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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363270801/ 関根「次の方どうぞ!」 豊音「こ、こんにちはー……」カタカタ 関根「好きな食べ物はファミチキです」 ワハハハハ 関根「えー、友だちがそっくりさん、誰の?」 豊音「県予選落ちの小瀬川白望です!」 関根「それでは小瀬川白望さんのそっくりさん、どうぞ!」 久「いやーここまでいいホテルで合宿できるとはねー」 京太郎「ふふっ、そうでしょうそうでしょう!」 咲「まさか京ちゃんがあそこまで小瀬川さんにそっくりだったとはね」 京太郎「小瀬川さんありき!?」 優希「なんだかんだで犬は役に立つやつだじぇ!」 和「ですね」 京太郎「和までそんなこと言うのかよぉ!」 豊音「あ、宮永さんだー!」ドタドタ 豊音「久しぶりだよー!」 咲「姉帯さん、お久しぶりです」 豊音「久しぶりだねー!」ギュー 咲「あっ姉帯さん!?締まってます!入ってます!」 豊音「ちょーうれしーよー!」ギュー 咲「ギブ、ギブ……」 エイスリン「」キョロキョロ まこ「試合のとき以来じゃの」ポン エイスリン「!」バッ まこ「そんなに身構えんでもいいじゃろ……」 エイスリン「ワカメ!ユルスマジ!」カキカキ バッ |人を蹴る絵| まこ「正直すまんかった」 塞「やっ、元気?」 和「貴方は……薄墨さんでしたか?」 塞「それは永水の人だね、結構傷つくな……」 和「……あ」 塞「思い出した?」 和「愛宕さん、でしたよね?」 塞「もうボケとして捕らえておくよ」 久「よっ、おチビちゃん」 胡桃「うるさいそこ!チビとか言わない!」 久「そう、なら……」 久「子猫ちゃん」ボソッ 胡桃「あんまり変わってないよ!」 久「あらそう、じゃあ子犬ちゃんとかは?」 胡桃「びみょーだね」 久「……人を褒めるのって難しいわね」 胡桃「口説いてるようにしか思えなかったよ」 白望「……だるい」 京太郎「ここどうぞ」 白望「ん……」 京太郎「相変わらず全然しゃべらないんすね」 白望「だるいから」 京太郎「その返しはわかってましたよ」 久「さあさあ!いよいよ部屋決めよ!」 久「取ってある部屋は二人部屋5つと一人部屋1つ、どこ行きたい?」 豊音「私は宮永さんとがいーなー!」 久「それじゃあ私は鹿倉さんにしようかしら」 胡桃「えー……」 久「あら、不服そうね」 胡桃「疲れそう……」 まこ「んじゃ、わしもよろしくのう」 エイスリン「!」バッ まこ「じゃからなんでそんなに避けるんじゃ……」 優希「のどちゃんは私と一緒の部屋だじぇー!」 和「私は咲さんと一緒の方が……」 優希「まあまあそう言わずに、乙女二人でガールズトークをしようじゃないか!」 和「はぁ……」 塞「余っちゃったね」 白望「うん」 塞「私たちで組もっか」 白望「うん」 塞「…………」 白望「うん」 塞「今日の天気は?」 白望「うん」 塞「だめだこりゃ」 京太郎「それじゃあ俺が一人部屋っすか?」 久「言ってなかったかしら?須賀くんは野宿よ」 京太郎「……は?」 久「他の部屋が満室で取れなかったのよ」 京太郎「一人部屋1つっていうのは……」 久「あっちの監督さんが泊まるのよ」 久「合宿のしおりにも 『須賀くんは寝袋・テント持参のこと』 って書いてなかった?」 京太郎「いやいやそんなオカルト……」ペラペラ 京太郎「…………」ジーッ 京太郎「……ウソだろ」ガクッ 久「それじゃ、もう私たち行くわね」 京太郎「部長の鬼!悪魔!」 久「はっはっは、何とでも言いなさい!」 胡桃(趣味が悪い……!!) 久「温泉は入っていいらしいから、じゃあねー」 咲「あ、あはは、頑張ってね」 優希「後で差し入れでもしてやるじぇ」 京太郎「そんなのいくらなんでもあんまりだ!あぁぁあんまりだあああああ!」 カポーン 京太郎「ははっ、混浴かも!とか期待するだけ無駄だったぜ」 キャッキャ ワーワー 京太郎「みんな楽しそうだな、この穴、この穴から見れねえかな……」ジーッ 京太郎「シロさん、結構大きかったからな……見えないかな」ジーッ 京太郎「……」ジーッ 京太郎「…………」 京太郎「なんだろ、目から汗が出てきたぞ」 豊音「わぁー!原村さんのちょーおおきいよー!」 塞「豊音のもなかなかだけどね」 エイスリン「」キョロキョロ 白望「……だる」タプン 優希「のどちゃんは泳がないのか?」ストーン 和「はしたないですからやめましょう」ドタプーン 豊音「あはは、ちょーたのしーよー」タプン 胡桃「泳ぐのやめるそこ!」ストーン 塞「どれ、私も泳いでみようかな」タプッ 久「どうせだし競争してみましょうか」タプッ まこ「やめい」 エイスリン「……」ストーン エイスリン「…………」 咲「」カタポン エイスリン「?」フリムク 咲(´;ω;`)ブワッ エイスリン(´;ω;`)ブワッ 【屋外・テント】 京太郎「くっ、夜風が沁みるぜ」 京太郎「そろそろ寝よ」 優希「京太郎ーちょっといいかー」 京太郎「優希か!」ガバッ 優希「これ、さっき言った差し入れだじぇ」 京太郎「タコス!タコスじゃないか!」 優希「犬の身体を気遣うのが主人の役目だからな!」グッ 京太郎「優希……」キラキラ 優希「京太郎……」キラキラ 京太郎「誰が犬だ、誰が」ペシッ 優希「痛っ!お前に決まってるじぇ!」ペシッ 京太郎「痛っ!」 京太郎「……でもま、ありがとな」 優希「おう!」ペシペシ 京太郎「痛いから叩くのやめて!」 和「須賀君、よろしいですか?」 京太郎「和!和なのか!?」ガバッ 咲「私もいるよ」ジトッ 和「これ、私からの差し入れです」 京太郎「チビエトペン、こんなのもあるのか!」 和「抱き心地ばつぐんなので、洗って返してください」 京太郎「ははっ、言葉が痛いぜ、胸に刺さるぜ」 咲「これは私からだよ」 京太郎「小説か、枕にちょうどいいな」 和「……」ジトッ 咲「……せっかく和ちゃんと選んできたのに」ジトッ 京太郎「いや!冗談だから!そんな目で見ないでくれ!」 咲「ねえ、京ちゃん」ゴゴゴゴゴ 咲「グーパンで許してあげるよ」ゴッ 京太郎「えっ、いやっ、まっ――――」 久「はろはろ~」 まこ「起きとるか?」 京太郎「ばっちりですよ、ははっ……」ボコボコ 久「顔がえげつないことになってるわよ?」 京太郎「わかってます」 まこ「これがわしの差し入れじゃ」つワカメスープの素 京太郎「自虐ですか?」 久「私はこれ」つお湯 京太郎「あっ、二つ合わせて一つってやつですか」 久「正解♪」 まこ「夜食にでもどうかって思って持ってきたんじゃが、だめか?」 京太郎「いえ、ありがたく受け取っておきます」 京太郎(もう文句は言わないようにしよ……) 豊音「須賀くん起きてるー?」 塞「やっ!」 胡桃「差し入れに来たよ」 エイスリン「」コクッコクッ 京太郎「すみません、わざわざ」 塞「いいからいいから、宿泊券もらえたのは須賀くんのおかげだったのに、こんなことさせてたら悪いし」 胡桃「シロは後で来るって!」 豊音「マッサージ機に座り込んだまんまだったからねー」 京太郎「そうですか……」 塞「あっ、やっぱりシロのこと狙ってたりする?」 京太郎「狙うとかそんな!」 塞「ほら、シロって結構あるじゃん?」モチモチ 塞「男の子ってそういうのが好みなんじゃないの?ねえねえ」ウリウリ 胡桃「不潔!」 エイスリン「ケッ、コノゲスガ」 京太郎「二人とも言い方ひどくないすか!?」 豊音「まーまー、そんな須賀くんに……はい」 京太郎「どんな俺ですか……これは?」 豊音「プロ麻雀せんべい第一弾ホログラフィックレア瑞原はやりプロのカードだよ!」 京太郎「おお、これは……なかなかのなかなか」 豊音「あ、後で返してくれるとうれしいなー」 京太郎「ちゃっかりしてますね」 豊音「もちろん!宝物だからね!」 京太郎(その宝物を貸してくれるってことは信頼されてるってことだよな……) 豊音「お守りみたいに持っててよ!」 胡桃「私はこれをあげるよ!」つCBP 京太郎「CBPって……何年前ですか」 胡桃「騙されたんだよ!酷いよ!何が 『カルシウムを摂るには量じゃない♪』 『CBPがぁ~』『大事なんだよ!』だよ!」 胡桃「おかしいよ!乙女の純情を弄ぶなんて!」 京太郎「鹿倉さんは乙女というか幼女な気が……」 胡桃「あ゙あ゙ん?」 塞「私はこれ」つぽたぽたやきお徳用 京太郎(イメージ通りだなぁ) 塞「今失礼なこと考えたよね?」 京太郎「いやいやそんなまさか、臼沢さんがおばあちゃんじみてるとかそんなことは……ハッ!」 塞「ふーん?そこまで考えてたんだぁ?」ニッコリ 京太郎「あ、今のはその……違うっていうか……その……」 京太郎「グーパンだけは勘弁してください!」ドゲザー 塞「……じょーだんじょーだん!」 京太郎「えっ」 塞「ほら顔上げて」 塞「男が土下座するのは彼女の親御さんに挨拶するときだけ、だよ」 塞「だから土下座なんかしちゃダメ、OK?」 京太郎「はい!」 京太郎(こっちの部長とは大違いだ!岩手に生まれりゃよかった!) 塞「よし!それじゃあ金的で!」 京太郎「やっぱり鬼だよこの人たち!」 塞「あはは、これもじょーだんだってば」 京太郎「な、なんだぁ……」ヘナヘナ 塞「ごめんごめん、須賀くん弄りやすいからちょっと意地悪しちゃった」テヘッ 京太郎「可愛いんだよこのやろぉぉぉおおお!」(ちょっとの基準おかしいでしょ!?) 塞「えっ」 京太郎「あっ」 塞「……///」カァァ エイスリン「コレ!」つ|十二人が仲良くしてる絵| 京太郎「ほえー良い絵っすね!」 エイスリン「!」コクッコクッ エイスリン「アリガトウ!」 京太郎「こちらこそ、ありがとうございます」 豊音「それじゃ、そろそろ帰るねー」 塞「後でシロしょっ引いてくるからー」 胡桃「おやすみー」 エイスリン「」フリフリ 京太郎「おやすみなさい!」 京太郎「ふぅ……」ズズッ 京太郎「ワカメスープおいしい」 ジーッ 白望「須賀くん?」 京太郎「あっ、小瀬川さんですか」 白望「……」ドサッ 京太郎「小瀬川さん!?」 白望「寝袋……あったかい」 京太郎「はぁ……」ズズッ 白望「……」ジーッ 京太郎「……」ズズッ 白望「……」ジーッ 京太郎「……飲みます?」 白望「…………うん」コクッ 京太郎「はい」 白望「ありがと……」ズズッ 白望「……あったかい」 京太郎「ですねー」ズズッ 白望「ふぅ……」 白望「……ありがと」 京太郎「さっきも聞きましたよ」 白望「……そうじゃなくて」 白望「みんなをここに連れてきてくれて」 京太郎「それは小瀬川さんがいたからじゃないですか、俺と小瀬川さんがそっくりだったから」 白望「……シロ」 京太郎「はい?」 白望「シロでいい」 京太郎「……」 白望「京太郎?」ハテッ? 京太郎「わかりました……シロさん」 白望「ん……それでいい」 白望「……みんなと楽しくするのはだるくない」 白望「だから、ありがと」 京太郎「いや、そんなこt」 スッ←指を唇に当てる 白望「……それ以上はだるい」 白望「……ね?」コテッ 京太郎「」ドキッ 白望「……それじゃ、おやすみ」 京太郎「おやすみなさい」 白望「すぅ……すぅ……」 京太郎「…………」 京太郎「ってちがーう!」 京太郎「シロさん!そこ俺の寝床ですから!」ユッサユッサ 白望「すぅ……すぅ……」 京太郎「寝るのはやいな!」 白望「ん……」ゴロッ 京太郎「……はぁ」 京太郎「シロさーん、起きてくださーい」ツンツン 白望「……すぅ……」プニプニ 京太郎「シロさーん……」ツンツン 京太郎「……はぁ」 京太郎「どうすりゃいいんだよ……」 白望「…………すぴぃ」 京太郎(とりあえず現状を把握しよう) 白望「すぅ……」 京太郎(俺は今テントの中にシロさんと二人っきり) 京太郎(シロさんは寝袋の上で寝息を立てている) 京太郎(そしてシロさんのおもちはというと……) 白望「ふにゃ…………」タユン 京太郎「落ち着け……落ち着くんだ」 白望「ん……」モゾモゾ タユンタユン 京太郎「…………」ジーッ 京太郎(……触りたい!) 京太郎(こらえるなんて無理だろ!触りたい!どうせなら揉みたい!) 京太郎(こう、ちょっと指で触るくらいなら……)ススッ 白望「すぅ……きょうたろぉ……」ゴロッ 京太郎「」 京太郎「……」ジーッ 白望「……んぅ」パサッ 京太郎「浴衣がはだけている……だと?」 京太郎(嗚呼、シロさんの肌白いなぁー……) 京太郎(ってそうじゃない!どどどどうしよう!心なしか突起も見えるような気もするし!) 京太郎「くそっ!くそっ!」モンモン 白望「………ん…」ギュッ←チビエトペンを抱きしめる 京太郎「くっそエトペン!小っちゃくなってまでそんな役得だと!ふざけるな!」 エトペン「」モギュッ 京太郎「まあいい、お前のおかげでシロさんのおもちが強調されて大変すばらなことになっているからな」 京太郎「…………」 京太郎「ちょっとだけならいいよな……うん」 京太郎「できる!俺ならできる!俺はやればできる子!」 京太郎「よっしいくぞー!ぽちっとな!」フニッ 白望「んっ!」ビクッ 京太郎「!」ビクッ 京太郎(まさか起きちゃった……とか?) 京太郎「…………」ジーッ 白望「……すぅ」 京太郎「…………ほっ」 京太郎「うん無理!」 京太郎「くそっ俺の意気地なし!」 京太郎「とりあえず風邪引くとあれだから上着でもかけて」ササッ 白望「……んぅ……」ギュゥッ 京太郎「よーしパパ、頑張って逃げちゃうぞー」 京太郎(今日どこで寝よう……) ピピピピッ 久「何度?」 京太郎「39.6度です」 優希「風邪なんてタコスを食べれば一発だじぇ!」 京太郎「そもそもお前は風邪引かないだろ」 エイスリン「バカ!」 塞「そういうのはもうちょっとオブラートに包んでね、例えば……」 胡桃「何とやらは風邪を引かない!」 塞「みたいな?」 エイスリン「!」コクッ 優希「なんかバカにされたじぇ……」 豊音「それじゃあここで問題だよー!」 トシ「デデン!」 豊音「何とやらとは、何のことでしょーか?」 トシ「チッチッチッチ」 エイスリン「ピンポーン!」 豊音「はい、エイスリンさん!」 エイスリン「バカ!」 優希「なんか二回もバカにされたじょ……」 京太郎「げほっげほっ!」 まこ「きつそうじゃのう、これでもいるか?」つふえるワカメ 咲「それじゃあこれも」つ油揚げ 和「はい」つ味噌 京太郎「もう味噌汁作ればいいじゃん!なんでそんなん持ってんの!」 久「須賀くーん、鍋借りてきたわよー」 京太郎「病人に作れと!?」 京太郎「もうテントに帰りますね」 久「そう、何かあったら連絡頂戴ねー」 京太郎「何この普段悪そうな人が優しさを見せた時のほっこり感」 久「まあ出るかどうかわかんないけどねー」 京太郎「いつも通り悪人だよアンタ!」 京太郎「忘れてた……」 白望「京太郎……?」 京太郎「起きてはいたんですね」 白望「……」コクッ 白望「……どうしたの?」 白望「顔、赤い」 京太郎「どうやら風邪を引いてしまったみたいで」 白望「……」ピタッ←額と額を合わせる 白望「……」 京太郎「……えっ」 京太郎(シロさんの顔、こんなに近くに……) 京太郎(吐息まで伝わってくるし、やっぱり綺麗な顔だな……)ゴクリ 白望「……熱い」サッ 京太郎「うつるんでシロさんもホテルに戻ってください」 白望「だるい」 京太郎「だるいって、こんな状況でですか」 白望「……だから」ギュッ 白望「一緒に、寝よ?」 京太郎「……はぁ?」 白望「これなら、私もあったかい、京太郎もあったかい」 白望「……だるくない」 京太郎「だるくない、ってシロさんに風邪がうつったらどうするんすか」 白望「……京太郎の風邪なら、大丈夫」 京太郎「いやいや、それに俺は男子高校生ですよ?シロさんに手を出すかもしれないんですよ?」 白望「……信じてる、じゃ、ダメ?」ウワメヅカイ 京太郎「…………」 京太郎「あーもう!」 京太郎「本当に知らないっすからね!」 白望「……ありがと」ギュッ 京太郎「お礼を言うのはこっちですよ」 白望「違う、上着の方」 京太郎「あー……あんなのどうってことないっすよ」 白望「……そう」ムギュゥ 京太郎「シロさん!?力強めてますよね!」 白望「……だるい」 京太郎「あれ?なんか逃げられたぞ?」 白望「……京太郎?」 京太郎「……ぐぅ……」Zzz 白望「……」ツンツン 京太郎「ぐにゅ……」プニプニ 白望「……ふふっ」 白望「…………」ギュゥ 白望「……ありがと」ムギュゥ 白望「……」ツンツン 京太郎「ん……カピ……」ズイッ 白望「えっ……?」 チュッ 白望「…………///」カァァ 京太郎「……カピ……」 白望(……ペット?) 白望「……///」モゾモゾ 白望「……」スッ←自分の唇に指を添える 白望「…………///」カァァ 白望「…………」チラッ 京太郎「ぐぅ……」 白望「!」バッ 白望「……」チラッ 白望「…………」 白望「……だる」 白望「……でも」 白望「だるく……ない?」 白望「…………」 白望「……///」 白望「……はぁ」 白望「どうすればいいんだろ……」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 大竹「次の方どうぞ!」 京太郎「こんにちはー」 白望「……」 大竹「婚約指輪はかんぴょうです」 ワハハハハ 大竹「えー、友だちがそっくりさん、誰の?」 京太郎「何も育たない園城寺怜さんです!」 大竹「それではそっくりカップルの友だちのそっくりさん、どうぞ!」 ワァァ! カン!
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京太郎「シロさん」 白望「んー、何?」 京太郎「俺達、正式にお付き合いを始めてから早1カ月ですが」 白望「おぉー、もうそんなに経つんだ」パチパチ 京太郎「あ、いえそういう記念的なやつじゃなくて」 京太郎「それに記念的な意味だったら俺の記憶だと一昨日が丁度1カ月ですから」 白望「違うの?じゃあ何なの?」 京太郎「ええ、この際ぶっちゃけましょう!俺は…」 京太郎「健全に女の子とイチャつきたい!!!」バァン 京太郎「何か無駄に肩とか寄り添ったり、遊園地のお化け屋敷で女の子にキャッとか言われつつ腕を掴まれてあわよくば腕に胸の感触を感じたり、休日のデート先で恥ずかしがりつつもあーんとかさせあったり、ふと眠った時にキスで起こされたり、膝枕で耳かきとかしてもらいたいんです!!」 白望「長い…後何かダルそう…」 京太郎「いやダルいってあーた…」 京太郎「いや、まぁもういいんですよ?」 京太郎「正直シロさんの時点でそういう甘々なやつはあんまり期待してなかったですし」 京太郎「や、期待はしていたんですけど、何かこうそう言うのはあんまり見込めないなぁとね」 京太郎「半ば諦めの境地と言いますか」シクシク 白望「むぅ…あ、でも最後のヤツなら」 京太郎「最後って膝枕で耳かきですか…」 白望「うん、あれなら外に出る必要もないし…」 京太郎「イヤッホーィ!」 京太郎「で、何で俺が耳かきをするほうなんでしょうか?」 白望「あれ?違うの?」 白望「そういや最近耳かきしてないから丁度いいなぁって思ってたんだ」 京太郎「はぁ~」 白望「え、何…?」 京太郎「いえ、もういいですよ」 京太郎「それじゃあ耳かきしていきますので、あまり動かないでくださいね」 白望「うん」 京太郎「あ、痛かったりしたら言ってください」 白望「わかった」 京太郎「と、こんなところかなっ、シロさん反対側もするんで――」 白望「すぅ……すぅ……」 京太郎「ありゃりゃ、寝ちゃったか…」 京太郎「期待してたのとは違うけど」 京太郎「まぁいいか」ナデナデ 白望「ん…」ムニャムニャ カン!
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―部室― 京太郎「今日はいい天気ですねー」 豊音「ねー」 バァン!! 豊音「ふぇっ!?」 京太郎「な、なんだ!?」 白望「おっはよー!!」 京太郎「ぇ……」 豊音「……」 白望「HAHAHA、あいさつくらい返さないとダメじゃないか!」 白望「そんなんじゃ一日曇っちゃうんだ☆ZE」 京太郎「きょ、今日はやけに…元気、ですね?」 白望「人間元気が一番なんだよ!」ビシ 京太郎(ちょ、なんなんですかこれ!?)ヒソヒソ 豊音(わ、分からないよ!こんなシロ見たことない!)ヒソヒソ 白望「そうだ!曇った気分を晴らすためにサッカーでもしようか!」 京太郎「え、サッカーですか…?」 白望「おう!さ、行こうか!」ガシ 京太郎「わっわっ、ちょ…」ズルズル 豊音「き、気持ち悪い…」 ―グラウンド― 白望「やっほー」ズルズル 純「え、俺?」 白望「そそ、一緒にサッカーしない?」 純「おう、いいぜ」 純「ところで、その後ろのは?」 白望「ん、後輩」 京太郎「あ、ども」 純「あ、てめ!この間は良くも…!」 京太郎「やーやーあれはまぁ正々堂々の勝負だったので…」 純「よーし、ほんじゃ今回はサッカー勝負と行こうぜ!」 白望「え、何?二人には因縁でもあるの!?」 白望「よし、それじゃあ対決でもしようか!」 京太郎「え、マジすか…?」 純「へへ、こないだの借りを返してやるぜ…!」 そうして、何故か活発なシロさんのお陰で 俺たちは友情を深めることが出来たのであった… めでたしめでたし 豊音「え、シロはあのままなのおおおおおおおおお!?」 カン
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特別編 勝った嬉しさからメールしてみました 小蒔「zzz...zzz...ん?なんですか?」ピリリリリ 小蒔「!?きょ、京太郎さんから!!え、えっと確かこうして……」 小蒔「できました!!へぇ、京太郎さんの初勝利!良かったですね!!」 小蒔「えっと……お・め・で・と・う・ご・ざ・い・ま・す、です!」 煌「ん?これはこれは京太郎くんからメール……」 煌「すばら!あの3人に勝つなんてすばらです京太郎くん!!」 姫子「花田ー?どがんしたとー?」 煌「姫子さん、このメール見てください!」 姫子「んー?京太郎からのメール……はぁ!?あの3人相手でトップ!?」 煌「そうです!!すばらですよね!!」 姫子(いやそれ以前にあの3人に勝つとか何があったのか気にならんと?普通じゃ勝てんメンツやろ) 煌「こうしてはいられません!!私ももっともっと練習です!!」 姫子「あ、あぁ、そうやね!私も付き合う!」 竜華「お、メール……おぉ!やるやん京太郎!!」 怜「どしたん?」膝枕中 竜華「いや、京太郎が初めてトップ取ったってメールが来たんよ。それも清澄の一年3人相手に」 怜「ほー、やるやん。京太郎もウチみたいになんか目覚めたんかな」 竜華「なんや、京太郎病弱キャラやないやん」 怜「普通は勝てん相手やしな。こう、一回死にかけて未来が見えるようになったり」 竜華「怜やあるまいし」 怜「何度か意識朦朧とした先に新しい境地に目覚めたり」 竜華「そんなしょっちゅう意識朦朧とせんやろー。あ、返事せんと」 怜「あ、ウチの分もー」 豊音「んー?あ、メールが来てるよー」 塞「豊音、勉強中だって」 白望「ダル……」 豊音「ちょっとだけだよー。あ、京太郎くんだー。えー!?ちょーすごいよー!!」 塞「もう、なんて書いてあったの?」 豊音「えっとねー、宮永さんと原村さんと、片岡さんと麻雀してトップだったんだってー!」 白望「……え?」 塞「……はい?京太郎って、そんなに上手かったっけ?」 豊音「でもー、勝ったのちょーすごいよー」 塞(いや、そんな普通の打ち方だったらまず原村和には勝てないって) 白望(京太郎なら……あのうるさいの相手じゃ東場で飛びそうだけど……) 塞・白望(どうやって勝ったんだろう……) 豊音「えへへー、おーめーでーとーうー、っと」 照「……京ちゃんからメール?」 照「……そっか、初めてトップだったんだ」 照「……おめでとう、京ちゃん」 照「でもあの3人相手か……成長したね、京ちゃん」 おまけ 洋榎「ん?なんやこんな遅くに……」 洋榎「ぬあっ!?」 洋榎「ぐぬぬぬぬ……性懲りもなくまたこんな写真を……」 洋榎「うっわ、うまそうなから揚げ……まだあるん!?」 洋榎「あああやめぇぇぇ……こんな時間に食うたらぁぁぁ……」 洋榎「あ?勝った?」 洋榎「へぇ、結構やるやん」 洋榎「ってまたぁ!?なんやから揚げ丼って!!ご飯はアカンやろご飯は!!」 洋榎「あああああああああ……食べたいぃぃぃぃ……」 雅枝「やかましい!!遅くに騒ぐなや!!後また夜に食う気か!?あんた食うても胸いかんやろ!!」
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2 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 22 27 06.61 ID tIHYXMM5O [2/5] 前回までのあらすじ 須賀京太郎15歳 好きな物はおもち 苦手な物は麻雀 最近は幼馴染の視線が気になっていました ひょんな事から恋人が出来ました そして全国大会 ホテルに滞在している筈の人が行方不明、不穏な空気と焦燥感……そして行方をくらましたりする独り言が不気味な幼馴染、俺はとりあえず照と合流してから明らかにおかしいホテルを出ようとしていたーー 京太郎「咲ーー」 5 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 22 32 27.65 ID tIHYXMM5O [3/5] 咲「あいつか……」 不倶戴天。 京太郎「お、おい咲?」 分かり合う事は永遠に無い。 照「……?」 煮えたぎる嫉妬と悪意。 咲「鴨がネギしょってきたよ」 最愛の人に近づこうものならば絶望を、恐怖を、終わりをもたらそう。 咲「久しぶり、お姉ちゃん」 ニコッ 醜い笑顔。 京太郎「皆を知らないか?」 私は悪魔でも後。 京太郎「和と優希以外……清澄の皆が……」 私の事は心配しない。 咲「あははっ」 でも、許してあげるよ。 / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . / . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚ . ' . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . / . . . . . / . . . . . i . ,| i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . .′ . . . /i . . . . ,|ノ | ト、 . i . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ / . . . . . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . .. ' . . | . . . . . ' | . . . / | | | ヽ . . ト、_ . . . . i . . . . . . . . . ゚ ./ . . . . . . | . . . . . . . . . . . . . . ' . . | . . . . ' | . . . | | |_」 -| . .Τ 丶 i | . . . . . . . . ハ / . . . . . /| . . . . . . . . . . . . . ' . . . | . . . . ' | . . . | |/| ,′ | . ./ Ⅵ | . . . . i . . . ./∧ ./ . . . . 'フ . | . . . . . . . . . . . . i. . . . | . . . . ' | . . . .i '| |' . . 」ィ芹丐 Ⅵ| . . ∧ . // . .i / . . . '´ / . ∧ . . . . . . . . . . . . |. . . ∧ .;. ′ | . . / |' . .x豕刋 芍⌒マⅥ . ∧ V .'i . . | ./ . . '´ ' . . / ∧ . . . . . . . . . /|. . . ' V ;| | . / . . . ,狄i[_ o -i| . . }! | / i i . | . ′ / . '´ .i . /i/ ∧ . . . . . . . / | . . . .' ∨| | / . . . . . .汽,. 、汐 . . リ .|イ / / . . | . ′./'´ .| . / .| / ∧ . . . . . . i′ | . . .;' V| |' . . . . . . . .`¨¨´ ' ' / |_/ / . . . |/ .| / | ./ ∧ .. . . . . | | . / ゙| . . . , '´ .| / . ∧| .|' .| / ./ .∧ . . . . | | / . .; ´ |イ . . ./ .| .| | / . / ∧ . . . . Ⅳ |' -‐--- '´ ' /i/ .| / . / /i . \ . . .| iム / 、 イ /| .| . ./ / .| . . . .\ .从_ムー---‐ ´ .イ '! / .| / ./ .| . . . . 厂 ´ト、. ヽ _.. / / |′ .|' ./ | . . . ∧ . /| . `¨¨へ '´ ./ iル′ .|/' | / ∨ !、 . / |>o。_ / .!-ー-- .._ {. | ./ ∨{. Y/ | . . . ./i . ¨7 T¨¨¨¨¨¨´ ^ー 、 ` ̄ 咲「私が皆を壊しちゃった」ニコッ これからは沢山刻み込んであげるから。 京太郎「さ……き?」 照「……!」 7 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 22 37 51.72 ID tIHYXMM5O [4/5] 咲「えへへ」クスクス 京太郎「壊したってどういう……」 咲「京ちゃんは黙っててね」 京太郎「!!」ゾクゾクッ 声が出ない……恐怖なのか……それとも……? 照「咲……もうやめて」 咲「お前の所為なのに……良く言うよね」 咲「とりあえず、壊したり、殺したりじゃあ許すつもりは無いよ」 京太郎「……」 照「?」 咲「あっ!」 咲「チャンスをあげるよ!」 照「チャンス?」 咲「もしかした……助かるかもね」ニコッ 8 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 22 41 27.71 ID tIHYXMM5O [5/5] 咲「ーー安価下1~5を全部ゾロ目にしたら助かるかもね」 安価下1~5 0~30 耳削ぎ 31~60 目潰し 61~99 鼻削ぎ 多数決 15 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/06/14(土) 22 51 31.79 ID KlVY+ADtO [1/2] ブシュッ 咲「あーあ残念」 咲「これでいいかな?」 包丁、かなり刃こぼれをしているが斬られたら相当痛い物だ。 咲きはその包丁を持って照へとにじり寄る。 京太郎「!」 咄嗟に声が出た。 がーー身体が動かない、どうしても動かせない。 京太郎「照!!」 懸命に叫ぶ、助けを乞うように。 京太郎「やめろ!やめてくれ!!!」 グリッグリッ 咲「あははっ」 照「!!」 照「~~っ!」 京太郎「照!!」 咲「動けないお前を嬲るのはたのしいね!」 ゴリゴリと削るように、錆びたノコギリで枝を切り落とすかのように。 手間はかかりはしたけれど、簡単に照の鼻は落ちた。 咲「これじゃあ京ちゃんに顔を向けられないね」ニコニコ 照(!) 照「……」サッ 京太郎「照……」 照は俺から顔を背ける、当然だ……でも…… 俺は…… 咲「私はまだチャンスを与えるよ!」 16 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 22 53 17.78 ID KlVY+ADtO [2/2] 咲「えへへっ」 咲「私は優しいから安価下1~3が全部ゾロ目なら許してあげる!」 安価下1~3 多数決 0~99 京太郎が刺される 24 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 00 28.42 ID hsTGDysAO [1/2] おc……正直驚いた 咲「残念……さようならお姉ちゃん」 咲はゆっくりと包丁を振り上げる。 次はピカピカだ。 砥ぎたてのように綺麗な包丁だ。 それをーー照にーー ブスッ 京太郎「刺させる訳ねーだろ……!」プルプル 咲「え……?」 咲「嘘でしょ?……そんな……」 照「京太郎!京太郎!京太郎!」 照が後ろから俺を抱き締める。 俺の傷に手を当てているみたいだけど、無駄だろう、こんな事で血が止まるはずない。 咲「ご、ごめんね京ちゃん……痛いよね」 咲「つ、次こそは、い、動けない筈だから……あ、あいつを殺したらすぐに病院に連れて行ってあげる」プルプル 咲は震えていた……怖いのだろう、でも……それ以上に照が怯えているんだよ! 京太郎「無駄だ……次も俺が止める」 照「咲……もうやめて」ポロポロ 咲「う、うわぁぁぁぁぁ!」 25 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 02 43.44 ID hsTGDysAO [2/2] 安価下1~3 全てゾロ目なら助かるかもね 0~99 京太郎死亡 31 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/06/14(土) 23 12 04.01 ID FTkDTE/QO ブスッ 京太郎「……」 良かった…… 本当に……良かった…… ーー照 無事で良かったーー 京太郎「ごふっ」ドサッ 照「京太郎!京太郎!」ユサユサ 京太郎「も、もう駄目だ、逃げろーー」 咲「嘘、嘘だ……心臓なんて……京ちゃん……」 照「……」 京太郎「照……出来ることなら……お前とこれからもずっと……」 ポタッ 照「うん……分かった。叶える」 京太郎「ありがとうーー」ガクッ ポタッ 照「京太郎、おやすみ。また起きてね」 咲「……へぇ」 32 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/06/14(土) 23 18 56.04 ID QiM8+4MpO [1/5] 咲「殺す、今ここで、すぐに」 照「黙って」 咲「お前には呪いをかけた」 咲「永遠に京ちゃんと結ばれない呪い」 照「そんな事はどうでもいい」 照「これから、何度も何度でもやり直すから」 咲「私と一緒の考えだ」 咲「その記憶、厄介だね」 照「お互いに」 咲「死ぬつもり?」 照「咲だって」 咲「次会う時が楽しみだね、えへへ」 照「……」 咲「バイバイ」 ブスッ 34 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 23 10.29 ID QiM8+4MpO [2/5] 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 35 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 23 46.00 ID QiM8+4MpO [3/5] 京太郎「今日は臨海学園の入学式だ!」 京太郎「必死に勉強して、なんとかギリギリで合格した臨海……今年から共学になるからなんといっても女子が多い」ニヤッ そこで彼女の一人や二人…… 母「遅刻するわよーー!!」 京太郎「分かってるって!!」 京太郎「行ってきまーす!」ダッ 母「もう……東京に来て浮かれちゃってるのかしら?」 カンッ 42 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 34 38.10 ID LBcEpYKUO [3/3] 現在解放されているのが ゆみルート シロルート 衣 照 淡 怜は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に怜はコンマを全回避しました。次回怜ルートのピンチ時に使用できます) つぎいっくよー 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) (鶴賀、宮守は強制ルート入ります) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下7 53 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/14(土) 23 48 31.81 ID xz3SEwMAO [1/2] 有珠山はごめんなさい よって宮守です(ゾロ目ボーナスをおまけにつけてあげる!!) ーー第三次宮守大戦勃発 シロは強制引き継ぎです 京太郎も強制引き継ぎです (ヤンデレと元ヒロインの)記憶引き継ぎに関してはゾロ目±1で引き継ぎです 好感度・依存度判定安価 安価下3 エイスリン 安価下5 胡桃 安価下7 塞 安価下9 豊音 67 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 02 52.10 ID 40f41PNfO [1/2] ゾ、ゾロ目ボーナス!!! 初期好感度+50 エイスリン 74 胡桃 62 塞 好感度max 依存度max 豊音 好感度max 依存度128 宮守は全員が大正義だからね、しょうがないね(三回目) 京太郎「宮守の入学式だ!」 京太郎「行ってきまーす」 ーーー 京太郎「中々疲れる通学路だな」 京太郎「まぁいいや、どんどん進むぞ」 登場人物安価 誰がくる? 0~20白望 21~40エイスリン 41~60胡桃 61~80 塞 81~99 豊音 安価下1 70 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 07 08.99 ID 40f41PNfO [2/2] 豊音「あっ!シロの彼氏さん!」 京太郎「あ、豊音さん。おはようございます」 顔は笑っているのに、目はとても冷たい。 何故かは分からないが……どこか恐ろしい。 そんな雪道だった。 豊音 依存度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 74 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 17 46.09 ID gbvqePZGO [1/3] 豊音 好感度max 依存度138 放課後 京太郎「よしっ!」 ガララッ 京太郎「今日から入部する須賀京太郎です!」 豊音「わーおめでと」パチパチ 白望「だるっ……」 0~30 エイスリン 31~60 胡桃 61~99 塞 76 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 20 07.15 ID gbvqePZGO [2/3] 胡桃「あ、京太郎だ!」 ガララッ 胡桃「おめでとう!」 京太郎「はい!今日から頑張ります!」 胡桃「よろしい!」 白望「変なの……」 京太郎「あははー」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 78 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 25 44.67 ID gbvqePZGO [3/3] 胡桃92 京太郎「……」ゾクッ 白望「!」ゾクッ 白望「京太郎、おいで」チョイチョイ 京太郎「あ、うん」 白望「……」ギュッ 京太郎「……」 豊音「わー……熱々だよー」 胡桃「妬いちゃうなー!」 0~50 エイスリン 51~99 塞 80 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 32 35.01 ID T6XDrm2qO 塞「こら、早く部活の準備するよ」 塞「ね?」 白望「……」ギュッ 塞「……シロも手伝ってくれるかな?」 白望「……勿論」 塞「それは良かった。さっ……はじめよ」 京太郎「……」タジッ 白望「塞」 白望「どうして京太郎に近付くの?」 塞「……」 京太郎「……」 確かに塞さんは俺の方を向いていた。 81 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 40 07.45 ID 3t69K0oMO [1/4] 塞「部活の邪魔……だからかな?」 白望「……」 エイスリン「!」 京太郎「あ、エイスリンさん」 白望「近づかないで!」 シーンッ 京太郎「……え?」 塞「変なシロ」 豊音「修羅場だよー」 胡桃「もうっ!」 エイスリン「????」 エイスリン好感度上昇安価 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 84 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 00 57 50.21 ID LWeCASTAO [1/2] エイスリン好感度max 依存度104 京太郎「……」 何かがおかしい…… どこからだ? 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 91 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 01 17 29.61 ID t5GbTmtmO [1/2] 京太郎「街をうろうろするかな」 0~50 エイスリン 51~80 塞 81~99 プロ 94 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 01 21 33.73 ID t5GbTmtmO [2/2] 0~20 すこやーん 21~40 わっかんねー 41~60 しゃーまん 61~80 はやや 81~99 ぷんすこ 96 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 01 29 41.61 ID 3t69K0oMO [2/4] 咏「迷子だよ、道がわっかんねー」 咏「そこの少年」チョイチョイ 京太郎「え?」 咏「とある場所を目指しててねぇ、分かるかな?」 京太郎「何処ですか?」 咏「それはーー」 ーーー トシの家 咏「まさか知り合いだったとはね」 咏「ありがとう、少年」 咏 好感度判定 安価下 98 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/06/15(日) 01 33 05.36 ID 3t69K0oMO [3/4] 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 109 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 15 57 43.88 ID 3t69K0oMO [4/4] 京太郎「よし、バイトするか」 ーーー 1.山菜狩り 2.