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「―――放射(シュート)!!」 聖杯戦争の会場となった都市、その郊外の廃墟で、少女の声が発せられ、直後何かが撃ち放たれるような音が響く。 それらの音の発生源である少女は、紫紺のレオタードの如き衣装を身に纏い、その手に六芒星と蝶の翅を象った青い杖を構えている。 一目見れば、いわゆる魔法少女の様だと知る者であれば連想するあろう。 ならば撃ち出された者の正体は、魔力によって形作られた弾丸に他ならない。 超常の力によって成されたそれは当然、常識の範疇にある物ならば容易く穿つことだろう。 ―――だが。 「っ……!」 少女の放った魔力の弾丸は、標的とした存在によって容易く弾かれてしまう。 単発では容易く防がれる。 それならば、と少女は魔力の弾丸を、今度は散弾状にして放つ。 しかしそれらの魔弾も、容易く弾かれ、打ち落とされ、地面を穿ち土煙を上げるだけに終わる。 だがそれは想定内。土煙は狙い通りに標的の姿を隠し、同時に標的から少女の姿を隠している。 「ここ! 斬撃(シュナイデン)!!」 少女は素早く横方向へと跳躍し、発射店をずらして杖を振り抜く。 杖の先端から放たれた魔力は、刃となって標的へと奔り、さらに続けて少女は散弾を放つ。 魔力の刃は土煙を斬り裂きながら標的へと迫り、 しかし標的の持つ武器によって容易く打ち砕かれ、追撃の散弾もその武器を旋回させることで容易く打ち払われてしまう。 同時に土煙も払われ、それに寄って標的の姿が露わとなる。 青色をしたウルフヘアーと、全身を包むボディスーツ。 それらとは対極にある、その手に構えられた長槍と双眸の赤色。 引き締まった肉体はしなやかな獣を連想させ、放つ気配がそれを確たるものとしている。 「そんじゃ、次はこっちの番だな」 男が軽く声を放つ。 「ッ――!!」 それに少女は弾かれたように杖を構え、 「上手く耐えろよ」 瞬く間に肉薄した男の槍――その石突によって、容易く突き飛ばされた。 § 「っ、はぁ……はぁ……、はぁ……」 「美遊様、大丈夫ですか? お怪我は有りませんか?」 息を荒げる少女――美遊へと、気遣うような女性の声が欠けられる。 それは少女の持つ杖に宿る人工精霊『カレイドサファイア』によるものだ。 「はぁ……ふぅ……。 大丈夫。ちょっとした打ち身くらいで、大きな怪我はしていない。ちゃんと手加減してくれたみたい。 ありがとう、キャスター。私のわがままに付き合ってくれて」 上がっていた息がようやく落ち着いてきた少女は、そう言って動けない自分の代わりに周囲を警戒していた男――“キャスター”へと目を向ける。 「礼なんざいらねぇよ。お互いの能力の把握は、協力する上での基本だろ。マスターも前線に出るっていうなら尚更だ」 対するキャスターは、自身がマスターと呼んだ少女へとそう返す。 そう。少女は聖杯戦争の参加者であるマスターであり、男はそのサーヴァントなのだ。 彼ら二人の戦いはつまり、お互いの力を知るための試合だったのだ。 ―――だが、キャスターとは魔術師のクラス。 だというのに、そのクラス名で呼ばれた男の手にあるのは長槍だ。 槍を主武双とするクラスは、基本的にはランサーであるはずだが……。 「んで。結論から言うなら、筋は悪くねえが経験不足。 成り損ないの影程度ならともかく、本物のサーヴァント相手には時間稼ぎが精々ってところだな。 まともに戦うつもりなら、セオリー通りが一番だろうな。 ああ、それはそうと、こいつはもう返しておくぜ」 そう言うとキャスターは自身の胸に左手を当て、その内から一枚のカードを引き抜く。 同時にその姿も、ボディスーツからローブへと変化し、右手の長槍も樫の杖へと変化する。 そして少女へと手渡されたカードには、槍兵の絵とLancerの文字。 クラスカード・“ランサー”。 それは少女の持ち込んだ魔術礼装の一つであり、その機能は簡単に言えば、カードに応じた英霊の力を借り受けるというものだ。 そしてその真価を発揮すれば、一時的にだが、その英霊そのものにもなることができる。 そう。つまりキャスターは、これによって自身のクラスをランサーへと変えていたのだ。 「いいの? あんなに槍、使いたがってたのに」 「構わねえよ。実際に成ってみてわかったが、“今の俺”はやっぱキャスターだ。 今後また借りることもあるかもしれねえが、基本的にはあんたが持っておくべき物だ。 ―――他の連中とやり合うことになった時の為にもな」 他の連中。すなわち、自分以外のマスターとサーヴァント。 聖杯戦争は殺し合い。自らの願いのために、他者の命を奪う大儀式だ。 この戦いを生き延びるのなら、他のマスターとの戦いは避けられず、そして――― 「だが心しろ。我が朱槍は呪いの魔槍。 扱いを過てば、敵のみならずお前の愛する者の命すら奪うだろう」 「ッ…………」 自らのサーヴァントからの忠言に息を呑む。 キャスターの真名はクー・フーリン。ケルト神話に名高い大英雄であり。 ランサーのクラスカードに応じた英霊はクー・フーリン。即ちその朱槍は、 彼の愛した者ばかりを貫いた、血塗られた魔槍に他ならない。 少女には、この会場に訪れた時の記憶がない。 気がつけばこの会場にいて、マスターとして聖杯戦争に参加していた。 それは少女の相棒である人工精霊も同様だった。 だから、自分がなぜ聖杯戦争に参加しているのか、その理由がわからなかった 何か、自分のあずかり知らぬ理由があって、自分の意思とは関係なしに参加させられたのか。 それとも、自分の意思でこの聖杯戦争に参加し、何かしらのきっかけて、その記憶をなくしているのか。 ……もし、自分の意思で参加したのだとしたら、それはどんな理由があって―――― 「…………、イリヤ」 少女は、自らが最も大切に想う者の名を呟く。 