約 29,019 件
https://w.atwiki.jp/dorusute/pages/69.html
金星人★ヴィー プロフィール 本名 ヴィー・プルクラール・ポポラメール 通称 ヴィー 性別 男性 生年月日 不明 年齢 不明 出身地 イシュタール大陸マクスウェル山クレオパトラ中央特区 所属ユニット CHaCK-UP 担当カラー 黄■ 一人称 僕 お友達 星乃勇太 自己紹介 「電波受信!電波受信!金星人★ヴィーだよ!」 概要 CHaCK-UPのシャトルクルー。 舞台「CHaCK-UP―Episode.0―」「アンプラネット―ボクの名は―」では、掃除屋ヴィーを演じた。 人物 電波の送受信が出来る。 普段は金星語で話し、日本語は片言程度しか話さない(クルーがチャームへの通訳を行う)。 ミュージカル「CHaCK-UP―Episode.0―」の劇中では日本語で台詞を話している。この台詞は「金星人にとって超難易度言語」であり、クルーの協力を得てマスターした[3]。 日本語を書くのもあまり得意ではない(ひらがなが書ける程度[4])。チャームへ直筆のメッセージは全て絵で表現されている。 子供っぽい性格で、マルとよく喧嘩している。 カテコ等、人が真面目な話をしている間にじっとしていられず、近くの人間にちょっかいを出したりしている。 シャトルの自室にお菓子を置いているが、そのせいでマルに部屋を荒らされている。ドットのベットで寝ることが多い[1]。 きれい好きで整理整頓にうるさい[2]。 寝言が大きい[2]。 眠くなるとレイの近くに行く(レイの濃い顔立ちで目が覚めるため)[1]。 スリープモードに入ったミミタが眠っている部屋にぬいぐるみを置いている[2]。理由は不明。 関連項目 美野アカネ 脚注 1. 「E.T.L vol.6」MCより 2. 「CHaCK-CHeCK-CHaRM case001」MCより 3. 「CHaCK-UP―Episode.0―」パンフレットより 4. 公式ブログの記事「クルー会議、後編。」より [タグ]登場人物 登場人物(CHaCK-UP) 登場人物(メンカラ:黄) 登場人物(第三弾)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/43611.html
かねほししん【登録タグ 作か 作かな 作り手】 特徴 GUMIを使ったカバー師としてデビューしたボカロP 処女作は「タマシイ救出特攻隊」。 リンク twitter 曲 タマシイ救出特攻隊 クビ切り河童放浪記 CD まだCDが登録されていません 動画 オリジナル カバー曲 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yumarin/pages/140.html
オムネク・オネク スピリチュアル的な本ですが、嘘くさいと思うこともなくすらすら読めました。 私は、仏教とキリスト教を少しかじっているのですが、スピリチュアル的にも、 物理的にもおっしゃっていることに違和感はありませんでした。 私は、宗教は思想統制だと思っているのですが、この本は受け入れることができました。 金星人のオムネクさんがおっしゃるには、7つの次元がありまして(周波数が異なる)、 私たちが住んでいる物理的な世界というのは、もっともスピリチュアル的にレベルが低い層だそうです。 競争であったり、ネガティブな感情を持ち合わせているのが物理的な世界です。 自らのカルマを清算するために、私たちは何千回も輪廻転生するわけだそうです。 私たち地球人は、スピリチュアル的なレベルだけではなく、文明としてもかなり遅れているみたいです。 お金というものがよくないとも、オムネクさんはおっしゃっています。 また、地球にある宗教はすべて完ぺきではないともおっしゃていました。 太陽系には、私たちがまだ知らない星も含めて、12個惑星があるそうで、水星以外には人間がいるそうです。 文明が進んでいるところは、磁力を使ったりするのが一般的だそうで、 やはり、化石燃料を使っている地球はすごい汚れているそうです。 磁力を使っているなどは何回か他の本で読んだことがありますので、正しいと思われます。 エジソンと同時代に活躍されたニコラ・テスラは金星人だそうです。 彼の成された偉業が闇の勢力ににぎり潰されなかったら、文明は100年以上進んでいると、 ベンジャミンフルフォードさんも”闇の支配者に握り潰された世界を救う技術”の中でも書かれています。 この本には、私たちがまだまだわかっていないことがたくさん書かれていますが、 自らのカルマを少しでも清算していって、暮らしやすい地球というものを作っていかなくてはと思いました。 スピリチュアル的なのが全然ダメな人でも、読めば絶対幸せな気分になれる本です。 2010.2.13 ★★★★★ 購入する
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/434.html
友「ちくしょー! 中間テスト、見事に数学で赤点をとってしまったッ 嗚呼ッくやしいッ!」 ?「なぜ悲しみに暮れる? 留年すれば学園に留まり、就職しなくともいいのだぞ?」 友「そんなのはいやだ! ・・・・・・っていうか、誰だ!?」 火星人「わたしか? わたしは火星人甘噛シオン。単刀直入に言おうか。エビが欲しい」 友「要は物貰いっすか。帰ってくれ。俺は猛勉強に打ち込むところなんだ」 火星人「勉強? お、そうだ。頭の活動を促進させる薬があるが・・・どうだ?」 友「すごく・・・欲しいです」 火星人「エビと交換だ」 友「お安い御用よ」 火星人「うむ、確かにエビは受け取った。で、これが例の薬だ」 友「おぉ、いい香りだ。まるでコンソメスープのようだぜ。味もしっかりとしている」 火星人「・・・コンソメスープだが?」 友「は?」 ( ドーピングコンソメスープ ) 火星人「正式名称、脳内麻薬物質増幅作用コンソメスープ。頭の活動が促進されると言ったが・・・すまない、あれはウソだった」 友「フゥ~フゥ~クワッ」 っと、その瞬間! コンソメスープで自我を失った友の拳が襲い掛かる! ゴシカァン! 友「どうだぁ・・・俺の復讐の味はぁ・・・」 火星人「ふむ、配合を間違えたか。まぁいい、次の試作が完成させ、またこいつで試せば・・・」 友「げ・・・・・・・外道がァーッ!!」 火星人「ふん、人以下に成り下がった獣がわたしに喧嘩を売るというのか」 丸太のような太さの腕から高速でパンチが繰り出される。 が、友が本気で殴った床に、彼女はいない。かわりに友の背後に彼女はいた。 火星人「魚偏にブルーと書いて?」 友「鯖ー!! ハッ!?」 刹那、友の体が吹っ飛ぶ。火星人のギターに頭部を思いっきり殴られたためだ。 ガイイイイイィィンというけたたましい音が、少々遅れるように轟く。 火星人「残念だ。魚へんにブルーは字は俗字である」 友「フッ・・・波紋入りの薔薇は痛かろ・・・う・・・」 火星人「DCS(ドーピングコンソメスープ)の副作用、幻覚を見ているのか。これは改良が必要だな」 火星人は冷蔵庫の中のエビをかっぱらい、ついでに生卵に針で穴を開けてから、帰っていった。 「また来るから伊勢海老を用意しておけ」というメモを残して。 友「今日も元気に勉強勉強ー」 男「機嫌いいな。何かあった?」 友「いやねぇ、昨日以来頭が冴えてしょうがないのッ! ああ。世界は俺を中心に公転しているッ」 男「・・・ドラッグに手を出したんじゃないだろうな」 友「さて、昼飯だ。誰と食べようか、と・・・」 ガララッ 火星人「ここにいたか。ちょっとこっちに来い」 友「げえっ! なんでお前が学校に!?」 