約 165,363 件
https://w.atwiki.jp/shomen-study7/pages/1468.html
社会性
https://w.atwiki.jp/okamoto16th-a/pages/21.html
社会性についてのページを一応作っておきます。 必要があればまとめます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wanko-to-hutari/pages/43.html
● 犬の社会性の基本知識 ×××××××× ● パピー・パーティー(クラス) 仔犬に犬同士の付き合い方を学ばせる事を目的に行われるものです。 2ヶ月~6ヶ月程度の仔犬を対象としていることが多いです。 有料であったり、動物病院や愛護センターで無料で行われていたりします。 ちなみに管理人はかかりつけの動物病院で毎週行われる、無料の全8回のパピー・パーティに通っています。 映像は3回目のパピー・パーティです。 monacaは人間大好きなものの、犬に対してはびくびくしていました。 でも、だんだん回を重ねて行くごとに、慣れていっているみたいです。 そして、必ず『スイッチオン』状態になって、激しく走り出します・・・回を重ねて行くごとに、激しくなっています(^^; 「今日、絶好調ですね」って最後に言われてますね(笑) 飼い主のための講義中なのに・・・ 第5回目のパピー・パーティ 2分辺り(残り50秒のあたり)のところだけでも見てください。 大分、攻撃する犬に対して、強気になって来た気が! やっぱりパピー・パーティ通ってよかったです。 以前(3回目)はひたすら、チワワくんに乗っかられる一方でしたから。 ● 方法1 ×××××××× ● 方法2 ×××××××× ● コメント 名前
https://w.atwiki.jp/soufro/pages/402.html
キャラクターの社会的認知度を示す値です。マスターシナリオに参加することで上昇します。一部のクラスへの、クラスチェンジ《未編集》条件その他に関わってきます。 用語辞典/さ
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/8532.html
精神医療 / カバートアグレッション +クチコミ検索〔反社会性パーソナリティ障害〕 #bf +ブログサーチ〔反社会性パーソナリティ障害〕 #blogsearch +ニュースサーチ〔反社会性パーソナリティ障害〕 「ニューロテクノロジーの最新動向」と題して、(株)NTTデータ経営研究所 アソシエイトパートナー 茨木 拓也 氏によるセミナーを2022年1月20日(木)紀尾井フォーラムにて開催!!:時事ドットコム - 時事通信 脳科学×デジタルによる医療・ヘルスケア分野の最新応用動向調査を実施 - アットプレス(プレスリリース) 精神医学を人格攻撃の道具にするな 看過できない「専門家」による小室さんへの人格攻撃(原田隆之) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 生きづらくても「普通」がマシ? 人格系が空気を読みすぎるワケ(老松 克博) - 現代ビジネス 「李在明はソシオパスだ」という精神科専門医の発言が物議に=韓国(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース サイコパス人格特性を持つ人は、感情に関連する脳領域の構造と機能に違いがあることが判明 (2021年10月21日) - エキサイトニュース キム・スヒョン&ソ・イェジ出演、ドラマ「サイコだけど大丈夫」国際エミー賞にノミネート!初の受賞なるか(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小山田圭吾のいじめは謝罪で済むレベルか 海外では「パラ選手の気持ち考えて」と批判も - しらべぇ 10代男性の2割がサイコパスは褒め言葉 「人格否定されてるだけ」との声も - しらべぇ 「殺すほうが大事です。そっちのほうが、興奮するから」殺人に快楽を覚える“反社会性パーソナリティ障害”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナルシスト3つのタイプとその見分け方 - Lifehacker JAPAN ソシオパスの私が「正直者」な夫と結婚して学んだこと | 【モダン・ラブ】これが恐怖だろうか? - courrier.jp 「サイコパスだけど質問ある?」現実のサイコパスたちが語る、世間一般のイメージとの違いや日常生活に関すること - ニコニコニュース リアルなサイコパスを描いた10の映画作品 (2021年1月20日) - エキサイトニュース 第108回日本精神神経学会開催 | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 - 週刊医学界新聞 「サイコパスの人がもっとも魅力を感じる職種は何だと思いますか?」回答いろいろ (2020年10月29日) - エキサイトニュース 精神科医が分析する織田信長の残虐さ…「反社会性人格障害」「サイコパス」は本当か (2020年8月16日) - エキサイトニュース シリアルキラーが犠牲者を罠にかける狡猾な10の手口 (2020年6月19日) - エキサイトニュース 発達障害の子が「反社会的」なのはなぜか?(かなしろにゃんこ。) - 現代ビジネス 「コロナばらまき男」から女性に感染、入院先で暴力の危険…反社会性パーソナリティ障害か - Business Journal 相模原事件を考える~公判を前に:国の再発防止検討チームに参加 松本医師が考える事件と精神科医療 - 毎日新聞 - 毎日新聞 あおり運転エアガンの原因は「反社会性パーソナリティ障害」か…矯正可能かが議論呼ぶ - Business Journal 大胆さが違う。サイコパスと”シャイ”コパスの見分け方(米研究) - ニコニコニュース あの人って実はサイコパス?科学が教えてくれるサイコパスを見分ける方法とその付き合い方 - ニコニコニュース 「サイコパス」と付き合う上での問題と上手に付き合う方法とは? 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(2021年2月5日) - エキサイトニュース キム・スヒョン、次回作もサイコ‥? ソシオパスとサイコパスの違いとは - DANMEE ダンミ - ダンミ あの人って実はサイコパス?科学が教えてくれるサイコパスを見分ける方法とその付き合い方 - ニコニコニュース 「良心とか後悔が私には一切ない」――サイコパスと混同されやすいソシオパス(社会病質者)とは? - ダ・ヴィンチニュース サイコパスやソシオパスにご用心! 凶悪事件に巻き込まれないために知っておきたい反社会性パーソナリティ障害まとめ - ダ・ヴィンチニュース 精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」 - Newsweekjapan 「サイコパス」はなぜここまで人を惹きつけてしまうのか - 現代ビジネス 主人公はソシオパス?それとも厨二病!? 『アイム・ノット・シリアルキラー』 #野水映画“俺たちスーパーウォッチメン”第二十八回 - http //spice.eplus.jp/ ソシオパスVSシリアルキラー 恐怖映画『アイム・ノット・シリアルキラー』 - CINRA.NET(シンラドットネット) ソシオパス少年VS連続殺人鬼、狂気の対決描くサイコスリラー予告解禁 - 映画ナタリー ソシオパスとつきあっているかもしれない11の兆候 - ハフィントンポスト ● 精神病質〔Wikipedia〕 ● サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究) +記事 よく混同されがちなサイコパス(精神病質者)とソシオパス(社会病質者)。ハリウッド映画や犯罪ドラマの影響で、一般に広く浸透した二つの用語で、どちらも反社会的人格を現した言葉である。 精神医学者によると、サイコパスとソシオパスはある種の大衆向け心理学的用語であり、医学用語ではどちらも「反社会性パーソナリティ障害」に分類されるという。そしてその明確な違いについては、心理学の研究文献に十分に定義されていないのが実情だ。 ここでは、アメリカの精神医学博士が分析した両者の違いについて見ていくことにしよう。 アメリカ精神医学会による「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」では、次の特性のうち、3つ以上あてはまると反社会性パーソナリティ障害と定義される。 1. 日常的に法を犯す、または法を軽視している 2. つねに嘘をつき、他者を騙そうとする 3. 衝動的で計画性がない 4. けんか腰で攻撃的 5. 他者の安全性についてほとんど考慮しない 6. 無責任で、金銭的にルーズ 7. 良心の呵責や罪悪感がない 両者の共通点は、他者の権利や感情を軽視し、人を欺く。だからといって全員が危険な犯罪者というわけではない。 一般的に言われている大きな違いは、サイコパシーは総じて先天性のものであり、ソシオパシーは環境によって形成される後天性のものだというものだ。以下は、米サイトPsych Central主宰のジョン・M・グロール博士による分析である。 いくつかの研究の結果、サイコパシーは、脳の構造の違いによるもの=先天性であるという説が濃厚になっている。サイコパスは、脳のなかでも特に感情や衝動抑制を司る部位が未発達だとされる。 一般的に、サイコパスは本当の意味で他者と心を通じ合わせるのが難しいと言われている。その代わり、自分の利益になるように人を巧みに操り、表面的な関係を構築する。サイコパスにとって、人は単なるチェスの駒のようなもので、あくまでも自分の目的のために利用する存在でしかない。サイコパスは、いかに自分の言動が人を傷つけようとも、いっさい罪悪感を覚えることがない。 一方で、サイコパスは表面的にはチャーミングで信頼できる人間に見えるため、定職、それもかなり高地位に就いていることも多い。また、家族や一見すると愛情あふれる関係のパートナーがいるケースも珍しくない。高学歴な者が多いが、独学で身につけている知識や能力も少なくない。 サイコパスが犯罪を犯すときは、自分のリスクを最小限に抑え、露見しないよう綿密に計画したうえで実行する傾向がある。 ●ポップカルチャーにおけるサイコパスの例 『ノーカントリー』のアントン・シガー 『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマン 『ヘンリー ある連続殺人鬼の記録』のヘンリー・リー・ルーカス 『デクスター 警察官は殺人鬼』のデクスター ●ソシオパスの特徴 ソシオパシーは、おもに環境要因の結果=後天性であると考えられている。この場合の要因とは、たとえば育った家庭環境が悪く、身体的・精神的虐待を受けていた、幼少期のトラウマなどである。 一般的に、ソシオパスは、サイコパスよりも衝動的で行動に一貫性がない。他者と心を通じ合わせるのが困難なのはサイコパスと同じだが、ソシオパスのなかには同じ考えを持った個人や集団に愛着を感じる者もいる。サイコパスと異なり、長期的な仕事に就くことや、世間から見て普通の家庭生活を営むことができない。 ソシオパスが犯罪を犯すときは、自らのリスクや成り行きを考慮せず、無計画で衝動的に実行する傾向がある。すぐに興奮したり激怒したり、暴力的に爆発するため、犯罪が露見し捕まる確率が高くなる。 ●ポップカルチャーにおけるソシオパスの例 『ダークナイト』のジョーカー 『ヘザース ベロニカの熱い日』のJ.D. 『時計じかけのオレンジ』のアレックス ●サイコパスとソシオパス、どっちがより危険? どちらも社会に対する脅威となりえるが、サイコパシーのほうがより危険な障害と見なされる。その理由は、サイコパスにはほとんど罪の意識がないためだ。また、サイコパスは自らをその行動から切り離して考えることに長け、他者の痛みや苦しみが理解できない。シリアルキラーの多くはサイコパスである。 ただし、サイコパスやソシオパスを含む反社会性パーソナリティ障害の人がすべて暴力的であるわけではない。 ●幼少期に見られる行動 通常、サイコパシーやソシオパシーの片鱗は幼少期から見られる。以下の行為障害(素行症)が認められる青少年は、反社会性パーソナリティ障害である可能性が高い。 人や動物に対する攻撃性 所有物の破壊 嘘をつくことや窃盗 重大な規則違反 サイコパシーとソシオパシーは、反社会性パーソナリティ障害に与えられた文化的なレッテルである。現在、人口の約3%が反社会性パーソナリティ障害を持つとされ、女性よりも男性に多く見られる。 全体の3%ということは単純計算でいうと33人に1人はサイコパスかソシオパスということか?ほぼクラスに1人はいるという計算になるぞ。また別のデータではサイコパスは全体の1%、ソシオパスは4%という計算もある。学校のクラスに1人はいるって感じかな。 時計じかけのオレンジのアレックスはサイコパスだと思っていたのだが、この学者の分析によるとソシオパスなんだね。