倒的に不利。これには中国軍の技量の低さ、米軍の優秀なレーダー管制、F-86のレーダー照準器、 濃密な弾幕で「当たりゃいいんだよ、当たりゃ」が可能な攻撃特性が主な理由として挙げられる。稼働率?あーあー聞こえない。 実際、本家ソ連空軍の運用する本機は米軍ともしばしば互角に渡り合った。(バレると大惨事なんだから出張るのは)いかんでしょ。 ……まぁ、それを指摘しちゃうと第三次世界大戦待ったなしなので、国連軍内部でも暗黙のうちにスルーされていたらしい。 「やけにロシア訛りのキツい中国人エースがいるなぁ」みたいなノリで、みんな誤魔化してたんだとか。 本機が西側諸国に与えた衝撃は大きなものだったはずなのだが、喉元すぎれば何とやらなのか、一過性で終わってしまう。 その後、戦闘機の汎用化と対地攻撃能力付与(という旨のミサイル万能論)を重視した米軍の戦闘機は大型化・重装化を繰り返し、ベトナム戦争で本機の後継機である軽量高機動型の MiG-17やMiG-19、MiG-21との交戦で苦汁を舐めることとなってしまった。 まぁ、MiG系列も改良と世代推移で大型化していったんだがな! なお、初陣以降はろくな戦場に恵まれず、出撃できても新鋭機にボコられるなど幸と影の薄い人生(?)であった模様。 バリエーション ○I-310 開発計画におけるナンバリングでありプロトタイプ。 ○MiG-15 開発時機体名称。いわゆる初期生産型。 ○MiG-15bis 機種内最多生産数を誇る改良正規生産型。エンジンをVK-1に換装して速度性能を高めたほか、諸々の欠陥を潰すことに主眼が置かれた。 ○MiG-15P bisの機首吸気口上部にレーダーを装備した全天候タイプ。 ○MiG-15bisT bisベースの標的曳航機。 ○MiG-15UTI 機種転換・操縦訓練用の複座型高等練習機。全生産数の1/3を占める生産数を誇り、一部の国では少なくとも約10年前まで現役だった。 何故かNATOコードが新規登録されており、「ミジェット」という。 ○MiG-15SP UTIベースの全天候タイプ。レーダーはP型と同様。 ○MiG-15T UTIベースの標的曳航機。 ○MiG-15R 23mm機関砲を撤去し、偵察用カメラ1基を組み込んだ偵察型。偵察能力は「ないよりマシ」レベル。 ○MiG-15SB 両翼に爆弾架を装備した戦闘爆撃機型。元が邀撃機なので爆装能力は低く、後継機配備後の使い道として考案されたとかなんとか。 ○S-102 チェコスロバキアでライセンス生産された機体で、仕様はMiG-15相当。 ○S-103 bis相当のチェコ製ライセンス品。 ○CS-102 UTI相当のry ○Lim-1 MiG-15相当のポーランド製ライセンス生産機。 ○Lim-2 bis相当のポーランド製ry ○SBLim-2A/B Lim-2ベースの複座型。 ○SBLim-1 UTI相当のry ○J-2(殲撃二型) 中国に対し供与されたMiG-15。国内新規生産なし。 ○JJ-2(殲教二型) UTI相当の殲撃二型。ソ連から技師を招聘し、瀋陽飛機公司で生産された。 創作におけるMiG-15 フライトシムだとIl-2では初期仕様だと使用できないが、MODを導入することで使用可能になる。 MODとかマンドクセ、な人はWar Thunderをやるという手もあるので検討して、どうぞ。 筆者はシミュゲーにあまり詳しくないので、そっち方面わかる人がいたら追記オナシャス! 余談 「地球は青かった」の名言を残したユーリイ・ガガーリンは1968年に本機で墜落事故を起こし事故死している。 ガガーリンは英雄としてもてはやされるも、それが原因で激変した環境に対応できずそれまで口にしなかった酒を飲むようになり 自傷行為に走るなど徐々に変わってしまった時期もあった。後に立ち直るもののこの件の影響は大きく、 事故当初も飲酒による墜落が疑われた。それでも飛行前のメディカルチェックは合格しており死後の調査でもそれを裏付けるものは出なかった。 その後事故は別の飛行物体を避けようとしたものの飛行不能に陥り墜落したと結論がだされた。 だが半世紀以上経って当時彼の同僚だった人物が、事故は無断発進した別の戦闘機を避けようとしたものの避けきれず飛行不能に陥り墜落、 無断発進した戦闘機のパイロットはガガーリン同様ソ連邦英雄でその人物の名前を公表しないこと条件に事故の真相を語った。 追記・修正は本機でF-86を邀撃してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] セイバーがジムならこいつはザクⅡ? -- 名無しさん (2015-03-11 19 18 09) アメリカはキルレシオ10 1!ホルホルホル… と長らく主張していたが、ギロリと睨まれて後に4 1に修正したんだっけかね -- 名無しさん (2017-05-10 00 54 20) 名前 コメント
