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認知症ってどんな病気? 最近うっかりすることが多くなった、ごはんを食べたことを覚えていない、自分のいる場所がどこなのかわからない。ふつうの人なら当たり前にわかっていることが、わからなくなる状態を認知症といいます。認識したり、記憶したり、判断したりする力が障害を受け、普段の生活に支障をきたす状態のことです。 認知症を引き起こす病気は、細かく分類すればじつはたくさんあります。ただし、圧倒的に多いのは、アルツハイマー病と脳血管障害の二つで、この両者が混合している場合もあります。ほかに、レビー小体病(脳の神経細胞に異常なたんぱく質が蓄積する病気)、ピック病(脳の前頭葉と側頭葉に強い萎縮がみられる病気)なども、認知症の原因となります。 日本では近年、アルツハイマー病が増える傾向にあり、老年期の認知症では約80%がアルツハイマー病ではないか、との指摘もあります。 認知症は心の病気? 心の病気ではありません。脳が病的に変化することによって、何かを記憶したり、場所や人などを認識したり、物事を判断、推測するといった知的機能が低下する、体の病気です。 これらの症状は認知症の「中核症状」と呼ばれています。徘徊や妄想、幻覚などの「周辺症状」と呼ばれる精神症状は、この中核症状が原因で起こります。このような症状は、知的機能の病的な障害によって起こるのですから、認知症の人がこういった行動を起こしても、決して心が病んでいるわけではないのです。 記憶したり、認知したりする能力はたしかに低下しますが、喜怒哀楽などの感情が失われるわけではありません。「ぼけてしまえば本人は楽だ」ということはないのです。 認知症の人は、周りに迷惑をかけていることや、自分がどう見られているかをしっかり感じとっています。まず家族などの周りの人が、認知症に対する正しい知識を持って接することが大切です。 認知症の人の人数について 認知症は高齢になればなるほど、発症の危険が高くなります。 認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、歳をとれば誰にでも起こりうる、身近な病気と考えたほうがいいでしょう。 現在、国内の認知症人口は約200万人に上るといわれており、2015年には300万人を超えるといわれています。65歳以上の男性の55%、女性の66%がいずれ認知症になるのではないかと推測されています。 一方、65歳未満で認知症を発症する場合もあります。なかでも気をつけたいのは「若年性アルツハイマー病」。65歳未満で発症したアルツハイマー病のことを指す言葉で、現在全国に約10万人いるといわれています。40代、50代の働き盛りで起こることもあり、老年性のものより進行が早く、症状も重くなる傾向があります。 認知症は予防できるのか? アルツハイマー病は、突然発症するわけではありません。 脳に小さな変化が起こって少しずつ進行し、かなり進んだところで、疑いようもない症状が出るようになります。 最近注目されているのは、このはっきりした症状が出る一歩手前の段階。 これを「軽度認知障害(MCI)」と呼びます。この「認知症の予備軍」の時期に早めに対策をとることで、発症を予防したり、遅らせたりすることができます。 おかしいと思ったら、早めに医師の診察を受けることが大切です。 また、アルツハイマー病の原因については様々なものが知られており、なかには対策を講じることができるものもあります。適度の運動や休養、禁煙などのライフスタイルの改善は効果があります。 脳を活性化し、認知機能を改善するといわれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む魚を食べることもおすすめです。サンマ、サバ、イワシなどの青魚には、とくにEPAやDHAがたくさん含まれています。 老化と認知症の違い。 誰でも、歳をとると体力が落ちていきます。同じように、人間の知的能力は、40歳から50歳あたりをピークに徐々に下降線をたどるようになります。歳をとることによって新しいことが覚えにくくなったり、うっかり物忘れをしたりするようになるのは、多かれ少なかれ誰にでも起こることです。