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0110:生き残るために ◆QGtS.0RtWo あれから少しばかり走った後、ロビンは休憩していた。 唯でさえ疲労しきっていたスヴェンをあのラオウという男と無理矢理戦わせたのだ。 幾ら操っていたとしても素が人間であり、疲労すれば動きは鈍くなる。 ならこれからの為にも此処で休憩して、いざという時に備えておいた方が賢明であると判断したからだ。 「――さて、これからどうしようかしら」 頭の中で必死に生き残る方法を模索する。 そうして考えている内に時間は刻々と過ぎていった。 『―――諸君、ご苦労……』 ふと頭の中に別の思考が混ざってきた。 勿論それは自分の思考ではなく他人の声である。 バーン、フリーザとノイズが頭の中を流れていく。 その声にて解った事はこの島に来て6時間の内に18名も死んだという事だ。 しかし別にこれには驚きはない。 色々な戦いを目にしてきたがその時の死者はその数の比ではない。 つまりはこの18名という数字が何を表しているのかと言うと、思ったより殺し合いをしている人数の方が少なかったということだ。 思えば3人出会った内のラオウ以外は別段乗っている訳でも無かった。 しかし、彼女の中でそれ以上にショックだったのは…… 「――勝利マン」 勿論あの化け物相手に無事でいられるとは考えてもなかった。 が、最後に命令に背いたにしろ彼はロビンの中で仲間だったのだ。 無事でなくても逃げてくれさえしていれば、とほんの少しだが希望を抱いていた。 それに結果的に見たら彼があの絶望的状況から逃がしてくれたとも考えられる。 「ごめんなさいね、そしてありがとう。貴方のことは忘れないわ」 何処に言うともなくそう呟いた。 仲間という存在に人一倍恐れていた彼女だからこそ、その契約が絶対な物として存在した場合、それに盲目的になってしまうのであった。 孤独に耐えきれず自分自身で絶対服従という名のを仲間を作った彼女。 裏切らないからこそ安心して信じられる――そんな甘美な誘惑に彼女は負けていた。 結局は彼女の方こそが剣に魅了された道化だったのであった。 それから少しした後ロビンは前方から人の気配を感じた。 逃げてきた方角とその気配からラオウではないことをまず確認して、ロビンは胸をなで下ろす。 眠っているスヴェンから荷物だけを拝借してそのまま起こさず相手の様子を窺った。 キョロキョロ周りを見渡しながら歩いてくる少女。 向こうは警戒しているつもりでもてんでなっちゃいない。 明らかな素人だろうということは一瞬で察しがついた。 「此方には戦う気はないわ」 いつも通り両手を挙げながら物陰から姿を現した。 目の前の女性は一瞬吃驚するが、此方が丸腰なのと戦う気がないのを確認したからか警戒を解いた。 「あのっ!遊戯って子を知りませんか?」 ロビンが次の声をかけようとする前に彼女の方から喋りかけてきた。 「この位の背で髪の毛はツンツンに逆立ってて……」 「残念だけど知らないわ」 一生懸命ジェスチャーをする彼女に両手を挙げたまま知らないというジェスチャーを使って答える。 それを聞くと目の前の女性――杏子はがっくりと項垂れた。 「落ち込んでいるところ悪いんだけどイヴって子を知らない?」 人を訪ねられたので思い出した。 自分には特に探し人はいないのだが、仲間――スヴェンが最後まで気にかけていた子がいたということを。 「イヴ……?私も残念ですが知りません。何しろ此処に来て初めて出会ったのが貴方でしたので……」 先程の念話で18人も死んだという事を知って怯えているのだろうか、身体が小刻みに震え、ロビンを見つめる瞳は潤んでいる。 「――そう、ならもう用はないわ」 別にゲームに乗ったわけでもなく、他人の生死に関わりたくないロビンはくるりと回れ右をした。 「待って下さい!一緒に人捜しをしませんか?」 最初に出会った人を信用して心細い状況から逃れようとする杏子。 「――口だけの仲間ってのが信用できないの、この島じゃ特にね」 振り返りもせずそうロビンは突っぱねる。 「だけど……」 そう呟き、ロビンがちらっと後ろを振り返ると、其処には体中から生える手に動きを封じられた杏子がいた。 ご丁寧にも叫ばれないように口も生えている手で押さえている。 驚きと恐怖で叫ぼうとする杏子だったがそれすら叶わなかった。 「これは貰っていくわ」 手に持っていたロッドとバッグをロビンは杏子から奪い取った。 この島で生き残るには何が必要か? それは長い日数生き残るための食料と、自分を裏切らない仲間。 そしてあのラオウという男みたいなのを倒す圧倒的な火力を持った武器。 結局あの時自分たちは何故勝てなかったのか? それは絶対的な火力が不足していたからである。 自分の能力は奇襲で一番活きてくる。 だけどその奇襲すらダメージを与えられない相手にはただ死を待つしか無いのだ。 あの時も攻撃は何度も当たっていたし、チャンスは幾らでも見つけられた。 だけどそのチャンスを活かせる武器が無かったのだ。 攻撃は最大の防御。 つまりは、生き残るためには相手を殺せる位の力を所持していないといけないという結論に行き着いた。 降魔の剣が無い現在、火力は無いに等しい。 勿論火力のある武器でなくてもかまわない。 一見アクセサリや唯の剣のようで小さくなれたり、相手を絶対服従させることの出来るアイテムだって存在したのだ。 一見無用でも実はとんでもないアイテムかもしれない。 ロビンは走って逃げながら手に入れたばかりのロッドを調べてみる。 案の定、儀式用に見えて実は仕込み杖だったらしい。 柄の部分から覗く鈍い光を確認してからバッグにしまう。 「逃げるわよ、スヴェン!」 眠っていた仲間を起こし、借りていた荷物を返しながらロビンは走り去る。 後方でやっと手から解放された杏子が「どろぼーーーっ!!」っと叫んでいるのを聞いて思わず頬が緩む。 「――海賊だったんけどね」 まぁ陸に上がった海賊は唯の賊、つまりは泥棒なのかもしれない。 そんな些細なことであったがロビンは久し振りに笑ったような気がした。 【茨城県/朝~午前】 【ニコ・ロビン@ONE PIECE】 [状態]:健康(休憩してある程度は疲労回復) [装備]:千年ロッド@遊戯王 [道具]:荷物二人分 [思考]:1隙あらばアイテムと食料を盗む 2イヴを探す 3死にたくない 【スヴェン・ボルフィード@BLACK CAT】 [状態]:妖怪化、疲労(ある程度は回復)、予見眼使用不可 [装備]:無し [道具]:荷物一式(不明) [思考]:妖怪化しロビン絶対 【真崎杏子@遊戯王】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:無し [思考]:1.街の探索。遊戯を捜す 2.疑心暗鬼 3.海馬と合流。 4.ゲームを脱出。 時系列順で読む Back Lie!Lie!Lie! Next 少女の道標 投下順で読む Back 死を乗り越えて Next 風に溶ける願い 088 勝利への執念 ニコ・ロビン 193 夢、幻の如く 088 勝利への執念 スヴェン・ボルフィード 193 夢、幻の如く 083 少女の行く道 真崎杏子 115 少女の道標
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「進化論」を説いたダーウィンは、その著『種の起源』で、「最後まで生き残って栄えるものは、強いもので、大きいものでもない。まして、頭の良いものでもない。時を超えて栄える種は、環境に適応して自らを変革できるものだ」と書いている。 トップページ
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生き残る罪 ◆7vhi1CrLM6 ロジャー=スミスとの接触からおよそ三十分。 オルバとテニアの二人組は、今G-6エリアを目前にしていた。 支給された地図。機体に予めインプットされていた地理データ。 それらを見ればそこは、緑の森林に囲まれた高台に位置していたはずだった。 だが現実はどうだ? どこにもそんなものはない。 囲む木々のある所は焼け落ちて黒い炭となり、またある所は地盤が捲れ上がり普段人目に触れることのない根が上を向いている。 その光景を抜けたその先の高台もその一部は崖崩れを起こし土砂が堆積している。 そして肝心の基地は、見当たらなかった。 高台の上に存在するはずの、50キロ四方にも及ぶ一ブロックの大部分を占めるはずの広大な基地は、そこに存在しなかった。 あるのは瓦礫の山。瓦礫の荒野。僅かな建物が崩壊を免れているものの、それだけだった。 機体を進める。半ば崩壊しかかった高台の上へ。かつて基地だったはずのその上空へ。 何があったのかは分からない。だが、遅かったのだと言う事は分かる。そう、遅かったのだ。 あちこちに散在し、瓦礫に埋もれている大破した機体が物語る。 誰かがここにいた。 そして、争いがあり、人がここから失われた。 