約 4,761,911 件
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/563.html
機関車 777 名前:水先案名無い人 :2005/03/22(火) 10 02 15 ID NiOeWEWh0 全機関車入場!! 整備員殺しは生きていた!! 更なる年月を積み流線形が甦った!!! 前だけ!! EF55だァ――――!!! 交直流機関車はすでに我々が完成している!! 日本どこでもOKEF81だァ――――!!! 連結しだい発車しまくってやる!! タンク蒸気代表 C12だァッ!!! 電気の動力なら俺の歴史がものを言う!! 碓氷のEL ドイツ製 10000系!!! 真のディーゼルを知らしめたい!! 万能機 DE10だァ!!! 戦時中は凸形だが戦後は(EF58の)お下がりだ!! 日本の旧型 EF13だ!!! セノハチ対策は完璧だ!! 専用電機 EF67!!!! 全蒸気の花形は私である!! つばめの神様が来たッ C51!!! トンネルなら絶対に敗けん!! ステンレスの車体見せたる 関門トンネル EF30だ!!! バーリ・トゥード(関が原越え)ならこいつが怖い!! 日本の大馬力機関車 EH10だ!!! 朝鮮元山線から誰も知らない電機が上陸だ!! 行方不明 デロイ形!!! ルールの無い塗装がしたいからつばめ(特急)になったのだ!! ゴハチの走りを見せてやる!!EF58青大将色!!! 最終列車が紀伊本線とはよく言ったもの!! 最後の電気式ディーゼルが今 ファンに見送られながら引退する!! 特急も牽引 DF50だ―――!!! 6000kWこそが狭軌最強の代名詞だ!! まさかこの機関車がきてくれるとはッッ EF200!!! 走りたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! イギリスのエレクトニック機関車 EF50だ!!! オレたちは電機最強ではない人気で最強なのだ!! 御存知ロクサン EF63!!! 蒸気の本場は今や日本にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! C56だ!!! 有名ィィィィィッ説明不要!! つばめ!!! 急行ニセコ!!! C62だ!!! 電機は貨物で使えてナンボのモン!!! 超実戦輸送!! 西武鉄道からE851の登場だ!!! ブルトレはオレの客車 引退するときは思いきり走り思いきり停車するだけ!! さくら・あさかぜ牽引機関車 EF66 敗戦したから日本へきたッ!! アメリカ陸軍機関車 DD12!!! 歯車に更なる磨きをかけ ”アプト式”ED42が帰ってきたァ!!! 今の自分に人気はないッッ!! 交流試作機ED46!!! 鉄道110年の機関車が今ベールを脱ぐ!! 秋葉原から 1号機関車だ!!! ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃えるボイラー D51498 臨時列車で登場だ!!! お召し列車はどーしたッ 臨時列車 未だ消えずッ!! お召しも特急も思いのまま!! EF5861号機だ!!! 特に理由はないッ 国電が強いのは当たりまえ!! 機関区にはないしょだ!!! 板谷峠! E10がきてくれた―――!!! 碓氷峠で磨いた実戦牽引!! 国鉄のデンジャラス・機関車 EF62だ!!! 長距離貨物だったらこの人を外せない!! 超ハイテク機関車 EH500だ!!! 超一流製造会社の超一流のSLだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ あそボーイ!! 8600!!! 新性能機関車はこの機関車が完成させた!! 国鉄の切り札!! ED60だ!!! 若き機関車が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 直流機関車ッッ 俺達は君を待っていたッッッEF65の登場だ―――――――― 加えて人身事故発生に備え超豪華なカマを4機御用意致しました! 交流量産機 EF70!! 旧型貨物代表 EF10!! ドイツ 日本 DD53! ……ッッ どーやらもう1機は運転体験のため走行中の様ですが、戻り次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 781 名前:水先案名無い人 :2005/03/22(火) 10 50 25 ID eN5nfXPF0 マニアックやなあ コメント 名前
https://w.atwiki.jp/wabu/pages/78.html
1号機関車 新橋—横浜間の鉄道開業のためにイギリスから輸入された1号機機関車(改造前の原形)。バルカン・ファウンドリー(Vulcan Foundry,イギリス),1871年(明治4年)製。 —『車兩の80年』 改造後の1号機関車(鉄道院 150形蒸気機関車) —『鉄道80年のあゆみ 1872-1952』p37 蒸気機関車(じようききかんしゃ)は,蒸気機関(外燃機関)を動力源とする機関車です(*1)。 目次 運転室 排障器カウキャッチャー 欠点乗務員の労働環境狩勝トンネル争議 タンク機関車サイドタンク機(サイドタンカー) サドルタンク機(サドルタンカー) パニアタンク機(パニアタンカー) リアタンク機(リアタンカー) ウェルタンク機(ウェルタンカー) コンビネーション機 テンダー機関車 シリンダー配置外側シリンダー 内側シリンダー 3気筒 4気筒 参考文献 関連項目 関連ウェブサイト 関連ブログ コメント メール 運転室 初期の蒸気機関車には運転室と呼べる部分がなく,機関士が乗務している場所には屋根すらありませんでした。これは馬車に運転室がなく,御者が風雨に晒されながら馬車を走らせていた習慣を蒸気機関車でも引き継いだためです。当然冬は寒いため,機関士は暖を取る方法として飲酒することがありました。飲酒運転は事故の原因になったため,機関士が乗務する場所には屋根が付くようになりました(*2)。 日本が新橋—横浜間の鉄道を開業する際は,イギリスへ屋根付き運転室を持つ蒸気機関車を発注しましたが,日本に届いた蒸気機関車のなかには上屋根しか装備していない機関車もあったため,鉄道開業前に改造されました(*3)。 運転室がない グレート・ウエスタン鉄道(Great Western Railway,イギリス)の蒸気機関車 Iron Duke Class 4-2-2 機関車 Hirondelle(1848年製造) 廃車になり,解体待ちの蒸気機関車群 — Dr. Colin Parsons s Home Page, Revolution in Train 排障器 排障器は,列車の先頭車輛の車輪の前の取り付けられたレール上の障害物を排除して,脱線を防止するための装備です。線路上の人や動物と衝突したときにそれらを保護する役目を持った排障器もあります。路面電車などでは人と衝突したときに人を保護するために取り付けられているものもあり(*4),そのような排障器は救命網(*5),または救助網といいます(*6)。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 静岡鉄道駿遠線(*7)の B15(静態保存(*8)) - 保存場所:藤枝市郷土博物館 - 撮影日:1994年5月 写真左下の朝顔型連結器(*9)の下にあるアングルが排障器です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 日本鉄道 甲1「善光」(後の鉄道院 1290形 1292号) - 出典:『車兩の80年』 前部エンドビーム(端梁(*10))からレールに向って下に屈曲して伸びている部品が排障器です。 カウキャッチャー アメリカ合衆国では未開拓の土地に鉄道を敷設した場合,野生動物との衝突を想定して蒸気機関車前部に排障器(*11)を取り付けました(*12)。弁慶号に取り付けられているカウキャッチャーは大型の排障器です(*13)。 カウキャッチャーを装備した蒸気機関車 John Bull, circa 1893(アメリカ合衆国) 釧路鉄道 0-6-0テンダー蒸気機関車 四号。後の鉄道院 7000形。 官営幌内鉄道 2-6-0テンダー蒸気機関車 6号,静号(しづかごう)。後の鉄道院 7100形 7106号。 — 写真:100yen(小樽市総合博物館,2007年) 欠点 乗務員の労働環境 狩勝トンネル争議 1931年〜1941年(昭和6年〜昭和16年)の期間に国鉄根室本線の狩勝トンネル内で蒸気機関車乗務員(機関士,機関助士(*14))36名が事故にあい,そのうち2名が死亡しました。主な原因はトンネル内での運転室内の50℃の高温と100%の高湿度,火室(*15)への投炭時の数百℃の熱線による急性熱中症でした。また,石炭の不完全燃焼による一酸化炭素中毒もありました。そして,1948年(昭和23年)5月に国鉄労組新得分会は蒸気機関車乗務員の安全衛生を目的としてトンネル通過時の手当ての増額を国鉄執行部に要求しました。しかし,トンネル内での乗務員の身の安全の確保は手当ての増額で為し得るものではなく,機関車運転室内の環境(温度,湿度,一酸化炭素濃度)の改善が必要で,そのためには技術的な改良が必要でした(*16)。 詳細は,高桑營松「蒸気機関車運転室(キャブ)内労働衛生調査と事故防止対策 - 狩勝トンネル争議」を参照。 タンク機関車 タンク機関車は機関車本体に動力源となる石炭と水を積載するように設計された蒸気機関車です。石炭と水を多く積載することができないので,それらの補給無しでは長距離を走ることができませんが,ほとんどのタンク機関車は方向転換の必要がないので,短距離区間の往復運転に便利です(*17)。 明治期の前半の蒸気機関車の多くはタンク機関車で,動輪数が6輪(Cタンク機)か4輪(Bタンク機)の機関車でした。主な用途は,Cタンク機が貨物列車牽引用で,Bタンク機が旅客列車牽引でした。この時代に主力となった機関車は,先輪が1軸,動輪が2軸,従輪が1軸の車軸配列を持つ 1-B-1(車輪配列 2-4-2)のA8形(後の600形)です(*18)。 タンク機関車には水に積載の仕方によっていくつかの種類があります。 サイドタンク機(サイドタンカー) 普通は水タンクがボイラーの両脇にあるサイドタンク (side tank) 機で(*19),1号機関車はサイドタンク機です。 サドルタンク機(サドルタンカー) ボイラーの上に馬の鞍のように水タンクを乗せた機関車はサドルタンク (saddle tank) 機で,流山鉄道(*20)の甲2形15号と16号はサドルタンク機です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 流山鐵道 甲2形(15号または16号),ボールドウィン製(米国) - 写真:腰高康治 (Y. KOSITAKA) - 撮影地:流山? - 出典:「口絵写真」『鐵道模型趣味』No.33,1951年(昭和26年)6月號 * 流山鐵道 甲2形サドルタンク機の写真撮影地について 写真の背景に山の斜面のようなものが写っているので,撮影地はおそらく流山駅構内だと思います。 左写真参照:流山駅構内(1977年3月) パニアタンク機(パニアタンカー) 馬の背の両側につける荷かごのように,ボイラーの両側に水タンクを取り付けた機関車がパニアタンク (pannier tank) 機で,英国のグレート・ウエスタン鉄道 "Great Western Railway (GWR)" の No3738 はパニアタンク機です。 3423073567 グレート・ウエスタン鉄道 No3738 - 写真:Matt Ots - 許可:Creative Commons 2.0 リアタンク機(リアタンカー) 運転室(キャブ)の後ろに水タンクがある機関車がリアタンク (rear tank) 機です。王滝森林鉄道の1号はリアタンク機です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 王滝森林鉄道 1号(ボールドウィン製) - 撮影地:赤沢自然休養林 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) フィンランド鉄道 0-4-4 No132(リアタンク機) ウェルタンク機(ウェルタンカー) ウェルタンク (well tank) 機は水タンクがシャーシー間(左右台枠間)にある機関車です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Decauville) ウェルタンク機(ドコービル "Decauville" 製) - 写真:Claude Villetaneuse - 許可:GFDL Ver 1.2, Creative Commons 3.0, Creative Commons 2.5 コンビネーション機 前述した水タンクの配置を組み合わせたタンク機がコンビネーション (combination) 機です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) サイドタンクとリアタンクを組わ合せた国鉄 C11 - 写真:Taisyo - 許可:GFDL Ver 1.2, CC-BY-SA 3.0 Unported 伊予鉄道の「坊ちゃん列車」の蒸気機関車はウェルタンク機です。しかし,キャブの前に小さなサイドタンクがあるので,ウェルタンクとサイドタンクを組み合わせたコンビネーション機になるのでしょうか。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 伊予鉄道「坊ちゃん列車」のウェルタンク機(クラウス製) - 撮影地:梅津寺パーク - 撮影日:1998年10月 テンダー機関車 テンダー機関車は機関車本体の後部に炭水車(テンダー)を連結した機関車のことで,長距離走行に適しています。逆行運転での運行には不向きな機種が多いので,終端駅では転車台(ターンテーブル)で方向転換することが一般的なテンダー機関車の運用方法です(*21)。国鉄 C56形は逆行運転が容易にできるようにテンダーの両側の高さを低くし,後部に向って斜めに下げて,運転室(キャブ)から見通しが良くなるように設計されています(*22)。イベント列車ではテンダー機でも逆行で列車を牽引することがあります。1981年12月6日〜12日に豊肥本線 別府—三重町間で運行された「火の国」号の下り列車は C58形(C58 1)の逆行運転によって運行されました(*23)。 国鉄は動力近代化のために蒸気機関車をディーゼル機関車に置き換えましたが,その対応は次のとおりです(*24)。 大型機 中型機 小型機 蒸気機関車 D51形 C58形 C56形 ディーゼル機関車 DD51形 DE10形 DD16形 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 日本初のテンダー機関車 鉄道作業局 2号(後の鉄道省5000形)(*25)。 - 出典:『車兩の80年』 - メーカー:Sharp Stewart,1871年(明治4年)製(*26) - 運用地域:輸入当初は京阪神間で使用(*27) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 大井川鉄道 C56 44(元・国鉄 C56形) - 特徴:逆行運転時の運転室(キャブ)からの視認性を向上させるためにテンダー(炭水車)の両側の高さが下げられ,更に後方に向かって斜めに下げられています。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 秩父路をゆく「パレオエクスプレス」を牽引する秩父鉄道 C58 363(元・国鉄 C58形 C58 363) - 写真:SL Story s(2006年5月4日) - 許可:GFDL Ver 1.2 テンダー(炭水車)の両脇が C56形のテンダーのように高さを下げておらず,テンダー全体も後方下向き傾斜していません。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 国鉄 D51形 545号 - 写真:Sakurami(1970年3月8日) - 許可:GFDL Ver 1.2 国鉄肥薩線 大畑—矢岳間で列車を牽引する本務機(*28)の D51形 545号と列車の後尾から押す補機(*29)の D51形 890号 シリンダー配置 シリンダーは台枠の外側にある機関車と内側にある機関車,外側と内側の両方にある機関車があります。 外側シリンダー 日本の多くの蒸気機関車は,台枠の外側にシリンダーがあります。そのまた,コネクティングロッドやカップリングロッド(*30),弁装置も外側にあり,外観の大きな特徴となっています。1号機関車は外側にシリンダーが二つある2気筒の蒸気機関車です。 内側シリンダー 台枠の内側にシリンダーがある蒸気機関車もあります。シリンダーが台枠の内側にあるため,コネクティングロッドや弁装置も台枠の内側にあり,外側にはカップリングロッドだけがあるので,簡素な外観になっています。 日本の蒸気機関車では善光号(下写真)が内側にシリンダーがあり,外側からはシリンダーが見えません(*31)。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 日本鉄道 甲1「善光」(後の鉄道院 1290形 1292号) - 出典:『車兩の80年』 3気筒 シリンダーが台枠の外側と内側の両方にある蒸気機関車もあります。鉄道省 8200形(後の国鉄 C52)は外側にシリンダーが二つ,内側にシリンダーが一つある3気筒の蒸気機関車です。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 鉄道省 8200形 8201号 - 写真:名古屋鉄道局 - 撮影日:大正15年(1926年) - 出典:『鉄道ファン』No.342,1989年10月号,p86 4気筒 シリンダーが台枠に外側と内側に二つずつある4気筒の蒸気機関車もあります。スタンダードゲージ(軌間 1435mm(*32))の機関車では急行列車牽引用などの大型機に4気筒の蒸気機関車がありますが,日本では信越本線(軌間 1067mm(*33))の横川—軽井沢間(碓氷峠)にあったアプト式鉄道用蒸気機関車の鉄道作業局 510号(後の鉄道院 3950形)が4気筒です。