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2009/01/04 雪球担当:Kapp →原文 というわけでイベントアイテムが消えるそうです。雪球は溶け、ランチャーは水で錆びるという設定・・・。まあ年々こうやって記念アイテムが増殖しないほうが良いのかもしれません。 -------------------------------- 天候の変化が雪弾に影響するかもしれません。 数週間前に、EVE Onlineのサーバールームを直撃した奇妙な猛吹雪は、幸いサーバー機器には被害を及ぼしませんでしたが、各パイロットのクローンステーションのアイテムハンガーに雪弾を降らせる結果になりました。 私たちは、この吹雪の発生以降、絶え間なく気象シミュレーションを繰り返し、気象専門家とともにこの問題に取り組んできました。彼らによると、火曜日(1月6日)には気温が0.0001 ケルビンほど上昇するとの見通しで、その結果、これらの雪弾は、保存状況にかかわらず完全に融けて消えてしまうだろうと予測しています。 また、この日までに雪弾のコントラクトに入札・落札していたにもかかわらず、それを受け取らなかった場合も、コントラクト内の雪弾は完全に溶けてしまうため、火曜日以降は空っぽのコントラクトを受け取ることになるだろうとのことです。 専門家によると、この吹雪は季節の変化によって発生したものであり、昨今の地球温暖化との関連性はまったくないとのことです。
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習得方法:クリスマスイベント 属性:遠距離単体攻撃 必要な気力:1 ターン数:2 射程距離: 10発のみ。倍率は最高約3倍 雪球 習熟度 倍率 UP回数 0 - - 1 - 1 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 - 名前 コメント 上へ
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とは、雪合戦において使用される雪球と作るための機械である。 巨大たこ焼き機のようなもの 45個のくぼみのついた鉄器に雪を積み、上から同じくくぼみのついた板を叩きつけると、うまく雪球の形に雪がくりぬかれる。 何度も何度もガシガシやらなければいけないのでかなり疲れるが、プロレベルになると数回で球を製造してしまうのですごい。 へたくそだと投げただけで崩れるものや、赤道に沿ってずれたものが出来上がるので、かなり大変。 製造時間内に作れないと後ろのチームから睨まれる。 雪で練習できないチーム的にはこの作業が一番ハンディキャップ。 「(後ろのやつらの視線が・・・)」
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雪球TIME! 激戰(?)…
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スノーゴーレムを利用した雪球製造装置。ゴーレムの足元の雪を掘りまくる。ゴーレムに当てないように。 ちなみにこのスノーゴーレムは4代目である。初代、3代目は不幸な事故で死に至り、2代目は何者かに暗殺されたという噂。 ( ^o^)<そうか・・・2代目暗殺されたのか。 ( ˘⊖˘) 。o(待てよ・・・?なんで筆者は暗殺されたことを知っているんだ?) |筆者| ┗(☋` )┓三 ( ◠‿◠ )☛ そこに気付いてしまったか・・・。悪いがお前にはゴーレムになってもらう。 ▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわああああああ
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怪物名稱 等級 HP 經驗價 攻撃 防禦 魔攻 魔防 ドロップアイテム ?踏舞魔 121 54845 106667 3119 2161 2539 1237 LV125刀,LV125重手,LV125輕手 邪靈女妖 122 51011 107809 2870 1874 2574 1871 LV125刃,LV125輕帽 ?槍娃娃兵 123 56069 108990 3256 2249 2610 1255 LV125輕鞋,LV125槍 軍刀娃娃兵 124 56712 110253 3323 2293 2645 1265 LV125法手,LV125法袍 蘋果聖代 125 57375 111506 3388 2337 2680 1275 LV125斧,LV125重頭 薄荷聖代 125 57375 111506 3388 2337 2680 1275 LV125弓,LV125法鞋 突?小鼠 127 58768 114271 3515 2409 2750 1415 LV125盾,LV125法杖 衝鋒小鼠 127 58768 114271 3515 2409 2750 1415 LV130重鞋,LV130刃 極地貂 129 60251 117153 3639 2481 2855 1557 LV130法頭,LV130重手,LV130槍 貂老大 129 60251 117153 3639 2481 2855 1557 LV130輕鞋,LV130法手,LV130刀 BOSS 寒霜冰?莉莉安 130 244108 593280 3681 2769 3367 3368 LV130弓,LV130盾,LV130輕鎧 娃兵王子傑利 133 254024 617220 3746 2914 3509 3467 LV130法杖,LV130重鎧,LV130飾品 冰貂先知長鬚 135 240256 634590 3789 3011 3605 5298 LV135法杖,LV135重頭,LV135輕鎧