空は薄暗い雲に覆われていて、 この場所からは、月も星も見つけることは出来なかった。 【CLASS】 キャスター 【真名】 クー・フーリン@Fate/Grand Order ※真名は間違いなくクー・フーリンであるが、その霊基には後述の理由により、『知恵の神』オーディンとしての要素も混ざっている。 【ステータス】 筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具B 【属性】 秩序・中庸・天 【クラススキル】 ○陣地作成:B 魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。 師匠の宝具である『死溢るる魔境への門』をアレンジした陣地を作る事も出来る。 ○道具作成:? 魔力を帯びた器具を作成できる。 しかしドルイドとしての制約により、金属製の物は忌避している。 ○神性:B 【保有スキル】 ○原初のルーン:- ○矢避けの加護:A ○泉にて:EX キャスタークラスとなった際に、仕切り直しが変化したスキル。 自ら致命傷を受けそこから生還することで、直後の魔術行使に大幅なブーストを掛ける。 自らを世界樹への生贄として捧げ、その後ルーンの知識を得て蘇生した、彼に力を譲渡したオーディンの神話を再現したスキル。 【宝具】 ○ウィッカーマン 『灼き尽くす炎の檻』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人 ※スキルによるブースト時は、ランクがB+となる。 無数の細木の枝で構成された、火炎を身に纏う巨人を召喚。 指定対象に襲い掛からせ、強烈な熱・火炎ダメージを与える。 宝具として出現した巨人の胴部の檻は空であり、そのため、巨人は神々への贄を求めて荒れ狂う。 これはルーンの奥義ではなく、炎熱を操る「ケルトの魔術師」として現界した光の御子に与えられた、ケルトのドルイドたちの宝具である。 ○オホド・デウグ・オーディン 『大神刻印』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~80 最大補足:500人 真名開放と共に、スカサハより授かった原初の18のルーン全てを同時に起動する事で発動する。 北欧の大神オーディンの手にしたルーンの力が一時的にではあるが解放され、敵拠点に大規模な魔力ダメージを与える。 更に、生存している敵のバフ効果を全解除し、各能力パラメーターを強制的に1ランク減少させ、常時発動の宝具を有していた場合は1~2ターンの間停止する。 『Fate/Grand Order』では基本的に使用されていない。これはオーディンによる使用制限がかけられている可能性もある。 ○ガンバンテイン・ヴァルホール 『大神祭壇』 ランク:不明 種別:不明 レンジ:不明 最大補足:不明 瞑想の場である「泉」を展開することで周囲を聖域化する。詳細不明。 『大神刻印』が敵陣への攻撃を主とするのなら、こちらは自陣の強化・防衛が主と思われる。 【weapon】 「アンサズ」のルーンによる火炎弾や、樹木操作による攻撃の他、二匹の白い狼やウィッカーマンの腕を召喚しての攻撃が可能。 更にはルーンで自身のステータスを強化し、樫の杖を使った接近戦を熟すこともできる。 【人物背景】 『Fate/Grand Order』にてキャスターとして召喚されたクー・フーリン。 ただしキャスタークラスとなる際に、大神オーディンからその力(の一部)を譲渡されている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯に託す願いはない。 彼個人としての願いは強敵との戦いだが、キャスター(ドルイド)として召喚されているため、マスターを導くことを優先している。 【マスターへの態度】 ランサー時と異なり、導く者としてマスターの行く末を照らす役割を自身に課している。 そのため彼自身が指針を示すことはないが、マスターの選択の意味を問いかけ、助言し、必要であれば試練として立ち塞がる。 【マスター】 美遊・エーデルフェルト 【マスターとしての願い】 現状は帰還。 けどもし、自分の意思で参加したのだとしたら――― 【能力・技能】 運動神経は並外れており、学力も小学生にして中・高校生レベル以上の知識を有する。 が、その分柔軟(空想的)な発想を苦手としており、よく言えば現実的、悪く言えば頭が固い。 ○カレイドステッキ(サファイア) 『愉快型魔術礼装(妹)』 平行世界からの魔力供給により無限の魔力を与える、魔法級の魔術礼装。 ただし、常時無制限という訳では無く、一度に扱える量は個人の資質(魔術回路の量・質など)に左右される。 使用時に契約者(マスター)を魔法少女へと変身させ、魔力砲などによる攻撃や、イメージさえ伴えば浮遊・飛行すら可能とさせる。 また変身時のマスターにはAランクの魔術障壁、物理保護、治療促進、身体能力強化などが常時かけられる。 ○クラスカード エインズワースによって作られた魔術礼装。 高位の魔術礼装を媒介とすることでカードに応じた特定の英霊の座にアクセスし、その力の一端を行使できる。 用法として、一時的に魔術礼装をカードに対応した英霊の宝具へと置換する『限定展開(インクルード)』と、自身を対応した英霊へと置換させる『夢幻召喚(インストール)』の二通りが存在する。 ○神稚児の力 周囲の人間の願いを受け、それを叶える特異能力を有する。 が、その力はある理由から、現在はすでに失われているものと思われる。 【人物背景】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの通う穂群原学園小等部に転校してきた小学生にして、同時にカレイドステッキ(妹)に見初められ、クラスカードを集めるライバルポジションのキャラ……だった。 現在はイリヤの友達として、共に問題に立ち向かう仲間……なのだが、実際にはイリヤに向ける感情が非常に重く、何事もイリヤ第一の性格となっている。 【方針】 帰還方法および自分がここに呼ばれた理由の調査。 【サーヴァントへの態度】 仲間というよりは協力者。 自分たちが使ってきたクラスカードの力、その本来の持ち主という事で敬意を懐いている。 しかしそれはそれとして、力を借りれる場合は遠慮なく借りる。
