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誕生日 2008/9/23 概要 ID板用のマスコット兵器として作られた「ID表示ロボ」。その後、あいでぃちゃんのお守り(家事全般)をする「IDロボ」として定着。 設定 プロトタイプはピンク色でふたばマークが付いている。量産型は赤いボディでふたばマーク無し。 オプションパーツが豊富で大小さまざまなバリエーションが存在する。 あいでぃちゃんの相方は量産型の三本脚が基本らしいが、足とか細かな部分はオプションで変わる。 他の板から来たとしあきや「」に強制的にID表示させる。 語尾はロボ。 鋭い爪を恋人に嫌われて振られた過去がある。 中の人はショタだが詳細は不明。 あいでぃちゃんに悪さするとしあきを杭に縛り付けて海に沈め、打ち上げる。 ニセロボとはライバル。 ビール淡水化機能や飛行能力などあり。意外に高性能で(たぶん島で一番の)働き者。 「そこのとしあき、あいでぃちゃんから離れるロボ!」 関連項目 あいでぃちゃん ニセロボ 関連リンク あいでぃちゃんと愉快な仲間達保護板 あいでぃちゃん&IDロボ&いもぎ保護板
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ID魔法戦記 IDで魔法戦記をベースとし、D100要素を取り入れた物がコレです IDで属性を決め、 その属性毎にいくつか種類があるスロットから一つ好きなの選ぶ。 それを使って攻撃や防御を行って闘う遊びです。 但し、属性やルールが結構違うので、ID戦記をやった事ある人でも一読推奨 流れ IDでその日の[[属性]]決定 ↓ [[属性]]毎に割り振られたD100表を見て理解 (D100表には出目に対応した、攻撃や防御方法が記載されています。) ↓ さぁ戦おう! 属性 ◇属性表 1,2→火 3,4→水 5,6→雷 7,8→土 9,0→木 IDに上記のどれもなし →光 IDに上記の三属性以上を含む→闇 属性強化 ※末尾以外にある場合にのみ有効 並び順は自由 ++とか +〇+とか 〇+〇〇+〇とか兎に角いくつ入っているかが重要 + → 物理攻撃の攻撃力+2 ++ → 物理攻撃の攻撃力+4 +++→ 物理攻撃の攻撃力+6 / → 所持属性Lvが2倍 // →所持属性Lvが3倍 ///→所持属性Lvが4倍 IDと属性 全ての属性は同じ属性が重複する事でより強い力を持ちます。 例えば、ID中に0が二つあれば火Lv2となります。 (また、ID中に0と/が一つずつあっても火Lv2です。) ID中に複数の属性がある場合、それら属性全てを使用できます 例えば、ID中に 1 5 があるなら、炎 雷の属性を持つ事になります 上記二つより 例えばID中に 1が二つ、5が一つあるなら 貴方は火lv2 雷 の属性を持つ事になります。 1が一つ、0が一つ、5が一つでも同じです。 表記は火火鉄 でも火Lv2雷でもどちらでも構いません。 なお、例えばID中に1 3 5 があった場合、三属性を持った事になります。 この場合は、炎 水 雷の属性…ではなく闇属性になります。 この時、炎 水 雷の属性は使えません。(D100スロットは使えます) 基礎ルール HPは20 死んだ場合、1時間後に復活可能 一度戦闘を終了した相手とは、互いの合意がない限り10分は再戦闘不可 戦闘ルール 自分の直前の書き込みのD100を使い攻撃力を決定し、攻撃する ↓ 攻撃を受けた側は 自分が直前に書き込んだD100を一つ使用し、反撃or防御を行う 反撃ならD100で攻撃力を、防御ならD100で防御力を決定する その後、上の反撃or防御の書き込みで出たD100値を使って 行っていない方(反撃をしたなら防御力を、 防御をしたなら攻撃力)を決定する ↓ 攻撃を行った側は相手の反撃に対し攻撃時のD100で防御力を決定する。 ↓ それぞれ相手が決定した攻撃力から自分の防御力分値を減らし、ダメージを受ける ダメージで死んだ場合ここで戦闘終了 攻撃を受けた側が逃走した場合もここで戦闘終了 戦闘終了していない場合、以下戦闘が終了するまで 防御 攻撃→書き込み時のD100をストック を繰り返す 具体的には、以下となる 突撃者は直前の攻撃時or防御行動時に出たD100を使い攻撃を行う ↓ 攻撃を受けた側は直前の攻撃時or防御行動の書き込みで出たD100を使い防御行動をとる ↓ 防御行動で使わなかった方のD100、または防御行動で出たD100を使い反撃する ↓ 突撃者はひとつ前の防御行動時、または攻撃時に出たD100を使い防御する ↓ 以下くりかえし 要するに、行動をとる一つ前と二つ前のどちらかの書き込み時のD100を使い判定していく どちらを使うかは選べる。2択 ◇要約 攻撃側 直前書き込みで攻撃力決定 ←ある程度選べる 攻撃仕掛けた時の値で防御決定 防御側 直前書き込みを攻撃or防御 ←選択の余地 残りで攻撃or防御 以後、直前書き込み二つから選ぶ。
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黒い欠片 ☆チャコ Lv1~4(バイルーンの街) ★生産:彫金 Lv1 焼けた石×3 ★ローイのクエスト【ローイの高級料理】(バイルーンの街) ★島での釣り
