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【武装名】 ビームハンドガン 【所有ガンプラ】 HER-SELF モビルドールメイ 【詳細】 HER-SELF モビルドールメイに装備された携帯用ビーム兵器。 グリップが折りたたみ式になっており、普段は太腿のハードポイントに接続されている。 連射性が高く、モビルドールメイの優れた機動性も合わさることで、蝶のように舞い、蜂のように刺すという言葉通りの威力を発揮する。 ちなみにメイはアバター状態でも拳銃を所持しており、こちらは実弾を発射する模様。 こちらは腰裏のベルトらしきパーツに挟み込まれ携帯している。 本編ではエルドラウィンダムの残骸から這い出てきたガードアイを銃撃して機能を停止させている。 彼女がELダイバーということを考えると、その拳銃もまたガンプラの装備としてリアルでビルドされたものと思われる。 ……すごくない!? HGサイズのガンプラ用に弾倉まで作り込んだという拳銃は、ビルドファイターズトライにてガンダムジエンドが装備しており、作中のビルダーに取っては作れないわけではないらしい。
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【形式番号】 なし 【武装名】 ブースト・ハンマー 【読み方】 ぶーすと・はんまー 【搭載MS】 UGY-R38 スピナ・ロディUGY-R45 ガルム・ロディ 【詳細】 UGY-R38 スピナ・ロディが装備する質量兵装。 両端にスラスターが備え付けてあり、両手持ちで使用する。 なおデザイナー対談にて、スピナ・ロディはこの武器でコロニーの外壁を削っているらしいことが判明。MSサイズの工具、作業用装備だったようで、カンナのようなものでコロニーの外壁を削ったりしているのだとか。 不要時は腰裏のハードポイントに懸架する。 2期に登場するガルム・ロディも同名の武器を所有する。 こちらも普段は腰のハードポイントに接続し、使用する際には持ち手が変形することが判明した。 持ち手が展開するとハンマーというよりナタに近い形状になり、先端部のスラスターを吹かすことで勢いをつけた一撃を見舞う。
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【名前】御堂乃蒼(ミドウ ノア) 【年齢】17 【性別】女性 【種族】人間 【役職】副組長 【容姿】背中まで伸ばした雪のように真っ白な髪と明るい蒼の瞳が特徴的。身長155cm、着やせするけど割とスタイルは良い。M.A.Dの仕事中はどこかの学園の制服姿(ブレザー)で、黒のニーソックスとちら見え防止に丈の短いスパッツを履いている。寝るときは白のネグリジェ。 【性格】基本的に真面目で職務に忠実。業務連絡等で組員と話す機会は多いが、どちらかというと人見知りする性格。役職柄あまり表には出さないけど人を好きになりやすく、組員や仲間を大事に思う気持ちは強い。表情硬めの割に感情的、論理的な思考を心掛けているが冷徹に成り切れず判断を誤ることもあるかも。ストレスのせいでたまにふにゃける。 【魔道具】サファイアの指輪(右手の中指) 【魔法】位相制御(phase control) 右手の指輪を媒介に発動する魔法。自分自身の位相をずらすことで一時的に「この世に存在しない」状態になり、敵の攻撃や壁などの物体をすり抜けることができる。所謂透過能力。効力は人一人分にしか及ばず、触れている他人に魔法を展開することも可能だがその場合は自分には展開できない。魔法を発動すると指輪に蒼い焔が淡く灯り、透過している部分は半透明に透けて見える。副産物として迷彩看破能力と霊体貫通能力の効果を伴う。 【得物】軍用のコンバットナイフ(近接戦闘用、腰裏に装備) ベレッタ92(通常弾用、9mm、15発、右太もものホルスターに装備) 6 Unica(オートリボルバー、魔術弾用、38口径、6発、左太もものホルスターに装備) MAC10(SMG、9mm、32発) 【備考】数少ないM.A.Dの常識人として、また事務処理能力の高さから組織の資金運用を担当している。若干ワーカーホーリック気味で常にストレス溜まり気味。生まれは東京都外、そこそこ良い家の出身で幼少期は家庭教師に英才教育を受けていたらしい。誕生日は2月17日 【sv】「...どうも、お疲れ様です」 「あのですね、お金の無駄遣いは控えて欲しいんですけど...」 「何で私が副組長なんてしてるのかって?...他にやる人がいないんですよ!!」 「うぅ...流石にこの仕事量はしんどいです」 以下蛇足 【魔法・魔道具】真の名前は『■■の■り■』。太古に存在した『■■■■■』の動力源となっていた巨大な■■、大部分が損傷した■■の中で唯一生きていた最後の■■■。文字通りの■り■。効果範囲は原典のそれと比較すれば天と地ほどに狭くなっているものの齎す効力は同様で、対象者を■■■■■■から完全に■■する。