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2008年01月28日 2008-1-28 試練02 その背中は遠く… 萩野むつき こんばんは、待機しています 芝村 記事とイベント希望どうぞ 萩野むつき の発言 お世話になっております。 個人マイル10を消費してミニな学校イベントを申請いたします。 参加者 0600735:萩野むつき:仮入学(済):個人マイル10消費 参加ACE カールTドランジ(藩国滞在) 1/28 22:00~ 1時間予約させていただいております。 http //cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=1107 reno=1013 oya=1013 mode=msgview 萩野むつき@レンジャー連邦 以上、よろしくお願いいたします。 萩野むつき イベント希望ですか? え?再会? 芝村 はい 萩野むつき 何も考えていなかったので、お任せしてもかまわないでしょうか(@@ 芝村 はい。 芝村 2分ほどお待ちください 萩野むつき (しんこきゅー) /*/ 芝村 の発言 貴方の居場所はどこに? 萩野むつき 自宅で 芝村 貴方の? 萩野むつき カールの家を掃除でもしてます 芝村 ドアの鍵が開いた。 芝村 カールだ。 萩野むつき 振り向きます カール:「いたのか」 萩野むつき 「…おかえりなさい」 萩野むつき なんとか笑います、 カール:「ああ。ただいま」 萩野むつき 「何時帰ってきてもいいように、掃除してた。」 芝村 カールは荷物を置くとあわてて戸棚を調べている カール:「ありがとう。たまにでいい」 萩野むつき 「戸棚がどうかしたの?いじってないよ」 萩野むつき 不思議そうに見てみます 芝村 隠しドアだ 芝村 中から銃が出てきた。 芝村 カールは懐に入れた 萩野むつき 「Σわわわ、そんなトコに」 カール:「目に付くところにはさすがにな」 萩野むつき 「それは、そうだね」笑います 萩野むつき そしてちょっと泣きます 芝村 カールは気付いてない。 芝村 弾の確認している。 カール:「いってくる」 萩野むつき 「カール、今度は何処にいくの?」 萩野むつき そでをひいてみます カール:「少し緊急の仕事だ」 萩野むつき 「リマワヒさんのトコ?」 カール:「二転三転だな。リワマヒではないな。パパだ」 萩野むつき 「聞いたとことがない所だね」 カール:「パパ・ジョージだ」 萩野むつき 「タフト大統領。」 萩野むつき 驚きます 萩野むつき 「私もいったら邪魔になる?」 カール:「危険だ」 萩野むつき 「待つのは、死にそうだったよ」 萩野むつき 涙がでます カール:「あと1ヶ月もいらないだろう」 萩野むつき 「あなたはプロだから、心配ないんだけど」 カール:「ああ。いや、こう言う仕事ではプロではないが、そうだな」 萩野むつき 「おいてかないで、私が弱いのが悪いのだけど」 萩野むつき ぼろなきです、もうやだ カール:「一度見送ってくれたように、見送ってくれ」 カール:「貴方がなくと気がちっていけない」 萩野むつき 「…了解、あなたの邪魔になるのはもっと嫌」 萩野むつき しっとかりと顔をあげます 萩野むつき 「仕事が終って帰るまで、又待つよ」 芝村 カールは優しく笑った。 萩野むつき 「いってらっしゃい、いい仕事してきてね」 萩野むつき 笑います。 芝村 の発言 カールは微笑んだ。 カール:「ああ」 芝村 カールの背中が遠くなるよ 芝村 どうする? 萩野むつき 最後にだきつきます 芝村 抱きついた。 カール:「?」 萩野むつき 「がんばってね、私もがんばる、指輪みがいてまってる」 カール:「どうした?」 萩野むつき 「帰ってきたら、籍いれよう。」 カール:「ああ。もちろん」 萩野むつき 「約束ね、料理の腕みがいておくわ」 萩野むつき 笑って頬にキスします 萩野むつき 「いってらっしゃい」 /*/ 芝村 貴方がカールの姿を見たのは、それが最後だ 萩野むつき うわああああん、やっぱりー 萩野むつき =□○_ 萩野むつき もうやだー 萩野むつき 止めなきゃ駄目だったのですか 芝村 駄目だったね。まあ、おわったことだ。 萩野むつき もう、どうしようどうしようどうしよう 萩野むつき もうあえないのですか 芝村 んー。 芝村 まあ。あんまり期待しないでね。エースゲームだす。ヴィクトリーがいるんで 萩野むつき Σえーすげーむ 萩野むつき いやああああああ 芝村 じゃあやめるよ 萩野むつき やめないですー 萩野むつき あきらめないです 萩野むつき こんなのぜったいいやです 芝村 いやいや。あのね。もう終わりなの。システム上は。カール死亡。はい。終わり。 萩野むつき いやです 萩野むつき こんなんで死んでほしくないよ 芝村 そういわれてもな。 芝村 ですから、エースゲーム出しますといってるじゃないですか。 萩野むつき おねがいします 萩野むつき 負担をかけてしまうことになってすみません 萩野むつき ごめんなさい、ふがいなくてすみません 芝村 はい。 芝村 では解散しましょう。 萩野むつき よろしくおねがします 芝村 お疲れ様でした。マイルは返金されます 萩野むつき では、しつれいしました。
