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大塚「毎回行われる妖怪ラリーでしたが、かつてこれほどの興奮に包まれた事があったでしょうか。 鬼太郎チーム、表彰台に上がりました!」 閻魔「鬼太郎記念特別妖怪ラリー優勝、鬼太郎チーム、 あなた達は優勝しました、おめでとう。 妖怪暦一万と二千四百八十三年九月二十六日。 はい、おめでとう。」 松岡「ありがとうございます。」 政五郎鬼「優勝賞金の百万円です。」 野沢「それ、僕達にはいらないんで学校給食費にあててください。」 高木「も、もったいねぇ!」 千葉「俺たちに渡せばそれを百倍にしてっていたー!!」 三期ネコ娘「そんなんだからいつまでたっても心豊かな妖怪になれないのよ!」 大塚「優勝商品は桃屋のやわらぎめんま、半年分です。」 高山「また家がたゆんじゃうね、まだソーメン残ってるし。」 戸田「そん時はメンマ使ってソーメンラーメンにして食べればいいんじゃない?」 松岡「なんだよ、そのメニュー。」 野沢「わ、どうしよう、食べてみたい!」 大塚「あらあら、欲の無い連中だこと。 では最後に、このラリーはごらんのスポンサーの提供でお送りいたしました。」 提供 速度王石油財閥 桃屋 人魂プロパンガス 妖怪パンチ 真夜中タイムス 血みどろ化商品 だるま妖怪相談所 日本血液銀行 地獄饅頭本舗 大塚「それではみなさん、五期で妖怪ラリーがあったら、またお会いしましょう。 さようならー。」 千葉「へへへ、ここでボーナストラックだ。 鬼太郎記念特別妖怪ラリーのDVDの中身をお知らせしちゃうぜ。」 開会の挨拶 第一レース 第二レース 第三レース前の会場の様子 第三レース 最終レース前編 最終レース後編 表彰式 千葉「特別映像として、表彰式後のパーティーの様子、 レース中の外野の様子をまとめた映像が、 そして第二レースの女湯の無修正ノーカットのむふふな映像、 さらに初回限定でレースクイーンのお宝ピンナップと妖気自動車のフィギュアまでつくんだぜ! これでお値段、六千円!お問い合わせはこちらのメール……。」 四期砂かけ「あこぎな商売をしとるんじゃない!」 千葉「あーれー!!!」 長編作品一覧へ戻る
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鬼太郎の各能力一覧 BNEの人が解析してくれたデータ一覧を掲載。 鬼太郎のデータ LV 必要経験値 体力 妖力 攻撃力 防御力 防御力表示 1 0 8 0 3 0 0 2 10 24 16 6 23 7 3 30 40 32 12 33 13 4 65 56 48 18 46 18 5 120 72 64 26 56 22 6 200 88 80 34 66 26 7 315 104 96 43 76 30 8 475 120 112 54 87 34 9 695 136 128 66 94 37 10 999 144 144 80 99 39 何と、ステータス上で表示される防御力と実際の防御力は違う。 攻撃技の能力一覧 技 威力 消費 習得LV たいあたり 0 0 LV1 かみのけばり 4 4 LV2 ゆびでっぽう 15 6 Lv4 ようきへんかん - 16 Lv6 だいちのいかり 50 10 Lv7 ようかいデンキ 70 20 Lv9 威力に鬼太郎の攻撃力が加算される 武器の能力一覧 武器 威力 備考 マタタビ - 見上げ入道を倒すと入手 リモコンゲタ 10 ぬらりひょんの城にある ちゃんちゃんこ - たぬきの城にある オカリナむち 30 西洋妖怪の城にある てんのおまもり - 天女からもらう じごくのほのお 50 地獄で刑部狸救出で入手 威力に鬼太郎の攻撃力が加算される 仲間の能力一覧 名前 攻撃力 防御力 備考 ねこむすめ 10 128 東北の猫長屋にいる すなかけばばあ - 166 中部の洞窟にいる こなきじじい 25 217 天狐に捕まっている いったんもめん 50 217 中国地方の枯れ木にいる ねずみおとこ - 204 竜宮城を出る時に加入 ぬりかべ 0 230 九州で洗脳されている 仲間の攻撃力には鬼太郎の攻撃力が加算される。
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大塚「ではまず出場選手の紹介を行います。 アメリカ代表バックベアード兄弟、ドイツ代表フランケン兄弟、フランス代表魔女姉妹、 イギリス代表狼男兄弟、ロシア代表グレムリン兄弟、中国代表水虎兄弟、 そして我らが日本代表鬼太郎兄弟、以上七カ国の代表選手が優勝を競い合います。 なお、事情によりロシア代表は二人しかだせないとのことなので、 南方妖怪チンポとアカマタがロシア枠に入ります。 さあいよいよ第一レースの始まりの時間が近づいてまいりました。 ここで、スタート地点にいる選手にインタビューをしてみることにします。 インタビュアーの高木ねずみさーん。」 高木「はい、高木ねずみ男です。さすがに選手皆さん殺気だっておりまして、 私インタビュー交渉をしましたがこの通り、お尻と頭にパンチを食らいました。 唯一OKをくれたのが我らが代表、第一コース走者の野沢鬼太郎。 では野沢鬼太郎、さん、抱負を語ってください。」 野沢「とにかく全力でがんばります。最初が肝心だからね。」 高木「はいありがとうございます。では大塚兄さんに返しましょう。」 大塚「あらずいぶんと短く終わったね。まあいいや。 さあいよいよレースが始まります。あ、一期コースのレースクイーン、 ねこ娘姉妹長女猫娘がフラッグを持ってきました。 ずいぶんとめかしこんで馬子にも衣装、ああすいません。 いてて、とにかく、フラッグが、大きく。 振られました!合図とともに各車一斉にスタートしました! 爆煙で姿が見えません!ああ、見えました! なんと水虎と鬼太郎、出遅れています!」 大塚「どうやら鬼太郎の方はエンジントラブル、水虎は論語と孫子を読んで、 レースに備えているようです。 しばらく時間がかかりそうなので、先頭集団を追いながらコースについて 説明して行きましょう。 第一コースは第一期第二期をテーマに作られております。 第一期パートはモノクロを象徴するように全体が薄暗く、また道も細いので、 あまり功を焦るとコースアウトしてしまう恐れがあります。 お、トップを走っていたバックベアードと魔女がおばけナイター地点に入りました。 ここでは妖怪バットで打たれたホームランボールが飴霰と飛んできます! ボールがバックベアードの頭に当たっています!」 ベア「この!」 大塚「ベアード怒りのあまりボールを投げ返そうとしていますが、 ハンドル操作をしながらは難しいようです。後ろから魔女とグレムリンが追い上げています!」 魔女「お先に。」 グレムリン「失礼するぜ!」 大塚「たった今、魔女とグレムリンがバックベアードを追い抜きました。ってわぁ! 大変お見苦しいところをお見せしまして失礼しました。こら!ボールを当てるな!」 一期木綿「おい、野沢鬼太郎がきたぜ。」 大塚「おお、エンジンを治した野沢がやっと登場しました。ボールの雨を縫うように 悠々と走ってきます!その後を水虎が追いかけます。」 目玉「やっとここまでこれたわい。」 野沢「父さんがレース前にいじるからですよ。」 目玉「チューニングじゃよ。チューニング。ほれ、後ろにいたフランケンと狼男が 見えてきたぞ!」 フランケン&狼男「げぇ、鬼太郎!」 大塚「さすが鬼太郎、あっという間に先を走っていた二人を追い抜きました。」 目玉「どうじゃ、わしのチューニング。」 野沢「さすが父さんですね!」 大塚「親ばか子ばかの二人はほっておいて、また先頭集団に目を向けましょう。 今度はのびあがり地点です。ここでは吸血木を避けながらいかなければなりません。 あ、のびあがりです!のびあがりが身体を伸ばして魔女を追いかけています!」 魔女「あっちいけ!ところてん!」 大塚「のびあがり、どうやら魔女を吸血木にしようとしているようです! 魔女、たった今コースアウトして不気味な吸血木の間を逃げています!」 魔女「ぎゃーーー!!」 大塚「ああなんということでしょう。魔女が吸血木になってしまいました! 魔女、リタイアです!のびあがりがどこかへ行き次第、救護班が魔女を助けるようです。」 魔女の尊い犠牲の間に、グレムリン、バックベアード、鬼太郎が吸血木の森を抜けました。 曲がりくねった道の先に、あ、明かりが見えます。いよいよ二期エリアです。」 グレムリン「うわ!まぶしい!」 バックベアード「うぐ!」 大塚「二期はカラーの世界を現すように、明るい光に満ち溢れています。 暗がりに慣れていた目に光はかなりきついようです。 かくいう私もサングラスをしております。 グレムリン、バックベアード、減速していき、後ろからフランケンがやってきました。」 大塚「二期エリアに入って既に五分、減速していた選手達もスピードを上げています。 ただいま、鬼太郎、フランケン、グレムリン、バックベアード、狼男、水虎、 の順に走行しています。 さあ二期エリア最初の難関、ダイダラボッチの足がやってきました! 完全復活すれば日本を飲み込むほど巨大なダイダラボッチ、 今回は足だけを復活させました。大きい足が、故ジャイアンとバーバの十七文よりも ずっと大きい足が選手を踏み潰さんと追いかけます!」 狼男「おい、バックベアード、ちょいと耳を貸せ。」 ベアード「まさか減速させた隙に追い抜くつもりじゃないよな。」 狼男「そんなわけないだろう。先頭にいる奴らを追い抜くために協力しようじゃないか。」 大塚「バックベアードと狼男両選手の車が仲良く並んでいます。何をしているのでしょうか。」 狼男「ベアード、オイルが減って困るだろう、これを使え。」 ベアード「ありがと、おっと。」 大塚「どうやら友好のオイル交換をしようとしたらしいのですが、ベアード選手、 うっかりオイルを落としてしまいました。蓋が開いていたらしく、中からどくどくと オイルが零れています!あ、ダイダラボッチの足が油を踏みました!」 ぐらぁぁぁ フランケン「うわー。」 グレムリン「たすけてくれー!!」 大塚「大変です大惨事が発生しました!狼男バックベアードの友好のオイル交換が 行われた時に零れたオイルでダイダラボッチが転びました!そしてその足が、 ああなんということでしょう、 グレムリンとフランケンの二人がその下敷きになってしまいました! すぐに救護班がやってきて救助活動をやっておりますが、これも時間が掛かりそうです。」 