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「……しっかし、昨日は無駄骨やったな」 はあ、と溜息をついて道鏡さんは平らげ終えたハンバーガーの包装をゴミ箱に放り込んだ。 わたしはそれを見て、「無駄骨ってわけではないでしょ。あの邪教はあれで実質潰れたんですから」と口を尖らせる。 そして自分の分のハンバーガー……というかマフィンを口に運ぶ。うん、ごきげんな朝食だ。ジャンクな味わいがたまらない。 「アホ、無駄骨は無駄骨や。 確かに厘業が去ねば教団の拡大は防げるやろうが、そもそも石動とかいうけったいな男をブチのめせてれば全部解決しとるんやぞ」 「それは……そうですけど。でもそれってだいぶ身も蓋もない話じゃありません?」 「まあ、の。収穫と言えば、敵がどれだけヤバいもんか再実感出来て、兜の緒が引き締まったってのと───」 あの後、道鏡さんは改めて厘業の私物や手持ちの携帯端末を調べたらしい。 もちろんその場で調べていたら駆け付けた信者に見つかって大事になるのは見えている。 だからスマートフォンを中心に幾つかの道具を押収し、道鏡さんはあの後も夜なべしてその中身を検めていた。 わたしは結局眠気に耐えられなくて途中で眠ってしまったのだが、どうやら一応……成果はあったにはあったらしい。 「───あと、これや。連中のスマホの内、厘業の物だけに妙な動画が入っとった」 「……妙な動画? 石動戯作の、ですよね」 「おう。ただ、これはどうも"個人用"に編集されたものらしくてな。少なくとも、わしは見たことがないモンやった」 ……個人用? 急に不穏な響きが出たものだから、わたしは反射的に姿勢を整えてしまう。 厘業の端末にだけ入っていたという、個人用に編集された特別な動画。 それは、つまり…… 「……石動は、やっぱり厘業に直接接触していたんですね」 「直接、かは分からへんけどな。まあ、メールなり何なりやりようは幾らでもある。何かしらの手段で動画を送り付けたんやろ」 そして、厘業はほぼ間違いなくこの動画を通じて《障り》を人にけしかける力を得た。 道鏡さんはそう語る。力というよりは───権限、というべきかもしれないが。 「で、だ。この動画がまた、随分とけったいでな。 正直なところ、お前に見せていいもんかどうか」 朝食と一緒に買っていたシェイクをずるずる音を立てて啜りながら、道鏡さんは悩んだような素振りを見せる。 いつも人を巻き込むことに何の抵抗もない彼が悩むということは、相当なものなのだろう、その動画は。 一体、どんな内容が記録されているのか……考えたくもないけれど。 「道鏡さん的には、見た方がいいと思ってるんですか?」 「まあ、情報ってもんは大事やからな。 こいつを見れば、お前も敵が只者やないって改めて実感出来る……とは思う」 「じゃあ見た方がいいんじゃないですか、結局」 「まあ、あくまでも厘業個人に宛てたもんやからな。 お前が見ても大丈夫やとは思うけど、それこそ障りが無いとも限らんのよ」 そう言われるとわたしとしても結構怖くなる。 石動戯作が一般公開している動画でさえかなり不気味に感じたのに、あれ以上とは。 ただ……怖がってばかりはいられないというのも事実なのだ。 見たくないけど、道鏡さんの言う通りこういう状況では情報を多く持つことはとても大事。 わたしは意を決して、「我慢するから見せてください」と口にしようとして─── 「ん」 道鏡さんがそこで、何かに気付いたように目線を少し上に向けた。 「誰か来おったな。妙な気配はせえへんけど」 「参拝客とか、檀家さんとかじゃないんですか? 一応お寺ですし、此処」 「"一応"は余計じゃボケ。せやけど、あー、そういう客が来るってことも有り得はするか。面倒臭ぇなあ……」 でも確かに、このお寺は廃寺同然だったところを道鏡さんが自分が住みやすいように少し弄ったというだけの襤褸だ。 外から見れば手入れの行き届いていない、それこそ廃寺にしか見えない不気味なお寺。 こんなところにわざわざ参拝に来るなんて、結構な好き者だとわたしも思う。 そうしていると来客を告げる呼び鈴が鳴ったのでいよいよ無視するわけにもいかず、道鏡さんは頭をポリポリ掻きながら出ていった。 それから、数分。 道鏡さんはしばらく玄関先で、その"客"と何か話していて。 