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麗 ―RAY― 月天夜姫 サークル:趣味工房にんじんわいん Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 月は遠く… ARA 東方永夜抄 永夜抄 ~ Eastern Night. [03 30] 02 狂乱の蟲王 ARA 東方永夜抄 幻視の夜 ~ Ghostly Eyes [04 59] 蠢々秋月 ~ Mooned Insect 03 闇に羽ばたく ARA 東方永夜抄 夜雀の歌声 ~ Night Bird [04 38] もう歌しか聞こえない 04 幻想郷昔話 ARA 東方永夜抄 懐かしき東方の血 ~ Old World [05 06] 05 人妖の狭間で ARA 東方永夜抄 懐かしき東方の血 ~ Old World [04 30] 06 魔空閃来 ARA 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [04 24] 07 夜想に木霊する巫音 ARA 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle [04 24] 08 狂騒の回廊 ARA 東方永夜抄 シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome [04 52] 09 月都夜想曲 ARA 東方永夜抄 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon [04 55] 10 美しき月の頭脳 ARA 東方永夜抄 ヴォヤージュ1969 [04 50] 千年幻想郷 ~ History of the Moon 11 不死の代償 ARA 東方永夜抄 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess [07 14] 12 儚月に想いを馳せる ARA 東方永夜抄 永夜抄 ~ Eastern Night. [02 08] 詳細 東方永夜抄アレンジCD 博麗神社例大祭5(2008/05/25)にて頒布 イベント価格:1000円 ショップ価格:1250円(税込:1313円) レビュー 名前 コメント
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いつもより二人の隙間をあけている それは照れ隠しでもなく ただ彼女の全身を眺めて 何かを再認識したい そんな好奇心があったからだ 紺色の浴衣はよく似合う スルリとぬける肩から手先 ゆるくゆるく、でも凛とした気品がある なんて言ったらいいのだろう? 昔、古語の授業であったなぁ 貴(あて)やか・・・? しかして 彼女はいつもと違った雰囲気で いつもと同じ口調で話す いつになったらその口を閉じるのか ひたすらにしゃべる ボクはそんな彼女に相槌をうちながら からっぽになった何かの気持ちになっていた その何かは何かよく解らない とにかく乾いている そう思った ボクと彼女は並んで歩いていた 手を離せば 人混みにまぎれれば なんだか知らない他人になれそうだ ボクは握る手の力を抜いてみた そうなるか試したくて そんなボクの頭を見透かしたのか 彼女にしっかりと手を握られていた 小さな手がボクの手をギュッと 子供みたいな手で 子供みたいに高い体温を放っていた ボクは無理に振りほどいてみたい衝動に駆られた それはやってはいけないことで 彼女を悲しませると解ってのことだ そうすることで ボクは何を再確認したいのだろう? 彼女の気持ちなのか ボク自身の気持ちなのか それとも単に刺激が欲しいだけなのか? だったらバカだ でも、解ってる そのバカさはあるんだ ボクはボク自身で矛盾を作ろうとしている そういうのは危ういのだろうか? それとも人間に必要なことなのだろうか? 天へと向かう大きな音がした 誰もがたちどまり、空に目をやった 僕らも同様にたちどまった 彼女は最初の花火に目を輝かせ 彼女の意識は空へむかった その隙を逃さなかった ボクはするっと手をはずし、彼女から一歩退いた 一瞬の出来事 ドキドキも緊張もない 彼女の瞳には花火 とても綺麗な花火 とてもとてもモノ悲しい色を残して消えていく とまどいがあった ”焼きソバ買ってくるから待ってて” ボクはそういって近くの出店へ向かった 彼女との距離は遠くない それは歩いて数歩の距離だ 屋台にはいると なぜか別世界の気がした ジュージューと香ばしい臭い 明るい光は目を刺すようだ ボクは一度だけ、彼女を見返した 人ごみにまぎれた彼女は、他人だろうか? ボクは他人になりたいのだろうか・・・ 手に持った焼きソバが熱くてたまらなかった 2人分の箸をもらった僕は 彼女のいない人ごみに立っていた
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元スレURL エマ「故郷は遠く離れていても」 概要 果林プロデュースのエマへのプレゼント 三年組三人が向かった先は… タグ ^エマかりかな ^短編 ^ほのぼの 名前 コメント