うち捨てられている機体は一つや二つではない。数多くの人材が失われたに違いなく、その全てが一人勝ちを狙った者とは考え難い。 恐らくその中には、首輪の解析を試みた者もいたのだろう。それが失われた。 素直に残念だと思う。駒として扱えればどれだけ役立ったことか。 「いや……まだ全滅したと決め付けるのは早いか」 壊滅的な打撃を受けて大半、いやほとんどの建物が瓦礫と化しているとは言え、僅かな建物は残っている。 規模を考えれば、地下施設やシェルターが存在する可能性も低くはない。 この惨状を乗り越えた者がいるのかもしれない。いたとすれば、それは喜ぶべきことだ。 この惨劇にも淘汰されずに生き残る。それはその者が有能であることの証。 戦力の有無に関わらず生き抜く力と運を持っているということだ。飼い馴らせば、きっといい駒になる。 それに生存者がいなくとも探索は行なうべきだった。 仮に解析を試みた者がいたとすれば、その痕跡があるはずだ。 解析済み、あるいは解析途中のデータ・首輪そのもの・図面・メモ・etc、それらが必ずしも残っているとは限らない。 基地と共に失われたのかもしれない。だが、探す価値はある。 そして、残されている可能性が最も大きいのは基地のメインコンピューター。そこが生きていればあるいは。 思考を切り上げて、通信モニターへと目を向ける。そこには伏せた一人の少女がいた。 機体の操縦こそ行い併走して飛んでいるものの、その目はどこか虚ろだ。 必死に何か考えているのだろう。聞き取れはしないものの時折何か呟き、爪を噛む。神経質とも取れる状態。 その心情を察するのであれば、心中に湧き上がる不安に怯えている、といったところか。 いい傾向だ、と人知れず笑う。 上辺を取り繕う余裕すら失われたのか、それとも自分相手にもう上辺を取り繕うことは不可能と判断したのか、それは知らない。 だがいい傾向だ。このまま行けばボロを出すのもそう遠くない。 「テニア、生存者の探索に移る。先導は君に任せよう。代わりに後方は僕が受け持つ。 気を引き締めて、警戒を怠るな」 通信。目玉だけが別のもののように動き、こちらを見た。 何を仕出かすか分からない気配を感じ、僅かに警戒心を高める。 やはりボロを出すのはそう遠くない。だが、ナデシコに戻る前に崩れられても困るのも事実。 ナデシコで、あの二人の前で自滅してもらう。それがベスト。 その為には隙を見せぬことだ。付け入る隙がなければ、テニアとて手は出せない。 だから先導を任せた。それは後ろから撃たれるリスクを減らすためでもあり、後ろから撃てるのだという脅しでもある。 後は妙な事を仕出かさぬよう監視を続けるだけで勝手に磨り減っていく。それは何よりも愉快だ。 ◆ 何故? どうして? その言葉を持ち出せば、それはきりがない。 どこもかしこも間違いだらけだったように思うし、それでいて何一つ間違ってはいなかった、という気もしてくる。 ただ一つ分かりきっていることは、今進んでいるこの道に行き止まりを作られたということ。 タイムリミットは午後6時――次回の放送。 そこがこの道の行き止まり。終着地点。そこより先の未来はない。 矛盾が露呈し、嘘が暴かれ、裁かれる。 そして、弁解も受け入れられずに無残にも亡骸となった者の上で、奴らは満面の笑みを浮かべるのだ。 あぁ、良かった。これで大丈夫。一安心、と。紛れ込んでいた悪い者はいなくなった、と。 アタシの屍の上で、さも良い行いをしたかのように笑い、互いの美徳を讃えあうのだ。 ――冗談じゃない。 狭いベルゲルミルのコクピットの中、噛み締めた奥歯が音を立てる。両頬が吊り上がり、笑った。 そんな未来は認めない。 ロジャー=スミス、キラ=ヤマト、あんた達とアタシのどこが違う。 一緒だ。同じだ。あんた達も、アタシもただ従っただけだ。自分の気持ちに、自分の心に。 絶対に譲らない。あんた達なんかにアタシの道を食い潰させてやるもんか。 アタシの道に先がないのなら、奪い取ってやる。奪った道をアタシ色に染め上げて、アタシの道にしてやる。 他人の道を塗りつぶしてでもアタシは先に進む。それが誰の道であろうと――。 「テニア、生存者の探索に移る。先導は君に任せよう。代わりに後方は僕が受け持つ。 気を引き締めて、警戒を怠るな」 通信。ぎょろりと動いた目玉がオルバの顔を捉える。 あぁ、そういえばこいつがいた。こいつは一体どういうつもりなのだろう。 信用できない、そう言ったかと思えば、Jアークの連中よりもアタシを信じる、と交渉人に言ってのけた。 その程度には信用させることが出来た、ということなのだろうか? くすりと笑う。 「大丈夫。気は抜いてない」 それはないな、と思った。この男に信用されている――それはない。 ロジャーの言葉と自分の言葉。その矛盾は酷いものだった。取り繕おうにもどうしようもない程に、だ。 それにこの男が気づいていない――それもない。 その証拠にこいつはアタシを先に行かせたがってる。何時でも後ろから撃てるのだ、という姿勢を崩そうとしない。 お陰ではっきりした事がある。 この男を生きてナデシコに帰してはならないということだ。それはこれ以上ない程明確に見えている。 まず最初にそれを成せねば、自分に先はない。 追い詰められているはずなのに、口元が不気味に歪んでいく。どこか愉快だ。 「オルバさん、見なよ。生存者なんてどこにもいやしない。基地も……壊れてる」 そう。基地は壊れている。首輪を解析し得る設備を誇るそこが、だ。 首輪を外させてはいけない。壊すんだ。首輪を解析し得る設備も、技術者も、一つ残らずぜ~んぶ壊してやる。 そうすれば奴らだって、集まろうとしている奴らだって最後には殺し合うしかなくなる。 そうさ。アタシの道に先がないのなら、奪い取る。奪った道をアタシ色に染め上げて、アタシの道にしてやる。 その最初の一人はオルバ、あんただ。 本当に楽しくなってきた。何故だろう。やりがいを感じ始めている。 いけない。顔がにやけてる。 悟られるな。気取られるな。真っ向勝負での勝ち目はない。 仮面をかぶりなおせ。いつものアタシの仮面を。 でも……。 でもいつものアタシって、どんなだったかなぁ? 「基地の規模と立地条件を考えてみなよ。地下空間があっても不思議じゃない」 「言われてみればそうだね」 確かにその通りだ。地表面がボロボロでも地下があればそこの機能は生きているのかもしれない。 だったら、そこも壊さないといけない。でもその前に、本当にそれが存在するのかどうか。 このレーダーが聞きにくい状況下でどれほどの期待が持てるか分からないが、基地の地下を重点的に探査する。 その手の芸当はお手の物だった。 主に機体の動作を直接受け持っていた統夜に代わって、索敵やジェネレーターの出力調整、システムチェックを担当していたのが自分達なのだ。 そうやって一つの大戦を乗り越えてきた。その経験と能力は、馬鹿にしたものではない。 だからだろう。地下に目を向けていたにも関わらずオルバよりも早く気づいた。 「オルバさん、三時方向。地表面付近に熱源反応、急速接近中。カウント1」 ――敵機の襲来に。 「距離28、いや27、26、25……速い。どう見てもお話しましょって速度じゃないよ。どうするの?」 「こちらでも確認した。慌てなくても、問題ない。確かに速い。 が、馬鹿正直に直線軌道で突っ込んで来ているだけ……引き付けて迎撃する。いいね?」 ディバリウムの位置取りはベルゲルミルの後方。敵機とベルゲルミル、その両方を視界に納められる位置。 そして同時に、アタシを盾にもしているのだろう。 流石にこの男は冷静だ。余裕を崩さずに正確に状況を判断している。 「合図は僕が出す。焦って先走るな」 「分かった」 隙を見せてはくれない。頼りになるが、それ以上に忌々しい。 光学センサーが敵機を捉える。青く深い色をした紺碧の機体を目視で確認。その瞬間―― 「敵機、さらに加速ッ!!」 その観測される速度は、もはや最大戦速というレベルのものではない。 点と点を最短経路で結んだ直線。その上を出し得る最大速度で突っ切る為だけの速度。 それはすなわち通常の有視界戦闘を放棄していることを示す。 あの速度で空中分解を起こさずに急旋回を行なえるだけの剛性を機体が持っているとしても、パイロットは別。 まず間違いなくブラックアウトする。 下半身を締め付けることで脳の血圧低下を押さえるパイロットスーツ。それを着用していたとしても、だ。 馬鹿げている。 そう思いつつも瞬く間に大きくなっていく敵機に、操縦桿を握る手の平がじっとりと湿っていく。 「オルバッ!」 「まだだ。まだ引き付ける」 人の気も知らないで、と睨みつける。 そう。まだだ。レーダーに映し出されている相対距離はまだ遠い。それは分かっている。 だが、後何分だ? 後何分、このプレッシャーに耐えさせるつもりだ。 そう思い、時計を見る。5分にも10分にも感じられた時間は、まだ20秒も経っていなかった。 ――嘘でしょ。 絶句。想像以上に1秒1秒が長い。 そして、改めて気づいた。 たったそれぽっちの時間でこの相対距離の減りよう。