火星人「わたしがここの生徒でもあるからだ」 友「なんたるちゃー」 火星人「屋上からエビの匂いがするのだ」 友「どうするんだ?」 火星人「快く譲ってもらう」 友「だったらお前1人でやれよ」 火星人「わたしが出て行って、半殺しにでもして奪うのはたやすい。が、わたしはこの学校では普通に暮らしたい。 そこで、お前が乞食のようにねだって来い」 友「は!? お前の思い通りになんかなるか―――」 瞬間、火星人のハイキックが友の横顔を蹴り飛ばす。体勢が崩れたところを狙い、ダメ押しの右ストレートを、 友の腹にお見舞いした。 友「ぬふぅ!」 火星人「さぁ、屋上には3人ほどいるが、全員エビ類のオカズを入れているようだ。せめて1つずつぐらい貰って来い」 友は思った。「ああ、逆らったら死ぬ。でも殴られるのも悔しいけど感じちゃうッ」、と。 友「あの・・・ですね。すいませんッ! そのエビを哀れなわたくしめにお恵みくださいッ」 優「お弁当忘れたのー? 半分分けてあげるよー」 友「あああありがとう! おっ、銀もくれるのか!?」 銀「・・・可哀想なだけ」 友「こんなに上手くいくとはおもわなんだ。さて、あいつに・・・」 帰ろうと思った矢先、ガガガガ、と何かが断続的に発射される音がする。銃声だ。それに続いて、壁が破壊されるような轟音。 友「な、何やってんだ火星人!?」 火星人「わたしに対して発砲してきた命知らずがいた。一発でしとめようと思ったが逃げられたようだな。 ところで、“火星人”と呼ぶのは種族名のため、よろしくないな」 友「じゃあ、なんて呼べばいいんだ?」 火星人「某魔人探偵も名前で呼ばれているだろう」 友「ん、じゃあシオン、でいいのか」 火星人「うむ」 この時の俺は忘れていた。せっかく恵んでもらったエビをその場で食してしまったことを。 この後、原型がなくなるまで殴られたのは言うまでも無い。 友「なぁ、見せよがしに伊勢海老をオカズにエビピラフ喰うのやめてくれよ」 火星人「悪いか? 広島では牡蠣をおかずに牡蠣を、大阪ではたこ焼きをおかずにお好み焼きを食べると・・・」 友「ねーよ! 何なんだよその特産品と特産品な組み合わせは!」 ついさっきこの家に来てから、ずっとこの調子だ。帰れといっても帰らないし、勉強さえも教えてくれない。 友「あ、そういえばお前別の場所に住んでるんじゃないのか?」 火星人「住んでいるが、そこの同居人に“ぐうたらせずに働け糞ニート”と言われたのでここにいる」 友「理解不能です」 火星人「つまり、働いてるという名目の上で、食べ歩きを楽しんでいるのだ」 友「ニートに就ける仕事が無いというのはまさにこれだ」 あくまで我が道を突き進む火星人。そんな火星人の言いようになっている友。 そういえばなぜ肩書きが「探偵」となっているのか。それだけは謎である。 火星人「今から友人の所へ赴き、情報を買いに行く。付いて来い」 友「友達っすか」 ああ、こんな破人格者でも友達は出来るんだ、と友は本心から思った。 火星人「ここだな」 友「薄暗い駐車場・・・。情報売買にはおあつらえ向きだな」 火星人「あー、確かこのテレビからだったか・・・」 火星人は、不法投棄のように捨てられていたテレビを両手で抱え、こちらへ持ってきた。 友「このテレビが一体?」 火星人「気になるなら見ていろ。・・・出てくるぞ」 そういわれたので友は2つの目をパチクリさせ、点きもしないはずのテレビに視線をやった。 するとあろうことか、プチ、とテレビが点く様な音がどこかでした。電源からの電気供給など無いはずだ。 友「うおっ!? ひ、人か!」 そう、人だ。人と思われる手が湖面から手を出すように、そしてそこから這い出るように。 ・・・その人は途中でつまったのか、手をばたばたさせ、救助を求めるしぐさを見せる。そこは流石友人、といったところか。 火星人が触手で力任せに引っ張っていた。 ?「きゃ~! 切れる、切れるー」 と、確かにテレビから出ようとしている人が喋った。声が高く、なおかつか細い声だ。無論、女性であろう。 次の瞬間にはブチリ、ともバキッ、とも似つかない音がした。友が何事か、と確認すると、テレビの前には女性の上半身。 テレビの画面からはその人のものだと思われる腰が、ちょっぴりだけ覗かせていた。 ?「あー、やっと抜け出せましたー。わたしとしては、もうちょっと優しくしてほしいです」 火星人「ああ、悪かったな。紹介しよう。わたしの友人で、星籍は金星」 友「いや、それより腰が分断された件について」 金星人「腰だけ機械になってて、脱着可能なんですね」 友「嗚呼もういやだ。普通の人間と接したい」 金星人「あ、情報の話なんですけど」 火星人「そうだったな。で、どうだ?」 金星人「この近くでエビの大量密輸がされるそうです」 友「なんでエビの大量密輸なんかを」 火星人「関税がかからないからだろう」 友「そうですか」 友は心底呆れた、といった感じだ。が、数秒後にはそれが恐怖の表情に塗り固められるのだが。 招かざる客の手によって。 ㍉子「動くな。両手を頭の上に置け」 友「え? ・・・㍉子じゃないか。どーしt」 ㍉子は、何も言わずただ友の後頭部に銃口を擦り付ける。おかげで友は黙りこくってしまった。 ㍉子「お前達のような変態どもに、わたし達の計画をつぶされるわけには行かない。 ・・・ここで消えてもらう」 ㍉子は友の後頭部に定めていた銃口を素早く金星人の後頭部に定めなおす。 パァン、と乾いた銃声。そして間髪をいれず、金星人の体が前のめりに倒れた。 いくら異星人でも流石に死は免れられないだろう。 金星人「あ~・・・見事に脳に風穴開けられちゃいましたねぇ」 ㍉子「な・・・何故死なない・・・?」 金星人「坊やだからです」 再び、コピーして張り付けたような銃声。「おうっ」という声とともに、再び金星人の脳天に穴が開く。 金星人「これで2つめですぅー。うふふっふふ・・・」 ㍉子「くそっ! こいつも化け物か・・・!!」 友「ああ、なるほど。“ボケキャラ=不死身”ということだな」 友がそんなことを言い出し、ケタケタ笑い出す異星人2人。そんな光景を目の当たりにした㍉子は、正気の沙汰とは 思えない行動に出る。 友「ちょ、㍉子・・・駐車場で銃撃戦をおっぱじめる気か!?」 ㍉子「黙れ! 危険因子は取り除く! 死にたくなかったら引っ込んでいろ!」 そう叫んでから、手に持っていた機関銃を異星人2人組みに照準を定める。そして、発砲。 先ほどの単発の銃声が、今度は連続して吐き出される。 金星人「いたっ! いたたたたっ!!」 哀れ、反撃に出遅れた金星人は体全体に弾丸を食らっている。しかし傍から見れば銃で撃たれている反応とは思えない。 一方㍉子の背後に回りこんだ火星人は、後頭部を狙い、小さな拳を振り下ろした。 ゴキャッ、と頭蓋骨が砕けたんでは無いかと思わせる位の音がした。 火星人「安心しろ、峰打ちではない」 友「矛盾してるぞ!」 火星人「なに、かえって免疫がつく」 友「だからつかないって」 金星人「脈拍はあるから大丈夫ですよ。かなり微弱ですけどね!」 同時刻、密輸現場 F「・・・ぬ、軍事マニアがやられた」 男「マズイな・・・。やつら、まもなくここを嗅ぎ付けるぞ」 俺「用心棒として雇った㍉子がやられたんだ。俺らで太刀打ちできるのか?」 男「できなくてもするんだよ。このエビを定職屋の親父に届けて・・・」 F「ふむ、エビというのは生でもいけるものだな」 男「そぉい!」 俺「ていうか、俺ら密輸じゃなくて漁師さんに格安で売ってもらったのを運んでるだけなのにな」 男「だよな。なんであいつらは勝手に密輸と勘違いしているのか・・・」 火星人「では、密輸現場に向かうとしよう」 友「ていうかこの駐車場の上だったのか」 金星人「半額サービス今ならお得、といったところですね」 友「わけわからん」 3人は入ってきた道順を反対にたどり、駐車場の上へ出る。