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召還陣作成(凛) 素に銀と鉄礎に石と契約の大公祖には我が大師シュバインオーグ降り立つ風には壁を四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ閉じよ 閉じよ 閉じよ 閉じよ 閉じよ繰り返すつどに五度ただ、満たされる刻を破却する
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APO/S53-T09 カード名:召喚の儀 カテゴリ:イベント 色:赤 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、《マスター》か《サーヴァント》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。 獅子劫「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。手向ける色は"赤"」 レアリティ:TD トライアルデッキ+Fate/Apocrypha収録 18/04/06 今日のカード こそばゆい日常互換。
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参加者 PL PC 日程 @soratobuzabuton ランサー @k_c02 アーチャー @SushiMidoli セイバー @demonomania666 ライダー 開催の可能日時をコメントしてください 事前に連絡があれば空けれます -- 寿司碧 (2011-10-31 20 35 05) 私も、夜と日昼なら、事前に調整できます。当日となると難しいですが。 -- demonomania (2011-10-31 23 57 35) 11月18金曜夜、19日土曜昼夜、22日火曜夜、26土曜昼夜が空いて降ります -- 黒川 (2011-11-17 22 26 35) 26日なら、夜はあいてます。昼が空くかは明日にならないと分かりません。 -- 悪魔憑き (2011-11-24 21 43 49) 土曜夜であれば基本的に空いておりますよー。 -- 黒川 (2011-11-26 20 44 27) 名前 コメント あらすじ 時は来た。聖杯戦争に参加する魔術師は7人。 彼らマスターは7つのクラスに分かれたサーヴァントを使役し、 たった一つの聖杯を巡って殺し合う。 それが 聖 杯 戦 争 素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ 閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。 繰り返すつどに五度。 ただ、満たされる刻を破却する 告げる。 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を敷く者。 (されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者) 汝三大の言霊を纏う七天、 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ! 今ここに、聖杯戦争の火ぶたが切って落とされた。 開催概要 PL:3~5人(想定) あまったPCはNPC化 開催方法 IRCを使用 開催日 どっかの夜(日付変更前ぐらいまで)が有力。 休日昼間でも可。 おそらく何日かに分けてやることになるのでそれなりに時間が取れる方が望ましい。 必須ルルブ 無印、弐 使用許可ルルブ 参加者全員が持っている場合のみ 参、死(どちらも忍法のみ) 特別ルール 1.クライマックスフェイズのみラウンド毎に変調の回復判定を行う。 2.回想シーンのダメージ+1を採用。 3.プライズの譲渡可 4.秘密とは多少異なる真名情報真名に関わる情報、特別な能力等が記載されている場合あり。 真名情報は秘密の入手、本人が名乗る、奥義の使用によって知ることができる。 真名は自分以外の誰か1人以上が知っている場合、名乗ることができる。 5.プライズに秘密あり。また、存在が未公開のプライズもあり。存在、名前を知らないプライズの秘密を探ることはできない。 6.NPC?マスターとしてトオサカ、マキリ、アインツベルンがいる。このNPCに戦闘を仕掛けた場合、戦闘開始時点で自動脱落となる。(乱入者がいない場合、自動敗北。戦利品はそのサーヴァントから奪われる) 自分のマスターが襲われたサーヴァントは乱入フリー。 