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『戦術歩行戦闘機』の略称。 光線属種の登場により、無力化された航空兵力の空洞を埋め、対BETA戦の最終局面、即ちハイヴ攻略用の決戦兵器として開発された"人類の刃"。 しかし、その兵器特性である3次元機動と柔軟な任務適応能力──高い運動性や兵装の汎用性によって、設計時には予測もされなかった様々な評価を得るに至り、通常戦闘に於いても有効な対BETA兵器として運用されている。 全高は18~30m超と機種により差異があり、世界各国ではそれぞれの国情や運用思想にあわせ、様々な仕様の機体が研究・開発されている。 第1~第3までの世代が存在し、第1は重装甲による高防御性、第2世代は機動力の強化、第3世代は反応性の向上と段階に分けた特徴と発展が成されている。 動力は本体、跳躍ユニットの二系統に分けられ、電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエーター)が中心の本体側は蓄電池とマグネシウム電池によって賄われている。跳躍ユニットは、推進剤と呼ばれるジェット燃料を使用し、跳躍ユニット内部と主脚内部にある。 目次 日本帝国の戦術機 アメリカ合衆国の戦術機 ソビエト社会主義共和国連邦の戦術機 EU(欧州連合)の戦術機F-5E/G/I IDS トーネード TornadeF-5E ADV トーネード Tornade JAS-39 グリペン Gripen 統一中華戦線の戦術機殲撃10型 【ジャンジ じゅうがた】 (J-10/F-16C)殲撃10型 近接能力強化試験機 (J-10X) 中東連合の戦術機F-14Ex スーパートムキャット Super Tomcat EU(欧州連合)の戦術機 BETAによって国土を追われたEU各国は、国力の衰退から独自の戦術機開発に難航していたが、EF-2000 タイフーンの共同開発によって独自色を反映した機体の開発に成功した。その傾向はハイヴ攻略と平野部での密集戦を意識したもので、BETAの侵攻によって平坦になった国土の奪還を目指す長期戦略を窺わせる。また新構想――戦術機のみで構成された即時展開打撃部隊"オール・TSF・ドクトリン"を掲げている。 F-5E/G/I IDS トーネード Tornade パラヴィア・インダストリアル社製第一世代戦術機。 F-5改修機。 英独伊の共同ライセンス生産機で、各国出資の下、西ドイツにパラヴィア・インダストリアル社が設立され量産が行われた、各国の要求に従って細部の仕様が異なる3機種が存在する。 1976年、配備開始。 F-5E ADV トーネード Tornade (画像右) パラヴィア・インダストリアル社製第二世代戦術機。 トーネードIDSの強化改修型。 ユーコン基地では、第一世代機を安価に第二世代機性能に引き上げるという設計コンセプトの元、開発が進められている。 JAS-39 グリペン Gripen スウェーデン王国サーグ社製の第三世代戦術機。 状況・任務に応じて規格化された装備を選択する事で、戦闘(Jakt)・攻撃(Attack)・偵察(Spaning)といった様々な任務をこなす。 サーグ社は先進戦術機開発計画に参画し、同機の能力向上型の開発を進めている。 1996年、配備開始。 統一中華戦線の戦術機 統一中華戦線は、戦術機の運用に於いて高い近接戦闘能力を重視している。中国はソ連やヨーロッパ以上に多数のハイヴが存在しており、大陸の奪還を目指す統一中華戦線は戦術機に密集戦に於ける制圧力を求めた。統一中華戦線の戦術機の特徴である頭部のラウンドモニターにも、近接戦に於いてセンサー機能の低下を防ごうとした運用思想が表れている。 殲撃10型 【ジャンジ じゅうがた】 (J-10/F-16C) 殲撃8型の後継として、F-16Cファイティングファルコンをベースにイスラエルと統一中華戦線が共同開発した第二世代戦術機。 比較的小型ではあるが、高い近接機動格闘戦能力を有する。また、整備性、量産性も高い優秀な機体。 前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。 また、機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除するための装備として、胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面にリアクティヴアーマーが装備されている。 頭部モジュールには、中国軍伝統の装甲ラウンドモニターが採用されている。 肩部先端のバーニア部の形状は、殲撃10型特有の曲面主体のものとなっている。 1994年、配備開始。 殲撃10型 近接能力強化試験機 (J-10X) 極限まで軽量化した機体と強化したロケットモーターによる高機動格闘戦に特化した機体で、プロミネンス計画において、統一中華戦線所属部隊による開発試験が行われている。 中東連合の戦術機 F-14Ex スーパートムキャット Super Tomcat (画像左奥) F-14Exは、イラン陸軍とノースロック・グラナン社が共同開発中の準第三世代戦術機である。F-14を近接格闘戦性能強化型にアップグレードしている。 ユーコン基地にて稼動試験が行われている。
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■戦術機/Tactical Surface Fighter■ 『戦術歩行戦闘機』の略称。光線属種の登場により、無力化された航空兵力の空洞を埋め、対BETA戦の最終局面、即ちハイヴ攻略用の決戦兵器として開発された"人類の刃"。しかし、その兵器特性である3次元機動と柔軟な任務適応能力──高い運動性や兵装の汎用性によって、設計時には予測もされなかった様々な評価を得るに至り、通常戦闘に於いても有効な対BETA兵器として運用されている。全高は18~30m超と機種により差異があり、世界各国ではそれぞれの国情や運用思想にあわせ、様々な仕様の機体が研究・開発されている。第1~第3までの世代が存在し、第1世代は重装甲による高防御性、第2世代は機動力の強化、第3世代は反応性の向上と段階に分けた特徴と発展が成されている。動力は本体、跳躍ユニットの二系統に分けられ、電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエーター)が中心の本体側は燃料電池とマグネシウム電池によって賄われている。跳躍ユニットは、推進剤と呼ばれるジェット燃料を使用し、跳躍ユニット内部と主脚内部にある。尚、機体の関節部を保護している膜のようなモノはカーボニックアクチェーターの一種で、それ自体が靭帯としても機能することで戦術機駆動に密接に関わっている。 戦術機の装甲材は、「スターライト樹脂」で構成されており、鉄よりも強度が高く、耐熱性能も非常に高いものである (公式の実況プレイ生放送中に語られている)なお、オルタ2(仮称)と第5計画移民船団側ではそれぞれ独自の進化を遂げており、移民船団の戦術機は第六世代戦術機が存在していることが確認された(キマシナイトフィーバー) 日本帝国の戦術機 アメリカ合衆国の戦術機 ソビエト社会主義共和国連邦の戦術機 EU(欧州連合)EF-2000 タイフーン TyphoonESFP Experimental Surface Fighter Program F-5E/G/I IDS トーネード Tornade イギリスF-5E ADV トーネード Tornade フランスラファール Rafale F-5F ミラージュⅢ Mirage III ミラージュ2000 Mirage 2000 スウェーデン王国JAS-39 グリペン Gripen J-35/JA-35 ドラケン Draken JA-37 ビゲン/ヴィッゲン Viggen 西ドイツF-5E ADV トーネード Tornade F-16 ファルコン Falcon A-10 サンダーボルト Thunderbolt 東ドイツMiG-21 バラライカ БалалайкаMiG-21PF バラライカ MiG-23 チボラシュカ ЧебурашкаMiG-23改 チボラシュカ・ツヴァイ MiG-27 アリゲートル Алигатори MiG-31M フォックスハウンド Foxhound MiG-29OVT ファルクラム Ласточка 統一中華戦線殲撃8型 【ジャンジ はちがた】 (J-8) 殲撃10型 【ジャンジ じゅうがた】 (J-10/F-16C)殲撃10型 近接能力強化試験機 (J-10X) 殲撃11型 【ジャンジ じゅういちがた】 (J-11/Su-27SK) 殲撃20型 【ジャンジ にじゅうがた】 経国 【チンクォ】 (F-CK-1) イスラエルクフィル Kfir (F-5F) ラビ Lavi F-4E ファントム Phantom トルコ共和国F-16A ファイティング・ファルコン Fighting Falcon F-4E ファントム Phantom 中東連合F-14Ex スーパートムキャット Super Tomcat F-14 トムキャット Tomcat F-15 イーグル Eagle 大東亜連合F-18AX レイジングホーネット Raging Hornet アフリカ連合F-4E ファントム Phantom ミラージュ2000改 Mirage 2000 東欧州社会主義同盟MiG-29OVT ファルクラム/ラーストチカ Fulcrum/Ласточка オーストラリアF-18HMRV スマッシュホーネット Smash Hornet 国連F-14 AN3 マインドシーカー/ロークサヴァー Mindseeker/РокСова 所属不明XF-2000a テュフォーン Me101P フェンリル 人類統合体F-47 イシュクル ISHKUR 戦術機基本機動制御システムブロック図(XM3以前型) EU(欧州連合) BETAによって国土を追われたEU各国は、国力の衰退から独自の戦術機開発に難航していたが、EF-2000タイフーンの共同開発によって独自色を反映した機体の開発に成功した。その傾向はハイヴ攻略と平野部での密集戦を意識したもので、BETAの侵攻によって平坦になった国土の奪還を目指す長期戦略を窺わせる。また新構想――戦術機のみで構成された即時展開打撃部隊"オール・TSF・ドクトリン"を掲げている。 EF-2000 タイフーン Typhoon 欧州連合の次期主力第三世代戦術機。パレオロゴス作戦の失敗により、BETAの欧州西進が確実となった1978年、イギリス、西ドイツ、フランスを始めとするNATO加盟各国は、その主力戦術機であるF-4、或いはトーネードやミラージュといったF-5改修機の後継機となる新型戦術機の共同開発に合意し、1980年よりECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画の名称の元で開発が始まった。早急な前線戦力強化を謳い、1985年の実用化を目標に開始されたECTSF計画はパレオロゴス作戦で得られた戦訓───ハイヴへの長駆侵攻を可能とする侵攻能力、光線属腫からの攻撃回避とハイヴ内での密集近接格闘戦を主眼においた機動性、運動性の向上を重視しており、これらの要求仕様は奇しくも同時期に開発が着手されていた米国のF-15イーグルと同様であった。当初のスケジュールと要求仕様通りに完成していれば、F-15に勝るとも劣らない高性能第二世代機となったであろうECTSFだが、BETAによる欧州の蹂躙、主要参加国であったフランスが主機選定を理由に開発計画から脱退するなど、様々な要因によって開発は大幅に遅れた。F-15の成功に指をくわえて眺める形となった開発参加国では、ECTSF計画そのものの存在意義を疑う声が噴出し、ついには西ドイツも脱退を示唆するに至った。 米国による各国へのF-15売り込みが狙い済ましたように勢いを増す中、欧州大陸が陥落した後に実質的な開発国となっていた英国は、ECTSFを機動近接格闘戦能力をより強化した第三世代水準機として開発するという計画の大転換を決定、1994年には単独で技術実証機ESFP(Experimental Surface Fighter Program)を試作、欧州制圧前の古い要求仕様や設計思想に基づくF-15の導入を牽制すると共に、ESFPの高い実戦能力をデモンストレーションすることによって各国を計画に引き留めた。以降開発は順調に推移し、1998年には先行量産型EF-2000の試験部隊への引き渡しが、2000年5月には実戦部隊配備が開始されている。なお、ESFPの試作に於ける第三世代技術の確立には、欧州各国同様にハイヴ攻略、近接格闘戦を主眼とする日本帝国からの技術提供があったと言われているが、その真偽の程は明らかではない。頭部、両前腕部外縁、肩部装甲ブロック両端、膝部装甲ブロックから下腿部前縁、前足部及び踝部に至るまで、機体各所に固定武装であるスーパーカーボン製ブレードが装備されている。特に頭部、両肩部、両前腕部のそれは、近接攻撃以外にも空力的な補助機体制御装置としても機能する。また、頭部モジュール前縁にはメインセンサー保護用のショック・ボウが取り付けられている。多数のハイヴを抱え広大な平野部を持つソ連同様、ハイヴ攻略戦だけでなく密集近接格闘戦を想定した仕様である。西独軍仕様のG-36をイメージしてデザインされたGWS-9 突撃砲とハルバードタイプの長刀(BWS-8)、英国軍仕様の両刃直刀型長刀(BWS-3)、スペイン軍仕様の戦突型多目的増加装甲(スパイクシールド)など、武装バリエーションは多岐にわたる。伊軍仕様の近接戦装備はナイフとフォークの形をしているという与太話がある。他の第三世代機同様、跳躍ユニットの主翼にもスーパーカーボンが採用されている。2004年時点、日本帝国に一個中隊分の機体が無償供与されている。JFKハイヴ攻略戦にて少数参戦を確認。ドイツ仕様だったため、少数の生き残りである可能性のほうが高い(真っ白のタイフーンらしき機体も確認されている)。 EF-2000 ドイツ仕様 ESFP Experimental Surface Fighter Program 1994年に完成したECTSF技術実証機。ユーロファイタス社は、各国へのアピールを目的としたESFP運用部隊"レインダンス"中隊を編成し、英国政府支援の下で国連欧州方面軍へ派遣した。 F-5E/G/I IDS トーネード Tornade パラヴィア・インダストリアル社製第一世代戦術機。 F-5改修機。 英独伊の共同ライセンス生産機で、各国出資の下、西ドイツにパラヴィア・インダストリアル社が設立され量産が行われた、各国の要求に従って細部の仕様が異なる3機種が存在する。砲戦を主体とした運用が行われ、IDS(InterDictor-Strike):阻止攻撃型と呼ばれた。F-5からの最大の改修点として、STOL性、運動性に加え、最高速度も向上させるため、跳躍ユニットに可変翼機構を採用している。STOL性が重視された背景には英海軍での艦載機運用が想定されており、戦術機向けの改修が行われていない小型の航空母艦にも着艦可能であることが必要とされた事が挙げられる。 F-5E IDS英国軍仕様機。米軍のF-5E タイガーⅡとは別物 F-5G IDS西独軍仕様機。F-5G タイガーシャークとは別物 F-5I IDS伊国軍仕様機。 1976年、配備開始。 イギリス F-5E ADV トーネード Tornade パラヴィア・インダストリアル社製第二世代戦術機。トーネードIDSの強化改修型。実機のADVは防空(Air Defence Variant)型という意味だが、こちらはエリア防衛(Area Defence Variant)を意味する。イギリスのエリア防衛を念頭に兵装制御システムや前方赤外線監視装置の能力向上、近接固定兵装の追加等が行われている。 フランス ラファール Rafale ラファールはダッスオー社(仏)が開発した第三世代戦術機である。主機選定と機体仕様に関する意見対立、開発の大幅な遅延を嫌ったフランスは1985年にECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画から撤退、ミラージュ2000(第二世代)の後継たる次世代戦術機の単独開発に着手した。世界的な戦況悪化に伴いミラージュ系強化キットの開発が優先されるなど、一時的な停滞こそあったが、米軍規格や欧州共通仕様の大胆なオミットにより94年の試作機ロールアウトから4年で実戦部隊でも運用開始に漕ぎ着けるなど、開発は総じて順調であった。外観や基本装備など、あらゆる点でEF-2000 タイフーンとの類似が見て取れるが、ECTSF計画の新世代基礎技術研究や新世代機設計研究の成果を基に開発された両機が同様の態を成すのは当然の成り行きであろう。JAS-39グリペン(スウェーデン)を含め、このような欧州次世代機の類似については「水面下で日本帝国の技術提供を受けたため」とする風説もあるが、その真偽は定かではない。TDAにてフランス軍の主力機として登場。センサーを敷設したおかげでF-22Aとも互角の戦いをしていた。また、カナダ軍にも少数配備されているようである。1998年、配備開始。2000年の時点で100機余りがフランス陸軍で運用されており、その大半はスエズ運河防衛線に展開する海外派兵部隊の装備機である。跳躍ユニットは「S88」を搭載する。名称は、仏語で「疾風」「突風」の意味。 F-5F ミラージュⅢ Mirage III ミラージュⅢはダッスオー社(仏)によるF-5改良型ライセンス生産モデルである。電子兵装と通信機能に加え、近接戦能力が強化されている。欧州圏では最初期に導入開始されたF-5派生型で、イギリス、ドイツ、イタリアが導入したF-5E/G/I=トーネード、スウェーデンが導入したJ-35 ドラケンとは姉妹機である。ほぼ同時期に実戦配備されたこれらを軍関係者は"5シスターズ"と呼称する。急速なBETAの侵攻に対抗するべく緊急導入された経緯から、機体は基本仕様のままであるが、簡略化されていた通信・索敵機能の強化(F-4用センサーマストへの換装)等による頭部モジュール形状の変更や、近接格闘戦に備え膝部装甲ブロックに増設された戦突(アーマースパイク)など、小規模ながら改修が行われている。このような改修から得たデータは、後のミラージュ2000、トーネードADV等の開発にも反映されており、それに続く欧州製第三世代戦術機に共通する頭部モジュール形状や、上腕部・下腿部等へのブレードベーンの装備にも繋がっている。就役から四半世紀が過ぎた現在でも、欧州やアフリカ諸国を中心に準第二世代機相当へアップグレードされた改修型が運用されている。名称は仏語で「幻影」「蜃気楼」のこと。1976年、配備開始。 ミラージュ2000 Mirage 2000 仏・ダッスオー社製第二世代戦術機。軽量高出力を誇るF-5改修機。ミラージュⅢの後継機として開発され、F-5の基本設計を残しながらも軽量高出力の主機と高い噴射地表面滑走(サーフェイシング)能力が付与された。機体の大型化によって兵装積載量と連続稼働時間も増大している。輸出需要も見込んだ設計・仕様であるため、多任務汎用性と各性能のバランスが重視されている。1981年、配備開始。 スウェーデン王国 スウェーデンは自国の森林や渓谷での運用に適した小型の戦術機を独自に開発し、遮蔽物を利用する戦術思想を模索している。 JAS-39 グリペン Gripen JAS-39グリペンは、サーグ社(スウェーデン)が開発し、1996年より実戦配備が開始された第3世代戦術機である。他のヨーロッパ諸国と同様、F-5フリーダムファイター(米国)の改修、生産(J-35ドラケン)から始まったスウェーデンの戦術機開発は、一般的な欧州製戦術機とは多少異なる発展を遂げた。小国であり潤沢な資金のないスウェーデンは、独自の第3世代機開発に際し、理想主義的な性能追求よりも、コストパフォーマンスや信頼性を重視した軽量戦術機を求めていたのである。平野の多いヨーロッパ大陸に比して、山がちな地形であるスカンジナビア半島に国土を有するスウェーデンは、光線属腫対策としてその地形を利用することを前提としており、山間部での匍匐飛行を適正に行うための姿勢制御能力と、それを補佐するための地形追随レーダー類の能力向上が重視されている。また、攻撃性能に関しては重金属雲環境や戦域データリンク壊失を想定し、光学を始めとする各種センサー類によって直接、標的を補足(稜線からセンサーマストだけを露出)、稜線越しの曲射、あるいは一瞬機体を露出させ、打ち下ろしでの砲撃を精密に行うルックダウン・シュートダウンを持つ多任務対応能力が重視された。 これらの基本要求仕様は、J-35の後継機であるJA-37ヴィッゲン以降変わっていない。その背景には、スウェーデン国内にハイヴが存在しないことが大きく影響しており、「突入戦は諸外国に任せ、自国を奪還、防衛に徹する」という割り切りがその根底にある。要求仕様同様、開発計画も非常に合理的に割り切られており、第3世代技術は国内開発に拘らず、スウェーデン同様に山岳地形が多く歴史的な対露(ソ連)感情的にも近しい日本帝国の支援を受けたと目されている。この時期日本帝国はアメリカのG弾戦略に対抗する政治的プレゼンスを確立するため、水面下で積極的に欧州各国への第3世代技術転移を行ったとされている。欧州戦術機計画やラファール開発もその影響下にあり、欧州第3世代機の日本帝国製Type-97吹雪との形状類似は、決して偶然ではないと見るべきである。その一方で、ヨーロッパ各国で行われた技術研究、実践データも色濃く反映されており、前腕外縁部に装備された展開式スーパーカーボン製ブレードベーン、肩部装甲ブロックに配置されたブレードベーン、脚部の設計などに、EF-2000やラファールと同様に、欧州オリジナルトレンドデザインの影響下にあることが伺える。ペットネームのグリペンは、伝説上の動物「グリフォン」のスウェーデン語表記であり、空に地に、縦横無尽に戦うその姿から命名された。BETA大戦以前、スウェーデンにとって兵器輸出は貴重な外貨獲得手段の一つであったが、JA-37ヴィッゲンは自国運用に特化しすぎていたことから、主な市場であるアジア、中東、アフリカ諸国への売り込みには悉く失敗していた。一方、JAS-39は要求仕様こそ変わらないものの、第3世代能力の獲得と最新アビオニクスの装備によって自ずと多任務対応能力が拡大し、設計想定外の汎用性を獲得していることから、比較的安価で、整備性の高いマルチロール機として、各国への売り込みが開始されている。また、サーグ社はJAS-39の発展型として次世代アビオニクス研究と機体稼働時間の延長を図ったエンハンスド・グリペン計画を発表。2000年にプロミネンス計画の資金援助を受け、エンハンスド・グリペンの仕様を盛り込んだデモンストレーター機のグリペン・デモを製造し、アメリカ合衆国アラスカユーコン基地にて評価試験が行われている。 J-35/JA-35 ドラケン Draken スウェーデン王国軍第一世代戦術機。ミラージュⅢの独自改修機。ドラケンは瑞語でドラゴン(竜)のこと。実機の開発開始が1949年と、航空機由来の元ネタとして最も古い。メカ本で『当時、衛士に転換した空軍パイロットの発案により、名戦闘機ドラケンの名前を引き継ぐ形で国内名称が決定された。』とされたため、戦術機と航空機の両方が存在する稀有な機体となった。スウェーデンの地勢に特化して、NOE(匍匐飛行)能力が重視されている。1976年、配備開始。 JA-37 ビゲン/ヴィッゲン Viggen スウェーデン王国の純国産開発機。第二世代戦術機。ドラケンと同様にNOE(匍匐飛行)能力が重視され、自国での評価は高い。反面スウェーデンの地勢に特化した非常に特殊な戦術機となってしまったため、スウェーデン以外での運用は行われていない。ヴィッゲンは瑞語で雷(bolt)の意味。1986年、配備開始。 西ドイツ F-5E ADV トーネード Tornade 西ドイツ陸軍所属機。イギリスから供与。 F-16 ファルコン Falcon 西ドイツ陸軍所属機。アメリカから供与。 A-10 サンダーボルト Thunderbolt 西ドイツ陸軍所属機。アメリカから供与。 東ドイツ MiG-21 バラライカ Балалайка ※右イラストはマブラヴ・ディメンションズ(旧:マブラヴ・イモータルズ)版 MiG-21はワルシャワ条約機構各国でライセンス生産されているが、なかでも東ドイツで生産された機体は製造精度が極めて高く、ソ連のウラル以西後退や東ドイツ防衛戦までの短期間ではあるが、東欧諸国や開発国であるソ連自身向けの生産も一部行っていた。また、東ドイツ軍では、統一中華戦線から輸入した77式近接戦闘用長刀や多目的追加装甲"シェルツェン"も使用可能となっている。 MiG-21PF バラライカ 重金属雲下の電波障害に対応するため、大型センサーマストを装備し、通信・索敵能力を強化された機体。東ドイツで少数生産されており、第666戦術機中隊"黒の宣告"にも、指揮官機として配備運用されている。 MiG-23 チボラシュカ Чебурашка 東ドイツ陸軍所属機。ソ連から供与。本家ソ連では、機構の複雑化と前線の熟練整備兵不足によって作戦稼働率が低迷しており、その評価は芳しくなかったが、優秀な技術者を多数擁し、稼働率問題を解消した東ドイツでの評価は高かった。1980年代初頭においては、BETAと対決する国軍を差し置いて、秘密警察・情報機関である国家保安省(シュタージ)の実力部隊で、「もう一つの国家人民軍」とも呼ばれる武装警察軍へ優先配備されていた。特に西ドイツとの国境警備を担当している武装警察軍戦術機大隊"ヴェアヴォルフ(人狼)"などで運用され、亡命軍人狩りなどに従事した。 MiG-23改 チボラシュカ・ツヴァイ MiG-23戦地改修型(通称MiG-23改)は、東ドイツ武装警察軍"ヴェアヴォルフ大隊"のMiG-23をハイム中将旗下の反乱軍が鹵獲改修した第2世代機である。