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未確認動物 ちょんもり会ブログ支部の名付け親です 役職 ツッコミとしょーもないボケに対する粛清 英語表記 UMA(ただしこの名前は使わないでいただきたい) 主な戦歴 MHP2Gで色波をG級に連れて行った内の一人 ボカロで好きな曲 これが好きだという変わり種は少ないと思われるから こっちに貼ります 試しに作ってみた。 ぜひ次回のチャット会で使用してみてくれ 零と壱の世界(チャット) 現在時刻 19 34もう寝ます ブログ:零と壱の世界
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未確認動物 一覧 コメント 存在の可能性があり、噂などで知られていながら生物学的に確認されていない未知の動物。UMAとも言う。 一覧 シビシラス:スカイフィッシュ ラプラス:ネッシー/ニュー・ネッシー ユキノオー:ビッグフット/イエティ ワタッコ:ケセランパセラン ノコッチorジガルデ:ツチノコ ジバコイル:ムノチュワ クロバットorグライオン:チュパカブラ ルンパッパ:カッパ リグレー:ドーバーデーモン ドクロッグ:カエル男 ペルシアン:モギィー ロトム:クリッター リザードン:バッツカッチ ムウマージ:フライング・ヒューマノイド エルフーン:ヒツジ男 ウルガモスorダークライ:モスマン 後者はシルエットが似ているので+ふいんきから ヌケニン:クマムシ ペンドラー:モンゴリアン・デス・ワーム オコリザル:モノス ダストダス:スカンク・エイプ トゲキッスorメガアブソル:翼猫 ジュゴン:南極のニンゲン シンボラー:ポポバワ ケルディオ:ケルピー サンダー:サンダーバード/ビッグバード プテラ:ローペン ハクリュー:ナーガ シェイミ(スカイフォルム):ティジー・ウィジー ゴウカザル:モンキーマン ズルズキン:リザードマン ゴチルゼル:フラットウッズモンスター シンボラー:ドローンズ ヒンバス:タキタロウ コイキング:ナミタロウ ギャラドス:ブロスニー ベトベトン:グロブスター/ハニー・スワンプ・モンスター メブキジカ(春):ジャッカ・ロープ ミロカロス:シーサーペント マッギョ:ジェニー・ハニバー アーケオスorメガプテラ:ジーナ・フォイロ ゼブライカ:ジャージー・デビル ヤルキモノ:ヨーウィー オニゴーリ:鬼 ギャロップ:フライング・ホース ケンホロウ♀:スクヴェイダー ヨルノズク:オウルマン フライゴン:タギュア・タギュア・ラグーン ダイケンキ:ミゴー グランブル:テレパシック・フットボール ガルーラ:ジャイアントカンガルー シビビール:トランコ フシデ:ジャイアント・アイソポッド オーダイル:ホラディラ メガニウム:モケーレ・ムベンベ ハンテール:キャディ オクタン:クラーケン バオッキー:ヒバゴン エンブオー:ピッグマン オニドリル:コンガマトー ルギア:クチバシのある海獣 イーブイ:キャビット ブラッキー:ヤマピカリャー ケッキング:グラスマン ヤナップ:キジムナー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 一覧 オンバーン:ジャージー・デビル ホエルオー:ムカデクジラ -- (ユリス) 2019-11-04 10 24 52 草案 一覧 ウルガモスorダークライ:モスマン ドクケイルはさすがに小さいのでウルガモスの方がに似合うかも 後者はシルエットが似ているので+ふいんきから ハガネール:モンゴリアン・デス・ワーム ペルシアン エイリアン・ビッグ・キャット -- (名無しさん) 2019-11-04 09 17 12 草案 ニャルマーorミミロル:キャビット -- (ユリス) 2019-06-08 17 55 28 ワルビル:ワニ男 -- (名無しさん) 2019-06-02 19 39 44 サメハダー:メガロドン -- (名無しさん) 2018-01-02 21 51 05 草案 ツンデツンデ:レイ コードネーム「UB LAY」から -- (ユリス) 2018-01-02 20 21 47 カイオーガ ブループ -- (名無しさん) 2018-01-01 22 29 07 ライオンイーター:ヒヒダルマ -- (名無しさん) 2016-06-15 23 48 28 草案 メガメタグロス:スレンダーマン -- (ユリス) 2015-08-17 18 33 42 ヒトガタ ブルンゲル モスマン ウルガモス -- (名無しさん) 2015-08-16 22 32 52
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未確認動物部隊UMA テスト1 「ふぅ~」 男は大きく息を吐き出した。息はこれ以上ないほどの純白、唇は細かく震えている。 当たり前である。ここは雪山、極寒の地。バナナで人が撲殺できるほどの寒さ。 そんな寒さのド真ん中。男は軍服一着で薄暗い個室の中、窮屈そうに手足を縮め、 来るべき時をじっと待っていた。 「大佐、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど。どっちが聞きたい?」 どれくらいの時間が経ったであろうか・・・。 あまりの寒さに男が、思考を放棄しようとした時、男の待ち望んだ声が個室に響き渡った。 「・・・そうですね、今すぐにも挫けそうなので、良いニュースからお願いします」 暫しの静寂の後、言葉を選ぶ。男の口内から吐き出された息は、またしても純白。 「おめでとう大佐。記念すべき24時間突破だ。耐久テストはこれにて終了だよ これでこの子も、ようやく実戦テストができるってものさ」 モニター越しの主から送られた吉報は、男の待ちわびていた内容だった。 この雪山で、『24時間過ごしてくれ』と言われた時は、どうなるものかと思ったが。 何のことは無かった。ただ、ただひたすらに・・・・・・寒かっただけ。 それはもう、幾度となく凍死するのではないかと思ったほどに。 「そうですか、やっと終わりましたか。これで開放さ・・・・・・悪いニュースは何ですか? 追加で48時間耐久テストは、さすがに自分は勘弁ですよ博士」 ようやくこの、極寒地獄から開放されるのだ。空気を読まない延長サービスは御免被る。 大佐と呼ばれた男は、心の底からそう思った。ぬか喜びはノーサンキューである。 「あはははは、それも良いねぇ~。でも残念ながら、大佐の予想はハズレだね。 正解は、『異星人が誇る例の人型兵器が、大佐に近づいている』でした~」 「ッッッッ!!」 大佐と呼ばれた男は、思わず息を飲んだ。息を飲み込みすぎて、目の前がチカチカする。 なんて事だ、これなら延長サービスの方が何倍もマシだった。神に誓って本当だ。 自分が雪山で夢現の最中に見た、ろくでもない悪夢だと思いたい。 しかしモニター越しに浮かぶ映像には、間違いなく異星人が駆る巨大な人型兵器。 『羅甲』が恐ろしいまでに映し出されていた。 何をしているかまでは理解ないが、確認できるだけで5機もの羅甲が悠然と歩行している。 暖かい『ぶぶ漬け』でも食べて、お家に帰ってもらいたい気分だ。 「大佐、連中との戦闘データが欲しい。アイツらと戦ってくれない?」 男の茶化したような声が、個室に一際大きく響き渡る・・・。 「はい?たった1機のテスト機で、あの数の異星人共のお相手をしろと・・・正気ですか? ただでさえ凍えるほどに寒いのです。笑えない冗談は止めてください」 大佐と呼ばれたパイロットは、明らかな無茶振りに至極当たり前な反論をする。 こちらは、未だ敵に発見されてはいないものの。まだ、試作段階のテスト機風情が1機。 かたや、アムステラの栄えある巨人『羅甲』が、5機も編隊を組んでいるのである。 パイロットも恐らく、手練揃いに違いないだろう。楽観視する事ができようはずもない。 現役メジャーリーガーと、中年オヤジの草野球チームが、公式戦をやるようなものだ。 大佐と呼ばれた男は、そう思った。 「残念。冗談じゃなくて、命令でした~。嫌な上司を持ったと思って、諦めるんだね。」 再び同じ声が、悪戯を心底楽しんでいるような子供の様な声が、男の耳に響き渡る。 言っている内容は、魔界の大元帥が配下に命令するような、無茶振りの内容であるが。 それをさも、『コンビニに行って、パンとジュースを買ってきて』レベルの気軽さで、 何の配慮も容赦も思慮も無く、モニター越しの男は言ってのけた。 「それに、見てみなよ大佐。アイツらどうやら狩りの真っ最中のようだよ。 狩りは狩りでも、人間狩りをね・・・・・・。人でなしだとは思わないか大佐殿?」 『アンタが言うな』と言いたくなったが、男は出掛かった言葉を喉の奥に飲み込んだ。 事実、モニター越しに映る映像が、男の言葉の内容と寸分違わず一致していたからだ。 惨い事をする・・・・・・。異星人は、非戦闘員の類や戦意を無くした者には手を出さない。 そう聞いたのだが、異星人にも屑が存在するようだ。何処の世界も変わらない普遍の理。 