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【名前】 リーザ・ヴェ−ネ 【文明色・種族】 白・天使 【容姿】 150cm程の少女でありエプロンドレスを着用 背中には一対の翼があるが、それ程大きくは無くそれを使い飛ぶのと歩くのでは天と地の差である程歩く方が速い 前髪が山の様に中央に行くに従い長く整えられたショートの金毛 肩にかからない程の襟足は首に沿って外に跳ね サイドの顔周りは内にラウンドし残りも襟足と同じく外に向かいくるっと跳ねている 肌は透き通るように白く瞳は蒼色、頬は林檎のように赤く幼さが強調されており 頭にはフリルのホワイトブリムを装着した少女 そんな彼女の服装は ふわりとしたスカート部が特徴的な濃紺のロングドレス 前面を覆うのは裾や肩にプリーツの折り目の入った白いエプロンをしており 腰裏に大きなリボン結びで纏めている ドレスの裾からは白い下地が顔を出しエプロンと同じくプリーツ折り目が見えて そしてそんな可愛らしい服装とは不自然な銀色のアーマーレギンスを履いている。 その頭のホワイトブリムが無いと寝ぐせのように髪は跳ねてくるそうだ 【性格】 少女の意識状態では超ド級と言って良い程のドジっ子 【装備・特殊能力】 〈フランベルジェ(仮)〉 全長約110cm 刃長約80cm 鍔~柄長約30cm 剣先に向かい軽く湾曲した鍔、波打つ刀身が印象的な西洋剣 彼女には別の何者かが眠っている 〈____もう一人の魂〉 少女の身体に宿るもう一人 完全に別人格であり別人 この魂は彼女が命の危機に追いやられた時表に出てくる 身体能力は向上し、剣の技術もそれに伴い高く上がる しかし身体は少女であるためその力全てを出すには限界がある様だ 「もう一人の魂とは?」 彼女は騎士だった、自分に絶望し翼を染めた堕天使。 あるきっかけで少女と出会い あるきっかけで彼女は少女の中に宿る事となった 〈能力〉 彼女の人格でのみ使用できる力である _____陽炎と呼ばれた騎士の力 身体が陽炎の様に揺らいで見え その正確な位置を確認しずらくなる 静止状態では「少しブレている」程であるが その状態で動くと揺らいだ身体が伸びる様に見え ピンポイントで何処に何が有るのか認識するのが困難になる 攻撃時も剣の長さが確認し辛い だが影はそのまま写る事、身体、剣自体が歪んでいる訳ではない事、それが着目点であるか ギリギリの攻防戦などでは剣の長さを柄長込みで把握しておく事も重要かもしれない 陽炎は点の攻撃には真価を発揮するが面での攻撃には弱い事も一つのポイントである 他にその陽炎を刀身のみに集める事で剣が反応しその刀身が生きている様に 一度のみ波を打ち高温の熱を帯びる、 それで草木を切ると燃え上がり 鉄の様なものにあたると火花を散らす 肉体であれば斬撃に炎属性が追加された攻撃といったもの 陽炎が剣のみに集まるので静止状態でも刀身の姿は酷く歪んで見えるが 柄の部分は揺らぎが無い為にその起動を予測するのは容易であろう ただその長さが認識し辛いのは全体に纏う状態と同じである 【備考】 もう一人の魂に入れ替わると瞳の色、翼の大きさも変わり、その翼の性能も変わるようだ、(ブースターの様な活用方らしい) 飛ぶにあたっても何度か羽ばたかなければ飛ぶ事が出来ない為戦闘中には向かないかもしれない とある理由で円卓の騎士団のメイドとなった
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ビルダー テンクウジ・ハヤト ファイター テンクウジ・ハヤト 型式番号 GN-0000/SL 基本武装 GNサムライブレード GNビームライフルx2 カエルムストライカー武装 GN2連装リニアガンx2 GNビームエッジ内蔵大型対艦刀フラガラッハx2 GNアンカーランチャーx1 SP技 ビート・トランザム コンセプト 「日輪の力授かりし天空の勇者」 イメージカラー メタブルー ビルド ガンダムマーカーで部分塗装したダブルオーを素体に、ツインドライブの代わりに大型粒子貯蔵タンクに見立てたビルドブースター・マーク2の肩(?)パーツを接続し、そこに繋げたシールドバインダー及びビームライフルマーク2で防御力火力を向上。腰サイドアーマーと膝のGNカタール用ハードポイントに、それぞれジャンクパーツからスタビライザー系パーツを取り付け、クラビカルアンテナに見立てる。腰裏のビームサーベルラックは廃し、日本刀を装備。本体カラーに合わせてリカラーしたノワールストライカー(黒くないのでカエルムストライカーと命名)でシルエットを派手に。 設定 刹那Fセイエイが対話のため地球圏を去り、そして帰還するまでの間、世界の平和を守り続けたガンダム。両肩の最新型GN粒子貯蔵タンクと全身の強化型GNコンデンサー、そして腰と脚部に追加されたGNバーニア一体型の大型クラビカルアンテナにより、太陽炉搭載機並の高出力と、擬似太陽炉搭載機並の継戦能力を持つ。 暴風の如く戦闘状況に介入し、災害規模の破壊を撒き散らすその戦いぶりから、モビルスーツタイフーンと恐れられ、その悪名は国連から600億ドルの懸賞金がかけられたとデマが流れたほどだった。幾多の戦場を蹂躙し、数多の艦とMSを葬ったこの機体は、だが不思議なことに全ての戦場においてただの一人も死者を出してはいない。 パイロットはパトリック・マネキン及びパトリック・マネキンJr。 ライザーブースター 型式番号 GNR-010/B 武装 GNソードⅡブラスター GNバスターソードⅡ(GNシールド) GNソードⅢ SP技 GNフィールド特攻 コンセプト 「オーライザーよりもシンプルにパワーアップが伝わる合体メカ」 イメージカラー ホワイト ビルド ビルドブースターマーク2のブースター部に、オーライザーの機首とツインドライブを取り付け、各武装を装備。 設定 ガンプラファイター天空寺ハヤトが、ガンプラ心形流造形術の創始者珍庵との対戦を経て開発した無人支援戦闘機であり、ダブルオー・ソラの切り札。プラフスキー粒子に能動的に干渉することにより、原作設定に近い能力を引き出そうという試みが施されている。 普段はバトルフィールドの主に太陽の中に隠されており、そこで粒子を充填している。操作はダブルオー・ソラを通して行われ、大型ビットのような扱い。呼び掛けに応じ戦場へ舞い降りる。 ダブルオー・ソラでオミットされていたツインドライブシステムを搭載しており、ドライブの接続部に装備された大型GN粒子貯蔵タンクと合わせ単体での出力は本体を大きく上回る。また、ウェポンキャリアーとしての側面も持ち、取り回しの重い大型武器の運搬を担う。