約 30,227 件
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/305.html
的。詳しい説明は、下記のリンク先を参照のこと。 日本ゴム銃射撃協会公式競技 A号標的、G号標的、F号標的があり、それぞれ寸法や重量、素材等が決められている。 自由な標的 公式射撃競技以外、例えばイベントや自宅における自由なゴム銃射撃として、さまざまな標的が用いられている。以下に列記する。 空き缶標的 アルミ皿標的 インテリアピック標的 音響標的 紙コップ標的 紙コップピラミッド ストラックアウト トンネル標的 ビニール袋標的 ピンポン球標的 風速計型標的 風鈴標的 ペットボトル標的 マルチビンゴ標的 レンジガード標的 連発用ピンポン球転がし標的 輪ゴム標的
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1149.html
標的 標的―競馬シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫) 標的 (Hayakawa Novels―競馬シリーズ) 題名:標的 原題:LONGSHOT (1991) 作者:DICK FRANCIS 訳者:菊池光 発行:早川書房 1991.11.15 初版 価格:\2,000(本体\1,942) 主人公は新進作家。かつサバイバルの専門家。特に後者のほうはかなり珍しい特技の持ち主ということで、それだけで何冊も作品ができそうな気がする。しかし、この主人公は砂漠や森や海からのサバイバルに関する本を何冊か出していて、その作品を作るために容易ならぬ環境に身を置いてきた経験を有するというもの。山の一種の専門家であるぼくには一種共通する意識があったりするから、冒頭から期待をかけた作品であった。 しかしペースはいつもの競馬ミステリー。カバーの森の写真や、深い自然に囲まれたこの舞台背景がいつ主人公を罠に落とし入れ、しかも彼の能力を最大限に発揮させてくれるのかと、期待に胸弾ませること頻り。 と、これがのっけからサバイバリストの本領発揮で、瞬く間に脇役たちの心を捕まえてしまう。そして子供たちを伴っての二度三度のサバイバル・シミュレーションがなんとなくスリリングだ。しかも雨に濡れたヒル・ウォーキングのイギリス絵画的風景が想像され、大変美しく切ない。こういうところ英国冒険小説の王道をゆくフランシスならではの情緒感覚で、ぼくが大変魅かれている点だ。 最近フーダニットにこだわっているのはよくわかるけど、この作品では謎などは二義的なものであり、むしろサバイバルの神髄を突いたクライマックスがすべてと言ったほうがよさそうだ。なぜこんな平和なイギリスの森ごときで主人公がサバイバルの能力を発揮するのか、となんとなく腑に落ちなかったぼくであるが、作者は主人公にとんでもない過酷な試練をきちんと用意してくれているのである。 フランシスというのはかなりマゾっ気が豊富であるなあ。しかしこういうのはストイックな主人公たちを描き出すための同じ絵の具のブレンドなのかもしれないのである。過酷さがあるからこそ主人公の単独の闘いがいつも光ってくるのかもしれないのだ。 こういう作品は本当、シリーズ中でもぼくは好きな方だ。途中、中弛みがなけれさらにいいのだが……。 (1994.04.16)
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【種別】用語 【登場】17話 この時点での小夜たちの追っていた標的はグレゴリ−。 コメント 名前 コメント
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射撃前には動かない標的のこと。命中によって倒れる、移動する、回転する、揺れる、音を立てるなどの変化で、命中を知らせる。公式競技ではマッチボックス、フライシュートが静標的である。→動標的
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射撃前から動いている標的。公式競技のコインペンドラムが、動標的である。ただし、最初に輪ゴムが命中する前は静標的であるが、命中によって標的が揺れると動標的になると考えることもできる。→静標的
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登録日:2021/06/16 (Wed) 16 48 58 更新日:2023/11/11 Sat 01 56 14NEW! 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 兵器 大日本帝国海軍 太平洋戦争 戦争 日本史 歴史 海軍 漸減作戦 潜航艇 特殊潜航艇 甲標的 真珠湾攻撃 第二次世界大戦 艦隊これくしょん 軍事 魚雷 如何なる打撃を与えるかは問題にならず。微笑を浮かべつつ、乗艦せる若き中・少尉の生還を期せざる堅い決意は、如何に賞賛するも過ぎることなかるべし。 宇垣纏『戦藻録』昭和16年11月19日 甲標的は日本海軍の兵器。 いわゆる小型潜水艦の一種であり、改良型も含めて乗員は数名、魚雷二本だけを搭載していたことが共通する。 姿は潜水艦の艦首に魚雷発射管が縦にデリンジャーピストルのように開いていて、その中に魚雷が埋め込まれていると思えばよい。 海軍最小クラスの小さな体で、海軍最大クラスに広い海を戦い抜いた兵器である。 【性能(甲型)】 排水量 46トン 全長 23.9メートル 全高 3.4メートル 水中速力 19ノットで50分 水上速力 6ノットで14時間 武装 45cm魚雷発射管 2門 (中村秀樹の論文、「情勢の変化に適応できた特殊潜航艇(甲標的)-攻撃兵器から防御兵器へ-」から。) 【名称】 特徴的な名前を持つが、これでも本名である。そのまま「甲・標的」。 あの戦艦大和に負けず劣らずの海軍屈指の秘密兵器として開発されており、機密保持に細心の注意が払われたため、幾度も名前を変えてきた過去がある。 