土方 安価下2 112 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 16 08 13.18 ID LWeCASTAO [2/2] 京太郎「山菜狩のアルバイトか……へぇ」 ーーー 山 村人「あともう一人来るぞー」 京太郎「へぇ……だれかな?」 0~30 天使 31~60 小粋で小生意気 61~99 塞ぐよ~ 115 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 16 11 32.93 ID bT8183WDO / \\. / | |l \ \ \ \\ / | | |l | ll \ |l\ | ハ l| )'. ′ | | |l | 斗- |\ リ _)ノイ リ' | | { { |l { 从 八 }/ /心∨ ∧ | |〃 八 \x云ミ)' V)リ'∨ ∧ | | |l l \ \l\/ん 刈 `~. .‘, \ l | |l | | \ \{{乂),ツ ` }\ \ l | |l | |_//\ \\. . ┐ / \ \ ,′ | リ | / ){/ ̄\ \\ ` =' ∧\ \ } ′ l/ |‘イ个ー=ニ=┬ \\____∧ ‘,\ )ノ / / { l| | l| | l l|___} }/( l| l ll l |l/ { { | l| | l| | |∧__|/`ヽ)ハ八 リリ ノ' 八八 l 从 l|八 乂乂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/__ )八 ( ∨ \廴_彡' ∨// )' ー/ ∨__ / ∨ ´ \ / ∨ ___,\ /} \| / | / / \_\ | . / | / { \\ } /| | / { ∧ \「 | | ./ \ ∧ \| 「 | /`ー‐┬‐ ' { | | l| 京太郎「頑張りましょう」 エイスリン「ウン!」 エイスリン好感度上昇安価 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 118 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 16 16 07.19 ID 8SS8E5cRO エイスリン 144 エイスリン「……」 京太郎「どうしましたか?」 エイスリンさんは黙って俺の頬に手を当てる。 その手はひんやりとしていて、心地のいいものだった。 ーーー シロルート確定なので三連電話は省略 prrrr 京太郎「あ、電話だ」 0~50 エイスリン 51~99 豊音 122 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 17 12 10.93 ID 3oVrXa7nO [1/2] エイスリン 174 京太郎「はい、もしもし?」 エイスリン「……」 無言 非通知 京太郎「……」 沈黙 京太郎「あのー?」 プツッ 京太郎「え?」 切られたし…… 123 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 17 15 06.13 ID 3oVrXa7nO [2/2] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 129 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 17 25 02.51 ID fdJTFAAUO 京太郎「シロを見に行くか」 白望「何?」 京太郎「どぅわー!」ガシャッ 白望「……?」 京太郎「ど、ど、どうして俺の部屋に」 白望「おんぶ」 京太郎「あ……学校ね」 ーーー 京太郎「放課後か……」 1.部活 2.帰宅 3.ブラブラ 4.まだ学校にいる 安価下2 134 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 17 47 46.82 ID QeqH12kRO [1/2] 胡桃「てやっ」ビシッ 京太郎「いってえ!」 胡桃「あははっ」 京太郎「もう……胡桃さんですか」 俺の隣にちょこんと立ったいた小柄な先輩。 小学生と言っても問題はない、むしろ高校生であるのが問題なのだ。 胡桃「今日は部活やすみだってさ」 京太郎「あ、そうだったんですか」 胡桃「塞が一人で残って部室掃除してるよ」 京太郎「あの人も凄いな……」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 136 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/15(日) 17 52 29.53 ID QeqH12kRO [2/2] 胡桃 122 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 141 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 00 40 13.11 ID LpU1D43UO [1/3] 京太郎「シロ!!」 白望「遅い……」 京太郎「ごめんごめん……」 白望「で、まだ思い出して無いの?」 京太郎「またその話?もう飽きたぞ」 白望「でも、大事な話……だるくない」 京太郎「……」 0~30 エイスリン 31~60 胡桃 61~99 豊音 143 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 03 48 08.93 ID /ejD039NO [1/2] 白望「!」キッ 京太郎「え?」 シロが珍しく睨んでいる。 俺の手を掴みながら睨む先にはエイスリンさんが居た。 京太郎「エイスリンさん?」 エイスリン「シロ!」ニコッ 白望「ダルッ……」 空気がピリピリしているのが分かる。俺の手を握る力は更に強く、シロは手を引っ張って俺を引き寄せる。 エイスリン「……」カキカキ バッ エイスリンさんが描いたのは俺を含めた麻雀部全員が皆で手を取り合っている絵。 何故か俺だけは五人描かれていた。 エイスリン好感度上昇安価 0~30 超大 31~60 超特大 61~99 真・超大 145 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 03 53 19.02 ID /ejD039NO [2/2] エイスリン 224 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 151 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 16 56 19.48 ID DcyPrBy0O ゾロ目ボーナス! 土方「おらぁぁぁぁ!!!」 京太郎「ひえええええええええ!!!」 土方「きりきり動けやぁぁぁあ!!」 京太郎「はぁぁぁあい!!!!!」 土方「……」 土方「今回も一度だけなら手を貸してあげましょう……」 ーーー prrrr 京太郎「電話だ」 0~50 エイスリン 自由安価 今までに出会ったキャラ 前週キャラは無し 153 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 17 01 11.32 ID 6i5qIC3FO [1/2] エイスリン 254 京太郎「……」 エイスリン「……」 また無言電話……そして非通知。 京太郎「そろそろ怒りますよ?」 エイスリン「……」 京太郎「あのさぁ……」 エイスリン「スキッ」ボソッ 京太郎「え?」 プツッ 京太郎「そろそろ非通知拒否しようかな……」 一日が終わりました。 154 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 17 02 55.90 ID 6i5qIC3FO [2/2] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 158 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 17 15 33.60 ID cHqVie3pO 京太郎「よし、サボるか」 京太郎「どこに行こうかなーっと」 ーーー 京太郎「結局街をフラフラするだけってのも侘しいな」 京太郎「さて、どうするか」 京太郎「うーん」 0~30 エイスリン 31~60 胡桃 61~99 塞 160 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 17 28 08.93 ID LpU1D43UO [2/3] 天使 好感度max 依存度max トクンッ トクントクンットクントクンッ エイスリン「……」 京太郎「……」 京太郎「……?」 記憶の断片、何かを思い出してしまいそうなーー エイスリン「ア、ア、AHHHHHHHHH」 京太郎「エイスリン……さん?」 エイスリン「ヒサシブリ!」 とてもとても綺麗な笑顔だった。 ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 165 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 02 19.49 ID 1+TXij0YO [1/3] 白望「ねぇ……」 京太郎「もしかしたら……思い出して来てるかも」 京太郎「何を思い出しているかは分からないけど……」 白望「京太郎……」 白望「好き」ギユッ シロは俺を抱き締める。好きなのは当然俺もだけど、どうしてか……心が苦しい。 白望「でもごめん……」 京太郎「えーー?」 166 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 03 07.61 ID 1+TXij0YO [2/3] 白望「ーー別れよう」 167 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 04 56.09 ID 1+TXij0YO [3/3] 京太郎「えーーどうしてーー」 白望「ごめんね」スタスタ 京太郎「シローーシロ!」 愕然とした。力が抜けていく……俺はただただ去って行くシロを後ろから見ているだけだった。 0~50 豊音 51~99 胡桃 169 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 09 17.59 ID NT3yGy4mO [1/4] 胡桃「え……大丈夫?」 京太郎「あ……あ、あ……」 胡桃「シロが……そんな……」 京太郎「あはは、見られちゃいましたね」 胡桃「ううん、大丈夫。大丈夫だから」 京太郎「へへっ……へへ」 胡桃「……」ナデナデ 俺を撫でる手、その手が何よりも心地よかった。 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 171 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 12 32.63 ID NT3yGy4mO [2/4] 胡桃 172 大戦不可避 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 176 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 42 51.90 ID LpU1D43UO [3/3] 俺は失意の中街を歩いていた。 何故別れることを伝えられたのか、何故シロは俺の事をそれでも好きと言ったのか。 理解不能な事が沢山起きていた。 そして最後の胡桃さんの表情。 ーー確実に口が醜く歪んでいた。 京太郎「……」ゾクッ 0~50 豊音 51~99 胡桃 181 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 18 51 56.14 ID hSZG1zR5O [1/3] ゾロ目ボーナス!二連続ボーナス! 胡桃 272(ここから好感度上昇安価含むので) ↓ 胡桃 好感度max 依存度max 胡桃「やぁ、京太郎」 京太郎「胡桃……さん?」 胡桃「良ければ私の物になって欲しいなって」 京太郎「は……?」 何を考えているんだこの人は……彼女と別れたばかりの俺にそんな言葉をかけるなんて普通じゃない……むしろおかしい。 京太郎「そ、そんなの無理に決まってるじゃないですか!」 胡桃「そう言うと思ってたよ」 胡桃「絶対に私の物にしてみせる……約束だよ」ニコッ 京太郎「……」 胡桃「ふふっ」 ーーー prrrr 京太郎「あ、電話だ」 自由安価 185 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 19 02 36.86 ID 0xAeNslDO [1/2] 豊音 148 豊音「元気ー?」 京太郎「ま、まぁ少しは」 豊音「それなら良かったよー」 京太郎「もしかして……知ってますか?」 豊音「え、えぇ!?そ、そんなの知らないよ!シロが振ったなんて話は知らないよ!」 京太郎「知ってるんですね……」 豊音「ごめんねー」 京太郎「どうして……?」 豊音「“たまたま”見ちゃって……」 一日が終わりました 186 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 19 03 04.77 ID 0xAeNslDO [2/2] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 190 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 19 09 48.58 ID NT3yGy4mO [3/4] 京太郎「あーやってらんねー」 サボり決定! どっか行こうかな。 ーーー 何もない自然の中、俺は一人で歩く。 この雄大な自然は俺の傷付いた心を癒やしてくれるかと思う、が、そうでもなかった。 京太郎「ハァ~」 京太郎「もうダメだ……」 京太郎「いっそ……」 死んでしまおう。 そんな事を考えてしまう。 豊音「駄目だよ!」ギユッ 豊音「早まっちゃダメ!」ギューッ 京太郎「え?え?え?」 豊音好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 192 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 19 13 26.53 ID NT3yGy4mO [4/4] 豊音 178 勃発かな? 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 197 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 19 23 24.41 ID 1h2GzjlvO [1/2] 京太郎「バイトするか」 1.山菜狩 2.土方 安価下2 202 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 20 03 38.04 ID hSZG1zR5O [3/3] 村人「今日は使える人間が来たぞー」 京太郎「使える人間?」 豊音「来たよー」ニコニコ 京太郎「あ、豊音さん」 豊音「よろしくねー」 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 京太郎「よし、どこからやろうか」 豊音「いっぱいとれたよー」 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 京太郎「うわ!凄え!」 豊音 好感度上昇安価 0~30 大 31~60 特大 61~99 超大 204 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 20 09 40.84 ID jBRoZ9vLO 豊音 218 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 209 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 20 57 06.73 ID 2s0Fv3baO [1/3] ここで電話を選ぶとは、やはり天才か 京太郎「よし、電話するか」 自由安価 前週キャラ無し 安価下8 重要な安価です、よくよく考えてください 218 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 06 14.68 ID cpz1ySZeO [1/2] 216 217 エイスリン「モシモシ!」 京太郎「あ、エイスリンさん」 エイスリン「……」 京太郎「エイスリンさん?」 京太郎「もしかして……」 あの無言電話って…… 京太郎「エイスリンさん、俺に無言電話しましたか?」 エイスリン「……!」パァァァ 京太郎「?」 エイスリン「ウン!」 京太郎「なんだーー怖いから非通知とかやめてくださいよ!」 京太郎「実際に会わないと意思の疎通、取れませんし」 エイスリン「ゴメンネ……」 ーーー prrrr 京太郎「ん?電話だ」 安価下3 自由安価 224 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 23 47.99 ID 1h2GzjlvO [2/2] 京太郎「もしもし……」 白望「……」 京太郎「シロ……」 白望「……」 京太郎「……」 沈黙。一切の言葉も発せられない。 京太郎「どうして俺の事を……」 白望「これは……最後の忠告」 白望「岩手を離れた方がいい」 白望「そして、宮守の人間とは永遠に関わらない」 白望「それだけでダルくないし、京太郎は幸せになれる」 京太郎「っ……!」 流石に頭に来た。 ここまで嫌われるとも思っていなかった。 京太郎「っざけんな!」 白望「!」ビクッ 京太郎「俺はこんなにお前の事が好きなのに……!」 0~80 ?????? 81~99 ???? 227 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 28 19.39 ID 5wOEbOjZO [1/2] 白望「私と居ると不幸になる……!」 白望「だから駄目」 京太郎「意味分からない事言うなよ!」 白望「宮守の人間は京太郎を不幸にする」 京太郎「それだけの理由で俺とは二度と会えないのかよ!?」 白望「っっ!」 白望「違う!!」 白望「大好きだけど……これ以上不幸な京太郎は見たくない!」 白望「それはとてもダルい……」 0~10 ???? 11~99 ?????? 231 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 34 06.19 ID duH7CEpqO 所詮この程度か…… 京太郎「俺はシロと一緒に居れたら幸せなんだよ!」 京太郎「いくら不幸になったってそんなの苦にならない!」 白望「私だって私だって……」 京太郎「ならっ……!」 白望「……」 ラストチャンス~ 0~30 ???? 31~99 ?????? 233 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 38 05.62 ID eRscWzdkO karma ズキッ ズキッズキッズキッ 京太郎「っ……ぐぅ」 京太郎「頭が……頭がぁ」 白望「京太郎……もう大丈夫」 白望「ね?」 京太郎「どうしてこんな時に限って優しく語りかけてくるんだよぉ……!」 白望「もう、無理しないで」 プツッ 一日が終わりました 236 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 21 44 43.43 ID 2s0Fv3baO [3/3] 朝 行動フェイズ 1.登校 2.引きこもる 3.サボる 4.自由安価 安価下3 243 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 23 28 41.39 ID 5wOEbOjZO [2/2] 京太郎「もうダメだ……引きこもろう」 京太郎「はぁ~あ」 どうしようもない気分だ、くだらない事もやってきたけど昨日の事はやっぱり凹んでしまう。 0~20 白望 21~40 エイスリン 41~60 塞 61~80 胡桃 81~99 豊音 246 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 23 36 33.46 ID 5Z/Tahq1O 京太郎「ん?」 ピンポーン 京太郎「誰だ……?」 --- 京太郎「はーい」ガチャ 目の前に立っていたのは元恋人、シロだ。 白望「京太郎……」 京太郎「シロ……」 白望「学校……最近サボり過ぎだから行こう」 京太郎「やめてくれよ、そういうの……」 京太郎「もう……」 ズキズキッズキズキ 京太郎「ぐうぅ……!」 またこの頭痛だ! 前から変な時に頭痛が来る時もあったけど……また来やがるなんて! 白望「京太郎……大丈夫?」ギュッ シロは俺を担いで家の中まで運んで行った。 0~20 思い出す 21~99 思い出せない 250 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/16(月) 23 43 06.98 ID iOC17i37O 白望「んっ」 ペタッ 京太郎「……ありがとう」 白望「冷えピタだけど」 京太郎「十分だよ」 白望「良かった。頭痛は大丈夫?」 京太郎「……ずっと凄い」 京太郎「更に激しくなってる」 白望「だと思った。でも我慢して」 京太郎「分かってるよ」 白望「……怒ってる?」 京太郎「少し」 白望「……」 0~30 思い出す 31~99 思い出せない 254 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 00 13.30 ID pm4uWPCrO [1/2] 白望「京太郎?」 京太郎「ぐぅぅ……あっ……」 ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ --- シロ「京太郎……元気?」 ドクンッドクンッドクンッ 京太郎「はい!元気ですよ!」 シロ「今度デートしよ、ダルッ」 ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ シロ「好きだよ」 京太郎「は、はい!」 --- シロ「お願い……やめて、それだけは」ブルブル エイスリン「ダメッ!」 グググッ シロ「ぐふっ……ぐ」 シロ「やめて……私はどうなってもいいからこの子だけは」ポロポロ シロ「やめて……!」ポロポロ グググッグググッ --- 京太郎「……シロ」 京太郎「白郎」 白望「きょ……きょうたろぉ……う……」ポロポロ 京太郎「待たせてごめんな」 256 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 04 47.85 ID qMeZg3jtO 京太郎「今回は一番まずいぞ」 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 白望「どうして……?」 京太郎「宮守の皆が危険だ」 京太郎「塞さん豊音さん胡桃さん……エイスリン・ウィッシュアート」 京太郎「全員が狂気を孕んでいる」 白望「エイスリンがおかしくなったのは気付いていた……」 白望「他の皆は……ダルい」 京太郎「よし、行くぞ」 「どこに行くのかなー?」 京太郎「っっ!」 窓からは豊音さんの顔…… 豊音「逃がさないよー」 京太郎「くそっ……!」 豊音「ずっと居てもいいよ、この部屋にずーっと!」 0~50 脱出 51~99 「こら!逃げるな!」 260 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 13 51.49 ID ftJV644MO [1/3] 豊音「あれー?逃げられちゃったよー」 豊音「でもねー私に気に入られた人間は皆……この村から出れないって……知ってるかなー?」 --- 京太郎「はぁ!はぁ」ダダッ 白望「はぁ……!はぁ……!」ダッタッ 京太郎「大丈夫か!シロ!」 白望「うん……まぁまぁ」 白望「足に蔦が絡んだけど……」 京太郎「はぁぁ!?」 京太郎「マジかよ!?」 白望「抜けない……ダルい」グイグイ 塞「……ねぇ」 塞「どこに……行くのかな?」 京太郎「っっ!」 京太郎「ちょっとしたデートですよ」 塞「いいねそれ、私も連れて行ってよ」 京太郎「お断りします」 舐めるように俺の事を見る。じわりじわりと迫ってーー 0~50 脱出 51~99 「こら!独り占めはダメ!」 263 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 24 28.79 ID kjHxNHDAO ブチッ 塞「本当……昔から自由奔放だよね……シロは!」 白望「ごめん、蔦が千切れた」 京太郎「よーっし!行くぞ!!」 ダダダッッ 白望「ダルッ」 --- ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 胡桃「やっほー」 京太郎「この人……沢山凶器持ってるな」 胡桃「逃げると……投げるよ?」 京太郎「目の焦点が合ってませんよ」 胡桃「大丈夫。当てるから」 0~50 脱出 51~99 オマタセ! 266 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 29 22.41 ID Qt4gh0CWO [1/2] あのシロが……何故だ 京太郎「あと少しで村を越える……けど」 京太郎「一番厄介な人が来たな」 白望「……」ブルッ エイスリン「キョータロウ!シロ!」 カキカキ バッ 今度は胎児の絵……か? ひどい人だ。 _ / |ハ i . ,´ j [ | 斗ー┼ぃ」 i i , { { _j斗 i| i 」 八」ft| |、 i |ハ [ ィ 仆八 || j抖汽j「f対 沁 | l{ 小 人れj「外、」 rJ 「 仆 扞仆辻 、 | 乂対 rJ | 乂 _ツ] 「 个イ丁 \L ]人乂ツ ,.,.,., Lノ [ ‘, 「 |小 .,.,., ' i 厂 ! ‘, 〔 ¦い 、 ノ ,| 〔 ¦ ;込、 仆 { , ゙、 ,; | 「 > .,__, ィ 人 `. iト 小 , 小 」i [ rt]___彡 ⌒ヽ ぃ, L, ト; /_ノ 八iト〔 jLリ汽,厂「 沁 匕L _j「リノ イ{ _j斗ャヒ ¨ア/ j圦 t┐ _彡ノ丿 ~^ __ ‘'廴」 i 〈 イ _⌒L戎r‐‐匕 /^ ¨¨丁 r==や-や==┬‐. ア入 j广Y^ 圦 坏 ケ¨¨ケ 坏'/, ノ i{ , r イ /, ,} '/  ̄ ̄ __ '//, ,'^ i ∨ /人 イ _j 」 ^j '/ - - - - '//, ´ 〉’ / 〃 ハ\ 八ア ; ` '/ - - - - '//,. , ,´ ^ 、,_j L..」 Ⅵ ,′ } '/ - - - - '//, / / ヽ|/ } 0~30 脱出 31~99 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 270 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 00 33 07.37 ID Qt4gh0CWO [2/2] 今まで出なかった分の低コンマを吐き出す住民、有能 京太郎「よし、なんとか宮守を抜けたぞ」 白望「これから……どうするの?」 京太郎「安心しろって……ほら」 ブルルルンッブブーッ 土方「おらぁ!早く後ろの荷台に乗れやぁ!」 土方「……何処に行く?」 土方「愛の逃避行……お供させていただきますよ」 何処に行く? 自由安価下8 281 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 01 26 41.61 ID bvUUCjVpO [1/5] 福岡 京太郎「助かりました」ペコッ 土方「おうっ」 ブルルルンッ --- 京太郎「さぁどうする?」 白望「眠くてダルい」ウトウト 京太郎「そうか、じゃあどっか泊まりたいけどなーー」 「おや、あなたは?」 京太郎「ん?」 京太郎「こんな夜中にどうしたの?おばあさん」 「ふふふ、今遠くに出かけてる旦那に似てると思いまして」 「かっこいいあなたと可愛いガールフレンドに免じて泊めてあげますよ、宿にこまっていそうですし」 京太郎「ありがとう、おばあさん」 白望「……ありがとうございます」 「すばらですね」 京太郎「変な口癖だ」 「おっと、過去の口癖が」 301 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 02 13 34.10 ID 4T17l/dTO 3年後 京太郎「あーー」 京太郎「シロ」 白望「京太郎……おんぶ」 京太郎「はいはい」 俺とシロは岩手を離れ、福岡の大学に通っていた。 シロの打ち筋に気づいた福岡の強豪の大学からスカウトが入学の誘いをする、シロはダルがったもののトシさんの一喝でなんとか嫌々福岡の()大学に通う事にした。 俺から離れたくなかったとの事らしい。 それを聞いた時は顔が真っ赤になりましたとも、えぇ。 京太郎「東京のプロチームから誘いが来てるんだって?」 白望「うん、もう一つはオーストラリア」 京太郎「どうするつもり?」 白望「勿論東京」 京太郎「そっか……じゃあこの大学の分校がある東京に俺も入学しないと」 白望「本気?」 京太郎「勿論。どこまでも着いて行くよ」 白望「へぇ……」クスッ 白望「もう離れ離れは嫌だから?」 京太郎「おう、次は絶対離れない」 白望「いっつも後を追うからね……馬鹿」 京太郎「あはは……ごめんな」 303 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/06/17(火) 02 18 59.04 ID pm4uWPCrO [2/2] エピローグ 五年後 苦難に負け続けて来た。 理不尽に殺され続けて来た。 でも、最後は打ち勝つ事が出来た。 人生山あり谷ありとは言うが、谷底人生が二度連続するなんて誰が思うものか。 でもーー 今は違う。 共に歩き、笑顔を絶やさずに夢を見る。 少し怠けがちな恋人だげれども、俺は後ろから背中を押し続ける。 最愛の人を。 305 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 02 25 45.04 ID XnD/rmIMO [1/2] シロ「……」 いつ見てもかっこいい。 頼りになる、常におんぶされたい。 シロ「……今日はカレー」 京太郎「やりぃ!」 シロ「ダルッ……」 塞と豊音と胡桃には困る程に謝られた。でも許してあげた、何も行動に移していない人間をどう許すなと言うのか私には分からない。 エイスリンは結局自分から顔を見せなかった。許してあげるつもりでは居たけど、自殺されたらどうしようも無い、私から顔を見に行く羽目になるのは皮肉じみている。 ただーーとても安らかな顔をして眠っていたらしい。 シロ「京太郎」 京太郎「ん?」 シロ「かっこいいよ」 京太郎「は?」 ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 307 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 02 28 53.17 ID XnD/rmIMO [2/2] 京太郎「あのさ」 白望「なに?」 京太郎「これからも一緒だぞ」 白望「当然」 京太郎「子供も作ろう」 白望「いいよ」 > '" / / ,, - ''"‐‐- ,,_ , /! = 、 ` ‐-- ''"/ -( ´ ヽ、 ̄` - 彡 / ゝ- ,, ー-- ニ==彡 イ / / ヽ -= ヽ、 __ (〃 イ イ "'' - ,, ヽ ヽ -=` イ ,' ,' l 丶 `"''<"''< } > / / /! ! , ! ヽ ,, ヽ ) /"' -‐< ( / // ! l 、 \~"''< ヽ ./ ヽ、 { /〃 il  ̄ 三 \ゝ - ,,斗= ミ ヽ} ヽ }\ 、` ゝ { ヽ l}/弐芯示 ´ 以 ゚ リ/ l } l/ 丶) ヽ) j 、! ゝ‐ ' `¨´ ' / 丶 ヽ / l lヽ', ' ''' ,' ' } ', } ……ダル / l 、 / / / /〃 ∧ 、、 、 ヽ - /ノ, ノイ ノイ `  ̄ ミ゙丶 __ , イ ≦´ ̄ ̄`ヽ , ' _ ノ〔.リ ,、‐-彡/ / / ', _/ ´ ム ハ ゞ=く . } ., ー- ..,,__/ / } γ {/ { . . // `ヽ__ ', > ´ ̄、ヽ / )' ァ--- == 、 __},,.> |. _r ´ __, ヽヽ}/ ; '> `¨´ ヽ ̄ r。 ! l {(´/_,,..-≦--´ー==チ } | {、 | > ´ / . .;.' . /ィ"´ ノー-rォ- 彡ヽ ! r ´ , . . . ' . . ′ {. | | } | i `ミ、,! . . . . . .{ . | | | y' リ. ! ! . . . . . . | . !. |」 | {. ', . |. . . . . . . | . ' .} } ! | ハ . ! . . . . . . .| ,. ' .| ヾ |. / ヽ . . | . . . . . . . ,.ィ´ / ´ ハ ミ、 ' `ー-、 | . . . . . . . ! "´ ' { 〉. { ', ';. . . . ./! ´ } / } } ';. /| | ハ / ! / ハ | | \ / ヽ _ ,,..イ | '/.', Vハ `゙ ヽ ゝ __ ,,..ィ } ∧ ', { / ;′ / ∧ハ. ヽヽ / ,! ,' } マハ ` \ / / / マハ \ / / ,' マハ \\ / ,! ,′ マハ \\ / , | ∨', \\ / ;___ \ \\ / !三}__{三三彡ヽ \\. / |ヽ,|∞ i!77リ////,.\ /ノ ム !ミ/| ̄ !///}.//////\ ,.イ/! '. ///ヽ |/∧ |///!///////,'∧ //,i!/! {////,\ |///ミ、j///!////////∧ ,ィ/////i!/! iレ/////,'≧x |,'///ヾ,////////////∧,,イ///////,i!/! |/////////ミ≧='ミム、//}//////'////////////////,'i!/| |//////////////ヾミ、刈////ムイ彡'///////////////,i!/! .!//////////////////ム≧ー-{////////////////////,i!/| 京太郎「今度はもうやり直さない」 ずっとーー 309 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 02 39 07.19 ID sxY7slsNO [1/6] 15年後 「やっべーっ!遅刻だ!」 白望「起こしたのに……」 京太郎「遅れる遅れるーー!!」 白望「2人揃って……もう」 白望「入学式早々遅刻はやめて欲しい」 「分かってるって!!!」 「白君ーー!はやくー!」 「やっべ!エイスリンの奴が来てる!」 「早く行かないと!」 京太郎「白!俺は先に行くぞ!」 「裏切り者ーー!」 白望「あなた……ネクタイ忘れてる」 京太郎「ぎゃー!シロはそろそろ炬燵から出てくれ!!」 白望「断る」 京太郎「あー!遅刻だー!」 「行くぞエイスリン!」バンッ 「ウンッ!」 京太郎「ついさっきまでシロと炬燵でぐーたらしてるとおもったら勝手に慌てて、颯爽と行きやがった……」 白望「私達にそっくりでいい子……白郎の弟だもん」ムクッ 京太郎「あぁ……そうだな」 シュルシュル キュッ 白望「行ってらっしゃい、あなた」 京太郎「おう」 チュッ 白望「会場でまた会おう」 京太郎「おう!」 ずっと、ずっと、ずっと、幸せだ。 カンッ 325 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 03 01 12.84 ID pdUjaJ/FO [2/3] 次はバッドエンドスレ作ろう(提案) 現在解放されているのが ゆみルート 一 衣 照 淡 怜は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に怜はコンマを全回避しました。次回怜ルートのピンチ時に使用できます) 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してください) (宮守は強制ルート入ります) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下9 356 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 15 59 13.09 ID bvUUCjVpO [4/5] 玄 3 宥 51 憧 好感度max 依存度max 灼 2 穏乃 51 晴絵 96 平和じゃん!やったねたえちゃん! 二個下だったらなぁ……(血涙) 大正義阿知賀編がついに始まりますね、すばらっ パワー系ヤンデレ 追跡系ヤンデレ 束縛系ヤンデレ 純粋系ヤンデレ 策士系ヤンデレ 伝説系ヤンデレ 今回も阿知賀に転校してから地区大会を終え、全国大会を控えた時を舞台にしたお話です 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当に全国へ行けちゃったから凄いよなぁ」 俺なんか…… 京太郎「あ、あれは」 0~20 玄 21~40 宥 41~60 憧 61~80 灼 81~99 穩乃 安価下1 359 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/17(火) 16 56 55.83 ID RxPPfs9oO / //// / _ _ / .//' ./ /// / r――- _ _ -―…‐- / ム' // r―… ̄ \ / / r三ニ ヽ / / _ -――- _ [_ , / / _ -――< ̄ {__/ _ -‐- / 厶 ` __{三ィ _- ` 、 / | /. \ \\ ̄ ̄ ./ー‐ ´/ _ -‐´` 、 / | ____/. .\、 \ヽ、. . / 厶 -‐  ̄ ` 、/ |____i | |; .|Lミxヾ、. . -‐ ¨ / l | l ;ィ |ト ハ|_}!ト }\`}/ / 八 l ハ. .l //|-jj } / ネ灯〈ィ、 く _____/ 、 '; ハ ヽ/ ネィ ゞ',, ;{ l ト、 . _ ―  ̄ ', '; ヘ 込_リ ` ハヽ、ヽ マ ̄ ’ '; ヘ ヽ'''' r ア /、「イ Ⅵ ハ マ\ .`マァ<ニユ込、` ノ'ヘ ____/ |ヘ .`\ \ `| } 入 ̄ `ー /二ニ=- //. ヽ  ̄ア {‐' ト \ / / 丁 ` ー-| | ハ `ー--イ \ ′ ̄ ̄{イ λ{ `| 、 ハ {`ぐ、__}`、ゝ´ヽ | _ 八 { ヾ ヽ.`ー才 .| }ヽ ._|、 γ´ `、r‐、 ヽ、 `/ ノ .|イ j . j \ | | __ - ― …´ヘ { l リ }o ノ \ |. ノ γ´ ヾ、 / /o t‐ ´ `ー- 、 ヽ x } ヽ }\ ./ | ヽ \ ´.. _} 「 ` ´ o .L /アi__ } `´ `ー‐…  ̄ ̄ /くヽ、 | γ { .| `ー-一´ | `ー` 〉 j ヽ/ / o 〈 l _ { 、 o 〉 `ー' し' _____/ . . . ` 、 ∧o,.イ / . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . ‐- ____/ . . ′| 宥「おはよ~京太郎君」 京太郎「あ、宥さん」 宥「憧ちゃんが早く部室に来てって言ってるよ」 京太郎「また憧か……分かりました」 宥「頑張ってね~」 0~30 小 31~60 中 61~99 大
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3397.html