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こちらから、管理人へメッセージを送ることができます。 あなたのIDの登録もここですることができます。 必要事項は 名前(頭文字のフリガナも) (五十音順に並べるのに必要な頭文字のみフリガナを添えて) 「アプリのフレンドコード」「Facebook」「Google+」のアカウントID (複数可。何のアカウントのIDか記載を忘れずに) 連絡先 (必須ではありませんが、誰かがフレンド登録の依頼をするときに連絡をとれると便利です。連絡が取れれば基本的に何でも可。) 名前とフレンドコードは必須です また、誤字脱字などの掲載ミス、質問があったら、こちらから報告してください。 名前 メールアドレス 内容 管理者Twitterからもどうぞ Twitter:P_Peregrine
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top10 01-682m 965 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/05(月) 10 16 43 ID nFx682mWO 02-617m 286 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 15 56 51 ID KSRf617m0 03-93m 551 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 14 35 38 ID z93m2cTB0 04-88m 823 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 20 04 02 ID pRo88M7b0 05-84m 66 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 23 09 28 ID y2X84mXbO 06-70m 436 代打名無し@実況は実況板で 2007/03/03(土) 02 09 06 ID 5eGmE70m0 07-56m 116 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 01 08 52 ID v56m5d660 08-41m 94 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 00 23 24 ID 41m8SHfAO 09-26m 759 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 15 32 43 ID N26mewMN0 10-24m 591 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 17 38 11 ID H24Mk1HfO ランク外 19m 813 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 18 59 31 ID PYsO19mVO 9m 59 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 23 03 47 ID 9mYHpg4B0 9m 98 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 00 30 56 ID 9M7RbpzJ0 9m 241 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 13 21 13 ID GH9mGXWr0 9m 325 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 19 24 30 ID 4puND/9m0 8m 467 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 04 43 43 ID 8mBND6vNO 8m 582 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 17 02 32 ID ISLe8men0 7m 129 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 03 16 46 ID S90zGl7m0 7m 202 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 12 42 01 ID Lj0uEF7mO 7m 370 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 21 28 26 ID S90zGl7m0 