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雪を積んだ防壁にいくつも雪球が当たっては砕ける。その防壁の裏に虎眼と置石がいた。 「……厳しいな。長期戦になるとこちらが有利だと思ってたけど」 「どうすんのよ~!」 キンと雪球から出たピンをはずし、虎眼はそれを放り投げた。 「伏せて」 ドンと乾いた爆破音が響く。一瞬の静寂の後、また雪球が壁に叩きつけられる。 「……仕方ない。もうこの防護壁も保たない。置石、ミニミ貸すから、南方から回り込んで」 「わ、分かった。虎眼は?」 「私は北から回り込んで、コイツで一気に叩く」 「おっけー」 「……まったく、火器はいけないとあれほど……」 「第壱拾弐破、くるよ!」 「むっ!」 ぼやく珊瑚に金剛石が警告を発する。雪球が雪の上を転がり、爆発……はせずに、大量の煙を吐いた。そこから置石が右のほうへ走り抜け、ミニミを乱射する。 「ってぇ!!」 「全弾発射!」 雪球の雨が置石に降り注ぐ。まもなく置石が雪だるまになろうというころ、逆側から虎眼が遊撃に出る。 「陽動作戦か!!」 左手に一つの雪球と右手にコルト・ディフェンダーを構えた虎眼が珊瑚陣へ突入する。珊瑚、金剛石から放たれた雪球をほとんど打ち落とし、さらに接近する。 「珊瑚ぉぉ!!!」 「虎眼殿ぉぉ!!!!」 珊瑚が斧を構えて前方へ走りこむ。ガキンッ! 斧で銃が手から弾かれ、雪の上へ落ちる。虎眼の首筋に冷たいものが当てられる。虎眼の左手から雪球が落ちる。 「……負けたよ」 「某の勝ちだ」 金剛石のサブマリン投法で投げられた雪球がまっすぐ虎眼に飛んでくる。 「ヴぁ」 顔面に直撃。虎眼石はそのまま後ろに倒れた。 「……あの、もうそろそろ晩御飯ですけど、虎眼ちゃんも置石ちゃんも食べていきますよね? 手を洗って、うがいをして部屋に入ってくださいね。あと、あんまり痛いことはめっ! ですよ」 「「「「はーい」」」」 黒曜石の声に、みんないっせいに返事をした。
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某頭にNをつけた八宝菜とオレンジ色の再誕する物語のシスコンが出てくるゲームをやっていて思いついた。 ※東方キャラがゆっくりより目立っているかも…いや、断定してもいいかも… ※ひらがなだけの台詞はゆっくりがしゃべっている物だと思ってね。 『ゆっくりゆきだまとまってね!!!』 ここは幻想郷。冬真っ盛りであった。そんな冬のある日の夜… 「ゆゆ!だれもいない!みんなあたいのさいきょーさにひれふしてにげたのね!」 そう言い放ったのはゆっくりちるの。チルノフとも呼ばれている。 普通野生のゆっくりは冬篭りをするので、外に出ることなどまずありえない。 しかしゆっくりちるのとゆっくりれてぃは例外だ。このゆっくりは冬に行動が活発になる。 「さあ!あたいのさいきょーさをもっとひろめるのよ!!」 そう自信満々に言ったちるのは雪の森を歩く。すると… 「ちるのなのかー」 「るーみあ!」 ちるのはゆっくりるーみあに出会った。このるーみあは夜行性のため夜に行動する。 なぜ冬なのに外に出ているかは…不明である。 「ちるのはなにをするのだー?」 「あたいはあたいのさいきょーさをもっとひろめるのよ!」 「そーなのかー」 「るーみあもついてきなさい!いっしょにさいきょーさをひろめるのよ!」 「わかったのだー」 二匹は人間の里を見つけた。二匹はあそこで「さいきょーさ」を広めようとした。しかし… 「きゅうなさかみちなのかー」 「あたいすべっちゃうよ!こういうときは…」 「どうするのだー?」 「こうするのよ!さいきょーのあたいのわざをみなさい!」 そういうとちるのは坂を転がり始めた。かなり急傾斜であるためかなりのスピードが出ていた。 「ころがっていくのかー」 るーみあも転がって坂を下ろうとしていた…その時! 「とまらないよ~~~!!!」 ちるのは叫んだ。どうやら止まらなくなってしまったようだ。 「る~みあ~!!!」 「ごめんなのだ…たすけられないのだ…」 「さいきょーのあたい!とまれ!」 ちるのは必死にもがく。が、止まらない。 「うわーーーー!!」 「だ、だれかよんでくるのだー!!」 るーみあは助けを呼びに言った。 このちるのの行動が大変な事件を引き起こすとは誰も予想していなかった… ちるのは坂を転がり続ける。 雪で埋もれた坂を転がり続ける。 ちるのの体に雪がつく。 そうしてどんどん、どんどん、巨大化していく。 いつしか直径5mの大玉になっていた。 巨大化しても止まることはない。 10m、15mとどんどん大きくなっていく… ここはゆっくりが住む森、今は冬なのでほとんどのゆっくりが冬篭りをしていた。 「ゆぅ…ゆぅ…」 「むにゃむにゃ…むーちゃむーちゃ…ちあわちぇ…」 冬篭り中のゆっくりは体を寄せ合って寝ていた。 ゴゴゴゴ…… 「ゆっ?なんのおと?」 巣の中で寝ていた親のゆっくりれいむが目を覚ます。 「おきゃーしゃん…どうちたの…?」 「ゆっきゅりねみゅれないの?」 母親がが覚ましたことに気づき子供達も目を覚ます。 「ゆゆっ!!へんなおとがするよ!おかあさんがみてくるからおちびちゃんはここでゆっくりまっててね!」 「「ゆっきゅりりきゃいしたよ!!!」」 子供達の元気な返事に安心し、母れいむは外に様子を見に行く。 