しかし、認知症は脳の機能の病的な障害によって起こる体の病気。自然な老化現象とは、はっきりと違うものです。 例えば、ふつう私たちは、朝食に何を食べたかを忘れてしまっても、朝食を食べたこと自体を忘れることはありません。しかし、認知症の場合は「食べた」という体験自体がまるごと記憶から抜け落ちてしまいます。初期のうちはそうした物忘れを自覚して不安になる人もいますが、症状が進むにつれて、忘れたことに対する自覚がなくなり、「まだ食べていない」「食べさせてくれない」などと言い張るようになるのも特徴です。 認知症とアルツハイマーの違い 「認知症」とは病名ではなく、認識したり、記憶したり、判断したりする力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のことを言います。 この状態を引き起こす原因には様々なものがありますが、アルツハイマー病は、現在日本で認知症を引き起こす原因のうち、もっとも割合の多い疾患です。 原因はまだはっきりとわかっていませんが、アルツハイマー病になると、脳が萎縮します。そして、脳でβ(ベータ)アミロイドという異常なタンパクが作られて、「老人斑」というしみが広がります。また、神経細胞に糸くず状の「神経原線維変化」が見つかります。 通常、はじめの数年間は記憶障害の症状が見られ、進行すると場所や時間、人物などの認識ができなくなったり、身体的機能も低下して動きが不自由になったりします。進行の度合いには個人差があり、わずか数年で寝たきりになってしまう人もいますが、10年経っても自立して穏やかに暮らしている人もいます。 アルツハイマー型と脳血管型の違い。 脳血管障害による認知症は、脳梗塞や脳出血などの発作によって脳の血管が詰まったり、破れたりすることによって起こります。自覚症状のない小さな梗塞が起こる「無症候性脳梗塞」によって、本人の知らないうちに発症することもあります。 症状がなだらかに進行するアルツハイマー病とは異なり、脳梗塞や脳出血などの発作を繰り返すことによって段階的に進行します。 発症するとまず、知的機能の障害のほかに、しびれやマヒ、歩行障害などの身体的な機能の低下が現れます。 また、記憶障害はあっても、判断力は保たれているというように、脳の損傷を受けている場所によって症状にムラがあることも特徴です。 脳血管障害による認知症は、原因となる病気への対策を立てることで悪化を防ぐことができます。高血圧や糖尿病などの生活習慣病があると脳梗塞を引き起こしやすくなるので注意が必要です。 また、高脂血症、心臓病、肥満などを改善することも大切です。 認知症は治癒するのか 認知症を引き起こす原因によっては、手術や薬物療法によって症状を完全に解消したり、改善できたりするものがあります。例えば、慢性硬膜下血腫は、血腫を手術で取り除くと認知症の症状がなくなります。ただし、発見が遅れると、血腫によって脳が長期間圧迫されて脳細胞の損傷が進むため、手術をしても完全に症状が解消されない場合もあります。正常圧水頭症や脳腫瘍、甲状腺機能低下症による認知症の場合も同じようなことがいえるので、急にもの忘れが激しくなるなどの症状が現れたら、早めに医師の診察を受けることが大切です。 認知症になる人 一般的に65歳以上の高齢者に多く見られる病気ですが、それよりも若い年齢でも発症することがあります。これを「若年性アルツハイマー病」と呼びます。 初期症状は頭痛、めまい、不安感や不眠など。うつ病に似た症状のため、本人も周りの人も気づきにくいのが特徴です。しかし、老年性のものに比べて病気の進行が早く、症状も重くなる傾向があります。仕事のミスが続く、当たり前の家事ができなくなる、といった兆候に周囲の人が早く気づくことが大切です。 若年性アルツハイマー病の患者は、現在日本に10万人程度いるといわれています。40代から50代という働き盛りの世代で発症することもあり、経済的な問題や介護など、さまざまな問題を抱えることになるので、周りの人の理解と協力が不可欠です。通常は65歳以上が対象の介護保険ですが、いくつかの条件に該当すれば、若年性アルツハイマー病に悩む人にも適用されます。 同じように、脳血管障害が原因で起こる認知症も、65歳未満で発症するケースがあるので注意が必要です。 