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レン×楓 名前 コメント
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蜻蛉×楓×フウラ
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「真名~」 私のことを呼ぶ人懐っこい恋人 「何か用か?楓」 「ん~別に用という訳では・・・なんとなく声をかけただけでござるよw」 「・・・楓らしいな」 私は呆れながら笑う 私は楓のことが好きだ・・・ 初めは、私と性格が全然違って苦手だったが、だんだんと楓のことが可愛く思えてきた。 それから私は楓を自分だけのものにしたいという醜い心が出てきた。 今、私達は付き合っている。 勿論、みんなには内緒で・・・ しかし、楓は私の事が本当に好きなのか時々分からなくなる。 私とは違い、楓は人懐っこいから誰にでも好かれる存在だ 確かにそれは楓の良い所だが私からしたら、あまり・・・いや、かなり嫌なことだ。 好きな人が自分とは違う誰かと話している。 それがどれほど苦しいことか楓は知っているのだろうか・・・ 「なぁ、楓」 「なんでござる?」 「夜、私の部屋に来てくれ」 いくらあのバカブルーこと楓でも この意味が解かったらしく、少し顔を赤らめていた。 「・・・分かったでござるよ//////」 私は周りに誰もいないのを確認し、楓の額にキスをした――・・・ 「んやぁ・・・まなぁ・・・もっ」 楓は物欲しそうに目に涙を少し溜めて私にすがる それが嬉しくなって私は顔を上げ 楓にキスの雨をおとし指を1本また1本と楓の中に入れていく 部屋にはぐちゅぐちゅ とヤラシイ音が響いている 「やっ・・・真名ぁ・・・んはぁ・・・」 「楓、私を見ろ・・・他の奴じゃなく、私だけを見てくれ」 「んっあ・・・真名・・・?」 私は指の動きを次第に激しくする。 「んやぁ・・・真名・・・真名ぁっ―――――っっ!!」 びくん、びくんと楓の身体が反応し、意識を失った 深夜、私は目が覚めた 隣に目をやると、楓がスースーと静かな寝息をたてていた。 自然と私は楓にキスをした 「・・・真名」 「!?すまない、起こしてしまったか・・・体は大丈夫か?」 「これくらい大丈夫でござるよ」 と言いつつも体がだるいのか苦笑いをしていた 少し、申し訳なく思いながら楓を見ると 「ふふっ」 楓が急に笑い出した 「なんだ?」 「いや~セックスしてる時とはまったくの別人でござるな~と思ってw」 その言葉を聞き、私は自分の顔が熱くなるのを感じた 「なっ!それはお互い様だろっ!!」 END
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今日は楓が私の部屋に来た。 どうやら楓の部屋のコタツが壊れてしまったらしい もう2月になるとはいえ、まだ肌寒い 「今日も寒いでござるな~」 などと言いながらコタツに入る楓 私は自分と楓の二つ分のコップを取り出してコタツに向かう 「くしゅんっ」 「・・・風邪か?」 龍宮は少し心配そうに楓を見る 楓は心配しなくとも、大丈夫でござるよと言うが また何回かくしゃみをした。 ぶるるっと震えながらコタツで丸くなる楓 「・・・保健室に行くか?」 龍宮がそう言うと楓はススッと龍宮の隣に行く すると口をあけ 「汗をかくと治るらしいでござるよ?」 楓は舌をペろっと出す 「……それは誘っているのか?」 「さぁ?どうでござるかな?」 龍宮はニッと笑ったあと、 楓の唇に自分の唇を重ねた。 「んっ…んん……」 逃げられないように楓の背中に腕を回し密着させる。 深い口付けのあとに舌を楓の口内へと侵入させ、 楓の舌を味わう。 わざと音を立てながら楓とディープキスを楽しんだあと、 空気を求め唇を離す。 楓は龍宮のキスに酔いやすいからか、 耳まで赤くなりながら目をトロンとさせて龍宮を見つめてくる。 (…これは結構くるな//////) 「・・真名・・・?」 はぁっと吐息を静かに吐きながら、楓は「どうした?」と瞳で龍宮を見つめる。 「・・いや、ただ楓の色っぽい顔にドキッとしただけだ」 「ふっ、ヤラシイでござるなぁ~真名は」 ニヤニヤしながら龍宮を見る ムカッときた龍宮はそのまま楓を無視して続けた 「あっあっ・・!あっ・・はぁんっ・・!」 「楓こっち見ろ。楓のやらしい顔、もっと私にだけ見せろ」 指を一本、また一本と挿入し、奥まで指し込んだ指を曲げて愛撫した。 「っあ、あ・・もっ・・イっ・・ぁあっあぁあ・・!」 楓はビクンッと背を仰け反らせた。 龍宮はゆっくりと目を開ける。 目の前にはスーッと寝息をたてる楓の顔があった。 「・・・・・・・」 龍宮はぼんやりと楓の寝顔を眺める。 急にブルッと肌寒く感じ、龍宮は楓を抱き上げ、ベッドへと向かう 「愛しているぞ、楓」 小さく呟き、愛おしくキスをする (ふっ・・・癒し系よりも、まるで麻薬だな) 夜も更けて、今日も無事一日が終わる。 そう思うと眠気が襲ってきて、龍宮は静かに目を閉じ始めたのだった。 END 下手ですまん だが、これだけは言わしてくれ! 龍にん大好きだ~~www
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通りすがりさんの作品 入学式 ~1人じゃないから~ 龍宮×楓1 おはようの挨拶 バレンタイン 真名のバレンタイン ゲーセン 龍宮×楓2 みんなで夕飯 龍宮一家 貴女とくっつくまで 【桜花の理】 【銃身と目付きと心情と】 欲望 楓誘いうけ的なお話し 初めてのお泊り 龍にん 自分の気持ち PNはプピリオロース(仮) 【肝試し・ラブ・ドラゴン】 【Persona】 荒らし無視 渦巻く思い 龍にん 不器用な彼女。 幸せよ永遠に チャチャゼロ ◆S2owCwnJaY Rakusan ◆dhzJCp3M92 真名と楓の恋愛日記
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SS加工広場 最近SSを加工するようになったので、加工したものを置いていきます。 素材さえあればいくらでも作りますよ(´ω`*) 雪×イズルガ 記念すべき第一作目。雑さが目立ちますが独特な雰囲気は出せたはず…? ハシン×フウラ ふと寝る前に思いつき作りたくなった構図。ガンナーかっこいい。SSに影を付ける方法を学びました。 くろにゃんinセブン 盗撮物での作成。セブンイレブンは期間限定ですっ。 イズルガin海底 こちらも盗撮物での作成。制作時間短いからちょっと雑かも? レン×ライディーン 地下坑道 ちょっと顔の色付けに失敗した感…。でもでも、ビッグヴァーダーの雰囲気とキャストがマッチしてると思いますっ! アリシア両翼Ver 30分クオリティ。簡単加工物です。 雪野@競泳水着 最近、寒中水泳が流行ってるらしくてな…。 フウラ@桜仕様 春だからイメチェンしてみた。 アカデミアコスin学校 ちょっと学校の風景っぽいSS。最近の日常ぽいコスやグッズ推しは素晴らしいですね。 4/3夜景拠点撮影集合写真 夜景の加工は雰囲気出て素晴らしいです! ハシン光闇 正しき力は光か闇か。厨二ぽいやつ。目の発光みたいな技術を覚える。 アリシア×フウラ@市街地 荒れ果てた市街地にて、奮闘するアークス。これ割と製作時間は短めです。 ライディーン@ザンディオン ライディーン教官の本気。教官は口だけじゃないぞっ! レン×ライディーン@ヴァーダー ヴァーダーバッグ加工のリベンジ。キャストペアで再度撮りました! KB×ハシン KBさんとの男のツーショット。スーツが素敵…! ハシン×ハルカナ ハルカナさんとのツーショット!女物スーツもいいですねぇ。 アリシア×レン がっつり加工は久しぶり。自キャラ2体。市街地で奮闘する二人をイメージ…。(アリシアが闇堕ちする寸前であった…) レン×楓 久しぶりのペアもの加工!楓さんと! 蜻蛉×楓×フウラ 新メンバーの蜻蛉さん交えてスリーショット撮ってきました( *´艸`) 煌×アリシア ロビーでのとある一枚! 名前 コメント
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7/17 オーディン固定周回+撮影会 FFとのコラボ真っ最中! 期間限定クエストにて、闘神オーディンのクエストがありますので、固定周回+撮影会してきました! 13武器出た人はいなかったですが、少しずつコレクトファイルは進んでいる様子…?? オーディンクエストはなんといっても、回復制限が一番のネック。 普段のクエストよりHPの回復量が大幅に減少しており、乙女もろくに機能しないという状況から、ちょっと緊張感のある戦闘が求められます…! 雑なプレイしてるとあっという間に床pr…となるんで、気は抜けませんね…。 それは置いといて、SS貼り付けていきます( *´艸`) FFの方はやってないので、わかりませんが遺跡のフィールドでFFのフィールドを再現してるらしい…。けっこうマップはそっくりなようです。 あとBGMがすばらしい…! 何週かしたあとに、ボス部屋のところで撮影会! クリスタルが綺麗です!これもあえてテレポーターではなく、クリスタルにすることでFFを再現してる…と生放送で言ってましたね! くろにゃん×フェネさん。クリスタルエフェクトで神々しくなってる…! ハルカナさん×わたし。 雪野ちゃん×くろにゃん。 蓮歩さん×KBさん。 レックスさん×楓さん。 いっちー×レファリアちゃん。 そして、オーディンフィールド。見えづらいけど刺されてるのはいっちー。 剣の前での一枚! そして、生放送後ということもあり、久しぶりの盆踊り! ロビーでは以前ケモミミ集会で一緒だったチームCuoreさんとお会いしました! ミツヨシさんの熱い歌…。いいですねぇ。 ダンス中、ちらほらとうちのチムメンさんが見えます! なんとか、無事踊り切りました! いちたろうチェンジ。 やたら存在感アピールしてくるラッピーが!? うまい具合にカメラに入り込んできます。 レア泥KOIKOI(来ません 左の方にプレゼントボックスがありますが、レアドロなのでしょうかね…。 いぇあ! その後は徒花があるので、徒花待機。 その待機会場ではまだダンスの熱気が冷めない模様。 たーみ姉ちゃん。(蓮歩さん) フェネさん×くろにゃん。ユカタヴィアいいなぁと思った瞬間。 そして、いけめんな楓さんとツーショット! 警察と海軍みたいな感じで素晴らしい…。あとで加工しよう。 ハルカナさんも茨みたいなの装備して、お姉さんぽさ倍増…? 徒花おわり! 徒花後ちょっぴり記念撮影して、終了! 長時間参加くださって、ありがとうございました! まだまだオーディンは期間続いてますので、ぜひぜひ回りましょう! 編集いつもおつかれさま‼︎ やっぱクリスタルキレイだ‼︎ -- 神々しいフェネ (2016-07-19 22 41 40) てか2枚目のSS わたし背後霊みたいw -- 神々しいフェネ (2016-07-19 22 42 51) ありがとうー、なんかグッドタイミングで撮れちゃったよフェネさんw -- ハシン (2016-07-31 03 33 23) 名前 コメント