再び戻ってきた時には、人の数は三人になっていた。 「……あ、こんにちは」 「ああ……どうも、こんにちは。すみませんね、突然お邪魔してしまって」 わたしが目を白黒させてしまったのも、しかし無理のないことだろう。 だって道鏡さんが連れてきた"ふたり"の客は、どちらもわたしの知っている顔だったからだ。 やや疲れを宿した顔でわたしに会釈したのは、天草四郎。 そしてその彼に手を引かれているのは───いつかのクリスマスにカルデアへとやって来た、ジャンヌ・オルタの幼い姿。 「ちょ、ちょっと。道鏡さん、この人たちってまさか───」 「……おう、そのまさかや。俺も驚いたで、欲しかった手掛かりが向こうからやって来てくれるとは思わんかったからな」 ニヤリ、と笑う道鏡さん。 それとは対照的に天草は疲れたような表情で。 幼いジャンヌは……光のない、虚ろな瞳でそんな彼に手を引かれていた。 「この小娘、《黒い仏》に魅入られとる」 ▼ ▼ ▼ 「娘がおかしくなったのは、一週間くらい前からでした。 娘は絵を描くのが趣味だったのですが、スケッチブックに奇妙な絵が増え始めたのです」 沈痛な面持ちで語る天草の横で、リリィはただぼうっと机の上に置かれた髪にペンを這わせている。 紙は道鏡さんが出したものだ。 そこに記されていく絵は……黒い、逆さの人。顔の部分はペンを強く机に食い込ませることで、わざわざ破り取っている。 「そう、ちょうどこういう絵ですね。 最初はスケッチブックの片隅に居るだけだったのが、いつの間にか数が増えて……気付けばこれ以外は描かなくなっていました」 「それで、おかしいと思ったと」 「……ええ。娘のスマートフォンを調べてみたら、妙な動画が見つかったんです」 そう言って天草が示したのは、例の有名動画サイトではない。 いわゆるフォトアルバムのアプリだ。そこに、黒いサムネイルの奇妙な動画がひとつぽつりと保存されている。 他の写真や画像が一切見当たらない辺りもまた、不気味さに拍車をかけていた。 「これは何なのか、と問い詰めはしたんですが……その頃にはもう、娘はほとんど何も喋らないような状態でして。 朝から晩まで、食事を摂ることもせず絵を描き続けるだけです。 紙を取り上げれば壁に、画材を取り上げれば自分の身体を傷付けて、その血や傷口で。 何をどうしても絵を描き続けるので、今はこうしてスケッチブックを与え、好きなようにさせているんですが……」 「賢明でしょうな。もし無理に止めさせようとすれば、世辞でも何でもなくこの子は自分の脈を掻っ切ったでしょう」 道鏡さんの言葉に、天草は唇を噛む。 本職の人間からこういう言葉が出たことで、事の深刻さをよりいっそう深く理解出来たらしい。 「……この子の動画アプリの閲覧履歴を見たら、ビンゴや。 一から十まで石動の動画で埋め尽くされとった」 道鏡さんがわたしに耳打ちしたので、わたしは頷きを返した。 そりゃ、そうだろう。 そうでもなきゃ……こんな年頃の子がそんな風に壊れるわけがない。 わたしは元の元気なリリィを知っているから、尚更手にたくさんの絆創膏を巻いてうつろな目をした今の彼女が痛ましく写った。 「そして、それだけじゃないんです。 この子がこうなってから、身の回りで妙なことが起きるようになりました」 「妙なこと、とは?」 「……妻が、あの気持ち悪い動画を見るようになったんです。 幸い妻はそこまで重篤な様子ではないんですが、それが逆に不気味というか」 「……厘業の信者共と同じやな」 道鏡さんがそう言ったので、わたしももう一度頷く。 厘業の信者たちは、厘業に障られて《黒い仏》の妄信者になった。 多分天草の妻にも、それと同じことが起きているのだろう。 「そして私も、最近あの動画をもう一度見たくて堪らなくなってきました。 私はカトリックですので、そういう時は十字架を握ると少しだけ衝動を抑えられたのですが…… 今朝などは、もうほとんど限界でした。もう数日もすれば、私も妻と同じになってしまうだろうという確信があります」 そう言って天草が懐から取り出したロザリオの先端に付いている十字架は、まるで長い間塩水に浸けていたかのように錆び付いていた。 その絵面はなんとも言えずおぞましく、冒涜的で、わたしは鳥肌が立つのを禁じ得なかった。 けれど道鏡さんは流石に慣れているらしく、冷静に。 