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うたうこえはとおくかぜになってあなたのまちへゆく【登録タグ う もじゃぶた 初音ミク 曲 真理恵 真理歪】 作詞:もじゃぶた 作曲:もじゃぶた 編曲:もじゃぶた 唄:初音ミク 曲紹介 幸せな気持ちになれる曲。 イラストを 真理歪氏 が、動画を 真理恵氏 が手掛ける。 歌詞 (動画内より転載) うぐいす色の風が吹く場所で 君と語った あれは初夏の午後 こぼれてく 色彩の中に幸せの色を探す 温かな日だまりの中微笑む 歌う声は遠く風になって あなたの街へ行く 木々の音も虫の声も この歌を 彩る調べ 静かに落ちる 葉の数を数え 夜には二人 星の下踊る あなたは今遠い地で何を見ているの? 鮮明に蘇る思い出達 歌う声は遠く虹になって あなたの元へ行く 浮かぶ弧のその先の先 あなたの色が浮かんでる 運ばれる手紙が あなたとの絆で 何度でも 何度でも 読み返すその言葉 会いたいと言ったら、 言えたなら良かった 今はただもう一度 会える日を待っている 溢れ出した音符達が ほら、空に舞う こぼれだした涙をぬぐって今 歌う声は遠く月になって あなたを照らし出す 闇夜に響く旋律は あなたへの恋のメロディ いつかあなたがこの場所へ 私を迎えにくる たくさんの日が過去になって この歌が 二人をつなぐ コメント 名前 コメント
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朝焼けの中、殺し合いの空に影がふたつ。それはこの世界でも有数の空を飛べる者、リーバルがベロニカの肩を掴んで浮遊移動している図である。 子供の姿であるベロニカの移動速度や重量を踏まえると、それぞれが歩くよりもリーバルがベロニカを掴んで空を飛ぶ方が明らかに速いのだ。 「放送はどうだったんだい?」 第一回放送が終わると、リーバルは尋ねた。 「元の世界からの仲間はみんな無事だったわ。でも、そうね……強いて言うなら──敵でも、味方でも無いやつが死んだくらいかしら。」 『グレイグ』 ベロニカの知る者の名前はひとつだけ呼ばれていた。だが、ベロニカはそれに何の感慨も示しはしない。『敵でも、味方でも無いやつ』、それがベロニカにとってのグレイグの評価だった。 デルカダールのふたりの英雄、『双頭の鷲』はどちらも自分たちを追っていたけれど、命の大樹で闇の力を積極的に操っていたホメロスとは違ってグレイグはウルノーガに利用されているだけだったという印象だった。 あの正義感の塊のような男がウルノーガの配下だったとは思えない。 主君への忠義や命令の遂行能力などは評価する。しかし結果として悪事に加担してしまっていたことを水に流せるわけでもない。 マナがグレイグを評していた、『一人で空回って、馬鹿なやつ』という言葉を思い出す。きっとここでもあの男はそうだったのだろう。出会った相手でも間違えたか。 もしかすると、手を取り合って同じ敵に立ち向かう未来もあったのかもしれないけれど、そんな未来を知りえないベロニカは小さく悪態をついた。 (『敵でも、味方でも無いやつ』、か……。) ベロニカの言葉を聞き、リーバルも考え込む。 『ウルボザ』 リーバルの知る者の名前も放送には含まれていた。 かつてのリーバルにとって、『敵』はたくさん居た。厄災ガノンを初めとする魔物たちは言うまでもなくだが、リーバルの功績に嫉妬して飛行訓練中に弓矢で妨害を図ったリト族の愚か者なんかも程々にいた。勿論、そのような輩には相応の報いを受けてもらっていたのだが。 逆に、自分の実力を尊敬するリト族の民たちの多くは『味方』とカテゴライズするに相応しいのだろう。そういった者たちのためになら、リーバルは飛行訓練場を誰でも使えるように開放するなどの見返りは渋らなかった。 だけれども、ウルボザを含む英傑たちは『敵』でも『味方』でも無かった。 例えば、相応の修行を積んだ上で自分に宣戦布告して真っ向から挑んでくるようなリト族なんかは嫌いではなかった。それ以上の実力で打ち倒しはするが、彼らの栄誉を損なわせたりはしない。だがウルボザたちはそういった輩とも違う。そもそも自分と競い合うという意思すら無かったのだから。 それでいてそれぞれが違う方向に特化しており、その分野については自分が何かを施すまでもなく、自分以上の何かを持っていた。だから、『味方』と呼ぶにも気に入らなかった。 「僕もわざわざ悼むような相手は居なかったさ。1人を除いて、ね。」 その1人とは、ウルボザのことではない。 そもそも100年も昔に死に別れした相手だ。死んでいるのが摂理であり、今更その死に感慨などは湧かない。 ベロニカもリーバルも元の世界の知り合いについて放送で心を乱されることは無かった。しかし、この世界での出会いは別である。 『マールディア』 すでに放送で呼ばれることを知っていたその名前だけが、彼らの心を乱した。 ベロニカにとっては、彼女との関わりはそれほど長くも深くも無かった。だけど、彼女は自分を庇って、目の前でその命を散らした。 彼女が死んだことだって、彼女の最後の言葉だって、わざわざ放送なんかで改めて突き付けられなくても、痛いほど知っている。 だけどベロニカは知らなかった。残される側の気持ちなんて。 心にぽっかりと空いた穴がいつまで経っても埋まらない。実は研究所に行けば平気な顔で生きているのではないかいう逃避地味た考えすら生まれてしまう。 会えるべくして会えていた人間と。話せるべくして話せていた人間と。邂逅の機会が永遠に失われたことへの実感が未だに湧かない。 あたしが死んだ時、皆もこんな気持ちだったっていうの? 死んだのはあたし?皆が助かったのならそれで良かった?冗談じゃない、そんなのはただの自己満足だ。残された側の気持ちってものを全く考えていない。 残された側にだって想いはある。 こうしてその側に立って突きつけられるまでもなく、他者の気持ちを慮ることの出来る頭を持っているのだから。そんなこと、分かっていてしかるべきだったのに。 カミュは自分が死んだことを知らなかった。それがわかった時には怒りを覚えた。パーティーも散り散りになったであろうあの命の大樹の崩壊の後、死体が発見されるまで行方不明の扱いであったであろう自分を探すこともなく旅を続けていたのか、と。 だけど自分が残された側になることで分かった。 残された彼らが、居なくなった仲間を探しもしないなんて有り得ない。