まあどっちも反社会性パーソナリティ障害であることには変わりがなく、定義づけがまだ明確にはなっていないようだが。 ■ 経営者や上級管理職ほどサイコパスの割合が高くなる傾向。サイコパスの多い職業トップ10(英研究) ■ サイコパスは脳の構造的に罰を理解できないことが判明(英・カナダ研究) ■ ネットを徘徊する荒らしはサイコパスなナルシストで、サディストであることが判明(カナダ研究) ■ サイコパス(精神病質者)に見られる共通した20の特徴 ■ 自分撮りを頻繁にネットに公開している男性はサイコパスの傾向あり(米研究) 【アメリカ】 ■ ISはシリアに残せばいいだろう by NYT 「DEEPLY JAPAN(2017.4.14)」より (※mono....前半は大幅に略、詳細はブログ記事で) / だけどこれだと、テロリストを追いかけるために米軍を外地に駐留させる戦略はおじゃんになる。 だから、テロとの戦いは終了させて、本格的にシリア、イラン、ロシアと戦う日々にするのだ、とでもいうのだろうか? もう、アメリカ国内のメインストリームの言論状況は異常すぎてついていけない。 とはいえ、この記事のコメント欄も含めてネット上では、要するに問題はサウジだろうという線で捉えて反応している人が結構いるので、これら狂った言論人の成果も20年前、30年前のようにはいっていない。 そこから考えた時、アメリカの現在はまさしく「破れかぶれ」。今後のことをまったく考えていない。今からきれいごとを言ったところで誰も信用しないのだから。 しかし、これらグローバリスト(もしくは自己認定の世界の支配者)にとって信用などという語は問題にならないだろう。なぜなら、それは他者あったればこそ必要になる語だから。 そう。完全にソシオパスの世界に没入してる。 ーーーーーーーーーーー ■ ミサイルを撃ったら支持に回る欧州とサイコパス談義 「DEEPLY JAPAN(2017.4.12)」より (※mono....前半大幅に略、詳細はブログ記事で) / で、トランプの今回の作戦は、要するに、路上で鉄砲撃って人殺ししながら、どうだ俺は強いだろうと言っているおバカな振舞いにすぎないわけで、これを見て、なんて素敵と言う人は、サイコパス/ソシオパスしかないでしょう。 ネット上でソシオパスで検索したらこんな記事を発見。 アメリカ精神医学会による「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」では、次の特性のうち、3つ以上あてはまると反社会性パーソナリティ障害と定義される。 1. 日常的に法を犯す、または法を軽視している 2. つねに嘘をつき、他者を騙そうとする 3. 衝動的で計画性がない 4. けんか腰で攻撃的 5. 他者の安全性についてほとんど考慮しない 6. 無責任で、金銭的にルーズ 7. 良心の呵責や罪悪感がない これ、全部アメリカの外交、つまり他人との社会関係について該当する。3つ以上どころじゃないだろうと笑える。要するに、他人の存在が認められない病なんだなぁと改めて理解する。 ■ 裏のコントロール関係 しかし、こういう症状が出てしまうからといって、例えばトランプ、例えばメルケルが個人的にサイコだ、ソシオだというのも物事を正しく捉えていないと思う。 要するに、その上の階層や周辺から押されてやらざるを得なくなるスキームがあって、それを遂行すると、他者から見たら病気にしか見えないということなんだろうと思う。 で、これは結構深刻だと思うのは、おそらく戦前からずっとそんな感じなんだろうと思ったりするわけですよ。 (※mono....中ほど大幅に略) まぁなにせ、西側リーダーはみんなおバカなマリオネットなんだなとただそれだけですね。 ーーーーー ■ ドナルド・トランプは自己愛性パーソナリティ障害? 「JIJICO(2016.8.18)」より (※mono....前後は大幅に略、詳細はサイト記事で) / よって、自己愛パーソナリティ障害の専門家であるサム・ヴァクニン博士はドナルド・トランプ氏を反社会的なナルシストであると結論付けています。 誇大的な自己愛に隠されたもの 自己愛性パーソナリティ障害というと、外交的で自信満々なトランプ氏のような人を想像しがちですが、必ずしもこのようなタイプだけではありません。 ■ 【反社会的人格障害】こっちもヤバい!「ソシオパス診断」 「MIRRORZ」より / 「ソシオパス」という言葉を、ご存知でしょうか。 社会病質者を指す用語で、要するに反社会的な人格障害を持っている人のこと。 ソシオパスはサイコパスと似た用語で、サイコパスと同じ意味で用いられるケースもよくあります。 ソシオパスは後天的なもので、サイコパスは先天的なもの、なんていわれたりもしますが、ざっくり言うと、ソシオパスも危険人物、つまり「ヤバいやつ」のことです! この診断では、あなたがそんなソシオパス的な性格を持っているかどうかを占います。 自分は、まっとうな人間だ!と思っている人も、ぜひ試してみてください。 『【反社会的人格障害】サイコパスになる可能性が?!「サイコパス診断」』はこちら 『本当にコミュ障なのかテストしてみよう!コミュニケーション能力テスト』はこちら (☆他の「コミュ障診断」は、こちら) (☆他の「障害診断」は、こちら) ※mono....私の診断結果は、『あなたは「ロンリーソシオパス」タイプです』 ※mono....二回目の診断結果は、『あなたは「気まぐれソシオパス」タイプです』 ■ ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由を教えよう 「ハフィントンポスト(2016.7.29)」より / 友へ 悪い知らせを伝えるのは残念なことだが、昨年の夏、ドナルド・トランプが共和党の大統領候補になるだろうと君たちに言った時も、俺ははっきりと伝えていた。そして今や、君たちにとってさらにもっとおぞましい、気の滅入るような知らせがある。それは、ドナルド・トランプが、11月の大統領選で勝つということだ。この浅ましくて無知で危険な、パートタイムのお笑いタレント兼フルタイムのソシオパス(社会病質者)は、俺たちの次期大統領になるだろう。 トランプ大統領。さあみんな、この言葉を言ってみよう。だってこれから4年間、この言葉を言うことになるんだよ。「トランプ大統領」。 俺の人生で今回ほど、俺は正しくない、俺が間違っている、って誰かに証明してほしいと思ったことはないな。 俺には、君たちが今何をしているかわかる。激しく首を横に振っているだろう。 「いや、マイク、そんなことは起こらない!」とか言って。残念ながら、君たちは外界から隔離された狭い範囲の世界で生きている。その世界には、隣にエコー室があり、そこで君たちとその友人たちは、アメリカ人はバカ野郎を大統領に選んだりしないって確かめあっている。 あらゆることがトランプがらみだから、奴のクレージーなコメントとか、こっちが恥ずかしくなるくらい自分に酔っている奴のスタンスのおかげで、君たちは奴に対して、呆れたりあざ笑ったりしている。その頃、ヒラリー・クリントンの話を聴いて、私たちの最初の女性大統領、世界が敬う人、頭が切れて子供たちを大事にし、オバマのレガシーを継承する人に注目している。なぜならこれこそ、アメリカ人が求めているものだからさ! もちろんこれからの4年間もこのままさ! (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) .
https://w.atwiki.jp/sisidan1119/pages/63.html
第一条 人を言うことをまともに聴かなく、場を無駄の場にするのは、関係している多くの人間の方を考えていない。 神は被告の場ではないのに、さも自分が神だと思ってはいけない。 36年の刑罰。6200万spまでの罰金。 第二条 遊びだして、場の意味を考えられないようにふるまってる場合、悪質な嫌がらせだと思える。 450年までの刑罰。また1億3000spまでの罰金。 第三条 言い逃れをしてきたら、悪質な程、刑罰と罰金を与える。 第四条 もはや自殺を裁判のうえで企てたら、悪質な程、刑罰と罰金を与える。
https://w.atwiki.jp/okamoto16th/pages/34.html
要約 社会性が重要視されるようになった背景 ①日本企業の影響力の大きさ →企業の社会的影響力が大きくなったことで、企業の社会に対する責任が増大した ②企業のフィランソロピー活動は企業の国際化、共生の問題と密接に結びつき、世界的な問題となっている →日本企業の国際化、グローバル化が進むにつれ、その企業が活動基盤を置く地域との関係、国との関係、世界全体との関係は ますます重要になる ③価値観・ゆとりの問題 →日本が豊かになり、価値観が多様化してくると、企業に対する要求に変化が出てくる ②、③は企業の社会的責任の考え方に加えて企業の社会貢献、フィランソロピー活動という考え方を生み出した。 収益性・成長性と社会性 従来の経営 長期の維持発展‐収益性・成長性‐社会性 このとき、社会性は下位の手段とされていた。 フィランソロピーブーム 長期の維持発展‐収益性・成長性 社会性 このとき、社会性は企業本来の利益追求活動を離れて、または本業と関係のない分野で社会のために行う支援であった。 企業のための社会性 長期の維持発展←収益性(短期) ←成長性(中長期) ←社会性(超長期) このとき、社会性は収益性・成長性と同じレベルの目的に位置づけられる。 社会性を考慮した企業評価の試み ソサイアタルパーフォーマンス 長期の維持発展という目的達成のための収益性+成長性+社会性という指標 評価の結果 加点主義人事を行う企業は収益性・成長性ばかりでなく、社会性も高い。
https://w.atwiki.jp/bwhayashi/pages/66.html
xy9nhサイコパス(反社会性性格)Psychopathy +++++++++++++++++++++ 【問】 A男氏は、45歳。 2人の息子がいる。 ともに高校生。 この10年以上、仕事らしい仕事はしていない。 親の残した遺産と、妻のパートの仕事で、何とか生計を立てていた。 が、2人の息子が高校生になったところで、家計がパンク。 医師をしている遠い親戚のNさん宅を訪ねた。 「このままでは一家心中しなければなりません。助けてください」と。 シクシクと泣きながら、土下座までしてみせた。 見るに見かねて、その親類は、「100万円くらいなら……」といって、現金を渡した。 それが15年ほど、前。 A男氏は、「ありがとうございます」「恩は忘れません」と何度も頭をさげ、その場を去っ ていった。 そこでクエスチョン。 あなたは、A男氏をどのように判断するだろうか。 ●サイコパス 『私たちはどんな悪人も、少しくらいは良心を持っているだろうと信じていると思いま す。しかし、世の中にはそんな考え方が全く通用しない「サイコパス」と呼ばれる人間が 存在しているのです』(「サイコパスとは何か」サイトより転載)と。 この一文が、サイコパスのすべてを語っている。 診断基準として、同サイトは、つぎの7つをあげている。 (1)口達者で、一見、魅力的。 (2)同情を引こうとする。 (3)無責任で問題行動が目立つ。 (4)責められると逆ギレする。 (5)非常によくウソをつく。 (6)感情が浅く、思いやりがない。 (7)衝動的に行動する。 「ウソがうまく、泣いても空涙」。 「言葉はよく知っていても、心に響かない」などが、大きな特徴としてあげられている(同 サイト)。 詳しくは、 http //www.psy-nd.info/ で。 またウィキペディア百科事典には、つぎのようにある。 ++++++++++以下、ウィキペディア百科事典より++++++++++++ 三省堂の大辞林によると「性格が逸脱し、そのために社会を困らせたり自らが悩むもの。 性格異常」とある。 連続強姦殺人犯、シリアルキラー(連続殺人者)や、重度のストーカー、常習的詐欺師・ 放火魔、カルトの指導者の多くがサイコパスに属すると考えられている。 さらに、窃盗/万引き、ドメスティックバイオレンス、幼児虐待、非行少年グループ、資 格を剥奪された弁護士・検察官や医師、テロリスト、組織犯罪の構成員、金のためならな んでもやる人間、悪徳実業家なども当てはまることがある。 サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、生涯を通じて他人を魅了し、操り、情 け容赦なく我が道だけをいき、心を引き裂かれた人や期待を打ち砕かれた人、財産を奪わ れ尽くした人を後に残して行く。 良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく社会の規範を犯 し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。 その多くは刑務所内にいるが、社会に出ている者もまた多い。 その大部分は殺人を犯すことなく自分たちの業を押しつけてくる。北米には少なくとも200 万人、ニューヨークだけでも10万人のサイコパスがいると、犯罪心理学者ロバート・D・ ヘア(en Robert D. Hareは統計的に見積っている。 ++++++++++以上、ウィキペディア百科事典より++++++++++++ ついでに「はてなキーワード」の説明文も、掲載する。 