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生徒会長「沖 姫々」 読み:せいとかいちょう「おき きき」 カテゴリー:Chara/女性 作品:スマガ 属性:火 ATK:8(-) DEF:8(+1) 【登場】〔自分の〔表〕のキャラ1体を控え室に置く〕 撃ぇ――――ッ!! illust:Nitroplus NP-013 T C 収録:トライアルデッキ 「OS:ニトロプラス1.00」 / ブースターパック 「OS:ニトロプラス1.10」 基本的なサイズの大型バニラ。 呉越同舟「沖 姫々」&「日下部 雨火」の代償としてはネコミミメイド「沖 姫々」の方が使いやすいだろう。
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登録日:2010/11/06(土) 23 52 08 更新日:2022/02/21 Mon 19 56 54NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 かいちょー 中学校 会長 委員会 学校 学生 属性 生徒 生徒会 生徒会長 高校 会長「みんな、集まってるわね。では、只今を持ちまして生徒会役員の会議を始めます。今回の議題は『生徒会長とは』です!」 副会長「あの会長、その前に1つ質問が…」 会長「何かしら副会長君?」 副「えっと…なぜ生徒会メンバーである我々が今さら生徒会長について議論する必要があるのでしょうか?」 会計「何を言ってるのだ副会長。 メジャーな属性であるにもかかわらず未だにこのアニヲタWikiには項目が存在していないのだぞ。もうとっくの昔に8000項目を越えているのに、だ。」 会長「そうね、これは由々しき事態よ。ここは一度、基本に戻って一から確認する必要があるわ。言うなれば原点回帰よ。原点回帰。」 副(言ってる事がわかるようでよくわからないな…) 【生徒会長とは!】 「まずは生徒会長の概要から確認していきましょうか。 生徒会長とは中等教育過程における生徒の代表として、生徒会活動全体を統括する人物の事を指します。 殆どの場合『生徒会長』という呼称が使われているけど、他には『執行委員長』『中央委員長』等という呼び方もあります。 ちなみに英語では『the president of the student council』 生徒会長は生徒の直接選挙によって選ばれるけど、候補者が1人しか居ない場合は信任投票になることもあります。 生徒代表というわけだからかなりの責任感が無いと務まらない役職であるわね。 とは言っても、中には内申点目当てだったり、他に候補者がいなくて先生に無理矢理立候補させられたりしている人も居るのが現状です。 実はこれが結構問題になっていて、本来生徒会活動には生徒の自主性を育てるという目的が備わっているのにその大前提が守られていない事になってしまうのよ。 生徒主導で生徒会活動が行われている学校ではそれなりに仕事量が多いけれど、 そうでない学校では大して頑張らなくても会長の任務をまっとうすることもできたりしますからね。 でも中には影できちんと頑張ってる人も居る事を忘れてはならないわよ。」 【生徒会長のおしごと!】 「生徒会は顧問教員の適切な指示の下、学校生活の充実や改善を図る活動や学級・ホームルーム間の連絡調整、学校行事への協力に関する活動、 その他ボランティア活動などを行っています。生徒会長はこれらの諸活動を先頭に立って行っています。 具体的には 生徒総会の議長 各委員会の総括 入学式、卒業式等の行事で生徒代表として挨拶 その他課外活動への参加 等が挙げられます。 結構仕事が多いから部活とかの時間が割かれて大変なのよ。 だから内申目当てでなっても結局は後悔する事になるかもしれないわね。」 【金子!】 会長「そういえばどこへ行ってしまったのかしらね…」 副会長「僕は嫌いじゃなかったですよ…」 【二次元におけるかいちょー!】 「まだ時間もあるし、ついでに二次元における生徒会長にも簡単に触れておきましょうか。 二次元の生徒会長の場合、現実のそれよりも遥かに大きな権限が与えられていたりする事があって、実質的な学校の支配者的なポジションにいたりするわ。 委員長と近い萌え属性ではあるけど、生徒会長の場合は普通の生徒からは少し離れた、ある意味憧れの対象として描かれる事が多いかしらね。 基本的には真面目な性格で、学校の桜並木を守るみたいに具体的な公約を掲げている人もいるわ。 完璧超人属性を併せ持つ場合も多いけど、 ダダ甘姉だったり、高所恐怖症だったり、実家が任侠道(セレブ)だったり、 思春期真っ盛りだったり、マジ天使だったりと、その特性は様々です。 女の子の場合はじめはお堅くて取っ付きにくいイメージがあったりするけど、 恋をすると途端に乙女ちっくになって普段は決して見せなかったような態度をとったりするわね。 まあ、人間を装甲して巨大化なんてのは極端過ぎるけどね。 中には人気投票で選ばれるみたいに学園のアイドル的な人気を誇る子もいたりと、色々な意味で一番目立つ生徒なんだけれど、 なぜか親友に認知されてなかった(*1)り、基本は全裸だったり、友達が5人以下だったり、 そもそも全校生徒に認知されてなかったり、人見知りのため目立たなくなる魔法を使う生徒会長もいるみたいね。」 前書記(また、文字が変化したりして『聖奴会長』や『性徒会長』、『聖徒会長』なんてのもいる。 その場合、全生徒の前で性行為を強要される事が多い…っと)カキカキ 会長「何を書いているのかしら、前書記さん」 前書記「…別に」 会長「以上です。その他補足事項があれば随時追記修正をお願いします。 それでは会議を終了します。 新しい書記は議事録を今日中に提出してください…っと、そういえば書記はまだ、新しく決まってなかったのよね。代わりに前書記さん、お願いします。 それではお疲れ様でした。」 会計「お疲れ様です。」 副会長(今日の議題は新しい書記の選任についてだったはずなんだけどな………。…そもそもなんで卒業した前書記さんがいるんだ?) 前書記(議事録…会長が可愛かった…っと)カキカキ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 金子って何? -- 名無しさん (2013-11-25 19 02 34) ↑金子生徒会長って芸人がいた(確か) -- 名無しさん (2014-02-22 15 33 05) 生徒会長と言えば林水敦信会長閣下だな。 -- 名無しさん (2014-02-27 20 56 01) 金子=きんす? -- 名無しさん (2014-03-31 02 50 48) 一番可愛いのは、生徒会長なのに馬鹿にされてる女の子なのだぞ -- 名無しさん (2014-09-08 12 28 19) エンタの生徒会長金子は面白かった -- 名無しさん (2015-01-03 13 13 37) なぜか扇子を持ってるイメージ。誰のせいだろう? -- 名無しさん (2015-07-14 00 12 59) ↑フルメタのオールバックな生徒会長や、isの前途洋洋な生徒会長がよく扇子を持っているなぁ -- 名無しさん (2016-01-08 01 55 43) ホグワーツには、生徒会長いなかったね。 -- 名無しさん (2016-03-17 13 10 24) ↑ホグワーツでは多分、各寮長がその役割に近いんじゃない? -- 名無しさん (2016-03-17 13 32 40) ↑生徒の中ではビル、パーシー、ジェームズなんかの首席がそれに当たるかもしれない -- 名無しさん (2016-03-17 14 02 30) 藤田咲 -- 名無しさん (2016-03-17 14 07 39) 穂乃果、2期の1話で生徒会長の大変さをその身をもって教えてくれてありがとうww -- 名無しさん (2019-10-06 19 33 01) 2020年、花江夏樹が遊戯王sevensとあはれ!名作くんで生徒会長を演じる。 -- 名無しさん (2020-04-11 11 29 05) 名前 コメント
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生徒会長「如月 唯人」 読み:せいとかいちょう「きさらぎ ゆいと」 カテゴリー:Chara/男性 作品:快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ 属性:光 ATK:7(+1) DEF:4(-) 【登場】〔自分の【表】のフレンド1体を控え室に置く〕 【乱入】〔自分の手札1枚を控え室に置き、自分の【表】のフレンド1体を控え室に置く〕 [永続]自分のキャラすべてが OS:快盗天使ツインエンジェル の場合、このキャラ以外の自分のキャラすべては攻撃力と耐久力が2上昇する。 R:やあ、君たち SR:大丈夫かい? illust: TA-011 R SR 収録:エクストラブースター 「OS:快盗天使ツインエンジェル 1.00」
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SOS団基本データ デュエル回 キョン子基本データ 使用デッキ【磁石の戦士】 召喚口上《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》 高良みゆき基本データ 使用デッキ【フルモンスター・ライトロード】 野田ミキ基本データ 使用デッキ【バニラハーピィ】 召喚口上《ダイガスタ・エメラル》 《ダイガスタ・フェニクス》 《ハーピィズペット幻竜》 秋山澪基本データ 使用デッキ【儀式ダムルグ】 涼宮ハルヒ基本データ 使用デッキ【融合ヴォルカニック】 召喚口上《起爆獣ヴァルカノン》 《ジェムナイト・マディラ》 《ジェムナイト・ルビーズ》 《ジェムナイト・パール》 《ジェムナイト・セラフィ》 志村新八基本データ 使用デッキ【戦士族軸鎖ビート】 召喚口上《ギルフォード・ザ・ライトニング》 《No.39 希望皇ホープ》 《ガントレット・シューター》 《H-C エクスカリバー》 SOS団基本データ 二板高校に存在する組織(部活?)。 「宇宙人や未来人、異世界人に超能力者、ついでにデュエルモンスターズの精霊を探し出して、一緒に遊ぶこと」が目的らしい。 