「厘業と同じ状態になっとるな。それも、こっちの方が深く魅入られとる」 「あの、その厘業というのは───」 「ああ、こっちの話です。とにかく……親父さん、事は大体あんたの推測通りですな。 もしもあと数日診せに来るのが遅ければ、確実に取り返しの付かないことになっていたでしょう」 「……教会にも連れて行ったのですが、何の甲斐もなく。 お門違いとは承知の上で、半ば藁にもすがる思いで駆け込んだのがこのお寺でした」 カトリックの人間がこうしてお寺に駆け込むという辺り、相当切羽詰まっていたのだろう。 でも、その判断は正解だ。 仏教だからとか、キリスト教だからとかではない。 此処にはサーヴァントが居る。こういう恐ろしくておぞましい物事を解決するプロフェッショナルが、居るのだから。 「……とりあえず、この動画を見せていただきましょう。 娘さん宛の動画であるならば、恐らく見ても障りはありますまい」 ただ、念のため親父さんは控えた方がいい。 道鏡さんはそう付け足しつつ、更に続けた。 「名前を呼ぶことで個人を指定して行う呪術ってのは古来より、呼ばない場合とは段違いの効果を上げられるもんでしてね。 ただその分、定義した人間以外には効果が落ちる。だからまあ、わしとこの立香は大丈夫でしょう」 「……そうですか、分かりました。では私は動画の音が耳に入らないよう、娘を連れて離れていますね」 「いや、娘さんは此処に居ても構いませんよ。 其処まで深く魅入られてるならもうこれ以上は誤差ですし、何より、娘さんと一緒に居ることで更に深く"障られる"方が面倒だ」 そう伝えて天草だけを外にやり。 未だ変わらずスケッチブックにペンを這わせ、歪な絵を描き続けているリリィとわたしたちだけが残される。 道鏡さんは「えらいことになってきたな」というような顔をして、わたしの方を見た。 「見るか見ないかはお前が選べ。後で見なきゃ良かったとか言うても知らんからな」 「言いませんって。それより、早く見ましょう」 「おう。……さあて、鬼が出るか蛇が出るか、やな。或いは、仏か」 ごくり。 固唾を呑む音がして───道鏡さんの指が、動画の再生ボタンを押した。 ▼ ▼ ▼ 義 実 真 来 如 解 願 持 受 得 聞 見 今 我 遇 遭 難 劫 万 千 百 法 妙 微 深 甚 上 無 (歪なお経が響く。) (部屋の中は暗いが、和室のようだ。) (幸せそうな家族の写真が供えられた祭壇。) (父と、子と、母の遺影が飾られている。) (顔の部分だけが、黒く焼け焦げてしまっている。) 『これは君だけのおまじない』 『仏様と君だけの、秘密のおまじない』 『ひとりでこっそり唱えよう。この世が嫌になったとき』 (目玉模様の仮面を被った男が画面の端からぬっと出てくる。) (サブリミナルの要領で、無数の遺影が画面に映る。) (ひとつとして顔が見えるものはない。) 『■■■様のお名前は、みだりに口にしてはいけないよ』 『君は知っている。かわいそうなお姫さま』 『■■■様。逆さの仏様は、今はあの子にかかりきり』 (家族の葬式らしき光景が逆再生で流れていく。) (葬式が行われるより前にまで巻き戻る。) (仏壇から、男の子が黒い手によって取り出される。) (男の子は不思議そうに仏壇を覗き込んで、逆再生特有のぎこちない動きで去っていく。) (逆再生。逆再生。逆再生。逆再生……。) 『みんなで一緒に歌いましょう』 『おっきなお口で、元気よく』 『せーの』 (画面がぷつんと途切れて。) (不気味なほどの静けさの中で、声がする。) 『に───』 ▼ ▼ ▼ 「……なんで途中で切ったんですか? あの"おまじない"ってやつ、如何にもこれから読み上げられそうでしたけど」 「……、……」 ふう、と溜息をついて。 道鏡さんはわたしの質問には答えず、煙草に火を点けた。 近くに小さな子どもが居るのにも構わず煙を吹かし、やがて彼はぽつりと口を開く。 「さっぱり分からん。知れば知るほど分からん」 「そりゃ、分からないのは当然じゃないですか。わたしたちはそれを調べてるんですから」 「最初はのう、腐れ神の類やと思っとったんや。 八百万っていうくらいやからな、悪さする神も中には居る。 それならまあ、ちぃと手間は掛かるが丁重に追放させて(おかえり)いただこうって腹で良かったんやが」 道鏡さんは難しい顔をして、遠くを見る。 