うつ病と認知症の違い 原因となる病気はたくさんあります。症状もさまざまなので、ほかの病気と間違われる可能性があります。なかでも50代、60代のうつ病は、認知症と間違われやすいために注意が必要です。 うつ病になると、気分が落ち込み、ものごとへの興味や意欲を失うといった症状が続きます。記憶力が低下したり、判断力が失われたりするために、認知症と間違われやすい病気です。ただし、うつ病では自分の状態に不安を感じており、悲しさや寂しさ、空虚感などの感情的な障害が起こる点も認知症と大きく違います。急に症状が出ることがあったり、午前中に症状が強く出たりすることも、うつ病の大きな特徴です。 認知症は原因や症状の度合いによっては完治が難しいのですが、うつ病は治療法が確立されており、十分な休養と薬物療法、周囲の理解とサポートなどによって完全に治すことができます。
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認知症@wikiへようこそ 認知症@wikiは私自身が介護を行っており、情報を簡潔に取りまとめている個人のwikiです。 基本的に自由に編集することができますが悪質ないたずら等が発生した場合は規制を行わせていただきます。 認知症に関する情報を取りまとめている為、転載などがございます。掲載することにあたって不都合な方などありましたらご連絡いただけましたら幸いです。 要望がある場合は? 認知症に関する情報などありましたらお手数ですが、メールでお知らせいただけましたら幸いです。
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認知症 アルツハイマー型認知症 アルツハイマー型認知症=アルツハイマー病(AD)は世界的に最も多い神経変性疾患です。正式名称を“Alzheimer s basket cells”といいます。 1907年、ドイツの精神科医であるA.アルツハイマー博士が初めて報告した病気で、報告者である博士の名前が病名につけられました。 脳血管性認知症 脳血管性認知症は、その名の通りで、脳梗塞(脳の血管に血栓という血の固まりがつまった状態)、脳出血(脳の血管が破れて出血した状態)など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になるものを指します。 簡単に言うと、脳血管疾患の後遺症です。 レビー小体型認知症 レビー小体病(Dementia with Lewy bodies)は一次性認知症ではアルツハイマー病に次いで多い病気で、一次性認知症全体の約2割を占めるといわれるほど比較的頻度の高い痴呆性疾患として最近国際的に注目されています。 この病気は物忘れもあり、一見アルツハイマー病に似ています。 認知症に関連した病気 ピック病 ピック病とは、前頭側頭葉変性症の中核的な病気です。前頭側頭葉変性症は名前のとおり大脳のうち前頭葉と側頭葉が特異的に委縮する病気です。このうち、神経細胞内に病変「ピック球」が現れるものがピック病です。 パーキンソン病・パーキンソン症候群 パーキンソン病は、脳神経系の病気の中でもっとも患者数の多いもののひとつです。 日本全国で10万人以上の患者が存在すると思われます。 残念ながらパーキンソン病の原因はいまだに詳しくわかっていません。 そのため完治は難しい病気です。
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アルツハイマー型認知症とは アルツハイマー型認知症=アルツハイマー病(AD)は世界的に最も多い神経変性疾患です。 正式名称を“Alzheimer s basket cells”といいます。 1907年、ドイツの精神科医であるA.アルツハイマー博士が初めて報告した病気で、報告者である博士の名前が病名につけられました。 この病気は、脳内で特殊なタンパク質異常が起こり、脳内のニューロン・シナプスが脱落していきます。 脳内の神経細胞がどんどん壊れ、脳が次第に萎縮していき、知能、身体全体の機能も衰えていきます。 そして、二次性の呼吸器合併症などによって最終的に死に至ることも少なくありません。 