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魔女と百騎兵 魔女と百騎兵 Revival 機種:PS3, PS4 作曲者:佐藤天平 開発元:ノラ 発売元:日本一ソフトウェア 発売年:2013年 概要 日本一ソフトウェアの3Dアクションゲーム。 やり込み要素よりもストーリー・世界観を重視しており、かなりダークな要素が強い大人向けの作品。 音楽は日本一ソフトウェアではおなじみの佐藤天平氏が担当。サウンドの評価は高い。 続編に『魔女と百騎兵2』が。同じ世界観を共有した作品として『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』がある。 サントラは一般販売されておらず、ゲームソフトの初回限定版に付属している。 2015年に『魔女と百騎兵 Revival』というタイトルでPS4に移植された。 PS4版は1部のBGMがアレンジされている。サントラはエビテン専売の限定版のみに付属。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 マジョ・マギ・マハト 佐藤天平 歌:大河内雅子 魔女の誘惑 スケルトン・ダンス Magical House メタリカの家 ナデシコ I Miss You Gone With The Dust Ancient Mistery 笛吹の落書き HIGH FIVE ハートレス・ウイスパー Black Crown スマイル・アゲイン Foxy Zone 彷徨人のブレス 道化師のブルース Starless Night Dear Metalica 2013年280位 百輪の薔薇 ボス戦 第8回281位第9回259位第10回568位第14回749位第15回979位第16回429位2013年87位RPGバトル381位 Whirling マギアージュ 各章エンディングテーマ歌:Emi Evans 第14回672位2013年128位第3回ゲームソング305位 Disc 2 スイート・イリュージョン 佐藤天平 ウイッチカクテル Seven Wonders 絶望のラビリンス Moon Wars アマタイア王国城内 第14回920位2013年260位 乙女の祈り パケットモンスター Mistral Morning 未使用曲 Flower Basket One Pot キッチン エピキュラス Dark Purple スキャンダル 未使用曲 Regret Majocco Shining With Dew Jam Up 忘却のチャーチ Longlasting ナデシコ~piano 魔女と百騎兵 いつだって エンディングテーマ歌:MAKI 魔女と百騎兵 Revival ※アレンジ曲のみ抜粋 魔女の誘惑 -Revival Edition- 佐藤天平 Magical House -Revival Edition- I Miss You -Revival Edition- 笛吹の落書き -Revival Edition- Dear Metalica -Revival Edition- 百輪の薔薇 -Revival Edition- マギアージュ -Revival Edition- 歌:Emi Evans スイート・イリュージョン -Revival Edition- 佐藤天平 Moon Wars -Revival Edition- エピキュラス -Revival Edition- Regret -Revival Edition- Longlasting -Revival Edition- 魔女と百騎兵 -Revival Edition- いつだって -Revival Edition- 歌:MAKI サウンドトラック 魔女と百騎兵 オリジナルサウンドトラックCD PS3初回限定版特典 魔女と百騎兵アレンジサウンドトラック 魔女と百騎兵 Revival オリジナルサウンドトラック PS4エビテン専売『魔女と百騎兵 Revival[日本一Edition]』の同梱特典。※通常の初回限定版には付属しないので注意。 PV
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魔女と百騎兵2 機種:PS4 作曲者:佐藤天平 発売元:日本一ソフトウェア 発売年:2017年 概要 日本一ソフトウェアの3Dアクションゲーム『魔女と百騎兵』の続編。 続編と言っても百騎兵が主人公ということ以外直接的なストーリーのつながりは無い。 BGMは前作から引き続き佐藤天平氏が全曲作曲。一部では前作のBGMも使われている。 前作同様にサントラは一般販売されておらず、ゲームソフトの初回限定盤に付属。 2017年11月24日にアレンジサウンドトラックが発売された。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 絶望カタルシス 佐藤天平 主題歌 作詞:江戸山こべ歌:KOCHO White Witch Chelka Milm Weib Ritter Mystic Zoon Epicurous Fall to Ruin Intense Scramble Cross ボス戦 2017年295位 I miss you 前作のBGM Moon Wars 前作のBGM INWALL Mr.Big End of the Rainbow エンディグテーマ 作詞:joru歌:ゼニ Disc 2 Shadow of Witch 佐藤天平 Romantica Durga Sweet Illusion Black Drug Pokesy 乙女の祈り ~forever Quantum Leap Ancient Wave Vivid Yellow 笛吹きの落書き 前作のBGM Dread Night Third Eye End of the Rainbow ~Pf Say Good-by エンディグテーマ 作詞:joru歌:Yuka Sekine サウンドトラック 魔女と百騎兵2 サウンドトラック PS4初回限定版特典。 魔女と百騎兵2 アレンジサウンドトラック PV
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魔女と百騎兵 キャラクター 住人 コメント 2012年6月28日に日本一ソフトウェアから発売される予定であるPS3用ゲームソフト。 キャラクター ムウマージ:メタリカ ゴビット:百騎兵 住人 ラグラージ:怪しい魚人 時期的に考えて、主に使う予定です。 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 キャラクター ガラガラ:アルレッキーノ パンプジン:リューベンス ルカリオ:ビスコ メェークル:ラナ・ニア・ルッキーニィ サンドパン(アローラのすがた):リリアーヌ ビビヨン(ていえんのもよう):マーニィ ジュペッタ:ミールさん ダンゴロ:ミトン ロコン(アローラのすがた):ネザリア テールナー:テレッサ -- (ユリス) 2017-07-16 13 20 16
