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怪獣バスターズ バンダイナムコゲームス 2009年12月3日 DS モンハン系の怪獣討伐ACT 地球防衛軍の隊員が、怪獣達と戦っていきます 怪獣バスターズ パワード バンダイナムコゲームス 2011年1月20日 DS 「怪獣バスターズ」のパワーアップ版 新マップや、70体以上の巨大怪獣!ミッション数は600以上!開発できる武器は1100種以上!を収録している か行 ニンテンドウDS 続・気になるゲーム PR 怪獣バスターズ 公式完全ガイドブック 怪獣バスターズ パワード 公式完全ガイドブック
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怪獣バスターズ ◆ゲームコード:BKXJ ◆ゲームID:C9787806 [SEL+↑/↓] 素材ALL999 ※一度に適用する手段が分からなかったため2度手間ですが 94000130 FFBB0000 D5000000 00000BB8 C0000000 0000018A D6000000 02110E30 DC000000 00000008 D4000000 00000001 D2000000 00000000 94000130 FF7B0000 D5000000 000003E7 C0000000 0000018A D7000000 02110E34 DC000000 0000000A D2000000 00000000 AP固定 121074A2 0000B1DA HP固定 12392634 00002710 1210749C 00002710 [L] 武器ゲージMAXくらい 94000130 FDFF0000 1210760E 00000258 D0000000 00000000 攻撃力9999 121074BC 0000270F 121074C4 0000270F MA全て購入可能 2210388B 000000F0 0210388C FFFFFFFF 02103890 FFFFFFFF 02103894 FFFFFFFF 02103898 FFFFFFFF 0210389C FFFFFFFF 221038A0 0000007F マルチのミッション全開 ※シナリオ進行に影響が出る可能性があります 2210358F 000000E0 02103590 FFFFFFFF 02103594 FFFFFFFF 02103598 FFFFFFFF 0210359C FFFFFFFF 021035A0 FFFFFFFF 021035A4 FFFFFFFF 021035A8 E01FFFFF 021035AC 0007FFFF DS用の改造コード一覧へ
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怪獣バスターズ 【かいじゅうばすたーず】 ジャンル 怪獣討伐アクション 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 バンダイナムコゲームス 発売日 2009年12月3日 定価 4,980円(税別) 判定 良作 ポイント ウルトラ怪獣版ハンティングアクション体験版配信で一躍好評に初期作品故の未熟さも ウルトラマンシリーズ 概要 特徴・評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 続編 概要 バンダイナムコゲームスより発売されたウルトラマンを主役としたゲーム。 DS初のウルトラゲーであり、携帯機でのウルトラゲー発売は2006年の『ウルトラマン Fighting Evolution 0』以降三年ぶりである。 ウルトラゲーではあるが今作にウルトラマンは一切登場しない。 生身の人間が怪獣と戦い、それによって得た素材から武器や防具を作るという、ハンティングアクションアクションであり、言わばウルトラ怪獣版『モンハン』と言った内容である。 特徴・評価点 快適な操作性 操作性はほぼ『モンハン』に準じるが、DSならではのアレンジが加えられている。 十字ボタンで移動(Rボタンを押しながらだとダッシュ)、AボタンとXボタンで攻撃、Bボタンで回避、Yボタンでアイテム使用、Lボタンでカメラ移動。回復などに用いるアイテムの選択には下画面を使い、快適なプレイを実現。 怪獣戦ではカメラのシステムが主に怪獣を視点とした自動操作モードに変更される。怪獣戦のカメラは下画面メニューより通常と同様の手動型に切り替える事も可能。 豊富でカスタマイズ性の高い装備 使用可能な武器種はソード、ブレード、アーム、ハンマーの近接タイプとバスター、ガン、バズーカの射撃タイプ、キャリアとボードの特殊タイプの計9種類。 いずれの武器もラボでクリエイト(生産)とカスタム(強化)が可能。カスタムを行うと攻撃力の上昇の他、特殊効果の性能もパワーアップさせる事が出来る。 防具は頭、体、脚、装飾品の4種類。 防具も武器同様にクリエイトとカスタム可能。ただし装飾品は例外で、主に基地内のイベントをこなすと入手する事が出来るがカスタムは不可能。 防具は組み合わせによってはMA(後述)の効果を使用する事ができる「MAリンク」も発動される事が出来る。 また、通常防具の他にもパスワード等特殊条件を経て生産する事が出来る「スーツ」も存在。「スーツ」も通常防具同様に「MAリンク」を発動させる事が出来るが、装備の仕様上単品で発動が可能。 武具と別途にスキルに相当するタイプのMA(メテオールアーツ)も登載。 MAでは単独で使用する物の他に、複数のMAをセットすると発動する「MAコンボ」まで様々。「MAコンボ」は発動から一定回数ミッションをクリアすると発動コンボに相当する新規のMAがクリエイト可能になる。 基地のメインで行う作業は「研究」 ラボにて研究員を雇い装備の開発や機能の拡張、怪獣の生態調査を行える。通常の研究の他にもラボの最高責任者であるハカセから依頼の「ハカセの特別メニュー」も行う事ができる。 各種研究員はそれぞれ得意な研究テーマが存在していて、特定の研究を行う為には欠かせない。また、研究員には経験値とレベルの概念も存在している事から、研究員の育成も本作の楽しみになっている。 武器・防具の制作を行うクリエイト(生産)や装備のカスタム(強化)を行うには、一度「研究」を通してレシピを解放する必要があり、これまた独自性が強いと言える。 怪獣と初めて遭遇した際には2画面を利用した大迫力の登場ムービーが挿入される。 一度見たムービーはデータルーム(後述)で自由に見る事ができる。 充実のデータベース 戦った怪獣は宇宙船のデータルームにデータが保管され、ビューワーでモデリングを観察したり、鳴き声を聞いたり出来る。それ以外にも冷凍保存(捕獲)をすれば手に入る素材が全て見られる。 画面内登場ムービーやサウンドも聞けるなど、データ集として充実している。 ウルトラマン流にアレンジされた要素。 フィールドをサーチして資源を回収、援軍の戦闘機を呼んで攻撃など、ウルトラシリーズである事を生かした要素を多数投入している。 母艦で宇宙を巡る設定の通り、ミッションの主な舞台となるフィールドも惑星になっていて、それぞれ「草原」「マグマ」「砂漠」とSF色が強めの設定になっている他、ウルトラシリーズお馴染みの「怪獣墓場」まで行けてしまう。 怪獣に『モンハン』でよく見られたいわゆる亜種が登場する他、亜種以外にもAC『大怪獣バトル』シリーズで登場したEXゴモラといった強化種も登場する。 