外側の2気筒で動輪を駆動し,内側の2気筒で左右レール間に敷設されたラックレール用のピニオンを駆動します。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (void) 鉄道作業局 510号(後の鉄道院 3950形 3954号) - 出典:『車兩の80年』 参考文献 (著者等の五十音順) ウェブサイト 高桑營松「蒸気機関車運転室(キャブ)内労働衛生調査と事故防止対策 - 狩勝トンネル争議」『産業衛生学雑誌』(Japan Society for Occupational Health)〈NII-Electronic Library Service〉2002年,44巻(1),pp. 20-23。2010年12月24日(金)閲覧。 書籍 青木栄一,三宅俊彦『軽便鉄道 - 昭和戦後を生きた小さな旅客鉄道回想』大正出版,2004年5月5日,ISBN 978-4811706528。 朝日新聞社 編『世界の鉄道 '83』朝日新聞社,1982年12月10日。 久保田博『日本の鉄道史セミナー』グランプリ出版,2005年5月18日,初版,ISBN 978-4876872718。 西尾源太郎 監修,鉄道ファン編集部 編『写真で見る 鉄道車両100年』交友社,1972年11月10日,ASIN B000JA0HX6。 日本国有鉄道工作局 編 『車兩の80年』交通博物館,1952年。 日本国有鉄道工作局・車両設計事務所 編『100年の国鉄車両 1』交友社,1974年3月11日。 日本国有鉄道総裁室『鉄道80年のあゆみ 1872-1952』日本国有鉄道,1952年10月10日。 雑誌 腰高康治「口絵写真」『鐵道模型趣味』No.33,1951年(昭和26年)6月號,機芸出版社。-- ボールドウィン製 2-4-2T サドルタンク機(15号または16号)。 名古屋鉄道局『鉄道ファン』No.342,1989年10月号,交友社,p86。 辞典 財団法人 運輸調査局『鉄道辞典 - 日英米独佛露華 対訳』〈鉄道八十周年記念出版〉日本国有鉄道,1952年10月14日。 高橋政士 編『詳解 鉄道用語辞典』山海堂,2006年5月30日 第1刷発行,初版,ISBN 978-4381085955。 (書名の五十音順) 関連項目 へっつい (蒸気機関車) 新橋・横浜間鉄道開業 -- 明治5年9月12日(1872年10月14日),官設鉄道の新橋—横浜間が開業。 関連ウェブサイト Science Society Picture Library, IRON DUKE CLASS Images。-- Iron Dukeクラス蒸気機関車の写真掲載ウェブサイト。2010年11月30日(火)閲覧。 関連ブログ #bf コメント お小遣いあげるからメールしておいで(´-ω-)♂ http //ktjg.net/index.html -- (素人です) 2011-11-21 20 46 08 名前 コメント すべてのコメントを見る メール 名前 メールアドレス 内容 更新日:2010年12月29日
https://w.atwiki.jp/renkin2021/pages/396.html
機関車の作り方 材料1 材料2 材料3 合成物 エンジン 鉄道 機関車
https://w.atwiki.jp/utopian/pages/26.html
最終更新 2008/07/28| カウンター - 購入した書籍 英国で一番美しい村々・コッツウォルズ (ショトルトラベル) 写真集。英国政府観光庁の推薦書籍。写真が多く、文章量は少ないが、「ここに行ってみたい」としみじみ思う内容。 ドライブすればイギリスの素顔が見えてくる 旅行記。著者は仕事でよくイギリスに行く方で、休みのときにドライブ旅行に出るそうだ。この本を読むと、イギリスの田舎にドライブに行きたくなる。 [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) 旅行記。著者はハーブ研究家の方。Amazonのカスタマーレビューを読んで衝動買い。これまたイギリスの田舎の魅力がわかる本。写真が多いのであっという間に読める。巻末にはお菓子の作り方も載っている。 [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) 旅行記。Amazonのカスタマーレビューを読んで衝動買い。おもしろそうだが、積ん読状態。 警察庁に採用!人気急上昇中のウイルス対策ソフト http //www.eset-smart-security.jp/go/76169/e1/
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41631.html
登録日:2019/03/16 (土) 19 16 17 更新日:2024/01/21 Sun 06 52 13NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 JR九州 JR北海道 JR西日本 SL SL機関車 おっさんホイホイ きかんしゃ やえもん きかんしゃトーマス まいてつ カマ スチームパンク スノーピアサー ロコモーション 下山事件 列車 列車強盗 動く密室 北国の帝王 国鉄 大井川鐵道 大正ロマン 明治モダン 昭和レトロ 暴走機関車 東武鉄道 松川事件 機関車 汽笛 汽車 汽車のえほん 炭水車 無限列車 煙 産業革命 甲鉄城のカバネリ 男のロマン 男児ホイホイ 真岡鉄道 石炭 秩父鉄道 罐 蒸気機関 蒸気機関車 西部劇 鉄 鉄の馬 鉄道 鉄道車両 銀河鉄道999 陸蒸気 蒸気機関車とは蒸気機関で走る機関車である。SLとか汽車とかカマとも言う。 黎明期には「鉄の馬」、明治時代には「陸蒸気」と呼ばれていた事は有名。 ▽目次 動力 種類 性能 運用 □国内の主な蒸気機関車の形式 □営業線上を運行中の蒸気機関車□本線運転を終了したカマ □海外の主な蒸気機関車 □蒸気機関車と創作その他蒸気機関車がモデルのキャラクター・ロボット・メカニック他 □余談「ACE3000計画」 動力 搭載されている蒸気機関は発電所などで使われるタービン機関ではなく、蒸気でピストンを動かすレシプロ機関である。 燃料は石炭や重油・灯油がメインだが、枯れ草や木、製糖工場で出たサトウキビの絞りカス、ミイラなど可燃物であればほぼ何でも使える。 電気の熱で温めてもいいので、化学反応(アンモニアや苛性ソーダ+水)で高圧蒸気を発生されるものもあったが、危険な上に出力が物足りないので廃れた。 高圧蒸気さえあればいいので、エアコンプレッサーで動かす事もできなくもないが。 工場作業用ではボイラーの代わりに蒸気タンクを備え、高圧蒸気を外部から補給してピストンを動かす「無火蒸気機関車」という変わり種も居たりする。 更に核燃料を使うトンデモ機関車も大真面目に計画されていたが、「普通に原子力発電所で発電した電気を使って動く電車走らせたほうがいいんじゃね?」と気づき、 計画倒れに終わったが放射性廃棄物はどうする気だったんだ。 なお1度使用した蒸気は基本的に捨ててしまうが、性能をフルに発揮するにはその水の質も大事になってくる。 基本的にカルシウムやマグネシウムを多量に含む硬水は不適で、軟水が適切とされる。 硬水だと水垢がパイプ内に付着して性能低下や最悪の場合ボイラー爆発につながる為である。 なので硬水が出る機関区では軟水化処理をしたり、軟水が出る地域で給水したり、わざわざ運んできたりと様々な工夫をしていた。 ちなみにきかんしゃトーマスの原作絵本ではこのネタで「イングランドの水を飲むと具合が悪くなる」という趣旨の発言がある。(第23巻1話) 種類 滅茶苦茶多い。 動力方式の他に、駆動の伝達方式やら車軸の種類や配置やらボイラーの燃焼方式やら独自の方式も多く、またそれに伴って人名由来の言葉が使われていることも多い。 わかりやすいのはタンク式とテンダー式の2種で、基本的に前からボイラー・運転席・タンク/テンダーという車体構成。 燃料と水をタンク式は機関車後部に搭載し、テンダー式は機関車本体ではなくテンダーという別の車両に搭載する。 一長一短あり、タンク式は小回りが利くものの、長距離運転が苦手。逆にテンダー式は長距離運転が得意だが小回りが利かない。 ごく少数ながらタンク・運転席・ボイラーという構成や運転席・ボイラー・テンダー(キャブフォワード式)、ボイラーの上に運転席(キャメルバック式)も存在したが、 色々都合が悪いため結局多数派の向きに直され、更にボイラー爆発などの事故時には乗務員が危険すぎるため、 トンネルの多い山岳区間を抱えた路線(こういう路線では運転席に煙が入らずに済む)等の利点が生かせる区間での活躍が中心で、少数派にとどまった。 また、先頭部にも連結器が付いているが、こちら側への客車連結は特別な理由がない限り行われない(終点で機関車の向きを直せないなど)。 これもボイラーが爆発した時に危ないというのが理由。 これ以外に動輪数が多い場合、全部をつなぐとカーブで曲がり切れなくなったり、ロット類の重量がかさむことによる振動増加を防ぐため、 前後2つ以上に走り装置を分ける「関節式」というのもあり、 日本では後部固定・前部首振りというマレー式が少々使われたが、世界的には「前後とも台車のように首を振るフェアリー式」や 「台枠を3つ設け、ボイラーのある中央を前後で支えて両方首を振るガーラット式」なども比較的メジャーで、 これら以外にもはやらなかった多数のマイナー形式が存在している。 また、日本に現存していないがロッドから車輪への動力伝達に歯車を使った方式もある。 特に軽量小型化に成功し、ピストンなど走行装置を全て片側に寄せたシェイ式は世界的な知名度が高い。 他にもロッドと直結した車輪を走行用車輪の上に置いて摩擦伝達させる、各車輪ごとにピストンを設置するなどの試作機関車があるが、いずれも失敗に終わっている。 いかに車体が重かろうと、鉄の車輪とレールでは摩擦が少なすぎて空転しやすい。 粘着力が稼げるよう走行装置を工夫し同調させる車輪の数を増やしたことで成功するのも、滑りやすいやり方をして失敗するのも当然と言えるだろう。 鉄道の上より先に、舵を持つ自動車として発明された。 初の記録では重量バランスの問題で舵が切れず起動早々に家の塀に突っ込み自動車事故第一号の記録を同時に打ち立てている。 鉄道自体は鉱山のトロッコなど人力や馬で引く荷車用に既に存在しており、蒸気機関の使用も試されたが、 初期は鉄のレールを鉄の車輪で滑らずそれでいて壊さず走るのがなかなか難しく、レールの間に設けた歯車で推進するアプト式がまず実用化された。 鉄道上を駆動輪で走る蒸気機関車は炭坑用の「パッフィングビリー」号が初の成功例となる。 機関車はそれから続々と実用化されて行くが、当時は不安視・疑問視する報道も多く、10数年後にハッキリさせるため競技会が開かれる。 ここで洗練されたシンプルな構造で安定性・耐久性・スピード全てにおいて圧倒的な性能を見せた「ロケット」号が、後の蒸気機関車の基本構造のスタンダードとなっていく。 性能 煙突から出る煙の色でボイラー内の燃焼状況が分かり、黒い煙を吐いている時は燃料が上手く燃えていない。白い煙は上手く燃えている証拠。 なお煙には大なり小なりススが含まれているため、夏場に客車の窓を開けていると鼻の穴が真っ黒になってしまったという。 その熱効率はなんと5%しか無く、発生させた熱エネルギーの95%は捨ててしまう。 なおフランスには10%越えのSLがあったが、それでもその程度である。(同じ熱機関でも内燃機関は普通に30から40%は使える) これは効率を改善すると車体が重くなり性能悪化の原因となってしまう為、ならば熱効率の悪さには目をつむり、叩き出されるパワーに全振りしようという訳。 燃料は粗悪なものでも使用可能なので熱効率が1/6でも、燃料代などが1/6を下回ればこっちの方が経済的というわけである(*1)。 しかも非常に効率の悪い蒸気機関車は、見た目の大きさの割にパワーでは電気機関車やディーゼル機関車に劣る。(*2) 更に上述の様に空転が多発するため、特に上り坂には非常に弱く貨物列車を中心に立ち往生する事例も多かった。 このため路線を建設する時は上り坂がなるべく緩くなるようルートを選定したり、つづら折りにしたり、出来ちゃったものは仕方ないからと機関車を2両以上連結したりしていた。 それでも 上り坂で立ち往生して再発車に手こずり、しかも止まった場所がトンネル内だったので機関士と助士が窒息して気絶→死亡してしまう トンネル内で列車が立ち往生し、煙から逃れるために線路へ降りた乗客が後退してきた列車に轢かれて亡くなる という痛ましい事故も過去に起きている。 運用 運転は車両の加減速を操作する機関士と、ボイラーに燃料をくべるなど機関士のサポート役の機関助士の2人1組で行う。 重連運転(*3)をする時はそれぞれのカマに機関士と助士が乗り、汽笛を合図に走っていった。 燃料をくべるにしても、ひたすら石炭を放り込めばいい訳ではなく、炉の中で均等に燃えるように工夫したり、 勾配次第で投炭スピードを変えたりするなど、非常に高度な知識と経験が求められる専門職であった。 下手な機関助士がペアになると機関士は露骨に嫌な顔をすることがあったりなかったり。 1日の運行終了の度に火落とし・再点火を繰り返すとすぐ傷んでしまうので、ボイラーに一度火を入れると、基本的に次回の分解整備・検査まで火は付けっぱなしとなる。 ボイラーに溜まる燃料の燃え殻は、基本的に車両基地に帰ってから処理するが、長距離列車だと途中の主要駅で落としていく事もあった。 仕組みこそシンプルだが色々な部品が直接触れ合っている関係上、調整やコンディションチェックはかなりシビア。 精度が悪すぎてもダメだが、良すぎてもダメ。 時に「蒸気機関車は生き物」と言われる。 途中駅での乗務員交代時に触れ合う箇所が熱を持っていないか、油切れを起こしていないか、足回りを点検する光景も日常茶飯事。 そのかわり、電子制御なんてものは使ってないので、部品が製造できる限り半永久的に運用できる。 台枠という車両の基礎の部分やボイラーなどを取り替えて100年以上現役のカマも存在するというのだから驚きだ。 日本では動力近代化計画の名の下にSLは電車やディーゼル車に続々と置き換えられ、スクラップにされていった。 だが公園や博物館、学校などに引き取られて大切に保存されているカマも多数存在し、一度静態保存になってから再度本線復帰を果たしたカマや、 圧縮空気を動力に短距離ながらも走行できるようになったカマもいる。 中には静態保存車の修復や復元を行う際に採寸し、中身をディーゼル車化したレプリカを新造して運行するという変わり種も。 ミニチュアサイズのSLは外見だけの電気機関車も少なくないが、蒸気機関車も存在する。 とはいえ永きに渡る静態保存中に自然や心無い人の手で朽ち果ててしまい、やはりスクラップにされたという事例も少なくはない。 □国内の主な蒸気機関車の形式 8620 動輪が3つのテンダー式機関車。国産初の量産型機関車で、客車を高速で牽引することに長けている。ナンバープレートから製造順が特定しづらいが、 万の位の数字×80+(下二桁の数字-20)+1 の公式で特定できる。JR九州と京都鉄道博物館で動態保存中。 ハチロクの通称でよく知られるが峠を爆走したりはしない。輸入機の流れを汲んだ優美なスタイルが特徴的で、特に初期車はキャブ下のランボードがS字を描いており、「Sキャブ」と呼ばれ人気があった。 大正の終わり頃までは東海道本線の急行などで活躍し、より強力な後輩機が登場すると手頃な大きさからローカル線用や入れ替え用機関車として明治時代に欧米から輸入された雑多な輸入機を置き換えるなどして重宝された。 (なので昭和初期の鉄道ファンからは9600とともに「個性豊かな輸入機達を引退に追いやった没個性でつまらないカマ」と、100年後の未来でも通じるような罵倒をされていたりする) SL末期までわりと現役の車両が残っており、また製造ロットによる設計変更や製造後に受けた諸改造で個体ごとの外観が個性豊かな形式でもあった。 最近の創作では、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に登場したSL無限号のモデルとなった(*4)。 C10 動輪が3つのタンク式機関車。都市近郊路線で客車を牽引することを念頭に製造されたが、ちょっと重すぎたため、23両という少数の製造に終わった。 大井川鐵道で動態保存されている8号機が現存する唯一の個体。 ちなみにC10の名称は「アルファベット:動輪の数」「二桁の数字:種類」という命名規則に由来する。 この二桁の数字のうち、タンク式には10から49までを、テンダー式には50から99までを順に割り振るようになっている。 これ以降の車両も基本的にはこれに従っている。 C11 動輪が3つのタンク式機関車。 C10を軽量化して線路規格が低い(=重量制限が厳しい)ローカル線でも運用しやすくした。381両(+私鉄用の同型20両)が生産された。 JR北海道、東武鉄道、大井川鐵道で動態保存中。 小柄な車体故かトーマスへの変身機会が多い機関車でもある。 C12 動輪が3つのタンク式機関車。C11よりも更に軽量化し、運転コストの低減と運用線区を広く取った。 日本列島だけでなく中国・インドネシアでも軍の要請で供出された個体が活躍し、樺太、台湾、海南島、インドネシア、タイでも運用されていた。 真岡鉄道で動態保存中。 C50 テンダー式機関車。C51より番号が若いが製造はこちらの方が新しい。 8620を近代化させた設計としたが、先台車まわりの構造の違いと装備増加の影響で取り回しは悪化した。 だが一見改悪に見えた設計が入れ替え作業に適しているとわかり、大きな駅や操車場の入れ替え機として活躍した。 現在は6両が静態保存されている。 18900/C51 テンダー式機関車。製造途中で附番方法が改定されている。 当時の狭軌鉄道では最大級である直径1750mmの大動輪を搭載した、日本初の高速旅客用機関車。営業運転時の最高速度は時速95km/h。 東京-大阪間を結ぶ特急「燕」の初代牽引機として活躍した。中でも239号機は天皇の乗るお召し列車を百回以上も牽引するという栄誉の持ち主。後継のC53が登場してからも特急やお召し列車の運用に就いていたことからも、信頼性の高さが伺える。 C57など後続の機種に置き換えられるのが早かったため、当時の評判とは裏腹に現存数は5両と少ない。 