アルツハイマー病の原因は未だわかっておらず、特効薬といえる治療薬も、治療法もありません。 アルツハイマー型認知症の原因 アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞の減少、脳の萎縮、脳への老人斑・神経原線維変化の出現を特徴とします。 脳の中にβアミロイドと呼ばれるタンパク質がたまり出すことが原因の一つとされていて、βアミロイドが脳全体に蓄積することで健全な神経細胞を変化・脱落させて、脳の働きを低下させ、脳萎縮を進行させると言われています。 しかし、はっきりした原因はいまだに分かっていません。 アルツハイマー型認知症の発症と進行は比較的緩やかです。 しかし、確実に、徐々に悪化していきます。 多くの場合、物忘れ(記憶障害)から始まり、時間、場所、人の見当がつかなくなります(見当識障害)。 物忘れは、病気の進行とともに「最近のことを忘れる」から「昔のことを忘れる」というように変化し、次第に過去の記憶や経験などを失っていきます。 アルツハイマー型認知症の特徴 アルツハイマー型認知症の特徴として、大脳の後半部(側頭葉、頭頂葉、後頭葉)の萎縮が次第に進むことです。 まず、脳の側頭葉と呼ばれる部分の海馬の脳神経細胞が減るところからはじまります。 海馬は短期記憶をつかさどる場所です。その部分が損傷を受けるので、病気の初期段階のうちは「今さっきの記憶」が思い出せなくなります。 脳組織の変化としては、「アミロイド」と呼ばれるたんぱく質の沈着(アミロイド斑とか老人斑という)と非常に溶けにくい「タウたんぱく」からできる神経原線維が出現します。 アミロイドの沈着は、お年寄りの場合だと認知症患者でなくてもしばしば見られます。 そのため老人斑とも呼ばれています。 アルツハイマー型認知症では比較的早期から側頭葉を中心にこの沈着が認められ、その程度も強いのが普通です。 そして、脳の後半部に高度の萎縮がみられるようになります。 こうした変化とともに、正常な神経細胞が徐々に脱落し、認知症障害の状態になっていくのです。 病理学者のブラークは、初期の軽い変化の状態から、最も進んで神経細胞がほとんど脱落した状態まで6段階に分けています。 認知症の症状が出始めるのは3期の終わりから4期の始めにかけてといわれています。 アルツハイマー病にみられる神経組織の変性は、実際に認知症の症状が現れるかなり前から始まっており、発病中の全期間の中頃から症状がはっきりしてくる、極めて長い経過をとる進行性の病気です。 病気の原因はまだわかっていません。しかし、全体の10%を占める「家族性アルツハイマー病」ではいくつかの遺伝子異常が判明、アミロイドたんぱくの沈着や神経細胞脱落のメカニズムも次第に明らかになってきました。 また、非家族性のアルツハイマー病でApo E(アポ・イー)という物質に関する遺伝子異常が多いことがわかっています。 実際には70歳を過ぎてから痴呆症状が出るのが普通で、男女比はほぼ2:3で女性に多く、痴呆が出てから死亡までの平均罹病期間は約5年といわれています。 症状の出現はいつからかははっきりせず、その後は徐々に痴呆が進み、最後は全身衰弱や肺炎などの感染症で死亡する場合がほとんどです。 その間、歩行障害や、筋肉が固くなる、失禁などの身体症状を伴うことがあります。 一方、時間や場所を正しく認識する「見当識」が次第に崩壊し、幻覚や妄想が現れたりしますが、本人はその病識がなく、無欲状態やうつ状態、もしくは多動、いらつき、不安、だれに対しても強い敵意を抱くなどの精神症状を伴うことがしばしばです。 これで、社会的行動と個人の習慣も次第に崩壊していきます。 特徴は… 早い時期から診断可能。 進行すると家族の顔も分からなくなる。 40歳代からの発症があり、しかも進行が早い。 患者は、紙に立体図形が描けない。 発症する過程は… 脳の中にβアミロイドと呼ばれるタンパク質が増え、たまり出す。βタンパクは中性エンドペプチド(酵素)が分解するが、患者はこの酵素量が少ない。 タウタンパクが増加する 神経細胞死が起きる アルツハイマー型認知症が発症する アルツハイマー型認知症の症状 前駆症状 知的能力低下に先立つ2~3年前から、軽度の人格変化が起こる (例 頑固になった、自己中心的、人柄に繊細さがなくなった) 不安・抑うつ症状が出る 睡眠障害が出る 不穏、幻視妄想を認めることが多い 第一期に出る症状 健忘症状・・・ものごとを忘れる 空間的見当識障害・・・道に迷う 多動・・・徘徊を繰り返すようになる 第二期に出る症状 高度の知的障害、巣症状(失語、失行、失認) 錐体外路症状(筋固縮)・・・パーキンソン病と間違われることもある 第三期に出る症状 高度な認知症の末期で、しばしば痙攣、失禁が認められる 拒食・過食、反復運動、錯語、反響言語、語間代(例 ナゴヤエキ、エキ、エキ)がみられる
