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■う、うどんげ… 寒い落書き てぃあ 2009/01/11(日) 21 55[814] 名前 コメント
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814 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 00 17 03 ID zaz2KzQ. キャスター「とりあえず、ここには映像資料が揃っているから、まずそれを見て考えてみたら?」 唯「あ、ここって」 ~~ムギの部屋~~ コンコン キャスター「ムギちゃん、いる?」 ガチャ ムギ「はーい、キャスターさん、いらっしゃい。それに、唯ちゃん?」 唯「やっほー」 アーニャ「珍しい組み合わせ」 神原「本当だな。どちらかと田井中さんだったらわかるが」 キャスター「あら、あなた逹も来ていたのね」 ムギ「はい。今まで、編集作業を手伝って、もらっていたんです」 アーニャ「ちょうどさっき終わったところ」 キャスター「まあ、それはラッキー」 神原「ところで、どうしてキャスターさんと平沢さんが? もしやキャスターさん、田井中さんに続いて平沢さんも落としたというのか!?」 唯「え、ち、違うよ~」 キャスター「ちょっとね。丁度良かったわ、それをこの子に見せてあげてくれないかしら?」 ムギ&神原&アーニャ「「「え?」」」 ムギ「唯ちゃんも、興味あるの?」ズイ 神原「なんと! それでは平沢さんはタチとネコ、どちらなのだ?」ズズイ 唯「え、な、なんのこと言ってるのかわかんないよぉ。多分、私はどっちでもないと思うけど?」 神原「ほう、ではリバなのだな」 ムギ「そうなの? 唯ちゃん」 キャスター「待って待って、ちょっと落ち着きなさいな」 アーニャ「話、急ぎ過ぎ」ムギ「う、うん、そうね。お茶淹れるわ。アーニャちゃんは、ともかく再生の準備おねがいね」 アーニャ「了解」 アーニャ「それじゃあ、再生」 律『キャスターさーん、早くぅ』 唯(わ、いきなり裸のりっちゃんだ) キャスター『ふふっ、りっちゃんったら』 ムギ「ふふっ、りっちゃんったら」 アーニャ「この時の律、積極的」 キャスター「最近は、りっちゃんから誘ってくれることも増えて、嬉しい限りだわ」 アーニャ「でも、受け」 神原「BLでいう誘い受けだな」 ~~数十分後~~ 唯「…………」ジー キャスター「あ、この時って、こうなっていたのね」 キャスター『りっちゃんは、ここがいいのよね』 律『ああんっ、そこはぁ』 神原「平沢さん、食い入るように見ているな」 ムギ「うん」 アーニャ「興味津々?」 816 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 12 21 18 ID 60HQ1O2Q 律「……何だろう、猛烈に嫌ーな予感が……」 あずにゃん「奇遇ですね、私もです」 817 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 13 37 21 ID eyPElIvI 律(何だろうなぁこの胸のざわめきは…) 律「ムギー新曲のことなんだけどさー」ガチャ 律『あっ…はぁ……!』 神原「今の表情は素晴らしい。非常にそそられる。巻き戻ししても構わないか?」 ムギ「確かに良かったけど、今は唯ちゃんの勉強中だから我慢ね」 唯「…」ガン見中 律「」 律「何やってんだお前らああああぁ!!」 キャスター「あら律ちゃん」 アーニャ「ユイの勉強中」 律「勉強ってなんだ!?変なこと唯にすりこむなよ!おい唯、しっかりしろぉ!」ガクガク 唯「わぁ、りっちゃんだぁ」クラクラ 律(ダメだ、一気に未知の世界を体験して脳内がショートしてる…) 律「なんでこんなことを…」 ムギ「かくかくしかじか」 律「唯……そ、それはダメだ!私みたいに自分を見失っちゃうぞ!」 唯「自分を…?」 神原「どうだ平沢さん。ここは一つ律さんで実演してみては?彼女は感度が良いからわかりやす…」 ズガガガガガガ 神原「」プシュー 律「な?私はもうこんなことも平気なんだ。ムギも、揚げ句の果てには梓まで変わっちまった…。唯、お前が私達軽音部の最後の良心なんだ!」 唯「最後の…」 キャスター「あら…律ちゃん、私との行為、そんなにイヤだったの?」ウルウル 律「い、いや!そんなことないですよ!?なんだかんだ言って今の現状楽しいのも事実ですし…」アセアセ キャスター「まぁ!嬉しいこと言うじゃない!さすが私の律ちゃん♪」ガバッ 律「ちくしょう結局こうなるのかよアッー」 818 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/18(土) 17 22 31 ID HW30JdsU 神原「そうだ、平沢さんもこっちの道に来ればHTT(放課後ティータイム)もはれてHTT(変態ティ(ry ズガガガガガガ 神原「」プシュー 律「くそ、油断も隙もあったもんじゃない」
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放送日:2005年9月30日 A「おしんこちゃんとノリノリのりへい」 脚本:岸間 信明 演出:日巻 裕二 B「あかちゃんまんとピーマントリオ」 脚本:岡部 優子 絵コンテ:樫山 聡之 演出:佐土原 武之
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814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 20 37 53 ID C/Rk2Ojc のどっち:最近ドラゴンズ参戦多すぎwwwww ステルスモモ:また増えたんすか? 紫炎姫:うちの女装先鋒が来た件について ステルスモモ:ドラゴンズ後2人で全員参加っすねwwwww 龍門渕一さんが入室しました のどっち:こんばんはっす ステルスモモ:こんばんは 紫炎姫:こんばんは 龍門渕一:こんばんはー、チームメイトから長野部屋があるって聞いて来ました のどっち>紫炎姫:これって…… ステルスモモ>紫炎姫:またドラゴンズっすか? 紫炎姫:心当たりがありすぎるwwww 紫炎姫:誤爆>< のどっち:龍門渕さんは透華さんのお知り合いですか? 龍門渕一:チームメイトなんです。龍門渕の一にしようと思って間違えちゃって…… ステルスモモ>紫炎姫:この人もgtrzっすか? 紫炎姫>ステルスモモ:そう、って自分がgtrzって認めてるしwwww 紫炎姫:この間同じチームの亜空間さんって人が来てましたよ のどっち>紫炎姫:お前もなーwwwww ステルスモモ>紫炎姫:何しれっと言ってるっすかwwwwww 紫炎姫:すいません、せっかく来ていただいたんですが私はこのへんで 紫炎姫:機会があれば対戦お願いしますね ステルスモモ:乙っすww のどっち:お疲れ様ですw 紫炎姫さんが退室しました 龍門渕一:そうですか、残念です。 のどっち>ステルスモモ:また逃げたwwwwwwwwww ステルスモモ>のどっち:wwwwwwwwwww のどっち:この時間は人が集まらないんですけど、どうしましょう? ステルスモモ:いっつもこの時間で終了が多いっすよ 龍門渕一:じゃあ、また来ます。 龍門渕一さんが退室しました のどっち:ドラゴンズ面白いwwwww ステルスモモ:そうっすねwwww のどっち:私も落ち、のし ステルスモモ:乙っすノシ のどっちさんが退室しました みやながさきさんが入室しました ステルスモモさんが退室しました 続き うお、途中間違えてたorzのどっち:こんばんはっすステルスモモ:こんばんはここは逆ってnounai補完よろっすorz -- 1.5-815 ID C/Rk2Ojc (2009-10-12 20 39 15) ありゃ、入れ違いで咲ちゃん参入してるし -- 1.5-815 ID kXKb3CxQ (2009-10-12 20 49 51) ちょwww最後に咲入れ違いで入ってきてるバロスw -- 1.5-815 ID b1kLMCam (2009-10-12 20 52 45) 誰か衣参戦と咲が来た時ののどっち頼むw -- 1.5-815 ID C/Rk2Ojc (2009-10-12 21 04 41) 名前 コメント