快適なゲームテンポ 本作ではハードの関係でロード時間が皆無な事に加えて、1ミッションの所要時間も基本的に約3~5分と短く、ミッションクリア後は即座にリザルト画面に移行する事から、ゲームのテンポが非常に速くスピーディーに感じるだろう。 豊富なやり込み要素 本作では研究や装備作成・強化の他に怪獣データベース埋め、MAの作成及びMAコンボの発見、称号リスト埋めやピグモンの育成と、やり込み要素も他のハンティングゲームと遜色ない量が用意されている。 基地2階に存在するデータルームは、上述の通り登場する怪獣のデータベースが閲覧できる他、称号の獲得数やストーリーのクリア等で部屋に置かれるオブジェが増えていく、いわゆる「実績」の様なシステムも存在する。 散りばめられた小ネタの数々 ウルトラシリーズにまつわる小ネタが非常に多く、それを知っているファンにはとてもグッと来る物や、笑える物など様々なネタが詰まっている。 例として小型怪獣は過去に登場した怪獣がモチーフ。キングトータスやガランなどとてもマニアックなものがいる。 一部を除いた歴代防衛チームのコスチューム、武装が使え、そのチームの気分を味わえる。この点はファンからも好評で、このために本作を買ったファンも多い。 後に様々な宇宙人が宇宙船に来て、自由に生活する様になる。これはファンとしてはかなり笑える物が多く、シュトロハイムなペダン星人、空き部屋を勝手に畳部屋にするメトロン(モチロンちゃぶ台完備)、バーを開き、ノリノリでバーを経営するペガッサ星人、ツンデレなガッツ星人、いつも通りのザムシャー、ソファでくつろぐダダ等。シリーズファンは必見。また、宇宙人の中には研究員としてアイテムの開発メンバーに加わってくれる者も何人かいる。 賛否両論点 ゲーム難易度 本作の難易度は若干ヌルめ。歯ごたえを求めているユーザーには物足りない点もある。 にもかかわらず、2番目に訪れる惑星の「イメル」は危険度レベルが一気に3に跳ね上がる通り重力の地形効果により移動速度が低下する上にARゲージも減らされやすく、その次の惑星の「アペヌイ」ではモンハンにおける火山ポジションの強敵中心のエリアで同エリアで最初に戦う怪獣の赤ゲスラも強敵の難所になっている事から序盤戦から出鼻を挫かれやすい。だが、その次に訪れる4番目の惑星「モシリス」は危険度が2に減少する他、登場ボスも安置で完封可能と前2ステージと落差が激しすぎる。 独特の装備作成システム 装備生産には一度特定の研究テーマを通してレシピを完成させる必要があり、その為発売当初は素材を直接生産・強化する物と勘違いするプレイヤーも少なくは無かった。 うち、怪獣タイプの装備は研究に怪獣データポイントを使用する関係で何度も討伐しなければならず、他のハンティングゲームとは異なり「初めてモンスターを狩猟したらいきなり強力な武器を作成出来た」という行為が起こり辛くなっているのが玉にキズ。 回復などアイテム類を購入出来るカネゴン商会の商品も「かがく」の研究テーマをクリアしないと入荷しない仕組みになっている。このため、とにかく本作は研究が重要視されているとも言える。 武器の格差 「ボード」が強すぎる。この武器のみ高速移動が可能であり、さらには惑星イメルの重力効果を軽減できる。また移動にかかる時間が少ないということはゲージの消費も減らすことができるので、結果的に消費アイテムも節約できる。攻撃面でも特に弱いということはなく、敵に密着するほど近づかなければならないというデメリットはあるものの、移動速度が速いので立ち回りも苦にならない。 欠点は高所を狙うことができないために上にいる敵を攻撃できないこと。このために特殊な戦闘方法になるラスボス戦では攻撃のチャンスが限られてしまい非常に苦しい戦いになる。 登場怪獣 今作の隊員服や武器は昭和・平成ウルトラシリーズの物が網羅されている半面、登場する怪獣の方はゴモラやレッドキングといった人気者はともかく、平成シリーズに登場した物が2体のみと極端に少ないことから不公平に感じる事がある。 今作に登場する平成怪獣はウルトラマンベリアルとガンQの2体なのだが、前者はパスワードの入力(後述)のみでしか遭遇する事が出来ず、パスワードを知らないプレイヤーの場合は「平成怪獣はガンQだけかよ」と思いやすい。 問題点 ダッシュ移動について。 ゲーム性から頻繁に使うことになるダッシュ移動。しかし、DSにはいわゆるアナログスティックの類が搭載されていないため、Rボタンを押しっ放しにすることが非常に多くなる。 自動カメラが不自由 怪獣戦ではカメラが自動操作に切り替わる仕様になるが、このカメラには難がちらほら見受けられる。 自動操作だと、初期のモンハンよろしく相手にフィールド端へ追い込まれた際のアングルがアレな事になるどころか、逆に相手をフィールド端に追い詰めた状態だとカメラの影響で逆にこちら側がピンチになってしまう事も少なくは無い。とはいえ、怪獣戦では雑魚キャラクターが一切登場しないので不意打ちを食らう心配が無い他、任意で手動操作に切り替えられるのが救いか。 また、自動カメラ時に隣接エリアに移動した場合も、カメラが自動から手動に戻る関係で十字キーの上下操作が逆になってしまう事から混乱が発生しやすく、それに気付かず復帰と離脱を繰り返してしまったプレイヤーも多いだろう。 一時停止について。 ミッション中にスタートボタンを押すと下画面操作に移行するだけで一時停止出来ず、ミッション中の休憩を行うにはDS本体を閉じる必要がある。 また、下画面をタッチペンで操作しながら十字キーで移動するという事は、多くのDS作品の記事で述べられている通り操作性が複雑になりがちで、結局下画面メニューもボタンで操作した方が最適とも言える。 演出面 登場怪獣の亜種が多く種類が少ない。 怪獣戦のBGMもラスボスを除いて1種類のみで少ない。別の狩りゲーと比較してもかなり少なく、宿敵のバルタン星人やゼットンには専用BGMを用意して欲しかった所。ちなみに発売時期が近く同じ発売元の狩りゲーは戦闘曲だけでも十曲以上(アレンジ違いを含む)あり、重要な敵には専用BGMは用意されている。ハードが異なる為、一概に比較はできないが、参考として記述しておく。 また、登場怪獣の鳴き声は網羅されている反面、人間側のキャラクターには一切ボイスが存在しない為、不公平と感じるプレイヤーも少なくは無い。 トランシーバー操作が煩わしい オペレーターとの通信、怪獣の位置のマーキング、サポートメカの使用、フィールドサーチを行うには下画面のコールアイコンを経由しなければならず、少し面倒。 一応、ミッション中に特定のエリアに進入するとオート通信が行われる他、転送ユニットは通常アイテムとして扱われているのは幸いか。 フィールドサーチ 序盤のフィールドサーチが作業的過ぎる。というのも、最初のうちは一度に回収できる素材の量が1と少ないことに加えて、素材を回収する毎に上述のコール→サーチの手順を踏む必要がある事からゲームテンポが阻害されやすい。 中盤以降はトランシーバーのグレードアップでサーチ量を増やす事が出来るので大分作業感が減少する事になる。 また、素材回収時には数秒の間硬直が発生する上に敵の攻撃を受けてしまうと回収作業が中断されてしまい、素材を入手出来なくなってしまう。 その為か、フィールドサーチの為に一々エリア内の敵を全滅させる必要があり地味に面倒臭い。 一応、「ダッシュパッド」のMAをセットしていればサーチ時間が短縮される模様だが、サーチ中断の仕様からあまり恩恵を受けられない。 武器に上位・下位互換が発生しやすい。 本作の武器は基本的に攻撃力及び属性・追加効果が差別点になっており、この為より威力の高い武器を入手してしまうと見た目重視のプレー以外ではドレッサーの隅に埋もれてしまうのが残念。 ただし、防具に関してはMAリンクの存在により武器よりも上位・下位互換が発動しにくくなっていて、独自性が保たれていると言える。 