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輝き 輝きは挑戦達成数64以上で解放される。 輝きを消費することで発生器および時間加速器2以降を1回作動させることができる。 輝きは毎tick一定の確率で入手することができ、この確率は挑戦達成数に応じて変化する。 輝き保有数には限界があり、最大輝き保有数は挑戦達成数に応じて変化する。 ↓輝きのUI画面 入手確率と最大保有数 輝きの入手確率および最大保有数は離散的であり、以下の表のようになっている。 挑戦達成数 64 96 128 160 192 224 255 入手率 2% 4% 7% 10% 13% 16% 20% 最大保有数 1e5 2e5 4e5 7e5 1e6 3e6 1e7 自分より番号が大きい世界の思い出がある場合はここからさらに増えることがあり、その合計数をxとすると、最大保有数が ⌊x/16⌋+1 倍になる。 輝きの同時消費 挑戦達成数に応じて、輝きの同時消費が可能になる。1回の消費で(同時消費数)だけ輝きを消費し、発生器および時間加速器2以降が生産量を(倍率)倍にして1回だけ動作する。 挑戦達成数(以上) - 96 128 160 192 224 同時消費数 1 10 100 1000 10000 100000 倍率 1 11 121 1331 14641 161051 ※注意:出来るだけ多くの輝きを同時消費するのが常に良いとは限らない。輝きを1つずつ消費する方が良いこともある。
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スーパーのお惣菜 スーパーのお惣菜コーナーはとても便利だと思う。 もう一品、なにか欲しいときにはとても重宝している。 ただ、ひとつ改善してほしい部分もある。 パッケージされたお惣菜は問題ないのだが、バイキング形式のお惣菜が問題なのだ。 常々思うのだが、あれは衛生的に大丈夫なのだろうか。 基本的にトングは共用で誰が触ったかわからない。 トレイに乗せられたお惣菜もノーガードゆえに、埃はかぶり放題だ。つばもかかっているだろうし、髪の毛や服なども触れている。 潔癖すぎるのもどうかと思うが、もう少し工夫をして貰いたいものだ。 http //www.kurort-sea.com/
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「ぐ、ぐああああああ……」 胸を抑え、黒のコートを着た長身の男が苦しんでいた。 丸藤亮、またの名をヘルカイザーとも呼ばれるこの男はカードゲームのやり過ぎで心臓病を患わっていた。 ゲームの開始地点にも恵まれていない。病んだ体には、この雨は凍てつく氷のように体温を奪って、心臓を更に締め付けていくようだ。 「はあ……はあ……。 ふっ、この俺をこんな場所に寄越すとは……心臓を治したくば、殺し合いに乗れとでも言うのか? くだらん」 胸の苦痛が引き、大きく呼吸をする。そのまま頭を冷静に働かせ何が起こったのかを思い返す。 あの映画を見せられる以前、一番新しい記憶があのヨハン、正確にはそれに取り憑いたユベルという精霊とのデュエルだ。 奴の目的は知らないが、亮はその時の戦いを自身の死に場所として求め、そして敗北こそしたが実に満足した死を遂げた。 あとの事はよく覚えていない。映画も心臓が痛くて集中出来ず、あまり頭に入ってこなかったというのもあるが。 「……あの時のようなデュエルは、もう無理だろうな」 完全に燃え尽きていた。 命と命を懸け、知略を巡らせ、牙を研ぎ澄まし、いずれかを今か今かと刺し合わんとする極限化での駆け引き。 これ以上ないほどに充実し、そして自らを輝かせることのできたあの戦いを超える事は、もう自分には出来ないだろうと。 「森嶋帆高か、探してみるか」 正直なところ、殺し合いすらどうでも良いほどに無気力ではあった。 森嶋帆高を止めれば叶えられる願いとやらも関心はない。 命もさして惜しくもない。はっきり言えば、もう何もかもがどうでも良いとすら思える心境でもあった。 それでも根は善人の彼は、この場で一番命を狙われるであろう森嶋帆高を一応は保護しようと考える。 もしかしたら、またあの時のような……そんな願望を抱きながら。 「変わった奴だ。凄まじい闘気ではあるが、身体的には特に秀でてもない人間、か……」 「エド……? いや―――」 知り合いの声かと思えば、そこに居たのは異様な男だった。 特に手入れもせず無造作に放っておかれているであろう桃色掛かった赤の毛、全身に青い刺青のような紋章。 そして不気味なまでに白い肌を見て、亮が刺青と肌の色合いがパンダのようだ―――そう思った時に奴は肉薄してきていた。 人間とは思えぬ、いや人ではなくそれに近しい姿の何かなのだろう。 「来い、サイバー・ドラゴン!」 握り締められた拳は、その速度と強度ゆえに人が放っていい領域の物ではなく、例えるなら砲弾のような重々しさを兼ね備えている。 瞬時の判断は素早かった。脅威を即座に認識し、カードを翳すとそこには実体を持った現実として機械の龍がその主を庇う。 拳と機械の鱗が触れ、轟音が響き渡る。 「……式、というやつか?」 拳をわざとらしく開閉し手を鳴らしながら、十二鬼月、上弦の参である猗窩座は呟いた。 サイバー・ドラゴンと共に、衝撃を受けながら後方へ吹き飛ばされる亮を注視する。 病んだ心臓を差し引いても、肉体的には決して強くはない。鬼狩りや柱のそれとは違って鍛錬の後は見当たらなかったが、その動体視力と判断力は目を張るものがある。 本気どころかただのお遊びではあるが、先の一撃に対処したのがその証だ。 何より闘気だ。これだけは、何故かそこいらの鬼狩りですらも上回る程に練り上げられていた。 「クク……アンタは殺し合いに乗ったという事で良いのか?」 こちらに驚きつつも亮は不敵に笑い猗窩座に鋭い眼光を飛ばしていた。 少なくとも、ただの弱者ではなさそうだ。ならば、多少手合わせてしてみても良かろう。 「……」 「yesと取るぞ。遠慮なく潰させてもらう……!」 亮もダメ元で使ったサイバー・ドラゴンが、実体化したことで胸が高鳴っていた。 デュエルモンスターズが実体を得るという事は、すなわちここは何処かの異次元なのだろう。 かつて、自分を何よりも輝かせた場所も異次元だった。だとすれば、この燃え尽きた抜け殻にも再び火が宿るかもしれない。 そんな歓喜と共に、亮は……いやヘルカイザーは心臓の痛みなど吹き飛んだ。 「融合召喚―――サイバー・ツイン・ドラゴン!!」 同じくもう一体の機械の龍が現れ、二体が歪んだ空間に飲まれていく。 そして新たに開かれた次元の裂け目より、雷のような光と共に新たな異形が現れた。 二対の頭を持つ、サイバー・ツイン・ドラゴン。 (あの札……呪符か) 見たことのない三枚のカードから現れる僕、あれを使役し戦うのは一目で明らかだ。 しかし、血鬼術の類ではないのも勿論、呼吸でも当然ない。では、一体何を用いた術なのか。猗窩座は興味深く観察する。 「エヴォリューション・ツイン・バースト!!」 二対の龍が砲口と共に息吹を放つ。高圧縮された電子の塊が弾丸として射出された。 「術式展開―――破壊殺・乱式」 構えと共に凄まじい速度で猗窩座は両拳を打ち出す。 