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登録日:2014/11/05 (水) 02 55 30 更新日:2021/03/30 Tue 01 01 10 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 MiG-21 みっぐみぐにしてあげる ソ連 バラライカ フィッシュベッド 兵器 名機 戦術機 戦術機←の元ネタ 戦闘機 老黄忠 航空機 赤いアニヲタwiki MiG-21は、ソ連のミグ設計局の手になる戦闘機である。NATOコードは「フィッシュベッド」。 ソ連製デルタ翼機の常として、祖国では「バラライカ」の愛称で呼ばれている。 MiG-15にこそ劣るが異例の生産機数と、何者にも勝る破格の運用実績を誇り、まさに「航空界のAK」と呼ぶにふさわしい機体である。 性能諸元(MiG-21-93) 翼幅:7.15m 全長:14.10m 全高:4.71m 翼面積:23.00m² 空虚重量:5,460kg 通常離陸重量:8,825kg 最大離陸重量:9,600kg 燃料搭載量:2,390l 発動機:ツマンスキー R-25-300ターボジェット(単発) 推力:69.60kN(アフターバーナー未使用時)ないし97.10kN(アフターバーナー使用時) 最高速度:2,175km/hないし1,300km/h(地表高度) 航続距離:1,210km(機内燃料のみ)ないし2,100km(外部燃料タンク搭載時) 最大上昇率:13,500m/min 実用飛行上限高度:17,300m 最大G:8.5 乗員:1名 武装:23mm連装機関砲GSh-23L(弾数200発)x1(固定武装) 中距離空対空ミサイル:R-27R1最大2発、またはR-77最大4発 短距離空対空ミサイル:R-73x4、またはR-60Mx6 対レーダーミサイル:Kh-25MPx2、またはKh-31Px1 空対艦ミサイル:Kh-31A x1、またはKh-35 レーザー誘導爆弾:KAB-500KRx2 空対地ロケット:S-5、S-8、S-13、S-24 自由落下型爆弾:100-500kg 牽引式AFA電波偵察機器機関砲コンテナ その他各種装備 開発経緯 アメリカの軍用航空機発展に遅れを取るまいと、1953年頃に『高度2万mで最大速度マッハ2』という要求のもとに設計が開始し、55年に初飛行している。 この時設計局では2種類の試作機が製作されていた。蓄積ノウハウの差で先に完成した、MiG-15からの伝統に則った後退翼機のYe-2と、デルタ翼を採用した新型設計のYe-4である。 最終的にYe-4の発展型、Ye-5がMiG-21のナンバーを勝ち取り、さらなる改良型のYe-6は当時の最高速度の世界記録を塗り替えた。 この機体仕様が21シリーズ初の生産モデル、F型として採用されている。本格的な運用開始は59年から。 当初は射撃照準用レーダーしか積んでいなかったが、技術の発展と全天候戦闘能力を求める時代のニーズに伴い、幾度もの改修を経て未だに現役を張っている。 と言うか運用開始から55年を経てなお本家空軍で使われているという実情が、本気の高い運用性の証左だったり。 ちなみに本機運用開始の55年前というと、ライトフライヤー号(ライト兄弟のアレ)初飛行の翌年である。 こうくうぎじゅつ の はってん って すげー! 特徴 異例の生産機数と運用歴に目が行くことの多い本機であるが、そうまでして運用され続けた最大の要因は2つある。 一つは高い格闘戦能力。軽量な機体は軽快な挙動と良好な運動性をもたらし、本機に高い格闘能力を与えた。 それゆえにベトナムの空でも米軍の新型機相手に抗しえたのである(当時のアメさんはミサイル万能論に取り憑かれていた)。 