速度が馬鹿げている。 戻した視界が急速に接近してくる敵機を映し出す。 右腕に誂られた巨大な杭打ち機。それが目に留まった。 あれで串刺しに――直に恐怖心を刺激されて、堪らず叫んだ。 「オルバッ!」 「まだだ」 ふざけるな、そう思い、何処からか疑念が湧き上がる。 ――捨て駒にするつもり? 驚愕に瞳が揺れる。 ディバリウムの位置取りはベルゲルミルの後方。敵機とベルゲルミル、その両方を視界に納められる位置。 それ即ち、ベルゲルミルを餌に一撃を喰らわせられる位置。 顔から血の気が引き、背筋を悪寒が駆け抜ける。オルバが薄く笑うのが見え、その口が動いた気がした。 そして、巨大な光がディバリウムから放たれる。 全周囲モニターが、後方から迫り見る間に大きくなっていく蒼白い光を映し出す。 それはMAP兵器規模の一撃。悲鳴と絶叫の入り混じったモノが臓腑から漏れ―― 何故信じたんだ、この男を……いや、最初から信じてなんかいなかった。 甘かった。ただ甘かったんだ。心の何処かで自分だけは死ぬはずがないと思っていた。 ハハ……どれだけ呑気なんだ、アタシは。ほんと、欠伸が出るほど呑気だ。 こんなんだからカティアなんかに先を越されるんだ。 殺される前に殺す。それだけが真実なのに。 ……こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃなかった! こんなはずじゃなかったッ!! こんな結末を望んでカティアを殺したんじゃないッ!! 新しい世界で結ばれるはずだったんだッッ!!! カティアのじゃない!!『アタシだけの統夜』と今度こそ結ばれるはずだったんだッッッ!!!! でも……もう何もかもが遅すぎる。遅すぎるよ。 ――後悔が脳天を突き抜ける。 しかし、そんなテニアを嘲笑うかのように蒼白い光はベルゲルミルの間際を駆け抜け、標的に命中した。 直撃。巻き起こる爆発。 耳を劈くような爆音の直後、爆発によって生じた衝撃と共に視界を埋め尽くしたのは―― 「嘘……」 直撃を受けたはずの敵機そのもの。 頭部に誂られた角がベルゲルミルの脇腹に突き刺さり、激震。重い衝撃が機体を揺らす。 弾丸のような突撃を受けた機体が串刺しのまま、信じられない速度で後方に。 静止状態から一気に加わった加速による巨大なG。脳から血液が引いて行く。視界が暗くなる。 警告メッセージがモニターに。 脇腹に突き刺さった角が灼熱。位置は浅い。だが縦に裂かれる、それが分かった。 これじゃ無駄じゃないか……こんなところでアタシが死んだら、何の為に。 そうだ……何の為にカティアも! メルアも!! アタシが統夜と結ばれないと二人の死が―― 「無駄になるんだッッ!!!」 その瞬間、マシンセルが反応を示した。活性化を起こす。 場所は腹部。角が突き刺さるそこ。 起こった変化は、マシンセル同士の結合を強めた装甲の硬質化――否、逆だ。 結合を弱め、一部の装甲を脆くした。 金属だからこそ角は突き立ち串刺しにされていたのだ。 これが豆腐なら削れるだけ、突き刺さったまま押し流される道理はない。 脇腹が抉れ飛ぶ。角から開放されたベルゲルミルは弾かれ、そのまま地表へと落下していった。 ◇ そのタイミングは流石と言うべきものだった。 狙いすまして放たれたゲルーシュ・エハッドの一撃は、寸分のズレもなくカブト虫のような蒼い機体へと伸びていく。 だが同時に加えられるはずだったテニアの攻撃はなかった。 合図は送った。撃て、と確かに言った。疑問は残る。 だが、何故撃たなかったのか、それは後で問いただせばいい。 蒼白い光の帯が吸い込まれるように、包み込むように伸び、今着弾。爆発。 直撃だ。避ける素振りも見せなかった。 ――生き残りならばどれ程の腕かと思えば、フフ……僕にかかればあっけないものだねぇ。 薄い笑いを浮かべて勝ちを確信した刹那、それは起こった。 前方に位置していたベルゲルミルが吹っ飛ぶ。瞬く間にディバリウムの脇を掠めて、遥かな後方へと。 擦れ違いの瞬間目に留まったのは、蒼カブト。 馬鹿な、と考える間も惜しんで振り返った。 瓦礫の山、廃墟と化した基地へ、ベルゲルミルが落ちて行く。その脇腹は浅いが抉れている。 行動不能になるような損傷ではないだろう。最もパイロットが無事ならばの話だが。 それよりも問題は――視線を移す――蒼カブト。そう、こいつが問題だ。 突っ込んで来た異常な速度から一撃離脱を計るのかとでも思えば、そうではない。 この空域に留まりながら、直線軌道を繰り返し戻ってくる。 抉れたベルゲルミルの脇腹。何に抉られたかは不明、だが―― 「……懐には入ってもらいたくないね」 ――接近戦は危険。アウトレンジでしとめる。 ディバリウムの前面に誂られたダグ・アッシャーの砲門は計4門。 小振りな火器なれど即射性に優れるそれをばら撒きながら、機体中央にエネルギーを溜め込む。 避ける蒼カブトの軌道は相も変わらずの直線軌道。だがしかし、それが異常だ。 直線軌道を繰り返しジグザグに鋭角を描きながら、飛んでいる。普通じゃない。 弧が少しもない癖に減速した感がまるで見受けられない。飛んでいる速度そのままに何の前触れもなく、向きを変える。 ダグ・アッシャーの光弾が尽くかわされていく。 「少し傷つくな……パイロットは本当に人間か」 それは負け惜しみでもなんでもない。重ねて言おう。軌道が普通じゃないのだ。 慣性だとか、遠心力だとか言ったものを頭から無視した軌道。端的に説明するならそれは、ゲッターの動きに最も近い。 MSを代表とするA.W.の機動兵器群にはない出鱈目な動き。 中に乗る人間のことをまるで考えてない。普通ならパイロットがもつはずがない。 それを繰り返し、急速に間合いを詰めてくる。 距離が潰される。アウトレンジが瞬く間にクロスレンジへ。だが、それも―― 「悪いけど、読みどおりだよ」 ――計算の内。 溜め込んだエネルギーを開放。 放ったのは、収束した光の帯を放つゲルーシュ・エハッドではなくゲルーシュ・シュナイム。 それは溜め込んだエネルギーで針状の光弾を無数に形成し、扇状に散布するMAP兵器。 一発一発の威力はゲルーシュ・エハッドに劣るものの、交わしきれる数ではない。 事実、蒼カブトもこのときかわせなかった――否、蒼カブトはかわさなかった。 蒼カブトは爆発的なスラスター光を背負い、次の瞬間―― 「なっ!!」 ――天を衝くが如き勢いと圧力で駆け抜け、針山へと飛び込んだ。 強引過ぎる軌道。無数の針が装甲に突き立つ。だが、それを意にも介さない。 迅い。何よりも力強い。そして、それだけでもない。 光弾の威力が削がれている――ビーム・コート、その存在に気づいた時には既に眼前。 機体の軸をずらすのが精一杯の反応だった。 装甲の表面で火花が散る。極太の杭が打ち込まれ、ダグ・アッシャーの砲門が1門潰された。 ――だが、この距離ならッ!! 杭を引き抜くその間に、残った3門が火を吹く。 しかし、減衰されたビームではビクともしない。ゲルーシュは? 充填中、打つ手がない。 機体の前面を抱えるようにして押さえ込んだ蒼カブトが仰け反り、その角が赤熱した。 「な、なにをッ!!」 頭突き。角が突き立ち、装甲が割れる。血の様に黒いオイルが噴出する。 機体が潰れる音に、怖気が奔った。 ゆっくりと頭を持ち上げ、もう一発。さらにもう一発。 割れた装甲が更に割れ、陥没し、オイルとコードと装甲の砕けたモノがグチャグチャに入り混じる。 そこに角を突き立て、顔をうずめていた。傍から見ればそれは捕食しているかのような絵面。 捕食者から逃れようと脱出を図り、遮二無二にディバリウムは暴れまわる。 だが、手足のないディバリウムでは文字通り手も足も出ない。 再び頭が持ち上がり、四発目が加えられた。 機体が悲鳴を上げる。コックピットが揺れる。全周囲モニターの上部に亀裂が奔り、破片が剥落してくる。 思わず見上げた亀裂の向こうに、頭をめぐらせてこちらを見下す身長20mの巨人の姿が、見えた。 顔中を黒い血のようなオイルで塗れさせて蒼カブトの目が、見つけたぞ、と嗤う。 反射的に動いた右腕がグリップを掴む。もはや充填中だなどと言っている余裕はない。 現在溜め込まれているエネルギー全てを出し尽くす勢いで、ゲルーシュ・エハッドを放った。 その砲門は機体中央。抱えるようにして押さえ込んでいる蒼カブトの下腹部が、丁度接触している位置。 密着状態であるが故に交わす術はなく、光の帯に押しやられた蒼カブトが剥がれ、弾き飛ばされる。 が、それは同時に苦肉の策でもあった。 零距離でのゲルーシュ・エハッド。それは大砲で零距離射撃を行なうに等しい。 暴発とそう変わらないということだ。 至近距離での爆発の影響は両者に等しく与えられる。 そして、ディバリウムのコックピットには穴が空けられたばかり。 僅かとはいえ、帯電した空気と熱波に晒されたオルバもただではすまない。 オゾン臭が鼻に突く。湿度がどっと上がった空気を感じる。肌が熱い。だが、それに構っている余裕はない。 「テニア、聞こえてるか?」 通信を繋げながら蒼カブトの状態に目を走らせる。