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前ページ次ページSSまとめ 28-735 28-735 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 02 34 ID ??? とある山奥。そこには二人の少女が対峙していた。 一人は長身で開いているのかわからないくらいの細目の少女。 一人は引き締まった体に褐色の肌の少女。 お互い構えたまま動かない。一瞬の静寂の後、二人は同時に動きだした。攻撃しては避け、避けては攻撃する。 その動きにはまるで無駄がなく舞を踊ってるように美しい。 そんな攻防が何時間も続いている。さすがに両者とも疲労が隠せない。 (さすが楓アル。こっちの攻撃全部見切ってるアル…) 焦りと疲労で技が単調になる。楓はそれを見逃さなかった。素早く下に潜り込み足を払った。 「足元がお留守でござるよ」 その言葉を聞いた時にはすでに仰向けの状態で楓の拳が目の前にあった。 28-736 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 07 29 ID ??? 「ふ〜、また負けたアルヨ。やっぱり楓は強いアル。」 「そんな事ないでござる。もし拙者が気を抜いたら結果は逆だったでごさろう。」 「ハハハ…、どうアルカ。」 ふと気付くと空はオレンジ色に染まっていた。 (知らないうちに大分戦ってたアルカ。帰らないとマズイけどもうヘトヘトアル。もう少し休んでから…) そんな事を思いながら何気なく楓に目をやると楓も木に寄り掛かり体を休めていた。その顔は夕日の柔らかい光によってほんのり紅く染まっていた。 その姿にしばらく古は見とれていた。楓は古の視線に気付いたのかこちらを向いてきた 「どうしたでござるか?拙者になにか?」 ふと我に返り慌ててしまう。 「え?あ、いや、その…」(お、落ち着くアル。) 「ん?」 「き、今日…泊まってもいいアルカ?」 (アイヤー!ワタシなに言ってるアルカー!?ま、まあ断…「いいでごさるよ。」 「え?」予想外な返事に思わず素っ頓狂な声を漏らしてしまった。 「もうすぐ夜だし、疲れてるでごさろう。ゆっくりしてくでござる。」 心なしか楓は嬉しそうな顔をしてた…。 続く 28-806 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 14 30 00 ID ??? 736古は混乱していた。何故あんな事を言ってしまったのか?何故楓はワタシのお願いを快く引き受けてしまったのか?そして…、何故ワタシは楓と風呂に入ってるのか?(しかもドラム缶風呂だから体が…)「どうしたクー?熱いでござるか?」楓が心配そうな顔で覗きこんできた。楓の息がかかる度に古の心臓は大きくはねる。(ヤ、ヤバい。何か話題を…)「か、楓はおっぱい大きくて羨ましいアル。」(ま、またワタシはなんて事を…)「そんな事ないでござる。むしろ拙者はクーの体の方が羨ましいでござる。」「そ、そんな冗談を…」「冗談じゃないでござる。その細い足、引き締まった腰、見ててほれぼれするでござる。」そう言いながら楓は手を古の腰に回す。「…!!」あまりにも突然の事で古の心臓は爆発した…気がした。そしてそのまま失神してしまった。「おや?のぼせたでござるか?」 28-807 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 14 31 23 ID ??? 「…ん?…ここは?」 「お?気が付いたでござるか?」 気が付くとワタシはテントの中で横になってた。 (そういえばワタシ風呂で…) 思い出したらまた体が熱くなってきた。 「本当に大丈夫でござるか?顔が真っ赤でござる。」「だ、大丈夫アル。ちょっと夜風にあたってくるアル。」 これ以上ここにいたら変になる。そう思い逃げるように外にでる。 外にでるとすっかり夜になっていた。春だと言うのにまだ肌寒い風が吹いてた。 だが、熱くなった体には丁度良い。気を落ち着かせるため散歩する事にした。 (なんであんな事言ってしまったアルカ?) ―決まってる (何故…?) ―ワタシは (…違う) ―楓の事を (違う!!) 「クー…」 「か、楓…」 続く 28-826 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 23 32 12 ID ??? 807振り向くとそこには楓が立っていた。「外に出たら誰もいなくて心配したでござる。」その顔はいつもの穏やかな表情はなく、神妙な顔でこちらを見ていた。―本当は気付いてた。楓に対する気持ちを。憧れから好意に変わるのを。しかしそれは許されない事。無意識に気付かないようにしていた―(でももう気付いてしまったアル。ワタシの気持ち…。)古は決心した。今の関係が崩れても、もしかしたら楓を傷つけるかもしれない。でもこの気持ちを抑えられない。そう思って口を開いた…「か、かえ「クー、話があるでござる。」…が、すぐ楓の声に遮られる。「…実は拙者、お主の事が…好きでござる。」頭の中が真っ白になった…。今自分が言おうとした事を言われたのだ。 28-827 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 23 33 04 ID ??? (…好き?…楓が?…ワタシを?) 呆然としてる古をよそに話は続いた。 「お主は強い。身体的にもそうだが、何より心が強い。どんな時も諦めない 強い心。そしてその明るさに拙者は惹かれた」 少し声が震えている。 「だがお主と拙者は女同士。結ばれない運命。それでも拙者の気持ちを伝えたかった。 …お主の気持ちも考えずにこんな事を言ってすまない…。今の事は忘れて欲しいでござる…。」 振り返り帰ろうとする楓。「待つアル!!」 突然の声に止まる楓だがこちらを向いてくれない。 「ワ、ワタシも…、楓の事…好きアル。」 一瞬楓がピクッと反応したが相変わらず後ろを向いたままだ。 28-828 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 23 33 48 ID ??? 「運命なんて自分で創るアル。だから『結ばれない運命』じゃなく『結ばれる運命』を創るアル。」 「しかし女同士など世間が認めないでござる。」 「世間なんか関係ないアル。それに愛し合うのを邪魔する理由はないアル。」 満面の笑みで答える古。この笑顔を見てると自分の悩みなど消えてしまう。 「クー…。」 思わず抱き締めてしまった。華奢な体が折れてしまうくらい力強く。 「やはりお主は強いな…。拙者もまだまだでござる…。」 楓の目尻が赤い。それだけ自分の事を思っていたと思うと嬉しくなった。 「楓…。」 古も抱き締め返す。同じように力強く。 二度と離れてしまわないないように力強く…。 終わり 28-738 28-738 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 31 47 ID ??? 明日菜 唇 23 1/8 夕暮れの教室、私はある目的の為に裕奈を呼び出しました 裕奈 「あ、アスナ・・来たよ」 入り口の引き戸が引かれ、クラスの中に誰かが入ってきます。ですが複数でした 明日菜 「みんな・・か」 入ってきたのは4人、裕奈、亜子、アキラ、まき絵の仲良し4人組。皆一様におびえているような印象を受けます 裕奈 「来たよ・・で、何か用なの?もしかして・・告白とか?」 明日菜 「違うわよ・・ちょっと手品を見てもらいたいの・・」 裕奈 「手品?」 明日菜 「そう、手品・・」 私はクラスの一番前の席、窓側のほうに行くとポケットから一つの小瓶を取り出した 超さんからもらった青色のクリスタルの瓶、なんとなくチェスのコマに似ているそれを私は手に持つ きゅ・・ 瓶のふたを捻って取り、それを高く掲げた もわもわもわ・・・ 瓶の中から真っ白な煙が立ちこめ始め、それが空中でまとまり始める まるで巨大な綿菓子の様な固まりができあがると、それはふわふわと空中を漂い始めた 亜子 「おおー」 アキラ 「なに、これ?」 まき絵 「ちょっと綺麗・・」 一同の歓声が聞こえる。しかしマジックはまだこれからなのだ 明日菜 「ねえ、裕奈。それに触ってみてくれる?」 28-739 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 32 38 ID ??? 2/8 裕奈 「ええ!!私が!?」 明日菜 「そう、裕奈が・・裕奈が一番相性がいいのよ」 裕奈 「危険じゃない?爆発とかしない?」 少しだけ間を開けて私は言う 明日菜 「大丈夫よ・・・」 その言葉を聞いて安心したのか、恐る恐る裕奈はその雲にふれた 明日菜 「たぶん」 裕奈 「え?」 裕奈が雲にふれた瞬間だった。雲は一つ明るく光ると、ふれている裕奈の指先から吸い込まれるように消えていく やがてそれらがすべて指先から吸い込まれた 明日菜 「裕奈・・」 裕奈からの反応は何もない。ただ自分の両手をまじまじと見つめている 裕奈 「あの・・私・・」 いつもとは違う裕奈の様子、まき絵、亜子、アキラは不安そうに裕奈を見つめていた 明日菜 「成功かな?あなた、さよちゃんよね?」 裕奈 「わ、私のこと見えるんですか!?声が聞こえるんですか!?」 裕奈は、いや、さよちゃんは瞳をきらきらさせながら私の方を見つめた 28-740 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 34 02 ID ??? 3/8 まき絵 「なにいってるの?裕奈は裕奈で・・さよちゃん?」 アキラ 「もしかして・・あの除霊騒ぎの?」 亜子 「アカン!!ウチらも取り殺されるんや!!」 亜子がプチパニックになってる。そんなに心配しなくてもいいのに・・ 明日菜 「体はどう?問題ない?」 さよ 「えっと・・何だかものすごくしっくりきます。以前の時はこんなにしっくりこなかったんですけれども」 明日菜 「さすが超さんね。はじめはあの煙に吸い込まれなかった?」 さよ 「はい。何だかあの煙に引き寄せられて・・それから裕奈さんに吸い込まれました」 明日菜 「うまく融合したようね。よし・・じゃあ、ご飯食べよっか?」 さよ 「へ?ご飯・・ですか?」 そのときである。私はまき絵に引っ張られ、クラスの角のほうに引きずられていった まき絵 「ちょっと!!裕奈はどうなるの!!ご飯食べている場合じゃないでしょ!!」 亜子 「そうや!裕奈はどうなるんや!!」 明日菜 「心配しなくても6時間後には元に戻るわらしいわよ。大丈夫よ」 アキラ 「らしいって・・」 明日菜 「さよちゃんてさ・・ここのクラスに60年以上友達も出来ずに一人でいたんだよ」 亜子 「でも・・」 明日菜 「今日の、それも6時間だけ一緒に遊んでもいいんじゃないの?」 まき絵 「うーん・・」 明日菜 「寂しかったと思うよ・・みんなに気がつかれずにそこにいるのって」 アキラ 「・・そうだね」 そのときアキラがさよちゃんの方を見た。