約 2,701,444 件
https://w.atwiki.jp/psemu/pages/231.html
ゲーム概要(wikipedia) アランドラ ゲーム アランドラ 攻略本 アランドラ必勝攻略法 (プレイステーション完璧攻略シリーズ) アランドラ―夢を渡る者へ ドリームガイド 完全攻略 (ファミ通ブロス攻略本シリーズ)
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/249.html
アランドラ 17-47~49・55~56・72~73・90~92・97~98・102~103・105~107・131~134 47アランドラsage2005/07/21(木) 20 48 28ID 8xBdEsnG 「神の御姿を描いた如何なる物--絵画、像などの所有を禁ずる」 突然、国王より偶像崇拝を禁じる触れが出された。 神が人間のこの行為に腹を立てないわけもなく、 罰として、愛すべき民は物を作り出す力 すなわち創造力を奪われてしまったのだった。 だが、神は人間を見捨てはしなかった。 人々は神より授かった、「夢に干渉する力」を使い、 失いかけた生きがいを夢の中に求め始めた。 そしていつしか、人間は夢を自由に操ることができるようになっていった…。 48アランドラsage2005/07/21(木) 20 49 59ID 8xBdEsnG その晩もまた、アランドラは夢を見た。 いつの頃からか、眠りにつくと必ず見る。 「イノアの村の北方、湖の深き底に眠る悪魔が 今まさに目覚めようとしておる。 滅びようとしている世界を救えるのはそなただけだ」 守護者を名乗る老人が必死に呼びかけてくる。 自分にそんな力があるのか?「悪魔」とは何者なのか? そんな疑問に終止符を打つべく、アランドラはイノアの村へと向かう旅に出た。 旅の途中、アランドラが乗る船が嵐に巻き込まれ難破した。 彼が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。傍らに中年男性の姿がある。 「気がついた様だね、よかった。 君は気を失って海岸に流れ着いていたんだ。 わしの名はアンゼス。このイノアの村で工匠をしている。 よかったらこの部屋を使いなさい。わしは独り者だ。気を使うことはないよ。」 というわけで、アランドラは当分の間、アンゼスの家に居候することとなった。 当分はこのイノアの村に滞在することになる。 そこでアランドラは村人たちに挨拶回りをしに行った。 しかし、ちょうど今、村ではある問題が発生していた。 ワインズという老人が悪夢に苦しめられているというのだ。 数年前に村にやってきた、「夢」の研究者セクタスにもどうにもならないらしい。 アランドラはセクタスに依頼されて足を運んだ、 夢研究の第一人者ターレス(故人)の館で一冊の本を見つけた。 セクタスは、アランドラの額にある傷とその本を見比べて、言った。 「この本にはこう書かれています。 額に傷ある者、人の夢に入る力を持つ。 アランドラ、あなたはエルナ、すなわち『まどろみの一族』。 人の夢の中に入り、悪夢と戦う力を持っているのです。 あなたならワインズを苦しめている悪夢を何とかできるかもしれない。」 アランドラはワインズの手を握り、セクタスの言葉に従って意識を集中した。 次の瞬間、彼はワインズの夢の中に入っていた。 夢の中でワインズを襲っていた魔物を倒し、アランドラは現実の世界に戻った。 まもなくワインズは目を覚ました。ワインズは悪夢から救われたのだ。 ワインズが助かったという事を聞いた村人ゴウゼスは、アランドラを教会に誘った。 教会で、アランドラはロエイン神父とともに神に祈りをささげた。 49アランドラsage2005/07/21(木) 20 50 57ID 8xBdEsnG この村はなぜか悪夢に苦しめられている人が多く、それを救うためにセクタスはこの村に来たらしい。 しかし、結局は自分の無力を痛感するだけだったという。 あなたには悪夢と戦う力がある。 その力を貸して欲しいというセクタスの言葉に、アランドラはうなずいた。 そのとき、轟音がとどろいた。そしてまもなく、人の叫ぶ声が聞こえた。 「大変だ!炭鉱が崩れたぞ!」 家から飛び出した二人は、村長の家に運び込まれた鉱夫オーレンの元へ向かった。 崩れる炭鉱から脱出できたのはオーレン一人だけ。そのオーレンも重体だ。 オーレンは、気を失う直前、「ムルータ」と呟いたらしい。 「ムルータ」とは、村の北西の森に住む猿のこと。 炭鉱が崩れたのはそいつらの仕業だろうか? 何が起こったのかを知るべく、アランドラはオーレンの夢に入った。 オーレンの夢の中で見たものは、鉱夫が崩した壁の向こうから現れたムルータの群れだった。 アランドラは夢の中で見たことを周囲の人に話した。 ムルータに洞窟を掘るほどの知能があるとは考えにくいのだが…。 そんな話をしているうち、オーレンの容態が悪化。そのまま、彼は息を引き取った…。 アンゼスの家に戻りなさい、と言われたアランドラはその通りにした。 アンゼスは、工房にこもって何かを作っていた。 「偶像崇拝が禁じられてから、わしらは物を作る意欲を失ってしまった… きっと、神の怒りに触れてしまったのだろうね。 しかし…わしは、やる。 『武器を作ってくれ!その武器を取って、戦ってくれ!』 …そう、オーレンの魂が語りかけてくるんだ。」 アランドラは、出来上がった「炸裂弾」を手にして、 生き埋めになった他の鉱夫を救出するべく炭鉱に向かった。 塞がった入り口を、炸裂弾で破壊して炭鉱内部を探索したアランドラ。 しかし、生存者は誰一人いなかった…。 オーレン含めて4人いた鉱夫は、誰一人として生きて帰らなかったのである。 55アランドラsage2005/07/21(木) 21 56 51ID 8xBdEsnG 村に戻ったアランドラは、シヴィルという少女に会いに行った。 彼女の母親シーラがぜひ会ってやって欲しいと言ってきたのだ。 シヴィルは睡眠中には夢を見ず、覚醒中に夢を見るという特異体質であり、 しかも、その夢は「予知夢」であるのだと言う。 彼女の夢に入ったアランドラはさまざまなものを見た。 悪魔と思しき影を崇めるムルータ。 獣のような声が轟く村を徘徊する、村に住む狩人クライン。 囚われの少年の夢の中に次々飛び込んでいくムルータたち。 シヴィルは呟いた。 「いつか、この夢は現実のものとなるでしょう。」 アンゼスの家に戻ったアランドラは、鉱夫たちの墓参りをしてやって欲しいと花束を渡された。 それを受け取り、教会の隣にある墓地へと向かった。 鉱夫の墓前に花束を供え、祈りをささげた。 そして、立ち去ろうとしたアランドラの耳に、聞き覚えのある声が届いた。 その声に導かれるように、アランドラは、賢者ラアの地下墓所に入っていった。 その最深部で、今まで毎晩のようにアランドラの夢に登場し、 メッセージを送り続けていた賢者ラアと対面した。こんな話だった。 村の北にある湖の底に封じられている悪魔「メルザス」が世界を支配しようとしている。 奴の準備が整う前に封印を解き、メルザスを討て。 封印は、私を含む7人の「守護者」がそれぞれ守っている。 アランドラは、メルザスの封印を解く鍵のひとつ、「鳩血のルビー」の紋章を受け取った。 (うんちく:ルビーの中でも最高級のものは「鳩の血・ピジョンブラッド」と呼ばれている) 56アランドラsage2005/07/21(木) 21 59 09ID 8xBdEsnG 墓参り(?)を終えて戻ったアランドラは、 青年ボージスと彼を慕う女性ナーシアの2人が倒れたと言う話を聞いた。 ナーシアは、眠ると周囲の物体を破壊してしまうと言う謎の力を持ってしまったため、 眠ると周囲に迷惑がかかると言って、もう6日も寝ていない。倒れて当然である。 ベッドで寝息を立てているナーシア。そのとき、どこかで何かが破壊される音が聞こえた。 飛び込んできた村人によれば、故・オーレンの家が破壊されたらしい。 これは悪夢のせいだと断じたセクタスの言葉を受け、アランドラはナーシアの夢に入ろうとした。 しかし、目を覚ましたナーシアは、それを拒絶した。 「アランドラが夢に入るには、私が眠っていなければならない、でも眠るわけにはいかない」 それより…ボージスを連れて来て。愛してる、なんて言ってくれなくてもいいの。 ただ、私のためだけに笑ってくれれば…。おねがい。」 報われない愛。ナーシアはこんなに想っているのに、ボージスは全く相手にしない。 そのため、冷たい現実を無意識のうちに破壊してしまうのだろうとはセクタスの弁。 アランドラは、ボージスの家に向かった。 ボージスは、眠りについたまま、どんなに起こそうとしても目を覚まさなくなってしまった。 うわごとで、「サーティ」という女性の名らしき言葉を呟くのみ。 アランドラは、ボージスの夢の中に飛び込んだ。 サーティとは、現実の女性を好きになれなかったボージスが夢の中に作り出した理想の女性だった。 しかし、サーティはいつしか人の魂を食らって生きる夢魔と化し、 今まさにボージスがその餌食になろうとしていた。 アランドラは、ボージスを救うために夢魔サーティを倒した。 夢魔サーティは、「ボージスが将来愛するであろう女を道連れにしてやる」と言い残して消滅した。 こうしてボージスは救われた。しかし、ボージスはサーティの最期の言葉が気にかかっていた。 もしかして、将来愛するであろう女とは、ナーシアの事じゃないか… …残念なことに、その通りになってしまった。 サーティの力によるものなのか、現実を破壊する自分に耐えられなくなったのか、それはわからないが ナーシアは、二度と覚めない眠りについてしまった…。 72アランドラsage2005/07/22(金) 09 28 03ID hKCbO9IF アランドラは目を覚ました。いつもと同じような朝だった。 ただ一つ違うのは、ナーシアがいないことだった…。 「ナーシアの事を考えていたら、これを造ってしまったよ。」 1階の工房にこもっていたアンゼスは、鎖付き鉄球を取り出した。 それを受け取って表に出たアランドラは、ゴウセルに罵声を浴びせかけられた。 「お前が来てからというもの、まるで呪われたかのように、村人が次々と倒れていった。 悪魔め!村から出て行け!」 しかし、アランドラを悪魔だと言う村人はむしろ少数派で、 ほとんどの人はアランドラに好意的に接してくれる。 ゴウセルは信心深すぎて、やや狂信的なところがある。 だから許してやって欲しいと言われた。 その一方で、村の南の海岸の潮が引いて洞窟が現れたと噂になっていた。 なにかある。 そう直感したアランドラは海岸の洞窟へ向かった。 海岸の洞窟の奥でアランドラは、「守護者」である占星術師ヴルと出会った。 しかし、ヴルの持っていた紋章は、ムルータどもに奪われてしまったという。 メルザスは、ムルータを使って自身の復活を画策しているようだ。 73アランドラsage2005/07/22(金) 09 29 49ID hKCbO9IF 村に戻ったアランドラは、自分がいない間に村にやってきた旅の少女の話を聞いた。 彼女の名はメディアム。アランドラと同じく、エルナの力を持っているらしい。 そして今、メディアムは、ナーシアの母親であるモラアスの治療に当たっているという。 メディアムは、夢そのものを見られなくするという方法でモラアスの悪夢を取り除いた。 そしてアランドラに言った。 「あなたは…甘いわ。夢そのものを見られなくするくらいでなければならないわ。 少しでも隙を見せれば、悪魔はそれを狙ってくるのよ。」 しかしセクタスはそれを否定する。 「夢」とは人の生きる希望であり、それを失ったらもはや人ではなくなってしまうのではないかと。 しかし、たとえ夢を失うことになろうと、死ぬことだけは避けたいと願うのもまた人間である。 そう言われてもなおセクタスは反論する。 「悪夢を夢に戻す方法は実際にある。なのに夢そのものを消すのはやりすぎだ」と。しかしメディアムは 「確かに悪夢を夢に戻す方法はあるわ、でも、それにどれだけの危険が伴うのか考えたことはあるの? 自分の理想を他人に押し付けないでよ。…迷惑だわ。」 その夜。 アランドラの部屋の窓から、狩人クラインが飛び込んできた。 狂気に満ちた目で、「お前の苦しむ顔を見せてくれよ」などと呟く。 まるで正気とは思えない。 物音を聞きつけて部屋に入ってきたアンゼスの姿を見て、クラインは姿を消した。 狂気のクラインを追ってアランドラは家を飛び出した。獣の咆哮が村中に響く。 それを聞いて起きてきたセクタスとともにクラインを追うが、 あちこち逃げ回るクラインを捕まえることはできない。 これではきりがないので、夜明けを待ってクラインの夢を調べることになった。 夜が明けた。 アランドラはクラインの家に向かった。すでにメディアムもクラインの家に来ていた。 しかし、メディアムは、クラインを治すのは無理だと言った。 クラインの夢には、正常な部分がまったく残されていない。 彼の自我は悪夢と融合していて、悪夢を無理矢理取り除こうとするとクラインは死んでしまうという。 それでもアランドラはクラインの夢に入ってみた。 しかしメディアムの言うとおり、もはや手の施しようがない状態であった。 アランドラが現実世界に戻ってくると、突然クラインはベッドから起き上った。 絶叫とともに、クラインは人狼へと変貌した。 彼の心を完全に浸食した悪夢は、ついに彼の肉体をも侵しはじめたのだ。 「俺の魂が叫ぶのさ…アランドラを殺せ、とな。」 クラインはアランドラに襲い掛かった。周囲には他の村人も集まっている。 やむなくアランドラは応戦する。 やがて、クラインの夢が暴走を起こし、それによってクラインは命を落とすことになってしまった。 悪魔… メディアムは、人に悪夢を見せて苦しめているのは「悪魔」だと言った。 それは、メルザスのことなのだろうか…? 90アランドラsage2005/07/22(金) 18 52 54ID hKCbO9IF 次の日。 目を覚ましたアランドラの耳に、何かを作る音が聞こえてきた。 アンゼスは、クラインのことを考えているうちに造ってしまったという 「弓矢」をアランドラに手渡した。 村の南西には、リザードマンが住む沼がある。 ムルータがいつ村に攻めてくるかわからない今、 リザードマンの動きにも注意したほうがいいと考えて アランドラは沼へ向かった。 リザードマンの住処の最深部にて、 アランドラは、人の身を捨てた錬金術師ジルと出会った。 ジルもまた、メルザスの封印を守る「守護者」の一人であり、 アランドラはジルから「青碧のラピス」の紋章を受け取った。 村に戻ってきたアランドラは、 今度はゴウセルが倒れてしまったと聞いて彼の家に向かった。 メディアムが先に彼の夢に入ったのだが、 彼女は何もせずに、すぐに出てきてしまったらしい。 メディアムは、アランドラに言った。 「ゴウセルの夢に入るの?…やめておきなさい。 これは、悪魔のワナよ、私にはわかるの。」 仮にそうだとしても、ゴウセルを見捨てるわけにもいかない。 アランドラはゴウセルの夢に入り、悪夢を滅ぼした。 こうしてゴウセルは救われたが、ゴウセルはあまり嬉しそうな顔をしなかった。 ゴウセル自身が「悪魔」と呼んでいた者に救われたという矛盾ゆえか?それとも… 91アランドラsage2005/07/22(金) 18 53 33ID hKCbO9IF 村人の多くは、村の北にある「お袋」と呼ばれる洞窟にやってきていた。 この洞窟には、あらゆる者がここで生まれ、ここへと帰っていくという言い伝えがある。 それゆえ、瀕死の者がいる時、人々はここへやってきて、瀕死の者に向かって呼びかけるのだ。 「そっちへ行くな!帰って来い!」と。 「お袋」に来ていた村人は、ゴウセルが助かったということをアランドラから聞いて、村へ戻っていった。 そのとき、アランドラは洞窟の奥の壁にひびが入っているのに気付いた。 …なにかある。そう思ったアランドラは壁を叩き壊し、その奥へと入っていった。 「お袋」の最深部には、生と死の女王ンヴがいた。「守護者」の一人である。 しかし、ンヴの持つ紋章もまた、ムルータに奪われてしまったという。 ンヴの力によって村に戻されたアランドラの元にセクタスがやってきた。 メディアムが気になることを言っていた、という。 曰く「悪夢の原因は、ロエイン神父が神ではなく悪魔に祈りをささげているからだ」と。 それを確かめるべく、アランドラとセクタスは教会へ向かった。 その途中で、アランドラはシヴィルに呼び止められた。 また気になる夢を見たから、どうしてもそれを伝えたかったのだという。 シヴィルの見た夢、それは… メルザスの神殿を独り突き進むアランドラ。 その手には、村人の一人ルータスが悪魔を討つために自らの命を捨て、 その死を受けてアンゼスが造り出した「聖剣エルナート」が握られていた。 そしてついにアランドラはメルザスと対峙する… そこでシヴィルの夢は終わった。 教会の入り口には鍵がかかっていた。二人は、窓を割って教会に入りこむ。 教会の中を探索すると、隠し階段を発見した。 その階段の先に、神父ロエインはいた。 そして、国王によって禁じられたはずの神の像がそこにあった。 ロエインは言った。 人が悪夢を見ることになったのは、偶像崇拝を禁じられたことで 神への祈りの力が弱まったことに怒った神の御業なのだと。 すなわち、悪夢の原因は人の側にこそあるのだと。 だから私はあえて禁を破ったのだ。 それに対して、セクタスは宣言した。 たとえ、相手が神であろうとも戦う、と。 …神の像。 その姿は、アランドラが今まで夢の中で度々目にしたメルザスの姿そのものであった。 92アランドラsage2005/07/22(金) 18 55 19ID hKCbO9IF 次の日の朝。工房から聞こえてくる音に、アランドラは目を覚ました。 朝起きたら無性に何かを作りたくなった、というアンゼスから「パワーグローブ」を受け取った。 …嫌な予感がした。アンゼスが何かを造り出す時…それは。 その時、セクタスが家に飛び込んできた。なんと、シヴィルが「殺された」という。 シヴィルは、昨晩の夜遅くに発見され、首の骨を折られて死んでいた。 悪夢によるものではない。明らかに、人の手によるものだ。 犯人はおそらく悪魔に味方する者だろう。 メディアムは昨晩、遅くまで起きていたらしい。 まさか、シヴィルを殺したのは彼女なのだろうか…? 彼女が敵か味方かを確かめるため、アランドラはメディアムの夢の中に入った。 そこで、アランドラは、メディアムの過去を見ることになる。 父を事故で亡くしたころから、母は神に対して疑いを持ち、 神の正体を知ろうと、さまざまな文献を調べまわっていた。 そのことが神の怒りに触れたのか、母は火炙りの刑に処せられた。 そして、その娘メディアムもまた追われる身となり、彼女は故郷を捨てた。 旅暮らしの中で、いつしか彼女はエルナの力に目覚め、 その力をもって人々の夢を癒しているうちに、「神の正体は悪魔である」ことを突き止めた。 そして、イノアの村にたどり着いた彼女は、この村の近くに悪魔がいると確信した。 そして彼女は亡き母に誓う。必ず悪魔メルザスを討つと。 