野沢「父さんかなり危ないですよ。」 目玉「気をつけろ、次は地獄の使者地帯らしいぞ!」 大塚「トラウマの要因は日常の様々なところで転がっています。 二期エリア恐怖の地獄の使者地帯で、何人の視聴者がトラウマを思い出し、 また新たな犠牲者を生み出すことでしょう。 不気味にモアイ像が立ち並ぶこのエリアを、鬼太郎が現在独走状態で走っています。 お、水虎がようやく姿を見せました。いつもは一冊を読んでいますが、 今回は二冊も読んでいたためかなり時間が掛かったようです。」 ベアード「またやっかいな奴がきたか。」 狼男「どうだ兄弟、また協力しようじゃないか。」 大塚「モアイ像が、道を塞ぐように飛び跳ねて近づいております! あ、地獄の使者が見えました!地獄の使者もまた、近づいてきます!」 ベアード「弁当に用意していた蝙蝠が丁度十三匹だ。」 狼男「この餌を鬼太郎の車のバンパーにつけるんだな。」 ベアード「そうだ。」 狼男「よし、行くぞ!!??何をする、ベアード!」 大塚「おや、先ほど狼男と友情を見せ合ったベアードが、今度は狼男の邪魔をしています。」 狼男「ベアード、貴様!」 ベアード「素直に騙されるお前が甘いんだ。」 野沢「何をやっているンだ、ベアード!」 ベアード「外野はすっこんでろ!それ、蝙蝠だ!」 狼男「ひぇぇ!」 目玉「ひぃ、ふぅ……なに、十三匹の蝙蝠!?」 大塚「おお、テレビをご覧の皆様、信じられない事が起こっています! いきなり夜になって、昇ってきた月がなんと、紅くなっています!」 地獄の使者「…………。」 狼男「く、くるなぁ!!」 大塚「現れました、地獄の使者! それと同時にモアイ像が狼男目掛けて飛んできています! 狼男、車を捨てて逃げました!」 野沢「なんて事をするんだ、ベアード!」 目玉「鬼太郎、今は勝負だけを考えるんじゃ!」 野沢「でも……。」 うわー。 ぷち 大塚「モアイにつぶされた狼男の死体を、地獄の使者がどこかへと連れて行きます。 お化けは死なない、と歌にありますが、これは予測できそうにありません。 私も今、混乱しております。」 ベアード「さて、最後は妖怪水車か。決着つけさせてもらうぞ、鬼太郎。」 大塚「とうとう、第一コースも最後になりました。 ここ賽の河原では猛霊八惨の妖怪水車が選手を今か今かと待ち構えております。 この妖怪水車で作られた津波にやられたら最後、ゴールから離れた死神の村へ流されてしまいます。 トップの鬼太郎、ベアード、水虎の生き残り三人が、賽の河原にやってきました。」 猛霊八惨「いくぞー。」 大塚「掛け声とともに、大渦が姿を現しました。 ところで猛霊八惨事と一反木綿がよく似ていると思っているのは私だけでしょうか? などと個人的な疑問を口にしている間に、三選手、川に入りました。 水中使用にできなかった鬼太郎、苦戦しております。ベアードが一気に追い上げ、 さすが水虎、機械を足にくくりつけて水を得た魚のように泳いでおります。」 ベアード「追いついたぞ、鬼太郎!」 野沢「ベアード、お前には負けないからな!」 ベアード「減らず口を叩いていられるのも今のうちだ!」 野沢「キャッ!」 大塚「鬼太郎、バックベアードの睨みを見てしまい、金縛りにあっています。 こくこくと、大渦が鬼太郎に近づいて、ああ、ベアードが、たった今鬼太郎を抜きました!」 目玉「鬼太郎、しっかりしろ、鬼太郎!」 ベアード「ははは、死神の村でくたばってな!」 その頃、選手控え室 戸田「ベアード、お前の兄貴は随分と卑怯な真似をしてくれてるじゃないか!」 ベアード「卑怯だと?昔からこのラリーでは卑怯姑息足を引っ張るは当たり前だろ?」 戸田「なんだと!?恥ずかしくないのか!」 高山「落ち着け!喧嘩したらお前、出れなくなるぞ!」 戸田「でも!」 魔女「ベアードを殴っちまえ鬼太郎!」 狼男「そうすりゃ俺たちの優勝が一歩近くなるってもんだ、あはは。」 松岡「大丈夫だ、野沢はあれ位でやられる奴じゃない。 戸田、次はお前の番なんだから、準備しといた方がいい。」 戸田「……くそう。」 大塚「ただいま、中継車は鬼太郎の位置を確認しておりますが、 波に阻まれて姿が見えません。もしかしたら鬼太郎は海のもずくならぬ、 川のみじんこになってしまったのやも……。 その間にも、バックベアード、水虎は岸に着いてゴールを目指しています。 ……おや、水車にながーいワカメが絡まっています。」 猛霊八惨A「おい、なんか絡まってるぞ。」 猛霊八惨B「はずせはずせ。」 ぶわっ 大塚「ああ!皆さん見てください、鬼太郎です! 鬼太郎、髪の毛を伸ばして妖怪水車に絡み付いていました!」 野沢「行きますよ、父さん、しっかり捕まっててください! そぉーれ!!」 大塚「鬼太郎、髪の毛の張りと水の力を使って大ジャンプしました! すさまじい、すさまじい跳躍です! オリンピック選手なんて目じゃありません! 驚くべきは車も一緒だという事です!」 ベアード「なんと!」 大塚「鬼太郎、ベアードの隣りに着地しました!」 野沢「勝負つけてやるからな、ベアード!」 大塚「なんというデットヒート!なんという大勝負! 万馬券をかけるよりも熱いレースが、今、ゴール手前一キロ地点で起こっています! 鬼太郎ベアード一進一退で順位を争っています!」 ベアード「負けてたまるか!アクセル全開!」 野沢「こっちだって!」 猫娘「がんばってー、鬼太郎さーん!」 三期ネコ「あと少しよー!」 戸田「いけー!野沢ー!」 高山「痛い、痛いって!僕を殴らないでよ、戸田!」 大塚「あと、五百、三百、二百、……!!!」 野沢「それー!!」 大塚「行きました!鬼太郎、ベアードよりも先にゴールを抜けました! その差わずかに五秒!まさに紙一重の勝負です! 一位鬼太郎、二位バックベアード、三位水虎、 水虎、漁夫の利だと嬉しそうに言っております。」 戸田「よくやったぞ、野沢!」 野沢「いやー、大渦に巻き込まれた時はどうなるかと思ったよ。」 高山「はい、キャラメル。」 野沢「わー、ありがとう!」 松岡「こらこら、食いすぎるなよ。父さんもご苦労様でした。」 大塚「では一旦CM入ります。」 鬼太郎記念特別妖怪ラリー 第二レース 長編作品一覧へ戻る
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大塚「風光明媚な景色が広がっております第三レース会場。 トップを走るのはフランス代表魔女。 そのあとをバックベアード、狼男、松岡鬼太郎、水虎、フランケン、 そしてロシア代表代理、南方妖怪チンポの順で走行しています。 現在の獲得ポイント、一位は中国代表水虎チーム4p、 二位は鬼太郎チーム3p、三位魔女、ベアードチームで2p、 四位はロシア代表グレムリンチーム。 得点を獲得していないフランケン、狼男チームもがんばって欲しいものです。」 狼男「うるせえこのやろう!」 大塚「おおっと!中継車に空き缶を投げないでください! 全く近頃の選手ときたら……。 と、愚痴っている場合ではありませんね。 しかしこの第三レース会場、今までとはだいぶ雰囲気が違います。 先ほどの万年竹林といい、現在走っている妖花の森といい、 溜息がでるほど長閑かつ美しい光景を見ることができます。 まるで普段は鹿だけど、夜になるとゼリーのでっかいのになる生き物が住んでる、 そんな空気が漂っています。 これがピクニックだったらさぞかし楽しいでしょうが、 今は手に汗握る大勝負の真っ最中ですので、周りの光景からカメラを移動します。 ってあら、一台、ガードレール代わりのぬりかべに突っ込んでいます。 フランケンです!フランケンこの長閑な空気のせいで眠くなって衝突事故を起こしました!」 大塚「あらやだ、タイトル入れるの忘れてた。 やだねぇADさん、しっかり仕事してください。 それはさておき、ただいまフランケンが衝突事故を起こして ムチウチを発症してリタイアとなりました。 ぬりかべ、家族総出で身体を直しています。」 ぬりかべの女房「そこのヌボーっとした奴!あんたも手当てを手伝んなさい!」 四期砂かけ「けが人に無茶を言うでない。二期木綿や、患者を運んでおくれ。」 二期木綿「…………。」 大塚「フランケン救急車に運ばれていきます。ではカメラを先頭へ向けましょう。 トップ集団、野づちの巣に近づきました。のそりのそり、と起こされた野づちが這い出て吸い込みを始めました。 ものすごい吸引です。中継車も吸い込まれない程度近づいてみます。」 四期木綿「え、近づくと?」 大塚「当たり前でしょーが。この距離じゃよく見えないでしょ。」 四期木綿「なしておいどんばっかこげな目に……。」 大塚「文句言わないの。トップの魔女、魔法で身体を重くして進んでいます。 鬼太郎、ベアード、狼男は岩陰に隠れながら進んでいる模様、水虎は…… あ、水虎吸い込まれました!装甲を薄くし、軽量化していたのが仇になったか、 水虎、今野づちの口に入ってしまいました! 一人吸い込んで満足したか、野づち、もそもそと巣に戻っていきます。 魔法を解いた魔女、猛スピードで難関妖魔城へと向かっていきます。」 大塚「第三レースの目玉、妖魔城は人食い花咲く妖怪坂をまず最初に超えなければなりません。 あ、人食い花触手を伸ばしました!選手を捕らえようと懸命に追いかけてきます!」 松岡「この!オカリナロープ!」 目玉「鬼太郎、いちいち攻撃していては先に進めん、ジグザグ避けていくんじゃ!」 松岡「でも脇はマグマです、道が細くて通れるかどうか。」 目玉「安心せい、マグマは幻じゃ。」 松岡「はい、父さん!」 大塚「鬼太郎、ジグザグ走行で逃げていきますが、先頭を走っていた魔女は…… 魔女、車のタイヤや屋根を人食い花にとられています!」 魔女「くそ!この!」 ばりっ 大塚「ああーっと、魔女、車を捨てました!エンジン代わりにしていた箒を使って飛んでいます。」 狼男「おい、審判、あれは反則じゃないのか?!」 大塚「狼男の抗議を聞き、審判団、審議をしています。あ、審議終わりました。 低空飛行ならOKとのことです。魔女、低く飛びながら鬼太郎を追っていきます。 トップに躍り出た鬼太郎、地獄坂を登りきり、今度は入らずの山の恐れが淵に辿り着きました。 ここを飛び降りなければ次に進めません、しかし勇気を出さないとリタイアになってしまいます。 あ、ちなみにこの恐れが淵はあくまでも模して作ったものでありますのでご安心を。」 