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【漆黒の翼】(非公認) 最終更新日:2011/6/5 基本情報 ギルド名:漆黒の翼 ギルドレベル:? ギルドホール: ? ギルドマスター:? 在籍人数:? GV:? 参加人数:? 参加平均LV: 活動時間: ? 不足職:? 紋章:? 改良:? 石像:? 募集: ? 連絡先:? その他:? 一言:? SS なし 在籍有名人 なし
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漆黒の翼 説明 伝説の鳥が持つといわれる 伝説の翼。 淡い黒が伝説の鳥だと言うことを 感じさせる。
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漆黒の翼 EXルーミア EXルーミア 呪力3 リーダー このサポートは、属性に『EX』が含まれているリーダーにのみ配置できる。 [戦闘フェイズ]常時 このサポートが配置されたリーダーは「回避+2」を得る。 [戦闘フェイズ]呪力1 フェイズ終了時まで、スペル1枚は「攻撃ー2」「迎撃ー2」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能)
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漆黒の翼(しっこくのつばさ) 概要 デスティニー以降の作品に頻繁に登場する組織。基本は男2人、女1人の三人組である。 登場作品 + 目次 デスティニー(PS版) デスティニー(PS2版) ヴェスペリア ヴェスペリア 断罪者の系譜 ネタ 関連リンク関連項目 被リンクページ デスティニー(PS版) グリッド、ミリー、ジョンで構成されるレンズハンターの三人組。スタン達の道中に様々な形で姿を現わす。 ▲ デスティニー(PS2版) グリッド、ミリー、ジョンで構成されるレンズハンターの三人組。 ▲ ヴェスペリア 盗賊ギルド。スキットなどで名前が出てくるのみ。 ▲ ヴェスペリア 断罪者の系譜 元々は単独で帝国貴族からの盗みをしていた義賊で、その正体はハンクスの妻のジリ。ギルドとしての漆黒の翼は、彼女の活躍に影響を受けて出来たもの。 ▲ ネタ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ サブイベント:漆黒の翼 地名・地形:バルカ収容所 設定:さ行 設定:アライズ 設定:デスティニー 設定:ヴェスペリア 設定:紅の鴉 ▲
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えー サドンアタック内のクラン「黒き漆黒の翼」のホームページです。 黒き漆黒の翼は当初ささやきがめんどくさいので作ったクランでしたが、 さすがに野良に飽きクラン戦したいなということで活動し始めました。 今はメンバーが少ないのでだれでも入ってもらっておkです。 是非入ってやってください。 もちろんサブでもいいです。 でも2.3週間音沙汰がないと除名しますのでご了承ください。 Ventriloを使用しますのでマイクを持ってるといいです
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漆黒の翼(しっこくのつばさ) リバースにおけるメンバーはギンナル(声優:浜田賢二)、ドルンブ(増岡太郎)、ユシア(前田このみ)の三人。漆黒の翼はシリーズ通して男2人、女1人の三人構成というのはお約束のようだ。なりダンX・D・E・D2・コモンズの漆黒の翼は「グリッド&ジョン&ミリー」の三人、Aでは「ノワール&ウルシー&ヨーク」の三人、Gでは「ジョー&アーネ&カージ」の三人。TOX・HRにも登場するが名前は出てこない。Xでは漆黒の羽を集めるとアイテムと交換してくれる。HRではメンバーの素性や名前、漆黒の翼の名前の由来などはすべてトップシークレットという、隠れ島の謎の鍛冶屋で、会えるのはゲームクリア後。TOZに至ってはウェストロンホルドの裂け谷にいる行商人が「漆黒の羽」であると、非常に地味な上に漆黒の翼ですらなくなった。同業他社となる「セキレイの羽」のアン・フィルに一目惚れし、屋号も「恋する武具屋・漆黒の羽」に変えるなど熱い行動力を見せるも、見事に玉砕する...。 アイフリード同様、テイルズでよく出てくるおなじみの名前。ただし後述の通り、メンバーは同名でも別人である。 リバースにて、今までのシリーズではサブキャラだったのから、ストーリーにかかわるキャラとなった。ちなみに漆黒の翼の歴史はDで初出、EやD2・GとXではサブイベント、Lではワルター(「デルクェス」は「漆黒の翼」という意味)、Aでも本編に関わる、V・なりダンXでは会話で名前だけ登場(盗賊ギルド)…といった扱いである。リンクでの漆黒の翼はドミオ、ギッツ、ネイティの3人でLP変換用のオリジナルキャラクター。なお、彼らの正体は、台詞は往年の作品のパロディだらけ、突然メタル化するなど一言では表せないほど複雑怪奇な事情に満ちていて、分かっているのは、彼らは時空を越えて活動しているという事だけ。 リメDの漆黒の翼「最近似たようなのが多いらしいがあくまで元祖は俺達だからな!」 D2の現代の漆黒の翼は二代目。