京太郎「誰かを抱きしめたい」 京太郎「抱きしめられるのもいいけど抱きしめたい」 京太郎「むしろこの際抱きしめられてもいいや」 京太郎「憧ー!」 憧「いやぁぁぁぁぁぁあああ!」ゲシッ 京太郎「ぐほぁっ」 京太郎「いきなり腹蹴るなよ~」 憧「そっちがいきなり抱き着いて来るからでしょこのヘンタイ!」 京太郎「俺が変態……だと……?」 憧「そーよ!いっつも宥姉とクロの胸ばっか見て!ヘンタイ!スケベ!バカ!」 京太郎「いや、待ってくれよ憧」 憧「ヘンタイ!スケベ!バカ京太郎!」 京太郎「二回も言わなくてもよくねえか!?」 京太郎「ああそうだよ、確かに宥さんのおもちも玄さんのおもちもグレートさ」 玄「灼ちゃん、二人とも喧嘩してるよ」ヒソヒソ 穏乃「赤土先生がいないから灼さんが止めないと」ヒソヒソ 灼「わかった、善処する」ヒソヒソ 灼「憧、京太郎……」 京太郎「それでも俺は憧が好きだ!大好きだ!」 憧「な、な……」 京太郎「でも酷いじゃねえか!付き合ってから半年経つって言うのにキスすらしてくれないなんて」 灼「え」 憧「それは……恥ずかしいから……」 京太郎「だから今日は抱き着いて俺が恋人であることを認識させようと思ったんだよ!」 京太郎「なのに何だよ……昼飯のカレーうどん吐きそうだよ……」 憧「ウソ……私……」 灼(……そっか、京太郎とキスはまだしてないんだ) 灼(そっか……) 憧「面と向かってじゃ恥ずかしくて、この間京太郎が寝てるときにしちゃった……」 灼「」 京太郎「えぇぇ……」 灼「」 優希「さっさと私を抱きかかえるんだじぇ」 京太郎「でもよ……」 和「」ジトッ 京太郎「なあ和?俺は優希を持ち上げてロッカーの上を掃除させないといけないんだ」 京太郎「だから一回くらい見逃してくれてもいいだろ?なっ?」 和「嫌です」 和「たとえゆーきでも京太郎君に抱きしめられるのは私だけです!」クワッ 京太郎(付き合ってわかったけど……) 京太郎(まさか和がこんなに独占欲が強いとは思わなかったんだぜ!) 須賀「優希」 片岡「ん?」 須賀「はい」スッ 片岡「やんわりと両腕をひろげて……ハッ! さては貴様、とうとう私の愛を受け止める気になったな!?」 須賀「来いッ!!」 片岡「うぉー!」ドーン! 須賀「くぅ……そいっ!」ギュウゥ! 片岡「ふぁっ…!?」 片岡「なっ、なに本当に抱きついてるんだお前!」 片岡「ここは私の体当たりに蒸せて、私が『私の愛を受け止めるには修行が足りなかったようだな』って笑うところだじぇ!」 須賀「はあぁ~……優希のにおいがする」スンスン 片岡「ギャ──!! 京太郎が壊れたじぇ! ついに京太郎が変態にぃ──!!」 須賀「はあぁ…優希って小さいけどあったかくて気持ちいいんだな……このまま抱き枕にしてぇ…」 片岡「ちょっ、ちょっと京太郎…はなせ、いい加減はなせぇ…!!」 須賀「だれがはなすかっ! こんなかわいい生き物!!」 片岡「ふぇっ」 須賀「───」 片岡「…きょ、京たろ、待って、待つんだじぇ。そっちは…そっちはベッドがあるだけ……きゃわっ!」 須賀「決めた。もうこのまま寝る」 片岡「ふえぇぇ…!?」 京太郎「おーい、マホ。ちょっとこっちこい」 マホ「なんですか、京太郎先輩」タタタ ギュー マホ「わわわ//なんで抱きしめるんですか京太郎先輩」 京太郎「マホはあったかいなー」 ナデナデ マホ「うぅ~恥ずかしいですよ」 京太郎「やっぱりマホは最高だぜ!」 咲「いたた……もう京ちゃん抱きとめるならしっかり抱きとめてよ」 京太郎「いきなり階段から落っこちてきたくせに何言ってやがんだ」 京太郎「本読みながら歩くのは危ないからやめろって言っただろ?」 咲「でもこの本面白くて……」 京太郎「お前の本好きも大概だもんな、次からは注意しろよ」 咲「うん!」 ウワー ダイタンー ウワァ コーホー 京太郎「なんか周りから見られてるような……」 咲「京ちゃん……そろそろ離れてくれない……かな」 京太郎(こっ、これは俺が咲を下から抱きしめている状態!) 京太郎(こんなのを麻雀部の誰かに見られたら……!) 久まこ和優希「」ジーッ 京太郎(もう見られてたぁぁぁぁ!) 久「あっ、あの人って龍門淵の……」 京太郎「龍門淵?」 まこ「ああ、執事さんじゃの」 京太郎「えっ、ハギヨシさん!? ホントだ、おーいハギヨシさーん!」ダッ まこ「ちょ、京太郎!?」 ハギヨシ「おや、京太郎君?」 久「まあついでだし、挨拶して……」 京太郎「ハギヨシさん!」ギュッ ハギヨシ「えっ」 久「ちょっ!?」 まこ「何やっとるんじゃあいつは!」 咲「きゅふっ!?」 京太郎「久しぶりですね、ハギヨシさん!」 ハギヨシ「あ、あの、京太郎君……」タジッ 久「……子犬みたいね」 まこ「……おい、どうすればいいんじゃ」 咲「本人同士が良ければ、いいんじゃないでしょうか」カン 京太郎「いや、俺も手伝……」 玄「ほらほら、お姉ちゃんとおこたで待ってて」 京太郎「むう」 宥「えらいね、京太郎君」 京太郎「追い出されちゃいましたけどね」 宥「それでも凄いよ、私なんてこたつから出る気皆無だもん」 京太郎「言い切りますか」 宥「うん」 京太郎「……さいですか」 宥「……ねえ京太郎君」 京太郎「ん、どうしました?」 宥「背中、寒いな~、なんて……」エヘヘ 京太郎「……今行きますよ」 宥「ありがと、京太郎君」ニコ 京太郎(この笑顔に逆らえる訳がない……!) 京太郎「じゃあ、後ろ座りますよ」スッ 宥「うん」 京太郎「どうですか、温かいですか?」 宥「う~ん、もう少しくっついてみて?」 京太郎「もう少しって、言ってもですね……今もう限界でして」 宥「ぎゅってしてくれなきゃ、あったかくない……」 京太郎「ぎゅ、ぎゅっと、ですか?」 宥「うん。ぎゅうっと」 京太郎「では……失礼して」ギュッ 宥「んっ」 京太郎「ぎゅって、しましたよ、宥さん」ギューッ 宥「うん、あったかいよ、京太郎くん」 京太郎「あ、温かいですね」 宥「うん、あったか~い」 京太郎「それと、やわら……」 宥「柔?」 京太郎「いえ、何でもない、何でもないです!」 京太郎(落ち着け、落ち着け須賀京太郎……これしき、苦難ではない……松実家でのあれやこれやのToLoveるに比べれば!!) 宥「ん……ちょっと座り直すね」スリスリ 京太郎「ふおぉっ!?」 宥「あっ、ごめんなさい京太郎くん。どこか踏んじゃったかな?」 京太郎「イエイエ……ナンノモンダイデスカ?」 宥「ごめんね、私お尻大きくて」 京太郎「大きくないですよ! 大きくなってなんかないですってば!!」 宥「あ、ありがとね。京太郎くん」 京太郎(うう……やべえよやべえよ。これ絶対アウトだよ……) 宥(あったかい……あったかいけど、何だろう) 宥(京太郎くんとこうしてると、あったかいというより、むしろ熱く……) 京太郎「宥さん」 宥「きゅ!?」ビクッ 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 宥「う、うん。ええと、それで何かな?」 京太郎「リモコンどこにあるか知らないかな、と。ほら、ニュース番組になったので」 京太郎(何とかして気を紛らわさねば……!) 宥「えと、どこかな……あれ、こたつの中?」ゴソゴソ 京太郎(ちょ、また刺激が……!)ビビクン 玄「あーっ! 二人ともー!」 京宥「!?」ビクッ 玄「なんか楽しそう! ズルいのです!」グツグツ 京太郎「よし、落ち着くんだ玄さん。まず落ち着いてその鍋を鍋敷きの上に置くんだ」 宥「楽しいかは分からないけど、あったかいよ」 京太郎「とりあえず食器の支度に移りましょうか」スクッ 宥「あっ……あったかくない」シュン 京太郎「宥さん……あ、後でまたしますから」 玄「ふ~む」 京太郎「玄さん、支度済みましたよ。……玄さん?」 玄「ねえ京太郎くん。そう座ってると……背中、寒くない?」 京太郎「あの、玄さん?」 玄「後ろから、抱きしめてあげよっか?」 京太郎「あの…照さん動けないです…」 照「んー?」ギュー 京太郎「いやだかr」 バーン(ドアを開ける音 淡「あー!!キョータローがテルーに抱きついてるー!!」 京太郎「淡!!いやこれは、照さんがいきなり…」 淡「ずるい!!」 京太郎「」 淡「私もキョータローに抱かれたい!!」 京太郎「待て!!その発言は、誤解を招く!!」 淡「ねぇ、テルーそこどいてよー」 京太郎(スルーかよ…) 照「だめ、京ちゃんは私のもの」 淡「むーじゃあ、私の全部は」 淡「キョータローの物だよ!!」 京太郎「」 カンッ 京太郎「ふふふ、俺も遂に会得しましたよ。“ステルス探知レーダー”を!」 智美「ワハハ、単に匂い嗅いでるだけだけどな」 京太郎「感じる……感じるぞモモ! 確かにお前の存在を感じる!」 モモ「……」 智美「ワハハ(まあ間違ってはないけどなー)」 京太郎「むう……こっちか? それともこっち……?」 モモ「……」スス... 智美(ん? モモの方から……) 京太郎「そこだ!!」ムギュウッ モモ「んんっ!」ビビクン 京太郎「って、モモ!? こんな近くに!!」ギューッ モモ「何するっすか京太郎? 最低っすよ」ジーッ 京太郎「ご、ごめん、まさかこんなに近くにいるとは……」ギュー 智美(どっちか離れるか突き放すかしないのか……) モモ「本当変態っすね、京太郎。これは責任取ってもらうしかないっすよ」 京太郎「取る! 取るから!」ギューッ モモ「本当っすか? 京太郎のことだから怪しいっすね」プイッ 京太郎「モモ! 俺はお前をっ! 愛してるんだ!」ギュムーッ モモ「京太郎……」ジュンッ 智美「勝手にしろよ(ワハハ)」 カン 仁美「……」チュー 京太郎「……」ソワソワ 仁美「京太郎、どげんしたと?」 京太郎「えっ、いや、何でもないでげす!」 仁美「何その語尾」 京太郎「いえいえ、お気になさらず」 仁美「んむ?」 仁美「……」チュー 京太郎「……」ジーッ 仁美「……京太郎、はっきりせんね!」 京太郎「ひっ!?」ビクッ 仁美「男らしくなかとよ」 京太郎「いえ……あの……お願いしたいことがありまして」 仁美「何ね?」 京太郎「ひつ……仁美先輩、もふもふさせて下さい! オナシャス!」 仁美「……よかよ」 京太郎「ですよね、すみませ……って、よかですか?」 仁美「よかよか。よく言われるばってん、触らせろて」メェー 京太郎「なるほど。それでは失礼して……」ギュッ 仁美「ちょっ、なして抱きつくと!?」ビクッ 京太郎「そりゃもふもふする為ですよ!」ギュムギュム 仁美「あ、頭だけでよかとやろ!?」 京太郎「仁美先輩! もふもふ、もふもふ!」カリカリモフモフ 仁美「ふわぁああああ!?」ビビクン ……… 哩「あれはまさか……」 姫子「あの二人もオカルトに!?」 美子「いや、そんな訳……」 煌「仲良きことはすばらですね」ウンウン 京太郎「おい淡」 淡「ん?どうしたのキョータロー」 京太郎「どうしたもこうしたも無い」 京太郎「何で俺の膝の上でお菓子食ってんだ!!」 京太郎「食べカスが落ちてるだろ!!これ掃除すんの俺なんだぞ」 淡「えーだってキョータローずっと本とにらめっこしてるだもん」 京太郎「にらめっこじゃなくて麻雀の勉強だよ」 淡「あーキョータロー麻雀弱いもんねー」 京太郎「うっせ、ほっとけ」 淡「でもキョータロー」 京太郎「ん?」 淡「キョータローは幾ら努力しても幾ら勉強しても幾ら打っても私たちに届かないよ?」 淡「それは、理解してるよね。キョータローは麻雀以外完璧なのに何でそんなに頑張るの?」 京太郎「ああ…それは嫌ってほど理解もしてるし納得もしてる」 淡「じゃあ何で…」 京太郎「それが諦める理由なんかにならないからだ。俺はずっと人の後ろを見てたからさ」ギュ 京太郎「こんな風に追いつきたいんだ」 淡「…るい…」 京太郎「え?」 淡「ずるい…」 淡「そんなこと言われたらもっと好きになっちゃうじゃん…」 京太郎「女の子を抱きしめたいな」 咲「京ちゃんいきなりどうしたの? 頭、大丈夫?」 京太郎「俺はいたって正気だよ」 京太郎「むしろ。怜悧な頭脳の理性と理論がなければこんなことは言えない」 咲「へぇ~」 咲「けど京ちゃん。抱きしめたいって言っても女の子は京ちゃんが思ってるよりとっても華奢で繊細なんだよ?」 咲「京ちゃんはお馬鹿さんだから知らないだろうけど」 咲「京ちゃんみたいな同年代でも比較的恵まれた体格のジャイアントバーバリアンみたいなのに力一杯抱きしめられたら」 咲「女の子は壊れちゃうよ? その匙加減は大丈夫なの?」 京太郎「なるほど」 京太郎「じゃあ俺はどうすればいいんだ?」 咲「そこで私に提案があります」 京太郎「ほう、その心は?」 咲「本番に備えて私で練習してみるっていうのはどうかな?」 京太郎「バカ野郎!」 咲「!?」ビクッ 京太郎「咲を練習台だなんて、そんなこと出来るわけないだろ!」 京太郎「咲は、俺にとって特別な……」 咲「良いんだよ?」 京太郎「ふぇ?」 咲「京ちゃんの為なら、私、良いんだよ? むしろ私にとっては本番といっても過言じゃないよ」 京太郎「なんて、なんて良い子なんだ……」ブワァ 京太郎「今時こんなええ子おるんかい!?」 京太郎「わかった。じゃあ俺は咲を抱きしめよう。それこそ限りなく本番に近い気持ちで」 咲「さっ、京ちゃん。抱きしめて」 京太郎「え? 今ここで?」 咲「思い立ったが吉日だよ」 京太郎「なるほど」 京太郎「では」 咲「改めて」 京太郎「うおおおおお咲いいいいいい!!」ギューッ 咲「京ちゃあああああああああああん!!」ギューッ カン シロ(ぐでーん) 京太郎「・・・シロさん、掃除の邪魔なんでどいて欲しいんですけど」 シロ「ダルいから嫌」グデーン 京太郎「・・・・・・」 シロ「どうしてもどいて欲しければ」グデーン シロ「実力で排除してみたまえ」グデーン 京太郎「・・・・・・じゃあ、遠慮なく」ヒョイッ シロ「まさかのお姫様抱っこ」ウデノナカデグデーン シロ「これはダルくない」ギュッ 京太郎「気はすみましたか?」 シロ「済んでない」 シロ「だから今日は一日このままで」ギューッ カン 京太郎「おーい、起きろー」 シロ「ん……」 京太郎「朝だぞー、諦めて布団を置いて投降、もとい登校しなさーい」 シロ「ダル……寒……あと五時間」 京太郎「確かに日が高く登って、少しは暖かくなるかもしれないけど……」 シロ「あと五ヶ月……」モゾッ 京太郎「確かに暖かくなるけども! シロ姉、いい加減諦めろ!」 シロ「ん……京太郎、ちょっとこっち来て」 京太郎「はいはい、何?」 シロ「隙ありっ」ガバッ 京太郎「へっ? ちょっ、シロ姉、いきなり何を!?」 シロ「……ん、抱きつけば暖がとれるかな、と」ギュッ 京太郎「何でこういう時だけ俊敏なんだよ! 」 シロ「んー……」スリスリ 京太郎「ちょっ、シロ姉……いい加減に」 シロ「……京太郎、反応しないの?」 京太郎「へっ?」 シロ「当ててるのに」 京太郎「故意だったのかよ!」 シロ「うん、まあ恋かな」 京太郎「……いいから、離れて下さい。学校行きますよ」 シロ「違う。学校行くためにくっついた」 京太郎「?」 シロ「動かない布団にくっついてたら学校行けないけど、京太郎にくっついてたら大丈夫」 京太郎「……それが、布団の中で長考して出した結論?」 シロ「うん」 京太郎「……よし、シロ姉。後悔しても知らないからなぁっ!!」ダッコー シロ「温かくて……フットーしそう」 カン 京太郎「シロさん、こたつで寝てると風邪引きますよ」 京太郎「そろそろ塞さんたちも来るんで雀卓座りましょ」 白望「暖かくないからイヤだ、あとだるい」 京太郎「暖房つけて二十分経ってるから暖かいですよ」 白望「じゃあ京太郎が運んで」 京太郎「自分で立ってくださいよ」 白望「だるい、背中から抱きしめて運んでくれた方がだるくない」 京太郎「俺の方がだるいんですが……」 白望「京、みかん食べさせて」ダルーン 京太郎(冬休みの間宮守で麻雀修行をしてこいと部長に追い出されてきたけどもううんざりだ) 京太郎(豊音さんは身長が近くて嬉しいのか、シロさんと胡桃さんの真似して俺で充電しようとしてくるし!) 京太郎(エイスリンさんは俺の全身描こうと服脱がせてくるし!) 京太郎(胡桃さんは……まあ置いておいて) 京太郎(塞さんは何もかもがエロい!)」 京太郎「(椅子に座る動作も、落ちた牌を取ろうとしゃがむ動作も、窓の外を雪を眺めようとするときでさえ抜群にエロい!) 京太郎(腰・尻にまつわるすべての動作がエロい!)」 京太郎「(あとこたつに入ったときにみかんの筋までしっかり剥いて俺に食べさせようとする)」 京太郎「(その途中でハッと顔を赤くして中断するのも可愛くてなんか惹かれるし!) 京太郎(そして最後はこの人だよ……) 白望「…………」 京太郎(まずは、鶴賀の東横さんに少し劣るくらいのおっぱい!)」 京太郎「(前におんぶしたときにめっちゃ柔らかかったから捨てたもんじゃあない!) 京太郎(次にシロさんの省エネ主義が生み出したわがままな太もも!)」 京太郎「(宮守と永水の人たちの海水浴の写真を見たときは水着姿と相まってじつにすばらしいものだった!) 京太郎(なんだろうなぁここまでエロい身体してるのに本人がこれだから全然色気が無いんだよなぁ) 京太郎(……ともかく!今日こそはもう我慢ならん!) 京太郎(俺が男だということを女子高という花園で育ったゆとりの女王様に教えてくれよう!) 京太郎(最初は抱きしめながら胸をわしづかみにしてやる!)フニッ 京太郎(おぅふ、なんだこの柔らかさ……しかもブラジャーしてないだろこれ)フニフニ 京太郎(これなら流石のシロさんも動じるは……) 白望「……早く動かして」 京太郎(ずだったのにぃぃぃ!)フニフニ 京太郎(動じない!?おっぱいシャツ越しにわしづかみにされてるのに!?)フニフニ 白望「京、痛いからはやく運んで」 京太郎「うっす」フニフニ 京太郎(どうすれば……どうすればシロさんを……)フニフニ バタム 塞「おっはよー!」 塞「よーっす京太郎くん、調子はど……う……」 京太郎「」フニフニ 白望「」ダルーン 塞「」ピッピッピッ 塞「あ、すみません目の前に変態がいるんです……はい、はい……宮守女子高校麻雀部です、お願いしまーす」ピッ 塞「……あと十分くらいかかるらしいから、それまで堪能するといいよ」 京太郎「ごめんなさい許してください我慢できなかったんですなんでもするんでホンットお願いします」 塞「まあ冗談なんだけどね」テヘペロ 一瞬、塞さんが天使に見えた よくよく考えれば事の発端が塞さんたちであったのを思い出し、その幻想を振り払い 俺は狂気のあまり塞さんに襲いかかった 抱きしめて塞さんの匂いを嗅いで押し倒そうとしたそのとき、背後にいたシロさんに当身を喰らわされた 俺の目の前は真っ暗になった 涙目の塞さんが天使に見えた 白望「京、みかん」 京太郎「なんだ夢か」 カン 京太郎「誰かを抱きしめたい」 京太郎「抱きしめられるのもいいけど抱きしめたい」 京太郎「むしろこの際抱きしめられてもいいや」 京太郎「…いや、でもやっぱり抱きしめたい」 京太郎「ということで抱きしめてもよろしいでしょうか?」 和「喧嘩売ってるんですか?」 京太郎「…だめ?」 和「駄目に決まっているでしょう。むしろどうしていけると思ったんですか?常識的に考えてください」 京太郎「あー…駄目かー…今年最後の希望だったのになー」ゴロゴロ 和「今年最後…ですか?」 京太郎「んー。実は咲とかタコスにも言ってみたんだよ。そしたら…」 ~~~~ 咲「抱きしめっ…!?そういうのは将来を誓い合った恋人同士がすることでしょ!?」 咲「そりゃ私達は幼なじみだからそれぐらいの距離ではあるかもしれないけど恋人同士じゃないんだからね!」 京太郎「そっかぁ…変なこといってごめんな咲…咲?」 咲「…でもそうなるのはやぶさかではないというか京ちゃんがどうしてもって言うなら別に…」ボソボソ 京太郎「咲ー。おーい咲ー。聞いてないのかー?」 ~~~~ 京太郎「ってなった」 和「それもうゴール目の前だったんじゃ」 京太郎「え?なんだって?」 和「調子に乗るとぶっ飛ばしますよ」 京太郎「ごめんなさいでした」ペッコリン 和「まったく…それでゆーきの方はどうだったんですか?」 京太郎「あー…あいつは…」 ~~~~ 京太郎「なぁタコスー。抱きしめても良いかー?」 優希「じぇっ!?」 京太郎「もしくはお前が俺に抱きつくのも可だ」 優希「ふむ…つまりお前は私のこのないすばでーにメロメロになってしまったということだな!」 京太郎「いやそのりくつはおかしい」 優希「そうかそうか…それは素晴らしいことだ!よし!記念にタコスを十人前買ってこい!」 京太郎「何の関係があるんだ…?」 優希「いーからとっとと買ってこんかーい!」ウガー 京太郎「たくっ…しゃーねーなー」タッタッタ 優希「…」 シーン 優希「京太郎が…私に…メロメロ…」 優希「…」 優希「夢…じゃないよな…」ツネー 優希「痛いじぇ…つまりこれは現、実…」 優希「…」 優希「じぇ~…」ヘナヘナ ペタン ~~~~ 京太郎「買って戻ったら気絶してたから保健室に運んでそのままうやむやになってた」 和「…ちょっと頭痛がしてきました」 京太郎「…抱きつくか?」 和「何でそうなるんです…」 京太郎「噂では半分でも優しさがあればどんな痛みも和らぐらしいからな」 和「この頭痛は比喩ですしそもそも効くのはもう半分の構成成分ですから。優しさが痛みに効くなんてそんなオカルトあり得ませんから」 京太郎「ちぇっ、つれないやつめ」 和「これが私ですから」 和「コホン…それで、染谷先輩や部長には聞いてみたんですか?」 京太郎「染谷先輩には聞いてはみたんだけどな…笑顔で肩をポンと叩いてきて『…今日は早く帰って温かくして寝んさい』って言われた」 和「染谷先輩は優しいですね」 京太郎「ああ、聖人君子だよな」 和「…それで?」 京太郎「それでって…」 和「部長にも聞いたんでしょう?どうだったんですか?」 京太郎「…お前それ聞いちゃう?」 和「まあ…ここまで聞きましたし」 京太郎「お前…部長だぞ?俺にいっさいの連絡なく合宿に向かった部長だぞ?」 京太郎「そんなこと聞いたら間違いなくぎりぎり出来るか出来ないかの条件をふっかけてきたり延々とパシらされたりした挙句」 京太郎「いざその時になったら『あ、ごめんね~?考えるとは言ったけどするとは言ってないのよね~☆』」 京太郎「とかさらっと言ってくるぞ多分いや絶対」 和(…ないとは言えません) 京太郎「ていうか聞いただけでなんか脅迫されそうだし聞くに聞けな」ピリリリリ 和「?」 京太郎「あ、すまん。俺の携た」ピタッ 和「どうしました?」 京太郎「…部長からだ」 和「」 京太郎「…すまんちょっと外で電話してくる」ガラララ 京太郎『あ、もしもし須賀です。どうも部長……え?年明けで買ってきてほしいものって……』 京太郎『その日休みですよね?その時しかないからってそれ部活には関係しな……』 京太郎『待ってそれなんで知って……やめて!わかりましたから!買いに行きますからそれだけは!』 ガラララ 京太郎「…」ルールー 和「…ご愁傷様です」 京太郎「あ、うん…」 和「はぁ…わかりました」 京太郎「え?」 和「須賀君の年始早々不幸せなようですし…せめて年末は幸せになれるように、その…抱きしめてさしあげようかと…思いまして」 京太郎「…マジ?リアリ?ドッキリじゃないよね?そこからカメラ出てきたりとか訴えられたりとかしないよね俺?」 和「…イヤならしませ」 京太郎「いやいやいやいやイヤじゃないですどうかお願いします!」 和「なら最初から素直にそう言ってください」 京太郎「あー、うん…お願い…します…」 和「じゃあいきますよ?」 京太郎「ど、どんとこい!」ドキドキ 和「えい」ギュッ 京太郎「!?」ビクッ 和「ひゃっ!?…どうかしましたか?」 京太郎「あ、いや、ごめん…ちょっと、いきなりだったから…びっくりして…」 和「そうですか…あまり動かないでくださいね?こういうことをするのは初めてなのでよくわからなくて…」 京太郎「そ、そうか…すまん…」 和「いえ…」 ……… 京太郎(だんだん慣れてきたのか少しずつ落ち着いてきた…) 京太郎(座ってる後ろから抱きついてきてるから…なんて言うか母さんの腕の中みたいに温かいんだよな…) 和「須賀君、これぐらいでいいんでしょうか?」 京太郎「…」 和「…須賀君?」 京太郎「…あ、ああ、すまん…ちょっと心地よくてぼーっとしてた…」 和「そうですか…もうそろそろいいですか?」 京太郎「あぁ…すまん、やっぱりもう少しだけ頼む…」 和「わかりました、少しだけですよ」ギュッ… 京太郎「さんきゅーな…」 ……… 京太郎「…っ…っ」ウツラウツラ 和(須賀君…さっきから寝そうになってますけど…もしかして寝不足なんでしょうか?) 京太郎「…すぅ」 和「あ…」 和(寝てしまった…みたいですね…) 京太郎「すぅ…すぅ…」 和(…須賀君の髪の毛って普段は堅そうなのに…あらためて見ると柔らかそう…) 和「…少しくらいなら…大丈夫ですよね…」サワッ 京太郎「んっ…」モゾッ 和「!」ピタッ 京太郎「ん…んん…すぅ…」 和「ほっ…」 和「…」サワ…サワサワ 和(やっぱり柔らかい…それにすごくサラサラしてて…)ナデナデ 和「 男のくせに羨ましいぐらいの髪質ですね…このっ」ツネッ 京太郎「ん…」 和「ふふっ…えいえい」 京太郎「んー…」ブンブン 和「あ…やりすぎてしまいました…ごめんなさいね」ナデナデ 京太郎「…ん」モゾモゾ 和「~♪」 ……… 和「…はっ!?」 和(そういえばすぐに止めるはずだったのに結構な時間が…) 和「須賀君、起きてください」ユサユサ 京太郎「ん…あれ…?和…?」 和「ええ、そろそろ起きてください」 京太郎「…あぁ…寝ちゃってたんだな俺…せっかく俺のわがまま聞いてくれたのにごめんな…」 和「いえ…それに私も楽しんでましたし…」ボソッ 京太郎「え?」 和「いえ、何でもありません」 京太郎「そっか。わがまま聞いてくれたお礼に今度なんか美味いもん作ってやるよ。何かリクエストはあるか?」 和「え?うーん…急に言われても…特に何かあるわけでもないですし…」 京太郎「そうか?じゃあ別に食いもんじゃなくてもして欲しいこととかあったら言ってくれな。出来る範囲でなら何でもするよ」 和「…それなら、今度は須賀君から抱きしめてもらっても良いですか?」 京太郎「えっ?…それぐらいならおやすいご用って言うかむしろ本望ですらあるんだが…それで良いのか?」 和「ええ。抱きしめられるのがどんなものなのか少し気になりますし…それに」 京太郎「?」 和「いえ…何でもありません」 京太郎「それならいいんだが…」 和(須賀君のことが少し気になっているということはまだ言わないでおきましょうか) 和「ふふっ」 カンッ 戒能「きょーおーたーろー!」アスナロダキッ 京「ぎゃあ!?」 戒能「その反応はあんまりです」メソメソ 京「戒能プロ、嘘泣きですよね」 戒能「イエス」スッキリ 戒能「ところで京太郎」アスナロダキ 京「はい?」 戒能「戒能ではなく良子って呼んでって言いましたよね」 京「う」 戒能「ぷりーずこーるみー」ニコニコ 京「…良子、さん」 戒能「京太郎」ニコニコ 京「はい」 戒能「もっと愛をこめて」 京「もうやだこのプロ」 カン 照「京ちゃん、おもち」 京太郎「はいはい、今焼けますから待ってください」 淡「きょーたろー、みかん切れたー」 京太郎「はいはい、今持ってくから」 キョータロー ハイー バタバタバタバタ 菫「……」 菫「須賀!」 京太郎「は、はい!何でしょうか」 菫「ここに座れ」 京太郎「え?いや、あの…」 菫「早くしろ」 京太郎「は、はい…」 京太郎「な、何でしょうか…」 菫「……」ポスッ 京太郎「ちょ、す、菫さん!?」 京太郎「他の部屋にみんないるんですからバレちゃうんじゃ…」 菫「うるさい、お前は私のモノなんだから私の所にいればいいんだ」 京太郎「…知りませんからね?」ギュウ 淡「もうとっくにバレてるよねー」ニヤニヤ 誠子「あんなニヤけた先輩滅多に見れませんね」 尭深「弘瀬先輩の意外な一面」 照「菫はあれで案外独占欲が強いから」 ワイワイガヤガヤ 京太郎(やっぱこうなるよなー…気付いてないのかなー…気付いてんだろうなー) 菫「///」プルプル 京太郎(これはこれで可愛いからいいか) カン 京太郎「つまみ出来ましたよ」 えり「ああ、ありがと」 良子「サンキュー、少年」ジャラジャラ 京太郎「はは、また麻雀ですか。やっぱ皆さん好きなんですね」 はやり「うーん、今回は賭けが賭けだからね☆」ジャラジャラ 京太郎「へ? 賭けってそれまずいんじゃ……」 健夜「大丈夫だよ、お金じゃないから」ジャラジャラ 京太郎「何賭けたんです? みかんとか?」 咏「君だよ、君」ジャラジャラ 京太郎「……へ?」 良子「ソーリー、しかし私も負ける訳には……」 えり「ごめんなさい、京太郎。私にはこの猛獣達を止めることは……」 京太郎「……へ?」 良子「グッド、グッド……!!」 京太郎「おお、戒能さんが勝った……」 良子「……まあ当然ではありますが」 恒子「うあー、すこやんごめんー」 えり「私に代打ち任せるのが悪いですね」 みさき「うーん、上手くいきませんね」 京太郎「野依さん、三人は大丈夫ですか?」 理沙「死亡確認!」プンスコ 京太郎「あっ、そうですか」 良子「ということで、では京太郎君……」 京太郎「ちょっ、ちょっと待って下さいって! 俺は……」 良子「……京太郎君、ギブアップしましょう。そして全てを委ねましょう」 えり「ちょっと待って下さい、賭けたのは“ハグ権”でしたよね?」 良子「……」 京太郎「えっ、そうなんですか?」ホッ 良子「まあイナザーワーズではそうとも言えますね」 えり(この人常識人かと思ってたのに……) みさき(勝手にこんな設定されても怒らないなんて……いい) 良子「それでは、ハグを」 京太郎「あっ、はい(ハグって……そう言えば戒能さんって結構)」 恒子「ムチムチでスタイル良いよね~」ボソッ 京太郎「!? 福与さん!」ビクッ 恒子「あのわがままボディに抱きついて、しこたま揉んでみたい……みたくない?」ボソボソ 京太郎「そ、そんなこと……」 良子(ウィスパーがだだ漏れなんですが……ムチムチとか、わがままボディとか) えり(このアナは……)ピキッ 京太郎「俺は……俺は……」 良子「ソー、ハグ……しますね」ギュッ 京太郎「うはあっ!?」ビクンッ 京太郎(福与さんにあんなこと言われたから、戒能さんの身体が、肉が、俺の本能を刺激してぇ!!) 良子(すごいリアクション……何だかリトル、楽しくなってきちゃいますね) 良子「ねえ、どうですか? 私のボディは」ギュッギュッ 京太郎「ど、どうと言われてもですね……(太ももが、吐息が、おもちがぁ!!)」ピクピク 良子(ボディ、結構たくましいですね……なかなかの高身長ですし、このまま身を委ねても……) 良子「ねえ、京太郎君」 京太郎「は、はい?」ビクンビクン 良子「このまま私と一緒に最後まで……」 えり「ストップ!! ストーップ!! 戒能プロ、ハグまでですから!」 良子「ダミッ!」 京太郎「た、助かっ……うっ」ササッ 恒子「ん? どうしてしゃがんだのかな?」 京太郎「何でもない、何でもないです!」 良子「京太郎君、コンティニューがしたいならいつでも……」 京太郎「あ、あはは……こ、今度は他のゲームしましょうよ、ね? あっ、野依さん、どうしました?」 理沙「邪神降臨!」プンスコ 健夜「次は、初夜権だったかな?」ゴゴゴゴ はやり「身請け権だよ☆」ハヤッ 咏「気分も晴れたし、景気良くいこうかねぃ」ゴゴゴゴ 京太郎「えっ」 カンッ 照「京ちゃん」カモン 京太郎「えーっと、なんすかその広げられた両手は」 照「お姉ちゃんが抱きしめてあげる」 京太郎「そうですか」 照「そうです」 京太郎「ノーサンキューです」 照「……何故?」 京太郎「何故って聞かれても、そもそも抱きしめてもらう理由が無いとしか」 照「京ちゃん。弟にはお姉ちゃんに抱きしめてもらう権利がある」 京太郎「そもそも弟でも無いんだけど」 照「それに、私の胸部は無駄な障害物が無く抱擁に適している」 京太郎「自分からそれを認めるのか……」 照「さあ」 京太郎「謹んで遠慮させていただきます」 以下ループ 京太郎「誰か抱きしめたいな……」 優希「呼んだか?」 京太郎「さて帰るか、お疲れー」 優希「待てい!」 京太郎「なんだよ」 優希「今優希ちゃんを抱きしめたいなって言っていただろう!」 京太郎「言ってねえ!誰か抱きしめたいなとは確かに言ったけどな!」 優希「誰かなら私でいいだろ!」 京太郎「お前抱きしめたって何も得るものないだろ……」 優希「むかっ……じゃあ試してみるか?」 京太郎「タコス買わされそうだから断る」 優希「……」 京太郎「というわけでじゃあな」 優希「……てりゃあ!」ギュウッ 京太郎「ぐえっ!?ば、ばか、首に抱きつくな!」 優希「当ててるんだじぇ!」 京太郎「何をだ」 優希「……」 京太郎「……」 優希「……」ギュウウウッ 京太郎「ぐええっ!?」 優希「もう許さん、抱きしめないならこのまま落としてやるじぇ……!」 京太郎「わ、わかった、抱きしめる!是非抱きしめさせてください!」 優希「わかればよろしい!さあかかってこい、京太郎!」 京太郎「ったく……じゃあいくぞー」 優希「おう!」 京太郎「ほれ」ギュッ 優希「ぁ……」 京太郎「おっ、意外にいい感じ」 優希「……むぎゅ」 京太郎「それにしてもお前暖かいんだな。冬は寒いからこれはなかなか……」サワサワ 優希「ひうっ!」 優希(きょ、京太郎の手が背中這ってるじぇ……くすぐったいけどまだもうちょっと……) 京太郎「あー、確かにこれはいいかも……甘く見てたな俺」サワサワ 優希「んきゅ……!」ビクッ! 優希(ちょっ、京太郎、そこ、ダメだじぇ!そこは弱……!) 京太郎「おっ、また暖かくなった。やべえ、離れがたくなってきた」サワサワサワサワ 優希「っ、ふっ、きょうた……!」ビクッ、ビクッ! 優希(な、なんで京太郎、こんな的確に私の弱いとこぉ……あっ、ダメ、私もう……!) 京太郎「ふうっ、なかなかいい抱き心地だったぜ優希」パッ 優希「……あ」 京太郎「いやあ、悪かったなバカにしちまって。お詫びに今度タコスでも奢って……」 優希「……」プルプル 京太郎「優希?」 優希「京太郎の、バカ……!」 京太郎「えっ、えっ?」 優希「うわああああんっ!!」 京太郎「……」 京太郎「あー……やっぱりやりすぎたか」 京太郎「明日は最低でもタコス作ってやんないとダメっぽいな……はあ」 カン! まこ「~♪」 京太郎「……」ギュッ まこ「……わりゃ、何しとるんじゃ?」 京太郎「先輩……その雑誌、今週のですか?」 まこ「そうじゃけど」 京太郎「俺まだ読んでないんですよ」 まこ「そんなら貸そうか?」 京太郎「いえ、このままで大丈夫です」ギュー まこ(……大丈夫って言われてものう) まこ「もうめくろうか?」 京太郎「先輩のペースでいいですよ」 まこ「ほうかの」ペラッ 京太郎「~♪」 まこ(……まあ、ええか) カンッ 健夜「国内無敗舐めんま!! グランドマスターにひれ伏せい!!」ロォオオォン 良子「配牌……トゥーバッド……」 はやり「捨てる牌捨てる牌……全てツモり返ってくる……」 咏「視覚が……封じられた……」 京太郎「うわあ」 恒子「あちゃー」 えり「麻雀ってこんなでしたっけ」 理沙「地獄絵図!」プンスコ 健夜「勝った、私勝ったよ! 見てたよね、こーこちゃん、京太郎君!」 京太郎「あっはい」 恒子「すこやん……ちょっとやりすぎ」 健夜「勝てばよかろうなのだァアアッ! さあ京太郎君、ご褒美を!」 みさき「この人こんなキャラでしたっけ」 理沙「本性!」プンスコ 京太郎「じゃあ、(俺がした訳じゃないけど)約束は約束なので」 健夜「うん……えっ?」 京太郎「? どうしました?」 健夜「いや……京太郎君って、結構背高いよね」 京太郎「まあ平均よりは。182ですから」 健夜「結構、体つきも……ガッシリしてるよね。何かスポーツとかやってるの?」 京太郎「特にはやってないですけど、雑用で肉体労働とかは」 健夜「へ、へえ~」 恒子「あっ、畜生麻雀モンスターから独身アラフォーに戻った」 えり「打って変わって、ドキマギした様子ですね」 理沙「彼氏いない歴=年齢!」プンスコ みさき「自己紹介ですか?」 理沙「!?」ガビーン 京太郎「それじゃ、ハグしますね……」スッ 健夜「ちょっ、ちょっと待った!」 京太郎「は、はい」 健夜「こ、心の準備があるから」スーハー 京太郎「そ、そうですよね。いきなりはマズいですよね」 健夜「…………よし!」 京太郎「では」スッ 健夜「やっぱちょっと待ってえ!!」 京太郎「また!?」 恒子「すこやん……」 えり「これもう無理ですかね」 みさき「何だこのおばさん」 理沙「……」 健夜「……あの、ちょっと思ったんだけど」 京太郎「は、はい。何でしょうか」 健夜「私と京太郎君って何なの?」 京太郎「何、と聞かれても……」 健夜「だって……ぎゅっとするってことはさ、もう普通の知り合い超えてるんじゃないかな」 京太郎「はい?」 恒子「あのー、これゲーム。すこやーん、これ単なるゲームの景品ですよー」 えり「聞こえてませんね」 健夜「だから、ね? 京太郎君、もし私のことぎゅっとするんなら、責任、取ってもらわないと……」 京太郎「せ、責任?」 理沙「重!」 みさき「深夜の豚骨ラーメン並に重いですね」 健夜「ね、ねえ、京太郎君は……」 京太郎「小鍛治さん」ギュッ 健夜「きょ、京太郎君!?」 恒子えり理沙みさき「!!??」ガタッ 京太郎「ハグって、こんな感じでいいですか?」 健夜「ふ、ふわぁ……(男の人に、抱き締められてる……。ぎゅっとされてる……)」キュンッ 京太郎「小鍛治さん、そんな心配しなくても大丈夫ですよ」ボソッ 健夜「あふぅうう……(耳元で、囁かれてるぅ……)」ジュンッ 京太郎「俺と小鍛治さんは、単なる知り合いじゃなくて、友人ですから!」 健夜「らめぇえええ……いっちゃうのぉ……」ビクンビクン 恒子えり理沙みさき「えっ」 京太郎「だから、遊び相手が福与さん以外いないなんて言わないで、俺とも遊んだりしましょう、ね?」 健夜「……」ビクッビクッ 恒子「……まあ、高校生だし」 えり「……当然、ではありますね」 理沙「無慈悲!」プンスコ みさき「この年で墓場に入れという方が酷ですしね」 京太郎「友人でもハグは照れますけどね、気安い昔馴染みやちびっ子ならともかく……って、小鍛治さん?」 健夜「……京太郎、君」ガシッ ズッキュゥウウウン 恒子「!? やっ、やった!?」 京太郎「ちょっ、ちょっと、こか、小鍛治さん!? いきなり何を……!」 健夜「いいよね? いっちゃってもいいよね、最後まで? いこうよ、いこうよねえ、京太郎くうん!!」ハァーッハァーッ 京太郎「イヤーッ!!」 えり「……守れなかった」 カンッ 京太郎「晴絵さん」ギュ 晴絵「きょ、京太郎いきなり何してんの!?」アタフタ 京太郎「なにって、一緒に炬燵でごろごろしていた晴絵さんを後ろから抱きしめてるんですけど」 晴絵「いや、見ればわかるけどなんでいきなり」 京太郎「えっと………正面に座りながら晴絵さん顔を見てたらなんだかムラムラしちゃって」 晴絵「ちょ!?直球すぎ!?まだお昼だし早いって!で、でも…その吝かでは」 京太郎「まあ冗談なんですけどね」 晴絵「えー…」 京太郎「ただ普段から奈良と長野だから滅多に会えないのもあって、つい抱きしめたくなっちゃったんです」 晴絵「京太郎………ちょっと離して」 京太郎「あ…ご、ごめんなさい!生意気でし『ギュッ』…晴絵さん?」 晴絵「後ろからもいいけどやっぱり正面からの方が嬉しいな」 京太郎「晴絵さん…」 晴絵「もう、こんな時ぐらい普通に呼び捨てにしてよ」 京太郎「うん…ゴメンな晴絵」ギュッ 晴絵「京太郎…暖かいね…」ギュッ カン 憧「ねぇ、次はいつ会える?」 京太郎「今月は無理だから、来月の連休だな」 京太郎「ま、こないだ会ったばっかりだしさ、ちょっと我慢ってことで」 憧「うん・・・」 京太郎「高校生にとってはお金もバカにならないわけで」 憧「・・・・はぁ」 京太郎「憧?」 憧「なんか・・・寂しいのあたしだけみたい」 京太郎「はぁ?」 憧「京太郎はわ、私に会えなくっても平気なのかなって・・・」 京太郎「あのなぁ・・・」 京太郎「俺だって寂しいに決まってるだろ、会いたいに決まってるだろ」 京太郎「直接顔も見たいし、触りたいし・・・」 京太郎「だ、抱きしめたいって思ってるよ」 憧「きょうたろ・・・」 京太郎「だからそんな悲しいこと言うなよ」 憧「うん、ごめん・・・」 京太郎「わかればよろしい」 憧「本当にごめんね、変なコト言っちゃって」 憧「うぅ・・・わたしこんなめんどくさい女じゃないと思ってたんだけどなぁ・・・」 京太郎「そういうところも全部愛してるぜ」 憧「ば、ばか何言ってんのよっ!」 京太郎「照れてる憧もちょーかわいい」 憧「あーもう、うるさいうるさい!!」 京太郎「はは、元気でたみたいだな」 憧「もう・・・・・・ねぇ」 京太郎「ん?」 憧「あの・・・あのね!」 京太郎「おぉ?」 憧「今度会えたときに、その・・・」 京太郎「うん」 憧「さっき言ってたのの続き、していいよ」 京太郎「さっきの続き?」 憧「だからその・・・だ、抱きしめたいの続きッ!」 京太郎「へ?」 憧「あたしも、その、京太郎としたいって思ってる、から・・・」 京太郎「・・・いいのか?」 憧「お、女がいいって言ってるんだから、いいのよ!」 京太郎「・・・わかった」 憧「約束だよ?」 京太郎「あぁ、約束だ」 憧「うん!えへへ・・・」 京太郎「覚悟しとけよ!」 憧「覚悟してるから言ったんですーふふ」 京太郎(ゴム買っとかなきゃ) 憧(京太郎とキスキスきす鱚・・・・ふきゅぅ) カン やえ「抱きしめ、たい……?」 京太郎「はい」 やえ「私を?」 京太郎「はい」 やえ「……一昨日出直してきなさんな」 京太郎「やえさん、俺はマジですよ」キリッ やえ「何でこういう時だけ真面目な顔するのかな」ハァ 京太郎「そりゃもう、大切だからに決まってるじゃないですか」 やえ「私を抱きしめることが?」 京太郎「やえさんのことが、ですよ」 やえ「……こんな状況じゃなけりゃ格好いいんだがね。ともかく、相手をしている暇は無いから、早く勉強に取りかかりなさい」 京太郎「仕方ない……」フゥ やえ「ほら、勉強せんと試験が……」 京太郎「実力行使しか無いようだ」 やえ「は? 須賀君、何を……」 京太郎「うおおーっ! やえさぁーん!!」ガバァッ やえ「きゃあああ!?」 京太郎「やえさん、やえさんスリスリ!!」 やえ「ちょっ、やめ、止めなさいってば!」バシンバシン 京太郎「やえさんのドリル、やえさんのもち肌、やえさんの―――ぶべらっ!」ズバァッシュ やえ「あ、あんたねえ! いきなり何てことすんのよ!!」ガーッ 京太郎「ふみまへん」プシュー やえ「そういうことをするにはねえ、色々手順を踏まないと……」クドクド 京太郎「つまり手順を踏めば、あれやこれやをしていいと……ひいっ、ごめんなさ」 やえ「……ちゃんと、しなさいよね。バカ」 京太郎「へっ?」 カンッ 京太郎「…」ギュ 春「離して、黒糖食べれない」 京太郎「じゃあ、後ろから」ギュ 春「うん、よし」ポリポリ 京太郎「あ、これだと俺が食べれない」 春「じゃあ…」チュッ 初「口移しだ…と…?!」 霞「チェストー!チェストー!!」 巴「ああ、霞さんの立木打ちが一段と激しく…」 小蒔「あの、そろそろ目を開けてもいいでしょうか?」 初巴「まだ駄目です」 カン えり「はぁー……」 京太郎「年末だってのにどうしたんだよ姉さん」 えり「今年も結局恋人ができなかったなぁ……と」 えり「クリスマスは仕事三昧、休む暇もないし、あればこうして弟のいる長野に来てしまう」 えり「出会いも何もないですよぅ……」ウジウジ 京太郎「そんなに俺のこと心配しなくてもいいんだぜ?」 えり「たった一人の弟の世話も焼けなくて何が姉ですか!」クワッ えり「料理を作って来るので京太郎はそこに座っていてください」 京太郎「え……でも」 えり「手伝わなくていいですからね」 京太郎「もうビーフシチュー作っちゃったんだけど……」 えり「一体なんなんですか!洗濯物はしっかりたたみ終わってる!」 えり「お風呂も沸かしてある!料理も作ってる!大掃除する余地もない家の清潔さ!カピの世話もしっかり焼いてる!」 えり「私の存在理由って何なんですか……」 京太郎「そこまで思い詰めることなの!?」 えり「私は出会いすらないというのに、完全に先越されるじゃないですか……」 京太郎「……はぁ、そんなことないよ」アスナロダキッ 京太郎「昔の約束覚えてる?姉さんをもらう人がいなかったら――」 えり「俺が貰ってあげる、ですか?」クスッ 京太郎「そうそうそれそれ」 京太郎「だからさ、こう言うべきなのかどうかはわからないんだけど……焦らなくても、いいんだぜ」 えり「姉弟での結婚はできませんよ?」 京太郎「わ、わかってるよ!」 京太郎「そもそも、姉さんが売れ残れるなんてあり得ないだろ」 えり「……そうですかね」 えり「京太郎に抱きしめられるのはいつぶりでしたっけ、なんだか安心します」 京太郎「俺もだよ」 京太郎「もう少し、こうしててもいいかな」 えり「はい、是非」 カン
