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日本 妖刀 村正 ポピュラーな妖刀。村正というのは刀工の名前であって、当然、彼ら(村正の名を襲名した人物は一人ではないし、彼らの弟子もその一派に含まれるのでその数は必然的に多くなっている)の作った刃物は全て「村正」と呼ばれる。いわばブランド名。 非常に切れ味がよく、当時(1490年くらい?)から人気のある刀。 妖刀として知られるようになったのは、徳川家に数々の不幸な事件をもたらしたことがキッカケ。 家康の祖父・清康は、何かを勘違いした家臣に村正の刀で刺し殺され、父・広忠も村正の脇差で家臣に殺された(暗殺、錯乱とも)。 家康の愛息子で嫡男だった信康は、織田信長に謀反の疑いをかけられ死罪になったが、この時も村正。 家康自身、村正の槍で傷を負い、大阪の陣で家康を苦しめた真田幸村も村正の刀を持っていたという。 こういった事から、徳川家康は村正を忌み嫌い、諸大名も持つことをはばかった。ただ、徳川家に恨みを持つ大名は密かに隠し持ち、幕末には倒幕を目指す志士たちが好んで使用したといわれる。 川に刺すと、流れてきた葉っぱが刀身に吸い寄せられ、そのまま真っ二つになるという。 ただ、徳川家康に仕えた徳川四天王の一人、本多忠勝の名槍「蜻蛉切(とんぼきり)」も村正系の槍だったりする。
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むらまさ 『貪れ───村正ァッ!!』 沖田の背中から流れる血は腕を伝い、村正への刀身へと紅い蛇のように絡みついていく。 それと同時に、銀の刃が呼吸をするかのように真紅の輝きを放ち始めた。 その発光現象は、刀身が肉眼では視認できぬほどの超高速で振動を繰り返すことによって発生している。 そして、光のみならず音圧もまた高まっていく。振動により発生する蜂の羽音にも似た高周波が、魔物の叫喚じみて聞く者の耳を聾した。 沖田総司が手にした、対吸血種用殲滅兵装・《葬鬼刀》の内の一振り。 その刃の裡には、かつて日本で起きた血族による最後の反乱――島原の乱において、最凶の同族殺しクリストヴァン・フェレイラに敗北した血族・天草四郎時貞の魂が埋葬されている。 形状は日本刀のそれと同じものであるが、刀身は吸血鬼殺しの為の銀で構成されている。 そのため、ただの刀として振るうには強度が不足し、異能に目覚めた強靭な吸血鬼と真っ向から打ち合うには向かないように思われるのだが…… 負傷した沖田がしぶとく食い下がるベルリッヒンゲンを前に、傷ついた村正を使用した際、その真の能力が発揮されることとなった。 流れ出る所有者の血を吸い、瞬く間に刀身は復元、それどころか妖しい光を帯びて超高速で振動、急激に増大した破壊力を乗せて渾身の《三段突き》が発動……そのまま戦狂いの吸血種を葬ってみせたのだった。 このように、村正に備わりし機能は破壊力に特化した振動操作。使用者の血を捧げることで村正は一瞬で破壊力に秀でた振動剣へ変貌するのである。 この時はまだ、万次郎から借り受けていただけであり、この時の沖田は《村正》の能力を完全に解するには至らなかった。 だが一度新選組本隊に戻ったあと、伊東の罠で多数の刺客に襲撃された時、 沖田は再び万次郎から渡された《村正》に再度血を捧げた事で、その恐るべき切れ味で窮地を突破することに成功した。 さらに襲われた際の負傷も、村正の所有者となったことで急速に治癒していき、さらに身体能力も一時的に増大していたという事に沖田は気づく。 かくして、正式に沖田総司の武装となった《村正》は、持ち主と共に異能の使い手達との血で血を洗う死闘へと飛び込むこととなる。 その過程で、沖田は思いもよらぬ存在と邂逅する機会を得ることとなる――― 土方戦の人剣一体ぶりを見せられるともう沖田さんに取ってのヒロインにすら思える(乙女ゲー感) -- 名無しさん (2021-10-16 00 18 31) 村正ッ!(〇川ゆうすけボイスで -- 名無しさん (2021-12-04 22 02 28) 名前 コメント