7m 464 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 03 59 47 ID nR6SvA7MO 7m 786 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 16 48 20 ID F7m1G8DL0 7m 883 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/05(月) 00 17 59 ID 7M1O15rw0 6m 631 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 00 10 10 ID 8Pz6mBY60 6m 744 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 11 48 57 ID O4lAE6mi0 5m 12 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 18 58 53 ID D5MIkjHq0 5m 201 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 12 40 57 ID uFC5MLzq0 4m 80 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 23 43 06 ID G4m+rH/9O 4m 282 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 15 54 50 ID 7Ytqoo4m0 3m 209 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 12 44 28 ID GT/S3MAx0 3m 228 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 12 57 09 ID n/HPZ3miO 3m 555 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 14 47 16 ID NZt/3m+X0 3m 719 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 09 37 15 ID 3MKIzPgOO 3m 767 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 15 51 32 ID /y7G3mnP0 2m 51 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 22 30 54 ID JEZ2MfFaO 2m 261 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/02(金) 14 00 54 ID 2MxFvHup0 2m 686 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 03 51 18 ID 2Mnd0WW9O 2m 777 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/04(日) 16 16 28 ID 2MwrVZ8s0 1m 20 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/01(木) 20 02 12 ID e1mdTGqNO 1m 914 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/05(月) 02 13 37 ID 1m7+M0k/0 55cm 485 :代打名無し@実況は実況板で :2007/03/03(土) 07 40 32 ID VkE55cmfO 歴代top10記録集
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戻せない欠片 第1話
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新IDチェッカー試作版 上級魔族、下級魔族にも対応しています 携帯版はコチラ なんか急に表示されなくなったって人はここを直接開くといいかも ※以下は作成中です 性格や性別など、キャラ設定がめんどくさいって人向けに参考程度に出してくれます あくまで参考なのでその通りにするのも無視するのも個人の自由です バグ、要望などあったら報告お願いします バグだと思いますが性格がOFFになりません あと全部ONとOFFが逆になってます -- 名無しさん (2010-04-24 21 29 10) 報告どうも。初期状態だとスイッチは全部OFFです。OFFにならないってのはONにした後にOFFに出来ないってこと?