大破していた頭部モジュールをMiG-21PFのストックパーツに換装した簡易改修に止まっているが、より高性能なMiG-23のセンサーマストを元の基部に無理矢理移設したことで、その外見的印象はMiG-21、23の何れとも大きく異なるものとなっている。 MiG-23はミコヤム・グルビッチ設計局が設計したソ連初の純国産第2世代機である。置換対象となったMiG-21に対して運動性向上を目的に大幅軽量化されている。また、当時の戦術機先端技術トレンドである可変翼機構付きの跳躍ユニットを採用するなど、意欲的な設計が各所に盛り込まれているが、その機構は先行するアメリカ軍のF-14(グラナン)やF-5E(パラヴィア)の単純な模倣に止まっている。だが、その複雑な機構と制御系、それ以前に機体そのものが、当時のソ連の工業技術・生産能力を超えた要求仕様だったため開発計画は難航。その間に西側諸国は第3世代機の開発に移行し、正式採用された時点でその性能は既に陳腐化するに至った。とはいえ同機の配備がソ連軍戦線戦力の運動性底上げに大いに貢献したことは事実である。だが複雑な構造ゆえの低整備性から前線稼働率は約70%と低迷し、事態を憂慮したソ連軍は早々に抜本改良型(MiG-27)の開発を決定。以降MiG-23は、政治・軍事両面でソ連の影響下にあるワルシャワ条約機構諸国への輸出用に振り分けられ、戦略物資として活用された。同時に、東ドイツ軍の戦術機稼働率がMiG-21の時点で自軍のそれを遥かに上回っている事実に目を着けたソ連軍首脳部は、同国に対するMiG-23の設計機密を解除、改修・再設計を依頼。その結果完成した東ドイツ改修案を元に制式化されたMiG-23MLDは、傑作機MiG-27の開発テストベッドとなった。東ドイツに於けるMiG-23は、ソ連国家保安委員会と特に繋がりの深い東ドイツ国家保安省麾下の武装警察軍に配備され、国境警備や治安維持活動目的で運用された。頭部モジュール換装とセンサーマスト移設により、機体上部の空力特性が変化しており、OSの姿勢制御プログラムが参照する基礎データとの齟齬から、その機体挙動は突発的な不安定状況が頻発する。如何に前線改修機とはいえ、正規軍の正面装備に於いて本来そのような欠陥は容認されないが、敵OSの未来位置予測照準を攪乱する挙動は、対戦術機戦闘を前提とする反乱軍に歓迎され、機体制御技能の高い衛士の運用によって同軍の象徴的な機体に位置付けられた。機体色は武装警察軍専用色から第666中隊専用の迷彩に塗り替えられ、左肩部装甲ブロック前面には運用部隊の番号、左主腕外側にはその象徴である黒十字ラインの塗装が施されている。本機は元々、武装警察軍所属のリィズ・ホーエンシュタイン中尉の搭乗機であったが、第666戦術機中隊のテオドール・エーベルバッハ少尉によって撃墜、鹵獲された。改修を担当したのは第666戦術機中隊付き整備兵、オットー・シュラウス技術中尉。東ベルリン奪還作戦に合わせるため僅かな慣熟時間しか与えられなかったが、テオドール・エーベルバッハ少尉は持ち前の才能で機体特性を把握。東ベルリン奪還作戦時には最新鋭機であるMiG-27を敵に回し、互角以上の性能を発揮した。同機による戦闘は、その一部が東ドイツ国営放送によって中継され、多くの東ドイツ国民が目撃する事となった。 MiG-27 アリゲートル Алигатори 東ドイツ陸軍所属機。ソ連から供与。 MiG-31M フォックスハウンド Foxhound MiG-31を、西側技術を多量に導入して改修した機体。 MiG-29OVT ファルクラム Ласточка 独ソ共同改修機。 統一中華戦線 統一中華戦線は、戦術機の運用に於いて高い近接戦闘能力を重視している。中国はソ連やヨーロッパ以上に多数のハイヴが存在しており、大陸の奪還を目指す統一中華戦線は戦術機に密集戦に於ける制圧力を求めた。統一中華戦線の戦術機の特徴である頭部のラウンドモニターにも、近接戦に於いてセンサー機能の低下を防ごうとした運用思想が表れている。 殲撃8型 【ジャンジ はちがた】 (J-8) 統一中華戦線(配備当時は中華人民共和国軍)の主力第一世代戦術機。瑞鶴同様、F-4ファントムの派生機種。原型はソ連から供与されたMiG-21バラライカ。ソ連と同じく自国内にハイヴを抱える中国は、オールマイティなF-4よりも国状に合致したMiG-21の導入を進め、更に独自の改修を施した。ソ連製戦術機の特徴である、頭部メインセンサーを防御するワイヤーカッターをオミットし、ソ連以上に過酷な密集近接戦闘を想定した上で、頭部モジュールの装甲化とラウンドモニターを採用している。モニターの被破壊リスク低減を図ったこの中国独自の仕様は、実戦においても良好な評価を獲得し、以降中国機のアイデンティティとして定着した。中台が共同戦線を張って以降、その所属作戦機は西東両陣営の機体が入り乱れた状態であるが、西側開発機ベースである殲撃10型の頭部も、同様の改修が施されている。桜花作戦の際、世界各国の対ハイヴ陽動戦が劇中でも短く挿入される予定であったため、甲16号攻撃部隊として登場する予定であったが、カットされた。1975年、配備開始。 殲撃10型 【ジャンジ じゅうがた】 (J-10/F-16C) 殲撃8型の後継として、F-16Cファイティングファルコンをベースにイスラエルと統一中華戦線が共同開発した第二世代戦術機。比較的小型ではあるが、高い近接機動格闘戦能力を有する。また、整備性、量産性も高い優秀な機体。軍関係者の間では俗に"16'sファミリー"と呼ばれるF-16派生機の中では最も成功した機体である。前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。また、機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除するための装備として、胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面にリアクティヴアーマーが装備されている。頭部モジュールには、中国軍伝統の装甲ラウンドモニターが採用されている。肩部先端のバーニア部の形状は、殲撃10型特有の曲面主体のものとなっている。武装は、97式突撃銃をイメージしてデザインされた82式戦術突撃砲と、トップヘビー化によって打撃破壊力を強化した77式近接戦用長刀、バックラー型近接戦用増加装甲など統一中華戦線独自の兵装が存在し、制圧支援装備のミサイルコンテナも装備可能。1994年、配備開始。 殲撃10型 近接能力強化試験機 (J-10X) TEに登場。極限まで軽量化した機体と強化したロケットモーターによる高機動格闘戦に特化した機体で、プロミネンス計画において、統一中華戦線所属バオフェン(暴風)実験小隊による開発試験が行われている。 http //www.total-eclipse.jp/te/mechanics13.html 殲撃11型 【ジャンジ じゅういちがた】 (J-11/Su-27SK) 殲撃11型(J-11:統一中華戦線)は、Su-27をベースに中国戦術機技術研究院が独自改修した第2世代機である。人民解放軍ではソ連軍以上の密集近接戦を想定しているため、頭部モジュールには伝統の装甲ラウンドモニターを採用、メインセンサー損傷のリスクを低減している。また、重金属雲環境下での戦闘を重視していることから、戦域データリンク壊失を想定し、通信アンテナもローテク対応可能なハイブリッドタイプに換装されている。また、原型機稼働率の問題は、Su-27SK自体が開発元であるスフォーニ設計局によって改修済みであることから、導入時には既にクリアされていた。統一中華戦線の台湾国軍側では、F-18E/FとF-16Cという、機体規模が比較的類似する戦術機を運用している。一方、人民解放軍側では、大型の本格戦術機である殲撃11型と小型軽量の殲撃10型の併用により、アメリカのHi-LowMix構想により近い、効率的な運用体制を実現。大陸での間引き作戦などで有効な戦果をあげていることから、統合司令部内での影響力は日増しに拡大し、台湾国軍の次期主力機選定に大きな影響を与えている。 1986年、大陸での戦局悪化に伴い台湾国民党が中国共産党の受け入れを表明し、統一中華戦線が形成されると、新生"中国"軍は統合司令部の下に台湾、中国それぞれ独立した指揮系統を持つ、連合軍的編成となった。この非効率な体制は、なし崩しに台湾に取り込まれることを警戒した共産党政府の強硬な抵抗により実現したが、表向きには「BETA大戦集結までは中台間の問題を棚上げし、貴重な既存戦力を活かしながらも、東西兵装の混在による混乱を避けるための互恵処置」としてアナウンスされた。その枠組に従い、装備品の調達とその開発はそれぞれ独自に行なっていたが、1990年、アメリカが開発するG弾の完成が間近であるとの情報を掴んだ統一中華戦線は、大陸奪還が急務と確信、その先にある統一を見越した双方の思惑から、技術交流が解禁され共同開発が活性化した。戦術機開発技術の獲得と蓄積を急ぐ人民解放軍は、次期主力機としてSu-27SKをライセンス導入、開発中だった殲撃10型で得たイスラエル由来のアビオニクスや、独自装備への換装など、国情に合致する強化改修を行っていた。だが、原型機自体が稼働率の低さを理由にソ連国内で早々に生産を打ち切られたいわくつきの機体であること、更に、それをベースとした輸出用ダウングレードモデルであることから、軍首脳部はその基本性能に決して満足していなかった。従って、アビオニクスや素材工学など、台湾が持つ最新西側先端技術、その生産拠点に蓄積されたノウハウは正に「目の前にあるが手に入らない宝の山」であり、垂涎の的であった。自国の対BETA実戦証明データを台湾側が欲しているのを掴んでいた共産党首脳部は、その提供の引き換えに殲撃11型開発に不足しているアビオニクス類の技術提供を提案。同時に諜報活動も駆使しながら、密集近接戦では原型機を僅かに凌駕する程の性能を実現し、1996年、実戦部隊への配備が開始された。 殲撃20型 【ジャンジ にじゅうがた】 経国 【チンクォ】 (F-CK-1) 台湾の第二世代戦術機。LD1ではF-16改修機で形式番号もF-16CだったりK-FC-1だったりしたが、メカ本でF-18のライセンス生産型に変更された。台湾海峡を挟んでの間引き作戦を行うという同国の仕様要求に基づき、F-16より稼働時間の長さや汎用性の高さなどからF-18が選定された。脚部燃料タンクを大型化して推進剤搭載可能容量を増加させ、更に機体の軽量化により、航続距離の延長が図られている。 イスラエル クフィル Kfir (F-5F) イスラエル陸軍第一世代戦術機。ミラージュⅢの砂漠戦仕様機。主機の出力向上と軽量化により、第2世代戦術機に準じる性能を獲得している。中東の環境下での使用に合わせた砂漠戦仕様機で、跳躍ユニットや管制ユニット周りの防塵・放熱対策をはじめ、砂漠では検出不能となる振動センサーを補うために、赤外線センサーを熱砂内でも使用可能なレベルまで強化するなど、様々な改修が行われている。クフィルはヘブライ語で仔ライオンのこと。1976年、配備開始。 ラビ Lavi イスラエルがF-16をベースに独自開発した試作戦術機。アラブ諸国に先んじた自国領土の奪還を目指すイスラエルは、米国から供給される戦術機の性能に不満を抱き続け、遂には高度な近接格闘戦能力を有する機体の独自開発に踏み切った。しかし、当初6割の開発資金を提供していた米国が対BETA戦略の転換を理由に支援を打ち切り、資金不足によって開発計画は中止寸前に追い込まれた。そこに戦術機独自開発技術の確立を目指す統一中華戦線がF-16をベースとする共同開発を持ちかけ、1994年実戦配備が開始されるに至った。EF-2000に比べ、この共同開発が順調に推移した理由として、設計・運用思想の合致や地政学的な利害衝突要因の不在、互いに華僑やユダヤ系資本といった国際的な支援背景が存在した、などが挙げられる。実際のところ殲撃10型とラビとの仕様差はほとんど無く、頭部モジュールの設計、近接兵装の違いのみである。ラビはヘブライ語で若獅子のこと。 F-4E ファントム Phantom →F-4 ファントム トルコ共和国 F-16A ファイティング・ファルコン Fighting Falcon トルコ陸軍第94戦術機甲大隊所属機→F-16 ファイティング・ファルコン米国は、当初の想定よりも高い性能を示した本機を、F-4ファントムやF-5EタイガーⅡの代替として各国に提案した。欧州、中東、東南アジアの各国が導入を始めており、トルコ陸軍も91年から配備を開始している。 F-4E ファントム Phantom トルコ陸軍第66戦術機甲大隊所属機→F-4 ファントム1993年時点、実戦配備から20年余りが経過し仕様の古さが目立ってきている為、米国ではF-15、F-16といった第二世代機に主力機の座を譲っている。だが、独力での戦術機開発能力をもたない中東連合、アフリカ連合では、第二世代機の配備が遅れていることもあり、改良型のF-4Eを戦力の中核においている国も多い。 中東連合 F-14Ex スーパートムキャット Super Tomcat アズライール実験小隊の砂漠迷彩機F-14Exは、イラン陸軍とノースロック・グラナン社が共同開発中の準第三世代戦術機である。F-14を近接格闘戦性能強化型にアップグレードしている。F-14は最古の第二世代機でありながら大型機であるが故に多くの設計的余剰を担保しており、改修を重ねる事によって、最新型のD型はF-15Cと同等の総合性能を獲得するに至っている。実際に、繰り上げ退役が決定した時点に於いても、後継候補であるF-18 ホーネットと比して稼働時間、総合戦闘能力、その何れも勝っており、実戦経験が多い母艦戦闘団に属する衛士の信頼は非常に厚かった。一部の海軍首脳もそれは同様であり「継続運用の可能性を検討すべき」という声が至る所で挙っていた。その追い風ムードに乗るかのような形で、ノースロック・ゲラナン社は既存のF-14を改修のみで2.5世代にアップグレードする『スーパートムキャット計画』を海軍に提案した。だが、決して安くはない改修コストを巡って調整が難航し、そうこうしている問に完成した改修型F-18(F-18E/F スーパーホーネット)が予想以上に高い総合性能を示したため、同計画はお蔵入りとなった。八方ふさがりのノースロック・グラナンヘの救済措置として、米国政府はイランに対し売却したF-14の近接戦能力強化策として同計画を持ちかけ、後年『プロミネンス計画』の一環として実施にまで漕ぎ着けたのである。複座型で、前席にWSO(ウェポンシステムオフィーサー)、後席にパイロットが搭乗する。中-近距離戦主体に仕様変更され、各種センサー、レーダーなどの増設により頭部モジュールが大型化した。 前頭部レーダーカバーの容積率が増大、頭部モジュールの前後長も約20%ストレッチされている。肩部装甲ブロック側面のフェニックスランチャー専用ハードポイントは補助スラスターユニットに換装されている。なお、通常のミサイルコンテナ(MGM-140 ATACMS)は装備可能のようである。 ブルーフラッグ参加の指揮官機は重狙撃モデルのXWS-116支援突撃砲を装備していた。 F-14 トムキャット Tomcat →F-14 トムキャット 帝政イランが装備。 F-15 イーグル Eagle →F-15 イーグル アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアが装備。 大東亜連合 F-18AX レイジングホーネット Raging Hornet F-18AXレイジングホーネットは、第3世代機の独自開発を目指す大東亜連合が、2.5世代機であるF-18Eを強化改修した改修実験機である。1980年代、加盟各国による通常兵器の独自調達により、大東亜連合軍はその作戦立案に著しい支障を来たしていた。各国軍の装備性能格差、規模差違は主に兵站に悪影響を及ぼし、装備の多様化は補給物資の肥大と手順の煩雑化を喚び、拠出予算は各国の財政に重圧となってのしかかった。それはやがて「持つ者」と「持たざる者」間で、派遣規模や展開戦域の偏りとなって現れ、戦況の長期化伴って固定化していった。この状況は「応分のリスク分担と調整による平等性の維持」という連合憲章の根幹を揺るがし、加盟国各国軍の相互不信にまで発展、連合による共同作戦遂行そのものが危ぶまれる事態に発展した。「殲滅」から「ユーラシア封じ込め」に戦略転換した国連は、大東亜連合の内紛による東アジア・東南アジア戦線の軍事的空洞化懸念し、緊急展開部隊の派遣と追加経済援助を餌として調停に乗り出した。これを受けて加盟国首脳は連合本部のあるインドネシアで諸問題の解決に合意、段階的に装備調達の統合を進めるジャカルタ宣言を採択した。その混乱期、戦線を支え続けたのは各国の戦術機部隊であった。各国共にF-4、あるいはF-5を導入していたことで、統合運用に問題発生しなかった。だが、砲撃による面制圧や機甲部隊による支援がほとんど機能しない中での戦闘は熾烈を極め、損耗率は倍以上に跳ね上がった。加えて機体の老朽化も深刻な問題であったが、国連による余剰機の無償提供によって底支えされ、事なきを得た形となった。連合国は国連に対し根強い不信感を抱いていたが、新型機導入などできる国情ではなかったため、背に腹は替えられず派遣部隊への依存を高めていった。90年代後半にさしかかり、ようやくF-16やF-18などの第2世代への機種転換が開始されたが、他国では既に第3世代機が実戦投入され始めており、その現実的な差は連合首脳を焦燥させた。これに目をつけたボーニング社(米)の旧マクダエル・ドグラム派閥は、国連が主導するプロミネンス計画(先進戦術機技術開発計画)を通じ、独自の第3世代機開発を大東亜連合に提案。1996年、F-18/Fを原型機とするAAX計画(先進アジア次期戦術機計画)として基礎研究開発がスタートした。98年に実証試験機がロールアウト。アラスカのユーコン基地にて、大東亜連合直属のガルーダ試験小隊によって開発が行われ、2001年には量産試験が運用試験段階に入った。だが国連とは連携しつつも一定の距離を保つ大東亜連合本来の姿勢を鑑みれば、同機の完成後は独自の研究開発に移行する可能性が高い。大東亜連合各国の国情と運用目的を網羅するため、F-18AXは、他の第3世代機に対し比較的安価でありながら、中近距離機動砲撃戦性能と近接格闘戦能力が高次元で両立した多目的戦術機を目指し開発が進められている。主な改修点は、・新型センサー搭載による頭部モジュール形状の変更・アビオニクスの刷新・肩部装甲ブロックのスラスター大型化・腰部装甲ブロックへのベクターノズル増設となっている。なお、2機存在しており、それぞれF-18AX1(E型ベースの単座、陸軍運用想定機)と、F-18AX2(F型ベースの複座、海軍運用想定機)となっている。配備予定は2005年を予定。 アフリカ連合 F-4E ファントム Phantom →F-4 ファントム アメリカ本国ではすでに退役しているが、アフリカはBETAによる脅威が低いため、アメリカなどの他国の軍で退役したF-4を安価で購入し、主戦力として再利用するということも行われている。 エジプト陸軍の砂漠仕様機 ミラージュ2000改 Mirage 2000 ダッスオー社とアフリカ連合軍が共同開発中の強化改修型ミラージュ2000。同機を多く保有する北アフリカ諸国の要請により、国連が主導する先進戦術機開発(プロミネンス)計画にて開発が行われている。噴射地表面滑走による高速機動砲撃戦を重視し、近接戦能力の向上も図られている。同計画の比較評価演習(ブルーフラッグ)では、直進加速性能で統一中華戦線の殲撃10型を上回る能力を見せた。 東欧州社会主義同盟 MiG-29OVT ファルクラム/ラーストチカ Fulcrum/Ласточка →MiG-29OVT ファルクラム TEにて、東欧州社会主義同盟所属グラーフ実験小隊が装備。 オーストラリア F-18HMRV スマッシュホーネット Smash Hornet F-18HMRV(high Maneuver Research Vehicle)はF-18/Fをベースにオーストラリア軍とボーニングが共同開発している第2.5世代研究開発戦術機である。BETA支配地域との直接的な接点を持たないオーストラリアだが、南半球最大の経済大国に相応しい国際的影響力を維持するため、アメリカと密接な関係を構築しながら積極的な防衛力整備を進めている。戦術機甲戦力に関しても、国際影響力の観点から海軍の装備拡充が優先されており、機種選定に於いても陸軍仕様と海軍仕様が存在する機体を重視する傾向がある。だが自国の安全保障を、地政学的見地に立ったリスク管理とアメリカとの同盟関係重視の二本柱とし、国防の生命線を東南アジア及びオセアニアの死守としていることから、最新最強の高額兵器には決して手を出さず、経済的効率の追求に加え、将来的にもアメリカの脅威と見なされない範疇の戦力整備に勤めている。F-18Aに続き、F-18E/Fを導入開始したオーストラリア軍は、その主任務戦域のひとつである東南アジアの大東亜連合が進めるAAX計画の情報を入手した。東南アジア防衛は自国安全保障の生命線であり、同地域に於けるプレゼンスの低下は、リスク管理上絶対に看過できない事態であった。オーストラリア政府は同戦域の陸戦に於いてより強力な機動格闘戦能力を発揮できる機体を求め、AAX計画を進めるボーニングの旧マクダエル・ドグラム派閥に打診した。アメリカの対BETA戦略の大転換を機に戦術機需要の先細りが見込まれる中、立て続けに舞い込んだF-18強化策は同社の戦術機部門を大いに喜ばせ、彼らによる、より献身的で積極的な関与を保守した。1997年に要求仕様に基づく研究開発がアラスカの国連軍ユーコン基地(プロミネンス計画)で開始され、AAX計画に先んじて1999年には実証実験機が完成。続く2000年以降は量産試験機による運用試験が同基地にて継続している。オーストラリア軍がF-18HMRVに求めているものは決して少なくない。母艦などを拠点とした渡洋運用は当然のこと、強度を維持しながら軽量化した新素材装甲と、高効率な新跳躍ユニット主機の組み合わせによる省燃費と作戦行動半径の延伸。それに相応するセンサー類の探知範囲の拡大と通信性能の向上。これに加え、同軍の覚悟を示すのが、機動砲撃戦性能は据え置いてでも、近接格闘戦に於ける高い生存性と制圧能力の獲得を優先していることである。遥か遠くの巣から飛来して敵を粉々に打ち砕く――-スマッシュホーネットというペットネームはこの要求仕様に由来する。だが、AAX計画のF-18AXこそが同機が"打ち砕く"べき標的であることは、「調達コストは同時期開発のF-18強化型の何れよりも低くなる」というオーストラリア国防省の公式見解からも明白であろう。主な改修点は以下の通り・新型センサーマスト増設・アビオニクス刷新・跳躍ユニット主機の高効率化・軽量新素材装甲への換装である。配備は2003~2004年を予定している。余談だが大東亜連合の機体とこの機体は本来ゲームに登場予定だったが素材作成の都合上泣く泣くカットされた機体である。ちなみにTE漫画版の「トータルイクリプスライジング」では見開きなど登場している 国連 F-14 AN3 マインドシーカー/ロークサヴァー Mindseeker/РокСова F-14 AN3 マインドシーカー(露名:ロークサヴァー)は、オルタネイティヴ3計画総司令部のオーダーに従いノースロック・グラナン社(米)によって改修・強化された特殊偵察任務専用の複座型戦術機である。オルタネイティヴ3の主目的(人工ESP発現体によるBETAの思考探査)を実効支援するため、計画直属部隊A-01に於ける対ハイヴ強襲偵察機としてF-14Dをベースに開発された。90年に部隊運用が開始され、92年のインド・ボパールハイヴ攻略を目的とした「スワラージ作戦」に於いて初の実戦投入、以降95年のオルタネイティヴ4による計画接収まで世界各地の特殊偵察任務に従事していた。原型機となったF-14最大の特徴であるAIM-54 フェニックスミサイルの運用能力は軽量化と偵察任務専用機である事を理由にオミットされている。また、人工ESP発現体の対BETA思考リーディング支援、及び様々な研究データの採取・蓄積のため、頭部モジュールや両肩部装甲ブロック、両前腕部に多数の複合センサーポッドを装備している。F-14 AN3の管制ユニットは複座仕様であるが、機体の操縦・制御は全て後部の航法管制士官席で行い、前部の兵器管制士官席は特殊偵察要員(人工ESP発現体)専用に改装されている。これは人工ESP発現体が衛士特性に於いても秀でる事例が極めて稀であった事と、集中力を要するリーディング及びプロジェクションに専念させる事を目的とした配置である。また、これに搭乗する衛士たち全員が「化け物に頭の中を見られるのはごめんだ」と、前部に座ることを拒否したことも一因となっている。 対BETA諜報の切り札としてオルタネイティヴ3によって生み出された人工ESP発現体であったが、その特殊能力(リーディング及びプロジェクション)の有効範囲は理論値を大きく下回り、探査対象であるBETAとの距離を物理的に縮める必要が生じた。そこでオルタネイティヴ計画総司令部は「人工ESP発現体1名と多くの観測機器を搭載し、ハイヴ深層部の強攻偵察の後、収集データを無事に帰還させ得る複座機」という要求仕様を策定し、計画の進展に有効な戦略強襲偵察機の開発を求めた。これに対しソ連は最新鋭のMiG-31改修案を提示するが、ハイヴ突入能力と防御力以外にプラス評点が無い事、特に機動性と運動性の不足による生還予測が著しく低い事を理由に却下される。本来、オルタネイティヴ計画に必要な装備の提供はその招致国が担うのが原則だが、ソ連製戦術機の性能に失望した同計画総司令部は、国連を通じて独自に機種選定を開始、最終的にF-14の採用に至った。ソ連主導であるオルタネイティヴ3の実働任務機に、改修のベースとはいえ米国製のF-14が採用された事実は関係各国を動揺させた。この決定には極めて政治的な背景が存在するのではないかとする噂が絶えず、F-14 AN3の実戦運用と整備を担当したのがスフォーニ設計局の技術者であった事が(*1)その信憑性を裏打ちしているなどとまことしやかに言われた。それに対し国連軍総司令部と米国政府は連名で関係各国に公式見解を通達。「ソ連製戦術機の何れもが信頼性と総合性能の面でF-14に劣っているのは公然の事実である」とした上で、「今後この件に対して徒に疑惑を煽る事は反人類的な犯罪行為と見なされ、国連制裁決議の対象となるであろう」と警告し、力業で事態を収束させた。露名のロークサヴァーはミミズクの意(直訳すると岩フクロウ)。頭部モジュールの角状の突起がミミズクの羽角に似ていることからその名が付けられた。跳躍ユニットは多少の出力向上が図られているが、F-14Dとの差異はほとんどなく、むしろゴテゴテ付けられたセンサー類のため空力特性は悪化している。 所属不明 XF-2000a テュフォーン アージュ公式冊子”exogularity 01”に掲載された第四世代戦術機。 作戦行動領域を1G~0G環境にまで拡大され、専用開発の長刀や突撃砲も用意されているほか、0G空間での活動では携行化された荷電粒子砲を搭載した追加ブースターユニットを装着する。 Me101P フェンリル テュフォーンと瓜二つな外見をした第四世代戦術機。 人類統合体 F-47 イシュクル ISHKUR F-47イシュクルは使節艦隊での運用を前提に開発された、第八世代戦術機である。第七世代機の定義は、Gジェネレーターの装備と、それに伴う10年無補給稼働、外装式荷電粒子砲の運用、重光線級の最大出力照射を15分以上無効とするラザフォード・フィールド展開能力であり、2031年に認定初号機が配備されて以来、戦術機の世代更新は永らく停滞していた。数々の内戦の影響から、新型機への要求仕様が内向きとなり、その間に開発された数々の新型機は定義能力の改良、あるいは上位機種への更新に留まっていた。だが、相次ぐ内戦の疲弊から各勢力に和平締結の機運が高まり、2043年に人類統合体が発足。翌年公表された珪素生命体(シリコニアン)接触計画を受け、派遣艦隊で長期運用するための専用機開発がスタートした。その3年後、トライアルに臨んだF-47実証試験機は0~3G環境下の戦闘運用に対応し、極超長距離荷電粒子砲の運用と完全循環型生命維持装置の搭載に加え、重力勾配航法と短距離空間跳躍の併用による単独惑星間展開能力を獲得。史上初の第八世代認定を受け、統合体宇宙軍の制式採用と共に、シュメールの雷神・イシュクルのペットネームを付与された。なお、完全循環型生命維持装置は、「人類が進化している可能性が非常に高いため、それに合わせた仕様である」とひとりオルタで判明している。また、第四世代機に付随する航宙ユニットを使用しなくても単独で惑星間展開が可能な仕様である。ストライクフロンティアにいち早く登場し、注目を集めている。 戦術機基本機動制御システムブロック図(XM3以前型) ※あくまで想像図であり戦術機の動作を私なりに解釈した結果です。
