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『グリム童話集』「名づけ親さん」〈KHM42〉 →郊外に出て最初に出会った人に子供の名付け親を頼もうと決めた男が、行きあった男に頼むと、 その男は死神を見る方法、それからその死神が病人の頭の側についていたら、男の渡した水を飲ませれば 治るが、死神が足の近くにいたら助からない、と教わる。 それによって腕のいい医師として大金持ちになる。 のちに、名づけ親の元を訪ねた際に、名付け親は悪魔らしい事が暗示される。 『グリム童話集』「死神の名づけ親」〈KHM44〉 →子供を多くもうけた親が、往来に出て最初に行きあったものに名づけ親を頼もうと思って出かけるが、 最初に出会った神様には「富める者ばかりひいきするから」という理由で断り、 二番目に出会った悪魔にも「人間に悪さをするから」という理由で断る。 三番目に出会った死神に、「あなたは誰でも分け隔てをしない」という事で名づけ親を頼む。 死神はやがて生まれた子供に、自分が立っている場所によって病人が生きるか死ぬか判別する方法と、 生きる患者に与える薬草を教える。が、子は死神の言いつけを破って二度、 死神の立つ位置の頭と足元を入れ替えて助からない患者を助けたので、命を取られる。 参考文献 『完訳グリム童話集(2)』 完訳 グリム童話集〈2〉 (岩波文庫)
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 管理人コメント 作者の他作品 関連リンク 書籍情報 タイトル 死神を食べた少女 著者 七沢またり イラスト チョモラン 出版社 KADOKAWA/エンターブレイン Nコード N5240BC レーベル エンターブレイン 連載開始 2012年 03月07日 あらすじ 血塗れの少女が戦場を駆けるファンタジー戦記。貧しい村に生まれた少女・シェラは、自分を襲う解放軍兵士の後ろに「美味しそうな」死神を見る。死神の鎌が振り下ろされるより早く、シェラは死神をたいらげた。そして、彼女は王国軍の兵士となる。大きな鎌を手に憎き帝国軍を倒すため、美味しい食事にありつくため――。 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 死神を食べた少女 上 2012年 12月15日 一般書 978-4-04-728457-9 1,000円 エンターブレイン Amazon ebten 書籍データ 死神を食べた少女 下 2012年 12月15日 一般書 978-4-04-728458-6 1,000円 エンターブレイン Amazon ebten 書籍データ 管理人コメント ジャンルとしては末期戦もの。 絶望的な戦況の中で死神部隊を率いて奮戦する少女・シェラが主人公。 シェラ・死神というキーワードなら普通はデルフィニア戦記が思い浮かぶところだが、なろうスレではこの作品を思い浮かべなければならない。 とても完成度が高く、またテンプレな内容ではないためなろうスレでの評価は非常に高い。 その評判と最高位累計50位という看板を引っ提げて上下巻同時発売という形でエンブレから書籍化したものの、結果はかなり残念なものに。 とはいえ完成度の高さは折り紙つきであり、中篇程度の長さで完結しているため、ぜひ一読をお勧めしたい。 作者の他作品 勇者、或いは化け物と呼ばれた少女 火輪を抱いた少女 関連リンク Web版 「死神を食べた少女」