全く持って嫌になる。 「大佐殿は不服の様だけれど。僕らが今からする事は、人助けでもある訳だし・・・ね。 お偉いさんの方々の命令からも、何ひとつ外れちゃいない。何も遠慮する事は無い。 それに、僕の作ったその子と大佐なら余裕なハズさ。僕のお墨付きだ」 どうしようもない。こうなったら、どうしようもない。こうと決めたら変えない人物だ。 こんな雪山の、豪雪が吹雪く最中。24時間もの長時間、待機させられていたこと自体が、 十二分にファックな運勢だが。今日の自分の運勢は、これまで生きてきた人生の中で、 最も最悪だったと思って諦めよう・・・・・・。 大佐と呼ばれた男は、とりあえず今日の自分の運命を呪う事にした。 「・・・わかりました。ただし交戦するのは、その連中のみでお願いします」 大佐と呼ばれた男が、決意の言葉を搾り出す。これが人生最期の言葉かもしれない。 なんて色気の無い言葉だ。死んだ日にはいの一番に、あの男の枕元に化けて出てやろう。 あの男の事だから、驚きもせずに喜びそうなのが癪だが。 「了解したよ大佐殿。散って逝った彼らの分も、思うさま暴れてくるといい」 何も気にしない男の声が、死神の様な男の声が、コクピット内に響き渡る。 さながら、世界の終末(ラグナロク)に鳴り響く、ヘイムダルの角笛の如く。 「運が悪いのは、お互い様だ異星人!どうなっても知らねえぞ!!」 自分の目の前を、異星人の連中が何も知らずに通り過ぎるのを確認すると、 男は雄叫びを上げながら、コクピット内のレバーを握り締めた。 小高い丘が、凄まじい地響きと共に動き出す。轟音と共に、崩れ落ちる雪山。 そして現われたのは、淡雪の如く真っ白な大巨人・・・・・・いや、大猿人!! 噂に名高い、雪男イエティに良く似た、40mはあろうかという巨大ロボットであった。 お楽しみのせいか、吹雪の轟音のせいか、件の羅甲達は雪男に気付いていない・・・・・・。 「ガッ・・・・・・ヒュンッッ!」 最も後ろで進軍していた、羅甲が音も無く消え去った。 雪男が羅甲の頭部を『むんず』と掴み、自分の背後の大空へと豪快に投げ飛ばしたからだ。 当の羅甲は、遥か彼方の雪山へと激突し。無言のままに塵芥へと成り果てた。 残り4機。 「ゴウッッ!」 狙いを新たに定めた、雪男の乾坤一擲の力を込めた張り手が、羅甲を胴体ごと吹き飛ばす。 吹き飛ばされた羅甲は、目の前で歩いていたもう1機に衝突し。友軍共々沈黙した。 残り2機。 「ム・・・何が起こってッッ!!」 ようやく事態に気付いた羅甲も、振り向き様の頭上へと振り下ろされた雪男の、 力任せのハンマーナックルの前に、ひしゃげた格好で地面に埋まったまま動かなくなった。 残り1機。 「コイツ・・・まさかこれ程の性能とは、思いもしなかったですよ博士。 24時間寝てた後でもお構いなしでこの稼動率、ただのデカブツでは無いようだ」 動かしたのは初めてでこそ無いものの、初の実戦でこの悪条件の最中でさえも、 自分の思うがまま自由自在に振り回せる、その機体のパフォーマンスに素直に驚いた。 でなければ、奇襲とはいえこの短時間に、羅甲を4機も墜とせるハズも無いのだが。 後で博士に、キスでもしてやりたい気分だ。 「たいちょおー、面白いっスよ猿狩りィ。あと1匹になっちまったスけど、殺りまス~? ・・・・・・なんだよォ。みんなしてダンマリかよォ。つまんねえなもう」 知らぬは当人ばかりなり。今まで『お楽しみ』に興じていた最期の屑野郎は。 背後に雪男が立っていてもなお、その異常事態に気が付かないままだった。 真打ちで現れた猿は、とびきりデンジャラスな大猿であった事に。 雪男は、最期の羅甲の頭部と脚部を掴むと、自分の頭上へと掲げ上げる。 そして・・・・・・力の限り引き絞ったッッ!! 誰もが想像しやすく説明すれば、力任せの雑巾絞りッッ!! ただし、その行為に使用される力は、想像を絶するほどの怪力でッッ!!。 雪男自慢のビックコックの前に、少しずつ捻切られていく羅甲。 今までの行為への懺悔の時間を与えられたかの如く、少しずつ少しずつ瓦解していく装甲。 数分後・・・羅甲は真っ二つに捻じ切られ、上下共々積雪の上に落下した。 「ハァ・・・・・・、任務完了。直ちに即刻、最高速で帰艦します」 男は、吸い込み続けていた空気をドッカと吐き出すと、噴き出す疲労感に抗いながらも、 勝利の言葉を吐き出した。これ以上、何かをさせられれば本当に死んでしまう。 余韻もなにも関係ない。さっさと我が家に帰りたい。 「お疲れ様でした~。あったかい珈琲で、お出迎えしますよ大佐殿」 「そいつは有難いですね」 大佐と呼ばれた男は、ようやくこれで寒さから開放されるな・・・と、一人ごちると。 大きく息を吸い込み、これから味わうであろう漆黒の液体に思いを馳せた。 この真まで凍えた身体には、あのクソ不味い珈琲でさえ格別だろう。 全くもって、今日は最悪の一日だった。今度頼まれても、絶対に耐久テストはしない。 ズシーン!ズシーン!ズシーン! 雪原に、巨大な振動音が木霊する。風の音にも負けない、勇猛果敢な雄叫びが。 力なき者の刃となる為に、力なき者を守る盾となる為に、我が身を惜しまぬ獣の声が。 あらゆる暴力の前に立ち塞がる、大地の番人の唸り声が。 「や、山が動いた・・・?」 地面に突っ伏した、唯一の生存者のか細い声は、吹き荒れる氷雪の轟音に掻き消された・・・。 戻る 続く
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未確認動物部隊UMA テスト2 「・・・・・・遅い」 人が待ち合わせ場所に、シューマッハもかくやのスピードで到着してみれば、待ち人まだ来たらじである。 あの男が時間にルーズなのは、とっくの昔に承知しているが。なにもこんな時にも律儀に遅れなくても良いだろう。 ああもう寒い。寒すぎる。先程までの戦闘による昂揚が過ぎ去り、忘れていた寒さがぶり返して来た。 それはもう、冷や汗をタップリと掻かされたせいか。寒さがより酷くなったのは、間違いないだろう。 いや実際の所、もう寒いとか言える次元ではないのだが。なんと表現したら良いだろうか。 お祖母ちゃんが、川の向こうで手招きしてる感じ? ヒュンヒュンヒュンヒュン・・・・・・。 男の意識が空の彼方に旅立とうとした時、男が見つめる空の彼方から、静かな金切り音と共に巨大な円盤が姿を現した。 濁りし銀色の衣に覆われた、飛行する謎の巨大な飛行体。端々から溢れる強い光が、男の周囲を眩く照らしていく。 その光景はまさしく、SF小説に登場する『U.F.O』そのものであった・・・・・・。 「いんやー大佐、ゴメンゴメン。さっきその辺の草むらで、ツチノコ見つけちゃってさー」 あい変わらずの、人を喰った様な声が静まりかえった密室に響き渡る。 寒さに震えながら待ち焦がれていた男にとっては、待ちに待った救い主の登場な訳ではあるのだが。 現われてもちっとも嬉しくない救世主(メシア)というのも、中々に稀有な存在である。 「こんな雪山に、ツチノコなんか居るわけ無いでしょうッ!嘘つくならもう少し、笑える嘘にしてくださいッッ!! それに、博士はもう少し・・・・・・もういいです。早く艦に収容してください」 相手のペースに乗せられると、このまま何時まで経っても極寒の真っ只中だと気付いた男は、早々に恨み言を切り上げた。 今迄幾度と無く繰り返されてきた、最早様式美と言っても良いくらい、使い古された会話内容である。 恨みを伝えるのも、時と場合。ケース・バイ・ケース。 『ははははは、了解したよ大佐殿』 ヒィューーーーーーーーーン・・・・・・。 UFOから発せられる金切り音が、1オクターヴ高くなるやいなや。 円盤の底が『カパッ』と開き、開かれた底より放たれた眩い光の柱が大猿人を包み込む。 その光が全身に行渡った時、なんと猿人が、全長40mを越す大猿人が、少しづつ大空へと浮き上がって行くではないかッッ!! その様はまるで、UFOにアブダクション(誘拐)されるゴリラの様であった。 少しずつだが、確実に舞い上がり続ける大猿人。そして遂には、謎の飛行物体の底へと吸い込まれていった。 大猿をその腹の中に仕舞い込むと、先程まで開き放たれていた謎の扉は、また元の形へと戻り。 発せられる金切り音も、先程までの静けさを取り戻す。 ヴィッン! 暫しの静寂の後、空飛ぶ円盤は。『忘れ物を家に忘れてきた事に気が付いた小学生』の様に。 幾度か左右への急制動を繰り返すと、我が家への帰路への意思を決めたのか。 どんよりとした雲が密集する遥か空の彼方へと、猛烈なスピードで消え去った・・・・・・。 ココは件(くだん)の円盤の内部。 「ん~~~~~」 男は『窮屈な個室』から、『吹雪が吹き荒れる雪山』から、そして何より『死線』から。 ようやく開放され、固まり縮こまった身体を伸ばすべく、その大柄な身体をフル稼働させ背伸びをした。 男の身体の端々から『ゴキン!ゴキン!』と鳴り響く、厳粛な骨音楽が彼の闘いの凄さを物語る。 「大佐おかえりなさーい!」 「おかえりなさい大佐」 戦場(いくさば)から帰還した男を、迎える声ふたつ。先程まで密室に響いていた、男の声ではない。 