運命のいたずらか、3人の目の前には大量のエビを運んでいる 人間3人。 男「あ」 俺「なんという不運」 友「おまえらが主犯だったのか」 男「あ、てめー裏切ったな!」 友「俺だって好きでこっちにいるわけじゃないぞ」 俺「ならこっちサイドに戻ってこーい!」 友「悪い、そっち行ったら俺の命ないと思う」 火星人がポン、と友の方に手を乗せる。そこから殺気がウイルスのように侵入してくるような感覚を覚える。 火星人「では、密輸されるエビをこっちに渡してもらおう。そしてお前はこれを食べろ」 友「怪しいキノコだな・・・。これってベニテングダ・・・アッー!!」 友の抵抗もむなしく、火星人により卑猥なそれを口にねじりこまれる。すると・・・ 友「ベニテングダケうめええぇぇえぇー!!! アヒャキャへヒへキャホヒヒェヒェヒヒ!!」 男「え? ちょ・・・こっちに来るなァァァ」 ベニテングダケの麻薬効果により頭がパ~になった友は暴れだす。その最初の被害者、男は腹2発の拳を受け、 駄目押しにアッパーカットを食らい、失神した。 友「フゥ~フゥ~クワッ どうだぁ毒キノコの効力はぁ・・・」 俺「まずい、あの眼は人を殺す眼だ!」 F「流石にこれは手の打ちようが無い。が、人質をとれば形勢は逆転するッ! この概念!」 Fはそこら辺で腰を外して遊んでいた金星人の背後へ回りこみ、慣れた手つきで羽交い絞めにする。 F「ふははははは!!! ちっとでも動いたらこの女性の顔に原液カルピスを・・・・・・おぉ?」 なんと、金星人の腰が外れていたために、羽交い絞めをされた途端にバランスが崩れてしまった。 Fもそんなことが起きるのは想定の範囲外だったのか、バランスを保てずに後ろに倒れてしまう。 落ち行く過程で、何が起きたのか。仰向けで倒れるFの上に、金星人はうつぶせの状態になる。 そして彼の淫槍の硬化が始まる。 F「こっここここれが全て遠き理想郷か・・・! 我が一片に一生の悔いなし!!」 俺「なんという倒置法・・・。聞いただけで大して強調されて無いとわかってしまった。これは間違いなく死亡フラグ」 友「アアナマアリガトウウゥゥオオァァアアィヒヒヒ!!」 右手を掲げ、恍惚の表情を浮かべるF。その顔面にベニテングパワーを手に入れた友が渾身の一撃を振るった。 が、わずかに狙いが外れた拳はFの耳をかすり、地に叩きつけられた。吃驚したのだろう、Fは気絶した。 俺「く、狂ってる・・・!」 友「ベニテングダうっ・・・」 火星人「・・・臨界点突破か。せいぜいこのキノコではこれ程度の力しか引き出せないな」 友の頬をつねったりひっぱたいたりする火星人。その表情はどこか楽しそうだ。 が、そんなひと時はすぐに終わる。 マイケル「後ろがガラ空きデース!」 火星人「誰の後ろがガラ空きだって?」 マイケル「オゥ、後ろをとられていたのはわたしデーシタ・・・」 瞬間、ゴシャッ、と中身の無い頭を殴りつける音がする。が、マイケルは倒れない。 俺「いいところに来てくれた! そこで時間を稼いでおいてくれ! じゃあな!!」 マイケル「ちょ、ひどいデース」 火星人「ユウコ(金星人)、あいつを追え。わたしはコイツを粉微塵になるまで殺す」 金星人「把握です」 俺「うおああああ!! 追いつかれてたまるかぁ!! って、遅っ!」 金星人「ちょ・・・腰が外れちゃいますー」」 金星人の宣言どおり、腰がガチャ、という音とともにはずれ、上半身が下半身の前方へ落ちていく。 そして落ちた上半身の上を、金星人の下半身が踏み進もうとするが、やはり眼が無いから上手く走れないのか。 転がっている上半身に足を引っ掛け、これまた前のめりに倒れた。 金星人「うー・・・動けないです・・・」 困っている人を見捨てられない正確なのか、俺はカオスな状態で倒れている金星人のもとへ駆け寄っていく。 俺「・・・大丈夫k」 金星人「捕まえました」 俺「なっ、なにィィィィィィッ!!!」 金星人「さて、シオンちゃんとこに戻r・・・あれ?」 俺「えーと、その状態では自分で動くこともままならいんじゃ・・・」 金星人「盲点でした」 俺「・・・なんだ・・・・・・エクレアでも食べる?」 金星人「あ、ありがとうございます」 マイケル「HAHAHAHA! ガードが遅れてマース!」 火星人「口を聞いてて勝てると思ってるのか!?」 火星人の振り下ろしたギターがマイケルの頭部を砕く。が、まったくと言っていいほど手ごたえが感じられない。 火星人「ちっ、再生が早すぎる・・・」 マイケル「愚痴ってて勝てると思ってるんデスカー? アメリカ本場のメリケンサックを食らえデース」 マイケルの放った右ストレートが火星人のみぞおちにクリーンヒットする。ブチブチと肉が裂ける音がし、 ワイヤーアクションの如く宙に放り出された。火星人が飛んでいく先にはとある喫茶店。 俺「エクレアとお茶って正直合わないなぁ」 金星人「そーですねぇ」 俺「本来の目的忘れてる気がするけど。まぁいいか」 金星人「あの、立ち話でもなんですし、喫茶店に入りません?」 俺「あ、そうしよう。いい喫茶店知ってるんだ。エクレールって言うんだけど」 金星人「・・・それってここじゃないですか?」 俺「うお、本当だ」 俺がドアノブに手をかけようとした時だった。空から飛来したそれは、喫茶店の屋根に突っ込み、店内を散らかしてゆく。 金星人「あー、隕石かと思ったらシオンちゃんですか」 火星人「・・・あのアメリカ人は危険すぎる。地球人の域を通り越しているぞ」 俺「不死身だし」 火星人「ユウコ、地球破壊爆弾があっただろう。出してくれ」 金星人「わたしはD○RAEM○Nですか。ていうか勝手に地球壊しちゃいけませんよ」 火星人「そうか」 金星人が火星人の傷を、ふざけてガムテープで止血しようとし、殴られる。 そんな最中、ついに獣が覚醒する。 看板娘「・・・・・・」 『』=看板文字 カツカツ、と足音がする。その足音の主は手に看板を持ち、火星人一同を凝視している。 どうみても敵視しています。ありがとうございました。 金星人「あ、アイスコーヒーお願いします」 俺「じゃあ俺はエクレア」 火星人「シュリンプアイス」 敵視していることを知った上で注文をしているのかは定かではない。 が、看板娘のいかりのボルテージがあがっていくのは確かである。 看板娘『自分が何をしたかわかります?』 俺「注文しただけだよな」 火星人「他にわたし達が何をしたというんだ」 看板娘『ヒント:屋根』 火星人「そういえば何か落ちてきたような穴があるな。店のデザインか?」 看板娘「・・・・・・」カキカキ 火星人「“あなたが壊したんです”、だと? ああ、そういやそうだった気がする。 が、原因はわたしではない。不死身のアメリカ人だ」 看板娘『言い訳ですか? 訴えますよ』 火星人『異星人は治外法権だ』 俺「なんで火星人まで筆談するんだよ。つーか言い訳が最低だな」 金星人「なんででしょーねー」 数分後 看板娘「・・・!!」ガリッガリッ 火星人「!・・・・・・」ガリガリガリッ 友「筆談であそこまで熱くなれるもんなんだな」 俺「おぉ、生きていたのか」 友「ああ。記憶があやふやだけどな」 ・・・さらに数十分後 看板娘『シュリンプアイス? 随分と物好きなんですね』 火星人『シュリンプアイス、エビフライのトッピングはおすすめする』 看板娘『一般受けしないメニューですね』 友「さりげなく仲良くなってやがる」 看板娘『ありがとうございました』 俺「また来るからなー」 友「あれ、屋根の問題についてはどうなった?」 火星人「修理費を払って謝罪しておいた」 友「ふーん。金あったんだな」 火星人「お前の財布から多少拝借した」 友「まさに外道」 俺「おい、なんかあそこで職務質問されている人がいるぞ」 友「本当だ。