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本名: 源田 幸次郎(げんだ こうじろう) 所属:帝国学園→真・帝国学園→帝国学園→ネオジャパン(2年) ポジション:GK 背番号:1 異名:キング・オブ・ゴールキーパー(真・帝国時はエンペラー・オブ・ゴールキーパー) 声優:小西克幸(ゲーム1)/中村悠一(アニメ・ゲーム2以降) 通称KOG。 帝国学園のゴールキーパー。全国No.1GKと呼ばれるほどの実力者。 作中でも群を抜いた超次元ヘアーと、入院しても頑なに落とさないこだわりのフェイスペイントが特徴。 尚、その超次元ヘアーはゲーム中の歩行グラフィックではどう見ても茶色いバナナの房にしか見えない。 不動の例の変態行為はそれに引っ掛けた皮肉も込められていたのかもしれない。 前線の方で皇帝ペンギン2号やらデスゾーンやら鬼道さんやらが活躍してしまいそこで話が盛り上がってしまう為、意外と目立っていない。 第二話では実力のあるキーパーっぷりを発揮したかと思いきや、途中から参戦した豪炎寺のファイアトルネードに1点を入れられてしまう。 しかもキャッチに飛んだ方向が全然違う。 雷門との再戦ではパワーシールドを使用し目立てた事がそんなに嬉しかったのか 「残念だったな!パワーシールドは連続で出せる!!」 等とのたまっていたがその後すぐに点を入れられるという失態を見せる。 流石にヤバイと感じたのか 「見せてやる…パワーシールドを超えるあの技を!たとえこの腕が壊れようとも!!」と宣言。 やっとこさフルパワーシールドを出したかと思いきや結局また豪炎寺に負けてしまい、腕が壊れる程頑張りもしなかった。 その後世宇子にフルボッコされ、ゴールごと吹っ飛ばされ入院。 視聴者の皆も忘れかけていた頃(時系列的には鬼道が雷門に転入し世宇子を倒した後位?)、 病室に不法侵入してきた不動にバナナの皮を顔面ヒットさせられた挙句変態行為の餌食となった。 真・帝国学園のGKになるがそこでも同じく見せ場が登場時とビーストファング位で、佐久間とペンギンに出番を奪われて目立たなかった。 因みににこの時は「源皇」かもしれない。 試合後は禁断の技を使用した事による後遺症で佐久間と共に再入院。 瞳子監督に気に入られたのか最新医療を紹介され、56話の時点でほぼ完全に復帰している。 やはり佐久間に比べると負傷はかなり浅かったようだ。 三期ではネオジャパンのGKとしてドリルスマッシャーV2と真無限の壁を披露するも、前者は爆熱ストーム、後者はイナズマブレイクV2に破られてしまう。 イナズマブレイクV2を含めると、今回までで豪炎寺に4回負けてしまっている。 無限の壁はモーションのせいでまるで働いてない様に見える上に天丼ギャグした後に突破され、試合後に平然とオサーム様に肩ポンしているシーンは 今までの中でもかなり超次元なネタシーンとなっている。 その後の活躍はなく、チームK戦やオルフェウス戦などのミスターK絡みであっても出番はなかった。 そのかわりなのか円堂がパワーシールドを覚えていたりいなかったりする。 「源王」 「源王」とは”キング・オブ・ゴールキーパー”を意味する「王」と”源田”の「田」を引っ掛けたニックネーム。 「田」の縦線を二本消すと「王」になり、なかなかシャレたあだ名である。 ただしアニメでは源王と呼ばれたことは一度もない。 そのためスレでは良く「何で(ゲームやスレで)源王って呼ばれてんの?」と質問する者が出てくる。 最も現在では全国No.1からの失脚は勿論の事、No.2の座にすら留まれていない可能性が高い。非常に高い。 とはいえ、FFI日本代表候補に選抜されなかった事を惜しむ声は多い。 例えそれが円堂と立向居がメンバー入り確定の出来レースであったとしても…。 ちなみに「レイトン教授と悪魔の箱」に内蔵されている体験版には初の帝国戦にて、"げんおう"と名前表記されている。さすがレベルファイブである。 【関連】 鬼道さん 佐久間 アゴ 必殺技 パワーシールド フルパワーシールド ビーストファング ドリルスマッシャーV2 真無限の壁