松岡「しっかり掴まっててください、父さん。」 目玉「勇気を出すんじゃぞ、鬼太郎。」 松岡「わかってますよ、それ!」 大塚「鬼太郎、飛び降りました!もちろん、中継車も選手が全員飛び込んだ後、飛び込みます!」 四期木綿「だからなしておいどんばっかこんな目に……。」 大塚「最後尾チンポ選手も無事恐れが淵を飛び込み、いよいよ妖魔城も終盤となります。 溶岩の池を越え、後はこの坂を越えれば、ゴールまで一直線となりますが、 妖怪ラリーですので、なにかしろの障害があると思われます。」 ベアード「なにか岩に立っているぞ。」 ??「世の中に不思議な事は何も無いのだよ。」 松岡「まさか……。」 野沢「え?誰なんだろ?松岡兄ちゃんの知り合いかな?」 目玉「鬼太郎!耳を塞ぐんじゃ!」 松岡「持ってて良かった、壷社の耳栓。」 四期木綿「あ、あいつは!」 大塚「どうやら中継車は知り合いのようです。 手元の資料では、陰陽道斑鳩流言霊使いの一刻堂という人物らしいですが、 どのようにレースに影響するでしょうか?」 ベアード「ふん、人間風情が何をすると!鬼太郎も落ちぶれたもんだな、 先にいかせてもらうぜ。」 一刻堂「そこの者、貴様は……。」 ベアード「俺のことか、俺の名は……?!あれ、俺の名前は……。」 一刻堂「随分と大きなウニだな、なぜ車を運転しているのだ?」 うに「……。」 大塚「な、な、な?!」 四期木綿「あいつは真の姿を言い当てる、おぞか奴でごわす!」 大塚「なんということでしょう!あの……えーと、その、なんだっけ?」 ドーン!! 大塚「えーと、その、ウニ!ウニの運転していた車、岩に追突しました!」 大塚「ウニ脱落で残るは四人!鬼太郎先頭に最後の直線に入りました!」 高山「兄さん、がんばってー!」 野沢「いけー!」 ねこ娘「鬼太郎、がんばってー!」 三期ネコ娘「それいけ!やれいけ!急いでいけー!!」 五期ネコ娘「姉さん、力入りすぎ……。」 大塚「鬼太郎、このままゴールか?はたまた最後の逆転があるのか?!」 チンポ「よし、そろそろいい頃だな。」 大塚「おや?チンポ選手、車の屋根の上になぜか乗りました。」 チンポ「それ!」 大塚「おおーっと!車を乗り捨てて三連チンポからものすごい勢いで小便を撒き散らして 飛んでいます!低空飛行はOKですが、これはくさい! 妖怪一臭い私が鼻を摘むほどの匂いです!」 狼男「くせ!」 魔女「鼻が!鼻がまがるぅー!」 大塚「魔女、臭さのあまり墜落しました!そのままじたばたと這っています!」 松岡「あ、頭が、ぼーっと。」 目玉「き、きひゃほう、ひっかりへんか!くほ!」 大塚「臭いに力の抜けた鬼太郎に代わり、目玉オヤジ、一生懸命ハンドルを握っています! そうこうしている間に、チンポ選手、ゴールしました!いやーくっさいのなんのって!」 油すまし「ぐぇっほぐぇっほ!」 カワウソ「み、水の中は安全なんだな!」 ろくろ首「ま、まだ上の方は空気が汚染されてないわ!」 夢子「一反木綿さん、ありがとう。」 三期ネコ娘「ほんと、どうなることかと思ったわ。」 三期木綿「いやいや……にしても四人はきつかー!」 ねこ娘「鬼太郎大丈夫かな……。」 猫娘「大丈夫、だと思うけど……。」 野沢「すっごい臭い!すっごい臭い!」 高山「なんか嬉しそうだね……。」 野沢「臭いの嗅ぐと、なんかテンション上がるじゃんか。」 高山「……一反木綿、もっと上空に上がってくれ。」 五期木綿「わかったばーい。」 大塚「二位は鬼太郎、ほとんど失神しているらしく、担架がやってきました! 三位は狼男!あれほど爽やかだった第三コースですが、 きったない終わり方になりました!」 千葉「えー、におい消し、超強力ネズミ印のにおい消し、いりませんかー?」 富山「はいこちら酸素だよー。汚染されてない酸素だよー。おいしいよー。」 高木「こちらセレブ御用達の鼻栓!あの糊藁不二花も使った、アンナ水デザインの鼻栓だよー。」 大塚「おー、さすが兄弟、ちゃんと商売してるわ。 さてこちら救護室。運び込まれた鬼太郎選手、ただいま意識を回復したようです。」 松岡「ン……あれ、ここは……。」 ねこ娘「鬼太郎!よかったー……!」 大塚「鬼太郎選手も回復し、いよいよラストとなる第四レースが始まります。 それではCMはいりまーす。 ところで、あのウニ、なんでレースにでてたんでしょうね?」 戸田「あと五十七個……。」 鬼太郎記念特別妖怪ラリー 最終レース(前編) 長編作品一覧へ戻る
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大塚「第一回鬼太郎記念特別妖怪ラリー、第二レースの時間が刻一刻と迫っております。 こんばんは、大塚ねずみ男です。 さて、第一レース終了時点で、一位鬼太郎チーム3P、二位バックベアードチーム2P、 三位水虎チーム1Pという状況です。ポイント獲得できなかったチームにも、 まだまだチャンスはあるのでがんばっていただきたい次第です。 ここで三期レースクイーン代表、夢子ちゃんから、選手団への励ましのメッセージをお送りします。 富山ねずみ男ー。」 富山「はいこちらレースクイーンの控え室です。ささ、夢子ちゃん、どうぞー。」 夢子「こんばんは。鬼太郎さん、それから世界各国の代表選手の皆さん、 がんばってくださいね、夢子も応援しています!」 富山「いやー、にしても気合入ってますねー、その格好!」 夢子「砂かけのおばあさんに作ってもらったの。可愛いセパレーツでしょ?」 富山「いや、俺としてはできればこの……。」 夢子「え?」 三期砂かけ「何をあげとるんじゃこのスケベもんが!」 バコンっ 富山「いってぇー!」 三期砂かけ「全く夢子ちゃんにハイレグビキニは早いというに。 よし、ここはわしが着てサービスをするとしよう!」 富山「うわー!カメラさん、止めて!グロが映る!お茶の間が吐いちゃうー!」 三期砂かけ「何失礼な事を!このわしのどこがグロだというんじゃ!」 三期子啼き「そうじゃぞ富山!砂かけや、そのビキニ、着てみてくれんかのう。」 三期砂かけ「子泣きの……。」 三期子啼き「砂かけ……。」 夢子「なんか、私置いてかれてる……。」 富山「わー!わー!昼ドラの出番じゃないから!カメラさん、カメラさん、止めてって!」 そのまましばらくお待ちください 大塚「もしもし、もしもーし……申し訳ありません放送事故が起こったようです。」 音声のみ 富山「げぇー婆のストリップ!おえー!」 三期砂かけ「どうじゃ子啼きの、わしの水着姿は。」 三期子啼き「まるで弁天様が下りてきたようじゃわい……。」 富山「夢子ちゃーん、介抱してくれー……。」 夢子「きゃー!!ねずみ男さん、服についてる!きゃー!」 大塚「……さて、カメラをスタートに向けてみましょうか。」 大塚「スタート地点では、第二レース出場選手が車のチューニングを念入りに行っております。 特に水に使った三選手は機械油を丹念にエンジンに流し込んでいる最中です。」 戸田「父さん、あまり油を注し過ぎないでくださいね。」 目玉「わかっとるわい。ほれ、これでどうじゃ?」 戸田「OKです!」 目玉「気をつけろよ、第二レースでも、きゃつら卑怯な手を使ってくるに違いないからの!」 戸田「はい、父さん。」 バックベアード「そう言ってられるのも今のうちさ、鬼太郎……。」 戸田「なんだと?!」 魔女「気をつけろってことだよ、ふふふ。」 大塚「なんだか険悪なムードが漂っておりますが、出来れば正々堂々としてほしいですね。 いよいよレース開始三分前です。 なお、レースとは関係ありませんが、 中継車、一期木綿から三兄三期木綿にバトンタッチいたしました。」 三期木綿「あにょー、おとっじょ、がんばるかんねー。」 大塚「レースクイーン、夢子ちゃんが登場しました、がなにやら随分と疲れているようです。」 夢子「皆さん、がんばってくださいねー。正々堂々、ふぁいとー!」 大塚「チェッカーフラグが、振られました!おーっと最初に飛び出したのはグレムリン!」 グレムリン「南方妖怪なんぞ、信じられるか!」 大塚「どうやらグレムリン、代理で出る南方妖怪を信用していないようです。 トップを走るグレムリンの後を、鬼太郎、フランケン、バックベアード、水虎が追いかけます。 さて、第二コースは地獄と欲望渦巻く人間界、この二つのステージで構成されています。 前半地獄ステージの難関、血の池地獄が見えてきました。」 ぬるり坊「うわー!」 グレムリン「うぉ!」 大塚「おお!血の池地獄からぬるり坊が姿を現しました!ぬるり坊、選手にヒルを吹き付けます!」 戸田「なんの!」 大塚「装甲のおかげか、選手一同楽々と血の池地獄を通過して行きます……おや。」 水虎「くそ!この!」 大塚「おおっと装甲の薄い、いやほとんどないに等しい水虎の車、 血のぬめりとヒルのせいで池にはまったまま動けません! これは大変なタイムロスです!水虎がもがいている間に、全員が血の池を渡り切りました!」 大塚「水虎を残し、選手団順調に障害を越えていきます。 順位は変わらず、第一レースと違い平和な走行が続いています。」 三期木綿「あ、なんか煙が立ってるバイ。」 大塚「あんたはしゃべんなくていいの、全く。」 狼男「なんだありゃ。」 大塚「どうやら煙の原因は、五徳猫と鉄鼠の喧嘩のために起こった土ぼこりのようであります。 かなり視界が悪くなっており、踏み潰されないように気をつけてもらいたいものです。」 五徳猫「鼠の分際でえらそうにしてんじゃないのよ!」 鉄鼠「うるせぇぶくぶく太りやがって!猫というよりはブタだな、やーいブタ!」 五徳猫「なんだと、このゴボウ鼠が!鴨と一緒に鍋でゆだってろ!」 フランケン「うわー。」 大塚「おおっと!フランケン選手の車、どうやら五徳猫に踏み潰されたようです。 しかし持ち前のバカ力で凹みを直しています。どうやらここも全員無事に通過するようです。 閻魔大王庁の前の坂を下れば、いよいよ後半、人間界に突入します。」 幽子「鬼太郎さん、がんばってくださーい。」 地獄童子「しっかりしろよ、優勝しなきゃ、幽霊族の名が泣くぞ!」 戸田「ありがとうー、がんばるよー!」 バックベアード「おっとよそ見してる暇はないぞ。」 戸田「おおっ!なにをする!」 大塚「鬼太郎、バックベアードにおかまを掘られましたが、軽症のようです。」 バックベアード「後ろがつっかえているんだ、さっさと進め。」 戸田「全く、ひどいやつだ!」 大塚「妖怪花の妖精と妖精の花子ちゃんが選手を花びらで祝福していますが、 ここからが正念場、人間界です。」 