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信仰+ コスト 戦闘力 HP df 労働 知識 探索 特殊能力 0 0 5000 100 10 8 7 6 異変解決 狂気 先制攻撃 動物 臆病な性格をした永遠亭の営業担当兼、薬師見習い。月の軍人だったが、臆病な性格のため 脱走して幻想郷にいる。「脱走兵」というと主人公になれそうな格好良い経歴という印象を受けるが、 月の玉兎兵の訓練はLvが低いことが東方儚月抄に明らかになり、格好良いから一転ヘタレ扱いを ファンの間でされ始め、月のイナバと地上の因幡でヘタレ鈴仙は半公式になってしまった。 鈴仙の能力異変解決は、異変を解決する確率を10%上げる効果。 狂気は、襲撃されたとき、低い確率(旧東方信仰大戦では25%だった)で他のプレイヤーが自分の 代わりに襲撃を受けてしまうようになる効果。 先制攻撃は、ユニットスピードが100あがる効果。戦闘時、先制攻撃の能力を持っているユニットが 鈴仙以外にいないなら、鈴仙が最初に攻撃することができるようになる。 特に狂気の能力は強力であり、鈴仙を採用する理由はほぼこれである。 狂気が発動して間違って襲撃してしまった場合でも、間違って襲撃された相手の戦闘力が低ければ イジメは発生するので、間違って襲撃しまった時のリスクは大きい。 さらに月の守り?、幻朧月睨によって狂気発動率を上げることができる。 攻撃 スペルカード名 攻撃対象 ダメージ量 ダメージ発生回数 弱 不明 単体 0.2 2回 中 不明 全体 0.2 1回 強 不明 全体 0.3 1回
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鈴仙・優曇華院・イナバ (れいせん・うどんげいん・ - ) 能力:『狂気を操る程度の能力』 所属:永遠亭(第02回大会~) 博麗神社(第30~31回大会,修行の為合流) ARMS(第32回大会合流,第33回大会より始動) ファイト・スタイル 師匠の後を追い続ける一途な弟子 参戦直後から極めを主体としたスタイルを一貫する。 しかしながら圧倒的なパワーファイターや、 目覚しい成長をみせるテクニックファイター、 そしてトップランカーとのマッチが多い無差別級の中で圧倒される事が多く 試合構築の更なる追求か、大々的な変革が求められている。 インビジブルハーフムーン 鈴仙のフィニッシュ技。「幻の月」 変形バックフリップで、立っている相手の背後から脇に頭を入れ、 担ぎ上げるようにしながら、一気に自ら左に捻りつつ反り返り、その反動を使って 相手をマットに叩きつける。このとき、相手の体はきれいな半円を描く。 オリジナルは、カート・アングルのアングルスラム。 技名は、東方文花帖で用いた『波符「幻の月(インビジブルハーフムーン)」』 アイドリングウェーブ リバース式のDDT。技を繰り出す前に一瞬停止するのが特徴。 オリジナルはイギリス出身のジョニー・スミスが開発したブリティッシュ・フォール。 雪崩式でも使い、この雪崩式アイドリングウェーブが鈴仙のシングル初勝利の 決め技ともなっている。 (ちなみに雪崩式は、コーナーに担ぎ上げるところも技の一部と解釈) 技名は、東方永夜抄で用いた『懶符「生神停止(アイドリングウェーブ)」』 なお、雪崩式アイドリングウェーブは、一部のファンの間では「マインドストッパー」 とも呼ばれるが、こちらは東方永夜抄で用いた『懶符「生神停止(マインドストッパー)」』から。 ※マインドストッパーはアイドリングウェーブの上位スペル。 鈴仙トーン リングに倒れた相手に対し、トップロープから空中で前方に一回転して浴びせるセントーン。 ちなみにセントーンとは、スペイン語で「尻餅」の意味。 オリジナルは、ザ・グレート・サスケの得意としたセントーン・アトミコ、もしくは WWE所属のジェフ・ハーディーのスワントーン・ボム。 ネーミングはアンソニー・W・森のエレガントーンからと思われる。 不知火 肩越しに背後の相手の首を掴み、そのまま自分はコーナーを駆け上がって、 相手の頭を中心に270度の宙返りをし、その勢いで相手の後頭部をマットに叩きつけるという大技。 分類としては、リバース式のDDTになる。 オリジナルはノアの丸藤正道選手。日高郁人(ZERO1)の「ミスティ・フリップ」と酷似しているが、微妙に形が異なる。 コンプリートショット 相手の体勢が前後逆の体勢で河津落としを仕掛け、顔面をマットに叩きつける。 一見すると自分がSTOを食らっているようにも見える技。 オリジナルは新日本プロレスの外道。 ゴリラクラッチ 仰向けの相手を跨いで、背を向ける体勢で相手の両足を4の字に固めながら持ち上げ、 相手の体をうつ伏せにひっくり返してボディシザースを決める複合技。 オリジナルは全日本プロレスの近藤修司。 フィッシュ・ストレッチ・スリーパー うつ伏せになった相手の足首を自分の両腿で挟み込んでロック。 そこから相手をスリーパーホールドに捕らえて、自分の背中がマットにつくように体を転がし、 相手の首・背中・足などへ複合的にダメージを加える。 キャトルミューティレーション 尻餅をついた相手の背後から、相手の上半身をタイガースープレックスのクラッチで固め、 そこから自らの体を前方に投げ出してブリッジを作り、相手の首、背中、腰を痛めつける複合関節技。 オリジナルはDDT所属のポイズン澤田JULIE。 ちなみにROHからWWE、日本では新日やNOAHへも参戦しているブライアン・ダニエルソンも 同名の技を使うが、こちらはウィングブリーカーホールドもしくはリバースチキンウィングと 呼ばれる別の技である。 ロンダート・カンガルー・キック 相手の体をコーナーポストにハンマースルーした後、その相手を追うように助走してから まず側転して相手に背を向ける形になり、そこからさらにバック転して距離を詰め、 前に飛び退く感じで両手をつき、そろえた両足で相手の胸板を蹴り飛ばす。 オリジナルはチャパリータASARI( 03年引退)。 その他の永琳仕込みの関節技 クロスフェイスなど。 永琳のものに比べて複雑なものが多く精度の低さを工夫で補おうとしている。 その他使用技 アームホイップ、ローリングソバット、フランケンシュタイナー、リバースフランケン、ムーンサルトプレスなど。 戦績 [部分編集] +全戦績 -ネタバレを含むので注意- 以下は、第40回大会時点。 大会 試合 形式 対戦相手 試合動画 試合結果 備考 第02回大会 第3試合 TAG(永琳) 妖夢,橙 sm2541733 ○(20 14レッグロックスープレックスホールド・橙) 初ピン 第04回大会 第3試合 LTWタイトルトーナメント(てゐ) レミリア,フラン sm2608504 ●(20 05 フラン・ストマッククラッシャー ピンを取られたのはてゐ 第07回大会 第1試合 SINGLE 魔理沙 sm2703538 ●(10 11 ドラゴンメテオスープレックス) 第⑨回大会 第1試合 TAG『紅魔館vs永遠亭全面抗争』(てゐ) 咲夜,美鈴 sm2794560 ○(22 19 シャイニングてゐザード(てゐ)・咲夜) 第11回大会 第4試合 TAG『紅魔館vs永遠亭全面抗争第二章』(輝夜) 魔理沙,永琳 sm2875515 ●(24 43 魔理沙・ドラゴンメテオスープレックス) 第15回大会 第3試合 3vs3『紅魔館vs永遠亭全面抗争第三章』(輝夜,てゐ) フラン,永琳,雛 sm3032841 ●(20 16 フラン・スターボウブレイク) ピンを取られたのは輝夜 第16回大会 第1試合 TAG『紅魔館vs永遠亭全面抗争第四章』(輝夜) 永琳,雛 sm3101838 ●(19 25 永琳・オモイカネディバイス) 第17回大会 第1試合 3vs3(輝夜,てゐ) ルナサ,メルラン,リリカ sm3174407 ○(18 38 永夜返し(輝夜)・メルラン) 第18回大会 第4試合 LTUタイトルマッチ(輝夜,てゐ) 諏訪子,神奈子,早苗 sm3274863 ●(22 44 早苗・風神風車固め) ピンを取られたのは輝夜 第21回大会 第2試合 SINGLE『魂魄妖夢の斬撃五番勝負!』四番勝負 妖夢 sm3488599 ○(12 06雪崩式アイドリングウェーブ) Xとして登場シングル初勝利 第23回大会 第3試合 3vs3(輝夜,てゐ) 紫,藍,橙 sm3651810 ○(19 17 反則裁定(てゐ)・藍) 第24回大会 第1試合 3vs3(輝夜,てゐ) 霊夢,萃香,アリス sm3714621 ●(16 43 萃香・百万鬼夜行→片エビ固め) 第25回大会 第3試合 SINGLE メディ sm3791950 ○(13 35インビジブルハーフムーン) 第27回大会 第2試合 SINGLE アリス sm3933045 ●(11 40 ジャンピングビッグブート) この試合後から博麗神社に帯同 第28回大会 第3試合 3vs3(アリス,メディ) 魔理沙,雛,M.D sm4014033 ○(16 02 ジャストフェイスロック(アリス)・雛) 夏フェス 第1試合 8WayBR スーパー瀟洒カップ 藍,ミスティア,衣玖,咲夜,椛,早苗,小町 sm4190769 ●(8 13 藍・OtTRルール) 2番目に脱落 第30回大会 第3試合 4vs4(霊夢,萃香,アリス) 妹紅,慧音,てゐ,リリカ sm4228092 ●(18 25 てゐ・幸せ四つ葉のクローバー) 第32回大会 第4試合 4vs4(アリス,メディ,萃香) 輝夜,慧音,妹紅,霊夢 sm4413129 ●(23 51 霊夢・夢想封印) ピンを取られたのはアリスこの試合から実質的にARMS入り 第33回大会 第1試合 3vs3(アリス,萃香) 諏訪子,神奈子,早苗 sm4819679 ●(15 51 早苗・エルボーは儚き人民のために) 第34回大会 第4試合 3vs3(メディ,萃香) にとり,文,小町 sm5375783 ●(18 19 文・なんだかよく分からないけど凄い技) ピンを取られたのは萃香 第35回大会 第3試合 TAG(アリス) 咲夜,美鈴 sm5479139 ●(14 15 咲夜・ジャックザリッパー) 第37回大会 第8試合 3vs3(萃香,メディ) 幽々子,ミスティア,妖夢 sm5848627 ○(22 03 ショートレンジ百万鬼夜行(萃香)・ミスティア) 第38回大会 第6試合 4vs4(アリス,萃香,メディ) 幽香,永琳,魔理沙,雛 sm6239859 ○(17 47 百万鬼夜行(萃香)・幽香) 第39回大会 第7試合(メイン) LTUタイトルマッチ(萃香,メディ) 幽香,永琳,雛 sm9113879 ○(25 20 百万鬼夜行(萃香)・幽香) 第三代LTU王者戴冠 第40回大会 第6試合 4vs4(アリス,萃香,メディ) 映姫,文,小町,椛 sm9921097 ○(22 55インビジブルハーフムーン・文) シングル 4戦2勝2敗 タッグ 6戦2勝4敗 (鈴仙のフォールによる勝ちは1回・鈴仙がフォールされた負けは3回)てゐレーセン(てゐとのタッグ) 2戦1勝1敗 (鈴仙のフォールによる勝ち・負けはなし) 6人タッグ 9戦4勝5敗 (反則勝ち1回・鈴仙のフォールによる勝ちはなし・鈴仙がフォールされた負けは2回)永遠亭(輝夜,てゐとのタッグ) 5戦2勝3敗 (反則勝ち1回・鈴仙のフォールによる勝ちはなし・鈴仙がフォールされた負けは1回) ARMS(萃香,メディとのタッグ) 3戦2勝1敗 (鈴仙のフォールによる勝ち・負けはなし) 8人タッグ 4戦2勝2敗(鈴仙のフォールによる勝ちは1回) 戦績がもう一歩振るわない事もさることながら、勝ちではあるが内容の伴わない試合も多かった。 