ツイン・バーストに対し、体そのものが焼き飛ばされる前に拳を幾度も打ち付ける。 一瞬の拮抗の末、電子の息吹は掻き消されその余波でサイバー・ツイン・ドラゴンは耐えきれず粉々に砕け散った。 「サイバー・ツイン・ドラゴンを一撃で……!?」 人の身ではないと直感してはいたたものの、自らの操るモンスターがこうも容易く破られるとなればヘルカイザーといえども呆然とする。 しかも、生身でツイン・バーストを突破したにも関わらず、焼き爛れた拳は瞬き一つの間で瞬時に再生を果たしていた。 これが上弦の参たる鬼の驚異的な力だ。 その戦闘力も、そして何より不死性に対しても鬼という種の中でも、遥かに一線を画す。 生半可な火力では掠り傷にもなりはしない。 「破壊殺・空式」 猗窩座が虚空を殴る素振りを見せた時、亮は躊躇わず自身のカードを鷲掴みにし無造作に投げ飛ばす。 その刹那、一瞬にも満たぬ速度が殴られた虚空が砲弾となり亮へと乱れ飛ぶ。 並の鬼狩りでは対応すら敵わず、人として超越者の域にある柱を以てもしても、厄介と言わしめる遠距離技。 「パワー・ウォール発動!」 ばら撒かれたカードが光を伴い、結界のように亮の周囲を取り囲む。 空式の不可視の拳がそれらに遮られていく。 「ぐ、ぐううう……」 胸を抑え、亮はその空式を受け止める結界を見る。 パワー・ウォール。捨てたカードの数だけ、その攻撃の威力を軽減するカード。 これがサバイバルに近いバトルロワイアルであるなら、カードはなるべく温存したいが、この男にそんな手ぬるい真似は命取りであると亮はこれまでの戦いで理解した。 故に持ち得るほぼ全てのカードを犠牲にしたが、それでもなお威力は止めきれない。 「うおおおおお!!!」 殺しきれない威力が衝撃となり、亮を襲う。 元より病んでいる心臓に加えて、直撃こそ避けたが体に更に付加されたダメージはより心臓を蝕んでいく。 胸に迸る痛みに胸倉を掴み顔を苦痛に歪ませる。 「……フ、フフフ」 だが、そこには笑みがあった。 猗窩座は強者だ。それも飛びっきりの極上の敵と言えるだろう。 向こうがどう思っているかは知らないが、これほどの相手とならば自分はまた輝ける。あの最高の瞬間を迎えられるかもしれない。 何も要らない。 例え勝とうが負けようが、未来はない。構わない。 今、この瞬間を輝かせられるのなら。あのデュエルに匹敵しうる輝きを放てるのなら。命さえ惜しくはない。 「オーバーロード・フュージョン……発動……!」 「また呪符か、見飽きたぞ。やはり弱者か死ね」 闘志を燃やす亮に対し、猗窩座は退屈していた。 その闘気に惹かれ幾度か拳を交えてみたが、確かに札の力を借りているとはいえ、鬼狩りに匹敵しうる力はあったことは認めよう。 それでも十二鬼月の下弦はおろか柱などもってのほかだ。 「現れろ……」 だが、それは誤りであったかもしれないと。猗窩座は瞬時に認識を変えた。 亮がばら撒き投げたカード、優に二十枚以上が光を伴って消失していく。それらの光が一つの異形の影を形作った。 「なんだ、こいつは……」 先程亮が召喚した機械の龍とは遥かに桁違いの威圧感。 二十を超える龍の首が猗窩座へと向けられる。 全身をピリピリと緊張感が突く、その視線から目を離すことが出来ない。 「キメラテック・オーバー・ドラゴン!!!」 機械の合成魔龍、キメラテック・オーバードラゴンと呼ばれたその魔物は怨念を込めた咆哮を猗窩座へと飛ばす。 「エヴォリューション・レザルト・バーストォォォオオオオ!!!」 亮の雄叫びを受け、キメラテック・オーバードラゴンからブレスが放たれる。 先ほどのサイバー・ツインとは比較にならないほどの圧倒的高火力、拳を打ち付けた猗窩座の顔が歪む。 しかし、それも束の間。ブレスの勢いが止んでみれば、猗窩座の体は所々傷付き焼き焦げてはいるものの五体満足。 痛んだ箇所を鬼の再生力で修復していく。 「今のは悪くは―――」 「―――ニジュウグォレンダァ!!」 「何ィ!?」 残る二十四の首、全てが猗窩座へと向けられる。それ見て全てを察した。 狙うは再生力の追い付かぬ圧倒的なまでの高火力による圧殺だ。 「お前は人ではない尋常ならざる再生力を持っているようだ。だが、その体でもこいつには耐えきれるかな?」 レザルト・バーストの爆音で聞こえるかも分からない猗窩座に笑いながら問いかける。 キメラテック・オーバー・ドラゴンは、その身に融合(いけにえ)として取り込んだ数だけ、攻撃力を増す。 まさしくキメラという名に相応しい怪物だ。 パワー・ウォールで捨てたカードを取り込ませることで、上弦の参すらも圧倒するまでのパワーを手に入れさせた。 「術式展開」 だが、相手もまた鬼の祖たる鬼舞辻無惨が実力を認め、その上弦の参を預かるにまで至った歴戦の猛者。 鬼としての身体能力、備わった血鬼術に驕ることもなく修練を積むに積み、武術の粋へと上り詰めた武道家でもある。 「終式青銀乱残光」 縦横無尽に放たれる拳の乱打。 その一撃一撃が必死の威力を持つ必殺拳。二十五のレザルト・バーストを上回る百の拳が炸裂した。 「破壊殺―――砕式万葉閃柳」 迫りくるブレスを全て薙ぎ払い、宙へと飛翔する。 そのまま加速しながら下降しキメラテック・オーバー・ドラゴンへ拳を突き刺す。 機械のボディに亀裂が走り、その下のアスファルトの道路が軋み罅割れる。 莫大な破壊の威力が収まることを知らず、周囲一帯を破壊し尽くす。 「―――ッッ!!」 砕け散るキメラテック・オーバー・ドラゴン、更にその衝撃波が亮を襲う。血しぶきを上げながら、瓦礫の山へと吹き飛ばされていく。 弱った身体には、あまりにも過剰すぎるダメージは悲鳴を上げる事すらも許さない ボロ雑巾のように雨の中放り出され、叩き付けられる。 「……敬意を表する」 破壊の根源たる猗窩座は、自身が齎した破壊痕に対し一瞥もなく、血に塗れ倒れ伏す亮に声を掛けた。 「先の攻撃は見事だった。鬼の再生を上回る程の高火力、柱といえどもそうは容易くはいかない」 「ッ、ガ、……ァ」 「大丈夫か? まだ死ぬな……名はなんだ?」 猗窩座は初見とは別人のように掌を返す。 「俺は猗窩座、お前の名は?」 「……急に、お喋りに……なったな……舐めているのか」 出血が尋常ではない。こんな怪我を負ったのは生まれて初めてだった。 もし猗窩座がこのまま追撃してくるのであったなら、こんな会話が成り立つ間もなく死んでいただろう。 「俺は喋るのが好きだ。最初はお前を弱者だと思い、喋るのも時間の無駄だと思っていたが、俺の見込み違いだったらしい。 お前は強い、お前の名を覚えておきたい」 その理由は単純にして明快、猗窩座が好む強者だったからに過ぎない。 弱者ならば淘汰し、強者ならばその実力を称賛する。ただそれだけだった。 「ハァ……ハァ……ヘルカイザー亮だ」 気に入らないながらも、名乗られたからには名乗り返す。 猗窩座は満足気に笑ってみせた。 「へるかいざー? ……そうか、ならばヘルカイザー亮、一つ素晴らしい提案がある。鬼になる気はないか?」 「鬼? 桃太郎の……あれか」 「…………。鬼になれば、今よりもずっと強い力を手に入れられる。俺のように怪我も一瞬で治る」 鬼とやらの再生力、それは今までの戦いで嫌というほど身に染みた。 そして、次々とサイバー・ドラゴンの進化系を真っ向から打ち破るその強さも、鬼という異形の存在がなし得るのであれば納得出来る。 