まだ若い子供の声。柔らかく、それでいて。此方の心が安らぐような、そんな声。 その筋の人々からすれば、たまらなく愛おしいと思えるような、そんな声 「おう、出迎えご苦労!」 大佐と呼ばれた男は声のする方へと振り返り、軽く手を上げると。声の主達へ、挨拶に対する労いの言葉をかけた。 振り向いた先にいたのは、大佐よりも一周りも二周りも小さい身体をした子供が二人。 軽くクセのかかった髪は栗色で、愛らしい声に寸分たがわずその容姿も愛らしい。 そして、一目で双子と理解できるくらい二人とも、全くといって良いほど同じ背丈に、同じ容姿をしていた。 服も同じ服装な為に、まるで鏡写しの様な印象を受ける。 その容姿の為、果たしてどちらが男なのか女なのか、はたまたどちらも同じ性別なのか。それすらも判別できないほど、全てが同じであった。 「ズルイよー大佐、アタシも遊びたかったよー」 おそらく、先程の戦闘を見ていたのであろう。大佐だけ、実戦を行なったのが不満だったのか。 双子の片割れの一人がブーたれながら、大佐の腹部を『ぺしぺし』と小突く。 子供特有の『相手に思いやりのひとつも見せず、全く手加減をしない拳』の為、思わず大佐が唸ったのは、言うまでも無い。 「こっちはなにも、遊んでたワケじゃねえんだぞ馬鹿。なんなら次は、お前が耐久やるか? もしかしたらまた、異星人のロボットが出てくるかもしれないぞ?」 「それは嫌ッッ!!」 大佐が悪戯っぽい笑みを浮かべながら、不満をこぼす双子の片割れに向かって提案する。 即座にその提案を、両腕を胸の前に交差させ、身体全体でめいっぱいに表現して拒否する双子の片割れ。 もちろん大佐は、本当にそんな事をさせる気はサラサラないが。相手もそれを十分に理解してのやりとりである。 「寒かったでしょ大佐?んふふー、温っめたげる」 「あ、ボクも」 先程の発言を忘れさせようとしたのか。双子はそう言うやいなや、大佐の身体によじ登り始めた。 身長が2mもかくやという大きさの、大佐の身体を器用にもヒョイヒョイと上っていく双子。 ついに肩にまでよじ登った双子は、大佐の顔に向かって力一杯にハグをした。 「あーもう、うっとおしいなお前ら。それに俺は、抱きついてもらうならお前らみたいな幼児体型じゃなくって、 こう・・・・・・ボイーンとした女性に、抱きついてもらいたいんだよ。わかるか? って言うかお前ら、さりげなく人の頭を叩くな!人の髪に触るな!ヘアースタイルが崩れるだろうがッッ!!」 ハグついでに、大佐の頭を玩具にし始める双子達。大佐が身体を上下に振っても左右に振っても、一向に止める気配がない。 2m近くから落下した場合、落ち所が悪ければ普通に絶命しそうな訳だが。自慢の前髪を弄られたせいか、 大佐はその辺りの事をまったく配慮もせず、更に激しいヘッドバンキングで応戦するのだった。 むしろ、大佐のその行動が余計に子供達を増長させていると言う事は、言うまでもないのだが。 「さっきの話だけどさ・・メアリーみたいな人だったらOKなワケ?」 「そうそう、メアリー女史みたいな女性なら、抱きついても良いですよーっと」 人の頭に飽きたのか、さすがに弄るのを止めた双子の片割れが大佐に向かい、先程の言葉に対する疑問を口にする。 それに対し、もうどうでもいいやと言わんばかりに。青息吐息の、なあなあ返答で応答する大佐。 その『メアリー』当人が、自分の後ろに迫っていることも知らずに。 「私が何なのです大佐?」 思わぬ方向から発せられた声に驚き、反射的に振り向いた大佐の鼻先数cm前に、一人の女性が立っていた。 肌はきめ細かく、淡雪の如き白い肌。瞳は濃く深い青。プラチナブロンドの髪を、行動の邪魔にならぬよう髪留めでまとめ。 その容姿は、見た者が思わず溜め息がこぼしてしまうほどに、美しく整った顔立ちをしていたが。 その容姿に反目するが如く双眸には、力強い光に満ち溢れており、凛とした空気を周囲に発していた。 「あのねーメアリー。大佐は、メアリーみたいな人に抱きついて欲しいんだってー」 双子の片割れが大佐の肩に乗ったままの体勢で、先程の話題を空気も読まずに掘り返す。 「・・・・・・本当ですか大佐?」 「・・・・・・ええ、まあ。た、例え話みたいなものですが」 メアリーと呼ばれたブロンド美人は、じとーっと、大佐を凝視しだした。 その双眸の光は、それはもう凄まじいの一言で。さしもの大佐といえども、言葉もマトモに選択すらできない程であった。 「・・・・・・一応、褒め言葉として受け取っておきます。ありがとうございます大佐」 「・・・・・・いえ、どういたしまして。」 じとーっとメアリーにガン見された大佐は、視界を外し虚空を眺めつつ、嵐が過ぎ去るのをじっと待つ。 まるで、先程までの雪山にいるかのように。周囲を取り巻く空間は凍りついたままであった・・・・・・。 「お疲れ様だね~大佐殿。約束の珈琲をお持ちしましたよ~」 そんな空気を打破するべく、現われたのでは『無い』のは間違いないが。 通路の奥から、ゆらゆらと湯気の立ったマグカップを片手に、一人の男が姿を現した。 巨大兵器『ビッグフット』の開発者であり、テスト中に大佐とのやり取りをしていた、ユーマ・ヤオイ博士その人である。 髪は伸ばし放題で。前髪を少々残し、余りは全て無造作に後ろに流し束ねていた。 ソコソコに整った顔立ちが見て取れるが、無精ヒゲのせいで幾分損をしている様だ。本人は気にもしていないだろうが。 黒縁の眼鏡に隠れ、瞳は良く見えない。口元には、人を皮肉っているような笑みを浮かべながら、こちらへ向けて歩を進めてくる 「大佐!まだあんなコールタールの様な液体を飲んでいるのですか!? 博士と言い大佐と言い、私に紅茶の素晴らしさを何度説明させれば気が済むのですか、まったく!」 奥から現われた男の言葉に反応して、大佐の隣にいたブロンドの女性が『くわわ!』と口を開く。 その凛として美しい容姿は怒りを表してもなお、彼女の魅力を失う事はなかったが。 あいも変わらず対象に、有無を言わさぬ迫力に満ちみちていた。 「いや自分は、今は身体が温まれば別に何でも・・・」 ブロンドの女性の物凄いの剣幕に、しどろもどろになりながらも大佐は言葉を紡ぐが。 この言葉が、更に火に油を注ぐということに、大佐は言葉を全て言い終わってから気が付いた。 「いーえ!大佐達が救いがたい人種だという事は、もう十二分に理解致しました。 せっかく大佐の為にお淹れしたお茶が無駄になりましたから、紅茶は子供達と頂く事にします。 セレス、サノス。向こうでスコーンでも食べながら、お茶にしましょうね。」 「は、はーい!×2」 ブロンドの女性に名前を呼ばれた双子は、女性の後に続き、通路の奥へと消え去った。 いやむしろ、子供達を強引に連れ去ったと言った方が正しいか・・・・・? うん、子供達も。こちらをチラチラと見てるし。 「ああ、もう・・・・・」 最初からメアリー女史が、紅茶を淹れてくれていたとわかっていれば、博士との珈琲の約束などしなかったのに。 やはり今日は、人生最悪の運勢で間違い無い様だ。うん、そうに間違いない。ここまでの悪境、そうはないぞ。 大佐は、行き場の失った手をだらりと下げると、博士の方へと顔を向きなおす。 「・・・・・・さて大佐殿、騒がしい面々が去った所で『イエティ』の感想を聞こうか」 困惑気味な表情を浮かべながら、博士は腰に掛けたボードを手に持ち直しつつ、大佐に向けての用件を切り出した。 先程の実戦での、機体の感想を聞きたいのだろう。期待を込めた眼差しでこちらを見つめている。 こちらの気も知らないで、まったく呑気なものだ。 「『イエティ』?・・・・・・機体の名前は『ビッグフット』と、博士直々に教えてもらったハズですが?」 博士の口から突然、耳慣れぬ言葉が出てきたせいか。大佐は試作機の名前を思わず聞き返した。 博士には変な所に『こだわりを持つ』と言う、はた迷惑な性分があり。今までにも同じ事が幾度も有った。 その度に現場が混乱する為。大佐はそのような時は、素直に聞き返す事にしていたのだ。 「大佐殿、雪山なんだから『イエティ』に決まっているだろう?せっかくの、寒冷地仕様なんだからね」 博士はやれやれといった感じで、さも皆が知っていって当たり前な常識を答えるかの如く。 大佐の質問に対して答えた訳ではあるが、一般の常識で無い事は誰から見ても明らかな為、。 再び大佐の頭上には疑問符が浮かぶ事となった。 「で・・・・・・、例のビッグフ・・・『イエティ』についての感想ですけど。 今の所は問題は無いですね。パワーも申し分ないですし、スピードも予想以上のモノでした。 急ごしらえの寒冷地仕様でしたが、現在のままでも十二分に使用に耐えうるでしょう。 願わくば次は、パイロットスーツをしっかりと着込みたい所ですがね。 問題があるとすれば大きさですか、さすがにコレはやりすぎでしょう博士。例の異星人が使う起動兵器より、2倍は全長がありましたよ。 正直、あと10mはシェイプしないと量産には向かないでしょうね」 大佐の贔屓目の無い、率直な感想に耳を傾けながら、博士は要所要所うんうん頷くと。 その手が残像で見えるくらいの猛スピードで、ボードにペンを走らせる。 