れいむは巣の入り口から外の様子を伺う。すると、きめぇ丸が空を飛んでいた。 「おぉ、さむいさむい…」 「ゆゆ!きめぇまる!どうしたの?」 「おぉ、ごごごご、かくにん。」 きめぇ丸もこの音の原因を確認しようとしていた。 きめぇ丸は幻想郷最速の射命丸 文をモデルにしている。 異変があると、新聞記者として調べたくなるのであろう。 もっともきめぇ丸は新聞など書いたことは無いのだが。 「ほかのみんなはどうしているの?」 「おぉ、みんなかくにん。」 どうやらこの音はこの森中に聞こえているようだ。 森中のゆっくりが騒いでいたのであった。 「きめぇまるはなにかみつけたの?」 「おぉ、まだまだ、みつからない。」 「ゆぅ…なんのおと…」 「みんな!ゆっくりおおきなぼーるさんがころがってきたよ!ゆっくりしていないですのなかにはいってね!!!!」 そう叫んだのはゆっくりまりさであった。 「ゆゆ?ぼーるさん?」 れいむはまりさがいる方を見ている…すると、 ゴロゴロゴロゴロ…! 直径30mはあろうかと言う巨大な雪球がゆっくり達の住む森へ猛スピードで転がってきていた。 「ゆっ!?おおきいよ!!」 「おぉ、にげろにげろ!」 ものすごいスピードできめぇ丸は逃げた。れいむも急いで巣穴へ帰った。 「おきゃーしゃん、どうちたの?」 「ゆっくりできないおおきなぼーるさんがきたんだよ!おちびちゃんはぜったいそとにでちゃだめだよ!」 「「ゆゆ!?ゆっくちできにゃいの!?」」 ゆっくりできない…それはゆっくりにとっては一番の恐怖である。 「おきゃーしゃん…どうすればいいの…?」 「おかあさんがちゃんとまもってあげる!すりすりしてぼーるさんがとおりすぎるのをまってようね!」 「「ゆっくちりきゃいしたよ!!」」 巨大雪球がこの森を突っ切ることは森中のゆっくり達が理解していた。いつしか森中は大騒ぎになっていた。 「すからでたらきけんだよ!!」 「ゆっくりできないんだねーわかるよー」 「らんしゃまがまもるからちぇんはゆっくりしててね!」 「わかったよーちぇんはゆっくりしてるよー」 あるところでは必死に自分の愛するものを守ろうとした。 「う゛ー!さくやぁーー!!れみりゃのこーまかんはだいじょうぶなのぉー!?」 「おぜうさま!こーまかんはつぶれませんわ!ちゅーごく!」 「じゃお?(何か用ですか?)」 「ぼーるがここにこないようになんとかしなさい!」 「じゃお!?じゃおじゃお!!(え!?いくらなんでも無理です!!)」 「つべこべいわないの!できないならあなたのすきなからからさんはおあずけよ!」 「じゃ、じゃお!じゃお~ん…(そ、それだけは!わかりました…)」 あるところでは辛いものをお預けされまいと一匹のゆっくりが巣の外に出た。 「みょん!ゆゆこさま!なにをしておられるのですかみょん!」 「こぼね!ぼーるがくるからごはんをくちのなかでほかんするのよ!」 「じゃあなんでもぐもぐしてるんですかみょん!」 「こ、こぼね…そ、そうよ!ぼーるにつぶされてただしんじゃうのもいやだからさいごはすきなことをいっぱいしてしにたいの!!」 「ゆゆこさま!ただごはんたべたいだけみょん!!」 「ようむ!それはちがうわ!わたしは…」 あるところでは様々な理由をつけて冬篭り中の食糧を食べようとしているゆっくりがいた。 「おいィ!?このままでは森が雪球で寿命がマッハなんだが…」 「あなたはすのいりぐちをみはりなさい!!!」 「キャーイクサーン!」(サーイエッサー的なもの) 「だが下段ガードを固めた謙虚な天ゆっくりに隙は…」 「ぶろんこ!うるさいわよ!キャーイクサーンくらわせるわよ!」 「調子こいてすいまえんでいた」 あるところでは謙虚な天ゆっくりが調子に乗っていた。 こうして森中が騒いでいるうちに、雪球は森へ近づいていた…そして!! バキバキバキッ!!! 「ゆーーーーっ!!!」 「「きょわいよおきゃーしゃん!!」」 「ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」 「だいじょうぶだよー!!わかるよー!!」 「う゛ーー!!ぼーるさんがきたどぉーーー!!」 「おぜうさま!おちついてくださいませ!!」 「じゃお!じゃお!(ちょっ!おぜうさま!踏んでます!)」 「おいィ!?ちょとsYれにならんしょこれは…」 「ギャーイクサーン!!!」 「こら!うろたえるな!」 木や岩は巻き込まれ、雪球が通ったところは何もなくなっていた。 これで平穏が戻った…と思われたが… 「む、むきゅ!ぼーるさんはにんげんさんのすむさとへころがっていっているわ!」 とある群れのゆっくりぱちゅりーが言い放った。 この森のゆっくり達は人間の里と有効な関係を築いていた。 ゆっくり達が作物を食べる虫や雑草を食べることで、作物は無事に育つ。 そのかわり、人間達はゆっくりの住む森を荒らさない、と言うことを約束していた。 ゆっくりと人間の里は共存していた。どちらかが衰退すれば、もう一つも衰退してしまう。 「む、むきゅ…どうすれば…」 ぱちゅりーは転がる雪球を見ながらつぶやいた…すると、雪球に2つの影が近づいていた。 その2つの影は、人間の里の寺子屋で教師をしている上白沢 慧音。 そして命蓮寺の僧侶、聖 白蓮。 この二人がこの雪球のことを聞きつけ、人間の里の人々の期待を一心に背負い、雪球を止めにきたのだ。 「それにしても大きな雪球だな…」 慧音がそう言い放ったときには、雪球の大きさは直径50mは超えていた。 「だが今日は満月の日。ワーハクタク化した私ならこの程度は…」 と、慧音が油断をしたその時、 「アッー!!」 慧音は雪球に巻き込まれ、角だけを出す形となってしまった… 「ああ、なんと無念なハクタク…」 白蓮は後ろで哀れんだ。 