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天地の始源王(バース・ワールド) オリテウス KGM 自然文明 (11) クリーチャー:ウェザーロード/天地王国 23000 ■マッハファイター ■Q・ブレイカー ■ウェザー・ツインリロード(9)(このクリーチャーが出た時、コストの合計が9以上になるようにバトルゾーンから自分の多色クリーチャーを好きな数、好きな順序で山札の一番下に置いてもよい。そうしたら、次の【WR】能力を2回選び、使う。(同じものを選んでもよい。)) 【WR】自分の山札をシャッフルし、上から3枚を表向きにする。その中からコスト8以下の多色カードを1枚選び、使ってもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 【WR】このターン、自分の他のクリーチャーすべてのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」と「マッハファイター」を与える。 ■レインボーナス:バトルゾーンに自分の多色クリーチャーがあれば、このクリーチャーは、バトルゾーンまたはマナゾーンにある間、すべての文明をもつ。 作者:ベルモット DMEX-14.5収録のキングマスターカード。 唯一無二の能力であるウェザー・ツインリロードを持っている。 23000という高パワーであり、マッハファイターを持っているので出してしまえばほぼ確実に相手のクリーチャーを1体除去することができる。また、ウェザー・ツインリロードによる多色カードの踏み倒しが強力で、運は絡むが《二コル・ボーラス》や《聖魔連結王 ドルファディロム》を呼び出したり、《ラスト・バイオレンス》等を使うことができる。 更に、出したクリーチャーをパンプアップしつつ除去をさせたりと、ある程度器用な立ち回りができる。 背景ストーリー上では、鬼札王国が退けられた後、爆破された《極悪!獄鬼夜城》の跡地から突如現れた謎の勢力《天地王国》の王として君臨している。 天地王国の民からは尊敬されているようだが...? 関連 + ... DMEX-14.5「天地×十王 ウェザーキングダム!!」 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 強い (2) 普通 (2) 弱い (0) 名前 コメント
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初出 Re 異界王来外伝 第二弾 104 概要 デビルガンダムコロニー(Gガンダム)と機動武神天鎧王(新SD戦国伝)、Zマスター(ガオガイガー)や月(ムジュラの仮面)などから作られたディスペクターの王。 龍魂珠がDG細胞の持つ能力に目を付け、これを強化する方法を模索した末に造られたディスペクターの王で、元が大型の個体が多いためか惑星規模の巨体を誇っている。 FT 無数の星々を侵食し、その総てを自らの眷属として作り変える。これこそが狂冥接続王。 ストーリーでは 彼を倒すためにレクスターズ陣営が戦艦ハルバードに集結して宇宙に飛び立ち、彼の進行を阻止するため外部で戦闘を行う者達とコア破壊の為に内部へ突入した者達とで分かれて、激闘を繰り広げたようだ。 また内部には複数のディスタスやコアとなっている『別のディスペクターの王』がいるらしいが……? なおメンバー分けはこのようになっている。 進行を阻止するために外部で戦闘を行ったレクスターズ モモキング、ゲンムエンペラー、チョモランマッチョ ドンモモタロウ、ジュラン、神様(機界戦隊ゼンカイジャー) マジンカイザー、ガオファイガー、グランゼボーマ、カミナ ∀ガンダム 首領パッチ ハルキ ゼット、ウルトラマンゼロ ブラックRX、シャドームーン、ディケイド クッパ、デデデ大王 火の鳥 まどか(まどマギ) 大門マサル アグモン オーディン(FFシリーズ) ブリュンヒルデ(神崎蘭子) ルイ・サイファー コア破壊の為に内部へ突入したレクスターズ カービィ、メタナイト、マリオくん、ワリオ、リンク バッツ、ギルガメッシュ オルガ・イツカ ぐだ子、バーヴァン・シー、マシュ カズマ、ベル・クラネル、上条当麻、織斑一夏 不破諌、ゲイツ RoRo(ガンヴォルトシリーズ) スパイディ 早苗 蒼月潮 ルシファー(Helltaker) 関連作品 紅魔 ゆんゆん-1 (『このすば』のゆんゆん。