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魔女と百騎兵 【まじょとひゃっきへい】 ジャンル ダークファンタジー・アクションRPG 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売元 日本一ソフトウェア 開発元 ノラ 発売日 2013年7月25日 定価 6,800円(通常版)9,800円(初回限定版) レーティング CERO C(15歳以上対象) 判定 なし ポイント 独特な世界観とキャラクターの魅力意外な展開を迎えて盛り上がる終盤一方でゲームとしては欠点多数 魔女シリーズ百騎兵シリーズ 1 / Rivival / 2魔女ノ旅団シリーズ ルフラン / ガレリア 概要 あらすじ システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 概要 日本一ソフトウェアにとって初となるフルポリゴン3Dアクションゲーム。 ジャンル欄に記載の通りダークな雰囲気を持つアクションRPGだが、ゲーム中はバトルが主体となるためハックアンドスラッシュの風味が強い。 初回限定版として、主人公のメタリカを模したねんどろいどぷち、設定資料集、サウンドトラック付きのセット版が同時発売された。 あらすじ どこかにある、少し幻想的な世界でのお話。大国に隣接した小さな森には、醜く悪しき「森の魔女」と、容姿端麗天才的な才能を持った「沼の魔女」がいました。二人は互いの魔力を競うように100年ものあいだ争っていましたが沼の魔女が伝説の兵士を、深遠の闇の中で見つけたことでその均衡は崩れます。…キヒヒ。(公式サイトより引用) プレイヤーはわがままで自由奔放な「沼の魔女・メタリカ」に召喚された伝説の魔法生物「百騎兵」を操作する。 「世界を沼で支配したい」と願うメタリカのために、各地に存在する沼の力を溜め込んだ花「ピラー・オブ・テンペランス」を探し、その守護者を片っ端から倒していく、というのがおおまかな筋となる。 システム メタリカの指示を受けて地図上からステージを選択、俯瞰視点の3Dステージ内で目的地への到着やボスの撃破など固有の条件を満たすとクリアとなり、イベントを経て次のステージが開放されるというのが基本的な進行。 百騎兵について 「百」と言いつつ、見た目は1匹の小さな魔物でしかない。 探索中は「ギガカロリー」(ローグ系でいうお腹・満腹度のようなもの)を消費する。これはスタミナ・HPの自動回復やオートマッピングといった百騎兵の行動に応じて減少し、0になると大幅にステータスがダウンする。 探索中に得たアイテムは、基本的に「ストックストマック」という百騎兵の胃袋に収められ、ステージクリア時に初めて入手扱いとなる。 HPが0になると「ダウン」となり、スタート地点かチェックポイントに戻される。 この時ストックストマック内のアイテムの一割がランダムに失われ、かつギガカロリーも大きく減少するペナルティを受ける。 もし既にギガカロリーも0だった場合は、ストックストマック内の全アイテムと、探索中に得た経験値の半分を失った上で拠点(メタリカの家)に強制送還となる。 ステージ内ではレベルアップは発生せず、ステージクリア時に経験値が清算されて初めてレベルに反映される。 ピラーについて 道中各所には「ピラー・オブ・フール」と呼ばれるピラーの一種が設置されており、攻撃によって開花する。 ピラーには前述したチェックポイントのほか、ピラー間のファストトラベル、ステージの途中離脱、百騎兵の一時強化といった機能がある。 途中離脱も名目上ステージクリア扱いであり、ストックストマックと経験値の清算が行われる。但し当然、イベントは条件を満たすまで進行しない。 一時強化は「フィジカルリバレーション」と呼ばれ、敵の撃破で得られる「グレードポイント」を消費してパラメータをアップする。 但しここでの強化内容は、ステージクリアかギブアップで消滅する。 装備について 武器は同時に5つまで装備でき、攻撃ボタンを押すごとに装備スロット内の順番で攻撃を行う。 武器には「斬撃」「打撃」「魔撃」のいずれかの属性が付与され、敵の耐性・弱点に対応している。 また、各武器には1~5までの数字がランダムに割り振られている。これは「賽の魔紋」と呼ばれ、昇順となるようスロット内に並べると攻撃力にボーナスが付く。 防具は、防御力を上げるための「骸布」と、デバフや属性への耐性を付与する「護符」があり、それぞれ2つまで装備できる。 ファセットとトーチカについて 「ファセット」はいわゆるジョブ(職業)。メイン1種サブ2種を選択でき、基本パラメータに関与するほか、ガード時軽減率アップなど固有の特性が付加される。 「トーチカ」は探索や戦闘に役立つ兵隊で、探索中に呼び出すことで自爆攻撃をしたり身代わりでターゲットとなったりする。他のRPGにおける召喚獣的なものと捉えて良い。 バトル関連の要素について 敵の攻撃を直前で避けると百騎兵以外の全ての動きが3秒程度スローになる。これを「ミスティカル・ダッジ」と呼び、発動には敵を攻撃すると得られるポイント「AP」を用いる。 任意のタイミングで「カオスリバレーション」という機能を発動できる。これを行うと百騎兵のステータスが大幅にアップするが、ギガカロリーの消費が高速になるうえ、0になるまで止められない。 HPが一定割合未満になった敵は「捕食」でき、敵の種類に応じてギガカロリーが回復する。但し同時に「ガーベッジ」というゴミアイテムがストックストマック枠を埋めてしまうデメリットもある。 敵をロックオンすると画面右上に「ビヘイビアパネル」と呼ばれる三角形の図表が表示される。 これはその敵が「憎悪」「友好」「恐怖」のどの感情を百騎兵に持っているかを示しており、敵の行動の指針となっている。 探索中の要素について ステージ内には町や家が点在しており、扉の前で「制圧」コマンドを選択すると家主との戦いが開始される。 これに勝利すると「魔女制圧(ウィッチ・ドミネーション)」したことになり、アイテムの強奪やHPの回復、制圧先が商店であれば割引といった恩恵を受けることができる。 戦いは自動で行われ、概ね装備武器の平均攻撃力で勝敗が判定される。 ただし制圧を試みると、勝敗に拘らず悪行の度合いを示す「カルマ」値が上がり、あまりに高くなると住人が攻撃してきたり商品が高くなったりといったデメリットが生じる。 拠点での行動について メタリカの家ではファセットの付け替えのほか、「魔女の嘆願書」という機能を使用できる。 魔女の嘆願書では敵が時折ドロップする「アニマ」を消費し、カルマを下げたり装備品のレベルを強制的に上げたりなど、ゲームプレイに直結する様々な注文を行える。 イベント中の行動について イベントは基本的に登場キャラクター同士のセリフの掛け合いによって進行するが、特定の場面では百騎兵も感情表現を求められることがある。 この機能をゲーム中では「セルフアサーション」と呼び、言葉を発することのできない代わりに、肯定・否定・疑問・無視のいずれかの感情を選択するとイベントが進行するというもの。 多くの場合ただの台詞差分でありストーリーには関与しないが、ごく一部、マルチエンディングや実績に関わるシーンもある。 評価点 個性豊かなキャラクター 悪逆無道だが憎めないダークヒーロー・メタリカやプレイヤーの分身でありマスコットキャラ・百騎兵をはじめ、言動の節々からメタリカへの軽視が見て取れる執事・アルレッキーノや、半犬化の呪いをかけられた異端審問官・ビスコなど、さまざまなキャラクターが物語を盛り上げる。 それぞれのキャラクターは良いも悪いも含めてブレが少なく、アルレッキーノが「リカ」と呼び掛けては「メタリカだ!」といちいち訂正したり、メタリカに「犬コロ」と罵倒されてはビスコが生真面目に抗議したりといった定番の掛け合いも多くある。 そのため会話劇込みでキャラクターの安定性が非常に高いし、それゆえ逆に、意外な一面や期待を裏切る行動のインパクトも強く感じられやすい。 原田たけひと氏のデザインによるひとクセある可愛さも高評価。 先の気になるストーリー ストーリーは章仕立てになっており、各章の引きがうまく機能している。 多くの章が「執事のアルレッキーノが故意にメタリカの殺害を試みる」「他の魔女から嫌われているメタリカに魔女の夜会の招待状が届く」などいかにも波乱を思わせる展開を迎えて終わるため、つい中断せずにプレイを続けてしまいやすい。 ダークファンタジーらしく、明らかに絶望的な幕切れがトロフィーではトゥルーエンディング扱いになっているのも個性的なポイント。 終盤の展開はよくできており、伏線が回収された上で、黒幕の望む恐ろしい未来を前にひねくれた魔女と小さな百騎兵がどう対応していくか、という面でオリジナリティを確保しつつ燃える展開となっている。 その中で見られるキャラクターの人間的な成長も見所で、こうした点からコアなファンを獲得したといっても差し支えない。 