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ピース語には5つの単母音があります。各々の母音に1種類の文字が割り振られ、1つの文字が1つの母音を表します。母音の長短は分別されませんが、アクセントを持つ開音節の母音はやや長めに発音されます。 ・A,a [a] 非円唇中舌広母音 日本語の「ア」に近い性質を持つ母音です。大きく口を開け、唇を丸めず、舌の最高点をやや後方に置きます。 ・I,i [i] 非円唇前舌狭母音 日本語の「イ」に近い性質を持つ母音です。口を開けず、唇を丸めず、舌の最高点を前方に置きます。 ・U,u [u] 円唇後舌狭母音 口を開けず、唇を丸め、舌の最高点を後方に置いた母音です。日本語の「ウ」に似た音ですが、円唇性を伴う点が日本語と異なります。 ・E,e [e] 非円唇前舌半狭母音 日本語の「エ」に近い性質を持つ母音です。口をやや開け、唇を丸めず、舌の最高点を前方に置きます。 ・O,o [o] 円唇後舌半狭母音 日本語の「オ」に近い性質を持つ母音です。口をやや開け、唇を丸め、舌の最高点を後方に置きます。
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母音調和とは トルコ語では近くの母音に合わせて母音が変化することがある。これを母音調和と言う。実は、昔の日本語にも母音調和があった。今でも、いくつかの語には残っている。例えば、酒屋は「さけ+や=さかや(酒屋)」である。sakeyaだと母音がa-e-aだが、eの周りにaがあるので、その影響でsakaya、つまりa-a-aとなる。 トルコ語の母音調和は、e,a母音調和とi,ü,ı,u,母音調和の二種類がある。 e,a母音調和 8つの母音a,e,ı,i,o,ö,u,üを、発音するときの舌の位置で前母音e,i,ö,üと後母音a,ı,o,u,の2つに分ける(詳しくは後述の解説)。トルコ語では、ある単語の中に前母音と後母音が共存することはない。そのため、「子供達」と言いたいときに、「子供」という単語で前母音が使われていたら、「達」という単語でも前母音を使わなければならない。しかし、「学生達」と言いたいときに、「学生」という単語で後母音が使われていたら、「達」という単語でも後母音を使わなければならない。では、「達」という単語は一体どうなっているのか。一つの単語が2つの形を持っていて、その2つを母音調和によって、使い分けるのだ。実際に、トルコ語で複数形をつくる単語(英語でいう複数形のs。dogsのs)を例に、e,a母音調和を見てみる。複数形をつくる単語は-lerと-larだ。この単語は、名詞の後ろに置いて、その名詞が複数あることを強調する単語である(日本語同様、強調するとき以外は、たとえ複数あっても、-ler/-larを付けなくてもよい)。-lerの母音eは前母音で、-larの母音aは後母音である。そこで、この-ler/-larを付ける単語(複数形にしたい単語)を見る。その単語の最後の母音が前母音(e,i,ö,üのうちのどれか)なら、-lerを使い、その単語の最後の母音が後母音(a,ı,o,uのうちのどれか)なら、-larを使う。 前母音 - e,i,ö,ü 発音してみると、舌が口の中で前のほうにくるはず。そうでなければ発音の仕方が間違っているかも。日本語のアとエを「ア、エ、ア、エ」と交互に発音して比べてみると、エと言うときに舌が前にくるのが、よく分かると思う。前母音は全て、このエの舌の位置あたりで発音する。日本人には発音しにくいö,üもエを言うときのように舌を前にもってくれば発音できる。トルコ語ではince ünlü(細い母音)と言う。 後母音 - a,ı,o,u アと言うときは、たとえ口をちょっとしか開けないでアと言おうと、思いっきり口を開けて(顎を下げて)アと言おうと舌が口の下のほう--つまり、口の中を部屋に例えるなら『床』の部分--に、くっついている。この舌の位置が後母音を発音するときの舌の位置だ。a,ı,o,u全てこの『口の部屋の床』に舌をくっつけたまま、発音する。トルコ語ではkalın ünlü(太い母音)と言う。 i,ü,ı,u,母音調和 この母音調和では、8つの母音a,e,ı,i,o,ö,u,üを、唇の形(唇をまるめるか、まるめないか)と舌の位置(前か後か)で i,e 、 ü,ö 、 ı,a 、 u,o の4つに分ける。つまり、e,a母音調和で2つの形を使い分けたのと違い、4つの形を使い分ける。「~だ」という単語を例に、i,ü,ı,u,母音調和を見てみる。