「こりゃ、どうもそういうわけでもないみたいやな。 霊ではない、妖怪でもない、零落れた神でもどうやらない。 この怪異の貌が見えへんねん。普通、どんな悪いもんでも振り撒く障りの中に何かしらの個性はあるもんなんやけどな」 ……それは、なんとも不気味な話だった。 姿は見せていない。 人を自分の信徒に堕とすことはしていても、人を殺すまではしていない。 けれど、ただ、意味がわからない。推測が出来ない。ひたすら"わからない"という、怪奇。 「あのまじないをお前に聞かせなかったのはな、どうも、教団で信者が呟いとったのと同じ呪文が出てくるような気がしたからや」 「……ああ、あの時の」 「あれは多分、人間が聞いたらあかん類のものや。理解は要らんのやろう。聞いただけで、障りのターゲットになる」 縁が結ばれるってことや、と付け加える。 ……聞けば聞くほど、とんでもない話だった。 なんだってそんなものが、この大阪なんて街に。 「……その嬢ちゃんは当分寺で預かる。 あの親父さんはわしにはどうにも出来んから、取り急ぎ元凶を引き離すことで手を打つわ」 「でも、わたしたちまで障られてしまったら元も子も無くないですか? いや、彼女を保護するってことにはわたしも大賛成なんですけど……」 「せやからそこも手は打つ。多少窮屈かもしれんが、札を貼って結界の中に放り込むしかないわな」 少し可哀想だとは思ったが───それでも、そうしなければ木乃伊取りが木乃伊になるだけだ。 わたしと道鏡さんが落ちれば、《黒い仏》はいよいよ止められない。 「明日からはカンヅメや」 「カンヅメ?」 「おう。現代じゃ、寝食棄てて仕事に打ち込むことをそう呼ぶんやろ?」 言って道鏡さんは、今まで閉じていたノートパソコンを勢いよく開く。 すっかり現代慣れしているらしく、そのデスクトップには幾つもの難しそうなソフトウェアのアイコンが躍っていた。 「何としても石動戯作を特定する。ンで、完了次第また殴り込みや。三日以内に片付けるで、お前も気ぃ入れときや」 「……はぁ」 わたしも、手伝わないわけにはいかないか。 これからの多難を思い、わたしは何度目かの深い溜息を吐き出した。 ……けれどそこには、何か理解不能な、どうしようもなく恐ろしいものに近付くことへの恐れも含まれていたように思う。 深淵は、今───わたしたちを、何処から見つめているのだろう。 ふと、そんなことを考えた。 ▼ ▼ ▼ 「にゃ■・し■■ん に■■・■し■■な」 そして─── 父は帰り、坊主と救世主は機械の前で唸り続けている夜遅く。 結界の中で、少女は譫言のように何かを口にしていた。 結界の効果なのか、そのまじないは不完全。 障りなんて出せはしないし、ただ、意味もなく響くだけしか能を持たない。 「■■る・■■た■ ■ゃ■・が■ん■■」 呟きながら、歌いながら。 少女がペンを走らせる画用紙には。 たくさんの《黒い仏》と、髪のない男。少女らしき誰か。 そして───六芒星に囲まれて歌う、貌のない女の姿が、あった。 BACK TOP NEXT 第三節:逆襲 退廃菩薩幻想 大阪 第五節:園忍
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案内板 mkzの一時創作『戯作・GreatstCradle』に関するまとめウィキだと思います 自分用の備忘録要素の方が強いですむしろ 設定など未だに不確定な部分が多いため、こちらに記述されている情報は予告なく変更・破棄される可能性があります。 携帯から来た方は以下がメニューとなります トップページ 背景 用語 登場人物
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 貴方の手で物語をより高みの物語へ。 それがこの世界の歴史となる。 さぁ、綴れ―― このページは『水無工房』が作成したオリジナルトレーディングカードゲーム(TCG) 『幻想戯作(げんそうぎさく)-Land of Amorphous-』のまとめwikiです。 Tabletop Simulatorで遊べるデータを配布! 今すぐ、遊び方をチェックだ!今から始める人たちへ ミニトーナメントや同人TCGの交流会をやっています! 大会・交流情報 ◆販促ノベル◆ キミP! - ぐだぐだ上等 新感覚“リッチSS創作サイト”」にて、 「カードゲームやろうよ」を連載しました。 今すぐ、プレイ動画のノベルゲーム風ストーリーをチェック! さぁ、君も幻想戯作を始めよう! ◆ルール説明◆ ルール説明 簡単なルール説明を行っています。 さぁ、幻想戯作の世界へ行きましょう 詳細な説明書はこちらになります。 ◆過去参加イベント◆ コミックマーケットC82 SUPER COMIC CITY 関西18 ゲームマーケット2012秋 コミックマーケットC83 ゲームマーケット2013春 コミックマーケット85 ゲームマーケット2013秋