そして最終的な大団円エンドが「バッドエンディング」扱いというのも、「果たしてこの世界にとっての真実はどちらだったのか?」という点で含みを持たせているといえる。 世界観にマッチした質の高いBGM 日本一ソフトウェアでは常連となる佐藤天平氏が担当。 高山マップでは笛系を主体にした北欧系BGM、王国内では金管楽器が前面に出る勇壮な雰囲気、魔女の夜会会場ではフリージャズのような騒がしい曲調と、世界観に合った楽曲が多い。 特に拠点となるメタリカの家のBGMはマレットとアコーディオンによるとぼけた風合いに「ランララランラン…」という楽し気な女性コーラスが合わさった愉快な曲であり、耳に残りやすい。 さまざまな仕様が絡み合う戦闘システム 序盤は出来ることが少なく、相手に直接攻撃することぐらいしか出来ない百騎兵だが、短期決戦に持ち込む「カオスリバレーション」や、各所で集められる「トーチカ」が揃っていくことで戦略に幅が生まれる。 敵に応じて兵隊型トーチカや自動砲台型トーチカ、能力強化型のトーチカなどを駆使することで、戦闘のバリエーションを楽しめる。 カオスリバレーションはシステム項に記載の通り奥の手と呼べるもので、残りギガカロリーの値と、ボスのHPを身ながらあとどのくらいで倒せるかを考えたうえでの使いどころがキモになっている。 もちろん初心者向けの救済措置としても機能しているが、ある程度はカオスリバレーションを前提にゲームバランスが組まれている面もある。 村人などモブキャラを攻撃対象に出来る 百騎兵は正義の味方ではなく、傍若無人の魔女の手先であるため、村人のHPをゼロにして殺すことが可能。 本作はダークファンタジーを自称しているだけのことはあり、ブラックな展開が多い。ストーリー展開としても一般人が罪の無い者を迫害するといったシーンが度々あり、直接百騎兵が手を下せることでストレスを発散できる。 賛否両論点 一部ストーリーやキャラクターの発言 「ダーク」ファンタジーではあるが、それを加味しても不快感を示す人がいてもおかしくないレベルの表現が多々ある。 不快の方向性は主に下ネタ。特に本作に登場するキャラの中でも魔女たちは揃いも揃って性格が下品であり、伏字発言も多い。 序盤は百騎兵の主人たるメタリカの言動がかなり宜しくなく、敵対していた魔女をネズミに変えて盛ったオスネズミに追いかけ回させるという、人権の蹂躙どころではない所業を行う。 逆に生粋の日本一ユーザーからはそれらの要素が無いと物足りないとまで言われるほどの長所でもある。 また、メタリカのみならず敵もそうした性格であるため、だからこそ完膚無きまでに倒した際の爽快感が抜群ともいえる。 問題点 ストーリーが盛り上がるまでが遅い キャラクターとストーリーは評価点に記載した通りだが、終盤の手前まではコメディ的な雰囲気がかなり強く、引き以外での求心力は弱い。 会話劇も毎度名前を間違えては訂正するくだりや、生真面目なビスコや物言わぬ百騎兵がメタリカに馬鹿にされる場面、他にもいちいち窓を突き破ってコント的に入場してくる妖精のマーニィなど、総じて幼稚であり、人によっては到底見ていられるものではない。 またメタリカの周りで発生する多くのトラブルは「思慮が浅い」ことと「説明不足」によるものがほとんど。 ひとつの問答においても、「違うんだ、話を聞いてくれ!」→「○○と言いたいのか?」→「いや、そういうわけではないが…」→「じゃあ○○のつもりか?」→「いや…」→「では邪魔するな」→「違うんだ、話を聞いてくれ!」といった具合で、「誰もまともにしゃべれない」せいで事件が発生するため、これで指示通りに動けと言われてもモチベーションが上がりにくい。 序盤から伏線が散在しており最後に全ての謎が解ける様は気持ちよいし、シリアスな展開への落差のためにあえてコミカルパートから始まる作品は当然他にもあるが(ひぐらしのなく頃になど)、そうした気持ち良さや落差に至るまでにおよそ20時間ほど要するため、全体の構成で見ると途中離脱するプレイヤーが発生してもおかしくない出来となっている。 1章に1回挿入されるスタッフロール これは日本一ソフトウェアの伝統芸である為、一概に問題点と言うことは出来ない。また、スタッフロールもそれ程長いものではない。問題はスキップも早送りも不可であること。 本作は全12章+α構成のため、本作クリアまでにそれなりのスタッフロールを繰り返し見ることになり煩わしい。 ちなみに通常会話やイベント会話はスキップも早送りも出来る。 イベントのテンポが悪い 会話劇はテキストアドベンチャーのように立ち絵で展開するものと、3Dポリゴンのキャラがステージ内で動き回って行われるものがあるが、後者のテンポがかなり悪い。 逐一話者を中央にするようカメラが動いてからしゃべったり、部屋の奥でイベントが発生したのにイベント内容は入室前の階段を歩くシーンからであったり、百騎兵に台詞が無い代わりにいちいち5秒近いアニメーションを取ったりと、要らない間が多い。 戦闘がストレスを感じやすい 敵から攻撃を受けて再行動するまでの間に「無敵時間」が存在しない。 本作の戦闘が大味なのはほとんどこれに起因し、敵の攻撃を食らって倒れるとそのまま袋叩きに直結しやすい。 ボスがよく行う突進系の攻撃などは1度巻き込まれると、当たる→倒れる→そのまま多重ヒットしてダウンというパターンに陥りやすい。 雑魚敵においても2、3匹に囲まれると死を覚悟する場面が多い。倒れて起き上がるまでの間に別の敵の攻撃が発動し、殴られた先で殴られ操作不能なまま強制送還、というシーンは度々発生する。 前述の当たり判定の微妙さも相まって、回避や防御よりも高速・高攻撃力の武器による先手必勝なゲームバランスとなっている。 状態異常も過剰に強力。「スタン」と「眠り」は完全に相手を停止させることが出来る。「毒」「猛毒」もHP最大値を基準にダメージを与える為、特にボス戦で猛威を振るう。 無論、逆にこちらが状態異常を食らうと一気にダウンさせられることも多い。 追尾性能があるうえに10秒ほど居座る敵弾や、それを百騎兵の攻撃が当たらない位置から撃ってくる敵もおり、理不尽さを感じられるステージも見られる。 総じて、ハック&スラッシュとして見た場合、あまり面白さのあるゲームではない。 ポリゴンの出来が粗く、当たり判定と見た目にも齟齬がある はじめてのフルポリゴンなので技術的には仕方ない面はあるが、この影響で当たり判定が見た目と合わない例が度々あり、プレイヤーが避けたと思っても当たっている、ということがままある。 特に「砂食み」という口を左右二股に大きく開いて突進してくる爬虫類系の敵は、明らかに百騎兵1キャラ分前に当たり判定がずれており、ただでさえコツがいるミスティカルダッジの難易度を更に上げている。 デスペナルティにゲーム的な意味がない ダウンするとスタート地点かピラーに戻されたうえギガカロリーを大幅減少させられるペナルティがあるが、性質上ある程度の値まで下がったらどうせ撤退するほかなく、自前で途中離脱を選ぶ手間の分だけ無駄がある。 特にボス前のピラーから開始してボスへの挑戦だけ行う場合、大体1回やられただけで再戦には心もとない量まで減らされるため、単にリトライの手順を難解にしているだけであり、攻略上何のリスクにもなっていないのに時間浪費だけ強いられるシステムとなっている。 終盤のゲームバランスが明らかにおかしい 12章では突然全ての敵のレベルが1.5倍以上になり、こちらからの攻撃はほぼ通らず、何をされても一発死する状況になる。 このバランス崩壊は意図的なものであり、ゲーム中の会話においても触れられている点ではあるが、それにしたって嫌がらせのレベル。 戦いを避けるのが目的ならまだしも、この状態で普通にバトルを求められる。どうにかボスにたどり着いても、そのボスが徒歩でぶつかってきただけで百騎兵が爆散するのはさすがに圧巻。 攻略上、雑魚敵相手にどうにか地道にレベル上げ&武器収集するしかなく、しかも大して経験値が高いわけでも良い武器がドロップしやすいわけでもない。世界観とインパクトありきの調整であり、ゲーム性としては失敗レベルである。 