装甲表面に黒焦げの弾痕が確認出来るもののそれだけだ。 それも最初の一撃のものか、今の一撃のものか、判別はつかない。 確実なのは、今のように中途半端な出力での一撃は意味がない、ということ。 今は決め手に欠ける。それでも兄がいればどうにかならないでもないが、テニアでは分が悪い。 第一、射撃主体の二機では懐に入られればどうしようもない。アタッカーの不在、それが痛かった。 「……聞こえてるよ。うぅ、吐きそう。あんなに朝ごはん食べるんじゃなかった」 心底気持ち悪そうな顔がモニターに映し出される。 突然の加速に晒されたのだ。胃の中をごちゃごちゃに掻き回されれば、そうなるのも無理はない。 だが、それは口実だろう。 このまま死んだふりを決め込み、隙を見つけて逃げ出そうとしていたに違いない。 この女狐め。 「後にしろ。ここは撤退する」 「……逃げるの?」 「戦略的撤退さ。パートナーが君では勝ち目がないからね」 「やっぱ逃げるんじゃん」 「……手伝う気があるのか、ないのか、どちらだい?」 「あるよ。残念だけど、アタシ一人になったらあいつから逃げ切れない」 「いいだろう。役に立ってもらうよ」 撤退プランを手短に伝え、同時にエネルギーの溜まり具合を確認する。 ――MAP兵器使用可能まではまだ間があるか……時間を稼ぐ必要があるね。 簡単に見逃してくれる相手とも思えない。通信を蒼カブトへ。 「何故、僕達を襲う?」 「何……故? 何故、ナゼ、なぜ、ククク……ハハハハハハハハハハハハハハ!!!!! 俺は作らねば……ならない。世界を……静寂でなければならない」 「意味が分からないね。それが僕達を襲ったこととどう繋がる?」 「お前達は望まれていない……世界を創る。だから撃ち貫くのみ、だ」 高エネルギー反応。その中心は機体の胸部中央、人で言う鳩尾の位置に設置された赤い球体。 ――主動力はあそこ、か。 そこから全体にエネルギーが行き渡り、装甲それそのものが一つの原生生物かのように動いた。 伸び、欠けた部分に浸透し繋ぎ合わせていく。黒く焦げた表面が深い蒼に戻っていく。 自己修復。それはオルバに取って未知のテクノロジー。 直に目にするのはこれで――ちらりとベルゲルミルを盗み見る――二機目。 だが、数時間もかけて修復を行なうベルゲルミルに比べて、修復速度が段違いだ。 「人間……自らの生い立ちを呪う兄弟………お前達は純粋な生命体には、なりえん」 「……少しは僕達のことを知っているようだね。どこで耳にした? お前はニュータイプなのか?」 「ニュータイプ?……違う。俺は……そう、俺こそが完全なる生命体。 世界を創造し、望まぬ世界を……破壊」 その尊大な物言いに哂う。直感した。こいつは同類だ。 古い世界を壊し、自らの思うように作り変えようとしている自分らと似た存在だ。 「完全なる生命体だって? 随分と大きく出たものだね。 でもね。僕らに言わせれば、そんなものはニュータイプとなんら変わりはないんだよ。 人の心にあるニュータイプという幻想が言葉を変えた。それだけだ。 そして、君は君の望む世界を創ると言う。フフ……どうやら僕らは相容れない存在のようだ」 「フフフ……ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!! 創造と破壊……破壊と創造。創造は破壊……破壊の創造」 狂笑。こいつは似ているのかもしれない。だが、別物だ。 「話、通じてるのか通じてないのか分かんないね。 自分に浸ってるっていうか何ていうか、変にかっこつけてるし」 テニアの声がした。全くだ。このとち狂った男相手に冷静な判断を求めるだけ無駄ということか。 溜め込んだエネルギー量を確認。十分だ。十分に時間は稼いだ。 「テニア、退くよ」 同意の言葉が返って来る。それを合図に火線を敷き、後退を開始する。 ベルゲルミルが瓦礫の廃墟から上空へ。ディバリウムもまた徐々に北へ。動き始めたその瞬間―― 「逃がさん……憎しみ合う世界を広げる者達……」 ――獲物が掛かった。 位置取りは地上に蒼カブト、上空にテニア。自身はその中間。 小火器類の火線など物ともせずに蒼カブトが、下から上へと間合いを詰めてくる。そんなことは先刻承知。 そして、収束率を上げた大火力の攻撃では容易に捉えられないことも、だ。 必要なのはこいつ相手に撤退するだけの足止めを喰らわせられる攻撃。その条件は威力と範囲を兼ね備えていること。 距離を冷静に測る。あと半秒引き寄せて――今だ。 ディバリウムの主兵装ゲルーシュ。 それは、溜め込んだエネルギーを用途に応じて三種類に使い分けられるMAP兵器である。 一つは、収束率を高め、射程距離と高い貫通力を備え、直線上に撃ち出されるゲルーシュ・エハッド。 例えるならばそれは、巨大なビーム砲。 一つは、針状の散弾を扇状に散布し、一撃一撃は軽いながらもそれを補って余りある無数の弾数で敵を砕くゲルーシュ・シュナイム。 例えるならばそれは、ショットガンの一撃。 そして、このとき使用したのはそのどちらでもない最後の一つ――ゲルーシュ・シュロシャー。 その特徴は、自機を中心にして全周囲に向かって撃ち出す球状の効果範囲と貫通力はないながらもその爆発による破壊力。 例えるならばそれは、一個の爆弾。 格闘武器どころか手足すら持たないディバリウムにとってこの兵装は言わば奥の手であり、最後の手段と言える。 それを使う。射程距離の奥深くまで誘き寄せた今、回避は不可能。耐える他以外に奴が生き残る道はない。 溜め込まれたエネルギーを開放。 自機を中心に蒼白い雷のような光球が瞬く間に膨れ上がり、蒼カブトを包み込み、爆ぜた。 爆煙が立ち込め、一拍遅れて発生した圧縮空気の衝撃波はそれを吹き飛ばす。 その中心でホンの僅かな時間ディバリウムの動きが固まる。 効果範囲と破壊力。その性能と引き換えに三種のゲルーシュの中でも最も多くのエネルギーを必要とするこの兵装。 この硬直はその消費の大きさ故にだ。 爆発に押しやられて地表に沈んだとは言え、未だに蒼カブトは健在。分かっていたことだ。 幾ら威力があろうとも表層的な破壊力しか持たない兵装では、決定打にはならない。 ビーム・コートを突き抜け、装甲を溶かしたとしてもそこまでだ。直ぐに回復する。 そして、回復を待つほどこの敵は悠長ではない。こちらの復帰の方が早いとは言え撤退するには不十分な足止め。 だから、だ。だから後一手。撤退の為に必要だ。それを行なうのが―― 「テニア、任せた!」 ――彼女だ。 空中で動きの硬直したディバリウムの更に上空。そこに佇むベルゲルミルの双眸が翡翠の色に輝く。 同時に同じ色を光球がマシンナリーライフルから、撃ち出された。 それらが殺到する先は蒼カブトとその周辺。その狙いは―― 「生き埋めになるのがどれだけ怖いか教えてやる!!」 ――地盤破壊。そう、D-7地区の市街地と同じ地下空間を持つここなら、それが可能。 無論、無敵戦艦ダイが起こしたものほど大規模なものは不可能だ。だが、機動兵器一機を地下に突き落す程度なら、出来る。 蒼カブトの周辺地盤が穿たれ亀裂が奔る。同時に散布していたマシンセルが活動を開始。地表面の構造を破壊する。 穴が空く。崩壊する様に崩れていく。そして、撃ち付けたマシンナリーライフルの光球に押されて、蒼カブトは地中深くへと堕ちて行った。 間髪いれずに瓦礫の山を崩し、穴を塞ぐ。 ゲルーシュ・シュロシャーの一撃から、地中に堕とし瓦礫で穴を塞ぐまで、実にこの間僅か2秒。 穴が塞がれた瞬間、上空のベルゲルミルが全速で離脱を開始。ほぼ同時にシステムが回復したディバリウムも離脱に移る。 「なっ!?」 移ったはずだった。 ディバリウムを中心に奇妙な力場が発生している。陰陽紋を模ったかのようなその空間に固定され、動くに動けない。 周囲には円周上に等間隔で設置された六つの勾玉。どこかで見たことがある。 そう、これは確か――通信? 「オルバ、あんた甘いんだよ。アタシのことを信じてなかった癖に、始末しようとしなかった。 何故、自分がって顔してるね。自分だけは大丈夫。死なない。殺されない。そう思ってた? ほんと、呑気だね。 騙し合いはアタシの勝ち。不思議だね。追い詰められてたのはアタシなのにさ。 残念だけど、あんたにナデシコに戻られるとアタシが困るの。だからここで――」 「テニア、貴様ああぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!」 絶叫。餌にされた。テニアが安全に逃げ切るためのスケープゴート。 今更気づいてももう遅い。離脱できるタイミングは逸した。間もなく奴が戻ってくる。 それに引き換えこちらは、六つの勾玉によって空間に固定され、身動きが取れない。 「――アタシの捨て駒になって死んじゃいな。じゃね~」 通信が切れる。そして次の瞬間、赤黒い光がディバリウムを包み込んだ。 ――大出力のビーム兵器……そんな物を使う素振りは今まで。 六つの勾玉が散り散りになり拘束が解かれる。しかし、今のディバリウムに自由に動き回る余裕はない。 