そんな過去を持っていたからこそ、 彼女は夢そのものを消してまで悪夢に対抗しようとしたのだろう。 目的は同じなのだから、協力しあうこともできるはずだ。 メディアムが心を開いてくれることを願いながら、アランドラは床についた。 97アランドラsage2005/07/23(土) 00 17 37ID izBOYSJj 次の日。 村から少し離れたところに住む老人ハヴァンと会ったアランドラは 巨神ニルードに会え、と言われた。 ニルードとは、かつて「神」として崇められていた巨神族の生き残りである。 今もなお、ニルードを神と崇める小人族ミミングの妨害をかわし、 アランドラは巨神ニルードの元へたどり着いた。 ニルードはアランドラの力を認め、メルザス打倒を彼に託した。 ニルードもまた、メルザスの封印を守る「守護者」であったのだ。 その時、メルザスの部下である悪魔ゾルジアが現れ、ニルードを亡き者としてしまった。 去り際にゾルジアはアランドラに言った。「次は、ないよ」と。 アランドラはニルードに託された「黄玉のトパーズ」の紋章を手に、村へ戻った。 アランドラは、村人ルータスに「相談がある」と言われ、話を聞いた。 なんでも、最近ルータスの身の回りにおかしな事が起こっていると言う。 落石にあったり、モンスターに追いかけられて殺されそうになったり。 おかしな事と言うのは、そんな時には決まってロエインが助けてくれることだと言う。 単なる気のせいなんだろうか?…いや。 ルータスの家を出ると、そこにはメディアムがいた。二人の話を聞いていたらしい。 ルータスには言わなかったが、アランドラには心当たりがあった。 シヴィルの予知夢によれば、ルータスの死によって聖剣エルナートが造られる事になっている。 ロエインはそれを妨害しているのだ。 しかし、シヴィルがそんな事を他人に話すわけがない。 いつ、どこで、どうやってそれを知られてしまったのか? 「アランドラ…あなた、もしかしてメルザスに祈ったことがあるんじゃないの?」 思い出した。村に来てすぐのこと。ワインズを悪夢から救った直後だ。 確かにあの時、教会で神に祈った。 「祈るという事は、神を心の中に住まわせるという事なの。 つまり、あなたはメルザスに夢を盗み見られていたことになるわ。」 …教会地下にあるメルザスの像を破壊しよう。 祈るべき対象がなくなれば、メルザスの力も弱まるはず。 そう考えた2人は教会に入っていった。 しかし、ロエインは言った。 像の存在は村長も知っている。つまり、これは村全体の意思なのだと。 それを破壊したとなれば2人は村を追われることになるだろう。 引き下がるしかなかった。 「そっちがそう来るのなら、こっちにも考えがあります。後悔させてやりますよ…」 2人は、シヴィルを殺したのはロエインだと確信を抱いた。 おそらく、次もまた、アランドラと親しい者を狙ってくるだろう。 メディアムはセクタスを守るから、アランドラはアンゼスを。 そう決めて、それぞれの家に戻った。 その話をアンゼスにした。 「ロエインがそんな事を?…いや、考えられる話だな。 …君は先に寝なさい。わしは…まだ寝られないよ。 寝る前にやるべきことがあるからね。」 不安を感じつつも、アランドラは自分のベッドにもぐりこんだ。 アンゼスは、アランドラの寝顔を見ると、何かを決意したかのように家を出て行った。 98アランドラsage2005/07/23(土) 00 19 23ID izBOYSJj 次の日の朝。 アランドラの部屋に飛び込んできたメディアムが叫んだ。 「アランドラ、起きて!! 大変な事が…アンゼスが……。 …殺されてしまったわ。」 アンゼスの葬儀がしめやかに執り行われた。 村人たちは黙祷をささげ、アンゼスの墓に花束を供えていく。 アランドラはただ、呆然と立ち尽くしていた。 村人たちはみな墓場から去り、最後まで残っていたアランドラの耳元でロエインが囁いた。 「お前が村に来なければ、アンゼスが死ぬこともなかった。 そう… お 前 が 殺 し た のだ。」 失意のうちに村へ戻ったアランドラに、セクタスが特殊な鍵を手渡した。 アンゼスは、死んでもなお、これを強く握り締めていたらしい。 アランドラは、その鍵を使って、アンゼスの工房にあった、鍵の掛けられた箱を開けた。 中には、手紙が入っていた。 君が、これを読んでいるということは、わしはもう生きていないのだろう。 君だけに危険なことはさせられないと思い、 わしは夜中に墓地でロエインと会うことにした。 わしも君と同じように彼が人間の道を踏み外しているのではないか、と思っている。 それを、確かめてみるつもりだ。 正直に言ってしまうと、今、とてもおそろしいんだ。 この手紙を、丸めてどこかに捨ててしまいたい。 そして、あたたかなベッドに潜り込んで、寝てしまいたい。 そうすれば、いつもと変わらぬ朝を迎えることができるだろう。 だが、それはできない。 わしは、君のことを本当の息子のように思っているのだ 父親であるわしが、そんなに臆病では、情けない。 だから勇気をふりしぼってロエインと戦おうと思う。 妻だけでなく、生まれたばかりの息子にまで死なれてしまい、 生きる希望を失っていたこのわしに、君は、笑顔を運んできてくれた。 短い間だったが、とても楽しかったよ。 ありがとうアランドラ。本当に、ありがとう。 父より 悪夢とさえ思える1日がようやく終わろうとしていた。 目を閉じると浮かんでくるのはアンゼスの優しい笑顔…。 いくら涙を流しても、心の痛みは消えなかった。 いつしか眠りに落ちたアランドラは いつもと同じ朝が来ることを無意識の内に祈っていた。 だが… 神は、いなかった。 無情の朝がやってきた。 102アランドラsage2005/07/23(土) 13 00 16ID izBOYSJj アランドラが心休まる日は来ないのであろうか。 今度は、村に住む少女エリーンが悪夢によって倒れた。 エリーンは、母親が駆け落ちして行方不明になったことがきっかけで人格が分裂してしまった。 今の彼女は、4つの人格を持っている。 メディアムは1度エリーンの夢に入ってみたのだが、 多重人格ゆえに夢の構造も複雑をl極め、 そのため、悪夢退治をあきらめて戻ってきたのだった。 メディアムは、アランドラに協力を申し出た。 1人では手に負えないが、2人なら何とかなるかもしれない。 アランドラとメディアムは、2人でエリーンの夢に入った。 2人の協力により、エリーンの4つの人格に巣食う悪夢は退治される。 そして、そのうち3つの人格は、悪夢とともに消滅した。 エリーンの救出に成功した2人は、心身ともに疲れ果てていた。 時間はまだ早いが、休むことにした。 103アランドラ連投規制うざ杉sage2005/07/23(土) 13 04 04 ID izBOYSJj その日の夜も更けたころ。 ゴウセルの妹・キーシャがアランドラの元にやってきた。 またしてもゴウセルが倒れた、助けて欲しいと。 メディアムは先にゴウセルの元に来ていたが、彼女はなぜか夢に入ろうとしない。 そして断じた。これは罠だと。 今まで、こんな真夜中に悪夢で倒れる人はいなかった。 何故か? それは、悪夢で倒れた人を他の人に見せることによって「恐怖」を与え 神への祈りを捧げさせるためなのだ。 メルザスは、今までそうやって力をつけてきたのだ。 しかし、エルナの2人が村にやってきてから、悪夢は退治されるようになった。 悪夢は、人々を脅かす存在ではなくなりつつある。 そうなると、神に祈る人もいなくなる。 祈る者がいなくなった神は、もはや神ではいられない。 そこで…人を脅えさせるための悪夢ではなく、2人を殺すための悪夢を仕掛けたのだ。 その時、外から猿の鳴き声が聞こえた。 ムルータ。 ゴウセルの家をすっかり囲んでいるようだ。 メディアムの推理はこれで立証された。 2人が夢に入った後にゴウセルを殺し、2人を現実世界に戻って来れなくするのが狙いなのだ。 アランドラは家を出て、村に侵入したムルータを一掃した。 これで、メルザスの計画は破れたわけだ。 そして、ゴウセルの夢に入ろうとしたその時。 咆哮をあげ、ゴウセルは獣と化した。クラインの時と同じように…。 「神からのお告げがあった!アランドラ、お前を殺せ、とな。」 正気を失ったゴウセルは、止めに入った妹キーシャを突き飛ばした。 アランドラが剣を抜こうとしたその時。 「…キーシャ?…まさか…俺がやったのか? 「アランドラ…お前さえいなければ!お前が… 「いや、そうじゃない…俺は…俺じゃない! シヴィルやアンゼスを殺したのは…俺じゃないんだ! 神が…メルザス様が…」 ゴウセルは戦っていた。悪夢と。自分自身と。 「兄さん…元のやさしい兄さんに戻って…」 ゴウセルは絶叫とともに朽ち果てた。死体すら残さず消えてしまったのだ。 ただ、最期の瞬間、彼は確かに人の姿に戻った。 彼は、悪魔の下僕としてではなく、人間としての死を選んだのだ。 そこへ騒ぎを聞きつけた村長がゴウセルの家にやってきた。 いままで神と呼ばれていたメルザスが悪夢を作り出している。 それを聞いた村長は、それでも神への祈りを捨てることはできないと言う。 「祈りはすでに生活の一部になっていた。 神はいないと思って生活するなど、耐えられない…」 それを受けて、セクタスは言った。 「それなら、彼に…アランドラに祈りを捧げてください。 人々を悪夢から救うのが神だというのなら…彼こそが、その人なのですから。」 ゴウセルは信心深い男だった。その心の隙を狙われてしまったのだ。 アランドラは、メルザスに対する強い憤りを感じていた。 105アランドラsage2005/07/23(土) 16 56 48ID izBOYSJj 次の日。 昨晩の件を考えるに、いよいよ敵も本腰を上げてきたようである。 こういう時は先手必勝。 アランドラは、ムルータの住処である大樹の塔に攻め込んだ。 一度は敵の罠にかかり、囚われの身となってしまうもあっさり脱出に成功。 所詮は猿知恵、といったところである。 そして、アランドラはムルータの王・ザザンを討ち、 奪われていた2つの紋章「真紅のオパール」と「褐色のアゲート」を奪い返した。 アランドラが村に戻ると、突然地震が起こった。 村の北西にある「トーラ山」が噴火を起こしたらしい。 しかし、村人はだれもトーラ山が火山だったなどとは知らなかった、という。 アランドラはトーラ山の調査に向かった。 そこにいたのは、火竜ウィルダ。 「深緑のオリビン」を持つ「守護者」の一人である。 ウィルダに自らの力を示したアランドラは、6つ目の紋章を託された。 いつもと同じように夜は更けていく。 村の誰もが、いつもと同じ朝が来ることを疑わなかった。 しかし… 部屋で眠っていたアランドラはメディアムにたたき起こされた。 村に住む少年ベグラスがムルータに誘拐されたという。 べグラスの居所がわからないので助けに行くこともできない。 そんな時、セクタスによって妙案がもたらされた。 べグラスには、双子の弟ネスタスがいる。 そして、双子は夢の中でも通じ合っているのだ。 つまり、ネスタスの夢に入ってべグラスの夢へ抜ければ、 べグラスがどこにいようと関係なく、助けに行くことができる。 アランドラはネスタスの夢に入り、べグラスの夢へと抜けた。 べグラスは、大樹の塔の近くにある小屋に幽閉されていた。 小屋を脱出し、村への帰路につく2人。 106アランドラsage2005/07/23(土) 16 57 51ID izBOYSJj 村に戻ったアランドラとべグラスが見た物。 それは、ムルータによって火を放たれ、燃え盛るイノアの村であった。 こみあげる怒りに任せて、村にいたムルータを全滅させたアランドラ。 しかし、この焼き討ちによって、多くの村人が命を落とした。 ワインズ、ボージス、モラアス、シーラ、エリーン…… 生き残った村人たちは、被害が少なかった村長の家に集まっていた。 ムルータどもは、アランドラとは逆に、 べグラスの夢からネスタスの夢へ抜けてきたのだとセクタスは言った。 猿知恵でそんなことが思いつくわけがない。 間違いなく、メルザスの入れ知恵だ。 村人たちは、これからの事について話し合った。 まず、村人の考えをひとつにまとめる必要がある。 それは、神について、である。 村人たちにも、悪夢を見る理由がすでに見えてきていた。 神を裏切るのかというロエインに、村人たちは一斉に反発する。 「…神なんていないわ。いるのは、悪魔よ!」 「そうだ!祈りを捧げさせておいて、人を苦しめるなんて最低だ!」 「偶像崇拝を禁じ、像や絵画を破壊しただけで怒り、創造力を奪ったのですからね。」 ロエイン「しかし、その代わりに、我々は夢を操る力を授かったのではありませんか!」 その時、メディアムはすべてを理解した。 メルザスは、偶像崇拝の禁止に怒って創造力を奪ったのではない。 偶像崇拝を禁じられたことで、メルザスの力は弱まった。 そんな時に、もしも人間がメルザス以外の誰かを神として崇めるようになったら… メルザスはそれを恐れて、人々の創造力を奪ったのだ。 しかし、その反動で人々は夢を操れるようになってしまった。 夢を操り、現実にもその影響を及ぼすことができるほどの力は、 物を造り出す事よりも遥かに大きな事ができるはずだ。 すると、今度はメルザスはそれを恐れた。 メルザスは、自分の力を超えつつある人間を滅ぼすしかなかったのだ。 「つまり、我々が力を合わせて夢を操れば、メルザスと戦うこともできるわけですね。」 結論を急いだセクタスを、村長はたしなめた。 今決めるべきことは、 それでもメルザスに祈りを捧げ、奴に神の座を与え続けるのか。 あるいは、死を覚悟で夢を操り、メルザスと戦うのか。 つまり。 メルザスを神とするか、悪魔とするか、なのだ。 村長は、各自の考えをまとめる時間を与えた。 明日の昼。 その時、村の意思を決める。 しかし、村人の意思はすでに一つに固まっていた。 ある一人を除いて。 「…呪ってやる。お前を一生、呪ってやる。」 アランドラに向けてそう言い、ロエインはその場を去った。 107アランドラsage2005/07/23(土) 16 58 36ID izBOYSJj 村の意思を決める日。 アランドラの前に、ロエインが現れた。 「お前だ!お前さえいなければ… お前が、神と我々の関係を破壊してしまったのだ! だが、まだ望みはある。 お前を生贄として捧げれば…」 ロエインはメルザスに祈りを捧げた。 この「悪魔」を滅ぼす力を与えて欲しいと。 その時、ロエインは見るもおぞましい姿へと変貌した。 「こ…この体は! す…すげー、かっこいーぞー! アランドラよ!神はお前のような者にも、大いなる慈悲を与えてくださったぞ! 私の、この美しい体で、殺されることができるのだ。 ああ、なんという幸福!私が代わりたいほどだっ!」 アランドラは、メルザスの下僕と化したロエインを倒した。 思えば、ロエインも哀れな男だった。 ただ、神に忠実なだけであったのに、 その神がたまたま悪魔であったからこのような事になってしまったのだ…。 村人たちは、全員で教会の地下にこもった。 教会の建物は頑丈に作られている。 ここなら、ムルータに襲われてもそう簡単には侵入を許さないだろう。 村人たちはある一つの目的のために、ここでただひたすら眠ることになった。 夢を操って、メルザスと直接戦うアランドラを支援する。 村人たちが見る夢は、「とにかくひたすらに強いアランドラ」の夢。 その前に、決戦に旅立つアランドラに、してやれることがひとつある。 村人たちは、手を取り合って眠り、全員で同じ夢を見た。 村人たちの夢は形となり、アランドラの手で強く輝く。 彼の手には、村人の想いから生まれた「聖剣エルナート」が握られていた。 131アランドラsage2005/07/24(日) 15 28 33ID qZMIfOA7 村人たちの想いを手に教会を出たアランドラを、墓守のケイトスが呼び止めた。 「…わしやハヴァンがこの村の者ではない事を、何となく気づいているようだな。 我々はゾリスト。長き時を生きる民だ。 メルザスが現れるよりも前から、この地に住んでおる。 国王の命により、メルザスの真の復活を遂げさせぬ事。 それが我々の役目だ。…だが、それも今日で終わりだ。 やつは血に飢えている。やつを復活させ、その息の根を止めねばならぬ。 最後の紋章はハヴァンの手にある。…頼んだぞ。」 アランドラはハヴァンの元へ向かった。 ハヴァンは、傷つき床に倒れていた。 「…ゾルジアを知っておるか?…奴が来たのだ。 紋章の隠し場所を喋らなかったばかりに…このざまだ。」 ハヴァンから紋章の隠し場所を聞き、 アランドラは最後の紋章「白銀のダイヤ」を手にした。 「メルザスのことを教えてやろう。 奴は、隕石とともに空からやってきた化け物なのだ。 一度は王によって捕らえられたのだが、 奴に甘い夢を見せられた王は、奴を処刑できなくなった。 奴には神の座が与えられ、数多くの絵画や像が作られた。 だが、奴は人間を支配する事に味を占め、 夢を通じて現実世界へと干渉しはじめた。 王は世界の破滅を予感し、奴の絵画や像をすべて破棄させたのだ。 今、奴は自分の信者としてムルータを選んだ。 ムルータ程度の生き物なら、反乱の危険はないと考えての事だろう。」 その時、窓が割れ、ゾルジアが飛び込んできた。 「くっ…ゾルジアめ、戻ってきたか!」 「アランドラ。悔いの無いように生きたか? 俺は以前、お前さんに『次は、ないよ』と言ったよな。 ニルードのおっさんをぶっ殺した時だよ。 俺も男だからさ、ま、そういうわけだ。」 アランドラは、そう言って襲いかかってきたゾルジアを倒したが、 ハヴァンはそのまま息を引き取った。 「長生きなどするものではないと思っていたが…間違いだな。 守護者とならなかったら…お前には、会えなかった。 頼むぞ…奴を…」 132アランドラsage2005/07/24(日) 15 30 11ID qZMIfOA7 メルザスの封じられた湖のほとりに、7つの祭壇がある。 そのそれぞれに紋章を納めると、湖からメルザスの神殿が姿を現した。 広大な神殿を抜け、アランドラはメルザスの元へ歩み出た。 「貴様…そうまでして、このメルザスに歯向かうか。 よかろう…後悔させてやる。 出でよ、わが忠実なる下僕よ!」 メルザスはブラックドラゴンを呼び出し、アランドラにけしかけた。 アランドラは激しく消耗しながらも、これを何とか倒した。 その頃。 教会の地下で眠っていた村人たちは、次々に目を覚ました。 彼らの耳には、確かにアランドラの声が聞こえたのだ。 「…通じたんだわ! 私たちの、祈りにも似た夢が、あの人の心に通じたのよ!」 村人たちは皆、アランドラのために祈り始めた。 「兄ちゃんは強いんだ!メルザスなんかには負けないよね!」 「みんな、あなたを待ってるのよ!」 「どうか、みんなの仇を討ってくれ!」 村長「天国のアンゼスも、きっと君を応援しているはずだ!」 セクタス「人々のために、身を呈して戦ってきたあなたこそが神なのだと、私は思います。 どうか、悪魔を!メルザスを…!」 メディアム「…後悔しているわ。 たとえ、駄目だと言われても、あなたについていけばよかった、と。 お願い、無事に帰ってきて!あなたが帰ってきてくれたら、私…」 アランドラは、村人たちの祈りの声を聞いた気がした。 そうだ、自分は一人じゃない! 体に力がみなぎってくる。 村人たちの思いを一身に背負い、アランドラはついにメルザスを討ち果たした。 「くくく…アランドラよ。 確かに貴様は神を…このメルザスを打ち倒した。 だが、貴様らの望む平和は、それでも訪れぬであろうな。 ……。 貴様ら人間が、その心に闇を住まわせている限り、血は流され続ける。 それこそが、人間の歴史なのだ。 心の底から崇める事の出来る、全能の神が現れるまでは……。」 アランドラは、崩れ落ちる神殿から脱出した。 主を失った神殿は、再び湖の底へと沈んでいく。 これで…終わったのだ。 133アランドラsage2005/07/24(日) 15 32 02ID qZMIfOA7 村に戻ったアランドラは大いに歓迎され、勝利の宴が催された。 注がれた酒を一息に飲み干すアランドラ。 村も復興の兆しを見せはじめ、アランドラも村のために汗を流した。 みな、一生懸命だ。 ある日の夜、アランドラの部屋のドアをノックする音が。 そこに立っていたのは、メディアムだった。 そして、アランドラとメディアムは、村人たちに見送られながら村を後にした。 雨に打たれ、風に吹かれながら、2人手を取り合い旅を続けていった。 しかし、やがてそんな2人にも、道を分かつ時が来た。 メディアムは、彼にそっと口づけて、手を振りながら去っていった。 アランドラの胸中に、メルザスの最後の言葉が蘇る。 いつか、世界に真の平和が訪れる日は来るのだろうか。それとも…。 彼の旅は、まだ終わらない。 -The End- 134アランドラsage2005/07/24(日) 15 34 48ID qZMIfOA7 ちなみに、「アランドラ2」のほうは、「1」とはまったく関係ないストーリーです。 アランドラも登場しません。 雰囲気も異様に明るく、というか軽くなり、前作とはまったく別物になっています。 ゲーム的にはそこそこ面白いかもしれないけど、ストーリー的には駄作と言っていいかもしれません。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/7964.html