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電撃hp5号に掲載された、短編作品。 あらすじ:合成人間であり、女優でもある瀬川風見(スワロゥバード)は映画の撮影中、「いつか自分は組織に始末される」そのことについて考えていた。だがそんな組織からの死神を待つ彼女の元に現れたのは、また別の死神だった――。 登場人物:瀬川風見、宮下籐花 (ブギーポップ)、ヴェントリロクィスト、澤登章三、久遠寺くん(映画の相手役)。また名前だけだがスクイーズ、白衣の男(=飛鳥井仁)も登場する。 短編にしては珍しくブギーポップも登場し、世界の敵との戦いまである。 合成人間にしてMPLSが二人も登場、特に強力な能力のヴェントリロクィストはこの話のみ登場。その他にもブギーが世界の敵について語ったり、着替える前後の描写があるなど、見所の多い短編である。 コメント ブギーポップシリーズ ブギーポップシリーズ作品名 死神を待ちながら 短編作品 短編作品名
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~PROLOGUE~ 第一章 追跡者 ~PROLOGUE~ 「死神さん…あなたはどこにいるの?私はあなたが欲しい。その全てを圧倒する鋭い眼光、そして非情な殺し方…私はあなた姿を見ながら死んで行きたい…死ぬまでずっとそんなあなたを見つめたい…だから、私はあなたを追い掛け、そして私の物のにするの…だから待っていてね…私だけの死神さん。あなたを捕まえるのは…このワ・タ・シ」 黒いドレスをその身に纏い…銀色の長髪を靡かせるその姿はまさに堕天使そのものだ。闇夜に浮かぶ月を後ろに微笑む姿は…生きる者の力をすいとるような雰囲気を醸し出している…右手に持った黒い傘を握り締め、彼女は闇に消えて行く…全ては彼を我が物にするために…… MONSTER HUNTER 死神を追う堕天使 第一章 追跡者 第一章 追跡者 「ここがヴェルト…城塞なんて物騒ねぇ~」 どうやら彼女はヴェルトにいるようだ…死神を追って来たのだろう…黒い傘をくるくると回しながらつまらないといった顔をしている 「なんだか、聖騎士も二人いたしぃ…死神さんが近いって事かしらね~…でも、そうだとしたら聖騎士には先を越させないわよ」 組織は確かに死神を追う事をやめた…それは彼が組織にたいして無害だからである事と捕まえる事は無理だと感じたからだ…しかし実力試しとでも言えばよいのだろうか、単身で死神を追う者もいる…その一人が彼女だ。彼女の口ぶりからすると聖騎士も死神を追っているという事になる。どのような理由かは知らないが… 「“秘剣”と“白衣”…白衣だけならともかく、秘剣は相手にしたくないわね…」 秘剣と白衣…だれの事かはまだわからないがかなり実力者である事は確かだ 彼女はふと、星が煌めく夜空を見上げた…そして笑みを浮かべた 「夜……それは私の時間、堕天使の舞う姿…この街で見せてあげましょうかね」 そんな事を言っていると彼女がいる場所から差ほど離れてないところで何やら騒ぎが起きてるようだ。よくみるとそこは酒場で男達が中で暴れている… 「あらあら、ちょうどいいおもちゃ発見かしら!フフフ…楽しみになって来たわ~」 そう言った彼女は無邪気な少女のような笑顔を見せる…それが恐怖の始まりの合図である事は誰も知らない… 騒ぎが始まってから少したったその時、事件は起こった… 「ひ、人殺しだ~!!誰か奴らを捕まえてくれ!」 「一体、何があったのかしら?」 彼女は微笑みながら叫んでいる男性に話しを聞いた。まるで楽しんでいるかのように… 笑顔の中に隠し切れない悪意のオーラは男性の心を威圧する…それを知ってか知らずか男性は彼女に落ち着きながら話す 「実はあの男達が喧嘩をしてな、それで相手の客を殴って逃走したんだ!」 「そう、ありがと!」 「ありがとって…あれ?」 話しをしていた女性はもう目の前にはいなかった…男性は夢を見ていたのか?と言わんばかりの表情をしていた 「…クソ!バンシー!!お前のせいで俺まで巻き添いだ!」 騒ぎの犯人らしき男が悪態をつく… 「大丈夫!この裏路地に逃げ込めば追われる心配はない!俺を信じろ!」 先陣を切って走っている俺が自信を表わにしている…どうやら逃げ切る自信があるらしい…が、現実はそう甘くはない…彼らは堕天使に狙わてしまったのだから… 「おい、この道を右に曲がるぞ!…おい、デル…デル!返事しろよ!!どうなってんだよ!