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暗闇の中で 作者 604氏 「あれ?」 ナノが声をあげる。 その視線の先には長岡か。一緒に居る女性は誰だろう。 向こうもこちらに気づいたようだ。俺たちがその場に止まっていると近づいてくる。 「たしかハロのクラスの伊水士と、えっとえっと」 「副主だ。長岡だよな」 「そ。んで、こっちが姉の」 「雪花です。よろしく。副主くん。伊水士さん」 ふぅん。長岡の姉か。姉?あれ。 俺はとっさにナノを背中に隠す。 「な。なに?」 「いや。えっと。とりあえず、そこに居てくれ」 あんまりナノに近づいて欲しくは無い。 アレが正しければ長岡の姉は危険だ。 「あら。嫌われちゃったかしら」 雪花さんは頬に指をあてて首をかしげる。 「二人になんかしたんじゃないの?」 長岡が雪花さんを睨む。 「何にもしてないわよ。初対面だもん」 「そっか。なら、なんでだ?」 ひょっとして、雪花さんって悪い人ではない? やっぱりアレはフィクションなんだろうか。 「あ。江口だ!」 「どこだ、おい、どこにいる」 俺の声に反応したのは長岡だけ。雪花さんはそんな長岡をほほえましい目で見てる。 む。江口の名前に反応しないってことは、本当の雪花さんは無害っぽいな。 「おい。どこだよ」 「悪い見間違えた」 長岡は舌打ちして俺を見る。 悪かったな騙して。 「ねぇ。副主くんたちはどこへ行くの?」 「俺たちは映画です」 「へぇ。デート?」 雪花さんが目を細めて俺たちに聞く。 「デートなのか?」 「今までも二人で映画なんて何度も来てるし。違うんじゃない?」 「だよな」 恋人同士になったとはいえ、俺とナノの行動は今までとほとんど変わらない。 デートと言われても、遊園地も動物園も水族館も、二人で行ったことがあるからあまり実感がわかない。 「じゃあ、私たちもご一緒していい?」 「へ?」 雪花さんの言葉に一番驚いたのは長岡だった。 「ちょ、それはさすがにまずいだろ」 「俺はいいよ。なぁ、ナノ」 「うん」 「じゃあ、決まり。さ、行きましょう」 雪花さんが先頭を切って歩く。 「悪いな」 「いいよ。長岡たちこそ用事あったんじゃないのか?」 「私たちはただの散歩。あと、私のことはチトでいい。伊水士もそう呼んでくれ」 「じゃあ、私のこともナノって呼んでね」 「ほら。早く早く。映画、始まっちゃうよ」 雪花さんが俺たちを呼ぶ。 けど、雪花さんは俺たちが何を見に来たか知ってるのか? 映画が始まる。 俺たちが見に来たのは、最近話題の海猿。 公開から時間がたっていたが、人の入りがすごかった。 4人並んで座れなかったため、俺は3人の後ろの列に座った。 俺の前にチト。その右に雪花さん。さらに右にナノと言う風に座っている。 開始10分。 ん?ナノの様子がなんか。身をよじってるような? トイレでも我慢してるんだろうか。 ま、アイツもガキじゃないし。俺は映画に集中するかな。 「雪花さん。そこ、違います」 私の太ももを雪花さんがゆっくりとした感じで触っています。 最初は肘掛に置いたコーラを探しているのかと思ったけど、どうも違うみたい。 「声出すと、周りに迷惑かかるわよ」 雪花さんが私に耳打ちを。 絶対にわざとだ。 「やめてください。チノだって隣りにいるのに」 「この子は映画とか入り込むと最後まで帰ってこないから平気。ふふ。綺麗な肌」 その手がスカートの中へ。 「ダメ。そこ・・・あ」 私は両手で押さえているのに、片手で簡単にスカートを上げられて。 