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天下一品 刀系 村正 (ムラマサ) 【刀】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村正.jpg) 備考 富士地下洞穴の土雷のドロップ 解説 妖刀、というより実際は妖刀にされてしまった刀。 伊勢の刀工千子村正の作の総称。 家康の父、祖父を切ったのがこの銘の刀であり、家康自身もこの銘の刀で怪我をし、そのため妖刀とした。 江戸時代には持っていただけでとがめられ、実際に村正の大量保持が理由で取り潰しになった家も存在する(ただし幕府に反感を持っていた家はひそかに保有していたという)。幕末は討幕派が好んで使った。
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天下一品 刀系 村正 (ムラマサ) 【刀】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村正.jpg) 備考 富士地下洞穴の土雷のドロップ 解説 妖刀、というより実際は妖刀にされてしまった刀。 伊勢の刀工千子村正の作の総称。 家康の父、祖父を切ったのがこの銘の刀であり、家康自身もこの銘の刀で怪我をし、そのため妖刀とした。 江戸時代には持っていただけでとがめられ、実際に村正の大量保持が理由で取り潰しになった家も存在する(ただし幕府に反感を持っていた家はひそかに保有していたという)。幕末は討幕派が好んで使った。
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【元ネタ】史実 【CLASS】アヴェンジャー 【マスター】 【真名】村正 【性別】 【身長・体重】cm・kg 【属性】中立・中庸 【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:B 魔力:D 幸運:B 宝具:B 【クラス別スキル】 復讐者:E 忘却補正:D 自己回復(魔力):C すべて本人にアヴェンジャーとしての自覚がないので申し訳程度のもの 刀匠:A(伝説的な刀工として語り継がれるその技術がスキル化したもの。 武器作成:Aと陣地作成:B程度の複合スキルで望む場所に自身の鍛冶場を作ることが出来る。 その腕は復讐者となっても落ちてはいない) 無辜の怪物:D(伝説的な妖刀を創りだした刀工として歪められたイメージよるもの、後述の宝具と合わせ、実際に妖刀が作れるようになったので本人は面白がって喜んでいる) 宗和の心得:C(村正の元になった人物が生前剣客としてその時代有数の実力を持っていた為と思われる) 【宝具】 『鍛え上げよう我が妖刀(-スミトリーフィールド・ムラマサ-)』 妖刀を創りだした刀工と言う歪んだイメージから得た宝具 刀匠:Aにて制作した鍛冶場で作った武器を任意で属性を付与し、妖刀にすることが可能 妖刀はその出来によってB~E相当の宝具として扱われ、村正の固有結界内に収納、自身の宝具として使用出来る 『呪え我が妖刀(-オーバーロード・ムラマサ-)』 徳川家に災いを齎したとされる伝説が宝具となったもの 村正が作成した武器を投擲することで相手に自動追尾して癒えないダメージを与える武器となる 王や領主、将軍などの権力者に対してはダメージアップ、徳川家の関係者には致命傷 投擲した武器は命中したとしても外れたとしても消滅する、ブロークンファンタズムと似て非なる技 『妖刀剣製-ブレードワークス・ムラマサ-』 仮とはいえ村正の名を継いだことで得た宝具 自身の鍛冶場を拡大した風景の固有結界を作り出し、村正または4代以降改名したとされる千子の名を持つ武器を召喚する 制限時間こそあるもののこの固有結界内では村正こそが最強の武器となり、村正自身も大幅にステータスアップする。 ただし、真名開放された神造兵装に対してはその効果が無効になり、固有結界も切り裂かれる。 アヴェンジャーは以前起きた聖杯戦争ではセイバー:天羽々斬に固有結界を切り裂かれ、制作した妖刀を全て破壊されたため彼女のことを苦手としている 実は召喚される武器は固有結界の影で村正一門が宝具としての属性を付与するためにこっそり打ち直しており、一度に出せる数には限りがある また現存しているものについては宝具扱いされない 「どっかの赤とか黒い英霊のパクリだって? ぐーぜんだよ、ぐうぜん!