C52 テンダー式機関車。車体の左右両脇に加えて中央部分にもシリンダーを搭載した変わり種。当時欧米の最先端技術として普及しつつあった3シリンダーを日本に持ち込むための研究サンプルとして6両だけアメリカから輸入された。 データの収集後は持て余され、各地をたらい回しにされた末、戦後すぐに廃棄された。 C53 テンダー式機関車。C52によって得られた知見を元に3シリンダーを採用し、走行時の乗り心地と牽引力を向上させた。 しかしその代償として保守整備にコストがかさみ、複雑な機構や設計の拙さ故に不調も頻発するという両極端な性能で賛否が分かれた。 それでも当初は特急用ということで、浜松工場の「標修車」を始め、各工場の威信を賭けた徹底的な整備を行っていたが、やはり扱いが難しかったのかお召し列車の牽引実績が無い。 結果SLブーム到来よりも早く淘汰され、京都鉄道博物館にわずかに1両が残るのみに。 他の車両についても一部は廃車後に炭水車のみを糖蜜輸送用タンク貨車のタキ1600へと魔改造された。 43号機のみ流線形に改造されたが、ただでさえ保守の難しい当機を後から改造したため非常に扱い辛く、 戦時中にはカバーを外された不格好な姿になってしまい、現場からは「お化け」と呼ばれていたという。 C54 テンダー式機関車。耐久力の劣る路線にも投入できるC51の軽量化版・・・の名目で開発されたが、 軽すぎて牽引力が大幅に低下したために空転が多発、さらに強度不足ですぐに破損する等、多くの問題が露呈して不評を買った。 結果わずか17両で生産打ち切り、保存機もゼロ。その不遇っぷりから、SLファンの間では日本屈指の迷機として有名。部品はごく僅かのみ現存する。 開発者の言によれば、そもそもが改良機の投入を見越した試験機のつもりで設計したとの事。要するに初めから使い捨てる前提だった。身も蓋もないが見方を変えればサンプルとしての役割は果たせたとも言える。実際、本形式で初めて標準搭載された除煙板は後続機の基本装備となり、それ以前の機種にも追加で装備された。 余談だが、本形式に限らずDD54にED54、EF54と54と名の付く機関車はいずれも構造的欠陥から不遇をかこっており、ファンの間では「54番の呪い」とも呼ばれている。 C55 テンダー式機関車。C54が上記の体たらくだったため、その失敗を踏まえて不足分を補うために開発された。 台枠がそれまで主流だった板台枠(*5)から耐久性で勝る棒台枠(*6)に変更された他、動輪など各部位に補強が施されており、動輪にかかる重量も配分が調節されている。また、それまではボイラーの上に二つあったドーム(砂箱と蒸気溜め)が一体化されている。 20~40号機の2次形は当時流行の流線形のボディで製造された。 しかし無駄に整備点検を煩雑にした上、機関室に熱気を閉じ込めて乗務員の負担を増大させたため戦時中に通常形態に戻された。 期待されていた空気抵抗の軽減も殆ど効果が無かったが、流線型カバーが排気煙を整流する副次効果は狙い通りに働き、乗務員と乗客からは喜ばれた。 国内では4両が静態保存中。 流線型の保存機は存在しないが本来流線型の30号機が保存される予定だった。 しかし手違いで廃車後すぐに解体されてしまい、誤魔化すためにプレートの付け替えや刻印の打ち直しで流線型ではない50号機を30号機に仕立て上げたという逸話が残る。 しかし見た目が違いすぎるのですぐにバレた。現在50号機は小樽市総合博物館で保存されており、今も誤魔化しの痕跡が残る。 C53やC55の例を見ても分かるように、日本の蒸気機関車は昭和に入って以降、最新技術の導入に大体失敗しており、 少なくとも速度の向上という点に限って言えば日本の鉄道技術は停滞気味であったと言わざるを得ない(*7)。 その原因としてはよく線路幅が狭いのに加えて、地形の高低差が激しく地盤も緩いためカーブや急勾配が多くならざるを得なかったという点が挙げられるものの、 同じような地形条件を有していながら欧米との太い繋がりのあった南アフリカ(*8)やニュージーランドの鉄道(*9)ではそれらの条件をクリアし、 宗主国に引けをとらない高速運転を実現させていた辺り、むしろ厳しい財政事情や保守的な経営陣等に起因する所が大きいという実情があった。 その理由は幾つもあるが、結果として欧米に引けを取らない高速かつ安定した鉄道輸送の実現という開発陣の悲願は戦後、東海道新幹線の開通によってようやく実現する事になった。 一方、運用や整備の汎用性という点では大きな成功を収めた。世界では機関車乗務員が特定の一機種だけを専属で運転する組織形態が主流であったのに対し、 日本は機関車と乗務員の運行を全面的に別個のものとして、誰がどの機種を操縦しても効率的に運用できるような体制を実現していた。 また、欧米の機種は最新鋭であるが故に複雑な操作や緻密なメンテナンスが要求されるため委任統治領での運用が難しく(*10)、 現地向けの簡素な機種を別途開発していたのに対して、日本型の機関車は現地の人間でも容易に運転できる事から 国内で用いられるのと全く同じ機種が台湾や東南アジアに広く持ち込まれ、使用された。 これは他国の蒸機と比較して勝っていた日本型機関車の大きな特色だったと言える。 部品の統一による標準化やユニット化など、こうした運用体制や保守修繕などのシステム面は、戦後の80系電車から新幹線の運用や開発でも活かされた。 C56 動輪が3つのテンダー式機関車。愛称はポニー。 C12をベースにある程度距離の長いローカル線向けにテンダー式へと改良した機関車。 バック運転がしやすくなるよう、テンダーの両サイドを大きく切り欠いている。 ただバック運転時に脱線事故が相次いだためか、バック運転はあまり行われなかったとも。 戦争中、軍の要請でタイ・ビルマへ90両が送られた。 戦後もタイやミャンマーで運用され、今も大切に保存されているカマや奇跡の帰国を果たしたカマもいるが、 中には脱線事故現場に放置されたカマや、ボイラー内に火薬を詰め込まれて自爆し、その命を散らしたカマも多い。 大井川鐵道と京都鉄道博物館、タイで動態保存中。 C57 動輪が3つのテンダー式機関車。元々はC55の4次形として設計されたが、変更点があまりに多いことから新形式を与えられた。 C54当初のコンセプト通り、線路規格が厳しい地方幹線での運用を目的としており、本機は言わばその完成形態。主に1次形と2次形はその整ったスタイルから貴婦人の愛称で親しまれた。 最終形となった4次形はC59の設計を取り入れたためにC57としては賛否両論の外見となってしまった。 手頃なサイズと扱いやすさから、現場から非常に好まれた蒸機の一つで、各地の機関区に引っ張りだこだったという。 お召し列車や急行列車を牽引することも多く、蒸機時代最晩年まで活躍した。 日本で最後の蒸気機関車牽引の旅客列車(*11)を牽いたのもC57で、通常ならD51が牽引するところをわざわざC57に変えたという逸話が残る。 当該機のC57 135は秋葉原の交通博物館→大宮の鉄道博物館に保存されている。 おそらくD51やC62と並び最も一般に馴染み深い機種。 JR東日本、西日本で動態保存中。 C58 動輪が3つのテンダー式機関車。長距離である程度線路規格の強いローカル線で貨物列車と旅客列車を引っ張ることを前提に設計された。 特に本線級路線でも地盤が軟弱で大型機の導入ができなかった四国地方では、SL全廃まで最強の蒸気機関車として活躍したことで有名。 日本全国に配備されていたため北海道から九州まで幅広く保存車があり、JR東日本、秩父鉄道で動態保存中。過去には山口線用に動態保存機が存在した。 C59/C60 C53の不評を受けて2シリンダー型に回帰した堅実な設計の大型機。日本における急行用機関車の完成形で、戦後形の全長は国内最大。 線路規格に収まるギリギリの重量バランスなためやや摩耗が激しく、燃費も若干悪くなったがボイラー圧力は限界まで高められた。運転台の乗り心地も最悪レベルだったが現場からの評判も良く、C62より好まれていたとか。 活躍時期が大戦期と重なり、戦後はすぐにC62に主力の座を譲るなど、今一つ地味な印象を拭えないが、 重厚感がありながらスピードを出せそうな軽快さも漂わせた外観から最高傑作に推す声もある。C57の貴婦人ほどは浸透しなかったが貴公子というあだ名もある。 乗り入れられる路線が限られていたため地方に転属する際、一部が従台車を2軸にしたC60に改造された。 京都鉄道博物館、九州鉄道記念館、広島市こども文化科学館に3両が残る。C60は仙台に1両が保存されている。 C61 戦争中に大量に製造され、戦後余剰となっていた貨物用機関車のD51を改造し、旅客列車用に転用した。 同時期に製造され主要幹線に配置されたC62に対し、こちらは東北や九州の地方幹線で活躍した。 JR東日本、京都鉄道博物館で動態保存されている他、2両が静態保存されている。 C62 通称シロクニ。 銀河鉄道999でもおなじみ。貨物用機関車のD52を改造し、旅客列車を高速で牽引することに長けている。 蒸気機関車としての国内最速レコードである129km/h(狭軌最速でもある)を達成したレコードホルダーだが、当時の機関士曰く「日頃から140km/h出していた」。 そのレコードホルダーである17号機はリニア・鉄道館に保存されている。 様々な特急・急行を牽引したまさに花形だが、意外なことにお召し列車の牽引は一度も無い。 動輪の配置はハドソン式と呼ばれ、ゲームメーカーハドソンの社名の由来でもある。 デフレクター(除煙板)にツバメのエンブレムを取り付けた個体が2両存在し、スワローエンゼルの愛称で呼ばれる。 特に2号機の人気は高く、梅小路蒸気機関車館(当時)の保存機の選定に影響を与えたと言われる。ただし調子が悪く現場からの評判は最悪だった。 京都鉄道博物館で動態保存中。かつてはJR北海道にも動態保存機が存在した。 C63 電化完成やディーゼルカーの投入を待っていられない程著しく老朽化した機関車を置き換えるべく計画された形式。 ベースはC58ながら、性能面ではC51に近くなるよう設計がされた。 1956年に設計図こそ完成したものの製造命令が下されることはなく、そのまま蒸気機関車全廃を迎えたために幻の機関車となってしまった。 ただし設計図を元に縮小動態模型が製造され、京都鉄道博物館と郡山総合車両センターが展示・所蔵している。Nゲージでも製品化されている。 9600 動輪が4つの貨物用テンダー式機関車。 大正時代に誕生し、最も長く現役で活躍した日本最長寿の形式。 設計ミスで動輪クランクピンの位置が左側先行になっており、左足から歩を進める「武士道機関車」と渾名されている。 軽量ながら牽引力が比較的高い特性が輸送量の割に路盤の悪い炭鉱鉄道の需要にマッチし、国鉄以外にも北海道の炭鉱会社系の鉄道が独自発注した車両が多々ある。 中には二世代後のD51が生産されている時期に新造された機体(夕張鉄道11号機)もあった。 幹線での貨物輸送を退いた後も、手頃な大きさと牽引力の高さで石炭列車の牽引や入換機として重宝され、 入替機として最後まで現役だった追分機関区の3両の9600形が国鉄蒸気機関車最後の稼働機となった。 この機関車も8620形同様、長い現役期間で度重なる改造を受けたため、個体ごとの差異が非常に多い。 炭鉱の多かった北海道と九州を中心に静態保存機は多数あるが、酷使されたカマが多いのと最高速度の遅さから、本線上を走る動態保存機は今の所無い。(*12) 9900/D50 動輪が4つの貨物用テンダー式機関車。製造途中で附番方法が改定されている。 9600の後継機としてより強力なパワーを発揮できるよう設計された。 あまり目立たない機種だが、地上設備や輸送計画においては多大な影響を与えている陰の功労者。 改造機として従台車を2軸にしたD60が存在する。 現在はわずか2両が静態保存されるのみ。 D51 動輪が4つの貨物用テンダー式機関車。通称デゴイチ。もっとも有名かもしれない。 D50をコンパクトにして汎用を高めるというコンセプト(*13)で設計され、やや寸詰まりな外見をしている。 1115両と、国産機関車としては最も多く生産された。 一応貨物列車牽引用の機関車であったが、勾配の多い山がちな路線などではパワーを買われ日常的に旅客列車を牽引したりもしていた。 また峠越えでは補機としてそのパワーを生かすことも多かった。 JR東日本、西日本で動態保存中。 その他、各地の公園や博物館に多く静態保存されているが、あまりに大量に作られたためにレアリティは低く、マニアからはほとんど注目されない。 1次形の1~85、91~100号機は煙突からドームまでが一体化した異様な外見をしており、その長いドームの形から「ナメクジ」と渾名されている。 中でも22、23号機はドームが運転台まで長大化した「スーパーナメクジ」として特に異彩な存在感を放っていた。 また長期間運用された量産機の宿命から配属地に合わせた改修や追加装備などで個性を獲得した機体も多く、中にはその差異に注目するマニアも居た。 特に山岳区間などに使用されたカマは煙突に大型の集煙装置(施工工場ごとに形状が異なる)を装備したり、 炭水車やボイラー上に重油タンクを増設したりなど、目立つ追加装備改修が施されたマッシブな印象の「重装備型」に生まれ変わっており、こちらはマニアの間でも人気が高かった。 特にSL時代末期に北海道の追分機関区に配備された北海道仕様の各種耐寒・耐雪装備・重油タンク増設と 『ギースル・エジェクタ』と呼ばれる特殊な煙突(*14)を装備した個体などは「フルアーマーD51」とも呼ぶべきカマでもあった(*15)。 改造機として従台車を2軸にしたD61が存在し、主に北海道の留萌本線で活躍した。 D52 動輪が4つの貨物用テンダー式機関車。 1200トンクラスの貨物列車を牽引することが出来るようパワー・牽引力が大きく取られ、最大出力は国内最強の1660馬力。 しかし戦時中に製造されたため粗製による不具合や異常が多く、設計通りの性能を発揮できなかった個体がほとんどで、 ボイラー爆発事故という最悪の事態を複数回起こしている悲劇の機種。 戦後に修復されたものは実力をフルに発揮できたのだが、その頃にはDLやELの台頭が始まっており、活躍できた期間は短かった。 生産が途中で打ち切られたため、製造数とナンバーが一致していないのも特徴。(*16) 7両が保存されているが、保存されている地域に偏りがあり、5両が神奈川と静岡の御殿場線沿線(現役時の主な活躍線区)に集中している。 本線を走ることの出来る個体はいないが、圧縮空気で走れるようになっている個体はいる。 改造機として従台車を2軸にしたD62が存在する。 E10 奥羽本線米沢-福島間にそびえる板谷峠を通過する列車に連結する補助機関車として開発された、動輪5軸を誇るタンク式機関車。国鉄最大にして最後に新規製造された蒸機。 板谷峠のトンネルで機関士が煙を浴びなくても済むようボイラー側が後ろを向くのが定位となっているキャブフォワード式機関車なのが最大の特徴。(普通はボイラーが前を向くのが定位) 投入から1年で板谷峠区間の電化が決定し、奥羽本線を追われて北陸本線の倶利伽羅峠越え区間に転用。 この時にボイラー側が前を向くように改造したが、ロッドや配管の配置の関係で機関士席の位置が通常とは逆の右側になっていた。 あまりに大きい車体からなかなか転用先が見つからず、晩年は峠どころか平地区間の北陸本線米原-田村間でピストン運行に転用され、最終的に1962年までに全廃された。 青梅鉄道公園で静態保存されている2号機だけが現存する。 B20 戦時中に登場した、2軸の超小型機。車体が小さすぎて前面のナンバープレートがボイラーからはみ出している。 貨車の入換用として登場したが、あまりにも小さすぎる上、戦時設計の粗い造りで性能は良くなかった。 多くは機関区で雑務をこなす事業用車的な役割を果たしていたが、ほとんどは昭和30年代に早々と廃車になった。 一方で1号機と10号機は長く生き残り、現在も保存されている。 特に10号機は京都鉄道博物館に動態保存機として収容されており、「豆タンク」の愛称でマスコット的な存在となっている。 □営業線上を運行中の蒸気機関車 C11 171 運行会社:JR北海道 北海道の炭鉱町の駅を舞台とするNHK連続テレビ小説「すずらん」撮影のために、北海道標茶町の公園で保存されていたカマを復元。 ドラマのロケ地となった留萌本線を走る「SLすずらん号」を皮切りに季節ごとに道内各所の路線で運行されていたが、 JR北海道の経営悪化や札幌圏や旭川圏で使用される新型ATS搭載が難しいことなどにより、現在は冬季シーズンに釧路で運転される「SL冬の湿原号」で稼働している。 C11 207 C11 325 C11 123 運行会社:JR北海道(207)/真岡鐵道(325)/江別市の個人の静態保存(123)→東武鉄道 207号機は北海道静内町の公園に保存されていたカマをJR北海道が動態復元。 現役時代は海霧の立ち込める日高本線で活躍していたため、濃霧対策に「カニ目」と呼ばれる並列二灯ヘッドライトを備えているのが外観の特徴。 単独で運行したり、時にはC11-171と重連を組んだりしていたが、JR北海道の経営悪化や車体が小さいため新型ATS搭載が困難などの理由により2014年11月の団体列車を最後に運行を終了。 運行に必要な検査を受けさせず、車庫の片隅で静かに眠りについていた。 それに目をつけたのが東武鉄道。SLの運行を計画していた同社はJR北海道と機関車の貸し出しと客車の譲渡に関する契約を締結し、 JR東日本、西日本、四国、貨物から客車、車掌車、転車台などの譲渡に関する契約を締結。 更にSLを運転する乗務員の育成や整備のノウハウなどは既にSLの運転・整備実績を豊富に持つ真岡鐡道、秩父鉄道、大井川鐵道の協力を受けた。 なお東武鉄道線を走るのに必要なATSや無線機は機関車の隣に連結される車掌車に本体を搭載しており、運行時は常に車掌車とセットになる。 207号機は表向きJR北海道から貸し出しということになっているが、東武博物館の花上館長によれば「北海道に戻ることはないかも」とのこと。 325号機は新潟県の中学校で静態保存されていたカマを真岡鐵道が譲り受けて動態復元。 C12と共にSLもおか号として運行していたが、財政難を理由に形ばかりの売却入札の末東武鉄道への売却が決定。JR東日本の工場で検査を受け、2020年7月に東武鉄道へ入線。12月から営業運転を開始した。 売却入札への参加条件が東武鉄道とJR東日本しか該当し無さそうなものばかりだったのは有名な話。 