トルコ語の「~だ」は主語によって形が変わる(ヨーロッパの言語で主語によって動詞の活用があるのと同じ。これは母音調和とは関係なく、ただの活用である)。二人称単数に使う「~だ」は-sin/-sün/-sın/-sunがある。この単語の前に来る単語の最後の母音によって、この4つ形を使い分ける。その最後の母音が、iあるいはeなら-sin、üあるいはöなら-sün、ıあるいはaなら-sın、uあるいはoなら-sunを使う。他の場合でも同じだが、下の表にまとめたものを見れば分かる(次の説明の""内は下の表に書いてある文字を指す)。前の単語の最後の母音が、"ダッシュ右の母音"なら、" 内の文字"を含んだ形を使うのだ。つまり、「(君は)日本人-Japon-だ」と言いたいなら、「~だ」の前の単語-Japon-の最後の母音-o-が円唇の後母音なので、(舌の表で言うと円唇の後母音の行の に囲まれている)uが含まれている-sunを使う。 円唇は、唇をまるめて発音するもので、非円唇は唇をまるめないで発音するものである。 <i>非円唇の前母音 - i,e 前母音-e,i,ö,ü-のうち、唇をまるめないiとeがコンビ。前の単語の最後の母音が、iかeならiの含まれている形を使う。 <ü>円唇の前母音 - ü,ö 前母音-e,i,ö,ü-のうち、唇をまるめるüとöがコンビ。前の単語の最後の母音が、üかöならüの含まれている形を使う。 <ı>非円唇の後母音 - ı,a 後母音-a,ı,o,u-のうち、唇をまるめないıとaがコンビ。前の単語の最後の母音が、ıかaならıの含まれている形を使う。 <u>円唇の後母音 - u,o 後母音-e,i,ö,ü-のうち、唇をまるめないuとoがコンビ。前の単語の最後の母音が、uかoならuの含まれている形を使う。
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曖昧母音を表わす記号 上は口母音、下は鼻母音に相当する記号である。 文字でなく記号であるにも関わらず大文字相当記号と小文字相当記号があるが、これはかつてアスガル語を6母音体系にしようと考えていた頃の名残である。
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母音符号(ぼいんふごう) 英vowel sign, vocalization sign, 仏signe de voyelle, 独Vokalzeichen 『言語学大辞典術語』 原則として子音だけを表わす北西セム系の線文字で書かれたテキストに,母音を表わすために補助的に書き加えられる符号.紀元3,4世紀のシリア文字に始まり,へブライ文字やアラビア文字に広まっていった.最初はシリア語の,別個の単語が同じ綴りで書かれているのを区別するための弁別点だけであったが,各母音を表わすものへと発展した.へブライ語についてはいくつかの方式が考案されたが,8~10世紀に完成した最終的な母音符号――ティベリア式(Tiberian system)―は,もっとも精密で音声学的なものである(〈表〉を参照)のに対し,古典アラビア語のための母音符号は必要かつ十分な,音韻論的記号である.たとえば,弱ダゲシュ(→ダゲシュ)の有無によって表わされる破裂音と摩擦音の区別は,原則として音韻規則によって予知できるから,音韻的には,例外的な摩擦音化だけを表記すればよい. 『表』 なお,これらの各文字体系には,字母識別符号(diacritical point)ともよぶべきものがあり,それと母音符号とは別である.すなわち,字母識別符号は,へプライ文字のś/š,シリア文字のd/r,アラビア文字のb/t/ṯ/n/y,ğ/ḥ/ḫ,d/ḏ,r/z,s/ š,ṣ/ḍ,ṭ/ẓ,‛/ġ,f/qを,それぞれ互いに区別するために,各字母の上または下に付けられた1~3個(2個以上はアラビア文字のみ)の点で,アラビア語ではnuqṭaとよばれる. [参考文献]「世界言語編』(上)「アラビア語」「アラム語」,(下-1)「へブライ語」の各項で参考文献としてあげられた文法書は,たいてい,それぞれの正書法における母音符号についても述べているので参照されたい.そのほか,言語学的な研究として, Morag,Shelomo(1962),The Vocalization Systems of Arabic, Hebrew, and Aramaic (Mouton, The Hague) がすぐれている.この本は,各文字による実例はあげていないが,わずかながら綴じ込みの表に出ている.