マスターとサーヴァントの繋がりが判明したら同一キャラクターとして扱う。 共通プライズ 「令呪」×2 使用することで、兵糧丸、神通丸、奥義「完全成功(指定なし、奥義破り不可)」のいずれかの効果を得られる。 1度使用した時点で1つが失われる。 登場人物 PC1 階級:上忍 クラス:セイバー 指定流派:鞍馬神流 クラススキル 生命力+3 騎乗術 PC2 階級:上忍 クラス:ランサー 指定流派:斜歯忍軍 クラススキル 生命力+2 PC3 階級:上忍 クラス:アーチャー 指定流派:ハグレモノ クラススキル 生命力+1 生存術 射撃戦攻撃 PC4 階級:上忍 クラス:ライダー 指定流派:私立御斎学園 クラススキル 生命力+2 騎乗術 騎馬(指定:騎乗術) サポート忍法、コスト1、戦場をランダムに変更できる。 NPC3 階級:上忍 クラス:キャスター 指定流派:隠忍の血統 クラススキル 忍具を1つ多く持っている。 回復判定で生命力2点の回復か、変調1つの回復かのどちらかを選べます。 NPC4 階級:上忍 クラス:アサシン 指定流派:比良坂機関 クラススキル 潜伏術 NPC1 階級:上忍 クラス:バーサーカー クラススキル 奥義を使う度に生命力が1点減少します。 NPC2 監督役 NPCトオサカ、マキリ、アインツベルン PCのうちの誰かのマスター
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私、遠坂凛は魔術師だ。心構えはできているし、不測の事態にも冷静に対処できる自信がある。 「……今、なんて言ったの?」 しかし、そうであっても、実際に理不尽な現実を突きつけられれば動揺もする。 『聞いているのか、凛。霊器盤に反応があり、サーヴァントのクラス中、五騎が既に埋まった。 本来なら公平性を期すために、お前に話すことでも無いのだが、まあ、兄弟子としての情けだ』 天敵の神父が発する声に、僅かな苛立ちを覚えながらも、無理矢理押しとどめて話を続ける。 「……で、どのクラスが埋まったの?」 『まずはどのクラスが残っているのか聞くのが筋では無いのか?』 「―――そうね、残り2クラスは何かしら?」 兄弟子―――言峰綺礼のイヤミで苛立ちが更に大きくなる前に、できるだけ平静に努めて聞き返す。 「一つはキャスターだ」 キャスター、聖杯戦争における最弱のクラス。 まず、召喚したくないクラスとして頭に入れておいた魔術師の英霊だ。 「まあ、聖杯戦争でキャスターを好んで召喚したがるマスターはいまい。興味があるのはもう一つのクラスだろう」 次の瞬間、綺礼が嗤ったように思えた。間違いない。この腐れ神父は人が逆境にいる姿を見て嗤うのだ。 「―――喜べ、凛。お前に残されたクラスは戦闘能力において最強のサーヴァント、バーサーカーだ」 思いっきり受話器を本体に叩き付けて電話を終わらせる。 そのまま、テーブルの上に置いてあるこの日のために手に入れる事ができた英霊召喚の触媒を見つめた。 ―――さる英雄が自害の際に使用した帯剣。 これを使えば、確かにその自害した英霊本人が呼ばれるだろう。おまけに『狂った逸話を持つ』以上、バーサーカーにこれ以上の嵌まり役はない。 「だけど、バーサーカーかあ」 バーサーカーは、文字通り戦うだけの狂戦士。マスターの意思など無視して魔力を吸い上げては殺し続ける殺人マシーン。 「優雅とは程遠いのよね……」 余裕を持って優雅たれ。遠坂の家訓にこれほど合致しないサーヴァントも珍しいだろう。 「でも、悩んでる暇は無いか」 触媒を持って、工房へ歩き出す。工房では、既にサーヴァント召喚の準備は終わっている。 やるなら徹底的に、バーサーカーならば、それを完璧に制御して勝利する。遠坂凛は揺るがない。 床に魔法陣を描き、凛は詠唱を開始した 「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」 通常の召喚呪文に更に二節付与する。 「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者」 暴風が部屋の中を荒れ狂い、エーテルが形を為していく。 「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」 「◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆―――◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!!!!!!!!!」 狂戦士の咆吼は、遠坂家の隅々にまで響き渡った。 「……貴男が私のマスターでいいの?」 