え?あ、嘘。えぇぇ。 「可愛いわ」 口を手で押さえて、声が出そうなのを我慢。 雪花さんの手が下着越しに私の大事なところを。 「も、もうやめてくだ。ぁっ」 手が離れたかと思うと今度は胸に。 「止めて欲しい?」 私が何度もうなずく。 「じゃあ、副主くん。食べちゃっていいかしら?」 「え?」 「彼、まだ女を知らなさそうだし。美味しそうなのよね」 「・・・ダメ。公人に手を出さないで」 雪花さんがこちらを見てニンマリと笑みを浮かべる。 彼女が何を言いたいのかわかるけど、でも、それもダメ。 「じゃあ、続きしましょう」 「んっ。ぁっ」 雪花さんの手が下着の中へと。 まだ、公人にも触ってもらってないのに。 あ、あ。ダメ。そこ。んっっっ。 「クリトリス。大きくなってきたわね」 「ゃぁ」 なんで。嫌なのに、嫌なのに、気持ちがいいなんて。 これ以上されたら。 「一人でするよりいいでしょ?」 「・・・よくない」 とは言ってみたものの、もう、だめ・・・ あ。え? 雪花さんの手が止まった。 「どうしたの?私の顔なんて見て」 「な、なんでもありません」 「最後までしてほしい?」 「・・・欲しくない」 「そ。じゃあ、これでおしまい」 うぅ。なんで、なんでこんなに切ないの。 でも、雪花さんにいかされるくらいなら。 私は回りに迷惑をかけていると気づきながらも席を立つ。 そして、早足でトイレへと駆け込む。 「あ・・・こんなに」 下着を下ろすと、白い布に大きな染みが出来ていた。 初めて会った人でこんなになるなんて。 「ナノちゃん。大丈夫?」 個室の外から、この声は。 「雪花さん?」 「あたり~。ひょっとしてもうオナニー始めてた?」 「し、してません。そんなこと!」 「お姉さんが続き、してあげようか?」 「いりません!」 「彼には言わないでおいてあげるから・・・ね」 こんなことしておいて。何を今更。 あ。真後ろじゃないけど、後ろに公人いたんだった。気づかれてないよね? 「結構です」 私は気持ちがわるいけど、濡れた下着を上げる。 スカートをととのえ個室から出た。 「あら?」 体のうずきは収まった。 こんな人にいかされてたまるもんですか。 「ん~。残念」 「雪花さん。貴女には絶対に私も公人もあげませんから!」 トイレを出た。 ・・・公人が悪いんだ。私を・・・欲求不満にさせておくから。 「ん~。面白かった」 「うぅ。ひっくひっく」 チトが俺の前の席で泣いている。 けど、言うと誰かんみたく殴られたりしそうだからやめておこう。 「さって。っととと、ナノ?」 通路に出た俺の腕をひっぱるナノ。 「どした?」 「早く出よ」 俺の意思は無視して外へと向かう。 あ、チトと雪花さんに挨拶してないや。 「どうした?途中で席をたってたみたいだけど、体調悪いのか?」 「全然。健康体そのものよ」 「ん?」 「だから・・・だからあれだって・・・私の意志じゃなくて・・・」 ??? ナノが顔を真っ赤にして俺を睨む。 「あの人より下手だったら、絶対に許さないんだからね!!」 「は?はぁ?おい、ナノ。なんのことだよ」 「知らない!」 おいおい。一体何があったんだよ。 「ねぇ、チト」 「ん?」 私は確認したいことがあって、休み時間にチトをたずねた。 「昨日の・・・お姉さんってあれが地?」 「へ?あぁ、昨日はちょっと賭けやっててさ。一日おしとやかにするって。負けたなぁ」 じゃあ、アレが地なんだ。 「なんで?」 「なんでもない。あ、昨日先に帰ってゴメンね」 「いいけど」 「じゃあね」 絶対に雪花さんの毒牙から公人を守るぞ!!