赤黒い奔流の只中、抗うだけで精一杯なのだ。 そして、その奔流が途切れたとき、蒼カブトは間近に迫っていた。迅い。避けられない。 何処で拾ってきたのか、左腕には巨大な黒いライフル。 オルバの与り知らぬことだが、黒いライフルの名はディバイデッド・ライフルという。 それはメディウス・ロクスの第一形態における主兵装。 大出力のビーム兵器の零距離射撃にも耐えるその強固なつくりは、近接戦闘に置いての打撃武器にも成り得る代物。 本体が第二形態に移行した際に規格が合わず必要のなくなったそれは、地下に撃ち捨てられていた。 それを直に叩きつけられて機体の平衝を失う。ぐらつき、次の瞬間追撃を受けて弾き飛ばされる。 それで終わりではない。追いすがられる。一瞬で空いた距離は不意になり、取り付かれた。 「勝利……敗北……そこに意味はない。破壊されるか……創り出されるか、それ……だけだ。 そしてお前は……死ねッ!!」 コックピットの上方、砕けて欠けた全周囲モニターのその向こうで、黒いライフルを構える巨人の姿が、直に見えた。 「噛み砕き――」 ディバイデッド・ライフルが、ディバリウムの抉れた中央部に叩きつけられる。 強引に侵入してきたそれにコックピットの上半分は完全に砕け散り、砲口が間近に突きつけられた。 「――撃ち貫く」 目と鼻のすぐ先、ホンの数十センチ上で、赤黒い光が灯っていく。地獄の業火のようなそれが見えた。 両眼が見開かれ、瞳が恐怖に揺れ動き、怯えが奔り、そして次の瞬間―― (助けて、兄さん) ――オルバの体は蒸発し永遠にこの世から消え失せ、後に残ったのは狂った男の笑い声だけだった。 ◆ 主を失ったディバリウムが爆ぜる轟音が、僅かに聞こえてきた。 舌打ちを一つ。もう少し粘るものだとばかり思っていた。 三々五々に戻ってくる勾玉を回収しつつ空域からの離脱を急ぐ。 「あ~あ、基地の設備壊し損ねちゃった。念のため壊すつもりだったのに……」 そうふてくされた様にぼやきつつも、実はそれ程気にしていない。 あの狂った男がいる限り、そう易々と技術者の手に渡ることはないだろう。 それよりも気を払わなければならないのはこの先だ。 どこかに都合のいいお人好しでも転がってない限り、暫くは単独行動。 オルバやムサシのような盾がいないのだ。気が抜けない。 そして、北上しナデシコとの合流を優先する。それは出来るだけ早く行なわなければならない。 単独行動の危険性だけが問題ではない。合流が遅れれば遅れた分だけ、ナデシコを崩壊させる機会が失われていく。 「どんな顔してあいつらの前に戻ろうかな?」 怒り狂った顔がいいだろうか? 泣き腫らした顔がいいだろうか? 涙枯れ果てて茫然自失ってのもいいかもしれない。 とにかく、立ち回りは今からでも考えておくべきだろう。 そして、気をつけるべきはシャギア。疑われている様子は今の所ない。 だが、オルバに信用されてなかったのだ。念を入れて兄であるシャギアにも信用されてないと見たほうがいい。 伸びを大きく一つ。凝り固まった筋肉をほぐし、両頬を叩く。 気合を入れろ、テニア。ここまでも大変だったけど、本当に大変なのはこれから。 「さぁ、忙しくなるぞー!!」 【キョウスケ・ナンブ 搭乗機体:ゲシュペンストMkⅢ(スーパーロボット大戦 OG2) パイロット状況:ノイ・レジセイアの欠片が憑依、アインスト化 。DG細胞感染 機体状況:アインスト化。ディバイデッド・ライフルを所持。 現在位置:G-6基地跡地 第一行動方針:すべての存在を撃ち貫く 第二行動方針:――――――――――――――――――――カミーユ、俺を……。 最終行動方針:??? 備考1:機体・パイロットともにアインスト化。 備考2:ゲシュペンストMkⅢの基本武装はアルトアイゼンとほぼ同一。 ただしアインスト化したため全般的にスペックアップ・強力な自己再生能力が付与。 ビルトファルケンがベースのため飛行可能(TBSの使用は不可)。 実弾装備はアインストの生体部品で生成可能。 胸部中央に赤い宝玉が出現】 【フェステニア・ミューズ 搭乗機体:ベルゲルミル(ウルズ機)(バンプレストオリジナル) パイロット状況:本来の精神状態とはかけ離れているものの、感情的には安定 機体状況:左腕喪失、左脇腹に浅い抉れ(修復中) 、ガンポッドを装備 EN80%、EN回復中、マニピュレーターに血が微かについている 現在位置:G-5南部 第一行動方針:ナデシコの面々に取り入る 第二行動方針:統夜との接触、利用の後殺害 第三行動方針:参加者の殺害(自分に害をなす危険人物、及び技術者を優先) 最終行動方針:優勝 備考1:甲児・比瑪・シャギア、いずれ殺す気です 備考2:首輪を所持しています】 【オルバ・フロスト搭乗機体:ディバリウム(第三次スーパーロボット大戦α) パイロット状態:死亡 機体状態:爆散 】 【残り20人】 【二日目9 30】 BACK NEXT すべて、撃ち貫くのみ 投下順 最後まで掴みたいもの 判り合える心も 判り合えない心も 時系列順 風と雷 BACK 登場キャラ NEXT すべて、撃ち貫くのみ キョウスケ 膨れ上がる悪夢 争いをこえて テニア 獲物の旅 争いをこえて オルバ
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広大なノックス郡は街中だけでなく郊外までもゾンビで溢れています。 この世界にたった一人投げ出されたあなたは おそらく何もできないままゾンビ達の餌食になってしまうだろう。 プロジェクトゾンボイドで生き残るにはどうしたらいいのか? ここでは初心者向けに生き残るコツを説明していこう。 マップ(街)を覚えよう!特別な建物の場所を覚えよう 拠点に向いている建物を探そう ゾンビの特徴を覚えよう! ゾンビへの対処方法ゾンビから逃げるコツ ゾンビを倒すコツ ゾンビの大群を倒す手段 一日目~武器と食料の確保 一週間生き延びる~過疎地を目指せ スクールバッグ~大型バッグ 一ヶ月生存するには~拠点を作る ヘリコプターの騒音や銃声が聞こえたら 三ヶ月生き抜くために~電気、水道が止まったら あなたはいずれ死ぬ やってはいけない何ヶ条 やってみて損はない何カ条 マップ(街)を覚えよう! 広大なマップだが何度リスタートしても街並みは固定なので、まずは街の規模が小さく覚えやすい「ローズウッド」か「リバーサイド」から始めてみよう。 長生きするには街の「どこに」「どんな建物があるか」を覚えるのが非常に重要。 建物の位置だけでなく、逃げに使える「高いフェンス」の場所や、視線を切りやすい配置などを覚えるだけでもゾンビを撒きやすくなる。 最初はゾンビから逃げることに必死になりがちだが、少し落ち着いてあたりを見回し街を歩きながら良さそうな物件や建物に目星を付けてみよう。 何回か死んでもその街の建物の場所を覚えてしまえば、どんどん序盤から動きやすくなってくるだろう。 特別な建物の場所を覚えよう 警察署では銃器、消防署では消火斧や工具、倉庫では工具や溶接道具、学校では本やスクールバッグ、農場付近の倉庫には耕作関係のものや大量の野菜など… 建物ごとに出現するアイテムはある程度決まっているので、場所を覚えておけば序盤から消火斧やスクールバッグなど役に立つアイテムを狙いにいける。 ガソリンスタンドやショッピングセンター、本屋やVHS屋なども覚えておくと便利。 拠点に向いている建物を探そう 川や池など水場が近ければ食料となる魚を採ることができるし、断水しても水の確保が容易。 高いフェンスに囲まれている建物はゾンビを制限しやすいので囲まれにくく守りやすい。 最初から2階にキッチンや冷蔵庫など家具が揃っている建物なら1階を完全封鎖しても生活しやすく、重い家具を集める必要がない。 屋上やベランダが付いている建物なら、そこから床を広げていけば安全な農場を作ることが可能で、発電機や雨水樽のスペースも確保しやすい。 また、街の中心地から離れているほうがゾンビが少なかったり、木々に囲まれていないほうが不意打ちを防ぎやすいと言える。 こういったポイントを抑えて建物の位置を覚えておけば次の人生での生活拠点作りに役に立つだろう。 詳しい拠点の作り方は後述。 ゾンビの特徴を覚えよう! 長生きする為には敵を知ることも大切。ゾンビの特徴を知り対処方法を学んでいこう。 視力 ゾンビたちは非常に視力がよく、一度見つかるとたとえ画面外に逃げたとしても執念深く追いかけてくる性質を持つ。 また、窓から漏れる光にも反応するため、カーテンやバリケードで遮っておきたい。 聴力 音にも非常に敏感で、戦闘音だけでなく、ドアの開閉音や歩く音などの生活音にさえ反応し、それを確認しようと集まってくる。 特に「ショットガンの銃声」「車」「小型発電機の駆動音」「住宅などの防犯アラーム」「イベントのヘリコプター」は広範囲のゾンビを集める。 群れる ゾンビたちは1~5体程度の小集団で群れている事が多く、その小グループが距離を置きながら点在するように移動する。 