イベントフラグがわかりづらい。 本作ではベース内のクルーとの会話や特定フロアへの移動でイベントが進行するが、明確なフラグが無い為か発生中のイベントを見落としやすい。期間限定の物が無いのはせめてもの救いか。 また、ミッションにはストーリー進行のキーとなる物も存在するが、一覧にそれを示す物が無い。基本的にヤガミ長官との会話やリスト内の「NEW」マークがストーリー進行のヒントになっている。 冷凍保存の大きすぎる穴 冷凍保存による捕獲は報酬額が上昇したり怪獣データベースに入手素材が掲載される反面、捕獲した際にクリアボーナス素材を一切獲得できなくなってしまうという極めて重大な欠点も存在している。このため、冷凍保存で怪獣を倒すのはせいぜい1回のみになりがちで、結局怪獣データベースを埋めるだけの存在になってしまっている。 また、初対面だったり1ランク上の怪獣は撃破後に新たな装備を作成する為の素材を落とすのだが、初回で冷凍保存を行ってしまうと素材の獲得数が激減してしまうので、冷凍保存は2回目以降に行うのがベストとも言える。 研究仕様に難あり 研究の内容のうち、「せいぶつ」カテゴリでは怪獣一種類につき全てのタイプを一つの研究で纏めて行う物になっている為、パッと見ではどの種類が終了済みかどうか分かりづらく視認性に欠ける。 また、同研究で要求される怪獣データポイントの内訳もゲーム内で表示されない事から、攻略本や外部サイトを利用しない限りは研究失敗時に表示されるハカセのヒントを頼りに手探りで研究を行わなければならない。 特定の怪獣のデータポイントを溜めると出現する隠し研究員も存在するが、要求ポイントの量が高すぎる上に対象怪獣の種類も多めで対象怪獣のうち数体は後半戦で出現する。非常に複雑な条件の為か最後に加入するクルーになる所かタイミングがタイミングな故に他の研究員とレベルの差も開いてしまって、計画無しではイマイチ使いづらい。 ラボで研究を行ったメンバーは一度ミッションをクリアするまで再度研究を行う事ができない。メンバーの少ない前半戦では他の研究が行えなくなる事がザラ。 アイテム合成の際にも研究員が必要になるが、研究に参加済みのメンバーは合成に参加できない。極端な話、メンバー全員が研究に参加済みの場合は一切合成を実行できなくなってしまう。 メンバー全員を合成に使用するのなら研究を行う前に合成を実行する必要がある。 怪獣データポイントについて 大型怪獣を倒した際に入手できる怪獣データポイントは討伐冷凍保存と種類問わずミッションのランク毎に固定されている事から、獲得量を2倍にさせるといった獲得量を変動させる事が出来なくなっている。 この点は「ゲスラ(赤)」(後述)や「レッドキング(青)」といった、低ランクのミッションのみ出現する個体との戦いで顕著になる。 「生物」カテゴリにおける怪獣の研究を最後まで行う場合は、必然的に要求される怪獣データポイントの数値も300~500と非常に高くなっているのだが、それに対して低ランク個体のみしか出現しない怪獣の場合は、獲得できるデータポイントの数値が30~50と低い上、データポイント稼ぎを短縮させる手段が存在しない点も相まって怪獣討伐をやらされているのを感じやすく、結果的に「作業ゲー」と呼ばれる様になってしまった。ロード時間が短いのが救いか。 MA関連 MAコンボは特徴・評価点の項にある通り、発動中に一定回数のミッションを受注すると発動コンボに相当する新規MAのレシピが解放されるのだが、レシピ解放の際のアナウンスが一切行われない。 その為か、MAのレシピをコンプリートする際に開放までの回数を把握していない場合はミッションの度に解放確認の為にラボに向かう必要がある。更にMAクリエイト時には装備中のMAを下取って新規クリエイトに使用する事が出来ない。新規MA作成の為にマイルームに戻って装備中のMAを外す面倒な手順を踏む必要があり少々面倒。 地形効果系MAには惑星コンルで起こるスリップや惑星モシリスの流砂を半減or無効に出来る物が何故か存在しておらず、これらのシチュエーションで戦う際には常に地形に気を遣わなければならない。寒さや風圧、地震は無効に出来るのに。 防具の組み合わせによってはMAリンクを発動させる事が出来るのだが、各メニュー画面ではMAリンクの名前しか表示されず、どのような効果が発動しているのかイマイチ実感しづらい。このため、正確なMAリンクの効果は攻略本や攻略サイトで知る必要がある。 通信関連 マルチプレイのみで取得できる素材とそれを使用しないと作れない装備があり、シングルプレイだけプレイしていると装備をコンプリートすることが出来ない。 特にストーリー上必ず戦う事になる「ゲスラ(赤)」については上位種とはマルチプレイを経由しないと戦う事ができず。レシピの開放はまだしも、装備がクリエイト出来ず涙目になったシングル専門プレイヤーが続出してしまった。 称号の中にもマルチプレイでしか取得できない物もいくつか存在していて、同じくシングルプレイだけだと称号をコンプリートする事が出来ない。 パスワードについて 今作では公式サイトや劇場版のパンフレットといった外部メディアにて公表されたパスワードを入力する事によって、ゲーム内の要素がアンロックされるシステムが採用されているのだが、通信関連同様にここでしか出現しない怪獣や称号・装備も存在する。 とりわけ問題視されているのは、当時のウルトラシリーズにおける最大級の敵として大々的にプッシュされていたベリアル様こと「ウルトラマンベリアル」。 何故、彼が問題視されているのかというと、彼にまつわるミッションを全てクリアしないとデータルーム内の全ての解禁要素をコンプリートする事が出来ないのである。 データルームの内容の大半はパスワード無しで揃える事が出来るのだが、コンプに必要な要素の1つがパスワードを経由しなければならない影響で、エンドコンテンツを楽しんでいるやり込みプレイヤーの中には「どうあがいてもデータルームの内容が全て埋まらない」という意見も見受けられてしまった。 現在はネット上でベリアルのミッション2種のパスワードが公開されているので、ネット環境さえ揃っていればコンプリートが出来るのが幸いか。 ハメ技の存在 今作の怪獣のうち、いくつかはプレイヤーが特定の行動を行うと怪獣側もそれにつられて特定の行動を行うという、いわゆる「超反応」を利用したハメ技が存在しており、それを利用して簡単に撃破出来てしまう怪獣もいる。 「恐竜戦車」は尻尾付近にいると尻尾攻撃しか行わなくなる。しかも、この攻撃には安全地帯が存在している事から、この2つを併用する事によって完封勝利が出来てしまう。 「ガンQ」は足元付近にいるとプレイヤーに対して足踏み攻撃をしてくるのだが、それを距離を取って回避するとスキが出来る。その後、再び足元へ接近すると足踏み攻撃をしてくるので、また距離を取って回避する…という行動を繰り返すだけで完封勝利が出来てしまう。 プレイヤーが高台の上に居る状態かつ崖から一定距離離れていると、飛び道具以外の怪獣の攻撃を完全に無効化出来てしまい、この状態で遠距離武器で攻撃するとハメが成立してしまう。 特に顕著なのは「ネロンガ」で、長身な事に加えて飛び道具に相当する攻撃の電撃攻撃の予備動作が大きく回避が容易な為、バズーカ使いの多くにカモられていたとか。 これらハメ対策の為か、次作では多くの怪獣が戦闘中に別エリアへ逃げる仕様に変更されたのだが……。 ストーリー面 ラスボス及び中ボスに当たるキャラクターが本作オリジナルで、しかも唐突に登場するのでプレイヤーからの評判が良くない。 一応前半戦辺りから彼らに関する伏線が張られているのだが、これがラスボスへの伏線と気付いたプレイヤーは少ないだろう。 