デュエル回 みゆきさんはSOS団に入団するようです 高良みゆき vs キョン子 ノダミキがデュエル部に殴り込みをかけるようです 野田ミキ vs 夜神 月 ゆのと澪が目玉焼き論争を繰り広げるようです 秋山 澪 vs ゆの やらない夫とハルヒの席替え戦争のようです 涼宮ハルヒ vs やらない夫(デュエル部) 仗助は新八をデッキ調整に付き合わせるようです 志村 新八 vs 東方 仗助 苦労人同士のデュエルなようです キョン子vsキョン みゆきとこなたは電脳世界を体験するようです 高良みゆきvsキル夫 新八は怒っているようです 志村 新八vs涼宮ハルヒ 仗助は宿題を忘れてきたようです 秋山 澪vs東方 仗助 ノダミキはデュエルディスクをぶっ壊したようです 野田ミキvs佐々木 キョン子はバニーガールになることを強いられたようです キョン子vs涼宮ハルヒ デュエル部 vs SOS団のようです 前編 キョン子&志村 新八 vs 夜神 月&東方 仗助 デュエル部 vs SOS団のようです 中編 秋山 澪&野田ミキ vs やらない夫(デュエル部)&ゆの デュエル部 vs SOS団のようです 後編(372スレ目) 涼宮ハルヒ&高良みゆき vs やる夫(デュエル部)&佐々木 キョン子 .____ ノ  ̄ ヽ、 __ / ;;;;;;;;;;;;;;ソ' ;;;;;;ヽ ' ;;;;;;;;;;;;--;;;;ヽ;;;;;;;;l / Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;i;;;;;;;;;| / i | 、 、 l;;;;;;;;;;;| __ノ /;|;;;;;;;;;;| | i i | ンヾ_| ;;;;;ト;;;;;;;;/;;;;|;;;;;;;;;;| |/| ト,|.` 了゚ ト ;;/ );;;;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;! ヽ ト、 ゚-'| i ノ;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;;i 1 y | / く;;;/ l;;;;;;;;;;} ヾ; ト、 っ ト / i_ |;;;;;;;;;! | | ヽ-iレ_,r' ̄ i |;;;;;;;;| |ノ ,,〃 / ヽ |;;;;;;;| イ/ニ/, - _二二ニi ノ;;;;;;;| /// / //~ Y/イ;;;;;;;| / イ |/ // } i;;;;;; | / ||.y // | / !;;;;;;{ 基本データ AA出典:涼宮ハルヒの憂鬱 二次創作 初出:デュエル部は巻き込まれるようです 1:Broken Diamond(作:でゅえるぶ!◆h3stiz.AbI) 男の娘。 そんなに見られると、おっきくなっちゃうよお……。 使用デッキ 【磁石の戦士】 《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》をフィニッシャーに据えた【岩石族】。 ほら、変形合体は漢のロマンですから。 召喚口上 《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》 変形合体は漢(オトコ)のロマン! 降臨せよ! 《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》! 高良みゆき r‐ ― } `ヽ | / 、 \ l/ ' i、 __ ヽ ヽ / .i-' | \ \ 、| |. / ; // レヽ !、 ィ=ュ、 \ ! / ,イ | リ--\ } ´{i' jヾ 、 ヽ ゙ー | " | ハ l{ヘゞリ,_iァ ゝ迄 〉、 ト /ヽ} | \ } \リヽ__ノ '\_ ,/',.V 〉' | | / /フ、 ゚__ ィ _ ∠ ハ | __, -=__ノ~' ニ) ヽ 7 / \∧ \ | ,≧/ス ,.、 、' ,/ / ∨ヘ l\. 、///`´ }― {/!,V !//! \ \ 基本データ AA出典:らき☆すた 初出:デュエル部は巻き込まれるようです 1:Broken Diamond ハルヒにスカウトされて入団。団内では唯一の1年生である。 「歩くWikipedia」の異名を持っているかもしれない。 使用デッキ 【フルモンスター・ライトロード】 デッキ内のカードが全てモンスターである【ライトロード】。このデッキを相手にすると、魔法・罠対策のカードが軽く腐る。 たまに、《カオス・ネクロマンサー》の大きさがものすごいことに。 野田ミキ ___ _ ‐'´. . . . . . . .\ /. . . . . . . . . . ヽ. . . .ヽ ,'. . /{. . . . .∧ニ)). .jハ_ | .Vx心 . |/V. . / . リ< fヘ . 代ナ\|< |. ∧/く⌒ } ハ 人 - ' ィ ムイ ノノ /⌒ヽ∨≧ァr<V人彡' {二 } }  ̄ } ト、 ヽ二.ノ厶-=ァ¬´ ト、\ 基本データ AA出典:GA 芸術科アートデザインクラス 初出:デュエル部は巻き込まれるようです 1:Broken Diamond おしゃれ姫。やる夫(デュエル部)と同じクラスである。 思考回路は蟹風味。 使用デッキ 【バニラハーピィ】 《ハーピィ・レディ》の持つ通常モンスター故の蘇生しやすさを利用し、《ハーピィの狩場》の効果を発動しやすくしたデッキ。 蘇生したあとの《ハーピィ・レディ》は、《突撃指令》やアドバンス召喚のリリースコスト、エクシーズ素材として美味しく頂きます。 召喚口上 《ダイガスタ・エメラル》 風よ! 今ここに交わりて、きらりきらめく宝玉となれ! エクシーズ召喚! 出でよ、《ダイガスタ・エメラル》! 《ダイガスタ・フェニクス》 風よ! 今ここに交わりて、ゆらりゆらめく陽炎(かげろう)となれ! エクシーズ召喚! 出でよ、《ダイガスタ・フェニクス》! 《ハーピィズペット幻竜》 蒼穹を舞う幻影の翼よ、大いなる嵐を巻き起こせ! エクシーズ召喚! 出でよ、《ハーピィズペット幻竜》! 秋山澪 ____ ´ \ / 、 \ ヽ ' / | \_ | | ', | | 丁 ´|\ | | | | | | \_ 斗ぅチ| ト、 | | Vrテト 弋 リ T_ノ | ヽイ 代リ | | | | 人 、 | | | | ≧ーr</| / ヽ | | /Y V双/〉| | } | / / f7<V⌒| | / | | { `{_ ⌒゙| |/ | | 八___>─ | | | | | | / |/∨| | 基本データ AA出典:けいおん! 初出:デュエル部は巻き込まれるようです 1:Broken Diamond ハルヒ専用着せ替え人形。 目玉焼きにはマヨネーズ派。 使用デッキ 【儀式ダムルグ】 《高等儀式術》で落としたモンスターを用いて《ダーク・シムルグ》を特殊召喚する。 儀式モンスターは《破滅の魔王ガーランドルフ》を使用。 涼宮ハルヒ ,.. -───‐- 、 ,/ . . . . . _,,. -─- 、 . . .`ヽ、 / . . . . . / ___ \ . . 、\_ r‐く、 / . . //´ | . . . 、 . . . `\| . . .lく__{_ く二ニ/ . . ./ . | . . . ! . . . .ヽ . ヽ\ .l . .ヾ`くニヽ、 r─‐ァ'´ / . . . .| _/!| . .l| . . . .l . |、 . .| . l .| . . . |l∠ lヽ l/´!|>'|l . . . .l! |`!|ヽ|ヽ . . ト、!, く|l .| l . . . .ト、_`ヽ、Ll. / /|l . . l |,rf⌒ヽ! \l´ ィ⌒'ミ | . .i .| . l|人 〉 | ,イ . .l .ハ、 ヽ仆、 リ ト、 リ l . .|ノ /)っ ∨ ∨|ハ .| . . . |Tr‐っ' , ー' / . .//'´ l! ヽrーュi ⌒!、 t-r‐! ,.ノ .// / 〈l|L__人`ヽ`ー'イ |lィー'´ `ー-=‐'`ヾ\_弋_フ/く 基本データ AA出典:涼宮ハルヒの憂鬱 初出:やる夫達のまったりデュエル部のようです その3(作:でゅえるぶ!◆h3stiz.AbI) SOS団団長。 他の女子団員にコスプレさせたり、勝手に賭けの商品にしたりと、基本的に傍迷惑。 使用デッキ 【融合ヴォルカニック】 【ヴォルカニック・バーン】に《UFOタートル》や《サイバー・フェニックス》等の機械族を投入し、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》や《起爆獣ヴァルカノン》といった強力なバーン効果を持ったモンスターを融合召喚できるようにしたデッキ。炎族の「ジェムナイト」もいるよ! といゆより「ジェムナイト」のほうが多くなっちゃったよ! もう【炎族融合】にデッキ名変えた方がいいのだろうか。 召喚口上 《起爆獣ヴァルカノン》 一切合切を爆砕せよ! 融合召喚! 《起爆獣ヴァルカノン》! 《ジェムナイト・マディラ》 覚醒せよ、灼熱の宝玉! 融合召喚! 《ジェムナイト・マディラ》! 《ジェムナイト・ルビーズ》 覚醒せよ、真紅の宝玉! 融合召喚! 《ジェムナイト・ルビーズ》! 《ジェムナイト・パール》 進化せよ、純潔の宝玉! エクシーズ召喚! 《ジェムナイト・パール》! 《ジェムナイト・セラフィ》 覚醒せよ、天空の宝玉! 融合召喚! 《ジェムナイト・セラフィ》! 志村新八 ___ /´ `ヽ / ;ィA fヽハイト l l ィソ(_ _ _)‐-(_ __) (⌒ ^ j `¨`ヽ、  ̄ ̄,ィ′ /  ̄ ̄y/ ト、 (_ ノ // |ノ フー‐rr―イ / l l | ケーr―‐t‐r′ 基本データ AA出典:銀魂 初出:デュエル部は巻き込まれるようです 1:Broken Diamond 団内では一番の良識人。良識人過ぎて苦労するタイプ。 ゆのや東方 仗助、澪と同じクラス。 使用デッキ 【戦士族軸鎖ビート】 優秀な下級戦士族を「鎖」によってサポート。 フィニッシャーとして《ギルフォード・ザ・ライトニング》を採用。《不死武士》や《マジック・ストライカー》等をリリース素材として用いる。 対夜神 月&東方 仗助以降は戦士族エクシーズモンスターも使用。ランク4・ランク6が主体。 召喚口上 《ギルフォード・ザ・ライトニング》 雷鳴を切り裂き、現れよ! 《ギルフォード・ザ・ライトニング》! 《No.39 希望皇ホープ》 駆けろ縦横無尽! 踊れ天地開闢! 輝け、マスターピース! エクシーズ召喚! 現れよ、《No.39 希望皇ホープ》! 《ガントレット・シューター》 熱き魂よ! 不屈の拳となりて、我らが敵を打ち砕け! エクシーズ召喚! 現れよ、《ガントレット・シューター》! 《H-C エクスカリバー》 勇敢なる刃よ! 伝説に、その名を刻め! エクシーズ召喚! 現れよ、《H-C エクスカリバー》!