警察官で隠れて、質問されてる人は見えないな」 警官「なんで上半身裸なんですか?」 マイケル「破けたんデスヨ」 警官2「じゃあこのメリケンサックは何ですか? 血が付いてますよ。喧嘩ですか」 マイケル「ちょっとした事情があるんデース・・・」 警官「事情が有るにせよ無いにせよ、喧嘩ですね。ちょっと交番で詳しく話を聞かせてもらいましょう」 マイケル「Noooooo!」 俺「あ、俺の家こっちだから。じゃーな、ご両人」 友「え、お前の帰り道はもうちょっと向こう・・・・・・行ってしまわれた」 火星人「これで2人きりになったわけだが」 友「それがどうしたよ。何かたくらんでるんじゃなかろうな」 火星人「特にそういったモノはないが・・・。ああ、いいことを思いついた」 何を思いついたんだろう、火星人は友の髪の毛をわしづかみにし、自分の顔へ無理やり持っていく。 ズギュウウゥゥン。 金星人「や やったッ!」 この状況を傍から見れば本当にキスしているように見えるのだろう。髪を掴んでいる手を気にしなければ。 ・・・友には十分ぐらい時が経ったように感じられたが、実際10秒程度で2人の唇は離れた。 火星人「今、お前は無理やりキスをした。故に、ここに責任問題が発生する」 友「ちょ、俺は被害者なんだが」 火星人「ふむ、お前は口答えはあまりしない畑の住人だと思っていたが・・・。わかってくれるな?」 ポン、と血が通っているのかわからないほど冷たい手が友の肩に乗せられる。そこから憎悪が流れ込んでくるようだった。 友(・・・デジャヴ・・・) 結局、シュリンプアイスを奢らされてしまった俺は、よろよろと家にたどり着いた。 シュリンプアイスは意外と高価なものだった、が、あの唇の感触はまんざらでもなかったのでお相子としよう。 友「さて、勉強でもするか・・・」 俺が勉強机ついたとき、とある紙切れが目に付いた。 そこには几帳面な字で、“飽きた”と書いてあった。恐らく火星人の伝言であると思われる。 友「なんだよ・・・冷蔵庫のエビ、無駄になっちまったよ」 次の日から、一度コースの無いところを通り、またコースに戻っていくピタゴラ装置のビーダマのように、 俺の毎日はいつもの日常へと回帰した。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/10974.html
「低予算映画の王者」「B級映画の帝王」の異名を持つロジャー・コーマン氏が監督した、 1956年制作のSFアメリカ映画『金星人地球を征服』(原題:It Conquered the World)に登場する地球外生命体。 日本では長らく劇場未公開でテレビ放映のみであったが、「怪獣図解」で名高い大伴昌司氏が少年誌の記事等で「金星ガニ」として紹介し、 日本人にはこの呼称が定着しているため本項目でもそれに準じて記載する。 なお、映画本編では特に名前は無く、呼ばれる場合は「金星人」とか「クリーチャー」であるが、スタッフからは「Beulah(ビューラ)」と呼ばれていたらしい。 一般名詞的な呼称しかないと呼びにくいので米国では俗称として、 「キュウリ(あるいはナマコ)の怪物(Cucumber Creature)」「アイスクリームコーン」などと呼ばれている。さもありなん。 でかい頭と両手のハサミが特徴の生命体。 デザインは『百万の眼を持つ刺客』のリトル・ハーキュリーズや『From Hell It Came』のTabongaなどを手掛けたポール・ブレイズデル氏が担当しており、 着ぐるみの内部にも彼自身が入ったらしい。 当初は当時の「大重力の惑星の生物は背が低くなる」という科学考証*1に基づき平たい形状の生物として造形されたが、 映画の怪物としては迫力に欠け、主演女優からも「本当にこれが地球を征服しに来たの?」と蹴り倒されたため、 コーマンの指示で上方向にパーツを継ぎ足した結果、このデザインになったという。 ハサミは人間を絞め殺せるほどの力があり、身体を覆う甲殻は至近距離でバズーカ砲を食らっても傷付かない強度を持つ。 ただし眼球だけは弱く、弱点となっている。 人類の現状を憂う天才科学者アンダーソン博士と偶然交信に成功し、地球を改善しようとする博士を騙して移住・侵略を企てていた。 地球に飛来した斥候員は超能力で地上の機械文明を麻痺させ、地球人の精神を遠隔操作できるコウモリ状の装置を各国の要人に放つ。 しかし、アンダーソンの友人のネルソン博士が洗脳された妻ジョーンを止むを得ず射殺する出来事が起き (一度コウモリにコントロールされてしまうと、たとえ金星ガニを倒しても元の人格には戻らないため殺すしかない)、 さらにアンダーソンの妻クレアが身を呈して金星ガニの正体を明かし、そして惨殺されるに至ったことで、 人間性を回復して反旗を翻したアンダーソンにハサミで重傷を負わせながらも、眼にガスバーナーをブチ込まれて倒された。 まさしくB級映画のテンプレのような作品ではあるものの、 1966年には『金星怪人ゾンターの襲撃』(原題:Zontar, the Thing from Venus)としてリメイクされている(機界生命体とは無関係)。 こちらの金星人は三つ目のコウモリ怪人といったデザインに変更されているが、肝心の造形があまりにもショボく、 案の定旧作(と言うより金星ガニ)ファンからの評判は芳しくなかったようだ。 余談ながら、ネルソンを演じたピーター・グレイブス氏は、後年『スーパーフューリー』『スパイ大作戦』の主演として成功した役者である。 また、『メタルギア』シリーズでは、『MGS3』でFOXの医療担当でB級映画マニアのパラメディックが通信で同作を話題に出している。 MUGENにおける金星ガニ カーベィ氏の製作したキャラが公開中。 弾丸マックス氏提供のスプライトを用いて作られており、ファイル名は「Beulah」。 「とびかかり」や「体当たり」などの技を持つ近接戦向けの性能だが、コウモリを2体まで召喚する遠距離攻撃も持つ。 超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「突撃」「大群コウモリ」、ガード不能技「洗脳光線」の3つ。 AIもデフォルトで搭載されている。 出場大会 「[大会] [金星ガニ]」をタグに含むページは1つもありません。 *1 実際の金星の重力は0.91Gで地球と大差は無い。というよりむしろ弱い。 なお、太陽系の惑星・衛星で表面重力は大方の予想通り木星の2.53Gトップなのだが、次でいきなり海王星の1.14Gまで落ち、 3位の土星は地球とほぼ同じ1.09G、地球は4番目で当然1G、天王星に至っては0.89Gと金星よりも弱い。 後年の「キングギドラが金星を1夜(地球時間120日)で滅ぼした」という設定然り、当時の一般人の天文知識の具合が窺える話と言えよう。 なお、木星や土星の重力が低く感じられるかもしれないが、これは所謂ガスジャイアント(巨大気体惑星)故に見た目より軽いからである。
https://w.atwiki.jp/hijinrui/pages/505.html