さっきまで…」 続きを喋ろうとした時、周りから悪魔の囁きのような声が聞こえてきた 「フフ、あなたが呼んでいる男はもう死んでいるわよ後ろから一撃で仕留めてあげたわ…でも、あなたはもぉぉっと残忍な殺し方で仕留めてア・ゲ・ル」 声の主はバンシーと呼ばれる男を精神的に追い詰める…じわり、じわりと… 「嘘だ!!デルは…おいデル!返事し」 バンシーの胸に弾が食い込んだ…バンシーの顔が一瞬で青ざめ、そして痛みのあまり声を上げようとするが……もう遅い 「拡散弾~~でぇ砕け散りなさいな」 彼女は笑いながら言い放った…そして、爆発と共に彼の身体は粉々に吹き飛んだ。身体の肉辺はあたりに散乱、臓物だったものらしき物体たちも粉々に吹き飛び、あたりに散らばった……悲惨にも程がある。彼女は尋常ではない…もはや、悪魔だ 「アハハ、最高ぉ~人を殺すのってなんて気持ちがいいのかしら!!」 無邪気な顔をしながら嘲笑する彼女…だが、何かに気付いたのか、急に後ろを振り返る 振り返った時の目付きはさっきの目付きとは打って変わり、狂ったような目付きになっていた 「あなた……いつからいたの…?」 「さっきからよ、あなた相変わらずこんな事してるの?」 この声の主は暗闇の中からで姿は確認出来ない… 「うるさい!!!お前なんかに関係ないわ!!今すぐ出て来なさい!!その顔を引き裂いてやる!!」 彼女は殺意を表わにしながら叫ぶ…怒り任せにとにかく叫んだ 「どこかの馬鹿が吠えてるみたいね…愚かよ」 「なんだとォ!!!!」 「愚かだと言ったのよ!聞こえなかったのかしらね?頭ならまだしも耳まで悪いなんて…」 声の主は彼女を手玉に取るように話すその口ぶりに彼女はさらに怒る 「ふざけるなよ!!このクソ女!!!」 この発言にはさすがに声の主も引っ掛かったらしい…声の主は闇の中からついにその姿を表した
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十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第一話「とある国境付近の村で」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第二話「魂を弄ぶもの」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第三話「金色」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第四話「太陽」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第五話「一周忌・前編」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第五話「一周忌・後編」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第六話「名もなき村」 説明文 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第七話「隔離」 説明文
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■死神を食べた少女 七沢またり Web版。 女主人公で、恋愛要素はほぼ無し。 (本人が興味ないタイプ) 外伝(後日談)の新キャラでサブカプあり。