「だろうね・・・・・・いや、アレでも僕は遠慮した方だよ。うん。 本当は全長120mで、ロボットと爆撃機と、重戦車に変形するヤツ作ろうと思ったんだけどね。 さすがに、予算が足らなくなりそうだから止めたのさ。うーん、僕的には良い案だと思ったんだけどねー」 博士はケラケラと笑いながら、己の趣味丸出しの妄想を嬉しそうに喋りだした。 正直な所、博士の今までの行動からして、本心とも冗談とも図りかねる発言である。 この男なら本当に、予算があれば普通に作り上げそうで恐ろしい。 「そんなスーパーロボット、『ジェームス・ボンド』でもない限り、乗りこなせませんッッ!! 明らかに量産させる気ないでしょう博士。そんなもの作られたら、笑い話にもなりませんよ」 この男に開発を任せて良いものかと、知り合ってからそれはもう、幾度と無く思ってきた訳だが。 よくよく、心配になってきた。いやもう、本当に大丈夫だろうか。うん。 一度、この男の頭蓋を割って脳味噌を見てみたいものだ。中で小人が、せっせと働いてんじゃないか? 「まあまあ、止めたんだから良いじゃないか大佐殿。上が高性能な戦闘機と大型戦車を作れって言うものだからねー。 つい、両方良い所取りのを作ってやろうと思ったのさ、上層部の要望からは外れてないだろう? ま、大佐の言う通り。誰も乗りこなせない高性能機なんて、『動かない鉄の棺桶』だからね~」 使い手の存在しない兵器など、兵器として生まれたとしてもそれは既に、兵器とすら呼べないモノ。 操縦者を選ばず、新兵にも熟練兵にも対応できる。そんな量産機が、異星人と対するには必要なのだ。 アムステラが用いる操兵の存在によって、戦闘機や戦車での戦争の時代は終わりを告げたのである。 従来の兵器では太刀打ち出来ず、辛酸を舐めてきた各国も。新兵器の開発に着手し始めたた昨今の情勢を見れば。 今更に昔の兵器をブラッシュアップしても効果は薄いだろう。現在の状況を打破する為には、全く新しい機軸での兵器が必要なのだ。 だからこそ、博士の出番な訳だがこの人は・・・・・・。 「とりあえず、『イエティ』の出来栄えを見た上が、GOサインを出してくれたお陰で。 他の試作機も、実戦でテストして良いって話だし・・・・・・。ココから先は、大佐の指揮の見せ所だね。 その手腕に期待しているよ、『黒鬼』さん」 博士は、こちらの反応を楽しむかのような瞳で、こちらの双眸を見つめてくる。 もちろん、ボードに走らせるペンのスピードは全く落とさずに、その様はまるで手品のようだった。 よくもまあ、紙面も見ずに文章が書けるものだ。素直に感心してしまう。 「まったく、博士も上も。私を過大評価し過ぎだと思いますが・・・後ろが後ろなんで、頑張りますよ。 ガキ共に、目の前で死なれては寝覚めが悪い。勝手に逝くにしても、歳の順は守ってもらいませんとね」 自分に与えられた責務を全うするだけ。ただそれだけなのに、それがとてつもなく難しい。 幾多の戦場で、幾多の鉄火場で、男は戦い続けてきた。時には、誤情報に踊らされ。手痛い代償を払った事もあった。 時には、何も出来ずに。自分以外の味方が目の前で全滅した事もあった。それでも男は歩みを、前進を、生きる事を諦めなかった。 だからこそ博士は、この隊の戦闘隊長に大佐を選んだのだ。失う事の辛さを、誰よりも知っているこの男に。 「あはははは、それはそうだね。まったく大佐の言う通りだ。・・・・・・あー、邪魔が入ったせいで伝えるのを忘れてた。 今しがた、『フェイスレス』の上層部からの指令が、僕らに下ったよ。 『各国の異星人との戦闘を支援しつつ、量産機完成に向けてのデータを取得せよ』ってさ。 ようやく僕達、『UMA』の晴れ舞台ってワケだねえ」 大佐の試作機に対する感想や、その問題に対する改善点などをまとめたのか。 先程まで一向に、止まることのなかったペンがピタッと止まると、博士はボードを小脇に抱え。 手をヒラヒラと大佐に向けて振りながら、ドックから今来た通路へ向けて歩いていった。 「そうですか、遂に作戦開始ですか・・・・・・」 誰もいなくなったドックで大佐は一人、虚空に向けてひとりごちた。 上からの指令が降りたという事は、あの幼い子供等を戦場に駆り出すという事だ。 まだ年端もいかぬ子供を戦場へ放りこむなど、マトモな大人の神経でする事ではない。 しかし、自分達はそれをしなければならない。子供達を戦場に、容赦なく送り出さねばならない。 だが、彼らは全てを承知してこの部隊にいる。戦場に出れば、未来が一瞬で閉ざされる事となろうとも。 そして、それを止める権利など自分には持ち合わせていないのだ。これほど、情けない大人がいるものか。 理解していても割り切る事が出来るほど、自分はまだ達観していないつもりだ。 そんな自分に出来うる事と言えば、生き残る為の戦いを教えるだけ。人殺しの技術を教える事のみ。 己を守る為に、進んで相手の蝋燭の光を消させるなど、なんとも皮肉な話じゃないか。 今の己の姿を、鏡にそっくり映して見れば。 まだ新兵だった頃、自分達を見守ってくれていた教官の姿に良く似ているかもしれない。 一抹の寂しさと、己の不甲斐なさを悔やむようなあの姿に・・・・・・。 戻る 続く
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第一回テーマ小説大会:未確認動物 ~プロローグ~ 今の時代よりも科学技術が発達し、豊かな生活をしていた人類はある決断を迫られていた。 地球に隕石がたびたび落ちてき、ついには地表に安全な場所など一つもない状況に陥ってしまった。 そして人類は今住んでいる場所を捨てる決心をして地底へと向かっていった。 第一章~変化する世界~ 人類が決断をして250年がたったある日。 「今から250周年地底祭を開催します」 「イェーーーー!!!」 4代目である国王が開催宣言をすると、これから始まる一週間の楽しさを指し示すようなみんなの盛り上がりだ。 そんな光景を俺は遠目で見ている。 「おっちゃん、この荷物ここでいいのか?」 「おう、ありがとうな、守」 「いえいえ、別にいいですよ」 俺は両親が共にいなくて、苦労することが多々あったが、おっちゃんはそんな俺をいつも助けてくれた。 恩は返せるときに返しておかないと。 「そんなことより、おっちゃん。俺に手伝わせるよりもあの機械とか使った方が効率いいんじゃねーか?」 あの機械とは最近になって発明された『愛』をエネルギー源にした機械のことだ。 今では普通の技術となっていて地底に住む国民全員にとってなくてはならない必需品になっている。 「まぁ…いろいろとな……。」 「おっちゃん、俺に対して遠慮なんてしなくていいぜ。俺は『愛』を使えないがそれでも知識として知っておきたいんだ。教えてくれよ」 そう、俺は『愛』を持っていない。 だから俺は必然的に『愛』をエネルギー源とする機械を使うことができない。 「そうか……わかった。でもたいしたことはないぜ。理由としては『愛』を使うと非常に便利だが、その分『愛』がなくなるとその後『愛』をためるのにものすごく密度の濃い『愛』が必要になるからな。さすがにこの年齢になって密度の濃い『愛』は手に入らないからな、できる限り節約したかっただけだ。」 「ふーん、ありがとう、おっちゃん」 じゃあ俺も密度の濃い『愛』を手に入れることができたらみんなと同じになれるのかな… 「お前は若いんだから、まだまだ『愛』を手に入れられるさ、これからもどんどん周りのやつらと関わっていけよ!」 おっちゃんはいつも俺のことを気遣ってくれる。 その期待には答えないといけない!と俺は心の中で決心し、俺は去って行った。 その後俺は家に帰り、汗を流すためシャワーを浴びながらぼんやりと考え事をしていた。 『愛』か……どうしたら手に入るんだろう。 一応俺にも『愛』の総量を示す『愛ポケット』はついてるんだけど……俺はここに『愛』のエネルギーがたまるところを見たことがない。 それにしても『愛』は便利だな~ 確か『愛』を使った武器は地表の隕石を破壊することもできるって噂だけどホントかな? まぁどうせ地表には出れないし、『愛』も使えないから意味ないか……。 そして俺はまだ夕方だというのにベッドに入り眠った。 翌日、正確に言うと深夜の2時頃に俺は目が覚めた。 俺は時計を確認し、中途半端な時間に寝てしまったことを後悔しつつ、顔を洗う。 シャキッとした後動きやすい格好に着替えて地底祭真っ最中の町に駆けて行った。 地底では日の光が当たらないため、人工太陽が地表と同じように町を照らすのだが、さすがに深夜の2時は暗かったが、地底祭の最中ということもあって、道が見えないほど真っ暗ではなく、出店などが程よく道を照らしてくれている。 そんな中俺は道の端に何か光るものを見つけ、それを手に取った。 俺が拾ったものは金属製の小さく丸いもので、俺はいまだ見たこともないものだった。 まぁ、俺が無知なだけだろうと思い、それをポケットに突っ込んで歩き続けた。 そして俺はそのまま町の中を歩き続け町の外にある大きな穴がよく見えるいつもの場所にいった。 ここは町を守るための半透明のシェルターの端に位置するところでここからだと地表の空の様子がよくわかる。 俺は小さいころからここが好きで、いつも考え事をするときはここに来ていた。 今日も俺はおっちゃんの期待にこたえるにはどうしたら良いのかを考えるためにここに来ていた。 基本的にここは人の出入りがほとんどないから整備もされず、岩肌がゴツゴツしている所が多いが俺はここには来慣れているので休みやすい場所も当然知っている。 俺はそこに寝転びながら考えようとその場所に向かった。 結論から言うと俺はそこに寝ることができなかった。いや寝ることだけでなくあの場所に行ってしまったがために俺は考え事もできない状況に陥ってしまった。 俺がそこで見た物は……女の子だった。 確かにここは立ち入り禁止もされてないし、普通にちょっと頑張れば来れるけど、俺はこれまで何年もこの場所に通い続けていたが、ここで人を見たのは初めてだった。 しかもその女の子がとてもかわいかった。 この2つが原因で俺は固まってしまった。 何時間、いや何分、または数秒…どれくらいの時間、俺は茫然と立ち尽くしていたのだろうか…。 そして俺は女の子の方に近づいて行った、いや足が勝手に動いて行ったという方が正しいだろう。 そして俺は……… 第二章~出会いと始まり~