なにせこっちは天下の村正だよ?」 ……本当はパクった。 かつては鍛え上げよう我が妖刀-スミトリーフィールド・ムラマサ-にて制作した妖刀を固有結界内に溜め込み、その妖刀を全て開放する事で溜め込んだ妖刀に応じてダメージの上がる宝具だった だが、妖刀の数が揃わない序盤では大したダメージが期待できず、一度宝具を使ったらまた制作して溜め込まねばならない欠点があった その為は戦闘の起きない昼間を妖刀制作のみに費やさねばならず、遊ぶ時間がほぼ無くなるのが村正はとても嫌だった そんな折、とある事件で知ったある魔術師とその成れの果ての英霊とおまけみたいなスト…フォロワーの固有結界を知った村正はそれに着想を得て自身の宝具を打ち直した それが現在の妖刀剣製-ブレードワークス・ムラマサ-である。一応かつての宝具である集え穿て我が妖刀-ブレードワークス・ムラマサ-も使用可能であるが、上記の理由もあり余程のことがなければ使用しないお蔵入り宝具となっている 「なんだい?文句でもあるのかい? 文句があるなら君たちが使った村正の刀の使用料貰うよ!」 【解説】 戦国時代から江戸時代に名を馳せた伝説的な刀工の名を持つ女性 豊満な肉体を押し込めた着物を纏い、長い黒髪をポニーテールのように纏め、楽しいことは笑い、哀しい時は泣くその姿はアヴェンジャーとは思えない 本職は刀工ではあるが剣の腕も並のセイバークラス相手であればひけを取らない 本人曰く、「一流の刀工は一流の剣客でもある。 自分で打った刀を自分で使わなきゃ、それが良い刀か悪い刀か分からないだろ?作って売るだけじゃド三流だね!」とのこと 徳川家に仇なす妖刀を作ったとされる伝説が、村正一門の本家の血縁である刀工で剣客であった女性の姿と性格を借りて顕現した姿 とは言え曖昧な伝説と確固たる自我のあった村正一門の女性では彼女のほうが強いらしく、本人はアヴェンジャーではあるが徳川家への恨みなどは特に抱いていない アヴェンジャーとして召喚された当初は「徳川さんの家はむしろお得意様だったのになんでそんな話が出来たんだろう?」と首を傾げている 聖杯への願いは特にない、サーヴァントとして召喚され刀を打ったり現世を見て回れるだけで面白いからだ その為、余程の外道でもない限り素直に力を貸してくれるだろう、マスターに剣の心得があればより協力的になる 以前召喚された際のマスターが魔術師としては変わり者だったらしく、そのマスターが遊んでいた古典的RPGに村正の名前を持った武器があると知り、 それ以来召喚された後は村正が出るゲームで遊ぶのを密かな楽しみとしている 「ところでマスター…話は変わるが、君はこんぴゅーたーげーむって奴に興味はあるかい?」 +セリフ集 村正 セリフ (FGO基準) 召喚:「アヴェンジャー村正…召喚に応じここに推s…あれ、ちょっと待って? アヴェンジャー?セイバーでもブラックスミスでもなく!? ……あぁ、まぁいいや。 召喚されたからには復讐者でもマスターには協力するよ。 ……ところでマスター、君はこんぴゅーたーげーむって奴に興味はあるかい?」 レベルアップ:「悪くない気分だね、ありがとう」 霊基再臨:「うん。 いい感じだ、全盛期にはまだ遠いけど君と私ならなんとかカバーできるさ」 その2:「いいね。 力が漲ってくる」 その3:「素晴らしい。 今なら神剣に匹敵するような妖刀が打てそうだ」 最終:「全く君も変わってるね……でも折角、君が私をここまで鍛え上げてくれたんだ。 この御礼はこの身と我が妖刀でお釣りが出るくらいに返してみせるよ」 開始:「腕試し…もとい妖刀試しと行こうか!今宵の村正は血に飢えておる…なんてね」 その2:「行くよ、マスター! 妖刀の貯蔵は万全さ!」 スキル:「何時でも行けるよ!」 その2:「その動き、見切った!」 選択:「うん。」 その2:「いいね」 その3:「素晴らしい」 攻撃:「斬り裂く!」 その2:「貫く!」 その3:「穿て!」 EX:「まだまだぁ!」 宝具選択:「我が妖刀の真価、ご覧にいれよう!」 