両腕が陶器になっており、顔の上半分を覆い隠すように無数の呪符が貼られている) FT 他の人とつながることを望んだ両手も、閉ざされた世界を抜けた先を見つめた赤い眼も、その全ては奪われた。 薬融 パルパレーパ-3 (パルパレーパ。腕以外の身体の右半分が陶器になっており、右目の位置に呪符が貼られている) FT この粒子によって、私たちの力と戦意が奪われ始めている……? ――― マシュ Dis ネロスガンダム (ネロスガンダム、頭部と両足が陶器になっている) FT コイツ、なんでボクばかり執拗に狙ってくるの!? ――― RoRo Dis ダ・イルオーマ (『スカイウォードソード』のダ・イルオーマ。六本ある腕の構成パーツがいくつか陶器に置き換わっている) FT …いかにも『大事なものを守ってます』って感じの奴が出てきたな……。 ――― バッツ 心神接続王 ムジュラのSin臓 ムジュラの魔人(ムジュラの仮面)+エリス(このすば)+Sin トゥルース・ドラゴン(遊戯王)+心臓原種(ガオガイガー) FT 龍魂珠はDG細胞の能力を十全に使うためにはコアとなる存在が必要になることを知った。 しかし生半可な存在ではすぐに破壊されてしまうと考え、無限に再生と転生を続ける『もう一人の接続王』を彼の体内に作り上げた。これこそが心神接続王。 元になったキャラ デビルガンダムコロニー 機動武神天鎧王 Zマスター 月 タグ ディスペクター ロボット 接続 王 名前 コメント
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ビーストファング 使用者:源王 分類:キーパー技 初登場:38話 かめはめ波のように両手をくっつけ ネコ科っぽい獣をバックに両手でボールを掴む 悶絶する 「禁断の技」らしい。そんな技には全く見えない。 一度しか使っていないが、それでも源王はハーフタイムでは息が上がっており、試合後には再入院した。 地味すぎる上に体のどの辺に負担がかかっているのか分からないため、痛がっているのはフリではないかという意見もよく出る。 やっぱり佐久間に比べるとはるかに軽症だった様で、最新医療で普通に復帰していた。 もしかしたら指の尖端でボールを止めており、突き指or深爪×10なら局所的に重症なのでは、と言われることも。 脅威の侵略者の真・帝国学園戦では佐久間の皇帝ペンギン1号とそれを止める染岡さんがメインであり、 ビーストファングはアニメと同じく一度披露して悶絶するだけである。 ちなみに、ビーストファングも皇帝ペンギン1号と同じく晩成型の究極奥義であり、 G1からG5まで育て上げるには、230回もシュートを止める必要がある。 しかし源田なのでなんとも思わない。 なお、相方と違いアニメ版においても試合中に何回使ったらNGみたいな具体的な指標が存在せず、ゲーム版に至っては禁断の技云々の設定すら無く、この技についてなにか言及されることもない。 シュートの際になにかしらイベントがあるというわけでもなく、プレイヤーは容赦なくワイバーンクラッシュをできる。 とはいえ試合終了後は源王が「手の感覚が無いんだ…」と言っており、威力のぶん負担はフルパワーシールドより大きい模様。 【関連】 源王 皇帝ペンギン1号 禁断の技
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佐久間 次郎 本名:佐久間 次郎(さくま じろう) 所属:帝国学園→真・帝国学園→イナズマジャパン(2年) ポジション:FW 背番号:11→16 声優:岸尾 だいすけ(ゲーム1)/田野 めぐみ(アニメ・ゲーム2以降) 何の意味もなく眼帯を付けた変態。 容姿と高い能力で1話から視聴者に大きなインパクトを与えた一人。 帝国学園のFWであると同時にチームの参謀役としても活躍し、数々の連携技で雷門中を苦しめた。 二期では一期で世宇子にボコられた際、源王と同じく入院していた事が判明。 その間に不動にスカウト(恐らくエイリア石のペンダントによる洗脳効果も含む)され、源王と共に真・帝国学園の一員に加わる。 (ゲームでは真・帝国学園の噂を聞きつけ源王と二人で愛媛に潜入。調査を進めている最中にエージェント達に捉えられ、後に洗脳された) 源王程では無いものの髪が伸び、眼帯が破れて右目が見える姿になっていた。 エイリア石により心の内に秘めていた潜在意識を引き出され再会した鬼道さんを拒絶、愚痴を吐きまくり終いにはボールを蹴り付けた。 そして「禁断の技」である皇帝ペンギン1号を使い、自らの命を削ってまで復讐を果たそうとした。 最終的には三度使用したせいか立つことすらままならず倒れ、試合中断。 試合後は正気に戻り、反省しつつも何だかんだで鬼道さんの見ていた世界を一瞬でも見ることができて嬉しかったと語っていた。 再登場は56話。帝国と雷門の間で揺れる鬼道さんを暖かな言葉で後押しする等憑き物が落ちたかのように穏やかな性格になっており、憎んでいた世宇子のアフロディとも和解。 ゲームでの鬼道さんの台詞によると生きているのが不思議な程の大怪我だったそうだが、瞳子監督の紹介した最新医療によって松葉杖が離せないながらも順調に回復している。 三期では二期の三ヶ月後の為、松葉杖は使っていない。選抜メンバーに選ばれた所を見るとどうやら無事に完治したようだ。 選抜メンバーに選ばれたは良いものの、連携技主体の選手なのに連携技を禁止された挙句にFWなのにポジションをMFで実力を発揮しろと 武方共々無茶ぶりされ、惜しくも代表には選ばれなかった。 監督の奇行の被害をもろに食らっている。皇帝ペンギン1号を撃てという振りだったのだろうか? アジア予選終了後、負傷等で離脱した吹雪と緑川の代わりに染岡さんと共に代表入り。 鬼道さんと再び一緒のチームでプレイできる事を非常に喜んでいた。 染岡さん曰く佐久間のプレーには仲間の思いが込められているらしく、本人もここまで後押ししてくれた 帝国の皆の思いを無駄にはしないと人一倍張り切って日々の練習に臨んでいる。 しかし、今後またしても影山絡みのエピソードが有るので代表入りはその為ではないかと言われている。 それも全て影山のせい。 【必殺技】 皇帝ペンギン1号 皇帝ペンギン2号 皇帝ペンギン3号 ツインブースト デスゾーン 【関連】 鬼道さん 源王 不動 厨二病
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→源王
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「杉森、お前に相談があるんだ」 「何故俺に?」 「よくわからないが、視界の中に居る目ぼしい奴がお前だった」 「……それは頼られているということでいいのか?」 「そういうことになるんだろうな」 雷門に来てからこの男がこんな思いつめた顔をする時といえば、決まってあいつのことだ。 取り敢えず、噴水の近くのベンチに腰掛けた。ペットボトルの玄米茶に口をつけてから、源田がぽつりと呟く。 「どうすれば円堂は俺を名前で呼んでくれるんだろう」 思わず聞き返しそうになってしまった。 なにを言っているんだこの男は──いや、待てよ。かつては敵同士であった(それを言うなら俺と円堂や、ましてや源田と円堂も敵だったのだが)者にこのように真 摯に悩みを打ち明けてくれているのだから、俺もそれに真摯に答えようじゃないか。 それにしても、別に今のままでもいいような気がするのだが。 「名前で…というのは、下の名前で、ということか? それなら難しいんじゃないか。あいつが下の名で呼ぶのはマネージャーくらいだろう」 「い、いや、そうじゃない」 「? ではどういうことだ」 「『源王』ではなく……源田、と呼んでほしいんだ」 ふむ、そういうことか。それならまだ望みはあるかもしれん。 それにしても、何故そこまで思いつめているのかが極めて理解不能だが……。 「確かに、『源王』というのは二つ名のようなものだな」 「ああ。お前が皆にトゲトゲマンと呼ばれるようなものだな」 「ト……?」 「ああ、それは洞面が…あ、いやその、なんでもない。とにかく、円堂に源田と呼ばれるためにはどうすればいいだろうか」 「(なんなんだ今のは……まあいいか)どうするも何も、『源王ではなく源田と呼んでくれ』と本人に伝えればいい話じゃないか?」 