さよちゃんは体の感触を確かめるように軽く体を動かしている そしてその表情はとても楽しそうだ まき絵 「元に戻るんだよね・・」 明日菜 「戻るよ」 たぶん、ね 28-741 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 34 55 ID ??? 4/8 私たちはまず超包子に突撃した。さよちゃんは意外にも大食漢らしく、出されるお料理を次々に平らげている さよ 「おいひいです。とってもおいひいです」 さよちゃんは歓喜の涙を流しながら、小龍包を頬張っている。よほど嬉しいのかな 五月 良かったです。一杯食べていってくださいね こくこく さよちゃんはしゃべれなくなるほど口に小龍包を頬張って頷いた 和美 「ちーす。美味しそうだね。裕奈、一個もらうよ」 そのとき、突然朝倉が現れた。朝倉はさよちゃんの小龍包を箸でつかむと口に頬張ろうとする その行為にさよちゃん(裕奈)は朝倉の顔を驚きの顔で見つめた 和美 「そんな顔しなくても・・・」 そこまで言って朝倉の言葉は止まった。そしてまじまじとさよちゃん(裕奈)の顔を見つめ始める しばらく無言の時が流れた 和美 「さよ・・ちゃん?」 さよ 「はひ・・」 さよちゃんの口には小龍包が詰まっているために正確に発音できない 和美 「さよちゃんだよね!!!」 さよ 「はひ!!!!」 がしっ!!と二人は抱きしめ合う 和美 「さよちゃあぁぁぁん!!!」 さよ 「あさくらさあぁぁん!!!」 28-742 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 36 08 ID ??? 5/8 明日菜 「と、言う訳なの」 私は事情を説明した。すると朝倉は怒り始めたのである 和美 「なんで!!何で私を呼んでくれないのよ!!まったく!!」 朝倉の怒りもごもっともなんだけれど・・ 明日菜 「成功するかどうかわからなかったからね」 和美 「で、あとどのくらいいとりついていられるの?」 明日菜 「5時間ぐらいかな・・」 和美 「よし!!じゃあ、和美さん特選遊び人コースで突撃よ!!!」 朝倉、どこに行こうってのよ・・ 朝倉の突撃先は遊園地だった 和美 「ジェットコースター!!!」 さよ 「突撃です〜!!!」 さよちゃん、のりのりだな ごー、がこん、ごー、しゅごごごご・・・ 目が回るような世界が展開された。上下左右が入れ替わり、内蔵が飛び出しそうになる 終点につく頃には亜子が崩壊していた。それをアキラが介抱している 和美 「どうだった、さよちゃん!!」 さよ 「体がぐるぐるしますけど・・高いところとか落ちるのは慣れています。幽霊ですから・・」 和美 「そっか・・」 亜子 「あかん・・横山のやっさんが見える。あの漫才、生で見れるのかな?きよしさんはどこや?」 亜子、撃沈か 28-743 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 36 58 ID ??? 6/8 和美 「ホーンデットハウス(お化け屋敷)!!!」 さよ 「突撃です〜!!!」 って、さよちゃん幽霊でしょ? きゃぁぁぁぁ!!!ひぃぃぃ!!!!いやぁぁぁぁ!!! 何故だろう、外で待っているのだけれども、入っていったお客さんの悲鳴が凄まじい 和美 「さよちゃん・・」 ホーンデットハウスから出てきた朝倉が、さよちゃんをなだめている。一体何が? さよ 「だってあの幽霊さんたち、脅かし方がなっていないです。だから見本を見せただけです」 さよちゃんって・・結構くせが強いのかも まき絵 「ぬるぬる・・ぬるぬるが・・」 まき絵、こんにゃくか何かで攻撃されたな・・ 和美 「射的!!!」 さよ 「 #x0028; #x0028; #x0028;( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」 和美 「どうしたのさよちゃん?」 さよ 「や、やめてー。龍宮さんやめてぇぇ!!!」 和美 「トラウマか・・」 何だか・・疎外感。アキラ、遊ぼうか? 28-744 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 37 58 ID ??? 7/8 和美 「最後はカラオケ!!!」 さよ 「熱唱です!!!」 これは意外だった。さよちゃん、何でも歌えるんだ。だてに長い間幽霊って無いわね 和美 「ほほう・・しかし、最新曲はどうかな!!!!」 さよ 「甘いです。有線放送のあるお店で夜を過ごすのが最近の私の楽しみなんです。何でもこいです!!」 歌声は裕奈なんだけど・・ノリが何だか違うな。裕奈は元気いっぱい。さよちゃんは情緒があるような・・・ ちなみに・・私たちが歌ったのは 私(明日菜) ダンシング・オールナイト スローモーション どうにもとまらない etc 亜子 大阪で生まれた女 六甲おろし 借金大王 etc アキラ 津軽海峡冬景色 夜桜お七 悲しい酒 etc まき絵 おどるぽんぽこりん サクラサク キューティハニー etc 朝倉 あなたのキスを数えましょう Automatic UFO etc さよ 悲しき口笛 時代 時をかける少女 恋しさとせつなさと心強さと めざせポケモンマスター etc ちょっとカオスになっちゃったな・・ そして・・時はあっという間に過ぎた 28-745 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 22 39 48 ID ??? 8/8 さよ 「うっ・・うっ・・」 和美 「泣かないでよ・・いつでも私たちあえるでしょ?」 もうじき薬の効果が切れる頃だ。その証拠にさよちゃんの体が光り始めている 朝倉はそんなさよちゃんを抱きしめながら慰めていた 亜子 「感動的やな〜」 アキラ 「そうだね、私たち、さよちゃんのこと誤解してたんだね」 まき絵 「楽しかったな・・さよちゃんの楽しさが伝わってきたもん」 明日菜 「・・・もう時間かな」 さよちゃんの体の光が強くなってきた。なんだかもやの中にいるように見える さよ 「明日菜さん・・ありがとう」 そう言ってさよちゃんは私に握手を求めてきた。そして私はその手を強く握る 明日菜 「さよちゃん・・いただき!!!」 私はさよちゃんを引き寄せると、さよちゃんの唇に自分の唇を重ねた 上唇をはみはみ、下唇ををぺろぺろ・・二つ合わせてちゅうちゅう吸い付く 和美 「あ、明日菜ぁぁ!!!しまったぁぁぁ!!!」 しばらくして私は唇を離す 明日菜 「やっぱり裕奈の味か・・ちょっと残念」 和美 「ひ、人の唇を〜・・もう許せない!!」 朝倉は私に襲いかかってくるのかと思ったけれど、さよちゃんに襲いかかった そしてそのまま、さよちゃんの唇を奪う。でもね・・・実は 裕奈 「むむむむ!!!!!」 そう、実は時間切れ。あれはもう裕奈なんだな 朝倉 「さよちゃん〜さよちゃ〜ん・・・舌入れていい?」 あ、裕奈が気絶した 完 28-752 28-752 名前:のどか 図書室[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 23 27 52 ID ??? 728 ドゾーのどか 図書室夏美 「これ・・お願いします」春の優しい日差しが差し込んでくる図書室。ふと、奥を見れば居眠りしている生徒もいますそんな麗らかな図書室で私は本の貸し出しの受付係の仕事をしていましたのどか 「夏美さん・・この本を借りられるのですか?」夏美さんが差し出したのは、お料理の本でした夏美 「えへへ・・おねがいします」のどか 「ではこちらのカードに名前と日付を・・」夏美 「これね?」のどか 「お料理はじめたんですか?」夏美 「ちょっとね・・お弁当作りたいんだ」のどか 「千鶴さんがいるのでは?」夏美 「一度ちづ姉にも作ってあげたいし・・それに・・」のどか 「葉加瀬さんですか?」夏美 「わかってるなら聞かないでよ・・もう」顔を赤らめる夏美さん。可愛いですのどか 「はい、では返却は2週間以内にお願いします」夏美 「わかった」のどか 「・・がんばってください」夏美 「頑張るね」春の日差しはとても心地よくて暖かいです。まるで恋のように・・完 28-754 28-754 名前:真名ちゃんもっこり日記28[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 23 46 52 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記28 友達が電車で痴漢に出会い、困っています。どうしますか。 そんなシュミレーションがあった。 ゆーな×亜子の場合 亜子「ち、痴漢や!!」 ゆーな「その手だにゃ!観念するにゃ」 勇気を持って痴漢を捕まえる。 木乃香×刹那の場合 刹那「お嬢様に対してなんて羨まし…破廉恥なことを!!神明流奥義!!」 その場で切る。 真名×アキラの場合 アキラ「真名ぁ!この人だよ!」 真名「この痴漢め!」 バキュン 問答無用で撃つ。 28-755 名前:真名ちゃんもっこり日記28[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 23 47 25 ID ??? ザジ×ちうの場合 ............... /L|/ ヾ、 ヾ! 〃| / / / | ヽ . #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a;/ ┼ ! ヽ || 〃 | / | . | | ヽ . #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a;/ | | ○ ! || | | | | | | ヽ #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a; #x003a;/ ヽヽ | | || | | .| .l | |____ヽ #x003a; #x003a; #x003a; #x003a;/ \\ | | || ,//| | | | |-‐ T"´ ̄ ̄ #x003a; #x003a;/ `ー`二ヾ!| 彡′!ハ | ,. - "| | ! ′ ⌒`ニヽ| しl !=,==| |"´ ̄ ̄ ̄`` / ___ノ ヽlニ | !く | | ○ ニ , / ,.へ; . / ヽ l !ヽヽ、 l ! ,.ィ彡 ←千雨 // \ . | ヽヾ! ヽミl !ニニニ彡"´ ./∧| | \ ... ヽ  ̄`ヽ、ー─── #x0027; #x0027;´ . // `ー ⌒ヽ、 `ヽ、 ........... ``ー-- 、_ // , --、 `ヽ、 `゙ #x0027; #x0027;ー─-- 、__ . | ,.二 // /⌒/ ̄`ヽ、 `ー‐- 、 `ヽ. |=ニ二二二--- /// ̄/ ヽ----- 、  ̄`T´ | | / . //ー、 / `ヽ.| / | | / 「私のザジに手ぇ出してんじゃねぇ!!!!表で出ろ!髄突き割るぞオラァ!!!!!!! 」 あの迫力は私でも真似出来ない… 28-759 28-759 名前:千雨、家捜し 3/5[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 07 53 ID ??? とある日の夕方、千雨とザジの部屋に珍しい客人が現れた。 