本体との合体機能もあり、高出力大火力モードのダブルオーライザー・ソラへと強化する。なお、オーライザーが装備していたバインダー(武装内臓大型クラビカルアンテナ)は、本体に大型クラビカルアンテナが標準装備されたことによりオミットされている。 ダブルオーライザー・ソラ 型式番号 GNR-010/B+GN-0000/SL 基本武装 GNサムライブレード GNビームライフルx2 ライザーブースター武装 GNソードⅡブラスター GNバスターソードⅡ(GNシールド) GNソードⅢ SP技 ライザーソード ビート・トランザム コンセプト 「第6回世界大会で猛威を振るった大型MAタイプのガンプラを屠れる火力」 イメージカラー メタブルー ビルド ダブルオー・ソラからカエルムストライカーをパージ、ライザーブースターとドッキング。 設定 天空寺ハヤトの決戦用ガンプラ。小学生男子並の「ぼくのかんがえたさいきょうのがんぷら」力を持ち、そのパラメータはスカウターが爆発するレベルである。
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かつ、かつ、かつ――――。 無明の世界を闊歩する音。 つまづきも惑いもそこには混じらない。 あるのは自身のいる最深部へと近づいてくる音達へと、真っ直ぐに出迎える響きだけである。 懐かしい音が聞こえていた。 一つは選べず、それゆえ迷いを抱いた旋律で。 一つは選んだ者の憎らしい音階。 かつて思い出させるようなそれらと共に、耳を澄ませば聞こえてくる。 始まりの旋律と終わりのフォルテッシモ。 衝撃と共に受けた痛みと愛を、今でも『それ』は覚えていた。 /*/ What a perfect blue world #3 /*/ 「待ちくたびれていましたよ」 雫達を出迎えたのは白い盲目の青年だった。 おそらく彼女達向けの配慮なのだろう、手には松明を持っている。 その炎に照らし出された姿が、白い。 肌も、髪も、湛える表情までもの何もかもが白く、そして美しくも虚ろな無機質。 形良い唇から流れたのは音楽的な抑揚を伴う声。 目を、閉じているからだろうか、透明な雰囲気が白磁の如き面には漂っている。 男性的とは言えぬ、ただひたすらに完成された顔立ちは、だからこそ、見る者の目にどこかがらんどうで。 ふん、とスバルは悪態をついた。 「俺達の来てた事なんざ、とっくの昔に承知だった、ってわけか。 それにしちゃ出迎えの人数がえらく少ないじゃねえか?」 「少々都合がありまして。 皆の名代として、私が」 恭しく腰を折る男。 その無防備な姿に一瞬で気配を薄くし腰裏に佩いた得物へと手を掛けたスバルを、雫は静かに前に出る事で制した。 「案内ならば受けようではないか。 我々はここの主の賓客に当たるわけだからね、くれぐれも丁重によろしく頼むよ?」 「元よりそのつもりで」 楽器の奏でる音が如く、麗しく贈りつけられたる言の葉は、こうも重ねて告げていく。 「これより我等ノア機関のはらわた、是非とも御覧戴きたく参上致した次第でありますれば――――」 /*/ 一人取り残されたキリヒメは、いまだ戻らぬ意識の中で、過去に浸っていた。 煌々とかがり火の燃やされ惨状の跡など微塵もない、今、吊るされている場所と同じ洞窟・最深部。 そこにいるのはかつての自分達。 「HA」 は、と、かしずく青年に、目もくれてはやらずに彼女は玉座から立ち上がる。 「SK」 傍らで、明らかに身の丈には合わぬ大鎌を持って跪いていた赤毛の子供が名を呼ばれ、高々と手の中の物を差し掲げた。 「災厄執行の担い手達よ」 たむろする異形の衆が呼び掛けに衆目した。 六本腕の醜いせむし男、毒々しくも茨の髪を垂らした豊満な女、掌中に黒色火薬を掻く怪人、数式を半身鋼の身の上に這い回らせる学者崩れ風、etc、etc……。 異端のるつぼへと、晴れやかにキリヒメは笑い掛ける。 「今日こそ行くぞ。我らが敵を、狩り尽くしに」 手に取る大鎌は、まるで猛獣に生まれつき携わる爪のようにしっくりと良く馴染んでいた。 その銀月の刃が閃き光を放つ。 「暗闇に火を灯せ! 正常こそが唯一で、異常などはこの世にないと、そう信じて疑わない輩の命と命を奪い取れ! 我ら選ばれざる者達の箱舟が、今日こそ絶対多数を殺しに行くぞ!」 おお、と異口同音に鬨を作る者達に、にいまりとひまわりのような大輪の笑みを向け、そして彼らがおさまるまで、おさまってからもしばらくは、この異形どもを束ねし姫君は、獣の爽やかさで笑っていた。 瑞々しい唇が、堪え切れぬような喜びの吐息を含んで言葉を零す。 「――――こんなに晴れたいい日には、首を狩るのが楽しかろ?」 背に流す、焔のように方々へと跳ねた赤。 同じ髪の色をした子供がうっとりとそれを見つめている。 /*/ SKこと篠崎薫は、同じはてない国人のエラー体であるキリヒメを愛していた。 永遠に育つ事のない中途半端な肉体を持った自分とはあまりにも異なる、気高く強靭で奔放なその四肢が放つ、雌の香気に憧れていた。 舞台は既に移ろっている。 山河には霧、竹林の伸び生え清流閑たる幽玄垂らす、とある東国の一地方。 そのただなかにひっそりと建つ武家屋敷を眼中に収めて、暴君の頬が嬉しそうにたわみ、吊り上がる。 振りかざしたのはたった一言。 「蹂躙しろ」 ある者が火を放ち、ある者が文字通りに牙を剥く。 それは異形達が遂に待ち望む、殺戮の宴であった。 おっとり刀で迎え撃つ敵を次々屠り、やがて百人からは住めそうな大屋敷を、めらめらと音を立てて焼き崩す。 火よりも赤く、緋よりも紅い髪を振り乱し、キリヒメはゲラゲラと光景の酸鼻に笑っていた。 「平常よ死ね打ち壊されろ、見るがいい、世界はお前達だけの物ではない!!」 己が両断した老婆の死体を踏みつけにして、恍惚にだらりと立ち尽くす紅の斬姫。 凄惨なほどに嬉しげに吼えるその顔が、薫には、普段から彼女を知る自分をして、別人にも見紛うほどに、強烈で。 だからだろうか、 「『赤猫』、覚悟ォォォ!!!」 横合いから飛び出てきた鎧武者に彼女が切り倒されたのを、薫はすぐには現実の物として受け容れる事が出来なかった。