『精神病質者の意。現在サイコパスという言葉は無く、反社会性人格障害(APD)と変更さ れている。 サイコパスの特徴は極端に自己中心的で、慢性的な嘘つきで後悔や罪悪感が無く、冷淡で 共感が無い。加えて自分の行動に責任が取れない。 多くは脳の前頭葉に問題がある可能性が高く、ホルモン異常と考えられる。 それに加えて幼少時の虐待・生育環境の劣悪が重なりサイコパスとなる可能性が高い。 8~9割のサイコパスは言語能力を司る認知機能に障害があり、通常左脳で行われる言語 処理が右脳で行われている。 一般的にサイコパスとサイコは同じ意味で捉えられている』(以上「はてな・キーワード」 より)と。 ●サイコパスの自己診断 自分がサイコパスであるかどうかは、つぎのところで自己診断できるようになっている。 http //www.psy-nd.info/diagnosis.html 興味のある人(心配な人)は、このサイトで、自己診断をしてみるとよい。 ●問に対して 冒頭の【問】を読んで、もしあなたが、「A男氏は、親戚の医師に感謝し、喜んでいる。 A男氏は、自分の家に帰り、息子たちにこう言うにちがいない。『あのNさんのおかげで、 お前たちは、高校へ通うことができる。恩を忘れるな』と。A男氏は、それからは定職に つき、妻に毎月給料を渡すようになったはず」と答えるようなら、あなたは、ここでいう サイコパスではない。(断定はできないが、その可能性はほとんど、ない。) が、サイコパスは、そうは考えない。 「しめしめ、うまくだましてやった。あのバカ医師め。まんまとオレの空涙にひっかった。 あんなヤツ、オレが土下座をすれば、イチコロよ」と。 ●Nさん(医師) 冒頭にあげた話は、実話である。 このあともたびたびA男氏は、親類の医師、つまりNさん宅を訪れている。 が、そのつど、ああでもない、こうでもないと言葉巧みに、Nさんからお金を引き出すの に成功している。 Nさんは、私にこう言った。 「何でも毎朝、毎晩、私の家のほうに向かって、家族全員で手を合わせて感謝していると いうのですね。 でもね、私は仏様でも神様でもないから、そんな気味の悪いことはしなくていいって、言 ってやりました」と。 が、A男氏の話は、すべてウソだった。 その証拠に、……というか、私はそれが証拠と考えているが、Nさんが亡くなったとき、 A男氏はもちろん、家族はだれも葬儀に来ていなかった。 「2人の息子は来ているだろう」と思って、Nさんの家族に聞いてみたが、息子も、そし て妻も来ていなかった。 A男氏というのは、そういう人間だった。 ●サイコパス ……だからといって、A男氏が、サイコパスというわけではない。 しかし実際に、このタイプの人は少なくない。 もう一度、先に引用した文を読んでみてほしい。 『私たちはどんな悪人も、少しくらいは良心を持っているだろうと信じていると思いま す。しかし、世の中にはそんな考え方が全く通用しない「サイコパス」と呼ばれる人間が 存在しているのです』(「サイコパスとは何か」サイトより転載)と。 【サイコパスの診断基準】(DSM-IVによる診断基準) ●Psychopathy Checklist (PCL) 1 口達者/表面的な魅力 2 過去におけるサイコパスあるいは類似の診断 3 自己中心性/自己価値の誇大的な感覚 4 退屈しやすさ/欲求不満耐性の低さ 5 病的に嘘をついたり人を騙す 6 狡猾さ/正直さの欠如 7 良心の呵責あるいは罪悪感の欠如 8 情緒の深みや感情の欠如 9 無神経/共感の欠如 10 寄生虫的な生活様式 11 短気/行動のコントロールの欠如 12 乱交的な性関係 13 幼少期からの行動上の問題 14 現実的で長期的な計画の欠如 15 衝動性 16 親として無責任な行動 17 数多くの結婚・離婚歴 18 少年時代の非行 19 保護観察あるいは執行猶予期間の再犯の危険が高い 20 自分の行動に対する責任を受け入れることができない 21 多種類の犯罪行為 22 薬物やアルコールの乱用が反社会的行動の直接の原因ではない ●注意 このサイコパスの診断基準について、つぎのような注意書きが添えられている。 『サイコパスチェックリスト」は専門家が使う場合でも相当に複雑な臨床診断の道具であ り、自分自身やそばにいる人をこれを使って診断してはいけない。この診断にはしっかり した訓練と、正式な採点方法が必要である』と。 安易な素人判断は、危険であるという意味である。 ●善意の通じない人 私のまわりにも、サイコパス(?)と思われる人は、少なくない。 あなたのまわりにも、ひょっとしたらいるかもしれない。 あるいはあなた自身が、そうかもしれない。 つまり善意の通じない人である。 その人がサイコパスというわけではない。 しかし私もNさんに似たような経験を、いくつかしている。 「これだけのことをしてあげたのだから、相手はそれなりに感謝しているはず」と。親切 にしてあげたほうは、そう思いがちだが、このタイプの人には、そうした(お人好し)は 通用しない。 心そのものが欠けている……振り返ってみると、そんな印象をもつ。 私の知人にMさん(女性、60歳くらい)がいる。……いた。 ●Mさん(女性、60歳くらい) Mさんの第一の特徴をあげるなら、とにかくウソがうまいということ。 10のうち1つも、本当のことがない。 その場その場で、ペラペラと適当なウソをつく。 あまりウソが多いので、自分でも忘れてしまうよう。 口もうまい。 近所の独居老人たちの世話をしている……みなに感謝されている……市から表彰されそう になったが、辞退した……先週も、ある独居老人のために、一日中、車であちこちへ行っ てやった……という話が、つぎつぎと口から出てくる。 さらに近所の別の独居老人が死んだときには、自分が喪主になって葬儀をしてやったな どという話もした。 しかもその内容が、詳細。 こっちらが聞きもしないのに、葬儀社との電話のやり取りまで話した。 先にも引用したように、『言葉はよく知っていても、心に響かない』の通り。 ペラペラと話すが、真実味に欠ける。 「私は親切だ」「やさしい」とは言うが、そうした行為にあるべきはずの「温もり」が伝わ ってこない。 そしてあとは、お決まりの同情論。 Mさんが、実の父親の介護をするようになったときのこと。 Mさんは毎晩のように親戚中に電話をかけた。 私のところにもかかってきた。 「あれがたいへん」「これがたいへん」と。 実際に、親の介護はたいへん。 そういう意味でMさんの気持ちを理解できなかったわけではない。 が、同時にMさんは妹氏の悪口を、あれこれと言った。 「近くに妹が住んでいるが、見舞いにも来ない」「来ても10分足らずで帰ってしまった」 などなど。 が、一度、こんなことがあった。 私のワイフが、Mさんの妹氏のことをよく知っていた。 妹氏は、共働きで、父親の介護ができなかった。 そこでその代わりにということで、毎月10万円の現金を、Mさんに直接、届けていた。 そのことを私は知っていたので、ふとこう言ってしまった。 「でも、妹さんもあなたと同じようにお父さんのことを心配していると思いますよ」と。 この一言が、Mさんを激怒させた。 ふつうの激怒ではない。 錯乱状態に近い、激怒だった。 突然ギャーギャーと声を張り上げ、「あなたは他人の家族のことだと思って、勝手なことを 言う!」と。 以来、私はMさんからの電話には、出ないことにした。 ●離婚歴 DSM-IVによる診断基準によれば、17番目に、「数多くの結婚・離婚歴がある」と いう項目がある。 が、Mさん自身には、離婚歴はない。 (こうした診断基準は、あくまでも多数決的なものだから、みながみな、そうなるという わけではない。) しかしMさんの、2人の娘と1人の息子は、みな、離婚しているか、離婚状態にある。 離婚状態というのは、現在別居中ということ。 Mさんの反社会的人格と、子どもたちの離婚と、どういう因果関係にあるかは、私には わからない。 何かの影響を与えたということは、じゅうぶん、考えられる。 つまりMさんは、明らかに「温かい家庭作り」に、失敗していた。 3人の子どもたちは、そういう状態にありながらも、Mさんの家(子どもたちにとっては 実家)には、寄りつかないという。 ●劣悪な家庭環境 医学的な見地で「サイコパス」と呼ばれている人は、(子どもでもよいが)、そういう点 で、かわいそうな人とみる。 同情的な意味で、そう言うのではなく、「自分自身でもコントロールできない」という意味 で、そう言う。 原因としては、『幼少時の虐待・生育環境の劣悪が重なりサイコパスとなる可能性が高い』 (はてな・キーワード)とあることからもわかるように、乳幼児期の育児環境が第一に考 えられる。 というのも、私が知るかぎり、サイコパスは後天的なもの。 しかも幼児期に入るころには、その傾向がはっきりしていることがあげられる。 心の冷たさだけが、強く印象に残る。 やさしくしてあげても、それがスーッとどこかへ抜けていってしまう、など。 また空想的虚言(妄言)といって、頭の中に別の世界をつくり、それに基づいて、それを あたかも事実のように話したりする。 一見、明るく快活だが、調子がよいだけ。 このタイプの子どもがすべてサイコパスというわけではないが、(というのも、サイコパ スと診断されたケースはないので)、サイコパスの診断基準に照らし合わせてみると、この タイプの子どもがなぜそうなのか、それがよく理解できる。 ともあれこのサイコパスには、さらにいろいろな問題が隠されている。 たとえば私がよく使う『貧者の論理』『弱者の論理』『被虐待者の心理』など、総じてみる と、(心のゆがみ)の問題と、その底辺でつながっている。 貧者にせよ、弱者にせよ、はたまた被虐待者にせよ、サイコパスもしくは、サイコパス 的な症状を示す。 が、それについては、また別の機会に考えてみたい。 (はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 サイコパス Psychopathy サイコパス診断 診断基準 反社会性性格 人格障害 異常心理学) Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司
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今までに書いたもの 神をも恐れぬ 冬虫夏草 fuku4385(タイトル付け忘れた……) ※注意事項 人間は介在しません。 登場するゆっくりは全滅しません ぼくのかんがえたさいきょうゆっくりが登場します。 ……最強っていうか、ゆっくりしろよ的ゆっくりか。 ここは、人里から遠く離れた博麗大結界に間近い山の中。 妖怪の山からも遠い幻想郷の外れでは、人間どころか妖怪の姿さえほとんど目にする事はできない。 そんな幻と現の境界地帯の主は、大きく分けて二種類だった。 一つには、結界の内外いずれの側にも満ち溢れた自然の具象である妖精たち。 そしてもう一つには、生き物と食べ物の境界に位置するナマモノ――ゆっくりと呼ばれる生き饅頭たちだ。 山際に残る朱の色が、月が高くに上ると共に紫へと塗り替えられてゆく。 冬の太陽は早くに沈む。日のある内はまだ温みを残していた山の空気も、空に紺と紫の領域が増すに連れて 突き刺すような冷気で地上を満たし始めていた。 野山から生けるモノの気配が極端に少なくなる、死と静寂に満ちた季節。厳しいこの時期をやり過ごす為、 巣穴に閉じ篭るという習慣は捕食種のゆっくりにとっても例外ではない。 「うー! よるがきたどぉー!」 ここは、厚く堆積した柔らかい土壌を掘り進めて作られたれみりゃ一家の巣穴である。 もともとは、彼女らのモノではない。先住者は子連れのれいむとまりさのつがいだった。その先住者はこの秋、 老幼あわせて十匹残らずこの冬の入りにれみりゃ一家の保存食となっている。 晩秋、より中心部――紅魔館の近くに適当な住処を見つけられず、辺境を流れ流れてここまで来た家族だった。 「みゃんみゃ〜、にぇみゅいぢょぉ〜」 「うりゅさきゅちぇよくねむれなかったぢょぉー……」 親に続いてもそもそと起き出してくる、体のない子れみりゃや赤れみりゃ、その数五匹。 器用に羽根で眠い目を擦る。どうやらまるで寝たりないらしい。それは両親――体つきと体なしのつがいだった――も同じらしく、 二匹揃ってみっともない大あくびをすると疎ましげな眼差しを入り口へと送る。 「ふぁ〜。まんまたちもねむいんだどぉ〜……」 「らぶり〜なれみりゃをゆっくりさせないなんて、ひどいかぜさんなんだどぉ〜」 ぐるぐる頭の中をかき回す眠気のせいで、楽しい家族の会話もどこへやら。きちんと戸口の閉じられた巣穴は 地中の温もりもあって眠気を覚ますほどの寒さもない。家族揃って言葉もなく、じーっと扉の様子を見詰めてみる。 ばたん、もしくは、ごつん。 静かになった部屋の中は、木の皮を引っぺがして接着用餡子で固めた扉は、今もガタガタいってる物音だけに 支配されてしまった。 今日は日中ずっとこんな感じだった。夜もこんな感じのままなのかもしれない。うるさいのは扉が立てる音ばかり ではなく、外の枯れ葉が擦れあう音、モノが落ちたり転がったりするような物音なんかも同じこと。 きっと、今日はとても冷たい風さんがゆっくりしていない一日なのだ。 