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私を囲んでいた亡者は全滅し、死神は拘束されている 状況がいまいち飲み込めないが、命拾いしたらしい しかし、何者だ?触れるだけで魂を殺すなど、かなりの聖遺物なのだろうか そう思い、死神に絡みつく鎖の鎖の操手を見やった 酷く小さな影だ。恐らく仮面を被っているのだろう。白い仮面だけが 夜の森に浮かんでいた。まるで仮面をつけた生首が浮かんでいるようで あまり気持ちのいい景色ではない 「…キサマ、コノテイドノ鎖デ、我ヲ封ジ込メタツモリカ」 死神は金色に光る目に憎しみの色をこめ、くぐもった声を、鎖の操手に向けた 「そう。ゴシックメタルはまだ不完全ね」 「ヌカセ、ガキ」 鎖の拘束を断ち切ると、死神は鎖の主に躍りかかる その姿は先ほどまでの魔術師のような物とは大きく違う まさに魔物。あまりにも巨大なそれに対峙した鎖の主の仮面の目にあたる部分から 金色の光が零れだす。鎖の主の足もとに金色の魔方陣が現れ、眩い光を放っている 金色の魔方陣…?私の知識にそのようなものは含まれていない 私の疑問を余所に、金色の魔方陣の上で呪文のようなものを呟きながら、鎖の主は手で印を組んでいた 「スラッシュメタル、ヘヴィメタル、オルタナティブメタル、シンフォニックメタル」 「来て」 呪文の詠唱が終わったのだろうか。それと同時に一瞬世界が白一色になる 眼を開けると、そこには巨大なゴーレムや、金属質のゴーレム、大剣、そして鎖の主の手にはカギ爪光っていた 金属質のゴーレムが、死神の攻撃を防ぐ それと同時に鎖が絡みつき、大剣を握ったゴーレムが死神の身体を両断していた あれだけの数を召喚し、使いこなす。かなりの使い手だ とはいえ、死神も負けていない。身体を再構築し ゴーレム達を相手に自らも、使い間を召喚。一進一退の戦いを繰り広げている ―ご主人さま、なんでですか?さっきあんなにあっさりやられてたのに 恐らく、この地形であろうな。こんな辺境に陣取るより本来、人の多い場所を移動して 魂を狩る方が効率がいい。それをしないという事は、この土地に何かしらの秘密があるのだろう 倒しても倒しても再生する死神を相手に、少し押されているようだ ―ご主人さま、今のうちに逃げ…じゃなかった。戦略的撤退を推奨したいんですが 妥当な判断だ。こちらにはもう切れる札がない訳だしな。だがそれは夜の場合だろう 今、何時頃だ? ―…あ そういう事だ。行くぞガラチン ―お願いですからガラティンって呼んでください 長い。非効率的だろう。時間の無駄だ、と返すと私は背負っている“連れ”を抜刀する クリムゾンブロウ曰く「どんぐりうめえ」 ブラックパイソン曰く「オーガニック」 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第三話「金色」完
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―予想外です。そろそろ引き返した方が。日も暮れますよ 老人から聞いた情報を便りに、村の裏手にある山を探索していたのだが 思ったよりも道が悪く、森も深い。完全に迷ってしまった ひょっとすれば死神が道違えのルーン辺りを使っているのかも知れない なにはともあれ、夜は出来るだけ避けたい 相手が禍モノである以上、夜という時間が敵にとって有利なのは間違いないのだから 曰く、死神は山で迷ったものの魂を奪い、自分の力にしている 曰く、髑髏のような白い仮面を付けており、その眼からは金色の光が漏れている 曰く、山で生活を立てていた村は実は死に瀕している 曰く、何人もの凄腕が挑んだが、一人として生きて帰ったものはいない ―ご主人さま、時間切れです。日が沈みました 仕方ない。覚悟を決める他ないな。そう思い、私は腰から二丁の銃を取り出す 以前、席を置いていたカテドーラなる騎士団に所属した際、その功績を認められて貰った 銀で出来た特別な銃。死神のような禍者には、特に効果があるはずだ それに抜き撃ちの速さだけなら誰にも負けない自信がある 銃を構えながら、出来れば死神とやらの遭遇を避けたいと思い、村への道を探す 気が遠くなる時間歩いたが、正しい道に出ない。そんな道あれば、なのだが それにしても、これだけ歩いて死神に遭遇しないのは運がいいのかも知れないな そんな楽観的な考えを抱く私の目の前に、それはいた 漆黒のローブををまとい、巨大な剣を背負った死神が 金色の目を輝かせながら、不気味に佇んでいる 耳障りな音―魂を奪われた亡者の叫びかもしれない―を立てながら 死神は私との間合いを一気に詰めると、その巨大な剣を振りかぶった 二丁の銃でそれを辛うじて防ぎ、後方に跳躍 だが死神も跳躍と同時に、おそらく霊魂であろうソレを使役し、私に向って襲いかからせる だが、私とてかつては騎士と呼ばれた存在。