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「一つ、いいかね、執事くん」 雫は前を行く男に呼び掛けた。 「良く私達の居場所がわかったね」 「――――」 いらえはない。 スバルの手をしっかりと握り締めながら、雫は独り言のように話し始める。 「この一帯は国とも言えないような、情報の残骸で出来た小さな大地だ。 なのに、妙だとは思わないかね? 狂ったように生る果実、密林の如き有様、どれもフィクションノート達がいない空間に生まれるものではあるまいよ。 何しろ私達は一介の設定国民に過ぎんのだからね。君達はまあ、その範疇に収まるのかどうか知らんが……」 「何が言いたいのです?」 「別に。 そう言えば、植物は音楽を理解するとの学説があるそうだね。 サボテンに良く話し掛けると成長がいい、だったかな? いずれにせよ、どれだけのオーケストラを呼んできたらこれほど緑が育つものだろうか」 「韜晦ですか」 「繰り言だよ。アイドレスは対話の世界、ならば黙っているのもつまるまい」 交わされる会話が理解出来ず、スバルは二人をきょときょと見比べる。 異なる色を持つ、二人の姿を。 男は答えず、しかしその手を裏返して雫達の目線を彼方に導きやる。 「――さあ、お待ちかねのプリンセスの登場ですよ」 長い長い、迷宮の最果て。 もはや松明などなくとも目の通る、かがり火の焚かれた広間へと、遂に二人はたどりついた。 /*/ What a perfect blue world #5 /*/ 「キリヒメぇ!!」 天井から吊るされているその姿を見て、まず真っ先にスバルは叫んだ。 ん、んと、目の前でキリヒメの顔が、夢にまどろみ彷徨うように引きつれる。 「プリンセスオブノア。 あなた達には馴染みのない呼び方でしょうが、それが本来の彼女の名前です。 NOAH(ノア)とは機関名などでありはしない。そこに所属する者の意志を表す呼び名なのです。 そして彼女はその意志を捨てた。 もはや彼女は誰でもない」 No-One Abandon their Home. すなわち、N.O.A.H(誰もホームを見捨てない)。 かつて同胞であったところの血と肉片の海を背景にして、楽しげに男はそう解説する。 その光景が何を意味するのか、二人とも、気付いていなかったわけではないのだろう。 痛ましそうに雫はただただキリヒメの事を見やった。 彼女が部下たる仲間達を皆殺しにした。 だから、この男以外の誰も二人を迎えには来なかったのだ。 凄まじい殺戮の痕跡であった。 吹き荒れる暴力の渦に誰も抗えはしなかったのだろう。 肉片の中に子供の腕が混じっているのを見て、雫はそっと目を伏せる。 その様子にも構わず男は愉快そうに話を続けた。 「復興支援機関? まして、その令嬢などと」 違うのですよ、本当の彼女は、あなた達の知る彼女とは。 そう、手を叩いて喜ぶのへ、雫は面を上げて反撃を始めた。 「災厄執行機関ノア、知っているさ、その存在は。 ここを探り出すためにわざわざ会社の謄本を調べたのだ。 一方では破壊を、一方では再生を、儲かるわけだね自作自演なのだから。 二つのノア機関は、互いあってこその双輪であり、そしてその二つのノア機関の創始者こそが、アドラ・ハースティラ……つまるところ、君だろう、HA」 雫の手の中には一枚の書類がある。 ピッ、と投げつけるようにして彼女はアドラへとそれを送りつけた。 とん、と足音。 風もないのに舞い上がる紙。 はらり、地面に着く頃までには、その公式な登録書類の写しは真っ二つに裂けていた。 「ご名答です」 そよとも揺らがぬ白い笑顔。 「助けるのですか? 語るにも価しない微笑ましくも愚かなエピソードの果てに結んだ友情とやらのために、その大量虐殺者を」 「当然だ。 操られていた者に問うべき罪などありはしない。 強いて言うならば、操られていた事そのものが、罪であり、罰だろう。 引き受けるべき痛みは引き受けさせるさ」 「ほう……」 ご立派です。 そう、アドラはせせら笑うように笑みを浮かべた。 「無名世界観の鑑のようなお言葉ですね。 とても一介の設定国民とは思えない。 ですがそちらのお友達の方はどうでしょう?」 矛先を向けられ、スバルはごくりと唾を飲む。 「バグを狩る東の一族。 そのいまや唯一の生き残りで直系が、まさかバグの頭目たる彼女を見逃すんじゃないでしょうね? 友達だからと、そんな理由で! 実の父親の仇たる、彼女を!」 「~~~~ッ!!」 苦渋に満ちた表情。 スバルの手が、空をじわりと握る。 あの日から片時たりとも身を離さなかった短刀が、ずしりと腰裏に重い。 かつて見た怪物どもは哀れみすらをも誘わぬ姿と成り果てて、彼女の目の前に転がっている。 そしてキリヒメは、相変わらず無防備なまま宙から吊り下げられたままだ。 がたがたと感情の内部で拮抗して震える手を止められない。 「スバル」 声と共に、三度その手が握り締められた。 「迷うな。ここに来るまでに決めた事だろう」 「良いのですか?」 アドラが割って入る。 「その方に、手を許しても良いのですか?」 「な、にを……」 スバルの声に動揺が走る。 雫はただ鬱陶しそうに眉根を寄せるだけ。 「だって彼女、私達の眷属じゃあないですか」 嬉しそうに白い指で指差す雫の長い髪。 その色は、果たして名に相応しいほど濃い水色をした、ブルー。