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「愛は暗闇の中で」 駆け抜ける Freeway この想い To be your slave Oh you crazy rainy night, no one care 素直になれnight 濡れたMemories こんなにも For you 感じてる But you re so cold Oh! Tonight and every night, you d be mine 目移り気になる 恋のかけひき 愛は手さぐり 暗闇の中で 踊る It s gonna be a great night yeah. 愛は気まぐれ Beatに抱かれ 見つめて In your eyes oh, yeah. 夜明けのHighway つぶやいた To chage your mind Oh, razy crazy night, no one care 甘くせつない 心に In my dream 愛はまぼろし 暗闇の中で 踊る It s gonna be a great night yeah. 愛はふるえて Beatに抱かれ このまま In your eyes oh, yeah. 愛は手さぐり 暗闇の中で 踊る It s gonna be a great night yeah. 愛は気まぐれ Beatに抱かれ 見つめて In your eyes oh, yeah. 愛はまぼろし 暗闇の中で 踊る It s gonna be a great night yeah. 愛はふるえて Beatに抱かれ このまま In your eyes oh, yeah. 踊る It s gonna be a great night, yeah.
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第035話:暗闇の中 作:◆cCdWxdhReU こういう状況になるとわかっていたら、 こんな制服なんかじゃなくライダースーツを着ておけばよかったな。 霧間凪(048)は灰暗い倉庫の中、ガラクタを跨ぎつつ嘆息する。 服には埃が付着してしまい、お世辞にも綺麗とは言えない有様だ。 凪は現在D-3、住宅地帯にいる。その目的はもちろんこの殺し合いの中で生き残ること。 ひいてはこの状況から脱出するために必要なものを集めるためだ。 心の中で、脱出してやる、死にたくない、などと言うのは馬鹿でも出来る。 だがそれに対し、何もしなければそれは妄言を吐くのと変わらない。 1時間程住宅街を歩き回り、いくつかの使えそうなものは見つかっていた。 缶詰が三つに救急箱、他にも鋏や糸、針などの雑貨を既にバックパックに詰め込んでいる。 あとは外との連絡手段なんかが手に入ればいいんだが……。 ガタガタと右手に杖を持ちながら器用にガラクタを動かし、使えそうなものを探す。 なにやら古めかしい瓶やらバケツ。鉄の箱などそれは様々だ。 ふと目に入ったダンボールを開けると、見た目にも新しいホルスターに収まったサバイバルナイフが目に入る。 手に持ってみるとそのナイフは重量感もあり、ケースから出して見ても切れ味もなかなかのようである。 実戦での使用も可能と判断した凪はナイフを持って行くことにし、制服の内ポケットに収める。 他には何もなさそうだな。 ガラクタをあらかた調べ終わり、 入ったときよりも多少は片付いたように見える倉庫を見回し凪は思った。 ただし、一部ガラクタがタワーのようになってしまっているが、 触らなければ問題はなさそうなので凪は放置しておくことにした。 周りに人の気配はない。 しかもここはやや入り組んだ位置にある住宅の倉庫だ。 目立つような真似をしなければ見つかることはないであろう。 凪は手近にあった箱に腰掛け、バックパックから取り出した水を煽る。 結構な時間、埃の多いところで行動し続けた体にはそれはとても心地よく、 体の中の澱みを洗い流してくれているようだ。 とりあえずはこの呪だかっていうのを外しておかないと話にならないな。 というか本当に呪なんてものがあるのか? だがあの剣士達の死に様を見る限り、それを嘘だと言うよりは本当に呪はあると考えたほうが理屈が通る部分が多い。 