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/64.html
出身スレ 新ジャンル「ツン辺」 物語 生徒会長「(誰もいないしどうしようかなぁ・・・あっ渡辺がいる) 渡辺~渡辺~」 渡辺「なに?」 会長「この会計報告書できたから、先生のところに持っていってよ」 渡辺「いいよー」 職員室手前 後輩「あっ先輩紙飛行機作ってくれません?紙がなくて・・・」 渡辺「いいよ~この紙使おう」 次の日 会長「渡辺ちゃんと先生に渡してくれた?先生もらってないって・・・・」 渡辺「あっ・・・・・・紙飛行機にしちゃった・・・・・・・・・・・」 会長「渡辺ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 備考 渡辺さんに好意を持っているが、佐藤さんの眼が……
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涼宮ハルヒが泣いていた。 まっすぐ前を見つめてさびしそうに泣いていた。 ______4月19日 卒業式 おかしい。卒業式が普通に行われている。去年の朝比奈さんの卒業式では、いや朝比奈さんが出るはずだった卒業式には朝比奈さんはでれてない。ハルヒの情報改変能力のおかげ、いやせいで、朝比奈さんの成績が三学期になって急に悪くなったのだ。朝比奈さんはそれがハルヒの力だとわかるまでわけがわからず部室にも来ないで必死に勉強していた。だがハルヒのだと知ってからは「規定事項だからしょうがないですねぇ」なんて、笑顔でやけにあっさり諦めた。おかげで、いやせいで朝比奈さんは留年。ちなみに鶴屋さんは無事卒業した。ハルヒなりの遠慮のあらわれなのか?ハルヒは笑みをこらえるようなつくり悲しみ顔で「そう。・・・それは残念だったわね。でも、よかったじゃないみくるちゃん!これでもう1年SOS団でいられるわ!」「ふえぇ・・あ、はい!」 なんだか本当にうれしそうに見えたのが記憶に残っている。 それから早1年。俺達の卒業式ってわけだ。朝比奈さんは「ふえぇっ」とか「ひぐっ」とか嗚咽をもらしながら大泣きしていた。驚く事に古泉も整った顔立ちを台無しにして泣いていた。そしてもっと驚く事に長門の黒い目の下あたりが濡れていた。おい、長門それは汗か?俺には涙に見えるぞ。長門は入学当初から比べるとホントに変わった。蟻の成長ぐらいの変化なのだが俺には分かる。いつか本当に普通の人間になれる日も遠くないのかもな。長門、俺はこころからそれを望んでいるぞ。 そして俺はハルヒを見た。どうせ偉そうな顔をしてふんぞりかえってるんだろう。そう思った。 涼宮ハルヒが泣いていた。 まっすぐ前を見つめてさみしそうに泣いていた。 俺は呆然とした。俺はハルヒの前の列にいるのだが後ろを向いたまま呆然としていた。どれくらいそうしていただろうか。谷口が俺のわき腹をこずく。「何にみとれてんだ。馬鹿野郎。卒業式ぐらいシャキッとしろ。」あぁ、谷口まで泣いているのか。「うるせえな。いいから前向け」谷口はハルヒの涙にきずいてないようだ。ハルヒよ、それではまるで普通の女子高生みたいじゃないか。 卒業式が終わり俺達は今、部室にいる。部室の片付けをしなければならなかったのだ。自然とみんな無言だった。 長門によるとハルヒは昨日、情報改変能力を失ったらしい。同時に時間断層もなくなり、閉鎖空間の出現もなくなった。急なことだった。これで朝比奈さんは未来に帰る事になり、古泉のアルバイトもなくなった。長門はどうなるんだろう?まさか消えたりしないよな。ハルヒには朝比奈さんは海外に引越しすると説明したが、ハルヒは最後の最後まで絶対にゆるそうとしなかった。今も許してない。ハルヒと俺と古泉はそれぞれ違う大学だ。ハルヒは最後まで俺と古泉をを自分の志望校に入れようとした。古泉はまだしも俺が無理だとわかったら今度は自分と古泉がが俺の志望する大学に行くと言った。 まったく古泉の意見も聞かずに。まあ、イエスマン古泉は必ずいいえなどと答えないだろうが。おれは自分のために2人が志望校を落とすなんてことはして欲しくなかった。俺が真剣に説得すると。ハルヒは意外とあっさり了承した。古泉も「あなたがそういうならしょうがないですね」とそれぞれ別の学校に行く事になった。寂しいがしょうがない 俺はコンピ研から強奪したパソコンをコンピ研の部室に返すために持ち上げた。軽い。そういえば最新機種だったなコレ。今はどうか知らんが。俺の目の前にパソコンを強奪してきた遠い日の思い出がフラッシュバックしてきた。あれからもう3年か。なんだか熱いものかこみあげてきそうになった。まずい、ココで泣いたりしたらハルヒになんと言われるか。俺は必死にのんきな顔のシャミセンをイメージして涙をこらえる。 長門はハルヒに命じられてスツールに収納された朝比奈さんコスチュームを片付けていた。本棚を崩壊させんばかりに溜まっていた本は1ヶ月ぐらいまえから少しずつ長門が持って帰っていて、自分のやる仕事は片付いていたためだ。長門は朝比奈さんのいわば正装であるメイド服を持ち上げて自分にあてて鏡を見ている。長門、お前着たかったのか?長門は俺が見ているのに気がつくと首を振って見せた。否定してるのか。顔がこころなしか赤くなってるぞ。長門はメイド服をみくるちゃんと書かれたダンボールに入れた。 朝比奈さんは給湯道具一式を大事そうにダンボールにつめていた。俺が見ているのに気がつくと、微笑んでくれた。ああ、朝比奈さんのお茶も飲めなくなるな。また体のどっかから熱いものがこみ上げてくる。この野郎っ。俺はシャミセンがケツを掻いてる姿を思い浮かべ必死に涙をこらえた。 古泉はオセロ、碁、チェス、野球版、TRPGなどのボードゲームを自分の名前がかかれたダンボールにしまっていた。俺が見ているのに気がつくといつものニヤケ顔を見せてくれた。ほお、俺はこいつのニヤケ顔にまで未練があるとはな。いざ見られなくなると思うと寂しい。おっとシャミセン、シャミセン。 ハルヒは窓の外をずっと眺めていた。団員に仕事させてなにしてやがる、といつもなら言いたい所だがハルヒの涙を見た後じゃ気が引ける。よくみるとハルヒは団長と記された三角錐を両手でつかんでいた。おまけに目を閉じていたからその姿は何かを願うような姿に見えた。「何見てんのよ。はやく働きなさい」ハルヒはしかめっ面でそういうと、三角錐を自分の名前が書かれたダンボールのなかに大事そうに入れた。ハルヒのダンボールの中は物は少なかった。団長と記された腕章、三角錐、そして写真。写真にはみんなの笑顔がうつっていた。なんだ俺も笑顔じゃないか。なんだかんだいって楽しかったもんな。3年間。思えばハルヒのおかげだ。 「ありがとな。ハルヒ」 「なによ。いきなり」 「SOS団なんてわけのわからん団体に無理やり巻き込んでくれてありがとな、っていったんだ」 「・・・・・」 「お前のおかげで3年間楽しかったぞ」 ふときずくとみんなハルヒを見ていた。 「私も感謝している。」 「涼宮さんいままでありがとうございましたぁ」 「最初はびっくりしましたが、僕も楽しかったですよ。SOS団でのことはかけがえのない思い出になりました。これも涼宮さん、あなたのおかげですよ。」 最後の最後までかっこつけやがって。俺ももっとセリフを考えればよかったなどと考えてると、ハルヒが急に声をあげて泣き出した。 「うぇーん、えぐっ」 おい、ハルヒ? 「イヤだよぉ!もっとみんなと一緒にいたいよぉ。今までありがとうなんていわないでよ!」 ハルヒ・・・・。 俺は正直ハルヒにかけてやる言葉が見つからなかった。でも、残念だがハルヒの観察が終わった二人、長門と朝比奈さんはここにいることはできない。 「ハルヒ、俺の話を聞いてくれ。長門と朝比奈さんとは理由があってもう会えないだろう。俺も必死で抵抗した。そんなの嫌だからな。でも、どうしても無理だそうだ。」 数時間前 卒業式終了後――― 「長門!あっ、朝比奈さんも来てください。古泉お前もだ。」 俺たちは階段の踊り場・・そう、よくハルヒに連れてかれた階段の踊り場で集まった。 「順番に聞こう」 「まず長門だ。お前はこれからどうなる?」 