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酒に酔って幻想入り 動画リンク コメント・レビュー 酒に酔って幻想入り 何人目の幻想入りか 作者 hoYto ひとこと 復活しましたが……動画じゃないのです。ブログにて 最初からやってるのです。http //hoyto.blog48.fc2.com/ 主人公 瀬矢 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらもご覧下さい。
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状況を確認する。現在、夜の11時くらいか。ここはゲストハウスの一室。 ちょいと時間を遡る。少し前、紗音ちゃんと譲治の兄貴が出て行った。 多分、まあ所謂逢引って奴。うらやましい……が、まずは捨て置く。 んで、その後。楼座叔母さんが真里亞を迎えに来た。 親族会議の方は一旦お開きになったらしい。だが、真里亞の方は遊び足りなかったようで。 ごねて、喚いて、泣いた泣いた。結果、楼座叔母さんが手を上げてしまった。 俺と朱志香が慌てて抑えたが、真里亞はそんな俺たちに構うことなく『うーうー』を止めてくれない。 仕方がないので、朱志香には真里亞を別の部屋に連れて行かせた。 なので、ここにいるのは俺・右代宮戦人と楼座叔母さんの二人だけ。 どうにも興奮していた彼女に、俺は酒を勧めた。……嘉音君が持ってきてくれたものだ。 朱志香に頼まれたと言っていた。彼には朱志香の方に行かせたので、やっぱり今は二人っきり。 とにかく泥酔させて寝かせちまおう、と量も考えず楼座叔母さんに酒を勧めて。 叔母さんも愚痴りながらかなりのハイペースで酒をあおっていた。 そんでしばらく何事もなく時間は進んだ。 「やだ、もう……」 ぐす、と鼻を啜り上げる。どうやら彼女は泣き上戸だったらしい。 「お、叔母さん、飲み過ぎだって」 まあ飲ませたのはこっちなのだが。 「そうよね。私なんておばさんよね……ヒスババアよね……ううっ」 「や、そーじゃねぇって!楼座叔母さんしっかりしろって!」 叔母だからそう呼ぶだけで、楼座叔母さんはまだまだ若いし、子持ちには見えない。 「またおばさんって言ったぁ……どうせおばさんだもん。おばさんのくせに色気もないもん……」 「だからちがうっつーに。お、えっと……ろ、楼座さんは美人だし、優しいぜ?」 名前を呼ぶのがどうにも気恥ずかしい。だが、楼座さんはまだ納得してくれなかったようだ。 「でも、胸ないもの……。戦人君だって言ってたじゃない、おっぱいだいすきーって」 確かに好きだ。つうか男は皆大好きだよチキショー。 けどちっさいのもでかいのも好きなんだよ!俺はどんなおっぱいでも愛せるぜ?なんつって……。 「あー、うー、あ、じ、実は俺巨乳より美乳派なんだ!だから楼座さんはばっちり射程範囲内、っつか」 ――何言ってんだ俺はぁぁあッ!? 思ったことをぼろぼろ口に出してしまう癖があるのは知っていた。 けど、でもさ、いくらなんでもそこは抑えとけよ俺ぇッ!! 「何で見たことないのに分かるのよぉ……」 酔っ払い独特の思考回路の賜物か、楼座さんは俺の変態発言を気にした風もなく、そんなことを言った。 「え、ええと、目測、とか?」 「じゃあ、ちゃんと、見て?」 ……はい? 「ちょ、ま」 「ほら。見てよ。しっかり見て……戦人君」 そう言われて、仕方なくまじまじと見つめてみる。 やはり、ボリューム感では朱志香や紗音ちゃんには一歩劣る。 が、お椀型のそれは手にぴったり収まりそうだなー、とかそれをぎゅっと握ったら楽しそうだなー、とか妄想のネタとしてはかなりのもんだと思う。さすがにコメントできないが。 ではどう誉めたら納得してもらえるか。 コメントに悩む俺に、楼座さんは更なる追撃をかまそうとしていた。 「ろ、楼座さんッ?何脱いでるんすか!」 衣擦れの音に視線を戻せば、楼座さんは着込んでいたコートを脱ぎ捨て、ブラウスに手を掛けていた。 「服の上からじゃよく分からないでしょ?」 「いやそんなちょい待ってくださいよ!」 「……や、やっぱり私魅力ないんだぁ……」 じわっと瞳を潤ませる楼座さん。全力で否定。大否定。そうするとご機嫌を直してくれたのか、彼女はこんな要求をしてきた。 「じゃあ戦人君が脱がして」 何がじゃあ、なのか俺には分かりません。 けどここで何か言えば、泣かれるかもしれない。 それに、だ。見たいか見たくないかで言えば、そりゃ見てぇよ男の子だもん。 「倫理的にいいのかこれ……」 彼女の服を脱がせていく。手が震えているのが分かる。 なにしろ同年代の女の子相手でも経験値が0に等しいのだ。 それが自分より色んなことに経験豊富(多分)なに加えて親戚相手に不埒なことをしようとしてるんだ。 理性がやめろやめろと耳元で叫びまくっている。 だけれども。 酔った彼女の火照った身体に、こっちまで熱くされてしまう錯覚に陥りそうだ。 や、捕まってるよなぁ。もう。 ブラウスを落とし、楼座さんらしい白い下着のホックを外す。 ――普段アレだけ乳が胸が、と言っておいて何だが、生でまるっと拝むのは初めてで。 やばい。とにかく感想はそこに尽きた。 多分さっきの数倍?穴が開くほどそこを凝視してしまっていた。 それでも目前の彼女は満足ではないらしい。 「触りたくならないの?」 「っへ、そ、そりゃ触りたいっすけど」 思わず素直に答えてしまう。 「わ、わっ」 「こう?ねぇ、どうしたいの?戦人君、教えて?」 自ら俺の手を取ると、露になった肌に重ね、揉ませていく。 柔らかい感触が、手に吸い付いて離れない。 気がつけば、誘導されていない右手も使って胸を揉んでいた。 「ふぅ……あ、力、強いのね、戦人君っ……あ、っん」 楼座さんの紡ぐ甘い言葉が、俺をどんどん加速させる。 指だけでなく、下半身も熱く滾っていく。 ズボンが苦しい。押さえつけられて、痛む。 楼座さんも気付いたらしい。 「戦人君、我慢しちゃだめよ」 めっ、と真里亞にするかのように叱ってくる。いやでもさぁ。 「気持ち良くしてあげるから……ね?」 母親のような優しい声だったが、やってることは女のそれだった。 ベルトを外して、ズボンを降ろして。下着も剥ぎ取られる。 本当なら抵抗してしかるべき状況だったが、先程の言葉に囚われた俺は何も出来ない。 ただ、されるがまま。 俺をベッドに寝かせると、彼女はその傍らに蹲って。 いきり立つキカン坊を、その小さな口に含んだ。 「ろ、楼座、さんっ!?」 「んむ、ちゅっ……ふふ、可愛い戦人君」 軽く口付けて、既に零れていた先走りを舌で掬い、全体に塗していく。 「ふ、んン……はぁ、ちゅうっ……」 ぴちゃぴちゃと、猫のようにざらついた舌が俺の下半身を弄び、誘う。 ご奉仕されているってだけでもたまんねぇ、ってのに。 相手が楼座さんだってことが、俺を更に興奮させた。 「おっきくなってきたわね。出したくなったら出していいからね……はむっ」 咥え直し、指で扱き、舌で嬲る。出していい、って言われたせいか、我慢が効かなくなっていく。 「っは……う、あ、ぁああ……!」 「んっ……んう、ゲホッ、かはっ……」 大量に溢れたそれは、楼座さんの口内で処理しきれず、飛び出して彼女を襲った。 「あ……ふあ……いっぱい……あつぅい……」 大部分が顔に。つまり、顔射状態。 ぼんやりとしながら、処理してくれる彼女を見ていた。 楼座さんは白く濁ったそれを丁寧に舐め、掬い。また口に含んで。 結局、出したもの殆どを嚥下してしまった。 ……嬉しい、と言うべきなんだろうか。どちらかと言えば。 「続き、しましょ……?」 そう。まだ足りない。もっと欲しい。全部、欲しい。 「だって、まだ欲しいでしょう?」 楼座さんの言葉に、思考は追いついていたが、声に出すには至らない。 焦れたのか、彼女はかろうじて腰に引っかかっていたスカートをたくし上げた。 「う、あ……」 「私も足りないの。分かった……?」 俺はただ、頷いて彼女の身体をベッドへ引きずり込んだ。 「はぁっ……戦人君の手、ごつごつしてて、気持ちいい……」 肩に添えた手を、ゆっくり下へ降ろしていく。 胸にキスをして、へそを撫でて、腰のラインに沿って秘密の花園へ。 既にしっとり濡れて、指を這わせるとやたらと馴染んだ。 「もっと触って……全部見てぇ……!あん、あ、そこ、いいのぉ!」 「ここですか……?」 いい、と言われて嬉しくなったので、そこを重点的に攻める。 甘ったるい蜜壷と化したそこに、指と舌で摩り、舐める。 ちょうどさっきしてもらったのと同じ格好になった。 「っく、あ、舌……?ああ、舐められてるぅ、ぅあ、ああんッ」 俺の下で、甘く啼く楼座さん。見上げてみれば、白い身体がくねって踊っている。 開いていた左手を、そちらへ伸ばした。 「ひゃうっ!?痛っ、ふぁ、ああんっ。ん、ぐりぐりしちゃ、やぁ……」 自己主張しているように見えた天辺を指で捻る。 さっき触らせてもらった時よりそこは硬く、立ち上がっていたから。 押し込むように潰して、もう片方の乳房には唇を寄せた。 「あはぁっ!あぅ……ッ、あ、ま、まりあ、みたいぃ……かわい、戦人くぅんっ」 まあ、確かに。この格好は赤ん坊への授乳と同じなんだが。 「真里亞にもこんなこと、させてんすか……?」 「ぅあっ、ち、ちが……ああっ!もうっ……真里亞はこんなにいたずらっ子じゃ、ないんだから……っふぁ」 それに感じまくってるのは誰なんだよ、と思ったけど。 震えながら撫でてくれる手が気持ちいいので言わないでおいた。 