「すまない長谷川、一晩部屋を貸してくれないか」 「却下、帰れ」 ノンアポで部屋を訪れてきた龍宮は、ドアの間に足を挟んで粘ってきた。 「ケチケチするな。お前達は私の部屋に泊めてやるから」 「意味わかんねぇよ!」 「持ち出しさえしなければ勝手に家捜ししようが食糧食おうがゲームで遊ぼうが自由だから!な!」 「何でそこまでして私の部屋を借りてぇんだよッ」 必死にドアで足を挟むも、根性で耐えてるようだ。 そこまでされると、魂胆が気になってしまう。 「嘘をついても仕方がないから正直に話そう。ズバリ私は他人の部屋で他人の衣装を纏うという背徳感を感じながらのコスプレえっちがしたいんだ!」 「頼むからそんなことをこの階中に響きわたる音量で力説するな」 「私は常に新たな境地を探してるんでね」 「探すだけにして実行には移さないでおけよッ」 扉で隠れて見えない部分でおもいっきり中指を突き立てる。 「頼むよ、一晩二万……いや、三万出そう!」 「だからデカい声出すなっつーに!」 「あぁ、拒否されたらショックのあまり、毎日お前の靴と郵便受けに三度は練飴を流し込むだろうな」 「わかった、わかったよ!五万なら貸すよ!」 ホントは貸したくなどないが、渋々五万で引き受けた。 小鳥に餌を与えるザジを連れて龍宮の部屋へと向かう。 桜咲の奴は近衛のとこに泊まるようなので、ザジと二人なのに変わりはないようだ。 もっとも、常識人な私は人様の部屋で性行為などしないけどな。 28-760 名前:千雨、家捜し 2/3[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 15 16 ID ??? 「おじゃまします……と。意外と綺麗じゃないか」 スッキリとした部屋を見回し、素直に思ったことを口にする。 それから、おもむろに戸棚を開ける。 「そんな顔すんなって。許可は出てんだ、何か暇潰せるもんが無いか探そうぜ」 こうして、千雨とザジの家捜しが始まった。 「お、なんだこの戸棚……塩ばっかじゃんか」 「ここの戸棚も……塩とお砂糖……」 「………塩と水さえあれば生きてけるって言うけどまさか……」 「………世知辛い台所事情……」 「………恋愛に財産のほとんど費やしてるんだろうな……」 「ご飯は……出前取る?なけなしの食料品使うのは可哀想……」 「そうだな……つーか塩をオカズに玄米食う気はさらさら無いし……」 とりあえず食事にはまだ早いし、ゲームでもしようと押し入れに入っている【ゲーム】と書かれた段ボール箱を引っ張り出す。 「重ッ……けっこう中入ってるみたいだな……意外にゲーマーなのか?」 ザジと二人で手分けして中身を出していく。 28-761 名前:千雨、家捜し 3/3[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 17 35 ID ??? トランプやウンチク本といった一般的なものから黒髭危機一髪やジェンガのような懐かしいもの、果ては奇妙な形をした振動するオモチャ(ザジが見付ける前に見えないところに隠した)等の怪しいものまでバラエティに富んでいる。 「ちう!これ、これやりたい!(*≧∀≦*)」 「ツ、ツイスター!?ダメだって、お前の勝ちは目に見えてるし……」 何より理性が保てなくなる。 「そんな顔するなよ……ホラ、ゲームなら他にもいっぱい!ドンジャラとか番犬ガオガオ……ビーダマンやらバトル鉛筆やら……マイケルのムーンウォーカーまであるしさ!」 間を持たせるためわざと口調を明るくするも、内心微妙すぎるラインナップにゲンナリする。 正直、このレトロなアイテムで時間を潰す自信はない。 「……こ、こっちの方がいろいろありそうだな」 この際もっと普通の女子中学生らしいアイテムならなんでもいい。 そう思い、龍宮の机の引き出しを開けたのが間違いだった。 「…………エアガン……だよな?」 「…………た、多分……」 「………は、はは……確か桜咲は剣道かなんかやってるんだよなぁ〜!」 このドン引きな空気をなんとかしようと、桜咲の机の引き出しも無断で開ける。 龍宮が家捜しを許可したんだし、問題無いよな、うん。 28-762 名前:千雨、家捜し 4/3[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 20 08 ID ??? 「………………これ……」 引き出しいっぱいに近衛の写真。 盗撮からハメ撮りまでご丁寧にジャンル毎に封筒に入っている。 「…………見なかったことにしよっか……」 「……うん……」 「…………」 「……ちう」 「……ん?」 「……ちょこっと、居心地が良くないね………」 「………抜け出すか」 「え……?」 「学園の外で泊まるか、たまには。カラオケボックスとかネットカフェとか泊まれそうな場所はたくさんあるしさ」 「うん……♪」 「それとか、その、なんだ……ホテル……とかでもいいわけだしさ」 「♪(*≧∀≦*)」 「わッ、こら抱きつくな!ソレは向こう着いてからなッ」 ダメだ、甘いザジちう書きたかったのにorz 最初の番号間違えてるわ、改行に引っ掛かって3じゃ収まらなかったわ……orz いろいろすまんかった 28-764 28-764 名前:ザジ×アキラ 〜視線の先に〜[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 39 55 ID ??? いつからだったろう。彼女のコトを意識し始めたのは・・・・。 クラスの中で目立つ存在ではないはずなのに、ここ数日ザジはアキラの姿をいつも追っていた。 彼女は友達と話している時、ほぼ毎回聞き手に回っていて静かな笑みを浮かべていた。 ザジはアキラのその笑顔が大好きだった。 けれど、そんなザジの視線をアキラが気付かないわけがなく、視線を感じたアキラがザジに目を向けると、 決まっていつもザジは慌てて瞳を逸らしていた。 「最近、ザジさんよくアキラのこと見てるね。」 「そう・・・かな?」 裕奈の言葉にアキラはドキッとした。 見られているとは薄々感じてたが、いつも自分と目が合うとザジは目を逸らしてしまっていたからだ。 「何かあったの?」 「・・・ううん。何も」 何となく今までのコトをアキラは裕奈たちに話さないでいた。 ザジが人と関わるのを避けているのをアキラは知っていたし、アキラ自身、二人の間であった やり取りを誰かに話すつもりはなかった。 それは、隠したい・・・という感情よりも、二人だけの秘密にしておきたいという気持ちに近かった。 「ふぅ〜ん?何か怪しいにゃー。ま、いいや。ちょっと亜子んトコ行ってくるね」 「あ、待って。私もちょっと出るね」 裕奈と一緒に部屋を出たアキラは、途中、コンビニに寄って牛乳を買うと、裏庭へと向かった。 アキラが裏庭へ着くと、そこには先客がいた。 チャトランがじゃれついているのは小柄な少女・・・。 アキラはその先客がいるのを期待して裏庭へとやって来ていた。 28-765 名前:ザジ×アキラ 〜視線の先に〜[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 41 02 ID ??? 764「アキラ」ザジはアキラの気配に気付いて振り向くと、すぐに視線を外した。「・・・ザジさん」「・・・・・・ザジでいいって言った」「・・・うん。でも・・・」ザジの言葉にアキラは一瞬戸惑い、躊躇いつつも言葉を紡いだ。「ザジさん、私のコト・・・嫌い・・・みたいだし・・・」「そんなことない!!」珍しく声を荒げるザジに驚いてアキラは見つめ、二人は暫し視線が交わるが、ザジはまたしても目を逸らしてしまう。「・・・じゃあ・・・なんで目を逸らすの・・・私・・・嫌・・・われ・・・・・・」アキラが言い終わらないうちに、ぽろぽろと瞳からは涙が零れ落ちた。「・・・ア・・・キラ!?」今度はザジが驚いて、アキラの元へと駆け寄り、自分より高いアキラの顔を見上げた。「・・・ふ・・・うっく・・・ふえっ・・・」手で顔を押さえながら、アキラは涙を堪えようとしていたが、全く止まる気配のない涙が次から次へと溢れていた。「ごめっ・・・ごめんね。アキラ」そんなアキラをオロオロとしながらザジが見つめる。見上げた顔にポタポタと涙が雨のように落ちてきて、まるでザジが泣いているようだ。「違うのっ・・・アキラと目ぇ合わせるの恥ずかしかったの。ごめんなさい」今にも泣き出しそうなザジはアキラのベストの裾を掴んで、ぎゅっと握り締めている。と、突然ザジはアキラに引き寄せられ、気付くと自分の顎がアキラの肩の上に乗っていた。アキラは腰を屈めてザジを抱き締めていた。「・・・心配・・・した・・・よ」涙声のアキラの声がザジの後ろから聞こえて来た。顔は見えないけれど、きっとまだ泣いてるのだろう。けれど、重なり合った身体は温かく、抱き締められた腕は柔らかかった。「・・・・っ・・・き・・・」アキラはそっと囁き、腕の力を少し強める。ザジはそれに答えるようにぎゅっとアキラを抱き締めた。頬を伝い肩へと零れる涙は、熱く、そして静かに制服を濡らしていた。 28-766 名前:ザジ×アキラ 〜視線の先に〜[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 00 41 42 ID ??? 765どれ位そうしていただろう。アキラはゆっくりとザジから離れると、まだ赤い瞳をザジへ向け、手を握り締めた。「私のこと・・・・ちゃんと見てね」泣いた後だからか、それとも照れているのか、頬を赤らめながらアキラはザジを見つめた。「・・・うん」今度はしっかりアキラを見つめながらザジ頷いた。そしてニッコリ微笑むとアキラの胸へ頬を摺り寄せた。「ザ・・・ザジ!?」驚いてアキラがザジを見下ろす。ザジはくいっと首を上げ、ほんのちょっとだけ背伸びをする。――ちゅっアキラの口の端にザジの唇が一瞬触れて、すぐに離れた。ニッコリ笑顔のザジは真っ赤になって硬直するアキラを見上げる。「いつも、いつでも、アキラのこと見てるよ」あまりに可愛いその笑顔に、アキラも肩を降ろしてニッコリと微笑み返した。アキラの瞳にはザジが―――ザジの瞳の中にはアキラが―――二人の視線の先にはお互いがしっかりと映っていた。いつまでも、変わることなくずっと―――― 28-770 28-770 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/08(土) 01 01 22 ID ??? 「嫌っ…私には…無理です…」 「そんなこと言うなよ嬢ちゃん。ほんの一瞬ですむんだ、簡単だろ?」 「だ、だめです、そんな…私…」 三方をガラスの壁に囲まれた小部屋。広さは3畳くらいだろうか。 部屋の真ん中の机には二人分の録音機器。そして唯一の出口である扉の前にはあの人が立っている。 口調は優しい。その笑顔がとても優しい。 それでも、ああ、あの目が私を求めている。期待している。 本(アーティファクト)を取り出すまでもない。私にだって、そのくらいはわかる。 「初めて、ってわけじゃないんだろ? ええ?」 囁くような声に、びくん、とカラダが反応してしまう。 「キモチよかったんだろ? みんなに聞かれて」 「そ、それは…」 「なぁに、恥ずかしがることはないさ。