その2:「あーいあむざぼーんまぃ……冗談だからそんなに睨まないでくれよ」 宝具:「村正三代、千子正重……刀を抱き、刀を作り、刀を活かし、刀を枕に死したた我らが生涯を、ここに! 妖刀剣製-ブレードワークス・ムラマサ-!」 小ダメージ:「っ!…やったね」 大ダメージ:「……こりゃヤバいかな」 戦闘不能:「すまない、ここまでみたいだ…」 その2:「ごめんマスター、先に帰ってる」 勝利:「ま、君と私が組んでるんだ…君のおかげではあるが、当然の結果かな」 その2:「さぁて、帰ってれべる上げでもしよう!」 会話: 「一つ打ってはマスターのため~♪ 二つ打っては妖刀のため~♪ え?不吉だから止めろって?」 その2:「ん……なんだい?刀は打たないのかって?もうちょっとでラスボス倒せるからその後でね…後でちゃんとやるから…」 その3:「マスター、げーむは飽きたし、刀作るにももちべーしょん湧かないから一緒に散歩にでも行かないかい? いや、違うよでーととかじゃないよ!」 その4:「……!…………! ごめんマスター、今物凄く創作意欲が湧いて仕方ないからまた後でね…」 その5:「なんで妖刀の出来で宝具としての性能が上下するのか? まぁノリじゃない?」 その6:「女なのに鍛冶場には入れた理由? サラシでも巻いとけばわらないから大丈夫、大丈夫……まぁ剣客としてや村正の名を継ぐには大丈夫じゃなかったから世に名を残せなかったんどけどね! 村正の名は一門の中でも正式に名乗れたのは三人のみの狭き門だったんだ。 まぁ、一門の中には村正の名が継げなかったのが悔しくて、血の涙流して徳川の名を連呼しながら妖刀を打ってたおっさんもいたよ」 その7(エミヤ、カゲミヤがいる場合のみ):「ん?そこで私のことを見ている赤とか黒の弓兵、なんだい? 私の宝具に文句でもあるのかい? 文句があるなら君たちが今まで使った村正の刀の使用料纏めて請求するよ!」 その8(スサノオ?がいる場合):「……あの駄神剣がここにいるのかい。 ちょっと挨拶してくるよ。 ……大丈夫だよ!喧嘩とかしないよ!」 その9(アンゲスがいる場合):「あの人こそが古今東西問わない鍛冶師の鏡だよ!……憧れちゃうなぁ! でもあの人が作るのは神造兵装なんだよね……」 好きなこと:「散歩は好きだよ、自分の生きた時代とは別の時代を見て回るのは楽しいしね。 後、運が良ければ新しいげーむも買える」 嫌いなこと:「嫌いな事……苦手なのは南蛮の横文字かな、上手く発音できないんだよ……あ、神剣だの聖剣だのの神造兵装は嫌いだ! こっちは苦労して作ってるのになんだ、あのちーと共!」 聖杯について:「別に興味ないからマスターが好きに使うと良いよ。 マスターもいらないなら……鋳潰して妖刀の材料にでもしようかな」 絆: 「マスター……君、コミュニケーション過剰だとか言われない?」 その2:「ああ、もう分かった、分かった! 私が刀打ってる時かゲームしてる時以外は好きにするといいさ!」 その3:「本当にもう君は……まぁ良いって言ったの私だけどね?」 その4:「今日は大人しいね? 普段からそういう感じなら私も文句は言わないよ。ちょっと出かけるかい?」 その5:「こんな妖刀作りの刀匠を気に入るなんてマスター、君は本当に変わっているよ……まぁそれも悪く無い。 来るべき時が来るまでは君のそばにいるさ」 イベント:「固有結界の中に妖刀がざわめいてる……面倒事か、厄介事か、どちらにせよ大騒ぎが予感がするね」 誕生日:「マスター、今日はマスターの誕生日だね。 私からも大したものじゃないがプレゼントのぶれすれっとだ。 なんだい?私だって妖刀以外の物も作れるさ!……まぁ、それはそれとしてこの守り刀(妖刀)も上げよう」
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天下一品 刀系 村正 (ムラマサ) 【刀】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村正.jpg) 備考 富士地下洞穴の土雷のドロップ 解説 妖刀、というより実際は妖刀にされてしまった刀。 伊勢の刀工千子村正の作の総称。 家康の父、祖父を切ったのがこの銘の刀であり、家康自身もこの銘の刀で怪我をし、そのため妖刀とした。 江戸時代には持っていただけでとがめられ、実際に村正の大量保持が理由で取り潰しになった家も存在する(ただし幕府に反感を持っていた家はひそかに保有していたという)。幕末は討幕派が好んで使った。