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認知症の定義 いったん知能を獲得し、成熟した脳組織が なんらかの原因(脳器質性変化)により損傷され、病前にあった記憶・認知機能を中心とする精神機能が低下し、そのために日常生活に支障をきたす状態 つまり…大人になった脳が後天的な病気などでダメージを受けることで、記憶・認知機能を中心とする機能が低下し、一人で生活することが難しい状態 html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。
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脳血管性認知症とは 脳血管性認知症は、その名の通りで、脳梗塞(脳の血管に血栓という血の固まりがつまった状態)、脳出血(脳の血管が破れて出血した状態)など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になるものを指します。 簡単に言うと、脳血管疾患の後遺症です。 脳血管性認知症の場合、突然の脳血管障害をきっかけに急激に認知症が発症する場合と、小さな脳梗塞を繰り返して起こしているうちに徐々に認知障害が現れる場合とがあります。 脳の血管のどこの部位が障害されたかによって症状が異なりますが、記憶力の低下はあるのに時間や場所は分かるなど、できることとできないことがバラバラに現れることがあります。 脳血管性認知症の場合、原因となるのはほとんどが生活習慣病といわれるものです。 脳血管性認知症の原因 脳の血管が詰まったり破れたりします。 脳血管障害を起こしやすい危険因子と言われているものは高血圧、動脈硬化症、糖尿病、高脂血症などで、原因は脳梗塞の多発によるものが大部分(70~80%)を占めます。脳血管障害により脳の血流量や代謝量が減少し、その程度や範囲は認知症の程度と関係します。 規則正しい生活、食習慣の見直しなどで回避できる可能性の高い生活習慣病を予防することが認知症の予防にもつながります。 心当たりのある方は、生活改善を心がけることをお勧めします。 脳血管性認知症の症状 意欲の低下やめまい・しびれ・麻痺、感情失禁(涙もろくなる)などが見られることがあります。
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レビー小体型認知症 レビー小体病(Dementia with Lewy bodies)は一次性認知症ではアルツハイマー病に次いで多い病気で、一次性認知症全体の約2割を占めるといわれるほど比較的頻度の高い痴呆性疾患として最近国際的に注目されています。 この病気は物忘れもあり、一見アルツハイマー病に似ています。 レビー小体型認知症とは この病気は、主として大脳皮質の多数の神経細胞内に「レビー小体」という特殊な変化が現れるもので、レビー小体型認知症、びまん性レビー小体病とも呼ばれています。 パーキンソン病の場合はレビー小体が脳の下の方にある「脳幹」に出るのに対し、レビー小体型認知症の場合は、大脳皮質全体に出現します。 パーキンソン病患者の場合、中脳のドーパミン神経が変性脱落しますが、この部分を顕微鏡で丹念に調べると神経細胞の中に特殊な変化=構造物(封入体)が見えます。 この構造物を発見者の名前をとって「レビー小体」と呼んでいます。レビー小体は、パーキンソン病に特徴的なものと見なされていましたが、最近では、パーキンソン症状のない患者にもみられることがわかってきました。 特に、大脳皮質と呼ばれる部分にレビー小体が多数出現してくるものをレビー小体病と呼んでいます。 