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444 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 12 50 28.51 ID YTkP7V930 [1/8] ゾロ目ボーナス! 京太郎「!!」 何があったかも思い出した。 全てを思い出した。 してしまった事の重大さに気付かされた。 口の奥が震える感覚、何よりも嬉しいのだ。 京太郎「!」ダッ ダッダッダ 0~20 エイスリンが玄関に!! 21~99 裏口だな 449 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 12 54 33.08 ID YTkP7V930 [2/8] 京太郎「裏口だな」 ーーー 白望の家 京太郎「シロッ!」 白望「……」ガチャ 京太郎「俺!!思い出した!」 白望「……」 コンマ多数決。 0~49 病んでた 50~99 抱き締めてくれた 安価下13まで多数決です 463 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 00 16.07 ID YTkP7V930 [3/8] 胸が痛みますね(嘲笑) 次にシロを狙う時に頑張りましょう 白望「京太郎……」 京太郎「……」 ドクンッ 気付いてしまった。 彼女はもうーー 俺の知っているシロでは無い事に。 白望「学校行こう……」 467 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 04 09.28 ID YTkP7V930 [4/8] 少し特殊な事が起きたので特別ルート採用。 通学路 白望「……」 エイスリン……邪魔な女。 必ず私と京太郎の行く道を邪魔するだろう。 京太郎「なぁ……シロ」 白望「どうしたの?」 京太郎「学校までおんぶ……?」 白望「うん……ずっと」 京太郎「ずっと!?」 京太郎「……エイスリンさんの事……許してあげないか?」 白望「アイツはきっと……だるい」 白望「思い出している」 白望「先に手を打たないと駄目……」 469 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 05 15.29 ID YTkP7V930 [5/8] 京太郎「ーー」 俺はーー 1.止める 2.止める事が出来ない 3.自由安価 安価下6 478 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 11 27.83 ID YTkP7V930 [6/8] 京太郎「一緒に逃げないか?」 白望「……」キュン 京太郎「なぁ……ダメか?」 白望「どうして……ここまで?」 京太郎「シロがどうなっても、俺はずっと好きだからな」 京太郎「後も追っちゃったし」 白望「そうだったんだ……」 白望「考えとく」 京太郎「それにな……エイスリンさんは一度俺が……」 0~50 シロッ!キョウタロウ! 51~99 学校到着 487 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 19 27.35 ID YTkP7V930 [7/8] ゾロ目ボーナス 京太郎「シロ」グイッ 白望「!」 熱い口づけだった。 とろけてしまいそうな程に。 京太郎「考え直してくれないか?」 白望「うんっ……」ブルッ 大好き。 やっぱり彼の前では等身大の自分に戻ってしまう。 白望「うちに来て……逃げる準備も兼ねて」 京太郎「おう、いいぞ」 / \\. / | |l \ \ \ \\ / | | |l | ll \ |l\ | ハ l| )'. ′ | | |l | 斗- |\ リ _)ノイ リ' | | { { |l { 从 八 }/ /心∨ ∧ | |〃 八 \x云ミ)' V)リ'∨ ∧ | | |l l \ \l\/ん 刈 `~. .‘, \ l | |l | | \ \{{乂),ツ ` }\ \ l | |l | |_//\ \\. . ┐ / \ \ ,′ | リ | / ){/ ̄\ \\ ` =' ∧\ \ } ′ l/ |‘イ个ー=ニ=┬ \\____∧ ‘,\ )ノ / / { l| | l| | l l|___} }/( l| l ll l |l/ { { | l| | l| | |∧__|/`ヽ)ハ八 リリ ノ' 八八 l 从 l|八 乂乂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/__ )八 ( ∨ \廴_彡' ∨// )' ー/ ∨__ / ∨ ´ \ / ∨ ___,\ /} \| / | / / \_\ | . / | / { \\ } /| | / { ∧ \「 | | ./ \ ∧ \| 「 | /`ー‐┬‐ ' { | | l| 497 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 26 15.40 ID 85PMFPjk0 [3/3] 熱い夜だった。 今までの分を互いにぶつけ合った。 京太郎「シロ……」ハァハァ 白望「京太郎」ハァハァ ギュッ ーーー 京太郎「バイトでアテがあるんだ」 白望「分かってる、着いて行く」 白望「京太郎となら、ダルくない」ニコッ 0~30 やっぱり元のシロだった 31~60 ピンポーン 61~99 まだ、俺が知ってるシロでは無いかも 506 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 33 01.02 ID YTkP7V930 [8/8] ピンポーン 京太郎「!」ガタッ 白望「どうしたの?」 京太郎「着替えろ……シロ」 白望「分かった……」 京太郎「予定が早まった」 京太郎「出るのはいまになりそうだ」 白望「もしかして……」 京太郎「……」コクリッ 0~30 オマタセ! 31~60 裏口裏口~ 61~99 ひとまず、待機 31~99 は通報前提です 516 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 37 38.87 ID P3F3QZP00 [1/4] バンッ ダッダッダ エイスリン「オマタセ!」カキカキ バッ (怒ったエイスリンの絵) 京太郎「……」 思い出してたか……迂闊だった。 白望「京太郎……」ギュッ ブルブル 震えてる…… 京太郎「待ってくれよエイスリンさん」 0~35 逃亡成功 36~99 無理 安価下13まで多数決 535 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 43 22.42 ID P3F3QZP00 [2/4] 一年後 京太郎「……」 京太郎「俺はーー」 エイスリン「♪」 この女のペットになっていた。 エイスリン「!」カキカキ バッ (シロの絵) 京太郎「……」 シロは無事らしい。 がーー そんなある日の事だった。 541 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 46 54.22 ID 5SggA6DQ0 [2/4] 俺は隣の部屋が見えるように穴をバレないように開けていた。 手と足の手錠もあと少しで外せる所まで来ていた。 俺はいつものようにシロの部屋を覗くと…… 悍ましい事が起きていた 俺はーー 俺はーー 同じ過ちを繰り返してしまった。 もう、生きる価値が無い。 544 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 48 41.16 ID 5SggA6DQ0 [4/4] ーーシロは俺の子を身籠っていた。 548 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 52 56.81 ID j55KWQxb0 エイスリン「シロッ!」 シロ「なに……?」 エイスリン「……」カキカキ バッ (胎児の絵) それをエイスリンは上からぐしゃぐしゃに書き潰した。 シロ「……!」 気付かれてしまった。 もう遅い、四肢が自由に動かない状態でそれはまずい。 シロ「お願い……やめて、それだけは」ブルブル エイスリン「ダメッ!」 グググッ シロ「ぐふっ……ぐ」 シロ「やめて……私はどうなってもいいからこの子だけは」ポロポロ シロ「やめて……!」ポロポロ グググッグググッ 554 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 13 58 47.85 ID B9fZ/1PM0 [1/4] シロ「やめっ……!」 メコォッ シロは苦痛と戦っていたのに、自分が辛いのに、我が子を第一に考えていた。 シロ「あっ……」ポロポロ シロ「あぁ……」ポロポロ シロ「子供……赤ちゃん……赤ちゃん……赤ちゃんがぁ……」ポロポロ 血が流れてもシロは気にも止めない。 シロ「名前……決めてたのに……」 シロ「私と京太郎の子供……白郎……ぁぁぁぁぁ」ポロポロ 京太郎「ぁぁぁぁあ!!!!」ドンドン 京太郎「やめろぉ!!!やめろぉ!!!やめろぉ!!」ドンッ 京太郎「ふざけるなぁ!!!!」バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン エイスリンは汚れたホワイトボードを綺麗にして微笑んだ。 -―― ‐- . ' ` . ' 、 . ' \ ' ヽ . / { i ‘. ./ i. {\. 斗--ト、 .l i ./ィ | ‘. ヽ | .|/}/N | ./ | i、 .ィ\ \ }/ ___| |ぇ . / .| '.ヽ/ .| ` -- 一 ィ'" ̄` .| |-' . { | i. i V\| _ .′ ' . | |i |、 '. .〃 ̄ 、 .′ .' . Ⅵト、と\ト'. “ , ′ .′ l /} ー- 、 ー i .′| | / / . ィ| .' , | ./i .ハ| .' / .イ _フ T ¨´ ,| 廴_/|/ .|/ l/}/ .|、 ..斗= 「| II 、 八 V.| `''< | { /´ l.| II ヽ / \ V `ヽ ‘. V .l |Ⅶ .ィ"入辷ミx 厂 、 \ .l | Vヾ.イ lヽ,イ入メ/ } 、 / ` .l l r─────‐┐ { ' 、 i@二二二二二二二二二| |二二二二二二二二@i | | ┌───────‐.|______l ‐─────―┐ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | , ┴- 、 ,,  ̄`ヽ ./ ´ ̄`=ぅ r''"´ ̄ ̄ `ヾ { '´ ̄ ̄ フ 弋二二^” } '. ,  ̄ア ヽ.._ ` ./ 、 , イ .| | |`ヽ / \| | | | | | / | | | | | |´ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | └ー────────────────────┘ | | |....二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二.. | 560 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 02 49.67 ID B9fZ/1PM0 [2/4] 二人で築き上げた物を。 かき消された。 全てまっさらな、シロに…… エイスリン「……」クスクス そして、ノコギリを手に取り。 エイスリンはシロに近付いた。 白望「いいよ、もう……」 白望「京太郎」 シロは最後に壁越しの俺を見て微笑んだ。 後ろからは酷いことを首にされてるのにも御構い無しに。 最愛の人は微笑んだ。 562 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 05 04.99 ID B9fZ/1PM0 [3/4] ギーコォーギーコォ ギーコォーギーコォ 白望「京太郎」 白望「ごめんね」 ギーコォーギーコォ 白望「愛してる」 白望「また会えて良かった」 ギーコォーギーコォ 白望「出来ることならーーまた」 白望「ーー貴方と結ばれたい」 ギーコォーギーコォ 白望「ーー」 ポトッ 565 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 07 19.11 ID B9fZ/1PM0 [4/4] バキィンッ 京太郎「……今になってか」 手錠が外れた。 俺は隣の部屋へと進む。 扉は蹴破って。 バァァァァンッ エイスリン「キョウタロウ!!」 エイスリンはノコギリで俺を殺そうとしているらしい。 やられる前にやる……か。 愚かだ。 567 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 11 10.72 ID /aApVr+v0 [1/3] 多少は切られても気にはしない。 俺はエイスリンの後頭部を掴むことに成功した。 そしてーー バァァァァンッ 壁に叩きつけた。 容赦はするつもりが無い。 苦しんで[ピーーー]ばいい。 エイスリン「ガッッ……!」 バァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッ エイスリン「ヤメッ……!」 京太郎「シロがやめろって言ってお前はやめたのかよおおおおおお!?」 グチャ 鮮血と共にエイスリンは醜い形へと変貌した。 京太郎「はぁ……はぁ……はぁ……!」 シロ…… 569 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/05/24(土) 14 11 45.90 ID /aApVr+v0 [2/3] 多少は切られても気にはしない。 俺はエイスリンの後頭部を掴むことに成功した。 そしてーー バァァァァンッ 壁に叩きつけた。 容赦はするつもりが無い。 苦しんで死ねばいい。 エイスリン「ガッッ……!」 バァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッバァァァァンッ エイスリン「ヤメッ……!」 京太郎「シロがやめろって言ってお前はやめたのかよおおおおおお!?」 グチャ 鮮血と共にエイスリンは醜い形へと変貌した。 京太郎「はぁ……はぁ……はぁ……!」 シロ…… 570 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 13 20.21 ID /aApVr+v0 [3/3] 俺はシロと最期の口づけを交わした。 そしてーー シロを持って。 その場を後にした。 575 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 23 26.14 ID P3F3QZP00 [3/4] エピローグ ここで良い。 ここが二人の最期のデートだ 廃部になった麻雀部、その部室。 京太郎「夜になっちゃったな、シロ」 京太郎「ごめんな、守れなくて」 「ーー京太郎は気にしなくて良い」 京太郎「ーー!」 京太郎「俺……疲れちゃったよ」 出血が激しい。 素人が下手な手当をする物では無いな。 / / / ! ', ヽ ヽ \ \ / ,' l ', \ ヽ、 ヽ \ ' ,' !',, ', ` 、、 ヽ ヽ ヽ {l ,' l . l ヽヽ ヽヽ ヽ \ / ,' l | \ \ヽ"'' - ,, ヽ~\ ヽ ! | !| \ < ~ "' 、 ', ! ヽ , \ ヽ ,' /! .∧ __ ~ー ヽ < ,,x≦ }ヾy、', / } ,' l ,'! l !l 、~ ',丶-- `  ̄彡ヤ" o } }/ }/i / \ ヽ ,' { ,' !| |! ∧ヾ __ ≦ ===ミ 弋 ノ ./、 ヽ |/ 、 . ! | | | ∧ .|l ヤ o } ¨ ! } \ ', 、| |.∧ 、 廴 ソ | / ヽ , | 、∧ , |' ヽ ヽ / | | ヽ ', / ',ヽヽ } ´ ̄`ヽ | ', ∧ ,' } ヽ! / / ダ l / \ヽ 、 ,-_‐、 イ ヽ! // | ル | ', ! ', 、ー > | | .い | 丶 丶、 \ > イ .!__ | : !  ̄ -| ` ‐ | 八 ヽ / / ヽ! / ヽ ---' / \ イ | <.. ,, - ''"| ` ヽ / 、 l ...< 京太郎「今ーー行くよ」 白望「馬鹿……」 カンッ 588 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 14 43 38.46 ID QNWx5K8C0 [2/6] ワイは宮守の全てを愛してるんやで? つぎいっくよー 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 前回ヤンデレだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下13 650 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 03 59.53 ID z/gHU2770 照 67 菫 68 尭深 51 誠子 79 淡 81 (皆が待ちに待った白糸台編始まります) 京太郎「行ってきまーす」 ーーー 京太郎「ここ、東京だよな?」 京太郎「まぁいいや、どんどん進むぞ」 登場人物安価 誰がくる? 0~20照 21~40菫 41~60尭深 61~80 誠子 81~99 淡 安価下1 653 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 13 40.21 ID q6q7KNDq0 [4/4] 淡「ん?」 京太郎「ん?」 京太郎「髪の色……一緒だな」 淡「そうだね、それに……君とは気が合う気がするよ」 京太郎「奇遇だな、俺もだ」 淡「髪の色が一緒だしねー」 京太郎「確かに」アハハ 淡「よろしくっ!」 京太郎「おうっ!俺は須賀京太郎!」 淡「私は大星淡!」 _, -──- .,_ '´ `丶、 / \ , / \. / . / ヽ ′ / / `、. .' / /, // /| | ` i . / 」_ ′/ | | i| . i. i | j/, /イ`メ、 | 小 || ト.! j .| ∨/ / |/ ヽ | ァT丁l | | ノ i| V j 抖竿ミ ノ ノ ,ノイjノ | i___ ____彡' , i| i| j 八| x x /ィ竿ミ 刈 | } ̄¨ え≠ / 八 i|/l | | x x / ノ | ′ / -‐ ' ハ 八 ト、 ヘ.__ ` 厶 イ ノ/ __,.斗‐=≠衣 ヽ八\ 丶.__ソ . イ(⌒ソ イく jア¨¨^\ \ \ >-=≦廴_ ア /ノヘ\ 斗ァ'′ \ \ ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ/圦 | 、\ ヽ 、∨tl `ヽ . ∨ V\ i { `| Vi \ ハ i } | } i } ∨,} }≧=- | 辻_V\`i} i } | /} iハ} 辻ノ ノ ¨〕V//リ iノ ////V〔 ¨〕 淡好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 660 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 32 00.58 ID fuXnnoY/0 淡の好感度が30上がりました 淡 好感度max 依存度 111 淡「ふふっ」ニコニコ 京太郎「ん?どうした?」 淡「これからもよろしくね!」 ーーー 放課後 淡から誘われたし、麻雀部に行ってみるか。 京太郎「うわっ」 凄い部員の量だな。 「!」 菫「君が須賀京太郎か、淡から話は聞いている」 京太郎「は、はい!」 菫「私は部長の弘世菫だ、よろしく」 京太郎「はい、よろしくお願いします!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 664 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 39 53.63 ID ibpRCkvr0 [1/2] 菫の好感度が10上がりました 菫 78 京太郎「よろしくお願いします!!」 菫「そう畏まらなくてもいい。よろしく」 尭深「そう……」 京太郎「あ……」 尭深「よろしく」 京太郎「は、はい!よろしくお願いします!」 掴み所が難しい人だなぁ。 尭深 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 667 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 42 30.85 ID ibpRCkvr0 [2/2] 尭深 好感度上昇 10 尭深 61 誠子「君が京太郎か」 京太郎「は、はい!」 俺より髪が短い! そして、なんというか……かっこいい。 誠子「私と似てるな」 京太郎「ど、どこらへんが?」 誠子「不遇……かな?」 京太郎「???」 誠子好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 671 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/24(土) 23 47 07.30 ID z0PtFlD50 クロチャー…… 誠子の好感度が50上がりました ゴゴゴゴゴゴゴ 照「君が須賀京太郎……」 照「よろしく」 京太郎「ひゃ……ひゃい」 怖っ!なんだこの人! オーラすげえ! _. . . . ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ` . 、 ,. . / ` .、 ' \/ \ / / , ヽ / / / / , . / / / / / , .∧ / / .' ' / / / | | | ∧ / / , -、| / / /,、 / , , | | ∧ .' / /,'⌒| /| / イ / ,\ / / | l | . | | { { ∧ 从{ {/ 「¨≧、 } / , / .' }_ \ | | 乂__)∧ | /r' Y〃 / / / / ` ー ' | | / Ⅵ 〈ソ /イ / イ / }/ | | ,′ \ 乂 / イ / | 八 | { ノ'/ | l 从| 、 / ぱ从 ∧ | }' \ ,ィ-く く{ \ .{ \ j ∧、` . イ¨´ゝ \ ,rー---- 、 | \ \ / ノ } / 7´ / `\乂_ \ | ̄ ̄\ --/ ` < ∧ { ( ̄ ̄`ヽゝ、 `ー-- | \ / `< `T¨¨¨¨ヽ ` | / >- 、 乂二二フ | , -/ ,. <>´/⌒,ム 乂__フ __ | / ,. <> ´ イ マム ` ̄´ |_/ ,. <>´> ´ . . / マム 0~30 小 31~60 中 61~99 大 680 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 04 36.94 ID ThDuD2q80 [1/2] 誠子 好感度max 依存度119 照 87 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 686 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 12 13.96 ID ThDuD2q80 [2/2] 京太郎「よし、メールするか」 京太郎「だれにメールしよう」 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは無し 安価下7 699 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 28 01.54 ID 35K2uzOj0 [1/3] 淡の好感度が10上がりました 淡 好感度max 依存度121 元気か? 勿論 お前、一年でレギュラーなんだってな。凄いよ 100年生の私には当然だよ! はいはい笑 バカにしたでしょ! 気のせいだって ねえねえ、今度遊ぼうよ いいよ 土曜日ねー! ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 706 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 30 23.52 ID 35K2uzOj0 [2/3] 京太郎「バイトだ!」 ーーー 土方「腰動かせおらぁぁあ!!!!」 京太郎「腰!!!???」 ーーー 土方「ほれ、今日の給料」 京太郎「ありがとうございます!!」 土方「おまえ筋が良いからな、次来たら遠方の仕事も回してやるよ」 京太郎「はい!!ありがとうございます!!」 遠方の仕事なんか行く意味無いだろ。 ーーー 京太郎「誰かに電話するか」 それにしても電話帳に知らない人が居るのはなんでなんだろうな、暇潰しにかけるのもいいかも知れない。 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 718 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 53 06.40 ID syw9NVOO0 菫の好感度が10上がりました 菫 88 菫「なんだ、須賀か」 京太郎「これからも俺麻雀に行きますからどうかよろしくお願いします」 菫「なんだ、そんな事か」クスクス 京太郎「え?変でしたか?」 菫「全然。これからもよろしく頼む」 京太郎「はい!」 ーーー 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 728 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 00 59 39.35 ID 35K2uzOj0 [3/3] 尭深の好感度が10上がりました 尭深 71 尭深「もしもし」 京太郎「あっ……」 京太郎「よろしくお願いします」 尭深「もう挨拶は済ませたよ?」 京太郎「あはは……」 尭深「……」クスッ 笑ってくれた! ーーー 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 737 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 01 20 33.41 ID XOy5RahL0 照の好感度が10上がりました 照 97 照「……?」 京太郎「咲の……お姉さんですよね?」 照「覚えてたんだ……京ちゃん」 京太郎「照さんの事を忘れない訳無いじゃないですかー」 照「ふふっ……ありがとう」 京太郎「昔のように呼び捨ては出来ないですけどね」クスッ 照「別に呼び捨てでも大丈夫」 京太郎「俺が皆に怒られちゃいますよ」 照「だね、じゃあ。それはやめよう」 一日が終了しました 739 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 01 25 38.16 ID C7i63AwP0 [1/3] 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 746 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 01 44 30.15 ID C7i63AwP0 [2/3] 淡「この私をサボりに誘うなんてね」 京太郎「わりいわりい」 淡「相当のワルだね」ニヤリ 京太郎「そんなんじゃないって」 淡「じゃあどうしてー?」 京太郎「それはーー」 自由安価 淡になんて言う? 安価下7 754 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 01 52 10.72 ID C7i63AwP0 [3/3] 淡「本当?ありがとう」 京太郎「おう!」 淡「ねぇ……何処に連れて行ってくれるの?」 京太郎「何処がいい?」 淡「うーん」 淡「京太郎が行きたい所でいいよー」 京太郎「そりゃあ光栄だな」 淡「ふふふー」 淡 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 758 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 08 00 31.03 ID e8SLfXbZ0 淡の依存度が10上がりました 淡 好感度MAX 依存度131 淡「へえ……スイーツかぁ」 淡「どうしてここを選んだの?」 京太郎「どうしてって、淡が好きそうだからな」 淡「合格~!」 京太郎「ははっ俺はテストされてたのか?」オイオイ 淡「ふふんっ最初っから合格だよ~」 / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 京太郎「?」 次はどこに行く? 自由安価 安価下9 773 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 13 54 26.90 ID bqoU769h0 夜 京太郎の部屋 京太郎「あはは」 淡「うふふ」 ぎこちない…… どうして俺の部屋に呼んだんダァァ! 淡「ねえ」ズイッ 京太郎「うっ」ビクッ 淡「どうして」 淡「どうして部屋に呼んだの?」 京太郎「そ、それは……」 自由安価 理由を述べよ 安価下9 786 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 14 13 43.81 ID sVf/bPrb0 京太郎「麻雀を鍛えて欲しいなーって」 淡「根性無し」ボソッ 京太郎「?」 淡「いいよ、教えてあげる」 ズイッ 淡「ふふっ」 京太郎「どうして俺の膝の上に……」 淡「その方が教えやすいからね」 顔が赤い……多分俺も赤いけど。 互いに興奮しているのは間違いない。 京太郎「淡……」 淡「京太郎……///」 ドキドキドキドキドキドキ 1.好きだ 2.抱き締める 3.キスする 4.帰ってくれ 5.家まで送るよ 6.やめよう 7.自由安価 安価下9 802 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[ ] 投稿日:2014/05/25(日) 14 27 05.19 ID UThBO65j0 京太郎「好きだ」 淡「うん、しってる」 俺は力強く淡を抱きしめた。 淡「もお……駄目だよ///」 京太郎「……」 淡「電気……暗くして?」 パチンッ ーーー 京太郎「そろそろ寝るか」 淡「えへへーお泊まりだー」 淡「もう一回……する?」 京太郎「あはは……」 prrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下5 816 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 14 38 34.45 ID dorLGOhh0 [1/22] 淡は居るから安価下 ゾロ目ボーナス! 菫の好感度が50上がりました 菫 好感度max 依存度 138 京太郎「あ、もしもし」 菫「私だ。君を好きになってしまった」 京太郎「へっ?」 素っ頓狂な声を出してしまった。 耳元には淡、目が血走っている。 淡「……スミレ?」ボソッ 菫『結婚を前提に付き合って欲しい』 京太郎「ーー!」 1.すいません、俺には淡がいます 2.考えさせてください 3.明日返事をします 4.自由安価 安価下7 838 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 14 49 54.68 ID mt+OhQ9c0 [1/2] 京太郎「明日返事をします」 菫「そうか、よろしく頼む」 淡「……」 プツッ 京太郎「あはは……どうしよう」 答えは決まっているけど、どこかやるせない。 淡「ぶーっ!」プンプン 淡「もう一回!」 /. . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ // . . . . . . . . . . ゙、 i. . / . . . .| ゙、 ノ, // ;.ィ ∧ | ゙、 /イ. / / . // // 、 ;、 | . i ( ( i/ / / // // i | | | ! |゙、 シ;.ィ / / / // ! |/ | | | ゙、 r;='"´//i //ーメ _ ! /__,..」 ! | | ヽ, リ / !イ ハ! .,ィ=≧ミ、 ,/._,∠二/!| ! | ノ ,..- .‐ .' .´ ノ| ;、'^ 〈 !; i゛ //イ! ;レ7 /i| ! ;! / i r―ー-‐'"/ ! i .丶.i ヒ二⊥ ,/ /ヲ- !/ ;! / /リ. | | ノィー| |‐-‐'゙、 """ レ′ / / / // ー=ノノー---< ,.┤ | .| \ ' _ノ/ /、 '" `ヽ、 / ! | | iー- 、` ´ _,..-‐'/ /  ̄/7ヽ, \/ ゙、 !| |  ̄,. '.;"´ / // /ヽ / ゙、゛、 |_ //;.イ´ // ゙、 / ヽ ヽヾ ト、 ` i / ̄/ // | r'"´ \ ト、、 ! フノ―/ /// i |. ゙、. |`i 、゛、. i'"´ / // / i... ; ヽ ゙、. | i \\ i / // /_ // ゙、 |、ヽ λ | \\! / // / ̄ノ l 京太郎「マジで!?」 一日が終了しました 839 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 14 50 34.17 ID mt+OhQ9c0 [2/2] 淡「おはよー」 京太郎「おはよう」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.部活 2.サボる 3.自由安価 安価下5 849 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 14 59 56.88 ID dorLGOhh0 [2/22] 京太郎「よし、部活行くか」 淡「はやくー!」 ーーー 京太郎「まだ誰も居ないな」 淡「ねー」 0~20 照 21~40 菫 41~60 尭深 61~80 誠子 81~99 淡 856 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 06 16.55 ID dorLGOhh0 [3/22] 誠子「お、先に来てたのか」 京太郎「は、はい」 淡「おはよー」 誠子「こら敬語を使え、敬語を」 淡「はーい」 誠子「よし、とりあえず三麻でもやろうか」 京太郎「はい!」 誠子 好感度 上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大わ 861 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 11 56.01 ID dorLGOhh0 [4/22] 誠子の依存度が10上がりました 誠子(……好き……とは言えないなぁ) 誠子(きっと付き合ってるんだろうな) 誠子(幸せになれよ) ーーー 誠子 依存度129 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 867 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 15 59.76 ID dorLGOhh0 [5/22] 雀荘行くか 淡「私も行くー」 ーーー 店員「いらっしゃい」 0~20.わっかんねーなんで前の週で私と結ばれなかったのかわっかんねー全てが分からねー 21~40.シャーマン 41~60.すばらなおもちが! 61~80.プンスコ! 81~99.アラサー 871 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 18 41.21 ID dorLGOhh0 [6/22] 理沙「……」プンスコッ 淡「プロがいるんですけど……」 京太郎「あはは……打とうぜ」 理沙「打つっ!」プンスコッ ーーー 京太郎「」 淡「凄く強い……」 理沙「もう一回!」プンスコッ ーーー 京太郎「」 淡「も、もうやめよっか」ナデッ 理沙「……」プンスコッ 好感度判定AND上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 874 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 20 25.97 ID dorLGOhh0 [7/22] 理沙 好感度max 依存度120 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、淡も帰ったし何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 881 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 22 17.25 ID dorLGOhh0 [8/22] 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下7 892 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 27 23.32 ID dorLGOhh0 [9/22] 京太郎「もしもし」 菫「遅かったじゃないか」 声が枯れている? 京太郎「俺ーー」 なんと返事をする 自由安価 安価下7 906 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 34 55.92 ID dorLGOhh0 [10/22] 菫の好感度が10上がりました 菫 依存度148 京太郎「俺には淡が居るんです、ごめんなさい」 菫「そうか、きづいていたけど」 菫「そうだったのか」 京太郎「菫さん……」 菫「すまない」 プツッ ーーー 菫「うわぁぁぁ!!!!」グスッ 菫「ひっく……」 ーーー 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下5 914 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 40 28.69 ID dorLGOhh0 [11/22] 理沙 依存度130 理沙「もしもし!」プンスコ 京太郎「あ、もしもしー京太郎です」 理沙「なに!?」プンスコ 京太郎「あ、えーっと」 京太郎「お疲れ様です!」 プツッ 京太郎「お、俺は悪くないぞ、多分」 ーーー 理沙「ひどい!」プンスコッ 一日が終了しました 915 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 41 08.93 ID dorLGOhh0 [12/22] 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 924 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 47 38.99 ID dorLGOhh0 [13/22] 京太郎「淡ー!」 まっててー! ガチャ 淡「行くよー!」 京太郎「おお、早い」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 933 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 53 26.62 ID dorLGOhh0 [14/22] 京太郎「淡ー遊びに行こうぜ 淡「いいよー!」 ーーー 街 淡「プリクラ撮ろーよー!」 京太郎「ま、マジで?」 淡「当然っ!」 京太郎「いいよ!」 ーーー 京太郎「キスされるとはなぁ」 淡「えへへ、大事にするね」 京太郎「おう、そうしてくれ」 淡「ふふんっ♪」 ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 943 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 15 59 09.26 ID dorLGOhh0 [15/22] 淡「大星淡です」ペコッ 母「あんたにこんな可愛い彼女さんが出来るなんてねー」 母「信じられない」 京太郎「マジで!?」 母「うん」 京太郎「それでも母親かよ!?」 淡「えへへー」クスクス 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、淡も帰ったし何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 951 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 16 04 06.10 ID dorLGOhh0 [16/22] 京太郎「ど、どうも」カチンコチン 淡父「母さん、包丁」 淡母「はいはい」クスクス 京太郎「ひえええええ!!!命だけはぁぁぁ!!!」 淡「どうせ冗談だから気にしないでいいよー」 京太郎「なお怖いわ!!」 ーー絆が育まれた。 硬い絆が。 そしてこれからも育むであろう。 絆を。 954 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 16 05 18.41 ID dorLGOhh0 [17/22] ーーー 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrrrr 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下5 962 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/25(日) 16 11 20.30 ID dorLGOhh0 [18/22] 照の好感度が10上がりました 照 依存度 107 照「おめでとう」 京太郎「あ、知ってましたか」 照「これで今回は幸せになれるよ」 京太郎「へへっ」 照「絶対に淡を幸せにしてね?」 京太郎「はい!当然ですよ!」 照「淡をよろしくね」 照「京太郎」 プツッ 一日が終了しました ハッピーエンドへーー
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部室 ガチャ 塞「アレ?2人だけ?」 京太郎「はい」 胡桃「ん」充電中 塞「……胡桃は充電として、京太郎は何やってんの?」 京太郎「まだ時間あるんで今日出された宿題を…」 胡桃「そこ、間違えてる!」 京太郎「え、どこですか?」 ガチャ 白望「……ダル」 エイスリン「オソクナッタ!」 胡桃「別に大丈夫だよ」充電中 塞「ちょうど揃ったし打つ?」 京太郎「じゃ、俺が先に打ちますね?」 胡桃「りょーかい」 ガチャ 豊音「お、遅くなってゴメンね?」 胡桃「んー……いいよー」充電中 白望「それ、ロン」 胡桃「うっ……」 京太郎「あーあ」 豊音「お茶淹れるねー」 塞「じゃ、今日はここまでねー」 豊音「お疲れさまー」 エイスリン「オツカレサマ!」 胡桃「うーん、今日は勝てなかったなー」充電中 京太郎「そうですねー」 白望「…………いつまでやってんの?」 3人「!?」 胡桃「……あ!」 京太郎「しっくりきすぎて忘れてました……」 胡桃「充電しすぎたねー」 京太郎「ですねー」 4人(早く付き合えばいいのに) カンッ!!