さすがに閉じた戸をわざわざ開けてまで外の『かぜさん』に抗議する気にもならず、れみりゃ家族は寒気の 差し込まないおうちの奥からせめても大声を張り上げて呼びかける。 「かぜさん、ゆっくりするんだどぉ〜♪」 「ゆっくりしなきゃ、あとでさくやにいいつけるどぉ〜♪」 「「「ちゃくやにいいしゅけるどぉ〜♪」」」 ……と。 まるで、間延びした二匹の呼びかけをまるで理解したかのように、戸を叩く音が一時に止まった。 もちろん、れみりゃたちが風をどうこうできる訳もないのだが、餡子脳は全てを都合よく解釈するものだ。 「う〜♪ かぜさん、れみりゃがこわくてだまったんだどぉ〜」 「おちびちゃんたち、これでまんまぁとゆっくりできるどぉ♪」 「「みゃんみゃ、しゅごいんだどぉ〜♪」」 勝ち誇る両親に、それを真に受けて褒め称える子供たち。 万が一にも風の妖精がれみりゃの言葉に従ったのだとしても、それは引き合いに出された『さくや』が怖かったんじゃ? なんて謙虚な発想はゆっくりにはないわけで。 「「おちびちゃん、すーりすーり♪だどぉ〜♪」」 「「「すーり、すーり♪しゃわしぇだどぉ〜♪」」」 勝利の余韻に浸った家族、一頻り体を寄せ合わせる。 既に変な空気になった餡子脳の中では『かぜさんもさからえないこうまかんのおぜうさま』は伝説にすらなっているらしい――が。 ―――どがあぁぁんっ!!――― 伝説、粉砕。文字通りに。 「うーっ!?」 「と、とびらさんがこわれたどぉぉ!?」 「みゃんみゃーっ!? さささっ、さむいんだっどぉ〜!!」 「ゆぐっ、ゆっぐぢぢだい゛どぉ〜……」 いったい、何事が起きたのか。 突然入り口から大きな破壊音が響いたと思うと、薄く立ち上った土煙の向こうに壊れた扉と真っ暗な空が見えた。 お外とおうちの間を遮るものはすでになく、びゅうびゅうと吹き込んでくるのは、冬の夜の容赦ない寒気。 両親れみりゃには一つ思い当たることがあった。こんな時期、 「う〜っ……もしかして、れてぃがきた!?」 「れてぃやだどおおぉぉっ!!?」 「「みゃんみゃぁ、きょわいどぉ〜!!」」 地中の巣に篭っていたのでは、長く伸びるれてぃの舌からは逃げられない。 かといって、出口が一つしかないこの巣では、外に出るのはわざわざ「おたべなさい!」するのと同じ事だ。 進むは地獄、引く事は出来ず。まさしく進退窮まった状態で、一家はお星様が綺麗に覗くおうちの入り口から 長く伸びる死への誘いがやってくるのを、ただ身を寄せ合い震えながら待ち受ける。 両親はせめて子供だけでもと、背中、巣の奥に子供たちを押し込めて守るが……蟷螂の斧、報われるまい。 「……う〜?」 「う〜、う〜?」 そう、親子揃って観念して、しばらく縮こまっていた。 扉が壊されてからすぐ。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからちょっと。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから少し。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから大分。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからしばらく。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからかなり。れてぃの舌は、入ってこなかった。 「……う〜? れてぃ、ちがったどぉ?」 「うっう〜♪ ちびちゃんたち、もうしんぱいないどぉ〜」 「「「……う〜?もうだいじょうぶだど?」」」 さすがにこれは、れてぃではないらしい。 恐怖がゆっくり溶け、疑念に変わり、安堵に移り変わるまでたっぷり十分ほどは待った。 最後まで、れてぃの舌が入ってくることはなかった――怖がる必要なんてなかったのだ。 「うっう〜♪ おぜうさまのれみりゃにこわいものなんかないどぉ♪」 「みゃんみゃはとてもつよいんだどぉ〜♪」 「つよいまんまぁはおうちのとびらもさくやがいなくてもなおせるんだどぉ〜♪」 「みゃんみゃはなんでもできるんだどぉ〜」 そうと知ると、一転して強気である。餡子脳には先ほど見せた自分の(親の)みっともない姿なんて欠片も残ってない。 扉が壊れた原因を、突き止めようという考えすらなかった。 ただ、そんな餡子脳でも流石に扉を直さなければというぐらいの思考はあるらしく、両親を先頭に寒気厳しい外界との 入り口に向かう。一応野生で生きてきたれみりゃである。扉の作り方、治し方ぐらいは知っている。 「……とっ、とびらさんがどこかいくんだどぉ〜」 ただ、一から作るとなるとさすがにこの時期、面倒だ。 壊れた扉に逃げられては困る。だから真っ二つに割れた扉の片割れが、急に巣穴の外の方へと動き出したことにれみりゃは 少し慌てて這う速度を上げる。 「う〜、おいかけっこだどぉ〜♪ とびらさん、ゆっくりまつんだどぉ〜♪」 「はやくつかまえるんだ……どぉ?」 どうして扉が動き出したのだろうか。 風の仕業だろうか? そんなはずはない。扉は中から外に動いているのに、風は外から中に吹き込んでいる。 巣穴が斜面になっているから? それなら滑り落ちる方角が逆だし、巣穴はそんなに急な角度で地面に潜っている訳ではない。 その答えを知らず、考えもせず、家族は無防備に入り口近くまで近づいた。 「どうした……う〜?」 「「「うゅ〜?」」」 そしてそこで目にした光景に、全員が思わずぽかんとした。 巣穴の入り口、そのすぐ側。覗き込む顔がいくつも、いくつも。見知ったものばかり並んでいたからだ。 「う〜!? あまあまがいっぱいいるどぅ〜♪」 「あまあまがいっぱ……い……」 やがてれみりゃたちの口から漏れたのは、喜び半分、驚き半分。 巣穴から見えるのは、れいむが三匹にまりさが四匹。 喜びはおいしいあまあまが向こうから巣の近くまで来てくれたからで、驚きはこんな冬場に外をうろつくゆっくりがいる なんて思っていなかったからだ。 「……う〜☆ たべきれないんだどぉ〜♪」 「「「うー! たーべちゃうぞー!!」」」 よく考えたら起き抜けで、ちょうどおなかがすいていたところだ。 親れみりゃと子れみりゃたちは、みんなそろってお決まりの台詞をごはんになってくれるあまあまたちに投げかけた。 もそり、もそもそ。 ……反応が、おかしい。まるで恐れる様子のない獲物たちの様子が、ちっぽけなれみりゃの肥大したプライドに小さな 棘となって突き立った。 「……? あまあまのくせに、さからうつもりなんだどぉ〜?」 のそり、のそのそ。 反応は、変わらない。 恐れるでなく、猛るでなく、のっぺりとした笑顔を浮かべたままで蠢くだけ。 まるでこちらの存在を軽視――むしろ無視するかのようなその態度。自分が軽んじられていることを自覚するに至って、 ようやく状況に思考が追いついた。 扉を壊したのは、こいつらではないか。 おひさまがある間から、おうちの周りでがたがた物音を立てていたのもこいつらではないか。 たかがあまあまが。 このこうまかんのおぜうさま相手に。 勝てるわけもないのに、一体なんのために? 「……う〜。どっちでもいいどぉ〜」 「はやくごはんにするどぉ〜♪」 「「「うっう〜♪ ごはんだどぉ〜♪」」」 その理由がなんであるにしても、食ってしまえば同じことだ。それ以上小難しいことを考えるのは、れみりゃの脳には 手に余ることだった。 もういい、めんどうだ。何匹いるか知らないが、こいつらをご飯にしよう。みんなおなか一杯になってもまだ残るなら、 この冬の保存食としてありがたく巣の奥に保管させてもらえばいいのだから。 早々に思考を打ち切って、両親れみりゃは子を引き連れて寒い巣穴の外へと這い出していく。 そして、外の空気にじかに触れたれみりゃ家族の体はたちまちのうちに凍りついた。 「……だれつかられみりゃたちのごはんになってくれる……んだ……ど……?」 いや、凍りついたのは体ではなく心だ。だぶついた顔からは、満面の笑みが凍って砕けて消し飛んでいる。 巣穴を、出た。 外の景色が見渡せるようになった。 見渡す限りに、あまあまがいた。 そう、見渡す限りに。 数十、といった数ではない。 成体のれいむとまりさを中心に、百を軽く超えるゆっくりがひしめいていた。 れみりゃが空を飛ぶことを思い出していれば、百や二百で利かない数と、ずらりと敷かれた陣列の後ろの方にみょん種や めーりん種の姿がある事にも気が付いたかもしれない。 だが、どうせ三つ以上の数を数えられない餡子脳だ。『とてもたくさん、いろんなあまあま』ぐらいにしか考えられなかった かもしれないが……。 それでも。同じ高さで目の前に見える数しか把握することができなくても、流石に今なにが起ころうとしているかぐらいはわかる。 襲うものと襲われるもの。 その逆転が、今まさに起ころうとしているのだ。 「……っ。あまあまは、たべられるものなんだるどぉーっ!!」 気付かなければいいのに、察してしまった。 知性などないに等しいれみりゃなのに、気付かされてしまった。 心の中に急激に広がる真っ暗な何かを、知ってしまった恐怖を振り払う為に親れみりゃは叫んだ。 叫ばなければ、子供の為に立ち向かう意志が挫けそうだった。必死の形相へと変じた顔色からは、狩猟者としての精神的 優位など疾うの昔に消え去っている。 まるで風のように、親れみりゃたちは奔った。 父れみりゃの正面すぐ近くにいたれいむの顔面が弾け、突き抜けた腕がその後ろのちぇんの眼球を抉り出した。死んだれいむの 両脇にいたまりさとれいむが振り向くより早く、二匹の側頭部を父れみりゃの左右の腕が貫いていた。 母れみりゃの側方、仲間のれいむやまりさを挟んでやや間合いを取っていたぱちゅりーは、跳躍して直上から襲い掛かる 母れみりゃに踏み潰され、あっさりと大量の生クリームを吐いて死んだ。その周囲を固めていた四匹のれいむとまりさも、力尽くの 強襲にろくに抵抗することもできないままただの動かぬ饅頭へと変えられた。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むれいむやまりさ、ちぇんやぱちゅりーはただの中身を垂れ流す饅頭へと変えられてゆく。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むゆっくりたちの陣列に穴が開く。 両親れみりゃが進んだ後には、たちまち孤島を取り巻く潮の満ち引きのごとく、取り囲むゆっくりに新たなゆっくりが補充される。 声もなく屠られ、声もなく足されてゆく。 それはれみりゃと同じゆっくりというナマモノではなく、ただのゆっくりという記号、数字として親れみりゃの前に分厚く、 冷たく立ち塞がった。 「う、ひぁっ……!」 一体、あまあまはどれほどの数がいるというのだ。 幾ら殺しても目の前の獲物がまったく減らないという事実にやっと気が付き、父れみりゃが乱れた息にやがて来るべき破局への 怯えの色を滲ませた。 夫婦それぞれ十を潰し、十を引き裂き、十を貫き、十を噛み破り、その全てを容赦なくばらばらの餡子の塊へと変えた。その間、 無言で襲い掛かる無言のゆっくり達を蹴散らし寄せ付けず、れみりゃは傷一つ受けていない。 でも、あまあまは逃げない。逃げずに、最初のゆっくりできない笑顔を浮かべたままで突出した二匹を取り巻いている。 にこにこではなく、にやにやと。一様に作ったような、相手を、獲物を。 れみりゃという、狩られるべき獲物を、明らかに作られた笑いを一様に浮かべて。 「ゆっくりしていってね!」 ただ、明るい呼び掛けが返ってきた。 散々仲間を殺されたというのに、何の心も篭らない、無駄に明るい呼びかけだった。 ああ、と両親れみりゃはようやく理解する。 こいつらには、怒りはない。恐怖も知らない。笑顔を浮かべているけど、楽しいことすら知らない。 役割以外の何も知らないから、何もかも失っても平気なのだ――命を失うことの恐怖すら、この連中は知らないのだ、と。 「うぎゃああぁぁっ、まんまぁああぁぁぁあっ!!」 「だずげでええええええぇぇぇっ!!」 愕然として棒立ちになるれみりゃ夫婦の後ろの方から、求める子供たちの悲痛な叫びが聞こえたように思う。 気が付けば、すでに巣穴から遠い。意図したものか、そうではないのか……いずれにしても、戦ううちに両親と巣穴は遠く離れ、 子供たちは敢え無く敵の手に落ちてしまったのだ。 悲鳴は長く、しかし元気に続いている。 どうやら子供たちはその身柄を抑えられただけで、すぐに危害に晒されているわけではないらしい。 でも、今の両親にとってもうそんなことはどうでもよかった。 「……うっ……うぅっ、うううううぅぅぅああぁぁぁっ!?」 「ぐるな゛っ、ぐるな゛っ! じゃぐや゛! じゃぐや゛あああぁぁぁっ!!!」 死が、あまりにも確実な死が、自分たちの目の前にも迫っていた。 例え今は捕まるだけでも、後で必ず殺されて食べられる。飛んで逃げるにしても、間合いがあまりに近すぎた。体がふわりと 浮かんだと思った瞬間には、無防備な足や腹に食いつかれ、力尽くで地上に引き降ろされるだろう。 そうなった時にはもう戦う力も残っていない。そこから先は、なぶり殺しだ。 その確実な未来を、目の前の『生きていない』笑顔の群れが担保している。 無機質な笑顔を連ね、瞬きのごとに縮まる彼女らとの距離。それはれみりゃたちが三途の川へたどり着くまでの道のりに等しい。 どれほどれいむを殺しても、どれほどまりさを壊しても、ただの黒ずんだ餌になったあまあまたちからすらその不気味な笑いを 消し去ることはできない。 