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逆さ吊りの熊(ニンギョウがニンギョウ) 逆さ吊りの熊 (1)(緑) クリーチャー ― 熊 2/2 (赤):ターン終了時まで、逆さ吊りの熊のパワーとタフネスを入れ替える。 (白):逆さ吊りの熊はターン終了時まで+0/+1の修整を受ける。 タフネスアップとパワーとタフネスを逆にできる熊。
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逆さ吊りの映画館(ニンギョウがニンギョウ) 逆さ吊りの映画館 土地 (T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。 (2),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、そのパワーとタフネスを入れ替える。 パワーが0の対戦相手のクリーチャーに特に有効。
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岨道流。 聞いたこともない、無名の武術。 聖は、そう侮っていた。 けれども今置かれている状況は、彼女の認識の甘さがもたらした以外の何物でもない。 「『りゅういし』に、ばかにし過ぎだと思います」 まるで林檎のように頬を紅潮させ、少女は言う。 彼女の言う「りゅういし」が、「流石」の誤読だと聖が知るのは、ずっと先のこと。 少女の小さな手から、荒縄が天井へと伸びていた。 梁を支えにして、垂直に垂れ下がる縄。聖の白い足を絡め、そして彼女のふくよかな肉体に巻き付いている。 つまるところの、逆さ吊り。 荒縄の存在にはまったく気付かなかった。 なぜなら聖には、彼女が何も持っていないようにしか見えなかったからだ。 どうぞかかってきてください。その言葉に甘えて、抱きつき、少女の甘い香りを堪能…ではなく、身動きを封 じるつもりでいた。一度聖の得意とする「フクムラロック」に捉えられたら、逃げることは至難の業。だった はずなのに。 少女はいとも容易く聖の懐をすり抜け、引き倒し、そして次の瞬間には哀れ宙づりにされていた。 自分より大きい体の聖を投げ倒す柔術に加え、あっという間に拘束した捕縛術。見た目はリゾナンターの最年 少である遥や優樹よりもはるかに幼く見えるのに。なかなかやりおる、そんな感想さえ浮かんでくる。 「岨道流は。型無の武術、だそうです」 「かた…なし?」 「はい。有に見えて、無。無と見えて、有。無と有は巡り、螺旋を描き、やがて理に通ずる…んだそうです」 いかにも受け売りといった感のある口上。 言葉の意味はわからないけれど、とにかく。 「強い、んだね。朱音ちゃんは」 「はい。だってそれが、『姫』の嗜みですから」 そう言って館を立ち去る、朱音と呼ばれた少女。 それはつまり、「自分を仲間にするのは諦めろ」ということなのか。 冗談じゃない。遥々長野まで来たのは、ミノムシの真似をするためじゃないんだから! ぶらんぶらんと体を揺らしながら、聖は。 好みの少女、いや新戦力となるであろう少女の攻略を既に考え始めていた。 参考 投稿日:2015/02/26(木) 22 15 08.66 0
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縛技のレベルと取得ポイント レベル 縛技 ポイント 1 両手縛り 1 股縄 1 3 一本縛り 1 5 後高手小手縛り 1 7 後頭小手縛り 1 乳房縛り 3 M字開脚 3 8 股菱縄 1 9 蟹縛り 2 10 後手たすき縛り 1 11 あぐら縛り 1 12 後手菱縄 2 13 菊門晒し縛り 1 15 長棒開脚 1 18 背面合掌縛り 2 20 片足吊り 2 25 立ち吊り 1 閉脚逆さ吊り 2 開脚逆さ吊り 1 上へ 特殊な組み合わせ 両手縛り+両手縛り 後高手小手縛り 両手縛り+M字開脚 蟹縛り 両手縛り+蟹縛り 長棒開脚縛り 後高手小手縛り+後高手小手縛り 