今日 - 合計 - アランドラの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時53分07秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/38.html
アランドラ 17-47~49・55~56・72~73・90~92・97~98・102~103・105~107・131~134 47アランドラsage2005/07/21(木) 20 48 28ID 8xBdEsnG 「神の御姿を描いた如何なる物--絵画、像などの所有を禁ずる」 突然、国王より偶像崇拝を禁じる触れが出された。 神が人間のこの行為に腹を立てないわけもなく、 罰として、愛すべき民は物を作り出す力 すなわち創造力を奪われてしまったのだった。 だが、神は人間を見捨てはしなかった。 人々は神より授かった、「夢に干渉する力」を使い、 失いかけた生きがいを夢の中に求め始めた。 そしていつしか、人間は夢を自由に操ることができるようになっていった…。 48アランドラsage2005/07/21(木) 20 49 59ID 8xBdEsnG その晩もまた、アランドラは夢を見た。 いつの頃からか、眠りにつくと必ず見る。 「イノアの村の北方、湖の深き底に眠る悪魔が 今まさに目覚めようとしておる。 滅びようとしている世界を救えるのはそなただけだ」 守護者を名乗る老人が必死に呼びかけてくる。 自分にそんな力があるのか?「悪魔」とは何者なのか? そんな疑問に終止符を打つべく、アランドラはイノアの村へと向かう旅に出た。 旅の途中、アランドラが乗る船が嵐に巻き込まれ難破した。 彼が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。傍らに中年男性の姿がある。 「気がついた様だね、よかった。 君は気を失って海岸に流れ着いていたんだ。 わしの名はアンゼス。このイノアの村で工匠をしている。 よかったらこの部屋を使いなさい。わしは独り者だ。気を使うことはないよ。」 というわけで、アランドラは当分の間、アンゼスの家に居候することとなった。 当分はこのイノアの村に滞在することになる。 そこでアランドラは村人たちに挨拶回りをしに行った。 しかし、ちょうど今、村ではある問題が発生していた。 ワインズという老人が悪夢に苦しめられているというのだ。 数年前に村にやってきた、「夢」の研究者セクタスにもどうにもならないらしい。 アランドラはセクタスに依頼されて足を運んだ、 夢研究の第一人者ターレス(故人)の館で一冊の本を見つけた。 セクタスは、アランドラの額にある傷とその本を見比べて、言った。 「この本にはこう書かれています。 額に傷ある者、人の夢に入る力を持つ。 アランドラ、あなたはエルナ、すなわち『まどろみの一族』。 人の夢の中に入り、悪夢と戦う力を持っているのです。 あなたならワインズを苦しめている悪夢を何とかできるかもしれない。」 アランドラはワインズの手を握り、セクタスの言葉に従って意識を集中した。 次の瞬間、彼はワインズの夢の中に入っていた。 夢の中でワインズを襲っていた魔物を倒し、アランドラは現実の世界に戻った。 まもなくワインズは目を覚ました。ワインズは悪夢から救われたのだ。 ワインズが助かったという事を聞いた村人ゴウゼスは、アランドラを教会に誘った。 教会で、アランドラはロエイン神父とともに神に祈りをささげた。 49アランドラsage2005/07/21(木) 20 50 57ID 8xBdEsnG この村はなぜか悪夢に苦しめられている人が多く、それを救うためにセクタスはこの村に来たらしい。 しかし、結局は自分の無力を痛感するだけだったという。 あなたには悪夢と戦う力がある。 その力を貸して欲しいというセクタスの言葉に、アランドラはうなずいた。 そのとき、轟音がとどろいた。そしてまもなく、人の叫ぶ声が聞こえた。 「大変だ!炭鉱が崩れたぞ!」 家から飛び出した二人は、村長の家に運び込まれた鉱夫オーレンの元へ向かった。 崩れる炭鉱から脱出できたのはオーレン一人だけ。そのオーレンも重体だ。 オーレンは、気を失う直前、「ムルータ」と呟いたらしい。 「ムルータ」とは、村の北西の森に住む猿のこと。 炭鉱が崩れたのはそいつらの仕業だろうか? 何が起こったのかを知るべく、アランドラはオーレンの夢に入った。 オーレンの夢の中で見たものは、鉱夫が崩した壁の向こうから現れたムルータの群れだった。 アランドラは夢の中で見たことを周囲の人に話した。 ムルータに洞窟を掘るほどの知能があるとは考えにくいのだが…。 そんな話をしているうち、オーレンの容態が悪化。そのまま、彼は息を引き取った…。 アンゼスの家に戻りなさい、と言われたアランドラはその通りにした。 アンゼスは、工房にこもって何かを作っていた。 「偶像崇拝が禁じられてから、わしらは物を作る意欲を失ってしまった… きっと、神の怒りに触れてしまったのだろうね。 しかし…わしは、やる。 『武器を作ってくれ!その武器を取って、戦ってくれ!』 …そう、オーレンの魂が語りかけてくるんだ。」 アランドラは、出来上がった「炸裂弾」を手にして、 生き埋めになった他の鉱夫を救出するべく炭鉱に向かった。 塞がった入り口を、炸裂弾で破壊して炭鉱内部を探索したアランドラ。 しかし、生存者は誰一人いなかった…。 オーレン含めて4人いた鉱夫は、誰一人として生きて帰らなかったのである。 55アランドラsage2005/07/21(木) 21 56 51ID 8xBdEsnG 村に戻ったアランドラは、シヴィルという少女に会いに行った。 彼女の母親シーラがぜひ会ってやって欲しいと言ってきたのだ。 シヴィルは睡眠中には夢を見ず、覚醒中に夢を見るという特異体質であり、 しかも、その夢は「予知夢」であるのだと言う。 彼女の夢に入ったアランドラはさまざまなものを見た。 悪魔と思しき影を崇めるムルータ。 獣のような声が轟く村を徘徊する、村に住む狩人クライン。 囚われの少年の夢の中に次々飛び込んでいくムルータたち。 シヴィルは呟いた。 「いつか、この夢は現実のものとなるでしょう。」 アンゼスの家に戻ったアランドラは、鉱夫たちの墓参りをしてやって欲しいと花束を渡された。 それを受け取り、教会の隣にある墓地へと向かった。 鉱夫の墓前に花束を供え、祈りをささげた。 そして、立ち去ろうとしたアランドラの耳に、聞き覚えのある声が届いた。 その声に導かれるように、アランドラは、賢者ラアの地下墓所に入っていった。 その最深部で、今まで毎晩のようにアランドラの夢に登場し、 メッセージを送り続けていた賢者ラアと対面した。こんな話だった。 村の北にある湖の底に封じられている悪魔「メルザス」が世界を支配しようとしている。 奴の準備が整う前に封印を解き、メルザスを討て。 封印は、私を含む7人の「守護者」がそれぞれ守っている。 アランドラは、メルザスの封印を解く鍵のひとつ、「鳩血のルビー」の紋章を受け取った。 (うんちく:ルビーの中でも最高級のものは「鳩の血・ピジョンブラッド」と呼ばれている) 56アランドラsage2005/07/21(木) 21 59 09ID 8xBdEsnG 墓参り(?)を終えて戻ったアランドラは、 青年ボージスと彼を慕う女性ナーシアの2人が倒れたと言う話を聞いた。 ナーシアは、眠ると周囲の物体を破壊してしまうと言う謎の力を持ってしまったため、 眠ると周囲に迷惑がかかると言って、もう6日も寝ていない。倒れて当然である。 ベッドで寝息を立てているナーシア。そのとき、どこかで何かが破壊される音が聞こえた。 飛び込んできた村人によれば、故・オーレンの家が破壊されたらしい。 これは悪夢のせいだと断じたセクタスの言葉を受け、アランドラはナーシアの夢に入ろうとした。 しかし、目を覚ましたナーシアは、それを拒絶した。 「アランドラが夢に入るには、私が眠っていなければならない、でも眠るわけにはいかない」 それより…ボージスを連れて来て。愛してる、なんて言ってくれなくてもいいの。 ただ、私のためだけに笑ってくれれば…。おねがい。」 報われない愛。ナーシアはこんなに想っているのに、ボージスは全く相手にしない。 そのため、冷たい現実を無意識のうちに破壊してしまうのだろうとはセクタスの弁。 アランドラは、ボージスの家に向かった。 ボージスは、眠りについたまま、どんなに起こそうとしても目を覚まさなくなってしまった。 うわごとで、「サーティ」という女性の名らしき言葉を呟くのみ。 アランドラは、ボージスの夢の中に飛び込んだ。 サーティとは、現実の女性を好きになれなかったボージスが夢の中に作り出した理想の女性だった。 しかし、サーティはいつしか人の魂を食らって生きる夢魔と化し、 今まさにボージスがその餌食になろうとしていた。 アランドラは、ボージスを救うために夢魔サーティを倒した。 夢魔サーティは、「ボージスが将来愛するであろう女を道連れにしてやる」と言い残して消滅した。 こうしてボージスは救われた。しかし、ボージスはサーティの最期の言葉が気にかかっていた。 もしかして、将来愛するであろう女とは、ナーシアの事じゃないか… …残念なことに、その通りになってしまった。 サーティの力によるものなのか、現実を破壊する自分に耐えられなくなったのか、それはわからないが ナーシアは、二度と覚めない眠りについてしまった…。 72アランドラsage2005/07/22(金) 09 28 03ID hKCbO9IF アランドラは目を覚ました。いつもと同じような朝だった。 ただ一つ違うのは、ナーシアがいないことだった…。 「ナーシアの事を考えていたら、これを造ってしまったよ。」 1階の工房にこもっていたアンゼスは、鎖付き鉄球を取り出した。 それを受け取って表に出たアランドラは、ゴウセルに罵声を浴びせかけられた。 「お前が来てからというもの、まるで呪われたかのように、村人が次々と倒れていった。 悪魔め!村から出て行け!」 しかし、アランドラを悪魔だと言う村人はむしろ少数派で、 ほとんどの人はアランドラに好意的に接してくれる。 ゴウセルは信心深すぎて、やや狂信的なところがある。 だから許してやって欲しいと言われた。 その一方で、村の南の海岸の潮が引いて洞窟が現れたと噂になっていた。 なにかある。 そう直感したアランドラは海岸の洞窟へ向かった。 海岸の洞窟の奥でアランドラは、「守護者」である占星術師ヴルと出会った。 しかし、ヴルの持っていた紋章は、ムルータどもに奪われてしまったという。 メルザスは、ムルータを使って自身の復活を画策しているようだ。 73アランドラsage2005/07/22(金) 09 29 49ID hKCbO9IF 村に戻ったアランドラは、自分がいない間に村にやってきた旅の少女の話を聞いた。 彼女の名はメディアム。アランドラと同じく、エルナの力を持っているらしい。 そして今、メディアムは、ナーシアの母親であるモラアスの治療に当たっているという。 メディアムは、夢そのものを見られなくするという方法でモラアスの悪夢を取り除いた。 そしてアランドラに言った。 「あなたは…甘いわ。夢そのものを見られなくするくらいでなければならないわ。 少しでも隙を見せれば、悪魔はそれを狙ってくるのよ。」 しかしセクタスはそれを否定する。 「夢」とは人の生きる希望であり、それを失ったらもはや人ではなくなってしまうのではないかと。 しかし、たとえ夢を失うことになろうと、死ぬことだけは避けたいと願うのもまた人間である。 そう言われてもなおセクタスは反論する。 「悪夢を夢に戻す方法は実際にある。なのに夢そのものを消すのはやりすぎだ」と。しかしメディアムは 「確かに悪夢を夢に戻す方法はあるわ、でも、それにどれだけの危険が伴うのか考えたことはあるの? 自分の理想を他人に押し付けないでよ。…迷惑だわ。」 その夜。 アランドラの部屋の窓から、狩人クラインが飛び込んできた。 狂気に満ちた目で、「お前の苦しむ顔を見せてくれよ」などと呟く。 まるで正気とは思えない。 物音を聞きつけて部屋に入ってきたアンゼスの姿を見て、クラインは姿を消した。 狂気のクラインを追ってアランドラは家を飛び出した。獣の咆哮が村中に響く。 それを聞いて起きてきたセクタスとともにクラインを追うが、 あちこち逃げ回るクラインを捕まえることはできない。 これではきりがないので、夜明けを待ってクラインの夢を調べることになった。 夜が明けた。 アランドラはクラインの家に向かった。すでにメディアムもクラインの家に来ていた。 しかし、メディアムは、クラインを治すのは無理だと言った。 クラインの夢には、正常な部分がまったく残されていない。 彼の自我は悪夢と融合していて、悪夢を無理矢理取り除こうとするとクラインは死んでしまうという。 それでもアランドラはクラインの夢に入ってみた。 しかしメディアムの言うとおり、もはや手の施しようがない状態であった。 アランドラが現実世界に戻ってくると、突然クラインはベッドから起き上った。 絶叫とともに、クラインは人狼へと変貌した。 彼の心を完全に浸食した悪夢は、ついに彼の肉体をも侵しはじめたのだ。 「俺の魂が叫ぶのさ…アランドラを殺せ、とな。」 クラインはアランドラに襲い掛かった。周囲には他の村人も集まっている。 やむなくアランドラは応戦する。 やがて、クラインの夢が暴走を起こし、それによってクラインは命を落とすことになってしまった。 悪魔… メディアムは、人に悪夢を見せて苦しめているのは「悪魔」だと言った。 それは、メルザスのことなのだろうか…? 90アランドラsage2005/07/22(金) 18 52 54ID hKCbO9IF 次の日。 目を覚ましたアランドラの耳に、何かを作る音が聞こえてきた。 アンゼスは、クラインのことを考えているうちに造ってしまったという 「弓矢」をアランドラに手渡した。 村の南西には、リザードマンが住む沼がある。 ムルータがいつ村に攻めてくるかわからない今、 リザードマンの動きにも注意したほうがいいと考えて アランドラは沼へ向かった。 リザードマンの住処の最深部にて、 アランドラは、人の身を捨てた錬金術師ジルと出会った。 ジルもまた、メルザスの封印を守る「守護者」の一人であり、 アランドラはジルから「青碧のラピス」の紋章を受け取った。 村に戻ってきたアランドラは、 今度はゴウセルが倒れてしまったと聞いて彼の家に向かった。 メディアムが先に彼の夢に入ったのだが、 彼女は何もせずに、すぐに出てきてしまったらしい。 メディアムは、アランドラに言った。 「ゴウセルの夢に入るの?…やめておきなさい。 これは、悪魔のワナよ、私にはわかるの。」 仮にそうだとしても、ゴウセルを見捨てるわけにもいかない。 アランドラはゴウセルの夢に入り、悪夢を滅ぼした。 こうしてゴウセルは救われたが、ゴウセルはあまり嬉しそうな顔をしなかった。 ゴウセル自身が「悪魔」と呼んでいた者に救われたという矛盾ゆえか?それとも… 91アランドラsage2005/07/22(金) 18 53 33ID hKCbO9IF 村人の多くは、村の北にある「お袋」と呼ばれる洞窟にやってきていた。 この洞窟には、あらゆる者がここで生まれ、ここへと帰っていくという言い伝えがある。 それゆえ、瀕死の者がいる時、人々はここへやってきて、瀕死の者に向かって呼びかけるのだ。 「そっちへ行くな!帰って来い!」と。 「お袋」に来ていた村人は、ゴウセルが助かったということをアランドラから聞いて、村へ戻っていった。 そのとき、アランドラは洞窟の奥の壁にひびが入っているのに気付いた。 …なにかある。そう思ったアランドラは壁を叩き壊し、その奥へと入っていった。 「お袋」の最深部には、生と死の女王ンヴがいた。「守護者」の一人である。 しかし、ンヴの持つ紋章もまた、ムルータに奪われてしまったという。 ンヴの力によって村に戻されたアランドラの元にセクタスがやってきた。 メディアムが気になることを言っていた、という。 曰く「悪夢の原因は、ロエイン神父が神ではなく悪魔に祈りをささげているからだ」と。 それを確かめるべく、アランドラとセクタスは教会へ向かった。 その途中で、アランドラはシヴィルに呼び止められた。 また気になる夢を見たから、どうしてもそれを伝えたかったのだという。 シヴィルの見た夢、それは… メルザスの神殿を独り突き進むアランドラ。 その手には、村人の一人ルータスが悪魔を討つために自らの命を捨て、 その死を受けてアンゼスが造り出した「聖剣エルナート」が握られていた。 そしてついにアランドラはメルザスと対峙する… そこでシヴィルの夢は終わった。 教会の入り口には鍵がかかっていた。二人は、窓を割って教会に入りこむ。 教会の中を探索すると、隠し階段を発見した。 その階段の先に、神父ロエインはいた。 そして、国王によって禁じられたはずの神の像がそこにあった。 ロエインは言った。 人が悪夢を見ることになったのは、偶像崇拝を禁じられたことで 神への祈りの力が弱まったことに怒った神の御業なのだと。 