大塚「花びらの匂いが芳しい香りは薄れ、人間の匂いが濃くなってきました。 レース後半人間界、妖怪は人間の作ったものを嫌うのが伝統ですが、 天然の道は全くありません。あ、トップのグレムリン、アスファルトの道を外れて、 なんと民家に飛び込みました!」 住民パパ「な、なんだなんだ?!」 住民娘「あーん、あたしのハンバーグ!」 大塚「なんということでしょう、グレムリン、 アスファルトを走るんなら家を突っ切ってなら民家を走ってやるぜ、 といわんばかりに壁をぶち破って進んでいます! しかも、ああなんとうことでしょう、鬼太郎以外の選手全員が、 グレムリンに倣って家を通り道にしております!」 戸田「こんなの、レースじゃない、ただの破壊行動だ!」 目玉「鬼太郎熱くなるな!グレムリンたちと同じになるぞ!」 天道正夫「なんだなんだ!」 天道星郎「あ!妖怪だ!鬼太郎さんもいる!」 天道優子「ああ、庭に植えたコスモスがめちゃくちゃ……。」 夢子「私の家が……。」 三期木綿「ひどか連中ばい……。」 大塚「なお、レースで壊れたところは閻魔大王様がきれいに直してくれるそうなのでご安心を。 しかしこれではやりたい放題です。政五郎鬼が注意を促しますが、頭に血が上った選手達、 聞き入れようとしておりません。遅れてきた水虎もやっと追いつき、 住宅街を走りぬけ、グレムリン依然トップのまま、ビルヂング街に突入しました。」 戸田「あ、また煙だ!」 大塚「また煙です、今度は、煙羅煙羅です!煙羅煙羅、選手をぐるり囲みました! 何も見えません!視界ゼロ!特殊カメラでも無ければ見えないほどの、濃い煙です! と思ったら、グレムリン出てきました!その後を鬼太郎、バックベアード、狼男が続きます!」 戸田「いい加減にしろ!この外道が!」 大塚「おっと!鬼太郎、グレムリンのおかまを掘っています!」 グレムリン「へ!いい子ちゃんぶりやがって!妖怪は妖怪らしく振舞えばいいのさ!」 バックベアード「魔女!俺は以前からお前の鼻が気に入らなかったんだ!」 魔女「なにすんだい!この栗イガ!何が西洋妖怪のボスだ!」 狼男「はっきりしゃべれ、この薄らトンカチ!お前のしゃべりが俺は大嫌いなんだ!」 フランケン「俺だって、お前のキンキン高い犬声が嫌いなんだ、保健所に行って犬鍋になって来い。」 戸田「こいつ!もうレースなんか関係ない!ここでとっちめてやる!」 目玉「落ち着くんじゃ、鬼太郎!」 大塚「なにやら様子がおかしいようです、寒気がするほど殺気だっています!」 三期木綿「あ!あんなところに!」 大塚「カメラが何かを発見したようです!ズームしてみましょう……!! テレビをごらんの皆様!大変です!いやみです!煙羅煙羅の煙に隠れて、 いやみがいます!どうやら選手全員、いやみの色ボケ術にかかったようです!」 大塚「いやみの色ボケ術にかかった選手達、団子になって道を爆走しています。」 三期木綿「これじゃただの乱闘ばい、野球中継じゃあるまいし。レースにならんとよ。」 大塚「ご安心を。清めの泉の水を、カシャボが汲んで来ております。 しかしそれを取りに行くにはかなり大回りをしなければなりません。 現在、コースアウトをし続けたため、ゴールにはかなり近づいております。 このままゴールするか、それとも清めの水を飲むか。 二つに一つ、難しい選択肢ですが、あ、水虎、元のコースに戻りました! いやみに術にかかりながらも、なんという精神力でしょう、懸命に本能と戦っています! どうやら読み終えた論語を読んで誘惑を抑えているようです。」 戸田「ええい!この!逝ね!この!この!!」 グレムリン「あれ、ここは?」 大塚「コースアウト組、いつの間にか銭湯に突っ込んでいました!しかも女湯! カメラも追いかけてみる事にします。うわー、天国!」 茜「きゃー!なになに?」 後神「え?ええ?!」 啓子「やーん!のぞきー!!」 タンク松竹「私がなぎ倒してって、これは無理だわー!」 モモコ「え、なになに?」 バックベアード「おお……。」 狼男「これは……。」 フランケン「ふんがー。」 グレムリン「お、おー!!」 戸田「女の子が、いっぱいだぁぁぁぁ!!!」 大塚「大変です、これはひどい!選手達、女の子達を襲い始めました! 紅子「おじいちゃーん!助けてー!」 華子「きゃー!助けてー!」 戸田「この子も!この子も!みんな俺のもんだー!」 バックベアード「何を言う!西洋妖怪の長であるこの俺の妃に!」 狼男「お前のどこにあるっていうんだよ!このうに!」 大塚「ああ、なんという淫らな戦いでしょう!カメラを回し続けたら、 視聴率はUPするかもしれませんがPTAに袋叩きにされそうです!」 三期木綿「こりゃビニ本の世界でごわす。」 その頃、看護室では 三期ネコ娘「きぃーー!!何やってんのよ鬼太郎は!」 四期砂かけ「いやみのせいとはいえ、いくらなんでもひどすぎじゃ。」 松岡「レースをすっかり忘れていますね。」 野沢「戸田兄のバカ!俺のがんばりをむだにするつもりかよ!」 三期ネコ娘「あー!!許せない!あたしというものがありながらーー!!」 四期ねこ娘「ねぇ、砂かけお婆、なんで私の目と耳を塞いじゃうの?」 三期砂かけ「その方がええんじゃよ。」 大塚「カメラはただいま、カシャボの水を飲みに行った水虎を追いかけております。 お、いました、水虎です。今度は論語ではなく韓非子を読んでいます。 とにかく冷静になろうとしているようですが、あ、見えてきました、カシャボです。」 水虎「は、早く、水を!」 カシャボ「はい、どうぞ。」 大塚「色ボケを直した水虎、一直線ゴールに向かっています。 この勝負、水虎の独走で終了、いや違います、魔女がやってきました! 男湯に爺しかいなかったために正規のコースへ戻ってきたようです。」 魔女「何いってるの?!私はあんたを追いかけてきたのさ、マイダーリン!」 大塚「あ、寒気が。」 三期木綿「ゴールが見えてきたバイ!」 大塚「おっと危ない。もう少しで落ちるところだった。 あ、水虎ゴールしました!一位、水虎!水虎です!中国古代思想に助けられました! 二位は魔女!残るは三位決定戦ですが、選手達、まだ見えません! カメラすぐに問題の銭湯へ向かいます!」 戸田「女の子、さいこーーーー!!」 大塚「一位水虎、二位魔女です、早く行かないと、三位を決めないで次のレースを始めますよ!」 グレムリン「なんだって?!」 フランケン「急がなければ。」 大塚「私の声に気づきました!選手達乗り捨てていた車に乗り込み最後の追い上げです!」 バックベアード「お前達、あとでヌッコロス!」 狼男「上等だ、返り討ちにしてやるぜ!」 戸田「ふん、あとで吠え面かくなよ!」 大塚「また町を破壊しながらゴールへと進んでいきます!あ、ゴールです! 一部殺気を立たせて選手を待っています!」 バックベアード「これでもくらえ!」 狼男「また!」 フランケン「しまったぁ。」 大塚「バックベアード、また必殺の睨みです! フランケンと狼男、縺れ合って欄干にぶつかりました!」 大塚「三位、根性見せましたグレムリン! 続いてほんの僅かの差で鬼太郎とベアードが同時にゴールしました!」 戸田「ベアード!お前を地獄に叩き込んでやる!」 ベアード「お前こそほうき星に乗っかって宇宙の果てへ行け!」 野沢「この!」 三期ネコ娘「鬼太郎のばか!」 戸田「おぼふ!!」 ベアード「げへ!」 野沢「戸田兄のばか!すけべ!ぽんぽこぽん!かせいほーけい!」 高山「なんだよ、最後の。」 野沢「ゲタ吉さんに教えてもらったの!この!この!」 ビビビビビッ 松岡「よせ、戸田はいやみの術にかかっただけだ、本心じゃない、と思う。」 野沢「でも。」 松岡「父さんを守ってくれたんだ、僕も地獄に流すだけにするからさ。」 高山(流すだけって、他に何をするつもりだったんだ?) 大塚「予想外の展開でした。本命鬼太郎とバックベアードがまさかの四位、 一位が大きく出遅れた水虎と、番狂わせの連続でした。」 千葉「なお、放送できなかった例の部分だけ収録したノーカット無修正DVDを 販売いたします。詳しくは、こちらのURLをさんしょ。」 五期ネコ娘「何売ってんのよ!このすけべ!」 千葉「あーれー!!」 大塚「なんで俺まで!」 高木「おーっと、兄さん達が折檻食らっている間に、CM入りまーす!」 富山「ねー、いいでしょー夢子ちゃーん、今度こそ、こっちの水着を。」 夢子「いやー!」 鬼太郎記念特別妖怪ラリー 休憩 長編作品一覧へ戻る
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大塚「連日夏を思わせる日差しが降り注ぐ今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 本日はここ、地獄の三丁目で第一回鬼太郎記念特別妖怪ラリーが行われようとしています。 総合実況アナウンサーは定評のある私大塚ねずみ男、中継車は一反木綿兄弟、 審判は閻魔大王ならびに地獄の皆様でお送りします。 さてこのラリー、いつも行われるものとちょっと趣向を変えまして、 各期の特色を持たせたコースをそれに対応するキャラクターが リレーしていくという方式をとっています。 なおキャラクター交代はチェックポイントで行われ、 そこを通過した順位ごとにポイントが加算され、 最終的に一番ポイントを獲得したチームが優勝となります。 それでは一旦CM入ります。」 鬼太郎記念特別妖怪ラリー 第一レース 長編作品一覧へ戻る