その他。 一部登場しない防衛チームのコスと武器がある。 一応登場怪獣モチーフの武器が出ている物はいるが。 怪獣の弱点に攻撃をヒットさせたり、弱点属性の攻撃を当てた際のエフェクトが非常に分かりづらい。弱点攻撃をしていたら、いつの間にか怪獣が倒されいた…という事態も起こりうる。 素材アイテムの一つの「モノノフのあかし」は特定称号を獲得する度にザムシャーから入手する事になるが、対象の称号は武器種を一定回数使用する事が条件になっている事から、武器使用をやらされているという意見も。 総評 初報時は露骨に『モンハン』を意識したと思わしき内容からウルトラゲーファンからの期待を得ることが出来ず、ウルコロやファイエボの続編のお布施にはなるか、といった程度の評価でしかなかったが、体験版が配布されてから状況は一変。 ただ『モンハン』を真似ただけでない作り込みの深さがユーザーの予想を上回り、初期の「つまらなそう」「クソゲーだろう」などの評価を覆した。 製品版が発売されると、恐らく出荷数をかなり絞ったであろう本作が口コミにより良ゲーと広まり、その影響か数多くの地域で売り切れが続出。Amazonですら特典付属版は発売から1ヶ月経たずに在庫切れ、さらに通常版ですら配送にかなりの時間がかかるほどの人気になった。 ただ、初回作故に洗練されていなかった面もちらほら見受けられていた事から、続編での改善が待ち望まれていたのも事実である。 余談 本作では同年に発売された特撮原作ゲーム『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』にてプロデューサーを務めていたサタケイドこと佐竹伸也氏が制作に関わっているが、良好な評価を得ている本作とは裏腹に微妙な出来になってしまっている。 本作のTVCMはCGで描かれた警備隊による物と、日本テレビの『世界の果てまでイッテQ』での珍獣ハンターとして一世を風靡していたお笑い芸人のイモトアヤコが出演する物の2種類が制作されていた。 本作のフィールドではごくまれに小型怪獣の代わりにVドランという名称のモンスターが出現。このモンスターにダメージを与えるとレア装備の素材となるVディスクが手に入る。 ちなみに、このVドランはVジャンプ誌とのコラボレーションとして登場したモンスターとのこと。 後の時代にて 今作では条件を満たす事によって、ウルトラマンベリアルを模した武器を作れるのだが、後に2020年に放送されたテレビ本編作品である「ウルトラマンZ」では武器として同じくベリアルを模した短剣のベリアロクを使用するという、後の時代を予言した様な出来事が起こっている。 もっとも、本作ではウルトラ戦士を模したスーツ装備も作る事が出来るが、それを装備している状態で同時にベリアル武器を装備する事によって、さながらTV本編の様なシチュエーションを再現する事が出来たりする。 続編 後に続編として『怪獣バスターズ パワード』が発売された。 本作をベースに新規の怪獣やステージの追加及びシステム面の改善がなされた、いわゆるマイナーチェンジ版に相当する作品。 相変わらず平成怪獣は少ないが、一応人気所は押さえてある。
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怪獣バスターズ パワード 【かいじゅうばすたーず ぱわーど】 ジャンル 怪獣討伐アクション 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル) 発売日 2011年1月20日 定価 5,040円 プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント アンケートの結果を受けて色々と改良ベリアル様プッシュ ウルトラマンシリーズ 概要 新システム・前作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 2010年に発売されたハンティングアクション『怪獣バスターズ』(以下「無印」)のアップグレード版に当たる作品。 今作は前作のバージョンアップ版ということなのか、前作発売後に行われたアンケートの結果を受けて前作から様々な点が改良されている。 また、今作はウルトラマンシリーズ45周年記念の一環として発売された作品でもある。 新システム・前作からの変更点 基本的なシステム自体は前作とほぼ同様なので、ここでは新規追加要素などについて解説する。 操作系統 操作方法自体は前作とほぼ同様だが、移動系統の操作が変更され、前作ではRボタンを押し続ける必要があったダッシュが十字ボタンを押すだけに、逆にRボタンを押し続ける事で歩く操作が行えるようになった。 登場惑星 今作の舞台となる惑星は前作と同様の物に加えて、新たに町の惑星「アシル」と森の惑星「ピリカ」の2種類が新たに追加された。 都市惑星「アシル」…都市開発が行われ人間が居住している惑星。高層ビルや工場が立ち並ぶエリアでもある事から、特撮を原作とした作品の特長となる「市街地戦」を行う事が出来る。 森の惑星「ピリカ」…森に覆われた惑星。フィールドの多くを占めている沼地が特徴的。本惑星で行われるミッションはいかに沼のぬかるみで足を取られないかが鍵となる。 登場人物 今作の登場人物は人間サイドに関してのキャラクターは前作とほぼ同様だが、味方サイドの宇宙人に関しては数名が変更・追加が行われている。以下変更・追加の行われた宇宙人。 ペダン星人…今作では「ラルバ」という名前のキャラクターとして登場。いわゆる「主人公」のライバルとして位置づけられていて、彼との関係が今作の物語の見所の一つになっている。 ザムシャー…「ウルトラマンメビウス」を出典とする宇宙の剣豪。前作では条件を満たすと宇宙船に登場する隠しキャラクターだったのだが、続編となる今作では度々プレイヤーに対して勝負を挑んできたりメインのシナリオに絡んできたりと、ゲーム全体で大きな存在感を発揮しているキャラクターになっている。 ザラブ星人…出典は「ウルトラマン(無印)」今作で新たに登場した宇宙人。原作同様に「にせウルトラマン」としてウルトラマンに擬態していて敵対する形で初登場するのだが、物語が進むと宇宙船のクルーに加入。全体的にとんちんかんな台詞やボケ行動が多く、今作のコメディリリーフを担当している。 ラボでの研究 前作ではラボの端末を調べた後、「研究員作業」と「ハカセの研究メニュー」からそれぞれの研究へ移行する形式になっていたのだが、今作ではラボの端末を調べると「研究員作業」に、ハカセと直接会話することで「ハカセの研究メニュー」にそれぞれ移行する方式へと変更された。 (研究員作業共通)ジャンル選択画面の際のメニューでは、前作では各ジャンルがかな表示かつ田の字型で並んでいたのだが、今作ではジャンル名が漢字で表記され並び順も縦一列に変更された。 (研究員作業共通)各研究項目では、選択時にYボタンを押す事によって、詳細画面に移行出来る様になった。研究詳細画面では、研究結果で解放される装備のレシピといった内容や、成功の際に必要なサンプル素材や怪獣データポイントなどを確認する事が出来る。 (「生物」カテゴリ)各怪獣の研究は怪獣1種類につき全ての個体を一括にまとめて研究する方式から、個体毎に研究する形式へと細分化された。加えて、研究の際にサンプル素材が必須ではなくなり、基本的に怪獣データポイントのみを参照して研究が行われる様になった。 パワードバギー 今作の目玉となる新兵器。この兵器は搭乗する事によってフィールドを高速で移動出来るようになる他、移動しながらバルカンで攻撃を行ったり、砲撃モードに切り替えて高威力のロケットランチャーで攻撃する事が出来る。 