かつてのピンフォールを奪った相手も、当時は成長途上だった橙とメディ、スランプ状態の妖夢であり これらの勝利を以て鈴仙の実力を判断するのは難しい。 タイトル歴 LTU王座 第三代王者(伊吹萃香・メディスン・メランコリー組) 人間関係 八意永琳 (元永遠亭師匠。移籍後も医療行為にのみ協力。しかし本人は師弟の縁が切れたつもりでいても周りはそうは思っていないようであり、 鈴仙自身も未だ永琳の戦闘スタイルを追及し続けている。) 蓬莱山輝夜 (元永遠亭主人。ファイトスタイルに同意できないまま、GM軍へ移籍後は袂を分かつ。) 因幡てゐ (元永遠亭の仲間。ファイトスタイルに同意できないまま、GM軍へ移籍後は袂を分かつ。) アリス・マーガトロイド (新ユニットARMSのリーダー。同じ関節技使いで、かつ複雑な技で徐々に相手のダメージを溜めていくという形で、永琳よりも 自身に近いスタイルなこともあり、急速に傾倒している様子) メディスン・メランコリー、伊吹萃香 (新ユニットARMSの仲間。後に3人でLTU王者となる。) 入場曲 狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon:第4回大会~ 狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon(東方緋想天バージョン):第37回大会で使用 評 [部分編集] -悲運と不遇の日々 旗揚げ大会~第26回大会 悲運と不遇の日々 旗揚げ大会~第26回大会 旗揚げ当初からの登録選手。初登場は第2回大会。愛称は『うどんげ』 師匠永琳との登場は盛り上がったが、試合は辛くもピンを取るという形で その能力に疑問が持たれる。 その後永琳が紅魔館への移籍。以降永遠亭の看板を背負って奮闘するも 極端にファイトスタイルの違う輝夜とてゐが 小悪党ヒールとして人気を持ってしまい、また試合内容も両者の方が充実していた為 立場がどんどん苦しくなってしまう。 +重なる不遇と孤立の日々 第27回~第32回大会 重なる不遇と孤立の日々 第27回~第32回大会 以降シングル・タッグ・ユニットと永遠亭の一員として登場するが 各下相手にのみしか試合結果を出せずファンから冷たい言葉を試合中試合後問わず浴びせられ、 また輝夜,てゐがそろってGM軍へ移籍、 そのキャラクターを不動のものにしてしまった事により完全に孤立。 一人永遠亭として看板を守りつつも博麗神社での修行を行っていた。 最大の問題は事前人気と試合内容が反比例しがちな事、 クリーンファイトに徹底するがあまり永遠亭の印象から浮いてしまった事、 そして本人が感じている責任感が強すぎる事が挙げられる。 総じてメンタル的な影響に出てしまっている事は試合内容から明白で 最近はそれにも打ち勝つ努力をしている模様だが結果がついて来ず、 不運な存在とも言え、今後次第ではハードルの高い試練を命じられる可能性もある。 +跳ね上がるために求められしもの 第32回大会~第37回大会 跳ね上がるために求められしもの 第32回大会~第37回大会 博麗神社帯同も僅かの期間でしかなく、リーダー霊夢が GM軍へ買収されてしまった為またしても孤立してしまう。 しかしアリス,萃香等との協力体制を深め、 自らの未熟さを打破すべく休養期間での修行と精進を宣言。 信念をより研ぎ澄ました技という形でリング上で表せるか、 それが、この時の鈴仙に求められた最大の難題といえた。 しかし第33回大会の充電期間終了後最初の試合。 記念すべきARMS始動試合に置いて、以前よりはキレのある動きをみせたものの 内容的には圧倒された形となり、鈴仙の修行方法への疑問を払拭することは出来なかった。 続く第34回、第35回の両大会ともに帯同し、試合にも出場し続けるものの、ぱっとしない 試合内容は変わらない状態が続いており、萃香が調子を上げ始めていることもあって、 このままではARMSが白星を挙げられない戦犯扱いまでされかねない。 根強いファンが多い鈴仙なだけに、実のある試合を魅せられなければ 期待しているファンを裏切ることとなってしまう立場まで追いやられてしまっており 依然厳しい状況が続いてしまっている。 これまでの戦績を考えると「LU3Wを争うクラスのU3級には負けてしまうのではないか?」と言われても仕方がないと言える (事実互いの調整を含めてのアリスとの試合で敗れている)。 +ツキは見えていますか? 第38回大会~ ツキは見えていますか? 第38回大会~ 勝ち星を挙げることが出来ないARMSの中でも、次第に光を放ち始めた萃香,メディに対し、 ふがいない試合を続ける鈴仙に、次第にファンからも批判の声が上がるようになり始めていた、 そんな矢先の第35回大会。 チームリーダーアリスとタッグを組んで出場。試合はやはり敗北するも、試合後、チームを最優先に していたアリスに、それよりも自分のやりたいことをして欲しいと涙ながらに訴え、OVER U3シリーズ へと繋がる流れを作ったのは間違いなく鈴仙だった。 しかしそれからも、試合内容はというと、相変わらず消極的なことが多く、ファンからも評論家からも ARMSが飛躍する鍵は鈴仙と言われつつも、ぱっとしない試合が続いていた。 第38回大会。ARMSとO.D.Sの、互いにフルメンバーが出場しての試合、そして鈴仙にとっては 第16回大会以来の、かつての師匠永琳との直接対決となる試合。 試合自体は、萃香の豪腕で勝利をもぎ取るものの、鈴仙自身はまたしても消極的で、勝利に貢献したとは 言い難いものだった。 それに対して、永琳は「試合中はまた逃亡していたのかしら?」と嘲笑。さらに、アリスによって LTU挑戦メンバーに推されても一度は断ろうとした鈴仙に、「挑戦者がこんなんじゃ駄目よ。やめやめ」と 切って捨てた。 さすがにこれには反発した鈴仙。売り言葉に買い言葉で、自らLTU挑戦メンバーに志願することになる。 (これについては、反発心をバネにして成長しなさい、という永琳の師匠としてのやり方だという声もある) 続く第39回大会のLTUタイトルマッチ。 鈴仙は、これまでの消極的な試合運びから一転。序盤から積極的に大技を使い、実力的には格上の幽香や 永琳にも臆することなく立ち向かい、以前のように試合中に「消える」こともなかった。 そして、ARMSはLTUタイトルをO.D.Sから奪取するに至る。それに鈴仙の働きが大いに貢献した ことはファンも認めるところであり、これまで言われ続けてきた「鈴仙がARMSの鍵」であることを、 図らずも自らの活躍によって証明して見せたことになった。 さらに続く第40回大会でも、LTW新王者を擁する本部軍を相手に一歩も引かぬ戦いを見せ、 ついにLTW王者文を自ら沈めると共に、久しぶりに自らのピンフォール勝利を掴んでみせた。 しかしこれまでの状況や鈴仙の性格をよく知るファン達からは、むしろこの状態の方がおかしく、 またとんでもない目にあわされてどん底に突き落とされるのではないか、いやむしろそうなったときの 鈴仙の泣き顔が見たいのだという倒錯した声まで上がる始末。 いろんな意味で、今後の鈴仙への期待はさらにヒートアップしている状況といえる。 +優曇華の花はいつ咲く? 鈴仙の問題点 優曇華の花はいつ咲く? 鈴仙の問題点 元々、立場としては下からも上からも圧迫されがちな5ボス(それに準ずるクラス)レスラーの中で、 特に鈴仙はさらに一歩不遇な存在として見られ、悩ましい立場におかれている。 そのような立場に至ってしまったのは、以下に列記するように、いくつかのメンタル的な理由が挙げられる。 当人の戦績が一歩及ばない事 永琳離脱に伴う軍団抗争(紅魔館vs永遠亭全面抗争)の渦中に否応なしに放り込まれた事 そのシリーズ以降の永遠亭のファイトスタイルから浮いてしまい、人間関係も噛み合わなくなっていた事 チームメイトの離反に二度(永琳の紅魔館入りと輝夜,てゐのGM軍入り。博麗神社崩壊も含めれば3度)も見舞われ、その度に重い精神ダメージを受けた事 また、同じく5ボスの位置にある咲夜が浮沈を繰り返しながら現在も紅魔館の中堅として活躍し続けている事、 早苗が幽香との個人抗争を経て自信喪失のどん底から次世代トップスターの座へのし上がった事も、 鈴仙の不遇イメージを助長する一因となっている(妖夢は…負けキャラ的な意味で居場所はあったと思う)。 咲夜にはレミリアや美鈴が、早苗には神奈子や諏訪子が付いていたのに対して、 鈴仙には当時誰も付いていないに等しい状況であった。 せめて輝夜がもう少し頼れるリーダーで、てゐがもう少し同僚に優しかったらまだ違う位置に収まれたのかも知れないが、 今となってはどうしようもない話である。 またメンタル部分の他に、皮肉にも彼女の持っている技自体が彼女の活躍を阻んでいる節がある。 同じ5ボスである咲夜や妖夢は打撃が得意という特徴がはっきりしているためそれを軸に投げ·関節技を 組み立てることができたが、鈴仙の場合師匠譲りの関節技、兎の瞬発力から生み出される蹴り(打撃)、特徴的な投げと それぞれに光るものがある(が軸になるほどでもない)という状況なため結局中途半端な試合運びをしてしまう 試合が目立った。彼女もそれを意識してか一時期は関節技主体を宣言していたがうまくいかなかったようである。 もっとも、ARMS結成後は人間関係がかつてより改善されたせいか、少しずつ試合の組み立てもできるようになってきており、 またアリスに対して自らLU3Wの挑戦を進言するなど、これまでのように状況に流されるだけではなく、 自ら状況を作り出すという強い意志も見せ始めており、かつてに比べれば光は見えてきていると言えるだろう。 なお、試合の組み立て方は相手を絞殺しかねない関節特化型になっているアリスやメディスンに比べ蹴り等も織り交ぜており むしろU3のルナサのようなバランス型に近くなってきている。 同じく不遇と言われた5ボスレスラーの妖夢が、東プロ全体を巻き込む一大ムーブメントとともに復帰し、そのまま好調を 維持している昨今、鈴仙もなにかここで跳ね上がるきっかけをつかめない限り、ずるずると埋没しかねないと、ファンは危惧している。 その不遇な境遇も、ごくごく一部のファンにとっては(ある意味では)黄金期ともいえるのだが。 +コスチューム問題 コスチューム問題 充電期間中に放送を知ってファンになった方や充電期間後から会場に足を運んだり、放送を熱心に観戦するようになったファンには あまり意識を払う事がなかったかもしれないが、実は鈴仙のコスチュームには過去に問題があったとされている。 東プロデビュー直後は団体でも極めて珍しいハイカットなタイツ、というよりレオタードにブレザーというような姿で登場していたが、 その姿が様々な年齢層のいるファンの間では評判がよくなく 『きわどすぎ』『露出しすぎ』『穿いてない』 などと言う声も聞かれたためその後徐々に丈の長さのあるタイツに変更されていた。 当初のウリが『兎の脚力』を中心としていたためかハイカットデザインからショートパンツに近い形になりファーもついていたが その後の不発低迷と沿うように更に丈が長くなり、第28回大会からは完全にスパッツに変更され 充電期間後の第33回大会ではファーまで外されてしまっている。 そもそも初期デザインがあんまりすぎるから、という放送的な名目で変更されたことには理解はできるものの、 最近のコスチューム変更は鈴仙と団体との関係を疑いたくなってしまう程であり少々気の毒である、との声もある。 言うまでも無いことだが、鈴仙ももちろんスポーツアスリートなのでちゃんと穿いてます。 東方プロレス ファンBBS (関連スレ) ARMSスレ 【サブミショッン】 ARMS総合スレ Part 4 【毒霧】 永遠亭スレ 【あっち。】永遠亭 -子の一つ-【こっち。】 このページを編集