いつだって、物事というのは『はじまり、はじまり』から始まる。 肝心なのは、それが始まるという事が解っていたか、解っていなかったかということだけで、だからこそ、目の前の光景に俺は驚きしか返すことはできなかった。 彼女のイメージを一言で表すなら『黒』一色だった。 女らしい肢体を包み込む黒いドレスは喪服だろうか、闇色のそれは、彼女の周囲だけ影になったような雰囲気を与えている。 褐色の肌とつややかな黒髪は、息を呑むほど美しい、髪の間から覗いた琥珀色の瞳は、深い知性の輝きをたたえていた。 間違いなく絶世の美女。そんな女性が、今目の前に居る。 衛宮士郎にとって、それはいつもの魔術の鍛錬の筈だった。 ただ、いつもと違っていたのは、いつの間にか片手の甲に入れ墨型の痣があったこと。 何処かにぶつけたのかと、特に気にもせず、いつものように魔術の鍛錬を始めると――― 「サーヴァントキャスター、聖杯の寄る辺に従い、顕現しました。貴男が私のマスターでしょうか」 一瞬の暴風の後に、出現したキャスターと名乗る美女に聞き返した。 「えっと、サーヴァントってなに?」 この日、運命の歯車は動き出した。 ―――これより、現れては煌めき消える。流星(シューティングスター)に似たお伽話が始まる。 ~運命開幕・流星の英雄達~ 開幕。
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私、遠坂凛は魔術師だ。心構えはできているし、不測の事態にも冷静に対処できる自信がある。 「……今、なんて言ったの?」 しかし、そうであっても、実際に理不尽な現実を突きつけられれば動揺もする。 『聞いているのか、凛。霊器盤に反応があり、サーヴァントのクラス中、五騎が既に埋まった。 本来なら公平性を期すために、お前に話すことでも無いのだが、まあ、兄弟子としての情けだ』 天敵の神父が発する声に、僅かな苛立ちを覚えながらも、無理矢理押しとどめて話を続ける。 「……で、どのクラスが埋まったの?」 『まずはどのクラスが残っているのか聞くのが筋では無いのか?』 「―――そうね、残り2クラスは何かしら?」 兄弟子―――言峰綺礼のイヤミで苛立ちが更に大きくなる前に、できるだけ平静に努めて聞き返す。 「一つはキャスターだ」 キャスター、聖杯戦争における最弱のクラス。 まず、召喚したくないクラスとして頭に入れておいた魔術師の英霊だ。 「まあ、聖杯戦争でキャスターを好んで召喚したがるマスターはいまい。興味があるのはもう一つのクラスだろう」 次の瞬間、綺礼が嗤ったように思えた。間違いない。この腐れ神父は人が逆境にいる姿を見て嗤うのだ。 「―――喜べ、凛。お前に残されたクラスは戦闘能力において最強のサーヴァント、バーサーカーだ」 思いっきり受話器を本体に叩き付けて電話を終わらせる。 そのまま、テーブルの上に置いてあるこの日のために手に入れる事ができた英霊召喚の触媒を見つめた。 ―――さる英雄が自害の際に使用した帯剣。 これを使えば、確かにその自害した英霊本人が呼ばれるだろう。おまけに『狂った逸話を持つ』以上、バーサーカーにこれ以上の嵌まり役はない。 「だけど、バーサーカーかあ」 バーサーカーは、文字通り戦うだけの狂戦士。マスターの意思など無視して魔力を吸い上げては殺し続ける殺人マシーン。 「優雅とは程遠いのよね……」 余裕を持って優雅たれ。遠坂の家訓にこれほど合致しないサーヴァントも珍しいだろう。 「でも、悩んでる暇は無いか」 触媒を持って、工房へ歩き出す。工房では、既にサーヴァント召喚の準備は終わっている。 やるなら徹底的に、バーサーカーならば、それを完璧に制御して勝利する。遠坂凛は揺るがない。 床に魔法陣を描き、凛は詠唱を開始した 「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」 通常の召喚呪文に更に二節付与する。 「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者」 暴風が部屋の中を荒れ狂い、エーテルが形を為していく。 「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」 「◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆―――◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!!!!!!!!!」 狂戦士の咆吼は、遠坂家の隅々にまで響き渡った。 「……貴男が私のマスターでいいの?」 いつだって、物事というのは『はじまり、はじまり』から始まる。 