ミッションによってはフィールドのどこかにあるバギーを利用する事が出来る他、バギーに搭乗したまま行うミッションも存在している。 なお、バギーは体力とは別に耐久力が用意されていて、ミッション中に破壊された場合は前者はプレイヤーが大ダメージを受けて、後者は強制的にミッション失敗となる。 パワードバギーの登場に伴い、宇宙船内の新規設備としてバワードドックが追加。ここではメカニックのサワキと会話を行う事によって、バギーのスタンバイや巨大怪獣との戦いの際に入手した強化チップを用いてバギーを強化する事が出来る。 ミッションについて 今作のミッションの種類は前作の物に加えて、新たに上述のパワードバギーを用いた物や怪獣が複数出現するミッション、「試練」カテゴリのミッションが追加された。怪獣が複数出現するミッションでは登場する怪獣の体力が少ない他、クリアすると登場怪獣毎に設定された怪獣データポイントを獲得する事が出来る。 「試練」ミッション 今作で追加されたミッションのカテゴリ。ミッション選択画面のアイコンは灰色の「試練」と書かれた物が該当する。このミッションは特定の条件を満たす事によって宇宙船内で会話イベントが発生。会話イベントの際に依頼内容を聞き「試練挑戦」と表示された後にミッションの受注が可能になる。 「試練」ミッションでは宇宙船クルーからの依頼に沿った条件に沿った内容のミッションに挑戦する事になる。その際にプレイヤーに与えられる条件は様々で、「惑星内の遭難者を救出せよ」という簡単な物から、「常時重力状態で高速で動くロボフォーをバズーカで倒せ」といったハンデを与えられた上で戦う物まで多くのバリエーションが存在する。 ミッションクリア後は依頼人と会話することで「試練達成」となり、試練達成後は後述の「EX武器系MA」やアクセサリ類といった様々な報酬を獲得できる。 また、前作で登場した宇宙船のクルーになる宇宙人探し等のサブミッションの一部もこのカテゴリに統合されている。 「EX」系武器 今作の武器種は前作と同様の物が引継ぎで登場している他、今作より「EX○○」という名称の武器種が新規追加された。なお、○○は各種武器種名が入る。 ゲーム内で特定の条件を満たすと出現する「試練」ミッションをクリアする事で入手する発動用のMAを装備する事で使用可能。 EX武器は通常の武器種で使えた攻撃方法はもちろんのこと、「基本操作の一つが固有アクションになる」「特殊技が別の物になる」といった追加能力を発動させる事が出来る。追加効果は実用的な物も見られるため、これを主軸とした戦略を組み立てる事も出来る。 冷凍保存機能について 前作の冷凍保存機能はあくまでデータルームの項目を埋めるだけの存在だったのだが、今作では様々な要素が追加されている。 今作で冷凍保存で怪獣を撃破すると、前作とは異なりボーナス素材を獲得できる他、怪獣データポイント及び獲得賞金額を2倍獲得出来るようになった。 加えて、ボーナス素材の中には装備の限界突破に必要なレア素材も確定で入手出来るようになっている。 宇宙船について 今作ではベースキャンプとなる宇宙船内のカメラアングルがトップビューからやや低めのアングルへと変更された。クルーと会話する際にはカメラがプレイヤー付近までズームするのは前作と同様だが、今作ではよりプレイヤーへの近くへとズームインする形になっている。 加えて、クルーとの会話以外にもドレッサーやアイテムボックスといった端末類に対してもズームインするようになった。 宇宙船内部は基本的に前作と同様の構造をしているが、パワードバギーの登場に伴い「パワードドッグ」という名称の部屋が追加された。 下画面における船内のマップは前作と同様だが、何かしらのイベントの発生条件が整うと、下画面マップにてイベントが発生している部屋に黄色い「!」アイコンが付けられる様になった。 また、特定の人物との会話により発生するタイプのイベントの場合は、下画面マップ上の該当する人物の上に赤い「!」アイコンが付けられるようになった。 ショップについて カネゴン商会で購入可能なアイテムのうち、APアップ系アイテムの購入額が大幅に下がった。 また、カネゴン商会では前作ではパスワード入力後のみ購入可能だったLサイズ系回復アイテムもパスワード入力無しで購入できるようになった。 この他にも、特定の条件を満たすと隠しショップが出現する。このショップでは通常では合成のみで入手可能なアイテムや装備の素材といった特別なアイテムを購入可能になる。 怪獣について 怪獣の弱点部位に攻撃を当てると通常時より大きなヒットエフェクトとひるみ効果が発生する様になった。 怪獣に弱点属性を当てるとヒットエフェクトの色が赤へと変化。加えて、攻撃を続けると「怪獣パワーDOWN」のテロップと共に怪獣の攻撃力の減少効果と怪獣の全身に青いエフェクトが発生するようになった。 逆に怪獣が耐性を持っている属性の場合はヒットエフェクトの色は変化しないものの、攻撃を当て続けると「怪獣パワーUP」のテロップと共に怪獣の攻撃力上昇効果と赤いエフェクトが発生するようになった。 また、戦闘の際に特定の条件を満たす事によって、パワードバギーの強化チップや冷凍保存同様に装備の限界突破に必要なレア素材をドロップするようになった。 下画面のMTTドライバ MTTドライバを介して使用するアイテムの方式は、前作の5つのスロットに使用するアイテムを登録する方式から、L・Rボタンを用いて使用アイテムの種類を変更していく、所謂「リングコマンド」形式に変更された。 「マーキング」機能を使用した際に下画面マップに表示される怪獣アイコンについては、現在の怪獣の体力値に応じて緑→黄→赤→灰の順に変化するようになった。 前作では「トランシーバー」の項目としてまとめられていた『「フィールドサーチ」「マーキング」「通信」』がそれぞれ独立項目になり、マップ画面から直接これら項目の使用が可能になった。 MA(メテオールアーツ)関連 MAの成長及びMAのレシピ解放については前作の回数制から経験値制に変更された。 MAコンボを発動させている状態でミッションをクリアすると、リザルト画面の後にMAコンボの成長過程画面が挿入。ミッションのクリアによって経験値がゲージに蓄積されていき、ゲージがMAXになると新規MAのレシピが解放される。 新規MAをクリエイトする際に、装備中のMAを下取りに出した上でクリエイトできるようになった。 また、今作では新規MAとして上述のEX系武器を使用可能にする「EX武器系MA」が登場。 メニュー関連 宇宙船内でスタートボタンを押す事で開けるポーズメニューについては機能が大幅に拡充された。 前作から引き続き行える装備と所持アイテムの確認に加えて、「MA」の項目で装備中のMAを「サポート」の項目でサポートメカや転送プログラムといったサポートシステムのセット状況を確認可能。また「サポート」の項目では担当クルーとの会話を介さずに各サポートシステムのスタンバイもできる。 各種メニュー画面における新規追加項目を指す「NEW」マークについて、前作では店でアイテムを購入したり装備アイテムを装備するなどを行わない限り「NEW」マークが外れなかったのだが、今作では「NEW」の付いた項目にカーソルを合わせてから数秒経過すると消滅するようになった。 MAリンクは前作では発動中の物に関しては効果の詳細がゲーム内で公表されてなかったのだが、今作ではステータス画面でMAリンクの詳細を確認できるようになった。 ステータス画面 体力・APゲージについて、今作では短いゲージがMAのセットなどのステータス状況を反映して延長させる形式になっている。 評価点 登場怪獣・装備の増加 今作はマイナーチェンジ版なのもあってか、前作から登場怪獣や装備アイテム類が増加している。 