最後の123号機だが、これは国鉄のC11ではなく江若鉄道が製造・運用し、雄別鉄道を経て釧路開発埠頭で運用されていた同型機。製造当初は江若鉄道沿線の比叡山に因んだ「ひえい」と名乗ったが、後にC11 1に改番し、そのまま譲渡後も番号が引き継がれた(*17)。 廃車後に北海道江別市の山田さんが購入して長年密かに保存していたもので、一部の鉄道ファンの間で有名な山田コレクションの1両。 山田さんによる車両の管理が難しくなったことから2011年に日本鉄道保存協会へ譲渡され、譲渡されたコレクションからC11 1を東武鉄道が譲り受け、動態復元が決定した。 動態復帰後の車両番号は東武鉄道創立123周年に引っ掛けて123号機となる。 C12 66 運行会社:真岡鐵道 福島県の廃駅跡で静態保存されていたカマを真岡鐵道が譲り受けて動態復元。 SLもおか号として週末や大型連休、夏休み、春休みなどを中心に運行している他、過去にはJR東日本エリアを中心に出張運転も行っていた。 C58 363 運行会社:秩父鉄道 埼玉県内の小学校で保存されていたカマを'88さいたま博の目玉とするべく動態復元。 現在は秩父鉄道でSLパレオエクスプレス号として運行しているが、かつてJR線上を営業列車で走ったことがある。笑点で未だに秩父は電車が走っていないと水色の人から馬鹿にされる。 オフシーズンに合わせて大規模な検査をJR東日本の工場に持ち込んで行うため、検査終了後の試運転でJR線上を走ることがある。 D51 498 C57 180 C61 20 C58 239 運行会社:JR東日本 それぞれ復活の経緯が異なるため、順を追って記載する。 D51は上越線後閑駅の構内で保存されていたカマを動態復元。初運行は1988年に来日したオリエントエクスプレスの牽引。 復活後、高崎を拠点に東日本各地で運行している。山岳区間での運用が入る場合などは前述の「重装備型」に改造される機会もある。 C57は新潟県内の小学校に保存されていたカマを動態復元。復活後は新潟を拠点にSLばんえつ物語号をメインに運行している。 ばんえつ物語号は以前は新潟駅発着で運転されていたが、新潟駅高架化工事完了後の現在は新津駅発着で運転されている。 C61は群馬県内の遊園地で保存されていたカマを動態復元。 復元を決めるきっかけになったのはD51の出張要望が多く、キャンセルせざるを得ない案件が多かったことや、1両のカマにかかる負荷が大きくなりすぎるのを防ぐため。 復活後はD51同様高崎を拠点に活躍している。現役随一の急客機で最も高速運転に特化しているのだが、ブレーキ制動と安全規格の関係上、最高時速70km/h程度しか出せず従来のポテンシャルを今一つ発揮できないのが惜しい。 C58は岩手県内の公園で保存されていたカマを動態復元。東日本大震災の復興を後押しするという名目で復元が決定し、SL銀河号として釜石線で運行している。 ちなみにSL銀河号の客車は気動車を改造したもので機関車に引っ張られずとも自力走行できる。なので回送運転時には機関車が最後尾にぶら下がって客車が先頭で走るという何ともな光景が見られる。 但し、SL銀河号は気動車の老朽化から2023年春での運行終了が発表されたため、その後の処遇は未定。 JR東日本の個体は何れもP形系のATSの取り付け、誤差の少ない電気式速度計への交換などが行われている。 C10 8 C11 190・227 C56 44 運行会社:大井川鐵道 何れもSL急行として新金谷-千頭間を運行。 C10は岩手県宮古市で保存されていたカマを1994年に譲り受けたもの。宮古市で動態運行されていたこともあって、整備と試運転を行って1997年にデビュー。 C11 190は熊本県の個人が保存していたカマを2001年に譲り受けたもの。 保存していた個人がいつか動態復活することを夢見て大事に保管していたのが大井川鐵道の目に止まったという。 C11 227は大井川鐵道で最初に本線での動態運行を行うようになったカマ。 国鉄が北海道で使っていたものを廃車直後に大井川鐡道が手に入れ、1976年にデビュー。 途中ボイラーや汽笛を後述する312のものに交換しつつ、同社への入線順では最古参ながら現在まで現役運用されている。 C56は太平洋戦争中に泰緬鉄道で使用するべく日本から送られたカマが戦後もタイで使われ、1979年に帰国後大井川鐵道で動態復元されたもの。 太平洋戦争中に南方へ出征した機関車で唯一現役機として帰国を果たしたカマであり、タイとの友好の証にタイ国鉄で運行されていた当時の姿で運行されたこともある。 以上4両に加え、現在C56 135がクラウドファンディングでの資金提供を受けて動態復元に向けて工事が進められている。 C57 1 D51 200 運行会社:JR西日本 C57は1979年に本線復帰したカマ。 現役時代は宇都宮機関区での機銃掃射、羽越本線での脱線転覆事故を経験し、本線復帰後にはSL京阪100年号事故、阪神淡路大震災で被災と大きな災難を4度も経験している。 その後はSLやまぐち号・SL北びわこ号として活躍。 保存機の多くは蒸気圧等のスペックを現役時よりも抑えて運行しているため、中々本気の走りを見る事ができないが、本機はそうした調整をあまり行っていない。 そのためしばしば最高時速80kmという往時のままの本気走行を見せてくれる。当然全国最速である。 D51は2017年に本線復帰したカマ。 本線復帰前は京都の梅小路蒸気機関車館構内で動態保存され、SLスチーム号として運転されていたが、 SLやまぐち、SL北びわこ号として運行していたC56 160が新型ATSの搭載やパワーの問題から本線運転を取りやめることとなり、代わりに本線運転が行えるよう整備された。 前面ナンバープレートの装着位置が低めのため、どこか若さや幼さを感じさせる顔つきが特徴的。 58654 運行会社:JR九州 熊本県で静態保存されていた8620形の435両目を動態復元。 製造が1922年と大変古く、復元に際してはボイラー、運転席の床板、ランボード、動輪などが新造の上交換されている。 復元後はSLあそBOY、SL人吉として豊肥本線、肥薩線で運行していたが、軸焼けが頻発したのと台枠が歪んできた事から2005年に一旦運行を終了。 2007年に歪んでいた台枠を新造し、現在は肥薩線で運行中。国内で本線運転を行っているSLで最も古い。 2020年には主戦場の肥薩線が大雨被害で壊滅状態となってしまったが、11月からは同型機が登場する『鬼滅の刃』とのコラボ企画で無限列車仕様となり、 鹿児島本線の熊本-博多間を走る特別運行が実施された。 ほぼ全てのパーツが新製されているため、平均時速だけならSLやまぐちよりも速く、全国最速。そのため「テセウスの船」の実例としてよく挙げられる。 しかし老朽化やメンテナンスが困難になったことから2023年度中に引退予定。 愛知こどもの国B形 運行会社:フロンティア西尾 1974年にB11(まつかぜ)とB12(しおかぜ)の2両が新造された国産蒸気機関車。 もろもろの理由からテーマパークどころか実際の鉄道でも見た目だけの蒸気機関車を使ったりするものだが、これは本物。ただし小さい。 奴のいるところと同じ762mm軌間を採用していて、ちゃんと石炭を炊いて客車を曳いて走れるようになっている。 小さいながらも本物の蒸気機関車を走らせられることから、様々なテーマパークでアトラクションとしてミニSLが導入されるきっかけとなった。 現在有火での運転を行っているのはB12のみで、B11は圧縮空気での運転となっている。 B11はその性質を生かし運転体験という新たな役目を与えられた。 ちなみに本機は協三工業で製造されているが、協三工業はこのタイプの762mm6t機関車をかなり製造しており、同じ形の機関車は各地に現存する。中には遊覧用ではなく産業用のものも存在する。そして那珂川鉄道保存会が保有するものは2013年に新造した最新の蒸気機関車である。 ウェスタンリバー鉄道の機関車 運行会社:オリエンタルランド 1983年に3両、1991年に1両が新造された最新の国産蒸気機関車。こちらも協三工業製。 米国アナハイムのディズニーランド鉄道4号機関車(ボールドウィン社製・製造番号58367号)をもとに、762mm軌間用として再設計した機関車である。 もちろん東京ディズニーランド内にあるウエスタンリバー鉄道のアトラクションを走っている。 ただ導入するのみならず園内で旅客営業もしようとしていたが、激しい戦いを繰り広げた末に敗北し結局一アトラクションになってしまったという哀しい経緯も持っている。 燃料は石炭ではなく灯油もしくは重油。 やながわ希望の森公園B621418号「さくら1号」 運行会社:やながわ希望の森公園 1985年よりデビューした協三工業製機関車。形式名は運行開始日から。 こちらも愛知こどもの国のものと同タイプ。そしてこの手の遊覧鉄道としては珍しくループ線ではなく起終点が存在し、移動手段として機能しているタイプ。 碓氷峠鉄道文化むら3950号「あぷとくん」 運行会社:碓氷峠交流記念財団 1998年にイギリスWinson社で新造された機関車。「グリーンブリーズ」の愛称を持つ。 イギリス製だけありヨーロピアンな外観が特徴。但しオイル炊き。 ループ線で運行されるが逆周り運転も行われている。 □本線運転を終了したカマ 動態保存されていたものの、様々な理由から本線運転を終了せざるを得なかったカマ達。 C58 1 最終運行会社:国鉄 C57 1と共にSLやまぐち号などで運転されていたが、ボイラーの老朽化と国鉄の財政難が重なって本線運転を取りやめ、梅小路蒸気機関車館→京都鉄道博物館で静態保存。 汽笛はC56 160号機に流用されている。 C62 3 最終運行会社:JR北海道 小樽市内で静態保存されていた物を1986年に動態復元。 北海道鉄道文化協議会が復元、検査、運行に関する費用を寄付で集めるという形をとり、C62ニセコ号として小樽-ニセコ間を運行していたが、 維持費の高い大型急行機な上に寄付が思ったように集まらず、1995年に運行を終了。 日本の鉄道ファンは事業者にアレコレ文句を言いながら保存等事業者にお金を落とすことを嫌がる傾向が強い(=口は出しても金は出さない)のも理由の一つである。 軸焼き付きという致命的な故障を起こしたのを切っ掛けに除籍されたが、現在はJR北海道の苗穂工場で大切に保管されている。 JR東日本が一度動態復帰させようとしたが、JR北海道がそれを認めなかったらしい。 なお運行スポンサーにはハドソンも加わっていた。 C11 312 C12 164 最終運行会社:大井川鐵道 C11は三重県のドライブインで静態保存されていたカマを動態復元。 2007年に老朽化を理由に引退。 部品取り機としていろいろな部品を取られながら放置されていたが、2020年11月にオープンした新施設『KADODE OOIGAWA』への展示のために静態復元作業が行われた。 C12は千頭駅構内で静態保存されていたカマを大井川鐵道が復元。 1984年に検査期限が切れたために静態保存に逆戻りしたものの、日本ナショナルトラストが本線復帰に必要な費用を負担するという形で1987年に復帰。 2005年まで運行していたが、ATSの取り付けに必要な費用を集めることが出来ず、現在は新金谷駅構内で保存されている。 C56 160 最終運行会社:JR西日本 1939年に製造されてから令和の現在に至るまで一度も廃車されたことのない奇跡のカマ。 航続距離が比較的長いテンダー式ながら、小型・軽量で運転路線を選ばないことから国鉄時代から各地で出張運転が行われ、 出張先は北海道、九州を除くJRグループ各社にとどまらず、JRと線路の繋がっている私鉄にも及ぶ。 (北海道は国鉄時代に出張実績はあるが、JRになってからは出張していない) JR西日本エリアでは琵琶湖線のSL北びわこ号、山口線のSLやまぐち号をメインに運行していたが、 小さい故にパワーが弱く、牽引できる客車の数に限界があること、 新型ATSを取り付けると比較的運転距離の短い北びわこ号として走らせることすらできなくなるほど航続距離が落ち込むなどの理由から、 梅小路蒸気機関車館で構内運転されていたより大型のD51 200を本線復帰させることとなり、2018年に本線運転を終了。 現在は京都鉄道博物館構内で客車を牽引して運行している。 なお本機の装備している汽笛は京都鉄道博物館で静態保存されているC58 1のもの。 □海外の主な蒸気機関車 鉄道発祥の地イギリスを筆頭に、海外にも魅力的な機関車が多数存在している。 挙げればキリがないので、そのなかでも動態保存機の一部をご紹介。 LNER A1型60163号 所属国:イギリス 海外の蒸機ファンやきかんしゃトーマスファンの方々はA1型と聞いて、ゴードンやフライング・スコッツマンの兄弟機かと思ったかも知れないが、 イギリスにはA1型という機関車は2種類あり、ゴードンの方のA1は、設計者のナイジェル・グレズリー卿に因みグレズリーA1、 こちらは後年にグレズリー卿の弟子であるアーサー・ペパコーン氏が設計した機関車であり、ペパコーンA1と区別されている。 この機関車自体は当時保存するお金がなかったので全機スクラップにされてしまったのだが、 2008年、なんと愛好家団体の手により、博物館に保管されていた設計図を元に改良の上新造された 英国紳士パネェ・・・ かくしてトルネードと名付けられたこの60103号機関車は、イギリス各地の鉄道をなるべく他の列車の妨げにならないように120km/h(試験では最高180km/h)で疾走している。 ユニオン・パシフィック鉄道4000形 所属国:アメリカ アメリカの機関車といえば、西部劇に登場するような大型排衝器(スカートというか雪かきみたいなアレ)を装備した機関車の次に思い浮かぶかもしれない。 D51の動輪をシリンダー込みで2セット着けたような(動輪の大きさはC62と同等)、単式マレー等と呼称する足回りと巨大なボイラーを持ち、 ビッグボーイの愛称を賜った、現在営業運転が可能なカマの中では文句無しの世界最大・最強のモンスターマシンである。 時はWW2真っ只中。逼迫する鉄道需要、不足する機関士、立ちはだかるロッキー(ワサッチ)山脈。 これらの問題を解決すべく、アメリカン・ロコモティブ社(以下アルコ社)が造ったこの機関車だが、重すぎ でかすぎて線路や転車台の改造が必要という問題が発生するも・・・ 全てパワーでねじ伏せた その巨大なボイラー(大きすぎて燃費は悪化した)で産み出した大量の蒸気を注ぎ込んだその馬力は平均で 約6300馬力 を叩き出す(数字だけ見れば日本の力自慢EF66電気機関車とタイマン張るレベルである)。 この馬力を持ってすれば、3300tの貨物を牽きながらも勾配11.4‰のワサッチ山脈を単機で走破し、 (補助機関車が不要なので結果的に安上がり)平地では100km/hで爆走することが可能となる。 更にアルコ社は、こんなデカブツ最初からフル人力制御とか無理だと解りきっていたので、自動給炭装置等で徹底的な省力化を施した。 その結果、新米機関助士や徴兵をハネられる程度の体力しか無い者でも、その能力を充分発揮する事が可能となった。 気は優しくて力持ちを地でいくナイスガイである。 そんな米国面の極地ともいえるビッグボーイだが、アメリか大陸横断鉄道開通150周年を記念して、静態保存されていた4014号機が、 一部地域の環境規制に対応するために重油燃焼式ボイラーに改造した上で動態復元されている。 更に、2023年7月には、立ち往生した貨物列車を自分の列車を牽きながら押して救援するという離れ業を成し遂げた。 安全のため、相棒のディーゼル機関車1両を引き連れているとはいえ凄まじい馬鹿力は今尚健在である。 『銀河鉄道物語』の主人公機ビッグワンのモデル機はコイツ。 CT273 所属:台湾 台湾で日本統治時代から使用され、2014年に動態保存機として復活した蒸機。「仲夏宝島号」として運用されている。 外見は日本のC57にそっくりで、スカートや前照灯など細かな違いはあるが、黒い車体やデフレクタ(除煙板)といった日本国鉄と共通した特徴を今なお備える。 日本のC571が牽引する「SLやまぐち号」とは姉妹列車協定を結んでいる。 他にも台湾には日本統治時代からの蒸機が動態保存されており、C12そっくりのCK124、D51そっくりのDT668、汽車会社製のCK101が活躍している。 □蒸気機関車と創作 多くの人の心に根付いているからか、創作への登場も非常に多い。それこそ、いちいち挙げていてはキリがないほど。 蒸気機関というオールドな動力源ゆえに、ファンタジー作品での起用も多い。ハリーポッターとか。 スチームパンクにおいてはほぼ主役格のような扱いである。 汽車のえほん/きかんしゃトーマス ウィルバート・オードリー、クリストファー・オードリー作の絵本とそれを原作としたテレビ番組。フジテレビ系ポンキッキなどで放送され、人気を博した。 大井川鐡道では、なんと実車で同作品の機関車を再現し、臨時列車として本当に運転を行っている。 しかもちゃんと日本語版を製作するソニー・クリエイティブプロダクツの許諾と協力を得たもの。つまり公認コスプレ 臨時列車として牽引する動態車はC11-227がトーマス、C56-44がジェームスになった他、静態保存車ではヒロ(*18)とパーシー、さらにはいじわる貨車やいたずら貨車まで登場している(*19)。 なお実車再現トーマスは本場イギリスの保存鉄道でも盛んであり、作品に登場した実機や設定上の姉妹機が「お面」をかぶる事もあるとか。 きかんしゃやえもん 阿川弘之・岡部冬彦作の和製きかんしゃトーマスとも言える絵本。 銀河鉄道の夜 宮沢賢治作の童話。ジョバンニ少年が親友のカムパネルラと銀河鉄道のSLに乗って旅をする。 銀河鉄道のモデルとなったのは賢治の地元を走っていた「岩手軽便鉄道」(現在のJR釜石線)とされ、 劇中でも「軽便鉄道」だという記述がある。 見た目こそ汽車だがジョバンニによれば石炭をたいていないらしく、カムパネルラはアルコールか電気だろうと推測しており、 1969年角川文庫版では「ここの汽車は、スティームや電気でうごいていない」と言われている。 偽汽車 日本に鉄道ができたばかりの頃に各地で語られだした怪談話。 ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急!まぼろしの汽車 1997年に公開されたアニメ4期鬼太郎の劇場版。 地獄に封印されていたまぼろしの汽車を奪って地獄から脱走した西洋妖怪達に鬼太郎ファミリーが立ち向かう。 