「ヘルカイザー亮、その心臓……余命幾ばくもないな。人間の医療に明るくはないが、仮に治療を受けたとて戦いは出来ん。 だが鬼になれば、それも全快する」 「……」 「戦って分かったよ。亮、お前の勝利への執念……生への執着、鬼なら死ぬことはない。老けもせず衰えもしない。 ずっと若く、全盛期の強さを未来永劫保存し続けられる。何百年でも鍛錬をし続けて強くなれる」 「魅力的な、提案だな……」 「分かってくれたか!?」 猗窩座は歓喜のあまり満面の笑みを浮かべる。 今まで彼が鬼に勧誘してきたのは、恐らくはその殆どが鬼殺隊であった。 鬼に匹敵しうるのが、鬼かまたはその鬼を狩る隊士しかいなかった以上仕方のない事ではあるのだが その鬼殺隊自体が鬼に身内を殺された等、憎悪を抱く者達の集まり、無惨曰く異常者の集まりと称されるほどの云わば復讐者の集団でもある。 当然、その仇的である鬼になるなど首を縦には振りはしない。 無論、純粋に人々を守る為に刀を取る者や、金や名声の為に安全に出世したがるような弱者もいる。 しかし前者はやはり鬼の勧誘など蹴るし、後者はする価値すらなく殺してしまうのが殆どだ。 だが、亮は鬼など関係ない人間だ。鬼に対する憎悪は存在せず、あるのは永遠の命という羨望しかない。 敢えて人を食う、太陽を浴びれば無に帰すと言った負の印象を避けて説明しただけのことはある。 「お前はもっと強くなれる。さあ、鬼となり俺と永遠に戦い続けよう!!」 この男は鍛えれば、肉体的にも柱や上弦にも匹敵しうる強さを持ちうると推測していた。 でなければ、猗窩座が興味を持つ程度に、闘気を練り上げることなど出来はしない。 恐らくは純粋な戦いとは違う、しかし何かしらの闘争に身を捧げていたのだろう。 あの竈門炭治郎も個人的には不快だが、僅か数か月で柱に食い込めるほどに技を体を磨き上げ、その強さは本物となった。 この男も同じように強くなれるはずだ。 「断る」 「なに?」 「……俺はもう、そんなもの要らないんだよ」 「強がるな。お前はもう数刻もせず死ぬ……心臓だけじゃない。その左腕、破れた腹、致命傷だぞ」 亮の左腕は肘から先がなく、赤黒い血を次から次へと垂れ流していた。 腹部も中から内臓が飛び出し、取り返しが付かない程に臓器が入り乱れ、アスファルトに飛び散っている。 力なく背を瓦礫に預け、残った余力でようやく会話をしていると言った様だ。 「何が嫌なんだ? ここで死ぬ理由などない。鬼になれ」 今回ばかりは猗窩座も、説得にこれまでにないほど力を入れる。 鬼殺隊とは違い、鬼に悪印象がないのであれば、向こうも折れるだろうと考えていた。 「俺には、お前の言うような勝利への渇望も生への執着もない。……ただ俺は、今を輝かせたい……それだけだ」 血反吐を吐き、飛び出した内臓が更に腹から滑り落ちていくが、気にもかけず亮は……ヘルカイザー亮は立ちあがる。 既に話すだけでも限界だった有様から、立ち上がるとは猗窩座ですら驚嘆した。 「俺に勝ちたいのか? それなら鬼となり、俺に挑め。先ずは十二鬼月になれ、お前ならなれる。 十二鬼月には入れ替わりの血戦がある。そこで俺と―――」 「お前と……永遠に戦う? 笑わせるな、そんなものは永遠ではない。それは同じことの繰り返しなんだよ……」 「何を言ってる?」 「そんなものでは錆び付いてしまう。俺は二度と輝けない……ならば俺は、永遠などよりこの刹那を手にする!」 言動が理解を超えている。この男は強さを求め、勝利を手にしたかったのではないのか? それなら、鬼になれば済む話だ。なのに、何故ならない。 鬼殺隊のように、鬼に憎しみがある訳でもない。 人ならざる存在になることに恐怖を覚えるような軟な精神ではないのは、これだけの致命傷を浴びながらそれでも闘志を失わない様から分かる。 「死ぬぞ。死んでしまうぞ! ヘルカイザー亮!!」 今まで殺してきた柱たちに、この誘いに乗る者は誰一人としていなかった。 その選択について、共感こそできないが理解はできる。 特に煉獄杏寿郎のようにその背に守るべき弱者が居て、退くことが許されないのであるなら確かに命を賭してでも戦うしかないだろう。 本当に理解しがたく、反吐が出る。それでいて虫唾が走るが、一応は人間の持つ価値観として存在するのは理解は出来る。 だが、なんだ。なんだこの男は。 輝きというのが更なる強さならば、鬼となればいい。いくらでも輝けるではないか。心躍る戦いも永遠に楽しめる。 「人間のくだらぬ価値観か!? だが、ここで死んで何になる? 柱達とは違う。お前には助け、守るものとやらもないだろう!! 弱者の為に死ぬ必要もない!! 鬼になろう」 殺し合いも最序盤、ここで死んだとしてもそれは哀れな犠牲者でしかなく、その死が何かを繋ぐわけでもない。 弱者を守るという煉獄の価値観はくだらないが、その死には意味があった。少なくとも炭治郎が強くなれたのは事実だ。 しかし、この男は何も残さない。ただ朽ち果て、何も繋がないまま死ぬだけだ。 それならば永遠にその強さを保存すべきだ。 「フフフ……助け、守るもの、だと……? クク……それは、守る物の重さを知らねば出ることのない台詞だな……」 「な、に……」 ――――狛治さん、もうやめて。 あの天気の子と呼ばれる妙な光景を見せられる以前、そう頸を斬られたんだ。それでも更なる強さを手にしようとし、その時に見知らぬ女が現れた。 いや、知らない女じゃない。誰よりも守ろうと、強く誓って惨めに死なせた女だ。 炭治郎が記憶を刺激し、義勇が呼び起したあのくだらない記憶。 そこに加えて、あの天気の子とやらだ。みっともなく女の為に泣き叫ぶあの小僧には反吐が出そうになる。 まるで、かつての人であった頃の記憶にある負け犬のように無様な姿は、虫唾が走る。 狙ってやったのだとしたら、あの神子柴とかいう老婆はこれ以上なく、効果があったといえる。 「お前に、何があったか知らんが同情してはやろう。……だがもう、誰にも止められん。止めさせもしない。 付き合ってもらうぞ。この俺の命(ライフ)尽きる、その最期(ラストターン)まで!!」 「……鬼にならないなら殺す」 戦いの邪魔だ。そんな記憶は頭の隅にでも留めておけばいい。 「異次元からの帰還を発動! 次元を超え舞い戻れ、三体のサイバー・ドラゴン!!」 奴が来る。今、その輝きを放たんと。 「パワー・ボンド発動!」 三体のサイバー・ドラゴンが光に飲まれ、今その姿を変え進化を果たす。 丸藤亮が信じる究極の融合カード。 膨大な力を使用者にもたらすが、効果の発動後その主に同じだけのダメージを与える。まさに諸刃の剣に他ならない。 これを避け切られれば、何の手の打ちようもない、最大にして、最後に切り札を今ここに切る。 己が最も頼みを置き、信頼する最強の僕を今、ここに呼び起こす。 「サイバー・エンド・ドラゴン――――召喚!!!」 三対の首を持つ機械龍。 更にその強大な力はパワー・ボンドにより倍増する。 終焉の名を持つそれは正しくこの戦いの幕を下ろすには相応しい存在としてこの戦場へ降臨した。 「術式展開」 ――――もう、やめにしましょう。 聞こえてくる。愛おしいはずの、その声を掻き消すように血鬼術を開放する。 「エターナル・エヴォリューション・バーストォォォオオオオ!!!」 「破壊殺―――滅式」 三つの頭から放たれる電子の砲撃。 