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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! KUB撮影(Kidney-ureter-bladder) (臥位AP方向) 尿路系(腎臓、尿管、膀胱、尿道)の石灰化を確認するのに有効。 点滴静注腎盂造影(DIP) の際にも撮影される。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 腎臓がフィルムと近くなるようにするため、仰臥位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 骨盤も捻れがないように両側の上前腸骨棘がフィルムから等距離になるようにする。 【X線入射点/距離】 距離150cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、腸骨陵より2横指上の点。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。(フィルムに収まらない場合、吸気停止) 散乱線の影響を減らし、腎臓の輪郭をより明瞭にするため照射野を両上前腸骨棘まで絞る。(少なくとも皮膚面よりは絞る) 【チェックポイント】 両腎臓〜膀胱が含まれている事。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 腎臓が観察できる管電圧で撮影されている事。(管電圧が高すぎないか) 【画像】 正常例 造影 【動画】 KUB撮影(Kidney-ureter-bladder) (立位AP方向) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 立位。腎臓がフィルムと近くなるようにするため、AP方向。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 骨盤も捻れがないように両側の上前腸骨棘がフィルムから等距離になるようにする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、腸骨陵より2横指上の点。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。(フィルムに収まらない場合、吸気停止) 散乱線の影響を減らし、腎臓の輪郭をより明瞭にするため照射野を両上前腸骨棘まで絞る。 ※少なくとも皮膚面よりは絞る 【チェックポイント】 両腎臓〜膀胱が含まれている事。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 腎臓が観察できる管電圧で撮影されている事。(管電圧が高すぎないか)
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 肺尖撮影 肺尖部は鎖骨より上部の部位で、鎖骨との重なりによって描出不良になりやすい部位。 肺結核の好発部位であるため観察のために、肺尖撮影が行われる。 脊柱後彎法 【ポジショニング】 受像面に背を向けた立位、又は座位。 冠状面と受像面のなす角度を30度程度とする。 【X線入射点/距離】 胸骨柄下端にむけて垂直入射 Flaxman法 【ポジショニング】 体位は脊柱後彎法と同じ。 【X線入射点/距離】 胸骨柄下端にむけて尾頭方向5度で入射 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! アキレス腱撮影 アキレス腱・Kager's triangleを観察する。 アキレス腱自体の観察は通常、超音波検査やMRI検査で行うがそれらの診断機器を持たない施設において有用。 【撮影前チェック】 検側はどちらか確認する。 障害陰影となるものを外す。 (ズボン、湿布、靴下等) 【ポジショニング】 側臥位または座位 足関節側面撮影の体位に準ずるが、下腿軸と足底を直角とする。 ※屈曲、内外旋はアキレス腱の厚み測定に影響を及ぼすため再現性のある体位が重要 足底とカセッテ長軸を平行とする。 【X線入射点/距離】 内側のくるぶしの後面に向けて垂直入射 拡大を少なくするため撮影距離は120cmとするか、撮影距離100cmで鉛スケールをアキレス腱と同じ高さに配置する。 【撮影条件】 50kV/5mAs リスなし 【チェックポイント】 アキレス腱の計測が可能な画質であること。正常≒6mm Kager's triangle が観察されるが,断裂・損傷すると不明瞭となる → 断裂 , 損傷 【画像】 アキレス腱損傷1 アキレス腱の部分断裂(右足) アキレス腱の断裂2 アキレス腱の断裂3 アキレス腱撮影に関する資料 p309 RADIOLOGICAL SAITAMA
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! グースマン法(Guthmann) 産婦人科領域の撮影 妊婦の骨盤径を計測し自然分娩か帝王切開の判断をする 骨盤計測の適応は ①帝王切開後の経膣分娩、②難産既往、③身長150cm未満、④子宮底38cm以上、⑤初産婦の児頭浮動、⑥骨盤位(経膣分娩)、⑦分娩停止 【撮影前チェック】 ポケットの中身、チャックや金属ボタンの有無を確認する。 妊婦が被ばくする検査であることを理解しているか確認する。 【ポジショニング】 立位。 L→R方向で体右側をカセッテに付ける。 計測に使用するメジャーを股に挟む(斜めにならないように、カセッテに平行にする) 両手は撮影範囲から除くため、あげる。(手すりなどにつかまらせると良い) 体背面がカセッテに垂直になっていることを確認する。 照射野はカセッテの範囲内に絞る。 【X線入射点/距離】 大転子よりも2横指上の高さ(大腿骨頭)で骨盤の前後中心に垂直入射 距離は 123 ~ 150cm 【撮影条件】 90kV 12mAs 102kV 34mAs 呼気停止 【チェックポイント】 左右の寛骨臼が同心円で重なっていること。 メジャーが10cm以上読み取れること。 産科真結合線、解剖学的真結合線、外結合線が計測可能であること。 動きによるブレがないこと。 【画像】