その為「ゾンビ集団から逃げた先に別のグループが居る」の繰り返しでスタミナを消耗し、逃げ切れなくなるのが初心者あるあるだろう。 隠れる ゾンビは室内やトイレ、更衣室など個室に隠れている事が多い。これらのゾンビは物音に反応しない事が多く、うっかり噛まれる原因となる。 ゾンビへの対処方法 ゾンビから逃げるのか、倒すのか、自分の状態や周りの状況で判断していこう。 ゾンビから逃げるコツ このゲームのゾンビは執念深く追いかけてくるため、「視線」や「騒音」のシステムを把握しておかないと逃げ切ることは難しい。 そこでいくつか大事なポイントを紹介するので参考にして欲しい。 また、ゲームモード「カスタムサンドボックス」でゾンビの歩くスピード遅くしたり、聴覚や記憶力を悪くすると難易度を下げることが出来る。 視線を切る 最も大事なことの一つ。前述の通り真っ直ぐ逃げるだけでは相当距離を空けても追いかけてくるため、住宅の中や曲がり角、樹木を使って視線を切ることが大切。 視線を切った場合でもある程度「そこに居るだろう」と判断し追いかけてくる「記憶力」を持っている為、更に視線を切って移動していこう。 室内に居る場合でもドアや窓から姿を見られることもあるため、カーテンを閉めたり家具を移動させ視線を遮ってしまうのも手。 視線を切ったあと、忍び足(しゃがみ移動)を使う しゃがみ移動することで移動音などを抑えることが出来る。しゃがみながら走ることも出来る。 視線を切ったあと、更にもう一度視線を切りしゃがみ移動を行えば大抵の場合は逃げ切れるだろう。 ただし忍び足も無音ではないので過信は禁物。 高いフェンスを使う ゾンビは高いフェンスを乗り越えることが出来ないので非常に有効な手段。その場合ゾンビたちは迂回しようと移動していくため、その間に離れてしまおう。 ただし「乗り越えるために多くのスタミナを使う」「所持品が重すぎたり疲れていると乗り越えに失敗して落下してしまう」といった注意点もある。 また視線の通らない木の板壁の場合、乗り越えた先にゾンビが居る可能性があるので十分注意しよう。 わざと1箇所に集める ゾンビの群れは間隔を開けて複数の小集団が集まっていることが多く、一つの集団から逃げても別の集団と出くわすしてしまい逃げ切るのに苦労してしまうだろう。 その為、Qキーで叫んだり後述のアラームで近くの群れをわざと集め、1箇所に纏めてから一気に逃げてしまうというのも非常に有効な手段となる。 時計のアラームを使う 時計の目覚ましを時間差で鳴るようにセットして物陰に捨てたり設置しておくことで、ゾンビの音に集まってくる習性を利用しそちらに引き付けることが出来る。 ゾンビに見られている場合は効果がほとんど期待できないので、一度視線を切ってから物陰に仕掛けておくといいだろう。 ゾンビを倒すコツ 1体1や少数相手ならば逃げるより倒してしまったほうが早い。ただ、戦闘音でもゾンビは集まってくるので、自身の状態や武器の有無で引き際はよく考えておこう。 ゲームモード「カスタムサンドボックス」では、攻撃が複数ヒットする「マルチヒット」や、最初からバットを持っている「スターターパック」が有効。 SPACEキーのプッシュを使う 武器を持っていない場合でもSPACEキーでゾンビをプッシュし転ばせることが可能なので「頭付近」を踏みつけて倒してしまおう。 プッシュは非常に素早く当てることが可能なので、近接攻撃を空振ってしまった場合やその硬直のフォローにも役に立つ。 特に至近距離に接近されてしまった場合、焦って逃げようと下手にゾンビに背を向けてしまうと攻撃を受けやすいので、諦めずにプッシュしたほうが身を守れる可能性が高い。 転倒中を狙う ゾンビを攻撃するとノックダウン(転倒)させることがあり、頭付近を攻撃することで大ダメージを与えるチャンスとなる。 武器で殴っても良いが、安全なら近寄ってSPACEキー「踏み潰す」ことで武器の耐久値を節約することも可能。 転倒したゾンビはすぐに起き上がってくるが、転倒中1回でもダメージを受けると長い間寝たままになるので、倒しきれなくても分断するチャンスになる。 低いフェンスや窓を使い転倒させる ゾンビは低いフェンスを乗り越える際や窓から出入りする際、体勢を崩して倒れ込むように移動する。 この時ゾンビたちは立ち上がるまで「転倒中」の判定になっているので、頭を狙って大ダメージを与えるチャンスとなっている。 ただし、プレイヤーが正面の近くにいると這いずったまま移動し、足を攻撃されたり転倒させられる危険性があるので注意しよう。 (乗り越えて倒れた瞬間に、横から頭を狙える位置がベスト) ゾンビの大群を倒す手段 住宅地やショッピングモールなど、人の集まる場所には多くのゾンビが潜んでいる。 それらを1体1体倒していくには非常に手間と時間がかかってしまうので、大量のゾンビと戦うための手段をいくつか紹介する。 ショットガン(詳しくは銃についても参照。) 複数のゾンビを纏めて攻撃可能な心強い武器。大きな騒音で自然とゾンビが集まってくるのでそのまま殲滅してしまおう。 残弾数と背後からの奇襲には常に警戒しておこう。 ゾンビを燃やす 火炎瓶やキャンプファイヤーキットで作れる焚き火、ゾンビの死体にガソリンとマッチ等で火を付けて出来る野焼きの炎の中を通過させることでゾンビを炎上させることが出来る。 一度火が付けば死ぬまで燃え続け次々と他のゾンビに引火していくため、大量のゾンビ相手に対し非常に強力な攻撃手段となっている。 ただしゾンビの炎はプレイヤーにも引火するので接近されると非常に危険。火がついてしまうと致命傷になりやすく、助かっても火傷という重症を負ってしまう。 また、建築物や植物に引火して焼け野原になり物資が全滅してしまう危険性もあるので、屋内での使用も厳禁、ゾンビの誘導にはくれぐれも注意しよう。 (大量のゾンビを燃やすとPCにも物凄く負担が掛かってしまう点も考慮が必要。) 車両で轢き殺す クラクションやサイレンで多数のゾンビを集め、纏めて轢き殺すのも非常に有効な手段の一つ。 ただし、ダメージを受けすぎてエンジンが故障し動かなくなってしまったり、ゾンビに囲まれすぎて身動きが取れなくなると死に繋がってしまう。 逃げる用の車を用意したり、車のダメージを見極め引き際を間違えないようにしよう。 エンジンパワーの低い普通車や6人乗りワゴン、特性サンデードライバーを取っている場合は加速力が弱く、ゾンビに引っかかりやすいので特に注意。 直進よりも横入れっぱなしでぐるぐるアタックしたり、shift+Wでローギアに固定したほうが減速しにくいので活用しよう。 また、前進だけでなくバックも使い、できるだけダメージを分散させエンジンが壊れないように注意したい。 一日目~武器と食料の確保 まずは家の中の冷蔵庫から三日分の食料を確保しよう。 いつでも家に戻れると思ってはいけない。 はじまりの家は思い入れもあるだろう。しかし、そこはもう安全な場所ではないのだ。 あなたは、より安全な場所を見つけなくてはいけない。 レモンひとつが生死を分ける時もある。 携帯できる食料は常に持っておく事だ。 食料は果物がおすすめ。なにしろ腐りやすい。腐らない缶詰やジャーキーは、最後まで取っておくのが利口。 では、武器になるものを探そう。 斧やバットが理想だが、そうそうない。 包丁や、バターナイフや、フォークでもいい。 引きつけて使えば、ゾンビを一撃で葬り去る。 フォークも10本あれば10体のゾンビを倒す武器と考えれば なかなか頼りになるものだ。 探索で比較的手に入りやすい武器は フライパン、ハンマー、麺棒である。 どれも耐久値がそこそこあって威力もある。 まずはこの武器を見つける事を目標としよう。 家から出る前にセーターは脱いでおいたほうが賢明だ。 一週間生き延びる~過疎地を目指せ ゾンビは生前の習性で賑やかな場所に集まる。 メインストリートは危険地帯なのだ。 家から外に出て、近くにゾンビがいなければ、周辺の家を探索しよう。 だが、時に初めから大量のゾンビに囲まれている事もある。 その場合、戦闘は避け、ゾンビの少ないエリアを探したほうがいい。 一方向に進んでゾンビが多くなってると感じたら、 すぐに逆方向に引き返そう。 寝ずに三日歩き回れば、ゾンビ過疎地が見つかるはずだ。 体力を温存していれば、家の中にゾンビがいても対処できる。 これでしばらくは… (そのしばらくは1日かもしれないし、一週間であるかもしれない) 次の準備ができるだろう。 再び食料を集め、武器を集め、装備を充実させていこう。 スクールバッグ~大型バッグ 背負えるバッグは大変有効だ。見つけたら背中に背負う事をおすすめする。 サブ装備は武器の持ち替えに使用するのが賢明である。(バット+包丁など) 容量は大きいほうがいい。予備の武器が5つも集まればいよいよ拠点を作ることができる。 一ヶ月生存するには~拠点を作る 今まで逃げの一手だった生活が、ここでいよいよ逆襲に転じる事となる。 集めた武器を使ってゾンビ共を駆逐しよう。 そこがあなたの拠点になるのだ。 