後手たすき縛り 後手たすき縛り+後手たすき縛り 後手菱縄 後手たすき縛り+一本縛り あぐら縛り 後手菱縄+後手たすき縛り 背面合掌縛り 一本縛り+片足吊り 閉脚逆さ吊り 股縄+股縄 股菱縄 股菱縄+股菱縄 菊門晒し吊り 上へ ひなの 服 蓮華 縛り1 縛り2 縛り3(アイテム) 経験値 下着 諸手股縄縛り 両手縛り 股縄 15 諸手股縄縛りR ピンクローター 38 後手M字開脚縛り 後高手小手縛り M字開脚 38 後手M字開脚縛りH 張り型大 60 後手M字開脚縛りV 張り型バイブ 60 M字菱縄 M字開脚 股菱縄 50 亀甲縛り 後手菱縄 股菱縄 63 搾乳縛り 乳房縛り 乳房縛り 長棒開脚縛り 68 セーラー服 高手股縄縛り 後高手小手縛り 股縄 23 胸くびり開帳縛り 乳房縛り M字開脚 45 胸くびり開帳縛りR ピンクローター 68 後頭海老反り縛り 後頭小手縛り 一本縛り 38 たすき桃縛り裏式 後手たすき縛り 後手たすき縛り 蟹縛り 60 亀甲縛り裏式 後手菱縄 股菱縄 一本縛り 63 振り袖 桃割り菊門縛り 蟹縛り 菊門晒し縛り 75 桃割菊門縛りC クスコ 98 合掌あぐら縛り裏式 背面合掌縛り あぐら縛り あぐら縛り 90 秘肉晒し吊り裏式 後手たすき縛り 立ち吊り 片足吊り 150 秘肉晒し吊りH 立ち吊り 開脚逆さ吊り 張り型大 173 横海老吊り 立ち吊り 閉脚逆さ吊り 165 亀甲開脚吊り 開脚逆さ吊り 後手菱縄 126 亀甲開脚吊りE 浣腸チューブ 149 メイド服 閉脚一本縛り 後高手小手縛り 一本縛り 30 開脚豆縛り 後手たすき縛り M字開脚 53 開脚豆縛りH 張り型大 75 股割り菊晒し縛り 長棒開脚縛り 菊門晒し縛り 90 股割り菊晒し縛りA アナルビーズ 113 股割り菊晒し縛りE 浣腸チューブ 113 あぐら菱縄 後手菱縄 あぐら縛り 72 あぐら菱縄A アナルビーズ 95 開帳吊り 立ち吊り M字開脚 98 開帳吊りV 張り型バイブ 120 上へ 栞 服 蓮華 縛り1 縛り2 縛り3(アイテム) 経験値 下着 一本晒し縛り 両手縛り 一本縛り 23 乳房肉芽縛り 乳房縛り 股縄 30 胸くびり開帳縛り裏式 乳房縛り 乳房縛り M字開脚 45 胸くびり開帳縛りT M字開脚 茶筅ローター 68 だるま縛り 後高手小手縛り あぐら縛り 51 だるま縛りA アナルビーズ 74 立ち膝吊り裏式 立ち吊り M字開脚 M字開脚 98 立ち膝吊りE 浣腸チューブ 120 ブレザー 前手股縄縛り 両手縛り 股菱縄 15 後手M字開脚縛り裏式 後高手小手縛り M字開脚 M字開脚 38 乳房くびり股菱 乳房縛り 股菱縄 50 乳房くびり股菱R ピンクローター 72 長棒乳晒し縛り 乳房縛り 長棒開脚縛り 68 搾乳吸引縛り 搾乳機 90 亀甲縛り戒式 後手菱縄 後手菱縄 股菱縄 63 袴 後頭開脚海老縛り 後頭小手縛り M字開脚 38 後頭開脚海老縛りV 張り型バイブ 60 たすき桃縛り 後手たすき縛り 蟹縛り 60 たすき桃縛りC クスコ 83 たすき菊門晒し 後手たすき縛り 菊門晒し縛り 75 たすき菊門晒しV 張り型バイブ 98 合掌あぐら縛り 背面合掌縛り あぐら縛り 90 合掌あぐら縛りE 浣腸チューブ 113 一本たすき吊し 後手たすき縛り 閉脚逆さ吊り 120 一本たすき吊しE 浣腸チューブ 143 ウェディングドレス 股菱棒開脚縛り 股菱縄 長棒開脚縛り 72 股菱棒開脚縛りH 張り型大 95 亀甲縛り奉式 後手菱縄 股菱縄 股菱縄 63 秘肉晒し吊り 立ち吊り 片足吊り 150 秘肉晒し吊りH 張り型大 173 くの字片足吊り 乳房縛り 片足吊り M字開脚 45 くの字片足吊りH 開脚逆さ吊り 張り型大 68 開帳吊し 立ち吊り 開脚逆さ吊り 165 開帳吊しE 浣腸チューブ 188 上へ