みんないずれは通る道さ」 「で、でも…やっぱり…あの…」 「なぁ、やろうぜ嬢ちゃん。やってみなきゃ何も始まらねーんだ」 じりじりと縮まる二人の距離。ゆっくり、ゆっくりと私の逃げ場が失われていく。 こつ、と左手が机の上のマイクに触れる。 「ん?」 彼の注意が僅かに逸れる。やるのなら、今だ。 私はマイクを一気に引き抜いて―― <ザジちうクロニクル> 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 29-541 29-541 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 22 20 34 ID ??? カラン、カラン、カラン 「おめでとうございま〜す!」 ここは商店街の福引き所。 「一等は『一泊二日、温泉旅行ペアチケット』だ!姉ーちゃんよかったな、彼氏と行っといで。」 おやじの冗談を適当に流しその場を後にする楓。 「『ぺあちけっと』でござるか。」 ひょんな事から温泉旅行を当ててしまった。だが誰と行くかは既に決まっていた。 楓には『彼氏』はいないが『彼女』はいる。早速その彼女のもとへと尋ねた。 「温泉旅行アルカ!?」 目を輝かしてこちらを見ている古。楓は事の経緯を話した。 「楓と旅行カ〜。そうと決まれば早速準備アル!」 「これこれ、出発は来週でござるよ。」 「む〜、早く来週になって欲しいアル。」 29-542 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 22 21 25 ID ??? それからと言うもの古は楓と会うたびに 「後、〇日アル!」 と、まるで運動会を待ちわびる小学生のようだった。 ここまで喜んでくれるとは思わなかった楓は、とても嬉しかった。 ―そして当日 「ほ〜、中々の旅館でござるな。」 決して豪華ではないが『古き良き日本』と言う言葉がぴったりの旅館だった。 「どうぞこちらへ。」 二人は途中廊下から見える日本庭園に目を奪われながらも女将さんに部屋を案内される。 「こちらのお部屋になります。」 まず中学生には泊まるのは無理だろうと思う程、かなり良い部屋だった。 「商店街の福引きの景品と侮っていたアルが…」 「こんな良い部屋とは、商店街の人に感謝でござるな。」 顔のにやけが止まらない二人は外に出て辺りを散策することにした。 29-543 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 22 22 37 ID ??? さすが観光地だけあっていろんなお店がある。体力に自信がある二人は片っ端から店に入っていった。 すべての店を回り終わる頃には既に空は紅に染まっていた。 「そろそろ旅館に戻るでござるよ。」 「いや〜、温泉と料理が楽しみアルヨ。」 旅館に戻った二人は一息つく間もなく露天風呂に向かった。 脱衣所につき服を脱ぐ二人。 「どんな風呂でござろう?」 期待を胸に露天風呂の扉を開けた。 そこは大自然に囲まれ、まるで聖なる泉のような露天風呂だった。 「凄い綺麗アル…。」 「うむ。さ、体が冷えない内に早く入るでござる。」 ゆっくりと湯ぶねに浸かる。 「ん〜、気持ちいいアル。」 体を伸ばし気持ち良さそうな表情の古。 「疲れが一気に取れるでござるよ。」 楓も間の抜けた表情で呟く。 29-544 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 22 23 26 ID ??? 「月が綺麗アルネ…。」 木々の間からは満月が顔を覗かせていた。 目を閉じれば森の香り、葉の揺れる音、春の夜風、「ゲコゲコ」 ゲコゲコという鳴きご…、 背中に冷たい感触。恐る恐る振り向くとそこで楓は意識を失った。 「う〜ん、は!ここは!?」 気が付くと拙者は部屋に戻っていた。しかも古の膝枕で寝ていた。 「起きたアルカ。」 「クーがここまで運んでくれたでござるか?」 「急に意識がなくなってビックリしたアルヨ〜。」 「すまないでござる…。」 「気にしなくていいアル。それにたまには楓がワタシに甘えて欲しいアル。」 「ふふ、まったく。ではお言葉に甘えてもう少しこのままで…。」 和やかな空気が二人を包んでいる。 いつまでもこのままでいられたらいいと、私達はずっと願っていた…。 おわり 29-547 29-547 名前:アキラ 薬[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 23 28 13 ID ??? アキラ 薬 1/4 アキラ 「これが・・いいのかな」 超 「気にしないほうがいいネ、相手が相手だからネ」 小さな小瓶、これの中身がなんなのか・・・私は知っている アキラ 「でも・・」 超 「一度くらいはいいのではないのカナ?」 私はそれ以上何も言えなかった。罪悪感よりも好奇心が上回ったのがその理由です 同日、2時間後 アキラ 「ま、真名、ココア飲む?」 そう言って私は真名に飲み物を飲むか聞いてみました。ここで真名がはいと言えば・・ 真名 「ん、頼む」 ついにその時がやってきたようです 私は超さんにもらった薬をコップに入れ、ココアの粉を入れてその中にホットミルクを注ぎ込みます スプーンでぐるぐるかき混ぜて、そっとスプーンを抜く ココアは緩やかな渦を描きながら、やがて収まってゆく。この中にあの薬が・・ アキラ 「はい・・・」 真名が座っているソファーの前の低いテーブル、その上に私はコップを置きました 真名 「ありがとう」 真名はテレビを見るのに夢中です。最近楽しみにしているシテ●ハンターに釘づけになってます 29-548 名前:アキラ 薬[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 23 29 32 ID ??? 2/4 しばらくはテレビを見ていた真名でしたが、やがて思い出したようにコップに手を伸ばします 探るようにしてコップをつかみ、口元に持って行きました ゴクリ・・・ 私は思わず唾を飲み込みます。ココアの水面がコップから見て斜めになり、真名の唇に近づいていきました 飲みました。真名があのココアを飲みました 真名 「・・・・」 真名に変化はありません。相変わらず無言でテレビを見ています 失敗したかな? 私はすることがなかったので、台所で洗い物をし始めました すると突然 真名 「きゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」 そんな金切り声がリビングのほうから聞こえてきました アキラ 「どうしたの、真名!!!」 私がリビングに駆け込むと、真名が顔のあたりにクッションを抱えながらソファーに倒れ込んでいます アキラ 「な、何があったの?」 そう聞くと真名はこう答えました 真名 「テレビの男の人が・・・恥ずかしい!!!」 テレビを見れば主人公のもっこりさんがもっこりしようとしている画面でした 29-549 名前:アキラ 薬[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 23 30 27 ID ??? 3/4 真名 「テレビ切って」 何ともか細い声で真名は私にそう言いました。私は急いでリモコンのボタンを押します 真名 「切れた?」 アキラ 「テレビ切ったよ、もう何も映ってない」 真名 「ほんと?」 アキラ 「テレビの音、聞こえないでしょ?」 そうして真名はゆっくりとクッションを顔からずらし始めました テレビの画面に何も映っていないのを確認すると、ほっとしたようでため息を一つつきました アキラ 「楽しみにしてたんじゃない・・シテ●ハンター。どうして見ないの?」 真名 「だって・・えっちだから」 えっち・・・真名がえっちなことを恥じらい始めました。超さん、お薬は成功のようです アキラ 「えっちなのは嫌い?」 真名 「嫌いとかじゃなくて!!恥ずかしいというか・・・何を言わせるんだ!!」 真名が真っ赤になって反論してきます。なんか、カワイイ アキラ 「ねえ真名、私のことどう思ってる?」 真名 「その・・ともだち?」 アキラ 「それだけ?」 私はずいっと真名に近づいてみる。すると真名はずずっと後ろに下がった アキラ 「おともだち・・・以上じゃないの?」 真名 「そ、そんな・・・アキラは・・可愛くて、優しくて、いい匂いがして・・」 さらに近づく、特に顔を近づけてみる アキラ 「それから?」 真名の顔が真っ赤になって、瞳が潤んでくる 真名 「それから・・これ以上言わせないでくれ!!」 よっぽど恥ずかしがっているのでしょう。真名は両手で顔を隠してしまいました 29-550 名前:アキラ 薬[sage] 投稿日:2006/04/18(火) 23 31 55 ID ??? 4/4 アキラ 「私は真名が好きだよ。今ここで抱きしめたいくらい」 真名 「ふえ?」 アキラ 「ねえ、今すぐ抱きしめてもいい?」 真名 「え・・あぅ・・」 アキラ 「えいっ!!」 私は真名に抱きつきます。勢い余ってそのままソファーに倒れ込んでしまいました 真名 「あ、アキラ・・・恥ずかしい・・・」 いつもの真名から想像できないような恥じらい。こんなことされたら襲っちゃうな アキラ 「キス、しようか」 押し倒した真名にさらに顔を近づけて耳元でそう囁いた 真名 「あうあぅ・・」 ぷるるるる・・・ 私が真名を襲ってあと少しというところで、突然部屋の電話が鳴り始めました アキラ 「・・・出るね」 あと少しだったのに・・ かちゃり アキラ 「はい、あ?超さん」 超 「アキラさんカナ?一つ言い忘れてたことがあたので電話したネ」 アキラ 「言い忘れていたこと?」 超 「あの薬、効果が切れた後、その反動があるネ。つまりものすごくエロエロになってしまうネ」 アキラ 「え・・・えろえろ?」 超 「薬の効果は15分、では気をつけるネ・・・ガチャ」 15分って・・もう少しじゃない。ということは 真名 「アキラ、キスした後は私が導いてやろう・・・天の彼方までな!!!」 ゆらりゆらりと迫ってくる真名。や、優しくしてね・・ 完 29-556 29-556 名前:真名ちゃんもっこり日記38−2[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 00 03 15 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記38−2 −控え室 M子「先輩…私はこの思いをどう伝えたら…」 ??「それなら『好き』って言えば?」 M子「しかし、一途の気の迷いで同じ女性に恋をした私に…」 ??「いいじゃん。本気でその人のことが好きなら」 M子「先輩…」 ??「がんばれ、私も見守ってるからさ。恋は誰かに教わることじゃなくて自分で決めるものだから。 あ、この服で相手にアピールしておきなさい」 M子「ありがとうございます!M子行ってきます!」 タタタタタタ 千雨「ふぅ…助かったぜ佐々木、鳴se川のコスプレはお前の声がないといけなかったんだ」 まき絵「あぅぅぅ…ごめんなさい、M子さん」 何か嫌な予感がするな…ライダーのコスプレで愛しのアキラを探していたのに 何処に消えたんだ? 