レビー小体型認知症の3つの特徴 アルツハイマーと似た痴呆症状 時間と場所の認知障害 気分、態度の変化 判断力、分別、見識の減少 独創力、統率力の欠如 注意力散漫、記憶の混乱 パーキンソン病に似た症状 筋肉の収縮(ゆっくりとした動作、凍ったような姿勢) バランスの悪さ、ひきづるような足取り 手足の震え 猫背の姿勢 嚥下困難、弱々しい声 気絶、卒倒 その他の典型的な症状 幻覚(幻視、幻聴、等) 無反応 無秩序な態度 錯乱 睡眠障害、せん妄 自律神経の機能障害(便秘、血圧の変動、失禁、性的機能障害) 日内変動が激しい 早期発見が大事 レビー小体病は、初期に幻覚(特に幻視)や妄想が出ます。 そのうちに、物忘れなどの認知症の症状が現れ、さらに体が硬くなる、動作が遅くなる、小またで歩くなど、パーキンソン病に似た運動障害が出てきます。 徐々に進行して認知症がひどくなり、高齢者は数年もすると寝たきりになることも多い病気です。 レビー小体型認知症患者の物忘れは、アセチルコリンの低下が関与しているため、これを増加させる治療を行うと物忘れが改善します。 早期に正確に診断することで、治療効果が期待できる疾患ともいえます。 レビー小体型認知症とパーキンソン病の位置づけ レビー小体病患者でも、パーキンソンの特徴とされる心臓交感神経の脱落がみられること、進行したパーキンソン病と進行したレビー小体病とでは、症状の上でも共通した特徴が多いことから、両者を同じようにとらえる考え方もあります。 しかし、初期の症状がおおきく異なることなどから、別な病気として診療した方がよいとのする考え方もあり、専門家の間でも、病気の位置づけについては一定の結論は得られていません。 レビー小体型認知症の特徴 とても生々しい幻視がみえる 「座敷で3人の子供たちが走り回っている」といった、非常にリアルな幻視を見ます。 幻視は、極めてリアリティのある等身大の人物群が登場することが多いのだという。 等身大の人物がどかどか出てくるという特徴がある。 日によって症状に変動がある 正常に思えるときと様子がおかしいときが繰返しみられます。 また、日によって症状が良かったり、悪かったりすることも特徴です。 多くの患者さんでは、経過を追ってゆくとパーキンソン病の症状が出現してくるため、途中でレビー小体病と気づかれる場合が少なくありません。 パーキンソン症状がみられる 歩きにくい、動きが遅い、手が不器用になるなど。 脳血流検査ではアルツハイマー病に似た特徴(頭頂葉・側頭葉の血流低下)に加え、視覚に関連の深い後頭葉にも血流低下がみられます。 適切な治療を受けると見違えるほど元気になる患者さんもおられるので、専門医に相談することが大切です。 また、この病気で注意が必要なのは、幻覚があるからと安易に神経遮断薬を使うと、認知症やパーキンソン症状が悪化しやすいことです。
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認知症ともの忘れの違いとは 認知症…経験したこと自体を忘れる(例 ご飯食べてない!) もの忘れ…経験したことは覚えているが、中身を忘れる(例 ご飯食べたけど、なにを食べたかな?) html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。
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認知症の医薬品について アリセプト(ドネペジル) ドネペジル (donepezil) は、アルツハイマー型認知症(痴呆)進行抑制剤の一種。 イクセロンパッチ(リバスチグミン) アセチルコリンエステラーゼとブチリルコリンエステラーゼの2つの酵素を阻害するコリンエステラーゼ阻害薬 メマリー(メマンチン) メマンチン (memantine) はアダマンタンの誘導体の1つであり、医薬品として用いられる。 レミニール(ガランタミン) ガランタミンは、ヒガンバナ科ガランサス属のマツユキソウ(別名:スノードロップ)の球茎から単離された天然由来の有機化合物
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