「私は涼宮ハルヒの観察のために存在することが許されていた。その必要がなくなった今、私の存在意義はなくなった」 「それは違うぞ!長門・・・お前は、ハルヒの観察だけのために俺たちと一緒にいたのか?」 「それは違う。わたしは涼宮ハルヒの能力の有無に関係なく、”ここにいたい”と望んでいる。」 ”ここにいたい”その言葉がなによりも嬉しかった。 「しかし、情報統合思念体はそれを許さなかった。 涼宮ハルヒ以外にも、つまり地球以外にも観察対照はある。私はその観察任務に配属される」 「嫌だ!そんなことは俺がゆるさねえぞ。長門の意思を聞いた以上俺がなんとかして・・」 「不可能。人間個人が情報統合思念体に対立することはつまりその人間の抹消を意味する。わたしはあなたに消えて欲しくはない」 俺はあれほど悩まされたハルヒの情報改変能力が惜しいと思った。 ちくしょう。俺にはなにもできないのか・・・。 散々長門に俺が守るだの言っておいて・・・。 「あなたに一つ言いたい事がある。」 「・・・何だ」 「ありがとう。これは情報統合思念体関係なく、私個人の気持ち」 俺は涙をこらえることで精一杯だった。 「キョン君・・・」 「あのう・・・わ、わたしもこの時間に留まることはできません。わ、わたしも未来に何度も申請しました。でも、無理みたいです。わたしも別の任務にあたることになりました・・・。ひぐっホントはずっと、ずっとここに居たいんですけど、無理なんです。もうすぐ強制帰還指令コードが来ます、ひぐっあたしもっとみんなと・・・ひぐっ」 「朝比奈さん・・・もうわかりました。俺も赤ん坊じゃないんです。無理な事とそうではないことの区別はつきます」 「キョン君・・・ありがとう・・・」 「古泉、お前はどうなんだ」 「僕は超能力が失われました。そして機関も今日で解散です。でも、僕はもともとこの世界、時間にいた者ですから今までどおりここにいます。これからもあなたと涼宮さんとは仲良くして頂くつもりですよ」 「そうか・・・それはよかった・・・本当に」 俺は泣きそうだった。てっきり古泉ももといた場所に、つまり引っ越す前の場所に帰るもんだと思っていたからだ。さてハルヒにどう説明すればいいんだ・・。 ―――――― 「嫌だ!あたしは誰も離れていってほしくない!」 「ハルヒ・・・」 「嫌って言ったら嫌なんだからね!」 「ハルヒ、思えばいろんなことがあったよな」 「・・・・なによ。こんな時に」 「SOS団での活動は今日でお終いだ。だがな、俺たちの頭にはSOS団での活動が思い出となって、頭にのこるんだ。二度と忘れないような事いっぱいあったろ?それでいいじゃないか」 俺は嘘をついていた。それでいいわけない 「思い出は永遠だ。消えることなんてない」 「・・・・なによ。似合わないこといっちゃって。あんたうそついてるでしょ。」 「嘘なんかついてないさ」 「じゃあその涙はなによ!」 俺は泣いていた。そりゃそうだ。大変な事がいろいろあったが俺は正直楽しかったんだ。 「嫌だ!あたしは絶対に嫌だからね!あたしは・・・あたしは・・・・・・・」 「SOS団が大好きなんだから!」 なにか大きな力が溢れ出すような感覚を覚えた。 「涼宮ハルヒの情報改変能力が復活した」 「えっ?本当か?!」 「本当」 長門がうれしそうにしている。 今度は朝比奈さんが泣き出した。 「うぇーん!えぐっ、また時間断層が・・えぐっ・・発生しましたぁ・・えぐっ。あたしもっとここにいられます!本当によかったぁ」 「閉鎖空間が発生しました。しばらくまた忙しい日々が続きそうです。」古泉はやれやれと肩をすくめてみせた。嬉しそうじゃねぇか。 「えっ?みんな何いってんの?」 ハルヒは泣き顔でわけのわからない顔をしている。 「ハルヒ!俺たちはもっと一緒にいられるぞ!まだまだSOS団はこれからだ!」 「えっ?!ホント?・・・やったぁ!!!」 ハルヒは飛びあがって俺にアッパーを食らわせた。 「やっぱりこうなるとおもってたわ。そうよSOS団は永遠よ!」 「本当に良かったなぁ・・ハルヒ」 「わぁキョン君が泣いてるぅ」 「おやおや、めずらしいですね」 「何?キョン泣いてんの?!あははおっかしい!」 長門によると、ハルヒがこころからなにがどうなってもSOS団が続いて欲しいと願った事から、ハルヒの情報改変能力が復活したらしい。そのあとは大変だった。大学がつぶれるやら、合併するやらでみんな同じ大学に行く事になったのだ。 まあなんとハルヒ様にはかないません。 ハルヒは大喜びし、もちろん俺も大喜びした。 そして入学式――――― 桜が舞う中入学式びよりだった。 そんななか当然のように俺の後ろの席にいるハルヒは自己紹介でいうのだった。 「北高出身 涼宮ハルヒ」 まえとまったくおなじだ。いやひとつ違うハルヒは笑顔だった。そして俺も 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしのところに来なさい。以上!」 その後の俺の生活が充実したものになるだろうということは誰でも予想できるだろう。さて、まずは学校に提出する書類を書かなきゃな。やれやれ 「キョン!SOS団発進よ!!」 ――――― 完
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星岡学園生徒会長「真加辺 碧」 読み:ほしおかがくえんせいとかいちょう「まかべ みどり」 カテゴリー:Chara/女性 作品:初恋1/1 属性:光 ATK:5(+1) DEF:4(+2) 【登場】〔自分のフレンド1体を控え室に置く〕 [自動]【パートナー】自分のメインフェイズ開始時、カード1枚を引く。この能力は【裏】でも発動する。 [自動]【ターン1】このキャラがガードキャラに選ばれた場合、ターン終了時まで、このキャラは耐久力が3上昇する。 こうして無事新学期を迎えることができ、うれしく思います illust: va-T21 収録:トライアルデッキ 「初恋1/1」 星岡学園生徒会長「真加辺 碧」 読み:ほしおかがくえんせいとかいちょう「まかべ みどり」 カテゴリー:Chara/女性 作品:初恋1/1 属性:光 ATK:6/7/8/9 DEF:6/8/10/12 [自動]【パートナー】自分のメインフェイズ開始時、カード1枚を引く。この能力は【裏】でも発動する。 [自動]【ターン1】このキャラがガードキャラに選ばれた場合、ターン終了時まで、このキャラは耐久力が3上昇する。 気持ちが伝わったんだと思って、胸がいっぱいになりました illust: va-T21 P 収録:トライアルデッキ 「初恋1/1」 星岡学園生徒会長「真加辺 碧」 読み:ほしおかがくえんせいとかいちょう「まかべ みどり」 カテゴリー:Chara/女性 作品:初恋1/1 属性:光 ATK:6/7/8/9 DEF:6/8/10/12 [自動]【パートナー】自分のメインフェイズ開始時、カード1枚を引く。この能力は【裏】でも発動する。 [自動]【ターン1】このキャラがガードキャラに選ばれた場合、ターン終了時まで、このキャラは耐久力が3上昇する。 あなたに届くと…嬉しいです illust: va-T21 PG 収録:初恋1/1初回購入特典