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種別とは キャラクタカードの種別天使 人間 機械 悪魔 妖怪 妖精 植物 昆虫 亜人 獣 鳥 アタッチメントカードの種別衣装 種別とは カード下部に記載されいる項目で、キャラクタカードの種族的なカテゴリや、アタッチメントカードの種類的なカテゴリを指し示す。 『幻想戯作-Land of Amorphous-』では、任意のカードに対して修正を行うスキルやエイドカードの他に、この種別を対象としたスキルが存在する。代表的なものは、炎属性の天使が多用するような、種別天使に「+10/+0」の修正などである。 種別に対しての修正は強力ではあるものの、種別を変更する効力を持ったカードも存在し、そのカードの前では無力に等しい。 キャラクタカードの種別 アタッチメントカードの種別 キャラクタカードの種別 天使 炎属性を代表する種別。 錬金の文化を持ち、集団での強化を得意とする。 勝てる用意をするまでが大変だが、一度軍団が並ぶとそれを覆すことは難しい。 非常にバランスに富んだ種別ではあるが、それゆえに尖った所がなく、 返しと決め手に欠ける時がある。 人間 土属性を代表する種別。 単体の能力値はあまり高くはないものの機械をアタッチメントカードの様に装着できるスキルを持っている。 また、アタッチメントカードを対象としたスキル効果を持つキャラクタカードがおり、メインはカードを装着して戦うことになる。 本来、アタッチメントカードを入れなければならないカードを機械で代用できるため、カードの幅が広がり柔軟性が高い。 平均的な攻撃力は高くなるが、カードを多く使うために若干の遅さがみられる。 機械 土属性を代表する種別。 合体を持っている唯一の種別でもある。 人間が装着すると非常に厄介なカードではあるが、現在その数が少なく、機械メインのデッキを作るのは非常に難しい。 合体で呼び出しできるカードは非常に強力で、一発逆転も可能。 悪魔 金属性を代表する種別。 墓地からの引き戻しや相手の行動の禁止や状態異常と言ったトリッキーな戦い方をする種別。 金属性のカードは契約で強制させるものが多く、相手を自分の思い通りに縛りつけられれば、手を出されることなく勝つことができる。 全体的に、攻撃力が弱く、決め手に欠けるが、体力関係なく一撃で破壊できるキャラがいるのも金属性の魅力である。 妖怪 水属性を代表する種別。 個々の能力が高く、純粋にカードの能力だけを比べると水属性に勝てる者はいない。 アタッチメントカードもその高い攻撃力を補うような 特殊なものもが多く、短期間での大ダメージがメインの戦い方になる。 ただし、呼び出しにかかるコストが多いのが難点である。 変化という特殊な力を持っているのも、妖怪ならではである。 妖精 森属性を代表する種別。 個々の能力が最も低く、ほとんどが10/10の性能しか持たない。 しかしながら、出現スキルなどのため、シンを支払わずカードを出すことができる。 さらに、妖精に対しての全体強化を持つ者がおり、それのカードにより弱かった集団が一気に凶悪な集団となる。 アクティブテンプテーションのような全体強化のアトモスフィアカードと相性が良く、 数を出して勝負を畳み掛ける典型的な種族。 集団系のカードにありがちではあるが、全体系の魔法に弱く一度使われると、立て直すが難しいかもしれない。 植物 『幻想戯作-Land of Amorphous-』の世界ではどこにでも存在する種別。 攻撃力よりも体力が高いキャラクタが多く、防御要因として向いている。 呼び出し禁止のアトモスフィアカードの対象外で、デッキに入れておくと、もしかしたらの時に役に立つかもしれない。 