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天下一品 刀系 村正 (ムラマサ) 【刀】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村正.jpg) 備考 富士地下洞穴の土雷のドロップ 解説 妖刀、というより実際は妖刀にされてしまった刀。 伊勢の刀工千子村正の作の総称。 家康の父、祖父を切ったのがこの銘の刀であり、家康自身もこの銘の刀で怪我をし、そのため妖刀とした。 江戸時代には持っていただけでとがめられ、実際に村正の大量保持が理由で取り潰しになった家も存在する(ただし幕府に反感を持っていた家はひそかに保有していたという)。幕末は討幕派が好んで使った。
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斬れ味が特に優れた刀の中には、妖刀と呼ばれる業物もある。 その中でも特に有名な刀が村正。 実際は村正と呼ばれる刀匠が作った刀の銘であり、徳川に仇なす妖刀などと言う事柄についての真偽は定かでは無い。 これは、一人の少女がそのいわくつきの刀を入手した事により始まる物語。 「こちらの鑑定結果は、村正となります」 冒険を終え、一つだけ手に入った道具を鑑定する男がいた。 鑑定結果を聞き、男は表情を曇らせる。欲しかった物では無かったらしい。 「残念だったな。ま、次は当たるさ」 隣でその様子を見ていた女が男の肩を叩いて慰めている。 しかし男も女もあまり残念そうな雰囲気ではない。どうやら何度も試し、そして期待を裏切られているのだろう。 「今日はもう解散しよう。疲れたしギルドで休んでから家に帰りたい」 「そうか? じゃあ、飲み物ぐらいは出してやるよ」 男が村正を受け取り、忌々しそうに腰に差す。 どうやら必要では無いが持ち帰る事にするらしい。 「あ、鑑定終わったの? ていうか解散?」 鑑定屋の外で待っていた紫色の髪をした幼い少女が男と女に気付き、近付いてくる。 もう1人、背格好が似通っている少女も近付いてきた。 「今日は解散だってさ。これからギルドに行くが、お前らはどうする?」 女はこのメンバーのまとめ役の様子。 2人の少女の頭を撫で、解散後の事を聞いていた。 「うーん・・・私はそれなら少し遊んでこようかな。ゆーしゃさんも一緒にどうー?」 ゆーしゃ、と呼ばれた少女は少しだけ考え込むが、男に「行ってこいよ」と言われ首を縦に振った。 「あ、ゆーしゃ待て。これ邪魔だから持っといてくれないか? なんなら売ってきてくれてもいいが」 「これ・・・村正? ボクが売ってきたらいいの?」 小柄な少女の体躯には不釣り合いな刀を手渡され、大事そうに両手でゆーしゃがそれを抱える。 「じゃあ、娘もあんまり遅くならないようにな。まさかとは思うが、2人で迷子になったりすんなよー?」 娘と呼ばれた少女がその言葉に反論する前に、男と女は背中を向けて歩き出した。 これから自分達のギルドに戻り、戦いの疲れを癒すのだろう。 「いつも子供扱いしてさー。私たちってそんなに子供じゃないよねぇ」 「だよねー。まぁいいや、これ売ってこようよ」 これ、とゆーしゃが村正を軽く叩く。 娘もそれには賛成らしく、さっさと売って遊びに行きたいといった風だ。 「うーん・・・ボクもいつかこういう強い武器を使えるようになるのかなぁ」 ゆーしゃが何気なく腰に下げた村正を抜き、ぼーっとした目で刀身を眺める。 村正はかなり上位の武器で、それなりに熟練しなければ満足に扱う事はおろか、敵を斬る事すらままならない。 強力な武器は、それだけで扱う事にある程度の技術と経験が必要なのだ。 『力を求めるか』 「え!? む、娘ちゃん何か言った?」 ゆーしゃがビクッと身体を強張らせ、驚いた様子で隣を歩く娘に声をかける。 「え・・・? いや、何も言ってないけどどうかしたの?」 ゆーしゃが歩くのを止めて周囲を見回し、それを怪訝な表情で娘が見つめる。 