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涼宮ハルヒが泣いていた。 まっすぐ前を見つめてさびしそうに泣いていた。 ______4月19日 卒業式 おかしい。卒業式が普通に行われている。去年の朝比奈さんの卒業式では、いや朝比奈さんが出るはずだった卒業式には朝比奈さんはでれてない。ハルヒの情報改変能力のおかげ、いやせいで、朝比奈さんの成績が三学期になって急に悪くなったのだ。朝比奈さんはそれがハルヒの力だとわかるまでわけがわからず部室にも来ないで必死に勉強していた。だがハルヒのだと知ってからは「規定事項だからしょうがないですねぇ」なんて、笑顔でやけにあっさり諦めた。おかげで、いやせいで朝比奈さんは留年。ちなみに鶴屋さんは無事卒業した。ハルヒなりの遠慮のあらわれなのか?ハルヒは笑みをこらえるようなつくり悲しみ顔で「そう。・・・それは残念だったわね。でも、よかったじゃないみくるちゃん!これでもう1年SOS団でいられるわ!」「ふえぇ・・あ、はい!」 なんだか本当にうれしそうに見えたのが記憶に残っている。 それから早1年。俺達の卒業式ってわけだ。朝比奈さんは「ふえぇっ」とか「ひぐっ」とか嗚咽をもらしながら大泣きしていた。驚く事に古泉も整った顔立ちを台無しにして泣いていた。そしてもっと驚く事に長門の黒い目の下あたりが濡れていた。おい、長門それは汗か?俺には涙に見えるぞ。長門は入学当初から比べるとホントに変わった。蟻の成長ぐらいの変化なのだが俺には分かる。いつか本当に普通の人間になれる日も遠くないのかもな。長門、俺はこころからそれを望んでいるぞ。 そして俺はハルヒを見た。どうせ偉そうな顔をしてふんぞりかえってるんだろう。そう思った。 涼宮ハルヒが泣いていた。 まっすぐ前を見つめてさみしそうに泣いていた。 俺は呆然とした。俺はハルヒの前の列にいるのだが後ろを向いたまま呆然としていた。どれくらいそうしていただろうか。谷口が俺のわき腹をこずく。「何にみとれてんだ。馬鹿野郎。卒業式ぐらいシャキッとしろ。」あぁ、谷口まで泣いているのか。「うるせえな。いいから前向け」谷口はハルヒの涙にきずいてないようだ。ハルヒよ、それではまるで普通の女子高生みたいじゃないか。 卒業式が終わり俺達は今、部室にいる。部室の片付けをしなければならなかったのだ。自然とみんな無言だった。 長門によるとハルヒは昨日、情報改変能力を失ったらしい。同時に時間断層もなくなり、閉鎖空間の出現もなくなった。急なことだった。これで朝比奈さんは未来に帰る事になり、古泉のアルバイトもなくなった。長門はどうなるんだろう?まさか消えたりしないよな。ハルヒには朝比奈さんは海外に引越しすると説明したが、ハルヒは最後の最後まで絶対にゆるそうとしなかった。今も許してない。ハルヒと俺と古泉はそれぞれ違う大学だ。ハルヒは最後まで俺と古泉をを自分の志望校に入れようとした。古泉はまだしも俺が無理だとわかったら今度は自分と古泉がが俺の志望する大学に行くと言った。 まったく古泉の意見も聞かずに。まあ、イエスマン古泉は必ずいいえなどと答えないだろうが。おれは自分のために2人が志望校を落とすなんてことはして欲しくなかった。俺が真剣に説得すると。ハルヒは意外とあっさり了承した。古泉も「あなたがそういうならしょうがないですね」とそれぞれ別の学校に行く事になった。寂しいがしょうがない 俺はコンピ研から強奪したパソコンをコンピ研の部室に返すために持ち上げた。軽い。そういえば最新機種だったなコレ。今はどうか知らんが。俺の目の前にパソコンを強奪してきた遠い日の思い出がフラッシュバックしてきた。あれからもう3年か。なんだか熱いものかこみあげてきそうになった。まずい、ココで泣いたりしたらハルヒになんと言われるか。俺は必死にのんきな顔のシャミセンをイメージして涙をこらえる。 長門はハルヒに命じられてスツールに収納された朝比奈さんコスチュームを片付けていた。本棚を崩壊させんばかりに溜まっていた本は1ヶ月ぐらいまえから少しずつ長門が持って帰っていて、自分のやる仕事は片付いていたためだ。長門は朝比奈さんのいわば正装であるメイド服を持ち上げて自分にあてて鏡を見ている。長門、お前着たかったのか?長門は俺が見ているのに気がつくと首を振って見せた。否定してるのか。顔がこころなしか赤くなってるぞ。長門はメイド服をみくるちゃんと書かれたダンボールに入れた。 朝比奈さんは給湯道具一式を大事そうにダンボールにつめていた。俺が見ているのに気がつくと、微笑んでくれた。ああ、朝比奈さんのお茶も飲めなくなるな。また体のどっかから熱いものがこみ上げてくる。この野郎っ。俺はシャミセンがケツを掻いてる姿を思い浮かべ必死に涙をこらえた。 古泉はオセロ、碁、チェス、野球版、TRPGなどのボードゲームを自分の名前がかかれたダンボールにしまっていた。俺が見ているのに気がつくといつものニヤケ顔を見せてくれた。ほお、俺はこいつのニヤケ顔にまで未練があるとはな。いざ見られなくなると思うと寂しい。おっとシャミセン、シャミセン。 ハルヒは窓の外をずっと眺めていた。団員に仕事させてなにしてやがる、といつもなら言いたい所だがハルヒの涙を見た後じゃ気が引ける。よくみるとハルヒは団長と記された三角錐を両手でつかんでいた。おまけに目を閉じていたからその姿は何かを願うような姿に見えた。「何見てんのよ。はやく働きなさい」ハルヒはしかめっ面でそういうと、三角錐を自分の名前が書かれたダンボールのなかに大事そうに入れた。ハルヒのダンボールの中は物は少なかった。団長と記された腕章、三角錐、そして写真。写真にはみんなの笑顔がうつっていた。なんだ俺も笑顔じゃないか。なんだかんだいって楽しかったもんな。3年間。思えばハルヒのおかげだ。 「ありがとな。ハルヒ」 「なによ。いきなり」 「SOS団なんてわけのわからん団体に無理やり巻き込んでくれてありがとな、っていったんだ」 「・・・・・」 「お前のおかげで3年間楽しかったぞ」 ふときずくとみんなハルヒを見ていた。 「私も感謝している。」 「涼宮さんいままでありがとうございましたぁ」 「最初はびっくりしましたが、僕も楽しかったですよ。SOS団でのことはかけがえのない思い出になりました。これも涼宮さん、あなたのおかげですよ。」 最後の最後までかっこつけやがって。俺ももっとセリフを考えればよかったなどと考えてると、ハルヒが急に声をあげて泣き出した。 「うぇーん、えぐっ」 おい、ハルヒ? 「イヤだよぉ!もっとみんなと一緒にいたいよぉ。今までありがとうなんていわないでよ!」 ハルヒ・・・・。 俺は正直ハルヒにかけてやる言葉が見つからなかった。でも、残念だがハルヒの観察が終わった二人、長門と朝比奈さんはここにいることはできない。 「ハルヒ、俺の話を聞いてくれ。長門と朝比奈さんとは理由があってもう会えないだろう。俺も必死で抵抗した。そんなの嫌だからな。でも、どうしても無理だそうだ。」 数時間前 卒業式終了後――― 「長門!あっ、朝比奈さんも来てください。古泉お前もだ。」 俺たちは階段の踊り場・・そう、よくハルヒに連れてかれた階段の踊り場で集まった。 「順番に聞こう」 「まず長門だ。お前はこれからどうなる?」 「私は涼宮ハルヒの観察のために存在することが許されていた。その必要がなくなった今、私の存在意義はなくなった」 「それは違うぞ!長門・・・お前は、ハルヒの観察だけのために俺たちと一緒にいたのか?」 「それは違う。わたしは涼宮ハルヒの能力の有無に関係なく、”ここにいたい”と望んでいる。」 ”ここにいたい”その言葉がなによりも嬉しかった。 「しかし、情報統合思念体はそれを許さなかった。 涼宮ハルヒ以外にも、つまり地球以外にも観察対照はある。私はその観察任務に配属される」 「嫌だ!そんなことは俺がゆるさねえぞ。長門の意思を聞いた以上俺がなんとかして・・」 「不可能。人間個人が情報統合思念体に対立することはつまりその人間の抹消を意味する。わたしはあなたに消えて欲しくはない」 俺はあれほど悩まされたハルヒの情報改変能力が惜しいと思った。 ちくしょう。俺にはなにもできないのか・・・。 散々長門に俺が守るだの言っておいて・・・。 「あなたに一つ言いたい事がある。」 「・・・何だ」 「ありがとう。これは情報統合思念体関係なく、私個人の気持ち」 俺は涙をこらえることで精一杯だった。 「キョン君・・・」 「あのう・・・わ、わたしもこの時間に留まることはできません。わ、わたしも未来に何度も申請しました。でも、無理みたいです。わたしも別の任務にあたることになりました・・・。ひぐっホントはずっと、ずっとここに居たいんですけど、無理なんです。もうすぐ強制帰還指令コードが来ます、ひぐっあたしもっとみんなと・・・ひぐっ」 「朝比奈さん・・・もうわかりました。俺も赤ん坊じゃないんです。無理な事とそうではないことの区別はつきます」 「キョン君・・・ありがとう・・・」 「古泉、お前はどうなんだ」 「僕は超能力が失われました。そして機関も今日で解散です。