そもそも12章のクリア条件が無茶 12章での目的は「悪逆非道の限りを尽くしカルマ値を一定以上にすること」「これまで出会った複数の重要キャラに会いに行きイベントを起こすこと」だが、ゲーム中で明示される条件は前者のみであり、しかも幾つにすれば良いかも教えてくれない。 十分なカルマ値を溜めても何もアナウンスはなく、章を通して目的地マーカーも表示されず、しかもキャラの居場所も11章までに心当たりのある場所でもないため、目的のないままさまよって偶然イベントに行き当たるしかない。 ラストダンジョンを攻略する必然性がない ラストダンジョンは幾つもの道に枝分かれしたただの平野であり、それぞれの枝分かれの先端に到達すると会話イベントが発生、すべてこなすと道が開ける構図になっている。 しかし会話イベントといっても百騎兵やメタリカのものではなく、これまで出会ったキャラ達が、こちらの状況とは無関係に伏線を回収している内容。 つまり、迷路を探索しなくてはいけない理由も、枝分かれの先にいかないとその会話が発生しない理由も無い。 マップ都合で百騎兵や道が見づらい あらゆる壁に透過処理がされていないため、カメラアングルによっては百騎兵や敵の姿が隠れて全く見えなくなる。 特に屋敷や町並みといった建物系ステージは死角が生まれやすいし、森系ステージでは木の葉が入り組み過ぎてマップを開かないと道の有無すら判断が付かない。 また、輪郭がジャギジャギした箇所もある。 ハクスラ要素がいまいち 冒頭の通り、本作はRPGであるものの大量に武器を入手・厳選していくハクスラ的要素が存在するが、この武器の厳選に意味がない。 武器のレア度は下からコモン、レア、エピック、レジェンダリーで当然エピックやレジェンダリーは滅多に出ない。しかし本作はストーリーが1章進むごとに出現武器も1ランクアップするため、わざわざ希少武器を厳選するよりさっさと進めた方が強い武器が入手できる。 逆に言えばせっかくエピックやレジェンダリーの武器を入手しても、ストーリーを進めればすぐにゴミになる。これでは有難味がない。 不便なユーザーインターフェース 武器と敵の耐性が重要なため頻繁に装備を切り替えたくなるところだが、いちいち装備メニューを開いて手作業で武器を交換するのが非常に手間。 このゲームでは「特定の武器種以外ほぼ無効」という耐性を持つ敵も多く、しかもそうした敵が撃破必須だったりするため、面倒さが際立つ。 敵を倒しても数秒は空のHPゲージが残り続けるため、慣れないうちは敵を倒せたかどうかが分かりにくい。 一応画面左下のログエリアに撃破情報が出るので見分けはつくが、今度はそのログがメニュー画面でアイテムリストと被って邪魔という別の問題が出てくる。 他にも、ピラーのリスタートポイント設定を「あり」にすることは出来るが「なし」に戻すことは出来ないなど、痒い所に手が届かない。 チュートリアルのバランスが異常に悪い 本ゲームのチュートリアルはやたら懇切丁寧で、操作可能となってからも数歩進んでは止め、数歩進んでは止め、その度に「×ボタンでダッシュができる」程度の大したことのない情報を教え込んでくる。 専用ステージと序盤ステージとで大体のチュートリアルが完了するまでにはおおよそ20~30分ほどかかるため、「いいからさっさと普通に遊ばせてくれ」と思わされがち。 そしてその割に、属性耐性を持つ敵の存在や、倍のダメージを与えるジャンプ攻撃など、攻略に必須のテクニックは教えてくれず、ロード中にランダムで表示されるTipsをたまたま見て覚えることになる。 やり込み要素が少ない 同社製のゲームとしては珍しいエンドコンテンツの乏しさで、3種のエンディングに到達するとやることがほぼなくなってしまう。 3種といってもうち2種は途中の章で終わってしまうだけの(一般的な表現で言う)バッドエンドのため、やりこみとは言い難い。 ただし事前にやりこみ要素に関するアナウンスはあったため、これ目当てでの購入者はほとんどいないとは思われる。 発売当初の問題点(現在はパッチ改善済み) アイテムショップでの売買が面倒 操作性が悪く、高速でのスクロールが出来ない。 ミスティカルダッジ中に敵の当たり判定が消えない これにより、せっかく発動しても逃げるしかないなんてことも。 改善後は百騎兵が無敵になるようになった。 難易度が全体的に高め パッチにより二つの難易度から選べるようになった。 ビヘイビアパネルの「絶望」が鬱陶しい 主に弱い敵に攻撃した際になるのだが、絶望になると経験値を落とさずに消えてしまう。ただ攻撃によるカロリー消費がもったいないだけである。 パッチ改善後は通常の1.5倍の経験値を落とすようになった。 総評 キャラクターと世界観が突出した一作。 肝心のゲームとして遊んでどうかという面ではかなりの粗があり、それらの欠点を補って余りあるかというと、補ってようやくそこそこの出来という印象が強い。 特にバトルでストレスを感じやすい点や、ストーリーに面白味を感じるまでに時間がかかりすぎるのは明確に欠点である。 しかしそれでも、この作品が持つ独自性を考慮して総合的に見れば、目を瞑りきれないほどダメというものではない。 キャラクターデザインに魅力を感じたり、自ら悪にすら手を染めるダークな雰囲気が好きな人は、その結末を目当てに駆け抜けてみるのもいいかもしれない。 その後の展開 2015年9月25日、追加要素つき移殖作品『魔女と百騎兵 Revival』がPS4で発売。 2016年6月23日、世界観を共有する『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』がPS Vitaで発売。 以後、魔女ノ旅団シリーズも含め『魔女シリーズ』として確立した。 2017年2月23日、直接的な続編である『魔女と百騎兵2』がPS4で発売。
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登録日:2014/06/11(水) 03 19 00 更新日:2023/12/29 Fri 12 07 43NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 PS3 PS4 ゲーム ダークファンタジー メタリカは操作できません 外道だらけ 日本一ソフトウェア 最悪のトゥルーエンド 最高のバッドエンド 自由悪逆 魔女と百騎兵 どこかにある、少し幻想的な世界でのお話。 大国に隣接した小さな森には、 醜く悪しき「森の魔女」と、 容姿端麗天才的な才能をもった「沼の魔女」がいました。 二人は互いの魔力を競うように 100年ものあいだ争っていましたが 沼の魔女が伝説の兵士を、 深淵の闇の中で見つけたことでその均衡は崩れます。 ……キヒヒ。 2013年7月25日に日本一ソフトウェアより発売されたPS3用の3Dアクションソフト。 ジャンルは「ダークファンタジー・アクションRPG」 キャラクターデザインは日本一お馴染み原田たけひと。 開発から「CERO-Zも想定していた」とも言われるポップでダークでエグい世界観と、 強烈な展開に加えて様々な伏線が練りこまれたストーリーが魅力。 日本一ソフトウェアの代表作であるディスガイアシリーズと似たようなものと思い購入したユーザーを絶望に叩き込んだ。 ちなみに実際のCEROはC。 【登場人物】 ◆メタリカ (CV.伊瀬茉莉也) 本作の主人公である「沼の魔女」。傍若無人な性格といかにも悪の魔女みたいな言動、「キヒヒ」という笑い方が特徴。 ニブルヘンネの毒沼に住み「偉大なる沼の魔女メタリカ」を自称するが、 ずっと沼に引きこもっているため世間で認知はされておらず、その若さ(100歳ちょっと)もあって舐められることもしばしば。 だが実力は本物で、強大な魔力と多種多様な魔法を使いこなし思いつきでマジックアイテムをポンポン作るなど相当なもの。 しかしその知識のほとんどは本による独学であり、普通の魔女にとって当たり前の知識や常識が欠如している。 はっきり言って『魔女としての人格、思想』を除けば純真で不器用ながらも思いやりのある少女であり、 他の登場人物と比較され「あれ?かなりマトモじゃね?」