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妖怪大図鑑 鬼太郎 幽霊族の父親と人間の母親との間に生まれた半妖怪の少年で、妖怪としての高い能力と人間としての優しい心を併せ持つ本編の主人公。悪い妖怪を懲らしめてくれるなど、人間の味方というイメージが強いが基本的には人間にも妖怪にも公平な気持ちで接している。たぐいまれな生命力の持ち主でもあり、時間さえかければ死に至る程の傷を負っても蘇る事ができる。 目玉親父 あまりにも有名な鬼太郎の父親。幽霊族であり、以前はミイラ男のような姿をしていた。死後、鬼太郎を見守る為に目玉だけが蘇り今の姿になる。長年の経験からくる助言は鬼太郎をいつも助けている。 ねずみ男 鬼太郎の迷パートナー兼トラブルメーカー。何かしらの悪どい金儲けに手を出して人間に被害を与え、それを嗅ぎつけた鬼太郎たちに懲らしめられるのが基本パターンである。妖怪としてはさして強くないが、不潔さでは誰にも負けず、それが最大の武器となっている。 砂かけ婆 鬼太郎が信頼を寄せる中核メンバーの一人。その名の通り砂を武器としており、その中でも砂太鼓の壺は特に協力。だが、彼女が真に頼りになるのは攻撃力ではなく年長者として鬼太郎に的確な助言を与えてくれる部分であろう。 子なき爺 鬼太郎の古くからの友人で砂かけ婆と共に頼りになる仲間。他人に抱きつき千貫の重さになる事が可能。その名の通り年配の妖怪だが、説教くさいタイプではなく、少しスケベなところがあるなどお茶目な妖怪である。 猫娘 化け猫の妖怪で、鬼太郎とは古くからの知り合い。持ち前の身の軽さとツメを使った巧みな攻撃で鬼太郎を援護する。猫がネズミに強い様にねずみ男に対しても強い。もっとも、彼のみならず猫娘を怒らせてしまうのは避けるべき事態だ。 一反木綿 独特の九州なまりが印象的な鹿児島県の布の妖怪。薄い体だが数人の妖怪を乗せて空を飛ぶ事ができるため、遠方へ鬼太郎が移動する際に便利に利用される。 ぬりかべ 大きな壁の妖怪。動きは遅いがいざとなると攻撃に、そして防御にととても頼りになる。体内に大量の水を蓄える事ができ、攻撃に使うことが出来る。 つるべ火 鬼太郎の仲間の炎妖怪で鬼太郎がピンチになるとすぐに現れ助けてくれる。空を飛ぶことができ、他の妖怪よりも機動性に長けており、炎に弱い妖怪の相手をする時など、何かと頼りになる存在だ。 傘化け から傘の妖怪。傘の姿を利用した催眠攻撃や熱線攻撃等多彩な技を持つ。竹切り狸にそそのかされチャンチャンコを盗み、その力を利用して様々な姿に化け、鬼太郎達を苦しめた。 かわうそ 狸や狐と同様、変化能力を持つ妖怪。鬼太郎達の前には始め少年の姿で現れた。鬼太郎の仲間になったり敵に回ったりと微妙な位置にいる。大きな船を持っていて船旅の際には大いに役に立つ存在。 ぬけ首 頭と体を分離できる炎の妖怪。ぬけ首はかなりの自信家で鬼太郎達だけが有名なのが気に食わず自分の実力を示す為に鬼太郎達に挑戦した。長時間頭と体が離れるとオーバーヒートして大爆発してしまう。 姑獲鳥 他人の子供を連れ去り自分の子として育てるのが趣味の妖怪。他にも夜干ししている布団に足跡をつける趣味などがある。石に封印されていたが羽毛をかけられ復活を果たした。 赤舌 人間の水分を吸い取り力とする妖怪。水を利用し、猛スピードで移動する事も可能。本来の赤舌は"赤舌神"と呼ばれ陰陽道の鬼神である。 ひでり神 ある気象条件が揃った時に出現する妖怪で、強力なドライヤーのような熱気を武器としている。この妖怪が現れるとひでり続きになるといわれている。溶岩の熱を使いパワーアップする事ができる。 シーサー 純真な心をもつ鬼太郎達の仲間で沖縄の妖怪。身体をドリルのように回転させて地面を掘り進む事ができるなど小さい体に高い機動性を備えている。鬼太郎をとても信頼している。 輪入道 牛車の車輪の妖怪で物質をダイヤに変える"炭素化光線"を放つことが出来る。ある意味女性に最も注目される妖怪。複数体の個体が存在している様だ。 カタキラウワ 漢字で書くと片耳豚、又は片身豚となる。いつも群れで行動し仲間が危険に晒されると合体して巨大なカタキラウワである"大ブタ"になる。 大ブタ カタキラウワ達の集合体で彼らの切り札。一体一体がかわいらしいヌイグルミのようなカタキラウワも大きくなると…やはり可愛い。 牛鬼 普段は海に棲んでいる頭は牛で体は蜘蛛の妖怪。かなりの力持ちで大昔に現れた時にはその能力を封じる為に神さまの力を借りたと言われる強力な妖怪。 泥田坊 「田をかえせ~」のセリフが有名な身体が泥で出来た一つ目妖怪。農家の先祖の霊が田を売られた事を恨んで現れた姿とも言われる。水と縁の深い妖怪で水を操る妖怪に利用され兵隊として使われている。 朧車 車争いの遺恨から生まれたといわれる牛車の妖怪。妖気定着装置として利用されていた。車の言葉で喋っており鬼太郎にはその言葉は理解できない様だ。 つるべ落とし 大きな頭をした妖怪。一見、頭だけの妖怪と勘違いしそうだが、実は小さいだけでちゃんと足が存在している。詳しい能力は不明。ちなみに"つるべ"とは井戸水をくみ上げるのに使う桶のことで"釣瓶"と書く。 山びこ 大きな前歯が特徴的な一つ目で子供の妖怪。古くから、鬼太郎の仲間の一人である。詳しい能力は不明だがその名前からは山に向かって叫んだ声が反響する有名な現象を連想させられる。 かまいたち 両手が鎌の妖怪。とがらせた口から強風をおこして手を触れずに遠くの物を吸いよせる事が出来る。 天井なめ 鬼太郎に協力する日本の妖怪の一人。その名の通り、天井をなめる妖怪でカビが好物。胃液は水で薄めるとカビ消しの妙薬となるそうだ。 油すまし 古くからの鬼太郎の協力者であり、実はゲゲゲの森村長。ドラキュラとの戦いに一番に駆けつけてくれた頼もしい仲間。その戦闘能力は高く温厚な顔の下に相当の実力を隠している。 迦楼羅 "かるら"と読む。八万年前に牛鬼を封印した、千手観音を護る二十八部衆の一人。村人の祈りの声に応え牛鬼を完全に倒せずにいた鬼太郎達に手を貸した。人知を越えた力を持ちその実力は計り知れない。 からす天狗 日本人にはなじみの深い修験者の姿をした妖怪。背中の羽で木々の間を自在に飛びまわる事ができ、山の護り神とも仏道を妨げる魔性とも言われる。 井戸仙人 中国出身の仙人。井戸の中で住んでおりそこでメタンガスを食べながら、千年も生きてきたらしい。同じ中国の妖怪チーに反物にされた仲間達を元に戻す方法を鬼太郎達に伝授した。 野づち 大きく開いた口で何でも吸いこむ恐ろしい妖怪。巨大な芋虫のような姿をしていて、普段は土の中で眠っている。その眠りを妨げられると激しく怒り、手がつけられなくなってしまう。 ヤカンヅル 普段は封じられていて決して出してはいけないとされている禁忌の妖怪。異次元の胃袋を持ち、あらゆる物を吸い込み食べてしまう。ブエルが呼び出した悪魔の軍団すら軽く一飲みにしてしまった。 蝙蝠 悪い妖怪によって使役される動物。 吸血蝙蝠 悪い妖怪によって使役される動物。普通の蝙蝠よりもやや強い。 殺人蝙蝠 悪い妖怪によって使役される動物。並の人間を楽に屠るだけの力を持つ。 地獄蝙蝠 悪い妖怪によって使役される動物。並の人間を楽に屠るだけの力を持つ。 結界蝙蝠 悪い妖怪によって使役される動物。最強最悪の力を持つ蝙蝠でかなり手強い。 野狐 一番下の位の妖怪狐。戦闘力はさほどでもないが蝙蝠等よりは手強い。 気狐 下っ端の妖怪狐。野狐より位が高い狐で当然彼らよりも強い。 精鋭気狐 気狐よりもさらにワンランク上の狐。下っ端狐の中ではやや強い部類。 近衛気狐 下っ端の妖怪狐の中でも特に訓練された精鋭中の精鋭部隊員。 ガイコツ 最も低級な妖怪の一つ。戦闘力はさほどでもない。 ガイコツ軍曹 最も低級な妖怪の一つ。戦闘力はさほどでもない。普通のガイコツ達より若干階級が上である。 ガイコツ曹長 経験豊かでやや手強くなったガイコツ。 ガイコツ軍曹 ガイコツのエリート。戦闘力は他のガイコツ達よりはかなり高い。 骨女 常に大物妖怪に仕えている着物を着た女骨妖怪。部下であるガイコツ達をアゴでこき使う。かなりきつい性格だがなぜかねずみ男にはただならぬ感情を抱いている様だ。 ガシャドクロ 人知れず野で死んだ人々の恨みが集まって生まれた巨大なガイコツの妖怪。実際には凶暴な妖怪ではないがエリートの催眠音楽によって操られ、鬼太郎達に牙をむけた。 妖怪竹 人間がタケノコ病にかかり竹化してしまった姿。知性は無く、万年竹の命令どおりに動く。 万年竹 大きな竹の妖怪。竹の精の命令でタケノコ病を流行らせた。妖怪としての能力は低いわけではないがあまり好戦的ではないらしく、指示されない限りは能動的に行動を行うことはない様だ。 竹の精 住みかを荒らされ、怒りに震えていた所をある妖怪につけ込まれ利用された竹の妖怪。鬼太郎の油断を誘うためナース服で登場。なぜかその後もずっとナース服である。 竹切り狸 傘化けをそそのかし鬼太郎のチャンチャンコを盗ませた妖怪。手紙を使い竹の精と姑獲鳥をひきあわせるなど陰で暗躍していた。万年竹とはどうやら親戚にあたるようだ。 たくろう火 人間を騙し自分の仲間に変え、配下を増やしてゆくゆくは世界征服を…と考えている悪い妖怪。空の攻撃が得意で空も飛べるので意外とやっかいな相手だ。ねずみ男と組んでクリーニングの店を営んだ事もある。 黒坊主 お坊さんの生気を狙って逆に絵の中に封印されてしまったとされる妖怪。美人画の中に入り見る者を魅了して生気を吸い取る事ができる。水に弱い。 むじな 様々な姿に化ける事が出来る妖怪。得体のしれない存在でその目的が何なのか本人以外は誰も知らない。おりたたみ入道と呼ばれる妖怪を背中に背負っており、彼の主力技となっている。 むじな(ねずみ男版) むじなが暁光寺建設に入り込む為化けた姿。この姿で商人を名乗り黒坊主の潜む美人画を暁光寺建設の社長(ルカの父親)に売りつけた。 百足 大百足の仲間の百足。人間を憎んでおり、鬼太郎達に牙をむく。 大百足 巨大な百足の妖怪。同胞を百足油を作る為人間に殺された事から人間を憎んでいる。部下にたくさんの百足達を引き連れている。 雪ん子 子供の姿をした雪国の妖怪。昔風の格好である部分を除けば、外見は普通の少女そのものだ。この姿で鬼太郎達の油断を誘い、まんまと罠にはめた。実は見かけによらず冷酷な性格をしており人間達は単なる自分達の食べ物と考えている。 雪女 日本では有名な雪国の妖怪の一人。色白の美しい女性の姿をしており、妖艶な雰囲気が漂う。他の雪国妖怪達と協力して鬼太郎達の前に立ちふさがった。 雪男 雪国妖怪の一人。雪国妖怪達の中では一番の実力者で冷凍系の攻撃を得意としている。外見はどちらかというと"なまはげ"を連想させる。 雪国合体妖怪 雪ん子、雪女、雪男が溶けて合体した姿。その能力は高く侮れない。 水兵士 ヴォジャーイが雪国合体妖怪を元に作り出した新妖怪。自らの右手を剣に変え攻撃する事ができる等能力が向上している。 闇水兵士 強化された水兵士。その姿は不気味な夜の水面を連想させる。基本的な技に変化はない。 ほうこう 中国の妖怪で、樹木の精霊のようなもの。漬物好きで、何でも自前の樽につけ込んでしまう。鬼のようなすごい形相をしている。四大元素別に分離する事が出来る。 ほうこう(地) ほうこうが分裂した姿の一つ。普通のほうこうと違い地属性となっており、技が増えているのが特徴。 ほうこう(水) ほうこうが分裂した姿の一つ。