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少女 語呂が悪いので少女にしただけ。実際は幼女である。 何人にするか決まってない。 案A. タイプ:いたずら大好き元気っこ。おてんば娘 服装:キャミソールにキャロットパンツかミニスカ。スパッチュ? 案B. タイプ:ほんわかふわふわ天然っこ。不思議発言多し 服装:ワンピース 案C. タイプ:素直になれないツンデレっこ 服装:お嬢様系のラッフルにロングスカート
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【ワルプルギスの夜】 【作品名】魔法少女まどか☆マギカ 【ジャンル】夢と希望の魔法少女物(アニメ+小説+漫画+ゲーム等) 【名前】ワルプルギスの夜 【属性】舞台装置の魔女 【大きさ】350mほどの、逆さ吊りになった女性の姿(タンクローリーから計算) 【長所】何度やってもあいつに勝てない 【短所】作中で起き上がって欲しかった 参戦 vol.1
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緑のカード クリーチャー 天草式の信徒 エーデルワイス 応援ミサカ 逆さ吊りの熊 樹上の忍者 生命力に満ちた怪植物 木刀の手 地図少女 飛びかかる宮間夕菜 ニードルラット 粘土像作りの宇宙人 培養ミサカ ヒヤシンスの下僕、ピエール ミストドラゴン、トロール 木竜ムキチ 森野亮士 打ち止め 嵐皇龍 リコリス エンチャント 驚異的な成長 脅威の浸透 スールの誓い 発育少女 ポリッシュアップルズ オーラ 被殺願望 寄せ餌 インスタント 再誕のパターン 凍空の力 森の加護 ソーサリー ある果実 黄薔薇革命 故郷の夢 琥珀の心臓 だいなし 不要な知識 蘇る失墜 プレインズウォーカー 年表干渉者、音透湖
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少女地獄◆PatdvIjTFg ◇ 「ねぇ、死神様ってしってる?」 ◇ カチ。 シャープペンシルがノックされる音。 カチ。カチ。 私の目の上で芯が伸びていく音。 カチ。カチ。カチ。 目を閉じる。 カチ。カチ。カチ。カチ。 無理やり、目を開けさせられる。 カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。 「しけい」 カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。カチ。 や、え グヂュ。 ◇ 「では今日は、転校生を紹介します」 存在しない街の某小学校――四年二組は、極一般的な小学生の集まった教室である。 つまり、人を殺さず、性交をせず、窃盗、その他犯罪行為には手を出さず、見える範囲でのいじめもなく、生徒全員で授業のボイコットをすることもない。 そんな平和な四年二組に、この時期になって転校生が訪れた。 「えっ、どんな子?」 「かっこいい?」 「女子だろ、俺見たんだぜ」 思い思いに声を上げながら、生徒の誰もが皆、廊下で待機する転校生を盛大な拍手を送る。 手製の打楽器に迎えられて、ざっ――と、音を立てて扉が開く。 「はじめまして――」 息を呑む。 時が止まる。 どのように形容すべきだろう、彼らは皆、十二歳の少年少女でしかなかった。 美しい――たった、それだけのことを表現するだけだというのに、脳髄のどこを探しても彼女を形容するに相応しい言葉が浮かばない。 「蜂屋あいです」 パチ。パチ。パチ。 まばらな拍手が響き渡る。 手を動かす余裕など無かった、それでも彼女に嫌われぬために意識を振り絞って拍手を行ったのだろう。 少年少女の全ては、彼女を瞳に焼き付ける――ただ、それだけのために、捧げられていた。 彼女が微笑む。にこり、と。 担任教師に案内されて、己の席へと向かう。 歩く度に、異邦人を思わせるストロベリーブラウンの髪がゆれる。 匂う。 甘い、甘い、匂いが。 理性を狂わせる毒の匂いが。 教室中の全ての目を奪って、歩く。 誰かが呟く。 「……天使様」 言った本人は、己の発言の後に気づいた後、顔を赤らめ、ぶるんぶるんと首を振った。 