対するは間合いを詰め、放つ抜き手の一撃。たったそれだけの単純明快な技だが、単純故にその火力は凄まじく高い。 かの炎柱、煉獄杏寿郎の奥義、炎の呼吸玖ノ型・煉獄を真っ向から打ち破り、彼を屠り去ったのもこの技だ。 初めは拮抗したこの二者の激突も、拮抗は崩れ猗窩座が圧倒し始める。 「……やはり、な」 ヘルカイザーは笑う。 分かってはいた事だ。自らが全霊の頼みを置く、サイバー・エンドですら猗窩座からすればガラクタ同然だ。 そうでなくては、この戦いを輝かせる相手としては不足だ。 「決闘融合-バトル・フュージョン発動―――!」 思い出す。あの卒業デュエルを。 (懐かしいな……) 全力を出し合い、そして共に玉砕しきったあの輝かしきデュエルを。 あの時もこのカードが最後のカギを握っていた。 大事な弟はどんな答えを得て、迷いを振り切ったのだろうか。 無限の可能性を持つ後輩は闇に囚われず、このヘルカイザーを上回る輝きを起こして見せているのだろうか。 それを知るすべはもう何処にもないが。 あの二人なら、きっとこの屍を超えて未来へと突き進んでゆくことだろう。 「これは……! 何を、したァ!?」 猗窩座に圧し掛かる力が急増していく。 煉獄を破った滅式すらも威力を殺され、手の先から再生が間に合わず消失していく。 「サイバー・エンド・ドラゴンは貴様の力だけ強さを増す!!」 決闘融合は自身の使役するモンスターに、相手の力を上乗せすることが可能なカード。 「っがああああああ!!!」 サイバー・エンドは元の力に加え、猗窩座が数百年の鍛錬により積み上げた、その強靭な強さそのものを上乗せしたということに他ならない。 つまり、同じ強さ同士がぶつかり合えば、勝つのは更に別の強さを加算した方だ。それは必然でしかない。 故に負ける。猗窩座はここで敗れ去る。 負ける。 負ける……? 駄目だ。 俺は、強くならなければいけない。 強く……。 『狛治さん、もう十分です』 「こ、ゆ……?」 涙を浮かべ、そして誰よりも狛治を重んじる恋雪のその手は。 『強くなりたいのではなかったのか?』 「無、惨……様」 『お前はこれで終わりなのか? 猗窩座』 振り払われた。 「ぐ、あああああああああああああァアアアアアアアア!!!」 今、生き延びる為に必要な事は強くなること。そうだ強くなりさえすればそれでいい。 そうだ。まだ強くなれる。約束を守らなければ。 殺してやる。殺してやるぞ、ヘルカイザー亮。 もしも、ヘルカイザーが素手で戦う猛者であったのなら。 もしも、その攻撃が光線の類ではなく、拳であったのなら。 もしも、この戦いが誰かを守るためのものであったのなら。 だがそんなもしもはここには存在せず、あるのはその手を振り払ったという結果のみ。 「……流石だよ。お前の強さへの執念、足掻き……見事だ。血の滾りを感じるぞォ……」 既に視界は虚ろだ。胸の痛みが掻き消されるほどの重傷、抜けていく血の影響で立つだけで全身から悲鳴が上がる。 しかし、倒れる事だけはしない。 痛みなど吹き飛ばす程に、目など見えなくなろうとも構わない程に。 「この瞬間を感じている限り、瞬間は永遠となる……。 今、俺は充実している……! お前のお陰で……俺は再び輝ける」 もう二度と味わえないと思えていたこの瞬間をまたも感じることが出来た。 あの二度とないと考えた輝きを放てている。 「猗窩座……俺からの手向けだ。受け取れェ! リミッター解除発動ォ!!」 「……!?」 「攻撃の後、定められた自壊と引き換えに、サイバー・エンド・ドラゴンの力は倍増する……!」 その言葉の通り、使用したモンスターの滅びを代償にその力を倍にするカード。 単純な火力であれば、サイバー・エンドは鬼にも引けは取らないが、あの再生力は非常に厄介だ。 いかに高火力で削ろうと、その端から再生されては意味がない。 キメラテック・オーバードラゴンは連続攻撃、その合間に再生されて奴を仕留めきれなかった。 ならば、その隙すらも与えず一瞬の最高最大火力で殺し尽くすしかない。 今、サイバー・エンドは決闘融合の効果で猗窩座の力を上乗せし、更にそれを倍にした攻撃力を手にしている。 例え、上弦の鬼であろうと一瞬で粉微塵に消し飛ばすのに十分なほどの火力を。 「これが、俺の最高の輝きだぁ……!」 何よりも、この瞬間を永遠と昇華するにふさわしい輝きを。 儚くも、苛烈な笑みを浮かべ、ヘルカイザーはその瞬間を永遠のものとした。 猗窩座が光の飲まれ、周囲一帯が消し飛ぶ。 その中央に居るであろう猗窩座の姿はもう何処にもない。 全てが光の飲まれ、白に染まり消え去っていく。 サイバー・エンド・ドラゴンもまた代償を支払い、その巨体を消失させていく。 無に帰した街の一角で、唯一立つ人影が一つだけある。 「ハァ……ぐ、……」 全身は焼け爛れ、顔も半分は吹き飛び右腕が消失しているが、辛うじて人型の姿は留めそこに立っている。 「おれの、勝ちだ……ヘル、カイザー……」 猗窩座は立っていた。 サイバー・エンドの攻撃は上弦の鬼をも完全に滅却しうるほどのものだった。それ故、猗窩座は突破を諦めた。 技を避けるというのは、大分久方ぶりの事だ。なにせ鬼の体は基本的には不死、避ける必要がないからだが、今回ばかりはそうも言ってられない。 武人として気に障る選択だが、戦いとは結局のとこ生き残った者こそが勝者だ。 滅式を放つ手は緩めず、地面に足で穴を開け人一人が入り込める隙間を作り飛び込む。 後はそのまま穴を掘り進め、ヘルカイザーの後ろへと回り込んだ。 一瞬でも遅れていれば、猗窩座は消し飛びこの世にはいなかっただろう。 しかし、予期せぬこと、初めて遭遇すること、戦いの場にてそれらの事態全てに即座に対処する。 猗窩座にはそれが出来た それでも、今の猗窩座は死に体だ。この有様では、柱でもないただの鬼狩りにすら負けるかもしれない。 そこまで追い込まれた。 「さ、いせい……が……」 上弦のなかでも特に再生に優れた猗窩座でも治しきれない。制限が課せられた影響もあるが、消耗があまりにも積み重なり過ぎたのだろう。 「……」 血の海の中で、ヘルカイザーは安らかに満足気な笑みを浮かべていた。 自らの勝利を確信したからか? いや、違う。輝けたからだ。勝敗も生死もどうでもよく、ただ輝こうとしていた。 かつては勝利に固執し、それだけを求め覇道を歩んでいたのだろう。だが、最後に辿り着いた境地に全身全霊で殉じたのだ。 この男に、後悔など微塵もなかった。 「俺、は……」 負けたのは奴で、勝ったのは俺なのに。 何故、奴のが満ち足りた顔をしている。 思えば、この数百年充実したことなどあったか? 高鳴る戦いは幾度かしたことはあるが、だが充実などしたか? 幾重もの無意味な殺戮と勝利を重ねて、それで何を得たんだ。 俺がしたかったのは……俺が殺したかったのは……。 「竈門炭治郎だ」 考えれば、奴が全てのケチの付け始めだ。 杏寿郎との戦いも俺の勝ちだったものを、奴が戯言を抜かし放った一撃のせいで無惨様の機嫌も損ねた。 挙句の果てに、つまらん記憶までほじくり返してくれた。 炭治郎、義勇……よくも、よくも思い出させたな。あんな過去を。 まずは奴らを殺し、因縁を清算してやる。 同じく、あの過去を想起させる虫唾の走る森嶋帆高も殺す。目障りだ、皆殺しだ。 あとは殺し合いへの対処か。 ①『森嶋帆高』が天野陽菜と出会えず制限時間が過ぎた場合、太陽光が会場中にくまなく差し込みゲーム終了。1時間後に森嶋帆高の首輪の爆破を合図に全員退去。 厄介な話だ。 あの老婆の言う事を聞いても、鬼の身では生きて帰ることは出来ないとは。 ③帆高が死滅した場合、その時点でゲームは終了。残った者は帰還できる。 しかし、これを見るに森嶋帆高を制限時間以内に殺しさえすれば、それでげーむとやらは終わりだ。日光も差すとは書かれていない。 あくまで制限時間が過ぎても尚、殺し合いが終わらなかった場合がこの制限時間に於ける終了条件なのだろう。 つまるとこ、帆高を殺しさえすれば日光は差さずに殺し合いを終えられるという事だ。 目的は最初から何も変わりはしない。 ただ保護するか、即殺すかの違いでしかない。 それから、あの別の何かに変わる感覚を今一度思い起こさねばならない。 ここに呼ばれる以前、頸を斬られても死ぬことはなかった。ならば、俺は到達しかけていたんだ。新たな領域へ。 そうだ。俺はもっと強くなる。強くなって……。 「先ずは……体を再生させなくては……」 再生の糧くらいにはなるだろうと、ヘルカイザーの遺体は取り込んだ。 あの輝きを、この身に刻み込むかのように。 自らも、いずれは輝けるだろうかと羨望するように。 『狛治さん』 「……」 気付けば、その声はもう届かなくなっていた。 【丸藤亮@遊戯王デュエルモンスターズGX 死亡】 ※所持カードは戦いの余波で消し飛びました。 【猗窩座@鬼滅の刃】 [状態]:ダメージ(極大 再生中) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3 基本方針:弱者は殺し、強者は鬼に勧誘する。 1:炭治郎、義勇、帆高を探し殺す。 2:別の何かになり、強くなる。 ※頸を斬られてから、炭治郎に殴られる以前からの参戦です。
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輝き 死の舞踏会で自分好みのダンスパートナーに巡り会えた事は幸運以外の何物でもない、筈だった。 先端から取っ手まで見れば、己の身長程もありそうな巨大な鋏を軽々と操る金髪の少年。 目からは狂気が溢れ出し、それでいながら理性をも同居させている。あの日野からだってここまでの狂気は感じられない。 殺人クラブで数々の人間を殺してきた岩下明美も、流石にこれほどの獲物は味わった事がない。 極上の獲物を前に、彼女の胸はまるで恋心を抱いているかのようにときめいていた。 (恋のときめき……うふふ。それも悪くないわね。けど、この年の差は犯罪かしら?) サイレンが、鳴り響く。共鳴するかのように建物が揺れた。 どこか悲しげな遠吠えにも聞こえるそれは、風情などは欠片も無いものの、上演開始のBGMとしては妙に相応しく思えた。 全てのお膳立ては整えられた。後は、心行くまでダンスを楽しむだけ…………だったのだが。 明美が一歩踏み出そうとした正にその瞬間、舞台は開幕を待たずして暗転を始める。 (な、何なの?!) 明美も、少年も、状況が掴めず周囲に視線を巡らせるが、 彼女達の動揺などお構い無しに、闇は急速に広がり、世界を包み込んでしまった。 唐突に訪れ、そして一向に去ろうとしない暗闇、そして静寂。 目の前に手をかざしても何も見えない。数センチ先の手の動きが把握出来ない。完全なる闇だった。 いや、それは単に目が慣れていないだけの事なのかもしれない。 だが何にしてもこんな状況ではダンスに興じる事など到底不可能だ。 (ちょっと、どういうこと?!) 明美は心の中で怒鳴りかける。 わざわざルーベライズに願ったというのに、これでは折角のダンスが台無しだ。 それともこれがルーベライズより降りかかった不幸だというのか。 理性のある人間に出会えた代償が、ダンスのおあずけを喰らう事か。 そんな事で願いが叶ったと言えるのか――――見当違いの怒りがぐるぐると巡っていた。 それどころではない事には、間も無く気付かされるのだが。 「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ」 廊下に木霊したのは、声変わりもしていない子供特有の甲高いテノール。 あの狂気を孕んだ目で笑う少年の顔が見えるかのようだった。 明美は咄嗟に拳銃を前方に向けるが、笑い声は廊下全体に反響し、位置が掴めない。 銃身は揺れていた。明美が感じているプレッシャーを表しているかのように。 額から汗が流れ落ち、目に入る。慌てて拭うも、今は目が霞んでいるのかどうかも分からない。 「お姉ちゃん。見えないの?」 唐突に問い掛けてきた笑い声。明美は返答に窮した。 「見えないの?」とは――――この暗闇の中でも少年には見えているとでもいうのか。 明美が何らかの答えを出すよりも早く、ズズッと金属が擦り合う音が耳に届き、 ジャギン! 続け様に、あの巨大鋏特有の音が響いた。 廊下の左端だった。鋏から火花が飛び、少年の顔がほんの1コマ、暗闇に浮かび上がった。 目が反射的に少年の姿を追いかけたが、既にその場は暗闇が支配していた。少年の姿は見えない。 背筋にも嫌な汗が広がりYシャツを濡らし出す。 思わずジリっと一歩後退りをした明美に、再び笑い声が問い掛けてきた。 「見えないんだよねえ? おねえちゃん?」 ジャギン! ジャギン! ジャギン! 今度は右端からだった。 鋏を打ち付ける度に火花で浮かび上がる少年の視線は、 彼から見れば闇に溶け込んでいる筈の明美の目を確かに捉えていた。 (こいつ……?!) 明美は確信する。この少年は見えている、と。そして逆に、明美は見えていない事を確信された。 つまりは、ダンスに興じる事が出来ないのは明美一人で、相手は何ら支障を来さず踊り明かせるのだ。明美の息の根が止まるまで。 ルーベライズの不幸とは「おあずけ」などではなかった。この「暗闇」だ。――――思わずそう考えた。 (……ま、まずいわ) Yシャツはべったりと背中に張り付いていた。 心地よかった緊張感は、内臓を握り潰すかのような圧迫感へと変わっていた。 彼女本来の美貌は、焦燥の余り醜く歪み見る影も無くなっていた。 その表情がお気に召したのか、少年はまたヒャッヒャッヒャッと笑い出す。 「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ」 笑い声は次第に大きくなってきていた。 近付いてきているのだ。 ゆっくりと。ゆっくりと。反響する笑い声に足音を隠しながら、確実に近付いてきている。 先程までの様に鋏を打ち付けないのは、火花で居場所を悟られない為だろうか。 確かに自分は拳銃を持っているのだから、それは正しい判断かもしれない。 理性のあるパートナー。自分自身の望んだ事だったが、今はその理性に恐怖を覚えていた。 いつの間にか喉が渇ききっていた。唾液すら枯渇したかのように、口の中はカラカラだ。 身体能力だけを見れば、所詮明美はただの高校生。視覚を奪われては戦う術がない。 今手に持っているのは拳銃とメスだが、見えない相手に拳銃を撃っても当たるとも思えない。 メスをやたらめったら振り回しても、あの巨大な鋏はメスの間合い外から悠々とこちらを切り裂く事が出来るだろう。 では逃げるか。それも難しい。暗闇で方向も分からない中での鬼ごっこ。