F-15が開発されるきっかけとまでなっているのだから侮れない。 もう一つは超音速戦闘機としては他に類を見ないタフさ。 呆れるほどに簡素で整備性に優れるその機体構造から被常識に安価かつ運用コストも控えめであり、耐用年数も長い。 さらにはそのシンプルさゆえに改修が行いやすく、時代とニーズに従い様々なバージョンアップが施されてきた。 その運用面での気安さから、後発機であるはずのMiG-23を先に退役させ、本機に運用を統一している国さえあるほどだ。 採用国には「俺はコイツのパイロット、父ちゃんもコイツのパイロットだったぜ?」なんて所もあるんだとか。 さすがにアメリカの「爺ちゃんから俺までずっとコイツに乗ってるぜ(真偽不明)」には劣るようだが。 運用実績 主なものだけを挙げても以下の通り。 1960年代:ベトナム戦争 1960年代以降:アフリカ各地での紛争 1960年代-1980年代:各次中東戦争と同地域での各種武力衝突 1965年:第二次印パ戦争 1968年:プラハの春 1969年:珍宝島事件 1970年代以降:インドシナ方面での紛争 1971年:第三次印パ戦争 1978年以降:ベトナムによるカンボジア侵攻 1979年:中越戦争 1979年-1989年:ソ連のアフガニスタン侵攻 1980年-1988年:イラン・イラク戦争 1991年:湾岸戦争 1990年代:旧ユーゴスラビア地域での内戦や戦争 1990年代後半:エチオピア・エリトリア国境紛争 その他、各種の内戦や地域紛争 とまぁ、勝ち戦負け戦を問わず、大小様々な紛争や内戦に投入されている。 各種改修によるバリエーション(主なもののみ) ○Ye-4からYe-6 各種試作機。バージョンアップに従い段階的に改修が施され、実戦投入可能なように性能を高めていった。 Ye-6の2号機は60年頃に主翼端への空対空ミサイル搭載試験機に改装されている。 ○MiG-21F 30mm機関砲2門とロケット弾投射用ラックを装備する初期型。59年に初飛行し、同年秋から60年半ばまでに99機が生産された。 一部機体はカナード装備試験機に改修された後、新型ミサイル(当時)の搭載試験に用いられた。 ○MiG-21F-13 本格生産初期型。エンジンを換装されたほか、R-3Sミサイルを運用可能とした代償に機首左舷の機関砲を削減している。 各種試験への改装機を含め、606機が生産された。 ○MiG-21P、PF、PFS 全天候レーダーを搭載した迎撃戦闘機(ソ連内での全天候戦闘機の分類区分)のナンバリング。 P型は生産されなかったが、PFとPFSは一定期数生産され、一部は東ドイツに輸出され、SPSのナンバーを与えられた。 PFへの改修時点で、重量増の代償として固定武装の機関砲は全撤去されている。 アフターバーナー改良などの高機動化や重量増に対応するための離着陸性能強化などが施されている。 ○Mig-21PFM 初期MiG-21シリーズの決定版にして主要生産型。外見上は垂直尾翼が大型化した程度だが、レーダーの更新により多くのミサイル搭載能力を与えられている。 また、機関砲も胴体外部装着型のガンポッドとして復活した。 北ベトナム空軍に供与され、ベトナム戦争で米軍相手に暴れまわったのがコイツ。 ○MiG-21R PFM型と同時期に開発された戦術偵察機型。胴体内への機材追加できる余裕がなかったため主翼にパイロンを増設、偵察ポッドを懸架する。 ポッドにはいくつか種類があって、通常の写真偵察タイプや電子タイプ、照明弾を備えた夜間偵察タイプなどがある。 他には機体背面(コクピット後方)にある膨らみ(燃料タンク)を尾翼直前まで延長している。 輸出型としてRF型が別途開発されたが、結局R型のほうが輸出機数が多かったりする。 ○MiG-21S、SM、SMT、ST R型に準じた仕様の機体にレーダーとエンジンの換装を行った戦闘機型。 シリーズ内で最多生産されたとされるSM型ではガンポッドを廃し、機材更新で再度機関砲が内蔵可能になった。 SMTでは航続距離延長のために背部燃料タンクを拡大したが、重心バランスが後部へ移動して安定性を損ない、失敗作扱いされている。 そこから背部燃料タンクを後述するbis仕様に改修したのがST型。 ○MiG-21M、MF SM型の輸出仕様。エンジンとレーダーがダウングレードされたモンキーモデル。 MFでは規制解除にともなってSMと同等の能力となっている。 