「しっ、しかしそれでは、俺が円堂になっ、名前で呼ばれたいと言っているようなものじゃないか!!」 「ようなものもなにも、実際そうではないのか? あいつは直接的に伝えないと理解してくれないぞ。それはお前だって判っているだろう」 「そ、それはそうなんだが……」 本当にこの目の前の男は、キングオブゴールキーパーの名を冠していた男だというのだろうか。 この情けなく肩を落とした男が? 仮にも同じゴールキーパーである身として、なんとも言えない気持ちになってくる。 「何故そこまで思いつめる? お前にとって、そこまで難しいことなのか?」 俯いた肩がピクリと震える。 「──ああ、すごく難しいことなんだ。本気を出した豪炎寺と染岡のシュートを受け止めるより、ずっとずっと難しいことだ」 「それなら仕方ないかもしれないな」 「杉森、俺はお前が羨ましい。どうしてお前は、円堂と普通に向き合うことが出来るんだ?」 「……普通に、とは?」 「いや、俺がおかしいのかもしれない」 深くため息をつき、源田は顔を上げる。どこか遠くを見つめるようなその瞳に、いつもの強い意志の光は無い。 何故だか興味深い、と思った。 王とまで謳われたこの男をここまで揺れ動かすものは、一体何なのだろう。 「最近の俺は、何だかおかしいんだ」 「客観的だな」 「……そう、だな。どこか他人事のように思っている部分もあるのかもしれない。自分でも受け止め切れていないというか、なんというか」 「今日のお前の言葉は抽象的だ。まるで雲をつかむようで要領を得ない。……お前らしくもない。いつでも真っ直ぐ過ぎるほど真っ直ぐなのがお前ではないのか ?」 源田が切れ長の瞳を丸くする。 俺は何か妙なことを言っただろうか。 「お前にまでそんなことを言われるとは……俺も随分落ちぶれたものだ。ますます源王と呼ばれるわけにはいかないな」 まったく理解不能だが、自己完結したらしい。 先程とは打って変わって、晴々とした笑顔が浮かんでいる。まったく、落ち着きのないところはあいつに似てきたんじゃないか。 何故だか、思わず口元が緩んでしまう。 「ありがとう、杉森。確かに、俺らしくなかったな」 「よくわからないが、俺は力になれただろうか」 「ああ、なったなった。とてつもなくなった!」 「それなら良かった」 どうやら調子を取り戻したようだ。 理解できない部分は多々あるが、戦友が立ち直ったことは素直に喜ばしい。 「最近の俺は、あいつの前に立つと……どこか落ち着きがなくなって、歯切れが悪くて……自分自身に嫌気がさすほど、らしくなかった。自分でもなぜかはわか らない。あいつ以外には、いつも通り、普段の俺でいることができた。自分でも戸惑っているんだ。どうにもならないこの現象に。……意識すればするほど、さら に悪化する。普通でいなければと、あいつに無様な姿を晒したくないと思うほどに、ますます酷くなる一方で」 静かに目蓋を伏せ、きっ、と睨めつけるように顔を上げる。 前を見つめる瞳には、あの炎がまた宿っていた。 「だが、いつまでもそのわけのわからないものから逃げているわけにはいかない。お前に言われて目が覚めたよ。ありがとう、本当に」 「……そうか」 「──これより俺は源王に戻ろう。だが、円堂には源田と呼ばれる、そんな存在になる。なってみせる」 「そうか」 「お前が証人だ」 おもむろに手を取られ、少し驚いてしまった。 痛いほどの力で握り締められる。 「これは、何だ」 「誓いだ」 「誓い?」 「ああ。この握手に誓って、俺は成し遂げる。まずは円堂のところへ行かなければ! さらばだ、杉森! 今度ラーメンでも奢ろう!」 「いや、それは別に構わな…………聞いていないな」 急いでいるのは判るが、なにもヒートタックルを発動しながら走ることも無かろうに。 「──それに、あっちは裏門のはずだが……本当に大丈夫なのか?」 まったく、世話の焼ける奴だ。 呆れ顔が、苦笑に変わる。 「面白い奴ばかりだな、このチームは」