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登録日:2009/05/27 Wed 08 44 05 更新日:2024/02/25 Sun 03 48 45NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 EF age クロニクルズ トータル・イクリプス マブラヴ マブラヴオルタネイティヴ ロボット 人類の刃 戦術機 架空兵器 棺桶 超薄型装甲 量産機 高性能コンピュータ 『戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)』 戦術機とは、マブラヴシリーズに登場する架空の兵器の通称である。 パイロットを『衛士(英語だと恐らく「Guardian」)』と呼ぶ。 概要 BETA大戦初期に出現した光線属種により、それまで人類側の主力であった航空兵器群が戦場から駆逐されたのを切っ掛けに、宇宙開発用のMMUを原型に開発された。 戦略的には戦車と航空機の中間に位置し、非常に柔軟な運用が可能。特に限定的な空間で三次元機動が重要視されるハイヴ内や市街地での戦闘で真価を発揮する。 近年では戦闘ヘリに代わって航空支援を担当することも多い。 構成要素は人間と同じだが「人間に出来て戦術機に出来ないことは無い」までの汎用性を持ち、緊急脱出(ベイルアウト)時には操縦シートが後方に積載された強化外骨格とドッキングして機械化歩兵装甲にもなる。 データリンクシステムが標準装備されているので、友軍機と瞬時に情報を共有することも可能で、歩行時振動から岩に入った亀裂を計測できるなど、分析能力も高い。 設計思想 現在までに第一世代機から第三世代機までが派生しており、それぞれに運用思想などの違いが見られる。 設計段階では最終局面であるハイヴ突入・攻略を目的とした『決戦兵器』だったが、その特性である高い三次元機動能力と任務適応力はハイヴ内のみならず、地上での通常戦闘でも有用であったことから設計時以上の評価を受け、各国の運用思想の下、様々な種類のものが開発・生産・配備(*1)され、対BETA戦に於ける主力兵器となった。 被弾率が最も高いのが肩部であるという第一世代の戦訓から、二世代以降はより速く走行する為に前に重心を置くよう設計され(*2)、電子制御で無理矢理安定させているので、戦闘機動の加速で身体に掛かる負荷は死に至る危険もあるほど凄まじい。 適性試験で初めてシミュレーターを使用する大抵の訓練兵が平衡感覚を失ったり吐き気を催すとされるが、操縦システムである強化装備の耐G機能で一応は緩和もできる。 操縦システム 機体操縦はシート左右(機体両腕と連動)の操縦桿と強化装備内蔵のスロットルペダル(*3)で行い、電子制御伝達方式にOBWやOBL(*4)を採用している。レバガチャでは硬直時間は減少しない。 頸椎などの間接保護も行い、身体の一部がシートに触れている状態であれば強化装備が間接思考制御やバイタル監視などのモニタリングに加え、外部カメラの映像を直接衛士の網膜投影する(*5)上にこのハイテクどスケベスーツの感覚欺瞞と筋電関知機能で一部操縦システムを補っているので、そもそもこの装備が無いと操縦することはできない。 オルタネイティヴ本編では横浜の魔女のよる演算装置と新規開発された新型OS『XM3(エクセムスリー)』(ゲームのコンボやキャンセルなどの概念)を搭載することで、即応性・柔軟性が飛躍的に上昇。この他にも様々な機能が搭載され、多様な戦況に対応できるように工夫が凝らされている。 戦術機の世代別特徴 第一世代機は防御力重視で重装甲だったが、どれだけ強固にしようともBETAは容易く装甲ごと叩き潰してくるわ、統計的にレーザー照射よりも此方の撃墜率が高いわで、電子制御、os等の発展と共に第二世代へ移行した。 第二世代機は耐熱耐弾複合装甲の使用を主要部に限定し、軽量化と肩部の巨大化で重心を高くする機動性を重視。また、電子機器の進化によりコンピュータ制御の比率が増大したOBW(Operation By Wire)が導入された。 第三世代機は新素材や複合装甲を用いた更なる軽量化と、信号配線を光ファイバーに置き換えたOBL(Operation By Light)の実装やデータリンクの高速大容量化等の第二世代機コンセプトをさらに押し進めた。 電子装備で操作は簡略化されているが、それでも相当複雑らしく、教本はうんざりするような厚さらしい。 本編登場の戦術機 余談だが、マブラヴ アンリミテッド、及びマブラヴ オルタネイティヴ本編にて登場した戦術機を紹介する。 戦術機名称は実在の戦闘機や駆逐艦などから名称を引用されている。海外機は設定も元ネタ機から多く流用されており、多少設定に齟齬がある。 F-4 ファントム F-4J 撃震(げきしん) F-15 イーグル F-15J 陽炎(かげろう) F-22A ラプター A-6 イントルーダー A-6J 海神(わだつみ) 97式戦術歩行高等練習機 吹雪(ふぶき) (TSF-TYPE97) アンリミテッド編全編、オルタネイティヴ序盤から中盤にかけての主役機。 第二世代機が少ない帝国軍が機体特性がF-4Jとかけ離れた第三世代機の新兵教育と機種転換用の訓練用として開発した高等練習機。 不知火の試作機をベースに開発され不知火のパーツの流用も前提に再設計され、97年に正式配備。 練習機という扱いながらもその性能は撃震に勝り、機体表面に不知火と同レベルの対レーザー蒸散塗膜加工が施されるため、武装を施せば実戦にも十分耐えられる。 耐用年数が迫った撃震の代用機として、主機を換装した本機を実戦配備する計画が既に始まっている 不知火開発実験機の直系にあたるため、本機を“帝国初の純国産戦術機”とする軍関係者も多い。 名称は吹雪型駆逐艦から(異説あり) 94式戦術歩行戦闘機 不知火(しらぬい) 項目先を参照。 00式戦術歩行戦闘機 武御雷(たけみかづち) 項目先を参照。 ぶっちゃけ現用兵器群だけで余裕で戦術機を完封できるなんて、口が裂けても言ってはいけない。 あくまでも対BETA戦に特化した兵器であり、他兵器との戦闘は想定していない(ラプター等の対人類を想定した例外もあるが) 作中でも『航空機 戦術機』と明言されているため、BETA殲滅後は確実に戦術機の時代は終わるだろう。 …とか言ってたら、公式で(未だ地球圏外での対BETA戦は終わってないけど)約50年後は第8世代機とかまで行ってしまう事が明らかになった。 その性能はその一つ前の第7世代機で10年間無補給活動・ラザフォードフィールドの展開・外装式荷電粒子砲搭載、(*6)単独ワープも可能。 そこに更に3G化までの戦闘運用・完全な循環型の生命維持装置の搭載・単独惑星間展開能力が付与されている。 また2019年に発表されたオルタの続編やアンリミテッドの第5計画移民船団ではそれぞれ独自の進化を遂げており後者では第6世代機が存在しているとのこと。 プラモデル コトブキヤより発売。 ガンプラのMGと同等サイズ、ボリューム、値段であり変態コトブキヤクオリティも当然の様に仕込まれ、武器も設定がある物はほぼ全て付属してくるバカ仕様。 ノンスケールだが後述のA3シリーズと並べるとこちらが若干大きいもののそこまで違和感はないためA3では出ていないF-18などと並べることは出来る。 その後1/144スケールもシリーズ化されこちらではトータルイクリプスで登場した不知火・弐型Phase3が初立体化されたり、 桜花作戦時の装備やTDAで実戦投入された仕様の、電磁投射砲装備の武御雷なども販売されている。 またYF-23はフィギュアでは監修ミスによって兵装担架が2つしかつけられなかったが、こちらでは設定どおり4つ付けることが可能になっている。 現在は生産終了しており入手困難だが、2019年にオルタネイティブのリメイクとアニメ化が発表されたので、もしかしたら再生産が決定される可能性があるかもしれない。 …と言っていたら2021年4月に1/144武御雷の再版が告知された。その後も不知火やストライク・イーグル、ラプターの再版が告知されており、今後も期待したい。 フィギュア ボークスよりA3シリーズ、海洋堂よりリボルテックマブラヴシリーズとして発売。A3は稼働こそリボルテックに劣るもののディテール、武器の付属が凄い。 リボルテックはディテールや付属武器に物足りなさが若干残るものの相変わらずの変態稼働により劇中のポージングも難なく可能。 ボークスはその後値上がりを続けるA3とは別に、劇中再現に必要な最低限の武装と整形色を機体と同じ色にしてコストダウンを図ったTMCというシリーズも展開したが こちらはA3の末期に展開されたこともあり短命に終わっている、多くはA3で出ているが唯一新規として国連の軌道降下兵団所属の青いF-15が立体化がされている。 A3シリーズは一時期は入手できるのがボークス実店舗か公式販売サイト、イベント出店のブースと入手ルートが限られていたこともあり唯依の武御雷などは5万円 というプレミアがついていたが、シリーズ展開が停滞したこともあり徐々に値崩れをおこし、多くの商品が未開封でも定価や半額以下で買える状況が続いた。 リボルテックは流通ルート的には入手が容易だったが、武御雷だと紫・山吹は一般・赤や白は限定など一般と限定の線引きがよく分からない展開をしていた。 2019年にオルタ続編の新作とオルタ本編のアニメ化告知に伴いかつてプレミアがついた機体を中心にまた戦術機の需要が増え始めている。 リボルテックは再販の可能性が見込めるが、A3・TMCはトータルイクリプスが放送されていた一番売り時があった時ですらあまり大きな展開をしていなかった。 というのもそれまでA3などの責任者を務めていた社員が既に退職済、ボークスが美少女フィギュアなどの完成品フィギュア事業から撤退を始めていたため蔵出し 販売やガレージキット販売キャンペーンでカラーレジンキット配布に留まり再販などもなかったためこちらはかなり絶望的。 資料集は度重なる延期も2009年12月26日ついに発売。 300ページ以上の超特大ボリューム。価格も約5000円とヘビー級。 全機、追記・修正、自由ッ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 壽屋が1/144でブラックウィドウにビェールクトとか相変わらず変態な様で何より。nonスケチェルミ出たから壱型丙もオナシャス。投射砲付きで -- 名無しさん (2013-06-25 22 36 59) 技術的な理由であんまり強い武装は作れないか搭載できないけどでも格闘武器でヒートホークやヒートサーベルみたいな物ならマブラヴの世界の技術でも戦術機の武装として作れそうな気がすると思う -- 名無しさん (2013-12-25 17 00 00) エヴァンゲリオンなんかよりも何千倍もカッコいい。あれはダサいし、コンセント付いてるから嫌い。 -- 名無しさん (2014-02-10 20 07 39) やはり日本人としては武御雷が最強であって欲しい -- 名無しさん (2014-02-10 22 34 05) ↑F22はステルスが最大の目玉らしいから、ワンオフ機でもないとタケミには勝てんと思う……せめてハードポイント増設して火力増やせば主力にもできるだろうけど、それだと最大の強み(高機動・近接格闘能力)を殺すからな、難しいものだ -- 名無しさん (2014-02-10 23 03 07) F22の最大の強みも不知火弐型phase3があるからなぁ -- 名無しさん (2014-02-11 01 25 56) コトブキヤの戦術機とV.Iシリーズを見比べると戦術機の方が華奢に感じる。 -- 名無しさん (2014-03-14 21 26 03) 近接のたけみで機動力のラプタンって解釈でいいのかな? -- 名無しさん (2014-03-14 21 37 38) トータルイクリプスのテロリストも唯のタケミ出たら即撤退したからな、F22とタケミは現状相当の機体扱いだな -- 名無しさん (2014-03-14 21 57 22) 武器に散弾銃とか火炎放射器があれば群がってくる戦車級に有効そうだと考えたのは自分だけかな -- 名無しさん (2014-04-27 00 50 31) 120mmの弾にキャニスターあるぞ -- 名無しさん (2014-04-27 07 47 45) そのうちF-35とかも出てくるんかしら -- 名無しさん (2014-05-09 13 23 30) ↑もう設定画はある。当分出番はなさそうだけど -- 名無しさん (2014-05-09 13 24 39) 既存兵器の方が人型兵器より強い作品って、他に何かあったっけ? -- 名無しさん (2014-07-30 09 48 14) ↑平地、砂漠等では「戦車にかなう道理が無い」と名言されているフルメタのAS。戦闘ヘリも結構脅威。逆に複雑な地形ではAS有利。 -- 名無しさん (2014-07-30 09 56 09) 戦車砲弾の射程距離や戦闘機の加速度の問題か。人型兵器はどうにも此れに引っ掛る。 -- 名無しさん (2014-07-30 10 55 14) 突撃砲の口径もうちょい大きめに設定できなかったものか……この世界だとザクマシンガンTUEEEEになっちまう -- 名無しさん (2014-08-10 01 36 29) だってこの世界別に対MS戦を想定してるわけじゃないし。36mmで挽肉に出来りゃいいわけで -- 名無しさん (2014-08-10 01 55 08) ザクマシンガン実はヤバいからな。あの大きさの弾でマシンガンだからな。MS恐ろしい(*7)) -- 名無しさん (2014-08-10 03 48 00) ザクマシンガンの120mmは設定ミスを疑うレベルだからなぁ 質量兵器が何よりも恐ろしいはずの宇宙空間で、120mm喰らって無傷のガンダムとか色々おかしい これもミノフスキー粒子の加護のお蔭か・・・ -- 名無しさん (2014-08-10 12 27 51) ↑味方機が撃たれて爆散するシーンとかあるけど、本来なら凄い危ない。空気抵抗のない宇宙じゃ爆散した装甲の破片に当たりでもしたら即自機も粉々ですぜ。まあ劇中じゃ飛んできた破片に当たってもカンッて鳴って弾かれるだけだけど。ガンダムに限らずロボットアニメの素材技術はトンでもない。 -- 名無しさん (2014-09-04 17 55 01) 緊急脱出の信頼性の低さに定評がある。つか、TEアニメ以外で緊急脱出って成功したコトあんの? -- 名無しさん (2014-09-04 18 20 11) ↑ ゲーム開始5分後 オメガ11「アイムイジェクティン!」→更に5分後 オメガ11「アイムイジェクティン!」 アニメじゃないしベイルアウトは人道的に結構安全(無事飛び出せて着地までの話だけど)だが -- 名無しさん (2014-09-04 18 25 48) リアルロボット勢では下から数えた方が早い気がする強さ。 -- 名無しさん (2015-01-29 20 02 25) ↑×3初代ガンダム最終回とOVAマジンカイザーが該当するかな。 -- 名無しさん (2015-01-29 20 15 59) ↑↑だからスパロボに参戦は云々言う人今でもたまにいるけど、2015年現在の参戦群を見ると失笑しか出てこない。 -- 名無しさん (2015-02-15 10 40 53) エースコンバットの架空機を戦術機化したらちょっと面白そうと思ったのは俺だけ? -- 名無しさん (2015-02-21 22 13 35) これのブキヤノンスケールって、だいたい1/100って認識で良いのかな?1/144は素組だと物足りないらしいが、ミニBETAが付いてくるのもあって迷う。 -- 名無しさん (2015-03-01 09 53 57) ↑×3 -- 名無しさん (2015-07-31 17 59 16) ミスって送信しちまった。 参戦理由や世界観の摺合せなんてどうにでもなるわな。というかマブラヴの場合、戦術機の弱さなんぞよりBETA周囲の設定の方が遥かにクロスさせにくい要因になると思う -- 名無しさん (2015-07-31 18 01 08) 市街戦を行うにはデカすぎる -- 名無しさん (2015-11-03 22 55 11) ↑2MSとアーム・スレイブが共演しているような作品もあるからたしかに戦術機の弱さはどうとでもなるな -- 名無しさん (2015-11-08 15 44 31) ↑BETAさんの扱いがなあ…宇宙ガチ勢が出てくるとBETAが跳梁跋扈できる空間がない -- 名無しさん (2015-12-01 19 37 41) ブキヤの1/144はモナカ構造だらけで辛い辛い…しかも物によってはプラの表面ベッタベタなのもまた… -- 名無しさん (2016-01-21 19 13 17) 対空レーザーさえどうにかなりゃ航空戦力で圧倒出来る相手用だから、そもそも戦車にすら陸上戦じゃ劣りかねないんだよなあ… -- 名無しさん (2016-03-23 02 10 05) ↑×3やっぱりBETAが物量だけでバジュラだのフェストゥムだのと渡り合うのは厳しいわけ?(原作未プレイ) -- 名無しさん (2016-05-11 00 59 52) こいつらってガンダム相手でも市街地じゃ大きすぎるとか今更な突っ込みするの? -- 名無しさん (2016-05-11 01 33 46) バジュラは一度喰らった攻撃を無効化するバルキリー -- 名無しさん (2016-05-12 14 46 14) ごめん途中送信 だからたぶん今の採掘用BETAだと勝てない。宇宙のどっかにいるであろう戦闘用BETAならワンチャン? -- 名無しさん (2016-05-12 14 49 28) どうでもいいが、コイツ等の上昇限界高度はどれ位なんだろうな。個人的にはそこまで高い所までは行けない気がする。 -- 名無しさん (2016-05-12 19 14 12) ↑ぶっちゃけ高いところにいく必要がない(行ったら死ぬ)からなぁ。1㎞も行かんのじゃないだろうか -- 名無しさん (2016-05-12 19 37 03) レイバーとかアームスレイブみたいに7m級程度なのかと思いきや18mとかなりの巨躯の持ち主。同スケールのよしみで初代ガンダムだけじゃなく鉄人28号や"鉄の城"マジンガーz等と並んで立ってたら壮観だろうなぁ。 -- 名無しさん (2017-03-13 23 24 32) ↑7 あくまで作中に登場してるBETA限定だが宇宙空間で身体を制御するすべがない(と思われる)のが痛いしエネルギー切れたら何もできん。バジュラはミサイルもビームも体内で作れるしフェストゥムもエネルギー切れはない(はず) -- 名無しさん (2017-08-30 16 10 17) そもそも誕生の経緯からして絶対に有り得なさそうだけど、いつか「元ネタ」の航空機の形態にも変形できる機能が追加されればさらに燃える…!某超時空要塞?ナンノコトカナー -- 名無しさん (2018-02-27 12 54 43) ↑ あゆ「呼ばれた気がした」 -- 名無しさん (2018-02-27 13 19 52) アメリカが対人戦闘意識したの作ってるけどBETA駆逐後に戦術機の居場所があるのか? -- 名無しさん (2019-11-01 10 26 04) ↑あるなしの話ではなく、公式でこのwiki記述内にあるとんでもねー技術発展があった。それが事実。まあつまり、「あった」って事だ。 -- 名無しさん (2019-11-02 23 41 43) あくまで戦術機はハイヴ専用の攻城兵器だから、戦車や爆撃機と併用しないとめちゃ弱い -- 名無しさん (2020-03-24 14 42 32) 第4世代でもう戦術機用の荷電粒子砲は運用が始まってるんだな。流石に試作段階だろうけど……レイバーよりは強いだろう程度だった戦術機が、GNドライヴ搭載機(00クアンタレベル)とも真正面から殴り合えるようなマジモンの超兵器と化してしまうとは。 -- 名無しさん (2020-07-24 02 08 49) 突然変異を起こしたような進化 さてはWに登場する博士たちが転生したようだな -- 名無しさん (2020-07-24 10 23 32) 冷静に考えると、現実世界と比較してこの世界の技術発展、何気にとんでもねえんだよ元から。50年代に火星探査、60年代に月面基地 パワードスーツ。そして70年代に空飛べる人型巨大ロボット。あと極限定的ながら世界を渡る装置。素養は十分にあったってことだ。 -- 名無しさん (2021-02-20 19 18 15) オルタアニメ化で立体展開はどこがするんでしょうね。今だとグッスマmoderoidかブキヤプラモで新展開するか、青島も微妙に可能性があるだろうか。どれもプラモでA3、リボみたいな完成品は出ないかなぁ。バンダイはなんとなく絡まなそうな気がするし -- 名無しさん (2021-03-03 15 47 29) 早速新規キットで吹雪の発売決定か。不知火ベースに簡略化しつつアップデートが施されていると良いなあ。 -- 名無しさん (2021-10-16 17 02 39) 戦術機ってMSと違ってロケットエンジン技術使ってるから飛行できるってマジ? -- 名無しさん (2024-02-25 03 48 45) 名前 コメント
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レア度 名前 属性 備考 SSR 武御雷 Type-00R Speed 紫 SSR 武御雷 Type-00F Power 黄 SSR 不知火・二型 デモカラー Techniqe SSR 不知火・二型Phase1 SSR Su-47E ビェールクト Speed SSR F-22A ラプター Power SR 吹雪(青) Techniqe SR 吹雪(青) Techniqe SR ラプター先行量産型 SR 武御雷TSF-Type00A 白 SR 不知火・壱型丙 HR 不知火 Power HR 不知火 Power HR 不知火 Power HR 不知火 Power HR TSF-Type82F 瑞鶴 HR TSF-Type94 不知火 Power HR J-10 殲撃 10型 HR F-15E ストライク・イーグル R 吹雪(黒) Techniqe R 吹雪(黒) Techniqe R 吹雪(黒) Techniqe R 吹雪(黒) Techniqe R T-15J/TSF-Type89 陽炎 Power R T-15J/TSF-Type89 陽炎 Power R TSF-Type82A 瑞鶴 Power R TSF-Type82C 瑞鶴 Speed HN 殲撃8型 Speed HN 殲撃8型 Power HN イーグル(国連軍カラー) Speed HN イーグル(国連軍カラー) Power N 激震 Techniqe N 激震 Techniqe N 激震 Techniqe N 激震 Techniqe 全シナリオクリア。戦術機はレア度が高くても装備が駄目だと全然意味無し。銃撃装備はハァ?何なのおま?ってぐらいに無能さが輝いてる。 - 名無しさん 2016-09-21 14 23 47 銃は使い方。マシンガンは使いやすいしライフルは防衛線向きだな。 - 名無しさん 2016-09-21 22 52 48 時間制限あるから足が速いので9割Sクリアしちゃったよ。友軍が広範囲マシンガン系かソード系なら自分はソード系できれば盾あり+Power系ミサイルポッドのスキル一発どーんの切替えだけで楽勝だったわ。 - 名無しさん 2016-09-22 11 33 16 名前