普通のほうこうと違い水属性となっている。 ほうこう(火) ほうこうが分裂した姿の一つ。普通のほうこうと違い火属性となっており、炎攻撃を得意としている。 ほうこう(風) ほうこうが分裂した姿の一つ。普通のほうこうと違い風属性となっており、技が増えているのが特徴。 動く石造 ぬっぺらぼうが石像を被った姿。このスリムな石造に巧みにその身体を格納している。奇妙な歌を唄いながら若さを奪い歩き、聴く者を震えあがらせた。 ぬっぺらぼう 韓国の妖怪。鈍重そうな外観だが若さを吸い取るという恐ろしい能力を持っており侮れない。 巨大ぬっぺらぼう 巨大な妖怪でぬっぺらぼう達の弟。姿を消す能力を持っている。 ダイダラボッチ教信者 ダイダラボッチを神と崇める集団"ダイダラボッチ教"の信者。ダイダラボッチを信じれば救われると考えており、彼らの結束はかたい。 ダイダラボッチ教教祖 ダイダラボッチを神と崇める集団"ダイダラボッチ教"の教祖。ダイダラボッチを信じれば救われると考えている。教義は親から子へ、子から孫へ、と数百年にわたり受け継がれている様だ。 聖ねずみ男 ねずみ男がある人物に操られダイダラボッチ教信者となった姿。姿が変わった以外は特に変化は無い。骨女と"ラブラブ"だった。 ダイダラボッチ目 各地に封印されていたダイダラボッチの身体の一部。空中を飛ぶことができる巨大な目玉である。 ダイダラボッチ口 各地に封印されていたダイダラボッチの身体の一部。堅い大地をかみ砕く事ができる強靭な口だ。 ダイダラボッチ鼻 各地に封印されていたダイダラボッチの身体の一部。他の部品よりもやや小柄だが戦闘力は高い。 ダイダラボッチ 超巨大妖怪。かつては日本を支配していたがあまりにも大きな力を持っていたために恐れられ、バラバラにされ封印されていた。力そのものもすさまじいが、日本列島そのものを食べてしまえるというその胃袋はさらに驚異的といる。 大首 数千年に渡り生きてきた不老不死の大妖怪。霊を食べ、それを活動源としており、それと共に不老不死の力を得ている。その為に霊を食べる"悪食キノコ"に弱くこれをかけられると大変な事になってしまう。 ぬらりひょん 悪事を働く事を生きがいにしている老人姿の妖怪。日本妖怪の中でもかなりの実力者で、鬼太郎とも何度もやり合っている。邪悪な鬼太郎を亡き者にしようとコンクリートで埋めたり、魔法の壺に封印しようと企んだ事もある。 魔女 ロンロンの手下。見た目ではわからないがまだ経験の浅い若い魔女。 中級魔女 ロンロンの手下。ある程度強くなったがまだロンロンには遠く及ばない。 上級魔女 ロンロンの手下。特に優秀な魔女。同じ老婆に見えるが他の魔女よりも経験を積んでいるベテラン魔女だ。 魔女ロンロン ヨーロッパからやってきた大魔女。腕力は弱いが高い魔力を持ち、魔法の雷で鬼太郎達を苦しめる。なぜかねずみ男がとても気になる様だ。 若返ったロンロン ぬっぺらぼうが吸い取った鬼太郎の若さを魔女ロンロンが使用し、若返った姿。基本的な技などに変化はないが、普通のロンロンよりも華やかな印象を受ける。 ミイラ男 世界妖怪の尖兵。全身に包帯をまいた下級な妖怪。 ミイラ兵士 訓練を積んだミイラ男で普通のミイラ男よりも強力な兵隊だ。 ミイラ貴族 ミイラ兵士よりもさらに強力な妖怪。恐らく"貴族"という階級は生前のものであろう。 二つ首のミイラ妖怪 首が二つあるミイラ。普通のミイラよりも魔物としての位が高く体格も一回り大きい。片方の口からは炎を、もう片方の口からは寒気を吐く事が可能。 オオカミ男の手下 オオカミ男の部下の一人。 オオカミ男の舎弟 オオカミ男の部下の一人。手下よりも手柄を立て出世している。 オオカミ男の腹心 オオカミ男の部下の一人。オオカミ男と共に幾度も死線をくぐり抜けた猛者だ。 オオカミ男 ルーマニアの妖怪でドラキュラを首領にする"世界妖怪軍団"の一員。薬の知識が若干あるらしく、石化状態を治すことができる特効薬"ベラドンナの汁"を持っている。ダイヤに目がない。 妖怪樹分身体 妖怪樹が産み出した種から生まれた分身。植物で言うと"芽"にあたる存在。彼ら一体一体がいずれ成長し妖怪樹となる。 妖怪樹分身強化体 妖怪樹分身体の内、好条件下で成長した個体。若干性能が上がっている。 妖怪樹 小笠原で数千年も生きてきた妖怪の樹。妖怪血液を吸収する事で種を作り出し、子供達を生み出す事ができる。ドラキュラ達の"おば"にあたる。 鏡獅子 舞踏劇の演目にもなっている"獅子頭を使って踊る小姓に獅子の精が乗りうつり舞いを舞った"という江戸時代の伝説に由来する妖怪。実際に何が乗りうつっていたのかはゲーム中で明らかにされる。 ベナンガラン 南方よりやってきた吸血妖怪。出産時に亡くなった女性が他人の子供を苦しめる為に妖怪化した姿だと言われており主に妊婦や子供の血を吸う。 ランスブィル 南方よりやってきた吸血妖怪。詳しい能力は不明だがずらりと並んだ鋭い牙と装飾品のような舌が特徴の魔女である。 吸血花ラグレシア 南方出身の巨大な花の妖怪。植物だが自ら根を引き抜いて歩く事も可能。攻撃は花粉や毒の雌しべなど見かけによらず多彩で強力な技を持っている。 蝋人形 蝋で出来た人形。カリーカによって作りだされた忠実な兵隊。 蝋人形ナイト 蝋で出来た人形。カリーカによって作りだされた忠実な兵隊。普通の蝋人形よりも特に念入りな手順で作製されている。 カリーカ 人間から魂を抜き出し蝋人形を作るために誘拐を繰り返す中世から生きている妖怪。呪文コンピュータで蝋人形を自在に操る事が出来る。 カリーカ蝋人形 カリーカによって作られた蝋で出来た偽者。 こうもり猫 蝙蝠の羽が生えた猫の妖怪。アメリカ出身で妖怪大統領選に出馬するも落選し、日本へ亡命。性懲りもなく日本でも同じ野望を抱く。妖怪催眠術や幻覚を使うが強くはない。 幻のこうもり猫 こうもり猫の幻術によって作り出された幻の分身体。魂を使い実体化しており本物と同等の攻撃力を持っている。 幻のこうもり猫エース こうもり猫が特に念入りに作り出した幻術の分身体。普通の幻のこうもり猫より能力が高くなっている。 ベリアル手 悪魔ベリアルが身体の一部分を増殖させたもの。手の集合体でそれから繰り出される攻撃は鬼太郎を苦しめる。 ベリアル足 悪魔ベリアルが身体の一部分を増殖させたもの。足ばかりが集まっている。 ベリアル目 悪魔ベリアルが身体の一部分を増殖させたもの。目ばかりが集まっている。他のベリアルとは少し違う技を持っているのが特徴。 ベリアル口 悪魔ベリアルが身体の一部分を増殖させたもの。口が集まっており大変不気味。 悪魔ベリアル 明治元年に船で日本に渡ってきた悪魔。以前はからす天狗によって魔力を封じられていた事もある。目や口といった自分のパーツを100倍に増殖させる事が可能。 悪魔ブエル 悪魔軍団を統率する大物悪魔。悪魔を召還して鬼太郎達と戦おうとした。詳しいデータは不明だがその外見からは想像出来ない高い戦闘力を持っている。 バックベアード 鬼太郎と幾度となく戦ってきたアメリカの妖怪。巨大な目玉を使った目眩まし攻撃や催眠攻撃を得意としている。かつてはドラキュラを配下に従えた事もあったが現在は少し事情が違う様だ。これからも鬼太郎と相対するであろう強敵である。 チー 中国の大妖怪で大昔日本で退治されたある妖怪の弟。家族を倒された事を逆恨みし日本に対してなみなみならぬ憎悪を抱いている。妖怪が反物になる薬を持っており、それを用いて妖怪を無力化する事ができる。 ヴォジャーイ 水を操り子供や老人に化ける事が出来るロシアの妖怪。水死者達の霊の化身とも言われている。妖怪を食べるのが好きで鬼太郎を肉羊羹にして食べようと企んでいた。 ゴーゴン 髪の毛が蛇の妖怪。彼女に見られると石になってしまう。ゴルゴーンと名乗っていた事もあるようだ。 フランケンシュタイン 有名な西洋妖怪。性格には人造人間だ。知能はあまり高くなく動きは緩慢で鈍重。反面腕力に長けておりその破壊力は普通の人間の比ではない。ドラキュラに仕えている。 吸血鬼エリート 西洋妖怪の一人。音響催眠の術に長けギターを持って歌いながら攻撃をしてくる。政治家や有名人の血を吸うことを特に好む。いつも微笑をたたえ挑発的な態度だが、その実力はかなり高い。 吸血鬼ラ・セーヌ フランス出身の吸血妖怪で千人の美女の血を吸って生き長らえる野望を完成させるために日本へとやってきた。手下の蝙蝠と謎の機械を使い超音波瞬間移動を行うことが可能。 吸血鬼ドラキュラ 吸血鬼にして西洋妖怪達の総大将。実力は高い筈だがツメが甘く、今までに幾度も鬼太郎達に挑戦しそのつど敗れている。ビジネスに関しても同様で金勘定に厳しい割に結局損をしてしまう様だ。妖怪医、という側面も持っている。 大妖怪ギーガ 巨大な力を持つこの物語の真の黒幕。ネットの情報に介入する能力を持ち、情報を操り、人間を、そして妖怪を操って鬼太郎達を苦しめた。謎に包まれた妖怪で彼の正体は物語の中で明らかにされる。 グレムリン ギーガの正体。元々は機械いじりが好きな外国の妖怪で、ネット端末に触っていた際に偶然その内部の凝り固まった思念に触れてしまい自意識を失いギーガになってしまった。