と思うプレイヤーも多い。 沼がある場所でしか生きられない為、百騎兵を使って世界に沼を広げ自由を謳歌するのが彼女の目的。 メタリカの昔を知る人物からはリカと呼ばれる事が多いが、本人はこう呼ばれることを嫌っている。 裏花=トーラス?理花?誰のことかな? ◆百騎兵 (CV.水原薫) メタリカが召喚した使い魔。プレイヤーの分身であり作中では彼を操作して進めていくことになる。 古の記述に残る伝説の魔神であり、山程もある巨体に13の禍々しい瞳、そして恐ろしき4本の腕を振るい、 口と股間から火を吹き怪鳥の如く大翼を羽ばたかせ、世界を渡り歩き破壊の限りを尽くす伝説の大帝。 ……とあるが、実際に召喚されたのは似ても似つかぬチンチクリンの魔法生物(マナニア)だった。 主であるメタリカからして「何を考えているか分からない」と言われるが、 食べ物に喜んだり叱られて落ち込んだり、割りと表情豊か。 また会話は出来ないが命令を理解する知能はあり、肯定や否定など簡単な意思疎通は可能。ヴァイ! 体内は異次元空間となっており、武器や道具、果てには人間の体まであらゆる物を収納できる。 戦闘スタイルは各種武器に加えて百騎兵の名の如く、残りの九十九体分の魔力「トーチカ」を自在に変化させて戦う。 その力の応用性は高く、分身、爆破、投擲、支援など多岐にわたる。 分身であるチビへイは本作のマスコット的な扱い。かわいい。 ◆ビスコ (CV.藤村歩) 犬化の呪いをかけられ半獣化した女騎士。フルネームは「ビスコール=ドートリッシュ」。 魔女が国にとって有益かを審査し、必要なら誅伐する異端審問官であり、物語の舞台であるアマタイア王国の第二王女でもある。 その容姿から「犬姫」と陰口を叩かれまくっており、人前では顔を隠すようにフードを被っている。 なんとか呪いを解こうと、魔女であるメタリカを頼ろうとしたところから彼女の人生に転機が訪れる。 好物は魔女達が好んで食べる「碧ノ実の砂糖漬け」。 ちなみに本来完全に犬化する筈だった呪いが中途半端になったり、 常人では死に至る沼の瘴気も平気だったりと色々不可解な点も多い。 あと作中で全裸を披露した。流石に大事な所は隠されてるが。 実は女王の娘ではなく妾の娘であり、その母親が魔女。つまり彼女は魔女の血を受け継いでおり、 沼の瘴気が平気だったり魔女が好む碧ノ実が好物だったりする体質もそれが理由である可能性が高い。 ◆アルレッキーノ (CV.遊佐浩二) メタリカの忠実なるしもべ、執事にしてお目付け役を自称する魔法生物。 その言葉通り基本的には従順だが、皮肉屋でメタリカに対しても無礼な発言が度々見受けられる。 メタリカを殺そうとしたことさえある。まあメタリカは基本不死身だが。 100年以上仕えておりメタリカから乱暴な扱いを受けている為か体は結構ボロボロ。首とかもげる。 趣味はフィールドワークで、百騎兵の行く先々に唐突に現れる。 また同時に記憶も飛ぶことがままあるらしい。 ◆マーニィ (CV.松嵜麗) いつから居るかわからない沼の妖精。外見は毒々しい緑色の蝶。 沼に常駐しているわけではなく時折フラっと現れて、いつの間にか居なくなる神出鬼没な妖精。 ハイテンションな性格とメタリカに劣らない物騒かつ傍若無人な言動が特徴で、 そのたちの悪さからメタリカでさえ「アテにしたくない」と言われる。 メタリカの不調時には代わりに百騎兵のサポートを担当したりもする。 モットーは「当たって砕けろ、世界を滅ぼせ」。 ◆ルッキーニィ (CV.たみやすともえ) 砂漠に住む獣人の少女(少年?)。フルネームは「ラナ・ニア・ルッキーニィ」。 「星読み」と呼ばれる占星術師の一族出身であるが、地元の砂漠であっさり迷ったり本人も得意ではないと自評している。 魔女オタクを自称しメタリカに弟子入りを志願、色々あって許可されたメタリカ初の弟子。 しかしもっぱらパシリと太鼓持ち的な扱いで実際に修行を受けている場面は皆無。 何事もやる前から「無駄」と諦めてしまうことを嫌い、なんとかしようとする努力家でもある。 【その他の魔女達】 基本的には各々自らの領地で活動しているが、定期的に魔女のお祭りである「ヴァルブルギスの夜会」と呼ばれるものが開かれ、 そこで有力魔女達によって新しい魔女の任命や異端魔女の処遇、ガチレズ魔女被害の対処など様々な会議が行われる。 一般的には国と夜会に認められて初めて一端の魔女を名乗ることが出来る。 ◆マーリカ (CV.生天目仁美) 穏やかで人格的な「森の魔女」。メタリカの住む沼の隣の森を管理している。メタリカ曰く「ゲロクソ女」。 魔女としての優れた才能とそれを驕らない性格から国民のみならず他の魔女の評価も高い。 反面メタリカからは目の敵にされており、彼女に会えば放送禁止用語を連発し問答無用で襲い掛かる。 彼女のネズミ版しあわせ家族計画でこのゲームがどういう物であるか理解してしまうプレイヤーは多い。 なお昔は短気で喧嘩っ早くてガラが悪かった……というかまんま今のメタリカみたいな性格だった。 ◆ネザリア・ネザーランド (CV.水橋かおり) ロリで日本一お馴染み中の人の「霧の魔女」。 最年少でヴァルブルギスの夜会の議長を務め、現時点で無敗、最強とも噂される魔女。 しかし人前に出てくることが殆ど無く様々な噂だけが独り歩きしており、実態は謎に包まれた闇の魔女とも評される。霧っ 無口な本人に代わり声を発する大杖(CV.石田大祐)で会話することが多い。 杖の名前はデルヒテ。魔法生物っぽいが、杖の先端に生きた首が入っているんじゃないかとも言われる。 ◆ヴァレンティーヌ・ジェラート (CV.中根久美子) 高飛車でお姫様気質な「華の魔女」。別名「華の大公爵」。メタリカ曰く「ゲロチョコ女」。 公爵という位の通り自治領を認められており、その一帯は歓楽街となっている。 ジェラートの名の如くチョコみたいな甘い匂いと禁断の味がするらしい。もぐもぐ。 ◆ベルダ (CV.松嵜麗) 眼鏡で腹黒な「灰汁の魔女」。大人しそうな雰囲気を持つがやはり魔女らしく黒い面を度々覗かせる。 体の所々にGやらムカデやら虫っぽいのが付いているが……まさか本物? ◆パープルピール (CV.松井菜桜子) 恰幅がよく腕っ節の強い「砂塵の魔女」。パープルピールという名は一族の当主が代々継承しているもの。 弟子に「焔の魔女」が居るが、既に自分より強くやや扱いに困っている模様。 ◆ラビリ・ラルラ・ラー (CV.藤田咲) 気性が荒く毒舌家な「焔の魔女」。通称はラビィ。魔女というより魔法少女っぽい格好。 声に出して読むと中々リズミカルな名前をしている。 まだ見習いながら強力な魔女であり、とっくに師匠であるパープルピールを超えているが、 魔女としての契約もありパープルピールに従っている。 目つきが悪くて喋るウサギの人形「ウサマール先生」を連れている。 ◆リューベンス (CV.水原薫) 継ぎ接ぎだらけで寡黙な「南瓜の魔女」。 常に自動筆記で何かが書き込まれ続けている本を持ち歩いている。 彼女の著書「リューベンス魔獣図鑑」などはメタリカも読んでいる様子。 ◆リリアーヌ (CV.たみやすともえ) 色黒スレンダーでボーイッシュな「薄氷の魔女」。一人称もボク。 終盤の彼女のイベントは色んな意味で衝撃。 ◆ウルカ (CV.水田わさび) 邪神を打ち倒し1000年前の建国に協力したと言われる伝説の大魔女。 メタリカは彼女を心の師匠として考えており、魔女のあれこれが記された著書「魔女ドクトリン」を愛読している。 【システム面】 百騎兵を操作してマップ毎にピラーと呼ばれる拠点を築きながら制圧していく俯瞰型の3Dアクション。 ライフ、行動毎に消費し一定時間で自動回復するスタミナの他に「ギガカロリー」という特殊な体力があり、 これを常に消費しつつ探索を進めていく。 これが0になると体力自動減少、そのまま死ぬとゲームオーバーとなる。 逆に言えばこれが尽きない限り百騎兵は無限に復活することが可能。 またギガカロリーを急速に消費する代わりに戦闘力が大幅に上昇する「カオスリバレーション」という奥の手も存在する。 RPGらしくレベルやステータスと言った成長要素もある。 