でも、僕はもともとこの世界、時間にいた者ですから今までどおりここにいます。これからもあなたと涼宮さんとは仲良くして頂くつもりですよ」 「そうか・・・それはよかった・・・本当に」 俺は泣きそうだった。てっきり古泉ももといた場所に、つまり引っ越す前の場所に帰るもんだと思っていたからだ。さてハルヒにどう説明すればいいんだ・・。 ―――――― 「嫌だ!あたしは誰も離れていってほしくない!」 「ハルヒ・・・」 「嫌って言ったら嫌なんだからね!」 「ハルヒ、思えばいろんなことがあったよな」 「・・・・なによ。こんな時に」 「SOS団での活動は今日でお終いだ。だがな、俺たちの頭にはSOS団での活動が思い出となって、頭にのこるんだ。二度と忘れないような事いっぱいあったろ?それでいいじゃないか」 俺は嘘をついていた。それでいいわけない 「思い出は永遠だ。消えることなんてない」 「・・・・なによ。似合わないこといっちゃって。あんたうそついてるでしょ。」 「嘘なんかついてないさ」 「じゃあその涙はなによ!」 俺は泣いていた。そりゃそうだ。大変な事がいろいろあったが俺は正直楽しかったんだ。 「嫌だ!あたしは絶対に嫌だからね!あたしは・・・あたしは・・・・・・・」 「SOS団が大好きなんだから!」 なにか大きな力が溢れ出すような感覚を覚えた。 「涼宮ハルヒの情報改変能力が復活した」 「えっ?本当か?!」 「本当」 長門がうれしそうにしている。 今度は朝比奈さんが泣き出した。 「うぇーん!えぐっ、また時間断層が・・えぐっ・・発生しましたぁ・・えぐっ。あたしもっとここにいられます!本当によかったぁ」 「閉鎖空間が発生しました。しばらくまた忙しい日々が続きそうです。」古泉はやれやれと肩をすくめてみせた。嬉しそうじゃねぇか。 「えっ?みんな何いってんの?」 ハルヒは泣き顔でわけのわからない顔をしている。 「ハルヒ!俺たちはもっと一緒にいられるぞ!まだまだSOS団はこれからだ!」 「えっ?!ホント?・・・やったぁ!!!」 ハルヒは飛びあがって俺にアッパーを食らわせた。 「やっぱりこうなるとおもってたわ。そうよSOS団は永遠よ!」 「本当に良かったなぁ・・ハルヒ」 「わぁキョン君が泣いてるぅ」 「おやおや、めずらしいですね」 「何?キョン泣いてんの?!あははおっかしい!」 長門によると、ハルヒがこころからなにがどうなってもSOS団が続いて欲しいと願った事から、ハルヒの情報改変能力が復活したらしい。そのあとは大変だった。大学がつぶれるやら、合併するやらでみんな同じ大学に行く事になったのだ。 まあなんとハルヒ様にはかないません。 ハルヒは大喜びし、もちろん俺も大喜びした。 そして入学式――――― 桜が舞う中入学式びよりだった。 そんななか当然のように俺の後ろの席にいるハルヒは自己紹介でいうのだった。 「北高出身 涼宮ハルヒ」 まえとまったくおなじだ。いやひとつ違うハルヒは笑顔だった。そして俺も 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしのところに来なさい。以上!」 その後の俺の生活が充実したものになるだろうということは誰でも予想できるだろう。さて、まずは学校に提出する書類を書かなきゃな。やれやれ 「キョン!SOS団発進よ!!」 ――――― 完
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前回のあらすじ キョンたちSOS団団員たちは、無事過去の世界から帰還することができました。明確な理由はサッパリなままですが。 しかし涼宮ハルヒが時間を巻き戻した理由は判明しました。キョンも、自分が佐々木と一緒に買い物をしていて、その現場を涼宮ハルヒに見られたからだ、と時間遡行の原因を納得できないまでも理解はしました。 キョンは佐々木と一緒に、涼宮ハルヒの誕生日プレゼントを買いに出かけていたのですが、残念ながら彼女の誕生日はまだまだ先です。 もうすぐ誕生日おめでとう!になるのは、古泉一樹だったのです。なんという悲しい勘違い。 ~~~~~ 新車特有の接着剤を思わせるにおいをぷんぷん漂わせる車内で、なんで買いたての車ってこんなにくさいんだろう、と疑問に思いながら助手席に座る私はシートを倒して寝そべった。 隣でハンドルを握るお手伝いさんに訊いてみたら、このにおいは揮発性なんたらかんたらって言う、要するに接着剤のにおいなんだと教えてくれた。やっぱ私の推理は正しかったわけだね。 あ~、やんなっちゃうね。就職するのが嫌だってワケじゃないし、これからすぐ就労するってわけでもないんだけどさ。そろそろ本格的に社会勉強を始めなさいなんて親に言われちゃって。面倒だな。 私に兄か姉がいれば、鶴屋家の家督だってお任せできるんだけど。残念無念なことに、私はひとりっ子で、長女なんだよね。屁理屈こねたってどうせ家を継がされるんだろうな。 しつこいようだけど、家を継ぐのが嫌ってわけじゃないよ。あくまで面倒くさいって言うだけ。 まだまだやりたいことはたくさんあるのに、家に居ついちゃったら何もできなくなっちゃうもんね。うちって普通の家とはちょっと違う、いろいろとややこしい特殊な家庭だから。 私ももう二十代半ばのいい年なんだ。今まで好き勝手やっているのを見て見ぬふりしててくれた親に感謝はしてるけどさ。いきなり店を持てなんて言われてもねぇ。 店を持てと言うと語弊があるかもしれないけど、詰まるところそういうことなのだ。これから近い将来、鶴屋家を切り盛りしていかなければならなくなる身なのだから、今のうちに舵取りの感覚を身につけろってことなんだろうね。 なんでも今度、うちが関係する会社が新しく喫茶店を建てる予定なんだって。ちょうどいいから私をそこのオーナーにするってお父さんが言い出したんだ。まあ、それなりに経験のある店長なんかが主に取り仕切るんだろうけど。 まあ、どういう経緯であろうとも喫茶店の支配人にさせられるということには変わりないわけで。ということは、要するに職に就かされるということなのだ。 あ~あ。やだな。やだやだ。喫茶店の店長ってのも面白そうだとは思うけどさ。もうちょっと気ままな生活を続けたかったよ。まんどくさいよ。まんどくさい。 そんで、私は今、買い与えられた新車の助手席に乗って喫茶店の設計屋さんの許へ向かっているというわけさ。 車窓には、見慣れた町の風景がすごい速さで前から後ろへ音もなく流れていく。私の人生も、この景色と同じでどんどん前から後ろへ流れていくだけなのかな。 そう思うと、柄にもなくメランコリックな気分になっていく。 そういやそろそろ、SOS団のみんなが吸い寄せらるようにたむろする公園だ。今日もみんな集まってるのかな。確か、今日はキョンくんがバイト休みの日だからね。 重い頭をもたげて車外に目をやると、対向車線のむこう側に見慣れた公園が見えてきた。 そこは、あって当然の場所。自宅の食卓に自分の席があるように、あの公園には私の席があった。居心地の良い、私の居場所。 いや、違うか。あの公園に私の居場所があったわけじゃない。あそこに集まるSOS団の中に私の居場所があったんだ。 名誉顧問っていう、正規の団員からは一歩引いた立場だったけど、ひとりしかいない名誉顧問という肩書きが、私だけのSOS団での立ちアーキタイプだった。 気が置けなくて、楽しくて、あったかくて。一緒にいてあれほど退屈しない集団は他にないね。SOS団にはもうずいぶん長居させてもらったけど、飽きたなんて思ったことは一度もない。 それはつまり、私があの団体を気にいっていたということで。 だから、あの公園を車内から窓越しに眺めていると、自分がどんどんSOS団から離れて行ってもう二度と帰れなくなるような気がしてきて、どうしようもなく悲しい気分になってくるんだ。 物理的な距離が遠く離れたからと言って、SOS団のみんなの心が離れ離れになってしまうということはないけれど、物理的な距離が離れることで薄れてしまう物もあるに違いない。 それはとても茫々としたものだろうけれど、私はそれがとても嫌だなと思った。 物思いにふけりながら遠い目で公園を眺めていると、米粒大の大きさの人影が目に入った。見間違えるわけがない。