すなわち、悪夢の原因は人の側にこそあるのだと。 だから私はあえて禁を破ったのだ。 それに対して、セクタスは宣言した。 たとえ、相手が神であろうとも戦う、と。 …神の像。 その姿は、アランドラが今まで夢の中で度々目にしたメルザスの姿そのものであった。 92アランドラsage2005/07/22(金) 18 55 19ID hKCbO9IF 次の日の朝。工房から聞こえてくる音に、アランドラは目を覚ました。 朝起きたら無性に何かを作りたくなった、というアンゼスから「パワーグローブ」を受け取った。 …嫌な予感がした。アンゼスが何かを造り出す時…それは。 その時、セクタスが家に飛び込んできた。なんと、シヴィルが「殺された」という。 シヴィルは、昨晩の夜遅くに発見され、首の骨を折られて死んでいた。 悪夢によるものではない。明らかに、人の手によるものだ。 犯人はおそらく悪魔に味方する者だろう。 メディアムは昨晩、遅くまで起きていたらしい。 まさか、シヴィルを殺したのは彼女なのだろうか…? 彼女が敵か味方かを確かめるため、アランドラはメディアムの夢の中に入った。 そこで、アランドラは、メディアムの過去を見ることになる。 父を事故で亡くしたころから、母は神に対して疑いを持ち、 神の正体を知ろうと、さまざまな文献を調べまわっていた。 そのことが神の怒りに触れたのか、母は火炙りの刑に処せられた。 そして、その娘メディアムもまた追われる身となり、彼女は故郷を捨てた。 旅暮らしの中で、いつしか彼女はエルナの力に目覚め、 その力をもって人々の夢を癒しているうちに、「神の正体は悪魔である」ことを突き止めた。 そして、イノアの村にたどり着いた彼女は、この村の近くに悪魔がいると確信した。 そして彼女は亡き母に誓う。必ず悪魔メルザスを討つと。 そんな過去を持っていたからこそ、 彼女は夢そのものを消してまで悪夢に対抗しようとしたのだろう。 目的は同じなのだから、協力しあうこともできるはずだ。 メディアムが心を開いてくれることを願いながら、アランドラは床についた。 97アランドラsage2005/07/23(土) 00 17 37ID izBOYSJj 次の日。 村から少し離れたところに住む老人ハヴァンと会ったアランドラは 巨神ニルードに会え、と言われた。 ニルードとは、かつて「神」として崇められていた巨神族の生き残りである。 今もなお、ニルードを神と崇める小人族ミミングの妨害をかわし、 アランドラは巨神ニルードの元へたどり着いた。 ニルードはアランドラの力を認め、メルザス打倒を彼に託した。 ニルードもまた、メルザスの封印を守る「守護者」であったのだ。 その時、メルザスの部下である悪魔ゾルジアが現れ、ニルードを亡き者としてしまった。 去り際にゾルジアはアランドラに言った。「次は、ないよ」と。 アランドラはニルードに託された「黄玉のトパーズ」の紋章を手に、村へ戻った。 アランドラは、村人ルータスに「相談がある」と言われ、話を聞いた。 なんでも、最近ルータスの身の回りにおかしな事が起こっていると言う。 落石にあったり、モンスターに追いかけられて殺されそうになったり。 おかしな事と言うのは、そんな時には決まってロエインが助けてくれることだと言う。 単なる気のせいなんだろうか?…いや。 ルータスの家を出ると、そこにはメディアムがいた。二人の話を聞いていたらしい。 ルータスには言わなかったが、アランドラには心当たりがあった。 シヴィルの予知夢によれば、ルータスの死によって聖剣エルナートが造られる事になっている。 ロエインはそれを妨害しているのだ。 しかし、シヴィルがそんな事を他人に話すわけがない。 いつ、どこで、どうやってそれを知られてしまったのか? 「アランドラ…あなた、もしかしてメルザスに祈ったことがあるんじゃないの?」 思い出した。村に来てすぐのこと。ワインズを悪夢から救った直後だ。 確かにあの時、教会で神に祈った。 「祈るという事は、神を心の中に住まわせるという事なの。 つまり、あなたはメルザスに夢を盗み見られていたことになるわ。」 …教会地下にあるメルザスの像を破壊しよう。 祈るべき対象がなくなれば、メルザスの力も弱まるはず。 そう考えた2人は教会に入っていった。 しかし、ロエインは言った。 像の存在は村長も知っている。つまり、これは村全体の意思なのだと。 それを破壊したとなれば2人は村を追われることになるだろう。 引き下がるしかなかった。 「そっちがそう来るのなら、こっちにも考えがあります。後悔させてやりますよ…」 2人は、シヴィルを殺したのはロエインだと確信を抱いた。 おそらく、次もまた、アランドラと親しい者を狙ってくるだろう。 メディアムはセクタスを守るから、アランドラはアンゼスを。 そう決めて、それぞれの家に戻った。 その話をアンゼスにした。 「ロエインがそんな事を?…いや、考えられる話だな。 …君は先に寝なさい。わしは…まだ寝られないよ。 寝る前にやるべきことがあるからね。」 不安を感じつつも、アランドラは自分のベッドにもぐりこんだ。 アンゼスは、アランドラの寝顔を見ると、何かを決意したかのように家を出て行った。 98アランドラsage2005/07/23(土) 00 19 23ID izBOYSJj 次の日の朝。 アランドラの部屋に飛び込んできたメディアムが叫んだ。 「アランドラ、起きて!! 大変な事が…アンゼスが……。 …殺されてしまったわ。」 アンゼスの葬儀がしめやかに執り行われた。 村人たちは黙祷をささげ、アンゼスの墓に花束を供えていく。 アランドラはただ、呆然と立ち尽くしていた。 村人たちはみな墓場から去り、最後まで残っていたアランドラの耳元でロエインが囁いた。 「お前が村に来なければ、アンゼスが死ぬこともなかった。 そう… お 前 が 殺 し た のだ。」 失意のうちに村へ戻ったアランドラに、セクタスが特殊な鍵を手渡した。 アンゼスは、死んでもなお、これを強く握り締めていたらしい。 アランドラは、その鍵を使って、アンゼスの工房にあった、鍵の掛けられた箱を開けた。 中には、手紙が入っていた。 君が、これを読んでいるということは、わしはもう生きていないのだろう。 君だけに危険なことはさせられないと思い、 わしは夜中に墓地でロエインと会うことにした。 わしも君と同じように彼が人間の道を踏み外しているのではないか、と思っている。 それを、確かめてみるつもりだ。 正直に言ってしまうと、今、とてもおそろしいんだ。 この手紙を、丸めてどこかに捨ててしまいたい。 そして、あたたかなベッドに潜り込んで、寝てしまいたい。 そうすれば、いつもと変わらぬ朝を迎えることができるだろう。 だが、それはできない。 わしは、君のことを本当の息子のように思っているのだ 父親であるわしが、そんなに臆病では、情けない。 だから勇気をふりしぼってロエインと戦おうと思う。 妻だけでなく、生まれたばかりの息子にまで死なれてしまい、 生きる希望を失っていたこのわしに、君は、笑顔を運んできてくれた。 短い間だったが、とても楽しかったよ。 ありがとうアランドラ。本当に、ありがとう。 父より 悪夢とさえ思える1日がようやく終わろうとしていた。 目を閉じると浮かんでくるのはアンゼスの優しい笑顔…。 いくら涙を流しても、心の痛みは消えなかった。 いつしか眠りに落ちたアランドラは いつもと同じ朝が来ることを無意識の内に祈っていた。 だが… 神は、いなかった。 無情の朝がやってきた。 102アランドラsage2005/07/23(土) 13 00 16ID izBOYSJj アランドラが心休まる日は来ないのであろうか。 今度は、村に住む少女エリーンが悪夢によって倒れた。 エリーンは、母親が駆け落ちして行方不明になったことがきっかけで人格が分裂してしまった。 今の彼女は、4つの人格を持っている。 メディアムは1度エリーンの夢に入ってみたのだが、 多重人格ゆえに夢の構造も複雑をl極め、 そのため、悪夢退治をあきらめて戻ってきたのだった。 メディアムは、アランドラに協力を申し出た。 1人では手に負えないが、2人なら何とかなるかもしれない。 アランドラとメディアムは、2人でエリーンの夢に入った。 2人の協力により、エリーンの4つの人格に巣食う悪夢は退治される。 そして、そのうち3つの人格は、悪夢とともに消滅した。 エリーンの救出に成功した2人は、心身ともに疲れ果てていた。 時間はまだ早いが、休むことにした。 103アランドラ連投規制うざ杉sage2005/07/23(土) 13 04 04 ID izBOYSJj その日の夜も更けたころ。 ゴウセルの妹・キーシャがアランドラの元にやってきた。 またしてもゴウセルが倒れた、助けて欲しいと。 メディアムは先にゴウセルの元に来ていたが、彼女はなぜか夢に入ろうとしない。 そして断じた。これは罠だと。 今まで、こんな真夜中に悪夢で倒れる人はいなかった。 何故か? それは、悪夢で倒れた人を他の人に見せることによって「恐怖」を与え 神への祈りを捧げさせるためなのだ。 メルザスは、今までそうやって力をつけてきたのだ。 しかし、エルナの2人が村にやってきてから、悪夢は退治されるようになった。 悪夢は、人々を脅かす存在ではなくなりつつある。 そうなると、神に祈る人もいなくなる。 祈る者がいなくなった神は、もはや神ではいられない。 そこで…人を脅えさせるための悪夢ではなく、2人を殺すための悪夢を仕掛けたのだ。 その時、外から猿の鳴き声が聞こえた。 ムルータ。 ゴウセルの家をすっかり囲んでいるようだ。 メディアムの推理はこれで立証された。 2人が夢に入った後にゴウセルを殺し、2人を現実世界に戻って来れなくするのが狙いなのだ。 アランドラは家を出て、村に侵入したムルータを一掃した。 これで、メルザスの計画は破れたわけだ。 そして、ゴウセルの夢に入ろうとしたその時。 咆哮をあげ、ゴウセルは獣と化した。クラインの時と同じように…。 「神からのお告げがあった!アランドラ、お前を殺せ、とな。」 正気を失ったゴウセルは、止めに入った妹キーシャを突き飛ばした。 アランドラが剣を抜こうとしたその時。 「…キーシャ?…まさか…俺がやったのか? 「アランドラ…お前さえいなければ!お前が… 「いや、そうじゃない…俺は…俺じゃない! シヴィルやアンゼスを殺したのは…俺じゃないんだ! 神が…メルザス様が…」 ゴウセルは戦っていた。悪夢と。自分自身と。 「兄さん…元のやさしい兄さんに戻って…」 ゴウセルは絶叫とともに朽ち果てた。死体すら残さず消えてしまったのだ。 ただ、最期の瞬間、彼は確かに人の姿に戻った。 彼は、悪魔の下僕としてではなく、人間としての死を選んだのだ。 そこへ騒ぎを聞きつけた村長がゴウセルの家にやってきた。 いままで神と呼ばれていたメルザスが悪夢を作り出している。 それを聞いた村長は、それでも神への祈りを捨てることはできないと言う。 「祈りはすでに生活の一部になっていた。 神はいないと思って生活するなど、耐えられない…」 それを受けて、セクタスは言った。 「それなら、彼に…アランドラに祈りを捧げてください。 人々を悪夢から救うのが神だというのなら…彼こそが、その人なのですから。」 ゴウセルは信心深い男だった。その心の隙を狙われてしまったのだ。 アランドラは、メルザスに対する強い憤りを感じていた。 105アランドラsage2005/07/23(土) 16 56 48ID izBOYSJj 次の日。 昨晩の件を考えるに、いよいよ敵も本腰を上げてきたようである。 こういう時は先手必勝。 アランドラは、ムルータの住処である大樹の塔に攻め込んだ。 一度は敵の罠にかかり、囚われの身となってしまうもあっさり脱出に成功。 所詮は猿知恵、といったところである。 そして、アランドラはムルータの王・ザザンを討ち、 奪われていた2つの紋章「真紅のオパール」と「褐色のアゲート」を奪い返した。 アランドラが村に戻ると、突然地震が起こった。 村の北西にある「トーラ山」が噴火を起こしたらしい。 しかし、村人はだれもトーラ山が火山だったなどとは知らなかった、という。 アランドラはトーラ山の調査に向かった。 そこにいたのは、火竜ウィルダ。 「深緑のオリビン」を持つ「守護者」の一人である。 ウィルダに自らの力を示したアランドラは、6つ目の紋章を託された。 いつもと同じように夜は更けていく。 村の誰もが、いつもと同じ朝が来ることを疑わなかった。 しかし… 部屋で眠っていたアランドラはメディアムにたたき起こされた。 村に住む少年ベグラスがムルータに誘拐されたという。 べグラスの居所がわからないので助けに行くこともできない。 そんな時、セクタスによって妙案がもたらされた。 べグラスには、双子の弟ネスタスがいる。 そして、双子は夢の中でも通じ合っているのだ。 つまり、ネスタスの夢に入ってべグラスの夢へ抜ければ、 べグラスがどこにいようと関係なく、助けに行くことができる。 アランドラはネスタスの夢に入り、べグラスの夢へと抜けた。 べグラスは、大樹の塔の近くにある小屋に幽閉されていた。 小屋を脱出し、村への帰路につく2人。 106アランドラsage2005/07/23(土) 16 57 51ID izBOYSJj 村に戻ったアランドラとべグラスが見た物。 それは、ムルータによって火を放たれ、燃え盛るイノアの村であった。 こみあげる怒りに任せて、村にいたムルータを全滅させたアランドラ。 しかし、この焼き討ちによって、多くの村人が命を落とした。 ワインズ、ボージス、モラアス、シーラ、エリーン…… 生き残った村人たちは、被害が少なかった村長の家に集まっていた。 ムルータどもは、アランドラとは逆に、 べグラスの夢からネスタスの夢へ抜けてきたのだとセクタスは言った。 猿知恵でそんなことが思いつくわけがない。 間違いなく、メルザスの入れ知恵だ。 村人たちは、これからの事について話し合った。 まず、村人の考えをひとつにまとめる必要がある。 それは、神について、である。 村人たちにも、悪夢を見る理由がすでに見えてきていた。 神を裏切るのかというロエインに、村人たちは一斉に反発する。 「…神なんていないわ。いるのは、悪魔よ!」 「そうだ!祈りを捧げさせておいて、人を苦しめるなんて最低だ!」 「偶像崇拝を禁じ、像や絵画を破壊しただけで怒り、創造力を奪ったのですからね。」 ロエイン「しかし、その代わりに、我々は夢を操る力を授かったのではありませんか!」 その時、メディアムはすべてを理解した。 メルザスは、偶像崇拝の禁止に怒って創造力を奪ったのではない。 偶像崇拝を禁じられたことで、メルザスの力は弱まった。 そんな時に、もしも人間がメルザス以外の誰かを神として崇めるようになったら… メルザスはそれを恐れて、人々の創造力を奪ったのだ。 しかし、その反動で人々は夢を操れるようになってしまった。 夢を操り、現実にもその影響を及ぼすことができるほどの力は、 物を造り出す事よりも遥かに大きな事ができるはずだ。 すると、今度はメルザスはそれを恐れた。 メルザスは、自分の力を超えつつある人間を滅ぼすしかなかったのだ。 「つまり、我々が力を合わせて夢を操れば、メルザスと戦うこともできるわけですね。」 結論を急いだセクタスを、村長はたしなめた。 今決めるべきことは、 それでもメルザスに祈りを捧げ、奴に神の座を与え続けるのか。 あるいは、死を覚悟で夢を操り、メルザスと戦うのか。 つまり。 メルザスを神とするか、悪魔とするか、なのだ。 村長は、各自の考えをまとめる時間を与えた。 明日の昼。 その時、村の意思を決める。 しかし、村人の意思はすでに一つに固まっていた。 ある一人を除いて。 「…呪ってやる。お前を一生、呪ってやる。」 アランドラに向けてそう言い、ロエインはその場を去った。 107アランドラsage2005/07/23(土) 16 58 36ID izBOYSJj 村の意思を決める日。 アランドラの前に、ロエインが現れた。 「お前だ!お前さえいなければ… お前が、神と我々の関係を破壊してしまったのだ! だが、まだ望みはある。 お前を生贄として捧げれば…」 ロエインはメルザスに祈りを捧げた。 この「悪魔」を滅ぼす力を与えて欲しいと。 その時、ロエインは見るもおぞましい姿へと変貌した。 「こ…この体は! す…すげー、かっこいーぞー! アランドラよ!神はお前のような者にも、大いなる慈悲を与えてくださったぞ! 私の、この美しい体で、殺されることができるのだ。 ああ、なんという幸福!私が代わりたいほどだっ!」 アランドラは、メルザスの下僕と化したロエインを倒した。 思えば、ロエインも哀れな男だった。 ただ、神に忠実なだけであったのに、 その神がたまたま悪魔であったからこのような事になってしまったのだ…。 村人たちは、全員で教会の地下にこもった。 教会の建物は頑丈に作られている。 ここなら、ムルータに襲われてもそう簡単には侵入を許さないだろう。 村人たちはある一つの目的のために、ここでただひたすら眠ることになった。 夢を操って、メルザスと直接戦うアランドラを支援する。 村人たちが見る夢は、「とにかくひたすらに強いアランドラ」の夢。 その前に、決戦に旅立つアランドラに、してやれることがひとつある。 村人たちは、手を取り合って眠り、全員で同じ夢を見た。 村人たちの夢は形となり、アランドラの手で強く輝く。 彼の手には、村人の想いから生まれた「聖剣エルナート」が握られていた。 131アランドラsage2005/07/24(日) 15 28 33ID qZMIfOA7 村人たちの想いを手に教会を出たアランドラを、墓守のケイトスが呼び止めた。 「…わしやハヴァンがこの村の者ではない事を、何となく気づいているようだな。 我々はゾリスト。長き時を生きる民だ。 メルザスが現れるよりも前から、この地に住んでおる。 国王の命により、メルザスの真の復活を遂げさせぬ事。 それが我々の役目だ。…だが、それも今日で終わりだ。 やつは血に飢えている。やつを復活させ、その息の根を止めねばならぬ。 最後の紋章はハヴァンの手にある。…頼んだぞ。」 アランドラはハヴァンの元へ向かった。 ハヴァンは、傷つき床に倒れていた。 「…ゾルジアを知っておるか?…奴が来たのだ。 紋章の隠し場所を喋らなかったばかりに…このざまだ。」 ハヴァンから紋章の隠し場所を聞き、 アランドラは最後の紋章「白銀のダイヤ」を手にした。 「メルザスのことを教えてやろう。 奴は、隕石とともに空からやってきた化け物なのだ。 一度は王によって捕らえられたのだが、 奴に甘い夢を見せられた王は、奴を処刑できなくなった。 奴には神の座が与えられ、数多くの絵画や像が作られた。 だが、奴は人間を支配する事に味を占め、 夢を通じて現実世界へと干渉しはじめた。 王は世界の破滅を予感し、奴の絵画や像をすべて破棄させたのだ。 今、奴は自分の信者としてムルータを選んだ。 ムルータ程度の生き物なら、反乱の危険はないと考えての事だろう。」 その時、窓が割れ、ゾルジアが飛び込んできた。 「くっ…ゾルジアめ、戻ってきたか!」 「アランドラ。悔いの無いように生きたか? 