銀河鉄道999 松本零士作の漫画、及びそれを原作としたアニメ。主人公達が乗る999号は国鉄C62形がモデル。 銀河鉄道物語 松本零士原作のアニメ。アメリカのユニオン・パシフィック鉄道4000形ビッグボーイをモデルとした戦闘列車ビッグワンが登場する。 山太郎かえる 手塚治虫の短編マンガ。アニメ化もされた。 登場する機関車はC62の「しい六」で、北海道に流れ着いたアラスカヒグマの子熊「山太郎」を可愛がっていた。 猫や烏にまで虐められる山太郎を、レールの上しか走れない自分と重ね合わせたしい六は、「お前は陸で一番強い動物だ」と叱咤激励し、 やがて山太郎は杭を倒し、自由の身となって里から逃げた。 それからほどなくして、蒸気機関車の廃線が決まる。時を同じくして、巨大な雄グマに成長した山太郎は、家畜を襲い暴れまわっていた。 山太郎はしい六の汽笛ばかりマネしていたので、鳴き声まで汽笛そっくりになり、猟師たちを震え上がらせていた。 猟友会はしい六を囮にして山太郎をおびき寄せ、射殺しようとする。 自分が山太郎を追い詰め、人間たちと戦わせる運命を導いてしまったことを悟ったしい六の取った行動とは…。 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 明治11年が舞台の本作では、陸蒸気は6年前に開通したばかりの最新の乗り物である。 原作でも背景などで登場するが、アニメでは第22幕で剣心らが搭乗し列車強盗と戦っている。 左之助は「あんな馬鹿でけえ鉄の塊が湯気なんかで動くか! 狐か狸に化かされているんだぁ!」と目の前で動いていてもまだ信じていなかった。 鬼滅の刃 『るろ剣』の40年後くらいの大正時代が舞台であり、前掲の通り8620を舞台としたSL無限号を舞台に長編「無限列車編」が連載。 敵キャラである下弦の壱・魘夢が無限そのものと融合し、主人公たちが激戦を繰り広げた。 アニメ第1期終了後劇場化され、2020年の全世界興行収入一位という空前絶後の大ヒットを記録。 これに伴いJR九州では58654 SL人吉が無限列車とコラボした臨時列車「SL鬼滅の刃」が運行となったが、切符は1秒で完売というすさまじい人気であった。 京都鉄道博物館でも動態保存機の8630が無限のナンバープレートを装着して構内運転を実施した他、同型機を所有していないJR東日本でもコラボキャンペーンが行われるなど、その影響力はすさまじかった。 男一匹ガキ大将 本項目で挙げられているコブラ、るろ剣、ワンピース、鬼滅の掲載された『週刊少年ジャンプ』黎明期を飾った漫画。 連載されていた70年代前半は蒸気機関車最後の黄金時代であり、日本中を舞台とするため度々移動手段として登場する。 中でも圧巻なのは色恋に絆され東京へ向かおうとした主人公・万吉が、暴風雨の中崩落した鉄橋から暴走機関車を止める為、 手下の悪ガキどもの喧嘩を収めて即興で鉄橋を修復してしまうという凄まじい回。 勿論そこら辺の木で無理矢理修復しているので通れるわけが無いのだが、万吉一家は総出で無理矢理柱を抑え込んで乗客全員を救い出した。 たった1人、万吉の男を信じて散っていった綱村を除いて…。 煉獄さんが大正の誇る男の中の男だとすれば、綱村もまた昭和の誇る男であった。 ドラえもん 『天の川鉄道の夜』やそれを原作とした映画『ドラえもん のび太と銀河超特急』で宇宙機関車が登場。 (車掌がチビなのも含め)まんま999だが、前者がアレ発明後に不便すぎるのを理由に廃線になったのとは裏腹に、 後者は観光地化した鉱山惑星郡への移動手段兼アトラクションとして大人気を博した。 なお作者藤子・F・不二雄がSLファンだったためSLをモデルとした道具は「人間機関車セット」や「SLえんとつ」などが登場しており、 とくに後者ではのび太が考え無しに爆走した結果、周囲から煙害を訴えられて走れなくなるという世知辛さまで反映している。 ちなみに後者の冒頭で畜生青狸の発したセリフは作中屈指の暴言と名高い。 「人間は自分が持ってないものに強く憧れるものさ。 いかにも男性的でたくましくて力強くてエネルギッシュでスピード感に溢れていて、まるっきり君と正反対だもんね」 ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走! ドラえもんズ映画第5作。22世紀にもなって真っ赤な機関車「ロコ」が本作の舞台に。詳細は該当項目参照。 主役がキッドなのはガンマン=西部劇=大陸横断鉄道のイメージだろう。 桃太郎電鉄シリーズ プレイヤーの動かすコマは基本的に蒸気機関車である。 しかしオナラで吹っ飛んだり、地球を一周して飛んできたボールに当たっても故障一つなかったりする。でも突如として大爆発を起こすことも。 更に充電ができたり電車やうんちに変身したりもするのでただの蒸気機関車とは言い難い。というかこの機関車のコマ自体が「電車」と呼ばれている。 ゼルダの伝説 大地の汽笛 移動手段として蒸気機関車が使用される。ちなみに本作の登場人物の多くも鉄道関係から来ている。 鋼の錬金術師 本作を象徴する交通機関。エドとアルの兄弟が線路の上を歩くシーンは2度のアニメでも何度もOP・EDに使用されていた。 序盤でトレインジャックを二人が懲らしめるエピソードがあり、アクションゲーム『鋼の錬金術師 翔べない天使』では最初のステージがSLになっている。 甲鉄城のカバネリ ノイタミナで2016年に放送されたオリジナルアニメ。人々の移動手段としてSLが登場。 ONE PIECE 蒸気機関車自体は登場しないが、蒸気機関車をモチーフとした有線客船「海列車」が登場。 水上都市「ウォーターセブン」の船大工トムが考案したシステムで、あえて路線を固定せず水上にロープのように渡し、その上を走る仕組み。 作中では試作機「ロケットマン」、1号車「パッフィング・トム」が登場したほか、 第2部では一番弟子のアイスバーグがガレーラの仲間たちと共に制作した「パッフィング・アイス」が竣工した。 名前の由来は蒸気機関車の歴史的な名車「パッフィングビリー」と「ロケット」。 まいてつ Loseから発売されたエロゲー。 ヒューマノイド形の鉄道車両制御モジュール「レイルロオド」のハチロクと主人公の右田双鉄が共に8620系蒸気機関車の復活を目指すというストーリー。 アダルト要素を抜いたPS4移植版もあるよ! Railway ~ここにある夢~ Emuから発売されたエロゲー。 廃駅を改装した喫茶店「レイルウェイ」に住み込みで働くことになった主人公が、納屋に保管されていたC62の復活を目指す。 ちなみにゲーム中に登場するのは明言こそされていないものの32号機。 COBRA コブラがダスト星のアスファルト・ヒルにて、車輪の足を持つ原住民から逃れる「足」にするため、「人形遣い」マリオの能力で黄金を加工し純金の蒸気機関車を作り上げた。 しかも可燃物が見当たらない岩盤の荒野において、燃料にしたのがなんとダイヤモンド(最初の火付けには神殿の篝火と重油を使っている)。 史上他に類を見ないほど贅沢な機関車である。 マイリトルポニー 劇中では長距離移動はもっぱら(開拓時代のデザインの)蒸気機関車牽引の列車が使われる。 ちなみに玩具化もされている。 魔装機関車デコイチ スチームロイド 勇気機関車ブレイブポッポ 遊戯王OCGの効果モンスターカード。 デコイチの名前の元ネタはD51の愛称「デゴイチ」と思われ、性能が劣悪な専用貨車を率いると効果の性能が上がる。 スチームロイドは攻撃する時に攻撃力が上がるが受ける時には弱体化、ブレイブポッポは攻撃力が高いが攻撃する時に弱体化と対のようになっている。 それいけ!アンパンマン SLがモチーフのキャラ「SLマン」が登場する。陸上はおろか、水中や宇宙も走ることが出来る。 キン肉マンⅡ世 『究極の超人タッグ編』でプラモマンが1/1スケールのD-51に変形している。 その出来栄えはお前らカオスがあまりの感激に試合をすっぽかして写真撮影をせがむほど。 勿論パワーも本物さながらだ(がテリーマンなら止められそうだ)。 マリオストーリー キノコタウンで運用されている蒸気機関車「K64」が登場する(*20)。キノコタウンとゴツゴツ山を往復する時に乗車することになる。 冒険アスファル島 主人公けんたが公園で発見したプラレールの「シュッポくん」が登場。 オモチャの国の行き方を探る彼とたまたま近くにいただけでガールフレンドということにされたクラスメイトのゆかりをオモチャの国へ連れて行き、その後も彼らと共に旅を続けた。 その他蒸気機関車がモデルのキャラクター・ロボット・メカニック他 キャラ名 作品名 備考 J9Ⅲ号/サスライガー 銀河疾風サスライガー アストロトレイン トランスフォーマー トリプルチェンジャーという特性上、スペースシャトルにも変形する ディーゴ トランスフォーマー ザ☆バトルスターズ サンディーゴ トランスフォーマー合体大作戦 チャージマン ロックマン5 ブルースの罠!? 魔列車 FINAL FANTASY Ⅵ ブラッチャー 超特急ヒカリアン ロコモライザー、マイトガンナー 勇者特急マイトガイン マイトガンナーはグレートマイトガインの必殺武器・パーフェクトキャノンに変形する アドベンジャー 黄金勇者ゴルドラン 列車形態に変形、キャプテンシャークの右肩と合体しハイパーギャラクティカバスターを発射する ドリルライナー/ダグドリル 勇者指令ダグオン EI-04 勇者王ガオガイガー グラディオン 電脳冒険記ウェブダイバー ロコモン デジタルモンスター グランドロコモン 機関車仮面 秘密戦隊ゴレンジャー スチームパンクス 劇場版 超力戦隊オーレンジャー 蒸気機関オルグ 百獣戦隊ガオレンジャー 魔法特急トラベリオンエクスプレス 魔法戦隊マジレンジャー 炎神キシャモス 炎神戦隊ゴーオンジャー マンモスとのWモチーフ レッドレッシャー、ハイパーレッシャー 烈車戦隊トッキュウジャー 魔進ジョーキー 魔進戦隊キラメイジャー SL邪面 ゼロライナー 仮面ライダー電王 スチームライナー/スチームホッパー 仮面ライダーガッチャード キシャジコチュー ドキドキ!プリキュア 未来へかえる君 HUGっと!プリキュア ヴァルドル 劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 魔術列車 ZOMBIEPOWDER. 神居コタン 駅メモ! -ステーションメモリーズ!- モチーフは神居古潭駅(廃駅)に保存されているD51 6号機 敷島ヒメギ C61 20号機 茅沼みゆき C11 171号機「SL冬の湿原号」 徳島ると 8620 68692号機 夕陽ケ丘マツカ 愛知こどもの国こども汽車B11「まつかぜ」 夕陽ケ丘ウシオ 同B12「しおかぜ」 アンナ・チェルトナム グレート・ウェスタン鉄道4073形蒸気機関車「チェルトナム・スパ・エクスプレス」 シャンティ・ダージリン ダージリン・ヒマラヤ鉄道(通称「トイトレイン」) ミア・ジェムブルック パッフィンビリー鉄道G42形 □余談「ACE3000計画」 ACE3000は1980年代にアメリカで計画された蒸気機関車。 アメリカはその広い国土から都市近郊の通勤列車を除いてディーゼル車が主力だが、 中東などから輸入する原油価格の高騰により、燃料代が鉄道会社の経営を圧迫するようになっていた。 「石炭ならアメリカでもたくさん取れるし、いっそ蒸気機関車作っちゃわね?」 と考えた技師がおり、80年代のテクノロジーをしこたま詰め込んだ機関車が計画された。 石炭を焼べるのはコンピューターによる自動制御とし、運転は機関士1人で行う 復水器を設置。一度使用した蒸気は捨てずに復水器へ通し、無給水で運行できる距離を伸ばす 運転席は冷暖房完備の密閉構造とする もし実現していれば蒸気機関車の復権に繋がったかもしれないが、設計を行っているうちに原油価格が下落し、ACE3000計画は頓挫。 海外輸出しようにも売れる見込みが立たなかったのでACE3000は歴史のゴミ捨て場に置き去りにされた。 石炭から合成石油を作るという方向に動かなかったのがアメリカらしいというか何というか。 ちなみにアルゼンチンから蒸気機関車の高性能化について研究していたポルタ博士もこのときに呼ばれていたが、 博士が考えていたのは自分が考案した新型の火室と煙突を取り付け出力を上げるという比較的シンプルなもので、 実際これ以前にアルゼンチンや南アフリカでこの方法で既存の機関車を改造し出力を大幅に上げていた実績もあったのだが (*21)、 アメリカに呼ばれていきなり自分も知らない上記の条件を満たしたものを作れと言われて困ったらしい。 その後、 博士の初期案に近い昔の流線型機関車風のA案 ACE3000の拡大版で復水器をなくし代わりにテンダーを拡大のB案 汎用性を犠牲に運炭列車専用にしたガーラット式のC案 と出たが、一番楽そうなC案でさえ「石炭を焼べるのはコンピューターによる自動制御」付近がネックになって試作機すらできなかったという。 追記・修正は鼻の穴がすすで真っ黒にならないよう注意しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 蒸気機関車って電気機関車より馬力弱かったのかと思ったが言われてみればそりゃそうか… -- 名無しさん (2019-03-16 19 57 16) なんというか重量感あるからモチーフにするとパワータイプになりやすいしな -- 名無しさん (2019-03-16 20 05 18) エネルギー効率5パーってマジかよ。でも蒸気の強みとしては電気がないような所、特に発展途上国で動いてるのをドキュメンタリーとかでよく見るな。ただし故障して部品が欠損したりすると3日立ち往生とかよくある話らしいが。 -- 名無しさん (2019-03-16 20 32 51) ↑3 国鉄では「確かに電気機関車は速度も馬力もあるけど、蒸気機関車の方が引っ張り出す力が強いから必要」という意見もあって、両者を連結させて引き相撲させることになったらしい。結果は言うまでもないけど。 -- 名無しさん (2019-03-16 20 35 15) D51は知名度の割に動態保存が二両しかないのか……デカいから扱いづらい、てのは分かるが -- 名無しさん (2019-03-16 23 40 16) ダグオンのダグドリルもお願いします。 -- 名無しさん (2019-03-16 23 52 23) 個人的に人の作り出した工業機械でもっとも美しい物だと信じてる -- 名無しさん (2019-03-17 02 52 44) アドベンジャーとかマイトガインとか勇者シリーズは列車と車が多すぎる -- 名無しさん (2019-03-17 07 15 16) ドラえもんズとかサバイバルファミリーとか、何らかの理由で電気等のエネルギーが使えなくなった時に引退車両を引っ張り出すような使い方が印象に残っている -- 名無しさん (2019-03-17 10 32 50) テスタメントシュピーゲルとか。2016年のウィーンで活躍してる。 -- 名無しさん (2019-03-17 20 56 20) 燃えるものさえあれば走れるってところが文明の及ばない世界での物語にも入れやすいよな -- 名無しさん (2019-03-18 23 43 22) カマという聞き慣れないフレーズが連呼されると、由来が気になってしまう -- 名無しさん (2019-03-19 22 11 05) ↑ 火を使う竃や窯じゃない?と思ったが本家Wikipediaでも由来が書いてないな。 -- 名無しさん (2019-03-21 14 51 32) 秋本先生のブラックタイガーでは、大砲などの兵器を搭載した蒸気機関車が登場してた。 -- 名無しさん (2019-03-21 18 00 53) アメリカでUPビッグボーイ#4014が復元完了、ついに動き出した。なんつーか圧巻 -- 名無しさん (2019-05-12 20 46 13) ボイラーの代わりに蒸気タンクを備え、外部から供給された蒸気の圧力で動く蒸気機関車もあるとか。勿論走行距離は微々たるものだけど、火気厳禁の場所で重宝したらしい。 -- 名無しさん (2019-09-20 18 55 18) SLってずっと「スチームライナー」の略だと思ってたら「スチームロコモーション」なんだね、とロコモーションって意味調べたら「ロコモーション号」て・・・そんなんでいいのかこの名前 -- 名無しさん (2019-12-13 20 54 23) スチームゴリラ号はこれに入るの? -- 名無しさん (2019-12-17 01 43 08) 遅いというイメージはあるが時速160キロなんてスピードを出した機関車もいる -- 名無しさん (2020-02-15 21 37 06) 無限列車の追記お願いします↑↑あれは蒸気自動車 -- 名無しさん (2020-03-28 22 32 28) 日本香堂・毎日香のCMでさだまさしの歌声に合わせて蒸気機関車が走る所が好きです、毎日香のCMに登場する蒸気機関車はなんだろう?炭水車(テンダー)の形状から見てD51じゃないのは確かだけど。 -- 名無しさん (2020-05-02 17 14 33) お湯を沸かせれば何でも良いので、戦時中のスイスには「架線からパンタグラフで電気を取り込み、電熱式湯沸かし器で蒸気を発生させて走る蒸気機関車」なんてのもあったらしい。戦争で石炭を節約しなくてはならなかったこと、一方で水力発電のお陰で電力には余裕があったことなど、当時のスイスならではの事情が産んだ珍品。 -- 名無しさん (2020-05-08 10 29 25) 「カーロボット」でもデストロンがさらった大西博士の記憶からデゴイチを究極兵器と勘違いして奪おうとしたエピソードがあったなぁ…(大西博士は無類の鉄道マニア) -- 名無しさん (2021-01-18 07 36 05) TDLの蒸気機関車って灯油焚きだけど本物らしいね -- 名無しさん (2021-03-13 12 32 20) 灯油重油混燃焼じゃなかったっけあれ -- 名無しさん (2021-03-28 13 37 02) そういえばちゆ12歳が取り上げてた70年代のエロ漫画でD52が登場していて、やけに詳しく解説されてたなあ… -- 名無しさん (2021-12-31 15 00 38) ACE3000を取り上げるなら5AT先進技術蒸気機関車のことにも言及していいのでは? -- 名無しさん (2022-02-07 23 53 49) 現代の日本で蒸気機関車を新造することはできないのかな? C100形とかD100形とか名付けて。 -- 名無しさん (2022-11-03 15 13 52) ↑成田ゆめ牧場で新造された亀の子機関車が走ってるよ -- 名無しさん (2022-11-03 15 36 46) ウォルト・ディズニーは蒸気機関車好きすぎてまず自宅の庭にミニチュアの汽車走らせていて、それがマジですごくよく出来てたらしい。愛が余ってディズニーランドにウエスタンリバー鉄道を作ったそうな -- 名無しさん (2023-01-24 23 02 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41636.html