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雑学順番 (46 780) Q:次の文字を順に選んで「2ちゃんねる」で「笑える~」などの意味で使われる言葉にしなさい A:ワ>ロ>ス (46 873) Q:論語での年齢順 A:知命(50歳)>耳順(60歳)>従心(70歳) (志学(15歳)>而立(30歳)>不惑(40歳)>知命(50歳)>耳順(60歳)>従心(70歳)) (47 27) Q:次の文字列を順に選んで大阪市中央区にある高級スランス料理店の名前にしなさい A:カ>ラン>ドリ>エ (47 81,90) Q:マクドナルドのメニューをカロリーが高い順に A:ビッグマック>てりやきマックバーガー>ダブルチーズバーガー (47 220) Q:新幹線、営業キロ数が長い順 A:東海道新幹線(552km)>上越新幹線(303km)>九州新幹線(137km)>長野新幹線(117km) (47 344) Q:次の証券会社を現在の社名のなったのが古い順に(大意) A:松井証券(1947)>カブドットコム証券(2001)>マネックス証券(2005) (48 151,153) Q:黄道12宮を一年の内早い順に並べろ A:白羊宮>金牛宮>人馬宮 (48 919) Q:次を順に選んで、イエス・キリストが言った言葉にしなさい A:カエサルのものは>カエサルに>神のものは>神に (49 109) Q:スタバのサイズ小さい順に A:ショート>トール>グランデ>ベンティ (49 165) Q:東海道新幹線の駅の多い順に並べろ A:愛知>東京>兵庫 (49 418) Q:反発しないようにしたマットのこと A:オ>ット>マ>ン (49 475) Q:在職日数が多い順に並べなさい。 C:(写真の絵)中曾根康弘/海部俊樹/小泉純一郎/佐藤栄作 A:佐藤>小泉>中曾根>海部 (1桁-5 779) Q:熱帯魚の名前 A:アウロノカラ>ヤコブ>フレイ>ベルギー (51 980) Q:50音順に選べ A:南瓜>牛蒡>人参 (52 36) Q:次の動物を、絶滅が確認されたのが古い順番に A:ドードー>オオウミガラス>クアッガ>エゾオオカミ (53 117) Q:次の人物の写真をその人物名がついた空港がある国の面積が大きい順に選びなさい A:[画像 ジョン・F・ケネディ]>[画像 シャルル・ド・ゴール]>[画像 坂本竜馬]>[画像 レオナルド・ダ・ビンチ]
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未確認動物部隊UMA テスト3 『フェイスレス』 全世界、どの国にも属する事なき謎の武装組織。 その活動内容は、極秘裏に入手した情報を事前に各国に通達し、テロを未然に食い止める。 民族紛争に介入し、民族浄化の名の下に行われる一方的な虐殺を、実力を持って全力の元に阻止をする。 軍に切り捨てられた、敗残兵達の撤退援助をする等エトセトラエトセトラ・・・・・・。 彼らの活動は、それこそ多岐に渡っている。 メンバーは主に、元戦災孤児や軍に見捨てられた敗残兵などの、戦争被害者で構成され。 部隊内には基本的に階級そのものが存在せず、各々の事は『同志』と呼び合う。 なお、所属する者達の名前は全て、コードネームないし偽名である。 湯気が立ち上る、真っ黒な液体の入ったマグカップを片手に。大柄な男が、薄暗い通路を悠然と歩いていた。 通路が徐々に明るくなって行き、ついには煌々とした光が降り注ぐ大広間に辿り着く。 大広間には、整備服を着込んだ男たちが忙しなく動き回り、叫び声と怒号が所々で響き渡っている。 男は、整備服の男達の中心に白衣の男を見つけると、つかつかと対象の男を目指し歩き始めた。 「如何ですか博士、調子の程は?」 ハンガーでテスト機の調整をしている白衣の男に、珈琲の差し入れがてら男は、作業の進み具合を聞いてみる。 男の瞳に映る、巨大な兵器がふたつ・・・・・・。 かたや爬虫類にも似た外見で、四肢があるにはあるが、口元からは鋭い牙が無数に張り出し。 手足にあたる部分には、指が三本しか存在しない。そして指にはもれなく、刃物の如き爪が爛々と光輝いていた。 かたや、四肢どころか頭部も両腕も無く、なんとか両足が確認できる程度の不可思議な存在。 両の肩とおぼしき部分には、全長と等しいほどの巨大なバインダーが取り付けられ。 胸部の巨大な二つの瞳が赤々と、目の前の男を見据えている。 「ボチボチかな~。ヒマがあれば、ちょいちょい調整はしておいたしね」 男の問いに、こちらを向くでもなく、作業の手を緩める事も無く、飄々と答える白衣の男。 博士が眼前の制御パネルをせわしなく動かすと、画面には無限にも思えるような量の、文字と数字が踊りだす。 この男以外、読むことすらもままならない、不可思議な言語だった。 「そうですか・・・・・・。しかしまあ、こちらの二機も。ビッグフットに負けず劣らず濃いですね」 男は、博士の反応など気にするそぶりも無く、己の見たまま、ありのままの言葉をこぼす。 彼のその率直な意見や感想は、以外にも白衣の男にとって重要な事であり。何か思う所があると、 男の意見を訊きに、わざわざ私室へと足を運んでみたりもする。 経歴も実力も抜きで、ただ目の前の事柄について純粋な意見を述べる男の存在は。 博士の作品の指針を決めるのに、欠かせない存在なのである。 それが、傍から見る者にとっては、さしたる違いが見受けられなくとも。彼にとっては重要なのだ。 「そうかい?大佐殿は、あいも変わらず慎ましい事で。コレくらいわかりやすい方が良いのさ。色々とね」 大佐の感想に対しての返答をしながら、博士は機械に備え付けられたキーボードを打ち鳴らす。 再び画面上に躍り出る、記号の嵐。男はそれをすくい取るように、様々な形へと組み替えて行く。 博士は、大佐の左手に携えられたマグカップを、前動作を微塵も見せずに引っ手繰ると。 珈琲をさして味わうでもなく、『ぐびり』と飲み干した。 「そんなものですかね・・・・・・」 手持ち無沙汰になった左腕を、空中でプラプラさせながら。大佐はひとりごちた。 目の前の男の趣味思考など、出会った頃から理解不可能だと、幾度も思いしらされている。 が、常人で無いからこそ、彼が今の存在足りえた訳であり。自分の様な戦争屋が踏み込むべくもない。 奇怪なこの姿も、この姿でならなければない理由があるのだろう。 「大佐殿は、今のままの感性で良いと思うよ?全ての事柄を知ろうとするのは、古くから根付く人間の業だね。 この世の全てを知ろうだなんて、おこがましい禁忌の裾に踏み込むのは、僕の様な人種だけで十分さ」 戦争屋は戦争屋らしく、科学者は科学者らしく、自分の範囲で生きろという事だろう。 普段が普段なので、正直のところ内心アレではあるのだが。その言葉には、不思議な説得力がある。 「さてっと・・・・・・調整も殆ど終わったし、頃合かもしれないね。行こうか大佐殿、僕の予想が当たればそろそろだ」 大佐の頭上に疑問符が、ピコンと浮かび上がったところで、ハンガー内の隅々までに鳴り響く音声。 その声は、博士と大佐をミーティングへと誘う声であった。 大佐は、博士の言葉の真意を知ると。そちらの予想か・・・と、己の内でひとりごちた。 「それでは、行きましょうか博士」 博士の後始末が終わりを告げると、黒衣の男と白衣の男は連れだって、ハンガーを後にした。 帰り途中で会う整備班の男達は、白衣の男達に気付くと作業を止め。各人、思い思いの挨拶をする。 二人は、男達に対してひとつも欠かさずに挨拶を返すと、大佐が出てきたあの薄暗い通路へと戻っていった。 二人の男の鳴らす靴音が、薄暗い通路に響き渡る。その音は通路内でハウリングし、幾重もの足音へと変貌する。 まるで、男達の背後に何十人もの亡霊が追従するように。 