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俺とティアナの場合 第3日目 「初体験」 先ほどの試合が行われていたブースを後にし、俺は会場内を回る。 ティアナはおもしろいモノを見つけては俺に報告?してくれるので時間をつぶすのには最適だった。 さっきのアイドルっぽい犬型の他にも、騎士型なのに日本刀を扱っていた(練度は口に出せないレベルだけど…)り、ティアナと同じく発売されてそれほど日にちが経っていない花型とは思えない練度(あくまでビギナークラスではというレベルで)でガンやらナイフを扱う神姫がいたりとこの学園はおもしろいマスターや神姫が少ないわけでは無いらしかった。 なんだかんだ言って神姫に関して実績と歴史(っていうほどじゃないかもしれないけど)がある学校なんだなと実感する。 「翔、見て見て! あの兎型のすごい! ナイフ1本になったのにあきらめないで隙をねらって、相手の銃が弾切れになったって分かったらすぐに飛び込んで一撃で形成を逆転しちゃった。」 そうして俺が目線を向けた瞬間にその兎型は勝利者となっていた。 ふと腕時計の時間を見ると俺の、そしてティアナのバトルの開始時間の10分前。会場の通路の混雑具合を考えると引き返さないと行けなかった。そうして急に振り返った俺に衝撃。ちょっと後ろによろけてしまった。誰かにぶつかってしまったらしい。 そうして目の前の人物に目をやると、どこかで見たような…名札を見ると小野という名字であることと、クラスが一緒らしいことが分かった。 「同じクラスの、小野さん、だね。大丈夫?」 「あ、はい。私は全然。」 「やったね香住。第一印象は良い感じ!」 ん?さっき聴いたような声が。 声の主に目を向けると先ほど強烈なインパクトを観衆に与えていたアイドル神姫(?)が小野さんの胸のポケットからひょこりと顔を出していた。 あのときの決めポーズとスマイルが頭に浮かび、我慢できなくて思わずほほがゆるんでしまった。 やっぱりボーイッシュなデフォルトの髪型も良いけど、こっちのほうがかわいい。 「この反応…さっきの私のステージを見ていて、私に惚れましたね!」 「なんですって! こら翔! 私の方を向きなさ~ぃ!」 ティアナが俺の耳を引っ張る。痛いよ。 そんな俺たちの様子を見て、さっきまでは俺のことを怖がってるみたいだった小野さんが思わず笑ったことでうち解けた(?)っていうわけじゃないけど、なんとか普通にしゃべることができるようになった。いまは俺とティアナのバト試合があるブースに向かって歩きつつお互いの紹介とかをすませたところだ。 やっぱり彼女は引っ込み事案というかクラスでも地味な方だ。騒がしい方ならさっきのホームルームでとっくに目星(バカみたいに大声でしゃべるやつが2年のクラスの時はいて敏感になってるだけだと思うけど)が付いている。 「小野さんって、言っちゃうとちょっと悪いかもしれないけど目立つほうじゃないよね?」 「はい、私ってどうしても人の前に出るのが苦手でいつも自分がやりたくない委員とか押しつけられちゃって…でも断れないんです。」 「うーん、でもそんな小野さんの神姫がこんなにも派手っていうか目立ちたがりなんだろう?」 「えっと、自分みたいに引っ込み思案にならないようにCSCをセットしたらこんな性格に、良い子なんですけど。」 「キミは私のことを誤解してます! 私は良い子なんですよ~朝起きられない香住を起こしてあげたり~」 「あ、ニーナ!!はすかしいから言わないでよ~ あ、さっきのこと忘れてくれるとうれしいです…」 「あ、あはは。なるべくそうするよ。」 「もう、翔。もうバトル開始まで3分切ったわ。急がないと。」 ティアナに促されて俺は脚を早める、が小野さんは人混み(というほどでは無いけど人をよけたりするのは苦手らしい)2捕まってしまったらしかった。 「ゆっくりで良いからGブロックで試合してるはずだから。もし良かったら来てくれよ~」 「は、はい。必ず」 「じゃちょっと先に行くから。」 「がんばってください。」 そんなこんなで小野さんと別れ、俺は急いで到着したブースの裏でティアなの武装を換装しているわけだけど… 「私とか文典と話すときと口調がずいぶん違ってたけどどうしたの? 同年代の女の子の前で緊張した?」 「ぶっ」 「…図星か~普段女の子と話したなんてきいたことないし、やっぱり免疫無いだね~翔は」 「もう、言うな!」 「はいはい…私も気を引き締めないと。」 「そうそう、ティアナがいつも言っていた"私は強い"ってことを証明してくれよ~」 「わかってる、だからさっさと武装つけて!」 最後にフローラルリングをティアナの腰裏のハードポイントに接続。これで花型ジルダリアの基本装備が全てそろったことになる。 見た目的には華やかかもしれないけど、手甲らしいパーツは前方にかなり長く伸びていてこれで突くくとも出来そうだし他のアーマーも見た目のかわいらしさとは裏腹にちゃんとした防御機能を備えている。 そして何より目を引く背部ユニットはハイパーモードを発動すれば超高速で動くことが可能になるのだ。 武器に関してはティアナの好みとかがあるらしいのでティアナに任せた。 ティアナが選んだのは…モルートブレイドとグラースプアイビー。 完全な接近戦仕様っぽい。だって剣と鞭(?)だけなんだから。 「それでいいのか?」 「ええ、私、射撃苦手だもの」 「そんなに?」 「じゃあいちおう戦闘開始したら撃ってみてあげる。絶対に当たらないから」 「そこまで言うならいい。でも相手が砲撃かつ機動型だったら?」 「ハイパーモード発動まで耐えて発動したら飛び込んで切ってやるわ」 「…まあがんばって。」 「ええ、でもちょっとぐらい指示してよね。死角だけはどうにもならないから。」 「おう、見ててやるよ。」 「さあ、ティアナ様の優雅な戦いをご覧なさい!なんてね。」 ティアナがバトル用の機体に入った。 こうして、俺とティアナの場合、バトルがどんな風になるのか想像も付かないけど俺もティアナもバトル開始を目前に胸の鼓動が押さえられずにいるに違いなかった。 ~戻る~