夜だからとて、そうそう負けるわけにはいかない 着地と同時に、遅い来る霊魂と、そしてその奥の死神に向って発砲する 二丁の銃でそれを辛うじて防ぎ、後方に跳躍 だが死神も跳躍と同時に、おそらく霊魂であろうソレを使役し、私に向って襲いかからせる だが、私とてかつては騎士と呼ばれた存在。夜だからとて、そうそう負けるわけにはいかない 着地と同時に、遅い来る霊魂と、そしてその奥の死神に向って発砲する 当たった。儀礼式のシルバーブレッド12発全弾命中だ。霊魂は全て撃ち抜かれ、後方の死神にも3発命中 絶叫をあげながら、死神は手を地面につける。同時に地面に青く光る魔方陣 陣に書かれた術式は…これは失われた形式の…禁術…! まさか、ネクロマンシー…!まずい。 そう思った時には手遅れだった。 死神に挑んだ戦士たちの慣れの果てが、私を囲んでいた。その数ざっと50 ―ご主人さま、来ます! 銃声が、夜の森の静寂を切り裂く 私の銃で撃たれ、死んだ魂は二度と再生することがない それにも関わらず、敵は減るどころか増えている気すらする 一体どれだけの魂を奪ったというのだ、この死神は… ―ご主人さま、弾がもう…! ここまでか。ならばせめて刺し違える他あるまい。覚悟をきめ、死神を見据える その時、異変が起こった ジャラリ…鉄の擦れる音と共に、召喚された哀れな死者の魂が、順に爆ぜていく どうやら音の元は鎖らしい。酷く禍々しい雰囲気を持つ鎖が、死者を殺し 死神を拘束していた 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第二話「魂を弄ぶもの」完
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デスメタルは各段に強くなった。それは間違いない 遠隔召喚、そして周りに霊子や魂が存在しない状況を想定しての 呪術兵装の数々… さらに人工精霊・メタルコアによる自身の身体能力の大幅強化… 仲間との離別の後、彼女は数え切れないほどの、戦闘を繰り広げていた それは復讐のため。その為だけに彼女は数々の魔を狩り、その力を自身の兵装に吸わせ 更なる力を得る。ただ復讐のためだけに彼女は力を欲していた ―足りない。この程度じゃアイツに勝てない。もっと早く力が欲しい。もっと早く そんな焦りが、一瞬の隙を作る。その隙を見逃すほど、敵も甘くはない しまった、と思ったころにはもう遅い 敵手の攻撃が、今まさにデスメタルの首に振り下ろされようとした時 太陽に似た輝きが、敵手の左半身を消し飛ばしていた 「何ダ…ト…コノ闘気…ソレニ粒子量…マサカS級スコットランド人…」 それは、太陽の力を得た戦士の放つ、スコットランド粒子の奔流であった 朝日を浴びて、A級以上のスコットランド人が本気になったときに放たれるという、ソレがキラキラと煌めく 「馬鹿ナ… 先ホドマデノ貴様カラハ、スコットランド粒子ヲ微塵モ感ジナカッタ…何故ダ…」 「いかにも。夜間は力が3分の1程落ちてな。故に醜態を晒してしまった」 「ク…馬鹿ナ…絶滅シタハズダ… 生キ残リダト…」 「スコットランドは滅びん。我らの心にいつまでも存在している。大人しく自害することをお勧めしよう」 禍モノにとって、これほど濃縮された太陽の光を浴びては再生すら追いつかない ガラティンを抜かれたとき、もう勝負はついていたのだ 「舐メルナ人間!コノ死神チェルノボグノ真ノチカ」 「貴方の相手は一人じゃない」 死の神、チェルノボグの身体に再び鎖が巻きつく。 