「…」 !? あのメイド服とツインポニーテール姿は! まずい…今あの人に会うとアキラに何を言われるか… やば、こっちに向かってくる! 「真名!こっちだ」 おおおおお、アキラ!そんなところにいたのか。 学園の制服姿で来るとはなかなかツボを突いた奴じゃないか hearts 「真名ー!」 あの人が私を呼んでいる…早いところ控え室かどこかに隠れないと。 29-557 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 00 03 47 ID ??? ふぅ、ここまでくれば安心だろう。 「真名」 「ん?」 「私のこと好きだよね」 「…あぁ」 「どうして浮気なんかするの」 う゛… 「それって…私にはもう飽きたってこと 「そんなことない!」 そろそろこの気持ちに決着を付けてもいいかもしれない。 「真名」 「そりゃ私は浮気をした。それは謝る…だがそれはアキラに私をもっと関心を向けてほしいという 意思表示だったんだ!」 「真名!」 「もう離さないぞ!」 熱い口付けをし、アキラをそのまま押し倒していつもの行為に走った。 千雨「よー、私のプロデュースしたメイド服は気に入ったか?」 アキラ「そんなことより、真名を見ませんでした!?」 千雨「見たぞ、あっちの控え室に入っていったのが見えた。早いところ行け、いやすぐに行け。 たぶんおもしろいことになってるぞ…プッ」 アキラと激しいプレイに燃えた。アキラ…愛しているぞ。 ちゅっ… 「うれしい、真名。私と一緒に京都に来てくれ」 へ? 29-558 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 00 04 36 ID ??? 「もし子供が出来たら神明流でも銃の使い手でも扱えるような子かな」 …チョットオマチクダサイ 「もう離さない。私の永遠のパートナーだ」 ……モシカシテアナタ バタン 「わ」 「真名…」 そんなことないここにいるのがアキラで後ろのメイド服はあの人なんだ… 「真名ぁぁ……」 違う違う違うそんなことはないんだ、今アキラに愛の告白をしたんだそんな間違いなんて… 「真名ちゃん hearts」 肩に手を置かないで下さい!私はアキラがいるのです、そんなに力を入れないで! 振り向くな!そうしたら負けだ。振り向くな振り向くな振り向くな振り向くな振りむ 千雨「もしもし、救急車を一台手配したいのですが…ぷぷぷ」 29-579 名前:真名ちゃんもっこり日記38−3[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 03 17 59 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記38−3 何とか生きている。 あの後、絵にも描けない様な酷い有様だった。 私は病院に担ぎ込まれて全治1ヶ月の入院だったがとりあえず抜け出してコミケの手伝いをした。 病院でアキラを必死に説得(土下座3回、ゴマすり5回、 hearts6回という連続コンボ)して仲を取り戻したのだからな。 とりあえず包帯姿でゴキブリサークルに行くことに。 「ありがとうございましたー」 とにかく営業スマイルで何とか午前はしのいだ。 傷だらけの体にはこたえた… 午後は比較的安定していたのでゴキブリに頼まれた同人を買うことにする。 ふむふむ、『小太郎×ネギ』『新田×高畑』『カモ(女)×夕映(男)』『新田(女)×明日菜(男)』。 趣味が表に出てるぞパルよ。 時間もあるため周りを見て回ることにした。 ここはバトロワサークル…内容はあえて説明不要としておこう。 投下や展開は筆者の自由なかわりにある程度実力がないと叩かれる所らしいな。 パラパラ むむむ、意外と奥の深い作品ばかりだな。 どういうわけか私が悪役になることが多いな、ってああああああああああああああああああああああああああ 私がアキラに殺されてるしーーーーーーーーーー!!!!!! 少しショックだ。 む?最後のページに何か書いてあるぞ『5月に一夜限りの復活!特別編』と書かれてある。 どういう意味だ?まぁ記憶の片隅にでも留めておくか。次に行こう。 29-580 名前:真名ちゃんもっこり日記38−3[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 03 18 54 ID ??? ここは性転換サークル。私たちの性別が逆になっているストーリーを手がけるコーナーだ。 パルの探していた本もここで見つかる。 パラパラ うーん、これもなかなかの作品だ。バトロワコーナーとは逆で萌える画力で勝負するということか。 ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!萌える!アキラキュン…ハァハァ(;´Д`) しかもカモと新田にまで萌える日が来るとは…性転換コーナー恐るべし。 とりあえず目に付いた作品を手当たり次第買っておく。 私とアキラと刹那、さらには何故か長谷川の分まで買ってしまった。 そろそろコミケも終了時間だ、ん?ザジだ。 「それって千雨の本」 「あぁ、18禁の千雨本だが…どうした?ザジ、見たいのか?」 「… hearts(こくこく)」 とりあえずザジに千雨本を渡す。 数分後、私に爪を伸ばして襲ってきた。何とか逃げ切ったがそんなに酷い内容だったのか? 千雨本人にもみせることに。 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああくぁwせdrftgyふじこlp;@」 卒倒しまった。 どういうことだ、私は見てないがこの『ネギまる4』はそんなに酷いのか? 29-593 29-593 名前:禁断の果実 昼下がり[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 14 53 54 ID ??? 「桜も散ったね」 「だね、部活も暖かくなっていよいよだし」 昼下がりの教室で、ぼんやりと美空と円は外を眺める 「円、なんと鹿児島の方じゃ海開きした島があるってさ」 「マジ!、いいんちょとかならさくっと行ったりするんだろうね」 などと他愛の無い会話で盛り上がる、これだけ見るとただの中学生だ だが抱える秘密はそれとは全く違う 「はぁ、早く部活とか終わってシャークティに抱かれたい・・・」 「こら美空、声が大きいよ・・・。ま、あたしもなんだけど お互いの顔を見合わせてふふっと笑う、そんな時くいくいとスカートの裾を引っ張られる 「あ、ココネ。どうしたの?」 ココネは美空に肩車してもらうとなにやら耳打ちする 「ま、マジで・・・」 急にがっくりとなる美空、円は何事かと聞く 「実は今夜は仕事だって、円も一緒に手伝ってくれって」 「あちゃーきっついなぁ・・・まあ仕方ないか」 ココネは肩から降りるとよろしくと去っていった 当てにされるのはうれしいが、ここのところ仕事が多い おかげで寝不足気味である 二人はため息をつきつつも、仕事打ち合わせを始めるのだった 29-602 29-602 名前:真名の苦悩 35[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 20 24 48 ID ??? 真名の苦悩 35 騎乗 1/2 学校も終わり、寮に帰宅する。室内着に着替えて私はソファーに腰を下ろした いつものようにリモコンのボタンを押し、テレビをつける。もうじきあれが入る時間だ カリ・・ その音が聞こえてきたのは窓際だった。ふとその方向を見れば、アベルとカインが窓際で何かをしているようだ 彼らはしきりに窓の外を気にしている。外にはなにかあるのだろうか? そう思った私は彼らのいる窓際に向かった。そして窓を開けてみる。するとそこには・・ ちびかえで 「ござ〜」 楓、いや、楓の式紙が泣いていた。窓の外のベランダの隅に隠れるようにして泣いている 真名 「何をしているんだ?お前」 ちびかえで 「道に迷ったでござ〜、主の元に帰れないでござ〜」 細い目をさらに細くして式紙は泣く。アベルとカインはこれを気にしていたのか 私はちびかえでを部屋の中に入れると、楓に連絡してみた 楓 「そのまま預かってて欲しいでござる。後で迎えに行くでござるよ」 とのことだった。まったく、半自立型だから少々お馬鹿なのはわかるが・・・楓は方向音痴だったか? カイン 「く〜ん」 気がつけばちびかえでのそばにアベルとカインが近寄っていた まさか・・・食べたりしないよな ちびかえで 「どうしたでござ〜?」 仔犬よりも少し大きめの式紙は、カインの鼻先をそっと撫でた。するとカインは甘い鳴き声を上げ始める どうやら食べられる心配はないようだ 29-603 名前:真名の苦悩 35[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 20 25 22 ID ??? 2/2 アベル 「く〜ん」 アベルまで甘い鳴き声を上げ始める。よっぽどちびかえでが気に入ったようだ ちびかえで 「そんなことしていいのでござ〜?」 ちびかえでが、なにやら彼らの鳴き声に答えた。もしかしてキミ、犬の言葉がわかるのか? アベル 「わん」 ちびかえで 「わかったでござ〜」 そう言うとちびかえではアベルの背中に乗った。これってもしかして・・・ ちびかえで 「はいはい、どうどうでござ〜」 やっぱり・・・ちびかえで、仔犬に乗るの図。見ているだけで胸の奥がきゅん、とする光景 そしてフラッシュバックが私を襲う。かつて見た光景。グレートピレネーズの背中に乗るちよ・・・もとい、ここね その彼女らが夕日に向かって歩く、その姿に涙した事が思い出された いけない、涙が出そうだ カイン 「きゅ〜ん」 ちびかえで 「次はお主でござ〜?」 ちびかえではそう言うと、アベルから降りてカインの背中に乗る。その光景を見ているだけでご飯が3杯はいけそうだ そして私は気がつかなかったが、私はかなりにやけた表情になっていたらしい しばらくすると意識にもやが掛かり、欲望が支配し始めた。そしてそのまま行動に移ってしまったようだ アベル 「きゅいん!!!!」 その悲痛な悲鳴に私は我に返った。気がつけば私はアベルの背中にのしかかっていたらしい ちびかえで 「だいじょうぶでござ〜?」 ちびかえでがカインから降りて、悲しそうに潰れているアベルの元に駆け寄った アベル 「きゅ・・・」 ちびかえで 「大丈夫、中身は出ていないでござ〜」 アベル、ごめん。欲望がだだ漏れになってしまって・・つい 完 29-611 29-611 名前:Dr.アコー診療所番外編[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 21 38 22 ID ??? Dr.アコー診療所番外編・アキラさんの幸福な時間 1/4 「超春館製薬ネ! ご注文の品を届けに来たヨ!」 昼下がりの保健室。いつものように超さんがひょっこり顔を出して来ました。 「また怪しい薬? 今度は何を頼んだのさ」 「や、ウチはなんもオーダーしてへんよ」 裕奈はジト目で亜子先生に視線を送りますが、亜子先生も首を傾げるばかりです。 「あ、頼んだの私なんだ」 そう言ったのはアキラでした。