俺は以前、お前さんに『次は、ないよ』と言ったよな。 ニルードのおっさんをぶっ殺した時だよ。 俺も男だからさ、ま、そういうわけだ。」 アランドラは、そう言って襲いかかってきたゾルジアを倒したが、 ハヴァンはそのまま息を引き取った。 「長生きなどするものではないと思っていたが…間違いだな。 守護者とならなかったら…お前には、会えなかった。 頼むぞ…奴を…」 132アランドラsage2005/07/24(日) 15 30 11ID qZMIfOA7 メルザスの封じられた湖のほとりに、7つの祭壇がある。 そのそれぞれに紋章を納めると、湖からメルザスの神殿が姿を現した。 広大な神殿を抜け、アランドラはメルザスの元へ歩み出た。 「貴様…そうまでして、このメルザスに歯向かうか。 よかろう…後悔させてやる。 出でよ、わが忠実なる下僕よ!」 メルザスはブラックドラゴンを呼び出し、アランドラにけしかけた。 アランドラは激しく消耗しながらも、これを何とか倒した。 その頃。 教会の地下で眠っていた村人たちは、次々に目を覚ました。 彼らの耳には、確かにアランドラの声が聞こえたのだ。 「…通じたんだわ! 私たちの、祈りにも似た夢が、あの人の心に通じたのよ!」 村人たちは皆、アランドラのために祈り始めた。 「兄ちゃんは強いんだ!メルザスなんかには負けないよね!」 「みんな、あなたを待ってるのよ!」 「どうか、みんなの仇を討ってくれ!」 村長「天国のアンゼスも、きっと君を応援しているはずだ!」 セクタス「人々のために、身を呈して戦ってきたあなたこそが神なのだと、私は思います。 どうか、悪魔を!メルザスを…!」 メディアム「…後悔しているわ。 たとえ、駄目だと言われても、あなたについていけばよかった、と。 お願い、無事に帰ってきて!あなたが帰ってきてくれたら、私…」 アランドラは、村人たちの祈りの声を聞いた気がした。 そうだ、自分は一人じゃない! 体に力がみなぎってくる。 村人たちの思いを一身に背負い、アランドラはついにメルザスを討ち果たした。 「くくく…アランドラよ。 確かに貴様は神を…このメルザスを打ち倒した。 だが、貴様らの望む平和は、それでも訪れぬであろうな。 ……。 貴様ら人間が、その心に闇を住まわせている限り、血は流され続ける。 それこそが、人間の歴史なのだ。 心の底から崇める事の出来る、全能の神が現れるまでは……。」 アランドラは、崩れ落ちる神殿から脱出した。 主を失った神殿は、再び湖の底へと沈んでいく。 これで…終わったのだ。 133アランドラsage2005/07/24(日) 15 32 02ID qZMIfOA7 村に戻ったアランドラは大いに歓迎され、勝利の宴が催された。 注がれた酒を一息に飲み干すアランドラ。 村も復興の兆しを見せはじめ、アランドラも村のために汗を流した。 みな、一生懸命だ。 ある日の夜、アランドラの部屋のドアをノックする音が。 そこに立っていたのは、メディアムだった。 そして、アランドラとメディアムは、村人たちに見送られながら村を後にした。 雨に打たれ、風に吹かれながら、2人手を取り合い旅を続けていった。 しかし、やがてそんな2人にも、道を分かつ時が来た。 メディアムは、彼にそっと口づけて、手を振りながら去っていった。 アランドラの胸中に、メルザスの最後の言葉が蘇る。 いつか、世界に真の平和が訪れる日は来るのだろうか。それとも…。 彼の旅は、まだ終わらない。 -The End- 134アランドラsage2005/07/24(日) 15 34 48ID qZMIfOA7 ちなみに、「アランドラ2」のほうは、「1」とはまったく関係ないストーリーです。 アランドラも登場しません。 雰囲気も異様に明るく、というか軽くなり、前作とはまったく別物になっています。 ゲーム的にはそこそこ面白いかもしれないけど、ストーリー的には駄作と言っていいかもしれません。
https://w.atwiki.jp/kikkokkokko/pages/16.html
皆の鬱ゲーアランドラ トレアの都を首都とするソレディア王国が5年前に突然偶像崇拝を禁止して以来、人々は物を創り出す創造力を失ってしまった。 信仰を力の源とする神の怒りに触れたのである。世界は荒んだ。しかし、神は人間を見捨てはしなかった。 人々は、神より授かった「夢に干渉する力」を使い、自分の望む夢を見ることができるようになった。 しかしそのせいで、自分の精神が創り出した悪夢や夢魔に憑りつかれ苦しむ人々も現れはじめる…。 そんな中、主人公、アランドラは夢の声に導かれ、イノアの村へと旅立った…。 知っている人は知っている、名作鬱ゲーアランドラ。話も音楽もグラフィックも大好きです。 音楽はサクラ大戦の田中公平さんなのです。 注意事項①生配信プレイ ②クリア済 ③攻略本所持 配信動画(クリア済・動画作成途中) 生配信で皆の鬱ゲーアランドラ Part1 Part2 Part3 Part4 Part5 Part6 Part7 Part8 Part9 Part10 Part11 Part12 Part13 Part14 Part15 Part16 Part17 Part18 Part19 Part20 Part21 Part22 Part23 Part24 Part25 Part26 Part27 Part28 Part29 Part30 Part31 Part32 Part33 Part34 Part35 Part36 Part37 ~ Twitch動画 1-1 1-2 1-3 1-4 1-5 1-6 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6 2-7 2-8 2-9 2-10 2-11 2-12 2-13 3-1 3-2 3-3 3-4 3-5 3-6 3-7(?) 4-1 4-2 4-3 4-4(?) 4-6 4-7 4-8 4-9 4-10 4-11 4-12 4-13 4-14 4-15 4-16 5-1 5-2 5-3 5-4 5-5 5-6 5-7 5-8 5-9 5-10 5-11 5-12 5-13 6-1 6-2 6-3 6-4 6-5 6-6 6-7 6-8 6-9 7-1 7-2 7-3 7-4 7-5 7-6 7-7 7-8 7-9 7.5-1 7.5-2 7.5-3 7.5-4 7.5-5 7.5-6 7.5-7 7.5-8 7.5-9 7.5-10 7.5-11 7.5-12 7.5-13 7.5-14 8 9 10 10.5 11 12 13 14 15 16 17 18 最終回1 最終回2 クリア感想 終わってしまいました。今日、日付が変わる頃に。 アーカイブを見ると、大体2009年2月26日頃に始めたようですね(多分25日だけど) 全部見てないと分かりにくいアランドラの世界観。若干私の想像も含みながらじっくりじっくり説明しながらラストバトルに挑みましたが、その場に居た方には理解して貰えたようで、凄い嬉しかったです。 次から次へと、それはもう登場人物の大半がぼろっぼろ死んでいくような鬱ゲーですが、お話が凄く緻密に作られて、神と人間と信仰心という、日本人にはあまりなじみのない題材であるにも関わらず何か考えさせられるものがあったのではないでしょうか。 何度も何度もアクションに苦しめられ、何度も何度もシナリオの残酷さと人間の無力さに泣きましたが、配信でこのゲームがクリアできて本当に良かったです。 少しでもお付き合い下さった方々、本当にありがとうございました。 主な登場人物と生死表 ○…生 ×…死 アランドラ 夢に導かれて村へやって来た主人公。どうやらまどろみの一族*の一人らしいことが分かった。世界の命運を託されたらしい。*まどろみの一族…他人の夢へ入る力を有するものたちを総称した言い方。エルナとも言う。血族で構成されているわけではない。 メディアム アランドラと同じまどろみの一族の女の子。アランドラに遅れて、イノアの村へやってきた。色々知ってそう。 セクタス 夢を研究する若者。ターラス(夢研究の第一人者)の後継者であると信じている。 × アンゼス 海岸に打ち上げられたアランドラを保護する。アランドラの父親的存在。妻と子供を亡くしている。 × シヴィル 目覚めていながら夢を見る、不思議な少女。その夢は予知夢であり、アランドラにその内容を教えてくれる。 × ロエイン 聖職者。あまりに狂信的な彼は追放に近い形で村に送り出された。 × ゴウセル ロエインに従う男。妹のキーシャと暮らす。 ○ ルータス とても気の良い村人。奥さんはフェイン。彼の死が聖剣エルナートを作る、という予知夢をシヴィルが見る。 ○ ビイゼン 村長(ゾンビ顔)。熱心な信者ではないが、心のよりどころとしての神の存在は不可欠と考える。 × ハヴァン 南の海の小屋に住む偏屈じいさん。何か知ってそう。 × クライン イノアの村の狩人。必要以上に生物を傷つけることを嫌う、村の用心棒的存在。 × エリーン 毎日のように暴力を振るう父親、ウストウと暮らす。4つの人格があったが、悪夢の消滅と同時に統合した。 ○ ベグラス・ネクタス イノアの村に住む双子。 × ワインズ ベグラス・ネクタス兄弟のいじいちゃん。 ○ ユステル 水晶占いを生業とする村の長老的存在。 ○ ケイトス 墓守の老人。何か知ってそう。 × ボージス 三次元の女性を愛せないキモオタ系。妄想の中の恋人、サーティと愛を語り合っていた。 × ナーシア ボージスに思いをよせる女性。ボージス事件のとばっちりで死亡。 × オーレン 炭鉱で働く鉱夫の一人。キーシャと恋人だった。 × ルイック 炭鉱で働く鉱夫の一人。 × ヌインダ 炭鉱で働く鉱夫の一人。 × ズーリム 炭鉱で働く鉱夫の一人。 お話の全貌を時系列に沿って 神々の変遷 <火竜ウィルダ→ガゼック→巨神ニルード> はるか古代では、火竜ウィルダが神として崇められていたが、あまりの凶暴さ故に人々の信仰を失いつつあった。 そして、ウィルダを牽制するために作られていた巨大な7体の巨人像、ガゼックを人々は崇めるようになる。 人々のガゼックへの祈りがガゼックを神へと変え、ガゼックは生を得た。(神でなくなったウィルダはトーラ山にて永き眠りに就く) しかし心を持ったガゼックは同時に欲望をも備えてしまい、7体の内の誰が真の王であるかを決するために殺し合いを始めてしまう。 その結果、唯一生き延びたのが争いを避けてひっそりと暮らしていた巨神ニルードであった。 図らずもニルードが真の神の座についたが、人々が恐れ崇めていたのは強大な力を有した7体のガゼックである。 おおらかなニルードは人々から恐れ崇められなくなり、ミミングからは依然神と仰がれてはいるものの、次第にその力を弱体化させていった。 国王の苦悩とメルザスの台頭 敬虔な神の信徒であった現ソレイディア国王は、民の心がニルードから離れていくさまを苦々しく思った。人の拠り所としての神を重要視していたのだ。 そのため、イノアの村近くに隕石と共に飛来して来た生き物=メルザスを処分したという偽りの記録を残し、メルザスを新たな神として祭り上げることとした。 新たな神を欲していたためと、メルザスの甘い夢に魅了されてしまった事が原因だろう。村の北方にはメルザスを祭る神殿も建設されている。 メルザスの正体に疑問を抱いたメディアムの母が処刑されたのは、メルザスが異界より飛来した生命体であることを人々に悟られまいとする国王の意志だったのだろう。 そして、神としての絶対的な地位を手に入れたメルザスは、人間を支配する事に味を占め、夢を通じて現実世界へと干渉しはじめた。 メルザスは、人々に甘い夢を与えた見返りとして人々から祈りを受け、その信仰の力をの源に世界を我が物にしようとする、悪魔となったのだ。 メルザスへの恐れと封印 しかし5年前、突然国王は偶像崇拝の禁止を命じた。王は、メルザスの所持する強大な力に恐れを感じたのである。 そして、メルザスを神殿と共に沈め、7つの紋章によって封印し、その紋章をハヴァンに託した。 紋章を受け取ったハヴァンは、古の神や賢者6人にそれぞれ紋章を渡し守護者となるよう呼びかけ、自らもまた紋章の最後の守護者となった。 封印と、偶像崇拝の禁止で祈りの対象が不明確になったことにより、信仰を源とするメルザスの力は急速に弱まっていった。 そして戦いへ そしてメルザスは恐れた。今、他の者が神になるようなことがあれば、火竜ウィルダや巨神ニルードのようにその存在を消されてしまう。 メルザスは人々が自分以外の神を作らぬよう、物を創造する力を奪った。 しかし、その副作用から人々は夢を操れるようになってしまった。現実にも影響を及ぼすことができるこの力は、創造力よりも遥かに脅威である。 メルザスは、知らずのうちに自らを凌駕しようとする人に怯え、人間を滅ぼす決意をし、配下にムルータを選んだ。 配下に知恵の至らないムルータを選んだのは、ムルータ程度の生き物ならば反乱の危険はないと考えての事だろう。 現在、メルザスはムルータを自らの信仰の対象とすることで復活しつつあり、ムルータもまた、メルザスの力により知恵を付け始めている。復活の時は近い。 メルザスのたくらみに気付いた守護者ラアは、エルナの力を持つアランドラにその希望を見出し、夢によってアランドラをイノアの村へと導いた。 7つの紋章をムルータ共より先に揃え神殿の封印を解き、未だ万全でないメルザスを打ち滅ぼすのだ。 アランドラとメルザス、神と人類の存亡をかけた戦いの火蓋が今、切って落とされた…! 守護者 賢者ラア…アランドラを解放者として導く賢者。守護者の一人。鳩血のルビーの紋章をくれた。 占星術師ヴル…海岸沿いの洞窟の奥に居る。人間から守護者として選ばれたらしい。ムルータに紋章を奪われた使えない奴。 錬金術師ジル…沼の洞窟の奥に居り、リザードマンに王として仕えられている。青碧のラピスの紋章をくれた。 女王ンヴ…お袋の奥地に居た。ムルータに紋章を奪われた使えない奴その2 巨神ニルード…ミミング達が崇めている、メルザスが神になる前の古い神様。黄玉のトパーズの紋章をくれた 火竜ウィルダ…ニルード以前の古い神。トーラ山の奥地におり、深緑のオリビンの紋章をくれた。 ハヴァン…イノアの村よりはるか南方に位置する離れ小島におり、精神体となってアランドラに白銀のダイヤの紋章をくれた。 人間以外の他種族 ムルータ…白猿とも呼ばれる。現在メルザスの臣下となっている様だ。知能は総じて低かったはずだがメルザスの力により知恵と力を付ける リザードマン…守護者である錬金術師ジルを王として崇めており、メルザスとは敵対する形となっているが、そのために何をしてくれるのかは謎。 ミミング…メルザス以前の神であった巨神ニルードを未だ神と崇める、聡明で勇猛な種族。対メルザスのため、ムルータと戦う心積もりらしい。 長寿族…ハヴァン・ケイトス。 お話の流れ概略 ターラスの館~ワインズの夢 主人公のアランドラは不思議な夢を見るようになった。「イノアの村の北方に眠る悪魔が目覚めようとしており、世界を救えるのはお前だけだ」 アランドラはその不思議な声に導かれ、イノアの村への船に乗り込むが、途中嵐に合い、転覆。 海岸に流れ着いたアランドラを、イノアの村で武器屋を営んでいたアンデスが助けてくれた。彼は妻子を亡くしているらしい。 アンゼスに促され気分転換に村を探索していると、村人ワインズが悪夢で病床に付しているのに出会い、そこで自分がまどろみの一族であることを知る。 まどろみ族のエルナの力についてを知るため、夢を研究していたターラス(故)の館に向かうと、メルザスと名乗る何者かが出現し、宣戦布告を受ける。夢と関係あるのだろうか。 ターラスの館で見つけたエルナの書を持ち帰り読むと、エルナの力の使い方が記されており、ワインズの救出に成功した。 その後、神父ロエインに呼び出され教会で神に祈りをささげると、アランドラは無事イノアの村人として認められた。 オーレンの悪夢~イノアの炭坑 村近くの炭鉱が突然崩れ落ちる事故が発生した。事故死した人々の魂の訴えにより、物を創り出すことのできないはずのアンゼスが炸裂弾を作り上げる。 炸裂弾を手にアランドラが炭鉱へ入り調べると、知能が低く洞窟を掘ることが出来ないはずのムルータの群れとの接触で起こった事故であるらしいことが判明。一体、どういうことなのだろうか。 さらに、ムルータの群れを統べているのはメルザスであるらしい事も判明する。メルザスとは何者なのか。 賢者ラアの地下墓所 事故死した坑員たちの墓参りに赴くと、墓所右奥の地下への入り口よりアランドラを呼ぶ声が聞こえる。 声に導かれ、地下奥深くへ向かうと、アランドラを解放者としてイノアの村へと導いた賢者ラアが居た。 ラアは、メルザスは世界を我が物にしようとする悪魔であり、現在は北方の湖に7つの紋章によって封印されていること、そしてその7つの紋章は7人の賢者が所持していることを告げる。 アランドラの使命は、メルザスの配下(ムルータ)より先に紋章を集め、メルザスの復活を阻止することであるらしい。 ラアから鳩血のルビーの紋章を受け取るが、これからどうしたら良いんだ…。 ボージスの夢~いにしえの神殿(アイテムシナリオ) 村人ボージスが夢から覚めなくなってしまった。ボージスは自らの作り出した甘い夢に魅了され、取り込まれようとしているらしい。 アランドラが夢に入り根源を潰すと、ボージスは生きながらえたが、巻き添えを食らって村人ナーシアが死亡してしまう。 ナーシアの無念に応え、アンゼスがチェインスローを作り上げた。 村の東方の砂漠への通路を塞いでいた流木が嵐で消え、通行可能に。そこにはいにしえの神殿が存在するらしい。 風にしたがって進むと、神殿が現れる。与えられた試練をクリアすると、スチルエッジが手に入った。 海岸線の洞窟 久しぶりに潮が引き、海岸線を通行できるようになった。そこには賢者を祭ったといわれる祠があるらしい。 祠の奥へ進むと、守護者ヴルを発見。しかし彼の紋章は既にムルータに奪われた後だった。使えない。 守護者様のありがたいお言葉を聞き、祠を後にする。 村に帰ると、同じエルナの力を持つメディアムという女の子が村をやってきていた。村人モラアスを悪夢より救ったらしい。 彼女は「悪夢」の大本である、夢そのものについてを否定する。メルザスについて何か知っているようだ。 クラインの悪夢 村の用心棒である、気の良いクラインが突然アランドラの命を狙ってきた。なにやら操られているようだ。 クラインが悪夢に落ちている間にエルナの力で夢へと潜入。根源を潰そうとした瞬間、クラインの悪夢が暴走し、クラインは命を落とす。 アンゼスは、クラインの無念に応え、ハンターボウを創造した。 リザードマンの洞窟 アンゼスより情報を得、村に南東にある沼地へ赴く。ここはリザードマンという化け物の棲家で村人は立ち寄ることができない。 リザードマンの棲家である洞窟奥深くへたどり着くと、そこには守護者ジルが居た。 知能の高いリザードマンは、守護者ジルを王として祭っているらしい。守護者ジルにより、青碧のラピスの紋章を受け取る。 ゴウセルの夢~お袋 ゴウセルが悪夢に倒れた。神父ロエインが姿を消したり、メディアムがゴウセルの悪夢は罠であると言ったりきな臭い。 