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814 :新年のご挨拶(バサミレ+マクミリ):2009/01/01(木) 05 32 24 ID mvQF1GNy ビールにワインにシャンパン、一升瓶。 ごろごろと転がるそれらを片付けながらミレーヌはぼんやりと空を眺めていた。 もうすぐ、年が終わる。 「――実感ないなー」 暖房の効いた部屋で、酒を飲みツマミを食べ、今年一年の思い出を肴にして話をする。 普段しないことをして、和気藹々としながらすごす一日の終わりをミレーヌは何とも言えない気持ちで 過ごしていた。 こんな風に誰かと過ごすのは、初めてだ。 「……毎年、パパもママもおねえちゃんたちも、皆忙しかったもんね」 年末も年始も、ほとんど一人だった。 寂しくない、といえば嘘になる。 けれど、ミリアは「市長」でマックスは「艦長」だ。 それぞれの顔とも言える人物で毎年セレモニー を行う以上顔を出さなければいけない。 彼らの娘ということもありミレーヌや姉達も顔を出していたが夫婦仲が悪くなってからは、それを察し て姉達も顔を出さなくなったし早々に自立してしまっていた。 家族で揃う、なんていつ以来していないだろう。 そう考えて、ミレーヌは失笑した。 “いつも、グババと一緒。” そのようにいわれる理由は逆に言えば「グババしかいなかった」というのもある。 グババの存在によって、ミレーヌは何度も救われてきた。 けれど、それでも二人きりだった。 だからこそ、皆で騒いで飲み明かして、笑って。 当たり前のことが新鮮で、楽しくて仕方が無い。 すうすうと眠るグババをそっとクッションの上に置くとミレーヌはビンを三本持ってベランダへ持って 行く。 先ほどまで一緒に飲んでいた秋子とレイは何やら用事があるということで出かけていったし、ビヒータ も気づけばいなくなっていた。 外の「年末という雰囲気に合わせた気候」は風が冷たく冬そのものを感じさせ、無防備に足を出してし まっているミレーヌの格好は寒さを感じるには十二分すぎた。 あわてて早く部屋に戻ろうと踵を返しかけた――が、目と鼻の先にある真っ赤なバルキリーに、人影が ちらりと映る。 こんな時間に? 思わず首を傾げたが、首筋を逆撫でするかのような突風にあわててミレーヌは部屋に 引っ込んでいった。 オレンジ色のコートを羽織って、マフラーも巻いてグババを起こさないようにそっと部屋を出れば真っ 赤なバルキリーに寄りかかって座る人影。 真っ赤なバルキリーはバサラの所有するものだ。 ファンが寄りかかっている、ということはありえないだろうし、また同時にFIREBOMBERの誰かがそん なことをするわけもない。 消去法からいって、寄りかかっている人間が誰かミレーヌは察すると、もう一度部屋の中へとあわてて 戻っていく。 「……さみ」 凍えるような風。 人口太陽はとっくの昔に引っ込んでおり、月が浮かぶ。 作られた「夜」だが、それが当たり前になっているためかバサラはおろか、他の人々も違和感を感じな い。ただ、「寒い」と思ったから寒いと呟いただけだ。 そもそも、いつものタンクトップではないとはいえ、長袖一枚にジーンズという非常にラフかつ寒そう な格好をしておいて全く寒くないというような発言をするほどバサラは鈍感なわけでも、アザラシのよう に皮下脂肪があるわけでもない。 そんな寒い中に外に出るほうが可笑しいのだが、バサラは人の斜め上を行く人間であり一見突拍子もつ かないことをすることは彼にとっては朝飯前だ。 ぼう、っと考え込むバサラの後ろから、足音が聞こえてくる。 少し小走りで、それでいてどこか音を立てないようにとしているかのような、足音。 ぐるりと首を六十度ほど捻らせ、後ろを見れば薄ボンヤリと見える明色。 その色をした、かつこのような場所にいるような人間をバサラは一人しか知らない。 「何やってんだお前」 「……バサラこそ、なーにやってんのよ」 毛布と、水筒。 それにファーつきのモスグリーンのダウンジャケットを片手にミレーヌは大股でバサ ラの元へとよっていくと、小さな溜息をついた。 来て早々に何をまた文句を言い出すのか。 そんなことを考えるバサラを他所に、ダウンジャケットを投げつけるようにミレーヌはバサラに渡して 「着て」と一言だけ言い切る。 「は?」 「風邪ひいちゃうでしょ! 何でそんな寒そうな格好してんの!」 「……あー、考えてなかった」 ダウンジャケットに腕を通すともこもこと暖かさを感じる。 ほんの少し、バサラより大きいのはご愛嬌だ。 どうしたんだこれ、と尋ねれば「パパの」とあっさりと返ってくる。 そもそもなぜマックスのジャケットがあるのか、ということのほうが疑問なのだが、そんな細かいこと をバサラは気に留める性格ではない。 また同時にミレーヌも聞かれなければ別に答えないような質問にわざわざ自分から言うような性格でも ない。 「……で?」 「で、って何よ」 「何しに来てんだ、お前」 何をしに。 そう聞かれて思わずミレーヌは首をかしげた。 何を、と聞かれても特に何かしたいわけではなかった。 ただ、バサラが見えたのと服装が余りに寒そうだったので上着を渡そうと思った、だけ。 けれど実際は自分もしっかり防寒し、かつ居座るかのように水筒と毛布もちゃっかり手に収まっている。 「……グババは?」 「寝てるよ。 はしゃぎ疲れたみたい」 「あ、そ」 それ以上バサラは何も言わなかった。いろ、とも戻れ、とも何も言わない。 しばらくの間ミレーヌは彼をじっと見つめていたが、どこか遠くを見つめるバサラの視線の先に彼女も 興味を持ったのか、ちらり、とそちらへ視線を投げかけた。 見えるのは濃紺の空のみで、何も変わらない。けれど彼は「どこか」を見つめていた。 「―― 年が、明けるな」 「……うん」 ぽつりと呟かれた言葉に、同意してバサラの隣に座ると頭がぐらりと揺らぐ。 ビールだワインだシャンパンだチューハイだ一升瓶だと取り合えずあけては飲んでを繰り返したせいだ ろうか。 バサラだって、同じくらい呑んでいたはずだ。 思わずミレーヌは頭を抑えたが突風に思わず縮こまりコートの中に手を引っ込めた。 「寒い」 「ちょっと毛布一個しかないんだから持っていかないでよ!」 足をすっぽりと覆っていた毛布をバサラが引っ張るものだから慌てて引っ張り返すと彼は「何だよ」と ぶつくさ文句をいいながらも、結局全てを奪う、ということはしない。かといって寒さに耐えられないの かミレーヌの隣、毛布の中に入る。 人も居らず、テレビもついていないせいか、周囲は音が殆どしない無音状態。 ぽっかりと浮かぶ月を見上げて、今年一年を何となくミレーヌは思い出した。 怒涛の一年、目が回るような一年に思わず息が詰まる思いを何度もしたものだ。 もう、一年なのか、まだ一年なのか。異常なほどに充実しきった一年だった。 そう結論付けてねぇ、とバサラの方をミレーヌは見ると、矢張りバサラはぼうっとしているまま、何だ よと言葉だけ返してみせる。 「……バサラにとって、今年一年ってどうだったの?」 「あ? ……特にねーな」 「なぁに、それ」 いろんな人に曲を聞いてもらえた、とか、もっとあるんじゃないの? そう言いたげなミレーヌにようやくバサラは視線を移すと、ミレーヌの横に置かれた水筒に手を伸ば し、コップになみなみと中身を注いだ。黒い液体が湯気をたてて注がれていく。 ブラックコーヒーなんて飲めもしないくせに。 そう思いながらも口に含めば苦味が口内に広がった。 「あ」 「え、何、なんかあった?」 キラキラと、目を輝かせてバサラの返答を期待するミレーヌにバサラは笑った。 たかが一年の締めくくりに何をそんなに楽しくなれるのか彼にはさっぱりわからない。 けれど、まぁそれに付き合うのも悪くないとすら思えるのは彼女が彼女である所以なのだろうか。 はたまた偶々バサラも酒を飲んでおりほろ酔い気分だからなのか、唯の気まぐれか。 真意は分からないままではあるが、バサラは上機嫌に「しょうがねぇな」と答えると横に置いておいた ギターを引っ張り出し、奏ではじめる。 