それを、思い知ってしまった。何もかもが無駄だと、すでに二匹は知ってしまったから。 「ウサウサ☆ミ」 「ゲラゲラ☆ミ」 連中の作り出した分厚い壁、後ろの方から聞こえる二組の笑い声。その声にだけ、意志の存在がはっきりしていた。 そしてその二匹の意志が、ここにいる全てのあまあまの意志を支配している。そのことに、母れみりゃも気付いた。 それと気付いた所で、この分厚い壁がある以上どうなるということでもないのだが。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりさせてあげるね!」 「ひめさまをゆっくりさせてね!」 「ゆっくりしね!」 ――虐殺がはじまった。 一斉に、だがばらばらな内容の言葉を叫んで無数のゆっくりが全周囲で動いた。 不気味な笑顔は崩れない。まるで同じ笑いを浮かべた連中が、れみりゃたちを『ゆっくり』させるために襲い掛かる。 「でびりゃのおべぶぇぼびゅぁっ!?」 「ゆっくりしね!」 「ゆっくりしね!」 心がほとんど折れかけていた父れみりゃは、その動きに反応することができなかった。 前から飛びついたれいむに腹を噛み破られ、服を毟り取られてようやく我を取り戻すがもはや遅い。 後頭部にちぇんが、肩口にまりさが、左右の足にまた別のまりさが、次々と食いつくゆっくり達の中にたちまちれみりゃの 体が消えてゆく。 「でっ、でびりゃのでびりゃがあああぁぁぁ!!」 母性の役割を受け持ったれみりゃの性質だろうか、まだ生きる意志を強く失わなかった母れみりゃが、襲い来るゆっくりを 力任せに振り払いながら、目にした惨状に何度目かの絶叫を上げた。 連れ合いに食らい付いたゆっくりが歪な形に固まって、その姿はまるで葡萄の房のよう。 中の様子をうかがい知ることはできない、だがもはや生きてはいないだろうことは母れみりゃにも容易に知れた。れみりゃ種の 再生力といっても、限度はあるのだ。 「ゆっくりかむよ!」 「ぎや、いぎゃっ! ご、ごろじでやるううぅぅ!」 「ゆっくりひめさまにもってかえるよ!」 右の腕を噛み砕かれ、羽根を食い千切られ、あられもない悲鳴をあげて、なおいきり立つ。 捕食種のプライドではない。囚われた子を救う為でもない。殺された伴侶の仇だからでもない。 ただ単に、そうしないと、生きられないから。 早くも再生を始めた傷口から迸る肉汁。それが一張羅を汚すことを気にする暇もない。 残った左腕でなぎ払い、叩き落しためーりんを踏み潰し、咥えた枝を顔面に突き立てようと襲い掛かってきたみょんを 真っ向から噛み潰す。 「う゛あああぁっ!! ごろずっ、ごろじでやるううどおぉぉ!!」 「ゆっくびゅべっ」 口を餡子まみれにして、天に向かって吼え猛る様はまさに獅子奮迅――だが、悲しいかな。もはやれみりゃは単騎であった。 さらに不用意に近づいたみょんを蹴り飛ばす間に、今度は左腕が噛み千切られた。両腕がなくなると、腹と足が噛み千切られる まで一瞬だった。 「ううぅぅぅっ、う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!」 もはや立つ事もできなくなった体をパージして顔だけとなり、それでもなお前へ、前へと目指す。 そこに、さっき聞こえた笑声の主がいるはずだった。この群れの意志を支配する存在がいるはずだった。 そいつさえ殺せば、そいつを殺す事にしか、この場を切り抜ける可能性をれみりゃは感じとることができなかった。 そして、その可能性は結局の所、ほんの欠片ほども残ってはいなかった。 「うううぅっ……うびゅいいぃぃぃっ!!」 「うさっ♪」 「げーら♪」 頭をパージして、二度ジャンプした。 二度ジャンプしただけで、両脇から飛び掛ってきたゆっくりにプレスされ、地べたに落ちた。 「う゛ぅぅ……う゛ーっ! う゛っう゛う゛ぅ゛ぅ゛!!」 最初に感じたのは潰された痛みと、地面に打ち付けられた痛み。 それを圧倒したのは、助かる見込みが完全にゼロになったという恐怖。 「ぼうやべべええぇ、おでがいじまづうぅぅ!!」 聞き入れられることなんかない、そう知りつつれみりゃは命乞いを叫んだ。 自分が何匹殺したか、自分の家族がどれだけ殺されたか、そんなことは頭の中になかった。 「うさうさ☆ いいよやめてあげるよ♪」 「……うー?」 一瞬、痛みと恐怖が消し飛ぶかと思った。 次の一瞬に、それが錯覚だったと思い知った。 「……これいじょうばらばらにして、あんたまでおうちでひめさまのごはんになるまえにしなれちゃこまるからね♪」 「げーらげーら!!」 それくらいなら、まだしなないでしょ。 うさぎ耳のゆっくりたちは、そう冷たく囁いて笑っている――当たり前の事だが。母れみりゃの最初の予感が、正しかったのだ。 「ぃ……ィやだどおおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!」 「れいむのおくちのなかでゆっくりしていってね!」 「ばらばられみりゃをうんぱんするね!」 「ゆっくりひめさまのごちそうになってね!」 泣き喚くれみりゃの体に数多のゆっくりが群がり、その体を手際よく解体していく。 れみりゃの強力な生命力も見越して、生死のぎりぎり、中身が漏れぬよう、適度に塞がるよう。 周囲を削り取るように、抵抗力を完全に奪って運ぶのだ。 「ゆっくり!」 「ゆっくり!」 作業が進むにつれ、長く響いていた泣き声は徐々に擦れ、小さくなり、ゆっくりたちの声の中に消えてゆき。 やがて一際大きなれいむの口に収まる程度にまで縮小される頃には、限界ぎりぎりまで体を剥ぎ取られたもうれみりゃの声は 聞こえなくなっていた。 五体ばらばらにした母れみりゃ、肉片となった父れみりゃ、完全に怯えて抵抗の意志も見せない赤れみりゃ。 そして両親れみりゃに殺された、百に迫る仲間のゆっくりたちの死体。 その全てを『獲物』として、未だ数百を数えるゆっくりたちの隊列は『おうち』への帰路に着く。 「……んーっ。かなりへったかな」 「げらげら!」 「まあもんだいないよね」 「げらげら!」 わかっているのかいないのか。 同じように仲間――というより配下の隊列を後ろから眺めながら、ただげらげらと笑うだけのうどんげに構わず、てゐは体を 前に傾けて頷くような仕草を見せた。 「うーん、だよね。へったぶんは、ひめさまとおししょうさまがつくればいいんだし」 「げーらげらげら!」 少し、うどんげの笑い方が変わった。何か意味のある内容なのかもしれない。 それの証拠にゆっくりてゐのウサギ耳がぴょこんと動き、彼女はにんまりと皮肉っぽい笑顔を見せてうどんげの方に頷いた。 「うさうさ☆ じゃ、かえろっか」 * * * 「ゆっくりしないでね!」 「ゆっくりいそいでね!」 既に季節は冬の入り。本格的な降雪はまだだが、外界には既にろくな食べ物がない。 本来なら、ゆっくり達は既に餌を巣穴に溜め込んでゆっくり冬篭りに入っていなければならない季節のはず。 となると、今聞きなれた挨拶の声に送られて落ち葉に埋もれた巣穴から飛び出してきたみょんとちぇんの二匹は、十分な食べ物を 集め損ねた怠け者ということになる。 ここが普通の巣であるなら、という但し書きがつくのだけど。 「ちんぽー!」 「わかるよー、ゆっくりいそぐんだねー!」 凍月は既に山の上に上り、飛び出したみょんとちぇんはちっともゆっくりしてない忙しなさで一直線に走り去ってゆく。 周囲の様子には脇目も振らない二匹の表情には、どこかしら作り物めいた笑顔が張り付いていた。 愛で派と呼ばれる人々からは愛くるしいと、虐待派と呼ばれる人々からはふてぶてしいと称されることの多い大きな双眸には意志の 存在が見られない。 生き饅頭がゆっくりと呼ばれる所以、『こころ』の存在が、どこにも感じられず――しかしこの生き饅頭たちもまた、ゆっくりと 同じように喋り、飛び跳ね、駆けて行くのだ。 「ゆぅ……もんだいなくおわれば、いいのだけどね」 全速力で徐々に遠ざかっていく二匹の姿を見送って、入り口に佇むえーりん種がぽそりとかすれた呟きを洩らした。 このえーりん種は、ゆっくりであると確かにいえる。見詰める両の眼差しには、確かな意志と知性の力が宿っているからだ。むしろ ゆっくりにしては不相応なほどの強い光を宿した両眼を不安に揺らがせ、えーりんはその場を動かない。 「じゃお?」 まるでアストロンでも掛かったかのように身動きを止めたえーりんに、背後に控えるめーりんが気遣わしげな声を掛けた。 どうやらこの巣穴の門番らしい。その気遣いはえーりんの様子というよりはこの寒い中に開け放たれたままの入り口へと向けられて いるのだろう、自分と『扉』――枯れ枝と枯葉を組み合わせ、少量の餡子で固めたもの――を見交わすめーりんに冷ややかな一瞥を投げ、 えーりんはわざとらしい溜息を一つ吐く。 「……ゆっ。わかったわ、しめてちょうだい」 「じゃおっ!」 きびすを返すえーりんの後ろで、手馴れた様子で数匹のめーりんが手早く扉を閉ざしていく。 扉が覆う面積を増すに伴って巣穴の中を照らす光量は乏しくなり――だがしかし、ゼロにはならなかった。 ぼぉっと巣穴を包み込むのは、月のように淡く儚い金緑色の光。 その光が照らし出すのは、深く深く、冥府まで招き入れるような外界の光を拒む大きな洞穴。 「ひめさまにほうこくしないと」 その光――巣穴(それは既に洞穴に近い)一面にヒカリゴケが生み出すエメラルドの輝きに照らされて、えーりんはゆっくり二匹が 行き交えるほどの道を急いだ。 目指すはこのコロニーの長、何もしない支配者、『ひめさま』と称されるゆっくりかぐやの下である。 真社会性動物、という生き物の一群が、外の世界には存在している。 というよりも、幻想郷の中にもそれらはいる。スズメバチやアリの仲間がその代表で、哺乳類にもネズミの仲間が一種のみ存在する。 名前に社会性とあるように、その特徴は多数の同種で共同社会を作り上げて生活する点にあるが、真社会性動物は人間他の哺乳類の ような社会性動物とは幾つかの点において違っている。 一つには、繁殖活動を行う個体と行わない個体がカーストとしてはっきり分かれていること。 一つには、共同して子供の養育を行うこと。 一つには、複数の世代に渡って共同生活を営むこと。 少なくともこの三点、特に不妊の個体が存在する事が重要な要素となる。 繁殖個体は目的にあわせて数多くの子を生む。 生むだけで、育てない。子を育てるのは、ある程度育った他の子供。その中でも労働カーストに育った個体だ。 兵隊カーストも育児や餌集めには参加しない。その代わりに、巣穴の防衛という重要な任務がある。 この巣穴に暮らすゆっくりの群れも、まさにその真社会性に区分される成り立ちから形作られた群れだった。 辺境にしか住まない上、地中でその生活の大半を過ごす生態のために、一つの群が大きい割には人にはその存在を知られていない。 ゆっくり達も、辺境地域の群れ以外はあまり知ることはないだろう。 実際、不幸にして中央から流れてきたあのれみりゃの家族はこんな存在を知らないがために、安易に彼らが支配する領域に 住居を構えてしまったのだ(もちろんこの地にも彼らの巣の先住者のように、家族単位で暮らすゆっくりも多くいるのだが)。 全てのカーストに属するゆっくり達が、ほとんど例外なく目的別に産み分けられた親族だ。真社会性を持つゆっくり種は、女王が どの種であるかに関わりなく、作業目的によって子を産み分けられるらしい。 働きゆっくりはれいむやまりさ、ぱちぇりーやちぇんなどに。 兵ゆっくりはめーりんやみょん、より上位の個体としててゐやうどんげに。 昆虫や鼠に比べれば多少の知恵を持つゆっくり独自の特徴的な例として、知的労働階級としてえーりんが存在する。 そして繁殖階級即ち女王として――まあ、この巣では女王はおらず、ひたすらに怠惰な姫君が代わりに君臨しているのだけれど。 「ひめさま」 「ゆっ。えーりん、ゆっくりしなさい。おいしいれみりゃはてにはいった?」 報告に入るなり、奥の間から掛けられた言葉に側近のえーりんは脱力する思いだった。 もともと、この冬場に働きゆっくりと兵ゆっくりを大勢繰り出してれみりゃ狩りなんぞを試みたのは、完全にこの引き篭もりの姫君が 唐突に言い出したわがままのせいである。 最大で数千にもなるこの種のゆっくりの巣だが、通常種でも同種を捕食するようになる特性にあわせて、枯れ葉と排泄物を混ぜ合わせた 『畑』で巨大キノコを栽培するなどして食料状況に問題はないのだ。 ……支配者の気まぐれでこの手の贅沢を言い出さない限りは。 普段はほぼ先天的に自由意志を奪われた働きゆっくりの姉妹を馬鹿にしながらも、こういう理不尽に付き合わされる時ばかりは 自由意志があるばかりに直面させられる悩みに苦しむえーりんである。 「ゆっ、今はそれどころじゃないの。じゅんかいの『つきのししゃ』が、よそのむれにこうげきされたのはおぼえてる?」 目標を捕獲した、という情報は入っていたが、えーりんはとりあえずその問い合わせを一蹴した。 れみりゃを捕獲したうどんげとてゐの狩猟部隊が、同時にもたらした報告のほうが何倍も重要だったからだ。 つきのししゃ――かぐやの巣では、兵ゆっくりはそう呼ばれる。冬場であるにも関わらず、縄張りの巡回に借り出された『ししゃ』が 正体不明のゆっくりに襲撃されたのは、一週間ほど前のことだった。 正確には最初に次々と襲われたのは働きゆっくりで、兵ゆっくりは生き残りの連絡を受けて見回りに出かけたところを襲われたという 順番である。 