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戦術機 国連軍 『光凰(アマテラス)』『武凰(ヤマトタケル)』 横浜基地で購入した武御雷を基に横浜の女狐が大々的に改造した戦術機。 XM3で動くことを前提にするため、関節強度をF型並にまで底上げした。 また、叢雲計画の武装と八尺瓊跳躍ユニット、さらに不知火弐型で得られた技術をも使うため、機動性だけで云えば戦域支配戦術機という異名を持つラプターを上回る。 二機建造され、一機は武尊、もう一機は光凰と呼称されている。 二機の差異は頭部と胴体にあり、残りの四肢は共通。 武凰は男性を意識したフェイスデザインがなされ、武御雷以上にイカつい顔をしている。また、量産を前提にしているため「八咫鏡」は搭載されていない。 カラーリングは白地にラインはライトブルー 光凰は頭部に「八咫鏡」用の放熱帯が伸びており、その付け根には黄色のリボンが結ばれている。 また、胴体部分には「八咫鏡」が内部に組み込まれたせいか、女性的なフォルムになった。 特殊機として作られたので、量産は考えられていない。 カラーリングは赤が強めのオレンジ、放熱帯は白(というか透明)。 アイギスが起動すると放熱により赤くなる。 社 霞曰く、この二機は”墓標”だと話す。 「今は居ない、話すことも許されない人達だけど、確かにそこに居た人達のお墓」だと。 この二機は同時に運用するが前提とされているが、何故かそれについての説明は一切なされていない。 「この二機は同時に運用することで最大限の効果を発揮するように作られている」と女狐は説明するが… 『夕雲(ゆうぐも)』 国連軍のXM3の吹雪のデータを元に稼働時間と耐久性(主に関節や脚部)に力をいれ開発された 機体関節部強化には不知火壱型丙のパーツを流用 燃費の都合上ジェネレーターはそのまま吹雪のものを流用結果的に重くなり 各部位の長期出来るようになったものの反応速度は吹雪・不知火が30%あがったのに対し 20%程度となっているXM3である以上概念であるコンボ キャンセル 先行入力は可能 2・5世代機に相当? (外見は吹雪のまま、中身を改修したと補完。頭部のセンサーを不知火のに換装。肩は主機出力強化に伴い重量増加) 原案(Byカルマ) 国連カラー(イラストByAs) 帝国カラー(イラストByAs) 教官機カラー(イラストByAs) 司令?機カラー(イラストByAs) 夕雲改装案(光菱重工提案) 夕雲狙撃仕様改装プラン(仮称:与一プラン) 「PZH2000重支援砲のブルパップ化」(添付資料:M82A2) BETAの体型サイズから伏射(砲口位置低下による見通し距離の減少)では PZHの持ち味である長射程を活かせない。 ブルパップ化を図り射撃位置の高層化(肩部)を行うことにより射界延長を実現する。 「PZHブルパップモデル装備による機体改装」 ○肩部装甲の排除によるスペース確保 PZHブルパップモデルは排莢ポートが右にある為、装備は右肩部に限定される。 PZHは多孔式砲口制退機を使用することにより射撃反動の極限化を図っているものの第3世代機においての運用には不十分である為、右肩周辺、特に間接部の強化を行う。 右肩部周辺の改修に伴う重量増加のカウンターウエイトを兼ね左肩部上に統合射撃管制システムの増設を行う。 これは重金属雲展開環境下での使用を考慮し、光学照準システムを主体とする予定。(仕様変更可能) ○脚部のビルトアップ 脚部の重量増加を行い射撃時における機体安定性の向上を図る。 また折込式の支持架を脚後部に増設。 射撃時に展開し更なる射撃安定性に考慮する。 「背部兵装ラック用オプション装備」 PZH用予備弾薬BOXを用意。 これは自動給弾システム組込み型でありPZHとライン接続することにより継戦能力の確保に寄与する。 「高性能衛星通信システム」 これは現在、弊社が開発中である次世代長距離射撃管制装置「天眼」への対応を見越しての装備である。 「天眼」の開発推移は現在80%に達しており機体改造時には運用可能予定である。 BY光菱重工営業部「空」山 『大型歩行輸送機”弁慶”』 甲20号作戦に合わせて開発…と言う名のでっち上げで作られたハイヴ進行用輸送機。都合3機製造された。 4つの大型補給コンテナと一つの”特殊コンテナ”を中心に耐用年数まじかの撃震の新古品パーツで組まれた主脚6本と主腕4本、多目的補助腕4本に、撃震の胴体2つを直結させたキメラ。 頭部のみ不知火のものに換装され、センサー周りを強化してる。 主砲は開発が進んである程度実戦でも使えるようになった「電磁投射砲」を1門装備。 2本の主腕と多目的補助腕には回転多砲身突撃砲を片手ずつ装備。残りの主腕と補助腕には通常の突撃砲と支援突撃砲がそれぞれ装備されている。 全身にBETAに取り付かれた時用に増加装甲にも装備されているリアクティヴ・アーマーが積層で積まれている。 これだけの装備なので当然重くなり、跳躍ユニットが機体下部に撃震のが4基、前進用に不知火用のが4基づつ無理矢理装備されている。 表向きの製造目的は「雷撃作戦機に随伴するための補給機」ではあるが、本当の目的は「フェイズ5で生成されたG元素の回収機」である。 こんな機体に極秘最新鋭装備である電磁投射砲が装備されているのはこれが理由である。 ヒロインがこの機体をみて「桜花作戦での逸話を伝統にでもする気なのか」と会話するとかしないとか。 弁慶ペーパープラン 開発立案で提出されたのがこれとかなんとか。 最初は新造を!と息巻いたものの 「そんな予算ねぇよ」 「でか過ぎ、どこで使う気だ」 「弐型と月虹どっちがいい?」 「それより武御雷売れそうにないんだが」 と散々云われた末アレになったとかなんとか。 イメージは蜘蛛っぽいけど蟻です。”巣”の中を行進する意味で。 構想上では、”腹”は折り畳み式携帯のようになってて、尻部分を軸に下側がガバっと開きます。 で、中のコンテナが蜜柑の房を開くように、肋骨が外へ開くように展開します。 足の裏側にはホバーユニットがあり、とりあえずそれでホバリングして移動。 後ろのデカイ足は跳躍ユニットとしての機能も兼ね、巨大な6本足を使えばそれなりに高く飛べる算段。 足や腹にある長方形のものはハードポイントでここに色々取り付ける予定だった。 帝国斯衛軍 『皆琉神威(ミナルカムイ)』 政威大将軍煌武院悠陽殿下が駆る二機目の武御雷。正式名称は『武御雷・弐型』。 不知火・弐型のノウハウを武御雷に使うことで前の武御雷を圧倒する性能を獲得した。 肩装甲及び腰装甲に設けられたスラスターにより外観がかなり”鬼”に近づいた。 なお、この名称は悠陽殿下が勝手にそう名乗っているだけで、公式ではない。 本人はこの他に「冥夜」にするか「煌奉如月」にするか悩んだとか 帝国陸軍 『82式改戦術歩行戦闘機 翔鶴(しょうかく)』 大陸への反攻作戦で手薄となる本土防衛の為、急遽採用された機体 斯衛軍の装備変更(瑞鶴⇒武御雷)により余剰になった瑞鶴を要求にあわせて改修したもの 現行機のパーツと置き換える事で性能を維持したままで瑞鶴で犠牲となった整備性の改善、稼働時間の延長を実施、長距離用跳躍ユニット装備、航法装置と通信機能を強化。 外見上の特徴として通信機能強化に伴う頭部形状の変更、跳躍ユニットから伸びたWIG効果翼等 なおWIG翼はインテグラルタンクとして機能し交戦時は切り離す事ができる。 『82式改戦術管制歩行戦闘機 双鶴(そうかく)』 『翔鶴』の指揮官機 指揮管制及び情報処理能力を強化、衛士資格を持つCP「副衛士」が同乗する。相互リンクシステムで中隊単位での情報を共有し、一体化した動きによる集団戦を得意とする。 『翔鶴』との外見上の特徴は大型ブレードアンテナと多目的保持用補助腕 主腕同等の強度をもち通常時は主衛士が操作するが緊急時は副衛士が別個に操作し射撃・斬撃が可能。副衛士の存在が後方の死角が無くし複数対1の状況に強みを持つ。双頭の鶴の意で『双鶴』とよばれる。双鶴1機に中隊11機の割合で帝国陸軍の沿岸防衛部隊に配備された 旧帝国海軍空母翔鶴級1番艦『翔鶴』が名前の元ネタ
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登録日:2011/12/07 Wed 23 47 48 更新日:2023/08/11 Fri 00 22 44NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 age アメリカ トータル・イクリプス マブラヴ マブラヴオルタネイティヴ ロボット 一覧項目 不遇 人類の刃 戦友 戦術機 架空兵器 男のロマン 戦術機 ―BETAと戦う為の、衛士たちの鎧― マブラヴ オルタネイティヴに登場する戦術機の内、世界最大戦力を持つ米国製戦術機と、その主なバリエーション機について解説する。 戦術機という兵器がそもそも米国によって生み出されたものである為、世界の戦術機のほとんどは米国製戦術機のライセンス機・改修型であり、他国の同世代機と比較しても一歩進んだ技術が使われていることが多い。 また、砲戦に重きを向いた設計思想から多くの国が重視する入り組んだ地下要塞(巨大なアリの巣を想像すると分かりやすい)であるBETAハイヴの攻略における有効性を疑問視されることもあるが、 これはアメリカの対BETA戦略がG弾ないし核弾頭によるハイヴの殲滅後、残敵を戦術機が掃討するというものであるからであり、最初からハイヴ内に突入しての近接戦闘などを想定していないという事情がある。 また、重視していないとはいえ格闘を含めた近接戦闘能力も低いわけでは無く、水準以上のポテンシャルは有している。 【第一世代戦術機】 F-4 ファントム 世界初の量産実戦型戦術機。 現役を退いた後も各国で改修が重ねられ、主力として運用されている。 F-5 フリーダムファイター 対BETA戦線激化により、実戦配備の追い付かないF-4の穴埋めとして訓練機から改修された戦術機。 装甲は薄いが機動性の高さと価格の低さから、最前線である欧州ではF-4以上に評価された。 改修型のF-5E タイガーUは準第二世代機の性能を誇る。 実際、欧州製戦術機の殆どはこの機体がルーツである。 F-11 タイガー 海軍向けに開発された戦術機だが、ノウハウ不足から様々な問題点が出てF-4の海軍向け改修機に居場所を奪われた要らない子。 しかし、こいつがいなければ名機F-14は生まれなかった。 【第二世代戦術機】 F-14 トムキャット F-11の失敗から生まれた海軍向けの戦術機。 空母から発進し、長距離攻撃の開発された大型ミサイル「AIM-54 フェニックス」運用を主にされ、標準で複座式となっている。 重心の高さ、軽装甲・高機動やOBWなど、後に第二世代機とされる特徴を持った機体である。 F-14Ex スーパートムキャット イランで運用される(はずだった)F-14の改修機。 F-18の登場により実戦配備はされていないが、改修プランとしてプロミネンス計画に参加。 フェニックスミサイルをオミットし、高速機動戦に対応した中距離戦仕様機として生まれ変わる。 F-14 AN3 マインドシーカー 国連がオルタネイティヴ3の為に独自調達した機体。 F-14Dをベースにし、両肩のフェニックス用マウントは複合センサーポッドになっている。 X-29 F-14をベースとした新世代技術実験機。性能こそ第二世代級だが、OBL等の第三世代機の技術が初導入され、データは各国の戦術機開発の礎となる F-15 イーグル 第二世代機の中でも傑作と言われる性能を誇る戦術機。 F-15E、F-15ACTV、F-15SEなどの強力な改修機も存在する。 F-16 ファイティングファルコン F-15が性能を突き詰めた結果、非常に高価であった為、Hi-Low-MixのLowとして開発された軽量高機動戦術機。 拡張性に乏しいが、安価さから諸外国に輸出され、機動力を生かす格闘戦にも強い機体として評価されている。 ラビ/J-10 殲撃10型 イスラエルと共同開発されていたF-16格闘戦強化型。 計画撤退後は統一中華戦線の協力により、イスラエルのラビ/中華の殲撃10型として同時期にロールアウトされた。 F-18 ホーネット コンペに敗れたYF-17 コブラに目を付けた海軍が改修した機体。 F-15より安価かつF-16より汎用性の高く、F-14と共に海軍を支えた。 F-18E/F スーパーホーネット マブラヴ アンリミテッド THE DAY AFTER主人公機。 センサー容積拡大やスラスター増設がされた全面改修型。 圧倒的なコストパフォーマンスを誇る2,5世代機で、世界各国で採用。 単座のE型は海兵隊で、複座のF型は海軍で使用される。 【第三世代戦術機】 YF-23 ブラックウィドウⅡ ATSF計画において次期主力機の座をF-22試作機と競い合った「世界一高価な鉄屑」 結局、対BETA戦術転換やコストの高さから正式採用されなかった不遇な機体。 F-22 ラプター 最強の第三世代戦術機、戦域支配戦術機が売り文句の主力機。 設計段階から対人戦が想定されており、高い砲戦能力、機動力、ステルス性を持つ。 F-35 ライトニングⅡ 米国主導による国際共同開発の第三世代戦術機。 各国による要求仕様の食い違いなどから、開発は難航。 ageの設定画初披露がエイプリルフールネタで行われたという奇妙なエピソードが。 【強襲歩行攻撃機】 A-6 イントルーダー 世界初の水中移動が可能な強襲歩行攻撃機。 母艦と対で一機であり、水中→上陸戦闘を行う。 A-10 サンダーボルトⅡ A-6同様の阻止能力を地上運用することを目的とされた機体。 A-6を直接陸戦型に改修するコンセプトには矛盾があり、基本フレームを流用して制御系の新設が行われた。 A-6の生産ラインを流用可能で生産性が高く、前線へ積極的に配備され、単機火力の高さから次第に評価され高い信頼を得た。 A-12 アヴェンジャー A-6以上の単独制圧能力が要求された新世代攻撃機として開発。 4基の多目的兵装庫に120mm砲、上腕部に2連装36mm砲×2と2連装重機関砲、上腕先端部に近接戦用スパイクマニュピレータという重装備を持つ。その上、専用の潜行ユニット共々F-22と同じく高いステルス性を持つ超スペック機。 しかし、複雑な変形機構や詰め込まれた先端技術から高価格化し、調達が遅れている。 「アニヲタ1よりWiki籠もり各機へ― 全機追記・修正自由! 一つ残らず書き上げろ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これマブラヴ関連の項目って分かりづらいな -- 名無しさん (2023-03-07 11 38 05) 名前 コメント
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国外への輸出向けに汎用性と拡張性に優れた戦術機の開発を進めてきたアメリカだが、G弾運用への戦略転換によって戦術機の開発自体を縮小する傾向にある。また、自国の戦術機の運用はG弾投入を円滑に進めるための地上のBETA掃討に比重が置かれており、F-22Aラプターの優れた巡航性能にもその思想が表れている。さらに対戦術機にも注目しつつあり、ステルス性能の付与といった対BETA戦での効果が疑問視される試みにも着手している。 目次 米国陸軍F-4 ファントム Phantom F-15 イーグル EagleF-15C F-15E ストライク・イーグル Strike Eagle F-15・ACTV アクティヴ・イーグル Active Eagle F-16 ファイティング・ファルコン Fighting FalconF-16C F-22A ラプター RaptorF-22A EMD Phase2 ラプター先行量産型 米国海軍F-14 トムキャット TomcatF-14Ex スーパートムキャット F-18 ホーネット HornetF-18E スーパーホーネット Super Hornet 米国陸軍 F-4 ファントム Phantom 宇宙開発用の大型MMU(Manned Maneuvering Unit=船外活動ユニット)を原型に米4軍(陸・海・空・宇宙)の共同開発機NCAF-Xが米国国防省のトライアルから選出され、1974年米軍に正式採用された人類初の戦術機。 実戦配備時に、補助兵装としてCIWS-1(65式近接戦用短刀)、CIWS-2(74式近接戦用長刀)、WS-16(突撃砲 105mm滑腔砲・20mm機関砲)を同時に採用した。 F-15Eが主力である2001年現在は全機退役し、海外へ払い下げられている。海外ではマイナーチェンジを繰り返しながら現在でも使用され、人類戦力の中核を担っている。また、アビオニクスの近代化と装甲の軽量化、跳躍ユニットの強化によって準第2世代程のスペックを持つE型がアフリカ戦線等で運用されている。 F-15 イーグル Eagle 米国軍がF-4の後継機として開発した第二世代戦術機。西側関係者には最強の第二世代機と呼ばれる傑作機。 1978年の東欧州大反攻の戦訓を取り入れて開発された。マクダエル・ドグラム社製。第三世代戦術機が制式化されつつある現在もF-4に次ぐ配備数を誇り、米軍内でも引き続き使用されている他、世界各地で輸出型あるいはライセンス生産型が使用されている。また発展性を考慮した設計的余剰が担保されているため、局地戦仕様や現地改修機など数多くのバリエーションが存在する。 F-4や帝国製戦術機とは異なり、F-15シリーズのウェポンベイ(近接戦闘用短刀や予備弾倉などを収容するスペース)は膝部装甲ブロックに配置されている。 基本的な運用思想の違いから帝国軍が長刀を装備しているのに対し、米軍機は近接戦闘装備がナイフのみとなっている。 F-15C F-15Cは初期量産型であるF-15Aに改修を加えた量産機であるが、その外見上の違いはほとんど無い。C型はF-15シリーズの中で最も機数が多い生産型で、初期型のF-15Aに比べて稼働時間の向上を中心とした改良が図られている。 F-15E ストライク・イーグル Strike Eagle F-15をベースに、兵装搭載量の増加、アビオニクスの強化、複合装甲の採用等に加え、機体構造の見直しによる統合的な改修を施した最新のE型は"ストライク・イーグル"の愛称で呼ばれており、第二世代最強の戦術機と謂われている。外観はC型と同一であるが、中身は全くの別物と言っても過言ではないため、一部では2.5世代機、あるいは準第3世代機として分類されている。 F-15・ACTV アクティヴ・イーグル Active Eagle 2001年現在運用試験が行われているF-15 イーグルの改修型。F-15を安価で準第3代世代機にアップデートするフェニックス構想に基づく、ボーニング社の概念実証機。低コストのモジュール追加とアピオニクスの換装によって機動性を強化し、対BETA殲滅能力を高めることを目的としている。 F-15・ACTV実証機は諸外国へのアピールも兼ねて、“プロミネンス計画”下に於いてアルゴス小隊にて運用評価試験が行われており、2001年初頭の段階で実用化の最終段階に至っている。 F-16 ファイティング・ファルコン Fighting Falcon ゼネラルダイノミクス社(米国)が開発した軽量第二世代戦術機。 1980年代に配備が開始された高性能第二世代機F-14トムキャット、F-15イーグルは、その性能故に調達コストが高騰し、国防予算を圧迫、予定調達数を大きく割り込ませる結果を呼び、より安価で高性能な第二世代機・F-16を誕生させた。 F-15に比べ小型・軽量故に拡張性は低いものの、各部に革新的技術を多く採用しており実戦においては、非常に高い機動性と運動性を発揮し、高い格闘戦能力を有する。 1986年、配備開始。 F-16C (画像左) 国連軍ユーコン陸軍基地では、肩部装甲ブロックと下腿部が大型化され、主に耐久性の向上と作戦稼働時間の延長が図られている。 F-22A ラプター Raptor 米国陸軍の次期主力第三世代戦術機。 ロックウィード・マーディン社製、G弾によるハイヴ攻撃との統合運用を前提として開発された機体で、ハイヴ内の戦闘よりも地上に於けるBETA制圧を最優先の任務として開発された。 配備数は少ないが、現行配備されている他の第三世代戦術機を圧倒する隠密性と機動性を持ち、戦域支配戦術機の異名を持つ。 イーグルを更に刺々しくした様なデザインが特徴で、従来のゴーグルではなく、虫のような単眼・複眼をした頭部センサーが特徴。 対戦術機戦闘を視野に入れた設計をされており、正面からの接近ですらレーダーから発見されにくいステルス性能(配置転換や移動等では味方に見つけてもらうためにノイズメーカーを装備している)、新型ジャンプユニットによる桁違いの推進力等、戦後のアメリカによる支配を考慮に入れられた機体。足底の接地樹脂ワンセットで第一世代機が買えるほどの特注品を使用している。 2001年3月にアメリカ合衆国・バージニア州ラングレー陸軍基地に、1個小隊4機が初めて実戦配備された。 2004年4月1日時点、日本帝国次期戦術機候補の中では最も優れた性能を持つとされており、米陸軍での制式採用から3年が経過している事から、信頼性の点でも実証されている。一方、候補機の中では最も高価な機体調達費用や、米国議会による武器輸出規制の対象化が不安材料となっている。 余談ではあるがクロニクル02にてグラフィックが一新。オルタ本編よりスマートな印象となっている。 F-22A EMD Phase2 ラプター先行量産型 本機は米国陸軍のATSF(先進戦術歩行戦闘機)計画で開発されたF-22AラプターのEMDフェイズ2(先行量産型)である。試作型(YF-22)で発見された欠点はすべて改修されており、実戦配備されたHRP(全規模量産型)と遜色ない機体性能を有している。低燃費高速性や高速巡航能力、高度なスタンドオフ砲撃特性などの諸要素を持ち、さらには対人類兵器戦闘を想定したステルス機能までも搭載しているため、機動砲撃戦のみならず近接格闘戦においても従来機を遙かに上回る性能を誇る。米国陸軍第65戦闘教導団「インフィニティーズ」に配備されたEMDフェイズ2のF-22Aには当時新開発された濃紺色の電波吸収塗料が使用されている。なお、HRPでは最新バージョンの濃緑色が採用されている。 F-15と100回戦って負けなしとか、F-18と200回戦って1回も負けなかったとか、とんでもない伝説(記録)を持つ。 F-16とのキルレシオは144対1。 本機には通常電子戦専用機でも無ければ装備しようとさえ思わないレベルの統合電子戦システムが標準装備されており、アクティブジャマーを駆使することで戦術機のセンサーを眩ますことができる。また極静穏モードで音も無く歩行することで、戦術機の振動音センサーに捕捉され難くしている。 跳躍ユニットには超高速巡航も可能なF119-PW-100エンジンを搭載している。 米国海軍 F-14 トムキャット Tomcat 1982年、配備開始。 空母機動艦隊を中核とした洋上展開部隊での運用を前提に、長距離ミサイル攻撃による上陸支援を主とし、中・近接制域戦闘をも視野に入れて開発された機体である。大型クラスターミサイルの運用を目的に、米国海軍機動部隊の投射戦力として開発・製造されたグラナン(現ノースロック・グラナン)社製第二世代戦術機。匍匐飛行による部隊単位の高速一撃離脱戦術を前提とするため、コクピット管制ユニットは複座型が標準仕様とされており、前席には操縦士、後席にはレーダー管制官が搭乗する。 F-14Ex スーパートムキャット イラン陸軍とノースロック・グラナン社が共同開発中の準第三世代戦術機。→F-14Ex F-18 ホーネット Hornet ノースロック(現ノースロック・グラナン)社が開発した艦載用第二世代戦術機。 F-16の稼働時間の短さに不安を持っていた米海軍がその搭載能力と稼働時間に対する運動性のバランスに目を付け改修を指示。数年を経て海軍用多目的戦術機F-18として制式採用された。 F-18の開発はノースロック社だが、生産は海軍の意向によりマクダエル・ドグラム(現ボーニング)社が担当した。 第2世代機としてはF-15に次ぐ性能を持っている。 F-15よりも安価であり、F-16よりも汎用性が高いため輸出用としても需要が高く、オーストラリアなどの国々に配備されている。 1987年、配備開始。 F-18E スーパーホーネット Super Hornet (写真右) F-18にマクダエル・ドグラム社が大規模改修を加えて開発した強化改修型。第2.5世代戦術機に当たる。 原型となったF-18ホーネットからは、頭部モジュールの前後ストレッチによるセンサー収容容積の拡大と各種アビオニクス刷新による電子装備強化の他、肩部装甲ブロック両端へのサイドスラスター増設、腰部装甲ブロック及び下腿部の延長と大型化による防御力強化と稼働時間延長など、全面的な強化改修が図られている。機体の大型化に伴い、兵装搭載能力なども強化されている。 1994年の正式配備開始以来米国海軍母艦戦術機部隊、及び海兵隊戦術機部隊の中核を為してきたのみならず、F-15Eに並ぶ優秀機としてマクダエル・ドグラムの主力製品となり、性能の割には安価な戦術機として、大東亜連合、オーストラリア、アフリカ諸国にも導入されてきた。E型は海兵隊用の機体である。 国連軍ユーコン陸軍基地では、大東亜連合所属部隊が連合独自の第三世代機開発の基礎研究を行っている。