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鈴仙 ロダ 東方頭針沢 優曇華編 src2/up302 up0001 up0339 スレネタ ■1スレ目 鈴仙/1スレ/55 ■2スレ目 鈴仙/2スレ/351 ■6スレ目 鈴仙/6スレ/357 鈴仙/6スレ/843-844 ■8スレ目 鈴仙/8スレ/558 ■12スレ目 鈴仙/12スレ/798 ■19スレ目 鈴仙/19スレ/267 ■21スレ目 鈴仙/21スレ/246 249-250 鈴仙/21スレ/278 246-250の続き 鈴仙/21スレ/313-314 278の続き ■22スレ目 鈴仙/22スレ/102-108 鈴仙/22スレ/133-142 146-154 鈴仙/22スレ/437-439 鈴仙/22スレ/599-608 鈴仙/22スレ/831-836 (22スレ599-608の続き) 鈴仙/22スレ/893 鈴仙/22スレ/951 鈴仙/22スレ/952-961 (22スレ831-836の続き) ■23スレ目 鈴仙/23スレ/152 (22スレ951の続き) 鈴仙/23スレ/225 鈴仙/23スレ/271 (23スレ152の続き) 鈴仙/23スレ/499 鈴仙/23スレ/650 ■24スレ目 鈴仙/24スレ/295 鈴仙/24スレ/361 ■ジョバンニ氏 鈴仙/ジョバンニ氏① ■その他 闇の中の赤い瞳/不明
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加入条件 宴席召喚 能力 タイプ HP 攻撃 防御 魔抵 素質 コスト 移動 射程 命中 回避 必殺 吹飛 拡大 再動 便乗 反撃 アイテム 療養 物理 43+20 42+15 7+3 5+2 B(34) 3 3 3 11 12 17 0 6 8 10 6 111/249 4 評価 狂気を操る月の兎。戦闘台詞が原作の境遇を反映してか、結構健気で涙を誘う。 コスト3以下では数少ない中距離物理。 能力的にはソツがなく、悪く言えば器用貧乏である。 一番の特徴はその潜在能力で、最大アイテム装備枠はなんと3位。 愛を注ぐだけの価値は十分にあると言える。 台詞集 初登場時 +... 鈴仙 もう、ホントどこ行っちゃったのかしら……。 鈴仙 てーゐーー! てゐ はーい。 鈴仙 あっ、てゐ! 鈴仙 薬箱を勝手に持ち出して、 お師匠様カンカンだったわよ? 鈴仙 あなた、今まで一体どこに居たのよ! てゐ ん? アタシはずっとココにいたよ? 鈴仙 ココに居た、って……。 鈴仙 ……あれ? ここはどこ………? 魔理沙 ……どこだろうな。 霊夢 …………。 鈴仙 え、何この空気……。 鈴仙 てゐ……あなたまさか、また何か……。 てゐ ………。 てゐ ……ごめん………ごめんね鈴仙………。 鈴仙 な、ちょっと……何したのよ………。 魔理沙 コイツはなぁ! てゐ ひっ。 魔理沙 この店に来て、好きなだけ呑んで喰って騒いで、 そのまま逃げ帰ろうとしたんだよ! 鈴仙 食い逃げって、またそんなベタな……。 魔理沙 あー? 鈴仙 なんでもないですスミマセン。 てゐ うぅ……鈴仙、助けて……! 鈴仙 てゐ……! 鈴仙 わ、分かったわ、私が代わりに償いを! 魔理沙 よぅし、良い心がけだ。 魔理沙 じゃあ早速、かくかくしかじかして貰おうか。 鈴仙 地底で探索……。 ううぅ……やだなぁ………。 魔理沙 ルーミア、連れて行け。 ルーミア よーし、こっち来るのだー! 鈴仙 はい………。 鈴仙はルーミアに連れられていった。 霊夢 ……………。 魔理沙 さて、呑み直すか。 てゐ ほーい。 妖夢 ……私達も、この店で好きなだけ 呑んで食べて騒いでますよね。 霊夢 うん。 妖夢 良いんでしょうか……。 霊夢 良いんじゃないー? 霖之助さんも操縦席で楽しそうだしー。 妖夢 そう……そうですね。 気にしない事にします。 霊夢 それが良いわよー。 椛 ……(ふんふん) 鈴仙が部隊に加入します。 戦闘台詞 +... レベルアップ あっ、はい!ありがとうございます! アイテム発見 なにこれ……?とりあえず持って帰って師匠に聞いてみよう……。 クリティカル 私だって、やれば出来るんだ! 吹っ飛ばし でぇい、吹っ飛んでしまえ! 効果拡大 とりゃー!! 再行動 はい、もう一度行ってきます! 反撃 やられたらやり返すっ! 便乗 私も良いですか? 撤退 休んで良いんですか?わーい、やったー! 体力0 あううぅ……。痛いです………。
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no +信仰 コスト 戦闘力 HP df 労働 知識 探索 特殊能力 031u 000000 005000 100 10 6 7 6 異変解決 先制攻撃 狂気の瞳 優秀なスペックを持つ月のイナバ。 戦闘も異変解決もそつなくこなすが彼女の真価は防衛時にある。 襲撃されたときに効果を発揮する「狂気の瞳」は敵の襲撃をそらすことができ、 信仰を奪われるのを避けつつ他のプレイヤー同士で消耗させあうことができる。 発動率は鈴仙単体で25%、てゐと組んでの月の守り使用時には50%にも達する。 「狂気の瞳」が発動した時は戦闘者決定画面に赤い瞳が一瞬映るので見逃して喧嘩しないようにしよう。 花の香りの招待状による襲撃でも弾けるので、相手に同士討ちを強要することも出来る。 但しジェノサイドカッターによる襲撃は防げない点には気を付けよう。 テーマソングが出ていると、相手の行動を大きく妨害できる。 運が悪い相手ならば完封できることも珍しくは無いが、崩れる時はあっさり崩れるのは御愛嬌。 何事も運である。 幻朧月睨はコスト10と軽い割には強力な効果を持っているため、非常に使いやすい。 特に対人戦ではこれを1回使っておくだけで結果が変わってくることも。 異変引き鈴仙でこれを使って逃げ切れたりすることも稀によくある。 発動後に鈴仙を場から外してもストックは残るが、当然ながら狂気も発動しない。 必要な場面では場に常駐させるのを忘れないように気を付けるべし。 攻撃 弱 通常弾幕 単体 戦闘力×0.2 2回 中 波符「赤眼催眠(マインドシェイカー)」 全体 戦闘力×0.2 1回 強 散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」 全体 戦闘力×0.3 1回 関連霊撃 464m 幻朧月睨 10 鈴仙専用 次回、確実に狂気発動 関連サポートカード 164s 兎魄同盟 妖夢×うどんげ 攻撃力アップ 169s えりんげは薬の実験台 永琳×うどんげ 修行基礎値+500 172s 止まった時の永遠亭 輝夜+永琳+うどんげ+てゐ 襲撃を放棄,霊力生産アップ 175s 月の守り うどんげ×てゐ 狂気強化,罠強化 293s 月の祝福 ルナチャイルド×永夜抄 月光強化(・A・) 519s いじめて姫うどん 輝夜×鈴仙 鈴仙に『根性』 243s 永夜抄は月下の杯 独立宣言:永夜抄オンリー 244s 花映塚は緋色の彼岸 独立宣言:花映塚オンリー 248s 黄昏は神々の開拓地 独立宣言:非想天則オンリー 249s 文花帖はブン屋の意地 独立宣言:文花帖オンリー 250s 忘れ去られた百鬼夜行 独立宣言:脱人気キャラ テーマソング 331S ♪狂気の瞳 鈴仙のテーマ 月睨ノーコスト EyesOnMe 関連異変 ドライアイドモンスター(解決率大幅上昇) 脱兎イタズラエスケープ(解決率大幅上昇) 原因不明の熱病(解決率大幅上昇) 特別な入手方法 異変「月兎遠隔交渉術」(N)を解決
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コダマ名 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 属性1 属性2 攻撃属性 弱点 耐性 スキル1 スキル2 必要アイテム ちびれいせん 80 20 60 100 65 75 400 理 - 理岩鋼 虫霊闇 闘理 狂気を操る程度の能力 - 鈴仙カード A鈴仙 110 30 75 140 100 90 545 理 岩 理岩炎樹鋼 水樹地虫霊闇鋼 無炎毒風理 狂気を操る程度の能力 狂気の赤い瞳 力の霊珠 T鈴仙 105 40 80 125 105 90 545 岩 鋼 岩鋼理 闘地水 毒無風氷理虫岩霊神闇 狂気を操る程度の能力 狂気の赤い瞳 技の霊珠 S鈴仙 115 30 85 110 100 105 545 理 - 理炎岩鋼 虫霊闇 闘理 狂気を操る程度の能力 狂気の赤い瞳 疾風の霊珠 D鈴仙 130 30 90 110 105 80 545 岩 毒 岩毒理鋼 地水理鋼 毒無炎風虫 狂気を操る程度の能力 狂気の赤い瞳 守の霊珠 AD鈴仙 100 60 80 120 110 90 560 理 鋼 理鋼岩 炎地 毒理無樹氷風岩神鋼 狂気を操る程度の能力 狂気の赤い瞳 一夜の霊珠 ※太文字のみは禁呪、青文字は属性一致、赤文字は重複弱点、緑文字は重複耐性、灰色は無効、(括弧内)はスキル効果あり ちびれいせん A鈴仙 T鈴仙 S鈴仙 D鈴仙 AD鈴仙 スキル 1.狂気を操る程度の能力(Lv25習得) ターン終了時、10%の確率で相手を混乱させます。 2.狂気の赤い瞳(Lv50習得) 自分が状態異常になると、相手にも同じ状態異常を引き起こします。 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 ちびれいせん A鈴仙 T鈴仙 S鈴仙 D鈴仙 ADレイセン マインドシェイカー 理 特殊 60 100 0 30%の確率で、相手を混乱させます。 初期 初期 初期 初期 - 初期 アイドリングウェーブ 理 特殊 80 100 0 30%の確率で、相手を混乱させます。 - - - - 初期 - インビジブルハーフムーン 岩 特殊 80 100 15 30%の確率で、自分の特攻が1段階上がります。 15 15 15 15 15 15 マインドベンディング 鋼 特殊 90 100 25 30%の確率で、相手の特防を1段階下げます。 20 20 20 20 20 20 マインドブローイング 理 特殊 90 100 25 30%の確率で、相手を混乱させます。 レンタル限定 30 30 - - 30 イリュージョンシーカー 理 特殊 100 100 20 30%の確率で、相手を混乱させます。 - - - 30 - - インビジブルフルムーン 岩 特殊 100 100 30 30%の確率で、相手の特防を1段階下げます。 - 35 60 - 30 60 ルナティックブラスト 岩 特殊 70 100 20 先攻で攻撃できます。 - - 35 - - - 瓦斯織物の玉 毒 特殊 100 100 15 相手を毒にします。 レンタル限定20 - - - 35 - ルナメガロポリス 鋼 物理 100 100 0 30%の確率で、自分の防御が1段階上がります。 - - - - - 35 ルナティックレッドアイズ 理 特殊 120 100 40 30%の確率で、相手を混乱させます。 - 40 - 35 - - フィールドウルトラレッド 理 変化 - - 20 5ターンの間、特殊攻撃のダメージを半減します。交代しても効果は継続します。 - - 40 - 40 - ディスカーダー 理 変化 - 100 10 相手のスペルを3個封じます。このスペルは属性の影響を受けません。 - - - 40 - - マインドエクスプロージョン 理 特殊 100 - 10 使用から2ターン後のターン冒頭に攻撃します。ダメージはその場にいるコダマのステータスで決定します。このスペルは属性、装備、スキルの影響を一切受けません。 - - - - - 40 クラウンヴィジョン 樹 特殊 90 100 20 30%の確率で、相手を混乱させます。 - 60 - - - - テレメスメリズム 闇 変化 - 75 15 相手を眠らせます。 - - - 60 60 - マインドスターマイン 炎 特殊 90 100 30 20%の確率で、相手を火傷させます。 - 禁呪 - 禁呪 - - ディモチヴェイション 理 変化 - 100 0 相手のスペルを2個封じます。このスペルは属性の影響を受けません。 - - 禁呪 - - - インフレアドムーン 理 変化 - - 20 先攻で使用します。使用時のVPにより、使用ターンのみ回避率が上昇します。(3/4以上:+1000、3/4未満:+2倍、1/2未満、+20) - - - - 禁呪 - ピーター・ザ・ラビット 鋼 特殊 100 100 40 相手の属性によりダメージが変化しません。 - - - - - 禁呪 カード効果 アイテム名 装備時効果 契約コダマ 入手(金額) 備考 鈴仙カード 特殊スペルのダメージを16%軽減し、特殊スペルを急所に当たらなくします。 ちびれいせん 永夜印の福袋美月堂(3,000,000) 初期
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鈴仙の弟子/Reisen s Apprentice 鈴仙の弟子 (U) クリーチャー ― 兎 (T):土地1つを対象とする。それはターン終了時まであなたの選んだ基本土地タイプ1種になる。 1/1 コモン 擬似マナフィルター、2色土地への妨害、場の基本土地参照カード用に…など地味に使えたりするかも。あととりあえず兎。 参考 カードセット一覧/東方永夜抄 クリーチャー コモン 兎 書き換え 東方永夜抄 青 1マナ
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コダマ名 HP 攻撃 防御 速度 合計 属性1 属性2 攻撃属性 弱点 耐性 スキル 必要アイテム ちびれいせん 75 90 55 60 280 理 - 理岩 虫霊闇 闘理 - 鈴仙カード N鈴仙 105 110 80 85 380 理 鋼 理鋼炎岩 炎地霊闇 毒理無樹氷風岩神鋼然 狂気の赤い瞳 不偏の霊珠 A鈴仙 80 140 75 85 380 理 岩 理岩炎樹鋼 水樹地虫霊闇鋼 無炎毒風理 狂気の赤い瞳 力の霊珠 T鈴仙 110 105 75 90 380 理 毒 理毒炎岩 地霊闇 闘樹毒然 狂気の赤い瞳 技の霊珠 S鈴仙 85 100 90 115 390 岩 鋼 岩鋼理 闘地水 毒無風氷理虫岩神然 狂気の赤い瞳 疾風の霊珠 AD鈴仙 105 120 85 90 400 理 鋼 理鋼岩 炎地霊闇 毒理無樹氷風岩神鋼然 狂気の赤い瞳 一夜の霊珠 ※青文字は属性一致、赤文字は重複弱点、緑文字は重複耐性、灰色は無効、(括弧内)はスキル効果あり ちび鈴仙.gif N鈴仙.gif A鈴仙.gif T鈴仙.gif S鈴仙.gif AD鈴仙.gif ちびれいせん N鈴仙 A鈴仙 T鈴仙 S鈴仙 AD鈴仙 スキル 狂気の赤い瞳 ターン終了時、相手のVPをSLv×2減らします。 スペル スペル名 属性 威力 消費 詳細 必要銭 ちび鈴仙 N鈴仙 A鈴仙 T鈴仙 S鈴仙 AD鈴仙 マインドシェイカー 理 80 20 通常攻撃(初期) 3000銭 ○ ○ ○ ○ ○ ○ マインドブローイング 理 100 30 通常攻撃 20000銭 ○ ○ ○ ○ ○ ○ エックスウェイブ 理 120 40 与えたダメージの1/8、相手のVPを減少させます。 100000銭 - ○ ○ ○ - - 理 150 50 与えたダメージの1/6、相手のVPを減少させます。 禁呪 - ○ - - - - ルナティックレッドアイズ 理 150 50 与えたダメージの1/6、相手のVPを減少させます。 300000銭 - - ○ ○ - - 理 200 80 与えたダメージの1/4、相手のVPを減少させます。 禁呪 - - ○ - - - インフレアドムーン 理 - 10 先行になります。3ターンの間、攻撃スペルのダメージを半減します。交代しても効果は継続します。 150000銭 - - - ○ - - 理 - 10 先行になります。4ターンの間、攻撃スペルのダメージを半減します。交代しても効果は継続します。 禁呪 - - - ○ - - マインドスターマイン 炎 100 30 通常攻撃 20000銭 - ○ ○ ○ - - 炎 120 40 与えたダメージの1/8、相手のVPを減少させます。 禁呪 - ○ ○ ○ - - カローラヴィジョン 樹 80 20 通常攻撃 3000銭 - - ○ - - - クラウンヴィジョン 樹 100 30 通常攻撃 20000銭 - - ○ - - - ディモチヴィエイション 毒 80 20 与えたダメージの1/8、相手のVPを減少させます。 3000銭 - - - ○ - - ディスカーダー 毒 100 30 与えたダメージの1/6、相手のVPを減少させます。 20000銭 - - - ○ - - 瓦斯織物の玉 毒 120 40 与えたダメージの1/4、相手のVPを減少させます。 100000銭 - - - ○ - - 毒 150 50 禁呪 - - - ○ - - インビジブルハーフムーン 岩 80 20 通常攻撃 3000銭 ○ ○ ○ ○ ○ ○ インビジブルフルムーン 岩 100 30 相手の防御を20%下げます。 20000銭 - ○ ○ ○ ○ ○ 岩 120 40 禁呪 - ○ - - ○ - ルナティックブラスト 岩 120 40 相手の防御を30%下げます。 100000銭 - - ○ - - - 岩 150 50 禁呪 - - ○ - - - ブラフバラージ 鋼 80 20 通常攻撃 3000銭 - ○ ○ - ○ ○ パラレルクロス 鋼 100 30 自分の防御を10%上げます。 20000銭 - ○ ○ - ○ ○ 鋼 120 40 自分の防御を20%上げます。 禁呪 - - - - ○ - ルナメガロポリス 鋼 120 40 自分の防御を10%上げます。 100000銭 - ○ - - - ○ 鋼 150 50 自分の防御を20%上げます。 禁呪 - ○ - - - - ピーター・ザ・ラビット 鋼 150 50 相手の防御を50%下げます。 300000銭 - - - - - ○ 鋼 200 80 禁呪 - - - - - ○ 国土無双の薬 水 - 0 自分の攻撃と防御を50%上げます。 50000銭 - - - - ○ - 水 - 20 自分の攻撃と防御を100%上げます。 禁呪 - - - - ○ - カード効果 アイテム名 装備時効果 契約コダマ 入手(金額) 備考 鈴仙カード 攻撃と速度が15増加します。 ちびれいせん 中吉印の福袋・アイテムショップ(1000000銭) 11-7クリアでショップ追加
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鈴仙2 1スレ目 530-531, 543, 550, 557 真夜中の永遠亭。 僕は竹林で倒れている所を、拾われて介抱してもらった。 幸いにも拾われた場所は人の住む場所だった。いや、妖怪なんかも住んでいたけど。 数日後には、すっかりと調子も良くなり僕はこの永遠亭で色々と手伝いをしていた。 一宿一飯の恩義…どころじゃなくて、すでに五宿十五飯もなっていれば手伝う気にもなる。 「永琳さん。これは何処に置けばいいですか?」 「あぁ、それはそっちの大き目の棚の方に入れておいて」 「はい」 と、まぁ…こんな感じで適当に日々を過ごしている。 永遠亭の人…妖怪達は普通に話すことは出来るんだけど、一人だけ僕と 全く会話をしない者がいた。 「あら、ウドンゲ…」 「あ、鈴仙」 「……」 そう、月の兎(らしい)である鈴仙=優曇華院=イナバだ。 彼女が率先して、僕を介抱してくれたらしいけど…。 僕が起きてからお礼を言ったきり、それだけしか会話がなかった。 『あ、キミが僕を…ありがとう』 『どういたしまして』 そんな感じだった。 事務的と言うか何と言うか…僕に警戒しているのかどうも刺々しい態度だった。 「…師匠、例の花の毒性についてなんですけど」 「あぁ、アレの事ね。アレは――」 見れば見るほど、不思議な感じだ。 見た目は僕みたいな人間と変わらない。でもその耳だけは兎の耳。 狂気を操るらしいけど…見たことはない。 「それじゃ、掃除に戻りますね」 永琳さんにそう言っておき、外に出て行く。 ちらりと鈴仙が僕の方を向いたけど、特に感情を持って僕を見ていると言うわけではない。 ただ淡々と僕を見る。 目が合うと…軽い立ち眩みがした。 そんな日々が続き、既に僕は居候扱いになっていた。 さすがの僕も掃除くらいは出来るし、ここについて色々学ぶのも意外に楽しくて 人間界になかった充実した日々を送っていた。 「ふぅ、あとは…風呂掃除か…」 相変わらず、ここを掃除するのが大変だ。 無意味に廊下は長いし他の妖怪兎が手伝ってくれなかったら 一日かかるだろうし、大浴場に近いこの風呂を掃除するのに 一時間はかかる事が容易に想像できる。 とりあえず必死になりながら風呂場をタワシで擦り始める。 洗剤なんてものがあるわけもなく、全てタワシだ。 「…何であの娘は、僕を避けるんだろう」 もちろん鈴仙の事だ。 鈴仙のことを考えると妙に気が高揚する。 多分、彼女の瞳を目が合うたびに見ているからだろう。 それよりもどうして僕は彼女の事ばかり考えるのか? 「まぁ、いいか…」 考え事をしている内に風呂掃除は既に大体終わっていた。 今日は永琳さんから借りた本を少し読もう。そうすればちょっとは 考えることもなくなるだろう。そう思い戸を開ける。 ガラガラ 「……あ」 「……」 戸を開くと、目の前に居たのは僕が悩んでいる張本人だった。 それだけなら特に問題はないんだろうけど、その張本人―― 鈴仙は妙に露出度が高い服を着て…いや、彼女は脱衣所で服を 脱いでいたのだ。 つまり、僕が見ているものは…… 思考がフリーズする前に、鈴仙の顔が真っ赤になっているのに気付いた。 口を金魚のようにパクパクさせて、『どうしてここに?』といった瞳で見ている。 「きっ…!」 叫ばれる! そう感覚的に悟った僕は一瞬で鈴仙の口元を押さえた。 まるで犯罪者になった気分だった。 「…ごめん」 鈴仙の耳元で、僕はそう呟いた。 悪気があったわけじゃない…。謝って済む話じゃないのも分かっている。 「…本当に、ごめん」 口元の手を外して、僕はすぐさま浴場から出て行った。 