この時代の漆黒の翼はへっぽこだが、天地戦争時代の漆黒の翼はエリート三人組である。しかしTOG、TOXではサブイベントのみのキャラに戻ってしまった。名前だけ登場するVとなりダンXよりはマシ…か?Vではボイスノベル「断罪者の系譜」にて活躍する。元々は単独で行動していた義賊の名であり、それに憧れた3人の人間が盗賊ギルド「漆黒の翼」を結成した。 TOARISEでは久々に、四方の風集う谷ミハグサールの抵抗組織として〈漆黒の翼〉が登場する。なんと劇中アニメパートまで与えられている大活躍。……その顛末は凄まじいものだが。ダナに伝わる昔話で「黒いフクロウを連れた勇者が悪い王を退治する」という同名の童話があり、それに肖ったものと思われる。実際、〈漆黒の翼〉指導者のデダイムも、黒いダナフクロウを大切にしていた様子。 情報屋ヨッツァによれば、一応ギンナルは「声のフォルス」(号令係にピッタリなよく通る声)、ドルンブは「力のフォルス」(ただの力持ち?)、ユシアは「雷のフォルス」(ヒルダよりは未熟)の持ち主らしい。一・二回目の戦闘ではヴェイグ一人でも楽々倒せるが、サレによって洗脳された三回目の戦闘では嘘みたいな強さでパーティの前に立ちはだかる。性格的に間が抜けてるだけで、潜在能力はかなり高いようだ。特にユシアは一・二回目の戦闘では「サンダースピア」だけだが、三回目では「エイミングヒート」と「ブラッディクロス」が使える。3人の中ではおそらく一番のフォルス実力者。因みに暴走時のギンナルはリバースに登場する全敵の中でも最高のレベルを誇っている。という事はサレは勿論、あのミルハウストよりも高い。 ラスボスよりも高いレベル、王国軍将軍よりも高い数値の暴走ギンナル、高い攻撃力での突進がうざいドルンブ、術が異常に強い暴走ユシア…こいつらシリーズで一番強い漆黒の翼じゃね? 自称王の盾のエリートでラルレン大橋でクレアを追いかけるヴェイグ達を待ち受けていたがヴェイグ一人にボロ負けしてしまった。その後何度も登場し、登山洞でアニーに怪我の治療を受けた事から恩を返すといってバルカ収容所に閉じ込められたヴェイグ達を救出してくれて、時間がないから急いだほうがいいと本当にカッコよく決めていく。この時のティトレイの一言「か…カッコイイじゃねぇか!!」 なお、リバースでは出会う度に「漆黒の牙」「漆黒の爪」「漆黒の鍵」などとグループ名を変えていき、最終的に漆黒の翼に落ち着く。 何気に三回も戦う事になるが別にアナゴ族ではない。当初はライン移動すらしないチュートリアル扱いだったが、三回目は異常に強い。 リバースでは乳揺れする女の敵キャラが少ないので、ユシアは貴重な乳揺れする敵キャラだったりする。 夢のフォルスでのウザさは異常 アナザーエデン 時空を超える猫のテイルズコラボでは漆黒の翼として新キャラ「グレア ミューティ トロング」が登場。 + 各シリーズでの漆黒の翼の通り名 D…おおぐらいのジョン、疾風のミリー、音速の貴公子グリッド E…黒豹のジョン、黒バラのミリー、黒竜王グリッド (黒マンボウのリッド) R…闇を切り裂くサーベルタイガー・ギンナル、闇に地響きナウマンゾウ・ドルンブ、闇夜に羽ばたく吸血コウモリ・ユシア コモンズ…泣く子も黙る孤高の虎・グリッド、紅一点の可憐なる舞姫・ミリー、和の心がモットー・ジョン アナデン…勇猛なる豪剣ハンター・トロング、魅惑の麗剣ハンター・ミューティ、稀代の宝剣ハンター・グレア
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漆黒の翼・グリッド 「よしユアン!!あの二人を迎えに行くぞ!!」 そう声高に叫んだのはグリッドだった。 「大声を出すな。敵がいたらどうするんだ」 隠れるのに丁度よい大木の下に箒からグリッドを下ろしてユアンは言った。 「今は隠れていた方が得策だ。何処にマーダーが潜んでいるかわからないからな」 その言葉にグリッドはじだんだを踏み、まくし立てる。 「何を言う!だからこそだ」 「だから大声を出すな、じだんだするな、とりあえず落ち着くんだ」 ユアンはふう、と溜め息を吐き、さらに確実に身を隠せそうな場所に草木を掻き分けながら移動する。 そもそもなんで自分はこんな奴とつるんでいるんだ。これまで適当にペースに巻き込まれてきたが、どう考えても足手まといにしかならない。 あの大男に対する作戦も四人が最良の方法で生き延びる為のものだったし(自分の体力をセーブするためのものでもあったが)、何故私がこいつらのお守りをしてやらねばいけないのだ。 ユアンの心中には不満の渦が少しずつ巻いていった。 「……お前、何か勘違いしていないか?」 ユアンはグリッドを静かに睨んだ。 「な…なんだ。」 グリッドが今まで見せなかったユアンの冷たい目線にうろたえる。 ユアンは元々は残酷な人間だった。 目的の為ならどんなことをしても厭わないし(現に彼は元の世界ではレネゲードの長を務め、罪のない神子を何人も虐殺してきた)、その目的を遂行する為の力も知能も有していた。 彼は静かに言う。 「あの二人の事など放っておけ。殺されてもこの状況だ。仕方ない」 「な…、何を!!」 思わぬユアンの言葉にグリッドは驚嘆した。しかし黙り、ニヤリと笑う。 「は、ははーん、わかったぞ。ユアン、お前あの二人のどちらかに気があるな。それであえてピンチな目に遭わせて助けて、好感度アップという姑息な手を…」 「私の発言のどこをどう取ればそういう解釈になるんだ」 グリッドは、うっ、と言葉に詰まった。