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『月虹譜』4 効果はすぐに現れた。 まどかの顔がカァーっと火がついたように赤く染まり、軽い混乱に見舞われながらも、とっさに腰をよじって、えれなの視界から少しでも逃げようとする。 ―― が、太ももで挟みこんでいる右手のせいで、せいぜい尻を振った程度にすぎない。 「みっ、見てはいけません! そんな所を……ダメですよッ、えれな!」 「あはは…、えーとゴメンね。大丈夫、見てないから」 まどかの悲鳴じみた声に驚いたえれなが、バツが悪そうに笑って謝った。 即座にまどかからの怒りの声が返ってくる。 「あなたはッッ!!」 ……けれど、その感情の沸騰もすぐに落ち着いたらしく、 「もお、そんな所を見てはいけませんよ?」 と、優しくたしなめる口調になった。 (本当に見られたのかと思いました……) ホッとした途端、 ―― でも、実は見られていたら。 ……そんな事を想像して、無性に胸をドキドキさせてしまう。 (け、けがらわしい穴を、え…えれなに見られるなんて……そんな恥ずかしい事……) 処女の膣をさらに濡らしながら、えれなの指を甘く締め付ける。 「み…、見ていませんよね?」 そう言いつつ、膣に挿入された指使いに合わせて、腰をゆっくり上下に揺する。 突き出す姿勢でボリュームを強調する15歳の少女の尻に、えれながくっつけた頬をスリスリさせて、やわらかな肌の下の瑞々しい弾力感を味わいながら尋ねる。 「……見られたら恥ずかしい?」 「あ…当たり前ですっ」 「でも、恥ずかしいだけ?」 心臓が跳ねる。 「えれなは、わたくしを侮辱しているのですか?」 訊き返す声の響きが、どこか甘い。 ぬらぬらと濡れた膣襞が収縮して、愛撫してくる指先に絡みつく。まるで、えれなの指を絞り上げようとしているみたいに。 「ゆ、許しませんよ、えれな。わ…わたくしのコトを、そんな風に……」 「自分でも気付いてきたんじゃない? まどかは、イケナイ事をすると、すごく興奮しちゃう子なんだって」 「ち…ちがいます、わたくしは……」 精一杯の弱々しい否定。 自分の言葉に自信が持てない。 (もしも、えれなにお尻の穴を覗かれたら、わたくし……本当に興奮……) ゾクッ ―― ゾクッ ―― 。 背徳感。 まどかが呼吸を乱して、ふるふると首を横に振った。 (観星中の元生徒会長であるわたくしが……いけません。これ以上、変な事を……) 考えてはいけない ―― そう強く心を戒めた。 なのに、 尻の割れ目のあたりに、えれなの息遣いが這うと、ぞぞぞっ…と妖しい感覚が尾骨のあたりから腰裏へと這い上がってくる。 (ああ、駄目……なのに……) 左耳にかかる髪を、さらっ、とかき上げる手が微妙に震えている。 後戻りできないと分かっていながら崖の縁に足を置いてみるような、そんな誘惑に心が惹かれて、抗えない。 「あの、えれな……」 心が堕ちる。 「すごく興奮しているわたくしの姿、見たいですか?」 「うん、見たい」 「……見たら、えれなもすごく興奮しますか?」 えれなの返事を待たず、クスクスという笑い声と共に腰を大きく弓反らせて、尻を突き出した姿勢をさらに強調する。 親友でありプリキュアとしての仲間でもある少女が醸す、なまめかしい雰囲気に呑まれたのか。彼女の膣に奉仕していた指の動きが、いつのまにか止まっている。 しかし、まどかはそれを気にしていないようだった。 「さあ、えれな。わたくしのけがらわしい排泄用の穴を存分に観察して、わたくしを辱めてください」 えれなの顔の前で、突き出された尻の丸みが、ゆったりとした動きで小さく左右に揺すられる。『観星中の月』として多くの生徒から慕われる普段の姿からは想像も出来ない、いやらしいおねだり。 ……暗くて視界が悪いけれど、それでも充分に視認できる。 左右の尻肉を隔てる浅い谷間の底。 周囲を軟らかなシワで包まれてキュッとすぼまっている肉穴。 (あたし、まどかのお尻の穴見てる) 見てはいけないモノを目にする ―― すごくイケナイ事をしている気分で、えれなの鼓動がドキドキと高まってくる。 六人姉妹の長女で多少大人びた面もあるとはいえ、まだ15歳の子供なのだ。 罪悪感のような感覚に、未成熟の心が動揺してしまう。 しかし、動揺しながらも興奮は徐々に強まっていった。 「み…見えていますか?」 その上擦った声に対して、えれなが少しかすれた声で「見えてる」と答える。 再び顔を熱くしたまどかが、まるで人生の終わりみたいな恥ずかしさを覚えながらゾクゾクする。 (今、ほ…本当に見られてしまっているのですね) 全身が、羞恥心で焼かれるように熱い。 しかも、ただ見られているのではなく、自分から見せているという現実。それが、まどかの羞恥心をさらに煽って、彼女の頭の中をぐちゃぐちゃに混乱させる。 「ああ…、わたくしは明日からどうすれば……。一体どんな顔でみんなの前に立てば……」 「汚れてないよ、まどかのお尻の穴。ちゃんとお風呂入ったあとだし、きれい」 無論、汚れてはいない事はまどかも承知。 だが、そこは『排泄物』を出す穴なのだ。 ―― けれど、だからこそ、その穴を他人に見せ付けるのは、すごくイケナイ事で、まどかをどうしようもなく興奮させる。 「ふふふっ、こんなにゾクゾクするなんて」 高貴な家柄ゆえに品性の漂う容貌を、淫らな色に染め抜いて ―― 。 視線を感じているせいか、香久矢家のお嬢様の肛門が物欲しげにひくついている。 「ああ……、どうしましょう、えれな……。わたくし、死んでしまいたいくらい恥ずかしいのに、今、とってもいやらしい気分になっているんです」 たかぶった気持ちを抑えきれず、悶えるように腰をくねらせて、えれなの顔の前に突き出した尻を揺する。 無意識の内に、えれなは右手の指を親友の膣から抜いていた。 