仮に自分の死体が見つからなかったとしても、カミュの反応は探し求めていた行方不明の仲間とようやく出会えた時の反応では無かった。 それでは、あのカミュとの奇怪なズレは何だったのか。 ベロニカが考えることが出来た可能性は、ひとつしか無かった。 本来は、もう少し早く考えるべき可能性だった。元々この殺し合いに招かれていた人物は皆元々は死人であるとすら思っていたのだから。 「カミュもあの崩壊で死んだのね……。それしか考えられないもの。」 きっと、それが答えなのだろう。 自分はあの時、皆を守りながら散れたと思ってはいたが、少なくともカミュは守りきれなかったのだ。おそらくは、カミュだけでなく他の皆も同じだ。放送で配られた名簿にロウの名前が無いことから、あの人だけは生き延びたと考えてもいいかもしれないが、他の勇者のパーティーは全滅し、生き返らせられた上でこの殺し合いという余興の駒に成り果てた。 そう考えれば、様々なことに辻褄が合うのだ。 ひとつ辻褄が合わないことがあるとすれば、カミュの中ではあの危機を退けたのは自分ではなくイレブンだということになっていたということだろうか。 それもおそらく、崩壊の最中に記憶の混乱か記憶喪失に陥ったというところだろう。多少強引な解釈ではあるが、少なくともカミュたちが行方不明の自分を探すことすら無かったという仮説よりはずっと信憑性がある。 「本当にそれで良いのかい?」 そんな考察をベロニカが話しているところに、リーバルは横槍を入れた。 「良いも何も、それしか無いのよ。受け入れるしかないじゃない。」 「君の話を聞いて、気になったことがあるんだけどさ……」 放送前に、リーバルはベロニカのこれまでの話を大雑把に聞いている。ベロニカが死ぬに至った経緯も、殺し合いに招かれてからの方針やカミュとの微妙な噛み合わなさも。その話を聞いて、カミュがベロニカに会う前に死んでいたという可能性が真っ先に頭を過ぎったのは事実だ。 だけど、ベロニカの『死』と自分の『死』にひとつの相違点を見出したのもまた事実。 「どうして君は死後の記憶が無いんだい?」 そう、リーバルは死後も魂となって意識は常に在り続けた。風のカースガノンの力に囚われて100年間神獣ヴァ・メドーの体内から出ることこそ出来なかったが、ベロニカの言うように死ねばそこで意識が終わるということは無かった。 「そんなの、あるわけないでしょ。」 「生憎、僕には100年分あるんだよ。つまり僕の死と君の死は決定的に異なっているんだ。」 ここで、死者であるという2人の共通点にひとつの疑問が提示された。 「……何でよ?」 「さあね。それだけ僕の魂に素質があったのかもしれないし、君の魂が大したこと無いだけの話かもしれない。」 煽るようなリーバルの言葉に、ベロニカはムッとした顔をする。しかしベロニカを掴んだまま空を飛んで移動しているリーバルにその表情は見えない。 「……悪かったわね。」 「おや、怒ったのかい?僕と君とで差があるのは仕方の無いことなのにね。 でも、別の可能性もある。 例えば、君が死後の記憶を残すより前に。つまり君の死んだ直後に、この殺し合いが開かれたと考えればどうだい?それならばカミュが君の死を知らないことも、君が死後の出来事を把握していないことも納得出来るだろう?」 その仮説を聞いたベロニカは一瞬、縋りたくなったのは確かだ。しかし棄却せざるを得ない。自分が死んだのは、ウルノーガが勇者の力を奪った直後の話。そんな数刻にも満たない時間で首輪を用意し、参加者を募り、自分を生き返らせたなんていくら勇者の力を込みで考えても人智を超越しすぎている。 「……そんなことが出来るのが敵だって言うのなら、むしろ絶望的でしかないわ。」 「かもしれないね。でもカミュや他の仲間が死んでいることに疑問はまだまだ挟めるってことさ。」 そう言いながら、リーバルの身体は急に下降する。5分間以上空を飛び続けていると首輪を爆発されるからだ。 着地という目的を終えて飛ぶことが再び許されたリーバルは再び空へと舞い上がる。 たったそれだけの所作が、ベロニカには羨ましく思えた。 崩壊した命の大樹から落ちていった自分は、もう二度と空を目指すことはできなかったのだから。 だけど、せめてイレブンたちの翼にはなりたかった。 彼らが再び空を目指せるよう、最後の後押しだけはできたのだと思いたかった。 「……まだ、信じていてもいいのかしら。あたしの死は無駄じゃなかったんだって……あたしは未来を守ったんだって……。」 「ああ、勝手に信じていなよ。真実は、僕が明らかにしてやるから。」 リーバルがハンターに頼まれた役目はベロニカをイシの村に連れていくことだ。ベロニカの仲間の元の世界での生死など、リーバルにとってはまったくもってどうでもいい。 だがリーバルは、自分を侮る者には相応に分からせてやらねば気が済まないタチである。 半ば戦力外通告気味にベロニカと共に自分を怪物から遠ざけたハンターに対して、言われたことのみしか遂行しないのはどこか癪だった。 ハンターの期待以上の仕事をこなして、そして次に再会した時には奴の口から言わせてやろう。『お前を戦場に残していれば、もっと早く片付いていただろう』とでも。 「……そう。頼りにしてるわ。」 そしてリーバルは、自分の実力を頼りにする者には相応の成果を返さなくては気が済まないタチでもある。 だが、自分を頼っていたマールディアは死んでしまった。人々を護る使命を授かった英傑である自分が、護れなかった。 今度こそは、護ろう。 僕の、プライドに賭けて。 【B-4/美術館より東/一日目 朝】 【リーバル@ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド】 [状態]:健康、苛立ち [装備]:アイアンボウガン@クロノ・トリガー [道具]:基本支給品、召喚マテリア・イフリート@FINAL FANTASY Ⅶ、木の矢×4、炎の矢×7@ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド [思考・状況] 基本行動方針:オオワシの弓を探す。 