フィールドにはマップごとに「踏破率」と呼ばれるマップ埋め要素があるが、予めコンプリートによる恩恵はないと公言されている。実際ない。 基本的なアクションは様々な武器による攻撃、ガード、回避というシンプルなもので、 これに百騎兵の「戦術トーチカ」を加えて様々な敵を撃破していく。 また「ファセット」と呼ばれる百騎兵の衣装をチェンジする事により、様々な補助効果を得ることもできる。 武器は5つまで装備でき、装備した数=連続攻撃回数となるが、攻撃する順番はそのまま装備した順番になる。 武器は個体ごとに1~5の賽の目が設定されておりこれが順番どおり並ぶとダメージに倍率補正が得られる。 これらによって繋がりやすいコンボの順番を考えたり、ドロップの厳選といった要素に繋がるようになっている。 ちなみに結構ゲーム全体の難易度が高く(特に終盤辺り)、後にパッチによって従来の難易度である「ノーマルモード」と やや難易度を落とした「カジュアルモード」がいつでも切り替えられるようになった。 ノーマルモードがどんくらいムズイかと言うと、終盤の雑魚の攻撃でヘタすれば即死。ボスも即死or瀕死が当たり前。 その為レベルを上げるか、頑張ってステータスを強化するのがほぼ必須といった具合。 ストーリーではマルチエンディング形式を採用しており、数パターンのEDが存在する。 一周目のトゥルーエンドはその展開に誰もが目を疑い、なんとか未来を変えようと努力することになる。 【余談】 日本一のゲームではあまり使われなかった3Dの技術をふんだんに使ったり、 最初の構想ではシームレスのオープンワールドにしようとしていたり 開発的には手探り感も強かったようで、もし売れても次回作は作らないといったコメントも残していた。 しかしそんな企業側に対して売上は良い数字を記録し、当時やや怪しかった業績もこのゲームのお陰で持ち直したといった噂もあったりする。 またゲーム発表当時、「主人公であるメタリカは操作できないんですか?」という質問が公式に多数寄せられるという事があった。 と、そうこうしているうちに2015年、突如PS4へのパワーアップ移植が発表され、さらにそのPV中でしれっと続編「2」の製作が発表された。 要望が多かったのか、メタリカを操作するモードも新規に追加されているそうな。 【さらに余談】 本作を語る上で外すことが出来ない存在がある。 下着とラブジュースである。 システムで触れた戦術トーチカの中には弱った敵を捕えてアイテムを奪う(敵は消滅する)ものがあり、これをごく一部の女性エネミーに使った場合手に入るのが 下着とラブジュースである。 まあ野郎から手に入る嬉しくないパンツも存在するのだが、そんなものはどうでもいい。 これらの下着類は装備可能で、それなりの額で換金も可能。 というか説明文に「売ってよし、かぶってよし」とか書いてある。種類はこども用、大人用、勝負下着の3種。 百騎兵のグラフィックに反映されないのが残念でならない。 一方ラブジュースに関しては完全な換金アイテム。同マップで入手できるアイテムと比べると異様に値段が高い。 エロいラブジュースとしか書かれておらず具体的になんなのかは触れられていないので理由は謎に包まれている。 説明文によれば煮詰めてジャムにするらしいが、そんな利用法が確立する程度には流通しているようだ。 いったいなんなんだろうなあ。 「さあ、ワタシと楽しい追記、修正をしようじゃないか」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 終盤の怒涛の伏線回収と意外な黒幕に驚かされたな。・・・反面、百騎兵の正体がアレなのには多分、殆どのプレイヤーが薄々気付いてたと思うけど・・・ -- 名無しさん (2014-06-11 08 25 50) ベルダの灰汁の二つ名は「悪の魔女」の捩りだろとか言われてたな -- 名無しさん (2014-06-11 09 17 14) マーリカ様ペロペロ -- 名無しさん (2014-06-11 11 22 43) やってきた事がアレだったとは言え、ババァの最後の台詞で泣いた -- 名無しさん (2014-06-11 13 20 07) 2↑ やだ・・・この人ネズミぺろぺろしてる・・・ -- 名無しさん (2014-06-11 13 25 32) 過去のちびリカ様をなでなでしたい とにかくなでたい -- 名無しさん (2014-06-11 13 59 20) ワキュ!ヴァイ!ファッ!? -- 名無しさん (2014-06-11 14 52 14) ラビィがパープルピールより強いのは、パープルピール一族秘伝の強化魔法を施されてるから・・・らしい -- 名無しさん (2014-06-11 17 48 25) Vitaあたりに移植しないかな。携帯ゲームでチマチマやりたい -- 名無しさん (2014-06-11 19 15 15) 裏世界は暗いわ迷うわ敵強いわでとにかくアイテムそっちのけで出口探したわ -- 名無しさん (2014-06-12 10 47 36) ステータスUPのトーチカを発動したままイベント突入でステータスが保存されるというバグがある。何故かパッチで治ってない。これ使うとラスボスさえノーダメになる -- 名無しさん (2014-06-13 17 23 06) トゥルーエンドを本気にしてバッドエンドを見ずにソフトを売ったって人を聞いた事があるような -- 名無しさん (2014-06-21 23 31 03) 序盤はどいつもこいつも外道だらけの痛快アクションRPGかと思ったら、どんどん話の規模がインフレしていくねマジで。そしてムカつく(恨むべき)対象が代わる度にストレス(憎しみ)がネズミ算式に増えていく。きちっと報いを受けるのが良いところだが -- 名無しさん (2014-07-16 14 42 14) ↑でも、みんなそれなりに事情があったりなかったり・・・ただしトトぺぺ、テメーはダメだ -- 名無しさん (2014-07-16 14 52 20) ↑アイツにリベンジする時、隣にいた兄ちゃんと「その歪んだ精神、醜悪なる狂気……邪悪な魂を断ってやるッ!!」って口に出してた マジでSAOのスゴーを超えたね奴は。GERで大☆冒☆険行きどころか生半可な刑罰では許されぬ -- 名無しさん (2014-07-17 01 25 21) でもルッキーニィはかわいいと思う(見た目は) -- 名無しさん (2014-09-09 21 54 44) 2017年に発売される魔女と百騎兵2でも百騎兵が活躍する。 -- 名無しさん (2016-11-29 23 07 36) 百騎兵の存在が凄すぎて最早、FGOのフォウさんと言える存在に -- 名無しさん (2017-03-07 03 15 11) 名前 コメント
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魔女と百騎兵 Revival 公式サイト http //nippon1.jp/consumer/majo100revival/ 機種 プレイステーション4 発売日 2015年9月25日 定価 パッケージ版:7,344円(税込) /DL版:6,170円(税込) ジャンル ダークファンタジー・アクションRPG 発売元 日本一ソフトウェア 開発元 ノラ オフラインプレイ人数 1人 多人数プレイ要素 年齢区分 審査予定 初回特典 <メーカー特典>・ダウンードコード『メタリカの剣ロ』 限定版 「初回限定版」<同梱内容>・『秘蔵の○○○が収録された設定資料集』・『合皮製オリジナルブックカバー』・『描き下ろし専用ボックス』 備考 プレイ画像 PV
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魔女と百騎兵 攻略wiki 対応機種 PlayStation 3 ジャンル ダークファンタジー・アクションRPG プレイ人数 1人 キャラクターデザイン 原田たけひと 音楽 佐藤天平 発売日 2013年7月25日(予定) 価格 通常版 7,140円 / 初回限定版 10,290円 ◆魔女と百騎兵 公式 http //nippon1.jp/consumer/majo100/