「僕は…最低だな」 好かれるどころか、普通に嫌われた気がする。 …このままだと自己嫌悪に陥りそうだ。 今日は本も読まずに寝るとしよう。 それにしても、綺麗な肌だったなぁ… とりあえず、明日は… (選択肢) (土下座するくらいの勢いで謝る) (開き直る) ーーーーーーーーー少女選択中...ーーーーーーーーー 上・(脳内設定の一般的な)鈴仙ルート 下・ツンデレの鈴仙ルート お好きな方をどうぞ。 ーーーーーーーーー少女選択中...ーーーーーーーーー →(開き直る) ピッ 結局、僕はあの記憶を無かったことにして、次の日を迎えることにした。 やっぱり女の子の柔肌を見るのも滅多にない経験だったから、妙な緊張が 残っていた。 「…よし、忘れた」 そう言う事にした。 僕は何も覚えていなくて、昨日の風呂場では何も起こらなかった。 と記憶を模造した。 「あぁ、ちょうど良かった」 朝一番、無意味に長い廊下で永琳さんに会った。 「ウドンゲがちょっと体調崩しちゃって…ちょっとお見舞いに行ってくれないかしら?」 「えーっと、何でですか?」 せっかく忘れようとしたことを、一瞬にして思い出してしまった。 柔らかそうな肌と…兎の耳、そして見る者を狂気に陥れるその瞳。 思い出したらまた軽い眩暈が起きる。 「…ウドンゲもそうだけど、貴方も大丈夫?」 「まぁ…一応、それで鈴仙はどうしたんですか?酷い病気か何か?」 「湯冷めしたみたいで、ちょっと風邪を拗らせてしまったみたいなの」 …多分、僕の所為だろう。 「貴方って、前からウドンゲの事を気にかけてたでしょ?だから頼もうと思って」 そう言って永琳さんは僕に風邪薬を差し出した。 「いや、僕じゃなくててゐにでも頼めば…」 「てゐは私の指示で栄養のあるものを取りに行かせたわ。私も薬の調合とかで忙しいし よろしく頼むわ」 と一方的に決め付けると、永琳さんは僕の反論も聞かずに、さっさと廊下の奥に 消えていった。 「どうしよう…」 僕の手には永琳さんの風邪薬が握られたままだった。 僕は今、鈴仙の部屋の目の前に居る。 別に疚しい気持ちなんて…少しはあるけど…。とりあえず、部屋の前から 進めないでいた。 こんな時に足が震えて動けないから、逆に笑える。 それでも、この薬を渡さないとならないのも事実で…深呼吸をして、手に人という字を 書いて、飲み込む。 これで緊張は気休め程度になくなった…と思う。 戸の前に立ち、意を決してノックしようとした。 『さっきから居るんでしょ?入ったら?』 いきなり先制を取られた。 心臓はバクバクいっているが、一刻も早く薬を渡して去ろうと戸を開けた。 「やっぱり貴方だったの?」 呆れた様子で言う鈴仙。今度は下着姿じゃなかったけど…あの時の姿がフラッシュバックした。 ダメだ。平常心、平常心。 「それで、何の用?」 前よりは刺々しくなかったけど、それでも微妙な壁を感じた。 「永琳さんに頼まれて…風邪薬」 薬は普通の粉薬だった。僕が今まで見てきたのとは違って、それは漢方薬みたいなものだ。 それを受け取ると、薄く笑って 「ありがとう」 と言った。 「それじゃ…」 予定通り、僕は部屋を去ろうとした。 腕力でも頭脳でも勝つ自信はないけど、このままこの場所に居たら 頭がおかしくなりそうだった。 彼女があまりにも儚くて、抱きしめたい衝動に駆られるが…我慢する。 「待って」 「…何?」 まさか、彼女に止められるとは思わなかった。 「少し…話さない?」 そっぽを向いて、顔を赤らめながら彼女は言った。 「あ…うん」 僕はその誘惑には勝てなかった。 「それで、わたしは兎角同盟を作ろうと思ったの」 「そうなんだ」 こんな風に二人っきりで話すって事は考えられなかった。 むしろ、今まで淡白な反応ばかりだったので、普通に話すこっちの方が彼女の 素面なのかもしれない。 「それじゃ、僕も手伝うよ」 「うん、ありがとう」 この可憐な笑顔を見ると、庇護欲というものが出てくる。彼女を守りたい。 そんな考えも出てくる。 「あのね、わたしは――」 「鈴仙~居るー?」 鈴仙が何か言いかけたとき、戸の前から声が聞こえた。 この声…どうやら、てゐのようだ。どうやら、やっと戻ってきたらしい。 「あれ、貴方も居たんだ?」 「居ちゃ悪い?」 「いや、そんな事はないんだけど」 大体、てゐと一緒に行動すると大抵、騙されるし…あんまり一緒に居たくないんだよなぁ…。 色んな意味で、いい子なのは分かるけど。 「で、何を取ってきたんだ?」 「栄養のあるもの。とりあえず、そこら辺から取ってきたの」 「…騙し取って、とかじゃなくて?」 「あ、あはは」 この笑い方だと、間違いなく騙し取ったようだ。 「それじゃ、鈴仙。僕は部屋に戻るから」 「あ…うん」 とりあえず、僕は出て行くことにした。 『あれ、どうしたの鈴仙?そんな青筋立てて』 『どうしてだか分かるかしら?』 『え、ちょっ…待ってぐりぐりが!痛い痛い!』 僕が部屋から出て行くと、そんな会話が聞こえた。 …とりあえず、気にせずに逃げることにした。 それからと言うもの、誰かと居ると妙に視線を感じるようになった。 てゐと適当に雑談をしてても、永琳さんに本を借りたりしても、輝夜さんと 話しても、何処かしらでほぼ必ず、視線を感じるようになってしまった。 そんな折、僕と鈴仙は永琳さんの元に呼ばれた。 「…何の用なんだろう?」 「さぁ、師匠のことだし…分からないわ」 どうも鈴仙の機嫌も悪かった。 「あぁ二人とも、よく来たわね」 扉の外で永琳さんは待っていた。 「とりあえず、何の用ですか師匠?」 鈴仙の言葉に困ったような笑顔を浮かべる永琳さん。 「これから、出かけなきゃならないんだけど…薬に使える花が 今の季節じゃないと咲かないの。だから出来たら、二人で手分けして 探してくれないかしら?」 その言葉に鈴仙はちらりと僕の方を向く。 どうやら鈴仙の方は行くつもりらしいが、僕は…。 考えてみれば僕に拒否権なんてない。 そもそも居候の身だし。 「分かりました。それで、何を取ってくればいいんですか?」 「えぇ、簡単な絵を書いたメモがあるから、これを使って探してね」 そのメモを僕と鈴仙に渡すと、永琳さんは忙しそうに駆け出していった。 「それじゃ、気をつけてね」 「心配してくれるんだ」 「わたしはあなたの心配なんてしてないわよ!し、心配なんて…するわけないじゃない…」 最後の方は真っ赤になりながら小さい声でほとんど聞こえなかった。 僕が歩き出そうとすると、腕を引っ張ってそれを止め 「死なないでよ」 「死なないよ。…やっぱり、心配してくれてるじゃないか」 「か、勘違いしないの!わたしはあなたに死なれたら迷惑だし… ほら…ほ、他の子も悲しむでしょ!」 確かに掃除とかは手伝ってくれるけど…あんまり好かれてる気がしないんだよなぁ。 悪い子はいないんだけど…。 僕と鈴仙はそんな他愛のない会話をしながら。入り口に着いた。 「それじゃ、鈴仙…後でね」 「うん。また」 鈴仙は空に飛んでいった。 僕に至っては歩くしか能がないので歩き始める。 紳士として、鈴仙が飛んでいる状態から上を見上げるなんて真似はしない。 上を見ないように…僕は素数を数えて落ち着いた。 そう、僕は鈴仙と分かれたことが文字通り命取りだった。 永琳さんに頼まれた目的の植物は手に入れたんだけど…。 目の前には、僕の体の三、四倍はあるであろう巨大な妖怪が居た。 僕を天然の人間と見るや否や、いきなり襲い掛かってきたのだ。 「…どうしようか」 相手の方は嗅覚が利きそうで、隠れても無駄だということが良く分かる。 だからと言って、戦うなんていうデンジャラスな選択肢は僕の中に存在しない。 やっぱり、二人できた方が良かったのかな。 鈴仙が居れば、狂気の瞳で逃げるチャンスくらいは出来たかもしれないのに… それでも、多分…彼女はここに来るだろう。 何故か分からないけど、僕はそう確信していた。 お互いに動く事はない。 僕が動いたら、相手は即座に僕を食らおうとするだろう。 「鈴仙…」 口元から思わず、彼女の名前が出てきた。 自分から永遠亭の方に動く事で、鈴仙に会える可能性も増えるはずだ。 …傷を負ったとしても、鈴仙なら…何とかできると信じよう。 ポケットには野球ボールよりも小さい石が入っていた。 それを握り締めて、狙いすまして妖怪の鼻に当てた。 「ぐぎゃ!」 これでしばらくは眩暈くらいはするはずだ。 今が好機だろう、と僕は駆け出した。 それが、思えば間違いだったのかもしれない。 妖怪は意外に機敏な動きで、僕を追ってきた。鼻を打ってスピードが落ちているとは思えなかった。 それでも僕は必死に走る。 ザク 足が縺れた。背中に鈍痛が走った。 血を流しながら…僕は倒れた。倒れた拍子に木の根元に頭を打った。 それでもまだ、意識はある。 「ニンゲン…」 相手が近付いて来る。僕はこのまま食べられるんだろうか? 『死なないでよ』 …ゴメン、鈴仙。 謝れなくてゴメン。約束が守れそうもない… 「――波符『月面波紋(ルナウェーブ)』」 一瞬で視界が真っ赤に染まった。 そして、その聞き慣れ始めた声に、僕は少しだけ安心した。 「ボロボロじゃない。一体どうしたの?」 「…見ての通り、そこの妖怪さんにやられた」 プライドなんて欠片もない。我ながら情けないな。 「…お仕置き!」 その妖怪に次々に打ち込まれていく鈴仙の弾。 はっきり言って、蜂の巣だった。 「ぎゃぁぁぁぁ!」 その断末魔を聞きながら、僕は頭がボーっとし始めた。 ちょっと血が出すぎたみたいだ。 「ふぅ…って、何で死にそうになってるのよ!」 「…ゴメン、血が出すぎた。眠い…」 実際、意識を保つのも辛い。 「寝ないでよ!今、寝ちゃったら死んじゃうのよ!起きて…起きてよぉ…!」 ゆっさゆっさ、揺り篭のように僕の身体は揺すられた。 泣きそうな鈴仙の声を聞きながら、僕は徐々に意識を失った。 エピローグ 目が覚めると、そこは永遠亭の僕の自室だった。 どうやら生きてはいるようだが…傷が痛む事には変わりない。 「目が覚めたようね」 すぐ傍にいたのか永琳さんが目覚め早々に僕に声をかけた。 「僕は…?」 「ウドンゲに感謝しなさい。生死の境を彷徨っていたあなたを ずっと見ていたんだから」 「…やっぱり、死にかけたんだ」 「容態が安定してからも、ずっと看病を続けて、今はこうなってるけどね」 と、僕の横を指し示す。 そこには疲弊して眠る月の兎の姿があった。 「そうそう、貴方、ウドンゲの下着姿を見たそうね?」 「あ、あはは…」 バレてるよ。まぁ大方、鈴仙が話したんだろうけど。 「月の兎には面白い風習があってね…。それについてはウドンゲから聞くといいわ」 「…一体何なんですか?」 「秘密よ。とりあえず、痛み止めは置いておくわね」 錠剤を机の上に置かれる。 「お大事に」 軽く笑うと、永琳さんは外に出て行った。 「で、鈴仙、起きてるんだろ?」 「…起きてない」 狸寝入りかどうかは大体分かる。眠るのを偽ると不自然に感じるものだから。 「とりあえず、ありがとう鈴仙」 「…~っ、別に貴方を助ける為にあの場所にいたんじゃなくて!」 「それでも、だよ」 「…言っておくけど、ただ通りすがっただけだからね!」 「分かったよ」 彼女の耳は人よりも遥かに優れている。あの時の呟きがきっと聞こえていたのだろう。 「あ、ところで…永琳さんが言ってた事なんだけど…月の兎の風習って?」 その言葉を出すと、鈴仙は真っ赤になりながら俯いてしまった。 僕、何か悪いことでも言ったのかな? 「つ、月の兎は…」 「月の兎は?」 「は、初めて肌を晒した家族以外の異性に求婚をしなければならない」 …思考がフリーズした。 