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突然ですが円源です。 お題というかネタ?提供ヤトスさんありがとう! はてさてご期待に添えているのか ちなみに源田は今回MFでキャプテンはいつも通りGK設定です。 一時間耐久雷門敷地内ランニング。 通常の人間なら、無謀だ、有り得ない、と思うだろう。 完走した俺ですらそう思うのだから、間違いないと思う。 現に、豪炎寺、鬼道、吹雪、染岡、塔子以外のメンバーは、中盤辺りで限界に達し、中には熱射病になりかけた者もいる。 かつて帝国に居た頃、このようなメニューなど存在しなかった。存在しえなかった。 綿密に管理されたそれは、「作業」とでも言うべきもの。ひたすら機械的にメニューをこなし、最低限の努力で強さを手に入れる。無茶をしすぎて身体を壊すだとか、割に合わない特訓だとか、そのような事態とは無縁。 全て効率優先。無駄な時間の浪費は言語道断。 練習をするぶざまな姿など、一般生徒に見せるはずがない。 俺たちにとってあの人の意思は絶対だった。あの人が黒と言えば黒。太陽は西から昇る。反逆など許されない。俺たちは言わばチェス盤の上で転がされる手駒だ。俺たちの心や身体など、あの人にとっては路傍の石ころに匹敵するほど、ちっぽけで無意味。ただの邪魔なだけの足枷。 それに何の疑問も感じなかったんだ。何一つ。これが絶対なのだと。これが俺たちに課された使命なのだと。 ついこの間まで、人間が酸素を吸って二酸化炭素を吐くのと同じくらいに、至極真っ当なことだと思っていたのだ。 本当に、ついこの間までは。 「源王!」 つい癖が出て、パワーシールドの構えを取る。慌てて体勢を立て直し、放物線を描いて飛んできた物体を受け止めた。爽やかな青色のラベルに、半透明の液体。よく冷えている。 「まさか一時間ぶっ通しの走りこみに付いてくるなんて思わなかった! やっぱ、すげえな! お前」 「円堂、まさかこれを、俺のために」 驚きと何かで、心臓がバクバクと早鐘を打っている。うまく言葉が出ない。疲労のせいもあるのだろう。我ながら気恥ずかしい。 「ああ、オレのおごり。ついてきてくれて嬉しかったからさ!」 ついてきてくれた、など。 炎天下でのランニングは確かに過酷ではあったが、体力と鍛錬量には自信がある。この程度で音を上げるようでは、元・帝国選手の名折れだ。それなのに。 心底嬉しそうにカラカラと笑いながら、円堂が俺の隣に腰を下ろす。小さな木陰は、耐えがたい猛暑の中、大きな安らぎを俺たちにもたらしてくれた。さらさらと木の葉が擦れ合う音がする。 しばし絶句したまま、円堂と俺は狭い岩に腰掛け、背中を合わせて空を見上げていた。 こんなに空が青いと感じたのは、いつ以来だろう。 いつの間に俺は、こんなにも空に近づいていたのだろう。 幼い頃、父と見上げた空はもっと大きかった。飲み込まれそうなほどの青と、白い絵の具を散らしたような雲。ぎらぎらと絶えることのない太陽の輝き。 いつから俺は、こんな当たり前のことを忘れてしまっていたんだろうか。 「気持ちいいな、源王」 聞いたこともないほど穏やかな声。 ふと、円堂の晴れやかな笑顔が、すぐとなりにあることに気が付いた。 なんてきれいに笑うのだろう。俺はこんな風に笑えているのだろうか。 「源王は、楽しいか?」 「──ああ、楽しい」 目蓋をそっと閉じる。 背中から伝わる円堂の体温。 額から、首筋から、項から、米神から伝い落ちる汗。 疲労というものがこんなに心地いいものだとは思ってもみなかった。 がむしゃらに、一心不乱に走ることが、こんなにも楽しいものだとは。 聞こえてくる声援。 がんばれ、いつも見てるよ、カッコイイぞ、次も試合、絶対見に行くからな。 他人からの声援があんなにも有難いものだと、考えたこともなかった。 ここに来なければ、一生考えることもなかったかもしれない。 ──いや、違う。 知らなかったわけじゃない。 忘れていただけなんだ。 こんなにも、当たり前のことを。 「円堂、俺は楽しい」 言葉が勝手に、口をついて零れ出す。 「信じられないくらい、心が晴れやかだ」 空に身を投げ出すように、大きく伸びをする。手足をぴんと伸ばして、太陽に手をかざす。 ああ、空が青い。風がそよいでいる。陽光が爛々と降り注ぎ、みんながみんな笑顔で、幸せで、頑張っていて。 「ありがとう、円堂」 「どうしたんだよ、急に改まって」 「特に意味はない。なんとなく言いたかったんだ」 「ん……そっか」 円堂がこちらに体重を預けてくるのを感じた。