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白望「…………」テクテクテク 白望(……日曜は京太郎とお出かけ、かー) 白望(ダル……いや、ダルくない、な) 白望「…………」テクテクテク 白望(……どんなところ、行くんだろう?) 白望「」ウーン 白望(……ま、ダルいし考えなくていっか) 白望(べつに京太郎と一緒なら何処でもいいし) 白望「……」テクテクテク 白望「……家、到着」 白望(……今日も疲れたし、ご飯まで寝とこう……) 白望(あ、でもその前に) 白望(電話で京太郎の声を聞いてから、寝よう) 白望(うん、それがいい。そうしよう) 白望「……ただいま」ガチャッ 白望「……ん?」 白望(ポストに何か入ってる……) 白望(これは……封筒?) 白望「しかも、私宛……」 白望「…………」 白望「……とりあえず、中身見てみるか」 ――――白望自室―――― 白望「……ただいま、京太郎」 (部屋に置かれた写真立てには、京太郎に寄り添う白望の写真が入れられている) 白望「……」スッ ……チュッ 白望(お帰りなさいの、キス) 白望「……」 白望「……はぁ」 白望(毎日本物に出来たら、ダルくないのになぁ……) 白望「…………と」 白望「……封筒の中身、調べなくちゃ」 ガサゴソガサゴソゴソゴソ 白望「…………ん」 白望(これは……DVDディスク?) 白望「…………」 白望(……とりあえず、中身見てみるか) 白望(プレイヤーどこやったかなぁ……) 白望(……ディスクをセットして) 白望(再生) ピッ! ザザザザザ 白望「………………ん」 白望「人が、出てき――――――――え?」 白望「…………」 白望(……おかしいなぁ) 白望(……なんで京太郎が、映ってるの?) 白望「……それに」 白望(隣に一緒にいる男――――執事?は誰?) ザザザザザ…… ゴンギン!ガチャッ!(迫真) 京太郎?『大金が入りました(難聴)』 ???『また貴方ですか、壊れますねぇ』 京太郎?『ス、スマセン!』 ???『……やっぱり壊れてるじゃないですか(確信)』 白望「…………」 京太郎?『スマセン!スマセンッ!』 ???『使い物にならないですね……』 ???『……貴方だけでは話になりませんから、誰か責任者を呼んで来てくれませんか?』 京太郎?『スマセン!それだけは許してください!』 京太郎?『なんでもしますから!』 ???『……ん?』 ???『……今なんでもするって言いましたよね?』 白望「…………」 ???『……』スッ サワサワサワサワ 京太郎?『えっ、それは(ドン引き)』 白望「…………」 白望「なんだこれは……ダルいなぁ……」 白望「…………」 白望「ちょっとタンマ」 白望(…………) 白望(……おかしいなぁ) 白望(私の頭、どうかした?……あんな、幻覚見るなんて) 白望(……) 白望(……そうだ、きっと私、疲れているんだ) 白望(……だからもう、今日は寝よう) ゴソゴソゴソゴソゴソゴソ 白望「……お休み……京太郎」 白望「…………」 ――――翌日―――― 白望「ダルい……」グデン 白望(昨日は結局、一睡もできなかった) 白望「学校休めば良かったかな……」 白望「うう……ダルい…………ん?」 「シロ!オハヨウ!」 白望「……おはよう、エイスリン」 エイスリン「?シロ、ドウカシタ?ゲンキナイヨ!」 白望「なんでもない……気にするな」 エイスリン「?」 エイスリン「」ウーーン エイスリン「!」ピコーン! エイスリン「ヒョットシテ、スガクン?」 白望「!!」ビクッ! エイスリン「ワ!ヤッパリ!」 白望「…………」 エイスリン「……?」 エイスリン「シロ?スガクントナニカアッタ?」 白望「……」 エイスリン「ワタシ!ソウダンノルヨ!」 白望「……」 エイスリン「……シロ?」 白望「…………」 白望「エイスリン……」 エイスリン「?」 白望「たす、けて……」 エイスリン「……エ?」 エイスリン「ソレデ、シロノイエニ、スガクンガデテルヘンナビデオガトドイタノ?」 白望「……うん」 エイスリン「ナルホドナルホドー!……ソレデ、ソノビデオハ?」 白望「え、えっと……ここに」 エイスリン「ミセテ!」 白望「……駄目」 エイスリン「……ワタシ、キニナリマス!」 白望「……」 エイスリン「……」ジーッ 白望「……」 エイスリン「……」ジーッ 白望「……うっ」 そんな訳で マタアナタデスカコワレマスネェ ユルシテクダサイ!オナシャス! ナンデモシマスカラ! ン?イマナンデモスルッテイイマシタヨネ? エッソレハ…… エイスリン「……」 白望「……」 エイスリン「エッ、ナニコレハ(迫真)」 そんな訳で マタアナタデスカコワレマスネェ ユルシテクダサイ!オナシャス! ナンデモシマスカラ! ン?イマナンデモスルッテイイマシタヨネ? エッソレハ…… エイスリン「……」 白望「……」 エイスリン「エッ、ナニコレハ(迫真)」 エイスリン「エッ、エッ、エッ?」 白望「……」 エイスリン「ナンデスガクンガ、オトコノヒトトアンナコトシテルノ?」 白望「……」 エイスリン「ネェ、ナンデ?ナンデカナ?シロ?」 「わからない……でも多分、そういうことだと思う」 エイスリン「…………アッ(察し)」 白望・エイスリン「……」 エイスリン「シ、シロ!」 白望「……なに?」 エイスリン「ワタシハ、シロノミカタダヨ!」 エイスリン「ダカラ、アンシンシテ!」 白望(その笑顔が辛い……) エイスリン「ソレニ、ミンナガイルカラ!」 白望「……」 エイスリン「ミンナガイレバ!コンナカベモ、ブチコワセルヨ!」 白望「……ちょっとタンマ」 エイスリン「?」 白望「まさか、皆にもこのこと話すつもり?」 エイスリン「ウン、ソウワヨ!」 白望「…………」 エイスリン「ミンナガイレバ、ヒャクニンリキ!」 白望(……なに言っても聞かないんだろうなぁ……ダルいなぁ……) エイスリン「ソレニ、ワタシヒトリジャチョットフアン!」 白望「……わかった」 エイスリン「!!」 白望「……けどその代わり、京太郎がアッチの人かもってのは皆に言わなくてイイから」 エイスリン「ウン!ワカッタ!」 白望「……はぁ」 白望(……まぁ、私一人じゃどうしようもできなかったから、しょうがないか) 白望(エイスリンに感謝……だ) ――――――そして放課後―――――― エイスリン「ミンナ!ソロッタ?」 豊音「私はここにいるよーっ」 胡桃「充電!充電ゥ!」 塞「まーた面倒なことになりそうね……」 白望(ダルい……) エイスリン「シロ!ホラホラ!」 白望(ダルい…………でも) 白望「……」ガタッ 白望「……皆」 白望「…………」 白望「…………えーっと……その……」 豊音・塞・胡桃・エイスリン「……」 白望「…………わ」 白望「……私を……助けて?」 豊音「当たり前だよっ!」どんっ! 胡桃「右に同じっ!」 塞「一人で抱え込むなんて、水臭いよ?」 エイスリン「ミンナ、ナカマ!」 白望「みんな……」じーん 白望(……いや、なんだこの三文芝居) 塞「しかし須賀君が浮気ねぇ……見た目とは裏腹に結構誠実な人だとは思ってたんだけど」 胡桃「男はみんな獣!はっきりわかんだね!」 エイスリン「ソレデ、ワタシタチハナニヲスレバイイノカナ?オシエテ!オバアチャン!」 塞「そうね……って誰がお婆ちゃんか!」ズビシッ! エイスリン「?サエノコトダヨ?」キョトン 塞「……塞ぐぞ?」ギラリ エイスリン「ジョ、ジョークダヨジョーク!」 塞「まったく……」 胡桃(おばあちゃんに条件反射してる塞……可哀想な子!) シロ(ダルいなぁ……) 豊音(でも塞さんの気遣いっぷりは確かにおばあちゃんだよねっ!) エイスリン「ソ、ソレデ、サエハナニカカンガエガアルノカナ?カナ?」 塞「うーん……」ムムムム 塞「とりあえず、須賀君に連絡を取ってみたらどうかな?」 白望「えっ」 塞「ちょっと探りを入れながら、浮気がホントかどうか調べるの……もちろん悟られないようにね」 豊音「な、なるほどっ!塞すごいっ!」 胡桃「よしっ!それじゃあ――――」 エイスリン「オモイタッタガ!」 胡桃「吉日!だねっ!」 エイスリン「ハイ、シロ!デンワ!」スッ 白望「……」 白望(……ダルいなぁ) 白望(……けど、グダグダ悩んでるよりかは)チャッ 白望(ダルくない、か)ピポパピポペ 白望「……」 胡桃・豊音「「……」」ドキドキドキドキ 白望「……?」 ツー、ツー、ツー エイスリン「……シロ?」 白望「……京太郎、出ない……通話中みたいだ」 胡桃「あ、そう……」 塞「ならまた後で掛け直すしかないね……」 エイスリン「デンワチュウ…………アッ(察し)」 白望「……」シュン 豊音(あ、露骨に落ち込んでるよー) 胡桃(かわいい(確信)) 塞「……こんな健気なシロがいるのに浮気だなんて、須賀君は何を考えているの?」 豊音「そうだよー、京太郎くん優しい人だったのにな……私のことおっきくても可愛いですよって言ってくれたし……」デレデレ 白望「」ムッ 豊音「……あ~♪私も京太郎くんみたいなカッコいい人と付き合いたいなぁ~♪」 白望「トヨネ……」 豊音「休みの日は一緒にお出かけしたりして!お気に入りのカワイイワンピースを来て一緒に映画見にいって、それでそれでそのあとは――――って、ななななにかなー?シロ――?」 白望「京太郎は……私のモノ……誰にも渡さない……」 豊音「ううっ」 白望「…………」ジィーーーッ 豊音「か、貸してもらうのは?」 白望「ダメ」 豊音「だよねー……そうだよねー……」 胡桃「首ったけだね……」 エイスリン「キョウタロウ!ジゴロ!」 塞「おいどこでそんな言葉知った」 塞「……っと、そろそろ電話が終わった頃かな?」 豊音「て、ていくつー!だね!」 白望「……」 白望(……よしっ) ピポパピポペポパ 白望「…………」 豊音「……」ドキドキドキドキ 胡桃「……で、出たかな?(確認)」 エイスリン「デナイネ(確信)……コレモウワカンナイネ!シロ、ドウ?」 ツー、ツー、ツー 白望「……駄目だ、出ない。まだ通話中」 胡桃「随分と長い電話だね……」 エイスリン「スッゴイナガデンワ!ハッキリワカンダネ!」 塞「うん、長電話は感心しないなー」 豊音「そ、そうかなー?」 胡桃「そうわよ(便乗)」 白望(ダルいなぁ……) 豊音「で、でもっ!私いっつも京太郎君と電話する時一時間以上してるよ!?」 塞「それは長過ぎ」 胡桃「うわぁ……」 エイスリン「チョット、ドンビキ!」 豊音「だって京太郎くんと話すの楽しいんだもん……」グスン 胡桃「でも迷惑だよっ!」 豊音「ううー……京太郎君の話面白いし、それに京太郎くんと話してたら胸がぽかぽかするからついつい話しちゃうんだよー……」 白望「……豊音」 豊音「……っ!シ、シロ、ひょっとして私に京太郎君と電話するなって言うのかなっ?」 胡桃(それは流石に鬼だよ……) 白望「電話は……三十分まで……」 塞「それでも多くない?」 白望「私はいつも四十分前後……十分のペナルティ……」 胡桃「ええー……」 塞(あの超面倒臭がりやのシロがそんなに長い時間……!?須賀君、恐ろしい子……!) 胡桃(……一体なにを話してるんだろう?普通に会話もたなくない?) 胡桃「それにしても、電話出なかったかー残念だね!」 塞「帰る時にもう一回掛け直してみたらどうかな?」 白望「……いや、もういいや、ダルいし」 エイスリン「……シロ?」 白望「会って直接聞くことにする」 豊音「会って、って……」 塞「近いうちに会うの?」 白望「……うん。日曜日に……二人でお出かけ……」 胡桃「デートだねっ!」 豊音(ううっ、羨ましいなー) 豊音(私も京太郎くんと一緒にお出かけしたいよー……) 塞(トヨネがシロを雨に濡れた子犬の様な目で見つめてる……) 塞(で、シロはそれを当然の様に無視……!どうやら譲れないモノがそこにあるらしい……) エイスリン「デ、ドコニイクノ?」 白望「特に決めてない……」 胡桃「駄目だよ!ちゃんと決めなくちゃ!」 白望「京太郎と一緒なら別にどこでもいいし……考える必要ない……」 エイスリン「オアツイネ!」 塞「確かにエスコートは男の子の役目だから考える必要ないわね……」 胡桃「あ、言われてみれば……」 豊音(エスコート、かぁ……)ポワポワポワーン 豊音(『さぁ、おいで、豊音さん』……なーんちゃって!なーんちゃって!) エイスリン「トヨネ!モウソウ!スキ!」 胡桃「……でも、えーっと……映画とかどうかな?」 白望「映画……?」 エイスリン「イイネ!」 胡桃「ほら、今丁度『私達がいた。』やってるし!」 塞「……百合映画なんですけどそれは大丈夫なんですかね……?」 塞「それよりも『聴牌五巡目即リー』の方がいいでしょ」 豊音「……悲恋鬱映画なんだけどそれは大丈夫なのかなー?」 豊音「やっぱり『雀空』見た方がいいよっ!」 胡桃「えっ」 塞「えっ」 豊音「えっ?」 胡桃・塞「「…………」」 胡桃(と、トヨネ、その図体に似合わず少女趣味だなーとは思ってたけど) 塞(まさか雀空とは……) 胡桃(とんだスイーツ()だねぇ……) 塞(いや、まぁ、トヨネらしいっちゃあらしいんだけども) 豊音「な、なにかなー?私の顔に何か着いてるかなー?」 胡桃「いやいやーなんでもないよー?」 塞「だからいつまでまそのままの君でいてね、豊音」 豊音「な、なんで二人はそんなに優しい目をしているのかなー!?」 白望「ダルい……」 白望「………いや」 エイスリン「……?」 エイスリン「シロ?ドウカシタノ?」 白望「…………眠い」グデン エイスリン「エッ!?」 白望(昨日寝てないのが……こたえたな……) 白望(む……ぐ……) 白望「……zZZ」 エイスリン「……シロ?」 エイスリン(……ネチャッタ) エイスリン(キット、ツカレテルンダネ……) エイスリン(…………) エイスリン「セメテツカレヲシラズヤスラカニネムルガイイ……」毛布ファサー 白望「……zZZ…トキィ……zZZ」 ○ 白望『…………ん?』 白望『ここは……どこ?』 白望《薄暗い空間……》 白望《整列されて並べられた椅子……》 白望《眼前に掛けられた巨大な……白色のスクリーン……》 白望《……ははぁ、なるほど……》 白望《映画館、か》 白望『……』 白望《…………ん?》 白望《肘掛に置かれた私の右腕……》 白望《その、手のひらに伝わる感触……》 白望《これは……手?》 白望『……あ』 白望《……京太郎の……手だ……》 白望《横を向いて見ても、京太郎の顔は靄がかかったように伺うことはできない》 白望《ただ感じるのは、『京太郎がそこにいる』という感覚だけ》 白望《……でも、それでいい》 白望《それだけで……十分》 白望『…………』 白望『……ん?』 白望《……な、に?》 カラカラカラカラカラカラカラ…… 白望《この……音……?》 ジャーーーーーーーーー…… 白望《……あ》 白望『映写機……』 【スクリーンに映像が映し出される】 白望《あれは……京太郎……と》 白望『……私?』 京太郎【アイス美味しいですか?シロさん?】 私【……ん、まあまあ】 京太郎【ははは、それはよかった】 白望『……あ』 京太郎【今日は暑いですからね、これで少しはマシになったらいいんですけど……シロさん?】 白望《これは……》 私【京太郎のも……】 京太郎【ん?なんですか?】 白望《私の》 私【京太郎のも、ちょうだい……】ペロッ 白望『記憶……』 京太郎【うおっ!?しししシロさん!?なにやってるんですか!】 私【……おいしい】 京太郎【ああもう、俺の食べかけなのに……】 私【だからいいのに……】ボソッ 京太郎【……え?】 私【……なんでもない】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 私【むぐむぐむぐ……】 京太郎【シロさん、クレープ美味しいですか?】 私【ん、まあまあ……】 京太郎【ははっ、その台詞前にも聞きましたよ?】 京太郎【でも喜んでくれて良かったです……この店女の子に人気って言うからちょっと気になってたんですよ】 私【ふーん……あ】 京太郎【?】 私【京太郎……ほっぺにクリームついてる……】 京太郎【え?本当ですーーーーーー】 私【……ん】ペロッ 京太郎【……】 私【……甘い】 京太郎【なななななななにしてるんですかっ!?】 私【……?】 私【クリーム、舐めただけだけど……?】 京太郎【~~~~っっっっ!!!!!】 ーーーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【……ふぅ、やっと着きましたね】 私【ダルい……】 京太郎【って言ってもシロさん女の子なんですから、服もちゃんと見なきゃいけませんよ?】 私【ダルい……】 京太郎【……はぁ】 京太郎【……残念だなぁ……シロさんが可愛い服着てるとこ見たかったのに】ボソッ 私【京太郎、私の服選んで。あなたの好きなように】 京太郎【えっ?あっ、はい!わかりました!】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 私【ダルい……京太郎……おんぶして……】 京太郎【ええ?またですか?……わかりましたよ、はい】 私【ん……さんきゅー】 京太郎・私【…………】テクテクテクテク 京太郎【……あの、シロさん?】 私【……なに?】 京太郎【……えーと……その……おもちが、ですね】 京太郎【当たっているんですけども……】 私【……気のせい】 京太郎【気のせいじゃないですよっ!】 私【……細かいこと、気にしすぎ……】 京太郎【も、もう少しデリカシーをですね……ああもう!もう下ろしますよ!?あと少しなんですから!ここからは歩いてください!】 私【…………】 私【……あ、そうだ】 …… 京太郎【……で、こうなった、と】 私【お姫様……抱っこ……】 京太郎【ああああもうっ!は、恥ずかしいから早く行きますよ!】 私【ごーごー……れっつごー】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎・私【いただきます】 白望『……あっ』 京太郎【まぐっ……もぐもぐもぐ……っ!!!】 白望『これは……』 京太郎【おいしい!美味しいですよ!このカレー!】 私【……ほんと?】 京太郎【ええ!本当ですっ!】 白望『私が始めて……』 私【嬉しい……】 白望『京太郎の家に、泊まりに行った時の記憶だ……』 京太郎【ううう……う……う……】グスグス 私【……?】 私【なんで、泣いてるの……?】 京太郎【い、いえ……シロさんの成長が……嬉しくてっ!】エグエグ 京太郎【初めの頃は卵焼きすらロクに作れなかったシロさんが……こんなにも美味しいカレーを!】グスングスン 京太郎【もうあの物体Xは見なくていいんですね!やったー!】 私【京太郎……失礼】ムスー 京太郎【す、すみません……つい……】 京太郎【でも本当に美味しいですよ!このカレー!】 私【そう……頑張った甲斐があった……】 京太郎【おお……シロさんの口から頑張ったなんて言葉が出るなんて……】ボソッ 私【何か言った?】 京太郎【いえ何も】 私【それより……ほんとに?ほんとに美味しい?】 京太郎【ええ、美味しいですよ、本当に】 私【毎日食べたいくらい?】 京太郎【……流石に毎日となるとちょっとキツイですねー】アハハ 私【……そう】シュン 私【せっかく京太郎がカレー好きって言うから頑張って作り方覚えたのに……】 京太郎【あ、あー!毎日は無理でも毎週食べたいぐらいですね!】 私【……そう】 京太郎【……な、なんですかその目は】 京太郎【心配しなくてもそれぐらい美味しいですよ、ほらっ!】アーン 私【ぱくっ……もぐもぐもぐ……ごくん】 私【……美味しい】 京太郎【でしょう?……って自分が作った奴でしょう!】 【…………】カチャカチャカチャカチャ 京太郎【?シロさん?何をしてーーーー】 私【……あーん】 京太郎【え?あ、いや、えーっと、その……】 私【……あーん】 京太郎【…………】 私【……あーん】 京太郎【……まぐっ……もぐもぐもぐ……ごくん】 私・京太郎【…………】 私【……美味しい?】 京太郎【……ええ、とっても美味しいです】 私【……】ニコッ ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【~♪~♪~♪~♪】 シャワーーー 私【……京太郎】 京太郎【ん?シロさん?どうかしましたか?】 私【湯加減……どう?】 京太郎【湯加減ですか?ちょうどいいですよー……ってここ俺の家でしょう!】 私【……そう】 京太郎【……もうすぐあがりますんで外出て待ってください】 私【その必要はない】 京太郎【……え?】 ガチャッ 私【お背中……流しに来ました……】 京太郎【…………】 私【……?】 京太郎【なななななにしてるんですかっ!】 私【?……背中を流しに】 京太郎【それが問題なんですよっ!も、もうすぐ上がりますから!出て行ってください!】 私【バスタオル体に巻いてるからなんの問題もない】 京太郎【大有りですよっ!!!】 私【うるさい、黙って私に体を洗わせろ】 京太郎【えっ、ちょっ、ま……いやーーーっ!!!】 私【かゆいところ……ない?】ごしごしごし 京太郎【ないです……】 私【……ん】 京太郎・私【……】ごしごしごしごし ……もみゅん 京太郎【?】 もみゅもみゅ……ヌル……もみゅもみゅ…… 京太郎【…………】 私【ん……っく……む……んん……っ】 京太郎【……】プルプルプルプル 私【ん……ん……!ん……ん……!】 京太郎【ままままたっ!なにやってるんですかぁっ!あなたはっ!】 私【?……京太郎の背中を洗ってるだけ……】 京太郎【何で!?】 私【京太郎の好きな……おもちで】 白望『……あー……京太郎って……』 京太郎【~~っっっっっ!!!!】 京太郎【お、俺!そろそろのぼせそうなんで上がらせてもらいますね!】ザバーーーー! 白望『身持ちが固すぎるんだよなぁ……』 京太郎【それでは!】 白望『まだ私、京太郎とキスしたことないし……』 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 私【…………】 京太郎【…………】 白望『……ん?』 私【…………】 白望『なに……これ?』 京太郎【…………】 白望『こんなの、私の記憶に…………ない』 京太郎【白望……】 白望『……え?』 私【京太郎……】 白望『……あ』 私・京太郎【……ん】 白望『そうか……これは……私の……』 私【ちゅ……む……ん……くちゅ……ぷ……】 白望『願望……』 私【んちゅ……ぷ……じゅる……ちゅ……ぷ……はあっ】 京太郎【白望……好きだ、愛してる】 私【うん、私も……京太郎……ん】 私【……ちゅ……ぷ……れろぴ……ちゅ……ふ……ん……あっ】 私【大好き……だよ……】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【……白望、本当に大丈夫か?】 私【……】 京太郎【嫌なら辞めてもいいんだぞ?】 私【……大丈夫】 私【これは、私がしたいことだから……】 京太郎【…っで、でもっ】 私【……それに】スッ 京太郎【っ!】ビクンッ! 私【京太郎のここ……すごく苦しそう……】サワサワ 京太郎【……っ!】 私【あ……む……ん】 京太郎【~~っっっ!!!】 私【ん……ちゅ……ぺろ……れろ……ちゅ……ん】 京太郎【あ……ぐ……っ!】ガクガクガク 私【むぐっ……むぐむぐ……れろ……ぴ……】 私【ほ、う?ひょーたろう?きもひ、いい?】 京太郎【あ、ああ……気持ち、いっ、んぞ?】 私【ん……ちゅ……ふれ……ひい……】 京太郎【だ……からっ……もう……っ!喋る……な!】 私【むぐ……ちゅ……ん……なん……で?】 京太郎【っあうっ!】 どくっ! 私【?……んむ!?】 どくんっ!どくんっ!どくんっ! 京太郎【……っ!……っ!……っ!】 私【…………!!!】 私【……か……は……!】 京太郎【わ、悪いっ!白望!つい我慢できずにっ!……ほらっ!早く吐き出せっ!】 私【……ん……ん!……ん!!……】 京太郎【しろ……み?】 私【…………】ご……くんっ 京太郎【!!!……っ白望!お前……!】 私【……きょーたろー】 京太郎【別に無理して飲まなくても……!】 私【……ごちそうさま……でした】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【…………白望】 私【うん……いいよ、京太郎……きて】 京太郎【白望……愛してるよ……】 ずっ…… 私【…………っ!!!!!!】 京太郎【っ!大丈夫か!?白望!?】 京太郎【ぬ、抜いた方がいいか!?無理しなくてもいいんだぞ!?】 私【っ……大丈夫……だから…っ…このまま……きてっ】 京太郎【白望……】 私【……でも……ちょっと怖いから……ちゅー……しながら……】 京太郎【白望……!】 私【あ……ん……む……ちゅ……ちゅ……】 ずっ……!ぶち……ぶち……ぢっ……! 私【ん……ちゅ……っ!!!……ちゅっぺろ…れろ……む……くちゅ……ぷはぁ】 京太郎【入った……ぞ】 私【ん……入っ……た……】 京太郎【…………】 私【……きょーたろー】 京太郎【……なんだ……白望?】 私【私のなか……気持ちいい?】 京太郎【……ああ……気持ちいいぞ……】 京太郎【すごく……あったかくて……気を抜いたら出ちまいそうだ……】 私【そう……んっ……京太郎】 京太郎【……なん……だ?】 私【……動い、て?】 京太郎【っ……いい、のか?】 私【……うん……いいよ……京太郎の……好きにして】 京太郎【っ白望!】 ず……ぷんっ! 私【……っ!】 京太郎【っ白望!好きだっ!愛してる!】 ぬ……ぷっ……ぬぷっ……ぬぷっ……ぬぷっ! 私【……っ!……っ!……っ!】 京太郎【っ白望のなか……絡みついてきて……っく!……やば……いっ……!】 私【……っあ……ん……っ!……ん……んっ!あ……あ……あ……っ!】 ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ! 京太郎【……っ!……っ!……っ!……っ!】 私【あっ、あっ……ん、あっ!……ん……っあ……んぅ!……あっ!】 京太郎【……っ!やばい、白望!そろそろ……射精……っ!】 ずんっ!ズンっずんずんっ!ずんっ!ずんっ! 私【……!!!!】 京太郎【もう抜くーーーーっ!?】 がしっ! 京太郎【白望!?なにして……っ!】 私【……だ……めっ】 京太郎【足をどけるんだっ……っく!……このままじゃ……なかに……!】 私【……して】 京太郎【ーーーーぐ!】 私【膣内に……出してっ……私の……膣内に!】 京太郎【っ!白望!?お前なに言って……んぐ!】 私【……ちゅ……ぷ……ちゅ……ぺろ……ぷはぁ】 京太郎【白望……】 私【きょたろーのせーえき……】 私【私に…………ちょーだい?】 京太郎【っ!!!……白望ぃ!!!!】 私【んああっ!】 どくっ!どくっ!どくっ!どくっ! 京太郎【~~~っっっっ!!!】 私【……あ……きょーたろーのせーし……】 私【たくさん、でてる……】 ず……ぬ…………るり 私【……あっ】 京太郎【…………】 私【……もう少し、京太郎と繋がりたかったのに……】 京太郎【っ、お前なに言って……!】 私【……ん】 京太郎【……あ】 私【……京太郎のせーし……こぼれてきた……】こぽぉ 京太郎【~~~~っ!!!!】ぞくぞくぞくっ! 私【………………】 京太郎【………………】 私【……ふふ】 私【……もう一回ぐらい……できる……?】 京太郎【……え?】 私【今度は……私が、上】 京太郎【っ、ちょ、白望……うおっ!?】 どさっ! 私【マウントポジション……確保】 私【では…………いただきます】 ずっ……!ぷん! 私【っ……んああっ!!!】 京太郎【~~~っ!!!!!】 私【いきなり……奥に……きた……っ】 京太郎【あ……あ……あ……!】 私【…………ふふ】 京太郎【あ……ぐ……っ……ん……】 私【京太郎……すごく気持ち良さそう……】 京太郎【……お、お前……いきなり入れる奴が……あるか……!】 私【……それじゃあ……動く】 京太郎【……え?】 ぬぷっ! 私・京太郎【~~~っっっぅ!!!!!】 ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ! 私【……あ!……あっ、あっ……あっ!】 私【……奥にこつこつ当たって……きもちいい…………っ!】 京太郎【……っぐ!なんて……腰使い……なんだよ……っ!】 私【ん……!あ、あ、……ああっ!……ん……ん……んっ!】 京太郎【……さ、、さっきまで処女だったくせに……!……ぐうっ!?】 私【それは……んっ……こっちのせりふ……んああっ!】 ズンッズンッズンッ!ズンズンッ!ズンッ! 私【……あ、これ……さっきと……当たってるとこ……ちが……~~っっっ!!】 私【っだめだ……もう………】 私【……っく……っ!!!!!!!】ぶるぶるぶるっ! 京太郎【…………】 私【……あ……】 京太郎【白望……ひょっとして……イった?】 私【……】コクン 京太郎【……そっか】 私【……】ポケー 京太郎【…………俺】 私【……?】 京太郎【まだ、イってないんだよな】 私【ーーーーえ?】 ずんっ! 私【あ……ふ……ああっ!?】 ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ! 私【きょう……たろ……っ……だめ……っ!】 京太郎【ん?何がだ?】 私【私、もうイってーーーーーーっっっ!!!!】 ずんっ!! 京太郎【……ん?なんか言ったか?】 私【~~~っ!】プルプルプル 京太郎【悪いあんまり気持ちいいもんだから……】 京太郎【全然聞こえなかった…………よっ!】 ずんっ!! 私【ふ、わぁぁぁっ!?】 図んっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ! 私【……!……!……!】 京太郎【……白望……可愛い……】ボソッ 私【ふ、え?……きゃうんっ!】 私【耳、、元で、そんなこと……囁くな……っ!】 ずんっ!ずんっ!ずんずんっ! 京太郎【白望……可愛い……愛してる……世界の誰よりも、お前が好きだ……白望……】 私【~~~~っ!!!!!】 きゅんきゅんきゅんっ! 私【あ……ダメ……私……また……!】 京太郎【イく?イくのか、白望?】 私【……う、うん……きてる……きてる……っ!】 京太郎【なら……イこう……二人で一緒に……イこう!】 私【ふ……わ……あ……!】 京太郎【白望…………好きだああああああああっ!!!!】 私【あ、ああああああああああっ!!!!】 どくんっ!!!どくんっ!!!!どくんっ!!!!どくんっ!!!! 私【あ……あ……あ……!】 京太郎【……ふぅ】 私【あ、あたまが……どうにかなりそう……】 私【……でも】 私【……すごく……しあわせ……】 京太郎【…………】 私【……きょーたろー】 私【愛し、てーーーーーー】 京太郎【よし、次は後ろからだな】 私【ーーーーえ?……きゃうっ!?】 京太郎【……】 私【あ……え…………え?】 京太郎【……ふふ……四つん這いになって……まるで犬みたいだ】 私【あ……ん……】 私【ま、また……せ、せーしが……垂れてきた……】 京太郎【ああーホントだな……】 私【う……変な……感覚……】 京太郎【なら……塞いでやらなくちゃ……な!】 ズンッ!! 私【え……あ、……ああああああっ!!!!】 京太郎【……これで、こぼれないだろ……っ!】 私【あ……あ……あ……!】 京太郎【それじゃあいく……ぞっ!】 ぱちゅんっ! 私【ふわぁぁっ!?】 ぱちゅんっ!ぱちゅんっ!ぱちゅんっ!ぱちゅんっ! 私【あっ!あっあっ!んぁ……あっあっあっああっ!】 京太郎【かわいい……可愛いよ……白望……っ!】 私【んああっ!ん……!ん……!……んっ!】 きゅんっ!きゅんきゅんきゅんっ! 京太郎【俺たち今……繋がってるんだよ…!……獣……みたいにっ!】 京太郎【犬……みたいに……さっ!】 ぱぁんっ! 私【ひ……~~~っ!!】 ぐりぐりぐりぐり……! 京太郎【……いや……白望は……犬っていうより……猫、かな?】 私【お、おくっ……ぐりぐり……しないでっ……!】 ぐりぐりぐりぐりぐりぐり……! 京太郎【……なぁ、白望……】 私【……な、な……んっ!……に?】 京太郎【にゃあ……って鳴いてくれないか?……猫みたいにさ……】 私【え?……そ……それ……は……】 京太郎【……ふっ!】 ずぶんっ! 私【~~~~っ!!!!】 京太郎【白望!白望!白望っ!!!】 ずぶんっ!ずぶんっ!ずぶんっ!ずぶんっ! 私【!!!……う、にゃ……にゃあ……ふにゃああああっ!!】 京太郎【愛してるっ!愛してるぞっ!白望っ!】 私【にゃ、にゃ、にゃあっ!ふ、ふにゃあああっ!!にゃ、にゃ!んにゃああああっ!!!!】 ちゅぱん!ちゅぱんっ!ちゅぱんっ!ちゅぱんっ!!! 京太郎【白望…………白望ぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!】 私【う……にゃ……にゃあああああああああああっ!!!!!!】 どくんっ!どくどくっ!どくんっ!どくんっ!どくんっ! 私【……あ……あ……あ……!】 京太郎【……世界で一番愛してるよ……白望……】 私【……あ……きょうたろ……ん……む……ちゅ……ん……ぺろ……ちゅ……ぷ……】 私【……わた……しも……愛してる……よ……】 【ちゅ……ぷ……ちゅ……ん……ぺろ……】 ーーーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 私【……京太郎】 京太郎【?白望?どうかしたか?】 私【その……】 京太郎【?】 私【……今日……病院行ってきた……】 京太郎【え?病院……っ!!!……ま、まさか!】 京太郎【……か、体に……異常……び、病気……?】 私【……三週間、だって……】 京太郎【そ、そんな!……もう、それだけしか!時間が……?!】 私【……?】 私【……京太郎……勘違いしてる】 京太郎【え?】 私【…………】 京太郎【そ、それは……どう言う?】 私【……おめでた】 京太郎【……】 私【……】 京太郎【……はい?】 私【……】 京太郎【……】 京太郎【……は……は……そっか……そう言う……ことか……】 私【……京太郎?】 京太郎【……白望】がばっ 私【……あっ】ぎゅうっ 京太郎【……しあわせに……なろうな……】 私【……うん】 京太郎【……俺と、お前の……俺たち子供が……あかちゃんが、生まれて……】 私【……うん】 京太郎【きっと、すぐ大きくなって】 私【……うん】 京太郎【幼稚園とか……運動会とかさ!家族で行くんだぜ!?】 私【……うん】 京太郎【……俺、そんなこと一番夢見てたんだ……】 私【……うん……私も……】 私・京太郎【…………】 京太郎【白望】 私【京太郎】 【世界の誰よりもーーーー愛してる】 ーーーーーーかしゃん 白望『……』 白望《……映像が、終わった》 白望『……はぁ』 白望《私もいつか京太郎と、あんな風に……》 白望『……ん?』 白望《……京太郎?》 白望『!!!!』 白望《そ、そうだ……京太郎も……今……この映像を……私の願いを見て……》 白望《……ダルいなあ……恥ずかしい……》 白望『……』 白望《……京太郎、今どんな顔してるんだろう》 白望『』ちらっ 白望『……!』 白望《京太郎の顔を覆っていた黒い靄が晴れてる……》 白望《……よかった》 白望《これで、京太郎の顔がちゃんと見えーーーーえ?》 