胸を攻めながら、ひくつかせて誘う肉を指で掻き分け、揉み解す。 「ひ、あ、あぁ。ぐしゃぐしゃになってるぅ……んん、ふ、あ。ああっ」 言う通り、胸は散々に握り潰されて、溢れた蜜はシーツにまでべっとり。 ……もう、いいのかな? 「う、あっ!うぅ、戦人君ッ!ば、とらくん……ッも、だめぇ……」 荒い息を吐く。本当はもっと喜ばせてあげたいが、こっちも限界だったりする。 一回分のアドバンテージはとうに使い切っていた。何しろ若いんでね! 身体を起こして、改めて楼座さんの上に覆い被さる。 「んじゃ……えーと、いきます、よ……?」 「早く……早くして……っ」 そろそろと楼座さんの濡れた穴に愚息を合わせる。 「ん……あ、あったかぁい……戦人君の……」 充分に湿っているせいか、あっさりと受け入れられ、中に収まる。 一声告げ、探検開始。 「はぁ……っ、はっ。……んんっ」 出して、入れて。また出して。今度は別の角度から突き入れて。 楼座さんもそれに合わせて腰を振る。まるで盛りの付いた犬のよう。 動く度に下から喘ぐ声が俺を酔わせていく。 「ひうっ!は……戦人君、のっおちんちん入ってる……いっぱい、私のお腹に、いっぱいぃいッ!」 ただ中へ。奥へ。 「ふ、うぁあっ!あ。突いてぇっ、あんっ、もっとぉ!!」 言われた通りに突く。そうして一度完全に引き抜いて、今度は最奥まで一直線。 「っぐ、あ!それっ!激しいのっ、すきぃ……」 勢い良く押し入ったせいか、こっちも痺れるような快感に溺れそう。 「く、あ!ふぅっ、ひっ!ああん、き、きもちい、いいよぉっ!」 ぐちゃぐちゃと水音が響く。突き上げる度交じり合い、滴り落ちる。 音だけでイッちまいそうになるな、なんて思いながら。 零れたそれを、掬い上げて楼座さんの身体に塗ったくる。 「ぃやぁっ、あついっ!ん、ああ!」 白い肌に満遍なく。汚していくことで、支配欲が満たされる。 這い上がった手は、胸元で止まり、またいじめ始める。やっぱ好きなんだよなぁ。 「うあっ、あ、戦人く、っふ、も、ほんと、おっぱいすき、なんだから……んむっ」 図星なので、口を塞いだ。そういや、きちんとしたキスは初めてだな。 舌を拾い上げて、絡ませると、楼座さんもそれに答えて絡め合う。 「はぁっ、ちゅうっ。っむ、んぐっ、んんんっ」 下の動きは休まずに、上では舌を舐めあい、唾液を混ぜ合わせる。 「ん、っぷは……ん、あは……」 こくんと二人分の唾液を飲み干す楼座さんを見つめる。 まだまだ冒険は終わらない……が、一先ずは。 「ろ、……ざ、さんっ、俺、もう……」 臨界ぎりぎりで引き抜こうとしたら、細い手がそれを留める。 「ううっ……いいの、いい、のっ!おねがい、なかに、ろーざのなかにちょうだい……!」 縋り付き、出された提案は、俺にとっても魅力的で。 言葉よりも行動が先走ってしまった。 「ぅうっ、あ、あああ……っ!!」 「んあっ、あ、来たぁっ!戦人君の、っあ、ああ!ひああああんんっ!」 どくり、と前回を超える量の精液が、余すことなく楼座さんの中に送られるのを感じながら、果てた。 それから後、俺は今度こそ愚息を引き抜くと、楼座さんにキスをした。 「ちょい、休憩しません……?」 「そう、ね……」 楼座さんも触れるだけのキスを返し、互いにベッドへ倒れこむ。 夜はまだ、明けない。 TIPS『夜が明けて』 「あの、戦人君」 「は、はいぃっ!」 「……ごめんなさい、ね」 「え。……あの、ひょっとして昨日のこと覚えて……」 「…………」 返事はなかったが、耳まで染まった赤が、真実を教えてくれていた。 「その、お酒ね。許容量超えちゃうとああなっちゃうって言うか……あ、でも一人で飲んでる時だけよ?」 汗を飛ばし、顔を赤らめたり手をパタパタ振ってみたり。その仕草は、なんだかどうしようもなく。 「楼座さん」 「な、何?」 「可愛い」 きゅ、と抱きしめて、ベッドにダイブする。 「ちょ、戦人君!離して……もう起きないと」 「あー、無理ッスー。体力消耗しちまったんで今日は寝まーす」 「う、それは……。なら、一人で休んでてもいいから、ね。はーなーしーてぇー」 「いやー俺枕が変わると寝付けないんで」 「私は枕じゃないわよお~!!」 TIPS『無効試合』 「馬鹿ね。ベアトリーチェ、あんたの儀式は18人より多くても少なくても駄目なんでしょう?」 「な、まさか……」 「ま、私も正直複雑だけどね。けど、チェックを掛けるわ。復唱要求!『10月5日の朝、六軒島には19人の人間が存在する』!これで遊びはお終いよ!」 「く……、だ、だがまだだ!まだこのゲーム盤はゲームが始まっていない!無効試合よ!」 「――そうね。儀式は起こらなかった。だから、このゲーム盤は不良品。交換を要請するわ、悪魔の執事さん」 「かしこまりました。少々お待ちを」 「え、何がどうなってんだ……」 「いいの。ほら、行くわよ!」 「わ、ちょ、ひっぱんなよぉー!」 この世界はもう大丈夫。お兄ちゃんにとっては惨劇より大変かも、だけれどね……? 「バトパパー起きるー!うー!」 「んあ……」 「おにーちゃーん、おきてー?」 「あう……うぅー!」 「皆、無理やり起こしちゃ駄目でしょう、もう」 うみねこのなく頃に、魔女は旅立ち、愚か者どもには失った家族の愛を。 こういうのもいいね -- (名無しさん) 2010-08-20 11 25 55 ちょっと感動…。 こういうif大好きだー -- (名無しさん) 2011-02-20 22 24 03 何気に綺麗にまとめやがったwwwwww -- (美少女同盟興宮中隊参謀) 2011-04-04 15 02 09 なんだかなー -- (zestar23) 2011-08-10 22 03 46 いいですなぁww -- (名無しさん) 2012-07-07 03 47 01 ベアト「右代宮ブゥワトルァァァァァァァ!!!(血涙)」 -- (名無しさん) 2019-03-02 15 24 24 草 -- (名無しさん) 2019-10-09 16 32 07 名前 コメント すべてのコメントを見る
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お前に酔ってる(恋也) 「めっちゃ顔赤いですね。」というコクヨの発言に対し、恋也が返した台詞。 若干の沈黙の後、付け加えたように「お前にも酔ってる。」とわさびにも言った。
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200 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 17 26 28 ID ??? という訳で、困スレでは酔っ払い困の報告をお待ちしています! 202 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19 44 50 ID ??? 酔っ払い困か…PLじゃなくてPCの話なら昔のネタがあるかな。 まだ個別導入が一般的でない頃の話。 初心者もいたから戦闘チュートリアルから入って、「一仕事終えた冒険者たちが」的な導入。 で、経験者PL操るドワーフの親父キャラが盛り上がるRPをしてたわけだ。 それはいいんだが、PCの一人が「自称クール系」でな。 「俺のキャラはそんな馬鹿騒ぎには付き合えんので、カウンターで一人で飲んでる」と言い出す。 まあ、非協力的だがこれくらいは良くある話だ。 とはいえパーティ組まないと進まないから、自称クール系に酔って絡むRPをするドワーフ親父。 それに対して「目障りだ、黙れ」と吐き捨てて斬りかかる自称クール系。おいおい。 「さっきの戦闘の後だから、HPは減ったままですよね」ってちょっと待て。 一旦止めて、ちょっと問いただしてみると 「ドワーフ親父とまわりの奴らに力の差を教えてやるロールプレイ」だと。 まぁ、その後はドワーフ親父がうまく手綱を握ってくれたおかげで、 セッション崩壊することもなかったので、そこまで困った話ではない。 そして、酔っ払いは出てきたけどむしろ困を止めた側だったのでテーマから外れてることに気づく。 204 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19 50 15 ID ??? 止めてもらえずに切り倒しちゃったら 次は店の親父か用心棒に力の差を教えられる番になるなw 205 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19 52 47 ID ??? KOOLなプレイしたいやつが受け身だと話進まないよなあ。 206 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 19 55 24 ID ??? 205 これは本気なのか、ネタなのか・・・・ 207 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 00 20 ID ??? 204 用心棒「戦闘チュートリアルやったばかりだから、まだレベルは1だよなぁ?」 208 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 05 30 ID ??? 自称クールだけど実際はただのDQNだしな 209 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 06 25 ID ??? 