無意識からのことだったのか、すぐに「ごめん」と小さな声で謝ってくる。 「……いや、構わん。不思議と、なんだか心地いい」 「源王……」 「うん?」 「なんか、丸くなったよな」 「丸、く……?」 「ああ! なんて言えばいいのか、えーっと…よく笑うようになった! 得意げな笑いとかじゃなくて、今みたいに──」 円堂の真っ黒い瞳が、俺のほうを覗き込んでくる。 面食らうように目を丸くした間抜けな顔が映っている。 「いっ、」 「オレ、源王が笑うところ、もっと見たい。だから、これからもっともっと楽しいこと、いっぱいしような!」 円堂はおもむろに立ち上がると、ハーフパンツの砂埃を払う。うっかり転げ落ちそうになったが持ち堪えた。 試合中に見ることの出来ない背中が、目の前にある。 いくつもの大きなものを支えてきた背中だ。 くる、と円堂が顔だけ振り返る。無意識に見とれていたことに気づき、思わずビクリとした。 「行こうぜ! みんなのところへ」 傷だらけのグローブに包まれた手が差し出された。 この中のどれかに、鬼道や佐久間や、かつての帝国の同胞たちが残した痕が混じっているだろう。 そっと手を添えると、力強く握り返される。グローブ越しにも伝わる温もりと人肌の柔らかさ。胸の辺りが知らず知らず、じんわりと温まる。 この幸せとも喜びともつかない感情が、何物かはわからない。 今はただ、この笑顔と共に歩むだけだ。 当たり前のように。
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概要 DMEX-14.5「天地×十王 ウェザーキングダム!!」 全100種(予定) 1パック5枚入り、1箱30パック 十王編のパラレルワールドとなる弾。既存の王国やチームに加え、新しく《天地王国》や《ウェザーロード》が登場、更に新能力《ウェザー・リロード》も登場。 さらに、 スピリット・クォーツ ヒューマノイド ゲル・フィッシュ ソルトルーパー アーマード・ドラゴン ドラゴン・ゾンビ 等の種族が天地王国として登場している。 背景ストーリー 《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》率いる鬼札王国を退け、平和を取り戻したモモキング達。残った王国やチームも、平穏な日々を送っていた。 だがある日突然、《獄鬼夜城》の跡地から謎の勢力《天地王国》が現れ、各地を襲撃し始めた! 天地王国は何者なのか、そしてその狙いは? それを知っているのは、天地王国の支配者であるウェザーロードの王、《天地の始源王 オリテウス》ただ一人だ。 収録カード キングマスター 《天地の始源王 オリテウス》 《》 スーパーレア 《轟雷の煉獄 ヘイルヴァイト》 《「魂の観測者」》 《夢幻魔天牢》 《蒼天の氷点 ポセニエール》 《》 ベリーレア 《灼熱の嵐 アポロニアス》 《戦の雷鳴 ボルティミア》 《月より来たりし傾国のヒメギミ》 《支配者の宣告》 《》 レア 《宙を翔ける月からのテンマ》 《》 固有能力サポートサイクル 《ドンドド・ドラ雷神》(キリフダッシュ) 《サイバー・R・ツイート》(バズレンダ) 《不死の召将 アルデネロン》(フシギバース) 《》 アンコモン 《晶天祈 アンバール》 《光星の陽天祈 ヴェルダス》 《大樹王の遺跡》 《ストレンジ・スパーク》 《》 コモン 《勇天祈 レバルト》 《雷天祈 バッカルコン》 《》 天地王国ドラゴンサイクル 《滅天祈 ゼルガヴォルガ》(闇) 《聖天祈 スラスペリオ》(光) 《海天祈 ウォルテリア》(水) 《緑天祈 ガレルザラス》(自然) 《騎天祈 ボルケリアス》(火) 関連 カードリスト:ベルモット 天地王国 コメント等 名前 コメント
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【ヨツンヘイム帝国近衛兵団】 極北に位置する一大帝国「ヨツンヘイム」に所属するラスールの一団。 今は亡き「源王ユミル」の意思を遂げるため周辺国に侵攻を繰り返す。 所属メンバー スルード・ゲーミル ミッチェ・ロギーク ベル・ゲーミル ヨツンヘイム帝国元老院 アウル・ゲーミル近衛兵団統括顧問