冷戦終結後に多くは退役したが、bis仕様非採用国では後継機種選定まで長らく主力として運用された。 その他のbis採用国では戦闘爆撃機や偵察機として運用されていた。 ○MiG-21bis ソ連における最終生産型。エンジンが強化され、機体設計の見直しと合理化で軽量化されている。 レーダーはSM相当だが、ソフトウェアの更新でルックダウン能力強化を図った。 背部燃料タンクも段階的な後付ではなく、機体設計に融合する形で新設計されている。 武装の新規更新で火力も強化されており、MF型同様に各国で現役空軍機として運用されている。 エースコンバットシリーズで主に自機として使用可能なのはコイツ。 ○MiG-21-93 ソ連崩壊後にミグが開発した近代化改修機。小型高性能化した新型レーダーへの更新でミサイル運用能力を大幅に向上させている。 また、レーダー警報受信機やより高性能な慣性航法装置搭載など、各所に改良が施されている。 ただしエンジンはbisのまま。 エスコンの最新シリーズでbisの代わりに登場することも。 この他にも試験機や採用国で改修された各種バリエーションがダース規模で存在するため、ぶっちゃけ筆者だけでは書ききれない。 と言うか全部書いたら項目が埋まる。 傾向としては、コクピット改修による操縦性向上や、電子機器更新による戦闘能力向上を目論むものが多いようだ。 創作への登場 自分で操作したいのであればエスコンシリーズが最も手堅いだろう。あるいはエアロダンシングシリーズという手もないではない。 「ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR」では、あるエースパイロットの乗機として登場する。 軍事・戦略タイプのシミュゲーに関して筆者はあまり詳しくないので、その辺は他のアニヲタ諸氏の加筆修正にお任せする。 追記・修正は同志スターリンに忠誠を捧げた同志アニヲタがお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ライトフライヤー号の初飛行ってもっと前じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-11-05 07 27 24) エリア88ではザク並の扱いだったなあ -- 名無しさん (2014-11-05 09 52 03) まぁ最新鋭機相手だとさすがに、ね… -- 名無しさん (2014-11-05 14 11 57) なんと言うか、色々な面で堅実な感じで性能こそ最新鋭には劣るけど長く使われる名機って印象を受けたけど、間違ってないかな? こういうの、嫌いじゃないなー -- 名無しさん (2014-11-05 14 54 37) F91の頃まで使われたジェガン的な。ガンヲタな意見ですまんが -- 名無しさん (2014-11-05 20 39 27) 小火器の世界なら、AKの元ネタの一つ、M1ガーランドというのもアリだな。 -- 名無しさん (2014-11-05 20 52 20) MGS3終盤の乗り物!・・・だったっけ・・・?(うろおぼえ) -- 名無しさん (2014-11-05 23 19 55) 運動性はあまり高くないよ。1秒間に90°以上ロールすると操縦不能になるという致命的な欠陥が最後まで解決されなかったから機動に非常に制約があった -- 名無しさん (2014-11-06 03 19 56) ↑×2 それは多分WIG。MiGは爆撃しに来た方 -- 名無しさん (2014-11-06 09 33 47) ↑7 マック隊の乗機として大活躍してたじゃん。ミッキーのF-14すら圧倒してたし -- 名無しさん (2014-12-17 05 18 50) やられ役みたいなデザイン(未来を描いたアニメだとコイツぽい戦闘機が多いイメージ -- 名無しさん (2021-03-30 01 01 10) 名前 コメント
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ミコヤン・グレビッチ Mig-17"フレスコ" 用途:戦闘機 MOD:EoD 運用者:ソ連 概要 登場マップ タイプ 評価 概要 登場マップ test タイプ 評価 EoD