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大塚「蝙蝠飛び、虫達が歌う中、最終レースが行われようとしています。 こんばんは大塚ねずみ男です。 第四レースまでの各チームの成績は、 一位鬼太郎チーム5p、二位水虎、グレムリンチームで各4p、 三位は魔女、ベアードチーム2p、四位狼男チーム1p、最下位フランケンチーム。 すでに優勝を諦めた、三位以下のチームは停滞モードに入っておりますが、 まだ逆転のチャンスはあります。 そう、こういう企画にありがちの、最後はポイントが倍々ゲーム! 獲得ポイントが2倍になるのです! お、俄然やる気を出し始めたのでしょうか、念入りにチューニングを行っております! 五期コーススタートまで、あとわずか、笑っても泣いてもこれが最後となります!」 目玉「バッテリーよし!タイヤもよし!エンジンも……うん、さすが夜行さん、丁寧に手入れしてくれとるわい!」 高山「父さんなにもそこまでしなくてもいいじゃないですか。」 目玉「バカモン!念には念を入れねばならん。ほれ、ガソリンは入っとるか?」 高山「はい、ちゃんと満タンですよ。」 野沢「おーい高山にいちゃーん。」 高山「あ、野沢。」 野沢「へへへ、応援に来た。はい餞別のキャラメルと梅ジャムだよ。」 高山「わー、ありがとう。」 野沢「最後だから、がんばってね!」 高山「ははは、なんだかプレッシャー感じちゃうな……。」 目玉「高山はあんまりこういうことには燃えん性質じゃからのう。 戸田の方がレースとかが大好きなんじゃが……ところで、戸田はどうしたんじゃ?」 高山「そういえば、第二レース以降、姿を見てませんね。」 戸田「や、やっとついたぁ……。」 高山、野沢「あ、戸田!」 戸田「さすがに饅頭作って地獄から戻るのは疲れた……。」 野沢「あ、地獄饅頭!」 戸田「そうそう、これもってってよ。こっそり多めに作っといたんだ。」 高山「ありがとう(でもこれ、ちょっと皮が破れてる)」 五期ネコ娘「きたろー!」 高山「やあネコ娘、君も来てくれたのかい?」 五期ネコ娘「そりゃそうよー!レースクイーンだしね! あ、これ、お婆と一緒に作ったの、おかかのおにぎり!」 野沢「おいしそー!一個もらってもいい?」 五期ネコ娘「だーめ、これ高山に作ったの。」 高山「一個なら上げる。一個なら。」 五期ネコ娘「もう!」 三期ネコ娘「高山くーん!」 五期ネコ娘「あ、姉さん。」 三期ネコ娘「これ、松岡さんから。清めの水で入れたお茶だって。」 目玉「お茶に、お菓子に、饅頭に、おにぎり。」 高山「まるでピクニックに行くみたいですね。」 ベアード「まあ日本妖怪にはそれがお似合いだな。弱い連中が固まって、お菓子でも食ってればいいのだ。」 野沢「なんだと!」 高山「野沢、抑えて。」 野沢「でも……。」 高山「きっちり、レースでカタをつけさせてもらうさ。」 大塚「ネコ娘のフラッグが宙を舞い、最終レースの火蓋が切って落とされました! 先頭を行くは、西洋妖怪の首領バックベアード、その後を魔女と狼男が追い、 フランケン、水虎、アカマタが続いていますが……あれ、肝心の鬼太郎は?」 高山「くそ!やられた!」 大塚「高山、珍しく声を荒げています。ああ、どうやらガソリンの蓋が開いていたようです。」 目玉「いつの間にか、ガソリンの蓋に細工がしてあるわい!さっきのチェックでは何もなかったというに。」 大塚「どうやら何者かによって蓋が壊されていたようであります、これで鬼太郎、だいぶ出遅れました。 さて、この最終レース、最初の関門はなんと言っても船幽霊たちでしょう。 選手団を追いかけ、そのエンジンやバッテリーに海水を振り掛ける! それから逃れるためにスピードをだすのはいいのですが、闇雲にしてはだめ! 脇からは海座頭の水流銛が選手達を射殺さんと待ち構えています。」 船幽霊A「あの子がほしい……。」 船幽霊B「あの子がほしい……。」 船幽霊C「あの子じゃわからん……。」 魔女「ええい、辛気臭い連中だよ!吹っ飛んでおしまい!」 大塚「魔女、肺に目一杯空気を吸い込んで吐き出しました!船幽霊たちちりぢりになりました!」 魔女「ふん、どんなもんだい!」 船幽霊たち「お……おお、おお……。」 魔女「ええい!近寄るな!水をかけるな!」 大塚「さすが船幽霊達です!どんなにされてもしつこく近寄ってきます!」 目玉「だめじゃ!このヒビのせいでなかなかはまらん!」 高山「そうだ、このおにぎりのご飯粒で……。」 大塚「おや、鬼太郎、蓋に何か細工をしています……ははぁ、 どうやらご飯粒でヒビを塞いでいるようです。」 高山「よし、はまった!」 目玉「そうとなれば早く出発じゃ!」 大塚「鬼太郎、ただいまスタートしました!」 大塚「遅れていた鬼太郎、船幽霊エリアに辿り着きました。 しかしおにぎりの糊を使ったガソリンの蓋では、防水性にかなり難があります。 鬼太郎、はたしてこのエリアを無事に逃げ切れるでしょうか? すでに先を走っていた狼男、水虎は水をかけられて時間を大幅にロスしています。」 高山「髪の毛針!」 船幽霊たち「ああ~…………………あの子がほしい……。」 高山「くそ!この前よりも強くなってる!」 目玉「鬼太郎、こういう時は基本に立ち返るんじゃ!」 高山「基本?」 目玉「船幽霊に会った時は底の抜いた柄杓を投げつけると良いというじゃろ?」 高山「でも柄杓なんて……あ、そうか!」 大塚「鬼太郎、水筒を取り出して中身を飲みました!何をやっているんでしょうか?」 高山「開いたこの水筒の底をぬいて、髪の毛槍の短いのを、米粒で貼り付ければ……!」 大塚「なんと鬼太郎、水筒で柄杓を作りました!しかし今は工作の時間ではありません。 穴の開いた間抜けな柄杓をどうするつもりでしょうか?」 高山「こうするんだ!えーい!」 狼男「船幽霊に、投げた、だと?!」 船幽霊「おお……。」 水虎「なにをしているんだ!逆に水をかけられるぞ!」 船幽霊「あの子が……あれぇ……?」 大塚「船幽霊達、鬼太郎製作の柄杓で水を掛けようとしますが、水が掬えません! なるほど、これなら水をかけられる心配はありませんね!」 高山「ありがとう、松岡兄さん!」 大塚「ベアード、魔女、フランケン、アカマタ、そして鬼太郎を加えた 五名が現在走っていますは大ムカデエリアです。 どこからやってくるかわからない大ムカデ、毒液を吐き出し、 巻き付いてくるその体長は十メートルをゆうに超えます! はたして無事にココを通過することが出来るのは何名ほどでしょうか。」 ベアード「よくココまで辿り着けたな、 もらいものでピクニックに行ったかと思ったぞ。」 高山「逃げるようなまねなんか、するもんか。……まさか、蓋に細工したのは。」 ベアード「ふふふ、どうだろうねぇ。」 フランケン「な、なんだぁ!」 大塚「いきなり大きな丸いものが宙を飛びました!そしてそれがどんどんつながって……! 大ムカデです!大ムカデになりました!」 ベアード「こんな昆虫一匹、どうしたこともない!」 大塚「ベアード、得意の一睨み!大ムカデ、出てきていきなり卒倒しました!」 目玉「た、助かった……。」 ベアード「それはどうかな?」 高山「?」 大ムカデ「ぐ……ぎ……。」 大塚「倒れた大ムカデ、ゆっくりと起き上がります。そして……、 鬼太郎に襲い掛かりました!どうやあベアード、催眠術も仕掛けたようです。」 高山「卑怯だぞ、ベアード!くそ、髪の毛針!!」 ベアード「じゃあ鬼太郎君、私は先を急がせてもらうよ。」 高山「このぉ!体内電気!」 目玉「ダメじゃ鬼太郎!車の方がイカレてしまう!」 高山「でも……!!そうだ!」 大塚「おや……鬼太郎、またしても不可解な行動をとっています。 キャラメルを……噛んで……吐き出して……。」 目玉「なに呑気にキャラメルなんか食べとるんjy!] 高山「父さん、僕はただキャラメルをかんでいたんじゃないんです。 あるものを含ませていたんです。」 目玉「あるもの、じゃと?」 高山「それは……僕の胃液です、それ!」 大塚「鬼太郎、キャラメルを大ムカデに投げつけました! ああ!大ムカデの身体が!溶けています!まるで雪のように!」 高山「キャラメルはべたべたしているから、はがそうとしてもすぐに別のところにくっつく! そこでうごうご蠢いてるんだな!」 大塚「鬼太郎、大ムカデから逃れて先をいくベアードを追いかけます!」 蒼坊主「おーい、そこの妖怪さーん、悪いんだけど妖怪横丁まで……。」 ベアード「「うるさい!」 蒼坊主「ぎゃん!あ、そこのお嬢さーん、失礼ですが……。 魔女「一昨日きな!」 蒼坊主「ぐへ!な、なんの……そこの紳士さん、すみませんが……。」 フランケン「ふんがー。」 蒼坊主「あふべ!こ、こなくそ……そこの南方の……。」 アカマタ「さよならー!」 蒼坊主「あぎゃふん!なんなんだよ、ちっくしょー。」 大塚「おや、コースで誰かヒッチハイクしています……。」 五期木綿「あ、蒼坊主ばい!」 大塚「蒼坊主……ああ、あの妖怪を封印してるって言う、方向音痴の。」 五期木綿「方向音痴は余計バイ。」 大塚「どうやら蒼坊主、道に迷ってラリーのコースに入って来てしまったようです。 しかし一刻を争う選手に助けを乞うのは得策とは言えません。」 鬼太郎「あ、蒼兄さん。」 蒼坊主「あ、鬼太郎!ちょうど良かった、横丁まで乗せてってくれよ。」 鬼太郎「どうしたんですか、今、ラリーの真っ最中なんですよ。」 蒼坊主「えー?!おっかしいなぁ、確かに横丁にむかってたはずなんだが……。」 鬼太郎「だったらこの車に乗ってってください。すぐに横丁には行きませんけど。」 蒼坊主「まあすぐでなくてもいいや。乗っけさせてくれて、ありがとな、鬼太郎!」 大塚「なんと呑気というか、鬼太郎、蒼坊主を車に乗せました。 しかしこれは大きな時間のロスです。後から、水虎と狼男が追いかけてきています。」 鬼太郎「蒼兄さん、飛ばしますから、しっかり捕まっていてくださいね。」 蒼坊主「おう、って……こらー!飛ばしすぎだー!!!」 大塚「いよいよ最後の難関ですが……って、何々……。 えーと、スポンサーの意向により、臨時にCMが入るそうです。 全く、これだからスポンサー至上主義って奴は、 って愚痴っている場合ではないですね、それではCM入ります!」 鬼太郎記念特別妖怪ラリー 最終レース(後編) 長編作品一覧へ戻る
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パチスロ5号機 「ゲゲゲの鬼太郎~ブラック鬼太郎の野望~」について、主に2chでの情報をまとめたものです。 実際とは食い違い・相違等あるかもしれませんが、一切の責は負いかねます。 編集におきましては、みなさまのご協力をお願い足致します。 公式HP http //www.fujimarukun.co.jp/products/machine/s_kitaro/sp/