だが、それは的を射た発言だったのかもしれない。 神秘学【オカルティズム】が、人に理解出来ぬ現象を仕舞いこんでおくための箱であるというのならば、 彼女という存在もやはり、人に永遠に理解できぬ天使という括りに入れてしまうべきだったのだろう。 彼女が、微笑む。 まさしく、それは天使の微笑みに他ならなかった。 酩酊から覚めたかのように、素面へと戻った少年少女達は天使――蜂屋あいを取り囲む。 転校生とはすなわち、四年二組にとっての異邦人である。 分解されぬ未知は恐怖に他ならない。 質問が飛ぶ、蜂屋あいは笑って質問に答える。 それは、好きなテレビ番組の話であり、好きな本の話であり、好きな料理の話であり――だが、大した話ではない。 ただ、彼女も同じ人間だと確認し、彼女を分解するための取っ掛かりを見つけ、そして彼女を理解していくための必須手順。 そして、蜂屋あいはクラスに馴染んでいき、いつしか転校生であるという彼女の特異性も薄れていく。 それだけの話である。 それだけの、ただそれだけの、つまらない、話。 一週間が、経過した。 蜂屋あいは四年二組に馴染み、四年二組もまた、彼女を受け入れた。 僕たちは仲間だ、一緒に思い出を作っていこう、と。 彼女は微笑んだ。 放課後、夕日は世界を丸ごと焼きつくしてしまいたいかのように紅く燃えていた。 冬だった、あるいは凍てついた世界を否定したいのかもしれなかった。 「……ぐすん」 四年二組、教室の隅、ロッカーに寄りかかって、一人の生徒が泣いていた。 四年の春、初恋で失恋だった。 彼女は同じクラスの男子生徒に惚れていたが、その男子生徒が他のクラスの女子とキスするのを見てしまった。 燃えるような思いは、失恋の衝撃で彼女の心をどろどろのケロイドハートに変えていた。 彼女とその男子生徒の家は隣同士だった、帰りたくなかった。 排出される涙と一緒に自分もどこかに流れてしまいたかった。 泣く、泣く、泣く、泣く、泣く。 「どうしたの?」 見られていた、元々真っ赤になって泣いていた顔が、さらに赤くなる。 振り返る、涙で視界がぼやけていた。 ただ、目の前の少女が白いワンピースを着ていたことしかわからなかった。 涙を手で拭う、ハンカチが差し出されていた。 ありがとう――そう言えたかはわからなかった、涙と鼻水で声までぐじゅぐじゅだった。 ハンカチで、涙を拭う。 白い、白い、ハンカチ。 「……ありがとう」 今度ははっきりとお礼を言うことが出来た。 「ううん、いいの」 相手は、蜂屋あいだった。 やはり彼女は天使なのかもしれない、と少女は思った。 夕日を背に立つ彼女は――まるで、宗教画のように神々しかった。 「わたしでよかったら、おはなし聞くよ?」 思いがこみ上げてきて――少女はもう一度泣いた。 そして、いかに幼馴染の少年のことが好きだったかを、切々と語った。 蜂屋あいは、何も言わず、頷くだけだった。 話し終えると、もう一度ハンカチを借りるまでもなく、少女はいつの間にか泣き止んでいた。 もう、どうにもならないけれど、吹っ切っていけるような、そんな気がした。 「ねぇ、死神様ってしってる?」 天使の――その言葉を聞くまでは。 ◇ 死神様は、最近この小学校を中心として広まるようになったうわさ話だ。 その内容はありふれたもので、つまり殺したい人間を死神様が殺してくれるというものである。 少女は、蜂屋あいの言葉を聞いた瞬間、走りだしていた。 「何で気付かなかったんだろ!私、私、私、私、まだ、間に合う!」 恋人がいなくなれば、自分にもチャンスが生まれる――至極簡単な帰結だった。 再び着いた恋の炎が、彼女の倫理観を燃やし尽くす。 殺してでも、愛されたい。 死神様を呼ぶのに必要なものは、死体だ。 猫、犬、虫、何でも良い。 とにかく、死体を十三個集めて、校舎裏にある動物の墓に供え、死神様と三回呟いた後、殺したい人間の名前を大声で三回言う。そして最後に殺して、と叫ぶ。 そうすると、死神様が殺してくれると、そういう噂だ。 何故、死神様という噂が誕生したのか、その由来は明らかになっていない。 