きょとん、とミレーヌはしたものの口ずさむ歌は聞き覚えのあるもので、思わず自分もそれに合わせて 彼とは違う自分のパートを歌った。 歌い終わると満足気に「まぁこんなもんだ」とバサラは言ってコーヒーに口をつけた。 ……なにがこんなもんなのか、さっぱり分からないミレーヌは、きょとんとして「意味わかんない」と 一言言い返したが――何故か、いつもと違って怒る気はしなかった。 「わかんねーの?」 「わかんないよ」 「お前、鈍感だな」 バサラにだけは言われたくないよ。 笑って答えたミレーヌはずいぶんと穏やかだ。 けれど彼女は両手をバサラの前に出して「頂戴」と一言返してみせると、矢張り笑顔を浮かべた。 「……何を?」 「コーヒー」 「お前コップは?」 彼女はバサラの持っていたコップを指差し、えへら、と笑って見せた。 ……ほろ酔いなのか、本格的に酔っているのか、それともシラフなのか、バサラには判断がつかなかっ たが、取り合えずブラックコーヒーなど飲めるような舌をしていない彼女がコーヒーを飲みたがる理由が 分からず首をかしげて「駄目」とだけ返すことにした。 ミレーヌは頬を膨らませたが、それ以上は何も言ってこない。 普段ならば子ども扱いするなと突っかかってくるのだが、それもない。 「お前そもそもブラックのめねーじゃん」 「気が向いたら飲むもん」 「おーおー、そうかいそうかい」 そりゃ凄い。 まるで茶化す言い方をするバサラだが、ミレーヌは矢張り怒らない。 首をかしげて彼女の名前を呼んでみると、ミレーヌは不機嫌な顔をして、毛布の中で伸ばしていた足を 縮こませて、体育座りをしながら「今日ぐらい」と小さく呟いた。 「あ?」 「……今日ぐらい、喧嘩したくないもん」 一年の締めくくりなんだから。 ぷいと横を向いたミレーヌにバサラはバルキリーに内蔵されていた時計を見やる。 時刻は当に零時を回っており、要するに「年末」ではなく「年始」に当に入っていた。 それにミレーヌは気づかないのか、しょんぼりとした口調で、だって、やら、でも、やらと繰り返して いた。 「ばかだな、お前」 「バカって何よ、バカって」 「新年、もう越えてる」 嘘?! 思わずミレーヌは立ち上がり、腕時計を見やる。 時計の針は0:15をさしており、ミレーヌはズルズルと座り込みながら、あーあ、と力の無い声を上げ溜 息を零した。 そして、バサラを見ると恥ずかしそうに視線を逸らして毛布に顔を埋めた。 「……もっと先に言ってよ」 「無茶言うなよ」 「だって」 新年が明けて、一番最初に言う言葉は全部決めていたというのに! そう反論するミレーヌの頬はほんのりと赤らんでおり、愛らしくもある。 ムキになっているのか、それとも酔っているのか。 そんなもの、バサラにとってはもうどうでも良かった。 頬に手が触れれば、ひんやりと風にずっと当たっているためか冷蔵庫に入っていたかのように冷たい。 何よ、と見つめて来る瞳は少しだけ据わっている。 引き寄せられるように唇に視線が行き、そのまま両方の頬を両手で包み込み固定して――彼は突拍子も 無い行動に出た。 目を閉じる余裕も与えず、降るようなキスでもなく、ねっとりと彼女の唇を堪能し舌を転がす。 拒むように目を開いて、胸板を慌てて両手で押しのけようとするミレーヌの力はさすがハーフというべ きか強いものではあるが、それをも無視して片方の手を頭の後ろに差し込み、より深いものへ。 歯列をなぞり、無理やり口を開かせ、逃げ腰の彼女の舌を追いかけて捕まえて、逃さない。 二人を包んでいた毛布がバルキリーを滑り落ち、地面に落ちた音がするが、それをも構わず彼は彼女の 口内を攻め立て、繰り返し繰り返し舌を追いかけ、絡ませる。 どの位繰り返していただろうか。 ようやく唇が離れると彼女の頬は酸欠からか、それとも酔いか、恥じらいか、すっかり紅潮しており、 うっすらと涙が浮かぶ瞳でバサラを見つめていた。 ミレーヌは荒い息で、必死に酸素をとろうと呼吸をする為か、はぁ、と甘い吐息が耳をくすぐる。 「何、するの……」 「そりゃ、分かるだろ」 今に始ったことじゃないだろ。 しれっと言い切るバサラにミレーヌは目を開いてバカ、と小さく呟いた。 どのタイミングで欲情するのか、とかそういったことは全く分からないバサラにミレーヌは振り回され っぱなしだ。 そもそも年明け早々にこんなことをしなくても、と視線で訴えてみるが、彼は女性を魅了するような笑 顔を浮かべると「わかってねーな」とまるで親が子供に教えるかのような口調でミレーヌのあごを撫ぜた。 「こういうめでたい日だから、すんじゃねーか」 「……ここで?」 下手をすれば二人ともずり落ちる、かつ更に言えばいつレイたちが帰ってくるかも分からない。 そして記者がこうしている瞬間を激写しているかもしれない、この状況で、男女の営みをしようというのか。 ミレーヌは顔色を変えたが、バカ、とミレーヌを小突いてバサラは笑って見せた。 いくら常識をぶち破るバサラでも、そこまでしないということらしい。 ひょいとミレーヌを片手で抱き上げると、彼女の持ってきた水筒をミレーヌに持たせ、彼はバルキリー から降り、ついでに毛布も拾い上げた。 おろして、と慌てて足を降るミレーヌをあっさりと無視し、中へと入っていく。 ソファーの上のクッションではグババがすっかり寝きっており、暴れるミレーヌに「グババがおきるだ ろうが」と小さく頭突きを一つ。 ミレーヌをおろして水筒をテーブルの上に置くと、バサラは毛布をグババにかけ、くるりと彼女へと振 り向いた。 「おら、行くぞ」 「バ、バサラ、本当にするの?」 「誘ったのはお前だ」 しれっと言い切ったバサラに「誘った覚えなんてないから!」と慌ててミレーヌは顔を赤らめて反論す るが、先ほどの片手で抱えあげるような俵抱きではなく横抱きをすると唇を無理やり重ね合わせてバサラ は笑いながら小さくミレーヌの額と己の額をぶつけた。 「だからグババが起きるだろ」 「……う」 「起こしたいならここでもいいけど」 「だ、駄目! ここじゃ、駄目!」 ぶんぶんと首を振ったミレーヌに、バサラはしてやったりと口端を緩めると「ここじゃなきゃ良いんだ な」と甘ったるい声で彼女の耳を甘咬みしながら囁いた。 小さく悲鳴をかまれた瞬間彼女はあげたが、「やられた」といわんばかりに顔をはっとさせて――そし てバサラをにらみつけた。 無論そんな睨みなど、何処吹く風。 バサラは静かに使われていない部屋の扉を開け、そのベッドに彼女を下ろすとご丁寧に鍵をかけ、彼女 の上に跨り、サングラスを外し静かに笑う。 「ミレーヌ」 「……な、何?」 「あけましておめでとう、な」 ミレーヌは暫く呆然としていたが、やがてはっとしたように「うん」と頷いて、そして困惑しながら、 おずおずと彼にキスを強請るように腕を伸ばした。 こういう一年の初めも、悪くは無いかもしれない。 そう一瞬でも頭をよぎったミレーヌの思考は既にバサラに犯されているのかもしれない。 けれど、目の前にいるバサラは矢張り笑ってミレーヌの靴を脱がし、靴下を脱がして足の指の間を舐め 上げる。 ……本当に、意地悪な人。 くすぐったさから足を引っ込めようとするが、邪魔をされて動かせない。 「足、マニキュアしねーよな、そういやお前」 「っ、足にするのは、ベティキュア、だよ。……下手なんだもん」 「ふーん」 喋りながら踵を甘咬みをしていくと、嬌声がバサラの耳を打つ。 ――今年は、彼女に何を教え込もうか。 そんなことを考えて、バサラは小さく笑った。 彼の意地悪な笑顔を幸か不幸かミレーヌは見そびれたが――そんな二人の新年が、ゆっくりと始る。 バサラの教育は、ミレーヌに確かな変化を与えている。 焦らして焦らして、彼女の口からねだる事を覚えさせ、身体を重ねる快楽も1から教え込んだ。 意地っ張りな性格を服従させるかのようなたまらない支配欲は言葉では表しきれない。 どこが感じるのか、どこをどうすればいいのか。 自分の知る範囲内のことを、真っ白だった彼女に教えていくことは知らずとしてバサラを夢中にさせた。 足首を軽く噛み、その上で舌で小さく舐めれば耐えられないとばかりに、ミレーヌの身体がぶるりと震える。 「ぁ……だめ、ばさら……」 「何が?」 いやいや、と首を振るミレーヌの瞳はうっすらと涙が浮かんでいる。 