あの時の行動が…まさか、こんなに事になっていたなんて。 「あ…えっと、まぁ、わたしは別にいいの。しょ、正直…他の人よりもあなたなら まだ…十分って言うか…」 「うん」 「ちょっ…」 鈴仙の華奢な身体をそっと抱きしめる。 これから守ろう。この素直じゃない兎の少女を―― ーーーーーーーーー少女選択中...ーーーーーーーーー →(土下座するくらいの勢いで謝る) ピッ うん、やっぱり僕が悪いんだから、明日一番に謝ろう。 それにしても… 「やっぱり、女の子の肌って白いものなんだな…」 と改めて実感した。 まるっきり反省の色がない僕だった。 とにかく、明日は謝らないと…僕の気がすまない。 彼女を傷つけたのもあるけど…やっぱり、嫌われたくはないし。 朝の永遠亭。 目覚めは別段普通だった。 別に『新しいパンツを正月元旦の朝に穿いたような気分』でもない。 結局、普通の目覚め。気分は微妙に沈んでいる。 トントン 戸をノックする音が聞こえた。 こんな事をするのは永琳さんだろうか? まず間違いなくてゐという意見は外れる。彼女の場合、居ようが居まいが勝手に入って 勝手に物を取っていくから。 輝夜さんという事もないだろう。第一、ここに来るような理由がない。 とりあえず、永琳さんということを仮定しておいて、戸に向かう。 「はいはい、何方ですか?」 と、戸を開くと、そこに立っていたのは一匹の月の兎だった。 ここの永遠亭には一匹しか月の兎はいないけど…。 「鈴仙…?」 「お、おはよう」 「えっと、何の用?」 思わぬお客の来訪に、僕は戸惑っていた。 こちらから出向こうと思っていたのに、まさかそっちから来るとは思っていなかった。 「し、師匠が貴方を呼んで来いって言ってて…その、迎えに」 「あ、うん…分かった。ちょっと、待ってて」 鈴仙の顔が赤い。きっと僕の顔も赤い。 やっぱり昨日のことを覚えているからだろう。 「あー、それじゃ…行こうか」 一応、着替え終わり僕は鈴仙と一緒に無駄に長い廊下を歩く。 歩いている間は互いに無言だった。 「えっと、鈴仙」 「は、はい?」 急に声をかけられて、驚いたように鈴仙はこちらを向いた。 すーっと息を吸い込む。 よし、準備オーケー覚悟完了! 嫌われる覚悟は出来てないけど、叩かれるくらいの覚悟は既に出来ているッ! 「昨日はごめんっ!」 「え、え、え?」 「本当に悪かった。今も反省している。殴っても構わない」 本気で土下座するくらいの勢いで謝った。 と言うか、土下座をした。 「えっと、別にいいんだけど」 顔を上げると、鈴仙がスカートを押さえながら、僕を見下ろしていた。 若干恥ずかしがっているのは分かるけど、何でスカートを押さえているんだろう? 「あ、後、早く立って…」 「いや、そうしないと謝れないんだけど」 「…その位置からだと…その、スカート…」 あぁ、そういう事か。この位置から普通に見るとスカートの中が見えるから 早く立ってくれと、言ってるのか。 「ともかく、ゴメン」 「もういいってば、別に減るものでも…ないし」 いや、色々と減ると思う。 気にしなくなったら、少なくとも羞恥心が消える。 「…別に、今のあなたなら見られても…その…」 最後の方はあまりにも小さな声だったので聞き取れなかった。 「あぁ、二人とも来たわね」 「えぇ、結局何の用なんですか?」 永琳さんの部屋(永遠亭住人曰く『八意研究室』)に入ると 明らかに生命に関わるような匂いと、その中で平然と立っている永琳さんが居た。 「えぇ、今日貴方達にここに来てもらったのは他でもないわ。 ちょっと私の作った新薬の実験を――」 『謹んでお断りします』 僕と鈴仙の声が見事に重なった。 永琳さんが新薬を作る、人を実験に使うイコール、死亡確認! の方程式が簡単に頭を過ぎる。 多分鈴仙も同じ方程式が出たんだろう。 「残念ね。じゃあ、別の用件を話しましょう」 「…むしろそっちが本当の用件じゃ?」 「新薬はてゐにでも頼む事にするわ」 心の中でてゐに合掌する。 ごめん、僕達にはどうすることも出来なかった。 「鈴蘭畑に行って鈴蘭を取ってきてくれないかしら?」 「鈴蘭畑って…何処に?」 「それについては、ウドンゲが知っているから案内してくれるわよ、ね」 「あ、はい…鈴蘭畑かぁ…」 何か思うところがあるのか、考え事を始めた。 永琳さんの用件はそれだけだった。 僕達は早速、支度をして昼頃に鈴蘭畑に向かった。 「コンパロ、コンパロ、毒よ集まれー」 鈴蘭畑に着いて早々、僕たちが見たのは一体の人形だった。 鈴仙曰く、ここに住んでから毒を浴びて心を持った人形らしい。 「あ、お久し振りー」 「久し振りね」 一応顔馴染らしく、その人形と鈴仙は話を始めた。 僕はその間、鈴蘭畑をずっと見る。 こうまで同じ花があると、逆に気味の悪くなりそうな光景だった。 毒もあるらしいし… 「話は終わったわよ。さぁ取っていきましょう」 「またね」 「ありがとうございます」 とりあえず、その人形に礼を言って鈴蘭を摘みはじめる。 その人形も手伝ってくれたおかげで、それほど時間がかからず 話しながら一時間ほどで、持ち帰れる程度の量を手に入れた。 「それじゃ、帰ろうか、鈴仙」 「えぇ、行きましょう」 両手いっぱいの鈴蘭の花束。 これではどこかへ、お見舞いに行くような感じだ。 それにしても、鈴蘭畑に居た所為かどうか分からないが、 頭が痛い。ボーっとする。 「鈴仙はよくここに来るの?」 「うーん、来る時と来ない時があるんだけど…最近はあんまり来てなかったから」 人形の彼女とは、何でも花の異変の時で出会ったらしい。 季節を無視した花の一斉開花。 僕は見ていないけど、それは凄まじい異変だったらしい。 そんな異変なら、僕も一度見てみたいと思う。 「うん、これでいいわ。二人ともご苦労様」 夕暮れに永遠亭に戻り、永琳さんの労いの言葉を受けて、僕達は 部屋に戻ろうとした。 戻る時に庭先で倒れていたてゐが妙に印象的だった。 「ねえ、ちょっと外に出ない?」 「あ、うん…別にいいけど」 鈴仙が僕を外に誘ってきた。 今日は色々な鈴仙を見れた気がする。 それでも、真っ赤になった鈴仙が一番印象的で、一番可愛く思えた。 「今日は、いっぱい話せたね」 「まぁ、ね。…今まで鈴仙が話してくれなかったんだけどね」 「わたしは…貴方と話せなかったの」 「…話せなかった?何で?」 「貴方が、男の人って事もあったし…そう、恐かった」 鈴仙の言うことを黙って聞くことにした。 夕日に照らされる彼女は今まで以上に儚く感じた。 「今はそうでもないんだけど…恐かったの」 「だったら、聞きたいんだ…」 「えっと、何を?」 僕は、後ろから鈴仙を抱きしめた。 背中越しに明らかに戸惑っている事は分かる。 僕の顔が赤いのも何となく分かる。 「鈴仙は…僕が好き?」 「……」 鈴仙は答えない。 突然の告白に驚いているのか、彼女の動きでしか分からない。 「わたしは――」 僕は腕の力を抜いて、彼女を離した。 たとえ、どんな言葉を言われても僕の思いは伝えた。 …これで十分だった。 ぎゅっ 唇に柔らかい感触とともに、鈴仙は僕に抱きついた。 「わたしは――あなたが…好き。好きだよ」 時は夕闇に染まっていった。 「鈴仙」 「はい?」 「…幸せってこういう事を言うのかな?」 「少なくとも…わたしは幸せよ」 「そうか…。僕も幸せだ」 僕は鈴仙に口付けた。 その後、僕と鈴仙はてゐや永琳さんによって散々茶化されたりした。 ーーーーーーーーー少女選択中...ーーーーーーーーー 右左右左BA ピッ 無敵コマンドを入力した。 これで何が起きるか僕にも分からない。 ついさっきあった二つの選択もしていないから、適当に行動するべきなのだろう。 誰が入力したのか分からないけど…。 僕にはそれは何かの導きのように感じた。 「…無敵コマンドの導きがあらん事を――」 電波的な言葉を言いながら、僕は瞳を閉じる。 どうか夢の中だけは幸せが見られますように… 翌朝の永遠亭。 いつもと同じように、食事を摂る。 目覚めは普通すぎるくらい普通。 それでも不思議な体の軽さと、朝から感じる違和感だけは、ここ――永遠亭に来てからも 感じた事が無かった。 鈴仙はご飯を食べている。 てゐも普通にご飯を食べている。 永琳さんは他のウサギ達と違って豪華な食事を食べている。 うん、いつもの光景だ。 そう、三人とも僕の方をちらちら見ながら、赤い顔をしていなければ。 「あ、あの…三人ともどうかしたの?」 『べ、別にっ』 目線があった途端、全員が全員顔を背ける。 …? よく見ると、他の妖怪兎なんかも僕を見ていた。 別に朝に鏡を見たときは、何も無かった。 額に『肉』とも『骨』とも書かれていなかったし。 ズボンのチャックが開いているわけでもない。 顔が赤いのも気になる。 まさか全員が風邪を引いたとかそういう感じなのだろうか? …それだとしても、おかしい。 鈴仙やてゐ、他の妖怪兎はともかくとしても、 一応、不老不死…病にかからない永琳さんが風邪を引くなんてありえない。 「それだと…僕だけが何もなっていないって事だよなぁ…」 まぁ、おかしいのは最初だけだろうと思っていた。 流石に二、三日経ってみるとその様子がおかしいと言う事に気付いた。 鈴仙には、念のために例の事故を謝った。 僕のその言葉には驚いたみたいだけど、ちゃんと許してくれた。 とりあえずその日の、日の高い内に、やっぱり永琳さんに呼び出された。 「よく来たわね」 「…永琳さんが呼び出したんでしょう」 やっぱり、顔が赤いのは治っていなかった。 「ここに呼んだのは他でもないわ」 そう言うと、永琳さんは扉に向かって閂を仕掛けた。 これで外からは誰も入って来れない。 あれ? 「そんなに重要な用事なんですか?」 「えぇ、重要な用事よ。まぁ、そこに腰掛けて」 何故かイスは無く、永琳さんはベッドを手で示した。 何となく変だという違和感に駆られながら、僕はベッドに腰掛けた。 その時、たった一瞬だけ体が自分のものでないような感覚に駆られた。 ドン 「え?」 気付いたら、永琳さんに押し倒されていた。 両手首を片手で押さえられて、永琳さんの顔が近かった。 「どうかしら?」 何でこんな状態になっているか、それを考えるのに十数秒要した。 「…永琳さん、病気か何かですか?」 「あら、どうして?」 「…貴女が、こんな事をするなんて考えられない」 「そう、もしかしたら病かもしれないわね」 艶っぽい表情を浮かべて、永琳さんは両手首を押さえながら 馬乗りになった。 「恋の病って言ったら信じるかしら?」 「…冗談じゃ――」 「冗談だったら、こんな事を言わないわ」 もがこうにも、手首は塞がれていて、暴れる事も出来はしない。 動く事が出来ないし、今の永琳さんには恐怖すら感じる。 「ふふっ」 妖艶な笑み。 僕はその表情に吸い込まれそうになる…。 その時だ。 ドカン!とまるで、何かが粉砕するかのような音が聞こえた。 あまりにも大きな音が戸の方から響いた。 そこに居たのは―― 二匹の兎…いや、それはまるで兎の皮を被った鬼だった。 一匹の兎は手に木槌を持っており、恐らくそれによって閂があった扉を 粉砕したのだろう。 もう一匹の兎は、手に何故かリボルバーを持っていた。 言うまでも無い、鈴仙とてゐだった。 「師匠、その手を離してください!」 「あらあら、いけない弟子ね。こんな時に私の邪魔をしようだなんて」 そう言いながら近くにあった弓を手に取る。 拙い…この雰囲気は…互いに殺る気だ! 「六発です!六発以上生きていられた人はいません!」 そう言いながら鈴仙は引き金を絞った。 軽い音が響きながら、その弾は真っ直ぐ、何故か僕の方へ向かってくる。 ――違う その弾はまるで意志があるかのように、途中で曲がり永琳さんに向かって飛ぶ。 いや、そう感じさせる事すらトラップ、本当は最初から永琳さんに銃弾が飛んでいた。 ただ、惑わして僕に向かうように見せただけだ。 「くっ、その程度!」 すぐにバックステップで、永琳さんは距離を取って、その銃弾をかわした。 「もらったー!」 飛んだ先には木槌を構えたてゐが居た。 その木槌が振り下ろされる! しかし、彼女もそれを予想していたのか、既に回避行動に移っていた。 それでも頬を掠って軽く血が飛ぶ。 「こっちへ、早く!」 鈴仙に導かれて、僕は急いでその部屋から出て行った。 何が起こっているんだろう? 「ここまで来れば…大丈夫よね」 永遠亭の外に出て、僕と鈴仙は深呼吸をした。 「鈴仙、一体…何があったんだ?何か…おかしいよ」 いつの間にか感じていた違和感。 それは一体何なのか、僕は鈴仙にそれを聞いていた。 「あなた、自分で気付いていないの?」 「…何を?」 「雰囲気が、その…」 「雰囲気…?」 言いにくそうにしている鈴仙の顔は真っ赤だった。 「その、格好良くなりすぎてる…って言うか」 「いや…意味が分からないよ」 「それで永琳師匠も、てゐも…皆も今のあなたが気に入っちゃったみたいで」 …まさか。 あの時選んだ。妙なコマンド? 「どうかしたの?」 「い、いや…何でも無い」 アレが本当に効いたとしたら、いや…今の状態から考えるとすると それしかありえない。 「…とりあえず、今のあなたがどのくらい続くか分からないけど…守ってあげる」 「そう言えば、鈴仙は…みんなが受けてるような効果が無いみたいだけど?」 「わ、わたしは…その」 真っ赤になりながら、そっぽを向いた。 どうやら、聞いてほしくはないらしい。 「…それで、逃げ切ればいいのか?」 「命をかけた鬼ごっこね」 嫌な響きだ。 命までは取られないだろうけど…永琳さんの態度を見ると捕まったら 色々なものがなくなりそうだ。 「とにかく、竹林を越えて…里でもいいから逃げ込んで!」 そう言いながら、リボルバーを構える鈴仙。 「ところで…鈴仙、その銃は?」 「山猫って呼ばれてた人から貰ったの」 …どうやら、違う次元の人が紛れていたようだ。 その人はきっと『リロードがレボリューション』らしい。 「…鈴仙、頑張って。あと怪我させないようにね」 僕は、竹林に向かって走り出した。 「頑張れ、か…。うん、頑張ろう」 竹林には既に敵の兎部隊が、たくさん来ていた。 けど、突破できない程度ではない! 鈴仙のためにも…突破する! 「うわぁぁぁぁ!」 後ろを見ずに必死に走る。 敵の方が圧倒的に早い。さすがは鍛えられた兎だ。 「うさうさー!」 「うさー!」 数十、数百…これだけに追われている状態なんて人生史上にない経験だろう。 しかし、そんな事は考えてられない。 今は逃げ切らないとならない。 「うさー!」 僕は背後に、気配を感じながら必死に竹林を駆け抜けた。 竹林を抜けた頃には、僕の足はとっくに笑っていた。 動く事すらままならない。 二度と走りたいとも思わない。 木の根元で倒れていると、人の気配があった。 また妖怪兎か? と警戒したところ、現れたのは見知った月の兎だった。 「大丈夫?」 「…鈴仙、まぁ大丈夫だよ」 よく見ると、彼女の服なんかも所々破れていた。 幸いにも肌に傷はないようだけど。 「…あのね。わたしは、あなたに言わないとならない事があるの」 「何?」 「…貴方がおかしくなった原因、わたしなの」 「え?」 「…前から、貴方はわたしの瞳を見ていたでしょ?あの時に、 簡単な幻惑――言うなれば狂気をかけたの」 「…どんな効果?」 「自分から、格好良くなろうとするような効果」 そんなのが掛けられていたのか? いや、思い当たる節は結構あった。考えてみれば、いつも僕は彼女の 瞳を見ていた。それでは、そんな幻惑もかかるだろう。 自分から格好良くなる気はなかったけど…どこかしら、なっていたのかもしれない。 「それが、こんな結果か」 「…ごめんなさい」 「別にいいよ。ところで、どうしてそんな事を?」 「…から」 あまりにも小さな声だった。 「あなたが…好きだったから。もっと格好いい貴方が見たかったの」 でも結果は永遠亭の者がちょっと変になってしまった。 もしかしたら、あのコマンドを選んだのも鈴仙の影響だったのかもしれない。 「…格好いいか分からないけどさ…。僕は――」 「……」 「僕は、鈴仙が好きだ」 何だ。結構簡単に言えるじゃないか。 走った所為もあって、心臓がドキドキ言っているけど。 『永琳さま、突撃しますか?』 「いえ、もう終わりみたいね」 『どう言う事ですか?』 「彼は――ウドンゲとくっついたわね」 落胆と諦めの声が妖怪兎の方から聞こえた。 「これで、久し振りの恋も終わり、か」 永琳も気付いてはいない。 その恋の病というものは二つの狂気のようなものから成り立っているという事に。 一つの狂気は恋する『月の兎』の狂気。 もう一つは恋をしたかった『普通の人間』の狂気。 人の想いとは具現するようだ。それこそが彼の選んだ『コマンド』なのだ。 ちなみに数日後、その『コマンド』の狂気はあっという間に消えてしまっていた。 月の兎の恋と、恋をしたかった普通の人間の願いが叶ったかもしれない。 後書き。 ごめんなさい。 色々やりすぎました。ごめんなさい。 …こんな風に自分で首をしめてどうするんだろう? とにかく、ごめんなさい。 補足。 コマンド入力=好感度がマックスになる。 鈴仙が(半分くらい)みんなの狂気を促しました。 てゐ。漁夫の利を狙っていたけど主人公を鈴仙に取られて失敗。 師匠。今回の多分一番の被害者。狂気に晒されてちょっとだけ、変になった。 注意点。 おかしい事が起こるので、出来る限りコマンドをあまり使わないようにしましょう。 何事もほどほどに(暴走すると手がつけられません)。 最後に、ごめんなさい。 とりあえず首吊ります。 1スレ目 603 610-611 603 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 01 42 06 [ S8SIfbtc ] ここでちょっと無意味な質問。 自分が風邪を引いたとして、東方キャラに看病してもらうとしたら誰がいい? そんな告白じゃないけどほのぼのなSS書いてみようかな……って思って。 610 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 17 06 05 [ OCbEik9U ] 603 鈴仙。 風邪で伏せってる男の看病を買って出るも、 師匠から処方された座薬を入れる段になってから 二人して顔真っ赤にしているという… しまった、ほのぼのどころかとんだ恥辱プレイじゃないか。 611 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 17 14 12 [ ZlkrqM1c ] 610 そこで決め台詞ですよ 「鈴仙、愛してる」
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鈴仙3 1スレ目 624 初めに、これはプロポーズスレ 530-531の話に僕が勝手に続きを書いたものです。 人様の作品に勝手にアナザーを書くのはどうかとも思いましたが。 ぶっちゃけ、鈴仙のこのシチュエーションじゃないと僕の力量じゃアイデアを生かしきれませんでした。 よいきっかけを下さった530様に感謝しつつ。 530-531から続く。 あれ以来、僕が鈴仙の裸を見てしまってから、 なんと! 前以上に鈴仙に声をかけてもらえるようになった!! 朝、廊下ですれ違う。 「おはよう、ヘンタイ」 乾いた笑顔がまぶしいぜィェァ! あれ? 永琳さんのお手伝いで鈴仙と一緒に薬草を探しに行った時も 一歩後ろを付いてくる鈴仙が突然つぶやいた。 「スケベ」 思わず振り返るとジト目で言われた。 「なに、盗み聞き? サイテー」 チキショウゥゥゥ 僕は涙を拭きながら駆け出した。 確かに悪いのは僕さ、でも、だからって、こんな扱いされるなんて…… 僕が他の人といるときは鈴仙も普通だった。 ウサギたちと一緒に長い廊下の掃除をしていたときは 「お掃除ご苦労様です。がんばってくださいね」 と最高の笑顔で言われた。 ウサギたちはそれぞれの持ち場へ掃除をしに行く。 僕は鈴仙の笑顔のギャップに見とれその場でポカーンとしていた。 鈴仙に睨まれてあわてて動き出すが、足元のバケツを引っ掛けてこぼしてしまった。 うあぁぁしまった、廊下が水浸しだ。 手持ちの雑巾だけじゃ拭ききれない、新しい雑巾はどこ…? 僕がおろおろしていると僕の視界が急に暗くなる。 後ろから顔を覆うように頭に雑巾を載せられた。 「バーカ」 そう言ってすぐに背を向け歩いていく鈴仙。 「まって! 鈴仙、わざわざ僕のために雑巾を持ってきてくれたの?」 「そんなわけないです。自意識過剰はキモチワルイ」 く……それ今迄で一番グサっときた。 でも、なんだろうこの気持ち……僕は内なる自らの新しい感情の芽生えを感じていた。 「ありがとう、鈴仙」 素直に礼を言ってみた。 「n……えと……な、なにまじめにお礼なんて言っちゃってるんですか? ヘンタイの癖に いまさら遅い。信じられない、アリエナイ、変人、サディスト、マッド、ひきこもり、存在感 薄、嘘つき、変な髪形、えーっと、あと、とにかく……エッチ!」 顔を真っ赤にして、耳をピンと立てて怒る鈴仙。 そしてそのまま行ってしまった。 「僕はMなのかもしれない」 そう思った、だって今の鈴仙がたまらなく可愛い…… 鈴仙に冷たくされて、嬉しくなって礼を言って、 鈴仙がよけい顔を赤くして取り乱すという僕的素敵ワールドが何度も繰り返された。 まぁ、鈴仙にとっては楽しいものではないだろうが 心なしか前よりもっと頻繁に鈴仙に声をかけられるようになった気がした。 そんなある日、永琳さんから話があると呼び出された。 永遠亭の奥の部屋に入ると永琳さんが座して僕を待っていた。 僕も永琳さんの目の前に座る。 永琳さんは微笑むと僕にお茶を出してくれた。 「お茶をどうぞ、ヘンタイさん」 !! 「これはこれでアリだ」 僕が親指を立てると永琳さんはあきれた表情で言った。 「あらあら、本当にヘンタイなのかしら。まぁいいわ。今日の話はそれとも関係があるのよ」 言いながらしぐさで僕に茶を促す。 素直に飲む。 うぇ、つーんて、辛くてしょっぱい、涙出る。 永琳さんはニコニコしている。 やっぱりこういうのは嫌かも……でももしこれが鈴仙なら…… 僕に塩わさび入り緑茶をだしてニコニコしている鈴仙を思い浮かべる。 うん、悪くない。 ということは僕はただのヘンタイではなく、鈴仙だから…なのか? 「最近、鈴仙と仲がいいみたいね」 「いえ、いじめられています。自業自得では在るのですが。」 「でも、その前はほとんど口聞いてもらえなかったんでしょう?」 「それは、確かにそうですが…」 永琳さんは少しまじめな顔をしていった。 「何が自業自得なのかは聞かないで置いてあげるけれど、ね。それよりも、あの娘の過去は聞いている?」 「月から逃げてきた、という話は噂で」 「そう。彼女は月につらい想い出がある。そして、あなたをみるとそれを思い出す。あなたが来たばかりの頃はそう言っていたわ」 「それは俺が…」 「外から来た人間だから、でしょうね」 「俺は知らない間に彼女に嫌な事を思い出させていたのか…」 「でもね」 そう言ってから一呼吸おくと、永琳さんは自分のお茶を飲んだ。 