肝心なのは、それが始まるという事が解っていたか、解っていなかったかということだけで、だからこそ、目の前の光景に俺は驚きしか返すことはできなかった。 彼女のイメージを一言で表すなら『黒』一色だった。 女らしい肢体を包み込む黒いドレスは喪服だろうか、闇色のそれは、彼女の周囲だけ影になったような雰囲気を与えている。 褐色の肌とつややかな黒髪は、息を呑むほど美しい、髪の間から覗いた琥珀色の瞳は、深い知性の輝きをたたえていた。 間違いなく絶世の美女。そんな女性が、今目の前に居る。 衛宮士郎にとって、それはいつもの魔術の鍛錬の筈だった。 ただ、いつもと違っていたのは、いつの間にか片手の甲に入れ墨型の痣があったこと。 何処かにぶつけたのかと、特に気にもせず、いつものように魔術の鍛錬を始めると――― 「サーヴァントキャスター、聖杯の寄る辺に従い、顕現しました。貴男が私のマスターでしょうか」 一瞬の暴風の後に、出現したキャスターと名乗る美女に聞き返した。 「えっと、サーヴァントってなに?」 この日、運命の歯車は動き出した。 ―――これより、現れては煌めき消える。流星(シューティングスター)に似たお伽話が始まる。 ~運命開幕・流星の英雄達~ 開幕。
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そしてワシはワシで泥SSを投下じゃ… ホドフリードさんは格闘戦強くて辛い物好きで こじれた思想を持ってる感じのよくいるごく一般的な型月っぽい神父なんじゃよ多分。 ディオニュソス組プロローグ 「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公」 「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」 薄暗い部屋の中、神父の格好をした男が何事か呪文を唱えている。聖書の一節にはない言葉だ。 「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)」 「繰り返すつどに五度。 ただ、満たされる刻を破却する」 それは特別な詠唱だ。現代において、ありえてはならぬ魔術の秘儀。 「告げる」 「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」 「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」 歴史や神話に名を残す英霊を、奴隷として呼び出す召喚儀式などと――なんと罪深きことだろう。 「誓いを此処に」 「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」 ここまでの詠唱に不備はない。このまま最後の一文を唱えるだけで、英霊は呼び出される。 ――よい。確かに良い。このまま、何の憂いもなく手順通り、英霊を召喚する。それは良いことだ。 だから、もう一文付け加えることにした。それはよくないことだった。 「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者」 七つのクラスのうち、バーサーカーのみは詠唱に一文加える事により、確実に召喚することが出来る。 いま、男が唱えたのがその詠唱だ。 ――それは、その男が抱いたほんのいたずらごころ、好奇心であった。 もしこの出来事を記したものが居れば、そう書き綴るだろう。 しかし、男は純粋なる聖職者であった。主より与えられし試練にこそ喜びを感じる聖職者であり、苦難の道を自ら歩む者である。 ――故に、その行動に偶発的要因は一つもない、単なる必然。 その結果もまた必然だったのか―― 「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ」 最後の一文が唱えられた。 一瞬の閃光。 後、威圧感。空間が淀む。空気は毒のよう。感覚が酔う。 全ての原因は、目の前に現れた美女であることは疑う余地はない。 ――美女? 確かに透き通るような長い髪を持ち、絵画のような美しい白い肌は魅力的で、扇情的ながらもどこか高貴さを失わぬ服装をしている だがな、魅せつけるように勃起する股間を見ろ。 女に一物があるものか。彼は男だ。それにだんだん分かってきたが、これはアルコールの臭いだ。 酒に由来のある英雄か。 確かに、酒で暴れたという逸話を持つ英霊はバーサーカーというクラスには多いことだろう。 その中でもかなり高位の英霊に違いない。 綺麗な男は口を開く。 「汝が私のマスターかえ?」 「……ええ、そうですよ。僕はホドフリード・ファン・デル・メール ただの神父にして、バーサーカー、貴方のマスターです」 「ほう!