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<解答1> 児玉 母音は、声帯より発せられた振動がそのまま音声化されたもので、空気が口腔の中を通過する際の舌の位置によって異なる母音が発せられる。母音の音色は口の開きや舌の位置、口蓋帆による鼻腔への通路の開閉などによって変わる。母音の音質は、第一フォルマントと第二フォルマントの相対的な距離によって決まり、そのフォルマントの分布の具合によって、それぞれ母音[a i u e o]が区別される。スペクトログラムを見るとフォルマントの様子がよく分かるが、母音と子音の区別は、スペクトログラム上の定常部(ほぼ時間軸に平行)と遷移部(時間軸に対する急激な立ち上がり)を見れば分かる。遷移部があれば子音として知覚され、遷移部がなければ母音として知覚されるのである。 →フォルマント →次のキーワードに進む <その2> コヤ 母音と子音の大雑把な違い→母音は発声の際、声道において、極端な「せばめ」が生じない音素。それ以外が子音。 子音は非周期的で複雑な波形を示す雑音成分が中心の言語音声でもある。 でも、一概には言えきれないので、詳しいことは「音声学」のテキスト【3-1】へ。 ex.)半母音 母音は舌の位置や、唇の丸めによって以下に分類される。 ・舌の上下の位置→高母音、低母音、中母音 ・舌の前後の位置→前舌(マエジタ)母音、後舌母音、中舌母音 ・唇の丸め→非円唇母音、円唇母音 また、子音の分類は以下のとおり。 ①調音方法(manner of articulation) ・破裂音→口腔内の空気の通路を完全に閉じた後、急激に開放することによって生じる音。 ・摩擦音→空気の通路を狭めて、呼気を妨害したときに生じる音。 ・破擦音→完全閉鎖からゆっくり開放することで生じる音。 ・弾き音→/r/ ・鼻音→/m/、/n/ ・半母音→/j/、/w/ ②調音位置(place of articulation)→声道中に「せばめ」が形成される位置に基づいた分類基準。 ・両唇音 ・歯茎(シケイ)音 ・硬口蓋音 ・軟口蓋音 ・声門音 など。詳しくは「音声学」のテキスト【3-6】へ。 ③有声/無声(voiced/voiceless)→音源の種類に関する基準で、発声時に声帯の振動を伴うか否かで決まる。 無声音の音源の種類は、破裂、摩擦、破擦音の3種。ただし、この3種は有声の場合もある。 ex.)/p/と/b/
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母音とは、声道共鳴によって生じる、調波構造をもった音声のことを指し、乱流を生じないという点で有声子音(dやgなど)と区別され、子音に比べて明確に認識でき、音節の核となる。 調音の種類によって、前舌母音(i、eなど)、中舌母音(シュワーなど)、後舌母音(oなど)に分けられ、円唇、非円唇のものがある。 それに対して子音とは、調音の変化によって呼気の乱れを生じさせることによって発音する音声のことを指す。子音は一部を除いて音節の核となることはできない。母音と子音の中間の性質をもつものを半母音(yやwなど)という。 調音の種類によって、破裂音、鼻音、ふるえ音、摩擦音、接近音、側面音などにわけることができ、始動の種類によって、肺気流始動と非肺気流始動のものとに分けることができる。調音の種類によっては、tsのように二重調音が可能である。 参考文献 実践音声学入門 (J.C.キャットフォード著、大修館書店)
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母音発声練習 これは各母音子音を伸ばした時に残る音ですよね。 これをやる事により各言葉の発声がはっきりしてきます。 まず何時ものテンポ60で1拍ずつドの音階からア~エ~イ~オ~ウ~と 繋がる様に発声し最後のウ~は2拍で2拍休む→計8拍を1セットとします。 次に半音上げの♯ドで同じく1セットその次はレでと自分の無理せず出せる音階までやります。 終わったら次にまたドから始め今度は下へシ・#ラ・・・と1セットずつ下げていき、 これは出る音階まで続けましょう。 活舌発声練習 先に挙げたタンギング発声練習に加え、「アエイオウ」を「タテチトツ」と変え発声し 徐々にテンポを上げていくと良いでしょう。