昆虫 『幻想戯作-Land of Amorphous-』の世界ではどこにでも存在する種別。 特に水属性、森属性、炎属性に生息する蜻蛉種の昆虫は強力。 先見や狙撃など攻撃力を有効に使える能力が高く、有能な種別である。 呼び出し禁止のアトモスフィアカードの対象外でもあり、十分に戦力になると思われる。 亜人 『幻想戯作-Land of Amorphous-』の世界ではどこにでも存在する種別。 能力的には人間とほぼ同等であるが、機械を装着することができない。 亜人の定義は幅広く、人の姿に獣の耳や尾が生えた者から、二足歩行の人間のような獣まで。 もちろん、獣だけでなく、蝶や蜂の羽が生えていたりすることもある。 特定の属性にとらわれず、世界中に点在している。 呼び出し禁止のアトモスフィアカードの対象外でもある。 獣 『幻想戯作-Land of Amorphous-』の世界ではどこにでも存在する種別。 攻撃力体力共に高いキャラクタではあるが、スキルがないキャラクタが多い。 アタッチメントカードを装備できるので、スキルがなくても十分戦える種別である。 呼び出し禁止のアトモスフィアカードの対象外でもある。 鳥 『幻想戯作-Land of Amorphous-』の世界ではどこにでも存在する種別。 呼び出し禁止のアトモスフィアカードの対象外でもある。 アタッチメントカードの種別 衣装 アタッチメントカードに記載されている種別の1つ。 衣装の能力は低いものの、他のアタッチメントカードと違い、付け替えることが可能となっている。 装着に限定はあるが、状況に合わせられる柔軟性がある。
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ルーリング動画 デモ動画 対戦動画 ノベルゲーム風ストーリーカードゲームやろうよ! プレイ動画のまとめです。 現在、水無工房のものを掲載していますが、 今後、多くの方のプレイ動画などをまとめればと考えています。 ルーリング動画 ルーリング動画 第一章:フィールドの見方 ルーリング動画 第二章:カードの種類とその見方《前編》 ルーリング動画 第三章:カードの種類とその見方《後編》 ルーリング動画 第四章:ターンの流れ ルーリング動画 第五章:割り込み デモ動画 オリジナルTCG「幻想戯作」デモプレイムービ 対戦動画 オリジナルTCG「幻想戯作」対戦動画 ノベルゲーム風ストーリー カードゲームやろうよ! 第01話 / 第02話 / 第03話 / 第04話 / 第05話 第06話 / 第07話 / 第08話 / 第09話 / 第10話 第11話 / 第12話 / 最終話
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Tabletop Simulator 体験版 説明書 販売情報 LOAは2013年夏に発売を開始したオリジナルTCGです。 制作費用や規模の関係上販売はトライアルデッキの発売のみとなっております。 第一幕である≪ An overture to decision (決意の序曲)≫としての販売は未定ですが、 全てのトライアルデッキが販売し終わり次第制作しようと考えています。 Tabletop Simulator Steamで有料配布しているTabletop Simulatorで遊べるデータを配布しております。 これらのデータを読み込むことで、幻想戯作を遊ぶことができます。 (※Tabletop Simulatorは水無工房とは一切関係がありません。 そのため、幻想戯作の不都合はゲームの製作者様へ申告しないでください) Tabletop Simulator 遊び方 体験版 web上にPDF形式で体験版を作成しています。 こちらは印刷とカットが必要となります。 webお試し版 説明書 まずは、説明書を見てどんなゲームか知ってみましょう。 説明書 ※さらに詳しい説明書はこちらになります。 詳細説明書 販売情報 ROUND TABLEにて、オンライン販売を行っております。 また、創作系イベントにも参加していく予定です。 トライアルデッキ(炎属性) トライアルデッキ(水属性) トライアルデッキ(森属性)