思わぬ人物が名乗り出た為、裕奈も亜子先生もぎょっ、としてしまいます。 「この前の試作品に改良を加え、効き目はなんと6時間! けど、その分の反動もパワーアップしてるカラ、 充分に気をつけるヨロシ。まあ、そっちがお楽しみ、というハナシもあるケド……」 「もう、超さんたら……」 にやにや笑いながら小瓶を渡す超さんに、アキラはちょっぴり恥ずかしそうに顔を赤くしています。 「アキラ、その薬どうするの?」 「これはね……」 裕奈の問いにアキラが答えようとした時です。ガラガラ……、とドアが開き、龍宮さんがやって来ました。 「アキラ、今夜も刹那が用事で出かけるのだが、泊まりに来ないか?」 龍宮さんは空きベッドに腰を下ろしながら切り出してきます。 「うん……。真名は今日空いてるの?」 「ああ。こうして保健室にお茶を啜りに来るくらいヒマだ」 「クス……。待ってて、今淹れるから」 アキラは一瞬、超さんと視線を交わしたのち、龍宮さんに背中を向けてお茶を淹れます。その間に超さんが 下らない話を龍宮さんに振っていました。 (よし、今の内に……!) 龍宮さんの気が緩んでいる隙に、アキラは先程の薬をこっそりと龍宮さんのお茶に混入しました。 「はい。どうぞ……」 「ありがとう。アキラの淹れてくれたお茶は格別に美味いからな……」 龍宮さんは世間話を続けながら、美味しそうにお茶をずずずっ、と口にしました。 29-612 名前:Dr.アコー診療所番外編[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 21 38 56 ID ??? 2/4 時刻は午後四時をすぎた頃です。アキラは午後十時ちょうどに携帯のアラームをセットしました。その間に 薬の効力は早くも発動したようですね。 「じゃあさ、今からデートしない?」 アキラがにっこり尋ねると、龍宮さんの顔はみるみる真っ赤になってしまいます。 「デ、デートって……! そんな、みんなの前で……。恥ずかしい……」 ガシャン! 思いもよらない龍宮さんの反応に、裕奈と亜子先生は手にしていた湯呑みを落っことしてしまいました。 「私とデートするの、イヤかな?」 「そ、そんなことは……!」 「私、今日は真名とずっと二人きりで居たいな」 アキラは穏やかな笑顔でたたみ掛けます。対して龍宮さんの方はおろおろするばかりで、そのままなし崩しに 話が進んでしまいました。 「じゃあ、行こっか」 「は、はい……!」 アキラが龍宮さんの手を取ると、龍宮さんはちょっぴり動揺しながらも、嬉しそうにアキラの手を握り返します。 「で、では皆さん、失礼します……」 ぺこりと一礼して、龍宮さんはアキラに手を引かれながら退出しました。 「あ、ありえねー……」 「龍宮さんが壊れてもーた……」 後には呆然とする裕奈と亜子先生が取り残されます。超さんはというと、自作の出来映えにご満悦のようですね。 「実験は成功ネ! さて、後はどんな名称にして売り出すカ……」 「つーか、アキラが一服盛ったのにも驚いたよ……」 「アキラサン、意外と積極的だたネ。まあ、相手がアレだから、色々と遠慮してたトコもあるみたいヨ」 「アキラはすーぐガマンしてまう性質やもんなあ。ウチみたいに思い立ったら即実行せな!」 そう言って亜子先生は裕奈の背後に回ります。そして、 「たゆんたゆんたゆんたゆん……」 「アンタはちょっとくらいガマンしなさいっ!!」 すぱーん! と、今日も裕奈のスリッパが火を噴いたのでした――― 29-613 名前:Dr.アコー診療所番外編[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 21 39 33 ID ??? 3/4 (ここからはアキラ視点でお楽しみください) いったん寮に戻った私たちは着替えを済ませる。そこで私は前々から目を付けていた服をリクエストした。 大人っぽい衣装がずらりと並ぶ真名のクローゼット。そこには一着だけ場違いなワンピースがある。 「うん。すごくカワイイ……」 「そ、そんな……。恥ずかしいよぉ……!」 フリルたっぷりの純白のワンピースを纏った真名は、すっかり顔を赤くしながらおどおどしている。 「大丈夫、今の真名は誰が見てもカワイイから。さ、行こう」 私は微笑みながら真名の手を取る。ふふ、いつもは真名が引っ張り回すのに、私がリードするなんて 不思議な感じだな……。 寮を出て、取り合えず公園へ向かう。それがいつものお散歩コース。途中で顔見知りの犬に挨拶する。 「ふふ。君はいつも可愛いな……」 真名は嬉しそうに犬を撫でている。この辺は普段と変わらない。私が好きな、真名の優しい一面だ。 しばらく犬とじゃれあった後、私たちは歩き出す。いつものように、私は真名にぴったりと寄り添う。 「ア、アキラ……、ちょっと恥ずかしいんだけど……」 「でも、こうしているとお互いの温もりが気持ちいいから……」 「は、はい……」 真名は小さく頷くと、子供みたいに純真な笑顔で私に微笑んでくれた。ふふ、今だったら真名の気持ちも 分かるなあ……。こんなにカワイイ真名と一緒……、食べちゃいたい……。 夕暮れのカフェで、とりとめのない話。いつもは真名が色々と面白い話をしてくれるけど、今日は私から 積極的に話を振った。真名は目をきらきらさせながらうんうん頷いている。 「お待たせ致しました」 ウェイターが運んできたジュース。それにはストローが二本刺さっていた。 「じゃあ、一緒に飲もう」 「ちょっと恥ずかしいですね……」 真名は緊張した様子でストローを咥える。そして、私と目が合った瞬間ににっこりとはにかんでくれた。 どうしよう……。今日の真名は可愛すぎて堪らない……。 29-614 名前:Dr.アコー診療所番外編[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 21 40 12 ID ??? 4/4 楽しい時間は瞬く間に過ぎていく。二人でウインドーショッピングを楽しんで、外で食事をして、 寮に戻った頃には時刻が午後十時に迫っていた。もうすぐ、夢のような時間が終わる。 「今日は楽しかったです……。あのう、また私とデートしてくれませんか……?」 やや遠慮がちに、真名はおそるおそる尋ねてくる。 「それは私の台詞だよ。真名とだったら、毎日でもデートしたいな……」 「アキラ……」 私は真名の首に腕を回し、そっと唇を重ねた。 「大好きだよ、真名」 「私もです……。私も、アキラが好きです……!」 どちらからともなく、私たちは抱きしめあった。そして、もう一度キスを交わす。 「じゃあ、おやすみ……」 私は名残惜しそうに真名と別れた。一日だけの夢の時間。その終わりを告げるアラームが鳴ったから。 今日はいい夢が見れそう……。 さて、予定より用事を早く片付けた刹那さん。部屋に戻った彼女を待っていたのは、性器末覇者でした。 「ぶるうぅぅ……、ぃよぅやくお帰りかねぇ、刹那くん……」(cv若本規夫) 「た、龍宮……、その、いつもよりご立派な銃はなんでしょう……?」 「私の任務はぁ、刹那くんをボロボロにしてぇ、ぐちょぐちょにしてぇ、汚すことでぇす!」(cv若本規夫) 「ま、待て龍宮っ! そ、そんないきなり…いやっ! お、大きすぎ……、そんなの入らな…ひぎぃ!!」 こうして薬の反動を受けた龍宮さんは、何度も何度も刹那さんにのしかかったそうです――― 「汚れちゃった……」 (ぴゅあ真名とせつなちゃんのコラボが見たいなあ、と無茶なリクをしつつ、おしまい) 29-617 29-617 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 22 16 07 ID ??? 616実はこっちもやろうと思ったけど任せた!こっちは珍しく受けに周る明日菜を描いてみる。『特権』放課後、ふと気になって屋上に上がる雪広あやか。校舎と違い外の澄んだ空気が流れる。そこに一人だけ残っていたクラスメイト、神楽坂明日菜。「…いいんちょ。何しにきたの?」「いえ、ちょっと外の空気を吸いに」「あっそ」素っ気無く返事をする、ぼんやりと外を眺める明日菜の視線の先を見る。下校する真名とアキラがいる。二人とも腕を組んで仲良く歩いて帰っていた。既にクラス公認の仲だ。「見なさいよ、あんなにくっついて話してるよ。何を話してるのかな?」「大方、帰ったらどうするかとかデートはどこがいいかとかではないかしら?」ほんとに仲がいい、こんな話を出来る二人だけの特権だった。喧嘩ばかりしている二人にとっては無縁だ。だがあやかはそんなことを気にしていない、なぜならあやかにはあやかだけの『特権』があるからだ。「あーあ、あんたもあれくらい素直だったら可愛げがあるのにな〜」「…」そんなことを言う明日菜の手をあやかは強く掴んだ。そしていきなりと言っていいほどの勢いで体を抱きしめると明日菜の唇を奪った。 29-618 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 22 17 10 ID ??? 「な、何すんの!!」 真っ赤な顔をして唇を引き剥がす明日菜。 「何って、あなたの言うとおりに“素直”になってみただけですわ」 「素直って…意外と恥ずかしいこと平気で言うわねあんたって」 あやかの特権、明日菜にキスをすること、その後の恥じらいだ顔も夜に抵抗なく身を任せてくれることも。 明日菜の普段見せることのない仕草をすべて見せてくれる、それがあやかの特権。 そしてまた二人はそっと近づいてキスをする。 二人とも意地っ張りでなかなか素直になれない、一歩進んで二歩下がる。 そんな恋愛を二人をしていた。 ふと時計を確認する明日菜。 「あーーー!バイトに遅れるーーーー!」 あやかを引き剥がすと勢いよく走って帰る明日菜。 「二歩というより十歩くらい下がっているかもしてませんわね hearts」 29-623 29-623 名前:やってはならない三姉妹外伝[sage] 投稿日:2006/04/19(水) 23 25 55 ID ??? やってはならない三姉妹外伝 「亜子お姉ちゃん!」 放課後。亜子の後ろ姿を発見した史伽は嬉しそうにぱたぱたと駆け寄ってくる。 「あはは。今日も史伽は元気一杯やな〜」 「はいですっ! 今日も亜子お姉ちゃんのお手伝いをするです!」 と、姉妹が仲睦まじくできるのもここまでだった。 「ほほう、和泉と鳴滝妹は仲がいいな……。まるで実の姉妹じゃあないかね」(cv若本規夫) どこか苦味と甘味のある声。おそるおそる亜子と史伽が振り返ると、そこには新田が待ち受けていた。 男らしく、彼の容姿は赤フン一丁であった。乾いた風が、彼のふんどしを揺らす。 「どうだい鳴滝君、ぅわたしのことも新田のおじさま、と呼んではくれないかあぁぁ……!」(cv若本規夫) 「ふ、ふえぇ……」 ずい、と新田が一歩歩み寄っただけで、気の弱い二人は震え上がってしまう。 「さあ、言ってくれぇぇ……!」(cv若本規夫) 「に、新田のおじさま……」 びくんっ! と新田のふんどしが動いた。 「いいぞ! 私の室伏君もびくびく反応しているよ! さあ、次は和泉君の番だ」(cv若本規夫) 「い、いやあぁぁ……!」 亜子は顔を伏せながら目に涙を浮かべている。 「私の室伏君が腫れ上がってしまったようだから、手当てしてくれないかなぁぁ……!」