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MiG-17 PF ソビエト連邦より供与されたジェット戦闘機。大口径機関砲を装備し、格闘戦を主任務としている。 武器名 命中方式 弾数 落下燃料タンク 無誘導 2つに計55%分の燃料 23mm機関砲 無誘導 160 37mm機関砲 無誘導 40 機動力は良好なものの、貧弱なエンジンと相まって絶望的に弱い。が、敵のヘリコプターキラーだったりする。
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_ f `、 ,¬ ] `、 / | l `、 7 | __ l `、 / | _.'´ ̄て三ヽ ! `、 _______.---─¬´_ ̄ ̄ ̄¬‐-へ、 ! `、 _.====ニニニ二二二二`ヽ、 `-`>、 ! `、 _.-‐´/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ { ` ─--=====ニニニニニニニニ二二二二二二二二二二二二=- ___ _____......--─`‐'" L__」 \二/「 ̄ ̄7¬─、 ̄ ̄ ̄ ≧__ /  ̄ ̄/  ̄ ̄/_」 | / `‐-ヽ、_ /´_ /´ ゝ、 / _/ _/ \ / ` ̄[7, ` ─--`----┬-≦_二二二二二二[ ` __」ii[ ヽL__」、=「´ ,' ヾ V ,' ヾ i. γ、 [、 ヾ_ノ_ノ ヾ_ノノ ヾノノノMiG-1.44試作戦闘機(NATOコードネーム:フラットパック) _/ , ‐< ̄/ _ / l/ /´/ / /、 / , ‐7/ /` '´ / / // / / // '-‐'─'´7 // /l / // / l| / // / |' // / | _ // / _| / > 、 // / / l ヽ、/ ` ー 、 _ // / / / , - 、 ヽ、 ★ ` ー 、 '/ / / ´ / ` ー 、_ ヽ、 / _ , -‐ ' ´ \ ` ヽ、 _ / , -‐ ' ´ \ , ヽ、 /∠ - ´ _| \ /_,‐-ヽ/ / , -' ´ 」 <, ` ,-</‐、 / / _>‐' ´ / /_l ヾ /ヾ/-`ヽ-‐' ´ /ヾ/  ̄ `ー' `  ̄ _」  ̄ `ヽ-‐ ' ´ ,ィ'r⌒`ヽ、 ,イ ,ii'‐=ニ;ニ;;;;;';,,,、,__ _ i! ,イ'"´  ̄`゙" . ``' ..、,;r-‐' "´ 'i!, _,/ .. . i'. ; ;;;.;)-‐' "´ i,', _____,,,,,;--‐‐;"!==iェニニi, ... . . . ; ;;;;;;、 ; ;;;;;;;./ i'ニ二,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..-'" ..... . . ; ;;;;;;;; ; ;`二/\ i !, ,r''"´ . . .;,,,_,;;;; ,,,,;,;;;; ; ;;;;;;;;;;;;; ; ; ;.ィ-‐'゙´ ` ̄´ _______________________,,,,,,;---ー‐‐`‐‐‐==='===ィ -ー'゙"ア-!---!ー‐‐/ー‐‐‐‐!‐-,;ァ、,___  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! i`゙"""'i ノー‐‐;;;;;;;;;;;;;;;;;-'、ン;;;. . . . . . .' / . ./ . ./!'"´ ̄!-- ̄`` " " |i " .r; } 'iゝ . . .' i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ./,;;;;;;;;;;;;;;;; .ィ'゙ ` ̄ ̄ i! !´,! !`"`'‐ー-ゝ、,,____________,,,,; --‐‐'´ r;ii ! !_゙!`羊´i/ {};i,i' ..0華リ;! リ;! ,r;;i,l,jr;;i リ;;!゙'゙リ;;!MiG-1.42試作戦闘機
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