やはりか!なにせこの私を熱心にじっとりといやらしく見つめておったからのう! たったそれだけのことから真実を言い当てるとはなんという頭脳の冴え…また私の格が上がってしまう…」 「……事前に聞いていた話とはどうやら違うようですね いえね、バーサーカーと言うものは、狂ってるから会話が不可能なものと聴いてたんですが」 「くふふ…そんな奴らとは格が違う。なにせ私の真名は―――― おっと貴様の楽しみを奪うところだったな。奪うのは好きだが。そりゃもう略奪愛なんて最高だが。 なんにせよ貴様は何ら触媒を用いずに、私という格の違う存在に出会えたこの幸運を喜ぶが良い! 私に魅入られる権利を与えられた。人がこれ以上、喜ぶべきことは無いぞ!」 なるほど。これがバーサーカーか。 主よ、感謝します。このような試練こそ望んでいました。 「ええ、僕は今、嬉しさに震えておりますよ」 「そうかそうか可愛いやつめ!めでたき出会いにまずは祝杯をあげなくてはの。 そうよ酒だ!私の酒を飲め!契りをかわせ!」 そういってバーサーカーは、どこから取り出したのか、並々と中身の注がれた盃を取り出す。 それに潜まれた膨大な魔力を隠そうともしない。 いや、それもこの男にとってはごくわずかなものにすぎないのか。 恐らく、一口でも付ければ主従関係は逆転することだろう。 「この酒は美味いぞ、極上ぞ、あらゆる悩み苦しみは天に昇るぞ、はよう飲め」 これはどういうことか? そんなことはわかりきったこと。彼は試している。 マスターにふさわしいかを?いやそれは違う。 これは余興だ。彼を楽しませられるかどうかの余興に過ぎぬ。 だったら、こうするか。 私は彼から受け取った盃を、思いっきり力を込めて投げ捨てた。 「なんともったいない! 何故にこのようなことをした?」 「確かに貴方のお酒は良いものでしょう。僕も飲みたくなりました。ですがね、 それを味わうために、このような粗末な器では格がふさわしくないでしょう。 そうですねぇ…神の子が生み出したりし聖杯ならば貴方の酒と釣り合うでしょうが…」 「くふふ…くははは!なるほどなるほどそうかそうか。たしかにそうよな。 あのような器では私のマスターにふさわしい格が足らぬか! これは是が否でもマスターに聖杯を取らせてやらねばならぬ理由ができたわ」 バーサーカーの顔に、喜びの笑みが浮かぶ。 初めて心からの笑ったように見える。 どうやら試練は乗り越えられたようだ。次も乗り越えてみせよう。 「このバーサーカー、盟約によりマスターに勝利の美酒を飲ませるため戦おうぞ!」 主よ、私の歩む道に苦難を授けんことを……
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【初出】 禁書SS自作スレ>>921 ――――― プロローグ 2 ――――― その頃、遠く離れたロンドンでは二つの同じ儀式が同時のタイミングで行われようとしていた。一箇所は『必要悪の教会』の儀式用に設計された巨大な礼拝堂。一箇所はランベス宮の最大主級(アークビショップ)の私室。広さ、規模は違えども両部屋を使用する二人の魔術師は共に真赤な魔方陣を描き、その中央に得体の知れない、強いて言えばアンティークにもならならないような骨董品を配置している。既に魔力は流し終わってあるのか、魔方陣はボウッと淡く光り、薄暗い部屋の中をほのかに照らしていた。礼拝堂で魔術を執行するのは赤い髪で長身の男だった。二メートルぐらいはあるだろうか、顔にはバーコードの刺青を入れ、指には十個の指輪。仮に彼が漆黒のローブを身に纏っていなければどうして彼が神父などと思うだろうか。 「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。」 虚空に語りかけるように瞳を閉じた神父は言う。頭がおかしくなるぐらいに記憶した文章をもう一度整理し、紡ぎだす。 「祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」 声は誰もいない礼拝堂に静かに響いていた。 そして、もう一人別の場所で同じ呪文を紡ぐ魔術師がいる。鮮やかな金髪が腰の辺りで二重三重に折り返されている淡い橙のローブの女性である。色白でその壮麗な美はまさに流麗というにふさわしかった。彼女の口からも神父と同様に呪文が紡ぎだされていく。 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに伍度。ただ、満たされる刻を破却する」 神父の声と違って女性特有の甲高い声はただっ広い私室を反響して伝染していく。彼女もまた神父と同様に一人であった。 