あれは私の竹馬の仲間たち、SOS団の面々だ。はるにゃんは居ないみたいだけど。 ん? 何してるんだろう。あれは。キョンくんと古泉くんが手に手をとりあってもめてるようだけど。 その時。私の心の中にむくむくと馴染み深い気持ちがわきあがってきた。そう、溢れんばかりの好奇心だ。 「ねえ、ちょっと停めてもらえるかな!?」 私の慌てた様子に面食らいながらも、お手伝いさんは車のウィンカーを点滅させて路肩に停車する。 「ごめん、先に行ってて! 遅刻するかもしれないけど、後でバスに乗って行くから!」 車が完全に停車するのももどかしく、私は早口にそうまくしたてると、背中でお手伝いさんの制止を振り切り、後ろ髪をなびかせて一目散に駆け出した。 やっぱ私はまだまだ子供だな! あんな楽しそうなみんなを見て、むずむずを我慢なんてしてられないっさ! 公園の敷地に飛び込み、全力疾走でいつものベンチまで駆けて行く。たまらなく風が気持ちいい。 何だかワケありっぽくもめてるみんなの姿を見ていると、走り寄る今のこの瞬間さえももどかしい! 「あろはー諸君! 今日も元気そうじゃないかい。んで、キョンくんと古泉くんはそこで何をしてるのかな!?」 「あ、おはようございます、鶴屋さん」 困ったふうな表情で手を振るみくるの手のひらにタッチし、ご機嫌斜めっぽいキョンくんの横に回りこむ。 なんだろう? キョンくんがブレスレットを持ってて、古泉くんがそれを横取りしように見えるんだけど。一体どういう事態なんだろう? 「鶴屋さんからもこいつに言ってやってくださいよ。俺がハルヒのご機嫌とりのために買ったブレスレットを、古泉が奪い取ろうとしているんです」 「奪うだなんて、人聞きの悪い。あなたが涼宮さんにどのようなプレゼントを送ろうとしているのか。興味深いから見せてくださいと言っているだけじゃないですか」 「大きなお世話だって! 何でもいいだろ、お前には関係ないことだ!」 へ~。キョンくんってば、はるにゃんにプレゼントをねえ。へ~。へ~。やるじゃん。私も若い男の子のお世話をして感謝されておくべきかねえ。 「鶴屋さん、なんだか今日はいつにも増して楽しそうですね」 キョンくんの手にかかるブレスレットを眺めていると、隣のみくるが魔法瓶のお茶をコップについで差し出してくれた。いつもすまないねえ。 「そうかい? 私はいつも通りだよ。いつものように貴重な時間をめいいっぱい楽しんでるだけさ!」 湯気をたてるお茶を飲み干し、みくるにお礼の言葉を返す。何か気になることでもあったのだろうか。みくるはなんだか嬉しそうに、意味深な含み笑いを浮かべた。 「どうしたんだい、みくる。私なにかおかしなこと言ったかな?」 「いえ、そういうわけじゃないんですよ。ただ、鶴屋さんの笑顔を見てたら、なんだか私まで楽しくなってきちゃって」 年齢を感じさせない見た目だけじゃない。こういう素直なところも彼女の隠れた長所で、みくるはとてもかわいいなと思える。 「そう言ってもらえると嬉しいなあ。いつもみくるからはおいし~お茶をもらってるからさ。たまには恩返ししなきゃ!と思ってたんで、丁度よかったよ!」 いつもの調子で私が笑うと、それにつられてみくるも微笑む。みくるが笑顔になるから、私も嬉しい。 お互いを無条件に信頼し、共感し合い、人間的価値を認め合う。私とみくるはそういう友人同士であると思っているし、みくるも私のことを親友だと思ってくれていると信じている。 ゴールドバーグは互いを熟知し合い利害を伴わない関係のことを 「第三段階の友情」 と定義したけれど、きっと私たちもそういう関係であるに違いない。 私はみくるが望むなら、みくるのためになると判断したならどんなことだってしてあげたいと思うし、それに対して見返りやリベートを要求したりはしない。私たちの信頼関係と利害は別次元のものなんだ。 みくるが笑ってくれるなら、それだけで私は嬉しい。そして、きっとみくるもそう思っているだろうから、私は彼女に最高の笑顔で応えてあげるのだ。ただそれだけのことなのさ。 だから私はSOS団のみんなと一緒にずっといたいと思うし、変わらない関係でいたいと願っている。けど、きっと私には、この居心地のいい場所から離れなければならない時が迫っているんだろうな。いや、実際もう来てるんだけどね。 言わないと。これからは、SOS団にもあまり顔を出せなくなるって。今のうちに伝えておかないと。 そうは思うけれど、言葉が出ない。今日からSOS団には来れなくなる、なんて口にするのも憚られる。何て言って良いか分からないし、タイミングが難しい。 ぐずぐずするのは私の柄じゃないけれど、やっぱ言い出しづらいや。だって、これからも私はこっち側にいたいんだもの。 けれど、だからと言って親に反発して家出するなんてできるはずもないし。うーむ、困った。 「どうかしたんです、鶴屋さん?」 困惑が表に出てしまったのか、みくるは私の動揺を敏感に察して心配そうに私を見つめる。まいったな、そういう心配されているような目は苦手なんだよ。 どう言い訳しようかと頭を悩ませていると、公園の出入口に見覚えのある人影が現れた。 「あ、はるにゃん」 頭をめぐらせてゆっくりとした足取りでこちらを目指して向かってくる団長さんを指差すと、みくるたちSOS団メンバーたちは一斉にそっちへ視線を移す。ふう。なんとか一時的に誤魔化しきれたか。 「遅かったじゃないか、ハルヒ」 苦い薬を飲もうかどうか決めかねている子供のように小難しい顔をしたはるにゃんがやって来た。これでSOS団は全員集合だね。 「私にもいろいろと事情があるのよ。遅くなることもあるわ。それに、事前に古泉くんを通して連絡してたでしょ」 どうしても集まらないといけないってワケでもないのに、律儀だねはるにゃんは。それだけみんなのことを気にかけてるってことなんだろうね。 みくるのお茶を受け取ったはるにゃんはいつになく粛々とした手つきでそれを飲み干し、ぐるりとみんなを見回した。 「今日は重大発表があります。これから有希の部屋に移動させてもらおうかと思うんだけど、有希、かまわないかしら?」 「かまわない」 いつも通りの淡々とした物腰で首をわずかに縦にふる有希っこ。重大発表って何なのかな。私からも発表があるんだけど、はるにゃんの重大発表後にした方がいいかな。 有希っちのマンションに到着した後も、はるにゃんは珍しく本音を隠すように世間話をまくしたて、オレンジジュースをちびちびと飲んでいた。 あまり及び腰なはるにゃんを見たことがないから、この後どんな話が飛び出すのかドキドキだね。ドキドキって言っても、様子から察するにあまりはるにゃんにとっては勇んで伝えたい内容じゃないみたいだけど。 はるにゃんがタイミングを計っているのに気づいてか、みんなは適当に世間話に歩調を合わせていた。言いにくい話がある時に口が重くなるのは私にもよく分かるからさ。はるにゃんが言いたくなった時に言えばいいさ。 「で、キョン。あんたバイトの方はどうなの? 飽きっぽいあんたのことだから、そろそろ嫌になってきたんじゃない?」 「別に飽きちゃいないぜ。確かに大変ではあるが、むしろ遣り甲斐があって楽しみなくらいだな」 「ふーん。予想以上にがんばってるじゃない」 「まあな」 気のないふうを装ってはいるが、はるにゃんはキョンくんの近況を聞いて安心したようだね。 なんだかんだ言ってこの子は友達思いだからねえ。独りでいる期間がけっこう長かったって聞いたことあるから、きっと友情とか連帯感というものの大切さを身をもって知っているからこそ、仲間の心配をしてるんだろう。 「まあ万年下っ端とは言え、キョンもSOS団の一員なんだもの。バイト程度で音を上げるような軟弱者じゃないわよね」 お前が言うなよ、と言いたげに黙り込むキョンくん。はるにゃんとキョンくんのこのやりとりも、SOS団の名物だよね。 「……じゃあ、もう安心ね。私も肩の荷が下りた思いだわ」 さりげなく、聞き流してしまうほどあっさりと、はるにゃんはそう呟いた。 「SOS団も、そろそろ解散の時期かもね」 みんな、驚いた表情で、あっけにとられたまま、一斉にはるにゃんを凝視する。 解散する? なにを? SOS団を? あれ、今日ってエイプリルフールじゃないよね? 