それをあえて見ない振りをして、踝を唇で挟み込みちろちろ舐めあげれば彼女が小さく声を上げたのが 耳に届いた。 まるで楽器のようだ。そう思わずにはいられない。 唇を這わすだけで、指を小さく動かすだけで彼女は多種多様の声を上げる。 ギターのように高い音も、ベースのように響く音も、一定のテンポを持ったドラムのような音も。 ミレーヌはどんな音をも出せるのだ。 「だ、め……ばさら……ちょうだい……」 「口にしなくちゃわかんねーだろ? ……お前がよく言う台詞じゃねーか」 クスクスと笑いながら足の甲にキスを一つ落とせば、ピンクの髪が、再び小さく揺れる。 ぎしり、とベッドが微かに揺れて、声を上げるのを堪えようと唇を噛んでいた彼女が、緩やかに唇を開 き――そして、自らの口で、言った。 「バサラのが、欲しいよ……」 最初からそう言えば良いのに、変に意固地になるからだ。 バサラが笑って小さく小突くと彼女は少々頬を膨らませて「だって」と反論してくる。 どう考えてもミレーヌに“言わせる”ことを楽しんでいるバサラからすれば、どんな理由であろうと関 係ない。 要するに彼女が自分の問いかけに翻弄されて、うっすらと涙をためて、自分に屈服するのがたまらない のだ。SかMか、といったような問題ではない。 ただ単純に、困るミレーヌを見るのが好きなのと――それと同じくらいに、素直になるミレーヌが好き だからだ。 「ったく、しょーがねーなー」 どこもしょうがなくないのだが、彼はニヤニヤと笑ったまま足を解放すると、手際よく服を脱がせてゆく。 コートとマフラーをはずし、ホットパンツからのぞくすらりとした生足を撫ぜながら上着を一枚、また 一枚と彼は脱がす。 最初の頃は、あまりの手際のよさからミレーヌから文句も言われたものだ。 何人の女を抱いてきたのか。そう聞かれてもバサラは覚えていない。 基本的にバサラにとっての世界というものは「音楽」が中心に回っている。 女よりも歌があればいい。 熱い歌で人の心どころか山を動かそうとすら思う。 ……そう上着に何も着ていない状態であっさりと言い放ったバサラに、ミレーヌはほとほとあきれ果て たものだ。 そして、同時にプリプリ怒り出したのだが、その意味をバサラは未だに分かっていない。 明らかに「自分も所詮音楽以下で忘れられるのか」という意味合いが込められているのだが、バサラが そこまで女心を察せるのか。 その様に、聞かれればNoと答えるしかない。 そして、そのことはミレーヌ自身何度も身をもって経験しており、分かりきっていることでもある。 プリプリ怒るミレーヌを、嫌味など言えないくらい、怒ることさえ忘れるくらいに没頭させ、色々仕込 んだのは言うまでも無い。 例えば下腹部を直に撫でるだけで甘い吐息が漏れたり、シーツに投げ出された腕がバサラの体に巻きつ くように仕向けたのはバサラである。 完全に、ミレーヌはベッドの上でバサラに振り回されている。それは、もちろん現在進行形で、だ。 「ミレーヌはほんっと、エロいな。 すぐ色々覚えやがる」 「だ! だって」 肩口に唇を添えてキスマークをつけながら言えば、もごもご口を小さくさせて、ミレーヌは反論をしよ うと試みる。 けれど、中々言葉が出てこず、思わず視線を逸らし、火照る頬を押さえるように両方の手を自分の頬に 押さえつけた。 「だって、覚えれば…………もっと、してくれる、でしょ?」 「……男を誘う言葉、もうちょい覚えさせねーとな」 いい女は男を誘えるもんだぜ?クスクスと笑みを零しながら、ゆっくりと指を突き立てればミレーヌの 身体が跳ねる。 グリグリと内壁を刷り上げれば腰が浮き上がり、足りないとばかりに指をさらに食い込ませようと彼女 の腰が動く。 小刻みに動く姿はなんとなく蛇を思い出させた。 呼吸を乱れさせて、長い髪を揺らして乱れるミレーヌはとても艶かしい。 白い肌にはバサラのバルキリーの色を象徴するかのように赤い花がいくつも咲き誇る。 赤い花、白い肌、桜色の髪。 「紅白饅頭みてぇ」 「……ば、か……食べれない、よ」 「そーか?」 ―― 十分お前は甘いだろ。 耳元で甘く囁けば、彼女の体全身がぶるり、と震えた。 どこが甘いのか、なんてバサラは言わない。 体が甘いのか、性格が甘いのか、その敏感に感じてあげる声が甘いのか。 何を意味しているのかは敢えて言わず、遠まわしに、そして同時に追い詰めて追い詰めて――最後に何 が欲しいのかを自分の口から吐き出させる。 「自分で腰動かして、どーよ?」 「っ、ぁ、あ!」 「やらしーのな、ホント」 くすくすと耳を甘噛みすれば、更に体が揺れる。 ゼントラーディの血を半分受け継いでいる彼女の耳は人間のそれよりも少し尖っていて、まるで御伽噺 にいるエルフのような耳をしている。 外見よりも若く見られるのはゼントラーディが全体的に外見が若いせいなのだというが――実際のとこ ろは微妙だ。 確かにミレーヌの母・ミリアが外見よりも若く見れるのは納得が行くが、逆にミレーヌは年相応には決 して見えない。 並んでみたところで年下ではあっても、七つも八つも離れているようには思えないものだ。 ……外見的な意味でなら。 「ばさら……バサラぁ……も、だめ……おねが、い……」 ふるふると震えて、涙を目いっぱいに溜めて、そして体はバサラの長い指をくわえ込んで離さない。 乱れた桜色の髪から覗くエメラルドのような大きな瞳が、バサラをじっと見つめていた。 けれど、彼はそんなことはお構いなしにミレーヌの体をグリグリとえぐるように指を増やしていく。 体がまた震えても、バサラはミレーヌの「お願い」をさらりと風のように交わすのだ。 「我慢ぐらい出来るだろ? ミレーヌ」 「ぁ……だ、っ、て! んんっ……! 我慢、できないよ……!」 ライヴのときとはまるで逆だ。 少しは一人で突っ走らないで周りを見ろと諭して怒るミレーヌに我慢なんかしないと、俺は俺の道は行 くと歌い続けるバサラ。 ベッドの上では、まるで鏡のように逆転している。 いやいやと首を振ったミレーヌにバサラは思わず笑った。 ここまで言わせるのにどれだけの時間を要したことか。 求めさせて、焦らして、言葉で攻めて、手を使わせ口を使わせ、その他諸々。 ―― 今、きっとミレーヌは間違いなく自分なしでは満足が出来ない体になっていることであろう。 そう考えると、優越感なのか何だか分からない愉悦を感じずにはいられない。 バサラのまだ脱ぎきれていない肌蹴た長袖を引っ張り、ミレーヌはバサラにもう一度、懇願してみせる。 普段のミレーヌとは違うミレーヌは、とてもではないが想像することは出来ないだろう。 「じゃあ、前に言ったとおりにやってみろ。 ……出来るよな?」 指を引き抜いて、自分の膝の上に乗せ彼女の言葉を待てば、荒い呼吸を整えながら、彼女は蚊の鳴くよ うな声で呟いた。 「お願い、バサラ……の、それ、を……ここに、入れてくださ……い」 羞恥心から、目をそむけ顔を赤らめるミレーヌに少々バサラは不満ではあったが――……。 これ以上ミレーヌに追求すればおそらく後日また散々怒られ、口も利かなくなるくらいに拗ねるので、 ミレーヌの唇に軽いキスを送ってみせる。 「ま、及第点、ってとこだな」 祝福のキスを額、頬、鼻の上とじっくりと贈った後、バサラのそれはミレーヌの体を一閃した。 最奥まで貫き、体が真っ二つに引き裂かれるかのような激痛がミレーヌの体を襲う。 今までの声とは比較にもならないほどの甲高い、鳥とも獣もとも言い難い声が部屋に響き渡る。 ……隣の部屋にグババが寝ていることなど、彼らはとっくに忘れているのだろう。 卑猥な水音と、二人分の体重がのしかかってベッドが軋む音がリズミカルに響く。 そこに更にミレーヌの甘い嬌声が響きバサラの理性を搾り取る。 けれど「並大抵」ではないバサラにとってはそんなことも矢張り何のその、なのか。 彼の口元は苦痛に真一文字になることは一切なく、むしろ緩んだまま――時折、クスクス、と笑い声す らするほどだ。 乱れて、体を動かして、背中に手を回して、口で精一杯息をするミレーヌは「子供」ではない。 いくら周囲や自分が子ども扱いをしていても、十分に大人だということだ。 そして、それを植えつけ させたのは他でもない――バサラである。 