そもそもユアンのあまりの言葉に対して空気を保とうとして出た詭弁だったからだ。 「いいか」 ユアンはグリッドを真っ直ぐに見つめ、口を開く。 「お前達がどうなろうと私には関係ない。むしろ邪魔だ。こんなゲームの最中にこんな風に馬鹿共とつるんで、何を考えているんだ。」 レネゲード最高幹部、ユアン。 言ってみれば彼もまた、最もマーダーに近い男だった。 「これはお遊びじゃないんだ、尤も貴様の様な生ぬるい環境で育った者には分からないだろうがな」 ユアンはグリッドに近寄った。眼に宿る暗い眼光は変わらず、逸らすこともなく見据えたまま。 見たこともないユアンのその様子にグリッドは僅かに脚が震え出す。 「賭けてもいい。どちらにせよお前らの様な奴らはこのゲームで無様に死ぬ。今もきっとこの会場の何処かで誰かが誰かを殺している。 お前らは運が良くたまたまその状況に陥らなかったに過ぎない。」 グリッドはじわり、と冷や汗をかいた。 その緊張感はあの大男が襲撃に来たときの比ではなかった。 そしてやっとの思いで絞り出す様に反論する。 「な、何だユアン!!だったらそれこそ四人力を合わせて生き延びればいい!!」 「本当にとんでもない馬鹿だな」 ユアンはグリッドの顔の前に手をかざした。 「私の言っている意味が分からないか? 今までは敵の襲撃もあってうやむやになって四人でつるんではいたが、私は馴れ合いはごめんだ。 つまり私はマーダーとなるには躊躇しない。 ―――今すぐに、この場でお前を殺すことも出来るということだ」 その手にパチパチ、と電光が宿った。 ユアンの表情は極めて冷静沈着であり、その様子は元々殺しに慣れた者であると素人のグリッドにも分かった。 明らかに自分に向けられた殺意。 ユアンは表情にこそ出さないが、内心イライラしていた。 今まで自分はこんな奴に情がほだされていたのだろうか。 笑い話だ。 どう考えても非効率的だ。 とっとと始末して、一刻も早くマーテルを見つけねば。マーテルはこんなことは喜ばないだろうが、状況が状況だ。 こんな奴でもこんな会場にいる以上、マーダーにでもなるかもしれない。 何より何故かこいつが釈に障った。 グリッドの緊張は沸点に達し、見てわかるまでにどうしようもなく脚が震えている。 喉がカラカラと乾き、唾を飲もうと嚥下させるにもただ口の奥が痛い。 心臓は本当に胸を突き破りそうだ。 それでも。 「フ、フフフ…」 グリッドは笑った。 「この場に及んでも強がりか?」 「聞いて、呆れるな、ユアンよ!」 グリッドは反論した。 しかし威勢の良い言葉とは裏腹に、声はこの上なく震え、口は死にかけの金魚のようにかぷかぷしている。 しかし、その言葉は、固く一言一言確実に紡ぎ出されたものだった。 「お前はなんと言おうとも我が漆黒の翼の一員だ!!お前がそれを了承したのだからな!」 ユアンは眉をしかめた。 「まだそんな事言うのか。いい加減に―――」 「聞け!!!!」 グリッドはユアンに気圧されまいと――いや、気迫では完全に負けてはいたが――ユアンの言葉を遮る。 「我ら四人はこのグリッド率いる漆黒の翼だ!!! 俺は漆黒の翼のリーダーとしてお前らを悪の手から守る義務がある!!!」 グリッドは拳を握りしめた。 震えるな。 震えるな。 今にも叫んで逃走しそうだ。 体は熱くなるのに胸はこれでもかと恐怖に凍えている。 自分の中で死という文字が揺らめく。 負けるな。 負けるな。 負けるな!!! グリッドは強くユアンを睨んだ。 そして鬱蒼とした森の中、グリッドの掠れた声がしかし高らかに響く。 「お前が悪の道に引きずられてゆくのを止めるのもリーダーとしての務めだ!! 仲間を守る事も出来ずにどうしてリーダーが出来よう!!! 俺は漆黒の翼を守る!!!! たとえユアン!!お前に殺されてもなっ!!!!!」 グリッドの眼が見開かれた。 握りしめた拳から血が伝っている。 先ほど大男に殴られたばかりで立つのも辛いだろうに。 恐怖で呂律もろくに回ってないじゃないか。 泣いて命乞いをするかと思えば、仲間の心配か。 ふっ、とユアンが笑いを漏らした。 「どうしようもない馬鹿だ」 「な!!何がおかしいのだ!!」 グリッドは急に赤くなり、よたよたと体がよろめく。 「私に殺されたらゲームで生き延びるどころか、二人も助けれないじゃないか」 ユアンは手を下げた。 「あ!!しまった!!!」 グリッドは口を押さえてあたふたとした。 「やっぱり殺すな!!殺すなよ!!俺には使命が――――」 「成程、確かにリーダーだ」 「????」 ユアンのいきなりの態度の豹変ぶりにグリッドは戸惑う。 グリッドを見るその眼は、先程の殺意のこもったものではなかった。 くるりとユアンは踵を返した。 「グリッド、失禁しているぞ」 「お…?ああ!!!」 グリッドの股間はしたたかに濡れ、尿が地面に水たまりを作っていた。 足元が生暖かい。 先程体が熱く感じたのはこのせいだろうか? 「ち、違うぞ違うぞ!!違うんだからな!!ビビって漏らしたわけでも体が熱く感じたのが小便の温度のせいでも…!!」 ぶんぶんと首を横に振る。 「半分ほど言っている事が意味不明だが、わかったからとりあえず脱いで脚拭いてズボン絞れ。後ろ向いていてやる」 「あ、ああ」 いそいそとズボンを脱いで傍目には情けなくお漏らしの処理をしているグリッドを背後に、ユアンは星の見えない夜空を仰いだ。 「仲間か。 