「ドワーフ親父とまわりの奴らに力の差を教えてやるロールプレイ」だと。 それやるなら、 酔っ払いを上手くあしらって、逆ギレして襲ってきた酔っ払いを返り討ち とかじゃないと、全然クールじゃないし、かっこよくないと思うのは俺だけか? いきなり切りかかるのは三流の悪党だろ? 211 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 39 24 ID ??? 冒険の帰り道に赤竜亭という酒場に寄って 仲間を全員酔い潰してお宝を独り占めにする って流れにしてボードゲームを始めるのはどうか 212 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 44 39 ID ??? 旧SWで導入でフル装備の騎士様PCに襲われた事はある。 シーフで普通にカウンターで装備なしで酒飲んでたら「盗賊ごときが図々しい!」といちゃもん付けられていきなり斬りかかられた。 どうも 202の自称クールと同じで上から目線RPをしたかったらしい。 たまたま素手パンチがクリティカル&騎士様防御ロールファンブルだったおかげで大ダメージが入ったんだが逆にむきにさせてしまったようで本気で殺す宣言。 最初っからこっちは手加減宣言してるのに峰打ちでもなんでもなく切りかかってきてたじゃんあんた。 流石に慌てたGMが警備兵を登場させ喧嘩両成敗という事で一晩留置場に放り込まれる。 正当防衛を主張したかったがそうでもしないと騎士PLが納得しそうもなかったのでGMと相談の上諦める。 その後 210の様に打ち解けたかと言うとそんな事はなく延々最後まで目の敵にされシナリオ終了後決闘を申し込まれる。 まぁ馬鹿馬鹿しいから相手せずにてきとーな待ち合わせ場所を指定してトンズラこくエンディングにしてもらったんだが。 他の参加者には受けたが件の騎士PLには不評だったみたいだ。ムギャおりはしなかったが。 213 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 20 48 02 ID ??? いつも対PCシミュレートはしてるな。 基本的にはロールでまくが。 スレ240
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作者 司馬遼太郎 時代 幕末維新 主人公 山内容堂 島津久光 伊達宗城 鍋島直正 ジャンル 歴史小説 書籍情報 単行本 文藝春秋新社 短編4本全1巻 酔って候(1965年3月15日)(酔って候、きつね馬、伊達の黒船、肥前の妖怪) 文庫化 文春文庫 短編4本全1巻 酔って候(1975年5月25日) 新装版 文春文庫 短編4本全1巻 酔って候 新装版(2003年10月11日) ドラマ 全52話 花神(1977年1月2日)
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傷虎の道具符(しょうこのどうぐふ) 概要 ハーツに登場したお守り系の装飾品。 登場作品 + 目次 ハーツ 関連リンク関連品 ネタ ハーツ 作中説明 装飾品の一種。装備者のHPが30%以下の時、道具使用後の使用不可時間を20%短縮する。 エストレーガとユーライオのアクセサリ屋で3900ガルドで買える。 No. 073 分類 装飾品 買値 3900 売値 2613 特殊効果 HPが30%以下の時、道具使用後の使用不可時間20%短縮 入手方法 店 エストレーガ・アクセサリ屋(後半)ユーライオ・アクセサリ屋(後半) 合 ヘンゼラ・アクセサリ屋(後半) 材 炎念石×1魔獣の爪×3ブリッド・ビーの蜂蜜×2(520ガルド) ▲ 関連リンク 関連品 傷虎の術技符 傷虎の詠唱符 ▲ ネタ ▲
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こういうのもいいね -- (名無しさん) 2010-08-20 11 25 55 ちょっと感動…。 こういうif大好きだー -- (名無しさん) 2011-02-20 22 24 03 何気に綺麗にまとめやがったwwwwww -- (美少女同盟興宮中隊参謀) 2011-04-04 15 02 09 なんだかなー -- (zestar23) 2011-08-10 22 03 46 いいですなぁww -- (名無しさん) 2012-07-07 03 47 01 ベアト「右代宮ブゥワトルァァァァァァァ!!!(血涙)」 -- (名無しさん) 2019-03-02 15 24 24 草 -- (名無しさん) 2019-10-09 16 32 07
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酔って高楼に登る リフ城(48, 55)にいる酔っ払いに話しかけ、高楼の屋根の上へ飛ばしてもらう。 高楼に着いたら左に進み(落ちないように注意)(38, 82)にある宝箱(青)を開ける。 隠しクエストに戻る ラブコメ撲滅団 言葉を話す自販機 酔って高楼に登る 隠しクエスト
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「あ〜ちゃんが好きだ!」 「えっ!?」 「あ〜ちゃんが好きなんよ」 「…っちょ!のっち!?」 「あ〜ちゃんが好き過ぎて苦しいんよ」 「…」 「あ〜ちゃん…好きだよぉ…ううぅ…」 何故だかのっちに告白されてます。 どうも、あ〜ちゃんです。 なんでこんな事になってるんでしょうか…。 目の前には空になった瓶やら缶が一杯転がってます。 告白したあげく泣いているのっちの隣でスヤスヤと寝てるゆかちゃん。 はい、あ〜ちゃん達はお酒を飲んでます。 そしてのっちはかなり酔ってます。 「あ〜ちゃん…スキ」 これが酔ってなければねー。 あ〜ちゃんも素直に嬉しいんだけどな。 酔っ払って告白するとか…ほんま情けない。 …あ〜ちゃんも素面じゃできんけどさ。 泣きながら好き好き言ってるのっち、あ〜ちゃんの腰に腕を回してしがみ付いている。 カワイイなぁ〜…ってダメ! 頬っぺたを赤くしてウルウルしてる大きな瞳ののっちにキスしたいとか思っちゃダメ! あ〜ちゃんはしっかりせんといけんのよ。 流されちゃいけん! 「のっち?」 「ん〜?」 だからいけんって! のっちがカワイイとか思っちゃいけん!! 「あ〜ちゃん…?」 「…!!」 上目遣いで首傾げるとかないわー。 どれだけあ〜ちゃんの理性を揺らすんよー。 「あ〜ちゃん…」 あれ!? なんかのっちの顔がどんどん近くなってきてない? なんでのっち目を閉じてるの? …ってあ〜ちゃんが近づいてるんじゃん!! ダメよ!あ〜ちゃん!! あぁ…。 でも…。 どうしよう…。 このままキスしちゃっても…いいのかな…? ゆかちゃんも寝てるしぃ…。 のっちも明日になったら覚えてない…よね? 「のっちぃ…」 えっ? 今のあ〜ちゃんが言ったの? めちゃくちゃ甘い声。 うわぁ…恥ずかしい…。 あと10cm。 「あ〜…ちゃん…」 やばい。 今ののっちの声かなり甘かったよね? あ〜ちゃんめっちゃドキドキするよぉ。 あと5cm。 「あ〜ちゃん?のっちぃ?」 「ゆっ…ゆかちゃん!?」 「なにしよるん?」 「あぁっ!!」 ガバッと音がするくらい勢いよくのっちから顔を離した。 やばい! あ〜ちゃん今かなりピンチじゃない? 「キスしよったん?」 「し…しよらんよ!!」 キスなんてしよらんよ!! 断じてよらん!! だって…未遂じゃけ…。 「ゆかもあ〜ちゃんとキスするぅー」 「えぇぇ!!」 「ねぇ…ゆかにもキスして…?」 うわー! ゆかちゃんめっちゃカワイイ!! どうしよう…おねだりされちゃってるんですけど。 「のっちもするー」 「のっ…のっち!?」 あっ…のっちの存在忘れてた。 さっきまでキスしようとしてたのに、ゴメンねのっち。 「のっちは後でしてもらいんさい!」 「やだやだー!のっち、あ〜ちゃんとチューしゅるのー」 「ゆかがするのー」 「のっちが先じゃ」 「ゆかが先!」 「あの…」 「ゆかちゃんにあ〜ちゃんはあげん!」 「あ〜ちゃんはゆかのじゃ!」 「ゆかちゃんのあほー」 「のっちのばかー」 「ゆかちゃんなんて大っ嫌いじゃ!フンっ!!」 「のっちなんて大っ嫌い!ベーっだ!!」 ちょっと…。 お二人さん? あ〜ちゃんの存在忘れとらん? 騒いでる二人に挟まれて身動きが取れないんですけど…。 もう、ケンカとかせんでよー。 「二人とも…いいかげんにしんさい」 「「あ〜ちゃん?」」 「あ〜ちゃんは物じゃないんですけど」 「えぇー!のっちのじゃろ?」 「ゆかのじゃ!」 「誰のでもありません!!」 あ〜ちゃんを取り合うのは可愛くてええんよ? でもね、あ〜ちゃんを蔑ろにするのだけは許せん! 「聞き分けのない子は嫌いじゃ…」 「「!!」」 「あ〜ちゃんは二人とも好きじゃったのにな〜」 「のっ…のっち良い子にしゅる!」 「ゆかも良い子にする!」 「ふふ…じゃぁ二人とも仲直りできる?」 「「うん!!」」 必死にしがみ付いてくる二人が可愛くてしかたないんですけど。 あ〜ちゃんめっちゃ良いポジションじゃない? 「「ごめんなさ(しゃ)い」」 「ん〜!!良い子良い子w」 素直な二人にはご褒美あげないけんよね? 今日だけは特別じゃからね? 「チュッ」 「チュッ」 あ〜ちゃんには頬っぺたが限界じゃ…。 のっち。 ゆかちゃん。 ありがたく思いんさいよ? 「「あ〜ちゃん大好きーw」」 カワイイ私の天使達に、今日は酔ってしまいましょ?