1.銃を持った男(錦山)を探しつつ、イシの村を目指す。 2.弓の持ち主を探す。 3.首輪を外せる者を探す。 ※リンクが神獣ヴァ・メドーに挑む前の参戦です。 【ベロニカ@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて】 [状態]:MP消費(中)、不安 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品(1~2個) [思考・状況] 基本行動方針:ウルノーガを倒す。 1.リーバルと共にイシの村を目指し、カミュ達と落ち合う。 2.ごめんなさい、マール……。 3.自分の死後の出来事を知りたい。 4.カミュが言っていたことと自分が見たものが違うのはなぜ? ※本編死亡後の参戦です。 ※仲間たちは、自身の死亡後にウルノーガに敗北したのだと思っています。 (……それにしても。やっぱりこの殺し合いの背後には得体の知れない力が蠢いているようだね。) リーバルは考える。 仮死状態ならまだしも、完全に死んだ者の蘇生なんて癒しの力の使い手であるミファーにも不可能だ。英傑はそれぞれ全く異なる方面に特化しているため安易に比較することは出来ないが、その地点で主催者は英傑をも超える力を持っているようだ。 また、ベロニカの死は分からないが、少なくとも自分が死んだのは100年も昔の話だ。魂こそハイラルに残ってはいたとはいえ、肉体は100年の間に原型すら分からないほどに腐り果てているはず。それが現在、身体は完全に修復されている。運動機能も100年前と比べて特に劣っているようには感じない。 一体どうすれば、100年前の身体をここまで綿密に最前できるというのだろうか。 (マールは時代を超えて戦っていたとか言ってたっけ……?) その時、ふと自分が護ることのできなかったあの少女のことが思い出された。 もし肉体だけを100年前の世界から持ってこられるとしたら、自分の肉体が残っていることとも辻褄は合う。 (だとしたら、この殺し合いの裏には……?) ベロニカに聞こえないように、小さく溜め息を漏らした。 本当に嫌になる。このリーバルが、敵の勢力の強大さに多少とはいえ恐れを抱くとは。 (さて、どうするんだい?リンク。今度ばかりは……君にもどうにも出来ないかもしれないよ?) Back← 079 →Next 078 チョッカクスイチョク 時系列順 080 未知への羨望 投下順 056 TRIGGER リーバル 082 虚空に描いた百年の恋(前編) ベロニカ
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未攻略
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真実は遠く、未だまどろみの中に ◆i9ACoDztqc いくら野生児でも、アポロとてまったく文明の利器を使わず生活していたわけでは断じてない。 コンクリートも朽ちた街の、断線しているとはいえまだ僅かに残ったライフラインを使っていた。 もっとも主に知恵のいる仕事はバロンがやっており、彼は力仕事がほとんど専門ではあったが。 都会の生活とは言わないが、ジャングルではなく廃墟の生活に慣れている。 それでも何度かいでも嫌な気分になる臭いもある。機体の中からも感じる、この世界全体に流れる、油独特の臭いがそれだ。 アポロの認識は単純。 ここにいる全員をぶっ飛ばせば、帰れる。 恐ろしく短い。驚くほど短絡な思考だが、実際問題彼はそう考えているのだから仕方がないだろう。 だが、考えていることを書き記して短いということは、ほとんどイコールで考えも浅いと言ってしまってよい。 どう浅いかと言えば、アポロの中で、ぶっ飛ばすという思考が『殺す』という地点に結びついてないことだ。 別にアポロは人の命を平気な顔で奪える殺人鬼でもなければ、精神異常者でもない。 並みの人同様の常識やモラルは持ち合わせていないが、それでもだからといって命を平気で奪えるわけでもない。 だが、結果として彼がここでやってきたことは命を平気で奪える殺人鬼と大差ない。 今までこそ誰の命も奪わないでいられたが、純粋に運が良かっただけだ。 もし、どこかでボタンをかけ違えるように運命がずれていれば――彼は三人を殺した会場随一の殺害者となっていたかもしれない。 アクエリオンの相手は、常に堕天翅だった。つまり、ぶっ飛ばしても命がどうのと言う必要がなかった。 逆にアクエリオン側でも、どんなにズタボロになろうが別段死者が出るわけではなかった。 一人、重傷人が出たが……あくまでそれだけだ。 だからこそ、アポロの中では機体の撃墜とパイロットの死亡が繋がらない。 もし死者が出ていると理解すれば――アポロはおそらくここまで殺し合いに乗らなかっただろう。 無論、気に喰わない奴をつい勢いでぶっ飛ばしてしまうことはあっても、能動的に殺して回りはしない。 だが、既に殺し合いが始まり八時間近くが経過し、死者が三十人に近付いているにも関わらず彼は気付いていなかった。 ある意味で、一番この殺し合いでずれた認識のまま戦っている男。 もしヴィンデル・マウザーがいればアポロの姿を見て嬉しそうに笑うことだろう。 活き活きと笑い、生き、戦うアポロこそ、闘争が生み出す正しい人間の姿を現す、聖者だと。 同時に、自分の望むように殺し合いに走り、正しい現実に気付かぬまま踊り狂う愚者だとも。 そして、そんなアポロが今何をしているかと言えば。 コクピットの中ですやすやと眠っていた。 体は水に濡れ、しずくがコクピットに滴っているにも関わらず、安らかな顔で。 腹が減っては戦ができぬ。 