「この災厄を、私の手で取り除いてみせる!いざ、南無三ー!!」 大魔法「魔神復誦」 白蓮はスペルカードを使い、雪玉に突っ込んでいった。が、 「南無三ー!?」 白蓮も雪球に巻き込まれてしまった。 人間の里の頼みの綱は切れてしまった。人間の里の人々は絶望してしまった。 そのころゆっくり達は村の入り口付近に集まっていた。人間の里の様子を見に来たのであった。 このままでは人間の里が雪球に潰されてしまう。ゆっくり達は必死に考えた。 すると、一匹のゆっくりぱちゅりーが案を思いついた。 「むきゅ!ひらめいたわ!ちるのをつれてきて!!」 「ゆっくりわかったよ!!」 ゆっくり達は氷の妖精・チルノを連れてきた。 「来た!」「メイン⑨来た!」「これで勝つる!!」 「ぶろんこ!うるさいわよ!びりびりするわよ!」 「おいばかやめろ…いくのビリビリで私の寿命がマッハなんだが…」 「ふぁぁ…ゆっくり達が最強のあたいに何の用?」 「ちるの!こおりさんでじゃんぷだいをつくってほしいの!」 「…何で?」 「あれをみて!」 ゆっくりぱちゅりーが指す方向へチルノは目をやる。そこにあったのは角と羽が生えた雪球。 「うおー!でっけー!!」 「ぼーるさんをほおっておくと、にんげんさんがゆっくりできなくなっちゃうんだよ!とまらないからじゃんぷさせてとびこえさせるんだよ!」 「なるほど…最強のあたいにまかせなさい!!」 氷符「アイシクルフォール」 チルノはスペルカードを使い巨大なジャンプ台を作っていく。そうしている間にも雪球は迫る。 「ゆゆ!ぼーるさんがこっちにきたよ!」 「ちるの!ゆっくりしていないではやくつくってね!!」 「分かってるよ!もう少しだから!!」 「つぶされちゃうよー!わかるよー!!」 「ちーんぽ!ちん!(間に合わないよ!)」 「こんなのとかいはじゃないわーーー!!」 「ありす!ここであきらめたらしあいしゅうりょうだぜ!!」 「皆!出来たよ!ジャンプ台から離れて!」 ゴロゴロゴロゴロ……ドーン!!! 「ゆぅぅ!!」 「うわ!すごい音!」 轟音をたてて雪球は宙を舞った…そして… 「むきゅ!にんげんさんのさとのむこうにちゃくちしたわ!」 「「「ゆわーい!!ゆわーい!!」 ゆっくり達は歓声をあげた。 「やっぱりあたいってば最強ね!!ふぁぁ…あたいはもう帰るね。ばいばい。」 そう言うとチルノは帰ってしまった。 人間の里がつぶれずに済み、喜ぶゆっくり達。しかし… 雪球は止まらず、ある所へ向かっていた… それは、妖怪の山であった。 妖怪の山に迫りくる雪球を止めようとするある妖怪がいた。 その名は河城 にとり。そして、ゆっくりにとり。 この二匹が早朝、川でキュウリを洗っていたところ、転がってくる雪球を見たのであった。 にとりはスペルカードを構える。そして一言。 「にとり。朝御飯はキュウリを食べようね!」 「ゆっくりたべようね!」 河童「のびーるアーム」 にとりは超巨大なのびーるアームを繰り出した。そして雪球にぶつける。 一度は止まったかのように見えた。が、 立派な死亡フラグを立ててしまったにとりの結末は見えていた。 ガガガガガ… 「くっ…この雪球…重いよ…」 「ゆっ!ゆっくりがんばってね!!」 ガガガガ…ギギギギ… のびーるアームが悲鳴をあげる。 「も、もうだめ…」 「ゆゆっ!あきらめちゃだめだよ!」 「にとり!早く逃げて!」 「にとりをおいてゆっくりなんてできないよ!」 「もう!この分からず屋!」 ドン!! にとりはゆっくりにとりを蹴っ飛ばした。 「ゆっ!なにするの!ゆっくりやめて…」 「ごめんね。」 そういい残したにとりは雪球に飲み込まれていった。 「に、にとりーーーーーーー!!!」 ゆっくりにとりは叫び、その場で泣き崩れてしまった。 「おぉ、でかいでかい。」 「そうね…ただの雪球じゃないわ。」 雪球を見て語る、射命丸 文と文の飼っているきめぇ丸。 その雪球とは、角、羽(?)、手が生えた雪球。 「これはスクープになりそうね…」 「おぉ、しんぶんしんぶん。」 「そうね。今日の『文々。新聞』のネタはこれね…」 雪球の写真も何枚か撮り、新聞を書くため家に戻ろうとしたその時! 「おぉ、こっちくるこっちくる!」 「……え?」 雪球はかなりの急斜面である妖怪の山をものすごいスピードで登っていった!! 「ちょ…ウソでしょ!?」 「おぉ、こわいこわい…」 きめぇ丸が本当に怖がっている。 たくさんの木々をなぎ倒し、巻き込み、雪球の通った道は何もなくなっていた。 「おぉ、ぶつかるぶつかる!!」 「おっと!!危ない…」 文は間一髪のところで雪球をかわした。 「ふぅ…通り過ぎたならもう安心ね。早く新聞を書かないと…」 「おぉ、いそげいそげ。」 雪球は山頂まで辿り付こうとしていた。 山の上の守矢神社もパニックに陥っていた! 「かなこさま!このままではゆっくりしんこうできなくなります!」 「わかってるわ!ゆっくりさなえ!早苗。奇跡の力でどうにかできない?」 「ど、どうにかって…諏訪子様…」 「あーうー…こればっかりはどうにもならないなぁ…」 「ゆっくりあーうーできないの?」 「大丈夫!早苗が何とかしてくれる…」 「驚けー!!」「ゆっくりおどろいていってね!!」 「あの化け傘…御柱食らわせてやろうか!?!?」 「げげ!ゆっくりこがさ!逃げるよ!!」 ピューン!! 「小傘さんはなんでここに来たのでしょうか…?」 「さあね。あの妖怪早苗のことが好きみたいだからね。きっとかまってほしかったんだろう。」 「あーうー!そんなことより雪球だよ!」 「そ、そうだった。よし早苗。奇跡の力で止めてこい。」 「え…?