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■ 戦術機の兵装 ■ 基本的に戦術機の兵装はステータスチェックが自動化されており、武装側コンピューターがその武器のステータスを常にモニターしている。火砲であれば砲身過熱防止用の自動制御システムや、長刀であれば耐久値等を知らせるシステムなども武装側に搭載されている。したがって、何らかのエラーがあれば即座に警告され、仮に壊れた武装を拾っても、機体側で「はねる」仕組みとなっている。(横浜基地防衛戦ブリーフィングなどで説明されている)ただし衛士側で意図的に使用したい場合は設定変更も容易である。(イルフリーデの試験の際、MK57を始めとするあらゆる自動制御装置が解除されている) 突撃砲 弾種 近接戦用長刀 近接戦用短刀 可動兵装担架システム 追加装甲(盾) ミサイルコンテナ 跳躍ユニット 潜航ユニット 試作1200㎜超水平線砲 1200mm Over The Horizon CANNON 試製99型電磁投射砲 EML-99X試製99型電磁投射砲用バックコンテナ S-11 SD-SYSTEM (SELF-DESTRUCTION-SYSTEM) 近接戦用固定装備スパイク・ベーン ブレードエッジ装甲 モーターブレード 大型モーターブレード 殲撃10型の近接戦用固定武装 リアクティブアーマー EF-2000の近接戦用固定武装 00式近接戦闘用短刀 CIDS-Mk1 ジャベリン 近接戦用スパイクマニピュレーター その他複合センサーポッド センサーB 対レーザースモークマブラヴ ディメンションズの近接戦闘武器 日本 米国 欧州 ソ連 統一中華戦線 突撃砲 小型種BETAの掃討を想定した機関砲と多目的大口径砲を組み合わせた戦術機サイズの銃器。戦術機の主兵装。射撃時に戦術機の腕にかかる負担を抑えるため、大口径砲には無反動砲の原理を採用し初速を抑え反動を軽減するようにしている。その一方で速力が必要なAPCBCHEやAPFSDSなどの砲弾には、発射後にロケット推進で速力を増す補助加速装置を複合したものを採用したことで装甲貫徹力と射程を確保している。 87式突撃砲 日本帝国及び在日国連軍所属戦術機の主兵装。36㎜チェーンガン(36㎜突撃機関砲 RG-36)と120㎜滑腔砲(GG-120)が一体となっている。36㎜弾倉は副腕(サブアーム)による自動交換。背部兵装担架からの射撃も可能で、最大4つの突撃砲で弾幕を展開する事も出来る。帝国軍戦術機の主兵装である87式突撃砲は、基部の36㎜チェーンガンシステムと、その前上部にマウントされた120㎜滑腔砲ユニットによって構成されている。120㎜砲モジュール最上部には装弾数6発の弾倉が装填されており、砲弾の選択は主腕による弾倉交換が必要である。後上面にあるブロックモジュールは2000発の装弾数を誇る36㎜砲弾倉であり、その驚異的な装弾数は国連軍規格の特殊形状ケースレス弾によって実現されている。なお、前上部は任務に応じたモジュールへの換装が可能となっている。一般的な突撃砲とは36mm弾の給弾方法が大きく異なり、弾倉を銃身と水平に装着する。銃本体と一体化するため弾倉の突起がない分、取り回しに有利となっている。また他の国の弾倉であっても使用可能(詳しくは下記支援砲を参照)120㎜砲弾の種類のついては別項参照。不知火の場合、120㎜砲弾倉は腰部装甲ブロック上面のスロットに格納される。ULでは装弾数が36㎜1400発、120㎜10発だった。(全年齢版では修正済み)デザインは日本帝国が欧州兵器メーカーと水面下で繋がっているという設定で、FNP90をイメージしている。 87式支援突撃砲 87式突撃砲に120㎜滑腔砲ユニットの代わりにロングバレルユニットを取り付けて有効射程をのばした狙撃用装備。通常より高精度の砲撃が可能。打撃支援(ラッシュ・ガード)担当と、砲撃支援(インパクト・ガード)担当の戦術機が装備する。戦術機のポジションの都合上単発発射描写が多いが、モード選択が可能で、連射も問題なく行える。また、突撃砲グリップ後部には通常型弾倉のための弾倉挿入口がありそこからも給弾出来る方式になっている。これは上記の突撃砲も同様だと思われる(本体そのものは一緒であるため) AMWS-21 戦闘システム F-15やF-22Aといった、米軍戦術機が装備する主兵装。36㎜突撃機関砲(チェーンガン)と120㎜滑腔砲、射撃目標との距離を計測し戦術機のFCS(火器管制装置)に情報を転送するためのレーザー測距装置を一体化し、搭載している。銃把よりも後方に薬室があるブルパップ方式で、デザインはイスラエル系企業が米国に移っているという設定で、TAR-21"タボール"をイメージしている。36㎜弾はケースレス弾になっており、射撃時に薬莢が燃え尽きるようになっているため排莢は行われない。弾丸は国連軍共通仕様。マガジンには給弾不良を防ぐため、上部及び底部にコンベアー式の給弾動力が搭載されており、突撃砲からの給電で動作し、次々と弾帯を送り出すようになっている。120㎜砲はモジュール化されており、任務によって別の兵装に交換可能である。AMWS-21では射程が3000m以上に達しているが、当然ながら遠距離になるほど命中率や装甲貫通力は低下する。AMWSとはAdvancedMultipleWeponSystemの略であり、日本語に直訳すれば先進型多目的兵装であろうか。帝国製の不知火とはマッチングが良くないとされている。 AMWS-21 戦闘システム支援突撃砲 120mmのモジュールをロングバレルモジュールに換装したもの。TEではシャロンやキースが使用している想定との事で、WS-16や、他の突撃砲も支援突撃砲に換装できる。デザインイメージ)ソースはバレットXM500。大人の事情で泣く泣くカットされてしまった。TE漫画版「ライジング」ではステラがF-15Eでこれを使用しており、陽の目を見た形である。 WS-16 突撃砲 1974年、F-4 ファントムの実戦配備に伴い、主兵装として同時に採用された初の戦術機用突撃砲。 WS-16A 20㎜機関砲と105㎜滑腔砲を組み合わせた最初期の戦術機専用突撃砲。 WS-16B 威力不足を指摘されたA型に対し、機関砲口径を36mm、滑腔砲口径を120mmに換装した高火力モデル。 WS-16C B型に信頼性向上のための改修が施されたマイナーチェンジ版。米軍第1及び第2世代機の主力装備であったが、AMWS-21の実用化に伴い米国での製造は終了している。しかし、2001年時点でも米軍内部の一部の機体やF-14EXなど他国では使用され続けている。 WSd-16C 東ドイツでのライセンス生産型。 XAMWS-24 試作新概念突撃砲 (Advanced Multiple Weapon System) YF-23 ブラックウィドウⅡ用に試作された突撃砲。一般的な36㎜チェーンガンと120㎜滑腔砲の組み合わせに加え、バヨネット(銃剣)やスパイクを装備し、近接格闘戦を主眼に設計されている。AMWS-21に比して、弾倉の砲弾数は36㎜で約30%、120㎜で約20%増加している。 A-97突撃砲 F-4標準装備のWS-16Cをソ連陸軍が再設計した戦術機専用の兵器システム。36㎜チェーンガンと120㎜滑腔砲の組み合わせと同様、砲弾の仕様は国際共通規格に準じている。実銃のグレネードランチャー付OC-14ライフルと酷似しているが、詳細は不明。 82式戦術突撃砲 (WS-16C改) 米軍の旧式突撃砲であるWS-16Cを改装した戦術機突撃砲。統一中華戦線で使用されている。近接戦での取り回しを重視してストック部分の長さを短く切り詰めているため、WS-16Cにくらべて銃身バランスが悪化し命中精度が多少低下している。 GWS-9突撃砲 西独軍の戦術機が使用する突撃砲。EF-2000 タイフーンとあわせ、1996年に制式採用された。従来のWS-16C改造型よりも20%以上小型かつ軽量で、信頼性も優れていた事から、国連欧州方面軍の制式装備として採用された。G-36をイメージしてデザインされている。 FWS-G1突撃砲 フランス陸軍のラファールが装備する突撃砲。EF-2000が装備するGWS-9よりコンパクトな形状をしている。米国のAMWS-21を参考に開発された。 ラインメイタル Mk-57中隊支援砲 ドイツのMG3汎用機関銃をイメージしてデザインされた戦術機用の支援重火器。内陸部への侵攻時、BETA群に突入する戦術機部隊を支援するために開発された。戦術機が携行する大口径支援砲は欧州各国軍の標準採用している装備であり、MK57の他にも220㎜から105㎜砲弾に対応した数種が存在する。これら大口径支援砲はBETA大戦中期に壊滅した戦車や自走砲の代用であり、機動性や地形に影響されない展開の迅速性は装軌車両の比ではなく、機甲部隊の揚陸が可能な大規模作戦─────来るべき欧州大反攻に於いても運用が想定されている。 欧州連合軍が独自に装備する57mm中隊支援砲。グレートブリテン防衛線の傷が癒えつつあった欧州連合は、大陸奪還を次なる目標と定め軍備再編計画を立案。殊に大陸で全滅した戦車や支援装機車輌に代わる各種支援砲の開発を急ピッチで進めた。それらは機甲部隊を失った欧州連合の掲げる新構想――戦術機のみで構成された即時展開打撃部隊"オール・TSF・ドクトリン"の実現に必要不可欠な兵器群であり、その中核を占めるMk-57は、戦術機単体による携行・運用を前提とした直接打撃・間接支援双方に対応可能な汎用砲として発注され、96年、西ドイツ兵器メーカーの雄・ラインメイタル社によって実用化された。散弾・多目的運搬砲弾も使用可能な57mm砲弾を最大120発/分で射撃可能な本砲は、要撃級、戦車級BETAの制圧に極めて有効であり、97年配備開始以降、打撃支援、砲撃支援用の兵装として定着し、日本帝国を始めとする数十ヶ国が導入を検討している。 02式中隊支援砲 2002年に日本帝国軍で制式採用されたMk57中隊支援砲。日本帝国軍は1998年のBETA日本侵攻以来本土防衛を主任務としており、常に海岸が近く水上部隊の投入や砲部隊の揚陸展開も容易であったことからMk57の導入意義が薄く、検討もほとんどされてこなかった。しかし、2001年の甲21号作戦の成功により日本本土からBETAの脅威を排除し、続く2002年初頭の桜花作戦の成功によって大陸反攻、すなわち内陸部での作戦活動が視野に入ってきたため、2002年前半に急遽導入が検討され始め、2002年末には異例の迅速さで制式採用が決定された。あまりに急速な採用決定のため、かねてより噂されている日本帝国から欧州連合への戦術機技術供与の交換取引ではないかとの声もある。2003年には鉄原ハイヴ攻略作戦で不知火弐型の実戦運用試験部隊「スクルド中隊」がこの支援砲を装備し、「光線級を避け、安全かつ高速に移動できるハイヴ内を通過して敵集団の内側に回り、後方から砲打撃を加える」という新戦術が試された。 GAU-8 Avenger A-10 サンダーボルトⅡに装備されているジネラルエレクトロニクス社製36㎜ガトリングモーターキャノン。肩部装甲ブロック両端の基部が垂直軸で旋回、砲機関部が水平軸で旋回する事で、後方や真下など広範囲な攻撃が可能。砲弾はケースレス弾を使用し、弾帯は肩部装甲ブロック内を通されている。両肩部上面に搭載された大型弾倉は強制排除が可能。 弾種 36mm、120mmともに国際共通規格となっており、形さえ合えば他国の弾倉であっても使用可能となっている。(極端だが米軍突撃砲にソ連の弾倉という形でも弾倉形状さえ合っていれば問題ない) 36㎜砲弾 劣化ウラン貫通芯入り高速徹甲弾(HVAP弾) 36㎜チェーンガンなどに使用される通常砲弾で、小型種はもちろん、弱点を狙えば要塞級以外の大型種に対しても十分な威力を発揮する。世界共通規格のケースレス弾となっており、射撃時に排莢は行われない。 曳光焼夷弾(TRACER弾) 1970~80年代の対BETA戦では、戦域データリンクシステムが稼働していない状況で、夜間戦闘を想定して装備されていた。だが、データリンクシステムが戦術機に搭載された2001年の段階では、他の味方(特に歩兵など)に対する視覚的な配慮や警告的な効果が重視されている。 120㎜砲弾 劣化ウラン貫通芯入り仮帽付被帽徹甲榴弾(APCBCHE弾) 比較的貫通できる個所を狙って要撃級などの大型種を一撃で仕留めたいときに使用される。発射後にロケット推進による補助加速が行われる事で、初速を上昇させ装甲貫徹力を向上させている。 装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS弾) 高い貫通力を発揮する120㎜砲弾で、突撃級や要塞級といった大型種の固い装甲を貫通させたいときに用いられる。上と同じく初速を上昇させるためにロケット推進を採用している。 キャニスター弾(CANISTER弾) 120㎜砲に用いられる散弾。発射された砲弾が空中で分散して、無数の小さな弾が広範囲にばら撒かれる。主に密集する小型種BETAに対して使用される。高速力を必要としないためロケット推進ではない。 粘着榴弾(HESH/HEP弾) 弾頭部分が対象物にへばり付くように潰れてから起爆する。ホプキンソン効果によって目標内部が飛散して、内部に打撃を与える。こちらも速度を必要としないためロケット推進ではないが、一方で運動エネルギーを利用しない弾種であるため遠距離目標に対してもある程度有効である。小型から大型まで万能に応対したいときに使われる。 近接戦用長刀 74式近接戦闘長刀 P.B.Blade 日本帝国及び在日国連軍が使用する近接戦闘用の片刃型長刀。米国呼称はCIWS-2A。通常時は戦術機の背部ウェポンラックに固定されている。スーパーカーボン製で、突撃級の外殻から武御雷の装甲まで斬れる。F-4戦術機導入の際、帝国軍の要求仕様として米国メーカーに受注され、1974年に納入・ライセンス生産が開始された。しかし、肝心のF-4本体は配備優先順の繰り下げで納入されなかった。基地には74式長刀と65式短刀という「人類に扱えない巨人の刀物のみが納入される」という異常事態に陥り、軍事関係者の対米不信は頂点に達することになってしまった。この長刀は示現流を参考に開発されており、機体を「一本の刀」に見立てている。そのため他の国の衛士ではなかなか使いづらいものになっている。(実戦経験があるならば話は別であるが)篁唯依中尉の父親が設計者。「機体を一本の刀に見立てる」という発想は、ハイネマンにとってとても斬新な発想だったようで、後の彼の戦術機開発にも影響を与えている。完成した際、開発チームには記念としてスーパーカーボン製の懐中時計が贈られている。(ゲーム版TEより) XCIWS-2B 試作近接戦闘長刀 (Close In Weapon System) YF-23は米軍機としては極めて異例な、近接戦闘長刀を標準装備とする。YF-23不採用に伴い制式採用を逃した。帝国軍の74式近接戦闘長刀(CIWS-2)製造の技術を流用しており、74式長刀に比べよりソリッドなブレード形状になっている。| 77式近接戦用長刀 殲撃10型が装備する長刀。帝国の長刀と大きくイメージの異なる幅広な先端はトップヘビー型とも称され、その形状は"柳葉刀"を模した形状になっている。帝国のそれと異なり刀の自重で敵を切断する方式が取られていると思われる。また、東ドイツに輸出もされているが、その重さ故にF-4等では機体重量が増すため回避行動が行えない等の障害もあり、使い手は極少数だった。日本の74式長刀と比べると切り返しの速度は遅い。これは基本的に一撃必殺を行うための設計故である。なお、小型機(F-16シリーズ)がこれを装備する場合、相対的な打撃力不足を補うためのものである。(TEより) BWS-8 Flugelberte (Blade Wepon System type8) 西独軍が採用するハルバートタイプの長刀(ただ、形態はハルバードというよりはバルディッシュに近い)。西独軍での愛称はフリューゲルベルテ。全長10m近くという大型であり、かつトップヘビー構造であるため、近接兵器随一の攻撃力を誇る。 ハルバートの他、クレイモア、グラディウスなどの独自装備が開発されている。 BWS-3 GreatSword (Blade Wepon System type3) 英国軍が正式装備とする大剣(グレートソード)型の近接戦闘長刀。アメリカのCIWS-2Aを元にして斬撃よりも機動打突戦術を重視した設計となっている。その攻撃力は凄まじく"要塞級殺し"(フォートスレイヤー)などの異名で呼ばれ英軍突撃前衛の象徴として多くの部隊章の意匠に採用されているが、その重量は未熟な衛士にとっては徒となるケースが多かった。| 2000年のEF-2000配備に伴い、英国軍の対BETA戦術は近接機動砲撃戦へと転換され、「直接打撃装備は機体固定兵装を以って十分」という判断から生産打ち切りとなり、以降は主に戦術機の実戦部隊への引渡しや観閲式などの式典用兵装として運用されている。だが、熟練衛士の評価は依然高く、前線では未だに運用を続けている部隊が数多く存在する。 伊軍の近接戦闘装備 イタリア軍の近接戦闘装備はナイフとフォークの形をしているとの噂がある。 フォルケイトソード (FalcateSword) フランス陸軍のラファールが装備するトップヘビー型近接戦用長刀。先端が鉤爪状に湾曲した、非常に特徴的な形状をしている。直状刀では中型BETA種の頑強な装甲殻や前腕に斬撃を阻まれてしまうケースがあるため、刀身が障害物に接触しても先端部が本体に届くよう設計されている。実際は鎌型ではないが、ラファールの攻撃的な外観も相まって仏軍衛士からはフォウ(Faux:大鎌)、他国衛士からはデスサイズ(Deaths Scythe:死神の鎌)などの俗称で呼ばれている。日本以外の国では長刀は基本的に関節などの損耗が74式以上に激しく、74式以上の長時間戦闘は不可能な模様。これは、機体とのバランスが考慮されておらず、攻撃能力に特化したのも原因であると考えられる。74式の設計がいかに優れていたか伺える。 近接戦用短刀 65式近接戦闘短刀 P.B.Knife 日本帝国及び在日国連軍が使用する近接戦闘用のナイフ。 吹雪・不知火前腕部にあるナイフシースに格納されている。1秒弱で展開伸長する副腕によって主腕マニピュレータに装備される。副腕の展開角度は非常に広く、左右いずれのマニピュレータにも装備可能である。1965年、帝国航空宇宙軍が自軍所属の大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフを制式採用した(65式多目的切削刀)。F-4戦術機導入の際に、65式近接戦用短刀と改称され、補助兵装として採用された。 {武御雷 にも装備されており前面スカート部に格納されている。 米軍の近接戦闘短刀 F-15は膝部装甲の両側に1振ずつ最大4振、F-22Aは膝部装甲の突端に1振ずつ計2振が格納されている。F-15・ACTVのHUDには『type64 knife』と表示されている。F-16も膝部にナイフシースを装備し、左右1振ずつ格納される。短刀装備の所要時間という点こそ副腕展開型に劣るが、部品点数の少なさや単純化された構造により整備性と信頼性で勝っている。F-15の兵装格納モジュールには短刀の他、突撃砲の各種予備弾倉等も収納可能である。 CIWS-1A 近接戦闘短刀 65式近接戦闘短刀。 制式番号がCIWS-1⇒CIWS-D1⇒CIWS-1Aと変遷中。 CIWS-1B 近接戦闘短刀 F-22膝部に収納されている折りたたみ式短刀。兵装としての強度は固定式に劣るが、これは収納容積の節約が重視された他、「F-22が近接戦で短刀を使用しなければならない状況はほとんど現出しない」という運用思想が色濃く反映された結果である。こちらもCIWS-D2⇒CIWS-1Bと忙しない。不知火・弐型の前腕部ナイフシースにも格納可能。 XM-9 試作突撃砲装着型短刀 YF-23の突撃砲に装着されている短刀。 大型近接戦短刀 YF-23は両上腕部(前腕?)外縁のウェポンコンテナに各2振ずつ近接戦用短刀を収容するが、大型近接戦短刀を左右1振ずつ収容することも可能である。またYF-23のコンテナ部分は規格さえ合えばソ連のモーターブレードや、欧州のスーパーカーボン製ブレードも装着可能である。 ソ連軍の近接戦用短刀 MiG-21、MiG-23、MiG-27などのソ連製戦術機は前腕部外縁にナイフシースがマウントされている。 特にMiG-27はナイフシースが大型化され、刃渡りの長いマチェットタイプの短刀を装備する。 インド軍の近接戦用短刀 グリップガードにも刃が付いている凶悪仕様。オルタ本編でカットされた桜花作戦時の対ハイヴ陽動戦でインド軍所属戦術機が使用する予定であった。画像はラフ。 } 可動兵装担架システム 「可動兵装担架システム」とは、戦術機の兵装や追加装備を携行させるために開発されたサブアームシステムの総称であり、各種兵装に対応したマウントアタッチメントに換装することで、長刀や突撃砲の他、各種コンテナなどの多彩な装備を可能する。また自動制御による補助攻撃を行うなど、戦術機運用の柔軟性を飛躍的に高める装備である。その基部となる可動モジュールは動力源(電力)こそ機体に依存するが、独自の駆動系や関節、伸縮機構を備えており、第三、第四の腕と言っても過言ではない。しかしガンマウントでの射撃精度は主腕マニピュレータに劣るため、背後への攻撃や火力の補強のための使用が多い。 74式可動兵装担架システム ブレードマウント ガンマウント 帝国軍戦術機の背部に、通常2基装備される。搭載装備の形状に合わせ、数種の仕様が存在しているが、主に長刀用、突撃砲用に大別する事ができる。二重関節跳ね上げ式の長刀用に対し、伸縮展開式の突撃砲用は“もう一本の腕”と言っても過言ではなく、自律制御によって後部や上部への砲撃が可能となっている。。ガンマウントには弾倉交換用の補助腕が装備されている。この補助腕は日本機のみのようで、特殊な形状の弾倉を扱うがために開発されたようだ。帝国からの要求仕様で近接戦闘用長刀(74式近接戦闘長刀)を装備するため、米国メーカーが開発し、1974年に近接戦闘用長刀と同時に納入され、ライセンス生産が開始された。TEでは長刀部分をロッキングボルトで固定している。長刀装備時はボルトを爆破して強制開放し、火薬式ノッカーにより長刀そのものを跳ね上げる。その勢いを利用して、長刀を素早く振り上げることができる。 + 74式詳細 YF-23の可動兵装担架システム YF-23の可動兵装担架システムは、他の戦術機と異なり肩部装甲ブロックにマウントする方式が採用されている。兵装担架を両肩に備え従来の背にも予備が装備できる。長刀と突撃砲で外見の違いは見受けられない。A-3では監修漏れのため、兵装担架が片側一基ずつになってしまっているが、プラモデルの方では片側二基ずつちゃんと再現されている。 Б-87可動兵装担架システム ソ連軍のБ-87可動兵装担架システムは、肩越しに兵装を渡すオーバーワード方式を採用している。同方式の利点は、アーム展開の際に障害となる主腕や機体などが存在しない上方に展開するため、衝突回避制御が非常に容易であり、整備性も高いという点である。逆にダウンワード方式は高度な制御技術が要求される反面、障害となる機体の各モジュールが展開時の空間を確保する遮蔽物として機能するため、近接格闘戦、特に戦車級の取り付きや、死骸の飛散が発生する混戦状況での換装に於いては、信頼性の面で有利とされている。 統一中華戦線の可動兵装担架システム 突撃砲を装備するガンマウントと長刀を装備するブレードマウントが存在する。 FN94 兵装担架システム フランス陸軍のラファールが装備する可動兵装担架システム。ガンマウントとブレードマウントが存在する。余談だがA3のラファールにて、初めてガンマウントの展開機構が再現された。(今までは差し替えで再現) 追加装甲(盾) 耐弾性の向上を目的とした追加装甲(盾)は、一般的な装備のひとつである。ただし、第二世代以降の戦術機は敵の攻撃を回避することを第一としているため、装備しないケースも多い。 92式多目的追加装甲 マニュピレータで保持する防盾。耐熱対弾複合装甲材で形成され、対レーザー蒸散塗膜加工が施されている。戦術機は高い機動力を活かしての攻撃回避が主となるが、密集戦のため十分な回避行動が取れない状況下や、多目的自律誘導弾システムを搭載することで機動力が低下する制圧支援の際に使用される。下部稼動部を直角に展開し、打突武器や土木作業用ドーザーブレードとして使用することも可能。 打突用武器としてのリアクティヴアーマー(写真右)。盾の表面部には六角形の指向性爆薬が搭載されている。密集した戦車級BETAを排除する際に有効であると同時に、敵を殴打する際に起爆することで効率的にダメージを与えることが出来る。だが爆薬搭載数の軽減と、打突攻撃時に追加装甲自体にも損傷が出るため、破棄を前提として使用する事となる。 統一中華戦線の増加装甲 バックラー型の近接戦用増加装甲が存在する。 スペイン軍の増加装甲 戦突型多目的増加装甲。いわゆるスパイクシールド。 東ドイツ軍の増加装甲 「DS-3多目的追加装甲」"シェルツェン" 装甲下部にブレードを装備し、近接戦でも威力を発揮する。またリアクティヴアーマーも装着可能で、1980年代の戦術機にとっては命綱の装備。西独軍のツェルベルス大隊でも使用者が存在する。また、下部のスパイクを地面に打ちたて柱とすることで、急旋回にも使用された。単行本にて名前が修正された。なお、DS-3~と続くほうが正式名称のようである。 ミサイルコンテナ 92式多目的自律誘導弾システム 吹雪・不知火の両肩に装備されるミサイルランチャーとレーダーユニット。武御雷はミサイルランチャーの基部を変えることで搭載自体は可能であると思われる(下記の米軍システムがそれである。実際に使うかは不明)。多目的自立誘導弾システムは、米国が開発した戦術機搭載用制圧兵器である。日本帝国や欧州を始め世界各国で運用されている。本システムは、AL弾を始めとする各種弾頭ミサイル発射用コンテナと、制御用のアクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーで構成される。コンテナより射出されたミサイルは戦術機から転送された情報に従って飛翔し、光線属種による迎撃を回避するため、それぞれ不規則に軌道を変えながら目標を追尾。その後、赤外線による終末誘導で目標に向かう。機種に対応した基部に交換する事で、多くの第2・第3世代機で運用可能となっている。コンテナへ搭載する制約上、装弾数と弾頭サイズに制限があり、瞬間火力に於いては自走ロケット砲車両には及ばないが、機動力を保持したまま制圧支援が可能であるというメリットは大きい。 