この支給品にしてもその力の一端があるようにも思える。 どちらにしてもまだなにも手がかりと呼べる代物も無い今では、 この状況から身を守るしか方法というものは存在しないのであるが。 3分という常人には短いであろう休憩を終え、凪は立ち上がる。 当てはないがとりあえずもう少し清潔なところに行こう。 ここでは息が詰まって仕方が無い。 出口である扉に、支給品の杖を手に向かう。 と、そのとき、 ガッシャーーーーーーーーン!!!! 金属、木製品、陶器、様々な音の交じり合った盛大な不協和音が背後に響き渡る。 凪は警戒する。積んでおいたガラクタに立ち上がったときに触れてしまったらしい。 この大きな音を誰かが聞いていたら大変まずい。 特に殺し合いをしようなんて輩が来た場合にはだ。 息を潜め、外の気配を探る。静けさの中、凪の鼓動が騒音へと変貌する。 ………………。 どうやら、周りには誰も居なかったらしい。 しかし、いつまでもここに居るのは得策ではないことはわかりきっていることだ。早くどこかに移動しよう。 そう思い、凪は杖を構え外に出ようと―― 「いるのはわかってんだぜ。ネズミさんよー」 ハスキーな声が広がる。 く、気付かれていた!? しかし気配は感じなかったのに何故? 杖を持った右手に力がこもる。 「出てきてくんねーならよー、」 空気が止まる。 「こっちから行くぜーっ!!」 その刹那、扉が蹴り飛ばされ、出刃包丁を構えた銀髪の小柄な少年が飛び込んでくる。 「いようねーちゃん、どうする俺を殺すかい? それとも殺されるかい?」 顔に刺青を入れた少年はそう問う。 「悪いが殺す気も殺される気も無いな」 凪は杖を構え、緊張を保ちつつ少年に言う。 少年の右手に持った出刃包丁は適当に構えているといった印象にも関わらず、少年には隙といったものがまったく無い。 「そうかい。だがそんな戯言が通じると思ってんのかよ、あんた。そんな杖一本で」 「ああ、降りかかる火の粉くらいは払わせてもらうがね」 銀髪の少年を睨み付ける。 少年も凪を見つめ返してくる。 倉庫の中でしばし時は止まり、空気が凍る。 そして少年は突然笑い始めた。 「くくく、傑作だぁな。背が高くて腕もいい、予定では殺しとくはずだったんだが、好みの女を殺してもつまんねーや。見逃してやんよ」 少年は笑顔で言う。 「じゃあな、ねーちゃん。音は出さないようにしとけ。次会ったときは殺すかもしんねーからな」 そう言って堂々と背を見せて歩き始める。 まるで後ろから凪が攻撃しても当たることなど絶対に無いかの如く。 「待て」 凪は少年の背に向かって声をあげる。 「ぁん? なんだやっぱり殺されっ、なーーーーー!!!!――」 瞬間、凪の手の中、金属製のその平凡な杖から巨大な鰐の顎が生まれた。 石で出来た巨大な鰐、そのあまりにも予想外な伏兵が少年へと突き進む。 床のコンクリートを削り、噴煙を巻き上げその巨大な質量が小柄な少年へと叩き込まれる。 鰐の顎は少年に喰らいついた。それは少年の体を巻き込み体全体をその口の中に収める。 いつもの少年なら避けられたのかもしれない。しかし、彼はまったくの油断をしていた。 凪が武器を杖しか持たないこと。 その杖がただの杖だと思ったこと。 そして相手が女とタカを括ってしまったこと。 鰐の顎で体を挟まれ、身動きが取れなくなりながら少年は言った。 「ちっくしょー、卑怯だぞ。殺す気はないって言ったじゃねーかよ」 「ああ言ったな。殺す気は無い。だが捕まえる気はある」 凪は少年に向かい、フフンと笑みを浮かべ、少年はなんだよそれと毒づいた。 【残り108名】 【D-3/住宅街/1日目・02 30】 【霧間凪(048)】 [状態]:健康 [装備]:ワニの杖 サバイバルナイフ 制服 [道具]:缶詰3個 鋏 針 糸 支給品一式 [思考]:少年(零崎人識)を捕獲。とりあえず殺すつもりは無い 【少年(零崎人識)083】 [状態]:平常 [装備]:血の付いた出刃包丁 [道具]:デイバッグ(支給品一式) [思考]:捕獲されている。凪に対して殺意はあまり無い ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第034話 第035話 第036話 第028話 時系列順 第064話 - 霧間凪 第060話 第016話 零崎人識 第060話