だが、飼育小屋のウサギだけに留まらず、とにかく場所に困った動物を埋葬する、この場所が、 あるいは近年、起こっている奇妙な事件が、 または、そのような噂を作り、信じこまなければならなかった程の誰かの憎悪が――そのような噂を作ったのだろう。 死体は全て、虫だった。 首無し死体の方が効力が良いという噂を聞き、首は足で潰しておいた。 少女は虫を嫌っていたが、それ以上に幼馴染を奪った少女が嫌いだった。 「死神様」 自分の恋が叶う、そう考えると人を殺すというのに奇妙な高揚感すらあった。 「死神様」 息が荒くなる、息が荒くなる、息が荒くなる、心臓が高鳴る。 「死神様」 とうとう、言う。 告白の言葉は言えなかったけれど、この殺し文句は確実に言い切る。 「森小春!」 自分から幼馴染を奪った、憎い相手。 「森小春!!」 死んでしまえば良い、私が想像も出来ないような苦しい死に方で。 「森小春!!!」 彼の隣にいるべきは私なんだ!! 「殺してッ!!!!!」 「まかせて」 ぞう――と、鳥肌が立つ。 周囲を見回しても、誰もいない。 しかし、声だけはあったのだ。 それでも、少女は笑った。 「やったあ」 死神様はいたのだ。 翌日、森小春という少女が刃物でめった刺しにされて死んでいた。 しかし、休校にならなかったのは他でもない。 彼女の家族も皆死んでいたために、誰も学校に連絡するものがいなかったからだ。 翌々日、担任教師の訪問で、事件は発覚することとなる。 ◇ 森家の葬式が終わり、幾日かの臨時休校も終わり、それでも日常には戻れない。 森小春の恋人だった少年は、涙ごと心まで流し尽くしてしまったようだった。 そんな彼を慰めようとする、幼馴染にも何も思えない。 ただ、時間が解決するその時まで、彼は機械のように生活を続ける。 「ねぇ、死神様ってしってる?」 そのはずだった。 隣のクラスの死んだ彼女の机の上に置かれた花瓶、 集団下校のための教室移動の途中で、彼はそれを見るために2分程、ぼう――と立ち止まる。 それを憎々しげに見る隣の幼馴染にも気づかずに。 少年の手を取り、無理にでも連れて行こうとする少女の手を払い、彼はただ、立ち尽くす。 何度かそのやりとりを繰り返した後、少女と共に教室へ向かうはずだった。 その日、少女は風邪を引いて学校を休んでいた。 だから、少年はぼう――としていた。 そんな、少年を見て天使が――蜂屋あいが近づく。 「ねぇ、死神様ってしってる?」 それだけで、十分だった。 少年は、少女の死が発覚する前日、担任教師が朝礼で死神様のことを注意していたことを思い出した。 くだらない噂に踊らされて、命を玩具にするな、と。 何故、忘れていたのだろう。 いや、恋人が死んだのだ――細かいことなど覚えていられるはずがなかった。 それは小学生らしいあまりにも突飛な発想であった。 死神様の儀式が行われていた、だから恋人と家族が死んだ。 あまりにもバカバカしい、イコールで結ばれるはずがない。 だが、彼は真実がどうであれ、それを真実と決めつけた。 何故ならば、彼は少年だからだ。 彼女の仇を取ろうとするならば、自分の手に負える相手でなければならないからだ。 蜂屋あいの言葉に、少年は返答もせずに駆け出した。 死神様を行った犯人を、絶対に見つけ出して――殺す。 ただ、それだけしか考えられなかった。 天使は笑った。 ◇ 翌日の放課後、少年とその友人達、蜂屋あい、そして少年の幼馴染の少女は橋の下に集まった。 いや、幼馴染の少女に関しては呼び出された――という方が正しいか。 少年の友人達が集まったのは、まさしく正義のためである。 腑抜けていた少年が犯人を探すと言い出した、ならば友人のためにも、そして亡くなった少女のためにも、 そして、どこかワクワクする非日常感のためにも、犯人探し、そしてクライマックスに協力するのが筋というものだろう。 「お前が――死神様を呼んだのか」 「ちがう……私じゃない!」 少女が儀式を行った姿は誰にも見られてはいない、ならば誰もその犯行を特定できないはずである。 しかし、虫を集める彼女の姿を目撃した者は何人かいた。 疑わしきを罰する――例え、幼馴染だといっても、それが全てだ。 