しかしアランドラは夢へ入りゴウセルの命を救う。だがゴウセルはあまり嬉しくなさそうである。 お袋(神社のようなもの)へ祈りに行ってる人々へ、ゴウセルの生存の報告を求められ赴くと内部に侵入できるようになっていた。 奥に進むと、守護者ンヴが潜んでいた。しかし紋章はムルータに奪われてしまっていたので、ありがたいお言葉だけ聞いて帰る。 村に帰ると、シヴィルが不吉な予知夢を見ていた。村人ルータスの死で聖剣エルナートが創造され、アランドラとメルザスが対峙する夢である。 教会 メディアムが「教会は神でなく悪魔を祭っている」と言っているとセクタスが聞き、二人で潜入する。 教会の地下へたどり着くと、そこには神の偶像が配されていた。しかし偶像崇拝は禁じられているはずであるし、何よりその造形はメルザスである。 ロエインは、人々の心が神(メルザス)から離れた事に神が怒り、悪夢を見せているという。曰く、悪夢の原因は人であり、もっと神を崇めるべきであると。 ロエインを止めることが出来ず、すごすごと帰った翌日、アンゼスがパワーグローブを創造した。 そして、シヴィルが首の骨を折られ殺されているのが発見される。悪夢が原因ではなく、明らかに人の手による他殺である。 その前夜、メディアムは遅くまで起きていたらしく、またゴウセルの徘徊が目撃されている。 メディアムの夢 メディアムが何を知っているのか、敵か味方か区別できず、メディアムの夢へと入り、過去を探る。 どうやらメディアムの父は事故ならざる事故で死、神の正体を探ろうとしていた母は国家より火あぶりの刑に処されたらしい。 何とか逃げ延びたメディアムは、旅する間に自らのエルナの力と神の正体に気付き、両親の無念を晴らすため、メルザスを打ち倒そうとしているようだ。 地下水路~巨神ニルード 水車小屋横の洞窟の封印が、ミミング族によって破壊された。これは一体どういうことなのだろうか。そしてミミングは誰の配下にいるのだろうか。 同時にハヴァンに呼び出しを受け、話を聞きに行くと、メルザスが神となる以前に神の座に居た巨神、ニルードに会いに行くよう言われる。 対ムルータ用に改造された地下水路を抜けニルードの元へ辿り着くと、ニルードはアランドラを解放者として認め、黄玉の紋章を託してくれた。 しかし、突如現れたメルザス配下の悪魔:ゾルジアによって、ニルードは殺されてしまう。 新たな紋章を手にアランドラがイノアの村へ帰還すると、ルータスとロエインについての奇妙な話を入手する。 ロエインはルータスの危機にことごとく現れては、命を救っているらしい。 恐らく、「ルータスの命と引き換えに聖剣エルナートを得る」というシヴィルの予知夢を実現させないための行動なのだろう。 そしてメディアムは、村に到着した際アランドラがメルザス像に祈ってしまったことによりその予知夢がメルザス側に伝わってしまったと推測。 メルザスの力を少しでも弱めるため、教会地下にあるメルザス神像を破壊しようと乗り込むが、像の安置は村全体の意思であるとして神父に阻止される。 神父の言動から、聖剣の創造を恐れる神父がシヴィルを殺した犯人であると推測。メディアムはまた、アランドラに近しい者が命を狙われるのではないかと危惧する。 そして翌日、教会墓所でアンゼスの遺体が発見された…。 アンゼスが固く握り締めていたという鍵を受け取り工房横の宝箱を開けると、中から鎧とアンゼスからの手紙が出てきた。 アンゼスの手紙 君が、これを読んでいるということは、わしはもう生きていないのだろう。君だけに危険なことはさせられないと思い、わしは夜中に墓地でロエインと会うことにした。わしも君と同じように彼が人間の道を踏み外しているのではないか、と思っている。それを、確かめてみるつもりだ。正直に言ってしまうと、今、とてもおそろしいんだ。この手紙を、丸めてどこかに捨ててしまいたい。そして、あたたかなベッドに潜り込んで、寝てしまいたい。そうすれば、いつもと変わらぬ朝を迎えることができるだろう。だが、それはできない。わしは、君のことを本当の息子のように思っているのだ。父親であるわしが、そんなに臆病では、情けない。だから勇気をふりしぼってロエインと戦おうと思う。妻だけでなく、生まれたばかりの息子にまで死なれてしまい、生きる希望を失っていたこのわしに、君は、笑顔を運んできてくれた。短い間だったが、とても楽しかったよ。ありがとうアランドラ。本当に、ありがとう。父より 炎の館・氷の館・妖精の住まう池(アイテムシナリオ) 館は、炎の杖と氷の杖が安置されている。杖を作った魔術師が杖を祭るために作った館らしい。それだけの館。 水の女王スティーナの守る池には、デモンバスターという、強力な剣がアランドラのために安置されていた。 エリーンの夢 アンゼスの葬式が終了すると、今度はエリーンが悪夢に倒れてしまった! エリーンは、母が坑員と駆け落ちして以来、毎日のように暴力を振るう父と二人で生活をしており、その悲しい現実ゆえに4つもの人格を有している。そのため、悪夢も複雑に絡み合っていたのだが、メディアムと協力して悪夢を倒すことにより、無事にその命は守られ、またその人格も1つに統合させることに成功した! そして夜中。またしても急に悪夢にうなされるゴウセル。しかしこれはメルザスが、夢に入ったアランドラを、ムルータに襲撃させ亡き者にしようと企てた罠。 村に侵入していたムルータの群れを退治し終え、ゴウセルを救おうとしたが、ゴウセルの夢が暴走を始めてしまう。そして、妹のキーシャの必死の呼びかけにより正気を取り戻し、自らの最後の力で夢を退け、人間としての死を迎えた。 迷いの森~大樹の塔 村を襲ったムルータは、ムルータの住む大樹の塔へと入るための大樹の珠を持っていた。 メルザスを倒すためにはいずれムルータと対峙する必要があり、ムルータによって奪われた真紅の紋章と褐色の紋章も取り戻さねばならない。 今がこの時か。大樹の珠を持ち、塔への進入を決行する。 迷いの森を抜け、ムルータの本拠地である大樹の塔の奥地へと入り込むと、王座にてムルータの王、ザザンがアランドラを待ち構えていた。 幾ら知恵と力をつけたところで所詮はただの白い猿。アランドラはザザンを撃破し、無事に奪われた2つの紋章も取り戻した。残るはあと2つ。 トーラ山 村へと帰り着くと、古の神・火竜ウィルダが眠る休火山、トーラが噴火を始めた。 今まで沈黙を守ってきた火山は何故今、噴火を始めたのか。アランドラは単身、マグマ煮えたぎるトーラ山へと足を進め、調査を開始する。 トーラ山の奥深くには、怒れる火の神、ウィルダが待ち受けていた。 火竜ウィルダは、メルザス・ニルード以前のこの地の神でもある。 アランドラの強大な力を見たウィルダは、6つ目の紋章である深緑の紋章をアランドラに託してくれる。残るはあと1つだ! ネスタスの夢 アランドラがトーラ山より帰還すると、なんと双子の片割れ、ベグラスがムルータに攫われたという。一体、何をたくらんでいるのだ…! セクタスの調べによると、双子は夢の中でもつながりを持つらしい。ネスタスの夢に入り、ベグラスの夢へと抜け出して具現化すれば、大樹の塔に連れて行かれたベグラスの元へいけるだろう。 夢を抜けてアランドラがベグラスの元へ辿り着くと、そこは大樹の塔近くの小屋であった。 特に何のトラブルもなく、二人で小屋を脱出しイノアの村へ帰り着く。この事件は一体何が目的だったのだろうか。 村の決断 村へ戻った二人が見たものは…ムルータの襲撃によって火の海と化した村の姿であった。 そしてそこには、ワインズ、ボージス、モラアス、シーラ、エリーン……多数の亡骸が横たわっていた…。 生き残った村人たちは、被害の少ない村長の家に集まっていた。どうやらムルータ共は、アランドラとは逆にべグラスの夢からネスタスの夢へ抜けてきたらしい。 いくらムルータが知恵を付けたとはいえ、単独でそんなことを思いつくわけがない。これは間違いなく、メルザスの入れ知恵である。 とにかく、村人たちは、これからの事について話し合わなければならない。神について、である。 村人たちも、そろそろ悪夢の真の原因を理解してきていた。神を裏切るのかと問うロエインに、村人たちは一斉に反発する。 「いるのは、神ではない、悪魔だ!」「偶像崇拝の禁止に怒り、創造力を奪うだなんて」 しかし、ロエインは言う。その代わりに、我々は夢を操る力を授かったではないか! その時、メディアムはすべてを理解した。メルザスは、偶像崇拝の禁止に怒って創造力を奪ったわけではない。 偶像崇拝を禁じられたことで、人々の祈りの対象は不明確となり、メルザスの力は弱まった。 そんな時に、もしも人間がメルザス以外の誰かを神として崇めるようになったら… おそらく、メルザスはそれを恐れて、人々の創造力を奪ったのだ。しかし、その反動で人々は夢を操れるようになってしまった。 夢を操り、現実にもその影響を及ぼすことができるほどの力は、物を造り出す力よりも遥かに大きな事ができるはずだ。 すると、今度はメルザスはそれを恐れた。メルザスは自らをないがしろにした人間に怒ったのではない。メルザスは、自分の力を超えつつある人間を滅ぼすしかなかったのだ! 「つまり、我々が力を合わせて夢を操れば、メルザスと戦うこともできるわけですね。」セクタスが言う。 全てが明るみに出た今、とにかく決めるべきことは、それでもメルザスに祈りを捧げ、奴に神の座を与え続けるのか。あるいは、死を覚悟で夢を操り、メルザスと戦うのか。 つまり、メルザスを神とするか、悪魔とするか、である。 村長は、残った村人達に考えをまとめる時間を与えた。明日の昼。その時に、村の意思を決定する。しかし村人の意思は既に決まっている。ただ一人を除いて… 「…呪ってやる。お前を一生、呪ってやる。」アランドラに向けてそう言い、ロエインはその場を去った。 翌日、ロエインの言動に不安を感じたアランドラは単身、教会に乗り込んだ。 すると、ロエインは神への狂信的な祈りの力を持って、魔物と化し、アランドラに襲い掛かった。 ロエインは、人が神を見放し、ムルータを配下とすることが耐えられなかったのだ。 アランドラはロエインを打ち倒したが、ロエインもまた、神に操られた哀れな男の一人だったのだろう。 そして、生き残った村人たちは全員で頑丈な教会の地下にこもった。ここなら、ムルータもうそう簡単には入って来られないだろう。 そして、村人たちはある決意をする。メルザスに打ち勝つアランドラの夢を見ることで、メルザスと直接戦うアランドラを支援するのだ! そしてその前に、最終決戦へと立つアランドラのために、村人たちは手を取り合って同じ夢を見た。村人達の夢は現実のものとなり、アランドラの手の中で強く輝く。 彼の手には、村人達の想いより創造された「聖剣エルナート」が握られていた。 アランドラを信じ教会で待つ村人達に見送られ、アランドラは残る紋章を探すこととなる。 孤島への地下通路 教会を出ると、墓守のケイトスが話しかけてきた。どうやら、最後の紋章はなんとハヴァンが有しているらしい。 ハヴァンとケイトスは長寿族の一人であり、それぞれ、国家より紋章の守護者とその補佐を任されていたらしい。 ハヴァンに会う為、彼の住む小屋を訪れるが誰もいない。代わりに、地下へと続く階段がその姿をぽっかり現していた。 ハヴァンはその先に居るのか?アランドラはその先に進む。 地下通路を抜けると、南方の離れ小島へと繋がっており、そこには小屋が一つ建っていた。 中に入ると、そこにはハヴァンが瀕死の重傷を負って倒れている。ニルードを殺したゾルジアが先回りしていたのだ! 何とかゾルジアを打ち滅ぼしたが、ハヴァンは息を引き取った。しかし、ハヴァンは賢者ラア同様に精神体となってアランドラを導く。 「メルザスのことを教えてやろう。奴は、隕石とともに空からやってきた化け物なのだ。 一度は王によって捕らえられたのだが、奴に甘い夢を見せられた王は、奴を処刑できなくなった。 奴には神の座が与えられ、数多くの絵画や像が作られた。だが、奴は人間を支配する事に味を占め、夢を通じて現実世界へと干渉しはじめた。 王は世界の破滅を予感し、奴の絵画や像をすべて破棄させたのだ。 今、奴は自分の信者としてムルータを選んだ。ムルータ程度の生き物なら、反乱の危険はないと考えての事だろう。」 そして、ハヴァンはアランドラに白銀のダイアの紋章を託した。 これで7つ、すべての紋章が集まった。後は、イノアの村北方にある石版の台座にそれぞれ対応した紋章をはめ込めば、神殿の封印は解かれ、湖の上にその姿を現すだろう。 湖の神殿 7つの台座に紋章をはめ込むと、湖の底から、かつてメルザスを祭っていたその神殿が姿を現した。 この神殿は、メルザスのその神秘性を上げるために、簡単に奥へ辿り着けないよう、複雑で迷路のような造りになっている。 この神殿を抜ければ長かった冒険は終わり、いよいよ最終決戦である。 神殿内部の玉座へ通じる扉の封印を解き、アランドラはメルザスの元へと歩み出る。 「貴様…そうまでして、このメルザスに歯向かうか。よかろう…後悔させてやる。出でよ、わが忠実なる下僕よ!」 メルザスは、ブラックドラゴンを呼び出し、アランドラを阻む。しかし、激しく迫り来る攻撃に耐え、とうとうブラックドラゴンを打ち倒した! その時、村人達は教会で、確かにアランドラが懸命に戦う声を聞いた! 「…通じたんだわ!私たちの、祈りにも似た夢が、あの人の心に通じたのよ!」 「兄ちゃんは強いんだ!メルザスなんかには負けないよね!」「みんな、あなたを待ってるのよ!」「どうか、みんなの仇を討ってくれ!」 村人達の、アランドラへ向ける祈りの力は更に強みを増していった。 村長「天国のアンゼスも、きっと君を応援しているはずだ!」 セクタス「人々のために、身を呈して戦ってきたあなたこそが神なのだと、私は思います。どうか、悪魔を!メルザスを…!」 メディアム「…後悔しているわ。たとえ駄目だと言われても、あなたについていけばよかったと。お願い、無事に帰ってきて!あなたが帰ってきてくれたら、私…」 そして、人々の想いがより強大な力となって現れたとき、磨耗していたアランドラの体力、そして魔力が回復した。 村人達の想いが、確かにアランドラに届いたのだ。そうだ、自分は一人で戦っているのではない! 志半ばで死んでいった者達や、懸命に生き祈りをささげる村人達の想いをその背に、アランドラは神、メルザスを見事打ち滅ぼした! メルザスを失ったことで神殿が崩れ、再び湖の底へと沈み始める。賢者ラアに導かれ、アランドラは神殿からの脱出に成功した。 これで…すべて終わったのだ。 ED アランドラがメルザスを滅ぼすところを夢で見たのだろうか、残った村人達が揃ってアランドラを迎えにやってきた。 皆で村に戻り、勝利の宴を開くのだ。並々と注がれた酒を煽り、長かった戦いの労をねぎらう。 壊滅状態にあった村は、皆で力を合わせて無事復興した。勿論、アランドラも村のために汗を流した。 そして旅立ちの時。アランドラとメディアムは手に手を取り合い、イノアの村を旅立つ。 共に笑い、冒険し、イノアの村を立ってどれほどの時が流れたのだろうか。二人にも、別れの時が来た。 メディアムはアランドラの頬にそっと口付け、手を振る。たとえ違う道を歩もうと、目指す先はきっと… そして、アランドラはメルザスの予言にも似た最期の言葉を思い出す。 「くくく…アランドラよ。確かに貴様は神を…このメルザスを打ち倒した。だが、貴様らの望む平和は、それでも訪れぬであろうな。貴様ら人間が、その心に闇を住まわせている限り、血は流され続ける。それこそが、人間の歴史なのだ。心の底から崇める事の出来る、全能の神が現れるまでは……。」 このまま、この世界は、人は平和であり続けられるのだろうか。 アランドラの旅は、未だ終わることはない。 アランドラ
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/5299.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 ALUNDRA タイトル ALUNDRA アランドラ 機種 プレイステーション 型番 SCPS-10035 ジャンル アクションRPG 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日 1997-4-11 価格 5800円(税別) アランドラ 関連 PS ALUNDRA ALUNDRA 2 魔進化の謎 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/kakuto1/pages/211.html
977 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/05/07(土) 03 18 07 ID 8sIYo5S4 アランドラの絵の綺麗さには驚いた 265 名前: なまえをいれてください [age] 投稿日: 2005/06/20(月) 20 24 16 ID IpApy0VK やべアランドラ買った。420-300=120えーん!!! やべーよ。これはいい買い物したかも。 普段RPGとかやらないんだけど、アクションRPGでおもろい。 ゼルダはやったこと無いんだけど、似てるらしいね。 いやまじでおすすめ。 268 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/20(月) 21 17 38 ID auei6fNi 265 イイ!と思えていいなー。 ライトゲーマーの漏れには難しすぎてキレて止めた。評判高いゲームはたいてい合うんだけど、これは珍しく例外だった。 ノーヒントクリアした知人は、詰るとしょっちゅうクッションにコントローラー叩きつけながらやっていたそうだが。 展開めちゃ暗いし、これ作ったヤツは根性が曲がってる気がする・・・・。 274 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/21(火) 00 58 35 ID bRSppgQ7 268 まあ難しいことも評価になってるとこあるしね。 しかしあの展開は好きだな。ゲームで人助けてこれほど無力感感じるのも他にないしw そして悲劇のたびに主人公パワーうp(ry 351 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/26(日) 02 03 22 ID VJPCRixv 【アランドラ】 面白いと評判だったので購入。散々、既出かもしれないが書いとく 詰まったら攻略をみるようにやろうしたが途中めんどくさくなってほぼ攻略をみながらやってしまった。 謎解きは一部ヤバイのがあり、攻略ページがなければ間違いなく積んでたというクラスのムズさ。 しかし、OPで結構ヒントを出してくれてるので理不尽というほどでもない 最終面の連続してスイッチを押すところが多少苦戦したもののアクションは それほど高等技術を必要とするところはなかっと記憶してる。 ストーリーも暗いが中々よかったと思う。EDはある意味斬新 プレイ時間も長編RPGに比べれば短いといえるかな。 これらはほぼ攻略をみてプレイした上での感想なのでその点をご承知のほどを 五百円以下で買えると思うので謎解き好きは買ってみたらどうか