ALMランチャー 92式多目的自律誘導弾システムの弾頭がAL弾の場合、こう呼ばれる。制圧支援担当の戦術機が装備する。 アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー(レーダーユニット) ミサイルランチャーとセットで使用される追加装備。目標を補足してミサイルに目標情報を送り、ミサイルの中間誘導を行うための装備。目標を識別し、飛翔ルートを計算・プログラムしてミサイルに転送する役割を持つ。戦術機に搭載されるレーダーよりも高い目標識別能力がある。不知火および吹雪では、肩部装甲ブロック側端のハードポイントに装備する。 ミサイル 多目的自立誘導弾システムで使用されるミサイルで、射程は約4000m。弾頭部にあるレンズはシーカー(探査装置)で、夜間や光量が少ないハイヴ内でも使用できるよう赤外線(IR)タイプが使用されている。ミサイル外殻部が展開することで、姿勢制御フィンになる。 ミサイルコンテナ 16基のミサイル発射管が互い違いに配置されている。発射方式はホット・ランチ(コンテナ内でロケットを点火する発射方法)を採用しており、発射の際にミサイルの発射炎によってコンテナ内部が損傷する。そのためコンテナは基本的に使い捨てであり、補給時にはコンテナごと交換する形となる。 AIM-54 フェニックス Phoenix F-14で運用する前提で設計された大型長距離誘導弾システム。揚陸部隊の上陸に先立ち、水平線や地形などの遮蔽物を盾に光線級の射程範囲外から制圧攻撃を加える目的で開発された。弾体自体が一種の巡航ミサイルであり、GPSと地形照合による自律誘導によって目標に到達するため、完全な打ちっ放しが可能である。目標上空でミサイルは分解し、広範囲に子爆弾をばら撒く事で面制圧を行う。一般にフェニックスと呼ばれるこのシステムは、肩部装甲ブロックに装備するランチャーポッドと、ポッド1基当たり最大で3発搭載可能な大型クラスターミサイルで構成されている。中隊単位の集中運用により、光線属種を含む旅団規模のBETA群に大打撃を与えることが可能であるが、高度な精密誘導装置を内蔵したミサイルを始め、システム全体の運用コストが非常に高い点がネックである。F-14の退役に伴いフェニックスは製造を打ち切られたが、F-14とコンセプトを同じくするソ連のMiG-25/31及びその更新機であるSu-32によるライセンス生産型の運用は続いている。 統一中華戦線のミサイルコンテナ 制圧支援が装備するミサイルコンテナ。形状・用途は不明。 EUのミサイルコンテナ レイン・ダンサーズで後衛のトーネードが使用。形状は帝国の92式多目的自律誘導弾システムと同一で、どこに着いていたかは不明だがレーダーユニットと併用するのも一緒。米国開発のため規格は日本帝国のものと同一の可能性が高い。 MGM-140 ATACMS 米軍装備のミサイルコンテナ。正式名称「戦術ミサイルシステム」基本的なシステムは一緒ではあるがコンテナの形状が違う。レーダーコンテナは肩部装甲前面、かつミサイルコンテナの真下に搭載されている。画像のように湾曲装甲にも対応したオプションが存在する。TEのテロリスト達も使用しているため、米軍の基本装備のうちの一つだと思われる。 多目的兵装庫 A-6の肩部副腕に支えられた兵装モジュール。120㎜滑腔砲や多目的ミサイルランチャーの他、偵察用多目的ポッドの搭載など、任務内容に応じた柔軟な対応が可能となっている。A-6は2基、A-12は4基の多目的兵装庫を装備できる。 跳躍(ジャンプ)ユニット 基本的に化学反応による燃焼で即推進力を得るロケットエンジンと燃費の良いジェットエンジンを単一ユニットとして複合したハイブリッドエンジンである。緊急時など瞬間加速が必要な際に内部構造が変形し、内部に密室を構成しそこでロケット燃料を燃焼爆発させジェットエンジン排気と共にスラスターノズルから排出することで高出力だが持久力に乏しいロケットエンジンと効率はいいが出力の変動にタイムラグがあり最大出力に劣るジェットエンジンの双方の弱点を補いつつ加速性と燃費向上を両立した。(*1)また、その構造を実現するためや宇宙開発における技術向上で生み出された超耐熱単結晶合金技術を機関部に採用したことで、ジェットエンジン単体も既存のものより遥かに高い推力を得ることが可能とている。跳躍ユニット自体は懸架フレキシブルアームによって機体の後腰部に接続され独立稼働させる事ができ、推力変更ノズルやユニットのスタビライザー等と共に有機的に統括制御することで細かい機動制御を行う事が出来る。この懸架フレームが足に直接装着されるか、腰部モジュールに接続されるかは機体による。第一世代機では足に直接装備が多く、以降では殆ど見られない。唯一の例外が零式武御雷である。また、緊急時はパージすることが可能。 91式噴射跳躍システム 帝国軍第3世代戦術機に採用されている跳躍ユニット。跳躍ユニットは本体とのバランスを前提に設計されているため、元来他機種との互換性はないのであるが、帝国軍はパーツ流用を前提に設計を行うことで、これを可能とした。不知火・弐型に装備されているものは、エンジンを大出力のジネラルエレクトロニクス製F-140に換装されている。陽炎・改では、跳躍ユニットを換装することで性能向上を図る試みがなされている。 F-15・ACTVの強化型噴射跳躍システム 追加スラスター F-15・ACTVに装備されている大推力ジャンプユニットと背部に追加装備された推力ユニット。 追加スラスターにはウェポンラックも装備されているので、従来の装備を損なうことはない。搭載エンジンは共にプラッツ ウィットニー114wb。 可変翼機構 F-14の跳躍ユニット 米海軍のF-14、ソ連のMiG-23/27、EUのトーネードは、跳躍ユニットに可変翼機構を採用しており、これにより高い運動性能を発揮する。 F-14の可変翼機構実機のF-14は主翼角度を変えられる可変後退翼であるが、こちらは跳躍ユニットと翼とがなす角度、航空機で言うところの上反角/下反角を制御する。 自爆攻撃(スーサイドアタック) 自決装置(SDS)が装備されていない米軍所属機でも、跳躍ユニットを暴走させることで自爆が可能。アニメTEにて、F-16が実行。 跳躍ユニットのエンジン一覧 メーカー名 エンジン名 搭載機種名 ジネラルエレクトロニクス FE79-GE-2A F-4 ファントム F-11 タイガー FE79-GE-9A A-10 サンダーボルトⅡ FE79-GE-17A F-4E ファントム FE85-GE-15 F-5 フリーダムファイター ミラージュⅢ トーネードIDS J-35 ドラケン クフィール FE85-GE-21 F-5E タイガーⅡ トーネードADV JA-37 ヴィッゲン FE110-GE-129 F-16XL FE110-GE-400 F-14 トムキャット F-14Ex スーパートムキャット YFE120-GE-100 YF-22 N22YF 試作2号機 YF-23 PAV-1 試作1号機 スパイダー FE140-GE-100 XFJ-01a 不知火・弐型 試作1号機 FE404-GE-400 F-18 ホーネット F-CK-1 経国 ミラージュ2000改 JAS-39 グリペン X-29 FE412-GE-400 A-12 アヴェンジャー FE414-GE-400 F-18E スーパーホーネット プラッツ ウィットニー FE100-PW-100 F-16 ファイティング・ファルコン ラビ FE100-PW-200 F-15C イーグル FE100-PW-220 F-15E ストライク・イーグル FEb114-PW-100 F-15・ACTV アクティヴ・イーグル FE119-PW-100 F-22A ラプター F-22A EMD Phase2 ラプター 先行量産型 YFE119-PW-100 YF-22 N22YX 試作1号機 YF-23 PAV-2 試作2号機 グレイゴースト FE133-PW-100 XFJ-01b 不知火・弐型 試作2号機 FE135-PW-600 F-35 ライトニングⅡ 不明(*2) FE79-FHI-17A 77式 撃震 82式 瑞鶴 FE100-FHI-200 89式 陽炎 FE108-FHI-220 94式 不知火 FE108-FHI-220E 97式 吹雪 FE108-FHI-223 00式 武御雷 Type-00C FE108-FHI-225 00式 武御雷 Type-00A 00式 武御雷 Type-00F 94式 不知火・壱型丙 FE108-FHI-227 00式 武御雷 Type-00R 不明(*3) K-13-300 Su-15 K-15BD-300 MiG-25 スピオトフォズ K-25-300 MiG-21 バラライカ J-8 殲撃8型 K-35-300 MiG-23 チボラシュカ MiG-27 アリゲートル 不明(*4) KD-36F MiG-31 ブラーミャリサ 不明(*5) KD-33 MiG-29 ラーストチカ 不明(*6) ALS-7F-2 Su-11 ALS-31 プロジェクト1.42/1.44 Su-27 ジュラーブリク J-11 殲撃11型 ALS-31E J-10 殲撃10型 ALS-37F Su-37 チェルミナートル ALS-37FU Su-47 ヴェールクト 不明(*7) S53-P2 ミラージュ2000 S88 ラファール アエロジェット AJ200 EF-2000 タイフーン 不明 Mk45 HWWJS(*8) A-6 イントルーダー 81式 海神 潜航(サブ)ユニット 81式潜航ユニット 崇潮級強襲潜水艦。海神の長距離移動用の潜水母艦であり、上陸直後の火力支援を担当する支援兵器プラットフォームでもある。海神を分離した後は海上に浮上し、艦隊に装備された各種対地兵器での火力支援任務を行う。 ソードフィッシュ級 水陸両用戦術機A-6 イントルーダーの長距離侵攻を支援する中型潜水艦。 概念的にはA-6の「跳躍ユニット」と表現するべき支援兵器である。 艦首に1機のA-6を搭載可能で、上陸地点に近づくまでは潜水艦の動力を使用することにより、戦術機の稼働時間を温存することができる。 A-6分離後は艦に装備されているロケット弾やクラスターミサイル等の対地兵器による上陸支援を行う。 ロサンゼルス級 海中での稼働時間向上を図った原子力推進型の支援潜水母艦。 ソードフィッシュ級より一回り大型化、A-12 アヴェンジャー同様の露見対策が施され、徹底した整流処理や新開発の磁力型水流推進システム、原子力機関の採用によりほぼ無音での無補給長期巡航が可能となっている。 なお、主機の原子力化は上陸支援用電磁投射砲の装備を前提とした仕様でもあったが、電磁投射砲の開発の遅れにより76㎜速射砲が暫定採用されている。また、副兵装として12連装ミサイル垂直発射装置を1基搭載している。 試作1200㎜超水平線砲 1200mm Over The Horizon CANNON 極超長距離からハイヴを直接砲撃するという概念で試作された対BETA兵器。 通常圧力で激発された砲弾の通過に伴って、砲身内に多数配列された薬室が順次点火し砲弾を極超音速まで加速させる。 発射後は、砲弾内の砲弾のコンピューターが入力データに伴い、砲弾側面の火薬パレットを制御爆発させ、2度の弾道補正によって遥か彼方の目標を狙撃する。 ULでは珠瀬壬姫訓練兵が搭乗する戦術機"吹雪"で運用し高度60㎞、距離500㎞とも言われた標的、落下するHSST(再突入型駆逐艦)を衛星データリンク間接照準(TYPE 94 SBS SYSTEM)によって撃破している。 装弾数は5発だが3発以降は砲身がもたないため、前線運用が疑問視されお蔵入りとなった。 試製99型電磁投射砲 EML-99X 日本帝国国防省が発注し、帝国軍技術廠によって試作された電磁投射式速射機関砲(レールガン)。 現状では100%の速射性能を保障するには、一射毎の完全分解整備と数多くの損耗部品の交換が必要となる欠陥兵器だが、突撃級などの強力な装甲と高い機動力を持った旅団・師団規模のBETA群を毎分800発という驚異的な速射性がもたらす飽和攻撃力と、極高初速による貫通力で短期制圧する突入戦の切り札。また、連続射撃による砲身劣化に備え、予備砲身カートリッジを可動式マウントアーム後部にセットされている。 通常の火砲は、火薬(炸薬)が爆発するガス圧力で砲弾を飛ばすが、レールガンの砲身は内部に2本の金属レールがあり、また砲弾はアーマチュア(導電性稼働接片)に覆われている。レール~アーマチュア~レールと電流を流し、電磁場によるローレンツ力でアーマチュア及び砲弾が前方に押し出されることで弾体を発射する。 つまり、エネルギーの多くが熱として失われる火薬よりも高速で砲弾を飛翔させ、それによって運動エネルギーも上がった砲弾自体が装甲貫徹力も増す。さらに給弾時における装薬や、発射後の排莢の必要がないため、連射速度も向上する。 その理論は古くから提唱されており、産業実験用のレールガンも既に存在していたが、レールの耐久性や大量の電力の確保がネックとなり、軍事兵器への転用は成されていなかった。しかし帝国軍兵器廠は、国連横浜基地の兵器開発部門より提供されたブラックボックス化された機関部と機密情報の"XG-70"の近接用兵器を基に兵器史上初の実用戦術レールガンを試作ながら完成させた。 なお本体後上部は磁界を発生させるために必要な過酸素水素、水酸化カリウム、塩素ガスの化学反応で得られる赤外線エネルギー(科学レーザー)を転換して発生させる脱着交換式の高圧バッテリーとなっている。 また火薬を使わないとはいえ、レール上をアーマチュアが移動する際に発生する摩擦熱と発電部の過熱を抑えるため、本体下部は循環型の大型冷却材タンクになっている。 http //www.total-eclipse.jp/te/mechanics03.html 試製99型電磁投射砲用バックコンテナ オルタネイティヴ4計画におけるXG-70d凄乃皇四型の副砲を転用した99式電磁投射砲は、バックコンテナからのベルト給弾方式が採用されている。火薬式の砲に比べると連射性能に優れるが弾薬消費量も大きく、かつ激しく機動する戦術機が弾詰まりなく使用できる大口径砲弾のベルト給弾システムの開発には多大な労力が注がれている。 なお、装備には整備ガントリーが必要。 S-11 SD-SYSTEM (SELF-DESTRUCTION-SYSTEM) 反応炉破壊を名目として戦術核に匹敵する破壊力を持つ高性能爆弾。トータル・イクリプスにおいて電子励起爆弾である事が判明した。 自決の際に味方を極力巻き込まず、効果的に反応炉を破壊するために指向性を持たせてあるが、炸薬の配置を変更すれば指向性を無くすこともできる。ただし2-3発では構造上効率の良い位置に設置しなければ反応炉を破壊することはできない。 劇中の「高価な自決装置」という発言から、それなりに高価だと推測され、TDAではあまりの威力に日本が米国に管理を委託している。 なお、G弾運用にある米軍機には搭載されていない。 近接戦用固定装備 スパイク・ベーン スーパーカーボン製の刃。ソビエト製戦術機が装備している。密集格闘戦において、ただの回避機動を致命的な斬撃に変える。Su-27/37の肩部装甲ブロックに2~4枚ずつマウントされている。Su-27/37はこれ以外にも機体各所にスーパーカーボン製のブレードがマウントされている。ブレード・ベーンとも呼ぶ。 ブレードエッジ装甲 武御雷に装備されているスーパーカーボン製のブレードエッジ装甲。ソビエト製戦術機が装備しているスーパーカーボン製ブレード・ベーンが密集近接格闘戦に於いてその優秀性を示したため、武御雷で採用された。前頭部大型センサーマストや肩部装甲ブロック両端外縁部他、全身を鎧っている。これのおかげで究極ともいえる近接格闘能力を手に入れた武御雷だが、それに伴うスーパーカーボンの多用と十全な耐衝撃性を確保するフレーム構造や新素材の採用は、生産・運用コストの増大とメンテナンス性の低下を招くこととなった。 モーターブレード Su-27/37などが腕部に装備。近接短刀と同程度のサイズで、連なったギザギザ部分が高速周回する。 余談だが実際のチェーンソーは切断に摩擦を利用するため、動く物を切るのには向いておらず、効率よく切断するには長時間対象に密着させ続ける必要がある。 近接用の固定装備として、Su-27以降のソ連製戦術機に搭載されている。 A3のSu-37UBでは、チェーンソーブレードと表記されている。 メンテナンスは強制排除も可能なユニットを丸ごと交換して行う。 大型モーターブレード MiG-29の下腿部前縁に装備された大型モーターブレード。戦車級の取り付きにも対処可能な、密集近接格闘戦に特化した装備である。 殲撃10型の近接戦用固定武装 前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。また、足の甲にはスパイクが装備されている。 リアクティブアーマー 対戦車級の防御兵器。殲撃10型の胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面に装備されており、これで機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除する。現実のリアクティブアーマーとは異なり、クレイモアに近い機能を持つ。制式装備として採用しているのは、イスラエルのラビとその仕様を受け継いだ殲撃10型のみだが、その生存性の高さから現場では人気の装備。制式採用が見送られている理由として、周辺の味方機に損害を与える、取り付け箇所によっては自機も壊すなどがあるが、一番の問題はその重量で、運動性や機動性を殺してしまう。そのため、ラビや殲撃10型でも重要個所にしか付けられていない。 EF-2000の近接戦用固定武装 頭部、両前腕部外縁、肩部装甲ブロック両端、膝部装甲ブロックから下腿部前縁、前足部及び踝部に至るまで、機体各所にスーパーカーボン製ブレードが装備されており、頭部、両肩部、両前腕部のそれは、近接攻撃以外にも空力的な補助機体制御装置としても機能する。 00式近接戦闘用短刀 武御雷の両腕前腕部に装備されたスーパーカーボン製の収納式ブレード。設定では手首側だけではなく、肘側からもハの字状にブレードが飛び出す隠し爪。固定兵装が採用され近接密集戦に於ける高い生存性の欧州・ソ連軍機に注目した城内省が、実戦データ研究を経てその有効性を認め、開発中だった武御雷への採用を決定した。なお、プラモデルで初めて再現されたため、オルタ劇中で使われていないように見えるが、当時はゲームの開発が佳境で立ち絵の実装が難しかったという事情がある。 CIDS-Mk1 ジャベリン A-10 サンダーボルトⅡに装備された、爆圧で高速射出されるロングスパイクで機体に取り付いた戦車級を撃破・排除するジネラルエレクトロニクス社製近接防護システム。 A-10は膝部装甲ブロック前面(4x2基)及び下面(2x2基)、下腿部両側面(3x2x2基)、腰部前面(3基)に中型スパイク、足甲部(2x2基)、踝両端(2x2x2基)に大型スパイクを、胸部ブロック前面(4基)及び側面(4x2)の他、胸部ブロック背面部(3x2x2基、コクピットブロック背面とその直下に搭載)、下腿部裏側(膝部分裏側の真下)、腰部ブロック裏側にも搭載するため、機体自体が非常に「ごつく」、ジャベリン稼働時の干渉を避けるために背部兵装担架を装備していない。 装填された炸薬ペレットが続く限り作動し続け、連射可能で生存性を大幅に向上させるが、突撃砲などの展開時にダウンワード、オーバーワードのいずれの方式でも機体と干渉してしまうため、総重量が著しく増大するため従来機への採用は見送られている。 元ネタは米軍の対戦車ミサイルFGM-148ジャベリンと思われる。 近接戦用スパイクマニピュレーター A-6、A-12等の水陸両用型強襲攻撃機に装備されている格闘戦用クロー。 その他 複合センサーポッド F-14 AN3 マインドシーカーが装備する複合センサーポッド。様々なデータを回収するための観測機器。リーディングの指向性を高める実験も行われていた。 センサーB BETAの特殊観測任務で使用された特殊センサーポッド。 複座管制ユニットの副操縦士席に設置される蛹にも似た少女大の形状。 対レーザースモーク TVアニメ「トータル・イクリプス」で使用された実験兵器でAL弾の代替装備。 AL弾で使用される重金属より質量の軽い金属が使用されているため昇華点が低く、効果も低い。むしろデッドウェイト。 マブラヴ ディメンションズの近接戦闘武器 マブラヴ ディメンションズでは劇中に登場した物以外に様々なタイプの近接戦闘武器が登場し、従来の長刀タイプからトップヘビーの重長刀タイプ、柄の長いポールウエポンタイプの3種類が存在する。 日本 ・XXWS-01C 日本帝国製、薙刀型。 ・90式近接戦闘槍 日本帝国製、長槍型。 米国 ・XCIWS-4A 米国製、トマホーク型 ・XCIWS-5C 米国製、メイス型 ・XCIWS-6A 米国製、ハンマー型 欧州 ・BWS-11F フランス製、バスターソード型 ・BWS-12F フランス製、大鎌型 ソ連 ・GSh-40近接戦兵装 鉈型。 ・R-60近接戦闘長刀 74式長刀より細身の刀身が特徴の長刀。 ・R-77近接戦斧 斧型 統一中華戦線 ・96式近接戦闘長刀 中華風な刀身をした柳葉刀型。 ・99式近接戦闘関刀 三国志等の中国戦記物でよくみられる偃月刀型。
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戦術機一覧(世代別) 第一世代 第二世代 第三世代 1.5世代(準第2世代) 2.5世代(準第3世代) F-4 ファントム F-4E ファントム F-5 フリーダムファイター F-5E タイガーⅡ F-5G タイガーシャーク F-11 タイガー F-14 トムキャット F-14 AN3 マインドシーカー F-14Ex スーパートムキャット F-15C イーグル F-15E ストライク・イーグル F-15・ACTV アクティヴ・イーグル F-15SE サイレントイーグル F-16 ファイティング・ファルコン F-16XL F-18 ホーネット F-18E スーパーホーネット X-29 F-22A ラプター YF-23 ブラックウィドウⅡ F-35 ライトニングⅡ A-6 イントルーダー A-10 サンダーボルトⅡ A-10C サンダーボルトⅡ A-12 アヴェンジャー 77式 撃震 82式 瑞鶴 89式 陽炎 89式 陽炎・改 試02式 月虹 94式 不知火 94式 不知火・壱型丙 97式 吹雪 00式 武御雷 Type-00C 00式 武御雷 Type-00A 00式 武御雷 Type-00F 00式 武御雷 Type-00R 試01式 不知火・弐型 81式 海神 MiG-21 バラライカ MiG-23 チボラシュカ MiG-27 アリゲートル MiG-25 スピオトフォズ MiG-31 ブラーミャリサ MiG-29 ラーストチカ MiG-29OVT ファルクラム プロジェクト1.42/1.44 Su-11 Su-15 Su-27 ジュラーブリク Su-37 チェルミナートル Su-47 ヴェールクト トーネードIDS トーネードADV EF-2000 タイフーン J-35 ドラケン JA-37 ヴィッゲン JAS-39 グリペン ミラージュⅢ ミラージュ2000 ミラージュ2000改 ラファール クフィール ラビ J-8 殲撃8型 J-10 殲撃10型 J-11 殲撃11型 F-CK-1 経国