京太郎『……!…………っ!……っ!』 白望《京太郎、なんで苦しそうな顔してるの……?》 白望《……それに》 ……るっ……るっ……るっ 白望《この音は……何?》 ……ぬるっ……ぬるっ……ぬるっ 白望《……何かを、こすっている音……》 『……ふふ』 白望『!!!!』 白望《人の……気配……!……京太郎と、私以外に……もう一人!》 白望《京太郎の右隣……京太郎を隔てた私の向こうに……もう一人!》 『おやおや……貴方と彼女の『絵空事』の情事をを見てこんなことになっていらっしゃるなんて……ふふふ、いけない人ですねぇ』 京太郎『……!……!……!』 白望《この声……男!?……くっ、とりあえず席を立って…………え?》 『貴方もまだまだ男なんですね……これはもう少し、おしおきをしなくては……』 京太郎『……ァ……ヨシ……サ……ッ!』 白望《か、体が……体が……!》 『ふふ、もうイキそうなんですか……?……ええ、イイですよ……イってください……私の、手の中で……!』 白望《動かない……!声も……!っ……う……!》 京太郎『……ン……アアッ!』 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 白望《……え?》 白望《……何?今の音……》 白望《一体、なんの…………っ!!!!》 京太郎【ーーーーーーアイス、美味しいですか?】 白望《また……映像が流れて……!》 白望《……》 白望《……よかった》 白望《……これで、少しは隣を気にしないで……》 京太郎【ーーーーハ※※シさん】 白望《……え?》 【ええ、美味しいですよーーーー京太郎君】 京太郎【ははっ、それは良かったです】 白望『…………』 京太郎【今日は暑いですからね、これで少しはマシになったらいいんですけど……※ギヨ※さん?】 白望《……あ》 【京太郎君のも……】 白望《……あ……ああ……ああ……!》 【京太郎君のも、頂きますね?】ぺろっ 京太郎【うおっ!?ハハハ※※シさん!?なにやってるんですか!】 【ふふっ、甘くて美味しいですね……】 白望《…………めろ》 京太郎【ああもう、俺の食べかけなのに……】 【だから、いいんですよ】クスッ 白望《……や……め……ろ……お……っ!》 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【…………】もぐもぐもぐ 京太郎【 ハ※※シさん、クレープ美味しいですか?】 【ええ、美味しいですよ。京太郎君】 京太郎【ははっ、その台詞前にも聞きましたよ?】 京太郎【でも喜んでくれて良かったです……この店男性にも人気って言うからちょっと気になってたんですよ】 【へぇ……おや、京太郎君、頬にクリームが……】 京太郎【え?本当ですーーーーーー】 【……】ペロッ 京太郎【ファッ!?】 【……ふふ、甘い、ですね】 京太郎【なななななななにしてるんですかっ!?】 【……?】 【クリームを舐めただけですが……?】 京太郎【~~~~っっっっ!!!!!】 ーーーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【……ふぅ、やっと着きましたね】 【ええ、そうですね】 京太郎【ハ※※シさん執事と言っても休みの日がないわけじゃないんですから、私服もちゃんと見なきゃいけませんよ?】 【ふふ……ごもっともです】 京太郎【……ハ※ヨ※さん、男の俺から見てもカッコいいんですから、きっと似合いますよ!】 【では京太郎君、貴方が私の服を選んでくれませんか?】 京太郎【えっ?あっ、はい!わかりました!】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【京太郎君、大丈夫ですか?】 京太郎【ええ、すみませんハ※※シさん、わざわざ足くじいた俺をおぶっていただいて】 【ははは、これぐらいお安い御用ですよ……ああ、でも】 京太郎【?】 【少々おんぶは慣れてないので…………少し、失礼しますね】 京太郎【……はい?】 …… 京太郎【……で、何でお姫様抱っこなんですか!?】 【衣お嬢様で慣れてますから、つい】 京太郎【さ、流石に恥ずかしいですよ!】 【ですが目的地はすぐそこです。GO!GO!Let sGO !ですよ】ダッ 京太郎【ちょ……うわああああっ!】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【いただきます】 白望『…………う……う……ううう……』 京太郎【まぐっ……もぐもぐもぐ……っ!!!】 白望『……めろ……よ……』 京太郎【おいしい!美味しいですよ!このカレー!】 【……ふふっ、そうですか?】 京太郎【ええ!最高ですっ!】 白望『やめろ……よぉ……!』 【そうですか……ふふっ嬉しいですね】 白望『私の思い出を…………穢すなよぉ……っ!』 京太郎【ううう……う……う……】グスグス 【……?】 【どうして、泣いてるのですか……?】 京太郎い、いえ……あまりに美味しすぎて自分の未熟さが恥ずかしくなってっ!】エグエグ 京太郎【俺まだ……こんなにも美味しいカレーを作れないんですよ……!】グスングスン 京太郎【いただきます】 白望《…………う……う……ううう……》 京太郎【まぐっ……もぐもぐもぐ……っ!!!】 白望《……めろ……よ……》 京太郎【おいしい!美味しいですよ!このカレー!】 【……ふふっ、そうですか?】 京太郎【ええ!最高ですっ!】 白望《やめろ……よぉ……!》 【そうですか……ふふっ嬉しいですね】 白望《私の思い出を…………穢すなよぉ……っ!》 京太郎【ううう……う……う……】グスグス 【……?】 【どうして、泣いてるのですか……?】 京太郎い、いえ……あまりに美味しすぎて自分の未熟さが恥ずかしくなってっ!】エグエグ 京太郎【俺まだ……こんなにも美味しいカレーを作れないんですよ……!】グスングスン 【京太郎君、精進あるのみ、です……私は何回もそう言ってきたはずです】 京太郎【す、すみません……】 京太郎【でも本当に美味しいですよ!このカレー!】 【ふふっ……頑張って作った甲斐がありましたね】 京太郎【さすがは師匠です!】 【それより……本当に、本当に美味しいですか?】 京太郎【ええ、美味しいですよ、本当に】 【毎日食べたいくらいですか?】 京太郎【……流石に毎日となるとちょっとキツイですねー】アハハ 【……そう、ですか】しゅん 【せっかく京太郎君がカレー好きだと言っていたので真心を込めて……】 京太郎【あ、あー!毎日は無理でも毎週食べたいぐらいですね!】 【……】 京太郎【……な、なんですかその目は】 京太郎【心配しなくてもすっごく美味しいですよ!ほらっ!】アーン 【…………】パクッモグモグゴクン 【……美味しいです】 京太郎【でしょう?……って自分が作ったものでしょう!】 京太郎【?ハ※※シさん?何をしてーーーー】 【……はい、あーーん】 京太郎【え?あ、いや、えーっと、その……】 京太郎【…………】 京太郎【……まぐっ……もぐもぐもぐ……ごくん】 京太郎【…………】 【……美味しいですか?】 京太郎【……ええ、とっても美味しいです】 【……】ニコッ ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 京太郎【~♪~♪~♪~♪】 シャワーーー 【……京太郎君】 京太郎【ん?ハ※※さん?どうかしましたか?】 【お湯加減はどうですか?】 京太郎【湯加減ですか?ちょうどいいですよー……ってここ俺の家でしょう!】 【ふふっ、そうですか】クスクス 京太郎【もうすぐあがりますんで外出て待ってください】 【あ、その必要はないですよ】 京太郎【……え?】 ガチャッ 【お背中を流しに来ました】 京太郎【………え?あ、そんなわざわざ……悪いですよ】 【いえいえなんの問題もございません】 京太郎【はぁ……】 【それでは、背中をこちらに向けてください】 京太郎【あ、はい。わかりました】 …… 【かゆいところはございませんか?】ごしごしごし 京太郎【ないです】 【はい、わかりました】ニコッ 京太郎【……】 ……ぬるっ 京太郎【?】 ぬるっぬるっ……ヌル……ぬるっぬるっ…… 京太郎【…………】 【ん……っく……む……んん……っ】 京太郎【……】 【ふ……ふ……ふ……ふ……!】 京太郎【え……ハ※※シさん?……なにをやって……】 【?……貴方の背中を洗ってるだけですが……っ】 京太郎【な、何で?】 私【ふふふふふ……ナニで、ですよ】 白望《……うあ…あ!……えぐ……う……う……ううううう……!!!》 京太郎【~~っっっっっ!!!!】 京太郎【お、俺!そろそろのぼせそうなんで上がらせてもらいますね!】ザバーーーー! 白望《……叫び……たくても……声が……!》 京太郎【それでは!】 白望《う、あ、あ……ああ……あ……あああ!》 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【?……貴方の背中を洗ってるだけですが……っ】 京太郎【な、何で?】 【ふふふふふ……ナニで、ですよ】 白望《……うあ…あ!……えぐ……う……う……ううううう……!!!》 京太郎【~~っっっっっ!!!!】 京太郎【お、俺!そろそろのぼせそうなんで上がらせてもらいますね!】ザバーーーー! 白望《……叫び……たくても……声が……!》 京太郎【それでは!】 白望《う、あ、あ……ああ……あ……あああ!》 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【…………】 京太郎【…………】 白望《……》 【…………】 白望《……なんだ……これ……》 京太郎【…………】 白望《まさか……まさか……まさかまさかまさかまさか》 京太郎【ハ※※シさん……】 白望《……私の……過去……だけでなく…っ……願い……まで!…願いまで…っ!》 【京太郎君……】 【【……ん】】 白望《……めろ…………めろ…………やめろ》 【ちゅ……む……ん……くちゅ……ぷ……】 【んちゅ……ぷ……じゅる……ちゅ……ぷ……はあっ】 白望《やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ……》 京太郎【ハ※※シさん……好きです、愛してます……】 【ええ、私も……京太郎君……ん】 【……ちゅ……ぷ……れろぴ……ちゅ……ふ……ん……あっ】 【愛しています……よ……】 白望《やめろおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!》 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【……京太郎君、本当に大丈夫ですか?】 京太郎【……】 【嫌なら辞めてもいいんですよ?、】 京太郎【……ええ、大丈夫です】 京太郎【これは、俺が望んですることですから……】 【………】 京太郎【……それに】スッ 【っ!】ビクンッ! 京太郎【ハ※※シさんのここ……すごく苦しそうです……】サワサワ 【……っ!】 京太郎【あ……む……ん】 【~~っっっ!!!】 京太郎【ん……ちゅ……ぺろ……れろ……ちゅ……ん】 【あ……ぐ……っ!】ガクガクガク 京太郎【むぐっ……むぐむぐ……れろ……ぴ……】 京太郎【ほ、う?へふか?はひよひひゃん?きもひ、いいへふ……か?】 【え、ええ……気持ち、いっ、いです】 京太郎【ん……ちゅ……ふれ……ひい……へふ……】 【で……ですからっ……もう……っ!喋らないで……っ!】 京太郎【むぐ……ちゅ……ん……なん……で……です?】 【っあうっ!】 どくっ! 京太郎【?……んむ!?】 どくんっ!どくんっ!どくんっ! 京太郎【……っ!……っ!……っ!】 京太郎【…………!!!】 京太郎【……か……は……!】 【京太郎……君……ほら……ちゃんと……】 京太郎【……ん……ん!……ん!!……】 【ええ……そう……そうやって……】 京太郎【…………】ご……くんっ 【……ふふっ】 京太郎【……ハ※※シさん……】 【よく……できました】 京太郎【……ごちそうさま……でした】 ーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【…………京太郎君】 京太郎【ええ……いいですよ、ハ※※シさん……きてください】 【京太郎君……愛していますよ……】 ずっ…… 京太郎【…………っ!!!!!!】 【っ!大丈夫ですか……!京太郎君……っ】 【ぬ、抜いた方がいいですか……?無理しなくてもいいんですよ?】 京太郎【っ……大丈夫……ですから…っ…このまま……きてください……】 【京太郎君……】 京太郎【……ああ…でも……ちょっと怖いから……口付けを…熱い口付けを…しながら……】 【京太郎君……!】 京太郎【あ……ん……む……ちゅ……ちゅ……】 ずっ……!ミヂ……ミヂ……ぢっ……! 京太郎【ん……ちゅ……っ!!!……ちゅっぺろ…れろ……む……くちゅ……ぷはぁ】 【入りました……ね】 京太郎【え……ええ……入りまし……た……】 【…………】 京太郎【……ハ※※シさん】 【……なんですか?……京太郎君?】 京太郎【俺の腸内(なか)……気持ちいいですか?】 【……ええ……気持ちいいです……】 【すごく……あったかくて……気を抜いたら出てしまいそうです……】 京太郎【そう……んっ……ハ※※シさん】 【……なん……ですか?】 京太郎【……動い、て……ください】 【っ……いい、んです……か?】 京太郎【……ええ……いい……です、よ…っ…ハ※※シさんの……好きにして】 【っ京太郎君っ!】 ず……ぷんっ! 京太郎【……っ!】 【っ京太郎君!好きですっ!愛してますっ!】 ぬ……ぷっ……ぬぷっ……ぬぷっ……ぬぷっ! 京太郎【……っ!……っ!……っ!】 【っ京太郎君の腸内(なか)……締め付けてきて……っく!……うぁ……っ……!】 京太郎【……っあ……ん……っ!……ん……んっ!あ……あ……あ……っ!】 ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ!ぬぷっ! 【……っ!……っ!……っ!……っ!】 京太郎【あっ、あっ……ん、あっ!……ん……っあ……んぅ!……あっ!】 【……っ!すみません!京太郎君!そろそろ……射精……っ!】 ずんっ!ズンっずんずんっ!ずんっ!ずんっ! 京太郎【……!!!!】 【もう抜きーーーーっ!?】 がしっ! 【京太郎君!?なにして……っ!】 京太郎【……だ……め……です……っ】 【足をどけてくださいっ……っく!……このままじゃ……なかに……!】 京太郎【……して】 【ーーーーぐ!】 京太郎【腸内(なか)に……出してくださいっ……俺の……腸内(なか)に!】 【っ!京太郎君!?貴方なに言って……んぐ!】 京太郎【……ちゅ……ぷ……ちゅ……ぺろ……ぷはぁ】 【京太郎君……】 京太郎【は※し※さんのせーえき……】 京太郎【俺に…………ください】 【っ!!!……京太郎くんっっ!!!!】 京太郎【んああっ!】 どくっ!どくっ!どくっ!どくっ! 【~~~っっっっ!!!】 京太郎【……あ……は※※しさんのせーし……】 京太郎【たくさん、でてます……】 ーーーーーーーーーーかしゃん . ず……ぬ…………るり 京太郎【……あっ】 【…………】 京太郎【……もう少しハ※※しさんと繋がりたかったのに……】 【っ、貴方なに言って……!】 京太郎【……ん】 【……あ】 京太郎【……は※※しさんのせーし……こぼれてきた……】こぽぉ 【~~~~っ!!!!】ぞくぞくぞくっ! 京太郎【………………】 【………………】 【……ふふ】 【……もう一回ぐらい……できますか……?】 京太郎【……え?】 【今度は……貴方が、上】 京太郎【っ、ちょ、ハ※※シさん!?……うおっ!?】 ぐいっ! 【腰を持ち上げて……ん】 【では…………いただきます】 ずっ……!ぷん! 京太郎【っ……ンアッーーーーー!!!】 京太郎【~~~っ!!!!!】 京太郎【いきなり……奥に……きた……っ】 京太郎【あ……あ……あ……!】 【…………ふふ】 京太郎【あ……ぐ……っ……ん……】 【京太郎君……すごく気持ち良さそうです……】 【……は、は※※しさん……なんで……いきなり……!】 【……それじゃあ……動きますね】 京太郎【……え?】 ぬぷっ! 京太郎【~~~っっっぅ!!!!!】 ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ! 京太郎【……あ!……あっ、あっ……あっ!】 京太郎【……奥にごつごつ当たって……………ぐ…っ!】 京太郎【……っぐ!なんて……腰使い……なんですか……っ!】 京太郎【ん……!あ、あ、……ああっ!……ん……ん……んっ!】 【それは……んっ……執事のたしなみ……ですっ!】 ズンッズンッズンッ!ズンズンッ!ズンッ! 京太郎【……あ、これ……さっきと……当たってるとこ……ちが……~~っっっ!!】 京太郎【っだめだ……もう………】 京太郎【……っく……っ!!!!!!!】どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ! 【…………】 京太郎【……あ……】 【ふふ……京太郎君……イってしまいましたね……】 京太郎【……】コクン 【……】 京太郎【……】ポケー 【…………私】 京太郎【……?】 【まだ、イってないんですよね】 京太郎【ーーーーえ?】 ずんっ! 京太郎【あ……ふ……ああっ!?】 ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ! 京太郎【は……よし……さっ……だめ……っ!】 【え?何がですか?】 京太郎【俺、もうイってーーーーーーっっっ!!!!】 ずんっ!! 【……ん?何か言いましたか?】 京太郎【~~~っ!】プルプルプル 【すみません、あんまり気持ちいいものですから……】 【全然聞こえませんでした…………よっ!】 ずんっ!! 京太郎【ふ、わぁぁぁっ!?】 ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ! 京太郎【……!……!……!】 【……京太郎君……可愛いです……】ボソッ 京太郎【ふ、へ?……ふうううんっ!】 京太郎【耳、、元で、そんなこと……囁かないでください……っ!】 ずんっ!ずんっ!ずんずんっ! 【京太郎君……可愛い……愛してます……世界の誰よりも、あなたが好きです……京太郎君……】 京太郎【~~~~っ!!!!!】 ぎゅうぎゅうぎゅうっ! 京太郎【あ……ダメだ……俺……また……!】 【イく?イくんですか?京太郎君?】 京太郎【……は、はい……きてる……きてます……っ!】 【なら……イきましょう……二人で一緒に……イきましょう!】 京太郎【ふ……わ……あ……!】 【京太郎君…………好きでえええええええっす!!!!】 京太郎【あ、ああああああああああっ!!!!】 どくんっ!!!どくんっ!!!!どくんっ!!!!どくんっ!!!! 京太郎【あ……あ……あ……!】 【……ふぅ】 京太郎【あ、あたまが……どうにかなりそうだ……】 京太郎【……でも】 京太郎【……すごく……しあわせ……】 【…………】 京太郎【……ハ※※シさん】 京太郎【俺、も、愛し、てーーーーーー】 【よし、次は後ろからですね】 京太郎【ーーーーえ?……ファッ!?】 【……】 京太郎【あ……え…………え?】 【……ふふ……四つん這いになって……まるで犬みたいです】 京太郎【あ……ん……】 京太郎【ま、また……せ、せーしが……垂れてきた……】 【ああーホントですね……】 京太郎【ヌ……変な……感覚……】 【なら……塞がないといけません……ねっ!】 ズンッ!! 京太郎【え……あ、……アッーーーーーーーー!!!!】 【……これで、こぼれないでしょう……っ!】 京太郎【あ……あ……あ……!】 【それじゃあ行きます……よっ!】 ずどむっ! 京太郎【んほぁぁぁっ!?】 ずどむっ!ずどむっ!ずどむっ!ずどむっ! 京太郎【あっ!あっあっ!んぁ……あっあっあっああっ!】 【かわいい……可愛いですよ……京太郎君……っ!】 京太郎【ンアッーー!ん……!ん……!……んっ!】 ぎゅっ!ぎゅっぎゅっぎゅっ! 【私たち今……繋がっているんですよ…!……獣……みたいにっ!】 【猫……みたいに……ねっ!】 ごずんっっ! 京太郎【ひ……~~~っ!!】 ごりごりごりごり……! 【……いや……京太郎君は……猫というより……犬、ですかね?】 京太郎【お、おくっ……ごりごり……しないでくださいっ……!】 ごりごりごりごりごりごり……! 【……ねぇ、京太郎君……】 京太郎【……な、な……んっ!……です……かっ?】 【わん……って鳴いてくださいませんか?……犬みたいに……】 京太郎【え?……そ……それ……は……】 【……ふっ!】 ばごんっ! 京太郎【~~~~っ!!!!】 【京太郎君!京太郎君!京太郎君っ!!!】 ばこんっ!ばこんっ!ばこんっ!ばこんっ! 京太郎【!!!……う、わ……わんっ!……わんわんわんわんっっ!!】 【愛してますっ!愛してますよっ!京太郎君!】 私【く、く、くぅ~んっ!わ、わおおおっ!!わ、わ!わおおおおおおんっ!!!!】 ごりっ!ごりっ!ごりっ!ごりっ!!! 【京太郎君…………京太郎くぅぅぅぅぅぅんっ!!!!!!】 京太郎【わ……お……わおおおおおおおおおんっ!!!!!!】 どくんっ!どくどくっ!どくんっ!どくんっ!どくんっ! 京太郎【……あ……あ……あ……!】 【……世界で一番愛していますよ……京太郎君……】 京太郎【……あ……は※※しさ……ん……む……ちゅ……ん……ぺろ……ちゅ……ぷ……】 京太郎【……おれ……も……愛してます……よ……】 【ちゅ……ぷ……ちゅ……ん……ぺろ……】 ーーーーーーーーカシャッ カララララララララララ…… 【京太郎君、これを読んでください】 京太郎【なんですかこれ?ずいぶんと分厚い紙束ですね】 【お嬢様にお願いして工面して頂いた資料です】 京太郎【資料?いったいなんのですか?】 【ふふ、それはですね……】 【ーーーーーーiPS細胞についての資料、ですよ】ニコッ ーーーーーーーーかしゃん 白望『…………』 白望《地獄の様な、動画が終わった》 白望《私は声を出すことすら許されず、ただただあのおぞましい悪夢を見せつけられた》 白望《気を失うことすら許されず、瞳を閉じることすら許されず、その耳を両の手のひらで塞ぐことすら許されずーーーー》 白望『…………あ』 白望《……声は、出る》 白望《体も……動く》 白望『……』 白望『……は……は』 白望『……よ……れ……よ……れ』 白望『……んだよ……れ……なんだよ……これ』 白望『なんだよこれ……なんだよこれぇっ……!!!!!』 白望『こんな……』 白望『こんな夢認めない……!』 白望『こんな悪夢など……認めない……!』 白望『……』 白望『戻るんだ……現実に……』 白望『私の京太郎がいる……現実に……戻るんだ……!』 白望『……よ…………よ……れよ……っ!』 白望……ど……れよ……も……れよ……!』 白望『戻れよおおおおおおおおおおおっ!!!!!』 . 白望「……はっ!!」ガタンッ! 白望「……!!!」バクバクバクバク 「!!シロ!オキタ!」 「す、すっごくうなされてたよー!」 「そろそろ水持ってきてぶっかけようと思ったよっ!」 「それは流石にやりすぎじゃない……?」 白望「…………」 白望「……みんな……」ヘタヘタヘタ 豊音「し、シロ、ホントに大丈夫なのー?」 エイスリン「コシ!ヌケテル!」アタフタ 塞「そこまでひどい夢だったんだ……」 胡桃「ね、ねぇシロっ!どんな夢見たのっ?」 白望「……え?」 豊音「わ、私もちょっと気になるかなー、とかとか」 白望「それは……それは……」 胡桃・豊音「……」ドキドキドキ 白望「思い……出せない」 塞「そ、そう……」 胡桃「やっぱりよっぽどひどい夢だったんだね……」 エイスリン「シロ……」 豊音「ううー悪夢はちょーいやだよー……もう見たくないよー……」 胡桃「?……豊音、悪夢見たことあるの?」 塞「そりゃ普通誰でもあるでしょ……」 エイスリン「アクム!ユメ!コワイ!」 白望「……」 豊音「う、うん。昔良くね?公園にひとりぼっちで泣いてる夢見てたんだー」 豊音「ちっちゃい姿の私がえーん、えーん、って泣くけど、だーれも来てくれないの」 豊音「……ぼっちはやだよー……こわいよー……さみしいよー」 豊音「……」 豊音「それでだんだん暗くなってって、真っ暗になって、本当にひとりぼっちになって」 豊音「それでそれがすーーーっごくながい間続くの」 豊音「夢が覚めるまで……」 胡桃「うひゃー!怖いね!」 塞「エゲツない……」 エイスリン(……チッチャイ?) 白望「それはダルいなぁ……」 豊音「でもねっ!」 豊音「私がみんなと出会ってからはね、そんな夢見なくなったんだー」 胡桃「!」 豊音「私がえーん!えーんって泣いてたらね、みんながおーいって手を降って私のところに来てくれるの♪」 塞「トヨネ……」 豊音「それで!暗くなるまでみんなで遊んでるんだー、えへへ、ぼっちじゃないよー」 エイスリン「ハッピー!エンド!」 白望「それはダルくないなぁ……」 豊音「それにそれに、最近はね!……えへへ」 胡桃「?」 豊音「京太郎君が迎えに来てくれるんだー♪」 白望「……」 豊音「一緒にブランコに乗ったり、きょーたろーくんが作ってきてくれたサンドイッチを一緒に食べるの!」 胡桃(うわぁ……) 塞(よくもまぁシロの前でそんなことを……) エイスリン(トヨネ!ドンカン!) 豊音「えへへ、ちょーはっぴーだよー!……それでそれでね!」 白望「…………やっぱり」 白望「ダルいなぁ……」 . ーーーー白望・自室ーーーー 白望「……zZZ」 白望「……む……zZZ」 白望「……っ……ぐ……ん……!!」 白望「う……ああ……あ……あ!……!!!!」 白望「あ……あああ……ああああああああああああっ!!!!!!!!」ガタンッ!! 白望「……!!」バクバクバクバク 白望「……」 白望「……夢……か」 白望(……また、あの夢) 白望(内容がわからない、悪夢) 白望(ただただうなされて起きて、ドス黒い不快感だけが残る悪夢) 白望(数日前のあの日から見続けている悪夢……) 白望(おかげで夜は全然眠れないし、睡魔に負けて眠りに入ったら容赦無く私を襲う) 白望「…………」 白望(どうやら勉強していてそのまま机で眠っていたようだ) 白望「ダルいなぁ……」 白望「……でも」 白望「……いよいよ、明日」 白望「いよいよ明日……京太郎に会える……」 白望「……」 白望(会って、この悪夢から守って欲しい) 白望(会って、私を優しく抱きしめて欲しい) 白望(会って、私をおんぶして欲しい) 白望(会って、可愛いといって欲しい) 白望(ハグして欲しい、キスして欲しい、愛してると言って欲しい……) 白望(……そして) 白望「あの夢のように、私を愛してーーーーーーえ?」 白望(あの夢って……なんだ?) 白望「……」 白望(……くそっ) 白望「……ダルい、なぁ……」 白望「……」 ホーウ、ホーウ、ホーウ、ホーウ 白望(窓からは月明かりが差し込んでいる) 白望(確か今日は満月、夜空にはさぞ綺麗な月が浮かんでいるだろう) 白望「……」 白望(……京太郎、今なにしてるだろう……) 白望「……」 白望(携帯電話は……机の上) 白望「……っ!!!」 白望「……」 白望「……うう……ダルい……なぁ……」 白望(……結局、あの悪夢を見たその日から、私は京太郎に電話の一本もしていない) 白望(電話をしようとすれば身体中に悪寒が走り、私に警告をするのだ) 白望(電話をしては、ならないと) 白望(けれどーーーーけれど今日は……今日は……) 白望「……」 白望「……ちょっとタンマ」 白望「……」 白望「…………」 白望「………………」 白望「……うん」 白望「電話しよう」 白望(前に……進もう) 白望「この渇きを……潤そう」 白望(携帯電話を手にとる) 白望(悪寒はーーーーない) 白望(……電話帳を開く必要はない) 白望(この指が、覚えているから) ピポパパピポ 白望「…………」 プルルルルルルル……プルルルル…… 白望「……」 ……ガチャッ 白望「もし……もし……」 『もしもし?』 白望「……京太郎?……わたーーーーーーえ?」 白望(この……声) 白望(この、通話口から聞こえてきたこの声……) 白望(この声は……この声は……!) 白望(女の……声……!) 「……」 「……へぇ」 白望「……っ!」 「貴方が、小瀬川白望さん、ね。ならあだ名はしろみーかな?」 白望「お前は……誰……」 「私?ふむふむ、えーっと、私の名前はねー……」 淡「大星淡。あわあわでいいよ?しろみー?」 . 白望「……っ!!!」 白望(大星、淡?…………っ!) 白望「白糸台の……一年……!」 淡『あ、知ってた?ふふっ、さすが高校百年生の私っ!有名だねっ♪』 白望「……おい」 淡『えへへ、あとできょーたろーに褒めてもらおうっと♪……ん?なにかな?しろみー?』 白望「なぜお前が……京太郎の携帯に出た?」 白望「京太郎は……今どこにいる……」 淡『あ、知りたい?……でっもなぁ~♪』 白望「っ!……ならお前は……今何処にいる』 淡『ん?』 白望「……」 淡『ラブホテルだけど?』 白望「……っ!!!!!!!!!」 白望「……まさか」 淡『そのまさかさ!……えへへ、この台詞一度言ってみたかったんだよね!』 白望「……」 淡『京太郎凄かったなぁ~♪私の奥をね、何度もごんっごんっ!て突いてくれたんだよ?』 白望「…………」 淡『最初は私が攻めてたのにね?気がついたら主導権握られちゃってて、お犬さんみたいに後ろから思いっきり愛してもらったなぁ~♪』 淡『私、初めてだったのに沢山感じちゃってね?いっぱいイったんだよ?』 白望「……」 淡『あ、もちろんイったぶんだけきょーたろーのせーしを私の膣内に入れてもらったんだ☆』 淡『膣内に出してもらったらね?私のお腹のなかがすーっごく幸せになってね、ぽかぽがするの♪』 淡『それでずるずる~って京太郎が私のあそこからおちんちんを抜いてね?その時もなんか変な気分になっちゃうの!』 淡『それでそれで、私のえっちなお汁で濡れた京太郎おちんちんをいっぱいぺろぺろしてね京太郎のおちんちんに残ってたせーえきをちゅ~って吸うの♪』 淡『いっぱいなめなめしたらきょーたろーのおちんちんもまた大きくなるからね、そうしたらつぎのラウンドの開始☆』 淡『私が上に乗ったり京太郎が私を後ろからばこんばこん!って突いたり抱き合っていっぱいちゅーしながら私の一番奥にいーっぱいだしてもらったな~♪』 淡『えへへ、子ども出来るかなぁ~……出来たらウルトラハッピーだよ~♪』 淡『もし私が妊娠で高校中退しちゃったら雀荘を渡り歩く美しいき虎!みたいなことになるのかな?』 淡『あ、でもそーしたら私きょーたろーの赤ちゃん育てられないじゃん……むむむ、それはまずいよーウルトラアンハッピーだよー……』 淡『うーん……やっぱり妊娠はまだちょっと早いかなー……むむむ、ちゃんと避妊したほうが良かったかも』 淡『……ま、いっか、過ぎた事だしねっ♪………それより今週は月曜も休みで三連休だから、あと二日いーーーーっぱい京太郎に愛してもらおうっと☆』 淡『……あれ?しろみー?聞いてる?』 白望「……」 淡『しろみー?おーい、しろ』 ブツン! 白望「……」 京太郎は、魅力的な男性だ こんな面倒臭がり屋な私にもちゃんと接してくれる、気遣ってくれる、楽しませてくる、魅力的な男性だ だから、予感はしていた こうなることぐらい予想はしていた だがーーーーやはり 怒りは、湧き上がる 私の胸の内からふつふつと、ふつふつと、湧き上がる 正に……業火の様に! 白望「……」 白望「のれ……」 白望「おのれ……大星……淡」 白望「おのれ……大星淡!」 白望「おのれ大星淡!!!!!許さん!!!!!!!!!!!!」 . 「…………ああ、そう言えば」 「彼女達は皆あのビデオを見てくれましたかね……?」 「大星淡がSG君と肉体関係を結んでしまわれた今、あのビデオを贈ったことは私の最も恥ずべきことです……が」 「大星淡は大きなアドバンテージを得た」 「彼女のことです、きっと優越に浸ることでしょう……そして、焚きつける、火の粉を、振りまいてゆく」 「…………」 「……ふふ」 「……どうやら私の目論見通りになって来ました」 「愉快で愉快でたまりませんね……『半分は』」 「……もう半分は『不愉快極まり』ます……彼女は私の京太郎君を喰らったのですから」 「……」 「……須賀君を奪い合う『戦争』が起これば彼女達にはもう私など大して眼中に入らないでしょう」 「彼らの関心は全て京太郎君へ、私が何をしたところで意に介さないでしょう」 (……ならば私のする事は言葉で何か言う事ではありませんね) (……そう) 「最高のタイミングで横合いから思い切り殴りつける!」 「そうです!最後の最後に京太郎君の横で微笑むのは私です!」 「……どうやら面白いことになって来ました」 「愉快で愉快でたまりませんね……『半分は』」 「……もう半分は『不愉快極まり』ます……彼女は私の京太郎君を喰らったのですから」 「……」 「……須賀君を奪い合う『戦争』が起これば彼女達にはもう私など大して眼中に入らないでしょう」 「彼らの関心は全て京太郎君へ、私が何をしたところで意に介さないでしょう」 (……ならば私のする事は言葉で何か言う事ではありませんね) (……そう) 「最高のタイミングで横合いから思い切り殴りつける!」 「そうです!最後の最後に京太郎君の横で微笑むのは私です!」 「……先程透華お嬢様の命をもって有給が下されました」 「今から私はこの身を隠します……」 「そして、次に現れる時は……ふふっ」 「……」 「……それでは麗しきフロイラインの方々。……またお会いしましょう」 ハギヨシ「軍靴の音が鳴り響く――――その時まで」 カン! ---- ボツネタ 豊音「……?」 豊音「そーいえば」 豊音「エイスリンさんが寝てるシロに『アンミン!ユウドウ!』って言いながらヘッドホンでDVDプレーヤーの音源聞かせてたけれど……」 豊音「なんの動画の音聞かせてたんだろう……」 豊音「……ま、細かいことは気にしなくていいよねっ!」