【作品名】金星人地球を征服 【ジャンル】映画 【名前】金星ガニ 【属性】金星に生えている知性を持った茸 【大きさ】3mほど 【攻撃力】両腕のハサミで人間ぐらいなら簡単に殺せる 成人男性に急所の目を焼かれても死力を尽くして相手の首を絞め互いに死んだ 【防御力】軍隊のライフルやバズーカ砲の一斉砲撃でダメージ無し 両目が急所になっていて、ガスバーナーで焼かれただけで死んだ 【素早さ】動きは人間より遅い 【特殊能力】人間を操る機械を作るなど知能は高い 【短所】地球征服には程遠い成果しか出せなかっ 参戦:vol.1 833 836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/24(木) 16 27 52 ID lQIu+Q9l 金星ガニ ○ペプシマン 何度もぶつかってくれば防御力の差で相手の方が自滅してくれる ○オーク鬼 ハサミでしつこく攻めて勝ち △ドンキーコングJr. 首を絞めようとしても抵抗される 分け △モグポン 小さくて速いので捕まえられない △ねこ 倒せない飲みこまれない △ボーパルバニー シャーマン戦車よりずっと頑丈だからいくら攻撃されても平気だが小さくて捕まえられない △わかめ王子 力があるので倒せない この上も攻撃力や素早さ不足で勝てず、ロッズに体温を下げられると負けるかもしれないので上には行けない ドンキーコングJr.=金星ガニ
https://w.atwiki.jp/jingai/pages/287.html
【作品名】金星人地球を征服 【ジャンル】映画 【名前】金星ガニ 【属性】金星に生えている知性を持った茸 【大きさ】3mほど 【攻撃力】両腕のハサミで人間ぐらいなら簡単に殺せる 成人男性に急所の目を焼かれても死力を尽くして相手の首を絞め互いに死んだ 【防御力】軍隊のライフルやバズーカ砲の一斉砲撃でダメージ無し 両目が急所になっていて、ガスバーナーで焼かれただけで死んだ 【素早さ】動きは人間より遅い 【特殊能力】人間を操る機械を作るなど知能は高い 【短所】地球征服には程遠い成果しか出せなかっ 参戦:vol.1 833 836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/24(木) 16 27 52 ID lQIu+Q9l 金星ガニ ○ペプシマン 何度もぶつかってくれば防御力の差で相手の方が自滅してくれる ○オーク鬼 ハサミでしつこく攻めて勝ち △ドンキーコングJr. 首を絞めようとしても抵抗される 分け △モグポン 小さくて速いので捕まえられない △ねこ 倒せない飲みこまれない △ボーパルバニー シャーマン戦車よりずっと頑丈だからいくら攻撃されても平気だが小さくて捕まえられない △わかめ王子 力があるので倒せない この上も攻撃力や素早さ不足で勝てず、ロッズに体温を下げられると負けるかもしれないので上には行けない ドンキーコングJr.=金星ガニ
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/281.html
出身スレ 新ジャンル「俺の彼女は宇宙人」 物語 俺「うはー田舎は暗くて不気味まくりんぐ」 ?「おい、人間」 俺「は? ・・・ あ・・・ あなたは・・・タコですか?それとも火星人のコスプレとか?」 火星人「ぬぅ!数秒でわたしの正体を見破っただと!?」 俺(どうみてもタコです。ありがとうございました。) 火星人「まあ、それはいい。どうせお前にわたしを排除する手立てはないのだから。 それより地球観光をしたい。どこかいいところへ案内しろ。」 俺「ちょ、かってに触手で俺の右腕掴むな!つーか本物?」 火星人「わたしは最初からモノホンだ。ついでに言うと地球の生物学上、メスにあたる。」 俺「え、そんなの認めない、断固として認めないからな!」 火星人「認める、認めないかはお前の問題だ。さ、早くどこかへ案内しろ」 備考 火星からやってきた素敵なタコ、もとい火星人。 地球でいうメス。そしてエビが大好物。 自動防衛システム(触手)、変身能力を有す。 性格はクール分が大多数を占める。 火星人の姉、金星人の友人、冥王星人(ハーフ)の同居人がいる。 本名、シオン 参考記事 まとめ
https://w.atwiki.jp/dorusute/pages/77.html
美野アカネ プロフィール 名前 美野 アカネ(よしの あかね) 通称 ヨシノ、ヴィー 性別 男性 生年月日 1996年度生まれ 年齢 不明(2018年度で21~22歳) 血液型 不明 一人称 僕 お友達 星乃勇太 概要 SOJ学院OB(2014年度卒業)。 在学中(当時2年生)に選抜クラス(第8期生)に選ばれ、CHaCK-UPの「金星人★ヴィー」としてデビューした。 人物 2012年4月、SOJ学院に入学。 「金星人ヴィー・プルクラール・ポポラメール」を自称する電波系少年。 本人曰く、普通の人間に見える風貌は「地球活動用のスーツ」であり、背中にチャックが付いている。右頬には翻訳機が内蔵されており、調子が悪くなると日本語が喋れなくなったり、間違った言葉を使ったりする。 無表情でいることが多いが、突発的な喜怒哀楽の表現は激しい。また、周囲の人間が笑っているときに「ホー!ホー!」という奇声を発することがあるが、これが彼にとっての笑い声かどうかは不明。 他人の大声が苦手なようで、時折怯えた様子を見せる。 正体 本物の金星人である。何のために地球に来訪したかは不明。 電波を受信する能力により、宇宙から持ち込まれた物質(オーパーツ)を見分けることが出来る。 金星人の特技である記憶操作により、以下の記憶を消去している。 美波旅生留学に関する天宮王成の記憶 誘拐騒動に関する美波日音の記憶 2015年秋に行われたSOJ学院オープンキャンパスに関する関係者全員の記憶 関連項目 金星人★ヴィー 脚注 [タグ]登場人物 登場人物(第三弾) 登場人物(選抜クラス第8期生) 登場人物(選抜クラス)
https://w.atwiki.jp/new-genre/pages/60.html
俺「腹・・・へった・・・」 火星人「どうした。食材が底をついてまだ一週間だぞ」 俺「火星人は物を食べなくても生きていけるのかよ・・・」 火星人「月に一度、人工高栄養食品を食べてたら生きていける。」 ガタン 俺「もとはと言うとシオンが悪いのだ!」 火星人「なんだと?とんでもない責任転嫁だな」 俺「いいや、正論だね。俺は毎日バイトを頑張っているというのに、お前は部屋にずっといるだろう。 しかも一食に必要なエビは平均して57尾。金に換算すると1500円程度だ。」 火星人「なんだ、安いな」 俺「俺にしてみたらクソ高いんだぞ。そうだ、これを期に働け!そうだ、働けばいいんだよ!」 火星人「働く、といったらどうするんだ?」 俺「レジ打ったり、接客したり、物運んだりするんだ。水商売は金になるが素人にはお勧めできない。」 火星人「水商売とは水を売るのか?」 俺「今の日本でそれは無いな」 俺「シオンの特性を生かせるバイト・・・か。」 火星人「なあ、このアフィリエイトってどうなんだ」 俺「今がんばって考えてるから静かにしていてくれる?」 火星人「人がモノを聞いているというのに・・・ブツブツ」 俺「シオン・・・力に自信はあるか?」 火星人「ある。この人間の状態でも握力80kgはかたいな」 俺「わかった。いいか、この仕事は正当にもらえる給料をあてにするな。言葉使いと笑顔を持って接したら きっと現場のおじさんたちはお金をくれるぞ!」 火星人「ここか、工事現場は。」 火星人(あいつに“ドジッ子キャラ”というのを習ったのだが・・・本当にうまくいくのだろうか) おじさんA「おや、君がバイト君かい?」 火星人「はい」 おじさんB「かぁいいな~お持ち帰りしたいな~」 おじさんC「こいつが馬鹿ですいません!フヒヒヒヒ」 火星人「はぁ」 おじさんA「それじゃまず、瓦礫とか土を向こうのほうに運んでもらえるかな」 火星人「わかりました」 おじさんA「ちょ、瓦礫は投げちゃダメ!あの手押し車で運ぶんだよ!」 おじさんB「すげえ・・・150km/時はでてるぞ」 おじさんC「女の子にあるまじき豪腕だな。宇宙人が化けてたりしてな」 火星人(ばれた!?