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■アメリカ合衆国の戦術機■ 国外への輸出向けに汎用性と拡張性に優れた戦術機の開発を進めてきたアメリカだが、G弾運用への戦略転換によって戦術機の開発自体を縮小する傾向にある。また、自国の戦術機の運用はG弾投入を円滑に進めるための地上のBETA掃討に比重が置かれており、F-22Aラプターの優れた巡航性能にもその思想が表れている。さらに対戦術機にも注目しつつあり、ステルス性能の付与といった対BETA戦での効果が疑問視される試みにも着手している。 米国陸軍F-4 ファントム PhantomF-4B F-4D F-4E F-4N F-4の輸出仕様機 F-4の原型機 F-4改修機 F-5 フリーダムファイター Freedom FighterT-38 タロン Talon F-5E タイガーⅡ Tiger II F-5F タイガーⅡ F-5G タイガーシャーク Tigershark F-5の輸出仕様機 F-15 イーグル EagleF-15A F-15C F-15E ストライク・イーグル Strike Eagle F-15・ACTV アクティヴ・イーグル Active Eagle F-15SE サイレントイーグル Silent Eagle F-15の輸出仕様機 F-16 ファイティング・ファルコン Fighting FalconF-16A F-16C ブロック52/D F-16XL F-16の輸出仕様機 YF-16 ヴァイパー Viper YF-17 コブラ Cobra F-22A ラプター RaptorF-22A ラプター先行量産型 Raptor EMD Phase2 YF-22 YF-23 ブラックウィドウⅡ Black Widow IIYF-23N F-35 ライトニングⅡ Lightning IIF-35A F-35B F-35C A-10 サンダーボルトⅡ Thunderbolt IIA-10A A-10C A-10J 凄鉄 【すさがね】 米国海軍F-11 タイガー Tiger F-14 トムキャット TomcatF-14D F-14E F-14改修機 F-18A/B C/D ホーネット HornetF-18E/F スーパーホーネット Super Hornet F-18F スーパーホーネット F-18改修機 米国海兵隊A-6 イントルーダー A-12 アベンジャー Avenger その他XF-108 レイピア Rapier X-29 米国陸軍 F-4 ファントム Phantom 宇宙開発用の大型MMU(Manned Maneuvering Unit=船外活動ユニット)を原型に米4軍(陸・海・空・宇宙)の共同開発機NCAF-Xが米国国防省のトライアルから選出され、1974年米軍に正式採用された人類初の戦術機。実戦配備時に、補助兵装としてCIWS-1(65式近接戦用短刀)、CIWS-2(74式近接戦用長刀)、WS-16(突撃砲 105mm滑腔砲・20mm機関砲)を同時に採用した。F-15Eが主力である2001年現在は全機退役し、海外へ払い下げられている。海外ではマイナーチェンジを繰り返しながら現在でも使用され、人類戦力の中核を担っている。また、アビオニクスの近代化と装甲の軽量化、跳躍ユニットの強化によって準第2世代程のスペックを持つE型がアフリカ戦線等で運用されている。 人類初の戦術機であるがため、機体構造・装備・システムの未成熟さを予め見越されて拡張・改修がしやすいように機体規模が大きくし拡張性を確保している。それがF-4が未だに人類戦力の中核を担える最大の理由である。 F-4B データリンクに対応した改良型。 F-4D 攻撃精度を向上した改良型。 F-4E アビオニクスの刷新と装甲材の軽量化、跳躍ユニットのエンジン換装により、準第2世代の性能が付与された改良型。 F-4N 機体寿命を延ばした改修型。 F-4の輸出仕様機 F-4J日本向け改修機。近接戦闘能力向上を目指し、長刀(CIWS-2)を装備するため、可動兵装担架システムのパイロン拡張と、主腕のマニピュレータ強化が行われた。→77式 撃震 F-4Rソ連向け改修機。主な改修点は寒冷地対策。また、生産性の向上のため補助腕と副腕の構造の簡略化が行われ、その一方で戦車砲を戦術機の兵装として転用するために主腕が強化されている。→MiG-21 バラライカ F-4の原型機 LMMU-11957年に完成した大型MMU(Manned Maneuvering Unit)。 NCAF-X1大型MMUを低G~1G環境に対応した兵器に転用する新概念兵器開発計画──NCAF-X計画で生み出された試作機。前腕固定式17mmチェーンガンと固定スパイクを兼ねた多目的追加装甲、跳躍モジュールを装備している。月での戦闘にも一部参加したが、具体的な戦果は不明である。 NCSF-X戦況の変化により地球上での運用を前提とした1G環境対応機。 YSF4H-1NCSF-X試作6号機にて初の跳躍試験を成功させ、それ以降も良好な飛行性能及び機動性能を証明したことにより、軍は制式採用を決定、YSF4H-1と改称された。 F-4改修機 輸送用戦術機ハイヴ突入時の兵站確保のため、補給物資の運搬用に改修された機体。現実の米軍の命名規則に則るなら、制式番号はCF-4といったところか。 偵察用戦術機BETA支配地域に単独で侵入・情報を収集するため、振動・音紋観測用機材を搭載し、通信機能・航続力を強化した機体。主にUAV(無人偵察機)の不足を補うための戦術偵察に用いられたが、広域データリンクによる戦域管制が不十分だった1980年代には、簡易管制任務に就く事もあった。制式番号はRF-4?F-4の他、F-15、A-6、F-18を改装した機体も存在する。制式番号はそれぞれRF-15、EA-6、EF-18といったところか。 F-5 フリーダムファイター Freedom Fighter F-5 フリーダムファイターは、米国ノースロック社(現ノースロック・グラナン社)が輸出向けに開発した第1世代戦術機である。装甲や主機出力こそ低いが、生産・整備・経済性に優れ、軽快な運動性を誇る軽戦術機として各国で高い評価を得ている。1976年から輸出開始、その量産性の高さから欧州に優先的に供給され(アジア枠は3割以下)、欧州各国の戦術機開発の基礎となった。人類初の戦術歩行戦闘機であるF-4 ファントムはその配備当初、重装甲・重武装を指向した新概念兵器であったが故に、構造・生産工程の何れに於いても複雑を極め、全米の生産ラインを24時間フル稼働させても需要に全く追い付かない状態が続いた。他国をBETAの防波堤と位置付ける米国にとって、世界的な戦術機不足は深刻な国防上の問題であり、それを早期に解消する事は急務であった。米国政府は苦渋の選択として各国にライセンス生産を斡旋、生産ライン整備の資金支援などを図ったが状況はさして改善されず、BETAの侵攻を間近に控えた欧州各国からは「1機でも多くの戦術機を」という懇願が洪水のように殺到した。困窮した米国政府は、F-4より小型・軽量で運用・維持が比較的容易な機体の開発を各メーカーに打診。これに対しノースロックは、空軍パイロットの転換訓練機として開発中であったT-38に最低限の武装と装甲を施した軽量戦術機を提案した。その時点でT-38の開発は先行量産段階に至っていたため、米国政府は評価試験もそこそこに制式番号F-5を与え、南米、オーストラリアを含む全生産ラインの40%を割り当て、即時量産に移行した。その後、欧州各国のライセンス生産が軌道に乗り、ヨーロッパの充足率が改善され始めると、米国は国内生産分をBETA脅威度の高い地域──特にライセンス生産能力を持たない国家に優先的に供給し、BETAをユーラシアに封じ込める為包囲網を固め始めた。| 軽快な運動性により欧州各国でF-4以上の高評価を得たF-5は、レーダーや主機などを強化・換装した多くの現地改修型が開発され、その後のミラージュシリーズやトーネード、ビゲンなどの独自機体へと発展していった。それ故に、後の欧州製第二・第三世代戦術機のほとんどがF-5を始祖としていると言っても過言ではない。また、各国の改修モデルのデータはノースロック社にも提供され、後の準第二世代改修モデルであるF-5E タイガーⅡの開発に活かされた。 T-38 タロン Talon T-38は、米国のノースロック社が空軍パイロットの転換訓練機として開発していた練習機。 F-5E タイガーⅡ Tiger II F-5の強化型で、新たに「タイガーⅡ」の愛称を与えられた準第二世代改修モデル。F-5生産のそもそもの理由であった戦術機不足が問題が一応の解決に向かい、また戦術機生産のノウハウが蓄積されて生産ラインが効率化したことにより生産力が向上すると、廉価版として登場したF-5にも性能向上が求められようになった。そこでノースロック社は、F-5を導入した各国からの要望や、現地での改修データを踏まえたF-5改修案を提出。F-5Eとして制式採用が決定された。F-5Eは跳躍ユニットが出力向上型のFE85-GE-21に換装されると共に、アビオニクスの改良により機動性が上昇。電子装備の弱さは残すものの準第2世代の性能を獲得するに至った。| F-5F タイガーⅡ F-5Eに複座型管制ユニットを搭載した機体。 F-5G タイガーシャーク Tigershark F-5Eを湿潤地仕様に現地改修した機体。1998年6月の時点では、まだ試験運用中の機体で、跳躍ユニットの防水性と排水機構に問題があるが、日本の技術が導入されているためかF-5系にしては空力特性が良い。跳躍ユニットにはジネラルエレクトロニクスF-404を搭載している。 F-5の輸出仕様機 F-5E IDS欧州向け改修機の英国軍仕様機。→トーネード F-5G IDS欧州向け改修機の西独軍仕様機。→トーネード F-5I IDS欧州向け改修機の伊軍仕様機。→トーネード F-5F欧州向け改修機の仏軍仕様機。→ミラージュⅢ F-15 イーグル Eagle 米国軍がF-4の後継機として開発した第2世代戦術機。西側関係者には最強の第2世代機と呼ばれる傑作機。1978年の東欧州大反攻の戦訓を取り入れて開発された。マクダエル・ドグラム社製。第3世代戦術機が制式化されつつある現在もF-4に次ぐ配備数を誇り、米軍内でも引き続き使用されている他、世界各地で輸出型あるいはライセンス生産型が使用されている。また発展性を考慮した設計的余剰が担保されているため、局地戦仕様や現地改修機など数多くのバリエーションが存在する。また帝国戦術機開発にも大きな影響を与えており不知火、武御雷なども帝国版F15とその帝国版後継機とも言える。機動力の向上により光線級被害は減った物の、逆に突撃級・要撃級による近接戦闘被害は増大した。(と言っても全体で見れば被害は激減した。)そのため、更なる高速反応を以ってこれに対応するという第三世代機の大まかな方向性が決定した。(第3世代機は電子戦装備やデータリンクも付随するがそれは装備であり、基本設計ではない。)F-4や帝国製戦術機とは異なり、F-15シリーズのウェポンベイ(近接戦闘用短刀や予備弾倉などを収容するスペース)は膝部装甲ブロックに配置されている。基本的な運用思想の違いから帝国軍が長刀を装備しているのに対し、米軍機は近接戦闘装備がナイフのみとなっている。 F-15A F-15の初期生産型。燃料電池・高効率エンジンの発達が機体に追いつかず、稼働時間が著しく短いという不知火壱型丙と全く同じ問題を抱えていた。 F-15C F-15Cは初期量産型であるF-15Aに改善を加えた量産機であるが、その外見上の違いはほとんど無い。C型はF-15シリーズの中で最も機数が多い生産型で、初期型のF-15Aに比べて稼働時間の向上を中心とした改良が図られている。A型のエンジンや燃料電池周りを換装しただけであり、本来想定されていたスペックを発揮できるようになったF-15と言える。最新型(86年8月当時)の跳躍ユニット(プラッツ ウィットニーF100-PW-100型エンジン搭載)、対人類戦闘を視野に入れた米軍仕様のルックダウン機能強化型レーダーを装備。1984年、配備開始。 F-15E ストライク・イーグル Strike Eagle F-15をベースに、兵装搭載量の増加、アビオニクスの強化、複合装甲の採用等に加え、機体構造の見直しによる統合的な改修を施した最新のE型は"ストライク・イーグル"の愛称で呼ばれており、第2世代最強の戦術機と謂われている。外装はC型の装甲材刷新に留まっているが、装備の観点から見れば別物と言っても過言ではないため、最新の世代分類では2.5世代に分類される。初期型のF-15Aの配備から20年近く経過し、第3世代機の配備が始まった後も、その信頼性、交換部品の安定供給を含む整備性や豊富なアフターパーツに裏打ちされた発展性の高さから、米軍や世界各国で未だ主力機の座を堅持している。米軍では次期主力機であF-22Aの配備が遅れている事から、今後に於いても様々な強化改修案が検討されている。膝部のウェポンコンテナは不要となればパージできる。1995年、配備開始。尚、跳躍ユニットはF-22の非ステルスモデルが採用されている。 http //www.muvluv.com/alternative/mecha_eagle.htm http //www.total-eclipse.jp/te/mechanics06.html 軌道降下兵団所属機軌道降下兵団で使用されている機体は、稼働時間延長と推進剤容量増大を図ると同時に、降下時の機体制御用に着脱式スラスターを追加した改修型である。 国連所属機(日本配備機体) TVアニメ『マブラヴオルタネイティヴ』にて登場。原作ゲーム版登場の物と違い兵装が日本国内での運用を前提としている為にAMWS-21から87式突撃砲に変更されている。 F-15・ACTV アクティヴ・イーグル Active Eagle | F-15・ACTVは、アビオニクスの換装とモジュールの追加のみで、F-15を安価に準第3世代性能へとグレードアップさせるという"フェニックス構想"の実証実験機であり、マクダエル・ドグラム社を吸収合併したボーニング社(米国)によって2機が製作され、アルゴス試験小隊に配備された。ボーニング社は現在、G元素応用兵器部門への資本投下を最優先としているため、同社の戦術機開発部門は、この"フェニックス構想"に自らの生存をかけている。F-22Aと同様のノズルを持つ大型跳躍ユニットを装備し、更に本来なら自律誘導弾システム・突撃砲等を装備する肩部・背部ウェポンラックにもスラスターが装備されている。しかし、ウェポンラックとしての機能は存置されており、F-15・ACTVの機動力を犠牲にする代わりに従来通りの装備も可能。上腕部のハードポイントには、センサーポッドを兼ねた強化パーツが装備されている。並みの戦術機でF-15・ACTVの機動力に追随するのは困難である事から、機動試験等の際には跳躍ユニット等を強化したチェイサー仕様のF-15Eが随伴する。強化型跳躍ユニットと、背面追加スラスターはともにプラッツ ウイットニー114wbを搭載。内蔵した補助ロケットモーターは8G以上の加速を叩き出し、規定速度以上はターボファンエンジンに自動的に切り替わる。| 拠点防衛を主任務とするF-4などとは違い、F-15・ACTVに課せられた役割は防衛線を突破して浸透してきたBETAを捕捉し殲滅することにある。機動性を重視した改装は、母体となったF-15の優秀さを十二分に引き出し、大きな成功を収めていると言えるが、同時に強化された機動性と引き換えに稼働時間の低下や積載兵装の貧弱化という欠点も否めない。元ネタはF-15ACTIVE(Advanced Control Technology for Integrated VEhicles=先進制御技術統合航空機)。 http //www.total-eclipse.jp/te/mechanics07.html F-15SE サイレントイーグル Silent Eagle F-15SEは、F-15Eをベースにボーニング社(米)の先進技術研究部門"ファントムワークス"が開発した準第3世代戦術機である。本機は、『フェニックス構想』の技術とノウハウを投入した『XFJ計画』から得た新たなアイデアを、F-15の改修にフィードバックする事で生み出された全戦域多任務戦術機である。限定的ながら対人戦をも想定した各種ステルス性能が付与され、最新アビオニクスとOBLへの換装、スラスターユニットの増設により第3世代機と同等以上の機動性と運動性を発揮し、高効率化された跳躍ユニットに加え、肩部と下腿部の大型化によって作戦行動時間の大幅な延長も図られている。 F-15の輸出仕様機 F-15JF-15Cの日本向け改修機。近接戦用長刀(CIWS-2)を装備する。→89式 陽炎 F-15SEJF-15SEの日本向け改修機。→試02式 月虹 F-16 ファイティング・ファルコン Fighting Falcon | ゼネラルダイノミクス社(米国)が開発した軽量第2世代戦術機。1980年代に配備が開始された高性能第2世代機F-14トムキャット、F-15イーグルは、その性能故に調達コストが高騰し、国防予算を圧迫、予定調達数を大きく割り込ませる結果を呼んだ。これは早急な対BETA戦略の刷新と増強を図る米軍及び国防省にとっては頭痛の種であり、事態を重く見た米国政府は「Hi-Low-Mix」構想を策定、技術研究目的であったLWTSF(Light Weight Tactical Surface Fighter)計画を実戦機開発へ格上げすることで、より安価で高性能な第2世代機・F-16を誕生させた。F-15に比べ小型・軽量故に拡張性は低いものの、各部に革新的技術を多く採用しており実戦においては、非常に高い機動性と運動性を発揮し、高い格闘戦能力を有する。そのため米国内の配備だけでなく、F-4ファントム、F-5EタイガーⅡを代替する第2世代機として、F-15を購入する資金がない国々への輸出も積極的に行われている。F-4同様、各国による現地仕様機が多く存在するが、F-15のそれと比較して外部形状に大きな差異が見られるのは設計的余剰の乏しさ故である。ナイフシースは膝部に装備されている。ちなみに多くの米軍衛士が本機をヴァイパー(Viper)と呼ぶのは、LWTSF試作機時代の愛称の名残である。1986年、配備開始。1991年、ゼネラルダイノミクスは戦術機開発部門を売却、2000年現在同機はロックウィード・マーディンによって製造されている F-16A 1986年に、F-14、F-15に続く第2世代機として米国ゼネラルダイノミクス社が開発した戦術機。F-15が高額な機体となってしまい、予定調達数を大幅に割り込むことが予測されたことから、その穴を埋めるべく、LWTSF(Light Weight Tactical Surface Fighter)計画で研究されていた実験機を、F-16として制式採用した。F-15の補完として採用されたF-16だったが、機体設計時点の最新技術を多く取り入れており、拡張性、兵器搭載量以外の面でF-15とほぼ同等の性能を発揮した。機体コストが安価なことからF-4、F-5E代替機として諸外国へも積極的に輸出され、イスラエルのラビ、統一中華戦線の殲撃10型といった派生型も多数誕生している。 F-16C 跳躍ユニットにはF110-GE-100エンジンを搭載。TEにて、国連軍ユーコン陸軍基地・第37施設警備部隊"アストライアス"所属機が登場。 ブロック52/D これ以降は機体形状が大きく変更された。肩部装甲ブロックと下腿部が大型化され、主に耐久性の向上と作戦稼働時間の延長が図られている。 F-16XL 調達数の見直しが図られた次期主力機である、F-22の配備数不足を補うため、複合任務戦術機(DRTSF)計画で開発された試作戦術機。F-16の問題点であった稼働時間の短さや長躯進攻能力の欠如を補うべく機体の大型が実施され、跳躍ユニットの大型化が図られた。結果としてDRTSFにはF-15Eが選定されたが、F-16XLで吸収された各種データはF-35の開発に活用されることとなる。 F-16の輸出仕様機 F-16Cアジア向け改修機。→殲撃10型 YF-16 ヴァイパー Viper LWTSF計画の試作戦術機。後に制式採用され、F-16ファイティング・ファルコンとなる。 YF-17 コブラ Cobra LWTSF計画において、YF-16(後のF-16)と競合した試作戦術機。競合試作に敗れた後、大規模な改修を経て、F-18ホーネットとして海軍に制式採用された。 F-22A ラプター Raptor TDA AL 米国陸軍の次期主力第3世代戦術機。ロックウィード・マーディンがF-16を開発したゼネラルダイノミクスを副企業として協力し開発。G弾によるハイヴ攻撃との統合運用を前提として開発された機体で、ハイヴ内の戦闘よりも地上に於けるBETA制圧を最優先の任務として開発された。配備数は少ないが、現行配備されている他の第3世代戦術機を圧倒する隠密性と機動性を持ち、戦域支配戦術機の異名を持つ。イーグルを更に刺々しくした様なデザインが特徴で、従来のゴーグルではなく、虫のような単眼・複眼をした頭部センサーが特徴。 対戦術機戦闘を視野に入れた設計をされており、パッシブ・アクティブステルスを入念に導入しており、正面からの接近ですらレーダーから発見されにくいステルス性能を持つ。配置転換や移動等では味方に見つけてもらうためにノイズメーカーを装備している。戦後のアメリカによる支配を考慮に入れられた機体で、足底の接地樹脂ワンセットで第1世代機が買えるほどの特注品を使用している。更に新型ジャンプユニットによる桁違いの推進力等、アクティブステルスの為の高性能電子戦パーツなどと相まって基本スペックは、最も高性能とされている。実戦配備された第3世代機の中で開発は最も早く、配備は最も遅い。その期間中の技術の発展に伴い構造の見直しや装備のアップグレードが配備前に行われておりYF-22とは外見が同じだけの別物となってしまっている。(F-15CからF-15Eへの発展と同じもの。)頭部のデザインが凄乃皇と似ているのは製造した会社が同じロックウィード社である為。2001年3月にアメリカ合衆国・バージニア州ラングレー陸軍基地に、1個小隊4機が初めて実戦配備された。余談だがラングレーはCIAの本拠地所在地であり、イルマ・テスレフがラプターに搭乗できたのも同組織の差し金があったからであると思われる。2004年4月1日時点、日本帝国次期戦術機候補の中では、最も高性能とされており、米陸軍での制式採用から3年が経過している事から、信頼性の点でも実証されている。一方、候補機の中では最も高価な機体調達費用や、米国議会による武器輸出規制の対象化が不安材料となっている。(クロニクルズ01にコンテンツとして収録されている) ALでは、12・5事件にて将軍の護送任務にあたっていた武たちの援護に現れるが、交渉決裂後の沙霧大尉たちとの戦闘で撃破されてしまう(漫画版では、ウォーケン少佐の機体に限っては工作員によるウィルスで誤動作が引き起こされた瞬間を撃たれた事が判明している)。ただし、本編で描かれなかった戦闘も含めると、最終的にはクーデター軍に対し7対1という圧倒的なキルレシオを叩き出した。TDAでも登場し、JFKハイヴ攻略戦等で活躍しているが、反応炉での超密集混戦状態により多数が撃墜された模様。対フランス・カナダ戦争ではフランス軍に大量のセンサーを敷設され、ステルスの優位性を失ってしまう。(その時、磁気嵐が発生しており、更ににらみ合いの状態から戦闘状態に移行したため、12.5事件と同じくF-22はその運用思想から大きく外れた状況下での戦闘となってしまっている。) 余談ではあるがTDAにてグラフィックが一新。オルタ本編よりスマートな印象となっている。 + F-22A 全体像 ゲーム(TDA) F-22A ラプター先行量産型 Raptor EMD Phase2 | 本機は米国陸軍のATSF(先進戦術歩行戦闘機)計画で開発されたF-22AラプターのEMDフェイズ2(先行量産型)である。試作型(YF-22)で発見された欠点はすべて改修されており、実戦配備されたHRP(全規模量産型)と遜色ない機体性能を有している。低燃費高速性や高速巡航能力、高度なスタンドオフ砲撃特性などの諸要素を持ち、さらには対人類兵器戦闘を想定したステルス機能までも搭載しているため、機動砲撃戦のみならず近接格闘戦においても従来機を遙かに上回る性能を誇る。米国陸軍第65戦闘教導団「インフィニティーズ」に配備されたEMDフェイズ2のF-22Aには当時新開発された濃紺色の電波吸収塗料が使用されている。なお、HRPでは最新バージョンの濃緑色が採用されている。YF-22とF-22Aの中間に位置する本機は、YF-22の特徴である大型の頭部フィンを持つ。F-15と100回戦って負けなしとか、F-18と200回戦って1回も負けなかったとか、とんでもない伝説(記録)を持つ。F-16とのキルレシオは144対1。本機には通常電子戦専用機でも無ければ装備しようとさえ思わないレベルの統合電子戦システムが標準装備されており、アクティブジャマーを駆使することで戦術機のセンサーを眩ますことができる。また極静穏モードで音も無く歩行することで、戦術機の振動音センサーに捕捉され難くしている。跳躍ユニットには超高速巡航も可能なF119-PW-100エンジンを搭載している。 http //www.total-eclipse.jp/te/mechanics14.html YF-22 後にF-22Aラプターとして正式採用され、「最強の第3世代戦術機」、「戦域支配戦術機」の異名で喧伝されることになるロックウィード製試作戦術機。ゼネラルダイノミクス、ボーニング両社からの技術協力を受けており、同時期に設計された他国の第3世代機を遙かに上回る高ステルス性と超高速巡航性能は、対BETA大戦後の対人類兵器戦まで念頭に置いて要求された仕様だった。オペレーション・バイ・ライト制御システムの採用や、従来の戦術機を遙かに上回る高機動性能など、第3世代戦術機の標準仕様とされるコンセプトは、本機で確立されたと言っても過言ではない。2機が試作され、それぞれ搭載主機が異なる。試作2号機 N22YFには、「ジネラルエレクトロニクス・YF120」が搭載されている。1年間に渡る厳しい比較試験の結果、YF-23を退け正式採用が決定したが、米国議会のF-22懐疑論に押され、開発予算が大幅に削られた結果、量産化改修が遅れに遅れ、実戦配備は2001年3月となった。YF-22と正式採用のF-22Aとの外観上の相違箇所は頭部小翼のサイズのみである。 N22YX試作1号機。 N22YF試作2号機。高出力の「YF120エンジン」を搭載したハイスペック機。 YF-23 ブラックウィドウⅡ Black Widow II YF-23ブラックウィドウⅡは、先進戦術機開発計画「ATSF計画」に於いてノースロック社が開発した試作第3世代戦術機である。ステルス性能を始め総合性能では競合機YF-22に勝っていたが、調達及び整備コスト、そして何より、当時大転換を遂げつつあった米国のG弾ドクトリンに基づく兵器としての将来予測から「過剰性能である」と判断され、制式採用が見送られた。YF-23は近接格闘戦用装備が充実した戦術機である。これは海外へのセールス、特にF-15採用国の更新需要をも見越しているためであり、その設計思想に於いては防衛戦闘からハイヴ攻略を視野に入れた総合戦闘能力が重視されている。主な装備として●主兵装・試作新概念突撃砲XAMWS-24(36mm/120mm)・試作突撃砲装着型短剣XM-9(突撃砲に各1振)・試作近接戦闘長刀XCIWS-4●固定兵装・近接戦用戦突(肩部装甲ブロック両端に各1)・近接戦用短刀4(両上腕部外縁のウェポンコンテナに各2)※大型近接戦短刀(左右各1)も収容可能・スーパーカーボン製ブレードエッジ2(両下腿部前縁に各1)・スーパーカーボン製スパイクベーン4(両足部に各2)・跳躍ユニットにはスーパーカーボンが使用されており、鋭利な部分は近接戦用補助兵装となるようになっている。これは少なくとも日本帝国以外の第3世代機では共通の装備。(日本帝国も素材としては使用していると思われるが、形状が形状のため詳しい事は不明)・YF-23の兵装担架ハードポイント従来の機体背面上部ではなく肩部装甲ブロックに4つ、サブとして従来のハードポイント装備(最大6つ搭載可能)・腰部スラスターノズル仮にYF-23が制式化されていれば世界初の採用例となっていた。Su-37、Su-47、不知火・弐型に於ける腰部スラスターの採用がYF-23の影響である事は明白である。●特別装備・JRSS(統合補給支援機構)フェイズ3にて判明した特殊装備。