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前話 次話 1回戦終了後、夜 京太郎「ふう、頼まれたものはこれくらいか」 京太郎「それにしてもすごかったなー、部長で終わらせるなんて」 京太郎「この店で少し休憩したらなんか買って行くかな」 ガチャ 洋榎「おかん!そこを、そこをなんとか!!」 雅枝「駄目に決まっとるやろ!それよか明日の試合のためにミーティングせなあかんのや!はよ手ぇ離し!」 洋榎「浩子にまかしとけばええって!」 絹恵「お姉ちゃん、諦めや。おかんの言う通り忘れたんが悪いって」 洋榎「絹まで言うんか!ええんか?明日うちが調子が出んで負けてもええんか!?」 雅枝「あんたはなんだかんだで勝つわ」 絹恵「大会始まってからマイナスで終わってないし」 洋榎「いやーそれほどでも……ってちゃうわ!」 雅枝「ほななー。あんまめったなことは言えんけど次も頑張りーや」 絹恵「うん。浩子ちゃんによろしくなー」 洋榎「おかーん!……娘無視してタクシーで行くなんて酷いわ」 絹恵「お姉ちゃん騒ぎすぎやって。ほら、あそこの人なんてこっち見とる、し……」 洋榎「なんや?この愛宕洋榎になんか用で、も……」 京太郎「あー、えっとですね。も少し静かにした方がいいですよ?」 洋榎・絹恵「Kちゃん!?」 京太郎「……いい加減慣れてきたな」 説明中 京太郎「という訳で俺が清澄高校1年生の須賀京太郎です」 洋榎「うちは姫松高校3年で主将、エースで中堅の愛宕洋榎や!」 絹恵「その妹で2年の愛宕絹恵です」 京太郎「じゃあさっき話してた人は」 洋榎「うちらのおかん。で、千里山で監督やってる洋榎雅枝や」 絹恵「千里山は分かる?」 京太郎「たしかAブロックで、全国2位でしたよね」 洋榎「まーうちが優勝するんやけどな!」 京太郎「いやいや、清澄も負けませんよ?」 絹恵「まーまー、2人とも今は言いっこなしやで」 洋榎「しゃーないなー。それで、須賀くんはなんでここにおるん?」 京太郎「買い出しの帰りですよ。ちょっと休憩しようと思いまして」 絹恵「確か、清澄は部員少ないんやろ?率先してやってるん?」 京太郎「まあ、他が大会出てる5人ですし、俺初心者ですからねー」 洋榎「むう、Kちゃんにこんなことさせるなんて……面白い奴やったけど、明日は痛い目みせたらなアカンね」 京太郎「部長と知り合いなんですか?」 洋榎「抽選の時になー」 絹恵「ああ、話してたね」 京太郎「そういえば入ってくるときなんか言い合いしてましたけど、なんだったんですか?」 洋榎「ああ。アレなー、おかんのせいやねん」 絹恵「お姉ちゃんのせいやから」 洋榎「ちょーっと用事のためにこずかいの追加を頼んだら駄目の一点張り。挙句に娘無視してタクシーで帰ったわ」 京太郎「ほうほう。で、こずかい追加を頼んだ理由は?」 洋榎「大阪に忘れ物取りに行きたかった」 京太郎「いや駄目でしょう」 洋榎「なんでや!」 京太郎「いくらかかると思ってるんですか。それに大会始まってるのに主将が帰るって駄目ですよ」 絹恵「その通りやでー」 洋榎「ぐぬぬ」 京太郎「それにそんな大事なものなんですか?大会始まってから少し経ってますし、本当に必要なものじゃ無い限り無理ですよ」 洋榎「大事なものやで!それは…」 絹恵「ちょっとお姉ちゃん!」 洋榎「なんや?いきなり遮って」 絹恵「本人にKちゃん忘れて大阪まで取り帰り行きたいて言うん?恥ずかしない?」小声 洋榎「……そうやん。あっぶなー、めっちゃ恥ずかしいこと言うとこやったで」小声 京太郎「あのー?」 洋榎「あ、大丈夫や!作戦タイムな?」 京太郎「なんの作戦ですか?」 絹恵「とにかく忘れた云々は適当に流そ?」小声 洋榎「分かったわ」小声 洋榎「よし!」 京太郎「あ、もういいんですか?」 洋榎「大丈夫やで!」 京太郎「で、大事なものってなんですか?」 洋榎「Kちゃんや!」 絹恵「……お姉ちゃん」 洋榎「……あ」 洋榎「ちゃ、ちゃうんやで?これは、そのな?」 京太郎「……なるほど」 絹恵「あー、その、ね?お姉ちゃんは」 京太郎「大阪でも人気なんですね、ぬいぐるみ」 洋榎・絹恵「へ?」 京太郎「へ?」 絹恵「……それだけ?」 京太郎「何がですか?」 洋榎「何がって……女子高生が自分のぬいぐるみ持ってて大事にしてます言われてそれだけの反応なん!?」 京太郎「?いや、人気なだけでしょう?」 絹恵「……この人相当鈍いんと違う?」 洋榎「そうみたいやね……清澄はやっぱ油断ならんわ」 京太郎「でも大会に必要ですか?そりゃうちの和はぬいぐるみ抱いて打ってますけど」 絹恵「必要ってか、今日の試合でやってた人いたやん?やからやってみたいって感じやね」 洋榎「調子上がるかもしれんやん?」 京太郎「そんなことしなくても元々強いでしょう?」 洋榎「まー、そーなんやけど」 絹恵「さすがお姉ちゃん」 京太郎「次に当たるだろうから調べましたけど、ここまでマイナス無しってすごいじゃないですか。そんなことに頼らなくても大丈夫ですって」 洋榎「……言いすぎやない?」 京太郎「事実じゃないですか」 洋榎「……面と向かって言われるとさすがに照れるわ」 絹恵「いいなー。私もはよお姉ちゃんみたいになりたいわー」 京太郎「絹恵さんも副将任されてるんですから強いでしょう?」 絹恵「そんな、お姉ちゃんと比べたらまだまだやって」 京太郎「初心者の俺にとっては、大会出てるって時点ですごいですよ」 絹恵「……えへへ。そんなに言われると嬉しいわ」 洋榎「む……そんなに褒めても絹はやらへんで?」 京太郎「そんなつもりないですよ。俺なんかにはもったいないですって」 絹恵「……そんなことないけどね」 洋榎「……自分がどんなもんかっちゅうのを知らんの?」 京太郎「え?初心者ですよ?」 洋榎「……ええわ」 京太郎「おっと、もうこんな時間に。そろそろ帰りますね」 洋榎「せやね。うちらも帰るわ」 京太郎「ぬいぐるみはいいんですか?」 洋榎「本人に会っといて今さらぬいぐるみどうこう言うんがアホらしくなったわ」 絹恵「せやね。あ、アドレス教えてくれへん?次は敵やけど、これもなんかの縁やし」 京太郎「いいですよー。洋榎さんもどうですか?」 洋榎「当然やね……よし」 絹恵「メールしてなー」 洋榎「清澄の情報とかな」 京太郎「じゃあ洋榎さんの弱点教えてください」 洋榎「……負けへんことやな!」ドヤァ 京太郎「言い切ったよこの人すげえ」 絹恵「お姉ちゃん……」 洋榎「……冗談やで?」 京太郎「冗談になってない成績ですしね」 絹恵「多分結構な人が納得するで?」 洋榎「うちのボケが完全に殺されたやと!?」 京太郎「あ、それじゃまた」 絹恵「うん、気付けてなー」 洋榎「そして無視するん!?」 京太郎「洋榎さんもまた。うちは負けませんからね?」 洋榎「……それはうちもや。覚悟しときや」 絹恵「メール、楽しみにしとるでー」 洋榎「予想以上やったな、Kちゃん」 絹恵「うん。アレは見た目以外でも人気出るね」 洋榎「……本人が強いって言ってくれたんや。ぬいぐるみ無しでも勝つで」 絹恵「うん!私も負けへんよ!!」 朝 京太郎「東京は空気が悪いって聞くが、慣れればどうってことないな」 京太郎「朝のすっきりした感じは変わらないし」 京太郎「お、こんなとこにラーメン屋が」 ダヴァン「ここデス!朝食べるのにちょうどいいラーメンは!」 ネリー「またラーメン?ネリー飽きたよー」 明華「というかここ開いてませんよ」 ダヴァン「ワッツ!?なぜラーメン大国日本でラーメン屋が開いてないのです!?」 明華「またハオが微妙な顔しそうなことを……」 ネリー「諦めようよー。ネリーおなかすいたし別のとこで食べようよー」 ダヴァン「私の体がラーメンを欲している……」 明華「カップラーメンは?」 ダヴァン「昨日尽きました。ここいらじゃ安いとこすら無いデス」 ネリー「コンビニでいーじゃん」 ダヴァン「コンビニのラーメン1つでスーパーのラーメン2つ買えるんデスヨ!」 明華「諦めましょう」 ダヴァン「ラーメン……」 ネリー「スーパー開いて無いし、諦めよ?ほら、吉○屋とか開いてるし」 ダヴァン「ラーメン……」 明華「聞いてないですね」 京太郎「…………」 京太郎(なんだこの面白外人集団は) 京太郎(そんなにラーメン食べたいのか?) 京太郎「……仕方ない」 京太郎「あのー、すいません」 ダヴァン「なんですか?私は今ラーメンが食べられない悲しみに包まれていマス。遺憾の意デス」 京太郎「よかったら、カップ麺でよければ譲りますよ?」 ダヴァン「……Really!?」ズイッ 京太郎「……い、いえす」 ネリー「ダヴァン日本語忘れてるよー」 明華「……この人は」 公園 ダヴァン「…………」ソワソワ 京太郎「お待たせしました。カップ○ードルでいいんですよね」 ダヴァン「お、おおう……ありがとう、ありがとう!私、今日本人の優しさに感動していマス!!」 ネリー「大げさな……」 京太郎「あ、ラーメン待ってるついでにタコス作ったんでどうぞ」 明華「私達に?」 ネリー「いいの?ネリー達初対面だよ?」 京太郎「俺の分作ったついでですよ。それにご飯は誰かと食べた方がおいしいですし」 明華「それじゃあ、いただきます」 ネリー「あむ……なにこれおいしい」 明華「本当においしい……タコスなのにあっさり食べれます」 京太郎「朝なんであっさり風味にしてみました」 ネリー「これをラーメン待つついでに?……日本人すごい」 明華「ええ。でも、どうしてここまでしてくれるんです?」 ダヴァン「ラーメンだからデス!」 明華「ラーメン狂いは静かにラーメン啜っててください」 京太郎「どうしてって言われても……なんか困ってたみたいですし」 ネリー「……それだけで?」 京太郎「大したことやった訳でもありませんしね。買い置きのカップ麺と作り置きのタコスごちそうしただけですから」 明華「……充分大したことやってるじゃないですか」 京太郎「?」 ネリー「……やっぱり日本ってすごいねー」 明華「ええ……なんでアメリカに負けたんでしょうか。そこの見てるとつくづく考えてしまいます」 ダヴァン「なんデスカ?ラーメンはあげませんヨ?」 明華「いりませんから」 京太郎「皆さん別々の出身なんですか?」 明華「自己紹介がまだでしたね。臨海女子高校麻雀部で2年生の雀明華(チェー・ミョンファ)です。フランス出身です」 ネリー「同じく臨海女子高校麻雀部1年生のネリー・ヴィルサラーゼ。サカルトヴェロ出身だよ」 ダヴァン「……あ、私?3年生のメガン・ダヴァン。ラーメンを愛するアメリカ人デス」 京太郎「……臨海?まさかあの!?」 明華「そうですよ?Kちゃん?」 ネリー「え?似てると思ってたけど本人だったの!?」 ダヴァン「ん?Kちゃんラーメン?」 京太郎「ラーメンじゃないです。知ってたんなら言いますね。清澄高校1年生の須賀京太郎です。Kちゃんのモデルでもあります」 明華「実は最初に見た時から察してはいました」ドヤァ ネリー「すごいすごい!写真とかいい?」 京太郎「あ、はい」 ネリー「ダヴァン!ラーメン食べてないでシャッター押してよ!」 ダヴァン「ん、はい食べ終わりましたしいいデスヨ」 京太郎「……あのぬいぐるみ、まさか世界レベルで人気あるんですか?」 明華「日本でしか売ってませんし……世界進出でも考えてみます?」 京太郎「冗談でしょう」 ダヴァン「はいチーズ」パシャ ネリー「わーい」 ダヴァン「あ、京太郎くん。連絡先とか教えてもらえませんか?」 京太郎「いいですよ」 ダヴァン「どうも……このラーメンのお礼に今度とっておきのラーメンを紹介シマス」 ネリー「あ、ネリーもネリーも。タコスのお礼したい」 明華「じゃ、私もお願いしますね」 京太郎「はい、いいですよ。でも、本当に大したことじゃないんですからお礼なんて」 ダヴァン「ノーノー。私達本当に嬉しかった」 ネリー「だからお礼は絶対するよ」 明華「あなたがいらないって言っても、やりますよ。そうですね、大したことじゃないですし」 京太郎「……分かりました。楽しみにしておきます」 明華「よろしいです」 ダヴァン「でも清澄ですかー。順調にいけば準決勝デスネ」 ネリー「ネリー楽しみになってきたよ!」 ダヴァン「あの龍門渕に勝った高校ですしね。油断できない強敵デス」 明華「試合では本気でいきますからね?」 京太郎「もちろんですよ。むしろそうじゃなきゃ困ります」 明華「ふふふ。あなたはやっぱり素敵な人ですね」 ネリー「うんうん。ここまでの人は初めてだねー」 ダヴァン「ラーメンを恵んでくれるなんて過去トップレベルで良い人デス!」 京太郎「そんなことないですって」 ダヴァン「あ、そろそろ行かないと」 ネリー「もうそんな時間?残念ー」 明華「まあまあ。準決勝で会えるんでしょう?」 京太郎「ええ。俺自身は打てませんが、あいつらはやってくれます」 ダヴァン「では、また会いまショウ」 ネリー「まったねー」 明華「楽しみにしてますね」 明華「いい人でしたね……監督が引きぬいてきてくれませんかね」 ネリー「それだ!」 ダヴァン「うち、女子高デショ」 昼 京太郎「さて、みんな練習してるし邪魔しちゃいけないよな」 京太郎「……ここまでレベルが違うと、さすがにへこむな」 京太郎「……考え込むのは止めとこう。それより昼飯だ」 京太郎「どうすっかな……とりあえずタコス以外で、ん?」 「……うん……それでな」本片手に電話中 京太郎「本読みながら電話って、前見えてないんじゃ、っておい信号赤だ!」 「……いやいや……そうやでー」 京太郎「気付いてないのか……ちょっとごめんなさい!!」 「……え?」 キキーッ!! 憩「ホンマごめんなーぁ」 京太郎「いや、無事だったんならよかったですよ」 憩「君がとっさに来てくれんかったら、うちは今頃どうなっとったか分らんよ?だから、怪我の手当てぐらいさせてな」 京太郎「かすり傷ですって」 憩「ほほう。とっさにうちを押し倒し、腕の中に押し込めて転がって、車と接触しといてかすり傷?」 京太郎「…………」 憩「ほら、結構体打ったやろ。うちのホテルすぐそこやから」 京太郎「……分かりました」 憩「うちは荒川憩。三箇牧高校の2年生や」 京太郎「須賀京太郎です。清澄高校の1年生です」 憩「あ、ここや。ついてきてな」 ホテル 京太郎「とりあえず1人部屋に残されたが、個人部屋?応援、を1人でってことは無いだろうし…」 憩「おまたせー」 京太郎「何をしてたんです、か……」 憩「ん?何ーぃ?」 京太郎「なんでナース服なんですか!?」 憩「え、治療すんならナース服やろ?どっかおかしい?」 京太郎「おかし……くないですはい。ナース服ですね」 憩「せやろ?あ、上脱いでな」 京太郎「はい」 京太郎(ナース服……アリだな!!) 憩「おー、結構鍛えとるやん」 京太郎「そうですかねー」 憩「うんうん。でも、それなりに打っとるね。ちょっとしみるでー」 京太郎「あ、つつっ」 憩「ところで、清澄高校って長野代表やろ?」 京太郎「そうですよ。俺も一応部員ですけど」 憩「あそこの宮永咲って、宮永照の親戚かなんかなん?」 京太郎「実の姉妹ですよ」 憩「そうなん?宮永照もヒトじゃないような強さやったのに、その妹もいるんか。怖いわーぁ」 京太郎「打ったことあるんですか?宮永照さんと」 憩「去年の個人戦やけどね。ちなみに今年も個人戦で出場してるで」 京太郎「ああ、どうりでホテルが個人部屋なんですね。それで、去年の成績はどうだったんですか?」 憩「宮永照に負けてもうてね。2位やったわ」 京太郎「……はい?」 憩「はい、背中終わり!」バシッ 京太郎「いってぇ!!」 憩「じゃー次は」 ドンドンドン! 憩「ん?誰やろ」 ガチャ やえ「憩!!大丈夫か!?」 憩「やえさん?どないしたんですか?」 やえ「どうもこうも、電話中にいきなりブレーキ音やら何やらが聞こえた挙句、その後は連絡がとれないんだ!心配するだろう!!」 憩「あ……すんません、忘れてました」 やえ「忘れてたって……いや、無事だからいい」 憩「まあ、上がってください。今、ちょっと治療中ですけど」 やえ「治療って一体誰の……」 京太郎(上半身裸)「あ、どうも」 やえ「…………」 憩「大丈夫ですよね?奈良の王者はこんなことじゃ動じませんよね?」 やえ「と、とと当然だな!ニワカ共と違うんだよ王者は!!」顔真っ赤 京太郎(顔真っ赤でプルプルしてるけど我慢してるって感じだなぁ) やえ「私は晩成高校3年生の小走やえだ」 憩「奈良個人1位の王者やで。去年ちょっと知り合ってからの仲や」治療完了 京太郎「奈良、って言うと団体は阿知賀が」服着る 憩「へえ、知っとるん?」 京太郎「おもちしま……松実さん姉妹と部長の灼さんとはこの前会ったんです」 やえ「ああ、松実の妹の方か。あのドラ爆は初見の事前知識無しじゃどうしようもないからな」 憩「でもやえさん結構稼いでたやないですか。見ましたよ?ドラが来ないのを誰よりも早く理解して打ってたの」 やえ「王者ならできて当然だ。いつまでも呆けているニワカとは違う」 京太郎「やっぱりお二人ともすごいんですねー」 やえ「何、まだまだだよ。慢心していては足元を救われるし、上には上がいる」 憩「うちも全国2位なんて言うけど、宮永照にはやられたしなー」 やえ「満足せず自分を磨き続けることが大事だ。そこに初心者も王者も無いのだよ」 京太郎「……すげえ一番背低いのに先輩っぽい」 やえ「コラ!私は3年生だ!!」 憩「まあまあ」ナデナデ やえ「さりげなく頭撫でるな!続けていいがな!!」 京太郎「いやでもいい話聞きました。ありがとうございます小走さん!」 やえ「う、うむ。よしアドレスを教えてやろう。『王者』で登録するといい」 憩「ちなみに私は『ニワカ』で登録しとる」 やえ「憩ー!!」 京太郎「じゃ、荒川さんのも」 憩「はいはーい。でも『憩ちゃん』って呼んでもええんやで?」 やえ「お前最近阿知賀から『ナースの人』って呼ばれてたぞ」 京太郎「結構話し込んでしまいましたね」 憩「別にええでー。お昼も皆で食べれたし」 やえ「うむ。やはり大勢で食べるといいな。普段から私の周りには人は多いが」 京太郎「そろそろ時間ですから、俺行きますね」 憩「名残惜しいなー。遊び行ってええ?」 やえ「清澄にも個人出場の選手はいるんだぞ?むやみに行くのは避けた方がいいだろう」 京太郎「すいません、荒川さん」 憩「仕方ないなーぁ。ま、ええわ。京太郎くん、今日は助けてくれてホンマありがとな」 京太郎「アレくらいいいですよ」 憩「いや、君はうちの恩人や。またお礼はするからな」 やえ「うむ。受けた恩はしっかり返すべきだ。借りっぱなしはいかんからな」 京太郎「小走さん」 やえ「君も色々あるだろうが、困ったり悩んだりしたらいつでも連絡していいぞ。この王者が助けよう」 やえ「君が、私の大切な友人を助けてくれたようにな」 京太郎「……ありがとうございます。」 憩「ほな、またなー」 やえ「応援してるぞー」 憩「……やえさん。彼ってやっぱり」 やえ「Kちゃん本人、だな」 憩「外見だけでなく中身までイケメンって……すごいなーぁ」 やえ「ああ……しかし、本当にぬいぐるみより先に本人に会ってしまった……」 憩「残念ですか?」 やえ「むしろ良い」 夜 「いらっしゃいませー」 京太郎「東京のコンビニはすげーなー」 京太郎「なんでこんなに商品あるんだ。うちのとこなんて9時に閉まってたぞ」 京太郎「ん?珍しいものあるな……買っとくか」 「ありがとうございましたー」 京太郎「さて、帰ってアイスでも……ん?」 春「……もうダメ……大会も戦えない」 初美「しっかりするですよー。大丈夫ですー」 春「……鹿児島帰る」 初美「いや駄目ですから」 京太郎「……巫女さん?そういや開会式にもいたな」 春「今の私は北家でなにもできないはっちゃんか眼鏡がない巴さんか眠れない姫様か胸がない霞さん……」 初美「色々と酷いですー!!」 春「……ああ」フラッ 京太郎「なんなんだ……おっと」ガシッ 初美「あ!すいませんー、うちのはるるが」 京太郎「いや、いいですけど……大丈夫なんですか?」 春「ううっ……ん?あなた」 京太郎「え?はい」 春「その袋の中のそれは……」 京太郎「黒糖ですが……そこのコンビニで鹿児島直送限定商品ってあったんで」 春「……神よ」パァァァァ 京太郎「うおっ、なにこの笑顔!ものっそい笑顔!!」 春「……ちょっと行ってくる」ダッシュ 京太郎「……な、なんだ?」 初美「あー、とりあえずありがとうですー」 公園 春「…………」ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ 京太郎「なんでスゴイ勢いで黒糖食ってるんですか。そしてすごい良い笑顔で」 春「ん?」ニッコリ 初美「はるるは黒糖が無いと駄目なんですよー」 京太郎「なんかあやしい薬みたいになってますけど……まあうちにも似たようなのがいるか」 京太郎(あいつの場合タコスだがな) 初美「とにかく黒糖のことを教えてくれて感謝ですー」 春「ありがとう……これはお礼」 京太郎「黒糖3袋……いや、自分の分なくなるんじゃないんですか?」 春「大丈夫……あそこの店長と交渉して買占めから販売ルートの確保までやってきた」 京太郎「あの短時間で!?」 春「ふっ……東京の黒糖は私のもの」 初美「遅くなりましたけど私達は永水女子の者ですー」 春「私が1年生の滝見春」 京太郎「あ、俺は清澄高校1年の須賀京太郎です」 初美「私は薄墨初美ですー。3年生です」 京太郎「……え?」 春「残念ながら……事実」 初美「ちょっとなんですかそれ。あと残念な事実ってなんですかー」 京太郎「あー、いや、大丈夫です。似たような人知ってますから、はい」 春「もっとちっちゃいの?」 京太郎「んー、どうですかね。あ、でもその人は2年生です」 初美「それはいいですー。これから伸びるんですー」 春「…………」ポン 初美「な、なんで肩に手置くんですかー」 京太郎「…………」ナデナデ 初美「なんで頭撫でるですかー!年下のくせにー!」 春「それはそうと、清澄って、あの?」 京太郎「……あの?」 春「……次、私達と当たる」 京太郎「ああ、そうですね。でも、俺は出ませんし、いくら対戦相手だからってここでまでピリピリする必要はないですよ」 春「……それもそう。それと、同じ学年」 京太郎「?」 春「……春でいい。敬語もいらない」 京太郎「あー……分かった。俺も京太郎でいいぜ」 春「……ん」ニコッ 初美「……で、いつまで頭撫でてるですかー!」 京太郎「あ、すいません。つい小さいから」 初美「うがー!」 京太郎「そんなふうにしないでくださいよ。可愛いのに台無しですよ」 初美「む……そんなことじゃごまかされないですー」 春「すごい嬉しそうだけど」 初美「そんなことないですよー♪」 春「……喜ぶのはいいから色々としまって。霊的なのも出てきてる」 初美「はっ!」シュポンッ 京太郎「え、アレ本物!?」 初美「ふう……危ないとこでした」 春「もしあのままだったら……恐ろしい」 京太郎「うわー、すげー気になる!」 初美「知らない方がいいですよー」 春「こないだの人はうっかり人形に……」 京太郎「怖っ!」 初美「……いや、でも人形にして連れてっても怒られるですよねー」 春「一晩くらいなら……」 京太郎「怖い相談は止めて下さいよ」 初美「仕方ないですー。やめとくですー」 春「ん……京太郎がKちゃん?」 京太郎「唐突だな……そうだ、俺があのぬいぐるみのモデルだ」 初美「やっぱりでしたかー」 春「……一緒に写真いい?」 京太郎「へ?ああ、別にいいぞ」 初美「じゃ、私が撮るんで次お願いしますねー」 春「ん」ギュ 京太郎「……寄りすぎじゃね?」 春「……いい。それとも大きい胸は嫌い?」 京太郎「大好きだ」キリッ 初美「……はい撮るでーす」 パシャ 春「……じゃ、次」 初美「とーうっ」ピョン 京太郎「なんで背中乗ってるんですか」 初美「イエーイ、どうですー?」 春「…………」 パシャ 初美「いきなりは酷いですよー!?」 春「……計画通り」 京太郎「春……恐ろしい子!」 春「……まあ、Kちゃんと写真撮りたかっただけだからいいけど」 初美「いいんだ!?」 春「ぬいぐるみ、大事にしてる」 京太郎「ああ、ありがとうな。春みたいな子に大事にされてうれしいぜ」 春「……私だけじゃない、色んな人が大事にしてるから」 初美「私もですよー」 春「京太郎はそれに見合う人だった。それが嬉しい」ニコッ 京太郎「……そう言われると照れるな」 初美「おっと、そろそろ帰らないと心配されるですよー」 京太郎「じゃあ、途中まで送りますよ」 春「……すぐそばだけど」 京太郎「だからって女の子2人をそのまま返せないんだよ」 春「……お願いする」 初美「ですー」 春「やっぱり京太郎は良い人」 初美「ですねー」 初美「ただいまですー」 春「……ただいま」 巴「おかえりなさい」 霞「黒糖買えた?」 春「ばっちり」 小蒔「良かったです」 初美「あ、Kちゃんに会いましたー」 小蒔「え!?どこですか!?」 春「送ってもらった……もう帰ったけど」 霞「あらあら、次に会ったらお礼言わないと」 小蒔「そうです!次は私が会いますね!!」 春「……次も会いたい」 朝 実況「さあ、インターハイも2回戦!シード校も現れますます激しくなっていきます!」 解説「今日の試合ではシードの永水と強豪姫松も当たりますからね。どんな試合になることやら」 実況「今日の試合は上位2校が勝ち抜けとなっていますが、やはり永水と姫松でしょうか」 解説「分かりませんよ?もう2校の清澄と宮守は初出場校ですが、ここまで勝ち抜いてきた確かな実力があるでしょう」 解説「強豪だから、シードだからといっても何が起こるか分からないのがインターハイですからね」 解説「私的な意見ですが、この2校は他とはまた違う強さがあると思いますね。油断したら一気に持って行かれそうです」 実況「なるほど。目が離せない試合になりそうですね!」 放送「先鋒の選手は、速やかに…」 優希「……来たか!」ガタッ 京太郎「……そのマント、本当に着ていくのか?」 和「そうですね。あんまり恥ずかしい格好はどうかと思いますよ?」 5人「…………」 和「……なんで私を見るんですか?」 優希「だってなー?」 咲「えーっと……」 まこ「うーん、正論なんじゃがなー」 久「エトペン持ち込みの和が言うのはね……」 京太郎「恥ずかしくなるようなものがなぁ……」 和「い、いいじゃないですか!1回戦ではぬいぐるみ持ち込みの選手が他にいましたよ!」 和「それと、須賀君はどこを見ながら言ってるんですか!!」 優希「和ちゃんは私服も個性的だからな!」 和「アレは私の趣味です!!」 咲「あはは……で、京ちゃんはいつまで見てるの?」 京太郎「……はっ!目が勝手に!?」 まこ「お前という奴は……」 久「須賀君らしいじゃない」 京太郎「俺らしさ……つまり誇っていいんですね!?」 久「だからといって和の胸を凝視するのは止めなさい」 京太郎「はい……」 優希「そんなに落ち込むな。ほら、私のを見せてやろう」 京太郎「……?どこに胸が?」 優希「オラッ!!」飛び蹴り 京太郎「あだっ!!」 まこ「今のは擁護できんわ。素直に受けえ」 咲「京ちゃんサイテー」 和「全くです」 久「そうねー……事実だけど」 優希「……セイッ!!」蹴り 京太郎「いでっ!!今のは俺じゃねえだろ!?」 優希「乙女の怒り、黙って受け止めるのが男だじぇ」 京太郎「お前はタコスだろ」 優希「おお、そうだった」 まこ「漫才もそれくらいにしてさっさと行かんかい」 和「遅れますよ」 優希「分かったじぇ。では、稼いでくるじぇ!」 咲「頑張ってね」 久「優希、周りは気にせずあなたの麻雀をやってきなさい」 京太郎「頑張れよー。後半用のタコス用意して待っててるからな」 優希「おう!!清澄高校の先鋒!片岡優希!行ってくるじぇ!!」 白望「……ダルイから休んでていい?」 塞「今から出番でしょう!?」 胡桃「しゃんとする!!」 エイスリン「ン!!」旗振ってる絵 白望「……応援?」 豊音「おー、上手いよー!」 塞「ほら!立って立って!」 白望「……おぶって」 胡桃「そんなにダルイならKちゃん持っていく?1回戦でいたでしょ?」 豊音「それいいねー。私が持っていっていい?」 エイスリン「ワタシ!」 トシ「色々言ってるようだけどそろそろ時間だよ」 トシ「行っといで。あんたならいけるよ」 白望「……ダルイけど、少し頑張ってくる」 トシ「ぬいぐるみは置いていきなよ」 白望「……駄目?」 塞「シロがそんなこと言うなんて……」 胡桃「Kちゃんの効果!?」 豊音「ちょーすごいよー!」 エイスリン「ハイ!」ハートを射る矢の絵 白望「………行ってくる」 洋榎「えーか?こう、がーっときたらばーっといってがっっといくんやで?」 漫「すいません、なにひとつ分かりません」 洋榎「しゃーないなー。やからこう、がーっと…」 絹恵「お姉ちゃん、それで分かるんオカンぐらいやで?私だって分からへんもん」 洋榎「なんやて!?……やったらもっと分かりやすくいこか。……こう、ずばばっと」 恭子「主将はもうええですから。ええか漫ちゃん、まずは清澄や。アレは最初から仕掛けてくるから、気をつけるんやで?」 由子「それから永水の神代なのよー」 漫「なんか……改めてとんでもないとこにいるん実感しますわ」 恭子「大丈夫や。漫ちゃんなら、そこで上手くやれるで」 漫「末原先輩……」 郁乃「不安ならKちゃん持ってったらどう~?」 恭子「代行……」 郁乃「1回戦で持ち込んだ人おったんやろ~?反則にはならへんで~?」 洋榎「くぅ……うちが持ってきてないからてそういうやなんて……酷いわ!この鬼コーチ!!」 郁乃「あはは~。忘れたんが悪いんやで~」 洋榎「ぐぐぐ……やっぱオカンに金貸してもろうて取ってくれば……」 絹恵「今から行く気!?アカンよ!?」 洋榎「大丈夫や!試合ギリギリになってかっこよく戻ってくるんや!!」 由子「物理的に無理なのよー」 洋榎「むむむ……漫ちゃん!うちに構わず持っていくんや!!」 漫「うち!?そもそも持っていきませんよ!?」 洋榎「ここはまかせや!!」 恭子「……そろそろホンマに遅刻になるんではよ行きや」 漫「あ、はい」 郁乃「で、持っていくん?」 漫「……私は」 小蒔「いよいよですね」 霞「ええ」 初美「ですー」 春「…………」ポリポリ 巴「はい」 小蒔「ここからはどんな相手でも手は抜けません。気を引き締めて行って参ります!」 初美「姫様ファイトですー」 春「……頑張って」 巴「リラックスしていってくださいね」 霞「……うん、そうね。姫様の言う通りなんだけど」 霞「その手のKちゃんぬいぐるみは置いていきましょうか、小蒔ちゃん」 小蒔「……霞ちゃ~ん」 初美「いきなりびしっっと決めたと思ったらこれですかー」 春「……様になってた」 小蒔「本当ですか!?」 巴「ぬいぐるみさえなければ、ですけどね」 小蒔「……くすん」 霞「じゃ、ぬいぐるみは置いて行きましょうね」 小蒔「そ、そんな……」 霞「さすがに神様にぬいぐるみ持たせる訳にもいかないし、何より他の人達も真面目にやってるのにぬいぐるも持ち込むの?」 小蒔「だ、だけど持ち込んでる人いましたよ?」 霞「持ち込んでない人が勝ってたわよ?」 小蒔「ううっ……」 春「……代わりに私が持っていく」 初美「じゃ、私もいきますー」 巴「じゃあ私もいきます」 小蒔「じゃ、じゃあ私も!」 霞「…………」 4人「…………」 霞「それでも駄目よ?」 小蒔「あう……」 初美「乗ってきませんでしたかー」 春「……強敵」 巴「まー、普通は無理ですよね」 小蒔「そこをなんとかお願いします!」 霞「……そうね、じゃあ」 実況「さあ!選手が集まってまいりました!」 解説「まずは宮守の小瀬川選手に清澄の片岡選手……ん?アレは?」 実況「片岡選手は……なんと真っ赤なマントをなびかせての登場だー!!」 解説「はは、そういうの嫌いじゃないよ」 優希「ふっ」ドヤァ 白望「……ダル」 実況「続いて姫松の上重選手ですが、これはまさかー!?」 解説「ほう。強豪姫松、Kちゃんぬいぐるみを抱いての登場か」 漫「あー、ども」 優希「ぐぬぬ……負けないじぇ!」 白望「……なんで落書きされてんの?」 漫「え!?……あー、色々あったんで」 優希「物は大切にするんだじぇ!!」 漫「……ぐうの音も出ません」 洋榎「恭子ー、やっぱりぬいぐるみに落書きはやりすぎやったんちゃう?他校引いとるやん」 恭子「アレ?ちゃんと洗えば落ちるやつやったんですけどね」 郁乃「ちゃんと罰になるように油性に変えといたで~」 由子「代行のせいなのよー」 実況「さあ最後にシードの永水だー!」 解説「去年大暴れした神代選手、この先鋒戦のカギになるのは間違いないでしょうね」 実況「さあ、選手は出そろったー!!」 解説「ん?なんか神代選手の雰囲気が違うような……」 小蒔「……よろしくお願いします」 優希「おう!負けないじぇ!!」 漫(こん1年めっちゃ強気やなー) 白望「……ダル」 実況「さあ、インターハイ2回戦先鋒戦、開始ー!!」 前半戦東場 優希「この試合に次は来ないじぇ!この局だけで終わらせてやるじぇ!!」 白望(胡桃が怒りそうなこと言うなぁ……でも実際和了るな) 漫(わ、訳分からん!なんでこいつはここまで強気でいけるんや!?) 小蒔「…………」 優希「よっしゃツモ!」 実況「片岡選手、またまた和了ったー!」 解説「こりゃ冗談で終わらせるなんて言った訳じゃなく本気で終わらせる気だな」 実況「そ、そんながことできるんでしょうか?」 解説「理屈ではそうだが実際にやるならなぁ……何より、それを大人しく実行させるほどインターハイは甘くないだろう?」 白望(どーしよっかな……) 漫(全然和了れんやん……どないしよう、Kちゃん持ってってもなんも変わらんし)ギュッ 優希「……リーチ!」 白望・漫「!!」 優希「さて、まだまだ行くじぇ…」 小蒔「ロン」 優希「じょ?」 小蒔「16000」 優希「なぁっ!?」 小蒔「…………」 白望(……何が起きたの?) 漫(末原先輩話ちゃいますやん!なんでこんなにはよ神代がくるんですか!) 実況「神代選手が和了りましたー!」 解説「しばらくは片岡だと思ってたんですけどね……神代選手はこんな最初から飛ばす選手でしたっけ?」 優希(ま、まだ東場だじぇ!なんかあの巫女さんやばい雰囲気するけど、ここはガンガンいくじぇ!) 優希「ロン!」 優希(今のうちに取られた分取り返して、逃げ切れるくらいに稼ぐ!) 前半戦南場 白望「……ちょいタンマ」 漫「!」 漫(これは……末原先輩に聞いてたやつ!宮守も来るんか!?) 白望「……ん」タン 漫(やったらうちも……) 小蒔「ツモ」 漫「へ?」 小蒔「8000オール」 漫(なんなんここ!!) 実況「なんと言いますか、すごいことになってますね?」 解説「うーん、神代選手がいるとはいえ、ここまで荒れるとはなぁ……」 実況「そう言ってる中宮守の小瀬川選手が和了ったー!」 解説「ほう……なかなかのものだな」 白望(あー、ダルイけど……まだまだ和了らないとなぁ……) 漫(折れるな……先輩が言ってたこと思い出して、しっかりと打てば) 小蒔「ロン」 漫「は、はいっ!」 漫(もー、さっきからこん人怖い!なんなん!?うちなんかした!?……あ、Kちゃんは持ってきとったわ) 小蒔「…………」 巴「確か、まだ弱い神様のはずですよね?」 春「……それよりこの相手で最初から寝てた方が驚き」 霞「うーん、私のせいかしら?」 初美「そうですよー?『前半で20万点まで稼いだら後半はKちゃん持って行っていい』なんてこと言うからですー」 巴「ああ、姫様また和了った」 春「……今ので17万?」 初美「東場では清澄のが頑張ってましたからねー。一気にいくつもりでしょうねー」 霞「……大丈夫かしら」 巴「姫様がですか?相手がですか?」 霞「両方ね。特に姫松の人、Kちゃんぬいぐるみ持ち込んでるから隙があれば狙われてるわ」 初美「無事に前半戦が終わればいいですねー」 小蒔「……」タン 優希(うう……南場じゃどうしようもないじぇ) 白望(なーんか狙ってる感じするなぁ……もしかして特定の誰かを?だったら……) 漫「……」タン 白望(今までのを見る限り姫松?……シードから蹴落した相手をさらに?……ないかな) 優希「……じょ!」タン 白望(他の理由……他と違うとこ……ぬいぐるみ?) 小蒔「……」タン 白望(……考えすぎか) 漫「……ツモ!」 白望「!?」 恭子「よっしゃ!爆発きたで!」 洋榎「神代がなんかえらい暴れとるから差はまだあるけど、これはええでー」 絹恵「上重さんファイトやー!」 漫(な、なんとか大きめの和了れたでー!) 漫(でもまだ差はある、気引き締めていかんと!) 小蒔「リーチ」 漫「っ!?」 優希「じょ!?」 白望「……ツモ」 漫(あ……良かった、神代やなくて) 優希(これ以上はやばかったじぇ……後半こそ!!) 