いや…」 「止めてこい。」「ゆっくりとめてきてね!!」 「ちょっと…」 「止めてきてね。」「あーうー。とめてきてね!」 「はい…」 泣く泣く早苗は神社の鳥居の前に立つ。 「うわぁ…大きい…」 もう雪球はさまざまなものを巻き込み、100mは超える大玉となっていた。 早苗の10m手前まで来ていた。 「こうなったら…奇跡の力で止めてみせる!」 奇跡「ミラクルフルーツ」 スペルカードを掲げたその瞬間!! ゴゴゴゴ… 「と、止まった…止まった!」 奇跡は起こり、雪球は静止した。早苗の顔の3cm手前で止まった。 鳥居も巻き込まれず、守矢神社は無傷で済んだ。 が。 ゴゴゴゴ… 「え?」 雪球は、もと来た道を逆走し始めた… 「奇跡じゃなかった…ただ…失速しただけだったんだ…ハハ…」 早苗は虚ろな目で神社へ戻っていった。 「おぉ、できたできた。」 「さあ、早速幻想郷中に新聞を配達するわよ!」 「おぉ、りかいりかい。」 文たちが外へ出て新聞配達に行こうとしたその時!! ゴロゴロゴロゴロ…ドガーン!! 「おぉ?なんのおとなんのおと?」 「い、今『ドガーン』って言ったよね…」 文は後ろを振り向いた… 「ギャーーーーーッ!私の家がぁぁぁぁっ!!!!」 「おぉ…まっさらまっさら…」 見事に文の家は無くなっていた。そして雪球が見える。 「文様ーーーーっ!ただいま戻って…ええっ!?」 徹夜で見張りをしていた椛が帰ってきて驚愕する。」 「あの…家は…」 「椛…今日から『幻想郷に泊まろう!』のコーナー設立よ…」 「居候ですか…」 文々。新聞 第○○号 「突如出現!妖怪!?超巨大雪球!!」 本日明朝妖怪の山付近に超巨大雪球が出現。 角、羽、手が生えていたので新手の妖怪の可能性あり。 八雲 紫氏も今は冬眠中なので、スキマ送りも不可能。 射命丸 文氏の家を含め何件か巻き込まれた模様。 最後の一文は、急いで付け加えられた感があったと言う。 この新聞は幻想郷中に配達され、幻想郷すべての住民がこれを知ることとなった。 そして、この新聞を見て慌てる者がいた… 「慧音…今助けてやるからな!」 不老不死の蓬莱人、藤原妹紅は雪球を追っていた。 自分のよき理解者である慧音が危険な目に遭っている。これをほおって置くわけにはいかない。 雪球を追っているうちに、何かの集団に出会った。 「あれは…ゆっくりるーみあ一匹と、ゆっくりちるのとゆっくりれてぃの大群!?」 異常な光景だった。しかもそのゆっくり達はとても慌てていた。 「いそぐのだー!!」 「くろまくのわたしにははやすぎるわ…」 「あたいつかれちゃったよ!」 「だめなのだーー!なかまがぴんちなのだー!!」 そのるーみあはあの雪球のちるのを助けるために仲間を呼びに言ったあのるーみあであった。 「仲間がピンチ…どういうことだ?おい!そこのゆっくり!」 「なんなのだー?」 「お前達、何をしているんだ?こんな朝から。」 「ちるのをたすけるのだー!」 「ゆっくりちるのをか?なんで?」 「さかみちをころがってぼーるさんになったからたすけなくちゃなのだー!」 「あれの中に仲間がいるのか…ちるの、れてぃ、冷たいのは大好きか?」 「だいすきだよ!ゆきさんもおいしいしかきごおりさんもおいしいよ!!」 「カキ氷…?そうだ!お前達は先に行っていろ!」 「そーなのかー」 妹紅は人間の里でとあるものを買った。 ゆっくりるーみあ達は雪球に追いつく。 「みんなでたすけるのだーー!!」 「「「えい、えい、ゆーーー!!!」 「あれ?ゆきだまがとまってるのかー?だれかいるのかー?」 雪球は二人の影が止めようとしていた。 一人は厄神。鍵山 雛。 文々。新聞を見た時、最愛のにとりが危険な目に遭っていることを知り、すぐに飛んでいった。 「今助けるわ、にとり…」 雛は自分の体を超高速回転させ雪球にぶつけていた。愛の力はすごいものである。 そしてもう一つの影。それは雲居一輪であった。入道の雲山が雪球を止めている。 命蓮寺で白蓮がいないことに気づき、探し回っているうちに、文々。新聞を見て白蓮の危機を知った。 毘沙門天とネズミはどこかに行っているし、傘の妖怪もいないし、幽霊船長も鵺とどっかへ行ってしまった。 よって、今白蓮を助けられるのは一輪しかいなかった。と言うよりひそかな思いを持っていた一輪にとっては大チャンスであった。 「これでとどめだ!!!」 忿怒「空前絶後大目玉焼き」 「にとりぃぃぃぃぃぃ!!!!」 創符「流刑人形」 ドガガガガガガ!!!!!! ズズーン… 「と、とまったのかー!!」 「ちるのをたすけるよ!!」 「ん?雪球が止まってる!?」 妹紅が遅れてやってきた。 「もこたんなのかーひなといちりんがとめたのだー」 「あの厄神と入道使いか…分かった。仲間を助けるぞ。ちょっと待っていろ。」 そういうと妹紅は雪球の上からあるものをかけた。 それはイチゴのシロップであった。 ゆっくりはゆっくりめーりんを除き甘いものを好む。ちるのとれてぃは甘くて冷たいものを好む。 普通のゆっくりは冷たいものは寒いものとされるのでアイスなどはあまり食べない。 しかしちるのやれてぃは冬に強い。普通のゆっくりとは逆に冷たいものを好むのだ。 「さあゆっくり達!ごちそうだ!!!」 「「「ゆっくりたべていってね!!!」 ちるのやれてぃが雪球にかぶりつく。 「むーしゃむーしゃ、あたいしあわせーー!!」 「くろまくもしあわせー!!」 「にとり今助けるからねにとり…」 雛は自分の体を回転させ雪球を削る。人間ドリル…いや、厄神ドリルであろうか。 ((一輪。わしは少し疲れてきたぞ…)) 「だめよ!姐さんを助けるまでには休めないわ!!」 自分の入道を自分の欲望のために使う一輪… 「慧音!