トップの資質としても私よりもうわてかもしれないな」 「な、何か言ったか?」 がに股で適当な布で小便を拭くグリッドがユアンに尋ねた。 「………いや。それより早く捌け。 こんな状態で敵に襲撃されたら目も当てれないぞ」 そしてグリッドはズボンを履き、ユアンの背中を見つめた。 振り返らずにユアンは言う。 「仕方ないからもう少しお前達に付き合ってやる。 カトリーヌとプリムラを探しに行くぞ」 グリッドは一瞬きょとんとしたが、すぐに腰に手を当て、仰け反った。 「ははははは!!!!それでこそ漆黒の翼の一員だ!!!改心したかユアンよ!!!」 とんでもないスピードでテンションのチャンネルが変わり、意気揚々としだした彼を無視してかせずかユアンは続ける。 「とりあえず元に来た道を戻るのがいいだろう。あの二人も片方が方向音痴でももう片方が導くかもしれない。 うやむやに歩くよりは町に戻った方が確実だ」 「ああ!!」 グリッドはざくざくと歩きだした。 先程まで恐ろしさに失禁していたのにタフな奴だ。 しかし大男に負わされたダメージまではそうはいかないらしく、やや体がふらついている。 「無理はするな。後に響くぞ」 やや息を切らしながらもグリッドは返した。 「そうはいかん!!我が漆黒の翼の者達が今ピンチかもしれないのだ!」 ユアンは肩を下げた。 「分かったよ。箒を使うのは体力を消耗するから気が進まないが、辛くなったら言ってくれ。 それと先程の演説はなかなかのものだったぞ。臭くて思い出すだけでもこちらが恥ずかしいが」 グリッドは、きっ、とユアンを見る。 「は、恥ずかしいだと!?」 「誉めているんだ。 行くぞ、リーダー。」 ユアンはかすかに微笑んだがグリッドはそれには気づかなかった。 「ああ!ゆくぞ!!大食らいのユアン!!!」 「……その肩書きはいつまで続くんだ?」 【グリッド 生存確認】 所持品:無し 状態:HP半分ほど。チャームボトルの効果はほとんど切れている。 基本行動方針:生き延びる。 第一行動方針:プリムラ、カトリーヌと合流 第二行動方針:漆黒の翼のリーダーとして行動 【ユアン 生存確認】 所持品:占いの本、エナジーブレット、フェアリィリング、ミスティブルーム 状態:ほぼ健康、TPちょっと消費 基本行動方針:仲間と共に脱出。ミクトランを信用していない。 第一行動方針:プリムラ、カトリーヌと合流 第二行動方針:漆黒の翼の一員として行動。仲間捜し。 現在位置:G5の森 前 次
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漆黒の翼(しっこくのつばさ) 概要 PS版デスティニーから登場したサブイベント。 登場作品 + 目次 デスティニー(PS)イベント一覧(TOD)国境の町ジェノス アルメイダの村 ダリルシェイド港 首都カルビオラ シデンの海底洞窟 スノーフリア港 エターニアイベント一覧(TOE)歓喜の町ジイニ 火晶霊の谷 風晶霊の空洞 いざないの密林 王都インフェリア グレイセスイベント一覧(TOG) 関連リンク関連サブイベント ネタ デスティニー(PS) レンズハンター集団、漆黒の翼のサブイベントの一覧。 発生場所 国境の町ジェノス 発生条件 ルーティ救出前に酒場にいるグリッドに話しかける 入手 - + イベント一覧・TOD イベント一覧(TOD) 国境の町ジェノス ルーティ救出前に酒場にいるグリッドに話しかけるとイベントが発生する。 選択肢で「ふーん。それが?」を選ばないと以降のイベントが発生しなくなる。 なお、入団料として3万ガルドを請求されるが、たとえチート等を使っても入団することはできない。 これはクラースの初登場時に受講料に請求してくる前金(SFC版では10万ガルド、PS版以降では2万ガルド)と同じ。 アルメイダの村 ルーティを仲間してから、フィリアを仲間にするまでの間、村長の家に漆黒の翼がいる。 ダリルシェイド港 フィリアを仲間してからカルバレイスに行くまでの間、サブイベントが発生する。 首都カルビオラ トッシューを助けるのサブイベント中、追加でイベントが発生する。 シデンの海底洞窟 奥義の石碑の前にいる漆黒の翼に近づくとイベント。 スノーフリア港 第2部でフィリアが迎えに来た後、ウッドロウを先に迎えに行くとサブイベントが発生する。 イベント後、ジョンがいた位置を調べると100ガルド入手できる。 ▲ エターニア 歓喜の町ジイニの宿屋から発生する漆黒の翼のサブイベント一覧。 発生場所 歓喜の町ジイニ 発生条件 インフェリア帰還後、宿屋に入る 入手 ウルタスだいほん + イベント一覧・TOE イベント一覧(TOE) 歓喜の町ジイニ インフェリア帰還後、宿屋に入ると発生。 以下のイベントはこの遭遇イベントを発生させていないと発生しない。 火晶霊の谷 中盤、火柱が多数あるマップに入ると発生。 風晶霊の空洞 入り口付近の兵士の詰め所に行くと発生。 いざないの密林 5つの石像がある広場に行くと発生。 王都インフェリア 火晶霊の谷、風晶霊の空洞、いざないの密林のイベントを発生させている状態で王立劇場ウルタス・ブイのイベントを最後まで見ると舞台上でウルタスだいほんが手に入る。 ▲ グレイセス グレルサイドから始まるトラベル。No.62。 正式名称は「ヘンな人たち」 宿屋にいるジョーに話しかけると発生する。 以降、各地の町でも漆黒の翼が発生するようになる。 