パッケージにもデカデカと描かれている合成怪獣「タイラント」や、帰ってきたウルトラマンにてウルトラマンジャックを苦戦させた宇宙怪獣「ベムスター」などの人気怪獣の参戦が目立つが、その中でも、とりわけ大きな点は平成怪獣の増加。 前作では登場する大型怪獣のうち、平成ウルトラシリーズを出典とする怪獣はたったの2種類しか存在しておらず、平成シリーズを愛好しているファンから登場怪獣の偏りが主に批判されてしまった。だが、今作では前作の批判を受けてか計5体もの平成怪獣が新登場。加えて、当時公開された映画『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE』での初登場以降、大々的にプッシュされていた「ベリアル様」ことウルトラマンベリアルが黒幕として絡んでくる物語ともなり、平成怪獣の存在感が強くなったといえる。 ストーリー・キャラクター描写の強化 前作における各ミッションの通信面ではオペレーターやヤガミ長官の2名程度としか通信が行われず、ほぼ独りぼっちな戦いを強いられていたクチがあった。 だが、続編となる今作では彼ら以外のS4クルー・戦闘部隊も通信に参加。彼らは現地からの報告・連絡として通信に参加している事から、今作は通信を通じてウルトラシリーズ特有の要素である「チームとの連携」が体験できる。 また、新規フィールドの都市惑星「アシル」では市街地戦が行われる仕様から、かなり本格的に特撮作品の雰囲気を楽しめるだろう。 「試練」ミッションは担当するクルーにまつわる物も見受けられていて、結果的に今作の登場人物の掘り下げにも手伝ってくれている。 例えば、研究員の場合は、人間と宇宙人のレベルを特定値まで上昇させると特定の分野を得意としている同士が協力したり反発したりする内容のミッションが存在している。 また、「EX○○」系MAの入手に関わるミッションの場合は、担当クルーが得意としている武器種が該当武器だったりと、その人物における細かなプロフィールも垣間見えたりする。 イベントフラグが分かりやすくなった。 今作は前作同様にヤガミ司令官の指令を受けた上でミッションを選択しストーリーを進める形式だったのだが、ミッションの一覧にそのような目印が少なく、実質的に「NEW」マークが目印の代わりになっていた。 だが、今作ではストーリー進行用ミッションの横に赤い「!」マークが付けられていて、どのミッションをクリアすればストーリーを進められるのかが格段に分かるようになった。 宇宙船内で発生するミッションや各種イベント類は、直接ブリッジに入ったりヤガミ長官といった特定の人物に話しかける事によって進行していく形式になっているのだが、発生フラグを満たした後は下画面マップに「!」マークが出現する様になったので見落としにくくなった。 ショップ関連の強化 APアップ系は前作では消費量も多い最低性能のSですら1500Gと高めの割には惑星イメルといったAP消費の激しいフィールドでの戦闘を余儀なくされていた事から、特に序盤は金欠になりやすい展開が発生しがちになっていた。だが、今作ではAPアップ系の価格が全体的に抑えられ最低のSでも100Gという低価格で購入できる様になったため、この問題点が解消されている。 前作のショップでは回復アイテムは中に相当するMまでしか購入できず、それ以上の回復アイテムはパスワード入力で商品のラインナップを増やすかアイテム合成で作り出す必要があったのだが、今作ではこれが解消され、ショップで購入可能な回復アイテムの最大値がパスワードを経由せずともLまでに拡張した。 他にも、特定の試練ミッションをクリアする事によって、アイテムを割引で購入出来る様になる。 これに加えて、冷凍保存の効果としてミッションクリア時の賞金額が2倍になるという点が存在している事から、今作は所持金を気にする事なくアイテムの購入が出来る様になったのは良い。 MTTドライバの性能改善 下画面に表示されるMTTドライバは各項目が整理され、より使いやすい性能へと改善された。 前作では「トランシーバー」の項目を選ばなければオペレーターとの通信や怪獣アイコンのマーキング、フィールドサーチからの資源回収といった事が行えず、ワンテンポ行動が遅れていた点が解消され、マップ画面から直接こちらを選択できる様になったのは良い。 前作におけるフィールドサーチは資源回収の際に長い硬直が発生したり、特に低レベルの際には回収する度にトランシーバーを開く必要があったりと少し使いにくかったのだが、今作のフィールドサーチでは硬直が少なく瞬時に資源を回収でき、なおかつマップ画面から直接フィールドサーチが選択出来る様になった事から、前作からかなり使い勝手が良くなった。 MTTドライバのマーキング機能でマップ上に表示できる怪獣アイコンも残り体力に応じて緑→黄→赤と変化する様になった事によって怪獣の残り体力を把握しやすくなっている。 快適かつより明確になった研究内容 前作ではラボでの研究も作品の見所であったが、続編となる今作では様々な点でパワーアップしている。 「生物」のカテゴリにおける各怪獣の研究は怪獣1種類につき全ての個体を一括にまとめて研究する方式から、個体毎に研究する形式に細分化。 各研究項目では、研究の詳細を見られるようになったことによって、研究の達成に必要なサンプル素材や「生物」カテゴリでは必要な怪獣データポイントも表示される事から攻略の計画を立てやすくなっている。 「生物」カテゴリは研究の際に怪獣データポイントの蓄積のみで成功条件を満たす事が出来る様になったので、研究員のレベルさえ上げてしまえば素材アイテムを無駄に消費せず、かつ冷凍保存の強化も相まってサクサクと研究を進められるようになった。 また、途中加入する宇宙人研究員のメトロン星人は、前作では非常に複雑な条件を満たさないと仲間にならなかったのだが、今作では非常に簡単な条件で仲間に出来るようになった。 冷凍保存の強化・需要拡充 前作で怪獣を冷凍保存で撃破した場合は、データルームの素材項目は埋まるもののクリアボーナス素材が獲得できなくなる上、それ以外の報酬もあまり変化が無かった事から、結局1ランクの個体につきせいぜい1回程度できれば十分になっていた。 だが、今作で冷凍保存で怪獣を撃破すると、装備レベルの限界突破に必要なアイテムをボーナス素材として獲得出来る他、獲得賞金や怪獣データポイントも2倍獲得出来る様になったので、データ埋めの役割以外にも積極的に冷凍保存を使用できる仕様へと大幅に強化された。 前作の怪獣データポイントは変動要素が無かった事から、最大ランクの低い怪獣の個体に対してはただひたすら回数をこなさなければデータポイントを目当ての数値にする事が出来ず。「作業ゲー」と揶揄されていたのだが、今作で冷凍保存にデータポイントの獲得数が2倍になる効果が付加された上、怪獣が複数出現するミッションの追加も相まって、今作は全体的に怪獣データポイントを稼ぎやすくなり、作業感も大幅に軽減されている。 冷凍保存の際には獲得賞金が倍化する効果が付加された事によって、より効率的な金策を行えるようになったと言える。 加えて、今作ではマーキング機能の強化により怪獣の残り体力が分かりやすくなっている点も冷凍保存のやりやすさに貢献している。 パスワード要素の救済 前作では外部メディアで公開されたパスワードを入力することによって、ゲーム内で特定の要素がアンロックされる形式が採用されていたのだが、今作は一部のみだがパスワードの入力を必要とせずに、ゲーム内で特定の手順でパスワード要素をアンロック出来る様になった。 パスワード限定怪獣の多くが「試練」ミッションを介して挑戦できる様になったのだが、特に大きいのがデータルーム関連。 