ひいては全世界の戦術機に搭載されるべき革新装備で、特別なアタッチメントなしにあらゆるものからの推進剤、電力補給を可能とする。本来はハイネマンがYF-23用に開発した装備であり、目をつけた国側がYF-22にも搭載するよう指示したという経緯がある。前述のように、近接戦を想定した固定兵装の豊富さは当時としては画期的であるが、この仕様が価格高騰の一因となった事もまた事実である。また、主兵装はYF-23での運用を前提に試作されたものではあるが、サイズから砲弾、グリップ形状に至るまですべて既存の規格に準じており、個別の制式化を想定していた事が覗える。海軍向けの仕様も却下され、最後の希望であった重要同盟国への売り込みも、本機に採用された高度な機密技術(主にアクティブステルス、JRSS)の流出を恐れた米国議会によって禁じられ、YF-23の命運は完全に絶たれてしまったのである。このような経緯から、”悲運の戦術機”として語られる事の多いYF-23だが、その魂と血脈は形を変え今尚生き続けている。世界各国、特に近接戦を重視するユーラシア各国の戦術機設計は紛れも無くYF-23の影響下にあり、人類の切っ先として戦場に君臨し続けている。制式採用・量産化こそ叶わなかったものの、YF-23の開発は戦術機史上に燦然と輝く偉業であり、人類の生存に大きく貢献している。(LD総集編1)YF-22との実機模擬戦闘試験では初期ではYF-23が圧倒し、最終段階では改修を重ねられたYF-22が肩を並べるほど追い上げた為、両機共に一歩も譲らない熾烈な戦闘を繰り広げた。対BETA近接格闘戦能力に於いてはYF-22を上回り、総合性能でもYF-23が優位とも囁かれていた(模擬戦闘の結果は14対18、ドロー5、無効3でYF-23が勝利している)これは、双方がステルス機である場合は近接戦闘比率が上がるため、白兵戦装備を充実させたYF-23の方が有利であったため。YF-22と同じく、搭載エンジンの違う2機が試作されており、「ジネラルエレクトロニクス・YF120」を積んだ1号機には「スパイダー(Spider)」、「プラッツ ウィットニー・YF119」を積んだ2号機には「グレイゴースト(Gray Ghost)」の愛称が与えられている。計画終了後、機密保持のため、エドワーズ空軍基地に一定期間屋外係留されていたため、「世界一高価な鉄屑」などと揶揄された。最終的には1号機2号機共に電子戦装備を取り外され、さながら骸骨のような無残な姿を晒しながら米国各地の航空博物館の展示機となった。TSFIAで、1993年に新規に開発予備パーツで組み上げられた機体が旧フィンランド、ソ連国境付近でステルス性を生かした極秘任務に参加している。(オルタネイティヴ3絡みの作戦であったため、激戦であった事は容易に想像が付く)TEにてユーコン基地に運ばれた機体はこれらのうち1機だと思われる。(ゲーム版TEの描写から相当長い間放置されていたようである。)2号機「グレイゴースト」の衛士「ポール・サンドバーグ大尉」は「ドクトリンの変更さえなければ勝っていたのは俺達だ」と自負を新たにしている。(月刊ホビージャパン2013年10月号より)余談だが、(血糊の作例がなかったため写真としては合成だと思われるが)「血まみれのYF-23」という非常に珍しい構図となっている。。TSFIAでは(後の世界の可能性の一つだが)アメリカネリス基地の基地祭で日本帝国陸軍の「極光」とエレメントを組んでデモンストレーションを行っている。その時のパイロットは出世はしているがポール・サンドバーグ本人である。 PAV-1試作1号機。愛称は“スパイダー”。 PAV-2試作2号機。愛称は“グレイゴースト”。 YF-23N ノースロック・グラナンがYF-23不採用で生じた損失を補填する目的でF-14の後継機として海軍向けに開発しようと画策した機体。だが、軍事ドクトリン転換の影響は当然海軍にも及んでおり、陸軍同様、戦術機関連予算は大幅に削減され、A-12 アヴェンジャーの開発を護るのが手一杯という状況だった。F-14の更新はより安価なF-18の改修プラン(F-18E/F スーパーホーネット)を採用する方向でほぼ固まっており、YF-23N開発案は短い検討期間を経て棄却された。 F-35 ライトニングⅡ Lightning II | 米ロックウィード・マーディン社を中心として、欧州連合、アフリカ連合と共に国際共同開発が進められている最新鋭第3世代戦術機である。F-22の開発で培われた対人戦用の高いステルス(アクティヴ/パッシヴ)技術と、大出力跳躍ユニット主機による高速巡航能力は継承されている。当初この仕様には米国議会の反対があったが、G弾の実用化以降、コストの高騰から調達機数が何度も削減され、一向に配備が進まないF-22の間隙を埋めることを期待され、輸出仕様をダウングレード化する事で決着した。また、各国の要望に応え、アメリカ製戦術機としては史上初めて近接戦用の固定兵装(スーパーカーボン製ブレード)が標準装備されており、その高い運動性も相まって、すべての仕様に於いて良好な対BETA近接戦能力を獲得している。 1990年、次世代のHi-Low-Mix構想の「Hi」を担う「ATSF計画」の終了を受け、「Lo」を担うF-16、F-18を将来的に代替するステルス性能をもつ次世代戦術機を開発すべく、「統合打撃戦術機計画(JSTSF)」がスタートした。米陸軍のスタンダードな更新要求に対し、米海軍及び海兵隊はF-18の後継として、艦上での運用が容易で軽量かつコンパクトな第3世代戦術機を求めていた。そこで米上院軍事委員会は開発コストを軽減すべく、設計の殆どを共通化した陸軍型、海軍型、海兵隊型の同時開発を決定。次世代艦載戦術機を欲していた英海軍も同計画に参加する事となった。米国は更なる開発費軽減と各国戦術機開発への影響力保持、加えてBETA大戦後の対人類戦過渡期に於ける東側包囲網を形成するため、西側各国に同計画への参加を提案。各国で運用されているF-16、F-18、F-5派生機の後継機としての要求を可能な限り受け入れ、対人戦闘からハイヴ内での対BETA戦闘を含めた、あらゆる任務に対応できる機体計画案の検証が開始された。同計画では、ボーニング社のX-32と、ロックウィード・マーディン社のX-35という2つの計画案が同時に推進され、比較検証用の実験機が作られた。数年に渡るテストの結果、陸軍型と海軍型のパーツ共通性、先進性においてはX-32が勝るものの、コストパフォーマンスや機体のコンパクトさ、運用上の安定性からX-35が有利と判断。本格開発権を取得し、Xナンバーの実験機としては初の制式番号が付与され、国際共同開発がスタートした。機体に装備された固定兵装は肩部ブロックにステルスとの兼ね合いからほぼ水平に配置されたブレードベーン、膝部装甲兵装コンテナ、及び下腿部前縁にもスーパーカーボンエッジを採用し、近接戦能力は高い。海軍/海兵隊での運用を考慮した肩部装甲ブロックは大型ハードポイントを兼ねたサイドスラスターとなっており、多目的誘導弾コンテナなどの大型兵装も運用可能。遠距離支援後はコンテナをパージし戦域に突入、スラスターを使用した高速戦闘に移行できる仕様である。 F-35A 計画参加各国陸軍に向けた基本仕様。ステルス性能を持ちながらも比較的安価であり、近接戦にも充分対応する総合的な対BETA戦能力が高いベースグレード。 F-35B 米海兵隊・英海軍仕様。母艦、艦船での運用を前提とし、水平開口式コクピットハッチの採用や、収容スペースを稼ぐためのブレードや装甲ブロックの折りたたみが可能となる他、緊急時の迅速な発着艦を可能とするため、垂直離着陸能力の強化(跳躍ユニット主機の推力向上と補助スラスターの追加)が図られている F-35C 米海軍仕様。基本はB型と同様であるが、正規空母による渡洋攻撃を運用の主目的とするため、推進剤や燃料電池の大型化による航続距離・連続稼働時間の延長と、カタパルトを使用した発艦に耐えるための機体強度と耐久性向上の他、外付け支援兵装用ハードポイントの増設が図られている。機体強化の結果、関節やフレームの近接戦適正が最も高い仕様となっている。2001年時点では、各タイプが並行して運用試験と開発が続いている。だが、度々噴出する戦術機不要論による予算圧縮により配備開始が遅れており、特にF-35Cの開発は、その非常に高い要求仕様により難航している。 なお2016年9月23日に行われた日本向けF-35A初号機引き渡し式を記念してアージュ公式ホームページで日の丸付き不知火カラーのF-35Aが公開された。ただしこれがマブラヴ世界における公式設定なのかは不明。 A-10 サンダーボルトⅡ Thunderbolt II | アニメ版シュヴァルツェスマーケン版 A-10 サンダーボルトⅡは、フェイアチルド・リムパリック社(米)が開発した戦術歩行攻撃機である。 A-6 イントルーダーに続く史上2番目の"攻撃機"として制式採用されたが、構造や仕様、運用法による厳密な分類では戦術歩行戦闘機に属する。米陸軍はA-6と同様の阻止能力を持つ地上戦で運用可能な機体が必要と判断し、A-X計画として国内の主要兵器メーカーに試作案の提出を求めた。これに応じた各社は揃ってA-6を陸戦仕様へ改修・転用する案を検討したが、その試みは直ちに破綻を迎えた。元々A-6は機動性を犠牲に砲弾搭裁量や瞬間投射能力、防御力を高めた一種の拠点防衛兵器であったため、浮力の補助を利用できない陸上での運動性追及、更には跳躍ユニットによる立体機動の付加を指向する事自体が開発コンセプトに相反する大きな矛盾だったのである。海という緊急退避エリアを背負えない陸上戦に於いて、機動力と運動性が低い機体の投入は"BETAに餌を与えるに等しい"と評され、A-6改修案は永遠に葬られた。完全新規設計やF-4強化策に代案を求めた各社が開発の長期化や仕様未満の予測性能に瑞ぐ中、フェイアチルド社が早々に再提出した設計案は異彩を放っていた。 他社が切り捨てたA-6のフレームと基本構造をそのまま流用し、関節構造と電磁伸縮炭素帯(カーボニックアクチュエータ)の配置、制御系を新規設計する事で全く別の機体を誕生させようとしていたのである。多少ましになったとはいえ、重戦術機とも言える大型機の低い運動性は当然のように問題点として指摘された。だが、フェイアチルドは新型機の運用前提を諸兵科連合、あるいはF-4等の戦術機前衛部隊との分担に限定し、要撃級及び戦車級の掃討制圧と中距離支援に特化させる事、更には戦車級の取り付きに対抗する爆圧スパイク機構「ジャベリン」を採用し、その回答とした。加えて、A-6の生産ラインがそのまま共有できる事から、開発予算と実戦配備までの期間が大幅に圧縮できる点が最大のメリットとして強調されていたのである。米陸軍はこの"比較的まとも"なフェイアチルド案に予算を与え、試作機の完成を急がせた。昼夜無休で続けられた機体開発は前倒しに推移したものの、跳躍ユニットの主機出力不足に悩まされ続ける事となる。それは開発計画にとって深刻な障害となり、跳躍毎の連続飛行時間制限(340秒以内)、失速回避のため飛行中のGAU-8正面斉射禁止など、運用試験の初期評価を惨憺たるものとした。これらの問題は強化型主機の開発によって全て解決され、1978年、米陸軍は制式採用を決定、A-10の制式番号と"サンダーボルトⅡ"の愛称を与えた。重火力・重装甲という、第1世代機のコンセプトを極限まで突き詰めた感のあるA-10だが、その生産性の高さはメーカーの前口上に偽りなく、短期間で複数部隊の運用が可能となり、折しも戦況が悪化の一途を辿っていた欧州のNATO軍へ優先供給された。だが、配備当初の評価は芳しくなく、予想通り運動性と機動性の低さに前線衛士の不満が集中したが、密集近接戦での生存性の高さと、F-4一個小隊を上回る単機火力は都市防衛戦にあたる東西ドイツ軍から高く評価され、その運用戦術が各戦線に浸透した後は大砲鳥(カノーネンフォーゲル)、戦車級駆逐機(タンクキラー)などの俗称を与えられる程の絶大な信頼を獲得している。ただし装備の都合上、突撃級の装甲殻を破壊できる装備が、基本装備では突撃砲の120mm位しかない上、機動性が低いため回り込むことが出来ないので突撃級が光線級に次ぐ天敵と呼べる。2000年の米軍調達終了後も同機の生産は継続しており、第2世代相当の改修を施したC型が欧州連合や中東連合で実戦運用されている。1978年、実戦配備。2000年、米軍調達終了。LD1の戦術機開発系統図では第2世代機に分類されていたが、LD3にて第1世代機(改修型が第2世代相当)に落ち着いた。頭部周辺に任務に応じて装備される弾倉と増槽を兼ねた装甲コンテナが存在する。緊急時には強制排除が可能。この機体には、戦術機には本来標準装備である背部兵装担架用ハードポイントが存在しない。よって、基本的には手持ちで持ち込んだ武装の場合、補給コンテナからの直接供給などでしか交換が出来ない。また、兵装担架が機体と干渉してしまうため、頭部周辺に装甲コンテナを配することでその問題をある程度解消している A-10A 前量産型 A-10C A型の改修型。 装甲の軽量化・アビオニクスの刷新・OBW化等の改修を施したことにより、第2世代相当の性能を得ている。 A-10J 凄鉄 【すさがね】 某A-10大好き絵師が吉宗綱紀より、帝国仕様のA-10の命名権を賜った。今後登場するかは全く不明。 米国海軍 F-11 タイガー Tiger グラナン社製第一世代戦術機。史上初の艦載戦術機。空母での運用を容易にするため小型軽量であると共に、離着艦を考慮に入れた操縦性の高い機体として設計された。しかし試作機段階に於いて、機体の改良に伴う重量増が主機の出力不足を引き起こし、運動性、兵装搭載能力の低下を招いてしまった。その結果、導入された機体も短期間でF-4(*1)に代替された。1976年、配備開始。 F-14 トムキャット Tomcat 大型クラスターミサイル"フェニックス"の運用を目的に、米国海軍機動部隊の投射戦力として開発・製造されたグラナン(現ノースロック・グラナン)社製第2世代戦術機。世界初の第2世代戦術機である。匍匐飛行による部隊単位の高速一撃離脱戦術を前提とするため、コクピット管制ユニットは複座型が標準仕様とされており、前席には操縦士、後席にはレーダー管制官が搭乗する。F-15よりも一回り大型の機体ではあるが、跳躍ユニットに採用された補助翼の可変機構により高い運動性を発揮する。1982年、配備開始。空母機動艦隊を中核とした洋上展開部隊での運用を前提に、長距離ミサイル攻撃による上陸支援を主とし、中・近接制域戦闘をも視野に入れて開発された機体である。多様な任務に対応するため乗員は2名となっており、複座式管制ユニットの前席には戦闘士、後席には航法士が着座する。ユーラシアでの対BETA戦を分析した米国海軍の報告を受け、米国政府は建造中であったニミッツ級原子力空母・2番艦以降を全て設計変更し、1個大隊強の戦力投射が可能な本格戦術機母艦とする事を承認。それに伴って米国海軍は、史上初の艦載戦術機・F-11タイガーの後継機開発をグラナン社に特命した。事実上の失敗作とされ、F-4にその座を奪われたF-11のリベンジに燃えるグラナンは、海軍の厳しい要求仕様に応えるべく先の失敗で蓄積したネガティヴデータを最大限に活用し、全社を挙げて後継機の設計に注力した。そして約半年後、提出された後継機の設計図と仕様は海軍関係者を色めき立たせた。 ■ 海軍の要求仕様概略とグラナンの回答 ・ 新開発の専用大型支援ミサイル運用 → 機体の大型化と複座式管制ユニットの採用 ・ 連続作戦稼働時間の拡大 ・ 高い生存性の確保 ・ 機動性と運動性の大幅な向上 → 重装甲崇拝の転換・新素材による軽量な複合装甲とOBW(オペレーションバイワイヤ)の採用 ・ 空力機動制御概念の導入 → 跳躍ユニットヘの可変翼機構採用 それは革新技術を積極的に採用した意欲的な新概念戦術機であった。その内容に驚喜した海軍は、設計段階にも関わらす100機を越える異例の先行発注を行い、期待を表明すると共に財務的な支援を確約した。そして潤沢な資金に裏打ちされた開発は順調に推移し、1981年11月に量産1号機が海軍に引き渡された。F-14に対する海軍首脳部の評価と期待は非常に高く、引き渡しセレモ二ーの際、海軍に於ける"戦術機の父"ラスコー・ヘレンカーター提督は「F-14の登場によって、これまでの戦術機は一夜にして旧式兵器となった」と最大級の讃辞を送った程である。2001年の段階で、F-14は維持費の高騰を理由に繰り上げ退役が決定しており、F-18E/Fスーパーホーネットに海軍主力機の座を譲りつつある。退役する機体の一部はグレードダウン改修の後、米国以外でF-14を導入した唯一の国であるイラン、そして親米的なアフリカ諸国に売却される予定となっている。1987年には日本帝国への販売も提案され、F-15と激しい売り込み合戦を展開したが、近接戦能力の不足から採用は見送られた。(*2) F-14D F-14は最古の第2世代機でありながら大型機であるが故に多くの設計的余剰を担保しており、改修を重ねることによって、F-15Cと同等の総合性能を獲得するに至っている。D型はF-14の最終拡張型で、レーダーや火器管制能力が強化されている。 F-14E D型に小規模な改修を施した機体。2001年の時点で、米国海軍第103戦術歩行戦闘隊"ジョリー・ロジャース"で現役運用されている。 F-14改修機 F-14Ex スーパートムキャットイラン陸軍とノースロック・グラナン社が共同開発中の準第3世代戦術機。→F-14Ex F-14 AN3 マインドシーカーオルタネイティヴ3直轄の特殊戦術情報部隊所属機。→F-14 AN3 F-18A/B C/D ホーネット Hornet F-18ホーネットは、軽量戦術機計画(LWTSF)の競争試作機としてノースロック社(米)が製作した実証試験機YF-17コブラを原型に、マクダエル・ドグラム社(米)が開発した第2世代戦術機である。YF-17は、ゼネラルダイノミクス社(米)の試作機YF-16バイパーとの競合に敗れ、アメリカ陸軍の採用は見送られた。だが膨大なF-14調達コストに圧迫されていたアメリカ海軍が、その費用対効果に於ける兵装積載能力、作戦稼働時間と運動性の良好なバランスに目をつけ、空母積載用戦術機としての改修を指示。空母運用に必要な機体仰臥位での管制ブロック水平展開機構、各部装甲ブロック(主に肩部)保持アームの伸延など、数年間の調整を経て、1987年に海軍及び海兵隊の主力正面装備として採用された。F-18はF-15やF-14に比して費用対効果に優れた多任務戦術機として評価され、オーストラリアを始めとする数ヶ国でF-4を置換する主力機として制式採用された。だが、実戦に於ける垂直上昇能力など、機体強度に比例する機動性や運動性が他の主力機に見劣りするなどの理由から、前線衛士の性能評価は凡庸なものに止まった。同様の不満を持ったアメリカ海軍と海兵隊の要求に応えるため、マクダエル・ドグラム社はF-18の全面改修を決断。後にスーパーホーネットとなる強化型の開発をスタートした同社は、1992年にF-18の生産ラインを閉鎖した。1994年のF-18E/F配備以降は、識別しやすくするためレガシーホーネットと呼ばれている。単座はA型、複座はB型の形式表記で識別され、それぞれ後に、最新アビオニクスに換装したC型とD型に更新されている。(LD9) F-18E/F スーパーホーネット Super Hornet | F-18E/Fスーパーホーネットは、マクダエル・ドグラム社(米)が、F-18をベースに開発した第2.5世代戦術機である。ユーラシア全域に展開するアメリカ海軍は、疲弊する各戦線を支えるため、戦術機配備数の増強を計画したが、同時に海軍ハイ・ローミックスの上位を担うF-14の調達・運用コストの高騰に頭を悩ませていた。そこで、F-14の改修計画であるスーパートムキャット計画を早々に放棄すると、比較的に安価、かつ先行して改修計画を進めていたF-18E/Fの拡大採用を決定した。F-18自体は凡庸と評価された機体ではあったが、製造を担当するマクダエル・ドグラムは、同時期に研究の進んでいたF-15の改修計画(DRTSF)を参考に「ホーネット2000計画」を提案。海軍の賛同を得て、F-18にF-14を凌駕する性能を与えるべく再設計とも言える大規模改修をスタートさせ、1994年末、アメリカ海軍への引き渡しが開始された。頭部モジュールのストレッチによるセンサー収容容積の拡大、各種アビオニクス刷新による電子装備強化の他、肩部装甲ブロックのサイドスラスター増設、腰部装甲ブロック及び下腿部の延長と大型化による防御力強化と稼働時間延長など、全面的な改修が図られている。また、新素材の採用と、再設計による機体剛性とフレーム強度の向上により、跳躍ユニット主機の大出力化が可能となり、弱点とまで言われた垂直上昇性飛躍的能が向上。推力比の増大と機体の大型化により、もうひとつの問題とされていた兵装積載能力もクリアしている。 F-18E/Fに比して、単純な数値上の個別性能ではF-14の優位性は未だ揺るがない。だが、多様な運用局面に於ける総合的な性能評価となればF-18E/FはF-14に優るとも劣らず、その低い性能評価に免罪符の如く付きまとってきた「コストパフォーマンス」という言葉は、今や同機の優秀性を強調する意味で用いられている。アメリカ海軍、海兵隊のみならず、北米や欧州、大東亜連合、オーストラリア、アフリカ諸国など、全世界で制式採用されている事実がその証左であり、製造数でF-15を超えた今、全天候全環境戦術機として名実共にマクダエル・ドグラムのベストセラー機の座に君臨しているのだ(LD9)2004年4月1日時点、日本帝国次期戦術機候補選定に於いて、帝国海軍が機動艦隊戦力の拡充を図るべく導入を検討している本機種の大量導入によって77式を置換する、という計画も存在していた。TEで大東亜連合所属のガルーダ小隊が連合独自の第3世代機開発の基礎研究を行っている。TDAでウィルバート・コリンズとリリア・シェルベリ(両名とも海兵隊所属)が搭乗する機体。米軍機初の主役メカ。TDAでは各国海軍機として2004年のバビロン作戦発動時にも戦術機母艦や強襲揚陸艦に数多く搭載されていたことから、陸軍機に対し比較的多くの機体が海洋に逃れてバビロン災害を生き延び、2005年現在、太平洋・大西洋の両岸にて人類に残された貴重な戦力となっている。 F-18F スーパーホーネット F-18Eに複座型管制ユニットを搭載した機体。こちらは海軍採用の機体である。 F-18改修機 F-CK-1 経国台湾が独自改修した第2世代戦術機。→経国 米国海兵隊 A-6 イントルーダー Intruder米国が海兵隊用に開発した局地戦用強襲歩行攻撃機。本機は潜水母艦より発進し、BETAに制圧された海岸部に海中から接近して上陸を行い、後続の揚陸部隊の橋頭堡を確保するため、潜航状態から陸上形態への変形を可能とした世界初の水中可変型戦術機である。36㎜チェーンガン×8門、120㎜滑腔砲×2門、ミサイルランチャー×6基など、充実した固定兵装や可変機構の採用によって異例の機体サイズとなった。また、他の戦術機では標準装備となっている跳躍ユニットを装備していない点でも一線を画する機体である。後継機A-10 サンダーボルトが就役し実戦配備から四半世紀が経過した後も、潜水可能な点が高く評価され、米国海兵隊を始めとして日本帝国、英国、台湾などで現役任務に就いている。なお潜航ユニットより分離後のA-6単体での航続距離は短いものの、水中速度は最大20ノット弱で航行可能である。1977年、配備開始。 A-6J日本向け改修機。→81式 海神腕部の36㎜チェーンガンが片腕4門から6門に増強されている。その代償として水中行動距離が短くなっている。 A-12 アベンジャー Avenger A-6イントルーダーの後継機として開発された第3世代強襲歩行攻撃機。マクダエル・ドグラム社とゼネラルダイノミクス社が共同開発を進めていた機体であったが、マクダエル・ドグラムがボーニング社に吸収、ゼネラルダイノミクスがロックウィード・マーディン社に部門売却され、更にボーニングが開発からの撤退を表明したことから、現在はロックウィード・マーディンが単独で生産と保守を担っている。A-6を凌駕する単独制圧能力が要求され、4基の換装式多目的兵装庫に120㎜滑腔砲各1門、固定武装として両前腕外側に2連装36㎜チェーンガン各1門、2連装12.7㎜重機関砲各1門、主腕マニピュレーターに近接専用スパイクマニピュレーターという重装備になった。換装式多目的兵装庫には、多目的ミサイルランチャーや大口径機関砲など、多彩なバリエーションが存在する。本機最大の特徴はF-22Aと同様の対人類戦闘を想定した設計である。俗に「ステルス」と呼ばれる特徴的な機体形状や多くの露見対策技術が採用され、レーダー及び各種センサーによる被発見率を極限まで低減させている。開発元の吸収合併に加え、複雑化した変形機構や先端技術の採用により調達価格が高騰したため、配備スケジュールは大幅に遅れている。磁力型水流システムに原子炉を搭載し無補給長距離航行が可能で、電磁投射砲の採用が検討されていたが電磁投射砲が実用化出来なかった為未搭載。原子炉の搭載は、稼働時間確保よりも電磁投射砲の搭載に備えての仕様である。1999年、配備開始。 その他 XF-108 レイピア Rapier XG-70の専任護衛戦術機として開発された機体。Hi-MAERF計画中止に伴い、開発中止。 X-29 1981年にスタートした先導技術実験機計画(ATDP)(*3)の実験機。機体の製作はグラナン社(現ノースロック・グラナン社)が担当し、各部の攻勢を既存機からの流用 (胴体はF-5、脚部はF-16、主機はF-18、動力部はA-6)を主とすることでコストを最小限に抑え、実験の早期開始と進展を達成した。本機は便宜上第2世代に分類されるが、開発段階で第3世代技術の根幹となるOBL、空力による機体制御技術などを生み出し、実装実験も行っているため準第3世代機という認識も可能である。この機体から得られた各種実験データは、ソ連のスフォーニ設計局に秘密裏に提供され、Su-37及びSu-47へ流用された。