実況「前半戦終了ー!!」 解説「かなり荒れたな。東場では片岡選手が、そして全体的に神代選手が稼ぐが要所要所で小瀬川選手と上重選手が止めに来る」 実況「とんでもない試合でしたね!」 解説「大きくリードした永水だが、このまま大人しく他が引き下がるか……まだ試合は始まったばかりだ」 優希「タコスだ!ありったけ持ってくるんだじぇ!!」 京太郎「元々用意してた分しかねぇよ」 久「予想以上に永水が暴れてくれたわねー」 和「とんでもない偶然が連続してましたね」 まこ「偶然でもなんでも、今のトップは永水じゃ。このままじゃいかんな」 咲「優希ちゃん、大丈夫?」 優希「問題ないじぇ!巫女さんなんかにタコスは負けないし、ぬいぐるみ持ち込みにも負けない!後……とにかく負けないじぇ!!」 京太郎「用は誰にも負けねーってこったろ?」 優希「さすが京太郎!もっとタコス作ってきていいぞ!」 京太郎「無理だっての!」 優希「……このままじゃ、終わらせないじぇ」 白望「……ダルイ」 塞「すっごかったよ!モノクル割れるかと思った!」 トシ「私のはヒビはいったね……古いのだから予備を用意しておいて正解だったよ」 豊音「神代さんちょーすごいよー!」 胡桃「敵を褒めてどうするの」 エイスリン「シロ、ガンバッテ!!」 白望「あー……まぁ……ダルイけど負けるつもりはない」 漫「え、えらい持ってかれて申し訳ないです……」 恭子「由子、マジックある?」 漫「ひぃっ!」 恭子「と、点数的には言いたいんやけど」 漫「へ?」 恭子「さっきは爆発したんや。後半もまだチャンスある。しっかりやってくればええで」 漫「末原先輩……」 洋榎「やけど神代はえらいやっちゃなー。漫、大丈夫?」 由子「こっちから見てもかなりやばそうだったのよー」 絹恵「上重さん……」 漫「……大丈夫です!やってきます!!」 郁乃「さすがやね~。期待してるで~」 恭子「代行……」 漫「あはは……後半、取り返してきます」 小蒔「……くすん」 初美「仕方ないですよー。相手も強敵だったんですからー」 巴「そうですよ。姫様は充分すぎるくらいにやってましたよ」 春「……でも20万点は無理だったから」 霞「後半の持ち込みは無しね」 小蒔「うう……頑張りましたけど仕方ないです……」 巴「姫様……」 初美「どうしますー?」 春「……許してもいいと思う」 霞「……分かりました。この試合は駄目ですけど、次の試合からは持ち込んでいいとしましょう」 小蒔「霞ちゃん!!」 霞「ただし、今度こそ20万点稼いだらね」 初美「うわー、地味に酷いですー」 巴「でもだいぶ稼いでるし、さっきよりは楽じゃない?」 春「……他がこのまま黙ってない」 小蒔「はい。皆さん強い方でした」 霞「そうよね。それでもやる?」 小蒔「やります!Kちゃんのこともありますけど、それ以前に試合に勝つため、もっともっと稼いできます!」 実況「さあ、時間となりました。後半戦、開始です!」 解説「このまま永水が差を広めるかどうか。そこに注目ですね」 優希「ロン!」 実況「また片岡選手が和了りました!」 解説「地区大会でもそうだったが、やはりこの選手は東場では圧倒的だな」 実況「1回戦でも東場で勢いを作ってましたからね」 解説「だが、そう簡単には行かないだろうな」 小蒔「ツモ」 実況「ここで神代選手!やはりこの選手は凄い!!」 解説「かなりムラがあるが、調子がいい時は手がつけられないな」 漫(アカン、これはきついわ……神代とか去年の1番良い時並みやないか) 白望「……ツモ」 白望(簡単には、点はやらない) 優希(も、もう南場……まだまだ1位と差あるじぇ……) 小蒔(……差が、広げられない)タン 漫「それ、ロン!」 小蒔(それどころか、縮められてる!?) 漫(ま、また上がれた!これ、主将が言ってたKちゃん効果……ないか) 実況「先鋒戦終了!!1位は永水高校!!他3校と差をつけてトップに立ちました!」 実況「そして宮守、清澄、姫松となっています」 解説「だがこの3校の差はそれほどない。私は前半での永水との差を縮めた3校の選手を評価したいね」 実況「はい。前半では圧倒的だった神代選手でしたが後半では他3校が意地を見せましたね」 解説「永水は大きなリードを得たが、まだまだ分かりませんね」 まこ「よう」 優希「……染谷先輩」 まこ「ん、お疲れ」 優希「……稼げなかったじぇ」 まこ「神代が本気だった、事故じゃ事故。先輩にまかしとけ」 優希「お願いしますだじぇ」 白望「……ダルイ」 エイスリン「マカセテ!」 白望「ん……まかせた」 エイスリン「♪」 白望(どうせ、エイスリンが勝つしなぁ) 漫「すんません……取り返せませんでした」 由子「大丈夫なのよー」 洋榎「せやで!」 漫「主将!?」 洋榎「やっぱKちゃん持ってったんが効いたんかな……貸して」 漫「言われて持ってきましたけど……めっちゃ恥ずかしかったですよ?」 洋榎「む……よし、由子、持っていき」 漫「それ私のです!」 由子「遠慮しておくのよー」 小蒔「差、広げられませんでした……」 巴「いやいや、充分ですって」 小蒔「Kちゃん……」 巴「あー……試合が終わってから、また話してみましょう?」 小蒔「……はい!巴ちゃんも頑張ってください!」 巴「はい。姫様が作ったリード、守ります」 実況「インターハイ2回戦次鋒戦、開始ー!!」 実況「次鋒戦終了!清澄、姫松が永水との差をしっかりと縮めました!宮守は調子が出なかったのか差は縮めたが4位です!」 解説「永水は1位のままだが、この勢いだと追いつかれかねないな。次に来るのがあの愛宕洋榎選手だ」 実況「姫松のエースですね」 解説「さらに1回戦で相手をトビ終了させた清澄の竹井選手もいる。これは試合が動きそうだな」 実況「ところで試合時間が短かった気がするのですが」 解説「そう感じただけだろう?しっかり結果は残っているのだから、問題無いさ」 まこ「頼んだぞ、部長」 久「え、ええ」 まこ「……大丈夫か?」 久「あら?私が心配?大丈夫よ。しっかりやってくるわ」 まこ「……ま、いいわ。こっちでなんとかするか」 洋榎「っしゃあ!ついに来たで!!うちの出番や!!」 由子「落ち着くのよー……って言っても意味ないのよー」 洋榎「じゃ、行ってくるでー!!」 由子「……あれ?洋榎、何か持ってった?」 エイスリン「……ゴメンナサイ」涙目 胡桃「エイちゃん悪くないよ!あの眼鏡……2人いたか」 エイスリン「……こっち」ワカメの絵 胡桃「……とにかく、その人と相性が悪かっただけだって!私達がなんとかするよ!!」 トシ「……しかし相手の力を使わせないどころか何もさせない……いや、まさか……時間を消し去った?」 エイスリン「?」 トシ「ああ、いや、いいさ。胡桃達を信じよう」 エイスリン「…………」コク 巴「……ごめん、守り切れなかった」 春「……大丈夫、私が次に繋げればいい」 巴「ハッちゃんまで?でも、次の相手強敵だよ?」 春「……黒糖とKちゃんがあるから大丈夫」 巴「その判断基準は何?……でも、まかせるね」 春「……うん」 まこ「戻ったぞー」 京太郎「お疲れ様です」 まこ「おう。開始時間までまだあるな」 咲「……なんか、部長の様子がいつもと違う気がする?」 優希「あー……なんかくじ引きの時っぽくなってるじぇ」 和「抽選会ですよ。確かに緊張してるように見えなくもないですが、全国の舞台で緊張するというなら1回戦では?」 京太郎「有名な強豪校が相手で改めて自覚した、とかじゃないのか?」 まこ「いかんな……よし、聞いてくれんか」 久(あー……やっばいわ。今さら緊張してくるとかないわよ……) 胡桃「よろしくお願いします」 久「あ、ああ。よろしく」 胡桃「?」 洋榎「またせたな!姫松高校のエース、愛宕洋榎の登場や!!」 胡桃「…………」 洋榎「抽選会ぶりやな、竹井。負けへんで?」 久「……私だって、負けないわよ?」 洋榎「なんか勢いがないで?駄目やなー。こういう場はノリが大事や!そのためにこういうものまで持ってきたんや!!」 Kちゃんぬいぐるみ(落書きアリ) 久「あら?それって」 洋榎「ふっふっふ。流行りに乗ってみたんや」 胡桃「……それ、先鋒の人のじゃないの?」 洋榎「……細かいことはいいんや!縁起物みたいなもんやし」 胡桃「借り物の縁起物って……そもそも公式戦の場によけいな物持ち込むなんて…」 春「……遅れました」黒糖&Kちゃんぬいぐるみ持ち込み 胡桃「…………」 洋榎「よけいな物が、なんやって?」 胡桃「……いい」 洋榎「ふ……負けへんで。特に清澄!」 久「わ、私?」 洋榎「1回戦は飛ばして終わらせるとか派手なことやっとったけど、そうはいかんで!」 洋榎「今、持ち物ではKちゃん持ってきたうちが勝っとる。後は試合でも勝って……」 京太郎「部長ー!」 洋榎・胡桃・春「!?」 久「す、須賀くん!?どうしたのよ?」 京太郎「なんか、染谷先輩に頼まれまして」 久「まこから?」 京太郎「はい。これを渡すようにって」 久「手紙?」 『緊張してるようなので、京太郎を送った。まあ、これに意味はないわ。適当に楽しんでくるとええ』 久「……まこったら」 京太郎「あのー、大丈夫ですか?なんか、緊張してたみたいですけど」 久「……大丈夫よ。部長である私を信じられないの?須賀くんは帰ってお茶でも入れて待ってなさい」 久「それとも……心配で私に会いに来てくれた?可愛いわねー、このこの」頭ナデナデ 京太郎「ちょ、こんなとこでやめてくださいよ!」 久「そうねー。須賀君は頭撫でられるより胸撫でる方がいいもんねー」 京太郎「そうですけど……って何言わせるんですか!」 久「あら、嫌だった?残念ねー、撫でさせてあげようと思ったのに」 京太郎「マジですか!?」 久「ええ。マジよ……副会長のだけど」 京太郎「男じゃないですか!!」 久「あはははは……ありがと」 京太郎「はい?」 久「なんでもないわ。戻って待ってなさい。勝ってくるから」 京太郎「……はい。じゃ、戻りますね」 久「ふふふ……あ、待たせちゃったわね。ごめんなさい」 洋榎・胡桃・春「…………」 久「?」 洋榎「負けへんでー!!」 胡桃「つぶす……!!」 春「…………」ボリボリボリボリボリボリ 実況「インターハイ2回戦中堅戦、開始ー!!」 洋榎「リーチや!」 春「…………」タン 洋榎「ロン!!」 春「!!」 洋榎「神代が稼いだからて、安心しとるんか?そんなんすぐ持ってくでー?」 春「……次」 胡桃「はい。ふるよー」 洋榎「う……うちがひっくり返すからな!」 胡桃「うるさい!関係ないことなら静かに!!」 洋榎「あ……ハイ」 実況「まずは愛宕洋榎選手が滝見選手から和了りました!」 解説「さすがといったところですね」 洋榎「ロン!!そんなん通用せえへんで。格が違うわ!」 胡桃「そーゆーのいいから点数申告!」 洋榎「あ……ハイ。5200です」 実況「賑やかに打ちますね」 解説「わざとやって相手のペースを乱すやり方もあるが、あれは素だな。全力で楽しんでいる」 実況「楽しんで、その上で勝っているということですか?」 解説「いるんだよ……ああいう単純に"強い"のが」 春「……リーチ」 久「ごめんなさいね。それ、ロンよ」 春「…………」ポリポリ 胡桃(……何その待ち) 洋榎「ほう……やるなぁ」 実況「清澄も和了った!というかこんな待ちで本当に和了った!?」 解説「悪待ちか……こいつは面白いな。どう転がるか楽しみだよ」 実況「楽しむのもいいですけど解説して下さいよ?」 解説「お、前半戦終了だな」 胡桃「ただいまー。充電充電」 白望「……ダルイ」 豊音「どうー?大丈夫そうー?」 胡桃「……正直厳しいかな。うるさいけど強いし」 塞「まー仕方ないよ。胡桃は胡桃の麻雀をやるしか」 エイスリン「ファイト!」 春「……黒糖、補充」 小蒔「だ、大丈夫ですか?」 春「…………じゃ」 初美「あ、逃げたですー」 霞「これは終わったらお説教かしら」 巴「まだまだこれからですって」 洋榎「どや!?」 絹恵「戻ってくるなりそれー?」 洋榎「そりゃーなー?」 漫「何言ってるんか分かりませんて……後、ぬいぐるみ返して下さい」 洋榎「あ、ほい」 由子「どうだったのよー?」 洋榎「んー、やっぱ借り物じゃアカンかなー?何より本人来よったし」 恭子「いや、試合ですって」 洋榎「あー……ま、なんとか1位とったるわ」 絹恵「お姉ちゃんお姉ちゃん!」 洋榎「なんや?」 絹恵「またKちゃんが来とるよ!」 京太郎「部長、お疲れ様です」 久「ん、わざわざ来てくれてありがと」 京太郎「いやいや、俺はこれくらいしかできませんし」 久「やっぱり、長野に帰ったら胸撫でる?」 京太郎「……男はいいっす」 久「女の子よ?」 京太郎「本当ですか!?」 久「心は」 京太郎「アウト!!」 久「何よー、いい子よ?少女趣味で手先が器用で家事全般が得意で……後、マッチョ」 京太郎「最後!最後で台無しですよ!?」 久「私より胸あるし?」 京太郎「それはもはや別物でしょう!?」 春「……失礼」 久「あ、永水の」 京太郎「あ、さっきは言えなかったけど昨日の黒糖どうだった?」 春「問題ない」 久「知り合い?」 京太郎「ええ。昨日の夜たまたま会って」 春「……食べたら分かる。どうぞ」 久「あら、ありがとう」 京太郎「俺も?じゃ、ありがたく」 久「……風味があっていいわね」 京太郎「黒糖だけなのに食べやすい……こないだのもっと買っとけばよかったか」 春「後で分ける?」 京太郎「いいのか?」 春「うん……住所教えてくれれば本物を送れるけど」 京太郎「本物?まさか、これ以上のものが!?」 久「……黒糖でどんだけ盛り上がってるのよ。そろそろ時間よ」 京太郎「あ、はい。じゃ、部長頑張って下さい」 久「まかせなさい」 京太郎「春も、敵だけど頑張れよ」 春「!!……うん」ニコッ 久「……天然タラシだったかしら?」 洋榎「待たせたな!!」 春「姫松の人」 久「待ってないし、あなたも待たないといけないわよ?」 洋榎「……それよか、京太郎は?おったん見て来たんやけど」 春「もう帰った」 洋榎「…………」 胡桃「お待たせー。どうかしたの?」 洋榎「……あんたんせいや!!」 胡桃「いきなり何!?」 実況「さあ、後半戦です」 解説「だいぶ削られた永水と追いつこうとする姫松と清澄。そして守りが固い宮守」 実況「宮守はこの状況で守りは厳しいんではないでしょうか?」 解説「下手に振り込むよりいいが、さてどうなることやら」 胡桃(別に、これが私の打ち方だからいいし) 胡桃(何より相手がこうも強いんじゃ慣れてない打ち方したら逆に火傷しそうだし) 胡桃(ここは後の塞と豊音を信じて) 胡桃「ツモ!」 胡桃(私の打ち方で打つ!) 春「…………」 春(厳しい……相手が強すぎる……素直にここは負けて) 春「ロン」 春(信じよう) 実況「後半戦終了!!永水は1位は守りましたが、点差をかなり詰められました!」 解説「後半、相手が格上だと分かった上で失点を少なくする方向に変えたのが良かったな。前半のままなら1位じゃなかった」 実況「そして2位は姫松!愛宕洋榎選手がかなり稼ぎました!」 実況「3位は清澄!プラスで終わらせましたが愛宕洋榎選手に追いつけませんでした!」 解説「この2校の選手は相当のものだよ」 実況「4位は宮守!点数自体はあまり変動していません!」 解説「一見地味に見えるがこの状況で点数が変わらないというのはなかなかできるものじゃない。この選手も上手いね」 実況「後半の宮守に攻める様子があまり見られませんでしたが、どうなんでしょう」 解説「それは団体戦だからだな。仲間を信じたんだろう」 久「はー……疲れたわ」 洋榎「ふっ、うちはまだまだいけるで?」 春「……強がり?」 洋榎「ちゃ、ちゃうわ!」 胡桃「終わってからもうるさい……」 和「何やっているんですか部長」 久「早いわねー。やっぱりエトペン持ってきたの。Kちゃんじゃなくて」 和「か、からかわないでください」 初美「はーるーるー?」ズイッ 和「きゃあああああ!!な、なななんですかこれ!?」 久「永水の副将よ。知らない?」 和「……本当に人ですか?」 初美「失礼ですー」ズズイッ 和「ちょ、怖い……あ」ポトッ、コロコロ 絹恵「……?」目の前にエトペン 和「あ、エトペン……」 絹恵「……ボール」 和「え?」 絹恵「……!!」ドカッ!! 和「!?エトペーーーーン!!!」 久「……大丈夫よ和、エトペンは無事よ」 和「本当ですか!?」 絹恵「ホンマにすいません!丸いもんがあったんで、つい」 洋榎「すまんなぁ清澄。お詫びっちゅう訳やないけど、絹の胸を…」 和「?」ドドーン 洋榎「…………」ぺターン 絹恵「お姉ちゃん!?もう、また人の胸勝手に触らそうとして!」ドーン 洋榎「……絹……負けたわ」 絹恵「は?何言うてんの?」 洋榎「せやけどなぁ!絹は他の副将の奴と比べたら…」 塞「胡桃、お疲れー」バーン 胡桃「塞、後よろしく」 洋榎「…………」チラッ 初美「?」ぺターン 洋榎「この場で味方は永水だけか……」 絹恵「いやだから何言うてんの!?」 和「何なんでしょうね?」 久「あー……和には分からないことよ」 初美「……胸なんて飾りですよー」 胡桃「そこは同感。ていうか、早く私達は帰った方がいいんじゃないの?もう始まるよ?」 実況「さあ、副将戦です!遂に、インターミドルチャンピオン、原村和選手がインターハイデビューです!!」 解説「インターミドルの強さがインターハイで通じるかどうか、だな」 実況「また、個人戦出場も決め、さらに県予選では大将に回すことなく終わらせた薄墨初美選手」 実況「1回戦で沖縄代表を完封した臼沢塞選手、愛宕洋榎選手の実の妹、愛宕絹恵選手など、注目の選手が揃っています!」 解説「また面白い試合になりそうだ」 実況「インターハイ2回戦、副将戦開始ー!!」 絹恵(お姉ちゃんから引き継いだ点数、なるべく守って…) 和「ロン」 絹恵「は、はい!」 絹恵(っていきなり!?……やっぱぬいぐるみ蹴ったん怒ってるんかなー) 実況「まずは原村和選手だー!!」 解説「まだまだ序盤だよ……お、薄墨選手が北家か」 実況「はい?何かあるんですか?」 解説「県予選で大暴れしていたが、北家の時によく和了ってるんだよ」 実況「つまり今回も?」 解説「可能性はある。さて、分かってて止められるようなものかな」 絹恵(永水が北家……字牌を切らんようにしとけばええって末原先輩が言ってたし……)タン 和「……」タン 北 絹恵「!」 塞「!」 初美「ポン!」 絹恵(え……何しとるん清澄!?永水の薄墨やったら普通に分かるやろ!?なんでなん!?) 塞(ちょ……やばいって!!何なの!?) 和「…………」 和(部長……四喜和に気をつけろ、っていうのはさすがにオカルト過ぎです。私は私の打ち方を貫きます) 初美(チャンスですー……インターミドルチャンピオン、潰れちゃえ!) 初美(さーて、いくですよー。1位とはいえ追いつかれかねない点差ですからねー) 初美(一気に引き離しますよー) 初美(ここで鳴いて……アレ?鳴けない?) 絹恵「ツモ!」 初美(な、なんでですか!?私がこんな……) 塞「…………」じーっ 初美(まさか……宮守!?) 霞「封じられちゃった?……これはちょっと大変かもね」 巴「ハッちゃん、大丈夫でしょうか」 春「……分かんない」 小蒔「だ、大丈夫ですよ!まだリードしてます!」 霞「でもねぇ……初美ちゃん、素直に引き下がらないからね」 塞(きっついなー……1回戦よりきつい。でも、上手くいってる。そして) 塞「ロン!」 初美「っ!!」 塞(永水から和了れる。このままリード縮めて豊音に繋ぐ!) 実況「薄墨選手、和了りませんでしたね?」 解説「うーん、大沼プロも言ってたんだがな……やっぱり宮守の臼沢選手か?」 実況「臼沢選手ですか?特に目立ったことはしていないように見えますが」 解説「周りから見えなくても、本人達にしか分からないものもあるからな」 初美(わ、私が北家で和了れない?……ないない!!) 塞(さて、全員分かっててくれたら少し楽できるんだけど) 和「…………」タン 塞(これだよ。なんなの?ネト麻でCPUの設定最強にして打ってるみたい。やっぱ、やらないといけないよね) 塞「…………」じーっ 初美「……うーっ」タン 塞「ロン!」 初美「うううっ……点棒ですー」 塞「……どーも」 実況「前半戦終了ー!!まさかの永水の薄墨選手が大失点で永水はついに1位陥落です!」 解説「これまでの試合でも稼いでいる薄墨が封じられていた、ということは大きいな」 実況「現在の1位は清澄高校!2位は僅差で姫松!そして3位に永水、4位に宮守です!」 解説「だが、宮守はその差をじわじわ削っている。ここに来て大幅な差はなくなった。こりゃ結果が分からなくなってきたな」 塞(あー……しんどいなー、もつかなこれ)座りこむ 塞(ていうか清澄なんなんだよ……空気読めてないにも程があるでしょ) 白望「……大丈夫?」 塞「……シロ!?」 白望「……立てる?」 塞「……大丈夫だって、それよりシロがわざわざ来たことが驚きだね」 白望「……トイレこっちだし」 塞「ついで!?……まあ、いいけどっと」立ち上がる 塞「まぁ、らくしょーってことで」 白望「……持ってって」Kちゃんぬいぐるみ 塞「え?」 白望「次は豊音に渡して……じゃ」 塞「ん、いっちょやってきますか!」 絹恵「……ふう」 恭子「お疲れ絹ちゃん」 洋榎「お疲れさん」 絹恵「お疲れ様です……はあ、清澄に1位もってかれてすんません」 由子「いいのよー」 漫「充分やってるって」 洋榎「せやで。絹、自信持ってやりや。うちの妹なんやから、絹もいける!!」 絹恵「お姉ちゃん……うん!私、後半で1位になってくるわ!」 初美「ひっく……ぐすっ」 霞「うーん、正直どうしようもないわね」 巴「ハッちゃんがどうこうできるものじゃないですしね」 春「……黒糖、いる?」 初美「いただくですー……ぐすっ」 小蒔「初美ちゃん……」 初美「姫様、持ってかれた点は必ず取り返してくるですー」 小蒔「……はい。頑張ってください」 初美「……このまま終わるなんて、させないですよー」 咲「お疲れ様和ちゃん!」 久「見事にアドバイス無視してたわね。あそこまでされたら逆に清々しいわ」 和「そんなオカルトありえませんよ。実際に四喜和なんてありませんでした」 まこ「まーな。やけに宮守のが疲れとるように見えたが、なんだったんじゃろな」 優希「タコス不足だじぇ!」 京太郎「お前だけだっての……3人とも大丈夫かな」 久「あら、あの3人もひっかけてたの?」 咲「京ちゃん……」 和「須賀くん……」 優希「京太郎……」 まこ「もうなんも言わんわ……」 京太郎「違いますって。たまたま会って仲良くなっただけですって」 咲「……こっち来てから多すぎるよ」 優希「発情したか」 京太郎「タコス作らねーぞ」 まこ「でも、各校にいる気がするんじゃが」 京太郎「たまたまですよ。困ってたから手を貸した、とかそんなんですって」 久「まあ、須賀くんのタラシ疑惑は置いといて」 京太郎「違いますって!」 久「この後もまかせるわよ和。幸い永水は県予選ほど暴れられないみたいだしね」 和「はい。相手がどうこようと、私は私の麻雀をするだけです」 咲「和ちゃん、頑張って!」 優希「のどちゃんファイトだじぇ!」 まこ「しっかりやってきんさい」 京太郎「和、頑張れよ!」 和「はい……行ってきます」 実況「後半戦、開始ー!!」 和「…………」タン 絹恵「…………」タン 塞「…………」タン 初美「…………」タン 絹恵(永水、動かんな。それならそれでええんやけど、このままじゃ2位。ここは) 絹恵「ツモ!」 絹恵(攻める!) 塞(別に、豊音がやってくれるだろうからそこまで無理して攻める気は無いけど) 和「…………」タン 東 塞(これがな……塞いでなけりゃえらいことになってるよ) 初美「うー……」 塞(親だけど永水が北家だし、このままやりすごして……) 初美「…………」タン 塞(え?) 塞「ろ、ロン!」 初美「はい」 塞(何今の明らかな差し込み!?) 初美「…………」タン 塞(ま、まさか……自分が上がれるまで親の私に振り込む気!?リードもないんだからボロボロになるよ!?) 初美(姫様達には悪いですけど、このまま素直に引き下がれないです) 絹恵「…………」タン 初美(絶対、絶対和了ってやるですー!) 塞「ロン!」 塞(うわー、和了れるのはいいけど、このままじゃ持たないって!なんとかしないと……) 和「ツモ」 塞(よっしゃ!空気読めないけどナイス!) 実況「後半戦も南場です。ここまで永水の薄墨選手がまさかの大量失点で清澄と姫松にリードを許しています」 解説「薄墨選手が北家で和了れないのが気になるな……このまま終わることはないと思うが」 実況「それはなぜ?」 解説「勘だな。そんなに素直に終わるほどここは甘くないんだよ」 塞(はぁ、永水が北家か。どうしよっかな。どうせ親の清澄に振り込むんだろうし) 塞(親が清澄?……だったらいっそこのまま塞がないで親被り狙うのもありかな) 塞(あの調子でやられたら体力もたないし……清澄には振り込んでもらおう) 初美(これは……いけます!今度こそいけるですよー!!) 和「…………」タン 南 初美「ロン!!」 実況「決薄墨選手の役満小四喜炸裂ー!!」 解説「県予選と同じものがやっと来たか」 実況「これはまた薄墨選手が和了りますか?」 解説「こっからか……とか言ってる間に終わってるぞ」 実況「え!?本当だ!最後は愛宕絹恵選手が和了って副将戦終了しました!」 実況「最終的な順位は、1位姫松、2位清澄、3位永水、4位宮守となっています!」 解説「清澄は永水の役満が痛かったな」 実況「ですが永水は点を取り戻すことはできませんでしたね。ここからどうなるでしょうか」 解説「さてな。永水の大将はこれまで攻めているところが無かった。個人的にここがどうくるかが気になる」 絹恵「後は、お願いします」 恭子「まかしとき。しっかり守りきったるわ」 洋榎「恭子ー!いったれー!」 由子「ファイトなのよー」 漫「先輩!」 恭子「何や?」 漫「持っていきませんか?」Kちゃんぬいぐるみ(落書きアリ) 恭子「気持ちだけもろうとくわ。さすがに人の持ってく訳にもいかんし…」 郁乃「やったら、末原ちゃんの持っていきや~。はい」 恭子「あ、ども……ってなんで代行が私の持ってるんですか!?」 郁乃「はっはっは~企業秘密や~」 由子「もう気にしたら負けだと思うのよー」 洋榎「せやな。とにかく恭子!いってきや!!」 恭子「……はい!」 恭子(実は持っていきたかったしな) 郁乃「昨日も抱いて寝とったもんね~」 恭子「やからなんで代行が知ってるんですか!?」 4人(……否定はしないんやね) 塞「あー……疲れた」 豊音「お疲れ様ー。ちょーすごかったよー」 塞「もう勘弁して欲しいけどね。はい、これ」Kちゃんぬいぐるみ 豊音「え?持ってっていいの?」 塞「珍しくシロが自分から持ってきたんだよ。頼むよ、トヨネ」 豊音「うん!ちょーがんばるよー!!」 豊音「みんなのお祭り、ここで終わらせないから!!」 初美「ひっく、すみません姫様―。ぐすっ。わ、私のせいでー」 小蒔「初美ちゃんは頑張ってましたよ!!」 初美「姫様~」 春「……1位から3位」ボソッ 初美「うわあああああああん」 巴「こら、ハッちゃんいじめない」 霞「そうよ。でも、2回戦でここまで追い詰められるなんて思いもしなかったわ」 小蒔「霞ちゃん」 初美「ううっ、ひっく。どうするですか?」 霞「久しぶりに、攻めるわ」 霞「初美ちゃんの分、たっぷり返してあげましょう」 春「……なんか怖い」 霞「え!?」 初美「ぐすっ……胸もあって威圧感倍増ですー」 霞「そ、そんなことないわよね!?」 巴「えっと……」 小蒔「ぬ、ぬいぐるみとか持っていけば、少しは和らぐんじゃないでしょうか?」 春(否定してない……) 巴(むしろ追い打ちかけてる……) 霞「……まあ、持っていきましょう。でも、終わったらお話があるからね?」 初美「……事実だから仕方ないですー」 霞「初美ちゃんは戻ってくるまで正座ね」 初美「私だけ!?」 和「すいません……あんな大きいものが来るなんて」 まこ「最後のすごかったな」 優希「ああ。でも、のどちゃんはしっかりやってたじぇ!」 久「そうね。結果オーライよ、和」 京太郎「ああ。後は頼んだぜ、咲」 咲「ひゃ、ひゃい!」 京太郎「……大丈夫かー?トイレ行ったか?あ、道迷ったのか」 咲「だ、大丈夫だよ!」 京太郎「今まで何回迷子になったら言ってみろ」 咲「……道が悪い」 京太郎「目逸らしながら照さんみたいな真似すんな」 咲「お姉ちゃんの真似……こう?」ギュルルルルルル 京太郎「なんでできるんだよ!?」 久「咲、大丈夫そうね」 まこ「うむ。緊張とかしてたらどうしようかと思ったがな」 優希「こういう時こそ京太郎の出番だな。のどちゃんはいらなかったが」 和「私はいつも通り打っただけですし」 久「ほら、咲。いつまでもイチャついてないで行ってきなさい」 咲「い、イチャついてなんかないですよ!京ちゃんの馬鹿!」タタタタタ 京太郎「おい咲ー!そっち反対だー!!」 まこ「……和、連れてってやりんさい」 和「……はい」 優希「……しまらないじぇ」 実況「泣いても笑っても最後!大将戦です!」 実況「まずは姫松高校末原恭子選手!」 解説「今までは逃げ切りが多かったが、この相手でこの点差だから逃げ切りは難しいか。なんだ?この選手もぬいぐるみ持ち込みか」 実況「次は宮守高校姉帯豊音選手!」 解説「現状4位でそれなりの点差があるなか、逆転できるかね。おや、またぬいぐるみか」 実況「そしてシードの永水高校岩戸霞選手!」 解説「これまで守ってばかりだったこの選手がどう攻めにでるか、それがどうなるかな。……この選手もか」 実況「最後は清澄高校宮永咲選手!」 解説「全国初登場の選手か。宮永照と同じ名字ということが少し気になるな。親戚かなにかだろうか。お、この選手は手ぶらか」 実況「大将戦4人中3人がぬいぐるみ持ち込みですか。何か持っていると有利になることでもあるんでしょうか」 解説「まあ選手のモチベーションを維持するためや、リラックスさせるためだろうな。ここまで来たら打てる手は打っておきたいだろうし」 実況「では、唯一持って来ていない宮永選手は不利、ということなんでしょうか?」 解説「さてな。単純に持っていないか、持ってなくても大丈夫という自信か、それ以外の何かか」 実況「さあ、インターハイ2回戦大将戦、開始ー!!」 霞「よろしくお願いします」 恭子「……よろしくお願いします」 恭子(なんやこのおっぱいオバケ……絹ちゃんが小さく見えるわ) 豊音「よろしくお願いします」 豊音(わー、すごそうな選手ばっかだよー。楽しみー) 咲「……よろしくお願いします」 豊音「ポン」 恭子(来るか宮守。気付けなあかんな) 豊音「ポン」 豊音「チー」 豊音「ぼっちじゃないよ~」 霞(裸単騎……ここから?) 豊音「お友達が来たよー、ツモ!」 恭子(やっぱりかー……やっかいな相手や) 実況「最初の和了は姉帯選手ー!」 解説「裸単騎から和了るか……この選手もとんでもない選手みたいだな」 恭子(確かにすごそうやけど……うちかて負けへんで!) 恭子「リーチ!」 豊音「じゃ、とおらばリーチ!」 恭子(おっかけリーチ……やって来るか) 恭子「……」タン 豊音「ロン!」 恭子(これ以上はやれんな……やけどもっと稼がんと) 霞「リーチ」 恭子(永水!?やけどこれは) 豊音「……おかっけるどー、とおらばリーチ!」 恭子(やっぱりか……宮守の、予想以上や) 霞(ふんふむ……やっぱり早めに行かなきゃ追いつけなくなるかしらね) 霞(まだ前半戦だけど、苦手分野、いかせてもらおうかしら) 豊音(うわ、これ) 恭子(絶一門か……) 霞「ツモ」 恭子(しかもなんやこれ……ピンズがうちに来んだけやなくて他の捨牌にも無いやん) 恭子(ここは怪物しかおらんのかい……メゲるわ) 咲「……カン」 3人「!」 霞(清澄……やけに大人しかったわね) 豊音(なんか、ちょー怖いよー) 恭子(前半戦ももう少しで終わるっちゅうとこやで?なんで今まで大人しかったんや?) 恭子(まさか……嵐の前の静けさ、とかやないよな?点差、今全員があんま変わらへんのに、でかいの来たら) 咲「……もいっこカン」 霞(まさか、予選でよくやってた) 咲「ツモ、嶺上開花」 豊音(……ちょーすごいよー) 恭子(……メゲるわ) 実況「前半戦終了!遂に姫松が1位から2位に!!」 解説「なんというか、大将戦はとんでもないのばっかりだな。またどこが勝つか分からなくなってきた」 実況「最後まで目が離せませんね!」 解説「全く、何が起きても不思議じゃないな」 実況「さて、後半戦開始です!」 豊音(先生もみんなもいつも通りにって言ってくれた……いつも通りにやって、勝つ。まだ、終わらせないよー)ギュッ 霞(このまま一気に攻めて、押しきろうかしら。……小蒔ちゃんじゃないけど、ぬいぐるみがあって落ち着くわね)ギュッ 恭子(おいおい……永水のKちゃん、おっぱいに埋もれてるやん。冗談みたいな光景や) 恭子(宮守も結構……こっちで負けても、麻雀は負けへん!) 咲「…………」 塞「え?モノクルが……」カタカタ トシ「これは……」 優希「うお……京太郎がおっぱいに埋まってるじぇ」 京太郎「ぬいぐるみの方な。代わって欲しいが」 和「咲さん、どうしたんでしょう?」 まこ「うーん、なんかやりそうな雰囲気じゃな」 久「そうね……なんか、怒ってる?」 照「…………」 菫「照、ここにいたか。ん?妹の試合か?」 淡「あー、噂のテルーの妹じゃん。どんな感じ?」 照「……少し、荒れてる」 菫「は?まだ後半戦が始まったばかりだろう?」 照「……咲が」 淡「……何これ、なんかやっばい感じがする」 照「……うん、気持ちは分かるよ咲」 咲(京ちゃんのぬいぐるみは確かにいい。だけど、やっぱり他の人と京ちゃんが一緒にいるみたいで嫌だよ) 咲(そもそも京ちゃんも京ちゃんだよ!なんであんなにあっさりぬいぐるみの許可とか出してるの!) 咲(で、他の人が持ってると嬉しそうにしてるし!胸が大きな人だとさらに嬉しそうだし!) 咲(鹿児島の人も岩手の人も私より大きいし……なんか見せつけるようにしてるし!!……絶対に負けない!!) 咲(そういえば……昔お父さんが他の人の胸に見惚れてた時、お母さんもやってたな、こういうの) 咲「…………」ゴゴゴゴゴゴ 咲「…………」ギュルルルル 霞(え?宮永照?じゃないわよね?) 豊音(な、なんかチャンピオンっぽく見えるよー?) 恭子(…………メゲるわ)カタカタカタカタ 咲「……カン」ゴッ 咲「もいっこカン」ゴゴッ 咲「さらにカン!」ギュルルルル 咲「カン!!」ギュルルルルルルル パリィン!! 塞「も、モノクルが割れて……」 トシ「いや、あまりに強く割れて…」 塞「レンズ部分が砂状に!?」 胡桃「嘘!?」 エイスリン「トヨネ……」 白望「…………」 小蒔「!!」ガタッ 初美「……霞」 春「……お祓いの準備」 巴「うん……ちょっと普段よりしっかりやろうか」 漫「末原先輩……」 洋榎「恭子……大丈夫やろか」 郁乃「うーーーん……これはアカンね」 咲「……ツモッ」 実況「し、試合終了ー!!1位は清澄高校です!!」 解説「後半の清澄、すごかったな……まさかあれだけカンするとは」 実況「はい!そしてその清澄のスキを付くように和了った姫松が2位です!」 実況「これにより、清澄高校と姫松高校が準決勝進出です!」 前話 次話 前話のリンクが三話じゃなくて四話に繋がってるで~ -- 名無しさん (2013-07-30 09 08 33) こづかい -- 名無しさん (2016-07-09 21 56 06) 名前 コメント