いまだに両目は、まどかの尻の肉穴に釘付け。 微かに震える右腕が両太ももの間から抜かれていくのを、まどかはあえて何も言わず見送った。その胸の奥には、イケナイ事への淫らな期待。 「…………」 えれなは言葉を忘れたまま、引き抜いた右手をゆっくりと持ち上げ、指先にこびり付いた愛蜜を、目の前の排泄の肉穴に優しく塗りつける。 「ンッ…!」 肛門をヌルヌルと刺激される感触に、まどかが腰をこわばらせて耐える。 とりあえずは、えれなのしたいようにさせてあげるつもりだ。 淫らな蜜を塗りたくられた肛門は、暗さに慣れてきた目には、ほんのうっすらとだが、てらてらと卑猥に色付いたように見えた。 「いやらしい……、まどかのお尻の穴……」 興奮に喘ぐ声を喉から絞り出したえれなが、なおもまどかの尻の肉穴に視線を注いだまま、右手を自分の股間へと伸ばす。 ……えれなのリアクションが途切れたことに気付いたまどかが、両目をそっと閉じ、耳をよく澄まして背後の様子を窺う。 鼓膜が捉えたのは、微かな音。えれなの微妙に乱れた興奮の息遣い。 (ああ……) と、睫毛を震わせて、まどかがうっすらと両目を開いた。 心の深い部分がゾクゾクと疼いてくる。 「えれな、あなたは、このけがらわしい穴を見ながら……しているのですね」 えれなの表情が、ビクッ、とこわばる。 バレた。 けれど、えれなは親友の肛門から目を逸らすことも、秘所をいじる劣情の指使いを止めることもできない。 「 ―― 見損ないました」 やわらかみのある声だが、普段そこに含まれているぬくもりが削げ落ちている。 軽蔑の ―― 冷たい響き。それが鞭となって、えれなの心を打ち据える。 「汚い排泄物を出す穴を……それも他人の、ですよ? そのようなものを見て発情の行為に及ぶなど、あなたは変態ですか?」 突き放すように言葉を放つ。……放ちながら、えもいわれぬ感覚で心を満たしていく。 (えれなを傷つける言葉を言っているのに……どうして、こんなに……) ―― 秘所が熱くたぎって、たまらなくなってくる。 えれなみたいに、今すぐいじりたい。 「親友だと思っていた相手が、まさか、こんな変態だったなんてっ! わたくしは情けなくて死にたくなってしまいますっ」 ややきつめの語調で、えれなの行為を咎める。 ―― 同時に心の中でうめき声を上げる。 (だめっ! ううぅ……今すぐ、えれなの指でかき回されたいっ!) 処女の膣が分泌液をベッドに垂らしつつ、えれなの指の感覚を思い出して何度も収縮する。 (ああああ……このままでは、わたくしのほうが本物の変態になってしまいますッ!) 『月虹譜』5へ
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ルエリ・メイスフィールド 通称 悲壮の騎士(トリスタン) 性別 男性 所属 E H社 オラクルボード - 認証レメゲトン イゾルデ 搭乗テウルギア フェイルノート キャラクター概要 認証レメゲトン:イゾルデ テウルギア:フェイルノート機体概要 所持兵装 テウルギア:カリバーン(先行試験型)機体概要 所持兵装 キャラクター概要 “悲しいけれどね、これも戦いなんだ” 精鋭部隊『円卓の騎士』、その一角を担う飄々とした雰囲気を持ちながらどこか悲し気な雰囲気を纏う40近い中年過ぎだが美貌を持つ赤毛の男性。 普段の立ち振る舞いは騎士と呼ぶに相応しく、物腰も柔らかくノリがいい。 基本的に人当たりが良くお人好し。男性らしく女性好きというダメな一面も持ち合わせている。 その実力は折り紙付きだが決して腕を自慢することなどはせず、普段は趣味の楽器演奏をするほどおとなしい人物。 テウルギアの操作と狙撃に関しては天賦の才を持ち、その実力は目立たないもののトップクラスではないかと噂される。 近接戦闘も難なくこなせるが立ち位置上、それは最後の手段であるので彼の腕前を知るものは少ない。 戦闘時には冷静かつ、非道なまでに敵を排除する。が、基本的に前線に出てくる理由は八つ当たりなどが多い。 認証レメゲトン:イゾルデ “わかっております…ですが、どうかご無理はなさらぬよう” “許しは乞いません。ここは戦場…戦の契りを交わしたのならば、それは侮辱となりえます” 美しい金髪を持つ王族然とした女性型アバターを好んで使用するレメゲトン。 慈悲深く、そして思慮深い聖母の如き性格のレメゲトン。 しかし、戦闘時には人が変わったように冷酷になりこれは戦争なのですと言い放つほど割り切っている。 テウルギア:フェイルノート 機体名 フェイルノート 開発 E H社 機体サイズ 15m 武装 ・高精度レーザースナイパーライフル『ホークアイ』・腰部横:可変ブレード『カーテナ』・頭部:高精度センサー『ギフト』・背部バックパック:戦術観測用データリンクユニット『マビノギオン』 機体概要 “赤と白。二つの英雄譚という枝は絡み、そして次なる未来へと実を託す” “さすらいの吟遊詩人は今、風に乗せ高らかに詩を奏で、後に語り継ぐであろう” “語られぬ英雄達(しせるものたち)の生きた証(ものがたり)を。” 『円卓の騎士』用としてセンサー類と精度重視の改造が施された、E&H社テウルギアの原型機『カリバーン』のうち一機。 後方からの支援能力に重きを置いた機体となっており、武装も必要最低限しか装備していない。 『無駄なしの弓』の名が示す通りの狙撃機であり、現時点でその狙いを外したことは一度も無い。 本機の特徴の一つとして、頭部センサーユニットが強化されており望遠機能や観測機能などが通常の機体よりも強化されている。 背部バックパックに追加された『マビノギオン』を併用することによりリアルタイムで観測データなどを使用しより高精度な狙撃や味方への情報共有を行うことも可能である。非常時にはパージし重量を減らすことによって元型機であるカリバーン本来の性能を発揮することが可能である。 