No. 62 発生場所 グレルサイド等 発生条件 宿屋にいるジョーに話しかける 入手 下記参照 + イベント一覧・TOG イベント一覧(TOG) 1.グレルサイドの宿屋 ジョーに話しかけると発生。 ソフィが称号:ヘブンガールを取得する。 2.バロニアの宿屋 ジョーに話しかけると発生。 ハンバーグ×3が手に入る。 3.オル・レイユ ジョー達に話しかけると発生。 マリクが称号:羽根を生やす者を取得する。 4.セイブル・イゾレ ジョー達に話しかけると発生。 ポークカレー×3が手に入る。 5.ユ・リベルテの宿屋 ジョー達に話しかけると発生。 バトルソードが手に入る。 6.闘技島 入るとイベントが発生。 うな重×3が手に入る。 7.ベラニックの宿屋 ジョー達に話しかけると発生。 バトルナイフが手に入る。 8.ザヴェートの宿屋 ジョー達に話しかけると発生。 ヒューバートが称号:先輩弟を取得する。 9.アンマルチアの里 ジョー達に話しかけると発生。 みかんマフラーが手に入る。 10.ラントの領主邸 ジョー達に話しかけると発生。 レクイエムとマーボーカレー×10が手に入る。 ▲ 関連リンク 設定 関連サブイベント 王立劇場ウルタス・ブイ ネタ ▲
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漆黒の翼・ユアン ユアン達が地図上の座標D5の山岳地帯に到着した後に、第三回の放送があった。 今回の禁止エリアには彼らの現在地を直撃するものはなく、また慌しく移動する必要には迫られなかった。 グリッドはまたミクトランがしつこく自分達の居るエリアを狙ってくると思っていたらしく(我々の結束はミクトランにとって脅威に違いない!)、 些か不満げに見えなくもなかったが、ユアンは無視した。 といってもすぐ隣のエリア(E4)が禁止エリアに指定されたので、 移動の際には警戒が必要になった(特にカトリーヌ。迂闊に歩き回ったりしないように)。 そして死者達。 今回の発表は恐らく最も多くの参加者に影響を与えただろうと思われる。 というのも、五十数名からなる参加者の中で全員に名乗りを上げた人物が二人、死んでいた。 すなわちそれはゲーム開始前に殺戮行為をしゲームに乗ることを宣言したあの五聖刃マグニス、 そして島全体に停戦の呼びかけをした少女、ファラ・エルステッド。 この二人が死んでいた。ことにユアンにとってマグニスという男は世界を同じくする同種でもある。 しかしユアンにとっては、二人の死はさほど気にはならなかった。 C3村に行くことを(密かに)希望していたカトリーヌとプリムラは、 ファラの死に結構な動揺を受けた様だったが、結果的にそれでC3村行きの案は完全に絶えてしまった。 内心ユアンは危険な地域に出向く必要がなくなって安堵した。 実際の所、火事と牛と少女の騒ぎでC3行きの話はうやむやになっていたが。 そう、ミミー・ブレッドという少女についても小さな引っ掛かりを感じた。 あの炎上する村で戦った、牛と少女。 少女の名はミミーと言うらしい(名簿でも確認した)が、 あの時自分達は牛(こちらはトーマと言うらしい、どうでもいいが)を縛りつけ、吹っ飛ばした。 距離的に間違いなく牛は禁止エリアから逃れたはずだが(だからこそ牛は生きているのだ)、 どうしてあの少女が死んでしまったのかが不可解だった。 少女は確かに牛を追って行った。ならば禁止エリアのG5からは逃れたはずだ。 なのに彼女は首輪で死んだと主催者は言った。 時間、距離などの状況から考えてG5の禁止エリアに引っかかったとしか思えなかった。 何故彼女はあの場所に舞い戻ったのか、禁止エリアの場所を知らないとはいえ 大切な仲間であろう牛を残して一人村に戻る行為に何の意味があったのか、その真意は到底彼らには分からなかった。 首輪に対する件で、グリッド達は再び主催者への対抗意識を燃やし、三人は山岳地帯の岩陰に座り込んだ。 しかしユアンは一人離れて、山岳部から島を二分する川のほとりに腰掛けていた。 他のメンバーには言わなかったが、ユアンにはもう一つ放送で思うところがあった。 「マーテル・・・」 放送で呼ばれたその名を誰にも聞き取れないくらいの声量で呟き、懐から小さな銀色に光る何かを取り出す。 彼の手の平の上で薄暗くなった陽光を受けて光るそれは、指輪であった。 『YからMへ』と刻まれた、指輪。 それを強く握り締め、ユアンは目を閉じかぶりを振る。 そしてもう一人、赤髪の剣士の姿を思い浮かべる。 かつて共に世界を巡った仲間、頼りになった剣士、クラトス・アウリオンもまた、放送で呼ばれていた。 ユアンの知り、仲間となりうる者達が二人死んだ。 つまりは残すところ、彼の仲間はミトス一人ということになる。 だが、自分と同じくマーテルを誰よりも何よりも大切に想っていた少年が、 その彼女を失った今、果たして平常心を保っているかというと、疑わしかった。 最悪の場合、ミトスがミクトランの甘言に乗せられて殺戮者となっている恐れすらある。 グリッド達と共に行動している今、迂闊に少年と接触するのは危険とすら思えた。 かつての仲間に対し、少々薄情かもしれないが・・・状況が状況だ、仕方あるまい。 つまりは、目下ユアンの行動方針は漆黒の翼と行動し続けるしかなくなったことになる。 はぁ、とため息を付き南に向かって流れる川をみやる。 島の中央を流れる川の、山岳部付近は案外結構な深さで、 大の大人一人が丸々沈んでしまうくらいだった。 