登録日:2019/03/17 (日) 10 42 37 更新日:2023/05/31 Wed 14 26 04NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 DL EL JR JR貨物 SL ディーゼル機関車 ブルートレイン 列車 機械 機関車 蒸気機関車 貨物列車 鉄道 鉄道車両 電気機関車 機関車とは、鉄道車両の一つ。 原則として旅客を乗せず、動力を搭載して車両を牽引(ないしは後押し)するためのものである。 ここでは、鉄道の動力配置方式についても記述する。 概要 鉄道の黎明期はその動力が蒸気機関であったため、小型化することは不可能であった。そこで生み出されたのが、一つの車両に動力を搭載して他の車両を引っ張るという方法であった。 それを動力集中方式といい、動力を搭載した車両を機関車という。 その動力が蒸気機関であれば「蒸気機関車」だし、電気ならば「電気機関車」、ディーゼル機関なら「ディーゼル機関車」となる。 後に技術が進展してくると、動力を小型化した上で離れた運転台から制御できるようになり、車両の床下に配置可能となった。これを動力分散方式という。 電気ならば「電車」、ディーゼル機関ならば「ディーゼルカー(気動車)」である。 かつての鉄道は貨物輸送がメインであったため、それに必要な機関車も各国の鉄道で多く用いられた。旅客を輸送するときは客車をつければよいので、貨物列車が多ければそちらの方が効率がよかったのである。 今でもアメリカなど大陸諸国では鉄道貨物輸送が非常に盛んなため、動力集中方式が鉄道の基本となっている。 また超高速鉄道であるTGVは、開業してから10年以上動力集中方式でかっ飛ばしていた。(*1) しかし、日本において動力集中方式はあまり多くない。これは以下に挙げる特徴がことごとく日本の鉄道事情と合致していないからである。 動力分散方式と比較した動力集中方式の特徴 重いものを運べる 機関車だから当然だが、物を牽引するという点においては機関車より鉄道車両で優れているものはない。このためJR貨物は勿論、JR旅客各社でもレールやバラストを運ぶ貨車や検測車を牽引するために機関車を保有している(東海除く)。 しかし、大手私鉄の大半では運ぶものが事業用の場合でもあまり重くないことから、電車を改造した事業用電車やモーターカーで対応するケースが多い。最近ではJR東日本もレール輸送ディーゼルカーを導入している。 車両のメンテナンスの手間が省ける 鉄道車両を含めた動力車のメンテナンスで最も手間がかかるのは、他でもない「動力車」である。 機械的な負荷のかかる歯車や複雑な制御装置、何より主電動機(モーター)やエンジンなどの原動機などが詰め込まれている動力車は、動力源を持たない「客車」「貨車」とは整備の手間が段違い。 ましてやその「動力車」が多数組み込まれた動力分散方式となれば…。 その点で言えば「動力車」が機関車だけに集中していれば、メンテナンスの手間がぐっと少なくなる。 ちなみにJR東日本(209系~E231系まで)やJR西日本、JR北海道、阪急電鉄などで電車であっても編成中のモハ(つまり動力車)の比率を低く抑える傾向がある/あったのも、このような事情もある。 但し最近はVVVFインバータなどの無接点制御の進歩や構造の簡単な交流モーターの普及などで、動力分散方式であってもメンテナンスの手間は省けるようになってきているが。 車両が重い 上の特徴とトレードオフになるが、動力を集中して一つの車両に詰め込むということは、当然その車両重量が重くなることを意味する。 重いことはレールに対する粘着力を高めるというメリットもあるが、レールや路盤に与えるダメージが大きくなるデメリットもある。更に高速走行などしようものなら保線屋への負担が増えることになる。 なお、軸重という概念がある。これは車軸一つにかかる重さを示したものであり、構造規格の低い路線では橋や高架橋といった構造物が軸重の重い機関車に対応していない。 そのため、例えば東海道本線を走っている機関車を阪和線(*2)に入れたらたちまち橋が壊れてしまう危険があるのだ。軸重が軽い動力分散方式ならばこのリスクは低い。 勾配に弱い 元々鉄道は勾配に弱い交通機関だが、動力集中方式では更に厳しくなる。なにせ、重いものを一つの車両で引っ張りあげる事になるからだ。 動力分散方式なら車体は軽いし後ろの車両にも動力があるが、動力集中方式ではそれは望めない。 機関車の出力を上げるだけでは重さが増えてデメリットも大きくなるため、勾配が厳しい区間ではスイッチバックを行ったり、機関車を二台以上「重連」にして引っ張ったり、列車の最後尾に機関車をもう一台「補機」として接続し後押しする等の対策が必須となる。 勾配対策が必要ない路線でも、秋には落ち葉を踏んで空転するケースが相次ぐ。 対策として機関車には「砂撒き装置」と呼ばれるものが搭載されており、レールに砂を撒いて車輪の摩擦係数を上げることで空転を防ぐ。 近年では砂がセラミックの粉に置き換わっており、より摩擦係数を上げられるようになっている。 なお、信越本線横川~軽井沢間では66.7‰というすさまじい勾配のため、電車や気動車ですら重連の補機を必要としていた。 これは北陸新幹線開業と同時にその区間が廃止になったため今では見られない。 高頻度運転に向かない これはコストの問題だが、機関車の単価は電車1両分より高い。 客車のコストと電車の編成を合わせれば微妙なところだが、それでも短編成だと電車や気動車の方に軍配が挙がる。 更に、加速度については分散方式が圧倒的に優れている。 そして集中方式では折り返しの際、機関車を列車の先頭につけ直す「機回し」の作業が必須となり、そのための駅構内配線を確保しなければならない。 このため、特に地方の鉄道においては短い編成の客車列車を高頻度で運転することはおおよそ不可能となる。 なお、他にも「機関車を付け替えるだけでいいので電化区間から非電化区間への乗り入れが容易」、「旅客列車においては車内の静音性で分散方式に勝る」といった特徴がある。 日本における機関車 さて、日本列島は島弧と呼ばれる地殻変動の激しい地域にある。 それは日本の鉄道敷設が多数の山に阻まれ地質も安定していないところに行われていることを意味している。 つまり、動力集中方式は高速走行の際に軌道に与えるダメージが大陸諸国より大きく、更に山を越えるために勾配が多く、都市が集中していて土地が狭い日本ではあまり向いていないのである。 そして分散方式である新幹線の成功や1970年代以降の鉄道貨物輸送の衰退により、国鉄は旅客輸送重視へ大きく舵を切った。「動力近代化計画」として旅客列車は動力分散方式中心にすると宣言したのである。 一応、地方線区の輸送力を確保するために50系客車を新造するなど集中方式も用いたが、それは貨物列車が減って余っていた機関車を活用するためのものであり、民営化後これらの列車は分散方式へと置き換えられていった。(*3) かくして、大都市圏の人間にとって「機関車」は貨物列車でしか基本的に見ないものとなり、鉄道車両を指す一般名詞としては「電車」が馴染み深くなっていくのである。 以上のことから、現代の日本の鉄道において機関車が活躍するのはSLを除いて貨物列車が大半である。 しかし、国鉄末期には消滅すると思われていた貨物列車は平成の世を乗り越えて今も息づいており、機関車も未だ日本国内では定期的に運用されているのである。 そんな機関車であるが、国鉄~JRにおける形式名はアルファベットと数字の組み合わせで示される。 例としてEF210を挙げると、以下のような意味がある。 最初のE……動力方式を示す。電気なら「electric」のE、ディーゼルなら「diesel」のD。最近では「hibrid」のHもある。ただしSLにはない。 次位のF……動軸数を表す。この場合はFなので6つモーターがついた車軸があることを示し、最多はHの8軸。一部の機関車は軸重を減らすためモーターのない車軸をつけることがあり、車軸数=動軸数とは限らない。 番号……電気機関車の場合、国鉄時代は60番台までが直流・70番台が交流・80番台が交直両用・90番台は試作機と分けられていた。民営化以降は200番台が直流・500番台が交直両用・800番台が交流となっているようだ。 たまに貨物列車を見かけたら確認してみてほしい。 動力方式が特殊な機関車 ここまで述べてきたのは電気・ディーゼル・蒸気といった動力方式のものであったが、その他にも機関車の動力方式は存在する(計画倒れのもの含む)。 内燃機関車 ディーゼルのほか、ガソリンや石油なども含めた広義の概念。 日本でもディーゼル機関車が一般的になる以前は信頼性の面からガソリン機関車の方が主流だったが、引火の危険や出力の面からディーゼルへと置き換えられ一本化された。 また、戦時中には物資の不足から木炭ガスで走るよう改造されたりもしている。 蓄電池式機関車 架線から電気をとるのではなく、積んであるバッテリーから電気をとって駆動する電気機関車。 炭鉱や工場など、架線を引けないがディーゼル機関車では燃焼の危険がある場所で多く使われ、日本国内でも現役だったりする。 ガスタービン機関車 要は「ジェットエンジンを機関車に使えばめっちゃパワー出るんじゃね?」な代物である。実際に作られて運用もされ、TGVは当初これを使うことが前提で構想された。 しかしそうこうしている間にオイルショックが到来。軽油と比べて単価の高いジェット燃料は費用対効果に見合わなくなり、一気に廃れた。 ガスタービンエンジン自体も高速域での燃費こそいいものの、低速域での燃費が劣悪という問題を抱えている。 しかし、最近では技術が上がったことで効率のよいガスタービンエンジンが作られるようになったため、再び開発されているとかいないとか…。 原子力機関車 原子力の平和利用が検討されていた1950年代に考案された。 原子力を動力にするといっても、仕組みは原子力発電所と同様に発生した熱を用いてタービンを回し、発電して車輪を動かす。しかし放射線を防護するためにとんでもない重量が必要と発覚し、ボツになった。事故時のリスクは言うまでもない。 フィクションにおける機関車 鉄道ミステリー小説なら、長距離列車ということで機関車の出番は多い…が、やはり事件が起きるのは客車なので機関車そのものの存在感は薄い。 また、「鉄道」をモチーフにしているものは大半が「電車」モチーフであり、機関車は出てきても精々蒸気機関車のみ。もうちょっと出してあげてください…。 追記・修正は25‰の坂で貨物を引っ張りあげながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 客車に人がいなさすぎて、相対的に機関車の方がお話の舞台になりがちだった999 -- 名無しさん (2022-04-03 10 10 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47460.html
登録日:2021/03/03 Wed 12 55 22 更新日:2024/02/23 Fri 13 25 28NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 BURN THE WITCH きかんしゃトーマス イギリス イングランド ウェールズ ガラル地方 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 シャーロック・ホームズ スコットランド ハリー・ポッター ブリカス ユニオンジャック ヨーロッパ ルイス・キャロル ロンドン 三枚舌外交 世界の国シリーズ 何故かなかなか立たなかった項目 先進国 全ての元凶 北アイルランド 君主制 国家 国家項目 大英帝国 島国 常任理事国 慇懃無礼 汽車のえほん 紅茶 英国面 階級社会 イギリスとは、ユーラシア大陸の北西にある、ブリテン諸島を本土とする立憲君主制国家。 正式名称が「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」と非常に長ったらしいため、「イギリス」「U.K.」「Britain」と略しているのだが、そもそも「イギリス」はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドという連合王国(United Kingdom)の通称である。 「イギリス」という名称はイングランド(*1)を元にしている上に「アングロ・サクソン人の土地」という意味なので、うかつに独立心が強く民族も違うスコットランド人に向かって「Oh! You’re from イギリス!」とか言うと「No! I am British but NOT English!」とブチギレられるので注意しよう。 ●目次 【データ】 【地理】【イングランド】 【スコットランド】 【ウェールズ】 【北アイルランド】 【歴史】 【大英帝国/イギリス連邦】 【国民性】 【食文化】 【兵器】 【その他】 【データ】 正式名称 『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)』 蔑称別称に『イギリス・ブリテン・U.K.(United Kingdom)・大英帝国・連合王国・ブリカス』など。日本政府では主に「英国」と表記される。 国土面積:24万㎢(76位) 領海及び排他的経済水域(EEZ):680万㎢(5位) 国 旗:ユニオンジャック 国 歌:God Save the King(邦題は『国王陛下万歳』または『神よ国王を守り給え』)(1999/8/13制定)(*2) 公用語:英語(*3)。加えてスコットランドではスコットランド・ゲール語、ウェールズではウェールズ語、北アイルランドではアイルランド語とアルスター・スコットランド語が公用語(≠共通語)となっている。 国家元首(国王):チャールズ3世(在位:2022/9/8-) 首 相:リシ・スナク(在任:2022/10/25-) 通 貨:スターリング・ポンド(£)(英ポンド、UKポンド、イギリスポンドとも) 首 都:ロンドン(事実上) 国 防:イギリス軍(British Armed Forces) 【地理】 本土とされるのは大部分がグレートブリテン島にあるイングランド(南部)、スコットランド(北部)、ウェールズ(南西部)と、アイルランド島北東部一帯の北アイルランドのみだが、世界各地に多数の海外領土を保有しており、合わせての国土は今も中々のもの。 イギリスの気候といえば「年がら年中雨」というイメージがあるだろう。しかし「英国紳士は雨傘を差さない」と言われるほど一度の降水量が少ない傾向(≒霧雨ばかり)のため、年間降水量では日本を下回ることもままある。 ちなみに「ジューンブライド」と言って、梅雨真っ盛りの日本で結婚式を挙げるリア充が居るが、アレはイギリスでは6月が一番雨が降らない(と言っても日本などから見ればほぼ僅差だが)からである(*4)。 ちなみに、ウエディングドレスといえば現在は白が主流だが、これはかのヴィクトリア女王が発祥だとか。 全体とイングランドの政治はロンドンを中心として、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドにそれぞれがその首府に独自の議会を置き、高度な自治権を認められている。 一応、カントリー(国)(*5)なので、自治の度合いは日本の都道府県などとは比べ物にならず、アメリカ合衆国の州に近い。 【イングランド】 実質イギリスの中心。首都機能のあるロンドンをはじめ、マンチェスターやオックスフォードにケンブリッジといった大都市も擁するカントリー。 その歴史と開発の始まりはローマの属州『ロンディニウム(*6)』まで遡る。 国を奪い娘を穢した総督と行政長官にブチ切れた女王が反逆したり、バイキングに侵略されたり、フランス人に征服されたりと一番波瀾万丈な歴史を送っているのもここ。 そんな歴史からか他のカントリーのことを若干見下している節があり、割と嫌われている。日本で言えば東京都や京都府とその他の関係が近いか。 【スコットランド】 首府はグレートブリテン島北部の都市エディンバラ。 最近沖合に油田が発見されたので、独立してもやっていけそうになってきたイングランドに対抗しうるカントリー。とはいえGDPには結構差があるが。 前述の通り民族が違う(アングロ・サクソン系などとごっちゃなイングランドやウェールズに対し、スコットランドにはケルト系が色濃く残っている)のと、イングランド王家が断絶しスコットランド王を戴いた(テューダー朝→スチュアート朝)のに、今では「U.K.≒イングランド」となっているのが気に食わないので独立心が高い。 2014年の独立投票では独立派45%でなんとか残留が決定したが、前後して「EUに居るなら独立してもしなくてもそんなに変わらんから残留に投票したのに、EU離脱するなら話は別だ!」という声が出てきた。 実際、EU離脱投票の結果の地図を見るとイングランドはほぼ離脱派でスコットランドはほぼ残留派と綺麗に割れている。 ちなみにイギリス国旗のユニオンジャックは、ウェールズを除く各カントリーの国旗が重なってできていることは有名だが、実はスコットランド国旗の青の方がユニオンジャックの青より鮮やかなのだ。 【ウェールズ】 ぶっちゃけ田舎なカントリー。首府はロンドンの真西にあるカーディフ。 ウェールズもウェールズで民族が違い、その名も「ブリトン人」。そう、『アーサー王伝説』の中心にして、グレートブリテン島やブリテン諸島の語源となった先住民族である(*7)。 だったらスコットランドの様に独立運動があってもおかしくないと感じるだろうが、実はほとんど独立派はおらず、なんならロンドンを都市国家として独立させようとしているトンデモ運動の方が盛んなレベル。 