逃げ切れる訳がない。 逃げる側が目隠しをしている目隠し鬼など勝負は決まっている。 明美は頭をフル回転させ様々な策を考えた。 だが、これまで人を死に追いやってきた幾つもの経験を走馬灯のように思い出しても、 どれもこれもこの状況では使えないものばかりだった。 トンッ 明美の左肩に軽く何かが触れる。ビクりとしてつい振り返り、そこに左腕を擦り付けてしまった。 摩擦により走る痛み。しかしその感触で触れた物が壁だと分かった。 後退りを繰り返し、いつの間にか左の壁際まで寄っていたらしい。 (壁…………壁? ……廊下! そうだわ!) 一筋の閃き。 壁の感触を頼りに廊下の造りをイメージすると、明美は右手に持っていた拳銃を前に向けた。 直ぐ様廊下の左側、中央、右側に向かいパン、パン、パンと銃弾を撃ち込んだ。当たればラッキー程度の威嚇射撃だ。 同時に身体を翻し、右手で壁に触れ、壁伝いに走り出した。 要は明かりだ。明かりを確保すれば良いのだ。 この先には自分が降りてきたエレベーターがある。 そのエレベーターには、先程僅かだが確かに明かりが点灯していた。 壁伝いならば見えない廊下でも正確にエレベーターまで辿り着ける。 エレベーターを開けば、そしてその明かりで少年の姿を照らし出せば、自分もまだダンスを踊る事が出来る。 背後から笑い声も足音も聞こえてこなかった。威嚇射撃がたまたま当たったのだろうか。 いや、今はそれを考えるよりもエレベーターが優先だ。 その確認は明かりを確保してからで良い。 右手の触れる壁の感触が変わった。おそらくは扉だ。確かに廊下のこちら側には幾つかの扉があった。 明美は足を止め、逡巡する。もしもここが部屋なら電灯のスイッチは扉のすぐ側にある筈。 しかし、病院の扉は部屋に繋がっているとは限らない。 扉の先がまた廊下である場合も多々あるし、また、部屋であっても電灯が点くとは限らない。 ここは確実に点いていた明かりを求めるべきだ。 足音が聞こえた訳ではないが、立ち止まっていた分だけ距離を詰められた気がする。 そんな疑心暗鬼に駆られ、明美はもう一度右側に向けて銃を撃ち、走り出した。 一瞬、七不思議の無限に続く廊下が脳裏を過ぎったが、そんな恐怖心を無視し、明美はひたすらに走った。 右手が宙を押した。壁の終わり。つまり、曲がり角。ここを曲がればエレベーターだ。 バランスを崩しながらも右を振り向くと、エレベーターの階数表示のランプが目に飛び込んでくる。 距離感が全く掴めないが、ランプは1を示している。最後に使用したのは自分なのだからそれは当然の事。 あの下がエレベーターだ――――明美は両手を前に突き出しながら階数表示の下を目掛けて走り込んだ。 バンッと大きな音を立てて両手が金属の壁にぶつかる。間違いなくこれはエレベーターの扉だ。 笑い声も足音もまだ聞こえない。今の内にスイッチを押さなくては。必ず近くにあるのだ。必ず。必ず―――― 「あった!」 明らかに周りとは違う材質の突起物が手に触れると同時に、明美はそれを連打した。 扉はゆっくりと開き、中から薄く漏れた明かりが明美を照らす。笑い声も足音もまだ聞こえない。 「やった…………え?!」 開こうとする扉を尻目に振り返ろうとして、視界に何かが入った気がした。 エレベーターの中に何かが居た気がしたのだ。 気のせいかとも思えたが、どうしても気になり明美は扉に向き直した。 そしてそれは気のせいではなかった。 確かにエレベーターは1階に止まっていた筈。だから誰かが乗り込んでいる隙なんて無かった筈。 しかし、エレベーターの中には顔の膨らんだナースが2体、手前と奥に乗っているではないか。 のっぺらぼうのナース達は、それでも見えているかのような振る舞いで明美に顔を向け、機械的に鉄パイプを振り上げた。 「今更……! あんた達に用なんて無いのっ!」 明美はエレベーターに乗り込みつつ、鉄パイプを掻い潜った。 手前のナースの脇を走り抜け、首筋に正確な斬撃を浴びせる。 奥のナースに鉄パイプを振り被る暇も与えず、顔面に銃撃を浴びせる。2体の命はあっさりと絶たれた。 直後「強烈な悪寒」という形で背後に何者かの気配を感じた。 振り返った明美が見たのは、無遠慮に迫る閉じたままの巨大な鋏。 反応する事も出来ず、明美は鳩尾から貫かれた。 「あっ……ふ…………」 こみ上げる血を、そのまま吐き出した。 激痛は数秒の事。それを越えると痛みがあるのかどうかも分からなくなった。 ただ、嘔吐感だけはこれまで経験した事がない程に激しかった。 体内に入り込んだ異物を追い出そうと、内臓が最後の力を振り絞っているのだろうか。 四肢が脱力する。口からも腹からも止め処なく血が流れ出る。出血に伴い、どんどん体温が下がっていく。 前に倒れ込む身体を支える事も出来ない。いや、支える必要も無かった。 明美は既に、鋏で支えられているのだから。 自分を貫きながら笑っている――――もう笑い声すら明美の耳には届かないが――――少年と目が合った。 そして、明美もまた、微かに微笑んだ。 (…………まだ、よ…………!) 最早指先1つ動かせない状態にも関わらず、明美はまだ諦めていなかった。 そう、まだ切り札がある。 彼女が持つルーべライトのパワーストーン。 願うだけで何でも望みが叶うこの石さえあれば、どんな状況に陥ろうとも巻き返せるのだ。 ある意味無敵のこの石をダンスパートナーに使用するのは野暮だとは明美も思うのだが、 ここまで追い詰められては四の五の言ってはいられない。 薄れ行く意識を勝利への執念で呼び戻し、明美は願った。 (こいつを殺して! 鋏も邪魔! それから私を治すのよ!) 般若の形相を作り、生への渇望を込めて、明美は願った。 しかし――――ルーベライズは輝かない。明美の望む輝きを見せてはくれなかった。 (…………え? 何で…………なん、で……?) 意識は再び薄れ行く。次は呼び戻せない。不思議とその実感があった。 明美はもう一度、いや、何度も願った。首にかかったルーベライズに向けて、必死で願った。 冷静な思考など出来はしない。それでもとにかく、殺して! 殺してよ! こいつを殺しなさい! それだけを願い続けた。 キラリ (……あ!) 今、確かに輝いた。 ルーベライズに願いが届いた証の輝きが見えた。 これで願いが叶う。これで、助かるのだ。 キラリ (……あ、れ? ……え?) しかし、明美の希望は次の瞬間、絶望の底に叩き落とされた。 輝いたのはルーベライズではない。その下。自分の腹から突き出ている鋏だった。 今、少年が鋏を動かした為、それが僅かな明かりを反射して輝いただけの事だったのだ。 ギンッ 駄目押しを与えるかのように一際残酷な輝きを帯びる鋏。 少年はキャキャキャキャと笑いながら、取っ手を勢いよく左右に開いた。 鋏の突き刺さっている傷口がミチミチミチとグロテスクな音を立てる。 明美の身体は何の抵抗も出来ずに押し広げられ、真っ二つに切断――――いや、千切り飛ばされた。 潰れた臓物と砕けた骨を撒き散らしながら、明美はエレベーター内に転がり、崩れ落ちた。 (……まっ……て………………なん、で…………) 身体を半分にされても、明美の意識はまだ微かにだが残されていた。 彼女が最期に考えた事。それは、ルーベライズへの願い事ではない。 ルーベライズが願いを叶えてくれなかった理由だった。 