本格的に運用されるようになってからは甲標的の名や、縮めて的(てき)という名前で呼ばれることが多い。 見た感じから来たであろう名前の特型格納筒や、こちらを縮めた筒(とう)という名前もよく使われた。 これが本当の「適当」な名前。 さらに開発中にはA標的やH金物という名前に加えて、対潜爆撃標的という恐ろしく縁起が悪そうな名前を付けられていたこともある。 一般的に特殊潜航艇という呼称がなされることもあるが、これは後述する戦いのうち、真珠湾攻撃とシドニー、ディエゴ・スアレス攻撃の戦果発表の際に用いられたもの。 公式の文言ではあるが、厳密には甲標的全体を指した名称ではない。 【開発】 世界中に軍縮の風が吹いていた20世紀初頭、日本海軍は新たな兵器を必要としていた。 仮想敵となるアメリカの国力は強大で、ワシントン条約による米5 日3という主力艦の保有制限が課せられていた。 これではいざ対米戦争が勃発した際に正面から戦い抜くことは困難と考えられたのである。 そこで海軍は各種条約の隙間を狙った新兵器の開発を進めていくことになる。 主力艦不足を補うべく、海軍が目を付けた新戦力は2つあった。 航空母艦を中心とした航空戦力と雷撃である。 このうち雷撃に関しては新型の魚雷開発(酸素魚雷)が進められ、これは後に海軍驚異のメカニズムの一翼を担うことになった。 これと並行して進められたのが魚雷を発射する魚雷という計画で、これが小型潜水艇開発(甲標的)の開発へと繋がっていく。 この甲標的を用いようとしていたのが漸減作戦である。 漸減作戦とは強大な米海軍の戦力を太平洋で少しずつ撃破していき、最終的に日本近海での艦隊決戦を優位に戦い勝利するというもの(詳細はリンク先へ)。 甲標的は母艦に多数を搭載して敵艦隊に接近し、魚雷の斉射により迫る米艦隊の戦力を削ぎ落すことを目的として開発が進み、1940年11月に制式採用された。 しかし甲標的が本格的に運用体制を整える前に、懸案だった対米交渉が行き詰まりを見せる。 そしてこの開戦間近の空気を感じ取った甲標的関係者たちの間では、来る対米開戦と真珠湾攻撃を念頭にし、ある作戦が誕生する。 それは真珠湾内部への突入と雷撃という、驚天動地の作戦であった。 これより甲標的は本来考えられていた姿ではなく、新たな形の任務へと突き進むのである。 【利点】 安い(艦艇としては) お一つ30万円弱(*1)。海軍艦艇としては破格の安さ。 母艦から出撃する数を活かした、圧倒的な雷撃能力。 計画では甲標的母艦に12基を搭載して洋上で展開することとされた。 母艦4隻から12隻ずつ出撃した甲標的による48隻96発の魚雷攻撃というのは、実現していれば驚異的な姿を見せただろう。 【欠点】 高い(魚雷の延伸プラットフォームとしては) 30万円というのは現代の価格に直すと大雑把に60億円ぐらいであり、通常の潜水艦(伊201型が2000万円ぐらい)に比べれば破格の安さだが、魚雷(94式が4万円ぐらい)や飛行機(ゼロ戦21型が12万円ぐらい)に比べるとさすがに高い。 機能的には言ってみれば「母艦からの魚雷の中継端末」にすぎないことを考えると、「コスパが良い」というわけでは決してない。 操作性が悪い 小柄な体で注排水のバランスが難しく、操縦には卓越した技量が求められる。 また小さな見た目に反して旋回も苦手で、旋回に必要な半径は巡洋艦並み。 加えて言えば後進能力も無い。 そもそも真珠湾のような閉所で運用する兵器ではなかったので、これをもって甲標的を責めるのは酷だが。 後々には旋回能力の向上や後進機能の追加が行われていく。 また体のほとんどが魚雷でできているため、1発発射した瞬間に急激に軽くなりバランスを崩すことが確実。 よって瞬時に注水して立て直さないと、そのまま海面に浮きあがったところを撃沈される危険がある。 地味にデカい 上で小柄ということを強調したが、それでも全長20m、重さ40トンは越える。 陸軍ならチハ3両で縦列駐車するイメージである。 これを積む母船もそれなりのものが求められ、専用母艦以外では実戦での運用は困難。 運ぶだけでいいにしても、輸送船に載せてもらうか無理やり曳航してもらうかを選ぶことになる。 自力で現地集合したら、全員途中で消息不明になると思いますがよろしいですか。 海軍が誇る大型潜水艦、伊号潜水艦はこれを運べる貴重な艦艇で、実践ではお世話になることが多かった。 魚雷の質が悪い 元々は53センチの魚雷に対応する予定だったのだが、一回り小さい45センチ魚雷を撃つこととなった。 「これだと2人乗れませんね……」「でも魚雷を小さくしたら居住空間も作れますね」 ということに設計途中で気がついたらしく、急遽45センチに変更したため(*2)。 空いた空間に換気設備が増やせたって、元々はどうやって生活するつもりだったんですか。 こんな体では当然予備の魚雷も装備できないため、2発撃ったらそれでおしまい。 母艦として用いられた伊号潜水艦の場合、破壊力抜群の53センチ酸素魚雷を20発近く装備できるのだが。 正直な話、母艦が直接殴った方が強い。 実際に母艦の戦歴を見ると、真珠湾攻撃の際の潜水艦は雷撃を披露することもなく無職状態で帰投している。これは勿体ない。 逆にシドニー攻撃では別日に沿岸を直接砲撃して被害を与えている。これは強い。 もう全部母艦1隻でいいんじゃないかな。 専門知識が不可欠 扱いづらく内部の環境も劣悪。特殊な兵器故に整備も大変とあっては、これ専門の教育が不可欠になる。 ある評価では甲標的は潜水艦より航空機に近いとのこと。 そのために甲標的乗りは、甲標的に関する特別な講習を突破することが不可欠とされた。 また甲標的母艦は積み込み用クレーン+発進装置+整備士を要する大掛かりな改装を受けており、追加装備感覚で気軽に運用できるものでもない。 航空機の時代 航空機の時代に突入しつつある時代の生まれ故に仕方ないのだが、甲標的も作っている最中から航空攻撃の方が強力なのでは?という空気と戦わざるを得なくなる。 