これにより高精度レーザースナイパーライフル『ホークアイ』を用いた長距離狙撃戦や後方からの味方の支援を得意としている。 護身用兵装として腰部横には可変ブレード『カーテナ』がマウントされており特殊加工によって状況に応じショートソード、メーザーバイブレーションロングソードと使い分けることが可能である。 しかし、ショートソード時の見た目は剣先が無く、折れた剣そのものでありそれは彼の戦場において折れた騎士道を現しているのかもしれない。 所持兵装 高精度レーザースナイパーライフル『ホークアイ』 改修前であるカリバーン二号機に採用されていた試製光学式スナイパーライフル、その改良型。 ジェネレーターと冷却機構がアップグレードされたことで取り回しが改善、射程と精度も向上している。 不可視性と高い静粛性から狙撃兵器としては一種の完成形ともいえるが、武器単体のコストは高くなってしまった。 可変ブレード『カーテナ』 腰横に一振りマウントされているブレード。 特殊加工によって状況に応じショートソード、メーザーバイブレーションロングソードと使い分けることが可能である。 ルエリの過去を皮肉るような武装であるが、彼自身は使い勝手がいいと気にっている。 テウルギア:カリバーン(先行試験型) 機体名 カリバーン 開発 E H社 機体サイズ 15m 武装 ・E&H製試作型光学スナイパーライフル・EHW-P/Enfield「ランチェスター」×2・EHW-R/EnfieldⅠ 「レンフィールド」・サイドハンドグレネードラッチ・背部多目的ラッチ・脚部3連装ミサイルランチャー×2 機体概要 其は誉れ高き選定の剣。夢現の愛しき隣人より賜りし不朽不屈の業物なり されど選ばれし者、忘れるなかれ。己が信念折れる時、剣もまた輝きを失うであろう E&H製テウルギアの原型である機体であり、現在でも近代化改修を施されエース用としての地位を築く傑作機。 その二号機。 一号機と同じく、当時完成したばかりの試作機であった為いくつかの試験兵装と共に運用された。こちらは近距離戦の実働データを取っていた一号機とは違い、遠距離戦を想定した調整をなされている。 頭部は遠距離戦に対応するためにセンサー類や通信能力が大幅に強化されており、その影響で一号機とは若干の外見差異がある。 その中でもルエリ機の武装は、当時やっと製作にこぎつけた超高精度光学式スナイパーライフル、サイドアームとして精度を犠牲に連射性と威力を両立したバヨネット装備のハンドガン、中近距離において敵を制圧掃討する戦術機関砲、両サイドアーマーに格納された各種ハンドグレネード、脚部ミサイルランチャーと遠距離から中距離の射撃戦に特化している。 背部多目的ラッチには状況に応じて試験武装を装備、或いは様々な補給物資を懸架する。 そのため、本機は多大な火器管制能力と精密射撃能力、戦況を見据えた立ち回りを必要とされる。 一号機とは非なる意味でピーキーな機体であるが、これを辛くも乗りこなしたルエリはリチャードとE&Hの名声を高め、結果的にCD勢力内での政治力をより確固たるものとした。 しかし、影の英雄たる彼を覚えるものは戦友以外におらず。彼自身もまた、内戦という戦場の在り方に誇り高き騎士道を曲げざるを得なかった。 東西戦争終結以降ルエリはテウルギアを降り、諜報員兼工作員として活動していたが『円卓の騎士』結成に合わせて復帰。それに伴いこの機体も『フェイルノート』として改造される事となる。 所持兵装 試製光学式スナイパーライフル E Hカンパニーがその技術を結集して製作した光学式スナイパーライフル。 出力、射撃精度、威力共に実戦で耐えうるラインに到達しているが大型化しているために取り回しは劣悪である。 スナイパーライフル上部には高精度センサーカメラを搭載。これを同期することでより精密な射撃を行うことが可能。 また、バイポッドも備えている。 その高い不可視性と静粛性から狙撃兵器としての評価は高い。 EHW-P/Enfield「ランチェスター」 携行式の対テウルギア用に調整されたオートマチックハンドガン。低精度ながらも高い威力と連射性を持つ取り回しのいい武装。本機では主に護身用として使用される他、牽制、威嚇射撃、装備された銃剣で敵格闘攻撃をいなす、装甲の薄い部分を狙う事を目的としている。 非使用時には肩部にマウントされている。 EHW-R/EnfieldⅠ 「レンフィールド」 対テウルギア用に開発された戦術機関砲。ブルパップ方式を採用しており、取り回しをよくしつつも射程距離を確保している。 また、試験装備である為AP弾(榴弾)やHE弾(徹甲弾)などの各種弾頭を状況に応じて切り替えて装填し、対応することも考慮されている。 アンダーバレルにはオプションとしてグレネードランチャーを装備可能。 しかし、ケースレス弾ではない為足元に薬莢が散らばる、若干装弾数が減るなどの技術的問題も散見される。 突撃を余儀なくされるか敵に包囲された場合の保険的意味合いが強い。 非使用時には腰裏にマウントされる。 サイドハンドグレネードラッチ 両サイドアーマーにハンドグレネードラッチ機能を設けた物。ラッチには片側最大4個(総計8個)までハンドグレネードを格納可能。 種類も榴弾、スモーク、スタン、チャフなどの軍事兵器用のものだけでなく暴徒鎮圧用に催涙スモークなど豊富で任務内容に応じて選択、携行する。 脚部3連装ミサイルランチャー 両足の側面に装備された三連装ミサイルランチャー。誘導機能も備えている。 必要に応じて座標入力による支援砲撃も可能である。 状況に応じてパージ可能。 背部多目的ラッチ 味方への補給物資の懸架や試験兵装の追加装備を想定した多目的ハードポイント。特に何もない場合はデータリンクユニットとスラスターを纏めたランドセル装備している。 これによって負傷兵や味方歩兵の移送、味方への補給も可能となっている。 原案/霧月