どこだ!慧音!!」 妹紅は慧音を探す。すると… 「あれは!!」 見覚えのある角が。まさしく慧音だ。 「慧音!今引っ張りだしてやるからな!!!」 この雪球は木や木造住宅を巻き込んでいた。 もしここでスペルカードを使ってしまえば、炎でいろいろな物が燃えてしまう。 慧音に燃え移ってしまう可能性があるからだ。 角をフルパワーで引っ張る妹紅。そして! スポン!! 「う、うう…妹紅…角を引っ張らないでくれ…」 「け、慧音!大丈夫か!?怪我は無いか!?!?」 「あ、ああ。大丈夫だ…ありがとう。妹紅…」 「慧音…良かった…」 妹紅は無事慧音を救い出すことが出来た。 「にとり!にとり!!」 「ひ、雛…?助けてくれたの…?」 「そうよ!あなたが死にそうだから助けに来たのよ!!」 「雛…ありがとう…やっぱり雛は厄を吸い取ってくれたんだね…」 「にとり…////」 雛も無事救出することが出来た。 「姐さん!しっかりしてください!!」 「ああ、私の目の前が光に満ちる…」 「ボケてないでしっかりしてください!!」 「一輪…もう少し上手いツッコミはないの?」 「ないです!もう…ふざけないでください…」 白蓮はなぜかボケた。 「あたいもうおなかいっぱいだよ…」 「くろまくもきついわよ…」 一方ゆっくり達は苦戦していた。この雪球は土や木まで巻き込んでいたため味も美味とは言えなかった。 「もうだめなのか…」 るーみあがあきらめたその時! 「むーしゃむーしゃ、あたいしあわせー!」 雪球の中から一匹のゆっくりちるのが現れた。そう、すべての元凶であった。 「るーみあ!さいきょうのあたいのおかげでぼーるさんとまったよ!」 「そーなのかー」 「ちるの!かってにそとにでちゃだめでしょ!たくさんのきさんやおうちさんをこわしたじゃないの!」 「れ、れてぃおかあさん…ゆっくりごめんなさい…」 「くろまくはこころがひろいからこんかいはゆるすわよ!!」 「アハハ…許しちゃうんだ…私のにとりをこんな目にあわせたのに…!!!」 「雛…無事だったからいいよ…」 「しかし、ハクタクのお前や一番最近の異変の元凶であるお前が雪球ごときを止められないとは…」 「見くびっていたんだよ…あんなに強いとは思わなかった…」 これにて一件落着!かと思いきや。 「慧音。お前手に何持ってんだ?」 「ん?なんだこの帽子。葡萄のついた……」 「「「「!!!!!!!!!!!!」」」 「もこたんどうしたのかー?」 「お前ら…手伝ってくれないか?神様が死にそうなんだ…」 「わ、わかったのだー」 そのころ雪球の中では二人の神様が死に掛けていた。 その二人とは秋静葉と秋穣子であった。 文々。新聞にも「射命丸 文氏の家を含め何件か巻き込まれた模様。」と書いてあった。 不運にも秋姉妹の家は雪球に巻き込まれてしまっていたのだ。 「ねえお姉ちゃん…私達このまま死んじゃうのかな…」 「きっとそうよ…私たちのこと、誰も気にかけてくれないもの…」 「お姉ちゃん…寒いよ…眠いよ…私…先に逝ってるね…」 「地獄に落ちないといいわね…穣子…後ですぐ行くから…」 「うん…お姉ちゃんと死ねて、私嬉しいよ…」 「私もよ、穣子…安らかな眠りを…」 きょじん「うー☆」 「妹紅!なんだそのスペルカードは!」 「わ、私じゃない!今のは…」 「うー!こーまかんのおぜうさまがたすけにきたどぉー!」 妹紅に良く似たスペルカードをはなったのはゆっくりれみりあであった。しかも、 「れみりあ。私は日光に当たると灰になるの。そんなに早く行くと何かの拍子に日光にあたってしまうわ。」 本物の紅魔館の主人、レミリア・スカーレットの飼っているれみりあであった。 「れみりあ!おぜうさまがたすけたんだどぉー!」 「よしよし。これで幻想郷中の焼き芋は紅魔館の物ね。」 「…レミリア。なぜここに?」 「あら、あなたは人里の寺子屋の…散歩よ。そうしたらたまたま見かけたものだから…そうしたられみりあが急に雪球に行ったから…」 「うっうーうあうあ♪ひとだすけはいいことだどぉー☆」 「あなたが助けてくれたの?」 「そうだどぉー☆」 「ならなにかお礼しないと…そうね。お芋一年分はどう?」 「うー☆すいーとぽてとつくってもらうんだどー☆」 この後、紅魔館にスイートポテトがあふれかえったことは言うまでも無いだろう。 完…と思いきや。 雪球の中に全身オレンジ色で青いズボンを履いた謎の動物と謎の仮面が巻き込まれていることは誰も知らなかった… 今度こそ完 作者 SDC(早苗大好きクラブ)会員番号518-37A番 追記 ※作者が始めてやったゲームキャラが幻想入り…新作日本版で出ないかなーー。 逆襲のシャアとは似て非なる作品ですねw -- 名無しさん (2011-06-09 16 00 16) 名前 コメント
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とは、雪球及び選手の動きを正確に判断し、試合を公正に導くプロ集団である。 主に雪上で何球も飛び交う雪球が選手に当たったか否かを判定する。 特に開始直後のシェルター争奪戦時などには、常人では到底見極められない数の雪球の軌道を判別し、冷酷なまでにアウトコールを宣告する。 そのコールには如何なる抗議も通用しない。 蓋し世界中のスポーツの中で最高難度の審判である。 「目覚めよ我が邪気眼・・・!!」
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/812.html