水音も重なって、ミレーヌの艶かしい体がくねり、二人の体が月明かりに照らされ艶かしくも幻想的な 空間がそこに出来上がる。 「どうだ? 欲しがってたヤツだぜ」 「っあ! ひゃああっ! だ、め……!」 「駄目? 嘘つくなよ――それじゃあ何でここはこんなに離さないんだ?」 なぜ、どうして。 全て分かりきっているくせに、逐一聞いて、そのたびに動きを止めるバサラに焦らされ、その都度ミレ ーヌは背中に回していた手を首に回しバサラに体を見せ付けるようにのけぞり腰を律動させる。 一人ででも動かなければ、我慢が出来ないほどミレーヌの体は「そう教え込まれて」しまったからだ。 けれど、結局満足することも出来ず、バサラの思いのまま――ミレーヌは唇から歌のように言葉をつむぐ。 素直にならない奴にはやれねぇな。 そういって引き抜いて、ミレーヌを観察し始めるバサラはある種鬼畜だともいえるのだが、無論彼は無 自覚である。 そもそも「鬼畜」だとか「S」だとか、そんな言葉は彼にとっては何の価値もない。 素でそんな言葉を吐くからタチが悪いんだ、とミレーヌはこっそり思っているのだが、かといっていく ら言ったところでやめる気配は皆無なので、もはや諦めも混じっている。 「バサ、ラ……おねが……ひゃあっ……! だめ、かんじちゃ……!」 「たりない、って疼いてるぜ? 凄い光景だ」 太ももを伝って落ちる粘着性のあるミレーヌの蜜は月の輝きに反射しきらりと輝く。 蜘蛛の巣にかかった蝶とでも表せばいいのだろうか。 どうにかしようと悶えながら、自分をニヤニヤ 観察するバサラの心を動かそうとミレーヌは体を身じろがせ、震える手で彼のそれに触れた。 「っ、おま、ミレーヌ?!」 「バサ、ラが動いてくれないなら……やるもん……」 圧し掛かるように彼の体に縋りつき、それを先ほどと同じく胎内に、今度は自らの力で入れると膨張し 始めたこともあってか益々大きさを増し、ゴリゴリと奥を貫く。 それだけで目の前がチカチカしたが、物足りず、顔を下ろせば驚いたような顔をするバサラがいて、ほ んの少し、ミレーヌは優越感を感じた。 振り回されるのはいつだって自分だ。 ライヴの時もしかり、ベッドの上もしかり、日常生活でもしかり。 ―― たまには、振り回してみたい。 ふつふつと湧き上がった気持ちを顕著にして、ミレーヌはちょっとだけ笑った。 「教えて、くれたのはバサラだから、出来るわよ」 「…………へー」 「ひゃぁっ!」 無反応に近かったが、バサラはミレーヌが言い終わるよりも前に彼女の突起したそれをピン、とまるで でこピンをするかのように弾いた。 それだけの刺激でミレーヌの腰が小さく浮くが、彼はその瞬間にミレーヌの腰を抱き、己の腹筋を使い ぐるり、と上下の立ち位置を反転させる。 ぐるり、と世界が反転してミレーヌは驚愕したが、それ以上に引き抜かれては貫かれる「それ」の激し さに歯を食いしばることも唇をかみ締めることも忘れ、唯なすがままに声を上げる羽目となる。 「あ、ぁああああああ!」 「お前が、俺を、振り回すなんて、十年はえーんだよ!」 「っ、ぁ、ああっ! や、ぁ、ぁあっ! バサ、ラ! ぁ、もっと……!」 「おま、締めすぎだって……!」 バサラが意地悪言うからでしょ! そういいたいのに、口が回らない。 噛み付くようなキスを何度か交わし、痛みを和らげるように胸をぐりぐりと揉まれ、そしてもう一度奥 を貫かれると、ミレーヌはまた高い声を上げた。 本能のままに、獣のように重なり合う二人の隙間が出来ないようにと言わんばかりにミレーヌは彼の背 中に手を回し無防備に開かれた足を、バサラに蔓のように巻きつかせる。 「ば、さらっ・・・!あ、ぁ……! おねが……ずっと、欲しかったの……!」 「そーいうのは、先に、言っとけ、バーカ」 ぎゅうと背中に回された腕に力が篭る。 ねだるのも求めるのも、全てバサラが教え、植えつけたこと。 そして、それら一つ一つを受け止めてくれたミレーヌはずいぶんと従順で、純粋だと、バサラは思う。 言葉にすることは恐らく無いだろうが――子供だから、とかそういった意味ではなく、彼女は、変わら ない。 いつまでたっても汚れない。 自分色に染まったところで、彼女は彼女のまま、彼女のカラーを持った ままだ。 そのことが、たまらなく楽しくて、たまらなく可笑しい。 好きか嫌いか。 そんな言葉では表現できないほどだ。 では、愛しているか。 軽々しく言える言葉ではない。ついでにいえば「そういった感情」が乏しいの が熱気バサラの特徴でもある。 けれど、今こうして自分の腕の中で必死で理性と本能のリアルファイトをしているミレーヌは、愛らし いと思うし、守りたいとも思う。 ギシギシと、普段なら五月蝿くて目を背けたくなるような古びたのベットの軋む音すら愛しく感じるほ どだ。 程なくして、がむしゃらに求めていたミレーヌがいっそう甲高い声を上げると、かくん、と力が抜けた。 「……おい、ミレーヌ?」 「っ、ん……」 トロンと目元を潤ませながら、バサラを見上げて「なに」とかすれるような声で言ったミレーヌにバサ ラは思わず笑い、彼女の唇にキスを落とした。 「歌姫」失格じゃねーか。 そう言えば、ミレーヌは未だしっかり脳が働いていないのか、曖昧にうん、だの、何だの呟いている。 けれど、ミレーヌの胎内に今尚あるバサラのそれは未だ彼の欲を吐き出していることは無く、それが意 味しているのは、第二ラウンドの幕開け、である。 先日と余り変わらない状況に陥ったというのに、全く懲りるどころか、むしろもっと、と思うのはいけ ないことだろうか。 律動を繰り返すバサラにミレーヌの体は順応に対応し、彼女のまた甘い声が部屋に広がっていく。 やがて、彼女の胎内に白い欲の塊であるそれが出されると、二人揃ってベッドに倒れこみ、疲れ果て、 苦笑をしながら、小さな声で会話を始めた。 「バカ、信じられない! なんでいっつもいっつもつき合わせるの?!」 「そりゃあ、一人で吐き出すよりまとめてそのままヤったほうが楽だからだ……って、何で叩くんだよ」 「無神経! 自分勝手!」 布団を引っ張り出してもぐりこむとミレーヌはバサラの厚い胸板をそっと撫でてもう一度「バカ」と小 さく呟いた。 なぜ自分が先ほどからバカバカ言われているのかさっぱりバサラは分かっていない。 ―― が、取り合えず布団を引っぺがし、彼女の手に自分の手を合わせて貝殻のように絡ませるとぬく もりがじんわりと自分に伝わってきて、思わず口元が緩む。 頬がリンゴのように真っ赤になったミレーヌと目が合うと、彼女は視線を逸らしたが、額に小さなキス を一つ落とせばくすぐったそうに目を瞑る。 そして彼女からもお返しのキスが唇に施された。 「……ね、バサラ?」 「あ?」 「……あのね」 今年の最初に、一番最初に言いたかった言葉があるの。 そういったミレーヌに、バサラはふと一時間か二時間か、それ以上前のことを思い出した。 時間にこだわって、あーだのうーだの言いつつ言いたかった言葉があるとか何とか言っていたミレーヌ の顔は真剣そのもので、なぜか圧倒されたものだ。 ミレーヌはにこり、と笑うと彼の頬にキスを落として首に抱きつきながら甘く囁いた。 「あけましておめでとう、大好き、バサラ!」 「…………は?」 ムードのかけらもない、呆然とした声。 何よう!と頬を膨らませたミレーヌに対して、予想七十五度ほど斜め上を行かれたバサラは思わず困惑した。 ―― たかだかそんなことを言うためにあれだけこだわっていたのか、こいつ。 心の中だけでとどめておいたのはある意味正解だったかもしれない。 恐らく言ったならばミレーヌの容赦の無い右ストレートが彼の顔面めがけて飛んできたことだろう。 ……けれど、まぁ、悪いものではない。 女の子らしい、メルヘンかつ夢物語のような願望。 たまには、そういったことに付き合うのも、悪い気はしない。 「俺も」 「……ん?」 「俺も、好きだ」 「…………………は?」 それ以上に無いというくらいにミレーヌは沈黙し、バサラ以上に素っ頓狂な声で聞き返した。 ……付き合おうとした自分がバカだったのかもしれない。 思わずでこぴんを一つして、その上からキスをすると「一回しか言わないからな」と彼は少々気恥ずか しそうに笑って言ってみせる。 