前作のデータルームはパスワードを入力する事により出現する特定のミッションをクリアしない限り、全要素が解禁されない仕様になっていたのだが、今作ではパスワード入力無しでデータルームの全ての項目を埋められるようになった。 怪獣の弱点・耐性が分かりやすくなった。 前作における大型怪獣に弱点属性を当てた際の攻撃エフェクトは通常と変化せず、弱点を用いた怪獣戦では時間が経たないうちにいつの間にか怪獣が倒れていた…という事が起こりがちだったのだが、今作では怪獣の弱点となる部位を攻撃すると、通常より大きなヒットエフェクトが発生する様になった事により弱点部位が明確になった。それにより、怪獣と戦う際にどの部位を狙えば良いのか視覚的に分かりやすくなった。 弱点属性で怪獣を攻撃した場合は、攻撃のヒット時に怪獣の体が赤く変色するようになった。 また、弱点属性での攻撃を続けると、怪獣の全身が青いエフェクトに包まれると共に怪獣の攻撃力が減少する演出が発生。 一方で、怪獣が耐性を持っている属性攻撃を当て続けた場合は、赤いエフェクトの発生と共に怪獣の攻撃力が大幅に上昇する演出が発生する。「危険」と明確に分かるような演出になっていて、ミッションリタイアでの立て直しを促す仕様になっている。 これにより怪獣戦にて弱点を突いた攻略や耐性属性の研究も前作から格段に楽になったと言えよう。 かゆいところに手が届くようになったMA関連 前作におけるMAは通常タイプの成長過程が分からなかったりMAリンクの効果がゲーム内では不明だったりと発展途上のシステムという点が否めなかったのだが、今作ではそれら要素が改善された事によって、簡単に運用・活用させる事が出来る様になったと言える。 また、今作で追加されたEX系武器もMAのスロットを一つ犠牲にする必要があるのだが、アビリティ面の拡張を主として強力な効果を持った物が多い事から、続編物特有の蛇足なシステムと捉えられにくいのは良い。 更に強化されたやり込み要素 登場怪獣の増加やEX系武器の登場に伴い、獲得可能な称号も増加していることから集めがいがある。 武器及び防具の強化も今作で初登場したレアアイテムを用いる事によって、前作の限界の6レベルを超える10レベルまで強化が出来る様になった。 限界突破の際は相応の大金も使用する事になるのだが、限界突破後は装備が絶大な攻撃力・防御力を誇るようになる。 また、今作では新要素としてマルチプレー時に登場する高耐久の敵と戦う事になる「一人マルチプレー」が導入されているのだが、限界突破した能力の装備と相性が良く、マルチプレーの待機時間以外にも腕試しにもってこい。 その他評価点 前作のダッシュ移動はRトリガーを押し続けることで使用出来る関係で人差し指に負担が掛かりやすかったのだが、今作の標準仕様では十字キーを押すだけでダッシュ移動が出来るようになった事から、人差し指に負担が掛らなくなった。それにより、快適な操作を実現した。 賛否両論点 難易度の上昇 今作は前作を遊んだ人向けに開発されたタイトルという事なのか、前作と比較して難易度が高めに設定されている。 前作からミッションが増加したのもあり、状態系MAの開発やMTTドライバーのアップグレードのタイミングが遅めになったのも、難易度を高めている要因になっている。 実はそれら要素のシナリオ上の解放のタイミング自体は前作と同様なのだが、そこまでで発生するミッション量が非常に多くなっている結果、心証的に非常にきつくなったと感じやすい。 パワードバギーに搭乗して出撃するミッションも、バギーの耐久力がゼロになると強制的にミッション失敗になる仕様から、バギーを守らなければならない点も相まって難易度が高い。 ラルバの性格 今作のライバルポジションを担うペダン星人のラルバについて、物語序盤で初登場時点におけるの彼の態度については批判されやすい。 宇宙船のクルーに加入してからのペダン星人としてのプライドが高すぎるせいか、人間を見下した態度を取り続けていて、プレイヤーからも「嫌な奴」と批判されても仕方のないキャラになっている。 もっとも、彼は黒幕となる怪獣に騙されていた事から、最終的に地球人と打ち解け互いに協力関係を結ぶ事になるのだが。 新規BGMは少ない 今作は前作から多くの点が改善され、新規の怪獣も多く追加された反面、BGMに関しては今作で追加された物は非常に少ないのが残念に見られている。 特に前作で批判されていた戦闘BGMは、ラスボス戦の1曲のみの追加になっているため批判の対象になってしまった。 装備強化の悪化 POWEREDとなり装備の強化段階が増加し、それに伴い新たに『強化プラグX』が追加されたが、必要な素材がキングジョーの上位レア素材の『せいぎょユニット』が必須と、とても面倒臭い仕様になっている。 しかも、報酬テーブルで入手出来る上位ミッションは事実上、超絶強化された単独討伐の〈せいぎょふのう〉しかなく、残るミッションは完全ランダムかそもそも入手できない。 その手前の『強化プラグL』もキングジョーの下位レア素材の『ぶんりチップ』が必須な事情もあり、終盤からはひたすらキングジョー討伐をする羽目になる。 一応アイテムクリエイトで『せいぎょユニット』は作成できるが、成功率は25%(MAX補正ありでも55%)ととても低い上、素材が『ぶんりチップ』と『ザラブドライバー(にせウルトラマン並びにせメビウスの上位レア素材)』を用いるため、代替策になっていないのが実状。 普通にクリアするだけならば、上限値まで強化しなくても問題ないので、そこまで気にする必要がないのが救いか。 問題点 逃げやすくなった怪獣 今作における巨大怪獣はミッション開始してから少しダメージを与えた途端に別のエリアへ逃げてしまう場面が多く、戦闘のテンポが途切れやすい。 この点は砂の惑星のモシリスを舞台にしたミッションで顕著になりやすく、砂漠エリアが非常に広い上、特定エリアでは発生している流砂が一方行通行にしているため、全体的に遠回りを強要される事が多い。 これは前作で高台からの安全地帯での砲撃や、遭遇後怪獣の足元に陣取って速攻でダメージを与える戦術への対策として設定したと思われるのだが、怪獣のアルゴリズムが変更されてしまうとこれらがやりにくくなってしまった。 また、マーキングのレベルが低いうちはマップに表示される怪獣のアイコンもすぐに消えてしまう上、リロード時間を置く必要がある。 ハカセの研究メニューについて 前作のハカセの研究メニューはラボの端末を調べる事によって選択が可能になっていた関係で、新規発生分についてはすぐに分かるようになっていたのだが、今作におけるハカセの研究メニューはハカセとの会話によって行える方式になった。 仕様変更によって、ゲームの進行に関わる物に関しては宇宙船マップの「!」マークの存在で分かりやすくなった。反面、それ以外の物に関してはマップの情報で表示されず、結果的に新規項目の追加が分かりづらくなってしまった。 新規怪獣のうち異常に強いソリチュラ 今作で追加された怪獣の一体として登場したソリチュラは理不尽な実力の強敵である事から、今作攻略における壁の一体になりやすい。 ソリチュラは植物怪獣なのでその場から動かないのだが、その分多彩な状態異常やプレイヤー体力吸収、地面に触手を伸ばしての体力回復といったトリッキーな要素の多さでプレイヤーを苦しめる。これだけでもかなりの強豪なのだが、今作で追加された惑星ピリカで近距離武器で戦闘を行う場合は、ぬかるみで移動速度が大幅に減少してしまう沼地の存在で多彩な攻撃を避け難くなってしまい、結果的に今作随一の鬼畜ミッションと化してしまう。 通常個体でさえも強敵なのだが、亜種個体である「ソリチュラ(ゾンビ)」はそれ以上に理不尽な怪獣である。 