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久「ふぅ……やっと半分か……」 照「今日中に終われそう?」 久「たぶん。宮永さんがいなかったら一週間はかかってただろうけど」アハハ 照「それは言い過ぎな気がする……」 久「そんなことないわ。私、こういうの昔から苦手だから」 照「こういうのって……国語のレポートのこと?」 久「うん。本自体はそこそこに読むんだけど、感想を書くのは嫌いで」 照「読んで思った事をそのまま書けば良いと思うけど……」 久「それがすんなりと出来るのはごく少数なの」アハハ 照「……」ウーン 久「まだお礼言うには早いけど、今日は付き合ってもらってありがとうね」 久「正直間に合わないと思ってたから。すごく助かったわ」 照「いつもは私が久を手伝わせてるから。これくらいお易い御用」 久「ふふ、持つべき物は友達ねー」ニコ 久「あ、そうだ。お菓子持って来てるけど食べる?」 照「お菓子?」キラーン 久「親戚からもらった高そうなヤツ。美味しそうだから持って来ちゃった」 照「おお……!」 久「こういうお菓子って箱とか包装に高級感があるのが良いわよねー」 照「見るからに高そう……なんのお菓子?」 久「チョコレートね。たまにチョコ食べれない人いるけど、宮永さん大丈夫?」 照「大丈夫。大好き」ワクワク 久「ふふ、それは良かった」 久「それじゃあ早速頂きましょう」 照「美味しそう……」 久「いっぱい食べて後半戦頑張ってね」ニコッ 照「任せて」 照(どれにしようかな……うん、この丸いヤツを……) 照「あむ」 照「……!」 照「美味しい……」ポーッ 久「ホント? 私も一つ」スッ 久「……ん?」 久(これって……) 照「クセになる味……こんなチョコ初めて食べる……美味しい……」パクパク 久(やっぱり……お酒入ってるヤツだ……) 照「ふふ、次はこっち……」スッ 久(うわ。もう一種類分食べちゃってる……大丈夫かな?) 照「これも美味しい……」ポーッ 久「ねえ宮永さん」 照「あっ。ご、ごめんなさい。すごく美味しくて……」モグモグ 久「いや、別に全部食べてくれてもいいんだけどね、少し訊きたい事が……」 照「本当に? 全部食べていいの?」ズイッ 久「う、うん。レポート付き合ってもらうお礼に持って来たものだから」アハハ 照「これ全部……私のもの……」キラキラキラ 久(すっごい目キラキラさせてる……) 照「ありがとう久。分からない事があったらどんどん訊いて」キリッ 久「ふふ、そうさせてもらうわ」 照「それにしても本当に美味しい……」モグモグ 久(ま、別に訊かなくてもいっか。お酒入りのチョコ食べて酔う人なんていないだろうし) 久(こんなにも美味しそうに食べてるの邪魔するのも野暮だしね)フフ 照「あ、これも……ふふ……」 久(さーて。宮永さんには休んでてもらって、私はやることやらないと……) ――――――――――――――― 久「ねえ宮永さん、ここなんだけど……」 照「そこの意味は……」パクパク 久「ここの言い回しって……」 照「えーっと……そういうときは……」モシャモシャ 久「この漢字の読みって……」 照「うん……確か……なんだっけ……?」 ――――――――――――― 久「宮永さん、ちょっと訊きたいんだけど……」 久「……宮永さん?」 照「なに?」 久「だ、大丈夫? なんかすっごく顔赤いけど……」 照「大丈夫。体がぽかぽかしてるだけで、何も問題ない」 久(そっか。問題ないかー……)ジー 照「……」ポーッ 久(問題、ない……?) 照「……」スッ 照「あっ。これで最後だ……」シュン 久「 !?」 久(さ、最後? いやいや、あんなにもあったのにそんなわけ……)チラ 久「」 照「はぁ……残念……」モグモグ 久「み、宮永さん。大丈夫? 気分悪かったりとかしない?」 照「どうして?」 久「流石にこの短時間であの量のチョコ食べたら……」 照「大丈夫。甘いもの好きだから、気持ち悪くなったりしない」 久「いや、そっちの心配をしてるんじゃなくて……」 照「あっ……チョコ、付いてる……」 久「えっ?」 照「そこに……」スッ 久「いや、何も付いてないけど……」 照「ん……」ペロ 久「っ!?」 照「……ふふ、美味しい」ニヘラ 久「……」ボー 照「久?」 久「なっ……」カァァ 久(今、ほっぺ舐められて……!) 照「どうしたの? 顔、赤くなってる」スッ 久「だ、大丈夫よ宮永さん。ちょっと驚いただけだから」アハハ 照「そう? ならいいけど……」スッ 久(本当にビックリした……私今、宮永さんに……) 照「……」ボーッ 久(……酔ってる? いやでも、宮永さんだったら素面でこんなことしてもおかしくないし……) 照「久?」キョトン 久「ごめん。ちょっとトイレ行って来るわ」ニコッ 照「うん。いってらっしゃい」 久(はぁ……流石は宮永さんね。毎度毎度、予測出来ない事を……) 久(しかし完全に油断してたなぁ……いつもならこんなことあり得ないのに……) 久(……でも) 久「ふふ、すごく面白くなりそうね」ニコ ――――――――――――――――― 照(チョコ、美味しかったな……) 照(体がぽかぽかして、頭もぼーっとして……うん、今、すごく気持ちいい……) 照(はぁ。眠たくなって来た……でも、久のレポートまだ終わってない……) 照「……」ウトウト ガラ 照「?」 照(誰か入って……) 菫「照?」 照「あ、菫……」 菫「珍しいな。お前が放課後の教室にいるなんて」 照「久のレポート手伝ってた」ポー 菫「レポート? ああ、国語のあれか……」 照「今日中には終わるはず……」ウトウト 菫「……どうした? さっきから随分と眠そうだが」 照「チョコレート食べたら眠たくなってきた」 菫「チョコレート?」 照「これ。久から貰ったヤツ」スッ 菫(な、なんだこの空き袋の山は……) 照「おいしかった……」 菫「お前もしかして……これ全部食べたのか?」 照「久にいいよ、って言われたから」 菫「これだけの量を……よく気持ち悪くならないな……」 照「おいしいよ? 菫も食べてみる?」 菫「食べてみるって、一つも残ってないだろ」 照「あ……」 菫「大丈夫かお前……」ハァ 菫「ん? この箱……」 照「?」 菫「……二段底か」パカ 照「!!」 照「菫すごい!」 菫「いや、普通は気付くと思うが」 照「まだこんなにもいっぱい……!」キラキラキラ 菫「お菓子好きは相変わらずだな……」 照「眠気が覚めた。菫、食べよう」スッ 菫「おい待て。これだけ食べておいてまだ食べるつもりか?」 照「まだ食べてない種類のチョコもいっぱい……どんな味なんだろ……」フフ 菫「はぁ。聞く耳持たずか……夕飯食べれなくなっても知らないぞ……」スッ 照「お菓子とご飯は別腹」パク 照「うん、おいしい……」ウットリ 菫(チョコ一つで幸せそうな顔をして……) 菫「……」パク 菫(……ん?) 照「ふふ、これはどんな味するんだろ……」スッ 菫(これって……) 菫「おい照、商品説明の紙みたいなものはないか」 照「紙? 久が読んでたから、たぶんその辺りに……」モグモグ 菫(嫌な予感がするが、まさか)ペラッ 照「変な形……でも美味しそう」 照「ふふ……」スッ ガシッ 照「……え?」 菫「照、それ以上食べるな」 照「……」 照「何故?」 菫「そのチョコレートにはアルコールが入っている」 照「……だから?」キョトン 菫「お前を酔わせるわけにはいかない。その手に持ってるヤツを離せ」スッ 照「!」 照「や、やだ!」 菫「おい!」 照「な、なんでいじわるするの!? そこにいっぱいあるんだからそれ食べればいいでしょ!?」 菫「お前の持ってるチョコが食べたいわけじゃない! ってどうしてそんなにも必死なんだ!?」 照「菫がいじわるしようとするからでしょ!」フシャー 菫「……照、お前酔ってるだろ」 照「酔ってない」 菫「嘘付け。普段のお前なら絶対に声を荒げるような真似はしない。アルコールで気分が高揚してる証拠だ」 照「そ、そんなことないもん……」 菫「そもそも顔が赤くなってる時点でおかしいと思ってたんだ……」 菫「とりあえず、その一個は許してやる。だがこれは没収だ」スッ 照「あっ……」 菫(酔いが完全に回ってなさそうのが救いだな。早く水を飲ませてアルコールを抜いて……) 照「……返して」 菫「は?」 照「返して!」フシャア 菫「お、落ち着け照! 私はお前のためを思ってだな……!」グググ 照「そんなこと言って本当は独り占めするつもりなんでしょ!」 照「それは私が久から貰ったヤツなの! 返して!」グイグイ 菫「お前キャラおかしいぞ!?」 