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【対応機種】 PlayStation 3 【ジャンル】 ダークファンタジー・アクションRPG 【プレイ人数】 1人 【キャラクターデザイン】 原田たけひと 【音楽】 佐藤天平 【発売日】 2013年7月25日(予定) 【価格】 通常版 7,140円 / 初回限定版 10,290円 【初回限定版特典】 ①ねんどろいどぷち “魔女メタリカ ” ②設定資料集(豪華ハードカバー仕様) ③オリジナルサウンドトラックCD(2枚組み) ◆魔女と百騎兵 公式 http //nippon1.jp/consumer/majo100/ 公式PV http //www.youtube.com/watch?v=I2SCNf-45LQ ミンゴスプレイ http //www.youtube.com/watch?v=WaKVO2Ws-Hs feature=youtube_gdata
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C-4、魔法の森の内部に存在する『魔理沙の家』。 一応は【何でも屋」ではあるのだが、客が来ることは殆ど無く大した整理整頓もされていない為にアイテムや日用品が散らかっている。 尤も、当の家主も家を開けていることが多い為さほど気にしてはいないのだが。 そんな家の一室にて、金色の髪と魔女風の服装が特徴的な少女「霧雨魔理沙」が椅子に座りながらぽつりと呟く。 「まさか、此処から始まりだなんてな」 自分の自宅がスタート地点だとは思っても見なかったが、まぁラッキーだったということで片付けておく。 私の日頃の行いの良さ(?)が此処に来て良い影響を及ぼしたのだろう。 私はそんなことを思いつつ、「殺し合いのゲーム」のことについて考え込んでいた。 「にしても…殺し合い、ねぇ」 たった一つの「生還」という席を巡る殺し合いゲーム。 今までの弾幕ごっこのようなお遊びなんかじゃない。命を賭けた文字通りの真剣勝負。 最初はしょうもないドッキリか何かか?とでも思ってたけど…あの秋穣子がみせしめとして殺された。 穣子の死が証明したんだ。ゲームは嘘っぱちなんかじゃなく、紛れもない本物の催しだったと。 私だってあの時はぞっとした。久しぶりに「恐怖」を抱いていたんだ。 それにしても、確かあいつら…荒木飛呂彦に、太田順也とか言ったっけ? 何でか知らないが、太田とかって方は…こう、変な感じがした。 何だろう。昔会ったことあるような、何となく懐かしさを感じるような。 アイツを初めて目にした時、私は奇妙な感情を抱いていたのだ。 その感情の正体が未だに分からない。何とも気持ちの悪い妙な感情が渦巻いていると言うか… …まぁ、それはともかくとしてだ。一先ず私の方針はもう決めている。 「殺し合いなんて…悪趣味にも程があるぜ!私は乗らないね」 当然、反抗だ!殺し合いに乗るつもりは無い。 正直心細いし、誰を信じれば良いのかも解らないし…不安で仕方がないのは確かではある。 だけど、だからっておめおめと殺し合いに乗るってのも癪だ。 第一私は殺人は専門外だしやるつもりも一切無い、ふざけんなって奴だ。 「そうとなると、これからどうしようか…」 さて、そうと決まれば霧雨魔理沙。どうする? まずはこの会場から脱出がしたい。ただ、今回ばかりは一人でどうにか出来そうにも無い… どうやら名簿を確認した限りでは、半分以上が「見知った奴ら」だった。 人間、妖怪、神様。まさに何でもありってレベルの人選。この中で確実に信頼出来る奴と言えば… …うん、まずは霊夢を捜そうかな。異変解決を生業としてるし、あいつなら絶対にこの殺し合いに反抗するだろう。 それ以外にも、何だかんだであいつのことは親友だって思ってるし…絶対に信じられる。 よし決定!まずは霊夢と合流しよう。それがベストだぜ。 ――あ。そういえば、支給品とか言うのがあるんだったな。 今後の行動方針を決定した直後に、ふとそのことを思い出した。 名簿や地図は確認していたけど、支給品のことを失念していたのだ。 私はすぐにデイパックの中に手を突っ込み、マジックアイテムめいた不思議な紙を開いた。 そこから勢いよく飛び出てきたのは。 「…何だこれ」 奇妙な輝きを見せる一枚の円盤。メモ書きが同封されていた。 「なになに…『頭に挿入して使ってください』…?」 何だ、これ?意味が分からないぜ。こんな円盤を頭に差せってのか? そんなことして何になるんだ?用途不明の物体を前に疑問しか浮かばない。 半ば疑いのような感情を抱きつつ、「まさかなぁ」と思いながら頭にDISCを押し付ける――― 「―――う、おおぉっ!!?」 直後本当に頭の中にDISCが『入り込んだ』。 まるで精神に直接干渉してくるかのような不思議な感覚が全身を駆け巡る。 これには流石の私も驚きを隠せず、声を上げてしまった…。 そして少しして、身体と心が落ち着きを取り戻す。息を整えつつ、自身の胸に手を当てた。 「………な、何が…起こったんだ?」 一滴の汗を流しつつ、私は呟く。 変な感覚に襲われたが、特に変化したような要素は見受けられない。 身体が逞しくなったとか魔力が増したとか、そんな感じの直接的な影響は感じられない。 何だったんだ、あの円盤…? 自身の思考を冷静に落ち着かせようと腕を組んだ直後に――― 私は気付いた。 「え?」 自身の肩に、変なちっこいのが乗っかってることに気付いた。 まるで蜂のような黄色と黒のストライプ模様のそいつはせいぜい小判程度の大きさしかない。 それどころか、そいつは『何匹もいた』のだ。わらわらと私の両肩に乗っかってたのである。 ―――私は、目を見開きながら驚愕した。 「何だ『コイツら』はァーーーーーーーッ!!!?」 ◆◆◆◆◆◆ それから、少しだけ後。 さっきの円盤による影響だとすぐに気付けたとはいえ、あの時は流石に驚きを隠せなかった。 突然あいつらは私の両肩現れたんだから。 だけど私は何となく理解出来た。 「さっきは驚いたけど…こいつは凄いな。なかなか使えそうだぜ」 そう、このちっこいのは『私が召還した』ということを。 こいつらは私の意のままに操れる存在だということを。 私の命令に従わせて自在に動かせるということを。 使い魔や守護霊の類いなのかは解らないけど、ともかくそうゆう存在なんだろうと。 私は理解することが出来たのだ。 「『傍に立つ』。だから『スタンド』ってワケなんだな」 先程の支給品には『スタンドDISC』とか書かれてあった。 多分こいつらが『スタンド』とか言う存在なんだろうということも、すぐに解った。 不思議な奴らだ。こんな類いの連中は幻想郷でも見たことがない。 一体何者なんだろうか、この変な生き物は?そもそも生き物なのかすらも疑わしいけど。 だけど、まぁいいや。使えるものは何でも使わせてもらうのがこの霧雨魔理沙だ。 コイツらやDISCに関しては、あとでじっくりと調べさせてもらおう。 そして―――こいつらの『名』はッ! 「―――『ハーヴェスト』ッ!!」 魔理沙の呼び声と共に、無数の小さなスタンドビジョンが瞬時に彼女の足下へと出現する。 総勢500体以上。それはまるで蟻の群れのような「群体」! 縞模様の丸い身体に小さな手足の生えた奇妙な姿をしたスタンド達が姿を現す! スタンド『ハーヴェスト』はまるで百を超える兵隊のような統率性でその場に並ぶッ! 魔理沙が見渡すように視線を向けるのは、日用品などが散乱したこの部屋一帯!開きっぱなしの部屋の扉! そして彼女は、『指示』を出したのだ! 「さ、家の中から使えそうなマジックアイテムを集めてくるんだ!!」 司令塔・魔理沙の指示と同時に無数のハーヴェストが家中に散らばっていく! このスタンドの能力は『収集』!物品を掻き集めることを何よりも得意とする。 それを魔理沙が知っているかはさておき、彼女はその無数の群体であるというこのスタンドの特性を利用した! 支給品にマジックアイテムが無くとも、此処は魔理沙の自宅。 