現に真珠湾攻撃の際にはじっと耐え忍び好機を待つ甲標的の頭上を大量の航空機による爆撃雷撃が飛び交い、下手すれば味方に吹き飛ばされる危険性すらあるなかでの作戦となった。 甲標的母艦として計画された4隻のうち、千歳型2隻は結局航空母艦に改装され、そっちの方で活躍している。 また安い安いと褒めてみたものの、昭和14年生まれのゼロと比べると、向こうは甲標的1隻のお金で4機5機は作れる計算になる。 【まとめ】 何やら不安になる要素が沢山あるが、これでも海軍艦艇の一隻。 乗組員は艇長と艇附と呼ばれていたから、海軍艦艇の「艇」として胸を張っていいはずである。 ……基本的に「隻」と数えられるが、時折海軍でも身も蓋もない「基」という数えられ方をすることもあるので不安になるが。 全長の3分の2は魚雷が占有して、乗組員の居住性は壊滅的。 電池から発生するガスは危険で、ハッチを閉めてから6時間から10時間ほど経過すると、意識が朦朧とするほど内部の環境は悪化する。 しかも時折爆発事故を起こし出撃不可能になるものも存在した。 またジャイロコンパスの性能も敵を目視する特眼鏡の性能も褒められたものではなく、戦闘の混乱下では敵を捉えるどころかまっすぐ進むことさえ困難。 とどめに魚雷も真っ直ぐ進まず、発射時にバランスを崩す(先述)船体に合わせて魚雷も振り回されるので、狙ったところに撃つのは困難とされる。 褒められる点としてはその速力。 敵艦隊を補足するために求められた水上で毎時30ノットには及ばないが(*3)、水中での速度は悪くない……どころか潜水艦の水上航行より速い。 だがそれ以外の運動性は論外。 あまりに小さなその体では、外洋の荒波で大きく揺さぶられる。 潜望鏡を上げようと排水すると、一気に海面まで打ち上げられること間違いなし。 逆に注水するとあっという間に沈んでいく。嬉しくない形でのドルフィン運動の常習犯。 そもそも出せるだけの速度を出したらすぐに充電切れ。 動けなくなって溺れるか甲標的になるだけである。実際に動ける速度はもっと遅い。 こうした点が目に余ったのか、開発中には「外 洋 使 用 不 適」と、ばっさり切り捨てられている。 こんな感じの甲標的。ロボットアニメで例えれば、モブロボットどころか遠隔攻撃端末の方が近い。 兄弟は酸素魚雷、設計を担当したのも魚雷畑。 生まれる前から潜水艦枠ではなく魚雷枠で数えられていた以上、こうした点も納得できるかもしれない。 しかしこの小さな体で大海原を進み、潜望鏡を伸ばして敵を探し、的確な射撃を行い、追撃から身を守ることが求められたのである。 最初から「小型潜水艦」というコンセプトであったなら、こうした問題点は多少なりとも改善されたかもしれないが…… それでも甲標的と乗組員たちは、来る戦争に身を投じるのであった。 【第一次特別攻撃隊】 昭和16年11月5日、真珠湾攻撃に向けた連合艦隊への指示のなかで、特別攻撃隊の編成が決定された。 5隻の伊号潜水艦から発進した甲標的が真珠湾内部へと侵攻。計10発の魚雷攻撃によって真珠湾を奇襲攻撃するものである。 その母艦で殴ったら太平洋の米軍に100発撃ちこめるのは内緒だ。 18日には呉からハワイへと出撃。19日には連合艦隊旗艦の長門と遭遇し、長門からのあらかじめ成功を祝すとの信号に対して、誓って成功を期すと返している。 そして12月8日早朝、遂に甲標的は出撃。同日の航空部隊による攻撃と共に、日米戦争の火ぶたが切られた。 甲標的の行動は未だに確定的なものが分かっていない。 しかし2隻は真珠湾内部まで侵攻することに成功したと考えられ、また近年の研究では少なくとも1隻が雷撃に成功した可能性が高いとされている(*4)。 この突然現れた謎の潜水艇に米軍も奮戦し、体当たりからの爆雷投下で撃沈確実、という例もある。 ちなみに航空機による真珠湾攻撃の1時間前に、出撃していた甲標的1艇が撃沈されたとみられており、これが対米戦最初の戦死者とされる(*5)。 ここで警戒度を上げられていたら、甲標的が見つかって戦争終了だった……? これはトラ・トラ・トラ!(映画)でも描かれたウィックス級駆逐艦ワードに甲標的が撃沈された「ワード号事件」である。(*6)(*7) この攻撃は航行制限区域で潜行していた不審船に対する正当防衛とされており、今日に至るまで米軍の戦果としては認められていない。 公式にはこの甲標的による攻撃は、少なくともアリゾナ級1隻を撃沈、全員壮烈な戦死を遂げたと発表された。 そして名誉の戦死を遂げたとして、彼らを九軍神と祭り上げたのである(*8)。 かくして甲標的――そして日本海軍潜水艦隊――の初めての実戦は終わったのである。 【第二次特別攻撃隊】 真珠湾攻撃の後、海軍は潜水艦で外洋へ進出し、敵艦を発見した場合には甲標的による攻撃で撃沈するという計画を練り始めた。 「その分の潜水艦で輸送船でも沈めた方がいいのでは」「真珠湾でやったからもう警戒されているでしょう」「全員が未帰還になるような戦場に兵士を行かせられない」 と真っ当な意見を述べ上層部は懐疑的であったが、関係者は「技術革新と練度向上があればやれます」と主張。 甲標的は次なる任務へと向かうこととなる。 マダガスカルの戦い、ディエゴ・スアレス港襲撃 日本からはるばるマダガスカルまで潜水艦と共に向かった甲標的は2隻が出撃。 1隻は消息不明となったものの英戦艦ラミリーズを大破させるという戦果を挙げる(*9)。 今作戦の甲標的(ラミリーズに命中させたと思われる方)は脱出にも成功し、回収地点へ向かうが意思疎通の乱れもあり合流には失敗。 取り残された2人はその後イギリス兵と交戦し戦死している(*10)。 なおマダガスカルにはこの甲標的乗組員の慰霊碑が存在する。機会があれば是非。 シドニー港襲撃 こちらには3隻の甲標的が参加。 大物を仕留めることはなかったが、果敢に防衛線を掻い潜って雷撃を敢行し、オーストラリア海軍の宿泊艦を撃沈。これにより死者負傷者数十名を出している。 この果敢な攻撃はオーストラリア中に衝撃を与えたが、同時に賞賛の対象ともなった。 