翠:「なんですかぁ、その反抗的な目は……?」 マ:「………」 翠:「まったく……、翠星石だって本当はこんなことしたくはないのですよ」 嘘つけい。嬉々としてやってるのがありありとわかる。 翠:「でも愛すべき我が妹が辱められたとなると、さすがの翠星石も黙ってられないのです」 マ:「辱められたぁ……?」 翠:「忘れたとは言わせねぇですぅ! あんな、あんな…!」 やべやべ、翠星石がまた興奮してきた。 やっぱり今朝の列車内での出来事を相当根にもっていたようだ。 マ:「いや、あれはね双方合意の上でのね、スキンシッ……ぶげ!」 弁明むなしく、ハリセンで顎を打ち抜かれた。 マ:「顎がぁっ」 み:「あ、いけない。昼食当番なのすっかり忘れてたわ」 みっちゃんは慌てながら時計を覗き込んだ。 昼食当番はみっちゃんとのりちゃんだった。 み:「あたしロッジに戻るわね、カナ、撮影の方任せたわよ」 金:「わかったかしら~」 みっちゃんがいなくなった後、翠星石の目がキラリと光った。 翠:「さて、次の拷問に移りますか。金糸雀!」 金:「あいあいさーなのかしら!」 金糸雀がポシェットからごそごそと何かを取り出した。 緑色の液体が入った小瓶……? それとシャベルだ。 マ:「なんだなんだ?」 翠:「さぁ、たっぷり食わせてやるですぅ」 たっぷり? 食わせる? 金糸雀はシャベルに大盛りの雪を掬うと、その上に緑色の液体を振りかけた。 翠:「あの苦しみを再現してやるのですぅ」 マ:「……?」 金:「さぁ口を開けるかしら……!」 金糸雀が俺の口元に雪が載ったシャベルを差し出す。 緑色に染まった雪が毒々しい。 甘ったるい匂いが鼻をついた。 この匂いは… マ:「わ、こ、こら、やめんか、もが、もがが」 金糸雀は容赦なくそれを俺の口に流し込む。 マ:「もががが…!」 甘っ。この甘さは間違い無くメロンシロップだ。 マ:「もががががががっ」 ああ、こんな冷たいもの、いっぺんに食わされたら……! キーンキーンキーンキーン……! きたきたきたきた! マ:「うぐおわあああああ」 アイスやカキ氷を勢いよくかっ食らうと起こるあの頭痛現象が俺を襲った。 翠:「さぁ、金糸雀、もっと食べさせてやるですよ」 金:「あいあいさーかしら!」 マ:「もがががが……シャリシャリシャリ……」 キーンキーンキーンキーン! マ:「ぐああああ!」 なにこの拷問? マ:「やめ、やめろぉ! もが、もががが!!」 蒼:「!」 真:「………」 蒼:「今、確かにマスターの悲鳴が……」 真:「ふふ、あのミーディアムいったいどんな拷問を受けているのかしらね」 蒼:「ご、拷問!?」 真:「捕虜と言えば拷問。そう翠星石は息巻いていたわ」 蒼:「た、助けに行かなきゃ!」 慌てて駆け出す蒼星石。 だが横手の真紅から雪球がすっ飛んできた。 蒼:「っ!」 すんでのところでかわす蒼星石。 真:「無視してもらっては困るわね」 蒼:「君の相手をしている暇は無いんだ」 真:「そんなにあのミーディアムのことが心配?」 蒼:「心配さっ」 真紅は軽くやれやれと溜め息をついた。 そんな真紅の態度も構わず蒼星石は走り出す。 だが、真紅は目を瞑ったままポツリと呟いた。 真:「今朝の列車内でのことなんだけど」 蒼星石の足がピタっと止った。 蒼:「………?」 真:「ミーディアムと仲がいいのは結構なことだけど、もっと人目を憚った方がいいと思うわ」 蒼:「………え」 真:「あなたって、耳、弱いのねぇ」 蒼:「!!!」 蒼星石の顔に驚愕の色が広がった。 蒼:「ななななな!」 ここで初めて蒼星石は、真紅に列車内でのマスターとの情事を見られていたことを知ったのだった。 真:「レディーが自分の耳を刺激されて「はぅう」だなんて、誰の趣味かしら」 蒼:「きっ、きききき、君を倒す!!」 見事なほどに激昂する蒼星石だった。 雪を大量に食わされ、だんだんと寒気が俺を襲ってきた。 ガタガタガタ 翠:「どうしたですかぁ、そんなに震えて」 マ:「見りゃわかるだろう。寒いんだよ」 ガチガチガチ あまりの寒さに歯まで鳴ってしまう。 マ:「ちくしょー、蒼星石さえ来てくれれば、お前達なんぞ……一網打尽に」 翠:「それは無理な話ですぅ」 マ:「?」 翠:「蒼星石には真紅が向かっているです。 そう簡単には来させねぇですよ」 マ:「な、なんてこった。真紅の姿が見えないと思ったら……」 俺の知らない間に翠星石は磐石の体制を整えていたのだ。 マ:「それでも蒼星石なら…、蒼星石ならきっと来てくれる!」 翠:「さぁ、どうですかねぇ…」 ジ:「………」 ジュンが雪玉を転がす手を休めて蒼星石が走り去った方向に目を向けている。 巴:「どうしたの?」 ジ:「いや、他のやつら来ないな、って」 一向に相手チームが攻めてこず、やることがない。 のりもみっちゃんと一緒に昼食の準備をしにロッジに戻ってしまった。 そこで、ジュン、巴、雛苺はしかたなく暇つぶしに雪だるま作りなんかに精を出していた。 雛苺が小さい体ながら、頑張って雪玉を転がしている。 巴:「桜田くん、あんまり大きくすると雛苺の作ってる頭の部分と釣り合い取れなくなるから…」 ジ:「じゃあ、これぐらいでいいか」 雛:「トモエ、まだ転がした方がいい?」 巴:「うん、あとちょっとよ。頑張って」 雛:「はいなの! う~んしょ、う~んしょ」 蒼:「この、この!」 懐に用意していた雪球を次々と真紅に放る蒼星石。 真:「ふふふ、甘いわね」 蒼:「たぁ!」 真:「こっちよ」 だが冷静さを失った蒼星石は真紅に翻弄されっぱなしだ。 直線的な攻撃は真紅に通用しない。 真:「こちらからもいくわよ」 真紅は雪球を一掴みすると蒼星石に放った。 蒼:「遅いよっ」 余裕たっぷりにかわす蒼星石だったが 蒼:「!?」 雪球は急に軌道を変え、蒼星石に迫った。 ありえない動きに蒼星石が戸惑う間に、雪球は蒼星石の顔面に炸裂してしまった。 