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母音発声練習 これは各母音子音を伸ばした時に残る音ですよね。 これをやる事により各言葉の発声がはっきりしてきます。 まず何時ものテンポ60で1拍ずつドの音階からア~エ~イ~オ~ウ~と 繋がる様に発声し最後のウ~は2拍で2拍休む→計8拍を1セットとします。 次に半音上げの♯ドで同じく1セットその次はレでと自分の無理せず出せる音階までやります。 終わったら次にまたドから始め今度は下へシ・#ラ・・・と1セットずつ下げていき、 これは出る音階まで続けましょう。 活舌発声練習 先に挙げたタンギング発声練習に加え、「アエイオウ」を「タテチトツ」と変え発声し 徐々にテンポを上げていくと良いでしょう。
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ヘブライ語文法 文字と母音記号 ◆目次 ◆目次 ◆表記法 ◆アーレフベート◇音韻の分類 ◆母音◇母音文字 ◇母音記号(ニックード)◇シェワー◇単純シェワーシェワー・ナー シェワー・ナーフ ◇複合シェワー ◇パッターフ・ガーヌーヴ ◇マピーク ◇ダーゲーシュ◇ダーゲーシュ・カル ◇ダーゲーシュ・ハーザーク ◆音節とアクセント◇開音節と閉音節 ◇アクセント ◇母音記号カーマツ ◇メテグ ◇マケーフ ◇ラフェー ◇ケティーヴとケレー補足 ◆表記法 ヘブライ語のことはヘブライ語でעִבְרִית(イブリート)と呼ぶ。 ヘブライ語の文字は全てが子音であり、母音は母音記号を文字の下や上に付けることで区別する。 子音文字をアーレフベート(אָלֶף־בֵּית)、母音記号をニックード(נִקּוּד)と呼ぶ。 ヘブライ語の文章は現代日本語とは逆で右から左に読む。 ◆アーレフベート ヘブライ語のアーレフベート(אָלֶף־בֵּית)は全て子音で、22字からなる。 文字は、①通常形、②ダーゲーシュ・カル入り、③終止形(ソーフィート)である。 文字 名称 音写 数価 ① ② ③ ローマ翻字 日本語 א アーレフאָלֶף ’ ア行 1 ב בּ ベートבֵּית bh(v),b ヴァ行、バ行 2 ג גּ ギーメールגִּימֵל gh,g ガ行、ガ行 3 ד דּ ダーレトדָּלֶת dh,d ダ行、ダ行 4 ה ヘーהֵא h ハ行 5 ו ワーウוָו w ワ行 6 ז ザインזַיִן z ザ行 7 ח ヘートחֵית ch ハ行 8 ט テートטֵית t タ行 9 י ユードיוֹד ;יוּד y ヤ行 10 כ כּ ך カーフכָּף kh(x),k カ行、カ行 20 ל ラーメドלָמֶד l ラ行 30 מ ם メムמֵם m マ行 40 נ ן ヌーンנוּן n ナ行 50 ס サーメクסָמֶךְ s サ行 60 ע アインעַיִן ‘ ア行 70 פ פּ ף ペーפֵּא ph(f),p ファ行、パ行 80 צ ץ ツァーディーצָדִי ts ツァ行 90 ק コーフקוֹף q カ行 100 ר レーシュרֵישׁ r ラ行 200 שׁשׂ スィーン、シーンשִׁין s,sh サ行、シャ行 300 ת תּ ターウתָו th,t タ行、タ行 400 תפכדגבの六文字には別形態がある。 すなわち、תּפּכּדּגּבּのように点(ダーゲーシュ・カルという)が打たれた文字である。 点のない文字は軟音で[bh][gh][dh][kh][ph][th]と発音する。 [gh][dh]は実際の発音は変わらず、[bh]は[v]、[kh]は[x]、[ph]は[f]の音になる。 点が打たれる文字は硬音となり、[b][g][d][k][p][t]の音になる。 צפנמכの五文字には終止形(ソーフィート:סוֹפִית)がある。 