「告げる」 瞳を閉じ、体中を駆け巡る魔力の波長を感じながら頭の中で創造し、そしてソレらを幻想する。失敗は許されない。とある召喚の儀式。 「告げる、汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に。聖杯の寄る辺にしたがい、この意、この理に従うならば応えよ」 場所は違っても近しい、かつとても遠く遠く離れた魔力が絡み合う。やるべきことは共に同じ。だが、決して混ざりあうことない、英霊召喚の儀式。響く。染まる。大気が震え、ビリビリと風が揺れる。魔力が回路を駆け巡り、早く解放しろと悲鳴を上げる。意識を集中し、共に最後の一節に手を掛ける。 「「誓いを此処に」」 同時に召喚が行われているのは偶然か必然か、 「「我は常世総ての善と成る者」」 だが、今の二人はそれに気づこうはずがなく、 「「我は常世総ての悪を敷く者」」 ただひたすらに、己の魔力を練り上げる。 「「汝三大の言霊を纏う七天」」 ならば、そこに偶然と必然の境など不要ず。必要となるのは紡がれる幻想と創造される奇跡のみ。 「「抑止の輪より来たれ ―――天秤の守り手よ!!」」 瞬間、まるで台風のような突風がロンドンの街に襲来した。
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111 :遠坂桜 ◆0ABGok2Fgo:2008/01/31(木) 22 08 18 桜は勢いを駆って右腕を振り抜いた。 ピンボールのように弾け飛ぶ人形。 鍛錬用の人形である。使い魔の余った部品で組み上げたものだ。 日々の訓練相手として遠坂邸に数体が用意してある。 しかし桜の知る武道は、綺礼の見真似と少し齧った武術のみ。 基幹が脆弱である故に、桜の体術は常識的な範囲を出ることはない。 こうして鍛錬を重ねていても、桜自身が自分の限界を一番理解していた。 その悔しさに拳に力が篭った。 何故、戦に臨む前にもっと自分を鍛え上げなかったのか。 不意に背後で不快な音が鳴り響く。 桜は怒りに任せ、裏拳でそれを叩き割った。 目覚まし時計だった。桜が刻限を忘れないためにセットしたものだ。 「…代わりを、買いに行かなくちゃ」 砕けた時計を見つめ、桜は息を大きく吐いた。 常の鍛錬で桜はここまで忘我に至らない。綺礼の渡したものが、桜に火を点けたのだ。 父の形見、母の病状、冬木での狼藉。どれも桜が聖杯を目指すには充分な理由だ。 昂った。止まらなかった。胸の裡をどうすればいいのか判らず、桜は鍛錬を始めていた。 体を動かす間に堪え難い慟哭は消えたが、熾火は桜の腹の底で未だ燻っている。 しかし、もう刻限である。 桜は右手に付いた目覚まし時計の破片を摘み、部屋を出た。 大広間の時計はもうすぐ午前四時を指そうとしていた。 都合数時間、人形を殴っていたことになる。 「…うん。準備は万端、時刻もよし」 桜は顔を洗った。 鏡に自分の顔が映っている。酷い顔だ。だが戦いに赴く顔には、なっている。 桜は汗を拭き、魔術師としての衣装に着替え、触媒たる石を手に地下室に下りた。 財を惜しまず描いた召喚陣は淡い光を放っていた。 時は午前四時、桜の波長が最も良い時間。 迷いは――なかった。戦うと決めた。決めた以上、動くだけだ。 桜は陣に手をかざした。 「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。 降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。 閉じよ(みたせ)。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。 繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」 口は自然に呪文を紡ぎ出した。 巨大な歯車が動き出すのを、直感で感じ取れる。 だが取り込まれる訳にはいかない。遠坂桜は、遠坂桜のままで勝利せねばならない。 目を一度閉じ、開いた。 「――Anfang(起動)」 全身の血管が引き摺りだされるような感覚。 だが今の桜には有り難かった。痛みは意識を明瞭にしてくれる。 「告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」 名状し難い光が地下室を覆う。 視覚は自ずと閉じ、体は奔流のような魔力に晒されている。 「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ…!」 突風が吹いた。だが桜の髪は揺れていない。 ならば、それは魂の震えか。圧倒的な存在に恐れを為したのか。 飲み込まれる。そう思った瞬間に、桜は奥歯を食いしばった。 聴覚を超えた轟音が何処かの英霊の現界を報せる。 視覚は未だ戻らない。 見えぬが故の恐怖。それが桜の心を押し潰していく。 「あ……」 桜の手に、何かが触れていた。 それは温かな手の平。何かを探すように、桜の指と触れ合っていた。 常:走馬灯のように、映像が桜の中を駆け巡った。 王:桜はその手を握り返した。 詭:「フィィィィイッシュ!」 投票結果 常:0 王:3 詭:5