真:「あと二回当てれば私の勝ちね」 蒼:「???」 何が起こったのかわからず顔面雪まみれのまま唖然とする蒼星石。 だがすぐに足元に赤い薔薇の花びらが落ちていることに気付いた。 蒼:「これは……、まさか真紅!」 真:「さすがは蒼星石ね、早々に気付かれてしまったのだわ」 そう。真紅は雪球の中にこっそりと薔薇の花びらを仕込んでいたのだ。 真紅が薔薇の花びらを自在に操る能力を持っていることは周知の事実である。 蒼:「卑怯じゃないか! ローゼンメイデンの能力を使うなんてっ」 真:「あら、自分の持てる全ての力を使って戦うのが勝負相手に対する礼儀じゃなくて?」 言っていることの道理はともかく、あくまで真紅は冷静だった。 真:「今のあなたにかわしきれるかしら……?」 真紅は自信たっぷりに次々と薔薇の花びら入りの雪球を放った。 迫りくる雪球二つを前転でかわす蒼星石。 むなしく空を切った雪球だったが、地面に当たるすれすれで急浮上し、 大きくカーブを描いて再び蒼星石目掛けて迫ってきた。 蒼:「くっ」 真紅はもう次の投球モーションに移っている。 このままでは分が悪い。 蒼:「そっちがその気なら……! レンピカ!」 庭師の鋏を手にした蒼星石は二つの雪球を瞬時に切り払った。 真:「!」 蒼:「こちらも本気でいかせてもらうよ…!」 真紅を見据えてゆったりと、それでいて一分の隙も無く身構える蒼星石。 形勢が再び均衡を保ち始めた。 真:「いい眼になってきたわ、貴女。あの時のような」 なぜか嬉しそうに真紅は微笑んだ。 マ:「さむいよさむいよ」 ガタガタガタ 寒気は増すばかりだ。 金:「ねぇ、翠星石、そろそろマスターさんのこと、許してあげてもいいんじゃないかしら?」 マ:「さむいよさむいよ」 翠:「いいや、まだまだ灸を据え足りねぇです。 放っておけばまたこの男は蒼星石に不埒を働くに決まってるです」 金:「でもこんなに寒がってるかしら」 マ:「さむいよさむ………、おんやぁ?」 契約の指輪がチリチリと熱を放っている。 蒼星石に何かあったのか? マ:「…………。 そうか。なら、大丈夫か」 金:「何言ってるかしら?」 翠:「そうですか、まだ大丈夫ですか。いい根性してるですぅ」 マ:「いや、違う、違うって!」 翠:「さぁて、次はどんな懲らしめをしてやろうですかねぇ」 マ:「なぁ、いい加減この縄を解いてくれよ……」 俺はなるたけ同情を誘うよう、弱々しく哀れな声で訴えた。 翠:「ダァメですぅ~。この機会にみっちりとどちらが上か教えてやるです」 マ:「そんなぁ、許してくれよぅ。頼むよぅ。ああ、さむいさむい」 翠:「………」 翠星石の動きが止まった。 お、もう一押しか? マ:「ああ、凍え死んでしまう~」 翠:「まったく、しょうがねぇですねぇ」 翠星石はそう言うと、水筒からホカホカと湯気を立てるお茶を注いだ。 翠:「ほら、さっさと飲むですよ」 口元にお茶を差し出してくれる翠星石。ううむ。 マ:「ぐび…あちゃ、あちゃちゃ、ふー」 あったけぇ。 指輪も。 マ:「ありがとう」 翠:「れ、礼を言われるほどのことじゃないですよ」 蒼:「たぁ!」 蒼星石は一振りでいっぺんに三つの雪球を払い落とし、一気に真紅との間合いを詰めた。 蒼星石はジャンプし、太陽を背にして真紅に向けて大きく雪球を振りかぶった。 蒼:「この至近距離なら外さないよっ」 太陽の光を手で遮りながら真紅が叫ぶ。 真:「それは、こっちも同じなのだわっ」 蒼:「!」 もう尽きたと思っていた真紅の雪球が、なんと地面の雪から飛び出してきた。 その数三つ。さながら対空ミサイルのように蒼星石に襲い掛かる。 蒼:「ぐっ」 体を捻って回避しようとするが間に合わない。 雪球が一つ蒼星石の脇腹に着弾した。 着地動作が充分に取れず、蒼星石は雪上に倒れこんだ。 この瞬間、真紅が一本取ったかに思われたが 真:「やるわね」 真紅の右肩にも雪球が着弾していた。 蒼星石は姿勢を崩しながらもサイドスローで雪球を放っていたのだった。 蒼:「まだだよ」 真:「え?」 真紅が戸惑いの視線を投げかけた刹那 蒼星石は帽子の中から雪球を取り出した。 蒼:「えい」 もう雪球は持ってないと油断していた真紅はあっさりと顔面に雪球を浴びた。 真:「………。 本当に、いやらしい帽子ね……」 蒼:「お互い様だよ。いつの間に地面に雪球なんて仕込んでたんだい?」 真:「あなたがここに来る前に。ふぅ、冷たい」 顔の雪を払う真紅。 しかしその表情は妙に晴れ晴れとしている。 蒼:「なるほどね」 蒼星石も体に付着した雪を払いながら立ち上がった。 お互いに、あと一回雪球を当てられるとリタイア、それと雪球は尽きている。 蒼:「………」 真:「………」 どちらがより先に雪球を作り、当てられるか。 二人は互いに見据えあったまま膠着状態に入った。 翠:「蒼星石、来ないですねぇ~」 嫌味たっぷりに翠星石が言ったが俺は満足に反応できなかった。 寒い。寒すぎる。 マ:「うううう」 なんだか指輪が熱くなってから、寒気がより一段と酷くなってきた。 蒼星石、あんまり指輪から力を吸い取らんといて…。 体温低下甚だしい。 ガタガタガタガタ マ:「あ、あの、茶をもう一杯…」 翠:「調子に乗るんじゃねぇですっ」 マ:「翠星石のお茶、とても美味いんだよ。頼むよ」 翠:「そ、そんなに飲みたかったらこれでも飲みやがれですぅ」 翠星石は庭師の如雨露を俺に振りかざした。 俺の頭に水を浴びせ掛ける。 マ:「あああああ……」 ガタガタガタ…… 金:「あー、雪が降ってきたかしらー!」 ガタガタガタ…… 指輪は、なお熱をはらみ続けていた。 「スノーレジャー その6」に続く