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4371.html
アランドラ 【あらんどら】 ジャンル アクションRPG 対応機種 プレイステーション 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 マトリックス 発売日 1997年4月11日 定価 5,800円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象) ※ゲームアーカイブスで付加 配信 ゲームアーカイブス 2007年10月10日/628円 判定 良作 ポイント ジャンプのある2Dアクション非常に重いストーリーす、すげー、かっこいいぞーっ! アランドラシリーズアランドラ / アランドラ2 魔進化の謎 SIEワールドワイド・スタジオ作品 ストーリー 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 ストーリー 《神の御姿を描いた如何なる物――絵画、像の所有をここに禁ずることとする》突然、国王より偶像崇拝を禁じる触れが出された。神が人間のこの行為に立腹せぬ訳もなく、罰として愛すべき民は物を創り出す力、すなわち創造力を奪われてしまったのだった。世界は荒み、加えて偶像を失ったことで果たして祈りが届いているのかと不安になる。だが、神は人間を見捨てはしなかった。人々は神より授かった、夢に干渉する力を使い、失いかけた生き甲斐を夢の中に求め始めた。いつしか人間は夢を自在に操ることができるようになっていったのだった…。 「夢歩き」という特技を持つ一族がいる。一般には「まどろみの一族」と呼ばれている。彼らは眠っている者と波長を合わせ、その夢に入り込んで自由に歩き回ることができる。一族の者は夢歩きの力が覚醒するとともに、己の宿命を悟り、世界を旅して回る。己の夢に導かれるままに。 そしてここにも、夢に導かれて旅に出た少年がいる。彼の名はアランドラ…。その晩も、アランドラは夢を見た。いつの頃からだろうか、眠りにつくと必ず見る。「イノアの村の北方、湖の深き底に眠る悪魔が今まさに目覚めようとしておる。滅びようとしている世界を救えるのはそなただけだ」守護者を名乗る老人が、必死に呼びかけてくる。自分は本当に世界を救う《解放者》なのだろうか?心に湧き上がる疑問に終止符を打つべくアランドラは船に乗り、イノアの村へと向かった。 概要 ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された、『ゼルダの伝説』や『ランドストーカー ~皇帝の財宝~』に似た見下ろしタイプのアクションRPG。マトリックスの初開発作品でもある。 マトリックスは『ランドストーカー』のスタッフである大堀康祐氏が独立して立ち上げた会社であり、キャラクターデザインもランドストーカーと同じ玉木美孝氏であることや、アイテムやアクションの類似性から、謂わば後継作と言える。 世界観やシナリオのつながりはない。同タイプのゲームと比べると一見して理不尽にも見えるやり応えのある難易度が特徴である。 特徴 プレイヤーは主人公アランドラを操作して、イノアの村を拠点として村の周辺で起きる事件に巻き込まれたり、悪夢に悩まされる村人を助けたりと言った冒険を繰り広げていく。 □で攻撃、〇で装備したアイテムや魔法の使用、△でダッシュ、×でジャンプ。スタートボタンで所持品の確認や装備変更ができる。 また手前に持ち上げられる物が置いてあれば□で持ち上げたり持っている物を投げたりすることができる。人と会話するのも□ボタンを使う。 武器はリーチが短いが攻撃の出が早い剣、中距離に攻撃できるが大振りな鉄球、遠距離に攻撃できるが威力の低い弓の3種類。 攻撃の他にレバー状のスイッチを作動させることができる。また鉄球はブロックや氷柱などを壊すことができる。 このように操作自体はとても簡明でわかりやすい。これらのアクションとアイテムやギミックの組み合わせでダンジョンを攻略していく。 アランドラはイノアの村の鍛冶師アンゼスの家に居候させてもらっており、イベントが進むとアンゼスから新たな武器や攻略用のアイテムを作ってもらえるようになる。 村には道具屋や、次にどこに行けばいいのか教えてくれる占い師もいる。とあるアイテムを持っているなら村から少し離れたところにある酒場内のカジノで遊ぶこともできる。 評価点 歯ごたえのある謎解き&アクション アクションや謎解きの難易度は非常に高い。最序盤こそ簡単なものが多いが、序盤の終わり頃から徐々に頭を使わないと解けない謎解きや操作テクニックを要求される場面が増えてくる。 ただスイッチを押すだけの謎解きでも、様々な物やアイテム、時には敵をも利用しなければならなかったりする。思いもよらないものの上に乗れたり、意外な物が壊せたり、大掛かりな仕掛けが用意されていると思ったらそれらはダミーで本当の謎の解き方は別にある、など謎解きの種類、解法ともに実に多様。しかしダンジョン内をつぶさに観察し、アイテムやオブジェクトを上手く使ったり仕掛けに対してリアクションを行っていけば必ず打開できる。 そのため難解な謎解きや初見では絶対無理だろうと思われるような難所をクリアできた時の爽快感は正に格別。 ボリュームも豊富で、多種多様なダンジョンが揃っている。ダンジョン一つ辺りの広さもなかなかのもの。初見では謎解き・アクションに阻まれる事は確実。 クリアに必須ではないおまけ的なダンジョンや、フィールドマップ、村の中ですら謎解き要素が詰められており探索が本当に楽しい。 マップのあちこちに最大HPを上げる「命の器」や、集めるとレアアイテムと交換してもらえる「金のくちばし」、魔法の使用回数を増やす「マジックシード」が隠されており、探索すればするほどアランドラの強化につながっていく。 オープニングデモは単なるゲーム紹介ではなく、実は殆どが謎解きのヒントになっている。詰まったらリセットしてオープニングを眺めてみるのもこのゲームでは有効な手段である。 シンプルながらもよく考えられた戦闘バランス 難しいアクションや謎解きと比べると戦闘バランスはそこそこと言ったレベル。真正面から敵と戦うとややきついが、敵や状況に合わせて攻撃手段を変えることで楽に戦える。 例えばリザードマンを例に挙げると、「盾でガードしつつ剣で攻撃する近距離タイプ」「酸を吐き出し、プレイヤーとつかず離れずの距離を取りたがる中距離タイプ」「槍を遠くから投げてくる遠距離タイプ」の三種類がいる。 近距離タイプは弓などの遠距離攻撃で倒そうとすると殆どの攻撃をガードしてしまうが、攻撃の隙を狙って剣で戦うと楽に倒すことができる。 逆にあまりガードしないが距離をとりたがる中距離タイプや遠距離タイプに対しては弓や鉄球などで遠くから応戦すると戦い易い、といった具合。 また炸裂弾なら一撃で倒せることを利用して、ガードされる前提で弓で攻撃し、あらかじめ炸裂弾を置いてあるところへ敵を誘導させるといった戦い方もできる。 このように相手に対して有利な武器、不利な武器がボスを含めた大半の敵に設定されているため使えない攻撃手段が無い。 魔法は使用回数が少ない反面、効果はいずれも申し分なく、切り札として遜色のない価値がある。 プレイヤーのストレスを軽減する工夫と良好な操作性 操作性はとても快適。慣れればドット単位で思った通りの動きができる。一見理不尽なアクションを要求されるような場所でも、何度も何度も挑戦すれば必ずクリアできる。 アクションに失敗したからといって即ミスに繋がるような局面はない。せいぜい下の階層に落下したり少量のダメージを受ける程度。 アランドラのHPが多めなことや「必ずダンジョン内には回復ポイント(兼セーブポイント)がある」「適当に物を破壊していけば回復アイテムが出てくる」「それとは別に薬草などの回復アイテムを持ち歩ける」など回復手段が豊富なこともあってリカバリーが容易。 プレイ中のロード時間が短く、リトライのストレスは少なめ。 占い師を利用すれば次にどこにいけばストーリーが進むか判るため、進行に詰まることもない。 追加料金を払うと全体マップで直に目的地を指示してくれる親切ぶり。 ワールドマップが広く移動が大変だが、とあるイベントをクリアすることでフィールド各地点をワープで移動できるようになる。 ただ、その場所のヒントはないので気付かず進めてしまう可能性も。 最強の剣「雪王」は取得条件がやり込んだプレイヤーへのご褒美ではなく、戦闘に苦労しているプレイヤーへの救済要素となっており、難易度の軽減に一役買っている。 取り方さえ知っていれば中盤には入手可能。ボスを瞬殺できるなど、バランスが思いっきり壊れる。 尤も、順調なプレイ状況だと「お前ほどの剣士なら使うまでもなかろう」と言われて手に入らないので、最後まで入手できなかったプレイヤーも多い。 独特の世界観とシリアスなストーリー 人類は創造する術を失った代わりに夢に干渉できるようになった、という独特の設定を生かしたシナリオの完成度が高い。シナリオ担当はスタジオベントスタッフの手塚一郎氏。 主人公アランドラは「夢歩き」の能力を駆使して、人々の夢の中に入ってその中を攻略していく。その状況も人々を悪夢から解放したり、NPCの目的を探るためだったりと様々。 「夢と創造」「神殺し」をテーマにしたシナリオは極めてハード。 現実的に神を敵に回した場合の恐ろしさや行き過ぎた信仰の狂気が如実に表現されており、パッケージの見た目に反してドロドロとした残酷な展開が次々と待ち受けている。 その一方でこうした非情な現実に立ち向かう主人公を支えてくれる仲間たちの心強さや夢の持つ創造性と言ったプラスの面も描かれており、なかなかに考えさせられるストーリーとなっている。 聴き応えのある音楽 作曲家の田中公平氏によるBGMも優れている。 雰囲気作りがよく出来ており、それでいて謎解きの邪魔にならないダンジョン曲や、冒険心溢れるメインテーマなどが秀逸。 ダンジョンは不気味な曲が多いが、パズルメインのダンジョンでは集中力を掻き乱したりプレイヤーのストレスを余計に増やさないように穏やかな曲が流れるなど、プレイ内容に合わせた工夫や配慮が見られる。 田中氏自身がゲーム内でコーヘイという名前のキャラとして出演しており、彼に話しかけると進行に応じてゲーム中のBGMが聞ける。 エンディング主題歌「Tears」はストーリーの暗さに反して明るくアップテンポな歌であり、数々の悲劇を乗り越えたプレイヤーにカタルシスを与えてくれる。 賛否両論点 高すぎるアクション難易度 やり応え抜群と言う点では評価点でもあるのだが、この手のゲームに慣れていないプレイヤーが手を出すには酷な部分も多い。 序盤の終わり頃から難しいアクションが試される局面が徐々に出てくるようになり、終盤は本当にシビア。 「崖際から半歩はみ出したギリギリのタイミングで」ジャンプしてようやく届くような箇所を渡らなければならない足場が非常に多い。中にはそんな足場をいくつか連続して渡っていかなければならなかったり、足場自体が動いていたり、鉄球などの別のトラップが同時並行で襲ってきたり、時間制限がある状況で行わなければならなかったりするものも。 DUALSHOCKには対応しておらず、アナログスティックが使えないので十字キーのみで進めなければならない。柔軟な操作がしづらい事に加え、本作のシビアなアクションの数々は指への負担も大きいため、長時間のプレイは親指が痛くなること必至。 ボスも中盤までは(途中のアクションに比べれば)さほど苦労はしないが後半からは一気に強くなる。終盤にもなると攻撃力と耐久力が跳ね上がり、ちゃんとアイテムや装備で強化しないと軽く捻られてしまうようなボスがゴロゴロ居る。 若干の唐突さ 村には個性豊かな住人達が住まうのだが、顔見せや自己紹介がちゃんとストーリー上で行われるのは数人で、他の住人は村に来て最初の探索時に自発的に話しかけなければ行われない。次のイベントに進んでしまうとほぼ全員と既に顔見知りという扱いでストーリーが進むので、話しかけていないキャラがいた場合は混乱する。 それだけなら他の作品でも見受けられるのだが、そのストーリーを進めるイベントはある家に入ると警告も無しに強制的に発生するので、挨拶回りが不十分なままストーリーが進んでしまう可能性は十分ある。 特に本作はNPC達ががっつりストーリーに絡んでくるので、ちゃんと住人の特徴を掴んでおかないと感情移入しにくい。少なくとも序盤はNPCに積極的に話しかけた方が良い。 終盤、双子の夢を通り、敵である猿「ムルータ」達が村に現れて焼き打ちをするイベントがあるのだが… 黒幕の影響はあるにせよ、エルナの一族にしかできないはずの「他人の夢の中に入る」力を、ムルータ達が何の伏線も無く獲得してしまっている点は、やや唐突さが否めない。 ストーリーの重さ ストーリー中に死亡するNPCがかなり多い。 とにかく死人が多く出る。最終的には墓場にずらりと墓標が並ぶ。エンディングでもその大量の墓にアランドラが手を合わせるシーンがあるほど。 教会横の墓地は当初は更地も同然なのだが、墓を立てる為のスペースがいくつも用意されている。つまりそれを埋め尽くすほどの死者が出るという事である。 「死にかけているNPCを助けようとしたが間に合わなかった」「あるNPCを救出している間に別のNPCが死亡してしまった」「主人公の活躍で一旦は命を取り留めたNPCが後日別のイベントであっけなく死んでしまう」など、やりきれない展開も多い。 魔物に殺されるのはもちろん、一部の人間がアランドラを殺そうとしてきたり、別の人間を殺すケースもある。 挙句がストーリー終盤の、上述した「焼き討ち」である。幾つもの悲劇を乗り越え、村人の救出に成功したり住人達の意思がまとまりつつあった中で、それをドン底に叩き落す惨劇が待ち受けている。 + あまりにも無情な展開(ネタバレ) このイベントではそれまで普通に話していた村人が死体となって転がっていたり、後から死を知らされたりと、一気に死者が増える。 何よりその犠牲者のうち3人はアランドラが悪夢からの救出に成功し、且つ無事に回復した村人である。これにより、アランドラが悪夢を払うべく務めた村人は誰一人生き残らなかったことになる(*1)。 勿論、その後のイベントでフォローされているため彼らは完全に無駄死にと言うわけではなく、献花や弔いのイベント、墓標一つ一つに刻まれた追悼の言葉と言った表現もあるので命を軽々しく扱っているわけではない。しかし必然的に作中の雰囲気は重い。 その一方、この墓石を踏み台にしないと進めないという、死者を冒涜するようなシーンが一度だけある。本当に悼んでたのか主人公よ。 また村にアランドラが来てから死人が立て続けに増えたこともあって、一部の村人から疫病神扱いされたりもする。それ以外の大半の村人は逆にアランドラを庇ったり気遣うが、それらの人々もやがて災難へと巻き込まれていく。 その一方でたまに挿入されるギャグ要素 シリアスな場面が多く印象に残るゲームであるが、「人の頭を踏み台にする」「敵がマヌケにもアランドラの手助けをしてしまう」など、シュールで笑える場面もあったりする。 しかも前者の相手はヒロインである。数あるゲームの中でも、ヒロインの頭を足蹴にしなければならないゲームなどそうそう無いだろう。 しかし、そうしなければならないシーンは数回あるのだが、ヒロインの反応はそのたび「もう…人の頭に乗るなんて」「これで何度目よ?」などと、実に冷静に返される。そのヒロインも主人公の頭を足場にするシーン(*2)もあるので、最早そういう世界と捉えるべきか。 敵であるムルータ達も後者に当てはまり、ストーリー中では腸が煮えくりかえるような暴虐すら働く一方で、こういったイベントではただのマヌケなコメディリリーフになっていたりする。 あまりにも重いストーリーに疲れたプレイヤーの心の清涼剤になる半面、雰囲気が壊されると言う意見もある。メインストーリーそのものは極めてシリアスな分、尚更そう思えてしまう。 かといってこういう要素が全く無かったらストーリーの陰惨さのあまりプレイヤーの精神が摩耗し続け、心が折れてしまいかねない。これはもう割り切りが必要だろう。 終盤である人物がボスになるのだが、その変身後の台詞が「す、すげー、かっこいいぞーっ!」。 そのキャラとは正反対の台詞回し(豹変しているのだからそれまでのキャラもクソも無いので正しいと言えば正しい…方向性が明後日を向いてはいるが)、それまでの緊張感を一言で吹っ飛ばすシュールさ等から一部で人気があり語り草になっている。 ネタとしてのポテンシャルは高いのだが、いかんせんゲームの知名度がそれ程でもないので埋もれたネタになってしまっている。 一応、そのボスの名誉のために書いておくと、全ボス中でも一、二を争うほどの強敵である。 彼以外にも、性格が豹変して信じられないような汚い言葉を吐いたり、威勢が良かったのが急に弱気になったりするボスもいる。 エンディングの演出 + ネタバレ 本編中にムービーは無いのだが、エンディングのみ2Dアニメが流れる。ラスボスを倒し、崩れるラストダンジョンを脱出すると唐突にアニメが流れ出し、それが終わるとそのままスタッフロールに移る。 内容は冒険を終えた後の様子を描きながら、唐突に場面転換が入りそれまでのゲームの流れをアニメVerで一通り振り返ると言う演出が連続で続き、アランドラの新たな旅立ちを描いて終わる。 エンディングを丸々フルアニメーションで表現するという豪華な作りなのだが、初見では少々理解が難しい内容であり、感慨深いと取るか、置いてきぼりにされると取るかは意見が分かれそうな所。 キャラボイスのほぼ無い(*3)作品なのでこのアニメも台詞が無く、テキストも一切表示されないので、見れば分かる通常の場面ならともかく前述したような唐突な場面転換の数々は初見では少々理解が追い付かない。 村人たちがアランドラを称えて祝杯を上げたと思ったら、急にモンスターとの戦闘が始まり、かと思ったら村を復興している場面に移り、と思ったらまた激しい戦いを繰り広げたり…と、とにかく忙しない。初めて観た人は平和が戻ったのか戻っていないのか混乱するだろう。ちゃんと理解出来れば、冒険の思い出と後日談の両方を交互に味わえる粋な演出なのだが。 ちなみにこの回想部分ではラスボスにとどめを刺すシーンもあるのだが、実際はラストダンジョンの神殿で倒した一方でアニメだと何故か洞窟になっている。 このアニメではアランドラがヒロインのメディアムと共に旅立ち、その後の旅の様子も描かれるのだが、ラストシーンではメディアムとの別れが待っている。一緒に旅をしてきたメディアムだが、道を違える時が来たらしく、アランドラと口付けを交わして去って行く(*4)。そして1人で歩き出すアランドラの後ろ姿で物語は終わる。 ヒロインとの別れという幕切れ自体好みが分かれそうだが、更にアランドラが向かう先が暗雲立ち込める不吉な雰囲気に包まれているのもやや後味が悪い。その暗雲を晴らすために立ち向かって行った、と言う見方もできるが…。 問題点 入手できる期間が限定されているアイテムが多い 住人の夢の中を舞台にしたダンジョンはクリアしてしまうと再度入ることはできないため、そこにあるアイテムは当然入手できなくなる。