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昔、母親に「危険なところに近づくな」と耳にたこが出来るくらい言われたことがある。 しかし、そんな親の言うことを無視し、私はよく危険なところへ遊びに行った。 結果としては、いろいろヒドい目に遭ったのだが。 其の一、そこらへんにたむろしていた不良にボコボコにされた。 其のニ、足場が全くないところに足を踏み入れ、落ちる。 其の三、幽霊らしきものに出会ってしまう。 其の四、怖い。 其の五、帰ると親に怒られる。 こんな目に遭っても彼女はこりずに危険なところへ遊びに行き続けた。 普通の人ならば「学習能力が無い馬鹿」と言われるのだろう―――実際親がそう言ってるのだが。 だが、彼女には学習能力が欠如してるわけではない。 じゃあ、なぜそんなところへ行くのか。 答えは至ってシンプル 「だって不良にボコボコにされると気持ち良いし、それになにより怖いところに行くと興奮するの!」 彼女はマゾヒストである。 其の一、不良にボコボコにされると性的興奮を感じる。 其のニ、落ちた衝撃に性的興奮を感じる。 其の三、怖さに性的興奮を感じる 其の四、放置プレイだと思い性的興奮を感じる。なぜそう感じるかは不明 其の五、叱られる、罵られることに性的興奮を感じる。 繰り返すが彼女は重度のマゾヒストである。 □□□ 時刻は夜、あたりは真っ暗であまり見えない状態。 そんな真っ暗闇の中で、草薙司は一人―――興奮していた。 「あうう……どこかで監視されてるんだよね……」 マゾヒストの中には、状況を考えただけで快感を得られる人もいる。 彼女もそれに該当し、誰かに監視されてるという状況を考えて興奮していた。 「あ、いやダメダメ! これは殺し合いなんだから興奮しちゃダメ……はぅ……」 しかし、押さえ込もうにも勝手に想像してしまい、結局興奮してしまう草薙司であった。 「あ……えーと、ここは展望台だったかな……」 現在草薙司がいる場所はG-1の展望台の入り口前である。 草薙はまず、どこかへ隠れられる場所が欲しかった。 近くにあるコンビニに行こうとしたのだが、そこには別の人間がいたため入らず。 家は……女の勘が「いくな」と指示したためパス。 行くだけ行ってみたが部屋の中に、赤い光が宙を漂っていたので逃げた。 もう隠れられる場所といってら、すでに展望台しか残されていなかったわけだ。 (ちなみに森は誰に会うか分からないので除外、公園は論外だった) 「えーっと、ドアドア……あった」 意を決してドアを開けてみる。 中といえば螺旋階段があるだけで、他にはあるのといえばコンクリートの壁くらいだった。 てっきり受付とかそういうものがあるものだと信じていたので、司は少々ビックリしていた。 「ここ、もしかして一般の人立ち入り禁止かな……階段いかないし」 実際にここは一般の人は立ち入り禁止の建物だった。 しかしどのような名目で、用途でこの建物を使っていたことを知るに人間は一人もいない。 あくまでも、ここの名前は展望台である。 「うわぁ……これ足踏み外したら終わりじゃない。でも落ちたら……はぅ」 この階段には落下防止の柵とかそういう類のものがなかった。 なので、彼女が言った通り落ちたら一巻の終わりである。 といっても高さがそこまでなければ死にはしないが。 ここから落ちたら痛み、というか快感はどうなるのかを司が考えたのは言うまでもない。 □□□ そして屋上、展望スペース。 そこには一人、性別は分からないが人がいた。 「誰……?」 「この殺し合いは楽しまなくては損だと思わないかい?」 「へ?」 唐突の問い。 沈黙、しばらく時がたったあとようやくその問いの答えることができた。 「いや、殺し合いは楽しむものじゃないと思うけど……」 「なぜ?」 「だって普通の人は殺し合いなんて楽しめな…… 言い切るまえにその人物が振り向いた。 ……い?」 「いいや、この非日常的体験は楽しむためにある。それしか存在しない!」 振り向いた人物の顔は真っ暗だったせいかよく見えない。 だが、一箇所だけははっきりと見えていた。 恐らく目の部分、右目のほう―――そこは真っ赤に塗りつぶされて光っていた。 赤っぽいのではなく、真っ赤。 その一箇所だけが鮮明に。 