こいつらといい、あいつといい、何故こうも人間は敏感なんだ?) おじさんB「そりゃねえっぺ?少なくとも太陽系には宇宙人なんていねえよ」 火星人(太陽系の惑星にはその星に対応できる生物が息づいているというのに。 人間はのん気なのだな) 小一時間後 おじさんA「もうこんな時間か・・・。今日はここまでだな」 おじさんB「お疲れー」 おじさんC「乙華麗」 おじさんA「君もあがっていいよ。はい、これ今日の分の日給」 火星人「あ、どうも」 火星人(紙が4枚・・・これが紙幣か。 帰りにあいつに何か買ってやろうかな) 俺「あ、おかえり。バイトはどうだったよ」 火星人「あ~ばいとぉ?そんなものは伊勢海老になっちゃったぞ~」 俺「うは、酒臭い・・・。バイト代は本当に伊勢海老になってしまったのか・・・」 火星人「酒っていうのかぁ?火星人にとっては媚薬の効果があるらしーな・・・」 俺「おい、お前本当に酔ってるだろ。ていうか触手やめてくすぐったい」 火星人「もーわたしは止まらないぞ。朝までカーニバルだ・・・」 俺「触手はやめアッー!」 火星人「朝・・・か。」 俺「おう、朝だぜ」 火星人「なっ・・・なんでわたしの布団の中にいる!?」 俺「よく見ろ。この布団は俺のだ」 俺「まさか昨日の自分の行為を覚えていないのか?」 火星人「ああ・・・。バイトが終わり、帰りの途中の売店で・・・。 ・・・酒を試飲した気がする」 俺「試飲って・・・一杯だけか?」 火星人「ああ」 俺「酒は火星人に悪いものでも入ってるのか?」 火星人「アルコールは火星人にとって強力な媚薬だ。性欲を増幅させ、自我を崩壊させる。」 俺「魔法の薬だな」 火星人「・・・もしかして、何かやらかしてしまったか?」 俺「脳が覚えている限りのことをできるだけ鮮明にお話しようか?」 火星人「う・・・」 俺「・・・ま、全部を言うのも面倒くさいし、これは貸しということにしておく」 火星人「本当か・・・?」 俺「ああ。でもいつかは返してもらうからなー」 火星人「恩に着る・・・。ありがとう」 俺「水臭いなぁ、俺とお前の仲だろ?・・・手始めに脱げばいいと思うよ」 火星人「それは貸しを返す、という形でいいのか?」 俺「うんうん。さっさと脱ぐといいよ」 火星人「わかった。脱ぐから、それまで向こうを向いていてもらいたい」 俺「いいよいいよー。ついにそんな感情が芽生えたんだな」 火星人「・・・・・・・・・いいぞ」 俺「わーい、おっぱいおpp げえっタコ!?」 火星人「どうした?確かにわたしは脱いだぞ」 俺「ちょっ、触手くねらせながらこっちに来んn・・・アッー!!」 俺「ん?なんか今日はやけに背中の触手の動きがあわただしくないか?」 火星人「ああ、ちょうどこの時期は発情期のようでな。触手が性交相手を探している。」 俺「探すって・・・そんなに適当に選んでいいもんなのか?」 火星人「地球人とは違い、火星人は性交に快楽は求めない」 俺「ふーん。実に可哀想な話だな」 火星人「お前は性交自体をしたことがないだろう。俗に言う“童貞”だな。 チェリーボーイの方がいいか?」 俺「舐めくさりやがって・・・」 火星人「地球には火星人などいないし、すぐに触手の動きも止まるだろう・・・」 俺「そんなこと聞いちゃいない」 火星人「しかし、おかしいな。触手の動きが一向に止まりそうにな・・・あっ!」 俺「ちょ、おま、触手に俺を襲わせるよう命令したな!」 火星人「違うぞ。今、緊急停止信号を送信した。これで止まると思うのだが・・・」 ピーッピーッ 触手「sir!停止信号拒絶します!」 火星人「な!?」 俺「お、反抗期か?」 触手「sir!最近は火星人を弄れないから欲求不満であります!触手、最大の禁忌ですが、宿主を弄ってやるであります!」 俺「下克上とは・・・やるな」 火星人「おい、見てないで少しは手助けする気とかはないか?」 俺「は、なんでさ?俺はお前が俺にした陵辱プレイを忘れやしないぞ」 火星人「こういうときに使えない・・・。」 触手「ふはははは!人間状態のご主人様を弄るのもまた一興ぅぅぅ! Hey!そこのチェリーボーイ君も加わって仲良く輪姦しないか?」 俺「ここまで気さくだと多少引くな・・・。しかしそのお誘いは快くお受けしようじゃないか」 火星人「裏切ったな。このケダモノめ」 俺「もう遅いぞシオンめ!じわじわと嬲りつくしてやる」 火星人「いやっ―――」 俺「はっ!夢オチ!?」 火星人「どうした?今日は起きるのが早いんだな」 俺「うわあっ!!ごめんなさいごめんなさい!」 火星人「・・・?ついに気でも狂ったのか?」 火星人「なあ」 俺「ん」 火星人「エビが底をついたぞ」 俺「で?」 火星人「エビがないと、わたしは地球で生きていくことができない」 俺「嘘こけ」 火星人「嘘ではない。火星特有の大気に触れてないため、日増しにわたしの火星人としての能力が低下している。」 俺「ゼッタイ嘘だ」 火星人「だから嘘ではないといっているだろう。このままでは人間の皮がはがれ、火星人の姿に戻ってしまう」 俺「!! それは大変だ!早くブラックタイガーを仕入れに行くぞ!」 火星人「伊勢海老がいい。」 俺「・・・」 魚屋のおっちゃん「はい、伊勢海老1尾とブラックタイガー30尾!今日はパーティか何かでもやるのかい?」 俺「たはは・・・これ全部ある女が平らげるんです」 魚屋のおっちゃん「そ、そうなのか・・・?ずいぶんと食欲旺盛なんだな・・・」 火星人「入手したか」 俺「ああ、伊勢海老1尾とブラックタイガー30尾。」 火星人「伊勢海老が少ない」 俺「あのな、伊勢海老なんて高級食材、こんな魚屋にたくさんあってたまるかっての。自分で獲るかしてみろよ」 火星人「そうか!自給すればいいんだな!」 俺「え?」 ここはとある浜辺。 俺「マジで伊勢海老獲るつもりか、シオン?」 火星人「当たり前だ。これなら食費も浮いて一石二鳥だ」 俺「ところでなんでスクール水着?」 火星人「ん、お前のパソコンには水着とやらのデータがこれしかなかったんでな」 俺(ああ、普通に海に遊びに来てる人たちの視線が痛い) 火星人「さて、行くか」 俺「あの、シオンさん?」 火星人「なんだ?」 俺「何で俺の首に首輪があって、その先の紐をシオンが掴んでんの?」 火星人「手伝ってもらうに決まっているだろう」 俺「マジすか」 火星人「わたしはいつも大マジだ。いくぞ」 俺「あっー!!待て、待てってばああああああ」 ざっぶぅん 俺「亜qwせdrftgyふじこlp;」 火星人「ふむ。水というのは中々気持ちがいいものだ。」 俺「・・・」 火星人「それにしても中々伊勢海老はいないんだな」 俺「・・・」 火星人「・・・なんか飽きてきたな。いったん切り上げよう」 俺「・・・」 ざっぱぁん 火星人「・・・ここは・・・さっきの浜辺じゃないのか」 俺「・・・」 火星人「多少身体に疲労がたまったか。あの無人島でとりあえず休むとしよう」 俺「げほっ ごほんっ!」 火星人「やっと起きたな。人間は三分も息がもたないのか」 俺「焚き火・・・?それに、ここはどこなんだ?」 火星人「どこかの無人島」 俺「無人島?」 火星人「ああ。海から上がったらこの無人島があったから一旦休むことにした。」 俺「そうか・・・。不思議と恐怖は無いもんだな。シオンといるからかな」 火星人「そうなのか」 俺「そうなんだよ」 火星人「とりあえず、明日明るくなったらここを出発する。いいか?」 俺「異論なし、つーかできない。」 火星人「わかったら早めに寝たほうがいいぞ」 俺「あれ、飯は・・・」 火星人「エビなら数尾とれたのだが・・・全てわたしが食べてしまった」 俺「ああ・・・なんとなく予想はついた。」 俺「はらへった・・・今の俺には眠ることしかできないか・・・。」 