菫「っておいコラ! 引っ張るな!」 照「なんでいじわるするの! 菫にも食べさせてあげたのに!」 菫「そういう問題じゃないんだ! お前自分がこれ以上酔ったらどうなるのか分かってるのか!?」 照「酔ってない!」グググ 菫「お、おいやめろ! 倒れ……!」 「「きゃああ!?」」ドサッ 照「うぅ、いたい……」ナミダメ 菫「お前の下敷きになった私よりはマシだろ……」グッタリ 照「!」 照(菫が弱ってる今なら……) 菫「照、退いてくれないか……重い……」 照「……」ベシッ 菫「……どうして今殴った」 照「菫が失礼なこと言ったから」 菫「はぁ……なんでもいいから退いてくれ」 照「あ……」 菫「どうした?」 照(菫のほっぺにチョコ付いてる……) 照「菫、動かないで」 菫「は?」 照「んっ……」ペロ 菫「きゃぁああ!!?」バチンッ 照「べぅっ!?」 菫「お、おおお、お前は一体何をやってるんだっっ!!?」カァァァ 照「チョコ付いてたから取って上げただけなのに……」グスン 菫「口頭で伝えればいいだろ!? どうして舐め取る必要がある!?」 照「チョコ勿体ない」 菫(こいつは昔から本当に……!!) 照「……」ソーッ 菫「お、おい!」 照「!」ビクゥ 菫「どさくさに紛れて回収しようたってそうはいかないぞ」ジト 照「菫のいじわる……」 菫「私はお前のためを思ってだな……」 照「チョコ返してくれるまで退いてあげない」ギュウ 菫「な、なにしてるんだお前!? 離れろ!!」 照「その手に持ってる箱をくれたら離れる」ギュウゥ 菫(こ、コイツ……!!) 照「ここは放課後の教室……そのうち誰かが来てこの光景を目撃する」 菫「て、照。冷静になれ……本気で洒落にならないぞ……?」 照「そういえば久がトイレから行ったきり帰って来ない」 菫「!?」 照「今この瞬間に戻って来ても不思議じゃ……」 菫「離れろ……!!」グググ 照「痛い痛い痛い!?」 菫(竹井にこんなところ見られたら、次の日には学校中の噂に……!) 照「やめて菫……乱暴にしないで……」ウルウル 菫「誤解を招くようなことを言うな!?」 照「その箱をくれたらすぐにでも離れるから」 菫「そうしたら残り全部この場で食べるだろ!?」 菫「ただでさえあんなにも食べてるのに、これ以上食べたら……」 照「チョコなんかじゃ酔わない……」 菫「酔っただろ……中2の時のことを覚えてないのか……」ハァ 照「中2の時?」キョトン 菫「……ほ、本当に忘れたのかお前?」 照「なんのこと?」キョトン 菫「……覚えてないならいい」ハァ 照「??」 菫(私の中でもあれは黒歴史だ……あまり思い出したく無い……) 菫「と、とにかく。今お前にこれを渡す訳にはいかない」 菫「4年前の私のような人間を生まないためにもだ」 照「うぅ……意味が分からない……菫のいじわる……」 菫「回り回ってお前のためでもあるんだが……」ハァ 照「もう知らない……菫なんか松実さんに私との関係を勘違いされればいい……」ギュウゥ 菫「お、おい!?」 照「徹底抗戦……」 菫「て、照。もう一度冷静になって考えてみろ……?」 菫「この現場を第三者に見られて被害があるのはお前もなんだぞ……?」 照「どういうこと?」 菫「もし私にこんなことしてるのがあの二人にバレてみろ。どうなる?」 照「あの二人って……咲と淡?」 菫「そうだ」 照「別にどうにもならないと思うけど」ウーン 菫(あぁ……ダメだコイツ……) 菫(って待てよ。あの二人が照に危害を加えるとも思えないし、そうなると行き場の無い嫉妬は私に……) 菫「……た、頼む。離れてくれ」 照「チョコと交換」 菫「くっ……!」 照「菫と松実さんの恋路を邪魔するようなことはしたくない……でも、菫があくまでいじわるし続けるなら」 照「私も菫にいじわるする」スッ 菫「は……?」 菫「ま、待て。お前、何しようとしてる」 照「誰かに見られたら勘違いされるようなこと」 菫「殴るぞ?」ピキピキ 照「お、脅しには屈しない」 菫「お前のしてることも立派な脅しだろ!?」 照「菫、これが最終通告……チョコ返して。さもないとキスする」 菫「……本当に殴るぞ?」キッ 照「そ、そんなことしたら松実さんに菫の恥ずかしい話いっぱいする。菫にキスもいっぱいする」 菫「お前なぁ……!」 照「菫……」スッ 菫「っ……!?」ドキッ 照「どうするの……?」 菫「……私の顔に触るな。その手を離せ」 照「嫌」 菫「それ以上顔を近づけてみろ、全力で突き飛ばす」 照「出来ないよ」 菫「は?」 照「菫にはそんなこと出来ない」 菫「な、何を根拠に……」 照「菫は優しいから。本気でとか全力でとか、そういう怪我しちゃうかもしれないことは絶対に出来ない」 照「私や久にお仕置きするときだってそう。いつもちゃんと手加減してる」 菫「っ……」 照「菫のそういうところ、好きだよ」チュ 菫「!!?」 照「ほら。やっぱり何も出来ない」 菫「っ~~~!」カァァァ 照「菫はキスに弱いんだね。顔、赤くなってる」クス 菫「お、お前はこんなことしてなんとも思わないのか……!」ウルウル 照「菫のこと好きだから。そんなに抵抗はない」 菫(……落ち着け私、宮永照という人間を思い出せ)ドキドキ 菫(コイツの好きは全部ライク。唇以外のキスはただのスキンシップ) 菫(親しい人間になら誰にだって好きと言うし誰にだってキスが出来る別人種の人間なんだ) 菫(ずっと昔から、コイツは……!) 照「菫、誰かに見られる前にチョコ返した方がいいと思うよ?」ギュ 菫「さ、さり気なく抱きついて来るな!? 離れろ……!」グイグイ 照「痛い痛い!? 乱暴にしないで菫! それ以上やったら大声出す!!」 菫「どうして私が暴漢みたいな扱いになってるんだ!? この状況なら大声出すのは私だろ!?」 照「ひ、人を呼びたいなら呼べばいい。その瞬間、菫と私との間にいかがわしい噂が生まれて、それが松実さんの耳に入って……」 菫「くっ……!!」 照「私と菫の付き合いが長い事はみんな知ってる。そんな幼馴染みの二人が放課後の教室で抱き合ってたら……」 菫「わ、分かった。一旦落ち着こう。私も無理に引き剥がそうとうはしない。だからお前も離れろ、な?」 照「それとこれとは話は別」ギュ 菫「おい!?」 照「昔からそうだけど、菫ってすごく良い匂いするよね……」クンクン 菫「や、やめろ……!」 照「菫の匂い好き」 菫「っ……!!」カァァ 菫(ま、待て。冷静になるんだ……ど、どうすればいい?) 菫(力ずくで退かすことも出来ず、言葉での説得にも応じず……) 菫(今こうしてる間にも竹井が帰って来て……いや、もしかしたら宥に直接見られて……) 菫(べ、弁解のしようがないぞ……? こんな状況……) 照「はぁ。あったかい……眠たくなって来たかも……」ウトウト 菫「……寝るなら私から離れて勝手に寝ろ」 照「その前にチョコ返してもらわないと」 菫「……断る」 照「ねえ、菫はどうしてそんなにも必死になって私からチョコを取り上げるの?」 菫「チョコレート自体に問題があるんじゃない。この中に入ってるアルコールに問題があるんだ」 菫「お前が酒を飲もうとしても同じ事をする。いや、もっと厳しく取り締まる」 照「お酒なんて飲んだ事無いし、酔った事も無いのに……」 菫「酒を飲んだ事はなくても酔った事はあるんだ……さっき話しただろ……」 照「中2の時のこと? でも覚えてないよ」 菫「それも酔ってた証拠だ。記憶が飛んだんだろ……」 菫(忘れさせている方がいいのか、はたまた思い出させるべきなのか……) 照「私、そのとき何かした?」 菫「……ああ、したな」 照「菫に?」 菫「私もされたが、被害者はあと二人ほどいる」 照「ひ、被害者って……私なにしたの……?」 菫(この話をすれば照は諦めるのだろうか……いやしかし、あの時のことを思い出されるのは……) 菫「……」 照「菫?」 菫「……酔って少し暴れた」 照「あ、暴れた……」 菫「とにかく、お前は酔わせると危険なんだ。今も半分酔ってる。だからこれ以上酷くならないためにも、今日はもう食べるな」 照「で、でも……!」 菫「明日返してやるから。私の頼みだと思って大人しく引き下がってくれないか?」 照「……」 照「いや」ギュッ 菫「おいコラ!!」 照「だって菫の話、怪しいから」 菫「どういう意味だ……?」 照「中2の時のことなんて全然覚えてない。そもそもそんなことが本当にあったのかすらも疑わしい」 菫「お、お前なぁ……!」 照「あと常識的に考えてお酒入りのチョコなんかで酔うはずがない。よってこれは私からチョコを奪うための菫の罠」 菫(こ、このアホは本当に……!!)