「なによ、どうしのみんな? ハトがタバスコくらったような顔して」 「解散って、ハルヒ。お前、SOS団を?」 さっきまでの思い悩む様子はすっかりなりをひそめ、はるにゃんの仕草には、大きな作業をやりとげた後のような達成感、大変なことを言ってしまった後の開き直りのような感じが見て取れる。 あまりに自然な流れだったので面食らってしまったが、直感的にこれが公園で言っていた重大発表のことなんだなと気づいた。確かにこれは重大発表だわ。これが本当なら、私の言わんとしていた重大発表は根本的に意味がなくなってしまうもの。 「何よみんな。私そんなにおかしなこと言った? キョンだけじゃなくて、これからみんなもバイトや仕事を始めたら時間を合わせることも難しくなってくるでしょ?」 はるにゃんの言うこともよく分かるし、理屈だとは思う。それでも、私は、私たちは衝撃を受けずにはいられなかった。 他の誰かからこんな話が出るならまだしも、一番SOS団を大事にしていた涼宮ハルヒ本人からこんな提案が出されるなんて。 いや、一番SOS団を大事に思っていたからこそ、自分の納得のいく形で、タイミングを見て終わらせたかったのかもしれないね。 はるにゃんの性格なら、たとえ本人が正論だと理解できていても、SOS団解散の話を他人に出されたら断固として拒否してただろうし。そして維持の張り合いになって、泥沼になっていたかもしれない。 彼女は断腸の思いで、苦渋の選択をしたのかもしれないな。 いつかはSOS団も解散せざるをえない日がくることは当然の成り行き。その成り行きが、偶然今だったっていうだけの理由、ってことかな。 むしろ私にとっては、SOS団を離れなければならなくなった今の時期だからこそ、SOS団解散のタイミングは絶妙だったと言えなくもないかな。全然うれしくなんてないけどね。 「解散するって言っても、今までのことがぜーんぶチャラになるって言うわけじゃないわよ。私たちはSOS団を発展的に解散し、より団員たちのニーズに即した形に進化するの」 すっかりいつもの調子にもどったはるにゃんは、胸を張って高らかに宣言した。ここまで言い切られると逆に清々しいね。 「まあ、そういうわけだから。みんなもこれからは自分の時間を大事にしつつ、新SOS団の一員という心構えを常に念頭に置いて、団長の私が見ていなくても後ろ指を差されるような行いをせず、模範的な社会人として生きていくのよ」 はるにゃんはあっけにとられた元SOS団員たちにひとりひとりに、まるで花束を手渡すかのように、慈悲深い目を向けていく。 気づくと私もあっけにとられた顔をしていたようだ。自分で自分の顔が確認できなかったから気づかなかったけれど、状況把握のために脳みそが少しの間、思考停止してしまっていたようだ。 「ねえ、はるにゃん? それ、本気かい?」 私の問いかけに答えるかのように、僕たち私たちのSOS団団長は、朗らかな笑顔でにこりと微笑んだ。 彼女は、きっと本気なんだろうな。と思った。 最終回へつづく
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1397.html
読んでいた本をバンと机に叩きつけて、教室中に響き渡るような声で佐藤は叫んだ。 くたびれた本の表紙には『涼宮ハルヒの憂鬱』とある。 「俺もこんな世界に生まれたかった!」 それぞれの休み時間を過ごしていた3―Bの全生徒が「またか」という表情を作る。佐藤の演説はつづく。 「寝ているうちに長門有希が冷えないように気を使ってストールをかけてくれたり、 水だけ注文してめがっさをにょろーんとさせてみたり、 雨で二人きりという条件を満たしてハルヒと恋人モードの相合傘で帰ったり、 みくるはまぁいいや、 つまりそんなことをしたかった!」 俺は後ろの席でいまだ熱弁を続けようとする友人に声をかける。 「おい佐藤」 「なんだ山崎」 「ハルヒにかける情熱はわかったから、ちょっと黙れ。暑苦しいのとうるさい」 「おいおいどうした親友ぅ~、他人に迷惑をかけるのはSOS団なら当然のことだろぉ~」 この手のオタクに多いのが、現実と仮構を分けてくれているベルリンの壁を ぶち壊して見事に思考の統一を果たしてしまったような輩だ。 俺は長い付き合いでこいつの横暴ぶりには慣れてしまったが、 それ以前の問題として他人に迷惑をかけるのはどうかと思うぞ。佐藤。 それに俺は、こういうことで皆の注目が集まるのがイヤなんだ。 佐藤は大口を開けて「わりぃわりぃ」と笑い、 「よしじゃあ山崎、俺たちもSOS団を作ろうぜ」 聞いちゃいない。 「今俺が言ったことを聞いていたか、周りに迷惑を、」 「かけなきゃいいんだよ。ハルヒが好きな有志を集ってSOS団支部を結成するんだ。きっとやりたいって奴いるぞ」 「おーい」 「ちょっと団員集めてくっから、お前はそこで待ってろ。まずは朝比奈みくるだな」 とんとん拍子で議論は一方的に打ち切られ、佐藤は蹴りだすようにして廊下に繰りだしていった。 そんな、マンガみたいに上手くいかねーって。 上手くいった。 選ばれたのは「巨乳」と「朝比奈ばりの珍しい苗字」という2点のキーワードを見事にクリアした これまたすんげーデブの伊集院くんであり、佐藤に引きずられるようにして現れたときには どう聞いてもブヒブヒとしか聞き取れない呻き声をあげていた。 「な……なんなんですか? ここ、どこですか? なんで俺連れてこられたんですか?」 しかもすげーノリノリだ。 「紹介するぜ。伊集院ヒカルくんだ」 「知ってる。ていうかウチのクラスだろ」 佐藤は腕を組んで満足気にうなずき、それをマネして満足気にうなずく伊集院くんの顔が異常にむかつく。 「けっこういるんだな……ハルヒオタ」 「そうなんだよ、こりゃ本気でやりゃ余裕で集まるぞ」 日本は本当に滅亡の未来に進んでいるんじゃないか、一抹の不安を抱かずには要られない。 佐藤は続いての議題を唱える。 「あとは長門と古泉なんだが……その前にまず俺達ふたりの配役を決めなきゃな。俺はハルヒとして山崎はキョンな」 正直言うと俺はハルヒがかなり好きである。そのハルヒのポジションに佐藤がつくのはどうも納得がいかない。 どうせなら美少女を据えてほしい、そっちの方がやる気も出るってもんだ。俺がキョン役ならなおさらだ。 「なんでお前がハルヒなんだよ。まぁ団長っていうのと強引さは似てるけど」 「ツンデレじゃん」 「どこがだ。例を挙げてみろ」 「こないだ山崎に三千円借りただろ」 思い出した。先日、佐藤がぱにぽにのDVDを買うのにどうしても金が足りないと言うから、三千円を貸してやった。 「それがなんでツンデレになるんだよ」 「別にアンタのために借りたんじゃないんだからねっ!」 「知ってるよ! それ全然ツンデレじゃないだろマジで自分のためじゃねえか! それより金返せよ」 「なんでアンタなんかに返さなくちゃなんないのよ!」 「それもツンデレじゃないから! 本気で金ないだけじゃんツンしかないじゃん。そのうえ可愛い女の子なら許せるツンの部分もお前だとムカつくの! もっともっとスパイスの効いたツンと淡い甘酸っぱさを香わせるようなデレを使いこなせるようになってから出直してこい!」 「…………あ、あぁ(´~`;)」 「ちょっと引いてる!? なにその顔文字!? あぁ、くそー俺のほうがヒートアップしちまった……」 「山崎はツンデレが大好きだからな」 否定はできないが、このまま佐藤に言い包められるのはプライドが許さない。 「とにかく三千円を返すまでお前とは口をきかん。くだらんSOS団も参加しない」 「おいおい悪かったって、金は絶対返すからさ。機嫌なおしてくれよ山崎ちゃん」 「…………」 絶対きかない。 「ちょっとぉ~、もしもぉ~し。ねぇ~聞いてる?」 「…………」 「えっ? 俺は悪くない? このっバカ! あ~もういいよ! 知らないっバイバイ!」 「つよきすかよ!」 「わぉ!」 「うるさいよ!」 伊集院くんの「ケーアイ、エアイ」のバックコーラスが聞こえるなか、俺は一刻も早い高校生活の終わりを願うのだった。 のちのSOS団(S:世間から O:大いに避けられる S:3年B組アニオタの団)の誕生である。