かつてよりあちこちで掻き集めていたマジックアイテムが散乱…もとい、保管されているのだ。 それを装備出来れば、自身に取っての強力な自衛手段として使えるだろう。 とはいえ、正直うちは日用品もごちゃ混ぜになっていたりするのでドコに何があるか、自分でもよく解っていない。 自力で家中を探しまわるのは流石に面倒だし大変だ。 「ほらほら!かっかと働けーーーーーーーーっ!!!」 そこでこのスタンドを利用した!こいつらに捜させれば荷物探しも超楽勝! こうゆう時は人海戦術が一番!数に物を言わせれば何でも出来るぜ! アリスが人形達に雑用させるのも納得できる。面倒なことはこうゆう人海戦術に任せれば万事解決だからな! そのまま数百体を超えるハーヴェスト達は、収集の為に魔理沙の家中をあちこち忙しなく駆け巡っていく――――! ◆◆◆◆◆◆ およそ10分後。 「………………。」 なかった。 何の成果も得られなかった。 マジックアイテムなんて何処にもなかった。 全てのハーヴェスト達が等しく手ぶらで戻ってきた。 自室にて魔理沙はぽかんとした表情で椅子に座って燃え尽きていた。 「おかしい…幾ら何でも一つも持ってこないなんて」 もしかして、あの主催者共がうちのマジックアイテムを勝手に押収しているのか? どう考えてもそうとしか思えない。現にこの部屋を捜してみてもアイテムが一つも見つからない。 自室なんだから一つはおいてあるはずだし、ハーヴェストにも捜させたのに…ない。 兎に角、この家からマジックアイテムがごっそり無くなっていたのだ。 「うーん…やっぱりあの主催者共に勝手に盗まれたりでもしたか?」 冷静に考えてみれば、こんな所でマジックアイテムが回収出来るわけがないとも思ってきた。 そもそも此処は殺し合いの会場。言わばゲームの盤上なのだ。 わざわざ支給品を寄越して殺し合いをさせているというのに、マジックアイテムが現地調達可能なんて言ったらそれこそ魔法使いに有利にも程がある。 つまりフェアじゃない。メモ書きを見る限り参加者には制限も課せられているらしいし、ゲームはバランスを保つのが大切なのだ。 故に現地調達できる物資で『特定の参加者が有利になる物』は置いていないのだろう。多分。 「クソッ、あいつら殺し合いに巻き込むどころか人のもん勝手に盗むなんて。最低だぜ」 魔理沙が言えた口ではない。 …というかそもそも此処は『幻想郷』なのか?そんな思考が魔理沙の脳裏をよぎった。 地図が明らかに変だった。存在するはずの無い施設がいくつもあったのだから。 家の中から僅かに感じ取れる程度だが、魔法の森の瘴気も何だかいつもより大分薄いように感じられる。 何だか環境がおかしいのだ。もしかしたら『幻想郷っぽいだけの会場』なのかもしれない気がしてきた。 マジックアイテムは盗まれたのではなく、元々無かったのでは? …まぁ、そうだろうとそうじゃなかろうとどっちでもいい。真相は後でゆっくり調べよう。 今は殺し合いっていう現状を打開することが先決なのだから。 「仕方無い。此処にはもう用はなさそうだな」 ひょいっと座り込んでいた椅子から飛び上がり、とことこと窓辺へと移動する。 そのまま部屋の窓を勢いよく開き、私は軽快な動きで外へと身を乗り出し飛び出した。 入口から出てもよかったけど、何となくこっちのが手っ取り早い気がしたのだ。何となく。 「よっと、」 窓から家の外へと出て、雑草の生えた地面に着地しながら私はふっと顔を上げる。 正面に広がるのはいつも通りの魔法の森だ。…瘴気が薄くなっていること以外は、いつも通りに見える。 鬱蒼としている森を見渡しつつ、私はすぐさまその場で思考を纏める。 まずは適当にあちこちを駆け回ってみよう。とりあえず早く霊夢と合流したいし。 とはいえ、いつもの箒が無いせいで移動がちょっと面倒臭いな。 徒歩であちこち動き回るのもたまにはいいかもしれないけど、疲れそうだし… 「…ん、待てよ。」 そうだ。こんな時にもこいつらが使えるんじゃないか? あんだけ数がいるんだし、頑張れば出来るかもしれない。 そう思って、私はすぐさま傍に『スタンド』を出現させた。 「ハーヴェスト!」 よっこいしょ、と私はその場で座り込む。 そして数百体のハーヴェストに座っている私を持ち上げさせた。 こいつら、何だかんだで見た目以上に結構パワフルかもしれない。数多いからかもしれないけど そして私は、「もしかして出来るのでは?」と考えていた指示を出した。 「このまま私を運ぶんだ!」 私の掛け声と共に、無数のハーヴェスト達はそのままバケツリレーの如く私を持ち上げて移動を始めた! 数百体のスタンドがせっせと小柄な私の身体を素早く運んでくれる。 決して魔理沙をその手から落とすことも無く、きっちりと持ち上げながら運搬してくれている! 「おお!本当に出来たっ…!」 私は感心したように声を漏らす。なかなかのスピードだ!普通に歩くよりはずっと早いし楽チンだぜ! こいつらやっぱり使える!さっきはマジックアイテムを見つけられなかったけど、それでも十分働いてくれた! そもそも現にこうして私を運べている時点でキビキビと働けているんだ。まさにディ・モールトベネ(非常に良い)!って奴だな! ハーヴェスト。こいつの魅力はマジックアイテムに勝るとも劣らない。 全く、こんな悪趣味ゲーム会場で何ともグレートな物をゲットしたもんだぜ! 案外『ツイてる』のかもしれないぞ、私! 「いやぁ、スタンドって最高だぜー!!」 ご満悦な様子で魔理沙はハーヴェストに運ばれていき、そのまま魔法の森を進んでいく。 数百体のちっこい何かが魔法使いの少女をせっせと運んでいる。 端から見れば異様な光景だが、何だかんだで魔理沙は新たな力「スタンド」を楽しんでいた。 気分は最高。昂揚感と共に『魔女』と『兵隊』は森の中へと消えていった。 【C-4 魔理沙の家/深夜】 【霧雨魔理沙@東方 その他】 [状態]:健康 [装備]:スタンドDISC「ハーヴェスト」@ジョジョ第4部 [道具]:基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:異変解決。会場から脱出し主催者をぶっ倒す。 1:スタンドってすげー! 2:適当に会場を移動。まずは信頼出来る霊夢と合流したい。 3:出会った参加者には臨機応変に対処する。 4:出来ればミニ八卦炉が欲しい。 5:何故か解らないけど、太田順也に奇妙な懐かしさを感じる。 [備考] ※参戦時期は後の書き手さんにお任せします。 ※「魔理沙の家」に本来あったはずのマジックアイテムが全て消失しています。 生活用品などは十分に置いてありますが非常に散らかっています。 <スタンドDISC「ハーヴェスト」> 破壊力:E スピード:B 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:E 成長性:C 霧雨魔理沙に支給。 これを頭に差し込むことでスタンド「ハーヴェスト」が使用可能になる。 総勢500体以上(本体の自称)もの小型のスタンドビジョンからなる群体型スタンド。 名前通り『収集』することを得意とする能力で、作中ではあちこちから金銭やクーポン券などを掻き集めていた。 単体の破壊力自体は低いものの、その小ささや数に物を言わせた人海戦術は脅威的。 制限により射程距離は100m前後に低下している。 030:Look into my evil eyes 投下順 032:1939年の泣けない波紋戦士 030:Look into my evil eyes 時系列順 032:1939年の泣けない波紋戦士 遊戯開始 霧雨魔理沙 039:最低のファースト・コンタクト
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草案 キャラクター ガラガラ:アルレッキーノ パンプジン:リューベンス ルカリオ:ビスコ メェークル:ラナ・ニア・ルッキーニィ サンドパン(アローラのすがた):リリアーヌ ビビヨン(ていえんのもよう):マーニィ ジュペッタ:ミールさん ダンゴロ:ミトン ロコン(アローラのすがた):ネザリア テールナー:テレッサ -- (ユリス) 2017-07-16 13 20 16