ピキピキ 照「あともう少しで騙されるところだった……危ない危ない」フゥ 菫「照、いい加減にしろよお前……! 今この瞬間無理やり押し退けてもいいんだぞ……!」 照「そ、そんなことしたらキスするから!!」 照「松実さんにあることないことでっちあげるから!」 菫「ふ、ふざけるな!? いくらなんでも横暴すぎるだろ!?」 照「私からチョコを奪った菫の方が横暴!」 菫「……はぁ。お前を言葉で説得しようとした私が馬鹿だった……」 照「え……?」 菫「この状況も私に突きつけられる脅しの数々も極めて理不尽で遺憾なものばかりだ」 菫「もうお前がどうなろうが知らん。これ以上は容赦しないぞ照……!!」ゴゴゴ 照「ひぃっ……!?」 菫「これが最後の警告だ。今すぐ私から離れろ。さもないとどうなるか分かってるだろうな……!」 照「ぼ、暴力に訴えるなんて菫最低!」 菫「人の弱みに付け込んでるお前も大概だろうが!?」 菫「いい加減離れろ……!!」グググ 照「痛い痛い! やめて菫!!」ギュウゥ 菫(くっ……! こんなにも深く懐に入られてると思うように力をかけられない……!) 照「す、菫のバカ!! 絶対離さないから! もう大声あげる! 久ぁあああ!! 松実さぁああん!! 菫が酷いことする助けてえええ!!」 菫「なな、なにしてるんだお前!!?」 照「菫に犯されるぅぅううう!! 弘世菫が宮永照をめちゃくちゃに……!!」 菫「や、やめろ!!?」ガッ 照「んむ!?」 照「んー! んんーー!!」モガモガ 菫「照、それ以上声をあげてみろ……どうなるか分かってるだろうな……? 」ギロ 照「ん、んむぅ……」 菫(くっ……照の口を塞いでるせいで両手が使えない……) 菫(にも関わらずコイツは私から離れようとしないし……こうなったらいよいよ引き剥がせないぞ……) 照「……」ウルウル 菫「そ、そんな目で見るな……そもそもお前のせいだろ……」 照「……」キッ 菫「チョコを返さない私が悪い、とでも言いたいのか?」 照「……」コクコク 菫「はぁ……」 菫(コイツの考えてる事が分かるあたり私もだいぶアレだな……いや、普段は何を考えてるのかまったく分からないが……) 照「……」 菫(膠着状態、か……) 菫(いつ誰にこの瞬間を見られるか分からない私にとって、これはリスクしか無い状況だ……) 菫(逆に照にとってはこれ以上有利な展開も無いってわけか……) 照「……」 菫「……照。お前はいいのか?」 照「?」 菫「この状況を誰かに見られて……私とそういう関係だと勘違いされても」 照「……」チョイチョイ 菫「……また叫ぼうとしたらすぐに塞ぐからな」スッ 照「ふぅ……私は別にいい。そもそも良く無かったらこんなことしない」 菫「まあそうだろうな……」 照「私は菫のこと好きだから」 照「逆にそう思われると良い気分になるのかも……」ボソ 菫「なんだって?」 照「何も無い。とにかく、菫にはもう打開策は無い。誰かに見られるのも時間の問題」 照「諦めてチョコ返して。菫が今まで気付き上げた世間体の全てを失ってもいいって言うなら……私はもう何も言わない」ギュッ 菫「……ふざけるな。何度も言うがそんな脅しには屈しない」 照「どうしてそこまで必死になるの? もし私が酔って変になったとしても、菫には関係ないでしょ?」 菫「っ……」 照「私と菫以外の誰かがどうこうなったとしても、菫には何も……」 菫「嫌なんだ」 照「え?」 菫「私自身、この感情がどういう物なのかは分からない……」 菫「ただ。お前が見境なく他人とベタベタするのがたまらなく嫌なんだ。虫酸が走る」 照「……ど、どういうこと?」 菫「酔った時のお前はそれくらい洒落にならないってことだ」ハァ 照「……」 菫(軽いキスやハグ程度じゃ済まないんだぞ……) 菫(私だってそのせいで……) 照「よくわからないけど、菫は私のことを思ってチョコを取り上げようとしてるの……?」 菫「最初からそうだと言ってるだろ……」 照「……」 菫「お前は私にとって一番付き合いの長い友人だ。恥ずかしいが……親友と呼んでもいい」 照「い、いきなり何言ってるの……」カァァ 菫「うるさい。黙って聞け……」 菫「そんなお前が酔った勢いで誰かに手を出して……それが原因で面倒ごとを起こされると困るんだ」 菫「その面倒ごとのせいでお前が不幸になるのも……嫌なんだ」 照「……」 菫「ここまで言っても聞かないならもう知らん。勝手にしろ」 菫「……ほら」スッ 照「え……」 菫「私の思ってる事は全て伝えた。その上でどうするかはお前に任せる」 菫「食べたいなら食べろ……私は酔っぱらったお前を止めるために奔走するだけだからな」 照「菫……」 菫「お前の要求はのんだ。早く離れてくれ」 照「う、うん……なんかごめんね」スッ 菫「謝るくらいなら最初からするなバカ……」 菫(やっと一悶着終えたか……結局は私が折れた形だが、あれだけ言えば照も……) 照「……」モグモグモグ 菫「」 照「あ、菫も食べる? これがすごく美味しくて……」モグモグ 菫「わ、私の話聞いてたよな……?」 照「菫が私の事をすごく大切に思ってくれてることはよく分かった。でも……」 照「食べたい気持ちには勝てなかった……」 菫(つまり私が照を思いやる気持ちよりも、あのチョコレートの方が大切ってこと……) 菫「照……! お前ってヤツは……!!」ゴゴゴ 照「だ、だって菫私が変になっても止めてくれるんでしょ!? そそ、それなら……」 菫「……」 菫「はぁ……もういい。勝手にしろ……」 照「え……?」 菫「お前には呆れさせられてばかりだったが……今回ばかりは失望したぞ、照」 菫「もうどうにでもなればいい」テクテク 照「す、菫待って……!」 菫「ついて来るな」ギロ 照「!」ビクッ 菫「……私は部室に戻る。お前も顔を出せそうなら出せよ」ガラッ 照「……」 照(菫、怒ってた……) 照(私が、怒らせた……?) 照(菫、すごく冷たい目してた……あんな目で見られたの、初めて……) 照「あれ、私……なんで泣きそうに……」ジワァ 照「今まで、こんなこと……」 照「……ぐずっ」 照「すみれ……」ポロポロ 久(……出るタイミング無くなったなぁ) 久(途中までは楽しませてもらったけど、まさかこんな展開になるとは……) 久(まあどう考えても宮永さんが悪いけど……)アハハ 久「……さて。私はいかにすべきか……」 照「……」ドンヨリ 久(まあ仲直りさせるしかあり得ないんだけど……そうするには作戦は一つね) 久「ただいま宮永さん、待たせちゃったわね」 照「久……」ジワ 久「あら、どうしたの? ずいぶん元気なくなってるけど……」 照「私、菫に……嫌われちゃった……」 久「ありゃりゃ。なんかしちゃった?」 照「菫の気持ちを……蔑ろにした……」 久「そっか……宮永さん。今、辛い?」 照「うん……すごく辛い……菫に謝りたい……」 久「でも弘世さん許してくれるかしら? 酷い事しちゃったのよね」 照「久……私、どうすれば……!」 久「宮永さん、こういう時はね……」 久「忘れちゃえばいいのよ」 照「えっ……?」 久「弘世さんに嫌われちゃったことも、辛い事も全部忘れれば……」 照「ひ、久……?」 久「宮永さん、実はここにもう一箱。とっても美味しいチョコレートがあってね」 照「……!」 久「まずはいっぱい好きなもの食べて、辛い事を忘れて……難しいことはそのあとに考えるの」 久「気分がスッキリすればきっと、弘世さんと仲直りするための良い案も浮かぶわ」ニコ 照「……ほ、本当に……?」 久「もちろん♪ だからさあ、食べましょう? とっても美味しいわよ?」 照「で、でも……チョコ食べたら、菫の気持ちを本当に裏切る事に……」 久「今さら弘世さんの気持ちを尊重しても仲直りは出来ないわよ?」 照「っ……」 久「むしろそんなことをしたって、それは宮永さんの自己満足に思えるけど……」ウーン 照「……」シュン 久「自分自身が救われたいのか、はたまた弘世さんと仲直りがしたいのか……」 照「そ、そんなの菫と仲直りしたいに決まってる!」 久「それじゃあ食べましょう」ニコ 久「いっぱい食べて今の辛い気持ちを忘れて……そうすれば弘世さんに対して素直に接することができるわ」 照「素直に……?」 久「そう素直に。そうなれば謝るのも簡単だし、仲直りもあっという間よ♪」 照「ほ、本当……?」 久「私を信じて。これは勇気が出る魔法のチョコレートだから。食べれば食べた分だけ良い事があるから」ニッコリ 久「きっと二人とも幸せになれるわ」ニヤァ 久「だから宮永さん! じゃんじゃん食べて! 辛いときと頭使うときはチョコに限るわ!」 