そんなものを見てしまって、私は 「………………………………きゅう」 気絶してしまった。 □□□ 「……なぜ気絶した?」 「だって怖かったんですもん」 「どこが?」 「その顔ですよぅ……」 「この顔か? いつの間にかこうなっていた。まぁ慣れろ」 「いえ、無理です慣れません」 慣れろとはかなり無理な相談である。 と、聞かなければならないことを思い出したのでそれをぶつける。 「なんで、私の上に立っているんですか?」 「ん? 悪かったな。台代わりに使っていた。今降り……」 私の上で立っていた人物が降りようとしたとき――― 「いえ、降りなくていいです。むしろこのままでいてください」 反射的に私はそう答えていた。 「? 分かった」 怪訝な顔をしつつも、もう一度立ち直す。 「できればもうちょっと強く踏んでくれると良いかな~……って」 「こうか?」 「あうう! もっと強くお願いしますぅ!」 「……こうか?」 「ちょ、丁度いいです! これをキープしてくださいぃ!」 「疲れるんだが」 さっきまでの雰囲気はどこへやら。 「というか、何で私を台にしてるんですか? キープできてませんよ」 「こっから見てるんだよ。台あったほうが見やすいしな。 悪い」 「真っ暗なのに見えるんですか? ああ、凄く気持ちいいれすぅ……」 「ああ、見える。 ところでMか貴様?」 「へぇ、それは凄いですね。 はい、そうですよ。ところで罵ってくれませんか?」 「……この雌ブタが」 「もっと私の心を抉るようなものを」 「気持ち悪いんだよ。なんで生きてるんだ? 早く死ね。何もできない能無し。ゴミクズ」 「はぅぅ……もうひょっといじめてくれませんかぁ?」 「これで我慢しろ。名乗ってなかったな、豊田弘一だ。お前は?」 と言いつつ靴の踵の部分をグリグリと背中に押し付ける。 「あひぃぃぃ……くひゃなぎ司れすぅ……」 「そうか、草薙か。よろしくな」 「よろひくおねがいしまぁぁす……」 「ちなみに、デイバッグは一応確認しておいたが……なぜ、赤ロウソクと鞭なんだ?」 「!!」 赤ロウソクと鞭という言葉に反応する草薙。 「そ、そのロウソクの蝋を私にたらしてください! 服は脱ぎますから!」 「いや、なぜ「あと、鞭で私を打ってください!」……お前はMだったな」 その態度にやや呆れつつも、豊田は草薙から降りてデイバッグからロウソクと鞭を取り出す 当の草薙は上半身の服を脱ぎ、下着の状態になっていた。 付属としてついていたマッチを取り出し、ロウソクに火をつける。 「そ、その蝋を! 私の体に!」 もうすでにスタンバイはできてるらしい。 徐々にロウソクの向きを倒していき――――蝋が草薙の体に垂れた。 「あっつうううううういぃぃぃ!!!」 蝋が体に触れた瞬間に、大きな嬌声を上げ体がビクンと跳ね上がる。 その反応に少し驚く豊田。 「そんな反応するのか。わけが分からん」 「え? だって気持ち良いじゃないですか。変わります?」 「遠慮する」 その後、その行為はロウソクの蝋が無くなるまで続いていた。 「そういえば、殺し合いは楽しむものとか言ってましたけど、あれは私を怖がらせるため……というかここに来た人を怖がらせる嘘だったんですよね?」 「いや、何を勘違いしてるんだ? 心からの本心だが?」 「え……」 □□□ 【G-1/展望台/一日目・夜】 【草薙 司】 [状態]健康、興奮状態 [装備]なし [道具]支給品一式、鞭、 [思考・行動] 基本:生き残る 1:気持ちいいよぉぉぉぉぉ!!! 2:嘘じゃない……? 【豊田 弘一】 [状態]健康、 [装備]なし [道具]支給品一式、ランダム支給品×1 [思考・行動] 基本:楽しみつつ生き残る 1:この女性の要望をかなえる 2:さて、どうするか…… 3:それで……次は鞭か? 【参加者情報】 草薙司 生粋のマゾヒストであり、高校二年生。 危ないところへ行き、危ない目にあうのが趣味。 友達の前では過剰な反応はしないように心がけている。 豊田弘一 正体不明だがわりとノリはいい男性。 素顔が見えず、右目の部分だけ赤く光っている。本人曰く「いつの間にかなっていた」 殺し合いは楽しむものだと思っている。 Back 017復讐に協力することって良いことですかね? 投下順で読む :[[]] GAME START 草薙司 :[[]] GAME START 豊田弘一 :[[]]