数秒時差が生じたのかミレーヌは固まった後に目を月のように丸めてもう一度、と彼にせがんで見せた が、当然バサラがその日もう一度、ミレーヌにそんな砂糖菓子のように甘い言葉を吐くことは無かった。 ……しかし、キャッキャと傍から見ればバカップルにピンチが訪れる。 ―― 階段を駆け上がるような、それでいてゆっくりと動くような音がベッドの振動から届いた。 音に思わず揃って動きを止め、顔を見合わせる。 こんな時間に、誰が? 思わず布団を揃って頭から被り修学旅行かのように二人はボソボソと相談を始めた。 「レイか?」 「……レイはこんなヒールなんか履かないわよ。 秋子さん一人、っていうのはないし……」 「じゃあビヒータ」 「……ビヒータならもっと足音大きい」 じゃあ、誰。 まるでホラー映画のような展開にミレーヌはあせったが、それをかばうかのようにバサラはしい、と彼 女の口を手で塞いだ。 足音は一歩一歩近づいてくる……。 奇妙な緊張感が彼ら二人を襲う。 「……ミレーヌ! いないのか?」 耳に届いた、聞き覚えのある声。 忘れるわけがない。 ミレーヌにとっての実父であるマクシミリアン・ジーナスだ。 バサラにとっても馴染みの人間である。 ……まずい。 非常にまずい。 基本的に非常に堅物であるマックスの前に今出るわけにはいかなかった。 髪はぼさぼさ、かつ情事の後だ。 ミレーヌの体の中にはバサラの放った子種がある状態。 ……当然、異臭がするのは見抜かれるだろう。 しかも不幸なことは度重なるもので――、次の瞬間ミレーヌは盛大に体を硬直させた。 「いないのかしら、ミレーヌ、ミレーヌ!」 ―――― 母だ。 「……なんで二人一緒にいるのよおおおお!?」 「しっ、ばれるぞミレーヌ、黙ってろ」 こんなところを見られたらただ事で済むわけが無い。 どこの馬の骨……とは恐らく言われないだろうが、それにしたって何が起こるかわからない。 ミレーヌは思わずバサラの背中に隠れる状態で、必死に手を掴んでいたが、バサラは布団から起き上が り、放っておいたジャケットを羽織るとくるりとミレーヌに振り返り「絶対黙ってろ」と言い聞かせた。 言い聞かせた、というよりは命令に近いそれだったが――偶々バサラは上着をもともと着ていたまま情 事を行ったことが好都合だったのか、ジーンズを履くとミレーヌをもう一度布団に隠して鍵を開ける。 ミレーヌはバサラに言われたとおり、沈黙し、じっと耐えていたが扉越しで何か会話が聞こえてくる。 ……何を言っているか、までは聞き取れなかったが、なにやら笑っていることから恐らくは、まとも、なのだろう。 …そう思いたくて、必死にミレーヌは祈った。 祈って祈って祈って、どのくらい時間がたっただろう。 布団をばさり、と広げられ、目の前に飛び込んできたバサラの表情に、思わず安心して彼女はボロボロ 涙を流してしまう。 「あーあーあー何で泣くんだよ、お前は」 「だ、だって……ママたち来たから……」 「新年の挨拶、だってさ。お前買出し行ったって言っておいたから、朝もっかい来るってよ、ったく、新年早々泣くなよ」 「バサラぁ……」 ぎゅう、と抱きつき、安心したせいか嗚咽を混じらせ泣くミレーヌにバサラはどうしたもんかと困惑し たが、よほど心配だったのだろう。 彼女が縮こまって、祈っていた時に彼のサングラスを握り締めていたようで、どこか生暖かい。 ああ、まったくしょーがねーやつ。 思わず口元が緩んだが、それを隠すようにミレーヌをぎゅう、と抱きしめて「大丈夫だって」と安心さ せるように言えば涙をどうにか引っ込めようとミレーヌは嗚咽交じりに「うん」と小さく呟いた。 ……既に月は引っ込み始め、白み始めた空。 朝がやってくる。 結局、レイと秋子は帰宅せず、ビヒータも分からずじまいだったせいか、後ろからバサラに抱きしめら れる形で、二人は揃って今年初の朝陽を見ることとなった。 「……そういえば、パパとママ、何で来たんだろ」 「さーな?」 「もしかして、同じことしようとしてたりして?」 「ンなアホな」 そんな会話をしながら、二人は額と額をごつん、とあわせて笑いあった。 ……そんな、とある年の、新年の挨拶。 ―― 以上でバサミレが終わりです。明日にでもマクミリあげます。 毎度長くてすみません…orz ※続きは4-931、5-027
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出典:AKB48で百合萌え レス:814-818 青白い光が部屋の中に入り込む10月の終わり 何も纏っていない体が早朝の肌寒さを敏感に感じ取る 今日は珍しく、自分の方が早く目を覚ましたらしい ゆっくり目を開ければ規則正しく続く可愛い寝息と それなりに年上なのにそれを感じさせない、幼さの残る寝顔 顔にかかる髪を指で耳にかけてあげれば愛しさに笑みがこぼれた より近づこうと一度体を起こす、僅かな朝日に照らされた体を見て気付いた 「ぁ…」 いつの間に…と思うのももう何度目だろう トクトク脈打つ心臓の少し上に、赤く滲む痕 彼女の独占欲の表れであるそれを小さく爪で引っ掻く、そうしてもすぐ消えてしまうのは分かっているけど 出来るだけ長く彼女のものでありたいから 「めーたん」 あまり声量のない声を更に抑えて名前を呼ぶ いつもならすぐに"なーに?ともちゃん"なんて嬉しそうに聞き返してくるけど 勿論起きるわけがない彼女にこれ以上なく寄り添って 一方的に絡めた足はお互いの熱で溶けて、境目が良く見えなくなってくる 思うままに綺麗な鎖骨をなぞって、そこに口付けて 指を絡めてすぐほどいて、触れて勝手に触れさせて ねえ早く起きて、いやまだ起きないでいて 望み通りなのか反しているのか、依然と規則正しく続く寝息 彼女の胸に頬を寄せれば、合わせて鼓動も聞こえてくる 安心感に思わず二度目の眠りにつきそうになるのを無意味に我慢して 「とものもの」 静かに宣言して自分の痕と同じ場所に唇を寄せる 起きたらビックリするかな、なんて子供みたいな悪戯心と彼女みたいな独占欲をどうにか形にしようと 見よう見まねで何度か啄むも、僅かに桃色に染まるだけで自分のそれには程遠いものだった なんだか悔しくてそこを引っ掻く さっきより赤みを増したのはいいけど 「無抵抗な人に何してるのかしら?」 突如額に触れた唇と共に降ってくる台詞 そりゃあこれだけしておいて起きない方がおかしい 見上げた彼女の表情はいつも以上に嬉しそうに見えた 「おいたしちゃ駄目じゃないの」 「だってめーたん起きないんだもん」 頬を膨らまして抗議すれば優しく髪を撫でられてすぐに表情を緩めた 強く抱きついて1秒にも満たないキスをすれば、抱き締めかえされて あっという間に、組み敷かれていた 起きた時より高く昇った太陽の光が彼女を包んで、凄く綺麗で見とれそうになる けど、その前に耳元に移動して髪が少し視界に入るくらいだった 「悪戯しちゃう悪い子には」 「おしおき?」 「なんだ、分かってるんじゃない」 わざと驚いたように吐かれる台詞 それに続いて耳に一つ、頬に二つ、首筋に一つ 次々落とされるそれがくすぐったくて身を捩るけどほとんど意味はなくて 見上げた顔とは目が合わず、彼女の視線は自身が付けた痕だった 指先で触れて唇を落として軽く噛みついて、やっと目を合わせてくれた 艶美な笑みが昨日を思い出させて体温が上がる、詰まりかけた息を無理矢理整えたら見計らったように 「こうやって付けるのよ」 言ったと思えば鎖骨あたりに強く吸い付かれる、突然の出来事と僅かな痛みに下唇をぎゅっと噛んだ 数秒で離れたあと、彼女は静かに笑った それを知らない自分の反射的に瞑った瞳に一つ、ほどいた口元に一つ 赤く滲む痕は、全部で二つ 「ともちゃんのその顔、私だーいすき」 寝てる時の幼さに何の意味があったのか やっぱりこの人はどう頑張っても追いつけない程大人で 糸も簡単に言ってのけた台詞に、ただ赤面するしかなかった 暫く時間が止まったような見つめ合いが続いたあと 彼女は再びベッドに身を沈めた 体の向きを変えて、軽く鼻先が触れる程度に近付く 「ともちゃん」 「ん」 「ともちゃんは、私のよ」 「ん」 「私は、ともちゃんのよ」 「、うん」 真っ直ぐ見つめらる、今更だけど恥ずかしくて少しだけ目をそらした 上がった体温を下げるのが名残惜しくて、布団で口元まで覆う 「このまま寝るの?」 「いいじゃない、今日は休みなんだから」 人差し指が柔らかく口元を押さえて、舌先でちょんとそれに触れて 額同士をこつんと合わせて、示し合わせたように瞳を閉じて どんどん太陽は空に昇って、二人の意識はどんどんベッドに落ちて ねえずっと智のものでいて そしてずっとめーたんのものでいさせて END