重要なのは、犯人が裁かれることだ。 「お前だろ」 「虫取ってたろ」 「謝れよ」 「死ね、ブス」 「そうだ、死ねよ、死神様呼んだんだろ」 「死刑だ」 「死刑」 「しーけーい」 「しーけーい」 「しーけーい」 「しーけーい」 「しーけーい」 「まって」 柔らかな声が、少年たちを止めた。 蜂屋あい――天使の言葉だ。 「魔女狩りって、しってる?」 まるで、童話を語るかのような優しく甘い声だった。 「魔女はみずにうかぶんだってね」 丁度、川の側で、橋の下だった。 行わない理由が無かった。 「わかったよ、俺信じるよ、お前のこと」 「ほ、本当……?」 これほど空虚な信じるもないだろう、それ程に少年の瞳は乾ききっていた。 だが、それを信じなければならないほどに、少女は恐れていた。 魔女狩りという響きを、自分が辿りかねない運命を。 だから、少年の言葉に信じて媚びなければならなかった。 「抑えつけろ」 少年の言葉と同時に、少女は逃げ出そうとした。 だが、少年の友人がまっさきに掴んだのは少女の腕だった。 犬がリードの範囲以上に走れないように、少女もまた囚われた。 「信じるから、川に顔付けろよ……浮かばないように、ずっと、ずっと」 「えっ、ちょっ……」 少年の友人達に抑えこまれ、少女は川の中に顔を沈めることとなった。 息が出来ない、力尽くで抑えこまれているため、顔を上げることも出来ない。 いや、必死に暴れて顔を上げようとすれば、もしかしたら、水から抜けられるのかもしれない。 そして、それは浮く、ということになる。 浮けば魔女で、沈めば魔女ではなくなる。 いつまで息が持つかはわからない、それでも精一杯頑張ろう、と少女は思った。 少年に信じてもらいたい――それだけが望みだった。 あんな女のために、少年に嫌われてたまるか、そう思った。 「ぶく」 「ぶく」 「ぶく」 「ぶく」 「ぶ」 息が、1分も持たなかったこと。 そして、少女はそのために酷く暴れたこと、そこまでは覚えている。 「やっぱ、お前じゃん……死ねよ、ヒトゴロシ」 それ以降は、少女の記憶に無いし、刻み込まれることもない。 ◇ 蜂屋あいは、人の心の色が見えた。 青く燃える炎の色、蝋燭の炎のようにきらめくオレンジ、そして黒色。どす黒い闇の色。 心が揺れると、その色もそれに合わせてゆらゆらと変わる。 だから、少女は人の心を変えるために――教室を作った。 少女は決して、直接手を下すこと無く、命令することもなく、扇動することで誰かがいじめられ続ける教室を。 しかし、表面上では完璧で優秀な教室を。 小学生の行いではなく、 いや、人間の行いでも無かったのだろう。 彼女は悪魔だった。 天使のような微笑みを浮かべた、悪魔だった。 だが、悪魔はある少女――黒い天使によって、とうとう表舞台へと引きずり降ろされることとなる。 詳細は語るまい、少女たちは戦い――そして、結果は黒い天使の勝ち、ということになるのだろう。 彼女の意思を引き継ぐ者、彼女の作ったシステムを残し、彼女は奈落へと消えた。 気づけば、彼女は街にいた。 そして、彼女は――別のシステムを作った。 死神様――願うことで、好きな人間を殺すことが出来るシステム。 聖杯戦争が本格化すれば、このシステムを稼働し続けることが出来なくなるだろう。 それでも、彼女のサーヴァントと利害が一致した。 彼女のサーヴァントは人を殺したがっている――おともだちを欲しがっている。 彼女はこのシステムによる心の変化が見たい。 「だから、アリスちゃん。わたしたちきっと、いいおともだちになれるわ」 「うん、きっとね」 ◇ 「だから、みんな、死んでくれる?」 