火星人「寝れないのか」 俺「空腹ですぐには寝れそうにはないな」 火星人「目隠しなら貸すが?」 俺「いや、いいです」 火星人「それと、寝てるわたしを襲わないように」 俺「だったら変身解いてタコになっとけば?」 火星人「このままでいい」 俺「・・・?変なヤツだな」 火星人「まったく、地球人は鈍いんだな」 俺「何か言った?」 火星人「何も」 俺「ふぁ~っ、朝かぁ・・・」 火星人「なかなかに早く起きたな」 俺「そりゃ晩飯食わなかったら早めに起きちゃうよな」 火星人「すぐにこの島を出るぞ」 俺「は?もう少しゆっくり・・・」 火星人「それはいいが、その前に右に飛べ」 俺「え――」 ドガッ 俺「棍棒!?人間がいるのか!?」 火星人「森の中から飛んできたんだな。どうやらこの島にはわたし達とは別の生命体がいるようだ」 俺「え、でも無人島じゃないかったのかよ?」 火星人「島に到着した時はわたしの力が弱まってたから気づかなかったのかも知れない」 俺「べ・・・別の生命体ってなんなんだ!?」 火星人「島に住み着いている原住民か、まったく別のものか。どちらかはわからない」 俺「どうせなら人間のほうがいいよ。まだ話し合いで穏便に済むかもしれないしさ」 火星人「・・・そうはいきそうにない。森の方を見ろ。殺る気満々といったところだ」 俺「・・・!!」 火星人「わたしも無駄な殺生はしたくない。だからさっさと逃げるぞ」 俺「いい、言われなくてスタコラサッサで~い」 火星人「錯乱を起こすな。水の中は常に危険と隣り合わせなんだぞ」 俺「フヒヒヒヒ!すいません」 火星人「深度100までもぐって離脱するぞ。わたしの身体につかまれ」 俺「深度100って・・・俺つぶれないよな?」 火星人「1平方センチメートルに2kgくらい水圧がかかるから・・・運がよければ死なないだろう」 俺「なんで俺の扱いはこんなに・・・アッー!!」 火星人「もっとしっかり身体につかまれ、泳ぎにくい」 俺「gbgbgbbgbgbbbgbgg!(早すぎてうまくつかまれない!)」 火星人「空気の無駄遣いだぞ」 俺(こいつ・・・) 火星人「追っ手は来なさそうだな。この様子だと楽に逃げ切れるか・・・」 俺「・・・(瀕死)」 火星人「水の中で寝るとは、器用なものだ」 俺(いつか復讐してやるからな・・・) 火星人「お、岸が見えてきたようだ」 ざっぱーん 俺「うおおお、なつかしの酸素おおお!」 火星人「懐かしい、といってもたった数分だったのだが」 俺「それよりここはもとの浜辺だよな?な?」 火星人「そのようだ。ちらほら人もいるな」 俺「あぁ助かった・・・。正直人生終わったかと思った」 火星人「あの原住民が追いかけてこないといいのだが。」 俺「大丈夫だろ。多分」 火星人「そうだな。じゃあ、エビでも買って帰るとしようか」 俺「待て、金はないぞ」 火星人「盗ればいいだろう?」 俺「シオン・・・怖い娘!」 後日談。俺たちが地獄の島から帰った翌日。新聞で「浜辺で20人死傷 集団による犯行か!?」との記事が 見出しを飾った。 俺「なあシオン。港の風景見てて楽しいか?」 火星人「ああ。火星の軍港を思い出すな。」 俺「ホームシックっすかwwww」 火星人「そういうわけではない。ただ、昔のことを思い出しただけだ」 俺「昔って?」 火星人「初陣でアンドロメダ艦隊相手に暴れたりして死に掛けたこととか・・・」 俺「ういじん?」 火星人「・・・い、今のは忘れろ。忘れないならわたしが記憶を消すからな」 俺「はいはい^^」 俺「なあ、昨日の晩からソワソワしてるが、どうかしたのか?」 火星人「昨晩わたしの携帯端末に連絡が入った。やつが来るぞ」 俺「やつ?」 火星人「・・・金星人だ」 俺「まったくつながりが無いところからだな」 火星人「金星人はまずいぞ。地球人を捕食するからな」 俺「ふーん・・・え?」 火星人「吸血から、踊り食いまでさまざまな方法で人間を食う。金星人にとって地球人はまたとない栄養源だ。」 俺「・・・」 火星人「たまに神隠し、なんて事を聞くだろう。あれの30%は金星人が地球人をさらっていたりする。 金星人が地球を征服しに来たら1日で人類は滅びるぞ」 俺「で、でもなんでお前にとっても異星人がお前に連絡入れてるんだ?」 火星人「彼女はわたしが金星旅行に行った際にできた友達なんだ。最近は音沙汰なかったんだが・・・。お前をダシに 再開することになった」 火星人「・・・勘違いはしないでほしい。彼女は地球人に非常に好意的だ。地球人を捕食する、なんてことはしないと思う」 俺「ほんとかよ?」 火星人「約束しよう。ほら、日本風に“指きりげんまん”でもするか?」 俺「あー、いいわ。それで、そのお友達さんはいつくるんだ?」 火星人「あと1時間だ」 俺「速っ!」 火星人「仕方が無いだろう。昨日来た連絡の内容は“お久しぶり。今地球に向かってます”みたいな事だったし」 俺「うわ・・・自己中心的な人だな」 火星人「昔からあんなのだったからな・・・」 俺「昔から?」 火星人「いや、なんでもない・・・」 そして小一時間後 俺「来るぞ来るぞ・・・」 火星人「・・・」 俺「ところで、まともに玄関を開けて入ってきてくれるのかな」 火星人「それはない」 俺「そうか・・・」 火星人「来たか・・・」 ヴヴヴ・・・ 俺「なっ!俺のパソコンのディスプレイが・・・」 火星人「彼ら金星人は何かと演出したがるお茶目な人ばっかりなんだ。 ・・・そのかわり、そのディスプレイは壊れることになる」 俺「ちくしょー!訴えてやる!」 火星人「治外法権だ」 俺「ぐ・・・」 火星人「見ろ、出てきたぞ」 俺「えっ ・・・エ、エイリアン!?映画のエイリアン!?」 火星人「いや、あれは違うな。多分彼女のペットだろう」 俺「ペットかよ、ビックリするなあ。あ、今度は人間ぽいのが出てきたな。あれか?」 火星人「ああ、あれだな。」 金星人「どっこいしょ・・・あっ身体がはまった!?シオンちゃん助けてくれないかなあ?」 俺「おーシオンとは違ってロングヘアーの清楚な方だこと」 火星人「どうでもいいから手伝ってくれ」 俺「いっせーのーでっ!」 金星人「きゃあああああ身体が千切れますうううう!」 火星人「17インチだとかなりキツイか・・・」 俺「くそおおお、俺のディスプレイを壊してたまるかあああ!」 ブチッ 俺「あ」 火星人「あ」 金星人「あっ!・・・あーあ、腰が切れちゃった」 俺「え、ちょ、どうなってるの?胴体と下半身が千切れ・・・」 火星人「千切れればなんとか下半身も出せるだろう。」 金星人「あ、さすがシオンちゃんです」 俺(また厄介なのが増えた・・・) 金星人「はぁーようやく抜けた・・・」 火星人「ほら、下半身と上半身を接続するぞ」 俺「あ、あの・・・この人は一体?」 火星人「ごく一般的な金星人だ。ただ、腰辺りを手術して脱着可能にしただけだ」 俺「あ、なーる。」 金星人「いやあお騒がせすみませんです。わたくし、金星からやってきました、地球呼称ユウコと申します。 よろしくお願いします」 火星人「名前こそメスっぽいが実際はオスなんだ」 俺「嘘だろシオン!」 火星人「事実だ。金星人はかなり細かく光の屈折率を変えれる。だから今はこうして地球人のメスっぽく見えている だけだ。わたし達火星人は身体的能力がずば抜けているが、彼女ら金星人は科学力がずば抜けている。」 俺「萌え尽きた・・・」 金星人「大丈夫ですよぉ。わたし、地球人にはオス・メス両方に興味があるんです」 俺「触んな!」 金星人「きゃっ!」 俺「あ・・・ご、ごめん・・・」 火星人「まったく、ここまで本気にするとは思わなかった」 俺「・・・は?」 金星人「実は、わたしとシオンちゃんで計画してたドッキリ作戦なんですね。