あ、顔をしかめた。 自分でも味が気になってたのか、チャレンジャーだなぁ。 「鈴仙が過去を思い出すのは何もあなたのせいだけではないわ。とくに、この間の花の異変から時々 難しい顔をしてふさぎこむ事もあったのよ。けれど最近は吹っ切れたみたい。それはきっと、あなたに関係がある」 永琳さんはそう言って俺の瞳を真っ直ぐに見つめてきた。 吸い込まれそうになる、俺の心を見透かされているようで。 そして永琳さんは微笑んだ。 「だから、あなたにお礼を言おうと思って。鈴仙を元気付けてくれてありがとう」 「でも、僕、嫌われるならまだしも……信じられません」 「ふむ」 永琳さんはあごに手を当て考えるしぐさをする。 「盗み聞きをしているてゐ、あなたはどう思うかしら?」 バタンと音がしてふすまが倒れ、アハハと愛想笑いをするてゐが現れた。 「そ、そうですね……確かに鈴仙は最近あなたの話ばかりしています」 え……俺の脈が速くなっていく。 「あ、そういえば昨日も……」 てゐは急に瞳を潤ませ、しなしなと壁にもたれかかった。 耳をパタッと倒し髪を指に絡ませながら真っ赤な顔で言った。 「私、あの人のことを思うと……ウサウサが止まらないのっ!!1!1 ……って鈴仙がいってましたよ?」 「ウサウサ!?」 ドキンと一つ僕の心臓が跳ねた。 我ながら分かりやすいと思った。 いつのまにか、僕は本気で鈴仙に惚れてしまっていたらしい。 「僕、鈴仙に会って来ます」 「そうね。いってらっしゃい、後悔のないように」 立ち上がり、永琳さんに礼をしてから部屋を出た。 「ところでてゐ、ウサウサって何?」 「嘘です、たきつけたら面白そうだったのでつい」 「……。私もウサウサがとm」 「やめてください(笑顔)」 永遠亭の外、竹林で鈴仙は竹の間から細切れに見える青い空を見ていた。 風が吹く、何かに耐えるように自らの両肩を抱く鈴仙。 冷たい風じゃない、ならばきっと耐えているのは感情の波だろう。 声をかけようとすると、彼女が何か独り言をつぶやいた ……。 それは僕の名前だった。なぜ? やっぱりてゐの言ったとおりなのだろうか。 声をかけるのがためらわれる。 もしこのまま彼女を放って置いたなら あがなえない内なる激情の渦に耐え切れなくなった彼女は ついうっかり僕が見ていることも知らずにウサウサするのだろうか見たい見たい見たい。 じゃなくて。 「鈴仙」 暴走したのは僕自身の心。それを抑えて声をかけた。 「な、なんのよう?」 一人で物思いにふけっていたところを見られたためなのか、鈴仙の反応はぎこちない。 いつものようにいろいろ言われる前に俺はすばやくその場に膝を付いて頭を下げた。 「この間はごめん! わざとじゃないんだ、って言っても鈴仙に嫌な思いをさせたのは事実だし、どんな罰でも受けます。 だから本当にごめんなさい!」 は? 馬鹿じゃないの? そんなんで許されるわけないじゃない。 罰を受ける? なら、今すぐ私の前で逆立ちしながらえーりんえーりんしてもらおうじゃないの! スッパで! 「お代官さまそいつぁ無茶だ」 「??」 あれ、予想した返事が来ない。 「御免忘れて」 もう一度頭を下げる。 「べつに……」 鈴仙はうつむいて、小声で答えた。 「べつにこないだの事はもういいの。あんなの、てゐとか師匠にはよくやられるし……、ただ、ちょっとドキドキしたって言うか…」 「え?」 予想外の答えに俺が顔を上げると、鈴仙と目が合った。 かぁぁぁぁっと鈴仙の顔が赤くなる。 「ああああやっぱりダメ。許さないヘンタイ、スケベ! あなたなんて大っ嫌いなんだから!!」 ぷいっと横を向く鈴仙。 その兎さ耳は中に「の」の字を書いていた。 だから僕は言った!! 「でも、僕は鈴仙が大好きだ!」 「!!」 鈴仙の耳がピンと伸びる。 「ほ…本気、なの? へンタイの癖に…」 「こんなの冗談じゃいえないよ、鈴仙、君が可愛すぎるから、どうしても君のことを考えないでいられない」 俺は一歩近づいた。 鈴仙は動かない。 「ア、アブナイ人?」 「うん、そうかもしれない。僕はもう君の瞳に魅入られてる」 もう一歩近づく。 鈴仙はその場で横を向いたまま緊張してカチカチになっている。 あぁ、今すぐ鈴仙を抱きしめたい、けれど僕はまだ許してもらっていない。 今そんな事をしたら鈴仙は逃げてしまうだろう。 僕は再び頭を下げ手を差し出した。 「もし許してくれるなら、僕を受け入れてくれるなら、どうかこの手をとってください」 そのまま、少しの時が流れた。 不意に、鈴仙の緊張が緩んだ。 はぁ、と何かを決心するため息を付く。 そしてまだ頭を下げている僕のほうを向いていった。 「やっぱりあなたは馬鹿です。あなたをみて過去の重罪を思い出してた私まで馬鹿みたい。でも」 そう言って彼女は僕の手をとってくれた。 「あのとき、あなたも必死で生きているんだなって思いました。些細な事で、私にとっては重大問題だけど、 一生懸命になったあなたがなんだか可愛くて…それで、えっと…その…ほら、よく言うじゃない。 好きになった子ほど苛めたくなる…って」 好きと、確かに鈴仙は言ってくれた。 「僕も、鈴仙にならもっと苛められたいかも」 俺は鈴仙の手を引っ張ってその小さな体を両腕で抱きしめた。 鈴仙は抵抗しなかった。 「ばか…」 鈴仙はただ、俺の腕の中で小さくつぶやいた。 白くて細い指がぎゅっと俺を掴んで話さない。 「大好きだ、鈴仙」 「私も、あなたの事好きになりました」 end どうしても直視できなくて一部ネタに走った。 鈴仙にバカって言われたかった。 1スレ目 940 唐突だが僕は今、窮地に瀕している。 いや、どういう状態かというと…一部の人なら喜びそうな状態なんだが…僕にはその気は無いので… まぁ、簡潔に言うと、兎にマウントポジションを取られている。 その兎の名前は鈴仙・優曇華院・イナバ。 何でこういう状況なのかというと… そもそも僕は人間界に住んでいた。 小、中、高と全然女性運が無く、恋愛とは無縁の暮らしをしていた。 趣味は散策でいろんな山、谷、海岸等を歩いたもんだ。 だが、ある神社から歩いて1時間ぐらいの竹林を歩いていたら…僕らしくも無く迷ってしまった。 軽い散策のつもりだったからもちろん地図、磁石なんてないし食物も軽い物しか無かった。 そして迷って三日、ついに食料も底をつき「もう死んでいいか…」なんてことを考えながら眠りについて… 気がついたらこの永遠亭の布団で寝ていたわけである。 僕を介抱してくれたのは薬草探しに来ていた鈴仙だった。 そして、そこの居住者である八意永琳さんに話を聞いてみたら、ここは幻想郷という世界で、 僕はどうやら行きがけに通った神社(博麗神社というらしい)の結界を破ってしまい、この幻想郷に来たらしい。 帰ることを促されたが、僕は人間界は散策してもあまり面白くないが、こちらなら面白そうだという理由で断った。 そしたらそこの家主である蓬莱山輝夜さんがある条件と引き換えにこの家に住まわせてくれると言ってくれた。 輝夜さんの提示した条件はというと…ネット回線が突然繋がらなくなったから直してほしいとのことだった。 …後でてゐから聞いた話によると、輝夜さんは人間界で言うヒッキーらしい… 僕はもともと通っていた学校が工業系だった為に容易くここに住まわせてもらえることになった。(ちなみに原因はLANケーブルの断線だった。ここにいる兎の中でもかなりのイタズラ好きの奴が齧ったらしい。ちなみにその夜、おかずに兎の肉のソテーが出て、鈴仙とてゐが食事を辞退したのは言うまでも無い) さて、前置きが長くなったが今のこの状況になるまでのプロセスを思い出すと… 事の発端は永琳さんが僕と鈴仙に薬草を取りに行かせたことだ。 「この薬を作るのにどうしても必要な薬草なんだけどこの辺にはあまり生えていない希少な植物なの。だから2人で手分けして探して頂戴」 といわれて、僕らは二手に分かれてその薬草を探し始めたのだが… しばらくして鈴仙が僕の探しているところにやってきた。 「あっち探してたんだけど生えてそうに無いの。だからこっちを手伝うわ」 と言って一緒に探し始めた。 「おいおい、これじゃあ永琳さんが2人に頼んだ意味無いんじゃあ…」 「いいの。貴方の場合見落としがあるかもしれないから。」 流石に少しカチンとくる言われ様だったが、実際鈴仙の方が薬草探しは慣れているので言い返せなかった。 そしてしばらく二人で探しているといきなり鈴仙が僕の正面に立ちはだかった。 「…おい、何のつもりだい…」 「貴方に…話したいことがあるの。」 話したいこと?なんなんだ?と思いつつ「なんだい?」と聞いてみるとその"話したいこと"はものすごいことだった。 「…あのね…わ、私は……あ、貴方のことが好き!…なの…」 「…はい?」 いきなりのことだった。まさか愛の告白をされるとは思わなかった… 「…い、いや…でも…その…」 うん、この時の僕ほどキョドってた奴はいないな 「その…何?」 鈴仙が顔を近づけてきた。 「そ、その…まず聞きたいことは…なんで僕なの?鈴仙みたいに…か、可愛い女の子には…僕みたいな輩は…不釣合い…」 「そんなことない!私なんて可愛くなんか無いし、それに…貴方は…そんなに自分を卑下すること無いわ。少なくとも私にはカッコいい」 「う…でも…僕は…そんなに君が言うほどアレじゃないし…その…その…」 「…結局貴方は私と付き合うのが嫌なの?」 「い、嫌だなんてそんなことは!」 「じゃあ、なんで答えてくれないの!」 「そ、それはその…」 うん、この時の僕ほどヘタレな奴はいないな… すると鈴仙が「ああ!もうじれったい!」と言いながら僕を押し倒してマウントポジションを取った。 「う、うわ!ち、ちょっと鈴仙?」 仰向けに倒れた状態で鈴仙の顔を見ると…な、泣いている? 「どうしてハッキリしてくれないの!私貴方のそんなところが嫌いなの!いつもいつもその場の雰囲気に流されて!自分の意見を押し通したことなんて一回も無い!」 「鈴仙…」 「もっとハッキリしてよ!私だって…私だってそんな貴方だけど大好きだから勇気を出して告白したのに…やっぱり貴方は自分の気持ちを出せなくて… 私は…私は……」 「…ゴメン…ゴメンよ…鈴仙……僕は人間界にいたときもこんな感じだから何も出来ず、ただ意味の無い生活をしてたんだった…学生の時だって…好きな人はいたけれど…そのことを伝える勇気が僕には無くて…結局その人は僕の友人と付き合って…僕はそれを祝福してやることしか出来なかったんだ…自分の… 自分の気持ちを結局無視して…」 「○○さん…?」 「自分の気持ちは…ハッキリと伝えなくては相手には伝わらない…鈴仙、僕は…僕は今から君に僕のキモチをぶつけるよ!」 「○○さん…」 「鈴仙、僕は…僕は君のことが好きだ!僕と…僕と付き合ってください!」 「…○○さん…その想い、確かに受け取りました…よろしくお願いします!」 「鈴仙…ありがとう……」 僕らはそのまま抱き合い、そしてキスをした。 今まで僕が伝えられなかったこと…これからならそれも取り戻せそうな気がする… 実はてゐの子分の兎がその情事を覗いていて、永遠亭に帰ったらてゐの手荒な祝福を受けたのはまた別の話… 2スレ目 60( 52からの流れで) (結婚式場で白無垢の鈴仙を引きずって主人公に投げ与える輝夜) てるよ「た、種ぇ」 鈴仙「姫様、どうせよと?」 主人公「おそれながら鈴仙殿………… てるよ様はこの場にて、 鈴仙殿とそれがしに男女の契りを 結ばれるよう望まれておられるご様子」 鈴仙(男女の契り…) 主人公(ワクワクテカテカ) 鈴仙「…………」 主人公(わくわく) 鈴仙「…………」 主人公(わくわくハァハァ)