9日には発見された2隻の乗組員を海軍葬で葬っている。 この頃のオーストラリアといえば日本軍による空襲を何度も受け、葬儀直前の7日と8日には母艦潜水艦による本土砲撃が行われている。 対日感情の悪化が甚だしい時期に、こうして行われた手厚い対応は異例であろう(*11)。 オーストラリア海軍記念館にはこの時の甲標的が(ニコイチされて)展示されている。こちらも機会があれば是非。 余談だがこれらのオーストラリアとマダガスカルへの攻撃はかなり豪華。 潜水艦から発進した水上機による偵察と潜水艦から出撃した甲標的の突入という、日本海軍潜水艦隊の変態技術を集めた戦闘となっている。 【ガダルカナル島の戦い】 昭和17年に始まるガダルカナル戦に、海軍は甲標的を派遣することを決定。甲標的12隻を搭載した千代田がトラック諸島へ出撃した。 しかし上層部の現地に甲標的基地を展開しての反復攻撃の敢行、という計画に反して、現地の状況は米軍の攻撃により悪化。 その結果「空襲が酷いので無理だと思います」と意見具申され、甲標的部隊はここまで来たが行き場を失くしてしまう。 そのため基地からの出撃は断念。またしても「潜水艦から出撃して、その後は近くの島まで泳いで帰還」という作戦が実行されることとなった。 ここでの戦いでは8隻が出撃。少なくとも2隻の輸送船を大破せしめた。 ただし母艦として潜水艦3隻をこの任に充てたため、費用対効果は絶望的。 このうち5隻は乗組員が無事帰還し、甲標的を用いた作戦では初の生還者を出した作戦となった。 【セブ島・沖縄の戦い】 なんやかんや言われながらも、この頃になると甲標的部隊も各地の戦力として配備されるようになる。 しかしこれまでに見てきたように、甲標的は非常に扱いの難しい兵器であった。 何より離島防衛が必要な情勢であるのに、その離島で丁寧に基地を用意しなければ能力を活かせない甲標的は、はっきり言ってそうした任務に向いていない。 事実、現地に到着したものの空襲でまともに整備もできなかった部隊や輸送船ごと撃沈されて部隊全滅が多く、防衛戦ではあまり活躍することはなかった。 ミッドウェーへ進出前に海軍が大敗して取りやめになったり、キスカ島まで出撃したが環境が悪すぎて基地を維持できなかったり(*12)、甲標的も結構苦労しているのである。 一方で奮闘した部隊も存在し、代表的なものがフィリピン・セブ島の部隊と、沖縄の部隊である。 レイテ島の戦いに合わせて派遣されたセブ島の甲標的部隊の司令官は「甲標的育ての親」とも呼ばれた原田学少将であったため、己が一番甲標的を知っているとの自負の下、近場で無理なく堅実な甲標的の運用を徹底した。 甲標的部隊が報告した戦果、「大小18隻撃沈」というのは事実誤認であると言わざるを得ないが、生還者を多く出しながら戦い抜いた。 唯一確実とされる戦果は米駆逐艦レンショーを大破させたこと。 地上から一部始終を見ていた陸軍の方によると、「こちらに向けて『我、大型巡洋艦(*13)を撃沈せり』と信号を送ってきた。こちらが『了解』と送っても、何度も何度も送ってきた。余程嬉しかったのだろう」とのこと。 その攻撃のほとんどで乗組員を生還させることに成功したことは、優れた指揮と練度の表れだといえる。 そうした反復攻撃成功の証か、4度出撃して4度帰ってきた猛者もこの部隊には存在する。 そして甲標的は沖縄にも出撃し、大艦隊が迫るなかで幾度か出撃し雷撃を敢行した。 しかし圧倒的な米軍との戦力差は覆しがたく、また多くが基地での空襲で失われたこともあってここでも大きな戦果をあげることはできなかった。 セブ島や沖縄の甲標的部隊は、その後に発生した凄惨な地上戦を戦わざるを得なくなった (*14)。絶望的な戦地で多くの犠牲を出しながらも生き残った人々には、貴重な甲標的の語り部として過ごされた方も多い。 【結論】 そもそも生まれた時点でどこか間違えている。 そんな生まれの不幸を背負った甲標的。 とはいえこれだけ苦労を重ねた甲標的が戦争の最初から最後まで、姿を変えながらも戦い続けたということだけは間違いない。 そしてその戦いは、過酷な環境で死力を尽くした多くの兵士により支えられていた。 華やかな戦果という記録こそ残らないが、記憶には残るべき兵器だと思われる。 甲標的は特攻兵器の一種のように扱われることもある。 しかしながら開発時に「決死的ではありますが、収容の方策も考えており、決して必死的ではありません」という言葉が述べられており、後に開発された特攻機のような生還を考えない兵器とは一線を画する。 とはいえ真珠湾攻撃時に原田が既に「必死隊の人選」と書いていたり、実際に出撃した人々が明らかに死を覚悟していたり、最初の頃から特攻兵器とほとんど変わらない側面が顔を見せているのも事実である。 後々(特別攻撃隊と呼称されない部隊)はきちんと生還した乗組員がいることから考えると、甲標的自体は確かに特攻兵器ではないが、運用された一部の作戦が特攻作戦に等しかった、と言えるだろうか。 【性能】で用いた中村の論文では甲標的が活躍できなかった理由として、進出計画の不備、支援体制の不備、兵力不足、作戦指導が挙げられている。 その一方で甲標的は小さな部隊故に風通しがよく、日々経験から学び改善を続け、若い人材を中心に柔軟な発想と士気の高さを維持してきたと結論付けられ、海軍における成功例だと述べられている(*15)。 最後になるが、甲標的とその乗組員たちについて物語るのは、以下のシドニーを守るグールド少将による海軍葬後の演説ではないだろうか。 「このような鋼鉄の棺桶で出撃するためには、最高度の勇気が必要であるに違いない。これらの人たちは最高の愛国者であった。我々のうちの幾人が、これらの人たちが払った犠牲の千分の一のそれを払う覚悟をしているだろうか」 よその国から見ても棺桶でした。 【関連兵器】 甲標的甲型 初期型甲標的。最初期の色々と間に合っていない真珠湾仕様と、その後多少は改善された仕様に大別される。 特殊兵器のお約束……ではないが、機密保持のため自爆機能も搭載されている。 