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今日は厄日だ。それも人生で最低最悪の。 これまでも、これから先も、これ以上は無いと断言できる。だって、「これから先」なんてものはきっともう、私に残されてはいない。 「これよりッ!儀式を執り行うッ!」 金切り声が響く。 「未だこの身には令呪の予兆は表れずッ!しかしィ!私が選ばれないという事は!ぅ有り得ないッ!」 目の前に立つ、如何にも不健康そうな痩せぎすの男は、さっきから訳の分からない言葉を叫び続けている。 「よってェッ!この儀式を持ってサァーヴゥァントを召喚し!令呪を宿し!私はマスターとなる!セェい杯戦争のォ!」 きっと、コイツの言葉に意味など無いのだろう。この男は狂人で。私は今からその狂人に殺される。ただそれだけの、単純な話だ。 身体に縄が食い込んで痛い。ああ、嫌だ。イヤだ。私は死ぬ。怖い。嫌だ。 「ししし触媒はァ!女ァ!貴様の血肉とする!ロクな、ロクな触媒が手に入らないと言う訳じゃないッ!クソッ!クソ共が!この私を見下す愚かなる魔術師共!この私の黒魔術には若い女の血肉が相応しいのだァ!」 男が何を言っているのか、もはや耳には入らなかった。 「貴様の血肉をもって召喚されるサーヴァントは!この私に相応しい暗黒を携えた!冷酷無比なる英雄となるであろうッ!」 カハッカハッ、と男が珍妙な息遣いで笑う。 「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ───」 男が先程と打って変わって、静かな調子で言葉を紡ぎ始める。 だけどやっぱり、言葉の意味は分からなかった。 不意に、奇妙な感覚がした。 身体が熱を帯びる。手の甲の辺りに、何かが焼き付くような感覚。 私の横たえられた下、地面に描かれた奇妙な模様が光を帯び始める。 意識が遠のく。霞む視界の先に、誰かの人影が見えた。 頭痛がして、目を開く。 どれほど意識を失っていたのだろうか。 ゆっくりと起き上がる。身体を縛っていた縄が、無くなっている。 周りには誰の姿も無い。 場所は依然、意識を失う前と変わらぬあの狂人に連れ込まれた部屋だった。 「目が、さメたんだネ」 突然後ろから声がして、慌てて振り向く。 先の狂人とは違う、長髪の男がそこにいた。上半身には何故か、何も身に着けていない。 「だァいじょうぶ。シんぱいしないで。怖くないよ」 男は優しい声音で、けれどなんだか全く喋りなれて無いような調子で言う。 この男も、あの狂人と同じで不気味である事には変わらない。けれど、その目や声には、確かな親愛の情を感じた。 何も返せずにいる私に、男は言葉を続けた。 「どコか、痛い?かァいそうに。かァいそうに」 意を決して、言葉を返す。 「あの、もしかして、助けてくれたんですか…?その、私を」 男は不気味な風貌に似合わず、ニコリと愛らしく笑った。 「たスけた。ソう。たスけたヨ。大事な、大事な、おヨメさン」 「およ、め…?えっと…」 きっと、悪い人ではないのだと思う。だけどなんだか会話が噛み合っていない。 少し可笑しくなって、私は不思議とこの男への警戒心がすっかり薄れていることに気づく。 「ネェ、食べテ」 男がそう言って何やら差し出す。 「えっと…有り難い、と思うんだけど。今はここを離れた方が…」 「食べテ」 グイ、と男は更に手に持ったものを差し出す。 私は苦笑して、ソレを受け取った。 ソレは肉だった。ソレには爪があった。ソレには指があった。ソレは、人間の手だった。 「イヤァァァ!!」 私は叫び、それを取り落とす。 「ドうシタの?」 男が不思議そうに私の顔を覗き込んだ。 地面に落ちた手を拾い上げて、再び差し出す。 「食べテ?」 「ぁ…や…嫌ぁ……」 後退る私を見て、男は首を傾げたまま黙っている。 そのまま壁に背をついた頃、男はポン、と手を打った。 「じコ紹介!じコ紹介してナイね!あは」 男は笑う。 「ボクはソニー。ねェ、キミは?ボクの、おヨメさン」 今日は厄日だ。果たしてそれが、人生で最低最悪なのか。私にはまだ分からない。