ただ、地上に出かけた働きゆっくりが天敵に襲われて連絡を絶つなんて事はいつものことなので、生き残りの報告が出るまで誰も問題 だとも思っていなかっただけだ。 この群れのゆっくり達は、かぐや種とえーりん種以外の生命の維持に関心を払わないのである。 「ゆぅ? おぼえてるけど……もこうのしわざじゃなかったの?」 そのことは、かぐやもまだ覚えていた。しかし、同時にすでに解決したものだとも思っていた。 このかぐやの巣から森を一つ挟んだ向こうに、やはり真社会性を持ったゆっくりもこうを女王とする群れの巣穴があった。 かぐやの群れとは代々縄張りを巡って対立し、何度かお互いの巣の奥深くにまで攻め入るほどの激しい戦い――増えすぎたゆっくり 人口の調節という側面を強く持つ――を交えた宿敵と呼ぶべき相手だ。 お互いに同等の勢力を持つ群れである為に、屋外の戦いで勝利しても相手の巣穴を攻め切るまでには至らないまま泥沼の抗争が続いて いる両者が、そろそろ前の戦いから随分時間が経っている。 そろそろあちらの動きがあってもおかしくない頃合だから、どうせまた小競り合いでも起きたのだろうと思っていたのだが。 「それもかのうせいとしてはきえていないけれど……」 「ゆぅん。べつのよそものがみつかったのね」 言いよどむえーりんの様子に、かぐやはその先を察して面白そうに口の端に笑みを灯す。 かぐやもえーりん同様、ゆっくりにしては知性の高い種だ。普段は何事にも面倒くさがりな正確が災いして通常種ゆっくり以下の 鈍重さを見せるのだが、興味が沸いたことには積極的になることもある。 「どこからきたかしらないけど、ながれゆっくりをみつけたわ。ドス、とかいうまりさがじょおうらしいの」 ドス、という言葉を口にした時、えーりんはまるで知らない未知の何かについて話す人特有のあいまいな表情をした。 ゆっくりかぐやにしても、人間が首を傾げるように頭部しかない体をやや右に傾けて、聞きなれない言葉が意味する所を探りあぐねている。 二匹は『ドス』が何を意味するか知らなった。通常のゆっくりと異なる習性に生きる彼女たちに、ドスとなる個体は存在しない。 繁殖種はゆっくりを他のゆっくりさせる存在ではなく、他のゆっくりにゆっくりさせられる存在だからだ。 だが、群れの経験が培ってきた知識としては知らずとも、どこかざらついた感覚が『ドス』について思うたびに餡子脳を這い上がる。 なにか、ゆっくりとしての本能というべき部分が二匹に強く訴えかけていた。それと戦うべきではないと。 それはただ大きいだけではない。まともに正面から戦ってはいけない存在だ。 戦いを挑めばゆっくりできなくなってしまうかもしれない、と。 「……ゆぅ。どうせふゆなんだし、ゆっくりしすぎたやどなしなんてほっておいてもいいんじゃないの?」 「いいえ、ながたびでよわってるみたいだもの。いまたたかったほうがらくにかてるわ」 だがその本能から来る警告が二匹に齎した結論は、まるで正反対のものだった。 即ち、根が怠惰なかぐやが選んだのは、いずれ消え去るだろう存在をはじめから無視するという選択肢。 即ち、根が慎重なえーりんが選んだのは、或いは生き延びるかもしれない存在をあらかじめ除去するという選択肢。 どうして、とは聞かない。理由ならお互いわかっているから。 相反する結論を得た二匹はお互いにしばし無言で見詰めあい、沈黙の中に相手の反応を待ち続ける。 「……ゆゆ。わかったわ、えーりんにまかせる」 ……ほどなく、先に折れたのはかぐやだった。 この群れの『ひめさま』であるかぐやの役割は、考えることでも決断をくだすことでもない。それはえーりんの役割だ。 だから、かぐやはえーりんの判断にことを委ねた。 そうだ。群れでのかぐやの役割は、知的労働ではない。 「わかりました。ではひめさま……なにを?」 兵ゆっくりや働きゆっくりに新たな指示を出す為、ひめの間を辞去しようとしたえーりんが、当惑を隠さぬ声で問うた。 それもそのはず、いつの間にかえーりんのすぐ側に寄り添ったかぐやが彼女の頬を甘噛みしてきたからだ。 「ゆっくり、していきなさい」 「かぐや、いまはそんなこと」 「ちいさいけど、いくさなんでしょう?」 かぐやは、繁殖相手としてえーりんを求めているのだ。このゆっくりできそうにない忙しい時に。 えーりんもこの世代が一つ下の主君とは、もう長い付き合いである。呆れと共に姪の意図を理解して、とんっと軽く突き放す。 だが窘めようとするえーりんにさらに体を寄せて、ゆっくりの姫君は蕩けるような笑みを血縁でいえば叔母にあたる腹心へと向ける。 「ししゃのかずがへるぶん、かわりをつくっておかないと……ね?」 「……もう、かぐやったら」 かぐや種は同種に働く強力なフェロモンを持つという。 それでなくともかぐや種と強い相互依存性で結ばれたえーりん種が、その誘いを拒むことはゆっくり離れした知性をもってしても難しい。 それ以上えーりんは拒絶の言葉を口にすることなく、かぐやを受け入れた。 ヒカリゴケの燐光の中、二匹の影が一つに重なる。 明日には多くの働きゆっくりの実が、かぐやが長く延ばした茎に連なるだろう。 そして巣は何事もなかったように日常を続けるのだ。 一握りのゆっくりを、ひたすらに他のゆっくりがゆっくりさせ続けるだけの日常を。 続
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今までに書いたもの 神をも恐れぬ 冬虫夏草 fuku4385(タイトル付け忘れた……) ※注意事項 人間は介在しません。 登場するゆっくりは全滅しません ぼくのかんがえたさいきょうゆっくりが登場します。 ……最強っていうか、ゆっくりしろよ的ゆっくりか。 ここは、人里から遠く離れた博麗大結界に間近い山の中。 妖怪の山からも遠い幻想郷の外れでは、人間どころか妖怪の姿さえほとんど目にする事はできない。 そんな幻と現の境界地帯の主は、大きく分けて二種類だった。 一つには、結界の内外いずれの側にも満ち溢れた自然の具象である妖精たち。 そしてもう一つには、生き物と食べ物の境界に位置するナマモノ――ゆっくりと呼ばれる生き饅頭たちだ。 山際に残る朱の色が、月が高くに上ると共に紫へと塗り替えられてゆく。 冬の太陽は早くに沈む。日のある内はまだ温みを残していた山の空気も、空に紺と紫の領域が増すに連れて 突き刺すような冷気で地上を満たし始めていた。 野山から生けるモノの気配が極端に少なくなる、死と静寂に満ちた季節。厳しいこの時期をやり過ごす為、 巣穴に閉じ篭るという習慣は捕食種のゆっくりにとっても例外ではない。 「うー! よるがきたどぉー!」 ここは、厚く堆積した柔らかい土壌を掘り進めて作られたれみりゃ一家の巣穴である。 もともとは、彼女らのモノではない。先住者は子連れのれいむとまりさのつがいだった。その先住者はこの秋、 老幼あわせて十匹残らずこの冬の入りにれみりゃ一家の保存食となっている。 晩秋、より中心部――紅魔館の近くに適当な住処を見つけられず、辺境を流れ流れてここまで来た家族だった。 「みゃんみゃ?、にぇみゅいぢょぉ?」 「うりゅさきゅちぇよくねむれなかったぢょぉー……」 親に続いてもそもそと起き出してくる、体のない子れみりゃや赤れみりゃ、その数五匹。 器用に羽根で眠い目を擦る。どうやらまるで寝たりないらしい。それは両親――体つきと体なしのつがいだった――も同じらしく、 二匹揃ってみっともない大あくびをすると疎ましげな眼差しを入り口へと送る。 「ふぁ?。まんまたちもねむいんだどぉ?……」 「らぶり?なれみりゃをゆっくりさせないなんて、ひどいかぜさんなんだどぉ?」 ぐるぐる頭の中をかき回す眠気のせいで、楽しい家族の会話もどこへやら。きちんと戸口の閉じられた巣穴は 地中の温もりもあって眠気を覚ますほどの寒さもない。家族揃って言葉もなく、じーっと扉の様子を見詰めてみる。 ばたん、もしくは、ごつん。 静かになった部屋の中は、木の皮を引っぺがして接着用餡子で固めた扉は、今もガタガタいってる物音だけに 支配されてしまった。 今日は日中ずっとこんな感じだった。夜もこんな感じのままなのかもしれない。うるさいのは扉が立てる音ばかり ではなく、外の枯れ葉が擦れあう音、モノが落ちたり転がったりするような物音なんかも同じこと。 きっと、今日はとても冷たい風さんがゆっくりしていない一日なのだ。 さすがに閉じた戸をわざわざ開けてまで外の『かぜさん』に抗議する気にもならず、れみりゃ家族は寒気の 差し込まないおうちの奥からせめても大声を張り上げて呼びかける。 「かぜさん、ゆっくりするんだどぉ?♪」 「ゆっくりしなきゃ、あとでさくやにいいつけるどぉ?♪」 「「「ちゃくやにいいしゅけるどぉ?♪」」」 ……と。 まるで、間延びした二匹の呼びかけをまるで理解したかのように、戸を叩く音が一時に止まった。 もちろん、れみりゃたちが風をどうこうできる訳もないのだが、餡子脳は全てを都合よく解釈するものだ。 「う?♪ かぜさん、れみりゃがこわくてだまったんだどぉ?」 「おちびちゃんたち、これでまんまぁとゆっくりできるどぉ♪」 「「みゃんみゃ、しゅごいんだどぉ?♪」」 勝ち誇る両親に、それを真に受けて褒め称える子供たち。 万が一にも風の妖精がれみりゃの言葉に従ったのだとしても、それは引き合いに出された『さくや』が怖かったんじゃ? なんて謙虚な発想はゆっくりにはないわけで。 「「おちびちゃん、すーりすーり♪だどぉ?♪」」 「「「すーり、すーり♪しゃわしぇだどぉ?♪」」」 勝利の余韻に浸った家族、一頻り体を寄せ合わせる。 既に変な空気になった餡子脳の中では『かぜさんもさからえないこうまかんのおぜうさま』は伝説にすらなっているらしい――が。 ―――どがあぁぁんっ!!――― 伝説、粉砕。文字通りに。 「うーっ!?」 「と、とびらさんがこわれたどぉぉ!?」 「みゃんみゃーっ!? さささっ、さむいんだっどぉ?!!」 「ゆぐっ、ゆっぐぢぢだい゛どぉ?……」 いったい、何事が起きたのか。 突然入り口から大きな破壊音が響いたと思うと、薄く立ち上った土煙の向こうに壊れた扉と真っ暗な空が見えた。 お外とおうちの間を遮るものはすでになく、びゅうびゅうと吹き込んでくるのは、冬の夜の容赦ない寒気。 両親れみりゃには一つ思い当たることがあった。こんな時期、 「う?っ……もしかして、れてぃがきた!?」 「れてぃやだどおおぉぉっ!!?」 「「みゃんみゃぁ、きょわいどぉ?!!」」 地中の巣に篭っていたのでは、長く伸びるれてぃの舌からは逃げられない。 かといって、出口が一つしかないこの巣では、外に出るのはわざわざ「おたべなさい!」するのと同じ事だ。 進むは地獄、引く事は出来ず。まさしく進退窮まった状態で、一家はお星様が綺麗に覗くおうちの入り口から 長く伸びる死への誘いがやってくるのを、ただ身を寄せ合い震えながら待ち受ける。 両親はせめて子供だけでもと、背中、巣の奥に子供たちを押し込めて守るが……蟷螂の斧、報われるまい。 「……う??」 「う?、う??」 そう、親子揃って観念して、しばらく縮こまっていた。 扉が壊されてからすぐ。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからちょっと。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから少し。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてから大分。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからしばらく。れてぃの舌は入ってこない。 扉が壊されてからかなり。れてぃの舌は、入ってこなかった。 「……う?? れてぃ、ちがったどぉ?」 「うっう?♪ ちびちゃんたち、もうしんぱいないどぉ?」 「「「……う??もうだいじょうぶだど?」」」 さすがにこれは、れてぃではないらしい。 恐怖がゆっくり溶け、疑念に変わり、安堵に移り変わるまでたっぷり十分ほどは待った。 最後まで、れてぃの舌が入ってくることはなかった――怖がる必要なんてなかったのだ。 「うっう?♪ おぜうさまのれみりゃにこわいものなんかないどぉ♪」 「みゃんみゃはとてもつよいんだどぉ?♪」 「つよいまんまぁはおうちのとびらもさくやがいなくてもなおせるんだどぉ?♪」 「みゃんみゃはなんでもできるんだどぉ?」 そうと知ると、一転して強気である。餡子脳には先ほど見せた自分の(親の)みっともない姿なんて欠片も残ってない。 扉が壊れた原因を、突き止めようという考えすらなかった。 ただ、そんな餡子脳でも流石に扉を直さなければというぐらいの思考はあるらしく、両親を先頭に寒気厳しい外界との 入り口に向かう。一応野生で生きてきたれみりゃである。扉の作り方、治し方ぐらいは知っている。 「……とっ、とびらさんがどこかいくんだどぉ?」 ただ、一から作るとなるとさすがにこの時期、面倒だ。 壊れた扉に逃げられては困る。だから真っ二つに割れた扉の片割れが、急に巣穴の外の方へと動き出したことにれみりゃは 少し慌てて這う速度を上げる。 「う?、おいかけっこだどぉ?♪ とびらさん、ゆっくりまつんだどぉ?♪」 「はやくつかまえるんだ……どぉ?」 どうして扉が動き出したのだろうか。 風の仕業だろうか? そんなはずはない。扉は中から外に動いているのに、風は外から中に吹き込んでいる。 