改良後の甲標的にはソナーや、母艦である潜水艦と行き来するための設備が付属する。 最初から用意してください。 甲標的乙型 電池が持たない点を改善するべく、ディーゼル発電機による充電を可能にした試作機。 「『甲』標的」と呼んでいたから次は乙……という発想なのだろうか(*16)。 これ以降の甲標的はこの乙型(充電可能)がベースとなる。 特殊な生まれ故に仕方ないが、本格的に量産されたものではなく影が薄い。 あの大和ミュージアムが写真を募集しているレア兵器。 発電できるのは嬉しいが、実は似た計画が甲標的の初期3案に既に存在していた。その時に甲型(電池)が通ったのは速力の良さもあるが、一番安かったから。 甲標的丙型 乙型ベースの量産機。 母艦が次々沈められている甲標的部隊の悲痛な現状から、活動範囲を確保するため自力で泳げるように発展したもの。 性能向上により900kmは航行可能になり、艇附も1人増えた。 幸か不幸か、この頃から甲標的もかつての現地集合現地解散な運用方針から、自ら大海原で獲物を沈めて帰ってくるという「潜水艇」らしい戦い方に変容していく。 生産数はシリーズ最多。セブ島での戦いなどかなり頑張っている甲標的で、兵器としての完成度も上がっている。 しかし甲標的といえば特別攻撃隊(甲型)が有名なので、これもちょっと影が薄い。 甲標的丁型 蛟龍 最終量産型にしてようやく辿りついた「潜水艇」仕様。 昭和19年から開発されたもの。当時は既に「海も空もアメリカに取られて艦船なんか使えません!」といった状態であり、唯一見込みがありそうな、潜水艦による防衛作戦のために白羽の矢が立った。 そのためか気合が入っており、今までは無かった「蛟龍」という名前を冠している。 ちなみに一族の甲標的という名称はこの時に正式に名づけられたもので、仮の名前がそのまま正式名称になった。 海を行くために26.25メートル、59.3トンまで大型化。1800㎞航行可能でクーラーやトイレ付。乗組員も一気に増えて5人乗りになった。 こういうのでいいんだよ。 ちなみに製造担当も造船担当部門に変更となった。というより「船扱いになったから名前が付いた」面もある。 今の今まで水雷担当が作っていたんです。 このように潜水艇としては正しい成長を遂げているが、逆に甲標的としては設備が整いすぎていて異端となっている。 だがこの皮肉な評価こそ、率直に甲標的の奇妙な生まれを物語っているように思われる。 本土防衛のためにとブロック建造を駆使して大量生産を目指した。 その手法は割と成功……したのだが、肝心の中に載せる機器を作れるだけの余裕が無くそのまま終戦。 港に並んだ魚の如く、作りかけの蛟竜が大量に並んだ写真が全国各地に残されている。 一部配備されたものも存在したが、戦争末期の状況ではほとんどが稼働前に喪失し、実戦での活躍は皆無とされる。 回天 やってしまった人間魚雷。 「魚雷を撃つ魚雷」という甲標的の元々の発想を、人が乗って操縦すると振り切ってしまった兵器。 丙型開発に関わった黒木博司が心血を注いだことで有名であり、これも甲標的の一族である。 「決死的であれども必死的ではない」と主張していた頃とは、時代も局面も変わってしまったようだ。 詳細はリンク先へ。 だが回天の欠点である操作性の悪さは甲標的譲りで、あまり改善されなかったようである。 海龍 「甲標的よりももっと強くて速い甲標的を作る!」との思想で生まれた珍兵器。 「翼を使って水上を揚力で飛び、いざとなれば海中を航行する」との触れ込みで作られた、翼付の潜水艇。羽の付いたカヌー。 これもまた開発者の熱意が凄まじく、海軍工作学校の教官なので自前で模型と設計図を用意→首を縦に振らない上層部に対して実物を1隻作り上げて猛アピール、というもの。 それでも「不採用」と言われ却下されるが、一般の工業学校の教授と学生の協力を取り付けて改良を続けた。 甲標的と回天とこれと、一族の関係者の熱意は海軍トップクラスではなかろうか。 この愛が重い研究に心打たれたのか、上層部もここで「性能は不安だが局地的な防衛には有用」と判断し、無事に海龍として製造されることが決まった。 特徴を挙げるならばその翼と、魚雷発射管が外付けされていることだろうか。 しかし戦争末期でその魚雷すら数を作れなくなり、外付けは外付けでも爆薬を外付けして自爆する特攻兵器にされることになる。 ……なりはしたのだが、甲標的どころか回天よりも足が遅いという致命的な弱点があったことから、海龍では特攻すらできないと判断されそのまま終戦。 まぁ出番が無くて良かったのだろう。 特型運貨筒 ガダルカナル島などへの物資輸送作戦のため開発された、甲標的甲型をベースにした潜水艇。 運貨筒(無人無動力のため潜水艦で引っ張っていく)、運砲筒(双胴船型)と、こうした任務には似たような連中もいるが、向こうは直接的には甲標的と関係はない。 陸軍の三式潜航輸送艇(まるゆ)枠、と表現すればわかる人も多いだろうか。 甲標的甲型から魚雷と電池関連の設備を剥がして、空いたスペースにしこたま荷物を積めるようにしたものである。 「なるほど一応は潜水艇なのだから、隠れて輸送できて便利」と思いたくなる。 しかし荷物を積むために潜水艇要素を犠牲にしたらしく、緊急時に船体を海中に隠せる程度の潜航能力しか持っていなかった。しかも上に突き出たハッチ部分は隠せない。 普段も海に潜ることなく水上航行でのんびり進むことが限界。ちなみに乗組員(1人乗り)はハッチ上部に座って操縦する露天乗りスタイル。 ガ島観光ボートとしてなら乗ってみたい。 ちなみに動力は魚雷の推進力。 邀撃艇 戦争末期に開発された小型潜水艇。航続距離は2km程度と絶望的で、うまく隠れて魚雷を撃つためだけの兵器。 特徴的なのはその外観。 ⊥ 船体の真ん中から高く伸びた艦橋。 そこから相手を確認して攻撃するという目的から生まれたデザインだが、その分バランスが悪くひっくり返ること間違いなしという問題児。 写真を一目見て不安になったあなたは正しい。 もう一つの突っ込みどころは特型運貨筒に艦橋と魚雷を付けて作ったという点。