すなわち、単語の語尾に来る時にはそれぞれץףןםךと表記される。 א(アーレフ)は無声であり、母音記号による母音だけが聞こえる。 よって音写は気息記号(’)で書かれる。 שׂとשׁは本来一つの字であったが、いつからか発音が変わった。 ◇音韻の分類 喉音 עחהא (ר) 口蓋音 קכינ 舌音 תרנלטד 歯音 שׁשׂצםז 唇音 פמוב רは舌音だが文法上は喉音に分類される。 ◆母音 ◇母音文字 ヘブライ語のアーレフベートは全て子音のみであり、母音表記はなされなかった。 今日でもユダヤ人の会堂で朗読される聖書には母音記号は付されていない。 しかしながら、הויの三文字が「準母音字」として用いられている。 いずれも長母音である。 הは(アー) יは(イー)と(エー) וは(ウー)と(オー) これらは子音と母音の両方を表すため、「母音文字」と呼ばれる。 ◇母音記号(ニックード) 音 長母音 短母音 複合シェワー 単純シェワー 記号 名称 発音 記号 名称 発音 記号 名称 発音 記号 名称 発音 ア ָ カーマツ・ガードールקָמַץ גָּדוֹל アー ַ パッターフפַּתָּח ア ֲ ハタフ・ヒーリークחֲטַף חִירִיק ァ イ יִ ヒーリーク・マレーחִירִיק מָלֵא イー ִ ヒーリークחִירִיק イ ウ וּ◌ シュールークשׁוּרוּק ウー ֻ クブーツקֻבּוּץ ウ エ ֵ ツェーレーצֵירֶה エー ֶ セゴールסֶגוֹל エ ֱ ハタフ・セゴールחֲטַף סֶגוֹל ェ ְ シェワー・ナーשְׁוָא נָע エ יֵ ツェーレー・マレーצֵירֶה מָלֵא シェワー・ナーフשְׁוָא נָח 無音 オ ֹֹ ホーラームחוֹלָם オー ָ カーマツ・カーターンקָמַץ קָטָן オ ֳ ハタフ・カーマツחֲטַף קָמַץ ォ וֹ◌ ホーラーム・マレーחוֹלָם מָלֵא ヘブライ語は子音字の下や上に母音記号を付けることによって正確な発音を表記する。 この母音記号は「ニックード」(נִקּוּד)と呼ばれる。 長母音は(アー・イー・ウー・エー・オー)と長く発音する。 短母音は(ア・イ・ウ・エ・オ)と短く発音する。 シェワーはさらに短く(ァ・ェ・ォ)と発音する。 「マレー」は子音を補助記号とする場合に付けられる。 語末は母音記号なしの場合が多いが、その場合は子音だけで軽く発音するか、もしくはほぼ聞こえない。 ◇シェワー とֱֲֳ の記号はシェワー(שְׁוָא)と呼ばれる。 シェワーには単純シェワーְと、複合シェワーֱֲֳ がある。 ◇単純シェワー 単純シェワーְ はシェワー・ナー(有音)とシェワー・ナーフ(無音)のいずれかである。 シェワー・ナー シェワー・ナーは短く(ェ)と発音する。単純シェワーが有音となる条件は以下である。 •語頭にある時נְבָלָה(nebhalah)ネヴァーラー「愚かさ」 •アクセントのない長母音の後קָטְלָה(qatelah)カーテラー「彼女は殺した」 •二つ続くシェワーの二番目יִרְמְיָה(yirmeyah)イルメヤー「エレミヤ」 •ダーゲーシュ・ハーザールの文字םִפְּרוּ(sippelu)シッペルー「彼らは語った」 シェワー・ナーフ シェワー・ナーフは音節を閉じて無音となる。単純シェワーが無音となる条件は以下である。 •二つ続くシェワーの一番目יִרְמְיָה(yirmeyah)イルメヤー「エレミヤ」 •短母音の後 קִרְיָה(qiryah)キルヤー「町」 •アクセントのある長母音の後לֵכְנָה(leknah)レークナー「行きなさい」 •単語の終わりのシェワーמֶלֶךְ(melek)メレク「王」 ◇複合シェワー 単純シェワーは喉音רעחהאの文字に付く時、複合シェワーになる。 このように複合シェワーは単純シェワーに短母音を組み合わせたものである。 短母音より短く(ァ、ェ、ォ)と発音する。 •אֱלֹהִים(yelohim)エローヒーム「神(々)」 ◇パッターフ・ガーヌーヴ パッターフ・ガーヌーヴ(פַּתַח גָּנוּב)は「潜入パタフ」とも呼ばれる。 これはעחהּの文字が単語の最後にあり、 且つ直前の文字がカーマツָָ以外の長母音の時の原則である。 例えば、רוּחַ「霊」は(ruha:ルーハ)ではなく(ruah:ルーアハ)と読まなければならない。 このような場合は子音よりも先に母音を発音する。 ◇マピーク 喉音文字הが語尾にあってהּになることがあるが、この点をマピーク(מפיק)と呼ぶ。マピークがある時は、準母音でなく子音であることを示す。 ◇ダーゲーシュ ダーゲーシュ(דָּגֵשׁ)とはבּのように文字の真ん中に打たれる点のことである。 ダーゲーシュには「ダーゲーシュ・カル」(דָּגֵשׁ קַל)と「ダーゲーシュ・ハーザーク」(דָּגֵשׁ חָזָק)がある。 これは一般に「弱ダゲッシュ」「強ダゲッシュ」と呼ばれる。 ◇ダーゲーシュ・カル ダーゲーシュ・カルが打たれる文字はתּפּכּדּנּבּの六文字である。 これらのダーゲーシュ入りの文字は硬音となり、[h]の音が抜けて[b][g][d][k][p][t]の音になる。 ダーゲーシュ・カルは語頭、また語中ではシェワー・ナーフ(無音シェワー)の後に打たれる。 •語頭 תּוֹרָה(torah)トーラー「律法」 •語中(シェワー・ナーフの後)מִדְבָּר(midebar)ミデバール「荒野」 ◇ダーゲーシュ・ハーザーク ダーゲーシュ・ハーザークは喉音(רעחהא)以外の全ての文字の中に打たれる。 これは文字を強く、二度発音することを示す。小さな「ッ」が入る感じになる。 •מַצָּה(massah)マッツァー「無酵母パン」 ダーゲーシュ・ハーザークには三つの機能がある。 •(1)文字の補充 発音の関係で本来あった文字が吸収される場合。(נの文字が吸収される場合が多い) •אַתָּה(attah)アッター ← אַנְתָּה(antah)アンター 「貴方は」 •(2)強意 動詞のピエール、プアル、ヒトパエル態は共通して強意の意味がある。 それはちょうど「蹴飛ばす」よりも「蹴っ飛ばす」、「つつく」よりも「つっつく」の方が意味が強まるのと似ている。 •(3)発音補助 マケーフという水平線が単語を連結した時に、連結した最初の文字にダーゲーシュを付ける。 この場合、二度発音しないで、一度だけ発音するので、「結合のダーゲーシュ」とも呼ばれる。 •לְכָה־נָּא(lekah-na)レカー・ナー「どうか来てください」 ◆音節とアクセント ◇開音節と閉音節 「音節」とは一個の母音の助けで発音される一文字、または数文字のことである。 母音の数と音節の数は同じである。 音節には「開音節」と「閉音節」がある。 「開音節」は母音で終わる音節であり、「閉音節」は子音で終わる音節である。 •יַלְדָּה(yal-dah)ヤル・ダー「女の子」 「ヤル」(yal)は閉音節で、「ダー」(dah)は開音節。 原則として「開音節」は長母音であり、「閉音節」は短母音である。 しかしアクセントがあれば、逆になることもある。 母音記号カーマツはこの法則に従って発音が変わる(「母音記号カーマツ」の項を参照)。 ◇アクセント ヘブライ語のアクセントは強勢アクセントであり、アクセント部分を強く発音する。 辞書などでは文字の上に とアクセント記号が付してある。 アクセントは詠唱符号が置かれている音節にあるので、それで見分ける。 アクセントが最後の音節にあるものを「ミルラー」(מִלְּרַע)と呼ぶ。 アクセントが最後から二番目の音節にあるものを「ミルエール」(מִלְּעֵיל)と呼ぶ。 ヘブライ語ではほとんどがミルラーである。 ◇母音記号カーマツ 母音記号カーマツは、「アー」と「オ」を両方に使われるので、区別する必要がある。 開音節(母音で終わる音節)であれば「アー」である。 閉音節(子音で終わる音節)の場合、アクセントがあれば「アー」、なければ「オ」になる。 「アー」と発音するものを「カーマツ・ガードール」、「オ」と発音するものを「カーマツ・カーターン」と呼ぶ。 ◇メテグ メテグ(מֶתֶג)とは、例えばוַֽיְהִיの垂線のこと。 この記号は発音の際にいったん休息することを示す。 •וַֽיְהִי(way-hi)ワイヒーではなく、(wa-yehi)ワ・エヒーと読む。 •メテグがある音節は開音節であることを示す。したがってメテグの次のシェワーはシェワー・ナー(有音)となる。 •カーマツが(アー)の読みであることを示すが、(オ)の読みとなる例外もある。 ◇マケーフ マケーフ(מַקֵּף)は、例えばמֶֽלֶךְ־יִשְׂרָאֵ֖לの水平線で、単語を連結しているものである。 この記号は二つの語が意味上密接な関係にあることを示し、アクセントは最後の言葉だけになる。 •מֶֽלֶךְ־יִשְׂרָאֵ֖ל(lemek-yisrael)メレク・イスラーエール「イスラエルの王」 ◇ラフェー ラフェー(רפה)とは、 פֿのように文字の上の水平線のことで、 本来はפּ(ダーゲーシュ・ハーザーク入り)の文字を、反復なしで読ませる時に付ける。 ◇ケティーヴとケレー ケティーヴ(כְּתִיב)とケレー(קְרֵי)。 ヘブライ語聖書では、写本の誤りの修正は余白や脚注に書かれるが、誤った本文自体は変えないという習慣があった。 無修正の語はケティーヴ(「書かれている」の意味)と言い、余白や脚注で修正された読みをケレー(「読まれるべき」の意味)と言う。 母音記号が開発されてから、ケティーヴでは子音文字は一切変えずに、正しい母音記号だけを付すようになった。 これによって一見音読不可能な文字に遭遇することになるが、そのような時は余白や欄外脚注を見なければならない。 補足 故意に異なる読みをする場合では、神名であるיהוה(YHWH)は、あまりに神聖なものと扱われるので文字通りに発音されない。 代わりにאֲדֹנָי(adonay)アドーナーイ「主」と発音するので、 יהוה(YHWH)にアドーナーイの母音記号(ァ・オー・アー)を付ける。 そうするとיְהוָֹה(yehowah)イェホーワーとなる。 ァがェに変わるのは、アドーナーイでは一文字目のアーレフは喉音子音なので複合シェワーであったが、 YHWHでは喉音子音以外のユードに変わったので、複合シェワーが単純シェワーになるからである。 またこの単純シェワーは語頭にあるのでシェワー・ナー(有音)となり、短いェとなる。 また、母音記号ホーラームはホーラーム・マレーと変わってワーウの所に移動する。 しかし、これは子音字ワーウに母音記号二つ(ホーラーム・マレーとカーマツ・ガードール)が付くという音読不可能な文字なので、ケティーヴと見なされなければならない。 しかし、ケティーヴであると知らなかった故に西洋ではYehowah(イェホーワー)と読まれるようになった。 ただし古典英語ではYはJで、WはVで発音したので綴りはJehovahである。 現代英語ではJehovah(ジェホーヴァー)と発音が変化し、日本語ではヱホバ、またはエホバと呼ばれている。 יהוהの本来の読みは失われ、未だ不明であるが、 学者の間ではיַהֲוֶה(yahaweh)ヤハウェ、あるいはיַהְוֶה(yahweh)ヤーウェであろうと推定されている。
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母音発声練習 これは各母音子音を伸ばした時に残る音ですよね。 これをやる事により各言葉の発声がはっきりしてきます。 まず何時ものテンポ60で1拍ずつドの音階からア~エ~イ~オ~ウ~と 繋がる様に発声し最後のウ~は2拍で2拍休む→計8拍を1セットとします。 次に半音上げの♯ドで同じく1セットその次はレでと自分の無理せず出せる音階までやります。 終わったら次にまたドから始め今度は下へシ・#ラ・・・と1セットずつ下げていき、 これは出る音階まで続けましょう。 活舌発声練習 先に挙げたタンギング発声練習に加え、「アエイオウ」を「タテチトツ」と変え発声し 徐々にテンポを上げていくと良いでしょう。