巣穴が斜面になっているから? それなら滑り落ちる方角が逆だし、巣穴はそんなに急な角度で地面に潜っている訳ではない。 その答えを知らず、考えもせず、家族は無防備に入り口近くまで近づいた。 「どうした……う??」 「「「うゅ??」」」 そしてそこで目にした光景に、全員が思わずぽかんとした。 巣穴の入り口、そのすぐ側。覗き込む顔がいくつも、いくつも。見知ったものばかり並んでいたからだ。 「う?!? あまあまがいっぱいいるどぅ?♪」 「あまあまがいっぱ……い……」 やがてれみりゃたちの口から漏れたのは、喜び半分、驚き半分。 巣穴から見えるのは、れいむが三匹にまりさが四匹。 喜びはおいしいあまあまが向こうから巣の近くまで来てくれたからで、驚きはこんな冬場に外をうろつくゆっくりがいる なんて思っていなかったからだ。 「……う?☆ たべきれないんだどぉ?♪」 「「「うー! たーべちゃうぞー!!」」」 よく考えたら起き抜けで、ちょうどおなかがすいていたところだ。 親れみりゃと子れみりゃたちは、みんなそろってお決まりの台詞をごはんになってくれるあまあまたちに投げかけた。 もそり、もそもそ。 ……反応が、おかしい。まるで恐れる様子のない獲物たちの様子が、ちっぽけなれみりゃの肥大したプライドに小さな 棘となって突き立った。 「……? あまあまのくせに、さからうつもりなんだどぉ??」 のそり、のそのそ。 反応は、変わらない。 恐れるでなく、猛るでなく、のっぺりとした笑顔を浮かべたままで蠢くだけ。 まるでこちらの存在を軽視――むしろ無視するかのようなその態度。自分が軽んじられていることを自覚するに至って、 ようやく状況に思考が追いついた。 扉を壊したのは、こいつらではないか。 おひさまがある間から、おうちの周りでがたがた物音を立てていたのもこいつらではないか。 たかがあまあまが。 このこうまかんのおぜうさま相手に。 勝てるわけもないのに、一体なんのために? 「……う?。どっちでもいいどぉ?」 「はやくごはんにするどぉ?♪」 「「「うっう?♪ ごはんだどぉ?♪」」」 その理由がなんであるにしても、食ってしまえば同じことだ。それ以上小難しいことを考えるのは、れみりゃの脳には 手に余ることだった。 もういい、めんどうだ。何匹いるか知らないが、こいつらをご飯にしよう。みんなおなか一杯になってもまだ残るなら、 この冬の保存食としてありがたく巣の奥に保管させてもらえばいいのだから。 早々に思考を打ち切って、両親れみりゃは子を引き連れて寒い巣穴の外へと這い出していく。 そして、外の空気にじかに触れたれみりゃ家族の体はたちまちのうちに凍りついた。 「……だれつかられみりゃたちのごはんになってくれる……んだ……ど……?」 いや、凍りついたのは体ではなく心だ。だぶついた顔からは、満面の笑みが凍って砕けて消し飛んでいる。 巣穴を、出た。 外の景色が見渡せるようになった。 見渡す限りに、あまあまがいた。 そう、見渡す限りに。 数十、といった数ではない。 成体のれいむとまりさを中心に、百を軽く超えるゆっくりがひしめいていた。 れみりゃが空を飛ぶことを思い出していれば、百や二百で利かない数と、ずらりと敷かれた陣列の後ろの方にみょん種や めーりん種の姿がある事にも気が付いたかもしれない。 だが、どうせ三つ以上の数を数えられない餡子脳だ。『とてもたくさん、いろんなあまあま』ぐらいにしか考えられなかった かもしれないが……。 それでも。同じ高さで目の前に見える数しか把握することができなくても、流石に今なにが起ころうとしているかぐらいはわかる。 襲うものと襲われるもの。 その逆転が、今まさに起ころうとしているのだ。 「……っ。あまあまは、たべられるものなんだるどぉーっ!!」 気付かなければいいのに、察してしまった。 知性などないに等しいれみりゃなのに、気付かされてしまった。 心の中に急激に広がる真っ暗な何かを、知ってしまった恐怖を振り払う為に親れみりゃは叫んだ。 叫ばなければ、子供の為に立ち向かう意志が挫けそうだった。必死の形相へと変じた顔色からは、狩猟者としての精神的 優位など疾うの昔に消え去っている。 まるで風のように、親れみりゃたちは奔った。 父れみりゃの正面すぐ近くにいたれいむの顔面が弾け、突き抜けた腕がその後ろのちぇんの眼球を抉り出した。死んだれいむの 両脇にいたまりさとれいむが振り向くより早く、二匹の側頭部を父れみりゃの左右の腕が貫いていた。 母れみりゃの側方、仲間のれいむやまりさを挟んでやや間合いを取っていたぱちゅりーは、跳躍して直上から襲い掛かる 母れみりゃに踏み潰され、あっさりと大量の生クリームを吐いて死んだ。その周囲を固めていた四匹のれいむとまりさも、力尽くの 強襲にろくに抵抗することもできないままただの動かぬ饅頭へと変えられた。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むれいむやまりさ、ちぇんやぱちゅりーはただの中身を垂れ流す饅頭へと変えられてゆく。 両親れみりゃが進むところ、たちまち取り囲むゆっくりたちの陣列に穴が開く。 両親れみりゃが進んだ後には、たちまち孤島を取り巻く潮の満ち引きのごとく、取り囲むゆっくりに新たなゆっくりが補充される。 声もなく屠られ、声もなく足されてゆく。 それはれみりゃと同じゆっくりというナマモノではなく、ただのゆっくりという記号、数字として親れみりゃの前に分厚く、 冷たく立ち塞がった。 「う、ひぁっ……!」 一体、あまあまはどれほどの数がいるというのだ。 幾ら殺しても目の前の獲物がまったく減らないという事実にやっと気が付き、父れみりゃが乱れた息にやがて来るべき破局への 怯えの色を滲ませた。 夫婦それぞれ十を潰し、十を引き裂き、十を貫き、十を噛み破り、その全てを容赦なくばらばらの餡子の塊へと変えた。その間、 無言で襲い掛かる無言のゆっくり達を蹴散らし寄せ付けず、れみりゃは傷一つ受けていない。 でも、あまあまは逃げない。逃げずに、最初のゆっくりできない笑顔を浮かべたままで突出した二匹を取り巻いている。 にこにこではなく、にやにやと。一様に作ったような、相手を、獲物を。 れみりゃという、狩られるべき獲物を、明らかに作られた笑いを一様に浮かべて。 「ゆっくりしていってね!」 ただ、明るい呼び掛けが返ってきた。 散々仲間を殺されたというのに、何の心も篭らない、無駄に明るい呼びかけだった。 ああ、と両親れみりゃはようやく理解する。 こいつらには、怒りはない。恐怖も知らない。笑顔を浮かべているけど、楽しいことすら知らない。 役割以外の何も知らないから、何もかも失っても平気なのだ――命を失うことの恐怖すら、この連中は知らないのだ、と。 「うぎゃああぁぁっ、まんまぁああぁぁぁあっ!!」 「だずげでええええええぇぇぇっ!!」 愕然として棒立ちになるれみりゃ夫婦の後ろの方から、求める子供たちの悲痛な叫びが聞こえたように思う。 気が付けば、すでに巣穴から遠い。意図したものか、そうではないのか……いずれにしても、戦ううちに両親と巣穴は遠く離れ、 子供たちは敢え無く敵の手に落ちてしまったのだ。 悲鳴は長く、しかし元気に続いている。 どうやら子供たちはその身柄を抑えられただけで、すぐに危害に晒されているわけではないらしい。 でも、今の両親にとってもうそんなことはどうでもよかった。 「……うっ……うぅっ、うううううぅぅぅああぁぁぁっ!?」 「ぐるな゛っ、ぐるな゛っ! じゃぐや゛! じゃぐや゛あああぁぁぁっ!!!」 死が、あまりにも確実な死が、自分たちの目の前にも迫っていた。 例え今は捕まるだけでも、後で必ず殺されて食べられる。飛んで逃げるにしても、間合いがあまりに近すぎた。体がふわりと 浮かんだと思った瞬間には、無防備な足や腹に食いつかれ、力尽くで地上に引き降ろされるだろう。 そうなった時にはもう戦う力も残っていない。そこから先は、なぶり殺しだ。 その確実な未来を、目の前の『生きていない』笑顔の群れが担保している。 無機質な笑顔を連ね、瞬きのごとに縮まる彼女らとの距離。それはれみりゃたちが三途の川へたどり着くまでの道のりに等しい。 どれほどれいむを殺しても、どれほどまりさを壊しても、ただの黒ずんだ餌になったあまあまたちからすらその不気味な笑いを 消し去ることはできない。 それを、思い知ってしまった。何もかもが無駄だと、すでに二匹は知ってしまったから。 「ウサウサ☆ミ」 「ゲラゲラ☆ミ」 連中の作り出した分厚い壁、後ろの方から聞こえる二組の笑い声。その声にだけ、意志の存在がはっきりしていた。 そしてその二匹の意志が、ここにいる全てのあまあまの意志を支配している。そのことに、母れみりゃも気付いた。 それと気付いた所で、この分厚い壁がある以上どうなるということでもないのだが。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりさせてあげるね!」 「ひめさまをゆっくりさせてね!」 「ゆっくりしね!」 ――虐殺がはじまった。 一斉に、だがばらばらな内容の言葉を叫んで無数のゆっくりが全周囲で動いた。 不気味な笑顔は崩れない。まるで同じ笑いを浮かべた連中が、れみりゃたちを『ゆっくり』させるために襲い掛かる。 「でびりゃのおべぶぇぼびゅぁっ!?」 「ゆっくりしね!」 「ゆっくりしね!」 心がほとんど折れかけていた父れみりゃは、その動きに反応することができなかった。 前から飛びついたれいむに腹を噛み破られ、服を毟り取られてようやく我を取り戻すがもはや遅い。 後頭部にちぇんが、肩口にまりさが、左右の足にまた別のまりさが、次々と食いつくゆっくり達の中にたちまちれみりゃの 体が消えてゆく。 「でっ、でびりゃのでびりゃがあああぁぁぁ!!」 母性の役割を受け持ったれみりゃの性質だろうか、まだ生きる意志を強く失わなかった母れみりゃが、襲い来るゆっくりを 力任せに振り払いながら、目にした惨状に何度目かの絶叫を上げた。 連れ合いに食らい付いたゆっくりが歪な形に固まって、その姿はまるで葡萄の房のよう。 中の様子をうかがい知ることはできない、だがもはや生きてはいないだろうことは母れみりゃにも容易に知れた。れみりゃ種の 再生力といっても、限度はあるのだ。 「ゆっくりかむよ!」 「ぎや、いぎゃっ! ご、ごろじでやるううぅぅ!」 「ゆっくりひめさまにもってかえるよ!」 右の腕を噛み砕かれ、羽根を食い千切られ、あられもない悲鳴をあげて、なおいきり立つ。 捕食種のプライドではない。囚われた子を救う為でもない。殺された伴侶の仇だからでもない。 ただ単に、そうしないと、生きられないから。 早くも再生を始めた傷口から迸る肉汁。それが一張羅を汚すことを気にする暇もない。 残った左腕でなぎ払い、叩き落しためーりんを踏み潰し、咥えた枝を顔面に突き立てようと襲い掛かってきたみょんを 真っ向から噛み潰す。 「う゛あああぁっ!! ごろずっ、ごろじでやるううどおぉぉ!!」 「ゆっくびゅべっ」 口を餡子まみれにして、天に向かって吼え猛る様はまさに獅子奮迅――だが、悲しいかな。もはやれみりゃは単騎であった。 さらに不用意に近づいたみょんを蹴り飛ばす間に、今度は左腕が噛み千切られた。両腕がなくなると、腹と足が噛み千切られる まで一瞬だった。 「ううぅぅぅっ、う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!」 もはや立つ事もできなくなった体をパージして顔だけとなり、それでもなお前へ、前へと目指す。 そこに、さっき聞こえた笑声の主がいるはずだった。この群れの意志を支配する存在がいるはずだった。 そいつさえ殺せば、そいつを殺す事にしか、この場を切り抜ける可能性をれみりゃは感じとることができなかった。 そして、その可能性は結局の所、ほんの欠片ほども残ってはいなかった。 「うううぅっ……うびゅいいぃぃぃっ!!」 「うさっ♪」 「げーら♪」 頭をパージして、二度ジャンプした。 二度ジャンプしただけで、両脇から飛び掛ってきたゆっくりにプレスされ、地べたに落ちた。 「う゛ぅぅ……う゛ーっ! う゛っう゛う゛ぅ゛ぅ゛!!」 最初に感じたのは潰された痛みと、地面に打ち付けられた痛み。 それを圧倒したのは、助かる見込みが完全にゼロになったという恐怖。 「ぼうやべべええぇ、おでがいじまづうぅぅ!!」 聞き入れられることなんかない、そう知りつつれみりゃは命乞いを叫んだ。 自分が何匹殺したか、自分の家族がどれだけ殺されたか、そんなことは頭の中になかった。 「うさうさ☆ いいよやめてあげるよ♪」 「……うー?」 一瞬、痛みと恐怖が消し飛ぶかと思った。 次の一瞬に、それが錯覚だったと思い知った。 「……これいじょうばらばらにして、あんたまでおうちでひめさまのごはんになるまえにしなれちゃこまるからね♪」 「げーらげーら!!」 それくらいなら、まだしなないでしょ。 うさぎ耳のゆっくりたちは、そう冷たく囁いて笑っている――当たり前の事だが。母れみりゃの最初の予感が、正しかったのだ。 「ぃ……ィやだどおおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!」 「れいむのおくちのなかでゆっくりしていってね!」 「ばらばられみりゃをうんぱんするね!」 「ゆっくりひめさまのごちそうになってね!」 泣き喚くれみりゃの体に数多のゆっくりが群がり、その体を手際よく解体していく。 れみりゃの強力な生命力も見越して、生死のぎりぎり、中身が漏れぬよう、適度に塞がるよう。 