とりあえず水分の補給をし、作戦会議を行うことになった。 六時を回り、徐々に闇夜に近付いていく中、これからについて検討する必要があった。 次の拠点について話し合い、また移動して、或いはここに留まって、それから・・・ それから・・・どうする? ユアンの頭に、今まで殆ど考えなかった疑問が浮かび上がる。 自分が守りたかった最愛の人は既に亡くなった。 自分が頼りにしていた友は既に亡くなった。 では残された自分はどうする? ゲームに乗って最後の一人に? 馬鹿げている。第一あの主催者は全く信用ならない。 ・・・ミトスならやりかねんかもしれんが。 もう、この島に自分が会って共に脱出したいと思う者は殆ど居なかった。 ミトス、それにあのクラトスの息子、ロイド・アーヴィング。 知り合いが居ないわけではない。 しかしマーテル亡き今、彼らと合流することがそれほど重大なこととも思えなかった。 言ってしまえば疲れたのだ。 これまではグリッド達と共にどたばたと慌しい事件が続いたので、気を休める余裕も少なかったが、 今こうして座っていると、溜まった疲労が(精神的にも肉体的にも)沸き起こってくるのだ。 (マーテル・・・クラトス・・・私は、これからどうすればいい・・・) 虚ろに視線を漂わせると、眼前に広がる川が揺れて見えた。 悲哀の情から、視界が潤んだのかと思い、慌てて目を強く瞑り、首を左右に振る。 (もしそんな姿をグリッド達に見られたらもう一緒に行動していけないだろう、多分) 改めてもう一度前を見た時、川は揺れていなかった。 その時、背後から声がかかった。 「ユアンさん、そろそろこれからの行動について話し合いをしようとグリッドさんが言ってますけど・・・」 カトリーヌがおずおずと言う。ユアンの雰囲気が平常と違うことに感ずいているのだろうか。 「ん、ああ。今行く」 ゆっくりと立ち上がり、後ろを向く。 すぐ近くにカトリーヌが立っており、その奥、 三~四メートルほどはある灰白色の岩が斜面に無造作に立ち並ぶ横から、グリッドが立っていた。 ついでに向かって右手奥方向に、プリムラが座っている。 「ユアン、何をさぼっているのだ。これから一番重要な我々の今後についての会議を行うのだぞ」 グリッドがリーダーらしい(偉そう、とも言う)声を上げる。 「お前の口は二十四時間閉じることが無いんだな」 カトリーヌがユアンの一歩前に出て、歩き出す。 「どういう意味だ、それは!リーダーたるもの、常にメンバーを纏め上げるのは当然だろうが!」 「てゆうか、二十四時間おしゃべりし続けることぐらいだったらあたしも余裕よ!」 何故か便乗してプリムラも立ち上がり声を上げる。 「グリッドさんもプリムラさんも、微妙にずれてる気がするんですが・・・」 カトリーヌが言う。 ユアンは、彼らと行動を共にするようになって何度目だろう、ため息を付いた。 そうして視界に映る三人を眺めながら、微かに笑んで、更に歩を進めようとした。 その時、背後で水の跳ねる音がした。 淡魚でも跳ねたのだろうか、しかしその音はかなり巨大なものが水に出入りしたような音だった。 妙な胸騒ぎがして、振り向き、見た。 ユアン等が居る場所から南へ十数メートルほどの水辺に佇む、緑色の影を。 人の様にも見えるその影は、巨大な右腕を自分達に向けていた。 ぱらららら、と乾いた金属音が響いた。 「伏せろ!!」 ユアンはそう叫び、咄嗟に一番近くに立っていたカトリーヌの肩を掴むと、強引に岩場の陰に向かって突き飛ばした。 同時に、凄まじい痛みが体の中で跳ねた。 熱を持った弾丸が彼の腹部の、服、皮、肉、骨、内臓を貫通した。 胴体の所々が焼け焦げるように熱を持ち、血が噴き出した。 平衡感覚を失い、ぐらりと世界が揺れた。 その時、悲鳴が聞こえた。 ユアンは激しく揺れる視界の中、プリムラが足を踏み外したかのようにカクンと揺れ、 体が崩れ、前のめりに倒れこむのを見た。その右足から、血が流れ出ていた。 グリッドには攻撃が当たらなかった。彼は突然のことに慌てふためいて立ち尽くしていた。 そうしてユアンは地面に両膝、左腕を付き、吐血した。 強烈な痛覚の中で、ユアンは顔を上げて正面に佇むモノを改めて見た。 いつの間にそこに現れたのだろうか、全身から水滴を垂らしながらマシンガンの銃口をこちらへ向ける、シャーリィ・フェンネスの姿があった。 といっても、その姿は既に少女のものではなく、その姿はまるで、 (エクスフィギュア──!!) ユアンもよく知るそれは、確かにエクスフィアの暴走による生まれた怪物だった。 だが、常人よりはエクスフィギュアについて詳しい知識を持ってるはずの彼でさえ、目の前のそれはかなり違った風貌であった。 頭部から流れる色あせた髪、そして右腕から飛び出している、黒い銃身。 多かれ少なかれエクスフィギュアというものに直に接することもあったが、 武器を体内に取り込んでしまうものなど、全く以って知らなかった。 どうして、こんなことに? 跡を尾けられていた?いつから?どこから? 何故ここまで一方的に不意打ちを喰らってしまったのか? 放送直後のユアンの意識が多少なりとも不安定になっており、外部への警戒が弱まったこと、 シャーリィがユアン等四人を発見してから、川の深いところを潜って四人を追跡をしていたこと、 彼らが移動したルートは川沿いに近く、シャーリィは水中を移動することでクライマックスモードを使う事無く、気付かれずに彼らを追跡できたこと、 水の民でもあり、メルネスとして特別な体質を持つ彼女は、異形と化した今でさえ、水中である程度自由自在に行動できたこと、 そして気を見計らって今さっき水面から飛び出してユアン達に急襲をかけてきたこと、 それら全てはユアンの知ることではなかった。 