照「う、うん……」 照「あ、美味しい……」モグモグ 久「でしょ? こっちもイケるわよ?」スッ 照「あむ」 照「……!」パァァァ 久「ふふ、全部食べちゃっていいからね」ニッコリ 照「うん……!」モグモグ 久(これで宮永さんが酔うとどうなるかが分かる……) 久(弘世さんがあそこまで本気になって止めるんだから、一体どうなるのか……!)ワクワク 照「うん……これも美味しい……」ポワーン ――――――――――――――――― 菫「はぁ……」 和「どうしたんですか部長? 溜め息なんてついて」 菫「……照のことでちょっとな」 和「宮永先輩?」 菫「少し喧嘩してな……」 和「部長と宮永先輩が喧嘩……天変地異の前触れですかね……」 菫「おいおいどういう意味だ」ジト 和「いえ。他意はありません。ただ、珍しいなと」 菫「……そんなに私たち二人は仲良しに見えるか?」 和「仲良しと言うよりは、互いに信頼し合ってると思います」 和「まあ、部室以外での二人の関係は知りませんから……あくまで私の主観ですが」 菫「……」 和「大体喧嘩って何を原因に?」 和「中等部の頃からお二人のことは見て来てますけど、そんなこと今まで一度も……」 菫「まあ喧嘩と言うよりは、私が一方的に愛想を尽かしたという方が近いな……」 和「部長が愛想を尽かすってよっぽどですね」クス 菫「まあな……」 和「でも……宮永先輩に悪気は無いと思いますよ?」 菫「事情も聞かずに何故分かる?」 和「なんとなくです」 菫「当てにならんな……」 和「そう言うなら聞かせてくださいよ、事情」 和「気になります」キリ 菫(……会話のネタ程度に話してしまうか。その方が少しは胸がスッとするかもしれない) 菫「実はな……」 ―――――――――――――― 和「なるほど、そんなことが……」 菫「原村はどう思う?」 和「宮永先輩が悪いですね」キッパリ 菫「違いない」アハハ 和「でも、忠告を聞かずチョコを食べたのは宮永先輩の信頼の現れだと思います」 菫「どういうことだ?」 和「酔ってどうにかなっても自分がなんとかしてあげる、って言ったんですよね?」 菫「ああそうだが……」 和「つまりその言葉をそのまま受け取ったんですよ」 和「部長なら自分がどうにかなっても助けてくれる。自分の全てを許してくれる……」 和「そう本気で思ってたからこそ、間髪入れずチョコを食べた」 菫「……」 和「だから、宮永先輩にとって部長の思いやりよりチョコが大切なわけじゃないんですよ」 和「許してあげたらどうですか? 悪気が無いのは確かです」 菫(照……) 和「それに宮永先輩、今頃かなり動揺してそうですね……」 和「自業自得とは言え、そこまで信頼していた部長に突き放されたんですから……」 菫「っ……」 和「まあ、宮永先輩が動揺する姿なんて想像も出来ませんから見てみたい気もしますが」クス 菫「……私はどうしたらいいと思う?」 和「仲直りしたいなら、怒っていないということを明確に伝えればいいのでは」 和「遠回しだと気付かない可能性の方が高いでしょうから」 和「何にせよ、お二人が普段通りじゃないとこっちまで調子が狂いそうです。早く元の鞘に収まってくださいね」ニッコリ 菫「ああ、そうするよ……」 菫「私はアイツが少しでも懲りればと突き放したつもりだが……悪気が無いのなら咎めようは無い」 菫(気持ちを蔑ろにされたと思って、不愉快に感じたのも事実だが……) キーンコーンカーンコーン 和「もうこんな時間ですか……友人を待たせているので、私はそろそろ帰りますね」 菫「ああ。付き合わせて悪かったな。照と二人でするつもりの作業だったんだが……」 和「気にしないでください。麻雀部のことなら、いつだって喜んで手伝わせてもらいます」ニコ 菫(ここまで部に真摯な人間が一年にいるのは頼もしいな……) 和「それでは失礼しますね。お疲れ様でした」ペコ 菫「気を付けて帰るんだぞ」 和「子供扱いしないでください」フフ 菫「さて……ここからどうしたものか」 菫(部室の戸締まりをした後だが……照に会いに行くか?) 菫(結局部室に来なかったってことはまだ教室で久の相手をしているのか、それとも……) 菫「帰りに教室を覗いて、居なかったら明日にでも声をかければいいか……嫌でも顔は合わせるだろうしな……」 菫(とりあえず戸締まりを済ませて、帰る準備をしよう……) ―――――――――――――――― 菫(この時間帯の校内は静かだな……)テクテク 菫(ほとんどの部が活動を終え、最終下校のチャイムを待っている……) 菫(流石にこの時間までやっているとは思えないが……) 菫「……」ガラ 久「あら。弘世さん」ニコ 菫「竹井……」 久「こんな時間に奇遇ね。教室に何か忘れ物?」 菫「まあ、忘れ物と言えば忘れ物だが……」 久「宮永さんなら保健室にいるわよ」 菫「保健室?」 久「私がここに戻った時、すごく気分が悪そうにしてて……保健室に連れて行ったら体調不良だそうよ」 菫「っ……」 久「一体何が原因なんでしょうね。まったく見当もつかないわ」ニヤァ 菫「……竹井。何もしてないだろうな」キッ 久「あら、どういうことかしら?」 菫「とぼけなくていい。照から事情を聞いているんだろ」 久「ふふ、ご名答。流石に察しがいいわね」 久(本当は最初から最後まで見てたけど) 菫「照に何を吹き込んだ?」 久「相談に乗ってあげただけよ。弘世さんに嫌われた、って泣きそうになってたから」 菫「っ……」 久「宮永さんのあんな顔、初めて見たわ。それなりに長い付き合いのつもりだったんだけど」 菫「体調不良で保健室にいるってのは本当だろうな?」 久「もちろん。そんな嘘をついてどうするの」クス 菫「お前なら何か企んでいてもおかしくない……疑ってかかるくらいがちょうどだ」 久「信用されてないのね」アハハ 菫「味方だと分かっていないときのお前ほど怖い人間はいないからな」 久「とりあえず、保健室に行ってあげたら?」 久「弘世さんも宮永さんに何か用があるから、ここに来たんでしょ」 菫「……」 久「私をイマイチ信用しきれないのは分かるけど、宮永さんへの手がかりは他に無いと思うわよ」クス 菫「……もし何か企んでいたら殴るからな」 久「怖い事言わないでよ。本当に大丈夫だって」アハハ 菫「お前の言葉はアテにならないんだよ……」 久「まあ私に対する信頼の話は置いといて♪ 早く行ってあげて弘世さん」 久「宮永さん、きっと待ってるから」 菫「……言われなくてもそうするつもりだよ」ガラ 久「ふふ、いってらっしゃーい」ニコ 久「仲直り出来る事を祈るわ」ボソ ―――――――――――――――――― 菫(竹井の口ぶりはあまりに胡散臭い……十中八九何かの罠だ) 菫(しかし、保健室にいることが事実なら……罠と分かっていても行くしかない) 菫(一体何を企んでいるのかが分かれば身構えることも出来るんだがな……)ハァ 菫(保健室……通常なら荒川先生が出るはずだが……)コンコンコン 菫「……」 菫(嫌な予感しかしないな……) 菫「……失礼します」ガラッ 菫(照は本当にいるのか……?)テクテク 菫「……」キョロキョロ 菫(人の気配は感じない……無人なのか……?) 菫(いや……) 菫「そうでもなさそうだな」ボソ 菫(照の上履き……カーテンが閉まってるあのベッドか) 菫(果たしてどう声をかけるか……寝ている可能性もあるし、体調が悪いのなら尚更……) 菫(しかし……ここまで来て声もかけずに帰るのは流石に薄情か……?) 菫「……」 菫(寝顔くらい拝んでやるか)テクテク 菫「……照、そこにいるのか?」 「……」 菫「……寝ているのか?」 「……」 菫「……開けるぞ」シャッ 菫「な……」 菫(だ、誰もいない……?) 菫(ならこの上履きは―――) 照「菫……」ギュゥ 菫「!!」ビクゥ 菫(う、後ろから……) 照「……」 菫「……なんのつもりだ、照」 照「こうしないと菫、逃げちゃうから……」 菫「どうして私がお前から逃げる必要があるんだ……暑苦しい。離れてくれ」 照「嫌……」 菫「お、おい……」 照「私、菫に謝りたいの」 菫「……そのことならもういい」 照「良くないよ」ギュウ 菫「照……?」 照「何も良くない……」 照「私、いつも菫の優しさに甘えて、菫を困らせて……」 照「菫なら本気で怒ったりしないとか、なんだかんだで許してくれるとか」 照「そんなことを思いながら今までいろんなことしてきて……」 照「今日だってそう」 照「菫は私のことを思ってチョコを取り上げたのに、その理由すらちゃんと考えずにめちゃくちゃなことして……」 照「怒って当然だよ……むしろ、今まで怒られなかった方がおかしいくらい……」 菫「照……」 照「菫、今まで本当にごめんなさい……何も気付けない、バカな私で……ごめんなさい……」 菫「もういい。