周囲を削り取るように、抵抗力を完全に奪って運ぶのだ。 「ゆっくり!」 「ゆっくり!」 作業が進むにつれ、長く響いていた泣き声は徐々に擦れ、小さくなり、ゆっくりたちの声の中に消えてゆき。 やがて一際大きなれいむの口に収まる程度にまで縮小される頃には、限界ぎりぎりまで体を剥ぎ取られたもうれみりゃの声は 聞こえなくなっていた。 五体ばらばらにした母れみりゃ、肉片となった父れみりゃ、完全に怯えて抵抗の意志も見せない赤れみりゃ。 そして両親れみりゃに殺された、百に迫る仲間のゆっくりたちの死体。 その全てを『獲物』として、未だ数百を数えるゆっくりたちの隊列は『おうち』への帰路に着く。 「……んーっ。かなりへったかな」 「げらげら!」 「まあもんだいないよね」 「げらげら!」 わかっているのかいないのか。 同じように仲間――というより配下の隊列を後ろから眺めながら、ただげらげらと笑うだけのうどんげに構わず、てゐは体を 前に傾けて頷くような仕草を見せた。 「うーん、だよね。へったぶんは、ひめさまとおししょうさまがつくればいいんだし」 「げーらげらげら!」 少し、うどんげの笑い方が変わった。何か意味のある内容なのかもしれない。 それの証拠にゆっくりてゐのウサギ耳がぴょこんと動き、彼女はにんまりと皮肉っぽい笑顔を見せてうどんげの方に頷いた。 「うさうさ☆ じゃ、かえろっか」 * * * 「ゆっくりしないでね!」 「ゆっくりいそいでね!」 既に季節は冬の入り。本格的な降雪はまだだが、外界には既にろくな食べ物がない。 本来なら、ゆっくり達は既に餌を巣穴に溜め込んでゆっくり冬篭りに入っていなければならない季節のはず。 となると、今聞きなれた挨拶の声に送られて落ち葉に埋もれた巣穴から飛び出してきたみょんとちぇんの二匹は、十分な食べ物を 集め損ねた怠け者ということになる。 ここが普通の巣であるなら、という但し書きがつくのだけど。 「ちんぽー!」 「わかるよー、ゆっくりいそぐんだねー!」 凍月は既に山の上に上り、飛び出したみょんとちぇんはちっともゆっくりしてない忙しなさで一直線に走り去ってゆく。 周囲の様子には脇目も振らない二匹の表情には、どこかしら作り物めいた笑顔が張り付いていた。 愛で派と呼ばれる人々からは愛くるしいと、虐待派と呼ばれる人々からはふてぶてしいと称されることの多い大きな双眸には意志の 存在が見られない。 生き饅頭がゆっくりと呼ばれる所以、『こころ』の存在が、どこにも感じられず――しかしこの生き饅頭たちもまた、ゆっくりと 同じように喋り、飛び跳ね、駆けて行くのだ。 「ゆぅ……もんだいなくおわれば、いいのだけどね」 全速力で徐々に遠ざかっていく二匹の姿を見送って、入り口に佇むえーりん種がぽそりとかすれた呟きを洩らした。 このえーりん種は、ゆっくりであると確かにいえる。見詰める両の眼差しには、確かな意志と知性の力が宿っているからだ。むしろ ゆっくりにしては不相応なほどの強い光を宿した両眼を不安に揺らがせ、えーりんはその場を動かない。 「じゃお?」 まるでアストロンでも掛かったかのように身動きを止めたえーりんに、背後に控えるめーりんが気遣わしげな声を掛けた。 どうやらこの巣穴の門番らしい。その気遣いはえーりんの様子というよりはこの寒い中に開け放たれたままの入り口へと向けられて いるのだろう、自分と『扉』――枯れ枝と枯葉を組み合わせ、少量の餡子で固めたもの――を見交わすめーりんに冷ややかな一瞥を投げ、 えーりんはわざとらしい溜息を一つ吐く。 「……ゆっ。わかったわ、しめてちょうだい」 「じゃおっ!」 きびすを返すえーりんの後ろで、手馴れた様子で数匹のめーりんが手早く扉を閉ざしていく。 扉が覆う面積を増すに伴って巣穴の中を照らす光量は乏しくなり――だがしかし、ゼロにはならなかった。 ぼぉっと巣穴を包み込むのは、月のように淡く儚い金緑色の光。 その光が照らし出すのは、深く深く、冥府まで招き入れるような外界の光を拒む大きな洞穴。 「ひめさまにほうこくしないと」 その光――巣穴(それは既に洞穴に近い)一面にヒカリゴケが生み出すエメラルドの輝きに照らされて、えーりんはゆっくり二匹が 行き交えるほどの道を急いだ。 目指すはこのコロニーの長、何もしない支配者、『ひめさま』と称されるゆっくりかぐやの下である。 真社会性動物、という生き物の一群が、外の世界には存在している。 というよりも、幻想郷の中にもそれらはいる。スズメバチやアリの仲間がその代表で、哺乳類にもネズミの仲間が一種のみ存在する。 名前に社会性とあるように、その特徴は多数の同種で共同社会を作り上げて生活する点にあるが、真社会性動物は人間他の哺乳類の ような社会性動物とは幾つかの点において違っている。 一つには、繁殖活動を行う個体と行わない個体がカーストとしてはっきり分かれていること。 一つには、共同して子供の養育を行うこと。 一つには、複数の世代に渡って共同生活を営むこと。 少なくともこの三点、特に不妊の個体が存在する事が重要な要素となる。 繁殖個体は目的にあわせて数多くの子を生む。 生むだけで、育てない。子を育てるのは、ある程度育った他の子供。その中でも労働カーストに育った個体だ。 兵隊カーストも育児や餌集めには参加しない。その代わりに、巣穴の防衛という重要な任務がある。 この巣穴に暮らすゆっくりの群れも、まさにその真社会性に区分される成り立ちから形作られた群れだった。 辺境にしか住まない上、地中でその生活の大半を過ごす生態のために、一つの群が大きい割には人にはその存在を知られていない。 ゆっくり達も、辺境地域の群れ以外はあまり知ることはないだろう。 実際、不幸にして中央から流れてきたあのれみりゃの家族はこんな存在を知らないがために、安易に彼らが支配する領域に 住居を構えてしまったのだ(もちろんこの地にも彼らの巣の先住者のように、家族単位で暮らすゆっくりも多くいるのだが)。 全てのカーストに属するゆっくり達が、ほとんど例外なく目的別に産み分けられた親族だ。真社会性を持つゆっくり種は、女王が どの種であるかに関わりなく、作業目的によって子を産み分けられるらしい。 働きゆっくりはれいむやまりさ、ぱちぇりーやちぇんなどに。 兵ゆっくりはめーりんやみょん、より上位の個体としててゐやうどんげに。 昆虫や鼠に比べれば多少の知恵を持つゆっくり独自の特徴的な例として、知的労働階級としてえーりんが存在する。 そして繁殖階級即ち女王として――まあ、この巣では女王はおらず、ひたすらに怠惰な姫君が代わりに君臨しているのだけれど。 「ひめさま」 「ゆっ。えーりん、ゆっくりしなさい。おいしいれみりゃはてにはいった?」 報告に入るなり、奥の間から掛けられた言葉に側近のえーりんは脱力する思いだった。 もともと、この冬場に働きゆっくりと兵ゆっくりを大勢繰り出してれみりゃ狩りなんぞを試みたのは、完全にこの引き篭もりの姫君が 唐突に言い出したわがままのせいである。 最大で数千にもなるこの種のゆっくりの巣だが、通常種でも同種を捕食するようになる特性にあわせて、枯れ葉と排泄物を混ぜ合わせた 『畑』で巨大キノコを栽培するなどして食料状況に問題はないのだ。 ……支配者の気まぐれでこの手の贅沢を言い出さない限りは。 普段はほぼ先天的に自由意志を奪われた働きゆっくりの姉妹を馬鹿にしながらも、こういう理不尽に付き合わされる時ばかりは 自由意志があるばかりに直面させられる悩みに苦しむえーりんである。 「ゆっ、今はそれどころじゃないの。じゅんかいの『つきのししゃ』が、よそのむれにこうげきされたのはおぼえてる?」 目標を捕獲した、という情報は入っていたが、えーりんはとりあえずその問い合わせを一蹴した。 れみりゃを捕獲したうどんげとてゐの狩猟部隊が、同時にもたらした報告のほうが何倍も重要だったからだ。 つきのししゃ――かぐやの巣では、兵ゆっくりはそう呼ばれる。冬場であるにも関わらず、縄張りの巡回に借り出された『ししゃ』が 正体不明のゆっくりに襲撃されたのは、一週間ほど前のことだった。 正確には最初に次々と襲われたのは働きゆっくりで、兵ゆっくりは生き残りの連絡を受けて見回りに出かけたところを襲われたという 順番である。 ただ、地上に出かけた働きゆっくりが天敵に襲われて連絡を絶つなんて事はいつものことなので、生き残りの報告が出るまで誰も問題 だとも思っていなかっただけだ。 この群れのゆっくり達は、かぐや種とえーりん種以外の生命の維持に関心を払わないのである。 「ゆぅ? おぼえてるけど……もこうのしわざじゃなかったの?」 そのことは、かぐやもまだ覚えていた。しかし、同時にすでに解決したものだとも思っていた。 このかぐやの巣から森を一つ挟んだ向こうに、やはり真社会性を持ったゆっくりもこうを女王とする群れの巣穴があった。 かぐやの群れとは代々縄張りを巡って対立し、何度かお互いの巣の奥深くにまで攻め入るほどの激しい戦い――増えすぎたゆっくり 人口の調節という側面を強く持つ――を交えた宿敵と呼ぶべき相手だ。 お互いに同等の勢力を持つ群れである為に、屋外の戦いで勝利しても相手の巣穴を攻め切るまでには至らないまま泥沼の抗争が続いて いる両者が、そろそろ前の戦いから随分時間が経っている。 そろそろあちらの動きがあってもおかしくない頃合だから、どうせまた小競り合いでも起きたのだろうと思っていたのだが。 「それもかのうせいとしてはきえていないけれど……」 「ゆぅん。べつのよそものがみつかったのね」 言いよどむえーりんの様子に、かぐやはその先を察して面白そうに口の端に笑みを灯す。 かぐやもえーりん同様、ゆっくりにしては知性の高い種だ。普段は何事にも面倒くさがりな正確が災いして通常種ゆっくり以下の 鈍重さを見せるのだが、興味が沸いたことには積極的になることもある。 「どこからきたかしらないけど、ながれゆっくりをみつけたわ。ドス、とかいうまりさがじょおうらしいの」 ドス、という言葉を口にした時、えーりんはまるで知らない未知の何かについて話す人特有のあいまいな表情をした。 ゆっくりかぐやにしても、人間が首を傾げるように頭部しかない体をやや右に傾けて、聞きなれない言葉が意味する所を探りあぐねている。 二匹は『ドス』が何を意味するか知らなった。通常のゆっくりと異なる習性に生きる彼女たちに、ドスとなる個体は存在しない。 繁殖種はゆっくりを他のゆっくりさせる存在ではなく、他のゆっくりにゆっくりさせられる存在だからだ。 だが、群れの経験が培ってきた知識としては知らずとも、どこかざらついた感覚が『ドス』について思うたびに餡子脳を這い上がる。 なにか、ゆっくりとしての本能というべき部分が二匹に強く訴えかけていた。それと戦うべきではないと。 それはただ大きいだけではない。まともに正面から戦ってはいけない存在だ。 戦いを挑めばゆっくりできなくなってしまうかもしれない、と。 「……ゆぅ。どうせふゆなんだし、ゆっくりしすぎたやどなしなんてほっておいてもいいんじゃないの?」 「いいえ、ながたびでよわってるみたいだもの。いまたたかったほうがらくにかてるわ」 だがその本能から来る警告が二匹に齎した結論は、まるで正反対のものだった。 即ち、根が怠惰なかぐやが選んだのは、いずれ消え去るだろう存在をはじめから無視するという選択肢。 即ち、根が慎重なえーりんが選んだのは、或いは生き延びるかもしれない存在をあらかじめ除去するという選択肢。 どうして、とは聞かない。理由ならお互いわかっているから。 相反する結論を得た二匹はお互いにしばし無言で見詰めあい、沈黙の中に相手の反応を待ち続ける。 「……ゆゆ。わかったわ、えーりんにまかせる」 ……ほどなく、先に折れたのはかぐやだった。 この群れの『ひめさま』であるかぐやの役割は、考えることでも決断をくだすことでもない。それはえーりんの役割だ。 だから、かぐやはえーりんの判断にことを委ねた。 そうだ。群れでのかぐやの役割は、知的労働ではない。 「わかりました。ではひめさま……なにを?」 兵ゆっくりや働きゆっくりに新たな指示を出す為、ひめの間を辞去しようとしたえーりんが、当惑を隠さぬ声で問うた。 それもそのはず、いつの間にかえーりんのすぐ側に寄り添ったかぐやが彼女の頬を甘噛みしてきたからだ。 「ゆっくり、していきなさい」 「かぐや、いまはそんなこと」 「ちいさいけど、いくさなんでしょう?」 かぐやは、繁殖相手としてえーりんを求めているのだ。このゆっくりできそうにない忙しい時に。 えーりんもこの世代が一つ下の主君とは、もう長い付き合いである。呆れと共に姪の意図を理解して、とんっと軽く突き放す。 だが窘めようとするえーりんにさらに体を寄せて、ゆっくりの姫君は蕩けるような笑みを血縁でいえば叔母にあたる腹心へと向ける。 「ししゃのかずがへるぶん、かわりをつくっておかないと……ね?」 「……もう、かぐやったら」 かぐや種は同種に働く強力なフェロモンを持つという。 それでなくともかぐや種と強い相互依存性で結ばれたえーりん種が、その誘いを拒むことはゆっくり離れした知性をもってしても難しい。 それ以上えーりんは拒絶の言葉を口にすることなく、かぐやを受け入れた。 ヒカリゴケの燐光の中、二匹の影が一つに重なる。 明日には多くの働きゆっくりの実が、かぐやが長く延ばした茎に連なるだろう。 そして巣は何事もなかったように日常を続けるのだ。 一握りのゆっくりを、ひたすらに他のゆっくりがゆっくりさせ続けるだけの日常を。 続