願いさえ叶っていれば、こんな結末にはならなかった筈。 何故願いは成就されなかったのか。何故。何故。何故―――― (……な…………ん………………) 自らの血溜まりに、意識は沈んでいく。もがく事も、もう出来ない。 おそらく明美には、願いが叶わなかった理由にはどれだけ考えても辿り着けないだろう。 ルーベライズには明美も知らない、しかし、考えてみれば当然とも言えるルールが存在したのだ。 それは、ルーベライズは「もたらされた不幸を打ち消す様な願いは受け入れない」というルールだ。 もしも石への願いで石からの不幸を打ち消せたらどうなるか。もしも石からの不幸を克服出来るのならどうなるか。 その時は、この石は不幸を克服した誰かの所有物となり、他の人間の手に渡る事は永遠に無いだろう。 不幸さえなければ、幸運しか訪れないのなら、石を手放すだけの理由は誰にも生まれないのだから。 逆説的には、不幸を打ち消せないからこそ、石は明美の手に渡ってきたという事。 今回明美の願いの代償としてもたらされた不幸とは、明美の判断した「暗闇」ではなく、少年――エドワードそのものだった。 つまり、エドワードから逃れるような願いを石が叶える事は絶対に有り得なかったのだ。 これが、明美の辿り着けなかった答え。願いが届かなかった答えだ。 ジャギン! エドワードはたった今自分が真っ二つにした少女の首を斬り飛ばした。 首は壁にぶつかりコロコロと転がって、閉まりかけてたエレベーターの扉に挟まった。 ガコンと音を立てて、扉はおっくうそうに再び開き出す。 その様が可笑しかったのだろう。エドワードはキャッキャと笑った。 しばらくの間、血に染め上げられたエレベーター内に愉快そうな声が響き渡っていた。 ひとしきり笑うと、エドワードはお目当ての物に近付いた。 少女の首にかかっていた、絶大な魔力の感じられる石。これさえあれば自分は魔力を取り戻せる筈だ。 わくわくしながら石を拾い上げたエドワードは――――ん? と首を傾げた。 確かに石からは絶大な魔力を感じられる。 しかし、どうやって魔力を引き出せば良いのか。その方法が分からなかった。 石を掲げてみたり、明かりに照らしてみたり、両手で擦ってみたり。 色々試したが、やはり魔力は引き出せない。 やがて諦めたエドワードは石をポケットにしまいこんだ。 鋏を出した分だけ魔力を更に消費してしまったが、焦る事は無いのだ。 魔力の源は自分の手にある。ゆっくり時間をかけて石から魔力を引き出す方法を見つければ良い。 それまでは哀れな少年エドワードを演じていても良いし、 この少女の様な頼りにならなさそうな人間が居たなら「遊んでも」良いだろう。 チラリとエレベーターの置石となっている首を見て、エドワードはそう思った。 (それじゃあ、これからどうしようかな?) エドワードは思考を切り替える。 この病院では二人の人間と出会った。探せばまだ誰か居るかもしれない。 しかしこれだけ騒いで誰も来ないのだから、居ない可能性も充分ある。 院内を見回ってみようか。それとも病院から出て行こうか。 とりあえずは――――――――廊下から湧いて出てきているナース達と「遊んで」から考えようか。 ジャギン! ジャギン! ジャギン! ジャギン! ジャギン! ジャギン! 【B-6アルケミラ病院一階エレベーター内/一日目夜】 【エドワード(シザーマン)@クロックタワー2】 [状態]:健康。魔力が更に減っている。 [装備]:特になし。 [道具]:『ルーベライズ』のパワーストーン@学校であった怖い話 [思考・状況] 皆殺し。赤い液体の始末。 基本行動方針:人の中に紛れて機会をうかがう。 1:魔力を取り戻す為、石から魔力を引き出したい。 2:病院内を見回るか、それとも出て行こうか。 3:か弱い少年として振る舞い、集団に潜む。 4:相手によっては一緒に「遊ぶ」。 ※魔力不足で変身できません。が、鋏は出せるようです。(鋏を出すにも魔力を使用します) ※エドワードは暗闇でも目が見えるようです。魔力によるものか元々の能力なのかは不明です。 ※『ルーベライズ』のパワーストーンに絶大な魔力を感じていますが、使い方は分かっていません。 石から魔力を引き出して自分の魔力に出来るのかどうかは不明です。 ※病院廊下は明かりが無ければ真っ暗闇です。目が慣れれば少しは見えるかもしれません。 バブルヘッドナースの死体が幾つかあります。 ※エレベーター内には明美のバラバラ死体と武器の詰まった学生鞄、バブルヘッドナースの死体×2と鉄パイプ×2があります。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― 岩下明美の首がエレベーターの置石となって、どれ程の時間が経過しただろう。 明美の瞳は虚ろに開き、一定感覚で迫る扉を眺めていた。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― 扉に押され、壁に挟まれ、扉が開けば扉の溝に沿って転がり、 また押され、挟まり、転がり、押され、挟まり、転がり……。 ルーチンワークに抗う事も出来ず、明美は扉を眺めていた。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― その瞳に宿るのは、ほんの僅かな光。消えかかっている蝋燭の炎よりも、更に小さな光。 明美はまだ生きていた。首だけになりながらも。惨めな置石となりながらも。まだ意識が残されていた。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― 一度沈んだ意識が戻った訳ではない。ただ、意識が沈みきる寸前で、明美の想いが願いとしてルーベライズにより叶えられただけだ。 明美自身には石に願ったつもりなど毛頭無かったが、石は願いを受け入れた。「まって」という願いを受け入れた。 その願いを拒否する理由は見受けられなかったから。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― 「幸せの石・ルーベライズ」によりもたらされた延命治療。 石は明美が死ぬのを「待って」くれた。 果たしてこれは幸運によるものなのか、不運によるものなのか。 それは明美だけが知っている。明美だけが判断する事なのだろう。 ガコン――――ガコン――――ガコン――――ガコン―――― どちらであろうとも、もう明美の手元にはルーベライズは存在しない。 どちらであろうとも、もう明美の願いではルーベライズは輝きはしない。 暗い意識の中、明美は扉を眺め続けた。 運命は、決まっていた。 【岩下明美@学校であった怖い話 死亡】 back 目次へ next 暗闇通り探検隊 時系列順・目次 怪人・デカおじさん2 暗闇通り探検隊 投下順・目次 怪人・デカおじさん back キャラ追跡表 next 魔王と邪神 岩下明美 死亡 魔王と邪神 エドワード(シザーマン) クローズアップ殺人鬼