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女王の本拠地 - 暗闇の中にあるもの そこに現れたのは予想もしなかった女王の姿。 アリスは近寄る。 私はだれ?。 首を切っておしまい。 女王に立ち向かうアリス、アリスは女王を倒し、不思議の国を救えるのか?。 全ては操作する貴方の腕に係っているのだ。 =================================================================
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100ねんのくらやみのなかで【登録タグ MAYU Steampianist VOCALOID morbid-morsel その他の文字 シウス ニコニコ外公開曲 曲】 作詞:Shius 作曲:Steampianist 編曲:Steampianist 唄:MAYU 曲紹介 百年の暗闇の中で、彼女はたった一人で待っていた。 Steampianist氏の初MAYUオリジナル曲。 第二次世界大戦をテーマにしており、PV版は一部実写なため、苦手な方は注意。 海外の方の曲なので、一部日本語の発音がおかしいのはご愛嬌。 アルバム『Assorted Vocanuts』収録曲。 イラストはmorbid-morsel氏が、動画はShius氏が手掛ける。 歌詞 (動画より書き起こし) 仄暗い 闇の中で 私は ずっと待っているよ いつかあなたが 帰るのを いつか私が 自由になるのを いったいなぜ ここにいるのか そんなことはもう 忘れるぐらい あなたのことしか 考えられないの いつか愛されていた 時の記憶を 繰り返すことしか できなくなって行く ああ 私はずっと待っているよ 愛おしいあなたを ただただ待ち続けるわ いつかまた 愛されることを 胸に 冷たく暗い倉庫の中で十年間 例え外の世界が終ろうとも 私は大丈夫だよ ずっと 待っているから いつの間にか外が 騒がしくなっているけど 私には 関係ないわ いつかあなたが扉を開くまで ただただ待っている 何やら 空気が暖かい 一瞬部屋が ぐらっと動き出すが 振動はすぐに止み 静かになって行く 扉の奥で 悲鳴が一つ響き あなたじゃないあの人は ゆっくりと逝く ああ 私はずっと待っているよ 思い出せないあなたを 待ち続けるしか 人形の 私には できないから この暗い倉庫の中で四十年間 例え外の世界が終ろうとも 私は大丈夫かな? ずっと 待っているから いったい いつから居たのか そんなことはもう忘れるぐらい あなたのことを恨んでいたのかしら? いつか愛されていた時の記憶を 私はもう思い出せないのだから 恨んで恨んで それでも足りず 自由への憧れと 誰も来ない この仄暗い埃っぽい倉庫の中で 寂しさに駆られて 待つしかない 気が狂うような 長い時間の間 私はたった一人 あなたを 呪ってきた ああ 私はずっと待っているよ いつかあの扉が開くのを待っているの いつか仕返しができる あの日まで 冷たく汚い倉庫の中で???(百)年間 例え外の世界が終ろうとも あなたが不幸になるまで ずっと 待っているから コメント 名前 コメント
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金田一耕助(きんだいち・こうすけ) 私立探偵 等々力大志(とどろき・だいし) 警部 新井(あらい) 刑事 木下(きのした) 刑事 高柳信吉(たかやなぎ・しんきち) 銀行強盗 佐伯誠也(さえき・せいや) 銀行強盗 日置重介(ひおき・じゅうすけ) 銀行の支店長 伊藤雪枝(いとう・ゆきえ) 東銀座のキャバレー「ランターン」のマダム 寺田甚蔵(てらだ・じんぞう) 「ランターン」の経営者 鎌田梧郎(かまた・ごろう) 「ランターン」の用心棒 江口緋紗子(えぐち・ひさこ) ジャズ・シンガー 筆者金田一耕助探偵譚の記録者 天運堂(てんうんどう) 大道易者