「汝のあるべき姿に戻れ!」という感じ……なのだろうか。 文字通りバランス調整に苦労する間に終戦。 出番が無くて良かっただろうシリーズ第二弾である。 【甲標的母艦】 元々のコンセプトが母艦から一斉に出撃、というものであったように、甲標的は本来潜水艦に相乗りするのではなく、独自の母艦を持つものとして計画されていた。 この計画に関係するのが千歳、千代田、瑞穂、日進である(*17)。 これら4隻から12隻ずつ出撃した甲標的による48隻96発の魚雷攻撃こそが、海軍が思い描いたものであった。 しかし甲標的が本来の漸減作戦に投じられることはなく、母艦となるはずの4隻もそれぞれに違う道を歩んだ(*18)。 そのためついぞ甲標的が計画本来の力を発揮することはなかったのである…… そりゃ甲標的積むよりも千歳型を空母化して艦載機30機積むほうが強力ですね。 【余談】 操縦に非常に難儀した代物。 訓練中にドルフィン運動を繰り返した際には横の教官から「ヨコブン」と発光信号が送られた、と当時の訓練生は回想されている。なおヨコブンは「横に付けろぶん殴る」の意らしい。 航行試験中に制御できなくなり、大混雑する海水浴場に向かって突撃する大問題を起こしたことがある。 極秘兵器で民間人を轢殺する寸前までいったが、ここで随伴していた水上機が奮闘。 急遽海水浴場付近に着水し、これを見に集まってきた海水浴客を相手に即席の説明会を開くことで海水浴場を空けた。 これにより惨事はギリギリのところで回避されたという。 極秘中の極秘兵器として扱われており逸話が多い。 対潜爆撃標的という名前「だけ」が航空関係者に知られ「うちでも使いたいから貸してくれないか」と言われ、断るのに苦労する。 千代田からの発進実験が行われた際、所属している呉鎮守府の長官でも見学を拒否される。 潜水艦側には何も告げずに甲標的を乗せるための改造が始まり、潜水艦関係者が困惑する(*19)。 あまりにも急な真珠湾攻撃となったため、初期の甲標的は色々と準備不足での戦いを強いられた。 甲標的と潜水艦を繋ぐ設備が間に合わず、移動方法は潜水艦艦橋から後部甲板の甲標的まで徒歩。 甲標的は電池のメンテナンスが必要なので、太平洋の荒波と強風の中で潜水艦の後部甲板にしがみついて往復する荒行が避けて通れなくなった。 こうした無茶なことをやった結果、真珠湾への出撃準備中に1名が転落し行方不明という事故も起きている(*20)。 甲標的乗組員も当然階級社会であり、各艇長の上に母艦の艦長が立つことになる。 しかしトラック諸島へ千代田と共に出撃した際、各甲標的乗組員は千代田艦長の部下として「出張」するように言われたらしく、千代田艦長と実際の母艦(潜水艦)艦長の間で相当気を使ったといか。 偉い人たちの頭を悩ませた逸話も多い。 結果的に偉い人たちの心配が当たっていることが多いのは悲しいが……(*21) 開発を直訴した(昭和7年)際に伏見宮(海軍軍令部長)から「ぶつかる兵器ではないね」と何度も聞かれる。 「甲標的育ての親」の原田が山本五十六(連合艦隊司令長官)から真珠湾攻撃を前に呼び出しを受け質問攻めにあう。 「潜水艇で真珠湾を奇襲とか本当にできるの?」 「士気は大丈夫?部下に無理させてない?」 「どうやって運んでいくつもり?攻撃しやすい地点とか研究できてる?」 「もう一回訊くけど、ちゃんと回収もできる?」 出撃を控えた11月17日、甲標的乗組員(下士官含む)が山本に連合艦隊旗艦長門に呼び出され、直接激励される(*22)。 第二次特別攻撃隊の結成前にも「誰も生還できなかったけど、他の兵の士気は大丈夫?」と再び心配される。 【第二次特別攻撃隊】にあるように、上層部が口をそろえて「甲標的は本当に大丈夫か」と指摘する。 高松宮(軍令部)が「ガダルカナルで反復攻撃とか、甲標的の能力では無理。連合艦隊の思いつきで変な使い方しない方がいい」と日記でぼやく。 宇垣纏(連合艦隊参謀長)がトラックに来た甲標的に「呉から急いで来てくれたけど、何でもかんでも数合わせに呼んだ感じしかしない」と日記でぼやく。 【アニヲタ向け】 艦隊これくしょん -艦これ-では甲型と丙型が出演。 さらにIf装備として、艦艇からの出撃を可能にした設定の「甲標的 丁型改(蛟龍改)」も実装されている(*23)。 不在の乙型は試験機だから仕方ない。 このゲームにおける甲標的は極めて強力。 装備することで航空攻撃→(先制雷撃→)砲撃→雷撃という戦闘の流れにおいて先制雷撃が可能になり、開発者が夢見た「母艦から展開し先制雷撃で敵艦隊を粉砕」という流れを再現できる。 艦これにおける雷撃威力は先制雷撃も含め装備艦自身の雷装+装備の雷装で算出されるので、雷装値によって攻撃力は変動するが、これを装備している(甲標的にも雷装値上昇の効果がある)ということはそれなりの値に達しているであろう。 ただ、本職である水上機母艦の場合、軽巡重巡と比べるとそこまで雷装値が伸びないので、有効打になるのは敵軽巡級ぐらいが限界。 それ以外に雷巡やら一部の軽巡やらも装備可能で、むしろこちらに装備して先述の雷装値を活かすのがベター(*24)。 雷装特化艦の雷巡、特に北上大井の放つそれは、姫級相手でなければ敵戦艦ですら普通に撃沈せしめるほど。 命中率に関しても雷撃は雷装値が高いほど命中率も高くなるという特徴があり、雷巡クラスなら単縦陣であればほぼ必中といって差し支えない。 実際の甲標的は命中精度も攻撃力も低かったのに、何をどうしたらあんなに強くなるのだろう。 しかし甲標的は結構デカいが、どこに装備しているのだろう。 if装備と言ったが、通常の艦艇に甲標的を積む時点で十分なif装備である。 1隻しか搭載していないなら、おそらくは(船)体に無理やり括り付けて投げ落としているのか…という答えはある程度艦これアーケードで示されており、 まず元々甲標的の運用も想定していたという事もあってか千歳型は足に甲標的を片側6艇、合計12艇格納している艤装が付いているので、ここから出撃させている。 