その理由も虚しいというかなんとも消極的なもので、「スコットランドより大分昔にイングランドに『併合された』から」と「スコットランドならイケるかもしれないけど、ウチは一国では絶対やっていけないから」と完全に諦めの境地。 ユニオンジャックにウェールズ国旗が含まれていないのも、イングランドがスコットランドと合同するより前に併合されたから。ウェールズ国旗結構かっこいいのに……(*8)。 その他、羊がいっぱいいる。そしてコーギーの発祥の地でもある。もふもふ。 【北アイルランド】 唯一グレートブリテン島に領土が無いカントリー。イギリスがアイルランドを世界初の植民地にした名残。首府はアイルランド島北東端のベルファスト( 某KAN-SEN やその元ネタの名前の由来でもある)。 因みに唯一公式の旗が無いカントリーのため、サッカーとラグビーのワールドカップではそれぞれ独自の旗で参戦している。軍事パレードの時は英国旗の構成要素の一つになった聖パトリック十字を使っているなど、場合によって使う旗はまちまち。 「なんでアイルランドと一緒に独立しなかったの?」と思うだろうが、その理由はヨーロッパではあるあるのキリスト教の教派問題と民族問題が悪魔合体してしまっているから。 アイルランドにはアイルランド系とローマ・カトリック信者が多く独立志向が強かった。一方、北アイルランドにはかねてよりグレートブリテン島からの移民(≒非アイルランド系)が、宗派は非ローマ・カトリック(*9)が比較的多かったことでその他アイルランドより独立志向が弱かったため。 とはいえ同じアイルランドということで無理矢理にでも合☆体統一したいと考えるアイルランド人も少なくなく、その中の過激派として有名なのがIRAことアイルランド共和軍である。ただし、軍といってもアイルランド政府とは無縁になって久しく、今ではただのテロ組織なので注意。 EU加盟前は北アイルランド内でテロを頻発させていたが、EUに加盟したことで国境がなくなり納得したらしく、近年まで行動を鎮静化させていた。 しかしイギリスがEUを離脱するということになって以来、また行動を活発化させている様だ。 かれこれ創設から100年を超えているとあって案の定いくつかに分裂しており、比較的穏健で2005年に武装解除した(とされる)PIRA(プロヴォとも)ことIRA暫定派と、 武装闘争による英国放逐を以てのアイルランド統一を目指す、非主流派リパブリカン(*10)きっての武闘派なRIRAこと真のIRAが有名。 他にもCIRA(IRA継続派、IRA継戦派、コンティニュイティIRA)やOIRA(正当IRA、オフィシャルIRA)にINLA(アイルランド民族解放軍)、等々と分かれ大体は「アイルランド義勇軍」と自称している。 【歴史】 それなりに長い歴史があるが、国号が何度も変わっているのでどこからが現在のイギリスとするかが難しいところ。 イングランド統一は927年、現在の王族の先祖であるノルマン朝の成立は1066年、グレートブリテン王国成立は1707年、グレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立したのは1801年、現在の国号に至っては1927年である。 ここではイングランドが統一され、イングランド王国が成立した927年からとする。 その場合、イギリスには1100年程度の歴史があることになるわけだが、正直やっていることはお家騒動やフランスとの戦争ばっかりである。 英仏戦争 1337年 百年戦争(フランス勝利) ↓ 1512年 カンブレー同盟戦争(フランス勝利) ↓ 1522年 第一次イタリア戦争(イングランド勝利) ↓ 1542年 第四次イタリア戦争(引き分け) ↓ 1557年 イタリア戦争(引き分け) ↓ 1627年 三十年戦争 ↓ 1689年 九年戦争(イングランド勝利) ↓ 1702年 スペイン継承戦争(イギリス勝利) ↓ 1744年 オーストリア継承戦争(イギリス勝利) ↓ 1756年 七年戦争(イギリス勝利) ↓ 1778年 アメリカ独立戦争(フランス勝利) ↓ 1793年 フランス革命戦争(フランス勝利) ↓ 1803年 ナポレオン戦争(イギリス勝利) お前ら何回戦争すんだ! なお、この他小競り合い多数。英蘭戦争とか。 18世紀後半には約15年おきに戦争している。500年に渡って戦争何回もするなんて関係の国なかなか無いよ。 おかげでフランス発祥のメートル法(特に国際単位系)が、未だに国内と「息子」のアメリカではあまり使われてない。英米に行って迷子になるのは大体こいつのせい。くたばれヤード・ポンド法! それでも19世紀初期から現在まで列強(*11)であるのはイギリスとフランスのみで、現在も腐れ縁もといライバル関係が続いていると言える。 また、現在の王朝を成す王家はウィンザー家(*12)だが、前々王の直系断絶により至近の傍系が即位、などの形で何度も王朝(名)が変わっているうえ、 その傍系が遠すぎて他国の名家から戴くということもあったため(しかもそのうち1回が現王朝に直接つながるハノーヴァー朝を開いた時で、より近い血縁者もいたが英国国教会の信者でなく改宗も拒絶した)、 その点は同じく君主である日本の天皇がどんなに遠い継承でも国内に収まっている事(万世一系)とは大きく異なる。 その変遷はざっくり言えば 「ノルマン人の征服王家(ノルマン朝)」→「フランス由来のイングランド王家(プランタジネット朝)」→「ウェールズ由来かつフランス系でもあるイングランド王家(テューダー朝)」→ 「エリザベス1世からイングランドを託され、名誉革命後グレートブリテン島を統一したスコットランド王家(ステュアート朝)」→ 「神聖ローマ帝国・ハノーファー選帝侯の一族(ハノーヴァー朝―(エドワード7世が即位)→サクス・コバーグ・ゴータ朝―(反独感情に考慮して改名)→ウィンザー朝)」 という具合。 【大英帝国/イギリス連邦】 イギリスを語る上で欠かせないのが現在まで紆余曲折ありつつも「イギリス連邦」として残る、「大英帝国」である。 産業革命により世界の工場となったイギリスは、市場、というか商品を売り付け資源を徴発するための植民地をアジアや新大陸、アフリカに次々作って行き、最終的にこれまでどんな大帝国も成しえなかった、そして今もまだ抜かされていない記録「一国による地球の陸地面積の1/4の支配」を達成した。 その後アメリカの独立や他の列強の台頭、二度の世界大戦による衰退などから殆どの植民地が独立したが、現在でも一部の地域が海外領土として残っている。 また、独立した各国もそこまでイギリスを恨んでいないのか、未だに世界的な影響力を持つ同国と関係を持っておきたいのかは不明だが、「イギリス連邦」として緩やかな関係を持ち続けており、一部のイギリス連邦国家は国家元首にイギリス国王(とその代理である総督)を戴いている。 少しややこしいのがイギリス連邦(コモンウェルス・オブ・ネイションズ)と別に英連邦王国(コモンウェルス・レルム)が存在するということ。 連邦王国の国家元首は上記のようにイギリス国王で、大物としてはイギリスに加えてカナダ・オーストラリア・ニュージーランドといった国々もこれに該当する。 一方のイギリス連邦には共和制を選択して英連邦王国を離脱したインドやバルバドス、独自の王家を持つレソトやエスワティニ(旧スワジランド)、そもそもイギリス植民地ですらなかったルワンダやモザンビークなども参加している(*13)。 オーストラリアやニュージーランド、ツバル、フィジーといった主にオセアニアの国々の国旗の左上に未だにユニオン・ジャックが描かれているのは、こうしたつながりが存在するからである(*14)。 なおこれだけの領土を一個国家とみなす場合、イギリスは現在でも太陽の沈まない国に該当する(*15)。 本来、植民地として虐げられていたなら相当イギリスに対し憎しみを抱いていても仕方ないにも関わらず(*16)、現在も友好的な関係を続けられているのは伝統的にイギリスが外交上手だからだと言える。 しかし「外交が上手い」と言っても、そこには詐欺まがいの三枚舌外交(*17)や、棍棒外交じみたやり方で自国の権益を確保し、結果現在まで残る民族・国家同士の禍根(イスラエルとパレスティナ、中国と香港、スーダンと南スーダン、イエメン、等々)を残したとして、その心意気を評して「ブリカス」と呼ばれることもある。 【国民性】 一言で言うと「皮肉屋」。 外見的には似ているし、成立ち的に息子とも言えるアメリカ人は嫌なことは嫌としっかり言い、訴訟に発展することもかなりあることと比べると、嫌なことがあっても直接的には言わず婉曲表現を使うことが多い。「ウィットに富んでいると言っていただきたい」 その点、嫌なことがあっても言い出せないことの多い日本人の方がアメリカ人より近いとも言える。西洋の京都府民 皮肉を言わないキャラが極僅かな『きかんしゃトーマス』や(特に英国の)コメディの転換点『モンティ・パイソン』、世界的人気を誇るダークファンタジー兼ミニチュアゲームである『ウォーハンマーシリーズ』はその気質の究極形と言っても過言ではない。 気性は割と穏やかで、かつ自分が決めたルールを守ろうとするタイプが多いとされる。 アメリカ人の自由主義とも、日本人の社会の秩序を守ろうとする考えとも一線を画すタイプである。ただし、「列に並ぶのは日本人かイギリス人」と呼ばれるくらいには列に並ぶのは苦ではない様子。 また、過去に大英帝国という黄金時代があったためか、日本と同じ島国という地理(とするには大陸寄りな立地・地質だが)故か、はたまたシンプルにフランスが嫌いなのか「我々はヨーロッパとは違う」という思いが深層心理にあるらしく、 自ら設立したEFTAを抜けてまで加入したEUから離脱した一端にはこの考え方があると言われている。 他にも先進国においては今では珍しい君主政(日:皇室、英:王室)、自動車の左側通行(鉄道はフランスなども左側通行で自動車より多い)、暗黙のルールが多い、謙遜を美徳とする、などの点からイギリスと日本が似ていると度々言われるが、大きく異なる点もある。 その内の一つが温泉文化で、日本では街中では犯罪者だが温泉では裸でも全く問題ない。実際、公衆の面前というのは変わらないのだが、そこには線引きがある。しかしイギリス人は街中は当然として温泉のような施設だろうと絶対に裸になりたくないという考えが根付いている。そのため、日本に旅行に来て温泉では素っ裸の日本人を見ると「Are you crazy!?」と困惑する英国人も少なくないらしい。おまいう。 あとそもそも信仰が違う。イギリスでは48%がキリスト教徒(その大部分はイングランド国教会などの聖公会系)である。 とはいえフランスの56%と比べると少なく、移民などを中心にその他の回答をする者が増えつつある。 無神論者の有名人だけでもアラン・チューリングにポール・ディラック、リチャード・ドーキンス、ジョン・レノン、等々。 非キリスト教徒の内訳としては無宗教と答える人が年々多くなっており、いずれは日本のように宗教ちゃんぽんになるかもしれない。 エスニックジョークに於けるキャラクターも概ね上記や下記などの理由で、「皮肉屋」「腹黒」「メシマズ」「紳士的」 「紅茶(ティータイム)大好き」「議論好き(*18)」といった所。 【食文化】 何よりコレが日本と一番違う。 とにかく飯が不味い 。もしくは 見た目がエグい 。もしくは 料理の名前がどこかおかしい 。運が悪けりゃ全部。 なお、このため外国人から「イギリス人は味覚おかしいのか!?」と言われるが実はそんなことはなく、当のイギリス人が一番イギリス料理が不味いと思っていて、得意の自虐ジョークがよく炸裂している。じゃあ直せよ…… 詳しくは項目参照。 また、イギリス人は紅茶好きというイメージがあるが、かつてはイスラーム文化の影響によりコーヒーが嗜まれており、また近年になってコーヒー派が復権しつつある。そのため先入観や偏見からのイメージ程嗜まれているわけではない。でも戦車に湯沸かし器が付いてはいる 余談だが日本で人気のロイヤルミルクティーは、名前に反してイギリス王室と全く関係なく、そもそもの名称が和製英語、つまり日本発祥のミルクティーである。 製法的にはむしろインドを中心に発達したミルクティー「チャイ」に近いものの、まあ偶然の一致で片付けてもいい程度。 なおメシマズの原因についてだが、「産業革命期に資本家たちが工場労働者に超ブラック労働を強いた結果、労働者の生活環境が劣悪になり、その労働者がそれまで保っていた食文化が破壊されたから」という説がある。 【兵器】 メシと同じくらいネタにされている、所謂「英国面」の代表。 突拍子もない発明をする、デザインがおかしい、問題にぶち当たった時の解決法が変、等々。 やっぱりどうしても独自路線を行きたい国民性なのかは不明だが、堅実に設計するということを知らんのかという兵器が英国には目白押し。 兵器以外での諸々も含め、詳しくは項目参照。 一方で弩級戦艦や空母に(主力)戦車といった近代兵器開発史に於ける非常に重要な発明も少なくない。 変な兵器「しか」作っていない訳ではなく、単にその紆余曲折のくねり具合が凄まじいだけなのだ。 【その他】 世界の都市ランキングにて 経済活動や研究開発力、観光資源、環境などを総合的に評価した世界の都市ランキングではロンドンが2020年に1位を獲得している。 ジブラルタル 海外領土の一つとして、イベリア半島最南端の岬ジブラルタルを今も領有している。 地中海から出るためにはスエズ運河かジブラルタル海峡を通らなくてはならないが、そのうちの一つを管理できる要衝のため、スペイン継承戦争で強奪した割譲させたっきり返還していない。 なお、第二次世界大戦期まではスエズ運河が通るエジプトもイギリスの植民地同然な国家だったため、イタリア海軍は地中海から出られず非常に苦戦した。 国王について イギリス国王は立場上、英連邦王国の首長ともなるように数多くの顔を持つ。 そのため正式な称号は神の恩寵によるグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国およびその他のレルムと領土の(女)王、コモンウェルスの長、信仰の擁護者○○陛下という呪文と化す。 なおレルムは英連邦王国、領土は王室領など、コモンウェルスがイギリス連邦、信仰はイングランド国教会首長のこと。 先代の国王(女王)であるエリザベス2世陛下は、2022年9月に崩御されるまでイギリス国王として最長在位の記録を更新し続けていた。 これ以外にも先述のような数多くの顔によって、イギリス以外にも英連邦王国として15か国の女王でもある、数多くの国の貨幣に自身が描かれる、オリンピックの開会を6度も宣言する(*19)、一人で多国籍軍が作れそうなほどの軍隊の指揮官でもあらせられた(*20)、ファッションリーダーとしての顔も持つなど、逸話には事欠かないお方だった。 『英国的に完璧な紅茶の淹れ方』 2020年7月4日にイギリス陸軍がアップロードした公式動画。 『星条旗よ永遠なれ』をバックに、戦車から身を乗り出した(コッテコテのイギリス英語で話す)イギリス陸軍の軍人が『アメリカ、独立記念日おめでとう』と言って始まったこの動画なのだが……。……嫌な予感がしたあなたは正しい。 まず慇懃無礼丁寧な挨拶も程々に用意されたのは、ティーバッグ、ミルク、砂糖、スプーン。 そして エリザベス2世陛下の満面の笑顔が印刷された マグカップ(*21)と……。 「――それと湯沸かし器。マイクロ波ではありません」 英国紳士は紅茶を『水を張ったマグにティーバッグをぶち込んでレンチン』して作りなどしない。それは下賤なアメリカ人の淹れ方なのだから。 ではどう淹れるかといえば、まずはティーバッグをマグに入れる。 「 ――港にではありません 」(*22) そしてそのマグに 戦車備え付けの湯沸かし器から 熱湯を注ぎ、1分ほどそっとしておく。 そうしたらティーバッグをそっと取り除き、ミルクと砂糖を加えてかき混ぜる(*23)。 これで出来上がり、とずっと控えていたもう1人の軍人とマグを鳴らした瞬間、BGMは『ルール・ブリタニア(*24)』へ早変わり。 「独立記念日おめでとう。そして 神よ女王を守り給え (Happy Independence Day. and God Save the Queen)」 楽しく紅茶を飲む2人を少し引いて戦車ごと映しながら、動画は終わった。 その完璧なブリカス仕草ブリティッシュムーブは当然の如く、アップロード早々SNSのトレンドを席巻した。が、それはまた別の話……。 追記・修正はアフタヌーンティーの後で。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] イギリスの項目って今までなかったんだな。 -- 名無しさん (2021-03-03 13 27 04) ネタと歴史が莫大すぎて建てられる人がこれまでいなかったと考えられる。事実追記の余地がまだたくさんある。 -- 名無しさん (2021-03-03 13 33 45) 今話題の(?)競馬なんかもイギリス発祥。あとは身分関係(貴族)が未だにきっちり存在するらしいが。 -- 名無しさん (2021-03-03 13 58 44) スリランカのやり口とか見るとほんと畜生ではある。 -- 名無しさん (2021-03-03 14 10 32) ↑アヘン戦争ォ…は書かないほうがいいか。あとはポケモン剣盾の舞台としてお馴染み。 -- 名無しさん (2021-03-03 14 23 59) ↑ それを考えると中国の項目を建てるとしたらなんてとんでもない量に成りそうだな。 -- 名無しさん (2021-03-03 14 31 02) ↑【修正】↑4です。 -- 名無しさん (2021-03-03 14 32 42) EU離脱でどうなるか・・・今の英国首相は中国とお近づきになりたい様だし、EU vs 英国&中国の構図になるかも -- 名無しさん (2021-03-03 14 35 11) マグナカルタにはじまる「王権の絶対性否定」から現代の立憲主義思想が生まれている。 (まあマグナカルタが生まれた原因と言えば諸侯を抑えつけられるほど王様が強くなかったからなんだが…) -- 名無しさん (2021-03-03 14 36 45) 荒れないように英仏関係以外あんまり歴史には触れない感じで書きました。