(cv若本規夫) ずずずいっ、と亜子の眼前に新田の赤フンが迫る。恐怖のあまり、亜子が泣き叫ぼうとした瞬間であった。 ごきぃっ! ぐしゃあっ! げしげしげしっ! ドゴォ!!!!! 目にも止まらぬ早さでクギミーパンチが直撃。続けざまにもう一発。たっぷりと新田を踏み付けた後、 伝家の宝刀が炸裂した。そして、うっすらと煙が晴れた視界には、新田の姿はどこにも無かった。 『円お姉ちゃん!!』 ようやく恐怖から解放された二人の妹は、円の胸に飛び込んで泣き崩れる。そんな二人を円は優しく なでなでしてあげるのであった。 「たとえ教師であろうとも、妹を泣かせる奴は生かしてはおけない……!」 (おしまい) 29-626 29-626 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 00 03 36 ID ??? ここはいつもの修業場。 今日も二人は修業をしている。 「ハーッ!」 ドスッ 古の飛び蹴りが楓の鳩尾に決まる。 「やったカ!?」 その瞬間ボンッと音がしたかと思うと楓が一本の丸太になっていた。 「何!?変わり身アルカ!?」 「詰みでござるな。」 後ろから楓の声が聞こえる。 「また負けたアルカ〜。」 「迷いはそのまま隙となる。最近のクーの攻撃は迷いがあるでござる。」 思わぬ指摘に表情が固まる。 「何か悩みがあるなら拙者に話して欲しいでござる。」 古の表情が暗くなる。しばらくの沈黙の後、古の重い口が開く。 「…実は明後日にワタシ中国に帰る事になったアル…。」 頭をハンマーで殴られたような気分だった。口を動かすが声が出ない。 「…何故…?」 やっとの思いで声が出た。 「何故もっと早く言ってくれなかったでござるか!?」 声が大きくなる。 「…言おうと思ったアル。でも…楓の幸せそうな顔を壊したくなかったアル…。そう思うと言いだせなくて…」 「馬鹿者!」 突然の大声に驚く古。楓が近づいてきてそのまま手を挙げた。殴られると思い目を瞑り歯を食い縛る。 29-628 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 00 05 29 ID ??? (…痛くない?) その瞬間急に抱き締められた。 「か、楓…?」 「馬鹿者…。余計な心配しおって…。 それに急にいなくなったらそれこそ立ち直れないでござる。」 「楓ぇ…、うわぁぁーん」 今まで溜まっていたものが一気に流れた。唯ひたすら楓の胸の中で泣いた。 どれくらい泣いただろう?大分落ち着いてきた。 「…出発の日まで…一緒にいていいアルカ?」 「…ああ。」 その後二人は色々な事をした。 いつものように組み手をしたり、遊んだり、買い物をした。 二人で笑い合った一瞬を忘れないように…。 ―そして 空港のロビー。そこに二人はいた。 「今まで本当にありがとう。とても楽しかったアル。」 「拙者もでござる。」 「楓と出会えて本当によかったアル。」 今までの思い出が頭を過る。涙が溢れそうになったがグッと堪えた。これ以上心配はかけられないからだ。 29-629 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/20(木) 00 06 51 ID ??? 「クー、これを…」 小さな箱を渡された。蓋を開けてみるとそこには髪止めが入っていた。 「こ、これ…」 それは古が普段付けてるやつに楓の葉が描かれたものだった。 楓はそれを古の髪に付けてあげた。 「これでどんなに離れていても一心同体でござる。」 今度は我慢する必要はない。悲しい涙ではなく嬉し涙だから。 人目も気にせず二人は抱き合った。 人の記憶は以外と脆い。笑ったこと、泣いたことをいつかは忘れてしまう。 それでも忘れない。 あなたを抱き締めた事を― パル「ふう〜、たまにはこーゆー『お涙頂戴』ものもいいかな?」 その二週間後のコミケで一冊の同人誌が大反響を呼んだのはまた別の話。 おわり 前ページ次ページSSまとめ
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登録日: 2010/04/18(日) 13 05 48 更新日:2023/11/04 Sat 01 45 26NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Essence+ Navel Really?_Really! SHUFFLE! Tick!_Tack! でも漢 ドS ロリコン 変態 女好き 小池竹蔵 眼鏡 稟×樹(BL同人) 緑葉樹 荻原秀樹 親友 鬼畜眼鏡 シア「み、緑葉くん? ……えーと……た、楽しい人だよねっ」 ネリネ「わ、悪い人ではない……と思います……」 楓「稟くんの大切なお友達……ですよ?」 亜沙「鬼畜眼鏡!」 カレハ「まままぁ♪」 麻弓「なーんて言うか、みんなの引きつった笑顔から、緑葉くんの普段の行いがわかっちゃうわよねー」 稟「ロリコン。あっプリムラ、そいつの近くに行っちゃダメだぞ。変態がうつると大変だからな」 リム「よくわからないけど、りんがそういうならそうする」 樹「稟……殴っていいかい?命が尽きる程に激しく」 稟「……壁に向けてやってくれ」 樹「にしても、みんな何だか俺様の事を誤解してないかい?ここはひとつ、改めて俺様の魅力について語る必要がありそうだね」 稟「いや、いいから」 ~緑葉樹とは~ 稟「読み:りょくようじゅ。 意味:緑の葉っぱを生やす木の総称。以上」 樹「ふっ……いきなり出鼻を挫くとは、流石俺様が認めた生涯のライバル」 楓「り、稟くん……そろそろ説明させてあげないと可哀想かと……」 樹「楓ちゃんの優しさはまさに菩薩のようだね! さぁ楓ちゃん! 俺様の胸の中へようこそ!」 稟「させるか」 ムギュ 樹「……稟、俺様の無念の中へようこそ……」 麻弓「まぁこのままじゃ一向に進まないので、僭越ながら私、麻弓=タイムがざっと緑葉くんについて説明してあげるのですよ」 Itsuki Midoriba CV:小池竹蔵(PC版)/荻原秀樹(CS版) 身長:178cm 誕生日:3月14日 バーベナ学園二年生。クラスは土見稟、芙蓉楓達と同じ。 一応、頭脳明晰・容姿端麗で、バーベナ学園では成績TOPに君臨。 でも『無意味な事はしない』とかなんとか言っちゃって小テストをサボったりするから時々補習を受けたりしてるのですよ。 で、その補習もサボるからなっちゃんの悩みの種になっているの。 あと、なんだかんだで顔だけは良いからバーベナ学園でも女子の人気が高いわ。 息をする位の間隔で女子にナンパしたり、お弁当は『日替わり弁当』とか言っちゃう、女からみたら最低な男。 ちなみに流石の緑葉くんもなっちゃんに手を出す、なんて愚かな真似はしないのですよ。 樹「いやいや麻弓、俺様を侮ってもらっては困るね。いつかは紅女史も俺様の魅力で……」 撫子「そうか。では、その勇気を讃えて後で特別授業をしてやろう。二人っきりでな」 樹「はぅあ!」 麻弓「あ~あ……」 ~土見稟の親友~ シア「ん~とね、ちょっと気になってたんだけど、稟くんと緑葉くんってどうやって知り合ったのかな?」 ネリネ「確かに、お二人はかなりタイプが違いますし……」 稟「…………」 樹「ん~……これはあまり他人には話した事はなかったけど、まあ君たちならいいかな」 「稟と会ったのは本当に偶然さ。一度バーベナ学園に入る前に、下見でこの町に来たのさ。 その時に駅前でクラスに居た不良達と出会ってね。俺様が無視してたら、いつものように連中がキレて喧嘩を吹っかけて来た。 まあこんな頭の程度が低い連中、とっとと返り討ちにしてやろうかと思ってたんだけどさ、俺様よりももっと手の早い馬鹿がいたって訳さ」 亜沙「まさか……それが稟ちゃん?」 樹「ご明察。いや、流石の俺様も驚いたね。見ず知らずの他人のためにいきなり殴りかかるような奴がまだ居たとはね」 稟「まあ……な。今思うと少し無茶しすぎた気もする。 ……でもあの時、連中が麻弓の事を馬鹿にしていたのがどうしても許せなかったんだよな。お前達の関係が俺達と似ていたような気がしたから」 楓「稟くん……」 樹「ま、それが稟とのファーストコンタクトってわけさ。まさかそいつが一緒の学園に入ってくるとは夢にも思わなかったけどね。 ひとつ納得いかないのは、俺様が覚えていてやったのに、稟はすっかり忘れてたって事かな」 稟「それは……悪かったな。 ……まあ何だかんだでお前にはいつも助けられてばかりだよな。 シアとキキョウ、2人を分離する時や、プリムラが人間界に残れるように取り計らってくれたのもお前だしな。本当、感謝してる」 樹「……稟、悪いけど俺様はそっちの趣味は無いからね」 稟「なんでそうなる」 カレハ「ままままままぁ♪」 亜沙「あ……スイッチ入っちゃった」 プリムラ「……?」 ~麻弓とは友達以上恋人未満?~ 亜沙「いつもはどつき漫才やってる2人だけど~傍から見てると恋人同士に見えない事もないんだけど、そこの所どうなのかしら!?」 麻弓「んなっ!?」 カレハ「まぁ♪ 亜沙ちゃんはいつも直球ですわね♪」 樹「ん~麻弓か。まあ顔だけで判断するなら申し分ないんだけどね」 麻弓「あら、光栄ね緑葉くん」 樹「もう少し体に凹凸がはっきりと現れてきたら、俺様の恋人候補として考えてやってもいいかな」 麻弓「ふふん、この貧乳こそがこの麻弓=タイムの魅力なのですよ。 偉い人にはそれがわからないのですよ」 楓「……麻弓ちゃんのこの前向きさは見習わないといけませんね」 樹「実際の所は何も無い、ってのが質問の答えかな。 俺様達は小学生の頃からの知り合いだから、大体十年来の付き合いになるね。 みんなはその頃の麻弓を知らないだろうけど、魔族と人間のハーフという理由だけでひどいイジメに遭っていてね。 俺様は他の馬鹿共と馴れ合う気なんて無かったし、はみ出し者同士がつるんでいたってだけさ。 まぁ、麻弓はその頃からデジカメ持って連中の弱みを握ったりして逞しく生きてたけどね。 まぁ俺様にとっての麻弓は1人の女の子、というより仲間と呼ぶほうがしっくりくるかな」 麻弓「……なんか今日の緑葉くん、随分饒舌ね。悪い物でも食べたの?」 樹「……自分でもらしくないと思ってるよ。もうこの話題は終わりで良いかな」 シア「そっかー、それが2人の馴れ初めなんだねぇ」 ネリネ「シアちゃん……ちゃんと聞いていました?」 樹「どうだったかな、2人とも。俺様の過去を知れたお陰で、俺様の魅力を再確認できたんじゃないかな?」 シア「んー……ごめんなさい。私はやっぱり稟くん一筋だから」 ネリネ「はい、私も稟様にこの心を捧げてますので」 樹「憎しみで人が殺せたら…………!」 稟「聞こえてるから……」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] でもホントいい奴なんだよね -- 名無しさん (2015-01-05 15 38 33) 「私生活や通常モードは褒められたものではないが、やる時はやってくれる人」の王道を行ってると思う -- 名無しさん (2016-06-30 13 37 13) シアルートの樹はマジでかっこいい -- 名無しさん (2022-11-13 23 40 23) 名前 コメント