ちょっと嘘ついて地球人のデータを とってみようかなー・・・なんて」 火星人「やはりお前は単純だな」 俺「そ、それより、この金星人・・・ユウコさんは女の子なんだな!?」 火星人「そうだ。さっき突き飛ばしたとき、胸を押しただろう。感触はどうだった?」 俺「すごく・・・大きかったです・・・」 火星人「まったく、胸なんて重くて邪魔だろうに」 俺「俺はまな板でも大きくてもオッケーだ。むしろその中間がいい」 金星人「まな板ってなんですか?」 火星人「地球人が料理をするときに使う下敷きみたいなものだろう」 金星人「ああ~そうなんですか」 俺「あ・・まぁ・・その、うん」 俺「二人で会話を紡いでるところをすまないが」 俺「このユウコさんのペットと言われている奇妙な動物はどうすればいいんでしょうか」 金星人「放っておけばいいと思いますよ」 俺「何のために連れてきたんだよ・・・」 火星人「あと、それも地球人を捕食する可能性があるから近づかないほうがいいぞ」 俺「嘘だっ!つーかこいつ俺の脚を掴んで離れねええええ」 火星人「そうだ、エビでも食べるか?」 金星人「エビ・・・?」 俺「エビとは我が星の誇る海産物です」 金星人「おいしそうですね~お言葉に甘えていただきます」 火星人「わたしは伊勢海老がいいぞ」 俺「自分から切り出したのに俺に行かせるのかよ!」 火星人「む。それもそうだな。たまには自分で動くことにしよう。」 金星人「えーっと、シオンちゃんと同居してるんなら、彼女の正体は知ってるんですよね」 俺「え、まぁ・・・。タコだったり火星の艦隊蹴散らしたり・・・」 金星人「では、なぜ彼女が火星軍に追われてたか、その原因は?」 俺「いや、そのあたりは何も聞いていなくて・・・」 金星人「何なら、お教えしましょうか?」 そのころ 火星人「あいつめ、わたしがつまみ食いしないようにエビを隠したな・・・」 金星人「シオンちゃんが火星軍に追われてたのは、彼女の火星での地位が大きく関係してたんです」 金星人「この星の日本でいうと彼女は“征夷大将軍”みたいな地位に就いていたんですね」 俺(いつの時代の話・・・) 金星人「で、他の島宇宙の軍と戦争をしていた途中に逃亡したんです。シオンちゃん本人から聞いたんですけど。 ・・・部隊を率いる隊長が姿をくらましたら大変ですよね」 俺「それで、地球に一旦逃げて来た。っていうことですか」 金星人「厳密に言うと、シオンちゃんは姿をくらました後、金星に逃げ、わたしとたまたま出会った。 金星に数日滞在した後、彼女は地球に来たんです」 俺「しかしあいつが将軍か・・・わかるような、わからないような」 金星人「あの力ですから、火星の征服も難しくないと思います。だから火星軍はシオンちゃんを追うことをやめるかわり に、報復をやめるように求めたそうです」 俺「本当にとんでもないヤツなんですね」 金星人「でも根も実は女の子らしくていい娘なんですよ。これからも仲良くしてあげてください」 火星人「エビー・・・エビがない・・・」 火星人「冷蔵庫にも冷凍庫にも、チルド室にもエビが見当たらない・・・どこへ隠したんだ・・・?」 俺「おーい、シオンー」 火星人「おお、ちょうどいいところに・・・実はな、エビが見つから・・・」 俺「お前、火星軍時代に逃げたんだって?」 火星人「なんだ・・・あの娘から聞いたのか?」 俺「答えろよ」 火星人「確かに逃げた。血生臭い戦いからとにかく逃げたかった」 火星人「戦いと無縁のお前たちにはわからないだろう?死んだ異星人の憎悪、粉々に破壊された兵器の みすぼらしさが・・・!」 俺「・・・」 火星人「そこをどけ・・・もう寝る」 俺「・・・」 金星人「あれ?シオンちゃんはどうしました?」 俺「ちょっといろいろあってですね。・・・泣かしてしまったかもしれません」 金星人「あー。女の子を泣かすのは感心できませんね。仲直りのコツを教えてあげましょうか?」 俺「いいです。自分で仲直りします」 金星人「まあ、それが一番いい選択肢だと思いますよ」 金星人「さて、わたしもそろそろおいとまさせていただきます おいでーポチー」 ポチ「グルルルルル」 俺「そのエイリアン、ポチって言うんですか・・・。 ていうか帰るの早すぎやしませんか?」 金星人「あなたがシオンちゃんを怒らせるから悪いんですよー」 俺「ああ・・・すいません」 金星人「近々また来るかもしれないから、そのときまでには仲直りしておいてくださいね」 俺「はい」 金星人「では、さよならです」 俺「帰りも俺のディスプレイなんだな」 俺「問題は、ここからだな」 俺「よし、考えはまとまった。あとは実行に移すのみ・・・」 ドンドンッ 俺「シオン?入るぞー」 俺「シオン、さっきはごめ―― いない?」 火星人「ふふふ、探してる、探してる。」 俺「トイレにも、風呂場にもいないぞ。まさか家出か・・・!?」 俺「そうとわかったらウカウカしてられないな。すぐに探しに行かねば」 火星人「あいつがわたしを探して奔走している間に、エビを・・・どうやってでも 見つけ出してやる・・・!」 火星人「ぬ、近くからエビの反応を微弱に感じる。 ・・・まさかわたしは・・・!」 火星人「・・・やはり。冷蔵庫のチルド室に鏡を仕込んでエビを見えないようにしていたのか。 あいつにしてはよく考えたものだ」 そのころ。 俺「うああー!シオン!俺が悪かった!謝るから出てきてくれええええ」 ドカッ ヤクザ「いいいってぇな、おいコラ!」 俺「げっ、死亡フラグ!?」 ヤクザ「わしにぶつかるなんていい度胸じゃのう!指一本じゃ足らんぞコラァ!」 ヤクザ「おい、人目のつかない路地裏に連れてけ」 取り巻き「へい!」 火星人「つい勢いでエビ60尾を平らげてしまった・・・。またあいつに叱られるな。 まあ何とでもごまかせるからかまわないか。」 火星人「それにしてもどこまで行ったんだ?間が開くと仲直りしづらいな」 ピコーンピコーン 火星人「む!あいつに仕掛けておいたセンサーが・・・?」 ヤクザ「へへ・・・服を全て剥いでしまえ」 取り巻き「へい!」 俺「お、おい・・・何をするつもりだ?」 ヤクザ「男と男のタイマン肛門性交に決まっているじゃろうが」 取り巻き「親分、あっしも一緒に・・・」 ヤクザ「お前は向こうで見てろ」 取り巻き「へ、へい!すんません!」 俺「大変だな、あの人も・・・」 ヤクザ「これで邪魔はいなくなった・・・」 俺(ああ、なぜだろう。こんなときに恐怖感が無いなんて。) 俺(俺もなんだかんだでシオンを期待してるんだな。こんどこそ後ろの貞操が危ないって言うのに・・・) ヤクザ「フヒヒヒヒ、抵抗もしないとはな。あきらめたんか?」 ?「あきらめるのはお前の方だ。フラケンシュタインフェイス」 ヤクザ「だっ誰じゃあ!?わしの小学校時代のあだ名を呼ぶのは!?」 火星人「後ろだ」 ヤクザ「なっ!?」 ドムッ ヤクザ「ぬふぅ」 取り巻き「お・・・親分!」 火星人「脇役はお引取り願おう」 ズゴッ 取り巻き「お花畑が・・見え・・・る」 俺「・・・」 火星人「どうした?ヒロインが主人公を助けに来るのはよくある話なのだろう? ・・・目から体液が出てるぞ」 火星人「ほら、ハンカチーフだ。」 俺「ああ・・・ありがとう」 火星人「だらしないな。オスならもうすこしシャキっとしたらどうなんだ」 俺「ごめん」 火星人「だれも謝れとは言ってはいない」 俺「ごめん」 火星人「・・・とりあえず、部屋に戻るぞ。立てるか?」 俺「・・・ありがとうな」 火星人「別にお前の為じゃない。エビの為だ」 俺「わかってる」 火星人「ほら、早く帰るぞ」 火星人「本当にだらしないな・・・。あ、ほら、一番星(金星)が見えるぞ」 俺「涙で見えないや・・・」 火星人「そうか、今拭いてやるから・・・。どうだ、見えるか?」 俺「俺、近視だから見えないわ」 火星人「お前、生ゴミとして捨てるぞ」