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第1T終了後 保健室は暗闇の中に 浜星 昇が意識を取り戻したのは日が沈み一般生徒が帰宅した頃だった。 (ここは…保健室のベッドの上か?) 未だ視界は志筑 綴子の奥義『絶招・殺一警百』に眼球を抉られた時のまま暗黒に閉ざされていた、 しかし眼球があるという感覚はする、恐らく魔人能力によって高速治癒されたのだろう。 (クソッ一歩届かなかった…だが確かに打撃での手応えはあった) 今の時刻は本来ならば夕食をたらふく食い特訓に励む時間だろう、 しかし眼球を抉られた痛みとその眼球を再生する痛みが容赦無く再び意識を刈り取ろうとしていた。 (掴む物はあった…これを特訓でモノにしたいが…今日は…) そして明朝の鬼雄戯大会2日目に向け治療を優先することを選択、そのまま浜星は眠りについた。 応援作品へ移動<<|メニューへ移動|>>浜星 昇の個別ページへ移動
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Suleika ずらいか 暗闇の魔女(未登場)。その性質は妄想。 闇が深ければ深いほどその力は増す。 完全な暗闇の中においてはほぼ無敵だが 灯りの多い現代ではそれほど恐れる魔女ではない。 第3話冒頭で登場した使い魔・Ullaの親の魔女。 登場しなかったため 魔女図鑑にその姿を見せることはなかった。 未登場ながら容姿の設定はあったようで、公式ガイドブックでその姿を見ることができる。 「暗闇の魔女」という凄そうな肩書きから、当初は第1話冒頭に登場した魔女がSuleikaであるという憶測があった。 しかしそちらはワルプルギスの夜という別の魔女であったことが判明し、この説は消えた。 図鑑の記述や設定画にあるとおり、設定上はそれほど強い魔女ではなく、頭も悪いとのこと。 公式ガイドブックには「朝など来ません。夢ばかり見てる。永遠に私の周りはよるのまま」と書かれた資料が載っている。 魔法少女まどか☆マギカポータブルにも未登場。 外観 金平糖のような身体に5本ほど手足が生えた姿をしており、結界内のジャングルジムに引っかかっている。 その姿は流れ星を模している。 こちらの設定画は「第3話」の項に掲載されているものの、隣に描かれている手下が放映版とまったく違うため、設定が固まっていない時期の絵である可能性もある。 名前 コメント
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かの歌謡曲の歌詞を訳してみました 上が盟訳で、下が盟訳を日本語に訳したものです オリジナルはいろんな事情で載せられないので、ぜひ「夢の中へ」で検索してください Ly Mebi Nekmaq Vai toa shi kizulaija Koq dampaju ax miki nozanxe qh Mebi-yc oiguqax, mebi-yc kefia, Dos noli miki noza ceva kizula, Laqdoi laqdoi deni kizulaija qh Faser noli jelaija til mea qh Ly mebi nekmaq, ly mebi nekmaq, Noli kopi koneiki taija qh! Noli uili licinfa manissanxe-yc, En fattexa okeilanxe, Aqbi daleiza, aqbi daleiza, Sag-vai shi kizulaija Dela sui fatta kizulanxe, Talaija miki nozanxe-yc oidoi woq Deni jelaija, ly mebi nekmaq, Noli kopi koneiki taija qh! 夢の中へ あなたが探しているものは何ですか 見つけるのが難しいものですか 腰袋の中も、机の中も、 探してもなお見つからないのに、 まだまだ探すつもりですか むしろ私と踊りませんか 夢の中へ、夢の中へ、 行ってみたくはありませんか! 休むことも許されず、 そして笑うことは止められて、 這い伏して、這い伏して、 いったい何を探しているのですか 探すことをやめたとき、 見つかることもよくありますよね 踊りましょう、夢の中へ、 行ってみたくはありませんか!