ちょっとこっちのPCでは確認できないので、他にも同じような症状の人がいたらお願いします -- 名無しさん (2010-04-25 00 28 19) こちらのPCだと性格が初期状態でONになっててOFFにならないのとスイッチがすべて初期状態でONになってます -- 名無しさん (2010-04-25 07 07 02) a -- 名無しさん (2010-11-16 21 46 03) ああああ -- あおぞら (2010-11-16 21 46 38) 性格をONにしてもOFFにしてもON状態になってるし性別一人称二人称がONとOFFが逆になっている -- 名無しさん (2011-07-11 17 35 41) 名前 コメント 更新情報 2010-04-22 趣味以外一応実装 項目少ないんで増やしていきます 特殊項目は未実装 2010-04-21 ID属性チェッカーとしてはほぼ完成。 聖属性の画像だけは作成中。 性別の項目を実装 他の項目は表示されているだけで未実装
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青白い味 あおじろいあじ (形)しじみ汁の味。
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鯖 公開ID
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121 戻せない欠片 sage 2010/01/30(土) 01 00 30 ID U/mo9hyP 誰も本当の私を見てくれることのない絶望の中 あなたに触れた温かさが、感触が。 私のすべてを狂わせた。 その温かさに触れた私に残されたのは、醜い嫉妬心。 くだらない日常の中で、あなただけが私の光。 だから・・・・・・。 私はあなたの《殻》になる。 朝の眩しい日差しを浴びて、俺は目を覚ました。傍らに置いた時計を横目で見る。 時刻は6 30を指していた。 学校に行くにしては早すぎる時間だった。 1階からは何とも旨そうな味噌汁の香りがする。 『あいつは既に起きているだろう』 布団のぬくもりをおしみつつ起き上がり、顔を洗いに洗面所まで移動した。 『二人で住むには広すぎるよなぁ・・・・・・』 俺は今、妹と二人暮らしをしている。 両親はとうの昔に他界し、俺たちは二人で生きてきた。 洗面所の蛇口を捻ると、俺の後ろから声が聞こえた。 「珍しく朝早いんですね、私が起こしに行く前に起きるなんて」 「何、お前にばかり家事を任せるのもなんだから、朝飯くらい作ろうと思ってさ」 「嘘ですね、兄さんは早起きしても私を手伝ってくれたことはありませんから」 「じゃあ俺に朝飯作ろうとすると台所から追い出すなよ」 「まずくなるからやめてくださいね、それなら食器でも出しておいてください」 「だったら初めから言うなよ……」 しれっとした顔で俺の言葉をいなす、こいつはいい性格してやがる。 顔を洗って顔を拭いたタオルを洗濯機に放り込む。 洗面所を出ようとした時。不意に声をかけられた。 「あ、そういえばすっかり忘れていました」 「ん、何か用事か?」 俺が後ろを振り向くと、すぐ目の前に妹の顔があった。 「おはようございます、兄さん」 俺の妹、白木葵は綺麗な笑顔でそう言った。 122 戻せない欠片 sage 2010/01/30(土) 01 07 22 ID U/mo9hyP 時刻は5:00、学生が起きるには少々早すぎる時間帯だ。 私は態々その時間に目覚ましをかける。 今私がやるべきことは、兄さんに朝ご飯を作る事。 それともう一つ、私は熱い息を吐き出して、2階への階段を上る。 兄さんは6:00までは決して起きることはないと長い間一緒に生活してきた私にはわかっていた。 兄さんの部屋の前に立つと、顔が火照り始めていた。 『ごめんなさい、兄さん』 私は心の中で呟き、扉を開けて素早く中に入る。 窓は開け放たれていて、部屋から兄さんの匂いを感じることはできなかった。 少しだけ残念だったが、落ち込んでいる場合じゃない、私はベッドに近づき、兄さんの顔を覗き込んだ。 ぐっすりと眠っていてとても起きそうにない。 私はそっと兄さんの布団を捲りあげ、隣に寄り添う。 『あったかい・・・・・・』 兄さんは背中を向けている、どんな時も私を守ってくれた大きな背中。 そっと手を触れると、その温かみが私の手に伝わる。 自然と笑いがこぼれてしまう。 暫く兄さんを満喫していると突然兄さんが私のほうを向いた。 私はあわてて飛びのこうとしたが、どうやらただの寝返りだったようだ。 そのせいで、先ほどまで離れていた距離が一気に縮まり、私の顔の目の前に兄さんの顔が来ていた。 後数センチ距離さえあれば唇が重なってしまう距離。 心臓が痛いほど高鳴り、体はどんどん熱を帯びていく。 兄さんは私にとって毒だ、いや、どちらかと言えば麻薬に近い。 おそらく兄さんがいなくなったら、私はどんな手段を使ってでも兄さんを見つけ出すだろう。 横目で時計を確認すると、既に時刻は5:30を指していた。 そろそろ朝食の準備をしなくてはならない。 私がこんなに兄さんに執着する妹だと思われたくないし、やはり世間の目もある。 