機体の補給は道中で見つけた変な機械を触ってできたが、自分はそうもいかない。 四苦八苦しながらレーションの封を切り、うまくもない飯に顔を歪めたアポロが見つけたものは、河。 いくら流れが早くても、魚の量が少なくとも、そこは野生児の面目躍如。 素潜りであっさりと魚を捕まえて、木を集めて着火すればもうやることは一つしかない。 調味料はなくても意味不明なドロドロパックのメシに比べれば百倍うまいと平らげた。 泳ぎというのは意外に体力を消耗する。 もちろんこれまでの気を張っての連戦もあるし、腹も膨れれば眠気も出てくる。 隠れなければもし何かあった時、危ないことはアポロでも理解できていた。 ダンクーガに乗り込んで河の底の適当な岩陰に隠れれば、もうそうそう簡単には見つからないだろう。 あくびを一つして、コンソールに足を投げ出し、アポロは寝る。 放送は近い。普通の参加者なら放送を聞き逃すまいと気を張るはずが、まったく気にせず逆に休息に当てるアポロ。 まさしく野生児(ワイルドマン)、まさしく自由人(フリーマン)なスタイルはバトルロワイアルでも変わることはない。 結果、アポロは放送を聞き逃すことになる。 彼がこの惨劇を正しく理解するのは、一体いつになるのか……それはまだ分からない。 【一日目 14 00】 【アポロ 搭乗機体:ダンクーガ(超獣機神ダンクーガ) パイロット状況:疲労なし 睡眠中 機体状況:装甲各部位に損傷 戦闘に支障なし EN100% 現在位置:E-5 河 第一行動方針:ダンクーガの性能にご機嫌。誰だろうがぶっ倒す! ……Zzz 最終行動方針:ぜんぶ倒して、最終的にはヴィンデルって野郎もぶっ倒す! 備考:地図、名簿共に確認していません。そもそも気づいてもいません】 BACK NEXT 090 人形~にんげん 投下順 092 次なる戦の為の休息 088 疑心/信心 時系列順 093 take the wave BACK 登場キャラ NEXT 065 家族 アポロ 100 俺だってロムさんと組めば対主催として活躍できるはずなんですよ猿渡さん!(前編)
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出会い …ぷはぁ!? わわ、[名前]さん?ど、どうしたんですか、急にだっこして?わたしが溺れてたから? ち、違いますっ、今のはバタフライの練習ですよぉ~! マイページ 通常 お、溺れてなんかないですよぉ。 [名前]さん、もう一回行ってきま~す。 水の中はやっぱり気持ちがいいですね~♪ 息継ぎがあんまり上手く… 人よりも少しだけ沈んじゃうだけなんです~ 日直 登校 朝 あ! 今年初めてのプールです。ドキドキしますね~ あれ、誰かが浮き輪を持って更衣室から出てきたような? 朝練が終わったら水泳教室ですよね。楽しみです♪ 朝なのに暑くて、朝練中もプールの事を考えていました。 更衣室の出口で待って… やっぱり先に行きます! 昼 いっぱい泳いだから眠くなって……はう、今寝てました? 真ん中まで泳げるようになりました。スゴイですか? 水球というのもあるんですね。ちょっと興味があります。 パシャパシャパシャ~ いっぱい泳ぎますよ~ [名前]さんの教え方が上手だから……えへへ〜♪ 夜 宿題ですか? お昼休み中に終わらせておきました♪ 水泳の後の部活は大変だったけど、楽しい一日でした~ [名前]さんと一緒に帰るのも何回目かな〜って♪ スヤスヤ…まだまだ泳げますよ…スヤスヤ…スヤスヤ。 明日も一緒に登校しましょうね。約束ですよ〜? アルバイト わたしは明日休みなんですよ。…え、[名前]さんもですか? わぁ、奇遇ですね♪ 好感度レベルアップ ぷはぁ! すごく泳げるようになってきました。[名前]さんのおかげです~♪ 好感度MAX 酷いですよぉ、溺れてたなんて~…でも、そう見えたってことですよね?あの、そんなにヘタクソでしたか?…うう、やっぱりそうですよね~自分でも、全然うまく進まないなぁって…思った通りにはいかないです。…でもでも、ちゃんと練習をしてたら、きっと出来るようになるはずですから!もっと頑張ってみちゃいますよ~! デート 約束 [名前]さん、水泳の時は色々ありがとうございました。え、今ですか? 大丈夫ですよ。もうちょっと水泳の練習に?そうですね、それもいいかも。それでは、その日は水泳の特訓ですね。わかりました。楽しみにしていますね♪ もちろんですよ♪ 水泳の時のお話がしたくてずっと待ってたんですよ~自信もついたので、海かプールでどうですか?では、空けておきますね。海にしますか? プールですか? どちらでも大丈夫ですよ♪ ムニャムニャ、はい…ちょっと疲れてお昼寝をしていました。でも、もう大丈夫ですよ~泳ぎすぎてちょっと身体がだるいかも…ゆっくりできることがいいですね~はい、大丈夫ですよ。のんびりゆっくりしましょうね。それではお昼寝の続きを…スヤスヤ。 当日 こんにちは~暑くて絶好のプール日和ですね。浮き輪とボールを持ってきました♪水泳の特訓が終わったら、思いっきり遊びましょう。えへへ、楽しみですね~♪ ボス戦 開始 溺れてませんよ。ちゃんと泳げてました。わたしが勝ったら信じてくれますか? 勝利 わたしの勝ちですよ。わたしが泳げるって信じてくれましたか? 敗北 負けちゃいました。本当に泳げるのに~ バトル 開始 溺れてませんよ。大丈夫です! 声援 練習の成果を見せちゃいましょうね 勝利 [名前]さんって水泳も得意で運動もできて…はぁ、憧れちゃいます~ おめでとうございます~♪ わたしの応援が届いたんですね~♪ 敗北 [名前]さんは頑張りましたよ。ただ、相手がそれよりも強かったって事です。 [名前]さんが溺れるなんて! …これはどういう事でしょうか? タッチボーナス ぷはぁ!? ど、どうしたんです? だっこなんて、その…