じゃあ元々想定していないはずのそれ以外の水上艦はと言うとなんと手で甲標的を握って海面に放すようにして出撃させている。やっぱり投げてんじゃねーか! 一応艦娘比ではそんなに巨大ではないのでどこかしらに携帯しているということだろうか。そもそも水偵だってどこからともなく召喚する艦娘も多いし、気にしたら負けかもしれない 面白映像としては水上機の空戦と甲標的の雷撃と通常の砲撃の三刀流水上機母艦といったものも見られる。 これを駆使すると「(攻撃手段の多彩さ)ゲーム最強の水上機母艦」を目指せる。 だからどこにそれだけの(略)。 なお「母艦から展開し先制雷撃で敵艦隊を粉砕」できる反面、実際に奮戦した「潜水艦から出撃しての奇襲」に関してはあまり出番がない。 潜水艦にも搭載可能ではあるが、潜水艦はレベルが上がると自力で先制雷撃が可能になる上にこれを装備すると殆どの潜水艦は魚雷を2個装備できなくなって魚雷カットインができなくなるため、育成最初期以外に甲標的を装備する必要がないためである(*25)。 一応、後述の通り一番弱い甲型でも雷装値が五連装酸素魚雷と互角なので装備スロット数に余裕があるため魚雷カットインの邪魔をせずに済む伊13型なら装備する事があるかも程度だが、 もちろん高スペックの魚雷が余っているならそっちの方がいい。潜水艦にのみ装備可能な魚雷は雷装の高いものが多いのでなおさら。蛟龍改なら潜水艦用魚雷と並ぶくらいの雷装になるが、回避がガッツリ下がるので運用が躊躇われるところ。 しかも2023/11/2アップデートでこれまで入手方法が限られていた潜水艦魚雷が開発可能になった上に その中に水上艦が装備できる最強の魚雷である試製61cm六連装(酸素)魚雷よりも雷装が高い後期型艦首魚雷(6門)がいて改修まで可能でフル改修なら蛟龍改に雷装が追いつくんだから伊13型でも甲標的を持たせる必要性は本格的に皆無になった。 また、アーケードだと潜水艦は魚雷装備で大幅なダメージアップできるので特にスロットが1つしかない未改造時は甲標的の肩身は狭い。 上層部の「潜水艦でそのまま沈めればいいのでは」という意見が通った模様。 入手方法は千歳、千代田が水上機母艦としての改造途上で持参するので、ハードルは低い。 一応瑞穂、日進も持ってくるが、簡単に入手できるちとちよと比べるとドロップ場所は限られる。 甲型を改修して装備更新すると丙型に強化可能。 蛟龍改は夕張改二の任務で入手可能。 装備自体の雷装値は甲型で雷装+12と、量産可能な上位魚雷である五連装(酸素)魚雷と同等。 長らく改修できなかったのであちらと比べるとそこで劣ってはいたが、近年になって改修も可能となり、丙型に更新すると雷装+14と最上位魚雷の六連装(酸素)魚雷に匹敵するほどに。(*26) 蛟龍改は素の雷装値が+17と丙型をも上回る最強装備の代わりに、装備艦によってペナルティで回避や雷装が下がってしまう。 強いていえば、システム上先制雷撃が強力な代わり、甲標的そのものは先制雷撃能力と雷装の追加以外の役割がなく、夜戦カットインのトリガーとなる魚雷にはカウントされない。 そのため装備スロットを圧迫し、これを乗せた艦は他にやれる役割が限られてしまうのが難点。 とはいえ先制雷撃の有用性を考えれば甲標的の重要度は変わらない。 むしろ、夜戦装備カウントされないという点を、運に左右されず発動する主砲での連撃と併用して夜戦火力を伸ばすという方法で活用されることも。 アーケード版ではゲーム性の違いから使用方法も異なる。 以下大まかな説明 甲標的を装備した艦娘が一人以上いるとマップ画面下に専用アイコンが出来る。 アイコンをタッチするとカーソルが出るので、マップ上で目標地点を指定した後コンパネの発令ボタンを押すと艦隊から発進・移動を始める。 甲標的の前方の索敵範囲に敵が引っかかると準備完了となり、その艦隊との戦闘開始時と一定時間経過後の計二回、魚雷による援護を受けることができる。 発射される魚雷のスピードと数は、艦隊内での甲標的の総数と装備した艦娘の人数によって変化する。 甲標的の魚雷と艦娘が放った魚雷が射線上で重なるように敵に当たると、威力が増す。 浮遊要塞の「かばう」を無効化・貫通して本来の標的にダメージを与えることができる。 結論としては非常に優遇されたゲームであり、間違いなく過去最高に甲標的が輝いている場である。 しかしこの子も隻で数えられるし、艦娘になれる未来はないだろうか。 追記・修正は追記長と修正附の息の合ったコンビでお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ロボットアニメにありがちな、デカイ本体が小さいお助けメカを出す的な…? -- 名無しさん (2021-06-16 17 05 37) 艦これだとこれを装備できるか(先制雷撃できるか)が能力を大きく左右する。雷巡しかり、ナ級しかり… -- 名無しさん (2021-06-16 17 28 13) 真珠湾攻撃のときから回天やってたものと勘違いしてました。 -- 名無しさん (2021-06-16 18 24 59) 佐藤大輔の『海底戦隊隼』で、特殊潜航艇か -- 名無しさん (2021-06-16 19 33 08) ↑誤送信、特殊潜航艇が兵器として欠陥なのは、対潜技術の優れた敵に攻撃するには高性能潜水艦でなくては不可能だが、小さすぎる特殊潜航艇には高性能ソナーなどの必須装備が積めないし、潜航時間や潜航深度も高くできない、つまり普通の潜水艦を作ったほうがマシと解説されてた -- 名無しさん (2021-06-16 19 39 06) 別に日本だけの特異な発想じゃなく欧米諸国もミゼットサブや人間魚雷(もちろん乗員が生還する前提)作ってるし、投入のタイミングが上手いということなのかマイアーレやX艇は戦艦を大破させるような大戦果を出してる。日本が変わっているのは大量に同時投入しようと母艦を何隻も作っていたり一度や二度の特殊作戦じゃなくて何度も試みた点 -- 名無しさん (2021-06-17 02 31 54) 「開発を直訴した(昭和7年)際に伏見宮(海軍軍令部長)から「ぶつかる兵器ではないね」と何度も聞かれる。」 …この頃から特攻の発想自体はあったのか。 -- 名無しさん (2021-06-17 03 30 49) 具体的に「どういう物なのか」の説明が冒頭にあった方がいいかも。ミリに詳しく無いといまいちピンと来ない -- 名無しさん (2021-06-17 13 43 28) ↑3 海外の人間魚雷ってだいたい潜水装備つけて使う水中バイクみたいなもんで、潜水工作員が敵船に接近するときに使うもの。一応ドイツが末期に乗り込んでそこから魚雷発射するタイプの作ってるが、これは逆に潜水が不可だった。 -- 名無しさん (2021-06-17 16 20 20) こういう特殊潜航艇は今なら戦争用じゃなくて、例えば中国の違法操業とかを監視するために導入しても良いと思う気がするけどなぁ。ヘリや船を見つけると捨てたりするし。 -- 名無しさん (2023-09-15 11 01 15) ↑小さな潜水艇は居住能力が激悪だし外洋航行能力も低い。何かあったら予備システムも積めないから沈没一直線。コストと危険性が高すぎる。普通の潜水艦や無人のドローンのほうがはるかにいい -- 名無しさん (2023-09-15 13 13 52) 1st -- 名無しさん (2023-09-15 13 58 07) ゲーマルクのファンネル -- 名無しさん (2023-10-12 19 05 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/306.html
標的を置く机のこと。 公式射撃競技の場合、マッチボックス競技とフライシュート競技に用いる。高さは70cmと規定されている。通常の会議用卓は、ほとんどこの高さである。 標的台の例 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/311.html
風鈴を太めの針金等で吊し、標的としたもの。音響標的の一種。ジャグラー小田原氏がダイソーで購入した、ミニウィンドチャイム型の風鈴を、第2回あらかわアートフリマにおいて使用したのが始まり。
https://w.atwiki.jp/rubberbandgun/pages/88.html
当たると音が鳴るようにした標的。スイッチ部に輪ゴムを当てることによって、電子音などが鳴るようにしたもの、風鈴標的のように標的自身が音を発するものがある。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/fandc/pages/28.html
標的コントロール (登場時期:3rd) 主要カード シャロン・エステル(CHARACTER Ver.) 2/2 風/CHARACTER/Female 【コスト】風風 -修行の旅- 『シャロン・エステル(CHARACTER Ver.)』は、あなたのコントロールする「何枚でもデッキに入れてよい」と 書かれたナビゲーターの枚数だけ「+1 +1」修正を得る。 -神聖律を宿す少女- 以下の特殊能力は、敵デュエルマスターのみ使用してもよい。 「あなたのコントロールする『その他』キャラクター1体をタップする: 対象の『シャロン・エステル(CHARACTER Ver.)』1体をタップする。」 標的…(汗) ITEM/My Turn/フィールドにセット 【コスト】全全 すべてのデュエルマスターは、『何枚でもデッキに入れてよい』と書かれていないナビゲーターをタップした時、 2ダメージを受ける。この効果は累積しない。 3rdエキスパンションで《標的…》の登場によって生まれた。 相性の良い《シャロン・エステル(C.v)》も使用される。 特殊ナビにデメリットがないものが殆どゆえに基本ナビはデッキにほぼ投入されていない事実や、全デッキに《失敗》が積めることからアイテム対処カードは少ない環境を逆手に取ったデッキ。 《標的…》は3rd登場後様々なデッキへ投入されるカードだが、このデッキは特定のデッキに対しての対策カードではなく《標的…》とのシナジーがメイン。 除去の代わりに《ポイポぉ~いっ!!》《泥酔》によるバウンスに加えて《荒縄乱舞》によって、余分なエネルギー消費を強制するのが特徴である。 《ナビゲーターの休日》は相手にキャラクターの展開をそのタイミングで強制させられるので、前述のバウンスや《荒縄乱舞》をより良いタイミングで撃てるようになる他、フィニッシュ手段になる爆弾カード。 前者は相手のALLターン行動も勿論封じれるため、《標的・・・》配置の際に活用もできる。 基本的にも特殊ナビゲーターが少ないデッキ、やアンタップインが多い、アンタップ制限が効かないデッキにはコンセプトが崩壊することから環境のメタ読みが必要になるデッキ。 火単も厳しめだが、何より《シャロン・エステル(C.v)》搭載の風単速攻は全てが噛み合わないためキツイ。 あまりに《標的…》が目立ったため、基本ナビを投入する環境になってしまった上、《シャロン・エステル》への対策カードも周知され広まってしまったために終期は風コントロールデッキに投入され、《愛沢 ともみ》でのサーチが可能なサイドボードとして《標的…》を投入する、という形へという方向でコンセプトは残っていった。 特殊ナビも多めの地単にはこちらの方が相性がよく、地単が増えてきた終期にはこちらも一応活躍の場はあったのだが。 デッキレシピ ナビゲーター イベント サイドボード 亜理子 16 失敗 4 春日 恵 4 キャラクター ナビゲーターの休日 2 花園 さくら 2 愛沢 ともみ 4 もうひとつの姿 4 エレナ・リリィベル 2 シャロン・エステル 4 泥酔 4 体調不良 4 スペル マジックシールド 2 ポイポぉ~いっ!! 4 龍の巫女の力 2 荒縄乱舞 4 知恵のサークレット 1 アイテム 猫まんま 1 標的… 3 強化装甲服 2 《もうひとつの姿》は他に1域の行動が無いことに加え、早めに3~4エネルギーを確保したい構成であるため。