気が遠くなるくらい、それこそうんざりする程までに長い通路を右往左往し、二人は目的の場所へと辿り着いた。 扉を開けると、召集されたメンバーはすでに全員集まっており。どうやら男達が最後のようだ。 すでに集まっていたメンバーの一人から、『おーそーいー!』と遅れてきた男達をちゃかした声が上がる。 「まったくもう。博士の遅刻病が、大佐にも感染したようですね」 部屋の前方に備え付けられた、ホワイトボードの前に立つブロンドヘアーの女性からも、厳しい叱責が飛んできた。 博士の補佐であり、実力的な意味で部隊の支配者と言っても指し違いない、メアリー女史である。 彼女のその、鋭くも麗しき眼光と。えもいわれぬ凄みの利いた、美声の前では大佐も博士も。 ただ謝罪するほか、選択肢は残されていなかった。 「それでは今回のミーティングを始める前に、この部隊の最高責任者である、ユーマ・ヤオイ博士から一言。 お言葉を頂きたく思います。博士、博士!人の話をお聞きになってますか博士!?」 部屋に持ち込んだ端末を、せっせと弄っていた博士は。メアリーに突然名を呼ばれたせいか驚いた顔をすると、 仕方ないねといった動作で席を立ち、途中机の角に足を引っ掛けながらも、すたすたと部屋の最前列に躍り出た。 「えー、前にも話したと思うけれども、我々『UMA』の活動が正式に始まりました。はい!後は、メアリーさんお願い」 投げっぱなしのその言動は、先程までハンガー内で会話していた男の言葉に、含まれていた力は微塵も無く。 今来た道を、さっさかさっさか後戻り。自分に用意された席へと、再び舞い戻る。 博士の顔には、俺はやり遂げたぜー!的な。自分の仕事はもう終わりましたぜ的な感じの、満足感で満ち満ちていた。 博士の隣に立っていたメアリーは、右手で瞳の辺りを覆い。やれやれといった表情を浮かべるも、 すぐにいつもの凛とした顔へと戻すのだった。 「まず皆様に、伝えておかなければならない事があります。同志からの情報により、あと数日間の間にも。 現在地の最も近くに存在する某国と、異星人が率いる侵略軍との、大規模戦闘の可能性有りとのことです。 我々は、この戦闘の結果によってではありますが、某国軍の支援をせねばなりません。 対するの異星軍の規模から察するに、敗北は必死でしょう。彼等の撤退戦の援護が急務でしょうね」 メアリーは説明をしながら、備え付けのホワイトボードにペンを走らせる。 数分後には、次の戦闘で関係あるであろう各軍の勢力図が、ボードの全体に描かていた。 「先生!質問があります」 席の中段に座っていた少年が、メアリーに向けて手を上げる。 「はい、なんでしょうサノス君」 質問を促された少年は、すっと立ち上がると。己の疑問を素直に発言した。 「敵勢力の兵器は、どのような構成なのですか?」 「良い質問ねサノス君。対象の異星人が使用している巨大人型兵器は、多数確認されていますが。 まず、大佐が先日交戦した羅甲(ラコウ)と呼ばれる、今までの戦闘で最も多く確認されている機体がひとつ。 この羅甲と呼ばれる機体は、敵の勢力内での量産機タイプで、様々なバリエーションが存在しているようです。 用途によって、兵装を使い分けられる強みがある訳ですね。たかが量産機などと、侮なかれです。 そして、援護射撃などの後方戦闘が主な目的と推察される、重装備型の機体。雷殻(ライカク) こちらは、羅甲に比べあまり数は多くありませんが。その重装備から繰り出される火力は、脅威の一言。 特に、両肩の砲身から放たれる、高出力なビーム兵器には、十分に注意を払ってください。 更に、そのビームを小型の支援兵器を使役し、角度を変えて撃ち出すなど、我々の技術の数段上を行く存在です。 最後に、獣を模したその形状ゆえの敏捷な動きが、最大の持ち味とされる咆牙(ホウガ) この機体の最大の特徴とも呼べる、その獣の様な特有のフォルムは他の機体と一線を画し。 素早い動きで獲物を駆逐する様は、まさしく獣。この機体のスピードにも注意せねばなりません。 最も配備されている数が少ないのが、せめてもの救いですね。 以上のこの三機が、今回相対する敵勢力の主だった兵器と、フェイスレス情報部は結論付けています。 理解できましたか?サノス君」 「はい先生、理解しやすい説明をありがとうございます」 「よろしい、サノス君は博士と違って良い子ですねー。さて、他に質問がある方は居られますか?」 素直な生徒を持つと、先生は幸せだわといった表情で。質問者を褒めるメアリー。 いつも補佐している大人が、まったくもってアレなので、余計にその差が大きいのだろう。 「メアリー女史、私からもひとつお尋ねしたいのですが。交戦ポイントと思しき、区域の情報をお願いします」 次に手を上げたのは、大佐であった。 「はい、現在フェイスレス情報部や、同志の調査によって。交戦しうると思われる区域は、複数に絞られています。 この場所と、この場所。そしてこの辺りと推測されていますが。特に可能性が高いのは、この区域ですね」 メアリーはホワイトボードを裏返すと、裏面に貼り付けられていた地図をペンで差し、 予想交戦ポイントとおぼしき場所に、丸を付け始める 「遮蔽物があまり多く無く、典型的な平野に近い場所です。山岳部で異星人を迎え撃つ事も予想されていますが。 某国軍が保有する兵器から考えると。不利になる可能性がある、山岳部が戦場となるのは考えにくいでしょう。 注意するとすれば、対象の区域は地面の土質が、砂地に良く酷似した構成をしていますので。 気候とあいまって粉塵が非常に昇りやすく、有視界戦闘の際に支障があるという事でしょうか」 「さすがですねメアリー女史。いつもながら貴重な情報、ありがとうございます」 その理解しやすく、重要な箇所をかいつまんだ説明は非常に助かる。 おそらく事前に、重要な情報は全て頭に入れてあるのだろう。でなければこうまで、スラスラと言葉は出てこない。 彼女が博士の補佐で良かったと、大佐はもはや何十回目だかわからない、感謝の言葉を述べるのだった。 「はい大佐、お褒め頂き光栄です。えー、他に質問がある方は遠慮なく仰ってくださいね」 「大丈夫よメアリー。博士の秘密兵器もある事だし。アタシ達なら余裕よ、ヨ・ユ・ウ。 アムステラだか、アムステルダムだか知らないけど。あんな奴等、小指の先で『ぷう♪』してあげるんだから」 少年の隣の席に座っていた、彼と瓜二つの容姿を持った少女が、頬杖をしながら口を開く。 その、余裕しゃくしゃくと言わんばかりの面持ちは、明らかに異星人を舐めきった態度であった。 自分の言葉を体言するが如く少女は、己の右手の小指だけを立てると。指先に向かって息を吐き捨てる。 「慢心や油断は死を招くって。いつも大佐が、口酸っぱく言ってるじゃない姉さん・・・・・・」 「うむ、サノスのいう通りだな。戦場では何が起きるかわからないぞセレス。 例えば、俺の機体の拳が間違って。背後で待機していた、お前さんの機体に当たるかもしれん。 こんな風にな。この世の中、何が起きるかわかんものだ」 そう言いながら大佐は半身分を捻ると、後ろの席に座っていたセレスの頭をコツンと小突く。 大佐の冗談めかした説教とともに、部屋に湧き上がる幾重もの笑い声。 「まあまあ大佐殿、頼もしい限りじゃないか。それに子供は、コレくらい元気な方が良いよ」 後ろで、端末を弄っていた博士から出される。少女に対しての助け船。 ただし、発言者が発言者なので。彼の言葉はいつもの様に、華麗にスルーされるのであった・・・・・・。 数分後、ミーティングはつつがなく終了し。ある者は食堂へ、ある者はトレーニングルームへ、 ある者は自室へといった感じに。参加者は各々、思い思いに部屋を後にする。 部屋に残されたのは、ホワイトボードに貼られた地図をじろりと睨む、黒衣の男のみだったが。 残った男も、数十分後には地図から視線を外し、部屋を出て行った。 数日後・・・・・・。 「セレス、何度言えばわかる!お前は前に出過ぎなんだ、少しは自重しろ! サノス、お前は逆に腰が引け過ぎてるぞ!フォワードなんだから、もっと積極性を持て!」 室内に響き渡る、男の怒号。ここは、UMAの旗艦『UFO』の内部に設置された、擬似戦闘室。 憤怒の表情を浮かべた大佐の視線の先には、ユーマ・ヤオイ博士キモ入りの特製装置の中部で。 幻影相手に、悪戦苦闘する双子の姿があった。 「アタシも兄さんも、一回も当たってないし。別に少しぐらい陣形崩れても、いーじゃん大佐ー!!」 大佐の怒号に怯む事も無く、装置の外に飛び出し。男に向かって不平不満を述べる少女。 確かに現在のシュミレーション上では、二人は一度も被弾せず好成績を収めていた。 双子特有の恐ろしいまでに息の合った、素早い連携から繰り出される波状攻撃は。 百戦錬磨の大佐の目から見ても、十分な武器になると思えるほど卓越したものであった。 しかし、画面上に残された最後の敵機を撃墜する際。二人は合図も無しに、自分達のポジションを入れ替えた。 大佐は、その行為について怒りを表しているのだ。 「結果が良ければ、全て許されると思ったら大間違いだセレス。今のはあくまでも、訓練上の結果でしかない。 実際の戦場で同じ事が出来ると思うな、罰としてあと10セット追加だ!」 