私は一向に構わないのだが、兄さんが近親相姦者の烙印を押されるのは何にしても避けなければならないからだ。 名残惜しいが、ベッドから這い出し、布団を整えて部屋を出た。 これ以上兄さんの部屋にいると、私の自制が効かなくなってしまうかもしれないからという理由もある。 1階の台所に移動し味噌汁を作っているときに、真上の部屋からごそごそと何かが動くような音がした。 兄さんはそろそろ降りてくるだろう。 兄さんは朝起きたらすぐに洗面所に行くので、私は洗面所に向かう、 やはり洗面所で顔を洗っていた。私は兄さんに声をかけ、他愛無い会話をした。 これだけでも十分私は幸せなのだが、幸せだとさらに欲が出てくる。 兄さんは顔を拭いたタオルを洗濯機に入れて洗面所を後にした。 兄さんが完全に見えなくなったころを見計らい、洗濯機の中を漁る。 あった、さっき使ってたタオル。 私はそれを取り出し、丁寧に畳んで自室にもっていき、かばんに詰め込んだ。 学校でも兄さんの匂いを感じるための大切な日課だ。 そして勉強机の上に飾ってある兄さんの写真を見る、その中には仲睦ましい兄弟が笑顔で写っていた。 私の兄、白木蒼治は照れたような笑顔で笑っていた。 123 戻せない欠片 sage 2010/01/30(土) 01 14 19 ID U/mo9hyP 俺は洗面所から出てから、食卓テーブルにつき、新聞を手にコーヒーを啜っていた。 大きな見出しと共に、大物政治家汚職発覚!などと取り上げられていた。暫くすると葵が入ってきて朝食を盛りつけ始めた。 「何か変わったニュースはありますか?」 葵はを俺の目の前に置いて席に着いた。 「いんや、いつも通りだよ、平和だねぇ」 「私は汚職って結構大きいニュースだと思いますけどね」 そういいつつ俺たちは朝食に手をつける。 程よく塩のきいた塩鮭と出汁が旨い味噌汁、これだけで米がどんどん進む。 何気なくカレンダーを見ると、今日の日付に赤い丸が振ってあるのに気がついた。 今日が何の日なのかすっかり忘れてしまっていたようだ。 「そうだ葵、今日の放課後は時間はあるか?」 葵は箸を止めて俺を見据えた。 「今年もまた行くんですね、わかりました、開けておきますね」 「そうしておいてくれ、これだけはいかないとな」 「でもさっきまで忘れてたんじゃありません?」 にやにやと笑いながら葵は俺を見る。 「んなことないさ、ほら、学校行くぞ」 「どうでもいいんですけど兄さんはそんな恰好で学校に行くんですか?」 そう言われ自分の服装を見ると、まだ寝巻のままだったことに気がついた。 「先に行ってもいいぞ別に、俺は気にしないから」 すると葵の顔からさっきまでの笑顔が消えた。 「ここを片づけておきますから、着替えてきてくださいね」 若干睨まれているのが気になるが、俺は自室に戻って着替えることにした。 カレンダーの赤丸の下には、命日と書かれていた。 兄さんが着替えるため、自室に戻っていた。 私は兄さんの使っていた箸と自分の箸をとる。 そして兄さんの箸をそのまま自分の弁当の箸入れにいれ、かばんにしまう。 私の使っていた箸は、軽く拭きとってから兄さんの箸入れに入れた。 擬似的な間接キス。こんなどうしようもないことに私は喜びを感じる。 こんなことをしているのを兄さんに知られたら、私は何を言われるだろうか。 変態となじられ、軽蔑の目で見られるかもしれない。 だけどそれもなんだかいいような気がしてくる。もっと私を見てくれるなら、どんな風でもいい。 最近自制が効かなくなってきている気がするが、まだ大丈夫。 ふと思いついて、兄さんの弁当箱に私の写真を挟んでおく。 兄さんの恥ずかしがる顔が目に浮かぶ。 今、兄さんは着替えている。今部屋に入っていけば・・・・・・という邪な考えが浮かぶが、どうにか押しとどめた。 今日は母さんと父さんの命日だ、だから放課後、墓参りに行くのだろう。 墓参りはどうでもいいが、せっかく兄さんと二人で出掛けることができるチャンスなのだ。いかないはずがない。 誰の約束よりも兄さんと出掛けるのが大切だから。 兄さんを生んでくれたことには感謝するが、それ以上の感情はない。 私は生まれた時、両腕がなかった。 今は科学や医学の発達によって、私の両腕は本物のように動くけど、同時の私は好奇の目にさらされ続けていた。 実の両親にですら、良い顔はされなかった。 だけど、兄さんは私の《殻》になってくれた。 殻となって私をずっと守ってくれた、あの時の気持ちは今も忘れられない。 だから今の私があるのは兄さんのおかげだ。 多少は私の努力もあったかもしれないが、殆ど兄さんのおかげ。だから今度は私が兄さんを守ってあげる番なのだ。 兄さんのためなら何でもする。それが私の生きている意味だと思っている。 洗いものをすべて済ませて兄さんを待つ、携帯電話で時刻を確認してみると、7:30を指していた。 ちょうどいい時間帯だ。 私は1度自室に戻って、机の上に置いておいたペンダントを身につけ、下の階に下りた。 兄さんが高校の入学祝に買ってくれたペアのペンダント。銀でできていて割れた卵の殻を模している。 兄さんのものと合わせることによって1つの卵になる、私の宝物だ。 私はその殻を弄くりながら兄さんを待った。