釣られて娘も周囲の様子を窺うが、特に変わった様子は見当たらない。 「おっかしいなぁ・・・」 『問う。汝、力を求めるか?』 「だ、誰だよっ!」 往来で突然村正を構えてゆーしゃが叫ぶ。 その突然の行動に娘が慌ててゆーしゃを取り押さえた。 「ちょ、ちょっとどうしたの本当に? 大丈夫?」 娘からしたら突然ゆーしゃが刀を抜き、叫びだしたのだから気が気ではない。 どこからか混乱の魔法でもかけられたのかと疑ったぐらいだ。 「そりゃ力は欲しいよ! だからこうやって毎日修行してるんだもん!」 『我、願い叶えたり』 娘が恐慌状態のゆーしゃを必死になだめていると、突如ゆーしゃの身体から力が抜けて地面に座り込んでしまう。 「・・・ごめん!」 これは何か普通じゃない、と本能的に察した娘はやむを得ず手刀をゆーしゃの首に打ち込む。 暴れるゆーしゃを黙らせてからなんとかしようと思っての行動だった。 しかし・・・。 『血を捧げよ・・・』 確かに強烈な手刀がゆーしゃの首に当たり、娘にはその手応えもあった。 しかし・・・。 「・・・な、なん・・・で・・・?」 直後に柔らかい肉に刀身が食い込む音が聞こえ、娘がゆーしゃの背中に覆いかぶさる。 娘の背中からは自身の血に染まった紅い刀身が生えていた。 「え・・・ち、違う! これは・・・ち、違うの!」 娘から流れる血がゆーしゃの身体を赤く染めていく。 狼狽し、なんとか致命傷は避けている様子の娘に何と言って詫びればいいのか解らず、手にしている剣を離そうと力を込める。 「て、手が・・・! 動かない・・・!!」 ゆーしゃがどんなに力を入れても思うように動かない身体。 そして自らの意思に反して、更に深く娘の身体に埋めていく。 「あぁ・・・あ、うぅ・・・!」 ぐじゅっ、と根元まで刀を差しこんだ時には、娘は動かなくなっていた。 全体重がゆーしゃの身体に重くのしかかる。 殺した。自らの手で、仲間の少女の小さい身体の肉を貫き、ゆーしゃはその命を奪った。 「そ、そんな・・・そんな! なんなんだよぉ! こんなの・・・こんなの嘘だ!」 勢いよく村正を抜きとると、娘の身体が地面に投げ出される。 そして大量の血飛沫が辺りに飛び散った。 「ひ、人殺しぃぃぃい! だ、誰かー!」 白昼に行われた惨劇に、道行く女性が悲鳴をあげる。 ゆーしゃは全身が血に塗れており、誰が見ても殺人鬼と言った風貌だった。 「違う! これはボクがやったんじゃないっ!」 「ぐぇっ!」 腰を抜かし、それでも逃げようとする女性の胸に容赦なく村正を突き刺す。 返り血で更にゆーしゃが紅く染まった。 女性が無残に殺され、辺りにいた人は逃げまどい・・・腕に覚えがある者は蛮行を止めようと村正を構えるゆーしゃに立ち向かう。 相手は少女が1人。鍛えられた冒険者が徒党を組めば容易く鎮圧出来ると誰もが思っていた。 この世の者ではない哭き声を聞くまでは。 ヴゥゥゥオアァァァァァ!!!! 「・・・・・・アハハ! ハハッ、ハハハハハハ!!」 気が触れたかの様な笑い声に被さり、まるで地獄の蓋を開けたらこのような音が聞こえるのだろう、といった様な咆哮をその場にいた者は確かに聞いた。 そして、その刹那・・・片手で村正を構えたゆーしゃが全てを斬り裂く風となる。 そう、風となったのだ。 立ち向かった冒険者が首を落とされ、背を向けた子供の上半身と下半身が永遠の別れを告げ、戦意を無くし命乞いをする新米冒険者といった風貌の少女の両手両足を斬り刻む。 誰も紅い風となったゆーしゃを止める事が出来ない。 賑わっていた大通りは一瞬で地獄へと変貌を遂げた。 血の匂いが立ち込め、かつて人間だった肉片が散らばり、人が歩いていた石畳は流れ出た血で川が出来ていた。 『どうだ・・・? 力とは、いいものだろう。さぁ、もっと血を・・・血を流すのだ』 誰もいなくなった大通りで、他人の血に染まったゆーしゃが呆けて空を見上げている。 直に、この大惨事を鎮圧する為に精鋭が来るだろう。 何人か逃した生存者が状況を伝えているだろうし、もしかしたらさっきまで一緒にいた男と女も来るかもしれない。 「・・・まだ、まだ足りないんだ・・・。そうだよね・・・?」 怪しい輝きを放つ村正を握り直し、ゆーしゃが立ち上がる。 『そうだ! さぁ、もっと殺せ!』 