拠点に向いているのは 見晴らしがよく、窓が少ない物件である。 緊急脱出を考えると一方を敵にふさがれても真逆の避難路が確保できるものがよい。 理想は二階建ての家。二階の窓にロープを垂らしてしまいたいところだが 二階建ての家の周辺もゾンビが多く、最初の拠点としては無理をする事になるだろう。 拠点の基本はバリケードである。 金槌、釘、木の板。 これらがあれば一応バリケードは作れる。 木を切る道具は斧やノコギリがあるが、序盤でそこまで揃うものではない。 バリケードの板はドアを壊して作るといい。 ゾンビの扱いに慣れてきたなら、わざと捨て家を襲撃させてしまう手もある。 バリケード一枚でも一晩なら耐えてくれる。 面倒でも就寝部屋にはバリケードを打ち付けよう。 ヘリコプターの騒音や銃声が聞こえたら 逃げよう。 拠点を守る意味でも拠点と違う方向に向かう事で、音に集まるゾンビを誘導する事ができる。 ゾンビは群れを作る習性がある。 集団大移動されると怖いが、そのきっかけは大概「音」である。 群れができた分、また違う場所が過疎になっている。 そこをまた拠点としていくのだ。 ここまで生き残れたら、大工スキルも上がっている事だろう。 三ヶ月生き抜くために~電気、水道が止まったら 電気の利便は夜の屋内の明るさと、オーブンや冷蔵庫の可動である。 しかし、いずれは止まってしまう。 だが発電機の存在を忘れてはいけない。こいつは便利だ。電気が切れてもガソリンで動く最強の代物だ。 動かせるスキルか本を読んで、ガソリンを入れ、起動すれば問題解決だ! 死活問題はむしろ水である。 水道が止まる前に「雨樽」を作っておきたい。 雨水を煮沸消毒する「焚き木セット」も準備しておこう。 ヤカンや調理鍋に雨水や川の水を汲んで焚火で煮沸すれば飲み水になる。 ここまで生き延びて来たあなたなら 拠点の数もそれなりに増えているはずだ。 メイン拠点に雨樽を作り、そこに土地の余裕があれば 農耕を始めて、自給自足の土台を作ってしまおう。 水と農地をぐるりと囲む壁も重要だ。 あなたはいずれ死ぬ ここまで生きてきたあなたは気づいてしまうだろう。 この世界でたった一人、孤独に生きていく事の辛さに。 決して脱出する事が出来ないことに。 だが、非常に厳しい条件ではあるが 生き抜くことは、可能な世界である。 願わくば、より多くの冬を越えるサバイバーであってほしい。 最後の一瞬まで生き抜いてほしい。 やってはいけない何ヶ条 銃は使うな ツキが落ちるぞ 武器は連打するな ヒット&バックが基本だ 倒れている敵の上を歩くな 這いずりにやられるぞ 森に突っ込むと帰れなくなるぞ オーブンから目を離すな 家がフェスティバルになるぞ 夜は探索するな モールは無闇に徘徊するな ビルド32からゾンビの駆逐が難しくなった。 しかし、意図的にゾンビを集める事でセーフゾーンを作ることは可能である。 線路脇にある壊れない壁を利用して、壁向こうにゾンビを誘導する。 エリアのゾンビの出現上限が決まっているためワープされない限りは安全である。 アラーム、拳銃、を駆使してゾンビを誘導するのだが、以外に難しい。 逃げ場がなくなり誘導中に囲まれることもあるだろう。 しかし、危険を犯しても安全地帯が作れるメリットに見合ったチャレンジと言える。 この封じ込め方法は、あくまでゾンビの集団を壊れない壁に封じ込めることで有効となる手段。 この状態を作った後に遠く離れた場所に拠点を作ると、ゾンビはそこにワープしてくるので 注意が必要だ。あくまで町の中に拠点を作ることに特化した仕様である事を覚えておこう。 やってみて損はない何カ条 modを入れてみよう 世界が変わります。 ライトを付けて夜の散歩をしよう 車を使ってゾンビを轢け!
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生き残るということ 依頼主 :フ・マージャ二等甲兵(外地ラノシア X19-Y16) 受注条件:レベル47~ 概要 :キャンプ・オーバールックのフ・マージャ二等甲兵は、沈痛な表情をしている。 フ・マージャ二等甲兵 「アタシらを、最狂部隊なんて呼ぶヤツもいるけどさ。 そんな名声の陰で、死んでいく仲間が何人もいるんだ。 今だって帰ってこない新人が4人もいるんだよ・・・・・・。 アンタ、もし仲間を・・・・・・その遺体を見つけたら、 「紅燕の首飾り」を回収してくれないかい。 せめて、きちんと家族に伝えてやらなくちゃね・・・・・・。」 フ・マージャ二等甲兵に紅燕の首飾りを渡す フ・マージャ二等甲兵 「ああ、アンタか。 アタシの仲間はみつかったかい・・・・・・?」 (紅燕の首飾りを渡す) フ・マージャ二等甲兵 「・・・・・・ありがとう。 そうか、やっぱり全滅したのかい・・・・・・。 グスッ・・・・・・悪いな・・・・・・ちゃんと弔ってやれなくてさ。 いけね・・・・・・泣いてる暇なんかなかったよ。 仲間の分まで、アタシらが戦って生き延びなくちゃな。 ・・・・・・それが、生き残った者の使命だと思っているさ。」 紅燕の首飾り:燕紋の入った紅燕陸戦隊の認識票
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生き残るコツ ゾンビを増やさない為にも死なないように行動しましょう。 なるべく団体行動をする 団体行動は非常に重要です。映画でも1人で行動する人がよく死にます…。 仲間と交信しよう! 敵の位置を知らせることで全体的な生存率も上がります。文字チャットだとやはり時間がかかるのでヘッドセット推奨。声を出すのが嫌な方もいるでしょうが、何かと便利です。 VCできない、文字チャット打つ暇が無い・・・そんな時は行動で示しましょう。例えばゾンビが近付いてきていたらハンドガンをその方に2.3発撃って警告を発する、など。 武器を大量に持ち歩かない 移動が遅くなりますし、他の人の分も残しておきましょう。 所持している弾薬の数も移動速度に影響します。 後ろに注意 背後は常に警戒しましょう。油断してると背後から餌食に・・・これも映画でよくあります。 このゲームでは一部を除き足音がありません。目で索敵するクセをつけましょう。 ゾンビの頭を狙う ヘッドショットは通常ヒットの3倍のダメージになります。弾薬の節約にもなります。 あまりFPS慣れしていないのに無理に頭を狙って何発も体にすら当たらない、というようでは確実に体を狙った方がいいかも。練習あるのみ。 リボルバーのHSは通常ゾンビを一撃で倒せます。このゲームにとってスナイパーライフルの代用に近い存在です。HSしか狙わないつもりで使い、自信が無ければ使うのはやめておきましょう。 ウイルス感染した場合 白ゾンビ(ボスゾンビ)に攻撃された場合、時間が経つと10%(デフォルト、サーバーにより確率は異なる)の確率で右上のヘルスを表す十字マークが細菌のようなマークに変わります。そうなったらウィルスに感染した証です。感染したらもう助かる手段はありません。数十秒後にいきなりゾンビになります。 発症する前、した後に回復アイテムを取っても感染は防げません。 よって白ゾンビには出来るだけ近づかないようにし、発見したら最優先で倒しましょう。 ヘルスマークが細菌マークに変わっている状態ではサーバーのFF設定に関わらず、サバイバーの攻撃が当たるようになります。 空気感染はしないようで周囲の味方を巻き込んで蔓延するなどという事はありませんが、団体行動している時にいきなりゾンビ化すると一瞬で集団パニックになります。それはそれで面白いかもしれませんが、サバイバーのプレイヤーに嫌われるかも。 感染システムはゲーム開始直後のゾンビ側の数的不利を補うシステムだと思われます。(倒せなくても攻撃を当てさえすればチャンスがあるということ) 重火器を持ってる人について行こう MAPがよく分からないとなかなか武器を手に入れられずピストルのままのことが多いでしょう。そんな時は重火器を持ってる人について行き、弾薬を持ってあげたりピストルで援護したりしてあげよう。ピストルの人だけよりも生存率が上がるでしょう。 重火器を手に入れたら ライフル等の重火器は出現数が限られている貴重な戦力です。強力な武器を手に入れたからと言って勝手気ままにうろうろしていると、その間他の味方は貧弱な武装で戦わざるを得なくなり、結果的にゾンビだらけになってしまいます。重火器を手に入れたらなるべく集団について行って味方のケツを守るようにしてあげましょう。 小屋に立て籠もるタイプの場合、マグナムは2階の屋根や窓から下を見て侵入しようとするゾンビをHS。ライフルやショットガンは小屋の中でドアや窓など侵入経路の入り口を警戒。重火器を持ってる人が全員スコア稼ぎの為に外を向いて外のゾンビに遠距離攻撃なんかしていると弾を浪費する上に、侵入された際にあっという間に入られてしまいます。 復活数を削るMAPの場合でも大抵は弾薬が厳しいはずなので、殺しきるのにコストがかかる遠距離攻撃より狭い入り口から侵入するゾンビのHSを狙った方が良いでしょう。 