奴は怪獣墓場の重力効果が発動するエリアにも出没する。それだけでも状態異常への対応アイテムやMAスロットが埋まってしまうのだが、自身の通常攻撃にも毒効果が付加されている上、胞子攻撃も通常個体の麻痺に加えて新たに4種の状態異常(毒、混乱、攻撃力DOWN、防御力DOWN)まで付加されている。端的に「状態異常よくばりセット」そのものの攻撃へと変化しているため「どの状態異常に対応したMAを装備するか」をプレイヤーにゆだねられるボスへと変化している。 これらによって、ソリチュラ(ゾンビ)は今作のストーリー攻略における高い壁になっている。ストーリー後半に差し掛かった際に亜種個体に苦しめられたプレイヤーも多いのでは? 幸い、ソリチュラ系列の武器は全て毒属性かつ下位互換の物が大半、防具は日中でないと機能しないMA『光合成』といずれも強力とは評価し難い物が多いため、(よほどデザインに拘らない限り)戦う必要性が薄いのが救いか。 試練ミッションについて 今作で新たに追加された試練ミッションの一部には理不尽な難易度の物が存在する。以下一例。 「データこそすべて」 特定の研究者の言い争いが原因で発生する試練ミッション。このミッションは氷の惑星「コンル」を舞台とした複数怪獣ミッションなのだが、ミッション受注の際に常に電磁波の状態異常が発生している状態、つまり下画面のMTTドライバでマップを確認したり、マーキングで怪獣の位置を知る事が出来ない。マーキングで怪獣の初期位置を知る事が出来ない関係で、どの怪獣がどの位置にいるのか初見では完全に分からなくなってしまっている。ちなみに、複数怪獣ミッションは怪獣を1体倒した際に次に現れる怪獣の鳴き声がブラックアウトと共に再生される。このため、1体目の怪獣を倒したら少し楽になるのが救い。 「マッスルハンマー」 EX武器の一つを手に入れるために必要なミッション。 このミッションでは上述のタイラントとの戦いになるのだが、プレイヤーが装備する事になる防具「マッスルスーツ」の防御力がたったの10。これにブレイブハンマーの数値の100が加算された低防御力での進行を強制されるので分が悪く、対策なしかつ素の状態で挑むと鬼畜としか言いようが無い。幸いミッションにパワードバギーを持ち込む事が出来るので、簡単にクリアしたいのならバギーで戦えば良いのだが、EX武器のミッションはいずれも対応する武器にまつわる内容なので、バギーで戦う場合はミッションのコンセプトを無視する必要がある。 「むてきの用心棒」 研究員の一人のガッツ星人の挑戦を受ける形で発生するミッション。このミッションでは強化されたブラックキングと戦う事になるのだが、特筆すべきはブラックキングの異様な硬さで、ソロミッションを超えたマルチミッションに匹敵する体力を持つ。このため、何も事情を知らないプレイヤーがこの試練に挑戦した場合は、戦闘中に「怪獣アイコンの色が緑のままでまったく変化しない」と感じてしまうのはザラ。 隊員服系一強になってしまった防具のバランス 前作の防具間のバランスはそこまで悪くなかったのだが、今作は隊員系防具全般に付加されているMAリンク「エースへの道」の存在で防具系統のバランスが崩壊してしまっている。 というのも、このMAリンクは発動の際に101回ものミッション数をこなす必要があるのだが、発動させると防御力の数値が徐々に上昇していき、最終的には強化ギアの使用無しで、どの防具よりも固い防御力に強化されてしまう。しかも、効果値は隊員系防具の全般に引き継がれる仕様になっている事から、防具の作成は隊員系が優先されてしまう事が起こりやすい。今シリーズは怪獣の素材を使って装備を作るのが持ち味なのだが、一体どうしてこうなった? ちなみに今作で最初に装備している防具はウルトラ警備隊の隊員服であり、頑張れば初期装備でも中盤以降の相手に十分に渡り合える仕様になってしまっている。 また、ゲーム後半で受注可能な試練ミッション「ターゲットをねらえ」は最低攻撃力のハンドガンと最低クラスの防御力を持つ隊員服を装備した上で下~中ランクのゲスラ3体と続けて戦う内容。一見するとマゾい内容と思えるのだが、ミッション中でも「エースへの道」が発動していて、ミッションの登場が非常に遅い点も相まって、結果的に「低攻撃力+高防御力で高体力の怪獣と戦う」という内容の本来想定していたであろうコンセプトとは異なるミッションと化してしまっている。 新規MAについて 今作で新規追加されたMAは、武器の攻撃にまつわる「EX系」のみなので、新規追加された状態異常の「凍結」や惑星ピリカの沼地のぬかるみに対応した物が存在しない。 前者はバルタン星人やタイラントなど主に強敵怪獣が使用してくる物にもかかわらず、それに対応するMAが存在しないので、該当する攻撃を回避するしか対策が無いのは厳しい。 後者はMAの「かそくそうち」系で効果を緩和させられるのだが、戦闘の際に障壁になりやすい地形なので、地形効果を避けたい場合は近距離武器での戦いを断念せざるを得ず。バギーの搭乗や遠距離武器での戦闘を余儀なくされる事も。 パワードバギーによる弊害 パワードバギーの登場で、大型怪獣の特殊ドロップでバギーの強化パーツも出現するようになったが、バギーを使わない層からは「マラソンの効率を悪化させる妨害要素」と嫌われている。 公式では「バギーに搭乗すると強化パーツがドロップするようになる」とあるが、実際は完全にランダムでバギーに搭乗しなくてもドロップされるため、上記の否定的な意見が散見される。 前作から全く変化の無いデータルームのオブジェ 今作では集めた称号の数に応じてデータルームのオブジェが増加する、実績の様なやり込み要素が存在していたのだが、最大数が前作と変わっておらず。オブジェ収集がやり込みにおける通過点になりがち。 …だが、称号を一定数集めるとデータルームのオブジェが消滅してしまうバグも見られている。これが称号コンプリートのご褒美なのかは怪しい。 総評 「モンハンのパクリ」と言われながらも良質なゲーム性を誇っていた作品の続編となる今作は、未熟だった部分の多くでメスが入った事により、より完成された作品へと昇華する事になった。 3DS移行期にリリースされた作品という事もあってか今作でシリーズ展開が終了し、後のニュージェネ世代まで続かなかった点は残念だが、短命で終わった分、有終の美を飾る事が出来たのは十分良かったと言える。 余談 今作は2009年に稼働したアーケードゲーム『TANK!TANK!TANK!』とのコラボレーション企画が行われていた。 今作側はパスワードを入力すると出現するスペシャルミッションを通じて同作の雰囲気を楽しめるという物。クリアすると獲得可能な専用の素材を用いる事によって、コラボ先にちなんだ装備を作る事が可能になっている。 一方、『TANK!TANK!TANK!』側では期間限定で配信されていた特定モードを通じて今作の雰囲気を味わうという物で、ウルトラ戦士を模した戦車を操作しウルトラ怪獣とバトルする内容であった。 登場怪獣について 今作に登場するオリジナル怪獣『ガンモナイドン』はテレビ番組「よゐこの企画案」を経由してお笑いコンビのよゐこの濱口優氏がキャラデザを行った経緯がある。 もっとも、相方の有野も同期にDSにて自身がパーソナリティーを務めていたテレビ番組のゲーム版を発売しており、コンビで出演していた番組のゲーム版の存在も相まって、ニンテンドーDSは彼らが大活躍していたハードであったと言えなくもない。
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名称 価格 STR EP 属性 特性1 特性2 必要素材1 必要素材2 必要素材3 詳細 バトルライフル 300 180 M 石ころ×3 最初から所持