最初は操られていたはずなのだが、既に身体は自由に動くし意識もはっきりしている。 殺した人々の何割かはゆーしゃが自らの意思で殺したのだ。その手には数々の命を奪った感触が残っている。 例え、その時に正気を失っていたとしても取り返しがつく事では無い。 人命は蘇生させる事が出来たとしても、その心に刻まれた恐怖と痛みは決して消える事が無いからだ。 「うん・・・たっぷり血をあげるよ」 ゆーしゃが薄く笑い、村正を高く掲げた。 鎮圧隊が現場に駆け付けると殺人鬼は行方をくらましていた。 現場には多数の死体しか無く、交戦しようとした者が何人もいたのか武器も多数散らばっていて大騒ぎになっていた。 しかし、後に生き残りに殺人鬼の姿を見た者がいない事が解る。 殺された人々を蘇生させても誰も記憶が無いと言うのだ。 あの痛ましい事件から半月・・・姿を消した殺人鬼は何処にいるのだろうか。 「あ、ゆーしゃさんもう大丈夫なの?」 「娘ちゃんこそ」 とあるギルドのとある部屋。 事件の被害者となった2人の少女が談笑していた。 娘は損傷が少なく、すぐに蘇生出来たのだが・・・ゆーしゃは自らが持っていた「扱えない村正」で身体を貫かれていたのだという。 咄嗟に戦おうとしたが、武器を奪われ返り討ちに遭った・・・という見方だ。 「私は死に慣れてるからねー。でも、みんな生き返れたみたいで良かったよね」 娘は知らない。目の前の少女が全ての惨劇を起こした事を。 「ボクもだよー。はぁ・・・結局、この村正もまだ売れてないし」 そしてゆーしゃも知らない。自分が惨劇を起こした事を。 「あ、どうせならさー・・・それずっと持ってて、いつか使える様になったら貰ったら?」 「あ、それも良いかも・・・? じゃあ、今日も修行に行かないと・・・」 少女達が部屋を出る。 そしてベッドの上で村正は、怪しく光を放ち・・・また目覚めの時を待っている。 惨劇は、終わらない。
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村正(むらまさ) 解説 N◎VAアサクサにある寿司屋。 関連人物 関連組織 企業製品 [フーズ] 村正寿司(WOR.p54) 噂 出前もOKらしいニュロ。 [2011/09/28 20 47 21]
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・村正 (Muramasa) 川桐組の側近を務める32歳、身長はヒール込みで180㎝。 日本が大好き外国人、を装った日本人。 武器は様々。基本的に暗器や銃など隠し持てるものが主。 衣装は18、しかない。3Pカラー。曰くマサムネのコスプレ。 蔵ノ助最優先で組織を引っ張る。頭も体もよく動く。 「おやぁ?コンな所にナンのゴ用ですカね~。ココにはタダの……タダノ…ええと……地上げ屋のジムショしかナイですヨ!…え?地上げ屋ジャア可笑しいデスカ?ん~…ならヤクザのジムショしかナイですよ!早くオカエリなさいね~」 蔵ノ助の所で表から裏まで何でもこなす胡散臭い側近。蔵ノ助とは26年程の付き合い。デロッデロのゲロッゲロに蔵ノ助に砂糖を与えて甘やかしている。これでもいつかは巣立ちしてほしいと思っているらしいが、言動がそうは言っていない。何だかんだで、家出した響助の事も気にかけているらしいが、蔵ノ助に刃を向けるなら誰であれ容赦はしない。 元々は拾われ子で蔵ノ助4歳、村正6歳の頃、蔵ノ助とその父親に拾われた。以降、蔵ノ助と一緒に過ごす事になるが1年ほど経った辺りで今のようなキャラになる。曰く「蔵が、俺のメをみてコワイコワイってナキますシ、俺の髪がクロいこわいって泣くんデスよ~」。その為、この時点で金髪(ウィッグ)碧眼(カラコン)。眼帯は特に意味も無くしている。当の本人はそんなことすっかり忘れていて何故村正が外国人もどきなのかまあいいやで思い出さずにいる。村正はそれを笑ってみているだけ。 戦闘方面に特化しているが、それを除いてもやはり頭は良い。川桐組の邪魔になると思ったものは何であれ全て排除する。六程ではないものの、頑張れはAKに勝ててしまうくらいには強いが普段から本気で戦う事を得意としない。それについては過去が関係しているのだろうがとにかく隠蔽工作が得意。 (途中)