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もしも、姉妹が離れ離れにならなかったら。 もしも、遠坂時臣が弟子の裏切りから生き永らえていたら。 もしも、言峰綺礼と対峙したのが一人ではなかったら。 もしも、赤毛の少年を育てた人物が衛宮切嗣ではなかったら。 そんな、いくつもの『もしも』が重なった、どこかの平行世界のお話。 ■ 遠坂さん家の聖杯戦争 ■ 「じゃあ、私から召喚するから。貴方達は、隅っこの方で待っていなさい」 「はいよ。うっかりを起こすなよ」 「兄さんに同じく」 「……黙りなさい、気が散るでしょう?」 「「了解です」」 「まったくもう……素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」 「……」 「……」 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。 繰り返すつどに五度。 ただ、満たされる刻を破却する」 「……なぁ、桜」 「――――Anfang」 「どうしましたか、兄さん?」 「――――――告げる」 「いや、今って……ほら」 「……午前、一時? あれ、でも、家の時計は……」 「――――告げる。 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」 「私の腕時計も午前一時……」 「……なんだろう、ものすごく嫌な予感しかしないんだが」 「ど、同感です」 「誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を敷く者。 汝三大の言霊を纏う七天、 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――――!」 「っ!?」 「ふぇ!?」 ■ 「サーヴァントが三体。しかもラインが混在……」 「うっかりだな」 「うっかりですね」 「……で、誰がどのクラス?」 「スルーしたな」 「スルーしましたね」 「アンタたちは黙っていなさい!」 「短気は損気」 「姉さん、家訓」 「あああああああああああああああああああ!!!」 ワ、バカ、コンナトコロデ…… ネエサン、オチツイテ…… アアアアアアアアアアアアアアアアア!!! ドドドドドドドドドド!!! 「……」 「……」 「……猛烈に不安です」 「奇遇ですね。同じことを思いました」 「……」 ■ 「へぇ、サーヴァントが三体も固まって行動しているなんて、珍しいこともあるのね」 「そういうそっちはずいぶんと余裕そうね?一体で勝てるとでも」 「ふふっ、私のバーサーカーは最強だもの。そこらの有象無象程度に負けやしないわ」 「言ってくれるじゃない。……行きなさい、セイバー。がつんと懲らしめてあげて」 「いや、凛のサーヴァントはアーチャーだろ」 「そうですよ、アーチャーさんに失礼ですよ」 「うるさい!空気読みなさい!」 ぎゃーぎゃー、わーわー 「……帰りましょ、バーサーカー」 ■ 「なぁ、遠坂。僕と手を組まないか?」 「士郎と桜がいるから十分よ。じゃ」 「なぁ、遠坂。僕と手を組まないか?」 「いえ、私には兄さんと姉さんがいますから。それでは」 「……なぁ、遠坂。僕と手を組まないか?」 「いや、勝手に組むと凛と桜が怒るんだ。悪いな、慎二」 「……ちくしょおおおおおおおおお!!!」 ■ 「ルールブレイカー!」 「なっ、契約が……」 「ふふふ、この宝具の能力は見てのとおりよ。 さぁ、セイバー。私と契や「フィーッシュ!!!」っ!?」 「ナイス、アーチャー!ふふふ、これで……」 「いや、真名解放出来なきゃ無理じゃないか?」 「あ……」 「まぁ、それ以前に色々と言いたいことはあるが……」 「醜いですね。恥ずかしいです」 ……ぶちっ アアアアアアアアアアアアアアア!!! オ、オチツケ! ネエサン、ギャクギレキンシデス! ドドドドドドドドドドドドド!!! 「あ、あの、シロウ、契約を……」 ■ 「えへへ、お兄ちゃーん」 「っとと、料理中だから危ないぞ、イリヤ」 「んー?大丈夫、大丈夫」 「あー、士郎?色々と訊きたいことが……」 「兄さん?色々と訊きたいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか?」 ――――ゾクッ 「あ、ああ」 「シ、シロウ?すごい汗だよ!?」 「だ、大丈夫、きっと、大丈夫だから……」 がちゃっ、ばたん 「……ライダー、もう出てきても大丈夫ですよ」 「……お見苦しいところを見せました」 マ、マテ、サクラ! ソレハシャレニナラナ……ギャアアアアアアアアアアアアアア!!! ■ どこかの平行世界の、とある魔術一家の物語。 聖杯戦争中でも、遠坂家は平和です。まる。