少女はうへーっとした表情を浮かべると。恨みがましい瞳で大佐を見つめたまま、渋々装置の中に戻っていった。 「ははは、相変わらずのスパルタっぷりだね。形相がまるで、オーガのようだよ大佐殿」 訓練室の入り口から、半身を乗り出した体勢で。語りかけるは装置の製作者。 「ちゃかさんでください博士、訓練が厳しいのは当たり前の事です。 手を抜けと言われても抜きませんよ。自分は二人を、むざむざと殺させる訳にはいきませんからね。 優しさなんて物は、この部屋に入った瞬間から、外へ置き去りにしてきました」 だが、1万回の電子内模擬戦より、1回の実戦だ。得るモノの質が遥かに違う。 訓練が悪いと言うのではない。練習は、鍛錬は、研鑽は、この上なく大事な事だ。 極論、戦場では究極の二択の中に常時晒され続ける。すなわち『生きる』か『死ぬか』の瀬戸際の繰り返し。 己の機体の特性も知らずに戦場に出るなど、殺してくれと懇願するようなものである。そんな輩は願い下げだ。 しかし、電子世界の中でどれだけ常勝無敗を誇ろうとも。それこそ、勇名はせた名パイロットでさえも、 実戦での一度被弾で、容赦なくあの世行きなのだ。『自分だけは大丈夫』など、甘い幻想以外の何物でもない。 死神の鎌は無慈悲なまでに、戦場にいる全ての者の首を平等に刈るべく、手薬煉ひいて待ち焦がれている。 「よーし、午前の訓練はここまで!いつ何時、戦闘が開始されるか分からないからな。 二人とも自室に戻り、休養をしっかりと取って置くように。以上解散ッッ!!」 午前の訓練工程を全て終了した双子は、連れ立って擬似戦闘室を後にした。 部屋に備え付けられた時計の針は、10時を指している。本来ならばまだ、訓練の真っ最中ではあるが。 大佐の言葉通り、戦闘が何時始まるか分からない。非常に不透明な状況であった。 「大佐殿、やっぱり次の戦闘では『ミスト』を使うのかい?」 擬似戦闘装置の後片付けや、書類の事後処理に追われる大佐の背中へと、投げかけられる博士の言葉。 大佐は片付けの手を緩める事なく、声をかけた者へ答えを返す。 「ええ、そのつもりです。利用できるものは何でも利用しませんとね。まったく、お守りは大変です。 撤退する軍隊への、説明と誘導は頼みましたよ。敵と勘違いされて、後ろから撃たれてはかないませんからね」 フェイスレスの戦闘行為において、最も多いものが。敗走する軍への撤退活動の援護なのだが。 情報が相手に行渡っていない場合に、注意せねばならないのが援護すべき側からの攻撃だ。 相手からすれば、突如目の前に敵の増援が現れたと受け取っても仕方が無い。 極限の状況下では、味方であるはずの相手すらも敵に変わってしまう。それが最も恐ろしい。 そうなれば、撤退活動は遅延の一途を辿り、本来の作戦目的から逸脱してしまう事もある。 作戦前に、最重要で行わなければならない事は意外にも、根回しの類なのだ。 「はいはいはい。そちらの下ごしらえは既に、有能な補佐様が準備済みだよ。頭が上がらないね、まったく。 そう言えばこの前、戦場について質問してた様だけれど、何か気になる事があるのかい大佐殿?」 先日のミーティングで、大佐が戦闘予測地について質問していたのが、気になっていたのだろうか。 博士はいつもの、悪戯好きな子供の様な。不敵な笑みを浮かべながら、眼前の大佐に問う。 「ええ、生憎と自分は博士の様に。頭脳労働向きの脳味噌を、持ちあわせておりませんのでね。 出来るだけ重要な情報を、頭に入れておきたかったのですよ。『ミスト』を使用するかもしれませんし」 「そうかな~。大佐殿は意外とコチラ側の人間になっても、大成しそうだけどね~。 ついでと言ったらなんだけど、一番良いタイミングで放てる様に、メアリーさんに頼んでおくよ。 2番パネルが赤になったら撃ちごろさ。あの子達にも一応、伝えておいてくれ。 それと帰還したら、例のアレのデータ結果もお願いするよ・・・・・・それじゃお疲れ様、大佐殿」 自分の用件を、伝えるだけ伝えると白衣の男は。片付けの手伝いもせずに、部屋を出て行った。 「こちらの考えはお見通しか・・・まったく、人が悪い」 大佐が、人の頭の中を見透かす様な博士の言動に辟易していると。一人の男が音も無く、大佐の後ろに現れた。 その鋭い眼光は鉛色の光に彩られ。油にまみれた故の、本来の色を推察できぬほど変色した作業着を身にまとい。 顔に無数に刻まれた深い皺と、白色と化した体毛が。男が大佐よりも、遥かに年上である事を物語る。 「さて大佐殿よ、注文はあるかね?」 男の口から紡ぎ出された言葉は、単純明快。必要な事意外は含まれておらず。 ともすれば、そのぶっきらぼうな言動は。相手に恐怖を与えても、おかしくないものであった。 「うお!・・・・・・ナナホシのとっつあんですか、驚かさんでくださいよ」 背後から予想外の声をかけられ、男は思わず驚きの声を上げた。 戦争屋となってから、背後を取られる事に。生理的な嫌悪感を覚えて年月が経つが。 このナナホシと名乗る老人は、武道の達人もかくやといった感じで、易々と大佐の背後を掠め取る。 「驚くのはヌシの勝手じゃが、ワシにも仕事があるでな、質問にはさっさと答えろ」 首をコキコキと左右に振りながら、『ナナホシのとっつあん』と呼ばれた老人は。 大佐に向かってなおも再び、不遜な言葉を投げかける。 「わかりましたよ、とっつあん・・・・・・。次の戦闘で使う兵装は、Aセットでお願いします」 「Aセット・・・・・・ちゅうとアレか、追加装備は何も無しの奴か。てっきり、Bセット辺りと思っとったが。 なら、今すぐドンパチ始まっても、別段問題なさそうじゃて。しかし何も無しとは、お前さんらしいの。 しかし、あの小僧め。次々と面倒臭いモノをこしらえおって。整備する側の事を全く考えとらん」 老人は、険しい表情を浮かべたまま。誰も居ない空間に、ブツブツと呪詛の如く文句をこぼし始めた。 「まあまあ、とっつあん達の腕を信頼しているからこそ。博士も新兵器の開発に専念できるんですよ。 それに、とっつあん意外に誰が、整備班を引っ張っていってくれるんですか」 眉間の皺がより深くなり続ける老人に向かって、大佐が考えうる限りのフォローをし始めたその時。 室内に、けたたましく響き渡るサイレンの音。その警戒音は、件の戦闘が始まった事を知らせる合図であった。 「始まりやがったか!とっつあん、自分はもう行きますんで。機体の件、ありがとうございました!」 「阿呆!ヌシが生まれる前から、スパナ握っとったワシが。小僧の機械人形に遅れをとるか! ヌシに礼を言われんでも、キッチリカッチリ仕上とるわい。好きなだけ壊して来い!!」 大佐は後ろから飛んでくる怒号を、背中で聞きながら。目的地に向かって疾駆する。 とっつあんは、ああ言うが。実際に壊してきたらどやされるだろうなあと、心の中で思った。 相棒のマーベラスな装甲を、信頼していない訳ではないが。この際、四の五の言ってはいられない。 いよいよとなったら、壊れる前にとんずらしよう。 「某国の軍隊と異星人との大規模戦闘が、今しがた開始されました。 現在は開戦直後という事もあり、戦況は拮抗してはおりますが、状況が何時変わるか分かりません。 パイロット各員は速やかに乗機へ搭乗後、弾薬類の充填が済み次第、旗艦底部より発進。 予定ポイントに落下後、所定の位置にて別命あるまで待機。繰り返します・・・・・・・・・・某国・・・・・・」 己の分身とも呼べる機体へ乗り込み、瞳を伏せたまま艦内に鳴り響く通信に、耳を傾けていた大佐は。 通信の言葉が途切れると、カッと瞳を見開き息を吸い込むと。通信用のレバーをオンにする。 「聞こえたか餓鬼ども!今日はお祭りだ。せいぜいめかし込んで、お客さんを驚かせてやんな!!」 格納庫に聳え立つ、ビッグフットの機内から、響き渡る戦いの銅鑼・・・・・・。 「りょーかーい!相手の殿方は、どんなドレスがお好みかしらね?」 モスマンから流れ出す、時計塔の鐘の音・・・・・・。 「それと、お腹一杯のご馳走でお出迎えしなきゃ。楽しんくれると良いね、姉さん」 チュパカブラスの周囲に舞う、ブリキ玩具のマーチ・・・・・・。 幾重にも重ね彩られた、無機質な電子機械音が。ハンガー内部に荘厳な、戦争音楽を奏でだす。 勝利の凱歌か、死者への手向けの鎮魂歌か。現時点では、誰も伺い知る事はできない。 その回答は、戦場に舞い降りた軍神のみぞ知る・・・・・・。 空飛ぶ円盤から舞い降りた怪物三匹は、戦場を見渡せる小高い丘に陣取った。 目の前に広がる広大な荒野に繰り広げられる、互いの生き残りを賭けた壮絶な闘争行為。 大佐も久しく目の当たりにした事も無い程の、大規模な戦闘であった。 双方の兵器数共に凄まじいが、一歩も二歩も科学力に劣る地球の兵器では、いつ戦況が変わるか分からない。 「おっぱじめる前に、作戦内容を説明するぞお前ら。まずモスマンが、ミスト弾を敵陣の先頭に喰らわせる。 霧が十分に行き渡ったのち、ビッグフット、チュパカブラス、モスマンの順に敵陣に突貫。 暴れるだけ暴れた後。頃合いを見計らって、俺達も撤退する。 たったのこれだけだ。俺から離れて、迷子なんかになるんじゃねえぞ?面倒だからな、真面目な話」 「ナニその発言、アタシ達を馬鹿にしてるワケ?