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輝きの環 r:この記事は国民番号保管所に名前の有るプレイヤーしか閲覧できない #アイテム報告の際についていたので念の為つけておく アイドレスWiKiの該当ページ L:輝きの環 = { t:名称 = 輝きの環(マジックアイテム) t:要点 = 他人には見えない,光と輝き,色が変わる t:周辺環境 = 月の光の下 t:評価 = なし t:特殊 = { *輝きの環のアイテムカテゴリ = ,,,非消費型アイテム、着用型アイテム、マジックアイテム。 *輝きの環の位置づけ = ,,,指輪。 *輝きの環の着用箇所 = ,,,手先に着用するもの。 *輝きの環の特殊 = ,,,陸王の門を開くことができる。 } t:→次のアイドレス = 古代地下帝国(イベント),古代魔道帝国(イベント),記憶迷宮(強制イベント),所有者への加護(イベント) } 月の環(プロモーション)
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/750.html
輝きの環(かがやきのわ) r:この記事は国民番号保管所に名前の有るプレイヤーしか閲覧できない 指輪 着用者は陸王の門を開くことが出来る。 L:輝きの環 = { t:名称 = 輝きの環(マジックアイテム) t:要点 = 他人には見えない,光と輝き,色が変わる t:周辺環境 = 月の光の下 t:評価 = なし t:特殊 = { *輝きの環のアイテムカテゴリ = ,,,着用型アイテム。 *輝きの環の位置づけ = ,,,マジックアイテム。 *輝きの環の着用箇所 = ,,,手先に着用するもの。 *輝きの環の形状 = ,,,指輪。 *輝きの環の特殊能力 = ,,,陸王の門を開くことができる。 } t:→次のアイドレス = 古代地下帝国(イベント),古代魔道帝国(イベント),記憶迷宮(強制イベント),所有者への加護(強制イベント) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 天領 08/6/23:生活ゲームで入手 緋璃・ロッシ 08/7/23 プロモ⇒月の環 0 参考資料 イベント掲示板 No.19680 アイドレスWiki:輝きの環 上へ 戻る 編集履歴 矢上麗華@土場藩国 (2008/12/17)
https://w.atwiki.jp/majicaa/pages/1966.html
〈 { 〉 _}__ {__ノ} / / // /{___} /\ト、 /} / /{ // } /{ } }ノ} [) / { 〈-{___/ニ/ 〈 人_{ \_}/ ノ〉 /〉 八 }______ノU} (二ニ=- }\ { ]h tt=}{f歹〉 {ノ}/}_ノ} } {ノ⌒ニ=/ ⌒\___ \(人 \ (\ノ}_ト_{7 //⌒\}/\〉{ {/ ⌒\__ }/⌒\ \こノ/ / // \ 八 \ { / ) { / // ̄} ̄ ̄{⌒\}_ }__ \__ ⌒\ \ \nn {八_,ノ/ / / 八 } ⌒\ { \ \ 人n)___/ / \ {___ } {\______// \__ ⌒\______,ノ {_ }二二ニニ{ 人 /⌒) /}U二二二二{_ \_____ . _}/) / / }_//ニニニニニ/⌒ ⌒\__ ⌒\__/ /} }. -=ニニニニニニニ} '⌒¨´_}/ ____}ニ/'⌒⌒} / __/⌒{ ─} . / __/ { -ノ _/ __/ {_/⌒\{ { ___/ {二二ニ〉 {  ̄{ 人二ニ⌒\ Glarewielder / 輝き帯び (4)(赤) クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman) 速攻 輝き帯びが戦場に出たとき、クリーチャーを最大2体まで対象とする。このターン、それらはブロックできない。 想起(1)(赤)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる。) 3/1 名前 コメント
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輝きの小鳥 輝きの小鳥(上質) 輝きの小鳥(高級) 輝きの小鳥(最高級) 輝きの小鳥 毒に対する免疫を与え、既に受けている毒の効果を無効にする。 使用回数 効果時間 中毒度 3 60s 20 名称 材料1 材料2 材料3 材料4 材料5 材料6 材料7 レシピの入手法 輝きの小鳥 ドワーフの蒸留酒 x1 ブロウボール x4 光のエッセンス x1 輝きの小鳥(上質) 毒に対する免疫を与え、既に受けている毒の効果を無効にする。より持続時間が長い。 使用回数 効果時間 中毒度 4 120s 20 名称 材料1 材料2 材料3 材料4 材料5 材料6 材料7 レシピの入手法 輝きの小鳥(上質) クサノオウ x1 アルコエスト x1 光のエッセンス x2 輝きの小鳥 x1 ブロウボール x6 店 ノヴィグラド・都市の薬草医 輝きの小鳥(高級) 輝きの小鳥(最高級)
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黒茶輝き 概要 恫喝MFから派生した黒茶タッチ緑の3色グッドスタッフデッキ。 恫喝が魂の輝きに入れ替わった様なデッキである。 緑国力の発生源は月面民間企業のみという場合が多く、多くの場合はその使い道も魂の輝きのみだったりする。 デッキ全体は恫喝MFよりもかなり重くなっており、どちらかと言うと6国ユニット群を重視した重速デッキだと言える。 基本的な勝ち筋は、解体ユニットやシャイニングガンダム《16th》によるビートダウンを魂の輝きでサポートしつつ、マスターガンダムやジ・オ《15th》といった重量級ユニットで勝ちを固定する。 一見すれば矛盾しているかの様な動きであるが、解体ユニットは解体する事で、シャイニングガンダム《16th》は配備エリアにいる事で、それぞれ魂の輝きによるリセットを回避できる。 また、上記の様なウィニー~中速ユニットによるビートダウンを緩め、よりコントロールを重視したタイプも存在する。 また同時に、同系対策としてのケリィ・レズナー《EB1》を採用する事で、Gのバランスも少し緑に寄っている。 この辺りのメタに合わせたチューンが可能な点も、茶のドロー・サーチ力、多色故の対応力の高さだと言えるだろう。 突貫作業や出土品によるジャンクヤード利用デッキという側面もある。 それ故、通常の茶デッキのそれよりも、発掘道具やディアナ帰還といったカードの重要性が高い。 弱点は、3色デッキであるゆえ、当然ながらランデス関係。 また、上手く展開とドロー内容が噛み合って理想の動きができなければ、デッキパワーを殆ど発揮できぬままジリ貧で負け、なんて事も少なくない。 解体ユニットばかり引いてパワー負け 6国フィニッシャーばかり引いて事故負け 回復や除去を引けずに押し切られて負け ジャンクヤード対策などのピンポイントなカードによって、そのまま封殺されて負けるなどは代表例だろう。
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聖なる輝き パック:真紅に燃える業火 永続罠 モンスターは裏側表示でセットできない。 裏側守備表示でセットする場合は、表側守備表示で召喚する。 このカードの発動時、すでに裏側守備表示でセットされているモンスターには何ら影響はない。