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スウェン「 811の方角からコーディネーターの臭いがする・・・」 ななこ「なんや教育実習生、くいもんかなんかかそれ?」 スウェン「いや食べ物じゃ・・・」 ムルタ「食べ物で思い出しましたが最近おいしい中華料理店が出来たらしいんですよ。試しに皆で行ってみませんか? 奢りますよ」 ななこ「おお! 太っ腹やなあ」 スウェン「今日は天体観測をしたかったんだが・・・」 ななこ「ぶつくさ言ってんなや実習生。サトー先生やナタル先生も誘って張り切っていくでー」 当然そこは痔が経営してる店であった スウェン「炒飯( ゚Д゚)ウマー」 ななこ「炒飯( ゚Д゚)ウマー」 サトー「炒飯( ゚Д゚)ウマー」 ナタル「炒飯( ゚Д゚)ウマー」 ムルタ「炒飯 ( ゚Д゚)グラッチェ」 前 戻る 次
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814 :名無しせずにはいられないな:2010/02/24(水) 03 22 07 ID rE4sAFhs ~~安土城、セイバー対策本部~~ とーか「紬さん、気は進みませんがまた手を結び、共同戦線を展開しましょう」 オーナー「わかりました、今回はバレンタインのときより暴走の度合いが大きいですからね。ゴースト、何か策はないですか?」 ゴースト「ないです。今回のレイバーさんに前使ったシャフトの切り札作戦が通用するとは思えませんし、上空で瓦礫を抑えるのに人手が取られているため人手不足です」 オーナー「そんな…」 とーか「くっ、セイバーさんは今どうなっていますの!?」 小萌「現在アーチャーさん、光秀さん、小十郎さんの三人がかりで抑えていますがいつ突破されてもおかしくありませぇん!」 とーか「瓦礫の方は!?」 部長「刹那くんに本多さん、真田さんにヴァンさんinダンらが抑えてこんでるわ。小川マンションの瓦礫はまだ控え室みたいね」 オーナー「キャスターさん、結界の修復は?」 キャスター「できるけど張り直したとしてもまたエクスカリバーで真っ二つがオチね。少なくともセイバーを沈静化しないことには話にならないわ」 とーか「そんな…」 オーナー「どうしたら…」 【どうあがいても絶望】 815 :名無しせずにはいられないな:2010/02/24(水) 09 41 02 ID mBlBvjtg オーナー「とにかく、今は僅かな可能性にでも賭けてみるしか無いでしょう。 黒桐さんは金ダライの用意をお願いします」 黒桐「了解です」 オーナー「透華さんは、オルタ化したセイバーさんを食い止めている三人との連絡をお願いします。 私は上空で瓦礫を抑えている三人に連絡を取ります」 とーか「了解ですわ」 オーナー「さて……カイジさん、セイバーさんの進路予想はどうなっていますか?」 カイジ「さっきから相変わらずだ。 真っ直ぐ控室入口を目指してやがる」 部長「まずいわね……あの位置から控室に直進するとなると、この安土城に突っ込んでくるわよ」 池田ァ「それ、まずいんじゃないの!? 撫子や梓だけでも控室に避難させないと……」 かじゅ「セイバーの目的地は控室だ。 控室も安全とは言えない」 とーか「どうやら、上空もそろそろ限界が近付いているようですわ」 オーナー「地上の皆さんも、状況は同じようです。 こうなったら、瓦礫の投下を前倒しするしか無いようですね」 部長「投下を前倒しって……刹那君達が抑えてる瓦礫をセイバーさんに落とすってあれ?」 オーナー「ええ。 元々小川マンションの瓦礫が落下する前に瓦礫を撤去する予定でしたから、この際一気に片付けてしまいましょう」 ゴースト「ただし、最初はガンダムバカとホンダムの瓦礫を、時間を置いてヴァカさんがナン・オブ・チューズディで抑えている瓦礫を落下させる事にしましょう。 要は、落下する瓦礫の量が問題なのですから、時間差で少しずつ落下させれば少しは対処も楽になるでしょう」 ビリビリ「ま、セイバーさんが討ち漏らしてもあたしがいるしね」 ゴースト「問題は、レイバーさんの頭上に瓦礫を落とした場合、レイバーさんを食い止めているお三方も巻き込まれるという事ですが、まあそれはあっちゃーさんの固有結界で避難して貰えばOKでしょう」 とーか「……どうやら、そのプランが一番成功率が高そうですわね」 オーナー「それでは、号令は透華さんにお願いしましょうか」 とーか「了解ですわ。 それでは、対「怒りの日」作戦、コード名「メテオストライク」発動ですわ!!」 【作戦開始】 816 :名無しせずにはいられないな:2010/02/24(水) 10 23 06 ID AYBuQgK. 撫子「どうしよう…セイバーさん、どんどんこっちに来てる…」 あずにゃん「控室に篭ってようと思ったのに、まさかそこに来るなんて…」 ドオオオン!! 撫子・あずにゃん「きゃああああ!」 あずにゃん「あ、危な…エクスカリバーの流れ弾が――」 撫子「!あっ…!」 あずにゃん「!!」 (嘘…上から瓦礫が…!) 律「うおりゃあああああ!!」 ドガガガガ 撫子「…瓦礫が、バラバラに…」 律「ま、間に合った…。大丈夫か?二人共」 あずにゃん「あ、ありがとうございます!律先輩!」 律「いいって。それより、これから新しい作戦が始まる。瓦礫が降ってくるから、急いで城に戻ろう。護衛してやるから」ガシャリ あずにゃん(ムギ先輩に続いて、律先輩まで新たな道を走ってるような…) アーニャ「できた…」 小十郎「おぉ…だいぶ楽になったぜ。ありがてぇ!」ダッ マリアンヌ「なるほど、救護ね。そういう道もあったわ」 アーニャ「ジョージを復活させなきゃ…」 アーニャ(今の私…輝いてる…!) 817 :名無しせずにはいられないな:2010/02/24(水) 11 27 26 ID m2ghiHVM 光秀「頑張りますねぇ、片倉殿」 小十郎「(胸を抑えながら)政宗様と、福路殿が今の俺にはついているからな!無様な姿は晒せねぇ!」 アーチャー「大切な人の写真か。なら、勝つしかないな、この戦い」 小十郎「応!」 セイバー「シロオオオオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」 部長「片倉さんの予想以上の奮闘もあって均衡はまだ破られてないわね」 池田「写真っていつの間に貰ったんだろ?」 ディートハルト「実は先日、薬局でお宝写真の撮影に成功しましてね」 トレーズ「ほほぅ、ドアを蹴破る福路君を正面やや斜め下から撮るとは、なかなかエレガントな構図だな」 池田「蹴破るって、キャプテン今超ミニスカだし!」 ディート「しかも文化の違いから彼女は穿いていない!これがなにを意味するか、分かるかね?」 部長「…」 瞬 獄 殺 とーか「さすが主催側の人間。すんでのところを瞬間移動で逃げおおせましたわ…」 かじゅ「あれがかわされるとはな…主催恐るべしだ」 822 :名無しせずにはいられないな:2010/02/24(水) 16 01 28 ID GpHXFTis 玄霧(私に言ってくれればすぐにでも解決してあげられるんですけどねぇ。頼まれていない以上は何もしませんけど) 男A「おや、どうされました? ずいぶん遠い目をされていたようですが」 玄霧「いえいえ、なんでもありません。さて、私たちも早く避難しましょうか」