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! インレット撮影 骨盤輪骨折の程度を把握する 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ポケットの中身、ズボン、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 背臥位。 骨盤にねじれが無いように左右の上前腸骨棘がカセッテから同じ高さになっていることを確認。 頭尾方向に25~40°で入射するため、像が頭尾方向に流れる。それを想定してカセッテを置く(影を見る)。 【X線入射点/距離】 頭尾方向に25~40°で斜入射。 上前腸骨棘の高さで、体の正中に入射。 100~120cm 【撮影条件】 74kV/20mAs リスあり 【チェックポイント】 閉鎖孔は見えない 左右対称に投影されている(腸骨が左右対称か) 骨盤が全て含まれている。 【画像】
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現在、一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! マルチウス法(Martius) 産婦人科領域の撮影 骨盤入口・横・前後径の観察に優れる 妊婦の骨盤径を計測し自然分娩か帝王切開の判断をする(骨盤入口に児頭が入るかどうかを見る) 被ばく量の多さから国際放射線防護委員会(ICRP)では、この撮影法は推奨(正当化)されない。 →Colcher-Sussman法を用いる 【撮影前チェック】 ポケットの中身、チャックや金属ボタンの有無を確認する。 妊婦が被ばくする検査であることを理解しているか確認する。 【ポジショニング】 上体を起こした(50°)半座位。 →外結合線(恥骨後縁-L5棘突起)をカセッテと平行にする あらかじめ50°にセットした背もたれに深く寄りかかる。 計測に使用するメジャーは大腿の上に、カセッテに平行にする →もしくは撮影後に患者がいない状態で、センチメーターグリッドを患者の外結合線の高さに置き、2回目の撮影する。 両手は体の横に置く 補助具の作成 【X線入射点/距離】 大転子よりも3横指上の高さで正中矢状面に沿ってカセッテに垂直入射 距離は115cm 照射野は骨盤・メジャーが含まれる程度に必要最小限に絞る 【撮影条件】 102kV 30mAs 呼気停止 【チェックポイント】 骨盤入口の最大横径・最大縦径が計測可能であること。 骨盤の捻れがないこと。 メジャーの目盛りが10cm以上読み取れること。 動きによるブレがないこと。 【画像】
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! アウトレット撮影 骨盤輪骨折の程度を把握する 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ポケットの中身、ズボン、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 背臥位。 骨盤にねじれが無いように左右の上前腸骨棘がカセッテから同じ高さになっていることを確認。 尾頭方向に25~40°で入射するため、像が頭尾方向に流れる。それを想定してカセッテを置く(影を見る)。 【X線入射点/距離】 頭尾方向に25~40°で斜入射。 恥骨結合の高さで、体の正中に入射。 100~120cm 【撮影条件】 74kV/20mAs リスあり 【チェックポイント】 恥骨が正面で観察される。 左右対称に投影されている(腸骨が左右対称か) 骨盤が全て含まれている。 【画像】 https //radiopaedia.org/cases/normal-pelvis-outlet-view-2?lang=us
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 胸部側面撮影(RL方向) 【ポジショニング】 体を正確に側面とする。(冠状面を受像面に垂直とする。) 上記の姿勢を保ったまま、受像面にできるだけ近づける。 足を肩幅に開かせる。 両腕を拳上させ、肺野から外す。足下が不安定な患者さんには手すりをつかんでもらう。(手すりは腕が十分上がる高さにする。) 肺野は後部でより長い。前傾姿勢をとる事で肺野後面(肋骨横隔膜角)が欠ける事を防げる。 【X線入射点/距離】 距離2mの点から第7胸椎の高さで受像面に垂直入射。両腕を拳上しているため、肩甲骨下端では合わなくなるが、 正面撮影→側面撮影と撮影すると考えられるので、正面撮影後、管球をそのままの高さにしておけば良い。 【撮影条件】 120kV/6mAs ブレを無くすため、可能な限り撮影時間を短くする。 「胸部内の心臓・大血管は常に拍動しているため、動きによるぽけを防止し鮮明な画像を得るには1/20~1/200秒以下の短時間撮影にする。」 (引用 胸部撮影 h ttp //square.umin.ac.jp/aoki530t/prorogu_daigaku/CHEST.htm?newwindow=true) 【チェックポイント】 肺野が欠けていない事。 正確に側面になっている事。 ブレがない事。 腕が肺尖部にかかっていない事。 適正なコントラスト、寛容度になっている事。 胸部側面撮影(LR方向) 【ポジショニング】 体を正確に側面とする。(冠状面を受像面に垂直とする。) 上記の姿勢を保ったまま、受像面にできるだけ近づける。 足を肩幅に開かせる。 両腕を拳上させ、肺野から外す。足下が不安定な患者さんには手すりをつかんでもらう。(手すりは腕が十分上がる高さにする。) 肺野は後部でより長い。前傾姿勢をとる事で肺野後面(肋骨横隔膜角)が欠ける事を防げる。 【X線入射点/距離】 距離2mの点から第7胸椎の高さで受像面に垂直入射。