詰む前に早めにパニック Pキーで持っている武器1つ以外の全て(他の武器及び全ての弾薬)を捨てて緊急ダッシュが出来ます。発動させると通常より更に移動速度が上がり、スタミナ全回復&短時間だけスタミナが無限になります。武器弾薬より自分の命。上手く味方と合流できればまた武器を手に入れられるチャンスもあるでしょう。 ハンドガン1丁しかない時にゾンビと遭遇して勝ち目が無いと思ったら、即座に使って味方の助けを請いましょう。一度使うとしばらく使えなくなるので、逃げ切ったと思ったらまた出会ってしまった、というのは最悪の展開です。 バリケードを作るのを手伝おう MAPによってはバリケードをいかに早く構築できるかが重要になります。自分がスコアを稼ぎたいからといって武器弾薬を取りに行ってる間にゾンビに進入されて全滅、なんて事の無いようにしましょう。遠くからバリケードの材料を持ってくる人・入り口に積み上げる人・バリケードを押さえ入り口を警戒する人、に分かれてやると効率的です。 小屋に立て籠もるタイプのMAPでは、開始したらすぐにドアを塞ぎます。その次に窓に棚等の背の高い物を置いて塞ぎます。 TKを誘発する動きをしない 武器がないけどスコアを稼ぎたいからと言って鈍器で殴りに行くと、ゾンビに近づきすぎてるあなたをTKするのを恐れて他の人は援護が出来なくなります。その間に後続のゾンビが来て乱戦状態になってしまうと一気に押し込まれる事もあります。また殴り倒したとしても、相手が白ゾンビだと感染させられている事もあります。殴りに行くのは最後の手段にしましょう。バリケード越しに叩くのは安全なのでOK。 狭い入り口で待ち伏せしている時は、入り口に皆の銃口が向いています。入り口付近でウロウロしていると非常に邪魔になるのでやめましょう。バリケードの修復をする場合は押しながら入り口の先をよく見て早めに逃げましょう。 ゾンビを挟み撃ちにしようとすると、お互いに同士撃ちする事になります。その様な位置取りになってしまったら速やかに同士撃ちにならない位置へ移動します。 ショットガンは弾が散らばるので後ろの方から撃っていると味方に当たります。入り口で待ち構える場合は一番前で待ち構えます。 仲間がIEDを置いたら離れてIEDを爆破出来る状態にしてあげましょう。またIEDを置く場合は、味方が有効な位置に居られるように設置しましょう。 陣形を組んで待ち構えよう 前の項で説明したとおり、入り口で待ち構えてる場合は他の人の前に立つのはTKを誘発するのでやめましょう。しかし、適度に入り口から距離を取った上でしゃがんでいれば大丈夫です。自分より前に人が居ない場合はとりあえずしゃがんでおくのが良いでしょう。また段差を上手く利用して前の人に当たらないようにしてみましょう。しゃがんでいても余りに入り口に近いと邪魔になるので注意。 前からショットガン・ライフル・マグナム・ハンドガンの順番で待ち構えると良いでしょう。 ゾンビが一斉に入ってきたら、こちらも一斉に撃つのではなく、それぞれのリロードタイミングがずれるようにずらして撃つと良いでしょう。弾薬の節約にもなります。特にライフルは殺し損ねて迫ってくる複数ゾンビの処理に最適なので出来れば後の方から撃ち始めると良いと思います。
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田中ぷにえちゃんは魔法の国のプリンセス! 修行のために人間界にやってきたのよ♪ そしたらまぁ大変! いきなり織田信長なるうつけが「皆さんには殺し合いをしてもらいます」ってほざいたの。 素敵な学校生活から一転して弱肉強食の世紀末時代に! 超展開の連続にぷにえちゃんは驚くことばかり! でも負けないで!! ガンバレぷにえちゃん!! 生き残って世界を手に入れるのよ!! 【午後5時/東京】 【田中ぷにえ@大魔法峠】 【状態】健康 【装備】プリンセス・ロッド 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:この世は弱肉強食!何としても生き残る 2:あわよくば信長を倒して世界を手に入れる 3:襲い掛かってくる不届き者は肉体言語にて語るまで
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autolink PT/W07-081 カード名:生き残る才能ツヴァイ カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:7500 ソウル:2 特徴:《武器》? 【自】[②]このカードがアタックした時、クライマックス置き場に「長い夢」があるなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、手札に戻す。 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) この手で人を殺し、この手で物を食べる…… どっちも同じことなんだ。そうやって僕は生きてる…… レアリティ:R illust.初出 ニュータイプ2009年4月号 クライマックスシナジーで1点回復しつつ手札のアドバンテージを取れる強力なアタッカー。 回復と見るには多少コストが重く、回収するカードも選べないものの、 Phantomには自身をクロックに飛ばすカードが多いので、それと併用すれば使いまわしが可能。 また、青のお家芸の回復でクロックトップを調整する手段も考えられるだろう。 単純に自身の手札アンコールコストの調達と割り切ってしまってもよい。 特徴も武器でパワーも手札アンコール持ちの割には悪くなく、総じて優秀な1枚。 ・対応クライマックス カード名 トリガー 長い夢 2 ・関連ページ 「ツヴァイ」?
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地球が生き残るための条件 地球が生き残るための条件 著:ウォルフガング ザックス (著), マンフレート リンツ (著), ラインハルト ロスケ (著), ヴッパタール研究所 (編集), Wolfgang Sachs (原著), Umwelt,Energie Wuppertal Instituts f¨ur Klima (原著), Manfred Linz (原著), Reinhard Loske (原著), 佐々木 建 (翻訳), 小林 誠 (翻訳), 佐藤 誠 (翻訳) 温暖化は嘘(笑)とか言ってるニートは冷静に考えるべきだよね
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未来に生き残るための戦略 死後に冷凍保存をするために貯金することは大切ですが、解凍するにあたての資金を集めることも重要です。 また、クライオ二クスは、現在は500万円ほどでできますが、今後、様々なサービスが登場すると予測できます。将来、20年後、30年後に自分がクライオ二クスする頃には、サービスの種類も豊富でしょう。その時のために今から資金を備えておいて間違いないです。 また、解凍してくれる人と繋がっておくことも重要です。例えば、70歳のおじいちゃんが、30歳の若者と繋がっていれば、当然、解凍してくれます。年齢を離れた繋がりを作ることは重要です。何が、どんなものが可能性を上げるのか慎重に判断することが大切です。 クライオニクスは『遅い』『多い』という二つの言葉が鍵になって来ます。まず、自分が死ぬのが遅い方が、その時代のより新しい技術で保存ができるということです。 例えば、今死にますと、保存技術は完璧でありません。その技術で保存されるのです。しかし、10年後に死ねば、かなり高度な技術で保存ができて、解凍する際にスムーズにできるでしょう。解凍するのも、30年後よりは100年後の方が新しい技術が活用できるので、より良い状態で復元することができます。しかし、200年後、300年後となると、もう訳が分からなくなっているので、ほど良く適切な時期が良いしょう。 多いというのは、準備できた資金です。保存するお金、解凍するための資金が必要で、多ければ多いほど、有利になってきます。可能性が高くなるでしょう。使える技術に選択肢が増えるからです。 この時代、バブルの頃とは違い、大変厳しい時代です。年金も貰えるか分かりません。ローンでマイホームを建てたからと言って完済できるかも不明な時代です。家を建てたが、ベンツを買ったから一文無しになり、クライオニクスするための資金が足りなかった…そのような事態を避けるために、将来設計を立てる必要があります。 また、社会は俺は死にたくない、クライオニクスしたい、未来に生きたい!という人向けには作られていません。工場のベルトコンベアのように流れていきます。私たちは、人間社会のエスカレータを逆に走り出します。 このことを踏まえ、今から綿密な計画を立てる必要があります。管理人は計画作りをサポートしています。