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808 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 19 58 19 ID 3NL7w5P. 【第二安土城内】 部長「はは…これは今度こそダメだわ」 < 残り"三分"です > 部長「体力使い過ぎたかなぁ…足腰が立たないわ… 生き返ったら毎日走り込もうかな… 一階に爆弾集めたのが裏目ったわねぇ…。どうあがいても爆風モロに浴びて瞬殺じゃない。 まぁ…痛いの嫌だから即死の方がいいのかな~」 < 残り二分です > 部長「死ぬのはこれで二度目かぁ。梓に突き落とされた時は実感する間もなかったけど… 今回はなに考えながら死のうかしら…」 < 残り一分です > 部長「はやっ!あーえーっと急がなきゃ! えーっとえーっと天江さんと激しい麻雀が出来ますように! ついでにあたしの恋人になってくれたら御の字です! もっともっと可愛い子たちと仲良く出来ますように! もっと麻雀がしたいです! やった三個願い事言えた! あー違う!流れ星じゃないんだから! …誰か突っ込んでよ、もう」 部長「あー死ぬのって寂しいなぁ…」 部長「今度死ぬ時はあの子が傍に居てくれないかなぁ…」 < 残り三十秒です > 809 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22 30 58 ID Q7u5.fmI ―――サザーランド内部――― 衣「おおー速い速い!」 インデックス「これならあっという間なんだよ!」 C.C.「………おい」 衣「ん?何だシーちゃん?」 C.C.「何で二人ともコクピットに乗ってるんだ?」 インデックス「正直掌の上はもう勘弁なんだよ」 C.C.「…それにしても一人乗りのコクピットに三人乗り込むのは無茶だろ…いくらお前たちが小柄でも…」 衣「む、今衣がチビだと馬鹿にしたな?」 インデックス「そこはかとなく幼児体型だと馬鹿にしたね?」 C.C.「自意識過剰な奴らだ…馬鹿にはしていない。見下しただけだ」 二人「「尚更悪い!!」」 C.C.「それよりこのサザーランド…所々壊れていると思ったが、どうやらある程度修理されているようだ…」 衣「え?そうなのか?」 C.C.「ああ…どうせなら完璧に修理すればいいものを…」 インデックス「…と言うより、まだ修理の途中って気がするかも…」 衣「ふーん…一体誰が修理してるんだろうな?」 ―――機関室――― デュオ「ハックション!…死んでも風邪なんか引くのかね…?」 810 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22 41 32 ID 3NL7w5P. 【某所】 ボボボボボ…プスン C.C.「う~…うん?」 衣「どうした?」 C.C.「分からん。クラッチを入れ忘れた訳でもないのにエンストする」 インデックス「動かないの?」 C.C.「平たく言うと故障だ(ほっ」 衣「なんと…衣はここでものけ者なのか…。 みんなと一緒に楽しめないのか…」 インデックス「ころちゃん元気を出して! 今は無理でもいつかきっと動くようになるんだよ!」 衣「うぅっ…うああ…うえええ~ん! グラハムすまない!衣はここでも役立たずだ~うえええ~ん!」 C.C.(…しまったな。これはかなり厄介だ) タタタタタタ、キキーッ とーか「衣を泣かせたのはだれですの!?」 インデックス「ふえっ?!いきなり誰!」 衣「とーかぁ~!ロボが動かなくてぇ衣が役立たずでぇグラハムがぁ~!」 とーか「分かりましたわ。このロボを直せばいいんですのね?」 C.C.「いや、これは精密機械でお嬢様には修理は…」 とーか「ハギヨシ!」 パチン インデックス「ふええええ~?!誰も手をつけてないのにひとりでにピカピカになっていくんだよ!」 C.C.「は、速いな」 衣「うわーうわああー」パアアア バンッ! とーか「修理完了のようですわね」 衣「凄いぞ、とーか!素敵滅法!」 とーか「礼ならハギヨシにおっしゃいなさいまし」 衣「ハギヨシ…?ハギヨシもこれに参加させられてしまったのか?」 とーか「よくは分かりませんが死んだ主に尽くすこの手捌き! まさしくハギヨシの仕事ですわ!」 衣「確かに!週数百点のカラー背景を瞬時に処理していくがごとき手並みはまさしくハギヨシ! ありがとう、ハギヨシ!衣はよき執事を持った!」 とーか「さぁ、衣!素晴らしい城郭を貴女にお見せしますわ!」 衣「うわー!さすがはとーかだ!」 インデックス「…凄い勢いなんだよ」 C.C.「ついていけないな…」 とーか「さぁ!お願いいたしますわ!レッツ第二安土城!」 C.C.「やれやれ…」 811 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23 05 49 ID 3NL7w5P. 【本部】 ヒイロ「GN粒子砲ならこのGNバスターランチャーが…」 デュオ「アホっ!竹井を消滅させるつもりか!」 セイバー「ならばエクスカリバーで…」 デュオ「ドアホっ!死者スレを廃墟にする気か!」 ヘラクレス「思いっきりぶん殴るとか」 デュオ「それで結界が割れたら苦労しねーよ!機動兵器で試しまくってんだよ、こっちは!」 小萌「あぁ~どうしたら~」 真宵「第二安土城へ向かう機影2、確認!」 カギ爪「どうやらあれは…グラスゴーと馬のようですねぇ」 真宵「結界を破らなければ意味なんてないのに…」 < 爆発まであと三十秒! > 812 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23 24 02 ID 3NL7w5P. 【第二安土城前】 律「クソッ!開け!開けよー!」ドンドンッ! キャスター「高速詠唱…クッ間に合わない…」 ガンダムバカ「もう諦めろ!すぐ爆発する!」 アーニャ「バカな…っ!中にタケイがっ!」 ガンダムバカ「俺達は死者と言えど人間だ 人は存在する限り存在する事を放棄してはならない」 律「あんた…久がどうなってもいいのかよ!」 オーナー「りっちゃん…ガンダムバカの言う通りよ… 引きましょう。竹井さんの意志をフイにしてはいけないわ」 律「くっ…」 ヒヒーン! キャスター「馬?!ダメよ!そのまま結界に突っ込むだなんて自殺行為だわ!」 オーナー「福路美穂子…?」 パリーン! アーニャ「わ、」 律「結界が!」 キャスター「嘘っ?!」 オーナー「割れた?!」 < 残り二十秒 > 813 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00 01 21 ID rFtbOIsQ 【第二安土城内】 部長(あと三十秒、か。死ぬのはやっぱりなれないなぁ… う…今になって怖くなってきた…!ヤダ…震えが止まらない…! 死にたくない!いやよ、なんで私が死ななくちゃいけないの?! 神様…拝んだ事なんて一回も無いけど拝ませて下さい…! あたし、死にたくなんてありません!) パリーン 部長「え…?!天使…?」 美穂子「上埜さん!捕まって!」 部長「え…?!な、なに?!」 ガシッ 部長「なんで貴女が?!」 美穂子「いいから早く!キャッ?!」 ドサッ ヒヒーン… 美穂子「そんな…あなた、脚がもう限界なの?!」 抱きっ 美穂子「え…」 部長「良かった…死ぬ時はあなたと一緒がよかったのよ…」 美穂子「…!私も…です…」 < 残り10秒 > 814 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00 40 43 ID eTrX.w/2 【第二安土城前】 キキーッ とーか「さぁ着きましたわ!ここが貴女の為だけに築城した その名もKOROMOキャッスルですわ!」 衣「うわぁースゴイ!勇壮だぞ、とーか!」 インデックス「うわ、デカ…うえっ?」 ガシッ!ヒョイ、ポイ インデックス「んもー!なに操縦席からレディを放り投げてるんだよ!」 アーニャ「C.C.、突っ込め」 C.C.「…あとで事情は聞かせてもらうぞ」 【第二安土城内】 部長「浮気してごめんなさい…」 美穂子「いいんです…それはもう、いいから…」 ギュゥゥゥゥーン! アーニャ「タケイー!」 部長「…アーニャ?!」 アーニャ「機体に掴まって!」 部長「う、うん!貴女も!」 美穂子「はい!」 アーニャ「C.C.!バック!」 C.C.「Uターンの方が早い!」グッ キュイイイイイイン! 刹那「よし、みんな力の限り退避ーっ!」 律「おー!」 とーか「あれ、皆さんなにを急いでいらっしゃいますの?」 衣「?」 馬イク(え…俺だけ城内においてけぼりなん…?) カッ! 【カウント・ゼロ】