お前の言いたい事は分かったからそれ以上謝るな……」 菫「私だって少し大人げなかったのも事実だ……お前の考えてる事をしっかりと理解しないまま、突き放すようなことをしてしまった」 照「菫は何も悪く無いよ……悪いのは全部私で……」 菫「もういいから。それ以上何も言うな……」 照「菫……」 菫(今まで照にこんなことを言われたことはなかった……) 菫(世話を焼くことに見返りを求めていた訳じゃない。礼を言われたいと思った事も無い) 菫(ただ……初めてだ……照と出会ってから、初めてこんな……)ウルウル 照「菫、泣いてるの……?」 菫「泣く訳ないだろバカ……」 照「でも、声震えて……」 菫「うるさいっ……声くらい、泣いていなくても震えるっ……」 照「菫……」 菫(こんなことで感極まるなんて本当に情けない……照に泣き顔なんて死んでも見せられるかっ……) 照「泣きたいなら泣いてもいいよ……?」 菫「ふざけるな……お前に謝られたくらいで泣く訳ないだろ……」 照「菫は強がりだね……」ギュ 菫(これ以上照に抱きつかれてたら、何かの拍子で本当に泣いてしまうかもしれない……)グスン 菫「……照、お前の気持ちはもう分かった。言葉もしっかりと受け取った」 菫「だからそろそろ離れてくれないか……?」 照「……」 菫「そもそもどうしてこんな不意打ちみたいな真似を……」 照「私、思い出したの」 菫「思い出した?」 照「4年前のこと、全部……」 菫「!?」 照「あんなにも大切なことを今まで忘れてたなんて……自分で自分が嫌になる……」 菫「お、お前……本当に……」 照「うん。全部、ちゃんと思い出した。思い出せたおかげで、今やっと気付いた」 照「菫のことが好きだってこと」 菫「!!」 菫「お前、今なんて……」 照「菫……あの時の続き、しよ……?」サワ 菫「ひっ……!?」 照「途中で止められちゃったんだよね……よく覚えてるよ……」 照「私今、あの時と似たような感じだから……」 菫(コイツもしかして、酔っぱらって……!?) 照「仲直りの証に……ね……?」シュル 菫「や、やめろ照!! 正気に戻れ!?」 照「私は正気だよ……別におかしくなんてなってない……」ス… 菫「ぁっ……!」 照「この気持ちは本物……嘘なんかじゃない……」サワ… 菫「は、離せっ……! 私に触るな……!」 照「どうして嫌がるの……? あの時はすごく悦んでたのに……」 菫「んっ……」 照「大丈夫、今度は邪魔者は入らないから……」 照「ん……」チュゥ 菫「や、やめろぉ……舐めるなぁ……!」 照「ぁ……」ペロ… 菫(ま、まずいっ……このままじゃっ……!) 菫「は、離れろ……!!」グググ 照「ほら、私の言った通り……」 照「こうしないと菫、逃げちゃうって……」ギュウゥゥ 菫(コイツ最初からこのつもりで……!) 照「大人しくしてよ……菫も私の事好きなんだから別にいいでしょ……?」 菫「ふ、ふざけるな! 4年前と今を混同するな!!」 照「何言ってるの……今も昔も菫は私のことが好きだよ……」 照「好きだから世話を焼いてくれて……」 照「好きだから気にかけてくれて……」 照「私はそんな菫が大好きで……」チュゥ 菫「んん……!!」 照「うなじ、良い匂い……ここ、好き……」 菫「て、照ッ……!!」ビクン 照「ん、ぁ……」レロォ 菫「ッ~~~!?」ビビクン 照「ふふ、ビクビクしてる……気持ちいいんだね、菫……」チュッ 菫「やめ……ろ……」 照「菫……一緒にもっと気持ち良くなろ……?」グイッ 菫「きゃあっ……!」トサッ 菫(べ、ベッドに……) 照「たまに本で読むけど、保健室でこういうことしたらドキドキするって本当なんだね……」 菫「や、やめろ照……こ、こんなことっ……」 照「私 初めてだけど……やり方、少しくらいなら分かるから……」スッ 照「服、脱がすね……」 菫「……!?」 菫「さ、触るな!!」バシッ 照「ッ……」 照「どうして拒むの……? 服脱ぐの嫌……?」 菫「そういうことじゃない! 照、冷静になれ! お前は酔っておかしくなってるだけだ!」 照「菫は私のこの気持ちが酔ってるせいだって言うの……?」 菫「そうだ……今のお前はいつものお前じゃない……」 照「そんなことない……私は私だよ……酔ってもないしおかしくもなってない……」 照「菫は私の気持ちを信じてないだけなんでしょ……? だから、そんなこと言って……」 菫「信じるとかじゃないんだ照……お前のその気持ちは本来存在しないはずのものなんだ……」 照「存在しない……?」 菫「ああ……酔ったお前がそうなることは4年前に体感してる」 菫「酔いが覚めたあとのことも全て覚えてる。だからこそ断言できる」 菫「お前の私に対する好きはこういう好きじゃないんだ!」 照「何言ってるの菫……?」 菫「お前は酔うとラブとライクがひっくり返るだけなんだ……」 菫「きっと私じゃなくても、親しい人間なら誰にでもこういうことを……」 照「違うっ!!」 菫「っ……」 照「私は絶対にそんなことしない……! 菫以外の人には絶対にこんなことしない!!」 照「私の気持ちをそんな風に言うのはいくら菫でも許さない……!」キッ 菫「て、照……」 照「そんなに信じられないなら証明してあげるよ……」 照「私が本当に菫のこと好きだってこと、菫にならなんでも出来るってこと……」スッ 菫「!!」 菫「お、お前何をっ……!?」 照「動かないでっ……」グイッ 菫「やめろっ!! これ以上は本当に冗談じゃ済ませられない!!」 照「冗談で済ませたくなんてないっ……!」 菫「照!!」 照「嫌だよ……どうしてそんなこと言うの……ひぐっ……」 照「受け取ってもらえないのはいい……でもっ、この気持ちを否定されるのだけは絶対に嫌だよ……」ポロポロ 菫「っ……」 照「私は菫のことを好きになっちゃダメなの……?」 照「菫に好きだってことを知ってもらうのもダメなの……?」 菫「……私には、今のお前を10年以上一緒に居た宮永照だと思う事が出来ない……」 照「……!」 菫「私にとって今のお前は、照の外見をした限りなく照に近い誰かなんだ……」 照「そんなの……!」 菫「お前の言いたい事は分かる!」 照「っ!」ビクッ 菫「ただ……私にとって宮永照はあのバカだけなんだ……」 照「……」ポロポロ 菫「もう目を覚ませとは言わない……お前はお前だ」 菫「ただ……それでも気持ちは受け取れない。一線を超えるようなことも絶対に出来ない」 照「なら菫は……『私』じゃない菫にとっての宮永照の気持ちなら受け取ってくれるの……?」 菫「……いいや。受け取れない」 照「っ……!」 菫「アイツに対する恋心は……もうとっくの昔に風化してしまった。思い出すことなんて出来ないんだ……」 照「そん、な……」 菫「本当にすまない……無論、お前の気持ちにも答えられない……」 照「菫……」 菫「退いてくれ、照……私のことを本当に思っているなら、これ以上はもうやめてくれ……」 照「……」ヘナ… 菫(こうなればもう、私に対して無理やり何かしようとは思わないだろう……) 照「ひぐっ……ぐずっ……」ポロポロ 菫「……本当にすまない」 照「謝るくらいなら……抱きしめて……」 菫「……それは出来ない」 照「なら……そんなこと言わないで……」 菫(照……) 菫(……これでいいんだ。これで酔いが覚めた時にはきっと……) 照「ねえ、菫……」 菫「……なんだ」 照「もうこれ以上何も言わないし、何もしないから……最後のお願い聞いて欲しい……」ウルウル 菫「……何をすればいい?」 照「キス……して欲しい……」 菫「っ……」 照「4年前、初めては私からだった……」 照「だから、最後は菫からして……私の恋心を終わらせて欲しい……」 照「菫……」ウルウル 菫「……」 菫(私自身、この不安定な気持ちに対してのケジメにもなるのかもしれない) 菫(もうこれ以上あの時のことを思い出さないようにするためにも、今ここで……) 菫「……照、目をつむれ」 照「ありがとう、菫……」スッ 菫(正真正銘……これで最後だ) 菫(私も好きだったよ……照) 「ん……」 ―――ドサッ 菫(……ん? なんだ今の音……) 菫(鞄が落ちたような、そんな……)チラ 宥「……」 菫(え……?) 宥「菫、ちゃん……?」 菫「!!?」 菫(ゆ、宥……!?) 照(菫……もっと……)グイッ 菫「んん……!?」 菫(て、照っ……やめっ……!) 宥(嘘だよ……こんな、こんなこと……)ブルブル 宥「……寒い」ボソ 第一部 完 続き?