だがそんなことはこの際どうでもいい。 今、何よりも優先すべきは── シャーリィはゆっくりとユアンの居る方向に歩き始めた。 巨躯を引きずるその姿は、正に怪物と言った表現が正しいか。 いくら元が人であると分かっていても、ユアンは畏怖の念を感じずには居られなかった。 いや、目の前の異形からはユアンが知りうるエクスフィギュアの中でも、特別強烈な念を感じた。 怨念、とでも言った方がいいのか、とにかくその巨躯から発せられる気は、脅威的であった。 カトリーヌはユアンの横、岩場の影で膝を折って座り込んでいた。 「ユアンさん・・・!!」 「動くな、隠れていろ」 ユアンは血が流れ続ける腹部を左腕で押さえながら、横目で彼女をちらと見やり、再度正面の相手に視線を戻した。 血が大量に流れ出し、袖をどんどん朱色に染めていく。 シャーリィの視界にはカトリーヌは死角に入っていて映っていないらしく、右腕の銃口を向けたまま、ユアンを目指して歩み寄っていた。 「くそっ・・・!」 ユアンは呻き、膝を突いた体勢から体を引き起こそうとした。 しかし体に力を込めた瞬間、腹部に激しい痛みが起こり、血が滲んだ。 それでまた体が傾き、しかし完全に横になるのは避けて、もう一度立ち上がろうとした。 かちゃ、と硬質な音が割りと近くで聞こえた。 見れば、シャーリィがユアンに接近し、銃口を彼の頭に向けていた。 今にもその先端が火を噴くかと思われたが、不意にシャーリィの頭部に何かがぶつかった。 それはただの石っころであったが、彼女の注意を惹き付けるには充分であった。 シャーリィ、そしてユアンがその方向を見やれば、グリッドが投球後のピッチャーの様な体勢で斜面に立っていた。 「俺の大事な仲間に手はださせんぞ!こっちだ、バケモノ!!」 声高く、叫んだ。そうして大げさに手を振り、挑発する。 「グリッド、よせ、やめろ!!」 ユアンがそう叫んだ。 と同時に、シャーリィが右腕を上げて右上から左下へ斜めに振り下ろした。 ばらららら、という、今度は少し違った銃声と共に、青白い弾丸が岩壁から地面へ斜めに切り裂くように走った。 しかしグリッドは既に岩壁の陰に隠れており、青白い弾丸、いや光弾は礫岩を砕くだけだった。 そしてシャーリィは獲物をそちらに変更したらしく、 右腕を前方に突き出した体勢で、ばららららと光弾を連射しながらグリッドが隠れた岩場へ走っていった。 「くっ!」 ユアンは激痛をこらえ、強引に立ち上がった。 気付けば地面には彼の血が溜まり、小さな水溜りが出来ていた。 しばらく歩くと、グリッドとシャーリィが走っていったほうとは反対側に、プリムラが膝をついているのが見えた。 「ユアン、カトリーヌは!?大丈夫!?」 自身の怪我も構わず、少女はそう叫んだ。 「心配するな、大丈夫だ。お前もそれほど重傷ではないようだな」 「あ、ええ。でもあんた・・・」 プリムラが紅く染まったユアンの体を見て、何か言おうとした。 しかしユアンはそれを遮り、すぐに踵を返してグリッド達を追った。 「いいか、下手に動くな。奴はこれまでの敵とは違う。迂闊な行動は即、死に繋がる」 それだけ言い残した。 グリッドが装備するマジックミストには、装備者を逃走させやすくする効果がある。 具体的な仕組みはユアンは知らなかったが、何でも不可視性の霧が発生して、敵対者の感覚器を微妙に狂わせるらしい。 だが、いくらマジックミストが逃走を支援する道具だとしても、弾丸を反らす効果は無い。 シャーリィがグリッドの隠れる岩場をグランドダッシャーで破壊した後、再度走ろうとする彼目掛けて銃を乱射した。 とうとうその弾丸がグリッドの肩を抉り、血が点々と宙を舞い、彼の体は傾いだ。 幸いにも致命傷ではなかったが、地面に倒れてしまうには充分な痛みだった。 彼を襲った痛みは、それまで彼が経験したどの痛みよりも、鋭く、熱く、痛かった。 コングマンに殴られたときよりも、おとり作戦で電撃を喰らった時よりも痛かった。 シャーリィがもう一度弾丸をばら撒いたが、グリッドが倒れたことにより彼の体が瓦礫に隠れ、着弾することは免れた。 そこでシャーリィは再度歩を進めようとした。が、彼女の背後に電撃が走った。 ユアンが追いついたとき、既にグリッドの体は地に伏していた。 即座に手の平に電撃を溜め、エクスフィギュアに放つ。敵の動きが止まる。 そこでユアンは近場の岩に隠れようとしたが、予想外の速さでシャーリィは銃弾を発射しながら回転してきた。 青白い光弾が鮮やかな放物線を描き、ユアンの身を襲った。 今度は左腕と右胸に着弾し、血肉が弾けた。 しかしユアンは動作を止める事無く、歯を食いしばり岩の裏に隠れた。 シャーリィは獲物が皆隠れてしまったので、少し戸惑い誰を狙うか決めかねているようだった。 丁度シャーリィを中心にして、北西にグリッド、北東にユアン、南にカトリーヌとプリムラが位置する形になった。 「無事か、グリッド」 ユアンが岩越しに叫んだ。それだけで体に開けられた傷が痛んだが、気にしても居られない。 「あた、当たり前だ!リーダーであるこの俺が、この程度でくたばるわけがないだろう!!」 その声はちょっと震えて聞こえた。