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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境 【げげげのきたろう ようかいだいまきょう】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 バンダイ 開発元 トーセ 発売日 1986年4月17日 定価 4,900円 判定 良作 ゲゲゲの鬼太郎シリーズリンク 概要 ストーリー ゲーム内容 評価点 問題点 総評 余談 概要 水木しげる氏原作の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の初のゲーム化作品。 発売当時にフジテレビ系列でTV放映されていたアニメ版第3期をモチーフ(ストーリー自体はオリジナル)とした横スクロールアクションとなっている。 ストーリー 悪い妖怪たちが妖怪の国を作り上げるべく大魔境を出現させ、本格的な日本侵略に乗り出した。 鬼太郎とその仲間たちは、日本に平和を取り戻すべく、果てしない戦いへと乗り出すのだった。 ゲーム内容 各面は敵の出現しないマップと、マップから入るアクションステージの「魔境」、およびボスステージの「妖怪城」に分かれている。 ステージ進行は大まかにわけて以下のプロセスに分かれ、 「マップ上で鬼太郎を移動させて魔境に入る」 「魔境内で妖怪城に入るために必要なキーアイテム「水晶玉」を手に入れる」 「砂かけ婆に会って水晶玉に呪文をかけてもらう」 「妖怪城に入ってボスを倒す」 というのが各面共通の流れになる。 「魔境」の種類は以下の通り。同じ魔境でも2~4種類背景違いのステージが存在し、それぞれ地形が異なる。 妖界魔境 クリア条件は敵を10体倒すこと。ステージによって細部は異なるが、足場が上中下段の3層になっているのが特徴。 妖奇魔境 クリア条件は空中を漂う霊魂を10体集めること。地面を転がる敵が登場する。 妖炎魔境 クリア条件はステージ中に存在する10本のろうそく全てに火をつけること。火をつけるのは鬼太郎に追従する「つるべ火」を誘導してろうそくに接触させる。この魔境のみ「穴」が存在し落下死がある。 妖空魔境 クリア条件は敵を10体倒すこと。空中戦ステージであり、上下左右に移動するシューティングゲームとなる。 ミステリー魔境 上記4種の魔境のいずれかにランダムで入る。何が出るかは入るまで分からない。 魔境内でクリア条件を満たすと扉が2つ出現し、片方は正解でそのままマップに戻れるが、片方はハズレで妖怪地獄に落とされる。脱出するには地獄のボスを倒さねばならない。 エリアに存在する魔境のうちどれか1つに「水晶玉」が隠されており、その魔境では本来のクリア条件に加えて水晶玉を取るまで出口が出ないようになっている。 後半になるとマップ画面に入口が見えない魔境も現れるようになり、マップを移動中に突然魔境ステージが始まることもある。 アクションステージでの鬼太郎の武器は、基本武器の「毛針」に加え、スペシャル技 「指鉄砲」「ちゃんちゃんこ」「リモコン下駄」「妖怪火炎」の全5種類。 毛針は段数無制限で連射性能が高く(1度に三発まで連射可)、画面端まで届き、弾速も割と速い。 指鉄砲(段数無制限)と妖怪火炎は貫通能力があり、毛針の効きにくいボスクラスに有効。ただし、一部のボスは妖怪火炎で攻撃すると体力が回復してしまう。 ちゃんちゃんこ・リモコン下駄は「鬼太郎の意思どおりに動かせる」という設定通り、十字キーで操作できる。 ただし、操作中は鬼太郎の位置がその場で固定にならず操作と同時に一緒に動いてしまうため、操作に気を取られるとミスしやすくなる。その代わり敵を倒した際に得点アイテムが出現し易くなる。 スペシャル技は各魔境のクリアノルマを3つ達成した時点で出現し取得直後から使えるようになるが、妖怪地獄に落ちると使用できなくなる。 取得したスペシャル武器は自由に切り替えることができるが、取得後直後は必ず1発攻撃を出さないと別のスペシャル技に切り替えることはできない。(二発目以降はセレクトボタンで選択可能。) 火炎と指鉄砲はセレクトボタンを押さない限り発射され続ける。 即死制 敵弾、敵本体への接触でミス(*1)。残機数が0でゲームオーバー。 同じステージに3分いると「ブーッブーッブーッ」っという効果音と共に永久パターン防止敵「目目連」が出現する。倒すのは不可で触れればもちろん即死。 評価点 原作の再現度はかなり高い。 出現する妖怪は、敵も味方も原作アニメに登場した妖怪ばかり。 妖怪城で仲間妖怪を呼ぶためのアイテムが「妖怪オカリナ」なのは原作ファンなら頷ける設定。 呼べる仲間もぬりかべ・子泣き爺・砂かけ婆と原作アニメではお馴染みの面々。 その効果も、壁になって敵の弾を遮断する(こちらの弾は通す)、敵を移動できなくする(攻撃はしてくる)、敵の攻撃を弱める(弾を出さなくする)、と、各々のキャラクター性に忠実。 魔境の1つ「妖空魔境」では空中戦を行うことになるが、この時鬼太郎は一反もめんに乗っている。原作でも移動手段として乗ることが多々あったのでぴったりである。 ただしミスすると鬼太郎だけがミスモーションを行い、一反もめんはそのまま飛んでいる。死んでいく鬼太郎を尻目に平然としている一反もめんの姿はなかなかシュール。 魔境の1つ「妖界魔境」ではねずみ男が敵として登場するが、ねずみ男を倒してもクリア条件には数えられない。敵であり味方でもあるねずみ男というキャラクターを上手く再現している。もちろん、ねずみ男の攻撃をくらってもアウトである。 「妖怪地獄」では天童夢子と猫娘が出てくる。夢子なら脱出でき、猫娘なら脱出できないが高得点が加算される。同時に出てくるがどちらかしか取れない。アニメ版3期がダブルヒロインだったことを再現している。 妖怪城では吸血鬼エリートなどのボスが出現するが、それぞれに弱点がある。その弱点も原作通り。 他でも敵キャラはアニメで鬼太郎と対峙した妖怪。シーサー、ざしきわらしなど鬼太郎側の妖怪は得点アイテムなどとして出現。容量が少ない中で隠しアイテムの種類が多く結構頑張っている。 グラフィックレベルも高い 鬼太郎をはじめとする各キャラクターたちが限られたドットの中でよく再現されており、各ステージのおどろおどろしい世界観もよく表現されている。 アクションゲームとしての出来もなかなか良い 自機の動きに癖が強いが、操作レスポンス自体は良好で、慣れれさえすれば問題なく動かせるようになれる。 ジャンプの高さや軌道もかなり調整が効き、マリオシリーズに似た操作感がある。 難易度は高いが、一方向へ突き進んでいるとちょうど衝突するように出現する敵配置や、バラ撒きと狙い撃ちが混在する敵弾など、よく練られた構成による部分も大きい。 ステージ毎にクリア条件が異なりバラエティ豊かなアクションが楽しめる。 恐怖感を煽る演出 鬼太郎らしく、アクションステージは「墓場」や骸骨で出来た「しゃれこうべ谷」といった恐ろしげな場所がチョイスされ、禍々しい雰囲気を醸し出している。 また、出口を間違えた時の「妖怪地獄」も秀逸で、クリアしたと思わせた瞬間に地獄に叩き落とされるので当時の子供達のトラウマになった。地獄はおどろおどろしいBGMと背景、下から上に登って行くという変則的な面構成、画面半分を埋める「バックベアード」や「たんたん坊」等の不気味な中ボスキャラといったトラウマ要素が満載。 それだけに正解の出口を教えてくれる「座敷わらし」や「カラス」といったお助けキャラが頼もしく、安堵感も与えてくれる。 BGMもなかなか。 ステージBGMは主題歌のフレーズを踏まえた上で少ない音源と短いループ内ではあるが、雰囲気をきちんと再現して取り入れている。 マップBGMがのんびりした曲調で気を抜いていると、魔境に入る瞬間に「デレレレーン!」と大きな効果音がして、ビックリしてしまう。 問題点 難易度が高い 敵の倒し方や1UPアイテムの出し方、鬼太郎の動きの癖など、覚えゲーの要素が強い。 一度覚えてしまえば難なく進めるようになるのだが、覚えるまではステージ1クリアすら難しい。さらに妖怪地獄では毛針以外の武器が使えない上に、ステージが進むと出てくる敵の数やスピードまで増える為、後半ステージで妖怪地獄に行ったら苦戦は必至。条件を満たせば正解の出口へと導いてくれる仲間が出るため、これを取ってからクリアするのはほぼ必須になる。 鬼太郎の動きにはかなり強い慣性が働き、急停止や反転をしても直前に動いていた方向へスリップするため、咄嗟の回避がやや難しい。 特に「妖空魔境」の難易度の高さは他の魔境の比ではない。全体的に敵のスピードが速いのもあわさり、上記の理由によりスリップがかかる為に動きすぎて敵に衝突したり、毛針を撃っても空振りしてしまう事も多い。さらに360度全方位に攻撃弾を飛ばしてくる敵までいる。 「妖奇魔境」は一見すると簡単そうだが、一定時間たつと出てくる敵の攻撃弾が見えにくかったり、泥田坊という敵が地中からいきなり出てくる為かなり厄介。おまけに後半になると地面を転がってくる雑魚のスピードが異様に速くなる。 エンディングがない 全16ステージではあるが、ステージ16をクリアしても、特にクリアデモ等があるわけでもなく、ステージ1にループしてそのまま続くだけ。ゲームオーバーになるまで延々と続けるしかない。 当時としてはよくあることだったとはいえ、クリアデモやメッセージすらないのはさすがに寂しい。説明書には「鬼太郎たちの果てしない冒険は続くのだ」と書いてあったりするのだが、せめて区切りとなる演出くらいは欲しかったところ。 残機のオーバーフローバグがある 残機を増やしすぎると、画面の残機表示がおかしくなるが、250ぐらい(画面表示がおかしいので正確な数字は不明)に達するとオーバーフローし、ゲームオーバーになるので注意が必要である。 プレイに慣れてくると得点や目玉のおやじでどんどん残機が増えるので、毛目玉をわざと取って残機を減らすなど、残機数のコントロールが必要になる。 総評 原作のイメージを損なうことなくアクションゲームに仕上げた、バンダイ製のキャラゲーとしては稀有な良作。 当時は「キャラゲーは無条件で売れる」時代だったとは言え、100万本を越えるミリオンセラーを記録している。 余談 実はファミ通第一回ソフトランキングの1位獲得作品。 第三期アニメ38話『タタリだ~!? 妖怪土ころび』の冒頭に、依頼人の少女がこのゲームで遊んでいる場面がある。 ゲーム開始直後にマップ上にいる状態でリセットボタンを押すと、鬼太郎の姿が茶色の目玉親父のような姿になるという裏技(?)がある。 海外NESでは『Ninja Kid』の名前でリリースされており、タイトル通り主人公が忍者のキャラクターになっている。 アニメの音楽(*2)や一部キャラも変更されており鬼太郎とは無関係な移植となっている。(*3) サンプル版 2010年代後半から話題になったバージョン違いとして騒がれたソフト 店頭でのデモ用などに貸し出されていた非売品ソフトなのだが、カセットの外観が製品版と全く同じで「サンプル」を示すスタンプやシールが貼ってあっただけのためこの唯一の違いが無くなると見分けがつかなくなり通常版と混同されて中古市場に紛れていたというのが真相