あんな奴らアタシ達なら、全滅させてお釣りが来るわよ。ねえ兄さん?」 「うーん、大佐の言う事は真面目に聞いておいた方がいいと思うよ、姉さん・・・・・・」 とても今から戦場へと、赴く者達の会話とは思えない程の、和やかな会話だった。 しかし次の瞬間、穏やかな空間を切り裂くように鳴り響く電子音。パネルに煌めく赤々とした光。 目の前の戦場では、ついに先程までの淡い均衡が破られ。地球の軍隊が我先にと、撤退を始めている。 彼らの目に映る、逃げ惑う地球軍に猛然と襲い掛かりし、異星人の超兵器の姿。 「さてと、お喋りはここまでだ。博士からの合図が来たみたいだな・・・・・・これより、作戦行動に移る。 行くぞガキ共、狩りの時間だ・・・・・・・・・喰い散らせッッ!!」 大佐の雄たけびに呼応するように、その双胸を両の拳で打ち鳴らしながら、凄まじい咆哮を上げるビッグフット。 続いて雄たけびを上げるはチュパカブラス。瞳の色が、禍々しい赤き光に移り変わる 両肩のバインダーから発生した翅から、細かい粒子を撒き散らしながら、大空へと舞い上りしはモスマン。 徐々にその高度を一定に保ちながら、巨大なバインダーから伸びた砲身を、戦場へと向け浮遊する。 「パヒュウゥ!!」 静かな発砲音と共に、モスマンが撃ち放った弾頭は。寸分の狂いもなく、敵陣の先頭に着弾した。 戦場に突如立ち込める、砂塵に良く似た黄土の霧によって。付近一帯は一瞬にして、一色の世界と化す。 突如視界を遮られたアムステラ軍は、地球軍に対する追撃を停止せざるえなかった。 「む、スモークか!各員レーダーに映る熱源に注意を怠るなよ、敵の作戦かもしれぬ!」 「駄目で・・・す。電・・・妨害に・・・・・・電・・・機器が使用でき・・・・・・ん。旗艦・・・・・通信・・・不能・・・・・・」 「レーダーも通信も使えんだと・・・・・・一体、何が起きていると言うのだ!」 電子機器の使用不可能によって。モニター越しの有視界戦闘を、強いられているのにも関らず。 戦場中に舞い上がった塵のせいで、視界制限が加味された現状況が、更に操兵達を苦しめる。 先程までひとつの、強大な『個』として活動してきたアムステラ軍は。 一発の弾頭により一瞬にして、微細な『個々』へと分断され。最早まともな行動は望むべくもなかった。 その姿はまるで、軍行を邪魔され散り散りとなった蟻の行列の如く。 突然の異常事態に戸惑い、右往左往する獲物に襲い掛かる、正体不明の獣が三匹。 予定外の訪問者の来訪により、戦場は更なる混沌の渦へと叩き落とされ。混乱は一気に加速する。 怪物達の狩猟は今、始まったばかり。 戻る
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獸形種生物 東方雪人 人行種生物 雪人(美國) 大腳(喜馬拉雅山) 野人(中國神農架) 幽威(澳洲) 比婆剛(日本) 太歲種生物(史萊姆種?) 太歲 左海水怪 遠古生物種 海怪屍體? 海怪屍體正解? 尼斯湖水怪 尼西專區 都市傳說生物種 人面犬
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雑学/順番当て 雑学順番当ての問題と解答です。 問題の投稿をお願いします。 問題の追加は今ある問題の下にどんどん追加していってください。 すでに投稿してある問題の投稿はなるべく避けてください。 間違った問題・未完成の問題の修正、ダブっている問題の削除等も気づいた方はお願いします。 皆で見やすい問題集を作っていきましょう。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/1512.html
シンボラーはドローンズじゃない? と思ったらあれ生き物じゃないのかな・・・ -- (名無しさん) 2011-04-19 10 28 51 ヒンバス:タキタロウ コイキング:ナミタロウ ギャラドス:ブロスニー ベトベトン:グロブスター/ハニー・スワンプ・モンスター シキジカ:ジャッカ・ロープ ミロカロス:シーサーペント でどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-04-23 15 26 42 シビシラスの方がスカイフィッシュっぽい。 -- (名無しさん) 2011-04-25 22 23 55 ↓2 ミスしました。 メブキジカ(はるのすがた):ジャッカ・ロープ だそうです。 -- (名無しさん) 2011-04-26 07 17 00 マッギョ:ジェニー・ハニバー アーケオス:ジーナ・フォイロ ゼブライカ:ジャージー・デビル ヤルキモノ:ヨーウィー オニゴーリ:鬼 ギャロップ:フライング・ホース ケンホロウ♀:スクヴェイダー ヨルノズク:オウルマン フライゴン:タギュア・タギュア・ラグーン ダイケンキ:ミゴー グランブル:テレパシック・フットボール ガルーラ:ジャイアントカンガルー シビビール:トランコ フシデ:ジャイアント・アイソポッド でどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-04-26 20 06 58 チュパカブラにグライオンはどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-04-28 14 50 38 オーダイル:ホラディラ メガニウム:モケーレ・ムベンベ ハンテール:キャディ オクタン:クラーケン バオッキー:ヒバゴン エンブオー:ピッグマン オニドリル:コンガマトー ルギア:クチバシのある海獣 イーブイ:キャビット ブラッキー:ヤマピカリャー ケッキング:グラスマン ヤナップ:キジムナー でどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-05-02 21 02 18 ↓全 追加しました。 -- (名無しさん) 2011-05-04 15 10 37 ライコウorサンダース タスマニア・タイガー タイガーといえば前者 -- (名無しさん) 2013-11-02 11 14 10 草案 ブニャット:キャビット ユキノオー:雪男 ニドリーノ:ジャッカロープ -- (ユリス) 2013-11-02 15 11 15 XYより アマルス系統 ネッシー カラマネロ クラーケン ハリマロン キムジナー ペロリームorゼルネアス ヒツジ男 ゼルネアス ジァイアントカンガルー 色違いフォッコorニャスパー系統orディアンシー ヤマピカリャー フォッコorニャスパー キャビット マーイーカ クマムシ テールナーorデデンネorファイアローorニンフィアorイベルタル タスマニアタイガー ゼルネアス ユニコーンorペガサス マフォクシーorブリガロン 鬼 ルチャブルorヤヤコマ系統 サンダーバード -- (あいーっ) 2014-03-15 11 13 39 XYより ニャオニクスorメガアブソル 翼猫 ニャオニクスor色違いニンフィアorジガルデ エイリアンビッグキャット ゲッコウガ カエル男 -- (あいーっ) 2014-03-21 12 09 06 オンバーン(ワイバーン)です。 -- (リョウマ) 2014-11-26 18 22 01 草案 グラエナ:ジェヴォーダンの獣 サザンドラ:剣山の大蛇 -- (ユリス) 2014-11-29 08 46 36 ペルシアン エイリアン・ビッグ・キャット -- (名無しさん) 2015-05-06 13 34 50 草案 ハクリュー:シーサーペント -- (ユリス) 2015-05-07 08 33 21 ヒトガタ ブルンゲル モスマン ウルガモス -- (名無しさん) 2015-08-16 22 32 52 草案 メガメタグロス:スレンダーマン -- (ユリス) 2015-08-17 18 33 42 ライオンイーター:ヒヒダルマ -- (名無しさん) 2016-06-15 23 48 28 カイオーガ ブループ -- (名無しさん) 2018-01-01 22 29 07 草案 ツンデツンデ:レイ コードネーム「UB LAY」から -- (ユリス) 2018-01-02 20 21 47 サメハダー:メガロドン -- (名無しさん) 2018-01-02 21 51 05 ワルビル:ワニ男 -- (名無しさん) 2019-06-02 19 39 44 草案 ニャルマーorミミロル:キャビット -- (ユリス) 2019-06-08 17 55 28 草案 一覧 ウルガモスorダークライ:モスマン ドクケイルはさすがに小さいのでウルガモスの方がに似合うかも 後者はシルエットが似ているので+ふいんきから ハガネール:モンゴリアン・デス・ワーム ペルシアン エイリアン・ビッグ・キャット -- (名無しさん) 2019-11-04 09 17 12 草案 一覧 オンバーン:ジャージー・デビル ホエルオー:ムカデクジラ -- (ユリス) 2019-11-04 10 24 52