そのかわり国民性のところを充実させたので許してください何でもしますから... -- 作成者 (2021-03-03 14 43 11) ↑5 このWikiには中国史の鬼がいるけど、あのひとがポイントピックアップで書いてあの分量だもんねぇw -- 名無しさん (2021-03-03 14 45 26) ↑2 エゲレツ相手に「何でもしますから」はヤバイですよw -- 名無しさん (2021-03-03 14 53 42) 頓珍漢な質問をすると丁寧な回答したあとに「アフリカにいる君の家族にも教えてあげてね」と付け足してきそう -- 名無しさん (2021-03-03 15 11 00) イギリス在住の日本人によると移民のおかげで治安が恐ろしく悪化してるらしいな。子供を一人で登校させられないレベルだとか。 -- 名無しさん (2021-03-03 15 14 40) ↑それは子供を一人で登校させられる日本が異常なだけ。ただ治安が悪化してるのは間違いない -- 名無しさん (2021-03-03 15 21 23) ゲームメーカーでいうとセガの印象 -- 名無しさん (2021-03-03 16 09 00) ちょっと前のコメントでも触れてるけど、イギリスでこの量なら中国の記事ができたらとんでもない量に、なりそうだな。 -- 名無しさん (2021-03-03 16 33 11) 蒸気機関車大国 -- 名無しさん (2021-03-03 19 46 43) ノリと勢いでEU離脱したけど冷静になって後悔してる辺りパリピ国家感がある -- 名無しさん (2021-03-03 19 57 29) 三振かホームランしかない国ってイメージ -- 名無しさん (2021-03-03 20 03 38) なおフランスにもイギリス連邦の様なフランス連合、フランス共同体があったが消滅した -- 名無しさん (2021-03-03 21 00 50) 海外領土の絡みでTPP加入云々の話題もある -- 名無しさん (2021-03-03 21 21 45) このwiki的にイギリスにまつわる創作やキャラクターも載せたいが、そうすると一覧項目みたいなことになっちゃいそう -- 名無しさん (2021-03-03 22 25 00) ↑ 国別代表もののイギリスの項にそれは載ってるからここでやらなくても良いんじゃないかな -- 名無しさん (2021-03-03 22 43 42) 本当に -- 名無しさん (2021-03-04 00 47 44) ブリカスの醜名は伊達じゃない! -- 名無しさん (2021-03-04 13 53 12) スポーツもなんやかんや英国発祥、もしくは広めたことが多いからなぁ -- 名無しさん (2021-03-04 14 25 28) セックスの時の騒音が問題すぎるイメージ -- 名無しさん (2021-03-04 21 05 26) F1初開催国でありレーシングチームの多くが拠点を置くモータースポーツ大国。ロータス、ティレル、ブラバム、ウィリアムズ、マクラーレン等は言うに及ばず、レッドブルレーシングやメルセデスAMGも系譜を遡ればそれぞれスチュワート、ティレルに辿り着く。 -- 名無しさん (2021-03-04 21 23 41) そしてグランドエフェクトカー、カーボンコンポジットモノコック等の革新技術を生み出して来たが、その一方で珍車・迷車も多い辺り、兵器のみならずモータースポーツでも英国面を度々炸裂させている。 -- 名無しさん (2021-03-04 21 28 47) 生真面目というか、課題に対して正面から力技で取り組む傾向が強いからそれが英国面に繋がるんだろうな -- 名無しさん (2021-03-05 10 42 09) 食事は不味いけどおやつは美味しいのかも -- 名無しさん (2021-03-05 11 55 27) ヘルシング実写化で散々なことになるのだろうか -- 名無しさん (2021-03-05 14 04 19) 日本にとっては、鉄道と海軍の分野の師匠にあたる。つまり、JRと海上自衛隊の変態性はイギリス譲り。 -- 名無しさん (2021-03-06 22 02 21) 国土面積は日本とそんなに変わらないのにスコットランドや北アイルランドが独立したがるのが不思議。日本で言うと東北や九州が独立したがるようなもんだろうに。 -- 名無しさん (2021-03-07 04 38 26) ↑記事にも書いてあるが元から民族的ルーツが異なるという意識が強い上に海洋油田というドル箱を持ちながらイギリス政府に利益を持っていかれているという不満がある。九州や東北というよりは国内の外国という認識の方が正解 -- 名無しさん (2021-03-07 18 46 33) 東京五輪開会式の入場行進アナウンスで「イギリス」じゃなく「えいこく(英国)」だったのは、English(≒England)っぽい事言うとスコットランドに角が立ちかねないのだろうか? -- 名無しさん (2021-08-03 19 37 26) ご冥福をお祈り申し上げます、陛下 世界を代表する社会主義国の最後の元首と世界を代表する君主主義国の元首が同時期に亡くなるとは...時代の移り変わりを感じるな -- 名無しさん (2022-09-09 10 06 25) 本当に「イギリス」が舞台なら北部アイルランドも同じ地方じゃなきゃな -- 名無しさん (2022-11-13 20 11 55) 地方は分からないけど、ロンドン市内なら海外料理のチェーン店とかそこら中にあるし、イギリス料理もちゃんとした店で食べたら普通に美味しいことも多いから、言われてるほど飯には不自由しない。 -- 名無しさん (2023-12-11 10 43 35) カツカレーが一番人気とか -- 名無しさん (2024-01-30 23 59 09) ↑7 スコットランドの面積と影響力考えたら「滋賀は含めるが紀伊半島は含めない西日本」というレベルだぞ? そして気質は大阪や京都の東日本への対抗意識を考えたらすごくわかりやすい。 -- 名無しさん (2024-01-31 08 28 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hentrpg/pages/25.html
国鉄C63形蒸気機関車 設計されたが実際に造られることのなかった幻の蒸気機関車 ※:オリジナルの増強、限定 能力値 能力値 数値 CP 副能力値 数値 CP ST 150 447 HP 150 0 DX 8 -40 WILL 12 0 IQ 12 40 PER 12 0 HT 16 60 FP 16 0 BS 6.0 0 BM 6.0 0 合計CP 507 特徴 特徴名 補足 CP 容貌/標準? 0 財産/赤貧 デフォ 0 身元/なし 一時的な身元のみ 0 後援者 中規模ネットワーク 10 慈悲深い 自制9 -15 癖 -5 妖怪能力 能力名 LV 増強限定など 修正率 CP 基本セット 200 透明化 機械に透明[+50]、複数の視覚に透明(電磁波、磁気、音波)[+60]※ネットワークを求めているものには無効[+0]、切り替え可能[+10] +120% 88 音を立てない 5 忍びに+Lv/Lv*2 25 ペイロード 150 ※体のサイズよりも中が広い[+100] +100% 300 ワープ移動 視認不要[+50]、信頼できる(+5)[+25]1日2回[-30]、事件発生時のみ[-30]、線路にしか行けない[-30] -15% 85 未来予知 危険予知を含まない -60% 10 呼吸不要 20 真空耐性 5 代謝性の危険に対する耐性 30 ダメージの影響を受けにくい 無生物、血がない 25 高速移動 4 地上、道が必要[-50] -50% 40 気温の変化に強い 10 基本は2~32度、1lvごとにHT/2ずつ拡大 10 気温制御 1 5 弱点 弱点名 補足 CP 依存/石炭 よくある、一週間ごと -20 会話できない 汽笛は鳴らせる -15 技能 技能名 タイプ レベル 相対 CP 忍び DX/並 22/27 +0+9+(5/10) 2 残り ? 計算 名前 + - 能力値 547 -40 副能力値 0 特徴 10 -20 妖怪能力 643 弱点 -35 技能 2 小計 1202 -95 合計 1107 未使用--
https://w.atwiki.jp/utopian/pages/25.html
最終更新 2008/07/28| カウンター - 購入した書籍 英国パブ浪漫 パブのガイドブック。前回のイギリス旅行で購入。夫婦で酒飲みなのと、気軽な食事場所としてパブを利用するため。掲載数はそれほど多くないが、パブの魅力がよく分かる。パブ関係の本もいろいろ出ているようなので、また買ってしまいそう。 イギリス鉄道の旅 (地球の歩き方BY TRAIN) 鉄道のガイドブック。当初は鉄道旅行も視野に入れていたために購入した書籍。移動のための鉄道だけでなく、観光鉄道も掲載されている。次はこの本を参考にして大英帝国縦断したい。フェスティバルの時期にエディンバラに行きたい。 警察庁に採用!人気急上昇中のウイルス対策ソフト http //www.eset-smart-security.jp/go/76169/e1/
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/45621.html
登録日:2020/07/24 (金曜日) 11 57 31 更新日:2023/11/13 Mon 13 47 19NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 SL SL邪面 仮面怪人 噴火軍団 島田彰 怪人 戦隊怪人 戦隊悪役 機関車 機関車仮面 火の山仮面マグマン将軍 石炭 秘密戦隊ゴレンジャー 蒸気機関車 黒い超特急!機関車仮面大暴走 黒十字軍 シュッシュッポッポシュッシュッポッポ! どいたどいた~! 『秘密戦隊ゴレンジャー』の第46話「黒い超特急!機関車仮面大暴走」に登場した仮面怪人。 出典:秘密戦隊ゴレンジャー/東映/第46話「黒い超特急!機関車仮面大暴走」/1976年4月10日放送 身長:210㎝ 体重:130kg 出身地:北海道 声:島田彰 【概要】 非常に巨大な、よく目立つ蒸気機関車(SL)の頭をした怪人。 背中には線路が描かれたマントを付けており、煙突から煙を上げながら新宿一帯を走り回っている。 SLそのままの大変な馬鹿力の持ち主で、必殺技の「SL特急」、「SLヘディング」はキレンジャーやグリーンマシーンでも正面から吹っ飛ばして止めることができず、バリタンクでようやく互角というほど。 通常の体当たりのほか、SLに変身しての攻撃もすることもできる。 パワーに比例して体も頑丈で、ゴレンジャーの武器も弾き返して通用しない。 エネルギー源は石炭と水で、腰に下げた袋に入った石炭を頭にくべることでパワーを発揮し、新幹線を上回るほどのスピードを出すことができる。 ただし、水は携帯していないので、オーバーヒート気味になった時にはどこかで補給してもらわなければならない。 その任務は足に地底探知機を付けて走り回り、データを集める事。 その集めたデータをコンピューターにかけて地下にあるゴレンジャーの基地「ゴレンジャールーム」を探し出すことが目的。 悪の組織の怪人のわりに性格は真面目で、黙々と走り続けながらゴレンジャーに何をしているのか聞かれても決して口を割らない。 その途中で、(ゴレンジャーの基地とは知らず)フルーツパーラー・ゴンに立ち寄って水をもらった時にはきちんと礼を言って去るなど、律儀で礼儀正しい。 また、高いプライドを持っていて大ちゃんに「SLが新幹線に勝てるわけなかとよね」と言われた時には憤慨して新幹線よりも速いスピードで走って見せた。 弱点もSLのそれをそのまま引き継いでしまっており、坂道に弱く長時間の疾走ではオーバーヒート気味になってしまう。 【活躍】 定期パトロール中のペギーと明日香の前にいきなり登場し、何のために走っているのか聞かれるが、「黒十字軍の機密事項」として拒否する。 変身したモモレンジャーとミドレンジャーの乗ったグリーンマシーンの体当たりをはね返しモモ爆弾やミドパンチャーも弾き返し、SL特急で攻撃しそのまま走り去ってしまう。 その後もひたすら2時間も走り続け、物を運ぶでもなく、壊すでもないその行動に江戸川総司令も困惑する。 それから、何とフルーツパーラー・ゴンに現れると「オーバーヒート気味」と言って水を要求。 水をもらうと、 かたじけない、世話になった! と、礼を言って再び走り出すが、江戸川総司令は機関車仮面の足に何かが付いているのを見逃さず、大ちゃんに調べるように指示。 早速機関車仮面に接触した大ちゃんは、機関車仮面をおだてて聞き出そうとするが、機関車仮面にはバレており、失敗。 力自慢のキレンジャーでも機関車仮面を止められず、ペギーと明日香が後を追うと黒十字軍の前線基地を発見し、「モモセセリ」を潜入させる。 すると、中ではマグマン将軍や黒十字総統が機関車仮面の足に付いた地底探査機をコンピューターにかけていた。 機関車仮面の任務とは足に地底探査機を付けて走り回ってデータを集め、地下にあるゴレンジャー基地を探し出すことだったのだ。 機関車仮面はゴンに来ていたことから、すぐに海城と新命がバリドリーンで出動し、アカレンジャーがバリタンクで突入して基地が割り出される前にコンピュータールームの破壊に成功する。 一方、キ、モモ、ミドは機関車仮面を足止めするため岩などでバリケードを作ったが簡単に突破されてしまう。 こら!列車妨害は罪が重いぞ! 今度はそこにバリタンクが立ちはだかり、互角の押し合いとなるが、石につまづいて転倒。 バリタンクに轢かれるも立ち上がり、集結したゴレンジャーとの戦いに突入するが、ゾルダーを蹴散らされゴレンジャーに突進する。 ゴレンジャーハリケーンだ! ゴレンジャーハリケーン、石炭! ゴレンジャーもゴレンジャーハリケーンで対抗し、キック爆弾をパスしていくが機関車仮面にマジックハンドで奪われてしまう。 投げ返されてピンチになるが、モモレンジャーがキャッチして事なきを得ると、アカレンジャーの「SLは坂道に弱い」というアイディアでキレンジャーに山の上に誘き出されてエネルギーを消耗。 クラウチングキック、ゴー!! エンドボール! 出典:同上 うわ!煙突が詰まった! 石炭に変化したキック爆弾が機関車仮面の煙突を塞いでしまい、火を噴きながら走り回ると、 わしの時代は終わった…… 出典:同上 最後の言葉と共に倒れ、敗れ去った。 【その他】 『ゴレンジャー』に登場した怪人の中でも、野球仮面と並んで特に知名度の高い怪人。 『ゴレンジャー』がゲームなどに出演する場合は、ほとんどの割合で登場する。 デザイン画では、頭はもっと小さく目も映像のようなツリ目ではなかった。 断末魔は、当時国鉄の機関車が廃止となった世相に因む。 なお、44年後に登場した『魔進戦隊キラメイジャー』のSL邪面はコイツのオマージュであり、特徴・行動・断末魔と何もかもそっくり。 世界中で一番甘い魚なーんだ? 答え:アンコウ 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] SL邪面はもろコレのパロディだったなwシュッポシュッポ言いながらひたすら爆走するシーンは面白過ぎる -- 名無しさん (2020-07-24 11 59 53) 空想科学読本で考察された事もあったので若い世代にも知名度は高いと思う。かくいう自分もその一人 -- 名無しさん (2020-07-24 12 09 08) ↑エピソード考察兼ねてたからアレ読むだけであらすじはかなり詳細に把握できるのよな -- 名無しさん (2020-07-24 12 16 47) ↑2 トリビアの泉でも紹介されてましたね。 -- 名無しさん (2020-07-24 12 26 30) ↑ されてたっけ? 鶏がらスープを飲んだら爆散した怪人と混同してない? -- 名無しさん (2020-07-24 12 40 28) 劇場版『オーレンジャー』にもオマージュと思われるスチームパンクスが登場しています。機関車=パワフルというイメージがあるから怪人のモチーフにしやすいのかも。 -- 名無しさん (2020-07-24 13 02 22) 当時はエネルギーの切り替えが進んだ御時勢だったから、断末魔の言葉も当時のファンにとってはよりリアルなものだったんだろうなあ。 -- 名無しさん (2020-07-24 14 13 05) 時事ネタだったんだっけ?>わしの時代は終わった! -- 名無しさん (2020-07-24 20 21 41) ↑この回放送4か月前の1975年12月14日を最後に、日本の機関車は廃止になったそうな -- 名無しさん (2020-07-24 20 44 10) ロックマンエグゼのチャージマン -- 名無しさん (2020-07-24 21 39 46) 映像ソフトがVHSビデオカセットで全話発売がまだまだ夢だった頃はテーマ・傾向ごとにセレクトされるのが普通で、この機関車と野球・牛靴仮面で爆笑三本立てとして一本発売されていたな。 なので牛靴の項目もいずれぜひ。 -- 名無しさん (2020-07-24 22 23 32) ↑3 日本のではなく廃止されたのは国鉄の機関車な。 -- 名無しさん (2020-07-25 03 06 37) しかし探知機をつけてゴンに入ったのにゴレンジャールームを見つけられなかったのはイーグルの技術が凄かったのか探知機がザルだったのか… -- 名無しさん (2020-07-25 08 59 11) キラメイジャーの奴はこれのオマージュだったのか! -- 名無しさん (2020-07-25 21 52 35) ↑2 機関車仮面が持ち帰ったデータを解析してる途中でバリタンクが攻めてきてデータが基地ごとロストしたからバレずに済んだ -- 名無しさん (2021-07-07 16 43 37) 明治、大正生まれの人たちにとって新幹線との競争シーンは当時のリアル子供世代とは違う意味で面白い怪人だったんでしょうなぁ(*ーvー* しみじみ -- 名無しさん (2021-09-28 20 00 06) もう10年出番が遅ければシャトルへの変形機能が追加されてたかもw。 -- 名無しさん (2021-11-09 04 21 32) 何も悪いことはしてないよねこいつ -- 名無しさん (2022-03-25 21 29 14) 街中を暴走していたシーンの成人済みのエキストラ約半数くらいはお亡くなりになられているという現在 −。−; -- 名無しさん (2022-04-20 21 04 36) 銀河鉄道仮面として復活とかしないかな -- 名無しさん (2023-03-15 10 33 00) 名前 コメント