また現実のダンジョンもクリア後に入れなくなるものが多い。 シチュエーションとしては自然なのだが、中には「敵を全滅させると重要アイテムが入った宝箱が出現するが、その数秒後に強制的に夢から脱出させられてしまう」なんてものまであるため、初見では完全に罠である。 カジノに入場可能なアイテムは隠しアイテム扱いなのだが、ある時期を過ぎると入手不可になる。当然、カジノにも入れなくなる。 コンプリートの為にはカジノも攻略しなければならず、しかも金のくちばしをアイテムと交換するための情報はカジノに入らないと得られないので、取り逃すとこちらも利用不可に。 ダンジョン攻略上の不親切さ 見下ろしタイプであるため高低差と奥行きの違いがとても分かり辛い。 一見飛び越せそうに見えて進めない場所や飛び越せなさそうに見えて進める場所などもあり、アクションで詰まる要因にもなり得る。 固定視点であるため背景に隠れて見えず分かり辛い場所もある。 ただしこの点を利用した謎解きもあるため、問題点と言うよりは仕様の趣が強い。 ゲーム進行へのヒントは親切な反面、謎解きに関わるヒントが少ない。 周りを観察することで察しなければならない物が多いため、物によっては思いつきで試して気づくしかないような解決法もある。 「そんなのでいいの!?」と思わず突っ込みたくなるような無茶な方法が正解だったり、どこに仕掛けがあるかと悩んでいたら実は仕掛けなど無く敵を全滅させればOKだったりと、発想にも柔軟性が求められる。 パズルそのものの巧妙さではなく、細かな調整の不足による難易度の上昇。 ステージの構成などを見ると、意図したと言うよりもテストが足りていないと思しき箇所がちらほら存在する。 少し話は変わるが、ゲーム全体を通して難易度の上下幅が激しい。そんなに進んでいないのに難易度が急上昇したり、後半で高難度が続くと思ったらパズルとも呼べないようなぬるいギミックが出てきたりとチグハグさがある。こういうところからも調整不足の感が見えてくる。 その他 カジノの攻略がほぼ運頼み カジノでは3つのミニゲームがプレイ可能で、射的、スライム叩きは腕前次第でクリア可能なのだが、ルーレットは運の要素が強い。 赤、青、緑のどのランプに止まるかを賭けるのだが、完全クリアにはこれを5連続で当てるという事を4回も達成しなければならない。 しかもランプの中には無条件でハズレになる黒のランプもあるので、ここに止まってしまったらどうにもならない。あと一歩という時に黒に止まろうものなら…。 実は止まる個所には簡単な法則があるので、それに気付けば当たる確率を上げることができる。それでも確実に当たるわけではないし、黒に止まったらどうしようもないのだが。 クリアに必須ではないので無理に挑む必要はないのだが、各ミニゲーム完全クリアの賞品が金のくちばしであるため、コンプリートを目指すならこのギャンブル地獄は避けて通れない。 魔法が使い辛い 最大MPはマジックシードを全部集めてもたったの4。MP回復の手段も限られるので、なかなか使う場面を見極めるのが難しい。 魔法の種類は「大地」「水魔」「火竜」「風神」の四つがあるが、水魔のみ体力回復 バリアを張る、それ以外は全部周囲の敵に攻撃する魔法となっている。 攻撃魔法には属性があるが、敵の弱点が見た目では分かり難いので、どれを使えばいいのか分からない事が殆ど。 魔法は発動した瞬間にしばらく無敵になる。ザコ敵に囲まれたときはわざと引き寄せて攻撃魔法を使って一掃すると楽だが、あまりそう言う場面に遭遇することが無い。あったとしても出し惜しみをして結局武器で戦い、MPは体力回復のために取っておくと言う展開になりがちである。 セーブデータのタイトルの変更タイミングが早い。 物語の進行具合に沿ってセーブデータにタイトルが付けられるのだが、一区切りつけた次のシナリオが始まる直前でセーブすると、次のシナリオの開始時点のタイトルが付いてしまう。 まだ聞いた事もない場所へ向かうようなタイトルが付いていたり、人の死亡をネタバレされたりすることもある。 セーブ完了後はすぐにウインドウが閉じるため、そのまま進行する分には問題ないのだが、ゲームを終了して再開する時にはこの現象に遭遇する可能性がある。 総評 ゼルダタイプのゲームとしてはかなりの高難度ながら、リトライの容易さや操作性の良さ、クオリティの高い音楽やシナリオ、独特の世界観などから未だに評価の高いゲーム。 アクションゲーム初心者に勧められる代物ではないが、見下ろし型2Dアクションが好きでなおかつ腕に覚えのあるプレイヤーならば間違いなくお勧めできる名作である。 余談 後にシリーズ2作目として『アランドラ2 魔進化の謎』が発売された。 監督の大堀氏を始めとするメインスタッフや音楽の田中氏は続投しているが、シナリオは宮岡寛氏、キャラデザインは今井修司氏に交代しており、作風やビジュアルの時点で別物と言っても良い程に様変わりしている。難易度も大幅に下がり、謎解きにはヒントが多数用意されたりと本作とは打って変わって親切設計になった。 キャラも総入れ替え、完全3Dのグラフィックやギャグを中心にした明るい物語、そもそもアランドラ本人どころか名前すら一切関わらないなど、同じゼルダタイプのARPGである事くらいしか共通点はない。夢世界の要素も無くなり、純粋な冒険活劇になっている。どちらかと言うと『ランドストーカー』寄りの雰囲気である。 オープニングがヒロインが歌唱するミュージカル調だったり、タイムボカンシリーズの三悪のようなライバルキャラが居る時点で作風の違いがよく判るだろう。 その為、『1』のファンからの評価は低めだが、豪華声優陣によるキャラボイス、豊富なミニゲームなどの独自の魅力を持っている為、別物と捉えて高く評価する声もある。 「アランドラ」の名は冠してはいないが、同社の『デュアルハーツ』には「街の住民達の夢を冒険するゼルダタイプのARPG」と言う作風が受け継がれている。2Dゼルダ風のアランドラシリーズに対し、こちらは3Dゼルダ風である。 前述の通り謎解きのヒント満載のOPであるが、実は本作のほぼ全てのボスとの戦闘シーンまで見られる大盤振る舞いだったりする。そのため、ネタバレOPと言われることも。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/951.html
ALUNDRA 機種:PS ミュージックプロデューサー:清水彰彦 (Soytzer Music)、田中公平 作曲者:田中公平 サウンドディレクター:藤澤孝史 アシスタントサウンドディレクター:山崎耕一 サウンドプログラム:藤澤孝史、松谷直樹 サウンドエフェクツ:山崎耕一、堀江由朗、西本啓一 開発元:クライマックス 発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日:1997年4月11日 概要 他人の夢の中に入り込むことのできる青年・アランドラの冒険を描くARPG。 『ゼルダの伝説』と似たゲームコンセプトを持つが、こちらの方は非常にダンジョンの難易度が高いのが特徴。 音楽はダンジョンの曲が落ち着いた感じのが多く、良曲揃いである。 ちなみに曲は全て内蔵音源。 サントラ未収録曲がいくつかあるが、ゲーム内のサウンドテストで全て試聴できる。 続編に『アランドラ2 魔進化の謎』があるがこちらはグラフィックが3Dになっている。 収録曲 曲名 補足 順位 アランドラ オープニングデモ イノアの村 大地を渡る風 フィールド フィールド237位 ターラスの館 悪夢 夢のダンジョン レクイエム 魔の潜む炭鉱 大樹の塔 賢者ラアの地下墓所 砂漠の神殿 海岸線の洞窟 クラインの夢 冬・雪・氷200位 リザードマンの洞窟 メディアムの過去 忘れ去られし神・ニルード 小さき民・ミミング 水底の妖精 炎の山・トーラ 双子の夢 ネスタスの夢 狂える神父・ロエイン 浮上せし聖なる魔宮 湖の神殿 黒き狂天使、襲来 ボス戦1 人ならざる者 ボス戦2 神の慈悲なき怒り ラスボス戦1 精神寄生体メルザス ラスボス戦2 旅の記憶 ロード画面 エンディング 「tears」 エンディングテーマボーカル:ヤマダアヤ作曲:田中公平歌詞:前田たかひろ編曲:岸村正実エンジニア:中村充時 サントラ未収録曲 船上 嵐のシーン アンゼス登場シーン カジノ『リバーサイド』 巨神『ニルード』ボスバトル ムルータキング・ザザン 焼き討ち 未使用 サウンドトラック アランドラ オリジナル・ゲームサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/rpgtalk/pages/99.html
573 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 00 ID 3WoyaiPh0 アランドラ 574 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 00 ID nT6RasnE0 GB アレサII 575 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 00 ID wmu9THpR0 CardWirth 576 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 00 ID IvaKmzfw0 ドルアーガの塔 577 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 00 ID 2rbtTcOK0 ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 578 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 01 ID uYIBeH9R0 ブレスオブファイア4 579 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 04 ID u03ESB2L0 テイルズオブジアビス 580 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 05 ID naW/h+kxO 邪聖剣ネクロマンサー 581 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 00 47 ID N9c0xlQM0 ジャスト5連かよ 582 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 01 08 ID 2rbtTcOK0 いつになく激戦じゃったのう 583 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 22 01 38 ID 3WoyaiPh0 アランドラ 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 『アランドラ』 (Alundra) は、1997年4月11日に ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された プレイステーション用アクションRPGである。 概要 アクションアドベンチャーゲーム。 ゼルダの伝説シリーズとよく似た構成のゲームシステムであるが、 難易度の高い仕掛けやアクションが当時話題となった。 物語は陰鬱の雰囲気の漂うダーク・ファンタジー。 また、異様に死者が多く、物語が進むにつれ、救えずに亡くなってしまう人物も多い。 しかしこれらは命をおもちゃの如く扱うのではなく、物語の中心地である村の墓場では、 ゲーム中で死んだ人達の墓へ弔いの言葉とともに花が添えられてあるという、死者に対する追悼の意も表現されている。 製作は『トルネコの大冒険』などを手がけたマトリックス (Matrix Software) であり、 クライマックスと共に開発した『ランドストーカー』の世界観と共通点もみられる。 ゲーム中のサウンドには作曲家の田中公平の作品が使用されている。 シナリオはスタジオベントスタッフの手塚一郎。 キャラクターデザインは『フェーダ』、『シャイニング・フォース』等に携わった玉木美孝が手がけている。 584 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 01 27 ID 6rWfTqeUO 22時ジャストが激戦でそれから過疎ってどういうことよw いや俺は知らないんだけどねこのゲーム 585 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 03 29 ID BRaKYCUkO 誰か語れ 584 君も一応23時まで待った? 586 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 04 14 ID tbz7uojy0 意外に食い付きがないんだなwお盆シーズンでみんな忙しいのか。 俺もやったことないんだけど 謎ときが激ムズってのはほんとよく聞くね 友人がやってるのを横でみてたことあるが手ごわそうだったもんなぁ ランドストーカーにはそっくりに見えた 587 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 07 01 ID PKgTblHf0 ラスダンで、片方の塔の屋上から飛び降りていけることに気づかずに 数ヶ月も詰まっていたのなんて俺だけでいい。 588 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 07 55 ID yhO5z4xeO あれ、オレのFF3レスが無いな どっかに誤爆しちゃったか 589 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 19 08 ID hWf2dMEz0 主人公がとってもブサメンなのが嫌で嫌で仕方がなかったゲーム・・・ 590 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 27 18 ID i2d2L+vq0 取って解説貼って、自分の所感は一切無しとか荒らしと変わらん 591 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 23 41 05 ID NZoxNSuuO これもRPGだったのか。 丁度、今やってる所だ。 592 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 00 26 00 ID N2S73GIT0 語りたいんじゃなく取りたいだけの人も増えてきたのかな 手段の目的化はスレの末期だ アランドラは未プレイだから話すことはない 593 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 00 29 14 ID in5unYhkP 昔々クリアしたはずなだが悲しいぐらい記憶が無い・・・ 謎解きが難しかったとは思うんだが・・・ 594 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 02 01 47 ID PS/xxg/Y0 ACTが下手の横好きな自分には激しく難易度高かった 泣きそうになりながらプレイしてたけど、また話が鬱で別の意味でも泣く なにより村人を救えないのがつらかったわ 595 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 11 26 16 ID sOMqdnAk0 お題取った奴は語れよ 596 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 12 36 38 ID ZEMEt4sa0 狙われるのがわかってて護衛してるのに、 護衛対象に「先に寝てなさい」って言われて素直に寝る主人公とか斬新すぎる 当然狙われてた人は殺されるわけだが 597 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 13 03 10 ID 4oSo833L0 なんか、びっくりするくらい進まないな…… 良作だったとは思うんだが。 ただ夢ダンジョンが意外と普通でがっかりした記憶が……もっと複雑怪奇なのを期待していた。 598 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 13 25 58 ID 21gqWm0DO アランドラがRPGって事はゼルダもRPGなのか。なんとなくしっくりこないなぁ。 個人的にはどちらも謎解きアクションみたいなジャンルだと思ってた。 アランドラはジャンプ関連がシビアだった記憶があるな。 あと微妙に色んな所で見るパッケージの絵の人が苦手。松下進よりは拒否反応出ないけども。 599 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 13 33 31 ID C8g0ufH3O てか 583も冒頭にはアクションRPGって書いてあるのに、 概要にはアクションアドベンチャーって書いてあるぞ 600 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 14 53 26 ID dWFIDoqE0 ゼルダも作品によってはRPGとかARPGとか分かれてたんじゃなかったっけ 601 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 14 59 12 ID AqRYH/+H0 RPGって書いてりゃ売れるだろとか思ってるんじゃないの? 602 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 15 23 35 ID 06MNfGi00 町があって町人がいて、買物もできて、宿があって回復可能で ダンジョンがあればRPG・・・だと思ってる これが2つ3つ欠ければアクション 603 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 15 36 54 ID 3+JaiPOjO RPGといえばドルアーガの塔や頭脳戦艦ガル 604 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 16 06 19 ID gp3JMcAe0 ボコスカウォーズもRPG 605 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2009/08/14(金) 16 15 20 ID ENTRAbD10 キングスナイトもレーシングラグーンもRPG