両腕を拳上しているため、肩甲骨下端では合わなくなるが、 正面撮影→側面撮影と撮影すると考えられるので、正面撮影後、管球をそのままの高さにしておけば良い。 【撮影条件】 120kV/6mAs ブレを無くすため、可能な限り撮影時間を短くする。 「胸部内の心臓・大血管は常に拍動しているため、動きによるぽけを防止し鮮明な画像を得るには1/20~1/200秒以下の短時間撮影にする。」(引用 胸部撮影 h ttp //square.umin.ac.jp/aoki530t/prorogu_daigaku/CHEST.htm?newwindow=true) 【チェックポイント】 肺野が欠けていない事。 正確に側面になっている事。 ブレがない事。 腕が肺尖部にかかっていない事。 適正なコントラスト、寛容度になっている事。 RL撮影とLR撮影の違い 疾患が体幹中心よりも右側にある場合を除いて、一般的にはRL方向で撮影される。 もっとも大きい写真の違いは左右の横隔膜が交差するか、しないかである。(RL→交差する、LR→交差しない) 【動画】 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! CTが簡単に撮影できる現在では腹部単純撮影の意義は限定的である 腹部正面撮影(立位PA方向) 腹部撮影の基本は背臥位正面撮影で、臓器がそれぞれ教科書で見られるような位置で投影される。 立位正面撮影では重力により臓器が下に落ち込み観察が難しくなる。 その代わり立位撮影では空気が上に上がるためガス像(腹腔内遊離ガスやニボー)の観察に適する。 →立位が困難である患者の場合には左下側臥位撮影をする 腹腔内の空気が横隔膜下まで移動するには数分かかるため、寝たきりの患者を立位にしてすぐに撮影しても映らないこともある。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面にお腹を付けた立位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、上端を脇の高さに設定したカセッテ中心の高さ。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。 【チェックポイント】 両横隔膜が含まれている事。 肺野が入り過ぎず、可能な限り足側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 【画像】 正常例(erect view) 腸穿孔による腹腔内遊離ガス 腹部正面撮影(立位AP方向) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面に背中を付けた立位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、上端を脇の高さに設定したカセッテ中心の高さ。。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。 【チェックポイント】 両横隔膜が含まれている事。 肺野が入り過ぎず、可能な限り足側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 腹部正面撮影(臥位AP方向) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 臥位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 骨盤も捻れがないように両側の上前腸骨棘がフィルムから等距離になるようにする。 カセッテの長軸と体軸が平行になるように、頭側または足側から見て確認、修正する。 カセッテの下端に大転子が含まれるように合わせる。 →男性が技師の場合、恥骨結合を直接触って合わせることはリスクがある 【X線入射点/距離】 距離150cmの点から受像面に垂直入射。 下端に大転子が含まれるように配置したカセッテの中心に垂直入射。 70kV/32mAs リス(+) 【チェックポイント】 恥骨結合上縁が含まれている事。 恥骨より下が入り過ぎず、可能な限り頭側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 軟部組織が観察できる管電圧で撮影されている事。(管電圧が高すぎないか) 背臥位正面撮影の撮影目的の一つに異物確認がある。手術中に腹腔内にガーゼを置き忘れる可能性があり、術後に腹部単純撮影が行われる。X線写真で見えるように ガーゼには工夫がされている 腹部単純撮影における腹水の診断サイン Dog's ear sign Dog's ear sign2 側腹線条兆候(flank stripe sign) 腸管の中央化(図33)
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 鎖骨正面撮影 単独でオーダーされることはほとんどなく、斜位撮影とセットで撮影する。肩鎖関節の観察には適するが胸鎖関節には不適。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ブラジャー、ボタン、ネックレス、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面に背中を付けた立位、または座位。 検側上肢は中間位とする →「検側上肢を内旋することで、鎖骨と肩甲骨棘上部との重なりを減らす」という資料もある 【X線入射点/距離】 距離100〜120cmの点から鎖骨に向け、垂直入斜。 70kV/16mAs リス(+) 呼吸停止。 照射野の左右:外側の皮膚~胸鎖関節、上下:頭側の皮膚~肩甲骨中央 【チェックポイント】 鎖骨全体が明瞭に投影されている事。 必要十分な範囲に照射野が絞られている事。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 【画像】 正常 鎖骨骨折 【解剖】 3D