【クラス】キャスター 【真名】アリス@デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(及び、アバドン王の一部) 【属性】中立・悪 【パラメーター】 筋力:E 耐久:E 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:C 宝具:E 【クラススキル】 陣地作成:A 魔力及び死者のマグネタイトを利用することで、彼女のための不思議の国(ワンダーランド)を形成することが出来る 道具作成:C 魔力及び死者のマグネタイトを利用することで、トランプの兵隊、偽アリスを生産することが出来る また、このスキルによって拷問具(アイアンメイデン等)を召喚することが出来る 【保有スキル】 堕天使の寵愛:A 彼女は堕天使ネビロスの寵愛を受けているために、 屍体を蘇生し彼女のおともだちにすることが出来、また呪殺魔法に優れる。 魔王の寵愛:A 彼女は魔王ベリアルの寵愛を受けているために、 魔力のパラメータに関して、+の補正を受ける。 精神汚染:E 彼女の常識を、人間のそれと思ってはいけない。 単独行動:D 彼女は保護者である魔王と堕天使から離れて、たった一人ワンダーランドで過ごしていた。 【宝具】 『不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)』 ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:??? 最大捕捉:??? 彼女が創りだすは不思議の国の遊園地、女王様は当然アリス。陣地作成スキルによって作り出される遊園地。 完成が進むにつれて、陣地作成、道具作成に有利な補正がかかり、陣地作成ならばミラーハウスやメリーゴーランド、 道具作成ならば、大量のトランプ兵やアリスを生み出すことが出来る。 また、彼女の逸話からこの街の中で死者が増えれば増えるほどに、この宝具が完成するまでのスピードが早くなる。 【人物背景】 魔王と堕天使の寵愛を受けた永遠の少女 【サーヴァントとしての願い】 おともだちをつくる 【マスター】 蜂屋あい@校舎のうらには天使が埋められている 【マスターとしての願い】 みんなの心の色を見る 【weapon】 特になし 【能力・技能】 小学生離れした身体能力と知能を持つ。 【人物背景】 人間の心を「色」に例えて見る感受性の持ち主であり、 いじめによってクラスメート全員の心を弄ぶことで「心の色」が次々変わっていくことを楽しんでいた。 【方針】 色を見る BACK NEXT -012 星輝子&ライダー 投下順 -010 高町なのは&キャスター -012 星輝子&ライダー 時系列順 -010 高町なのは&キャスター BACK 登場キャラ NEXT Happy Birthday! 蜂屋あい&キャスター(アリス) 000 前夜祭 012 燃えよ花
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ある少女 【出典】 さいはてHOSPITAL 【クラス】 エンブリオ 【パラメーター】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E 宝具EX (通常時) 筋力D 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具- (魔法少女ネガティブはるるーと) 筋力C 耐久B 敏捷C 魔力A+ 幸運C 宝具EX (ある少女) 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 創造(偽):EX 殻の中での特権。エンブリオのサーヴァントは、自らが創造/想像した殻の中で開拓者としての特権を発動できる。 この場合のEXランクは『そもそも規格が存在しない』という意味であり、超越性を意味するものではない。 悪く言ってしまえばひきこもり。 星の開拓者(偽):EX あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。 エンブリオのサーヴァントはこのスキルによって殻の中で起きた『不可能な事象』を解決する事ができるが、同時に『自らに敵対する存在』にも『星の開拓者』のスキルを与えてしまう。 エンブリオが殻の中では不可能はない事の証明であり、同時にその殻を破壊する者が現れるという運命を暗示するスキル。 