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幻想戯作の世界とは? シンとは? リマイジェスカウンタって? アナタは誰? 幻想戯作の世界とは? とてつもなく大きな世界。そして、とてつもなく不確かな世界。 この世界は、アナタがいる世界とはまるで違います。 世界の言葉は別れず、どこに行っても言葉は通じます。 そして、場所々々には属性があり、その土地に慣れ親しんだ人々は他の土地へ行くのを嫌がります。 全てが閉鎖的ではなく、また開放的でも好戦的でもない。 程よく生きている者が関わりあう世界。 彼らは、一つの大きなまとまりを作り独特の国と文化を作り上げています。 ここに住む全ての技術はシンを素にしています。 その為、科学で起こる現象と魔術で起こる現象は過程は違えど、結果は同じなのです。 試しに大都市アキツシマ以外の国に足を運んで、「核爆弾が一番強い!」と言ってみてください。 妖精たちは口をそろえて、それだけの力を使うなら 「巨大な召喚の魔方陣を描いた方がもっとすごい」というでしょうし、 悪魔たちはきっと「魔力を人為的に暴走させて、その土地に破滅の契約を執行すれば同等だ」と息をまくでしょう。 この世界の技術に得意不得意はありますが、出来不出来はありません。 アナタが好きな技術。そして、種別を探してみてください。 アナタに合うのなら、きっとこのゲームでも負けなしになるはずです。 シンとは? この世界はシンという不思議な力で満ち溢れた世界です。 シンが一体なんであるのか。それはそれぞれの文化や解釈によって違いが出ます。 アナタが身近に感じている科学の世界。 それがこの世界では、土属性の土地に住まう人間や機械たちの国である大都市アキツシマにあたります。 物質を構成するのは原子。そして、電子や陽子。 彼らも同じです。シンを原子や電子と解釈し、独自の文明を築いてきました。 他の文化を持った者たちのシンへの解釈はあなたが想像もできない解釈をしているかも知れません。 さぁ、アナタはこの未知なる幻想戯作の世界に足を踏み入れたのです。 リマイジェスカウンタって? 時間、個数、期限…… 簡単に言えば、数を意味するものです。 昔、この世界の人は数を数えるのに鳥の風切り羽で数えていました。 その名残がこのリマイジェスカウンタです。 時間を計ったり、物の数を計ったり。 すべての物事を計る時、彼らはこれを使います。 アナタは誰? アナタは語り部としてこの世界にあったことをプレイを通して語ってもらいます。 それは、現在進行形で過去を作るという不思議なことをしてもらわなければなりません。 そう、アナタは物語を作るのです。 時には語り、時には騙りながら相手のユーザと物語を紡ぎ、 物語(Story)をより高みの物語(Hi-Story)へと変えていくのです。 そうすればそれは歴史(History)へと紡がれます。
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手札(Hand) 『幻想戯作-Land of Amorphous-』でユーザが持っているカードのこと。 手札の上限は7枚となっており、それ以上持っている場合、枚数の調律でカードを破棄しなければならない。
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アーカイブ(Archive) 『幻想戯作-Land of Amorphous-』で使用される山札をさします。 同一のカードは3枚までで、計40枚で構成され、 一般的に属性の展開などから、2属性以下が最適とされています。
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大会情報 【同人TCGの集い2】スピリアマテリアルTCG・幻想戯作大会のお知らせ 場所:千葉県我孫子市 日時:2015/04/26 日曜日 主催者:RAMU様 RAMUの無節操×TCG日記 交流会情報 平日 秋葉 同人ゲ 日時:2015/03/23 場所:イエローサブマリン 秋葉原RPG店 主催:あんごるもち様 平日 秋葉 同人ゲ 同人・自主制作TCGの集まり 日時:7月 場所:千葉県我孫子市 主催者:RAMU様 RAMUの無節操×TCG日記