恐らく、痛みを堪えるだけでも手一杯なのだろう。 とりあえずまだ死人が出てないことにユアンは少し安堵した。 しかし油断すれば、即座に屍の山ができあがるだろう。 「いいかグリッド、私がこいつを引き付ける。その隙にプリムラとカトリーヌと共に逃げろ」 「な、何を言う!ならその役目は俺が・・・!」 「いいか」 ユアンは激しい痛みの中、ゆっくりと深呼吸して精神を集中させた。 「聞け、グリッド。私はもう先が長くないようだ。だから、ここは私に任せて、お前達は・・・」 「黙れ!!」 その時、ユアンはグリッドの声を聞いて、なぜかは分からないが一瞬震えた。 どうしようもない状況に陥っているはずなのに、どういうわけか、グリッドの声は今までのどれよりも力強く聞こえた。 「ユアンよ、お前は我が漆黒の翼の一員だ!」 グリッドの声は直も力強く、その場に響いた。ユアンは黙って聞いていた。 「仲間を守る事も出来ずにどうしてリーダーが出来よう!!俺は漆黒の翼を守る!!」 ユアンは、グリッドの言葉を聞いて、ああ、と思った。 確か以前にも、どこかで似たようなことを言われた気がした。あれは、いつのことだったろう? 「だからユアン、死ぬな!我々漆黒の翼は生きてこの場を脱するんだ!」 グリッドは熱弁を振るい、大きく腕を振ったが、そのせいで傷口が開き、言葉は途切れた。 ユアンは静かにその言葉を聞き、少し目を閉じて、息を吐いた。 そう、か。私は確かに漆黒の翼の一員であったか。 逃げようと思えば逃げれたはずだった。 銃声が聞こえた時、カトリーヌに構わず、即座に動けば、或いは銃弾をかわせたかもしれなかった。 グリッドが敵を引き付けた時、後を追わずに一人この場を離れることもできないこともなかった。 しかし気付けば、自分は彼らを助けようと動いていた。 マーテルは死んだ。残された自分は、何を? もし彼女との再会を強く望むとすれば(ユアンは知らなかったことだが目の前の少女のように)殺戮者となっても問題は無かった。 こんな一般人達を助けようとして、自身が痛手を被るのは、このゲームの本質的には効率的ではなかった。 だが、それでも。何か、自分の胸の中で引っかかるものがあった。 ただ一つ、確かに言えることがあるとすれば、彼等を死なせたくはないということだった。 だから。 シャーリィは結局、彼女の身に攻撃をしたユアンを先に始末すべきと決めたらしく、彼の居る岩場を向き、歩き出した。 自分にできることは既に限られて居る。 もし全力で敵を排除しようとしても、あの異形を倒せるだけの力が残っているとは、思えなかった。 今、自分にできることは。 奴等を、グリッド達を生かすことのみ。 「私がこいつをなんとかする!だからその隙に、お前達は逃げろ!!」 全力で、三人に聞こえるように、改めてそう叫んだ。 「ユアン!」 「ユアンさん!」 「ユアン!」 グリッドが、カトリーヌが、プリムラが、三者三様に叫んだ。 ユアンはそうした声を聞きつつ、徐々に自身に迫る畏怖なる存在の気配を感じていた。 僅かな静寂が生まれた。 地面がざくざくと踏みしめられる音と、水がさらさらと流れる音だけが妙に耳に障った。 【グリッド 生存確認】 状態:右肩に銃創、出血 所持品:セイファートキー 、マジックミスト、占いの本 基本行動方針:生き延びる。 漆黒の翼のリーダーとして行動。 第一行動方針:漆黒の翼全員でこの場を脱出 現在地:D5の山岳地帯 【プリムラ・ロッソ 生存確認】 状態:右ふくらはぎに銃創、出血 所持品:ソーサラーリング、ナイトメアブーツ 基本行動方針:仲間と共に脱出。ミクトランを磔にして島流し決定。 第一行動方針:ユアン達を助ける 第二行動方針:この場を脱する 現在地:D5の山岳地帯 【カトリーヌ 生存確認】 状態:無傷 所持品:ジェットブーツ、C・ケイジ 基本行動方針:帰りたい。生き延びる。 第一行動方針:死なないようにする 第二行動方針:ユアン達を助ける 第三行動方針:この場を脱する 現在地:D5の山岳地帯 【ユアン 生存確認】 状態:HP1/7 腹部に銃創、内臓の損傷、出血、左腕に銃創、右胸に銃創 所持品:フェアリィリング 基本行動方針:仲間と共に脱出。ミクトランを信用していない。 第一行動方針:グリッド達を生き残らせる 現在地:D5の山岳地帯 【シャーリィ・フェンネス 生存確認】 所持品:UZI SMG(30連マガジン残り2つ) ショートソード(体内に取り込んでいる) 要の紋なしエクスフィア(シャーリィの憎悪を吸収中、ひび割れあり) 状態:エクスフィギュア化 TP35%消費 基本行動方針:憎悪のままに殺戮を行う 第一行動方針:放送と同時に4人組に襲撃 第二行動方針:セネルとの再会(手段は一切選ばない) 現在地:D5の山岳地帯 前 次
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光を覆う漆黒の翼 呪文 闇文明 5マナ ■文明を一つ選ぶ、相手の手札のカードを全て見て、選んだ文明のカードを最大2枚まで選び持ち主の墓地に置く。 ■この呪文を唱える時に、自分のバトルゾーンに「デーモンコマンド」がいる場合、以下の効果を追加する。 「■自分のバトルゾーンにある「デーモンコマンド」の数だけ、相手シールドゾーンのカードを指定する。指定されたカードがこのターンブレイクされる場合、持ち主の墓地に置かれる」 「貴様達に希望は無いと教えよう」 ドルバロム