【保有スキル】 マホウ:EX(B) 魔術でも、魔法でもなく、マホウ。 エンブリオの殻の中でのみ作用する、独自の超越能力の体系。 エンブリオは自らの殻の中でこれを自在に操るが、殻の外ではまったく効果を発揮しない。 ただし、『変身』スキル使用時は殻の外でも使用できる。 変身:B 魔法少女ネガティブはるるーとに変身する。 大して意味はない(むしろ固有結界内だとステータスが低下する)が、この姿が他の世界(物語)に登場した逸話により、魔法少女としての姿ならば、本来自らの固有結界の外では無力なエンブリオでも、自らの固有結界の外でマホウが使用できる。 ただし、変身中は『創造(偽)』スキルも『星の開拓者(偽)』スキルも自らの宝具の効果も使えない。 【宝具】 『最果ての殻、最果ての町、最果ての病院(さいはてHOSPITAL)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大補足:- エンブリオの『殻』。一種の固有結界。この聖杯戦争の舞台である『街』と、重なって存在している。 固有結界の中の出来事、あるいは外の出来事が相互に干渉する事はないが、出入りできる点は複数存在し、その辺の裏路地がこの固有結界に繋がっている事もあるし、どこかの家の玄関が出入り口となっている事もある。 この固有結界の中では、エンブリオは『ある少女』形態に変身できる。 この固有結界の主として、エンブリオは固有結界内の環境を操作できる。ただし、本来三人いる開拓者がエンブリオ一人しかいないため、その権限は1/3にまで落ちている。 『桃源祈祷』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:4人 エンブリオ最大最強のマホウ。 マホウを全力で収束し、全ての魔力を敵対者へとぶつける。 与えるダメージは『最大耐久力-1』で固定。故にどれだけ耐久力が低かろうと万全の状態ならば必ず耐えるし、逆にどれだけ耐久力が高くても傷を受けているなら必ず致命傷となる。 エンブリオの必殺(にはなりきらないが)宝具だが、発動には3ターンの祈祷(マホウの収束)を必要とするため、サーヴァント同士の戦いでは非常に大きな隙を晒す事となる。 【weapon】 なし。 【人物背景】 「目と耳を塞いで朝日から逃れよう 西日が射したならカーテンを閉めよう 親しい誰かを失わないように 虹の空には唾を吐き 夜の月にはワラ人形を 美しい世界に勘違いしないように 今となっては 全て幼い日の幻 されど私は望む あの日への回帰を 千年の喪に服すために 世界中が喪に服すために!」 「……何言ってんの?」 「魔王の名乗り向上 のってよ恥ずかしいじゃない」 【サーヴァントとしての願い】 ??? 『エンブリオ』 【殻】のサーヴァント。自らの領域を創造(あるいは想像)し、その中で絶対者として存在する。 その性質上、固有結界、あるいはそれに類するモノを所持している事がこのサーヴァントとして召喚される事の条件となる。 スキル特性は創造(偽)と星の開拓者(偽)。 このスキル群はその名の通り偽りの創造であり、想像である。故に、ランクはどのサーヴァントでもEX(そもそも規格が存在しないため)となる。 そして、同時に『殻は打ち壊される』という運命の暗示でもある。
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作品データ タグ: 1980年代 実写 映画 洋画 海外 液体固め 男性 脱衣 金属化 黄金化 ジャンル 実写 種類 黄金化 性別 男性 内容 落とされたものが黄金化してしまう沼が登場する 悪役が犠牲者を逆さ吊りにして黄金化するシーンがある 映画終盤ではその悪役もその液体で浴び黄金化する 画像・動画 逆さ吊りにされ黄金化の沼に落とされる犠牲者 漬けられたあと引き出された犠牲者 黄金化された犠牲者は晒し物にされる タグ: 1980年代 実写 映画 洋画 海外 液体固め 男性 脱衣 金属化 黄金化 外部リンク あったら 批評・コメント 名前 コメント