シュウシュウと巻きつかれた部分から煙が上がり 死神の絶叫が山に響く 「貴様ァ…卑怯ナ…」 「あなたが勝手に私を無視して喋ってただけ」 先ほどと違い、弱った死神に逃れる術は存在していなかった 金色に輝きだす鎖とは対照的に、死神の体は、徐々にしぼみ、最終的には無に帰した 「ごちそうさま」 そう一言、無に帰した死神に言い放つと、少女は指を鳴らす それと同時に、召喚されていたゴーレムや武器が、一斉に地面に現れた魔方陣に沈んでいく そんなゴーレム達に一瞥する事もなく、少女はこの場から立ち去ろうとしていた 「待て。君はいったい何者だ」 「助けてくれたことにはお礼を言います もし日本に来ることがあればお礼もします。ありがと、それじゃ」 振り返る事もなく、少女はそう言い放つと、自分が召喚したモノ達と同じように、魔方陣の下に沈んでいく 「礼を言うのは私の方だったのだがな。致し方あるまい」 <あー 振られちゃいましたねご主人さま> 茶化してくるガラティンを一切無視して、戦士は笑う 「日本、か。そういえばジョンはその国にいるのだったな」 クリムゾンブロウ曰く「何度見てもNEXTのV3の色になじめねぇ」 ブラックパイソン曰く「色よりあのハリケーンのがきつい」 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第四話「太陽」完 次回「一周忌」
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「ごちそうさまでした。一晩の恩義はわすれません」 「ふむ…。しかし坊や、どこに行こうというのじゃね」 「この地方にある伝説を調べています。それを」 「そうではないのじゃ」 デスメタルの言葉を遮って老人は首を振った その行動に疑問を感じたデスメタルは 「そうじゃない?」 「この村からは決して出ることができんのじゃ」 「…?」 「ふむ…自分の目で確認した方が理解も出来るかの。坊や、試しに村から出ようとしてみなさい」 そう促され、デスメタルは村の入口に向い、外に出ようと足を踏み出した が、村の外に足を踏み出したはずなのに、何故か村の中にいた 何だコレは…。魔術の結界の類だろうか…。 (これしきのことで!) またこの近辺まで来るのは面倒だが、それでもこんな所で足止めを食らうよりはマシだ 転移陣を発生させ、とりあえず別の場所に飛ぶ…! だが転移陣が発生しない (それでも!) ならばメタルシリーズを召喚して結界ごと吹き飛ばす だが、メタルシリーズは現れない (だとしても!) 護身のために常に持ち歩いている ゴシックメタルが大蛇の如く猛り、村の外の樹に巻きつき、デスメタルを村の外に引っ張り出そうとする が、そもそも樹に巻き付くことすら出来なかった (超スピードだとか催眠術だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてない) 「そんな…」 「どうじゃ。理解できたか?」 「どうなってるの?」 「見えるかの、あの城を」 そういい、老人が指出す方向、森に包まれハッキリとは見えないが 城らしき建造物が見える 首を縦に振り、老人に続きを促す 「うむ。あれはの、この地方の領主。ヴラド・ツェペシュ様の城じゃ」 (ヴラド・ツェペシュ…!ドラキュラ…!) 「この村はの、何百年も前から世間から途絶しておるのじゃ」 「ヴラド様のお力かの…。外のものはこの村に気づかぬようじゃ。お前さんのようにたまに迷い込む人間が 数十年に一人、おるかおらんかじゃ」 「住む所なら、ワシが手配してやろう。じゃから坊や、可哀想じゃが諦めなさい…」 そう言いながら、自分の後についてくるように促し、家に戻る老人に続くデスメタル その仮面の下に狂気の笑みを浮かんでいる事に気づいたものは、誰もいない ―森に佇む古城 「…ついに金色の魔眼がこの地に来たか。待ちわびたぞ」 「さぁ、我が元へ来るがいい…」 森の中の古城に、狂気満ちた笑い声が響き渡る クリムゾンブロウ曰く「どう思う?無論、女子高生のスカートについてだ」 ブラックパイソン曰く「いや、それよりシャツの方が問題だろう。ブラ丸見えだぞ。陰謀の臭いがする。行くぞ、友よ」 十六聖天外伝 死神を目指すモノの章 第七話「隔離」